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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-16
(54)【発明の名称】チャネル構成方法、及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/06 20090101AFI20241008BHJP
   H04W 84/10 20090101ALI20241008BHJP
【FI】
H04W4/06
H04W84/10 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516569
(86)(22)【出願日】2022-08-22
(85)【翻訳文提出日】2024-04-22
(86)【国際出願番号】 CN2022114013
(87)【国際公開番号】W WO2023040590
(87)【国際公開日】2023-03-23
(31)【優先権主張番号】202111081711.2
(32)【優先日】2021-09-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Blu-ray
2.BLUETOOTH
3.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100132481
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 克豪
(74)【代理人】
【識別番号】100115635
【弁理士】
【氏名又は名称】窪田 郁大
(72)【発明者】
【氏名】金 猛
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 曜
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 景云
(72)【発明者】
【氏名】▲孫▼ ▲東▼哲
(72)【発明者】
【氏名】李 余民
(72)【発明者】
【氏名】朱 旭▲東▼
(72)【発明者】
【氏名】▲連▼ 海
(72)【発明者】
【氏名】倪 ▲観▼▲軍▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲暁▼▲風▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
この出願の実施形態は、ブロードキャスト業務の伝送のためのチャネルを構成するための、チャネル構成方法及び装置を提供し、通信技術の分野に関する。方法は、ベーシックアプリケーションレイヤが、第1の業務要件と第1のポートとを含む第1の情報をベーシックサービスレイヤに送信することを含む。ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件、第1のブロードキャスト業務チャネル、及び論理チャネルタイプを含む第2の情報をアクセスレイヤに送信する。第1のブロードキャスト業務チャネルは、第1の情報に基づいて決定される。アクセスレイヤは、アクセスレイヤによってサポートされる複数のアクセス技術の中から、第1の業務要件に基づいて決定される第1のアクセス技術をサポートする。アクセスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルと第1の論理チャネルとを示す第1のマッピング関係をベーシックサービスレイヤに送信する。第1の論理チャネルは、第1のアクセス技術をサポートし、かつ第2の情報に基づいて決定される論理チャネルである。ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルと第1のポートとを示す第2のマッピング関係を記憶する。このようにして、チャネル構成が完了される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のデバイスに適用されるチャネル構成方法であって、前記第1のデバイスは、ベーシックアプリケーションレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤを含み、前記アクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートし、前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第1の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第1の情報は、第1の業務要件と、第1のポートの識別情報とを含む、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第2の情報を前記アクセスレイヤに送信するステップであって、前記第2の情報は、前記第1の業務要件と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、論理チャネルタイプとを含み、前記第1のブロードキャスト業務チャネルは、前記第1の情報に基づいて決定される伝送チャネルであり、前記論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示し、前記アクセスレイヤは、第1のアクセス技術をサポートし、前記第1のアクセス技術は、前記第1の業務要件に基づいて、前記複数のアクセス技術の中から決定される、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第1のマッピング関係を前記アクセスレイヤから受信するステップであって、前記第1のマッピング関係は、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含み、前記第1の論理チャネルは、前記第1のアクセス技術をサポートし、かつ前記第2の情報に基づいて決定される論理チャネルである、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第2のマッピング関係を記憶するステップであって、前記第2のマッピング関係は、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、前記第1のポートの前記識別情報とを含む、ステップと、
を含む、チャネル構成方法。
【請求項2】
前記第1の情報は、以下のもの、即ち、伝送チャネルタイプ及び第1のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、前記伝送チャネルタイプは、前記伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示し、前記第1のインジケーション情報は、前記伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ベーシックサービスレイヤによって、第2のメッセージを前記アクセスレイヤに送信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第1の情報に基づいて、前記第1のブロードキャスト業務チャネルを確立するステップ、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第1の情報に基づいて、前記第1のブロードキャスト業務チャネルを再構成するステップ、又は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第1の情報に基づいて、前記第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用するステップ
をさらに含む、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の情報は、以下のもの、即ち、第2のインジケーション情報及び第3のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、前記第2のインジケーション情報は、前記第1のアクセス技術を示し、前記第3のインジケーション情報は、前記論理チャネルが前記第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す、
請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第3の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第3の情報は、第1の業務情報と、前記第1のポートの前記識別情報と、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報とを含む、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第4の情報を前記アクセスレイヤに送信するステップであって、前記第4の情報は、前記第1の業務情報と、前記第1のポートの前記識別情報と、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、前記第1の論理チャネルの前記識別情報とを含む、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第4のインジケーション情報を前記アクセスレイヤから受信するステップであって、前記第4のインジケーション情報は、前記アクセスレイヤが前記第4の情報のブロードキャストを完了したことを示す、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第4のインジケーション情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤに送信するステップと
をさらに含む、
請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の業務情報は、以下のもの、即ち、業務タイプ、業務名称、及び業務の説明のうちの1つ以上を含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第1のポートを通じて、第1の業務データを前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第1のブロードキャスト業務チャネルを通じて、前記第1の業務データを前記アクセスレイヤに送信して、前記アクセスレイヤが前記第1の論理チャネルを通じて前記第1の業務データをブロードキャストすることを可能にするステップと
をさらに含む、
請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第5のインジケーション情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第5のインジケーション情報は、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報をブロードキャストすることを停止することを示す、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第5のインジケーション情報を前記アクセスレイヤに送信するステップと
をさらに含む、
請求項5~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第6のインジケーション情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第6のインジケーション情報は、前記第1のポートに対応する伝送チャネルを解放することを示す、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第6のインジケーション情報及び前記第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のブロードキャスト業務チャネルを解放するステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第7のインジケーション情報を前記アクセスレイヤに送信するステップであって、前記第7のインジケーション情報は、前記第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルを解放することを示し、それにより、前記アクセスレイヤが前記第7のインジケーション情報及び前記第1のマッピング関係に基づいて前記第1の論理チャネルを解放する、ステップと
をさらに含む、
請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
第2のデバイスに適用されるチャネル構成方法であって、前記第2のデバイスは、ベーシックアプリケーションレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤを含み、前記アクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートし、前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第4の情報を前記アクセスレイヤから受信するステップであって、前記第4の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含む、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第4の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤに報告するステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第5の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第5の情報は、第1の業務要件と、第2のポートの識別情報と、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、前記第1の論理チャネルの前記識別情報とを含み、前記第2のポートと前記第1のポートとの間にマッピング関係が存在する、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第6の情報を前記アクセスレイヤに送信するステップであって、前記第6の情報は、前記第1の業務要件と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、前記第1の論理チャネルの前記識別情報と、論理チャネルタイプとを含み、前記第2のブロードキャスト業務チャネルは、前記第5の情報に基づいて決定される伝送チャネルであり、前記第2のブロードキャスト業務チャネルと前記第1のブロードキャスト業務チャネルとの間にマッピング関係が存在し、前記論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示し、前記アクセスレイヤは、第1のアクセス技術をサポートし、前記第1のアクセス技術は、前記第1の業務要件に基づいて、前記複数のアクセス技術の中から決定される、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第3のマッピング関係を前記アクセスレイヤから受信するステップであって、前記第3のマッピング関係は、前記第2のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、第2の論理チャネルの識別情報とを含み、前記第2の論理チャネルは、前記第1のアクセス技術をサポートし、かつ前記第6の情報に基づいて決定される論理チャネルであり、前記第2の論理チャネルと前記第1の論理チャネルとの間にマッピング関係が存在する、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第4のマッピング関係を記憶するステップであって、前記第4のマッピング関係は、前記第2のポートの前記識別情報と、前記第2のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報とを含む、ステップと
を含む、チャネル構成方法。
【請求項11】
前記第5の情報は、以下のもの、即ち、伝送チャネルタイプ及び第1のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、前記伝送チャネルタイプは、前記伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示し、前記第1のインジケーション情報は、前記伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ベーシックサービスレイヤによって、第6の情報を前記アクセスレイヤに送信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第5の情報に基づいて、前記第2のブロードキャスト業務チャネルを確立するステップ、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第5の情報に基づいて、前記第2のブロードキャスト業務チャネルを再構成するステップ、又は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第5の情報に基づいて、前記第2のブロードキャスト業務チャネルを再利用するステップ
をさらに含む、
請求項10又は11に記載の方法。
【請求項13】
前記第6の情報は、以下のもの、即ち、第2のインジケーション情報及び第3のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、前記第2のインジケーション情報は、前記第1のアクセス技術を示し、前記第3のインジケーション情報は、前記論理チャネルが前記第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す、
請求項10~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第2の論理チャネルを通じて前記アクセスレイヤによって伝送される第1の業務データを、前記第2のブロードキャスト業務チャネルを通じて受信するステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第2のポートを通じて、前記第1の業務データを前記ベーシックアプリケーションレイヤに送信するステップと
をさらに含む、
請求項10~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第8のインジケーション情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第8のインジケーション情報は、前記第2のポートに対応する伝送チャネルを解放することを示す、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第8のインジケーション情報及び前記第4のマッピング関係に基づいて、前記第2のブロードキャスト業務チャネルを解放するステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第9のインジケーション情報を前記アクセスレイヤに送信するステップであって、前記第9のインジケーション情報は、前記第2のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルを解放することを示し、それにより、前記アクセスレイヤが前記第9のインジケーション情報及び前記第3のマッピング関係に基づいて前記第2の論理チャネルを解放する、ステップと
をさらに含む、
請求項10~14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
通信装置であって、前記通信装置は、第1のデバイスのベーシックサービスレイヤにおいて利用され、前記第1のデバイスは、ベーシックアプリケーションレイヤ、前記ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤを含み、前記アクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートし、前記通信装置は、
第1の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信することであって、前記第1の情報は、第1の業務要件と、第1のポートの識別情報とを含む、ことを行うように構成されたトランシーバモジュールであって、
前記トランシーバモジュールは、第2の情報を前記アクセスレイヤに送信することであって、前記第2の情報は、前記第1の業務要件と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、論理チャネルタイプとを含み、前記第1のブロードキャスト業務チャネルは、前記第1の情報に基づいて決定される伝送チャネルであり、前記論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示し、前記アクセスレイヤは、第1のアクセス技術をサポートし、前記第1のアクセス技術は、前記第1の業務要件に基づいて、前記複数のアクセス技術の中から決定される、ことを行うようにさらに構成され、
前記トランシーバモジュールは、第1のマッピング関係を前記アクセスレイヤから受信することであって、前記第1のマッピング関係は、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含み、前記第1の論理チャネルは、前記第1のアクセス技術をサポートし、かつ前記第2の情報に基づいて決定される論理チャネルである、ことを行うようにさらに構成される、
トランシーバモジュールと、
第2のマッピング関係を記憶することであって、前記第2のマッピング関係は、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、前記第1のポートの前記識別情報とを含む、ことを行うように構成された処理モジュールと
を含む、通信装置。
【請求項17】
通信装置であって、前記通信装置は、第2のデバイスのベーシックサービスレイヤにおいて利用され、前記第2のデバイスは、ベーシックアプリケーションレイヤ、前記ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤを含み、前記アクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートし、前記通信装置は、
第4の情報を前記アクセスレイヤから受信することであって、前記第4の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含む、ことを行うように構成された、トランシーバモジュールであって、
前記トランシーバモジュールは、前記第4の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤに報告するようにさらに構成され、
前記トランシーバモジュールは、第5の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信することであって、前記第5の情報は、第1の業務要件と、第2のポートの識別情報と、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、前記第1の論理チャネルの前記識別情報とを含み、前記第2のポートと前記第1のポートとの間にマッピング関係が存在する、ことを行うようにさらに構成され、
前記トランシーバモジュールは、第6の情報を前記アクセスレイヤに送信することであって、前記第6の情報は、前記第1の業務要件と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、前記第1の論理チャネルの前記識別情報と、論理チャネルタイプとを含み、前記第2のブロードキャスト業務チャネルは、前記第5の情報に基づいて決定される伝送チャネルであり、前記第2のブロードキャスト業務チャネルと前記第1のブロードキャスト業務チャネルとの間にマッピング関係が存在し、前記論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示し、前記アクセスレイヤは、第1のアクセス技術をサポートし、前記第1のアクセス技術は、前記第1の業務要件に基づいて、前記複数のアクセス技術の中から決定される、ことを行うようにさらに構成され、
前記トランシーバモジュールは、第3のマッピング関係を前記アクセスレイヤから受信することであって、前記第3のマッピング関係は、前記第2のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、第2の論理チャネルの識別情報とを含み、前記第2の論理チャネルは、前記第1のアクセス技術をサポートし、かつ前記第6の情報に基づいて決定される論理チャネルであり、前記第2の論理チャネルと前記第1の論理チャネルとの間にマッピング関係が存在する、ことを行うようにさらに構成される、
トランシーバモジュールと、
第4のマッピング関係を記憶することであって、前記第4のマッピング関係は、前記第2のポートの前記識別情報と、前記第2のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報とを含む、ことを行うように構成された処理モジュールと
を含む、通信装置。
【請求項18】
通信装置であって、前記通信装置は、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサに接続され、前記プロセッサは、コンピュータプログラム又はコンピュータ命令を実行するように構成され、それにより、請求項1~9のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行されるか、又は、請求項10~15のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行され、前記通信インターフェースは、前記通信装置以外のモジュールと通信するように構成される、通信装置。
【請求項19】
通信装置であって、前記通信装置は、インターフェース回路と、論理回路とを含み、前記インターフェース回路は、情報を入力及び/又は出力するように構成され、前記論理回路は、請求項1~9のいずれか1項に記載のチャネル構成方法を実行するか、又は、請求項10~15のいずれか1項に記載のチャネル構成方法を実行して、前記情報に基づく処理を実行する及び/又は前記情報を生成するように構成される、通信装置。
【請求項20】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令又はコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータ命令又は前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、請求項1~9のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行されるか、又は、請求項10~15のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項21】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令の一部又は全部がコンピュータ上で実行されるとき、請求項1~9のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行されるか、又は、請求項10~15のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行される、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は、「CHANNEL CONFIGURATION METHOD, AND APPARATUS」と題された、2021年9月15日に中国国家知的産権局に提出された中国特許出願第202111081711.2号の優先権を主張し、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
この出願は、通信技術の分野に関し、特に、チャネル構成方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
従来の通信システムでは、通信装置は、無線短距離通信技術を利用して互いに通信し、情報の共有及び業務(business)の無線伝送を実施しうる。新たな要件の提案及び新たな技術の発展に伴い、無線短距離通信技術は、また、継続的に発展している。業界全体のインターネットシナリオの要件を満たすために、スパークリンクアライアンス(sparklink alliance)が設立され、次世代無線短距離通信技術のイノベーション及び産業エコシステムを促進して、インテリジェントコックピット、スマートホーム、スマートフォン、及びインテリジェント製造などのシナリオにおけるアプリケーションをサポートし、対応するパフォーマンス要件を満たすことがコミットされている。
【0004】
次世代無線短距離通信技術をサポートし、無線短距離業務の完全な手順を実施するために、ブロードキャスト業務のためのチャネルの設計が、真新しいプロトコルフレームワークの下で実行されることが必要である。従って、複数のアクセス技術との互換性を実現するために、ブロードキャスト業務の伝送のためのチャネルをどのようにして構成するかが、緊急に解決されるべき技術的課題になる。
【発明の概要】
【0005】
