(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-18
(54)【発明の名称】データ分配の方法、システム、動作制御装置、端末機器、サーバ、及びコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04L 45/586 20220101AFI20241010BHJP
【FI】
H04L45/586
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024530041
(86)(22)【出願日】2022-09-26
(85)【翻訳文提出日】2024-05-21
(86)【国際出願番号】 CN2022121447
(87)【国際公開番号】W WO2023093273
(87)【国際公開日】2023-06-01
(31)【優先権主張番号】202111414525.6
(32)【優先日】2021-11-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】楊涛
【テーマコード(参考)】
5K030
【Fターム(参考)】
5K030GA12
5K030HA08
5K030HD03
5K030JA11
(57)【要約】
本願はデータ分配の方法、システム、動作制御装置、端末機器、サーバ
及びコンピュータ可読記憶媒体を開示し、このデータ分配の方法は、CPEに適用され、データ収集制御モジュールからの、データメッセージが含まれるIPデータパケットを受信するステップ(S100)と、データメッセージの宛先アドレスを取得するステップ(S200)と、宛先アドレスに応じて、データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、VXLANメッセージを得るステップ(S300)と、VXLANメッセージをサーバに送信するステップ(S400)と、を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
CPEに適用されるデータ分配の方法であって、
データ収集制御モジュールからの、データメッセージが含まれるIPデータパケットを受信するステップと、
前記データメッセージの宛先アドレスを取得するステップと、
前記宛先アドレスに応じて、前記データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、VXLANメッセージを得るステップと、
前記VXLANメッセージをサーバに送信するステップと、
を含むデータ分配の方法。
【請求項2】
前記宛先アドレスに応じて、前記データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行する前記ステップは、
前記宛先アドレスと、予め設定されたサーバアドレステーブルとに基づいて、前記宛先アドレスに対応するサーバアドレスを得るステップと、
前記サーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数のアドレスとするステップと、
前記データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、前記トンネルエンドポイントサーバ変数のアドレスをVXLANメッセージ外層UDP宛先アドレスとするステップと、
を含む請求項1に記載のデータ分配の方法。
【請求項3】
前記サーバアドレステーブルは、マルチキャストサーバアドレステーブルとユニキャストサーバアドレステーブルとを含み、前記宛先アドレスと、予め設定されたサーバアドレステーブルとに基づいて、前記宛先アドレスに対応するサーバアドレスを得る前記ステップは、
前記宛先アドレスのタイプがマルチキャストアドレスであると判定した場合、予め設定された前記マルチキャストサーバアドレステーブルに基づいて、前記宛先アドレスに対応するマルチキャストサーバアドレスを得るステップと、
前記宛先アドレスのタイプがユニキャストアドレスであると判定した場合、予め設定された前記ユニキャストサーバアドレステーブルに基づいて、前記宛先アドレスに対応するユニキャストサーバアドレスを得るステップと、
を含む請求項2に記載のデータ分配の方法。
【請求項4】
サーバに適用されるデータ分配の方法であって、
CPEからの、外層UDPアドレスが前記サーバのアドレスであるVXLANメッセージを受信するステップと、
前記VXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルのデータメッセージを得るステップと、
前記データメッセージに基づいて、データパラメータを得るステップと、
前記データパラメータに基づいて、動作命令を制御モジュールに送信することにより、対応する制御調整動作を前記制御モジュールに実行させるステップと、
を含むデータ分配の方法。
【請求項5】
データ収集制御モジュールからの、データメッセージが含まれるIPデータパケットを受信し、前記データメッセージの宛先アドレスを取得し、前記宛先アドレスに応じて、前記データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、VXLANメッセージを得て、前記VXLANメッセージをサーバに送信するCPEと、
前記CPEからの、外層UDP宛先アドレスが前記サーバのアドレスである前記VXLANメッセージを受信し、前記VXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルの前記データメッセージを得て、前記データメッセージに基づいて、データパラメータを得て、前記データパラメータに基づいて、動作命令を制御モジュールに送信することにより、対応する制御調整動作を前記制御モジュールに実行させるサーバと、
