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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-23
(54)【発明の名称】折畳み携帯型表示デバイス
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/00 20060101AFI20241016BHJP
   G09F 9/30 20060101ALI20241016BHJP
   G09F 9/33 20060101ALI20241016BHJP
   H10K 59/10 20230101ALI20241016BHJP
   H10K 77/10 20230101ALI20241016BHJP
   H01L 33/00 20100101ALI20241016BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20241016BHJP
   F16C 11/04 20060101ALI20241016BHJP
   G09F 9/40 20060101ALI20241016BHJP
   H10K 59/95 20230101ALI20241016BHJP
【FI】
G09F9/00 350
G09F9/30 365
G09F9/33
H10K59/10
H10K77/10
H01L33/00 L
H04M1/02 C
F16C11/04 F
G09F9/40 301
H10K59/95
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024514556
(86)(22)【出願日】2021-09-07
(85)【翻訳文提出日】2024-03-05
(86)【国際出願番号】 US2021049232
(87)【国際公開番号】W WO2023038614
(87)【国際公開日】2023-03-16
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】イン-シン,リー
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ミンハン
(72)【発明者】
【氏名】イン,パイセン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,ヤオ-ミン
(72)【発明者】
【氏名】シアン,リウ・ジェン
【テーマコード(参考)】
3J105
3K107
5C094
5F142
5G435
5K023
【Fターム(参考)】
3J105AA04
3J105AA05
3J105AA12
3J105AB02
3J105AB24
3J105AC10
3J105BC02
3J105DA12
3K107AA01
3K107BB01
3K107CC33
3K107CC42
3K107CC43
3K107DD17
3K107EE63
3K107FF15
3K107GG53
5C094AA31
5C094BA23
5C094BA27
5C094BA43
5C094DA06
5C094HA10
5F142AA51
5F142GA02
5G435AA06
5G435BB05
5G435BB12
5G435EE02
5G435EE16
5G435EE49
5G435LL07
5K023AA07
5K023DD08
5K023HH07
5K023PP02
5K023PP16
(57)【要約】
一例では、折畳みデバイスは、第1の軸および第2の軸を画定しているヒンジアセンブリと、第1の軸の周りのヒンジアセンブリに回転可能に接続された第1のシャフトを含む第1のアセンブリと、第2の軸の周りのヒンジアセンブリに回転可能に接続された第2のシャフトを含む第2のアセンブリと、第1のシャフトの上に取り付けられた第1の歯車と、第2のシャフトの上に取り付けられた第2の歯車とを含み、第1の歯車は第2の歯車と噛み合って、第1のアセンブリと第2のアセンブリの動きを同期させるように構成され、折畳みデバイスは、第1のシャフトの上に取り付けられた第1の部材と、第2のシャフトの上に取り付けられた第2の部材とをさらに含み、第1の部材および第2の部材は、第1のアセンブリおよび第2のアセンブリを回転させるために必要な力を強くするように集合的に構成され、折畳みデバイスは、第1のアセンブリおよび第2のアセンブリにわたるディスプレイをさらに含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折畳みデバイスであって、
第1の軸および第2の軸を画定しているヒンジアセンブリと、
前記第1の軸の周りの前記ヒンジアセンブリに回転可能に接続された第1のシャフトを含む第1のヒンジアームを備えた第1のアセンブリと、
前記第2の軸の周りの前記ヒンジアセンブリに回転可能に接続された第2のシャフトを含む第2のヒンジアームを備えた第2のアセンブリと、
前記第1のシャフトの上に取り付けられた第1の歯車と、
前記第2のシャフトの上に取り付けられた第2の歯車とを備え、
前記第1の歯車が前記第2の歯車と噛み合って、前記第1のアセンブリと前記第2のアセンブリの動きを同期させるように構成され、
前記折畳みデバイスは、
前記第1のシャフトの上に取り付けられた第1の力部材と、
前記第2のシャフトの上に取り付けられた第2の力部材とをさらに備え、
前記第1の力部材および前記第2の力部材は、前記第1のアセンブリおよび前記第2のアセンブリを回転させるために必要な力を強くするように集合的に構成され、
前記折畳みデバイスは、
前記第1のアセンブリの内部表面および前記第2のアセンブリの内部表面にわたる連続ディスプレイをさらに備える、折畳みデバイス。
【請求項2】
前記第1の力部材は第1の円板ばねを備え、前記第2の力部材は第2の円板ばねを備える、請求項1に記載の折畳みデバイス。
【請求項3】
前記第1の円板ばねの外部表面は前記第1の歯車の内部表面と係合し、
前記第1の円板ばねの内部表面は前記第1のシャフトの外部表面と係合し、
前記第2の円板ばねの外部表面は前記第2の歯車の内部表面と係合し、
前記第2の円板ばねの内部表面は前記第2のシャフトの外部表面と係合する、
請求項2に記載の折畳みデバイス。
【請求項4】
前記折畳みデバイスは、
前記第1のシャフトを前記ヒンジアセンブリに固着するように構成された第1の保持部材と、
前記第2のシャフトを前記ヒンジアセンブリに固着するように構成された第2の保持部材と
をさらに備える、請求項1~請求項3のいずれかに記載の折畳みデバイス。
【請求項5】
前記第1のシャフトは第1のねじ付きセクションを備え、前記第2のシャフトは第2のねじ付きセクションを備え、前記第1の保持部材は、前記第1のねじ付きセクションにねじ込まれるように構成された第1のナットを備え、前記第2の保持部材は、前記第2のねじ付きセクションにねじ込まれるように構成された第2のナットを備える、請求項4に記載の折畳みデバイス。
【請求項6】
前記第1の歯車および前記第2の歯車は、前記ヒンジアセンブリの内部表面と摩擦係合するように構成される、請求項1~請求項5のいずれかに記載の折畳みデバイス。
【請求項7】
前記折畳みデバイスが前記ヒンジアセンブリの周りで完全に開くと、前記第1のアセンブリの内部表面が前記第2のアセンブリの内部表面と同一平面上に配置され、
前記折畳みデバイスは、
前記第1のアセンブリに取り付けられ、かつ、前記ヒンジアセンブリの第1の縁に対して関節接続して、前記折畳みデバイスが完全に開くと一次可撓性セグメントを支持するように構成された第1の折畳み式サポートプラットフォームと、
前記第2のアセンブリに取り付けられ、かつ、前記ヒンジアセンブリの第2の縁に対して関節接続して、前記折畳みデバイスが完全に開くと少なくとも前記一次可撓性セグメントを支持するように構成された第2の折畳み式サポートプラットフォームと
をさらに備える、請求項1~請求項6のいずれかに記載の折畳みデバイス。
【請求項8】
