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特表2024-538591血管アクセス管理のためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-23
(54)【発明の名称】血管アクセス管理のためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
   G16H 50/00 20180101AFI20241016BHJP
   A61B 34/10 20160101ALI20241016BHJP
【FI】
G16H50/00
A61B34/10
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519021
(86)(22)【出願日】2022-09-26
(85)【翻訳文提出日】2024-05-27
(86)【国際出願番号】 US2022044693
(87)【国際公開番号】W WO2023049440
(87)【国際公開日】2023-03-30
(31)【優先権主張番号】63/248,818
(32)【優先日】2021-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】595117091
【氏名又は名称】ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】弁理士法人谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ラムクマール サプタリシ
(72)【発明者】
【氏名】アスウィン アナンド
(72)【発明者】
【氏名】シェイアン ゴーシュ
(72)【発明者】
【氏名】ジャック バルジ
(72)【発明者】
【氏名】ヴィナイ パーザン
(72)【発明者】
【氏名】エリック カート ウィット
(72)【発明者】
【氏名】マーク イエッサー
(72)【発明者】
【氏名】アシュレイ レイチェル ローゼンバーグ
(72)【発明者】
【氏名】ヤシャール セイエド ヴァーエデイン
(72)【発明者】
【氏名】フィリップ ポンセ デ レオン
(72)【発明者】
【氏名】マールテン ブランド
(72)【発明者】
【氏名】マーク アンドリュー ネルソン
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA04
(57)【要約】
患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた血管アクセス管理(VAM)データを取得し、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定し、血管アクセス治療に関連付けられた洞察を提供する血管アクセス管理のためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた血管アクセス管理(VAM)データを取得し、
前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定し、
前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を提供する、
ようにプログラムおよび/または構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、システム。
【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記VAMデータに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の初期リスク予測を決定することであって、前記初期リスク予測は、前記血管アクセス治療に応答して前記患者が少なくとも1つの合併症を経験する確率を含む、こと、
前記VAMデータおよび前記初期リスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた推奨を決定することであって、前記推奨は、前記血管アクセス治療に使用される推奨されるプロセスおよび推奨される製品のうちの少なくとも1つを含む、こと、
前記VAMデータおよび前記推奨に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の更新されたリスク予測を決定すること、
前記VAMデータ、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられたコスト予測を決定することであって、前記コスト予測は、前記推奨されるプロセスおよび前記推奨される製品の少なくとも1つの採用による合併症のコスト削減の観点からの予測される節約を含む、こと、
によって、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を決定するようにプログラムおよび/または構成された、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測、前記コスト予測、またはそれらの任意の組合せのうちの少なくとも1つを提供することによって、ユーザデバイスへ、前記洞察を提供する、
請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記洞察に基づいて、前記血管アクセス治療中の前記患者への流体の流れを制御する少なくとも1つの医療デバイスを自動的に制御することによって前記洞察を提供する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
複数の異なるデータソースから、ソースデータを収集することと、
前記ソースデータを少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けることと、
前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータとして、前記少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けられた前記ソースデータを集約することと、
によって、前記VAMデータを取得するようにプログラムおよび/または構成された、
請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記VAMデータは、
患者識別子、病院識別子、患者名、患者性別、患者年齢、患者に関連付けられた併存疾患、患者に関連付けられた薬剤、患者に関連付けられた症状、患者に関連付けられた入院の理由、患者に関連付けられた注入タイプ、患者に関連付けられた入院日、患者に関連付けられた再入院インジケータ、患者に関連付けられた退院日、患者に関連付けられた滞在期間、患者に関連付けられたラインの数、患者に関連付けられた付属品のタイプ、医療デバイスに関連付けられた使用日、医療デバイスに関連付けられた平均滞在時間、患者に関連付けられた平均スティック試行回数、患者に関連付けられた合併症、病院の部門、ユーザまたは看護師の識別子、ユーザまたは看護師の経験インジケータ、血管アクセス治療に関連付けられた質問、質問に関連付けられた質問識別子、質問に関連付けられた回答、医療デバイスの使用に関連付けられたタイムスタンプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス識別子、医療デバイスのタイプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス信号、一定期間内の閉塞症例の数、一定期間内のCRBSIおよび/またはCLABSI症例の数、予測された血管信号(例えば、CRBSI、静脈炎など)、またはそれらの任意の組み合わせ、
のパラメータのうちの1つまたは複数を含む、
請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
複数のローカルシステムであって、各ローカルシステムは、中央コンピューティングシステム、少なくとも1つのセンサを含むセンサシステム、およびユーザデバイスを含む、ローカルシステム、および
前記複数のローカルシステムの各ローカルシステムでのラインメンテナンス活動をリモートで監視するための中央ユニットまたはコマンドセンターとして構成された管理システム、
をさらに備える請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスをさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定し、
一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
複数の医療デバイスに関連付けられた複数の識別子要素であって、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、識別子要素、および、
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の識別子要素を決定し、
前記複数の画像内の決定された前記複数の識別子要素に基づいて、前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプおよび一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの複数の位置を決定し、
前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプおよび一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記複数の識別子要素は、
着色パターン、反射パターン、蛍光パターン、所定の形状および色、LEDパターン、バーコード、またはそれらの任意の組み合わせ、
の、識別子要素のタイプのうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの識別子要素を含む、
請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスをさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定し、
一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置に基づいて、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の複数の距離を決定し、
一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の前記複数の距離および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、(1)前記複数の医療デバイスの第1の医療デバイスの前記複数の医療デバイスの第2の医療デバイスへの接続、(2)前記複数の医療デバイスの前記第2の医療デバイスからの前記複数の医療デバイスの前記第1の医療デバイスの切断、のイベントのうちの少なくとも1つを決定し、
少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
医療デバイスに関連付けられた第1の識別子要素であって、前記第1の識別子要素は、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子をカプセル化する、第1の識別子要素、
介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子要素であって、前記第2の識別子要素は、前記介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子をカプセル化する、第2の識別子要素、
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子および介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子要素を決定し、
前記複数の画像内の前記第1の識別子要素に基づいて、前記医療デバイスおよび一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの位置を決定し、
前記複数の画像内の前記第2の識別子要素に基づいて、前記介護者の前記手袋および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の位置を決定し、
一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの前記位置および一定期間および前記位置にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の前記位置に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定し、
少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内のシリンジのバレルに対する前記シリンジのプランジャーの位置を決定し、
一定期間にわたる前記シリンジの前記バレルに対する前記シリンジの前記プランジャーの位置に基づいて、前記シリンジからの少なくとも1つの流体送達を決定し、
少なくとも1つの決定された前記流体送達に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
医療デバイスを含むパッケージ、および
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記パッケージの状態を決定し、
一定期間にわたる前記パッケージの前記状態に基づいて、前記医療デバイスが前記パッケージから取り外されるかどうかを決定し、
前記パッケージから前記医療デバイスが取り外されるという決定に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
流体流路を含む無針コネクタ、および
前記無針コネクタに接続された力センサ、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記力センサから力信号を受信し、
前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定し、
前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記力センサは、前記無針コネクタの前記流体流路を画定する前記無針コネクタの内壁の外面および前記無針コネクタの前記内壁を取り囲む前記無針コネクタの外壁の内面との間に配置される、
請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記無針コネクタの第1の端部は、第1の方向に面する表面を含むセプタムを含み、前記力センサの少なくとも1つは、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な第2の方向の力を検出するように構成され、前記1つまたは複数のプロセッサは、
前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な前記第2の方向の周期的な力を示す前記力信号に基づいて、フラッシングイベントを決定し、前記フラッシングイベントは、脈動フラッシングイベントを含む、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項15に記載のシステム。
【請求項18】
流体流路、力信号を測定するように構成された力センサ、および視覚インジケータを含む無針コネクタをさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記力センサから力信号を受信し、
前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定し、
前記視覚インジケータを制御して、前記無針コネクタが前記消毒剤で洗浄される前記スクラブイベント、前記無針コネクタが前記溶液でフラッシュされる前記フラッシングイベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスに接続される前記接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに関連付けられた視覚表示を提供する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項19】
流体流路を含む無針コネクタ、
前記無針コネクタに接続された音響センサ、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記音響センサから音響シグネチャを含む信号を受信し、
前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定し、
前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項20】
流体流路およびセプタムを含む無針コネクタ、
前記無針コネクタに接続された光学センサであって、前記光学センサは、前記セプタムの動きを検出するように構成される、光学センサ、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記光学センサから前記セプタムの前記動きに関連付けられた信号を受信し、
前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定し、
前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項21】
少なくとも1つのプロセッサを用いて、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた血管アクセス管理(VAM)データを取得することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を提供することと、
を備える方法。
【請求項22】
前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察は、
前記VAMデータに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の初期リスク予測を決定することであって、前記初期リスク予測は、前記血管アクセス治療に応答して前記患者が少なくとも1つの合併症を経験する確率を含む、ことと、
前記VAMデータおよび前記初期リスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた推奨を決定することであって、前記推奨は、前記血管アクセス治療に使用される推奨されるプロセスおよび推奨される製品のうちの少なくとも1つを含む、ことと、
前記VAMデータおよび前記推奨に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の更新されたリスク予測を決定することと、
前記VAMデータ、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられたコスト予測を決定することであって、前記コスト予測は、前記推奨されるプロセスおよび前記推奨される製品の少なくとも1つの採用による合併症のコスト削減の観点からの予測される節約を含む、ことと、
によって、決定される、
請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測、前記コスト予測、またはそれらの任意の組合せのうちの少なくとも1つを提供することによって、ユーザデバイスへ、前記洞察を提供する、
請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記洞察に基づいて、前記血管アクセス治療中の前記患者への流体の流れを制御する少なくとも1つの医療デバイスを自動的に制御することによって前記洞察を提供する、
請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
複数の異なるデータソースから、ソースデータを収集することと、
前記ソースデータを少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けることと、
前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータとして、前記少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けられた前記ソースデータを集約することと、
によって、前記VAMデータを取得する、
請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記VAMデータは、
患者識別子、病院識別子、患者名、患者性別、患者年齢、患者に関連付けられた併存疾患、患者に関連付けられた薬剤、患者に関連付けられた症状、患者に関連付けられた入院の理由、患者に関連付けられた注入タイプ、患者に関連付けられた入院日、患者に関連付けられた再入院インジケータ、患者に関連付けられた退院日、患者に関連付けられた滞在期間、患者に関連付けられたラインの数、患者に関連付けられた付属品のタイプ、医療デバイスに関連付けられた使用日、医療デバイスに関連付けられた平均滞在時間、患者に関連付けられた平均スティック試行回数、患者に関連付けられた合併症、病院の部門、ユーザまたは看護師の識別子、ユーザまたは看護師の経験インジケータ、血管アクセス治療に関連付けられた質問、質問に関連付けられた質問識別子、質問に関連付けられた回答、医療デバイスの使用に関連付けられたタイムスタンプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス識別子、医療デバイスのタイプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス信号、一定期間内の閉塞症例の数、一定期間内のCRBSIおよび/またはCLABSI症例の数、予測された血管信号(例えば、CRBSI、静脈炎など)、またはそれらの任意の組み合わせ、
のパラメータのうちの1つまたは複数を含む、
請求項21に記載の方法。
【請求項27】
中央ユニットまたはコマンドセンターとして構成された管理システムを用いて、複数のローカルシステムでのラインメンテナンス活動をリモートで監視することであって、各ローカルシステムは、中央コンピューティングシステム、少なくとも1つのセンサを含むセンサシステム、およびユーザデバイスを含む、こと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項29】
複数の医療デバイスに関連付けられた複数の識別子要素であって、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、識別子要素、と、
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の識別子要素を決定することであって、前記複数の識別子要素は、複数の医療デバイスに関連付けられ、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、ことと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像内の決定された前記複数の識別子要素に基づいて、前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプおよび一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの複数の位置を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項30】
前記複数の識別子要素は、
着色パターン、反射パターン、蛍光パターン、所定の形状および色、LEDパターン、バーコード、またはそれらの任意の組み合わせ、
の、識別子要素のタイプのうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの識別子要素を含む、
請求項29に記載の方法。
【請求項31】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置に基づいて、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の複数の距離を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の前記複数の距離および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、(1)前記複数の医療デバイスの第1の医療デバイスの前記複数の医療デバイスの第2の医療デバイスへの接続、(2)前記複数の医療デバイスの前記第2の医療デバイスからの前記複数の医療デバイスの前記第1の医療デバイスの切断、のイベントのうちの少なくとも1つを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項32】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、医療デバイスに関連付けられた第1の識別子および介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子要素を決定することであって、前記第1の識別子要素は、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子をカプセル化し、前記第2の識別子要素は、前記介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子をカプセル化する、ことと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像内の前記第1の識別子要素に基づいて、前記医療デバイスおよび一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの位置を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像内の前記第2の識別子要素に基づいて、前記介護者の前記手袋および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の位置を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの前記位置および一定期間および前記位置にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の前記位置に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項33】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内のシリンジのバレルに対する前記シリンジのプランジャーの位置を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記シリンジの前記バレルに対する前記シリンジの前記プランジャーの位置に基づいて、前記シリンジからの少なくとも1つの流体送達を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、少なくとも1つの決定された前記流体送達に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項34】
医療デバイスを含むパッケージと、
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる医療デバイスを含むパッケージの状態を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記パッケージの前記状態に基づいて、前記医療デバイスが前記パッケージから取り外されるかどうかを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記パッケージから前記医療デバイスが取り外されるという決定に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項35】
流体流路を含む無針コネクタに接続された力センサを用いて、力信号を測定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記力センサから前記力信号を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項36】
前記力センサは、前記無針コネクタの前記流体流路を画定する前記無針コネクタの内壁の外面および前記無針コネクタの前記内壁を取り囲む前記無針コネクタの外壁の内面との間に配置される、
請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記無針コネクタの第1の端部は、第1の方向に面する表面を含むセプタムを含み、前記力センサの少なくとも1つは、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な第2の方向の力を検出するように構成され、前記方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な前記第2の方向の周期的な力を示す前記力信号に基づいて、フラッシングイベントを決定することであって、前記フラッシングイベントは、脈動フラッシングイベントを含む、こと、をさらに備える、
請求項35に記載の方法。
【請求項38】
流体流路、力センサ、および視覚インジケータを含む無針コネクタの力センサを用いて、力信号を測定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記力センサから力信号を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記視覚インジケータを制御して、前記無針コネクタが前記消毒剤で洗浄される前記スクラブイベント、前記無針コネクタが前記溶液でフラッシュされる前記フラッシングイベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスに接続される前記接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに関連付けられた視覚表示を提供することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項39】
流体流路を含む無針コネクタに接続された音響センサを用いて、音響シグネチャを含む信号を測定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記音響センサから音響シグネチャを含む信号を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項40】
流体流路およびセプタムを含む無針コネクタに接続された光学センサを用いて、前記セプタムの動きを測定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記光学センサから前記セプタムの前記動きに関連付けられた信号を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血管アクセス管理のためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品に関する。
【背景技術】
【0002】
本出願は、2021年9月27日に出願された「血管アクセス管理のためのシステム、方法、およびコンピュータプログラム製品」と題する米国仮出願第63/248,818号明細書の優先権を主張し、その開示全体は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0003】
血管アクセス治療には、末梢静脈(PIVC)または中心静脈(PICC/CVC)に挿入されるカテーテルを介して行われることが多い、人体への薬物注入が含まれる。カテーテルは、無針コネクタを介してポンプなどの流体源に接続され得る。
【0004】
血管アクセス治療を提供する臨床医は、血管アクセス治療に使用される多種多様な製品およびそれらの使用に必要な学習曲線による高い認知負荷、多種多様な患者プロファイル、多忙なスケジュール、経験および/または専門知識の不足、および/またはそのようなものなどの様々な要因の影響を受け得る。これらの要因は、標準化されていない診療および/または血管アクセス治療中に正しいデバイスを正しい時間に使用しないことにつながり、静脈炎、閉塞、浸潤、カテーテル関連血流感染(CRBSI)、中心ライン関連血流感染(CLABSI)、および/またはそのようなもののような様々な合併症に患者がさらされることにつながる可能性がある。これらの合併症は、追加の治療、血管アクセス治療のための医療デバイスおよび挿入位置の誤った選択、医療デバイスに関する誤った印象、より経験豊富なスタッフへのさらなるプレッシャー、患者の不満が病院の評判に与える影響、および/またはそのようなものを通じて、さらなる合併症および/またはコストの増加をもたらし得る。
【0005】
病院や在宅ケアの患者環境(例えば、看護師、介護者、患者のメンテナンス活動などを監視できる環境)では、適切なカテーテル維持を確保することを目的としたプロトコルが採用されている。しかしながら、複数の研究では、これらの既存プロトコルの遵守が不十分で、患者の転帰が最適でないことが示されている。さらに、これらの既存のプロトコルは、異なる解決策を必要とする合併症を引き起こす異なる原因のために、血管アクセス管理をサポートしていない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
従って、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた血管アクセス管理(VAM)データを取得し、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定し、前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を提供する、血管アクセス管理のための改良されたシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が提供される。
【0007】
本発明の実施形態によれば、システムは、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた血管アクセス管理(VAM)データを取得し、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定し、前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を提供する、ようにプログラムおよび/または構成された、少なくとも1つのプロセッサを含む。
【0008】
本発明の実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記VAMデータに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の初期リスク予測を決定することであって、前記初期リスク予測は、前記血管アクセス治療に応答して前記患者が少なくとも1つの合併症を経験する確率を含む、こと、によって前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を決定するようにプログラムおよび/または構成される。前記システムはまた、前記VAMデータおよび前記初期リスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた推奨を決定し、前記推奨は、前記血管アクセス治療に使用される推奨されるプロセスおよび推奨される製品のうちの少なくとも1つを含む。前記システムはまた、前記VAMデータおよび前記推奨に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の更新されたリスク予測を決定する。前記システムはまた、前記VAMデータ、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられたコスト予測を決定し、前記コスト予測は、前記推奨されるプロセスおよび前記推奨される製品の少なくとも1つの採用による合併症のコスト削減の観点からの予測される節約を含む。
【0009】
本発明の実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測、前記コスト予測、またはそれらの任意の組合せのうちの少なくとも1つを提供することによって、ユーザデバイスへ、前記洞察を提供する。
【0010】
本発明の実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記洞察に基づいて、前記血管アクセス治療中の前記患者への流体の流れを制御する少なくとも1つの医療デバイスを自動的に制御することによって前記洞察を提供する。
【0011】
本発明の実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、複数の異なるデータソースから、ソースデータを収集することと、前記ソースデータを少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けることと、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータとして、前記少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けられた前記ソースデータを集約することと、によって、前記VAMデータを取得するようにプログラムおよび/または構成される。
【0012】
本発明の実施形態によれば、前記VAMデータは、患者識別子、病院識別子、患者名、患者性別、患者年齢、患者に関連付けられた併存疾患、患者に関連付けられた薬剤、患者に関連付けられた症状、患者に関連付けられた入院の理由、患者に関連付けられた注入タイプ、患者に関連付けられた入院日、患者に関連付けられた再入院インジケータ、患者に関連付けられた退院日、患者に関連付けられた滞在期間、患者に関連付けられたラインの数、患者に関連付けられた付属品のタイプ、医療デバイスに関連付けられた使用日、医療デバイスに関連付けられた平均滞在時間、患者に関連付けられた平均スティック試行回数、患者に関連付けられた合併症、病院の部門、ユーザまたは看護師の識別子、ユーザまたは看護師の経験インジケータ、血管アクセス治療に関連付けられた質問、質問に関連付けられた質問識別子、質問に関連付けられた回答、医療デバイスの使用に関連付けられたタイムスタンプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス識別子、医療デバイスのタイプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス信号、一定期間内の閉塞症例の数、一定期間内のCRBSIおよび/またはCLABSI症例の数、予測された血管信号(例えば、CRBSI、静脈炎など)、またはそれらの任意の組み合わせ、のパラメータのうちの1つまたは複数を含む。
【0013】
本発明の実施形態によれば、前記システムは、複数のローカルシステムであって、各ローカルシステムは、中央コンピューティングシステム、少なくとも1つのセンサを含むセンサシステム、およびユーザデバイスを含む、ローカルシステム、および、前記複数のローカルシステムの各ローカルシステムでのラインメンテナンス活動をリモートで監視するための中央ユニットまたはコマンドセンターとして構成された管理システム、をさらに含む。
【0014】
本発明の実施形態によれば、前記システムは、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、をさらに含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。前記プロセッサは、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する。
【0015】
本発明の実施形態によれば、複数の医療デバイスに関連付けられた複数の識別子要素であって、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、識別子要素、をさらに含む。前記システムは、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、をさらに含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の識別子要素を決定し、前記複数の画像内の決定された前記複数の識別子要素に基づいて、前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプおよび一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの複数の位置を決定するようにさらにプログラムおよび/または構成される。前記プロセッサは、前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプおよび一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【0016】
本発明の実施形態によれば、前記複数の識別子要素は、着色パターン、反射パターン、蛍光パターン、所定の形状および色、LEDパターン、バーコード、またはそれらの任意の組み合わせ、の、識別子要素のタイプのうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの識別子要素を含む。
【0017】
本発明の実施形態によれば、前記システムは、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスをさらに含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定し、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置に基づいて、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の複数の距離を決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。前記少なくとも1つのプロセッサは、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の前記複数の距離および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、(1)前記複数の医療デバイスの第1の医療デバイスの前記複数の医療デバイスの第2の医療デバイスへの接続、(2)前記複数の医療デバイスの前記第2の医療デバイスからの前記複数の医療デバイスの前記第1の医療デバイスの切断、のイベントのうちの少なくとも1つを決定し、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、ようにプログラムおよび/または構成される。
【0018】
本発明の実施形態によれば、前記システムは、医療デバイスに関連付けられた第1の識別子要素であって、前記第1の識別子要素は、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子をカプセル化する、第1の識別子要素、介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子要素であって、前記第2の識別子要素は、前記介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子をカプセル化する、第2の識別子要素、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、をさらに含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の画像に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子および介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子要素を決定し、前記複数の画像内の前記第1の識別子要素に基づいて、前記医療デバイスおよび一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの位置を決定し、前記複数の画像内の前記第2の識別子要素に基づいて、前記介護者の前記手袋および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の位置を決定し、一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの前記位置および一定期間および前記位置にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の前記位置に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定し、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【0019】
本発明の実施形態によれば、前記システムは、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、をさらに含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内のシリンジのバレルに対する前記シリンジのプランジャーの位置を決定し、一定期間にわたる前記シリンジの前記バレルに対する前記シリンジの前記プランジャーの位置に基づいて、前記シリンジからの少なくとも1つの流体送達を決定し、少なくとも1つの決定された前記流体送達に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【0020】
本発明の実施形態によれば、前記システムは、医療デバイスを含むパッケージ、および、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、をさらに含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記パッケージの状態を決定し、一定期間にわたる前記パッケージの前記状態に基づいて、前記医療デバイスが前記パッケージから取り外されるかどうかを決定し、前記パッケージから前記医療デバイスが取り外されるという決定に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【0021】
本発明の実施形態によれば、流体流路を含む無針コネクタ、および、前記無針コネクタに接続された力センサをさらに含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記力センサから力信号を受信し、前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【0022】
本発明の実施形態によれば、前記力センサは、前記無針コネクタの前記流体流路を画定する前記無針コネクタの内壁の外面および前記無針コネクタの前記内壁を取り囲む前記無針コネクタの外壁の内面との間に配置される。
【0023】
本発明の実施形態によれば、前記無針コネクタの第1の端部は、第1の方向に面する表面を含むセプタムを含み、前記力センサの少なくとも1つは、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な第2の方向の力を検出するように構成され、前記1つまたは複数のプロセッサは、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な前記第2の方向の周期的な力を示す前記力信号に基づいて、フラッシングイベントを決定し、前記フラッシングイベントは、脈動フラッシングイベントを含む、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【0024】
本発明の実施形態によれば、前記システムは、流体流路、力信号を測定するように構成された力センサ、および視覚インジケータを含む無針コネクタをさらに含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記力センサから力信号を受信する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定し、前記視覚インジケータを制御して、前記無針コネクタが前記消毒剤で洗浄される前記スクラブイベント、前記無針コネクタが前記溶液でフラッシュされる前記フラッシングイベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスに接続される前記接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに関連付けられた視覚表示を提供する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【0025】
本発明の実施形態によれば、流体流路を含む無針コネクタ、前記無針コネクタに接続された音響センサ、をさらに含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記音響センサから音響シグネチャを含む信号を受信し、前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定し、前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【0026】
本発明の実施形態によれば、前記システムは、流体流路およびセプタムを含む無針コネクタ、前記無針コネクタに接続された光学センサであって、前記光学センサは、前記セプタムの動きを検出するように構成される、光学センサ、をさらに含み、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記光学センサから前記セプタムの前記動きに関連付けられた信号を受信し、前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定し、前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【0027】
本発明の実施形態によれば、方法は、少なくとも1つのプロセッサを用いて、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた血管アクセス管理(VAM)データを取得することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を提供することと、を含む。
【0028】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、前記VAMデータに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の初期リスク予測を決定することであって、前記初期リスク予測は、前記血管アクセス治療に応答して前記患者が少なくとも1つの合併症を経験する確率を含む、ことと、前記VAMデータおよび前記初期リスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた推奨を決定することであって、前記推奨は、前記血管アクセス治療に使用される推奨されるプロセスおよび推奨される製品のうちの少なくとも1つを含む、ことと、前記VAMデータおよび前記推奨に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の更新されたリスク予測を決定することと、前記VAMデータ、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられたコスト予測を決定することであって、前記コスト予測は、前記推奨されるプロセスおよび前記推奨される製品の少なくとも1つの採用による合併症のコスト削減の観点からの予測される節約を含む、ことと、によって、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察が決定される、ことを含む。
【0029】
本発明の実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測、前記コスト予測、またはそれらの任意の組合せのうちの少なくとも1つを提供することによって、ユーザデバイスへ、前記洞察を提供する。
【0030】
本発明の実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記洞察に基づいて、前記血管アクセス治療中の前記患者への流体の流れを制御する少なくとも1つの医療デバイスを自動的に制御することによって前記洞察を提供する。
【0031】
本発明の実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、複数の異なるデータソースから、ソースデータを収集することと、前記ソースデータを少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けることと、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータとして、前記少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けられた前記ソースデータを集約することと、によって、前記VAMデータを取得する。
【0032】
本発明の実施形態によれば、前記VAMデータは、患者識別子、病院識別子、患者名、患者性別、患者年齢、患者に関連付けられた併存疾患、患者に関連付けられた薬剤、患者に関連付けられた症状、患者に関連付けられた入院の理由、患者に関連付けられた注入タイプ、患者に関連付けられた入院日、患者に関連付けられた再入院インジケータ、患者に関連付けられた退院日、患者に関連付けられた滞在期間、患者に関連付けられたラインの数、患者に関連付けられた付属品のタイプ、医療デバイスに関連付けられた使用日、医療デバイスに関連付けられた平均滞在時間、患者に関連付けられた平均スティック試行回数、患者に関連付けられた合併症、病院の部門、ユーザまたは看護師の識別子、ユーザまたは看護師の経験インジケータ、血管アクセス治療に関連付けられた質問、質問に関連付けられた質問識別子、質問に関連付けられた回答、医療デバイスの使用に関連付けられたタイムスタンプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス識別子、医療デバイスのタイプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス信号、一定期間内の閉塞症例の数、一定期間内のCRBSIおよび/またはCLABSI症例の数、予測された血管信号(例えば、CRBSI、静脈炎など)、またはそれらの任意の組み合わせ、のパラメータのうちの1つまたは複数を含む。
【0033】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、中央ユニットまたはコマンドセンターとして構成された管理システムを用いて、複数のローカルシステムでのラインメンテナンス活動をリモートで監視することであって、各ローカルシステムは、中央コンピューティングシステム、少なくとも1つのセンサを含むセンサシステム、およびユーザデバイスを含む、こと、をさらに含む。
【0034】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすること、を含む。前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【0035】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、複数の医療デバイスに関連付けられた複数の識別子要素であって、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、識別子要素、をさらに含む。前記方法はまた、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の識別子要素を決定することであって、前記複数の識別子要素は、複数の医療デバイスに関連付けられ、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、ことと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像内の決定された前記複数の識別子要素に基づいて、前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプおよび一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの複数の位置を決定することと、をさらに含む。
をさらに
【0036】
本発明の実施形態によれば、前記複数の識別子要素は、着色パターン、反射パターン、蛍光パターン、所定の形状および色、LEDパターン、バーコード、またはそれらの任意の組み合わせ、の、識別子要素のタイプのうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの識別子要素を含む。