を備えるデータ分配のシステム。
【請求項6】
CPEが前記宛先アドレスに応じて、前記データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行することは、
前記宛先アドレスと、予め設定されたサーバアドレステーブルとに基づいて、前記宛先アドレスに対応するサーバアドレスを得ることと、
前記サーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数のアドレスとすることと、
前記データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、前記トンネルエンドポイントサーバ変数のアドレスをVXLANメッセージ外層UDP宛先アドレスとすることと、
を含む請求項5に記載のデータ分配のシステム。
【請求項7】
前記サーバアドレステーブルは、マルチキャストサーバアドレステーブルとユニキャストサーバアドレステーブルとを含み、CPEが前記宛先アドレスと、予め設定されたサーバアドレステーブルとに基づいて、前記宛先アドレスに対応するサーバアドレスを得ることは、
前記宛先アドレスのタイプがマルチキャストアドレスであると判定した場合、予め設定された前記マルチキャストサーバアドレステーブルに基づいて、前記宛先アドレスに対応するマルチキャストサーバアドレスを得ることと、
前記宛先アドレスのタイプがユニキャストアドレスであると判定した場合、予め設定された前記ユニキャストサーバアドレステーブルに基づいて、前記宛先アドレスに対応するユニキャストサーバアドレスを得ることと、
を含む請求項6に記載のデータ分配のシステム。
【請求項8】
少なくとも1つの制御プロセッサと、前記少なくとも1つの制御プロセッサと通信可能に接続されたメモリと、を備える動作制御装置であって、
前記メモリには前記少なくとも1つの制御プロセッサにより実行できる命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも1つの制御プロセッサにより実行された場合、前記少なくとも1つの制御プロセッサは請求項1から3の何れか一項に記載のデータ分配の方法を実行できる
動作制御装置。
【請求項9】
請求項8に記載の動作制御装置を備える
端末機器。
【請求項10】
少なくとも1つの制御プロセッサと、前記少なくとも1つの制御プロセッサと通信可能に接続されたメモリと、を備えるサーバであって、
前記メモリには前記少なくとも1つの制御プロセッサにより実行できる命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも1つの制御プロセッサにより実行された場合、前記少なくとも1つの制御プロセッサは請求項4に記載のデータ分配の方法を実行できる
サーバ。
【請求項11】
コンピュータ実行可能な命令を記憶しているコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ実行可能な命令は、請求項1から4の何れか一項に記載のデータ分配の方法をコンピュータに実行させるように構成されている
コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は出願番号が202111414525.6で、出願日が2021年11月25日である中国特許出願に基づいて提出され、その中国特許出願の優先権を主張し、その中国特許出願の全ての内容を参考として本願に援用する。
【0002】
本願は、通信の分野に関し、特にデータ分配の方法、システム、動作制御装置、端末機器、サーバ、及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
現在では、VXLAN(Virtual eXtensible Local Area Network、仮想拡張ローカルエリアネットワーク)は1種のネットワーク仮想化技術で、VLANに対する1種の拡張であり、レイヤー3ネットワークを透過してレイヤー2を拡張することができる。VXLAN機能をサポートする製品が各メーカーにより開発されているが、いずれもVXLANトンネル相手側のIPアドレスとポートを予め設定しているのであって、複数のVXLANトンネルを通じてデータを伝送することができるが、データを異なるトンネルエンドポイントに的確に直接伝送することができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、データ分配の方法、システム、動作制御装置、端末機器、サーバ、及びコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様において、本願の実施例はCPE(Customer premises equipment:顧客構内設備)に適用されるデータ分配の方法を提供し、前記データの分配方法は、データ収集制御モジュールからの、データメッセージが含まれるIPデータパケットを受信するステップと、前記データメッセージの宛先アドレスを取得するステップと、前記宛先アドレスに応じて、前記データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、VXLANメッセージを得るステップと、前記VXLANメッセージをサーバに送信するステップと、を含む。
【0006】
