(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-23
(54)【発明の名称】ダウンストリームスマートデバイスの検出方法
(51)【国際特許分類】
H05B 47/19 20200101AFI20241016BHJP
H05B 47/105 20200101ALI20241016BHJP
H05B 47/165 20200101ALI20241016BHJP
H05B 47/18 20200101ALI20241016BHJP
【FI】
H05B47/19
H05B47/105
H05B47/165
H05B47/18
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024519920
(86)(22)【出願日】2022-09-21
(85)【翻訳文提出日】2024-05-28
(86)【国際出願番号】 US2022076780
(87)【国際公開番号】W WO2023056196
(87)【国際公開日】2023-04-06
(32)【優先日】2021-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】524121225
【氏名又は名称】ロク インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【氏名又は名称】近藤 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100139712
【氏名又は名称】那須 威夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141553
【氏名又は名称】鈴木 信彦
(74)【代理人】
【識別番号】100151987
【氏名又は名称】谷口 信行
(72)【発明者】
【氏名】ガーナー グレゴリー マック
(72)【発明者】
【氏名】スターン ディヴィッド
(72)【発明者】
【氏名】ウェスターホフ ディヴィッド
(72)【発明者】
【氏名】ヴァーホーヴ ダスティン
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA01
3K273PA03
3K273PA04
3K273PA05
3K273PA07
3K273PA09
3K273QA07
3K273QA29
3K273SA03
3K273SA11
3K273SA20
3K273SA22
3K273SA24
3K273SA37
3K273SA46
3K273TA03
3K273TA05
3K273TA15
3K273TA22
3K273TA28
3K273TA52
3K273TA54
3K273TA57
3K273TA62
3K273TA68
3K273UA16
3K273UA17
3K273UA21
3K273UA27
(57)【要約】
電気負荷制御デバイスに接続されたダウンストリームデバイスを検出するシステム、装置、製造品、方法及び/又はコンピュータプログラム製品の実施形態及び/又はこの組み合わせ及び部分的組み合わせが本明細書で開示される。例示的な実施形態は、ダウンストリームスマートデバイス検出信号に応答してダウンストリームスマートデバイスからのアソシエーション信号を検出することによって動作する。例示的な実施形態は更に、ダウンストリームスマートデバイスが電気スイッチデバイスの電気端子に結合され、電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されているかどうか決定することによって動作する。このように決定する場合、例示的な実施形態は更に、電気スイッチデバイスの作動停止を阻止することを電気スイッチデバイスに指示するよう構成された制御信号を生成して、制御信号を電気スイッチデバイスに送信することによって動作する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ実装方法であって、
電気負荷制御デバイスの少なくとも1つのプロセッサによって、ダウンストリームスマートデバイス検出信号に応答してダウンストリームスマートデバイスからのアソシエーション信号を検出するステップと、
前記アソシエーション信号の検出に応答して、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記ダウンストリームスマートデバイスが、電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されているかどうか決定するステップと、
前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記電気を受け取るよう構成されているとの決定に応答して、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記電気スイッチデバイスの作動停止を阻止することを前記電気スイッチデバイスに指示するよう構成された制御信号を生成するステップと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記制御信号を前記電気スイッチデバイスに送信するステップと、
を含む、コンピュータ実装方法。
【請求項2】
前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定されたパワーパルスのシーケンスを生成することを前記ダウンストリームスマートデバイスに指示するよう構成され、
前記アソシエーション信号は、前記予め設定されたパワーパルスのシーケンスを含み、
前記コンピュータ実装方法は更に、
前記ダウンストリームスマートデバイスからの前記予め設定されたパワーパルスのシーケンスの検出に応答して、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記電気を受け取るよう構成されていると決定するステップを含む、
請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、第1ダウンストリームスマートデバイス検出信号であり、
前記第1ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、通信信号の送信を前記ダウンストリームスマートデバイスに指示するよう構成され、
前記コンピュータ実装方法は更に、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号を前記電気スイッチデバイスに送信するステップであって、前記第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定された作動及び作動停止シーケンスに従って前記電気スイッチデバイスの作動及び作動停止を前記電気スイッチデバイスに指示するよう構成されているステップと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記電気スイッチデバイスが、前記第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号に基づいて作動される第1時間にて、前記ダウンストリームスマートデバイスから前記通信信号を受信するステップと、
前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記電気スイッチデバイスが、前記第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号に基づいて作動停止される第2時間にて、前記ダウンストリームスマートデバイスから前記通信信号を受信しないステップと、
前記第1時間にて前記ダウンストリームスマートデバイスから前記通信信号を受信するステップ及び前記第2時間にて前記ダウンストリームスマートデバイスから前記通信信号を受信しないステップに応答して、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記電気を受け取るよう構成されていると決定するステップと、
を含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
前記ダウンストリームスマートデバイスは、調光スマートライトバルブであり、
前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定された調光シーケンスに従って前記調光スマートライトバルブを調光することを前記調光スマートライトバルブに指示するよう構成されている、
請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
前記アソシエーション信号は、前記予め設定された調光シーケンスに従って前記調光スマートライトバルブの調光を含み、
前記コンピュータ実装方法は更に、
前記予め設定された調光シーケンスに従って前記調光スマートライトバルブの調光の検出に応答して、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記電気を受け取るよう構成されていると決定するステップを含む、
請求項4に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
前記ダウンストリームスマートデバイスは、前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号の受信に応答して、制御ポイントアソシエーション信号を送信するよう構成され、
前記アソシエーション信号は、前記制御ポイントアソシエーション信号を含み、
前記コンピュータ実装方法は更に、
前記ダウンストリームスマートデバイスからの前記制御ポイントアソシエーション信号の受信に応答して、前記少なくとも1つのプロセッサによって、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記電気を受け取るよう構成されていると決定するステップを含む、
請求項4に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項7】
命令を格納した非一時的コンピュータ可読媒体であって、
前記命令が、
電気負荷制御デバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行された時に、
ダウンストリームスマートデバイス検出信号に応答してダウンストリームスマートデバイスからアソシエーション信号を検出するステップと、
前記アソシエーション信号の検出に応答して、前記ダウンストリームスマートデバイスが、電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されているかどうか決定するステップと、
前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記電気を受け取るよう構成されているという決定に応答して、前記電気スイッチデバイスの作動停止の阻止を前記電気スイッチデバイスに指示するよう構成された制御信号を生成するステップと、
前記制御信号を前記電気スイッチデバイスに送信するステップと、
含む動作を前記負荷制御デバイスに実行させる、非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項8】
前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定されたパワーパルスのシーケンスの生成を前記ダウンストリームスマートデバイスに指示するよう構成され、
前記アソシエーション信号は、前記予め設定されたパワーパルスのシーケンスを含み、
前記動作は更に、
前記ダウンストリームスマートデバイスからの前記予め設定されたパワーパルスのシーケンスの検出に応答して、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記電気を受け取るよう構成されていると決定するステップを含む、
請求項7に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項9】
前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、第1ダウンストリームスマートデバイス検出信号であり、
前記第1ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、通信信号の送信を前記ダウンストリームスマートデバイスに指示するよう構成され、
前記動作は更に、
第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号を前記電気スイッチデバイスに送信するステップであって、前記第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定された作動及び作動停止シーケンスに従って前記電気スイッチデバイスの作動及び作動停止を前記電気スイッチデバイスに指示するよう構成されているステップと、
