IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司の特許一覧

特表2024-538209レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体
<>
  • 特表-レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体 図1
  • 特表-レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体 図2
  • 特表-レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体 図3
  • 特表-レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体 図4
  • 特表-レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体 図5
  • 特表-レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体 図6
  • 特表-レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体 図7
  • 特表-レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-18
(54)【発明の名称】レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/02 20090101AFI20241010BHJP
   H04W 4/06 20090101ALI20241010BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20241010BHJP
【FI】
H04W36/02
H04W4/06
H04W28/04 110
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024523752
(86)(22)【出願日】2022-10-21
(85)【翻訳文提出日】2024-04-19
(86)【国際出願番号】 CN2022126608
(87)【国際公開番号】W WO2023066361
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】202111228460.6
(32)【優先日】2021-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】周 ▲鋭▼
(72)【発明者】
【氏名】周 叶
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD41
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
5K067JJ39
(57)【要約】
本願は、レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体を提供する。当該方法は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することと、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することと、を含む。本願の実施形態は、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器に適用されるレポート送信方法であって、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することと、を含むことを特徴とする
レポート送信方法。
【請求項2】
前記した、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することは、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のレポート送信方法。
【請求項3】
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信することをさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含むことを特徴とする
請求項1又は2に記載のレポート送信方法。
【請求項4】
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信することであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信されることと、
第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定することと、をさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含むことを特徴とする
請求項1又は2に記載のレポート送信方法。
【請求項5】
ソース基地局に適用されるレポート送信方法であって、
ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することを含み、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するために用いられることを特徴とする
レポート送信方法。
【請求項6】
前記した、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することは、
前記ターゲット基地局から送信された前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピングの関係を受信することと、
前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を含むことを特徴とする
請求項5に記載のレポート送信方法。
【請求項7】
前記した、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することは、
前記ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信することと、
前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を含み、
ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に指示するためのものであることを特徴とする
請求項5に記載のレポート送信方法。
【請求項8】
メモリと、送受信機と、プロセッサとを含み、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、前記送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取って、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することと、を含む操作を実行するためのものであることを特徴とする
端末機器。
【請求項9】
前記した、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することは、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を含むことを特徴とする
請求項8に記載の端末機器。
【請求項10】
前記操作は、
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信することをさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含むことを特徴とする
請求項8又は9に記載の端末機器。
【請求項11】
前記操作は、
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信することであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信されることと、
第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定することと、をさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含むことを特徴とする
請求項8又は9に記載の端末機器。
【請求項12】
メモリと、送受信機と、プロセッサとを含み、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、前記送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取って、
ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することであって、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するために用いられることを含む操作を実行するためのものであることを特徴とする
基地局。
【請求項13】
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成される決定モジュールと、
前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成される送信モジュールと、を含むことを特徴とする
レポート送信装置。
【請求項14】
前記送信モジュールは、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成されることは、
前記送信モジュールは、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信するように構成されることと、
前記送信モジュールは、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成されることであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を含むことを特徴とする
請求項13に記載のレポート送信装置。
【請求項15】
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信するように構成される第1の受信モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることは、
前記決定モジュールは、前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることを含むことを特徴とする
請求項13又は14に記載のレポート送信装置。
【請求項16】
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信するように構成される第2の受信モジュールであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信される第2の受信モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定するように構成され、
前記決定モジュールは、ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることは、
前記決定モジュールは、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることを含むことを特徴とする
請求項13又は14に記載のレポート送信装置。
【請求項17】
ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成される指示モジュールを含み、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するために用いられることを特徴とする
レポート送信装置。
【請求項18】
前記指示モジュールは、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成されることは、
前記指示モジュールは、前記ターゲット基地局から送信された前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピングの関係を受信するように構成されることと、
前記指示モジュールは、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に送信するように構成されることと、を含むことを特徴とする
請求項17に記載のレポート送信装置。
【請求項19】
前記指示モジュールは、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成されることは、
前記指示モジュールは、前記ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信するように構成されることと、
前記指示モジュールは、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係を前記端末機器に送信するように構成されることと、を含み、
ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に指示するためのものであることを特徴とする
請求項17に記載のレポート送信装置。
【請求項20】
プロセッサに請求項1から7のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されていることを特徴とするプロセッサ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2021年10月21日に提出された、出願番号が202111228460.6であり、発明の名称が「レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全体が参照により本文に組み込まれる。
【0002】
本願は、通信の技術分野に関し、特に、レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)は、1つのラジオプロトコル層であり、データを伝送する時に、無線アクセスネットワークノードと端末は、伝送されるデータを処理するために、無線ベアラごとに1つのPDCPエンティティを確立する。
【0004】
しかしながら、異なる無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)ノードが同一のマルチキャストブロードキャストシステム(MBS:Multicast Broadcast System)セッションのサービス品質(QoS:Quality of Service)フローに対して確立したマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラ(MRB:MBS Radio Bearer)の識別子は異なっており、これは、切り換えの場合において、ソースRANノード及びターゲットRANノードによって同一のMBSセッションに対して割り当てられたMRBのアイデンティティ識別子(ID:IDentity)は異なっていることを意味する。それでは、端末はターゲットRANノードに切り換える時にPDCPエンティティの解放及び確立をトリガする必要があり、さらにソースPDCP状態レポートに基づいて伝送を行うと、MBSサービスデータの紛失を引き起こす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願の実施形態は、従来技術におけるMBSサービスデータが紛失しやすいという欠陥を解決し、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送を確保し、データ伝送の信頼性を確保することを実現するために、レポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様において、本願の実施形態は、端末機器に適用されるレポート送信方法を提供し、前記方法は、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することと、を含む。
【0007】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係るレポート送信方法によれば、前記した、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することは、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を含む。
【0008】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係るレポート送信方法によれば、前記方法は、
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信することをさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含む。
【0009】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係るレポート送信方法によれば、前記方法は、
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信することであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信されることと、
第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定することと、をさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
決定されたマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含む。
【0010】
第2の態様において、本願の実施形態は、ソース基地局に適用されるレポート送信方法をさらに提供する、前記方法は、
ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することを含み、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するために用いられる。
【0011】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係るレポート送信方法によれば、前記した、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することは、
前記ターゲット基地局から送信された前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピングの関係を受信することと、
前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を含む。
【0012】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係るレポート送信方法によれば、前記した、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することは、
前記ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信することと、
前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を含み、
ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に指示するためのものである。
【0013】
第3の態様において、本願の実施形態は、端末機器をさらに提供し、前記端末機器は、メモリと、送受信機と、プロセッサとを含み、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、前記送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取って、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することと、を含む操作を実行するためのものである。
【0014】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係る端末機器によれば、前記した、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することは、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を含む。
【0015】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係る端末機器によれば、前記操作は、
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信することをさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含む。
【0016】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係る端末機器によれば、前記操作は、
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信することであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信されることと、
第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定することと、をさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
決定されたマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含む。
【0017】
第4の態様において、本願の実施形態は、ソース基地局をさらに提供し、前記ソース基地局は、メモリと、送受信機と、プロセッサとを含み、
前記メモリは、コンピュータプログラムを記憶するためのものであり、前記送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信するためのものであり、前記プロセッサは、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取って、
ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することであって、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するために用いられることを含む操作を実行するためのものである。
【0018】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係る基地局によれば、前記した、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することは、
前記ターゲット基地局から送信された前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピングの関係を受信することと、
前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を含む。
【0019】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係る基地局によれば、前記した、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することは、
前記ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信することと、
前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を含み、
ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に指示するためのものである。
【0020】
第5の態様において、本願の実施形態は、レポート送信装置をさらに提供し、前記装置は、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成される決定モジュールと、
前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成される送信モジュールと、を含む。
【0021】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係るレポート送信装置によれば、前記送信モジュールは、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成されることは、
前記送信モジュールは、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信するように構成されることと、
前記送信モジュールは、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成されることであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を含む。
【0022】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係るレポート送信装置によれば、前記装置は、
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信するように構成される第1の受信モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることは、
前記決定モジュールは、前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることを含む。
【0023】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係るレポート送信装置によれば、前記装置は、
