(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-18
(54)【発明の名称】燃料供給部を含むキャンドル
(51)【国際特許分類】
F23D 3/02 20060101AFI20241010BHJP
F23D 3/18 20060101ALI20241010BHJP
F23K 5/02 20060101ALI20241010BHJP
F23K 5/20 20060101ALI20241010BHJP
C11C 5/00 20060101ALI20241010BHJP
【FI】
F23D3/02 Z
F23D3/18 Q
F23K5/02 Z
F23K5/20
C11C5/00 G
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524994
(86)(22)【出願日】2022-10-13
(85)【翻訳文提出日】2024-04-19
(86)【国際出願番号】 KR2022015481
(87)【国際公開番号】W WO2023068650
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】10-2021-0140481
(32)【優先日】2021-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524152643
【氏名又は名称】アン、サン クォン
【氏名又は名称原語表記】AHN, Sang Kueon
【住所又は居所原語表記】510-204,816 Geumha-ro,Geumcheon-gu,Seoul 08646,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】アン、サン クォン
【テーマコード(参考)】
3K068
【Fターム(参考)】
3K068AA11
3K068AB21
3K068BB03
3K068BB22
3K068CB06
(57)【要約】
燃料供給部を含むキャンドルを開示する。下部の一側面に燃料収容貫通口が形成された燃焼部;前記燃焼部の収納空間の真ん中の底面に着脱可能な構造で据え置かれ、内部に貫通口を通じて引入された燃料が上方に毛細管現象によって流動できる流動管が内部の真ん中に上部面と下部面を互いに連通する形態で形成され、上部面の中央にキャンドル芯が装着されて流動管と連通する構造の芯挿入孔が形成された芯支持台;下部の一側面に燃料供給貫通口が形成された貯蔵部;および前記燃焼部の燃料収容貫通口と貯蔵部の燃料供給貫通口を互いに連通させる構造で装着する燃料供給連通部;を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に所定の体積の収納空間が形成され上部面が開放された構造であり、下部の一側面に燃料収容貫通口(111)が形成された燃焼部(110);
前記燃焼部(110)の収納空間の真ん中の底面に着脱可能な構造で据え置かれ、上方に所定高さだけ延びた柱構造であり、下部の一側面に貫通口(121)が形成され、内部に貫通口(121)を通じて引入された燃料が上方に毛細管現象によって流動できる流動管(122)が内部の真ん中に上部面と下部面を互いに連通する形態で形成され、上部面の中央にキャンドル芯(120a)が装着されて流動管(122)と連通する構造の芯挿入孔(123)が形成された芯支持台(120);
内部に所定の体積の収納空間が形成され上部面が開放された構造であり、下部の一側面に燃料供給貫通口(131)が形成された貯蔵部(130);
前記燃焼部(110)の燃料収容貫通口(111)と貯蔵部(130)の燃料供給貫通口(131)を互いに連通させる構造で装着する燃料供給連通部(140);および、
前記貯蔵部(130)の収納空間の内側面と接触する形態で開放された上部面を覆い被せる板状の構造であり、多数の貫通孔が形成された網状構造であり、貯蔵部(130)に伝達された熱によって加熱して貯蔵部(130)に収納された燃料の上部面に熱を伝達する金属素材で構成される燃料供給ガイド板(150);
を含み、
前記燃焼部(110)、芯支持台(120)、貯蔵部(130)、燃料供給連通部(140)および燃料供給ガイド板(150)は、芯支持台(120)により固定された状態で燃料を燃焼する炎によって発生する熱を吸収して燃焼部(110)、燃料供給連通部(140)および貯蔵部(130)の内部に収納された燃料に熱を伝達する金属素材で構成される
ことを特徴とするキャンドル。
【請求項2】
前記燃焼部(110)の底面は、設置しようとする地面と接触する平行な構造であり、
前記燃料供給連通部(140)は燃焼部(110)の燃料収容貫通口(111)を基準として上方に5~60度だけ傾斜した構造で装着され、
前記貯蔵部(130)の底面は、燃料供給連通部(140)の傾斜面構造と連続する傾斜面構造を有する
請求項1に記載のキャンドル。
【請求項3】
前記キャンドルは、
前記燃焼部(110)の上部面を外部に開放すると共に燃焼部(110)の側面と下部面を囲む形態で装着され、内部に断熱素材が充填されるか断熱構造が形成された燃焼部ハウジング(161);
