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特表2024-538274再パルプ化可能ジッパを有する再閉鎖可能バッグ及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-18
(54)【発明の名称】再パルプ化可能ジッパを有する再閉鎖可能バッグ及び方法
(51)【国際特許分類】
   B65D 33/00 20060101AFI20241010BHJP
   B65D 33/25 20060101ALI20241010BHJP
【FI】
B65D33/00 C BRQ
B65D33/25 A BRH
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525357
(86)(22)【出願日】2022-10-14
(85)【翻訳文提出日】2024-04-26
(86)【国際出願番号】 US2022046665
(87)【国際公開番号】W WO2023076041
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】63/271,928
(32)【優先日】2021-10-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/330,268
(32)【優先日】2022-04-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/965,581
(32)【優先日】2022-10-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591203428
【氏名又は名称】イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(74)【代理人】
【識別番号】100211177
【弁理士】
【氏名又は名称】赤木 啓二
(72)【発明者】
【氏名】ホセ マヌエル セプティエン ロハス
(72)【発明者】
【氏名】エリック プルード
(72)【発明者】
【氏名】ケビン オレホフスキ
(72)【発明者】
【氏名】マリオン ジョンソン
(72)【発明者】
【氏名】クリフトン ハウエル
(72)【発明者】
【氏名】ラーズ ビールボルク
(72)【発明者】
【氏名】デイビッド ギャレー
【テーマコード(参考)】
3E064
【Fターム(参考)】
3E064AA01
3E064BA01
3E064BA22
3E064BB01
3E064BC18
3E064HN13
3E064HN20
(57)【要約】
再閉鎖可能バッグ100のジッパ120は、第1の相互係止要素126と、第2の相互係止要素130とを備える。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素は、協働してジッパを選択的に開閉するように構成される。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素の一方又は両方は、少なくとも85%の再パルプ化可能材料から形成される。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
再閉鎖可能バッグであって、
エンクロージャを形成する複数の壁と、
前記エンクロージャを形成する前記壁と結合されたジッパ組立体であって、前記壁と結合されたフランジと、互いに係合して前記エンクロージャを閉鎖状態に保持する複数の相互係止要素と、を含む、ジッパ組立体と、
を備え、
前記壁、前記ジッパ組立体、前記フランジ、又は前記相互係止要素のうちの1つ以上が、少なくとも85%の再パルプ化可能材料から形成されている、
再閉鎖可能バッグ。
【請求項2】
前記相互係止要素は空洞を含む、請求項1に記載の再閉鎖可能バッグ。
【請求項3】
前記相互係止要素は空洞及びセルロースフィラを含む、請求項1に記載の再閉鎖可能バッグ。
【請求項4】
前記ジッパ組立体の前記フランジは、セルロースフィラ及び空洞から形成されている、請求項1に記載の再閉鎖可能バッグ。
【請求項5】
前記ジッパ組立体は、セルロースフィラ及び空洞から形成されたスライダを含む、請求項1に記載の再閉鎖可能バッグ。
【請求項6】
前記壁と前記ジッパ組立体との間に配置された取付けウェブを更に備え、前記取付けウェブは少なくとも部分的に、前記再パルプ化可能材料によって形成されている、請求項1に記載の再閉鎖可能バッグ。
【請求項7】
前記取付けウェブは、前記壁に隣接するシーラント層を含む、請求項6に記載の再閉鎖可能バッグ。
【請求項8】
前記ジッパ組立体は、前記取付けウェブにヒートシールされている、請求項6に記載の再閉鎖可能バッグ。
【請求項9】
前記ジッパ組立体は、前記取付けウェブが前記壁の上部領域に結合される前に、前記取付けウェブ上に直接押出成形されている、請求項6に記載の再閉鎖可能バッグ。
【請求項10】
方法であって、
エンクロージャを形成するように構成された複数の壁を取得することと、