【0037】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置に基づいて、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の複数の距離を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の前記複数の距離および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、(1)前記複数の医療デバイスの第1の医療デバイスの前記複数の医療デバイスの第2の医療デバイスへの接続、(2)前記複数の医療デバイスの前記第2の医療デバイスからの前記複数の医療デバイスの前記第1の医療デバイスの切断、のイベントのうちの少なくとも1つを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【0038】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、医療デバイスに関連付けられた第1の識別子および介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子要素を決定することであって、前記第1の識別子要素は、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子をカプセル化し、前記第2の識別子要素は、前記介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子をカプセル化する、ことと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像内の前記第1の識別子要素に基づいて、前記医療デバイスおよび一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの位置を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像内の前記第2の識別子要素に基づいて、前記介護者の前記手袋および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の位置を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの前記位置および一定期間および前記位置にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の前記位置に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【0039】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内のシリンジのバレルに対する前記シリンジのプランジャーの位置を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記シリンジの前記バレルに対する前記シリンジの前記プランジャーの位置に基づいて、前記シリンジからの少なくとも1つの流体送達を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、少なくとも1つの決定された前記流体送達に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【0040】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、医療デバイスを含むパッケージと、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを用いて、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる医療デバイスを含むパッケージの状態を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、一定期間にわたる前記パッケージの前記状態に基づいて、前記医療デバイスが前記パッケージから取り外されるかどうかを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記パッケージから前記医療デバイスが取り外されるという決定に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【0041】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、流体流路を含む無針コネクタに接続された力センサを用いて、力信号を測定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記力センサから前記力信号を受信することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【0042】
本発明の実施形態によれば、前記力センサは、前記無針コネクタの前記流体流路を画定する前記無針コネクタの内壁の外面および前記無針コネクタの前記内壁を取り囲む前記無針コネクタの外壁の内面との間に配置される。
【0043】
本発明の実施形態によれば、前記無針コネクタの第1の端部は、第1の方向に面する表面を含むセプタムを含み、前記力センサの少なくとも1つは、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な第2の方向の力を検出するように構成され、前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な前記第2の方向の周期的な力を示す前記力信号に基づいて、フラッシングイベントを決定することであって、前記フラッシングイベントは、脈動フラッシングイベントを含む、こと、をさらに含む。
【0044】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、流体流路、力センサ、および視覚インジケータを含む無針コネクタの力センサを用いて、力信号を測定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記力センサから力信号を受信することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記視覚インジケータを制御して、前記無針コネクタが前記消毒剤で洗浄される前記スクラブイベント、前記無針コネクタが前記溶液でフラッシュされる前記フラッシングイベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスに接続される前記接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに関連付けられた視覚表示を提供することと、をさらに含む。
【0045】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、流体流路を含む無針コネクタに接続された音響センサを用いて、音響シグネチャを含む信号を測定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記音響センサから音響シグネチャを含む信号を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【0046】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、流体流路およびセプタムを含む無針コネクタに接続された光学センサを用いて、前記セプタムの動きを測定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記光学センサから前記セプタムの前記動きに関連付けられた信号を受信することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0047】
図1A図1Aは、本明細書に記載のシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得る環境の非限定的な実施形態または態様の図である。
図1B図1Bは、図1Aのローカルシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の図である。
図2図2は、図1Aおよび図1Bの1つまたは複数のデバイス、および/または1つまたは複数のシステムの構成要素の非限定的な実施形態または態様の図である。
図3A図3Aは、管理システムおよびローカルシステムの実装の非限定的な実施形態または態様の図である。
図3B図3Bは、管理システムおよびローカルシステムの実装の非限定的な実施形態または態様の図である。
図4図4は、血管アクセス管理のためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図5図5は、血管アクセス管理のためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図6A図6Aは、血管アクセス管理のためのプロセスに関連する実装600の非限定的な実施形態または態様の概要の図である。
図6B図6Bは、血管アクセス管理のためのプロセスに関連する実装600の非限定的な実施形態または態様の概要の図である。
図6C図6Cは、血管アクセス管理のためのプロセスに関連する実装600の非限定的な実施形態または態様の概要の図である。
図7図7は、本明細書に記載のシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得るローカルシステムの環境の実装の非限定的な実施形態または態様の図である。
図8図8は、医療デバイスの例示的な実装の非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
図9図9は、識別子要素の実装の非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
図10図10は、識別子要素の実装の非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
図11図11は、図7のローカルシステムの環境の実装の例示的な視覚表現を示す。
図12図12は、VAMデータを取得するためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図13図13は、VAMデータを取得するためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図14図14は、VAMデータを取得するためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図15図15は、VAMデータを取得するためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図16A図16Aは、VAMデータを取得するためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図16B図16Bは、VAMデータを取得するためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図17図17は、VAMデータを取得するためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図18図18は、VAMデータを取得するためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図19図19は、スクラブイベントの非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
図20図20は、シリンジのプランジャーに関連付けられた第1の識別子要素と、シリンジのバレルに関連付けられた第2の識別子要素とを含むシリンジの非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
図21図21は、本明細書に記載のシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得る環境の実装の非限定的な実施形態または態様の図である。
図22A図22Aは、図1の1つまたは複数のシステムおよび/または1つまたは複数のデバイスの実装の非限定的な実施形態または態様の図である。
図22B図22Bは、図1の1つまたは複数のシステムおよび/または1つまたは複数のデバイスの実装の非限定的な実施形態または態様の図である。
図22C図22Cは、図1の1つまたは複数のシステムおよび/または1つまたは複数のデバイスの実装の非限定的な実施形態または態様の図である。
図23図23は、スマートデバイスの実装の非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
図24A図24Aは、無針コネクタの実装の非限定的な実施形態または態様の側面図である。
図24B図24Bは、スマートデバイスおよび無針コネクタの実装の非限定的な実施形態または態様の側面図である。
図24C図24Cは、スマートデバイスおよび無針コネクタの実装の非限定的な実施形態または態様の側面図である。
図25A図25Aは、スマートデバイスおよび無針コネクタの実装の非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
図25B図25Bは、スマートデバイスおよび無針コネクタの実装の非限定的な実施形態または態様の上面図である。
図25C図25Cは、経時的な力信号の非限定的な実施形態または態様のグラフである。
図26A図26Aは、図1の1つまたは複数のシステムおよび/または1つまたは複数のデバイスの出力の非限定的な実施形態または態様を示す。
図26B図26Bは、図1の1つまたは複数のシステムおよび/または1つまたは複数のデバイスの出力の非限定的な実施形態または態様を示す。
図27図27は、カテーテル内の薬剤の漏出および/または浸潤を検出するためのスマートデバイスの実装の非限定的な実施形態または態様の図である。
図28図28は、管腔を識別するためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図29図29は、管腔を識別するためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図30図30は、針先端を位置決めするためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図31図31は、イベント監視のためのプロセスの非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。
図32図32は、シリンジの実装の非限定的な実施形態または態様の側面図である。
図33A図33Aは、消毒剤キャップの実装の非限定的な実施形態または態様の斜視図および側面図である。
図33B図33Bは、消毒剤キャップの実装の非限定的な実施形態または態様の斜視図および側面図である。
図33C図33Cは、消毒剤キャップの実装の非限定的な実施形態または態様の斜視図および側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0048】
本開示は、それとは反対に明示的に特定されない限り、様々な代替的な変形およびステップシーケンスを想定し得ることが理解されるべきである。また、添付の図面に示され、および以下の明細書に記載される具体的なデバイスおよびプロセスは、単に例示的および非限定的な実施形態または態様であることも理解されるべきである。したがって、本明細書に開示された実施形態または態様に関連する具体的な寸法および他の物理的な特徴は、限定的なものとして考慮されるべきではない。
【0049】
以下の説明の目的のために、「端部」、「上側」、「下側」、「右」、「左」、「垂直」、「水平」、「上部」、「底部」、「横方向」、「長手方向」およびそれらの派生語は、それらが図面で配向される際の、非限定的な実施形態または態様に関するものとする。しかしながら、非限定的な実施形態または態様は、それとは反対に明示的に特定されない限り、様々な代替の変形およびステップシーケンスを想定し得ることを理解されたい。また、添付の図面に示され、および以下の明細書に記載される具体的なデバイスおよびプロセスは、単に例示的および非限定的な実施形態または態様であることも理解されるべきである。したがって、本明細書に開示される実施形態または態様の実施形態または態様に関連する特定の寸法および他の物理的特性は、別段の指示がない限り、限定的であると見なされるべきではない。
【0050】
本明細書で使用される態様、構成要素、要素、構造、動作(act)、ステップ、機能、命令および/または同様のものは、そのように明示的に説明されない限り、重要または必須であると解釈されるべきではない。また、本明細書で使用される際に、冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数のアイテムを含むことを意図しており、「1つまたは複数」および「少なくとも1つ」と交換可能に使用されてもよい。さらに、本明細書で使用される際に、用語「セット」は、1つまたは複数のアイテム(例えば、関連アイテム、非関連アイテム、関連アイテムと非関連アイテムとの組み合わせなど)を含むことが意図され、「1つまたは複数」または「少なくとも1つ」と交換可能に使用されてもよい。1つのアイテムのみが意図される場合、用語「1つ(one)」または同様の言葉が使用される。また、本明細書で使用される際に、用語「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などは、制限のない用語(open-ended terms)であることが意図される。さらに、語句「に基づく(based on)」は、そうではないと明示的に特定されない限り、「少なくとも部分的に基づく」を意味することが意図される。
【0051】
本明細書で使用される際に、用語「通信(communication)」および「通信する(communicate)」は、情報(例えば、データ、信号、メッセージ、指示、コマンド、および/または同様のもの)の受信(reception)、受信(receipt)、送信(transmission)、転送(transfer)、提供(provision)などを指し得る。1つのユニット(例えば、デバイス、システム、デバイスまたはシステムの構成要素、それらの組み合わせ、および/または同様のもの)に関して、別のユニットと通信することは、1つのユニットが直接的または間接的に他のユニットから情報を受信しおよび/または他のユニットに情報を送信することができることを意味する。これは、本質的に有線および/または無線である直接的または間接的な接続を意味し得る。付加的に、送信される情報が第1のユニットと第2のユニットとの間で変更され(modified)、処理され(processed)、中継され(relayed)、および/または迂回される(routed)としても、2つのユニットは互いに通信していてもよい。例えば、第1のユニットが情報を受動的に受信し、および第2のユニットに情報を能動的に送信しないとしても、第1のユニットは第2のユニットと通信し得る。別の例として、少なくとも1つの中間ユニット(intermediary unit)(例えば、第1のユニットと第2のユニットとの間に位置する第3のユニット)が第1のユニットから受信される情報を処理し、および処理された情報を第2のユニットに通信する場合、第1のユニットは第2のユニットと通信し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様において、メッセージは、データを含むネットワークパケット(例えば、データパケットおよび/または同様のもの)を指し得る。他の数多くの配置(arrangements)が可能であることは理解されよう。
【0052】
本明細書で使用される際に、用語「コンピューティングデバイス」は、1つまたは複数以上のネットワークと直接的または間接的に通信するように構成される1つまたは複数の電子デバイスを指し得る。コンピューティングデバイスは、モバイルまたはポータブルコンピューティングデバイス、デスクトップコンピューター、サーバ、および/または同様のものであり得る。さらに、用語「コンピュータ」は、データを受信、処理、および出力するために必要な構成要素を含む任意のコンピューティングデバイスを指し得、通常、ディスプレイ、プロセッサ、メモリ、入力デバイス、およびネットワークインターフェースを含む。「コンピューティングシステム」は、1つまたは複数のコンピューティングデバイスまたはコンピュータを含み得る。「アプリケーション」または「アプリケーションプログラムインターフェイス」(API)は、クライアント側のフロントエンドおよび/またはサーバ側のバックエンドなどの、クライアントからデータを受信するためのソフトウェア構成要素間の相互作用を容易にするためにプロセッサによって実行され得るコンピュータ可読媒体上でソートされたコンピュータコードまたは他のデータを指す。「インターフェース」は、ユーザが直接的または間接的に(例えば、キーボード、マウス、タッチスクリーンなどを通じて)相互作用し得る1つまたは複数のグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)などの生成されたディスプレイを指す。さらに、ネットワーク環境で直接的または間接的に通信する複数のコンピュータ、例えばサーバ、または他のコンピュータ化されたデバイスは、「システム」または「コンピューティングシステム」を構成し得る。
【0053】
本明細書に記載されるシステム、および/または方法が、異なる形態のハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実装され得ることは明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用制御ハードウェアもしくはソフトウェアコードは、実装を限定するものではない。したがって、システム、および/または方法の動作および挙動は、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書に記載され、ソフトウェアおよびハードウェアは、本明細書の説明に基づいてシステムおよび/または方法を実装するように設計され得ることが理解される。
【0054】
いくつかの非限定的な実施形態または態様は、閾値に関連して本明細書で説明される。本明細書で使用される際に、閾値を満たすことは、値が、閾値よりも大きいこと、閾値よりも多いこと、閾値よりも高いこと、閾値以上であること、閾値よりも小さいこと、閾値よりも少ないこと、閾値よりも低いこと、閾値以下であること、閾値と等しいことなどを指し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、閾値を満たすことは、パターン認識技術、データマイニング技術、信号分析の勾配、Xbar Rチャート解析、および/またはそのようなものが信号に適用された結果として、信号のパターンを認識することを指し得る。例えば、閾値を満たすことは、信号の動的時間ベースの分析に基づき得る。
【0055】
ここで図1Aを参照すると、図1Aは、本明細書に記載のシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得る例示的な環境100の図である。図1Aに示されるように、環境100は、管理システム102、複数のローカルシステム104a、104b、…104n、および/または通信ネットワーク106を含む。また、図1Bを参照すると、図1Bは、図1Aの複数のローカルシステム104a、104b、…104nのローカルシステム104の非限定的な実施形態または態様の図である。図1Bに示されるように、ローカルシステム104は、中央コンピューティングシステム202、薬剤ソースシステム204、センサシステム206、および/またはユーザデバイス208を含み得る。環境100および/またはローカルシステム104のシステムおよび/またはデバイスは、有線接続、無線接続、または有線および無線接続の組み合わせ(例えば、通信ネットワーク106などを介して)を介して相互接続(例えば、情報および/またはデータなどを通信)し得る。
【0056】
管理システム102は、複数のローカルシステム104a、104b、…104nから(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを受信し、および/または複数のローカルシステム104a、104b、…104nに(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを通信することができる1つまたは複数のデバイスを含み得る。例えば、管理システム102は、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、1つまたは複数のコンピューティングデバイス、1つまたは複数のサーバコンピュータ、1つまたは複数のモバイルコンピューティングデバイスなど)を含む1つまたは複数のコンピューティングシステムを含み得る。
【0057】
管理システム102は、管理システム102内または外部(例えば、遠隔の)管理システム120内に位置する標準化された臨床プロトコルデータベースにアクセスおよび/または更新するように構成され得る。標準化された臨床プロトコルデータベースは、血管アクセス管理のための標準化された臨床プロトコルに関連付けられた臨床プロトコルデータを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、標準化された臨床プロトコルは、患者の疾患状態、患者が位置するローカルシステムのタイプ(例えば、ケア場所など)などに従ってカスタマイズされ得る。
【0058】
ローカルシステム104は、管理システム102から(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを受信し、および/または管理システム102に(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを通信することができる1つまたは複数のデバイスを含み得る。例えば、ローカルシステム102は、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、1つまたは複数のコンピューティングデバイス、1つまたは複数のサーバコンピュータ、1つまたは複数のモバイルコンピューティングデバイスなど)を含む1つまたは複数のコンピューティングシステムを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ローカルシステム104は、在宅ケアシステム、急性期ケアシステム、病院ケアシステムなどを含み得る。そのような例では、ローカルシステム104は、病院企業のフロア全体をカバーするように無線通信を拡張するなど、ローカルシステム104の構成要素間の無線通信を拡張するように構成された1つまたは複数の信号エクステンダを含み得る。
【0059】
通信ネットワーク106は、1つまたは複数の有線および/または無線ネットワークを含み得る。例えば、通信ネットワーク106は、セルラーネットワーク(例えば、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、第3世代(3G)ネットワーク、第4世代(4G)ネットワーク、第5世代(5G)ネットワーク、符号分割多元アクセス(CDMA)ネットワークなど)、近距離無線通信ネットワーク(例えば、Bluetoothネットワークなど)、公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、電話網(例えば、公衆交換電話網(PSTN)など)、プライベートネットワーク、アドホックネットワーク、イントラネット、インターネット、光ファイバーベースのネットワーク、クラウドコンピューティングネットワークなど、および/またはこれらまたは他のタイプのネットワークの組み合わせを含み得る。
【0060】
中央コンピューティングシステム202は、管理システム102、薬剤ソースシステム204、センサシステム206、および/またはユーザデバイス208から(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを受信し、および/または管理システム102、薬剤ソースシステム204、センサシステム206、および/またはユーザデバイス208に(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを通信することができる1つまたは複数のデバイスを含み得る。例えば、中央コンピューティングシステム202は、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、1つまたは複数のコンピューティングデバイス、1つまたは複数のサーバコンピュータ、1つまたは複数のモバイルコンピューティングデバイスなど)を含む1つまたは複数のコンピューティングシステムを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、中央コンピューティングシステム202は、管理システム102、薬剤ソースシステム204、センサシステム206、および/またはユーザデバイス208内に実装され得る。
【0061】
薬剤ソースシステム204は、1つまたは複数の流体を1つまたは複数の管腔(例えば、流体ライン、IVラインなど)に送達することができる1つまたは複数のデバイスを含み得る。例えば、薬剤ソースシステム204は、1つまたは複数の手動流体送達システム(例えば、1つまたは複数のIVバッグ、1つまたは複数のシリンジなど)および/または1つまたは複数の注入ポンプを含む注入ポンプシステムを含み得る。
【0062】
薬剤ソースシステム204は、管理システム102、中央コンピューティングシステム202、センサシステム206、および/またはユーザデバイス208から(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを受信し、および/または管理システム102、中央コンピューティングシステム202、センサシステム206、および/またはユーザデバイス208に(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを通信することができる1つまたは複数のデバイスを含み得る。例えば、薬剤ソースシステム204は、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、1つまたは複数のコンピューティングデバイス、1つまたは複数のサーバコンピュータ、1つまたは複数のモバイルコンピューティングデバイスなど)を含む1つまたは複数のコンピューティングシステムを含み得る。
【0063】
センサシステム206は、患者および/または医療デバイスに関連付けられたセンサデータを決定する(例えば、決定する、収集する、取得する、キャプチャする、測定する、感知するなど)ように構成された1つまたは複数のセンサを含み得る。例えば、センサシステム206は、画像キャプチャシステム702、1つまたは複数のスマートデバイス804、および/またはユーザデバイス208を含み得る。
【0064】
センサシステム206は、管理システム102、中央コンピューティングシステム202、薬剤ソースシステム204、および/またはユーザデバイス208から(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを受信し、および/または管理システム102、中央コンピューティングシステム202、薬剤ソースシステム204、および/またはユーザデバイス208に(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを通信することができる1つまたは複数のデバイスを含み得る。例えば、センサシステム206は、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、1つまたは複数のコンピューティングデバイス、1つまたは複数のサーバコンピュータ、1つまたは複数のモバイルコンピューティングデバイスなど)を含む1つまたは複数のコンピューティングシステムを含み得る。
【0065】
ユーザデバイス208は、管理システム102、中央コンピューティングシステム202、薬剤ソースシステム204、および/またはセンサシステム206から(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを受信し、および/またはデータを管理システム102、中央コンピューティングシステム202、薬剤ソースシステム204、および/またはセンサシステム206に(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを通信することができる1つまたは複数のデバイスを含み得る。例えば、ユーザデバイス208は、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、1つまたは複数のコンピューティングデバイス、1つまたは複数のサーバコンピュータ、1つまたは複数のモバイルコンピューティングデバイスなど)を含む1つまたは複数のコンピューティングシステムを含み得る。
【0066】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ユーザデバイス208は、病院内の看護ステーションまたは端末を含む。例えば、ユーザデバイス208は、ベッドサイド看護師サポート(例えば、看護師によるリアルタイムのイベントの記録、およびスクラブまたはフラッシングなどのイベントが期限付きまたは必要であると判断された場合の看護師へのフィードバックなど)、看護ステーションマネージャサポート(例えば、ワークフローを削減し、フラッシングの時間目標を改善するためのフラッシング手順の最適化など)、看護管理のためのレトロスペクティブな報告(例えば、スクラブ持続時間、フラッシング技術、フラッシュ間の時間、不適切な医療デバイスの再利用、適切な医療デバイスの交換など)、および/または同様のものを提供し得る。
【0067】
図1Aおよび図1Bに示されたシステムおよびデバイスの数および配置は、例として提供されたものである。図1Aおよび図1Bに示されるものと比べて、追加のシステムおよび/またはデバイス、より少ないシステムおよび/またはデバイス、異なるシステムおよび/またはデバイス、または異なる配置のシステムおよび/またはデバイスが存在し得る。さらに、図1Aおよび図1Bに示される2つ以上のシステムまたはデバイスは、単一のシステムまたは単一のデバイス内に実装され得るか、または図1Aおよび図1Bに示される単一のシステムまたは単一のデバイスは、複数の分散されたシステムまたはデバイスとして実装され得る。追加的に、または代替的に、環境100および/またはローカルシステム104のシステムのセットまたはデバイスのセット(例えば、1つまたは複数のシステム、1つまたは複数のデバイスなど)は、環境100および/またはローカルシステム104のシステムの別のセットまたはデバイスの別のセットによって実行されるものとして説明される1つまたは複数の機能を実行することが可能である。
【0068】
ここで図2を参照すると、図2は、デバイス200の例示的な構成要素の図である。デバイス200は、管理システム102の1つまたは複数のデバイス、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイス、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイス、センサシステム206の1つまたは複数のデバイス、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)に対応し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102の1つまたは複数のデバイス、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイス、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイス、センサシステム206の1つまたは複数のデバイス、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)は、少なくとも1つのデバイス200および/または少なくとも1つのデバイス200の構成要素を含み得る。
【0069】
図2に示されるように、デバイス200は、バス202、プロセッサ204、メモリ206、記憶構成要素208、入力構成要素210、出力構成要素212、および通信インターフェース214を含み得る。
【0070】
バス202は、デバイス200の構成要素間の通信を可能にする構成要素を含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセッサ204は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせで実装され得る。例えば、プロセッサ204は、機能を実行するようにプログラムされ得る、プロセッサ(例えば、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、加速処理装置(APU)など)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、および/または任意の処理構成要素(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)など)を含み得る。メモリ206は、プロセッサ204による使用のための情報および/または命令を記憶する、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、および/または別のタイプの動的または静的記憶装置(例えば、フラッシュメモリ、磁気メモリ、光メモリなど)を含み得る。
【0071】
記憶構成要素208は、デバイス200の動作および使用に関連する情報および/またはソフトウェアを格納し得る。例えば、記憶構成要素208は、ハードディスク(例えば、磁気ディスク、光ディスク、磁気光学ディスク、ソリッドステートディスクなど)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD)、フロッピーディスク、カートリッジ、磁気テープ、および/または別のタイプのコンピュータ可読媒体を、対応するドライブと共に、含み得る。
【0072】
入力構成要素210は、デバイス200が、ユーザ入力(例えば、タッチスクリーンディスプレイ、キーボード、キーパッド、マウス、ボタン、スイッチ、マイクロフォンなど)を介してなど、情報を受信することを可能とする構成要素を含み得る。追加的にまたは代替的に、入力構成要素210は、情報を感知するためのセンサ(例えば、全地球測位システム(GPS)構成要素、加速度計、ジャイロスコープ、アクチュエータ、力センサ、カメラおよび/または本明細書に記載されるセンサのいずれか等)を含み得る。出力構成要素212は、デバイス200からの出力情報を提供する構成要素(例えば、ディスプレイ、スピーカー、タクタイルまたは触覚出力、1つまたは複数の発光ダイオード(LED)など)を含み得る。
【0073】
通信インターフェース214は、デバイス200が、例えば、有線接続、無線接続、または有線接続および無線接続の組み合わせを介してなど、他のデバイスと通信することを可能にする、トランシーバーのような構成要素(例えば、トランシーバー、別個の受信機および送信機など)を含み得る。通信インターフェース214は、デバイス200が他のデバイスからの情報を受信すること、および/または別のデバイスに情報を提供することを可能にし得る。例えば、通信インターフェース214は、イーサネットインタフェース、光インターフェース、同軸インターフェース、赤外線インターフェース、無線周波数(RF)インターフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェース、Wi-Fi(登録商標)インターフェース、セルラーネットワークインターフェースなどを含み得る。
【0074】
デバイス200は、本明細書に記載される1つまたは複数のプロセスを実行し得る。デバイス200は、メモリ206および/または記憶構成要素208のようなコンピュータ可読媒体によって記憶されたソフトウェア命令を実行するプロセッサ204に基づいてこれらのプロセスを実行し得る。コンピュータ可読媒体(例えば、非一時的コンピュータ可読媒体)は、本明細書において、非一時的メモリデバイスとして定義される。メモリデバイスは、単一の物理記憶デバイスの内側に位置するメモリスペースまたは多数の物理記憶デバイスにまたがるメモリスペースを含む。
【0075】
ソフトウェア命令は、通信インターフェース214を介して、別のコンピュータ可読媒体から、または別のデバイスから、メモリ206および/または記憶構成要素208に読み込まれ得る。実行されるとき、メモリ206および/または記憶構成要素208に格納されたソフトウェア命令は、プロセッサ204に、本明細書に記載の1つまたは複数のプロセスを実行させ得る。追加的にまたは代替的に、ハードワイヤード回路は、本明細書に記載される1つまたは複数のプロセスを実行するために、ソフトウェア命令の代わりに、またはソフトウェア命令と組み合わせて使用され得る。したがって、本明細書に記載される実施形態または態様は、ハードウェア回路およびソフトウェアの何らかの特定の組み合わせに限定されない。
【0076】
メモリ206、および/または記憶構成要素208は、データストレージ、または1つまたは複数のデータ構造(例えば、データベースなど)を含み得る。デバイス200は、メモリ206および/または記憶構成要素208内のデータストレージまたは1つ以上のデータ構造に格納された情報を受信し、情報を格納し、情報を通信し、情報を検索することが可能であり得る。
【0077】
図2に示される構成要素の数および配置は、例として提供される。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、デバイス200は、図2に示されるものと比べて追加の構成要素、より少ない構成要素、異なった構成要素、または異なって配置される構成要素を含んでいてもよい。付加的にまたは代替的に、デバイス200の構成要素のセット(例えば、1つまたは複数の構成要素)は、デバイス200の構成要素の別のセットによって実行されると説明される1つまたは複数の機能を実行し得る。
【0078】
ここで図3Aおよび図3Bを参照すると、図3Aおよび図3Bは、管理システム102およびローカルシステム104の実装300の非限定的な実施形態または態様の図である。図3Aおよび図3Bに示されるように、管理システム102は、複数のローカルシステム104a、104b、…104nから受信したVAMデータを使用してラインメンテナンス活動(例えば、フラッシング、スクラブ、薬剤送達など)をリモートで監視し、標準化された臨床プロトコルを維持および充実させ、標準化された臨床プロトコルに従って臨床的洞察を取得し、医療デバイスの自動登録を実行し、および/または患者の自動登録を実行するための中央ユニットまたはコマンドセンターとして構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、異なるタイプのデバイス(例えば、第1のメーカーからのデバイスおよび第1のメーカーとは異なる第2のメーカーからのデバイスなど)が互いにおよび/または管理システム102および/またはローカルシステム104と接続および/または通信することを可能にする1つまたは複数の相互運用可能なライセンスモジュール(例えば、プロトコル、臨床的洞察など)を格納し得る。
【0079】
管理システム102とローカルシステム104との間の通信は、臨床プロトコルデータユニット(CPDU)に基づき得る。CPDUは、通信ネットワーク106を介して転送し得るVAMデータおよび/または臨床情報のブロックを含み得る。一例として、管理システム102は、通信ネットワーク106を介してCPDUとしてVAMデータ(例えば、タイムスタンプを有する有意義かつ臨床的に関連する洞察など)をローカルシステム104に(例えば、中央コンピューティングシステム202などに)関連付け、集約、および/または送信し、通信ネットワーク106を介してCPDUとしてVAMデータ(例えば、センサデータまたは信号、患者データ、ユーザ入力データなど)をローカルシステム104から受信するように構成され得る。
【0080】
なお図3Aおよび図3Bを参照すると、管理システム102および/またはローカルシステム104(例えば、中央コンピューティングシステム202など)は、関連付けユニット302、集約ユニット304、トランシーバユニット306、および/またはデータ収集ユニット308を含む臨床データプロトコルプロセッサ301をそれぞれ含み得る。
【0081】
関連付けユニット302は、1つまたは複数のアルゴリズムを使用して、VAMデータおよび/または患者データを臨床標準データと関連付けて、1つまたは複数の臨床的洞察を決定し、および/または1つまたは複数の臨床的洞察をVAMデータと関連付けて、1つまたは複数の臨床プロトコルを決定するようにプログラムおよび/または構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、関連付けユニット302は、VAMデータおよび/または臨床的洞察を使用して、標準的な臨床プロトコルから病院および/または患者固有のカスタム臨床プロトコルを生成し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、関連付けユニット302は、臨床状態に応じて標準的な臨床プロトコルをそのまま(例えば、標準的な臨床プロトコルを修正することなく等)使用し得る。
【0082】
集約ユニット304は、複数の異なるデータソース(例えば、様々なスマートデバイスから、看護表から、EMRからなど)からのVAMデータを集約するようにプログラムおよび/または構成され得る。集約ユニット304は、異なる関連付けユニット302からのデータを集約するようにプログラムおよび/または構成され得る。例えば、集約ユニット304は、データがデータ収集ユニット308によって収集され、関連付けユニット302によって臨床標準データに関連付けられた後に、複数の異なるソースからのVAMデータを集計し得る。
【0083】
トランシーバユニット306は、通信ネットワーク106を介してCPDUを送信および/または受信し、VAMデータ、臨床プロトコル、および/または洞察をCPDUにパケット化し、および/またはCPDUをVAMデータ、臨床プロトコル、および/または洞察にパケット解除するようにプログラムおよび/または構成され得る。例えば、トランシーバユニット306は、データが集約ユニット304によって集約された後にデータを送信し得る。
【0084】
データ収集ユニット308は、生データアグリゲータ310、生データソース312、VAMデータプリプロセッサ314、VAMデータソース316、VAMデータインテグレータ318、および/またはVAMデータ入力320を含み得る。データ収集ユニット308は、複数の異なるデータソース(例えば、様々なスマートデバイスから、看護テーブルから、EMRからなど)からソースデータ(例えば、VAMデータ、患者データなど)を収集するようにプログラムおよび/または構成され得る。例えば、データ収集ユニット308における動作またはデータ処理のシーケンスは、生データソース312から生データアグリゲータ310へ、VAMデータプリプロセッサ310へ、VAMデータソース316へ、VAMデータインテグレータ318へ、VAMデータ入力320へ、であり得る。例えば、データ収集ユニット308における動作またはデータ処理のシーケンスは、データ収集ユニット308から関連付けユニット302、集約ユニット304、トランシーバユニット306へ、であり得る。
【0085】
生データアグリゲータ310は、EHR、スマートデバイスシステム、治療チェックリスト、医師および看護ノート、評価チャート、製品情報、臨床プロトコルデータベースなどのすべての利用可能なデータソースと相互作用するようにプログラムおよび/または構成され得る。
【0086】
生データソース(RDS)312は、以下のデータソースのうちの少なくとも1つを含み得る。EHR、スマートデバイスシステム、治療チェックリスト、医師および看護ノート、評価チャート、製品情報、臨床プロトコルデータベース、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0087】
VAMデータプリプロセッサ314は、生データを変換し、血管アクセス治療関連情報についてデータをフィルタリングするようにプログラムおよび/または構成され得る。例えば、VAMデータプリプロセッサ314は、各データソースからの血管アクセス治療関連データをフィルタリングし、フィルタリングされたデータ内の属性を正規化し、欠損値の治療を提供し、および/または信号モデルによるより良い理解のための特徴工学を実行するようにプログラムおよび/または構成され得る。
【0088】
VAMデータソース(VDS)316は、血管アクセス治療固有の情報のみを含むデータソースを含み得る。例えば、VAMデータソース316は、EHRに由来する血管アクセスデータ、スマートデバイスシステムからの血管アクセス製品/練習データ、NLPを使用して構造化フォーマットに変換された医師および看護ノート、VAM評価からのチャート、血管シグナルデータ、治療チェックリストからの血管関連データ、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。
【0089】
VAMデータインテグレータ(VDI)318は、様々なソースからの前処理されたデータを単一のデータソースに組み合わせるようにプログラムおよび/または構成され得る。
【0090】
VAMデータ入力(DIN)320は、各行が患者の単一の履歴インスタンスを表すVAMデータを有する統合された入力またはデータ構造を含み得る。
【0091】
ここで図4を参照すると、図4は、血管アクセス管理のためのプロセス400の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス400のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス300のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別個の、または管理システム102を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0092】
図4に示されるように、ステップ402において、プロセス400は、VAMデータを取得することを含む。例えば、管理システム102は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータを取得し得る。一例として、管理システム102は、血管アクセス治療が患者に提供される前、間、および/または後に、VAMデータを取得し得る。そのような例では、管理システム102は、ローカルシステム104、中央コンピューティングシステム202、薬剤ソースシステム204、センサシステム206、および/またはユーザデバイス208、病院情報システム(HIS)、電子医療記録(EMR)、電子健康記録(EHR)、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つからVAMデータを受信および/または読み出し得る。VAMデータはまた、ローカルシステム104、中央コンピューティングシステム202、薬剤ソースシステム204、センサシステム206、および/または、ユーザおよび/または患者にそのようなデータを促し、および/またはそのようなデータを記録し得るユーザデバイス208のユーザインターフェースとの相互作用を介して取得され得る。例えば、管理システム102(および/または中央コンピューティングシステム202など)によって取得されたVAMデータは、図12のプロセス1200、図13のプロセス1300、図14のプロセス1400、図15のプロセス1500、図16Aおよび16Bのプロセス1600、図17のプロセス1700、図18のプロセス1800、図28のプロセス2800、図29のプロセス2900、図30のプロセス3000、図31のプロセス3100、またはそれらの任意の組み合わせのうちの1つまたは複数の、以下でより詳細に説明されるプロセスの一部として取得され、受信され、読み出され、収集され、測定され、検知され、決定され、提供され、および/または送信される任意の情報、データ、および/または信号を含み得る。
【0093】
VAMデータは、センサデータ、ユーザ入力データ、患者データ、医療デバイスデータ、薬剤データ、イベントデータ、互換性データ、位置データ、洞察データ、および/または臨床プロトコルデータを含み得る。例えば、VAMデータは、一人または複数の患者に関連付けられたEMRデータ、製品データ、介護者メモ、治療チェックリスト、センサデータ、イベントデータ、VAM評価、臨床プロトコルなどの1つまたは複数の血管アクセス治療に関連付けられたデータを含み得る。一例として、VAMデータは、以下のパラメータのうちの1つまたは複数を含み得る;患者識別子、病院識別子、患者名、患者性別、患者年齢、患者に関連付けられた併存疾患/問題(例えば、不良な静脈状態など)、患者に関連付けられた薬剤、患者に関連付けられた症状、患者に関連付けられた入院の理由(例えば、手術など)、患者に関連付けられた注入タイプ(例えば、非ベシカント、ベシカントなど)、患者に関連付けられた入院日、再入院インジケータ(例えば、はい、いいえなど)、患者に関連付けられた退院日、患者に関連付けられた滞在期間、患者に関連付けられたラインの数、患者に関連付けられた付属品のタイプ(例えば、コネクタ付きのエクステンションセットなど)、医療デバイスに関連付けられた使用日、平均滞在時間、平均スティック試行回数、合併症(例えば、閉塞、合併症なしなど)、部門、看護師識別子、看護師経験インジケータ(例えば、有能、専門家など)、血管アクセス治療(例えば、IFUに従って皮膚を乾燥させ、切断する前にフラッシュをクランプしたなど)に関連付けられた質問、質問に関連付けられた質問識別子、質問に関連付けられた回答(例えば、はい、いいえなど)、医療デバイスの使用に関連付けられたタイムスタンプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス識別子、医療デバイスのタイプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス信号(例えば、スクラブ、ベシカント注入など)、セクション(例えば、ステータス、観察など)、ユーザが入力した血管アクセス治療に関連付けられたメタデータおよび/または他のキーワード、部門(例えば、心臓学、放射線学など)、一定期間内の閉塞症例の数、一定期間内のCRBSIおよび/またはCLABSI症例の数、予測された血管信号(例えば、CRBSI、静脈炎など)、洞察、初期リスク予測、推奨、更新されたリスク予測、コスト予測、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0094】
センサデータは、センサシステム106の1つまたは複数のセンサ(例えば、画像キャプチャシステム702、スマートデバイス804、ユーザデバイス208など)によって決定された(例えば、決定された、収集された、取得された、キャプチャされた、測定された、感知されたなど)1つまたは複数のパラメータを含み得る。例えば、センサデータは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る;画像および/または画像データ、決定されたイベントおよび/またはイベントデータ、特定のセンサの識別子、情報、データ、および/または1つまたは複数のスマートデバイスおよび/または周辺デバイス内の1つまたは複数のセンサによって感知、測定、および/または検出された信号(例えば、圧電信号またはデータ、力信号またはデータ、フロー、またはそれらの任意の組み合わせ。センサデータは、患者データ、医療デバイスデータ、薬剤データ、画像データ、および/または臨床プロトコルデータを含み得る。
【0095】
ユーザ入力データは、ローカルシステム104、中央コンピューティングシステム202、薬剤ソースシステム204、センサシステム206、および/またはユーザデバイス208のユーザインターフェースとのユーザインタラクションを介して入力される1つまたは複数のパラメータを含み得る。例えば、ユーザ入力データは、以下のパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る;スティック試行の数、患者に対するスティック試行の位置(例えば、左腕、右腕、腕、左脚、右脚など)、患者に対する挿入部位の位置(例えば、左腕、右腕、左脚、右脚など)、発達性静脈異常(DVA)、またはそれらの任意の組み合わせ。ユーザ入力データは、患者データ、医療デバイスデータ、薬剤データ、および/または臨床プロトコルデータを含み得る。
【0096】
患者データは、患者に関連付けられた以下のパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る;1つまたは複数の患者の人口統計(例えば、年齢、体重など)、治療履歴、患者識別子、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0097】
医療デバイスデータは、医療デバイスに関連付けられた以下のパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る;デバイス識別子、デバイスのタイプ、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0098】
医療デバイスは、使い捨て医療デバイスまたは再利用可能な医療デバイスを含み得る。例えば、医療デバイスは、以下の医療デバイスのタイプのうちの少なくとも1つを含み得る;末梢IVカテーテル(PIVC)、末梢挿入された中心カテーテル(PICC)、正中線カテーテル、無針コネクタ、カテーテル包帯、カテーテル安定化デバイス、消毒剤キャップ、消毒剤スワブまたはワイプ、IVチューブセット、注入ポンプ、フラッシュシリンジ、薬剤送達シリンジ、介護者手袋、IV流体バッグ、薬剤分配キャビネット、超音波デバイス、鋭利物収集器、スマートデバイス、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0099】