前記燃料供給連通部(140)の外部を囲む構造で形成され、内部に断熱素材が充填されるか断熱構造が形成された連通部ハウジング(162);および、
前記貯蔵部(130)の外部を囲む構造で形成され、貯蔵部(130)の上部面を外部に開放したり閉鎖できる開閉部材(164)を搭載した構造であり、内部に断熱素材が充填されるか断熱構造が形成された貯蔵部ハウジング(163);
を含み、
前記燃焼部ハウジング(161)は、
前記燃焼部(110)の収納空間と連通し、外部から空気を燃焼部(110)の収納空間の内部に供給する構造の空気吸込口(165);および、
前記燃焼部ハウジング(161)の側面に装着され、空気吸込口(165)の開放程度を調節できる空気吸込量調節部材(166);
を含む
請求項1に記載のキャンドル。
【請求項4】
前記燃焼部ハウジング(161)は、
前記燃焼部(110)の収納空間の上部に装着され、燃焼部(110)の開放された上部面の内側面に装着され、芯支持台(120)の上部面の中心に曲率半径の中心を置く曲面構造が形成され、芯支持台(120)の上部面に燃焼する炎に発生する熱エネルギーを吸収する吸熱部(173);
前記芯支持台(120)の上部外周面を囲む形態で装着され、燃焼部(110)の開放された上部面の内径と同一の外径を有する構造であり、空気吸込口(165)から引入されて燃焼部(110)の開放された上部面を通じて流動する空気によって回転する回転部(174);
前記芯支持台(120)の上部外周面を囲む形態で装着される配管構造であり、回転部(174)の回転動作によって内部に流動する冷媒を一方向に流動させ、加熱配管部(177)から伝達された冷媒を吸熱配管部(176)に流動させる冷媒強制循環部(175);
前記吸熱部(173)の内部に装着され、吸熱部(173)の延長方向と同じ方向に延び、吸熱部(173)から吸収された熱エネルギーを内部に流動する冷媒に伝達し、冷媒強制循環部(175)から伝達された冷媒を加熱配管部(177)に流動させる吸熱配管部(176);および、
前記燃料供給連通部(140)の外周面を囲む形態で装着され、加熱配管部(177)から伝達された加熱した冷媒を流動させる配管構造であり、加熱した冷媒の熱エネルギーを燃料供給連通部(140)に伝達し、吸熱配管部(176)から伝達された冷媒を吸熱配管部(176)に流動させる加熱配管部(177);
を含む
請求項3に記載のキャンドル。
【請求項5】
前記キャンドルは、
前記貯蔵部ハウジング(163)の内部に装着され、光量検出部材(178)から伝達されたデータと使用者のスマートデバイスから入力されたデータに基づいて空気吸込量調節部材(166)の作動を制御し、燃料量検出材から検出されたデータに基づいてキャンドルの作動状態に関する情報を無線通信モジュール(172)を通じて使用者のスマートデバイスに伝達する制御部(171);
前記制御部(171)の内部に搭載され、使用者のスマートデバイスと無線で連動して使用者のスマートデバイスから制御信号の入力を受けて制御部(171)に伝達し、制御部(171)から生成されたデータを使用者のスマートデバイスに伝達する無線通信モジュール(172);
前記燃焼部ハウジング(161)の内部に装着され、燃焼部(110)の内部で燃焼する火の光の光量をリアルタイムで検出した後、検出されたデータを制御部(171)に伝達する光量検出部材(178);および、
前記貯蔵部ハウジング(163)の内部に装着され、貯蔵部(130)の内部に収納された燃料量をリアルタイムで検出した後、検出されたデータを制御部(171)に伝達する燃料量検出部材(179);
を含む
請求項4に記載のキャンドル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は燃料供給部を含むキャンドルに関し、さらに詳細には燃焼空間に燃料を持続的に供給することができ、審美性を増大させることができ、発香効果を増大できる構成を含むキャンドルに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、キャンドルは照明のために過去には使われてきたし、今日では雰囲気の演出あるいは宗教界で広く使われているが、通常パラフィンが固形の棒状に凝固され、その内部に芯が埋設されている形態を有する。
【0003】
このようなキャンドルは、その内部に埋設された芯が燃焼しながら発生する熱によって溶けるろうそくの蝋により熱と光を発散することになるが、一度使用することになると再使用が不可能であり、垂れ流れるろうそくの蝋により周辺が汚くなるのはもちろん、それによって火災の危険も共に存在することになる。
【0004】
そのため、今日では液状のパラフィンを利用して再使用が可能でありながらも周辺が清潔であると共に火災の危険を大きく減らしたパラフィンキャンドルが提案されている。すなわち、特許文献1:実用新案登録番号第20-0210010号がその一例であるが、
図1の「イ」は従来のパラフィンキャンドルを図示した概略的な縦断面図であり、「ロ」は使用後を図示した概略的な縦断面図である。
【0005】
まず、「イ」を参照すると、従来のキャンドルはカップ状のケース2、内部に充填されるパラフィン4、前記パラフィン4に浮遊され得、前記パラフィン4と接触して溶融物を吸収して燃焼するように内部に芯6が備えられた浮遊体8を含む。
