(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-16
(54)【発明の名称】充電ガイダンス信号採集回路、新エネルギー車両用車載充電インレット及び充電スタンド
(51)【国際特許分類】
B60L 53/66 20190101AFI20241008BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20241008BHJP
H03H 11/04 20060101ALN20241008BHJP
【FI】
B60L53/66
H02J7/00 P
H03H11/04 D
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519092
(86)(22)【出願日】2022-09-28
(85)【翻訳文提出日】2024-03-27
(86)【国際出願番号】 CN2022122011
(87)【国際公開番号】W WO2023051578
(87)【国際公開日】2023-04-06
(31)【優先権主張番号】202111144495.1
(32)【優先日】2021-09-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】522388383
【氏名又は名称】長春捷翼汽車科技股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Changchun JETTY Automotive Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】No. 957, Shunda Road, High-tech Development Zone, Chaoyang District Changchun City, Jilin Province, 130000, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】王 超
【テーマコード(参考)】
5G503
5H125
5J098
【Fターム(参考)】
5G503AA01
5G503BA01
5G503BB01
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5G503GD04
5H125AA01
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5J098AB31
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5J098CB10
(57)【要約】
本発明は、新エネルギー車両の充電ガイダンス信号採集技術分野に関し、充電ガイダンス信号採集回路、新エネルギー車両用車載充電インレット及び充電スタンドを提供し、当該充電ガイダンス信号採集回路は、充電ガイダンス信号を受信し、受信された充電ガイダンス信号を増幅及びフィルタ処理するための信号増幅フィルタ回路と、入力端が信号増幅フィルタ回路の出力端に接続されており、信号増幅フィルタ回路によって処理された充電ガイダンス信号を、車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件を満たす電圧値である目標値に調整するための分圧回路とを含み、分圧回路は、少なくとも2つの直列接続された可変抵抗器を含み、可変抵抗器の抵抗値は、充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件に応じて可変である。本発明の実施例は、充電ガイダンス信号の規格の不一致に起因して新エネルギー車両に対する正常な充電が困難である問題を解消又は緩和することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電ガイダンス信号採集回路であって、
充電ガイダンス信号を受信し、受信された充電ガイダンス信号を増幅及びフィルタ処理するための信号増幅フィルタ回路と、
入力端が前記信号増幅フィルタ回路の出力端に接続されており、前記信号増幅フィルタ回路によって処理された充電ガイダンス信号を、車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件を満たす電圧値である目標値に調整するための分圧回路とを含み、
前記分圧回路は、少なくとも2つの直列接続された可変抵抗器を含み、前記可変抵抗器の抵抗値は、前記充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件に応じて可変である、ことを特徴とする充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項2】
前記分圧回路は、直列接続された第1の可変抵抗器及び第2の可変抵抗器を含み、前記第1の可変抵抗器の一端は、前記信号増幅フィルタ回路の出力端に接続されており、前記第1の可変抵抗器の他端は、前記第2の可変抵抗器の一端に接続されており、前記第2の可変抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、前記第1の可変抵抗器と前記第2の可変抵抗器との間の第3の接続点は、前記充電ガイダンス信号採集回路の出力端を形成する、ことを特徴とする請求項1に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項3】
前記第1の可変抵抗器と前記第2の可変抵抗器とのインピーダンス比は、52.3以上である、ことを特徴とする請求項2に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項4】
前記信号増幅フィルタ回路の増幅倍数は、少なくとも20倍であり、前記信号増幅フィルタ回路のフィルタカットオフ周波数は10~50Hzである、ことを特徴とする請求項1に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項5】
出力端が前記信号増幅フィルタ回路の入力端に接続されており、充電ガイダンス信号を受信し、分圧方式で当該充電ガイダンス信号を降圧して、前記信号増幅フィルタ回路に増幅空間を提供するための前段分圧回路をさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項6】
前記前段分圧回路の降圧倍数は少なくとも20倍である、ことを特徴とする請求項5に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項7】
出力端が前記前段分圧回路の入力端に接続されるフィルタ回路であって、前記フィルタ回路の入力端が前記充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、オリジナル充電ガイダンス信号における電磁干渉を除去して充電ガイダンス信号を得るためのフィルタ回路をさらに含む、ことを特徴とする請求項5に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項8】
前記フィルタ回路は、第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、第1のフェライトビーズと、インダクタとを含み、前記第1のコンデンサ、前記第2のコンデンサ及び前記第1のフェライトビーズは、π型フィルタを形成して、前記オリジナル充電ガイダンス信号における高周波電磁干渉を除去し、前記インダクタは、前記π型フィルタに接続されており、前記π型フィルタのカットオフ周波数以外の電磁干渉を除去する、ことを特徴とする請求項7に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項9】
