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特表2024-538111パッキングシステムおよび方法、ならびに、それのためのグリッパー
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-18
(54)【発明の名称】パッキングシステムおよび方法、ならびに、それのためのグリッパー
(51)【国際特許分類】
   B65B 43/46 20060101AFI20241010BHJP
【FI】
B65B43/46 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522378
(86)(22)【出願日】2022-10-16
(85)【翻訳文提出日】2024-06-11
(86)【国際出願番号】 US2022046809
(87)【国際公開番号】W WO2023064616
(87)【国際公開日】2023-04-20
(31)【優先権主張番号】63/256,145
(32)【優先日】2021-10-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515301030
【氏名又は名称】ウエストロック・パッケージング・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】フレデリック・リムーザン
(72)【発明者】
【氏名】ステファノ・バーニーニ
【テーマコード(参考)】
3E030
【Fターム(参考)】
3E030AA01
3E030BB02
3E030BC03
3E030DA01
3E030EA01
3E030EB02
(57)【要約】
パッケージングシステムのためのグリッパーは、第1の真空キャビティーを形成する吸引本体部と、吸引本体部に連結されており、第2の真空キャビティーを形成する吸引カップとを含む。吸引カップの第2の真空キャビティーは、吸引本体部の第1の真空キャビティーと選択的に流体連通している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の真空キャビティーを形成する吸引本体部と、
前記吸引本体部に連結されており、第2の真空キャビティーを形成する吸引カップと、を含み、
前記吸引カップの前記第2の真空キャビティーは、前記吸引本体部の前記第1の真空キャビティーと選択的に流体連通している、グリッパー。
【請求項2】
前記グリッパーは、前記吸引本体部におよび前記吸引カップに連結されているバルブをさらに含み、前記バルブは、前記第1の真空キャビティーから前記第2の真空キャビティーへの真空を制限するための閉鎖位置と、前記第1の真空キャビティーから前記第2の真空キャビティーへ前記真空を供給するための開放位置との間で、選択的に作動されるように構成されている、請求項1に記載のグリッパー。
【請求項3】
前記バルブは、前記閉鎖位置において付勢されている、請求項2に記載のグリッパー。
【請求項4】
前記グリッパーは、前記吸引本体部の前記第1の真空キャビティーに真空を供給するように構成されている真空供給源をさらに含む、請求項1に記載のグリッパー。
【請求項5】
前記グリッパーは、アクチュエーターをさらに含み、前記アクチュエーターは、前記真空供給源に連結されており、前記真空供給源を駆動するように構成されている、請求項4に記載のグリッパー。
【請求項6】
前記真空供給源は、第3の真空キャビティーおよび駆動部材を含み、前記駆動部材は、前記第3の真空キャビティーの中に位置しており、前記第3の真空キャビティーに対して移動可能であり、
前記アクチュエーターは、前記駆動部材に連結されているカムフォロワーを含み、前記カムフォロワーは、駆動カムに係合し、前記第3の真空キャビティーの中で前記駆動部材を選択的に移動させるように構成されている、請求項5に記載のグリッパー。
【請求項7】
前記吸引カップは、可撓性であり、ベローズを含む、請求項1に記載のグリッパー。
【請求項8】
前記グリッパーは、グリッパー本体部をさらに含み、前記グリッパー本体部は、受け入れ端部と、前記受け入れ端部の反対側のロッキング端部とを含み、
前記受け入れ端部は、凹形グリッパー表面を含み、
前記吸引カップは、前記凹形グリッパー表面から延在している、請求項1に記載のグリッパー。
【請求項9】
前記グリッパーは、前記凹形グリッパー表面に連結されているインサートをさらに含み、前記インサートは、前記凹形グリッパー表面よりも大きい摩擦係数を有しており、前記インサートは、前記グリッパー本体部の前記受け入れ端部に接触するコンテナの接触表面を提供する、請求項8に記載のグリッパー。
【請求項10】
前記受け入れ端部は、前記グリッパー本体部から除去可能である、請求項8に記載のグリッパー。
【請求項11】
コンテナをパッキングするためのシステムであって、
トラックと、
前記トラックに沿って移動可能なグリッパーと、
を含み、
前記グリッパーは、真空を介して前記コンテナに解放可能に連結されており、前記トラックの一部分に沿って前記コンテナをガイドし、前記コンテナを所望の配向に維持するように構成されている、システム。
【請求項12】
配向モジュールをさらに含み、前記配向モジュールは、前記コンテナを前記所望の配向に配向させ、前記グリッパーが前記トラックに沿って移動するときに、前記コンテナを前記グリッパーに引き渡すように構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記グリッパーは、
前記真空を発生させるように構成されている真空供給源と、
前記真空供給源に連結されており、前記真空供給源を駆動するように構成されているアクチュエーターと、
前記真空供給源と流体連通している第1の真空キャビティーを形成している吸引本体部と、
前記吸引本体部に連結されており、第2の真空キャビティーを形成している吸引カップと、
前記吸引本体部におよび前記吸引カップに連結されているバルブと、
を含み、
前記バルブは、前記第1の真空キャビティーから前記第2の真空キャビティーへの真空を制限するための閉鎖位置と、前記第1の真空キャビティーから前記第2の真空キャビティーへ前記真空を供給するための開放位置との間で、選択的に作動されるように構成されている、請求項11に記載のシステム。
【請求項14】
前記バルブは、前記吸引カップと前記コンテナとの接触に応答して、前記閉鎖位置から前記開放位置へ作動されるように構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記トラックに沿って延在する駆動カムをさらに含み、
前記真空供給源は、第3の真空キャビティーおよび駆動部材を含み、前記駆動部材は、前記第3の真空キャビティーの中に位置しており、前記第3の真空キャビティーに対して移動可能であり、
前記アクチュエーターは、前記駆動部材に連結されているカムフォロワーを含み、
前記カムフォロワーは、前記駆動カムに係合し、前記グリッパーが前記トラックに沿って移動するときに、前記第3の真空キャビティーの中で前記駆動部材を選択的に移動させるように構成されている、請求項13に記載のシステム。
【請求項16】
コンテナをパッキングするための方法であって、
前記コンテナを所望の配向に配向させるステップと、
グリッパーがトラックに沿って移動するときに前記コンテナを前記グリッパーに移送するステップと、
真空を介して前記コンテナを前記グリッパーに連結するステップと、
前記グリッパーを使用して前記トラックの一部分に沿って前記コンテナをガイドするステップと、
前記グリッパーを使用して前記コンテナの前記所望の配向を維持するステップと、
前記グリッパーから前記コンテナを解放するステップと、
を含む、方法。
【請求項17】
前記コンテナを前記グリッパーに連結する前記ステップは、
前記真空を発生させるために、前記グリッパーの吸引本体部によって形成された第1の真空キャビティーの中に前記真空を発生させるステップと、
前記グリッパーの吸引カップを前記コンテナと接触して位置決めするステップと、
前記吸引カップによって形成された第2の真空キャビティーに前記真空を供給するステップと、
を含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記真空を供給する前記ステップは、前記吸引カップと前記コンテナとの接触に応答して、前記吸引本体部および前記吸引カップに連結されているバルブを閉鎖位置から開放位置へ作動させるステップを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記グリッパーが前記トラックに沿って移動するときに、前記真空を選択的に制御するステップをさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記真空を選択的に制御する前記ステップは、
前記グリッパーが前記トラックに沿って移動するときに、駆動カムに沿ってカムフォロワーを移動させるステップと、
駆動部材を選択的に移動させるステップであって、前記駆動部材は、第3の真空キャビティーの中に位置しており、前記第3の真空キャビティーの中で前記真空を発生させるために前記カムフォロワーに連結されている、ステップと
を含む、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、パッキングシステムおよび方法に関し、より具体的には、コンテナをパッキングおよび配向させるためのシステムおよび方法、ならびに、パッケージングプロセスを通してコンテナの配向を維持するためのコンテナグリッパーに関する。
【背景技術】
【0002】
パッケージングの分野において、出荷および流通のために、ならびに、販売促進情報の表示のために、複数の1次製品コンテナを含むパッケージ(たとえば、マルチパックなど)を提供することが望ましいことが多い。また、パッケージングされたコンテナ(たとえば、缶など)を特定の配向で提示することが望ましいことも多い。また、コンテナに欠陥(たとえば、擦り傷、へこみ、および汚れなど)がないことが要求されることも多い。しかし、コンテナを傷のない条件に維持しながら、パッケージングプロセスの全体を通してコンテナを所望の配向に維持することは、困難である可能性がある。従来のパッケージングシステムおよび方法は、それらの意図される目的のために満足のいくものであると考えられてきたが、所望の配向を維持する改善されたコンテナハンドリングに対する必要性が依然として存在している。したがって、当業者は、コンテナパッケージングの分野における研究および開発の努力を継続している。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
開示されているのは、コンテナをパッケージングするためのシステム、コンテナの所望の配向を維持するためのグリッパー、および、コンテナをパッケージングするための方法である。以下は、本開示による主題の例の非網羅的なリストであり、それは、特許請求されている可能性があり、または、特許請求されていない可能性がある。
【0004】
一例では、開示されているグリッパーは、第1の真空キャビティーを形成する吸引本体部と、吸引本体部に連結されており、第2の真空キャビティーを形成する吸引カップとを含む。吸引カップの第2の真空キャビティーは、吸引本体部の第1の真空キャビティーと選択的に流体連通している。
【0005】
一例では、開示されているシステムは、トラックと、トラックに沿って移動可能なグリッパーとを含む。グリッパーは、真空を介してコンテナに解放可能に連結されており、トラックの一部分に沿ってコンテナをガイドし、コンテナを所望の配向に維持するように構成されている。
【0006】
一例では、開示されているパッケージング方法は、(1)コンテナを所望の配向に配向させるステップと、(2)グリッパーがトラックに沿って移動するときにコンテナをグリッパーに移送するステップと、(3)真空を介してコンテナをグリッパーに連結するステップと、(4)グリッパーを使用してトラックの一部分に沿ってコンテナをガイドするステップと、(5)グリッパーを使用してコンテナの所望の配向を維持するステップと、(6)グリッパーからコンテナを解放するステップとを含む。
【0007】
開示されているシステム、グリッパー、および方法の他の例は、以下の詳細な説明、添付の図面、および、添付の特許請求の範囲から明らかになることとなる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】コンテナをパッケージングするためのシステムの一部分の例の概略的な斜視図である。
図2】システムの一部分の例の概略的な上面図である。
図3】システムの一部分の例の概略的な上面図である。
図4】システムの一部分の例の概略的な上面図である。
図5】システムの一部分の例の概略的な上面図である。
図6】システムの一部分の例の概略的な上面図である。
図7】システムの一部分の例の概略的な上面図である。
図7A】システムの計量スクリューの一部分の例の概略図である。
図7B】システムのスターホイールの一部分の例の概略図である。
図7C】システムのスターホイールの一部分の例の概略図である。
図8】システムの一部分の例の概略的な上面図である。
図8A】システムの計量スクリューの一部分の例の概略図である。
図8B】システムのスターホイールの一部分の例の概略図である。
図8C】システムのスターホイールの一部分の例の概略図である。
図9】システムの一部分の例の概略的な上面図である。
図9A】システムの計量スクリューの一部分の例の概略図である。
図9B】システムのスターホイールの一部分の例の概略図である。
図9C】システムのスターホイールの一部分の例の概略図である。
図10】システムの配向モジュールの例の概略的な斜視図である。
図11】配向モジュールの一部分の例の概略的な斜視図である。
図12】システムのグループ化モジュールの例の概略的な上面図である。
図13A】グループ化モジュールの一部分の例の概略的な上面図である。
図13B】グループ化モジュールのラグおよびグリッパーに関する速度プロファイルの例のグラフィカルな表現である。
図14】システムの一部分の例の概略的な斜視図である。
図15】システムの一部分の例の概略的な斜視図である。
図16】システムのグリッパーの例の概略的な斜視図である。
図17】システムの一部分の例の概略的な斜視図である。
図18】システムの一部分の例の概略的な斜視図である。
図19】システムの一部分の例の概略的な上面図である。
図20】システムのグリッパーの例の概略図である。
図21】グループ化モジュールのトラックに沿って移動するコンテナに作用する遠心力の例のグラフィカルな表現である。
図22A】システムの一部分の例の概略図である。
図22B】グループ化モジュールのトラックに沿って移動するコンテナに作用する真空圧力の例のグラフィカルな表現である。
図23A】グリッパーの例の概略的な斜視図である。
図23B図23Aに示されているグリッパーの一部分の概略的な斜視図である。
図23C図23Aに示されているグリッパーの概略的な斜視的な部分的に分解された図である。
図24A】グリッパーの例の概略的な斜視的な断面図である。
図24B】グリッパーの例の概略的な斜視的な断面図である。
図25A】グリッパーの一部分の例の概略的な斜視的な断面図である。
図25B】グリッパーの一部分の例の概略的な斜視的な断面図である。
図26A】グリッパーの一部分の例の概略的な斜視的な断面図である。
図26B】グリッパーの一部分の例の概略的な斜視的な断面図である。
図27A】システムの一部分の例の概略図である。
図27B】グループ化モジュールのトラックに沿って移動するコンテナに作用する真空圧力の例のグラフィカルな表現である。
図28A】グリッパーの例の概略的な立面断面図である。
図28B】グリッパーの一部分の例の概略的な、斜視図である。
図28C】グリッパーの一部分の例の概略的な立面断面図である。
図29】グリッパーの一部分の例の概略的な斜視図である。
図30】コンテナをパッケージングするための方法の例のフローダイアグラムである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
概して図1図30を参照すると、例として、本開示は、コンテナ101(本明細書において下記では、集合的に複数のコンテナと称され、個別にコンテナと称される)をパッケージングするためのシステム100、および、コンテナ101を所望の配向に保持するためのシステム100のグリッパーに向けられている。より具体的には、システム100の例は、コンテナ101のパッケージを生成させるために、コンテナ101をパッキングおよび配向させることを可能にする。より具体的には、システム100の例は、コンテナ101の流れの計量をして、コンテナ101のそれぞれの1つを所望の配向に配向させ、パッケージングプロセスの全体を通して所望の配向を維持することを促進させる。
【0010】
ここで図1を参照すると、図1は、システム100の一部分の例を図示している。一般的に、図1に図示されているように、システム100は、コンテナ101の流れを受け入れるように構成されており、コンテナ101のそれぞれ1つを所望の方向および/または配向に配向させるように構成されており、また、コンテナ101を(たとえば、図1に示されているように)パック114または(たとえば、図17に示されているように)他のパッケージ1798の中へパッケージングする間に、コンテナ101のそれぞれ1つを所望の方向および/または配向に維持するように構成されている。
【0011】
1つ以上の例において、システム100は、2セットのモジュール(たとえば、第1のモジュールセットIおよび第2のモジュールセットII)を含む。1つ以上の例において、モジュールのそれぞれのセットは、他方の鏡像である。たとえば、モジュールのそれぞれのセットは、同じ3つのタイプのモジュールを含む。モジュールのセットのモジュールのそれぞれ、それぞれのモジュールの詳細および能力、ならびに、それぞれのモジュールのさまざまな例示的な構成が、本明細書で下記に説明されている。
【0012】
1つ以上の例において、モジュールのそれぞれのセット(たとえば、第1のモジュールセットIおよび/または第2のモジュールセットII)は、搬送モジュール102、配向モジュール104、およびグループ化モジュール106を含む。1つ以上の例において、搬送モジュール102は、たとえば、コンテナ101の流れとして、コンテナ101を供給するように構成されている。1つ以上の例において、配向モジュール104は、コンテナ101をスキャンおよび配向させるように構成されている。1つ以上の例において、グループ化モジュール106は、所望の配向にあるコンテナ101(たとえば、配向されたコンテナ)をグループおよび/またはパック114へと編成するように構成されている。
【0013】
図1では、第1のモジュールセットIの搬送モジュール102、配向モジュール104、およびグループ化モジュール106が、示されてラベル付けされている。図1では、第2のモジュールセットIIの搬送モジュール102、配向モジュール104、および、グループ化モジュール106の一部分が示されている。2セットのモジュール(たとえば、モジュールセットIおよびモジュールセットII)が図1に示されているが、後続の図および下記の説明におけるそれぞれのモジュールは、個々のセット(たとえば、モジュールセットI)の一部として(その鏡像された対応物(たとえば、モジュールセットII)を含まない)議論されることが可能である。
【0014】
