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特表2024-538731地上波ネットワークと非地上波ネットワークとの間のモビリティのための技法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-23
(54)【発明の名称】地上波ネットワークと非地上波ネットワークとの間のモビリティのための技法
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/14 20090101AFI20241016BHJP
   H04W 84/06 20090101ALI20241016BHJP
   H04W 60/00 20090101ALI20241016BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20241016BHJP
   H04W 72/21 20230101ALI20241016BHJP
【FI】
H04W36/14
H04W84/06
H04W60/00
H04W72/23
H04W72/21
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024521115
(86)(22)【出願日】2022-10-10
(85)【翻訳文提出日】2024-06-04
(86)【国際出願番号】 EP2022078158
(87)【国際公開番号】W WO2023057655
(87)【国際公開日】2023-04-13
(31)【優先権主張番号】63/253,974
(32)【優先日】2021-10-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
2.BLUETOOTH
3.ZIGBEE
4.MULTEFIRE
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【弁理士】
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【弁理士】
【氏名又は名称】小梶 晴美
(74)【代理人】
【識別番号】100199705
【弁理士】
【氏名又は名称】仙波 和之
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【弁理士】
【氏名又は名称】石岡 利康
(72)【発明者】
【氏名】リーバリ, オロフ
(72)【発明者】
【氏名】ヤヴツ, エムル
(72)【発明者】
【氏名】マーッタネン, ヘルカ-リーナ
(72)【発明者】
【氏名】オイラー, セバスティアン
(72)【発明者】
【氏名】リン, シンチン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE07
5K067EE10
5K067JJ39
(57)【要約】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするための技法が説明される。無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)によって実施される技法の方法態様に関して、制御メッセージ(520)が、無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)におけるTN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)から受信される。制御メッセージ(520)は、TN(210)とNTN(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602)をサポートするためのNTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する。
【選択図】図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートする方法(300)であって、前記方法(300)は、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)によって実施され、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からの制御メッセージ(520)であって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)と、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からの制御メッセージ(520’)であって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)と
のうちの少なくとも1つを受信すること(302)
を含むかまたは始動する、方法(300)。
【請求項2】
前記制御メッセージ(520)が、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つまたは各々のエフェメリスデータ(514)を指示し、
随意に、前記エフェメリスデータが、ハンドオーバコマンドの一部として提供される特定のシステム情報ブロック(SIB)において提供されるか、または前記エフェメリスデータがフィールドパラメータの明示的セットを介して提供される、請求項1に記載の方法(300)。
【請求項3】
前記少なくとも1つのNTNセルのうちの1つまたは各々が、前記モビリティの、随意に、ハンドオーバのターゲットセルである、および/または
前記少なくとも1つのNTNノードのうちの1つまたは各々が、前記モビリティの、随意に、ハンドオーバのターゲットノードである、および/または
前記少なくとも1つのTNセルのうちの1つまたは各々が、前記モビリティの、随意に、ハンドオーバのソースセルである、および/または
前記少なくとも1つのTNノードのうちの1つまたは各々が、前記モビリティの、随意に、前記ハンドオーバのソースノードである、請求項1または2に記載の方法(300)。
【請求項4】
前記TN(210)の前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が少なくとも1つのTNセル(212)における無線アクセスを提供する、ならびに/あるいは
前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)が前記少なくとも1つのNTNセル(512)における無線アクセスを提供する、ならびに/あるいは
前記制御メッセージ(520)が、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つまたは各々の位置と、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つまたは各々の速度と、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つまたは各々の軌跡(514)と、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、前記カバレッジエリアの参照ポイント、前記カバレッジエリアの中心(522)、および前記カバレッジエリアのサイズ(524)のうちの少なくとも1つと、
前記少なくとも1つのNTNセル(512)のうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、前記カバレッジエリアの参照ポイント、前記カバレッジエリアの中心(522)、および前記カバレッジエリアのサイズ(524)のうちの少なくとも1つと、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つもしくは各々、または前記少なくとも1つのNTNセル(512)のうちの1つもしくは各々のセル識別子、セルID、および/またはキャリア周波数と、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、
随意に前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)に対する、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の位置と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)へのアップリンク送信、および/または前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からのダウンリンク受信のための仰角(516)および/または方位角と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)へのアップリンク送信のためのタイミングアドバンス(TA)または前記TAの事前補償と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)へのビームフォーミングされた送信のためのプリコーダと
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項5】
前記少なくとも1つのTNセル(212)が前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)をサーブしている、および/または
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のサービングノードである、および/または
前記少なくとも1つのTNセル(212)と前記少なくとも1つのNTNセル(512)とが隣接するセルまたは重複するセルである、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項6】
前記少なくとも1つのTNセル(212)が前記モビリティのソースセルである、および/または
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が前記モビリティのソースノードである、および/または
前記少なくとも1つのNTNセル(512)が前記モビリティのターゲットセルである、および/または
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)が前記モビリティのターゲットノードである、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項7】
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)の無線信号強度(RSS)を測定し(304)、要求時に前記制御メッセージ(520)において、前記測定されたRSSを報告することと、
前記制御メッセージ(520)に従って前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の方向性アンテナを前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)に向けること、または前記制御メッセージ(520)に従って無線ビームを前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)に向けるために、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の複数のアンテナにプリコーダを適用することと、
前記制御メッセージ(520)に従って、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)との接続を確立する(306)かまたは再開することと、
前記制御メッセージ(520)に従って、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)にランダムアクセスプリアンブルを送信することと、
前記制御メッセージ(520)に従って、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバを実施することと
のうちの少なくとも1つをさらに含むかまたは始動する、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項8】
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)が、条件の履行時に請求項7のステップのうちの少なくとも1つを実施し、随意に、前記制御メッセージ(520)が前記条件を指示する、および/あるいは前記条件が、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)のカバレッジエリアを出ることと、
前記少なくとも1つのTNセル(212)を出ることと、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)の前記カバレッジエリアに入ることと、
前記少なくとも1つのNTNセル(512)に入ることと、
あらかじめ規定されたTN RSSしきい値に等しいかまたはそれよりも小さい、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のRSSを測定することと、
あらかじめ規定されたRSS NTNしきい値に等しいかまたはそれよりも大きい、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)のRSSまたは前記RSSを測定することと、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のRSSよりも、随意にあらかじめ規定されたヒステリシスオフセットだけ大きい、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)のRSSまたは前記RSSを測定することと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の方法(300)。
【請求項9】