薬剤データは、薬剤に関連付けられた以下のパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る;薬剤のタイプ、特定の薬剤ソースデバイスおよび/または管腔を介した薬剤のスケジュールされた送達、特定の薬剤ソースデバイスおよび/または管腔を介した薬剤の以前の送達、薬剤の量、薬剤が送達されるようにスケジュールされている(または送達される)患者、薬剤と同じ管腔を介した送達に適合しない1つまたは複数の異なるタイプの薬剤、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0100】
臨床プロトコルデータは、臨床プロトコル(例えば、血管アクセス治療などに関連付けられた標準化された看護、実践、プロセスなど)に関連付けられた以下のパラメータのうちの少なくとも1つを含み得る;カテーテル滞留時間、医療デバイスに関連付けられたスクラブ時間、スクラブ時間、フラッシュ時間、フラッシュ持続時間、ロック時間、ロック持続時間、消毒時間、消毒持続時間、複数の臨床処置の順序、またはそれらの任意の組み合わせ。例えば、例示的な臨床プロトコルは、以下の順序付けられた命令を含み得る:1.ハブをこすって消毒を行う、2.フラッシュしてカテーテルの機能を評価する、3.静脈内投薬の前に、ハブをこすって消毒を行う、4.静脈内投薬を行った後、ハブをこすって消毒を行う、5.フラッシュして薬剤を消去する、6.ハブをこすって消毒を行う、7.カテーテルをロックして、カテーテルの開存性を維持する、8.消毒キャップを取り付けて、ラインアクセスの間を消毒する。
【0101】
図4に示されるように、ステップ404において、プロセス400は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定することを含む。例えば、管理システム102は、VAMデータに基づいて、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた洞察(例えば、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた洞察に関連付けられた洞察データなど)を決定し得る。一例として、管理システム102は、VAMデータに基づいて、血管アクセス治療が患者に提供される前、間、および/または後に、血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定し得る。
【0102】
洞察は、データダッシュボード(例えば、グラフ、傾向、比較など)、デジタル化された監査、サポートおよびトレーニング情報、推奨(そのための推論を含む)、予測分析などを含み得る。例えば、洞察は、治療の初期段階での患者の基礎となる状態および合併症の履歴、患者の治療の全過程中に継続的に更新される合併症の関連するリスク(例えば、初期リスク予測、低減されたリスク予測など)、ベストプラクティスおよび製品の推奨(例えば、推奨など)、採用された実践および製品に基づくコスト分析(例えば、コスト予測など)、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。洞察は、CRBSIおよび/またはCLABSIレート(アウトカム)、平均滞在時間(アウトカム)、プルスルー収益、採用された(採用)いくつかの推奨、挿入部位を準備するために使用される製品の数および/またはタイプ、患者の挿入部位の位置、挿入部位に関連付けられたリスクの数および/またはタイプなどの、病院またはケアの場所に関連付けられたメトリックを含み得る。
【0103】
管理システム102は、1つまたは複数の患者に関連付けられた1つまたは複数の血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータに、アルゴリズムまたは1つまたは複数のアルゴリズムの態様を適用して、1つまたは複数の血管アクセス治療に関連付けられた1つまたは複数の洞察を決定し得、1つまたは複数のアルゴリズムは、標準化された臨床プロトコル、専門家協会のガイドライン、および/または病院の手順をコンピュータコードに適合または実装し得る。そのような例では、異なる病院、場所、および/またはプロバイダは、ローカルの好み、診療、国、および/または異なる病院に関連付けられた他の要因に基づいて、1つまたは複数のアルゴリズムの異なるアルゴリズムまたは態様を有し得る。
【0104】
ここで、図5に関して、プロセス400のステップ404の非限定的な実施形態または態様に関するさらなる詳細が提供される。図5は、血管アクセス管理のためのプロセス500の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス400のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス300のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別個の、または管理システム102を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0105】
図5に示されるように、ステップ502において、プロセス500は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた初期リスク予測を決定することを含む。例えば、管理システム102は、VAMデータに基づいて、患者に投与される血管アクセス治療の初期リスク予測を決定し得る。一例として、初期リスク予測は、血管アクセス治療に応答して患者が少なくとも1つの合併症を経験する確率を含み得る。そのようなリスク予測は、0から100%までの数値であってもよく、または例えば、低、中、および高のバケットにバケット化されてもよい。
【0106】
合併症は、以下の合併症のうちの少なくとも1つを含み得る;静脈炎、閉塞、浸潤、カテーテル関連血流感染(CRBSI)、中心ライン関連血流感染(CLABSI)、患者の右腕の第1のスティック不全、患者の左腕の第1のスティック不全、カテーテルの脱落、漏出、浸潤、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0107】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータを機械学習モデルで処理して、患者に関連付けられた血管アクセス治療の初期リスク予測を決定し得る。例えば、管理システム102は、例えば、決定木(例えば、勾配ブーストされた決定木、ランダムフォレストなど)、ロジスティック回帰、人工ニューラルネットワーク(例えば、畳み込みニューラルネットワークなど))、ベイズ統計、学習オートマトン、隠れマルコフモデリング、線形分類子、二次分類子、関連規則学習、および/または同様のものなどの、教師付きおよび/または教師なし技術を含む機械学習技術を使用して、リスク予測モデル(例えば、推定器、分類器、予測モデル、検出器モデルなど)を生成し得る。リスク予測機械学習モデルは、血管アクセス治療に応答して、患者がVAMデータを含む入力に応答して少なくとも1つの合併症を経験する確率を含む出力を提供するように訓練され得る。そのような例では、リスク予測は、血管アクセス治療に応答して患者が少なくとも1つの合併症を経験するという予測に関連付けられた確率スコアを含み得る。
【0108】
管理システム102は、VAMデータ(例えば、訓練データなど)に基づいてリスク予測モデルを生成および/または更新し得る。いくつかの実装では、リスク予測モデルは、入力として、VAMデータ(例えば、VAMデータ、EHRデータ、診断、センサデータ、リアルタイム治療チェックリスト、患者に関連付けられた合併症履歴などのうちの1つまたは複数のパラメータ)を受信し、出力として、血管アクセス治療に応答して患者が少なくとも1つの合併症を経験するかどうかについての予測(例えば、確率、バイナリ出力、はいなし出力、スコア、予測スコア、分類など)を提供するように設計される。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、リスク予測モデルを格納する(例えば、後で使用するためにモデルを格納する)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、リスク予測モデルをデータ構造(例えば、データベース、リンクリスト、ツリーなど)に格納する。いくつかの非限定的な実施形態では、データ構造は、管理システム102内または外部(例えば、遠隔の)管理システム102内(例えば、補助システム112内など)に位置する。
【0109】
図5に示されるように、ステップ504において、プロセス500は、血管アクセス治療のための患者に関連付けられた推奨を決定することを含む。例えば、管理システム102は、VAMデータおよび初期リスク予測に基づいて、患者に投与される、および/または現在投与されている血管アクセス治療に関連付けられた推奨を決定し得る。一例として、推奨は、血管アクセス治療に使用するための推奨されるプロセスおよび/または推奨される製品(例えば、ベストプラクティスなど)を含み得る。
【0110】
推奨されるプロセスは、以下の推奨されるプロセスのうちの少なくとも1つを含み得る;血管アクセス治療のために患者の特定の腕(例えば、第1のスティックのための特定の腕など)を使用するための推奨、血管アクセス治療のために特定のタイプの医療デバイス(例えば、超音波誘導カテーテルなどの特定のタイプのカテーテル、事前に充填された生理食塩水シリンジなどの特定のタイプのシリンジ)を使用するための推奨、医療デバイスを消毒するための推奨(例えば、カテーテルハブを一定期間スクラブするための推奨など)、フラッシュするための推奨および/または実行するためのフラッシュのタイプ(例えば、脈動フラッシュを使用するための推奨など)、カテーテルをロックするための推奨、消毒キャップを取り付けるための推奨、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0111】
推奨される製品には、血管アクセス治療のために特定のタイプの医療デバイスを使用することの推奨が含まれ得る。例えば、推奨される製品は、特定のタイプのカテーテル(例えば、超音波誘導カテーテルなど)、特定のタイプのシリンジ(例えば、事前に充填された生理食塩水シリンジなど)、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。例として、推奨される製品は、以下のうちの1つまたは複数を含み得る。末梢IVカテーテル:1.従来のストレートカテーテルおよびポーテッドカテーテル、2.安全ストレートカテーテルおよびポート付きカテーテル、3.従来の閉鎖型カテーテルシステム、4.安全閉鎖カテーテルシステム、5.ガイドワイヤ補助血管内カテーテル;カテーテルケアシリンジ:1.生理食塩水滅菌液経路および外部滅菌プレフィルドシリンジ、2.ヘパリンプリフィルドシリンジ、3.クエン酸プレフィルドシリンジ、4.アルコール消毒パッド付きフラッシュシリンジ;薬剤送達針とシリンジ:1.従来の皮下注射針およびシリンジ(ブラントフィル/フィルタ針、液体分配シリンジ)、2.皮下注射針とシリンジの安全性、3.再使用防止シリンジ、4.経腸/経口シリンジ、5.脊髄および硬膜外針;アドバンストアクセスデバイス:1.末梢に挿入された中心カテーテル、2.急性透析カテーテル、3.急性中心静脈カテーテル、4.正中線カテーテル、5.ポートアクセスデバイス、6.骨内デバイス;その他のカテーテルケアデバイス:1.消毒キャップ、2.使い捨ての皮膚調製消毒剤、3.包帯および包帯交換キット(抗菌止血IV包帯)、4.安定化デバイス;その他の薬剤送達装置:1.局所麻酔キットとトレイ、2.シャープコレクター、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0112】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータおよび/または初期リスク予測をk近傍アルゴリズムで処理して、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた推奨を決定し得る。例えば、管理システム102は、距離メトリックに基づいて、患者に関連付けられた最も類似した患者の特性および実践および/または製品を識別し、それに基づいて新しい患者のための製品および/またはプロセスを推奨し得る。
【0113】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータおよび/または初期リスク予測を機械学習モデルで処理して、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた推奨を決定し得る。例えば、管理システム102は、例えば、決定木(例えば、勾配ブーストされた決定木、ランダムフォレストなど)、ロジスティック回帰、人工ニューラルネットワーク(例えば、畳み込みニューラルネットワークなど))、ベイズ統計、学習オートマトン、隠れマルコフモデリング、線形分類子、二次分類子、関連規則学習、および/または同様のものなどの、教師付きおよび/または教師なし技術を含む機械学習技術を使用して、推奨モデル(例えば、推定器、分類器、予測モデル、検出器モデルなど)を生成し得る。推奨機械学習モデルは、推奨されるベストプラクティスおよび/または推奨される製品が血管アクセス治療に使用されるという推奨を含む出力を提供するように訓練され得る。
【0114】
管理システム102は、VAMデータおよび/または1つまたは複数の以前の初期リスク予測(例えば、訓練データなど)に基づいて、推奨モデルを生成および/または更新し得る。いくつかの実装では、推奨モデルは、入力として、VAMデータ(例えば、VAMデータ、EHRデータ、診断、センサデータ、リアルタイム治療チェックリストなどのうちの1つまたは複数のパラメータ)および血管アクセス治療に関連付けられた初期リスク予測(例えば、患者に対して予測される合併症など)を受信し、出力として、推奨されるベストプラクティスおよび/または推奨される製品が血管アクセス治療に使用されるという推奨を提供するように設計される。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、推奨モデルを格納する(例えば、後で使用するためにモデルを格納する)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、推奨モデルをデータ構造(例えば、データベース、リンクリスト、ツリーなど)に格納する。いくつかの非限定的な実施形態では、データ構造は、管理システム102内または外部(例えば、遠隔の)管理システム102内(例えば、補助システム112内など)に位置する。
【0115】
図5に示されるように、ステップ506において、プロセス500は、血管アクセス治療のための患者に関連付けられた更新されたリスク予測を決定することを含む。例えば、管理システム102は、推奨に基づいて更新されたVAMデータに基づいて、患者に投与される血管アクセス治療の更新された予測を決定し得る。一例として、更新されたリスク予測は、ステップ504に関して本明細書で上述したように、決定された推奨を使用および/または使用するように修正された血管アクセス治療に応答して、患者が少なくとも1つの合併症を経験する確率を含み得る。そのような例では、管理システム102は、推奨されるベストプラクティスおよび/または推奨される製品がステップ502に関して成就したリスク予測モデルを用いて血管アクセス治療に使用される、という推奨に基づいて更新された患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータを処理して、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた更新されたリスク予測を決定し得る。
【0116】
図5に示されるように、ステップ508において、プロセス500は、血管アクセス治療に関連付けられたコスト予測を決定することを含む。例えば、管理システム102は、VAMデータ、初期リスク予測、推奨、および/または更新されたリスク予測に基づいて、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたコスト予測を決定し得る。一例として、コスト予測は、血管アクセス治療に関連付けられた各プロセスおよび/または製品に関連付けられた間接費および/または推奨されるプロセスおよび/または推奨される製品の採用による合併症のコスト削減の観点からの予測される節約を含み得る。
【0117】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータ、血管アクセス治療に関連付けられた初期リスク予測、および/または血管アクセス治療に関連付けられた推奨(例えば、採用された推奨など)を機械学習モデルで処理して、患者に関連付けられた血管アクセス治療のコスト予測を決定し得る。例えば、管理システム102は、例えば、決定木(例えば、勾配ブーストされた決定木、ランダムフォレストなど)、ロジスティック回帰、人工ニューラルネットワーク(例えば、畳み込みニューラルネットワークなど))、ベイズ統計、学習オートマトン、隠れマルコフモデリング、線形分類子、二次分類子、関連規則学習、および/または同様のものなどの、教師付きおよび/または教師なし技術を含む機械学習技術を使用して、コスト予測モデル(例えば、推定器、分類器、予測モデル、検出器モデルなど)を生成し得る。コスト予測機械学習モデルは、血管アクセス治療に関連付けられたコスト予測を含む出力を提供するように訓練され得る。そのような例では、コスト予測は、血管アクセス治療に関連付けられたコストの予測に関連付けられた確率スコアを含み得る。
【0118】
管理システム102は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータ、血管アクセス治療に関連付けられた初期リスク予測、および/または血管アクセス治療に関連付けられた推奨(例えば、訓練データなど)に基づいて、コスト予測モデルを生成および/または更新し得る。いくつかの実装では、コスト予測モデルは、入力として、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータ(例えば、VAMデータ、EHRデータ、診断、センサデータ、リアルタイム治療チェックリストのうちの1つまたは複数のパラメータ)、血管アクセス治療に関連付けられた初期リスク予測(例えば、患者に関連付けられた予測された合併症など)、および/または血管アクセス治療に関連付けられた推奨(例えば、採用された推奨、血管アクセス治療に使用されるプロセス、血管アクセス治療に使用される製品など)を受信し、出力として、血管アクセス治療に関連付けられたコスト(例えば、各プロセスおよび/または血管アクセス治療に関連付けられた製品に関連付けられた間接費、および/または推奨されるプロセスおよび/または推奨される製品の採用による合併症のコスト削減の観点からの予測された節約)の予測(例えば、確率、バイナリ出力、はいなし出力、スコア、予測スコア、分類など)を提供するように設計される。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、コスト予測モデルを格納する(例えば、後で使用するためにモデルを格納する)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム102は、コスト予測モデルをデータ構造(例えば、データベース、リンクリスト、ツリーなど)に格納する。いくつかの非限定的な実施形態では、データ構造は、管理システム102内または外部(例えば、遠隔の)管理システム102内(例えば、補助システム112内など)に位置する。
【0119】
図4に示されるように、ステップ406において、プロセス400は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた洞察を提供することを含む。例えば、管理システム102は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた洞察を提供し得る。一例として、管理システム102は、血管アクセス治療が患者に提供される前、間、および/または後に、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた洞察を(例えば、ユーザデバイス208などを介して)提供し得る。
【0120】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた洞察を提供することは、血管アクセス治療に関連付けられた医療デバイスを自動的に制御することを含み得る。例えば、管理システム102は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータ、血管アクセス治療に関連付けられた初期リスク予測、血管アクセス治療に関連付けられた推奨、血管アクセス治療に関連付けられた更新されたリスク予測、および/または血管アクセス治療に関連付けられた洞察に基づいて、患者に提供される血管アクセス治療中の医療デバイスを自動的に制御し得る。一例として、管理システム102は、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータ、血管アクセス治療に関連付けられた初期リスク予測、血管アクセス治療に関連付けられた推奨、血管アクセス治療に関連付けられた更新されたリスク予測、および/または血管アクセス治療に関連付けられた洞察に基づいて、血管アクセス治療に関連付けられたバルブおよび/または注入ポンプを自動的に制御して、バルブおよび/または注入ポンプを含む流体流路内の流体の流れを停止し得る。
【0121】
ここで図6A-6Cを参照すると、図6A-Cは、血管アクセス管理のためのプロセスに関連する実装600の非限定的な実施形態または態様の概要の図である。
【0122】
図6Aの参照番号602によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、ユーザデバイス208を介して、ユーザ(例えば、看護師など)から、ユーザに関連付けられたログイン認証情報(例えば、ユーザ名、パスワードなど)を受信し得る。図6Aの参照番号604によって示されるように、管理システム102は、中央コンピューティングシステム202(例えば、病院システムなど)によるユーザ認証を可能にし得る。図6Aの参照番号606によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、ユーザを認証し得る。
【0123】
図6Aの参照番号608によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、患者に関連付けられた患者識別子を(例えば、ユーザデバイス208を介して)受信し得る。例えば、看護師は、スキャナを用いて患者のリストバンドを走査して、患者識別子を中央コンピューティングシステム202に入力し得る。図6Aの参照番号610によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、患者情報および/または患者に関連付けられたデータを受信し得る。例えば、中央コンピューティングシステムは、患者に関連付けられたEMRを受信し得る。EMRは、患者に関連付けられた過去の患者データおよび/またはVAMデータを含み得る。図6Aの参照番号612によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、患者を認証し得る。図6Aの参照番号614によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、患者が識別されるという確認をユーザから(例えば、ユーザデバイス208などを介して)受信し得る。
【0124】
図6Bの参照番号616によって示されるように、中央コンピューティングシステムは、ユーザから入力データを(例えば、ユーザデバイス208などを介して)受信し得る。例えば、中央コンピューティングシステム202は、ユーザによって手動で入力される患者データおよび/または患者に関連付けられたVAMデータ(例えば、患者温度、患者血圧など)を受信し得る。図6Bの参照番号618によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、管理システム102ならびに/または中央コンピューティングシステム202および/もしくは病院に関連付けられた1つまたは複数のデータベースから患者に関連付けられた患者データを受信し得る。図6Bの参照番号620によって示されるように、中央コンピューティングシステム202(および/または管理システム102)は、患者に対して実行される血管アクセス治療に関連付けられた初期リスク予測および/または洞察を決定し得る。例えば、中央コンピューティングシステム202は、患者に関連付けられた現在利用可能なVAMデータに基づいて、洞察および/または推奨の第1のセットを決定し得る。図6ABの参照番号622によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、初期リスク予測および/または洞察をユーザに(例えば、ユーザデバイス208などを介して)提供し得る。図6Bの参照番号624によって示されるように、ユーザ(例えば、看護師など)は、手順のセットを実行し、および/または血管アクセス治療に関連付けられた製品を使用し得る。
【0125】
図6Bの参照番号626によって示されるように、中央コンピューティングシステム202(および/または管理システム102)は、モデル入力(例えば、患者に関連付けられたVAMデータ、血管アクセス治療に関連付けられたVAMデータなど)を受信し得る。例えば、図6Bの参照番号626aによって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、患者および/または他の患者のための以前の血管アクセス治療に関連付けられた履歴データおよび現在の診断を受信し得る。例えば、図6Bの参照番号626bによって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、現在のセンサの読み取り値(例えば、画像キャプチャシステム702から、スマートデバイス804から、ユーザデバイス208からなど)を受信し得る。例えば、図6Bの参照番号626cによって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、1つまたは複数のリアルタイム治療チェックリスト(例えば、使用される製品に関連付けられた医療デバイスデータ、実行されるイベントおよび/または手順に関連付けられたイベントデータなど)をユーザから(例えば、ユーザデバイス208などを介して)受信し得る。
【0126】
図6Cの参照番号628によって示されるように、中央コンピューティングシステム202(および/または管理システム102)は、リスク予測、推奨、およびコスト分析のためのモデルを使用してモデル入力を処理し得る。図6Cの参照番号630によって示されるように、中央コンピューティングシステム202(および/または管理システム102)は、リスク予測、推奨、およびコスト分析のためのモデルを使用してモデル入力を処理した結果として、モデル出力を提供し得る。例えば、図6Cの参照番号628aおよび630aによって示されるように、中央コンピューティングシステム202(および/または管理システム102)は、リスク予測モデルをモデル入力に適用して、患者の血管アクセス治療に関連付けられた合併症の確率を決定し得る。例えば、図6Cの参照番号628bおよび630bによって示されるように、中央コンピューティングシステム202(および/または管理システム102)は、推奨モデルをモデル入力に適用して、患者に関連付けられた血管アクセス治療のための推奨される製品および実践を決定し得る。例えば、図6Cの参照番号628cおよび630cによって示されるように、中央コンピューティングシステム202(および/または管理システム102)は、リスク予測モデルをモデル入力および/または推奨される製品および実践に適用して、更新されたリスク予測(例えば、各推奨される製品および各推奨される実践および/またはそれらの組み合わせに対する合併症のリスクの低減の確率など)を決定し得る。例えば、図6Cの参照番号628dおよび630dによって示されるように、中央コンピューティングシステム202(および/または管理システム102)は、コスト予測エンジンをモデル入力、初期リスク予測、および/または推奨される製品および実践に適用して、各製品およびプロセスに関連付けられた間接費、ならびに合併症のリスク低減の観点からのコスト節約を決定し得る。
【0127】
なお図6a-6cを参照すると、モデル入力の例は、患者が困難な静脈アクセス(DVA)を有すること、患者の右腕でのPIVスティック試行の平均回数が2.5回であること、患者の静脈炎の履歴、および静脈炎に起因する以前の治療コストが2000ドルプラス1000ドルであることの表示を含み得る。リスク予測モデルは、これらのモデル入力に基づいて、70%の右腕における第1のスティック不全の確率および20%の静脈炎の確率を含む初期リスク予測を提供し得る。推奨モデルは、これらのモデル入力および/または初期リスク予測に基づいて、超音波誘導カテーテルを使用する推奨および患者の左腕を使用する推奨を提供し得る。リスク予測モデルは、これらのモデル入力、初期リスク予測、および/または推奨に基づいて、20%の左腕における第1のスティック不全の確率および2%の静脈炎の確率を含む更新されたリスク予測を提供し得る。コスト予測エンジンは、これらのモデル入力、初期リスク予測、推奨、および/または更新されたリスク予測に基づいて、5ドルの推奨されるプロセスおよび/または製品の間接費、ならびに1000ドルのリスク低減の観点からのコスト節約を提供し得る。
【0128】
モデル入力の別の例は、患者が血管アクセス履歴(例えば、新規患者など)を有していない、スクラブの不十分な持続時間(例えば、3秒など)に関連付けられたカテーテルハブのスクラブイベントという表示、脈動フラッシングが検出されない、および同様の患者プロファイルを有する患者のための1500ドルの治療費という表示を含み得る。リスク予測モデルは、これらのモデル入力に基づいて、1%のCRBSIの確率および15%の閉塞の確率を含む初期リスク予測を提供し得る。推奨モデルは、これらのモデル入力および/または初期リスク予測に基づいて、カテーテルハブを少なくとも10秒スクラブする推奨、脈動フラッシュを使用する推奨、および事前に充填された生理食塩水シリンジを使用する推奨を提供し得る。リスク予測モデルは、これらのモデル入力、初期リスク予測、および/または推奨に基づいて、0.001%のCRBSIの確率および0.2%の閉塞の確率を含む更新されたリスク予測を提供し得る。コスト予測エンジンは、これらのモデル入力、初期リスク予測、推奨および/または更新されたリスク予測に基づいて、1ドルの推奨されるプロセスおよび/または製品の間接費ならびに8000ドルのリスク低減の観点からのコスト節約を提供し得る。
【0129】
したがって、本開示の非限定的な実施形態または態様は、医師が血管アクセス治療のための正しい医療デバイス(例えば、正しいカテーテルなど)を選択し、血管アクセス治療のために患者の皮膚を適切に準備し、血管アクセス治療のために医療デバイスを適切に配置し、血管アクセス治療のためにデバイスを適切に維持し、血管アクセス治療のためにデバイスを適切に使用し、および/または血管アクセス治療のためにデバイスを適切に固定するのに役立ち得る。このようにして、本開示の非限定的な実施形態または態様は、中心静脈または動脈カテーテルを有する患者における血管カテーテルのコロニー形成およびカテーテル関連血流感染(CRBSI)を低減し、末梢IVカテーテルの滞留時間を改善し、患者の血管アクセス合併症を低減し、血管アクセス合併症に関連する全体的なコストを削減し、および/または同様のものを支援し得る。
【0130】
ここで図7を参照すると、図7は、本明細書に記載のシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得るローカルシステム104の環境700の実装の非限定的な実施形態または態様の図である。図7に示されるように、環境700は、患者、画像キャプチャシステム702、1つまたは複数の医療デバイス712、1つまたは複数の医療デバイス712に関連付けられた1つまたは複数の識別子要素714、および/または介護者(例えば、看護師など)を含む病院室を含み得る。一例として、また図2を参照すると、センサシステム206は、画像キャプチャシステム702および/または識別子要素714を含み得る。
【0131】
医療デバイス712は、環境700に入ってもよく(例えば、介護者などを介して)、医療デバイス712が環境700内で移動してもよく、および/または環境700に入った後の後続の時間に(例えば、介護者などを介して)1つまたは複数の他の医療デバイス712、患者、および/または介護者、および/または出口環境700と相互作用(例えば、接続、切断など)してもよい期間(または無期限に)、環境700に留まり得る。医療デバイス712は、使い捨て医療デバイスおよび/または再利用可能な医療デバイスを含み得る。例えば、医療デバイス712は、以下の医療デバイスのタイプのうちの少なくとも1つを含み得る;末梢IVカテーテル(PIVC)、末梢に挿入された中心カテーテル(PICC)、正中線カテーテル、無針コネクタ、カテーテル包帯、カテーテル安定化デバイス、消毒剤キャップ、消毒剤スワブまたはワイプ、IVチューブセット、注入ポンプ、フラッシュシリンジ、薬剤送達シリンジ、介護者手袋、IV流体バッグ、薬剤分配キャビネット、超音波デバイス、鋭利物収集器、またはそれらの任意の組み合わせ。図8は、医療デバイス712の実装の非限定的な実施形態または態様の斜視図を提供する。以下でより詳細に説明するように、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイス712の形状、サイズ、動きまたは軌道、位置、および/または向きを検出および使用して、環境700内の他の医療デバイスから医療デバイス712のタイプを識別し、ならびに、環境700内の医療デバイス712の位置を追跡し、および/または医療デバイス712に関連付けられたイベントを決定し得る。
【0132】
オブジェクトの形状、サイズ、動きまたは軌道、位置、向きなどの検出は、計算上高価であり、および/またはエラーが発生しやすい場合がある。例えば、カメラベースのオブジェクト検出システムは、類似するオブジェクトを識別する際に間違いを犯し得、および/またはノイズの多い環境でオブジェクトをミス(例えば、検出に失敗するなど)し得る。したがって、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、識別子要素714(例えば、タグ、ラベル、コードなど)が、医療デバイス712に関連付けられ得る(例えば、取り外し可能に取り付けられ、永久に取り付けられ、統合され、実装され得る)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、環境100内の各医療デバイス712は、識別子要素714に関連付けられ得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、環境700内の医療デバイス712の一部のみが識別子要素714に関連付けられ得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、環境700内の医療デバイス712のいずれも、識別子要素714に関連付けられ得ない。以下でより詳細に説明するように、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、識別子要素の形状、サイズ、動きまたは軌道、位置、および/または向きを検出および使用して、環境700内の他の医療デバイスから識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712のタイプを識別、および/または、識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712を一意に識別し、ならびに、環境700内の識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712の位置を追跡し、および/または識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712に関連付けられたイベントを決定し得る。
【0133】
識別子要素714は、識別子要素714に関連付けられたタイプの医療デバイス712に関連付けられた識別子をカプセル化し、および/または識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712を他の医療デバイスから一意に識別し、および/または環境700内および/または別の医療デバイス712に対する医療デバイス712の向き(例えば、医療デバイス712を通る流体流路方向、医療デバイスの入力または入口位置、および出力または出口位置など)を示し得る。例えば、識別子要素714は、以下の医療デバイスのタイプ;末梢IVカテーテル(PIVC)、末梢挿入中心カテーテル(PICC)、正中線カテーテル、無針コネクタ、消毒キャップ、消毒剤スワブまたはワイプ、IVチューブセット、注入ポンプ、フラッシュシリンジ、薬剤送達シリンジ、介護者手袋、IV流体バッグ、薬剤分配キャビネット、超音波デバイス、鋭利物収集器、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに関連付けられた識別子をカプセル化し得、および/または同じタイプの医療デバイスに関連付けられた識別子を含む他の医療デバイスから医療デバイス712を一意的に識別し得る。そのような例では、識別子要素714は、識別子をカプセル化し得る、以下のうちの少なくとも1つを含み得る;着色パターン、反射パターン、蛍光パターン、所定の形状および色、LEDパターン、バーコード、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0134】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、識別子要素714は、識別子をカプセル化する、1つまたは複数の着色領域、1つまたは複数の反射領域、1つまたは複数の蛍光領域、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。例えば、識別子要素714は、識別子をカプセル化し、識別子要素714を環境700内の周囲照明よりも明るくする、ミラー表面粒子、コーナーまたはエッジ反射器などの1つまたは複数の高反射領域を含み得る。そのような例では、識別子要素714は、非赤外線をフィルタリングするように構成されたフィルタを含む画像キャプチャデバイスによって赤外線で検出可能な所定の波長の光を発することによって識別子をカプセル化する医療デバイス712上の蛍光コーティングまたはパターンを含み得る。そのような例では、識別子要素714は、識別子をカプセル化する所定の形状および/または所定の色および/または色パターンを有するタグまたはラベルを含み得る(例えば、星の形状の緑色のタグ、正方形の形状の赤色のタグなど)。例えば、識別子要素714は、それ自体を他の識別子要素714と区別するための一意の幾何学形状および/または形状を含み得、および/または円筒形のオブジェクト、グリッド、および/または形状のパターンを巻くバーは、他の識別子要素714からのさらなる識別および区別のために識別子要素714に含まれ得る。図9は、所定の形状(例えば、長方形0.5インチ×1インチなど)および/または所定の色(例えば、第1の色、赤など)および/または色パターン(例えば、パターン内の第1の色および第2の色、パターン内の赤および青など)、蛍光タグおよび/または反射タグ、および/またはバーコードを有するカラータグを含む識別子要素714の実装の非限定的な実施形態または態様の斜視図である。
【0135】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、識別子要素714は、画像キャプチャシステム702によって検出されるように選択された(例えば、最適化されたなど)色を含み得る。例えば、画像キャプチャシステム702は、RGBカメラを含み得、識別子要素714は、一意のタグ識別子を作成するために可変色領域を含み得る。一例として、可変色領域で使用される個々の色は、R、G、およびBのうちの1つのパーセンテージ(例えば、0%、50%、または100%)から作成され得、R、G、およびBは、色の信頼できる区別のために可変色領域の33または27の色の組み合わせを作成するために使用され得る。そのような例では、複数の可変色を互いに隣接させて配置して、2×2の色のグリッド、3つの平行な色のバーなどのさらに多くの組み合わせを作成することが可能である。
【0136】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、識別子要素714は、より広い範囲の照明条件で色を較正するために可変色領域に隣接して配置された色較正領域を含み得る。例えば、2×2グリッドの場合、グリッドの左上隅にあるセル(1,1)は、所定のおよび/または標準的な較正色領域(例えば、ニュートラルグレーなど)を含み得、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、所定のおよび/または標準的な較正色領域を使用して、それらの画像内の識別子要素714を検出または決定するために使用される画像内の色を較正し得る。そのような例では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、識別子要素714を向けるために所定のおよび/または標準的な較正色領域を使用して、識別子要素714によってカプセル化された識別子を復号するために識別子要素714内の色を適切に回転および復号する方法を決定し、および/または環境700内で識別子要素714を追跡し得る。
【0137】
したがって、本開示の非限定的な実施形態または態様は、より堅牢な画像セグメンテーション入力のために医療デバイスを個別におよび/または医療デバイスのカテゴリまたはタイプとして識別する一意のタグを使用し得、これは、代わりに、より低い空間解像度の画像、およびより低コストのカメラおよび処理を使用することによって、より高コストのカメラなしで解決することがより困難であり得るより標準的なバーコード技術の使用を回避し得る。さらに、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、(例えば、SKUなどによって)製品カテゴリを識別する可変識別子要素714に加えてまたは代替的に、識別子要素714は、ランダムな超可変タグが製造中に適用され得る超可変領域を含み得る。例えば、任意の所与の患者に対して所定の数の一意の識別子(例えば、100の一意のランダムな識別子など)が存在する場合、医療デバイス712が同じSKUを有する場合でも、医療デバイス112は一意に識別され得る。
【0138】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、識別子要素714は、識別子をカプセル化する、少なくとも1つの所定のパターン(例えば、カラーコード、動的パターンなど)および/または少なくとも1つの所定の強度で少なくとも1つの所定の波長の光を発するように構成された少なくとも1つの発光ダイオード(LED)(例えば、RGB LED、IR LEDなど)を含み得る。例えば、識別子要素714は、バッテリ(例えば、充電式バッテリ、単回使用バッテリ、交換式バッテリなど)、エネルギーハーベスタ(例えば、熱電エネルギーハーベスタ、光起電エネルギーハーベスタ、圧電エネルギーハーベスタなど)、無線電力受信機(例えば、RFIDデバイスなど)、または少なくとも1つのLEDに電力を供給するように構成されたそれらの任意の組み合わせ、および/または識別子をカプセル化する光を放出するように少なくとも1つのLEDを制御するように構成されたコントローラを含み得、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像にキャプチャされた光を分析して、識別子要素714によってカプセル化された識別子を復号化し、および/または環境700内で識別子要素714を追跡し得る。
【0139】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、識別子要素714は、識別子をカプセル化する1Dバーコードおよび/または2Dバーコード(例えば、QRコード、Aztecコード、データマトリクスコード、ArUcoマーカーなど)を含み得る。例えば、以下でより詳細に説明するように、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、QRコード上の3つの正方形のボックスを検出して画像を再配置または配向し、QRコード内のパターンを読み取って識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712のタイプを識別することによって、環境700内の識別子要素714を検出および/または追跡し得る。例えば、図10は、ArUcoマーカー、Aztecコード、およびデータマトリクスコードを含む識別子要素714の実装の非限定的な実施形態または態様を示す。
【0140】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、識別子要素714は、一定期間にわたって色を変化させるように構成された少なくとも1つの色変化染料を含み得る。例えば、以下でより詳細に説明するように、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像における色変化染料の色の変化に基づいて、識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712の使用に関連付けられた時間量(例えば、医療デバイス712がパッケージから取り外されてからの時間量、医療デバイス712が環境700にある時間量など)を決定し得る。
【0141】
画像キャプチャシステム702(例えば、カメラシステム、センサシステム、センサシステム206など)は、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境700、ローカルシステム104の環境など)の複数の画像(例えば、画像データなど)をキャプチャするように構成された1つまたは複数の画像キャプチャデバイス(例えば、1つまたは複数のカメラ、1つまたは複数のセンサなど)を含み得る。例えば、画像キャプチャデバイスは、以下のうちの少なくとも1つを含み得る;複数の画像キャプチャデバイス、赤外線(IR)カメラ、可変視野(FOV)および自動ズーム機能を含むパン、チルト、およびズーム(PTZ)カメラ、静的カメラおよび動的カメラを含むマスターおよびスレーブカメラシステム、所定の波長の光をフィルタリングするように構成されたフィルタを含むカメラ、ライダーセンサ、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0142】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702は、識別子要素714のみを検出またはキャプチャするように(例えば、背景から、環境700内の他のオブジェクトからなど)構成された単一のカメラを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702は、単一のカメラの視野内のオブジェクトのオクルージョンを解決するために、深さのある画像を生成する、および/または複数の異なる角度または視野から画像をキャプチャするように構成された複数のカメラを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702は、赤外線および/または近赤外線蛍光タグまたはマーキングを含む識別子要素714をキャプチャおよび/または読み取るように構成されたIRカメラを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702は、可変FOVおよび自動ズーム機能を使用して、より詳細な画像がPTZカメラによってキャプチャされるオブジェクト(例えば、医療デバイス712および/または識別子要素714などである可能性が高いオブジェクトとして識別される)として画像キャプチャシステム702によって識別される医療デバイス712および/または識別子要素714のズームされた画像を自動的にズームインおよびキャプチャするように構成されたPTZカメラを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702は、初期画像をキャプチャするように構成された静的カメラと、静的カメラからの画像に基づいて、画像キャプチャシステム702によって識別される医療デバイス712および/または識別子要素714のズームされた画像を、より詳細な画像がキャプチャされるオブジェクト(例えば、医療デバイス712および/または識別子要素714などである可能性が高いオブジェクトとして識別される)としてズームインおよびキャプチャするように構成された動的カメラとを含むマスターおよびスレーブカメラシステムを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702は、1つまたは複数の所定の波長の光をキャプチャおよび/または検出するように構成されたカラーカメラを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702は、キャプチャされた画像内の医療デバイス712および/または識別子要素714の色に基づいて、医療デバイス712および/または識別子要素714を背景またはシーンから区別するために所定の波長の光をフィルタリングするように構成されたフィルタを含むカメラを含み得る。
【0143】
画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像データを取得し、画像データを処理して、画像データから検出および/または決定されたオブジェクトに関連付けられたオブジェクトデータを決定するように構成され得る。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702から画像データを取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702の1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境700、ローカルシステム104の環境など)の、一定期間にわたってキャプチャされた複数の画像を取得し得る。そのような例では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702によってキャプチャされた画像に基づいて(例えば、画像データなどに基づいて)、以下のうちの少なくとも1つに関連付けられたオブジェクトデータを検出および/または決定するように構成され得る;画像内のオブジェクト(例えば、医療デバイス712、識別子要素714、識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712など)、画像内のオブジェクトのタイプ、環境700内および/または他のオブジェクト(例えば、他の医療デバイス712、他の識別子要素714、患者、介護者、画像キャプチャデバイスなど)に対するオブジェクトの位置、環境700内および/または他のオブジェクトに対するオブジェクトの向き(例えば、医療デバイス712を通る流体流路の向き、医療デバイス712の入出力など)、環境700内および/または他のオブジェクトに対するオブジェクトの動きおよび/または動きの軌道、またはそれらの任意の組み合わせ。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像内の検出されたおよび/または決定されたオブジェクトに基づいて、以下のうちの少なくとも1つに関連付けられたオブジェクトデータを決定し得る;画像内のオブジェクトのタイプ、環境700内および/または他のオブジェクトに対するオブジェクトの位置、環境700内および/または他のオブジェクトに対するオブジェクトの向き、および/または環境700内および/または他のオブジェクトに対するオブジェクトの動きおよび/または動きの軌道、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0144】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイス712および/または識別子要素714の幾何学形状、医療デバイス712および/または識別子要素714のカメラ視野内の向き、医療デバイス712および/または識別子要素714の色、他の医療デバイス712および/または他の識別子要素714への医療デバイス712および/または識別子要素714の近接性、患者、介護者、画像キャプチャデバイス、および/または同様のもの、ならびに/または他の医療デバイス712および/または他の識別子要素714、患者、介護者、画像キャプチャデバイス、および/または同様のものとのインタラクティブな関連付けなど、の画像内の検出されたおよび/または決定されたオブジェクト特徴に基づいて、医療デバイス712および/または識別子要素714を、キャプチャされた画像内の背景および/または他のオブジェクトと区別し得る。例えば、管理システム104は、医療デバイス712および/または医療デバイス712に関連付けられた識別子要素714が画像キャプチャシステム702の1つまたは複数の画像キャプチャデバイスの視野内で追跡されて、介護者にイベントおよび/または使用ベースのガイダンスおよび警告を提供するときに、医療デバイス712の使用を自動的に文書化し得、これは、医療デバイス712に関連付けられた使用情報を継続的に監視および更新し、手動文書に関連付けられたエラーを低減することによって、血管アクセス管理評価中の合併症を低減し得る。
【0145】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、1つまたは複数のオブジェクト検出技術(例えば、深層学習技術、画像処理技術、画像セグメンテーション技術など)を使用して画像データを処理して、画像データの画像および/または医療デバイス712および/または識別子要素714に関連付けられたオブジェクトデータ内の医療デバイス712および/または識別子要素714を識別または決定し得る。例えば、深層学習技術は、画像内の対象となるオブジェクト(例えば、医療デバイス712、識別子要素714など)のボックスラベルを生成するバウンディングボックス技術、画像内のオブジェクト(例えば、医療デバイス712、識別子要素714など)の特定の形状をキャプチャする画像マスキング技術(例えば、マスクされたFRCNN(RCNNまたはCNN))、画像内のオブジェクト(例えば、医療デバイス712、識別子要素714など)を識別する訓練されたニューラルネットワークなどを含み得る。一例として、画像処理技術は、相互相関画像処理技術、画像コントラスト技術、バイナリまたはカラーフィルタリング技術などを含み得る。
【0146】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、立体撮像技術および/またはシャドウ距離技術を使用して画像データを処理して、画像キャプチャシステム702から検出されたオブジェクトまでの距離および/または検出されたオブジェクト間の距離を含むオブジェクトデータを決定し得、および/または画像キャプチャシステム702は、複数のカメラ、レーザーフォーカス技術、ライダーセンサ、および/またはカメラ物理的ズームイン機能を使用して画像データを取得して、画像キャプチャシステム702から検出されたオブジェクトまでの距離および/または検出されたオブジェクト間の距離を含むオブジェクトデータを決定し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702は、3D光学プロファイラを使用して、オブジェクトの3Dプロファイルを含む画像データおよび/またはオブジェクトデータを取得し得る。
【0147】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像データおよび/またはオブジェクトデータに基づいて、検出されたオブジェクトに関連付けられたイベントおよび/または活動(例えば、血管アクセス管理イベント、医療デバイス712間の接続、医療デバイス712の切断、例えば、スクラブイベント、消毒イベントなどの医療デバイスの使用、医療デバイス712の再利用、医療デバイス712の交換など)に関連付けられたイベントデータ、および/または決定されたイベントおよび/またはイベントに関連付けられた時間の量(例えば、医療デバイス712が接続された時間の量、医療デバイス712に関連付けられたスクラブ時間、スクラブ時間後の医療デバイスに関連付けられた乾燥時間など)を決定し得る。
【0148】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像データおよび/またはオブジェクトデータに基づいて(例えば、検出された医療デバイス712および/または識別子要素714の位置、検出された医療デバイス712および/または識別子要素714のタイプ、互いに対する検出された医療デバイス712および/または識別子要素714の向き、互いに対する検出された医療デバイス712および/または識別子要素714の動きおよび/または軌道などに基づいて)、医療デバイス712が互いに接続されている関係モデルを含むイベントデータを生成し、ならびに、これらの医療デバイス712が互いに接続されているときおよび/または接続期間、互いから切断されているときおよび/または切断期間が、1つまたは複数の他のイベントまたは介護者の活動に関与しているとき、および/またはそれに関連付けられている時間を決定し得る。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイス712の点の間の閾値距離、医療デバイス712の相対的な向きおよび/または方向ベクトル、それに関連付けられた閾値時間、および/または同様のものなどの1つまたは複数の基準を使用して、医療デバイス712が互いに接続および/または切断されているかどうか(例えば、医療デバイス712間に流体経路接続が確立されているかどうかなど)医療デバイス712のうちの1つまたは複数を含む別のイベントが発生したかどうか(例えば、スクラブまたは消毒イベントなど)、および/またはそれに関連付けられた時間に関連付けられたイベントデータを決定し得る。そのような例では、医療デバイス712が環境700内で移動されると、同じ医療デバイス712の接続を異なる時点で(および/または異なる画像で)またはそれを超えて継続することは、それらの医療デバイスが流体経路で接続される確率を増加し得る。
