(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-18
(54)【発明の名称】ネットワーク統合制御方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 24/02 20090101AFI20241010BHJP
H04W 88/18 20090101ALI20241010BHJP
【FI】
H04W24/02
H04W88/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524687
(86)(22)【出願日】2022-10-11
(85)【翻訳文提出日】2024-06-18
(86)【国際出願番号】 CN2022124607
(87)【国際公開番号】W WO2023071777
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】202111239824.0
(32)【優先日】2021-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】孫 慧晴
(72)【発明者】
【氏名】羅 張宇
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本開示は、ネットワーク統合制御方法及び装置を開示した。前記方法において、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラは、制御要求メッセージをネットワークノードに送信することであって、制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラは、前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信することであって、前記制御確認メッセージは、ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を含み、ここで、Mは1以上の整数である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク統合制御方法であって、
近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラは、制御要求メッセージをネットワークノードに送信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラは、前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を含み、
ここで、Mは1以上の整数である、ネットワーク統合制御方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
挿入サービスをサブスクリプションするためのサブスクリプション要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
前記ネットワークノードから送信される挿入指示メッセージを受信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作の無線アクセスネットワークRANパラメータの数、及び
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記制御要求メッセージをネットワークノードに送信することは、
前記挿入指示メッセージに基づいて、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記制御タイプは、マルチプル構成制御である、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記制御要求メッセージをネットワークノードに送信することは、
トリガイベントが検出された場合、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
ネットワーク統合制御方法であって、
ネットワークノードは、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記ネットワークノードは、前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を含み、
ここで、Mは1以上の整数である、ネットワーク統合制御方法。
【請求項13】
前記方法は、さらに、
前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信されるサブスクリプション要求メッセージを受信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
挿入指示メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記制御タイプは、マルチプル構成制御である、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項21】
ネットワーク統合制御装置であって、
メモリ、送受信機、及びプロセッサを含み、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出すように構成され、送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信して、
制御要求メッセージをネットワークノードに送信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を実行するように構成され、
ここで、Mは1以上の整数である、ネットワーク統合制御装置。
【請求項22】
前記送受信機は、さらに、
挿入サービスをサブスクリプションするためのサブスクリプション要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
前記ネットワークノードから送信される挿入指示メッセージを受信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を実行するように構成される、請求項21に記載の装置。
【請求項23】
前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作の無線アクセスネットワークRANパラメータの数、及び
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である、請求項24に記載の装置。
【請求項26】
前記送受信機は、さらに、
前記挿入指示メッセージに基づいて、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを実行するように構成される、請求項22に記載の装置。
【請求項27】
前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載の装置。
【請求項28】
前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
前記制御タイプは、マルチプル構成制御である、請求項27に記載の装置。
【請求項30】
前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項27に記載の装置。
【請求項31】
前記送受信機は、
トリガイベントが検出された場合、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを実行するように構成される、請求項21に記載の装置。
【請求項32】
ネットワーク統合制御装置であって、
メモリ、送受信機、及びプロセッサを含み、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出すように構成され、送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信して、
近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を実行するように構成され、
ここで、Mは1以上の整数である、ネットワーク統合制御装置。
【請求項33】
前記送受信機は、さらに、
前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信されるサブスクリプション要求メッセージを受信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
挿入指示メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を実行するように構成される、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項33に記載の装置。
【請求項35】
前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項33に記載の装置。
【請求項36】
前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である、請求項35に記載の装置。
【請求項37】
前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項32に記載の装置。
【請求項38】
前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる、請求項37に記載の装置。
【請求項39】
前記制御タイプは、マルチプル構成制御である、請求項37に記載の装置。
【請求項40】
前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項32に記載の装置。
【請求項41】
ネットワーク統合制御装置であって、
第1送信ユニットと第1受信ユニットを含み、
前記第1送信ユニットは、制御要求メッセージをネットワークノードに送信するように構成され、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含み、
第1受信ユニットは、前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信するように構成され、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含み、
ここで、Mは1以上の整数である、ネットワーク統合制御装置。
【請求項42】
ネットワーク統合制御装置であって、
第2受信ユニットと第2送信ユニットを含み、
前記第2受信ユニットは、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信するように構成され、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含み、
前記第2送信ユニットは、前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信するように構成され、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含み、
ここで、Mは1以上の整数である、ネットワーク統合制御装置。
【請求項43】
コンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体であって、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、請求項1から11のいずれか1項に記載のネットワーク統合制御方法のステップを実現し、又は請求項12から20のいずれか1項に記載のネットワーク統合制御方法のステップを実現する、プロセッサ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2021年10月25日に中国に提出された出願番号が202111239824.0の中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本開示に組み込まれる。
本開示は、通信技術分野に関し、特にネットワーク統合制御方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
オープン無線アクセスネットワーク(Open Radio Access Network、O-RAN)における近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラ(Near Real Time RAN Intelligent Controller、Near-RT RIC)は、RAN無線リソースの最適化の目的を実現するために、E2ノード(Node)がオープンした機能に基づいて、E2インターフェースを介してE2 Nodeを制御する。E2サービスモデル(Service Model)は、報告(Report)、挿入(Insert)、制御(Control)及びポリシー(Policy)サービスを含む一連のRAN機能オープンサービスを提供している。そのうち、Insertサービスは、E2 NodeがNear-RT RICのサブスクリプションした情報に基づいて正常の機能プロセスを一時停止し、Insert操作をトリガし、Controlサービスは、Near-RT RICがRANにControlメッセージに従って指定動作を実行するように要求し、Near-RT RIC内部でトリガされるか又はInsert操作の後にInsert動作に対するフィードバックとして動作することができる。
【0003】
関連技術において、Near-RT RICとE2ノードとの間では、孤立した単一動作制御方法のInsertとControl操作のみがサポートされているが、Near-RT RIC上にロードされたアプリケーション(x Application、xApp)は、マルチプル機能統合構成の拡張能力を備えているため、関連技術の方法がxAppのマルチ入力マルチ出力同期構成の要件を満たすことができません。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、関連技術における制御方法がマルチ入力マルチ出力同期構成の要件を満たすことができないという問題を解決するためのネットワーク統合制御方法及び装置を提供することを目的とする。
【0005】
本開示の実施例は、ネットワーク統合制御方法を提供し、該方法は、
近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラは、制御要求メッセージをネットワークノードに送信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラは、前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を含み、
ここで、Mは1以上の整数である。
【0006】
選択可能に、前記方法は、さらに、
挿入サービスをサブスクリプションするためのサブスクリプション要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
前記ネットワークノードから送信される挿入指示メッセージを受信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を含む。
【0007】
選択可能に、前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作の無線アクセスネットワークRANパラメータの数、及び
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0008】
選択可能に、前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
選択可能に、前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である。
【0010】
選択可能に、前記制御要求メッセージをネットワークノードに送信することは、
前記挿入指示メッセージに基づいて、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを含む。
【0011】
選択可能に、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0012】
選択可能に、前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。
【0013】
選択可能に、前記制御タイプは、マルチプル構成制御である。
【0014】