【0006】
このように構成された従来のキャンドルは、初期に芯6に着火をすることになると燃焼が開始されるが、芯6は持続的にパラフィン4を吸収して燃焼しながら熱と光を発散することになるのである。この時、前記浮遊体8はカップ状のケース2の内部で燃焼するので外部の風の影響を少なく受けて安定的に燃焼されるであろうし、パラフィン4が流れ落ちないため周辺がより清潔であることは疑いのない事実である。
【0007】
しかし、「ロ」のようにケース2の内部に充填されたパラフィン4が燃焼し始まると、パラフィン4に浮遊している浮遊体8はパラフィン4の水位とともに次第に低くなって一定時間が経過すると、ケース2の底面にその下面が接触することになるであろうし、浮遊体8の内部に備えられた芯6はいずれか一側に曲がることになる。そうすると、これを再使用するためには使用者がこの浮遊体8をケース2の外部に持ち出した後、芯6を新しいものに取り替えるか曲がった芯6を再び伸ばしてあげないと再使用が不可能な短所があった。
【0008】
したがって、前記言及した従来技術による問題点を解決できる技術が必要であるのが実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】実用新案登録番号第20-0210010号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、燃料が燃焼して光が発生する空間と燃料を供給する空間を分離できるため持続的な燃料の供給が可能であり、多様なデザインを容易に適用して審美性を増大させることができ、発香効果を増大できる構成を含むキャンドルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
このような目的を達成するための本発明の一側面に係るキャンドルは、内部に所定の体積の収納空間が形成され上部面が開放された構造であり、下部の一側面に燃料収容貫通口が形成された燃焼部;前記燃焼部の収納空間の真ん中の底面に着脱可能な構造で据え置かれ、上方に所定高さだけ延びた柱構造であり、下部の一側面に貫通口が形成され、内部に貫通口を通じて引入された燃料が上方に毛細管現象によって流動できる流動管が内部の真ん中に上部面と下部面を互いに連通する形態で形成され、上部面の中央にキャンドル芯が装着されて流動管と連通する構造の芯挿入孔が形成された芯支持台;内部に所定の体積の収納空間が形成され上部面が開放された構造であり、下部の一側面に燃料供給貫通口が形成された貯蔵部;および前記燃焼部の燃料収容貫通口と貯蔵部の燃料供給貫通口を互いに連通させる構造で装着する燃料供給連通部;を含む構成であり得る。
【0012】
本発明の一実施例において、前記燃焼部、芯支持台、貯蔵部および燃料供給連通部は、芯支持台によって固定された状態で燃料を燃焼する炎によって発生する熱を吸収して、燃焼部、燃料供給連通部および貯蔵部の内部に収納された燃料に熱を伝達する金属素材で構成され得る。
【0013】
この時、前記燃焼部、芯支持台、貯蔵部および燃料供給連通部を構成する金属素材は、100~450W/mKの熱伝導率を有する素材であり得る。
【0014】
また、前記燃焼部、芯支持台、貯蔵部および燃料供給連通部を構成する金属素材は、銀素材、銅素材、金素材、亜鉛素材、アルミニウム素材およびタングステン素材からなる群から一つ以上選択された素材または他の金属素材と混合された合金素材であり得る。
【0015】
本発明の一実施例において、前記燃焼部の底面は、設置しようとする地面と接触する平行な構造であり、前記燃料供給連通部は燃焼部の燃料収容貫通口を基準として上方に5~60度だけ傾斜した構造で装着され、前記貯蔵部の底面は、燃料供給連通部の傾斜面構造と連続する傾斜面構造であり得る。
【0016】
本発明の一実施例において、前記貯蔵部は、前記貯蔵部の収納空間の内側面と接触する形態で開放された上部面を覆い被せる板状の構造であり、多数の貫通孔が形成された網状構造であり、貯蔵部に伝達された熱によって加熱して貯蔵部に収納された燃料の上部面に熱を伝達する金属素材で構成される燃料供給ガイド板;を含む構成であり得る。
【0017】
本発明の一実施例において、前記芯支持台は、前記燃焼部の収納空間の真ん中の底面に着脱可能な構造で据え置かれ、中央支持台を中心に放射状に延びて中央支持台の位置を固定する固定脚;および前記中央支持台の上部面の中心から放射状に延び、下方に所定大きさの曲率半径で巻かれて曲面構造を形成し、芯挿入孔に装着されるキャンドル芯の上部の側面の一部を支持する構造の芯終端支持部材;を含む構成であり得る。
【0018】
また、前記芯支持台の固定脚は中央支持台と着脱可能な構造で装着され、前記芯支持台の固定脚は中央支持台の上方延長高さを変更できる高さ変更構造を含む構成であり得る。
【0019】