この視点において、この出願の実施形態は、ブロードキャスト業務の伝送のためのチャネルを構成するためのチャネル構成方法及び装置を提供し、それにより、ブロードキャスト業務を、構成されたチャネルを通じて伝送することができ、業務要件を満たすことができる。加えて、複数のアクセス技術との互換性を実現して、ブロードキャスト業務の伝送のフレキシビリティを改善することができる。
【0006】
第1の態様によれば、この出願の実施形態は、チャネル構成方法を提供する。方法は、第1のデバイスに適用されてよく、第1のデバイスは、ベーシックアプリケーションレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤを含んでよく、アクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートしてよい。方法は、以下を含んでよい。ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件と第1のポートの識別情報とを含み、かつ、ベーシックアプリケーションレイヤからのものである第1の情報を受信する。ベーシックサービスレイヤは、第2の情報をアクセスレイヤに送信する。第2の情報は、第1の業務要件と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、論理チャネルタイプとを含む。第1のブロードキャスト業務チャネルは、第1の情報に基づいて決定される伝送チャネルである。論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示す。アクセスレイヤは、第1の業務要件に基づいて、複数のアクセス技術の中から決定される第1のアクセス技術をサポートする。ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含み、かつアクセスレイヤからのものである第1のマッピング関係を受信する。第1の論理チャネルは、第1のアクセス技術をサポートし、かつ第2の情報に基づいて決定される論理チャネルである。ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1のポートの識別情報とを含む第2のマッピング関係を記憶する。
【0007】
第1の態様に基づき、第1のデバイスは、ブロードキャスト業務を伝送するために利用され、かつ第1のポート、第1のブロードキャスト業務チャネル、及び第1の論理チャネルを含むチャネルを構成してよく、それにより、ブロードキャスト業務が、構成されたチャネルを通じて伝送され、一対多のブロードキャスト業務が実現されて、業務要件を満たす。加えて、第1のデバイスのアクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートしてよく、それにより、ブロードキャスト業務の伝送のフレキシビリティを改善することができる。
【0008】
可能な設計において、第1の情報は、以下のもの、即ち、伝送チャネルタイプ及び第1のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、伝送チャネルタイプは、伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示し、第1のインジケーション情報は、伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す。
【0009】
可能な設計に基づき、ベーシックサービスレイヤは、伝送チャネルタイプに基づいて、タイプがブロードキャスト業務チャネルである第1のブロードキャスト業務チャネルを決定して、ブロードキャスト業務の伝送を容易にしうる。伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であることを第1のインジケーション情報が示すとき、ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルを確立してよく、それにより、第1のブロードキャスト業務チャネルを、第1の業務データの伝送専用にすることができる。伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用ではないことを第1のインジケーション情報が示すとき、ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルを確立又は再利用してよい。ベーシックサービスレイヤが第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用するとき、第1の業務要件を満たし、かつ第1の業務データの伝送を容易にするために、ベーシックサービスレイヤは、直接的に、第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用してもよいし、再構成方式で第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用してもよい。
【0010】
可能な設計において、ベーシックサービスレイヤが、第2の情報をアクセスレイヤに送信する前に、方法は、ベーシックサービスレイヤが、第1の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを確立すること、ベーシックサービスレイヤが、第1の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを再構成すること、又は、ベーシックサービスレイヤが、第1の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用することをさらに含む。
【0011】
可能な設計に基づき、ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルを確立又は再利用してよい。ベーシックサービスレイヤが第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用するとき、ベーシックサービスレイヤは、直接的に、第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用してもよいし、再構成方式で第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用してもよい。第1のブロードキャスト業務チャネルを決定するために、複数の実行可能なソリューションがベーシックサービスレイヤに提供される。
【0012】
可能な設計において、第2の情報は、以下のもの、即ち、第2のインジケーション情報及び第3のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、第2のインジケーション情報は、第1のアクセス技術を示し、第3のインジケーション情報は、論理チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す。
【0013】
可能な設計に基づき、第1のアクセス技術を示すことによって、ベーシックサービスレイヤは、アクセスレイヤが、第1のアクセス技術に基づいてブロードキャスト業務を伝送することを可能にしうる。ベーシックサービスレイヤは、さらに、第3のインジケーション情報をアクセスレイヤに示してよい。論理チャネルが第1の業務データの伝送専用であることを第3のインジケーション情報が示すとき、アクセスレイヤは、第1の論理チャネルを確立してよく、それにより、第1の論理チャネルを、第1の業務データの伝送専用にすることができる。論理チャネルが第1の業務データの伝送専用ではないことを第3のインジケーション情報が示すとき、アクセスレイヤは、第1の論理チャネルを確立又は再利用してよい。アクセスレイヤが第1の論理チャネルを再利用するとき、第1の業務要件を満たし、かつ第1の業務データの伝送を容易にするために、アクセスレイヤは、第1の論理チャネルを再利用することを示してもよいし、再構成方式で第1の論理チャネルを再利用してもよい。
【0014】
可能な設計において、ベーシックサービスレイヤは、第3の情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信する。第3の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報とを含んでよい。ベーシックサービスレイヤは、第4の情報をアクセスレイヤに送信する。第4の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含んでよい。ベーシックサービスレイヤは、第4のインジケーション情報をアクセスレイヤから受信する。第4のインジケーション情報は、アクセスレイヤが第4の情報のブロードキャストを完了したことを示してよい。ベーシックサービスレイヤは、第4のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤに送信する。
【0015】
可能な設計に基づき、ベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信された第3の情報に基づいて、業務情報と、構成されたチャネルについての情報とを含む第4の情報をアクセスレイヤに送信してよく、それにより、アクセスレイヤは、第4の情報をブロードキャストする。第4の情報をブロードキャストした後、アクセスレイヤは、さらに、第4のインジケーション情報をベーシックサービスレイヤに送信して、第4の情報のブロードキャストが完了したことを示してよい。ベーシックサービスレイヤは、その後、第4のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤに報告する。第4のインジケーション情報を取得した後、ベーシックアプリケーションレイヤは、構成されたチャネルに基づいて、順次、ベーシックアプリケーションレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤを通じて、第1の業務データをブロードキャストして、ブロードキャスト業務の伝送を完了しうる。
【0016】
可能な設計において、第1の業務情報は、以下のもの、即ち、業務タイプ、業務名称、及び業務の説明のうちの1つ以上を含む。
【0017】
可能な設計に基づき、第1の業務情報はブロードキャストされ、それにより、スキャンパーティ(scanning party)通信デバイスは、業務情報に基づいて、業務のためのチャネルを構成して業務のデータを受信するかどうかを決定することができる。スキャンパーティ通信デバイスは、業務情報に基づいて、業務のデータが取得されることが必要であると決定する場合、業務のデータを受信するために、対応するチャネルが業務のために構成されてよい。
【0018】
可能な設計において、ベーシックサービスレイヤは、第1のポートを通じて、第1の業務データをベーシックアプリケーションレイヤから受信する。ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルを通じて、第1の業務データをアクセスレイヤに送信して、アクセスレイヤが第1の論理チャネルを通じて第1の業務データをブロードキャストすることを可能にする。
【0019】
可能な設計に基づき、ベーシックアプリケーションレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤは、順次に、第1のポート、第1のブロードキャスト業務チャネル、及び第1の論理チャネルを含む、構成されたチャネルを通じて、第1の業務データのブロードキャストを完了しうる。
【0020】
可能な設計において、ベーシックサービスレイヤは、第5のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信し、第5のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信する。第5のインジケーション情報は、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報をブロードキャストすることを停止することを示す。
【0021】
可能な設計に基づき、ベーシックサービスレイヤは、さらに、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信された第5のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信してよく、それにより、アクセスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報をブロードキャストすることを停止する。その後、新たなスキャンパーティ通信デバイスが、第1のブロードキャスト業務チャネルに基づいてチャネルを構成して第1の業務データを受信することはない。第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報をブロードキャストすることをアクセスレイヤが停止した後、チャネルが構成されているスキャンパーティ通信デバイスは、構成されたチャネル上で、第1のデバイスによって構成されたチャネルを通じて第1のデバイスによってブロードキャストされた第1の業務データを依然として受信することがある、ということに留意すべきである。
【0022】
可能な設計において、ベーシックサービスレイヤは、第6のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信する。第6のインジケーション情報は、第1のポートに対応する伝送チャネルを解放することを示す。ベーシックサービスレイヤは、第6のインジケーション情報及び第2のマッピング関係に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを解放する。ベーシックサービスレイヤは、第7のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信する。第7のインジケーション情報は、第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルを解放することを示し、それにより、アクセスレイヤが第7のインジケーション情報及び第1のマッピング関係に基づいて第1の論理チャネルを解放する。
【0023】
可能な設計に基づき、ブロードキャスト業務の伝送を停止する必要があると第1のデバイスが決定するとき、ベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信された第6のインジケーション情報と、第2のマッピング関係とに基づいて、第1のポートに対応する第1のブロードキャスト業務チャネルを解放してよい。ベーシックサービスレイヤは、さらに、第7のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信してよく、それにより、アクセスレイヤは、第7のインジケーション情報及び第1のマッピング関係に基づいて、第1の論理チャネルを解放する。
【0024】
第2の態様によれば、この出願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計における第1のデバイスのベーシックサービスレイヤによって実現される機能を実装することができ、その機能は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えば、トランシーバモジュール及び処理モジュールを含む。トランシーバモジュールは、第1の業務要件と第1のポートの識別情報とを含み、かつ、ベーシックアプリケーションレイヤからのものである第1の情報を受信するように構成される。トランシーバモジュールは、さらに、第2の情報をアクセスレイヤに送信するように構成される。第2の情報は、第1の業務要件と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、論理チャネルタイプとを含む。第1のブロードキャスト業務チャネルは、第1の情報に基づいて決定される伝送チャネルである。論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示す。アクセスレイヤは、第1の業務要件に基づいて、複数のアクセス技術の中から決定される第1のアクセス技術をサポートする。トランシーバモジュールは、さらに、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含み、かつアクセスレイヤからのものである第1のマッピング関係を受信するように構成される。第1の論理チャネルは、第1のアクセス技術をサポートし、かつ第2の情報に基づいて決定される論理チャネルである。処理モジュールは、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1のポートの識別情報とを含む第2のマッピング関係を記憶するように構成される。
【0025】
可能な設計において、第1の情報は、以下のもの、即ち、伝送チャネルタイプ及び第1のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、伝送チャネルタイプは、伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示し、第1のインジケーション情報は、伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す。
【0026】
可能な設計において、通信装置は、さらに、処理モジュールを含む。処理モジュールは、第1の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを確立するように構成される。代替的に、処理モジュールは、第1の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを再構成するように構成される。代替的に、処理モジュールは、第1の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用するように構成される。
【0027】
可能な設計において、第2の情報は、以下のもの、即ち、第2のインジケーション情報及び第3のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、第2のインジケーション情報は、第1のアクセス技術を示し、第3のインジケーション情報は、論理チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す。
【0028】
可能な設計において、トランシーバモジュールは、さらに、第3の情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信するように構成される。第3の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報とを含んでよい。トランシーバモジュールは、さらに、第4の情報をアクセスレイヤに送信するように構成される。第4の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含んでよい。トランシーバモジュールは、さらに、第4のインジケーション情報をアクセスレイヤから受信するように構成される。第4のインジケーション情報は、アクセスレイヤが第4の情報のブロードキャストを完了したことを示してよい。トランシーバモジュールは、さらに、第4のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤに送信するように構成される。
【0029】
可能な設計において、第1の業務情報は、以下のもの、即ち、業務タイプ、業務名称、及び業務の説明のうちの1つ以上を含む。
【0030】
可能な設計において、トランシーバモジュールは、さらに、第1のポートを通じて、第1の業務データをベーシックアプリケーションレイヤから受信するように構成される。トランシーバモジュールは、さらに、第1のブロードキャスト業務チャネルを通じて、第1の業務データをアクセスレイヤに送信して、アクセスレイヤが第1の論理チャネルを通じて第1の業務データをブロードキャストすることを可能にするように構成される。
【0031】
可能な設計において、トランシーバモジュールは、さらに、第5のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信し、第5のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信するように構成される。第5のインジケーション情報は、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報をブロードキャストすることを停止することを示す。
【0032】
可能な設計において、トランシーバモジュールは、さらに、第6のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信するように構成される。第6のインジケーション情報は、第1のポートに対応する伝送チャネルを解放することを示す。処理モジュールは、さらに、第6のインジケーション情報及び第2のマッピング関係に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを解放するように構成される。トランシーバモジュールは、さらに、第7のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信するように構成される。第7のインジケーション情報は、第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルを解放することを示し、それにより、アクセスレイヤが第7のインジケーション情報及び第1のマッピング関係に基づいて第1の論理チャネルを解放する。
【0033】
通信装置の具体的な実装については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法における第1のデバイスのベーシックサービスレイヤの行動機能を参照されたい、ということに留意すべきである。通信装置によってもたらされる技術的効果については、第1の態様の可能な設計のいずれか1つによってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細については、再度説明されない。
【0034】
第3の態様によれば、この出願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、第1のデバイスのベーシックサービスレイヤ、又は、第1のデバイスのベーシックサービスレイヤのチップ又はシステムオンチップであってよい。通信装置は、上記の態様又は可能な設計における第1のデバイスのベーシックサービスレイヤによって実行される機能を実装してよく、その機能は、ハードウェアによって実装されうる。可能な設計において、通信装置は、トランシーバと、プロセッサとを含んでよい。トランシーバ及びプロセッサは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける機能を実装することにおいて、通信装置をサポートするように構成されてよい。例えば、トランシーバは、第1の業務要件と第1のポートの識別情報とを含み、かつ、ベーシックアプリケーションレイヤからのものである第1の情報を受信するように構成されてよい。トランシーバは、さらに、第2の情報をアクセスレイヤに送信するように構成されてよい。第2の情報は、第1の業務要件と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、論理チャネルタイプとを含む。第1のブロードキャスト業務チャネルは、第1の情報に基づいて決定される伝送チャネルである。論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示す。アクセスレイヤは、第1の業務要件に基づいて、複数のアクセス技術の中から決定される第1のアクセス技術をサポートする。トランシーバは、さらに、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含み、かつアクセスレイヤからのものである第1のマッピング関係を受信するように構成されてよい。第1の論理チャネルは、第1のアクセス技術をサポートし、かつ第2の情報に基づいて決定される論理チャネルである。プロセッサは、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1のポートの識別情報とを含む第2のマッピング関係をベーシックアプリケーションレイヤに送信するように構成されてよい。他の可能な設計において、通信装置は、さらに、メモリを含んでよい。メモリは、コンピュータ実行可能命令と、通信装置に必要なデータとを記憶するように構成される。通信装置が動作するとき、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、通信装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行する。
【0035】
第3の態様による通信装置の具体的な実装については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法における第1のデバイスのベーシックサービスレイヤの行動機能を参照されたい。
【0036】
第4の態様によれば、この出願の実施形態は、チャネル構成方法を構成する。方法は、第2のデバイスに適用されてよく、第2のデバイスは、ベーシックアプリケーションレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤを含んでよく、アクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートしてよい。方法は、以下を含んでよい。ベーシックサービスレイヤは、第4の情報をアクセスレイヤから受信し、第4の情報をベーシックアプリケーションレイヤに報告する。第4の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含む。ベーシックサービスレイヤは、第5の情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信する。第5の情報は、第1の業務要件と、第2のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含む。第2のポートと第1のポートとの間にマッピング関係が存在する。ベーシックサービスレイヤは、第6の情報をアクセスレイヤに送信する。第6の情報は、第1の業務要件と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報と、論理チャネルタイプとを含む。第2のブロードキャスト業務チャネルは、第5の情報に基づいて決定される伝送チャネルであり、第2のブロードキャスト業務チャネルと第1のブロードキャスト業務チャネルとの間にマッピング関係が存在する。論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示す。アクセスレイヤは、第1のアクセス技術をサポートし、第1のアクセス技術は、第1の業務要件に基づいて、複数のアクセス技術の中から決定される。ベーシックサービスレイヤは、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第2の論理チャネルの識別情報とを含み、かつアクセスレイヤからのものである第3のマッピング関係を受信する。第2の論理チャネルは、第1のアクセス技術をサポートし、かつ第6の情報に基づいて決定される論理チャネルであり、第2の論理チャネルと第1の論理チャネルとの間にマッピング関係が存在する。ベーシックサービスレイヤは、第2のポートの識別情報と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報とを含む第4のマッピング関係を記憶する。
【0037】
第4の態様に基づき、第2のデバイスは、ブロードキャスト業務を受信するために利用され、かつ第2のポート、第2のブロードキャスト業務チャネル、及び第2の論理チャネルを含むチャネルを構成してよく、それにより、ブロードキャスト業務が、構成されたチャネルを通じて受信され、一対多のブロードキャスト業務が実現されて、業務要件を満たす。加えて、第2のデバイスのアクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートしてよく、それにより、ブロードキャスト業務の伝送のフレキシビリティを改善することができる。
【0038】
可能な設計において、第5の情報は、以下のもの、即ち、伝送チャネルタイプ及び第1のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、伝送チャネルタイプは、伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示し、第1のインジケーション情報は、伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す。
【0039】