前記制御メッセージ(520)が、随意に前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のシステム情報(SI)において、ブロードキャストされる、あるいは
前記制御メッセージ(520)が、随意に前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)の無線リソース制御(RRC)シグナリングにおいて、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)にユニキャストされる、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からSIを受信することであって、前記SIが、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティをサポートすること、および/または前記NTN(500)に関する情報の利用可能性を指示する、SIを受信することと、
前記SIにおける前記指示に基づいて前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)に要求を送信することであって、前記制御メッセージ(520)が、前記送信された要求に応答して受信される(302)、要求を送信することと
をさらに含むかまたは始動する、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項11】
あらかじめ規定された時間期間の間前記NTN(500)のNTNセルを検索することと、
前記NTN(500)のNTNセルが前記あらかじめ規定された時間期間中に見つけられない場合、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)に要求を送信することであって、前記制御メッセージ(520)が、前記送信された要求に応答して受信される(302)、要求を送信することと
をさらに含むかまたは始動する、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項12】
前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が前記少なくとも1つのTNセル(212)における無線アクセスを提供する、ならびに/あるいは
前記NTN(500)の前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)が少なくとも1つのNTNセル(512)における無線アクセスを提供する、ならびに/あるいは
前記制御メッセージ(520’)が、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)のうちの1つまたは各々のロケーションと、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)のうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、前記カバレッジエリアの参照ポイント、前記カバレッジエリアの中心(522’)、および前記カバレッジエリアのサイズ(524’)のうちの少なくとも1つと、
前記少なくとも1つのTNセル(212)のうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、前記カバレッジエリアの参照ポイント、前記カバレッジエリアの中心(522’)、および前記カバレッジエリアのサイズ(524’)のうちの少なくとも1つと、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)のうちの1つもしくは各々、または前記少なくとも1つのTNセル(212)のうちの1つもしくは各々のセル識別子、セルID、および/またはキャリア周波数と、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、
随意に前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)に対する、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の位置と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)へのアップリンク送信、および/または前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からのダウンリンク受信のための仰角および/または方位角と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)へのアップリンク送信のためのタイミングアドバンス(TA)または前記TAの事前補償と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)へのビームフォーミングされた送信のためのプリコーダと
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項13】
前記少なくとも1つのNTNセル(512)が前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)をサーブしている、および/または
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)が前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のサービングノードである、および/または
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)と前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)とが隣接するノード、随意に隣の隣接するノードである、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項14】
前記少なくとも1つのTNセル(212)が前記モビリティのターゲットセルである、および/または
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が前記モビリティのターゲットノードである、および/または
前記少なくとも1つのNTNセル(512)が前記モビリティのソースセルである、および/または
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)が前記モビリティのソースノードである、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項15】
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)の無線信号強度(RSS)を測定し(304)、要求時に前記制御メッセージ(520)において、前記測定されたRSSを報告することと、
前記制御メッセージ(520’)に従って前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の方向性アンテナを前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)に向けること、または前記制御メッセージ(520’)に従って無線ビームを前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)に向けるために、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の複数のアンテナにプリコーダを適用することと、
前記制御メッセージ(520’)に従って、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)との接続を確立する(306)かまたは再開することと、
前記制御メッセージ(520’)に従って、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)にランダムアクセスプリアンブルを送信することと、
前記制御メッセージ(520’)に従って、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバを実施することと
のうちの少なくとも1つをさらに含むかまたは始動する、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項16】
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)が、条件の履行時に請求項15のステップのうちの少なくとも1つを実施し、随意に、前記制御メッセージ(520’)が前記条件を指示する、および/または前記条件が、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のカバレッジエリアを出ることと、
前記少なくとも1つのNTNセル(512)を出ることと、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)の前記カバレッジエリアに入ることと、
前記少なくとも1つのTNセル(212)に入ることと、
あらかじめ規定されたNTN RSSしきい値に等しいかまたはそれよりも小さい、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)のRSSを測定することと、
あらかじめ規定されたRSS TNしきい値に等しいかまたはそれよりも大きい、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のRSSまたは前記RSSを測定することと、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)のRSSよりも、随意にあらかじめ規定されたヒステリシスオフセットだけ大きい、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のRSSまたは前記RSSを測定することと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法(300)。
【請求項17】
前記制御メッセージ(520’)が、随意に前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のシステム情報(SI)において、ブロードキャストされる、あるいは
前記制御メッセージ(520’)が、随意に前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)の無線リソース制御(RRC)シグナリングにおいて、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)にユニキャストされる、請求項1から16のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項18】
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からSIを受信することであって、前記SIが、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティをサポートすること、および/または前記TN(210)に関する情報の利用可能性を指示する、SIを受信することと、
前記SIにおける前記指示に基づいて前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)に要求を送信することであって、前記制御メッセージ(520’)が、前記送信された要求に応答して受信される(302)、要求を送信することと
をさらに含むかまたは始動する、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項19】
あらかじめ規定された時間期間の間前記TN(210)のTNセルを検索することと、
前記TN(210)のTNセルが前記あらかじめ規定された時間期間中に見つけられない場合、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)に要求を送信することであって、前記制御メッセージ(520’)が、前記送信された要求に応答して受信される(302)、要求を送信することと
をさらに含むかまたは始動する、請求項1から18のいずれか一項に記載の方法(300)。
【請求項20】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602)をサポートする方法(400)であって、前記方法(400)は、前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)によって実施され、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)から前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)に制御メッセージ(520)を送信すること(402)であって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)を送信すること(402)
を含むかまたは始動する、方法(400)。
【請求項21】
請求項2から19のいずれか一項に記載の特徴またはステップ、あるいはそれに対応する特徴またはステップをさらに含む、請求項20に記載の方法(400)。
【請求項22】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602’)をサポートする方法(400’)であって、前記方法(400’)は、前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)によって実施され、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)から前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)に制御メッセージ(520’)を送信すること(402’)であって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)を送信すること(402’)