前記折畳みデバイスが完全に開くと、前記第1の折畳み式サポートプラットフォームが前記第1の縁の長さの少なくとも半分と接触し、前記第2の折畳み式サポートプラットフォームが前記第2の縁の長さの少なくとも半分と接触する、請求項7に記載の折畳みデバイス。
【請求項9】
前記表示連続は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイまたはマイクロ発光ダイオードディスプレイを備える、請求項1~請求項8のいずれかに記載の折畳みデバイス。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
背景
ディスプレイを含むデバイスは表示デバイスと呼ぶことができる。一般に、可能な限りディスプレイのサイズ(例えば画像が表示される面積)を大きくすることが場合によっては望ましい。ディスプレイのサイズを大きくすることにより、場合によってはそのディスプレイを含んだデバイスが大きくなり、かつ、扱いにくくなる。例えば、より大きいディスプレイを有するデバイスは、ポケット、バッグ、等々にうまく入らないことがある。デバイスのサイズを不当に大きくすることなくディスプレイのサイズを大きくする1つの方法は、ディスプレイを折り畳む(例えば半分に)ことができるよう、デバイスを折畳み式にすることである。しかしながら折畳みディスプレイは、ディスプレイが曲がる部分で折目が付くことがある。
【発明の概要】
【0002】
概要
一般に、本開示の態様は、スパンがサポートされた折畳み式連続ディスプレイを含む折畳みデバイスを対象としている。折畳みデバイスは、少なくとも2つのアセンブリ(例えばパネル)と、それらのアセンブリを、デバイスが閉じていると見なされる折り畳まれた状態、およびデバイスが開いていると見なされる展開した状態にすることができるように構成された機構とを含むことができる。デバイスが展開した状態にある場合、ディスプレイを見ることができ、また、ディスプレイはすべてのアセンブリの内部表面の少なくとも一部を覆うことができる。したがってデバイスは、連続ディスプレイであると見なすことができる(すなわち、アセンブリ同士の間の境界を跨いでデバイスが連続しているため)。このような折畳みデバイスを利用することにより、デバイスは、デバイスが折り畳まれた状態にある場合の長さおよび/または幅を過度に大きくすることなく、比較的大きい長さおよび/または幅(例えば表示面積)を有するディスプレイを含むことができる。この方法によれば、大型スクリーン携帯型デバイスの「ポケット収納性」を改善することができる。
【0003】
デバイスは、アセンブリの動きを同期させる様々な構成要素を含むことができる。例えばデバイスは、アセンブリの動きを同期させる複数の歯車を含むことができる。動きを同期させるために、これらの構成要素は、2つのアセンブリをそれらの2つのアセンブリが取り付けられるヒンジアセンブリに対して鏡映位置に維持させることができる。いくつかの例では、アセンブリを回転させるために必要な力を強くすることが場合によっては望ましい。
【0004】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、折畳みデバイスは、アセンブリを回転させるために必要な力を強くするように構成された力部材を含むことができる。例えば折畳みデバイスは、アセンブリが回転するシャフトの上に取り付けられた、アセンブリを回転させるために必要な力を強くするように構成された円板ばねを含むことができる。この方法によれば、力部材は、より剛直な感触を折畳みデバイスに提供することができる。この方法によれば、同じく、力部材は、完全に開いた位置と完全に閉じた位置の間の中間位置(例えばこれらのアセンブリが互いにほぼ90度の角度で位置する半分開いた位置)で折畳みデバイスを保持することができる。
【0005】
一例では、折畳みデバイスは、第1の軸および第2の軸を画定しているヒンジアセンブリと、第1の軸の周りのヒンジアセンブリに回転可能に接続された第1のシャフトを含む第1のヒンジアームを備えた第1のアセンブリと、第2の軸の周りのヒンジアセンブリに回転可能に接続された第2のシャフトを含む第2のヒンジアームを備えた第2のアセンブリと、第1のシャフトの上に取り付けられた第1の歯車と、第2のシャフトの上に取り付けられた第2の歯車であって、第1の歯車が第2の歯車と噛み合って、第1のアセンブリと第2のアセンブリの動きを同期させるように構成される、第2の歯車と、第1のシャフトの上に取り付けられた第1の力部材と、第2のシャフトの上に取り付けられた第2の力部材であって、第1の力部材および第2の力部材が、第1のアセンブリおよび第2のアセンブリを回転させるために必要な力を強くするように集合的に構成される、第2の力部材と、第1のアセンブリの内部表面および第2のアセンブリの内部表面にわたる連続ディスプレイとを含む。
【0006】
添付の図面および以下の説明に、1つまたは複数の例についての詳細が示されている。本開示の他の特徴、目的および利点は、その説明および図面から、また、特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1A】本開示の1つまたは複数の態様による、多重剛直セグメント可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの断面を示す略図である。
図1B】本開示の1つまたは複数の態様による、多重剛直セグメント可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの断面を示す略図である。
図2】本開示の1つまたは複数の態様による、複数の折り畳まれた状態の可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスを示す略図である。
図3】本開示の1つまたは複数の態様による、サポートプラットフォームを有する可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの構成要素の分解図を示す略図である。
図4A】本開示の1つまたは複数の態様による、様々な位置にサポートプラットフォームを有する可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの断面を示す略図である。
図4B】本開示の1つまたは複数の態様による、様々な位置にサポートプラットフォームを有する可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの断面を示す略図である。
図5A】本開示の1つまたは複数の態様による、様々な位置にサポートプラットフォームを有する可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの断面を示す略図である。
図5B】本開示の1つまたは複数の態様による、様々な位置にサポートプラットフォームを有する可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの断面を示す略図である。
図6】本開示の1つまたは複数の態様による、力部材を有する折畳みデバイスの構成要素の分解図を示す略図である。
図7A】本開示の1つまたは複数の態様による、力部材を有する折畳みデバイスの構成要素の分解図の様々な斜視図を示す略図である。
図7B】本開示の1つまたは複数の態様による、力部材を有する折畳みデバイスの構成要素の分解図の様々な斜視図を示す略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
詳細な説明
図1Aは、本開示の1つまたは複数の態様による、多重剛直セグメント可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの断面を示す略図である。デバイス100の例は、折畳み式スマートフォン、折畳み式タブレット、折畳み式電子リーダ、折畳み式ゲーミングシステム、またはディスプレイを含む任意の他の折畳み式携帯型デバイスなどの折畳み式モバイルコンピューティングデバイスを含む。
【0009】