前記壁と結合されるように構成されたフランジと、互いに係合して前記エンクロージャを閉鎖状態に保持する複数の相互係止要素と、を有するジッパ組立体を形成することと、
前記ジッパ組立体を前記壁に結合して前記エンクロージャを形成することと、
を含み、
前記壁、前記ジッパ組立体、前記フランジ、又は前記相互係止要素のうちの1つ以上が、少なくとも85%の再パルプ化可能材料から形成されている、
方法。
【請求項11】
前記ジッパ組立体の前記相互係止要素が空洞を含むように形成される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ジッパ組立体の前記相互係止要素が空洞及びセルロースフィラを含むように形成される、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記ジッパ組立体の前記フランジがセルロースフィラ及び空洞から形成される、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記ジッパ組立体が、セルロースフィラ及び空洞から形成されるスライダを含むように形成される、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記壁と前記ジッパ組立体との間に取付けウェブを配置することを更に含み、前記取付けウェブは少なくとも部分的に、前記再パルプ化可能材料によって形成されている、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
前記取付けウェブと前記壁との間にシーラント層を適用することを更に含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記ジッパ組立体を前記取付けウェブにヒートシールすることを更に含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記ジッパ組立体は、前記取付けウェブが前記壁の上部領域に結合される前に、前記取付けウェブ上に前記ジッパ組立体を直接押出成形することによって形成される、請求項15に記載の方法。
【請求項19】
再閉鎖可能バッグであって、
エンクロージャを形成する複数の壁と、
前記エンクロージャを形成する前記壁と結合されたジッパ組立体であって、前記壁と結合されたフランジと、互いに係合して前記エンクロージャを閉鎖状態に保持する複数の相互係止要素と、を含む、ジッパ組立体と、
を備え、
前記ジッパ組立体は、少なくとも85%の再パルプ化可能材料から形成されている、
再閉鎖可能バッグ。
【請求項20】
前記壁と前記ジッパ組立体との間に配置された取付けウェブを更に備え、前記取付けウェブは少なくとも部分的に、前記再パルプ化可能材料によって形成されている、請求項19に記載の再閉鎖可能バッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、米国仮特許出願第63/271,928号(2021年10月26日に出願された)及び米国仮特許出願第63/330,268号(2022年4月12日に出願された)の優先権を主張する、米国特許出願第17/965,581号(2022年10月13日に出願された)の優先権を主張するものであり、これらの全内容は、引用することにより本明細書の一部をなす。
【0002】
背景
技術分野
本明細書に記載の主題は、再閉鎖可能バッグに関し、より詳細には、再閉鎖可能バッグのジッパに関する。
【背景技術】
【0003】
技術の説明
世界中でプラスチック廃棄物の量が増加していることがよく知られている。さらに、埋立地又は同様の環境のプラスチック廃棄物は、生物分解するのが非常に遅いことがよく知られている。
【0004】
プラスチックバッグは、様々な製品を収容するために使用され、典型的には、エンクロージャを形成するために使用される1つ以上のフィルムを含む。プラスチックバッグのフィルムは、厚さがわずか数千分の1インチであるが、典型的なプラスチックポリエチレンバッグは分解が非常に遅く、より厚いラミネートでは本質的に分解されることがない。
【0005】
加えて、多くの既知のプラスチックバッグは、フランジを有するジッパを備える。しかしながら、フランジを有するジッパを追加すると、分解に関連した追加の問題が課される。例えば、ジッパは、典型的にはフィルムよりもはるかに厚いため、フィルムよりも分解がはるかに遅い。バイオ樹脂(すなわち、従来の石油原料の代わりにバイオマス有機材料を使用した樹脂)を使用することで、分解を容易にすることができる。しかしながら、特に、或る特定の所望の品質を維持するように、分解に関連した更なる改善が追い求められている。
【発明の概要】
【0006】
簡単な説明
再パルプ化性、生物分解性、リサイクル性等を増大させたジッパを有する再閉鎖可能バッグが必要とされている。
【0007】
その必要性を念頭に置き、本開示の或る特定の実施の形態は、再閉鎖可能バッグのジッパを提供する。ジッパは、第1の相互係止要素と、第2の相互係止要素とを備える。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素は、協働してジッパを選択的に開閉するように構成される。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素の一方又は両方は、空洞を含む材料から形成される。