前記第1のフェライトビーズの入力端は、前記充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、前記第1のフェライトビーズの出力端は、前記インダクタの入力端に接続されており、前記インダクタの出力端は、前記前段分圧回路の入力端に接続されており、前記第1のコンデンサの一端は、前記第1のフェライトビーズの入力端に接続されており、前記第1のコンデンサの他端は、保護接地端子に接続されており、前記第2のコンデンサの一端は、前記第1のフェライトビーズの出力端に接続されており、前記第2のコンデンサの他端は、前記保護接地端子に接続されている、ことを特徴とする請求項8に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項10】
前記前段分圧回路は、第1の抵抗器と、第2の抵抗器とを含み、前記第1の抵抗器の一端は、前記フィルタ回路の出力端に接続されており、前記第1の抵抗器の他端は、前記第2の抵抗器の一端に接続されており、前記第2の抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、前記第1の抵抗器と前記第2の抵抗器との間の第1の接続点は、前記前段分圧回路の出力端を形成する、ことを特徴とする請求項5に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項11】
前記信号増幅フィルタ回路は、演算増幅器と、第3の抵抗器と、第4の抵抗器と、第3のコンデンサと、第4のコンデンサとを含み、前記演算増幅器の同方向入力端は、前記前段分圧回路の出力端に接続されており、前記演算増幅器の出力端は、前記分圧回路の入力端に接続されており、前記第3の抵抗器の一端は、前記演算増幅器の出力端に接続されており、前記第3の抵抗器の他端は、前記第4の抵抗器の一端に接続されており、前記第4の抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、前記演算増幅器の逆方向入力端は、前記第3の抵抗器と前記第4の抵抗器との間の接続点である第2の接続点に接続されており、前記演算増幅器の正電源ピンは、直流電源に接続されており、前記演算増幅器の負電源ピンは、電線接地端子に接続されており、前記第3の抵抗器及び前記第4の抵抗器は、前記演算増幅器の増幅倍数調節回路を形成し、前記第3のコンデンサの一端は、前記演算増幅器の同方向入力端に接続されており、前記第3のコンデンサの他端は、電線接地端子に接続されており、前記第3のコンデンサは、前記演算増幅器の同方向入力端の電磁干渉を除去するものであり、前記第4のコンデンサの一端は、前記演算増幅器の出力端に接続されており、前記第4のコンデンサの他端は、前記第2の接続点に接続されており、前記第4のコンデンサは、前記演算増幅器の出力端の電磁干渉を除去するものである、ことを特徴とする請求項5に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項12】
一端が前記充電ガイダンス信号採集回路の電線接地端子に接続されており、他端が保護接地端子に接続されており、前記電線接地端子と前記保護接地端子との高周波アイソレーションを実現するための第2のフェライトビーズをさらに含む、ことを特徴とする請求項1に記載の充電ガイダンス信号採集回路。
【請求項13】
充電ガイダンス信号受信端子と、
入力端が前記充電ガイダンス信号受信端子の出力端に接続されている請求項1~12のいずれか1項に記載の充電ガイダンス信号採集回路とを含む、ことを特徴とする新エネルギー車両用車載充電インレット。
【請求項14】
充電ガイダンス信号出力端子と、
出力端が前記充電ガイダンス信号出力端子の入力端に接続されている請求項1~12のいずれか1項に記載の充電ガイダンス信号採集回路とを含む、ことを特徴とする充電スタンド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年9月28日に提出され、出願番号が202111144495.1であり、発明の名称が「充電ガイダンス信号採集回路、新エネルギー車両用車載充電インレット及び充電スタンド」である中国特許出願の優先権を主張し、当該特許出願の全ての内容は、参照により全てここに組み込まれる。
【0002】
本発明は、新エネルギー車両の充電ガイダンス信号採集技術分野に関し、特に、充電ガイダンス信号採集回路、新エネルギー車両用車載充電インレット及び充電スタンドに関する。
【背景技術】
【0003】
新エネルギー車両の充電ガイダンス信号は、新エネルギー車両用車載充電インレットと充電スタンドとの間の接続確認、充電電流確認及び充電開始と停止などの通信機能を実現することができる。現在、新エネルギー車両の充電ガイダンス信号には国際規格がなく、且つ各国/地域の新エネルギー車両の充電ガイダンス信号に対する規格が一致されていない。このようにして、1つの国/地域で正常に充電できる新エネルギー車両は、別の1つの国/地域では正常に充電できない可能性がある。したがって、新エネルギー車両の充電適応性をどのように向上させるかは、現在早急に解決を要する技術的課題となっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例の目的は、新エネルギー車両の充電適応性を向上させるように、充電ガイダンス信号採集回路、新エネルギー車両用車載充電インレット及び充電スタンドを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、一態様では、本発明の実施例は、充電ガイダンス信号を受信し、受信された充電ガイダンス信号を増幅及びフィルタ処理するための信号増幅フィルタ回路と、
入力端が前記信号増幅フィルタ回路の出力端に接続されており、前記信号増幅フィルタ回路によって処理された充電ガイダンス信号を、車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件を満たす電圧値である目標値に調整するための分圧回路とを含み、
前記分圧回路は、少なくとも2つの直列接続された可変抵抗器を含み、前記可変抵抗器の抵抗値は、前記充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件に応じて可変である、充電ガイダンス信号採集回路を提供する。
【0006】
本発明の実施例において、前記分圧回路は、直列接続された第1の可変抵抗器及び第2の可変抵抗器を含み、前記第1の可変抵抗器の一端は、前記信号増幅フィルタ回路の出力端に接続されており、前記第1の可変抵抗器の他端は、前記第2の可変抵抗器の一端に接続されており、前記第2の可変抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、前記第1の可変抵抗器と前記第2の可変抵抗器との間の第3の接続点は、前記充電ガイダンス信号採集回路の出力端を形成する。
【0007】
本発明の実施例において、前記第1の可変抵抗器と前記第2の可変抵抗器とのインピーダンス比は、52.3以上である。
【0008】
本発明の実施例において、前記信号増幅フィルタ回路の増幅倍数は、少なくとも20倍であり、前記信号増幅フィルタ回路のフィルタカットオフ周波数は10~50Hzである。
【0009】
本発明の実施例において、前記充電ガイダンス信号採集回路は、出力端が前記信号増幅フィルタ回路の入力端に接続されており、充電ガイダンス信号を受信し、分圧方式で当該充電ガイダンス信号を降圧して、前記信号増幅フィルタ回路に増幅空間を提供するための前段分圧回路をさらに含む。
【0010】
本発明の実施例において、前記前段分圧回路の降圧倍数は少なくとも20倍である。