図1Aに示されているように、デバイス100は、第1のアセンブリ102、第2のアセンブリ104、連続ディスプレイ106およびヒンジアセンブリ122を含む。第1のアセンブリ102は、y-方向に第1の軸を画定している第1の軸116Aの周りに回転するように構成することができ、また、第2のアセンブリ104は、y-方向に第2の軸を画定している第2の軸116Bの周りに回転するように構成することができる。第1のアセンブリ102および第2のアセンブリ104の各々は、内部表面および外部表面を含むことができる。z-軸に沿ってデバイス100を見下ろすと、第1のアセンブリ102の外部表面を見ることができ、また、z-軸に沿ってデバイス100を見上げると、第2のアセンブリ104の外部表面を見ることができる。第1のアセンブリ102および第2のアセンブリ104の内部表面は、デバイス100が閉じていると、外からは見ることはできない。
【0010】
図1Aに示されているように、第1のアセンブリ102は主論理ボード134を含むことができ、また、第2のアセンブリ104は電池136を含むことができる。これは第1のアセンブリ102/第2のアセンブリ104の間での構成要素の単に一例示的配置にすぎず、他の配置も可能である。例えば第1のアセンブリ102および第2のアセンブリ104の両方がそれぞれの電池を含むことができる。
【0011】
連続ディスプレイ106は、データをデバイス100のユーザが見ることができる画像にすることができる。例えば連続ディスプレイ106は、個別に制御することができるピクセルの行列を含むことができる。連続ディスプレイ106の例には、それらに限定されないが、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、マイクロ発光ダイオード(microLED)ディスプレイ、または視覚情報をデバイス100のユーザに出力することができる同様の単色またはカラーディスプレイがある。
【0012】
いくつかの例では、デバイス100は、連続ディスプレイ106に加えて、1つまたは複数のディスプレイを含むことができる。例えば図1Aに示されているように、デバイス100は、第1のアセンブリ302の外部表面に第1の追加ディスプレイを含むことができる(例えばディスプレイ198)。いくつかの例では、デバイス100は、第2のアセンブリ104の外部表面に第2の追加ディスプレイをさらに含むことができる。
【0013】
連続ディスプレイ106、第1の追加ディスプレイおよび/または第2の追加ディスプレイのうちの1つまたは複数は存在感応ディスプレイであってもよい。いくつかの例では、存在感応ディスプレイは、スクリーンの前および/またはスクリーンの近くにいる対象を検出することができる。一例示的範囲として、存在感応ディスプレイは、スクリーンの2インチ以内に存在している指またはスタイラスなどの対象を検出することができる。存在感応ディスプレイは、対象が検出されたスクリーンの場所(例えば(x、y)座標)を決定することができる。別の例示的範囲では、存在感応ディスプレイはスクリーンから6インチ以内の対象を検出することができ、また、他の範囲も可能である。存在感応ディスプレイは、容量性、誘導性および/または光学認識技術を使用して、ユーザの指によって選択されたスクリーンの場所を決定することができる。いくつかの例では、存在感応ディスプレイは、触覚刺激、音響刺激またはビデオ刺激を使用してユーザに出力を同じく提供する。
【0014】
連続ディスプレイ106は、第1のアセンブリ102に取り付けられた(例えば第1のアセンブリ102の内部表面に配置され、かつ、第1のアセンブリ102の内部表面と同一平面上に配置されている)第1の剛直セグメント110、可撓性セグメント108、および第2のアセンブリ104に取り付けられた(例えば第2のアセンブリ104の内部表面に配置され、かつ、第1のアセンブリ102の内部表面と同一平面上に配置されている)第2の剛直セグメント112を含む。図1の例から分かるように、可撓性セグメント108は、剛直セグメント110を可撓性セグメント108に接続している剛直セグメント124、および剛直セグメント112を可撓性セグメント108に接続している剛直セグメント126をさらに含む。デバイス100が完全に開くと、剛直セグメント124は第1のアセンブリ102の内部表面と同一平面上に配置されることができ、また、剛直セグメント126は第2のアセンブリ104の内部表面と同一平面上に配置されることができる。しかしながらデバイス100が完全に閉じると、剛直セグメント124は第1のアセンブリ102の内部表面と同一平面上に配置されることができず、また、剛直セグメント126は第2のアセンブリ104の内部表面と同一平面上に配置されることができない。剛直セグメント124は、ヒンジ点130で剛直セグメント110に対して関節接続することができる。剛直セグメント126は、ヒンジ点132で剛直セグメント112に対して関節接続することができる。
【0015】
剛直セグメント110および112は一次剛直セグメントと呼ぶことができ、一方、剛直セグメント124および126は二次剛直セグメントと呼ぶことができる。いくつかの例では、一次剛直セグメントの幅(例えばx方向の)は実質的に二次剛直セグメントの幅より広くすることができる。例えば剛直セグメント124の幅は剛直セグメント110の幅の4分の1(25%)以下であってもよい。同様に、剛直セグメント126の幅は剛直セグメント112の幅の4分の1(25%)以下であってもよい。
【0016】
二次剛直セグメントは、隣接する一次剛直セグメントに対して関節接続することができる。一例として、剛直セグメント124は、ヒンジ点130で剛直セグメント110に対して関節接続することができる。別の例として、剛直セグメント126は、ヒンジ点132で剛直セグメント112に対して関節接続することができる。いくつかの例では、二次剛直セグメントと一次剛直セグメントの間の関節接続点(例えばヒンジ点130および132)は、一次可撓性セグメント108の半径および動きと比較すると、大きい半径および限定された動きを有することができる。一例として、剛直セグメント124は、剛直セグメント110に対して最大45度で関節接続するように構成することができる。別の例として、剛直セグメント126は、剛直セグメント112に対して最大45度で関節接続するように構成することができる。
【0017】
一次可撓性セグメント108は、デバイス100の一方の側の剛直セグメントをデバイス100のもう一方の側の剛直セグメントに接続することができる。例えば図1に示されているように、一次可撓性セグメント108は剛直セグメント124を剛直セグメント126に接続することができる。一次可撓性セグメント108は、少なくとも180度折り畳むように構成することができる(例えばデバイス100を容易に閉じることができるよう)。
【0018】
デバイス100は、連続ディスプレイ106のセグメントを可撓性または剛直にするように構成された1つまたは複数の支持プレート(例えばバッカープレート)を含むことができる。支持プレートは、連続ディスプレイ106(例えばOLED)の放射要素と、第1のアセンブリ102および第2のアセンブリ104の内部表面との間に配置することができる。
【0019】
いくつかの例では、デバイス100は、連続ディスプレイ106のセグメントのためのそれぞれの支持プレートを含むことができる。例えば1つまたは複数の支持プレートは、第1の剛直セグメント110に取り付けられた第1の支持プレート、第2の剛直セグメント112に取り付けられた第2の支持プレート、剛直セグメント124に取り付けられた第3の支持プレート、および/または剛直セグメント126に取り付けられた第4の支持プレートを含むことができる。
【0020】
いくつかの例では、1つまたは複数の支持プレートは、連続ディスプレイ106のセグメントをそれぞれのアセンブリ上で支持する第1のアセンブリ102および第2のアセンブリ104の各々のためのそれぞれの支持プレートを含むことができる。例えば1つまたは複数の支持プレートは、第1の剛直セグメント110、および第1の剛直セグメント110と剛直セグメント124の間の湾曲を許容するように構成される剛直セグメント124に取り付けられた第1の支持プレート、ならびに第2の剛直セグメント112、および第2の剛直セグメント112と剛直セグメント126の間の湾曲を許容するように構成される剛直セグメント126に取り付けられた第2の支持プレートを含むことができる。