【0008】
少なくとも1つの実施の形態において、第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素の両方は、上記材料から形成される。
【0009】
少なくとも1つの実施の形態において、空洞は、発泡成形によって形成される。
【0010】
少なくとも1つの実施の形態において、上記材料は、フィラを更に含む。一例として、フィラはセルロースを含む。
【0011】
少なくとも1つの実施の形態において、ジッパは、第1の相互係止要素から延在する第1のフランジ、及び第2の相互係止要素から延在する第2のフランジも備える。第1のフランジ又は第2のフランジの一方又は両方も、上記材料から形成することができる。更なる例として、第1のフランジ及び第2のフランジは、どちらも上記材料から形成される。
【0012】
一例として、スライダがジッパに動作可能に結合される。スライダも上記材料から形成することができる。
【0013】
本開示の或る特定の実施の形態は、再閉鎖可能バッグのジッパを形成する方法を提供する。本方法は、材料内に1つ以上の空洞を形成することと、材料を使用して、ジッパの第1の相互係止要素又は第2の相互係止要素の一方又は両方を形成することとを含み、第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素は、協働してジッパを選択的に開閉するように構成される。
【0014】
少なくとも1つの実施の形態において、上記形成することは、材料内に空洞を発泡成形することを含む。
【0015】
少なくとも1つの実施の形態において、上記形成することは、材料内にフィラを提供することを含む。
【0016】
1つの例又は態様によれば、側壁を有する可撓性シート材料を含む再閉鎖可能パッケージが提供される。側壁は、再閉鎖可能パッケージの内部を閉鎖するように位置決めすることができる。第1の取付けウェブ及び第2の取付けウェブは、側壁の上部領域に結合される。ジッパ組立体は、第1の取付けウェブに結合される第1の相互係止部分と、第2の取付けウェブに結合される第2の相互係止部分とを備える。第1の相互係止部分及び第2の相互係止部分は、互いに噛み合ってジッパ組立体を閉鎖し、また、互いから分離してジッパ組立体を開放することができる。第1の取付けウェブ及び第2の取付けウェブは、少なくとも部分的に再パルプ化可能材料から形成される。
【0017】
1つの例又は態様によれば、対向する内面及び外面を有するフランジを備えるジッパ組立体が提供される。フランジの外面は、エンクロージャの1つ以上の側壁と結合されるように位置決めされる。フランジは、フランジから突出する相互係止部材を備える。相互係止部材は、互いに噛み合ってエンクロージャを閉鎖するように、また、互いから分離してエンクロージャを開放するように位置決めされる。フランジは、少なくとも部分的に再パルプ化可能材料から形成される。
【0018】
1つの例又は態様によれば、第1の取付け部分を1つ以上のパネルと結合することを含む方法が提供される。第1の取付け部分及び1つ以上のパネルは、少なくとも部分的に再パルプ化可能材料から形成される。本方法は、第2の取付け部分を1つ以上のパネルと結合することを含む。第2の取付け部分は、少なくとも部分的に再パルプ化可能材料から形成される。ジッパ組立体の第1の相互係止部分を第1の取付け部分に結合する。ジッパ組立体の第2の相互係止部分を第2の取付け部分に結合する。
【0019】
1つの例又は態様によれば、ジッパ組立体を取付け部分上に結合することを含む方法が提供される。取付け部分は、少なくとも部分的に再パルプ化可能材料から形成される。ジッパ組立体及び取付け部分をエンクロージャのパネルに結合する。ジッパ組立体は、エンクロージャを開閉するように開放可能である。
【0020】
図面の簡単な説明
本発明の主題は、添付の図面を参照しながら、非限定的な実施形態についての以下の説明を読むことによって理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本開示の一実施形態に係る再閉鎖可能バッグの正面図である。
【0022】
図2図1の線2-2に沿った再閉鎖可能バッグのジッパの断面図である。
【0023】
図3】本開示の一実施形態に係るジッパの断面図である。
【0024】
図4】本開示の一実施形態に係るジッパを形成する方法のフローチャートである。
【0025】
図5】一実施形態に係る再閉鎖可能エンクロージャの正面図である。
【0026】
図6】再閉鎖可能組立体の1つの例の断面図である。
【0027】
図7図1又は図5の再閉鎖可能エンクロージャのジッパ組立体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
詳細な説明