【0149】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、例えば、決定木(例えば、勾配ブーストされた決定木、ランダムフォレストなど)、ロジスティック回帰、人工ニューラルネットワーク(例えば、畳み込みニューラルネットワークなど)ベイズ統計、学習オートマトン、隠れマルコフモデリング、線形分類子、二次分類子、関連規則学習、および/または同様のものなどの、教師付きおよび/または教師なし技術を含む1つまたは複数の機械学習技術を使用して、1つまたは複数のモデル(例えば、推定器、分類器、予測モデル、検出器モデルなど)を生成し得る。管理システム104は、1つまたは複数の環境に関連付けられた画像データおよび/またはオブジェクトデータ(例えば、訓練データなど)に基づいてモデルを生成し得る。いくつかの実装では、モデルは、入力として、画像データおよび/またはオブジェクトデータを受信し、出力として、1つ以上のイベントが発生したかどうかに関する予測(例えば、確率、バイナリ出力、はいなし出力、スコア、予測スコア、分類、イベントデータなど)を提供するように設計される。いくつかの非限定的な実施形態では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、モデルを格納する(例えば、後で使用するためにモデルを格納する)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、モデルをデータ構造(例えば、データベース、リンクリスト、ツリーなど)に格納し得る。いくつかの非限定的な実施形態では、データ構造は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202内、または外部(例えば、遠隔の)の画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202内に位置する。1つまたは複数の機械学習モデルは、画像データおよび/またはオブジェクトデータを含む入力に応答して、1つまたは複数の医療デバイス712に関連付けられたイベントまたは活動の予測または分類に関連付けられたイベントデータを含む出力を提供するように訓練され得る。そのような例では、イベントの予測または分類は、以下の予測または分類のうちの少なくとも1つを含み得る;(i)患者および別の医療デバイスの少なくとも1つからの医療デバイスの切断を含む医療デバイスの再利用、患者および別の医療デバイスの少なくとも1つへの医療デバイスの再接続、(ii)医療デバイスと同じタイプの新しい医療デバイス(例えば、カテーテル包帯交換など)との医療デバイスの交換、(iii)第1の医療デバイスの第2の医療デバイスへの接続、(iv)第1の医療デバイスの第2の医療デバイスからの切断、(v)医療デバイスを別の医療デバイスでスクラブまたは消毒することを含むスクラブまたは消毒イベント、(vi)スクラブまたは消毒イベント後に医療デバイスが他の医療デバイスから切断されたままである時間の量を含む乾燥イベント、またはそれらの任意の組み合わせ。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、予測または分類は、イベントのクラス予測に関連付けられた確率スコアを含み得る。例えば、イベントの予測または分類は、イベントが発生した確率を含み得る。一例として、イベントの予測または分類は、以下のうちの少なくとも1つを含み得る;(i)医療デバイスの再使用が発生した確率(例えば、消毒剤スワブまたはワイプの再使用など)、(ii)医療デバイスの交換が発生した確率(例えば、カテーテル包帯交換など)、(iii)第1の医療デバイスの第2の医療デバイスへの接続が発生した確率、(iv)第1の医療デバイスの第2の医療デバイスからの切断が発生した確率、(v)スクラブまたは消毒イベントが発生した確率、(vi)乾燥イベントが発生した確率、またはそれらの任意の組み合わせ。
【0150】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像データ、オブジェクトデータ、および/またはイベントデータに基づいて、検出された医療デバイス712および/または識別子要素714の位置、検出された医療デバイス712および/または識別子要素714のタイプ、互いに対する検出された医療デバイス712および/または識別子要素714の向き、互いに対する検出された医療デバイス712および/または識別子要素714の動きおよび/または軌道、どの医療デバイス712が互いに対して接続されるか、医療デバイス712が互い接続されるときおよび/または接続期間、医療デバイス712が互いに切断されるときおよび/または切断期間、医療デバイス712が1つまたは複数の他のイベントまたは活動に関与している場合および/またはその期間、ならびに/またはそれに関連付けられている時間を含むデータベースを生成および/または更新し得る。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイス712および/または識別子要素714の空間的関係(例えば、医療デバイス712および/または識別子要素714間の距離など)を含むデータベースを、総体レベル(例えば、オブジェクトが点などとして表される場合)およびオブジェクトの向き(例えば、医療デバイスを通る流体経路方向に関連付けられた流体経路ベクトルなど)、医療デバイス712の入力コネクタおよび出力コネクタの点位置、ならびにより大きなデバイスのための中間点および/または同様のもの、ならびに/またはそれらの間の決定されたイベントまたは活動を含む3空間データで、維持および更新し得る。一例として、データベースは、以下のうちの少なくとも1つを含み得る;現在環境内にある複数の医療デバイスのリスト、複数の医療デバイス間の空間関係、複数の医療デバイス間の現在の接続、複数の医療デバイスの現在の軌道、複数の医療デバイスの向き、複数の医療デバイスに関連付けられたイベント、またはそれらの任意の組み合わせ。そのような例では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、ディスプレイ(例えば、ユーザデバイス208のディスプレイなど)を制御して、データベースに格納および/または維持された情報の視覚的表現を表示し得る。例えば、図11は、図7に示される環境700の実装の例示的な視覚的表現1100を示す。図11に示されるように、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、検出された医療デバイス712を表し得、および/または識別子要素714は、識別子および医療デバイス712および/または識別子要素714間の空間距離に関連付けられた点としてあり得る。
【0151】
例えば、図11に示されるように、ユーザデバイス208は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202によって決定された医療デバイス712および/または識別子要素714の位置または最も可能性の高い位置を示すディスプレイ内の点として表される医療デバイス712および/または識別子要素714と、医療デバイス712および/または識別子要素714の空間関係、点として表される医療デバイス712および/または識別子要素714間の接続の表示、ならびに/または点として表される医療デバイス112および/または識別子要素714の向きの表示を表示するように構成され得る。一例として、ユーザデバイス208は、1つまたは複数の医療デバイスに関連付けられたイベントの決定に応答して、決定されたイベントに関連付けられた警告(例えば、イベントに関連付けられた命令または警告を表示し、イベントに関連付けられた可聴命令または警告を発するなど)を自動的に提供するように構成され得る。
【0152】
ここで図12を参照すると、図12は、VAMデータを取得するためのプロセス1200の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1200のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行され得る(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス300のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0153】
図12に示されるように、ステップ1202において、プロセス1200は、画像を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像を取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702の1つまたは複数の画像キャプチャデバイスは、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境100など)の複数の画像をキャプチャし得る。そのような例では、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)から複数の画像を取得し得る。
【0154】
図12に示されるように、ステップ1204において、プロセス1200は、医療デバイスの位置、タイプ、軌道、および/または向きを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きを決定し得る。
【0155】
図12に示されるように、ステップ1206において、プロセス1200は、少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス112の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、複数の医療デバイス712のうちの少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定し得る。
【0156】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、少なくとも1つのイベントは、複数の医療デバイス712の2つ以上の医療デバイス間の接続を含み得る。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、複数の医療デバイス712のうちの2つ以上の医療デバイス間の少なくとも1つの接続を決定し得る。
【0157】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、2つ以上の医療デバイス間の少なくとも1つの接続は、2つ以上の医療デバイスを通る流体流路を形成する。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス112の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、2つ以上の医療デバイスを通る流体流路を形成する複数の医療デバイス712の2つ以上の医療デバイス間の少なくとも1つの接続と、2つ以上の医療デバイスを通る流体プラウ経路内の流体流路の方向を含む少なくとも1つのイベントを決定し得る。
【0158】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、少なくとも1つのイベントは、以下のイベントのうちの少なくとも1つのイベントを含み得る;(i)医療デバイスを、環境内の患者および別の医療デバイスの少なくとも1つから切断すること、ならびに、医療デバイスを、環境内の患者および別の医療デバイスの少なくとも1つに再接続することを含む医療デバイスの再利用、および(ii)医療デバイスを環境内の医療デバイスと同じタイプの新しい医療デバイスと交換すること。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス112の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、以下のイベントのうちの少なくとも1つのイベントを決定し得る;(i)医療デバイスを、環境内の患者および別の医療デバイスの少なくとも1つから切断すること、ならびに、医療デバイスを、環境内の患者および別の医療デバイスの少なくとも1つに再接続することを含む医療デバイスの再利用、および(ii)医療デバイスを環境内の医療デバイスと同じタイプの新しい医療デバイスと交換すること。
【0159】
図12に示されるように、ステップ1208において、プロセス1200は、少なくとも1つのイベント(例えば、イベントデータなど)に関連付けられたVAMデータを提供することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベント、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、データベースを更新し、警告を提供し、および/または少なくとも1つの医療デバイスを制御し得る。
【0160】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、医療デバイスの再利用を含む少なくとも1つのイベントに応答して、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、ユーザデバイス208に医療デバイス712の使用に関連付けられた警告を提供すること、および、少なくとも1つの医療デバイス(例えば、バルブ、注入ポンプなど)を自動的に制御して、医療デバイスを含む流体流路内の流体の流れを停止すること、のうちの少なくとも1つを実行し得る。
【0161】
ここで図13を参照すると、図13は、VAMデータを取得するためのプロセス1300の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1300のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス300のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0162】
図13に示されるように、ステップ1302において、プロセス1300は、画像を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像を取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702の1つまたは複数の画像キャプチャデバイスは、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境700など)の複数の画像をキャプチャし得る。そのような例では、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)から複数の画像を取得し得る。
【0163】
図13示されるように、ステップ1304において、プロセス1300は、画像内の識別子要素を決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、一定期間にわたる環境内の複数の識別子要素714を決定し得る。一例として、複数の識別子要素714は、複数の医療デバイス712に関連付けられ得、複数の識別子要素714は、複数の医療デバイス712の複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、複数の識別子は、複数の医療デバイス712を互いに一意に識別し得る。
【0164】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、複数の識別子要素714は、所定の波長の光を発するように構成された蛍光コーティングを含む少なくとも1つの識別子要素を含み得、画像キャプチャシステム7102は、複数の画像の所定の波長の光のみをキャプチャし得る。
【0165】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、複数の識別子要素714は、少なくとも1つのパターンおよび/または少なくとも1つの強度で少なくとも1つの所定の波長の光を発するように構成された少なくとも1つのLEDを含む少なくとも1つの識別子要素を含み、画像キャプチャシステム702は、複数の画像の所定の波長の光のみをキャプチャし得る。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像でキャプチャされた少なくとも1つの所定の波長の発せられた光の少なくとも1つのパターンおよび/または少なくとも1つの強度に基づいて、少なくとも1つの識別子要素に関連付けられた医療デバイスのタイプを決定し得る。
【0166】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、複数の識別子要素714は、一定期間にわたって色を変化させるように構成された少なくとも1つの色変化染料を含む少なくとも1つの識別子要素を含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像の色変化染料の色の変化に基づいて、少なくとも1つの識別子要素に関連付けられた医療デバイスの使用に関連付けられた時間量を決定し得る。
【0167】
図13示されるように、ステップ1306において、プロセス1300は、医療デバイスの位置、タイプ、軌道、および/または向きを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像で決定された複数の識別子要素に基づいて、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きを決定し得る。
【0168】
図13示されるように、ステップ1308において、プロセス1300は、少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、複数の医療デバイス712の少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定し得る。
【0169】
図13示されるように、ステップ1310において、プロセス1300は、少なくとも1つのイベント(例えば、イベントデータなど)に関連付けられたVAMデータを取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベント、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、データベースを更新し、警告を提供し、および/または少なくとも1つの医療デバイスを制御し得る。
【0170】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、医療デバイスの再利用を含む少なくとも1つのイベントに応答して、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、ユーザデバイス208に医療デバイス712の使用に関連付けられた警告を提供すること、および、少なくとも1つの医療デバイス(例えば、バルブ、注入ポンプなど)を自動的に制御して、医療デバイスを含む流体流路内の流体の流れを停止すること、のうちの少なくとも1つを実行し得る。
【0171】
ここで図14を参照すると、図14は、VAMデータを取得するためのプロセス1400の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1400のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1400のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別個の、または管理システム102を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0172】
図14に示されるように、ステップ1402において、プロセス1400は、画像を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像を取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム7は、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境700など)の複数の画像をキャプチャし得る。そのような例では、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)から複数の画像を取得し得る。
【0173】
図14示されるように、ステップ1404において、プロセス1400は、医療デバイスの位置、タイプ、軌道、および/または向きを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きを決定し得る。
【0174】
図14示されるように、ステップ1406において、プロセス1400は、医療デバイス間の距離を決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、一定期間にわたる複数の医療デバイス712間の複数の距離を決定し得る。
【0175】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる複数の医療デバイス712間の複数の距離を決定し、第1の医療デバイスおよび第2の医療デバイスのうちの少なくとも1つの位置が、一定期間にわたって複数の画像内で変化するまで、少なくとも1つのイベントを決定することを遅らせ得る。したがって、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、それらが環境700の変化を検出するために必要とされるまで、処理能力および/または他のコンピュータリソースを節約し得る。
【0176】
図14示されるように、ステップ1408において、プロセス1400は、少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる複数の医療デバイス712間の複数の距離、および複数の医療デバイス712の複数のタイプ(および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向き)に基づいて、複数の医療デバイス712のうちの少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定し得る。一例として、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる複数の医療デバイス712間の複数の距離、および複数の医療デバイス712の複数のタイプに基づいて、以下のイベントのうちの少なくとも1つを決定し得る;(i)複数の医療デバイス712の第1の医療デバイスと複数の医療デバイス712の第2の医療デバイスとの接続、および(ii)複数の医療デバイス712の第2の医療デバイスからの複数の医療デバイス712の第1の医療デバイスの切断。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、少なくとも1つのイベントを決定することは、少なくとも1つのイベントに関連付けられた確率をさらに決定する。
【0177】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる複数の医療デバイス712間の複数の距離、および複数の医療デバイス712の複数のタイプに基づいて、以下のさらなるイベントのうちの1つを決定し得る;(i)環境内の第1の医療デバイスの第2の医療デバイスからの切断、および環境内の第1の医療デバイスの第2の医療デバイスへの再接続を含む第1の医療デバイスの再利用、および(ii)第1の医療デバイスと同じタイプの新しい医療デバイスとの交換。
【0178】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、第1の医療デバイスの向きおよび第2の医療デバイスの向きに基づいて、第1の医療デバイスおよび第2の医療デバイスを通る流体プラウ経路内の流体流の方向を決定し、および/または第1の医療デバイスおよび第2の医療デバイスを通る流体プラウ経路内の流体流の方向に基づいて、データベースを更新し得る。
【0179】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、第1の医療デバイスは、複数の医療デバイス712の第1の医療デバイスと複数の医療デバイス712の第2の医療デバイスとの接続が、第1の医療デバイスおよび第2の医療デバイスを通る流体流路を形成しないように、消毒キャップおよび消毒剤スワブのうちの少なくとも1つを含む。例えば、複数の医療デバイス712の第1の医療デバイスの複数の医療デバイス712の第2の医療デバイスへの接続は、消毒剤キャップおよび/または消毒剤スワブによる第2の医療デバイス(例えば、無針コネクタなど)のスクラブを含むスクラブイベントに関連付けられ得る。
【0180】
図14示されるように、ステップ1410において、プロセス1400は、少なくとも1つのイベント(例えば、イベントデータなど)に関連付けられたVAMデータを取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベント、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、データベースを更新し、警告を提供し、および/または少なくとも1つの医療デバイスを制御し得る。
【0181】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、医療デバイスの再利用を含む少なくとも1つのイベントに応答して、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、ユーザデバイス208に医療デバイス712の使用に関連付けられた警告を提供すること、および、少なくとも1つの医療デバイス(例えば、バルブ、注入ポンプなど)を自動的に制御して、医療デバイスを含む流体流路内の流体の流れを停止すること、のうちの少なくとも1つを実行し得る。
【0182】
ここで図15を参照すると、図15は、VAMデータを取得するためのプロセス1500の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1500のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1500のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別個の、または管理システム102を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0183】
図15に示されるように、ステップ1502において、プロセス1500は、画像を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像を取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702は、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境100など)の複数の画像をキャプチャし得る。そのような例では、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)から複数の画像を取得し得る。
【0184】
図15に示されるように、ステップ1504において、プロセス1500は、医療デバイスに関連付けられた第1の識別子要素および介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子要素を決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、医療デバイス(例えば、無針コネクタなど)に関連付けられた第1の識別子要素および介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子要素を決定し得る。一例として、第1の識別子要素は、医療デバイスに関連付けられた第1の識別子をカプセル化し得、第2の識別子要素は、介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子をカプセル化し得る。
【0185】
図15に示されるように、ステップ1506において、プロセス1500は、第1の識別子要素に関連付けられた医療デバイスの位置、タイプ、軌道および/または向きを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像内の第1の識別子要素に基づいて、医療デバイスおよび一定期間にわたる環境内の医療デバイスの位置、タイプ、軌道、および/または向きを決定し得る。
【0186】
図15に示されるように、ステップ1508において、プロセス1500は、第2の識別子要素に関連付けられた介護者の手袋の位置、タイプ、軌道、および/または向きを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像内の第2の識別子要素に基づいて、介護者の手袋および一定期間にわたる環境内の介護者の手袋の位置、タイプ、軌道、および/または向きを決定し得る。一例として、第2の識別子は、介護者の手袋の所定の色を含み得る。
【0187】
図15に示されるように、ステップ1510において、プロセス1500は、医療デバイスおよび介護者の手袋に関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の医療デバイスの位置、タイプ、軌道、および/または向き、ならびに、一定期間および位置にわたる環境内の介護者の手袋の位置、タイプ、軌道、および/または向きに基づいて、医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定し得る。そのような例では、少なくとも1つのイベントは、医療デバイス(例えば、カテーテル包帯など)を同じタイプの新しい医療デバイスと交換することを含むカテーテル包帯交換イベントを含み得る。
【0188】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、また図19を参照すると、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、一定期間にわたる環境内のさらなる医療デバイス(例えば、消毒剤ワイプなど)の位置、タイプ、軌道、および/または向きを決定し得る。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたるさらなる医療デバイスの位置、タイプ、軌道、および/または向き、ならびに(i)一定期間にわたる環境内の医療デバイスの位置、タイプ、軌道、および/または向き、ならびに(ii)一定期間にわたる環境内の介護者の手袋の位置、タイプ、軌道、および/または向きのうちの少なくとも1つに基づいて、さらなる医療デバイスと、一定期間にわたる医療デバイスおよび介護者の手袋のうちの少なくとも1つとの間の線形距離変化および角度距離変化を決定し得る。一例として、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイスと介護者の手袋との間の線形距離変化および角度距離変化に基づいて、少なくとも1つのイベントおよび/または少なくとも1つのイベントの持続時間をさらに決定し得る。そのような例では、図19に示されるように、少なくとも1つのイベントは、介護者の他方の手袋に保持されたさらなる医療デバイス(例えば、消毒剤スワブまたはワイプなど)で、介護者の手袋に保持された医療デバイス(例えば、無針コネクタなど)をスクラブすることを含むスクラブまたは消毒イベントを含み得る。
【0189】
図15に示されるように、ステップ1512において、プロセス1500は、少なくとも1つの決定されたイベント(例えば、イベントデータなど)に関連付けられたVAMデータを取得することを含む。例えば、管理システム104は、少なくとも1つの決定されたイベントに基づいて、環境に関連付けられたイベントを含むデータベースを更新し、少なくとも1つの決定されたイベントに関連付けられた警告を提供し、および/または環境内の1つまたは複数の医療デバイスを制御し得る。
【0190】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、少なくとも1つのイベントに応答して、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、ユーザデバイス208に、少なくとも1つのイベントに関連付けられた警告を提供すること、少なくとも1つの医療デバイス(例えば、バルブ、注入ポンプなど)を自動的に制御して、少なくとも1つのイベントに関連付けられた医療デバイスを含む流体流路内の流体の流れを停止すること、のうちの少なくとも1つを実行し得る。
【0191】
ここで図16Aおよび図16Bを参照すると、図16Aおよび図16Bは、VAMデータを取得するためのプロセス1600の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1600のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1600のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別個の、または管理システム102を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0192】
図16Aに示されるように、ステップ1602において、プロセス1600は、画像を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像を取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702は、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境700など)の複数の画像をキャプチャし得る。そのような例では、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)から複数の画像を取得し得る。
【0193】
図16Aに示されるように、ステップ1604において、プロセス1600は、シリンジのバレルに対するシリンジのプランジャーの位置を決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、一定期間にわたる環境内のシリンジのバレルに対するシリンジのプランジャーの位置を決定し得る。
【0194】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、また、図20を参照すると、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、シリンジのプランジャーに関連付けられた第1の識別子要素714aおよびシリンジのバレルに関連付けられた第2の識別子要素714bをさらに決定することによって、一定期間にわたるシリンジのバレルに対するシリンジのプランジャーの位置を決定し得、一定期間にわたる環境内のシリンジのバレルに対するシリンジのプランジャーの位置は、複数の画像に内の第1の識別子要素714aおよび複数の画像内の第2の識別子要素714bに基づいて決定される。例えば、一定期間にわたる環境内のシリンジのバレルに対するシリンジのプランジャーの位置を決定することは、複数の画像内の第1の識別子要素714aおよび第2の識別子要素714bに基づいて、プランジャーとシリンジのバレルとの間の距離として、第1の識別子要素714aと第2の識別子要素714bとの間の距離を決定することを含み得る。
【0195】
図16Aに示されるように、ステップ1606において、プロセス1600は、シリンジ内の流体の温度および/または色を決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、シリンジ内の流体の温度および/または色を決定し得る。一例として、画像キャプチャシステム702は、画像内の色をキャプチャするように構成されたフィルタを備えたカメラ、および/またはIR画像をキャプチャするように構成されたIRカメラを含み得る。
【0196】
図16Aに示されるように、ステップ1608において、プロセス1600は、流体のタイプを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、流体送達の流体流量および/または流体の温度および/または色に基づいて、少なくとも1つの流体送達に関連付けられた流体のタイプを決定し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、シリンジに含まれる流体の温度を、流体に関連付けられた閾値温度(例えば、流体の種類などに関連付けられた閾値温度)と比較し、シリンジに含まれる流体の温度が閾値温度を満たすという決定に応答して、少なくとも1つの医療デバイス(例えば、電子バルブ、注入ポンプなど)を自動的に制御して、シリンジからの少なくとも1つの流体送達を停止し得る。
【0197】
図16Aに示されるように、ステップ1610において、プロセス1600は、流体送達を決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたるシリンジのバレルに対するシリンジのプランジャーの位置に基づいて、シリンジからの少なくとも1つの流体送達を決定し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、少なくとも1つの流体送達を決定することは、一定期間にわたるシリンジのバレルに対するシリンジのプランジャーの位置に基づいて、少なくとも1つの流体送達によって送達される流体の量および少なくとも1つの流体送達の流体流量のうちの少なくとも1つを決定することをさらに含む。
【0198】
図16Aに示されるように、ステップ1612において、プロセス1600は、介護者の手袋の位置を決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、一定期間にわたる環境内の介護者の手袋の位置を決定し得る。
【0199】
図16Bに示されるように、ステップ1614において、プロセス1600は、流体送達に関連付けられたフラッシュ技術を決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の介護者の手袋の位置に基づいて、少なくとも1つの流体送達に関連付けられたフラッシュ技術を決定し得、フラッシュ技術は、脈動フラッシュまたは連続フラッシュを含む。
【0200】
図16Bに示されるように、ステップ1616において、プロセス1600は、少なくとも1つの決定されたイベント(例えば、イベントデータなど)に関連付けられたVAMデータを取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、少なくとも1つの決定されたイベント(例えば、流体送達など)に基づいて、環境に関連付けられたイベントを含むデータベースを更新し、少なくとも1つの決定されたイベントに関連付けられた警告を提供し、および/または環境内の1つまたは複数の医療デバイスを制御し得る。
【0201】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、流体送達に応答して、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、ユーザデバイス208に、流体送達に関連付けられた警告を提供すること、少なくとも1つの医療デバイス(例えば、バルブ、注入ポンプなど)を自動的に制御して、少なくとも1つのイベントに関連付けられた医療デバイスを含む流体流路内の流体の流れを停止すること、のうちの少なくとも1つを実行し得る。
【0202】
ここで図17を参照すると、図17は、VAMデータを取得するためのプロセス170 0の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1700のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1700のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別個の、または管理システム102を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0203】
図17に示されるように、ステップ1702において、プロセス1700は、画像を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像を取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702は、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境700など)の複数の画像をキャプチャし得る。そのような例では、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)から複数の画像を取得し得る。
【0204】
図17に示されるように、ステップ1704において、プロセス1700は、パッケージの状態を決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、一定期間にわたる医療デバイスを含むパッケージの状態を決定し得る。一例として、パッケージの状態は、開封済みパッケージまたは閉じたパッケージを含み得る(例えば、医療デバイスがパッケージから取り外されるかどうかなど)。
【0205】
図17に示されるように、ステップ1706において、プロセス1700は、医療デバイスがパッケージから取り外されるかどうかを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたるパッケージの状態に基づいて、医療デバイスがパッケージから取り外されるかどうかを決定し得る。一例として、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、パッケージの状態に基づいて、パッケージに含まれる医療デバイス712のタイプ、および医療デバイス712がパッケージから取り外されたかどうかを決定し得る。そのような例では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイスのタイプおよび医療デバイス712がパッケージから取り外されると決定される時間に基づいて、医療デバイスの最初の使用、医療デバイスの再利用、医療デバイスの新しい医療デバイスとの交換など、医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定し得る。
【0206】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、パッケージは、第2の層を覆う取り外し可能な第1の層を含み、第1の層は、第1の色を含み、第2の層は、第1の色とは異なる第2の色を含み、パッケージからの第1の層の除去は、第2の層を明らかにする。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、パッケージの色は、空気に曝されると変化するように構成される。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、パッケージの検出されたまたは決定された色または層に基づいて、パッケージが開封され、医療デバイスがパッケージから取り外されたかどうかを決定し得る。そのような例では、第1の層は、少なくとも部分的に透明であり得る。
【0207】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、パッケージの一部は、パッケージ内に含まれる医療デバイスがパッケージの透明部分を通して見えるように透明である。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイスがパッケージ内で検出または決定されたかどうかに基づいて、パッケージが開封され、医療デバイスがパッケージから取り外されたかどうかを決定し得る。
【0208】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、パッケージは、第1の識別子要素に関連付けられ、医療デバイスは、第1の識別子要素とは異なる第2の識別子要素に関連付けられ、パッケージの状態は、第2の識別子要素の位置に対する第1の識別子要素の位置に基づいて決定される。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、閾値距離を満たす第1の識別子要素と第2の識別子要素との間の距離に基づいて、パッケージが開封され、医療デバイスがパッケージから取り外されたかどうかを決定し得る。
【0209】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像に基づいて、パッケージの位置に関する一定期間にわたる環境内の介護者の手袋の位置を決定し得、パッケージの位置に関する一定期間にわたる環境内の介護者の手袋の位置に基づいて、パッケージの状態を決定し得る。
【0210】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、パッケージは、第2の層を覆う取り外し可能な第1の層を含み、取り外し可能な第1の層は、第1の識別子要素を含み、第2の層は、第2の識別子要素を含み、取り外し可能な第1の層は、少なくとも部分的に透明である。例えば、管理システム104は、複数の画像に基づいて、第1の識別子要素と第2の識別子要素との間の距離を決定することと、第1の識別子要素と第2の識別子要素との間の距離に基づいて、パッケージが故障しているかどうかを決定することと、パッケージが故障していると決定することに応答して、故障したパッケージに関連付けられた警告をユーザデバイスに提供することと、によって、パッケージの状態を決定し得る。
【0211】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム104は、複数の画像に基づいて、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置および複数の医療デバイス712の複数のタイプを決定し得、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプおよび一定期間にわたるパッケージの状態に基づいて、以下のイベントのうちの少なくとも1つを決定し得る;(i)期間にわたる環境内の2つ以上の医療デバイスへの医療デバイスの接続を含む医療デバイスの再利用、および(ii)環境内の医療デバイスと同じタイプの新しい医療デバイスとの交換。
【0212】
図17に示されるように、ステップ1708において、プロセス1700は、医療デバイスがパッケージから取り外されるという決定に関連付けられたVAMデータ(例えば、イベントデータ、医療デバイスデータなど)を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイスがパッケージから取り外されるという決定に基づいて、環境内の医療デバイスを含むデータベースを更新し得る。一例として、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイスがパッケージから取り外されるという決定および/またはそれに関連付けられた時間に基づいて、医療デバイスに関連付けられたイベントが医療デバイスの最初の使用を含むか、または医療デバイスの再使用を含むかを決定し得る。そのような例では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイスの最初の使用および任意の再使用を自動的に文書化し、医療デバイスが不適切に再使用されていることを看護師に(例えば、ユーザデバイス208などを介して)警告し、および/または医療デバイス(例えば、バルブ、注入ポンプなど)を制御して、再使用された医療デバイスに関連付けられた流体流路を通る流体の流れを停止させ、これは、患者の安全性を改善し、および/または医療デバイスの再使用に起因する合併症に関連するコストを削減し得る。
【0213】
ここで図18を参照すると、図18は、VAMデータを取得するためのプロセス180 0の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1800のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1800のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別個の、または管理システム102を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0214】
図18に示されるように、ステップ1802において、プロセス1800は、画像を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像を取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702は、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境700など)の複数の画像をキャプチャし得る。そのような例では、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)から複数の画像を取得し得る。
【0215】
図18に示されるように、ステップ1804において、プロセス1800は、補助データを取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、補助データを取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス以外のデータソース(例えば、補助システムなど)から、期間中の環境の少なくとも1つの画像および期間中に環境に記録された音声のうちの少なくとも1つに関連付けられた補助データを取得し得る。
【0216】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、医療デバイスはカテーテルを含み、補助データは、カテーテルのチューブタイプ、カテーテルのサイズ、カテーテルの形状、および患者のカテーテルのカテーテル挿入部位の位置のうちの少なくとも1つを含む。
【0217】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、補助データは、期間中に環境に記録された音声に関連付けられる。例えば、音声は、医療デバイスに関連付けられた所定の信号を含み得る。一例として、医療デバイスは、注入ポンプを含み得、所定の信号は、注入ポンプによって放出される可聴信号(例えば、電源投入音、インジケータ音など)を含み得る。
【0218】
図18に示されるように、ステップ1806において、プロセス1800は、医療デバイスの位置、タイプ、軌道、および/または向きを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、複数の画像および補助データに基づいて、一定期間にわたる環境内の医療デバイスの位置、タイプ、軌道、および/または向きを決定し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、医療デバイスは、複数の画像の少なくとも一部では見えなくてもよい(例えば、検出できなくてもよいなど)。
【0219】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置および複数の医療デバイス712の複数のタイプを決定し得る。例えば、複数の医療デバイス712は、医療デバイスおよび少なくとも1つの他の医療デバイスを含み得、医療デバイスおよび少なくとも1つの他の医療デバイスは、接続された(および/または切断された)ときに所定の可聴信号を発するように構成され得る。一例として、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置および複数の医療デバイス712の複数のタイプに基づいて、複数の医療デバイス712のうちの2つ以上の医療デバイス間の少なくとも1つの接続(および/または切断)を決定し、および/または、2つ以上の医療デバイス間で決定された少なくとも1つの接続に基づいて、データベースを更新し得る。そのような例では、補助データに含まれる音声は、医療デバイスおよび少なくとも1つの他の医療機器が接続される(および/または切断される)ときに発せられる所定の可聴信号を含み得る。
【0220】
図18に示されるように、ステップ1808において、プロセス1800は、医療デバイスの位置、タイプ、軌道、および/または向きに関連付けられたVAMデータ(例えば、イベントデータ、医療デバイスデータなど)を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、少なくとも1つの決定されたイベントに基づいて、環境に関連付けられたイベントを含むデータベースを更新し、少なくとも1つの決定されたイベントに関連付けられた警告を提供し、および/または環境内の1つまたは複数の医療デバイスを制御し得る。
【0221】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、流体送達に応答して、ユーザデバイス208に、流体送達に関連付けられた警告を提供すること、少なくとも1つの医療デバイス(例えば、バルブ、注入ポンプなど)を自動的に制御して、少なくとも1つのイベントに関連付けられた医療デバイスを含む流体流路内の流体の流れを停止すること、のうちの少なくとも1つを実行し得る。
【0222】
ここで図21を参照すると、図21は、本明細書に記載のシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得るローカルシステム104の環境2100の非限定的な実施形態または態様の図である。図21に示されるように、環境2100は、薬剤ソースシステム802、スマートデバイス804、通信ネットワーク806、中央コンピューティングシステム808、および端末/モバイルコンピューティングシステム810を含む。環境2100のシステムおよび/またはデバイスは、有線接続、無線接続、または有線および無線接続の組み合わせを介して相互接続することが可能である。図21に示される環境2100の実装では、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースシステム204と同一または類似してもよく、通信ネットワーク806は、通信ネットワーク106と同一または類似してもよく、中央コンピューティングシステム108は、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202と同一または類似してもよく、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810は、ユーザデバイス208と同一または類似してもよい。
【0223】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、1つまたは複数の流体を1つまたは複数の管腔(例えば、流体ライン、IVラインなど)に送達することができる1つまたは複数のデバイスを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、1つまたは複数の手動流体送達システム(例えば、1つまたは複数のIVバッグ、1つまたは複数のシリンジなど)および/または1つまたは複数の注入ポンプを含む注入ポンプシステムを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態では、スマートデバイス804は、複数のスマートデバイス804(例えば、1つまたは複数の他のおよび/または異なるタイプのスマートデバイス804など)を含み得る。
【0224】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、薬剤ソースシステム802、1つまたは複数の他のスマートデバイス804、通信ネットワーク806、中央コンピューティングシステム808、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810から情報および/またはデータを受信すること、および/または、薬剤ソースシステム802、1つまたは複数の他のスマートデバイス804、通信ネットワーク806、中央コンピューティングシステム808、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810に情報および/またはデータを通信することができる1つまたは複数のデバイスを含み得る。例えば、スマートデバイス804は、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、1つまたは複数のコンピューティングデバイス、1つまたは複数のモバイルコンピューティングデバイスなど)を含む1つまたは複数のコンピューティングシステムを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、短距離無線通信接続(例えば、NFCまたは専有通信接続、RFID通信接続、Bluetooth(登録商標)通信接続など)を介して、情報を(例えば、薬剤ソースシステム802(例えば、薬剤ソースコントローラ904および/または薬剤ソースデバイス906など)から、端末/モバイルコンピューティングシステム810から、1つまたは複数の他のスマートデバイス804などから)受信すること、および/または情報を(例えば、薬剤ソースシステム802(例えば、薬剤ソースコントローラ904および/または薬剤ソースデバイス906など)に、端末/モバイルコンピューティングシステム810に、1つまたは複数の他のスマートデバイス804などに)短距離無線通信接続を介して通信することができる。
