(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-18
(54)【発明の名称】切り替え方法、端末及びネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
H04W 36/24 20090101AFI20241010BHJP
H04W 4/38 20180101ALI20241010BHJP
【ＦＩ】
H04W36/24
H04W4/38
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525812
(86)(22)【出願日】2022-10-31
(85)【翻訳文提出日】2024-05-01
(86)【国際出願番号】 CN2022128495
(87)【国際公開番号】W WO2023078193
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202111295866.6
(32)【優先日】2021-11-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】ＶＩＶＯ ＭＯＢＩＬＥ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮ ＣＯ．， ＬＴＤ．
【住所又は居所原語表記】Ｎｏ．１， ｖｉｖｏ Ｒｏａｄ， Ｃｈａｎｇ’ａｎ， Ｄｏｎｇｇｕａｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ ５２３８６３， Ｃｈｉｎａ
(74)【代理人】
【識別番号】110002871
【氏名又は名称】弁理士法人坂本国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】張 宏平
【テーマコード（参考）】
5K067
【Ｆターム（参考）】
5K067AA21
5K067BB27
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本出願は、切り替え方法、端末及びネットワーク側機器を開示し、通信の分野に属する。本出願の実施例の切り替え方法は、第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得するステップであって、前記第１情報が感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報が、端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報が、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられ、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であるステップと、前記第１アクセスネットワーク機器が前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うステップと、を含む。
【選択図】図２
【選択図】図２
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得するステップであって、前記第１情報が感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報が、端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報が、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられ、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であるステップと、前記第１アクセスネットワーク機器が前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うステップと、
を含む、切り替え方法。
【請求項2】
第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得する前記ステップは、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末からの前記第１情報を受信するステップと、
前記第１アクセスネットワーク機器が感知サーバからの前記第１情報を受信するステップと、
前記第１アクセスネットワーク機器が第３アクセスネットワーク機器からの第１切り替え要求メッセージを受信するステップであって、前記第１切り替え要求メッセージが前記第１情報を含むステップと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、
少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、
少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、
少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、
少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、
推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、
感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項１又は２に記載の方法。
【請求項4】
第１アクセスネットワーク機器が前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行う前記ステップは、前記第１アクセスネットワーク機器が前記感知補助切り替え情報に基づいて目標セルを決定するステップと、
前記第１アクセスネットワーク機器が第２切り替え要求メッセージを前記目標セルの属する第２アクセスネットワーク機器に送信するステップと、
前記第１アクセスネットワーク機器が前記第２アクセスネットワーク機器からフィードバックされた切り替え要求確認メッセージを受信するステップと、
前記第１アクセスネットワーク機器が無線リソース制御ＲＲＣ再配置情報を前記端末に送信するステップであって、前記ＲＲＣ再配置情報が前記端末でセル切り替えを行うために用いられるステップと、を含む、請求項３に記載の方法。
【請求項5】
第１アクセスネットワーク機器が第２切り替え要求メッセージを前記目標セルの属する第２アクセスネットワーク機器に送信する前記ステップの前に、前記第１アクセスネットワーク機器が前記感知補助切り替え情報に基づいて無線リソース管理ＲＲＭ測定配置情報を決定するステップをさらに含む、請求項４に記載の方法。
【請求項6】
前記第２切り替え要求メッセージで、少なくとも感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報が運ばれている、請求項４に記載の方法。
【請求項7】
第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得するステップの後に、前記第１アクセスネットワーク機器が前記感知測定指示情報に基づいて、ＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御するステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
【請求項8】
第１アクセスネットワーク機器がＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御する前記ステップは、非アクティブタイマーを停止させるステップと、
非アクティブタイマーのタイムアウトを無視するステップと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項７に記載の方法。
【請求項9】
第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得するステップの後に、前記第１アクセスネットワーク機器が第２情報を取得するステップをさらに含み、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる、請求項１に記載の方法。
【請求項10】
前記第１アクセスネットワーク機器は、感知サーバ及び／又は前記端末からの前記第２情報を受信する、請求項９に記載の方法。
【請求項11】
前記第１情報及び／又は前記第２情報は、ＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送される、請求項９に記載の方法。
【請求項12】
感知サーバが感知測定タスクメッセージを端末に送信する場合に、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップを含み、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる、セル切り替え方法。
【請求項13】
前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、
少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、
少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、
少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、
少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、
推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、
感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項１２に記載の方法。
【請求項14】
第１情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記感知サーバが第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するステップをさらに含み、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる、請求項１２又は１３に記載の方法。
【請求項15】
第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記感知サーバが前記端末又は第２アクセスネットワーク機器からの第３情報を受信するステップであって、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれており、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末のソースサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第２アクセスネットワーク機器が前記端末の目標サービスアクセスネットワーク機器であるステップと、
前記感知サーバが、前記目標セル情報に基づいて、更新された感知測定配置を決定し、又は感知測定タスクが前記目標セルに適するか否かを決定するステップと、
前記感知サーバが第４情報を前記端末に送信するステップであって、前記第４情報が感知測定停止情報又は前記更新された感知測定配置を含むステップと、をさらに含む、請求項１２又は１３に記載の方法。
【請求項16】
端末が感知サーバからの感知測定タスクを受信するステップと、前記端末が第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップと、を含み、
前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる、セル切り替え方法。
【請求項17】
前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、
少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、
少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、
少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、
少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、
推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、
感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項１６に記載の方法。
【請求項18】
第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記端末が第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するステップをさらに含み、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる、請求項１６に記載の方法。
【請求項19】
前記第１情報及び／又は前記第２情報は、ＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送される、請求項１８に記載の方法。
【請求項20】
第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記端末が、前記第１アクセスネットワーク機器からのＲＲＣ再配置メッセージに応じて目標セル切り替えを完了する場合に、第３情報を前記感知サーバに送信するステップをさらに含み、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれている、請求項１６に記載の方法。