本開示の或る特定の実施形態は、バッグ等の再閉鎖可能容器のジッパを提供する。ジッパは、可溶性材料から形成される。少なくとも1つの実施形態において、ジッパは、溶解性を増大させる空洞を含む可溶性材料から形成される。少なくとも1つの実施形態において、可溶性材料は、空洞の形成を制限又は別様に制御するために、木繊維等のフィラも含む。フィラも、空洞のように、ジッパ及び/又は収容部を形成するために使用される高分子結合剤の量を削減する。一例として、フィラは、少なくとも部分的にセルロースから形成することができる。
【0029】
発泡成形を使用することで、空洞を形成することができる。例えば、発泡成形は、「Foamed Zipper」という発明の名称の、1996年5月28日に発行された米国特許第5,520,463号に開示されるように、押出成形されたポリエチレンジッパにおいて使用されている。上記特許は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。「More Sustainable Biodegradable Foamed Zipper」という発明の名称の、2013年7月11日に公開された米国特許出願公開第2013/0174386号も、引用することによりその全体が本明細書の一部をなし、発泡成形によってジッパを形成することを開示している。少なくとも1つの例において、空洞は、米国特許第5,520,463号、又は米国特許出願公開第2013/0174386号に記載されているもの等、発泡成形プロセスを使用して形成することができる。
【0030】
発泡成形によって形成された空洞を有し、また、セルロースベースのフィラも含むジッパは、Flexible Box Associationsが公表したような規格及び要件を満たすことを支援し得ることが分かっている。
【0031】
フィラがジッパにおいて使用される場合、所望に応じて、ジッパの或る特定の機械的特性に影響を与えるように、空洞とフィラ含有量との比を調整することができる。例えば、フィラによって硬度が増大し得るが、空洞を増大させると可撓性が増大する。
【0032】
ジッパは、フランジを備えても、備えなくてもよい。空洞及びフィラの存在は、ジッパ全体に、又はジッパ全体よりも小さい範囲で存在することができる。さらに、ジッパに関連して使用されるスライダ及び/又はクリップも、ジッパと同じ材料から形成することができる。
【0033】
図1は、本開示の一実施形態に係る再閉鎖可能バッグ100の正面図を示している。バッグ100は、後壁104と同延の前壁102を備える収容部101を備える。前壁102及び後壁104は、側部シール106、108、及び底部シール110(又は任意選択で折り目)によって互いに接合することができる。上縁部111は、ジッパ120によって再閉鎖可能な開口部112を画定する。
【0034】
少なくとも1つの実施形態において、収容部101は、生物分解性材料から形成される。例えば、収容部101は、コーティングされても、コーティングされなくてもよい紙から形成することができる。代替的に、収容部101は、ポリマ材料から形成することができる。
【0035】
図2は、図1の線2-2に沿った再閉鎖可能バッグ100のジッパ120の断面図を示している。ジッパ120は、第1の輪郭部122と、第1の輪郭部122とは反対にある第2の輪郭部124とを備える。第1の輪郭部122及び第2の輪郭部124は、協働する相互係止要素を備える。特に、第1の輪郭部122は、第1の又は雄相互係止要素126及び第1のフランジ128(雄相互係止要素126から延在する又は雄相互係止要素126に別様に結合されるもの等)を備え、第2の輪郭部124は、第2の又は雌相互係止要素130及び第2のフランジ132(雌相互係止要素130から延在する又は雌相互係止要素130に別様に結合されるもの等)を備える。「第1の」、「第2の」等という用語は、項目の数を示すために使用されるにすぎないことを理解されたい。例えば、雌相互係止要素130を第1の相互係止要素とみなすことができ、雄相互係止要素126を第2の相互係止要素とみなすことができる。
【0036】
図1及び図2を参照すると、第1の輪郭部122は前壁102にシールされ、第2の輪郭部124は後壁104にシールされる。閉鎖位置又は相互係止位置においては、雄相互係止要素126が受けられ、雌相互係止要素130と係合される。開放位置においては、雄相互係止要素126及び雌相互係止要素130は、互いに係合されない。
【0037】
少なくとも1つの実施形態において、スライダ140もジッパ120に関連して使用することができる。すなわち、スライダ140は、ジッパ120に動作可能に結合することができる。スライダ140は、開放方向に移動させると、雄相互係止要素126を雌相互係止要素130から分離することができる。逆に、スライダは、閉鎖方向に移動させると、雄相互係止要素126と雌相互係止要素130とを相互係止させることができる。任意選択で、バッグ100は、スライダ140を備えなくてもよい。
【0038】
図3は、本開示の一実施形態に係るジッパ120の断面図を示している。ジッパ120の少なくとも一部は、複数の空洞202を有する材料200から形成される。材料200は、フィラ204をその中に分散させることもできる。材料200の残部又は基材205(空洞202及びフィラ204以外)は、例えばプラスチックから形成することができる。