可能な設計に基づき、ベーシックサービスレイヤは、伝送チャネルタイプに基づいて、タイプがブロードキャスト業務チャネルである第2のブロードキャスト業務チャネルを決定して、ブロードキャスト業務の受信を容易にしうる。伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であることを第1のインジケーション情報が示すとき、ベーシックサービスレイヤは、第2のブロードキャスト業務チャネルを確立してよく、それにより、第2のブロードキャスト業務チャネルを、第1の業務データの受信専用にすることができる。伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用ではないことを第1のインジケーション情報が示すとき、ベーシックサービスレイヤは、第2のブロードキャスト業務チャネルを確立又は再利用してよい。ベーシックサービスレイヤが第2のブロードキャスト業務チャネルを再利用するとき、第1の業務要件を満たし、かつ第1の業務データの受信を容易にするために、ベーシックサービスレイヤは、直接的に、第2のブロードキャスト業務チャネルを再利用してもよいし、再構成方式で第2のブロードキャスト業務チャネルを再利用してもよい。
【0040】
可能な設計において、ベーシックサービスレイヤが、第6の情報をアクセスレイヤに送信する前に、方法は、ベーシックサービスレイヤが、第5の情報に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを確立すること、ベーシックサービスレイヤが、第5の情報に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを再構成すること、又は、ベーシックサービスレイヤが、第5の情報に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを再利用すること、をさらに含む。
【0041】
可能な設計に基づき、ベーシックサービスレイヤは、第2のブロードキャスト業務チャネルを確立又は再利用してよい。ベーシックサービスレイヤが第2のブロードキャスト業務チャネルを再利用するとき、ベーシックサービスレイヤは、直接的に、第2のブロードキャスト業務チャネルを再利用してもよいし、再構成方式で第2のブロードキャスト業務チャネルを再利用してもよい。第2のブロードキャスト業務チャネルを決定するために、複数の実行可能なソリューションがベーシックサービスレイヤに提供される。
【0042】
可能な設計において、第6の情報は、以下のもの、即ち、第2のインジケーション情報及び第3のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、第2のインジケーション情報は、第1のアクセス技術を示し、第3のインジケーション情報は、論理チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す。
【0043】
可能な設計に基づき、第1のアクセス技術を示すことによって、ベーシックサービスレイヤは、アクセスレイヤが、第1のアクセス技術に基づいてブロードキャスト業務を受信することを可能にしうる。ベーシックサービスレイヤは、さらに、第3のインジケーション情報をアクセスレイヤに示してよい。論理チャネルが第1の業務データの伝送専用であることを第3のインジケーション情報が示すとき、アクセスレイヤは、第2の論理チャネルを確立してよく、それにより、第2の論理チャネルを、第1の業務データの受信専用にすることができる。論理チャネルが第1の業務データの伝送専用ではないことを第3のインジケーション情報が示すとき、アクセスレイヤは、第2の論理チャネルを確立又は再利用してよい。アクセスレイヤが第2の論理チャネルを再利用するとき、第1の業務要件を満たし、かつ第1の業務データの受信を容易にするために、アクセスレイヤは、直接的に、第2の論理チャネルを再利用してもよいし、再構成方式で第2の論理チャネルを再利用してもよい。
【0044】
可能な設計において、ベーシックサービスレイヤは、第2の論理チャネルを通じてアクセスレイヤによって伝送される第1の業務データを、第2のブロードキャスト業務チャネルを通じて受信する。ベーシックサービスレイヤは、第2のポートを通じて、第1の業務データをベーシックアプリケーションレイヤに送信する。
【0045】
可能な設計に基づき、アクセスレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びベーシックアプリケーションレイヤは、順次に、第2の論理チャネル、第2のブロードキャスト業務チャネル、及び第2のポートを含む、構成されたチャネルを通じて、第1の業務データの受信を完了しうる。
【0046】
可能な設計において、ベーシックサービスレイヤは、第8のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信する。第8のインジケーション情報は、第2のポートに対応する伝送チャネルを解放することを示す。ベーシックサービスレイヤは、第8のインジケーション情報及び第4のマッピング関係に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを解放する。ベーシックサービスレイヤは、第9のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信する。第9のインジケーション情報は、第2のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルを解放することを示し、それにより、アクセスレイヤが第9のインジケーション情報及び第3のマッピング関係に基づいて第2の論理チャネルを解放する。
【0047】
可能な設計に基づき、ブロードキャスト業務の伝送を停止する必要があると第2のデバイスが決定するとき、ベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信された第8のインジケーション情報と、第4のマッピング関係とに基づいて、第2のポートに対応する第2のブロードキャスト業務チャネルを解放してよい。ベーシックサービスレイヤは、さらに、第9のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信してよく、それにより、アクセスレイヤは、第9のインジケーション情報及び第3のマッピング関係に基づいて、第2の論理チャネルを解放する。
【0048】
第5の態様によれば、この出願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計における第2のデバイスのベーシックサービスレイヤによって実行される機能を実装することができ、その機能は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装されてよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記の機能に対応する1つ以上のモジュール、例えば、トランシーバモジュール及び処理モジュールを含む。トランシーバモジュールは、第4の情報をアクセスレイヤから受信し、第4の情報をベーシックアプリケーションレイヤに報告するように構成される。第4の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含む。トランシーバモジュールは、さらに、第5の情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信するように構成される。第5の情報は、第1の業務要件と、第2のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含む。第2のポートと第1のポートとの間にマッピング関係が存在する。トランシーバモジュールは、さらに、第6の情報をアクセスレイヤに送信するように構成される。第6の情報は、第1の業務要件と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報と、論理チャネルタイプとを含む。第2のブロードキャスト業務チャネルは、第5の情報に基づいて決定される伝送チャネルであり、第2のブロードキャスト業務チャネルと第1のブロードキャスト業務チャネルとの間にマッピング関係が存在する。論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示す。アクセスレイヤは、第1のアクセス技術をサポートし、第1のアクセス技術は、第1の業務要件に基づいて、複数のアクセス技術の中から決定される。トランシーバモジュールは、さらに、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第2の論理チャネルの識別情報とを含み、かつアクセスレイヤからのものである第3のマッピング関係を受信するように構成される。第2の論理チャネルは、第1のアクセス技術をサポートし、かつ第6の情報に基づいて決定される論理チャネルであり、第2の論理チャネルと第1の論理チャネルとの間にマッピング関係が存在する。処理モジュールは、第2のポートの識別情報と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報とを含む第4のマッピング関係を記憶するように構成される。
【0049】
可能な設計において、第5の情報は、以下のもの、即ち、伝送チャネルタイプ及び第1のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、伝送チャネルタイプは、伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示し、第1のインジケーション情報は、伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す。
【0050】
可能な設計において、通信装置は、処理モジュールをさらに含む。処理モジュールは、第5の情報に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを確立するように構成される。代替的に、処理モジュールは、第5の情報に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを再構成するように構成される。代替的に、処理モジュールは、第5の情報に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを再利用するように構成される。
【0051】
可能な設計において、第6の情報は、以下のもの、即ち、第2のインジケーション情報及び第3のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、第2のインジケーション情報は、第1のアクセス技術を示し、第3のインジケーション情報は、論理チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す。
【0052】
可能な設計において、トランシーバモジュールは、さらに、第2の論理チャネルを通じてアクセスレイヤによって伝送される第1の業務データを、第2のブロードキャスト業務チャネルを通じて受信するように構成される。トランシーバモジュールは、さらに、第2のポートを通じて、第1の業務データをベーシックアプリケーションレイヤに送信するように構成される。
【0053】
可能な設計において、トランシーバモジュールは、さらに、第8のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信するように構成される。第8のインジケーション情報は、第2のポートに対応する伝送チャネルを解放することを示す。処理モジュールは、さらに、第8のインジケーション情報及び第4のマッピング関係に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを解放するように構成される。トランシーバモジュールは、さらに、第9のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信するように構成される。第9のインジケーション情報は、第2のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルを解放することを示し、それにより、アクセスレイヤが第9のインジケーション情報及び第3のマッピング関係に基づいて第2の論理チャネルを解放する。
【0054】
通信装置の具体的な実装については、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法における第2のデバイスのベーシックサービスレイヤの行動機能を参照されたい、ということに留意すべきである。通信装置によってもたらされる技術的効果については、第2の態様の可能な設計のいずれか1つによってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細については、再度説明されない。
【0055】
第6の態様によれば、この出願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、第2のデバイスのベーシックサービスレイヤ、又は、第2のデバイスのベーシックサービスレイヤのチップ又はシステムオンチップであってよい。通信装置は、上記の態様又は可能な設計における第2のデバイスのベーシックサービスレイヤによって実行される機能を実装してよく、その機能は、ハードウェアによって実装されうる。可能な設計において、通信装置は、トランシーバと、プロセッサとを含んでよい。トランシーバ及びプロセッサは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける機能を実装することにおいて、通信装置をサポートするように構成されてよい。例えば、トランシーバは、アクセスレイヤから第4の情報を受信し、第4の情報をベーシックアプリケーションレイヤに報告するように構成されてよい。第4の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含む。トランシーバは、さらに、第5の情報をベーシックアプリケーションレイヤから受信するように構成されてよい。第5の情報は、第1の業務要件と、第2のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含む。第2のポートと第1のポートとの間にマッピング関係が存在する。トランシーバは、さらに、第6の情報をアクセスレイヤに送信するように構成されてよい。第6の情報は、第1の業務要件と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報と、論理チャネルタイプとを含む。第2のブロードキャスト業務チャネルは、第5の情報に基づいて決定される伝送チャネルであり、第2のブロードキャスト業務チャネルと第1のブロードキャスト業務チャネルとの間にマッピング関係が存在する。論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示す。アクセスレイヤは、第1のアクセス技術をサポートし、第1のアクセス技術は、第1の業務要件に基づいて、複数のアクセス技術の中から決定される。トランシーバは、さらに、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第2の論理チャネルの識別情報とを含み、かつアクセスレイヤからのものである第3のマッピング関係を受信するように構成されてよい。第2の論理チャネルは、第1のアクセス技術をサポートし、かつ第6の情報に基づいて決定される論理チャネルであり、第2の論理チャネルと第1の論理チャネルとの間にマッピング関係が存在する。プロセッサは、第2のポートの識別情報と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報とを含む第4のマッピング関係を記憶するように構成されてよい。他の可能な設計において、通信装置は、メモリをさらに含んでよい。メモリは、コンピュータ実行可能命令と、通信装置に必要なデータとを記憶するように構成される。通信装置が動作するとき、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、それにより、通信装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行する。
【0056】
第6の態様による通信装置の具体的な実装については、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法における第2のデバイスのベーシックサービスレイヤの行動機能を参照されたい。
【0057】
第7の態様によれば、この出願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、1つ以上のプロセッサを含む。1つ以上のプロセッサは、コンピュータプログラム又はコンピュータ命令を実行するように構成される。1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令又はコンピュータ命令を実行するとき、通信装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行する、又は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行する。
【0058】
可能な設計において、通信装置は、1つ以上の通信インターフェースをさらに含み、1つ以上の通信インターフェースは、1つ以上のプロセッサに接続され、1つ以上の通信インターフェースは、通信装置以外のモジュールと通信するように構成される。
【0059】
可能な設計において、通信装置は、1つ以上のメモリをさらに含み、1つ以上のメモリは、1つ以上のプロセッサに接続され、1つ以上のメモリは、コンピュータプログラム又はコンピュータ命令を記憶するように構成される。可能な実装において、メモリは、通信装置の外部に配置される。他の可能な実装において、メモリは、通信装置の内部に配置される。この出願のこの実施形態において、プロセッサ及びメモリは、代替的に、1つのコンポーネントに統合されてよい。言い換えると、プロセッサ及びメモリは、代替的に、共に統合されてよい。
【0060】
第8の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、インターフェース回路と論理回路とを含む。インターフェース回路は、論理回路に接続される。論理回路は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行する、又は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行するように構成される。インターフェース回路は、通信装置以外のモジュールと通信するように構成される。
【0061】
第9の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令又はコンピュータプログラムを記憶し、コンピュータ命令又はコンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行すること、又は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行することが可能になる。
【0062】
第10の態様によれば、コンピュータ命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行すること、又は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行することが可能になる。
【0063】
第11の態様によれば、この出願の実施形態は、コンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で動作するとき、コンピュータは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行すること、又は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行することが可能になる。
【0064】
第7の態様から第8の態様のいずれかの設計方式によってもたらされる技術的効果については、第1の態様の可能な設計のいずれか1つによってもたらされる技術的効果を参照されたく、或いは、第4の態様の可能な設計のいずれか1つによってもたらされる技術的効果を参照されたい。詳細については、再度説明されない。
【図面の簡単な説明】
【0065】
図1】この出願の実施形態による新たな短距離プロトコルスパークリンクのアーキティクチャの模式図である。
図2A】この出願の実施形態による無線短距離通信シナリオのアプリケーションの模式図である。
図2B】この出願の実施形態による無線短距離通信シナリオのアプリケーションの模式図である。
図2C】この出願の実施形態による無線短距離通信シナリオのアプリケーションの模式図である。
図2D】この出願の実施形態による無線短距離通信シナリオのアプリケーションの模式図である。
図3A】この出願の実施形態による新たな短距離プロトコルスパークリンクのアーキティクチャの模式図である。
図3B】この出願の実施形態による新たな短距離プロトコルスパークリンクのアーキティクチャの模式図である。
図4】この出願の実施形態による通信装置の構成アーキティクチャの図である。
図5】この出願の実施形態によるチャネル構成方法のフローチャートである。
図6】この出願の実施形態による、構成されたチャネルについての情報をブロードキャストするための方法のフローチャートである。
図7】この出願の実施形態による業務データ伝送方法のフローチャートである。
図8】この出願の実施形態によるSLEアクセス技術の模式図である。
図9】この出願の実施形態によるSLBアクセス技術の模式図である。
図10】この出願の実施形態による業務データ伝送方法の模式図である。
図11】この出願の実施形態によるチャネル構成方法のフローチャートである。
図12】この出願の実施形態による業務データ伝送方法のフローチャートである。
図13】この出願の実施形態による通知停止方法のフローチャートである。
図14】この出願の実施形態によるチャネル解放方法のフローチャートである。
図15】この出願の実施形態によるチャネル解放方法のフローチャートである。
図16】この出願の実施形態による通信装置の構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0066】
以下では、この明細書において、添付図を参照しながら、この出願の実施形態の実装について詳細に説明する。
【0067】
この出願の実施形態において提供されるチャネル構成方法は、任意の通信システムに適用されてよい。通信システムは、短距離通信システム、セルラ通信システム(例えば、ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE)システム、又は新無線(new radio access technology, NR)システム)、マイクロ波アクセス用ワールドワイドインターオペラビリティ(worldwide interoperability for microwave access, WiMAX)通信システム、又は様々なタイプの次世代通信システム(例えば、第6世代(the sixth generation, 6G)モバイル通信システム)などを含んでよい。これについては限定されない。短距離通信システムは、ブルートゥース通信システム、低エネルギーブルートゥース通信システム、無線フィデリティ(wireless fidelity, Wi-Fi)通信システム、又は様々なタイプの次世代短距離通信システムなどであってよい。これについては限定されない。
【0068】
通信システムは、複数の通信デバイスを含んでよく、情報の共有及び業務の無線伝送を実現し、図2A図2Dに示したインテリジェント車両、スマートホーム、スマート端末、及びインテリジェント製造などのシナリオにおけるアプリケーションをサポートし、シナリオのパフォーマンス要件を満たすために、通信デバイスそれぞれは、図1に示した新たな短距離プロトコルスパークリンクを利用し、無線短距離通信技術を利用して通信を実行してよい。
【0069】
通信デバイスは、送信及び受信機能を有する任意のデバイスであってよく、限定されないが、セルラフォン(cellular phone)、コードレスフォン、セッションイニシエーションプロトコル(session initiation protocol, SIP)フォン、スマートフォン(smartphone)、無線ローカルループ(wireless local loop, WLL)ステーション、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant, PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、無人航空機(uncrewed aerial vehicle)デバイス、モノのインターネット又は車両のインターネットにおける通信デバイス、及び無線モデムに接続された他のデバイスを含む。
【0070】
通信デバイスは、代替的に、仮想現実(virtual reality, VR)における通信デバイス、拡張現実(augmented reality, AR)における通信デバイス、産業制御(industrial control)(例えば、インテリジェント製造)における通信デバイス、自動運転(self-driving)における通信デバイス、遠隔医療(remote medical)における通信デバイス、スマートグリッド(smart grid)における通信デバイス、スマートシティ(smart city)における通信デバイス、及びスマートホーム(smart home)における通信デバイスなどであってよい。
【0071】
通信デバイスは、代替的に、パーソナルポータブル通信デバイス、コンピュータ周辺デバイス、及び様々なタイプの家庭用又は産業用電子機器であってよく、限定されないが、スマートフォン(smartphone)、スマートスクリーン、スマートスピーカ(例えば、人工知能(artificial intelligence, AI)スピーカ)、高フィデリティ(high fidelity, HiFi)スピーカ、スマートセンサ、テレビジョン(television)無線ヘッドセット、VRヘッドマウントディスプレイ、タブレットコンピュータ、ディスプレイ、カメラ、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、車載コンピュータ、車載端末(例えば、マイクロフォン及びラウドスピーカ)、プロジェクター、プリンタ、スマートリストバンド(smart wristband)、スマートウォッチ(smart watch)、スマートグラス、インテリジェント車両、インテリジェント旋盤、及びインテリジェントモニタリングデバイスを含む。
【0072】
通信デバイスの具体的な形態は、この出願の実施形態において特に限定されない。通信システムにおける通信デバイスのタイプは、部分的に同じであってもよいし、同じであってもよいし、完全に異なっていてもよい。加えて、この出願の実施形態において、通信システムは、少なくとも2つの通信デバイスを含んでよく、少なくとも2つの通信デバイスは、以下の実施形態において、第1のデバイスと第2のデバイスとを含むことがある。
【0073】
図1に示すように、新たな短距離プロトコルスパークリンクのアーキティクチャは、アクセスレイヤ、ホスト(Host)、及びアプリケーション(application, APP)を含んでよい。アクセスレイヤは、同時に、複数のアクセス技術をサポートしてよい。統一的なホストプロトコルが、アクセスレイヤの上で利用される。ホストは、アプリケーションの対応する要件に基づいて、アクセスレイヤによってサポートされるアクセス技術を動的にスケジュールしてよい。
【0074】
具体的には、図3Aに示すように、ホストは、ベーシックアプリケーションレイヤと、ベーシックサービスレイヤとを含んでよい。
【0075】
図3Aに示すように、ベーシックアプリケーションレイヤは、上位レイヤでアプリケーションの異なる業務要件(例えば、業務要件1、業務要件2、…、業務要件5)を引き受けること(undertaking)を担当してよく、レイヤ間プリミティブ(inter-layer primitive)、ポート(port)、アプリケーション識別子(application identifier, AID)、及びインターネットプロトコル(internet protocol, IP)アドレスのうちの1つ以上に基づいて、ベーシックサービスレイヤへのデータのルーティングを完了する。
【0076】
ポートは、ベーシックアプリケーションレイヤのチャネルであってよい。ベーシックアプリケーションレイヤは、アプリケーションの業務のためのポートを登録し、ポートを通じて、業務のデータをベーシックサービスレイヤに送信してよい。
【0077】
アプリケーション識別子は、アプリケーションレイヤ及びサービス品質(quality of service, QoS)フローでの業務機能セットのマッピング識別子であってよい。異なる業務機能セットは、業務識別子(business identifiers, BIDs)に基づいて区別されてよい。異なる業務の分類に従って、ベーシックアプリケーションレイヤは、複数の異なる業務機能セット(又は、業務モジュール又は業務フレームワークと記述される)を含んでよく、異なる業務機能セットは、業務のための分類データ処理を含んでよい。
【0078】
例えば、図3Aに示すように、ベーシックアプリケーションレイヤは、ベーシック通信フレームワーク、汎用センシングフレームワーク、汎用ビデオフレームワーク、汎用オーディオフレームワーク、汎用データフレームワーク、及び車載制御フレームワークなどを含んでよい。汎用センシングフレームワークは、センサデータの処理を含んでよい。汎用ビデオフレームワークは、ビデオの処理、例えば、エンコーディング及びデコーディングを含んでよい。汎用オーディオフレームワークは、オーディオの処理、例えば、エンコーディング及びデコーディングを含んでよい。汎用データフレームワークは、ファイルデータの処理、例えば、暗号化及び圧縮を含んでよい。車載制御フレームワークは、車載制御データの処理を含んでよい。