第2の態様において、本願の実施例はサーバに適用されるデータ分配の方法を提供し、前記データ分配の方法は、CPEからの、外層UDP(User Datagram Protocol:ユーザデータグラムプロトコル)アドレスが前記サーバのアドレスであるVXLANメッセージを受信するステップと、前記VXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルのデータメッセージを得るステップと、前記データメッセージに基づいて、データパラメータを得るステップと、前記データパラメータに基づいて、動作命令を制御モジュールに送信することにより、対応する制御調整動作を前記制御モジュールに実行させるステップと、を含む。
【0007】
第3の態様において、本願の実施例はデータ分配のシステムを提供し、前記データ分配のシステムは、CPEと、サーバと、を備える。前記CPEは、データ収集制御モジュールからの、データメッセージが含まれるIPデータパケットを受信し、前記データメッセージの宛先アドレスを取得し、前記宛先アドレスに応じて、前記データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、VXLANメッセージを得て、前記VXLANメッセージをサーバに送信する。前記サーバは、前記CPEからの、外層UDP宛先アドレスが前記サーバのアドレスである前記VXLANメッセージを受信し、前記VXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルの前記データメッセージを得て、前記データメッセージに基づいて、データパラメータを得て、前記データパラメータに基づいて、動作命令を制御モジュールに送信することにより、対応する制御調整動作を前記制御モジュールに実行させる。
【0008】
第4の態様において、本願の実施例は動作制御装置を提供し、前記動作制御装置は、少なくとも1つの制御プロセッサと、前記少なくとも1つの制御プロセッサと通信可能に接続されたメモリと、を備え、前記メモリには前記少なくとも1つの制御プロセッサにより実行できる命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも1つの制御プロセッサにより実行された場合、前記少なくとも1つの制御プロセッサは本願の第1の態様の実施例に記載のデータ分配の方法を実行できる。
【0009】
第5の態様において、本願の実施例は、本願の第4の態様に記載の動作制御装置を備える端末機器を提供する。
【0010】
第6の態様において、本願の実施例はサーバを提供し、前記サーバは、少なくとも1つの制御プロセッサと、前記少なくとも1つの制御プロセッサと通信可能に接続されたメモリと、を備え、前記メモリには前記少なくとも1つの制御プロセッサにより実行できる命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも1つの制御プロセッサにより実行された場合、前記少なくとも1つの制御プロセッサは本願の第2の態様の実施例に記載のデータ分配の方法を実行できる。
【0011】
第7の態様において、本願の実施例はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータ実行可能な命令が記憶され、前記コンピュータ実行可能な命令は、本願の第1の態様の実施例に記載のデータ分配の方法又は本願の第2の態様の実施例に記載のデータ分配の方法をコンピュータに実行させるように構成されている。
【0012】
本願の他の特徴及び利点は、後の明細書において説明され、明細書から部分的に明らかになるか、又は本願を実施することによって理解される。本願の目的及び他の利点は、明細書、特許請求の範囲及び図面において特別に指摘される構成によって達成し、得ることができる。
【0013】
添付図面は、本願の技術案の更なる理解を提供するものであり、明細書の一部を構成し、本願の実施例と共に本願の技術案を解釈するために使用され、本願の技術案に対する限定を構成するものではない。
以下では、図面と実施例を組み合わせて本願をさらに説明する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本願の実施例により提供されるデータ分配のシステムの構成模式図である。
【
図2】本願の実施例により提供されるデータ分配方法のステップのフローチャートである。
【
図3】本願の実施例により提供されるデータ分配方法のサブステップのフローチャートである。
【
図4】本願の別の実施例により提供されるデータ分配方法のステップのフローチャートである。
【
図5】本願の実施例により提供されるデータ分配のシステムの模式図である。
【
図6】本願の別の実施例により提供されるデータ分配のシステムの全体のフローチャートである。
【
図7】本願の実施例により提供される動作制御装置の構成模式図である。
【
図8】本願の実施例により提供されるサーバの構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本部分は、本願の具体的な実施例について詳細に説明し、本願のいくつかの実施例が添付図面に示され、図面の役割は、明細書の文字部分の記載を図形で補足することで、本願の各技術的特徴及び全体的な技術的解決手段を直感的かつ具体的に理解することを可能にすることであるが、本願の保護範囲への制限であると理解すべきではない。
本願の説明において、別途明確な限定がない限り、「設置」、「取付」、「接続」等の用語は、広義に理解されるべきである。当業者は、技術手段の具体的な内容と合わせて、本願における上記の用語の具体的な意味合いを合理的に確定してもよい。
