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特表2024-538319複合フィルタおよびこれを含む浄水器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-18
(54)【発明の名称】複合フィルタおよびこれを含む浄水器
(51)【国際特許分類】
   C02F 1/28 20230101AFI20241010BHJP
   B01D 25/00 20060101ALI20241010BHJP
【FI】
C02F1/28 G
B01D25/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525909
(86)(22)【出願日】2022-07-21
(85)【翻訳文提出日】2024-07-01
(86)【国際出願番号】 KR2022010715
(87)【国際公開番号】W WO2023085548
(87)【国際公開日】2023-05-19
(31)【優先権主張番号】10-2021-0153029
(32)【優先日】2021-11-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0158778
(32)【優先日】2021-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0160466
(32)【優先日】2021-11-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514170813
【氏名又は名称】コーウェイ株式会社
【氏名又は名称原語表記】COWAY CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】ムン,テ フン
(72)【発明者】
【氏名】ユン,ソン ハン
(72)【発明者】
【氏名】ユ,グン サン
【テーマコード(参考)】
4D116
4D624
【Fターム(参考)】
4D116AA01
4D116AA05
4D116EE03
4D116HH12
4D116HH14
4D116QB44
4D116RR01
4D116RR14
4D116UU01
4D116VV07
4D624AA02
4D624AB07
4D624BA03
4D624BC01
4D624CA13
4D624CB12
4D624CC22
4D624CC52
4D624DB05
4D624DB09
(57)【要約】
本発明は複合フィルタおよびこれを含む浄水器に関し、原水の入水、浄水の出水だけでなく洗浄水の排出が可能であるため、フィルタ部材を一体化して複合フィルタを構成することによって使用者の便宜性が向上し、ハウジング部のヘッド部材には原水、浄水および洗浄水が混合されない独立流路が形成されるように第1および第2区画壁体が備えられることによって、原水、浄水および洗浄水が流れる通路が複合フィルタの上部に集中して他の部分のレイアウトの設計自由度を向上させることができ、濾過部には第1、第2および第3アッパーキャップ部材を通じて第2フィルタ部材が第1フィルタ部材を囲むように配置することによって、予め製造された第1フィルタ部材を活用して複合フィルタを製造できるように構成することによって製造性が向上した複合フィルタおよびこれを含む浄水器に関する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
原水が入水する原水入水ポート、濾過された浄水が出水される浄水出水ポートおよび洗浄水が排出される洗浄水排出ポートが備えられたハウジング部、および
前記原水を濾過して第1浄水を生成する第1フィルタ部材と、前記第1浄水を濾過して第2浄水を生成し、前記第1フィルタ部材を囲むように配置される第2フィルタ部材と、が備えられる濾過部、を含み、
前記ハウジング部は、
前記原水と前記洗浄水が混合されることを防止する第1区画壁体と、前記第2浄水と前記洗浄水が混合されることを防止する第2区画壁体と、が備えられるヘッド部材、および
前記ヘッド部材から延び、その内部に前記濾過部が配置されるケース部材、を含み、
前記濾過部は、
前記第1フィルタ部材と前記第2フィルタ部材の間に配置されるボディ部材、
前記ボディ部材の内側に配置された前記第1フィルタ部材が下側に配置される第1アッパーキャップ部材、
前記第1アッパーキャップ部材が下側に配置される第2アッパーキャップ部材、および
前記ボディ部材の外側に配置された前記第2フィルタ部材が下側に配置され、前記第2アッパーキャップ部材の上側に配置される第3アッパーキャップ部材、を含むことを特徴とする、複合フィルタ。
【請求項2】
前記洗浄水は前記第1フィルタ部材を洗浄した後、前記第1フィルタ部材と前記ボディ部材の間に形成された第1排出通路を経由して前記洗浄水排出ポートに移動することを特徴とする、請求項1に記載の複合フィルタ。
【請求項3】
前記濾過部は、前記第2フィルタ部材の下側に結合されるローワーキャップ部材をさらに含み、
前記ローワーキャップ部材は、前記第2フィルタ部材と結合するように上向きに延長配置されたガイドを含むことを特徴とする、請求項1に記載の複合フィルタ。
【請求項4】
前記第1フィルタ部材の側面には前記第1排出通路と連通する複数の排出ホールが形成され、
前記第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水は前記複数の排出ホールを通じて前記第1排出通路に移動し、
前記第1アッパーキャップ部材と前記第2アッパーキャップ部材の間には前記第1排出通路と連通する第2排出通路が形成され、
前記第2排出通路は前記洗浄水排出ポートと連通することを特徴とする、請求項1に記載の複合フィルタ。
【請求項5】
請求項1に記載された複合フィルタ、
前記複合フィルタに原水が供給されるように原水の供給を制御する原水供給部、
前記複合フィルタによってフィルタリングされた浄水の排出を制御する浄水排出部、および
前記原水供給部と前記複合フィルタの間に備えられ、前記複合フィルタに洗浄水の供給を制御する洗浄モジュールを含み、
前記原水と前記洗浄水は前記複合フィルタに選択的に供給されることを特徴とする、浄水器。
【請求項6】
前記洗浄モジュールは、前記原水供給部から供給を受けた原水を利用して前記複合フィルタを洗浄することを特徴とする、請求項5に記載の浄水器。
【請求項7】
原水が入水する原水入水ポート、濾過された浄水が出水される浄水出水ポートおよび洗浄水が排出される洗浄水排出ポートが備えられたハウジング部、および
前記原水を濾過して第1浄水を生成する第1フィルタ部材と、前記第1浄水を濾過して第2浄水を生成し、前記第1フィルタ部材の上部に積層配置される第2フィルタ部材と、が備えられる濾過部、を含み、
前記ハウジング部は、
前記第2浄水と前記洗浄水が混合されることを防止する第1区画壁体と、前記原水と前記洗浄水が混合されることを防止する第2区画壁体と、が備えられるヘッド部材、および
前記ヘッド部材から延び、その内部に前記濾過部が配置されるケース部材、を含み、
前記濾過部は、
前記第1フィルタ部材が下側に配置される第1アッパーキャップ部材、
前記第1アッパーキャップ部材が下側に配置され、前記洗浄水が移動するためのホールが形成される第2アッパーキャップ部材、
前記第2フィルタ部材が下側に配置される第3アッパーキャップ部材、
前記第3アッパーキャップ部材が下側に配置される第4アッパーキャップ部材、および
前記第4アッパーキャップ部材が下側に配置される第5アッパーキャップ部材、を含むことを特徴とする、複合フィルタ。
【請求項8】
前記濾過部は、前記第2フィルタ部材の下側に結合されるローワーキャップ部材をさらに含み、
前記ローワーキャップ部材は、前記第2フィルタ部材と結合されるように上向きに延長配置されたローワーキャップガイドを含むことを特徴とする、請求項7に記載の複合フィルタ。
【請求項9】
前記第1アッパーキャップ部材は前記第1浄水が前記第2フィルタ部材に流入するように上向きに延長配置された第1上向きガイドを含み、
前記第2アッパーキャップ部材は前記洗浄水が前記第1フィルタ部材から排出されるように上向きに延長配置された第2上向きガイドを含み、
前記第3アッパーキャップ部材は前記第2フィルタ部材と結合されるように下向きに延長配置されたアッパーキャップガイドを含み、
前記第4アッパーキャップ部材は前記第2浄水が前記第2フィルタ部材から外部に排出されるように上向きに延長配置された第4上向きガイドを含み、
前記第5アッパーキャップ部材は前記洗浄水が外部に排出されるように上向きに延長配置された第5上向きガイドを含むことを特徴とする、請求項7に記載の複合フィルタ。
【請求項10】
前記洗浄水は前記第1フィルタ部材を洗浄した後、前記第1フィルタ部材と前記第2アッパーキャップ部材の間に形成された第1排出通路を経由して前記洗浄水排出ポートに移動し、
前記第1フィルタ部材の側面には前記第1排出通路と連通する複数の排出ホールが形成され、
前記第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水は前記複数の排出ホールを通じて前記第1排出通路に移動することを特徴とする、請求項8に記載の複合フィルタ。
【請求項11】
前記第4アッパーキャップ部材と前記第5アッパーキャップ部材の間には前記第1排出通路と連通する第2排出通路が形成され、
前記第2排出通路は前記洗浄水排出ポートと連通することを特徴とする、請求項10に記載の複合フィルタ。
【請求項12】
請求項7に記載された複合フィルタ、
前記複合フィルタに原水が供給されるように原水の供給を制御する原水供給部、
前記複合フィルタによってフィルタリングされた浄水の排出を制御する浄水排出部、および
前記原水供給部と前記複合フィルタの間に備えられ、前記複合フィルタに洗浄水の供給を制御する洗浄モジュールを含み、
前記原水と前記洗浄水は前記複合フィルタに選択的に供給されることを特徴とする、浄水器。
【請求項13】
前記洗浄モジュールは、前記原水供給部から供給を受けた原水を利用して前記複合フィルタを洗浄することを特徴とする、請求項12に記載の浄水器。
【請求項14】
原水が入水する原水入水ポート、濾過された浄水が出水される浄水出水ポートおよび洗浄水が排出される洗浄水排出ポートが備えられたハウジング部、および
前記原水を濾過して第1浄水を生成する第1フィルタ部材と、前記第1浄水を濾過して第2浄水を生成し、前記第1フィルタ部材の下部に積層配置される第2フィルタ部材と、が備えられる濾過部、を含み、
前記ハウジング部は、
前記原水と前記洗浄水が混合されることを防止する第1区画壁体と、前記浄水と前記洗浄水が混合されることを防止する第2区画壁体と、が備えられるヘッド部材、および
前記ヘッド部材から延び、その内部に前記濾過部が配置されるケース部材、を含み、
前記濾過部は、
前記第1フィルタ部材を囲む第1ボディ部材、
前記第1フィルタ部材が下側に配置される第1アッパーキャップ部材、
前記第1アッパーキャップ部材が下側に配置され、前記第1ボディ部材が下側に配置される第2アッパーキャップ部材、
前記第1フィルタ部材が上側に配置され、前記第2フィルタ部材を貫通する第1ローワーキャップ部材、
前記第2フィルタ部材を囲む第2ボディ部材、および
前記第2フィルタ部材が下側に配置される第3アッパーキャップ部材、を含むことを特徴とする、複合フィルタ。
【請求項15】
前記濾過部は、前記第2フィルタ部材の下側に結合される第2ローワーキャップ部材をさらに含み、
前記第2ローワーキャップ部材は、前記第2フィルタ部材と結合されるように上向きに延長配置された第2ローワーキャップガイドを含むことを特徴とする、請求項14に記載の複合フィルタ。
【請求項16】
前記第1アッパーキャップ部材は前記原水が前記第2フィルタ部材に流入するように上向きに延長配置された第1上向きガイドを含み、
前記第2アッパーキャップ部材は前記洗浄水が前記第1フィルタ部材から排出されるように上向きに延長配置された第2上向きガイドを含み、
前記第1ローワーキャップ部材は前記第2フィルタ部材を貫通するように下向きに延長配置された第1ローワーキャップガイドを含み、
前記第3アッパーキャップ部材は前記第2フィルタ部材と結合されるように下向きに延長配置されたアッパーキャップガイドを含むことを特徴とする、請求項14に記載の複合フィルタ。
【請求項17】
前記洗浄水は前記第1フィルタ部材を洗浄した後、前記第1フィルタ部材と前記第1ボディ部材の間に形成された第1排出通路を経由して前記洗浄水排出ポートに移動し、
前記第1フィルタ部材の側面には前記第1排出通路と連通する複数の排出ホールが形成され、
前記第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水は前記複数の排出ホールを通じて前記第1排出通路に移動することを特徴とする、請求項14に記載の複合フィルタ。
【請求項18】
前記第1アッパーキャップ部材と前記第2アッパーキャップ部材の間には前記第1排出通路と連通する第2排出通路が形成され、
前記第2排出通路は前記洗浄水排出ポートと連通することを特徴とする、請求項17に記載の複合フィルタ。
【請求項19】
請求項14に記載された複合フィルタ、
原水の供給を制御する原水供給部、
前記複合フィルタに原水が供給されるように前記複合フィルタによってフィルタリングされた浄水の排出を制御する浄水排出部、および
前記原水供給部と前記複合フィルタの間に備えられ、前記複合フィルタに洗浄水の供給を制御する洗浄モジュールを含み、
前記原水と前記洗浄水は前記複合フィルタに選択的に供給されることを特徴とする、浄水器。
【請求項20】
前記洗浄モジュールは、前記原水供給部から供給を受けた原水を利用して前記複合フィルタを洗浄することを特徴とする、請求項19に記載の浄水器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は複合フィルタおよびこれを含む浄水器に関し、原水の入水、浄水の出水だけでなく洗浄水の排出が可能であるため、フィルタ部材を一体化して複合フィルタを構成することによって使用者の便宜性が向上し、ハウジング部のヘッド部材には原水、浄水および洗浄水が混合されない独立流路が形成されるように第1および第2区画壁体が備えられることによって、原水、浄水および洗浄水が流れる通路が複合フィルタの上部に集中して他の部分のレイアウトの設計自由度を向上させることができ、予め製造された第1フィルタ部材を活用して複合フィルタを製造できるように構成して製造性が向上した複合フィルタおよびこれを含む浄水器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に浄水器は、入水された原水を使用者が飲用できる浄水に濾過して使用者に提供する装置である。このような浄水器は原水の濾過のために複数のフィルタを組み合わせて使うことになるが、このようにそれぞれのフィルタを組み合わせて使う場合は浄水器内部のレイアウトが複雑となり、内部でフィルタが占めることになる体積が増加することになって浄水器全体の体積が増加することになる問題があった。したがって、これを解決するために、それぞれのフィルタが一体化した複合フィルタが使われたりもする。
【0003】
LG電子株式会社の韓国公開特許第10-2012-0054919号公報に開示された浄水装置には複合フィルタが備えられる。このような複合フィルタには第1フィルタ部と第2フィルタ部が備えられ、このようなそれぞれのフィルタ部は活性炭フィルタ、沈殿フィルタ、セラミックフィルタ、限外濾過フィルタなどの公知のフィルタの中から選択される。しかし、このような複合フィルタは、原水の入水と浄水の出水がフィルタハウジングの上側と下側に分離されているため浄水器内部のレイアウトが複雑となる問題がある。また、このような複合フィルタにはフィルタを洗浄するための構成が備えられないため、複合フィルタの取り替え周期がはやくなる問題がある。
【0004】
コーウェイ株式会社の韓国公開特許第10-2015-0067664号公報には浄水フィルタが開示される。このような浄水フィルタには不織布複合体層を含んだ第1濾過部材と粒状活性炭を含んだカーボン濾過部が備えられる。しかし、このような複合フィルタにはフィルタを洗浄する洗浄水が流れる流路が備えられないため、複合フィルタの取り替え周期がはやくなって浄水器の運用費用が増加する問題がある。
【0005】
コーウェイ株式会社の韓国公開特許第10-2010-0133123号公報に開示された浄水器には逆洗浄が可能な浄水フィルタが備えられる。このような浄水器は濾過部に存在する残留水と濾過部に連結された洗浄水貯蔵タンクに貯蔵された洗浄水を使用して浄水フィルタを洗浄する逆洗浄部が開示される。しかし、このような逆洗浄部は浄水フィルタとは別途に備えられるため浄水器全体の大きさが増加する問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国公開特許第10-2012-0054919号公報
【特許文献2】韓国公開特許第10-2015-0067664号公報
【特許文献3】韓国公開特許第10-2010-0133123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
前記の問題を解決するために、本発明の一実施形態に係る複合フィルタは、原水の入水、浄水の出水だけでなく洗浄水の排出が可能であるため、フィルタ部材を一体化して複合フィルタを構成することによって使用者の便宜性が向上し、ハウジング部のヘッド部材には原水、浄水および洗浄水が混合されない独立流路が形成されるように第1および第2区画壁体が備えられることによって、原水、浄水および洗浄水が流れる通路が複合フィルタの上部に集中して他の部分のレイアウトの設計自由度を向上させることができ、濾過部には第1、第2および第3アッパーキャップ部材を通じて第2フィルタ部材が第1フィルタ部材を囲むように配置することによって、予め製造された第1フィルタ部材を活用して複合フィルタを製造できるように構成して製造性を向上することを目的とする。
【0008】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、濾過部には第2フィルタ部材の下側に結合されるローワーキャップ部材が備えられて構造的安定性が向上し、第1浄水が第2フィルタ部材に移動する流路が形成されて最終出水される第2浄水が上側方向に移動するようにして複合フィルタの製造性を向上することを目的とする。
【0009】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材の側面には複数の排出ホールが形成され、第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水が複数の排出ホールを通じて第1フィルタ部材とボディ部材の間に形成された第1排出通路を経由して洗浄水排出ポートに移動することによって、洗浄水が原水または浄水と混合されずに独立的な流路を通じて移動して浄水の水質向上を通じて使用者満足度を向上することを目的とする。
【0010】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材と第1アッパーキャップ部材の間には洗浄水が第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第1オーリングが形成されるため、洗浄水を安定的に外部に排出することになって第1フィルタ部材の使用期限を増加させることを目的とする。
【0011】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2フィルタ部材とボディ部材の間には第1浄水が第2排出通路に移動することを防止するための第2オーリングが形成されるため、第1浄水が第2フィルタ部材に安定的に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0012】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、ボディ部材と第1アッパーキャップ部材の間には第1スペーサーが形成されるため、洗浄水がボディ部材と第1アッパーキャップ部材の間で円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0013】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材と第3アッパーキャップ部材の間には第2スペーサーが形成されるため、浄水が第2アッパーキャップ部材と第3アッパーキャップ部材の間で円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0014】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、原水が第1上向きガイドを通じて第1フィルタ部材に流入するため、複合フィルタの上部に原水、浄水および洗浄水が流れる通路が集中しながらも原水が浄水または洗浄水と混合されなくなって複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0015】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1区画壁体が第1上向きガイドに沿って軸方向に延長配置されることによって、入水する原水が排出される洗浄水と混合されることを効果的に防止して最終出水される浄水の水質向上を通じて使用者満足度を向上することを目的とする。
【0016】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した洗浄水が第2上向きガイドを通じて外部に排出されるため、洗浄水の排出が安定的になされながら複合フィルタの動作安定性を向上することを目的とする。
【0017】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2区画壁体が第2上向きガイドに沿って軸方向に延長配置されることによって、出水される浄水が排出される洗浄水と混合されることを効果的に防止して浄水の水質向上を通じて使用者満足度を向上することを目的とする。
【0018】
本発明の一実施形態に係る浄水器は、原水と洗浄水が複合フィルタに選択的に供給されることによって、最終出水される浄水と洗浄水が混合されないながらも洗浄水により複合フィルタを洗浄することになるため、複合フィルタの製品寿命を増加させて使用者満足度を向上することを目的とする。
【0019】
本発明の一実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが原水供給部から供給を受けた原水を洗浄水として利用することによって、洗浄モジュールに洗浄水として利用するための別途の流体供給が不要となるため、浄水器の製造性を向上することを目的とする。
【0020】
本発明の一実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが浄水を洗浄水として利用することによって、複合フィルタの洗浄効率が改善されることを目的とする。
【0021】
前記の問題を解決するために、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタは原水の入水、浄水の出水だけでなく洗浄水の排出が可能であるため、フィルタ部材を一体化して複合フィルタを構成することによって使用者の便宜性が向上し、ハウジング部のヘッド部材には原水、浄水および洗浄水が混合されない独立流路が形成されるように第1および第2区画壁体が備えられることによって、原水、浄水および洗浄水が流れる通路が複合フィルタの上部に集中して他の部分のレイアウトの設計自由度を向上させることができ、濾過部には第1~第5アッパーキャップ部材が第1フィルタ部材と第2フィルタ部材の上部に配置することによって予め製造された第1フィルタ部材を活用して複合フィルタを製造できるように構成して製造性を向上することを目的とする。
【0022】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、濾過部には第2フィルタ部材の下側に結合されるローワーキャップ部材が備えられて構造的安定性が向上し、第1浄水が第2フィルタ部材に移動する流路が形成されて最終出水される第2浄水が上側方向に移動するようにして複合フィルタの製造性を向上することを目的とする。
【0023】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した第1浄水が第1上向きガイドを通じて第2フィルタ部材に流入するため、第2フィルタ部材が第1フィルタ部材の上部に積層配置させても複合フィルタの上部に原水、浄水および洗浄水が流れる通路が集中するようにして複合フィルタの使用便宜性が改善されることを目的とする。