を含むかまたは始動する、方法(400’)。
【請求項23】
請求項2から19のいずれか一項に記載の特徴またはステップ、あるいはそれに対応する特徴またはステップをさらに含む、請求項22に記載の方法(400)。
【請求項24】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品が1つまたは複数のコンピューティングデバイス(804、904、904’)上で実行されたとき、請求項1から19、20または21、および/あるいは22または23のいずれか一項に記載のステップを実施するための、随意にコンピュータ可読記録媒体(806、906、906’)に記憶された、プログラムコード部分を含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項25】
無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)であって、地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするためのものであり、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)が、命令を記憶するように動作可能なメモリと、前記命令を実行するように動作可能な処理回路とを備え、したがって、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)が、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からの制御メッセージ(520)であって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)と、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からの制御メッセージ(520’)であって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)と
のうちの少なくとも1つを受信すること
を行うように動作可能である、無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)。
【請求項26】
請求項2から19のいずれか一項に記載のステップを実施するようにさらに動作可能な、請求項25に記載の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)。
【請求項27】
無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)であって、地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするためのものであり、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)は、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からの制御メッセージ(520)であって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)と、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からの制御メッセージ(520’)であって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)と
のうちの少なくとも1つを受信すること
を行うように設定された、無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)。
【請求項28】
請求項2から19のいずれか一項に記載のステップを実施するようにさらに設定された、請求項27に記載の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)。
【請求項29】
ユーザ機器(UE)(100;800;1091;1092;1130)であって、地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の前記UE(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするためのものであり、前記UE(100;800;1091;1092;1130)が、前記TNのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)と前記NTNのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)の両方と通信するように設定され、前記UE(100;800;1091;1092;1130)が、無線インターフェース(802;1137)と処理回路(804;1138)とを備え、前記処理回路(804;1138)は、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からの制御メッセージ(520)であって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)と、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からの制御メッセージ(520’)であって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)と
のうちの少なくとも1つを受信すること
を行うように設定された、ユーザ機器(UE)(100;800;1091;1092;1130)。
【請求項30】
前記処理回路(804;1138)が、請求項2から19のいずれか一項に記載のステップを実行するようにさらに設定された、請求項29に記載のUE(100;800;1091;1092;1130)。
【請求項31】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするための、地上波ネットワークノード(TNノード)(200;900;1012a;1012c;1120)であって、前記TNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が、命令を記憶するように動作可能なメモリと、前記命令を実行するように動作可能な処理回路とを備え、したがって、前記TNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が、
前記TNノード(200;900;1012a;1012c;1120)から前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)に制御メッセージ(520)を送信することであって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)を送信すること
を行うように動作可能である、地上波ネットワークノード(TNノード)(200;900;1012a;1012c;1120)。
【請求項32】
請求項20または21に記載のステップのいずれか1つを実施するようにさらに動作可能な、請求項31に記載のTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)。
【請求項33】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするための、地上波ネットワークノード(TNノード)(200;900;1012a;1012c;1120)であって、前記TNノード(200;900;1012a;1012c;1120)は、
前記TNノード(200;900;1012a;1012c;1120)から前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)に制御メッセージ(520)を送信することであって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)を送信すること
を行うように設定された、地上波ネットワークノード(TNノード)(200;900;1012a;1012c;1120)。
【請求項34】
請求項20または21に記載のステップを実施するようにさらに設定された、請求項33に記載のTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)。
【請求項35】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするための、非地上波ネットワークノード(NTNノード)(200’;900’;1012b;1120)であって、前記NTNノード(200’;900’;1012b;1120)が、命令を記憶するように動作可能なメモリと、前記命令を実行するように動作可能な処理回路とを備え、したがって、前記NTNノード(200’;900’;1012b;1120)が、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)から前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)に制御メッセージ(520’)を送信することであって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)を送信すること
を行うように動作可能である、非地上波ネットワークノード(NTNノード)(200’;900’;1012b;1120)。
【請求項36】
請求項22または23に記載のステップのいずれか1つを実施するようにさらに動作可能な、請求項35に記載のNTNノード(200’;900’;1012b;1120)。
【請求項37】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするための、非地上波ネットワークノード(NTNノード)(200’;900’;1012b;1120)であって、前記NTNノード(200’;900’;1012b;1120)は、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)から前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)に制御メッセージ(520’)を送信することであって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)を送信すること
を行うように設定された、非地上波ネットワークノード(NTNノード)(200’;900’;1012b;1120)。
【請求項38】
請求項22または23に記載のステップを実施するようにさらに設定された、請求項37に記載のNTNノード(200’;900’;1012b;1120)。
【請求項39】
ホストコンピュータ(1030;1110)を含む通信システム(1000;1100)であって、前記ホストコンピュータ(1030;1110)は、
ユーザデータを提供するように設定された処理回路(1118)と、
ユーザ機器(UE)(100;800;1091;1092;1130)への送信のために地上波ネットワーク(TN)(210;600;1010)または非地上波ネットワーク(500;600;1010)にユーザデータをフォワーディングするように設定された通信インターフェース(1116)であって、前記UE(100;800;1091;1092;1130)が、無線インターフェース(802;1137)と処理回路(804;1138)とを備え、前記UE(100;800;1091;1092;1130)の前記処理回路(804;1138)が、請求項1から19のいずれか一項に記載のステップを実行するように設定された、通信インターフェース(1116)と
を備える、通信システム(1000;1100)。
【請求項40】
前記UE(100;800;1091;1092;1130)をさらに含む、請求項39に記載の通信システム(1000;1100)。
【請求項41】
前記TN(210;600;1010)および前記非地上波ネットワーク(500;600;1010)が、前記UE(100;1100;1391;1392;1430)と通信するように設定された、TNノード(200;900;1012a;1012c;1120)およびNTNノード(200’;900’;1012b;1120)をさらに含む、請求項39または40に記載の通信システム(1000;1100)。
【請求項42】
前記TN(210;600;1010)および前記非地上波ネットワーク(500;600;1010)の各々が処理回路(904;904’;1128)を備え、前記処理回路(904;904’;1128)が、それぞれ、請求項20または21、および22または23に記載のステップを実行するように設定された、請求項41に記載の通信システム(1000;1100)。
【請求項43】
前記ホストコンピュータ(1030;1110)の前記処理回路(1118)が、ホストアプリケーション(1112)を実行し、それにより、前記ユーザデータを提供するように設定され、
前記UE(100;800;1091;1092;1130)の前記処理回路(804;1138)が、前記ホストアプリケーション(1112)に関連するクライアントアプリケーション(1132)を実行するように設定された、
請求項39から42のいずれか一項に記載の通信システム(1000;1100)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、地上波ネットワークと非地上波ネットワークとの間の無線デバイスのモビリティのための技法に関する。より詳細には、および限定はしないが、地上波ネットワークと非地上波ネットワークとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするための方法およびデバイスが提供される。