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信するように構成される第2の受信モジュールであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信される第2の受信モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定するように構成され、
前記決定モジュールは、ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることは、
前記決定モジュールは、決定されたマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることを含む。
【0024】
第6の態様において、本願の実施形態は、レポート送信装置をさらに提供し、前記装置は、
ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成される指示モジュールを含み、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するために用いられる。
【0025】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係るレポート送信装置によれば、前記指示モジュールは、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成されることは、
前記指示モジュールは、前記ターゲット基地局から送信された前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピングの関係を受信するように構成されることと、
前記指示モジュールは、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に送信するように構成されることと、を含む。
【0026】
オプションとして、本願の1つの実施形態に係るレポート送信装置によれば、前記指示モジュールは、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成されることは、
前記指示モジュールは、前記ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信するように構成されることと、
前記指示モジュールは、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係を前記端末機器に送信するように構成されることと、を含み、
ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に指示するためのものである。
【0027】
第7の態様において、本願の実施形態は、プロセッサに上述したような第1の態様に記載のレポート送信方法におけるステップ、又は上記したような第2の態様に記載のレポート送信方法におけるステップを実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体をさらに提供する。
【0028】
本願の実施形態に係るレポート送信方法、端末、基地局、装置、及び記憶媒体は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0029】
以下、本願の実施形態又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、実施形態又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。勿論、以下の説明における図面は、本願のいくつかの実施形態であり、当業者にとって、創造的な労働を行わずに、これらの図面に基づいて他の図面をさらに得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
図1】本願の実施形態に係るレポート送信方法のフローチャートその1である。
図2】本願の実施形態に係るレポート送信方法のフローチャートその2である。
図3】本願の実施形態に係るレポート送信方法のフローチャートその3である。
図4】本願の実施形態に係るレポート送信方法のフローチャートその4である。
図5】本願の実施形態に係る端末機器の構造の概略図である。
図6】本願の実施形態に係るソース基地局の構造の概略図である。
図7】本願の実施形態に係るレポート送信装置の構造の概略図その1である。
図8】本願の実施形態に係るレポート送信装置の構造の概略図その2である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
本願の実施形態における「及び/又は」という用語は、関連対象の関連関係を説明し、3種類の関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する場合、A及びBが同時に存在する場合、及びBが単独で存在する場合、の3つの場合を示し得る。「/」という記号は、通常、前後の関連対象が「or」の関係であることを示す。
【0032】
本願の実施形態における「複数」という用語は、2つ又は2つ以上を意味し、他の数量詞はこれに類似する。
【0033】
以下、本願の実施形態における図面を参照しながら、本願の実施形態における技術案を明確かつ完全に説明する。勿論、説明された実施形態は、本願の一部の実施形態に過ぎず、すべての実施形態ではない。本願における実施形態に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく取得した他のすべての実施形態は、本願の保護の範囲に属する。
【0034】
本願の実施形態は、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送を確保し、データ伝送の信頼性を確保するために、レポート送信方法及び装置を提供した。
【0035】
ここで、方法と装置は同一の出願の構想に基づくものであり、方法と装置の、課題を解決する原理は類似するため、装置と方法の実施は相互に参照することができ、重複点は説明しない。
【0036】
本願の実施形態に係る技術案は、様々なシステム、特に5Gシステムに適用可能である。例えば、適用可能なシステムは、グローバル移動通信(GSM:global system of mobile communication)システム、符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access(登録商標))、汎用パケット無線サービス(GPRS:general packet radio service)システム、ロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD:frequency division duplex)システム、LTE時分割複信(TDD:time division duplex)システム、ロングタームエボリューションアドバンスト(LTE-A:long term evolution advanced)システム、ユニバーサル移動システム(UMTS:universal mobile telecommunication system)、ワイマックス(WiMAX:worldwide interoperability for microwave access)システム、5Gニューラジオ(NR:New Radio)システムなどがある。これらの各種のシステムには何れも、端末機器とネットワーク機器が含まれる。システムには、例えば進化したパケットシステム(EPS:Evloved Packet System)、5Gシステム(5GS)などのコアネットワーク部分も含まれ得る。
【0037】
まずは以下の内容について説明する。
【0038】
(1)マルチキャストとマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラ(MRB:MBS Radio Bearer)識別子について
無線通信システムには、複数の端末機器(UE:User Equipment)が同じ下りサービスデータを要求する場合がある。このような場合に対して、無線リソース消費をなるべく低下させるために、業界では、ネットワークが特定の無線リソースを用いて単一の1つの下りデータを送信して、複数のUEがこの1つの下りデータを同時に受信することが許容されるマルチキャスト(Multicast)とブロードキャスト(Broadcast)メカニズムが提案されている。それに対して、従来では、下りデータが1つのUEによってしか受信できないことは、ユニキャスト(Unicast)メカニズムと呼ばれている。無線通信システムのうちマルチキャストとブロードキャストがサポートされる部分は、マルチキャストブロードキャストシステム(MBS:Multicast Broadcast System)と呼ばれる。
【0039】
通信システムにおいて、異なるデータは異なるサービス品質(QoS:Quality of Service)のニーズを有するが、1つのUEは異なるQoSニーズを有するデータパケットを同時に受信する可能性があり、同じQoSニーズを有するデータパケットが1つのQoSフロー(QoS Flow)を構成して、QoSフロー識別子(QFI:QoS Flow ID)を識別子とする。しかしながら、ラジオ伝送において、区別をつけてスケジューリングを行うために、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)は複数の無線ベアラを設定してこれらのQoSフローをベアラすることができ、各無線ベアラはそれぞれの設定情報を有し、無線ベアラ識別子を唯一の識別子とする。RANノードはこれらの無線ベアラ識別子及び対応する設定情報を、ラジオシグナリングを介してUEに通知する。
【0040】
UEが2つのRANノードの間で切り換わる場合、チャンネル環境の変化のため、無線ベアラの設定にも適応的な変更が必要となり、このとき切り換えられたターゲットRANノードは、無線ベアラ識別子を介して、どの無線ベアラの設定に何の変更が必要であるかをUEに通知する。マルチキャストメカニズムにおいても例外ではなく、そのサービスデータはマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラ(MRB:MBS Radio Bearer)を介して伝送されるものであり、そして、RANノードもラジオシグナリングを介してMRBの識別子及び対応する設定情報をUEに通知する。MRBの識別子はMRB IDと呼ばれる。
【0041】
マルチキャストメカニズムにおいて、管理及びメンテナンスやデータのセキュリティ保護等の点を考慮して、複数のUEが同一のRANノードに接続され、同じマルチキャストサービスデータフローを受信する場合、この同じサービスデータフローに対して、RANノードは、識別子及び設定がいずれも全く同じMRBを確立させるように全てのUEに指示しなければならない。つまり、MRB IDはRANノードにおいてグローバルであり、当該MBSサービスを受信する全てのUEに対して有効である。ただし、従来技術によれば、MRB IDは各RANノードが自主的に割り当てられるものであり、よって、異なるRANノードが同じサービスデータフローに対して割り当てられたMRB IDは異なっている可能性がある。
【0042】
(2)切り換えた後のPDCP状態レポートについて
パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP:Packet Data Convergence Protocol)は、1つのラジオプロトコル層であり、データを伝送する時に、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)ノードとUEは、伝送されるデータを処理するために、各無線ベアラに対して1つのPDCPエンティティを確立する。切り換えた後、UEは古いDRBを解放して、新たなDRBを確立しなければならず、それにより、UEは古いPDCPエンティティを解放して新たなPDCPエンティティを確立することになる。この場合、PDCP状態レポートが使用不可能になり、さらに、ユーザデータのロスレス伝送がこの方法で確保できないことになる。
【0043】
DRBは単一のUEのみに用いられ、ターゲット基地局は、切り換えの時にPDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が実現されるように、UEに対して1つの同じDRB IDを簡単に割り当てることができる。
【0044】
MBSサービス伝送に使用されるのはMRBであり、単一のUEのみに用いられるDRBと異なって、MRBにベアラされるMBSサービスは複数のUEによって受信され得る。そのため、あるUEが切り換える前に、対応するMBSサービスはすでにターゲット基地局において暫く伝送されていた可能性が有り、そこで用いられるMRB IDはソース基地局において使用されるMRB IDと異なっている可能性があり、このUEがターゲット基地局に切り換えた後、すでに存在しているMRB(ソース基地局のとは異なるMRB ID)を用いてMBSサービスを受信することしかできない。
【0045】