【請求項21】
第３情報を前記感知サーバに送信するステップの後に、感知測定停止情報又は更新された感知測定配置を含む、前記感知サーバからの第４情報を受信するステップと、
前記端末が前記感知測定停止情報に基づいて感知測定タスクの実行を停止させ、又は前記更新された感知測定配置に応じて感知測定タスクを実行するステップと、をさらに含む、請求項２０に記載の方法。
【請求項22】
第１アクセスネットワーク機器に適用される切り替え装置であって、第１情報を取得するための取得モジュールであって、前記第１情報が感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報が、端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報が、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられ、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末のサービスアクセスネットワーク機器である取得モジュールと、
前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うための切り替えモジュールと、を含む、切り替え装置。
【請求項23】
取得モジュールが第１情報を取得する前記ステップは、前記取得モジュールが前記端末からの前記第１情報を受信するステップと、
前記取得モジュールが感知サーバからの前記第１情報を受信するステップと、
前記取得モジュールが第３アクセスネットワーク機器からの第１切り替え要求メッセージを受信するステップであって、前記第１切り替え要求メッセージが前記第１情報を含むステップと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項２２に記載の装置。
【請求項24】
前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、
少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、
少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、
少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、
少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、
推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、
感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項２２又は２３に記載の装置。
【請求項25】
切り替えモジュールが前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行う前記ステップは、前記切り替えモジュールが前記感知補助切り替え情報に基づいて目標セルを決定するステップと、
前記切り替えモジュールが第２切り替え要求メッセージを前記目標セルの属する第２アクセスネットワーク機器に送信するステップと、
前記切り替えモジュールが前記第２アクセスネットワーク機器からフィードバックされた切り替え要求確認メッセージを受信するステップと、
前記切り替えモジュールが無線リソース制御ＲＲＣ再配置情報を前記端末に送信するステップであって、前記ＲＲＣ再配置情報が前記端末でセル切り替えを行うために用いられるステップと、を含む、請求項２４に記載の装置。
【請求項26】
前記切り替えモジュールはさらに、前記感知補助切り替え情報に基づいて無線リソース管理ＲＲＭ測定配置情報を決定するために用いられる、請求項２５に記載の装置。
【請求項27】
前記第２切り替え要求メッセージで、少なくとも感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報が運ばれている、請求項２５に記載の装置。
【請求項28】
前記切り替えモジュールはさらに、前記感知測定指示情報に基づいて無線リソース制御ＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御するために用いられる、請求項２２に記載の装置。
【請求項29】
切り替えモジュールがＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御する前記ステップは、非アクティブタイマーを停止させるステップと、
非アクティブタイマーのタイムアウトを無視するステップと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項２８に記載の装置。
【請求項30】
前記取得モジュールはさらに第２情報を取得するために用いられ、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる、請求項２２に記載の装置。
【請求項31】
前記取得モジュールは、感知サーバ及び／又は前記端末からの前記第２情報を受信する、請求項３０に記載の装置。
【請求項32】
前記第１情報及び／又は前記第２情報は、ＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送される、請求項３０に記載の装置。
【請求項33】
感知サーバに適用されるセル切り替え装置であって、感知測定タスクメッセージを端末に送信する場合に、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するための第１伝送モジュールを含み、
前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる、セル切り替え装置。
【請求項34】
前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、
少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、
少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、
少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、
少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、
推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、
感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項３３に記載の装置。
【請求項35】
前記第１伝送モジュールはさらに第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するために用いられ、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる、請求項３３又は３４に記載の装置。
【請求項36】
前記第１伝送モジュールはさらに前記端末又は第２アクセスネットワーク機器からの第３情報を受信するために用いられ、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれており、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のソースサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第２アクセスネットワーク機器は前記端末の目標サービスアクセスネットワーク機器であり、前記装置は、前記目標セル情報に基づいて、更新された感知測定配置を決定し、又は感知測定タスクが前記目標セルに適するか否かを決定するための決定モジュールをさらに含み、
前記第１伝送モジュールはさらに第４情報を前記端末に送信するために用いられ、前記第４情報は感知測定停止情報又は更新された感知測定配置を含む、請求項３３又は３４に記載の装置。
【請求項37】
端末に適用されるセル切り替え装置であって、感知サーバからの感知測定タスクを受信することと、
第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信することと、に用いられる、第２伝送モジュールを含み、
前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる、セル切り替え装置。
【請求項38】
前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、
少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、
少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、
少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、
少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、
推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、
感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項３７に記載の装置。
【請求項39】
前記第２伝送モジュールはさらに第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するために用いられ、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる、請求項３７に記載の装置。
【請求項40】
前記第１情報及び／又は前記第２情報は、ＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送される、請求項３９に記載の装置。
【請求項41】
前記第２伝送モジュールはさらに、前記第１アクセスネットワーク機器からのＲＲＣ再配置メッセージに応じて目標セル切り替えを完了する場合に、第３情報を前記感知サーバに送信するために用いられ、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれている、請求項３７に記載の装置。
【請求項42】
前記第２伝送モジュールはさらに、感知測定停止情報又は更新された感知測定配置を含む、前記感知サーバからの第４情報を受信することと、前記感知測定停止情報に基づいて感知測定タスクの実行を停止させ、又は更新された感知測定配置に応じて感知測定タスクを実行することと、に用いられる、請求項４１に記載の装置。
【請求項43】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項１から１１のいずれか１項に記載の切り替え方法のステップが実現され、又は請求項１２から１５のいずれか１項に記載の切り替え方法のステップが実現される、ネットワーク側機器。
【請求項44】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項１６から２１のいずれか１項に記載の切り替え方法のステップが実現される、端末。
【請求項45】
プログラム又はコマンドが記憶されており、前記プログラム又はコマンドがプロセッサによって実行されると、請求項１から１１のいずれか１項に記載の切り替え方法のステップが実現され、又は請求項１２から１５のいずれか１項に記載の切り替え方法のステップが実現され、又は請求項１６から２１のいずれか１項に記載の切り替え方法のステップが実現される、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
（関連出願の相互参照）
本出願は、２０２１年１１月３日に出願された中国特許出願第２０２１１１２９５８６６．６号の優先権を主張し、該中国特許出願の全ての内容は参照によって本出願に組み込まれる。
本出願は、２０２１年１１月３日に出願された中国特許出願第２０２１１１２９５８６６．６号の優先権を主張し、該中国特許出願の全ての内容は参照によって本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信の分野に属し、具体的には、切り替え方法、端末及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0003】
Ｂ５Ｇ（Ｂｅｙｏｎｄ ５ｔｈ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ）システム、６Ｇシステム等のような、将来の移動通信システムは、通信能力以外に、感知能力も備える。ここで、「感知能力」は、感知能力を備える１つ又は複数の機器が、無線信号の送受信により、目標物体、イベント又は環境等に対する検出、追跡、識別及び結像等を実現することができると理解される。
【0004】
しかしながら、関連技術では通信信号の測定結果に基づいてセル切り替えを行うことを考慮すると、端末で感知測定を実行する際にセル切り替えが発生する場合に、端末で感知測定を継続できなくなる可能性が高く、さらに、感知測定サービスの継続性を保証することができなくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願の実施例は、端末でセル切り替えを行うことによって感知測定サービスの継続性を保証できないという問題を解決できる、切り替え方法、端末及びネットワーク側機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第１側面において、第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得するステップであって、前記第１情報が感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報が、端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報が、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられ、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であるステップと、前記第１アクセスネットワーク機器が前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うステップと、を含む、切り替え方法を提供する。