本発明の一実施例において、前記キャンドルは、前記燃焼部の上部面を外部に開放すると共に燃焼部の側面と下部面を囲む形態で装着され、内部に断熱素材が充填されるか断熱構造が形成された燃焼部ハウジング;前記燃料供給連通部の外部を囲む構造で形成され、内部に断熱素材が充填されるか断熱構造が形成された連通部ハウジング;および前記貯蔵部の外部を囲む構造で形成され、貯蔵部の上部面を外部に開放したり閉鎖できる開閉部材を搭載した構造であり、内部に断熱素材が充填されるか断熱構造が形成された貯蔵部ハウジング;を含む構成であり得る。
【0020】
また、前記燃焼部ハウジングは、前記燃焼部の収納空間と連通し、外部から空気を燃焼部の収納空間の内部に供給する構造の空気吸込口;および前記燃焼部ハウジングの側面に装着され、空気吸込口の開放程度を調節できる空気吸込量調節部材;を含む構成であり得る。
【0021】
本発明の一実施例において、前記燃焼部ハウジングは、前記燃焼部の収納空間の上部に装着され、燃焼部の開放された上部面の内側面に装着され、芯支持台の上部面の中心に曲率半径の中心を置く曲面構造が形成され、芯支持台の上部面に燃焼する炎に発生する熱エネルギーを吸収する吸熱部;前記芯支持台の上部外周面を囲む形態で装着され、燃焼部の開放された上部面の内径と同一の外径を有する構造であり、空気吸込口から引入されて燃焼部の開放された上部面を通じて流動する空気によって回転する回転部;前記芯支持台の上部外周面を囲む形態で装着される配管構造であり、回転部の回転動作によって内部に流動する冷媒を一方向に流動させ、加熱配管部から伝達された冷媒を吸熱配管部に流動させる冷媒強制循環部;前記吸熱部の内部に装着され、吸熱部の延長方向と同じ方向に延び、吸熱部から吸収された熱エネルギーを内部に流動する冷媒に伝達し、冷媒強制循環部から伝達された冷媒を加熱配管部に流動させる吸熱配管部;および前記燃料供給連通部の外周面を囲む形態で装着され、加熱配管部から伝達された加熱した冷媒を流動させる配管構造であり、加熱した冷媒の熱エネルギーを燃料供給連通部に伝達し、吸熱配管部から伝達された冷媒を吸熱配管部に流動させる加熱配管部;を含む構成であり得る。
【0022】
本発明の一実施例において、前記キャンドルは、前記貯蔵部ハウジングの内部に装着され、光量検出部材から伝達されたデータと使用者のスマートデバイスから入力されたデータに基づいて空気吸込量調節部材の作動を制御し、燃料量検出材から検出されたデータに基づいてキャンドルの作動状態に関する情報を無線通信モジュールを通じて使用者のスマートデバイスに伝達する制御部;前記制御部の内部に搭載され、使用者のスマートデバイスと無線で連動して使用者のスマートデバイスから制御信号の入力を受けて制御部に伝達し、制御部から生成されたデータを使用者のスマートデバイスに伝達する無線通信モジュール;前記燃焼部ハウジングの内部に装着され、燃焼部の内部で燃焼する火の光の光量をリアルタイムで検出した後、検出されたデータを制御部に伝達する光量検出部材;および前記貯蔵部ハウジングの内部に装着され、貯蔵部の内部に収納された燃料量をリアルタイムで検出した後、検出されたデータを制御部に伝達する燃料量検出部材;を含む構成であり得る。
【0023】
本発明の一実施例において、前記燃焼部の燃料収容貫通口は燃料供給連通部と分解組立可能な構造であり、前記貯蔵部の燃料供給貫通口は燃料供給連通部と分解組立可能な構造であり、前記燃料供給連通部は、燃料収容貫通口および燃料供給貫通口と上下の高さ方向に傾きを変更できる構造で結束され得る。
【発明の効果】
【0024】
以上で説明した通り、本発明のキャンドルによると、特定構造の燃焼部、芯支持台、貯蔵部および燃料供給連通部を具備することによって、燃料が燃焼して光が発生する空間と燃料を供給する空間を分離できるため、持続的な燃料供給が可能な構成を含むキャンドルを提供することができる。
【0025】
また、本発明のキャンドルによると、熱伝導率が優秀な金属素材で構成された燃焼部、芯支持台、貯蔵部および燃料供給連通部を具備することによって、芯支持台の上端で燃料が燃焼する過程で発生した熱エネルギーを芯支持台と燃焼部を通じて燃料供給連通部と貯蔵部に効果的に伝達することができ、伝達された熱エネルギーを利用して燃料供給連通部の内部を通じて流動する燃料の固化を防止できるため、貯蔵部に収納された燃料の持続的な供給を保障できるキャンドルを提供することができる。
【0026】
また、本発明のキャンドルによると、燃焼部の底面から燃料供給連通部を通り過ぎて貯蔵部の底面に至る流動空間を傾斜した構造で形成することによって、貯蔵部の内部に収納された燃料が外部から提供された熱エネルギーによって溶融した後に自然に燃料供給連通部を通じて燃焼部の内部に流動できるため、貯蔵部に収納された燃料の持続的な供給を保障できるキャンドルを提供することができる。
【0027】
また、本発明のキャンドルによると、特定構造の燃料供給ガイド板を具備することによって、貯蔵部に伝達された熱エネルギーの伝達を受けて貯蔵部の内部に収納された燃料の上部面にも効果的に熱エネルギーを伝達することができ、貯蔵部の内部に収納された燃料が下端の一部分のみ溶融して空いた空間を形成すると共に空いた空間の上部に位置する固体状の燃料が不特定時点で貯蔵部の内部で崩れ落ちる現象を未然に防止できるため、貯蔵部に収納された燃料の安定的かつ持続的な供給を保障できるキャンドルを提供することができる。
【0028】