【背景技術】
【0002】
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、3GPPリリース8において、エボルブドパケットシステム(EPS)を指定した。EPSは、3GPP Long-Term Evolution(LTE)による無線アクセスネットワーク(RAN)、および3GPPエボルブドパケットコア(EPC)によるコアネットワーク(CN)に基づく。EPSは、当初、ボイスサービスおよびモバイルブロードバンド(MBB)サービスを提供することを意図されたが、その機能を拡大するために絶え間なく発展した。3GPPリリース13以来、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)およびマシン型通信のためのLTE(MTCまたはLTE-M)は、LTEのための3GPP仕様の一部であり、大規模マシン型通信(mMTC)サービスへのコネクティビティを提供する。
【0003】
3GPPリリース15では、第5世代(5G)システム(5GS)の第1のリリースが指定された。これは、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)およびmMTCなど、使用事例をサーブすることを意図された、新世代の無線アクセス技術(RAT)である。5G RATは、新無線(New Radio:NR)アクセス階層(AS)インターフェースと、5Gコアネットワーク(5GC)とを含む。NRの物理レイヤおよび上位レイヤは、LTE仕様の一部を再使用しており、それに対して、たとえば、LTE以外の使用事例のために、構成要素を追加する。1つのそのような構成要素が、3GPP技術のサポートを、6GHzを超える周波数範囲に拡大するための、ビームフォーミングおよびビーム管理のための高性能フレームワークの導入である。
【0004】
リリース15では、3GPPは、非地上波ネットワーク(NTN)における動作のためのNRを準備するためのワークを開始した。そのワークは、たとえば、3GPPドキュメントRP-193234による、研究アイテム「NR to support Non-Terrestrial Networks」内で行われた。リリース16では、NTNネットワークにおける動作のためのNRを準備するためのワークは、研究アイテム「Solutions for NR to support Non-Terrestrial Network」で続いた。並行して、NTNにおける動作のためにNB-IoTおよびLTE-Mを適応させることに対する関心が増している。結果として、3GPPリリース17は、NR NTNと、NTNのNB-IoTおよびLTE-Mサポートとの両方に関するワークアイテムを含んでいる。
【0005】
しかしながら、地上波3GPPネットワーク(TN)からハンドオーバされる無線デバイスが3GPP NTNに接続するために、現在、サービス継続性を達成するためのサポートが限られている。これは、劣化したエンドユーザ性能を生じ得る。
【発明の概要】
【0006】
したがって、地上波ネットワークと非地上波ネットワークとの間のモビリティをサポートする技法が必要である。
【0007】
第1の方法態様に関して、請求項1に記載の、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートする方法が提供される。無線デバイスによって実施される本方法は、無線デバイスにおけるTNの少なくとも1つのTNノードからの制御メッセージと、無線デバイスにおけるNTNの少なくとも1つのNTNノードからの制御メッセージとのうちの少なくとも1つを受信するステップを含むかまたは始動する。少なくとも1つのTNノードからの制御メッセージは、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのNTNの少なくとも1つのNTNセルを指示する。少なくとも1つのNTNノードからの制御メッセージは、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのTNの少なくとも1つのTNセルを指示する。
【0008】
第1の方法態様は、無線デバイスによって実施され得る。
【0009】
TNの少なくとも1つのTNノードからの制御メッセージを受信することによって、無線デバイスの少なくともいくつかの実施形態は、TNとNTNとの間の、たとえば、TNからNTNへの、モビリティにおいてサポートされ得る(たとえば、そのモビリティにおいて支援され得る、および/またはそのモビリティのために準備され得る、および/またはそのモビリティのために設定され得る)。無線デバイスの同じまたはさらなる実施形態は、NTNの少なくとも1つのNTNノードからの制御メッセージを受信することによって、TNとNTNとの間の、たとえば、NTNからTNへの、モビリティにおいてサポートされ得る(たとえば、そのモビリティにおいて支援され得る、および/またはそのモビリティのために準備され得る、および/またはそのモビリティのために設定され得る)。
【0010】
たとえば、本技法は、3GPPに従って、および/またはリリース18におけるNTNの発展において実装され得る。本技法の少なくともいくつかの実施形態は、NTNによって提供されるNTNコネクティビティ(すなわち、無線アクセス)が地上波ネットワークコネクティビティ(すなわち、TNによって提供される無線アクセス)を補完することを可能にすることができる。一例は、TNによるカバレッジが不在であるエリア上で、NTNがカバレッジを提供し得ることである。たとえば、本技法は、NTNによって提供されるコネクティビティとTNによって提供されるコネクティビティとの間のサービス継続性に対処するために、3GPPリリース18において指定され得る。
【0011】
少なくともいくつかの実施形態では、制御メッセージは、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートし得る。たとえば、制御メッセージは、TNからNTNへのおよび/またはNTNからTNへのハンドオーバにおいて(たとえば、ハンドオーバ中に)無線デバイスを支援し得る。
【0012】
TNは、1つまたは複数の地上波(たとえば、地上ベースおよび/または静止)ネットワークノード(TNノード、たとえば、TN基地局)を使用する、無線アクセスネットワーク(RAN)またはRANのセグメントを指し得る。1つまたは複数のTNノードは、地球、火星または任意の他の惑星の表面上にあるおよび/またはその表面によってサポートされる1つまたは複数のネットワークノードを備え得る。
【0013】
少なくとも1つのNTNノードは、1つまたは複数のエアボーンビークルおよび/または1つまたは複数のスペースボーンビークルを備え得る。
【0014】
NTNは、たとえば、無線送信と、無線受信と、無線アクセスを提供することとのうちの少なくとも1つのための非地上波ネットワークノード(NTNノード、たとえば、NTN基地局)として1つまたは複数の非地上波ビークルを使用する、RANまたはRANのセグメントを指し得る。非地上波無線アクセスビークルは、1つまたは複数のエアボーンビークルおよび/または1つまたは複数のスペースボーンビークルを備え得る。本明細書では、エアボーンは、それぞれの惑星の(たとえば、空気に限定されない)大気を指し得る。エアボーンは、大気によってサポートされる、および/または大気中にあることを意味し得る。代替的にまたは追加として、スペースボーンは、天体力学に従って移動すること、および/または宇宙の中(たとえば、宇宙空間)にあることを意味し得る。
【0015】
エアボーンビークルは、1つまたは複数の高高度プラットフォーム(HAP:High Altitude Platform)、たとえば、無人航空機システム(UAS:Unmanned Aircraft System)を備え得、これは、随意に、テザー付き(tethered)UAS、軽無人航空システム(Lighter than Air UAS)、および重無人航空システム(Heavier than Air UAS)を含む。HAPは、8kmから50kmの間の高度、および/または準静止において動作し得る。
【0016】
スペースボーン(spaceborne)(space-borneとも書かれる)ビークルは、1つまたは複数の衛星、たとえば、それぞれの惑星の周りの軌道(orbit)における任意のデバイスを備え得る。スペースボーンビークルは、低地球軌道(LEO)、中間地球軌道(MEO)、または静止地球軌道(GEO)中にあり得る。
【0017】
TNとNTNとは、RANのセグメントであり得る。代替的にまたは追加として、(無線アクセスリンクとも呼ばれる)フィーダリンクが、NTN(たとえば、少なくとも1つのNTNノード)とTNとを(たとえば、少なくとも1つのTNノードに)無線で接続し得る。代替的に、TNとNTNとは、同じコアネットワーク(CN)に接続された2つのRANであり得る。たとえば、フィーダリンクは、CNとNTNとを接続し得る。
【0018】
TN(たとえば、少なくとも1つのTNノードのうちの1つまたは各々)は、たとえば、1つまたは複数のTNセルにおいて無線デバイスをサーブする(すなわち、無線デバイスへの無線アクセスを提供する)ように設定され得る。これは、少なくとも1つのTNノードが1つまたは複数のTNセルをサーブすることと呼ばれることもある。代替的にまたは追加として、NTN(たとえば、NTNの少なくとも1つのNTNノードのうちの1つまたは各々)は、たとえば、1つまたは複数のNTNセルにおいて無線デバイスをサーブする(すなわち、無線デバイスへの無線アクセスを提供する)ように設定され得る。これは、少なくとも1つのNTNノードが1つまたは複数のNTNセルをサーブすることと呼ばれることもある。TNの各セルおよび/またはNTNの各セルは、(たとえば、それぞれの惑星の表面上の)カバレッジエリアに対応し得る。随意に、少なくともNTNノードのうちの1つまたは各々のNTNセルのカバレッジエリアは、それぞれのNTNノードによって移動可能に制御され(たとえば、ステアリング可能であり)得る。
【0019】
TNとNTNとの間のモビリティは、無線デバイスが、TNのTNセルからNTNのNTNセルに移動すること、またはNTNのNTNセルからTNのTNセルに移動することを含み得る。
【0020】
代替的にまたは追加として、モビリティは、無線デバイスが無線デバイスのアイドル状態においてNTNのNTNセルを選択すること(たとえば、再選択すること)を包含し得、随意に、選択された(たとえば、再選択された)NTNセルは、少なくとも1つのNTNノードのNTNセルである。代替的にまたは追加として、モビリティは、無線デバイスが無線デバイスの非アクティブ状態において接続再開プロシージャを始動すること(たとえば、RRC接続再開を送信すること)を包含し得、随意に、接続再開は、少なくとも1つのNTNセルをサーブする少なくとも1つのNTNノードに送信される。代替的にまたは追加として、モビリティは、無線デバイスが、TNおよび/またはNTNが無線デバイスに割り振られた無線アクセスネットワーク(RAN)通知エリア(RNA)を更新することを可能にするロケーション更新プロシージャを実施することを包含し得る。代替的にまたは追加として、モビリティは、無線デバイスが、少なくとも1つのTNノードから(または少なくとも1つのTNノードのTNセルから)少なくとも1つのNTNノードに(または少なくとも1つのNTNセルに)ハンドオーバされること、または少なくとも1つのNTNノードから(または少なくとも1つのNTNセルから)少なくとも1つのTNノードに(または少なくとも1つのTNノードのTNセルに)ハンドオーバされることを包含し得る。
【0021】
(たとえば、第1の方法態様による)TNの少なくとも1つのTNノードは、少なくとも1つのTNセルにおける無線アクセスを提供し得る。代替的にまたは追加として、NTNの少なくとも1つのNTNノードは、少なくとも1つのNTNセルにおける無線アクセスを提供し得る。代替的にまたは追加として、制御メッセージは、少なくとも1つのNTNノードのうちの1つまたは各々の位置と、少なくとも1つのNTNノードのうちの1つまたは各々の速度と、少なくとも1つのNTNノードのうちの1つまたは各々の軌跡(trajectory)と、少なくとも1つのNTNノードのうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、カバレッジエリアの参照ポイント、カバレッジエリアの中心、およびカバレッジエリアのサイズのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つのNTNセルのうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、カバレッジエリアの参照ポイント、カバレッジエリアの中心、およびカバレッジエリアのサイズのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つのNTNノードのうちの1つもしくは各々、または少なくとも1つのNTNセルのうちの1つもしくは各々のセル識別子、セルID、および/またはキャリア周波数と、少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルから少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルへの無線デバイスのハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルから少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルへの無線デバイスのハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、随意に、少なくとも1つのNTNノードに対する、無線デバイスの位置と、無線デバイスから少なくとも1つのNTNノードへのアップリンク送信、および/または無線デバイスにおける少なくとも1つのNTNノードからのダウンリンク受信のための仰角および/または方位角と、無線デバイスから少なくとも1つのNTNノードへのアップリンク送信のためのタイミングアドバンス(TA)またはTAの事前補償と、無線デバイスから少なくとも1つのNTNノードへのビームフォーミングされた送信のためのプリコーダとのうちの少なくとも1つを指示し得る。