選択可能に、前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0015】
選択可能に、前記制御要求メッセージをネットワークノードに送信することは、
トリガイベントが検出された場合、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを含む。
【0016】
本開示の実施例は、ネットワーク統合制御方法を提供し、該方法は、
ネットワークノードは、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記ネットワークノードは、前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を含み、
ここで、Mは1以上の整数である。
【0017】
選択可能に、前記方法は、さらに、
前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信されるサブスクリプション要求メッセージを受信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
挿入指示メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を含む。
【0018】
選択可能に、前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0019】
選択可能に、前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0020】
選択可能に、前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である。
【0021】
選択可能に、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0022】
選択可能に、前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。
【0023】
選択可能に、前記制御タイプは、マルチプル構成制御である。
【0024】
選択可能に、前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0025】
本開示の実施例は、ネットワーク統合制御装置を提供し、該装置はメモリ、送受信機、及びプロセッサを含み、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出すように構成され、送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信して、
制御要求メッセージをネットワークノードに送信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を実行するように構成され、
ここで、Mは1以上の整数である。
【0026】
選択可能に、前記送受信機は、さらに、
挿入サービスをサブスクリプションするためのサブスクリプション要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
前記ネットワークノードから送信される挿入指示メッセージを受信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を実行するように構成される。
【0027】
選択可能に、前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作の無線アクセスネットワークRANパラメータの数、及び
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0028】
選択可能に、前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0029】
選択可能に、前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である。
【0030】
選択可能に、前記送受信機は、さらに、前記挿入指示メッセージに基づいて、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを実行するように構成される。
【0031】
選択可能に、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0032】
選択可能に、前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。
【0033】
選択可能に、前記制御タイプは、マルチプル構成制御である。
【0034】
選択可能に、前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
選択可能に、前記送受信機は、トリガイベントが検出された場合、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを実行するように構成される。
【0036】
本開示の実施例は、ネットワーク統合制御装置を提供し、該装置はメモリ、送受信機、及びプロセッサを含み、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出すように構成され、送受信機は、前記プロセッサの制御下でデータを送受信して、
近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を実行するように構成され、
ここで、Mは1以上の整数である。
【0037】
選択可能に、前記送受信機は、さらに、
前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信されるサブスクリプション要求メッセージを受信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
挿入指示メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を実行するように構成される。
【0038】
選択可能に、前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0039】
選択可能に、前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0040】
選択可能に、前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である。
【0041】
選択可能に、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0042】
選択可能に、前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。
【0043】
選択可能に、前記制御タイプは、マルチプル構成制御である。
【0044】
選択可能に、前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0045】
本開示の実施例は、ネットワーク統合制御装置を提供し、該装置は、第1送信ユニットと第1受信ユニットを含み、
前記第1送信ユニットは、制御要求メッセージをネットワークノードに送信するように構成され、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含み、
第1受信ユニットは、前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信するように構成され、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含み、
ここで、Mは1以上の整数である。
【0046】
本開示の実施例は、ネットワーク統合制御装置を提供し、該装置は、第2受信ユニットと第2送信ユニットを含み、
前記第2受信ユニットは、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信するように構成され、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含み、
前記第2送信ユニットは、前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信するように構成され、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含み、
ここで、Mは1以上の整数である。
【0047】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体を提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合、上記ネットワーク統合制御方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0048】
本開示の上記技術的解決手段は以下の有益な効果を有する。
本開示の実施例によれば、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラがその制御するネットワークノードに送信する制御要求メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の制御動作の関連情報が含まれ、ネットワークノードが前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラにフィードバックする制御確認メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の動作の実行結果が含まれ、このように、xAppのマルチ入力マルチ出力の同期統合最適化制御を実現し、単一動作順序で完了する制御プロセス内の一部動作中断によるインターフェースリソースの浪費、設備処理の障害などの問題を効果的に回避することができ、基地局の処理遅延を減少し、障害処理や再構成による増加した設備処理の複雑度を低減することができ、Near-RT RICの最適化能力を高め、より広範なユースケース要件に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【
図1】本開示の実施例のネットワーク統合制御方法のフロー概略図である(その一)。
【
図2】本開示の実施例のネットワーク統合制御方法のフロー概略図である(その二)。
【
図3】本開示の実施例のxAppの入力出力概略図である(その一)。
【
図4】本開示の実施例のxAppの入力出力概略図である(その二)。
【
図5】本開示の実施例のネットワーク統合制御方法のフロー概略図である(その三)。
【
図6】本開示の実施例のネットワーク統合制御方法のフロー概略図である(その四)。
【
図7】本開示の実施例のネットワーク統合制御装置の構造概略図である(その一)。
【
図8】本開示の実施例のネットワーク統合制御装置の構造概略図である(その二)。
【
図9】本開示の実施例のネットワーク統合制御装置の構造概略図である(その三)。
【
図10】本開示の実施例のネットワーク統合制御装置の構造概略図である(その四)。
【発明を実施するための形態】
【0050】
本開示が解決しようとする技術的問題、技術的解決手段及び利点をより明確にするために、以下は図面及び具体的な実施例を参照して詳細に説明する。以下の説明において、具体的な構成や構成要素などの詳細は、本開示の理解を容易にするために記載されたものである。したがって、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、本明細書に記載の実施例の様々な変更及び修正を行うことができることは、当業者には明らかであろう。なお、既知の機能や構成については、明確かつ簡潔にするために省略する。
【0051】
明細書全体を通して「一つの実施例」又は「一実施例」への言及は、その実施例に関連する特定の特徴、構造、又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味することを理解されたい。したがって、本明細書全体の様々な場所で出現する「1つの実施例において」又は「1つの実施例において」は、必ずしも同じ実施例であるとは限らない。さらに、これらの特定の特徴、構造、又は特性は、1つ又は複数の実施例において任意の適切な方法で組み合わせることができる。
【0052】
本開示の様々な実施例において、以下の各プロセスの番号大小は、実行の順序を意味するものではなく、各プロセスの実行順序は、その機能及び内部ロジックによって決定されるべきであり、本開示の実施例の実施プロセスに対していかなる限定を構成しない。
【0053】
本開示の実施例における「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクトの関連関係を説明し、3つの関係が存在可能であることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aのみ、AとBの両方、Bのみが存在することのような3つの場合を表すことができる。符号「/」は、一般に、前後の関連するオブジェクトに「又は」のような関係があることを表す。
【0054】
本開示の実施例における「複数」という用語は、2つ以上であることを指し、他の数量詞はそれに類似する。
【0055】
以下、本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術手段を明確かつ完全に記載する。明らかに、記載される実施例は、本開示の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本開示の実施例に基づき、当業者が創造性労働をせずに得られた全ての実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。
【0056】
具体的には、本開示の実施例は、関連技術における制御方法マルチ入力マルチ出力同期構成の要件を満たすことができないという問題を解決するためのネットワーク統合制御方法を提供する。
【0057】
図1に示すように、本開示の実施例は、Near-RT RICに適用するネットワーク統合制御方法を提供し、該方法は、具体的に、以下のステップ11~12を含む。
【0058】
ステップ11では、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラ(Near-RT RIC)は、制御要求メッセージをネットワークノードに送信し、前記制御要求メッセージは、制御(Control)サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含み、ここで、Mは1以上の整数である。選択可能に、Mは2以上であり、即ち、制御要求メッセージに含まれる複数の動作は、異なる制御サービスタイプに属している。
【0059】
前記ネットワークノードは、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラによって制御されるネットワークノードである。前記ネットワークノードはE2ノードであってもよく、Near-RT RICは、RAN無線リソースの最適化を実現するために、E2インターフェースを介してE2ノードを制御することができる。具体的には、Near-RT RICは、E2ノードを制御する際に、前記制御要求メッセージを前記E2ノードに送信することができ、前記制御要求メッセージには、複数の制御サービスタイプに対応する複数の動作の関連情報が含まれる。例えば、制御要求メッセージには、制御サービスタイプ1に対応する動作a1、a2、a3及び制御サービスタイプ2に対応する動作b1、b2、b3が含まれる。
【0060】
制御要求メッセージの中にサービスタイプを跨ぐ複数の動作及び動作の関連情報が付帯されることにより、サービスタイプを跨ぐ複数の動作の制御要求を実現し、ネットワークノードが行っている動作に対して無線リソースの最適化設定を実行することができる。
【0061】
ステップ12では、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラは、前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信し、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含む。
【0062】