【0016】
現在では、5Gは通信業界においてますます広く応用されるようになり、業界のアプリケーションでは各ネットワークノードがレイヤー2データの相互伝送を実現することが求められることが多い。VXLANは、(Virtual Local Area Network、仮想ローカルエリアネットワーク)に対する1種の拡張であり、VXLANは、レイヤー3ネットワークを透過してレイヤー2を拡張することができる。VXLAN機能をサポートする製品が各メーカーにより開発されているが、いずれもVXLANトンネル相手側のIPアドレスとポートを予め設定しているのであって、データを異なるトンネルエンドポイントに的確に伝送することができない。しかも、実際の応用では、ネットワークにおいて大レイヤー2のデータインタラクションとサーバによるデータ処理とを実現するために、5GのCPE端末にVXLAN機能をサポートすることが必要であるほかに、コアネットワークの要素が異なる端末からのデータに対して異なる処理を行い、コアネットワーク側のサーバが端末から報告されたデータに対して分析処理をしてから、対応する制御ユニットに送信して更なる処理を行わせることが必要である。
【0017】
これに基づいて、本願の実施例は、VXLANのトンネルエンドポイントを動的に変更し、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させ、トンネル相手側のサーバによるデータ処理の複雑度を低減させることができるデータ分配の方法、システム、動作制御装置及び端末機器を提供する。
【0018】
以下、添付の図面に関連して、本願の実施例についてさらに説明する。
【0019】
図1を参照し、
図1は、本願の実施例により提供されるデータ分配のシステムの構成模式図であり、このデータ分配のシステムは、データ収集制御モジュールと、CPEと、サーバとを備える。データ収集制御モジュールは、データを収集し、オリジナルデータメッセージを生成し、IPデータパケットを用いてデータメッセージをCPEに送信することができる。CPEは、データ収集制御モジュールからのIPデータパケットを受信し、IPデータパケット内のデータメッセージの宛先アドレスを取得し、データメッセージの宛先アドレスに応じて、データメッセージに対してVXLANカプセル化を行い、VXLANトンネルエンドポイントを動的に変更し、VXLANメッセージを対応するサーバに的確に送信することができる。サーバは、CPE側と接続されるVVXLANトンネルを構築し、CPEからのVXLANメッセージを受信し、VXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルデータメッセージを得て、データメッセージに基づいてデータパラメータを得て、データパラメータに基づいて、制御モジュールに動作命令を送信することができる。
【0020】
図2を参照し、本願の実施例は、CPEに適用されるデータ分配の方法を提供し、この方法は、ステップS100、ステップS200、ステップS300及びステップS400を含むが、これらに限定されない。
【0021】
ステップS100において、データ収集制御モジュールからの、データメッセージが含まれるIPデータパケットを受信する。
【0022】
ステップS200において、データメッセージの宛先アドレスを取得する。
【0023】
ステップS300において、宛先アドレスに応じて、データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、VXLANメッセージを得る。
【0024】
ステップS400において、VXLANメッセージをサーバに送信する。
【0025】
一実施例において、データ収集制御モジュールは、データを収集してオリジナルデータメッセージを生成し、IPデータパケットを用いてデータメッセージをCPEに送信する。CPEは、データ収集制御モジュールからの、データメッセージが含まれるIPデータパケットを受信し、データメッセージを解析してデータメッセージの宛先アドレスを取得し、データメッセージの宛先アドレスに応じて、データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、VXLANメッセージを得て、VXLANメッセージを対応するサーバに直接送信する。これにより、VXLANトンネルエンドポイントの動的な変更を実現し、データを異なるトンネルエンドポイントに的確に送信することができ、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させ、トンネル相手側のサーバによるデータ処理の複雑度を低減させる。
【0026】
なお、オリジナルのデータメッセージはレイヤー2データであり、CPEは、データメッセージの宛先アドレスに応じてデータメッセージに対してVXLANカプセル化を実行する過程において、オリジナルのレイヤー2データを変更しなくてもよい。
【0027】
なお、いくつかの場合と比べて、CPE側でトンネル相手側のアドレスを変更できるため、すなわち、VXLANメッセージがネットワークに送信される前にデータパケットのトンネルアドレスを変更し、VXLANメッセージの事前転送が実現されるため、コアネットワーク側のサーバが転送機能を担う必要がなくなり、トンネル相手側のサーバによるデータ処理の複雑度を低減させ、個々のサーバの実現複雑度を低減させる。
【0028】
本願の実施例は、データ分配の方法を提供し、
図3に示すように、