【0039】
ジッパ120全体を材料200から形成することができる。例えば、雄相互係止要素126、雌相互係止要素130、第1のフランジ128、及び第2のフランジ132を全て材料200から形成することができる。少なくとも1つの実施形態において、ジッパ120は、第1のフランジ128及び第2のフランジ132の一方又は両方を備えない。
【0040】
別の例として、ジッパ120の全体よりも小さい範囲を材料200から形成することができる。例えば、雄相互係止要素126及び/又は雌相互係止要素130のみを材料200から形成することができ、残部(第1のフランジ128及び第2のフランジ132等)を異なる材料(例えば、空洞202及び/又はフィラ204を含まないプラスチック)から形成することができる。ジッパ120全体よりも小さい範囲を材料200から形成することは、或る特定の規格により、ジッパの或る特定の量(15%等)が生物分解性及び/又は再パルプ化性の要件を超えないことが許容される場合等に望ましいものであり得る。
【0041】
図1及び図3を参照すると、スライダ140も材料200から形成することができる。任意選択で、スライダ140は、材料200から形成しなくてもよい。なお、バッグ100は、スライダ140を備えても、備えなくてもよい。
【0042】
図示のように、1つ以上のシール領域220を第1のフランジ128及び/又は第2のフランジ132の外面に結合することができる。図1及び図3を参照すると、シール領域220は、開口部112に近接して収容部101の内面にシール係合する。シール220は、少なくとも部分的に材料200から形成しても、形成しなくてもよい。少なくとも1つの例において、シール領域220は、材料200から形成する代わりに、シーラント及び/又は接着剤から形成することができる。
【0043】
材料200は可溶である。空洞202により、材料200の溶解性が増大する。少なくとも1つの例において、空洞202は、発泡成形によって形成される。例えば、発泡剤によって空洞202が形成される。空洞202により、表面積を増大させながら、ジッパ120の総量及び総重量が削減される。表面積が増大すると、例えば、堆肥化の面積が増大し、これにより、そのようなプロセスの時間が削減される。
【0044】
少なくとも1つの実施形態において、フィラ204は、セルロースベースの材料である。例えば、フィラ204は、少なくとも部分的にセルロースから形成される。一例として、フィラ204は木繊維とすることができる。フィラ204により、空洞202の形成が制限又は別様に制御される。フィラ204も、空洞202のように、ジッパ120及び/又は収容部101を形成するために使用される高分子結合剤の量を削減する。
【0045】
材料200内の空洞202とフィラ204との比は、1:1とすることができる。任意選択で、空洞202とフィラ204との比は、2:1、3:1等とすることができる。特に、材料200内の空洞202のパーセンテージが増大すると、ジッパ120の可撓性が増大する。逆に、空洞202とフィラ204との比は、1:2、1:3等とすることができる。材料200内のフィラ204のパーセンテージが増大すると、ジッパ120の硬度及び剛性が増大する。したがって、空洞202及びフィラ204の量は、可撓性及び硬度の所望の量に応じて調整することができる。代替的に、材料200は、フィラ204を含まなくてもよい。
【0046】
発泡成形によって形成された空洞202を有し、また、セルロースベースであり得るフィラ204も含むジッパ120は、Flexible Box Associationsが公表したような規格及び要件を満たすことを支援し得ることが分かっている。
【0047】
ジッパ120の少なくとも一部を材料200から形成することによって、ジッパ120は、既知のジッパと比較して、より生物分解性、再パルプ化性、リサイクル性、及び堆肥化性が高い。材料200は可溶であり得る。
【0048】
本明細書に記載のように、再閉鎖可能バッグ100のジッパ120は、第1の相互係止要素126又は130と、第2の相互係止要素(126又は130の他方)とを備える。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素は、協働してジッパ120を選択的に開閉するように構成される。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素の一方又は両方は、空洞202を含む材料200から形成される。空洞202は、発泡成形によって形成することができる。少なくとも1つの例において、第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素の両方は、材料200から形成される。少なくとも1つの例において、材料200はフィラ204も含む。一例として、フィラ204は、セルロースを含む。
【0049】