前記ネットワークノードは、前記制御要求メッセージを受信すると、前記制御要求メッセージに含まれる異なる制御サービスタイプにおける各動作に対する実行結果をフィードバックし、即ち、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することで、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラが後続処理を行うようにする。
【0063】
xAppは、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラにロードされたプリケーションプログラムであり、xAppは、RAN最適化機能を実現することができる。本開示の実施例では、前記制御サービスに対応する動作は、前記xAppから出力されるネットワークノードを制御するための操作である。xAppにとって、前記制御要求メッセージと前記制御確認メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の制御動作が含まれることで、複数の動作に対して一度に同期制御を実現し、前記xAppのマルチ入力マルチ出力特性に適合する。
【0064】
本開示の実施例によれば、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラがその制御するネットワークノードに送信する制御要求メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の制御動作の関連情報が含まれ、ネットワークノードが前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラにフィードバックする制御確認メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の動作の実行結果が含まれ、このように、xAppのマルチ入力マルチ出力の同期統合最適化制御を実現し、単一動作順序で完了する制御プロセス内の一部動作中断によるインターフェースリソースの浪費、設備処理の障害などの問題を効果的に回避することができ、基地局の処理遅延を減少し、障害処理や再構成による増加した設備処理の複雑度を低減することができ、Near-RT RICの最適化能力を高め、より広範なユースケース要件に対応できる。
【0065】
本開示の実施例では、サービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御のプロセスは、Insertによってトリガされてもよいし、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラの内部によってトリガされてもよい。以下、具体的な実施例により説明する。
【0066】
1つ選択可能な実施例として、前記制御プロセスがInsertによってトリガされる場合、前記方法は、さらに、
挿入サービスをサブスクリプションするためのサブスクリプション要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
前記ネットワークノードから送信される挿入指示メッセージを受信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を含む。
【0067】
該実施例では、制御プロセスを実行する前、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラは、複数のサービスタイプの複数の動作を含むInsertサービスをネットワークノードにサブスクリプションする。前記サブスクリプション要求メッセージには、サブスクリプションサービスに対応する複数の挿入動作の関連情報、例えば挿入動作の動作定義、挿入動作のトリガイベントなどが含まれる。そして、前記複数の動作は、異なるサービスタイプに属している。ここで、動作定義(例えば、Insert Indication Actions)は、複数の動作の挿入指示メッセージが指示する必要がある内容を指示するために用いられる。
【0068】
前記ネットワークノードは、前記サブスクリプション要求メッセージを受信すると、トリガイベントに基づいて検出し、トリガイベントを検出した場合、進行中の操作を停止し、要求されるInsertサービスを実行し、挿入指示メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラにフィードバックする。前記挿入指示メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の挿入動作の関連情報が含まれることで、サービスタイプを跨ぐマルチプル動作の制御最適化を近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに要求し、異なるサービスタイプに属したマルチプル動作のInsertとControlサービスが実現される。
【0069】
前記制御プロセスがInsertサービスによってトリガされることを例にして、
図2に示すように、本開示の実施例の制御方法は、ステップ1~5を含み得る。
【0070】
ステップ1では、Near-RT RICは、まず、Insertサービスをサブスクリプションし、即ち、サブスクリプション要求メッセージ(RIC Subscription Request)をE2ノードに送信し、サブスクリプションに関連する情報を提供し、例えば、所定のイベント下でトリガされるInsert動作をサブスクリプションし、ここで、動作定義(Action Definition)には、トリガされるサービスタイプを跨ぐマルチプルInsert Indication Actions及び関連パラメータが指定される。
【0071】
ここで、前記動作定義は、複数のサービスタイプの挿入動作の関連情報を含み、例えば、サービスタイプInsert Styles(X、Y)、及び各サービスタイプにおける複数の動作:Insert Styles X:Action a1、Action a2;Insert Styles Y:Action b1、Action b2を含み、さらに、各動作の関連パラメータを含み得る。
具体的には、前記動作定義は、次の(1)~(6)のうちの少なくとも1つの情報を含み得る。
【0072】
(1)要求される挿入サービスタイプの数;合計でいくつかの異なる挿入サービスタイプが含まれるかを示す。リストの形式で示すことができ、即ち、要求されるマルチプル動作の挿入サービスタイプシーケンス(Sequence of Insert Styles for Multiple Actions)をリストで示す。
【0073】
(2)要求される挿入サービスタイプ(Requested Insert Style)、即ち、含まれる各挿入サービスタイプである。要求される挿入サービスタイプシーケンスをリストで示す際に、リストには、要求される各挿入サービスタイプが含まれる。
【0074】
(3)各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数;各挿入サービスタイプが複数の挿入動作に対応することができる。要求される挿入サービスタイプシーケンスをリストで示す際に、リストには、各挿入サービスタイプに対応する挿入動作のシーケンス(Sequence of Insert Indication Action Definition)を示すことができる。
【0075】
(4)挿入動作識別子;各サービスタイプに対応する各挿入動作はそれぞれ挿入動作識別子によって示す。該動作定義が、挿入指示メッセージに含める必要がある情報内容を指示するために使用可能であるため、挿入動作識別子は、さらに、挿入指示識別子(Insert Indication ID)として示すこともできる。
【0076】
(5)挿入動作の無線アクセスネットワークRANパラメータの数;各挿入動作はそれぞれ対応するRANパラメータを有し、各挿入動作のRANパラメータはリストで示すことができる。該動作定義が挿入指示メッセージに含める必要がある情報内容を指示するために使用可能であるため、挿入指示のRANパラメータリスト(List of RAN parameters for Insert Indication)として示すこともできる。
【0077】
(6)RANパラメータ識別子;各挿入動作に対応するRANパラメータはそれぞれRANパラメータIDで識別子付きされる。
【0078】
該実施例では、サービスタイプを跨ぐ複数の動作を含む動作定義はリストの形式で表現され得る。つまり、異なる挿入サービスタイプの複数の動作の関連情報でリスト(Sequence of Insert Styles for Multiple Actions)をリストとして形成し、リストには、各挿入サービスタイプに対応する動作、及び各動作に対応する情報内容が含まれる。前記動作定義は、上記情報内容の1つ又は複数の組合せを含むことができ、またユーザ機器識別子(User Equipment Identification、UE ID)などの他の情報内容を含み得る。ここで、リスト内の要求される挿入サービスタイプの数は、例えば1からRICタイプの最大数までの数範囲にすることができ、各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数は、例えば1から挿入動作の最大数までの数範囲にすることができ、各挿入動作のRANパラメータの数は、例えば1から該動作に関連するRANパラメータの最大数までの数範囲にすることができる。
【0079】
該実施例では、前記動作定義は、表1に示すように、複数の動作の動作定義をリストとして例示する。
【0080】
【0081】
上記表1において、「M」は、一定(mandatory)の存在を示し、「O」は、存在がオプション(optional)であるかどうかを示す。
【0082】
「>」、「>>」、「>>>」などは、各情報の階層を示す。例えば、「要求される挿入サービスタイプ」は、「マルチプル動作挿入サービスタイプシーケンス」の次のレベルであり、即ち、挿入サービスタイプシーケンスのリストには、要求される挿入サービスタイプが含まれ、「挿入動作識別子」と「挿入動作のRANパラメータリスト」は、「挿入サービスタイプに対応する挿入動作のシーケンス」の次のレベルであり、「RANパラメータ識別子」は、「挿入動作のRANパラメータリスト」の次のレベルであり、即ち、RANパラメータリストには、各RANパラメータの識別子が含まれる。本開示の実施例における残りのリスト内のメッセージ階層は、順次類推され、ここでは詳細に説明しない。
【0083】
ここで、表1には、要求される挿入サービスタイプの数、各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、及び各挿入動作に関連するRANパラメータの数の範囲制約が示されており、各範囲制約の定義は、表2に示されている。
【0084】
【0085】
ステップ2では、E2 Nodeは、前記サブスクリプション要求メッセージに基づいて、サブスクリプション応答をNear-RT RICにフィードバックし、サブスクリプション応答には、E2ノードが受け取る動作、例えば受け取る動作リスト(受け取る動作識別子を含み得る)が含まれる。
【0086】
ステップ3では、E2 Nodeは、サブスクリプション要求メッセージによって提供されるサービスタイプを跨ぐマルチプル動作情報に基づいて、対応するInsert操作を実行し、即ち、トリガイベント検出を実行する。
【0087】
ステップ4では、E2 Nodeは、無線リソース(例えばUEコンテキスト、ベアラコンテキスト)に変更が発生したか、又は確立が必要であるなどの対応するトリガイベントを検出すると、実行中の正常機能プロセスを一時停止する。
【0088】
ステップ5では、E2 Nodeは、Action Definitionにおける指示に従って、対応する挿入指示メッセージ(Insert Indication Actions)をトリガする。Insert Indication Actionsには、異なるサービスタイプのマルチプル動作を付帯して、E2 Node本来のプロセスを最適化制御するようにNear-RT RICに要求することができる。例えば、データ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)サービス品質(Quality of Service、QoS)の修正及びQoSフローのDRBへのマッピングなどを同時に実行でき、無線リソース利用率を向上させ、ユーザのQoSニーズを保障するなどの目的を実現する。
【0089】
具体的には、前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、前記第1情報要素は、例えばRIC指示ヘッダ情報要素(RIC Indication Header IE)であり、前記第2情報要素は、例えばRIC挿入指示メッセージ情報要素(RIC Indication Message IE)である。前記第1情報要素は、表3に示すように、前記ネットワークノードに対応する端末識別子(UE ID)、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含む。
【0090】
【0091】
ここで、前記Event Trigger Condition IDは、ある特定のイベントトリガ条件でInsertを開始することを識別子付きするために使用可能である。
【0092】
選択可能に、前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求(Multiple Configuration Control Request)である。上記表3において、前記第1情報要素中に指示される挿入タイプ「Insert Style M」は、前記マルチプル構成制御要求であり、該「マルチプル構成制御要求」は、新規定義される挿入タイプであり、必要に応じて複数の特定の機能的サービスタイプを組み合わせることができる。表3内の「Insert Style M」は、その挿入タイプの番号のみを示している。
【0093】
具体的には、前記第2情報要素は、次の1)~7)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0094】
1)前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数;合計でいくつかの異なる挿入サービスタイプが含まれるかを示す。リストの形式で示すことができ、即ち、前記挿入指示メッセージに含まれる挿入サービスタイプシーケンス(Sequence of Indicated Insert Styles)をリストで示す。
【0095】
2)前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ(Indicated Insert Style)、即ち、含まれる各挿入サービスタイプである。挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプシーケンスをリストで示す際に、リストには、指示される各挿入サービスタイプが含まれる。
【0096】
3)各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数;各挿入サービスタイプは、複数の挿入動作に対応することができ、挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプシーケンスをリストで示す際に、リストには、各挿入サービスタイプに対応する挿入動作のシーケンス(Sequence of Insert Indication Action Definition)を示すことができる。
【0097】
4)挿入動作識別子;各挿入サービスタイプに対応する各挿入動作はそれぞれ挿入動作識別子によって示し、挿入動作識別子は、さらに挿入指示識別子(Insert Indication ID)として示すことができる。
【0098】
5)挿入動作のRANパラメータの数;各挿入動作はそれぞれ対応するRANパラメータを有し、各挿入動作のRANパラメータはリストで示すことができ、Near-RT RICに制御を要求する動作のRANパラメータリスト(List of RAN parameters requested)として示すことができる。
【0099】
6)RANパラメータ識別子(RAN Parameter ID);各挿入動作に対応するRANパラメータはそれぞれRANパラメータIDで識別子付きされる。
【0100】
7)RANパラメータ値タイプ(RAN Parameter Value Type)。
【0101】
前記RIC Indication Message IEは、上記情報のうちの1つ又は複数を含み得る。サービスタイプを跨ぐ複数の動作の前記RIC Indication Message IEは、リストの形式で表現され得る。つまり、複数の動作に対応する第2情報要素をリストとして形成し、前記リストは、表4に示すものである。