【0079】
図3Aに示すように、ベーシックサービスレイヤは、限定されないが、デバイスディスカバリモジュール、サービスディスカバリモジュール、接続管理モジュール、QoS管理モジュール、セキュリティ管理モジュール、測定管理モジュール、マルチドメインコーディネーションモジュール、及び第5世代モバイル通信技術(fifth generation mobile communication technology, 5G)コンバージェンスモジュールを含む複数のモジュール又は機能ユニットを含み、伝送チャネル(transmission channel, TC)の生成、追加、削除、及び解放などの機能、及び、論理チャネル(logical channel, LC)の制御(例えば、アクセス技術の選択)を実装し、ベーシックアプリケーションレイヤの業務要件(例えば、トラフィック、レート、音質、及び解像度)を引き受けてよい。ベーシックサービスレイヤは、アクセスレイヤによってサポートされる複数のアクセスレイヤ技術と互換性があってよい。例えば、ベーシックサービスレイヤは、SLBアクセス技術及びSLEアクセス技術などの複数のアクセス技術と互換性があってよい。加えて、ベーシックサービスレイヤは、将来、より多くのアクセス技術と互換性があることが可能である。
【0080】
具体的には、デバイスディスカバリモジュールは、デバイスディスカバリモジュールがデバイスの接続に失敗するとき、デバイスを発見するように構成されてよい。デバイスディスカバリモジュールは、デバイス上のサービスを発見して運用する(operate)ように構成されてよい。接続管理モジュールは、生成、追加、削除、及び解放などを含む、伝送チャネルの管理を行うように構成されてよい。QoS管理モジュールは、伝送のQoSを管理及び交渉するように構成されてよい。セキュリティ管理モジュールは、ベーシックサービスレイヤのセキュア接続を担当してよい。測定管理モジュールは、測定及び下位レイヤでのスケジューリングを構成して電力制御などを実行するように構成されてよい。複数のドメイン(サブネット)が存在するシナリオにおいて、マルチドメインコーディネーションモジュールは、ドメイン間の情報交換を実施してよく、ドメイン間の干渉回避を実施して負荷のバランスをとってよい。5Gコンバージェンスモジュールは、セルラ5Gリモート管理能力とのチャネルを確立し、認証及び認証機構を利用して、デバイスにセルラ5Gリモート制御機能を実装してよい。
【0081】
伝送チャネルは、ベーシックサービスレイヤのチャネルであってよく、論理チャネル(又は、論理リンクと記述される)は、アクセスレイヤのチャネルであってよく、1つの論理チャネルは、1つのアクセス技術に対応する。通信デバイスがデータを送信又はブロードキャストする必要があるとき、通信デバイスのベーシックサービスレイヤは、ポートを通じて、ベーシックサービスレイヤにデータを送信してよく、ベーシックサービスレイヤは、伝送チャネルを通じて、アクセスレイヤにデータを送信してよく、アクセスレイヤは、論理チャネルを通じて、データを送信又はブロードキャストしてよい。通信デバイスがデータを受信又はスキャンする必要があるとき、通信デバイスのアクセスレイヤは、論理チャネルを通じて、スキャンを通じて受信又は取得されたデータをベーシックサービスレイヤに送信してよく、ベーシックサービスレイヤは、伝送チャネル及びポートを通じて、データをベーシックアプリケーションレイヤに送信してよい。
【0082】
例えば、図3Aに示すように、ベーシックアプリケーションレイヤは、ポートを通じて、ベーシックサービスレイヤに、AIDを搬送する非IP(non-IP)データを送信してもよいし、ポートを通じて、ベーシックサービスレイヤに、IP 5タプル(IP quintuplets)を搬送するIPデータを送信してもよい。ベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信されたデータを、伝送チャネルを通じて、伝送及び制御適応プロトコル(transmission and control adaptation protocol)に従ってアクセスレイヤに送信してもよいし、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信されたデータを、伝送チャネルを通じて、IPプロトコルに従ってアクセスレイヤに送信してもよいし、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信されたデータを、伝送チャネルを通じて、透過型データ伝送方式で、アクセスレイヤに送信してもよい。伝送及び制御適応プロトコルに従ってデータ伝送が実行されること、IPプロトコルに従ってデータ伝送が実行されること、又は透過型データ伝送方式でデータ伝送が実行されることが、ウルトラパスインターコネクト(ultra path interconnect, UPI)を通じて決定されうる。
【0083】
加えて、ベーシックサービスレイヤでの伝送は、制御プレーン伝送と業務プレーン伝送とに分類されてよい。それに対応して、ベーシックサービスレイヤでの伝送チャネルは、制御チャネルと業務チャネルとを含んでよい。制御チャネルは、制御プレーンデータを伝送するためのものであり、業務チャネルは、業務プレーンデータを伝送するためのものである。通信デバイス間の業務チャネルの確立は、制御チャネルの確立に基づいている。従って、この出願の実施形態における業務チャネルに関する手順は、制御チャネルの確立に基づいて実行される。制御チャネルを確立するための手順は、この出願の実施形態において説明されない。
【0084】
業務チャネルは、ユニキャスト業務チャネルと、マルチキャスト業務チャネルと、ブロードキャスト業務チャネルとを含んでよい。ユニキャスト業務チャネルは、ユニキャスト業務を伝送するために利用される業務チャネルであり、ピアツーピア(peer-to-peer)伝送を実現することができる。マルチキャスト業務チャネルは、マルチキャスト業務を伝送するために利用される業務チャネルであり、ピアツーグループ(peer-to-group)伝送を実現することができる。マルチキャスト業務チャネルは、下位レイヤでフィードバック(肯定応答)を有し、下位レイヤでは信頼性を有する。ブロードキャスト業務チャネルは、ブロードキャスト業務を伝送するために利用される業務チャネルであり、コネクションレス型伝送(connectionless transmission)を実現することができる。ブロードキャスト業務チャネルは、下位レイヤでフィードバック(肯定応答)を有さず、複数の伝送を通じて信頼性が保証される必要がある。この出願の実施形態は、主に、ブロードキャスト業務チャネルに関する手順について説明する。
【0085】
ベーシックアプリケーションレイヤの1つ以上のポートが、ベーシックサービスレイヤの同じ伝送チャネルに対応してよく、ベーシックサービスレイヤの1つ以上の伝送チャネルが、アクセスレイヤの同じ論理チャネルに対応してよい、ということに留意すべきである。加えて、論理チャネルは、ベーシックサービスレイヤで伝送チャネルを確立するための基礎(basis)であり、ベーシックサービスレイヤの伝送チャネルは、論理チャネルが成功裏に確立された後にのみ利用可能である。
【0086】
図3Bに示すように、アクセスレイヤは、ベーシックサービスレイヤの業務要件(例えば、信頼できるデータ及びリアルタイムデータ)を引き受ける(undertake)ために、下位レイヤで論理チャネルを処理すること、例えば、論理チャネルを確立すること、再構成すること、又は削除すること担当してよい。論理チャネルは、2つの通信デバイスの間で業務を伝送するために利用されてよい。アクセスレイヤは、限定されないが、スパークリンクベーシック(sparklink basic, SLB)短距離無線通信システムのアクセス技術、スパークリンク低エネルギー(sparklink low energy, SLE)短距離無線通信システムのアクセス技術、及び、他のアクセス技術、例えば、ブルートゥース低エネルギー(Bluetooth low energy, BLE)技術、及び他の将来のスパークリンクアライアンスアクセス技術を含む、複数のアクセス技術を含んでよい。この出願の実施形態において、SLBアクセス技術及びSLEアクセス技術は、主に、アクセスレイヤのアーキティクチャを簡潔に説明するための例として利用される。
【0087】
例えば、図3Bに示すように、アクセスレイヤは、データリンクレイヤと物理レイヤとを含んでよい。データリンクレイヤは、信頼できるデータ伝送を保証するために、リソース管理、アクセス制御、及びデータセグメンテーションなどの機能、データカスケーディング、及び、データリオーダリングを実施することができる。物理レイヤは、ビットストリームの透過的な伝送を実現するために、伝送媒体を利用して、データリンクレイヤに物理接続を提供してよい。いくつかの実施形態において、データリンクレイヤは、リンク制御レイヤとメディアアクセスレイヤとをさらに含んでよい。リンク制御レイヤは、物理/論理リンク管理及びデバイス挙動制御などの機能を実現するために、主に、ノード間で確立されたリンクに基づいて制御リンク上でリンク制御プロトコル(link control protocol, LCP)を交換する。メディアアクセスレイヤは、無線リソースを割り当てること、及び、リンク制御レイヤ用にデータ伝送サービスを提供することを担当する。この出願の実施形態において、SLBアクセス技術は、主に、高帯域幅、高レート、及び高電力業務(例えば、ビデオ再生業務)の伝送を担当し、SLEアクセス技術は、主に、低帯域幅、低レート、及び低電力業務(例えば、オーディオ再生業務)の伝送を担当する。
【0088】
任意選択で、両方のアクセス技術(例えば、SLBアクセス技術及びSLEアクセス技術の両方)をサポートする通信デバイスについては、通信デバイスのアクセスレイヤが、異なるモジュールを介してSLBアクセス及びSLEアクセスを実現することができる。この出願の実施形態において、上位レイヤでの業務は、業務の伝送のフレキシビリティを改善するために、複数のアクセス技術を利用して動的に伝送されてよい。
【0089】
上で説明された2つのアクセス技術の名称は単なる例であり、この出願の実施形態に対する限定として理解されるべきではない、ということが理解されうる。他の実施形態において又は将来のアーキティクチャにおいて、SLBアクセス技術及びSLEアクセス技術は、代替的に、他の名称を利用してよい。
【0090】
上記の説明に基づき、ベーシックアプリケーションレイヤ及びベーシックサービスレイヤを含むホストプロトコル(又は、上位レイヤのプロトコルと記述される)は、異なる業務の要件を満たすために、下位レイヤのアクセスレイヤに適応してよい。具体的には、ホストプロトコルは、業務を開始するために、業務機能セットのための要求を提供し、業務データの伝送及び制御に利用されてよい。加えて、この出願の実施形態において、各通信デバイスは、少なくとも1つのアクセス技術をサポートしてよく、例えば、SLBアクセス技術及びSLEアクセス技術のいずれかをサポートしてよい。上位レイヤは、アクセスレイヤによってサポートされるアクセス技術にかかわらず、統一的なホストプロトコルを利用することができる。言い換えると、ホストプロトコルは、複数のアクセス技術と互換性がある。
【0091】
具体的な実装に際して、図1、又は、図3A及び図3Bに示したプロトコルアーキティクチャを利用する通信デバイスの、レイヤのアーキティクチャ、例えば、ベーシックアプリケーションレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤは、図4に示した構成構造を全て利用してもよいし、図4に示したコンポーネントを含んでもよい。図4は、この出願の実施形態による通信装置400の構成の模式図である。通信装置400は、ベーシックアプリケーションレイヤ、又はベーシックアプリケーションレイヤのチップ若しくはシステムオンチップであってもよいし、ベーシックサービスレイヤ、又はベーシックサービスレイヤのチップ若しくはシステムオンチップであってもよいし、アクセスレイヤ、又はアクセスレイヤのチップ若しくはシステムオンチップであってもよい。図4に示すように、通信装置400は、プロセッサ401と、トランシーバ402と、通信ライン403とを含む。
【0092】
さらに、通信装置400は、メモリ404を含んでよい。プロセッサ401、メモリ404、及びトランシーバ402は、通信ライン403を通じて接続されてよい。
【0093】
プロセッサ401は、中央処理ユニット(central processing unit, CPU)、汎用プロセッサ、ネットワークプロセッサ(network processor, NP)、デジタルシグナルプロセッサ(digital signal processor, DSP)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device, PLD)、又はそれらの任意の組み合わせである。プロセッサ401は、代替的に、処理機能を有する他の装置、例えば、回路、コンポーネント、又はソフトウェアモジュールであってよい。これについては限定されない。
【0094】
トランシーバ402は、他のデバイス又は他の通信ネットワークと通信するように構成される。他の通信ネットワークは、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network, RAN)、又は無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network, WLAN)などであってよい。トランシーバ402は、モジュール、回路、トランシーバ、又は通信を実施することができる任意の装置であってよい。
【0095】
通信ライン403は、通信装置400に含まれるコンポーネントの間で情報を伝送するように構成される。
【0096】
メモリ404は、命令を格納するように構成される。命令は、コンピュータプログラムであってよい。
【0097】
メモリ404は、リードオンリーメモリ(read-only memory, ROM)、又は静的情報及び/又は命令を格納することができる他のタイプの静的ストレージデバイスであってもよいし、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)、又は情報及び/又は命令を格納することができる他のタイプの動的ストレージデバイスであってもよいし、電気的消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(electrically erasable programmable read-only memory, EEPROM)、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(compact disc read-only memory, CD-ROM)若しくは他のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(圧縮光ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタルユニバーサル光ディスク、又はBlu-ray光ディスクなどを含む)、又は磁気ディスクストレージ媒体若しくは他の磁気ストレージデバイスなどであってもよい。これについては限定されない。
【0098】
メモリ404は、プロセッサ401とは独立していてもよいし、プロセッサ401に統合されていてもよい、ということに留意すべきである。メモリ404は、命令、プログラムコード、又はいくつかのデータなどを格納するように構成されてよい。メモリ404は、通信装置400の内部に配置されてもよいし、通信装置400の外部に配置されてもよい。これについては限定されない。プロセッサ401は、メモリ404に格納された命令を実行して、この出願の以下の実施形態において提供されるチャネル構成方法を実施するように構成される。
【0099】
例において、プロセッサ401は、1つ以上のCPU、例えば、図4のCPU0及びCPU1を含んでよい。
【0100】
任意選択の実装において、通信装置400は、複数のプロセッサを含む。例えば、通信装置400は、図4のプロセッサ401に加えて、プロセッサ407をさらに含んでよい。
【0101】
任意選択の実装において、通信装置400は、出力デバイス405と、入力デバイス406とをさらに含む。例えば、入力デバイス406は、キーボード、マウス、マイクロフォン、又はジョイスティックなどのデバイスであり、出力デバイス405は、ディスプレイ又はラウドスピーカ(スピーカ)などのデバイスである。
【0102】
通信装置400は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、モバイルフォン、タブレットコンピュータ、無線端末、組み込みデバイス、チップシステム、又は図4のものと類似の構造を有するデバイスであってよい、ということに留意すべきである。加えて、図4に示した構成構造は、通信装置に対する限定を構成しない。図4に示したコンポーネントに加えて、通信装置は、図に示したものよりも多くの又は少ないコンポーネントを含んでもよいし、一部のコンポーネントは結合されてもよいし、異なるコンポーネント配置が利用されてもよい。
【0103】
この出願の実施形態において、チップシステムは、チップを含んでもよいし、チップと他の別個のコンポーネントとを含んでもよい。
【0104】
加えて、この出願の実施形態におけるアクション及び用語などは、相互に参照されてよい。これについては限定されない。この出願の実施形態において、デバイスの間で交換されるメッセージの名称、又はメッセージ内のパラメータの名称などは、単なる例である。他の名称が、代替的に、具体的な実装に際して利用されてよい。これについては限定されない。
【0105】
図1、又は図3A及び図3Bに示したプロトコルアーキティクチャを参照しながら、以下では、この出願の実施形態において提供されるチャネル構成方法について説明する。第1のデバイスは、ブロードキャストを実行する必要があり、かつ、図1、又は図3A及び図3Bに示したプロトコルアーキティクチャを利用する、通信システム内の任意の通信デバイスであってよい。第1のデバイスは、ブロードキャストパーティ通信デバイスと称されることもある。第2のデバイスは、スキャンを実行する必要があり、かつ、図1、又は図3A及び図3Bに示したプロトコルアーキティクチャを利用する、通信システム内の任意の通信デバイスであってよい。第2のデバイスは、スキャンパーティ通信デバイスと称されることもある。以下の実施形態において説明される第1のデバイス及び第2のデバイスのレイヤアーキティクチャは、図4に示したコンポーネントを有してよい。
【0106】
図5は、この出願の実施形態による、第1のデバイスに適用されるチャネル構成方法のフローチャートである。図5に示すように、方法は、以下のステップを含んでよい。
【0107】
ステップ501:ベーシックサービスレイヤが、第1の業務要件に基づいて第1のポートを決定する。
【0108】
ベーシックアプリケーションレイヤがブロードキャスト業務を実行する必要があるとき、ベーシックアプリケーションレイヤは、ブロードキャスト業務の業務要件に基づいてポートを決定してよく、業務要件は、ポートの属性とみなされてよい。
【0109】
業務要件が第1の業務要件であることが、例として利用される。ベーシックアプリケーションレイヤは、第1の業務要件に基づいて第1のポートを決定してよい。
【0110】
第1の業務要件は、サービス品質識別子(quality of service identifier, QI)を含んでよく、QIは、伝送チャネルについての業務の要件、例えば、伝送レート、遅延、パケットロスレート、通信の周期性、又は最大パケットサイズを示してよい。
【0111】
任意選択で、ベーシックアプリケーションレイヤは、さらに、第1の業務要件に基づいて伝送チャネルタイプを決定する。
【0112】
伝送チャネルタイプは、ユニキャスト業務チャネル、マルチキャスト業務チャネル、及びブロードキャスト業務チャネルを含んでよい。この出願のこの実施形態において、ベーシックアプリケーションレイヤがブロードキャスト業務を実行する必要があるとき、ベーシックアプリケーションレイヤは、伝送チャネルタイプがブロードキャスト業務チャネルであると決定してよい。
【0113】
任意選択で、ベーシックアプリケーションレイヤは、さらに、第1の業務要件に基づいて第1のインジケーション情報を決定する。
【0114】
第1のインジケーション情報は、伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示してよい。
【0115】
具体的には、第1の業務データの伝送専用である伝送チャネルが利用される必要があることを、ベーシックアプリケーションレイヤが、第1の業務要件に基づいて決定するとき、第1のインジケーション情報は、伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であることを示してよく、また、第1の業務データの伝送専用である伝送チャネルを構成し、構成された伝送チャネルを通じて第1の業務データを伝送することをベーシックサービスレイヤに示すために、ベーシックアプリケーションレイヤは、第1のインジケーション情報をベーシックサービスレイヤに送信してよい。
【0116】
第1の業務データの伝送専用である伝送チャネルが利用される必要がないことを、ベーシックアプリケーションレイヤが、第1の業務要件に基づいて決定するとき、第1のインジケーション情報は、伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用でないことを示してよく、また、第1の業務要件を満たすことができる伝送チャネルを構成し、構成された伝送チャネルを通じて第1の業務データを伝送することをベーシックサービスレイヤに示すために、ベーシックアプリケーションレイヤは、第1のインジケーション情報をベーシックサービスレイヤに送信してよい。
【0117】
ステップ502:ベーシックアプリケーションレイヤは、第1の情報をベーシックサービスレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックサービスレイヤは、第1の情報を受信する。
【0118】
第1の情報は、第1の業務要件と、第1のポートの識別情報とを含んでよい。第1の情報は、第1のポートのための伝送チャネルを構成するように、ベーシックサービスレイヤに要求するために利用されてよい。
【0119】
具体的には、第1の情報は、第1のポートに対して、第1の業務要件を満たすことができる伝送チャネルを構成するように、ベーシックサービスレイヤに要求するために利用されてよい。
【0120】
任意選択で、第1の情報は、第1のポートに対して、伝送チャネルタイプに適合する伝送チャネルを構成するようにベーシックサービスレイヤに要求するために、伝送チャネルタイプをさらに含む。
【0121】
任意選択で、第1の情報は、第1のインジケーション情報をさらに含み、それにより、ベーシックサービスレイヤは、第1のインジケーション情報に基づいて、第1のポートに対して、第1の業務データの伝送専用である伝送チャネルを構成するかどうかを決定する。
【0122】
任意選択で、ベーシックアプリケーションレイヤは、第1の情報を、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールに送信し、それにより、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールは、第1の情報に基づいて、第1のポートに対して、伝送チャネルを構成する。
【0123】
ステップ503:ベーシックサービスレイヤは、第1の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを決定する。
【0124】
ベーシックサービスレイヤは、第1のポートに対して、第1の情報内の第1の業務要件に基づいて伝送チャネルを構成してよく、伝送チャネルは、第1のブロードキャスト業務チャネルであってよい。
【0125】
第1の例において、ベーシックサービスレイヤは、第1の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを確立してよい。
【0126】
既存の伝送チャネルの関連パラメータが第1の業務要件を満たすことができないとベーシックサービスレイヤが決定するとき、ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件を満たすことができる伝送チャネルを生成し、生成された伝送チャネルを、第1のポートに対応する第1のブロードキャスト業務チャネルとして決定してよい。
【0127】
任意選択で、第1の情報が伝送チャネルタイプを含むとき、ベーシックサービスレイヤは、伝送チャネルタイプに基づいて、伝送チャネルタイプに適合する伝送チャネルを生成してよい。この出願のこの実施形態において、ブロードキャスト業務については、伝送チャネルタイプは、伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示してよい。伝送チャネルを生成するとき、ベーシックサービスレイヤは、伝送チャネルタイプに基づいて、タイプがブロードキャスト業務チャネルである第1のブロードキャスト業務チャネルを生成してよい。
【0128】
第2の例において、ベーシックサービスレイヤは、第1の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用してよい。
【0129】
既存の伝送チャネルの関連パラメータが第1の業務要件を満たすことができるとベーシックサービスレイヤが決定するとき、ベーシックサービスレイヤは、直接、既存の伝送チャネルを再利用してよく、即ち、既存の伝送チャネルを、第1のポートに対応する第1のブロードキャスト業務チャネルとして決定してよい。代替的に、第1のブロードキャスト業務チャネルは、以下の第3の例において示される再構成方式で再利用されてよい。第2の例においては、第1のブロードキャスト業務チャネルが直接再利用される例が、説明のために利用される。
【0130】
任意選択で、第1の情報が伝送チャネルタイプを含むとき、ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件を満たし、かつ伝送チャネルタイプに適合する伝送チャネルが既存の伝送チャネルの中に存在するかどうかを決定し、伝送チャネルが存在する場合に、その伝送チャネルを、第1のポートに対応する伝送チャネルとして決定してよい。この出願のこの実施形態において、ブロードキャスト業務については、伝送チャネルタイプは、伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示してよく、ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件を満たすことができるブロードキャスト業務チャネルが既存の伝送チャネルの中に存在するかどうかを決定し、ブロードキャスト業務チャネルが存在する場合に、そのブロードキャスト業務チャネルを、第1のポートに対応する第1のブロードキャスト業務チャネルとして決定してよい。
【0131】
第3の例において、ベーシックサービスレイヤは、第1の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルを再構成してよい。
【0132】
既存の伝送チャネルの関連パラメータが第1の業務要件を満たすことができないとベーシックサービスレイヤが決定するとき、ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件を満たすように、既存の伝送チャネルの関連パラメータを再構成し、再構成された伝送チャネルを、第1のポートに対応する第1のブロードキャスト業務チャネルとして決定してよい。
【0133】
任意選択で、第1の情報が伝送チャネルタイプを含むとき、ベーシックサービスレイヤは、伝送チャネルタイプに基づいて、伝送チャネルタイプに対応する伝送チャネルを再構成してよい。この出願のこの実施形態において、ブロードキャスト業務については、伝送チャネルタイプは、伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示してよく、ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルを得るために、既存のブロードキャスト業務チャネルの関連パラメータを再構成してよい。
【0134】
上記の3つの例に基づき、任意選択で、第1の情報は、第1のインジケーション情報をさらに含む。
【0135】
伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であることを第1のインジケーション情報が示すとき、ベーシックサービスレイヤは、第1の例に示した方法を利用して第1のブロードキャスト業務チャネルを生成してよく、それにより、第1のブロードキャスト業務チャネルは、第1の業務データの伝送専用になる。加えて、第1のブロードキャスト業務チャネルは、他の後続手順において再利用されない。伝送チャネルが、第1の業務データの伝送専用でないことを第1のインジケーション情報が示すとき、ベーシックサービスレイヤは、第1の例に示した方法を利用して第1のブロードキャスト業務チャネルを生成してもよいし、第2の例に示した方法を利用して第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用してもよいし、第3の例に示した方法を利用して再構成方式で第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用してもよい。これについては限定されない。