【0024】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した洗浄水が第2上向きガイドを通じて移動するため、洗浄水が浄水と混合されないようにして複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0025】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第3アッパーキャップ部材のアッパーキャップガイドが第2フィルタ部材と結合されることにより、第2フィルタ部材が第1フィルタ部材の上部に安定的に配置されて第2浄水が移動される通路を安定的に確保するため、複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0026】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2フィルタ部材を経由した浄水が第4上向きガイドを通じて移動するため、浄水が洗浄水と混合されないようにして複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0027】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した洗浄水が第5上向きガイドを通じて外部に排出されるため、洗浄水が原水と混合されないようにして複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0028】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材の側面には複数の排出ホールが形成され、第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水が複数の排出ホールを通じて第1フィルタ部材と第2アッパーキャップ部材の間に形成された第1排出通路を経由して洗浄水排出ポートに移動することによって、洗浄水が原水または浄水と混合されずに独立的な流路を通じて移動して浄水の水質向上を通じて使用者満足度を向上することを目的とする。
【0029】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材と第1フィルタ部材の間には洗浄水が第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第1オーリングが形成されるため、洗浄水を安定的に外部に排出することになって第1フィルタ部材の使用期限を増加させることを目的とする。
【0030】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材と第5アッパーキャップ部材の間には洗浄水が第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第2オーリングが形成されるため、洗浄水が原水と混合されることを防止して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0031】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材とローワーキャップ部材の間には第2フィルタ部材によって濾過された第2浄水が第2排出通路に移動することを防止する第3オーリングが形成されるため、第2浄水が洗浄水と混合されることを防止して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0032】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1アッパーキャップ部材と第2アッパーキャップ部材の間には第2浄水が第1排出通路に流入することを防止するための第4オーリングが形成されるため、第2浄水が洗浄水と混合されることを防止して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0033】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、ローワーキャップ部材と第4アッパーキャップ部材の間には第2排出通路に流入することを防止するための第5オーリングが形成されるため、第2浄水が洗浄水と混合されることを防止して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0034】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第4アッパーキャップ部材と第5アッパーキャップ部材の間には第1スペーサーが形成されるため、洗浄水が第4アッパーキャップ部材と第5アッパーキャップ部材の間を通じて上部に円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0035】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第5アッパーキャップ部材とケース部材の間には第2スペーサーが形成されるため、原水が第5アッパーキャップ部材とケース部材の間を通じて下部に円滑に移動して第1フィルタ部材と第2フィルタ部材が積層された構造で構成されながらも複合フィルタの上部に原水、浄水および洗浄水が流れる通路が集中するようにして複合フィルタの使用便宜性が改善されることを目的とする。
【0036】
本発明の他の実施形態に係る浄水器は、原水と洗浄水が複合フィルタに選択的に供給されることによって、最終出水される浄水と洗浄水が混合されないながらも洗浄水により複合フィルタを洗浄することになるため、複合フィルタの製品寿命を増加させて使用者満足度を向上することを目的とする。
【0037】
本発明の他の実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが原水供給部から供給を受けた原水を洗浄水として利用することによって、洗浄モジュールに洗浄水として利用するための別途の流体供給が不要となるため、浄水器の製造性を向上することを目的とする。
【0038】
本発明の他の実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが浄水を洗浄水として利用することによって、複合フィルタの洗浄効率が改善されることを目的とする。
【0039】
前記の問題を解決するために、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタは原水の入水、浄水の出水だけでなく洗浄水の排出が可能であるため、フィルタ部材を一体化して複合フィルタを構成することによって使用者の便宜性が向上し、ハウジング部のヘッド部材には原水、浄水および洗浄水が混合されない独立流路が形成されるように第1および第2区画壁体が備えられることによって、原水、浄水および洗浄水が流れる通路が複合フィルタの上部に集中して他の部分のレイアウトの設計自由度を向上させることができ、濾過部は第1ボディ部材、第1アッパーキャップ部材、第2アッパーキャップ部材、第1ローワーキャップ部材および第3アッパーキャップ部材を利用して第1フィルタ部材と第2フィルタ部材が積層構造に配置されることによって予め製造された第1フィルタ部材を活用して複合フィルタを製造できるように構成して製造性を向上することを目的とする。
【0040】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、濾過部には第2フィルタ部材の下側に結合される第2ローワーキャップ部材が備えられて構造的安定性が向上し、第1浄水が第2フィルタ部材に移動する流路が形成されて最終出水される第2浄水が上側方向に移動するようにして複合フィルタの製造性を向上することを目的とする。
【0041】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、原水が第1上向きガイドを通じて第1フィルタ部材に流入するため、複合フィルタの上部に原水、浄水および洗浄水が流れる通路が集中しながらも原水が浄水または洗浄水と混合されなくなって複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0042】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した洗浄水が第2上向きガイドを通じて外部に排出されるため、洗浄水の排出が安定的になされながら複合フィルタの動作安定性を向上することを目的とする。
【0043】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した第1浄水が第1ローワーキャップガイドを通じて第2フィルタ部材の下側に移動するため、第1フィルタ部材と第2フィルタ部材が積層構造を有しても第1浄水が第2フィルタ部材に円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0044】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第3アッパーキャップ部材のアッパーキャップガイドが第2フィルタ部材と結合されることにより、第2浄水が第1フィルタ部材と第2フィルタ部材の間で移動する通路を安定的に確保するため、複合フィルタの動作安定性を向上することを目的とする。
【0045】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材の側面には複数の排出ホールが形成され、第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水が複数の排出ホールを通じて第1フィルタ部材と第1ボディ部材の間に形成された第1排出通路を経由して洗浄水排出ポートに移動することによって、洗浄水が原水または浄水と混合されずに独立的な流路を通じて移動して浄水の水質向上を通じて使用者満足度を向上することを目的とする。
【0046】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1アッパーキャップ部材と第1フィルタ部材の間には洗浄水が第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第1オーリングが形成されるため、洗浄水を安定的に外部に排出することになって第1フィルタ部材の使用期限を増加させることを目的とする。
【0047】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材と第1ボディ部材の間には洗浄水が第2浄水と混合されることを防止するための第2オーリングが形成されるため、複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0048】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材と第1ローワーキャップ部材の間には洗浄水が第2フィルタ部材に流入することを防止するための第3オーリングが形成されるため、洗浄水が第1浄水と混合されることを防止して浄水の品質の確保を通じて使用者の満足度を向上することを目的とする。
【0049】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1ボディ部材と第1ローワーキャップ部材の間には洗浄水が第2浄水と混合されることを防止するための第4オーリングが形成されるため、複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0050】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2ボディ部材と第3アッパーキャップ部材の間には第2浄水が第2フィルタ部材に再流入することを防止するための第5オーリングが形成されるため、第2浄水が円滑に上部に移動されて複合フィルタの動作安定性を向上することを目的とする。
【0051】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1アッパーキャップ部材と第1ボディ部材の間には第1スペーサーが形成されるため、洗浄水が第1アッパーキャップ部材と第2アッパーキャップ部材の間を通じて上部に円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0052】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材とケース部材の間には第2スペーサーが形成されるため、浄水が第2アッパーキャップ部材とケース部材の間で円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上することを目的とする。
【0053】
本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器は、原水と洗浄水が複合フィルタに選択的に供給されることによって、最終出水される浄水と洗浄水が混合されないながらも洗浄水により複合フィルタを洗浄することになるため、複合フィルタの製品寿命を増加させて使用者満足度を向上することを目的とする。
【0054】
本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが原水供給部から供給を受けた原水を洗浄水として利用することによって、洗浄モジュールに洗浄水として利用するための別途の流体供給が不要となるため、浄水器の製造性を向上することを目的とする。
【0055】
本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが浄水を洗浄水として利用することによって、複合フィルタの洗浄効率が改善されることを目的とする。
【0056】
本発明の課題は以上で言及した課題に制限されず、言及されていないさらに他の課題は下記の記載から当業者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0057】
前記目的を達成するために本発明の一実施形態に係る複合フィルタは、原水が入水する原水入水ポート、濾過された浄水が出水される浄水出水ポートおよび洗浄水が排出される洗浄水排出ポートが備えられたハウジング部、および前記原水を濾過して第1浄水を生成する第1フィルタ部材と、前記第1浄水を濾過して第2浄水を生成し、前記第1フィルタ部材を囲むように配置される第2フィルタ部材と、が備えられる濾過部、を含み、前記ハウジング部は、前記原水と前記洗浄水が混合されることを防止する第1区画壁体と、前記第2浄水と前記洗浄水が混合されることを防止する第2区画壁体と、が備えられるヘッド部材、および前記ヘッド部材から延び、その内部に前記濾過部が配置されるケース部材、を含み、前記濾過部は、前記第1フィルタ部材と前記第2フィルタ部材の間に配置されるボディ部材、前記ボディ部材の内側に配置された前記第1フィルタ部材が下側に配置される第1アッパーキャップ部材、前記第1アッパーキャップ部材が下側に配置される第2アッパーキャップ部材、および前記ボディ部材の外側に配置された前記第2フィルタ部材が下側に配置され、前記第2アッパーキャップ部材の上側に配置される第3アッパーキャップ部材、を含むことを特徴とする。
【0058】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記洗浄水は前記第1フィルタ部材を洗浄した後、前記第1フィルタ部材と前記ボディ部材の間に形成された第1排出通路を経由して前記洗浄水排出ポートに移動することを特徴とする。
【0059】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記濾過部は、前記第2フィルタ部材の下側に結合されるローワーキャップ部材をさらに含むことを特徴とする。
【0060】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記ローワーキャップ部材は、前記第2フィルタ部材と結合するように上向きに延長配置されたガイドを含むことを特徴とする。
【0061】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1フィルタ部材の側面には前記第1排出通路と連通する複数の排出ホールが形成され、前記第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水は前記複数の排出ホールを通じて前記第1排出通路に移動することを特徴とする。
【0062】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1アッパーキャップ部材と前記第2アッパーキャップ部材の間には前記第1排出通路と連通する第2排出通路が形成され、前記第2排出通路は前記洗浄水排出ポートと連通することを特徴とする。
【0063】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1フィルタ部材と前記第1アッパーキャップ部材の間には前記洗浄水が前記第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第1オーリングが形成されることを特徴とする。
【0064】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2アッパーキャップ部材と前記ボディ部材の間には前記第2フィルタ部材によって濾過された前記第2浄水が前記第2排出通路に移動することを防止するための第2オーリングが形成されることを特徴とする。
【0065】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第3アッパーキャップ部材と前記ケース部材の間には第2フィルタ部材によって濾過された前記第2浄水が前記第2フィルタ部材に再流入することを防止するための第3オーリングが形成されることを特徴とする。
【0066】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記ボディ部材と前記第1アッパーキャップ部材の間には互いに一定間隔で離隔するための第1スペーサーが形成されることを特徴とする。
【0067】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2アッパーキャップ部材と前記第3アッパーキャップ部材の間には互いに一定間隔で離隔するための第2スペーサーが形成されることを特徴とする。
【0068】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1アッパーキャップ部材は前記原水が前記第1フィルタ部材に流入するように上向きに延長配置された第1上向きガイドを含むことを特徴とする。
【0069】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1区画壁体は前記第1上向きガイドに沿って軸方向に延長配置されることを特徴とする。
【0070】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2アッパーキャップ部材は前記第1フィルタ部材を経由した前記洗浄水が外部に排出されるように上向きに延長配置された第2上向きガイドを含むことを特徴とする。
【0071】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2区画壁体は前記第2上向きガイドに沿って軸方向に延長配置されることを特徴とする。
【0072】
本発明の一実施形態に係る浄水器は、原水の供給を制御する原水供給部、前記原水供給部から原水の供給を受けてフィルタリングする複合フィルタ、前記複合フィルタによってフィルタリングされた浄水の排出を制御する浄水排出部、および前記原水供給部と前記複合フィルタの間に備えられ、前記複合フィルタに洗浄水の供給を制御する洗浄モジュールを含み、前記原水と前記洗浄水は前記複合フィルタに選択的に供給されることを特徴とする。
【0073】
本発明の一実施形態に係る浄水器において、前記複合フィルタは、前記原水を濾過して第1浄水を生成する第1フィルタ部材と、前記第1浄水を濾過して第2浄水を生成し、前記第1フィルタ部材を囲むように配置される第2フィルタ部材と、が備えられる濾過部、を含み、前記濾過部は、前記第1フィルタ部材と前記第2フィルタ部材の間に配置されるボディ部材、前記ボディ部材の内側に配置された前記第1フィルタ部材が下側に配置される第1アッパーキャップ部材、前記第1アッパーキャップ部材が下側に配置される第2アッパーキャップ部材、および前記ボディ部材の外側に配置された前記第2フィルタ部材が下側に配置され、前記第2アッパーキャップ部材の上側に配置される第3アッパーキャップ部材、を含むことを特徴とする。
【0074】
本発明の一実施形態に係る浄水器において、前記複合フィルタは、原水が入水する原水入水ポート、濾過された浄水が出水される浄水出水ポートおよび洗浄水が排出される洗浄水排出ポートが備えられたハウジング部、をさらに含み、前記ハウジング部は、前記原水と前記洗浄水が混合されることを防止する第1区画壁体と、前記第2浄水と前記洗浄水が混合されることを防止する第2区画壁体と、が備えられるヘッド部材、および前記ヘッド部材から延び、その内部に前記濾過部が配置されるケース部材、を含むことを特徴とする。
【0075】
本発明の一実施形態に係る浄水器において、前記洗浄モジュールは、前記原水供給部から供給を受けた原水を利用して前記複合フィルタを洗浄することを特徴とする。
【0076】
本発明の一実施形態に係る浄水器は、前記浄水排出部と連結され、前記複合フィルタによってフィルタリングされた浄水の供給を受ける浄水貯蔵タンクをさらに含み、前記洗浄モジュールは、前記浄水貯蔵タンクから供給された浄水を利用して前記複合フィルタを洗浄することを特徴とする。
【0077】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタは、原水が入水する原水入水ポート、濾過された浄水が出水される浄水出水ポートおよび洗浄水が排出される洗浄水排出ポートが備えられたハウジング部、および前記原水を濾過して第1浄水を生成する第1フィルタ部材と、前記第1浄水を濾過して第2浄水を生成し、前記第1フィルタ部材の上部に積層配置される第2フィルタ部材と、が備えられる濾過部、を含み、前記ハウジング部は、前記第2浄水と前記洗浄水が混合されることを防止する第1区画壁体と、前記原水と前記洗浄水が混合されることを防止する第2区画壁体と、が備えられるヘッド部材、および前記ヘッド部材から延び、その内部に前記濾過部が配置されるケース部材、を含み、前記濾過部は、前記第1フィルタ部材が下側に配置される第1アッパーキャップ部材、前記第1アッパーキャップ部材が下側に配置され、前記洗浄水が移動するためのホールが形成される第2アッパーキャップ部材、前記第2フィルタ部材が下側に配置される第3アッパーキャップ部材、前記第3アッパーキャップ部材が下側に配置される第4アッパーキャップ部材、および前記第4アッパーキャップ部材が下側に配置される第5アッパーキャップ部材、を含むことを特徴とする。
【0078】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記濾過部は、前記第2フィルタ部材の下側に結合されるローワーキャップ部材をさらに含むことを特徴とする。
【0079】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記ローワーキャップ部材は、前記第2フィルタ部材と結合されるように上向きに延長配置されたローワーキャップガイドを含むことを特徴とする。
【0080】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1アッパーキャップ部材は前記第1浄水が前記第2フィルタ部材に流入するように上向きに延長配置された第1上向きガイドを含むことを特徴とする。
【0081】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2アッパーキャップ部材は前記洗浄水が前記第1フィルタ部材から排出されるように上向きに延長配置された第2上向きガイドを含むことを特徴とする。
【0082】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第3アッパーキャップ部材は前記第2フィルタ部材と結合されるように下向きに延長配置されたアッパーキャップガイドを含むことを特徴とする。
【0083】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第4アッパーキャップ部材は前記第2浄水が前記第2フィルタ部材から外部に排出されるように上向きに延長配置された第4上向きガイドを含むことを特徴とする。
【0084】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第5アッパーキャップ部材は前記洗浄水が外部に排出されるように上向きに延長配置された第5上向きガイドを含むことを特徴とする。
【0085】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記洗浄水は前記第1フィルタ部材を洗浄した後、前記第1フィルタ部材と前記第2アッパーキャップ部材の間に形成された第1排出通路を経由して前記洗浄水排出ポートに移動することを特徴とする。
【0086】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1フィルタ部材の側面には前記第1排出通路と連通する複数の排出ホールが形成され、前記第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水は前記複数の排出ホールを通じて前記第1排出通路に移動することを特徴とする。
【0087】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第4アッパーキャップ部材と前記第5アッパーキャップ部材の間には前記第1排出通路と連通する第2排出通路が形成され、前記第2排出通路は前記洗浄水排出ポートと連通することを特徴とする。
