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特表2024-538538トランシーバポイントビーム障害回復
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-23
(54)【発明の名称】トランシーバポイントビーム障害回復
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/28 20090101AFI20241016BHJP
   H04W 16/32 20090101ALI20241016BHJP
   H04W 24/04 20090101ALI20241016BHJP
【FI】
H04W16/28
H04W16/32
H04W24/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024518206
(86)(22)【出願日】2021-09-24
(85)【翻訳文提出日】2024-05-13
(86)【国際出願番号】 CN2021120497
(87)【国際公開番号】W WO2023044827
(87)【国際公開日】2023-03-30
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(72)【発明者】
【氏名】コスケラ,ティモ
(72)【発明者】
【氏名】トゥルティネン,サムリ ヘイッキ
(72)【発明者】
【氏名】ウ,チュンリ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA01
5K067DD11
5K067DD43
5K067DD47
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
5K067EE56
5K067KK02
5K067KK03
(57)【要約】
本開示の実施形態は、TRPビーム障害回復のデバイス、方法、装置及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。この方法は、ビーム障害検出に基づいて第一デバイスに関連付けられた障害のあるセルのセットを決定することと、障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つ以上の障害検出リソースセットをインディケートするビーム障害レポートを生成することとを含む。このようにして、SpCell上のCBRAプロシージャでは、MSG3またはMSGA上に送信される障害のあるサービングセルまたはBFR MACに対するすべての情報を含むのにULグラントが十分でない場合、UEは、BFR MAC CEに含まれる情報を決定し得る。
【選択図】図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
ビーム障害検出に基づいて前記第一デバイスに関連付けられた障害のあるセルのセットを決定することと、
前記障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つ以上の障害検出リソースセットをインディケートするビーム障害レポートを生成することと、
を含む前記方法。
【請求項2】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
前記障害のあるセルのセットのうちのそれぞれにそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さいインデックスを有する1セットの制御リソースセットに関連付けられる、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さい識別子を有する、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
前記障害のあるセルのセットのうちのそれぞれにそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定することと、
前記障害のあるセルのセット内の障害のあるセルのサブセットが1つより多い障害のある障害検出リソースセットによって検出されるという決定に従って、前記障害のあるセルのサブセットのうちの少なくとも一部に対するそれぞれの障害のある第二障害検出リソースセットを決定することであって、前記決定された障害のある第二障害検出リソースセットは前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットとは異なる、前記決定することと、
前記決定された障害のある第一及び前記障害のある第二障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ビーム障害レポートは、前記障害のある第一障害検出リソースセットが決定された後に前記決定された障害のある第二障害検出リソースセットが含まれることに障害があるかどうかのインディケーションを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ビーム障害レポートは、前記障害のあるセルのセット内の1つの障害のあるセルに対する単一障害検出リソースセットまたは1つより多い障害検出リソースセットに障害があるかどうかのインディケーションを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さいインデックスを有する1セットの制御リソースセットに関連付けられる、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さい識別子を有する、請求項5に記載の方法。
【請求項10】
前記障害のあるセルのサブセットのインデックス及び前記ビーム障害レポートのグラントサイズに基づいて、前記障害のあるセルのサブセットのうちの少なくとも一部に対する前記それぞれの障害のある第二障害検出リソースセットを決定することをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項11】
前記障害のあるセルのサブセットのセルタイプ及び前記ビーム障害レポートのグラントサイズに基づいて、前記障害のあるセルのサブセットのうちの少なくとも一部に対する前記それぞれの障害のある第二障害検出リソースセットを決定することをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項12】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
1つより多いTRPが障害のあるセルのそれぞれの1つに対してコンフィグレーションされるという決定に従って、前記障害のあるセルのセットのうちのそれぞれにそれぞれの第一障害検出リソースセット、及び前記障害のあるセルのセットのうちの少なくとも一部に対するそれぞれの第二障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された第一及び第二障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ビーム障害レポートは、前記決定された第一及び第二障害検出リソースセットに障害があるかどうかのそれぞれのインディケーションを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記ビーム障害レポートは、前記決定された第一障害検出リソースセットの識別子のインディケーションを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記ビーム障害レポートは、前記決定された第二障害検出リソースセットに障害があるかどうかのそれぞれのインディケーションを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記障害のあるセルのセットのうちの前記少なくとも一部に対する前記それぞれの第二障害検出リソースセットを決定することは、
以下の、
前記障害のあるセルのセットのインデックス、または
前記障害のあるセルのセットのセルタイプ、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記障害のあるセルのセットから障害のあるセルの一部を決定することと、
前記障害のあるセルの一部のうちのそれぞれに前記それぞれの第二障害検出リソースセットを決定することと、
を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
前記障害のあるセルのセットのセルタイプに基づいて、前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することと、
前記障害のあるセルのセットの前記一部に対するそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することは、
少なくとも1つの障害のあるセルのそれぞれに1つより多い障害検出リソースセットが関連付けられ、少なくとも1つの障害のあるセルのそれぞれに関連付けられた前記1つより多い障害検出リソースセットに障害があるという決定に従って、前記少なくとも1つの障害のあるセルを前記障害のあるセルのセットの前記一部として決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することは、
単一障害検出リソースセットが少なくとも1つの障害のあるセルのそれぞれに関連付けられるという決定に従って、前記少なくとも1つの障害のあるセルを前記障害のあるセルのセットの前記一部として決定することである、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することは、
前記ビーム障害検出のタイプに基づいて、前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項21】
前記第一デバイスの障害のあるセルに関連付けられた1つより多いビーム障害検出リソースセットに障害があり、前記障害のあるセルが前記第一デバイスのスペシャルセルであるという決定に従って、ランダムアクセスプロシージャのメッセージ内で前記ビーム障害レポートを伝送することをさらに含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