また、本発明のキャンドルによると、特定構造の固定脚、芯終端支持部材、高さ変更構造を具備することによって、キャンドル芯の位置を安定的に固定できるため、キャンドル芯に燃料が安定的に吸収され得、キャンドル芯自体が燃焼して短くなることを防止することができ、使用者の意図に応じてキャンドル芯の高さを容易に変更できるキャンドルを提供することができる。
【0029】
また、本発明のキャンドルによると、特定構造の燃焼部ハウジング、連通部ハウジング、貯蔵部ハウジングおよび開閉部材を具備することによって、燃焼部の内部で燃焼して発生する熱エネルギーが外部に発散しないように断熱することができ、燃焼部の内部で発生した熱エネルギーが燃料供給連通部および貯蔵部に効果的に伝達され得るため、その結果、伝達された熱エネルギーを利用して燃料供給連通部の内部を通じて流動する燃料の固化を防止できるため、貯蔵部に収納された燃料の持続的な供給を保障できるキャンドルを提供することができる。
【0030】
また、本発明のキャンドルによると、燃焼部ハウジング、連通部ハウジング、貯蔵部ハウジングおよび開閉部材の外部形状または外部面に多様なデザインを適用することによって、製作者または使用者の意図に応じて多様な外形と色相を表現できるため、その結果、製作者または使用者によって審美性を増大させることができるキャンドルを提供することができる。
【0031】
また、本発明のキャンドルによると、特定構造の空気吸込口および空気吸込量調節部材を燃焼部ハウジングに装着することによって、使用者の意図に応じて燃焼部の内部で燃焼する燃焼量と発生する火の光の光量を調節できるキャンドルを提供することができる。
【0032】
また、本発明のキャンドルによると、特定構造の吸熱部、回転部、冷媒強制循環部、吸熱配管部および加熱配管部を具備することによって、燃焼部の内部で発生する熱エネルギーを吸収して吸収された熱エネルギーを燃料供給連通部の外周面に伝達できるため、その結果、伝達された熱エネルギーを利用して燃料供給連通部の内部を通じて流動する燃料の固化を防止できるため、貯蔵部に収納された燃料の持続的な供給を保障できるキャンドルを提供することができる。
【0033】
また、本発明のキャンドルによると、特定の役割を遂行する制御部、無線通信モジュール、光量検出部材および燃料量検出部材を具備することによって、使用者の意図に応じて燃焼部の内部で燃焼する燃料の燃焼量を容易に調節でき、燃焼部の内部で燃焼して発生する火の光の光量を容易に調節することができ、貯蔵部に収納された燃料量をリアルタイムで確認できるため、燃料の再補充時点を便利に確認できるキャンドルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】従来技術に係るキャンドル構造を示す縦断面図である。
【
図2】本発明の一実施例に係るキャンドルを示す斜視図である。
【
図3】
図2に図示されたキャンドルを示す平面図である。
【
図5】本発明のさらに他の実施例に係るキャンドルを示す縦断面図である。
【
図6】本発明のさらに他の実施例に係るキャンドルを示す縦断面図である。
【
図7】本発明のさらに他の実施例に係るキャンドルを示す縦断面図である。
【
図8】
図7の吸熱部、回転部、冷媒強制循環部、吸熱配管部および加熱配管部を示す平面模式図である。
【
図9】本発明のさらに他の実施例に係るキャンドルの制御構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施例を詳細に説明することにする。これに先立ち、本明細書および請求の範囲に使われた用語や単語は通常的または辞書的な意味で限定されず、本発明の技術的思想に符合する意味と概念で解釈される。
【0036】
本明細書全体で、或る部材が他の部材「上に」位置しているとする時、これは或る部材が他の部材に接している場合だけでなく二つの部材の間にさらに他の部材が存在する場合も含む。本明細書全体で、或る部分が何らかの構成要素を「含む」とする時、これは特に反対の記載がない限り他の構成要素を除くものではなく他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
【0037】
図2には、本発明の一実施例に係るキャンドルを示す斜視図が図示されている。
【0038】
図2を参照すると、本実施例に係るキャンドル100は、特定構造の燃焼部110、芯支持台120、貯蔵部130および燃料供給連通部140を具備することによって、燃料が燃焼して光が発生する空間と燃料を供給する空間を分離できるため、持続的な燃料供給が可能な構成を含むキャンドルを提供することができる。
【0039】
以下では図面を参照して、本実施例に係るキャンドル100を構成する各構成について詳細に説明する。
【0040】
図3には
図2に図示されたキャンドルを示す平面図が図示されており、
図4には
図3のA-A’線断面図が図示されている。
【0041】
これら図面を参照すると、本実施例に係る燃焼部110は、内部に所定の体積の収納空間が形成され上部面が開放された構造であって、下部の一側面に燃料収容貫通口111が形成された構造である。
【0042】