【0225】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、図26Bに示されるように、スマートデバイス804は、(i)無針コネクタ914および/またはその管腔912が所定の期間および/またはスケジュールされた使用の前にスクラブされていないことを検出すること、(ii)無針コネクタ914および/またはその管腔912がカテーテルラインにアクセスする前に十分な期間スクラブされていないことを検出すること、(iii)無針コネクタ914および/または管腔912のフラッシュが原因であることを検出すること、(iv)無針コネクタ914および/または管腔912への以前のアクセスの後に消毒キャップが取り付けられていないことを検出すること、および/または同様のことに応答して、(例えば、看護師へのLEDライトを介して)患者側に直接フィードバックを提供し得る。例えば、スマートデバイス804は、無針コネクタ914を含み得、無針コネクタ914は、スクラブイベント、フラッシングイベント、接続またはキャッピングイベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを検出するように構成され得る。一例として、無針コネクタ914は、検出されたスクラブイベント、検出されたフラッシングイベント、検出された接続またはキャッピングイベント、および/または検出された接続またはキャッピングイベント、および/または検出された切断イベント(例えば、プロセッサ204、メモリ206、記憶構成要素208、入力構成要素210、出力構成要素212など)に関連付けられた情報および/またはデータを提供して、コンプライアンスイベント監視のためにイベントを格納し、コンプライアンスパフォーマンスを報告するように構成され得るスマートデバイス804の非限定的な実施形態または態様に関するさらなる詳細は、図22A図22C図23図24A図24C図25A図25C図26A図26B、および図27の下に提供される。
【0226】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、端末/モバイルコンピューティングシステム810は、病院内の看護ステーションを含む。例えば、図26Aの実装2600Aに示されるように、端末/モバイルコンピューティングシステム810は、ベッドサイド看護師サポート(例えば、無針コネクタ914および/または管腔912への各アクセスのリアルタイムの記録、スクラブまたはフラッシングが記録されたアクセスなどに従って原因または必要であると決定された場合の看護師へのフィードバック)、看護ステーションマネージャサポート(例えば、ワークフローを削減し、無針コネクタ914および/または管腔912をフラッシングするための時間目標を改善するためのフラッシング手順の最適化など)、看護管理のためのレトロスペクティブな報告(例えば、スクラブ持続時間、フラッシング技術、無針コネクタ914および/または管腔912のフラッシュ間の時間など)、および/または同様のものを提供し得る。
【0227】
ここで図22A-22Cを参照すると、図22A-22Cは、図21の1つまたは複数のシステムおよび/または1つまたは複数のデバイスの実装200の非限定的な実施形態または態様の図である。図22Aおよび図22Cに示されるように、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースコントローラ904および/または1つまたは複数の薬剤ソースデバイス906(例えば、複数の中間ソースデバイス906a、906b、…906nなど)を含み得る。一例として、薬剤ソースコントローラ904は、注入ポンプコントローラを含み得、および/または複数の薬剤ソースデバイス906は、注入ポンプを含み得る。そのような例では、薬剤ソースシステム802は、BDAlaris(商標)システムを含み得る。例えば、薬剤ソースシステム802は、BDAlaris(商標)PCユニットおよび1つまたは複数のBDAlaris(商標)ポンプモジュールを含み得る。別の例として、薬剤ソースコントローラ904は、注入ポンプシステムとは別個であり得るベッド側コンソールまたはコンピューティングデバイスを含み得、および/または、注入ポンプとは別個であり得る薬剤ソースデバイス906は、薬剤ソース(例えば、IVバッグ、シリンジ、IVバッグまたはシリンジに接続され、近位にあるIVラインの端部など)に関連付けられ、および/または接続され得る。
【0228】
図22Aに示されるように、複数の薬剤ソースデバイス906a、906b、…906nは、複数の管腔(例えば、流体ラインなど)902a、902b、…902n(例えば、薬剤ソースシステム802で流体および/または薬剤を受け取るため)および/または複数の管腔(例えば、流体ラインなど)912a、912b、…912n(例えば、薬剤ソースシステム802から流体および/または薬剤を送達するため)に接続され得る。図22Cに示されるように、薬剤ソースデバイス906は、ペアリング入力908(例えば、ボタン、入力構成要素210など)および/または視覚インジケータ910(例えば、マルチカラーLED、出力構成要素212など)を含み得る。図22Aおよび図22Bに示されるように、複数の管腔912a、912b、…912nは、複数のスマートデバイス804a、804b、…804nに接続され得る。
【0229】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、IV管腔(例えば、末梢に挿入された中心カテーテル(PICC)、末梢静脈内カテーテル(PIVC)、中心静脈カテーテル(CVC)など)などの、無針コネクタ914および/または無針コネクタ914に近接する管腔912の一部に取り外し可能に接続されるように構成される。例えば、スマートデバイス804は、スマートデバイス804を無針コネクタ914および/または無針コネクタ914に近接する管腔912に取り外し可能に接続するように構成されたクランプ、接着剤、摩擦嵌合、および/または他の取り付け手段を含み得る。一例として、図22Aおよび図22Bに示されるように、スマートデバイス804aは、無針コネクタ914および/またはカテーテルを管腔912bに接続するカテーテル管腔に接続されてもよく、および/またはスマートデバイス804nは、無針コネクタ914および/またはカテーテルを管腔912aに接続するカテーテル管腔に接続されてもよい。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、無針コネクタ914を含む。例えば、スマートデバイス804は、(例えば、無針コネクタ914内および/または流体侵襲デバイスの無針コネクタのカテーテルハブ内など)無針コネクタ914と統合され得る。一例として、図22Aおよび図22Bに示されるように、スマートデバイス804bは、無針コネクタ914および/またはY部位コネクタを介してカテーテル管腔を管腔912nに接続するカテーテルハブを含み得る。そのような例では、スマートデバイス804は、ハウジング950内の無針コネクタ914のハウジング1102を含む無針コネクタ914を含み得る(例えば、ハウジング950と統合され、ハウジング950内に包含されるなど)。例えば、無針コネクタ914は、ハウジング950、スマートデバイス804、および/またはその構成要素を、無針コネクタ914のハウジング1102内に埋め込み得(またはその逆)、またはハウジング950、スマートデバイス804、および/またはハウジング1102に接続されたその構成要素内に埋め込み得る。標準設計にセンサを追加する利点は、臨床的に検証されたパフォーマンス特性と規制申請が変更されないことである。流体経路構成要素に最適な滅菌技術は、電子デバイスには理想的ではない可能性があり、したがって、後で製造および組み立てで追加できるか、またはエンドユーザーがスナップすることができる検証された構成要素を変更しない設計は、利点を有する可能性がある。図23は、スマートデバイス804の非限定的な実施形態または態様の実装2300である。
【0230】
また、図24Aを参照すると、図24Aは、無針コネクタ914の実施形態2400Aの非限定的な実施形態または態様の側面図である。図24Aに示されるように、無針コネクタ914は、入口1104と、入口1104と反対側の出口1106との間のハウジング1102内の流体流路を含み得る。入口1104は、医療デバイス(例えば、注入ポンプ、IVバッグ、シリンジ、IVラインなど)への無針コネクタ914の接続に応答して、入口1104を流体流路に開放または接続するように変位させるように構成された変位可能なセプタム1108によって流体的に密封され得る。例えば、無針コネクタ914は、BD MaxPlus(商標)コネクタ、BD MaxZero(商標)無針コネクタなどを含み得る。しかしながら、非限定的な実施形態または態様はそれに限定されず、無針コネクタ914は、流体投与で使用するための任意の無針コネクタ914を含み得る。例えば、無針コネクタ914は、ポート、マニホールド、活栓、開放コネクタ、ルアーコネクタ、および/またはデバイスおよび/または患者との接続を形成するために針に依存しない(ただし、含んでいなくてもよい)任意の他のコネクタを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804の1つまたは複数の構成要素は、無針コネクタ914のハウジング902内に含まれ得る。例えば、無針コネクタ914のハウジング1102は、スマートデバイス804のハウジング950を含み得る(例えば、ハウジング950は、ハウジング1102と統合され得、ハウジング1102内に包含され得るなど)。
【0231】
図22Cに示されるように、スマートデバイス804は、視覚インジケータ952(例えば、1つまたは複数の視覚インジケータ、複数の視覚インジケータ、マルチカラーLED、複数のLED、出力構成要素312など)、センサ954(例えば、1つまたは複数のセンサ、複数のセンサ、センサスイートなど)、ペアリング入力956(例えば、1つまたは複数のボタン、1つまたは複数の力センサ、1つまたは複数の加速度計、入力構成要素210など)、バッテリ958、および/またはエネルギーハーベスタ960(例えば、熱電エネルギーハーベスタ、光電エネルギーハーベスタ、圧電エネルギーハーベスタなど)を含み得る。視覚インジケータ952、センサ954、ペアリング入力956、バッテリ958、エネルギーハーベスタ960、および無針コネクタ914の全部または一部は、スマートデバイス804のハウジング950内に含まれ得る。視覚インジケータ952は、ハウジング950の側壁を通して見ることができ、および/またはハウジング950の側壁から延在し得る。バッテリ958および/またはエネルギーハーベスタ960は、視覚インジケータ952、センサ954、ペアリング入力956、バッテリ958の充電式バッテリ、スマートデバイス804に含まれるデバイス200の1つまたは複数のコンポーネントなど、スマートデバイス804の動作コンポーネントに電力を提供し得る。
【0232】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、スマートデバイス804の視覚インジケータ952を特徴付けるラベル(例えば、人間が読むことができるラベルなど)を含み得る。例えば、図24Cの実装2400Cに示されるように、スマートデバイス804は、無針コネクタ914が消毒剤でスクラブされるスクラブイベント(例えば、ラベル「スクラブ」など)、無針コネクタ914が溶液でフラッシュされるフラッシングイベント(例えば、ラベル「フラッシュ」など)、無針コネクタ914が医療デバイスに接続される接続またはキャップイベント(例えば、ラベル「キャップ」など)、および/または同様のもののうちの1つなど、特定のイベントに関連付けられた指示を提供するように構成された各視覚インジケータ952を特徴付ける視覚インジケータ952(例えば、ハウジング950の側壁など)に関連付けられたラベルを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス104は、単一の視覚インジケータ952を含み得る(例えば、図24Bの実装2400Bに示されるように)。例えば、スマートデバイス804は、単一の視覚インジケータ952を制御して、特定の色および/または特定のパターンで照らし、例えば、無針コネクタ914のスクラブが所定の期間(例えば、15秒など)にわたって発生したことを検知したことに応答して連続的な緑色を照らし、適切な脈動フラッシュが発生したことを検知したことに応答して脈動緑色を照らし、無針コネクタ914の脈動フラッシュが所定の期間(例えば、88時間など)にわたって発生していないことを決定したことに応答して脈動赤色を照らし、無針コネクタ914が所定の期間(例えば、数分間など)にわたって消毒キャップでキャップされていないことを決定したことに応答して連続的な赤色を照らすような指示またはプロンプトをユーザに提供し得る。
【0233】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースデバイス906の通信回路(例えば、通信インターフェース214など)は、薬剤ソースデバイス906のペアリング入力908へのユーザ入力およびスマートデバイス804のペアリング入力956へのユーザ入力に基づいて、スマートデバイス804の通信回路(例えば、通信インターフェース214など)との通信を確立するように構成される。例えば、薬剤ソースデバイス906は、スマートデバイス804との短距離無線通信接続(例えば、NFC通信接続、RFID通信接続、Bluetooth(登録商標)通信接続など)を確立し得る。一例として、視覚インジケータ910は、薬剤ソースデバイス906のペアリング入力908への所定のユーザ入力に応答して(例えば、ユーザがペアリング入力908のボタンを押して保持することに応答して)、所定の光パターンを発する(例えば、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあることを示すために急速に点滅するなど)ように構成され得る。そのような例では、スマートデバイス804は、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあるのと同時に、スマートデバイス804のペアリング入力956への所定のユーザ入力に応答して(例えば、ユーザがペアリング入力956のボタンを押して保持することに応答して)、薬剤ソースデバイス906との通信を確立する(例えば、スマートデバイス804を薬剤ソースデバイス906とペアリングするためのペアリングシーケンスをペアリングおよび/またはアクティブ化する)ように構成され得る。
【0234】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースデバイス906がスマートデバイス804とペアリングされるとき、薬剤ソースデバイス906の視覚インジケータ910およびスマートデバイス804の視覚インジケータ952は、同じタイプのビジュアル出力(例えば、マルチカラーLEDからの同じ色の光、同じパターンの光など)を提供するように構成される。例えば、図22Aを再び参照すると、薬剤ソースデバイス906aは、スマートデバイス804nとペアリングされ得、薬剤ソースデバイス906aおよびスマートデバイス804nの各々は、第1の色の光(例えば、赤色光)を出力し得、薬剤ソースデバイス906bは、スマートデバイス804aとペアリングされ得、薬剤ソースデバイス906bおよびスマートデバイス804aの各々は、第2の色の光(例えば、緑色光)を出力し得、薬剤ソースデバイス906nは、スマートデバイス804bとペアリングされ得、薬剤ソースデバイス906nおよびスマートデバイス804bの各々は、第3の色の光(例えば、青色光)などを出力し得る。
【0235】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、1つまたは複数の力センサ(例えば、1つまたは複数の圧電素子または変換器、1つまたは複数の力感知抵抗(FSR)センサ、1つまたは複数のひずみゲージなど)、1つまたは複数の加速度計、1つまたは複数のジャイロスコープ、1つまたは複数の圧力センサ、1つまたは複数の音響センサ(例えば、医療デバイスのタイプ、状態、および/または動作に関連付けられた音響シグネチャを検出するように構成された音響センサなど)、1つまたは複数の光学センサ(例えば、スマートデバイス804に接続された医療デバイスの、セプタムの動き、カラーシグネチャ、および反射率のうちの少なくとも1つを検出するように構成された光学センサなど)、1つまたは複数の識別センサ(例えば、磁性材料を検出するように構成された磁力計、バーコードを読み取るように構成されたバーコードスキャナなど、無針コネクタ914に接続された、または無針コネクタ914に接続されている医療デバイス上の識別タグを検出するように構成された識別センサなど)、1つまたは複数の位置センサ(例えば、スマートデバイス904の動きを検出するように構成された位置センサなど)、1つまたは複数のRBGカラーセンサ、1つまたは複数の機械的スイッチ、1つまたは複数の流量センサ(例えば、超音波流量センサ、熱流量センサなど)、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを含む。
【0236】
図35Aは、無針コネクタ914を含むスマートデバイス804の実装3500の非限定的な実施形態または態様の斜視図であり、図35Bは、無針コネクタ914を含むスマートデバイス804の実装3500の非限定的な実施形態または態様の上面図である。また、図34Aを参照すると、無針コネクタ914は、入口1104と、入口1104と反対側の出口1106との間のハウジング1102内の流体流路を含み得る。入口1104は、医療デバイス(例えば、注入ポンプ、IVバッグ、シリンジ、IVラインなど)への無針コネクタ914の接続に応答して、入口1104を流体流路に開放または接続するように変位させるように構成された変位可能なセプタム1108によって流体的に密封され得る。図25Aおよび図25Bを再び参照すると、いくつかの非限定的な実施形態では、スマートデバイス804は、センサ954を含み得る。例えば、センサ954は、無針コネクタ914に接続された力センサ1202を含み得る。一例として、力センサ502は、力信号を感知、検出、および/または決定するように構成され得る。そのような例では、無針コネクタが消毒剤でスクラブされるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、無針コネクタが医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つは、力信号に基づいて(例えば、スマートデバイス804などによって)決定され得る。そのような例では、無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、無針コネクタが医療デバイスから切断される切断イベント、1つまたは複数の検出イベント(例えば、無針コネクタが接続イベントと切断イベントとの間で医療デバイスに接続される滞留時間または接続時間など)の間の時間、またはそれらの任意の組み合わせのうちの複数のイベントのパターンは、力信号に基づいて決定され得、薬剤が無針コネクタ914を介して患者に投与される薬剤投与イベントは、イベントのパターンに基づいて決定され得る。一例として、標準的な医療行為は、スクラブ-フラッシュ-スクラブ-薬剤投与-スクラブ-フラッシュ-スクラブのパターンまたはイベントのシーケンスを想定し得、したがって、ルアーコネクタの3つのアクセスの検出は、スマートデバイス804によって薬剤投与イベントとして解釈され得る。例えば、図25Cは、経時的な力測定または信号の非限定的な実施形態または態様のグラフ1250である。図25Cに示されるように、図25Cでは、例えば、フラッシングがフラッシュシリンジのプランジャーに印加される断続的な圧力パルスによって達成されるとき、脈動フラッシングは、力測定によって決定または検出され得、スマートデバイス804は、無針コネクタ914のセプタム1108の表面に垂直な力信号内のx-y Hz間の周期的な力信号を識別することによって、脈動フラッシュの発生を検出することができる。例えば、スマートデバイス804は、第1の方向に面するセプタムの表面に垂直な第2の方向の周期的な力を示す力信号に基づいて、フラッシングイベントを決定し得、フラッシングイベントが脈動フラッシングイベントを含むことを決定し得る。
【0237】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、力信号をリモートコンピューティングシステムに送信するように構成された通信回路を含み得る。例えば、薬剤ソースシステム802、中央コンピューティングシステム808、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム8は、スマートデバイス804および/または無針コネクタ914から力信号を取得し、力信号を処理して、無針コネクタが消毒剤でスクラブされるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、無針コネクタが医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを決定し得る。
【0238】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、力センサ1202は、圧電素子、力感知抵抗(FSR)センサ、ひずみゲージ、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、力センサ1202は、無針コネクタ1214の流体流路を画定する無針コネクタ1214の内壁1210の外面(例えば、内側より硬いプラスチック壁)と、無針コネクタ914の内壁1210を取り囲む無針コネクタ914の外壁1212の内面(例えば、より柔らかい、よりフレキシブルな、より柔軟な、ゴムなどの壁)との間に配置される。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、洗浄および/または別の医療デバイスへの接続の間ユーザによって保持され得る、無針コネクタ914の流体流路を画定する無針コネクタ914の内壁1210の外面(例えば、内側より硬いプラスチック壁)と、無針コネクタ914の内壁1210を取り囲む無針コネクタ914の外壁1212の内面(例えば、より柔らかい、よりフレキシブルな、より柔軟な、ゴムなどの壁)との間の領域は、内壁1210と外壁1212との間の材料1214内の力感知フィルムとして力センサ1202を含むゴムまたは他の柔軟なタイプの材料1214で満たされ得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、無針コネクタ914の入口1104のねじ山の下および/または近位の、内壁1210と外壁1212との間に配置され得る。
【0239】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、力センサ1202は、無針コネクタ914の流体流路を画定する無針コネクタ914の内壁1210の外面と、無針コネクタ914の内壁1210を取り囲む無針コネクタ914の外壁1212の内面との間の無針コネクタ914の流体流路の周りに配置された複数の力センサ1202を含む。例えば、無針コネクタ914の入口1104は、第1の方向に面する表面を含むセプタム1108を含んでよく、力センサ1202は、第1の方向に面するセプタムの表面に垂直な第2の方向の力を検出するように構成され得る。一例として、脈動フラッシングイベントを含み得るフラッシングイベントは、第1の方向に面するセプタムの表面に垂直な第2の方向の周期的な力を示す力信号に基づいて決定され得る。
【0240】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、圧力センサを含み、圧力センサは、無針コネクタの流体流路内の流体と直接接触する、無針コネクタの流体流路を画定する無針コネクタの内壁内に配置される、無針コネクタに接続された管腔の壁内に配置される、ことのうちの1つである。例えば、スマートデバイス804は、無針コネクタ914および/またはその管腔内の流体経路と接触する圧力センサによる脈動フラッシュ、フラッシュ、および/または薬剤投与を決定または検出し得る。
【0241】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、無針コネクタ914に接続された、および/または無針コネクタ914に接続されている医療デバイスのカラーシグネチャおよび反射率のうちの少なくとも1つを検出するように構成された光学センサを含み、スマートデバイス804は、医療デバイスのカラーシグネチャおよび反射率のうちの少なくとも1つに基づいて医療デバイスのタイプを決定し得る。例えば、医療デバイスのカラーシグネチャおよび/または反射率は、シリンジ、IVバッグ、注入ポンプ、および/またはその特定のタイプを示し得る。
【0242】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、無針コネクタに接続された、または無針コネクタに接続されている医療デバイス上の識別タグを検出するように構成された識別センサを含む。例えば、識別センサは、磁力計を含み得、識別タグは、無針コネクタ914上および/または無針コネクタ914と一体化された磁性材料を含み得る。
【0243】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、無針コネクタの動きを検出するように構成された位置センサを含む。例えば、患者の動き、患者の転倒事象、患者のベッドの動きは、無針コネクタの検出された動きに基づいて(例えば、スマートデバイス804などによって)決定され得る。
【0244】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、無針コネクタの流体流路内の流体の色を検出するように構成されたRGBカラーセンサを含む。例えば、無針コネクタ内の採血および無針コネクタ内の血液の保持のうちの少なくとも1つは、無針コネクタの流体流路内で検出された流体の色に基づいて(例えば、スマートデバイス804などによって)決定され得る。
【0245】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、無針コネクタ914を含むスマートデバイス804は、視覚インジケータ952を含み得、視覚インジケータ952は、無針コネクタが消毒剤でスクラブされるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、無針コネクタが医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つに関連付けられた視覚表示を提供するように構成され得る。例えば、図26Bの実装2600Bに示されるように、スマートデバイス804は、(i)無針コネクタ914および/またはその管腔912が所定の期間および/またはスケジュールされた使用の前にスクラブされていないことを検出すること、(ii)無針コネクタ914および/またはその管腔912がカテーテルラインにアクセスする前に十分な期間スクラブされていないことを検出すること、(iii)無針コネクタ914および/または管腔912のフラッシュが原因であることを検出すること、(iv)無針コネクタ914および/または管腔912への以前のアクセスの後に消毒キャップが取り付けられていないことを検出すること、および/または同様のことに応答して、(例えば、看護師へのLEDライトを介して)患者側に直接フィードバックを提供し得る。例えば、スマートデバイス804は、無針コネクタ914を含み得、無針コネクタ914は、スクラブイベント、フラッシングイベント、接続またはキャッピングイベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを検出するように構成され得る。一例として、無針コネクタ914は、検出されたスクラブイベント、検出されたフラッシングイベント、および/または検出された接続またはキャッピングイベント(例えば、プロセッサ204、メモリ206、記憶構成要素208、入力構成要素210、出力構成要素212など)に関連付けられた情報および/またはデータを提供して、コンプライアンスイベント監視のためにイベントを格納し、コンプライアンスパフォーマンスを報告するように構成され得る。
【0246】
図27は、カテーテル内の薬剤の漏出または浸潤を検出するためのスマートデバイスの実装2700の非限定的な実施形態または態様の図である。カテーテル管腔またはライン1404と、スマートデバイス804からのカテーテルライン1404の反対側の端部で患者に流体を送達するための針先端1406とを含む、カテーテル902のカテーテルハブで無針コネクタ914に接続または統合され得る。カテーテル1402は、患者の血管(例えば、静脈、動脈など)に挿入され得る。例えば、針先端1406の位置は、患者の血管内、患者の血管の壁または尿路の壁内、または血管または尿路の外側、および患者の血管の壁または尿路の壁内にあり得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、カテーテル1402を含むスマートデバイス804は、少なくとも1つの信号(および/または一定期間にわたる少なくとも1つの信号の変形、患者の血管または尿路に対する針の先端の位置など)をリモートコンピュータシステムまたは処理デバイスに(例えば、ワイヤを介して、無線などで)送信するように構成された有線および/または無線送信機を含み得る。しかしながら、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、カテーテル1402は、血管内に挿入するように構成され得る。
【0247】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、患者の体の外側に配置されたセンサ954を(例えば、患者の体の外側に配置されたカテーテル1402のハブの無針コネクタ914において)含み得る(さらに例えば、センサ254は、患者の体の外側のカテーテル702のハブに接続され得る)。例えば、センサ254は、圧力センサおよび音響センサ(例えば、圧電変換器など)のうちの少なくとも1つを含み得る。一例として、圧力センサおよび/または音響センサを含むセンサ254は、カテーテル1492のハブの無針コネクタ914でカテーテル802に接続され得る。例えば、カテーテル1402のハブは、無針コネクタ1402および/またはスマートデバイス804を含み得、センサ954は、無針コネクタ914に含まれ得る。そのような例では、センサ954は、患者の体内のカテーテル針を用いて、圧力信号、音響信号、および/または圧力信号および/または音響信号の時間的変動を感知、検出、および/または測定するように構成され得る。例えば、センサ954によって感知された圧力信号および/または音響信号は、センサ954によって感知するために、カテーテル内の流体を介して、および/またはカテーテルの材料を介して(例えば、針先端1406、カテーテル管腔1404、無針コネクタ914などを介して)送信され得る。一例として、針先端1406が患者の血管または尿路の壁を穿刺する場合、センサ954によって感知される圧力信号および/または音響信号は、減少または低下し得る。そのような例では、圧力信号の減少および/または欠如(例えば、心拍数の減少した振幅および/または血圧の低下など)は、血圧信号の不在に関連付けられた圧力信号の欠如を示し得、それによって浸潤イベントを示し得る。
【0248】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、経時的な圧力信号の比較的遅い変化または変動(例えば、心拍数の振幅の比較的遅い減少および/または血圧の低下など)を閾値レベルと比較して、浸潤イベントまたは漏出イベントではなく閉塞イベントを決定するようにプログラムおよび/または構成され得る。例えば、管腔内の閉塞は、時間の経過とともに(例えば、浸潤イベント、漏出イベント、切断イベントなどと比較して)比較的遅い速度であり得、これは、センサ954によって感知された圧力信号をゆっくりと変化させる。一例として、スマートデバイス804は、閉塞イベントを決定し、閉塞イベントの検出に応答して、警告を提供しおよび/または閉塞に関連付けられた管腔を自動的にフラッシュし得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、センサ954による大気圧に実質的に等しい圧力信号の検出に応答して切断イベントを検出し得、これは、カテーテル1402、例えば、無針コネクタ914の接続がそこから切断され、接続に対処するための警告をユーザに提供することを示す。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、経時的に心拍数の振幅を比較的遅く低下させ得る管腔内の閉塞とは対照的に、突然または直ちにゼロに低下する心拍数の振幅に関連付けられた圧力信号の検出に応答して、カテーテル管腔1404内のねじれを検出し得る。
【0249】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、圧力信号および/または音響信号に従って、患者の血管または尿路に対する針先端の位置をリアルタイムで提供することができ、それによって、カテーテルが血管または尿路内に適切に配置されているかどうか、または流体の潜在的または既存の浸潤、および流体の潜在的または既存の漏出のいずれかを有することを示すために、カテーテルが患者の血管または尿路に設置されているときに、リアルタイムのフィードバックをユーザに提供することが可能である。例えば、スマートデバイス804は、圧力信号および/または音響信号に従って(例えば、スマートデバイス804のカテーテル経路に入る流体による流体圧力などに基づいて)、患者の心拍数、患者の呼吸速度、患者の血圧、カテーテルの針の貫通力などを決定することができる。一例として、スマートデバイス804は、圧力信号および/または音響信号に従って、針先端の患者の血管または尿路への侵入の表示をリアルタイムで提供することが可能である。
【0250】
ここで図28を参照すると、図28は、VAMデータを取得するためのプロセス2800の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス800のステップのうちの1つまたは複数は、薬剤ソースシステム802(例えば、薬剤ソースシステム802の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス2800のステップのうちの1つまたは複数は、スマートデバイス804(例えば、スマートデバイス104のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム808(例えば、中央コンピューティングシステム808の1つまたは複数のデバイスなど)、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810(例えば、端末/モバイルコンピューティングシステム810の1つまたは複数のデバイスなど)など、薬剤ソースシステム802とは別個の、または薬剤ソースシステム802を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0251】
図28に示されるように、ステップ2802において、プロセス2800は、薬剤ソースデバイスに関連付けられたユーザ入力を取得することを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス806に関連付けられたユーザ入力を取得し得る。一例として、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906のユーザ入力構成要素を介して(例えば、ペアリング入力908などを介して)受信されたユーザ入力を取得(例えば、受信、取得、決定など)し得る。そのような例では、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス806からのユーザ入力に関連付けられたデータを受信し得る。
【0252】
また、図22Aを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802の複数の薬剤ソースデバイス906a、906b、…906nは、複数の管腔912a、912b、…912nに接続され、各薬剤ソースデバイス906は、視覚インジケータ910、通信回路(例えば、通信インターフェース214など)、およびペアリング入力908を含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースデバイス906は、薬剤ソースデバイス906のペアリング入力208を介して、ユーザ入力を受信する。例えば、視覚インジケータ910は、薬剤ソースデバイス906のペアリング入力908への所定のユーザ入力に応答して(例えば、ユーザがペアリング入力908のボタンを押して保持することに応答して)、所定の光パターンを発し得る(例えば、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあることを示すために、急速に点滅する、および/または所定の色を発する)。
【0253】
図28に示されるように、ステップ2804において、プロセス2800は、スマートデバイスに関連付けられたユーザ入力を取得することを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、スマートデバイス804に関連付けられたユーザ入力を取得し得る。一例として、薬剤ソースシステム802は、スマートデバイス804のユーザ入力構成要素(例えば、ペアリング入力956など)を介して受信されたユーザ入力を取得(例えば、受信、取得、決定など)し得る。そのような例では、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあるのと同時に受信されるスマートデバイス804からのユーザ入力に関連付けられたデータを受信し得る。
【0254】
また、図22Aおよび図22Bを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、複数のスマートデバイス804a、804b、…804nは、複数の管腔912 a、912b、…912nに接続されてもよく(例えば、取り外し可能に接続されてもよい)、または接続されるように構成されてもよく、各スマートデバイス804は、視覚インジケータ952、通信回路(例えば、通信インターフェース214など)、およびペアリング入力956を含んでもよい。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、スマートデバイス804のペアリング入力956を介して、ユーザ入力を受信する。例えば、スマートデバイス804は、スマートデバイス104のペアリング入力956への所定のユーザ入力に応答して(例えば、ユーザがペアリング入力956のボタンを押して保持することに応答して)、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあるのと同時に、薬剤ソースデバイス906との通信を確立し得る(例えば、スマートデバイス804を薬剤ソースデバイス906とペアリングするためのペアリングシーケンスをペアリングおよび/またはアクティブ化/開始し得る)。
【0255】
図28に示されるように、ステップ2806において、プロセス2800は、薬剤ソースデバイスとスマートデバイスとの間の通信を確立することを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906とスマートデバイス804との間の通信を確立し得る。一例として、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906とスマートデバイス804との間の通信(例えば、NFC通信接続、RFID通信接続、Bluetooth(登録商標)通信接続など)を確立し得る。そのような例では、スマートデバイス804の通信回路と薬剤ソースデバイス906の通信回路とは、薬剤ソースデバイス206のペアリング入力によって受信されたユーザ入力と、スマートデバイス804のペアリング入力256によって受信されたユーザ入力とに基づいて、(例えば、ペアリングなど)スマートデバイス804と薬剤ソースデバイス906との間の通信を確立し得る。例えば、薬剤ソースデバイス906は、スマートデバイス104との短距離無線通信接続(例えば、NFC通信接続、RFID通信接続、Bluetooth(登録商標)通信接続など)を確立し得る。一例として、視覚インジケータ210は、薬剤ソースデバイス906のペアリング入力908への所定のユーザ入力に応答して(例えば、ユーザがペアリング入力908のボタンを押して保持することに応答して)、所定の光パターンを発する(例えば、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあることを示すために急速に点滅するなど)ように構成され得る。そのような例では、スマートデバイス804は、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあるのと同時に、スマートデバイス104のペアリング入力956への所定のユーザ入力に応答して(例えば、ユーザがペアリング入力956のボタンを押して保持することに応答して)、薬剤ソースデバイス906との通信を確立する(例えば、スマートデバイス804を薬剤ソースデバイス906とペアリングするためのペアリングシーケンスをペアリングおよび/またはアクティブ化する)ように構成され得る。
【0256】
図28に示されるように、ステップ2808において、プロセス2800は、薬剤ソースデバイスおよびスマートデバイスの視覚インジケータを制御して同じタイプの視覚出力を生成することを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906の視覚インジケータ910およびスマートデバイス804の視覚インジケータ952を制御して同じタイプの視覚出力を生成し得る。一例として、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906の視覚インジケータ910(例えば、マルチカラーLEDなど)およびスマートデバイス804の視覚インジケータ952(例えば、マルチカラーLEDなど)を制御して、薬剤ソースデバイスとスマートデバイスとの間に確立された通信に基づいて、同じタイプの視覚出力(例えば、同じ色の光など)を生成し得る。
【0257】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804が薬剤ソースデバイス906とペアリングされるとき、薬剤ソースデバイス906は、視覚インジケータ910を、(例えば、薬剤ソースシステム802でペアリングされている別の薬剤ソースデバイス906および別のスマートデバイス104と関連付けられておらず、薬剤ソースシステム802で、複数のスマートデバイス804a、804b、…804nの互いの他のスマートデバイス104および複数の薬剤ソースデバイス906a、906b、…906nの互いの他の薬剤ソースデバイス906によって生成される光の互いの色とは異なる)薬剤ソースシステム802で以前に使用されていない色に照射し得、スマートデバイス804は、視覚インジケータ952を、視覚インジケータ910と同じ色に照射し得る(例えば、薬剤ソースシステム802、薬剤ソースデバイス906、スマートデバイス804などが視覚インジケータ952を制御して視覚インジケータ910と同じ色を照射する)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス104は、スマートデバイス804が管腔に接続されることに応答して、および/またはスマートデバイス804が管腔に接続される期間中に、視覚インジケータ952を、視覚インジケータ910と同じ色に照射し得る。例えば、スマートデバイス104は、スマートデバイス804が管腔から切断されることに応答して、視覚インジケータ910と同じ色への視覚インジケータ952の商社を自動的に停止し得る(例えば、LEDをオフにする、LEDをペアリングされていないスマートデバイス804を示すデフォルト色に設定するなど)。一例として、スマートデバイス804は、クランプまたは他の接続手段が、管腔および/またはその無針コネクタ914に接続/切断されることに応答して、アクティブ化/非アクティブ化されるように構成された視覚インジケータ952に接続されたスイッチを含み得る。
【0258】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906のペアリング入力908によって受信されたユーザ入力と、スマートデバイス804のペアリング入力956によって受信されたユーザ入力のうちの少なくとも1つに基づいて、生成するスマートデバイス804の視覚インジケータ952と薬剤ソースデバイス906の視覚インジケータ910とのための同じ色の光の色を決定する。例えば、スマートデバイス804が薬剤ソースデバイス906とペアリングされた後、ユーザは、ペアリング入力908および/またはペアリング入力956を作動させて、ペアリングのために利用可能な光の色を循環させて、ペアリングのために所望の(および/または利用可能な、または以前に使用されなかった)光の色を選択し得る。
【0259】
図28に示されるように、ステップ2810において、プロセス2800は、同じタイプの視覚出力を同じ管腔に関連付けることを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、同じタイプの視覚出力を同じ管腔に関連付け得る(例えば、自動的に関連付けるなど)。一例として、薬剤ソースシステム802は、同じタイプの視覚出力(例えば、同じ色の光など)を同じ管腔(例えば、複数の管腔912a、912b、…912nなどの同じ管腔)と関連付け得る(例えば、ペアリング、リンク、照射などに関連付けて格納する)。そのような例では、薬剤ソースデバイス906およびスマートデバイス804は、同じ管腔に接続され得る。したがって、ユーザは、管腔またはライン、管腔またはラインの位置、管腔またはラインを介して送達されたまたは送達されている薬剤、管腔またはラインが接続されている注入ポンプまたは薬剤ソースなどをより容易に識別し得る。
【0260】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、別の薬剤ソースデバイスのユーザ入力構成要素によって受信されたユーザ入力を取得し、別のスマートデバイスのユーザ入力構成要素によって受信されたユーザ入力を取得し、別の薬剤ソースデバイスのユーザ入力構成要素によって受信されたユーザ入力および別のスマートデバイスのユーザ入力構成要素によって受信されたユーザ入力に基づいて、別の薬剤ソースデバイスと別のスマートデバイスとの間の通信を確立し、別のスマートデバイスの視覚インジケータおよび別の薬剤ソースデバイスの視覚インジケータを制御して、別の薬剤ソースデバイスと別のスマートデバイスとの間に確立された通信に基づいて別の同じタイプの視覚出力を生成し、別の同じタイプの視覚出力は、同じタイプの視覚出力とは異なり、および/または別の同じタイプの視覚出力を複数の管腔の別の同じ管腔に関連付け、別の薬剤ソースデバイスは、別の同じ管腔に接続される。例えば、図22Aを再度参照すると、薬剤ソースデバイス906aは、スマートデバイス804nとペアリングされ得、薬剤ソースデバイス906aおよびスマートデバイス804nの各々は、管腔912aに関連付けられた第1の色の光(例えば、赤色光)を出力し得、薬剤ソースデバイス906bは、スマートデバイス804aとペアリングされ得、薬剤ソースデバイス906bおよびスマートデバイス804aの各々は、管腔912bに関連付けられた第2の色の光(例えば、緑色光)を出力し得、薬剤ソースデバイス906nは、スマートデバイス104bとペアリングされ得、薬剤ソースデバイス906nおよびスマートデバイス804bの各々は、第3の色の光(例えば、青色光)などを出力し得る。
【0261】
図28に示されるように、ステップ2812において、プロセス2800は、管腔(例えば、医療機器データなど)を識別することに関連付けられたVAMデータを取得することを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、管腔を識別し、識別された管腔に関連付けられたVAMデータを取得し得る。一例として、薬剤ソースシステム802は、同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔を識別し、同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔に関連付けられたVAMデータを取得し得る。
【0262】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、医療データまたはVAMデータを、管腔および/または管腔の識別子に関連付けられた同じタイプの視覚出力に自動的に関連付け、および/または提供することによって管腔を識別する。例えば、医療データまたはVAMデータは、以下のうちの少なくとも1つを含み得る:患者データ(例えば、特定の患者の識別子、患者に関連付けられた情報および/またはデータなど);薬剤ソースデータ(例えば、特定の薬剤ソースデバイス206の識別子など);薬剤データ(例えば、薬剤のタイプの識別子、特定の薬剤のスケジュールされた送達、特定の薬剤の以前の送達、薬剤に関連付けられた管腔など);管腔データ(例えば、同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔の識別子などの、特定の管腔の識別子);センサデータ(例えば、特定のセンサ954の識別子、情報、データ、および/または1つまたは複数のスマートデバイス804内の1つまたは複数のセンサ954によって感知、測定、および/または検出された信号など);コンプライアンスデータ(例えば、無針コネクタ914および/または管腔が消毒剤でスクラブされるスクラブイベントに関連付けられた情報またはデータ、無針コネクタ914および/または管腔が溶液でフラッシュされるフラッシングイベントに関連付けられた情報またはデータ、無針コネクタ914または管腔が医療デバイスに接続される接続またはキャッピングイベントに関連付けられた情報またはデータなど);位置データ(例えば、患者の位置、以前のまたはスケジュールされた流体送達手順の位置、管腔の位置、薬剤ソースデバイスの位置など);時間データ(例えば、以前のまたはスケジュールされた流体送達手順に関連付けられた時間、管腔の薬剤ソースデバイス906への接続の時間、スマートデバイス804の管腔への接続の時間、薬剤ソースデバイス906とスマートデバイス804のペアリングの時間など);患者の血管または尿路に対する管腔のカテーテルの針の先端の位置、またはそれらの任意の組み合わせ。一例として、薬剤ソースシステム802は、スマートデバイス804、中央コンピューティングシステム808、端末/モバイルコンピューティングシステム810、それに接続された1つまたは複数のデータベース、および/またはそれに接続された1つまたは複数のセンサ(例えば、患者識別子を走査するためのバーコードセンサ、流体の流れを感知するための流体流量センサ、薬剤の種類を感知するための薬剤タイプセンサなど)から医療データを取得し得る。そのような例では、薬剤ソースシステム802は、それに関連付けられた情報および/またはデータを有する管腔を識別し得、ならびに複数の管腔912a、912b、…912nのどの管腔が、複数の薬剤ソースデバイス906a、906b、…906nのどの薬剤ソースデバイスに接続されているかの視覚表示を提供し得、これは、ユーザが、管腔が接続されている特定の薬剤ソースデバイスに対する管腔を患者からより容易にトレースすることを可能にし得る;患者が移動した場合に(例えば、新しい部屋、新しい床、手術、トイレなどに移動した場合)取り外される管腔と薬剤ソースデバイスとの間の接続は、正しい薬剤ソースデバイスチャネルを正しい管腔(例えば、以前と同じ)により簡単に再接続するために使用される管腔/薬剤ソースデバイスペア上の同じタイプの視覚表示による;例えば、ハブスクラブが発生したかどうか、およびハブスクラブが効果的に発生したかどうか(例えば、十分な圧力、十分な時間のスクラブなど)および/またはデバイスがフラッシュされ、維持され、および/または同様のものなどを判断することによって、ベストプラクティスプロトコルへの準拠性を追跡する、プロトコル遵守などのためのリマインダおよび処方ヘルプを提供する、など。
【0263】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、医療データに基づいて、管腔および/またはその無針コネクタ914をフラッシュするためのリマインダ、管腔を除去または交換するためのリマインダ、BDMedMined(商標)感染予防ガイダンス(例えば、ヘルスケア関連感染(HAI)の識別および報告、およびタイムリーな患者介入を容易にするためにカスタマイズされた警告およびレポートを使用することなど)、化学閉塞形成の可能性を低減するために特定の薬剤の送達のために異なる管腔を使用するためのユーザへの警告、血栓閉塞または化学閉塞のための管腔を治療するかどうかを示す警告、管腔内で閉塞が検出されるという警告、管腔に接続された針の先端の位置が、流体の潜在的または既存の浸潤ならびに流体の潜在的または既存の漏出のうちの1つに関連付けられているという警告など、管腔に関連付けられた1つまたは複数の警告またはリマインダを決定および提供することによって、管腔を識別する。
【0264】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、医療データに基づいて、薬剤ソースデバイス906または別の医療デバイス(例えば、電子バルブなど)を制御して、管腔を介した流体(例えば、特定の薬剤、薬剤のタイプなど)の送達を阻害または防止することによって管腔を識別する。
【0265】
プロセス2800のステップ2812の非限定的な実施形態または態様に関するさらなる詳細は、図29に関して以下に提供される。
【0266】
ここで図29を参照すると、図29は、管腔を識別するためのプロセス900の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス2900のステップのうちの1つまたは複数は、薬剤ソースシステム802(例えば、薬剤ソースシステム802の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス2900のステップのうちの1つまたは複数は、スマートデバイス804(例えば、スマートデバイス804のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム808(例えば、中央コンピューティングシステム808の1つまたは複数のデバイスなど)、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810など(例えば、端末/モバイルコンピューティングシステム810の1つまたは複数のデバイスなど)など、薬剤ソースシステム802とは別個の、または薬剤ソースシステム802を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0267】
図29に示されるように、ステップ2902において、プロセス2900は、薬剤データを取得することを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、薬剤データを取得し得る。一例として、薬剤ソースシステム802は、同じ管腔を介して患者に送達されるか、または送達されるようにスケジュールされる第1のタイプの薬剤と、同じ管腔を介して患者に送達されるか、または送達されるようにスケジュールされる第2のタイプの薬剤とに関連付けられた薬剤データを取得し得る。そのような例では、第1のタイプの薬剤は、第2のタイプの薬剤とは異なり得る。
【0268】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤データは、薬剤のタイプの識別子、特定の薬剤ソースデバイスを介した薬剤のスケジュールされた送達、および/または管腔、特定の薬剤ソースデバイスおよび/または管腔を介した薬剤の以前の送達、薬剤の量、薬剤が送達(または送達)されるようにスケジュールされている患者の識別子、薬剤と同じ管腔を介した送達に適合しない1つまたは複数の異なるタイプの薬剤の1つまたは複数の識別子、および/または同様のもの、のうちの少なくとも1つに関連付けられる。
【0269】
図29に示されるように、ステップ2904において、プロセス2900は、薬剤の適合性を決定することを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、薬剤の適合性を決定し得る。一例として、薬剤ソースシステム802は、薬剤データに基づいて、第1のタイプの薬剤と同じ管腔を介して送達するための第2のタイプの薬剤の適合性を決定し得る。
【0270】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、第1のタイプの薬剤の識別子および/または第2のタイプの薬剤の識別子を使用して、第1のタイプの薬剤および第2のタイプの薬剤に適合性があるか否か(例えば、同じ管腔を介して送達するための適合性があるか否かなど)を示すルックアップテーブルにアクセスし得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ルックアップテーブルは、第1のタイプの薬剤の識別子および/または第2のタイプの薬剤の識別子に格納され得、および/または関連付けら得る。