【0102】
【0103】
上記表4において、挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、挿入サービスタイプに対応する挿入動作の数、挿入動作のRANパラメータの数に対応する数範囲が示されており、そのうち数範囲は表5に示すように定義することができる。
【0104】
【0105】
ここで、表4内の挿入サービスタイプシーケンスは、Insertプロセス中に該挿入タイプMに搭載された一連の指定されたInsert Stylesを示し、各種のIndicated Insert Styleの下に複数のInsert Actionsがサポートされ、各Insert Actionは、Insert Indication IDを使用して識別子付きされる。RANパラメータリストは、該Insert Actionで付帯可能な構成パラメータタイプである。
【0106】
上記ステップ1~5により、E2ノードのサブスクリプションプロセス中に複数の挿入サービスタイプに属しているマルチプル制御動作のInsert操作が設定され、E2 Nodeは、サブスクリプションに必要なInsert操作に基づいて、指定されたイベントがトリガされると、通常のプロセスで一時停止し、マルチプルInsert Indication IDによって指示されるInsert操作及び関連するRANパラメータに基づいて、Insert指示メッセージをトリガして、指定されたマルチサービスタイプの制御動作とパラメータ構成をNear-RT RICに要求する。このInsertプロセスにおいて、サービスタイプを跨ぐマルチプルInsert Actionに対する無線リソース制御のサポートを実現するために、ステップ5におけるRIC Indicationメッセージ中の重要な情報要素であるRIC Indication Header IE及びRIC Indication Message IEは、それぞれ、表3及び表4のような形式に整理することができる。Near-RT RICは、上記プロセス及びメッセージメカニズムに基づいて、Insertサービスをサブスクリプションすることができ、それによってE2 Nodeはある機能エンティティプロセスの中で一時停止するとともに、最適化制御が実行可能な後続の複数の動作を同時にNear-RT RICに通知することで、Near-RT RICがRANリソース分析及び無線リソース構成の最適化制御操作を実行しやすく、RRMインテリジェント最適化制御の目的を実現する。
【0107】
ステップ6では、Near-RT RICは、挿入指示メッセージ中の同期構成要求に基づいて、E2 Node本来のプロセスを最適化制御し、制御サービスには、対応するサービスタイプを跨ぐマルチ動作の統合制御の組み合わせを含む。
【0108】
具体的には、ステップ6は、ステップ6.1~6.2を含む。
【0109】
ステップ6.1では、前記挿入指示メッセージに基づいて、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信する。つまり、Near-RT RICは、制御要求メッセージ(RIC Contorl Request)をE2Nodeに送信する。
【0110】
ステップ6.2では、Near-RT RICは、前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージ(RIC Contorl Acknowledge)を受信する。つまり、E2 Nodeは、該制御要求を受け取って、複数のControl Styleにおけるマルチプル動作のうちの各制御動作の実行結果をフィードバックし、RIC Contorl AcknowledgeメッセージをNear-RT RICに送信することで、Near-RT RICが後続処理を行うようにする。
【0111】
具体的には、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、前記第3情報要素はRIC制御ヘッダ情報要素(RIC Control Header IE)であってもよく、前記第4情報要素はRIC制御メッセージ情報要素(RIC Control Message IE)であってもよい。前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子(UE ID)、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御動作の制御決定(RIC Control decision)のうちの少なくとも1つを含む。ここで、前記第3情報要素に含まれる制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。1つの具体的な実施例では、前記制御動作の制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の全ての制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられ、1つの全体の処理方式に属する。前記制御タイプは、マルチプル構成制御であって、表6に示すようにControl Service Style Nとして表すことができる。
【0112】
【0113】
上記表6において、マルチプル構成制御は、サービスタイプを跨ぐ動作制御の自由な組み合わせを実現するために新規定義された制御サービスタイプであり、制御ニーズに応じて、複数種の制御されるべき特定機能的サービスタイプを組み合わせることができる。Control Service Style Nは、「マルチプル構成制御」の番号である。
【0114】
具体的には、前記第4情報要素は、次の1)~8)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0115】
1)前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数:合計でいくつかの異なる挿入サービスタイプが含まれるかを示す。リストの形式で示すことができ、即ち、前記制御要求メッセージに含まれる挿入サービスタイプシーケンス(Sequence of Control Styles)をリストで示す。
【0116】
2)前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ(Indicated Control Style for Multiple Actions):即ち含まれる各制御サービスタイプである。制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプシーケンスをリストで示す際に、リストには、指示される各制御サービスタイプが含まれる。
【0117】
3)各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数;各制御サービスタイプは複数の制御動作に対応することができ、制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプシーケンスをリストで示す際に、リストには、各制御サービスタイプに対応する制御動作のシーケンス(Sequence of Control Actions)を示すことができる。
【0118】
4)制御動作識別子;各制御サービスタイプに対応する各制御動作はそれぞれ制御動作識別子(Control Action ID)によって示す。
【0119】
5)制御動作の制御決定(RIC Control decision);該制御決定はRIC制御メッセージ情報要素中の1つの動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。
【0120】
6)制御動作のRANパラメータの数;各制御動作はそれぞれ対応するRANパラメータを有し、各制御動作のRANパラメータはリストで示すことができ、制御が要求される動作のRANパラメータリスト(List of RAN parameters)として示すことができる。
【0121】
7)RANパラメータ識別子(RAN Parameter ID);各制御動作に対応するRANパラメータはそれぞれRANパラメータIDで識別子付きされる。
【0122】
8)RANパラメータ値タイプ(RAN Parameter Value Type)。
【0123】
なお、前記RIC Control Message IEは、リストの形式で表現され得る。つまり、サービスタイプを跨ぐ複数の動作の制御情報をリストとして形成し、例えば、挿入サービスタイプシーケンス(Sequence of Control Styles)である。リストには、各制御サービスタイプ、各制御サービスタイプに含まれる制御動作、及び各制御動作に対応するRANパラメータが含まれる。ここで、制御サービスタイプの数は、例えば1からサービスタイプの最大数までの数範囲にすることができ、前記制御動作の数は、例えば1から制御動作の最大数までの数範囲にすることができ、前記RANパラメータの数は、例えば1から関連するRANパラメータの最大数までの数範囲にすることができる。前記第4情報要素は、表7に示すようなものであり得る。
【0124】
【0125】
上記表7において、「RANパラメータ識別子」と「RANパラメータ値タイプ」は、「RANパラメータリスト」の次のレベルであり、ここで、RANパラメータ識別子は各RANパラメータの識別子を含み、RANパラメータ値タイプは各RANパラメータ値のタイプを含む。RANパラメータの数の欄には、RANパラメータの数の制限範囲が与えられる。
【0126】
上記表7において、制御動作の数及びRANパラメータの数の範囲制約が示されており、各範囲制約の定義は、表8に示されている。
【0127】
【0128】
ここで、上記表7において、RIC Control Message中のSequence of Control Stylesは、該Control Style N内で制御を受けるように指定された他のControl Stylesを表し、各指定されたControl Style下で複数のControl Actionsをサポートすることができ、各Control ActionをControl Action IDで識別子付きする。各Control Actionについて、RIC Control decisionは、該Control ActionがInsertサービスへの返信として使用される場合、Indicationメッセージに付帯されているInsert Indication IDによって指示されるControl Actionを受け取るかどうかを指示するために用いられる。この場合、List of RAN parametersは該Control Action下で付帯可能な構成パラメータである。特に、RIC Control decisionが拒否(reject)の場合、該control actionがNear-RT RICによって受け取られていないことを示し、RAN Parametersを付帯しなくてもよい。
【0129】
前記ステップ6.2において、前記制御確認メッセージは、次の1)~7)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0130】
1)前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数;該制御確認メッセージには合計でいくつかの異なる制御サービスタイプが含まれるかを示す。リストの形式で示すことができ、即ち、要求される複数のサービスタイプを含む制御サービスタイプシーケンス(Sequence of Control Styles)をリストで示す。
【0131】
2)前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ(Indicated Control Style)、即ち含まれる各制御サービスタイプである。制御サービスタイプシーケンスをリストで示す際に、リストには、各挿入サービスタイプが含まれる。
【0132】
3)前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数;前記制御確認メッセージにはいくつかの動作の実行結果が含まれるかを示す。制御サービスタイプシーケンスをリストで示す際に、リストには、実行結果のシーケンス(Sequence of Control Actions Outcome)を示すことができる。
【0133】
4)制御動作識別子(Control Action ID);各制御サービスタイプに対応する各制御動作はそれぞれ制御動作識別子で表される。
【0134】
5)RANパラメータの数;各制御動作はそれぞれ対応するRANパラメータを有し、各制御動作のRANパラメータはリスト(Sequence of RAN Parameters)で表すことができる。
【0135】
6)RANパラメータ識別子(RAN Parameter ID);各制御動作に対応するRANパラメータはそれぞれRANパラメータIDで識別子付きされる。
【0136】
7)RANパラメータ値タイプ(RAN Parameter Value)。
【0137】
該実施例では、前記制御確認メッセージは上記情報のうちの1つ又は複数を含み得る。制御確認メッセージに含まれる複数のサービスタイプ及び各サービスタイプに対応する制御動作は、リストの形式で実現され得る。例えば、制御サービスタイプシーケンス(Sequence of Control Styles)は、表9に示すものである。
【0138】
【0139】
上記ステップ6において、選択可能に、各Control Actionに対し、前記ネットワークノードがある制御動作の実行を受け取る場合、前記RANパラメータシーケンスには、該制御動作の受信タイムスタンプ(Received Timestamp)が付帯される。あるControl Actionがサポートされていない場合、Control Action ID及び関連パラメータを含める必要はない。
【0140】
例えば、xAppのマルチ入力マルチ出力特性を考慮すると、すべてのControl Actionが実行されて有効になった場合、制御プロセスが成功したとみなされ、制御確認メッセージ(RIC Control Acknowledge)フィードバックを採用でき、他の場合、制御プロセスが失敗したとみなされ、制御失敗メッセージ(RIC Control Failure)フィードバックを採用できると規定することができる。
【0141】
上記ステップ1~6は、InsertトリガによるControlプロセスであり、該InsertトリガによるControlプロセスに対して、InsertサービスプロセスはxAppの入力であり、xAppのサービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御を実現するために、Insertサービスのサブスクリプションプロセス中にニーズに応じて各動作を、サービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御として構成する。例えば、ステップ5での挿入指示メッセージから指示される挿入タイプは「Insert Style M」、即ち「マルチプル構成制御要求」として構成する。それに応じて、ControlサービスプロセスはxAppの出力であり、xAppのサービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御を実現するために、Controlサービスの制御プロセス中に、サービスタイプを跨ぐ複数の動作の統合制御を同期実行する。例えば、ステップ6での制御要求メッセージから指示される制御タイプは「Control Style N」、即ち「マルチプル構成制御」であり、以下に前記挿入タイプと前記制御タイプの定義方式を説明する。
【0142】
サービスタイプがStyle X、Style Y、Style Zを含むことを例にして、Style XはIndication action a1、a2を含み、Style YはIndication action b1、b2を含み、Style ZはIndication action c1、c2を含む。
図3に示すように、Near-RT RICにロードされたxAppマルチ入力マルチ出力の処理を実現するためには、入力(即ちInsert)と出力(即ちControl)に対してサービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御を実現する必要があり、つまり、Indication action a1、a2、b1、b2、c1、c2を同期収集し、且つControl Action a1、a2、b1、b2、c1、c2を同期出力する。E2インターフェース内のInsertとControlプロセスを最適化してxAppマルチ入力マルチ出力処理のニーズを満たす必要がある。