1つより多いビーム障害検出リソースセットに関連付けられた複数の障害のある障害検出リソースセットから、前記複数の障害のある障害検出リソースセットに関連付けられた制御リソースセットインデックスに基づいて、障害のある障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された障害のある障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
第一デバイスであって、
少なくとも1つのプロセッサ、及び
コンピュータプログラムコードを有する少なくとも1つのメモリ、
を含み、
前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、請求項1~22のいずれかに記載の方法を前記第一デバイスに少なくとも実行させるように構成される、前記第一デバイス。
【請求項24】
装置であって、
ビーム障害検出に基づいて第一デバイスに関連付けられた障害のあるセルのセットを決定するための手段と、
前記障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つ以上の障害検出リソースセットをインディケートするビーム障害レポートを生成するための手段と、
を含む前記装置。
【請求項25】
装置に、少なくとも請求項18~28のいずれかに記載の方法または請求項1~22のいずれかに記載の方法を実行させるためのプログラム命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、一般に、テレコミュニケーションの分野に関し、特に、トランシーバポイント(TRP)ビーム障害回復のデバイス、方法、装置及びコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、マルチTRPビーム障害回復のサポートが議論されている。例えば、マルチTRP展開のサポートに関する強化には、マルチTRP及び/またはマルチパネルを使用することによって、PDSCH以外のチャネルに対する信頼性及び堅牢性を向上させるための特徴を識別し特定することが含まれ得る。
【0003】
現在のビーム障害検出プロシージャを強化してマルチTRP動作をカバーするために、ベースラインとしてマルチTRPビーム障害レポート(BFR)がセカンダリセル(SCell)のBFRを使用し得ること、つまりユーザ機器(UE)がサービングセルごとに1つより多いビーム障害検出リソースセット(BFD-RS)のセットによってコンフィグレーションされることができることが合意された。
【発明の概要】
【0004】
一般に、本開示の例示の実施形態は、TRPビーム障害回復のソリューションを提供する。
【0005】
第一態様では、方法が提供される。この方法は、ビーム障害検出に基づいて第一デバイスに関連付けられた障害のあるセルのセットを決定することと、障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つ以上の障害検出リソースセットをインディケートするビーム障害レポートを生成することとを含む。
【0006】
第二態様では、第一デバイスが提供される。第一デバイスは、少なくとも1つのプロセッサ、及びコンピュータプログラムコードを有する少なくとも1つのメモリを含み、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、第一態様による方法を第一デバイスに少なくとも実行させるように構成される。
【0007】
第三態様では、装置が提供され、この装置は、ビーム障害検出に基づいて第一デバイスに関連付けられた障害のあるセルのセットを決定するための手段と、障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つ以上の障害検出リソースセットをインディケートするビーム障害レポートを生成するための手段とを含む。
【0008】
第四態様では、コンピュータプログラムが格納されたコンピュータ可読媒体が提供され、コンピュータプログラムは、デバイスの少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、デバイスに、第一態様による方法を実行させる。
【0009】
本開示の実施形態の他の特徴及び利点は、例として本開示の実施形態の原理を示す、添付の図面と併せて読めば、以下の特定の実施形態の説明からも明らかになるであろう。
【0010】
本開示の実施形態は、例の意味で提示され、それらの利点は、添付の図面を参照して、以下でより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本開示の例示の実施形態を実施し得る例示の環境を示す。
図2】本開示のいくつかの例示の実施形態による、TRPビーム障害回復の例示の方法のフローチャートを示す。
図3】本開示のいくつかの例示の実施形態によるBFRの例を示す。
図4】本開示の例示の実施形態を実施するのに適したデバイスの簡略化されたブロック図を示す。
図5】本開示のいくつかの実施形態による、例示のコンピュータ可読媒体のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図面全体を通して、同一または類似の参照番号は、同一または類似の要素を表す。
【0013】
次に、本開示の原理を、いくつかの例示的な実施形態を参照しながら説明する。これらの実施形態は、ただ説明のために記載されたものにすぎず、当業者が本開示を理解し実施するのに役立つものであるが、本開示の範囲については、いかなる制限をも示唆するものではないことを理解されたい。本明細書に記載の開示は、以下に記載されている以外にも様々な方法で実施することができる。
【0014】
下記の説明及び特許請求の範囲では、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、別段の定義がない限り、本開示が属する技術分野の当業者により一般的に理解される意味と同じ意味を有する。
【0015】
「一実施形態」、「実施形態」、「例示の実施形態」等への本開示の言及は、記載の実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを示すが、あらゆる実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を必ずしも含むわけではない。さらに、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。さらに、例示的な実施形態に関連して特定の特徴、構造、または特性が記載されているとき、明示的に記載されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関するそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内であると考えられる。
【0016】
「第1」、及び「第2」などの用語は、様々な要素を説明するために本明細書で使用され得るが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではないことを理解されるものとする。これらの用語は、様々な要素の機能を区別するためにのみ使用される。本明細書で使用するとき、用語「及び/または」は、列記された用語の1つ以上のありとあらゆる組み合わせを包含する。
【0017】
本明細書で使用される用語法は、特定の実施形態の記述のみを目的としたものであり、例示的な実施形態を限定することを意図したものではない。本明細書で使用するとき、単数形の「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明らかに他を示す場合を除き、複数形も含むことを意図している。本明細書で用語「備える」、「備えている」、「有する」、「有している」、「含む」、及び/または「含んでいる」が使用されるときは、それらの用語は、記載された特徴、要素、及び/または構成要素などの存在を指定するものであるが、1つ以上の他の特徴、要素、構成要素、及び/またはそれらの組み合わせの存在または追加を排除するものではないことが理解されよう。
【0018】
本願で使用するとき、用語「回路」は、以下のうちの1つ以上または全てを意味し得る。すなわち、
(a)ハードウェア専用の回路実装(アナログ及び/またはデジタル回路のみで実装など)、
(b)ハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせ、例えば、以下である(適用可能な場合):
(i)アナログ及び/またはデジタルハードウェア回路(複数可)と、ソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせ、
(ii)携帯電話またはサーバなどの装置に様々な機能を実行させるように協働する、ソフトウェアを使用するハードウェアプロセッサ(複数可)(デジタルシグナルプロセッサ(複数可)を含む)、ソフトウェア、及びメモリ(複数可)の任意の部分、
(c)動作のためにソフトウェア(例えばファームウェア)を必要とするハードウェア回路(複数可)、及び/またはマイクロプロセッサ(複数可)もしくはマイクロプロセッサ(複数可)の一部などのプロセッサ(複数可)、ただし、ソフトウェアは、動作に不要なときは存在しない場合がある。
【0019】
回路のこの定義は、あらゆる請求項を含む、本出願書類におけるこの用語のすべての使用に適用される。さらなる例として、回路という用語は、本出願で使用する場合、単なるハードウェア回路またはプロセッサ(もしくは複数のプロセッサ)、あるいはハードウェア回路またはプロセッサの一部、ならびにそれに(またはそれらに)付随するソフトウェア及び/またはファームウェアの一実施態様も包含する。用語「回路」はまた、例えば、特定の請求項要素に該当する場合、モバイルデバイス用のベースバンド集積回路もしくはプロセッサ集積回路、またはサーバ、セルラーネットワークデバイス、もしくは他のコンピューティングデバイスもしくはネットワークデバイス内の同様の集積回路も包含する。
【0020】
本明細書で使用するとき、用語「通信ネットワーク」は、第五世代(5G)システム、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEアドバンスト(LTE-A)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)、狭帯域インターネットオブシングス(NB-IoT)など、任意の適切な通信規格に準拠したネットワークを意味する。さらに、通信ネットワーク内の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、次世代の第5世代(5G)新無線(NR)の通信プロトコル、及び/または現在知られているか、または今後開発される他の何らかのプロトコルを含むがこれらに限定されない、任意の好適な世代の通信プロトコルに従って実行されてもよい。本開示の実施形態は、様々な通信システムに適用することができる。通信における急速な発展を考えると、もちろん、本開示を具現化することができる未来型の通信技術及びシステムも存在するであろう。本開示の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なすべきではない。