【0271】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、別の同じ管腔(例えば、同じ管腔などとは異なる)を介して患者に送達されるか、または送達されるようにスケジュールされる第3のタイプの薬剤に関連付けられた薬剤データを取得し得、薬剤データに基づいて、第3のタイプの薬剤と別の同じ管腔を介して送達するための第2のタイプの薬剤の適合性を決定し得、ここで、表示は、第2のタイプの薬剤が別の同じタイプの視覚出力に関連付けられた別の同じ管腔を介して送達するために適合性があるかどうかをさらに示す。例えば、図22Aおよび図22Bを再び参照すると、薬剤ソースデバイス802が、第2のタイプの薬剤が第1の管腔912aを介した送達に適合しないと決定した場合、薬剤ソースデバイス802は、第2の管腔912bを介して送達されるか、または送達されるようにスケジュールされた第3のタイプの薬剤に基づいて、第2の管腔912bなどの代替管腔を介した送達のための第2のタイプの薬剤の適合性を決定し得、第2のタイプの薬剤が第3のタイプの薬剤と同じ管腔を介した送達に適合する場合、第2のタイプの薬剤が第2の管腔912bを介した送達のために適合するという表示を提供する。
【0272】
図29に示されるように、ステップ2906において、プロセス2900、適合性の表示に関連付けられたVAMデータを取得することを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、適合性の表示(例えば、適合性データなど)を提供し得る。一例として、薬剤ソースシステム802は、第2のタイプの薬剤が、同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔を介して送達するために適合性があるかどうかの表示を提供し得る。別の例として、薬剤ソースシステム802は、第3のタイプの薬剤が、別の同じ視覚出力に関連付けられた別の同じ管腔を介して送達するために互換性があるかどうかの表示を提供し得る。
【0273】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス206を制御して、同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔を介した第2の薬剤の送達を阻害または防止することによって、適合性の表示を提供し得る。例えば、第1のタイプの薬剤は、同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔を有する患者に送達され得、第2のタイプの薬剤は、同じ管腔を介して患者に送達されるようにスケジュールされ得る。一例として、また図22Aおよび図22Bを参照すると、薬剤ソースシステム802は、薬剤データを含む医療データに基づいて、第1のタイプの薬剤が管腔912aを介して患者に送達され、同じ管腔912aを介して送達するようにスケジュールされているかまたは送達を試みている第2のタイプの薬剤が、第1のタイプの薬剤と適合性がない(例えば、閉塞を引き起こす可能性が高い、患者に有害反応を引き起こす可能性が高いなど)ことを決定し得る。そのような例では、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906aを制御して、同じ管腔912aを介した第2の薬剤の送達を(例えば、ポンプを停止し、バルブを閉じることなどによって)阻害または防止し、および/または、同じタイプの視覚出力とは異なるタイプの視覚出力に関連付けられた別の管腔(例えば、912b、…912nなど)を使用するようにユーザにプロンプトを提供して、第2のタイプの薬剤を患者に送達し得る。
【0274】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、第1のタイプの薬剤および第2のタイプの薬剤は、同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔を介して患者に送達され得、薬剤ソースシステム802は、血栓閉塞および化学的閉塞のうちの1つについて同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔を扱うようにユーザにプロンプトを提供し得る。例えば、本明細書に記載されるように薬剤ソースシステム802によって検出され得る閉塞が発生すると、ユーザ(例えば、看護師など)は、閉塞が薬物相互作用による血栓性または化学的であるかどうかを決定する必要があり得、薬剤ソースシステム802は、どの薬剤がどの管腔を介して送達されたかを決定して、ユーザに管腔の履歴を通知し、および/または閉塞の潜在的な原因の表示を提供し、これにより、管腔が血栓または化学的閉塞のために扱われるべきかどうかの正しい決定を可能にすることができる。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、管腔の閉塞が化学的閉塞であるという決定に応答して、薬剤ソースデバイス906に接続された管腔にフラッシング流体を送達するフラッシング動作を自動的に実行するように薬剤ソースデバイス906を制御し得る。
【0275】
ここで図30を参照すると、図30は、VAMデータを取得するプロセス3000の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス3000のステップのうちの1つまたは複数は、スマートデバイス804(例えば、スマートデバイス104のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス3000のステップのうちの1つまたは複数は、薬剤ソースシステム802(例えば、薬剤ソースシステム802の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム808(例えば、中央コンピューティングシステム808の1つまたは複数のデバイスなど)、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810など(例えば、端末/モバイルコンピューティングシステム810の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム802とは別個の、または薬剤ソースシステム802を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0276】
図30に示されるように、ステップ3002において、プロセス3000は、圧力信号および音響信号のうちの少なくとも1つを含む信号を取得することを含む。例えば、スマートデバイス804は、カテーテルに接続された少なくとも1つのセンサから圧力信号および音響信号のうちの少なくとも1つを含む信号を取得し得る。一例として、スマートデバイス804は、カテーテル1402に接続されたセンサ954から(例えば、圧力センサ、音響センサなどから)圧力信号および音響信号のうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの信号を取得し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、また図27を参照すると、カテーテル1402は、患者に流体を送達するための先端1406を有する針を含む。
【0277】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、圧力信号および音響信号のうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの信号を測定する。例えば、センサ954は、圧力信号および音響信号のうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの信号を測定し得、スマートデバイス804(および/または薬剤ソースシステム802、中央コンピューティングシステム808、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810)は、圧力信号および音響信号のうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの信号をセンサ954から取得し得る。例えば、スマートデバイス804は、少なくとも1つの信号をリモートコンピューティングシステムに無線で送信する通信回路(例えば、通信インターフェース214など)を含み得る。一例として、スマートデバイス804は、センサ954およびマイクロプロセッサを含むスマートデバイス804のハウジング内のマイクロプロセッサ上の圧力信号および/または音響信号を処理し得、および/またはスマートデバイス804は、圧力信号および/または音響信号に対してデジタル信号処理を実行するリモートコンピュータに圧力信号および/または音響信号を無線で送信(および/または有線接続を介して送信)し得、対象となるイベント(例えば、浸潤、漏出、カテーテル閉塞など)を識別および分類する。
【0278】
図30に示されるように、ステップ3004において、プロセス3000は、患者の血管または尿路に対するカテーテルの針の先端の位置を決定することを含む。例えば、スマートデバイス804は、患者の血管または尿路に対する針の先端の位置を決定し得る。一例として、スマートデバイス804は、一定期間にわたる少なくとも1つの信号の変動に基づいて、患者の血管または尿路に対する針の先端1406の位置を決定し得る。
【0279】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、針の先端1406の位置は、血管または尿路内、血管の壁または尿路の壁内、および血管または尿路の外側、ならびに血管の壁または尿路の壁のうちの1つとして決定される。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804および/またはその1つまたは複数の構成要素は、患者の体の外側に位置するカテーテル1402のカテーテルハブで、無針コネクタ914に接続されてもよく、または無針コネクタ914に含まれてもよい(例えば、統合されてもよい)。例えば、スマートデバイス804のセンサ954(例えば、圧力センサ、音響センサなど)は、圧力信号および音響信号のうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの信号を測定し得、カテーテルは、患者に流体を送達するための先端を有する針を含む。
【0280】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス104は、針の先端1406の位置が、流体の潜在的または既存の浸潤、および流体の潜在的または既存の漏出のうちの1つに関連付けられていると決定する。例えば、センサ954(例えば、1つまたは複数の圧力センサ、1つまたは複数の音響センサなど)は、カテーテル1402の針の先端1406が血管または尿路に適切に挿入され、血管または尿路の壁に位置し、血管または尿路の外側に位置し、および/または同様のものに起因する圧力信号および/または音響信号の時間的変動を検出し得る。一例として、スマートデバイス804は、一定期間にわたる少なくとも1つの信号の変動を、患者の心拍に関連付けられた閾値変動と比較し得る。例えば、圧力信号および/または音響信号の変動は、患者の心拍の結果としての血管または尿路の圧力および/または音響の変動に関連付けられ得る。一例として、スマートデバイス804は、検出された圧力信号および/または検出された音響信号の変動を、患者の心拍に関連付けられた圧力信号および/または音響の変動と比較して、カテーテル1402の針の先端1406が患者の血管(例えば、動脈、静脈など)内に適切に配置されているかどうかを決定し得る。そのような例では、カテーテル1402の針の先端1406が血管または尿路をオーバーシュートする(例えば、血管または尿路の壁を穿刺する、血管または尿路内に適切にないなど)場合、センサ254によって測定された少なくとも1つの信号の圧力および/または音響シグネチャが変化する。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、(血管または尿路内ではなく)血管または尿路を取り囲む組織への薬剤の浸潤または漏出は、周囲の組織への浸潤または漏出の影響に応じて、センサ954によって識別的な圧力または音響信号が検出され得る(例えば、漏出薬が強力なベシカント剤である場合、そのような影響は重篤であり得る)。
【0281】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、一定期間にわたる少なくとも1つの信号の変動に基づいて、カテーテルの閉塞およびカテーテルの無針コネクタからの切断のうちの少なくとも1つを決定する。例えば、スマートデバイス804は、一定期間にわたる少なくとも1つの信号の変動を、カテーテル内の閉塞の形成に関連付けられた閾値期間と比較し得る。一例として、スマートデバイス804は、経時的な圧力信号の比較的遅い変化または変動(例えば、浸潤または漏出と比較して、心拍数の振幅の比較的遅い減少および/または血圧の低下など)を閾値レベルと比較して、浸潤イベントまたは漏出イベントではなく閉塞イベントを決定し得る。例えば、管腔内の閉塞は、時間の経過とともに(例えば、浸潤イベント、外漏イベント、切断イベントなどと比較して)比較的遅い速度で発生し得、これは、センサ954によって感知された圧力信号をゆっくりと変化させ得る。一例として、スマートデバイス804は、閉塞イベントを決定し、閉塞イベントの検出に応答して、警告を提供しおよび/または閉塞に関連付けられた管腔を自動的にフラッシュし得る。いくつかの非限定的な実施形態では、スマートデバイス804は、センサ954よる大気圧に実質的に等しい圧力信号の検出に応答して切断イベントを検出し得、これは、カテーテル1402、例えば、無針コネクタ914の接続がそこから切断され、接続に対処するための警告をユーザに提供することを示す。
【0282】
図30に示されるように、ステップ3006において、プロセス3000は、針の先端の位置(例えば、位置データなど)を提供することを含む。例えば、スマートデバイス804は、針の先端の位置を提供し得る。一例として、スマートデバイス804は、患者の血管または尿路に対する針の先端1406の位置を提供し得る。
【0283】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、流体の潜在的または既存の浸潤および流体の潜在的または既存の漏出のうちの1つに関連付けられた警告を発するように警告デバイスを制御する。例えば、スマートデバイス804は、スマートデバイス804の視覚インジケータ952を制御して、流体の潜在的または既存の浸潤および流体の潜在的または既存の漏出のうちの1つに関連付けられた色および/または光のパターンを出力する。一例として、浸潤、漏出、またはカテーテル閉塞としてイベントを決定することに応答して、スマートデバイス804は、ユーザ(例えば、臨床医、介護者、家族、ホームケアまたは介助された生活環境の別の患者など)に警告灯を点滅させ、および/またはリモートコンピューティングシステム(例えば、薬剤ソースシステム802、中央コンピューティングシステム808、端末/モバイルコンピューティングシステム810など)に信号を送信して、リモートコンピューティングシステムでの音声および/または視覚警告の出力を制御(例えば、トリガー)して、決定されたイベントを適切な個人に警告し得る。
【0284】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、カテーテルへのおよび/またはカテーテルからの流体の送達を停止(例えば、阻害、防止など)するために、薬剤ソースデバイス906またはバルブ(例えば、カテーテル902への/からの流体送達を制御するバルブなど)を制御する。一例として、浸潤、漏出、カテーテル閉塞、またはカテーテル切断としてのイベントを決定することに応答して、スマートデバイス804は、注入デバイスに信号を送信して、薬剤注入を直ちに停止するか、またはバルブまたは機械的クランプに信号を送信して、さらなる薬剤がカテーテルおよび/または患者に注入されることをブロックし得る。
【0285】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804および/または無針カテーテルは、少なくとも1つの信号をリモートコンピューティングシステムに無線で送信する通信回路(例えば、通信インターフェース214など)を含み得る。一例として、スマートデバイス804および/または無針コネクタ914は、スマートデバイス804のハウジング950内および/またはセンサ954およびマイクロプロセッサを含む無針コネクタ914ハウジング1102内のマイクロプロセッサ上の圧力信号および/または音響信号を処理し得、および/またはスマートデバイス804および/または無針コネクタ914は、圧力信号および/または音響信号に対してデジタル信号処理を実行するリモートコンピュータに圧力信号および/または音響信号を無線で送信(および/または有線接続を介して送信)し得、対象となるイベント(例えば、浸潤、漏出、カテーテル閉塞、カテーテル切断など)を識別および分類する。
【0286】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、カテーテル1402が適切に挿入されているかどうか、および/またはカテーテル1402の針の先端1406が血管または尿路を貫通しているかどうか、または誤って切断または閉塞されているかどうかについて、臨床医または他の人に警告され得るように、カテーテル挿入中に(例えば、視覚インジケータ952、出力構成要素212、薬剤ソースシステム802などを介して)リアルタイムフィードバックを提供し得る。
【0287】
ここで図31を参照すると、図31は、VAMデータを取得するためのプロセス3100の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス3000のステップのうちの1つまたは複数は、スマートデバイス804(例えば、スマートデバイス804のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス3100のステップのうちの1つまたは複数は、薬剤ソースシステム802(例えば、薬剤ソースシステム802の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム808(例えば、中央コンピューティングシステム808の1つまたは複数のデバイスなど)、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810など(例えば、端末/モバイルコンピューティングシステム810の1つまたは複数のデバイスなど)、スマートデバイスとは別個の、または薬剤ソースシステム802を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【0288】
図31に示されるように、ステップ3102において、プロセス3100は、信号を取得することを含む。例えば、スマートデバイス804は、信号を取得し得る。一例として、スマートデバイス804は、流体流路を含む無針コネクタ914に接続されたセンサ954(例えば、力センサ、光センサ、流量センサ、音響センサ、圧力センサなど)によって測定された信号(例えば、力信号、力信号以外の信号、例えば、光信号、流量信号、音響信号、音響シグネチャ、セプタムの動きに関連付けられた信号、圧力信号など)を取得し得る。そのような例では、センサ954は、流体流路を含む無針コネクタに接続されたセンサを用いて、信号を測定し得、スマートデバイス804(および/または薬剤ソースシステム802、中央コンピューティングシステム808、端末/モバイルコンピューティングシステム810など)は、センサ954から信号を取得し得る。
【0289】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804によって取得された信号は、瞬間的、静的、または単一の時点での値(例えば、単一の時点での力、圧力、音、振動、反射率など)の測定を含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804によって取得された信号は、動的または時間変動信号(例えば、一定期間にわたる値の測定など)を含み得る。例えば、時間変化する力、圧力、応力、ひずみなどは、サブ可聴周波数(例えば、20Hz以下など)で変化する信号などの低周波数信号を含み得、および/または固体、液体、および/または空気を通って伝播する音波として移動する音響範囲内の信号を含み得る。センサ954に関して本明細書でより詳細に説明されるように、時間変動信号は、力センサ、地震計、圧力センサ、光学センサ、マイクロフォン、可聴範囲内の空気波のための音響センサ、ハイドロフォン、液体波のための音響センサ、機械的振動を捕捉または感知するピックアップまたは変換器、またはそれらの任意の組み合わせで測定され得る。
【0290】
図31に示されるように、ステップ3104において、プロセス3100は、信号に基づいて無針コネクタに関連付けられたイベントを決定することを含む。例えば、スマートデバイス804は、信号に基づいて、無針コネクタ914に関連付けられたイベントを決定し得る。一例として、スマートデバイス804は、信号(例えば、力信号、力信号以外の信号、例えば、光信号、流量信号、音響信号、音響シグネチャ、セプタムの動きに関連付けられた信号、圧力信号など)に基づいて、無針コネクタが消毒剤でスクラブされるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、無針コネクタが医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを決定し得る。
【0291】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、力センサ1202を含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、力センサ1202は、圧電素子、力感知抵抗(FSR)センサ、ひずみゲージ、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、力センサ1202は、無針コネクタ914の流体流路を画定する無針コネクタ914の内壁1210の外面(例えば、内側より硬いプラスチック壁)と、無針コネクタ914の内壁1210を取り囲む無針コネクタ914の外壁1212の内面(例えば、より柔らかい、よりフレキシブルな、より柔軟な、ゴムなどの壁)との間に配置される。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、無針コネクタ914の流体流路を画定する無針コネクタ914の内壁1210の外面(例えば、内側より硬いプラスチック壁)と、無針コネクタ914の内壁1210を取り囲む無針コネクタ914の外壁1212の内面(例えば、より柔らかい、よりフレキシブルな、より柔軟な、ゴムなどの壁)との間の領域は、これは、洗浄および/または別の医療デバイスへの接続中ユーザにより保持されるが、内壁1210と外壁1212との間の材料1214内の力検出フィルムとして力センサ1202を含むゴムまたは他の柔軟なタイプの材料1214で満たされてもよい。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、無針コネクタ914の入口1104のねじ山の下および/または近位の、内壁1210と外壁1212との間に配置され得る。
【0292】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、力センサ1202は、無針コネクタ914の流体流路を画定する無針コネクタ914の内壁1210の外面と、無針コネクタ914の内壁1210を取り囲む無針コネクタ914の外壁1212の内面との間の無針コネクタ914の流体流路の周りに配置された複数の力センサ1202を含む。例えば、無針コネクタ914の入口1104は、第1の方向に面する表面を含むセプタム1108を含んでよく、力センサ1202は、第1の方向に面するセプタムの表面に垂直な第2の方向の力を検出するように構成されてよい。一例として、脈動フラッシングイベントを含み得るフラッシングイベントは、第1の方向に面するセプタムの表面に垂直な第2の方向の周期的な力を示す力信号に基づいて決定され得る。
【0293】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、圧力センサを含み、圧力センサは、無針コネクタの流体流路内の流体と直接接触する、無針コネクタの流体流路を画定する無針コネクタの内壁内に配置される、無針コネクタに接続された管腔の壁内に配置される、ことのうちの1つである。例えば、スマートデバイス804は、無針コネクタ914および/またはその管腔内の流体経路と接触する圧力センサによる脈動フラッシュ、フラッシュ、および/または薬剤投与を決定または検出し得る。
【0294】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、圧力センサは、カテーテル内の流体およびカテーテルの材料のうちの少なくとも1つを通って伝達される圧力を感知するように構成され得る。例えば、図27を再び参照すると、無針コネクタ914は、カテーテルハブからカテーテル管腔1404の反対側の端部で患者に流体を送達するためのカテーテル管腔1104および針先端1406を含むカテーテル902のカテーテルハブに接続され得る。一例として、圧力センサは、圧力を感知するために無針コネクタ914に接続され得る。そのような例では、スマートデバイス804は、圧力センサから、感知された圧力に関連付けられた信号を受信し、信号に基づいて、カテーテル1402に関連付けられたイベントを決定し得る。
【0295】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、カテーテル1402に関連付けられたイベントは、カテーテル1402の針先端1406が患者の血管に入る時間を含む。例えば、スマートデバイス804は、感知された圧力に関連付けられた信号から決定された心拍数、呼吸数、血圧、針先端1406の貫通力、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つに基づいて、カテーテル1402の針先端1406が血管に入る時間を決定し得る。
【0296】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、カテーテル1402に関連付けられたイベントは、クランプシーケンスを含み、スマートデバイス804は、感知された圧力に関連付けられた信号の経時的な1つまたは複数の変化に基づいてクランプシーケンスを決定し得る。そのような例では、スマートデバイス804は、決定されたクランプシーケンスおよび無針コネクタ914のタイプ(例えば、中性変位コネクタ、正変位コネクタ、負変位コネクタなど)に基づいて、決定されたクランプ順序が無針コネクタ914のタイプに関連付けられたクランププロトコルを満たすかどうかを決定し得る。例えば、異なるタイプの無針コネクタ914(例えば、中性変位コネクタ、正変位コネクタ、負変位コネクタなど)は、カテーテル902への逆流を低減または防止するために、接続イベントおよび/または切断イベントの間に実行されることが推奨される異なるクランププロトコルに関連付けられ得る。一例として、カテーテル1402に接続された無針コネクタ914のタイプに関連付けられた要求されるプロトコルに従わないことは、カテーテル702内の閉塞またはカテーテル1402への逆流による患者の感染をもたらし得る。したがって、スマートデバイス804は、ユーザがカテーテル1402に接続された特定のタイプの無針コネクタ914に関連付けられた推奨されるクランププロトコルを実行するかどうかを監視することによって、そのような閉塞および/または感染を低減または防止し得る。
【0297】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、カテーテル1402に関連付けられたイベントは、カテーテル管腔1404の閉塞を含み、スマートデバイス804は、圧力センサからの信号に含まれる感知された圧力の変化率に基づいて、カテーテル管腔1404の閉塞を決定し得る。例えば、スマートデバイス804は、経時的な圧力信号の比較的遅い変化または変動(例えば、心拍数の振幅の比較的遅い減少および/または血圧の低下など)を閾値レベルと比較して、浸潤イベントまたは漏出イベントではなく閉塞イベントを決定するようにプログラムおよび/または構成され得る。例えば、管腔内の閉塞は、時間の経過とともに(例えば、浸潤イベント、外漏イベント、切断イベントなどと比較して)比較的遅い速度であり得、これは、センサ954によって感知された圧力信号をゆっくりと変化させる。一例として、スマートデバイス804は、閉塞イベントを決定し、閉塞イベントの検出に応答して、警告を提供しおよび/または閉塞に関連付けられた管腔を警告および/または自動的にフラッシュし得る。そのような例では、スマートデバイス104は、経時的に比較的遅い速度で心拍数の振幅を低下させ得る管腔内の閉塞とは対照的に、突然または直ちにゼロに低下する心拍数の振幅に関連付けられた圧力信号の検出に応答して、カテーテル管腔1404内のねじれを検出し得る。
【0298】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、無針コネクタ914のセプタム1108の動きを検出するように構成された光学センサを含む。例えば、光学センサは、セプタム1108の動きを検出するために、セプタム1108を含む無針コネクタに接続され得る。一例として、スマートデバイス804は、光学センサからセプタムの動きに関連付けられた信号を受信し、信号に基づいて、無針コネクタ914に関連付けられたイベントを決定し得る。例えば、無針コネクタに関連付けられたイベントは、無針コネクタ914がセプタム1108の動き(例えば、窪みなど)を引き起こす医療デバイス(例えば、シリンジ、雄ルアー接続など)に接続されている接続イベント、無針コネクタが医療デバイスから切断されてセプタム1108の動き(例えば、解放など)を引き起こす切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含み得る。一例として、セプタム1108は、1つまたは複数のマーキングを含み得、光学センサは、セプタム1108の動きを検出するために1つまたは複数のマーキングの動きを検出するように構成され得る。
【0299】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、無針コネクタ914に接続された、および/または無針コネクタ914に接続されている医療デバイスのカラーシグネチャおよび反射率のうちの少なくとも1つを検出するように構成された光学センサを含み、スマートデバイス804は、医療デバイスのカラーシグネチャおよび反射率のうちの少なくとも1つに基づいて医療デバイスのタイプを決定し得る。例えば、医療デバイスのカラーシグネチャおよび/または反射率は、シリンジ、IVバッグ、注入ポンプ、および/またはその特定のタイプを示し得る。
【0300】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、音響センサを含む。例えば、音響センサは、無針コネクタ914に接続され、1つまたは複数の音、振動など(例えば、音響シグネチャなど)を測定するように構成され得る。一例として、スマートデバイス804は、音響センサから、音響シグネチャを含む信号を受信し、信号に基づいて、無針コネクタ914に関連付けられたイベントを決定し得る。
【0301】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、無針コネクタ914に関連付けられたイベントは、(i)無針コネクタ914が医療デバイス(例えば、シリンジ、キャップなど)に接続されている接続イベント、および/または(ii)無針コネクタ914に接続された医療デバイスの動作を含む。そのような例では、スマートデバイス804は、音響シグネチャ(例えば、無針コネクタ914を医療デバイスに接続することから生成された音響シグネチャ、無針コネクタ914に接続された医療デバイスの動作から生成された音響シグネチャ、1つまたは複数のカチカチ音など)に基づいて、複数のタイプの医療デバイスから無針コネクタ914に接続された医療デバイスのタイプ、および/または無針コネクタ914に接続された医療デバイスの状態を決定し得る。例えば、複数のタイプの医療デバイスは、キャップ、シリンジ、チューブ、医療デバイスコネクタ、またはそれらの任意の組み合わせのうちの2つ以上を含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、音響シグネチャに基づいて、シリンジのサブタイプ(例えば、シリンジサイズ、フラッシュシリンジ、薬剤投与シリンジなど)、キャップのサブタイプ(例えば、消毒剤キャップなど)など、その医療デバイスのタイプの複数のサブタイプから、無針コネクタに接続された決定された医療デバイスのタイプのサブタイプを決定し得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、医療デバイスの状態は、使用されていない状態または使用されている状態を含む。
【0302】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、また図32を参照すると、医療デバイスは、シリンジ3200を含む。例えば、シリンジ3200の動作は、シリンジ3200のプランジャー3202をシリンジ3200のバレル3204に押し込むことを含み得、シリンジ3200のプランジャー3202をシリンジ3200のバレル3204に押し込むことは、音響シグネチャ(例えば、1つまたは複数のカチカチ音など)を生成し得る。一例として、シリンジ3200のプランジャー3202は、シリンジ3200のプランジャー3202がシリンジ3200のバレル3204内に押し込まれたときに、バレル3204と組み合わせて音響シグネチャを生成する1つまたは複数の押出部3206(例えば、1つまたは複数のカチカチ音などに対応する)を含み得る。そのような例では、スマートデバイス804は、音響センサによって感知された音響シグネチャに基づいて、シリンジ3200のタイプおよび/または状態を区別し得る。例えば、押出部3206は、シリンジが未使用であるか新しいか(例えば、プランジャー3202が完全に延長されており、プランジャー3202のバレル3204への押し下げに応答して第1の音響シグネチャを生成するなど)、または再利用されている(例えば、プランジャー3202が半分に延長されており、プランジャー3204へのプランジャー3202のさらなる押し下げに応答して第1の音響シグネチャ(または音響シグネチャではない)とは異なる第2の音響シグネチャを生成するなど)の表示を提供するように配置または構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、医療デバイスの状態は、シリンジ3200のプランジャー3202がシリンジ3200のバレル3204に押し込まれるときにシリンジから排出される流体の量を含む。例えば、押出部3206は、バレル3204内のプランジャー3202の押し下げに応答してシリンジ1200によって適用される容積の表示に関連付けられた音響シグネチャを提供するように配置または構成され得る。
【0303】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、図33A図33Cも参照すると、医療デバイスは、消毒剤キャップ3300を含む。例えば、消毒剤キャップ3300は、スイッチ3302(例えば、バイスータブルドームスイッチなど)を含み得、消毒剤キャップ3300の動作は、消毒剤キャップ3300の無針コネクタ914への接続を含み得る。一例として、消毒剤キャップ3300の無針コネクタ914への接続は、消毒剤キャップ3300の状態が未使用状態を含むときに音響シグネチャを生成し得、消毒剤キャップ3300の状態が使用状態を含むときに、消毒剤キャップ3300の無針コネクタ914への接続は、(i)音響シグネチャを生成せず、(ii)消毒剤キャップ3300の状態が未使用状態を含むときに生成される音響シグネチャとは異なる別の音響シグネチャを生成する、のうちの1つである。そのような例では、消毒剤キャップ3300に組み込まれたバイスータブルドームスイッチは、消毒剤キャップ3300がコネクタに取り付けられ、バイステーブルの性質のために、ドームスイッチが所定の位置に留まり、消毒剤キャップ3300が再利用されるときに音響シグネチャを提供しない場合があり、これにより、消毒剤キャップの再利用の検出が可能になり得る(例えば、キャップの取り付けが、スマートデバイス804によって、カチカチ音またはクリック音なしで検出された場合、スマートデバイス104は、キャップが再利用されていることを決定し得、および/または再利用の表示を提供し得る)。
【0304】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、無針コネクタに接続された、または無針コネクタに接続されている医療デバイス上の識別タグを検出するように構成された識別センサを含む。例えば、識別センサは、磁力計を含み得、識別タグは、無針コネクタ914上および/または無針コネクタ914と一体化された磁性材料を含み得る。
【0305】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ254は、無針コネクタの動きを検出するように構成された位置センサを含む。例えば、患者の動き、患者の転倒イベント、患者のベッドの動きは、無針コネクタの検出された動きに基づいて(例えば、スマートデバイス804などによって)決定され得る。
【0306】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、無針コネクタの流体流路内の流体の色を検出するように構成されたRGBカラーセンサを含む。例えば、無針コネクタ内の採血および無針コネクタ内の血液の保持のうちの少なくとも1つは、無針コネクタの流体流路内で検出された流体の色に基づいて(例えば、スマートデバイス804などによって)決定され得る。
【0307】
図31に示されるように、ステップ3106において、プロセス3100は、イベントの表示(例えば、イベントデータなど)に関連付けられたVAMデータを取得することを含む。例えば、スマートデバイス804は、イベントの表示に関連付けられたVAMデータを取得し得る。一例として、スマートデバイス804は、VAMデータとして、決定されたイベントの表示を提供し得る。
【0308】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、無針コネクタ914を含むスマートデバイス804は、視覚インジケータ952を含み得、視覚インジケータ952は、無針コネクタが消毒剤でスクラブされるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、無針コネクタが医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つに関連付けられた視覚表示を提供するように構成され得る。例えば、図26Bの実装2600Bに示されるように、スマートデバイス804は、(i)無針コネクタ914および/またはその管腔912が所定の期間および/またはスケジュールされた使用の前にスクラブされていないことを検出すること、(ii)無針コネクタ914および/またはその管腔912がカテーテルラインにアクセスする前に十分な期間スクラブされていないことを検出すること、(iii)無針コネクタ914および/または管腔912のフラッシュが原因であることを検出すること、(iv)無針コネクタ914および/または管腔912への以前のアクセスの後に消毒キャップが取り付けられていないことを検出すること、および/または同様のことに応答して、(例えば、看護師へのLEDライトを介して)患者側に直接フィードバックを提供し得る。例えば、スマートデバイス804は、無針コネクタ914を含み得、無針コネクタ914は、スクラブイベント、フラッシングイベント、接続またはキャッピングイベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを検出するように構成され得る。一例として、無針コネクタ914は、検出されたスクラブイベント、検出されたフラッシングイベント、および/または検出された接続またはキャッピングイベント(例えば、プロセッサ204、メモリ206、記憶構成要素208、入力構成要素210、出力構成要素212など)に関連付けられた情報および/またはデータを提供して、コンプライアンスイベント監視のためにイベントを格納し、コンプライアンスパフォーマンスを報告するように構成され得る。
【0309】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、信号(例えば、力信号、力信号以外の信号など)および/またはそれに基づいて決定されたイベントをリモートコンピューティングシステムに無線で送信する通信回路(例えば、通信インターフェース214など)を含み得る。一例として、スマートデバイス804は、センサ954およびマイクロプロセッサを含むスマートデバイス804のハウジング内のマイクロプロセッサ上の信号を処理し得、および/またはスマートデバイス804は、信号に対してデジタル信号処理を実行するリモートコンピュータに信号を無線で送信(および/または有線接続を介して送信)して、対象となるイベント(例えば、スクラブイベント、フラッシングイベント、接続イベント、切断イベント、滞留または接続時間など)を識別および分類し得る。
【0310】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、無針コネクタ914が消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、無針コネクタ914が溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタ914が医療デバイスに接続される接続またはキャッピングイベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの複数の少なくとも1つを含むイベントのパターンは、信号(例えば、力信号、力信号以外の信号など)に基づいて決定され得、イベントのパターンに基づいて、無針コネクタ914を介して薬剤が患者に投与される薬剤投与イベントが決定され得る。
【0311】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、センサ954を使用して、無針コネクタに接続された、または無針コネクタに接続されている医療デバイス上の識別タグ、無針コネクタの動き、無針コネクタの流体流路内の流体の色、またはそれらの任意の組み合わせを検出し、例えば、医療デバイスのタイプ、無針コネクタを介して薬剤が患者に投与される薬剤投与イベント、医療デバイスの識別、患者の動き、患者の転倒イベント、患者のベッドの動き、無針コネクタ1112の流体流路内の流体の色、無針コネクタ内の採血、無針コネクタ内の血液の保持、無針コネクタが消毒剤でスクラブされるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続またはキャッピングイベント、またはそれらの任意の組合せなどの、センサ954によって感知および/または測定された任意の情報またはデータに関連付けられた視覚表示を視覚インジケータ952で提供し得る。
【0312】
実施形態または態様は、例示および説明の目的のために詳細に説明されてきたが、そのような詳細は、その目的のためだけであり、実施形態または態様は、開示された実施形態または態様に限定されず、逆に、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内の修正および同等の構成を包含することが意図されることを理解されたい。例えば、本開示は、可能な範囲で、任意の実施形態または態様の1つまたは複数の特徴が、任意の他の実施形態または態様の1または複数の特徴と組み合わせられることができることを意図することを理解されたい。実際、これらの特徴のうちの多くは、特許請求の範囲に具体的に列挙されていない方法および/または本明細書に開示されている方法で組み合わせられ得る。以下に列挙する各従属請求項は、1つの請求項のみに直接従属し得るが、可能な実施態様の開示には、請求項セット内の他のすべての請求項と組み合わせた各従属請求項が含まれる。
図1A
図1B
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16A
図16B
図17
図18
図19
図20
図21
図22A
図22B
図22C
図23
図24A
図24B
図24C
図25A
図25B
図25C
図26A
図26B
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33A
図33B
図33C
【手続補正書】
【提出日】2024-07-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システムであって、
患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた血管アクセス管理(VAM)データを取得し、
前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定し、
前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を提供する、
ようにプログラムおよび/または構成された少なくとも1つのプロセッサを備える、システム。
【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
前記VAMデータに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の初期リスク予測を決定することであって、前記初期リスク予測は、前記血管アクセス治療に応答して前記患者が少なくとも1つの合併症を経験する確率を含む、こと、
前記VAMデータおよび前記初期リスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた推奨を決定することであって、前記推奨は、前記血管アクセス治療に使用される推奨されるプロセスおよび推奨される製品のうちの少なくとも1つを含む、こと、
前記VAMデータおよび前記推奨に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の更新されたリスク予測を決定すること、
前記VAMデータ、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられたコスト予測を決定することであって、前記コスト予測は、前記推奨されるプロセスおよび前記推奨される製品の少なくとも1つの採用による合併症のコスト削減の観点からの予測される節約を含む、こと、
によって、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を決定するようにプログラムおよび/または構成された、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測、前記コスト予測、またはそれらの任意の組合せのうちの少なくとも1つを提供することによって、ユーザデバイスへ、前記洞察を提供する、
請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記洞察に基づいて、前記血管アクセス治療中の前記患者への流体の流れを調整するために少なくとも1つの医療デバイスを自動的に制御することによって前記洞察を提供する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記少なくとも1つのプロセッサが、
複数の異なるデータソースから、ソースデータを収集することと、
前記ソースデータを少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けることと、
前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータとして、前記少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けられた前記ソースデータを集約することと、
によって、前記VAMデータを取得するようにプログラムおよび/または構成された、
請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記VAMデータは、
患者識別子、病院識別子、患者名、患者性別、患者年齢、患者に関連付けられた併存疾患、患者に関連付けられた薬剤、患者に関連付けられた症状、患者に関連付けられた入院の理由、患者に関連付けられた注入タイプ、患者に関連付けられた入院日、患者に関連付けられた再入院インジケータ、患者に関連付けられた退院日、患者に関連付けられた滞在期間、患者に関連付けられたラインの数、患者に関連付けられた付属品のタイプ、医療デバイスに関連付けられた使用日、医療デバイスに関連付けられた平均滞在時間、患者に関連付けられた平均スティック試行回数、患者に関連付けられた合併症、病院の部門、ユーザまたは看護師の識別子、ユーザまたは看護師の経験インジケータ、血管アクセス治療に関連付けられた質問、質問に関連付けられた質問識別子、質問に関連付けられた回答、医療デバイスの使用に関連付けられたタイムスタンプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス識別子、医療デバイスのタイプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス信号、一定期間内の閉塞症例の数、一定期間内のCRBSIおよび/またはCLABSI症例の数、予測された血管信号(例えば、CRBSI、静脈炎など)、またはそれらの任意の組み合わせ、
のパラメータのうちの1つまたは複数を含む、
請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
複数のローカルシステムであって、各ローカルシステムは、中央コンピューティングシステム、少なくとも1つのセンサを含むセンサシステム、およびユーザデバイスを含む、ローカルシステム、および
前記複数のローカルシステムの各ローカルシステムでのラインメンテナンス活動をリモートで監視するための中央ユニットまたはコマンドセンターとして構成された管理システム、
をさらに備える請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスをさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定し、
一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
複数の医療デバイスに関連付けられた複数の識別子要素であって、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、識別子要素、および、
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の識別子要素を決定し、
前記複数の画像内の決定された前記複数の識別子要素に基づいて、前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプおよび一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの複数の位置を決定し、
前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプおよび一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記複数の識別子要素は、
着色パターン、反射パターン、蛍光パターン、所定の形状および色、LEDパターン、バーコード、またはそれらの任意の組み合わせ、
の、識別子要素のタイプのうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの識別子要素を含む、
請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスをさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定し、
一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置に基づいて、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の複数の距離を決定し、
一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の前記複数の距離および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、(1)前記複数の医療デバイスの第1の医療デバイスの前記複数の医療デバイスの第2の医療デバイスへの接続、(2)前記複数の医療デバイスの前記第2の医療デバイスからの前記複数の医療デバイスの前記第1の医療デバイスの切断、のイベントのうちの少なくとも1つを決定し、
少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
医療デバイスに関連付けられた第1の識別子要素であって、前記第1の識別子要素は、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子をカプセル化する、第1の識別子要素、
介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子要素であって、前記第2の識別子要素は、前記介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子をカプセル化する、第2の識別子要素、
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子および介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子要素を決定し、
前記複数の画像内の前記第1の識別子要素に基づいて、前記医療デバイスおよび一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの位置を決定し、
前記複数の画像内の前記第2の識別子要素に基づいて、前記介護者の前記手袋および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の位置を決定し、
一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの前記位置および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の前記位置に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定し、
少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内のシリンジのバレルに対する前記シリンジのプランジャーの位置を決定し、
一定期間にわたる前記シリンジの前記バレルに対する前記シリンジの前記プランジャーの位置に基づいて、前記シリンジからの少なくとも1つの流体送達を決定し、
少なくとも1つの決定された前記流体送達に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
医療デバイスを含むパッケージ、および
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記パッケージの状態を決定し、
一定期間にわたる前記パッケージの前記状態に基づいて、前記医療デバイスが前記パッケージから取り外されるかどうかを決定し、
前記パッケージから前記医療デバイスが取り外されるという決定に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
流体流路を含む無針コネクタ、および
前記無針コネクタに接続された力センサ、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記力センサから力信号を受信し、
前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定し、
前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
前記力センサは、前記無針コネクタの前記流体流路を画定する前記無針コネクタの内壁の外面および前記無針コネクタの前記内壁を取り囲む前記無針コネクタの外壁の内面との間に配置される、
請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記無針コネクタの第1の端部は、第1の方向に面する表面を含むセプタムを含み、前記力センサの少なくとも1つは、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な第2の方向の力を検出するように構成され、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な前記第2の方向の周期的な力を示す前記力信号に基づいて、フラッシングイベントを決定し、前記フラッシングイベントは、脈動フラッシングイベントを含む、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項15に記載のシステム。
【請求項18】
流体流路、力信号を測定するように構成された力センサ、および視覚インジケータを含む無針コネクタをさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記力センサから力信号を受信し、