図3は、
図2におけるステップS300の細分化されたステップの模式フローチャートであり、ステップS300は、ステップS310、ステップS320及びステップS330を含むが、これらに限定されるものではない。
【0029】
ステップS310において、宛先アドレスと、予め設定されたサーバアドレステーブルとに基づいて、宛先アドレスに対応するサーバアドレスを得る。
【0030】
なお、CPE側には、ユニキャストサーバとマルチキャストサーバのIPアドレスを予め設定してもよい。これにより、宛先アドレスと予め設定されたサーバアドレステーブルに基づいて、宛先アドレスに対応するサーバアドレスを得て、予め設定されたサーバアドレスをトンネル相手側のエンドポイントとしてVXLANトンネルを確立することができる。
【0031】
ステップS320において、サーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数のアドレスとする。
【0032】
ステップS330において、データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、トンネルエンドポイントサーバ変数のアドレスをVXLANメッセージ外層UDP宛先アドレスとする。
【0033】
一実施例において、CPEには、サーバアドレステーブルが予め設定されている。CPEは、データメッセージの宛先アドレスを取得した後、宛先アドレスと、予め設定されたサーバアドレステーブルとに基づいて、データメッセージの宛先アドレスに対応するサーバアドレスを探し出す。探し出されたサーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数Sに保存し、すなわち、探し出されたサーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数Sのアドレスとする。データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行する過程において、トンネルエンドポイントサーバ変数SのアドレスをVXLANメッセージ外層UDP宛先アドレスとし、すなわち、カプセル化後のVXLANメッセージ外層UDP宛先アドレスはデータメッセージの宛先アドレスに対応するサーバアドレスである。これにより、VXLANトンネルエンドポイントの動的な変更を実現し、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させ、トンネル相手側のサーバによるデータ処理の複雑度を低減させる。
【0034】
なお、サーバは、ユニキャストサーバとマルチキャストサーバとを含み、CPEに予め設定されるサーバアドレステーブルは、ユニキャストサーバアドレスとマルチキャストサーバアドレスとを含む。
【0035】
一実施例において、宛先アドレスのタイプがマルチキャストアドレスであると判定した場合、予め設定されたマルチキャストサーバアドレステーブルに基づいて、データメッセージの宛先アドレスに対応するマルチキャストサーバアドレスを得る。CPEは、データメッセージから宛先アドレスを取得し、宛先アドレスのタイプを判定し、データメッセージのタイプがマルチキャストアドレスであると判定した場合、予め設定されたマルチキャストサーバアドレステーブルから、データメッセージの宛先アドレスに対応するマルチキャストサーバアドレスを探し出し、このマルチキャストサーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数Sに保存し、トンネルエンドポイントサーバ変数Sのアドレスとし、さらに、トンネルエンドポイントサーバ変数SのアドレスをVXLANメッセージ外層UDP宛先アドレスとする。これにより、VXLANトンネルエンドポイントの動的な変更を実現し、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させ、トンネル相手側のサーバによるデータ処理の複雑度を低減させる。
【0036】
一実施例において、宛先アドレスのタイプがユニキャストアドレスであると判定した場合、予め設定されたユニキャストサーバアドレステーブルに基づいて、データメッセージの宛先アドレスに対応するユニキャストサーバアドレスを得る。CPEは、データメッセージから宛先アドレスを取得し、宛先アドレスのタイプを判定し、データメッセージのタイプがユニキャストアドレスであると判定した場合、予め設定されたユニキャストサーバアドレステーブルから、データメッセージの宛先アドレスに対応するユニキャストサーバアドレスを探し出し、このユニキャストサーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数Sに保存し、トンネルエンドポイントサーバ変数Sのアドレスとし、さらに、トンネルエンドポイントサーバ変数SのアドレスをVXLANメッセージ外層UDP宛先アドレスとする。これにより、VXLANトンネルエンドポイントの動的な変更を実現し、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させ、トンネル相手側のサーバによるデータ処理の複雑度を低減させる。
【0037】
図4を参照し、本願の実施例は、サーバに適用されるデータ分配の方法をさらに提供し、この方法は、ステップS1100、ステップS1200、ステップS1300及びステップS1400を含むが、これらに限定されない。
【0038】
ステップS1100において、CPEからの、外層UDPアドレスがこのサーバのアドレスであるVXLANメッセージを受信する。