【0007】
第２側面において、感知サーバが感知測定タスクメッセージを端末に送信する場合に、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップを含み、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる、セル切り替え方法を提供する。
【0008】
第３側面において、端末が感知サーバからの感知測定タスクを受信するステップと、前記端末が第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップと、を含み、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる、セル切り替え方法を提供する。
【0009】
第４側面において、第１アクセスネットワーク機器に適用される切り替え装置であって、第１情報を取得するための取得モジュールであって、前記第１情報が感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報が、端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報が、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられ、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末のサービスアクセスネットワーク機器である取得モジュールと、前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うための切り替えモジュールと、を含む、切り替え装置を提供する。
【0010】
第５側面において、感知サーバに適用されるセル切り替え装置であって、感知測定タスクメッセージを端末に送信する場合に、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するための第１伝送モジュールを含み、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる、切り替え装置を提供する。
【0011】
第６側面において、端末に適用されるセル切り替え装置であって、感知サーバからの感知測定タスクを受信することと、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信することと、に用いられる、第２伝送モジュールを含み、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる、切り替え装置を提供する。
【0012】
第７側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、第３側面に記載の方法のステップが実現される、端末を提供する。
【0013】
第８側面において、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサとが結合され、前記プロセッサが、プログラム又はコマンドを実行して、第３側面に記載の方法のステップを実現するために用いられる、端末を提供する。
【0014】
第９側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、第１側面又は第２側面に記載の方法のステップが実現される、ネットワーク側機器を提供する。
【0015】
第１０側面において、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサとが結合され、前記プロセッサが、プログラム又はコマンドを実行して、第１側面又は第２側面に記載の方法のステップを実現するために用いられる、ネットワーク側機器を提供する。
【0016】
第１１側面において、プログラム又はコマンドが記憶されており、前記プログラム又はコマンドがプロセッサによって実行されると、第１側面に記載の方法のステップが実現され、又は第２側面に記載の方法のステップが実現され、又は第３側面に記載の方法のステップが実現される、可読記憶媒体を提供する。
【0017】
第１２側面において、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサとが結合され、前記プロセッサが、プログラム又はコマンドを実行して、第１側面に記載の方法のステップを実現し、又は第２側面に記載の方法のステップを実現し、又は第３側面に記載の方法のステップを実現するために用いられる、チップを提供する。
【0018】
第１３側面において、非一時的記憶媒体に記憶され、少なくとも１つのプロセッサによって実行されることで、第１側面に記載の方法のステップを実現し、又は第２側面に記載の方法のステップを実現し、又は第３側面に記載の方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品／プログラム製品を提供する。
【発明の効果】
【0019】
本出願の実施例において、第１アクセスネットワーク機器は、感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含む第１情報を取得し、感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うことによって、前記端末で実行中の感知測定タスクを確認し、さらに、端末でセル切り替えを行うことによって感知測定サービスの継続性を保証できないという問題を回避する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本出願の例示的な一実施例で提供される無線通信システムの構造模式図である。
【図4】本出願の例示的な一実施例で提供される切り替え方法のインタラクション手順模式図である。
【図10】本出願の例示的な一実施例で提供される端末の構造模式図である。
【図11】本出願の例示的な一実施例で提供されるネットワーク側機器の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下において、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決手段を明確に説明し、当然ながら、説明される実施例は本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者が得た他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【0022】
本出願の明細書及び特許請求の範囲における用語「第１」、「第２」等は、特定の順序又は先後順序を記述するためのものではなく、類似する対象を区別するためのものである。このように使用される用語は、本出願の実施例がここで図示又は記述される以外の順序で実施できるように、適当な場合において互いに置き換えてもよいことを理解すべきであり、また、「第１」、「第２」で区別する対象は一般に一種類であり、対象の数を限定することがなく、例えば、第１対象は１つであってもよいし、複数であってもよい。また、明細書及び特許請求の範囲において「及び／又は」は、接続している対象のうちの少なくとも１つを示し、符号の「／」は、一般的には前後の関連対象が「又は」という関係にあることを示す。
【0023】
指摘すべきことは、本出願に係る実施例に記載の技術は、ロングタームエボリューション（Ｌｏｎｇ Ｔｅｒｍ Ｅｖｏｌｕｔｉｏｎ，ＬＴＥ）／ＬＴＥの発展型（ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ，ＬＴＥ－Ａ）システムに限定されず、更に、例えば符号分割多元接続（Ｃｏｄｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ，ＣＤＭＡ）、時分割多元接続（Ｔｉｍｅ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ，ＴＤＭＡ）、周波数分割多元接続（Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ，ＦＤＭＡ）、直交周波数分割多元接続（Ｏｒｔｈｏｇｏｎａｌ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ，ＯＦＤＭＡ）、シングルキャリア周波数分割多元接続（Ｓｉｎｇｌｅ－ｃａｒｒｉｅｒ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ－Ｄｉｖｉｓｉｏｎ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ａｃｃｅｓｓ，ＳＣ－ＦＤＭＡ）のような他の無線通信システム及び他のシステムに利用可能である点である。本出願に係る実施例における「システム」と「ネットワーク」という用語は一般に相互に交換して使用することができ、記述される技術は上述したシステムと無線電信技術に用いてもよいし、他のシステムと無線電信技術に用いてもよい。但し、以下の記述では例示するためにニューラジオ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ，ＮＲ）システムを記述し、且つ以下の大部分の記述においてＮＲ用語を使用するが、これらの技術はＮＲシステム以外に適用可能であり、例えば第６世代（６ｔｈ Ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ，６Ｇ）通信システムにも適用可能である。
【0024】
図１は本出願の実施例に適用可能な無線通信システムの構造模式図を示す。無線通信システムは、端末１１及びネットワーク側機器１２を備える。ここで、端末１１は、端末機器又はユーザ端末（Ｕｓｅｒ Ｅｑｕｉｐｍｅｎｔ，ＵＥ）と呼ばれてもよく、携帯電話、タブレットコンピュータ（Ｔａｂｌｅｔ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、ノートパソコンとも呼ばれるラップトップコンピュータ（Ｌａｐｔｏｐ Ｃｏｍｐｕｔｅｒ）、パーソナルディジタルアシスタント（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔ，ＰＤＡ）、携帯情報端末、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ（ｕｌｔｒａ－ｍｏｂｉｌｅ ｐｅｒｓｏｎａｌ ｃｏｍｐｕｔｅｒ，ＵＭＰＣ）、モバイルインターネットデバイス（Ｍｏｂｉｌｅ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｄｅｖｉｃｅ，ＭＩＤ）、ウェアラブル機器（Ｗｅａｒａｂｌｅ Ｄｅｖｉｃｅ）又は車載装置（ＶＵＥ）、歩行者端末（ＰＵＥ）等の端末側機器であってもよく、ウェアラブル機器は、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネ等を含む。本出願に係る実施例では端末１１の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。ネットワーク側機器１２は、基地局又はコアネットワークであってもよく、その中で、基地局は、ノードＢ、発展型ノードＢ、アクセスポイント、ベーストランシーバ基地局（Ｂａｓｅ Ｔｒａｎｓｃｅｉｖｅｒ Ｓｔａｔｉｏｎ，ＢＴＳ）、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット（Ｂａｓｉｃ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ，ＢＳＳ）、拡張サービスセット（Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ｓｅｒｖｉｃｅ Ｓｅｔ，ＥＳＳ）、Ｂノード、発展型Ｂノード（ｅＮＢ）、家庭用Ｂノード、家庭用発展型Ｂノード、ＷＬＡＮアクセスポイント、ＷｉＦｉノード、送受信ポイント（Ｔｒａｎｓｍｉｔｔｉｎｇ Ｒｅｃｅｉｖｉｎｇ Ｐｏｉｎｔ，ＴＲＰ）又は前記分野中の他のある適切な用語で称してもよく、同じ技術効果を達成できれば、前記基地局は特定の技術用語に限定されるものではなく、本出願に係る実施例では、ＮＲシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的な種類が限定されないことは説明必要である。
【0025】
以下において、図面を参照しながら、本出願の実施例で提供される技術的解決手段を、いくつかの実施例及びそれらの応用シーンにより詳しく説明する。
【0026】
本出願の例示的な一実施例で提供される切り替え方法２００の手順模式図である図２に示すように、該方法２００は、第１アクセスネットワーク機器によって実行することができるが、それに限定されず、具体的には、第１アクセスネットワーク機器にインストールされたハードウェア及び／又はソフトウェアによって実行することができる。本実施例において、前記方法２００は少なくとも以下のステップＳ２１０～Ｓ２２０を含むことができる。
【0027】
本出願の文脈で言及される第１アクセスネットワーク機器は、ソース（Ｓｏｕｒｃｅ）基地局のような、端末にサービスを提供しているサービスアクセスネットワーク機器であってもよいし、ターゲット（Ｔａｒｇｅｔ）基地局のような、切り替え後の前記端末にサービスを提供しようとするサービスアクセスネットワーク機器であってもよいことが理解可能であり、本実施例はここで限定しない。