前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定し、
前記視覚インジケータを制御して、前記無針コネクタが前記消毒剤で洗浄される前記スクラブイベント、前記無針コネクタが前記溶液でフラッシュされる前記フラッシングイベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスに接続される前記接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに関連付けられた視覚表示を提供する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項19】
流体流路を含む無針コネクタ、
前記無針コネクタに接続された音響センサ、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記音響センサから音響シグネチャを含む信号を受信し、
前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定し、
前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項20】
流体流路およびセプタムを含む無針コネクタ、
前記無針コネクタに接続された光学センサであって、前記光学センサは、前記セプタムの動きを検出するように構成される、光学センサ、
をさらに備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記光学センサから前記セプタムの前記動きに関連付けられた信号を受信し、
前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定し、
前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、
ようにさらにプログラムおよび/または構成される、請求項1に記載のシステム。
【請求項21】
少なくとも1つのプロセッサにより、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた血管アクセス管理(VAM)データを取得することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を提供することと、
を備える方法。
【請求項22】
前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察は、
前記VAMデータに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の初期リスク予測を決定することであって、前記初期リスク予測は、前記血管アクセス治療に応答して前記患者が少なくとも1つの合併症を経験する確率を含む、ことと、
前記VAMデータおよび前記初期リスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた推奨を決定することであって、前記推奨は、前記血管アクセス治療に使用される推奨されるプロセスおよび推奨される製品のうちの少なくとも1つを含む、ことと、
前記VAMデータおよび前記推奨に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療の更新されたリスク予測を決定することと、
前記VAMデータ、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられたコスト予測を決定することであって、前記コスト予測は、前記推奨されるプロセスおよび前記推奨される製品の少なくとも1つの採用による合併症のコスト削減の観点からの予測される節約を含む、ことと、
によって、決定される、
請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記初期リスク予測、前記推奨、および前記更新されたリスク予測、前記コスト予測、またはそれらの任意の組合せのうちの少なくとも1つを提供することによって、ユーザデバイスへ、前記洞察を提供する、
請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記洞察に基づいて、前記血管アクセス治療中の前記患者への流体の流れを調整するために少なくとも1つの医療デバイスを自動的に制御することによって前記洞察を提供する、
請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
複数の異なるデータソースから、ソースデータを収集することと、
前記ソースデータを少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けることと、
前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータとして、前記少なくとも1つの臨床プロトコルに関連付けられた前記ソースデータを集約することと、
によって、前記VAMデータを取得する、
請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記VAMデータは、
患者識別子、病院識別子、患者名、患者性別、患者年齢、患者に関連付けられた併存疾患、患者に関連付けられた薬剤、患者に関連付けられた症状、患者に関連付けられた入院の理由、患者に関連付けられた注入タイプ、患者に関連付けられた入院日、患者に関連付けられた再入院インジケータ、患者に関連付けられた退院日、患者に関連付けられた滞在期間、患者に関連付けられたラインの数、患者に関連付けられた付属品のタイプ、医療デバイスに関連付けられた使用日、医療デバイスに関連付けられた平均滞在時間、患者に関連付けられた平均スティック試行回数、患者に関連付けられた合併症、病院の部門、ユーザまたは看護師の識別子、ユーザまたは看護師の経験インジケータ、血管アクセス治療に関連付けられた質問、質問に関連付けられた質問識別子、質問に関連付けられた回答、医療デバイスの使用に関連付けられたタイムスタンプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス識別子、医療デバイスのタイプ、医療デバイスに関連付けられたデバイス信号、一定期間内の閉塞症例の数、一定期間内のCRBSIおよび/またはCLABSI症例の数、予測された血管信号(例えば、CRBSI、静脈炎など)、またはそれらの任意の組み合わせ、
のパラメータのうちの1つまたは複数を含む、
請求項21に記載の方法。
【請求項27】
中央ユニットまたはコマンドセンターとして構成された管理システムにより、複数のローカルシステムでのラインメンテナンス活動をリモートで監視することであって、各ローカルシステムは、中央コンピューティングシステム、少なくとも1つのセンサを含むセンサシステム、およびユーザデバイスを含む、こと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項28】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項29】
複数の医療デバイスに関連付けられた複数の識別子要素であって、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、識別子要素、と、
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の識別子要素を決定することであって、前記複数の識別子要素は、複数の医療デバイスに関連付けられ、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、ことと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像内の決定された前記複数の識別子要素に基づいて、前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプおよび一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの複数の位置を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項30】
前記複数の識別子要素は、
着色パターン、反射パターン、蛍光パターン、所定の形状および色、LEDパターン、バーコード、またはそれらの任意の組み合わせ、
の、識別子要素のタイプのうちの少なくとも1つを含む少なくとも1つの識別子要素を含む、
請求項29に記載の方法。
【請求項31】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置に基づいて、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の複数の距離を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の前記複数の距離および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、(1)前記複数の医療デバイスの第1の医療デバイスの前記複数の医療デバイスの第2の医療デバイスへの接続、(2)前記複数の医療デバイスの前記第2の医療デバイスからの前記複数の医療デバイスの前記第1の医療デバイスの切断、のイベントのうちの少なくとも1つを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項32】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、医療デバイスに関連付けられた第1の識別子および介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子要素を決定することであって、前記第1の識別子要素は、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子をカプセル化し、前記第2の識別子要素は、前記介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子をカプセル化する、ことと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像内の前記第1の識別子要素に基づいて、前記医療デバイスおよび一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの位置を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像内の前記第2の識別子要素に基づいて、前記介護者の前記手袋および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の位置を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの前記位置および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の前記位置に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項33】
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内のシリンジのバレルに対する前記シリンジのプランジャーの位置を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記シリンジの前記バレルに対する前記シリンジの前記プランジャーの位置に基づいて、前記シリンジからの少なくとも1つの流体送達を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、少なくとも1つの決定された前記流体送達に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項34】
医療デバイスを含むパッケージと、
1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる医療デバイスを含むパッケージの状態を決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記パッケージの前記状態に基づいて、前記医療デバイスが前記パッケージから取り外されるかどうかを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記パッケージから前記医療デバイスが取り外されるという決定に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項35】
流体流路を含む無針コネクタに接続された力センサにより、力信号を測定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記力センサから前記力信号を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項36】
前記力センサは、前記無針コネクタの前記流体流路を画定する前記無針コネクタの内壁の外面および前記無針コネクタの前記内壁を取り囲む前記無針コネクタの外壁の内面との間に配置される、
請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記無針コネクタの第1の端部は、第1の方向に面する表面を含むセプタムを含み、前記力センサの少なくとも1つは、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な第2の方向の力を検出するように構成され、前記方法は、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な前記第2の方向の周期的な力を示す前記力信号に基づいて、フラッシングイベントを決定することであって、前記フラッシングイベントは、脈動フラッシングイベントを含む、こと、をさらに備える、
請求項35に記載の方法。
【請求項38】
流体流路、力センサ、および視覚インジケータを含む無針コネクタの力センサにより、力信号を測定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記力センサから力信号を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記視覚インジケータを制御して、前記無針コネクタが前記消毒剤で洗浄される前記スクラブイベント、前記無針コネクタが前記溶液でフラッシュされる前記フラッシングイベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスに接続される前記接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに関連付けられた視覚表示を提供することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項39】
流体流路を含む無針コネクタに接続された音響センサにより、音響シグネチャを含む信号を測定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記音響センサから音響シグネチャを含む信号を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【請求項40】
流体流路およびセプタムを含む無針コネクタに接続された光学センサにより、前記セプタムの動きを測定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記光学センサから前記セプタムの前記動きに関連付けられた信号を受信することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定することと、
前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、
をさらに備える、請求項21に記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明の実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記洞察に基づいて、前記血管アクセス治療中の前記患者への流体の流れを調整するために少なくとも1つの医療デバイスを自動的に制御することによって前記洞察を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0018】
本発明の実施形態によれば、前記システムは、医療デバイスに関連付けられた第1の識別子要素であって、前記第1の識別子要素は、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子をカプセル化する、第1の識別子要素、介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子要素であって、前記第2の識別子要素は、前記介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子をカプセル化する、第2の識別子要素、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスであって、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイス、をさらに含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記複数の画像に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子および介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子要素を決定し、前記複数の画像内の前記第1の識別子要素に基づいて、前記医療デバイスおよび一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの位置を決定し、前記複数の画像内の前記第2の識別子要素に基づいて、前記介護者の前記手袋および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の位置を決定し、一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの前記位置および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の前記位置に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定し、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定する、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
本発明の実施形態によれば、前記無針コネクタの第1の端部は、第1の方向に面する表面を含むセプタムを含み、前記力センサの少なくとも1つは、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な第2の方向の力を検出するように構成され、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な前記第2の方向の周期的な力を示す前記力信号に基づいて、フラッシングイベントを決定し、前記フラッシングイベントは、脈動フラッシングイベントを含む、ようにさらにプログラムおよび/または構成される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
本発明の実施形態によれば、方法は、少なくとも1つのプロセッサにより、患者に関連付けられた血管アクセス治療に関連付けられた血管アクセス管理(VAM)データを取得することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた洞察を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記血管アクセス治療に関連付けられた前記洞察を提供することと、を含む。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0030】
本発明の実施形態によれば、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記洞察に基づいて、前記血管アクセス治療中の前記患者への流体の流れを調整するために少なくとも1つの医療デバイスを自動的に制御することによって前記洞察を提供する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、中央ユニットまたはコマンドセンターとして構成された管理システムにより、複数のローカルシステムでのラインメンテナンス活動をリモートで監視することであって、各ローカルシステムは、中央コンピューティングシステム、少なくとも1つのセンサを含むセンサシステム、およびユーザデバイスを含む、こと、をさらに含む。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすること、を含む。前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0035】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、複数の医療デバイスに関連付けられた複数の識別子要素であって、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、識別子要素、をさらに含む。前記方法はまた、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の識別子要素を決定することであって、前記複数の識別子要素は、複数の医療デバイスに関連付けられ、前記複数の識別子要素は、前記複数の医療デバイスの複数のタイプに関連付けられた複数の識別子をカプセル化する、ことと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像内の決定された前記複数の識別子要素に基づいて、前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプおよび一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの複数の位置を決定することと、をさらに含む。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0037】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内の複数の医療デバイスの複数の位置および前記複数の医療デバイスの複数のタイプを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記環境内の前記複数の医療デバイスの前記複数の位置に基づいて、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の複数の距離を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記複数の医療デバイス間の前記複数の距離および前記複数の医療デバイスの前記複数のタイプに基づいて、(1)前記複数の医療デバイスの第1の医療デバイスの前記複数の医療デバイスの第2の医療デバイスへの接続、(2)前記複数の医療デバイスの前記第2の医療デバイスからの前記複数の医療デバイスの前記第1の医療デバイスの切断、のイベントのうちの少なくとも1つを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0038】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、医療デバイスに関連付けられた第1の識別子および介護者の手袋に関連付けられた第2の識別子要素を決定することであって、前記第1の識別子要素は、前記医療デバイスに関連付けられた第1の識別子をカプセル化し、前記第2の識別子要素は、前記介護者の前記手袋に関連付けられた第2の識別子をカプセル化する、ことと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像内の前記第1の識別子要素に基づいて、前記医療デバイスおよび一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの位置を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像内の前記第2の識別子要素に基づいて、前記介護者の前記手袋および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の位置を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記環境内の前記医療デバイスの前記位置および一定期間にわたる前記環境内の前記介護者の前記手袋の前記位置に基づいて、前記医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、少なくとも1つの決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0039】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、前記1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャすることと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる前記環境内のシリンジのバレルに対する前記シリンジのプランジャーの位置を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記シリンジの前記バレルに対する前記シリンジの前記プランジャーの位置に基づいて、前記シリンジからの少なくとも1つの流体送達を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、少なくとも1つの決定された前記流体送達に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0040】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、医療デバイスを含むパッケージと、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスにより、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境の複数の画像を、一定期間にわたってキャプチャするように構成された、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記複数の画像に基づいて、一定期間にわたる医療デバイスを含むパッケージの状態を決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、一定期間にわたる前記パッケージの前記状態に基づいて、前記医療デバイスが前記パッケージから取り外されるかどうかを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記パッケージから前記医療デバイスが取り外されるという決定に基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0041】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、流体流路を含む無針コネクタに接続された力センサにより、力信号を測定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記力センサから前記力信号を受信することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
本発明の実施形態によれば、前記無針コネクタの第1の端部は、第1の方向に面する表面を含むセプタムを含み、前記力センサの少なくとも1つは、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な第2の方向の力を検出するように構成され、前記方法は、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記第1の方向に面する前記セプタムの前記表面に垂直な前記第2の方向の周期的な力を示す前記力信号に基づいて、フラッシングイベントを決定することであって、前記フラッシングイベントは、脈動フラッシングイベントを含む、こと、をさらに含む。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0044】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、流体流路、力センサ、および視覚インジケータを含む無針コネクタの力センサにより、力信号を測定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記力センサから力信号を受信することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記力信号に基づいて、前記無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、前記無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、前記無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記視覚インジケータを制御して、前記無針コネクタが前記消毒剤で洗浄される前記スクラブイベント、前記無針コネクタが前記溶液でフラッシュされる前記フラッシングイベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスに接続される前記接続イベント、前記無針コネクタが前記医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つに関連付けられた視覚表示を提供することと、をさらに含む。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0045】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、流体流路を含む無針コネクタに接続された音響センサにより、音響シグネチャを含む信号を測定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記音響センサから音響シグネチャを含む信号を受信することと前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0046】
本発明の実施形態によれば、前記方法は、流体流路およびセプタムを含む無針コネクタに接続された光学センサにより、前記セプタムの動きを測定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記光学センサから前記セプタムの前記動きに関連付けられた信号を受信することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記信号に基づいて、前記無針コネクタに関連付けられたイベントを決定することと、前記少なくとも1つのプロセッサにより、前記無針コネクタに関連付けられた決定された前記イベントに基づいて、前記患者に関連付けられた前記血管アクセス治療に関連付けられた前記VAMデータの少なくとも一部分を決定することと、をさらに含む。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0058】
ローカルシステム104は、管理システム102から(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを受信し、および/または管理システム102に(例えば、通信ネットワーク106などを介して)情報および/またはデータを通信することができる1つまたは複数のデバイスを含み得る。例えば、ローカルシステム10は、1つまたは複数のプロセッサ(例えば、1つまたは複数のコンピューティングデバイス、1つまたは複数のサーバコンピュータ、1つまたは複数のモバイルコンピューティングデバイスなど)を含む1つまたは複数のコンピューティングシステムを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、ローカルシステム104は、在宅ケアシステム、急性期ケアシステム、病院ケアシステムなどを含み得る。そのような例では、ローカルシステム104は、病院企業のフロア全体をカバーするように無線通信を拡張するなど、ローカルシステム104の構成要素間の無線通信を拡張するように構成された1つまたは複数の信号エクステンダを含み得る。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0075】
ソフトウェア命令は、通信インターフェース214を介して、別のコンピュータ可読媒体から、または別のデバイスから、メモリ206および/または記憶構成要素208に読み込まれ得る。実行されるとき、メモリ206および/または記憶構成要素208に格納されたソフトウェア命令は、プロセッサ204に、本明細書に記載の1つまたは複数のプロセスを実行させ得る。追加的にまたは代替的に、ハードウェア回路は、本明細書に記載される1つまたは複数のプロセスを実行するために、ソフトウェア命令の代わりに、またはソフトウェア命令と組み合わせて使用され得る。したがって、本明細書に記載される実施形態または態様は、ハードウェア回路およびソフトウェアの何らかの特定の組み合わせに限定されない。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0080】
なお図3Aおよび図3Bを参照すると、管理システム102および/またはローカルシステム104(例えば、中央コンピューティングシステム202など)は、関連付けユニット302、集約ユニット304、トランシーバユニット306、および/またはデータ収集ユニット308を含む臨床ロトコルデータプロセッサ301をそれぞれ含み得る。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0091】
ここで図4を参照すると、図4は、血管アクセス管理のためのプロセス400の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス400のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス00のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別個の、または管理システム102を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0104】
ここで、図5に関して、プロセス400のステップ404の非限定的な実施形態または態様に関するさらなる詳細が提供される。図5は、血管アクセス管理のためのプロセス500の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス00のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス00のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別個の、または管理システム102を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0123】
図6Aの参照番号608によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、患者に関連付けられた患者識別子を(例えば、ユーザデバイス208を介して)受信し得る。例えば、看護師は、スキャナを用いて患者のリストバンドを走査して、患者識別子を中央コンピューティングシステム202に入力し得る。図6Aの参照番号610によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、患者情報および/または患者に関連付けられたデータを受信し得る。例えば、中央コンピューティングシステム202は、患者に関連付けられたEMRを受信し得る。EMRは、患者に関連付けられた過去の患者データおよび/またはVAMデータを含み得る。図6Aの参照番号612によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、患者を認証し得る。図6Aの参照番号614によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、患者が識別されるという確認をユーザから(例えば、ユーザデバイス208などを介して)受信し得る。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0124
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0124】
図6Bの参照番号616によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、ユーザから入力データを(例えば、ユーザデバイス208などを介して)受信し得る。例えば、中央コンピューティングシステム202は、ユーザによって手動で入力される患者データおよび/または患者に関連付けられたVAMデータ(例えば、患者温度、患者血圧など)を受信し得る。図6Bの参照番号618によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、管理システム102ならびに/または中央コンピューティングシステム202および/もしくは病院に関連付けられた1つまたは複数のデータベースから患者に関連付けられた患者データを受信し得る。図6Bの参照番号620によって示されるように、中央コンピューティングシステム202(および/または管理システム102)は、患者に対して実行される血管アクセス治療に関連付けられた初期リスク予測および/または洞察を決定し得る。例えば、中央コンピューティングシステム202は、患者に関連付けられた現在利用可能なVAMデータに基づいて、洞察および/または推奨の第1のセットを決定し得る。図6Bの参照番号622によって示されるように、中央コンピューティングシステム202は、初期リスク予測および/または洞察をユーザに(例えば、ユーザデバイス208などを介して)提供し得る。図6Bの参照番号624によって示されるように、ユーザ(例えば、看護師など)は、手順のセットを実行し、および/または血管アクセス治療に関連付けられた製品を使用し得る。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0127
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0127】
なお図6-6を参照すると、モデル入力の例は、患者が困難な静脈アクセス(DVA)を有すること、患者の右腕でのPIVスティック試行の平均回数が2.5回であること、患者の静脈炎の履歴、および静脈炎に起因する以前の治療コストが2000ドルプラス1000ドルであることの表示を含み得る。リスク予測モデルは、これらのモデル入力に基づいて、70%の右腕における第1のスティック不全の確率および20%の静脈炎の確率を含む初期リスク予測を提供し得る。推奨モデルは、これらのモデル入力および/または初期リスク予測に基づいて、超音波誘導カテーテルを使用する推奨および患者の左腕を使用する推奨を提供し得る。リスク予測モデルは、これらのモデル入力、初期リスク予測、および/または推奨に基づいて、20%の左腕における第1のスティック不全の確率および2%の静脈炎の確率を含む更新されたリスク予測を提供し得る。コスト予測エンジンは、これらのモデル入力、初期リスク予測、推奨、および/または更新されたリスク予測に基づいて、5ドルの推奨されるプロセスおよび/または製品の間接費、ならびに1000ドルのリスク低減の観点からのコスト節約を提供し得る。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0132
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0132】
オブジェクトの形状、サイズ、動きまたは軌道、位置、向きなどの検出は、計算上高価であり、および/またはエラーが発生しやすい場合がある。例えば、カメラベースのオブジェクト検出システムは、類似するオブジェクトを識別する際に間違いを犯し得、および/またはノイズの多い環境でオブジェクトをミス(例えば、検出に失敗するなど)し得る。したがって、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、識別子要素714(例えば、タグ、ラベル、コードなど)が、医療デバイス712に関連付けられ得る(例えば、取り外し可能に取り付けられ、永久に取り付けられ、統合され、実装され得る)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、環境00内の各医療デバイス712は、識別子要素714に関連付けられ得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、環境700内の医療デバイス712の一部のみが識別子要素714に関連付けられ得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、環境700内の医療デバイス712のいずれも、識別子要素714に関連付けられ得ない。以下でより詳細に説明するように、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、識別子要素の形状、サイズ、動きまたは軌道、位置、および/または向きを検出および使用して、環境700内の他の医療デバイスから識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712のタイプを識別、および/または、識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712を一意に識別し、ならびに、環境700内の識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712の位置を追跡し、および/または識別子要素714に関連付けられた医療デバイス712に関連付けられたイベントを決定し得る。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0137
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0137】
したがって、本開示の非限定的な実施形態または態様は、より堅牢な画像セグメンテーション入力のために医療デバイスを個別におよび/または医療デバイスのカテゴリまたはタイプとして識別する一意のタグを使用し得、これは、代わりに、より低い空間解像度の画像、およびより低コストのカメラおよび処理を使用することによって、より高コストのカメラなしで解決することがより困難であり得るより標準的なバーコード技術の使用を回避し得る。さらに、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、(例えば、SKUなどによって)製品カテゴリを識別する可変識別子要素714に加えてまたは代替的に、識別子要素714は、ランダムな超可変タグが製造中に適用され得る超可変領域を含み得る。例えば、任意の所与の患者に対して所定の数の一意の識別子(例えば、100の一意のランダムな識別子など)が存在する場合、医療デバイス712が同じSKUを有する場合でも、医療デバイス12は一意に識別され得る。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0144
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0144】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、医療デバイス712および/または識別子要素714の幾何学形状、医療デバイス712および/または識別子要素714のカメラ視野内の向き、医療デバイス712および/または識別子要素714の色、他の医療デバイス712および/または他の識別子要素714への医療デバイス712および/または識別子要素714の近接性、患者、介護者、画像キャプチャデバイス、および/または同様のもの、ならびに/または他の医療デバイス712および/または他の識別子要素714、患者、介護者、画像キャプチャデバイス、および/または同様のものとのインタラクティブな関連付けなど、の画像内の検出されたおよび/または決定されたオブジェクト特徴に基づいて、医療デバイス712および/または識別子要素714を、キャプチャされた画像内の背景および/または他のオブジェクトと区別し得る。例えば、管理システム10は、医療デバイス712および/または医療デバイス712に関連付けられた識別子要素714が画像キャプチャシステム702の1つまたは複数の画像キャプチャデバイスの視野内で追跡されて、介護者にイベントおよび/または使用ベースのガイダンスおよび警告を提供するときに、医療デバイス712の使用を自動的に文書化し得、これは、医療デバイス712に関連付けられた使用情報を継続的に監視および更新し、手動文書に関連付けられたエラーを低減することによって、血管アクセス管理評価中の合併症を低減し得る。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0151
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0151】
例えば、図11に示されるように、ユーザデバイス208は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202によって決定された医療デバイス712および/または識別子要素714の位置または最も可能性の高い位置を示すディスプレイ内の点として表される医療デバイス712および/または識別子要素714と、医療デバイス712および/または識別子要素714の空間関係、点として表される医療デバイス712および/または識別子要素714間の接続の表示、ならびに/または点として表される医療デバイス12および/または識別子要素714の向きの表示を表示するように構成され得る。一例として、ユーザデバイス208は、1つまたは複数の医療デバイスに関連付けられたイベントの決定に応答して、決定されたイベントに関連付けられた警告(例えば、イベントに関連付けられた命令または警告を表示し、イベントに関連付けられた可聴命令または警告を発するなど)を自動的に提供するように構成され得る。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0152
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0152】
ここで図12を参照すると、図12は、VAMデータを取得するためのプロセス1200の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1200のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行され得る(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1200のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0153
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0153】
図12に示されるように、ステップ1202において、プロセス1200は、画像を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像を取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702の1つまたは複数の画像キャプチャデバイスは、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境00など)の複数の画像をキャプチャし得る。そのような例では、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)から複数の画像を取得し得る。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0155
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0155】
図12に示されるように、ステップ1206において、プロセス1200は、少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス12の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、複数の医療デバイス712のうちの少なくとも1つの医療デバイスに関連付けられた少なくとも1つのイベントを決定し得る。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0157
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0157】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、2つ以上の医療デバイス間の少なくとも1つの接続は、2つ以上の医療デバイスを通る流体流路を形成する。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス12の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、2つ以上の医療デバイスを通る流体流路を形成する複数の医療デバイス712の2つ以上の医療デバイス間の少なくとも1つの接続と、2つ以上の医療デバイスを通る流体流路内の流体流路の方向を含む少なくとも1つのイベントを決定し得る。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0158
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0158】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、少なくとも1つのイベントは、以下のイベントのうちの少なくとも1つのイベントを含み得る;(i)医療デバイスを、環境内の患者および別の医療デバイスの少なくとも1つから切断すること、ならびに、医療デバイスを、環境内の患者および別の医療デバイスの少なくとも1つに再接続することを含む医療デバイスの再利用、および(ii)医療デバイスを環境内の医療デバイスと同じタイプの新しい医療デバイスと交換すること。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス12の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプ、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の軌道、および/または一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の向きに基づいて、以下のイベントのうちの少なくとも1つのイベントを決定し得る;(i)医療デバイスを、環境内の患者および別の医療デバイスの少なくとも1つから切断すること、ならびに、医療デバイスを、環境内の患者および別の医療デバイスの少なくとも1つに再接続することを含む医療デバイスの再利用、および(ii)医療デバイスを環境内の医療デバイスと同じタイプの新しい医療デバイスと交換すること。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0161
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0161】
ここで図13を参照すると、図13は、VAMデータを取得するためのプロセス1300の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス1300のステップのうちの1つまたは複数は、管理システム102(例えば、管理システム102の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス300のステップのうちの1つまたは複数は、ローカルシステム104(例えば、ローカルシステム104の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム202(例えば、中央コンピューティングシステム202の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム204(例えば、薬剤ソースシステム204の1つまたは複数のデバイスなど)、センサシステム206(例えば、センサシステム206の1つまたは複数のデバイスなど)、および/またはユーザデバイス208(例えば、ユーザデバイス208のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)など、管理システム102とは別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0164
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0164】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、複数の識別子要素714は、所定の波長の光を発するように構成された蛍光コーティングを含む少なくとも1つの識別子要素を含み得、画像キャプチャシステム702は、複数の画像の所定の波長の光のみをキャプチャし得る。
【手続補正38】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0172
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0172】
図14に示されるように、ステップ1402において、プロセス1400は、画像を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像を取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702は、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境700など)の複数の画像をキャプチャし得る。そのような例では、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)から複数の画像を取得し得る。
【手続補正39】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0178
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0178】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、第1の医療デバイスの向きおよび第2の医療デバイスの向きに基づいて、第1の医療デバイスおよび第2の医療デバイスを通る流体流路内の流体流の方向を決定し、および/または第1の医療デバイスおよび第2の医療デバイスを通る流体流路内の流体流の方向に基づいて、データベースを更新し得る。
【手続補正40】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0183
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0183】
図15に示されるように、ステップ1502において、プロセス1500は、画像を取得することを含む。例えば、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)、管理システム102、および/または中央コンピューティングシステム202は、画像を取得し得る。一例として、画像キャプチャシステム702は、一定期間にわたって、1つまたは複数の画像キャプチャデバイスを取り囲む環境(例えば、環境00など)の複数の画像をキャプチャし得る。そのような例では、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202は、画像キャプチャシステム702(例えば、センサシステム206など)から複数の画像を取得し得る。
【手続補正41】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0189
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0189】
図15に示されるように、ステップ1512において、プロセス1500は、少なくとも1つの決定されたイベント(例えば、イベントデータなど)に関連付けられたVAMデータを取得することを含む。例えば、管理システム10は、少なくとも1つの決定されたイベントに基づいて、環境に関連付けられたイベントを含むデータベースを更新し、少なくとも1つの決定されたイベントに関連付けられた警告を提供し、および/または環境内の1つまたは複数の医療デバイスを制御し得る。