【0039】
ステップS1200において、VXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルのデータメッセージを得る。
【0040】
ステップS1300において、データメッセージに基づいて、データパラメータを得る。
【0041】
ステップS1400において、データパラメータに基づいて、動作命令を制御モジュールに送信することにより、対応する制御調整動作を制御モジュールに実行させる。
【0042】
一実施例において、コアネットワーク側のサーバは、CPE側と接続されるVXLANトンネルを構築し、CPEからの、外層UDPアドレスがこのサーバのアドレスであるVXLANメッセージを受信することができる。サーバは、受信されたVXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルのデータメッセージを得て、データメッセージを解析してデータパラメータを得て、データパラメータに基づいて、動作命令を制御モジュールに送信することにより、対応する制御調整動作を制御モジュールに実行させる。VXLANトンネルエンドポイントのサーバはVXLANメッセージの転送機能を担わないため、VXLANトンネルエンドポイントのサーバによるデータ処理の複雑度がある程度低減し、個々のサーバを実現する複雑度もある程度低減する。
【0043】
なお、本実施例では、VXLANトンネルの両側はそれぞれCPE側とサーバ側となっており、CPEがVXLANメッセージを送信し、コアネットワーク側のサーバがVXLANメッセージを受信し、データをCPE側からサーバ側に直接送信することができ、ネットワーク使用率が向上する。
【0044】
なお、CPEは、VXLANトンネルエンドポイントを変更することができ、VXLANメッセージはネットワークに送信される前に事前に転送され、VXLANトンネル相手側のサーバによるデータ処理の複雑度が低減し、すなわち、VXLANメッセージを転送する必要がないため、データを処理する方式が減少し、個々のサーバが実現しやすくなる。
【0045】
図5を参照し、本願の実施例は、CPEとサーバとを備えるデータ分配のシステムをさらに提供する。
【0046】
CPEは、データ収集制御モジュールからの、データメッセージが含まれるIPデータパケットを受信し、データメッセージの宛先アドレスを取得し、宛先アドレスに応じて、データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、VXLANメッセージを得て、VXLANメッセージをサーバに送信する。
【0047】
サーバは、CPEからの、外層UDP宛先アドレスがサーバのアドレスであるVXLANメッセージを受信し、VXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルのデータメッセージを得て、データメッセージに基づいて、データパラメータを得て、データパラメータに基づいて、動作命令を制御モジュールに送信することにより、対応する制御調整動作を制御モジュールに実行させる。
【0048】
なお、本実施例では、VXLANトンネルの両側がそれぞれCPE側とサーバ側であり、CPE側において、データメッセージの宛先アドレスに応じて、データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行することができるため、VXLANトンネルエンドポイントの動的な変更を実現することにより、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させる。
【0049】
また、CPEがVXLANトンネルのエンドポイントを動的に変更することができるので、すなわち、VXLANメッセージをCPE側で事前に転送することができるので、サーバ側はVXLANメッセージの転送機能を提供する必要がなく、VXLAN相手側のサーバによるデータ処理の複雑度を低減させ、個々のサーバを実現する複雑度を低減させる。
【0050】
一実施例において、CPEは、宛先アドレスと、予め設定されたサーバアドレステーブルとに基づいて、宛先アドレスに対応するサーバアドレスを得て、サーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数Sに保存し、すなわち、サーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数のアドレスとし、データメッセージに対してVXLANカプセル化を実行し、カプセル化の過程において、トンネルエンドポイントサーバ変数SのアドレスをVXLANメッセージ外層UDPの宛先アドレスとする。
【0051】
なお、CPEにはサーバアドレステーブルが予め設定されており、サーバアドレステーブルは、ユニキャストサーバ及びマルチキャストサーバのIPアドレスを含み、データメッセージの宛先アドレスに基づいてサーバアドレステーブルを調べ、対応するサーバアドレス得ることができる。
【0052】