【0143】
挿入サービスのサブスクリプションプロセスでは、各のInsert Actionを、サービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御として必要に応じて構成できる。それに応じて、Near-RT RICは、入力された複数の挿入サービスタイプマルチ動作に対して対応する制御プロセスを統合的に構成し、複数の制御サービスタイプ下でのマルチ動作及び対応するパラメータを同期構成し、RANリソースの柔軟な構成最適化を実現する。
【0144】
表10に示すように、E2SM-RCでは、挿入サービス(Insert Service)に対して機能的分類に基づいて複数のInsert Stylesを区分し、機能分類を跨いで複数種のInsert Styles及び対応するInsert Indication Actionsを柔軟に組み合わせることを実現するために、E2SM-RC層のレベルで新規のInsert Style M、即ちマルチプル構成制御要求を提案する。なお、サービスタイプの拡張に対する制限を回避するために、該挿入タイプ番号はMに設定され、
図3に示すように、後続のInsert Styleの番号状況に応じて値を取ることができる。
【0145】
Insertサービスプロセスでは、挿入タイプInsert Style Mを使用して、複数の特定機能的サービスタイプ(例えば表10におけるInsert Style 1-7)と、これらのサービスタイプがサポートするInsert Indication actionsとを必要に応じて組み合わせることができる。他のInsert Styleは、Insert Style Mのメッセージモードに搭載され、統合の同期構成を実現することができる。
【0146】
【0147】
それに対応して、E2SM-RCでは、制御サービスについても機能的分類に基づいて複数のControl Stylesを区分する。制御サービスの機能タイプを跨ぐ自由な組み合わせを実現するために、Controlサービスに対して新規のControl Style N、即ちマルチプル構成制御を提案する。なお、表11に示すように、該制御タイプ番号はNに設定され、
図3に示すように、後続のControl Style番号状況に基づいて値を取ることができる。
【0148】
【0149】
Controlプロセスでは、Control Style Nを使用して、制御されるべき特定機能的サービスタイプ(例えば表11内のControl Style 1~8)と、これらのサービスタイプがサポートするControl Actionsとを必要に応じて組み合わせることができる。Control Style Nのメッセージモードは、他の制御されるべきControl Styleを搭載し、サービスタイプと、対応する動作との組み合わせを柔軟に構成することができ、Near-RT RICの最適化プロセスに拡張性を提供し、最適化能力を強化することができる。E2ノード側では、マルチサービスタイプマルチ動作の統合構成に基づいて一回性同期プロセスの最適化構成を実現し、処理遅延を減少し、収集データの品質を高め、xAppのマルチ入力マルチ出力特性に適応し、インテリジェント化制御能力を高め、インテリジェント化制御効果を最適化する。基地局は、xAppが出力する統合制御命令を同期処理して実行することができ、一回の順序実行プロセス中に発生する可能性のある障害によってロールバック又は再構成する必要はなく、障害処理、再構成などの処理フローにおける増加した処理複雑度を低減し、リソース構成の効率を向上させる。
【0150】
以下、本開示の実施例の制御方法がInsertサービストリガによるControlプロセスに用いる具体的な実現態様を説明する。
【0151】
該実施例では、サービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御方法は以下の状況1)~3)をサポートすることができる。
【0152】
Case 1:サービスタイプを跨ぐシングル動作
1)Style X:Action x1
2)Style Y:Action y1
Case 2:サービスタイプを跨ぐシングル動作とダブル動作の組み合わせ
1)Style X:Action x1、Action x2
2)Style Y:Action y1
Case 3:サービスタイプを跨ぐマルチ動作の組み合わせ
1)Style X:Action x1、Action x2
2)Style Y:Action y1、Action y2
【0153】
QoS最適化のユースケースに対して、無線ベアラと無線アクセスの統合制御を実現することができ、つまり、DRBパラメータ、及びQoSフローとのマッピング関係を同期構成することができ、同時にUEアクセスの制御を構成することができる。
【0154】
該プロセスの入力は、Insertサービスに付帯されている関連内容であり、つまり、InsertによってNear-RT RICがControl Request命令を開始するようにトリガし、Insert Style Mを用いて、挿入指示メッセージに含まれる重要な情報要素は、表12に示すようなものである。
【0155】
【0156】
RIC Indication Messageの内容は表13に示すように設定され得る。
【0157】
【0158】
上記表13に示すように、該Indication Messageには、二つのInsert Styles、即ちStyle 1:Radio Bearer ControlとStyle 4:Radio Access Controlがそれぞれ同期構成されている。各Insert Styleについて、複数のIndication Actionsをそれぞれ構成することができ、構成が要求される各Insert Indication Actionは、それぞれ、構成が要求されるパラメータを含む。例えば、Style 1: Radio Bearer Controlについて、二つの動作、即ちDRB QoS configurationとQoS Flow mappingを同期構成し、各Actionは、それぞれ構成されたパラメータを含む。Style 4:Radio Access Controlについて、1つのAction、即ちUE Admission Controlを構成することができる。
【0159】
該InsertによってトリガされるControlプロセスは、Insertメッセージ中で要求される制御動作に基づいて、対応する構成値を与えることができ、RIC Control Messageの詳細(部分)は、表14に示すように設定され得る。Near-RT RIC内部トリガによる制御プロセスと比較して、各Control Actionに対し、RIC Control decisionは、Insert中で要求される制御動作を受け取るかどうかを指示する。受け取られない場合、RIC Control decisionをrejectとして構成することができるため、対応するRAN parametersを付帯する必要はない。
【0160】
【0161】
該実施例では、InsertサービスによってトリガされるControlプロセスについて、前記制御プロセスは近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラ内部によってトリガされてもよい。以下、実施例を用いて具体的に説明する。
【0162】
1つ選択可能な実施例として、前記制御要求メッセージをネットワークノードに送信することは、トリガイベントが検出された場合、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを含む。つまり、Near-RT RICがトリガイベントを検出したときにControlプロセスをトリガすることができる。
【0163】
該実施例では、ControlプロセスはxAppの出力であり、xAppの入力は報告(Report)であり得る。xAppマルチ入力マルチ出力処理中に入力がReportであると仮定する場合、Controlプロセスは、Near-RT RIC内部トリガを出力とし、Near-RT RIC内部によってトリガされるControlプロセスに対して、サービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御を実現する必要がある。サービスタイプがStyle X、Style Y、Style Zを含むことを例にして、Style XはIndication action a1、a2を含み、Style YはIndication action b1、b2を含み、Style ZはIndication action c1、c2を含む。
図4に示すように、報告されたUE及び/又はセル(Cell)の測定情報を収集すると、Control Action a1、a2、b1、b2、c1、c2を同期出力する。xAppマルチ入力マルチ出力処理のニーズを満たすために、E2インターフェース内のNear-RT RIC内部トリガによるControlプロセスを最適化する必要がある。
【0164】
Controlプロセスは、Control Style Nを利用して、マルチサービスタイプマルチ動作の柔軟な組み合わせ構成を実現することができる。
【0165】
前記制御プロセスがNear-RT RIC内部によってトリガされることを例にして、入力はReport関連内容とすることができ、
図5に示すように、Near-RT RIC内部によってControlプロセスをトリガするフローは、次のステップ1~4を含む。
【0166】
ステップ1において、Near-RT RICは、内部トリガイベントを検出した(該内部トリガイベントは、E2 Node報告に基づいて与えられた関連RANリソース測定結果であり得る)。
【0167】
ステップ2において、Near-RT RICは、特定のRRM最適化ターゲットに基づいて無線リソースの最適化制御命令の構成を実行する。
【0168】
ステップ3において、Near-RT RICは、異なるサービスタイプのマルチプル動作の関連情報を含み得る制御要求メッセージをE2 Nodeに送信し、Control Actionの指示する制御動作及び付帯されているRANパラメータを介して、E2 Nodeが行っている関連内容に対して無線リソースの最適化設定を実現する。具体的には、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み得る。前記第3情報要素はRIC Control Header IE(詳細は表6に示す)、前記第4情報要素はRIC Control Message IE(詳細は表7に示す)であり得る。前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、前記制御タイプは、マルチプル構成制御であり、Control Service Style Nと表すことができ、ここでは説明を省略する。
【0169】
なお、Near-RT RIC内部トリガによる制御命令であるため、Insertプロセスに関係なく、Insert actionに対するcontrol decisionをフィードバックする必要がなく、コールプロセス識別子(Call Process ID)を付帯する必要もない。
【0170】
ステップ4において、E2 Nodeは、該制御要求を受け取って複数のControl Styleにおけるマルチプル制御動作の実行結果をフィードバックし、Near-RT RICが後続処理を行うためにRIC Contorl AcknowledgeメッセージをNear-RT RICに送信する。前記制御確認メッセージは表9に示すものであり、ここでは説明を省略する。
【0171】
以下、本開示の実施例の制御方法がNear-RT RIC内部トリガによるControlプロセスに用いる具体的な実現態様を説明する。
【0172】
QoS最適化のユースケースに対して、無線ベアラと無線アクセスの統合制御を実現することができ、つまり、DRBパラメータ、及びQoSフローとのマッピング関係を同期構成することができ、同時にUEアクセスの制御を構成することができる。
【0173】
入力が、報告されたセルレベル/UEレベルRAN側情報であると仮定した場合、Near-RT RIC内部から独立してControl Request命令を開始し、Insertサービスプロセスに関連しない:
【0174】
1)Near-RT RIC内部プロセスは制御プロセスを起動して、RIC Request ID、RAN Function ID、RIC Control Header、及びRIC Control Message IEを含むRIC Control Requestメッセージを送信する。
【0175】
ここで、Control Style Nを採用すると、RIC Control Headerの内容は表15に示すように設定され得る。
【0176】
【0177】
RIC Control Messageの内容は表16に示すように設定され得る。
【0178】
【0179】
該Control Messageには、二つのInsert Styles、即ちStyle 1:Radio Bearer ControlとStyle 4:Radio Access Controlがそれぞれ同期構成されている。Style 1: Radio Bearer Controlについて、二つのControl Actions、即ちDRB QoS configurationとQoS Flow mappingを同期構成し、各Control Actionは、それぞれ構成されたパラメータを含む。Style 4:Radio Access Controlについて、一つのControl Action、即ちUE Admission Control及び対応するRANパラメータを構成する。
【0180】
2)E2 Nodeは、該Control Requestメッセージを受信すると、メッセージに付帯されているRAN機能識別子(RAN Function ID)に基づいてターゲット機能エンティティを位置決めし、RIC Control HeaderとControl Message中の具体な制御命令と制御パラメータに基づいて関連プロセスを起動し、関連制御動作を同期実行して無線リソースの最適化設定を実現することができる。E2ノード処理状況に応じて、各Control Styleにおける各Control Actionへの実行結果をフィードバックすることができる。
【0181】
なお、本開示の実施例では、InsertサービストリガによるControlプロセス及びNear-RT RIC内部トリガによるControlプロセスを説明しており、ControlプロセスはxAppの出力であり、xAppの入力はInsert、Reportであってもよいが、InsertとReportを同時に入力としてもよく、又は、他のRICサービスプロセスを入力としてもよく、本開示は限定されない。
【0182】
なお、本開示の実施例では、挿入サービスサブスクリプション中にターゲット挿入サービスタイプの動作の挿入操作が要求される場合、制御サービス中に前記ターゲット挿入サービスタイプに対応するターゲット制御サービスタイプの動作制御を行う。例えば、サブスクリプション要求メッセージに表10に示すサービスタイプStyle M(マルチプル構成制御要求)が含まれる場合、制御サービスプロセス中に表11に示すControl Style N(マルチプル構成制御)を用いて対応する動作制御を行い、つまり、挿入サービスプロセスで要求される挿入動作と、制御サービスプロセス内の制御動作とが対応している。
【0183】
本開示の実施例によれば、Insert又はNear-RT RIC内部によってトリガされるサービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御方法は、xAppマルチ入力マルチ出力の同期統合最適化制御を実現することができ、対応するE2インターフェースレベル挿入と制御フロー内のサービスタイプを跨ぐマルチ動作統合構成方法及びメッセージメカニズムを提供して、関連技術における無線ネットワークインテリジェント化アーキテクチャ内のInsertとControlがサービスタイプの区分制限を受けてインテリジェントアプリケーション統合制御を実現できないという問題を解決し、単一動作順序で完了する制御プロセス内の一部動作中断によるインターフェースリソースの浪費、設備処理の障害などの問題を効果的に回避することができ、基地局の処理遅延を減少し、障害処理や再構成による増加した設備処理の複雑度を低減することができ、Near-RT RICの最適化能力を高め、より広範なユースケース要件に対応できる。
【0184】