【0011】
本発明の実施例において、前記充電ガイダンス信号採集回路は、出力端が前記前段分圧回路の入力端に接続されているフィルタ回路であって、前記フィルタ回路の入力端が前記充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、オリジナル充電ガイダンス信号における電磁干渉を除去して充電ガイダンス信号を得るためのフィルタ回路をさらに含む。
【0012】
本発明の実施例において、前記フィルタ回路は、第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、第1のフェライトビーズと、インダクタとを含み、前記第1のコンデンサ、前記第2のコンデンサ及び前記第1のフェライトビーズは、π型フィルタを形成して、前記オリジナル充電ガイダンス信号における高周波電磁干渉を除去し、前記インダクタは、前記π型フィルタに接続されており、前記π型フィルタのカットオフ周波数以外の電磁干渉を除去する。
【0013】
本発明の実施例において、前記第1のフェライトビーズの入力端は、前記充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、前記第1のフェライトビーズの出力端は、前記インダクタの入力端に接続されており、前記インダクタの出力端は、前記前段分圧回路の入力端に接続されており、前記第1のコンデンサの一端は、前記第1のフェライトビーズの入力端に接続されており、前記第1のコンデンサの他端は、保護接地端子に接続されており、前記第2のコンデンサの一端は、前記第1のフェライトビーズの出力端に接続されており、前記第2のコンデンサの他端は、前記保護接地端子に接続されている。
【0014】
本発明の実施例において、前記前段分圧回路は、第1の抵抗器と、第2の抵抗器とを含み、前記第1の抵抗器の一端は、前記フィルタ回路の出力端に接続されており、前記第1の抵抗器の他端は、前記第2の抵抗器の一端に接続されており、前記第2の抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、前記第1の抵抗器と前記第2の抵抗器との間の第1の接続点は、前記前段分圧回路の出力端を形成する。
【0015】
本発明の実施例において、前記信号増幅フィルタ回路は、演算増幅器と、第3の抵抗器と、第4の抵抗器と、第3のコンデンサと、第4のコンデンサとを含み、前記演算増幅器の同方向入力端は、前記前段分圧回路の出力端に接続されており、前記演算増幅器の出力端は、前記分圧回路の入力端に接続されており、前記第3の抵抗器の一端は、前記演算増幅器の出力端に接続されており、前記第3の抵抗器の他端は、前記第4の抵抗器の一端に接続されており、前記第4の抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、前記演算増幅器の逆方向入力端は、前記第3の抵抗器と前記第4の抵抗器との間の接続点である第2の接続点に接続されており、前記演算増幅器の正電源ピンは、直流電源に接続されており、前記演算増幅器の負電源ピンは、電線接地端子に接続されており、前記第3の抵抗器及び前記第4の抵抗器は、前記演算増幅器の増幅倍数調節回路を形成し、前記第3のコンデンサの一端は、前記演算増幅器の同方向入力端に接続されており、前記第3のコンデンサの他端は、電線接地端子に接続されており、前記第3のコンデンサは、前記演算増幅器の同方向入力端の電磁干渉を除去するものであり、前記第4のコンデンサの一端は、前記演算増幅器の出力端に接続されており、前記第4のコンデンサの他端は、前記第2の接続点に接続されており、前記第4のコンデンサは、前記演算増幅器の出力端の電磁干渉を除去するものである。
【0016】
本発明の実施例において、前記充電ガイダンス信号採集回路は、一端が前記充電ガイダンス信号採集回路の電線接地端子に接続されており、他端が保護接地端子に接続されており、前記電線接地端子と前記保護接地端子との高周波アイソレーションを実現するための第2のフェライトビーズをさらに含む。
【0017】
別の態様では、本発明の実施例は、充電ガイダンス信号受信端子と、
入力端が前記充電ガイダンス信号受信端子の出力端に接続されている上記の充電ガイダンス信号採集回路と、
を含む新エネルギー車両用車載充電インレットをさらに提供する。
【0018】
別の態様では、本発明の実施例は、充電ガイダンス信号出力端子と、
出力端が前記充電ガイダンス信号出力端子の入力端に接続されている上記の充電ガイダンス信号採集回路と、
を含む充電スタンドをさらに提供する。
【0019】
以上の本発明の実施例による技術案から分かるように、本発明の実施例において、分圧回路は、充電ガイダンス信号を車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件を満たす電圧値に正確に調整でき、新エネルギー車両が異なる国/地域の新エネルギー車両の充電ガイダンス信号の規格に適応できるようにすることで、充電ガイダンス信号の規格の不一致に起因して新エネルギー車両に対する正常な充電が困難である問題を解消又は緩和し、さらに、新エネルギー車両の充電適応性を向上させる。
【0020】
以下、本発明の実施例又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、実施例又は従来技術の記述に必要な図面を簡単に紹介し、以下の記述における図面は、本発明に記載されるいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力を払うことなく、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明のいくつかの実施例における充電ガイダンス信号採集回路を示す構造ブロック図である。
【
図2】本発明のいくつかの実施例における充電ガイダンス信号採集回路を示す回路原理図である。
【
図3】本発明の別のいくつかの実施例における充電ガイダンス信号採集回路を示す構造ブロック図である。
【
図4】本発明の別のいくつかの実施例における充電ガイダンス信号採集回路を示す回路原理図である。
【
図5】本発明の別のいくつかの実施例における充電ガイダンス信号採集回路を示す構造ブロック図である。
【
図6】本発明の別のいくつかの実施例における充電ガイダンス信号採集回路を示す回路原理図である。
【
図7】本発明のいくつかの実施例における充電ガイダンス信号採集回路の電線接地端子と保護接地端子との接続を示す模式図である。
【
図8】本発明のいくつかの実施例における新エネルギー車両用車載充電インレットを示す構造ブロック図である。
【
図9】本発明のいくつかの実施例における充電スタンドを示す構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、当業者が本発明における技術案をよりよく理解するように、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術案を明確且つ完全に記述し、記述される実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではないことが明らかである。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払うことなく得られた全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属するべきである。例えば、以下の記述において、第1の部材の上方に第2の部材が形成されることは、第1の部材と第2の部材とが直接接触するように形成される実施例を含んでもよく、第1の部材と第2の部材とが非直接接触する(即ち、第1の部材と第2の部材との間に追加の部材をさらに含んでもよい)ように形成される実施例などを含んでもよい。