1つ以上の例において、搬送モジュール102は、第1のスターホイール122、計量スクリュー124、および第2のスターホイール126を含む。配向モジュール104は、第3のスターホイール150を含む。グループ化モジュール106は、トラック108を含む。グループ化モジュール106は、ラグ111を含む(本明細書において下記では、集合的に複数のラグと称され、個別にラグと称される)。ラグ111は、トラック108に連結されており、トラック108に沿って移動可能である。グループ化モジュール106は、グリッパー109を含む(本明細書において下記では、集合的に複数のグリッパーと称され、個別にグリッパーと称される)。グリッパー109は、ラグ111に連結されている(たとえば、それぞれのグリッパー109は、関連のラグ111に連結されている)。グループ化モジュール106は、サーボドライブ112を含む(本明細書において下記では、集合的にサーボドライブと称され、個別にサーボドライブと称される)。ラグ111は、サーボドライブ112によってトラック108の周りで駆動される(たとえば、それぞれのラグ111は、関連のサーボドライブ112によって駆動される)。
【0015】
システム100は、より速くてより効率的な生産技法を要求する世界において、以前のコンベヤーシステムを上回る複数の利益を提供する。システム100によって提供されるそのような利益の例は、それに限定されないが、異なるコンテナサイズおよびタイプの間でのより速くてより便利な切り替え、コンテナをグループへとパッケージングするより速くてより信頼性が高くてより効果的な方法、および、パッケージングのために必要とされる工場床スペースを低減させることを含む。
【0016】
ここで図2を参照すると、図2は、システム100のモジュールのセットのうちの1つの例(たとえば、図1に示されているモジュールセットI)を図示している。図2に示されているシステム100の例は、図1に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図2に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の第2の例に属することを示すために、接頭辞「200」の追加を伴っている。
【0017】
1つ以上の例において、モジュールセットは、搬送モジュール202、配向モジュール204、およびグループ化モジュール206を含む。グループ化モジュール206は、トラック208を含む。1つ以上の例において、トラック208は、単一の長円形トラックである。
【0018】
1つ以上の例において、グループ化モジュール206は、複数のグリッパー209を含む(本明細書において下記では、集合的に複数のグリッパーと称され、個別にグリッパーと称される)。グリッパー209は、トラック208に沿ってコンテナ101を移動させる。
【0019】
1つ以上の例において、グループ化モジュール206は、複数のラグ211を含む(本明細書において下記では、集合的に複数のラグと称され、個別にラグと称される)。それぞれのグリッパー209は、関連のラグ211に連結されている。ラグ211は、トラック208に沿ってグリッパー209を移動させる。
【0020】
1つ以上の例において、グループ化モジュール206は、複数のサーボドライブ(たとえば、図1に示されているようなサーボドライブ112)を含む。図2に示されているシステム100の例のサーボドライブは、見ることができない。それぞれのラグ211は、関連のサーボドライブ(たとえば、図1に示されているようなサーボドライブ112)によってトラック208の周りで駆動される。
【0021】
図1および図2を参照すると、1つ以上の例において、サーボドライブ112は、リニアサーボドライブである。これは、それぞれのラグ111、211またはラグ111、211のグループに関する特定の速度プロファイルのプログラミングを可能にし、ラグ111、211は、コンテナ101のグループ(たとえば、図1に示されているようなパック114)を形成するために互いに別個に移動することが可能である。トラック108、208の水平方向の長円形構成の別の追加される利益は、システム100へのパワーが失われたときに、ラグ111、211が適切な場所に留まり、重力によって移動されず、トラック108、208から落下しないということである。
【0022】
ここで図3を参照すると、図3は、システム100のグループ化モジュール306の例を図示している。図3に示されているシステム100の例は、図1および図2に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図3に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の第3の例に属することを示すために、接頭辞「300」の追加を伴っている。
【0023】
1つ以上の例において、グループ化モジュール306は、トラック308を含む。トラック308は、単一の長円形トラックである。グリッパー309は、トラック308に沿ってコンテナ101を移動させる。それぞれのグリッパー309は、チェーン310によってトラック308の周りに移動される。
【0024】
1つ以上の例において、グループ化モジュール306のトラック308は、2つの真っ直ぐなセクション(たとえば、第1の真っ直ぐなセクション310aおよび第2の真っ直ぐなセクション310b)および2つの湾曲したセクション(たとえば、第1の湾曲したセクション312aおよび第2の湾曲したセクション312b)を含む単一のトラック308である。
【0025】
ここで図4を参照すると、図4は、システム100のグループ化モジュール406の例を図示している。図4に示されているシステム100の例は、図1図3に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図4に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の第4の例に属することを示すために、接頭辞「400」の追加を伴っている。
【0026】
1つ以上の例において、グループ化モジュール406は、トラック408を含む。トラック408は、単一の不規則な形状のトラックである。グリッパー409は、トラック408に沿ってコンテナ101を移動させる。それぞれのグリッパー409は、チェーン410によってトラック408の周りに移動される。
【0027】
1つ以上の例において、グループ化モジュール406のトラック408は、3つの(たとえば、少なくとも3つの)真っ直ぐなセクション410a、410b、410cおよび3つの(たとえば、少なくとも2つの)湾曲したセクション412a、412b、412cを含む単一のトラックである。
【0028】
ここで図5を参照すると、図5は、システム100のグループ化モジュール506の例を図示している。図5に示されているシステム100の例は、図1図4に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図5に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の第5の例に属することを示すために、接頭辞「500」の追加を伴っている。
【0029】
1つ以上の例において、グループ化モジュール506は、トラック508を含む。トラック508は、単一の長円形トラックである。グリッパー509は、トラック508に沿ってコンテナ101を移動させる。それぞれのグリッパー509は、チェーン510によってトラック508の周りに移動される。
【0030】
1つ以上の例において、グループ化モジュール506のトラック508は、2つの真っ直ぐなセクション510aおよび510bならびに2つの湾曲したセクション512a、512bを含む単一の長円形トラックである。
【0031】
1つ以上の例において、グループ化モジュール506は、第2のトラック512も含む。第2のトラック512は、トラック508(第1のトラックとも称される)からのコンテナ引き渡しを行う垂直方向平面の中に配設されている。第2のトラック512は、第2のセットまたは第2の複数の第2のグリッパー509b(本明細書では、集合的に複数の第2のグリッパーと称され、個別に第2のグリッパーと称される)および第2のセットまたは第2の複数の第2のラグ511b(本明細書では、集合的に複数の第2のラグと称され、個別に第2のラグと称される)を使用し、トラック508からコンテナ101を受け入れた後にコンテナ101を輸送する。
【0032】
ここで図6を参照すると、図6は、システム100のグループ化モジュール606の例を図示している。図6に示されているシステム100の例は、図1図5に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図6に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の第6の例に属することを示すために、接頭辞「600」の追加を伴っている。
【0033】
1つ以上の例において、グループ化モジュール606は、トラック608を含む。トラック608は、単一の長円形トラックである。グリッパー609は、トラック608に沿ってコンテナ101を移動させる。それぞれのグリッパー609は、チェーン610によってトラック608の周りに移動される。
【0034】
1つ以上の例において、グループ化モジュール606のトラック608は、不規則なまたは長楕円形のトラックである(たとえば、図4に示されているトラック408の例と同様)。1つ以上の例において、第2のトラック612は、トラック608からコンテナ101を受け入れる垂直方向平面の中に配設されている。
【0035】
図1図6に示されている例のそれぞれは、本明細書で下記に説明されることとなるように、固有の利益を含む。
【0036】
本開示の以下の部分は、(たとえば、図1および図2に示されているような)搬送モジュール102、202の例に言及する。グループ化モジュール106、206、306、406、506、606の例のいずれも、搬送モジュール102、202の例のいずれかとともに使用されることが可能であるということが認識され得る。
【0037】
ここで図1および図2を参照すると、1つ以上の例において、それぞれの搬送モジュール102、202は、コンテナ101の流れを受け入れる。このポイントにおいて、コンテナ101の流れは、典型的に、それぞれのコンテナ101の間に間隔を有していない。
【0038】
1つ以上の例において、コンテナ101の流れが搬送モジュール102、202に到達するときに、コンテナ101の流れは、第1のスターホイール122、222に出会う。第1のスターホイール122、222は、コンテナ101の流れを真っ直ぐにし、流れのコンテナ101を計量スクリュー124、224に給送することを助けるように構成されている。
【0039】
1つ以上の例において、計量スクリュー124、224は、コンテナ101のそれぞれの間に(たとえば、図2において計量スクリュー224によって示されているように)ピッチまたは所定の間隔「S」を生成させる。計量スクリュー124、224は、次いで、間隔を置いて配置されたコンテナ101の流れを第2のスターホイール126、226に給送する。
【0040】
ここで図2を参照すると、1つ以上の例において、第2のスターホイール226は、第1のスターホイール222とは異なる形状を有している。例として、第2のスターホイール226の隣接する第2のディボット232bの中心間の第2の間隔228bは、第1のスターホイール222の隣接する第1のディボット232aの中心間の第1の間隔228aよりも大きい。別の例として、第2のスターホイール226の第2の歯234bは、第1のスターホイール222の第1の歯234aよりも幅広い。しかし、同じ直径のコンテナ101を受け入れてハンドリングするために、第1および第2のスターホイール222、226のそれぞれのディボット232a、232bのサイズは同じままである。
【0041】
1つ以上の例において、スターホイール222、226のディボット232a、232bは、非円形のコンテナ101(たとえば、ジュースボックス、牛乳パック、またはモーター油など)を搬送するために非円形であることが可能である。
【0042】
1つ以上の例において、第2のスターホイール226は、典型的に、第1のスターホイール222よりも小さな直径を有しており、第1のスターホイール222よりも速くスピンする。スターホイール222、226のこの組み合わせは、単独で、および、他のものと組み合わせて、搬送モジュール202のおよび全体的なシステム100のよりコンパクトなフットプリントを可能にする。
【0043】
ここで図7図9を参照すると、図7図9は、システム100の例を図示している。図7に示されているシステム100の例は、図1図6に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図7に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の第7の例に属することを示すために、接頭辞「700」の追加を伴っている。図8に示されているシステム100の例は、図1図7に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図8に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の第8の例に属することを示すために、接頭辞「800」の追加を伴っている。図9に示されているシステム100の例に示されているシステム100の例は、図1図8と多くの共通の特徴を共有している。図9に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の第9の例に属することを示すために、接頭辞「900」の追加を伴っている。
【0044】
図7を参照すると、1つ以上の例において、コンテナ101の流れは、第1のスターホイール722からグループ化モジュール706のトラック708へのコンテナ101の流れのための経路740を形成する。経路740は、それぞれのコンテナ101の中心のトラベル経路によって定義される。経路740は、コンテナ101の直径が変化した場合でも(たとえば、上記に説明されているようにコンテナサイズを変化させるためにスターホイールを切り替えた後に)、実質的に同じままである。
【0045】
図7図8、および図9を比較すると、図7のコンテナ101は、図8および図9のコンテナ101よりも小さい。しかし、コンテナ101の中心の経路740、840、940は、搬送モジュール702、802、902の第1のスターホイール722、822、922から開始して、配向モジュール704、804、904の第3のスターホイール750、850、950を通って、実質的に同じである。1つ以上の例において、経路740、840、940は、第1のスターホイール722、計量スクリュー724、第2のスターホイール726、および第3のスターホイール750を、これらのパーツの対応するもの(たとえば、第1のスターホイール822、922、計量スクリュー824、924、第2のスターホイール826、926、および第3のスターホイール850、950)と取り換えることによって維持される。
【0046】
1つ以上の例において、第1のスターホイール722、計量スクリュー724、第2のスターホイール726、および第3のスターホイール750は、対応するパーツと取り換えられることが可能であり、たとえば、(たとえば、図7A図7Cに示されているように)同じ数の歯734a、734b、734cおよびディボット732a、732b、732cを有するが、より深くてより幅広いディボット732a、732b、732c、および、より薄い歯734a、734b、734c(たとえば、より大きな直径C1を有するより大きなコンテナ101のためのもの)またはより厚い歯734a、734b、734cおよびより幅の狭いディボット732a、732b、732c(たとえば、より小さな直径C1を有するより小さなコンテナ101のためのもの)を有する対応するパーツと取り換えられることが可能である。
【0047】
図7A図7Cは、スターホイール722、726、750のそれぞれの例の詳細を図示している。図8A図8Cは、スターホイール822、826、850のそれぞれの例の詳細を図示している。図8A図8Cに示されているスターホイール822、826、850の例は、図7A図7Cに示されているスターホイール722、726、750の例と多くの共通の特徴を共有している。図8A図8Cに示されているスターホイール822、826、850の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴が別の例に属することを示すために、接頭辞「800」の追加を伴っている。図9A図9Cに示されているスターホイール922、926、950の例は、図7A図7Cに示されているスターホイール722、726、750の例および図8A図8Cに示されているスターホイール822、826、850の例と多くの共通の特徴を共有している。図9A図9Cに示されているスターホイール922、926、950の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴が別の例に属することを示すために、接頭辞「900」の追加を伴っている。
【0048】
1つ以上の例において、(たとえば、図7および図7A図7Bに示されているような)第1のスターホイール722、計量スクリュー724、第2のスターホイール726、および第3のスターホイール750は、必要に応じて、第1のスターホイール822、計量スクリュー824、第2のスターホイール826、および第3のスターホイール850(たとえば、図8および図8A図8Cに示されている)と交換されるか、または、第1のスターホイール922、計量スクリュー924、第2のスターホイール926、および第3のスターホイール950(たとえば、図9および図9A図9Cに示されている)と交換されることが可能である。
【0049】
再び図7を参照すると、1つ以上の例において、スターホイール722、726、750のそれぞれが回転する軸線は、スターホイール722、726、750を交換した後も同じままである。さらに、第1のスターホイール722と第2のスターホイール726との間の第1の距離741a、および、第2のスターホイール726と第3のスターホイール750との間の第2の距離741bは、スターホイール722、726、750を、たとえば、スターホイール822、826、850(たとえば、図8および図8A図8Cに示されている)と、または、スターホイール922、926、950(たとえば、図9および図9A図9Cに示されている)と交換した後に、同じままであり、それらは、図8において841aおよび841bとラベル付けされており、図9において941aおよび941bとラベル付けされている。
【0050】
1つ以上の例において、スターホイール722、726、750、822、826、850、922、926、950は、同じ垂直方向軸棒の上に残されており、計量スクリュー724、824、924は、同じ水平方向軸棒の上に残されている。これは、異なる直径(たとえば、図7図9に示されているように異なる缶直径C1)を有する送り込みコンテナ101のために、システム100が容易に変更されることを可能にする。
【0051】
図7図9において見られるように、配向モジュール704、804、904の後のコンテナ101の経路740、840、940は、図7図8図9によって異なっている。以前に使用されていたシステムでは、それぞれのモジュールの設置は、図7図8図9によって異なっており、そして、それは、モジュールのより多くの移動、ならびに、異なるサイズ決めされたおよび/または形状決めされたコンテナ101の間でのより長い切り替え時間を必要としていた。本明細書で開示されているシステム100は、(たとえば、異なる缶サイズのための)切り替えの時間を節減し、それらの切り替えにおけるエラーの可能性を低減させる。その理由は、異なるパーツを収容するために移動されなければならないパーツが少なくて済むからである。
【0052】
再び図7図9を参照すると、1つ以上の例において、それぞれのコンテナ101が第2のスターホイール726、826、926を通過するときに、コンテナ101が、配向モジュール704、804、904に給送される。
【0053】
ここで図10を参照すると、図10は、配向モジュール1004の例を図示している。配向モジュール1004は、(たとえば、図1図2図7図8、および図9に示されているような)配向モジュール104、204、704、804、904のいずれかの例である。