【0088】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2アッパーキャップ部材と前記第1フィルタ部材の間には前記洗浄水が前記第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第1オーリングが形成されることを特徴とする。
【0089】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2アッパーキャップ部材と前記第5アッパーキャップ部材の間には前記洗浄水が前記第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第2オーリングが形成されることを特徴とする。
【0090】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2アッパーキャップ部材と前記ローワーキャップ部材の間には前記第2フィルタ部材によって濾過された前記第2浄水が前記第2排出通路に移動することを防止するための第3オーリングが形成されることを特徴とする。
【0091】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1アッパーキャップ部材と前記第2アッパーキャップ部材の間には前記第2浄水が前記第1排出通路に流入することを防止するための第4オーリングが形成されることを特徴とする。
【0092】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記ローワーキャップ部材と前記第4アッパーキャップ部材の間には前記第2浄水が前記第2排出通路に流入することを防止するための第5オーリングが形成されることを特徴とする。
【0093】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第4アッパーキャップ部材と前記第5アッパーキャップ部材の間には互いに一定間隔で離隔するための第1スペーサーが形成されることを特徴とする。
【0094】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第5アッパーキャップ部材と前記ケース部材の間には互いに一定間隔で離隔するための第2スペーサーが形成されることを特徴とする。
【0095】
本発明の他の実施形態に係る浄水器は、原水の供給を制御する原水供給部、前記原水供給部から原水の供給を受けてフィルタリングする複合フィルタ、前記複合フィルタによってフィルタリングされた浄水の排出を制御する浄水排出部、および前記原水供給部と前記複合フィルタの間に備えられ、前記複合フィルタに洗浄水の供給を制御する洗浄モジュールを含み、前記複合フィルタは、前記原水を濾過して第1浄水を生成する第1フィルタ部材と、前記第1浄水を濾過して第2浄水を生成し、前記第1フィルタ部材の上部に積層配置される第2フィルタ部材と、が備えられる濾過部、を含み、前記濾過部は、前記第1フィルタ部材が下側に配置される第1アッパーキャップ部材、前記第1アッパーキャップ部材が下側に配置され、前記洗浄水が移動するためのホールが形成される第2アッパーキャップ部材、前記第2フィルタ部材が下側に配置される第3アッパーキャップ部材、前記第3アッパーキャップ部材が下側に配置される第4アッパーキャップ部材、および前記第4アッパーキャップ部材が下側に配置される第5アッパーキャップ部材、を含み、前記原水と前記洗浄水は前記複合フィルタに選択的に供給されることを特徴とする。
【0096】
本発明の他の実施形態に係る浄水器において、前記複合フィルタは、原水が入水する原水入水ポート、濾過された浄水が出水される浄水出水ポートおよび洗浄水が排出される洗浄水排出ポートが備えられたハウジング部、をさらに含み、前記ハウジング部は、前記第2浄水と前記洗浄水が混合されることを防止する第1区画壁体と、前記原水と前記洗浄水が混合されることを防止する第2区画壁体と、が備えられるヘッド部材、および前記ヘッド部材から延び、その内部に前記濾過部が配置されるケース部材、を含むことを特徴とする。
【0097】
本発明の他の実施形態に係る浄水器において、前記洗浄モジュールは、前記原水供給部から供給を受けた原水を利用して前記複合フィルタを洗浄することを特徴とする。
【0098】
本発明の他の実施形態に係る浄水器において、前記浄水排出部と連結され、前記複合フィルタによってフィルタリングされた浄水の供給を受ける浄水貯蔵タンクをさらに含み、前記洗浄モジュールは、前記浄水貯蔵タンクから供給された浄水を利用して前記複合フィルタを洗浄することを特徴とする。
【0099】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタは、原水が入水する原水入水ポート、濾過された浄水が出水される浄水出水ポートおよび洗浄水が排出される洗浄水排出ポートが備えられたハウジング部、および前記原水を濾過して第1浄水を生成する第1フィルタ部材と、前記第1浄水を濾過して第2浄水を生成し、前記第1フィルタ部材の下部に積層配置される第2フィルタ部材と、が備えられる濾過部、を含み、前記ハウジング部は、前記原水と前記洗浄水が混合されることを防止する第1区画壁体と、前記浄水と前記洗浄水が混合されることを防止する第2区画壁体と、が備えられるヘッド部材、および前記ヘッド部材から延び、その内部に前記濾過部が配置されるケース部材、を含み、前記濾過部は、前記第1フィルタ部材を囲む第1ボディ部材、前記第1フィルタ部材が下側に配置される第1アッパーキャップ部材、前記第1アッパーキャップ部材が下側に配置され、前記第1ボディ部材が下側に配置される第2アッパーキャップ部材、前記第1フィルタ部材が上側に配置され、前記第2フィルタ部材を貫通する第1ローワーキャップ部材、前記第2フィルタ部材を囲む第2ボディ部材、および前記第2フィルタ部材が下側に配置される第3アッパーキャップ部材、を含むことを特徴とする。
【0100】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記濾過部は、前記第2フィルタ部材の下側に結合される第2ローワーキャップ部材をさらに含むことを特徴とする。
【0101】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2ローワーキャップ部材は、前記第2フィルタ部材と結合されるように上向きに延長配置された第2ローワーキャップガイドを含むことを特徴とする。
【0102】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1アッパーキャップ部材は前記原水が前記第2フィルタ部材に流入するように上向きに延長配置された第1上向きガイドを含むことを特徴とする。
【0103】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2アッパーキャップ部材は前記洗浄水が前記第1フィルタ部材から排出されるように上向きに延長配置された第2上向きガイドを含むことを特徴とする。
【0104】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1ローワーキャップ部材は前記第2フィルタ部材を貫通するように下向きに延長配置された第1ローワーキャップガイドを含むことを特徴とする。
【0105】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第3アッパーキャップ部材は前記第2フィルタ部材と結合されるように下向きに延長配置されたアッパーキャップガイドを含むことを特徴とする。
【0106】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記洗浄水は前記第1フィルタ部材を洗浄した後、前記第1フィルタ部材と前記第1ボディ部材の間に形成された第1排出通路を経由して前記洗浄水排出ポートに移動することを特徴とする。
【0107】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1フィルタ部材の側面には前記第1排出通路と連通する複数の排出ホールが形成され、前記第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水は前記複数の排出ホールを通じて前記第1排出通路に移動することを特徴とする。
【0108】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1アッパーキャップ部材と前記第2アッパーキャップ部材の間には前記第1排出通路と連通する第2排出通路が形成され、前記第2排出通路は前記洗浄水排出ポートと連通することを特徴とする。
【0109】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1アッパーキャップ部材と前記第1フィルタ部材の間には前記洗浄水が前記第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第1オーリングが形成されることを特徴とする。
【0110】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2アッパーキャップ部材と前記第1ボディ部材の間には前記洗浄水が前記第2浄水と混合されることを防止するための第2オーリングが形成されることを特徴とする。
【0111】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1フィルタ部材と前記第1ローワーキャップ部材の間には前記洗浄水が前記第2フィルタ部材に流入することを防止するための第3オーリングが形成されることを特徴とする。
【0112】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1ボディ部材と前記第1ローワーキャップ部材の間には前記洗浄水が前記第2浄水と混合されることを防止するための第4オーリングが形成されることを特徴とする。
【0113】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2ボディ部材と前記第3アッパーキャップ部材の間には前記第2浄水が前記第2フィルタ部材に再流入することを防止するための第5オーリングが形成されることを特徴とする。
【0114】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第1アッパーキャップ部材と前記第1ボディ部材の間には互いに一定間隔で離隔するための第1スペーサーが形成されることを特徴とする。
【0115】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記第2アッパーキャップ部材と前記ケース部材の間には互いに一定間隔で離隔するための第2スペーサーが形成されることを特徴とする。
【0116】
本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器は、原水の供給を制御する原水供給部、前記原水供給部から原水の供給を受けてフィルタリングする複合フィルタ、前記複合フィルタによってフィルタリングされた浄水の排出を制御する浄水排出部、および前記原水供給部と前記複合フィルタの間に備えられ、前記複合フィルタに洗浄水の供給を制御する洗浄モジュールを含み、前記複合フィルタは、前記原水を濾過して第1浄水を生成する第1フィルタ部材と、前記第1浄水を濾過して第2浄水を生成し、前記第1フィルタ部材の下部に積層配置される第2フィルタ部材と、が備えられる濾過部、を含み、前記濾過部は、前記第1フィルタを囲む第1ボディ部材、前記第1フィルタ部材が下側に配置される第1アッパーキャップ部材、前記第1アッパーキャップ部材が下側に配置され、前記第1ボディ部材が下側に配置される第2アッパーキャップ部材、前記第1フィルタ部材が上側に配置され、前記第2フィルタ部材を貫通する第1ローワーキャップ部材、前記第2フィルタ部材を囲む第2ボディ部材、および前記第2フィルタ部材が下側に配置される第3アッパーキャップ部材、を含み、前記原水と前記洗浄水は前記複合フィルタに選択的に供給されることを特徴とする。
【0117】
本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器において、前記複合フィルタは、原水が入水する原水入水ポート、濾過された浄水が出水される浄水出水ポートおよび洗浄水が排出される洗浄水排出ポートが備えられたハウジング部、をさらに含み、前記ハウジング部は、前記原水と前記洗浄水が混合されることを防止する第1区画壁体と、前記浄水と前記洗浄水が混合されることを防止する第2区画壁体と、が備えられるヘッド部材、および前記ヘッド部材から延び、その内部に前記濾過部が配置されるケース部材、を含むことを特徴とする。
【0118】
本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器において、前記洗浄モジュールは、前記原水供給部から供給を受けた原水を利用して前記複合フィルタを洗浄することを特徴とする。
【0119】
本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器は、前記浄水排出部と連結され、前記複合フィルタによってフィルタリングされた浄水の供給を受ける浄水貯蔵タンクをさらに含み、前記洗浄モジュールは、前記浄水貯蔵タンクから供給された浄水を利用して前記複合フィルタを洗浄することを特徴とする。
【発明の効果】
【0120】
前記の構成により、本発明の一実施形態に係る複合フィルタは、原水の入水、浄水の出水だけでなく洗浄水の排出が可能であるため、フィルタ部材を一体化して複合フィルタを構成することによって使用者の便宜性が向上し、ハウジング部のヘッド部材には原水、浄水および洗浄水が混合されない独立流路が形成されるように第1および第2区画壁体が備えられることによって、原水、浄水および洗浄水が流れる通路が複合フィルタの上部に集中して他の部分のレイアウトの設計自由度を向上させることができ、濾過部には第1、第2および第3アッパーキャップ部材を通じて第2フィルタ部材が第1フィルタ部材を囲むように配置することによって、予め製造された第1フィルタ部材を活用して複合フィルタを製造できるように構成して製造性を向上する効果を提供する。
【0121】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、濾過部には第2フィルタ部材の下側に結合されるローワーキャップ部材が備えられて構造的安定性が向上し、第1浄水が第2フィルタ部材に移動する流路が形成されて最終出水される第2浄水が上側方向に移動するようにして複合フィルタの製造性を向上する効果を提供する。
【0122】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材の側面には複数の排出ホールが形成され、第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水が複数の排出ホールを通じて第1フィルタ部材とボディ部材の間に形成された第1排出通路を経由して洗浄水排出ポートに移動することによって、洗浄水が原水または浄水と混合されずに独立的な流路を通じて移動して浄水の水質向上を通じて使用者満足度を向上する効果を提供する。
【0123】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材と第1アッパーキャップ部材の間には洗浄水が第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第1オーリングが形成されるため、洗浄水を安定的に外部に排出することになって第1フィルタ部材の使用期限を増加させる効果を提供する。
【0124】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2フィルタ部材とボディ部材の間には第1浄水が第2排出通路に移動することを防止するための第2オーリングが形成されるため、第1浄水が第2フィルタ部材に安定的に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0125】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、ボディ部材と第1アッパーキャップ部材の間には第1スペーサーが形成されるため、洗浄水がボディ部材と第1アッパーキャップ部材の間で円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0126】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材と第3アッパーキャップ部材の間には第2スペーサーが形成されるため、浄水が第2アッパーキャップ部材と第3アッパーキャップ部材の間で円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0127】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、原水が第1上向きガイドを通じて第1フィルタ部材に流入するため、複合フィルタの上部に原水、浄水および洗浄水が流れる通路が集中しながらも原水が浄水または洗浄水と混合されなくなって複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0128】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1区画壁体が第1上向きガイドに沿って軸方向に延長配置されることによって、入水する原水が排出される洗浄水と混合されることを効果的に防止して最終出水される浄水の水質向上を通じて使用者満足度を向上する効果を提供する。
【0129】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した洗浄水が第2上向きガイドを通じて外部に排出されるため、洗浄水の排出が安定的になされながら複合フィルタの動作安定性を向上する効果を提供する。
【0130】
本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2区画壁体が第2上向きガイドに沿って軸方向に延長配置されることによって、出水される浄水が排出される洗浄水と混合されることを効果的に防止して浄水の水質向上を通じて使用者満足度を向上する効果を提供する。
【0131】
本発明の一実施形態に係る浄水器は、原水と洗浄水が複合フィルタに選択的に供給されることによって、最終出水される浄水と洗浄水が混合されないながらも洗浄水により複合フィルタを洗浄することになるため、複合フィルタの製品寿命を増加させて使用者満足度を向上する効果を提供する。
【0132】
本発明の一実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが原水供給部から供給を受けた原水を洗浄水として利用することによって、洗浄モジュールに洗浄水として利用するための別途の流体供給が不要となるため、浄水器の製造性を向上する効果を提供する。
【0133】
本発明の一実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが浄水を洗浄水として利用することによって、複合フィルタの洗浄効率が改善される効果を提供する。
【0134】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタは原水の入水、浄水の出水だけでなく洗浄水の排出が可能であるため、フィルタ部材を一体化して複合フィルタを構成することによって使用者の便宜性が向上し、ハウジング部のヘッド部材には原水、浄水および洗浄水が混合されない独立流路が形成されるように第1および第2区画壁体が備えられることによって、原水、浄水および洗浄水が流れる通路が複合フィルタの上部に集中して他の部分のレイアウトの設計自由度を向上させることができ、濾過部には第1~第5アッパーキャップ部材が第1フィルタ部材と第2フィルタ部材の上部に配置することによって予め製造された第1フィルタ部材を活用して複合フィルタを製造できるように構成して製造性を向上する効果を提供する。
【0135】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、濾過部には第2フィルタ部材の下側に結合されるローワーキャップ部材が備えられて構造的安定性が向上し、第1浄水が第2フィルタ部材に移動する流路が形成されて最終出水される第2浄水が上側方向に移動するようにして複合フィルタの製造性を向上する効果を提供する。
【0136】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した第1浄水が第1上向きガイドを通じて第2フィルタ部材に流入するため、第2フィルタ部材が第1フィルタ部材の上部に積層配置させても複合フィルタの上部に原水、浄水および洗浄水が流れる通路が集中するようにして複合フィルタの使用便宜性が改善される効果を提供する。
【0137】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した洗浄水が第2上向きガイドを通じて移動するため、洗浄水が浄水と混合されないようにして複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0138】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第3アッパーキャップ部材のアッパーキャップガイドが第2フィルタ部材と結合されることにより、第2フィルタ部材が第1フィルタ部材の上部に安定的に配置されて第2浄水が移動する通路を安定的に確保するため、複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0139】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2フィルタ部材を経由した浄水が第4上向きガイドを通じて移動するため、浄水が洗浄水と混合されないようにして複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0140】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した洗浄水が第5上向きガイドを通じて外部に排出されるため、洗浄水が原水と混合されないようにして複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0141】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材の側面には複数の排出ホールが形成され、第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水が複数の排出ホールを通じて第1フィルタ部材と第2アッパーキャップ部材の間に形成された第1排出通路を経由して洗浄水排出ポートに移動することによって、洗浄水が原水または浄水と混合されずに独立的な流路を通じて移動して浄水の水質向上を通じて使用者満足度を向上する効果を提供する。
【0142】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材と第1フィルタ部材の間には洗浄水が第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第1オーリングが形成されるため、洗浄水を安定的に外部に排出することになって第1フィルタ部材の使用期限を増加させる効果を提供する。
【0143】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材と第5アッパーキャップ部材の間には洗浄水が第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第2オーリングが形成されるため、洗浄水が原水と混合されることを防止して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0144】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材とローワーキャップ部材の間には第2フィルタ部材によって濾過された第2浄水が第2排出通路に移動することを防止する第3オーリングが形成されるため、第2浄水が洗浄水と混合されることを防止して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0145】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1アッパーキャップ部材と第2アッパーキャップ部材の間には第2浄水が第1排出通路に流入することを防止するための第4オーリングが形成されるため、第2浄水が洗浄水と混合されることを防止して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0146】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、ローワーキャップ部材と第4アッパーキャップ部材の間には第2排出通路に流入することを防止するための第5オーリングが形成されるため、第2浄水が洗浄水と混合されることを防止して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0147】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第4アッパーキャップ部材と第5アッパーキャップ部材の間には第1スペーサーが形成されるため、洗浄水が第4アッパーキャップ部材と第5アッパーキャップ部材の間を通じて上部に円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0148】