【0023】
そして、記述の便宜上、いくつかの記述では、「上方にある」、「下にある」、「頂部」、「下方」などのような空間的相対用語を用いて、実施例の各図面に示すような1つの素子又は部材と別の1つの(又は別のいくつかの)素子又は部材との関係を記述してもよい。空間的相対用語は、図面に記述される方位以外に、装置の使用又は操作における異なる方位を含むことを意図することが理解されたい。例えば、図面における装置が反転されると、他の素子又は部材の「下方」又は「下」に「ある」と記述された素子又は部材は、その後、他の素子又は部材の「上方」又は「上」に「ある」と位置づけられる。
【0024】
従来の各国/地域の新エネルギー車両の充電ガイダンス信号の規格の不一致に起因して新エネルギー車両に対する正常な充電が困難である可能性がある問題に鑑み、本発明の実施例は、新エネルギー車両が異なる国/地域の新エネルギー車両の充電ガイダンス信号の規格に適応できるようにすることで、充電ガイダンス信号の規格の不一致に起因して新エネルギー車両に対する正常な充電が困難である問題を解消又は緩和することにより、新エネルギー車両の充電適応性を向上させる充電ガイダンス信号採集回路を提供する。なお、本発明の実施例の充電ガイダンス信号採集回路は、新エネルギー車両用車載充電インレットに適用されてもよく、充電スタンドに適用されてもよく、実施時に必要に応じて選択可能である。
【0025】
本発明の実施例における新エネルギー車両とは、車両を電気で駆動し且つその動力バッテリーを充電できる新エネルギー車両であるバッテリー電気自動車(Battery Electric vehicle、BEV)、プラグインハイブリッド電気自動車(Hybrid Electric Vehicle、HEV)などを指す。なお、本発明の実施例における充電スタンドとは、新エネルギー車両を充電するための充電スタンドを指し、本発明の実施例における充電ガイダンス信号とは、一般的に直流充電ガイダンス信号を指すことは、当業者であれば理解されたい。
【0026】
図1に示すように、いくつかの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、信号増幅フィルタ回路30と、分圧回路40とを含んでもよい。
【0027】
信号増幅フィルタ回路30は、充電ガイダンス信号を受信し、受信された充電ガイダンス信号を増幅及びフィルタ処理してもよい。増幅によって、充電ガイダンス信号の電圧値を現在全ての(又は大部分)充電ガイダンス信号の規格に対応する電圧値を越えるまで増大させることにより、後続の分圧回路の分圧調節を容易にすることができ、いくつかの実施形態において、信号増幅フィルタ回路30の増幅倍数は、後続の分圧回路40の分圧のために十分な入力電圧を提供するように、少なくとも20倍である。信号増幅フィルタ回路30のフィルタ処理により、充電ガイダンス信号採集回路の電磁干渉防止性能を向上させることができ、いくつかの実施例において、信号増幅フィルタ回路30のフィルタカットオフ周波数は、10~50Hzである。
【0028】
分圧回路40の入力端は、信号増幅フィルタ回路30の出力端に接続されており、分圧回路40は、信号増幅フィルタ回路30によって処理された後に出力される充電ガイダンス信号を、車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件を満たす電圧値である目標値に調整してもよい。ここで、分圧回路は、少なくとも2つの直列接続された可変抵抗器(即ち、抵抗値が可変である分圧抵抗器)を含んでもよく、可変抵抗器の抵抗値は、充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件に応じて可変であってもよい。異なる車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンは、最高許容入力電圧値が異なり、例えば、3.3Vのものもあり、5Vのものもある。したがって、本発明の実施例において、分圧回路40は、出力電圧が可変であるように設計される。具体的には、任意の目標値について、充電ガイダンス信号の電圧値が当該目標値よりも高い場合には、分圧回路40の出力電圧を、当該目標値と等しくなるまで減少するように下げてもよい。このようにして、新エネルギー車両は、異なる国/地域の新エネルギー車両の充電ガイダンス信号の規格に適応できることによって、充電ガイダンス信号の規格の不一致に起因して新エネルギー車両に対する正常な充電が困難である問題を解消又は緩和し、さらに、新エネルギー車両の充電適応性を向上させる。
【0029】
図2に示すように、いくつかの実施例において、信号増幅フィルタ回路30は、演算増幅器UA1と、第3の抵抗器R3と、第4の抵抗器R4と、第3のコンデンサC3と、第4のコンデンサC4とを含んでもよい。演算増幅器UA1の同方向入力端は、充電ガイダンス信号を受信し、演算増幅器UA1の出力端は、分圧回路40の入力端に接続されており、第3の抵抗器R3の一端は、演算増幅器UA1の出力端に接続されており、第3の抵抗器R3の他端は、第4の抵抗器R4の一端に接続されており、第4の抵抗器R4の他端は、電線接地端子に接続されており、演算増幅器UA1の逆方向入力端は、第3の抵抗器R3と第4の抵抗器R4との間の接続点である第2の接続点に接続されており、演算増幅器UA1の正電源ピンは、直流電源(例えば、
図2の+12V)に接続されており、演算増幅器UA1の負電源ピンは、電線接地端子に接続されており、第3の抵抗器R3及び第4の抵抗器R4は、演算増幅器UA1の出力端が設定された増幅倍数を満たす充電ガイダンス信号を出力できるように、演算増幅器UA1の増幅倍数調節回路を形成する。ここで、増幅倍数調節回路の増幅倍数は、
【数1】
と表すことができる。
【0030】
演算増幅器UA1は、高い入力インピーダンス及び大きいコモンモード抑圧比を有するため、信号増幅フィルタ回路30によって処理された後に出力される充電ガイダンス信号は、受信された充電ガイダンス信号よりも安定している。なお、演算増幅器UA1は、小さい出力インピーダンスを有するので、後続の分圧回路40は、より強い負荷駆動能力を有することができる。
【0031】
続いて
図2に示すように、第3のコンデンサC3の一端は、演算増幅器UA1の同方向入力端に接続されており、第3のコンデンサC3の他端は、電線接地端子に接続されており、第3のコンデンサC3は、演算増幅器UA1の同方向入力端の電磁干渉を除去する。このようにして、演算増幅器UA1の同方向入力端の電磁干渉防止性能を向上させることができる。第4のコンデンサC4の一端は、演算増幅器UA1の出力端に接続されており、第4のコンデンサC4の他端は、第2の接続点に接続されており、第4のコンデンサC4は、演算増幅器UA1の出力端の電磁干渉を除去する。このようにして、演算増幅器UA1の出力端の電磁干渉防止性能を向上させることができる。
【0032】
図2に示すように、いくつかの実施例において、分圧回路40は、第1の可変抵抗器R5と、第2の可変抵抗器R6とを含んでもよい。第1の可変抵抗器R5の一端は、信号増幅フィルタ回路UA1の出力端に接続されており、第1の可変抵抗器R5の他端は、第2の可変抵抗器R6の一端に接続されており、第2の可変抵抗器R6の他端は、電線接地端子に接続されており、第1の可変抵抗器R5と第2の可変抵抗器R6との間の第3の接続点は、充電ガイダンス信号採集回路の出力端を形成する。分圧原理、即ち、
【数2】
によれば、分圧回路40の出力端電圧は、
【数3】
と表すことができる。
【0033】