【0054】
1つ以上の例において、配向モジュールは、ベース1060を含む。ベース1060は、入って来るコンテナ101を支持する。
【0055】
1つ以上の例において、配向モジュール1004は、カメラ1062を含む。カメラ1062は、ベース1060の側部に位置付けされている。カメラ1062は、配向モジュール1004に進入するおよび/または配向モジュール1004によって配向されているコンテナ101をスキャンするように構成されている。
【0056】
1つ以上の例において、配向モジュール1004は、複数のターニング部材1064を含む(たとえば、本明細書では、集合的に複数のターニング部材と称され、個別にターニング部材と称される)。ターニング部材1064のそれぞれは、ベース1060の上方に移動可能に位置決めされている。ターニング部材1064は、コンテナ101に接触してコンテナ101をターンさせる。
【0057】
1つ以上の例において、配向モジュール1004は、プロセッサー(図示せず)を含む。プロセッサーは、カメラ1062に動作可能に接続されている。プロセッサーは、(たとえば、コンテナ101が適正に配向される前に)コンテナ101の初期配向を分析するように適合されている(たとえば、動作可能であるかまたはプログラムされている)。
【0058】
1つ以上の例において、カメラ1062は、すべての単一のコンテナ101をスキャンすることを必要とされるということが考えられる。1つ以上の例において、カメラ1062は、すべての第2の、または第3の、または第4のコンテナ101をスキャンすることのみを必要とされるということが考えられる。
【0059】
たとえば、下流パッケージングステップおよび/またはクライアント仕様に応じて、それぞれのおよびすべてのコンテナ101は、同じ方向を向くことを必要とされる可能性がある。コンテナ101の入って来る(たとえば、初期の)配向が分析された後に、プロセッサーは、必要な補正を計算する。それぞれのコンテナ101は、別のコンテナ101とは異なる補正を必要とする可能性がある。その理由は、入って来る配向が異なる可能性があるからであり、および/または、最終的な(たとえば、所望の)配向がそれぞれのコンテナ101に対して異なっている必要がある可能性があるからである。
【0060】
1つ以上の例において、複数のコンテナ101は、パッケージの中に互いに隣接して設置されているときに、単一の大きなグラフィックを生成させるために使用されることが可能である。1つのパッケージの中の隣接するコンテナ101は、異なるグラフィックまたはグラフィックの一部分を顧客に示す異なる配向を有することが可能である。代替的に、隣接するコンテナ101は、複数のコンテナを横切って見られる1つの大きなグラフィックを形成することが可能である。たとえば、グラフィック「CANS」は、4つのコンテナから構成されることが可能である。それぞれのコンテナ101は、「C」、「A」、「N」、または「S」のいずれかを示していることが可能である。
【0061】
1つ以上の例において、配向モジュール1004の第3のスターホイール1050(たとえば、配向モジュールスターホイールまたは配向スターホイールと称されることも可能である)は、回転可能なベース1060の上方に位置決めされており、コンテナ101がカメラ1062を通り過ぎて回転するときに、コンテナ101を固定することを助ける。コンテナ101がカメラ1062を通り過ぎて移動するときに、第3のスターホイール1050は、コンテナ101をガイドすることを助け、コンテナ101が配向されるときにさらなる安定性を提供する。
【0062】
1つ以上の例において、配向モジュール1004の第3のスターホイール1050は、搬送モジュール1002の第2のスターホイール(図10には示されていない)と同じ、隣接するディボットの中心間の間隔を有しており、また、同じ歯厚さを有している。1つ以上の例において、カメラ1062がそれぞれのコンテナ101の入って来る配向を適正に識別することができるようにするために、それぞれのコンテナ101の間の間隔を維持することが、重要である可能性がある。それぞれのコンテナ101の間の間隔がない場合には、隣接するコンテナ101は、カメラ1062によって単一のアイテムとして認識される可能性があり、必要とされる情報をプロセッサーに送信することができない可能性がある。
【0063】
依然として図10を参照すると、1つ以上の例において、それぞれのターニング部材1064は、1つのコンテナ101に対応している。それぞれのコンテナ101をターンさせるために、ターニング部材1064は、コンテナ101と接触するように下に移動する。ターニング部材1064が下に移動するときに、ディスク1066(それぞれのターニング部材1064の底部に位置付けされている)は、たとえば、ターニング部材1064が後退位置から展開位置へ作動するときに、それぞれのコンテナ101の上部に接触する。ディスク1066がそれぞれのコンテナ101に接触するときに、それぞれのターニング部材1064は、コンテナ101を所望の配向に設置するのに必要な量だけそれぞれのコンテナ101を回転させる。
【0064】
1つ以上の例において、複数の表面1070(本明細書では、集合的に複数の表面と称され、個別に表面と称される)が、ベース1060の中に位置付けされている。表面1070のそれぞれは、ターニング部材1064のうちの1つに、および、コンテナ101のうちの1つに対応している。表面1070は、また、プロセッサー(図示せず)に動作可能に接続されており、ターニング部材1064のそれぞれと同じ方向および同じ量だけターンするようにプログラムされている。したがって、コンテナ101は、上部からおよび底部から均一にターンされ、ターニングの間の安定性をさらに保証する。
【0065】
1つ以上の例において、表面1070のそれぞれのためのモーター1072は、ベース1060の上部表面の下方に位置付けされている。特定の配向は、可動式のターニング部材1064がコンテナ101の上方にある状態で、および、垂直方向に静止した表面1070がコンテナの下方にある状態で、より小さなモーターおよびより小さなターニングターレットを可能にする。その理由は、それぞれのコンテナ101が垂直方向に移動される必要がないからである。コンテナ101が適正に配向されると、コンテナ101は、グループ化モジュール(図10には示されていない)に移動される。
【0066】
ここで図11を参照すると、図11は、配向モジュール1104の一部分の例を図示している。配向モジュール1104の例は、その後の図を描いており、そこでは、今では配向されたコンテナ101a(それは、以前には異なる方向に配向されていた)および今では後退されたターニング部材1164a(それは、以前にはコンテナ101の上部と接触していた)を認識することが可能である。図11に示されている配向モジュール1104の例は、図10に示されている配向モジュール1004の例と多くの共通の特徴を共有している。図11に示されている配向モジュール1104の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴が配向モジュールの別の例に属することを示すために、接頭辞「1100」の追加を伴っている。
【0067】
ここで図12を参照すると、図12は、グループ化モジュール1206の例を図示している。図12に示されているグループ化モジュール1206の例は、図1図7図8、および図9に示されているグループ化モジュール106、206、306、406、506、606、706、806、906の例と多くの共通の特徴を共有している。図12に示されているグループ化モジュール1206の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がグループ化モジュールの別の例に属することを示すために、接頭辞「1200」の追加を伴っている。
【0068】
1つ以上の例において、コンテナ101が配向モジュール(たとえば、図12には示されていない)の中で配向された後に、コンテナ101の流れは、配向モジュールを通過させられる。グループ化モジュール1206は、配向モジュールから受け入れられた配向からそれぞれの個々のコンテナ101の配向が変化しないままであることを保証しながら、同時に、(たとえば、後続のパッケージングのためにコンテナ101のパックを形成することを開始するために)必要な数のコンテナ101を一緒にグループ化することを担当している。上記に説明されているように、コンテナ101の流れを搬送するために、および、所望の配向が維持されることを保証しながらそれらをグループ化するために、多数の可能性が提示される。
【0069】
図12は、(たとえば、図2に示されているグループ化モジュール206の例に以前に描かれているような)グループ化モジュール1206の例を図示している。グループ化モジュール1206は、トラック1208を含む。トラック1208は、単一の長円形トラックであり、水平方向平面において配向されている。グリッパー1209(それは、トラック1208に沿ってコンテナ101を押す)は、ラグ1211に個別に取り付けられている。1つ以上の例において、それぞれのラグ1211は、リニアサーボドライブ(図12には示されていない)によって作動される。リニアサーボドライブ(たとえば、図1に示されているサーボドライブ112)は、ラグ1211が追従するために、トラック1208に沿った個々のラグ1211またはラグ1211のグループの速度プロファイルをプログラムすることを可能にする。
【0070】
コンテナ101が配向モジュールからグループ化モジュール1206へ循環されるときに、ラグ1211は、コンテナ101を受け入れるために、取り付けられているグリッパー1209を適切な場所に移動させる。ラグ1211は、キューイングセクション(queuing section)1280においてコンテナ101をピックアップする前に配置されており、コンテナ101のグループのコンテナ101の所望の配向を維持しながら、コンテナ101のグループとコンテナ101の次のグループとの間にギャップ1299を生成させるために、コンテナ101の所望のグループ(たとえば、このケースでは、それは、4つのコンテナ101である)が接触されると、トラック1208の第1の湾曲した部分1212aの周りで加速する。
【0071】
コンテナ101のグループがトラック1208の第1の真っ直ぐなセクション1210aに到達すると、コンテナ101のグループは、一定の速度でトラベルする。このポイントにおいて、さまざまなパッケージングステップが行われることが可能である。コンテナ101のそれぞれの形成されたグループは、モジュールの鏡像されたセット(たとえば、図1に示されているモジュールセットII)からのグループに出会い、単一のパック(たとえば、図1に示されているようなパック114)(たとえば、8パックおよび4パックなど)を作製することが可能である。
【0072】
ここで図13Aを参照すると、図13Aは、グループ化モジュール1306の一部分の例を図示している。図13に示されているグループ化モジュール1306の例は、図1図7図8図9、および図12に示されているグループ化モジュール106、206、306、406、506、606、706、806、906、1206の例と多くの共通の特徴を共有している。図13に示されているグループ化モジュール1306の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がグループ化モジュールの別の例に属することを示すために、接頭辞「1300」の追加を伴っている。
【0073】
1つ以上の例において、ラグ1311がトラック1308の周りをトラベルするときに、ラグ1311は、プログラムされた速度プロファイルに従う。これは、ラグ1311の所望のグループを形成するために(たとえば、2つを一緒に、3つを一緒になど)、任意の複数のラグ1311が一緒に配置されることを可能にする。ラグ1311およびグリッパー1309がトラック1308の第1の真っ直ぐなセクション1310aの端部に到達した後に、ラグ1311およびグリッパー1309は、たとえば、トラック1308の場所1385において、コンテナ101から剥がれる。
【0074】
1つ以上の例において、グリッパー1309およびラグ1311を剥がすために使用される方法は、トラック1308の第1の真っ直ぐなセクション1310aがトラック1308の第2の湾曲した部分1312bに変わるポイントにおいて、コンテナ101が前方に移動し続けることを可能にするように、グリッパー1309およびラグ1311の速度を落とすことによって行われる。この速度プロファイルは、グリッパー1309が方向を変化させる前に、グリッパー1309およびコンテナ101が互いから分離することを可能にし、したがって、グリッパー1309がコンテナ101をシフトさせること、ターンさせること、またはその他の方法で妨害することを防止する。グリッパー1309がコンテナ101から自由になった後に、グリッパー1309は、トラック1308の第2の湾曲した部分1312bの残りの部分、および、トラック1308の第2の真っ直ぐな部分(図13には示されていない)の周りで加速し、キューイングセクション(たとえば、図12に示されているキューイングセクション1280)におけるラグ1311に接合する。
【0075】
ここで図13Bを参照すると、図13Bは、上記に説明されているように、ラグ(たとえば、図13Aに示されているラグ1311)およびグリッパー(たとえば、図13Aに示されているグリッパー1309)に関する速度プロファイル1390のグラフィカルな表現を図示している。プロファイル1390は、加速部分1391を含み、加速部分1391では、ラグ1311、ひいては、グリッパー1309は、コンテナ101の意図されたグループの中の最後のコンテナ101(たとえば、2つのパッケージの中の2番目、および、4つのパッケージの中の3番目)に接触した直後に加速される。加速部分1391は、ラグ1311のグループがラグ1311の次のグループからギャップ(たとえば、図12に示されているギャップ1299)を作り出すことを可能にする。その後、プロファイル1390は、一定速度部分1392を含み、一定速度部分1392では、コンテナ101は、パッケージングステップがコンテナ101に対して実施されている間に、一定の速度で移動される。その後、プロファイルは、減速部分1393を含み、減速部分1393では、ラグ1311およびグリッパー1309は、コンテナ101を妨害することなくコンテナ101を円滑に落下させるために、コンテナ101が(たとえば、上記に説明されているように)別のコンベヤーまたはラグおよびキャリアの組み合わせによって遠ざけられるにつれて減速される(たとえば、速度を落とされる)。コンテナ101がグリッパー1309によって落下された後に、プロファイル1390は、第2の加速部分1394を含み、第2の加速部分1394では、ラグ1311およびグリッパー1309は、別のコンテナ101をピックアップする前に、キューイングセクション(たとえば、図12に示されているキューイングセクション1280)に戻るために最高速度まで加速する。
【0076】
ここで図14を参照すると、図14は、システム100の一部分の例を図示している。図14に示されているシステム100の例は、図1図7図8図9、および図10図13に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図14に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の別の例に属することを示すために、接頭辞「1400」の追加を伴っている。
【0077】
1つ以上の例において、ラグ1411は、リニアチェーン(図14には示されていない)によってそれぞれ取り付けられて駆動される。ラグ1411およびコンテナ101は、トラック1408の周りを一定の速度でトラベルする。1つ以上の例において、システム100は、コンテナ101の流れを下流パッケージングステーションへ搬送し、または、第2のラグ1411bおよび第2のグリッパー1409bのセットへ搬送し、第2のラグ1411bおよび第2のグリッパー1409bのセットは、第2のトラック1412に沿って移動し、コンテナ101のグループを生産することとなる。
【0078】
ここで図15を参照すると、図15は、システム100の一部分の例を図示している。図15に示されているシステム100の例は、図1図7図8図9、および図10図14に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図15に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の別の例に属することを示すために、接頭辞「1500」の追加を伴っている。
【0079】
1つ以上の例において、トラック1508は、水平方向になっているが、形状が厳密には長円形ではない。1つ以上の例において、トラック1508は、1つのポイントにおいて(たとえば、場所「a」において)歪められている。長楕円形の形状は、コンテナ101のそれぞれからのグリッパー1509のより円滑な離脱を可能にする。その理由は、グリッパー1509のターニング角度がそれほど鋭くないからである。これは、グリッパー1509が剥がれるときにグリッパー1509がコンテナ101をシフトさせる可能性を減少させることが可能である。
【0080】
図14および図15に示されている例のそれぞれは、第2のトラック(たとえば、図14に示されている第2のトラック1412および図15に示されている第2のトラック1512)と対にされることが可能であり、第2のトラックは、リニアチェーンからコンテナ101を受け入れることおよびそれらをグループ化することを担当しているが、繰り返しになるが、コンテナ101を妨害したり、コンテナ101の配向を狂わせたりしない。
【0081】
図15を参照すると、1つ以上の例において、グループ化モジュール1506は、トラック1508からコンテナ101を受け入れた後に、第2のラグ1511bおよび第2のグリッパー1509bを移動させるための第2のトラック1512を含む。第2のグリッパー1509bは、コンテナ101をパック1514へとグループ化し、またそれぞれのコンテナ101の配向を変化させることなくパック1514を移動させる。第1のグリッパー1509および第1のラグ1511が水平方向平面について移動する間に、第2のグリッパー1509bおよび第2のラグ1511bは、垂直方向平面について移動する。さらに、第2のトラック1512は、長円形を辿るが、水平方向隆起部1513を含み、水平方向隆起部1513は、それぞれの第2のラグ1511bおよび取り付けられた第2のグリッパー1509bをコンテナ101に向けて押し付ける。
【0082】
1つ以上の例において、第2のトラック1512は、第2のトラック1512に沿って第2のラグ1511bのそれぞれを作動させるためのリニアモーターサーボドライブ(図示せず)を含むことが可能である。第2のトラック1512の第2のラグ1511bおよび第2のグリッパー1509bは、両方のセットがコンテナ101に接触しているときに、トラック1508のグリッパー1509およびラグ1511の下方に位置決めされている。これは、システム100がより背の高いコンテナ101をハンドリングすることを可能にする。
【0083】
1つ以上の例において、トラック1508(たとえば、第1のトラック)および第2のトラック1512は、図15において参照文字「O」によって示されているエリアにおいて互いに部分的にオーバーラップしており、同じ方向に部分的に整合されており、トラック1508のグリッパー1509および第2のトラック1512の第2のグリッパー1509bが、トラック1508がコンテナ101を第2のトラック1212に引き渡すときに、エリア「O」において同時におよび所定の時間の期間にわたってコンテナ101に接触するようになっている。トラックのオーバーラップは、よりコンパクトな床スペース配置も可能にする。その理由は、2つの垂直方向トラックまたは2つの水平方向トラックが、コンテナ101を垂直方向に移動させる必要なしにオーバーラップすることができないこととなるからである。