本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第5アッパーキャップ部材とケース部材の間には第2スペーサーが形成されるため、原水が第5アッパーキャップ部材とケース部材の間を通じて下部に円滑に移動して第1フィルタ部材と第2フィルタ部材が積層された構造で構成されながらも複合フィルタの上部に原水、浄水および洗浄水が流れる通路が集中するようにして複合フィルタの使用便宜性が改善される効果を提供する。
【0149】
本発明の他の実施形態に係る浄水器は、原水と洗浄水が複合フィルタに選択的に供給されることによって、最終出水される浄水と洗浄水が混合されないながらも洗浄水により複合フィルタを洗浄することになるため、複合フィルタの製品寿命を増加させて使用者満足度を向上する効果を提供する。
【0150】
本発明の他の実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが原水供給部から供給を受けた原水を洗浄水として利用することによって、洗浄モジュールに洗浄水として利用するための別途の流体供給が不要となるため、浄水器の製造性を向上する効果を提供する。
【0151】
本発明の他の実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが浄水を洗浄水として利用することによって、複合フィルタの洗浄効率が改善される効果を提供する。
【0152】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタは原水の入水、浄水の出水だけでなく洗浄水の排出が可能であるため、フィルタ部材を一体化して複合フィルタを構成することによって使用者の便宜性が向上し、ハウジング部のヘッド部材には原水、浄水および洗浄水が混合されない独立流路が形成されるように第1および第2区画壁体が備えられることによって、原水、浄水および洗浄水が流れる通路が複合フィルタの上部に集中して他の部分のレイアウトの設計自由度を向上させることができ、濾過部は第1ボディ部材、第1アッパーキャップ部材、第2アッパーキャップ部材、第1ローワーキャップ部材および第3アッパーキャップ部材を利用して第1フィルタ部材と第2フィルタ部材が積層構造に配置されることによって予め製造された第1フィルタ部材を活用して複合フィルタを製造できるように構成して製造性を向上する効果を提供する。
【0153】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、濾過部には第2フィルタ部材の下側に結合される第2ローワーキャップ部材が備えられて構造的安定性が向上し、第1浄水が第2フィルタ部材に移動する流路が形成されて最終出水される第2浄水が上側方向に移動するようにして複合フィルタの製造性を向上する効果を提供する。
【0154】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、原水が第1上向きガイドを通じて第1フィルタ部材に流入するため、複合フィルタの上部に原水、浄水および洗浄水が流れる通路が集中しながらも原水が浄水または洗浄水と混合されなくなって複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0155】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した洗浄水が第2上向きガイドを通じて外部に排出されるため、洗浄水の排出が安定的になされながら複合フィルタの動作安定性を向上する効果を提供する。
【0156】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材を経由した第1浄水が第1ローワーキャップガイドを通じて第2フィルタ部材の下側に移動するため、第1フィルタ部材と第2フィルタ部材が積層構造を有しても第1浄水が第2フィルタ部材に円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0157】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第3アッパーキャップ部材のアッパーキャップガイドが第2フィルタ部材と結合されることにより、第2浄水が第1フィルタ部材と第2フィルタ部材の間で移動する通路を安定的に確保するため、複合フィルタの動作安定性を向上する効果を提供する。
【0158】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材の側面には複数の排出ホールが形成され、第1フィルタ部材を洗浄した洗浄水が複数の排出ホールを通じて第1フィルタ部材と第1ボディ部材の間に形成された第1排出通路を経由して洗浄水排出ポートに移動することによって、洗浄水が原水または浄水と混合されずに独立的な流路を通じて移動して浄水の水質向上を通じて使用者満足度を向上する効果を提供する。
【0159】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1アッパーキャップ部材と第1フィルタ部材の間には洗浄水が第1フィルタ部材に再流入することを防止するための第1オーリングが形成されるため、洗浄水を安定的に外部に排出することになって第1フィルタ部材の使用期限が増加する効果を提供する。
【0160】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材と第1ボディ部材の間には洗浄水が第2浄水と混合されることを防止するための第2オーリングが形成されるため、複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0161】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1フィルタ部材と第1ローワーキャップ部材の間には洗浄水が第2フィルタ部材に流入することを防止するための第3オーリングが形成されるため、洗浄水が第1浄水と混合されることを防止して浄水の品質の確保を通じて使用者の満足度を向上する効果を提供する。
【0162】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1ボディ部材と第1ローワーキャップ部材の間には洗浄水が第2浄水と混合されることを防止するための第4オーリングが形成されるため、複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0163】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2ボディ部材と第3アッパーキャップ部材の間には第2浄水が第2フィルタ部材に再流入することを防止するための第5オーリングが形成されるため、第2浄水が円滑に上部に移動して複合フィルタの動作安定性を向上する効果を提供する。
【0164】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第1アッパーキャップ部材と第1ボディ部材の間には第1スペーサーが形成されるため、洗浄水が第1アッパーキャップ部材と第2アッパーキャップ部材の間を通じて上部に円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0165】
本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、第2アッパーキャップ部材とケース部材の間には第2スペーサーが形成されるため、浄水が第2アッパーキャップ部材とケース部材の間で円滑に移動して複合フィルタの作動信頼性を向上する効果を提供する。
【0166】
本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器は、原水と洗浄水が複合フィルタに選択的に供給されることによって、最終出水される浄水と洗浄水が混合されないながらも洗浄水により複合フィルタを洗浄することになるため、複合フィルタの製品寿命を増加させて使用者満足度を向上する効果を提供する。
【0167】
本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが原水供給部から供給を受けた原水を洗浄水として利用することによって、洗浄モジュールに洗浄水として利用するための別途の流体供給が不要となるため、浄水器の製造性を向上する効果を提供する。
【0168】
本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器において、洗浄モジュールが浄水を洗浄水として利用することによって、複合フィルタの洗浄効率が改善される効果を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0169】
図1】本発明の一実施形態に係る複合フィルタの外観を概略的に示す図面である。
図2】本発明の一実施形態に係る複合フィルタのヘッド部材を示す平面図である。
図3】本発明の一実施形態に係る複合フィルタの濾過部が組み立てられた状態を示す断面図である。
図4】本発明の一実施形態に係る複合フィルタの濾過部のボディ部材、第1、第2および第3アッパーキャップ部材とローワーキャップ部材が分離された状態を示す断面図である。
図5】本発明の一実施形態に係る複合フィルタの濾過部がハウジング部に設置された状態を示す断面図である。
図6】本発明の一実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
図7】本発明の他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
図8】本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
図9】本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの外観を概略的に示す図面である。
図10】本発明の他の実施形態に係る複合フィルタのヘッド部材を示す平面図である。
図11】本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部が組み立てられた状態を示す断面図である。
図12】本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部が分離された状態を示す断面図である。
図13】本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部がハウジング部に設置された状態を示す断面図である。
図14】本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
図15】本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
図16】本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
図17】本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの外観を概略的に示す図面である。
図18】本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタのヘッド部材を示す平面図である。
図19】本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部が組み立てられた状態を示す断面図である。
図20】本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部が分離された状態を示す断面図である。
図21】本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部がハウジング部に設置された状態を示す断面図である。
図22】本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
図23】本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
図24】本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0170】
以下では、添付された図面を参照して多様な実施形態をより詳細に説明する。本発明に係る実施形態は多様に変形され得る。特定の実施形態が図面で描写されて詳細な説明で詳しく説明され得る。しかし、添付された図面に開示された特定の実施形態は多様な実施形態を容易に理解するようにするためのものに過ぎない。したがって、添付された図面に開示された特定実施形態によって技術的思想が制限されるものではなく、発明の思想および技術範囲に含まれるすべての均等物または代替物を含むものと理解されるべきである。
【0171】
第1、第2等のように序数を含む用語は多様な構成要素の説明に使われ得るが、このような構成要素は前述した用語によって限定されはしない。前述した用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使われる。
【0172】
本発明の実施形態で、「含む」または「有する」等の用語は本発明の実施形態に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。或る構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されていたりまたは接続されていてもよいが、中間に他の構成要素が存在してもよいと理解されるべきである。反面、或る構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。
【0173】
一方、本発明の実施形態で使われる構成要素に対する「モジュール」または「部」は少なくとも一つの機能または動作を遂行する。そして、「モジュール」または「部」はハードウェア、ソフトウェアまたはハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって機能または動作を遂行できる。また、特定ハードウェアで遂行されるべきであるか少なくとも一つのプロセッサで遂行される「モジュール」または「部」を除いた複数の「モジュール」または複数の「部」は少なくとも一つのモジュールに統合されてもよい。単数の表現は文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。
【0174】
その他にも、本発明の実施形態の説明において、関連した公知機能あるいは構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にさせ得る恐れがあると判断される場合、それに対する詳細な説明は縮約したり省略する。
【0175】
以下では、図面を参照して本発明の一実施形態に係る複合フィルタおよび複合フィルタを含む浄水器を説明する。図1は本発明の一実施形態に係る複合フィルタの外観を概略的に示す図面であり、図2は本発明の一実施形態に係る複合フィルタのヘッド部材を示す平面図であり、図3は本発明の一実施形態に係る複合フィルタの濾過部が組み立てられた状態を示す断面図である。ここでaは複合フィルタの軸方向を意味し、rは複合フィルタの半径方向を意味する。
【0176】
図1図3に図示された通り、本発明の複合フィルタ100は原水W1が入水する原水入水ポート10、濾過された浄水Cが出水される浄水出水ポート20および洗浄水W2が排出される洗浄水排出ポート30が備えられたハウジング部110および前記原水W1を濾過して第1浄水C1を生成する第1フィルタ部材210と、前記第1浄水C1を濾過して第2浄水C2を生成し、前記第1フィルタ部材210を囲むように配置される第2フィルタ部材220が備えられる濾過部200を含む。すなわち、前記原水入水ポート10を通じて入水された前記原水W1は前記濾過部200に移動した後、前記濾過部200に備えられた前記第1フィルタ部材210と前記第2フィルタ部材220を順次移動しながら濾過され、最終的に濾過された浄水Cは浄水出水ポート20を通じて出水された後に使用者に提供される。また、前記浄水Cは別途の浄水タンク(図示されず)に貯蔵されるか、冷水、温水および氷の生成のための冷水生成部(図示されず)、温水生成部(図示されず)および氷生成部(図示されず)に供給され得る。そして、前記第1浄水C1は前記第1フィルタ部材210の下側に移動した後、前記第2フィルタ部材220に移動し、前記洗浄水W2は前記第1フィルタ部材210を洗浄した後前記第1フィルタ部材210と前記第2フィルタ部材220の間に形成された第1排出通路PW2に移動して前記洗浄水排出ポート30を通じて前記複合フィルタ100の外部に排出される。このように、前記原水W1の入水および前記浄水Cの出水だけでなく前記洗浄水W2の排出が可能であるように構成することによって、前記第1フィルタ部材210と前記第2フィルタ部材220を一体化して複合フィルタを構成できるようになって使用者の便宜性が向上し、前記洗浄水W2を利用して前記第1フィルタ部材210を洗浄することによって、前記複合フィルタ100の製品寿命を増加させて使用者の便宜性が向上する。この時、前記第1フィルタ部材210は中空糸膜によって汚染物質を濾過するUF(Ultra Filtration)フィルタであり得る。そして、前記第2フィルタ部材220はカーボンフィルタまたはMF(Microfiltration)フィルタであり得る。また、前記第2フィルタは電気脱イオン方式のフィルタを含んでもよい。前記電気脱イオン方式はEDI(Electro Deionization)、CEDI(Continuous Electro Deionization)またはCDI(Capacitive Deionization)などをいう。この時、前記第2フィルタ部材220の外面には別途のフィルタ部材が備えられ得る。一例として、このような別途のフィルタ部材はNTフィルタ部材であり得る。このようなNTフィルタ部材は流入した原水W1に含まれた異物を吸着するように静電気を帯びる素材、例えばナノトラップ素材からなり得る。このような静電気を帯びる素材は正電荷を帯びるように構成され得る。これに伴い、原水W1に含まれた負電荷を帯びた異物、例えばウイルス、バクテリアおよび微粉物質などが静電気によってNTフィルタ部材に吸着され得る。また、このような別途のフィルタ部材はセディメントフィルタ部材であってもよい。
【0177】
図2に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記ハウジング部110は前記原水W1と前記洗浄水W2が混合されることを防止する第1区画壁体111aと、前記第2浄水C2と前記洗浄水W2が混合されることを防止する第2区画壁体111bが備えられるヘッド部材111および前記ヘッド部材111から延び、その内部に前記濾過部200が配置されるケース部材112を含む。すなわち、入水する前記原水W1だけでなく出水される前記第2浄水C2および排出される洗浄水W2が前記複合フィルタ100の上部に出水/排出される構造であり、このために前記ヘッド部材111には前記原水W1が入水する原水領域RW1、前記第2浄水C2が出水される第2浄水領域RC2および前記洗浄水W2が排出される洗浄水領域RW2が形成される。このために前記ハウジング部110の前記ヘッド部材111には前記原水W1、前記第2浄水C2および前記洗浄水W2が混合されない独立流路が形成されるように前記第1および第2区画壁体111a、111bが備えられることによって、出水/排出が前記複合フィルタ100の上部に集中して他の部分のレイアウト設計自由度が向上する。ここで、前記第1フィルタ部材210に流入する洗浄水W2は前記原水W1を利用して前記第1フィルタ部材210を洗浄する。ただし、前記洗浄水W2は前記原水W1のみを利用することに限定されず、出水される浄水を利用してもよい。
【0178】
図3に図示された通り、前記濾過部200は前記第1フィルタ部材210と前記第2フィルタ部材220の間に配置されるボディ部材230、前記ボディ部材230内側に配置された前記第1フィルタ部材210が下側に配置される第1アッパーキャップ部材240、前記第1アッパーキャップ部材240が下側に配置される第2アッパーキャップ部材250および前記ボディ部材230の外側に配置された前記第2フィルタ部材220が下側に配置され、前記第2アッパーキャップ部材250の上側に配置される第3アッパーキャップ部材260を含む。この時、前記原水W1は前記第1アッパーキャップ部材240の内側を通じて移動し、前記洗浄水W2は前記第1アッパーキャップ部材240と前記第2アッパーキャップ部材250の間で移動し、前記浄水Cは前記第2アッパーキャップ部材250と前記第3アッパーキャップ部材260の間で移動することによって、前記原水W1、前記洗浄水W2と前記浄水Cが互いに混合されない独立流路が形成されて前記第1フィルタ部材210と前記第2フィルタ部材220を一体化しながら製造性が向上する。
【0179】
図3に図示された通り、前記第1フィルタ部材210の側面の下側には互いに離隔して配置される複数の排出ホール211が備えられる。この時、前記複数の排出ホール211の大きさは互いに同一である。ただし、前記複数の排出ホール211の大きさは同一であるものに限定されず、下側方向に行くほど大きくなったり小さくなってもよい。また、前記複数の排出ホール211は互いに等間隔で離隔配置される。ただし、前記複数の排出ホール211は互いに等間隔で離隔配置されるものに限定されず、下側方向に行くほど互いに遠ざかるように離隔配置されてもよい。そして、前記第1フィルタ部材210と前記ボディ部材230の間には前記洗浄水W2が流れる第1排出通路PW2が備えられる。この時、前記複数の排出ホール211は前記第1排出通路PW2と連通する。そして、前記第1フィルタ部材210を洗浄した前記洗浄水W2は前記複数の排出ホール211を通じて前記第1排出通路PW2に移動する。そして、前記第1アッパーキャップ部材240と前記第2アッパーキャップ部材250の間には前記第1排出通路PW2と連通する第2排出通路AW2が備えられる。この時、前記第2排出通路AW2は前記洗浄水排出ポート(30、図2参照)と連通する。これを通じて、前記第1フィルタ部材210を洗浄した前記洗浄水W2、前記複数の排出ホール211、前記第1排出通路PW2、前記第2排出通路AW2と前記洗浄水排出ポート30を順次経由して前記複合フィルタ100の外部に排出される。このように、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100は前記第1フィルタ部材210と前記第2フィルタ部材220を一体化して製造しながら、前記洗浄水W2が前記浄水Cと互いに混合されずに排出されることによって前記複合フィルタ100の作動信頼性が向上する。
【0180】
図4は、本発明の一実施形態に係る複合フィルタの濾過部のボディ部材、第1、第2および第3アッパーキャップ部材とローワーキャップ部材が分離された状態を示す断面図である。
【0181】
図4に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記第3アッパーキャップ部材260の下側には前記第2アッパーキャップ部材250が位置し、前記第2アッパーキャップ部材250の下側には前記第1アッパーキャップ部材240が位置し、前記第1アッパーキャップ部材240の下側には前記ボディ部材230が位置し、前記ボディ部材230の下側には前記ローワーキャップ部材270が位置する。このように、前記第3アッパーキャップ部材260、前記第2アッパーキャップ部材250、前記第1アッパーキャップ部材240、前記ボディ部材230および前記ローワーキャップ部材270が順次積層されて前記第1フィルタ部材(210、図3参照)と前記第2フィルタ部材220が二重構造を有するように組み立てられるので、前記複合フィルタ100の製造性が向上する。
【0182】
図3および図4に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記第1アッパーキャップ部材240は前記原水W1が前記第1フィルタ部材210に流入するように上向きに延長配置される第1上向きガイド241を含む。すなわち、前記第1アッパーキャップ部材240には前記原水W1が流れる第1上向きガイド241が備えられることにより、前記原水W1の流入と前記洗浄水W2の排出を分離して前記複合フィルタ100の動作信頼性が確保される。また、前記第1区画壁体(111a、図2参照)は前記第1上向きガイド241に沿って軸方向に延長配置される。すなわち、前記原水W1は前記第1区画壁体(111a、図2参照)と前記第1上向きガイド241を通じて前記第1フィルタ部材210に円滑に移動する。
【0183】