前記電気スイッチデバイスが前記第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号に基づいて作動される第1時間にて、前記ダウンストリームスマートデバイスから前記通信信号を受信するステップと、
前記電気スイッチデバイスが前記第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号に基づいて作動停止される第2時間にて、前記ダウンストリームスマートデバイスから前記通信信号を受信しないステップと、
前記第1時間にて前記ダウンストリームスマートデバイスから前記通信信号を受信するステップ及び前記第2時間にて前記ダウンストリームスマートデバイスから前記通信信号を受信しないステップに応答して、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記電気を受け取るよう構成されていると決定するステップと、
を含む、
請求項7に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項10】
前記ダウンストリームスマートデバイスは、調光スマートライトバルブであり、
前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定された調光シーケンスに従って前記調光スマートライトバルブを調光することを前記調光スマートライトバルブに指示するよう構成されている、
請求項7に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項11】
前記アソシエーション信号は、前記予め設定された調光シーケンスに従って前記調光スマートライトバルブの調光を含み、
前記動作は更に、
前記予め設定された調光シーケンスに従って前記調光スマートライトバルブの調光を検出するステップに応答して、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記電気を受け取るよう構成されていると決定するステップを含む、
請求項10に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項12】
前記ダウンストリームスマートデバイスは、前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号の受信に応答して、制御ポイントアソシエーション信号を送信するよう構成され、
前記アソシエーション信号は、前記制御ポイントアソシエーション信号を含み、
前記動作は更に、
前記ダウンストリームスマートデバイスから前記制御ポイントアソシエーション信号を受信するステップに応答して、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記電気スイッチデバイスの電気端子に結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記電気を受け取るよう構成されていると決定するステップを含む、
請求項10に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項13】
第1非接地コンダクタに接続して前記第1接地コンダクタから電気を受け取るよう構成された第1電気端子と、
第2非接地コンダクタに接続して電気スイッチデバイスの作動に応答して前記第1非接地コンダクタから受け取った前記電気を前記第2非接地コンダクタに送信するよう構成された第2電気端子と、
電気スイッチデバイスであって、前記電気スイッチデバイスは、前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記第1電気端子と前記第2電気端子の間の導電電気経路を生成し、前記電気スイッチデバイスの作動停止に応答して前記第1電気端子と前記第2電気端子の間の非導電電気経路を生成する、よう構成されている電気スイッチデバイスと、
メモリと、
前記メモリに結合される少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記プロセッサが、
ダウンストリームスマートデバイス検出信号に応答してダウンストリームスマートデバイスからアソシエーション信号を検出し、
前記アソシエーション信号の検出に応答して、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記第2非接地コンダクタに結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記第2非接地コンダクタから前記電気を受け取るよう構成されているかどうか決定し、
前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記第2非接地コンダクタに結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記第2非接地コンダクタから前記電気を受け取るよう構成されているという決定に応答して、前記電気スイッチデバイスの作動停止の阻止を前記電気スイッチデバイスに指示するよう構成された制御信号を生成し、
前記制御信号を前記電気スイッチデバイスに送信する、
よう構成されている、装置。
【請求項14】
前記ダウンストリームスマートデバイス信号は、予め設定されたパワーパルスのシーケンスの生成を前記ダウンストリームスマートデバイスに指示するよう構成され、
前記装置は更に、前記予め設定されたパワーパルスのシーケンスを検出するよう構成された電力モニタリングデバイスを含み、
前記アソシエーション信号は、前記予め設定されたパワーパルスのシーケンスを含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、
前記ダウンストリームスマートデバイスからの前記予め設定されたパワーパルスのシーケンスの検出に応答して、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記第2非接地コンダクタに結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記第2非接地コンダクタから前記電気を受け取るよう構成されていると決定するよう構成されている、
請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、第1ダウンストリームスマートデバイス検出信号であり、
前記第1ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、通信信号の送信を前記ダウンストリームスマートデバイスに指示するよう構成され、
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、
第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号を前記電気スイッチデバイスに送信するステップであって、前記第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定された作動及び作動停止シーケンスに従って前記電気スイッチデバイスを作動及び作動停止することを前記電気スイッチデバイスに指示するよう構成されているステップと、
前記電気スイッチデバイスが前記第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号に基づいて作動される第1時間にて、前記ダウンストリームスマートデバイスから前記通信信号を受信するステップと、
前記電気スイッチデバイスが前記第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号に基づいて作動停止される第2時間にて、前記ダウンストリームスマートデバイスから前記通信信号を受信しないステップと、
前記第1時間にておける前記ダウンストリームスマートデバイスからの前記通信信号の受信及び前記第2時間にておける前記ダウンストリームスマートデバイスからの前記通信信号の受信なしに応答して、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記第2非接地コンダクタに結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記第2非接地コンダクタから前記電気を受け取るよう構成されていると決定するステップと、
を実行するよう構成されている、
請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記ダウンストリームスマートデバイスは、調光スマートライトバルブであり、
前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定された調光シーケンスに従って前記調光スマートライトバルブを調光することを前記調光スマートライトバルブに指示するよう構成されている、
請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記アソシエーション信号は、前記予め設定された調光シーケンスに従って前記調光スマートライトバルブの調光を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、
前記予め設定された調光シーケンスに従って前記調光スマートライトバルブの調光の検出に応答して、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記第2非接地コンダクタに結合され前記電気スイッチデバイスの作動に応答して前記第2非接地コンダクタから前記電気を受け取るよう構成されていると決定するよう構成されている、
請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記ダウンストリームスマートデバイスは、前記ダウンストリームスマートデバイス検出信号の受信に応答して、制御ポイントアソシエーション信号を前記装置に送信するよう構成され、
前記アソシエーション信号は、前記制御ポイントアソシエーション信号を含み、
前記少なくとも1つのプロセッサは更に、
前記ダウンストリームスマートデバイスからの前記制御ポイントアソシエーション信号の受信に応答して、前記ダウンストリームスマートデバイスが、前記第2非接地コンダクタに結合され前記電気スイッチデバイスに作動に応答して前記第2非接地コンダクタから前記電気を受け取るよう構成されている、
請求項16に記載の装置。
【請求項19】
接地コンダクタに接続するよう構成された第3電気端子と、
前記接地コンダクタに接続し、第4電気端子と前記接地コンダクタの接続に応答して前記第1非接地コンダクタから受け取った電気の第2部分を前記接地コンダクタに送信するよう構成された第4電気端子と、
を更に備える、請求項13に記載の装置。
【請求項20】
前記第1非接地コンダクタは、ライン線であり、
前記第2非接地コンダクタは、負荷線であり、
前記接地コンダクタは、接地線であり、
前記接地コンダクタは、中性線である、
請求項19に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、電気負荷制御デバイスに関し、より詳細には、ダウンストリームスマートデバイスを検出する電気負荷制御デバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
電気スイッチなどの無線交流(AC)負荷制御デバイスは、住居及び商業的建造物における電気コンセント及び照明デバイスなどの電気負荷をリモートで制御するのに使用される。加えて、最新のモノのインターネット(IoT)環境は、数え切れない程のスマート負荷制御デバイスによって制御される相互接続されたスマートデバイスの複雑なウェブを普及させてきた。このような環境では、ユーザのスマートフォンなどの分離したデバイスで実行されるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を使用して、スマートコンセント及びスマートバルブなどのダウンストリームスマートデバイスのデバイス情報を追加することによって、ユーザはスマート負荷制御デバイスを手動で構成する。しかしながら、このような手動構成は、多くのユーザにとって過度に複雑なものとなることがある。更に、従来の負荷制御デバイスが自ら、従来の負荷制御デバイスの負荷にスマート又は他の方法でどのデバイスが接続されるかを決定する仕組みがない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本明細書では、電気負荷制御デバイス(例、交流(AC)負荷制御デバイス、直流(DC)負荷制御デバイス、又はこれらの組み合わせ)に接続されるダウンストリームデバイスを検出するシステム、装置、製造品、方法及び/又はコンピュータプログラム製品の実施形態、及び/又はこれらの組み合わせ及び部分的組み合わせを提示する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