【0084】
1つ以上の例において、グリッパー1509から第2のグリッパー1509bへのコンテナ101の引き渡しの間に、コンテナ101は、コンテナ101の流れの他のコンテナ101によって、たとえば、トラック1508の真っ直ぐな経路に沿って第2のグリッパー1509bによって同時に駆動される。グリッパー1509は、それらがコンテナ101の流れの接触しているコンテナ101から剥がれるときに引き抜かれる。
【0085】
1つ以上の例において、グリッパー1509および第2のグリッパー1509bは、両方がコンテナ101と接触しているときに、同じ速度でそれぞれのコンテナ101を駆動する。この配置は、ラグ1511およびグリッパー1509によって押されているコンテナ101から、第2のラグ1511bおよび第2のグリッパー1509bによって押されているその後のコンテナ101への円滑な移行を可能にする。
【0086】
1つ以上の例において、ラグ1511がトラック1508を辿り、対応するグリッパー1509に接続されているときに、湾曲したガイド1548は、グリッパー1509が配向モジュール(図15には示されていない)からコンテナ101をピックアップする場所に設置されており、第1の真っ直ぐなセクション1510aへとトラック1508を辿る。ガイド1548は、グリッパー1509のそれぞれの1つの本体部に対してコンテナ101を付勢することを助ける。
【0087】
ここで図16を参照すると、図16は、グリッパー1609の例を図示している。グリッパー1609は、図1~7、図8図9図12図13A図14、および図15に示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409の例のいずれかの例である。図16は、グループ化モジュール1606の例によって使用されるグリッパー1609の例を描いている。
【0088】
1つ以上の例において、グリッパー1609は、グリッパー本体部1644を含む。グリッパー本体部1644は、トラック(図16には示されていない)に沿って、対応するコンテナ101を部分的に取り囲んで駆動する。1つ以上の例において、グリッパー本体部1644は、受け入れ端部1643と、受け入れ端部1643の反対側のロッキング端部1645とを含む。1つ以上の例において、グリッパー本体部1644は、ロッキング端部1645においてまたはロッキング端部1645によって、ラグ1611に連結されている。
【0089】
1つ以上の例において、カップリング1647が、グリッパー本体部1644およびラグ1611を一緒に連結するために使用される。1つ以上の例において、カップリング1647は、グリッパー本体部1644のロッキング端部1645に位置付けされている。カップリング1647は、任意の適切なタイプまたはスタイルの機械的なカップリングまたはコネクターアッセンブリ(たとえば、2パーツの相互接続アッセンブリなど)であることが可能である。一例では、カップリング1647は、バヨネットスタイルのロックである。このカップリングスタイルは、たとえば、コンテナ101のサイズおよび/または形状に応じて、グリッパー1609の容易な切り替えを可能にする。
【0090】
1つ以上の例において、それぞれのラグ1611は、シャフト1649を含む。シャフト1649は、水平方向に延在しており、グリッパー本体部1644のロッキング端部1645においてカップリング1647に接続するように構成されている。
【0091】
1つ以上の例において、減衰器1651が、グリッパー本体部1644の中に位置決めされており、または、グリッパー本体部1644にその他の方法で連結されているか、もしくは、グリッパー本体部1644と一体化されている。1つ以上の例において、減衰器1651は、スプリング、ダッシュポット、もしくはクッションなどであるか、または、それらの形態をとっており、それは、適切な場所から外れているコンテナ101に円滑に反応することを可能にし、グリッパー1609がコンテナ101と接触するときにコンテナ101を損傷させないようにするために、ショックアブソーバーとして作用する。
【0092】
1つ以上の例において、インサート1653が、グリッパー本体部1644の受け入れ端部1643の凹形部分の中に設置されており(たとえば、凹形グリッパー表面1657に適用されるか、または、凹形グリッパー表面1657の上に適用される)、インサート1652がコンテナ101と接触するときに、受け入れ端部1643のインサート1653が、適正な位置および/または配向に配向された状態にコンテナ101を維持することを助けるようになっている。
【0093】
1つ以上の例において、インサート1653は、(たとえば、受け入れ端部1643などの)グリッパー本体部1644よりも高い摩擦係数を有する材料を含む。1つ以上の例において、インサート1653は、また、ガイド1648の接触表面よりも高い摩擦係数を有している。摩擦係数のこの組み合わせは、特に、ラグ1611およびグリッパー1609が加速しているトラックの湾曲した部分(図16には示されていない)に沿って、コンテナ101が配向を変化させることなく、または、コンテナ101がグリッパー1609からスリップすることなく、グリッパー1609がガイド1648に沿ってコンテナ101をスライドさせることを可能にする。
【0094】
1つ以上の例において、グリッパー1609およびコンテナ101がガイド1648を通り過ぎて移動するときに、インサート1653は、コンテナ101の配向を維持することを助ける。1つ以上の例において、インサート1653は、接着剤ストリップ(たとえば、一過性の糊(fugitive glue)など)であることが可能である。このタイプの接着剤は、グリッパー1609がコンテナ101を回転しないように維持することを可能にするが、コンテナ101の配向に影響を与えることなく、必要な段階においてグリッパー1609が剥がれることも可能にする。1つ以上の例において、インサート1653は、凹形グリッパー表面1657の少なくとも一部分に適用されるかもしくはその他の方法で連結されたゴムシートであるか、それを含むか、または、そのような形態をとる。
【0095】
ここで図17を参照すると、図17は、システム100の一部分の例を図示している。図17に示されているシステム100の例は、図1図7図8図9、および図10図16に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図17に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の別の例に属することを示すために、接頭辞「1700」の追加を伴っている。
【0096】
1つ以上の例において、システム100は、パッケージング装置1795を含むか、または、パッケージング装置1795とともに使用されることが可能である。パッケージング装置1795は、トラック1708と部分的にオーバーラップしており、グリッパー1709が依然としてコンテナ101と接触している間に、パッケージング1796(たとえば、図17に示されているようなボール紙またはプラスチックラップ)をかぶせるように構成されている。この配置は、パッケージングプロセスの初めから終わりまでコンテナ101がその意図される配向を維持することをさらに保証する。
【0097】
ここで図18を参照すると、図18は、システム100の一部分の例を図示している。図18に示されているシステム100の例は、図1図7図8図9、および図10図17に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図18に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の別の例に属することを示すために、接頭辞「1800」の追加を伴っている。
【0098】
1つ以上の例において、配向モジュール1804は、コンテナ101の流れを受け入れ、コンテナ101のそれぞれを所望の配向に配向させる。配向モジュール1804は、コンテナ101のそれぞれをグループ化モジュール1806に引き渡す。
【0099】
1つ以上の例において、グループ化モジュール1806は、トラック1808を含む。トラック1808は、単一の長円形トラックである。グリッパー1809は、トラック1808に沿ってコンテナ101を移動させる。グリッパー1809のそれぞれは、ラグ1811のそれぞれ1つに連結されている。ラグ1811は、チェーン1810によってトラック1808に沿って移動される。
【0100】
配向モジュール1804は、コンテナ101を所望の配向に配向させ、グリッパー1809がトラック1808に沿って移動するときに、コンテナ101をグリッパー1809に引き渡すように構成されている。
【0101】
1つ以上の例において、グリッパー1809は、真空を介してコンテナ101に解放可能に連結されるように構成されている。グリッパー1809がコンテナ101に真空連結された状態で、グリッパー1809は、トラック1808の一部分に沿ってコンテナ101をガイドし、コンテナ101を所望の配向に維持する。
【0102】
コンテナ101をグリッパー1809に固定するために、および、コンテナ101を所望の配向に維持するために、真空を使用することは有利である。その理由は、真空が、摩擦のみと比較して、より確実な解放可能な接続を提供する一方で、コンテナ101に跡を付ける可能性またはコンテナ101の表面に印刷された印字を汚す可能性も低減させるからである。
【0103】
ここで図19を参照すると、図19は、システム100の一部分の例を図示している。図19に示されているシステム100の例は、図1図7図8図9、および図10図18に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図19に示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の別の例に属することを示すために、接頭辞「1900」の追加を伴っている。
【0104】
1つ以上の例において、グループ化モジュール1906は、トラック1908を含む。トラック1908は、単一の長円形トラックである。グリッパー1909は、トラック1908に沿ってコンテナ101を移動させる。グリッパー1909は、ラグ1911に連結されている。ラグ1911は、チェーン(図19には示されていない)によってトラック1908に沿って移動される。
【0105】
配向モジュール1904は、コンテナ101を所望の配向に配向させ、グリッパー1909がトラック1908に沿って移動するときに、コンテナ101をグリッパー1909に引き渡す。
【0106】
1つ以上の例において、グリッパー1909は、真空を介してコンテナ101に解放可能に連結されている。グリッパー1909がコンテナ101に真空連結された状態で、グリッパー1909は、トラック1908の一部分に沿ってコンテナ101をガイドし、コンテナ101を所望の配向に維持する。
【0107】
1つ以上の例において、グリッパー1909は、閉じられた機械的なシステムである。換言すれば、1つ以上の例において、グリッパー1909は、外部パワーまたはエネルギー供給源の必要性なしに、および、動作を駆動して真空の作動を選択するための外部制御信号の必要性なしに、コンテナ101を保持するために使用される真空を発生させるように構成されている。たとえば、グリッパー1909は、カムアッセンブリ1954によって制御されるアクチュエーター1956を含む。
【0108】
アクチュエーター1956(それは、コンテナ101を所望の配向でグリッパー1909に固定するために使用される真空を発生させる)を制御するためにカムアッセンブリ1954を使用することは、有利である。その理由は、とりわけ、パワー供給ラインおよび/または制御ライン(それは、そうでなければグリッパー1909に連結されなければならず、グリッパー1909がトラック1908の周りを移動することを可能にすることができなければならない)を排除することによって、それがシステム100の複雑さおよびコストを低減させるからである。
【0109】
ここで図20を参照すると、図20は、グリッパー2009の例を図示している。グリッパー2009は、図1~7、図8図9図12図13A、および図14図19に示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909の例のいずれかの例である。
【0110】
1つ以上の例において、グリッパー2009は、吸引カップ2078を含む。吸引カップ2078は、コンテナ101の表面に接触し、真空をコンテナ101に印加し、コンテナ101をグリッパー2009の受け入れ端部2043に固定し、コンテナ101を所望の配向に維持するように構成されている。
【0111】
1つ以上の例において、グリッパー2009は、真空供給源2084を含む。真空供給源2084は、吸引カップ2078に連結されているか、または、そうでなければ、吸引カップ2078と流体連通している。真空供給源2084は、コンテナ101を保持するためにグリッパー2009によって使用される真空を発生させるように構成されている。真空は、たとえば、真空供給ライン2088を介して、真空供給源2084から吸引カップ2078に供給されるか、または、その他の方法で移送される。真空供給ライン2088は、任意の適切な空気圧式ライン(たとえば、ホースまたはチューブなど)である。1つ以上の例において、真空供給源2084は、空気圧式ピストン2035であるか、それを含むか、または、そのような形態をとっている。
【0112】
1つ以上の例において、グリッパー2009は、アクチュエーター2056を含む。アクチュエーター2056は、真空供給源2084に連結されている。アクチュエーター2056は、真空供給源2084が真空を発生させるように、真空供給源2084の動作を駆動するように構成されている。1つ以上の例において、アクチュエーター2056は、たとえば、(たとえば、図20に示されているような方向矢印2033の方向に)駆動シリンダー2081の中の駆動部材2075(たとえば、ピストンロッドを介してピストン)を選択的に移動させる(たとえば、押すまたは引っ張る)ことによって、真空圧力を発生させるように、空気圧式ピストン2035を駆動するように動作する。例として、および、図20に図示されているように、アクチュエーター2056は、真空を発生させるために、第1の方向に駆動部材2075を移動させ(たとえば、押す)、真空を解放するかまたは停止するために、第1の方向の反対側の第2の方向に駆動部材2075を移動させる(たとえば、引っ張る)。
【0113】
1つ以上の例において、グリッパー2009は、圧力ゲージ2089を含む。圧力ゲージ2089は、たとえば、真空供給源2084(たとえば、空気圧式シリンダー2035)によって発生させられ、かつ/または、吸引カップ2078に供給される、空気圧式回路の中の真空圧力を測定するかまたはその他の方法で検出するように構成されている。
【0114】
1つ以上の例において、グリッパー2009は、逆止バルブ2036を含む。逆止バルブ2036は、閉鎖位置と開放位置との間で選択的に作動されるように構成されている。閉鎖位置では、逆止バルブ2036は、たとえば、真空供給源2084(たとえば、空気圧式ピストン2035)と吸引カップ2078との間に、閉じられた空気圧式回路を形成している。開放位置では、逆止バルブ2036は、空気圧式回路を選択的に開放する。たとえば、逆止バルブ2036は、回路圧力をリセットする(たとえば、おおよそゼロまたは大気圧力に戻す)ために、空気圧式回路の中の(たとえば、空気圧式ピストン2035の中の)余剰圧力を排出するように動作する。
【0115】
逆止バルブ2036は、別のコンテナ101に対する後続のグリッピング動作の前に、空気圧式回路の中の任意の過大圧力が常に排出されるように動作し、グリッパー2009が次のサイクルにおいて同じ量の真空を再現することができるようになっている。たとえば、逆止バルブ2036は、空気圧式ピストン2035がリセットされるときに(たとえば、駆動部材2075がスタート位置に完全に押し戻されないときに)、および/または、吸引カップ2078に連結されているコンテナ101が存在しておらず、グリッパー2009が次のサイクルにおいて同じ量の真空を再現することができないようになっているときに、空気圧式回路の中の圧力がゼロよりも大きいかまたはゼロに等しくなる状況を有益に防止する。例として、逆止バルブ2036は、クラッキング圧力によって特徴付けられ、クラッキング圧力は、検出可能なフローを可能にするのに十分な、逆止バルブ2036を開放するために必要とされる最小上流圧力を指す。一般的に、逆止バルブ2036のためのクラッキング圧力は、可能な限り低い。1つ以上の例において、クラッキング圧力は、おおよそ0.05barである。
【0116】
1つ以上の例において、吸引カップ2078は、グリッパー2009の受け入れ端部2043に連結されているか、または、グリッパー2009の受け入れ端部204から延在している。1つ以上の例において、吸引カップ2078は、可撓性である。吸引カップ2078が可撓性であることは、有利である。その理由は、それが、吸引カップ2078がコンテナ101の表面の輪郭に適合することを可能にし、吸引カップ2078がコンテナ101との緊密なシールを形成または作製するようになっているからである。
【0117】
1つ以上の例において、グリッパー2009の受け入れ端部2043は、凹形グリッパー表面2057を含む。凹形グリッパー表面2057は、コンテナ101を部分的に取り囲むように構成されている(たとえば、適切にサイズ決めおよび形状決めされている)。たとえば、凹形グリッパー表面2057は、コンテナ101の曲率半径におおよそ等しい曲率半径を有しており、マッチした直径を有するコンテナ101を受け入れ端部2043が適切に受け入れてハンドリングするようになっている。1つ以上の例において、吸引カップ2078は、凹形グリッパー表面2057に連結されており、および/または、凹形グリッパー表面2057から延在している。このように、凹形グリッパー表面2057は、グリッパー2009との真空連結の間に、吸引カップ2078との接触のためにコンテナ101を適当に位置決めする。
【0118】
1つ以上の例において、吸引カップ2078は、ベローズ2079を含む。たとえば、吸引カップ2078は、可撓性ベローズ吸引カップの形態をとる。ベローズ2079は、ベローズ2079が膨張および収縮することを可能にするコンサーティーナ状の(concertinaed)側部を備えたチューブ状の本体部を含む。
【0119】
グリッパー2009の吸引カップ2078(たとえば、可撓性ベローズ吸引カップなど)は、真空が吸引カップ2078とコンテナ101との間に形成され得るように、コンテナ101の表面に対して圧縮され得る。吸引カップ2078とコンテナ101との間に形成された真空は、コンテナ101のパッケージング回転を回避し、コンテナ101を所望の配向に維持するのに十分である。追加的に、吸引カップ2078とコンテナ101との間に形成される真空は、グリッパー2009がトラックの湾曲したセクション(図20には示されていない)に沿ってコンテナ101を移動させるときにコンテナ101に作用する遠心力2058に応答して、コンテナ101の回転(たとえば、コンテナ101が回転しようとする衝動)に抵抗または対抗するのに十分である。
【0120】
ここで図21を参照すると、図21は、コンテナ101がトラックの一部分(たとえば、トラックの第1の湾曲した部分など)に沿って移動するときに、コンテナ101に作用する遠心力プロファイル(たとえば、図20に示されている遠心力2058)のグラフィカルな表現を図示している。1つ以上の例において、遠心力は、たとえば、コンテナ101がトラックの湾曲したセクションに沿って加速して移動するときに、おおよそ3ニュートンからおおよそ9ニュートンの間の範囲にある。グリッパーによってコンテナ101に印加される真空圧力は、遠心力に応答してコンテナ101が回転しようとする衝動に抵抗するのに十分になるように選択的に制御される。