また、図3および図4に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記第2アッパーキャップ部材250は前記第1フィルタ部材210を経由した前記洗浄水W2が外部に排出されるように上向きに延長配置される第2上向きガイド251を含む。この時、前記第2上向きガイド251は前記第1上向きガイド241を囲みながら離隔配置されるように形成される。そして、前記第2アッパーキャップ部材250には前記洗浄水W2が流れる第2上向きガイド251が備えられることにより、前記洗浄水W2の排出と前記浄水Cの出水を分離して前記複合フィルタ100の動作信頼性が確保される。また、前記第2区画壁体(111b、図2参照)は前記第2上向きガイド251に沿って軸方向に延長配置される。すなわち、前記洗浄水W2は前記第2上向きガイド251に沿って上側に移動した後、前記第2区画壁体(111b、図2参照)を通じて前記洗浄水排出ポート30に円滑に移動する。
【0184】
また、図3および図4に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記第1アッパーキャップ部材240には前記第1フィルタ部材210と前記ボディ部材230の間に下向きに延びる第1下向きガイド242が備えられる。この時、前記第1フィルタ部材210と前記第1アッパーキャップ部材240の前記第1下向きガイド242の間には第1オーリング301が形成される。前記第1オーリング301はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第1オーリング301はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第1オーリング301は前記第1フィルタ部材210と前記第1下向きガイド242の間を密閉して前記第1排出通路PW2を通じて移動する前記洗浄水W2が前記第1フィルタ部材210に再流入することが防止される。また、前記ボディ部材230と前記第1アッパーキャップ部材240の前記第1下向きガイド242の間には互いに一定間隔で離隔配置されるための第1スペーサー311が備えられる。すなわち、前記第1スペーサー311は前記第1排出通路PW2と前記第2排出通路AW2が互いに塞がることを防止する。また、前記第1オーリング301の弾性力は前記第1スペーサー311に前記ボディ部材230に向かって加圧されるように提供されることにより、前記第1アッパーキャップ部材240は前記第1スペーサー311と前記第1オーリング301により前記第1フィルタ部材210と前記ボディ部材230の間で安定的に固定される。
【0185】
また、図3および図4に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記第2アッパーキャップ部材250には前記第2フィルタ部材220と前記ボディ部材230の間に下向きに延びる第2下向きガイド252が備えられる。この時、前記ボディ部材230と前記第2アッパーキャップ部材250の前記第2下向きガイド252の間には第2オーリング302が形成される。前記第2オーリング302はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第2オーリング302はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第2オーリング302は前記ボディ部材230と前記第2下向きガイド252の間を密閉して前記第2浄水C2が前記第2排出通路AW2に流入することが防止される。また、前記第3アッパーキャップ部材260と前記第2アッパーキャップ部材250の前記第2下向きガイド252の間には互いに一定間隔で離隔配置されるための第2スペーサー312が備えられる。すなわち、前記第2スペーサー312は前記第2アッパーキャップ部材250と前記第3アッパーキャップ部材260が接触して前記第2浄水C2が排出される通路が互いに塞がることを防止する。また、前記第2オーリング302の弾性力は前記第2スペーサー312に前記第3アッパーキャップ部材260に向かって加圧されるように提供されることにより、前記第2アッパーキャップ部材250は前記第2スペーサー312と前記第2オーリング302により前記第3アッパーキャップ部材260と前記ボディ部材230の間で安定的に固定される。
【0186】
また、図3および図4に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記第3アッパーキャップ部材260には前記第2浄水C2が出水されるための出水ホール265が備えられる。前記第2フィルタ部材220で濾過された前記第2浄水C2は前記出水ホール265を通じて上側に移動する。そして、前記第3アッパーキャップ部材260には前記第2フィルタ部材220が固定配置されるように下向きに延びる第3下向きガイド262が備えられる。前記第3下向きガイド262は前記第2フィルタ部材220の上側外周面に接触することにより、前記第3アッパーキャップ部材260は前記第2フィルタ部材220を安定的に固定させることによって、前記複合フィルタ100の耐久性が向上する。また、前記第3アッパーキャップ部材260には出水される第2浄水C2が流れる第3上向きガイド261が形成される。このような第3上向きガイド261は前記第2浄水C2が前記浄水出水ポート20に連結されて前記第2浄水C2が安定的に前記複合フィルタ100の外部に出水されて前記複合フィルタ100の動作安定性が確保される。
【0187】
図3および図4に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記濾過部200は前記第2フィルタ部材220の下側に結合されるローワーキャップ部材270をさらに含む。また、前記ローワーキャップ部材270は前記第2フィルタ部材220と結合するように上向きに延長配置されたガイド271を含む。前記支持ガイド271は前記第2フィルタ部材220の下側外周面に接触することにより、前記支持ガイド271は前記第2フィルタ部材220を安定的に固定させることによって、前記複合フィルタ100の耐久性が向上する。これに伴い、前記ローワーキャップ部材270は前記第3アッパーキャップ部材260とともに前記第2フィルタ部材220を安定的に固定させることによってサブアセンブリ(sub assembly)工程を通じて複合フィルタのモジュール化が可能となって作業性が向上する。
【0188】
図5は、本発明の一実施形態に係る複合フィルタの濾過部がハウジング部に設置された状態を示す断面図である。
【0189】
図5に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記ローワーキャップ部材270には前記ケース部材112の下側面に向かって下向きに延びるローワーレッグ272が備えられる。前記ローワーレッグ272は前記ローワーキャップ部材270が前記ケース部材112の下側面から離隔配置されるように形成される。そして、前記ローワーレッグ272は、前記ローワーキャップ部材270が前記ケース部材112の下側面から離隔配置されることによって、前記第1フィルタ部材210を経由した前記第1浄水C1が前記ローワーキャップ部材270と前記ケース部材112の下側面の間に移動する。この時、前記第1フィルタ部材210と前記ボディ部材230の下側の間には前記第1フィルタ部材210を経由した前記第1浄水C1が前記第1排出通路PW2に移動することを防止するための第3オーリング303が備えられる。これに伴い、前記第1浄水C1は前記第1排出通路PW2に移動しなくなって前記洗浄水W2と混合されずに区分された状態で安定的に流れて複合フィルタの動作安定性が確保される。
【0190】
この時、図5に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記ケース部材112の側面と前記第2フィルタ部材220の間には第1浄水流路PC1が形成される。前記第1浄水C1は前記第1浄水流路PC1に沿って上側に移動しながら前記第2フィルタ部材220に移動する。そして、前記ローワーキャップ部材270と前記ボディ部材230の下側の間には前記第2フィルタ部材220を経由した前記第2浄水C2が前記ケース部材112の下側に再流入することを防止するための第4オーリング304が備えられる。これに伴い、前記第2浄水C2は前記ケース部材112の下側に再流入して前記第2フィルタ部材220に再び移動することが防止されて複合フィルタの動作安定性が確保される。
【0191】
また、図5に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記ケース部材112の側面と前記第2フィルタ部材220の間には第1浄水流路PC1が形成される。前記第1浄水C1は前記第1浄水流路PC1に沿って上側に移動しながら前記第2フィルタ部材220に移動する。そして、前記ローワーキャップ部材270と前記ボディ部材230の下側の間には前記第2フィルタ部材220を経由した前記第2浄水C2が前記ケース部材112の下側に再流入することを防止するための第4オーリング304が備えられる。これに伴い、前記第2浄水C2は前記ケース部材112の下側に再流入して前記第2フィルタ部材220に再び移動することが防止されて複合フィルタの動作安定性が確保される。
【0192】
また、図5に図示された通り、本発明の一実施形態に係る複合フィルタ100において、前記ケース部材112の側面と前記第3アッパーキャップ部材260の間には第1浄水流路PC1に沿って移動する前記第1浄水C1が前記第3アッパーキャップ部材260の上側に移動することを防止するための第5オーリング305が備えられる。これに伴い、前記第1浄水C1は前記第1浄水流路PC1を通じて上側に安定的に移動して前記第3アッパーキャップ部材260の上側にすぐに移動せずに前記第2フィルタ部材220に流入して複合フィルタの動作安定性が確保される。
【0193】
図6は、本発明の一実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
【0194】
図6に図示された通り、本発明の一実施形態に係る浄水器1は原水W1の供給を制御する原水供給部410、前記原水供給部410から前記原水W1の供給を受けてフィルタリングする複合フィルタ100、前記複合フィルタ100によりフィルタリングされた浄水Cの排出を制御する浄水排出部420および前記原水供給部410と前記複合フィルタ100の間に備えられ、前記複合フィルタ100に洗浄水W2の供給を制御する洗浄モジュール430を含み、前記原水W1と前記洗浄水W2は前記複合フィルタ100に選択的に供給される。
【0195】
この時、前記原水供給部410は前記原水W1の供給を制御することによって、前記原水W1が前記複合フィルタ100に過度に供給されることが防止されて前記複合フィルタ100が前記原水W1により破損することが防止され、前記原水W1が前記複合フィルタ100に過小に供給されることが防止されて前記複合フィルタ100の内部で前記原水W1の流れが低下することが防止されるため、前記浄水器の動作安定性が確保される。また、前記浄水排出部420は前記浄水Cの排出を制御することによって、使用者のニーズに合うように浄水を抽出することになって使用者満足度が改善される。
【0196】
そして、図6に図示された通り、本発明の一実施形態に係る浄水器1において、前記複合フィルタ100は前述した複合フィルタである。ただし、前記複合フィルタ100は前述した複合フィルタに限定されず、原水入水、浄水出水および洗浄水の排出が独立的になされる構造も適用可能である。
【0197】
また、図6に図示された通り、本発明の一実施形態に係る浄水器1において、前記洗浄モジュール430は前記原水供給部410の前記原水を利用して前記洗浄水W2の供給を制御する洗浄水制御バルブ431を含む。前記洗浄水制御バルブ431は前記原水W1を前記複合フィルタ100に供給するか前記原水W1を前記洗浄モジュール430に供給するように制御する。すなわち、前記洗浄水制御バルブ431は前記原水W1が前記複合フィルタ100に供給されるように制御するとともに、前記原水W1が前記洗浄モジュール430に供給中止されるように制御し、反対に、前記洗浄水制御バルブ431は前記原水W1が前記複合フィルタ100に供給中止されるように制御するとともに、前記原水W1が前記洗浄モジュール430に供給されるように制御する。そして、前記洗浄モジュール430は前記原水供給部410から供給された前記原水W1を殺菌する機能を遂行する。すなわち、前記洗浄モジュール430は前記原水W1を殺菌する殺菌装置であり得る。例えば、前記洗浄モジュール430は超音波またはプラズマを利用して前記原水W1を殺菌したり殺菌剤を添加でき、この他に前記原水W1を殺菌して前記複合フィルタ100を洗浄するための多様な方式が適用され得る。前記洗浄モジュール430の前記洗浄水W2は前記複合フィルタ100に移動して前記複合フィルタ100を洗浄した後、洗浄水の排出バルブ450を通じて外部に排出される。
【0198】
そして、図6を参照して浄水抽出過程と前記複合フィルタ100の洗浄過程を詳察することにする。まず浄水抽出のために、前記原水供給部410は前記原水W1が前記複合フィルタ100に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記洗浄水制御バルブ431は前記原水W1の流路を開放して前記原水W1を前記複合フィルタ100に移動するように制御し、前記原水W1が前記洗浄モジュール430に移動する流路は閉鎖する。そして、前記原水W1が前記複合フィルタ100を経由することにより、前記複合フィルタ100は前記浄水Cを生成する。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部420を通じて外部に抽出される。この時、前記洗浄水の排出バルブ450は前記洗浄水W2の流路を閉鎖して前記浄水抽出の動作安定性が確保される。
【0199】
次に前記複合フィルタ100の洗浄のために、前記原水供給部410は前記原水W1が前記洗浄モジュール430に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記洗浄水制御バルブ431は前記洗浄水W2の流路を開放して前記原水W1を前記洗浄モジュール430に移動するように制御し、前記原水W1が前記複合フィルタ100に移動する流路は閉鎖する。そして、前記洗浄モジュール430は前記洗浄水W2を前記複合フィルタ100に供給する。前記洗浄水W2が前記複合フィルタ100を経由することにより、前記複合フィルタ100は前記洗浄水W2により洗浄される。そして、前記洗浄水W2は前記洗浄水の排出バルブ450を通じて外部に排出される。この時、前記浄水排出部420は前記浄水Cの流路を閉鎖して前記複合フィルタ100の洗浄のための動作安定性が確保される。
【0200】
図7は、本発明の他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
【0201】
図7に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る浄水器2は原水供給部410、複合フィルタ100、浄水排出部420、浄水貯蔵タンク440および洗浄モジュール430を含み、前述した実施形態の構成要素と同一または類似する構成要素についての説明は前述した説明で代替し、浄水貯蔵タンク440と洗浄モジュール430を重点的に詳察することにする。前記浄水貯蔵タンク440は前記浄水排出部420と連結される。前記浄水排出部420は前記複合フィルタ100によりフィルタリングされた浄水Cが前記浄水貯蔵タンク440に供給されるように制御する第1制御バルブ421を含む。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部420の制御によって外部に抽出されるか前記第1制御バルブ421の制御によって前記浄水貯蔵タンク440に移動する。
【0202】
そして、図7に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る浄水器2において、前記洗浄モジュール430は前記浄水貯蔵タンク440から供給された浄水を利用して前記洗浄水W2の供給を制御する洗浄水制御バルブ433を含む。前記洗浄水制御バルブ433が前記浄水Cが移動する流路を開放すると、前記浄水Cは前記洗浄モジュール430に移動して前記洗浄水W2として利用される。この時、前記原水W1が移動する流路には第2制御バルブ432が備えられる。前記洗浄モジュール430を経由した前記洗浄水W2は前記原水W1が移動する流路に配置された第2制御バルブ432に移動する。前記第2制御バルブ432は前記原水W1の供給を中止させて前記洗浄水W2が前記複合フィルタ100に供給されるように制御し、反対に、前記原水W1が前記複合フィルタ100に供給されるように制御し、前記洗浄水W2の供給を中止させることができる。
【0203】
そして、図7を参照して浄水抽出過程と前記複合フィルタ100の洗浄過程を詳察することにする。まず浄水抽出のために、前記原水供給部410は前記原水W1が前記複合フィルタ100に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記第2制御バルブ432は前記原水W1の流路を開放して前記原水W1を前記複合フィルタ100に移動するように制御し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ100に移動する流路は閉鎖する。そして、前記原水W1が前記複合フィルタ100を経由することにより、前記複合フィルタ100は前記浄水Cを生成する。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部420の制御により外部に抽出されるか前記浄水貯蔵タンク440に移動する。この時、前記洗浄水制御バルブ433と前記洗浄水の排出バルブ450は前記洗浄水W2の流路を閉鎖して前記浄水抽出の動作安定性が確保される。
【0204】
次に前記複合フィルタ100の洗浄のために、前記洗浄水制御バルブ433は前記洗浄水W2の流路を開放して前記浄水Cを前記洗浄モジュール430に移動するように制御する。そして、前記洗浄モジュール430は前記洗浄水W2を前記第2制御バルブ432に供給する。この時、前記第2制御バルブ432は前記原水W1の流路を閉鎖し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ100に移動する流路を開放する。前記洗浄水W2が前記複合フィルタ100を経由することにより、前記複合フィルタ100は前記洗浄水W2により洗浄される。そして、前記洗浄水W2は前記洗浄水の排出バルブ450を通じて外部に排出される。この時、前記浄水排出部420は前記浄水Cの流路を閉鎖して前記複合フィルタ100の洗浄のための動作安定性が確保される。
【0205】
図8は、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
【0206】
図8に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器3は原水供給部410、複合フィルタ100、浄水排出部420、浄水貯蔵タンク441および洗浄モジュール430を含み、前述した実施形態の構成要素と同一または類似する構成要素についての説明は前述した説明で代替し、浄水貯蔵タンク441と洗浄モジュール430を重点的に詳察することにする。前記浄水貯蔵タンク441は前記複合フィルタ100と前記浄水排出部420の間に配置されて前記浄水排出部420と連結される。前記複合フィルタ100によりフィルタリングされた浄水Cは前記浄水貯蔵タンク441に供給される。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部420の制御によって外部に抽出される。
【0207】
そして、図8に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器3において、前記洗浄モジュール430は前記浄水貯蔵タンク441から供給された浄水を利用して前記洗浄水W2の供給を制御する洗浄水制御バルブ434を含む。前記洗浄水制御バルブ434が前記浄水Cが移動する流路を開放すると、前記浄水Cは前記洗浄モジュール430に移動して前記洗浄水W2として利用される。この時、前記原水W1が移動する流路には制御バルブ415が備えられる。前記洗浄モジュール430を経由した前記洗浄水W2は前記原水W1が移動する流路に配置された制御バルブ415に移動する。前記制御バルブ415は前記原水W1の供給を中止させて前記洗浄水W2が前記複合フィルタ100に供給されるように制御し、反対に、前記原水W1が前記複合フィルタ100に供給されるように制御し、前記洗浄水W2の供給を中止させることができる。
【0208】
そして、図8を参照して浄水抽出過程と前記複合フィルタ100の洗浄過程を詳察することにする。まず浄水抽出のために、前記原水供給部410は前記原水W1が前記複合フィルタ100に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記制御バルブ415は前記原水W1の流路を開放して前記原水W1を前記複合フィルタ100に移動するように制御し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ100に移動する流路は閉鎖する。そして、前記原水W1が前記複合フィルタ100を経由することにより、前記複合フィルタ100は前記浄水Cを生成する。そして、前記浄水Cは前記浄水貯蔵タンク441に貯蔵された後、前記浄水排出部420の制御により外部に抽出される。この時、前記洗浄水制御バルブ434と前記洗浄水の排出バルブ450は前記洗浄水W2の流路を閉鎖して前記浄水抽出の動作安定性が確保される。
【0209】
次に前記複合フィルタ100の洗浄のために、前記浄水排出部420は前記浄水Cが外部に排出されないように前記浄水Cの流路を閉鎖する。この時、前記洗浄水制御バルブ434は前記洗浄水W2の流路を開放して前記浄水Cを前記洗浄モジュール430に移動するように制御する。そして、前記洗浄モジュール430は前記洗浄水W2を前記制御バルブ415に供給する。この時、前記制御バルブ415は前記原水W1の流路を閉鎖し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ100に移動する流路を開放する。前記洗浄水W2が前記複合フィルタ100を経由することにより、前記複合フィルタ100は前記洗浄水W2により洗浄される。そして、前記洗浄水W2は前記洗浄水の排出バルブ450を通じて外部に排出される。このように前記浄水Cが前記洗浄水W2で利用されることにより、前記複合フィルタ100の洗浄効率が改善される。
【0210】
図9図11に図示された通り、本発明の他の複合フィルタ500は原水W1が入水する原水入水ポート520、濾過された浄水Cが出水される浄水出水ポート530および洗浄水W2が排出される洗浄水排出ポート540が備えられたハウジング部510および前記原水W1を濾過して第1浄水C1を生成する第1フィルタ部材610と、前記第1浄水C1を濾過して第2浄水C2を生成し、前記第1フィルタ部材610の上部に積層配置される第2フィルタ部材620が備えられる濾過部600を含む。すなわち、前記原水入水ポート520を通じて入水された前記原水W1は前記濾過部600に移動した後、前記濾過部600に備えられた前記第1フィルタ部材610と前記第2フィルタ部材620を順次移動しながら濾過され、最終的に濾過された浄水Cは浄水出水ポート530を通じて出水された後に使用者に提供される。また、前記浄水Cは別途の浄水タンク(図示されず)に貯蔵されるか、冷水、温水および氷の生成のための冷水生成部(図示されず)、温水生成部(図示されず)および氷生成部(図示されず)に供給され得る。そして、前記第1浄水C1は前記第1フィルタ部材610の上側に移動した後、前記第2フィルタ部材620に移動し、前記洗浄水W2は前記第1フィルタ部材610を洗浄した後前記第1フィルタ部材610と前記第5アッパーキャップ部材670の間に形成された第1排出通路691に移動して前記洗浄水排出ポート540を通じて前記複合フィルタ500の外部に排出される。このように、前記原水W1入水および前記浄水C出水だけでなく前記洗浄水W2排出が可能であるように構成することによって、前記第1フィルタ部材610と前記第2フィルタ部材620を一体化して複合フィルタを構成できるようになって使用者の便宜性が向上し、前記洗浄水W2を利用して前記第1フィルタ部材610を洗浄することによって、前記複合フィルタ500の製品寿命を増加させて使用者の便宜性が向上する。この時、前記第1フィルタ部材610は中空糸膜によって汚染物質を濾過するUF(Ultra Filtration)フィルタであり得る。そして、前記第2フィルタ部材620はカーボンフィルタまたはMF(Microfiltration)フィルタであり得る。また、前記第2フィルタ部材620は電気脱イオン方式のフィルタを含んでもよい。前記電気脱イオン方式はEDI(Electro Deionization)、CEDI(Continuous Electro Deionization)またはCDI(Capacitive Deionization)などをいう。この時、前記第2フィルタ部材620の外面には別途のフィルタ部材が備えられ得る。一例として、このような別途のフィルタ部材はNTフィルタ部材であり得る。このようなNTフィルタ部材は流入した原水W1に含まれた異物を吸着するように静電気を帯びる素材、例えばナノトラップ素材からなり得る。このような静電気を帯びる素材は正電荷を帯びるように構成され得る。これに伴い、原水W1に含まれた負電荷を帯びた異物、例えばウイルス、バクテリアおよび微粉物質などが静電気によってNTフィルタ部材に吸着され得る。また、このような別途のフィルタ部材はセディメントフィルタ部材であってもよい。