【0022】
無線デバイスは、TNのサービングTNセルにおいて制御メッセージを受信し得、および/あるいは、少なくとも1つのTNノードは、無線デバイスのサービングTNノードであるか、またはサービングTNノードを備え得る。
【0023】
それぞれのNTNノードの軌跡(たとえば、飛行経路または軌道)は、エフェメリス(ephemeris)(または複数形:ephemerides)またはエフェメリスデータ、すなわち、NTNノードを具現するそれぞれのエアボーンビークルまたはスペースボーンビークルの軌跡を指示し得るデータと呼ばれることもある。代替的にまたは追加として、制御メッセージは、たとえば、経時的な(たとえば、時間における周期的ポイントにおける)それぞれのNTNノードの位置および速度のうちの少なくとも1つを指示し得る。
【0024】
少なくとも1つのNTNノードのうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリアは、それぞれのNTNノードが無線アクセスを提供するように設定された(たとえば、それぞれの惑星の表面上の)エリアであり得る。言い換えれば、NTNノードは、無線デバイスがカバレッジエリア中にあるとき、無線アクセスを提供することができる。それぞれのNTNノードのカバレッジエリアは、それぞれのNTNノードのNTNセル(たとえば、ビームスポット)と呼ばれることもある。さらに、NTNセルおよびNTNノードという表現は、互換的に使用され得る。たとえば、NTNセルにおける送信または受信は、それぞれのNTNセルをサーブするNTNノードへの送信、またはそのNTNノードからの受信を指し得る。
【0025】
少なくとも1つのNTNセルのうちの1つまたは各々は、モビリティの(たとえば、ハンドオーバの)ターゲットセルであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのNTNノードのうちの1つまたは各々は、モビリティの(たとえば、ハンドオーバの)ターゲットノードであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのTNセルのうちの1つまたは各々は、モビリティの(たとえば、ハンドオーバの)ソースセルであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのTNノードのうちの1つまたは各々は、モビリティの(たとえば、ハンドオーバの)ソースノードであり得る。
【0026】
無線デバイスは、(たとえば、無線デバイスから少なくとも1つのNTNノードへのアップリンク送信、および/または少なくとも1つのNTNノードから無線デバイスへのダウンリンク受信のために)制御メッセージに基づいて、TAと、TAの事前補償(たとえば、コース推定値)と、プリコーダと、仰角と、方位角とのうちの少なくとも1つを算出し得る。
【0027】
(たとえば、第1の方法態様による)少なくとも1つのTNセルは、無線デバイスをサーブしていることがある。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのTNノードは無線デバイスのサービングノードであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのTNセルと少なくとも1つのNTNセルとは、隣接するセルまたは重複するセルである。
【0028】
少なくとも1つのTNノードのTNセル(たとえば、サービングTNセル)、および少なくとも1つのNTNセルのうちの1つまたは各々は、隣接するセルまたは重複するセルであり得る。
【0029】
(たとえば、第1の方法態様による)少なくとも1つのTNセルは、モビリティのソースセルであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのTNノードは、モビリティのソースノードであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのNTNセルは、モビリティのターゲットセルであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのNTNノードは、モビリティのターゲットノードであり得る。
【0030】
(たとえば、第1の方法態様による)方法は、少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルの無線信号強度(RSS)を測定し、要求時に制御メッセージにおいて、測定されたRSSを報告することと、制御メッセージに従って無線デバイスの方向性アンテナを少なくとも1つのNTNノードに向けること、または制御メッセージに従って無線ビームを少なくとも1つのNTNノードに向けるために、無線デバイスの複数のアンテナにプリコーダを適用することと、制御メッセージに従って、少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルとの接続を確立するかまたは再開することと、制御メッセージに従って、無線デバイスから少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルにランダムアクセスプリアンブルを送信することと、制御メッセージに従って、少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルから少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルへの無線デバイスのハンドオーバを実施することとのうちの少なくとも1つをさらに含むかまたは始動し得る。
【0031】
少なくとも1つのNTNノードまたはNTNセルのRSSは測定され得、および/または測定されたRSSは、要求時にのみ制御メッセージにおいて報告され得る。代替的にまたは追加として、無線デバイスは、TNの(たとえば、少なくとも1つのTNノードまたはTNセルの)RSSが、あらかじめ規定されたTNしきい値に等しいかまたはそれよりも大きい場合、たとえば、TNのRSSが、無線デバイスと少なくとも1つのTNノードまたはTNセルとの間の接続のために適切であるかまたは十分である場合、少なくとも1つのNTNノードまたはNTNセルのRSSを測定することを控え得、および/または測定されたRSSを報告することを控え得る。
【0032】
本明細書では、RSSは、参照信号受信電力(RSRP)、参照信号受信品質(RSRQ)、信号対雑音比(SNR)、信号対干渉比(SIR)、信号対干渉雑音比(SINR)のうちの少なくとも1つであるか、またはそれらのうちの少なくとも1つを含み得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのNTNノードまたはNTNセルのRSSを測定することは、少なくとも1つのNTNノードまたはNTNセルの参照信号(RS)または同期信号(たとえば、同期信号ブロック(SSB)、すなわち、同期および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック)のうちの少なくとも1つに基づき得る。
【0033】
複数のアンテナは、アンテナシステム、たとえば、多入力多出力(MIMO)アンテナシステムと呼ばれることがある。方向性アンテナを向けることは、たとえば、方向性アンテナの放射特性の最大が少なくとも1つのNTNノードを対象とするように、方向性アンテナを回転することを含み得る。代替的にまたは追加として、無線ビームを向けることは、たとえば、少なくとも1つのNTNノードに、ビームフォーミングされた送信を向けること(すなわち、最大の送信利得を向けること)および/またはビームフォーミングされた受信を向けること(すなわち、最大の受信利得を向けること)を含み得る。プリコーダは、複数のアンテナの各々についてのビームフォーミング重み(たとえば、複素数)を含み得る。
【0034】
接続は、TNのカバレッジエリアを出るときに、および/またはNTNのカバレッジエリアに入るときに確立されるかまたは再開され得る。
【0035】
接続を確立するかまたは再開することは、ランダムアクセスプリアンブルを送信することを含み得る。
【0036】
(たとえば、第1の方法態様による)無線デバイスは、条件の履行時に請求項7のステップのうちの少なくとも1つを実施し得る。代替的にまたは追加として、制御メッセージは条件を指示し得る。条件は、少なくとも1つのTNノードのカバレッジエリアを出ることと、少なくとも1つのTNセルを出ることと、少なくとも1つのNTNノードのカバレッジエリアに入ることと、少なくとも1つのNTNセルに入ることと、あらかじめ規定されたTN RSSしきい値に等しいかまたはそれよりも小さい、少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルのRSSを測定することと、あらかじめ規定されたRSS NTNしきい値に等しいかまたはそれよりも大きい、少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルのRSSまたはRSSを測定することと、少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルのRSSよりも、随意にあらかじめ規定されたヒステリシスオフセットだけ大きい、少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルのRSSまたはRSSを測定することとのうちの少なくとも1つを含み得る。
【0037】
条件の履行は、トリガと呼ばれることもある。代替的にまたは追加として、条件は、たとえば、TNからNTNへの、またはNTNからTNへのモビリティ(たとえば、ハンドオーバ)のためのあらかじめ規定された条件であり得る。
【0038】
本明細書では、「あらかじめ規定された」は、(たとえば、制御メッセージまたは別個の設定メッセージによって、随意に少なくとも1つのTNノードから)「設定された」、および/または(たとえば、技術仕様において、および/またはハードコーディングされた)「指定された」を含み得る。
【0039】
(たとえば、第1の方法態様による)制御メッセージは、随意に少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルのシステム情報(SI)において、ブロードキャストされ得る。代替的にまたは追加として、制御メッセージは、随意に少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルの無線リソース制御(RRC)シグナリングにおいて、無線デバイスにユニキャストされ得る。
【0040】
(たとえば、第1の方法態様による)方法は、少なくとも1つのTNノードからSIを受信することをさらに含むかまたは始動し得る。SIは、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートすること、および/またはNTNに関する情報の利用可能性を指示し得る。本方法は、SIにおける指示に基づいて少なくとも1つのTNノードに要求を送信することをさらに含むかまたは始動し得る。制御メッセージは、送信された要求に応答して受信され得る。
【0041】
(たとえば、第1の方法態様による)方法は、あらかじめ規定された時間期間の間NTNのNTNセルを検索することと、NTNのNTNセルがあらかじめ規定された時間期間中に見つけられない場合、少なくとも1つのTNノードに要求を送信することとをさらに含むかまたは始動し得る。制御メッセージは、送信された要求に応答して受信され得る。
【0042】
(たとえば、第1の方法態様による)TNの少なくとも1つのTNノードは、少なくとも1つのTNセルにおける無線アクセスを提供し得る。代替的にまたは追加として、NTNの少なくとも1つのNTNノードは、少なくとも1つのNTNセルにおける無線アクセスを提供し得る。制御メッセージは、少なくとも1つのTNノードのうちの1つまたは各々のロケーションと、少なくとも1つのTNノードのうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、カバレッジエリアの参照ポイント、カバレッジエリアの中心、およびカバレッジエリアのサイズのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つのTNセルのうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、カバレッジエリアの参照ポイント、カバレッジエリアの中心、およびカバレッジエリアのサイズのうちの少なくとも1つと、少なくとも1つのTNノードのうちの1つもしくは各々、または少なくとも1つのTNセルのうちの1つもしくは各々のセル識別子(セルID)および/またはキャリア周波数と、少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルから少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルへの無線デバイスのハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルから少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルへの無線デバイスのハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、随意に少なくとも1つのTNノードに対する、無線デバイスの位置と、無線デバイスから少なくとも1つのTNノードへのアップリンク送信、および/または無線デバイスにおける少なくとも1つのTNノードからのダウンリンク受信のための仰角および/または方位角と、無線デバイスから少なくとも1つのTNノードへのアップリンク送信のためのタイミングアドバンス(TA)またはTAの事前補償と、無線デバイスから少なくとも1つのTNノードへのビームフォーミングされた送信のためのプリコーダとのうちの少なくとも1つを指示し得る。