【0121】
図22Aを参照すると、図22Aは、システム100の一部分の例を図示している。図22Aに示されているシステム100の例は、図1図7図8図9、および図10図19に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図22Aに示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の別の例に属することを示すために、接頭辞「2200」の追加を伴っている。
【0122】
図22Aは、グリッパー2209がトラック2208に沿ってコンテナ101を移動させることを描いており、より具体的には、グリッパー2209がトラック2208の第1の湾曲したセクション2212aに沿ってコンテナ101を移動させることを描いており、そこでは、コンテナ101に作用する遠心力が、コンテナ101を非所望の配向へ回転するように促す。1つ以上の例において、グリッパー2209は、グリッパー2209がトラック2208に沿ってコンテナ101を移動させるときに、コンテナ101に印加される真空圧力を選択的に制御するように構成されている。1つ以上の例において、グリッパー2209は、グリッパー2209がトラック2208の第1の湾曲したセクション2212aに沿ってコンテナ101を移動させるときに、コンテナ101に印加される真空圧力を変化させるように構成されている。
【0123】
図22Bは、(図22Aに示されているように)グリッパー2209がトラック2208の一部分に沿って移動するときに、グリッパー2209によってコンテナ101に印加される真空に関する圧力プロファイルのグラフィカルな表現を図示している。本開示の目的のために、真空は、スペースからガス(たとえば、空気)を排出することから結果として生じる、および、スペースの中の(たとえば、吸引カップとコンテナとの間の)圧力を低減させることから結果として生じる、負圧(たとえば、ソフトな真空)を指す。本開示の目的のために、真空圧力は、参照圧力に対して測定される差圧(たとえば、ゲージ圧力に等しい)を指す。図22Aおよび図22Bに図示されている例では、参照圧力は、大気圧力(たとえば、おおよそ1bar)である。
【0124】
図22Aおよび図22Bを参照すると、1つ以上の例において、グリッパー2209は、トラック2208の第2の真っ直ぐなセクション2210bに沿って真空を発生させない(たとえば、真空圧力は、おおよそ0.0bar(たとえば、大気圧力)である)。吸引カップ2278がコンテナ101の表面に接触するときに、または、その直後に、真空圧力(たとえば、負圧)は、おおよそ-0.5barまで低減される。-0.5barの真空圧力は、グリッパー2209がトラック2208の第1の湾曲したセクション2212aに沿ってコンテナ101を移動させるときに維持される。その後(たとえば、トラック2208の第1の真っ直ぐなセクション2210aに沿って場所において)、真空は停止され(たとえば、圧力が0.0barに上昇して戻る)、グリッパー2209がコンテナ101から剥がれることができるようになっている。1つ以上の例において、グリッパー2209は、吸引カップ2278からコンテナ101を解放するために、小さな正圧(たとえば、おおよそ+0.1bar)を印加することが可能であり、したがって、グリッパー2209がコンテナ101をシフトさせること、ターンさせること、またはその他の方法で妨害することを防止する。真空圧力の範囲は、単に例として提供されているに過ぎず、グリッパー2209の意図された構造および動作から逸脱することなく、ならびに、本開示の原理およびシステム100の目的から逸脱することなく、真空圧力の他の値が実装されてもよい。
【0125】
ここで図23A図23Cを参照すると、図23A図23Cは、グリッパー2309の例を図示している。図23A図23Cに示されているグリッパー2309の例は、図1図7図8図9図12図13A図14図20、および図22Aに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2209の例と多くの共通の特徴を共有している。図23A図23Cに示されているグリッパー2309の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がグリッパーの別の例に属することを示すために、接頭辞「2300」の追加を伴っている。換言すれば、グリッパー2309は、図1図7図8図9図12図13A図14図20、および図22Aに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2209の例のいずれかの例である。
【0126】
1つ以上の例において、グリッパー2309は、グリッパー本体部2344を含む。グリッパー本体部2344は、受け入れ端部2343と、受け入れ端部2343の反対側のロッキング端部2345とを含む。受け入れ端部2343は、コンテナ101(図23A図23Cには示されていない)の一部分を取り囲むように構成されている凹形グリッパー表面2357を含む。吸引カップ2378は、受け入れ端部2343に連結されており、凹形グリッパー表面2357から延在している。
【0127】
真空供給源2384は、たとえば、(たとえば、図23Bに示されているように)真空供給ライン2388を介して、吸引カップ2378と流体連通している。1つ以上の例において、グリッパー本体部2344のロッキング端部2345は、真空供給源2384に連結されている。1つ以上の例において、真空供給源2384は、カップリング2347によってラグ(図23A図23Cには示されていない)に連結されている。
【0128】
1つ以上の例において、アクチュエーター2356は、真空供給源2384に連結されている。アクチュエーター2356は、吸引カップ2378に供給される真空を発生させるために真空供給源2384の動作を駆動する。
【0129】
1つ以上の例において、受け入れ端部2343は、グリッパー本体部2344から除去可能である。グリッパー本体部2344からの受け入れ端部2343の除去は、必要に応じて(たとえば、異なるスタイルもしくはサイズの吸引カップ2378、異なる形状の受け入れ端部2343、または、異なる輪郭の凹形グリッパー表面2357を有するなど)、異なる受け入れ端部が交換されることを可能にする。これは、異なる直径または形状を有するコンテナ101のために、システム100が容易に変更されることを可能にする。
【0130】
図23Aおよび図23Bを参照すると、1つ以上の例において、グリッパー2309は、空気圧式のカップリング2397を含む。1つ以上の例において、空気圧式のカップリング2397は、クイックディスコネクト空気圧式フィッティングである。
【0131】
図23Cを参照すると、1つ以上の例において、空気圧式のカップリング2397は、第1の部分2397a(たとえば、オス型部分)および第2の部分2397b(たとえば、メス型部分)を含む。1つ以上の例において、空気圧式のカップリング2397の第1の部分2397aは、受け入れ端部2343に連結されており、吸引カップ2378と流体連通している。空気圧式のカップリング2397の第2の部分2397bは、グリッパー本体部2344に連結されており、真空供給源2384と流体連通している。
【0132】
1つ以上の例において、インサート2353は、受け入れ端部2343の凹形グリッパー表面2357の少なくとも一部分の上に位置付けされているか、または、それに連結されている(たとえば、適用されている)。たとえば、インサート2353は、吸引カップ2378を取り囲む凹形グリッパー表面2357の一部分の上に位置付けされている。インサート2353は、凹形グリッパー表面2357の摩擦係数よりも大きい摩擦係数を有している。インサート2353は、グリッパー本体部2344の受け入れ端部2343に接触するコンテナ101の接触表面を提供する。そうであるので、インサート2353は、吸引カップ2378がコンテナ101を所望の配向に保持するのを支援する。
【0133】
ここで図24Aおよび図24Bを参照すると、図24Aおよび図24Bは、グリッパー2409の例を図示している。図24Aおよび図24Bに示されているグリッパー2409の例は、図1図7図8図9図12図13A図14図20図22A、および図23A図23Cに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2209、2309の例と多くの共通の特徴を共有している。図24Aおよび図24Bに示されているグリッパー2409の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がグリッパーの別の例に属することを示すために、接頭辞「2400」の追加を伴っている。1つ以上の例において、グリッパー2409は、図1図7図8図9図12図13A図14図20図22A、および図23A図23Cに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2309の例のいずれかの例である。
【0134】
1つ以上の例において、グリッパー2409は、グリッパー本体部2444を含む。グリッパー本体部2444は、受け入れ端部2443と、受け入れ端部2343の反対側のロッキング端部2445とを含む。受け入れ端部2443は、コンテナ101(図24Aおよび図24Bには示されていない)の一部分を取り囲むように構成されている凹形グリッパー表面2457を含む。吸引カップ2478は、受け入れ端部2443に連結されており、凹形グリッパー表面2457から延在している。
【0135】
真空供給源2484は、たとえば、真空供給ライン2488を介して、吸引カップ2478と流体連通している。受け入れ端部2443は、たとえば、空気圧式のカップリング2497を介して、グリッパー本体部2444に連結されており、グリッパー本体部2444から除去可能である。アクチュエーター2456は、真空供給源2484に連結されており、真空供給源2484の動作を駆動する。
【0136】
1つ以上の例において、グリッパー2409は、吸引本体部2474を含む。吸引本体部2474は、第1の真空キャビティー2476を形成している。1つ以上の例において、吸引本体部2474は、グリッパー本体部2444に連結されているか、グリッパー本体部2444と一体化されているか、または、グリッパー本体部2444によってその他の方法で形成されている。1つ以上の例において、吸引本体部2474は、(たとえば、図24Aおよび図24Bに示されているように)受け入れ端部2443に連結されているか、受け入れ端部2443と一体化されているか、または、受け入れ端部2443によってその他の方法で形成されている。
【0137】
1つ以上の例において、吸引本体部2474は、たとえば、真空供給ライン2488を介して、真空供給源2484と流体連通している。真空供給源2484によって発生させられる真空(たとえば、負圧)は、第1の真空キャビティー2476に供給され、それによって、第1の真空キャビティー2476からガス(たとえば、空気)を排出し、吸引本体部2474の第1の真空キャビティー2476の中の圧力を選択的に低減させる。
【0138】
1つ以上の例において、吸引カップ2478は、吸引本体部2474に連結されている。吸引カップ2478は、第2の真空キャビティー2482を形成している。吸引カップ2478の第2の真空キャビティー2482は、吸引本体部2474の第1の真空キャビティー2476と選択的に流体連通している。吸引カップ2478がコンテナ101の表面と接触しており、それにシールされた状態で、真空が、第1の真空キャビティー2476から第2の真空キャビティー2482へ選択的に供給され、コンテナ101が真空を介して吸引カップ2478に連結されるようになっている。
【0139】
1つ以上の例において、第1の真空キャビティー2476は、真空供給源2484からの真空の印加、および、第1の真空チャンバー2461の中の圧力の低減のために、最初にシールされているかまたは閉じられており、第1の真空チャンバー2461を形成し、第1の真空チャンバー2461は、シールされている(たとえば、シールされた第1の真空チャンバー)。吸引カップ2478がコンテナ101の表面と接触しており、それにシールされた状態で、コンテナ101は、第2の真空キャビティー2482を閉じ、第2の真空チャンバー2463を形成し、第2の真空チャンバー2463は、シールされている(たとえば、シールされた第2の真空チャンバー)。換言すれば、吸引カップ2478およびコンテナ101は、第2の真空チャンバー2463を形成する。その後に、第1の真空キャビティー2476は、第2の真空キャビティー2482と流体連通するように選択的に構成される(たとえば、設置される)。第1の真空キャビティー2473の中の真空(たとえば、負圧)は、第2の真空キャビティー2482に供給され、それによって、第2の真空キャビティー2482からガス(たとえば、空気)を排出し、第2の真空チャンバー2463の中の圧力を選択的に低減させ、吸引カップ2478に対してコンテナ101を所望の配向に保持する。
【0140】
1つ以上の例において、グリッパー2409は、バルブ2471を含む。バルブ2471は、吸引本体部2474および吸引カップ2478に連結されている。バルブ2471は、第1の真空キャビティー2476から第2の真空キャビティー2482への真空の移送を制限するための閉鎖位置と、第1の真空キャビティー2476から第2の真空キャビティー2482へ真空を供給するための開放位置との間で、選択的に作動されるように構成されている。換言すれば、バルブ2471が閉鎖位置にある状態では、バルブ2471は、第1の真空キャビティー2476を閉じてシールし、第1の真空チャンバー2461を形成し、それによって、第1の真空キャビティー2476(たとえば、第1の真空チャンバー2461)を第2の真空キャビティー2482(たとえば、第2の真空チャンバー2463)から隔離する。バルブ2471が開放位置にある状態では、第1の真空キャビティー2476(たとえば、第1の真空チャンバー2461)は、第2の真空キャビティー2482(たとえば、第2の真空チャンバー2463)と流体連通しているように構成されている。
【0141】
1つ以上の例において、バルブ2471は、閉鎖位置において付勢されている。1つ以上の例において、バルブ2471は、コンテナ101の表面との吸引カップ2478のフラッシュ接触(flush contact)およびシーリングに応答して、開放位置に選択的に作動される。
【0142】
真空供給源2484は、真空(たとえば、負圧)を発生させるように構成されているかもしくは発生させることができる任意の適切なデバイスもしくはメカニズムを含むか、または、そのような形態をとることが可能である。1つ以上の例において、真空供給源2484は、真空チャンバーから空気分子(および、他のガス)を除去するように構成されている真空ポンプであるか、または、それを含む。1つ以上の例において、真空供給源2484は、キャビティーの体積を膨張させることによって、および、シールされた環境もしくはチャンバーからガスが流出することを可能にすることによって、低いもしくはソフトな真空を生成させるように構成されている容積移送式ポンプであるか、それを含むか、または、そのような形態をとっている。しかし、他の例では、真空供給源2484は、さまざまな他のタイプの真空ポンプの任意の1つを含むか、または、そのような形態をとることが可能である。
【0143】
図24Aおよび図24Bは、往復運動タイプまたはリニアタイプの容積移送式ポンプとしての真空供給源2484の例を図示している。しかし、他の例では、真空供給源2484は、ロータリータイプの容積移送式ポンプであることが可能である。これらの例のいずれにおいても、アクチュエーター2456は、真空の発生のために容積移送式ポンプの動作を駆動するように構成されている。
【0144】
1つ以上の例において、真空供給源2484は、第3の真空キャビティー2473を形成する駆動シリンダー2481と、駆動部材2475とを含む。駆動部材2475は、第3の真空キャビティー2473の中に位置しており、第3の真空キャビティー2473の中に密接にフィットしており、駆動部材2475が、第3の真空キャビティー2473を閉じてシールし、第3の真空チャンバー2477を形成するようになっており、第3の真空チャンバー2477は、シールされている(たとえば、シールされた第3の真空チャンバー)。換言すれば、駆動シリンダー2481および駆動部材2475は、第3の真空チャンバー2477を形成している。第3の真空キャビティー2473は、吸引本体部2474の第1の真空キャビティー2476と流体連通している。駆動部材2475は、第3の真空キャビティー2473の中で駆動シリンダー2481に対して線形に移動可能であり、第3の真空チャンバー2477の体積を膨張または後退させ、第3の真空チャンバー2477の中に真空を発生させる。アクチュエーター2456は、駆動部材2475に連結されており、駆動部材2475の選択的な線形移動を駆動するように構成されている。
【0145】
図24Aは、駆動部材2475の第1の位置(たとえば、レスト位置)を図示しており、そこでは、真空供給源2484は、真空を発生させていない。図24Bは、駆動部材2475の第2の位置(たとえば、作動位置)を図示しており、そこでは、駆動部材2475は、駆動シリンダー2481の中で線形に移動され、第3の真空チャンバー2477の体積を膨張させ、真空を発生させる。
【0146】
1つ以上の例において、アクチュエーター2456は、カムフォロワー2486を含む。カムフォロワー2486は、駆動部材2475に連結されている。たとえば、真空供給源2484は、コネクティングロッド2487を含み、コネクティングロッド2487は、駆動部材2475に連結されており、コネクティングロッド2487は、駆動シリンダー2481を通って延在している。カムフォロワー2486は、コネクティングロッド2487に連結されている。カムフォロワー2486は、カムアッセンブリ(たとえば、図19に示されているカムアッセンブリ1954)の一部分を形成している。
【0147】
ここで図19を参照すると、1つ以上の例において、グループ化モジュール1906は、駆動カム1983を含む。駆動カム1983は、カムアッセンブリ1954の一部分を形成している。駆動カム1983は、トラック1908に沿って延在している。カムフォロワー1986は、グリッパー1909がトラック1908に沿って移動するときに、駆動カム1983に係合するように構成されている。カムフォロワー1986の駆動カム1983との係合は、真空供給源1984を動作させる。換言すれば、駆動カム1983によるカムフォロワー1986の移動は、真空供給源1984を作動させ、真空供給源1984が真空を発生させることを引き起こす。たとえば、カムフォロワー1986は、駆動カム1983に係合し、第3の真空キャビティー(たとえば、図24Aおよび図24Bに示されている第3の真空キャビティー2473)の中の真空供給源1984の駆動部材(たとえば、図24Aおよび図24Bに示されている駆動部材2475)を選択的に移動させる。
【0148】
1つ以上の例において、駆動カム1983は、トラック1908に沿って延在するカムトラックもしくは他のカム表面を含むか、または、そのような形態をとる。駆動カム1983は、グリッパー1909がトラック1908に沿って移動するときに、および、カムフォロワー1986が駆動カム1983のカム表面に沿って移動するときに、真空供給源1984に対して(たとえば、図19図24A、および図24Bにおいて方向矢印「D」によって示されている方向に)カムフォロワー1986を駆動する(たとえば、線形に移動させる)ように構成されている。カムフォロワー1986の選択的な線形移動(駆動カム1983によって駆動される)は、第3の真空キャビティー(たとえば、図24Aおよび図24Bに示されている第3の真空キャビティー2473)の中での真空供給源1984の駆動部材(たとえば、図24Aおよび図24Bに示されている駆動部材2475)の線形移動および選択的な位置決めに変換され、真空供給源1984によって発生させられる真空を選択的に制御する。