【0028】
Ｓ２１０で、第１アクセスネットワーク機器は第１情報を取得する。
【0029】
ここで、前記第１情報は、端末によって実行される感知測定タスクに関連する。
【0030】
本実施例において、前記感知測定タスクを、感知測定タスクメッセージ（感知測定配置等の情報を含むことができる）として感知サーバにより前記端末に配信することによって、前記端末による感知測定をトリガすることができる。関連技術では、感知サーバにより感知測定タスクを配信する場合に、サービング基地局（例えば、第１アクセスネットワーク機器）を介して端末に転送しなければならないが、該感知測定タスクメッセージは、ＳＰ１（Ｓｅｎｓｉｎｇ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ １）プロトコルメッセージのような感知プロトコルメッセージであるため、サービング基地局に対して透過的なものであり、つまり、サービング基地局は、端末が感知サーバから配信された感知測定タスクを受信したことを確認していないことが理解可能である。
【0031】
この場合、端末でセル切り替えを行うことによって感知測定サービスの継続性を保証できないという問題を回避できるために、前記第１アクセスネットワーク機器は、第１情報を取得することによって、前記端末上で実行中の感知測定タスクを明確にし、それに基づいて適切な目標セルに切り替えることができる。したがって、本実施例において、前記第１情報は、少なくとも感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含むことができる。
【0032】
前記感知測定指示情報は、端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられる。ここで、前記感知測定指示情報は明示的な指示情報であってもよく、例えば、前記感知測定指示情報は１ビットで明示的に指示することができ、例えば、値が１である場合に、端末で感知測定タスクが実行されているか、又は実行すべき測定タスクがあることを示し、あるいは、前記感知測定指示情報は暗示的な指示情報であってもよく、例えば、前記端末から第１情報又は感知補助切り替え情報が送信された場合に、端末で感知測定タスクが実行されているか、又は実行すべき測定タスクがある等を示す。
【0033】
選択的に、前記感知測定指示情報の指示方法は、プロトコル協定又は上位階層配置によって実現することができ、本実施例はここで限定しない。
【0034】
前記感知補助切り替え情報は、前記端末で現在のサービスセル（ソースセルとして理解されてもよい）から目標セルに切り替える等のような、前記第１アクセスネットワーク機器（例えば、ソース基地局又はターゲット基地局）による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる。
【0035】
当然ながら、本実施例において、通信シーンによって、前記第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得する方法は種々ある。一実現形態において、前記第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得する方法は、以下の（１１）～（１３）のうちの少なくとも１つを含むことができる。
【0036】
（１１）前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末からの前記第１情報を受信する。
【0037】
ここで、前記第１アクセスネットワーク機器をサービング基地局（ソースサービスアクセスネットワーク機器又はソース基地局として理解されてもよい）とする場合に、前記端末は、感知サーバから配信された感知測定タスクを受信した上で、前記第１情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信することによって、第１アクセスネットワーク機器に第１情報を取得させることができる。
【0038】
あるいは、前記第１アクセスネットワーク機器をターゲット基地局（目標サービスアクセスネットワーク機器として理解されてもよい）とする場合に、前記端末は、第３アクセスネットワーク機器（例えば、ソース基地局）から前記第１アクセスネットワーク機器に切り替えられた後に、前記第１情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信することによって、第１アクセスネットワーク機器に第１情報を取得させることができる。
【0039】
（１２）前記第１アクセスネットワーク機器は感知サーバからの前記第１情報を受信する。
【0040】
ここで、前記第１アクセスネットワーク機器をサービング基地局とする場合に、前記感知サーバは、感知測定タスクを前記端末に配信した上で、前記第１情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信することによって、第１アクセスネットワーク機器に第１情報を取得させることができる。
【0041】
（１３）前記第１アクセスネットワーク機器は、前記第１情報を含む、第３アクセスネットワーク機器からの第１切り替え要求メッセージを受信する。
【0042】
ここで、前記第１アクセスネットワーク機器をターゲット基地局とする場合に、前記第３アクセスネットワーク機器をソース基地局とし、前記第３アクセスネットワーク機器は、セル切り替えを行うと決定する時に、第１情報が運ばれている第１切り替え要求メッセージを前記第１アクセスネットワーク機器に送信することによって、第１アクセスネットワーク機器に第１情報を取得させることができる。
【0043】
切り替えシーンにおいて前記第１アクセスネットワーク機器の果たす役割が変化するにつれて、そのサービス周波数点が変化し得るため、前記第１アクセスネットワーク機器により取得された第１情報（例えば、感知補助切り替え情報）は異なるか、又は同じである可能性があることに注意されたい。例えば、前記第１アクセスネットワーク機器をソース基地局とする場合に取得された第１情報と、前記第１アクセスネットワーク機器をターゲット基地局とする場合に取得された第１情報とは異なっても、同じであってもよく、ここでは限定しない。
【0044】
さらに、一実現形態において、前記第１情報は、無線リソース制御（Ｒａｄｉｏ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｃｏｎｔｒｏｌ，ＲＲＣ）端末補助情報メッセージ（ＵＥ Ａｓｓｉｓｔａｎｃｅ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ）を介して伝送することができ、つまり、前記第１アクセスネットワーク機器は、前記第１情報及び／又は前記第２情報を含むＲＲＣ端末補助情報メッセージを受信する。
【0045】
あるいは、前記第１情報は、新たに導入された、インタラクション感知情報の伝送に用いられるＲＲＣメッセージを介して伝送することもでき、本実施例はここで限定しない。
【0046】
本実施例は感知測定タスクの実際のタイプを限定しないことに注意されたい。例えば、感知の目的によって、前記感知測定タスクは二種類を含むことができ、その１つは、基地局が機器の移動軌跡を追跡することで、より正確なビームフォーミングアライメント機器を提供するような、通信の補助又は通信性能の向上のための感知であり、もう１つは、基地局が無線信号によって気象状況を監視したり、携帯電話がミリ波によってユーザのジェスチャを無線で感知して識別したりするなど、通信と直接関係のない感知である。
【0047】
Ｓ２２０で、前記第１アクセスネットワーク機器は、前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行う。
【0048】
ここで、前記第１アクセスネットワーク機器は、前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行う際に、前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うか否かを決定したり、前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいて切り替えるべき目標セル／目標周波数を決定したり、前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいて目標セル切り替えを行うタイミングを決定したりするなどができ、本実施例はここで限定しない。
【0049】
本実施例において、第１アクセスネットワーク機器は、感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含む第１情報を取得し、感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うことによって、前記端末で実行中の感知測定タスクを確認し、さらに、端末でセル切り替えを行うことによって感知測定サービスの継続性を保証できないという問題を回避する。
【0050】
本出願の例示的な一実施例で提供される切り替え方法３００の手順模式図である図３に示すように、該方法３００は、第１アクセスネットワーク機器によって実行することができるが、それに限定されず、具体的には、第１アクセスネットワーク機器にインストールされたハードウェア及び／又はソフトウェアによって実行することができる。本実施例において、前記方法３００は少なくとも以下のステップＳ３１０～Ｓ３２０を含むことができる。
【0051】
Ｓ３１０で、第１アクセスネットワーク機器は第１情報を取得する。
【0052】
ここで、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられ、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器である。
【0053】
Ｓ３１０の実現プロセスは、方法実施例２００における関連記述を参照できる以外に、可能な一実現形態として、前記第１アクセスネットワーク機器（例えば、ソース基地局）は感知補助切り替え情報に基づいてモビリティ管理を行うことができることが理解可能であり、それに基づいて、前記感知補助切り替え情報は、以下の（２１）～（２７）のうちの少なくとも１つを含むことができる。
【0054】
（２１）前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点。
【0055】
（２２）少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リスト。
【0056】
ここで、前記第１リストは、感知特性をサポートできる候補の切り替え目標周波数リストとして理解されてもよい。
【0057】
選択的に、前記第１リストは目標周波数の優先度情報をさらに含むことができ、該優先度情報は暗示的な優先度であってもよく、例えば、前記第１リストにおける各候補周波数は、優先度で降順又は昇順に配列することができる。
【0058】
（２３）少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リスト。
【0059】
ここで、第１リストと同様に、前記第２リストは、感知特性をサポートできる候補の切り替え目標セルリストとして理解されてもよい。
【0060】
選択的に、前記第２リストは目標セルの優先度情報をさらに含むことができ、該優先度情報は暗示的な優先度であってもよく、例えば、前記第２リストにおける各候補セルは、優先度で降順又は昇順に配列することができる。
【0061】
（２４）少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リスト。
【0062】
ここで、前記第３リストは、目標周波数ブラックリストとして理解されてもよい。つまり、前記端末が第３リストに含まれるいずれかの第１周波数に切り替えられると、送受信機等の能力の制限により、端末は感知測定を継続できなくなる可能性がある。
【0063】
（２５）少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リスト。
【0064】
ここで、前記第３リストと同様に、前記第４リストは、目標セルブラックリストとして理解されてもよい。つまり、前記端末が第４リストに含まれるいずれかの第２セルに切り替えられると、送受信機等の能力の制限により、端末は感知測定を継続できなくなる可能性がある。
【0065】
（２６）推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レート。ここで、前記感知データが前記感知測定タスクに対応することは、前記端末で感知測定を実行する際に得られるデータが感知データであると理解できる。
【0066】
（２７）感知サーバのアドレス。
【0067】
ここで、前記感知サーバのアドレスは前記感知サーバの物理アドレス又は論理アドレスであってもよく、本実施例はこれを限定しない。
【0068】
前記感知補助切り替え情報に含まれる各情報のコンテンツは、プロトコル協定又は上位階層配置によって実現することができることが理解可能であり、ここでは限定しない。
【0069】
さらに、関連技術において、端末とサービング基地局（例えば、第１アクセスネットワーク機器）で一定の時間（非活動タイマーとも呼ばれる非アクティブタイマー（ｉｎａｃｔｉｖｉｔｙ ｔｉｍｅｒ）時間）内にデータ伝送が行われなかった場合に、節電のために、ｉｎａｃｔｉｖｉｔｙ ｔｉｍｅｒがタイムアウトになった後に、サービング基地局は、一般的に端末を非アクティブ状態及び／又はアイドル状態にする。しかしながら、端末で感知測定を行うには一定の時間がかかり、即ち、この期間内に端末とサービング基地局との間でデータ伝送が行われない可能性があることを考慮すると、サービング基地局（即ち、ソース基地局）が端末を非アクティブ状態又はアイドル状態にすれば、感知測定タスクの実行に必然的に影響を与える。この場合、選択的な一実現形態として、第１アクセスネットワーク機器は、端末で感知測定タスクが実行されていることを第１情報により確認した後に、第１情報（例えば、前記感知測定指示情報）に基づいてＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御することができ、つまり、端末を非アクティブ状態及び／又はアイドル状態にしない。