【0043】
(たとえば、第1の方法態様による)少なくとも1つのNTNセルは、無線デバイスをサーブしていることがある。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのNTNノードは無線デバイスのサービングノードであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのTNノードと少なくとも1つのNTNノードとは、隣接するノード、随意に隣の隣接するノードである。
【0044】
(たとえば、第1の方法態様による)少なくとも1つのTNセルは、モビリティのターゲットセルであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのTNノードは、モビリティのターゲットノードであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのNTNセルは、モビリティのソースセルであり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのNTNノードは、モビリティのソースノードであり得る。
【0045】
(たとえば、第1の方法態様による)方法は、少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルの無線信号強度(RSS)を測定し、要求時に制御メッセージにおいて、測定されたRSSを報告することと、制御メッセージに従って無線デバイスの方向性アンテナを少なくとも1つのTNノードに向けること、または制御メッセージに従って無線ビームを少なくとも1つのTNノードに向けるために、無線デバイスの複数のアンテナにプリコーダを適用することと、制御メッセージに従って、少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルとの接続を確立するかまたは再開することと、制御メッセージに従って、無線デバイスから少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルにランダムアクセスプリアンブルを送信することと、制御メッセージに従って、少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルから少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルへの無線デバイスのハンドオーバを実施することとのうちの少なくとも1つをさらに含むかまたは始動し得る。
【0046】
(たとえば、第1の方法態様による)無線デバイスは、条件の履行時に請求項15のステップのうちの少なくとも1つを実施し得る。代替的にまたは追加として、制御メッセージは条件を指示し得る、および/または条件は、少なくとも1つのNTNノードのカバレッジエリアを出ることと、少なくとも1つのNTNセルを出ることと、少なくとも1つのTNノードのカバレッジエリアに入ることと、少なくとも1つのTNセルに入ることと、あらかじめ規定されたNTN RSSしきい値に等しいかまたはそれよりも小さい、少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルのRSSを測定することと、あらかじめ規定されたRSS TNしきい値に等しいかまたはそれよりも大きい、少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルのRSSまたは上記RSSを測定することと、少なくとも1つのNTNノードまたは少なくとも1つのNTNセルのRSSよりも、随意にあらかじめ規定されたヒステリシスオフセットだけ大きい、少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルのRSSまたは上記RSSを測定することとのうちの少なくとも1つを含む。
【0047】
(たとえば、第1の方法態様による)制御メッセージは、随意に少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルのシステム情報(SI)において、ブロードキャストされ得る。代替的にまたは追加として、制御メッセージは、随意に少なくとも1つのTNノードまたは少なくとも1つのTNセルの無線リソース制御(RRC)シグナリングにおいて、無線デバイスにユニキャストされ得る。
【0048】
(たとえば、第1の方法態様による)方法は、少なくとも1つのNTNノードからSIを受信することであって、SIが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートすること、および/またはTNに関する情報の利用可能性を指示する、SIを受信することをさらに含むかまたは始動し得る。本方法は、SIにおける指示に基づいて少なくとも1つのNTNノードに要求を送信することをさらに含むかまたは始動し得る。制御メッセージは、送信された要求に応答して受信され得る。
【0049】
(たとえば、第1の方法態様による)方法は、あらかじめ規定された時間期間の間TNのTNセルを検索することをさらに含むかまたは始動し得る。TNのTNセルがあらかじめ規定された時間期間中に見つけられない場合、少なくとも1つのNTNノードに要求を送信すること。制御メッセージは、送信された要求に応答して受信され得る。
【0050】
第2の方法態様に関して、請求項20に記載の、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートする方法が提供される。本方法は、TNの少なくとも1つのTNノードによって実施される。本方法は、少なくとも1つのTNノードから無線デバイスに制御メッセージを送信するステップであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのNTNの少なくとも1つのNTNセルを指示する、制御メッセージを送信するステップを含むかまたは始動する。
【0051】
第2の方法態様は、TNの少なくともTNノードによって実施され得る。
【0052】
第2の方法態様は、第1の方法態様のコンテキストにおいて開示される任意の特徴および/または任意のステップ、あるいはそれに対応する特徴および/またはステップ、たとえば、送信機または無線デバイス特徴またはステップに対する受信機相対物またはTN相対物をさらに含み得る。
【0053】
第3の方法態様に関して、請求項22に記載の、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートする方法が提供される。本方法は、NTNの少なくとも1つのNTNノードによって実施される。本方法は、少なくとも1つのNTNノードから無線デバイスに制御メッセージを送信するステップであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのTNの少なくとも1つのTNセルを指示する、制御メッセージを送信するステップを含むかまたは始動する。
【0054】
第3の方法態様は、NTNの少なくとも1つのNTNノードによって実施され得る。
【0055】
第3の方法態様は、第1および/または第2の方法態様のコンテキストにおいて開示される任意の特徴および/または任意のステップ、あるいはそれに対応する特徴および/またはステップ、たとえば、送信機または無線デバイス特徴またはステップに対する受信機相対物またはNTN相対物をさらに含み得る。
【0056】
別の態様に関して、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、本コンピュータプログラム製品が1つまたは複数のコンピューティングデバイスによって実行されたとき、本明細書で開示される第1および/または第2および/または第3の方法態様のステップのいずれか1つを実施するためのプログラムコード部分を含む。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読記録媒体に記憶され得る。コンピュータプログラム製品はまた、たとえば、無線ネットワーク、RAN、インターネット、および/またはホストコンピュータを介した、ダウンロードのために提供され得る。代替的に、または追加として、本方法は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/または特定用途向け集積回路(ASIC)において符号化され得るか、あるいは、機能が、ハードウェア記述言語によってダウンロードのために提供され得る。
【0057】
第1のデバイス態様に関して、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートするための無線デバイスが提供される。無線デバイスは、命令を記憶するように動作可能なメモリと、命令を実行するように動作可能な処理回路とを備え、したがって、無線デバイスは、無線デバイスにおけるTNの少なくとも1つのTNノードからの制御メッセージであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのNTNの少なくとも1つのNTNセルを指示する、制御メッセージと、無線デバイスにおけるNTNの少なくとも1つのNTNノードからの制御メッセージであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのTNの少なくとも1つのTNセルを指示する、制御メッセージとのうちの少なくとも1つを受信することを行うように動作可能である。
【0058】
(たとえば、第1のデバイス態様による)無線デバイスは、第1の方法態様のステップのいずれか1つを実施するようにさらに動作可能であり得る。
【0059】
別の第1のデバイス態様に関して、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートするための無線デバイスが提供される。無線デバイスは、無線デバイスにおけるTNの少なくとも1つのTNノードからの制御メッセージであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのNTNの少なくとも1つのNTNセルを指示する、制御メッセージと、無線デバイスにおけるNTNの少なくとも1つのNTNノードからの制御メッセージであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのTNの少なくとも1つのTNセルを指示する、制御メッセージとのうちの少なくとも1つを受信することを行うように設定される。
【0060】
(たとえば、第1のデバイス態様による)無線デバイスは、第1の方法態様のステップのいずれか1つを実施するようにさらに設定され得る。
【0061】
別の第1のデバイス態様に関して、ユーザ機器(UE)であって、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間のUEのモビリティをサポートするためのUEが提供される。UEは、TNのTNノードとNTNのNTNノードの両方と通信するように設定され、UEは、無線インターフェースと処理回路とを備え、処理回路は、無線デバイスにおけるTNの少なくとも1つのTNノードからの制御メッセージであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのNTNの少なくとも1つのNTNセルを指示する、制御メッセージと、無線デバイスにおけるNTNの少なくとも1つのNTNノードからの制御メッセージであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのTNの少なくとも1つのTNセルを指示する、制御メッセージとのうちの少なくとも1つを受信することを行うように設定される。
【0062】
(たとえば、第1のデバイス態様による)UE、処理回路は、第1の方法態様のステップのいずれか1つを実行するようにさらに設定され得る。
【0063】
第2のデバイス態様に関して、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートするための地上波ネットワークノード(TN)ノードが提供される。TNノードは、命令を記憶するように動作可能なメモリと、命令を実行するように動作可能な処理回路とを備え、したがって、TNノードは、TNノードから無線デバイスに制御メッセージを送信することであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのNTNの少なくとも1つのNTNセルを指示する、制御メッセージを送信することを行うように動作可能である。
【0064】
(たとえば、第2のデバイス態様による)TNノードは、第2の方法態様のステップのいずれか1つを実施するようにさらに動作可能であり得る。
【0065】
別の第2のデバイス態様に関して、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートするための地上波ネットワークノード(TNノード)が提供される。TNノードは、TNノードから無線デバイスに制御メッセージを送信することであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのNTNの少なくとも1つのNTNセルを指示する、制御メッセージを送信することを行うように設定される。
【0066】
(たとえば、第2のデバイス態様による)TNノードは、第2の方法態様のステップのいずれか1つを実施するようにさらに設定され得る。
【0067】
第3のデバイス態様に関して、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートするための非地上波ネットワークノード(NTN)ノードが提供される。NTNノードは、命令を記憶するように動作可能なメモリと、命令を実行するように動作可能な処理回路とを備え、したがって、NTNノードは、少なくとも1つのNTNノードから無線デバイスに制御メッセージを送信することであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのTNの少なくとも1つのTNセルを指示する、制御メッセージを送信することを行うように動作可能である。