【0149】
再び図24Aおよび図24Bを参照すると、1つ以上の例において、駆動部材2475は、ピストン2469であるか、または、そのような形態をとる。たとえば、真空供給源2484は、ピストン変位ポンプであるか、または、そのような形態をとる。
【0150】
1つ以上の例において、第1の方向へのカムフォロワー2486の移動は、駆動部材2475(たとえば、ピストン2469)を後退させ、第3の真空チャンバー2477の体積を効果的に増加または膨張させ、真空を発生させる(たとえば、図24Bに示されているように)。第1の方向の反対側の第2の方向へのカムフォロワー2486の移動は、駆動部材2475(たとえば、ピストン2469)を伸長させ、第3の真空チャンバー2477の体積を効果的に減少または低減させ、真空を低減または終了させる(たとえば、図24Aに示されているように)。
【0151】
ここで図25Aおよび図25Bを参照すると、図25Aおよび図25Bは、グリッパー2509の一部分の例を図示している。図25Aおよび図25Bに示されているグリッパー2509の例は、図1図7図8図9図12図13A図14図20図22A図23A図23C図24A、および図24Bに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2209、2309、2409の例と多くの共通の特徴を共有している。図25Aおよび図25Bに示されているグリッパー2509の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がグリッパーの別の例に属することを示すために、接頭辞「2500」の追加を伴っている。1つ以上の例において、グリッパー2509は、図1図7図8図9図12図13A図14図20図22A、および図23A図23Cに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2309の例のいずれかの例である。
【0152】
とりわけ、図25Aおよび図25Bは、グリッパー2509の真空供給源2584の例を図示している。図25Aおよび図25Bは、往復運動タイプまたはリニアタイプの容積移送式ポンプとしての真空供給源2584の例を図示している。図25Aは、駆動部材2575の第1の位置(たとえば、レスト位置)を図示しており、そこでは、真空供給源2584は、真空を発生させていない。図25Bは、駆動部材2575の第2の位置(たとえば、作動位置)を図示しており、そこでは、駆動部材2575は、駆動シリンダー2581の中で移動され、第3の真空チャンバー2577の体積を膨張させ、真空を発生させる。
【0153】
1つ以上の例において、真空供給源2584は、第3の真空キャビティー2573を形成する駆動シリンダー2581と、駆動部材2575とを含む。駆動部材2575は、第3の真空キャビティー2573の中に位置しており、第3の真空キャビティー2573の中に密接にフィットしており、駆動部材2575が、第3の真空キャビティー2573を閉じてシールし、第3の真空チャンバー2577を形成するようになっており、第3の真空チャンバー2577は、シールされている(たとえば、シールされた第3の真空チャンバー)。換言すれば、駆動シリンダー2581および駆動部材2575は、第3の真空チャンバー2577を形成している。第3の真空キャビティー2573は、グリッパー2509の吸引本体部(図25Aおよび図25Bには示されていない)の第1の真空キャビティーと流体連通している。駆動部材2575は、第3の真空キャビティー2573の中で駆動シリンダー2581に対して線形に移動可能であり、第3の真空チャンバー2577の体積を膨張または後退させ、第3の真空チャンバー2577の中に真空を発生させる。アクチュエーター2556は、駆動部材2575に連結されており、駆動部材2575の選択的な線形移動を駆動するように構成されている。
【0154】
1つ以上の例において、アクチュエーター2556は、カムフォロワー2586を含む。カムフォロワー2586は、駆動部材2575に連結されている。たとえば、真空供給源2584は、コネクティングロッド2587を含み、コネクティングロッド2587は、駆動部材2575に連結されている。カムフォロワー2586は、コネクティングロッド2587に連結されている。カムフォロワー2586は、グリッパー2509がトラック(たとえば、図19に示されているトラック1908)に沿って移動するときに、駆動カム(たとえば、図19に示されている駆動カム1983)に係合するように構成されている。
【0155】
1つ以上の例において、駆動カム(図25Aおよび図25Bには示されていない)は、グリッパー2509がトラック(図25Aおよび図25Bには示されていない)に沿って移動するときに、および、カムフォロワー2586が駆動カムのカム表面に沿って移動するときに、真空供給源2584に対して(たとえば、図19図25A、および図25Bにおいて方向矢印「D」によって示されている方向に)カムフォロワー2586を駆動する(たとえば、線形に移動させる)ように構成されている。カムフォロワー2586の選択的な線形移動(駆動カムによって駆動される)は、第3の真空キャビティー2573の中での真空供給源2584の駆動部材2574の線形移動および選択的な位置決めに変換され、真空供給源2584によって発生させられる真空を選択的に制御する。
【0156】
1つ以上の例において、駆動部材2575は、ダイヤフラム2559であるか、または、そのような形態をとる。たとえば、真空供給源2584は、ダイヤフラム変位ポンプであるか、または、そのような形態をとる。
【0157】
1つ以上の例において、第1の方向へのカムフォロワー2586の移動は、駆動部材2575(たとえば、ダイヤフラム2559)を膨張させ、第3の真空チャンバー2477の体積を効果的に増加または膨張させ、(たとえば、図25Bに示されているように)真空を発生させる。第1の方向の反対側の第2の方向へのカムフォロワー2586の移動は、駆動部材2475(たとえば、ダイヤフラム2559)を崩壊または収縮させ、第3の真空チャンバー2577の体積を効果的に減少または低減させ、(たとえば、図25Aに示されているように)真空を低減または終了させる。
【0158】
ここで図26Aおよび図26Bを参照すると、図26Aおよび図26Bは、グリッパー2609の一部分の例を図示している。図26Aおよび図26Bに示されているグリッパー2609の例は、図1図7図8図9図12図13A図14図20図22A図23A図23C図24A図24B図25A、および図25Bに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2209、2309、2409、2509の例と多くの共通の特徴を共有している。図26Aおよび図26Bに示されているグリッパー2609の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がグリッパーの別の例に属することを示すために、接頭辞「2600」の追加を伴っている。1つ以上の例において、グリッパー2609は、図1図7図8図9図12図13A図14図20図22A図23A図23C図24A図24B図25A、および図25Bに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2309、2409、2509の例のいずれかの例である。
【0159】
とりわけ、図26Aおよび図26Bは、(たとえば、図24Aおよび図24Bに示されているバルブ2471の例において以前に描かれているように)グリッパー2609のバルブ2671の例を図示している。バルブ2671は、吸引本体部2674および吸引カップ2678に連結されている。バルブ2671は、第1の真空キャビティー2676から第2の真空キャビティー2682への真空の移送を制限するための閉鎖位置と、第1の真空キャビティー2676から第2の真空キャビティー2682へ真空を供給するための開放位置との間で、選択的に作動されるように構成されている。換言すれば、バルブ2671は、真空制御弁であり、真空制御弁は、第1の真空チャンバー2461から第2の真空チャンバー2463への真空の供給を制御するように構成されており、第2の真空チャンバー2463の中のスペースから空気を効果的に除去し、第2の真空チャンバー2463の中の圧力を制御する(たとえば、低減させる)。バルブ2671が閉鎖位置にある状態では、バルブ2671は、第1の真空キャビティー2676を閉じてシールし、第1の真空チャンバー2661を形成し、それによって、(たとえば、図26Aに示されているように)第2の真空キャビティー2682から第1の真空キャビティー2676を隔離する。バルブ2671が開放位置にある状態では、第1の真空キャビティー2676は、第2の真空キャビティー2682と流体連通しているように構成されている。
【0160】
1つ以上の例において、バルブ2671は、バルブ本体部2655を含む。バルブ本体部2655は、吸引本体部2674および吸引カップ2678に(たとえば、吸引本体部2674と吸引カップ2678との間に)連結されている。バルブ本体部2655は、バルブポート2646を形成している。バルブポート2646は、第1の真空キャビティー2576および第2の真空キャビティー2582と選択的に流体連通しており、真空が第1の真空キャビティー2576から第2の真空キャビティー2582へバルブ本体部2655を通過することを可能にするように構成されている。また、バルブ2671は、バルブステム2642を含み、バルブステム2642は、バルブポート2646の中に位置しており、バルブ本体部2655に対して移動するように構成されている。バルブディスク2639は、バルブステム2642の端部に連結されており、バルブ本体部2655のバルブシート2638の中に位置している。バルブステム2642の移動は、バルブシート2638に対するバルブディスク2639の移動に変換され、バルブシート2638に選択的に接触し、バルブポート2646を通る真空のフローを選択的に制限する(たとえば、バルブポート2646を開放または閉鎖する)。バルブフィーラー(valve feeler)2637は、バルブディスク2639の反対側のバルブステム2642の別の端部に連結されている。バルブフィーラー2637は、第2の真空キャビティー2582の中に(たとえば、吸引カップ2578の中に)位置している。バルブフィーラー2637は、吸引カップ2678がコンテナ101と嵌合するときに、コンテナ101に接触するように構成されている。
【0161】
1つ以上の例において、バルブ2671は、(たとえば、図26Aに示されているように)閉鎖位置において付勢されている。たとえば、バルブ2671は、付勢部材(図示せず)(たとえば、スプリングなど)を含み、付勢部材は、バルブステム2642の周りに位置しており、または、バルブステム2642に連結されており、所定の位置においてバルブステム2642を付勢し、所定の位置は、バルブシート2638と接触してバルブディスク2639を設置し、バルブポート2646を通る流体フローを効果的に制限する。
【0162】
1つ以上の例において、バルブ2571は、コンテナ101の表面との吸引カップ2578のフラッシュ接触およびシーリングに応答して、(たとえば、図26Bに示されているように)開放位置に選択的に作動される。たとえば、配向モジュール(図26Aおよび図26Bには示されていない)からグリッパー2609へコンテナ101(図26Aおよび図26Bには示されていない)を引き渡す間に、吸引カップ2578は、コンテナ101とフラッシュ接触するように移動され、シールが吸引カップ2578とコンテナ101の表面との間に形成されるようになっており、グリッパー2609がトラック(図26Aおよび図26Bには示されていない)に沿って移動するときに、第2の真空チャンバー2563を効果的に形成する。吸引カップ2578がコンテナ101との接触の間に圧縮されているときに、コンテナ101は、バルブフィーラー2637に接触し、作動力をバルブフィーラー2637に印加し、バルブステム2642を移動させ(たとえば、押す)、したがって、バルブシート2638からバルブディスク2639を退かせ、バルブ2571を効果的に開放し、第1の真空チャンバー2561から第2の真空チャンバー2563への真空の移送を可能にする。
【0163】
図27Aを参照すると、図27Aは、システム100の一部分の例を図示している。図27Aに示されているシステム100の例は、図1~7、図8図9、および図10図19に示されているシステム100の例と多くの共通の特徴を共有している。図27Aに示されているシステム100の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がシステム100の別の例に属することを示すために、接頭辞「2700」の追加を伴っている。
【0164】
図27Aは、グリッパー2709がトラック2708に沿ってコンテナ101を移動させることを描いており、より具体的には、グリッパー2709がトラック2708の第1の湾曲したセクション2712aに沿ってコンテナ101を移動させることを描いており、そこでは、コンテナ101に作用する遠心力が、コンテナ101を非所望の配向へ回転するように促す。1つ以上の例において、グリッパー2709は、グリッパー2709がトラック2708に沿ってコンテナ101を移動させるときに、コンテナ101に印加される真空圧力を選択的に制御するように構成されている。1つ以上の例において、グリッパー2709は、グリッパー2709がトラック2708の第1の湾曲したセクション2712aに沿ってコンテナ101を移動させるときに、コンテナ101に印加される真空圧力を変化させるように構成されている。
【0165】
図27Bは、(図27Aに示されているように)グリッパー2709がトラック2708の一部分に沿って移動するときに、グリッパー2709によってコンテナ101に印加される真空に関する圧力プロファイルのグラフィカルな表現を図示している。図27Aおよび図27Bに図示されている例では、参照圧力は、大気圧力(たとえば、おおよそ1bar)である。
【0166】
図27Aおよび図27Bを参照すると、1つ以上の例において、一般的に、真空は、(たとえば、図27Bの中のP1において示されているように)シールされた空気圧式回路の上のアクチュエーター2756を使用して真空供給源2784(たとえば、空気圧式シリンダー)を作動させることによって、最初に発生させられる。次いで、真空は、(たとえば、図27Bの中のP2において示されているように、)たとえば、吸引カップ2778とのコンテナ101の接触を介して、吸引カップ2778の上で開放され(たとえば、吸引カップ2778に供給される)、バルブ2771を開放位置に作動させる。(たとえば、図27Cの中のP3において示されているように)真空供給源2784がリセットされるときに(たとえば、空気圧式ピストンの駆動部材が初期位置に完全に移動されて戻されていないときに)、および、吸引カップ2778に連結されているかまたは吸引カップ2778と接触しているコンテナ101が存在していないときに、回路圧力がゼロよりも大きいかまたはゼロに等しい場合には、次いで、逆止バルブ2736は、余剰空気を自動的に排出し、それによって、(たとえば、図27Bの中のP4において示されているように)回路圧力をリセットしておおよそゼロに戻す。
【0167】
1つ以上の例において、グリッパー2709は、トラック2708の第2の真っ直ぐなセクション2710bの一部分に沿って真空を発生させない(たとえば、真空圧力は、おおよそ0.0bar(たとえば、大気圧力)である)。
【0168】
グリッパー2709がトラック2708の第1の湾曲したセクション2712aに向けて移動するときに、グリッパー2709(たとえば、真空供給源2784)は、おおよそ-0.3barの真空圧力を有する真空を発生させる。1つ以上の例において、真空が、グリッパー2709の(図27Aには示されていない)第1の真空チャンバーに供給される(たとえば、第1の真空チャンバーの中で圧力が低減される)。
【0169】
グリッパー2709がトラック2708の第1の湾曲したセクション2712aに向けてさらに移動するときに、グリッパー2709(たとえば、真空供給源2784)は、おおよそ-0.6barの真空圧力まで真空を増加させる。1つ以上の例において、真空は、グリッパー2709の第1の真空チャンバー(図27Aには示されていない)の中で増加される(たとえば、第1の真空チャンバーの中で、圧力がさらに低減される)。
【0170】
グリッパー2709が第1の湾曲したセクション2712aに沿って移動し始め、配向モジュール2704にアプローチするときに、吸引カップ2778がコンテナ101に接触し、コンテナ101がグリッパー2709に引き渡される。吸引カップ2778がコンテナ101と接触してシールすると、コンテナ101は、グリッパー2709のバルブ2771を作動させ、グリッパー2709の第1の真空チャンバー(図27Aには示されていない)から第2の真空チャンバー(図27Aには示されていない)へ真空を供給し、第2の真空チャンバーの中の(たとえば、吸引カップ2778とコンテナ101との間の)圧力を効果的に低減させる。たとえば、ならびに、図26Aおよび図26Bに図示されているように、コンテナ101は、バルブ2671のバルブフィーラー2637に接触し、(たとえば、図26Aに示されているような)閉鎖位置から(たとえば、図26Bに示されているような)開放位置へバルブ2671を作動させる。
【0171】
グリッパー2709の第1の真空チャンバー(図27Aには示されていない)から第2の真空チャンバー(図27Aには示されていない)への真空の移送は、(たとえば、図27Aおよび図27Bに示されているように、おおよそ-0.6barからおおよそ-0.5barへ)真空圧力の小さな損失を結果として生じさせる可能性があるということが認識され得る。したがって、1つ以上の例において、グリッパー2709(たとえば、真空供給源2784)は、バルブの作動と吸引カップ2778のコンテナ101との真空連結との間に、第1の真空チャンバーから第2の真空チャンバーへの真空の移送の間の任意の損失を計算に入れて、過剰の真空圧力(たとえば、第1の真空チャンバーの中に貯蔵されている)を発生させるように構成されており、コンテナ101に印加される真空が、コンテナ101を所望の配向に維持するのに十分であるようになっている。
【0172】
グリッパー2709がトラック2708の第1の湾曲したセクション2712aに沿ってコンテナ101を移動させるときに、-0.5barの真空圧力が維持される。その後(たとえば、トラック2708の第1の真っ直ぐなセクション2710aに沿った場所において)、真空は、徐々に減少され、最終的には停止され(たとえば、圧力が0.0barに上昇して戻る)、コンテナ101をシフトさせること、ターンさせること、またはその他の方法で妨害することなく、グリッパー2709がコンテナ101から剥がれることができるようになっている。このポイントにおいて、真空圧力がゼロよりも大きいかまたはゼロに等しい場合には、逆止バルブ2736は、余剰空気を自動的に排出し、それによって、真空圧力をリセットしておおよそゼロ(たとえば、大気圧力)に戻す。
【0173】
グリッパー2709によって(たとえば、真空供給源2784によって)発生させられる真空圧力は、本明細書で上記に説明されているように、アクチュエーター2756を使用して選択的に制御される(たとえば、グリッパー2709がトラック2708に沿って移動するときに変化される)。真空圧力の範囲は、単に例として提供されているに過ぎず、グリッパー2709の意図された構造および動作から逸脱することなく、ならびに、本開示の原理およびシステム100の目的から逸脱することなく、真空圧力の他の値が実装されてもよい。