【0021】
いくつかの例では、1つまたは複数の支持プレートは、第1のアセンブリ102と第2のアセンブリ104の両方の上の連続ディスプレイ106のセグメントに取り付けられる単一の支持プレートを含むことができる。例えば1つまたは複数の支持プレートは、一次可撓性セグメント108およびすべての一次剛直セグメントおよび二次剛直セグメント(例えば第1の剛直セグメント110、第2の剛直セグメント112、剛直セグメント124および剛直セグメント126)に取り付けられた単一の支持プレートを含むことができる。単一の支持プレートは、セグメント同士の間の湾曲を許容するように構成することができる。セグメント同士の間の湾曲を許容するために、隣接するセグメント間の境界で支持プレートをエッチングし、および/または穿孔することができる。
【0022】
図1Bは、本開示の1つまたは複数の態様による、複数の二次剛直セグメントを含む多重剛直セグメント可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの断面を示す略図である。図1Bに示されているように、ディスプレイ106は、一次剛直セグメント110および112、一次可撓性セグメント108、および二次剛直セグメント124および126を含むことができる。
【0023】
いくつかの例では、ヒンジアセンブリ122は、デバイス100が完全に閉じると、ディスプレイ106の少なくとも一部が後退することができる空洞を含むことができる。例えば以下でさらに詳細に考察されるように、ヒンジアセンブリ122の中央領域は、一次可撓性セグメント108の少なくとも一部を受け取るために「中空にする」ことができる。図1Bに示されているように、折畳みデバイス100が完全に閉じると、一次可撓性セグメントの頂点(例えば一次可撓性セグメント108の頂点109)が、第1の軸および第2の軸に対して平行の平面(例えば第1の軸116Aおよび第2の軸116Bに対して平行の平面150)よりも、ヒンジアセンブリの外部表面(例えばヒンジアセンブリ122の外部表面123)により接近する。デバイス100が完全に閉じた場合に、ディスプレイ106の少なくとも一部を後退させることにより、デバイス100は回転および摺動機構の必要性を回避することができる。この方法によれば、折畳み式表示デバイスの設計を単純にすることができる。
【0024】
図2は、本開示の1つまたは複数の態様による、複数の折り畳まれた状態の可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスを示す略図である。図2から分かるように、ディスプレイの一次可撓性セグメントの少なくとも一部は、折畳みデバイスが閉じている間、ヒンジアセンブリ内に存在している。同じく図2に示されているように、折畳みデバイスが完全に開くと、第1のアセンブリの内部表面は第2のアセンブリの内部表面と同一平面上に配置される。
【0025】
図3は、本開示の1つまたは複数の態様による、サポートプラットフォームを有する可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの構成要素の分解図を示す略図である。上で考察したように、折畳みデバイスは、折畳みデバイス300のディスプレイを支持する1つまたは複数の折畳み式サポートプラットフォームを含むことができる。例えば図3に示されているように、折畳みデバイス300は折畳み式サポートプラットフォーム382および384を含むことができる。
【0026】
例えば折畳み式サポートプラットフォーム382は第1のアセンブリ302中に含めることができ、デバイス300が完全に開くと、連続ディスプレイの一部(例えば二次剛直セグメント124および/または一次可撓性セグメント108の少なくとも一部)を支持することができる。同様に、折畳み式サポートプラットフォーム384は第2のアセンブリ304中に含めることができ、デバイス300が完全に開くと、連続ディスプレイの一部(例えば二次剛直セグメント126および/または一次可撓性セグメント108の少なくとも一部)を支持することができる。
【0027】
デバイス300などの折畳みデバイスは、折畳み式サポートプラットフォーム382/384を動作させるように構成される構成要素352を含むことができる。例えばデバイス300が完全に閉じた状態から完全に開いた状態へ移動すると、構成要素352は、折畳み式サポートプラットフォーム382/384を展開させることができる。同様に、デバイス300が完全に開いた状態から完全に閉じた状態へ移動すると、構成要素352は、折畳み式サポートプラットフォーム382/384を後退させることができる。この方法によれば、デバイス300が閉じると、構成要素352は、ディスプレイ306の一部がヒンジアセンブリ122などのヒンジアセンブリ内に存在することができるよう、折畳み式サポートプラットフォーム382/384を退かせることができる。
【0028】
図3の例に示されているように、構成要素352は、シャフトクリップ353、レバーアーム354Aおよび354B(集合的に「レバーアーム354」)、レバーノブ355Aおよび355B(集合的に「レバーノブ355」)、クランプストップ356、同期化構成要素357、キャップブラケット358およびヒンジアームアセンブリ359Aおよび359B(集合的に「ヒンジアームアセンブリ359」)を含むことができる。図3に示されているように、ヒンジアームアセンブリ359は、それぞれピンを含むことができ、このピンの上に他の構成要素を取り付けることができる。例えばヒンジアームアセンブリ359Aはピン360Aを含むことができ、このピン360Aの上に少なくともレバーノブ355Aおよびレバーアーム354Aを取り付けることができ、また、ヒンジアームアセンブリ359Bはピン360Bを含むことができ、このピン360Bの上に少なくともレバーノブ355Bおよびレバーアーム354Bを取り付けることができる。ピン360Aは、第1の軸116Aなどの第1の軸の周りに心出しすることができる。ピン360Bは、第2の軸116Bなどの第2の軸の周りに心出しすることができる。
【0029】
デバイス300が開いた位置と閉じた位置の間を移動すると、レバーノブ355は、それらのそれぞれの軸上で固定された状態を維持することができる。例えば図3に示されているように、ピン360Aの外部幾何構造およびレバーノブ355Aの内部幾何構造は、レバーノブ355Aがピン360Aの周りに回転するのを防止することができる。同様に、ピン360Bの外部幾何構造およびレバーノブ355Bの内部幾何構造は、レバーノブ355Bがピン360Bの周りに回転するのを防止することができる。ピン360はそれぞれ第1のアセンブリおよび第2のアセンブリに取り付けられているため(例えばヒンジアームアセンブリ359を介して)、このような構造によれば、レバーノブ355は、それぞれ第1のアセンブリおよび第2のアセンブリと同期して回転することになる。
【0030】
閉から開へ移行する特定の点(例えば155度)で、レバーノブ355の付属品によってレバーアーム354が回転することになる。レバーアーム354が回転すると、折畳み式サポートプラットフォーム382/384が展開することになる。例えばレバーアーム354Aが回転すると、折畳み式サポートプラットフォーム384をディスプレイ(例えばディスプレイ106)の後部表面に向かって押し上げることができる。同様に、レバーアーム354Bが回転すると、折畳み式サポートプラットフォーム382をディスプレイの後部表面に向かって押し上げることができる。
【0031】