このようにして、簡単なダブル抵抗分圧回路により、充電ガイダンス信号と車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンとの電気的要件の適合を実現できるだけでなく、実現コストの低減、信頼性の向上にも有利である。ここで、第1の抵抗器R1と第2の抵抗器R2との間の抵抗値関係は、分圧比(即ち、
【数4】
)に応じて設定されてもよい。調節を容易にするために、第1の可変抵抗器R5及び第2の可変抵抗器R6のうちの少なくとも1つは可変抵抗器であり、このようにして、分圧比を調節することによって、分圧回路40の出力端電圧を調節する役割を果たすことができる。
【0034】
例えば、一実施例において、いくつかの車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの許容入力電圧は、5Vであるが、充電スタンドから出力される充電ガイダンス信号は12Vであることが多く、車載充電コントローラが正常に動作できるようにするために、調節された分圧回路40の出力端電圧は、5Vより高いべきではなく、この場合、第1の可変抵抗器R5と第2の可変抵抗器R6とのインピーダンス比は、52.3以上となるべきである。第1の可変抵抗器R5と第2の可変抵抗器R6とのインピーダンス比を52.3以上にするために、第1の可変抵抗器R5の最小抵抗値と第2の可変抵抗器R6の最大抵抗値との比は、52.3以上となるべきである。別のいくつかの車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの許容入力電圧が5Vより低い(例えば、3.3V)場合、第1の可変抵抗器R5と第2の可変抵抗器R6とのインピーダンス比は、より大きくなるべきであり、この場合、第1の可変抵抗器R5の抵抗値を大きくする及び/又は第2の可変抵抗器R6の抵抗値を小さくすることにより実現することができ、このようにして、分圧回路40が出力可能な電圧範囲は、異なる国/地域の新エネルギー車両の充電ガイダンス信号の規格を満たすことができる。
【0035】
いくつかの実施例において、分圧回路40における分圧比の調節は、調節ノブによって手動で線形又は段階的に抵抗値を調節することによって実現されることができ、即ち、調節ノブによって第1の可変抵抗器R5及び/又は第2の可変抵抗器R6の抵抗値を変更でき、このような調節は、コストが低い。別のいくつかの実施例において、分圧回路40の第1の可変抵抗器R5及び第2の可変抵抗器R6は、分圧回路40における分圧比を調節する必要がある場合、第1の可変抵抗器R5及び/又は第2の可変抵抗器R6を交換することにより実現できるように、取り付け及び取り外しが容易な構造に設定されてもよい。
【0036】
図3に示すように、別のいくつかの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、前段分圧回路20をさらに含んでもよい。前段分圧回路20の入力端は、充電ガイダンス信号を受信し、前段分圧回路20の出力端は、信号増幅フィルタ回路30の入力端に接続されてもよい。前段分圧回路20は、充電ガイダンス信号を受信し、分圧方式で当該充電ガイダンス信号を降圧して、信号増幅フィルタ回路に増幅空間を提供してもよい。いくつかの実施例において、前段分圧回路20の降圧倍数は、少なくとも20倍である。また、前段分圧回路20のこのような降圧により、充電ガイダンス信号が信号増幅フィルタ回路30の入力端の入力電圧への要求を満たすことに有利であることも可能である(即ち、充電ガイダンス信号の電圧値が信号増幅フィルタ回路30の入力端の許容入力電圧範囲に位置することに有利である)。
【0037】
図4に示すように、いくつかの実施例において、前段分圧回路20は、第1の抵抗器R1と、第2の抵抗器R2とを含んでもよい。第1の抵抗器R1の一端は、充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、第1の抵抗器R1は、充電ガイダンス信号を受信し、第1の抵抗器R1の他端は、第2の抵抗器R2の一端に接続されており、第2の抵抗器R2の他端は、電線接地端子に接続されており、第1の抵抗器R1と第2の抵抗器R2との間の第1の接続点は、前段分圧回路20の出力端を形成してもよい。分圧原理、即ち、
【数5】
によれば、前段分圧回路20の出力端電圧は、
【数6】
と表すことができる。このようにして、簡単なダブル抵抗分圧回路により、充電ガイダンス信号に対する分圧(又は降圧と呼ばれる)を実現できるだけでなく、実現コストの低減、信頼性の向上にも有利である。ここで、第1の抵抗器R1と第2の抵抗器R2との間の抵抗値関係は、予め設定された分圧比(即ち、
【数7】
)に応じて設定されてもよい。例えば、分圧比が0.5である(即ち、前段分圧回路20が充電ガイダンス信号の電圧値を元の値の半分に下げる)場合、第1の抵抗器R1と第2の抵抗器R2は、抵抗値が等しくてもよい。
【0038】
図5に示すように、別のいくつかの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、前段分圧回路20、信号増幅フィルタ回路30及び分圧回路40に加えて、フィルタ回路10をさらに含んでもよい。フィルタ回路10の入力端は、充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、オリジナル充電ガイダンス信号を受信し、フィルタ回路10の出力端は、前段分圧回路20の入力端に接続されており、フィルタ回路10は、オリジナル充電ガイダンス信号における電磁干渉を除去して、正確なフィルタリングにより、充電ガイダンス信号採集回路の電磁干渉防止能力をさらに向上させる効果を達成できる。
【0039】
本発明の実施例において、オリジナル充電ガイダンス信号とは、本発明の実施例の充電ガイダンス信号採集回路によって処理されていない充電ガイダンス信号を指す。応用シナリオの違いによって、オリジナル充電ガイダンス信号の発信源も異なる。
【0040】
例えば、いくつかの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路が新エネルギー車両用車載充電インレットのシナリオに適用される場合、オリジナル充電ガイダンス信号は新エネルギー車両用車載充電インレットの充電ガイダンス信号受信端子から提供されてもよく、即ち、充電ガイダンス信号受信端子は、充電スタンドから送信された充電ガイダンス信号を受信し、充電ガイダンス信号を充電ガイダンス信号採集回路に提供してもよい。
【0041】
別のいくつかの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路が充電スタンドのシナリオに適用される場合、オリジナル充電ガイダンス信号は、充電スタンドの充電ガイダンス信号出力端子から提供されてもよく、即ち、充電ガイダンス信号生成回路によって生成された充電ガイダンス信号が充電ガイダンス信号採集回路によって適正値に調節され、調整された充電ガイダンス信号を充電ガイダンス信号出力端子を介して新エネルギー車両用車載充電インレットに提供できるように、充電ガイダンス信号出力端子と充電ガイダンス信号生成回路との間に充電ガイダンス信号採集回路を追加する。
【0042】