【0136】
伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であることを第1のインジケーション情報が示すとき、ベーシックサービスレイヤは、第1の例に示した方法を利用して第1のブロードキャスト業務チャネルを決定することを、自身で決定してもよいし、第1の例に示した方法を利用して第1のブロードキャスト業務チャネルを決定することを、事前設定ルール又は通信プロトコルにおける事前設定に基づいて決定してもよい、ということに留意すべきである。これについては限定されない。
【0137】
伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用ではないことを第1のインジケーション情報が示すか、又は、第1の情報が第1のインジケーション情報を含まないとき、ベーシックサービスレイヤは、第1の例、第2の例、又は第3の例を利用して第1のブロードキャスト業務チャネルを決定することを、自身で決定してもよいし、第1の例、第2の例、又は第3の例を利用して第1のブロードキャスト業務チャネルを決定することを、事前設定ルール又は通信プロトコルにおける事前設定に基づいて決定してもよい。これについては限定されない。
【0138】
第1のポートに対して第1のブロードキャスト業務チャネルを構成した後、ベーシックサービスレイヤは、第2のマッピング関係を記憶してよい。
【0139】
第2のマッピング関係は、第1のポートの識別情報と、第1のポートに対応する伝送チャネルの識別情報とを含んでよく、即ち、第2のマッピング関係は、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報とを含む。
【0140】
伝送チャネルの識別情報は、伝送チャネルを一意に識別する、伝送チャネル識別子(transmission channel identifier, TCID)であってよい。
【0141】
第1のポートの識別情報がport1であり、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報がTCID1であることが、例として利用される。第2のマッピング関係は、port1及びTCID1を含んでよい。
【0142】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件に基づいて、第1のアクセス技術を決定する。
【0143】
ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件に基づいて、アクセスレイヤによってサポートされる複数のアクセス技術の中から、第1の業務要件を満たすことができる第1のアクセス技術を決定してよく、それにより、アクセスレイヤは、第1のアクセス技術を利用してブロードキャスト業務を実行する。
【0144】
ベーシックサービスレイヤは、さらに、第1の業務要件に基づいて論理チャネルタイプを決定してよい。
【0145】
論理チャネルタイプは、異なるアクセス技術に基づいて、異なる方式で分けられてよい。
【0146】
例えば、SLEアクセス技術について、論理チャネルタイプは、非同期論理チャネル、同期論理チャネル、及び単方向論理チャネルなどを含んでよい。
【0147】
例えば、SLBアクセス技術について、論理チャネルタイプは、非確認型モード(unacknowledged mode, UM)論理チャネル、確認型モード(acknowledged mode, AM)論理チャネル、及び透過モード(transparent mode, TM)論理チャネルなどを含んでよい。
【0148】
AMモード論理チャネルが伝送に利用されるとき、リンク制御レイヤのヘッダ情報が追加される必要があり、また、リンク制御レイヤは、ステータスを報告する。UMモード論理チャネルが伝送に利用されるとき、リンク制御レイヤのヘッダ情報が追加される必要があり、また、リンク制御レイヤは、ステータスを報告しない。TMモード論理チャネルが伝送に利用されるとき、リンク制御レイヤのヘッダ情報は追加されず、また、リンク制御レイヤは、ステータスを報告しない。第1のデバイスのベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件及び/又は第1のアクセス技術に基づいて論理チャネルタイプを選択し、論理チャネルタイプをアクセスレイヤに示してよい。
【0149】
例えば、支払アプリケーションの業務については、ベーシックサービスレイヤが、信頼できる機密性の高い論理チャネルタイプを選択してよい。ビデオアプリケーションの業務については、チャネル管理モジュールが、低遅延の論理チャネルタイプを選択してよい。
【0150】
1つの論理チャネルが1つのアクセス技術に対応するため、ベーシックサービスレイヤによって論理チャネルタイプを選択するプロセスは、ここでは、ベーシックサービスレイヤによってアクセス技術を選択するプロセスとみなされることもあり、ベーシックアプリケーションレイヤは、下位レイヤによって利用されるアクセス技術を感知しない、ということに留意すべきである。ベーシックサービスレイヤが論理チャネルタイプをアクセスレイヤに送信するとき、ベーシックサービスレイヤは、アクセスレイヤに対し、第1のアクセス技術を示す第2のインジケーション情報を送信してもよいし、又は、アクセスレイヤに対し、第1のアクセス技術を示す第2のインジケーション情報を送信する必要がないこともある。ベーシックサービスレイヤがアクセスレイヤに第2のインジケーション情報を送信しないとき、アクセスレイヤは、論理チャネルタイプに基づいて第1のアクセス技術を決定してよい。
【0151】
代替的に、アクセスレイヤが異なるモジュールを利用して異なるアクセス技術を実装するとき、ベーシックサービスレイヤは、さらに、以下の第2のインジケーション情報を、アクセスレイヤ内にあり、かつ第1のアクセス技術をサポートするモジュールに送信してよく、それにより、アクセスレイヤは、第1のアクセス技術をサポートするモジュールを介してブロードキャスト業務を伝送する。この場合、ベーシックサービスレイヤは、アクセスレイヤに対し、第1のアクセス技術を示す第2のインジケーション情報を送信する必要がないことがある。
【0152】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤは、さらに、第1の業務要件に基づいて第3のインジケーション情報を決定する。
【0153】
第3のインジケーション情報は、論理チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示してよい。
【0154】
具体的には、第1の業務要件に基づいて、第1の業務データの伝送専用である論理チャネルが利用される必要があるとベーシックサービスレイヤが決定するとき、第3のインジケーション情報は、論理チャネルが第1の業務データの伝送専用であることを示してよく、第1の業務データの伝送専用である論理チャネルを構成して、構成された論理チャネルを通じて第1の業務データを伝送するようにアクセスレイヤに示すために、ベーシックサービスレイヤは、第3のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信してよい。
【0155】
第1の業務要件に基づいて、第1の業務データの伝送専用である論理チャネルが利用される必要はないとベーシックサービスレイヤが決定するとき、第3のインジケーション情報は、論理チャネルが第1の業務データの伝送専用ではないことを示してよく、第1の業務要件を満たすことができる論理チャネルを構成して、構成された論理チャネルを通じて第1の業務データを伝送するようにアクセスレイヤに示すために、ベーシックサービスレイヤは、第3のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信してよい。
【0156】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールは、上記のステップ503においてベーシックサービスレイヤによって実行されるアクション又は機能を実行する。
【0157】
ステップ504:ベーシックサービスレイヤは、第2のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信する。それに対応して、アクセスレイヤは、第2の情報を受信する。
【0158】
第2の情報は、第1の業務要件、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報、及び論理チャネルタイプを含んでよい。論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示す。
【0159】
第2の情報は、第1のブロードキャスト業務チャネルに対して、第1の業務要件及び論理チャネルタイプに適合する論理チャネルを構成するように要求するために利用されてよい。
【0160】
具体的には、ベーシックアプリケーションレイヤによって運ばれる第1の業務要件を受信した後、ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件を抽出(abstract)及び処理して、アクセスレイヤによってパースできる第1の業務要件を生成し、アクセスレイヤに対し、アクセスレイヤによってパースできる第1の業務要件を含む第2の情報を運んでよい。
【0161】
任意選択で、第2の情報は、第1のブロードキャスト業務チャネルに対して、第1のアクセス技術に適合する論理チャネルを構成するようにアクセスレイヤに要求するための第2のインジケーション情報をさらに含む。
【0162】
任意選択で、第2の情報は、さらに、第3のインジケーション情報を含み、それにより、アクセスレイヤは、第3のインジケーション情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルに対して、第1の業務データの伝送専用である論理チャネルを構成するかどうかを決定する。
【0163】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールは、第2の情報をアクセスレイヤに送信し、それにより、アクセスレイヤは、第2の情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルの論理チャネルを構成する。
【0164】
ステップ505:アクセスレイヤは、第2の情報に基づいて、第1の論理チャネルを決定する。
【0165】
アクセスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルに対して、第2の情報内にある第1の業務要件と論理チャネルタイプとに基づいて、第1の業務要件及び論理チャネルタイプに適合する論理チャネルを構成してよい。論理チャネルは、第1の論理チャネルであってよい。
【0166】
第1の例において、アクセスレイヤは、第2の情報に基づいて、第1の論理チャネルを確立してよい。
【0167】
既存の論理チャネルの関連パラメータが、第1の業務要件及び/又は論理チャネルタイプに適合することができないとアクセスレイヤが決定するとき、アクセスレイヤは、第1の業務要件及び論理チャネルタイプに適合することができる論理チャネルを生成し、生成された論理チャネルを、第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する第1の論理チャネルとして決定してよい。
【0168】
任意選択で、第2の情報が第2のインジケーション情報を含むとき、アクセスレイヤは、第2のインジケーション情報に基づいて、第1のアクセス技術に適合する第1の論理チャネルを生成してよい。
【0169】
第2の例において、アクセスレイヤは、第2の情報に基づいて、第1の論理チャネルを再利用してよい。
【0170】
既存の論理チャネルの関連パラメータが第1の業務要件及び論理チャネルタイプに適合することができるとアクセスレイヤが決定するとき、アクセスレイヤは、直接、既存の論理チャネルを再利用してよく、即ち、既存の論理チャネルを、第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する第1の論理チャネルとして決定してよい。代替的に、第1の論理チャネルは、以下の第3の例において説明される再構成方式で再利用されてよい。第2の例においては、第1の論理チャネルが直接再利用される例が、説明のために利用される。
【0171】
任意選択で、第2の情報が第2のインジケーション情報を含むとき、アクセスレイヤは、第1の業務要件を満たし、かつ論理チャネルタイプに適合する論理チャネルが、第1のアクセス技術における既存の論理チャネルの中に存在するかどうかを決定し、論理チャネルが存在する場合、その論理チャネルを、第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する第1の論理チャネルとして決定してよい。
【0172】
第3の例において、アクセスレイヤは、第2の情報に基づいて、第1の論理チャネルを再構成してよい。
【0173】
既存の論理チャネルの関連パラメータが、第1の業務要件及び/又は論理チャネルタイプに適合することができないとアクセスレイヤが決定するとき、アクセスレイヤは、第1の業務要件及び論理チャネルタイプに適合するように、既存の論理チャネルの関連パラメータを再構成し、再構成された論理チャネルタイプを、第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する第1の論理チャネルとして決定してよい。
【0174】
任意選択で、第2の情報が第2のインジケーション情報を含むとき、アクセスレイヤは、第1の論理チャネルを得るために、第2のインジケーション情報に基づいて、第1のアクセス技術に対応する論理チャネルを再構成してよい。
【0175】
上記の3つの例に基づき、任意選択で、第2の情報は、さらに、第3のインジケーション情報を含む。
【0176】
論理チャネルが第1の業務データの伝送専用であることを第3のインジケーション情報が示すとき、アクセスレイヤは、第1の例に示した方法を利用して第1の論理チャネルを生成してよく、それにより、第1の論理チャネルは、第1の業務データの伝送専用になる。加えて、第1の論理チャネルは、他の後続手順において再利用されない。論理チャネルが第1の業務データの伝送専用でないことを第3のインジケーション情報が示すとき、アクセスレイヤは、第1の例に示した方法を利用して第1の論理チャネルを生成してもよいし、第2の例に示した方法を利用して第1の論理チャネルを直接再利用してもよいし、第3の例に示した方法を利用して再構成方式で第1の論理チャネルを再利用してもよい。これについては限定されない。
【0177】
論理チャネルが第1の業務データの伝送専用であることを第3のインジケーション情報が示すとき、アクセスレイヤは、第1の例に示した方法を利用して第1の論理チャネルを決定することを、自身で決定してもよいし、第1の例に示した方法を利用して第1の論理チャネルを決定することを、事前設定ルール又は通信プロトコルにおける事前設定に基づいて決定してもよい、ということに留意すべきである。これについては限定されない。
【0178】
論理チャネルが第1の業務データの伝送専用ではないことを第3のインジケーション情報が示すか、又は、第2の情報が第3のインジケーション情報を含まないとき、アクセスレイヤは、第1の例、第2の例、又は第3の例を利用して第1の論理チャネルを決定することを、自身で決定してもよいし、第1の例、第2の例、又は第3の例を利用して第1の論理チャネルを決定することを、事前設定ルール又は通信プロトコルにおける事前設定に基づいて決定してもよい。これについては限定されない。
【0179】
任意選択で、第1のブロードキャスト業務チャネルに対して第1の論理チャネルを構成した後、アクセスレイヤは、第1のマッピング関係を記憶する。
【0180】
第1のマッピング関係は、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルの識別情報とを含んでよく、即ち、第1のマッピング関係は、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含む。
【0181】
論理チャネルの識別情報は、論理チャネルを一意に識別する、論理チャネル識別子(logical channel identifier, LCID)であってよい。
【0182】
第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報がTCID1であり、第1の論理チャネルの識別情報がLCID1であることが、例として利用される。第1のマッピング関係は、TCID1及びLCID1を含んでよい。
【0183】
任意選択で、図5に示すように、第1の論理チャネルを決定した後、アクセスレイヤは、周期的に、業務チャネル上で業務ブロードキャストパケットをブロードキャストしてよい。この場合、業務ブロードキャストパケットの内容は、ヌル(null)であってよい。
【0184】
ステップ506:アクセスレイヤは、第1のマッピング関係をベーシックサービスレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックサービスレイヤは、第1のマッピング関係を受信する。
【0185】
第1のマッピング関係は、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含んでよい。
【0186】
第1のマッピング関係を受信した後、ベーシックサービスレイヤは、アクセスレイヤが、第1のブロードキャスト業務チャネルに対して、対応する論理チャネルを構成したと決定してよく、論理チャネルは、第1の論理チャネルである。
【0187】
任意選択で、アクセスレイヤは、第1のマッピング関係を、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールに送信する。
【0188】
任意選択で、図5に示した方法は、さらに、以下のステップ507を含む。
【0189】
ステップ507:ベーシックサービスレイヤは、第2のマッピング関係をベーシックアプリケーションレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックアプリケーションレイヤは、第2のマッピング関係を受信する。
【0190】
第2のマッピング関係は、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報とを含んでよい。
【0191】
第2のマッピング関係を受信した後、ベーシックアプリケーションレイヤは、ベーシックサービスレイヤが、第1のポートに対して、対応する伝送チャネルを構成したと決定してよく、伝送チャネルは、第1のブロードキャスト業務チャネルである。
【0192】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールは、第2のマッピング関係をベーシックアプリケーションレイヤに送信する。
【0193】
図5に示した方法に基づき、第1のデバイスは、ブロードキャスト業務を伝送するために利用され、かつ、第1のポート、第1のブロードキャスト業務チャネル、及び第1の論理チャネルを含むチャネルを構成してよく、それにより、ブロードキャスト業務は、構成されたチャネルを通じて伝送され、一対多のブロードキャスト業務が、業務要件を満たすように実現される。加えて、第1のデバイスのアクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートしてよく、それにより、ブロードキャスト業務の伝送のフレキシビリティを改善することができる。
【0194】
さらに、図5に示した方法を利用してチャネル構成を完了した後、第1のデバイスは、さらに、図6に示した方法を利用して、構成されたチャネルについての情報をブロードキャストしてよい。
【0195】
図6は、この出願の実施形態による、構成されたチャネルについての情報をブロードキャストするための方法を示す。図6に示すように、方法は、第1のデバイスに適用されてよく、方法は、以下のステップを含んでよい。
【0196】
ステップ601:ベーシックアプリケーションレイヤは、第3の情報をベーシックサービスレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックサービスレイヤは、第3の情報を受信する。
【0197】
第3の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報とを含んでよい。
【0198】
第1の業務情報は、以下のもの、即ち、業務タイプ、業務名称、及び業務の説明のうちの1つ以上を含んでよい。
【0199】
例えば、業務タイプは、オーディオ業務、ビデオ業務、又はコール(call)業務であってよい。これについては限定されない。さらに、オーディオ業務は、さらに、標準オーディオ再生業務及びロスレスオーディオ再生業務などに分類されてよく、ビデオ業務は、さらに、高解像度ビデオ再生業務及び標準ビデオ再生業務などに分類されてよい。
【0200】
業務名称は、ブロードキャスト業務の名称であってよく、業務の説明は、ユーザによる業務名称のさらなる説明であってよい。
【0201】
例えば、業務の説明は、ユーザ定義の業務名称であってよい。
【0202】
ベーシックアプリケーションレイヤは、第1のポートを通じて、第3の情報をベーシックサービスレイヤに送信してよく、それにより、ベーシックサービスレイヤは、その後、第1のポートと伝送チャネルとの間のマッピング関係に基づいて、第1のポートに対応する伝送チャネルを通じて、第1のポートからのデータを送信する。
【0203】
ベーシックアプリケーションレイヤは、第1の業務情報を運び、それにより、アクセスレイヤは、第1の業務情報をブロードキャストすることができ、その後に第1の業務情報を受信するスキャンパーティ通信デバイスは、第1の業務情報に基づいて、業務のためのチャネルを構成して業務のデータを受信するかどうかを決定する。スキャンパーティ通信デバイスが、第1の業務情報に基づいて、業務のデータが取得される必要があると決定する場合、スキャンパーティ通信デバイスは、業務のための対応するチャネルを構成し、次いで、構成されたチャネルを通じて、業務のデータを受信してよい。
【0204】
任意選択で、ベーシックアプリケーションレイヤは、第3の情報を、ベーシックサービスレイヤのデバイスディスカバリモジュールに送信する。
【0205】
ステップ602:ベーシックサービスレイヤは、第4の情報をアクセスレイヤに送信する。それに対応して、アクセスレイヤは、第4の情報を受信する。
【0206】
第4の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含んでよい。
【0207】
ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルを通じて、第4の情報をアクセスレイヤに送信してよく、それにより、アクセスレイヤは、その後、第1のブロードキャスト業務チャネルと論理リンクとの間の対応関係に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理リンクを通じて、第1のブロードキャスト業務チャネルからのデータを送信する。
【0208】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤのデバイスディスカバリモジュールは、第4の情報をアクセスレイヤに送信する。
【0209】
ステップ603:アクセスレイヤは、第4の情報をブロードキャストする。
【0210】
アクセスレイヤは、第1の論理チャネルを通じて第4の情報を伝送し、第1のアクセス技術に基づいて、ブロードキャストチャネル又は固定された時間-周波数リソースを通じて第4の情報をブロードキャストしてよい。
【0211】
アクセスレイヤは、第4の情報を含むブロードキャストメッセージをブロードキャストしてよい。例えば、SLEアクセス技術を利用して、アクセスレイヤは、第4の情報を含むブロードキャストメッセージをブロードキャストする。表1に示すように、ブロードキャストメッセージは、ブロードキャストヘッダと、ブロードキャストデータと、論理チャネル情報とを含んでよい。論理チャネル情報は、論理チャネルの識別情報を含んでよい。論理チャネル情報は、ブロードキャストデータの後に存在し、ブロードキャストデータとは独立している。ブロードキャストヘッダは、論理チャネル情報がブロードキャストデータの後に存在するかどうかを示すインジケーション情報を含んでよい。
【0212】
【表1】
【0213】
任意選択で、アクセスレイヤは、代替的に、業務チャネルを通じて、業務ブロードキャストパケットを周期的にブロードキャストしてよい。この場合、業務ブロードキャストパケットの内容は、ヌル(null)である。ヌルの内容を持つ業務ブロードキャストパケットは、代替的に、第1の業務データが送信される前に周期的に送信されるデータパケットとして説明されることがある。
【0214】
ステップ604:アクセスレイヤは、第4のインジケーション情報をベーシックサービスレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックサービスレイヤは、第4のインジケーション情報を受信する。
【0215】
第4のインジケーション情報は、アクセスレイヤが第4の情報のブロードキャストを完了したことを示してよい。
【0216】
アクセスレイヤは、第4のインジケーション情報を、第1の論理チャネルを通じてベーシックサービスレイヤに送信してよい。
【0217】
任意選択で、アクセスレイヤは、第4のインジケーション情報を、ベーシックサービスレイヤのデバイスディスカバリモジュールに送信する。
【0218】
ステップ605:ベーシックサービスレイヤは、第4のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックアプリケーションレイヤは、第4のインジケーション情報を受信する。
【0219】
ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルを通じて、第4のインジケーション情報を伝送し、第1のポートを通じて、第4のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤに送信してよい。
【0220】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤのデバイスディスカバリモジュールは、第4のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤに送信する。
【0221】
図6に示した方法に基づき、第1のデバイスのベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信された第3の情報に基づいて、業務情報と、構成されたチャネルについての情報とを含む第4の情報をアクセスレイヤに送信してよく、それにより、アクセスレイヤは、第4の情報をブロードキャストする。第4の情報をブロードキャストした後、第4の情報のブロードキャストが完了したことを示すために、アクセスレイヤは、さらに、第4のインジケーション情報をベーシックサービスレイヤに送信してよい。ベーシックサービスレイヤは、次いで、第4のインジケーション情報をベーシックアプリケーションレイヤに報告し、ベーシックアプリケーションレイヤは、第4のインジケーション情報を取得する。従って、チャネル構成が完了される。さらに、ベーシックアプリケーションレイヤは、構成されたチャネルに基づいて、順次、ベーシックアプリケーションレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤを通じて、図7に示したステップ606及びステップ607を利用して、第1の業務データをブロードキャストし、ブロードキャスト業務の伝送を完了しうる。
【0222】
図7は、この出願の実施形態による業務データ伝送方法を示す。図7に示すように、伝送方法は、第1のデバイスに適用されてよく、伝送方法は、上記のステップ601~ステップ605と、以下のステップ606~ステップ608とを含んでよい。
【0223】
ステップ606:ベーシックアプリケーションレイヤは、第1の業務データをベーシックサービスレイヤに送信する。
【0224】
ベーシックアプリケーションレイヤは、第1の業務データを、第1のポートを通じてベーシックサービスレイヤに送信してよい。
【0225】
ステップ607:ベーシックサービスレイヤは、第1の業務データをアクセスレイヤに送信する。
【0226】
ベーシックサービスレイヤは、第1の業務データを、第1のブロードキャスト業務チャネルを通じてアクセスレイヤに送信してよい。
【0227】
ステップ608:アクセスレイヤは、第1の業務データをブロードキャストする。
【0228】
アクセスレイヤは、第1の論理チャネルを通じて第1の業務データを伝送し、業務チャネルを通じて第1の業務データをブロードキャストしてよい。
【0229】
任意選択で、アクセスレイヤは、業務チャネルを通じて、第1の業務データを含む業務ブロードキャストパケットをブロードキャストする。
【0230】
具体的には、アクセスレイヤは、第1のアクセス技術を利用して第1の業務データをブロードキャストしてよい。
【0231】