【0068】
(たとえば、第3のデバイス態様による)NTNノードは、第3の方法態様のステップのいずれか1つを実施するようにさらに動作可能であり得る。
【0069】
別の第3のデバイス態様に関して、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートするための非地上波ネットワークノード(NTN)ノードが提供される。NTNノードは、少なくとも1つのNTNノードから無線デバイスに制御メッセージを送信することであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのTNの少なくとも1つのTNセルを指示する、制御メッセージを送信することを行うように設定される。
【0070】
(たとえば、第3のデバイス態様による)NTNノードは、第3の方法態様のステップのいずれか1つを実施するようにさらに設定され得る。
【0071】
システム態様に関して、通信システムが提供される。通信システムは、ユーザデータを提供するように設定された処理回路と、ユーザ機器(UE)への送信のためにユーザデータを地上波ネットワーク(TN)または非地上波ネットワークにフォワーディングするように設定された通信インターフェースとを備えるホストコンピュータを含む。UEは、無線インターフェースと処理回路とを備え、UEの処理回路は、第1の方法態様のステップのいずれか1つを実行するように設定される。
【0072】
(たとえば、システム態様による)通信システムは、UEをさらに含み得る。
【0073】
(たとえば、システム態様による)TNおよびNTNは、TNノードとNTNノードとをさらに備え得、それらの各々は、UEと通信するように設定される。
【0074】
(たとえば、システム態様による)TNとNTNとの各々は処理回路を備え得、処理回路は、それぞれ、第2の方法態様のステップおよび第3の方法態様のステップのいずれか1つを実行するように設定される。
【0075】
(たとえば、システム態様による)ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによりユーザデータを提供するように設定され得る。UEの処理回路は、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定され得る。
【0076】
限定はしないが、たとえば、3GPP実装形態では、任意の「無線デバイス」はユーザ機器(UE)であり得る。方法態様のいずれか1つが、地上波-非地上波ネットワークサービス継続性をサポートするための方法によって具現され得る。
【0077】
本技法の実施形態は、5G NR、NB-IoT、LTE-M、NTN、衛星通信、およびサービス継続性のうちの少なくとも1つのために実装され得る。
【0078】
本技法は、3GPP新無線(NR)のコンテキストにおいて、たとえば、1つまたは複数のサービス品質(QoS)レベルの履行において適用され得る。
【0079】
本技法は、3GPP仕様に従って、たとえば、3GPPリリース17または18について実装され得る。本技法は、3GPP LTEまたは3GPP NRについて、たとえば、3GPPドキュメントTS38.331、バージョン16.6.0の修正に従って実装され得る。たとえば、制御メッセージは、NRについての3GPPドキュメントTS38.331において指定された無線リソース制御(RRC)シグナリングを使用するか、または修正して実装され得る。
【0080】
無線デバイスは、制御メッセージの複数のインスタンスを受信し得る。たとえば、制御メッセージの第1のインスタンスが、制御メッセージの第2のインスタンスにおいて(たとえば、要求時に)少なくとも1つのTNノードがNTN情報を無線デバイスにシグナリングすることのサポートの指示を含み得る。代替的にまたは追加として、制御メッセージの異なるインスタンスが、(少なくとも1つのTNノードの)異なるTNノードから、または(少なくとも1つのNTNノードの)異なるNTNノードから、または少なくとも1つのTNノードおよび少なくとも1つのNTNノードから受信され得る。
【0081】
無線デバイスは、たとえば、3GPP仕様によれば、ユーザ機器(UE)であり得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのNTNノードは、衛星またはスペースボーン基地局であり得る。代替的にまたは追加として、TNノードは、静止および/または地上波(たとえば、地上ベース)基地局であり得る。
【0082】
無線デバイスをサーブするために、無線デバイスは、Uuインターフェースを通してアップリンク(UL)および/またはダウンリンク(DL)において少なくとも1つのTNノードおよび/または少なくとも1つのNTNに無線で接続され得る。代替的にまたは追加として、少なくとも1つのNTNノードと無線デバイスとの間の無線接続はKuマイクロ波帯域およびKaマイクロ波帯域を使用し得、Kuマイクロ波帯域およびKaマイクロ波帯域は、それぞれ、12~18GHzおよび26.5~49GHz帯域において動作する。
【0083】
RAN、すなわち、TNおよびNTNは、それぞれ、第2および第3の方法態様を実施する1つまたは複数の基地局を備え得る。
【0084】
無線デバイスのいずれも、3GPPユーザ機器(UE)またはWi-Fi局(STA)または加入者地上局であり得る。無線デバイスは、移動局またはポータブル局、マシン型通信(MTC)のためのデバイス、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)のためのデバイス、あるいはそれらの組合せであり得る。UEおよび移動局のための例は、モバイルフォンと、タブレットコンピュータと、自動運転ビークルとを含む。ポータブル局のための例は、ラップトップコンピュータとテレビ受像機とを含む。MTCデバイスまたはNB-IoTデバイスのための例は、たとえば、製造、自動車通信およびホームオートメーションにおける、ロボット、センサーおよび/またはアクチュエータを含む。MTCデバイスまたはNB-IoTデバイスは、製造工場、家庭用器具およびコンシューマエレクトロニクスにおいて実装され得る。
【0085】
RAN、TN、および/またはNTNを指すときはいつでも、それはTNノードおよびNTNノードとして働く1つまたは複数の基地局によって実装され得る。
【0086】
本明細書では、無線で接続されること、または接続を確立すること、または接続を再開すること、または無線デバイスをサーブすることは、無線デバイスが無線リソース制御(RRC)状態またはアクティブモードに従って、随意にRANの少なくとも1つの基地局と接続されることを指し得る。
【0087】
基地局(すなわち、任意のNTノードおよび/または任意のNTNノード)は、無線デバイスの1つまたは複数の実施形態への無線アクセスを提供するように設定された任意の局を包含し得る。基地局(すなわち、任意のNTノードおよび/または任意のNTNノード)は、セル、送信および受信ポイント(TRP)、無線アクセスノードまたはアクセスポイント(AP)と呼ばれることもある。基地局および/または無線デバイスは、無線デバイスにユーザデータを提供するかまたは無線デバイスからユーザデータを集める、ホストコンピュータへのデータリンクを提供し得る。基地局のための例(すなわち、任意のNTノードおよび/または任意のNTNノード)は、3G基地局またはノードB(NB)と、4G基地局またはeノードB(eNB)と、5G基地局またはgノードB(gNB)と、Wi-Fi APと、(たとえば、Bluetooth、ZigBeeまたはZ-Waveによる)ネットワークコントローラとを含み得る。
【0088】
RAN(たとえば、TNおよび/またはNTN)は、GSM(Global System for Mobile Communications)、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)、3GPP Long Term Evolution(LTE)および/または3GPP新無線(NR)に従って実装され得る。
【0089】
本技法の任意の態様は、無線通信のためのプロトコルスタックの物理レイヤ(PHY)、媒体アクセス制御(MAC)レイヤ、無線リンク制御(RLC)レイヤ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤ、および/または無線リソース制御(RRC)レイヤ上で実装され得る。
【0090】
本明細書では、レイヤのプロトコルを指すことは、プロトコルスタックにおける対応するレイヤをも指し得る。その逆も同様であり、プロトコルスタックのレイヤを指すことは、レイヤの対応するプロトコルをも指し得る。任意のプロトコルが、対応する方法によって実装され得る。
【0091】
任意の態様では、制御メッセージは、TNコネクティビティからNTNコネクティビティへの、および/またはNTNコネクティビティからTNコネクティビティへの効率的な転送を行うために、無線デバイス(たとえば、UE)を準備するための異なるタイプのTNシグナリングを含み得る。
【0092】
代替的にまたは追加として、任意の態様では、制御メッセージは、TNコネクティビティからNTNコネクティビティへの、および/またはNTNコネクティビティからTNコネクティビティへのモビリティ(たとえば、ハンドオーバ)を助ける3GPP NTN情報の3GPP TNシグナリングを含み得る。
【0093】
少なくとも1つのTNノードは、あるまたは1つのTNノードであり得る。少なくとも1つのNTNノードは、あるまたは1つのNTNノードであり得る。
【0094】
またさらなる態様に関して、ホストコンピュータを含む通信システムが提供される。ホストコンピュータは、ユーザデータを提供するように設定された処理回路を備える。ホストコンピュータは、UEへの送信のためにデータをセルラネットワーク(たとえば、RAN、TN、NTN、基地局のいずれか、少なくとも1つのTNノード、および/または少なくとも1つのNTNノード)にフォワーディングするように設定された通信インターフェースをさらに備える。セルラネットワークの処理回路は、第2および/または第3の方法態様のステップのいずれか1つを実行するように設定される。UEは、無線インターフェースと処理回路とを備え、処理回路は、第1の方法態様のステップのいずれか1つを実行するように設定される。
【0095】
通信システムは、UEをさらに含み得る。代替的に、または追加として、セルラネットワークは、第1および/または第2および/または第3の方法態様を使用して、UEとの無線通信のために、および/またはUEとホストコンピュータとの間のデータリンクを提供するように設定された1つまたは複数の基地局をさらに含み得る。
【0096】
ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それにより、データおよび/または本明細書で説明される任意のホストコンピュータ機能を提供するように設定され得る。代替的に、または追加として、UEの処理回路は、ホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行するように設定され得る。
【0097】
デバイス、無線デバイス、UE、基地局のいずれか、TNノード、NTNノード、通信システム、あるいは本技法を具現するための任意のノードまたは局のいずれか1つは、方法態様のコンテキストにおいて開示される任意の特徴をさらに含み得、その逆も同様である。特に、本明細書で開示されるユニットおよびモジュールのいずれか1つは、方法態様のステップのうちの1つまたは複数を実施または開始するように設定され得る。
【0098】
本技法の実施形態のさらなる詳細が、同封の図面を参照しながら説明される。
【図面の簡単な説明】
【0099】
図1】無線デバイスにおいて実装可能であり得る、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのデバイスの一実施形態の概略ブロック図である。
図2-1】TNにおいて実装可能であり得る、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのデバイスの一実施形態の概略ブロック図である。
図2-2】NTNにおいて実装可能であり得る、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのデバイスの一実施形態の概略ブロック図である。
図3図1のデバイスによって実装可能であり得る、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートする方法のためのフローチャートである。
図4-1】図2‐1のデバイスによって実装可能であり得る、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートする方法のためのフローチャートである。
図4-2】図3のデバイスによって実装可能であり得る、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートする方法のためのフローチャートである。
図5】それぞれ図3図4‐1、および図4‐2の方法を実施するための図1図2‐1、および図2‐2のデバイスの実施形態を含むNTNの一例を概略的に示す図である。
図6A】それぞれ図3および図4‐1の方法を実施するための図1および図2‐1のデバイスの実施形態を含むRANの一例を概略的に示す図である。
図6B】無線通信におけるそれぞれ図3および図4‐1の方法を実施する図1および図2‐1のデバイスの実施形態から生じるシグナリング図を概略的に示す図である。
図7A】それぞれ図3および図4‐2の方法を実施するための図1および図2‐2のデバイスの実施形態を含むRANの一例を概略的に示す図である。