図3に示されているように、折畳み式サポートプラットフォーム382/384の各々は、それぞれ、ヒンジアームアセンブリ359のヒンジアームアセンブリの中の穴と合致するように構成されているピンを含むことができる。例えば折畳み式サポートプラットフォーム382は、ヒンジアームアセンブリ359Aの穴362Aと合致するように構成されたピン361Aを含むことができる。同様に、折畳み式サポートプラットフォーム384は、ヒンジアームアセンブリ359Bの穴362Bと合致するように構成されたピン361Bを含むことができる。図3には折畳み式サポートプラットフォーム382/384の1つの端部しか示されていないが、折畳み式サポートプラットフォーム382/384の他の端部も、ピン361A/361Bと同様のピンを含むことができることが理解される。
【0032】
折畳み式サポートプラットフォーム382/384は、レバーアーム354によって押されると、ピン361A/361Bの周りに回転するように構成することができる。例えば折畳み式サポートプラットフォーム382をディスプレイの後部表面に向かって押すために、レバーアーム354Bは、折畳み式サポートプラットフォーム382Aをピン361Aの周りに回転させることができる。同様に、折畳み式サポートプラットフォーム384をディスプレイの後部表面に向かって押すために、レバーアーム354Aは、折畳み式サポートプラットフォーム384をピン361Bの周りに回転させることができる。
【0033】
図4Aおよび図4Bは、本開示の1つまたは複数の態様による、様々な位置にサポートプラットフォームを有する可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの断面を示す略図である。図4Aおよび図4Bに示されているように、折畳みデバイス400は、第1のアセンブリ402、第2のアセンブリ404、連続ディスプレイ406およびヒンジアセンブリ422を含むことができる。図4Aおよび図4Bの折畳みデバイス400、第1のアセンブリ402、第2のアセンブリ404、連続ディスプレイ406およびヒンジアセンブリ422は、図1Aおよび図1Bの折畳みデバイス100、第1のアセンブリ102、第2のアセンブリ104、連続ディスプレイ106およびヒンジアセンブリ122の例であってもよい。折畳みデバイス400は、レバーアーム454Aおよび454B(集合的に「レバーアーム454」)、および折畳み式サポートプラットフォーム482/484を同じく含むことができる。図4のレバーアーム454および折畳み式サポートプラットフォーム482/484は、図3のレバーアーム354および折畳み式サポートプラットフォーム382/384の例であってもよい。
【0034】
上で考察したように、折畳みデバイスは、移動して折畳み式サポートプラットフォームを展開させるレバーアームを含むことができる。例えば図4Aおよび図4Bに示されているように、レバーアーム454は折畳み式サポートプラットフォーム482および484を展開させることができる。このような構造は1つまたは複数の欠点をもたらし得る。例えばレバーアーム454は、湾曲または破損などの様々な故障に遭遇し得る。レバーアーム454が故障すると、折畳み式サポートプラットフォーム482および484が不完全に展開することになり、これは望ましいことではない。
【0035】
図5Aおよび図5Bは、本開示の1つまたは複数の態様による、様々な位置にサポートプラットフォームを有する可撓性ディスプレイを有する折畳みデバイスの断面を示す略図である。折畳みデバイス500は上で考察したデバイス100の例であってもよい。図5Aは、完全に開いた位置における折畳みデバイス500を示している。説明を目的として、図5Bは、一方の側が開き/一方の側が閉じた位置にある折畳みデバイスを示しているが、このような位置は実際には不可能であり得る(例えば第1のアセンブリおよび第2のアセンブリは、ヒンジアセンブリに対して同じ相対配向を維持するために同期化することができる)。図5Aおよび図5Bに示されているように、折畳みデバイス500は、第1のアセンブリ502、第2のアセンブリ504、ヒンジアセンブリ522、連続ディスプレイ506、第1の折畳み式サポートプラットフォーム582および第2の折畳み式サポートプラットフォーム584を含む。図5Aおよび図5Bの第1のアセンブリ502、第2のアセンブリ504、ヒンジアセンブリ522および連続ディスプレイ506は、図1Aおよび図1Bの第1のアセンブリ102、第2のアセンブリ104、ヒンジアセンブリ122、連続ディスプレイ106の例であってもよい。同様に、一次可撓性セグメント508は、図1の一次可撓性セグメント108の例であってもよい。
【0036】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、折畳み式サポートプラットフォーム582/584およびヒンジアセンブリ522は、デバイス500が閉状態から開状態へ移行すると、折畳み式サポートプラットフォーム582/584がヒンジアセンブリ522の縁585/589に対して関節接続され、それにより折畳み式サポートプラットフォーム582/584が展開して、連続ディスプレイ506の少なくとも一次可撓性セグメント508を支持するように構成することができる。例えばデバイス500が閉状態から開状態へ移行すると、折畳み式サポートプラットフォーム582の下部表面がヒンジアセンブリの縁585と接触することになり得る。デバイス500が開状態により接近して移行すると、折畳み式サポートプラットフォーム582は、折畳み式サポートプラットフォーム582が展開した状態に押し込まれ(例えばそこで折畳み式サポートプラットフォーム582の上部表面が連続ディスプレイ506のための支持を提供する(例えば連続ディスプレイ506のための剛直バッキングとして機能する))よう、縁585に対して関節接続し得る(例えば縁585上でピボットし、および/または縁585上を摺動し得る)。同様に、デバイス500が開状態により接近して移行すると、折畳み式サポートプラットフォーム584は、折畳み式サポートプラットフォーム584が展開した状態に押し込まれ(例えばそこで折畳み式サポートプラットフォーム584の上部表面が連続ディスプレイ506のための支持を提供する(例えば連続ディスプレイ506のための剛直バッキングとして機能する))よう、縁589に対して関節接続し得る(例えば縁589上でピボットし、および/または縁585上を摺動し得る)。
【0037】
上で考察したように、折畳みデバイスの電子構成要素(例えば電池、プロセッサ、データ記憶装置、無線トランシーバ、等々)を様々なアセンブリ間で分散させることができる。したがって場合によっては、第1のアセンブリ502と第2のアセンブリ504の間に電気相互接続を提供することが望ましい。本開示の1つまたは複数の態様によれば、デバイス500は、第1のアセンブリ502の電気構成要素を第2のアセンブリ504の電気構成要素と接続するように構成された可撓性印刷回路578を含むことができる。可撓性印刷回路578は、デバイス500を開閉している間のはさみ、またはさもなければ損傷を回避するように経路化することができる。例えば図5Bに示されているように、可撓性印刷回路578は、折畳み式サポートプラットフォーム582/584とヒンジアセンブリ522の間で経路化することができる。折畳み式サポートプラットフォーム582/584およびヒンジアセンブリ522のいずれの組合せも、可撓性印刷回路578に適応するためのリリーフカットを含むことができる。開位置における可撓性印刷回路578の経路は578Oで表されている。同様に、閉位置における可撓性印刷回路578の経路は578Cで表されている。
【0038】
一般に、折畳み式サポートプラットフォーム582/584の場合、一様なサポートを提供することが場合によっては望ましい。さらに、折畳み式サポートプラットフォーム582/584およびヒンジアセンブリ522の公差要求事項を最小化することが場合によっては望ましい。折畳み式サポートプラットフォーム582/584およびヒンジアセンブリ522がすべて金属で形成される場合、一様なサポートを保証するためには公差を比較的厳密に維持することが場合によっては必要である。上で言及したように、このような厳密な公差は、場合によっては望ましくない。