異なるRANノードがMBSセッションの同一のQoSフローに対して確立したMRBの識別子が異なっている場合、基地局とUEはターゲットセルに切り換えた時にPDCPエンティティの解放及び確立をトリガし、既存のユニキャストの場合ではPDCP状態レポートに基づくロスレス伝送メカニズムが動作できず、さらにデータ紛失を引き起こすという欠陥を克服するために、本願の実施形態は、レポート送信方法、装置、端末機器、基地局及び記憶媒体を提案し、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が効果的に確保され、データ伝送の信頼性を向上させることができる。
【0046】
図1は、本願の実施形態に係るレポート送信方法のフローチャートその1であり、図1に示すように、本願の実施形態は、レポート送信方法を提供し、その実行本体は、例えば、携帯電話等の端末機器であってもよい。当該方法は、ステップ101及びステップ102を含む。
【0047】
ステップ101において、ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定する。
【0048】
具体的に、本願の実施形態において、ターゲット基地局に切り換えた後に端末機器がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して確立した第1のMRBの識別子は当該ターゲットMBSサービスのQoS Flowのソース基地局における第2のMRBの識別子と異なっているため、端末機器は古いDRBを解放して、新たなDRBを確立しなければならなくなってしまい、ひいては端末機器が新たなPDCPエンティティを確立する必要があり、データ紛失を引き起こしてしまうという欠陥を克服するために、端末機器は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子を決定した後、第1のMRBの識別子に対応する第2のMRBの識別子を見つけることができ、当該第2のMRBはソース基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定したMRBであり、さらに端末機器はターゲットMBSサービスのQoS Flowの、ソース基地局における第2のMRBに対するPDCPエンティティ、即ち、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを引き続き利用することができる。
【0049】
ステップ102において、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信する。
【0050】
具体的に、本願の実施形態において、端末機器は、ソース基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した対応するPDCPエンティティを引き続き利用するように決定することができ、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送メカニズムが正常に動作することが確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0051】
具体的に、本願の実施形態において、端末機器は、MBSセッションの同一のMBS QoS Flow(ターゲットMBSサービスのQoS Flow)の、ソースセルにおいて対応するMRB ID(第2のMRBの識別子)と、ターゲットセルにおいて対応するMRB ID(第1のMRBの識別子)との間のマッピング関係に基づいて、ターゲット基地局において、ターゲットセルにおいて対応する第1のMRBに対して、当該ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対してソース基地局が設定したPDCPエンティティを引き続き利用することができ、ターゲットセルに切り換える時に、係るMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、ひいてはマルチキャストサービスのロスレス伝送を実現することができる。
【0052】
具体的に、本願の実施形態において、ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して、端末機器の切り換えの前後においてターゲットMBSサービスのQoS Flowをベアラするための無線ベアラの識別子は関連付けられており、こうして切り換えの時にターゲット基地局は切り換えの前のPDCPエンティティを引き続き利用するようにUEに指示することができ、古いPDCPエンティティを解放して新たなPDCPエンティティを確立する必要がない。さらに、UEが切り換えを完了した後、UE側のPDCPエンティティは、ターゲット基地局側のPDCPエンティティのうち、どの下りPDCPデータパケットが切り換えの前にすでに受信に成功したか、また、どの下りPDCPデータパケットがいまなお受信に成功していないかを通知するために、1つのPDCP状態レポートをターゲット基地局に報告することができる。ターゲット基地局側のPDCPエンティティはこの状態レポートに基づいてPDCPの再送を意図的に行うことができ、ひいてはユーザデータのロスレス伝送が確保される。
【0053】
本願の実施形態に係るレポート送信方法は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0054】
オプションとして、1つの実施形態において、前記した、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することは、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を含む。
【0055】
具体的に、UEは、切り換えの前に、即ち、まだソース基地局に接続されていた場合、ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信してもよく、UEが切り換えた後、UEは、切り換えの前のPDCPエンティティを引き続き利用して前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信してもよく、即ち、UE側のPDCPエンティティは、ターゲット基地局のPDCPエンティティのうち、どの下りPDCPデータパケットが切り換えの前にすでに受信に成功したか、また、どの下りPDCPデータパケットがいまなお受信に成功していないかを通知するために、1つのPDCP状態レポートをターゲット基地局に報告してもよい。ターゲット基地局側のPDCPエンティティはこの状態レポートに基づいてPDCPの再送を意図的に行うことができ、ひいてはユーザデータのロスレス伝送が確保される。
【0056】
オプションとして、1つの実施形態において、前記方法は、
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信することをさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含む。
【0057】
オプションとして、切り換えが発生した場合、ターゲット基地局の設定において、MBSセッションの同一のMBS QoS Flow(ターゲットMBSサービスのQoS Flow)の、ソースセルにおいて対応するMRB ID(第2のMRBの識別子)とターゲットセルにおいて対応するMRB ID(第1のMRBの識別子)との間の対応関係を指示してもよい。
【0058】
具体的に、端末機器は、伝送する前に、ソース基地局が転送した、ターゲット基地局からの、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を予め受信して、マッピング関係に基づいて、第1のMRBの識別子に対応する第2のMRBの識別子を決定して、引き続き利用するPDCPエンティティをさらに決定してもよい。
【0059】
具体的に、端末機器は、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信した後に、前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することができる。
【0060】
オプションとして、1つの実施形態において、前記方法は、
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信することであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信されることと、
第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定することと、をさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
決定されたマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含む。
【0061】
オプションとして、切り換えが発生した場合、UEは、受信した第1のマッピング関係(ターゲットMBSサービスのQoS Flowと第2のMRBの識別子との間のマッピング関係)及び第2のマッピング関係(ターゲットMBSサービスのQoS Flowと第1のMRBの識別子との間のマッピング関係)に基づいて、MBSセッションの同一のMBS QoS Flow(ターゲットMBSサービスのQoS Flow)の、ソースセルにおいて対応するMRB ID(第2のMRBの識別子)とターゲットセルにおいて対応するMRB ID(第1のMRBの識別子)との間の対応関係を決定してもよい。
【0062】
具体的に、端末機器は、伝送する前に、ソース基地局から送信された第1のマッピング関係を予め受信し、その後ソース基地局にアクセスしてソースセルにおいて対応するMRBを介してMBSサービスデータを受信することができ、端末機器がターゲット基地局に切り換えた後に、ソース基地局はターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信することができ、端末機器はソース基地局から転送されたターゲット基地局からの第2のマッピング関係を受信して、第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定し、当該マッピング関係に基づいて、第1のMRBの識別子に対応する第2のMRBの識別子を決定し、さらに、引き続き利用可能なPDCPエンティティを決定することができる。
【0063】
具体的に、端末機器は、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信した後、前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することができる。
【0064】
本願の実施形態に係るレポート送信方法は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0065】
図2は、本願の実施形態に係るレポート送信方法のフローチャートその2であり、図2に示すように、本願の実施形態は、ソース基地局に適用されるレポート送信方法を提供し、前記方法は、ステップ201を含む。
【0066】
ステップ201において、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示する。
【0067】
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するためのものである。
【0068】
具体的に、本願の実施形態において、ターゲット基地局に切り換えた後に端末機器がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して確立した第1のMRBの識別子は当該ターゲットMBSサービスのQoS Flowのソース基地局における第2のMRBの識別子と異なっているため、端末機器は古いDRBを解放して、新たなDRBを確立しなければならなくなってしまい、ひいては端末機器が新たなPDCPエンティティを確立する必要があり、データ紛失を引き起こしてしまうという欠陥を克服するために、ソース基地局は、端末機器が、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子を決定した後、第1のMRBの識別子に対応する第2のMRBの識別子を見つけるように、第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することができ、当該第2のMRBはソース基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定したMRBであり、さらに端末機器は、ターゲットMBSサービスのQoS Flowの、ソース基地局における第2のMRBに対するPDCPエンティティ、即ち、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを引き続き利用することができる。本願の実施形態において、端末機器は、ソース基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した対応するPDCPエンティティを引き続き利用することを決定し、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送メカニズムが正常に動作することが確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0069】