第1の例においては、第1のアクセス技術がSLEアクセス技術であることが、例として利用される。SLEアクセス技術は、高速なディスカバリ及び接続を実現することができ、かつ低消費電力の利点を有するアクセス技術である。SLEアクセス技術によれば、非接続状態において、ブロードキャストパーティ通信デバイス(例えば、第1のデバイス)は、通常、3つの固定されたブロードキャストチャネルから1つ以上のブロードキャストチャネルを選択して、ブロードキャストメッセージを一度に送信してよく、スキャンパーティ通信デバイス(例えば、第2のデバイス)は、ブロードキャストパーティ通信デバイスがブロードキャストメッセージを送信するブロードキャストチャネル上で、受信されるブロードキャストメッセージをスキャンしてよく、それにより、ブロードキャストパーティ通信デバイスを発見する。加えて、SLEアクセス技術は、より多くのデバイス情報を送信するようにブロードキャストパーティ通信デバイスに要求するために、ブロードキャストメッセージが受信された後にスキャン要求をブロードキャストパーティ通信デバイスに送信し続けることにおいてスキャンパーティ通信デバイスをサポートしてよい。
【0232】
例えば、図8に示すように、SLEアクセス技術によれば、非接続状態において、ブロードキャストパーティ通信デバイスは、ブロードキャストチャネルA、ブロードキャストチャネルB、及びブロードキャストチャネルC上で、ブロードキャストメッセージ(即ち、ADV_EXT_IND)を送信してよい。ADV_EXT_INDは、SLEアクセス技術のベーシックブロードキャストタイプであり、ブロードキャストパーティ通信デバイスのホストプロトコルは、SLEアクセス技術に基づいて、上記の3つのブロードキャストチャネル上でベーシックブロードキャストを送信するようにアクセスレイヤを構成してよい。ADV_EXT_INDは、また、業務チャネル上で搬送されるブロードキャストパケット(即ち、AUX_ADV_IND)を指し示すために利用される時間-周波数ポインタ情報を搬送してよい。スキャンパーティ通信デバイスは、スキャンのためのスキャンウィンドウ内のブロードキャストチャネルを選択してよい。ブロードキャストメッセージを受信した後、スキャンパーティ通信デバイスは、時間-周波数ポインタ情報に基づいて業務チャネル上でブロードキャストパケットを受信し続け、スキャン要求(scan request)を送信して、ブロードキャストパーティ通信デバイスに、より多くのデバイス情報を送信し続けるように要求してよい。ブロードキャストパーティ通信デバイスは、受信ウィンドウに基づいてスキャン要求を受信してよい。受信ウィンドウの最大長は、15個のスキャン要求の長さであってよく、その長さは再構成されてよい。スキャン要求を受信した後、ブロードキャストパーティ通信デバイスは、スキャン応答(scan response)をスキャンパーティ通信デバイスに返してよい。
【0233】
図6及び図7に示した方法に基づき、図8に示したSLEアクセス技術を参照すると、上記のステップ603に基づいて第4の情報をブロードキャストするとき、第1のデバイスのアクセスレイヤは、ブロードキャストチャネルを通じて、第4の情報を含むブロードキャストメッセージをブロードキャストしてよい。ブロードキャストメッセージは、さらに、第1の時間-周波数ポインタ情報を搬送してよく、第1の時間-周波数ポインタ情報は、ブロードキャストパケットのための時間-周波数リソースを示してよい。第1のデバイスのアクセスレイヤは、さらに、第1の時間-周波数ポインタ情報によって示される時間-周波数リソース上で、業務チャネルを通じてブロードキャストパケットを送信してよい。ブロードキャストパケットは、第2の時間-周波数ポインタ情報を搬送してよく、第2の時間-周波数ポインタ情報は、第1の業務データのための時間-周波数リソースを示してよい。上記のステップ608に基づいて第1の業務データをブロードキャストするとき、第1のデバイスのアクセスレイヤは、業務チャネルを通じて、第2の時間-周波数ポインタ情報によって示される時間-周波数リソース上で、第1の業務データを含む業務ブロードキャストパケットをブロードキャストしてよい。
【0234】
SLEアクセス技術においては、ブロードキャストパーティ通信デバイスが、スキャンパーティ通信デバイスに対する接続を確立する前に、ブロードキャストパーティ通信デバイスが、ブロードキャストメッセージを送信してよい、ということに留意すべきである。ブロードキャストメッセージは、ブロードキャストパーティ通信デバイスが、リソーススケジューリング(grant, G)デバイスになることを期待することを示すインジケーション情報を含んでもよいし、ブロードキャストパーティ通信デバイスが、端末(terminal, T)デバイスになることを期待することを示すインジケーション情報を含んでもよい。スキャンを通じてブロードキャストメッセージを取得した後、スキャンパーティ通信デバイスは、ブロードキャストパーティ通信デバイスに接続要求を送信してよい。接続要求は、スキャンパーティ通信デバイスがGデバイスになることを期待することを示すインジケーション情報を含んでもよいし、スキャンパーティ通信デバイスがTデバイスになることを期待することを示すインジケーション情報を含んでもよい。接続要求を受信した後、ブロードキャストパーティ通信デバイスは、接続要求に基づいて、スキャンパーティ通信デバイスと交渉して、ブロードキャストパーティ通信デバイスがTデバイスになり、スキャンパーティ通信デバイスがGデバイスになることを決定し、それにより、接続を確立する。代替的に、ブロードキャストパーティ通信デバイスがGデバイスになり、スキャンパーティ通信デバイスがTデバイスになることが交渉を通じて決定され、それにより、接続を確立する。代替的に、交渉が失敗し、接続が失敗する。ブロードキャストパーティ通信デバイスが、スキャンパーティ通信デバイスとの接続を成功裏に確立するとき、Gデバイスになるデバイスは、リソーススケジューリングのためのリソーススケジューリングデバイスとして働きうる。
【0235】
ブロードキャストパーティ通信デバイスによって送信されるブロードキャストメッセージが、ブロードキャストパーティ通信デバイスがTデバイスになることを期待することを示すインジケーション情報を含むことが、例として利用される。スキャンを通じてブロードキャストメッセージを取得した後、スキャンパーティ通信デバイスは、接続要求をブロードキャストパーティ通信デバイスに送信してよい。接続要求は、スキャンパーティ通信デバイスがGデバイスになることを期待することを示すインジケーション情報を含み、ブロードキャストパーティ通信デバイスは、接続要求に基づいて、ブロードキャストパーティ通信デバイスがTデバイスであり、スキャンパーティ通信デバイスがGデバイスであることを決定し、スキャンパーティ通信デバイスとの接続を成功裏に確立しうる、ということが仮定される。スキャンパーティ通信デバイスは、リソーススケジューリングのためのリソーススケジューリングデバイスとして働く。ブロードキャストパーティ通信デバイス及びスキャンパーティ通信デバイスの両方がTデバイスになることを期待するため、接続要求は、スキャンパーティ通信デバイスがTデバイスになることを期待することを示すインジケーション情報を含み、ブロードキャストパーティ通信デバイスは、接続要求に基づいて、ブロードキャストパーティ通信デバイスがGデバイスであり、スキャンパーティ通信デバイスがTデバイスになることを決定し、スキャンパーティ通信デバイスとの接続を成功裏に確立しうる、ということが仮定される。ブロードキャストパーティ通信デバイスは、リソーススケジューリングのためのリソーススケジューリングデバイスとして働く。ブロードキャストパーティ通信デバイスは、代替的に、Gデバイスになることを拒否してよく、即ち、ブロードキャストパーティ通信デバイスは、スキャンパーティ通信デバイスとの接続を確立することを拒否する。
【0236】
ブロードキャストパーティ通信デバイスによって送信されたブロードキャストメッセージが、ブロードキャストパーティ通信デバイスがGデバイスになることを期待することを示すインジケーション情報を含むことが、他の例として利用される。スキャンを通じてブロードキャストメッセージを取得した後、スキャンパーティ通信デバイスは、接続要求をブロードキャストパーティ通信デバイスに送信してよい。接続要求は、スキャンパーティ通信デバイスがTデバイスになることを期待することを示すインジケーション情報を含み、ブロードキャストパーティ通信デバイスは、接続要求に基づいて、ブロードキャストパーティ通信デバイスがGデバイスであり、スキャンパーティ通信デバイスがTデバイスであることを決定し、スキャンパーティ通信デバイスとの接続を成功裏に確立しうる、ということが仮定される。ブロードキャストパーティ通信デバイスは、リソーススケジューリングのためのリソーススケジューリングデバイスとして働く。ブロードキャストパーティ通信デバイス及びスキャンパーティ通信デバイスの両方がGデバイスになることを期待するため、接続要求は、スキャンパーティ通信デバイスがGデバイスになることを期待することを示すインジケーション情報を含み、ブロードキャストパーティ通信デバイスは、接続要求に基づいて、ブロードキャストパーティ通信デバイスがTデバイスであり、スキャンパーティ通信デバイスがGデバイスになることを決定し、スキャンパーティ通信デバイスとの接続を成功裏に確立しうる、ということが仮定される。スキャンパーティ通信デバイスは、リソーススケジューリングのためのリソーススケジューリングデバイスとして働く。ブロードキャストパーティ通信デバイスは、代替的に、Tデバイスになることを拒否してよく、即ち、ブロードキャストパーティ通信デバイスは、スキャンパーティ通信デバイスとの接続を確立することを拒否する。
【0237】
第2の例においては、アクセス技術がSLBアクセス技術であることが、例として利用される。SLBアクセス技術は、大きな帯域幅性能を有するアクセス技術である。SLBアクセス技術において、デバイスを、GデバイスとTデバイスとに分類することができる。Gデバイスは、リソーススケジューリングセンターであってよい。SLBアクセス技術において、Gデバイスは、一般に、ブロードキャストメッセージを送信し、Tデバイスは、Gデバイスからのブロードキャストメッセージをスキャンして受信し、Gデバイスは、Tデバイスをスキャン及び発見しない。言い換えると、SLBアクセス技術においては、接続の前、デバイスディスカバリプロセスは一方向性のものであり、TデバイスのみがGデバイスを発見することができる。
【0238】
例えば、図9に示すように、Gデバイスは、周期的に、第1の同期信号(first sync signal, FTS)、第2の同期信号(second sync signal, STS)、マスタ情報ブロック(master information block, MIB)メッセージ、及びシステム情報ブロック(system information block, SIB)メッセージを、固定された時間-周波数ドメインリソース上で送信してよい。FTS及びSTSを受信して同期した後、Tデバイスは、ダウンリンク同期を完了し、MIBメッセージを同期受信し、次いで、SIBメッセージを受信して、GデバイスとTデバイスとの間の同期手順を完了する。
【0239】
図6及び図7に示した方法に基づき、図9に示したSLBアクセス技術を参照すると、上記のステップ603に基づいて第4の情報をブロードキャストするとき、第1のデバイスのアクセスレイヤは、ブロードキャストチャネルを通じて、第4の情報を含むSIBメッセージをブロードキャストしてよい。SIBメッセージは、さらに、サーチスペースを含んでよい。サーチスペースは、ダウンリンク動的スケジューリング情報が配置されうる時間-周波数リソースを示してよい。ダウンリンク動的スケジューリング情報は、ダウンリンクデータ(例えば、第1の業務データ)をスケジューリングするために利用されうる。スキャンパーティ通信デバイス(例えば、第2のデバイス)は、サーチスペースを通じて、ダウンリンク動的スケジューリング情報をブラインド検出して、スキャンパーティ通信デバイスのダウンリンクデータが配置される物理リソースを取得し、次いで、対応する物理リソース上のダウンリンクデータをパースしてよい。上記のステップ608に基づいて第1の業務データをブロードキャストするとき、第1のデバイスのアクセスレイヤは、ダウンリンク動的スケジューリング情報によって示される物理リソース上で、第1の業務データを含む業務ブロードキャストパケットをブロードキャストしてよく、それにより、スキャンパーティ通信デバイスは、対応する物理リソース上で第1の業務データを取得することができる。
【0240】
図5図9に示した方法に基づき、第1のデバイスは、図5に示した方法を利用してチャネルを構成し、図6図9に示した方法を利用して構成されたチャネルに基づいて業務データを伝送してよい。図5図9に示した方法は、第1のデバイスがブロードキャスト方式でブロードキャスト業務を実行するときに、第1のデバイスが、スキャンパーティ通信デバイスが誰なのかについて注意する必要がなく、スキャンパーティ通信デバイスが、第1のデバイスによってブロードキャストされたデータを完全に受信できるかどうかを知る必要がない通信シナリオに適用されてよい。例えば、通信シナリオは、空港内でのフライト情報、音楽、及び広告などのオーディオデータのブロードキャストであってよい。
【0241】
この出願の実施形態において、第1のデバイスによって構成されるチャネルは、ブロードキャスト業務を伝送するために利用されてよく、業務全体が、ブロードキャストパーティ通信デバイスとスキャンパーティ通信デバイスとの間の接続の確立に基づいて完了されるわけではない。図10に示すように、第1のデバイスは、構成されたチャネルに基づいて、一対多のブロードキャスト業務伝送を実行してよく、即ち、第1のデバイスは、構成されたチャネルに基づいて、業務データをブロードキャストしてよく、誰がスキャンパーティ通信デバイスであるかについて注意する必要はなく、スキャンパーティ通信デバイスが、第1のデバイスによってブロードキャストされた業務データを完全に受信できるかどうかを知る必要はない。
【0242】
それに対応し、図5図10示した方法に基づき、第1のデバイスは、チャネルを構成し、第1の業務データをブロードキャストし、スキャンパーティ通信デバイスが第2のデバイスであることが例として利用され、第2のデバイスは、図11に示した方法を利用してチャネルを構成して、図12に示した方法を利用して第1の業務データを受信してよい。
【0243】
図11は、この出願の実施形態によるチャネル構成方法を示す。図11に示すように、方法は、第2のデバイスに適用されてよく、方法は、以下のステップを含んでよい。
【0244】
ステップ1101:アクセスレイヤは、第4の情報を取得する。
【0245】
第4の情報は、第1の業務データ、第1のポートの識別情報、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報、及び第1の論理チャネルの識別情報を含んでよい。
【0246】
具体的には、第2のデバイスは、以下のステップ1101a~ステップ1101cを実行することによって、第4の情報を取得してよい。
【0247】
ステップ1101a:ベーシックアプリケーションレイヤは、スキャン要求をベーシックサービスレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックサービスレイヤは、スキャン要求を受信する。
【0248】
ベーシックアプリケーションレイヤがブロードキャスト業務を受信する必要があるとき、ベーシックアプリケーションレイヤは、スキャン要求をベーシックサービスレイヤに送信してよく、それにより、スキャン手順を実行するように、ベーシックサービスレイヤを通じてアクセスレイヤを構成する。
【0249】
任意選択で、ベーシックアプリケーションレイヤは、さらに、ブロードキャスト業務の業務要件に基づいて、ブロードキャスト業務のためのポートを決定する。
【0250】
業務要件が第1の業務要件であることが、例として利用される。ベーシックアプリケーションレイヤは、第1の業務要件に基づいて、第2のポートを決定してよい。
【0251】
任意選択で、ベーシックアプリケーションレイヤは、スキャン要求を、ベーシックサービスレイヤのデバイスディスカバリモジュールに送信する。
【0252】
ステップ1101b:ベーシックサービスレイヤは、スキャン要求をアクセスレイヤに送信する。それに対応して、アクセスレイヤは、スキャン要求を受信する。
【0253】
ベーシックサービスレイヤは、スキャン要求を、アクセスレイヤによってパースできるスキャン要求に変換してよく、それにより、アクセスレイヤは、スキャン要求に基づいてスキャン手順を実行する。
【0254】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤが、アクセスレイヤによって送信された複数のスキャン要求を受信するとき、ベーシックサービスレイヤは、複数のスキャン要求を調停(arbitrate)及びマージして、第2のデバイスがスキャン手順を実行する回数を低減し、第2のデバイスの電力消費を低減してよい。特に、第2のデバイス内のアクセスレイヤが、上記のスキャン手順を実行する回数を低減することは、代替的に、アクセスレイヤによって実行される重複コマンドを低減して、第2のデバイスの電力消費を低減することとして説明される。
【0255】
任意選択で、アクセスレイヤによるスキャンを通じて取得されるブロードキャストメッセージを業務タイプに基づいてフィルタリングするために、スキャン要求は、業務タイプを含んでよい。
【0256】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤのデバイス送信モジュールは、スキャン要求をアクセスレイヤに送信する。
【0257】
ステップ1101c:アクセスレイヤは、スキャン要求に基づいてスキャンを実行する。
【0258】
アクセスレイヤは、スキャン要求に基づいてスキャン手順を実行して、ブロードキャストメッセージを取得してよい。
【0259】
この出願のこの実施形態において、第1のデバイスのアクセスレイヤは、ブロードキャストチャネルを通じて第4の情報をブロードキャストしてよく、第2のデバイスのアクセスレイヤは、スキャン手順を実行するとき、スキャンを通じて第4の情報を取得してよい。
【0260】
ステップ1102:アクセスレイヤは、第4の情報をベーシックサービスレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックサービスレイヤは、第4の情報を受信する。
【0261】
スキャンを通じてブロードキャストメッセージ(例えば、第4の情報)を取得した後、アクセスレイヤは、直接、スキャンを通じて取得されたブロードキャストメッセージをベーシックサービスレイヤに送信してよい。アクセスレイヤがフィルタリング機能を有する場合、アクセスレイヤは、スキャンを通じて取得されたブロードキャストメッセージをフィルタリングし、フィルタリングを通して得られたブロードキャストメッセージをベーシックサービスレイヤに送信してよい。
【0262】
この出願のこの実施形態において、アクセスレイヤは、直接、スキャンを通じて取得された第4の情報をベーシックサービスレイヤに送信してもよいし、第4の情報をパースして、スキャン要求内の業務タイプ及び第4の情報内の第1の業務情報に基づいて、業務タイプが第1の業務情報に適合しているかどうかを決定し、業務タイプが第1の業務情報に適合している場合には第4の情報をベーシックサービスレイヤに送信し、業務タイプが第1の業務情報に適合していない場合には第4の情報を破棄するようにしてもよい。
【0263】
任意選択で、アクセスレイヤは、第4の情報をベーシックサービスレイヤのデバイスディスカバリモジュールに送信する。
【0264】
ステップ1103:ベーシックサービスレイヤは、第4の情報をベーシックアプリケーションレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックアプリケーションレイヤは、第4の情報を受信する。
【0265】
ベーシックサービスレイヤは、スキャン要求内の業務タイプに基づいて、アクセスレイヤによるスキャンを通じて取得されたブロードキャストメッセージをフィルタリングし、フィルタリングされたブロードキャストメッセージをベーシックアプリケーションレイヤに送信してよい。
【0266】
この出願のこの実施形態において、ベーシックサービスレイヤは、第4の情報をパースして、スキャン要求内の業務タイプ及び第4の情報内の第1の業務情報に基づいて、業務タイプが第1の業務情報に適合しているかどうかを決定し、業務タイプが第1の業務情報に適合している場合には第4の情報をベーシックアプリケーションレイヤに送信し、業務タイプが第1の業務情報に適合していない場合には第4の情報を破棄するようにしてよい。
【0267】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤのデバイスディスカバリモジュールは、第4の情報をベーシックアプリケーションレイヤに送信する。
【0268】
ステップ1104:ベーシックアプリケーションレイヤは、第4の情報に基づいて、ポートマッピングを実行する。
【0269】
第4の情報を受信した後、ベーシックアプリケーションレイヤは、第4の情報をパースして第1のポートを取得し、第2のポートを第1のポートにマッピングしてよく、それにより、第2のデバイスのベーシックアプリケーションレイヤは、第1のポートを通じて第1のデバイスのベーシックアプリケーションレイヤによって送信された第1の業務データを、第2のポートを通じて受信する。
【0270】
任意選択で、ベーシックアプリケーションレイヤは、さらに、第1の業務要件に基づいて、伝送チャネルタイプを決定する。
【0271】
伝送チャネルタイプは、ユニキャスト業務チャネル、マルチキャスト業務チャネル、及びブロードキャスト業務チャネルを含んでよい。この出願のこの実施形態において、ベーシックアプリケーションレイヤが、ブロードキャスト業務を実行する必要があるとき、ベーシックアプリケーションレイヤは、伝送チャネルタイプがブロードキャスト業務チャネルであると決定してよい。
【0272】
任意選択で、ベーシックアプリケーションレイヤは、さらに、第1の業務要件に基づいて、第1のインジケーション情報を決定する。
【0273】
第1のインジケーション情報は、伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示してよい。
【0274】
第2のデバイスのベーシックアプリケーションレイヤによって、第1の業務要件に基づいて、伝送チャネルタイプ及び/又は第1のインジケーション情報を決定することの説明については、上記のステップ501において、第1の業務要件に基づいて第1のデバイスのベーシックアプリケーションレイヤによって伝送チャネルタイプ及び/又は第1のインジケーション情報を決定することの関連説明を参照されたい、ということに留意すべきである。詳細については再度説明されない。
【0275】
ステップ1105:ベーシックアプリケーションレイヤは、第5の情報をベーシックサービスレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックサービスレイヤは、第5の情報を受信する。
【0276】
第5の情報は、第1の業務要件、第2のポートの識別情報、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報、及び第1の論理チャネルの識別情報を含んでよい。
【0277】
第5の情報は、第2のポートのための伝送チャネルを構成するように、ベーシックサービスレイヤに要求するために利用されてよい。
【0278】
具体的には、第5の情報は、第2のポートに対して、第1の業務要件を満たすことができる伝送チャネルを構成するように、ベーシックサービスレイヤに要求するために利用されてよい。
【0279】
任意選択で、第5のポートに対して、伝送チャネルタイプに適合する伝送チャネルを構成するようにベーシックサービスレイヤに要求するために、第5の情報は、さらに、伝送チャネルタイプを含む。
【0280】
任意選択で、第5の情報は、さらに、第1のインジケーション情報を含み、それにより、ベーシックサービスレイヤは、第1のインジケーション情報に基づいて、第2のポートに対して、第1の業務データの伝送専用の伝送チャネルを構成するかどうかを決定する。
【0281】
任意選択で、ベーシックアプリケーションレイヤは、第5の情報を、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールに送信し、それにより、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールは、第5の情報に基づいて、第2のポートのための伝送チャネルを構成する。
【0282】
ステップ1106:ベーシックサービスレイヤは、第5の情報に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを決定する。
【0283】
ベーシックサービスレイヤは、第5の情報内の第1の業務要件に基づいて、第2のポートに対して伝送チャネルを構成してよく、伝送チャネルは、第2のブロードキャスト業務チャネルであってよい。
【0284】
具体的には、ベーシックサービスレイヤは、第5の情報に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを生成してもよいし、再構成してもよいし、再利用してもよい。第5の情報に基づいて、第2のデバイスのベーシックサービスレイヤによって第2のブロードキャスト業務チャネルを決定することの説明については、上記のステップ502において、第1の情報に基づいて第1のデバイスのベーシックサービスレイヤによって第1のブロードキャスト業務チャネルを決定することについての関連する説明を参照されたい。詳細については再度説明されない。
【0285】
第2のポートに対して第2のブロードキャスト業務チャネルを構成した後、ベーシックサービスレイヤは、第4のマッピング関係を記憶してよい。
【0286】
第4のマッピング関係は、第2のポートの識別情報と、第2のポートに対応する伝送チャネルの識別情報とを含んでよく、即ち、第4のマッピング関係は、第2のポートの識別情報と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報とを含む。
【0287】
第2のポートの識別情報がport2であり、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報がTCID2であることが、例として利用される。第4のマッピング関係は、port2及びTCID2を含んでよい。
【0288】
任意選択で、第2のポートに対して第2のブロードキャスト業務チャネルを構成した後、ベーシックサービスレイヤは、さらに、第1のブロードキャスト業務チャネルと、第2のブロードキャスト業務チャネルとの間のマッピング関係を記憶し、それにより、第2のデバイスのベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルを通じて第1のデバイスによって伝送された第1の業務データを、第2のブロードキャスト業務チャネルを通じて伝送する。
【0289】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件に基づいて、第1のアクセス技術を決定する。
【0290】
ベーシックサービスレイヤは、さらに、第1の業務要件に基づいて、論理チャネルタイプを決定してよい。
【0291】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤは、さらに、第1の業務要件に基づいて、第3のインジケーション情報を決定する。
【0292】
第1の業務要件に基づいて、第2のデバイスのベーシックサービスレイヤによって、第1のアクセス技術、論理チャネルタイプ、及び第3のインジケーション情報のうちの1つ以上を決定することの説明については、上記のステップ503において、第1の業務要件に基づいて、第1のデバイスのベーシックサービスレイヤによって、第1のアクセス技術、論理チャネルタイプ、及び第3のインジケーション情報を決定することについての関連する説明を参照されたい。これについては限定されない。
【0293】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールは、上記のステップ1106においてベーシックサービスレイヤによって実行されるアクション又は機能を実行する。
【0294】
ステップ1107:ベーシックサービスレイヤは、第6の情報をアクセスレイヤに送信する。それに対応して、アクセスレイヤは、第6の情報を受信する。
【0295】
第6の情報は、第1の業務要件、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報、第1の論理チャネルの識別情報、及び論理チャネルタイプを含んでよい。論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示す。
【0296】
第6の情報は、第2のブロードキャスト業務チャネルに対して、第1の業務要件及び論理チャネルタイプに適合する論理チャネルを構成するように要求するために利用されてよい。
【0297】
具体的には、ベーシックアプリケーションレイヤによって運ばれる第1の業務要件を受信した後、ベーシックサービスレイヤは、第1の業務要件を抽出及び処理して、アクセスレイヤによってパースできる第1の業務要件を生成し、アクセスレイヤに対し、アクセスレイヤによってパースできる第1の業務要件を含む第6の情報を運んでよい。
【0298】
任意選択で、第6の情報は、第2のブロードキャスト業務チャネルに対して、第1のアクセス技術に適合する論理チャネルを構成するようにアクセスレイヤに要求するための第2のインジケーション情報をさらに含む。
【0299】