図6に示すように、いくつかの実施例において、フィルタ回路10は、第1のコンデンサC1と、第2のコンデンサC2と、第1のフェライトビーズFB1と、インダクタFB2とを含んでもよく、第1のコンデンサC1、第2のコンデンサC2及び第1のフェライトビーズFB1は、π型フィルタを形成して、オリジナル充電ガイダンス信号における高周波電磁干渉を除去し、インダクタFB2は、π型フィルタに接続されており、π型フィルタのカットオフ周波数以外の電磁干渉を除去する。第1のフェライトビーズFB1の入力端は、充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、第1のフェライトビーズFB1の出力端は、インダクタFB2の入力端に接続されており、インダクタFB2の出力端は、前段分圧回路の入力端に接続されており、第1のコンデンサC1の一端は、第1のフェライトビーズFB1の入力端に接続されており、第1のコンデンサC1の他端は、保護接地端子に接続されており、第2のコンデンサC2の一端は、第1のフェライトビーズFB1の出力端に接続されており、第2のコンデンサC2の他端は、保護接地端子に接続される。π型フィルタの第1のコンデンサC1及び第2のコンデンサC2が保護接地端子に直接接続されることによって、二次回路(即ち、前段分圧回路20)への干渉をできるだけ低減させることができる。
【0043】
なお、インダクタFB2がπ型フィルタのカットオフ周波数以外の電磁干渉を除去できることを実現するために、まずπ型フィルタのカットオフ周波数を決定した上で、適正なパラメータのインダクタFB2を選択する必要がある。例えば、π型フィルタのカットオフ周波数が50Hzである場合、インダクタFB2は、0~50Hzのものを除去できるインダクタを選択する必要がある。他の実施例において、実際の必要に応じて、第1のフェライトビーズFB1は、インダクタに置き換えられてもよく、インダクタFB2は、フェライトビーズに置き換えられてもよい。
【0044】
他のいくつかの実施例において、上記前段分圧回路20は、他の任意の適正な直流降圧回路に置き換えられてもよく、上記信号増幅フィルタ回路30は、他の任意の適正なフィルタ増幅回路に置き換えられてもよく、上記分圧回路40は、他の任意の適正な直流降圧回路に置き換えられてもよいことは、当業者であれば理解されたい。
【0045】
例えば、いくつかの実施例において、上記分圧回路40は、可変な直流変換回路に置き換えられてもよく、コントローラは、直流変換回路の出力端電圧を取得し、それを目標値と比較してもよく、直流変換回路の出力端電圧が目標値と一致しない場合、コントローラ(例えば、MCU、シングルチップマイコンなど)は、直流変換回路の出力端電圧が目標値と一致するまで、パルス信号を出力して直流変換回路のスイッチングトランジスタのデューティ比を調整することにより、自動制御を実現することができる。このような制御方式は、より正確で効率的であり、手動調節の手間を省く。ここで、充電ガイダンス信号採集回路が新エネルギー車両用車載充電インレットのシナリオに適用される場合、コントローラは車載充電コントローラであってもよく、充電ガイダンス信号採集回路が充電スタンドのシナリオに適用される場合、コントローラは充電スタンドのコントローラであってもよく、このようにして、元の部材を十分に利用しかつ実現コストを低減することに有利であることができる。
【0046】
記述の便宜上、上記充電ガイダンス信号採集回路の記述の際に、機能別に様々なユニットに分けてそれぞれ記述する。当然のことながら、本発明の実施の際に、各ユニットの機能が同一又は複数のソフトウェア及び/又はハードウェアで実現されてもよい。
【0047】
図7に示すように、いくつかの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、第2のフェライトビーズFB3をさらに含み、第2のフェライトビーズFB3の一端は、充電ガイダンス信号採集回路の電線接地端子に接続されており、第2のフェライトビーズFB3の他端は、保護接地端子に接続されており、第2のフェライトビーズFB3は、電線接地端子と保護接地端子との高周波アイソレーションを実現してもよい。即ち、第2のフェライトビーズFB3によって、保護接地端子と電線接地端子との間の耐干渉接続及び共通の効果的な接続要件を満たすことができる。
【0048】
以上のように、本発明の実施例の充電ガイダンス信号採集回路は、従来の全ての充電ガイダンス信号の信号採集に適用でき、且つ干渉防止能力が強く、様々な複雑な環境での新エネルギー自動車に対する正常な充電を確保することができ、本発明の実施例の充電ガイダンス信号採集回路の応用シナリオがフレキシビリティであるため、また、将来の充電ガイダンス信号の規格の変化に対する修正の余地を残し、且つ修正の作業が極めて簡単である。
【0049】
図8に示すように、本発明の実施例は、充電ガイダンス信号受信端子及び充電ガイダンス信号採集回路が配置されている新エネルギー車両用車載充電インレット100をさらに提供する。充電ガイダンス信号採集回路の入力端は、充電ガイダンス信号受信端子の出力端に接続されており、充電ガイダンス信号採集回路の出力端は、車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンに接続されてもよい。充電ガイダンス信号受信端子は、充電スタンドに突き合わせられて、新エネルギー車両への充電を実現する。充電ガイダンス信号受信端子が充電スタンドに突き合わせられた後、充電スタンドは、充電ガイダンス信号を車載充電コントローラに送信してもよい。充電ガイダンス信号採集回路は、任意の規格の充電ガイダンス信号を、当該車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件を満たす電圧値に調整できるので、新エネルギー車両が異なる国/地域の新エネルギー車両の充電ガイダンス信号の規格に適応できるようにすることによって、充電ガイダンス信号の規格の不一致に起因して新エネルギー車両に対する正常な充電が困難である問題を解消又は緩和し、さらに、新エネルギー車両の充電適応性を向上させる。
【0050】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、
充電ガイダンス信号を受信し、受信された充電ガイダンス信号を増幅及びフィルタ処理するための信号増幅フィルタ回路と、
入力端が信号増幅フィルタ回路の出力端に接続されており、信号増幅フィルタ回路によって処理された充電ガイダンス信号を、車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件を満たす電圧値である目標値に調整するための分圧回路とを含み、
分圧回路は、少なくとも2つの直列接続された可変抵抗器を含み、可変抵抗器の抵抗値は、充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件に応じて可変であってもよい。
【0051】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、分圧回路は、直列接続された第1の可変抵抗器及び第2の可変抵抗器を含み、第1の可変抵抗器の一端は、信号増幅フィルタ回路の出力端に接続されており、第1の可変抵抗器の他端は、第2の可変抵抗器の一端に接続されており、第2の可変抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、第1の可変抵抗器と第2の可変抵抗器との間の第3の接続点は、充電ガイダンス信号採集回路の出力端を形成する。
【0052】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、第1の可変抵抗器と第2の可変抵抗器とのインピーダンス比は、52.3以上である。
【0053】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、信号増幅フィルタ回路は、後続の分圧回路の分圧のために分圧空間を提供するように、適切に大きい増幅倍数を有するべきであり、例えば、いくつかの実施例において、信号増幅フィルタ回路の増幅倍数は、少なくとも20倍である。なお、フィルタ効果を向上させるために、信号増幅フィルタ回路のフィルタカットオフ周波数が小さいほど良好であり、具体的には、フィルタカットオフ周波数が小さいほど、電磁干渉を除去するカバー範囲が広く、電磁干渉防止能力も強いが、実施コストを考慮すると、信号増幅フィルタ回路のフィルタカットオフ周波数は、10~50Hzであることが好適である。