【0039】
本開示の1つまたは複数の態様によれば、デバイス500は、折畳み式サポートプラットフォーム582/584とヒンジアセンブリ522の間の軸受点にシムを含むことができる。例えばシム586は折畳み式サポートプラットフォーム582に取り付けることができる(例えば接着剤を使用して)。シム586は、第1の縁585にもたれ掛かって折畳み式サポートプラットフォーム582を関節接続するように構成することができる。同様に、シム588は折畳み式サポートプラットフォーム584に取り付けることができ(例えば接着剤を使用して)、また、第2の縁589にもたれ掛かって折畳み式サポートプラットフォーム584を関節接続するように構成することができる。シム586および588は、発泡体などの非金属材料で形成することができる。シム586および588を含むことにより、折畳み式サポートプラットフォーム582/584およびヒンジアセンブリ522のうちの1つまたは複数の公差を緩くすることができる。
【0040】
折畳み式サポートプラットフォーム582/584とヒンジアセンブリ522の間のシム(例えばシム586および588)に対する追加または別法として、デバイス500は、折畳み式サポートプラットフォーム582/584と第1/第2のアセンブリ502/504の間の軸受点にシムを含むことも可能である。例えばシム574は第1のアセンブリ502に取り付けることができる(例えば接着剤を使用して)。シム574は、折畳み式サポートプラットフォーム582にもたれ掛かるように構成することができる。同様に、シム576は第2のアセンブリ504に取り付けることができ(例えば接着剤を使用して)、また、折畳み式サポートプラットフォーム584にもたれ掛かるように構成することができる。シム574および576は、発泡体などの非金属材料で形成することができる。シム574および576を含むことにより、折畳み式サポートプラットフォーム582/584および第1/第2のアセンブリ502/504のうちの1つまたは複数の公差を緩くすることができる。追加または別法として、シム574および576を含むことにより、デバイス500を開/閉することによって生成される雑音(例えばキーキーという音)を小さくすることができる。
【0041】
図6は、本開示の1つまたは複数の態様による、力部材を有する折畳みデバイスの構成要素の分解図を示す略図である。図6に示されているように、デバイス600は、第1のアセンブリ602、第2のアセンブリ604、ヒンジアセンブリ622、同期化構成要素657、力部材663Aおよび663B(集合的に「力部材663」)、ヒンジアームアセンブリ659Aおよび659B(集合的に「ヒンジアームアセンブリ659」)、および保持部材653Aおよび653B(集合的に「保持部材653」)を含むことができる。デバイス600は図1のデバイス100の例であってもよい。第1のアセンブリ602、第2のアセンブリ604およびヒンジアセンブリ622は、図5Aおよび図5Bの第1のアセンブリ502、第2のアセンブリ504およびヒンジアセンブリ522の例であってもよい。
【0042】
図6に示されているように、ヒンジアームアセンブリ659は、それぞれ、軸の周りに心出しされたシャフトを含むことができる。例えばヒンジアームアセンブリ659Aは、第1の軸616A(軸116Aの例であってもよい)上で心出しされたシャフト660Aを含むことができ、また、ヒンジアームアセンブリ659Bは、第2の軸616B(軸116Bの例であってもよい)上で心出しされたシャフト660Bを含むことができる。
【0043】
いくつかの例では、シャフト660Aおよび660B(集合的に「シャフト660」)は、保持部材653などの保持部材を受け取るように構成されたセクションを含むことができる。シャフトのうちのあるセクションは、様々な方法で保持部材を受け取るように構成することができる。一例として、図6に示されているように、シャフト660は、それぞれ、逆ねじが切られた保持部材を受け取るためのねじ付きセクション(例えば、ねじ付きセクション666Aおよび666B)を含むことができる。別の例として、シャフト660は、それぞれ、クリップ型保持部材(例えば図7Aおよび図7Bに示されている)を受け取るように構成された溝付きセクションを含むことができる。
【0044】
シャフト660の外部幾何構造は、シャフト660に対して回転ロックが掛かった状態で構成要素をシャフト660の上に置くことができるように構成することができる。例えば図6に示されているように、シャフト660の外部表面はカムにすることができる。
【0045】
同期化構成要素657は、第1のアセンブリ602と第2のアセンブリ604の回転を同期させるように構成することができる。したがって図2に示されているのと同様、第1のアセンブリ602および第2のアセンブリ604は、ヒンジアセンブリ622に対して同様の角偏向を維持することができる。例えば第1のアセンブリ602が軸616Aの周りに45度回転すると、同期化構成要素657は、第2のアセンブリ602を軸616Bの周りに45度回転させることができる(逆方向ににもかかわらず)。図6に示されているように、同期化構成要素657は、シャフト660Aの上に取り付けられた第1の歯車664A、およびシャフト660Bの上に取り付けられた第2の歯車664Bを含むことができる。歯車664Aおよび664B(集合的に「歯車664」)の内部幾何構造は、シャフト660に対する回転をロックするように構成することができる。例えば図6に示されているように、歯車664の少なくとも一部の内部表面断面は、シャフト660の少なくとも一部の外部表面断面に対応し得る。
【0046】
上で言及したように、デバイス600は、様々な構成要素をシャフト660の上に固着するように構成することができる保持部材653を含むことができる。例えば保持部材653は、歯車664および力部材663をシャフト660の上に固着することができる。一例として、保持部材653がナット(例えば図6に示されているように)を含んでいる場合、保持部材653は、シャフト660のねじ付きセクション666にねじ込むことができる。
【0047】
上で言及したように、第1のアセンブリ602および第2のアセンブリ604を回転させるために必要な力を強くすることが場合によっては望ましい。本開示の1つまたは複数の態様によれば、デバイス600は、第1のアセンブリ602および第2のアセンブリ604を回転させるために必要な力を強くするように構成されている力部材663を含むことができる。例えば力部材663は、軸616A/616Bの周りの第1のアセンブリ602および第2のアセンブリ604の回転を阻止する力を提供することができる。いくつかの例では、力部材663は円板ばねを含むことができる。力部材663が圧縮されると、力部材663は軸方向の力を生成して、歯車664の外部表面をヒンジアセンブリ622の内部表面622_ISに押し付けることができる。したがって歯車664はヒンジアセンブリ622の内部表面622_ISと摩擦係合することができる。歯車664と内部表面622_ISの間の摩擦係合の圧力は、第1のアセンブリ602および第2のアセンブリ604を回転させるために必要な力の強さを表すことができる。この方法によれば、力部材663は、より剛直な感触をデバイス600に提供することができる。同じくこの方法によれば、力部材は、完全に開いた位置と完全に閉じた位置の間の中間の位置(例えばアセンブリ602/604が互いにほぼ90度の角度である、半分開いた位置)でデバイス600を保持することができる。
【0048】