オプションとして、ソース基地局は、上記のマッピング関係を端末機器に送信し、それにより、端末機器は、MBSセッションの同一のMBS QoS Flow(ターゲットMBSサービスのQoS Flow)の、ソースセルにおいて対応するMRB ID(第2のMRBの識別子)とターゲットセルにおいて対応するMRB ID(第1のMRBの識別子)との間の対応関係(ターゲットマッピング関係)に基づいて、ターゲット基地局において、ターゲットセルにおいて対応するMRBに対して、当該ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対してソース基地局が設定したPDCPエンティティを引き続き利用することができ、ターゲットセルに切り換える時に、係るMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、ひいてはマルチキャストサービスのロスレス伝送を実現することができる。
【0070】
具体的に、本願の実施形態において、ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して、端末機器の切り換えの前後においてターゲットMBSサービスのQoS Flowをベアラするための無線ベアラの識別子は関連付けられており、こうして切り換えの時にターゲット基地局は切り換えの前のPDCPエンティティを引き続き利用するようにUEに指示することができ、古いPDCPエンティティを解放して新たなPDCPエンティティを確立する必要がない。さらに、UEが切り換えを完了した後、UE側のPDCPエンティティは、ターゲット基地局側のPDCPエンティティのうち、どの下りPDCPデータパケットが切り換えの前にすでに受信に成功したか、また、どの下りPDCPデータパケットがいまなお受信に成功していないかを通知するために、1つのPDCP状態レポートをターゲット基地局に報告することができる。ターゲット基地局側のPDCPエンティティはこの状態レポートに基づいてPDCPの再送を意図的に行うことができ、ひいてはユーザデータのロスレス伝送が確保される。
【0071】
本願の実施形態に係るレポート送信方法は、第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することで、端末機器は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0072】
オプションとして、1つの実施形態において、前記した、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することは、
前記ターゲット基地局から送信された前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピングの関係を受信することと、
前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を含む。
【0073】
具体的に、ソース基地局は、まずターゲット基地局がXnインターフェースを介して送信した第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信してもよく、ソース基地局は、当該第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信した後に、それを端末機器に転送することができる。
【0074】
オプションとして、1つの実施形態において、前記した、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することは、
前記ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信することと、
前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を含み、
ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に指示するためのものである。
【0075】
オプションとして、ソース基地局は、第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を端末機器に送信することができ、それにより、端末機器は、第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定することができ、さらに、MBSセッションの同一のMBS QoS Flow(ターゲットMBSサービスのQoS Flow)の、ソースセルにおいて対応するMRB ID(第2のMRBの識別子)とターゲットセルにおいて対応するMRB ID(第1のMRBの識別子)との間のマッピング関係に基づいて、ターゲット基地局において、ターゲットセルにおいて対応するMRBに対して、当該ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対してソース基地局が設定したPDCPエンティティを引き続き利用することができ、ターゲットセルに切り換える時に係るMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、ひいてはマルチキャストサービスのロスレス伝送を実現することができる。
【0076】
具体的に、ソース基地局は、まずターゲット基地局がXnインターフェースを介して送信した第2のマッピング関係を受信し、ソース基地局は、当該第2のマッピング関係を受信した後に、それを端末機器に転送することができる。
【0077】
具体的に、ソース基地局は、MBSセッションにおけるターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して1つのMRB(第2のMRBの識別子に対応する)を確立し、その後、ソース基地局は、当該MRBを用いてラジオを介してMBSサービスデータを送信することができ、さらに、ソース基地局は、第1のマッピング関係を端末機器に送信し、端末機器は、ソース基地局にアクセスして、ソースセルにおいて対応するMRBを介してMBSサービスデータを受信することができ、端末機器がターゲット基地局に切り換えた後、ソース基地局は、ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信して端末機器に転送し、端末機器は、ソース基地局から転送されたターゲット基地局からの第2のマッピング関係を受信することができる。
【0078】
そして、第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定し、当該マッピング関係に基づいて、第1のMRBの識別子に対応する第2のMRBの識別子を決定し、さらに引き続き利用可能なPDCPエンティティを決定する。
【0079】
本願の実施形態に係るレポート送信方法は、第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することで、端末機器は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0080】
オプションとして、図3は、本願の実施形態に係るレポート送信方法のフローチャートその3であり、図3に示すように、本願の実施形態は、レポート送信方法を提供し、ターゲット基地局の設定において、ターゲットMBSサービスのQoS Flowの、ソースセルにおいて対応する第2のMRBの識別子とターゲットセルにおいて対応する第1のMRBの識別子との間のターゲットマッピング関係を指示することができる。当該方法は、以下のステップ1からステップ8を含む。
【0081】
ステップ1において、コアネットワークは、基地局1(ソース基地局)がMBSセッションを確立するように指示する。
【0082】
ステップ2において、基地局1は、当該MBSセッションにおける1つのターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して1つのMRBを確立し、MRB ID 1(第2のMRBの識別子)で識別することができ、その後、基地局1は当該MRBを用いてラジオを介してMBSサービスデータを送信し始める。
【0083】
ステップ3において、基地局1は、UEに対してMBSセッション、及びターゲットMBSサービスのQoS Flow識別子とMRBとの間のマッピング関係を設定する。
【0084】
ステップ4において、UEは基地局1にアクセスして上記のMRBを介してMBSサービスデータを受信する。
【0085】
ステップ5において、ある時点において、UEの移動等が原因で、基地局1はUEを基地局2に切り換えることを決定し、よって、基地局2に対して切り換えの準備プロセスを開始する。ターゲット基地局(基地局2)は、同一のサービスの同一のターゲットMBSサービスのQoS Flowに対してMRBを割り当ててMRB ID 2(第1のMRBの識別子)を指定し、ターゲット基地局(基地局2)は、ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対応するMRB ID 2とMRB ID 1との間のターゲットマッピング関係をXnインターフェースを介してソース基地局(基地局1)に送信する。
【0086】
ステップ6において、基地局1は、ターゲットマッピング関係をUEに透過的に伝送する。
【0087】
ステップ7において、ネットワークの指示に従って、UEは基地局1から基地局2に切り換え、同じターゲットMBSサービスのQoS Flowがターゲット基地局においてMRB ID 2にマッピングされると判断し、そこで、上記のMRB ID 1に対するPDCPエンティティを引き続き利用してターゲット基地局においてデータを受信する。
【0088】
ステップ8において、UEは、PDCP状態レポートに基づく切り換えのロスレス伝送プロセスを実行し、ソース基地局でのMRB ID 1におけるPDCPデータ受信状態をMRB ID 2の状態としてPDCP状態レポートを介してターゲット基地局に報告する。
【0089】
オプションとして、図4は、本願の実施形態に係るレポート送信方法のフローチャートその4であり、図4に示すように、本願の実施形態は、レポート送信方法を提供し、UEは、受信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、ターゲットMBSサービスのQoS Flowの、ソースセルにおいて対応する第2のMRBの識別子とターゲットセルにおいて対応する第1のMRBの識別子との間のターゲットマッピング関係を決定することができる。当該方法は、以下のステップ1からステップ9を含む。
【0090】
ステップ1において、コアネットワークは、基地局1(ソース基地局)がMBSセッションを確立するように指示する。
【0091】
ステップ2において、基地局1は、当該MBSセッションにおける1つのターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して1つのMRBを確立し、MRB ID 1(第2のMRBの識別子)で識別することができ、その後、基地局1は当該MRBを用いてラジオを介してMBSサービスデータを送信し始める。
【0092】
ステップ3において、基地局1は、UEに対してMBSセッション、及びターゲットMBSサービスのQoS Flow識別子とMRBとの間の第1のマッピング関係を設定する。
【0093】
ステップ4において、UEは基地局1にアクセスして上記のMRBを介してMBSサービスデータを受信する。
【0094】
ステップ5において、ある時点において、UEの移動等が原因で、基地局1はUEを基地局2に切り換えることを決定し、よって、基地局2に対して切り換えの準備プロセスを開始する。ターゲット基地局(基地局2)は、同一のサービスの同一のターゲットMBSサービスのQoS Flowに対してMRBを割り当ててMRB ID 2(第1のMRBの識別子)を指定し、ターゲット基地局(基地局2)は、ターゲットMBSサービスのQoS FlowとMRB ID 2との間の第2のマッピング関係をXnインターフェースを介してソース基地局(基地局1)に送信する。
【0095】
ステップ6において、中継として、基地局1は、基地局2におけるMBSセッション、及びターゲットMBSサービスのQoS FlowとMRB ID 2との間の第2のマッピング関係をRRCメッセージを介してUEに送信する。
【0096】
ステップ7において、UEは、基地局1及び基地局2の設定に基づいて、MRB ID1とMRB ID2との間のマッピング関係を得る。
【0097】
ステップ8において、ネットワークの指示に従って、UEは基地局1から基地局2に切り換え、同じターゲットMBSサービスのQoS Flowがターゲット基地局においてMRB ID 2にマッピングされると判断し、そこで、上記のMRB ID 1に対するPDCPエンティティを引き続き利用してターゲット基地局においてデータを受信する。
【0098】
ステップ9において、UEは、PDCP状態レポートに基づく切り換えのロスレス伝送プロセスを実行し、ソース基地局でのMRB ID 1におけるPDCPデータ受信状態をMRB ID 2の状態としてPDCP状態レポートを介してターゲット基地局に報告する。