【手続補正42】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0210
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0210】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、パッケージは、第2の層を覆う取り外し可能な第1の層を含み、取り外し可能な第1の層は、第1の識別子要素を含み、第2の層は、第2の識別子要素を含み、取り外し可能な第1の層は、少なくとも部分的に透明である。例えば、管理システム10は、複数の画像に基づいて、第1の識別子要素と第2の識別子要素との間の距離を決定することと、第1の識別子要素と第2の識別子要素との間の距離に基づいて、パッケージが故障しているかどうかを決定することと、パッケージが故障していると決定することに応答して、故障したパッケージに関連付けられた警告をユーザデバイスに提供することと、によって、パッケージの状態を決定し得る。
【手続補正43】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0211
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0211】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、管理システム10は、複数の画像に基づいて、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置および複数の医療デバイス712の複数のタイプを決定し得、一定期間にわたる環境内の複数の医療デバイス712の複数の位置、複数の医療デバイス712の複数のタイプおよび一定期間にわたるパッケージの状態に基づいて、以下のイベントのうちの少なくとも1つを決定し得る;(i)期間にわたる環境内の2つ以上の医療デバイスへの医療デバイスの接続を含む医療デバイスの再利用、および(ii)環境内の医療デバイスと同じタイプの新しい医療デバイスとの交換。
【手続補正44】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0222
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0222】
ここで図21を参照すると、図21は、本明細書に記載のシステム、デバイス、製品、装置、および/または方法が実装され得るローカルシステム104の環境2100の非限定的な実施形態または態様の図である。図21に示されるように、環境2100は、薬剤ソースシステム802、スマートデバイス804、通信ネットワーク806、中央コンピューティングシステム808、および端末/モバイルコンピューティングシステム810を含む。環境2100のシステムおよび/またはデバイスは、有線接続、無線接続、または有線および無線接続の組み合わせを介して相互接続することが可能である。図21に示される環境2100の実装では、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースシステム204と同一または類似してもよく、通信ネットワーク806は、通信ネットワーク106と同一または類似してもよく、中央コンピューティングシステム08は、管理システム102および/または中央コンピューティングシステム202と同一または類似してもよく、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810は、ユーザデバイス208と同一または類似してもよい。
【手続補正45】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0230
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0230】
また、図24Aを参照すると、図24Aは、無針コネクタ914の実施形態2400Aの非限定的な実施形態または態様の側面図である。図24Aに示されるように、無針コネクタ914は、入口1104と、入口1104と反対側の出口1106との間のハウジング1102内の流体流路を含み得る。入口1104は、医療デバイス(例えば、注入ポンプ、IVバッグ、シリンジ、IVラインなど)への無針コネクタ914の接続に応答して、入口1104を流体流路に開放または接続するように変位させるように構成された変位可能なセプタム1108によって流体的に密封され得る。例えば、無針コネクタ914は、BD MaxPlus(商標)コネクタ、BD MaxZero(商標)無針コネクタなどを含み得る。しかしながら、非限定的な実施形態または態様はそれに限定されず、無針コネクタ914は、流体投与で使用するための任意の無針コネクタ914を含み得る。例えば、無針コネクタ914は、ポート、マニホールド、活栓、開放コネクタ、ルアーコネクタ、および/またはデバイスおよび/または患者との接続を形成するために針に依存しない(ただし、含んでいなくてもよい)任意の他のコネクタを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804の1つまたは複数の構成要素は、無針コネクタ914のハウジング950内に含まれ得る。例えば、無針コネクタ914のハウジング1102は、スマートデバイス804のハウジング950を含み得る(例えば、ハウジング950は、ハウジング1102と統合され得、ハウジング1102内に包含され得るなど)。
【手続補正46】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0231
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0231】
図22Cに示されるように、スマートデバイス804は、視覚インジケータ952(例えば、1つまたは複数の視覚インジケータ、複数の視覚インジケータ、マルチカラーLED、複数のLED、出力構成要素12など)、センサ954(例えば、1つまたは複数のセンサ、複数のセンサ、センサスイートなど)、ペアリング入力956(例えば、1つまたは複数のボタン、1つまたは複数の力センサ、1つまたは複数の加速度計、入力構成要素210など)、バッテリ958、および/またはエネルギーハーベスタ960(例えば、熱電エネルギーハーベスタ、光電エネルギーハーベスタ、圧電エネルギーハーベスタなど)を含み得る。視覚インジケータ952、センサ954、ペアリング入力956、バッテリ958、エネルギーハーベスタ960、および無針コネクタ914の全部または一部は、スマートデバイス804のハウジング950内に含まれ得る。視覚インジケータ952は、ハウジング950の側壁を通して見ることができ、および/またはハウジング950の側壁から延在し得る。バッテリ958および/またはエネルギーハーベスタ960は、視覚インジケータ952、センサ954、ペアリング入力956、バッテリ958の充電式バッテリ、スマートデバイス804に含まれるデバイス200の1つまたは複数のコンポーネントなど、スマートデバイス804の動作コンポーネントに電力を提供し得る。
【手続補正47】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0232
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0232】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、スマートデバイス804の視覚インジケータ952を特徴付けるラベル(例えば、人間が読むことができるラベルなど)を含み得る。例えば、図24Cの実装2400Cに示されるように、スマートデバイス804は、無針コネクタ914が消毒剤でスクラブされるスクラブイベント(例えば、ラベル「スクラブ」など)、無針コネクタ914が溶液でフラッシュされるフラッシングイベント(例えば、ラベル「フラッシュ」など)、無針コネクタ914が医療デバイスに接続される接続またはキャップイベント(例えば、ラベル「キャップ」など)、および/または同様のもののうちの1つなど、特定のイベントに関連付けられた指示を提供するように構成された各視覚インジケータ952を特徴付ける視覚インジケータ952(例えば、ハウジング950の側壁など)に関連付けられたラベルを含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス04は、単一の視覚インジケータ952を含み得る(例えば、図24Bの実装2400Bに示されるように)。例えば、スマートデバイス804は、単一の視覚インジケータ952を制御して、特定の色および/または特定のパターンで照らし、例えば、無針コネクタ914のスクラブが所定の期間(例えば、15秒など)にわたって発生したことを検知したことに応答して連続的な緑色を照らし、適切な脈動フラッシュが発生したことを検知したことに応答して脈動緑色を照らし、無針コネクタ914の脈動フラッシュが所定の期間(例えば、8時間など)にわたって発生していないことを決定したことに応答して脈動赤色を照らし、無針コネクタ914が所定の期間(例えば、数分間など)にわたって消毒キャップでキャップされていないことを決定したことに応答して連続的な赤色を照らすような指示またはプロンプトをユーザに提供し得る。
【手続補正48】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0235
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0235】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ954は、1つまたは複数の力センサ(例えば、1つまたは複数の圧電素子または変換器、1つまたは複数の力感知抵抗(FSR)センサ、1つまたは複数のひずみゲージなど)、1つまたは複数の加速度計、1つまたは複数のジャイロスコープ、1つまたは複数の圧力センサ、1つまたは複数の音響センサ(例えば、医療デバイスのタイプ、状態、および/または動作に関連付けられた音響シグネチャを検出するように構成された音響センサなど)、1つまたは複数の光学センサ(例えば、スマートデバイス804に接続された医療デバイスの、セプタムの動き、カラーシグネチャ、および反射率のうちの少なくとも1つを検出するように構成された光学センサなど)、1つまたは複数の識別センサ(例えば、磁性材料を検出するように構成された磁力計、バーコードを読み取るように構成されたバーコードスキャナなど、無針コネクタ914に接続された、または無針コネクタ914に接続されている医療デバイス上の識別タグを検出するように構成された識別センサなど)、1つまたは複数の位置センサ(例えば、スマートデバイス04の動きを検出するように構成された位置センサなど)、1つまたは複数のRBGカラーセンサ、1つまたは複数の機械的スイッチ、1つまたは複数の流量センサ(例えば、超音波流量センサ、熱流量センサなど)、またはそれらの任意の組み合わせ、のうちの少なくとも1つを含む。
【手続補正49】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0236
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0236】
5Aは、無針コネクタ914を含むスマートデバイス804の実装500の非限定的な実施形態または態様の斜視図であり、図5Bは、無針コネクタ914を含むスマートデバイス804の実装500の非限定的な実施形態または態様の上面図である。また、図4Aを参照すると、無針コネクタ914は、入口1104と、入口1104と反対側の出口1106との間のハウジング1102内の流体流路を含み得る。入口1104は、医療デバイス(例えば、注入ポンプ、IVバッグ、シリンジ、IVラインなど)への無針コネクタ914の接続に応答して、入口1104を流体流路に開放または接続するように変位させるように構成された変位可能なセプタム1108によって流体的に密封され得る。図25Aおよび図25Bを再び参照すると、いくつかの非限定的な実施形態では、スマートデバイス804は、センサ954を含み得る。例えば、センサ954は、無針コネクタ914に接続された力センサ1202を含み得る。一例として、力センサ1202は、力信号を感知、検出、および/または決定するように構成され得る。そのような例では、無針コネクタが消毒剤でスクラブされるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、無針コネクタが医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つは、力信号に基づいて(例えば、スマートデバイス804などによって)決定され得る。そのような例では、無針コネクタが消毒剤で洗浄されるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、無針コネクタが医療デバイスから切断される切断イベント、1つまたは複数の検出イベント(例えば、無針コネクタが接続イベントと切断イベントとの間で医療デバイスに接続される滞留時間または接続時間など)の間の時間、またはそれらの任意の組み合わせのうちの複数のイベントのパターンは、力信号に基づいて決定され得、薬剤が無針コネクタ914を介して患者に投与される薬剤投与イベントは、イベントのパターンに基づいて決定され得る。一例として、標準的な医療行為は、スクラブ-フラッシュ-スクラブ-薬剤投与-スクラブ-フラッシュ-スクラブのパターンまたはイベントのシーケンスを想定し得、したがって、ルアーコネクタの3つのアクセスの検出は、スマートデバイス804によって薬剤投与イベントとして解釈され得る。例えば、図25Cは、経時的な力測定または信号の非限定的な実施形態または態様のグラフ50である。図25Cに示されるように、図25Cでは、例えば、フラッシングがフラッシュシリンジのプランジャーに印加される断続的な圧力パルスによって達成されるとき、脈動フラッシングは、力測定によって決定または検出され得、スマートデバイス804は、無針コネクタ914のセプタム1108の表面に垂直な力信号内のx-y Hz間の周期的な力信号を識別することによって、脈動フラッシュの発生を検出することができる。例えば、スマートデバイス804は、第1の方向に面するセプタムの表面に垂直な第2の方向の周期的な力を示す力信号に基づいて、フラッシングイベントを決定し得、フラッシングイベントが脈動フラッシングイベントを含むことを決定し得る。
【手続補正50】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0237
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0237】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、力信号をリモートコンピューティングシステムに送信するように構成された通信回路を含み得る。例えば、薬剤ソースシステム802、中央コンピューティングシステム808、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810は、スマートデバイス804および/または無針コネクタ914から力信号を取得し、力信号を処理して、無針コネクタが消毒剤でスクラブされるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続イベント、無針コネクタが医療デバイスから切断される切断イベント、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを決定し得る。
【手続補正51】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0238
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0238】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、力センサ1202は、圧電素子、力感知抵抗(FSR)センサ、ひずみゲージ、またはそれらの任意の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、力センサ1202は、無針コネクタ14の流体流路を画定する無針コネクタ14の内壁1210の外面(例えば、内側より硬いプラスチック壁)と、無針コネクタ914の内壁1210を取り囲む無針コネクタ914の外壁1212の内面(例えば、より柔らかい、よりフレキシブルな、より柔軟な、ゴムなどの壁)との間に配置される。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、洗浄および/または別の医療デバイスへの接続の間ユーザによって保持され得る、無針コネクタ914の流体流路を画定する無針コネクタ914の内壁1210の外面(例えば、内側より硬いプラスチック壁)と、無針コネクタ914の内壁1210を取り囲む無針コネクタ914の外壁1212の内面(例えば、より柔らかい、よりフレキシブルな、より柔軟な、ゴムなどの壁)との間の領域は、内壁1210と外壁1212との間の材料1214内の力感知フィルムとして力センサ1202を含むゴムまたは他の柔軟なタイプの材料1214で満たされ得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、無針コネクタ914の入口1104のねじ山の下および/または近位の、内壁1210と外壁1212との間に配置され得る。
【手続補正52】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0246
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0246】
図27は、カテーテル内の薬剤の漏出または浸潤を検出するためのスマートデバイスの実装2700の非限定的な実施形態または態様の図である。図27に示されるように、スマートデバイス804は、カテーテル管腔またはライン1404と、スマートデバイス804からのカテーテルライン1404の反対側の端部で患者に流体を送達するための針先端1406とを含む、カテーテル1402のカテーテルハブで無針コネクタ914に接続または統合され得る。カテーテル1402は、患者の血管(例えば、静脈、動脈など)に挿入され得る。例えば、針先端1406の位置は、患者の血管内、患者の血管の壁または尿路の壁内、または血管または尿路の外側、および患者の血管の壁または尿路の壁内にあり得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、カテーテル1402を含むスマートデバイス804は、少なくとも1つの信号(および/または一定期間にわたる少なくとも1つの信号の変形、患者の血管または尿路に対する針の先端の位置など)をリモートコンピュータシステムまたは処理デバイスに(例えば、ワイヤを介して、無線などで)送信するように構成された有線および/または無線送信機を含み得る。しかしながら、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、カテーテル1402は、血管内に挿入するように構成され得る。
【手続補正53】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0247
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0247】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、患者の体の外側に配置されたセンサ954を(例えば、患者の体の外側に配置されたカテーテル1402のハブの無針コネクタ914において)含み得る(さらに例えば、センサ54は、患者の体の外側のカテーテル1402のハブに接続され得る)。例えば、センサ54は、圧力センサおよび音響センサ(例えば、圧電変換器など)のうちの少なくとも1つを含み得る。一例として、圧力センサおよび/または音響センサを含むセンサ54は、カテーテル142のハブの無針コネクタ914でカテーテル1402に接続され得る。例えば、カテーテル1402のハブは、無針コネクタ914および/またはスマートデバイス804を含み得、センサ954は、無針コネクタ914に含まれ得る。そのような例では、センサ954は、患者の体内のカテーテル針を用いて、圧力信号、音響信号、および/または圧力信号および/または音響信号の時間的変動を感知、検出、および/または測定するように構成され得る。例えば、センサ954によって感知された圧力信号および/または音響信号は、センサ954によって感知するために、カテーテル内の流体を介して、および/またはカテーテルの材料を介して(例えば、針先端1406、カテーテル管腔1404、無針コネクタ914などを介して)送信され得る。一例として、針先端1406が患者の血管または尿路の壁を穿刺する場合、センサ954によって感知される圧力信号および/または音響信号は、減少または低下し得る。そのような例では、圧力信号の減少および/または欠如(例えば、心拍数の減少した振幅および/または血圧の低下など)は、血圧信号の不在に関連付けられた圧力信号の欠如を示し得、それによって浸潤イベントを示し得る。
【手続補正54】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0250
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0250】
ここで図28を参照すると、図28は、VAMデータを取得するためのプロセス2800の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス800のステップのうちの1つまたは複数は、薬剤ソースシステム802(例えば、薬剤ソースシステム802の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス2800のステップのうちの1つまたは複数は、スマートデバイス804(例えば、スマートデバイス04のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム808(例えば、中央コンピューティングシステム808の1つまたは複数のデバイスなど)、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810(例えば、端末/モバイルコンピューティングシステム810の1つまたは複数のデバイスなど)など、薬剤ソースシステム802とは別個の、または薬剤ソースシステム802を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【手続補正55】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0251
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0251】
図28に示されるように、ステップ2802において、プロセス2800は、薬剤ソースデバイスに関連付けられたユーザ入力を取得することを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス06に関連付けられたユーザ入力を取得し得る。一例として、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906のユーザ入力構成要素を介して(例えば、ペアリング入力908などを介して)受信されたユーザ入力を取得(例えば、受信、取得、決定など)し得る。そのような例では、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス06からのユーザ入力に関連付けられたデータを受信し得る。
【手続補正56】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0252
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0252】
また、図22Aを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802の複数の薬剤ソースデバイス906a、906b、…906nは、複数の管腔912a、912b、…912nに接続され、各薬剤ソースデバイス906は、視覚インジケータ910、通信回路(例えば、通信インターフェース214など)、およびペアリング入力908を含み得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースデバイス906は、薬剤ソースデバイス906のペアリング入力08を介して、ユーザ入力を受信する。例えば、視覚インジケータ910は、薬剤ソースデバイス906のペアリング入力908への所定のユーザ入力に応答して(例えば、ユーザがペアリング入力908のボタンを押して保持することに応答して)、所定の光パターンを発し得る(例えば、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあることを示すために、急速に点滅する、および/または所定の色を発する)。
【手続補正57】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0254
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0254】
また、図22Aおよび図22Bを参照すると、いくつかの非限定的な実施形態または態様では、複数のスマートデバイス804a、804b、…804nは、複数の管腔912 a、912b、…912nに接続されてもよく(例えば、取り外し可能に接続されてもよい)、または接続されるように構成されてもよく、各スマートデバイス804は、視覚インジケータ952、通信回路(例えば、通信インターフェース214など)、およびペアリング入力956を含んでもよい。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、スマートデバイス804のペアリング入力956を介して、ユーザ入力を受信する。例えば、スマートデバイス804は、スマートデバイス04のペアリング入力956への所定のユーザ入力に応答して(例えば、ユーザがペアリング入力956のボタンを押して保持することに応答して)、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあるのと同時に、薬剤ソースデバイス906との通信を確立し得る(例えば、スマートデバイス804を薬剤ソースデバイス906とペアリングするためのペアリングシーケンスをペアリングおよび/またはアクティブ化/開始し得る)。
【手続補正58】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0255
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0255】
図28に示されるように、ステップ2806において、プロセス2800は、薬剤ソースデバイスとスマートデバイスとの間の通信を確立することを含む。例えば、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906とスマートデバイス804との間の通信を確立し得る。一例として、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906とスマートデバイス804との間の通信(例えば、NFC通信接続、RFID通信接続、Bluetooth(登録商標)通信接続など)を確立し得る。そのような例では、スマートデバイス804の通信回路と薬剤ソースデバイス906の通信回路とは、薬剤ソースデバイス06のペアリング入力によって受信されたユーザ入力と、スマートデバイス804のペアリング入力56によって受信されたユーザ入力とに基づいて、(例えば、ペアリングなど)スマートデバイス804と薬剤ソースデバイス906との間の通信を確立し得る。例えば、薬剤ソースデバイス906は、スマートデバイス04との短距離無線通信接続(例えば、NFC通信接続、RFID通信接続、Bluetooth(登録商標)通信接続など)を確立し得る。一例として、視覚インジケータ10は、薬剤ソースデバイス906のペアリング入力908への所定のユーザ入力に応答して(例えば、ユーザがペアリング入力908のボタンを押して保持することに応答して)、所定の光パターンを発する(例えば、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあることを示すために急速に点滅するなど)ように構成され得る。そのような例では、スマートデバイス804は、薬剤ソースデバイス906がペアリングモードにあるのと同時に、スマートデバイス04のペアリング入力956への所定のユーザ入力に応答して(例えば、ユーザがペアリング入力956のボタンを押して保持することに応答して)、薬剤ソースデバイス906との通信を確立する(例えば、スマートデバイス804を薬剤ソースデバイス906とペアリングするためのペアリングシーケンスをペアリングおよび/またはアクティブ化する)ように構成され得る。
【手続補正59】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0257
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0257】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804が薬剤ソースデバイス906とペアリングされるとき、薬剤ソースデバイス906は、視覚インジケータ910を、(例えば、薬剤ソースシステム802でペアリングされている別の薬剤ソースデバイス906および別のスマートデバイス04と関連付けられておらず、薬剤ソースシステム802で、複数のスマートデバイス804a、804b、…804nの互いの他のスマートデバイス04および複数の薬剤ソースデバイス906a、906b、…906nの互いの他の薬剤ソースデバイス906によって生成される光の互いの色とは異なる)薬剤ソースシステム802で以前に使用されていない色に照射し得、スマートデバイス804は、視覚インジケータ952を、視覚インジケータ910と同じ色に照射し得る(例えば、薬剤ソースシステム802、薬剤ソースデバイス906、スマートデバイス804などが視覚インジケータ952を制御して視覚インジケータ910と同じ色を照射する)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス04は、スマートデバイス804が管腔に接続されることに応答して、および/またはスマートデバイス804が管腔に接続される期間中に、視覚インジケータ952を、視覚インジケータ910と同じ色に照射し得る。例えば、スマートデバイス04は、スマートデバイス804が管腔から切断されることに応答して、視覚インジケータ910と同じ色への視覚インジケータ952の商社を自動的に停止し得る(例えば、LEDをオフにする、LEDをペアリングされていないスマートデバイス804を示すデフォルト色に設定するなど)。一例として、スマートデバイス804は、クランプまたは他の接続手段が、管腔および/またはその無針コネクタ914に接続/切断されることに応答して、アクティブ化/非アクティブ化されるように構成された視覚インジケータ952に接続されたスイッチを含み得る。
【手続補正60】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0260
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0260】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、別の薬剤ソースデバイスのユーザ入力構成要素によって受信されたユーザ入力を取得し、別のスマートデバイスのユーザ入力構成要素によって受信されたユーザ入力を取得し、別の薬剤ソースデバイスのユーザ入力構成要素によって受信されたユーザ入力および別のスマートデバイスのユーザ入力構成要素によって受信されたユーザ入力に基づいて、別の薬剤ソースデバイスと別のスマートデバイスとの間の通信を確立し、別のスマートデバイスの視覚インジケータおよび別の薬剤ソースデバイスの視覚インジケータを制御して、別の薬剤ソースデバイスと別のスマートデバイスとの間に確立された通信に基づいて別の同じタイプの視覚出力を生成し、別の同じタイプの視覚出力は、同じタイプの視覚出力とは異なり、および/または別の同じタイプの視覚出力を複数の管腔の別の同じ管腔に関連付け、別の薬剤ソースデバイスは、別の同じ管腔に接続される。例えば、図22Aを再度参照すると、薬剤ソースデバイス906aは、スマートデバイス804nとペアリングされ得、薬剤ソースデバイス906aおよびスマートデバイス804nの各々は、管腔912aに関連付けられた第1の色の光(例えば、赤色光)を出力し得、薬剤ソースデバイス906bは、スマートデバイス804aとペアリングされ得、薬剤ソースデバイス906bおよびスマートデバイス804aの各々は、管腔912bに関連付けられた第2の色の光(例えば、緑色光)を出力し得、薬剤ソースデバイス906nは、スマートデバイス04bとペアリングされ得、薬剤ソースデバイス906nおよびスマートデバイス804bの各々は、第3の色の光(例えば、青色光)などを出力し得る。
【手続補正61】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0262
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0262】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、医療データまたはVAMデータを、管腔および/または管腔の識別子に関連付けられた同じタイプの視覚出力に自動的に関連付け、および/または提供することによって管腔を識別する。例えば、医療データまたはVAMデータは、以下のうちの少なくとも1つを含み得る:患者データ(例えば、特定の患者の識別子、患者に関連付けられた情報および/またはデータなど);薬剤ソースデータ(例えば、特定の薬剤ソースデバイス06の識別子など);薬剤データ(例えば、薬剤のタイプの識別子、特定の薬剤のスケジュールされた送達、特定の薬剤の以前の送達、薬剤に関連付けられた管腔など);管腔データ(例えば、同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔の識別子などの、特定の管腔の識別子);センサデータ(例えば、特定のセンサ954の識別子、情報、データ、および/または1つまたは複数のスマートデバイス804内の1つまたは複数のセンサ954によって感知、測定、および/または検出された信号など);コンプライアンスデータ(例えば、無針コネクタ914および/または管腔が消毒剤でスクラブされるスクラブイベントに関連付けられた情報またはデータ、無針コネクタ914および/または管腔が溶液でフラッシュされるフラッシングイベントに関連付けられた情報またはデータ、無針コネクタ914または管腔が医療デバイスに接続される接続またはキャッピングイベントに関連付けられた情報またはデータなど);位置データ(例えば、患者の位置、以前のまたはスケジュールされた流体送達手順の位置、管腔の位置、薬剤ソースデバイスの位置など);時間データ(例えば、以前のまたはスケジュールされた流体送達手順に関連付けられた時間、管腔の薬剤ソースデバイス906への接続の時間、スマートデバイス804の管腔への接続の時間、薬剤ソースデバイス906とスマートデバイス804のペアリングの時間など);患者の血管または尿路に対する管腔のカテーテルの針の先端の位置、またはそれらの任意の組み合わせ。一例として、薬剤ソースシステム802は、スマートデバイス804、中央コンピューティングシステム808、端末/モバイルコンピューティングシステム810、それに接続された1つまたは複数のデータベース、および/またはそれに接続された1つまたは複数のセンサ(例えば、患者識別子を走査するためのバーコードセンサ、流体の流れを感知するための流体流量センサ、薬剤の種類を感知するための薬剤タイプセンサなど)から医療データを取得し得る。そのような例では、薬剤ソースシステム802は、それに関連付けられた情報および/またはデータを有する管腔を識別し得、ならびに複数の管腔912a、912b、…912nのどの管腔が、複数の薬剤ソースデバイス906a、906b、…906nのどの薬剤ソースデバイスに接続されているかの視覚表示を提供し得、これは、ユーザが、管腔が接続されている特定の薬剤ソースデバイスに対する管腔を患者からより容易にトレースすることを可能にし得る;患者が移動した場合に(例えば、新しい部屋、新しい床、手術、トイレなどに移動した場合)取り外される管腔と薬剤ソースデバイスとの間の接続は、正しい薬剤ソースデバイスチャネルを正しい管腔(例えば、以前と同じ)により簡単に再接続するために使用される管腔/薬剤ソースデバイスペア上の同じタイプの視覚表示による;例えば、ハブスクラブが発生したかどうか、およびハブスクラブが効果的に発生したかどうか(例えば、十分な圧力、十分な時間のスクラブなど)および/またはデバイスがフラッシュされ、維持され、および/または同様のものなどを判断することによって、ベストプラクティスプロトコルへの準拠性を追跡する、プロトコル遵守などのためのリマインダおよび処方ヘルプを提供する、など。
【手続補正62】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0266
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0266】
ここで図29を参照すると、図29は、管腔を識別するためのプロセス900の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス2900のステップのうちの1つまたは複数は、薬剤ソースシステム802(例えば、薬剤ソースシステム802の1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス2900のステップのうちの1つまたは複数は、スマートデバイス804(例えば、スマートデバイス804のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム808(例えば、中央コンピューティングシステム808の1つまたは複数のデバイスなど)、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810など(例えば、端末/モバイルコンピューティングシステム810の1つまたは複数のデバイスなど)など、薬剤ソースシステム802とは別個の、または薬剤ソースシステム802を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【手続補正63】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0271
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0271】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、別の同じ管腔(例えば、同じ管腔などとは異なる)を介して患者に送達されるか、または送達されるようにスケジュールされる第3のタイプの薬剤に関連付けられた薬剤データを取得し得、薬剤データに基づいて、第3のタイプの薬剤と別の同じ管腔を介して送達するための第2のタイプの薬剤の適合性を決定し得、ここで、表示は、第2のタイプの薬剤が別の同じタイプの視覚出力に関連付けられた別の同じ管腔を介して送達するために適合性があるかどうかをさらに示す。例えば、図22Aおよび図22Bを再び参照すると、薬剤ソースデバイス906が、第2のタイプの薬剤が第1の管腔912aを介した送達に適合しないと決定した場合、薬剤ソースデバイス906は、第2の管腔912bを介して送達されるか、または送達されるようにスケジュールされた第3のタイプの薬剤に基づいて、第2の管腔912bなどの代替管腔を介した送達のための第2のタイプの薬剤の適合性を決定し得、第2のタイプの薬剤が第3のタイプの薬剤と同じ管腔を介した送達に適合する場合、第2のタイプの薬剤が第2の管腔912bを介した送達のために適合するという表示を提供する。
【手続補正64】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0273
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0273】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス06を制御して、同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔を介した第2の薬剤の送達を阻害または防止することによって、適合性の表示を提供し得る。例えば、第1のタイプの薬剤は、同じタイプの視覚出力に関連付けられた同じ管腔を有する患者に送達され得、第2のタイプの薬剤は、同じ管腔を介して患者に送達されるようにスケジュールされ得る。一例として、また図22Aおよび図22Bを参照すると、薬剤ソースシステム802は、薬剤データを含む医療データに基づいて、第1のタイプの薬剤が管腔912aを介して患者に送達され、同じ管腔912aを介して送達するようにスケジュールされているかまたは送達を試みている第2のタイプの薬剤が、第1のタイプの薬剤と適合性がない(例えば、閉塞を引き起こす可能性が高い、患者に有害反応を引き起こす可能性が高いなど)ことを決定し得る。そのような例では、薬剤ソースシステム802は、薬剤ソースデバイス906aを制御して、同じ管腔912aを介した第2の薬剤の送達を(例えば、ポンプを停止し、バルブを閉じることなどによって)阻害または防止し、および/または、同じタイプの視覚出力とは異なるタイプの視覚出力に関連付けられた別の管腔(例えば、912b、…912nなど)を使用するようにユーザにプロンプトを提供して、第2のタイプの薬剤を患者に送達し得る。
【手続補正65】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0275
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0275】
ここで図30を参照すると、図30は、VAMデータを取得するプロセス3000の非限定的な実施形態または態様のフローチャートである。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス3000のステップのうちの1つまたは複数は、スマートデバイス804(例えば、スマートデバイス04のシステムの1つまたは複数のデバイスなど)によって実行される(例えば、完全に、部分的になど)。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、プロセス3000のステップのうちの1つまたは複数は、薬剤ソースシステム802(例えば、薬剤ソースシステム802の1つまたは複数のデバイスなど)、中央コンピューティングシステム808(例えば、中央コンピューティングシステム808の1つまたは複数のデバイスなど)、および/または端末/モバイルコンピューティングシステム810など(例えば、端末/モバイルコンピューティングシステム810の1つまたは複数のデバイスなど)、薬剤ソースシステム802とは別個の、または薬剤ソースシステム802を含む、別のデバイスまたはデバイスのグループによって(例えば、完全に、部分的になど)実行され得る。
【手続補正66】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0280
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0280】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス04は、針の先端1406の位置が、流体の潜在的または既存の浸潤、および流体の潜在的または既存の漏出のうちの1つに関連付けられていると決定する。例えば、センサ954(例えば、1つまたは複数の圧力センサ、1つまたは複数の音響センサなど)は、カテーテル1402の針の先端1406が血管または尿路に適切に挿入され、血管または尿路の壁に位置し、血管または尿路の外側に位置し、および/または同様のものに起因する圧力信号および/または音響信号の時間的変動を検出し得る。一例として、スマートデバイス804は、一定期間にわたる少なくとも1つの信号の変動を、患者の心拍に関連付けられた閾値変動と比較し得る。例えば、圧力信号および/または音響信号の変動は、患者の心拍の結果としての血管または尿路の圧力および/または音響の変動に関連付けられ得る。一例として、スマートデバイス804は、検出された圧力信号および/または検出された音響信号の変動を、患者の心拍に関連付けられた圧力信号および/または音響の変動と比較して、カテーテル1402の針の先端1406が患者の血管(例えば、動脈、静脈など)内に適切に配置されているかどうかを決定し得る。そのような例では、カテーテル1402の針の先端1406が血管または尿路をオーバーシュートする(例えば、血管または尿路の壁を穿刺する、血管または尿路内に適切にないなど)場合、センサ54によって測定された少なくとも1つの信号の圧力および/または音響シグネチャが変化する。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、(血管または尿路内ではなく)血管または尿路を取り囲む組織への薬剤の浸潤または漏出は、周囲の組織への浸潤または漏出の影響に応じて、センサ954によって識別的な圧力または音響信号が検出され得る(例えば、漏出薬が強力なベシカント剤である場合、そのような影響は重篤であり得る)。
【手続補正67】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0285
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0285】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804および/または無針コネクタは、少なくとも1つの信号をリモートコンピューティングシステムに無線で送信する通信回路(例えば、通信インターフェース214など)を含み得る。一例として、スマートデバイス804および/または無針コネクタ914は、スマートデバイス804のハウジング950内および/またはセンサ954およびマイクロプロセッサを含む無針コネクタ914ハウジング1102内のマイクロプロセッサ上の圧力信号および/または音響信号を処理し得、および/またはスマートデバイス804および/または無針コネクタ914は、圧力信号および/または音響信号に対してデジタル信号処理を実行するリモートコンピュータに圧力信号および/または音響信号を無線で送信(および/または有線接続を介して送信)し得、対象となるイベント(例えば、浸潤、漏出、カテーテル閉塞、カテーテル切断など)を識別および分類する。
【手続補正68】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0294
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0294】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、圧力センサは、カテーテル内の流体およびカテーテルの材料のうちの少なくとも1つを通って伝達される圧力を感知するように構成され得る。例えば、図27を再び参照すると、無針コネクタ914は、カテーテルハブからカテーテル管腔1404の反対側の端部で患者に流体を送達するためのカテーテル管腔104および針先端1406を含むカテーテル1402のカテーテルハブに接続され得る。一例として、圧力センサは、圧力を感知するために無針コネクタ914に接続され得る。そのような例では、スマートデバイス804は、圧力センサから、感知された圧力に関連付けられた信号を受信し、信号に基づいて、カテーテル1402に関連付けられたイベントを決定し得る。
【手続補正69】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0296
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0296】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、カテーテル1402に関連付けられたイベントは、クランプシーケンスを含み、スマートデバイス804は、感知された圧力に関連付けられた信号の経時的な1つまたは複数の変化に基づいてクランプシーケンスを決定し得る。そのような例では、スマートデバイス804は、決定されたクランプシーケンスおよび無針コネクタ914のタイプ(例えば、中性変位コネクタ、正変位コネクタ、負変位コネクタなど)に基づいて、決定されたクランプ順序が無針コネクタ914のタイプに関連付けられたクランププロトコルを満たすかどうかを決定し得る。例えば、異なるタイプの無針コネクタ914(例えば、中性変位コネクタ、正変位コネクタ、負変位コネクタなど)は、カテーテル1402への逆流を低減または防止するために、接続イベントおよび/または切断イベントの間に実行されることが推奨される異なるクランププロトコルに関連付けられ得る。一例として、カテーテル1402に接続された無針コネクタ914のタイプに関連付けられた要求されるプロトコルに従わないことは、カテーテル1402内の閉塞またはカテーテル1402への逆流による患者の感染をもたらし得る。したがって、スマートデバイス804は、ユーザがカテーテル1402に接続された特定のタイプの無針コネクタ914に関連付けられた推奨されるクランププロトコルを実行するかどうかを監視することによって、そのような閉塞および/または感染を低減または防止し得る。
【手続補正70】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0297
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0297】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、カテーテル1402に関連付けられたイベントは、カテーテル管腔1404の閉塞を含み、スマートデバイス804は、圧力センサからの信号に含まれる感知された圧力の変化率に基づいて、カテーテル管腔1404の閉塞を決定し得る。例えば、スマートデバイス804は、経時的な圧力信号の比較的遅い変化または変動(例えば、心拍数の振幅の比較的遅い減少および/または血圧の低下など)を閾値レベルと比較して、浸潤イベントまたは漏出イベントではなく閉塞イベントを決定するようにプログラムおよび/または構成され得る。例えば、管腔内の閉塞は、時間の経過とともに(例えば、浸潤イベント、外漏イベント、切断イベントなどと比較して)比較的遅い速度であり得、これは、センサ954によって感知された圧力信号をゆっくりと変化させる。一例として、スマートデバイス804は、閉塞イベントを決定し、閉塞イベントの検出に応答して、警告を提供しおよび/または閉塞に関連付けられた管腔を警告および/または自動的にフラッシュし得る。そのような例では、スマートデバイス04は、経時的に比較的遅い速度で心拍数の振幅を低下させ得る管腔内の閉塞とは対照的に、突然または直ちにゼロに低下する心拍数の振幅に関連付けられた圧力信号の検出に応答して、カテーテル管腔1404内のねじれを検出し得る。
【手続補正71】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0302
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0302】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、また図32を参照すると、医療デバイスは、シリンジ3200を含む。例えば、シリンジ3200の動作は、シリンジ3200のプランジャー3202をシリンジ3200のバレル3204に押し込むことを含み得、シリンジ3200のプランジャー3202をシリンジ3200のバレル3204に押し込むことは、音響シグネチャ(例えば、1つまたは複数のカチカチ音など)を生成し得る。一例として、シリンジ3200のプランジャー3202は、シリンジ3200のプランジャー3202がシリンジ3200のバレル3204内に押し込まれたときに、バレル3204と組み合わせて音響シグネチャを生成する1つまたは複数の押出部3206(例えば、1つまたは複数のカチカチ音などに対応する)を含み得る。そのような例では、スマートデバイス804は、音響センサによって感知された音響シグネチャに基づいて、シリンジ3200のタイプおよび/または状態を区別し得る。例えば、押出部3206は、シリンジが未使用であるか新しいか(例えば、プランジャー3202が完全に延長されており、プランジャー3202のバレル3204への押し下げに応答して第1の音響シグネチャを生成するなど)、または再利用されている(例えば、プランジャー3202が半分に延長されており、プランジャー3204へのプランジャー3202のさらなる押し下げに応答して第1の音響シグネチャ(または音響シグネチャではない)とは異なる第2の音響シグネチャを生成するなど)の表示を提供するように配置または構成され得る。いくつかの非限定的な実施形態または態様では、医療デバイスの状態は、シリンジ3200のプランジャー3202がシリンジ3200のバレル3204に押し込まれるときにシリンジから排出される流体の量を含む。例えば、押出部3206は、バレル3204内のプランジャー3202の押し下げに応答してシリンジ200によって適用される容積の表示に関連付けられた音響シグネチャを提供するように配置または構成され得る。
【手続補正72】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0303
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0303】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、図33A図33Cも参照すると、医療デバイスは、消毒剤キャップ3300を含む。例えば、消毒剤キャップ3300は、スイッチ3302(例えば、バイスータブルドームスイッチなど)を含み得、消毒剤キャップ3300の動作は、消毒剤キャップ3300の無針コネクタ914への接続を含み得る。一例として、消毒剤キャップ3300の無針コネクタ914への接続は、消毒剤キャップ3300の状態が未使用状態を含むときに音響シグネチャを生成し得、消毒剤キャップ3300の状態が使用状態を含むときに、消毒剤キャップ3300の無針コネクタ914への接続は、(i)音響シグネチャを生成せず、(ii)消毒剤キャップ3300の状態が未使用状態を含むときに生成される音響シグネチャとは異なる別の音響シグネチャを生成する、のうちの1つである。そのような例では、消毒剤キャップ3300に組み込まれたバイスータブルドームスイッチは、消毒剤キャップ3300がコネクタに取り付けられ、バイステーブルの性質のために、ドームスイッチが所定の位置に留まり、消毒剤キャップ3300が再利用されるときに音響シグネチャを提供しない場合があり、これにより、消毒剤キャップの再利用の検出が可能になり得る(例えば、キャップの取り付けが、スマートデバイス804によって、カチカチ音またはクリック音なしで検出された場合、スマートデバイス04は、キャップが再利用されていることを決定し得、および/または再利用の表示を提供し得る)。
【手続補正73】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0305
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0305】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、センサ54は、無針コネクタの動きを検出するように構成された位置センサを含む。例えば、患者の動き、患者の転倒イベント、患者のベッドの動きは、無針コネクタの検出された動きに基づいて(例えば、スマートデバイス804などによって)決定され得る。
【手続補正74】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0311
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0311】
いくつかの非限定的な実施形態または態様では、スマートデバイス804は、センサ954を使用して、無針コネクタに接続された、または無針コネクタに接続されている医療デバイス上の識別タグ、無針コネクタの動き、無針コネクタの流体流路内の流体の色、またはそれらの任意の組み合わせを検出し、例えば、医療デバイスのタイプ、無針コネクタを介して薬剤が患者に投与される薬剤投与イベント、医療デバイスの識別、患者の動き、患者の転倒イベント、患者のベッドの動き、無針コネクタ914の流体流路内の流体の色、無針コネクタ内の採血、無針コネクタ内の血液の保持、無針コネクタが消毒剤でスクラブされるスクラブイベント、無針コネクタが溶液でフラッシュされるフラッシングイベント、無針コネクタが医療デバイスに接続される接続またはキャッピングイベント、またはそれらの任意の組合せなどの、センサ954によって感知および/または測定された任意の情報またはデータに関連付けられた視覚表示を視覚インジケータ952で提供し得る。
【手続補正75】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6B
【補正方法】変更
【補正の内容】
図6B
【手続補正76】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22C
【補正方法】変更
【補正の内容】
図22C
【国際調査報告】