【0174】
ここで図28A図28Cを参照すると、図28A図28Cは、グリッパー2809の例を図示している。図28A図28Cに示されているグリッパー2809の例は、図1図7図8図9図12図13A図14図20図22A図23A図23C図24A図24B図26A図26B、および図27Aに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2209、2309、2409、2609、2709の例と多くの共通の特徴を共有している。図28A図28Cに示されているグリッパー2809の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がグリッパーの別の例に属することを示すために、接頭辞「2800」の追加を伴っている。1つ以上の例において、グリッパー2809は、図1図7図8図9図12図13A図14図20図22A図23A図23C、および図27Aに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2309、2709の例のいずれかの例である。
【0175】
図28Aを参照すると、1つ以上の例において、グリッパー2809は、グリッパー本体部2844を含む。グリッパー本体部2844は、受け入れ端部2843と、受け入れ端部2843の反対側のロッキング端部2845とを含む。受け入れ端部2843は、コンテナ101(図示せず)の一部分を取り囲むように構成されている凹形グリッパー表面2857を含む。吸引カップ2878は、受け入れ端部2843に連結されており、たとえば、凹形グリッパー表面2857から延在している。
【0176】
真空供給源2884は、たとえば、真空供給ライン2888を介して、吸引カップ2878に流体連通している。受け入れ端部2843は、たとえば、空気圧式のカップリング2897を介して、グリッパー本体部2844に連結されており、グリッパー本体部2844から除去可能である。アクチュエーター2856は、真空供給源2884に連結されており、真空供給源2884の動作を駆動する。
【0177】
1つ以上の例において、グリッパー2809は、吸引本体部2874を含む。吸引本体部2874は、第1の真空キャビティー2876を形成している。1つ以上の例において、吸引本体部2874は、グリッパー本体部2844に連結されているか、グリッパー本体部2844と一体化されているか、または、グリッパー本体部2844によってその他の方法で形成されている。1つ以上の例において、吸引本体部2874は受け入れ端部2843に連結されているか、受け入れ端部2843と一体化されているか、または、受け入れ端部2843によってその他の方法で形成されている。
【0178】
1つ以上の例において、吸引本体部2874は、たとえば、真空供給ライン2888を介して、真空供給源2884と流体連通している。真空供給源2884によって発生させられる真空(たとえば、負圧)は、第1の真空キャビティー2876に供給され、それによって、第1の真空キャビティー2876からガス(たとえば、空気)を排出し、吸引本体部2874の第1の真空キャビティー2876の中の圧力を選択的に低減させる。
【0179】
1つ以上の例において、吸引カップ2878は、吸引本体部2874に連結されている。吸引カップ2878は、第2の真空キャビティー2882を形成している。吸引カップ2878の第2の真空キャビティー2882は、吸引本体部2874の第1の真空キャビティー2876と選択的に流体連通している。吸引カップ2878がコンテナ101の表面と接触しており、それにシールされた状態で、真空が、第1の真空キャビティー2876から第2の真空キャビティー2882へバルブ2871を介して選択的に供給され、コンテナ101が真空を介して吸引カップ2878に連結されるようになっている。
【0180】
1つ以上の例において、第1の真空キャビティー2876は、真空供給源2884からの真空の印加、および、第1の真空チャンバー2861の中の圧力の低減のために、最初にシールされているかまたは閉じられており、第1の真空チャンバー2861を形成し、第1の真空チャンバー2861は、シールされている(たとえば、シールされた第1の真空チャンバー)。吸引カップ2878がコンテナ101の表面と接触しており、それにシールされた状態で、コンテナ101は、第2の真空キャビティー2882を閉じ、第2の真空チャンバー2863を形成し、第2の真空チャンバー2863は、シールされている(たとえば、シールされた第2の真空チャンバー)。換言すれば、吸引カップ2878およびコンテナ101は、第2の真空チャンバー2863を形成する。その後に、第1の真空キャビティー2876は、たとえば、バルブ2871を介して、第2の真空キャビティー2882と流体連通するように選択的に構成される(たとえば、設置される)。第1の真空キャビティー2873の中の真空(たとえば、負圧)は、第2の真空キャビティー2882に供給され、それによって、第2の真空キャビティー2882からガス(たとえば、空気)を排出し、第2の真空チャンバー2863の中の圧力を選択的に低減させ、吸引カップ2878に対してコンテナ101を所望の配向に保持する。
【0181】
1つ以上の例において、バルブ2871は、吸引本体部2874および吸引カップ2878に連結されている。バルブ2871は、第1の真空キャビティー2876から第2の真空キャビティー2882への真空の移送を制限するための閉鎖位置と、第1の真空キャビティー2876から第2の真空キャビティー2882へ真空を供給するための開放位置との間で、選択的に作動されるように構成されている。換言すれば、バルブ2871が閉鎖位置にある状態では、バルブ2871は、第1の真空キャビティー2876を閉じてシールし、第1の真空チャンバー2861を形成し、それによって、第1の真空キャビティー2876(たとえば、第1の真空チャンバー2861)を第2の真空キャビティー2882(たとえば、第2の真空チャンバー2863)から隔離する。バルブ2871が開放位置にある状態では、第1の真空キャビティー2876(たとえば、第1の真空チャンバー2861)は、第2の真空キャビティー2882(たとえば、第2の真空チャンバー2863)と流体連通しているように構成されている。
【0182】
1つ以上の例において、バルブ2871は、閉鎖位置において付勢されている。1つ以上の例において、バルブ2871は、コンテナ101の表面との吸引カップ2878のフラッシュ接触およびシーリングに応答して、開放位置に選択的に作動される。
【0183】
図28Bを簡潔に参照すると、1つ以上の例において、バルブ2871は、バルブ本体部2855を含む。バルブ本体部2855は、吸引本体部2874および吸引カップ2878に(たとえば、吸引本体部2874と吸引カップ2878との間に)連結されている。バルブ本体部2855は、バルブポート2846を形成している。バルブポート2846は、第1の真空キャビティー2876および第2の真空キャビティー2882に選択的に流体連通しており、真空が第1の真空キャビティー2876から第2の真空キャビティー2882へバルブ本体部2855を通過することを可能にするように構成されている。また、バルブ2871は、バルブステム2642を含み、バルブステム2642は、バルブポート2846の中に位置しており、バルブ本体部2855に対して移動するように構成されている。バルブディスク2839は、バルブステム2842の端部に連結されており、バルブ本体部2855のバルブシート2838の中に位置している。バルブステム2842の移動は、バルブシート2838に対するバルブディスク2839の移動に変換され、バルブシート2838に選択的に接触し、バルブポート2846を通る真空のフローを選択的に制限する(たとえば、バルブポート2846を開放または閉鎖する)。バルブフィーラー2837は、バルブディスク2839の反対側のバルブステム2842の別の端部に連結されている。バルブフィーラー2837は、第2の真空キャビティー2882の中に(たとえば、吸引カップ2878の中に)位置している。バルブフィーラー2837は、吸引カップ2878がコンテナ101と嵌合するときに、コンテナ101に接触するように構成されている。
【0184】
図28Cを簡潔に参照すると、1つ以上の例において、バルブステム2842は、吸引カップ2878によって形成された第2の真空キャビティー2882の中へ延在しており、バルブフィーラー2837が、吸引カップ2878のほぼ中心において、吸引カップ2878の開放端部に近接して位置しているようになっている。このように、吸引カップ2878がコンテナ101の表面に接触し、吸引カップ2878とコンテナ101との間にシールを生成させるために最初に圧縮されるときに、バルブフィーラー2837は、コンテナ101(図示せず)の表面に接触するように適当に位置付けされている。コンテナ101とバルブフィーラー2837との間の接触は、バルブステム2842を移動させ、(たとえば、図28Bに示されているように)バルブシート2838に対してバルブディスク2839を移動させ、それによって、バルブ2871を開放位置において作動させる。
【0185】
再び図28Aを参照すると、1つ以上の例において、真空供給源2884は、第3の真空キャビティー2873を形成する駆動シリンダー2881と、駆動部材2875とを含む。駆動部材2875は、第3の真空キャビティー2873の中に位置しており、第3の真空キャビティー2873の中に密接にフィットしており、駆動部材2875が、第3の真空キャビティー2873を閉じてシールし、第3の真空チャンバー2877を形成するようになっており、第3の真空チャンバー2877は、シールされている(たとえば、シールされた第3の真空チャンバー)。第3の真空キャビティー2873は、吸引本体部2874の第1の真空キャビティー2876と流体連通している。駆動部材2875は、第3の真空キャビティー2873の中で駆動シリンダー2881に対して線形に移動可能であり、第3の真空チャンバー2877の体積を膨張または後退させ、第3の真空チャンバー2877の中に真空を発生させる。アクチュエーター2856は、駆動部材2875に連結されており、駆動部材2875の選択的な線形移動を駆動するように構成されている。
【0186】
1つ以上の例において、アクチュエーター2856は、カムフォロワー2886を含む。カムフォロワー2886は、駆動部材2875に連結されている。たとえば、真空供給源2884は、コネクティングロッド2887を含み、コネクティングロッド2887は、駆動部材2875に連結されており、コネクティングロッド2887は、駆動シリンダー2881を通って延在している。カムフォロワー2886は、コネクティングロッド2887に連結されている。カムフォロワー2886は、カムアッセンブリ(たとえば、図19に示されているカムアッセンブリ1954)の一部分を形成している。カムフォロワー2886は、グリッパー2809がトラック(たとえば、図19に示されているトラック1908)に沿って移動するときに、駆動カム(たとえば、図19に示されている駆動カム1983)に係合するように構成されている。
【0187】
図28Aおよび図28Bを参照すると、1つ以上の例において、グリッパー2809は、逆止バルブ2836を含む。逆止バルブ2836は、閉鎖位置と開放位置との間で選択的に作動されるように構成されている。閉鎖位置では、逆止バルブ2836は、たとえば、真空供給源2884と吸引カップ2878との間に、閉じられた空気圧式回路を形成している。開放位置では、逆止バルブ2836は、空気圧式回路を選択的に開放する。たとえば、逆止バルブ2836は、回路圧力をリセットする(たとえば、おおよそゼロまたは大気圧力に戻す)ために、空気圧式回路の中の余剰圧力を排出するように動作する。
【0188】
1つ以上の例において、逆止バルブ2836は、吸引本体部2874に連結されており、第1の真空キャビティー2876と選択的に流体連通している。閉鎖位置では、逆止バルブ2836は、第1の真空キャビティー2876をシールする。換言すれば、閉鎖位置では、逆止バルブ2836は、シールされた第1の真空チャンバー2861の一部分を形成している。開放位置では、逆止バルブ2836は、第1の真空キャビティー2876を選択的に開放する。たとえば、逆止バルブ2836は、第1の真空キャビティー2876の中の余剰圧力を排出し、グリッパー2809の中の圧力をリセットする(たとえば、おおよそゼロまたは大気圧力に戻す)ように動作する。
【0189】
ここで図29を参照すると、図29は、グリッパー2909の一部分の例を図示している。図29に示されているグリッパー2909の例は、図1図7図8図9図12図13A図14図20図22A図23A図23C図24A図24B図26A図26B図27A、および図28A図28Cに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2209、2309、2409、2609、2709、2809の例と多くの共通の特徴を共有している。図29に示されているグリッパー2909の例では、同様の数字は、可能な場合には、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴がグリッパーの別の例に属することを示すために、接頭辞「2900」の追加を伴っている。1つ以上の例において、グリッパー2809は、図1図7図8図9図12図13A図14図20図22A図23A図23C図24A図24B図26A図26B図27A、および図28A図28Cに示されているグリッパー109、209、309、409、509、609、709、809、909、1209、1309、1409、1609、1709、1809、1909、2009、2309、2409、2609、2709、2809の例のいずれかの例である。
【0190】
1つ以上の例において、グリッパー2909は、インサート2953を含む。インサート2953は、受け入れ端部2943の凹形部分(たとえば、凹形グリッパー表面1657)の少なくとも一部分の上に設置されているか、または、それを覆って位置決めされており、インサート2953がコンテナ101と接触するときに、受け入れ端部1643のインサート1653が、適正な位置および/または配向に配向された状態にコンテナ101を維持することを助けるようになっている。
【0191】
1つ以上の例において、インサート2953は、ストリップ2931を含むか、または、ストリップ2931の形態をとる。ストリップ2931は、凹形グリッパー表面2957に連結されており、凹形グリッパー表面2957から突出している。一例では、インサート2953は、2つのストリップ2931を含み、1つのストリップ2931が、吸引カップ2978のそれぞれの対向する側部に位置付けされている。1つ以上の例において、それぞれのストリップ2931は、コンテナ101(図29には示されていない)の長手方向軸線に対しておおよそ平行の方向に、凹形グリッパー表面2957を横切って延在している。
【0192】
ストリップ2931は、凹形グリッパー表面2957よりも高い摩擦係数を有する材料から作製されている。1つ以上の例において、ストリップ2931は、ゴムから作製されている。1つ以上の例において、ストリップ2931は、シリコーンから作製されている。ストリップ2931のための他の適切な材料も企図される。
【0193】
1つ以上の例において、グリッパー2909は、溝部2929を含む。溝部2929は、凹形グリッパー表面2957の中に形成されており、または、凹形グリッパー表面2957から内向きに依存している。ストリップ2931のそれぞれの1つの一部分は、溝部2929の関連する1つの中に位置しており、および/または、その中にその他の方法で固定されている。
【0194】
ストリップ2931は、任意の適切な断面幾何学形状(たとえば、それに限定されないが、円形および正方形など)を有することが可能である。1つ以上の例において、ストリップ2931のそれぞれ1つは、材料のビードによって形成されており、材料のビードは、(たとえば、関連の溝部2929の中の)凹形グリッパー表面2957に連結または適用されており、凹形グリッパー表面2957よりも高い摩擦係数を有している。
【0195】
1つ以上の例において、ストリップ2931のそれぞれ1つは、Oリング2930(たとえば、ゴムOリングまたはシリコーンOリングなど)の一部分によって形成されており、Oリング2930は、受け入れ端部2943の凹形部分の周りに位置しており、Oリング2930の一部分が、(たとえば、関連の溝部2929の中の)凹形グリッパー表面2957を横切って延在するようになっている。
【0196】
他の例では、インサート2963は、コンテナ101の所望の配向を維持するのに適切な他の構成、形状、および/またはサイズを有することが可能である。
【0197】
図1図29を概して参照し、とりわけ図30を参照すると、例として、本開示は、コンテナ101をパッケージングするための方法4000に向けられており、より具体的には、パッケージングの間にコンテナ101を所望の配向に保持するための方法4000に向けられている。追加的に、方法4000の例は、コンテナ101のパッケージを生成させるためにコンテナ101をパックすることおよび配向させることを可能にする。より具体的には、方法4000の例は、コンテナ101の流れを計量し、コンテナ101のそれぞれ1つを所望の配向に配向させ、パッケージングプロセスの全体を通して所望の配向を維持することを促進させる。
【0198】
図30を参照すると、1つ以上の例において、方法4000は、(ブロック4002)コンテナ101を所望の配向に配向させるステップを含む。1つ以上の例において、コンテナ101は、配向モジュールを使用して所望の配向に配向される。
【0199】
1つ以上の例において、方法4000は、(ブロック4004)グリッパーがトラックに沿って移動するときに、コンテナ101をグリッパーに移送するステップを含む。
【0200】
1つ以上の例において、方法4000は、(ブロック4006)真空を介してコンテナ101をグリッパーに連結するステップを含む。
【0201】
1つ以上の例において、真空を介してコンテナ101をグリッパーに連結するステップは、真空を発生させるために、グリッパーの吸引本体部によって形成された第1の真空キャビティーの中に真空を発生させるステップを含む。また、真空を介してコンテナ101をグリッパーに連結するステップは、グリッパーの吸引カップをコンテナ101に接触して位置決めするステップも含む。真空を介してコンテナ101をグリッパーに連結するステップは、吸引カップによって形成された第2の真空キャビティーに真空を供給するステップをさらに含む。
【0202】
1つ以上の例において、吸引カップによって形成された第2の真空キャビティーに真空を供給するステップは、コンテナ101との吸引カップの接触に応答して、吸引本体部および吸引カップに連結されているグリッパーのバルブを閉鎖位置から開放位置へ作動させるステップを含む。
【0203】
1つ以上の例において、方法4000は、(ブロック4008)グリッパーを使用してトラックの一部分に沿ってコンテナ101(たとえば、コンテナの蒸気のうちの1つ)をガイドする(たとえば、搬送する)ステップを含む。
【0204】
1つ以上の例において、方法4000は、(ブロック4010)グリッパーがトラックに沿って移動するときに真空を選択的に制御するステップを含む。
【0205】
1つ以上の例において、真空を選択的に制御するステップは、グリッパーがトラックに沿って移動するときに、グリッパーのカムフォロワーを駆動カムに沿って移動させるステップを含む。また、真空を選択的に制御するステップは、真空供給源の第3の真空キャビティーの中に真空を発生させるために、第3の真空チャンバーの中に位置しておりカムフォロワーに連結されている駆動部材を選択的に移動させるステップも含む。
【0206】
1つ以上の例において、方法4000は、(ブロック4012)グリッパーを使用してコンテナ101の所望の配向を維持するステップを含む。