【0211】
図10に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記ハウジング部510は前記第2浄水C2と前記洗浄水W2が混合されることを防止する第1区画壁体511aと、前記原水W1と前記洗浄水W2が混合されることを防止する第2区画壁体511bが備えられるヘッド部材511および前記ヘッド部材511から延び、その内部に前記濾過部600が配置されるケース部材512を含む。すなわち、入水する前記原水W1だけでなく出水される前記第2浄水C2および排出される洗浄水W2が前記複合フィルタ500の上部に出水/排出される構造であり、このために前記ヘッド部材511には前記原水W1が入水する原水領域521、前記第2浄水C2が出水される第2浄水領域531および前記洗浄水W2が排出される洗浄水領域541が形成される。このために前記ハウジング部510の前記ヘッド部材511には前記原水W1、前記第2浄水C2および前記洗浄水W2が混合されない独立流路が形成されるように前記第1および第2区画壁体511a、511bが備えられることによって、出水/排出が前記複合フィルタ500の上部に集中して他の部分のレイアウト設計自由度が向上する。ここで、前記第1フィルタ部材610に流入する洗浄水W2は前記原水W1を利用して前記第1フィルタ部材610を洗浄する。ただし、前記洗浄水W2は前記原水W1のみを利用することに限定されず、出水される浄水を利用してもよい。
【0212】
図11に図示された通り、前記濾過部600は前記第1フィルタ部材610が下側に配置される第1アッパーキャップ部材630、前記第1アッパーキャップ部材630が下側に配置される第2アッパーキャップ部材640、前記第2フィルタ部材620が下側に配置される第3アッパーキャップ部材650、前記第3アッパーキャップ部材650が下側に配置される第4アッパーキャップ部材660および第4アッパーキャップ部材660が下側に配置される第5アッパーキャップ部材670を含む。この時、前記原水W1は前記第5アッパーキャップ部材670の外側を通じて移動した後前記第1フィルタ部材610の下側で前記第1フィルタ部材610に流入して、前記洗浄水W2は前記第1フィルタ部材610と第2アッパーキャップ部材640の間を経由して前記第4アッパーキャップ部材660と前記第5アッパーキャップ部材670の間を通じて上部に移動し、前記浄水Cは前記第2フィルタ部材620と前記第4アッパーキャップ部材660の間を通じて上部に移動することによって、前記原水W1、前記洗浄水W2と前記浄水Cが互いに混合されない独立流路が形成されて前記第1フィルタ部材610と前記第2フィルタ部材620を一体化しながら製造性が向上する。
【0213】
図11に図示された通り、前記第1フィルタ部材610の側面には互いに離隔して配置される複数の排出ホール611が備えられる。この時、前記複数の排出ホール611の大きさは互いに同一である。ただし、前記複数の排出ホール611の大きさは同一であるものに限定されず、下側方向に行くほど大きくなったり小さくなってもよい。また、前記複数の排出ホール611は互いに等間隔で離隔配置される。ただし、前記複数の排出ホール611は互いに等間隔で離隔配置されるものに限定されず、下側方向に行くほど互いに遠ざかるように離隔配置されてもよい。そして、前記第1フィルタ部材610と前記第4アッパーキャップ部材660の間には前記洗浄水W2が流れる第1排出通路691が備えられる。この時、前記複数の排出ホール611は前記第1排出通路691と連通する。そして、前記第1フィルタ部材610を洗浄した前記洗浄水W2は前記複数の排出ホール611を通じて前記第1排出通路691に移動する。
【0214】
そして、前記第4アッパーキャップ部材660と前記第5アッパーキャップ部材670の間には前記第1排出通路691と連通する第2排出通路692が備えられる。この時、前記第2排出通路692は前記洗浄水排出ポート(540、図10参照)と連通する。これを通じて、前記第1フィルタ部材610を洗浄した前記洗浄水W2は前記複数の排出ホール611、前記第1排出通路691、前記第2排出通路692と前記洗浄水排出ポート540を順次経由して前記複合フィルタ500の外部に排出される。このように、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタ500は前記第1フィルタ部材610と前記第2フィルタ部材620を一体化して製造しながら、前記洗浄水W2が前記浄水Cと互いに混合されずに排出されることによって前記複合フィルタ500の作動信頼性が向上する。
【0215】
図12は、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部が分離された状態を示す断面図である。
【0216】
図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第1アッパーキャップ部材630の下側には前記第1フィルタ部材610が位置し、前記第2アッパーキャップ部材640の下側には前記第1アッパーキャップ部材630が位置し、前記第3アッパーキャップ部材650の下側には前記第2フィルタ部材620が位置し、前記第4アッパーキャップ部材660の下側には前記第3アッパーキャップ部材650が位置し、前記第5アッパーキャップ部材670の下側には前記第4アッパーキャップ部材660が位置する。このように、前記第1~第5アッパーキャップ部材630、640、650、660、670が前記第1フィルタ部材610と前記第2フィルタ部材620を積層構造を有するように組み立てられるので、前記複合フィルタ500の製造性が向上する。
【0217】
図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第1アッパーキャップ部材630は前記第1フィルタ部材610を経由した第1浄水C1が前記第2フィルタ部材620に流入するように上向きに延長配置される第1上向きガイド631を含む。すなわち、前記第1アッパーキャップ部材630には前記第1浄水C1が流れる前記第1上向きガイド631が備えられることにより、前記第1フィルタ部材610と前記第2フィルタ部材620が積層構造からなっても前記第1浄水C1が前記第2フィルタ部材620に向かって上部に円滑に移動して前記複合フィルタ500の動作信頼性が確保される。また、前記第1アッパーキャップ部材630は下向きに延長配置される第1下向きガイド632を含む。前記第1下向きガイド632は前記第1フィルタ部材610の上部を囲むように形成されて前記第1フィルタ部材610と結合されて前記第1アッパーキャップ部材630が前記第1下向きガイド632により前記第1フィルタ部材610の上部に安定的に結合される。
【0218】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第2アッパーキャップ部材640は前記第1フィルタ部材610を経由した前記洗浄水W2が前記第2排出通路692に移動するように上向きに延長配置される第2上向きガイド641を含む。また、前記第2上向きガイド641は前記第1上向きガイド631を囲みながら離隔配置されるように形成される。すなわち、前記洗浄水W2は前記第1上向きガイド631と前記第2上向きガイド641の間を通じて移動して前記洗浄水W2と前記第1浄水C1と混合されることを防止して前記複合フィルタ500の動作信頼性が確保される。また、前記第2アッパーキャップ部材640は下向きに延長配置される第2下向きガイド642を含む。そして、前記第2下向きガイド642は前記第1フィルタ部材610を囲みながら離隔配置されるように形成される。すなわち、前記第2下向きガイド642と前記第1フィルタ部材610の間には前記第1フィルタ部材610を洗浄した前記洗浄水W2が移動する前記第1排出通路691が備えられる。そして、前記第2アッパーキャップ部材640には前記洗浄水W2が移動するためのホール645が形成される。これに伴い、前記第1排出通路691を経由した前記洗浄水W2は前記ホール645を通じて前記第2排出通路692に移動する。このように、前記濾過部600は前記洗浄水W2が前記原水W1または前記浄水Cと混合されないように独立的な流路が備えられることによって、前記浄水Cの品質を確保して使用者の満足度が向上する。
【0219】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第3アッパーキャップ部材650は前記第2フィルタ部材620と結合されるように下向きに延長配置されたアッパーキャップガイド651を含む。そして、前記アッパーキャップガイド651は前記第2フィルタ部材620の上部を囲むように形成されて前記第3アッパーキャップ部材650が前記アッパーキャップガイド651により前記第2フィルタ部材620に安定的に固定される。
【0220】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第4アッパーキャップ部材660は上向きに延長配置された第4上向きガイド661を含む。そして、前記第2フィルタ部材620を経由した前記第2浄水C2は前記第4上向きガイド661を通じて上部に移動して前記洗浄水W2の排出と前記浄水Cの出水を分離して前記複合フィルタ500の動作信頼性が確保される。また、前記第1区画壁体(511a、図10参照)は前記第4上向きガイド661に沿って軸方向に延長配置される。すなわち、前記浄水Cは前記第1区画壁体(511a、図10参照)と前記第4上向きガイド661を通じて前記複合フィルタ500の外部に出水される。また、前記第4アッパーキャップ部材660は下向きに延長配置された第4下向きガイド662を含む。前記第4下向きガイド662は前記第2フィルタ部材620の側面を囲みながら離隔配置される。そして、前記第2フィルタ部材620を経由した前記第2浄水C2が前記第4下向きガイド662と前記第2フィルタ部材620の間で上部に移動し、前記洗浄水W2は前記第4下向きガイド662の外側に沿って移動して前記第2浄水C2と前記洗浄水W2が混合されることを防止して前記浄水の品質が安定的に確保される。
【0221】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第5アッパーキャップ部材670は上向きに延長配置された第5上向きガイド671を含む。そして、前記洗浄水W2は前記第5上向きガイド671を通じて上部に移動して前記洗浄水W2の排出と前記原水W1の流入を分離して前記複合フィルタ500の動作信頼性が確保される。また、前記第2区画壁体(511b、図10参照)は前記第5上向きガイド671に沿って軸方向に延長配置される。すなわち、前記洗浄水W2は前記第5上向きガイド671に沿って上部に移動した後、前記第2区画壁体(511b、図10参照)を通じて前記洗浄水排出ポート540に円滑に移動する。また、前記第5アッパーキャップ部材670は下向きに延長配置された第5下向きガイド672を含む。前記第5下向きガイド672は前記第4下向きガイド662の側面を囲みながら離隔配置される。すなわち、前記第4下向きガイド662と前記第5下向きガイド672の間には前記洗浄水W2が上部に移動する前記第2排出通路692が形成される。そして、前記洗浄水W2は前記第1フィルタ部材610、前記第1排出通路691および前記ホール645を順次経由した後、前記第2排出通路692を通じて前記第5上向きガイド671の内側に移動する。そして、前記原水W1は前記第5下向きガイド672の外側に沿って移動して前記第5下向きガイド672は前記原水W1と前記洗浄水W2が混合されることを防止して前記複合フィルタ500の動作安定性が確保される。
【0222】
図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600は前記第2フィルタ部材620の下側に結合されるローワーキャップ部材680をさらに含む。また、前記ローワーキャップ部材680は前記第2フィルタ部材620と結合するように上向きに延長配置されたローワーキャップガイド681を含む。前記ローワーキャップガイド681は前記第2フィルタ部材620の下側外周面に接触することにより、前記ローワーキャップガイド681が前記第2フィルタ部材620を安定的に固定させることによって、前記複合フィルタ500の耐久性が向上する。これに伴い、前記ローワーキャップ部材680は前記第3アッパーキャップ部材650とともに前記第2フィルタ部材620を安定的に固定させることによってサブアセンブリ(sub assembly)工程を通じて複合フィルタのモジュール化が可能となって作業性が向上する。
【0223】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第2アッパーキャップ部材640と前記第1フィルタ部材610の間には前記洗浄水W2が前記第1フィルタ部材610に再流入することを防止するための第1オーリング701が形成される。前記第1オーリング701はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第1オーリング701はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第1オーリング701は前記第1フィルタ部材610と前記第2アッパーキャップ部材640の間を密閉して前記第1排出通路691を通じて移動する前記洗浄水W2が前記第1フィルタ部材610に再流入することが防止される。
【0224】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第2アッパーキャップ部材640と前記第5アッパーキャップ部材670の間には前記洗浄水W2が前記第1フィルタ部材610に再流入することを防止するための第2オーリング702が形成される。前記第2オーリング702はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第2オーリング702はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第2オーリング702は前記第2アッパーキャップ部材640と前記第5アッパーキャップ部材670の間を密閉して前記洗浄水W2が前記原水W1と混合されることが防止される。
【0225】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第2アッパーキャップ部材640と前記ローワーキャップ部材680の間には前記第2浄水C2が前記第2排出通路692に移動することを防止するための第3オーリング703が形成される。前記第3オーリング703はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第3オーリング703はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第3オーリング703は前記第2アッパーキャップ部材640と前記ローワーキャップ部材680の間を密閉して前記第2浄水C2が前記洗浄水W2と混合されることが防止される。
【0226】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第1アッパーキャップ部材630と前記第2アッパーキャップ部材640の間には前記第2浄水C2が前記第1排出通路691に移動することを防止するための第4オーリング704が形成される。前記第4オーリング704はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第4オーリング704はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第4オーリング704は前記第1アッパーキャップ部材630と前記第2アッパーキャップ部材640の間を密閉して前記第2フィルタ部材620の前記第2浄水C2が前記洗浄水W2と混合されることが防止される。
【0227】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記ローワーキャップ部材680と前記第4アッパーキャップ部材660の間には前記第2浄水C2が前記第2排出通路692に移動することを防止するための第5オーリング705が形成される。前記第5オーリング705はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第5オーリング705はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第5オーリング705は前記ローワーキャップ部材680と前記第4アッパーキャップ部材660の間を密閉して前記第2フィルタ部材620を経由した前記第2浄水C2が前記洗浄水W2と混合されることが防止される。
【0228】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第4アッパーキャップ部材660と前記第5アッパーキャップ部材670の間には互いに一定間隔で離隔配置されるための第1スペーサー711が備えられる。これに伴い、前記第1スペーサー711は前記第2排出通路692が塞がることが防止される。また、前記第1スペーサー711がゴムのような弾性力を有する材質からなるため、前記第1スペーサー711の弾性力は前記第4アッパーキャップ部材660と前記第5アッパーキャップ部材670の間で互いに遠ざかる方向で提供されて、前記第5アッパーキャップ部材670が前記第1スペーサー711により前記第4アッパーキャップ部材660に安定的に固定される。
【0229】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第5アッパーキャップ部材670と前記ケース部材(512、図13参照)の間には互いに一定間隔で離隔配置されるための第2スペーサー712が備えられる。これに伴い、前記第2スペーサー712は前記第5アッパーキャップ部材670と前記ケース部材(512、図13参照)の間が塞がることを防止して前記原水W1が前記第5アッパーキャップ部材670の外側に沿って円滑に移動する。また、前記第2スペーサー712がゴムのような弾性力を有する材質からなるため、前記第2スペーサー712の弾性力は前記第5アッパーキャップ部材670と前記ケース部材(512、図13参照)の間で互いに遠ざかる方向で提供されて、前記第5アッパーキャップ部材670が前記第2スペーサー712により前記ケース部材(512、図13参照)に安定的に固定される。
【0230】
また、図11および図12に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部600において、前記第3アッパーキャップ部材650と前記第4アッパーキャップ部材660の間には互いに一定間隔で離隔配置されるための第3スペーサー713が備えられる。これに伴い、前記第3スペーサー713は前記第2浄水C2が移動する通路が塞がることを防止する。また、前記第3スペーサー713がゴムのような弾性力を有する材質からなるため、前記第3スペーサー713の弾性力は前記第3アッパーキャップ部材650と前記第4アッパーキャップ部材660の間で互いに遠ざかる方向で提供されて、前記第4アッパーキャップ部材660が前記第3スペーサー713により前記第3アッパーキャップ部材650に安定的に固定される。
【0231】
図13は、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部がハウジング部に設置された状態を示す断面図である。
【0232】
図13に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタ500において、前記ローワーキャップ部材680には前記第2アッパーキャップ部材640に向かって下向きに延びるローワーレッグ682が備えられる。前記ローワーレッグ682は前記ローワーキャップ部材680が前記第2アッパーキャップ部材640から離隔配置されるように形成される。そして、前記ローワーレッグ682は、前記ローワーキャップ部材680が前記第2アッパーキャップ部材640から離隔配置されることによって、前記第1排出通路691を経由した前記洗浄水W2が前記第2アッパーキャップ部材640の上部を通じて移動した後、前記第2排出通路692に移動して複合フィルタ500の動作安定性が確保される。
【0233】
この時、図13に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタ500において、前記ケース部材512と前記第4アッパーキャップ部材660の間には原水流路695が形成される。前記原水流入ポート(520、図10参照)を通じて流入した前記原水W1は前記原水流路695に沿って前記第1フィルタ部材610の下部に移動する。そして、前記第1フィルタ部材610には前記ケース部材512の下側面に向かって下向きに延びるフィルタレッグ612が備えられる。前記フィルタレッグ612は前記第1フィルタ部材610と前記ケース部材512の下側面の間で前記原水W1が移動する通路を提供するように形成される。そして、前記原水流路695を経由した前記原水W1は前記第1フィルタ部材610と前記ケース部材512の下側面の間を経由して前記第1フィルタ部材610に流入する。
【0234】
また、図13に図示された通り、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタ500において、前記第1フィルタ部材610を経由した前記第1浄水C1は前記第2フィルタ部材620の内側に移動する。この時、前記第2フィルタ部材620と前記第4アッパーキャップ部材660の間には浄水通路696が形成される。そして、前記第2フィルタ部材620を経由した前記第2浄水C2は前記浄水通路696に沿って上部に移動した後、前記浄水出水ポート(520、図10参照)を通じて前記複合フィルタ500の外部に出水される。このように、本発明の他の実施形態に係る複合フィルタ500は前記ケース部材512に前記第1フィルタ部材610と前記第2フィルタ部材620を積層しながらも前記原水W1の入水、前記浄水Cの出水および前記洗浄水W2の排出を上部を通じて独立的な流路を形成するように第1~第5アッパーキャップ部材630、640、650、660、670およびローワーキャップ部材680により組み立てられることによって、複合フィルタのモジュール化が可能となって使用者が洗浄のために別途の構成を操作する必要がなくなるため、使用者の便宜性が改善される。
【0235】
図14は、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
【0236】
図14に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器800は原水W1の供給を制御する原水供給部801、前記原水供給部801から前記原水W1の供給を受けてフィルタリングする複合フィルタ500、前記複合フィルタ500によりフィルタリングされた浄水Cの排出を制御する浄水排出部802および前記原水供給部801と前記複合フィルタ500の間に備えられ、前記複合フィルタ500に洗浄水W2の供給を制御する洗浄モジュール803を含み、前記原水W1と前記洗浄水W2は前記複合フィルタ500に選択的に供給される。
【0237】
この時、前記原水供給部801は前記原水W1の供給を制御することによって、前記原水W1が前記複合フィルタ500に過度に供給されることが防止されて前記複合フィルタ500が前記原水W1により破損することが防止され、前記原水W1が前記複合フィルタ500に過小に供給されることが防止されて前記複合フィルタ500の内部で前記原水W1の流れが低下することが防止されるため、前記浄水器の動作安定性が確保される。また、前記浄水排出部802は前記浄水Cの排出を制御することによって、使用者のニーズに合うように浄水を抽出することになって使用者満足度が改善される。
【0238】
そして、図14に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器800において、前記複合フィルタ500は前述した実施形態の複合フィルタである。ただし、前記複合フィルタ500は前述した複合フィルタに限定されず、原水入水、浄水出水および洗浄水の排出が独立的になされる構造も適用可能である。
【0239】
また、図14に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器800において、前記洗浄モジュール803は前記原水供給部801の前記原水を利用して前記洗浄水W2の供給を制御する洗浄水制御バルブ803aを含む。前記洗浄水制御バルブ803aは前記原水W1を前記複合フィルタ500に供給するか前記原水W1を前記洗浄モジュール803に供給するように制御する。すなわち、前記洗浄水制御バルブ803aは前記原水W1が前記複合フィルタ500に供給されるように制御するとともに、前記原水W1が前記洗浄モジュール803に供給中止されるように制御し、反対に、前記洗浄水制御バルブ803aは前記原水W1が前記複合フィルタ500に供給中止されるように制御するとともに、前記原水W1が前記洗浄モジュール803に供給されるように制御する。そして、前記洗浄モジュール803は前記原水供給部801から供給された前記原水W1を殺菌する機能を遂行する。すなわち、前記洗浄モジュール803は前記原水W1を殺菌する殺菌装置であり得る。例えば、前記洗浄モジュール803は超音波またはプラズマを利用して前記原水W1を殺菌したり殺菌剤を添加でき、この他に前記原水W1を殺菌して前記複合フィルタ500を洗浄するための多様な方式が適用され得る。前記洗浄モジュール803の前記洗浄水W2は前記複合フィルタ500に移動して前記複合フィルタ500を洗浄した後洗浄水の排出バルブ805を通じて外部に排出される。