【0070】
当然ながら、第１アクセスネットワーク機器がＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御する前記ステップは、以下の（３１）～（３２）のうちのいずれか１つを含むことができる。
【0071】
（３１）非アクティブタイマーを停止させる。ここで、「停止」は、起動しない、一時停止、オフ、キャンセル等と理解されてもよい。
【0072】
（３２）非アクティブタイマーのタイムアウトを無視する。つまり、前記第１アクセスネットワーク機器は、非アクティブタイマーを停止させないが、非アクティブタイマーがタイムアウトになると、端末を状態遷移させる動作を実行せず、例えば、端末を非アクティブ状態及び／又はアイドル状態にしない。
【0073】
前述した実現形態において、前記第１アクセスネットワーク機器は、端末で感知測定タスクが実行されていることを確認した後に、ＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御することによって、端末で感知データを伝送する必要がある場合に、ＲＲＣ接続状態に入るフローを効果的に省略し、時間の遅延を低減し、無線通信の信頼性を保証する。
【0074】
説明すべきことは、第１アクセスネットワーク機器は、端末で感知測定タスクが実行されていることを第１情報により確認した後に、第１情報に基づいてＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御してもよいし（独立した実施手段としてもよい）、後続のステップと組み合わせて実施してもよい点である。
【0075】
Ｓ３２０で、前記第１アクセスネットワーク機器は前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行う。
【0076】
Ｓ３２０の実現プロセスは方法実施例２００における関連記述を参照できる以外に、可能な一実現形態として、再び図３を参照し、Ｓ３２０の実現プロセスは少なくとも以下のＳ３２１～Ｓ３２４を含むことができることが理解可能であり、その内容は以下のとおりである。
【0077】
Ｓ３２１で、前記第１アクセスネットワーク機器は前記感知補助切り替え情報に基づいて目標セルを決定する。
【0078】
例えば、前記端末のサービスセルの信号が劣化した場合に、ソース基地局（即ち、第１アクセスネットワーク機器）は、候補の切り替え目標周波数リスト（即ち、第１リスト）／目標セルリスト（即ち、第２リスト）におけるセルを目標セルとして優先的に選択する。また、例えば、推定された感知データ報告のデータ伝送レートが大きい場合に、ソース基地局は、切り替えが拒否されるか、又は目標セルに切り替えた後に感知データ報告のデータ伝送レートの要件を満たすことができないことを回避するように、負荷の小さいセルを目標セルとして優先的に選択する。
【0079】
また、前記第１アクセスネットワーク機器は、前記感知補助切り替え情報に基づいて目標セルを決定することができる以外に、前記感知補助切り替え情報に基づいて無線リソース管理（ｒａｄｉｏ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ，ＲＲＭ）測定配置情報を決定することもできる。
【0080】
例えば、測定トリガ条件について、候補の又は優先度の高い切り替え目標周波数リスト（即ち、第１リスト）中の周波数／目標セルリスト（即ち、第２リスト）におけるセルのトリガ条件をより低く設定することによって、測定報告のトリガをより容易にする。また、例えば、測定配置では、目標周波数ブラックリスト（即ち、第３リスト）における周波数が運ばれておらず（即ち、これらの周波数を測定するＵＥを配置しない）、目標セルブラックリスト（即ち、第４リスト）を測定ブラックリストとする。
【0081】
Ｓ３２２で、前記第１アクセスネットワーク機器は第２切り替え要求メッセージを前記目標セルの属する第２アクセスネットワーク機器に送信する。
【0082】
ここで、前記第２切り替え要求メッセージで目標セルの関連情報が運ばれており、それによって、前記第２アクセスネットワーク機器は、前記第２切り替え要求メッセージを受信する（又は受け入れる）か否かを決定する。
【0083】
また、端末が第２アクセスネットワーク機器（即ち、ターゲット基地局）に切り替えられた後に、後続の切り替えでターゲット基地局がソース基地局と同様の動作を実行することができるようにし、切り替えフロー及び感知測定タスクの円滑な進行を保証することを考慮すると、前記第２アクセスネットワーク機器も感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を取得することができる。
【0084】
それに基づいて、一実現形態として、前記ターゲット基地局が感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を取得する方法は、以下の（４１）～（４２）のうちの少なくとも１つを含むことができる。
【0085】
（４１）前記第１アクセスネットワーク機器（即ち、ソース基地局）から送信された前記第２切り替え要求メッセージでは、感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報が運ばれ得、それによって、ターゲット基地局に感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を取得させる。
【0086】
（４２）前記端末は、ターゲット基地局に切り替えられた後に、感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報が運ばれている第１情報をターゲット基地局に送信し、それによって、ターゲット基地局に感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を取得させる。
【0087】
端末が第１アクセスネットワーク機器（即ち、ソース基地局）から第２アクセスネットワーク機器（即ち、ターゲット基地局）に切り替えられて、サービス周波数点が変化する可能性があるため、前記端末から第１アクセスネットワーク機器に送信される第１情報で運ばれる感知補助切り替え情報は、前記端末から第２アクセスネットワーク機器に送信される第１情報で運ばれる感知補助切り替え情報と異なる場合があることに注意されたい。例えば、第１情報中の第１リストと第２リストは異なる可能性がある。
【0088】
Ｓ３２３で、前記第１アクセスネットワーク機器は前記第２アクセスネットワーク機器からフィードバックされた切り替え要求確認メッセージを受信する。
【0089】
ここで、前記第２アクセスネットワーク機器は、前記第２切り替え要求メッセージを受信した場合に、切り替え要求確認メッセージを前記第１アクセスネットワーク機器にフィードバックする。
【0090】
Ｓ３２４で、前記第１アクセスネットワーク機器はＲＲＣ再配置情報を前記端末に送信する。
【0091】
ここで、前記ＲＲＣ再配置情報は、前記端末を目標セルに切り替えると命令するような、前記端末によるセル切り替えを行うためのものである。それに基づいて、前記端末は、前記ＲＲＣ再配置情報を受信した後に、目標セルに切り替えることができる。
【0092】
選択的に、前記端末が目標セルに切り替えられた後に、前記端末又は前記第２アクセスネットワーク機器（目標セルに対応する）は第３情報を感知サーバに送信することができ、前記第３情報では、目標セル情報、例えば目標セルの識別子や周波数点等の情報が運ばれ得、前記感知サーバは、前記目標セル情報に基づいて、更新された感知測定配置を決定し、又は感知測定タスクが前記目標セルに適するか否かを決定し、前記感知サーバは第４情報を前記端末に送信し、ここで、前記第４情報は感知測定停止情報又は更新された感知測定配置を含む。
【0093】
例えば、前記感知サーバが、前記目標セル情報に基づいて感知測定がソース基地局／ソースセルでの測定にのみ適すると決定した場合に、感知サーバは、感知測定タスクを停止させると決定してから、感知測定停止情報を端末に送信し、つまり、第４情報は感知測定停止情報を含む。
【0094】
また、例えば、前記感知サーバが前記目標セル情報に基づいて、更新された感知測定配置を決定した場合に、前記感知サーバは更新された感知測定配置を端末に送信し、即ち、第４情報は更新された感知測定配置を含む。
【0095】
この場合、前記端末は、前記第４情報に含まれる感知測定停止情報に基づいて感知測定タスクの実行を停止させ、又は前記第４情報に含まれる更新された感知測定配置に応じて感知測定タスクを実行することができる。
【0096】
さらに、前述した切り替えプロセス以外に、一実現形態において、前記第１アクセスネットワーク機器は、前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するための第２情報を取得することができる。つまり、前記端末で感知測定タスクが終了すると、前記端末又は前記感知サーバは、第２情報を端末の現在のサービング基地局（例えば、ソース基地局又はターゲット基地局）に送信することができ、該第２情報は端末で感知測定又は感知測定タスクが終了したことを指示するために用いられる。例えば、前記第２情報は１ビットであってもよく、値が０である場合に、端末で感知測定又は感知測定タスクが終了したことを示す。
【0097】
選択的に、前述した方法実施例２００に記載の第１情報と同様に、前記第２情報もＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送することができ、例えば、前記ＲＲＣ端末補助情報メッセージには前記第２情報が含まれる。
【0098】
本実施例において、ソース基地局は、端末又は感知サーバから感知補助切り替え情報を取得し、それに応じて適切な目標セルに切り替え、切り替える際に感知測定サービスの継続性を保証する。
【0099】
前述した方法実施例２００及び／又は３００の記述に基づいて、以下において、図４を参照しながら本出願で提供される切り替えプロセスをさらに説明し、その内容は以下のとおりである。
【0100】
Ｓ４０１で、感知サーバは感知測定タスクを端末に配信する。
【0101】
Ｓ４０２で、端末は第１情報をソース基地局に送信し、及び／又は、感知サーバは第１情報をソース基地局に送信する。
【0102】
Ｓ４０３で、ソース基地局は、切り替えを行うと決定した場合に、第１情報に含まれる感知補助切り替え情報に基づいて目標セルを決定する。
【0103】
Ｓ４０４で、ソース基地局は切り替え要求メッセージをターゲット基地局に送信する。
【0104】
Ｓ４０５で、ターゲット基地局は、切り替え要求メッセージを受信すると決定した場合に、切り替え要求確認メッセージをソース基地局にフィードバックする。
【0105】
Ｓ４０６で、ソース基地局は、切り替え要求確認メッセージを受信した場合に、ＲＲＣ再配置情報を端末に送信する。
【0106】
Ｓ４０７で、端末は前記ＲＲＣ再配置情報に基づいて目標セル切り替えを行い、即ち、ソース基地局からターゲット基地局に切り替える。
【0107】
Ｓ４０８で、前記端末がターゲット基地局に切り替えられた後に、前記端末は第３情報を感知サーバに送信し、及び／又は、ターゲット基地局は第３情報を感知サーバに送信し、第３情報で目標セル情報が運ばれている。
【0108】
Ｓ４０９で、感知サーバは、第３情報で運ばれている目標セル情報に基づいて、更新された感知測定配置を決定し、又は感知測定タスクが前記目標セルに適するか否かを決定する。
【0109】
Ｓ４１０で、前記感知サーバは第４情報を前記端末に送信し、ここで、前記第４情報は感知測定停止情報又は更新された感知測定配置を含む。
【0110】
Ｓ４１１で、前記端末は、前記第４情報に含まれる感知測定停止情報に基づいて感知測定タスクの実行を停止させ、又は前記第４情報に含まれる更新された感知測定配置に応じて感知測定タスクを実行する。
【0111】
Ｓ４１２で、前記感知測定タスクの実行が終了した後、端末及び／又は感知サーバは第２情報をターゲット基地局に送信する。
【0112】
本実施例で提供される切り替えプロセスは前述したＳ４０１～Ｓ４１２よりも多い又は少ないステップを含むことができ、また、前述したＳ４０１～Ｓ４１２の実現プロセスは、方法実施例２００及び／又は３００における関連記述を参照し、且つ同じ又は同等な技術効果を達成することができることが理解可能である。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0113】
本出願の例示的な一実施例で提供される切り替え方法５００の手順模式図である図５に示すように、該方法５００は、感知サーバによって実行することができるが、それに限定されず、具体的には、感知サーバにインストールされたハードウェア及び／又はソフトウェアによって実行することができる。本実施例において、前記方法５００は少なくとも以下のステップＳ５１０を含むことができる。
【0114】
Ｓ５１０で、感知サーバは、感知測定タスクメッセージを端末に送信する場合に、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信する。
【0115】
ここで、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる。
【0116】
一実現形態において、前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む。
【0117】