【0099】
本願の実施形態に係るレポート送信方法は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0100】
本願の実施形態に係る端末機器は、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供するデバイス、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、又は無線モデムに接続される他の処理装置などであってもよい。異なるシステムでは、端末機器の名前が異なる場合もあり、例えば、5Gシステムでは、端末機器はユーザ装置(UE:User Equipment)と呼ぶことができる。無線端末機器は、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)を介して1つ又は複数のコアネットワーク(CN:Core Network)と通信することができ、無線端末機器は、例えば携帯電話(又は「セルラ」電話と呼ぶ)や移動端末機器を有するコンピュータのような移動端末機器であってもよく、例えば、携帯式、ポケット式、ハンドヘルド式、コンピュータ内蔵、又は車載の移動装置であり、これらは、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する。例えば、パーソナル通信サービス(PCS:Personal Communication Service)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP:Session Initiated Protocol)電話、無線ローカルループ(WLL:Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)などのデバイスが挙げられる。無線端末機器は、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者ステーション(subscriber station)、移動局(mobile station)、モバイル(mobile)、リモート局(remote station)、アクセスポイント(access point)、リモート端末機器(remote terminal)、アクセス端末機器(access terminal)、ユーザ端末機器(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザデバイス(user device)と呼ぶこともでき、本願の実施形態では限定されない。
【0101】
本願の実施形態に係るネットワーク機器は、端末にサービスを提供する複数のセルを含むことができる基地局であってもよい。具体的な応用場面に応じて、基地局は、アクセスポイントとも呼ばれてもよく、アクセスネットワークにおいてエアインターフェース上で1つ又は複数のセクタを介して無線端末機器と通信するデバイスであってもよく、又はその他の名前であってもよい。ネットワーク機器は、無線端末機器とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして、受信したエアフレームとインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)パケットを互いに交換するために使用することができ、ここで、アクセスネットワークの残りの部分はインターネットプロトコル(IP)通信ネットワークを含んでもよい。ネットワーク機器はまた、エアインターフェースの属性管理を調整することができる。例えば、本願の実施形態に係るネットワーク機器は、グローバル移動通信システム(GSM:Global System for Mobile communications)又は符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)におけるネットワーク機器(BTS:Base Transceiver Station)であってもよく、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wide-band Code Division Multiple Access(登録商標))におけるネットワーク機器(NodeB)であってもよく、ロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)システムにおける進化型ネットワーク機器(eNB又はe-NodeB:evolutional Node B)、5Gネットワークアーキテクチャ(next generation system)における5G基地局(gNB)であってもよく、ホーム進化基地局(HeNB:Home evolved Node B)、中継ノード(relay node)、ホーム基地局(femto)、ピコ基地局(pico)などであってもよく、本願の実施形態では限定されない。一部のネットワーク構造において、ネットワーク機器は、集中ユニット(CU:centralized unit)ノードと分布ユニット(DU:distributed unit)ノードとを含んでもよく、集中ユニットと分布ユニットは地理的に分離して配置されてもよい。
【0102】
図5は、本願の実施形態に係る端末機器の構造の概略図であり、図5に示すように、当該端末機器は、メモリ、送受信機、プロセッサを含む。
【0103】
送受信機500は、前記プロセッサ510の制御下でデータを送受信するために用いられる。
【0104】
ここで、図5において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ510によって代表される1つ又は複数のプロセッサ、及びメモリ520によって代表されるメモリの様々な回路は、一体にリンクされている。バスアーキテクチャは、また、例えば周辺デバイス、電圧レギュレーター、電力管理回路などの様々な他の回路を一体にリンクすることができ、これらはすべて当分野でよく知られているものであるため、本明細書ではこれらをさらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機500は、複数の素子であってもよく、即ち、送信機および受信機を含み、伝送媒体において他の様々なデバイスと通信するためのユニットを提供する。これらの伝送媒体には、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブル等の伝送媒体が含まれる。異なるユーザ機器に対して、ユーザインターフェース530は、必要な機器に外部又は内部で接続可能なインターフェースであってもよく、接続される機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイク、ジョイスティック等を含むが、それらに限定されない。
【0105】
プロセッサ510は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ520は、プロセッサ510が操作を実行する際に使用されるデータを記憶することができる。
【0106】
オプションとして、プロセッサ510は、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、又は複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)であってもよく、プロセッサは、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0107】
プロセッサは、メモリに記憶されているコンピュータプログラムを呼び出すことにより、取得された実行可能な命令に従って本願の実施形態に係る端末機器に適用されるいずれかの方法を実行するために用いられる。プロセッサとメモリは物理的に分離して配置されてもよい。
【0108】
具体的に、プロセッサ510は、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取って、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することと、を含む操作を実行するためのものである。
【0109】
本願の実施形態に係る端末機器は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0110】
オプションとして、プロセッサ510は、さらに、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を実行するために用いられる。
【0111】
オプションとして、プロセッサ510は、さらに、
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信することを実行するために用いられ、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含む。
【0112】
オプションとして、プロセッサ510は、さらに、
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信することであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信されることと、
第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定することとを実行するために用いられ、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
決定されたマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含む。
【0113】
本願の実施形態に係る端末機器は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0114】
図6は、本願の実施形態に係るソース基地局の構造の概略図であり、図6に示すように、当該ソース基地局は、メモリ、送受信機、プロセッサを含む。
【0115】
送受信機600は、プロセッサ610の制御下でデータを送受信するために用いられる。
【0116】
ここで、図6において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバスおよびブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ610によって代表される1つ又は複数のプロセッサ、及びメモリ620によって代表されるメモリの様々な回路は、一体にリンクされている。バスアーキテクチャは、また、例えば周辺デバイス、電圧レギュレーター、電力管理回路などの様々な他の回路を一体にリンクすることができ、これらはすべて当分野でよく知られているものであるため、本明細書ではこれらをさらに説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機600は、複数の素子であってもよく、即ち、送信機および受信機を含み、伝送媒体において他の様々なデバイスと通信するためのユニットを提供する。これらの伝送媒体には、無線チャネル、有線チャネル、光ケーブル等の伝送媒体が含まれる。プロセッサ610は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理し、メモリ620は、プロセッサ610が操作を実行する際に使用されるデータを記憶することができる。
【0117】
プロセッサ610は、中央処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、又は複雑なプログラマブルロジックデバイス(CPLD:Complex Programmable Logic Device)であってもよく、プロセッサは、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0118】
具体的に、プロセッサ610は、前記メモリにおけるコンピュータプログラムを読み取って、
ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することを実行するために用いられ、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するために用いられる。
【0119】
本願の実施形態に係るソース基地局は、第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することで、端末機器は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0120】
具体的に、プロセッサ610は、さらに、
前記ターゲット基地局から送信された前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピングの関係を受信することと、
前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を実行するために用いられる。
【0121】
具体的に、プロセッサ610は、さらに、
前記ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信することと、