任意選択で、第6の情報は、さらに、第3のインジケーション情報を含み、それにより、アクセスレイヤは、第3のインジケーション情報に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルに対して、第1の業務データの伝送専用である論理チャネルを構成するかどうかを決定する。
【0300】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールは、第6の情報をアクセスレイヤに送信し、それにより、アクセスレイヤは、第6の情報に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルの論理チャネルを構成する。
【0301】
ステップ1108:アクセスレイヤは、第6の情報に基づいて、第2の論理チャネルを決定する。
【0302】
アクセスレイヤは、第2のブロードキャスト業務チャネルに対して、第6の情報内にある第1の業務要件と論理チャネルタイプとに基づいて、第1の業務要件及び論理チャネルタイプに適合する論理チャネルを構成してよい。論理チャネルは、第2の論理チャネルであってよい。
【0303】
具体的には、アクセスレイヤは、第6の情報に基づいて、第2の論理チャネルを生成、再構成、又は再利用してよい。第6の情報に基づいて、第2のデバイスのアクセスレイヤによって第2の論理チャネルを決定することの説明については、上記のステップ505において、第2の情報に基づいて第1のデバイスのアクセスレイヤによって第1の論理チャネルを決定することについての関連する説明を参照されたい。詳細については再度説明されない。
【0304】
任意選択で、第2のブロードキャスト業務チャネルに対して第2の論理チャネルを構成した後、アクセスレイヤは、第3のマッピング関係を記憶する。
【0305】
第3のマッピング関係は、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第2のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルの識別情報とを含んでよく、即ち、第3のマッピング関係は、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第2の論理チャネルの識別情報とを含む。
【0306】
第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報がTCID2であり、第2の論理チャネルの識別情報がLCID2であることが、例として利用される。第3のマッピング関係は、TCID2及びLCID2を含んでよい。
【0307】
第2のデバイスのアクセスレイヤが第2の論理チャネルを構成するとき、第2の論理チャネルの識別情報は、第1の論理チャネルの識別情報と同じであってもよいし、第1の論理チャネルの識別情報とは異なっていてもよい、ということに留意すべきである。これについては限定されない。
【0308】
任意選択で、第2のブロードキャスト業務チャネルに対して第2の論理チャネルを構成した後、アクセスレイヤは、さらに、第1の論理チャネルと、第2の論理チャネルとの間のマッピング関係を記憶し、それにより、第2のデバイスのアクセスレイヤは、第1の論理チャネルを通じて第1のデバイスによって伝送された第1の業務データを、第2の論理チャネルを通じて伝送する。
【0309】
ステップ1109:アクセスレイヤは、第3のマッピング関係をベーシックサービスレイヤに送信する。それに対応して、ベーシックサービスレイヤは、第3のマッピング関係を受信する。
【0310】
第3のマッピング関係は、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第2の論理チャネルの識別情報とを含んでよい。
【0311】
第3のマッピング関係を受信した後、ベーシックサービスレイヤは、アクセスレイヤが、第2のブロードキャスト業務チャネルに対して、対応する論理チャネルを構成したと決定してよく、論理チャネルは、第2の論理チャネルである。
【0312】
任意選択で、アクセスレイヤは、第3のマッピング関係をベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールに送信する。
【0313】
任意選択で、図11に示した方法は、以下のステップ11010をさらに含む。
【0314】
ステップ11010:ベーシックサービスレイヤは、第4のマッピング関係をベーシックアプリケーションレイヤに送信する。
【0315】
第4のマッピング関係は、第2のポートの識別情報と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報とを含んでよい。
【0316】
第4のマッピング関係を受信した後、ベーシックアプリケーションレイヤは、ベーシックサービスレイヤが、第2のポートに対して、対応する伝送チャネルを構成したと決定してよく、伝送チャネルは、第2のブロードキャスト業務チャネルである。
【0317】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤのチャネル管理モジュールは、第4のマッピング関係をベーシックアプリケーションレイヤに送信する。
【0318】
図11に示した方法に基づき、第2のデバイスは、ブロードキャスト業務を受信するために利用され、かつ、第2のポート、第2のブロードキャスト業務チャネル、及び第2の論理チャネルを含むチャネルを構成してよく、それにより、ブロードキャスト業務は、構成されたチャネルを通じて受信され、一対多のブロードキャスト業務が、業務要件を満たすように実現される。加えて、第2のデバイスのアクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートしてよく、それにより、ブロードキャスト業務の伝送のフレキシビリティを改善することができる。
【0319】
さらに、図11に示した方法を利用してチャネル構成を完了した後、第2のデバイスは、さらに、図12に示した方法を利用して、第1のデバイスによってブロードキャストされた第1の業務データを受信してよい。
【0320】
図12は、この出願の実施形態による業務データ伝送方法を示す。図12に示すように、方法は、第2のデバイスに適用されてよく、方法は、以下のステップを含んでよい。
【0321】
ステップ1201:アクセスレイヤは、第1の業務データを取得する。
【0322】
アクセスレイヤは、第1のアクセス技術を利用して、第1の業務データを受信してよい。
【0323】
第1の例においては、第1のアクセス技術がSLEアクセス技術であることが、例として利用される。図8のSLEアクセス技術の説明を参照されたい。第2のデバイスのアクセスレイヤは、第1のデバイスのアクセスレイヤによってブロードキャストされ、かつ第4の情報を含むブロードキャストメッセージを、ブロードキャストチャネルをスキャンすることを通じて取得してよい。従って、ブロードキャストパケットのための時間-周波数リソースが、ブロードキャストメッセージ内の第1の時間-周波数ポインタ情報に基づいて決定され、ブロードキャストパケットが、第1の時間-周波数ポインタ情報によって示される時間-周波数リソース上で業務チャネルを通じて受信される。次いで、第1の業務データのための時間-周波数リソースが、ブロードキャストパケット内の第2の時間-周波数ポインタ情報に基づいて決定され、第1の業務データを含む業務ブロードキャストパケットが、第2の時間-周波数ポインタ情報によって示される時間-周波数リソース上で業務チャネルを通じて受信され、それにより、第1の業務データを決定する。
【0324】
第2の例においては、第1のアクセス技術がSLBアクセス技術であることが、例として利用される。図9におけるSLBアクセス技術の説明を参照されたい。第2のデバイスのアクセスレイヤは、固定された時間-周波数リソース上で、第1のデバイスのアクセスレイヤによって送信されたSIB情報を受信し、SIB情報内のサーチスペースに基づいて、ダウンリンク動的スケジューリング情報が配置されうる時間-周波数リソースを決定してよい。ダウンリンク動的スケジューリング情報は、ダウンリンクデータ(例えば、第1の業務データ)をスケジューリングするために利用されうる。その後、第2のデバイスは、サーチスペースを通じて、ダウンリンク動的スケジューリング情報をブラインド検出して、第1の業務データが配置される物理リソースを取得し、次いで、対応する物理リソース上の第1の業務データをパースしてよい。
【0325】
第2のデバイスは、第4の情報に基づいて、第1のデバイスとの同期を完了しうる、ということに留意すべきである。同期が完了した後、第2のデバイスのアクセスレイヤは、第4の情報を受信する必要がないことがあり、即ち、第1のデバイスとの同期を完了した後、第2のデバイスは、直接、第1の業務データを受信しうる。
【0326】
ステップ1202:アクセスレイヤは、第1の業務データをベーシックサービスレイヤに送信する。
【0327】
アクセスレイヤは、第2の論理リンクを通じて第1の業務データを伝送して、第1の業務データをベーシックサービスレイヤに送信してよい。
【0328】
ステップ1203:ベーシックサービスレイヤは、第1の業務データをベーシックアプリケーションレイヤに送信する。
【0329】
ベーシックサービスレイヤは、第2のブロードキャスト業務チャネルを通じて第1の業務データを伝送し、第2のポートを通じて第1の業務データをベーシックアプリケーションレイヤに送信してよい。
【0330】
図12に示した方法に基づき、第2のデバイスのアクセスレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びベーシックアプリケーションレイヤは、第2の論理チャネル、第2のブロードキャスト業務チャネル、及び第2のポートを含む、構成されたチャネルを通じて、順次、第1の業務データの受信を完了しうる。
【0331】
この出願の実施形態において、第2のデバイスによって構成されたチャネルは、ブロードキャスト業務を受信するために利用されてよく、業務全体が、ブロードキャストパーティ通信デバイスとスキャンパーティ通信デバイスとの間の接続の確立に基づいて完了されるわけではない。図10に示したように、第2のデバイスは、構成されたチャネルに基づいてブロードキャスト業務を受信しうる。
【0332】
さらに、図5図12に示したチャネル構成方法及び業務データ伝送方法に基づき、第1のデバイスは、さらに、図13に示した方法を利用して、ブロードキャスト業務の任意の時点で、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報をブロードキャストすることを停止してよい。その後、新たなスキャンパーティ通信デバイス(第2のデバイス)が、第1のブロードキャスト業務チャネルに基づいてチャネルを構成して第1の業務データを受信することはない。
【0333】
図13は、この出願の実施形態による通知停止方法を示す。図13に示すように、方法は、第1のデバイスに適用されてよく、方法は、以下のステップを含んでよい。
【0334】
ステップ1301:ベーシックアプリケーションレイヤは、第5のインジケーション情報をベーシックサービスレイヤに送信する。
【0335】
第5のインジケーション情報は、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報をブロードキャストすることを停止することを示してよい。
【0336】
ステップ1302:ベーシックサービスレイヤは、第5のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信する。
【0337】
ステップ1303:アクセスレイヤは、第4の情報をブロードキャストすることを停止する。
【0338】
アクセスレイヤは、第5のインジケーション情報に基づいて、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報を含む第4の情報をブロードキャストすることを停止してよい。
【0339】
任意選択で、図13に示した方法は、さらに、以下のステップ1304及びステップ1305を含む。
【0340】
ステップ1304:アクセスレイヤは、ベーシックサービスレイヤに対し、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報のブロードキャストが停止されることを示すインジケーション情報を送信する。
【0341】
ステップ1305:ベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤに対し、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報のブロードキャストが停止されることを示すインジケーション情報を送信する。
【0342】
図13に示した方法に基づき、ベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信された第5のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信してよく、それにより、アクセスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報をブロードキャストすることを停止する。その後、新たなスキャンパーティ通信デバイスが、第1のブロードキャスト業務チャネルに基づいてチャネルを構成して第1の業務データを受信することはない。アクセスレイヤが第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報をブロードキャストすることを停止した後、チャネルが構成されているスキャンパーティ通信デバイスは、構成されたチャネル上で、第1のデバイスによって構成されたチャネルを通じて、第1のデバイスによってブロードキャストされる第1の業務データを依然として受信することがある、ということに留意すべきである。
【0343】
さらに、図5図12に示したチャネル構成方法及び業務データ伝送方法に基づき、第1のデバイスは、さらに、図14に示した方法を利用して、第1のデバイスによって構成されたチャネルを解放してよい。
【0344】
図14は、この出願の実施形態によるチャネル解放方法を示す。図14に示すように、方法は、第1のデバイスに適用されてよく、方法は、以下のステップを含んでよい。
【0345】
ステップ1401:ベーシックアプリケーションレイヤは、第6のインジケーション情報をベーシックサービスレイヤに送信する。
【0346】
第6のインジケーション情報は、第1のポートに対応する伝送チャネルを解放することを示してよく、第6のインジケーション情報は、第1のポートの識別情報を含んでよい。
【0347】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤが、上記のステップ507に基づいて第2のマッピング関係をベーシックアプリケーションレイヤに送信した後、ベーシックアプリケーションレイヤが、第6のインジケーション情報をベーシックサービスレイヤに送信するとき、ベーシックアプリケーションレイヤは、第2のマッピング関係を削除する。
【0348】
ステップ1402:ベーシックサービスレイヤは、第6のインジケーション情報及び第2のマッピング関係に基づいて第1のブロードキャスト業務チャネルを解放する。
【0349】
ベーシックアプリケーションレイヤの1つ以上のポートが、ベーシックサービスレイヤの同じ伝送チャネルに対応することがあるため、第1のブロードキャスト業務チャネルに対応するポートが、第1のポートのみを含むとき、ベーシックサービスレイヤは、第1のブロードキャスト業務チャネル及び第2のマッピング関係を削除してもよいし、ベーシックサービスレイヤは、第2のマッピング関係を削除してもよく、それにより、第1のブロードキャスト業務チャネルの解放を完了する。第1のブロードキャスト業務チャネルに対応するポートが、さらに、第1のポートに加えて他のポートを含むとき、ベーシックサービスレイヤは、第2のマッピング関係を削除してよく、それにより、第1のブロードキャスト業務チャネルの解放を完了する。
【0350】
ステップ1403:ベーシックサービスレイヤは、第7のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信する。
【0351】
第7のインジケーション情報は、第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルを解放することを示してよく、第7のインジケーション情報は、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報を含んでよい。
【0352】
ステップ1404:アクセスレイヤは、第7のインジケーション情報及び第1のマッピング関係に基づいて第1の論理チャネルを解放する。
【0353】
ベーシックサービスレイヤの1つ以上の伝送チャネルが、アクセスレイヤの同じ論理チャネルに対応することがあるため、第1の論理チャネルに対応する伝送チャネルが、第1のブロードキャスト業務チャネルのみにを含むとき、アクセスレイヤは、第1の論理チャネル及び第1のマッピング関係を削除してもよいし、アクセスレイヤは、第1のマッピング関係を削除してもよく、それにより、第1の論理チャネルの解放を完了する。第1の論理チャネルに対応する伝送チャネルが、さらに、第1のブロードキャスト業務チャネルに加えて他の伝送チャネルを含むとき、アクセスレイヤは、第1のマッピング関係を削除してよく、それにより、第1の論理チャネルの解放を完了する。
【0354】
任意選択で、図14に示した方法は、さらに、以下のステップ1405及びステップ1406を含む。
【0355】
ステップ1405:アクセスレイヤは、ベーシックサービスレイヤに対し、論理チャネルの解放が完了されることを示すインジケーション情報を送信する。
【0356】
ステップ1406:ベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤに対し、伝送チャネルの解放が完了されることを示すインジケーション情報を送信する。
【0357】
図14に示した方法に基づき、ブロードキャスト業務の伝送が停止される必要があると第1のデバイスが決定するとき、ベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信された第6のインジケーション情報及び第2のマッピング関係に基づいて、第1のポートに対応する第1のブロードキャスト業務チャネルを解放してよい。ベーシックサービスレイヤは、さらに、第7のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信してよく、それにより、アクセスレイヤは、第7のインジケーション情報及び第1のマッピング関係に基づいて、第1の論理チャネルを解放する。
【0358】
図13に示した方法及び図14に示した方法は、独立に利用されてもよいし、組み合わせて利用されてもよい、ということに留意すべきである。これについては限定されない。
【0359】
図14における第1のデバイスによるチャネルの解放に対応し、第2のデバイスが、ブロードキャスト業務をもはや受信する必要がないとき、第2のデバイスは、図15に示した方法を利用して、構成されたチャネルを解放してよい。
【0360】
図15は、この出願の実施形態によるチャネル解放方法を示す。図15に示したように、方法は、第2のデバイスに適用されてよく、方法は、以下のステップを含んでよい。
【0361】
ステップ1501:ベーシックアプリケーションレイヤは、第8のインジケーション情報をベーシックサービスレイヤに送信する。
【0362】
第8のインジケーション情報は、第2のポートに対応する伝送チャネルを解放することを示してよく、第8のインジケーション情報は、第2のポートの識別情報を含んでよい。
【0363】
任意選択で、ベーシックサービスレイヤが、第4のマッピング関係をベーシックアプリケーションレイヤに送信した後、ベーシックアプリケーションレイヤが、第8のインジケーション情報をベーシックサービスレイヤに送信するとき、ベーシックアプリケーションレイヤは、第4のマッピング関係を削除してよい。
【0364】
ステップ1502:ベーシックサービスレイヤは、第8のインジケーション情報及び第4のマッピング関係に基づいて、第2のブロードキャスト業務チャネルを解放する。
【0365】
ベーシックアプリケーションレイヤの1つ以上のポートが、ベーシックサービスレイヤの同じ伝送チャネルに対応することがあるため、第2のブロードキャスト業務チャネルに対応するポートが、第2のポートのみを含むとき、ベーシックサービスレイヤは、第2のブロードキャスト業務チャネル及び第4のマッピング関係を削除してもよいし、ベーシックサービスレイヤは、第4のマッピング関係を削除してもよく、それにより、第2のブロードキャスト業務チャネルの解放を完了する。第2のブロードキャスト業務チャネルに対応するポートが、さらに、第2のポートに加えて他のポートを含むとき、ベーシックサービスレイヤは、第4のマッピング関係を削除してよく、それにより、第2のブロードキャスト業務チャネルの解放を完了する。
【0366】
ステップ1503:ベーシックサービスレイヤは、第9のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信する。
【0367】
第9のインジケーション情報は、第2のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルを解放することを示してよく、第9のインジケーション情報は、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報を含んでよい。
【0368】
ステップ1504:アクセスレイヤは、第9のインジケーション情報及び第3のマッピング関係に基づいて第2の論理チャネルを解放する。
【0369】
ベーシックサービスレイヤの1つ以上の伝送チャネルが、アクセスレイヤの同じ論理チャネルに対応することがあるため、第2の論理チャネルに対応する伝送チャネルが、第2のブロードキャスト業務チャネルのみを含むとき、アクセスレイヤは、第2の論理チャネル及び第3のマッピング関係を削除してもよいし、アクセスレイヤは、第3のマッピング関係を削除してもよく、それにより、第2の論理チャネルの解放を完了する。第2の論理チャネルに対応する伝送チャネルが、さらに、第2のブロードキャスト業務チャネルに加えて他の伝送チャネルを含むとき、アクセスレイヤは、第3のマッピング関係を削除してよく、それにより、第2の論理チャネルの解放を完了する。
【0370】
任意選択で、図15に示した方法は、さらに、以下のステップ1505及びステップ1506を含む。
【0371】
ステップ1505:アクセスレイヤは、ベーシックサービスレイヤに対し、論理チャネルの解放が完了されることを示すインジケーション情報を送信する。
【0372】
ステップ1506:ベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤに対し、伝送チャネルの解放が完了されることを示すインジケーション情報を送信する。
【0373】
図15に示した方法に基づき、ブロードキャスト業務の受信が停止される必要があると第2のデバイスが決定するとき、ベーシックサービスレイヤは、ベーシックアプリケーションレイヤによって送信された第8のインジケーション情報及び第4のマッピング関係に基づいて、第2のポートに対応する第2のブロードキャスト業務チャネルを解放してよい。ベーシックサービスレイヤは、さらに、第9のインジケーション情報をアクセスレイヤに送信してよく、それにより、アクセスレイヤは、第9のインジケーション情報及び第3のマッピング関係に基づいて、第2の論理チャネルを解放する。
【0374】
上記では主に、デバイス間のインタラクションの観点から、この出願の実施形態において提供される解決策について説明している。上記の機能を実装するために、デバイスは、対応するハードウェア構造及び/又は機能を実行するためのソフトウェアモジュールを含む、ということが理解されうる。当業者は、この明細書において開示された実施形態において説明されている例におけるアルゴリズム及びステップと組み合わせ、この出願を、ハードウェア、又は、ハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実装することができる、ということに容易に気付くべきである。機能が、ハードウェアによって実装されるか、或いは、コンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実装されるかは、特定のアプリケーション及び技術的解決策の設計制約に依存する。当業者は、各特定のアプリケーションに対して、説明された機能を実装するために、異なる方法を利用してよいが、その実装が、この出願の範囲を逸脱するとみなされるべきではない。
【0375】
この出願の実施形態において、デバイスは、上記の方法例に基づく機能モジュールに分割されてよい。例えば、各機能モジュールは、各対応する機能に基づく分割を通じて得られてもよいし、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。上記の統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。この出願の実施形態において、モジュール分割は例であり、単なる論理機能分割である、ということに留意すべきである。実際の実装に際して、他の分割方式が利用されてよい。
【0376】
各機能モジュールが、各対応する機能に基づく分割を通じて得られるとき、図16は、通信装置160を示す。通信装置160が、ブロードキャストパーティ通信デバイス内に配置されるとき、通信装置160は、図6図15において第1のデバイスのベーシックサービスレイヤによって実行されるアクションを実行してよい。通信装置160が、スキャンパーティ通信デバイスとして利用されるとき、通信装置160は、図5図15における第2のデバイスのベーシックサービスレイヤによって実行されるアクションを実行してよい。
【0377】
通信装置160は、トランシーバモジュール1601と、処理モジュール1602とを含んでよい。例えば、通信装置160は、通信装置であってもよいし、通信装置若しくは他の結合されたデバイスで利用されるチップ、又は上記の通信装置の機能を有するコンポーネントなどであってもよい。通信装置160が通信装置であるとき、トランシーバモジュール1601は、トランシーバであってよく、トランシーバは、アンテナ、及び無線周波数回路などを含んでよい。処理モジュール1602は、プロセッサ(又は、処理回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってよい。ベースバンドプロセッサは、1つ以上のCPUを含んでよい。通信装置160が、上記の通信装置の機能を有するコンポーネントであるとき、トランシーバモジュール1601は、無線周波数ユニットであってよい。処理モジュール1602は、プロセッサ(又は、処理回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってよい。通信装置160が、チップシステムであるとき、トランシーバモジュール1601は、チップ(例えば、ベースバンドチップ)の入力/出力インターフェースであってよい。処理モジュール1602は、チップシステムのプロセッサ(又は、処理回路)であってよく、1つ以上の中央処理ユニットを含んでよい。この出願のこの実施形態において、トランシーバモジュール1601は、トランシーバ又はトランシーバ関連回路コンポーネントによって実装されてよく、処理モジュール1602は、プロセッサ又はプロセッサ関連回路コンポーネント(又は、処理回路と称される)によって実装されてよい、ということが理解されるべきである。
【0378】
例えば、トランシーバモジュール1601は、図5図15に示した実施形態における通信装置によって実行される全ての受信及び送信オペレーションを実行するように構成されてよく、及び/又は、この明細書において説明された技術の他のプロセスをサポートするように構成されてよい。処理モジュール1602は、受信及び送信オペレーション以外の、図5図15に示した実施形態において通信装置によって実行される全てのオペレーションを実行するように構成されてよく、及び/又は、この明細書において説明された技術の他のプロセスをサポートするように構成されてよい。
【0379】
他の可能な実装において、図16では、トランシーバモジュール1601が、トランシーバで置き換えられてよく、トランシーバは、トランシーバモジュール1601の機能を統合してよく、また、処理モジュール1602は、プロセッサで置き換えられてよく、プロセッサは、処理モジュール1602の機能を統合してよい。さらに、図16に示した通信装置160は、メモリをさらに含んでよい。トランシーバモジュール1601がトランシーバで置き換えられ、処理モジュール1602がプロセッサで置き換えられるとき、この出願のこの実施形態における通信装置160は、図4に示した通信装置であってよい。
【0380】