【0021】
本明細書では、用語「ネットワークデバイス」は、端末デバイスが、それを介してネットワークにアクセスし、そこからサービスを受ける、通信ネットワーク内のノードを意味する。ネットワークデバイスは、適用される用語法及び技術に応じて、基地局(BS)またはアクセスポイント(AP)、例えば、ノードB(NodeBまたはNB)、発展型NodeB(eNodeBまたはeNB)、NR次世代NodeB(gNB)、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、リレー、フェムト及びピコなどの低電力ノードなどを表し得る。RANスプリットアーキテクチャは、複数のgNB-DU(分散ユニット、ホスティングRLC、MAC及びPHY)を制御するgNB-CU(集約ユニット、ホスティングRRC、SDAP及びPDCP)を含む。中継ノードは、IABノードの一部であるDUに対応してもよい。
【0022】
用語「端末デバイス」は、無線通信することが可能であり得る任意のエンドデバイスを意味する。限定ではなく例として、端末デバイスは、通信デバイス、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)、携帯加入者局、移動局(MS)、またはアクセス端末(AT)と呼ばれることもある。端末デバイスには、移動電話、携帯電話、スマートフォン、ボイスオーバIP(VoIP)電話、ワイヤレスローカルループ電話、タブレット、ウェアラブル端末デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャ端末デバイス、ゲーム端末デバイス、音楽ストレージ及び再生器具、車載ワイヤレス端末デバイス、ワイヤレスエンドポイント、移動局、ラップトップ組み込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、スマートデバイス、ワイヤレス顧客構内機器(CPE)、インターネットオブシングス(IoT)デバイス、時計またはその他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、車両、ドローン、医療機器及びアプリケーション(例えば、リモート手術)、産業用デバイス及びアプリケーション(例えば、生産加工及び/または自動処理チェーンの文脈で動作するロボット及び/または他のワイヤレスデバイス)、家庭用電子機器、商用及び/または産業用ワイヤレスネットワーク上で動作するデバイス、ならびにこれらに類するものなどが含まれ得るが、これらに限定されない。また端末デバイスは、統合されたアクセス及びバックホール(integrated access and backhaul:IAB)ノード(別名、中継ノード)の一部である移動体終端器(Mobile Termination:MT)に対応し得る。以下の説明では、「端末デバイス」、「通信デバイス」、「ターミナル」、「ユーザ機器」及び「UE」という用語は、区別なく用いられてよい。
【0023】
本明細書に記載の機能は、様々な例示の実施形態では、固定及び/または無線ネットワークノードで実行することができるが、他の例示の実施形態では、機能はユーザ機器装置(セル電話またはタブレットコンピュータまたはラップトップコンピュータまたはデスクトップコンピュータまたはモバイルIoTデバイスまたは固定IoTデバイスなど)で実施されてよい。このユーザ機器装置には、例えば、必要に応じて、固定及び/または無線ネットワークノード(複数可)に関連して説明された対応する機能を備えることができる。ユーザ機器装置は、ユーザ機器、及び/またはまたはこのユーザ機器内に設置されるときにユーザ機器を制御するように構成されたチップセットまたはプロセッサなどの制御デバイスであってもよい。このような機能の例には、ブートストラッピングサーバ機能及び/またはホーム加入者サーバが含まれ、これらは、これらの機能/ノードの観点からユーザ機器装置に実行させるように構成されたソフトウェアをユーザ機器装置に提供することによって、ユーザ機器装置で実施されてよい。
【0024】
図1は、本開示の実施形態を実施することが可能である例示的な通信ネットワーク100を示す。図1に示されるように、通信ネットワーク100は、端末デバイス110(以降本明細書では、UE110または第一デバイス110とも称され得る)を含み得る。通信ネットワーク100はTRP120-1及び120-2をさらに含み得、それぞれがセル101及び102のカバレッジ内で端末デバイス110と通信し得る。以降本明細書では、TRP120-1は第一TRP120-1とも称され得、TRP120-2は第二TRP120-2とも称され得る。TRP120-1及び120-2が1つ以上のTRPから構成され得ることを理解されたい。
【0025】
図1に示されるネットワークデバイス及び端末デバイスの数がいかなる限定をも示唆することなく、例示の目的のために与えられていることを理解されたい。通信システム100は、任意の好適な数のネットワークデバイス及び端末デバイスを含み得る。
【0026】
上述のように、マルチTRP動作をカバーするためのビーム障害検出プロシージャにおける強化について説明した。
【0027】
障害のあるTRPに対するBFR情報がメディアアクセス制御制御素子(Media Access Control Control Element:MAC CE)を使用して、プロビジョニングされることができることに合意した。1つのTRP(またTRPは1つまたは複数のTRPを指し得る)の障害は、ビーム障害検出基準信号セットまたはリソースセット内のビーム障害検出基準信号の障害に基づいて決定され得る。いくつかの例示的な実施形態では、TRP上で検出された障害は、TRPに関連付けられた基準信号上で検出された障害を指してもよい。しかしながら、本明細書の実施形態のいずれにおいても、1つのリソースセット(リソースセット内のビーム障害検出リソース)内の基準信号が1つ以上のTRPによって伝送され得ることを理解されたい。いくつかの実施形態では、プライマリセル(PCell)またはセカンダリセル(SCell)と呼ばれ得る、各サービングセルごとに1つまたは複数のビーム障害検出リソースセットが存在する場合がある。1つのスケジューリング要求(SR)(または最大2つ)をUEに対してコンフィグレーションすることができ、UEは、SRを使用して、TRP(つまり、ビーム障害検出リソースセット(BFD-RS))うちの少なくとも1つの障害をインディケートし得る。応答として、ネットワークデバイスは、TRPを回復するためにBFR MAC CEのプロビジョニングに対するアップリンク(UL)グラントをUEにスケジュールし得る。
【0028】
本明細書の実施形態のいずれにおいても、「TRP」及び「BFD-RS」は交換可能に使用され得る。
【0029】
本明細書の実施形態のいずれにおいても、マルチTPR動作及びそのビーム障害回復は、イントラセル展開またはインナーセル展開を指し得る。インターセルマルチTRP動作では、UEは、サービングセルとは異なるセル識別子(すなわち、物理セル識別子(PCI)、またはPCIに関連付けられたインデックス値)に及び関連付けられている物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel:PDCCH)受信に対するアクティブな伝送コンフィグレーションインジケータ(Transmission Configuration Indicator:TCI)状態を有する少なくとも1つの制御リソースセット(Control Resource Set:CORESET)によって(つまり、アクティブなTCI状態によってインディケートされたRSをPDCCHに対する受信仮定として使用して)コンフィグレーションされ得る。
【0030】
いくつかの実施形態では、UEは、UEのサービングセルによって依然としてサービスを受けながら、サービングセルとは異なるセル識別子を有するセルとの間で送受信するようにUEが構成され得る、インターセルビーム管理動作によってコンフィグレーションされ得る(すなわち、UEがサービングセルとは異なるセル識別子を有するセルから信号/チャネルを受信/送信するように構成されるが、サービングセルは同じように変化し得ない)。
【0031】
ULグラントのサイズは通常小さく、UEに関連付けられた複数のセルが障害のあるTRPを有する場合、ネットワークデバイスはUEが送信する必要がある情報の量におけるナレッジを有し得ない。したがって、UEは完全なMAC CEを提供できない可能性がある。
【0032】
さらに、マルチTRP回復に対するBFR MAC CEは、SRなしでいずれかの利用可能なULグラントで送信されることもでき、このグラントは完全なBFR MACに対応するには十分ではない可能性がある。
【0033】
BFR MAC CEは、競合ベースのランダムアクセス(Contention Based Random Access:CBRA)を使用して送信されてもよい。ただし、メッセージA(MSGA)/メッセージ3(MSG3)のグラントサイズは、通常、非常に小さく設定される。UEがスペシャルセル(SpCell)のCBRAを使用してBFRプロシージャを開始し、MSGA/MSG3グラントにBFR MAC CEをインディケートすることを意図するとき、4オクテットのビットマップが使用されるときに切断されたBFR MAC CEであっても56ビットのMSGA/MSG3グラント内に収まらない。以降本明細書では、スペシャルセル(SpCell)は、プライマリセル(PCell)またはプライマリセカンダリセル(PSCell)のうちの1つを含み得る。
【0034】
上述の状況に基づいて、UEがMAC CE内の情報の一部のみを送信し得ることを、切断されたBFR MAC CEがネットワークデバイスにインディケートし得ると規定されている。さらに、報告されるセカンダリセル(SCell)の数を最大にし、それらを(サービングセルのインデックス/識別子の)昇順で含むことによって、ULグラントを超えない範囲内で、ULに可能な限り多くのデータをUEが含み得ることも規定されている。
【0035】