本実施例に係る芯支持台120は、燃焼部110の収納空間の真ん中の底面に着脱可能な構造で据え置かれる構成であって、上方に所定高さだけ延びた柱構造である。この時、下部の一側面に貫通口121が形成され、内部に貫通口121を通じて引入された燃料が上方に毛細管現象によって流動できる流動管122が内部の真ん中に上部面と下部面を互いに連通する形態で形成される。また、上部面の中央にキャンドル芯120aが装着されて流動管122と連通する構造の芯挿入孔123が形成された構造である。
【0043】
具体的には、
図4に図示された通り、本実施例に係る芯支持台120は特定構造の固定脚124および芯終端支持部材125を含む構成であり得る。芯支持台120の固定脚124は、燃焼部110の収納空間の真ん中の底面に着脱可能な構造で据え置かれる構成であって、中央支持台126を中心に放射状に延びて中央支持台126の位置を固定することができる。また、芯終端支持部材125は、中央支持台126の上部面の中心から放射状に延び、下方に所定大きさの曲率半径で巻かれて曲面構造を形成する構成であって、芯挿入孔123に装着されるキャンドル芯120aの上部の側面の一部を支持する構造である。
【0044】
また、本実施例に係る芯支持台120の固定脚124は中央支持台126と着脱可能な構造で装着され得る。この時、芯支持台120の固定脚124は中央支持台126の上方延長高さを変更できる高さ変更構造(図示しない)を含むことができる。
【0045】
この場合、本実施例によると、特定構造の固定脚124、芯終端支持部材125、高さ変更構造を具備することによって、キャンドル芯120aの位置を安定的に固定でき、キャンドル芯120aに燃料が安定的に吸収され得、キャンドル芯120a自体が燃焼して短くなることを防止することができ、使用者の意図に応じてキャンドル芯120aの高さを容易に変更できるキャンドルを提供することができる。
【0046】
一方、本実施例に係る貯蔵部130は、内部に所定の体積の収納空間が形成され上部面が開放された構造であって、下部の一側面に燃料供給貫通口131が形成された構造である。
【0047】
この時、
図2~
図4に図示された通り、本実施例に係る貯蔵部130は特定構造の燃料供給ガイド板150をさらに含む構成であり得る。
【0048】
具体的には、燃料供給ガイド板150は、貯蔵部130の収納空間の内側面と接触する形態で開放された上部面を覆い被せる板状の構造であって、多数の貫通孔が形成された網状構造であり、貯蔵部130に伝達された熱によって加熱して貯蔵部130に収納された燃料の上部面に熱を伝達する金属素材で構成されることが好ましい。
【0049】
この場合、本実施例によると、特定構造の燃料供給ガイド板150を具備することによって、貯蔵部130に伝達された熱エネルギーの伝達を受けて貯蔵部130の内部に収納された燃料の上部面にも効果的に熱エネルギーを伝達することができ、貯蔵部130の内部に収納された燃料が下端の一部分のみ溶融して空いた空間を形成すると共に空いた空間の上部に位置する固体状の燃料が不特定時点で貯蔵部130の内部で崩れ落ちる現象を未然に防止することができるため、貯蔵部130に収納された燃料の安定的かつ持続的な供給を保障できるキャンドルを提供することができる。
【0050】
本実施例に係る燃料供給連通部140は、燃焼部110の燃料収容貫通口111と貯蔵部130の燃料供給貫通口131を互いに連通させる構造で装着する構成である。
【0051】
本実施例に係る燃焼部110、芯支持台120、貯蔵部130および燃料供給連通部140は、芯支持台120により固定された状態で燃料を燃焼する炎によって発生する熱を吸収して燃焼部110、燃料供給連通部140および貯蔵部130の内部に収納された燃料に熱を伝達する金属素材で構成されることが好ましい。
【0052】
具体的には、燃焼部110、芯支持台120、貯蔵部130および燃料供給連通部140を構成する金属素材は、100~450W/mKの熱伝導率を有する素材であり得る。例えば、燃焼部110、芯支持台120、貯蔵部130および燃料供給連通部140を構成する金属素材は、銀素材、銅素材、金素材、亜鉛素材、アルミニウム素材およびタングステン素材からなる群から一つ以上選択された素材または他の金属素材と混合された合金素材であり得る。
【0053】
この場合、本実施例によると、熱伝導率が優秀な金属素材で構成された燃焼部110、芯支持台120、貯蔵部130および燃料供給連通口を具備することによって、芯支持台120の上端で燃料が燃焼する過程で発生した熱エネルギーを芯支持台120と燃焼部110を通じて燃料供給連通部140と貯蔵部130に効果的に伝達することができ、伝達された熱エネルギーを利用して燃料供給連通部140の内部を通じて流動する燃料の固化を防止できるため、貯蔵部130に収納された燃料の持続的な供給を保障できるキャンドルを提供することができる。
【0054】
図4に図示された通り、本実施例に係る燃焼部110の底面は、設置しようとする地面と接触する平行な構造であり、燃料供給連通部140は燃焼部110の燃料収容貫通口111を基準として上方に5~60度だけ傾斜した構造で装着され得る。また、貯蔵部130の底面は、燃料供給連通部140の傾斜面構造と連続する傾斜面構造を含む構造であることが好ましい。