この出願の実施形態は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。上記の方法実施形態における手順の全部又は一部は、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実装されてよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。プログラムが実行されるとき、上記の方法実施形態の手順が実施されることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、上記の実施形態のいずれか1つにおける(データ送信端及び/又はデータ受信端を含む)端末の内部ストレージユニット、例えば、端末のハードディスク又はメモリであってよい。コンピュータ可読記憶媒体は、代替的に、端末の外部ストレージデバイス、例えば、端末上に設けられるプラグインハードディスク、スマートメディアカード(smart media card, SMC)、セキュアデジタル(secure digital, SD)カード、又はフラッシュカード(flash card)であってよい。さらに、コンピュータ可読記憶媒体は、代替的に、端末の内部ストレージユニット及び外部ストレージデバイスの両方を含んでよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム、他のプログラム、及び、端末によって必要とされるデータを格納するように構成される。コンピュータ可読記憶媒体は、さらに、出力された又は出力対象である一時的にデータを格納するように構成されてよい。
【0381】
この出願の明細書、特許請求の範囲、及び添付図において、「第1の」及び「第2の」などの用語は、異なるオブジェクトを区別することを意図しているが、特定の順序を示すものではない、ということに留意すべきである。加えて、用語「含む」及び「有する」、及びそれらの任意の他の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、列挙されたステップ又はユニットに限定されないが、任意選択で、列挙されていないステップ又はユニットをさらに含むか、又は、任意選択で、プロセス、方法、製品、又はデバイスの他の固有のステップ又はユニットをさらに含む。
【0382】
この出願において、「少なくとも1つの(アイテム)」は1つ以上を意味し、「複数の」は2つ以上を意味し、「少なくとも2つの(アイテム)」は、2つ、3つ、又はそれより多いことを意味し、「及び/又は」は、関連するオブジェクトの間のアソシエーション関係を記述するために利用され、3つの関係が存在しうることを示す、ということが理解されるべきである。例えば、「A及び/又はB」は、Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、A及びBの両方が存在することを示しうるし、A及びBは、単数であってもよいし、複数であってもよい。記号「/」は一般に、関連するオブジェクトの間の「又は」の関係を示す。「以下のアイテム(部分)のうちの少なくとも1つ」又はそれと類似の表現は、これらのアイテムの任意の組み合わせを指し、単数アイテム(部分)又は複数アイテム(部分)の任意の組み合わせを含む。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1つは、a、b、c、「a及びb」、「a及びc」、「b及びc」、又は「a、b、及びc」を示しうるし、a、b、及びcは、単数であってもよいし、複数であってもよい。
【0383】
上記の実装の説明に基づき、説明を容易に及び簡潔にするために、上記の機能モジュールの分割は、単に説明のための例として利用されている、ということが当業者によって明確に理解されうる。実際のアプリケーションにおいては、上記の機能は、要件に従う実装のために異なる機能モジュールに割り当てられることがある、即ち、装置の内部構造は、上述した機能の全部又は一部を実装するために、異なる機能モジュールに分割される。
【0384】
この出願において提供されるいくつかの実施形態において、開示された装置及び方法は、他の方式で実装されてよい、ということが理解されるべきである。例えば、説明された装置実施形態は単なる例である。例えば、モジュール又はユニットへの分割は、単なる論理機能分割であり、実際の実装に際して他の分割であってよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、他の装置に結合又は統合されてもよいし、一部の特徴が省略されたり又は実行されなかったりしてもよい。加えて、表示された又は論じられた相互結合又は直接結合又は通信接続は、いくつかのインターフェースを通じて実装されてよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電気的、機械的、又は他の形態で実装されてよい。
【0385】
別々の部分として記述されたユニットは、物理的に別々であってもよいし、そうでなくてもよく、ユニットとして表示された部分は、1つ以上の物理ユニットであってもよいし、1つの場所に配置されてもよいし、或いは、異なる場所に分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択されてよい。
【0386】
加えて、この出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、ユニットのそれぞれが物理的に単独で存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0387】
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は利用されるとき、統合されたユニットは、可読記憶媒体に格納されることがある。そのような理解に基づき、この出願の実施形態の技術的解決策は本質的に、又は現在の技術に貢献する部分、又は技術的解決策の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形態で実装されてよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、デバイス(シングルチップマイクロコンピュータ又はチップなどであってよい)又はプロセッサ(processor)に、この出願の実施形態における方法のステップの全部又は一部を実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクなど、プログラムコードを格納することができる任意の媒体を含む。
【0388】
上記の説明は、この出願の具体的な実装に過ぎず、この出願の保護範囲を限定することは意図されていない。この出願において開示された技術的範囲内での任意の変形又は置換は、この出願の保護範囲に収まるべきである。従って、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲を対象とすべきである。
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
【手続補正書】
【提出日】2024-04-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のデバイスに適用されるチャネル構成方法であって、前記第1のデバイスは、ベーシックアプリケーションレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤを含み、前記アクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートし、前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第1の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第1の情報は、第1の業務要件と、第1のポートの識別情報とを含む、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第2の情報を前記アクセスレイヤに送信するステップであって、前記第2の情報は、前記第1の業務要件と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、論理チャネルタイプとを含み、前記第1のブロードキャスト業務チャネルは、前記第1の情報に基づいて決定される伝送チャネルであり、前記論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示し、前記アクセスレイヤは、第1のアクセス技術をサポートし、前記第1のアクセス技術は、前記第1の業務要件に基づいて、前記複数のアクセス技術の中から決定される、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第1のマッピング関係を前記アクセスレイヤから受信するステップであって、前記第1のマッピング関係は、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含み、前記第1の論理チャネルは、前記第1のアクセス技術をサポートし、かつ前記第2の情報に基づいて決定される論理チャネルである、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第2のマッピング関係を記憶するステップであって、前記第2のマッピング関係は、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、前記第1のポートの前記識別情報とを含む、ステップと、
を含む、チャネル構成方法。
【請求項2】
前記第1の情報は、以下のもの、即ち、伝送チャネルタイプ及び第1のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、前記伝送チャネルタイプは、前記伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示し、前記第1のインジケーション情報は、前記伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ベーシックサービスレイヤによって、第2の情報を前記アクセスレイヤに送信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第1の情報に基づいて、前記第1のブロードキャスト業務チャネルを確立するステップ、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第1の情報に基づいて、前記第1のブロードキャスト業務チャネルを再構成するステップ、又は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第1の情報に基づいて、前記第1のブロードキャスト業務チャネルを再利用するステップ
をさらに含む、
請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記第2の情報は、以下のもの、即ち、第2のインジケーション情報及び第3のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、前記第2のインジケーション情報は、前記第1のアクセス技術を示し、前記第3のインジケーション情報は、前記論理チャネル第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す、
請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第3の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第3の情報は、第1の業務情報と、前記第1のポートの前記識別情報と、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報とを含む、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第4の情報を前記アクセスレイヤに送信するステップであって、前記第4の情報は、前記第1の業務情報と、前記第1のポートの前記識別情報と、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、前記第1の論理チャネルの前記識別情報とを含む、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第4のインジケーション情報を前記アクセスレイヤから受信するステップであって、前記第4のインジケーション情報は、前記アクセスレイヤが前記第4の情報のブロードキャストを完了したことを示す、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第4のインジケーション情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤに送信するステップと
をさらに含む、
請求項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の業務情報は、以下のもの、即ち、業務タイプ、業務名称、及び業務の説明のうちの1つ以上を含む、
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第1のポートを通じて、第1の業務データを前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第1のブロードキャスト業務チャネルを通じて、前記第1の業務データを前記アクセスレイヤに送信して、前記アクセスレイヤが前記第1の論理チャネルを通じて前記第1の業務データをブロードキャストすることを可能にするステップと
をさらに含む、
請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第5のインジケーション情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第5のインジケーション情報は、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報をブロードキャストすることを停止することを示す、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第5のインジケーション情報を前記アクセスレイヤに送信するステップと
をさらに含む、
請求項に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第6のインジケーション情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第6のインジケーション情報は、前記第1のポートに対応する伝送チャネルを解放することを示す、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第6のインジケーション情報及び前記第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のブロードキャスト業務チャネルを解放するステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第7のインジケーション情報を前記アクセスレイヤに送信するステップであって、前記第7のインジケーション情報は、前記第1のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルを解放することを示し、それにより、前記アクセスレイヤが前記第7のインジケーション情報及び前記第1のマッピング関係に基づいて前記第1の論理チャネルを解放する、ステップと
をさらに含む、
請求項に記載の方法。
【請求項10】
第2のデバイスに適用されるチャネル構成方法であって、前記第2のデバイスは、ベーシックアプリケーションレイヤ、ベーシックサービスレイヤ、及びアクセスレイヤを含み、前記アクセスレイヤは、複数のアクセス技術をサポートし、前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第4の情報を前記アクセスレイヤから受信するステップであって、前記第4の情報は、第1の業務情報と、第1のポートの識別情報と、第1のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、第1の論理チャネルの識別情報とを含む、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第4の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤに報告するステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第5の情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第5の情報は、第1の業務要件と、第2のポートの識別情報と、前記第1のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、前記第1の論理チャネルの前記識別情報とを含み、前記第2のポートと前記第1のポートとの間にマッピング関係が存在する、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第6の情報を前記アクセスレイヤに送信するステップであって、前記第6の情報は、前記第1の業務要件と、第2のブロードキャスト業務チャネルの識別情報と、前記第1の論理チャネルの前記識別情報と、論理チャネルタイプとを含み、前記第2のブロードキャスト業務チャネルは、前記第5の情報に基づいて決定される伝送チャネルであり、前記第2のブロードキャスト業務チャネルと前記第1のブロードキャスト業務チャネルとの間にマッピング関係が存在し、前記論理チャネルタイプは、論理チャネルのタイプを示し、前記アクセスレイヤは、第1のアクセス技術をサポートし、前記第1のアクセス技術は、前記第1の業務要件に基づいて、前記複数のアクセス技術の中から決定される、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第3のマッピング関係を前記アクセスレイヤから受信するステップであって、前記第3のマッピング関係は、前記第2のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報と、第2の論理チャネルの識別情報とを含み、前記第2の論理チャネルは、前記第1のアクセス技術をサポートし、かつ前記第6の情報に基づいて決定される論理チャネルであり、前記第2の論理チャネルと前記第1の論理チャネルとの間にマッピング関係が存在する、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第4のマッピング関係を記憶するステップであって、前記第4のマッピング関係は、前記第2のポートの前記識別情報と、前記第2のブロードキャスト業務チャネルの前記識別情報とを含む、ステップと
を含む、チャネル構成方法。
【請求項11】
前記第5の情報は、以下のもの、即ち、伝送チャネルタイプ及び第1のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、前記伝送チャネルタイプは、前記伝送チャネルのタイプがブロードキャスト業務チャネルであることを示し、前記第1のインジケーション情報は、前記伝送チャネルが第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ベーシックサービスレイヤによって、第6の情報を前記アクセスレイヤに送信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第5の情報に基づいて、前記第2のブロードキャスト業務チャネルを確立するステップ、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第5の情報に基づいて、前記第2のブロードキャスト業務チャネルを再構成するステップ、又は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第5の情報に基づいて、前記第2のブロードキャスト業務チャネルを再利用するステップ
をさらに含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第6の情報は、以下のもの、即ち、第2のインジケーション情報及び第3のインジケーション情報のうちの1つ以上をさらに含み、前記第2のインジケーション情報は、前記第1のアクセス技術を示し、前記第3のインジケーション情報は、前記論理チャネル第1の業務データの伝送専用であるかどうかを示す、
請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第2の論理チャネルを通じて前記アクセスレイヤによって伝送される第1の業務データを、前記第2のブロードキャスト業務チャネルを通じて受信するステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第2のポートを通じて、前記第1の業務データを前記ベーシックアプリケーションレイヤに送信するステップと
をさらに含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記方法は、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第8のインジケーション情報を前記ベーシックアプリケーションレイヤから受信するステップであって、前記第8のインジケーション情報は、前記第2のポートに対応する伝送チャネルを解放することを示す、ステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、前記第8のインジケーション情報及び前記第4のマッピング関係に基づいて、前記第2のブロードキャスト業務チャネルを解放するステップと、
前記ベーシックサービスレイヤによって、第9のインジケーション情報を前記アクセスレイヤに送信するステップであって、前記第9のインジケーション情報は、前記第2のブロードキャスト業務チャネルに対応する論理チャネルを解放することを示し、それにより、前記アクセスレイヤが前記第9のインジケーション情報及び前記第3のマッピング関係に基づいて前記第2の論理チャネルを解放する、ステップと
をさらに含む、
請求項10に記載の方法。
【請求項16】
通信装置であって、前記通信装置は、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサに接続され、前記プロセッサは、コンピュータプログラム又はコンピュータ命令を実行するように構成され、それにより、請求項1~9のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行されるか、又は、請求項10~15のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行され、前記通信インターフェースは、前記通信装置以外のモジュールと通信するように構成される、通信装置。
【請求項17】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令又はコンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータ命令又は前記コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、請求項1~9のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行されるか、又は、請求項10~15のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行される、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
コンピュータプログラムあって、前記コンピュータプログラム、コンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令の一部又は全部がコンピュータ上で実行されるとき、請求項1~9のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行されるか、又は、請求項10~15のいずれか1項に記載のチャネル構成方法が実行される、コンピュータプログラム
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0057】
第7の態様によれば、この出願の実施形態は、通信装置を提供する。通信装置は、1つ以上のプロセッサを含む。1つ以上のプロセッサは、コンピュータプログラム又はコンピュータ命令を実行するように構成される。1つ以上のプロセッサがコンピュータプログラム又はコンピュータ命令を実行するとき、通信装置は、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行する、又は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つによるチャネル構成方法を実行する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0065】
図1】この出願の実施形態による新たな短距離プロトコルスパークリンクのアーキティクチャの模式図である。
図2A】この出願の実施形態による無線短距離通信シナリオのアプリケーションの模式図である。
図2B】この出願の実施形態による無線短距離通信シナリオのアプリケーションの模式図である。
図2C】この出願の実施形態による無線短距離通信シナリオのアプリケーションの模式図である。
図2D】この出願の実施形態による無線短距離通信シナリオのアプリケーションの模式図である。
図3A】この出願の実施形態による新たな短距離プロトコルスパークリンクのアーキティクチャの模式図である。
図3B】この出願の実施形態による新たな短距離プロトコルスパークリンクのアーキティクチャの模式図である。
図4】この出願の実施形態による通信装置の構成アーキティクチャの図である。
図5】この出願の実施形態によるチャネル構成方法のフローチャートである。
図6】この出願の実施形態による、構成されたチャネルについての情報をブロードキャストするための方法のフローチャートである。
図7】この出願の実施形態による業務データ伝送方法のフローチャートである。
図8】この出願の実施形態によるSLEアクセス技術の模式図である。
図9】この出願の実施形態によるSLBアクセス技術の模式図である。
図10】この出願の実施形態による業務データ伝送方法の模式図である。
図11】この出願の実施形態によるチャネル構成方法のフローチャートである。
図12】この出願の実施形態による業務データ伝送方法のフローチャートである。
図13】この出願の実施形態によるブロードキャスト停止方法のフローチャートである。
図14】この出願の実施形態によるチャネル解放方法のフローチャートである。
図15】この出願の実施形態によるチャネル解放方法のフローチャートである。
図16】この出願の実施形態による通信装置の構成の模式図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0231
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0231】
第1の例においては、第1のアクセス技術がSLEアクセス技術であることが、例として利用される。SLEアクセス技術は、高速なディスカバリ及び接続を実現することができ、かつ低消費電力の利点を有するアクセス技術である。SLEアクセス技術によれば、非接続状態において、ブロードキャストパーティ通信デバイス(例えば、第1のデバイス)は、通常、3つの固定されたブロードキャストチャネルから1つ以上のブロードキャストチャネルを選択して、ブロードキャストメッセージを順次送信してよく、スキャンパーティ通信デバイス(例えば、第2のデバイス)は、ブロードキャストパーティ通信デバイスがブロードキャストメッセージを送信するブロードキャストチャネル上で、受信されるブロードキャストメッセージをスキャンしてよく、それにより、ブロードキャストパーティ通信デバイスを発見する。加えて、SLEアクセス技術は、より多くのデバイス情報を送信するようにブロードキャストパーティ通信デバイスに要求するために、ブロードキャストメッセージが受信された後にスキャン要求をブロードキャストパーティ通信デバイスに送信し続けることにおいてスキャンパーティ通信デバイスをサポートしてよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0254
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0254】
任意選択で、アクセスレイヤが、ベーシックサービスレイヤによって送信された複数のスキャン要求を受信するとき、アクセスレイヤは、複数のスキャン要求を調停(arbitrate)及びマージして、第2のデバイスがスキャン手順を実行する回数を低減し、第2のデバイスの電力消費を低減してよい。特に、第2のデバイス内のアクセスレイヤが、上記のスキャン手順を実行する回数を低減することは、代替的に、アクセスレイヤによって実行される重複コマンドを低減して、第2のデバイスの電力消費を低減することとして説明される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0279
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0279】
任意選択で、第2のポートに対して、伝送チャネルタイプに適合する伝送チャネルを構成するようにベーシックサービスレイヤに要求するために、第5の情報は、さらに、伝送チャネルタイプを含む。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0333
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0333】
図13は、この出願の実施形態によるブロードキャスト停止方法を示す。図13に示すように、方法は、第1のデバイスに適用されてよく、方法は、以下のステップを含んでよい。
【国際調査報告】