BFRによってコンフィグレーションされたすべてのSCellがBFD-RSセットの数に関して同様の障害検出を行うため、昇順はリリース16でのSCell BFRに対する実現可能なソリューションと考えられることができる。ただし、リリース17では、UEはTRP固有のビーム障害検出に対するコンフィグレーションを有し得る。つまり、そのような検出はサービングセルベースでコンフィグレーションされ得るため、リリース17でビーム障害検出に対してコンフィグレーションされたサービングセルごとに以降のコンフィグレーションをサポートすることができることが予想される。すなわち、サービングセルはTRP固有の障害検出に対してコンフィグレーションされ、両方のTRPに障害があり、サービングセルはTRP固有の障害ではなくレガシー障害検出に対してコンフィグレーションされる。
【0036】
このコンフィグレーションに基づいて、1つのサービングセルをTRP固有の障害によってコンフィグレーションし得、もう1つのサービングセルをセルレベルの障害検出によってコンフィグレーションし得る。この状況では、障害の状況が障害のあるサービングセルごとに異なる可能性があるため、障害のあるサービングセルを昇順でリストすることは現実的ではない可能性がある。
【0037】
ULグラントが完全な情報を収容することができない場合、またはMSG3もしくはMSGA上に送信されるマルチTRPに対するBFR MAC CEの際、マルチTRPビーム障害回復に対して切断されたBFR MAC CEに含まれる情報を決定する方法については今後議論される。
【0038】
したがって、本開示は、TRPビーム障害回復のソリューションを提供する。このソリューションでは、UEは、ビーム障害検出に基づいて、第一デバイスに関連付けられた障害のあるセルのセットを決定し得る。さらに、UEは、障害のあるセルのセットに関連付けられたそれぞれのリソースセットをインディケートするビーム障害レポート(ビーム障害回復要求など)を生成し得る。それぞれのリソースセットは、障害のあるセルのセット内の障害のあるセルのうちのそれぞれ1つに対してコンフィグレーションされた1つまたは複数のトランシーバポイントに対応し得る。このようにして、SpCell上のCBRAプロシージャでは、MSG3またはMSGA上に送信される障害のあるサービングセルまたはBFR MACに対するすべての情報を含むのにULグラントが十分でない場合、UEは、BFR MAC CEに含まれる情報を決定し得る。
【0039】
本開示の原理及び実施態様は、本開示のいくつかの例示的な実施形態による、TRPビーム障害回復の例示的な方法200のフローチャートを示す、図2を参照して下記で詳細に説明される。方法200は、図1に示されるUE110で実施されることができる。考察目的で、方法200は、図1を参照して説明される。
【0040】
ビーム障害回復プロシージャでは、UEは、UE110のサービングセルに対してビーム障害検出(BFD)を実行し得る。210では、UE110は、ビーム障害検出の結果に基づいて、サービングセルから障害のあるセルのセットを決定し得る。
【0041】
220では、UE110は、障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つまたは複数の障害検出リソースセット(BFD-RSセット)をインディケートし得るビーム障害レポートを生成し得る。
【0042】
いくつかの例示的な実施形態では、BFD-RSセットは、BFD-RSセットに関連付けられたインデックスに基づいて識別され得る。ビーム障害回復要求(BFR MAC CE、ビーム障害レポートなど)では、障害のあるBFD-RSセット(インデックス)は、固有の値(例えば、障害のない場合には「0」、そして障害のある場合には「1」またはその逆)を有するビットフィールドを使用してインディケートされ得る。
【0043】
いくつかの例示的な実施形態では、ACフィールドを収容するオクテットは、関連付けられたBFD-RSセットを黙示的にインディケートする。すなわち、2つのオクテットがMAC CEに含まれるとき、障害のあるBFD-RSセットに対するACフィールドを収容する、それぞれが存在する。例えば、障害のあるservCellIndexの場合、第一インデックス値を有する障害のあるBFD-RSセットはMAC CEの一番目にリストされ、第二インデックス値を有する障害のあるBFD-RSセットはMAC CEの二番目にリストされる。このようにして、オクテット位置はBFD-RSセットのインデックス値をエンコードし、ACフィールドを収容するオクテットはそれぞれのBFD-RSセットに関連付けられる。別の例では、MAC CE内にオクテットが1つだけ存在する場合、オクテット内のビットフィールドは障害のあるBFD-RSセットをインディケートし得る。代替に、オクテットが1つだけ存在する場合、そのオクテットは、固有のBFD-RSセットのインデックス値(例えば、第一値または第二値を有するBFD-RSセット)に関連付けられるACフィールドを収容するオクテットに対応する。
【0044】
本明細書の例示的な実施形態のいずれにおいても、ACフィールドを収容するオクテットはバイト(8ビット)に限定され得ず、障害のあるBFD-RSセット(またはTRP)に関連付けられた候補のビーム情報/ビーム障害回復情報を提供するための情報フィールドは2オクテットの長さ、または一般にNビット(N=1,2,3,4..ビット)の長さを有し得る。
【0045】
いくつかの例示的な実施形態では、UE110は、障害のあるセルのセットごとのそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定し得、決定された障害のある第一障害検出リソースセットに基づいてBFRを生成し得る。
【0046】
例えば、利用可能な候補(Available Candidate:AC)フィールドが存在する場合、それを収容するオクテットがServCellIndexに基づいて昇順で含まれ、サービングセルごとにACフィールドを収容する単一オクテットのみが含まれる場合、ACフィールドを収容するオクテット内の1ビットは、障害のあるBFD-RSセット識別子をエンコードし得る。例えば、TRP120-1及びTRP120-2がTRP0(BFD-RSセット#0)及びTRP1(BFD-RSセット#1)と呼ばれることがある場合、エンコードされた障害のあるBFD-RSセットの識別子は0または1であり得る。
【0047】
いくつかの例示的な実施形態では、BFRで報告される決定された障害のある障害検出リソースセット(複数可)は、最下位の制御リソースセット(CORESET)インデックスに関連付けられたRSを収容する、またはより下位の識別子を有するRSを収容するリソースセットに基づいて選択され得る。例えば、BFD-RSセット#0がインデックス#0を有するCORESETに関連付けられたRSを含む場合、そしてBFD-RS#1セットがインデックス#1を有するCORESETに関連付けられたRSを含む場合、BFD-RSセット#0に対する障害インディケーションが優先される。
【0048】
いくつかの例示的な実施形態では、障害のあるサービングセルごとにACフィールドを収容する1オクテットがBFR情報に含まれる場合、UEは、いずれかの障害のあるサービングセルに対するACフィールドを収容するいかなるさらなるオクテットもBFR情報に含まなくてもよい。例として、あるサービングセルについて、両方のBFD-RSセットに障害がある場合(または1つより多いBFD-RSセットに障害がある場合)、UEは、障害のあるRSセットの1つに対応するACフィールドを収容するオクテットを1つだけ含む。
【0049】
いくつかの例示的な実施形態では、障害のあるサービングセルごとにACフィールドを収容する1オクテットがBFR情報に含まれる場合、UEは、より下位の識別子値を有するBFD-RSセットにおける情報を含むことを決定する(例えば、識別子0及び1を有する2セットのBFD-RSが存在し、両方のセットに障害がある場合)。いくつかの例示的な実施形態では、障害のあるサービングセルごとにACフィールドを収容する1オクテットがBFR情報に含まれる場合、UEは、サービングセルに関連付けられたBFD-RSセットにおける情報をインディケートする。例として、インターセルマルチTRP及び/またはインターセルビーム管理では、BFD-RSセットはサービングセルとは異なる識別子を有するセルに関連付けられる場合があり、つまり、UEはサービングセル及びもう1つのセル上でビーム障害検出を実行する。サービングセルとは異なる識別子を有するセルは、サービングセルコンフィグレーションの一部であってもよい。
【0050】
いくつかの例示的な実施形態では、UE110は、障害のあるセルのセットごとにそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定し得る。障害のあるセルのセット内の障害のあるセルのサブセットが1つより多い障害のある障害検出リソースセットによって検出される場合、UE110は、障害のあるセルのサブセットの少なくとも一部に対するそれぞれの障害のある第二障害検出リソースセットを決定し得る。決定された障害のある第二障害検出リソースセットは、決定された障害のある第一障害検出リソースセットとは異なる。次いでUE110は、決定された障害のある第一及び第二障害検出リソースセットに基づいてBFRを生成し得る。
【0051】
例えば、ACフィールドが存在する場合、それを収容するオクテットがServCellIndexに基づいて昇順に含まれ、サービングセルごとにACフィールドを収容する単一オクテットが含まれる場合、そして少なくともサービングセルが1つより多い障害のあるBFD-RSに対して検出された障害を有する場合、UEはサービングセルインデックスの昇順に収容する第二オクテットを含み得る。
【0052】
この場合、障害のある1つのBFD-RSに関連付けられた1つの候補ビームオクテットはサービングセルごとに最初にリストされる。含まれるオクテットのこの第一ラウンドでは、ACフィールドを収容するオクテット内の1ビットは、対応するTRPに関連付けられた障害のあるBFD-RSセットをインディケートし得る。
【0053】
次に、サービングセルの一部が1つより多い障害のあるBFD-RSセットによって検出された場合、1ビットは、含まれるオクテットの第一ラウンドに「他の/別の」障害のあるBFD-RSセットが含まれていたかどうかをインディケートし得る。
【0054】
いくつかの例示的な実施形態では、報告されたセルごとに、ACフィールドを収容するオクテット内の1ビットは、ACフィールドを収容する最初にインディケートされたオクテットの後に第二バイト(ACフィールドオクテット)が続くかどうかをインディケートし得る。