【0055】
この場合、本実施例によると、燃焼部110の底面から燃料供給連通部140を通り過ぎて貯蔵部130の底面に至る流動空間を傾斜した構造で形成することによって、貯蔵部130の内部に収納された燃料が外部から提供された熱エネルギーによって溶融した後に自然に燃料供給連通部140を通じて燃焼部110の内部に流動できるため、貯蔵部130に収納された燃料の持続的な供給を保障できるキャンドルを提供することができる。
【0056】
場合によって、本実施例に係る燃焼部110の燃料収容貫通口111は燃料供給連通部140と分解組立可能な構造であり、貯蔵部130の燃料供給貫通口131は燃料供給連通部140と分解組立可能な構造であり得る。また、燃料供給連通部140は、燃料収容貫通口111および燃料供給貫通口131と上下の高さ方向に傾きを変更できる構造で結束され得る。
【0057】
図5には本発明のさらに他の実施例に係るキャンドルを示す縦断面図が図示されている。
【0058】
図5を参照すると、本実施例に係るキャンドル100は、特定構造の燃焼部ハウジング161、連通部ハウジング162および貯蔵部ハウジング163を含む構成であり得る。
【0059】
具体的には、燃焼部ハウジング161は、燃焼部110の上部面を外部に開放すると共に燃焼部110の側面と下部面を囲む形態で装着され、内部に断熱素材が充填されるか断熱構造が形成された構造である。連通部ハウジング162は、燃料供給連通部140の外部を囲む構造で形成され、内部に断熱素材が充填されるか断熱構造が形成された構造である。また、貯蔵部ハウジング163は、貯蔵部130の外部を囲む構造で形成され、貯蔵部130の上部面を外部に開放したり閉鎖できる開閉部材164を搭載した構造であり、内部に断熱素材が充填されるか断熱構造が形成された構造である。
【0060】
この場合、本実施例によると、特定構造の燃焼部ハウジング161、連通部ハウジング162、貯蔵部ハウジング163および開閉部材164を具備することによって、燃焼部110の内部で燃焼して発生する熱エネルギーが外部に発散しないように断熱することができ、燃焼部110の内部で発生した熱エネルギーが燃料供給連通部140および貯蔵部130に効果的に伝達され得、その結果、伝達された熱エネルギーを利用して燃料供給連通部140の内部を通じて流動する燃料の固化を防止できるため、貯蔵部130に収納された燃料の持続的な供給を保障できるキャンドルを提供することができる。
【0061】
また、場合によって燃焼部ハウジング、連通部ハウジング、貯蔵部ハウジングおよび開閉部材の外部形状または外部面に多様なデザインを適用することによって、製作者または使用者の意図に応じて多様な外形と色相を表現できるため、その結果、製作者または使用者によって審美性を増大させることができるキャンドルを提供することができる。
【0062】
図6には、本発明のさらに他の実施例に係るキャンドルを示す縦断面図が図示されている。
【0063】
図6を参照すると、本実施例に係る燃焼部ハウジング161は、特定構造の空気吸込口165および空気吸込量調節部材166をさらに含む構成であり得る。
【0064】
具体的には、燃焼部ハウジング161の空気吸込口165は、燃焼部110の収納空間と連通する構成であって、外部から空気を燃焼部110の収納空間の内部に供給する構造である。また、空気吸込量調節部材166は、燃焼部ハウジング161の側面に装着される構成であって、空気吸込口165の開放程度を調節できる構造である。
【0065】
この場合、本実施例によると、特定構造の空気吸込口165および空気吸込量調節部材166を燃焼部ハウジング161に装着することによって、使用者の意図に応じて燃焼部110の内部で燃焼する燃焼量と発生する火の光の光量を調節できるキャンドルを提供することができる。
【0066】
図7には本発明のさらに他の実施例に係るキャンドルを示す縦断面図が図示されており、
図8には
図7の吸熱部、回転部、冷媒強制循環部、吸熱配管部および加熱配管部を示す平面模式図が図示されている。
【0067】
これら図面を参照すると、本実施例に係るキャンドル100は、特定構造の吸熱部173、回転部174、冷媒強制循環部175、吸熱配管部176および加熱配管部177を含む構成であり得る。
【0068】
具体的には、本実施例に係る吸熱部173は、燃焼部110の収納空間の上部に装着され、燃焼部110の開放された上部面の内側面に装着される構成であって、芯支持台120の上部面の中心に曲率半径の中心を置く曲面構造が形成され、芯支持台120の上部面に燃焼する炎に発生する熱エネルギーを吸収することができる。
【0069】
本実施例に係る回転部174は、芯支持台120の上部外周面を囲む形態で装着される構成であって、燃焼部110の開放された上部面の内径と同一の外径を有する構造であり、空気吸込口165から引入されて燃焼部110の開放された上部面を通じて流動する空気によって回転することができる。この時、冷媒強制循環部175は、芯支持台120の上部外周面を囲む形態で装着される配管構造であり、回転部174の回転動作によって内部に流動する冷媒を一方向に流動させ、加熱配管部177から伝達された冷媒を吸熱配管部176に流動させることができる。