図6に示すように、本開示の実施例は、さらに、ネットワークノードに適用するネットワーク統合制御方法を提供し、該方法は、以下のステップ61~ステップ62を含む。
【0185】
ステップ61では、ネットワークノードは、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信し、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含み、ここで、Mは1以上の整数である。
【0186】
ステップ62では、前記ネットワークノードは、前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信し、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含む。
【0187】
該実施例では、前記ネットワークノードは、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラによって制御されるネットワークノードである。前記ネットワークノードはE2ノードであってもよく、Near-RT RICは、RAN無線リソースの最適化を実現するために、E2インターフェースを介してE2ノードを制御することができる。具体的には、Near-RT RICは、E2ノードを制御する際に、前記制御要求メッセージを前記E2ノードに送信することができ、前記制御要求メッセージには、複数の制御サービスタイプに対応する複数の動作の関連情報が含まれる。
【0188】
前記ネットワークノードは、前記制御要求メッセージを受信すると、前記制御要求メッセージに含まれる異なる制御サービスタイプにおける各動作に対する実行結果をフィードバックし、即ち、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することで、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラが後続処理を行うようにする。
【0189】
xAppは、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラにロードされたプリケーションプログラムであり、xAppは、RAN最適化機能を実現することができる。本開示の実施例では、前記制御サービスに対応する動作は、前記xAppから出力されるネットワークノードを制御するための操作である。xAppにとって、前記制御要求メッセージと前記制御確認メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の制御動作が含まれることで、複数の動作に対して一度に同期制御を実現し、前記xAppのマルチ入力マルチ出力特性に適合する。
【0190】
本開示の実施例によれば、ネットワークノードは、Near-RT RICから送信される制御要求メッセージを受信し、該制御要求メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の制御動作の関連情報が含まれ、ネットワークノードは、制御確認メッセージを前記Near-RT RICにフィードバックし、制御確認メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の動作の実行結果が含まれ、このように、xAppのマルチ入力マルチ出力の同期統合最適化制御を実現し、単一動作順序で完了する制御プロセス内の一部動作中断によるインターフェースリソースの浪費、設備処理の障害などの問題を効果的に回避することができ、基地局の処理遅延を減少し、障害処理や再構成による増加した設備処理の複雑度を低減することができ、Near-RT RICの最適化能力を高め、より広範なユースケース要件に対応できる。
【0191】
本開示の実施例では、サービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御のプロセスは、Insertによってトリガされてもよいし、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラの内部によってトリガされてもよい。以下、具体的な実施例により説明する。
【0192】
1つ選択可能な実施例として、前記制御プロセスがInsertによってトリガされる場合、前記Near-RT RICは、Insertサービスをサブスクリプションするために、サブスクリプション要求メッセージを前記ネットワークノードに送信する場合、前記方法は、さらに、
前記ネットワークノード前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信されるサブスクリプション要求メッセージを受信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
挿入指示メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を含む。
【0193】
該実施例では、制御プロセスを実行する前、前記Near-RT RICは、複数のサービスタイプの複数の動作を含むInsertサービスをネットワークノードにサブスクリプションする。前記サブスクリプション要求メッセージには、サブスクリプションサービスに対応する複数の挿入動作の関連情報、例えば挿入動作の動作定義、挿入動作のトリガイベントなどが含まれる。そして、前記複数の動作は、異なるサービスタイプに属している。ここで、動作定義(例えば、Insert Indication Actions)は、複数の動作の挿入指示メッセージが指示する必要がある内容を指示するために用いられる。
【0194】
前記ネットワークノードは、前記サブスクリプション要求メッセージを受信すると、トリガイベントに基づいて検出し、トリガイベントを検出した場合、進行中の操作を停止し、要求されたInsertサービスを実行し、挿入指示メッセージを前記Near-RT RICにフィードバックする。前記挿入指示メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の挿入動作の関連情報が含まれることで、サービスタイプを跨ぐマルチプル動作の制御最適化を近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに要求し、異なるサービスタイプに属したマルチプル動作のInsertとControlサービスが実現される。
【0195】
前記制御プロセスがInsertサービスによってトリガされる例として、
図2に示すように、本開示の実施例の制御方法は、ステップ1~5を含み得る。
【0196】
ステップ1では、Near-RT RICは、まずInsertサービスをサブスクリプションし、即ち、サブスクリプション要求メッセージ(RIC Subscription Request)をE2ノードに送信し、サブスクリプションに関連する情報を提供し、サブスクリプション要求メッセージには、複数のサービスタイプのマルチプル動作が含まれる。
【0197】
選択可能に、前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0198】
ステップ2では、E2 Nodeは、前記サブスクリプション要求メッセージに基づいて、サブスクリプション応答をNear-RT RICにフィードバックし、サブスクリプション応答には、E2ノードが受け取る動作、例えば受け取る動作リスト(受け取る動作識別子を含み得る)が含まれる。
【0199】
ステップ3では、E2 Nodeは、サブスクリプション要求メッセージによって提供されるサービスタイプを跨ぐマルチプル動作情報に基づいて、対応するInsert操作を実行し、即ち、トリガイベント検出を実行する。
【0200】
ステップ4では、E2 Nodeは、無線リソース(例えばUEコンテキスト、ベアラコンテキスト)に変更が発生したか、又は確立が必要であるなどの対応するトリガイベントを検出すると、実行中の正常機能プロセスを一時停止する。
【0201】
ステップ5では、E2 Nodeは、動作定義における指示に従って、対応する挿入指示メッセージをトリガする。挿入指示メッセージには、異なるサービスタイプのマルチプル動作を付帯して、E2 Node本来のプロセスを最適化制御するようにNear-RT RICに要求することができる。選択可能に、前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である。
【0202】
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0203】
ステップ6では、Near-RT RICは、挿入指示メッセージ中の同期構成要求に基づいて、E2 Node本来のプロセスを最適化制御し、制御サービスには、対応するサービスタイプを跨ぐマルチ動作の統合制御の組み合わせを含む。
【0204】
具体的には、ステップ6は、ステップ6.1~6.2を含む。
【0205】
ステップ6.1では、前記挿入指示メッセージに基づいて、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信する。前記ネットワークノードは、前記Near-RT RICから送信される制御要求メッセージを受信する。
【0206】
選択可能に、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、前記制御タイプは、マルチプル構成制御である。
【0207】
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0208】
ステップ6.2では、ネットワークノードは、制御確認メッセージを前記Near-RT RICに送信する。即ち、E2 Nodeは、該制御要求を受け取り、複数のControl Styleにおけるマルチプル動作のうちの各制御動作の実行結果をフィードバックし、RIC Contorl AcknowledgeメッセージをNear-RT RICに送信することで、Near-RT RICが後続処理を行うようにする。
【0209】
選択可能に、前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0210】
上記ステップ1~6は、InsertトリガのControlプロセスであり、該InsertトリガのControlプロセスに対して、InsertサービスプロセスはxAppの入力であり、xAppのサービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御を実現するために、Insertサービスのサブスクリプションプロセス中にニーズに応じて各動作を、サービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御として構成する。例えば、ステップ5での挿入指示メッセージから指示される挿入タイプは「Insert Style M」、即ち「マルチプル構成制御要求」として構成する。それに応じて、ControlサービスプロセスはxAppの出力であり、xAppのサービスタイプを跨ぐマルチ動作統合制御を実現するために、Controlサービスの制御プロセス中に、サービスタイプを跨ぐ複数の動作の統合制御を同期実行する。例えば、ステップ6での制御要求メッセージから指示される制御タイプは「Control Style N」、即ち「マルチプル構成制御」である。
【0211】
1つ選択可能な実施例として、前記制御プロセスは、さらに、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラ内部によってトリガされてもよい。つまり、Near-RT RICがトリガイベントを検出したときにControlプロセスをトリガする。例えば、
図5に示すように、次のステップ1~4を含む。
【0212】
ステップ1において、Near-RT RICは、内部トリガイベントを検出した(該内部トリガイベントは、E2 Node報告に基づいて与えられた関連RANリソース測定結果であり得る)。
【0213】
ステップ2において、Near-RT RICは、特定のRRM最適化ターゲットに基づいて無線リソースの最適化制御命令の構成を実行する。
【0214】
ステップ3において、Near-RT RICは、異なるサービスタイプのマルチプル動作の関連情報を含み得る制御要求メッセージをE2 Nodeに送信し、Control Actionの指示する制御動作及び付帯されているRANパラメータを介して、E2 Nodeが行っている関連内容に対して無線リソースの最適化設定を実現する。
【0215】
ステップ4において、E2 Nodeは、該制御要求を受け取って複数のControl Styleにおけるマルチプル制御動作の実行結果をフィードバックし、Near-RT RICが後続処理を行うためにRIC Contorl AcknowledgeメッセージをNear-RT RICに送信する。
【0216】
本開示の実施例によれば、ネットワークノードは、Near-RT RICから送信される制御要求メッセージを受信し、該制御要求メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の制御動作の関連情報が含まれ、ネットワークノードは、制御確認メッセージを前記Near-RT RICにフィードバックし、制御確認メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の動作の実行結果が含まれ、このように、xAppのマルチ入力マルチ出力の同期統合最適化制御を実現し、単一動作順序で完了する制御プロセス内の一部動作中断によるインターフェースリソースの浪費、設備処理の障害などの問題を効果的に回避することができ、基地局の処理遅延を減少し、障害処理や再構成による増加した設備処理の複雑度を低減することができ、Near-RT RICの最適化能力を高め、より広範なユースケース要件に対応できる。
【0217】
なお、Near-RT RICに適用した上記実施例のうち全てのネットワークノードに関する実施例は、いずれも、該ネットワークノードに適用した実施例に適用されて同じ技術効果を達成することができ、ここでは説明を省略する。
【0218】
以上の実施例では、本開示の統合制御方法について説明したが、以下の本実施例では、図面を参照しながら対応する装置をさらに説明する。
【0219】
具体的には、
図7に示すように、本開示の実施例は、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに適用するネットワーク統合制御装置700を提供し、該装置は、第1送信ユニット710と第1受信ユニット720を含む。
【0220】
第1送信ユニット710は、制御要求メッセージをネットワークノードに送信するように構成され、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含み、
第1受信ユニット720は、前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信するように構成され、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含み、
ここで、Mは1以上の整数である。
【0221】
選択可能に、前記装置は、さらに、第3送信ユニットと第3受信ユニットを含み、
前記第3送信ユニットは、挿入サービスをサブスクリプションするためのサブスクリプション要求メッセージを前記ネットワークノードに送信するように構成され、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含み、
前記第3受信ユニットは、前記ネットワークノードから送信される挿入指示メッセージを受信するように構成され、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含む。
【0222】
選択可能に、前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作の無線アクセスネットワークRANパラメータの数、及び
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0223】
選択可能に、前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0224】
選択可能に、前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である。
【0225】
選択可能に、前記第1送信ユニットは、具体的に、前記挿入指示メッセージに基づいて、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信するように構成される。