図4は、本開示の一実施形態に係るジッパを形成する方法のフローチャートを示している。図3及び図4を参照すると、300において、材料200内に空洞202を形成する。302において、フィラ204によって(すなわち、フィラ204を材料200内に追加することによって)材料200内の空洞202の量を制御する。任意選択で、空洞202の量は、フィラ204とは独立したものであり得る。その後、304において、材料200を使用してジッパ120の少なくとも一部を形成する。
【0050】
1つの例において、再閉鎖可能バッグのジッパが提供される。ジッパは、第1の相互係止要素と、第2の相互係止要素とを備えることができる。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素は、協働してジッパを選択的に開閉するように構成される。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素の一方又は両方は、空洞を含む材料から形成することができる。
【0051】
任意選択で、第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素の両方は、空洞を含む材料から形成することができる。空洞は、発泡成形によって形成することができる。材料は、セルロース等のフィラを含むこともできる。ジッパは、第1の相互係止要素から延在する第1のフランジと、第2の相互係止要素から延在する第2のフランジとを備えることもできる。第1のフランジ又は第2のフランジの一方又は両方も、上記材料から形成することができる。スライダをジッパに動作可能に結合することができる。スライダも上記材料から形成することができる。
【0052】
別の例において、再閉鎖可能バッグのジッパを形成する方法が提供される。本方法は、材料内に1つ以上の空洞を形成することと、材料を使用して、ジッパの第1の相互係止要素又は第2の相互係止要素の一方又は両方を形成することとを含むことができる。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素は、協働してジッパを選択的に開閉することができる。
【0053】
材料を使用して、第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素の両方を形成することができる。材料内に空洞を形成することができる。形成する動作は、セルロース等のフィラを材料内に提供することを含むことができる。
【0054】
材料を使用して、ジッパの第1のフランジ又は第2のフランジの一方又は両方を形成することができる。材料を使用して、ジッパに動作可能に結合されるように構成されるスライダを形成することもできる。
【0055】
別の例において、再閉鎖可能バッグのジッパが提供される。ジッパは、第1の相互係止要素と、第2の相互係止要素とを備えることができる。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素は、協働してジッパを選択的に開閉することができる。第1の相互係止要素及び第2の相互係止要素は、空洞及びフィラを含む材料から形成することができ、空洞は発泡成形によって形成される。
【0056】
フィラは、セルロースを含むことができる。ジッパは、第1の相互係止要素から延在する第1のフランジと、第2の相互係止要素から延在する第2のフランジとを備えることもできる。第1のフランジ又は第2のフランジも、上記材料から形成することができる。
【0057】
本明細書に記載のように、本開示の実施形態は、再パルプ化性、生物分解性、リサイクル性等を増大させた再閉鎖可能バッグのジッパを提供する。
【0058】
本開示の或る特定の実施形態は、バッグ等の、ジッパ組立体を有する再閉鎖可能エンクロージャを提供する。ジッパ組立体は、少なくとも部分的に再パルプ化可能材料から形成することができる。ジッパ組立体は、少なくとも部分的に再パルプ化可能材料から形成される取付けウェブを使用して、再閉鎖可能容器に結合することができる。
【0059】
図5は、再閉鎖可能エンクロージャ500の1つの例の正面図を示している。エンクロージャは、1つ以上の側壁502を有する可撓性シート材料を含むことができる。1つ以上の側壁502は、エンクロージャ500の内部を閉鎖するように配置することができる。ジッパ組立体504を、エンクロージャ500の開放領域506にて又はその近くで側壁502に結合することができる。第1の取付けウェブを第1の側壁に結合することができ、第2の取付けウェブを第1の側壁の反対にある第2の側壁に結合することができる。ジッパ組立体504を第1の取付け壁及び第2の取付け壁に結合することで、ジッパ組立体504がエンクロージャ500を開閉することを可能にすることができる。図5に示される実施形態において、開放領域506は、除去可能部分508によって覆うことができる。除去可能部分508は、使用者による除去可能部分508の除去を支援し得る、ミシン目510及び引裂きビード領域を備えることができる。ジッパ組立体504は、それ自体に取り付けられることで、使用者はエンクロージャ500を繰り返し開閉することができる。1つの実施形態において、ジッパ組立体504は、側壁502に直接ヒートシールされる。