一実現形態において、第１情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記方法は、前記感知サーバが第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するステップであって、前記第２情報が前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられるステップをさらに含む。
【0118】
一実現形態において、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記方法は、前記感知サーバが前記端末又は第２アクセスネットワーク機器からの第３情報を受信するステップであって、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれており、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末のソースサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第２アクセスネットワーク機器が前記端末の目標サービスアクセスネットワーク機器であるステップと、前記感知サーバが、前記目標セル情報に基づいて、更新された感知測定配置を決定し、又は感知測定タスクが前記目標セルに適するか否かを決定するステップと、前記感知サーバが第４情報を前記端末に送信するステップであって、前記第４情報が感知測定停止情報又は更新された感知測定配置を含むステップと、をさらに含む。
【0119】
本方法実施例５００で言及される各実現形態の実現プロセスは、方法実施例２００～４００における関連記述を参照し、且つ同じ又は同等な技術効果を達成することができることが理解可能である。繰り返して説明することを回避するために、本実施例はこれを限定しない。
【0120】
本出願の例示的な一実施例で提供される切り替え方法６００の手順模式図である図６に示すように、該方法６００は、端末によって実行することができるが、それに限定されず、具体的には、端末にインストールされたハードウェア及び／又はソフトウェアによって実行することができる。本実施例において、前記方法６００は少なくとも以下のステップＳ６１０～Ｓ６２０を含むことができる。
【0121】
Ｓ６１０で、端末は感知サーバからの感知測定タスクを受信する。
【0122】
Ｓ６２０で、前記端末は第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信する。
【0123】
ここで、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる。
【0124】
一実現形態において、前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む。
【0125】
一実現形態において、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記方法は、前記端末が第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するステップであって、前記第２情報が前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられるステップをさらに含む。
【0126】
一実現形態において、前記第１情報及び／又は前記第２情報は、ＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送される。
【0127】
一実現形態において、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記方法は、前記端末が、第１アクセスネットワーク機器からのＲＲＣ再配置メッセージに応じて目標セル切り替えを完了する場合に、第３情報を前記感知サーバに送信するステップであって、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれているステップをさらに含む。
【0128】
一実現形態において、第３情報を前記感知サーバに送信するステップの後に、前記方法は、前記感知サーバからの第４情報を受信した場合に、前記端末が、前記第４情報に含まれる感知測定停止情報に基づいて感知測定タスクの実行を停止させ、又は前記第４情報に含まれる更新された感知測定配置に応じて感知測定タスクを実行するステップをさらに含む。
【0129】
本方法実施例６００で言及される各実現形態の実現プロセスは、方法実施例２００～４００における関連記述を参照し、同じ又は同等な技術効果を達成することができることが理解可能である。繰り返して説明することを回避するために、本実施例はこれを限定しない。
【0130】
説明すべきことは、本出願の実施例で提供される切り替え方法２００～６００は、実行主体が切り替え装置であってもよいし、該切り替え装置内の切り替え方法を実行するための制御モジュールであってもよい点である。本出願の実施例では、切り替え装置により切り替え方法を実行する例を挙げて、本出願の実施例で提供される切り替え装置を説明する。
【0131】
本出願の例示的な一実施例で提供される切り替え装置７００の構造模式図である図７に示すように、該切り替え装置７００は、第１情報を取得するための取得モジュール７１０であって、前記第１情報が感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報が、端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報が、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられ、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末のサービスアクセスネットワーク機器である取得モジュール７１０と、前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うための切り替えモジュール７２０と、を含む。
【0132】
一実現形態において、取得モジュール７１０が第１情報を取得する前記ステップは、前記取得モジュール７１０が前記端末からの前記第１情報を受信するステップと、前記取得モジュール７１０が感知サーバからの前記第１情報を受信するステップと、前記取得モジュール７１０が第３アクセスネットワーク機器からの第１切り替え要求メッセージを受信するステップであって、前記第１切り替え要求メッセージが前記第１情報を含むステップと、のうちの少なくとも１つを含む。
【0133】
一実現形態において、前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む。
【0134】
一実現形態において、前記切り替えモジュール７２０が前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うステップは、前記切り替えモジュール７２０が前記感知補助切り替え情報に基づいて目標セルを決定するステップと、前記切り替えモジュール７２０が第２切り替え要求メッセージを前記目標セルの属する第２アクセスネットワーク機器に送信するステップと、前記切り替えモジュール７２０が前記第２アクセスネットワーク機器からフィードバックされた切り替え要求確認メッセージを受信するステップと、前記切り替えモジュール７２０が無線リソース制御ＲＲＣ再配置情報を前記端末に送信するステップであって、前記ＲＲＣ再配置情報が前記端末でセル切り替えを行うために用いられるステップと、を含む。
【0135】
一実現形態において、前記切り替えモジュール７２０はさらに、前記感知補助切り替え情報に基づいて無線リソース管理ＲＲＭ測定配置情報を決定するために用いられる。
【0136】
一実現形態において、前記第２切り替え要求メッセージで、少なくとも感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報が運ばれている。
【0137】
一実現形態において、前記切り替えモジュール７２０はさらに、前記感知測定指示情報に基づいて無線リソース制御ＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御するために用いられる。
【0138】
一実現形態において、切り替えモジュール７２０がＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御する前記ステップは、非アクティブタイマーを停止させるステップと、非アクティブタイマーのタイムアウトを無視するステップと、のうちの少なくとも１つを含む。
【0139】
一実現形態において、前記取得モジュール７１０はさらに第２情報を取得するために用いられ、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる。
【0140】
一実現形態において、前記取得モジュール７１０は、感知サーバ及び／又は前記端末からの前記第２情報を受信する。
【0141】
一実現形態において、前記第１情報及び／又は前記第２情報は、ＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送される。
【0142】
本出願の例示的な一実施例で提供される切り替え装置８００の構造模式図である図８に示すように、該切り替え装置８００は、感知測定タスクメッセージを端末に送信する場合に、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するための第１伝送モジュール８１０を含み、ここで、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる。
【0143】
一実現形態において、前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む。
【0144】
一実現形態において、前記第１伝送モジュール８１０はさらに第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するために用いられ、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる。
【0145】
一実現形態において、前記第１伝送モジュール８１０はさらに前記端末又は第２アクセスネットワーク機器からの第３情報を受信するために用いられ、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれており、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のソースサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第２アクセスネットワーク機器は前記端末の目標サービスアクセスネットワーク機器であり、前記装置８００は、前記目標セル情報に基づいて、更新された感知測定配置を決定し、又は感知測定タスクが前記目標セルに適するか否かを決定するための決定モジュール８２０をさらに含み、前記第１伝送モジュール８１０はさらに第４情報を前記端末に送信するために用いられ、ここで、前記第４情報は感知測定停止情報又は更新された感知測定配置を含む。
【0146】
本出願の実施例における切り替え装置７００～８００は、装置、オペレーティングシステムを備える装置又はネットワーク側機器であってもよいし、ネットワーク側機器における部材、集積回路又はチップ等であってもよい。本出願の実施例で具体的に限定されない。
【0147】
本出願の実施例で提供される切り替え装置７００～８００は、図２～図５の方法実施例で実現する各プロセスを実現し、且つ同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な省略する。
【0148】
本出願の例示的な一実施例で提供される切り替え装置９００の構造模式図である図９に示すように、該切り替え装置９００は、感知サーバからの感知測定タスクを受信することと、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信することと、に用いられる、第２伝送モジュール９１０を含み、ここで、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる。
【0149】
一実現形態において、前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む。
【0150】
一実現形態において、前記第２伝送モジュール９１０はさらに第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するために用いられ、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる。
【0151】
一実現形態において、前記第１情報及び／又は前記第２情報は、ＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送される。
【0152】
一実現形態において、前記第２伝送モジュール９１０はさらに、第１アクセスネットワーク機器からのＲＲＣ再配置メッセージに応じて目標セル切り替えを完了する場合に、第３情報を前記感知サーバに送信するために用いられ、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれている。
【0153】
一実現形態において、前記第２伝送モジュール９１０はさらに、感知測定停止情報又は更新された感知測定配置を含む、前記感知サーバからの第４情報を受信することと、前記感知測定停止情報に基づいて感知測定タスクの実行を停止させ、又は前記更新された感知測定配置に応じて感知測定タスクを実行することと、に用いられる。
【0154】