【0226】
選択可能に、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0227】
選択可能に、前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。
【0228】
選択可能に、前記制御タイプは、マルチプル構成制御である。
【0229】
選択可能に、前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0230】
選択可能に、前記第1送信ユニットは、具体的に、トリガイベントが検出された場合、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信するように構成される。
【0231】
なお、本開示の実施例に係る上記装置は、上記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに適用する方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現するとともに、同じ技術効果を達成することができ、ここで本実施例における方法実施例と同じ部分及び有益な効果を具体的に説明しない。
【0232】
図8に示すように、本開示の実施例は、ネットワークノードに適用するネットワーク統合制御装置800を提供し、前記ネットワークノードは、E2ノードであってもよく、第2受信ユニット810と第2送信ユニット820を含む。
【0233】
第2受信ユニット810は、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信するように構成され、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含み、
第2送信ユニット820は、前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信するように構成され、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含み、
ここで、Mは1以上の整数である。
【0234】
選択可能に、前記装置は、さらに、第4受信ユニットと第4送信ユニットを含み、
第4受信ユニットは、前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信されるサブスクリプション要求メッセージを受信するように構成され、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含み、
第4送信ユニットは、挿入指示メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信するように構成され、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含む。
【0235】
選択可能に、前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0236】
選択可能に、前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0237】
選択可能に、前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である。
【0238】
選択可能に、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0239】
選択可能に、前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。
【0240】
選択可能に、前記制御タイプは、マルチプル構成制御である。
【0241】
選択可能に、前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0242】
なお、本開示の実施例に係る上記装置、上記ネットワークノードに適用する方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現するとともに、同じ技術効果を達成することができ、ここで本実施例における方法実施例と同じ部分及び有益な効果を具体的に説明しない。
【0243】
なお、本開示の実施例におけるユニットに対する分割は、単に例示的なものであり、論理的機能の分割に過ぎず、実際に実現されるとき、別の分割方式を有してもよい。また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよいし、個々のユニットが物理的に独立して存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0244】
前記統合されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、プロセッサ可読記憶媒体に記憶されてもよい。そのような理解に基づいて、本開示の技術的解決手段は本質上又はその一部が関連技術に貢献する部分、又は当該技術的解決手段の全部又は一部がソフトウェア製品の形式で表現されることができ、コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク機器などであってもよい)又はプロセッサ(processor)に、本開示の各実施形態に記載の方法のステップの全部又は一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。そして、前述した記憶媒体は、USBフラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクなどのプログラムコードを格納できる様々な媒体を含む。
【0245】
図9に示すように、本開示の実施例は、さらに、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに適用するネットワーク統合制御装置を提供し、該装置は、メモリ920、送受信機900、プロセッサ910を含み、ここで、メモリ920は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、プロセッサ910は、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出すように構成され、送受信機900は、前記プロセッサ910の制御下でデータを送受信して、
制御要求メッセージをネットワークノードに送信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を実行するように構成され、
ここで、Mは1以上の整数である。
【0246】
選択可能に、前記送受信機は、さらに、
挿入サービスをサブスクリプションするためのサブスクリプション要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
前記ネットワークノードから送信される挿入指示メッセージを受信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を実行するように構成される。
【0247】
選択可能に、前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作の無線アクセスネットワークRANパラメータの数、及び
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0248】
選択可能に、前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0249】
選択可能に、前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。
【0250】
選択可能に、前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である。
【0251】
選択可能に、前記送受信機は、さらに、前記挿入指示メッセージに基づいて、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを実行するように構成される。
【0252】
選択可能に、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0253】
選択可能に、前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。
【0254】
選択可能に、前記制御タイプは、マルチプル構成制御である。
【0255】
選択可能に、前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0256】
選択可能に、前記送受信機は、トリガイベントが検出された場合、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを実行するように構成される。
【0257】
本開示の実施例によれば、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラがその制御するネットワークノードに送信する制御要求メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の制御動作の関連情報が含まれ、ネットワークノードが前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラにフィードバックする制御確認メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の動作の実行結果が含まれ、このように、xAppのマルチ入力マルチ出力の同期統合最適化制御を実現し、単一動作順序で完了する制御プロセス内の一部動作中断によるインターフェースリソースの浪費、設備処理の障害などの問題を効果的に回避することができ、基地局の処理遅延を減少し、障害処理や再構成による増加した設備処理の複雑度を低減することができ、Near-RT RICの最適化能力を高め、より広範なユースケース要件に対応できる。
【0258】
ここで、
図9において、バスアーキテクチャは、任意の数量の相互接続されたバスとブリッジを含むことができ、具体的にプロセッサ910に代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ920に代表されるメモリの様々な回路が接続される。バスアーキテクチャは、さらに、周辺機器、レギュレータ及び電力管理回路などの様々な他の回路を接続することができ、これらは本分野で周知なものであるため、本明細書は説明を省略する。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機900は複数の素子であって、即ち送信機と送受信機を含み、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するためのユニットを提供することができる。プロセッサ910は、バスアーキテクチャの管理と一般的な処理を担当し、メモリ920は、プロセッサ910が操作を実行するときに使用するデータを記憶することができる。
【0259】
プロセッサ910は中央処理装置(CPU)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)又は複雑なプログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)であってもよく、プロセッサはマルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0260】
なお、本開示の実施例に係る上記装置は、上記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに適用する方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現するとともに、同じ技術効果を達成することができ、ここで本実施例における方法実施例と同じ部分及び有益な効果を具体的に説明しない。
【0261】
図10に示すように、本開示の実施例は、さらに、ネットワークノードに適用するネットワーク統合制御装置を提供し、前記ネットワークノードは、E2ノードであってもよく、メモリ1020、送受信機1000、プロセッサ1010を含む。ここで、メモリ1020は、コンピュータプログラムを記憶するように構成され、プロセッサ1010は、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出すように構成され、送受信機1000は、前記プロセッサ1010の制御下でデータを送受信して、
近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を実行するように構成され、
ここで、Mは1以上の整数である。
【0262】
選択可能に、前記送受信機は、さらに、
前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信されるサブスクリプション要求メッセージを受信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
挿入指示メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を実行するように構成される。
【0263】
選択可能に、前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む。
【0264】
選択可能に、前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0265】
選択可能に、前記挿入タイプは、マルチプル構成制御要求である。
【0266】
選択可能に、前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0267】
選択可能に、前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられる。
【0268】
選択可能に、前記制御タイプは、マルチプル構成制御である。
【0269】
選択可能に、前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0270】
本開示の実施例によれば、ネットワークノードは、Near-RT RICから送信される制御要求メッセージを受信し、該制御要求メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の制御動作の関連情報が含まれ、ネットワークノードは、制御確認メッセージを前記Near-RT RICにフィードバックし、制御確認メッセージには、サービスタイプを跨ぐ複数の動作の実行結果が含まれ、このように、xAppのマルチ入力マルチ出力の同期統合最適化制御を実現し、単一動作順序で完了する制御プロセス内の一部動作中断によるインターフェースリソースの浪費、設備処理の障害などの問題を効果的に回避することができ、基地局の処理遅延を減少し、障害処理や再構成による増加した設備処理の複雑度を低減することができ、Near-RT RICの最適化能力を高め、より広範なユースケース要件に対応できる。
【0271】
ここで、
図10において、バスアーキテクチャは、任意の数量の相互接続されたバスとブリッジを含むことができ、具体的にプロセッサ1010に代表される一つ又は複数のプロセッサとメモリ1020に代表されるメモリの様々な回路が接続される。バスアーキテクチャは、さらに、周辺機器、レギュレータ及び電力管理回路などの様々な他の回路を接続することができ、これらは本分野で周知なものであるため、本明細書は説明を省略する。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機1000は複数の素子であって、即ち送信機と送受信機を含み、伝送媒体を介して様々な他の装置と通信するためのユニットを提供することができる。プロセッサ1010は、バスアーキテクチャの管理と一般的な処理を担当し、メモリ1020は、プロセッサ1010が操作を実行するときに使用するデータを記憶することができる。
【0272】
プロセッサ1010は中央処理装置(CPU)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)又は複雑なプログラマブルロジックデバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)であってもよく、プロセッサはマルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0273】