【0060】
少なくとも1つの実施形態において、再閉鎖可能エンクロージャ500は、再パルプ化可能材料から形成される。例えば、再閉鎖可能エンクロージャ500は、コーティングされても、コーティングされなくてもよい紙から形成することができる。再パルプ化可能材料は、セルロースベースの材料、木繊維等とすることができる。
【0061】
図6は、再閉鎖可能組立体600の1つの例の断面図を示している。再閉鎖可能組立体600は、ジッパ組立体604及び取付けウェブ部分614を備える。ジッパ組立体604は、取付けウェブ部分614に結合される。図示の実施形態において、ジッパ組立体604は、ベース部分640によって取付けウェブ部分614に結合される。ベース部分640は、押出コーティングすることができ、又は非コーティング材料とすることができる。ジッパ組立体604は、協働してジッパ組立体604を選択的に開閉するように位置決めされる第1の相互係止部分630及び第2の相互係止部分632を備えることができる。1つの実施形態において、第1の相互係止部分630は第1の側壁に結合され、第2の相互係止部分632は対向する第2の側壁に結合される。第1の取付けウェブ及び第2の取付けウェブは、少なくとも部分的に再パルプ化可能材料から形成することができる。図6に示される実施形態において、再閉鎖可能組立体600は、除去可能部分608によって覆うことができる。除去可能部分608は、使用者による除去可能部分608の除去を支援し得る、ミシン目610及び引裂きビード領域612を備えることができる。再閉鎖可能組立体600は、本明細書に記載及び/又は図示のエンクロージャのうちの1つ以上等の再閉鎖可能エンクロージャに結合することができる。図示の実施形態において、再閉鎖可能組立体600は、再閉鎖可能エンクロージャと結合されるように位置決めされるストリップ650を備える。ストリップ650は、ポリエチレン、接着剤等とすることができる。再閉鎖可能組立体600をエンクロージャ500に結合することで、ジッパ組立体604がそれ自体に取り付けられ、使用者はエンクロージャ500を繰り返し開閉することができる。
【0062】
少なくとも1つの実施形態において、取付けウェブ部分614は、再パルプ化可能材料から形成される。例えば、取付けウェブ部分614は、コーティングされても、コーティングされなくてもよい紙から形成することができる。再パルプ化可能材料は、セルロースベースの材料、木繊維等とすることができる。
【0063】
図7は、ジッパ組立体700の1つの例を示している。ジッパ組立体700は、図1及び/又は図5に示されるエンクロージャに組み込むことができる。ジッパ組立体700は、互いに面しない外面704を有する、対向したフランジ702を備えることができる。これらの外面704は、エンクロージャ(図5に図示)の取付けウェブ(同じく図5に図示)に結合する(例えば、ヒートシール、接着剤等を介して)ことができる。フランジ702の対向した内面706は、互いに面することができる。フランジ702の内面706は、内面706から他方のフランジ702に向かって突出する相互係止又は係止要素712を備える。これらの係止要素712は、互いに噛み合ってジッパ組立体700(及びエンクロージャ)を閉鎖することができる。相互係止要素712は、引き離して(例えば、消費者が側壁及び/又はフランジ702の両側を引っ張ることによって)、エンクロージャ500を開放することができる。図示の例において、一方のフランジ702は、雄相互係止要素714を備え、他方のフランジ706は、雌相互係止要素716を備える。図示のように、雌相互係止要素716は、(エンクロージャ500を閉鎖状態に維持するために)雄相互係止要素714の外側端部を受けて固定するように成形されるレセプタクルとすることができる。フランジ702及び/又は側壁を引き離すことで、雄相互係止要素714を雌相互係止要素716から取り外してエンクロージャ500を開放することができる。1つの例において、ジッパ組立体700の長さに沿って(例えば、図7の平面の内外に)移動して、ジッパ組立体700及びエンクロージャ500を開閉するスライダを使用することができる。代替的に、ジッパ組立体700は、スライダなしで開閉することができる。
【0064】
ジッパ組立体700の本体は、再パルプ化可能材料を組み込むことができる。例えば、フランジ702全体は、再パルプ化可能材料、又は再パルプ化可能材料とポリマ等の別の材料との組合せから形成することができる。1つの実施形態において、ジッパ組立体700は、少なくとも部分的に水溶性ポリマ材料から形成することができる。1つの実施形態において、ジッパ組立体700は、少なくとも部分的にポリエチレン材料、ポリビニルアルコール(PVOH)等から形成することができる。
【0065】
閉鎖位置又は相互係止位置においては、雄相互係止要素714が受けられ、雌相互係止要素716と係合される。開放位置においては、雄相互係止要素714及び雌相互係止要素716は、互いに係合されない。
【0066】