一実施例において、CPEは、データメッセージの宛先アドレスを取得した後、宛先アドレスのタイプを判定する。宛先アドレスのタイプがマルチキャストアドレスであると判定した場合、予め設定されたマルチキャストサーバアドレステーブルに基づいて、宛先アドレスに対応するマルチキャストサーバアドレスを得て、宛先アドレスのタイプがユニキャストアドレスであると判定した場合、予め設定されたユニキャストサーバアドレステーブルに基づいて、宛先アドレスに対応するユニキャストサーバアドレスを得る。CPEは、宛先アドレスに対応するサーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数Sに保存し、トンネルエンドポイントサーバ変数Sのアドレスとし、さらに、トンネルエンドポイントサーバ変数SのアドレスをVXLANメッセージ外層UDPの宛先アドレスとし、データメッセージに対するVXLANカプセル化を実行し、カプセル化されたVXLANメッセージを対応するサーバに送信する。CPEは、VXLANメッセージを異なるトンネルエンドポイントに的確に送信し、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させることができる。VXLAN相手側のサーバはVXLANメッセージを転送する必要がないため、サーバによるデータ処理の複雑度を低減させ、個々のサーバが実現しやすくなる。
【0053】
以下に、
図6に関連して、データ分配のシステムについて詳細に説明する。
【0054】
一実施例において、データ収集制御モジュールは、データを収集してオリジナルのレイヤー2データメッセージを生成し、IPデータパケットを用いてデータメッセージをCPEに送信する。CPEは、IPデータパケットを受信し、IPデータパケットに含まれるデータメッセージを取得し、データメッセージを解析してデータメッセージの宛先アドレスを取得し、宛先アドレスのタイプを判定する。宛先アドレスがマルチキャストアドレスである場合、予め設定されたマルチキャストサーバアドレステーブルを探し出し、データメッセージの宛先アドレスに対応するマルチキャストサーバアドレスS1を得て、宛先アドレスがユニキャストアドレスである場合、予め設定されたユニキャストサーバアドレステーブルを探し出し、宛先アドレスに対応するユニキャストサーバアドレスS2を得る。CPEは、探し出されたサーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数Sに保存し、サーバアドレスをトンネルエンドポイントサーバ変数Sのアドレスとし、さらに、トンネルエンドポイントサーバ変数SのアドレスをVXLANメッセージ外層UDPの宛先アドレスとし、データメッセージに対するVXLANカプセル化を実行してVXLANメッセージを得て、カプセル化されたVXLANメッセージをサーバにネットワークを通じて送信する。サーバは、外層UDP宛先アドレスがこのサーバのアドレスであるVXLANメッセージを受信する。サーバは、このVXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルのレイヤー2データメッセージを得て、データメッセージを解析してデータパラメータを得て、データパラメータに基づいて、対応する制御モジュールに動作命令を送信することにより、対応する制御調整動作を制御モジュールに実行させる。本実施例において、CPEは、VXLANのトンネルエンドポイントを動的に変更することができ、サーバは、CPEと接続されるVXLANトンネルを構築することができ、データがCPE側から異なるサーバに的確に送信され、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させ、VXLANトンネル相手側のサーバによるデータ処理の複雑度を低減させ、個々のサーバが実現しやすくなる。
【0055】
図7を参照し、本願の実施例は、動作制御装置700を提供し、動作制御装置700は、少なくとも1つの制御プロセッサ710と、少なくとも1つの制御プロセッサ710と通信可能に接続されたメモリ720と、を備え、メモリ720には少なくとも1つの制御プロセッサ710により実行できる命令が記憶され、命令が少なくとも1つの制御プロセッサ710により実行された場合、少なくとも1つの制御プロセッサ710は
図2又は
図3のデータ分配の方法を実行できる。
【0056】
一実施例において、データ収集制御モジュールは、データを収集してオリジナルデータメッセージを生成し、IPデータパケットを用いてデータメッセージをCPEに送信し、CPEは、データ収集制御モジュールからのIPデータパケットを受信し、IPデータパケットに含まれるデータメッセージから宛先アドレスを取得し、宛先アドレスに応じてデータメッセージに対してVXLANカプセル化を行い、その後、カプセル化されたVXLANメッセージをサーバに送信する。VXLANのトンネルエンドポイントの動的な変更を実現し、データを異なるトンネルエンドポイントに的確に送信することができ、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させ、また、VXLANトンネル相手側のサーバによるデータ処理の複雑度を低減させ、個々のサーバを実現する複雑度を低減させる。
【0057】
本願の実施例は、
図7の動作制御装置700を備える端末機器を提供する。
【0058】
本実施例において、データ収集制御モジュールは、データを収集してオリジナルデータメッセージを生成し、IPデータパケットを用いてデータメッセージをCPEに送信し、CPEは、データ収集制御モジュールからのIPデータパケットを受信し、IPデータパケットに含まれるデータメッセージから宛先アドレスを取得し、宛先アドレスに応じてデータメッセージに対してVXLANカプセル化を行い、その後、カプセル化されたVXLANメッセージをサーバに送信する。この端末機器は、VXLANのトンネルエンドポイントを動的に変更し、データを異なるトンネルエンドポイントに的確に送信することができ、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させ、また、VXLANトンネル相手側のサーバによるデータ処理の複雑度を低減させ、個々のサーバを実現する複雑度を低減させる。