例示的な実施形態は、電気負荷制御デバイスに接続されるダウンストリームデバイスを検出するコンピュータ実装方法に関する。コンピュータ実装方法は、電気負荷制御デバイスの少なくとも1つのプロセッサによって、ダウンストリームスマートデバイス検出信号に応答してダウンストリームスマートデバイスからのアソシエーション信号を検出することによって動作する。コンピュータ実装方法は更に、アソシエーション信号の検出に応答して、ダウンストリームスマートデバイスが、電気スイッチデバイスの電気端子に結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されているかどうかを、少なくとも1つのプロセッサによって決定することによって動作する。コンピュータ実装方法は更に、ダウンストリームスマートデバイスが、電気スイッチデバイスの電気端子に結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されているという決定に応答して、電気スイッチデバイスの作動停止の阻止を電気スイッチデバイスに指示するよう構成された制御信号を、少なくとも1つのプロセッサによって生成することによって動作する。コンピュータ実装方法は更に、少なくとも1つのプロセッサによって、制御信号を電気スイッチデバイスに送信することによって動作する。
【0005】
例示的な実施形態は、電気負荷制御デバイスの少なくとも1つのプロセッサによって実行された時に、ダウンストリームデバイスを検出する動作を電気負荷制御デバイスに実行させる命令を格納している非一時的コンピュータ可読媒体に関する。動作は、ダウンストリームスマートデバイス検出信号に応答してダウンストリームスマートデバイスからアソシエーション信号を検出するステップを含む。動作は更に、アソシエーション信号の検出に応答して、ダウンストリームスマートデバイスが、電気スイッチデバイスの電気端子に結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されているかどうか決定するステップを含む。動作は更に、ダウンストリームスマートデバイスが、電気スイッチデバイスの電気端子に結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されているという決定に応答して、電気スイッチデバイスの作動停止を阻止することを電気スイッチデバイスに指示するよう構成された制御信号を生成するステップを含む。動作は更に、制御信号を電気スイッチデバイスに送信するステップを含む。
【0006】
例示的な実施形態は、電気負荷制御デバイスに接続されたダウンストリームデバイスを検出する装置に関する。装置は、第1非接地コンダクタに接続し且つ第1非接地コンダクタから電気を受け取るよう構成された第1電気端子を含む。装置は更に、第2非接地コンダクタに接続し電気スイッチデバイスの作動に応答して第1非接地コンダクタから受け取った電気を第2非接地コンダクタに送信するよう構成された第2電気端子を含む。装置は更に、電気スイッチデバイスを含む。電気スイッチデバイスは、電気スイッチデバイスの作動に応答して、第1電気端子と第2電気端子の間の導電電気経路を生成するよう構成されている。電気スイッチデバイスは更に、電気スイッチデバイスの作動停止に応答して、第1電気端子と第2電気端子の間の非導電電気経路を生成するよう構成されている。装置は更に、メモリと、メモリに結合され且つダウンストリームスマートデバイス検出信号に応答してダウンストリームスマートデバイスからアソシエーション信号を検出するよう構成された少なくとも1つのプロセッサとを含む。少なくとも1つのプロセッサは更に、アソシエーション信号の検出に応答して、ダウンストリームスマートデバイスが、第2非接地コンダクタに結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して第2非接地コンダクタから電気を受け取るよう構成されているかどうか決定するよう構成されている。少なくとも1つのプロセッサは更に、ダウンストリームスマートデバイスが、第2非接地コンダクタに結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して第2非接地コンダクタから電気を受け取るよう構成されているという決定に応答して、電気スイッチデバイスの作動停止の阻止を電気スイッチデバイスに指示するよう構成された制御信号を生成するよう構成されている。少なくとも1つのプロセッサは更に、制御信号を電気スイッチデバイスに送信するよう構成されている。
【0007】
添付の図面は、本明細書に組み入れられ、且つ本明細書の一部を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】一部の実施形態による、マルチメディア環境を示すブロック図である。
【
図2】一部の実施形態による、ストリーミングメディアデバイスを示すブロック図である。
【
図3】一部の実施形態による、電気負荷制御デバイスを示すブロック図である。
【
図4】一部の実施形態による、ダウンストリームスマートデバイスを検出する処理を示す流れ図である。
【
図5】様々な実施形態を実施するために有用である例示的コンピュータシステムを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図面では、同じ参照数字が、一般的に同一又は類似の要素を指示する。加えて、一般的には、参照数字の一番左の桁が、参照数字が最初に現れる図面を示す。
【0010】
電気負荷制御デバイスに接続されたダウンストリームデバイスを検出するシステム、装置、デバイス、方法及び/又はコンピュータプログラム製品の実施形態、及び/又はこれらの組み合わせ及び部分的組み合わせを本明細書に提示する。
【0011】
本開示の様々な実施形態は、
図1に示すマルチメディア環境102の一部を使用して実施することができる及び/又は一部とすることができる。しかしながら、マルチメディア環境102は、例証の目的のみで示され、限定ではない点に留意されたい。本開示の実施形態は、本明細書に包含される教示に基づいて当業者によって理解されるように、マルチメディア環境102とは異なる環境及び/又はマルチメディア環境102に加わる環境の一部を使用して実施することができる及び/又はこの一部とすることができる。マルチメディア環境102の実施例を以下に記述する。
【0012】
例示的マルチメディア環境
図1は、一部の実施形態による、マルチメディア環境102のブロック図を示している。限定ではない実施例において、マルチメディア環境102は、ストリーミング媒体に向けることができる。しかしながら、本開示は、何れのタイプの媒体(ストリーミング媒体の代わり又はストリーミング媒体に加えて)、並びに、媒体を分配する何れの仕組み、手段、プロトコル、方法及び/又は処理にも応用可能である。
【0013】
マルチメディア環境102は、ネットワーク108を介して通信可能に結合される、1又は2以上の媒体システム104、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140、1又は2以上の負荷デバイス142及び1又は2以上のコンテンツサーバ120を含むことができる。様々な実施形態では、ネットワーク118は、限定なしに、有線及び/又は無線イントラネット、エクストラネット、インターネット、セルラー、Wi‐Fi、ラジオ周波数(RF)、赤ライン線(IR)、セルラー、Bluetooth、Zigbee、Z-wave、及び/又は何れかの他の近距離、ショートレンジ、ロングレンジ、ローカル、地域、グローバル通信機構、手段、方法、プロトコル及び/又はネットワーク、並びにこれらの何れかの組み合わせを含むことができる。一部の実施形態において、1又は2以上の媒体システム104、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140、及び1又は2以上の負荷デバイス142は、同じ住居又は商業的建造物(例えば、家屋、アパート、学校、オフィス、病院、レストラン、店舗など)に又はこの近く(例えば、これらの0.5マイル以内)に位置付けることができる。
【0014】
媒体システム104は、ファミリールーム、キッチン、バックヤード、ホームシアター、教室、図書館、車、ボート、バス、飛行機、映画館、スタジアム、講堂、公園、バー、レストラン、又はストリーミングコンテンツを受信し再生することを要求される何れかの他の場所又は空間を表すことができる。ユーザ132は、媒体システム104を動作してコンテンツを選択し消費することができる。
【0015】
各媒体システム104は、1又は2以上のディスプレイデバイス108に各々が結合される1又は2以上の媒体デバイス106を含むことができる。「結合される」、「接続される」、「取り付けられる」、「リンクされる」、「組み合わされる」、及び類似の語などの用語は、本明細書で他に指示されない限り、物理的、電気的、磁気的、論理的な接続などを指すことができる。
【0016】
媒体デバイス106は、幾つか例を挙げると、ストリーミング媒体デバイス、DVD又はBLU-RAYデバイス、音声/映像再生デバイス、ケーブルボックス、及び/又はデジタルビデオレコーディングデバイスとすることができる。ディスプレイデバイス108は、幾つか例を挙げると、モニタ、テレビジョン(TV)、コンピュータ、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル(腕時計又は眼鏡など)、機器、モノのインターネット(IoT)デバイス、及び/又はプロジェクタとすることができる。一部の実施形態において、媒体デバイス106は、媒体デバイスのそれぞれのディスプレイデバイス108の一部とすることができる、これと一体化させる、これに動作可能に結合させる、及び/又はこれに接続することができる。
【0017】
各媒体デバイス106は、通信デバイス114を介してネットワーク118と通信するよう構成することができる。通信デバイス114は、例えば、ケーブルモデム又は衛星TV送受信機を含むことができる。媒体デバイス106は、リンク116を通じて通信デバイス114と通信することができ、リンク116は、無線(Wi‐Fiなど)及び/又は有線接続を含むことができる。
【0018】
媒体システム104は、リモート制御110を含むことができる。リモート制御110は、幾つか例を挙げると、リモート制御、タブレット、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、ウェアラブル、オンスクリーン制御、一体型制御ボタン、音声制御、又はこれらの何れかの組み合わせなどの媒体デバイス106及び/又はディスプレイデバイス108を制御する何れかの構成要素、部分、装置及び/又は方法とすることができる。1つの実施形態において、リモート制御110は、セルラー、Bluetooth、赤ライン線など、又はこれらの何れかの組み合わせを用いて、媒体デバイス106及び/又はディスプレイデバイス108と無線で通信する。リモート制御110は、以下に詳しく説明するマイクロフォン112を含むことができる。
【0019】
マルチメディア環境102は、複数のコンテンツサーバ120(コンテンツプロバイダ又はソースとも呼ばれる)を含むことができる。
図1には1つのコンテンツサーバ120しか示されていないが、実際にはマルチメディア環境102は、何れの数のコンテンツサーバ120も含むことができる。各コンテンツサーバ120は、ネットワーク118と通信するよう構成することができる。
【0020】
各コンテンツサーバ120は、コンテンツ122及びメタデータ124を格納することができる。コンテンツ122は、音楽、ビデオ、映画、TV番組、マルチメディア、画像、静止画像、テキスト、グラフィック、ゲームアプリケーション、広告、プログラミングコンテンツ、公共サービスコンテンツ、政府コンテンツ、ローカルコミュニティコンテンツ、ソフトウェア、及び/又は電子形態の何れかの他のコンテンツ又はデータオブジェクトの何れの組み合わせも含むことができる。
【0021】
一部の実施形態において、メタデータ124は、コンテンツ122に関するデータを含む。例えば、メタデータ124は、作家、監督、プロデューサー、作曲家、アーティスト、俳優、サマリー、チャプター、プロダクション、履歴、年、トレーラ、代替えのバージョン、関係のあるコンテンツ、アプリケーション、及び/又はコンテンツ122に付随するか又は関係する何れかの他の情報を示すか又は関係付けられる関連するか又は補助的な情報を含むことができる。メタデータ124は、付加的に又は代替えとして、コンテンツ122に付随するか又は関係する何れかのこのような情報へのリンクを含むことができる。メタデータ124は、付加的に又は代替えとして、限定ではないがトリックモードインデックスなどのコンテンツ122の1又は2以上のインデックスを含むことができる。