少なくとも1つの実施形態において、ジッパ組立体に関連してスライダを使用することもできる。すなわち、スライダをジッパ組立体に動作可能に結合することができる。スライダを開放方向に移動させると、雄相互係止要素を雌相互係止要素から分離することができる。逆に、スライダを閉鎖方向に移動させると、雄係止要素と雌相互係止要素とを相互係止させることができる。任意選択で、再閉鎖可能エンクロージャは、スライダを備えなくてもよい。
【0067】
本明細書に記載のように、本開示の実施形態は、再パルプ化性、生物分解性、リサイクル性等を増大させた再閉鎖可能エンクロージャのジッパ組立体を提供する。
【0068】
1つの実施形態において、再閉鎖可能エンクロージャ及び再閉鎖可能エンクロージャのジッパ組立体を製造する方法が記載される。本方法は、図1に示される再閉鎖可能エンクロージャ100の製造に使用することができる。様々な代替的な実施形態において、記載される構成要素の特定の構成(例えば、数、タイプ、配置等)を変更することができることに留意されたい。本方法は、再閉鎖可能エンクロージャを形成する1つ以上のパネルに第1の取付け部分及び第2の取付け部分を結合することを含む。第1の取付け部分及び第2の取付け部分並びにパネルは、少なくとも部分的に再パルプ化可能材料から形成することができる。取付け部分は、シーラント層を含むことができる。その後、ジッパ組立体の第1の相互係止部分及び第2の相互係止部分を、第1の取付け部分及び第2の取付け部分にそれぞれ結合する。1つの実施形態において、相互係止部分を取付け部分上に直接押出成形する。1つの実施形態において、ジッパ組立体を取付け部分にヒートシールすることができる。
【0069】
別の実施形態において、再閉鎖可能エンクロージャ及び再閉鎖可能エンクロージャのジッパ組立体を製造する方法が記載され、本方法は、ジッパ組立体を取付け部分上に結合することを含む。取付け部分は、少なくとも部分的に再パルプ化可能材料から形成することができる。ジッパ組立体及び取付け部分をエンクロージャのパネルに結合することができる。ジッパ組立体は、エンクロージャの内部を開閉するように配置される。
【0070】
本明細書に記載のエンクロージャの1つ以上の構成要素に組み込まれる再パルプ化可能材料の量は、少なくとも閾値量とすることができる。例えば、再パルプ化可能材料は、パネル、ジッパ組立体、フランジ、相互係止要素、フランジ、引裂き帯、取付けウェブ、シート等内の少なくとも85%(しかし100%未満)の重量及び/又は体積で存在することができる(残部は再パルプ化可能でない材料である)。代替的に、再パルプ化可能材料は、パネル、ジッパ組立体、フランジ、相互係止要素、フランジ、引裂き帯、取付けウェブ、シート等内の少なくとも80%、少なくとも70%等(しかし100%未満)の重量及び/又は体積で存在することができる(残部は再パルプ化可能でない材料である)。再パルプ化可能材料の量は、2013年8月16日付けのFibre Box Associationの再パルプ化性試験に従う、重量に対する繊維歩留まりとして表す又は測定することができ、上記の内容は、本明細書に記載の実施形態の範囲を制限することなく(本出願人が現在又は後に明示的に制限しない限り)引用することにより本明細書の一部をなす。
【0071】
単数形である「a」、「an」、及び「the」は、文脈において別段明確に示されない限り、複数を指すことも含む。「任意選択の(optional)」又は「任意選択で(optionally)」は、続いて記載される事象又は状況が起こる又は起こらない可能性があることを意味するとともに、説明には事象が起こる事例及び起こらない事例が含まれることを意味する。明細書及び請求項の全体にわたって本明細書において使用される概略化する用語は、この用語が関連し得る基本的機能に変化を生じさせることなく変動が許容される任意の定量的な表現を修飾するために適用され得る。このため、単数又は複数の用語、例えば「約(about)」、「実質的に(substantially)」、及び「略(approximately)」によって修飾される値は、特定される正確な値に限定されないものであってもよい。少なくともいくつかの事例において、概略化する用語は、値を測定するための機器の精度に対応し得る。ここで、並びに明細書及び請求項の全体を通じて、範囲限定は、組み合わせること及び/又は互換することができ、このような範囲は、文脈又は用語において別段示されない限り、識別することができる、及びすべての下位範囲を含めることができる。
【0072】
本書面においては、ベストモードを含む実施形態を開示する、並びに任意の装置又はシステムの製造及び使用、及び任意の組み込まれた方法を行うことを含め、当業者が実施形態を実施することを可能にするために、例を使用する。請求項は、本開示の特許可能な範囲を規定するものであり、当業者が思い至る他の例を含む。このような他の例は、それらが請求項の文言とは異ならない構造的要素を有する場合、又はそれらが請求項の文言とは僅かに異なる同等の構造的要素を有する場合には特許請求の範囲内に収まることを意図している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】