【0055】
いくつかの例示的な実施形態では、BFR情報(MAC CEなど)は、セル内で一方または両方のBFD-RSセットに障害があるかどうかをインディケートするために、ACを収容するオクテットに使用された1ビットを含んでもよい。この情報は、障害がMAC CE内にあることがインディケートされたサービングセルごとに存在してもよい。
【0056】
いくつかの例示的な実施形態では、より下位のCORESETインデックスまたは最下位のCORESETインデックスに関連付けられた(例えばBFD-RSセットがCORESETにアクティブなTCIステートによってインディケートされたRSを含む方法などに関連付けられる)BFD-RSセットの障害情報は、含まれるオクテットの第一ラウンドにインディケートされ得る。任意選択として、この場合、より下位のインデックス/最下位のCORESETインデックスを有するBFD-RSセットに障害がない場合、ACビットは「候補なし」をインディケートし得、このBFD-RSセットに検出された障害がなかったことをインディケートするビットが続く。
【0057】
いくつかの例示的な実施形態では、利用可能なグラントサイズに基づいて、第二BFD-RSセットの障害情報は、第一BFD-RSセットの障害情報の後にインディケートされてよい。任意選択として、第二BFD-RSセットの障害情報をサービングセルIDの昇順/降順内に含んでよい。代替またはさらに、SpCellまたはPUCCH SCellの障害情報が優先されてもよい。例として、サービングセルSCell1及びSCell2に障害があり(サービングセルに対する1つまたは2つのBFD-RSセットに障害があり)、SCell1がPUCCH SCellである場合(つまり、少なくともPUCCH送信に対するアップリンクを有する場合)、SCell1における障害情報はSCell2より優先して含まれる。別の例として、SpCellの障害のあるすべてのBFD-RSセット(例えば、1つまたは2つ)は、常に、SCell(複数可)などの他のセル(複数可)の障害情報よりも優先される。
【0058】
いくつかの例示的な実施形態では、セルがSpCellである場合(そして両方のBFD-RSセットに障害がある場合)、UEは、サービングセルについて(障害のあるBFD-RSセットのそれぞれについて)ACフィールドを有する2オクテットを含み得る。インディケートされたいずれかの障害のあるSCellについて、UEはACフィールドを有する1オクテットのみを含み得る。
【0059】
いくつかの例示的な実施形態では、UE110は、1つより多いTRPが障害のあるセルのそれぞれの1つに対してコンフィグレーションされる場合、障害のあるセルのセットごとに対するそれぞれの第一リソースセット、及び障害のあるセルのセットのうちの少なくとも一部に対するそれぞれの第二リソースセットを決定し得る。UE110は、決定された第一及び第二リソースセットに基づいてビーム障害レポートを生成し得る。
【0060】
例えば、ACフィールドが存在する場合、それを収容するオクテットは、ServCellIndexに基づいて昇順に含まれ、ACフィールドを収容する2オクテット(またはこのServCellIndexが1つのBFD-RSセットを有する場合には1オクテットのみ)は第二TRPの障害ステータスに関係なく含まれる。ServCellIndexに対する2オクテットを含むことができない場合(例えば、サイズ制限、つまり情報量が既に最大になっているため)、UEはACフィールドを収容する1オクテットのみを含む。含まれるオクテットは、第一値を有するBFD-RSセット(または代替に、第二値を有するセット)に対するACフィールドを収容するオクテットであってもよい。含まれる1オクテットは、障害のあるBFD-RSセットのインデックス値をエンコードし得る。代替に、ServCellIndexに対する2オクテットを含むことができない場合、ACフィールドを有する両方のオクテットは省略される。ACフィールドを収容する両方のオクテットを含むことができない場合、ACフィールドを収容する一方のオクテットに関する、障害のあるServCellIndexの情報を含んでよい。
【0061】
この場合、障害のあるサービングセルごとに、1つのTRPに関連付けられた第一BFD-RSセットを第一に含んでもよく、もう1つのTRPに関連付けられた第二BFD-RSセットを第二に含んでもよい。
【0062】
いくつかの例示的な実施形態では、ACフィールドを収容するオクテット内の1ビットは、第一及び/または第二BFD-RSセットに障害があるかどうかをインディケートし得る。
【0063】
いくつかの例示的な実施形態では、任意のサービングセルに対する第二BFD-RSセットに対するACフィールドを収容する第二オクテットは、ACフィールドを収容する第一オクテットがすべての障害のあるサービングセルについてエンコードされた後にのみ含まれる。この状況では、ACフィールドを収容する第一オクテットでは、1ビットを使用して、どのBFD-RSセットが第一にインディケートされたかをインディケートする。ACフィールドを収容する第二オクテットでは、1ビットを使用して、第二BFD-RSセットにも障害があるかどうかをインディケートし得る。
【0064】
いくつかの例示的な実施形態では、障害のあるサービングセルに対する第二オクテットは、優先順位付けルールごとに含まれてもよい。例えば、障害のあるサービングセルの第二オクテットは、サービングセルIDに基づいて降順/昇順内に含まれ得る。特定のタイプの障害のあるセルに関連付けられたBFD-RSセットが他のBFD-RSセットより優先して含まれ得る。例えば、コンフィグレーションされたULによってSpCell、PUCCH SCell、またはSCellを優先することができる。
【0065】
いくつかの例示的な実施形態では、UE110は、障害のあるセルのセットのうちの少なくとも一部に対するそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定し得、決定された障害のある第一障害検出リソースセットに基づいてビーム障害レポートを生成し得る。例えば、ACフィールドが存在する場合、それを収容するオクテットがServCellIndexに基づいて昇順に含まれ、サービングセルごとにACフィールドを収容する単一オクテットのみが含まれる場合、PUCCHを有するSCellは、PUCCHを有しないSCellよりも優先され得る。
【0066】
いくつかの例示的な実施形態では、ACフィールドが存在する場合、それを収容するオクテットは、ServCellIndexに基づいて昇順に含まれ、サービングセルごとにACフィールドを収容するオクテットのみが、両方のTRPの障害を有するセル、または1つのBFR-RSセットのみによってコンフィグレーションされているセルに対して含まれる場合がある。この場合、1つの任意選択として、マルチTRP BFRコンフィグレーションを有するサービングセルには、両方の候補ビームオクテットが含まれる。別の任意選択として、マルチTRP BFRコンフィグレーションを有するサービングセル(例えば、1つより多いCORESETpoolindex値を有するセル)には、より下位のセット識別子を有するBFD-RSセットの障害をインディケートする1つの候補ビームオクテットが含まれる。
【0067】
いくつかの例示的な実施形態では、マルチTRPコンフィグレーションは、1つより多いCORESETpoolindex値によってコンフィグレーションされたセルを指してもよい。
【0068】
いくつかの例示的な実施形態では、マルチTRP BFRコンフィグレーションは1つより多いCORESETPoolIndex値によってコンフィグレーションされたセルを指し得、BFD-RSセットはCORESETPoolindex値に関連付けられる。
【0069】
いくつかの例示的な実施形態では、BFR内の障害のあるセルをインディケートするためのフィールドは、BFD-RSセット固有(セル障害のBFD-RSセットのうちの1つ)か、セル固有(両方のBFD-RSセットに障害がある、または両方のBFD-RSセットに障害があり、利用可能な候補がない、もしくはセルが1つのBFD-RSセットのみによってコンフィグレーションされる)かいずれかのビーム障害が検出されているすべてのサービングセルをインディケートし得る。
【0070】
いくつかの例示的な実施形態では、セル固有のBFRのみを有するサービングセル(複数可)は、切断されたBFRを報告するとき、マルチTRPがコンフィグレーションされているサービングセルよりも優先される。障害のあるセルをインディケートするフィールドは、本来であればネットワークが優先されるセルを識別することができないため、報告されたセルのみをインディケートし得る。ネットワークには、切断されたマルチTRP BFRに対して通常のマルチTRP BFRとは異なるLCIDを介して報告されないという障害のある他のセル(複数可)が存在することが知られており、これらのセルに対するレガシーBFRと同様にトリガされたままになる。
【0071】
いくつかの例示的な実施形態では、生成されたBFRは、MSG 3/MSG A内の障害のあるSpCellに対して送信され得る。
【0072】
例えば、BFR MAC CEは、SpCellで両方のBFD-RSリソースセットに障害がある場合、またはインターセルマルチTRPの場合にはSpCellにリンクされたTRPに障害があるときにのみ、MSG 3/MSG Aに含まれることができる。RACHの発生により、ネットワークは既にMSG3/MSGAでのBFR MAC CEから、SpCellの両方のBFD-RSリソースセットに障害があると推定し得る。
【0073】
いくつかの例示的な実施形態では、候補が利用可能である場合、最下位のCORESETインデックスを有するBFD-RSセットをACオクテットに含む。利用可能な候補がない場合、より上位のCORESETインデックスを有するBFD-RSセットを含み得る。この場合、ACフィールドを収容するオクテット内の1ビットは、障害のあるTRP/BFD-RSインデックスの情報をエンコードし得る。
【0074】
障害のあるBFD-RSセットのいずれにも利用可能な候補がない場合、ACフィールドを収容するオクテット内のビットは、BFD-RSリソースセット1の障害をインディケートするために1に設定され、ACフィールドは利用可能な候補がないことをインディケートするために設定される。したがって、ネットワークには、候補ビームRSリストから、いずれのBFD-RSリソースセットにも利用可能な候補がなく、CBRAに対して選択されたSSBが新しい候補ビームであることがインディケートされ得る。
【0075】