【0022】
マルチメディア環境102は、1又は2以上のシステムサーバ126を含むことができる。システムサーバ126は、クラウドから媒体デバイス106を支援するよう動作することができる。システムサーバ126の構造的及び機能的態様が、システムサーバ126と同じか又は異なるサーバに全体的に又は部分的に存在できる点に留意されたい。
【0023】
媒体デバイス106は、数え切れない程の媒体システム104に存在することができる。従って、媒体デバイス106は、クラウドソーシング実施形態に順応することができ、従って、システムサーバ126は、1又は2以上のクラウドソースサーバ128を含むことができる。
【0024】
例えば、数え切れない程の媒体システム104にある媒体デバイス106から受信された情報を使用して、クラウドソースサーバ128は、特定の映画を観ている異なるユーザ132によって出されたクローズドキャプション要求の間の類似点及び重複部分を識別することができる。このような情報に基づいて、クラウドソースサーバ128は、クローズドキャプションをオンにすることで、映画の特定の部分(例えば、映画のサウンドトラックが聞き取りづらい時)にユーザのビューイング経験を拡張できること、及びクローズドキャプションをオフにすることで、映画の他の部分(例えば、クローズドキャプションの表示が映画の重要な視覚的態様を邪魔する時)のユーザのビューイング経験を拡張できることを決定することができる。従って、クラウドソースサーバ128は、映画の将来のストリーミング中にクローズドキャプションを自動的にオン及び/又はオフにすることができる。
【0025】
システムサーバ126はまた、音声コマンド処理モジュール130を含むこともできる。上述のように、リモート制御110は、マイクロフォン112を含むことができる。マイクロフォン112は、ユーザ132(並びにディスプレイデバイス108などの他のソース)から音声データを受信することができる。一部の実施形態において、媒体デバイス106は、音声に対応することができ、音声データは、媒体デバイス106並びにディスプレイデバイス108などの媒体システム104における他の構成要素を制御するためのユーザ132からの口頭によるコマンドを表すことができる。
【0026】
一部の実施形態において、リモート制御110のマイクロフォン112によって受信された音声データは、媒体デバイス106に転送されて、次にシステムサーバ126の音声コマンド処理モジュール130に送られる。音声コマンド処理モジュール130は、受信した音声データを処理及び分析して、ユーザ132の口頭のコマンドを認識することができる。次に音声コマンド処理モジュール130は、口頭のコマンドを処理のために媒体デバイス106に送ることができる。
【0027】
一部の実施形態において、音声データは、代替えとして又は付加的に、媒体デバイス106の音声コマンド処理モジュール216によって処理及び分析することができる(
図2を参照)。次に媒体デバイス106及びシステムサーバ126は、協力して口頭のコマンドの1つ(システムサーバ126の音声コマンド処理モジュール130によって認識される口頭コマンド、又は媒体システム106の音声コマンド処理モジュール216によって認識される口頭コマンドの何れか)を処理するために拾うことができる。
【0028】
一部の実施形態において、リモート制御110は、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140を介して1又は2以上の負荷デバイス142(例えば、ライトバルブ、調光ライトバルブ、スマートライトバルブ、媒体デバイスなど)と対話することができる。1又は2以上の電気負荷制御デバイス140は、1又は2以上の負荷デバイス142の1又は2以上の調光又はオンとオフの切り替えを含む電気負荷(例えば、交流(AC)、直流(DC)、又は両方)、輝度、カラー、ステータス、機能、又は1又は2以上の負荷デバイス142の何れかの他の適切な特性を無線通信を使用して制御する、何れかの構成要素、部分、装置又は方法を含むことができる。例えば、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140は、ユーザコマンドに対応する制御信号を生成して、生成した制御信号を1又は2以上の電気負荷制御デバイス140及び/又はマルチメディア環境102の何れかの他の構成要素に送信して、このデバイス又は構成要素をユーザコマンドに従って動作させることができる。一部の実施形態において、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140は、1又は2以上のAC負荷制御デバイス、1又は2以上のDC負荷制御デバイス、又はこれらの何れかの組み合わせを含むことができる。
【0029】
一部の実施形態において、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140は、1又は2以上の負荷デバイス142に含まれる1又は2以上のダウンストリームスマートデバイスを検出することができる。例えば、それぞれの電気負荷制御デバイス140は、1又は2以上の負荷デバイス142に含まれるダウンストリームスマートデバイスからアソシエーション信号を検出することができ、ここでアソシエーション信号は、ダウンストリームスマートデバイス検出信号に対応する。アソシエーション信号の検出に応答して、それぞれの電気負荷制御デバイス140は、ダウンストリームスマートデバイスが、それぞれの電気負荷制御デバイス140の負荷端子に結合されるかどうか決定することができる。続いて、ダウンストリームスマートデバイスが、それぞれの電気負荷制御デバイス140の負荷端子に結合されるという決定に応答して、ユーザ132が、それぞれの電気負荷制御デバイス140の負荷線を「オフ」状態に切り替えようとする時でも、それぞれの電気負荷制御デバイス140の負荷線は、「常にオン」の状態に入ることができる。この結果、電気負荷制御デバイス140の負荷線に通電及び非通電することによってダウンストリームスマートデバイスのオン及びオフを切り替えるのではなく、リモート制御110及び/又はそれぞれの電気負荷制御デバイス140は、ダウンストリームスマートデバイスに、自らをオン又はオフにする、自らを調光する、及び/又は自らの特性の1又は2以上を変更することを指示するよう構成された制御信号を、ダウンストリームスマートデバイスに送信することによって、ダウンストリームスマートデバイスのオン及びオフを切り替える、ダウンストリームスマートデバイスを調光する、及び/又はダウンストリームスマートデバイスの特性(例えば、カラーなど)を変更することができる。
【0030】
一部の実施形態において、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140は、制御ポイント(例、スイッチ又は調光スイッチ)を含むことができ、1又は2以上の負荷デバイス142は、ダウンストリームスマートバルブなどのダウンストリームスマートデバイスを含むことができる。様々な技術を利用して、ダウンストリームスマートデバイスを検出して、次に制御ポイントではなくネットワーク118を使用して、ダウンストリームスマートデバイスを制御することができる。1つの技術は、制御ポイントのパワーセンサを利用して、ダウンストリームデバイスからパワーパルスのシーケンスを検出することができる。例えば、ダウンストリームデバイスは、2又は3回、自らを調光する、カラーを変更する(例えば、赤、次に緑、次に青)、符号分割多元接続(CDMA)パルストレインに類似の動作を実行する、Wi‐Fiパケットを送信することによって、予め設定されたシーケンスに従って、ダウンストリームデバイスの電力消費を変調するか又はそうでなければダウンストリームデバイスの負荷を変えることができ、制御ポイントは、パワーセンサを使用して、このシーケンス又は電流の増加を検出して、デバイスをダウンストリームスマートデバイスとして識別することができる。別の技術では、制御ポイントがダウンストリームデバイスから電力を取り除いた時に、次に制御ポイントは、ダウンストリームデバイスが全く同時に電力を損失して取得したことを検出して、これを相関付けることができる。例えば、制御ポイントが電力を取り除いた時にダウンストリームデバイスがネットワークから外れた場合、制御ポイントは、このデバイスをダウンストリームスマートデバイスとして識別することができる。更に別の技術では、制御ポイントは、予め設定されたパターン(例えば、チャープ)でダウンストリームデバイスを調光することができ、次にダウンストリームデバイスは、シーケンスを検出して制御ポイントに関連付けることができる。
【0031】
一部の実施形態において、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140は、本明細書で開示する動作を実行して、1又は2以上の負荷デバイス142のどれが、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140の何れの電気的ダウンストリームかを決定することができる。例えば、直列に接続された複数の電気負荷制御デバイス140が存在する時に、電気負荷制御デバイス140の1つが、他の電気負荷制御デバイス140の全てに対して本明細書に記述する技術を実行することができる。別の実施例において、並列に接続された複数の電気負荷制御デバイス140が存在する時に、電気負荷制御デバイス140の1つ(例えば、中性線に接続された3ウェイスイッチ)は、他の電気負荷制御デバイス140の全てが「オフ」状態にある限り、本明細書に記述する技術を実行することができる。更に別の実施例において、複数の電気負荷制御デバイス140は、「リーダーエレクション」動作を実行して、電気負荷制御デバイス140のどれが本明細書に記述する技術を実行すべきか識別することができる。
【0032】
一部の実施形態において、本明細書に記述するダウンストリームデバイス検出技術は、どのスマートデバイスがどの制御ポイントの負荷にあるか決定することによって、IoTデバイスをホームに追加する処理を単純化することができる。例えば、2つの制御ポイント及び2つのスマートコンセントが存在する時に、開示する技術は、どのスイッチがどのコンセントに接続されるかを自動的に且つユーザ対話なしに決定することができる。
【0033】
一部の実施形態において、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140は、中性線あり及びなしで両方に機能することができる。例えば、電気負荷制御デバイス140が起動した時に、電気負荷制御デバイス140は、中性線の存在又は不存在を検出することができる。
【0034】
1つの実施形態において、中性線が存在する場合、次に電気負荷制御デバイス140は、容量性センサ機能を常にオンにしておく、又はパワーハングリー無線通信プロトコル(例、Wi‐Fiメッシュ、Bluetooth、又は5G)を使用するなどの機能を実行することができるフル機能モードに自らをすることができる。換言すると、中性線が存在する場合、電気負荷制御デバイス140は、より複雑な他のエネルギー集約型の特徴を可能にすることができる。
【0035】
1つの実施形態において、中性線が存在しない場合、次に電気負荷制御デバイス140は、使用可能な特徴を、最小電力が利用可能である時に作用する最低限の特徴に限定することができる。例えば、電気負荷制御デバイス140は、ユーザが電気負荷制御デバイス140を起こすために電気負荷制御デバイス140の物理的ボタンを押すか又はある他の物理的動作を実行するまでスリープ状態に留まることができ、この場合、電気負荷制御デバイス140は、低電力機構を使用して、制御される負荷デバイス142にWi‐Fiコマンドを送出する。別の実施例では、電気負荷制御デバイス140は、低減された周波数(例えば、1秒に一度制御パケットを探す)で、外部デバイスにアップデートを送信するか、又は外部デバイスからアップデートを受信することができる。この結果、1又は2以上の電気負荷制御デバイス140は、中性性の存在に基づいて電気負荷制御デバイスの機能を修正することができる。
【0036】
図2は、一部の実施形態による、例示的媒体デバイス106のブロック図を示している。媒体デバイス106は、ストリーミングモジュール202、処理モジュール204、ストレージ/バッファ208、及びユーザインタフェースモジュール206を含むことができる。上述のように、ユーザインタフェースモジュール206は、音声コマンド処理モジュール216を含むことができる。