【0054】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、
出力端が信号増幅フィルタ回路の入力端に接続されており、充電ガイダンス信号を受信し、分圧方式で当該充電ガイダンス信号を降圧して、信号増幅フィルタ回路に増幅空間を提供する前段分圧回路をさらに含む。
【0055】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、前段分圧回路の降圧倍数は、少なくとも20倍である。
【0056】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、
出力端が前段分圧回路の入力端に接続されるフィルタ回路であって、フィルタ回路の入力端が充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、オリジナル充電ガイダンス信号における電磁干渉を除去して充電ガイダンス信号を得るためのフィルタ回路をさらに含む。
【0057】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、フィルタ回路は、第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、第1のフェライトビーズと、インダクタとを含み、第1のコンデンサ、第2のコンデンサ及び第1のフェライトビーズは、π型フィルタを形成し、オリジナル充電ガイダンス信号における高周波電磁干渉を除去し、インダクタは、π型フィルタに接続されており、π型フィルタのカットオフ周波数以外の電磁干渉を除去する。
【0058】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、第1のフェライトビーズの入力端は、充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、第1のフェライトビーズの出力端は、インダクタの入力端に接続されており、インダクタの出力端は、前段分圧回路の入力端に接続されており、第1のコンデンサの一端は、第1のフェライトビーズの入力端に接続されており、第1のコンデンサの他端は、保護接地端子に接続されており、第2のコンデンサの一端は、第1のフェライトビーズの出力端に接続されており、第2のコンデンサの他端は、保護接地端子に接続される。
【0059】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、前段分圧回路は、第1の抵抗器と、第2の抵抗器とを含み、第1の抵抗器の一端は、フィルタ回路の出力端に接続されており、第1の抵抗器の他端は、第2の抵抗器の一端に接続されており、第2の抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、第1の抵抗器と第2の抵抗器との間の第1の接続点は、前段分圧回路の出力端を形成する。
【0060】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、信号増幅フィルタ回路は、演算増幅器と、第3の抵抗器と、第4の抵抗器と、第3のコンデンサと、第4のコンデンサとを含み、演算増幅器の同方向入力端は、前段分圧回路の出力端に接続されており、演算増幅器の出力端は、分圧回路の入力端に接続されており、第3の抵抗器の一端は、演算増幅器の出力端に接続されており、第3の抵抗器の他端は、第4の抵抗器の一端に接続されており、第4の抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、演算増幅器の逆方向入力端は、第3の抵抗器と第4の抵抗器との間の接続点である第2の接続点に接続されており、演算増幅器の正電源ピンは、直流電源に接続されており、演算増幅器の負電源ピンは、電線接地端子に接続されており、第3の抵抗器及び第4の抵抗器は、演算増幅器の増幅倍数調節回路を形成し、第3のコンデンサの一端は、演算増幅器の同方向入力端に接続されており、第3のコンデンサの他端は、電線接地端子に接続されており、第3のコンデンサは、演算増幅器の同方向入力端の電磁干渉を除去し、第4のコンデンサの一端は、演算増幅器の出力端に接続されており、第4のコンデンサの他端は、第2の接続点に接続されており、第4のコンデンサは、演算増幅器の出力端の電磁干渉を除去する。
【0061】
いくつかの新エネルギー車両用車載充電インレットの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、第2のフェライトビーズをさらに含み、第2のフェライトビーズの一端は、充電ガイダンス信号採集回路の電線接地端子に接続されており、第2のフェライトビーズの他端は、保護接地端子に接続されており、第2のフェライトビーズは、電線接地端子と保護接地端子との高周波アイソレーションを実現する。
【0062】
図9に示すように、本発明の実施例は、充電ガイダンス信号出力端子及び充電ガイダンス信号採集回路が配置される充電スタンド200をさらに提供する。充電ガイダンス信号採集回路の入力端は、充電ガイダンス信号出力端子に接続されてもよく、充電ガイダンス信号採集回路の出力端は、新エネルギー車両用車載充電インレットの充電ガイダンス信号受信端子に接続されてもよい。充電ガイダンス信号採集回路の出力端が新エネルギー車両用車載充電インレットの充電ガイダンス信号受信端子に突き合わせられた後、充電スタンド200の充電ガイダンス信号生成回路から出力された充電ガイダンス信号は、充電ガイダンス信号出力端子を介して充電ガイダンス信号採集回路に提供されて処理され、充電ガイダンス信号採集回路は、任意の規格の充電ガイダンス信号を、任意の車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件を満たす電圧値に調整できるので、充電スタンド200が任意の車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件を満たす(又は適合する)ことができ、即ち、充電スタンド200が異なる充電ガイダンス信号の規格を採用する新エネルギー車両を充電できるようにすることによって、充電ガイダンス信号の規格の不一致に起因して新エネルギー車両に対する正常な充電が困難である問題を解消又は緩和し、さらに、新エネルギー車両の充電適応性を向上させる。
【0063】
いくつかの充電スタンドの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、
充電ガイダンス信号を受信し、受信された充電ガイダンス信号を増幅及びフィルタ処理するための信号増幅フィルタ回路と、
入力端が信号増幅フィルタ回路の出力端に接続されており、信号増幅フィルタ回路によって処理された充電ガイダンス信号を、車載充電コントローラの充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件を満たす電圧値である目標値に調整するための分圧回路とを含み、
分圧回路は、少なくとも2つの直列接続された可変抵抗器を含み、可変抵抗器の抵抗値は、充電ガイダンス信号入力ピンの電気的要件に応じて可変であってもよい。
【0064】