いくつかの例示的な実施形態では、BFR MAC CEは、マルチTRP BFRに対するMAC CEを識別する論理チャネル識別(Logical Channel Identification:LCID)も含み得る。LCIDは、MAC CEが切断されているか、切断されていないかをインディケートし得る。
【0076】
いくつかの例示的な実施形態では、MAC CEが固定サイズのCEではない場合、LENGTHフィールドもBFR MAC CEに含まれてもよい。
【0077】
図3は、本開示のいくつかの例示の実施形態によるBFRの例を示す。図3に示されるように、BFRに対するMAC CE構造300は、LCIDフィールド301を含み得、このLCIDフィールドは、MAC CEが切断されているか、切断されていないかをインディケートし得る。またMAC CE構造300は、MAC CEが固定サイズのCEではない場合に含まれ得る、LENGTHフィールド302も含み得る。
【0078】
またMAC CE構造300は、サービングセルインデックスオクテットとも呼ばれ得る、障害のあるセルをインディケートするフィールド303も含み得る。サービングセルインデックスオクテットは、障害が検出されることをインディケートする値に、対応するビットが設定されるとき、障害のあるサービングセルを識別し得る。例えば、障害のある場合にはビットフィールドが1に設定され、障害のない場合にはビットフィールドが0に設定される。いくつかの例示的な実施形態では、障害のある/報告されたサービングセルの最上位のServCellIndexが8より大きいとき、フィールド303も同様に4オクテットであり得る。
【0079】
図3に示されるように、TRP(BFD-RSセット)ごとの候補ビームオクテットが示されており、オクテットはサービングセルごとに存在し得る。図3に示されるMAC CE構造がマルチTRP BFR MAC CEの非限定的な実装例として参照され得ることを理解されたい。
【0080】
図3のMAC CE構造300では、サービングセルごとに2つの候補ビーム情報フィールドを含み得る。例えば、候補ビーム情報フィールド304及び305は1つのサービングセルに対して含まれ、候補ビーム情報フィールド306及び3057は別のサービングセルに対して含まれる。
【0081】
候補ビーム情報フィールドでは、R1フィールドは予約ビットと呼ばれ得、ACフィールドは利用可能な候補と呼ばれ得る。候補RSインデックスは、適切な候補が見つかる場合、識別された候補ビームのインデックスと呼ばれ得る。
【0082】
いくつかの例示的な実施形態では、R1ビットを使用して、第一ビームに障害があるかどうかをインディケートしてもよく、R2ビットを使用して、第二ビームに障害があるかどうかをインディケートする。
【0083】
いくつかの例示的な実施形態では、R1ビットを使用して、第二TRPにビーム障害があるかどうかをインディケートしてもよい。第二TRPに障害がないことを意味する、0をR1がインディケートする場合、サービングセルに対する第二オクテットを省略することができる。
【0084】
セル固有のBFRのみによってコンフィグレーションされたサービングセルの場合、Rビットは、予約される、またはサービングセルに対して1つのAC/候補RSインデックスオクテットのみを意味する、0に設定される。
【0085】
いくつかの例示の実施形態では、方法200を実行することができる装置(例えば第一デバイス110で実施される)は、方法200の各ステップを実行するための手段を備えてよい。この手段は、任意の好適な形で実施することができる。例えば、この手段は、回路またはソフトウェアモジュールに実装されてもよい。
【0086】
いくつかの例示的な実施形態では、装置は、ビーム障害検出に基づいて第一デバイスに関連付けられた障害のあるセルのセットを決定するための手段と、障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つ以上の障害検出リソースセットをインディケートするビーム障害レポートを生成するための手段とを含む。
【0087】
図4は、本開示の実施形態を実装するのに適しているデバイス400の簡略化されたブロック図である。デバイス400は、例えば、図1に示すUE110などの通信デバイスを実施するために提供され得る。図示するように、デバイス400は、1つ以上のプロセッサ410、プロセッサ410に結合された1つ以上のメモリ440、及びプロセッサ410に結合された1つ以上の通信モジュール440を含む。
【0088】
通信モジュール440は、双方向通信用である。通信モジュール440は、1つまたは複数の他のモジュールまたはデバイスとの通信を容易にするために、1つまたは複数の通信インタフェースを有する。通信インタフェースは、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインタフェースを表してよい。いくつかの例示の実施形態では、通信モジュール440は、少なくとも1つのアンテナを含み得る。
【0089】
プロセッサ410は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサの1つまたは複数を含み得る。デバイス400は、メインプロセッサを同期させるクロックに時間的にスレーブされた特定用途向け集積回路チップなどの複数のプロセッサを有してよい。
【0090】
メモリ420は、1つまたは複数の不揮発性メモリと1つまたは複数の揮発性メモリとを含み得る。不揮発性メモリの例としては、リードオンリメモリ(ROM)424、電気的にプログラム可能なリードオンリメモリ(EPROM)、フラッシュメモリ、ハードディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)及び他の磁気記憶装置及び/または光記憶装置が挙げられるが、これらに限定されない。揮発性メモリの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)422、及び電源を落としている間は持続しない他の揮発性メモリを含むが、これらに限定されない。
【0091】
コンピュータプログラム430は、関連付けられたプロセッサ410によって実行されるコンピュータ実行可能命令を含む。プログラム430は、ROM420に格納されてもよい。プロセッサ410は、プログラム430をRAM420にロードすることにより、任意の適切な動作及び処理を行ってよい。
【0092】
本開示の実施形態は、図2図3を参照して説明した本開示の任意の処理をデバイス400が実行できるように、プログラム430によって実施されてよい。本開示の実施形態はまた、ハードウェアによって、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実施されてもよい。
【0093】
いくつかの例示の実施形態では、プログラム430は、デバイス400に含まれ得るコンピュータ可読媒体(メモリ420など)に、またはデバイス400によってアクセス可能な他の記憶装置に、有形に含まれてよい。デバイス400は、実行のために、プログラム430をコンピュータ可読媒体からRAM422にロードしてよい。コンピュータ可読媒体は、ROM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードディスク、CD、DVDなど、任意のタイプの有形の不揮発性記憶装置を含み得る。図5は、CDまたはDVDの形態のコンピュータ可読媒体500の例を示す。コンピュータ可読媒体には、プログラム430が記憶されている。
【0094】
一般に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェアもしくは専用回路、ソフトウェア、ロジック、またはそれらの任意の組み合わせで実施され得る。いくつかの態様は、ハードウェアで実施されてもよく、一方、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実施されてもよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または他のいくつかの図的記述を使用して図示及び説明がなされているが、本明細書で説明されているブロック、デバイス、システム、技法または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特殊用途の回路もしくはロジック、汎用のハードウェアもしくはコントローラまたは他のコンピューティングデバイス、あるいはそれらの何らかの組み合わせにより実施し得ることを理解されたい。
【0095】
本開示はまた、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。本コンピュータプログラム製品は、図2を参照して上記で説明した方法200を実行するために、プログラムモジュールに含まれ、対象の実プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスで実行されるものなどのコンピュータ実行可能命令を含む。一般に、プログラムモジュールとしては、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実施する、ルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造、または同種のものが含まれる。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において、望ましいように、プログラムモジュール間で組み合わされ、または分割されてよい。プログラムモジュールの機械実行可能な命令は、ローカルデバイス内または分散型デバイス内で実行され得る。分散型デバイスでは、プログラムモジュールは、ローカル及びリモートの両方の記憶媒体に配置され得る。
【0096】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ以上のプログラミング言語の任意の組み合わせで書き込まれてよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサまたはコントローラに提供され得、その結果、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行されると、フローチャート及び/またはブロック図で規定された機能/動作が実行されるようになる。プログラムコードは、完全にマシン上で実行される場合もあれば、スタンドアローンのソフトウェアパッケージとして一部マシン上で実行される場合もあり、一部がマシン上で実行され、一部がリモートマシン上で実行される場合もあれば、完全にリモートマシンまたはサーバ上で実行される場合もある。