前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を実行するために用いられ、
ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に指示するためのものである。
【0122】
本願の実施形態に係るソース基地局は、第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することで、端末機器は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0123】
なお、本願の実施形態に係る上記の端末機器又はソース基地局は、上述した方法の実施形態が実現するすべての方法のステップを実現することができ、同じ技術的效果を達成することができ、ここでは、本実施形態における上記の方法の実施形態と同じ部分及び有益效果の詳細は省略する。
【0124】
図7は、本願の実施形態に係るレポート送信装置の構造の概略図その1であり、図7に示すように、当該レポート送信装置は、決定モジュール710及び送信モジュール720を含む。
【0125】
決定モジュール710は、ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成される。
【0126】
送信モジュール720は、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成される。
【0127】
本願の実施形態に係るレポート送信装置は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0128】
オプションとして、前記送信モジュール720は、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成されることは、
前記送信モジュール720は、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信するように構成されることと、
前記送信モジュール720は、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成されることであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を含む。
【0129】
オプションとして、前記装置は、
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信するように構成される第1の受信モジュールをさらに含み、
前記決定モジュール710は、ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることは、
前記決定モジュール710は、前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることを含む。
【0130】
オプションとして、前記装置は、
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信するように構成される第2の受信モジュールであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信される第2の受信モジュールをさらに含み、
前記決定モジュール710は、さらに、第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定するように構成され、
前記決定モジュール710は、ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることは、
前記決定モジュール710は、決定されたマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることを含む。
【0131】
本願の実施形態に係るレポート送信装置は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0132】
本願の実施形態に係るレポート送信装置は、上述した方法の実施形態が実現するすべての方法のステップを実現することができ、同じ技術的效果を達成することができ、ここでは、本実施形態における上記の方法の実施形態と同じ部分及び有益效果の詳細は省略する。
【0133】
なお、本願の実施形態においてユニットに対する分割は、模式的なものであり、論理的な機能分割に過ぎず、実際の実現では他の分割方式があり得る。また、本願の各実施形態において各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得るか、又は各ユニットが単独で物理的に存在するか、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形で実現することができ、ソフトウェア機能のユニットの形で実現することもできる。
【0134】
図8は、本願の実施形態に係るレポート送信装置の構造の概略図その2であり、図8に示すように、当該レポート送信装置は、指示モジュール810を含み、ここで、
指示モジュール810は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成され、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、前記端末機器に、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することを指示するために用いられる。
【0135】
本願の実施形態に係るレポート送信装置は、第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することで、端末機器は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0136】
オプションとして、前記指示モジュール810は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成されることは、
前記指示モジュール810は、前記ターゲット基地局から送信された前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピングの関係を受信するように構成されることと、
前記指示モジュール810は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に送信するように構成されることと、を含む。
【0137】
オプションとして、前記指示モジュール810は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成されることは、
前記指示モジュール810は、前記ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信するように構成されることと、
前記指示モジュール810は、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係を前記端末機器に送信するように構成されることと、を含み、
ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に指示するためのものである。
【0138】
本願の実施形態に係るレポート送信装置は、第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することで、端末機器は、ターゲット基地局がMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が同一のQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、さらに、第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティ、即ち、切り換えの前にソース基地局の第2のMRBに対して確立されたPDCPエンティティを利用し、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することにより、ターゲット基地局に切り換える時に第2のMRBに対応するPDCPエンティティの解放及び確立のプロセスをトリガすることが回避され、PDCP状態レポートに基づくロスレス伝送が確保され、データ伝送の信頼性が確保される。
【0139】
本願の実施形態に係るレポート送信装置は、上述した方法の実施形態が実現するすべての方法のステップを実現することができ、同じ技術的效果を達成することができ、ここでは、本実施形態における上記の方法の実施形態と同じ部分及び有益效果の詳細は省略する。
【0140】
なお、本願の実施形態においてユニットに対する分割は、模式的なものであり、論理的な機能分割に過ぎず、実際の実現では他の分割方式があり得る。また、本願の各実施形態において各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合され得るか、又は各ユニットが単独で物理的に存在するか、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合され得る。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形で実現することができ、ソフトウェア機能のユニットの形で実現することもできる。
【0141】
上記の統合されたユニットは、ソフトウェア機能のユニットの形で実現し、独立した製品として販売又は使用される場合、プロセッサ可読記憶媒体に記憶することができる。このような理解に基づいて、本願の技術案は、その本質、又は先行技術に寄与する部分、又は当該技術手段の全て又は一部が、ソフトウェア製品の形で具体化されてもよい。当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶されており、本願の各実施形態に記載の方法のすべて又は一部のステップをコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)又はプロセッサ(processor)に実行させるいくつかの指令を含む。前記記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクなどの、プログラムコードを記憶可能な様々な媒体を含む。
【0142】
なお、本願の実施形態に係る上記装置は、上述した方法の実施形態が実現するすべての方法のステップを実現することができ、同じ技術的效果を達成することができ、ここでは、本実施形態における上記の方法の実施形態と同じ部分及び有益效果の詳細は省略する。
【0143】
一方、本願の実施形態は、プロセッサに上記の各実施形態に係る方法を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体をさらに提供し、前記方法は、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することと、を含み、
又は、
ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示すること、を含み、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するために用いられる。
【0144】
前記プロセッサ可読記憶媒体は、プロセッサがアクセスできる任意の利用可能な媒体又はデータ記憶デバイスであってもよく、磁気メモリ(例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク(MO)等)、光学メモリ(例えば、CD、DVD、BD、HVD等)、半導体メモリ(例えば、ROM、EPROM、EEPROM、不揮発性メモリ(NAND FLASH)、ソリッドステートドライブ(SSD))等を含むが、それらに限定されない。
【0145】
当業者には理解されるように、本願の実施形態は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得る。従って、本願は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施形態を採用することができる。そして、本願は、コンピュータで利用可能なプログラムコードが含まれている1つ又は複数のコンピュータで利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、光学メモリ等を含むが、それらに限定されない)において実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用することができる。
【0146】
本願は、本願の実施形態による方法、デバイス(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照しながら説明するものである。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータ実行可能な命令により実現できることは理解されるべきである。これらのコンピュータ実行可能な命令は、1つのマシンを生成するために、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込型プロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供されて、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサにより実行される命令により、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つのブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能を実現するための手段が生成される。