【0037】
媒体デバイス106はまた、1又は2以上の音声復号器212及び1又は2以上の映像復号器214を含むことができる。各音声復号器212は、限定ではないが、幾つか例を挙げると、AAC、HE‐AAC、AC3(ドルビーデジタル)、EAC3(ドルビーデジタルプラス)、WMA、WAV、PCM、MP3、OGG GSM、FLAC、AU、AIFF、及び/又はVOXなどの1又は2以上の音声フォーマットの音声を復号するよう構成することができる。同様に、各映像復号器214は、限定ではないが、幾つか例を挙げると、MP4(mp4、m4a、m4v、f4v、f4a、m4b、m4r、f4b、mov)、3GP(3gp、3gp2、3g2、3gpp、3gpp2)、OGG(ogg、oga、ogv、ogx)、WMV(wmv、wma、asf)、WEBM、FLV、AVI、QuickTime、HDV、MXF(OPla、OP-Atom)、MPEG‐TS、MPEG‐2PS、MPEG‐2TS、WAV、BroadcastWAV、LXF、GXF、及び/又はVOBなどの1又は2以上の映像フォーマットの映像を復号するよう構成することができる。各映像復号器214は、幾つか例を挙げると、H.263、H.264、H.265、HEV、MPEG1、MPEG2、MPEG‐TS、MPEG‐4、Theora、3GP、DV、DVCPRO、DVCPRO、DVCProHD、IMX、XDCAM HD、XDCAM HD422、及び/又はXDCAM EXなどの1又は2以上の映像コーデックを含むことができる。
【0038】
ここで
図1及び
図2両方を参照すると、一部の実施形態において、ユーザ132は、例えば、リモート制御110を介して媒体デバイス106と対話することができる。例えば、ユーザ132は、リモート制御110を使用して、媒体デバイス106のユーザインタフェースモジュール206と対話して、映画、TV番組、音楽、書籍、アプリケーション、ゲームなどのコンテンツを選択することができる。媒体デバイス106のストリーミングモジュール202は、ネットワーク118を通じてコンテンツサーバ120から選択されたコンテンツを要求することができる。コンテンツサーバ120は、要求されたコンテンツをストリーミングモジュール202に送信することができる。媒体デバイス106は、受信したコンテンツをユーザ132に再生するためのディスプレイデバイス108に送信することができる。
【0039】
ストリーミングの実施形態において、ストリーミングモジュール202は、コンテンツサーバ120からこれらのコンテンツを受信した場合にリアルタイム又はほぼリアルタイムでディスプレイデバイス108にコンテンツを送信することができる。非ストリーミングの実施形態では、媒体デバイス106は、ディスプレイデバイス108で後で再生するためにストレージ/バッファ208にコンテンツサーバ120から受信したコンテンツを格納することができる。
【0040】
図3は、一部の実施形態による、電気負荷制御デバイス140の例示的ブロック図を示している。電気負荷制御デバイス140は、例えば、第1電気端子302、第4電気端子304、第2電気端子306、第3電気端子308、電気スイッチデバイス320、1又は2以上のプロセッサ322、メモリ324、容量性センサデバイス326(例、タッチ検出器)、温度センサデバイス328(例、サーモカップル、サーミスタ)、電磁(EM)放射線センサデバイス330(例、光検出器などの周囲光検出器、IRセンサ)、音声センサデバイス332(例、マイクロフォン、マイクロフォンアレイ)、1又は2以上の通信デバイス334(限定ではないが、無線通信デバイスを含む)、ボタンのセット336(例、1又は2以上のアクチュエータデバイス(例、モータ)、調光スイッチ(例、回転可能又はスライド式)、物理的ボタン、仮想ボタン、ソフトボタン、タッチ画面エリア、拡張現実(AR)ボタン、仮想現実(VR)ボタン、何れかの他の適切なボタン、又はこれらの何れかの組み合わせ)、照明制御デバイス338、電力モニタリングデバイス340、暗号回路342、何れかの他の適切なハードウェア、ソフトウェア、デバイス、又は構造物、又はこれらの何れかの組み合わせを含むことができる。
【0041】
ここで
図1、
図2、及び
図3を参照すると、一部の実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、第1非接地コンダクタ312(例、ブラックコートのホット又はライン電線)に接続して第1非接地コンダクタ312から電気を受け取るよう構成された第1電気端子302を含むことができる。電気負荷制御デバイス140は更に、第2非接地コンダクタ316(例、レッドコート又はブラックコート負荷線)に接続し電気スイッチデバイス320の作動に応答して第1接地コンダクタ312から受け取った電気の第1部分を第2非接地コンダクタ316に伝送するよう構成された第2電気端子306を含むことができる。電気負荷制御デバイス140は更に、接地コンダクタ318(例、グリーンコート又は非コート接地線)に接続するよう構成された第3電気端子308を含むことができる。電気負荷制御デバイス140は更に、接地コンダクタ314(例、ホワイトコート中性線)に接続し第4電気端子と接地コンダクタ314の接続に応答して第1非接地コンダクタ312から受け取った電気の第2部分を接地コンダクタ314に伝送するよう構成された第4電気端子304を含むことができる。1つの例証の実施例において、第1非接地コンダクタ312は、ライン線とすることができ、接地コンダクタ314は、中性線とすることができ(例、存在してもよいし存在しなくてもよい)、第2非接地コンダクタ316は、負荷線とすることができ、接地コンダクタは、接地線とすることができる。
【0042】
電気負荷制御デバイス140は更に、電気スイッチデバイス320(例、調光電気スイッチ)を含むことができる。電気スイッチデバイス320は、電気スイッチデバイス320の作動に応答して第1電気端子302と第2電気端子306の間の導電性又は可変導電性電気経路を生成するよう構成することができる。1つの実施形態において、電気スイッチデバイス320は、第2非接地コンダクタ316を介して第2電気端子306に接続された負荷デバイス142を制御する(例、オンにする又は調光する)ためにユーザによって入力されるか又は電気負荷制御デバイス140によって生成されている「オン」又は「調光」コマンドを指示する機械又は電子信号の受信に応答して作動することができる。電気スイッチデバイス320は、例えば、1又は2以上のプロセッサ322、メモリ324(例、時間スケジュールに基づく)、容量性センサデバイス326、温度センサデバイス328、EM放射線センサデバイス330、音声センサデバイス332、ボタンのセットの1又は2以上のボタン336、照明制御デバイス338、電力モニタリングデバイス340、リモート制御110、何れかの他の適切なデバイス、又はこれらの何れかの組み合わせからの「オン」又は「調光」コマンドを指示する機械又は電子信号を受信することができる。
【0043】
電気スイッチデバイス320は更に、電気スイッチデバイスの作動停止に応答して第1電気端子302と第2電気端子306の間の非電導電気経路を生成するよう構成することができる。1つの実施形態において、電気スイッチデバイス320は、第2非接地コンダクタ316を介して第2電気端子306に接続された負荷デバイス142を制御する(例、オフにする)ためにユーザによって入力されるか又は電気負荷制御デバイス140によって生成されている「オフ」コマンドを指示する機械又は電子信号の受信に応答して作動停止することができる。電気スイッチデバイス320は、例えば、1又は2以上のプロセッサ322、メモリ324、容量性センサデバイス326、温度センサデバイス328、EM放射線センサデバイス330、音声センサデバイス332、ボタンのセットの1又は2以上のボタン336、照明制御デバイス338、電力モニタリングデバイス340、リモート制御110、何れかの他の適切なデバイス、又はこれらの何れかの組み合わせからの「オフ」コマンドを指示する機械又は電子信号を受信することができる。
【0044】
電気スイッチデバイス320は更に、電気スイッチデバイス320の作動停止を阻止する「常に作動」状態に入ることを電気スイッチデバイス320に指示するよう構成された、1又は2以上のプロセッサ322、何れかの他の適切なデバイス、又はこれらの何れかの組み合わせからの制御信号を受信するよう構成することができる。例えば、電気スイッチデバイス320は、第2非接地コンダクタ316(例、負荷線)に結合されたダウンストリームスマートデバイスを検出する電気負荷制御デバイス140に応答してこの制御信号を受信することができる。
【0045】
電気負荷制御デバイス140は更に、メモリ324とメモリ324に結合された1又は2以上のプロセッサ322とを含むことができ、1又は以上のプロセッサ322は、第2非接地コンダクタ316(例、負荷線)に結合されたダウンストリームスマートデバイスを検出して、これに応答して、電気スイッチデバイス320の作動停止の阻止を電気スイッチデバイス320に指示するよう構成された制御信号を生成して、制御信号を電気スイッチデバイス320に送信するよう構成されている。
【0046】
1つの例示的な実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、ダウンストリームスマートデバイスから予め設定されたパワーパルスのシーケンスを検出することによって第2非接地コンダクタ316に結合されたダウンストリームスマートデバイスを検出するよう構成された電力モニタリングデバイス340を含むことができる。
【0047】
別の例示的な実施形態において、電気スイッチデバイス320が作動された(例えば、第2非接地コンダクタ316に電気が流れた)時にダウンストリームスマートデバイスから通信信号を検出して且つ電気スイッチデバイス320が作動停止された(例えば、第2非接地コンダクタ316に電気が流れていない)時にダウンストリームスマートデバイスから通信信号を検出しないことによって、1又は2以上の通信デバイス334は、第2非接地コンダクタ316に結合されたダウンストリームスマートデバイスを検出するよう更に構成することができる。
【0048】
別の例示的な実施形態において、ダウンストリームスマートデバイスが調光スマートライトバルブであるような時、電気負荷制御デバイス140は、予め設定された調光シーケンスに従って調光スマートライトバルブの調光を検出するよう構成されたEM放射線センサデバイス330を含むことができる。加えて又は代替えとして、電力モニタリングデバイス340は、予め設定された調光シーケンスに従って調光スマートライトバルブの調光を検出するよう構成することができる。
【0049】
別の例示的な実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、Wi‐Fiパケットを送信するようダウンストリームスマートデバイスに指示することができ、電力モニタリングデバイス340は、ダウンストリームスマートデバイスがWi‐Fiパケットを送信する時間にて対応する第2非接地コンダクタ316の電流増加を検出することによって、ダウンストリームスマートデバイスが第2非接地コンダクタ316に結合されていることを検出することができる。
【0050】
一部の実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、電気負荷制御デバイス140の1又は2以上のプロセッサ322によって実行された時に、電気負荷制御デバイス140に、(i)ダウンストリームスマートデバイス検出信号に応答してダウンストリームスマートデバイスからアソシエーション信号を検出するステップ、(ii)アソシエーション信号の検出に応答して、ダウンストリームスマートデバイスが、第2非接地コンダクタ316に結合され電気スイッチデバイス320の作動に応答して電気を受け取るよう構成されているかどうか決定するステップ、(iii)ダウンストリームスマートデバイスが、第2非接地コンダクタ316に結合され電気スイッチデバイス320の作動に応答して電気を受け取るよう構成されているという決定に応答して、電気スイッチデバイス320の作動停止を阻止しこれによって「常にオン」状態に入ることを電気スイッチデバイス320に指示するよう構成された制御信号を生成するステップ、及び(iv)制御信号を電気スイッチデバイスに送信するステップを含む動作を実行させる命令を格納している非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。
【0051】