【0240】
そして、図14を参照して浄水抽出過程と前記複合フィルタ500の洗浄過程を詳察することにする。まず浄水抽出のために、前記原水供給部801は前記原水W1が前記複合フィルタ500に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記洗浄水制御バルブ803aは前記原水W1の流路を開放して前記原水W1を前記複合フィルタ500に移動するように制御し、前記原水W1が前記洗浄モジュール803に移動する流路は閉鎖する。そして、前記原水W1が前記複合フィルタ500を経由することにより、前記複合フィルタ500は前記浄水Cを生成する。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部802を通じて外部に抽出される。この時、前記洗浄水の排出バルブ805は前記洗浄水W2の流路を閉鎖して前記浄水抽出の動作安定性が確保される。
【0241】
次に前記複合フィルタ500の洗浄のために、前記原水供給部801は前記原水W1が前記洗浄モジュール803に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記洗浄水制御バルブ803aは前記洗浄水W2の流路を開放して前記原水W1を前記洗浄モジュール803に移動するように制御し、前記原水W1が前記複合フィルタ500に移動する流路は閉鎖する。そして、前記洗浄モジュール803は前記洗浄水W2を前記複合フィルタ500に供給する。前記洗浄水W2が前記複合フィルタ500を経由することにより、前記複合フィルタ500は前記洗浄水W2により洗浄される。そして、前記洗浄水W2は前記洗浄水の排出バルブ805を通じて外部に排出される。この時、前記浄水排出部802は前記浄水Cの流路を閉鎖して前記複合フィルタ500の洗浄のための動作安定性が確保される。
【0242】
図15は、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
【0243】
図15に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器810は原水供給部801、複合フィルタ500、浄水排出部802、浄水貯蔵タンク804および洗浄モジュール803を含み、前述した実施形態の構成要素と同一または類似する構成要素についての説明は前述した説明で代替し、浄水貯蔵タンク804と洗浄モジュール803を重点的に詳察することにする。前記浄水貯蔵タンク804は前記浄水排出部802と連結される。前記浄水排出部802は前記複合フィルタ500によりフィルタリングされた浄水Cが前記浄水貯蔵タンク804に供給されるように制御する第1制御バルブ802aを含む。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部802の制御によって外部に抽出されるか前記第1制御バルブ802aの制御によって前記浄水貯蔵タンク804に移動する。
【0244】
そして、図15に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器810において、前記洗浄モジュール803は前記浄水貯蔵タンク804から供給された浄水を利用して前記洗浄水W2の供給を制御する洗浄水制御バルブ803cを含む。前記洗浄水制御バルブ803cが前記浄水Cが移動する流路を開放すると、前記浄水Cは前記洗浄モジュール803に移動して前記洗浄水W2として利用される。この時、前記原水W1が移動する流路には第2制御バルブ803bが備えられる。前記洗浄モジュール803を経由した前記洗浄水W2は前記原水W1が移動する流路に配置された第2制御バルブ803bに移動する。前記第2制御バルブ803bは前記原水W1の供給を中止させて前記洗浄水W2が前記複合フィルタ500に供給されるように制御し、反対に、前記原水W1が前記複合フィルタ500に供給されるように制御して前記洗浄水W2の供給を中止させることができる。
【0245】
そして、図15を参照して浄水抽出過程と前記複合フィルタ500の洗浄過程を詳察することにする。まず浄水抽出のために、前記原水供給部801は前記原水W1が前記複合フィルタ500に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記第2制御バルブ803bは前記原水W1の流路を開放して前記原水W1を前記複合フィルタ500に移動するように制御し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ500に移動する流路は閉鎖する。そして、前記原水W1が前記複合フィルタ500を経由することにより、前記複合フィルタ500は前記浄水Cを生成する。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部802の制御により外部に抽出されるか前記浄水貯蔵タンク804に移動する。この時、前記洗浄水制御バルブ803cと前記洗浄水の排出バルブ805は前記洗浄水W2の流路を閉鎖して前記浄水抽出の動作安定性が確保される。
【0246】
次に前記複合フィルタ500の洗浄のために、前記洗浄水制御バルブ803cは前記洗浄水W2の流路を開放して前記浄水Cを前記洗浄モジュール803に移動するように制御する。そして、前記洗浄モジュール803は前記洗浄水W2を前記第2制御バルブ803bに供給する。この時、前記第2制御バルブ803bは前記原水W1の流路を閉鎖し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ500に移動する流路を開放する。前記洗浄水W2が前記複合フィルタ500を経由することにより、前記複合フィルタ500は前記洗浄水W2により洗浄される。そして、前記洗浄水W2は前記洗浄水の排出バルブ805を通じて外部に排出される。この時、前記浄水排出部802は前記浄水Cの流路を閉鎖して前記複合フィルタ500の洗浄のための動作安定性が確保される。
【0247】
図16は、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
【0248】
図16に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器820は原水供給部801、複合フィルタ500、浄水排出部802、浄水貯蔵タンク804aおよび洗浄モジュール803を含み、前述した実施形態の構成要素と同一または類似する構成要素についての説明は前述した説明で代替し、浄水貯蔵タンク804aと洗浄モジュール803を重点的に詳察することにする。前記浄水貯蔵タンク804aは前記複合フィルタ500と前記浄水排出部802の間に配置されて前記浄水排出部802と連結される。前記複合フィルタ500によりフィルタリングされた浄水Cは前記浄水貯蔵タンク804aに供給される。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部802の制御によって外部に抽出される。
【0249】
そして、図16に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器820において、前記洗浄モジュール803は前記浄水貯蔵タンク804aから供給された浄水を利用して前記洗浄水W2の供給を制御する洗浄水制御バルブ803dを含む。前記洗浄水制御バルブ803dが前記浄水Cが移動する流路を開放すると、前記浄水Cは前記洗浄モジュール803に移動して前記洗浄水W2として利用される。この時、前記原水W1が移動する流路には制御バルブ801aが備えられる。前記洗浄モジュール803を経由した前記洗浄水W2は前記原水W1が移動する流路に配置された制御バルブ801aに移動する。前記制御バルブ801aは前記原水W1の供給を中止させて前記洗浄水W2が前記複合フィルタ500に供給されるように制御し、反対に、前記原水W1が前記複合フィルタ500に供給されるように制御して前記洗浄水W2の供給を中止させることができる。
【0250】
そして、図16を参照して浄水抽出過程と前記複合フィルタ500の洗浄過程を詳察することにする。まず浄水抽出のために、前記原水供給部801は前記原水W1が前記複合フィルタ500に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記制御バルブ801aは前記原水W1の流路を開放して前記原水W1を前記複合フィルタ500に移動するように制御し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ500に移動する流路は閉鎖する。そして、前記原水W1が前記複合フィルタ500を経由することにより、前記複合フィルタ500は前記浄水Cを生成する。そして、前記浄水Cは前記浄水貯蔵タンク804aに貯蔵された後、前記浄水排出部802の制御により外部に抽出される。この時、前記洗浄水制御バルブ803dと前記洗浄水の排出バルブ805は前記洗浄水W2の流路を閉鎖して前記浄水抽出の動作安定性が確保される。
【0251】
次に前記複合フィルタ500の洗浄のために、前記浄水排出部802は前記浄水Cが外部に排出されないように前記浄水Cの流路を閉鎖する。この時、前記洗浄水制御バルブ803dは前記洗浄水W2の流路を開放して前記浄水Cを前記洗浄モジュール803に移動するように制御する。そして、前記洗浄モジュール803は前記洗浄水W2を前記制御バルブ801aに供給する。この時、前記制御バルブ801aは前記原水W1の流路を閉鎖し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ500に移動する流路を開放する。前記洗浄水W2が前記複合フィルタ500を経由することにより、前記複合フィルタ500は前記洗浄水W2により洗浄される。そして、前記洗浄水W2は前記洗浄水の排出バルブ805を通じて外部に排出される。このように前記浄水Cが前記洗浄水W2で利用されることにより、前記複合フィルタ500の洗浄効率が改善される。
【0252】
図17は本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの外観を概略的に示す図面であり、図18は本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタのヘッド部材を示す平面図であり、図19は本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部が組み立てられた状態を示す断面図である。ここでaは複合フィルタの軸方向を意味し、rは複合フィルタの半径方向を意味する。
【0253】
図17図19に図示された通り、本発明の複合フィルタ900は原水W1が入水する原水入水ポート920、濾過された浄水Cが出水される浄水出水ポート930および洗浄水W2が排出される洗浄水排出ポート940が備えられたハウジング部910および前記原水W1を濾過して第1浄水C1を生成する第1フィルタ部材1010と、前記第1浄水C1を濾過して第2浄水C2を生成し、前記第1フィルタ部材1010の下部に配置される第2フィルタ部材1020が備えられる濾過部1000を含む。すなわち、前記原水入水ポート920を通じて入水された前記原水W1は前記濾過部1000に移動した後、前記濾過部1000に備えられた前記第1フィルタ部材1010と前記第2フィルタ部材1020を順次移動しながら濾過され、最終的に濾過された浄水Cは浄水出水ポート930を通じて出水された後に使用者に提供される。また、前記浄水Cは別途の浄水タンク(図示されず)に貯蔵されるか、冷水、温水および氷の生成のための冷水生成部(図示されず)、温水生成部(図示されず)および氷生成部(図示されず)に供給され得る。そして、前記第1浄水C1は前記第1フィルタ部材1010の下側に移動した後、前記第2フィルタ部材1020に移動し、前記洗浄水W2は前記第1フィルタ部材1010を洗浄した後前記第1フィルタ部材1010と前記第1ボディ部材1030の間に形成された第1排出通路1101に移動して前記洗浄水排出ポート940を通じて前記複合フィルタ900の外部に排出される。このように、前記原水W1入水および前記浄水C出水だけでなく前記洗浄水W2排出が可能であるように構成することによって、前記第1フィルタ部材1010と前記第2フィルタ部材1020を一体化して複合フィルタを構成できるようになって使用者の便宜性が向上し、前記洗浄水W2を利用して前記第1フィルタ部材1010を洗浄することによって、前記複合フィルタ900の製品寿命を増加させて使用者の便宜性が向上する。この時、前記第1フィルタ部材1010は中空糸膜によって汚染物質を濾過するUF(Ultra Filtration)フィルタであり得る。そして、前記第2フィルタ部材1020はカーボンフィルタまたはMF(Microfiltration)フィルタであり得る。また、前記第2フィルタ部材1020は電気脱イオン方式のフィルタを含んでもよい。前記電気脱イオン方式はEDI(Electro Deionization)、CEDI(Continuous Electro Deionization)またはCDI(Capacitive Deionization)などをいう。この時、前記第2フィルタ部材1020の外面には別途のフィルタ部材が備えられ得る。一例として、このような別途のフィルタ部材はNTフィルタ部材であり得る。このようなNTフィルタ部材は流入した原水W1に含まれた異物を吸着するように静電気を帯びる素材、例えばナノトラップ素材からなり得る。このような静電気を帯びる素材は正電荷を帯びるように構成され得る。これに伴い、原水W1に含まれた負電荷を帯びた異物、例えばウイルス、バクテリアおよび微粉物質などが静電気によってNTフィルタ部材に吸着され得る。また、このような別途のフィルタ部材はセディメントフィルタ部材であってもよい。
【0254】
図18に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタにおいて、前記ハウジング部910は前記原水W1と前記洗浄水W2が混合されることを防止する第1区画壁体911aと、前記浄水Cと前記洗浄水W2が混合されることを防止する第2区画壁体911bが備えられるヘッド部材911および前記ヘッド部材911から延び、その内部に前記濾過部1000が配置されるケース部材912を含む。すなわち、入水する前記原水W1だけでなく出水される前記第2浄水C2および排出される洗浄水W2が前記複合フィルタ900の上部に出水/排出される構造であり、このために前記ヘッド部材911には前記原水W1が入水する原水領域921、前記第2浄水C2が出水される第2浄水領域931および前記洗浄水W2が排出される洗浄水領域941が形成される。このために前記ハウジング部910の前記ヘッド部材911には前記原水W1、前記第2浄水C2および前記洗浄水W2が混合されない独立流路が形成されるように前記第1および第2区画壁体911a、911bが備えられることによって、出水/排出が前記複合フィルタ900の上部に集中して他の部分のレイアウト設計自由度が向上する。ここで、前記第1フィルタ部材1010に流入する洗浄水W2は前記原水W1を利用して前記第1フィルタ部材1010を洗浄する。ただし、前記洗浄水W2は前記原水W1のみを利用することに限定されず、出水される浄水を利用してもよい。
【0255】
図19に図示された通り、前記濾過部1000は前記第1フィルタ部材1010を囲む第1ボディ部材1030、前記第1フィルタ部材1010が下側に配置される第1アッパーキャップ部材1040、前記第1アッパーキャップ部材1040が下側に配置され、前記第1ボディ部材1030が下側に配置される第2アッパーキャップ部材1050、前記第1フィルタ部材1010が上側に配置され、前記第2フィルタ部材1020を貫通する第1ローワーキャップ部材1060、前記第2フィルタ部材1020を囲む第2ボディ部材1070および前記第2フィルタ部材1020が下側に配置される第3アッパーキャップ部材1080を含む。この時、前記原水W1は前記第1アッパーキャップ部材1040の内側を通じて移動し、前記洗浄水W2は前記第1フィルタ部材1010と第1ボディ部材1030の間を経由して前記第1アッパーキャップ部材1040と前記第2アッパーキャップ部材1050の間を通じて上部に移動し、前記浄水Cは前記ケース部材912の内側を通じて上部に移動することによって、前記原水W1、前記洗浄水W2と前記浄水Cが互いに混合されない独立流路が形成されて前記第1フィルタ部材1010と前記第2フィルタ部材1020を一体化しながら製造性が向上する。
【0256】
図19に図示された通り、前記第1フィルタ部材1010の側面には互いに離隔して配置される複数の排出ホール1011が備えられる。この時、前記複数の排出ホール1011の大きさは互いに同一である。ただし、前記複数の排出ホール1011の大きさは同一であるものに限定されず、下側方向に行くほど大きくなったり小さくなってもよい。また、前記複数の排出ホール1011は互いに等間隔で離隔配置される。ただし、前記複数の排出ホール1011は互いに等間隔で離隔配置されるものに限定されず、下側方向に行くほど互いに遠ざかるように離隔配置されてもよい。そして、前記第1フィルタ部材1010と前記第1ボディ部材1030の間には前記洗浄水W2が流れる第1排出通路1101が備えられる。この時、前記複数の排出ホール1011は前記第1排出通路1101と連通する。そして、前記第1フィルタ部材1010を洗浄した前記洗浄水W2は前記複数の排出ホール1011を通じて前記第1排出通路1101に移動する。そして、前記第1アッパーキャップ部材1040と前記第2アッパーキャップ部材1050の間には前記第1排出通路1101と連通する第2排出通路1102が備えられる。この時、前記第2排出通路1102は前記洗浄水排出ポート(940、図18参照)と連通する。これを通じて、前記第1フィルタ部材1010を洗浄した前記洗浄水W2は前記複数の排出ホール1011、前記第1排出通路1101、前記第2排出通路1102と前記洗浄水排出ポート940を順次経由して前記複合フィルタ900の外部に排出される。このように、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタ900は前記第1フィルタ部材1010と前記第2フィルタ部材1020を一体化して製造しながら、前記洗浄水W2が前記浄水Cと互いに混合されずに排出されることによって前記複合フィルタ900の作動信頼性が向上する。
【0257】
図20は、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部が分離された状態を示す断面図である。
【0258】
図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第1アッパーキャップ部材1040の下側には前記第1フィルタ部材1010が位置し、前記第2アッパーキャップ部材1050の下側には前記第1アッパーキャップ部材1040が位置し、前記第1フィルタ部材1010の下側には前記第1ローワーキャップ部材1060が位置し、前記第3アッパーキャップ部材1080の下側には前記第2フィルタ部材1020が位置する。前記第1アッパーキャップ部材1040、前記第2アッパーキャップ部材1050、前記第1ローワーキャップ部材1060および前記第3アッパーキャップ部材1080が前記第1フィルタ部材1010と前記第2フィルタ部材1020を積層構造を有するように組み立てられるので、前記複合フィルタ900の製造性が向上する。また、前記第1ボディ部材1030は前記第1フィルタ部材1010を囲みながら前記第1フィルタ部材1010と離隔配置されて前記第1ボディ部材1030の内側と外側には別途の流路が形成されるため、前記第1フィルタ部材1010と前記第2フィルタ部材1020が積層構造を有しながらも前記原水W1、前記浄水Cと前記洗浄水W2が混合されずに独立的な流路を形成して前記複合フィルタ900の作動信頼性が確保される。
【0259】
図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第1アッパーキャップ部材1040は前記原水W1が前記第1フィルタ部材1010に流入するように上向きに延長配置される第1上向きガイド1041を含む。すなわち、前記第1アッパーキャップ部材1040には前記原水W1が流れる第1上向きガイド1041が備えられることにより、前記原水W1の流入と前記洗浄水W2の排出を分離して前記複合フィルタ900の動作信頼性が確保される。また、前記第1区画壁体(911a、図18参照)は前記第1上向きガイド1041に沿って軸方向に延長配置される。すなわち、前記原水W1は前記第1区画壁体(911a、図18参照)と前記第1上向きガイド1041を通じて前記第1フィルタ部材1010に円滑に移動する。また、前記第1アッパーキャップ部材1040は下向きに延長配置される第1下向きガイド1042を含む。前記第1下向きガイド1042は前記第1フィルタ部材1010の上部を囲むように形成されて前記第1フィルタ部材1010と結合されて前記第1アッパーキャップ部材1040が前記第1下向きガイド1042により前記第1フィルタ部材1010の上部に安定的に結合される。
【0260】
また、図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第2アッパーキャップ部材1050は前記第1フィルタ部材1010を経由した前記洗浄水W2が前記複合フィルタ900の外部に排出されるように上向きに延長配置される第2上向きガイド1051を含む。この時、前記第2上向きガイド1051は前記第1上向きガイド1041を囲みながら離隔配置されるように形成される。そして、前記第2アッパーキャップ部材1050には前記洗浄水W2が流れる前記第2上向きガイド1051が備えられることにより、前記洗浄水W2の排出と前記浄水Cの出水を分離して前記複合フィルタ900の動作信頼性が確保される。また、前記第2区画壁体(911b、図18参照)は前記第2上向きガイド1051に沿って軸方向に延長配置される。すなわち、前記洗浄水W2は前記第2上向きガイド1051に沿って上側に移動した後、前記第2区画壁体(911b、図18参照)を通じて前記洗浄水排出ポート940で円滑に移動して前記複合フィルタ900の動作信頼性が確保される。また、前記第2アッパーキャップ部材1050は下向きに延長配置される第2下向きガイド1052を含む。そして、前記第2下向きガイド1052は前記第1下向きガイド1042を囲みながら離隔配置されるように形成される。すなわち、前記第1下向きガイド1042と前記第2下向きガイド1052の間には前記第1排出通路1101を経由した前記洗浄水が移動する流路が形成される。この時、前記第1ボディ部材1030の上部は前記第1下向きガイド1042と前記第2下向きガイド1052の間に配置される。
【0261】
また、図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第1ローワーキャップ部材1060は上向きに延長配置される第3上向きガイド1061を含む。前記第3上向きガイド1061が前記第1フィルタ部材1010の下部を囲みながら前記第1フィルタ部材1010と結合されて前記第1ローワーキャップ部材1060が前記第1フィルタ部材1010に安定的に固定される。また、前記第1ローワーキャップ部材1060は前記第2フィルタ部材1020を貫通するように下向きに延長配置される第1ローワーキャップガイド1062を含む。前記第1ローワーキャップガイド1062の外径は前記第2フィルタ部材1020の内径より小さい。そして、前記第1フィルタ部材1010を経由した前記第1浄水C1が前記第1ローワーキャップガイド1062の内側に沿って前記第2フィルタ部材1020の下部に移動することによって、前記第1浄水C1と前記第2フィルタ部材1020を経由した前記第2浄水C2が混合されることが防止されて前記複合フィルタ900の動作安定性が確保される。
【0262】
また、図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第3アッパーキャップ部材1080は前記第2フィルタ部材1020と結合されるように下向きに延長配置されたアッパーキャップガイド1082を含む。そして、前記アッパーキャップガイド1082は前記第2フィルタ部材1020の上部を囲むように形成されて前記第3アッパーキャップ部材1080が前記アッパーキャップガイド1082により前記第2フィルタ部材1020に安定的に固定される。また、前記第3アッパーキャップ部材1080は上向きに延長配置されるアッパーキャップ支持部材1081を含む。前記アッパーキャップ支持部材1081は前記第1ローワーキャップ部材1060と前記第3アッパーキャップ部材1080が互いに離隔配置されるように形成される。これに伴い、前記第2フィルタ部材1020を経由した前記第2浄水C2は前記第3アッパーキャップ部材1080の上部を通じて移動することによって、前記第2浄水C2が前記第1浄水C1と混合されないながらも前記複合フィルタ900の上部に移動する独立的な流路が形成されて前記浄水の品質を確保して使用者の満足度を向上する。
【0263】