一例では、図6の構成要素は以下のように組み立てることができる。歯車664をヒンジアセンブリ622の中に置くことができる。ヒンジアセンブリ622の端部を通して力部材663を挿入し、少なくとも部分的に歯車664の空洞の中に存在させることができる(図7B参照)。ねじ付きセクション666の少なくとも一部がヒンジアセンブリ622の隔壁629を通り越して展開するよう、力部材663および歯車664を通してシャフト660を挿入することができる。バレルカバー627をヒンジアセンブリ622に取り付けることができる(例えばプレスばめ、接着剤または任意の他の適切な技術によって)。保持部材653をシャフト690に取り付けることができる。いくつかの例では、保持部材653がねじ付きセクション666にねじ込まれるトルクを調整して、第1のアセンブリ602および第2のアセンブリ604を回転させるために必要な力の強さを変えることができる。例えば保持部材653のトルクを大きくすることによって力部材663の圧縮を大きくすることができ、延いては第1のアセンブリ602および第2のアセンブリ604を回転させるために必要な力を強くすることができる。
【0049】
折畳み式サポートプラットフォームは図6には示されていないが、このようなプラットフォームは、依然としてヒンジアセンブリ622の縁685および689の上で関節接続することができることが理解される。言い換えると、縁685および689は、図5Aおよび図5Bの縁585および589の例であってもよい。
【0050】
図7Aおよび図7Bは、本開示の1つまたは複数の態様による、力部材を有する折畳みデバイスの構成要素の分解図の様々な斜視図を示す略図である。図7Aおよび図7Bに示されているように、デバイス700は、アセンブリ704、ヒンジアーム759、力部材763および歯車764を含むことができる。デバイス700は図6のデバイス600の例であってもよい。図7Aおよび図7Bのアセンブリ704、ヒンジアーム759、力部材763および歯車764は、図6のアセンブリ604、ヒンジアーム659、力部材663および歯車664の例であってもよい。図7Aおよび図7Bには一方の側しか示されていないが、折畳みデバイスの両側が図7Aおよび図7Bに示されている構成要素と同様の構成要素を含むことができることが理解される。
【0051】
上で言及したように、組み立てられると、力部材の少なくとも一部は、歯車によって画定される空洞の中に存在することができる。例えば図7Bに示されているように、歯車764は、歯車764および力部材763がシャフト760の上に組み立てられると、力部材763が存在することができる空洞を画定することができる。同じく図7Aおよび図7Bに示されているように、組み立てられると、力部材763の外部表面(例えば763_OS)は歯車764の内部表面(例えば764_IS)と係合することができ、力部材763の内部表面(例えば763_IS)はシャフト760の外部表面(例えば760_OS)と係合することができる。
【0052】
図3に示されているように、また、上で考察したように、いくつかの設計は、ヒンジアームのシャフトの上に多くの構成要素を含むことができる。しかしながら本開示は、シャフト上のいくつかの構成要素(例えばレバーアーム354、レバーノブ355および/またはクランプストップ356)を省略/除去することができ、および/またはヒンジアームから一次歯車を除去することができる(例えばいくつかの例では、ヒンジアームは互いに係合する歯車を含んでいなくてもよい)ため、歯車764の深さDを深くすることができる。Dが深くなると歯車同士の間の係合領域を広くすることができるため、深さが深くなることは場合によっては望ましく、それにより弾性エネルギーおよび信頼性を改善することができる。
【0053】
番号が振られた以下の例は、本開示の1つまたは複数の態様を例証することができる。
例1.折畳みデバイスは、第1の軸および第2の軸を画定しているヒンジアセンブリと、第1の軸の周りのヒンジアセンブリに回転可能に接続された第1のシャフトを含む第1のヒンジアームを備えた第1のアセンブリと、第2の軸の周りのヒンジアセンブリに回転可能に接続された第2のシャフトを含む第2のヒンジアームを備えた第2のアセンブリと、第1のシャフトの上に取り付けられた第1の歯車と、第2のシャフトの上に取り付けられた第2の歯車とを備える。第1の歯車は、第2の歯車と噛み合って、第1のアセンブリと第2のアセンブリの動きを同期させるように構成される。折畳みデバイスは、第1のシャフトの上に取り付けられた第1の力部材と、第2のシャフトの上に取り付けられた第2の力部材とをさらに備える。第1の力部材および第2の力部材は、第1のアセンブリおよび第2のアセンブリを回転させるために必要な力を強くするように集合的に構成される。折畳みデバイスは、第1のアセンブリの内部表面および第2のアセンブリの内部表面にわたる連続ディスプレイをさらに備える。
【0054】
例2.例1の折畳みデバイスであって、第1の力部材は第1の円板ばねを備え、第2の力部材は第2の円板ばねを備える。
【0055】
例3.例2の折畳みデバイスであって、第1の円板ばねの外部表面は第1の歯車の内部表面と係合し、第1の円板ばねの内部表面は第1のシャフトの外部表面と係合し、第2の円板ばねの外部表面は第2の歯車の内部表面と係合し、第2の円板ばねの内部表面は第2のシャフトの外部表面と係合する。
【0056】
例4.例1の折畳みデバイスであって、折畳みデバイスは、第1のシャフトをヒンジアセンブリに固着するように構成された第1の保持部材、および第2のシャフトをヒンジアセンブリに固着するように構成された第2の保持部材をさらに備える。
【0057】
例5.例4の折畳みデバイスであって、第1のシャフトは第1のねじ付きセクションを備え、第2のシャフトは第2のねじ付きセクションを備え、第1の保持部材は、第1のねじ付きセクションにねじ込まれるように構成された第1のナットを備え、第2の保持部材は、第2のねじ付きセクションにねじ込まれるように構成された第2のナットを備える。
【0058】
例6.例1の折畳みデバイスであって、第1の歯車および第2の歯車は、ヒンジアセンブリの内部表面と摩擦係合するように構成される。
【0059】
例7.例1の折畳みデバイスであって、折畳みデバイスがヒンジアセンブリの周りで完全に開くと、第1のアセンブリの内部表面が第2のアセンブリの内部表面と同一平面上に配置され、折畳みデバイスは、第1のアセンブリに取り付けられ、かつ、ヒンジアセンブリの第1の縁に対して関節接続して、折畳みデバイスが完全に開くと一次可撓性セグメントを支持するように構成された第1の折畳み式サポートプラットフォームと、第2のアセンブリに取り付けられ、かつ、ヒンジアセンブリの第2の縁に対して関節接続して、折畳みデバイスが完全に開くと少なくとも一次可撓性セグメントを支持するように構成された第2の折畳み式サポートプラットフォームとをさらに備える。
【0060】
例8.例7の折畳みデバイスであって、折畳みデバイスが完全に開くと、第1の折畳み式サポートプラットフォームが第1の縁の長さの少なくとも半分と接触し、第2の折畳み式サポートプラットフォームが第2の縁の長さの少なくとも半分と接触する。
【0061】
例9.例1の折畳みデバイスであって、表示連続は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイまたはマイクロ発光ダイオードディスプレイを備える。
【0062】
以上、本開示において様々な態様を説明した。これらおよび他の態様は、以下の特許請求の範囲の範囲内である。
図1A
図1B
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
【手続補正書】
【提出日】2024-03-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
折畳みデバイスであって、
第1の軸および第2の軸を画定しているヒンジアセンブリと、
前記第1の軸の周りの前記ヒンジアセンブリに回転可能に接続された第1のシャフトを含む第1のヒンジアームを備えた第1のアセンブリと、
前記第2の軸の周りの前記ヒンジアセンブリに回転可能に接続された第2のシャフトを含む第2のヒンジアームを備えた第2のアセンブリと、
前記第1のシャフトの上に取り付けられた第1の歯車と、
前記第2のシャフトの上に取り付けられた第2の歯車とを備え、
前記第1の歯車が前記第2の歯車と噛み合って、前記第1のアセンブリと前記第2のアセンブリの動きを同期させるように構成され、
前記折畳みデバイスは、