【0097】
本開示の文脈において、コンピュータプログラムコードまたは関連データは、デバイス、デバイスまたはプロセッサが前述の様々なプロセス及び動作を実行することを可能にするために、任意の好適なキャリアにより運ばれ得る。キャリアの例としては、信号、コンピュータ可読媒体、及びこれらに類するものがある。
【0098】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であり得る。コンピュータ可読媒体は、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、デバイス、またはデバイス、あるいは上記の任意好適な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1本以上のワイヤを有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、または上記の任意好適な組み合わせが挙げられるだろう。
【0099】
さらに、動作は特定の順序で示されているが、これは望ましい結果を得るために、そのような動作が、示された特定の順序で実行されること、または順次に実行されること、または図示された全ての動作が実行されることを要求するものと理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク処理及び並列処理が有利な場合もある。同様に、いくつかの具体的な実施態様の詳細が上記の議論に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限と解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明と解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で説明されている特定の特徴は、単一の実施形態のうちで組み合わせて実施することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で説明されている様々な特徴もまた、複数の実施形態で別々に、または任意の好適なサブコンビネーションで実施してもよい。
【0100】
本開示は、構造的特徴及び/または方法論的行為に特有の言語で説明されているが、添付の特許請求の範囲で定義される本開示は、必ずしも前述の具体的な特徴または行為に限定されないことを理解されたい。むしろ、上記の具体的な特徴及び行為は、特許請求の範囲を実施するための例示的な形態として開示されている。
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2024-09-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
ビーム障害検出に基づいて第一デバイスに関連付けられたサービングセルからの障害のあるセルのセットを決定することであって、前記ビーム障害検出は少なくとも1つの障害検出リソースセットの障害に基づくものであり、前記サービングセルの1つ以上は2つの障害検出リソースセットにより構成される、決定することと、
前記障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つ以上の障害検出リソースセットをインディケートするビーム障害レポートを生成することと、
を含む前記方法。
【請求項2】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
前記障害のあるセルのセットのうちのそれぞれにそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さいインデックスを有する1セットの制御リソースセットに関連付けられる、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さい識別子を有する、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
前記障害のあるセルのセットのうちのそれぞれにそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定することと、
前記障害のあるセルのセット内の障害のあるセルのサブセットが1つより多い障害のある障害検出リソースセットによって検出されるという決定に従って、前記障害のあるセルのサブセットのうちの少なくとも一部に対するそれぞれの障害のある第二障害検出リソースセットを決定することであって、前記決定された障害のある第二障害検出リソースセットは前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットとは異なる、前記決定することと、
前記決定された障害のある第一及び前記障害のある第二障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ビーム障害レポートは、前記障害のあるセルのセット内の1つの障害のあるセルに対する単一障害検出リソースセットまたは1つより多い障害検出リソースセットに障害があるかどうかのインディケーションを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さいインデックスを有する1セットの制御リソースセットに関連付けられる、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さい識別子を有する、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記障害のあるセルのサブセットのインデックス及び前記ビーム障害レポートのグラントサイズに基づいて、前記障害のあるセルのサブセットのうちの少なくとも一部に対する前記それぞれの障害のある第二障害検出リソースセットを決定することをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項10】
前記障害のあるセルのサブセットのセルタイプ及び前記ビーム障害レポートのグラントサイズに基づいて、前記障害のあるセルのサブセットのうちの少なくとも一部に対する前記それぞれの障害のある第二障害検出リソースセットを決定することをさらに含む、請求項5に記載の方法。
【請求項11】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
1つより多いビーム障害検出リソースセットが障害のあるセルのそれぞれの1つに対してコンフィグレーションされるという決定に従って、前記障害のあるセルのセットのうちのそれぞれにそれぞれの第一障害検出リソースセット、及び前記障害のあるセルのセットのうちの少なくとも一部に対するそれぞれの第二障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された第一及び第二障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ビーム障害レポートは、前記決定された第一及び第二障害検出リソースセットに障害があるかどうかのそれぞれのインディケーションを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ビーム障害レポートは、前記決定された第一障害検出リソースセットの識別子のインディケーションを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記ビーム障害レポートは、前記決定された第二障害検出リソースセットに障害があるかどうかのそれぞれのインディケーションを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記障害のあるセルのセットのうちの前記少なくとも一部に対する前記それぞれの第二障害検出リソースセットを決定することは、
以下の、
前記障害のあるセルのセットのインデックス、または
前記障害のあるセルのセットのセルタイプ、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記障害のあるセルのセットから障害のあるセルの一部を決定することと、
前記障害のあるセルの一部のうちのそれぞれに前記それぞれの第二障害検出リソースセットを決定することと、
を含む、請求項11から14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
前記障害のあるセルのセットのセルタイプに基づいて、前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することと、
前記障害のあるセルのセットの前記一部に対するそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することは、
少なくとも1つの障害のあるセルのそれぞれに1つより多い障害検出リソースセットが関連付けられ、少なくとも1つの障害のあるセルのそれぞれに関連付けられた前記1つより多い障害検出リソースセットに障害があるという決定に従って、前記少なくとも1つの障害のあるセルを前記障害のあるセルのセットの前記一部として決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することは、
単一障害検出リソースセットが少なくとも1つの障害のあるセルのそれぞれに関連付けられるという決定に従って、前記少なくとも1つの障害のあるセルを前記障害のあるセルのセットの前記一部として決定することである、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することは、
前記ビーム障害検出のタイプに基づいて、前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記第一デバイスの障害のあるセルに関連付けられた1つより多いビーム障害検出リソースセットに障害があり、前記障害のあるセルが前記第一デバイスのスペシャルセルであるという決定に従って、ランダムアクセスプロシージャのメッセージ内で前記ビーム障害レポートを伝送することをさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
1つより多いビーム障害検出リソースセットに関連付けられた複数の障害のある障害検出リソースセットから、前記複数の障害のある障害検出リソースセットに関連付けられた制御リソースセットインデックスに基づいて、障害のある障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された障害のある障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