【0059】
図8を参照し、本願の実施例は、サーバ800を提供し、サーバ800は、少なくとも1つの制御プロセッサ810と、少なくとも1つの制御プロセッサ810と通信可能に接続されたメモリ820と、を備え、メモリ820には少なくとも1つの制御プロセッサ810により実行できる命令が記憶され、命令が前記少なくとも1つの制御プロセッサ810により実行された場合、少なくとも1つの制御プロセッサ810は
図4のデータ分配の方法を実行できる。
【0060】
本実施例において、サーバは、CPEからの、外層UDPアドレスがこのサーバのアドレスであるVXLANメッセージを受信し、VXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルのデータメッセージを得て、データメッセージに基づいて、データパラメータを得て、データパラメータに基づいて、動作命令を制御モジュールに送信することにより、対応する制御調整動作を制御モジュールに実行させる。VXLANトンネルエンドポイントのサーバはVXLANメッセージの転送機能を提供しないため、データ処理の複雑度が低減し、個々のサーバが実現しやすくなる。
【0061】
本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、このコンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータ実行可能な命令が記憶されており、このコンピュータ実行可能命令は、上述した方法実施例におけるデータ分配の方法、例えば以上に説明した
図2の方法ステップS100からS400、
図3の方法ステップS310からS330及び
図4の方法ステップS1100からS1400を、コンピュータに実行させるように構成されている。
【0062】
本願の実施例は、CPEに適用されるデータ分配の方法、サーバに適用されるデータ分配の方法、データ分配のシステム、動作制御装置、端末機器、サーバ及びコンピュータ可読記憶媒体を含む。本願の実施例により提供される案によれば、データ収集制御モジュールは、データを収集してオリジナルデータメッセージを生成し、IPデータパケットを用いてデータメッセージをCPEに送信し、CPEは、データ収集制御モジュールからのIPデータパケットを受信し、IPデータパケットに含まれるデータメッセージから宛先アドレスを取得し、宛先アドレスに応じてデータメッセージに対してVXLANカプセル化を行い、その後、カプセル化されたVXLANメッセージをサーバに直接送信する。サーバは、CPEからの、外層UDP宛先アドレスがこのサーバのアドレスであるVXLANメッセージを受信する。サーバは、このVXLANメッセージに対してカプセル化解除を実行し、オリジナルのデータメッセージを得て、このデータメッセージに基づいて、データパラメータを得て、データパラメータに基づいて、動作命令を制御モジュールに送信することにより、対応する制御調整動作を制御モジュールに実行させる。本願の実施例により提供される案によれば、VXLANのトンネルエンドポイントを動的に変更し、データを異なるトンネルエンドポイントに的確に送信することができ、ネットワーク内での無駄なデータの伝送を減少させ、ネットワーク使用率を向上させる。
【0063】
上記で開示された方法の全部又は一部のステップ、システムは、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、及びそれらの適切な組み合わせとして実施してもよい。一部又は全部の物理的組立体は、中央処理装置、デジタルシグナルプロセッサ又はマイクロプロセッサのようなプロセッサにより実行されるソフトウェアとして、あるいはハードウェアとして、あるいは特定用途向け集積回路のような集積回路として実施してもよい。そういったソフトウェアは、コンピュータ可読媒体上に分散してもよく、コンピュータ可読媒体はコンピュータ記憶媒体又は非一時的な媒体及び通信媒体又は一時的な媒体を含んでもよい。コンピュータ記憶媒体という用語は、情報、例えばコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール又は他のデータを記憶するための任意の方法又は技術において実現される、揮発性及び不揮発性、取り外し可能及び取り外し不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスクDVDもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶装置、又は所望の情報を記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体を含むが、これらに限定されない。さらに、通信媒体は通常、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は搬送波又は他の伝送メカニズムのような変調データ信号中の他のデータを含み、任意の情報伝送媒体を含んでもよい。
【0064】
以上、添付図面を組み合わせて本願の実施例について詳細に説明したが、本願は上記実施例に限定されるものではなく、前記当業者が有する知識の範囲内で、本願の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
【国際調査報告】