一部の実施形態において、1又は2以上のプロセッサ322は更に、第4電気端子304が接地コンダクタ314に接続されるかどうか決定するよう構成することができる。1又は2以上のプロセッサ322は更に、第4電気端子304が接地コンダクタ314に接続されるという第1の決定に応答して、機能の実行を許可するよう構成された第1制御信号を生成するよう構成することができる。機能は、例えば、容量性センサ機能、温度センサ機能、放射線センサ機能、音声センサ機能、無線通信機能、調光スイッチ修正機能、照明制御機能、何れかの他の適切な機能、又はこれらの何れかの組み合わせを含むことができる。1又は2以上のプロセッサ322は更に、第4電気端子304が接地コンダクタ314に接続されないという第2決定に応答して、機能の実行を阻止するよう構成された第2制御信号を生成するよう構成することができる。1つの実施形態において、第1制御信号は、機能を含む機能のセットの実行を許可するよう構成することができ、第2制御信号は、機能を含まない機能のセットのサブセットの実行を許可するよう構成することができる。
【0052】
1つの例示的な実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、容量性センサデバイス326を含むことができ、機能は、「常にオン」容量性センサ機能などの容量性センサ機能を含むことができる。第1制御信号は、容量性センサ機能の実行を許可することを容量性センサデバイス326に指示するよう構成することができるが、第2制御信号は、容量性センサ機能の実行を阻止することを容量性センサデバイスに指示するよう構成することができる。
【0053】
別の例示的な実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、温度センサデバイス328を含むことができ、機能は、温度センサ機能を含むことができる。第1制御信号が、温度センサ機能の実行を許可することを温度センサデバイス328に指示するよう構成することができる一方で、第2制御信号は、温度センサ機能の実行を阻止することを温度センサデバイス328に指示するよう構成することができる。
【0054】
別の例示的な実施形態において、機能は、放射線センサ機能(例、日光検出)を含むことができる。第1制御信号が、放射線センサ機能の実行を許可することをEM放射線センサデバイス330に指示するよう構成することができる一方で、第2制御信号は、放射線センサ機能の実行を阻止することをEM放射線センサデバイス330に指示するよう構成することができる。
【0055】
別の例示的な実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、音声センサデバイス332を含むことができ、機能は、音声センサ機能を含むことができる。第1制御信号が、音声センサ機能の実行を許可することを音声センサデバイス332に指示するよう構成することができる一方で、第2制御信号は、音声センサ機能の実行を阻止することを音声センサデバイス332に指示するよう構成することができる。
【0056】
別の例示的な実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、限定ではないが、無線通信デバイスを含む1又は2以上の通信デバイス334を含むことができ、機能は、無線通信機能(例、Wi‐Fiメッシュ、Bluetooth、5G)を含むことができる。第1制御信号が、無線通信機能の実行を許可することを無線通信デバイスに指示するよう構成することができる一方で、第2制御信号は、無線通信機能の実行を阻止することを無線通信デバイスに指示するよう構成することができる。
【0057】
別の例示的な実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、限定ではないが、アクチュエータデバイス及び調光スイッチを含むボタンのセット336を含むことができ、機能は、アクチュエータデバイスを使用して調光スイッチの物理的位置を修正するよう構成された調光スイッチ修正機能を含むことができる。第1制御信号が、調光スイッチ修正機能の実行を許可することをアクチュエータデバイスに指示するよう構成できる一方で、第2制御信号は、調光スイッチ修正機能の実行を阻止することをアクチュエータデバイスに指示するよう構成することができる。
【0058】
別の例示的な実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、照明制御デバイス338を含むことができ、機能は、1又は2以上の負荷デバイス142に含まれる1又は2以上の照明デバイスの輝度、カラー、ステータス、機能、又は何れかの他の適切な特性を制御する(例えば、朝は照明デバイスの色温度を暖かくして夕方には冷たくする)よう構成された照明制御機能を含むことができる。第1制御信号が、照明制御機能の実行を許可することを照明制御デバイス338に指示するよう構成できる一方で、第2制御信号は、照明制御機能の実行を阻止することを照明制御デバイス338に指示するよう構成することができる。
【0059】
別の例示的な実施形態において、電力モニタリングデバイス340は更に、第1電気端子302と第4電気端子304の間の電流を検出するよう構成することができる。検出した電流に基づいて機能を決定するよう1又は2以上のプロセッサ322を構成することができる。例えば、接地コンダクタ314が、第4電気端子304に接続され且つ電気スイッチデバイス320が非導電性である(例えば、負荷デバイス142が「オフ」位置にある)時に、第1機能、第2機能、及び第3機能を含む機能のセットの実行を許可する(例えば、本明細書に記述する3つの異なる機能、1又は2以上の負荷デバイス142それぞれの第1負荷デバイス、第2負荷デバイス、及び第3デバイスなどの3つの異なる負荷デバイスを制御する)よう1又は2以上のプロセッサ322を構成することができる。別の実施例において、接地コンダクタ314が第4電気端子304に接続され且つ電気スイッチデバイス320が部分的に導電状態にある(例えば、負荷デバイス142が、「調光」位置にある)時に、第1機能及び第2機能を含むが第3機能を含まない機能のセットの第1サブセットの実行を許可するよう1又は2以上のプロセッサ322を構成することができる。更に別の実施例において、接地コンダクタ314が第4電気端子304に接続され、且つ電気スイッチデバイス320が、完全に導電状態にある(例えば、負荷デバイス142が「オン」位置にある)時に、第1機能を含むが第2機能又は第3機能を含まない機能のセットの第2サブセットの実行を許可するよう1又は2以上のプロセッサ322を構成することができる。更に別の実施例において、接地コンダクタ314が、第4電気端子304に接続されていない時に、第1機能も第2機能も第3機能も含まない機能のセットの第3サブセットの実行を許可するよう1又は2以上のプロセッサ322を構成することができる。
【0060】
別の例示的な実施形態において、第4電気端子304が接地コンダクタ314に接続されていない時に、機能の実行を、別の電気負荷制御デバイス、媒体デバイス106、又はリモート制御110にオフロードするよう電気負荷制御デバイス140を構成することができる。例えば、電気負荷制御デバイス140は、媒体デバイス106と通信するよう構成された1又は2以上の通信デバイス334を含むことができる。第4電気端子304が接地コンダクタ314に接続されていないという第2決定に応答して、機能の実行を許可することを媒体デバイス106に指示するよう構成された第3制御信号を生成して、1又は2以上の通信デバイス334を使用して第3制御信号を媒体デバイス106に送信するよう1又は2以上のプロセッサ322を構成することができる。電気負荷制御デバイス140からの第3制御信号の受信に応答して、媒体デバイス106は、肯定応答(ACK)信号、フレーム、又はパケット、否定応答(NACK)信号、フレーム、又はパケット、媒体デバイス106による機能の実行に対応する結果データ(例、測定データ、何れかの他の適切なデータ、又はこれらの何れかの組み合わせ)、又は何れかの他の適切な信号、フレーム、パケット、又はデータ構造を生成することができる。例えば、ACK信号は、媒体デバイス106が第3制御信号を受信したという肯定応答を示すことができる。別の実施例では、NACK信号は、エラー又は媒体デバイス106が第3制御信号を受信していないことを示すことができる。次に、電気負荷制御デバイス140は、ACK信号、NACK信号、結果データ、何れかの他の適切なデータ、又は媒体デバイス106からのこれらの組み合わせを、(例えば、1又は2以上の通信デバイス334、何れかの他の適切なハードウェア又はソフトウェア、又はこれらの何れかの組み合わせによって)受信するよう構成することができる。
【0061】
別の例示的な実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、第2非接地コンダクタ316(例、負荷線)に接続された媒体デバイス106を制御するよう構成することができる。例えば、第2電気端子306は、電気スイッチデバイス320の作動に応答して第2非接地コンダクタ316を介して電気を媒体デバイス106に伝送するよう構成することができる。電気負荷制御デバイス140は、媒体デバイス106と通信するよう構成された1又は2以上の通信デバイス334を含むことができる。第1制御信号が、機能の実行を許可することを媒体デバイス106に指示するよう構成できる一方で、第2制御信号は、機能の実行を阻止することを媒体デバイス106に指示するよう構成されている。次に、1又は2以上のプロセッサ322を、第1制御信号又は第2制御信号を1又は2以上の通信デバイス334を使用して媒体デバイス106に送信するよう構成することができる。
【0062】
1つの実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、(例、ボタンのセット336、容量性センサデバイス326、音声センサデバイス332、1又は2以上のプロセッサ322、何れかの他の適切な回路又は構造、又はこれらの何れかの組み合わせによって)、ユーザコマンドを示す電子信号を生成するよう構成することができる。ユーザコマンドは、1又は2以上の押下されたボタン、音声コマンド、ジェスチャコマンド、ユーザによって入力された、口述された、又は身振りで合図された何れかの他の適切なコマンド、又はこれらの何れかの組み合わせに対応することができる。
【0063】
1つの実施形態において、ユーザは、幾つか例を挙げると、容量性センサデバイス326、又は、オン/オフ、輝度アップ/ダウン、カラー変更などのボタンのセット336の1又は2以上を押下することによって、電気負荷制御デバイス140にコマンドを入力することができる。このような態様では、容量性センサデバイス326、ボタンのセット336、これに接続された何れかの回路又は構造物、1又は2以上のプロセッサ322、又はこれらの組み合わせが、ボタン及び容量性センサデバイス326、ボタンのセット336、これに接続された何れかの回路又は構造物、1又は2以上のプロセッサ322、又は押下されたボタンに関連付けられる電気抵抗、インピーダンス、又は静電容量の変化を検出するためにこれらの組み合わせをユーザが押下したことに応答して、ユーザによって押下されているボタンを示す電子信号を生成することができる。
【0064】
付加的に又は代替えとして、1つの実施形態において、ユーザは、音声センサデバイス332の可聴範囲内でコマンドを口述することによって電気負荷制御デバイス140にコマンドを入力することができる。例えば、電気負荷制御デバイス140に接続された負荷デバイス142をオンにするために、ユーザは、「ライトオン」と言うことができる。1つの実施形態において、ユーザは、コマンドと他の発話ワードを電気負荷制御デバイス140が正確に区別できるように、コマンドを言う前にトリガーワードを言うことができる。例えば、トリガーワードを、「コマンド」とすることができる。この場合、負荷デバイス142をオンにするために、ユーザは、「コマンドライトアップ」と言うことができる。1つの実施形態において、電気負荷制御デバイス140によって認識される1又は2以上のトリガーワードを存在させることができる。このような態様では、1又は2以上のプロセッサ322は、音声コマンドを話すユーザ及び音声センサデバイス332、これに接続された何れかの回路又は構造物、1又は2以上のプロセッサ322、又はコマンドに関連付けられる音声信号を検出するこれらの組み合わせに応答して、ユーザによって話された音声コマンドを指示する電子信号を生成することができる。
【0065】
1つの実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、対称暗号化技術、非対称暗号化技術、何れかの他の適切な暗号化技術、又はこれらの何れかの組み合わせを使用して、通信を(例えば、暗号回路342、1又は2以上のプロセッサ322、何れかの他の適切な回路又は構造物、又はこれらの何れかの組み合わせによって)暗号化するよう構成することができる。従って、媒体デバイス106は、暗号化された通信を何れかの適切な技術を使用して受信及び解読して、通信に関連付けられる機能を実行するよう構成することができる。