第一デバイスであって、
少なくとも1つのプロセッサ、及び
コンピュータプログラムコードを有する少なくとも1つのメモリ、
を含み、
前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、請求項1~21のいずれかに記載の方法を前記第一デバイスに少なくとも実行させるように構成される、前記第一デバイス。
【請求項23】
装置であって、
ビーム障害検出に基づいて第一デバイスに関連付けられた障害のあるセルのセットを決定するための手段と、
前記障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つ以上の障害検出リソースセットをインディケートするビーム障害レポートを生成するための手段と、
を含む前記装置。
【請求項24】
装置に、少なくとも請求項1~21のいずれかに記載の方法を実行させるためのプログラム命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【手続補正書】
【提出日】2024-09-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
ビーム障害検出に基づいて第一デバイスに関連付けられたサービングセルからの障害のあるセルのセットを決定することであって、前記ビーム障害検出は少なくとも1つの障害検出リソースセットの障害に基づくものであり、前記サービングセルの1つ以上は2つの障害検出リソースセットにより構成される、決定することと、
前記障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つ以上の障害検出リソースセットをインディケートするビーム障害レポートを生成することと、
を含む前記方法。
【請求項2】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
前記障害のあるセルのセットのうちのそれぞれにそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さいインデックスを有する1セットの制御リソースセットに関連付けられる、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さい識別子を有する、請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
前記障害のあるセルのセットのうちのそれぞれにそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定することと、
前記障害のあるセルのセット内の障害のあるセルのサブセットが1つより多い障害のある障害検出リソースセットによって検出されるという決定に従って、前記障害のあるセルのサブセットのうちの少なくとも一部に対するそれぞれの障害のある第二障害検出リソースセットを決定することであって、前記決定された障害のある第二障害検出リソースセットは前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットとは異なる、前記決定することと、
前記決定された障害のある第一及び前記障害のある第二障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記ビーム障害レポートは、前記障害のあるセルのセット内の1つの障害のあるセルに対する単一障害検出リソースセットまたは1つより多い障害検出リソースセットに障害があるかどうかのインディケーションを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さいインデックスを有する1セットの制御リソースセットに関連付けられる、請求項5又は6に記載の方法。
【請求項8】
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットは、閾値数よりも小さい識別子を有する、請求項5から7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記障害のあるセルのサブセットのインデックス及び前記ビーム障害レポートのグラントサイズに基づいて、前記障害のあるセルのサブセットのうちの少なくとも一部に対する前記それぞれの障害のある第二障害検出リソースセットを決定することをさらに含む、請求項5から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記障害のあるセルのサブセットのセルタイプ及び前記ビーム障害レポートのグラントサイズに基づいて、前記障害のあるセルのサブセットのうちの少なくとも一部に対する前記それぞれの障害のある第二障害検出リソースセットを決定することをさらに含む、請求項5から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
1つより多いビーム障害検出リソースセットが障害のあるセルのそれぞれの1つに対してコンフィグレーションされるという決定に従って、前記障害のあるセルのセットのうちのそれぞれにそれぞれの第一障害検出リソースセット、及び前記障害のあるセルのセットのうちの少なくとも一部に対するそれぞれの第二障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された第一及び第二障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ビーム障害レポートは、前記決定された第一及び第二障害検出リソースセットに障害があるかどうかのそれぞれのインディケーションを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ビーム障害レポートは、前記決定された第一障害検出リソースセットの識別子のインディケーションを含む、請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
前記ビーム障害レポートは、前記決定された第二障害検出リソースセットに障害があるかどうかのそれぞれのインディケーションを含む、請求項11又は13に記載の方法。
【請求項15】
前記障害のあるセルのセットのうちの前記少なくとも一部に対する前記それぞれの第二障害検出リソースセットを決定することは、
以下の、
前記障害のあるセルのセットのインデックス、または
前記障害のあるセルのセットのセルタイプ、
のうちの少なくとも1つに基づいて、前記障害のあるセルのセットから障害のあるセルの一部を決定することと、
前記障害のあるセルの一部のうちのそれぞれに前記それぞれの第二障害検出リソースセットを決定することと、
を含む、請求項11から14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
前記障害のあるセルのセットのセルタイプに基づいて、前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することと、
前記障害のあるセルのセットの前記一部に対するそれぞれの障害のある第一障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された障害のある第一障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することは、
少なくとも1つの障害のあるセルのそれぞれに1つより多い障害検出リソースセットが関連付けられ、少なくとも1つの障害のあるセルのそれぞれに関連付けられた前記1つより多い障害検出リソースセットに障害があるという決定に従って、前記少なくとも1つの障害のあるセルを前記障害のあるセルのセットの前記一部として決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することは、
単一障害検出リソースセットが少なくとも1つの障害のあるセルのそれぞれに関連付けられるという決定に従って、前記少なくとも1つの障害のあるセルを前記障害のあるセルのセットの前記一部として決定することである、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することは、
前記ビーム障害検出のタイプに基づいて、前記障害のあるセルのセットの前記一部を決定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項20】
前記第一デバイスの障害のあるセルに関連付けられた1つより多いビーム障害検出リソースセットに障害があり、前記障害のあるセルが前記第一デバイスのスペシャルセルであるという決定に従って、ランダムアクセスプロシージャのメッセージ内で前記ビーム障害レポートを伝送することをさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記ビーム障害レポートを生成することは、
1つより多いビーム障害検出リソースセットに関連付けられた複数の障害のある障害検出リソースセットから、前記複数の障害のある障害検出リソースセットに関連付けられた制御リソースセットインデックスに基づいて、障害のある障害検出リソースセットを決定することと、
前記決定された障害のある障害検出リソースセットに基づいて前記ビーム障害レポートを生成することと、
を含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
第一デバイスであって、
少なくとも1つのプロセッサ、及び
コンピュータプログラムコードを有する少なくとも1つのメモリ、
を含み、
前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、請求項1から21のいずれか1項に記載の方法を前記第一デバイスに少なくとも実行させるように構成される、前記第一デバイス。
【請求項23】
装置であって、
ビーム障害検出に基づいて第一デバイスに関連付けられた障害のあるセルのセットを決定するための手段と、
前記障害のあるセルのセットの少なくとも一部に関連付けられたそれぞれの1つ以上の障害検出リソースセットをインディケートするビーム障害レポートを生成するための手段と、
を含む前記装置。
【請求項24】
装置に、少なくとも請求項1から21のいずれか1項に記載の方法を実行させるためのプログラム命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】