いくつかの充電スタンドの実施例において、分圧回路は、直列接続された第1の可変抵抗器及び第2の可変抵抗器を含み、第1の可変抵抗器の一端は、信号増幅フィルタ回路の出力端に接続されており、第1の可変抵抗器の他端は、第2の可変抵抗器の一端に接続されており、第2の可変抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、第1の可変抵抗器と第2の可変抵抗器との間の第3の接続点は、充電ガイダンス信号採集回路の出力端を形成する。
【0065】
いくつかの充電スタンドの実施例において、第1の可変抵抗器と第2の可変抵抗器とのインピーダンス比は、52.3以上である。
【0066】
いくつかの充電スタンドの実施例において、信号増幅フィルタ回路の増幅倍数は、少なくとも20倍であり、信号増幅フィルタ回路のフィルタカットオフ周波数は、10~50Hzである。
【0067】
いくつかの充電スタンドの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、
出力端が信号増幅フィルタ回路の入力端に接続されており、充電ガイダンス信号を受信し、分圧方式で当該充電ガイダンス信号を降圧して、信号増幅フィルタ回路に増幅空間を提供するための前段分圧回路をさらに含む。
【0068】
いくつかの充電スタンドの実施例において、前段分圧回路の降圧倍数は、少なくとも20倍である。
【0069】
いくつかの充電スタンドの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、
出力端が前段分圧回路の入力端に接続されるフィルタ回路であって、フィルタ回路の入力端が充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、オリジナル充電ガイダンス信号における電磁干渉を除去して充電ガイダンス信号を得るためのフィルタ回路をさらに含む。
【0070】
いくつかの充電スタンドの実施例において、フィルタ回路は、第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、第1のフェライトビーズと、インダクタとを含み、第1のコンデンサ、第2のコンデンサ及び第1のフェライトビーズは、π型フィルタを形成し、オリジナル充電ガイダンス信号における高周波電磁干渉を除去し、インダクタは、π型フィルタに接続されており、π型フィルタのカットオフ周波数以外の電磁干渉を除去する。
【0071】
いくつかの充電スタンドの実施例において、第1のフェライトビーズの入力端は、充電ガイダンス信号採集回路の入力端とされ、第1のフェライトビーズの出力端は、インダクタの入力端に接続されており、インダクタの出力端は、前段分圧回路の入力端に接続されており、第1のコンデンサの一端は、第1のフェライトビーズの入力端に接続されており、第1のコンデンサの他端は、保護接地端子に接続されており、第2のコンデンサの一端は、第1のフェライトビーズの出力端に接続されており、第2のコンデンサの他端は、保護接地端子に接続されている。
【0072】
いくつかの充電スタンドの実施例において、前段分圧回路は、第1の抵抗器と、第2の抵抗器とを含み、第1の抵抗器の一端は、フィルタ回路の出力端に接続されており、第1の抵抗器の他端は、第2の抵抗器の一端に接続されており、第2の抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、第1の抵抗器と第2の抵抗器との間の第1の接続点は、前段分圧回路の出力端を形成する。
【0073】
いくつかの充電スタンドの実施例において、信号増幅フィルタ回路は、演算増幅器と、第3の抵抗器と、第4の抵抗器と、第3のコンデンサと、第4のコンデンサとを含み、演算増幅器の同方向入力端は、前段分圧回路の出力端に接続されており、演算増幅器の出力端は、分圧回路の入力端に接続されており、第3の抵抗器の一端は、演算増幅器の出力端に接続されており、第3の抵抗器の他端は、第4の抵抗器の一端に接続されており、第4の抵抗器の他端は、電線接地端子に接続されており、演算増幅器の逆方向入力端は、第3の抵抗器と第4の抵抗器との間の接続点である第2の接続点に接続されており、演算増幅器の正電源ピンは、直流電源に接続されており、演算増幅器の負電源ピンは、電線接地端子に接続されており、第3の抵抗器及び第4の抵抗器は、演算増幅器の増幅倍数調節回路を形成し、第3のコンデンサの一端は、演算増幅器の同方向入力端に接続されており、第3のコンデンサの他端は、電線接地端子に接続されており、第3のコンデンサは、演算増幅器の同方向入力端の電磁干渉を除去し、第4のコンデンサの一端は、演算増幅器の出力端に接続されており、第4のコンデンサの他端は、第2の接続点に接続されており、第4のコンデンサは、演算増幅器の出力端の電磁干渉を除去する。
【0074】
いくつかの充電スタンドの実施例において、充電ガイダンス信号採集回路は、第2のフェライトビーズをさらに含み、第2のフェライトビーズの一端は、充電ガイダンス信号採集回路の電線接地端子に接続されており、第2のフェライトビーズの他端は、保護接地端子に接続されており、第2のフェライトビーズは、電線接地端子と保護接地端子との高周波アイソレーションを実現する。
【0075】
本発明の実施例において、「及び/又は」という用語は、単に関連オブジェクトを記述するための関連関係であり、3つの関係が存在し得ることを表すことも理解されたい。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独で存在するという3つの場合を表すことができる。また、本文における「/」という文字は、一般的に前後の関連オブジェクトが「又は」の関係であることを表す。
【0076】
本発明における各実施例は、いずれも漸進的な方式で記述され、各実施例間の同じ又は類似した部分は互いに参照すればよく、各実施例は、いずれも他の実施例との相違点を重点的に説明した。特に、機器(即ち、新エネルギー車両用車載充電インレット及び充電スタンド)の実施例について、その核心的な改善部分は充電ガイダンス信号採集回路の実施例と基本的に類似するため、簡単に記述し、関連するところは充電ガイダンス信号採集回路の実施例の部分的な説明を参照すればよい。
【0077】
本発明の記述において、「一実施例」、「いくつかの実施例」、「例示」、「具体的な例示」又は「いくつかの例示」などの参考用語の記述は、当該実施例又は例示を参照しながら記述した具体的な特徴、構造、材料又は特性が本発明の実施例の少なくとも1つの実施例又は例示に含まれることを意味する。本発明において、上記用語に対する概略的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例示を指すものではない。そして、記述された具体的な特徴、構造、材料又は特性は、任意の1つ又は複数の実施例又は例示において、適正な方式で組み合わせてもよい。なお、互いに矛盾しない限り、当業者は、本発明に記述された異なる実施例又は例示及び異なる実施例又は例示の特徴を参照及び組み合わせてもよい。
【0078】
上記の説明は、本願の実施例に過ぎず、本願を限定するものではない。当業者にとって、本願は様々な変更及び変化が可能である。本願の技術思想及び原則内でなされたいかなる修正、同等置換、改良などは、いずれも本願の特許請求の範囲内に含まれるべきである。
【符号の説明】
【0079】
10 フィルタ回路
20 前段分圧回路
30 信号増幅フィルタ回路
40 分圧回路
R1 第1の抵抗器
R2 第2の抵抗器
R3 第3の抵抗器
R4 第4の抵抗器
R5 第1の可変抵抗器
R6 第2の可変抵抗器
C1 第1のコンデンサ
C2 第2のコンデンサ
C3 第3のコンデンサ
C4 第4のコンデンサ
FB1 第1のフェライトビーズ
FB2 インダクタ
FB3 第2のフェライトビーズ
UA1 演算増幅器
100 新エネルギー車両用車載充電インレット
200 充電スタンド
【国際調査報告】