本出願の実施例における切り替え装置９００は、装置、オペレーティングシステムを備える装置又は電子機器であってもよいし、端末における部材、集積回路又はチップであってもよい。該装置又は電子機器は、携帯型端末であってもよいし、非携帯型端末であってもよい。例として、携帯型端末は、以上で挙げられた端末１１の種類を含んでもよいが、それに限定されることがなく、非携帯型端末は、サーバ、ネットワークアタッチドストレージ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ａｔｔａｃｈｅｄ Ｓｔｏｒａｇｅ，ＮＡＳ）、パーソナルコンピュータ（ｐｅｒｓｏｎａｌ ｃｏｍｐｕｔｅｒ，ＰＣ）、テレビ（ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ，ＴＶ）、現金自動預払機又はキオスク等であってもよく、本出願の実施例で具体的に限定されない。
【0155】
本出願の実施例で提供される切り替え装置９００は、図６の方法実施例で実現する各プロセスを実現し、且つ同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0156】
本出願の実施例は端末をさらに提供し、前記端末はプロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサとが結合され、前記プロセッサは、プログラム又はコマンドを実行して、方法実施例６００に記載の方法のステップを実現するために用いられる。該端末の実施例は上記端末側の方法実施例に対応し、上記方法実施例の各実施プロセス及び実現形態はいずれも該端末の実施例に適用可能であり、且つ同様な技術効果を達成することができる。具体的には、図１０は本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造模式図である。
【0157】
該端末１０００は、高周波ユニット１００１、ネットワークモジュール１００２、オーディオ出力ユニット１００３、入力ユニット１００４、センサ１００５、表示ユニット１００６、ユーザ入力ユニット１００７、インタフェースユニット１００８、メモリ１００９及びプロセッサ１０１０等のうちの少なくとも一部の素子を含むが、これらに限定されない。
【0158】
当業者であれば、端末１０００は各部材に給電する電源（例えば、電池）をさらに含んでもよいことが理解可能であり、電源は、電源管理システムによってプロセッサ１０１０と論理的に接続してもよく、このように電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現する。図１０に示す端末の構造は端末を限定するものではなく、端末は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0159】
本出願の実施例では、入力ユニット１００４は、ビデオ獲得モード又は画像獲得モードで画像獲得装置（例えば、カメラ）により取得した静的画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット（Ｇｒａｐｈｉｃｓ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ，ＧＰＵ）１００４１と、マイクロホン１００４２とを含んでもよいことを理解すべきである。表示ユニット１００６は表示パネル１００６１を含んでもよく、表示パネル１００６１は液晶ディスプレイ、有機発光ダイオード等の形式で配置してもよい。ユーザ入力ユニット１００７はタッチパネル１００７１及び他の入力デバイス１００７２を含む。タッチパネル１００７１はタッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル１００７１は、タッチ検出装置及びタッチ制御器という２つの部分を含んでもよい。他の入力デバイス１００７２は、物理キーボード、機能ボタン（例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等）、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、これらに限定されなく、ここで詳細な説明を省略する。
【0160】
本出願の実施例において、高周波ユニット１００１は、ネットワーク側機器からのダウンリンクデータを受信した後、プロセッサ１０１０で処理し、また、アップリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。通常、高周波ユニット１００１は、アンテナ、少なくとも１つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。
【0161】
メモリ１００９は、ソフトウェアプログラム又はコマンド及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ１００９は、オペレーティングシステム、少なくとも１つの機能に必要なアプリケーション又はコマンド（例えば、音声再生機能、画像再生機能等）等を記憶可能な、プログラム又はコマンドを記憶する領域及びデータ記憶領域を主に含んでもよい。また、メモリ１００９は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、不揮発性メモリを含んでもよく、そのうち、不揮発性メモリは、読み出し専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ，ＲＯＭ）、プログラマブル読み取り専用メモリ（Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ ＲＯＭ，ＰＲＯＭ）、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ（Ｅｒａｓａｂｌｅ ＰＲＯＭ，ＥＰＲＯＭ）、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ（Ｅｌｅｃｔｒｉｃａｌｌｙ ＥＰＲＯＭ，ＥＥＰＲＯＭ）又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも１つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスが挙げられる。
【0162】
プロセッサ１０１０は、１つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、選択的に、プロセッサ１０１０に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーション又はコマンド等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、ベースバンドプロセッサのような無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ１０１０に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0163】
ここで、高周波ユニット１００１は、感知サーバからの感知測定タスクを受信することと、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信することとに用いられ、ここで、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる。
【0164】
一実現形態において、前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む。
【0165】
一実現形態において、前記第２伝送モジュール９１０はさらに、第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するために用いられ、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる。
【0166】
一実現形態において、前記第１情報及び／又は前記第２情報は、ＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送される。
【0167】
一実現形態において、前記高周波ユニット１００１はさらに、第１アクセスネットワーク機器からのＲＲＣ再配置メッセージに応じて目標セル切り替えを完了する場合に、第３情報を前記感知サーバに送信するために用いられ、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれている。
【0168】
一実現形態において、前記プロセッサ１０１０はさらに、感知測定停止情報又は更新された感知測定配置を含む、前記感知サーバからの第４情報を受信することと、前記感知測定停止情報に基づいて感知測定タスクの実行を停止させ、又は更新された感知測定配置に応じて感知測定タスクを実行することと、に用いられる。
【0169】
本出願の実施例において、第１アクセスネットワーク機器は、感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含む第１情報を取得し、感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うことによって、前記端末で実行中の感知測定タスクを確認し、さらに、端末でセル切り替えを行うことによって感知測定サービスの継続性を保証できないという問題を回避する。
【0170】
本出願の実施例はネットワーク側機器をさらに提供し、前記ネットワーク側機器は、プロセッサ及び通信インタフェースを含み、前記通信インタフェースと前記プロセッサとが結合され、前記プロセッサは、プログラム又はコマンドを実行して、実施例２００～５００に記載の方法のステップを実現するために用いられる。該ネットワーク側機器の実施例は上記ネットワーク側機器の方法実施例に対応し、上記方法実施例の各実施プロセス及び実現形態はいずれも該ネットワーク側機器の実施例に適用可能であり、且つ同様な技術効果を達成することができる。
【0171】
具体的には、本出願の実施例はネットワーク側機器をさらに提供する。図１１に示すように、該ネットワーク側機器１１００は、アンテナ１１０１、高周波装置１１０２、ベースバンド装置１１０３を含む。アンテナ１１０１が高周波装置１１０２に接続される。アップリンク方向において、高周波装置１１０２はアンテナ１１０１を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置１１０３に送信して処理させる。ダウンリンク方向において、ベースバンド装置１１０３は送信される情報を処理し、且つ高周波装置１１０２に送信し、高周波装置１１０２は受信した情報を処理してからアンテナ１１０１を経由して送信する。
【0172】
上記周波帯処理装置はベースバンド装置１１０３にあってもよく、上記実施例でネットワーク側機器によって実行される方法はベースバンド装置１１０３で実現することができ、該ベースバンド装置１１０３はプロセッサ１１０４とメモリ１１０５を含む。
【0173】
ベースバンド装置１１０３は、例えば、複数のチップを設置した少なくとも１つのベースバンドボードを含んでもよく、図１１に示すように、その中の１つのチップは、例えば、メモリ１１０５に接続されてメモリ１１０５中のプログラムを呼び出して、上記方法実施例に示されたネットワーク機器の操作を実行するプロセッサ１１０４である。
【0174】
該ベースバンド装置１１０３は、高周波装置１１０２と情報をやり取りするためのネットワークインタフェース１１０６をさらに含んでもよく、該インタフェースは、例えば、共通公衆無線インタフェース（ｃｏｍｍｏｎ ｐｕｂｌｉｃ ｒａｄｉｏ ｉｎｔｅｒｆａｃｅ，ＣＰＲＩと略称する）である。
【0175】
具体的には、本出願の実施例のネットワーク側機器は、メモリ１１０５に記憶されてプロセッサ１１０４で実行可能なコマンド又はプログラムをさらに備え、プロセッサ１１０４はメモリ１１０５中のコマンド又はプログラムを呼び出して、図７又は図８に示す各モジュールで実行される方法を実行し、且つ同様な技術効果を達成する。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0176】
本出願の実施例は可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体にはプログラム又はコマンドが記憶されており、該プログラム又はコマンドがプロセッサによって実行されると、上記切り替え方法の実施例２００～６００の各プロセスが実現され、且つ同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0177】
ここで、前記プロセッサは上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えば、コンピュータ読み出し専用メモリ（Ｒｅａｄ－Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ，ＲＯＭ）を含む。
【0178】
本出願の実施例はチップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インタフェースを備え、前記通信インタフェースと前記プロセッサが結合され、前記プロセッサがネットワーク側機器のプログラム又はコマンドを実行して上記切り替え方法実施例２００～６００の各プロセスを実現するためのものであり、且つ同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0179】
本出願の実施例に記載のチップは、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップ等と呼んでもよいことを理解すべきである。
【0180】