なお、本開示の実施例に係る上記装置、上記ネットワークノードに適用する方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現するとともに、同じ技術効果を達成することができ、ここで本実施例における方法実施例と同じ部分及び有益な効果を具体的に説明しない。
【0274】
また、本開示の具体な実施例は、さらに、コンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体を提供し、ここで、該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、記ネットワーク統合制御方法のステップを実現させる。そして、同じ技術的効果を達成することができ、重複を避けるために、ここで説明を省略する。ここで、前記可読記憶媒体は、プロセッサがアクセス可能な任意の利用可能な媒体又はデータ記憶機器であってもよく、磁気メモリ(例えばフロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク(magneto-optical、MO)など)、光学メモリ(例えばレーザディスク(Compact Disk、CD)、デジタル汎用ディスク(Digital Versatile Disk、DVD)、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標) Disk、BD)、ハイビジョン汎用ディスク(High-Definition Versatile Disk、HVD)など)、及び半導体メモリ(例えばROM、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)、帯電消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmableread only memory、EEPROM)、不揮発性メモリ(NAND FLASH)、ソリッドステートハードディスク(Solid State Disk、SSD))などが含まれるが、これらに限定されない。
【0275】
当業者であれば、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供することができることがわかる。したがって、本開示は、完全なハードウェア実施例、完全なソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアを結合する実施例の形式を採用することができる。また、本開示は、コンピュータの利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータの利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ及び光学メモリなどを含むがこれらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形式を採用することができる。
【0276】
本開示は、本開示の実施例に基づく方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明するものである。コンピュータの実行可能な命令により、フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせを実現できることを理解すべきである。これらのコンピュータ実行可能な命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又は他のプログラム可能なデータ処理機器のプロセッサに提供して1つの機器を生成し、コンピュータ又は他のプログラム可能なデータ処理機器のプロセッサによって実行される命令はフローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を生成する。
【0277】
これらのプロセッサ実行可能な命令はコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器が特定の方式で動作することを案内できるプロセッサ可読メモリに記憶することもでき、該プロセッサ可読メモリに記憶された命令は命令装置を含む製造品を生成し、該命令装置はフローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現する。
【0278】
これらのプロセッサの実行可能な命令はコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器にロードすることもでき、コンピュータ又は他のプログラマブル装置に一連の操作ステップを実行させてコンピュータにより実現される処理を生成し、それによりコンピュータ又は他のプログラマブル装置に実行される命令はフローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0279】
なお、以上の各モジュールの分割は、ただ論理的機能の分割に過ぎず、実際に実現するときに、全部又は一部を1つの物理的実体に統合されてもよく、物理的に分離されてもよいことを理解すべきである。また、これらのモジュールは、全部がソフトウェアの処理要素によって呼び出される形式で実現されてもよいし、全部がハードウェアの形式で実現されてもよいし、一部のモジュールが処理要素によってソフトウェアを呼び出す形式で実現されてもよいし、一部のモジュールがハードウェアの形式で実現されてもよい。例えば、決定モジュールは、単独的に確立された処理要素であってもよいし、上記装置のあるチップに統合されて実現されてもよく、また、プログラムコードの形式で上記装置のメモリに記憶されてもよいし、上記装置のある処理要素によって上記決定モジュールの機能を呼び出して実行されてもよい。他のモジュールの実現も、同様である。なお、これらモジュールは、全部又は一部が統合されてもよいし、独立的に実現されてもよい。ここで記載される処理要素は、信号の処理能力を有する集積回路であってもよい。実現過程において、上記方法の各ステップ又は上記各モジュールは、プロセッサ要素中のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完成することができる。
【0280】
例えば、各モジュール、ユニット、サブユニット又はサブモジュールは、上記方法を実施する1つ又は複数の集積回路として構成されてもよく、例えば、1つ又は複数の特定集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、又は、1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)などであってもよい。また、例えば、上記のあるモジュールが処理要素によってプログラムコードを呼び出す形式で実現される場合、該処理要素は、汎用プロセッサであり得、例えば、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)又は他のプログラムコードを呼び出すことができるプロセッサであり得る。また、例えば、これらのモジュールは、一体に統合されて、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形式で実現されてもよい。
【0281】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は前後順を記述するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために使用される。そのように使用される用語は、本明細書に記載される本開示の実施例が、例えば、本明細書に図示又は記載されるもの以外の順序でも実施されるように、適切に交換されることが理解されるべきである。更に、「含む」と「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的を意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は装置は、必ずしも明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されるものではなく、明確に列挙されていないもの又はそれらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。また、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「及び/又は」は、接続された対象の少なくとも1つを意味する。例えば、A及び/又はB及び/又はCは、単独A、単独B、単独C、AとBの両方が存在すること、BとCの両方が存在すること、AとCの両方が存在すること、及び、AとBとCのいずれも存在することの7種類のケースを含むことを示す。同様に、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「AとBのうちの少なくとも1つ」は、「単独A、単独B、又は、AとBの両方が存在する」と理解されるべきである。
【0282】
明らかに、当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示を種々の変更や変形することができる。このように、本開示のこれらの修正や変形が本開示の特許請求の範囲及びその均等技術の範囲内に属する場合、本開示はまた、これらの変更や変形を含むことを意図する。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク統合制御方法であって、
近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラは、制御要求メッセージをネットワークノードに送信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラは、前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を含み、
ここで、Mは1以上の整数である、ネットワーク統合制御方法。
【請求項2】
前記方法は、さらに、
挿入サービスをサブスクリプションするためのサブスクリプション要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
前記ネットワークノードから送信される挿入指示メッセージを受信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作の無線アクセスネットワークRANパラメータの数、及び
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記制御要求メッセージをネットワークノードに送信することは、
前記挿入指示メッセージに基づいて、前記制御要求メッセージを前記ネットワークノードに送信することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられ
、
及び/又は、
前記制御タイプは、マルチプル構成制御である、請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
前記制御確認メッセージは、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプの数、
前記制御確認メッセージに含まれる制御サービスタイプ、
前記制御確認メッセージに含まれる実行結果の数、
制御動作識別子、
RANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ネットワーク統合制御方法であって、
ネットワークノードは、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信することであって、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含むことと、
前記ネットワークノードは、前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含むことと、を含み、
ここで、Mは1以上の整数である、ネットワーク統合制御方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信されるサブスクリプション要求メッセージを受信することであって、前記サブスクリプション要求メッセージは、サブスクリプションされるM個の挿入サービスタイプに対応する1つ又は複数の挿入動作の動作定義を含むことと、
挿入指示メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信することであって、前記挿入指示メッセージは、M個の挿入サービスタイプに対応する挿入動作の関連情報を含むことと、を含む、請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記動作定義は、
要求される挿入サービスタイプの数、
要求される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子のうちの少なくとも1つの情報を含
み、
及び/又は、
前記挿入指示メッセージは、第1情報要素と第2情報要素を含み、
前記第1情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記挿入指示メッセージの挿入タイプ、及びイベントトリガ条件識別子のうちの少なくとも1つを含み、
前記第2情報要素は、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプの数、
前記挿入指示メッセージによって指示される挿入サービスタイプ、
各挿入サービスタイプに含まれる挿入動作の数、
挿入動作識別子、
挿入動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項
10に記載の方法。
【請求項12】
前記制御要求メッセージは、第3情報要素と第4情報要素を含み、
前記第3情報要素は、前記ネットワークノードに対応する端末識別子、前記制御要求メッセージの制御タイプ、及び制御決定のうちの少なくとも1つを含み、
前記第4情報要素は、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプの数、
前記制御要求メッセージによって指示される制御サービスタイプ、
各制御サービスタイプに含まれる制御動作の数、
制御動作識別子、
制御動作の制御決定、
制御動作のRANパラメータの数、
RANパラメータ識別子、及び
RANパラメータ値タイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項
9に記載の方法。
【請求項13】
前記制御決定は、RIC制御メッセージ情報要素中の少なくとも1つの制御動作に対する受け取り状況を指示するために用いられ
、
及び/又は、
前記制御タイプは、マルチプル構成制御である、請求項
12に記載の方法。
【請求項14】
ネットワーク統合制御装置であって、
第1送信ユニットと第1受信ユニットを含み、
前記第1送信ユニットは、制御要求メッセージをネットワークノードに送信するように構成され、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含み、
第1受信ユニットは、前記ネットワークノードから送信される制御確認メッセージを受信するように構成され、前記制御確認メッセージは、前記ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含み、
ここで、Mは1以上の整数である、ネットワーク統合制御装置。
【請求項15】
ネットワーク統合制御装置であって、
第2受信ユニットと第2送信ユニットを含み、
前記第2受信ユニットは、近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラから送信される制御要求メッセージを受信するように構成され、前記制御要求メッセージは、制御サービスに対応するM個の制御サービスタイプ、及び各制御サービスタイプに対応する1つ又は複数の制御動作の関連情報を含み、
前記第2送信ユニットは、前記制御要求メッセージに基づいて、制御確認メッセージを前記近リアルタイム無線アクセスネットワークインテリジェントコントローラに送信するように構成され、前記制御確認メッセージは
、ネットワークノードの前記M個の制御サービスタイプ中の各制御動作に対する実行結果を含み、
ここで、Mは1以上の整数である、ネットワーク統合制御装置。
【国際調査報告】