【0207】
1つ以上の例において、方法4000は、(ブロック4014)グリッパーからコンテナを解放するステップを含む。
【0208】
先行する詳細な説明は、添付の図面を参照しており、図面は、本開示によって説明されている開示されたシステム、グリッパー、および方法の特定の例を図示している。開示されている例は、開示されたシステム、グリッパー、および方法の特定の態様が実装され得る方式の単なる例示的な実施形態に過ぎず、開示されたシステム、グリッパー、および方法が具現化され得る方式のすべての網羅的なリストを表すものではないということが理解されることとなる。異なる構造および動作を有する他の例は、本開示の範囲から逸脱しない。
【0209】
周知のコンポーネント、材料、または方法は、本開示を曖昧にすることを回避するために、必ずしも詳細に説明されているわけではない。本明細書で開示されている任意の特定の構造的なおよび機能的な詳細は、限定的なものとして解釈されることを意味するのではなく、単に特許請求の範囲の基礎として、および、本発明をさまざまに用いるために当業者に教示するための代表的な基礎として解釈されることを意味するものである。
【0210】
同様の参照番号は、異なる図面において、同じ特徴、エレメント、またはコンポーネントを指すことが可能である。図は、必ずしも正しい縮尺になっているわけではなく、いくつかの特徴は、特定のコンポーネントの詳細を示すために、誇張または最小化されることが可能である。
【0211】
本開示の全体を通して、複数のアイテムのうちの任意の1つは、個別にアイテムと称される可能性があり、複数のアイテムは、集合的にアイテムと称される可能性がある。そのうえ、本明細書で使用されるときに、「a」または「an」という語によって先行される特徴、エレメント、コンポーネント、またはステップは、複数の特徴、エレメント、コンポーネント、またはステップを除外しないものとして理解されるべきである(そのような除外が、明示的に記載されていない限り)。
【0212】
例示目的の、本開示による主題の非網羅的な例(それらは、特許請求されている可能性があるが、必ずしもそうではない)が、上記に提供されている。本明細書における「例」への言及は、例に関連して説明されている1つ以上の特徴、構造、エレメント、コンポーネント、特質、および/または動作ステップが、本開示による主題の少なくとも1つの態様、実施形態、および/または実装形態の中に含まれているということを意味している。したがって、本開示の全体を通して、「例」、「別の例」、「1つ以上の例」という語句、および同様の言語は、同じ例を指す可能性があるが、必ずしもそうとは限らない。さらに、任意の1つの例を特徴付ける主題は、任意の他の例を特徴付ける主題を含む可能性があるが、必ずしもそうとは限らない。そのうえ、任意の1つの例を特徴付ける主題は、任意の他の例を特徴付ける主題と組み合わせられる可能性があるが、必ずしもそうとは限らない。
【0213】
必ずしもすべての目的または利点が、本明細書で説明されている任意の特定の例にしたがって実現されるわけではないことが可能であるということが理解されるべきである。したがって、たとえば、特定の例は、本明細書で教示または示唆され得るような他の目的または利点を必ずしも実現することなく、本明細書で教示されているような1つの利点または利点のグループを実現または最適化する様式で動作するように構成されることが可能であるということを当業者は認識することとなる。
【0214】
そうでないことが具体的に記述されていない限り、なかでも「can」または「may」などのような条件付き言語は、特定の例が特定の特徴、エレメント、および/またはステップを含む(他の例はそれを含まないが)ということを伝えるために一般的に使用されるものとして、文脈の中で理解される。したがって、そのような条件付き言語は、一般的に、特徴、エレメント、および/またはステップは、決して1つもしくは複数の例に必要とされないということ、または、1つもしくは複数の例が、ユーザー入力もしくはプロンプトの有無にかかわらず、これらの特徴、エレメント、および/もしくはステップが、任意の特定の例に含まれているか、もしくは、任意の特定の例において実施されるべきかどうかを決定するためのロジックを必ず含むということを暗示することを意図していない。
【0215】
別段の指示がない限り、「第1の」、「第2の」、「第3の」などの用語は、本明細書において単なるラベルとして使用されており、これらの用語が参照するアイテムに対して、序列的な、位置的な、または階層的な要件を課すことを意図していない。そのうえ、たとえば、「第2の」アイテムへの言及は、たとえば、「第1の」もしくはより低く付番されているアイテム、および/または、たとえば、「第3の」もしくはより高く付番されているアイテムの存在を要求または除外するものではない。
【0216】
図1図30に説明および図示されているすべてのエレメントが、すべての例に含まれている必要はなく、本明細書で説明されているすべてのエレメントは、必ずしもそれぞれの例示目的の例において描かれているわけではないということを当業者は認識することとなる。図1図30(上記に言及されている)は、その機能的なエレメント、特徴、またはコンポーネントを表す可能性があり、必ずしも任意の特定の構造を暗示しているわけではない。したがって、図示されている構造に対して、修正、追加、および/または省略が行われることが可能である。追加的に、図1図30(上記に言及されている)に説明および図示されているすべてのエレメント、特徴、および/またはコンポーネントが、すべての例に含まれている必要はなく、本明細書で説明されているすべてのエレメント、特徴、および/またはコンポーネントは、必ずしもそれぞれの例示目的の例において描かれているわけではないということを当業者は認識することとなる。したがって、図1図30に説明および図示されているエレメント、特徴、および/またはコンポーネントのうちのいくつかは、図1図30、他の図面、および/または添付の開示に説明および図示されている他の特徴を含む必要なしに、さまざまな方式で組み合わせられることが可能である(そのような1つ以上の組み合わせが本明細書に明示的に図示されていなくても)。同様に、提示されている例に限定されない追加的な特徴は、本明細書で示されて説明されている特徴のうちのいくつかまたはすべてと組み合わせられることが可能である。別段の明示的な記述がない限り、図1図30(上記に言及されている)に描かれている例の概略図は、例示目的の例に関する構造的な限定を暗示することを意味するものではない。むしろ、1つの例示目的の構造が示されているが、適当な場合には、構造が修正されることが可能であるということが理解されるべきである。したがって、図示されている構造に対して、修正、追加、および/または省略が行われることが可能である。そのうえ、同様の(または、少なくとも実質的に同様の)目的を果たすエレメント、特徴、および/またはコンポーネントは、図1図30のそれぞれにおいて同様の数をラベル付けされており、そのようなエレメント、特徴、および/またはコンポーネントは、図1図30のそれぞれを参照して本明細書で詳細に議論されていない可能性がある。同様に、すべてのエレメント、特徴、および/またはコンポーネントは、図1図30のそれぞれにおいてラベル付けされていない可能性があるが、それらに関連付けられる参照番号が、一貫性のために本明細書において利用される可能性がある。
【0217】
さらに、本明細書の全体を通して、本明細書で使用される特徴、利点、または同様の言語への言及は、本明細書で開示されている例によって現実化され得る特徴および利点のすべてが、任意の単一の例であるべきであるか、または、任意の単一の例の中にあるということを暗示するものではない。むしろ、特徴および利点を参照する言語は、例に関連して説明されている特定の特徴、利点、または特質が少なくとも1つの例の中に含まれているということを意味するように理解される。したがって、本開示の全体を通して使用される特徴、利点、および同様の言語の議論は、同じ例を参照する可能性があるが、必ずしもそうとは限らない。
【0218】
1つの例の説明された特徴、利点、および特質は、1つ以上の他の例において任意の適切な様式で組み合わせられることが可能である。本明細書で説明されている例は、特定の例の特定の特徴または利点のうちの1つ以上なしに実践されることが可能であるということを当業者は認識することとなる。他の事例では、すべての例に存在していない可能性のある追加的な特徴および利点が、特定の例において認識される可能性がある。そのうえ、システム、フラップ折り畳みメカニズム、および方法のさまざまな例が、示されて説明されてきたが、本明細書を読むと、修正例が当業者に考え付く可能性がある。本出願は、そのような修正例を含み、特許請求の範囲によってのみ限定される。
【符号の説明】
【0219】
100 システム
101 コンテナ
101a 配向されたコンテナ
102 搬送モジュール
104 配向モジュール
106 グループ化モジュール
108 トラック
109 グリッパー
111 ラグ
112 サーボドライブ
114 パック
122 第1のスターホイール
124 計量スクリュー
126 第2のスターホイール
150 第3のスターホイール
202 搬送モジュール
204 配向モジュール
206 グループ化モジュール
208 トラック
209 グリッパー
211 ラグ
222 第1のスターホイール
224 計量スクリュー
226 第2のスターホイール
228a 第1の間隔
228b 第2の間隔
232a 第1のディボット
232b 第2のディボット
234a 第1の歯
234b 第2の歯
306 グループ化モジュール
308 トラック
309 グリッパー
310 チェーン
311 ラグ
310a 第1の真っ直ぐなセクション
310b 第2の真っ直ぐなセクション
312a 第1の湾曲したセクション
312b 第2の湾曲したセクション
406 グループ化モジュール
408 トラック
409 グリッパー
410 チェーン
410a 真っ直ぐなセクション
410b 真っ直ぐなセクション
410c 真っ直ぐなセクション
412a 湾曲したセクション
412b 湾曲したセクション
412c 湾曲したセクション
506 グループ化モジュール
508 トラック
509 グリッパー
509b 第2のグリッパー
510 チェーン
510a 真っ直ぐなセクション
510b 真っ直ぐなセクション
511 ラグ
511b 第2のラグ
512 第2のトラック
512a 湾曲したセクション
512b 湾曲したセクション
606 グループ化モジュール
608 トラック
609 グリッパー
609b 第2のグリッパー
610 チェーン
611 ラグ
611b 第2のラグ
612 第2のトラック
702 搬送モジュール
704 配向モジュール
706 グループ化モジュール
708 トラック
709 グリッパー
710 チェーン
711 ラグ
722 第1のスターホイール
724 計量スクリュー
726 第2のスターホイール
728a 第1の間隔
728b 第2の間隔
732a、732b、732c ディボット
734a、734b、734c 歯
740 経路
741a 第1の距離
741b 第2の距離
750 第3のスターホイール
802 搬送モジュール
804 配向モジュール
806 グループ化モジュール
808 トラック
809 グリッパー
810 チェーン
811 ラグ
822 第1のスターホイール
824 計量スクリュー
826 第2のスターホイール
828a 第1の間隔
828b 第2の間隔
832a、832b、832c ディボット
834a、834b、834c 歯
840 経路
841a 第1の距離
841b 第2の距離
850 第3のスターホイール
902 搬送モジュール
904 配向モジュール
906 グループ化モジュール
908 トラック
909 グリッパー
910 チェーン
911 ラグ
922 第1のスターホイール
924 計量スクリュー
926 第2のスターホイール
928a 第1の間隔
928b 第2の間隔
932a、932b、932c ディボット
934a、934b、934c 歯
940 経路
941a 第1の距離
941b 第2の距離
950 第3のスターホイール
1002 搬送モジュール
1004 配向モジュール
1060 ベース
1062 カメラ
1064 ターニング部材
1066 ディスク
1070 表面
1072 モーター
1104 配向モジュール
1160 ベース
1162 カメラ
1164a 後退されたターニング部材
1166 ディスク
1170 表面
1172 モーター
1206 グループ化モジュール
1208 トラック
1209 グリッパー
1210a 第1の真っ直ぐなセクション
1210b 第2の真っ直ぐなセクション
1211 ラグ
1212a 第1の湾曲した部分
1212b 第2の湾曲した部分
1280 キューイングセクション
1299 ギャップ
1306 グループ化モジュール
1308 トラック
1309 グリッパー
1310a 第1の真っ直ぐなセクション
1310b 第2の真っ直ぐなセクション
1311 ラグ
1312a 第1の湾曲した部分
1312b 第2の湾曲した部分
1385 トラック1308の場所
1390 速度プロファイル
1391 加速部分
1392 一定速度部分
1393 減速部分
1394 第2の加速部分
1406 グループ化モジュール
1408 トラック
1409 グリッパー
1409b 第2のグリッパー
1411 ラグ
1411b 第2のラグ
1412 第2のトラック
1506 グループ化モジュール
1508 トラック
1509 グリッパー
1509b 第2のグリッパー
1510a 第1の真っ直ぐなセクション
1511 ラグ
1511b 第2のラグ
1512 第2のトラック
1513 水平方向隆起部
1514 パック
1548 湾曲したガイド
1606 グループ化モジュール
1609 グリッパー
1611 ラグ
1643 受け入れ端部
1644 グリッパー本体部
1645 ロッキング端部
1647 カップリング
1649 シャフト
1651 減衰器
1653 インサート
1657 凹形グリッパー表面
1704 配向モジュール
1706 グループ化モジュール
1708 トラック
1709 グリッパー
1711 ラグ
1712 サーボドライブ
1795 パッケージング装置
1796 パッケージング
1798 他のパッケージ
1804 配向モジュール
1806 グループ化モジュール
1808 トラック
1809 グリッパー
1810 チェーン
1811 ラグ
1850 第3のスターホイール
1904 配向モジュール
1906 グループ化モジュール
1908 トラック
1909 グリッパー
1911 ラグ
1950 第3のスターホイール
1954 カムアッセンブリ
1956 アクチュエーター
1983 駆動カム
1984 真空供給源
1986 カムフォロワー
2009 グリッパー
2033 方向矢印
2035 空気圧式シリンダー
2036 逆止バルブ
2043 受け入れ端部
2056 アクチュエーター
2057 凹形グリッパー表面
2058 遠心力
2075 駆動部材
2078 吸引カップ
2079 ベローズ
2081 駆動シリンダー
2084 真空供給源
2088 真空供給ライン
2089 圧力ゲージ
2204 配向モジュール
2206 グループ化モジュール
2208 トラック
2209 グリッパー
2210a 第1の真っ直ぐなセクション
2210b 第2の真っ直ぐなセクション
2212a 第1の湾曲したセクション
2212b 第2の湾曲したセクション
2211 ラグ
2256 アクチュエーター
2278 吸引カップ
2309 グリッパー
2343 受け入れ端部
2344 グリッパー本体部
2345 ロッキング端部
2347 カップリング
2353 インサート
2356 アクチュエーター
2357 凹形グリッパー表面
2378 吸引カップ
2384 真空供給源
2388 真空供給ライン
2397 空気圧式のカップリング
2397a 空気圧式のカップリング2397の第1の部分
2397b 空気圧式のカップリング2397の第2の部分
2409 グリッパー
2443 受け入れ端部
2444 グリッパー本体部
2445 ロッキング端部
2456 アクチュエーター
2457 凹形グリッパー表面
2461 第1の真空チャンバー
2463 第2の真空チャンバー
2469 ピストン
2471 バルブ
2473 第3の真空キャビティー
2474 吸引本体部
2475 駆動部材
2476 第1の真空キャビティー
2477 第3の真空チャンバー
2478 吸引カップ
2481 駆動シリンダー
2482 第2の真空キャビティー
2484 真空供給源
2486 カムフォロワー
2487 コネクティングロッド
2488 真空供給ライン
2497 空気圧式のカップリング
2509 グリッパー
2544 グリッパー本体部
2556 アクチュエーター
2559 ダイヤフラム
2573 第3の真空キャビティー
2575 駆動部材
2577 第3の真空チャンバー
2581 駆動シリンダー
2584 真空供給源
2587 コネクティングロッド
2586 カムフォロワー
2609 グリッパー
2637 バルブフィーラー
2638 バルブシート
2639 バルブディスク
2642 バルブステム
2643 受け入れ端部
2644 グリッパー本体部
2646 バルブポート
2655 バルブ本体部
2657 凹形グリッパー表面
2661 第1の真空チャンバー
2663 第2の真空チャンバー
2671 バルブ
2674 吸引本体部
2676 第1の真空キャビティー
2678 吸引カップ
2682 第2の真空キャビティー
2697 空気圧式のカップリング
2704 配向モジュール
2706 グループ化モジュール
2708 トラック
2709 グリッパー
2710a 第1の真っ直ぐなセクション
2710b 第2の真っ直ぐなセクション
2712a 第1の湾曲したセクション
2712b 第2の湾曲したセクション
2736 逆止バルブ
2756 アクチュエーター
2771 バルブ
2778 吸引カップ
2784 真空供給源
2809 グリッパー
2836 逆止バルブ
2837 バルブフィーラー
2838 バルブシート
2839 バルブディスク
2842 バルブステム
2843 受け入れ端部
2844 グリッパー本体部
2845 ロッキング端部
2846 バルブポート
2855 バルブ本体部
2856 アクチュエーター
2857 凹形グリッパー表面
2861 第1の真空チャンバー
2863 第2の真空チャンバー
2871 バルブ
2873 第3の真空キャビティー
2874 吸引本体部
2875 駆動部材
2876 第1の真空キャビティー
2877 第3の真空チャンバー
2878 吸引カップ
2881 駆動シリンダー
2882 第2の真空キャビティー
2884 真空供給源
2886 カムフォロワー
2887 コネクティングロッド
2888 真空供給ライン
2897 空気圧式のカップリング
2909 グリッパー
2929 溝部
2930 Oリング
2931 ストリップ
2937 バルブフィーラー
2943 受け入れ端部
2953 インサート
2957 凹形グリッパー表面
2978 吸引カップ
I 第1のモジュールセット
II 第2のモジュールセット
C1 缶直径
D 方向矢印
O エリア
S 間隔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図7A
図7B
図7C
図8
図8A
図8B
図8C
図9
図9A
図9B
図9C
図10
図11
図12
図13A
図13B
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22A
図22B
図23A
図23B
図23C
図24A
図24B
図25A
図25B
図26A
図26B
図27A
図27B
図28A
図28B
図28C
図29
図30
【国際調査報告】