本出願の実施例はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品はプロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、上記切り替え方法の実施例２００～６００の各プロセスが実現され、且つ同様な技術効果を達成することができる。繰り返して説明することを回避するために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0181】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「一つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。また、指摘すべきことは、本出願の実施形態における方法及び装置の範囲は、図示又は検討された順序で機能を実行することに限定されず、係る機能に応じて実質的に同時に又は逆の順序で機能を実行することも含み得る点であり、例えば、説明されたものと異なる順番で、説明された方法を実行してもよく、さらに各種のステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、何らかの例を参照して説明した特徴は他の例において組み合わせられてもよい。
【0182】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本出願の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はコンピュータソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体（例えばＲＯＭ／ＲＡＭ、磁気ディスク、光ディスク）に記憶され、端末（携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン又はネットワーク機器等であってもよい）に本出願の各実施例に記載の方法を実行させる複数のコマンドを含む。
【0183】
以上、図面を参照しながら本出願の実施例を説明したが、本出願は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本出願の示唆をもとに、当業者が本出願の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本出願の保護範囲に属するものとする。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【手続補正書】
【提出日】2024-05-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得するステップであって、前記第１情報が感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報が、端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報が、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられ、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であるステップと、前記第１アクセスネットワーク機器が前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行うステップと、
を含む、切り替え方法。
【請求項2】
第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得する前記ステップは、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末からの前記第１情報を受信するステップと、
前記第１アクセスネットワーク機器が感知サーバからの前記第１情報を受信するステップと、
前記第１アクセスネットワーク機器が第３アクセスネットワーク機器からの第１切り替え要求メッセージを受信するステップであって、前記第１切り替え要求メッセージが前記第１情報を含むステップと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、
少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、
少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、
少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、
少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、
推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、
感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項4】
第１アクセスネットワーク機器が前記感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報に基づいてセル切り替えを行う前記ステップは、前記第１アクセスネットワーク機器が前記感知補助切り替え情報に基づいて目標セルを決定するステップと、
前記第１アクセスネットワーク機器が第２切り替え要求メッセージを前記目標セルの属する第２アクセスネットワーク機器に送信するステップと、
前記第１アクセスネットワーク機器が前記第２アクセスネットワーク機器からフィードバックされた切り替え要求確認メッセージを受信するステップと、
前記第１アクセスネットワーク機器が無線リソース制御ＲＲＣ再配置情報を前記端末に送信するステップであって、前記ＲＲＣ再配置情報が前記端末でセル切り替えを行うために用いられるステップと、を含み、
前記第２切り替え要求メッセージで、感知測定指示情報、及び感知補助切り替え情報の少なくとも１つが運ばれている、請求項３に記載の方法。
【請求項5】
第１アクセスネットワーク機器が第２切り替え要求メッセージを前記目標セルの属する第２アクセスネットワーク機器に送信する前記ステップの前に、前記第１アクセスネットワーク機器が前記感知補助切り替え情報に基づいて無線リソース管理ＲＲＭ測定配置情報を決定するステップをさらに含む、請求項４に記載の方法。
【請求項6】
第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得するステップの後に、前記第１アクセスネットワーク機器が前記感知測定指示情報に基づいて、ＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御するステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
【請求項7】
第１アクセスネットワーク機器が前記感知測定指示情報に基づいて、ＲＲＣ接続状態に維持するように前記端末を制御する前記ステップは、非アクティブタイマーを停止させるステップと、
非アクティブタイマーのタイムアウトを無視するステップと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項６に記載の方法。
【請求項8】
第１アクセスネットワーク機器が第１情報を取得するステップの後に、前記第１アクセスネットワーク機器が第２情報を取得するステップをさらに含み、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる、
前記第１アクセスネットワーク機器は、感知サーバ及び／又は前記端末からの前記第２情報を受信し、又は、
前記第１情報及び前記第２情報の少なくとも１つは、ＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送される、請求項１に記載の方法。
【請求項9】
感知サーバが感知測定タスクメッセージを端末に送信する場合に、第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップを含み、前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる、セル切り替え方法。
【請求項10】
前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、
少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、
少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、
少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、
少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、
推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、
感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項９に記載の方法。
【請求項11】
第１情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記感知サーバが第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するステップをさらに含み、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられる、請求項９に記載の方法。
【請求項12】
第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記感知サーバが前記端末又は第２アクセスネットワーク機器からの第３情報を受信するステップであって、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれており、前記第１アクセスネットワーク機器が前記端末のソースサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第２アクセスネットワーク機器が前記端末の目標サービスアクセスネットワーク機器であるステップと、
前記感知サーバが、前記目標セル情報に基づいて、更新された感知測定配置を決定し、又は感知測定タスクが前記目標セルに適するか否かを決定するステップと、
前記感知サーバが第４情報を前記端末に送信するステップであって、前記第４情報が感知測定停止情報又は前記更新された感知測定配置を含むステップと、をさらに含む、請求項９に記載の方法。
【請求項13】
端末が感知サーバからの感知測定タスクを受信するステップと、前記端末が第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップと、を含み、
前記第１アクセスネットワーク機器は前記端末のサービスアクセスネットワーク機器であり、前記第１情報は感知測定指示情報及び／又は感知補助切り替え情報を含み、前記感知測定指示情報は、前記端末で感知測定タスクが実行されていることを指示するために用いられ、前記感知補助切り替え情報は、前記第１アクセスネットワーク機器による前記端末のセル切り替えを補助するために用いられる、セル切り替え方法。
【請求項14】
前記感知補助切り替え情報は、前記端末で感知測定タスクを実行するための感知信号の周波数点と、
少なくとも１つの候補周波数を含む第１リストであって、前記候補周波数が前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標周波数である第１リストと、
少なくとも１つの候補セルを含む第２リストであって、前記候補セルが前記端末でセル切り替えを行う際の候補目標セルである第２リストと、
少なくとも１つの第１周波数を含む第３リストであって、前記第１周波数が前記端末の切り替え禁止の周波数である第３リストと、
少なくとも１つの第２セルを含む第４リストであって、前記第２セルが前記端末の切り替え禁止のセルである第４リストと、
推定された感知データ報告のデータ伝送レートであって、前記感知データが前記感知測定タスクに対応するデータ伝送レートと、
感知サーバのアドレスと、のうちの少なくとも１つを含む、請求項１３に記載の方法。
【請求項15】
第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記端末が第２情報を前記第１アクセスネットワーク機器に送信するステップをさらに含み、前記第２情報は前記端末によって実行される感知測定タスクの終了を指示するために用いられ、
前記第１情報及び前記第２情報の少なくとも１つは、ＲＲＣ端末補助情報メッセージを介して伝送される、請求項１３に記載の方法。
【請求項16】
第１情報を第１アクセスネットワーク機器に送信するステップの後に、前記端末が、前記第１アクセスネットワーク機器からのＲＲＣ再配置メッセージに応じて目標セル切り替えを完了する場合に、第３情報を前記感知サーバに送信するステップをさらに含み、前記第３情報で少なくとも前記端末の更新された目標セル情報が運ばれている、請求項１３に記載の方法。
【請求項17】
第３情報を前記感知サーバに送信するステップの後に、感知測定停止情報又は更新された感知測定配置を含む、前記感知サーバからの第４情報を受信するステップと、
前記端末が前記感知測定停止情報に基づいて感知測定タスクの実行を停止させ、又は前記更新された感知測定配置に応じて感知測定タスクを実行するステップと、をさらに含む、請求項１６に記載の方法。
【請求項18】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項１から８のいずれか１項に記載の切り替え方法のステップが実現され、又は請求項９から１２のいずれか１項に記載の切り替え方法のステップが実現される、ネットワーク側機器。
【請求項19】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なプログラム又はコマンドとを含み、前記プログラム又はコマンドが前記プロセッサによって実行されると、請求項１３から１７のいずれか１項に記載の切り替え方法のステップが実現される、端末。
【国際調査報告】