【0066】
1つの実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、通信、通信チャネル識別情報、暗号化情報、何れかの他の適切な情報、又はこれらの何れかの組み合わせを、他のデバイスと交換するために、一定期間毎に周期的に事前に定められた周波数にすることができる。例えば、電気負荷制御デバイス140は、5、10、15、30、45、又は60分毎に周期的に2.4GHz通信チャネルにして、通信、通信チャネル識別情報、暗号化情報、何れかの他の適切な情報、又はこれらの何れかの組み合わせを交換することができる。
【0067】
別の例示的な実施形態において、第4電気端子304が接地コンダクタ314に接続された時に、中性線を持たないか又はバッテリ電力で実行している他の電気負荷制御デバイスのゲートウェイとして機能するよう電気負荷制御デバイス140を構成することができる。
【0068】
一部の実施形態において、電気負荷制御デバイス140は、電気負荷制御デバイス140の1又は2以上のプロセッサ322によって実行された時に、(i)電気負荷制御デバイス140の電気端子304が接地コンダクタ314に接続されているかどうか決定するステップ、(ii)第4電気端子304が接地コンダクタ314に接続されているという決定に応答して、機能の実行を電気負荷制御デバイス140に許可するよう構成された第1制御信号を生成するステップ、及び(iii)第4電気端子304が接地コンダクタ314に接続されていないという決定に応答して、電気負荷制御デバイス140に機能の実行を阻止させるよう構成された第2制御信号を生成するステップを含む動作を電気負荷制御デバイス140に実行させる命令を格納している非一時的コンピュータ可読媒体を含むことができる。一部の実施形態において、第1制御信号が、機能を含む機能のセットの実行を許可するよう構成できる一方で、第2制御信号は、機能のセットのサブセットの実行を許可するよう構成することができ、機能のセットのサブセットは、機能を含まない。一部の実施形態において、動作は更に、(iv)第1非接地コンダクタ312に接続された第4電気端子304と第1電気端子302の間の電流を検出するステップ、及び(v)検出した電流に基づいて機能を決定するステップを含むことができる。一部の実施形態において、動作は更に、(vi)第4電気端子304が接地コンダクタ314に接続されていないという決定に応答して1又は2以上のプロセッサ322によって、機能の実行を許可することを媒体デバイス106に指示するよう構成された第3制御信号を生成するステップ、及び(vii)電気負荷制御デバイス140の1又は2以上の通信デバイス334によって、第3制御信号を媒体デバイス106に送信するステップを含むことができる。一部の実施形態において、第1制御信号は、機能の実行を許可することを媒体デバイス106に指示するよう構成することができ、第2制御信号は、機能の実行を阻止することを媒体デバイス106に指示するよう構成することができ、動作は更に、(viii)第1制御信号又は第2制御信号を媒体デバイス106に送信するステップを含むことができる。
【0069】
図4は、実施形態による、ダウンストリームデバイスを検出する方法400の流れ図である。方法400は、ハードウェア(例、回路、専用論理、プログラマブル論理、マイクロコードなど)、ソフトウェア(例、処理デバイスで実行される命令)、又はこれらの組み合わせを含むことができる処理論理によって実行することができる。本明細書に示す開示を実行するために全てのステップが必要であるわけではないことを理解されたい。更に、当業者によって理解されるように、ステップの一部を、同時に又は
図4に示したものとは異なる順序で実行することができる。
【0070】
方法400は、
図1及び
図3に関して説明している。しかしながら、方法400は、これらの例示的な実施形態に限定されない。
【0071】
402で、電気負荷制御デバイス140は、(例えば、1又は2以上のプロセッサ322、何れかの他の適切なハードウェア又はソフトウェア、又はこれらの何れかの組み合わせによって)、ダウンストリームスマートデバイス検出信号に応答したダウンストリームスマートデバイス(例、1又は2以上の負荷デバイス142に含まれるスマートデバイス)からアソシエーション信号を検出する。任意選択的に、402の前に、電気負荷制御デバイス140は、ダウンストリームスマートデバイス検出信号をダウンストリームスマートデバイスに(例えば、直接又はネットワーク118を介して間接的に、ブロードキャスト、マルチキャスト、ユニキャスト、又は他のWi‐Fi、Bluetooth、Zigbee、又はZ‐wave通信などで)送信することができる。任意選択的に、402の前に、ダウンストリームスマートデバイスは、ダウンストリームスマートデバイス検出信号を組み入れることができ、定期的応答を(例えば、パワーオンされた時に、定期的に(例、5分毎)など)送信するよう構成することができる。ダウンストリームスマートデバイスからのアソシエーション信号の検出に応答して、方法400は404に進む。
【0072】
404で、電気負荷制御デバイス140は、ダウンストリームスマートデバイスが、電気端子(例、第2非接地コンダクタ316)に結合され電気スイッチデバイス(例、電気スイッチデバイス320)の作動に応答して電気を受け取るよう構成されているかどうか(例えば、1又は2以上のプロセッサ、何れかの他の適切なハードウェア又はソフトウェア、又はこれらの何れかの組み合わせによって)決定する。ダウンストリームスマートデバイスが、電気端子に結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されているという決定に応答して、方法400は406に進む。
【0073】
406で、電気負荷制御デバイス140は、電気スイッチデバイスの作動停止を阻止することを電気スイッチデバイスに指示するよう構成された制御信号を(例えば、1又は2以上のプロセッサ322、何れかの他の適切なハードウェア又はソフトウェア、又はこれらの何れかの組み合わせによって)生成する。例えば、制御信号は、ユーザが、電気スイッチデバイスを「オフ」状態に切り替えようとする時でも、「常にオン」状態であることを電気スイッチデバイスに指示するよう構成することができる。この結果、ダウンストリームスマートデバイスは、電気負荷制御デバイス140に含まれる電気スイッチデバイスによってではなくダウンストリームスマートデバイスに含まれる内部スイッチを介してオン及びオフを切り替えることができる。
【0074】
408で、電気負荷制御デバイス140は、(例えば、1又は2以上のプロセッサ322、1又は2以上の通信デバイス334、何れかの他の適切なハードウェア又はソフトウェア、又はこれらの何れかの組み合わせによって)制御信号を電気スイッチデバイスに送信する。
【0075】
1つの例証の限定ではない例示的な実施形態において、ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定されたパワーパルスのシーケンスの生成をダウンストリームスマートデバイスに指示するよう構成することができ、402で、検出されるアソシエーション信号は、予め設定されたパワーパルスのシーケンスを含むことができる。404で、ダウンストリームスマートデバイスからの予め設定されたパワーパルスのシーケンスの検出に応答して、電気負荷制御デバイス140は、ダウンストリームスマートデバイスが電気端子に結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されていると決定することができる。
【0076】
別の例証の限定ではない例示的な実施形態において、ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、通信信号の送信をダウンストリームスマートデバイスに指示するよう構成された第1ダウンストリームスマートデバイス検出信号とすることができる。電気負荷制御デバイス140は、(例えば、1又は2以上の通信デバイス334、何れかの他の適切なハードウェア又はソフトウェア、又はこれらの何れかの組み合わせによって)、第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号を電気スイッチデバイスに送信することができる。第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定された作動及び作動停止シーケンスに従って電気スイッチデバイスを作動及び作動停止することを電気スイッチデバイスに指示するよう構成することができる。電気負荷制御デバイス140は、(例えば、1又は2以上の通信デバイス334、何れかの他の適切なハードウェア又はソフトウェア、又はこれらの何れかの組み合わせによって)、電気スイッチデバイスが第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号に基づいて作動された第1の時間にて、ダウンストリームスマートデバイスからの通信信号を受信することができる。電気負荷制御デバイス140は、電気スイッチデバイスが第2ダウンストリームスマートデバイス検出信号に基づいて作動停止された第2の時間にて、ダウンストリームスマートデバイスからの通信信号を受信することができない。404で、第1の時間にてダウンストリームスマートデバイスからの通信信号を受信して第2の時間にてダウンストリームスマートデバイスからの通信信号を受信しないことに応答して、電気負荷制御デバイス140は、ダウンストリームスマートデバイスが電気端子に結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されていると決定することができる。
【0077】
更に別の例証の限定ではない例示的な実施形態において、ダウンストリームスマートデバイスは、調光スマートライトバルブとすることができ、ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定された調光シーケンスに従って調光スマートライトバルブを調光することを調光スマートライトバルブに指示するよう構成することができる。402で、検出されるアソシエーション信号は、予め設定された調光シーケンスに従って調光スマートライトバルブの調光を含むことができる。402で、電気負荷制御デバイス140は、(例えば、1又は2以上のプロセッサ322、EM放射線センサデバイス330、電力モニタリングデバイス340、何れかの他の適切なハードウェア又はソフトウェア、又はこれらの何れかの組み合わせによって)、予め設定された調光シーケンスに従って調光スマートライトバルブの調光を検出することができる。404で、予め設定された調光シーケンスに従って調光スマートライトバルブの調光の検出に応答して、電気負荷制御デバイス140は、ダウンストリームスマートデバイスが、電気端子に結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されていると決定することができる。
【0078】
更に別の例証の限定ではない例示的な実施形態において、ダウンストリームスマートデバイスは、調光スマートライトバルブとすることができ、ダウンストリームスマートデバイス検出信号は、予め設定された調光シーケンスに従って調光スマートライトバルブを調光することを調光スマートライトバルブに指示するよう構成することができる。ダウンストリームスマートデバイスは、ダウンストリームスマートデバイス検出信号の受信に応答して、制御ポイントアソシエーション信号(例えば、ダウンストリームスマートデバイスのアドレス、エンドポイント識別子、クラスタ識別子、属性などを包含する)を電気負荷制御デバイス140に送信するよう構成することができる。402で、検出されるアソシエーション信号は、制御ポイントアソシエーション信号を含むことができる。404で、ダウンストリームスマートデバイスからの制御ポイントアソシエーション信号の受信に応答して、電気負荷制御デバイス140は、ダウンストリームスマートデバイスが、電気端子に結合され電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されていると決定することができる。例えば、電気負荷制御デバイス140は、電界効果トランジスタ(FET)を使用して、特定の曲線に従って負荷線を「調光する」(例えば、16msサイクルの部分でACをオフにする)ことができ、次にダウンストリームスマートデバイスは、電気負荷制御デバイス140が、どのダウンストリームデバイスが取り付けられるか決定できるように、受信した調光曲線を包含するメッセージをブロードキャストすることができる。
【0079】
一部の実施形態において、「ダウンストリームスマートデバイス検出信号」という語は、Wi‐Fiを通じて送信及び受信される信号を指すことができる。一部の実施形態において、「電気スイッチデバイスの作動」という句は、電力線の変調を指すことができる。