前記第1のシャフトの上に取り付けられた第1の力部材と、
前記第2のシャフトの上に取り付けられた第2の力部材とをさらに備え、
前記第1の力部材および前記第2の力部材は、前記第1のアセンブリおよび前記第2のアセンブリを回転させるために必要な力を強くするように集合的に構成され、
前記折畳みデバイスは、
前記第1のアセンブリの内部表面および前記第2のアセンブリの内部表面にわたる連続ディスプレイをさらに備える、折畳みデバイス。
【請求項2】
前記第1の力部材は第1の円板ばねを備え、前記第2の力部材は第2の円板ばねを備える、請求項1に記載の折畳みデバイス。
【請求項3】
前記第1の円板ばねの外部表面は前記第1の歯車の内部表面と係合し、
前記第1の円板ばねの内部表面は前記第1のシャフトの外部表面と係合し、
前記第2の円板ばねの外部表面は前記第2の歯車の内部表面と係合し、
前記第2の円板ばねの内部表面は前記第2のシャフトの外部表面と係合する、
請求項2に記載の折畳みデバイス。
【請求項4】
前記折畳みデバイスは、
前記第1のシャフトを前記ヒンジアセンブリに固着するように構成された第1の保持部材と、
前記第2のシャフトを前記ヒンジアセンブリに固着するように構成された第2の保持部材と
をさらに備える、請求項1~請求項3のいずれかに記載の折畳みデバイス。
【請求項5】
前記第1のシャフトは第1のねじ付きセクションを備え、前記第2のシャフトは第2のねじ付きセクションを備え、前記第1の保持部材は、前記第1のねじ付きセクションにねじ込まれるように構成された第1のナットを備え、前記第2の保持部材は、前記第2のねじ付きセクションにねじ込まれるように構成された第2のナットを備える、請求項4に記載の折畳みデバイス。
【請求項6】
前記第1の歯車および前記第2の歯車は、前記ヒンジアセンブリの内部表面と摩擦係合するように構成される、請求項1~請求項5のいずれかに記載の折畳みデバイス。
【請求項7】
前記折畳みデバイスが前記ヒンジアセンブリの周りで完全に開くと、前記第1のアセンブリの内部表面が前記第2のアセンブリの内部表面と同一平面上に配置され、
前記折畳みデバイスは、
前記第1のアセンブリに取り付けられ、かつ、前記ヒンジアセンブリの第1の縁に対して関節接続して、前記折畳みデバイスが完全に開くと一次可撓性セグメントを支持するように構成された第1の折畳み式サポートプラットフォームと、
前記第2のアセンブリに取り付けられ、かつ、前記ヒンジアセンブリの第2の縁に対して関節接続して、前記折畳みデバイスが完全に開くと少なくとも前記一次可撓性セグメントを支持するように構成された第2の折畳み式サポートプラットフォームと
をさらに備える、請求項1~請求項6のいずれかに記載の折畳みデバイス。
【請求項8】
前記折畳みデバイスが完全に開くと、前記第1の折畳み式サポートプラットフォームが前記第1の縁の長さの少なくとも半分と接触し、前記第2の折畳み式サポートプラットフォームが前記第2の縁の長さの少なくとも半分と接触する、請求項7に記載の折畳みデバイス。
【請求項9】
前記連続ディスプレイは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイまたはマイクロ発光ダイオードディスプレイを備える、請求項1~請求項8のいずれかに記載の折畳みデバイス。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
いくつかの例では、デバイス100は、連続ディスプレイ106に加えて、1つまたは複数のディスプレイを含むことができる。例えば図1Aに示されているように、デバイス100は、第1のアセンブリ102の外部表面に第1の追加ディスプレイを含むことができる(例えばディスプレイ198)。いくつかの例では、デバイス100は、第2のアセンブリ104の外部表面に第2の追加ディスプレイをさらに含むことができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0014】
連続ディスプレイ106は、第1のアセンブリ102に取り付けられた(例えば第1のアセンブリ102の内部表面に配置され、かつ、第1のアセンブリ102の内部表面と同一平面上に配置されている)第1の剛直セグメント110、可撓性セグメント108、および第2のアセンブリ104に取り付けられた(例えば第2のアセンブリ104の内部表面に配置され、かつ、第1のアセンブリ102の内部表面と同一平面上に配置されている)第2の剛直セグメント112を含む。図1の例から分かるように、可撓性セグメント108は、剛直セグメント110を可撓性セグメント108に接続している剛直セグメント124、および剛直セグメント112を可撓性セグメント108に接続している剛直セグメント126をさらに含む。デバイス100が完全に開くと、剛直セグメント124は第1のアセンブリ102の内部表面と同一平面上に配置されることができ、また、剛直セグメント126は第2のアセンブリ104の内部表面と同一平面上に配置されることができる。しかしながらデバイス100が完全に閉じると、剛直セグメント124は第1のアセンブリ102の内部表面と同一平面上に配置されることができず、また、剛直セグメント126は第2のアセンブリ104の内部表面と同一平面上に配置されることができない。剛直セグメント124は、ヒンジ点130で剛直セグメント110に対して関節接続することができる。剛直セグメント126は、ヒンジ点132で剛直セグメント112に対して関節接続することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0017】
一次可撓性セグメント108は、デバイス100の一方の側の剛直セグメントをデバイス100のもう一方の側の剛直セグメントに接続することができる。例えば図1に示されているように、一次可撓性セグメント108は剛直セグメント124を剛直セグメント126に接続することができる。一次可撓性セグメント108は、少なくとも180度折り畳むように構成することができる(例えばデバイス100を容易に閉じることができるよう)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0026】
例えば折畳み式サポートプラットフォーム382は第1のアセンブリ102中に含めることができ、デバイス300が完全に開くと、連続ディスプレイの一部(例えば二次剛直セグメント124および/または一次可撓性セグメント108の少なくとも一部)を支持することができる。同様に、折畳み式サポートプラットフォーム384は第2のアセンブリ104中に含めることができ、デバイス300が完全に開くと、連続ディスプレイの一部(例えば二次剛直セグメント126および/または一次可撓性セグメント108の少なくとも一部)を支持することができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
デバイス300などの折畳みデバイスは、折畳み式サポートプラットフォーム382/384を動作させるように構成される構成要素352を含むことができる。例えばデバイス300が完全に閉じた状態から完全に開いた状態へ移動すると、構成要素352は、折畳み式サポートプラットフォーム382/384を展開させることができる。同様に、デバイス300が完全に開いた状態から完全に閉じた状態へ移動すると、構成要素352は、折畳み式サポートプラットフォーム382/384を後退させることができる。この方法によれば、デバイス300が閉じると、構成要素352は、ディスプレイ106の一部がヒンジアセンブリ122などのヒンジアセンブリ内に存在することができるよう、折畳み式サポートプラットフォーム382/384を退かせることができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0061】
例9.例1の折畳みデバイスであって、連続ディスプレイは有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイまたはマイクロ発光ダイオードディスプレイを備える。
【国際調査報告】