【0147】
これらのプロセッサ実行可能命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で作動させることができるプロセッサ可読メモリに記憶されて、当該プロセッサ可読メモリに記憶されている命令によって命令手段を含む製品を生成させることもできる。当該命令手段は、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現する。
【0148】
これらのプロセッサ実行可能命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされて、コンピュータに実現される処理を生成するために、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイスで一連の操作ステップを実行させることもできる。それにより、コンピュータ又は他のプログラマブルデバイスで実行される命令は、フローチャートにおける1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0149】
無論、当業者は、本願の精神及び範囲から逸脱することなく、本願に対して様々な変更及び修正を行うことができる。このように、本願のこれらの変更及び修正が、本願の特許請求の範囲及びその均等な技術的範囲内に含まれる場合、本願は、これらの変更及び修正を含むことも意図する。
【符号の説明】
【0150】
500 送受信機
510 プロセッサ
520 メモリ
530 ユーザインターフェース
600 送受信機
610 プロセッサ
620 メモリ
710 決定モジュール
720 送信モジュール
810 指示モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-04-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器に適用されるレポート送信方法であって、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することと、を含むことを特徴とする
レポート送信方法。
【請求項2】
前記した、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することは、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信することと、
前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信することであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を含むことを特徴とする
請求項1に記載のレポート送信方法。
【請求項3】
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信することをさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含むことを特徴とする
請求項1又は2に記載のレポート送信方法。
【請求項4】
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信することであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信されることと、
第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定することと、をさらに含み、
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することは、
前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定することを含むことを特徴とする
請求項1又は2に記載のレポート送信方法。
【請求項5】
ソース基地局に適用されるレポート送信方法であって、
ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することを含み、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するために用いられることを特徴とする
レポート送信方法。
【請求項6】
前記した、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することは、
前記ターゲット基地局から送信された前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピングの関係を受信することと、
前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を含むことを特徴とする
請求項5に記載のレポート送信方法。
【請求項7】
前記した、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示することは、
前記ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信することと、
前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係を前記端末機器に送信することと、を含み、
ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に指示するためのものであることを特徴とする
請求項5に記載のレポート送信方法。
【請求項8】
ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成される決定モジュールと、
前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成される送信モジュールと、を含むことを特徴とする
レポート送信装置。
【請求項9】
前記送信モジュールは、前記第2のMRBの識別子に対応するパケットデータコンバージェンスプロトコルPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成されることは、
前記送信モジュールは、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowを受信するように構成されることと、
前記送信モジュールは、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティが生成したPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように構成されることであって、前記PDCP状態レポートには前記ターゲットMBSサービスのQoS Flow伝送情報が含まれることと、を含むことを特徴とする
請求項に記載のレポート送信装置。
【請求項10】
ソース基地局から送信された、ターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子と前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を受信するように構成される第1の受信モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることは、
前記決定モジュールは、前記マッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることを含むことを特徴とする
請求項又はに記載のレポート送信装置。
【請求項11】
前記ソース基地局から送信された第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係を受信するように構成される第2の受信モジュールであって、ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記ソース基地局が設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowとターゲット基地局が設定した第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲット基地局によって前記ソース基地局に送信される第2の受信モジュールをさらに含み、
前記決定モジュールは、第1のマッピング関係及び第2のマッピング関係に基づいて、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を決定するように構成され、
前記決定モジュールは、ターゲット基地局がターゲットマルチキャストブロードキャストシステムMBSサービスのサービス品質データフローQoS Flowに対して設定した第1のマルチキャストブロードキャストシステム無線ベアラMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることは、
前記決定モジュールは、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係と、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子とに基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定するように構成されることを含むことを特徴とする
請求項又はに記載のレポート送信装置。
【請求項12】
ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成される指示モジュールを含み、
ここで、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係は、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子に基づいて、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子を決定し、前記第2のMRBの識別子に対応するPDCPエンティティを介して、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対するPDCP状態レポートを前記ターゲット基地局に送信するように前記端末機器に指示するために用いられることを特徴とする
レポート送信装置。
【請求項13】
前記指示モジュールは、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成されることは、
前記指示モジュールは、前記ターゲット基地局から送信された前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピングの関係を受信するように構成されることと、
前記指示モジュールは、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に送信するように構成されることと、を含むことを特徴とする
請求項12に記載のレポート送信装置。
【請求項14】
前記指示モジュールは、ターゲット基地局がターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第1のMRBの識別子と、ソース基地局が前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowに対して設定した第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を端末機器に指示するように構成されることは、
前記指示モジュールは、前記ターゲット基地局から送信された第2のマッピング関係を受信するように構成されることと、
前記指示モジュールは、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係を前記端末機器に送信するように構成されることと、を含み、
ここで、前記第1のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係は、前記ターゲットMBSサービスのQoS Flowと前記第1のMRBの識別子との間のマッピング関係を含み、前記第2のマッピング関係及び第1のマッピング関係は、前記第1のMRBの識別子と前記第2のMRBの識別子との間のマッピング関係を前記端末機器に指示するためのものであることを特徴とする
請求項12に記載のレポート送信装置。
【請求項15】
プロセッサに請求項1から7のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラムが記憶されていることを特徴とするプロセッサ可読記憶媒体。
【国際調査報告】