【0080】
例示的コンピュータシステム
例えば、
図5に示したコンピュータシステム500などの1又は2以上のコンピュータシステムを使用して様々な実施形態を実施することができる。例えば、媒体デバイス106は、コンピュータシステム500の組み合わせ又は部分的組み合わせを使用して実施することができる。付加的に又は代替えとして、1又は2以上のコンピュータシステム500を使用して、例えば、本明細書に示す実施形態の何れか、並びにこの組み合わせ及び部分的組み合わせを実施することができる。
【0081】
コンピュータシステム500は、1又は2以上のプロセッサ504などの1又は2以上のプロセッサ(中央処理ユニット、又はCPUとも呼ばれる)を含むことができる。一部の実施形態において、1又は2以上のプロセッサ504は、通信インフラストラクチャ506(例、バス)に接続することができる。
【0082】
コンピュータシステム500はまた、ユーザ入力/出力インタフェース502を介して通信インフラストラクチャ506と通信することができる、モニタ、キーボード、ポインティングデバイスなどのユーザ入力/出力デバイス503を含むことができる。
【0083】
プロセッサの1又は2以上504は、グラフィクス処理ユニット(GPU)とすることができる。1つの実施形態において、GPUは、数学的集約型アプリケーションを処理するよう設計された専用電子回路であるプロセッサとすることができる。GPUは、コンピュータグラフィクスアプリケーション、画像、ビデオなどに共通の数学的集約型データなどのデータの大きなブロックの並列処理に有効である並列構造を有することができる。
【0084】
コンピュータシステム500はまた、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの主メモリ508(例、一次メモリ又はストレージデバイス)を含むことができる。主メモリ508は、1又は2以上のキャッシュのレベルを含むことができる。主メモリ508は、制御論理(すなわち、コンピュータソフトウェア)及び/又はデータを格納しておくことができる。
【0085】
コンピュータシステム500はまた、二次メモリ510などの1又は2以上の二次ストレージデバイス又はメモリを含むことができる。二次メモリ510は、例えば、ハードディスクドライブ512、取外し可能ストレージドライブ514(例、取外し可能ストレージデバイス)、又はこれらの両方を含むことができる。取外し可能ストレージドライブ514は、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、コンパクトディスクドライブ、光学ストレージデバイス、テープバックアップデバイス、及び/又は何れかの他のストレージデバイス/ドライブとすることができる。
【0086】
取外し可能ストレージドライブ514は、取外し可能ストレージユニット518と対話することができる。取外し可能ストレージユニット518は、コンピュータソフトウェア(例、制御論理)及び/又はデータを格納しているコンピュータ対応又は可読ストレージデバイスを含むことができる。取外し可能ストレージユニット518は、フロッピーディスク、磁気テープ、コンパクトディスク、DVD、光学ストレージディスク、及び/何れかの他のコンピュータデータストレージデバイスとすることができる。取外し可能ストレージドライブ514は、取外し可能ストレージユニット518から読み取る及び/又は取外し可能ストレージユニット518に書き込むことができる。
【0087】
二次メモリ510は、コンピュータプログラム及び/又は他の命令及び/又はデータがコンピュータシステム500によってアクセスできるようにする他の装置、デバイス、構成要素、手段又は他の方式を含むことができる。このような装置、デバイス、構成要素、手段又は他の方式は、例えば、取外し可能ストレージユニット522及びインタフェース520を含むことができる。取外し可能ストレージユニット522及びインタフェース520の実施例は、プログラムカートリッジ及びカートリッジインタフェース(ビデオゲームデバイスに見られるような)、取外し可能メモリチップ(EPROM又はPROMなど)及び関連付けられるソケット、メモリスティック及びUSB又は他のポート、メモリカード及び関連付けられるメモリカードスロット、及び/又は何れかの他の取外し可能ストレージユニット及び関連付けられるインタフェースを含むことができる。
【0088】
コンピュータシステム500は更に、通信インタフェース524(例、ネットワークインタフェース)を含むことができる。通信インタフェース524は、コンピュータシステム500が、外部デバイス、外部ネットワーク、外部エンティティなどの何れの組み合わせ(参照番号528によって個々に及びまとめて参照される)とも通信及び対話できるようにする。例えば、通信インタフェース524は、コンピュータシステム500が、有線及び/又は無線(又はこれらの組み合わせ)ともすることができ、更にLAN、WAN、インターネットなどの何れの組み合わせも含むことができる通信経路526を通じて外部デバイス528(例、リモートデバイス)と通信するのを可能にできる。制御論理及び/又はデータは、通信経路526を介してコンピュータシステム500に送信且つコンピュータシステム500から送信することができる。
【0089】
コンピュータシステム500はまた、幾つか限定ではない例を挙げると、携帯情報端末(PDA)、デスクトップワークステーション、ラップトップ又はノートブックコンピュータ、ネットブック、タブレット、スマートフォン、スマートウォッチ又は他のウェアラブル、機器、モノのインターネットの一部、及び/又は組込みシステム、又はこれらの何れかの組み合わせの何れかとすることができる。
【0090】
コンピュータシステム500は、限定ではないが、リモート又は分散クラウドコンピューティングソリューション、ローカル又はオンプレミスソフトウェア(「オンプレミス」クラウドベースソリューション)、「アズ・ア・サービス」モデル(例、コンテンツ アズ・ア・サービス(CaaS)、デジタルコンテンツ アズ・ア・サービス(DCaaS)、ソフトウェア アズ・ア・サービス(SaaS)、管理ソフトウェア アズ・ア・サービス(MSaaS)、プラットフォーム アズ・ア・サービス(PaaS)、デスクトップ アズ・ア・サービス(DaaS)、フレームワーク アズ・ア・サービス(FaaS)、バックエンド アズ・ア・サービス(BaaS)、モバイルバックエンド アズ・ア・サービス(MBaaS)、インフラストラクチャ アズ・ア・サービス(IaaS)など)、及び/又は前述の実施例又は他のサービス又はデリバリーパラダイムの何れの組み合わせも含むハイブリッドモデルを含む、何れかのデリバリーパラダイムを介して何れのアプリケーション及び/又はデータにもアクセスするか又はホストするクライアント又はサーバとすることができる。
【0091】
コンピュータシステム500における何れの応用可能なデータ構造、ファイルフォーマット、及びスキームも、限定ではないが、JavaScriptオブジェクトノーテーション(JSON)、拡張可能マークアップ言語(XML)、Yet Anotherマークアップ言語(YAML)、拡張可能ハイパーテキストマークアップ言語(XHTML)、無線マークアップ言語(WML)、メッセージパック、XMLユーザインタフェース言語(XUL)、又は単独又は組み合わせの何れかの他の機能的に類似の表現を含む規格から得ることができる。代替えとして、プロプラエタリデータ構造、フォーマット又はスキームを、単独で、又は様々な規格又はオープン規格と組み合わせて使用することができる。
【0092】
一部の実施形態において、制御論理(ソフトウェア)を格納している有形の非一時的コンピュータ使用可能又は可読媒体を含む有形の非一時的装置又は製造品も、本明細書ではコンピュータプログラム製品又はプログラムストレージデバイスと呼ぶことができる。これは、限定ではないが、コンピュータシステム500、主メモリ508、二次メモリ510、取外し可能ストレージユニット518、及び取外し可能ストレージユニット522、並びに前述の何れの組み合わせも実施する有形の製造品を含む。このような制御論理は、1又は2以上のデータ処理デバイス(コンピュータシステム500又はプロセッサ504など)によって実行された時に、これらのデータ処理デバイスを本明細書に示すように動作させることができる。
【0093】
本開示に包含される教示に基づいて、
図5に示されたもの以外のデータ処理デバイス、コンピュータシステム及び/又はコンピュータアーキテクチャを使用して、本開示の実施形態を使用する方法が当業者に明らかになるであろう。詳細には、実施形態は、本明細書に記述するもの以外のソフトウェア、ハードウェア、及び/又はオペレーティングシステムの実施によって動作することができる。
【0094】
結論
詳細な説明の部分、及び何れの他の部分も、請求項を説明するのに使用されるものとすることを理解されたい。他の部分は、当発明者によって意図されるように1又は2以上であるが全てではない例示的な実施形態を示すことができ、従って、本開示又は添付の請求項を何れの方法でも限定するものではない。
【0095】
本開示は、例示的な実施形態を例示的分野及び応用に関して説明するものであり、開示がこれに限定されないことを理解すべきである。他の実施形態及びこの修正が可能であり、本開示の範囲及び精神内にある。例えば、及びこの段落の概括を限定することなく、実施形態は、図に示される及び/又は本明細書に記述される、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、及び/又はエンティティに限定されない。更に、実施形態(本明細書に明示的に記述されるか否かに関わらず)は、本明細書に記述する実施例を超える分野及び応用への重要な有用性を有する。
【0096】
実施形態は、指示された機能の実施及び指示された機能の関係を示す機能的構築ブロックの支援によって本明細書に記述している。これらの機能的構築ブロックの境界は、説明の便宜のために本明細書では任意に定義されている。指示された機能及び関係(又はこの等価物)が適切に実行される限り、代替えの境界を定義することができる。また、代替えの実施形態は、本明細書に記述したものとは異なる順序付けを使用して、機能的ブロック、ステップ、動作、方法などを実行することができる。
【0097】
本明細書における、「1つの実施形態」、「ある実施形態」、「例示的な実施形態」、又は類似の句の引用は、記述する実施形態が、特定の特徴、構造、又は特性を含むことができるが、あらゆる実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、又は特性を含まなくてもよいことを示す。更にまた、このような句は、必ずしも同じ実施形態を指すものではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性が、ある実施形態に関して記述される時、本明細書に明示的に言及又は記述されているか否かに関わらず、このような特徴、構造、又は特性を他の実施形態に組み入れることは、当業者の知識内にあるであろう。加えて、一部の実施形態は、「結合される」及び「接続される」という表現をこの派生語と共に使用して記述することができる。これらの語は、必ずしも互いの同義語を意図するものではない。例えば、一部の実施形態を、「接続される」及び/又は「結合される」という語を使用して記述して、2又は3以上の要素が互いに直接の物理的又は電気的接触をしていることを示すことができる。しかしながら、「結合される」という語は、2又は3以上の要素が互いに直接接触していないが、互いに協調又は対話することを意味することもできる。
【0098】
本開示の広さ及び範囲は、上述の例示的な実施形態の何れによっても限定されるべきではないが、以下の請求項及びこの等価物に従ってのみ定義するべきである。
【符号の説明】
【0099】
400 コンピュータ実装方法
402 ダウンストリームスマートデバイス検出信号に応答してダウンストリームスマートデバイスからのアソシエーション信号を検出する
404 ダウンストリームスマートデバイスからのアソシエーション信号の検出に応答して、ダウンストリームスマートデバイスが、電気スイッチデバイスの電気端子に結合され、電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されているかどうか決定する
406 ダウンストリームスマートデバイスが、電気スイッチデバイスの電気端子に結合され、電気スイッチデバイスの作動に応答して電気を受け取るよう構成されているという決定に応答して、電気スイッチデバイスの作動停止を阻止することを電気スイッチデバイスに指示するよう構成された制御信号を生成する
408 制御信号を電気スイッチデバイスに送信する
【国際調査報告】