図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000は前記第2フィルタ部材1020の下側に結合される第2ローワーキャップ部材1090をさらに含む。また、前記第2ローワーキャップ部材1090は前記第2フィルタ部材1020と結合するように上向きに延長配置された第2ローワーキャップガイド1091を含む。前記第2ローワーキャップガイド1091は前記第2フィルタ部材1020の下側外周面に接触することにより、前記第2ローワーキャップガイド1091が前記第2フィルタ部材1020を安定的に固定させることによって、前記複合フィルタ900の耐久性が向上する。これに伴い、前記第2ローワーキャップ部材1090は前記第3アッパーキャップ部材1080とともに前記第2フィルタ部材1020を安定的に固定させることによってサブアセンブリ(sub assembly)工程を通じて前記複合フィルタ900のモジュール化が可能となって作業性が向上する。また、前記第2ローワーキャップ部材1090には前記第2ボディ部材1070の下側面に向かって下向きに延びるローワーレッグ1092が備えられる。前記ローワーレッグ1092は前記第2ローワーキャップ部材1090が前記第2ボディ部材1070から離隔配置されるように形成される。そして、前記第2ローワーキャップ部材1090が前記ローワーレッグ1092により前記第2ボディ部材1070から離隔配置されることによって、前記第1ローワーキャップ部材1060を経由した前記第1浄水C1が前記第2フィルタ部材1020の下部に沿って移動した後、前記第2フィルタ部材1020に移動して前記複合フィルタ900の動作安定性が確保される。
【0264】
また、図19および図20に図示された通り、前記第2ボディ部材1070には前記第2フィルタ部材1020、前記第3アッパーキャップ部材1080および前記第2ローワーキャップ部材1090が装着されることによって、前記複合フィルタ900のモジュール化が可能となって作業性が向上する。
【0265】
また、図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第1アッパーキャップ部材1040と前記第1フィルタ部材1010の間には前記洗浄水W2が前記第1フィルタ部材1010に再流入することを防止するための第1オーリング1201が形成される。前記第1オーリング1201はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第1オーリング1201はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第1オーリング1201は前記第1フィルタ部材1010と前記第1アッパーキャップ部材1040の間を密閉して前記第1排出通路1101を通じて移動する前記洗浄水W2が前記第1フィルタ部材1010に再流入することが防止される。
【0266】
また、図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第2アッパーキャップ部材1050と前記第1ボディ部材1030の間には前記洗浄水W2が前記第2浄水C2と混合されることを防止するための第2オーリング1202が形成される。前記第2オーリング1202はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第2オーリング1202はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第2オーリング1202は前記第2アッパーキャップ部材1050と前記第1ボディ部材1030の間を密閉して前記第2浄水C2が前記第1排出通路1101または前記第2排出通路1102に流入することが防止される。
【0267】
また、図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第1フィルタ部材1010と前記第1ローワーキャップ部材1060の間には前記洗浄水が前記第2フィルタ部材1020に流入することを防止するための第3オーリング1203が形成される。前記第3オーリング1203はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第3オーリング1203はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第3オーリング1203は前記第1フィルタ部材1010と前記第1ローワーキャップ部材1060の間を密閉して前記第2浄水C2が前記洗浄水W2と混合されることが防止されて前記複合フィルタ900の動作安定性が確保される。
【0268】
また、図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第1ボディ部材1030と前記第1ローワーキャップ部材1060の間には前記洗浄水W2が前記第2浄水C2と混合されることを防止するための第4オーリング1204が形成される。前記第4オーリング1204はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第4オーリング1204はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第4オーリング1204は前記第1ボディ部材1030と前記第1ローワーキャップ部材1060の間を密閉して前記第2浄水C2が前記第1排出通路1101に移動することが防止されて前記複合フィルタ900の動作安定性が確保される。
【0269】
また、図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第2ボディ部材1070と前記第3アッパーキャップ部材1080の間には前記第2浄水C2が前記第2フィルタ部材1020に再流入することを防止するための第5オーリング1205が形成される。前記第5オーリング1205はゴムまたはシリコン材質からなる。ただし、前記第5オーリング1205はゴムまたはシリコン材質からなるものに限定されず、弾力性を有する多様な材質からなり得る。そして、前記第5オーリング1205は前記第2ボディ部材1070と前記第3アッパーキャップ部材1080の間を密閉して前記第1浄水C1が前記第2浄水C2と混合されることを防止して前記複合フィルタ900の動作安定性が確保される。
【0270】
また、図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第1アッパーキャップ部材1040と前記第1ボディ部材1030の間には互いに一定間隔で離隔配置されるための第1スペーサー1211が備えられる。これに伴い、前記第1スペーサー1211は前記第1排出通路1101と前記第2排出通路1102が互いに塞がることを防止する。また、前記第1オーリング1201の弾性力は前記第1スペーサー1211が前記第1ボディ部材1030に向かって加圧されるように提供されることにより、前記第1アッパーキャップ部材1040は前記第1スペーサー1211と前記第1オーリング1201により前記第1フィルタ部材1010と前記第1ボディ部材1030の間で安定的に固定される。
【0271】
また、図19および図20に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部1000において、前記第2アッパーキャップ部材1050と前記ケース部材(912、図21参照)の間には互いに一定間隔で離隔配置されるための第2スペーサー1212が備えられる。これに伴い、前記第2スペーサー1212は前記第2アッパーキャップ部材1050と前記ケース部材(912、図21参照)の間が塞がることを防止して前記浄水Cが前記ケース部材(912、図21参照)の内側に沿って円滑に移動する。また、前記第2オーリング1202の弾性力は前記第2スペーサー1212に前記ケース部材(912、図21参照)に向かって加圧されるように提供されることにより、前記第2アッパーキャップ部材1050は前記第2スペーサー1212と前記第2オーリング1202により前記ケース部材(912、図21参照)と前記第1ボディ部材1030の間で安定的に固定される。
【0272】
図21は、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタの濾過部がハウジング部に設置された状態を示す断面図である。
【0273】
図21に図示された通り、前記原水流入ポート(520、図18参照)を通じて流入した前記原水W1は前記第1アッパーキャップ部材1040を通じて前記第1フィルタ部材1010に移動する。そして、前記第1フィルタ部材1010を経由した前記第1浄水C1は前記第1ローワーキャップ部材1060を通じて前記第2フィルタ部材1020の下部に移動する。この時、前記第2ボディ部材1070と前記第2フィルタ部材1020の間には前記第1浄水C1が移動する第1浄水流路1121が形成される。前記第1浄水C1は前記第1浄水流路1121に沿って移動して前記第2フィルタ部材1020に流入する。そして、前記第2フィルタ部材1020と前記第1ローワーキャップ部材1060の間には前記第2浄水C2が移動する第2浄水流路1122が形成される。前記第2フィルタ部材1020を経由した前記第2浄水C2は前記第2浄水流路1122に沿って上部に移動して前記第3アッパーキャップ部材1080と前記第1ローワーキャップ部材1060の間に移動する。そして、前記ケース部材912と前記第1ボディ部材1030の間には第2浄水C2が移動する第3浄水流路1123が形成される。前記第2浄水C2は前記第3浄水流路1123に沿って上部に移動する。
【0274】
このように、本発明のさらに他の実施形態に係る複合フィルタ900は前記原水W1の入水、前記浄水Cの出水および前記洗浄水W2の排出を上部を通じて独立的な流路を形成しながらも前記第1アッパーキャップ部材1040、前記第2アッパーキャップ部材1050、前記第1ローワーキャップ部材1060および第3アッパーキャップ部材1080により前記第1フィルタ部材1010と前記第2フィルタ部材1020が積層構造を有するように組み立てられることによって、複合フィルタのモジュール化が可能となって使用者が洗浄のために別途の構成を操作する必要がなくなるため、使用者の便宜性が改善される。
【0275】
図22は、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
【0276】
図22に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器1200は原水W1の供給を制御する原水供給部1210、前記原水供給部1210から前記原水W1の供給を受けてフィルタリングする複合フィルタ900、前記複合フィルタ900によりフィルタリングされた浄水Cの排出を制御する浄水排出部1220および前記原水供給部1210と前記複合フィルタ900の間に備えられ、前記複合フィルタ900に洗浄水W2の供給を制御する洗浄モジュール1230を含み、前記原水W1と前記洗浄水W2は前記複合フィルタ900に選択的に供給される。
【0277】
この時、前記原水供給部1210は前記原水W1の供給を制御することによって、前記原水W1が前記複合フィルタ900に過度に供給されることが防止されて前記複合フィルタ900が前記原水W1により破損することが防止され、前記原水W1が前記複合フィルタ900に過小に供給されることが防止されて前記複合フィルタ900の内部で前記原水W1の流れが低下することが防止されるため、前記浄水器の動作安定性が確保される。また、前記浄水排出部1220は前記浄水Cの排出を制御することによって、使用者のニーズに合うように浄水を抽出することになって使用者満足度が改善される。
【0278】
そして、図22に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器1200において、前記複合フィルタ900は前述した実施形態の複合フィルタである。ただし、前記複合フィルタ900は前述した複合フィルタに限定されず、原水入水、浄水出水および洗浄水の排出が独立的になされる構造も適用可能である。
【0279】
また、図22に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器1200において、前記洗浄モジュール1230は前記原水供給部1210の前記原水を利用して前記洗浄水W2の供給を制御する洗浄水制御バルブ1231を含む。前記洗浄水制御バルブ1231は前記原水W1を前記複合フィルタ900に供給するか前記原水W1を前記洗浄モジュール1230に供給するように制御する。すなわち、前記洗浄水制御バルブ1231は前記原水W1が前記複合フィルタ900に供給されるように制御するとともに、前記原水W1が前記洗浄モジュール1230に供給中止されるように制御し、反対に、前記洗浄水制御バルブ1231は前記原水W1が前記複合フィルタ900に供給中止されるように制御するとともに、前記原水W1が前記洗浄モジュール1230に供給されるように制御する。そして、前記洗浄モジュール1230は前記原水供給部1210から供給された前記原水W1を殺菌する機能を遂行する。すなわち、前記洗浄モジュール1230は前記原水W1を殺菌する殺菌装置であり得る。例えば、前記洗浄モジュール1230は超音波またはプラズマを利用して前記原水W1を殺菌したり殺菌剤を添加でき、この他に前記原水W1を殺菌して前記複合フィルタ900を洗浄するための多様な方式が適用され得る。前記洗浄モジュール1230の前記洗浄水W2は前記複合フィルタ900に移動して前記複合フィルタ900を洗浄した後洗浄水の排出バルブ1250を通じて外部に排出される。
【0280】
そして、図22を参照して浄水抽出過程と前記複合フィルタ900の洗浄過程を詳察することにする。まず浄水抽出のために、前記原水供給部1210は前記原水W1が前記複合フィルタ900に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記洗浄水制御バルブ1231は前記原水W1の流路を開放して前記原水W1を前記複合フィルタ900に移動するように制御し、前記原水W1が前記洗浄モジュール1230に移動する流路は閉鎖する。そして、前記原水W1が前記複合フィルタ900を経由することにより、前記複合フィルタ900は前記浄水Cを生成する。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部1220を通じて外部に抽出される。この時、前記洗浄水の排出バルブ1250は前記洗浄水W2の流路を閉鎖して前記浄水抽出の動作安定性が確保される。
【0281】
次に前記複合フィルタ900の洗浄のために、前記原水供給部1210は前記原水W1が前記洗浄モジュール1230に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記洗浄水制御バルブ1231は前記洗浄水W2の流路を開放して前記原水W1を前記洗浄モジュール1230に移動するように制御し、前記原水W1が前記複合フィルタ900に移動する流路は閉鎖する。そして、前記洗浄モジュール1230は前記洗浄水W2を前記複合フィルタ900に供給する。前記洗浄水W2が前記複合フィルタ900を経由することにより、前記複合フィルタ900は前記洗浄水W2により洗浄される。そして、前記洗浄水W2は前記洗浄水の排出バルブ1250を通じて外部に排出される。この時、前記浄水排出部1220は前記浄水Cの流路を閉鎖して前記複合フィルタ900の洗浄のための動作安定性が確保される。
【0282】
図23は、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
【0283】
図23に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器1300は原水供給部1210、複合フィルタ900、浄水排出部1220、浄水貯蔵タンク1240および洗浄モジュール1230を含み、前述した実施形態の構成要素と同一または類似する構成要素についての説明は前述した説明で代替し、浄水貯蔵タンク1240と洗浄モジュール1230を重点的に詳察することにする。前記浄水貯蔵タンク1240は前記浄水排出部1220と連結される。前記浄水排出部1220は前記複合フィルタ900によりフィルタリングされた浄水Cが前記浄水貯蔵タンク1240に供給されるように制御する第1制御バルブ1221を含む。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部1220の制御によって外部に抽出されるか前記第1制御バルブ1221の制御によって前記浄水貯蔵タンク1240に移動する。
【0284】
そして、図23に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器1300において、前記洗浄モジュール1230は前記浄水貯蔵タンク1240から供給された浄水を利用して前記洗浄水W2の供給を制御する洗浄水制御バルブ1233を含む。前記洗浄水制御バルブ1233が前記浄水Cが移動する流路を開放すると、前記浄水Cは前記洗浄モジュール1230に移動して前記洗浄水W2として利用される。この時、前記原水W1が移動する流路には第2制御バルブ1232が備えられる。前記洗浄モジュール1230を経由した前記洗浄水W2は前記原水W1が移動する流路に配置された第2制御バルブ1232に移動する。前記第2制御バルブ1232は前記原水W1の供給を中止させて前記洗浄水W2が前記複合フィルタ900に供給されるように制御し、反対に、前記原水W1が前記複合フィルタ900に供給されるように制御して前記洗浄水W2の供給を中止させることができる。
【0285】
そして、図23を参照して浄水抽出過程と前記複合フィルタ900の洗浄過程を詳察することにする。まず浄水抽出のために、前記原水供給部1210は前記原水W1が前記複合フィルタ900に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記第2制御バルブ1232は前記原水W1の流路を開放して前記原水W1を前記複合フィルタ900に移動するように制御し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ900に移動する流路は閉鎖する。そして、前記原水W1が前記複合フィルタ900を経由することにより、前記複合フィルタ900は前記浄水Cを生成する。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部1220の制御により外部に抽出されるか前記浄水貯蔵タンク1240に移動する。この時、前記洗浄水制御バルブ1233と前記洗浄水の排出バルブ1250は前記洗浄水W2の流路を閉鎖して前記浄水抽出の動作安定性が確保される。
【0286】
次に前記複合フィルタ900の洗浄のために、前記洗浄水制御バルブ1233は前記洗浄水W2の流路を開放して前記浄水Cを前記洗浄モジュール1230に移動するように制御する。そして、前記洗浄モジュール1230は前記洗浄水W2を前記第2制御バルブ1232に供給する。この時、前記第2制御バルブ1232は前記原水W1の流路を閉鎖し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ900に移動する流路を開放する。前記洗浄水W2が前記複合フィルタ900を経由することにより、前記複合フィルタ900は前記洗浄水W2により洗浄される。そして、前記洗浄水W2は前記洗浄水の排出バルブ1250を通じて外部に排出される。この時、前記浄水排出部1220は前記浄水Cの流路を閉鎖して前記複合フィルタ900の洗浄のための動作安定性が確保される。
【0287】
図24は、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器を概略的に示す構成図である。
【0288】
図24に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器1400は原水供給部1210、複合フィルタ900、浄水排出部1220、浄水貯蔵タンク1241および洗浄モジュール1230を含み、前述した実施形態の構成要素と同一または類似する構成要素についての説明は前述した説明で代替し、浄水貯蔵タンク1241と洗浄モジュール1230を重点的に詳察することにする。前記浄水貯蔵タンク1241は前記複合フィルタ900と前記浄水排出部1220の間に配置されて前記浄水排出部1220と連結される。前記複合フィルタ900によりフィルタリングされた浄水Cは前記浄水貯蔵タンク1241に供給される。そして、前記浄水Cは前記浄水排出部1220の制御によって外部に抽出される。
【0289】
そして、図24に図示された通り、本発明のさらに他の実施形態に係る浄水器1400において、前記洗浄モジュール1230は前記浄水貯蔵タンク1241から供給された浄水を利用して前記洗浄水W2の供給を制御する洗浄水制御バルブ1234を含む。前記洗浄水制御バルブ1234が前記浄水Cが移動する流路を開放すると、前記浄水Cは前記洗浄モジュール1230に移動して前記洗浄水W2として利用される。この時、前記原水W1が移動する流路には制御バルブ801aが備えられる。前記洗浄モジュール1230を経由した前記洗浄水W2は前記原水W1が移動する流路に配置された制御バルブ1215に移動する。前記制御バルブ1215は前記原水W1の供給を中止させて前記洗浄水W2が前記複合フィルタ900に供給されるように制御し、反対に、前記原水W1が前記複合フィルタ900に供給されるように制御して前記洗浄水W2の供給を中止させることができる。
【0290】
そして、図24を参照して浄水抽出過程と前記複合フィルタ900の洗浄過程を詳察することにする。まず浄水抽出のために、前記原水供給部1210は前記原水W1が前記複合フィルタ900に供給されるように前記原水W1の流路を開放する。この時、前記制御バルブ1215は前記原水W1の流路を開放して前記原水W1を前記複合フィルタ900に移動するように制御し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ900に移動する流路は閉鎖する。そして、前記原水W1が前記複合フィルタ900を経由することにより、前記複合フィルタ900は前記浄水Cを生成する。そして、前記浄水Cは前記浄水貯蔵タンク1241に貯蔵された後、前記浄水排出部1220の制御により外部に抽出される。この時、前記洗浄水制御バルブ1234と前記洗浄水の排出バルブ1250は前記洗浄水W2の流路を閉鎖して前記浄水抽出の動作安定性が確保される。
【0291】
次に前記複合フィルタ900の洗浄のために、前記浄水排出部1220は前記浄水Cが外部に排出されないように前記浄水Cの流路を閉鎖する。この時、前記洗浄水制御バルブ1234は前記洗浄水W2の流路を開放して前記浄水Cを前記洗浄モジュール1230に移動するように制御する。そして、前記洗浄モジュール1230は前記洗浄水W2を前記制御バルブ1215に供給する。この時、前記制御バルブ1215は前記原水W1の流路を閉鎖し、前記洗浄水W2が前記複合フィルタ900に移動する流路を開放する。前記洗浄水W2が前記複合フィルタ900を経由することにより、前記複合フィルタ900は前記洗浄水W2により洗浄される。そして、前記洗浄水W2は前記洗浄水の排出バルブ1250を通じて外部に排出される。このように前記浄水Cが前記洗浄水W2で利用されることにより、前記複合フィルタ900の洗浄効率が改善される。
【0292】
以上のように、本発明に係る好ましい実施形態を詳察したが、前述された実施形態以外にも本発明がその趣旨や範疇から逸脱することなく他の特定形態で具体化され得るという事実は該当技術に通常の知識を有する者には自明である。したがって、上述された実施形態は制限的なものではなく、例示的なものであると見なされるべきであり、これに伴い、本発明は前述した説明に限定されず、添付された請求項の範疇およびその同等範囲内で変更され得る。
【符号の説明】
【0293】
10:原水入水ポート 20:浄水出水ポート
30:洗浄水排出ポート 100:複合フィルタ
110:ハウジング部 111:ヘッド部材
111a:第1区画壁体 111b:第2区画壁体
112:ケース部材 200:濾過部
210:第1フィルタ部材 220:第2フィルタ部材
230:ボディ部材 240:第1アッパーキャップ部材
250:第2アッパーキャップ部材 260:第3アッパーキャップ部材
500:複合フィルタ 510:ハウジング部
511:ヘッド部材 512:ケース部材
520:原水入水ポート 530:浄水出水ポート
540:洗浄水排出ポート 511a:第1区画壁体
511b:第2区画壁体 600:濾過部
610:第1フィルタ部材 620:第2フィルタ部材
630:第1アッパーキャップ部材 640:第2アッパーキャップ部材
650:第3アッパーキャップ部材 660:第4アッパーキャップ部材
670:第5アッパーキャップ部材
900:複合フィルタ 910:ハウジング部
911:ヘッド部材 912:ケース部材
920:原水入水ポート 930:浄水出水ポート
940:洗浄水排出ポート 911a:第1区画壁体
911b:第2区画壁体 1000:濾過部
1010:第1フィルタ部材 1020:第2フィルタ部材
1030:第1ボディ部材 1040:第1アッパーキャップ部材
1050:第2アッパーキャップ部材 1060:第1ローワーキャップ部材
1070:第2ボディ部材 1080:第3アッパーキャップ部材

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【国際調査報告】