【0070】
本実施例に係る吸熱配管部176は、吸熱部173の内部に装着される構成であって、吸熱部173の延長方向と同じ方向に延び、吸熱部173から吸収された熱エネルギーを内部に流動する冷媒に伝達し、冷媒強制循環部175から伝達された冷媒を加熱配管部177に流動させることができる。また、加熱配管部177は、燃料供給連通部140の外周面を囲む形態で装着される構成であって、加熱配管部177から伝達された加熱した冷媒を流動させる配管構造であり、加熱した冷媒の熱エネルギーを燃料供給連通部140に伝達し、吸熱配管部176から伝達された冷媒を吸熱配管部176に流動させることができる。
【0071】
この場合、本実施例によると、特定構造の吸熱部173、回転部174、冷媒強制循環部175、吸熱配管部176および加熱配管部177を具備することによって、燃焼部110の内部で発生する熱エネルギーを吸収して吸収された熱エネルギーを燃料供給連通部140の外周面に伝達できるため、その結果、伝達された熱エネルギーを利用して燃料供給連通部140の内部を通じて流動する燃料の固化を防止できるため、貯蔵部130に収納された燃料の持続的な供給を保障できるキャンドルを提供することができる。
【0072】
図9には、本発明のさらに他の実施例に係るキャンドルの制御構成図が図示されている。
【0073】
図9を参照すると、本実施例に係るキャンドル100は、特定の役割を遂行する制御部171、無線通信モジュール172、光量検出部材178および燃料量検出部材179を含む構成であり得る。
【0074】
具体的には、本実施例に係る制御部171は、貯蔵部ハウジング163の内部に装着される構成であって、光量検出部材178から伝達されたデータと使用者のスマートデバイスから入力されたデータに基づいて空気吸込量調節部材166の作動を制御し、燃料量検出材から検出されたデータに基づいてキャンドルの作動状態に関する情報を無線通信モジュール172を通じて使用者のスマートデバイスに伝達することができる。この時、無線通信モジュール172は、制御部171の内部に搭載される構成であって、使用者のスマートデバイスと無線で連動して使用者のスマートデバイスから制御信号の入力を受けて制御部171に伝達し、制御部171から生成されたデータを使用者のスマートデバイスに伝達することができる。
【0075】
本実施例に係る光量検出部材178は、燃焼部ハウジング161の内部に装着される構成であって、燃焼部110の内部で燃焼する火の光の光量をリアルタイムで検出した後、検出されたデータを制御部171に伝達することができる。
【0076】
また、燃料量検出部材179は、貯蔵部ハウジング163の内部に装着される構成であって、貯蔵部130の内部に収納された燃料量をリアルタイムで検出した後、検出されたデータを制御部171に伝達することができる。
【0077】
この場合、本実施例によると、特定の役割を遂行する制御部171、無線通信モジュール172、光量検出部材178および燃料量検出部材179を具備することによって、使用者の意図に応じて燃焼部110の内部で燃焼する燃料の燃焼量を容易に調節でき、燃焼部110の内部で燃焼して発生する火の光の光量を容易に調節することができ、貯蔵部130に収納された燃料量をリアルタイムで確認できるため、燃料の再補充時点を便利に確認できるキャンドルを提供することができる。
【0078】
場合によって、貯蔵部130の上部に芳香剤を据え置いて発香効果を増大させることができる。具体的には、貯蔵部130の内部に配置される燃料供給ガイド板150の上部面に芳香剤を据え置くことができる。据置できる芳香剤として、石膏芳香剤、ゲル芳香剤などを例に挙げることができる。
【0079】
この時、貯蔵部130の上部に配置される芳香剤は加熱した貯蔵部130に伝達された熱エネルギーによって発香効果が増大し得る。
【0080】
また、貯蔵部ハウジング163が適用された場合、開閉部材164には香りが外部に発散され得るように多数の貫通孔が形成されることが好ましい。
【0081】
以上の本発明の詳細な説明では、それによる特別な実施例についてのみ記述した。しかし、本発明は詳細な説明で言及される特別な形態に限定されるものではなく、かえって添付された請求の範囲によって定義される本発明の精神と範囲内にあるすべての変形物と均等物および代替物を含む。
【0082】
すなわち、本発明は前述した特定の実施例および説明に限定されず、請求の範囲で請求する本発明の要旨を逸脱することなく本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば誰でも多様な変形実施が可能であり、そのような変形は本発明の保護範囲内にあると言える。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明は燃料供給部を含むキャンドルに関し、燃焼空間に燃料を持続的に供給することができ、審美性を増大させることができ、発香効果を増大できる燃料供給部を含むキャンドルを提供できるため、産業上の利用可能性がある。
【国際調査報告】