図7B】無線通信におけるそれぞれ図3および図4‐2の方法を実施する図1および図2‐2のデバイスの実施形態から生じるシグナリング図を概略的に示す図である。
図8図1のデバイスを具現する無線デバイスの概略ブロック図である。
図9-1】図2‐1のデバイスを具現するTNノードの概略ブロック図である。
図9-2】図2‐2のデバイスを具現するNTNノードの概略ブロック図である。
図10】中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続された例示的な通信ネットワークを概略的に示す図である。
図11】部分的無線接続上で、ホストコンピュータが、基地局またはゲートウェイとして機能する無線デバイスを介してユーザ機器と通信することの一般化されたブロック図である。
図12】ホストコンピュータと、基地局またはゲートウェイとして機能する無線デバイスと、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のためのフローチャートである。
図13】ホストコンピュータと、基地局またはゲートウェイとして機能する無線デバイスと、ユーザ機器とを含む通信システムにおいて実装される方法のためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0100】
以下の説明では、限定ではなく説明の目的で、本明細書で開示される技法の完全な理解を提供するために、特定のネットワーク環境など、特定の詳細が記載される。本技法が、これらの特定の詳細から逸脱する他の実施形態において実施され得ることが、当業者には明らかであろう。その上、以下の実施形態は、主に新無線(NR)または5G実装形態について説明されるが、本明細書で説明される技法はまた、規格ファミリーIEEE802.11による無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)実装形態、3GPP LTE(たとえば、LTEアドバンスト、またはMulteFireなどの関係する無線アクセス技法)を含む、任意の他の無線通信技法のために、Bluetooth Special Interest Group(SIG)、特にBluetooth低エネルギー、BluetoothメッシュネットワーキングおよびBluetoothブロードキャスティングによるBluetoothのために、Z-Wave AllianceによるZ-Waveのために、またはIEEE802.15.4に基づくZigBeeのために、実装され得ることが容易に明らかである。
【0101】
その上、本明細書で説明される機能、ステップ、ユニットおよびモジュールは、プログラムされたマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、または、たとえば、高度RISCマシン(ARM)を含む汎用コンピュータとともに機能するソフトウェアを使用して実装され得ることを、当業者は諒解されよう。以下の実施形態は、主に、方法およびデバイスを伴うコンテキストにおいて説明されるが、本発明はまた、コンピュータプログラム製品において具現され、ならびに少なくとも1つのコンピュータプロセッサと少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを備えるシステムにおいて具現され得、メモリは、機能およびステップを実施するか、または本明細書で開示されるユニットおよびモジュールを実装し得る、1つまたは複数のプログラムで符号化されることも諒解されよう。
【0102】
図1は、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのデバイスの、および/または第1のデバイス態様による一実施形態のブロック図を概略的に示す。デバイスは、総称的に、参照符号100によって参照される。
【0103】
デバイス100は、少なくとも1つの制御メッセージを受信する制御メッセージ受信モジュール102を備える。
【0104】
少なくとも1つの制御メッセージは、無線デバイスにおいてTNの少なくとも1つの(たとえば、ある)TNノードから受信され得る。後者の制御メッセージは、TNとNTNとの間の、たとえば、TNからNTNへの、無線デバイスのモビリティをサポートするためのNTNの少なくとも1つのNTNセルを指示し得る。
【0105】
代替的にまたは追加として、少なくとも1つの制御メッセージは、無線デバイスにおいてNTNの少なくとも1つの(たとえば、ある)NTNノードから受信され得る。後者の制御メッセージは、TNとNTNとの間の、たとえば、NTNからTNへの、無線デバイスのモビリティをサポートするためのTNの少なくとも1つのTNセルを指示し得る。
【0106】
随意に、デバイス100は、少なくとも1つのNTNノードおよび/または少なくとも1つのNTNセルの無線信号強度(RSS)を測定し、および/または、たとえば、要求時に制御メッセージにおいて、測定されたRSSをTNまたはNTNに報告する、測定報告モジュール104を備える。
【0107】
代替的にまたは追加として、デバイス100は、制御メッセージに従って、少なくとも1つのNTNノードおよび/または少なくとも1つのNTNセル、ならびに/あるいは少なくとも1つのTNノードおよび/または少なくとも1つのTNセルとの接続を確立するかまたは再開する接続確立モジュールを備える。
【0108】
デバイス100のモジュールのいずれも、対応する機能を提供するように設定されたユニットによって実装され得る。
【0109】
デバイス100は、無線デバイス(または手短に言えば、UE)と呼ばれることもあり、または無線デバイスによって具現され得る。
【0110】
無線デバイス100と少なくとも1つのTNノードとは、たとえば、少なくとも制御メッセージを受信したとき、および接続を確立するかまたは再開することより前に、直接無線通信していることがある。無線デバイス100と少なくとも1つのNTNノードとは、たとえば、接続を確立するかまたは再開することの結果として、あるいはその後に、直接無線通信していることがある。
【0111】
代替的にまたは追加として、無線デバイス100と少なくとも1つのNTNノードとは、たとえば、少なくとも制御メッセージを受信したとき、および接続を確立するかまたは再開することより前に、直接無線通信していることがある。無線デバイス100と少なくとも1つのTNノードとは、たとえば、接続を確立するかまたは再開することの結果として、あるいはその後に、直接無線通信していることがある。
【0112】
少なくとも1つのTNノードは、以下のデバイス200によって具現され得る。少なくとも1つのNTNノードは、さらなる以下のデバイス200’によって具現され得る。
【0113】
図2‐1は、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのデバイスの、および/または第2のデバイス態様による一実施形態のブロック図を概略的に示す。デバイスは、総称的に、参照符号200によって参照される。
【0114】
デバイス200は、たとえば、第1および/または第2の(たとえば、方法またはデバイス)態様のコンテキストにおいて説明されるように、制御メッセージを送信する制御送信モジュール202を備える。
【0115】
デバイス200のモジュールのいずれも、対応する機能を提供するように設定されたユニットによって実装され得る。
【0116】
デバイス200は、TNノード(または手短に言えば、gNB)と呼ばれることもあり、またはTNノードによって具現され得る。
【0117】
図2‐2は、地上波ネットワーク(TN)と非地上波ネットワーク(NTN)との間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのデバイスの、および/または第3のデバイス態様による一実施形態のブロック図を概略的に示す。デバイスは、総称的に、参照符号200’によって参照される。
【0118】
デバイス200’は、たとえば、第1および/または第3の(たとえば、方法またはデバイス)態様のコンテキストにおいて説明されるように、制御メッセージを送信する制御送信モジュール202’を備える。
【0119】
デバイス200のモジュールのいずれも、対応する機能を提供するように設定されたユニットによって実装され得る。
【0120】
デバイス200’は、NTNノード(または手短に言えば、衛星またはHAP)と呼ばれることもあり、またはNTNノードによって具現され得る。
【0121】
図3は、第1の方法態様の一実施形態を実施する方法300のための例示的なフローチャートを示す。
【0122】
ステップ302において、無線デバイスは、
- 無線デバイスにおけるTNの少なくとも1つのTNノードからの制御メッセージであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのNTNの少なくとも1つのNTNセルを指示する、制御メッセージと、
- 無線デバイスにおけるNTNの少なくとも1つのNTNノードからの制御メッセージであって、制御メッセージが、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのTNの少なくとも1つのTNセルを指示する、制御メッセージと
のうちの少なくとも1つを受信する。
【0123】
方法300は、デバイス100によって実施され得る。たとえば、モジュール102、104、および106は、それぞれ、ステップ302、304、および306を実施し得る。
【0124】
図4‐1は、第2の方法態様の一実施形態を実施する方法400のための例示的なフローチャートを示す。
【0125】
ステップ402において、あるまたは少なくとも1つのTNノードが無線デバイスに制御メッセージを送信する。制御メッセージは、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのNTNの少なくとも1つのNTNセルを指示する。
【0126】
方法400は、デバイス200によって実施され得る。たとえば、モジュール202は、ステップ402を実施し得る。
【0127】
図4‐2は、第3の方法態様の一実施形態を実施する方法400’のための例示的なフローチャートを示す。
【0128】
ステップ402’において、あるまたは少なくとも1つのNTNノードが無線デバイスに制御メッセージを送信する。制御メッセージは、TNとNTNとの間の無線デバイスのモビリティをサポートするためのTNの少なくとも1つのTNセルを指示する。
【0129】
方法400’は、デバイス200’によって実施され得る。たとえば、モジュール202は、ステップ402を実施し得る。
【0130】
任意の態様では、デバイス100は無線デバイスであり得る。TNノード200は地上波基地局であり得る。NTNノード200’は非地上波基地局(たとえば、衛星またはHAP)であり得る。
【0131】
本明細書では、任意の無線デバイスは、基地局またはRAN(たとえば、TNおよび/またはNTN)に無線で接続可能な、移動局またはポータブル局および/あるいは任意の無線デバイスであり得る。たとえば、無線デバイスは、ユーザ機器(UE)、マシン型通信(MTC)のためのデバイス、または(たとえば、狭帯域)モノのインターネット(IoT)のためのデバイスであり得る。2つまたはそれ以上の無線デバイスが、たとえば、アドホック無線ネットワークにおいてまたは3GPP SL接続を介して、互いに無線で接続するように設定され得る。さらに、任意の基地局は、無線アクセスを提供する局であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)の一部であり得、および/または無線アクセスを制御するためにRANに接続されたノードであり得る。たとえば、基地局は、アクセスポイント、たとえばWi-Fiアクセスポイントであり得る。
【0132】
本明細書では、雑音または信号対雑音比(SNR)を指すときはいつでも、雑音および/または干渉または信号対干渉雑音比(SINR)についての対応するステップ、特徴または効果も開示される。
【0133】
図5は、NTN500の一実施形態としてベントパイプ(bent pipe)トランスポンダをもつ衛星ネットワークの例示的なアーキテクチャを示す。サービスリンクの図示された仰角516は、仰角516が、NTNノード200’の一実施形態としての衛星と無線デバイス100との間の距離と、無線デバイス100に対する衛星200’の速度とに影響を及ぼすので、重要である。
【0134】
(たとえば、3GPPによる)NTN500は、NTNノード200’の例として、衛星通信と、高高度プラットフォーム(HAP)を使用する通信とのうちの少なくとも1つを含み得る。このセクションでは、衛星通信に焦点を当てるが、提供される説明は、少なくとも1つのHAP200’と、NTN500としてのHAPネットワークとに容易に適用される。
【0135】
NTN500としての衛星無線アクセスネットワークは、以下の構成要素、すなわち、
- スペースボーンプラットフォームと呼ばれることもある、少なくとも1つのNTNノード200’としての少なくとも1つの衛星と、
- たとえば、アーキテクチャの選定に応じて、衛星200’を基地局200および/またはコアネットワークに接続する、地球ベースゲートウェイ518と、
- フィーダリンク、すなわち、ゲートウェイ518と衛星200’との間の無線リンクと、
- アクセスリンク、すなわち、衛星200’と無線デバイス100との間の無線リンクと
のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0136】
軌道高度(すなわち、高さ)に応じて、衛星200’は、低地球軌道(LEO)、中地球軌道(MEO)、または静止地球軌道(GEO)衛星にカテゴリー分類され得る。LEOは、250kmから1,500kmの範囲に及ぶ高さを含み得、たとえば、軌道周期は90分から120分の範囲に及ぶ。MEOは、5,000kmから25,000kmの範囲に及ぶ高さを含み得、軌道周期は3時間から15時間の範囲に及ぶ。GEOは、約35,786kmにおける高さ、および/または24時間の軌道周期を含み得る。
【0137】
通信衛星は、一般に、所与のエリア(すなわち、カバレッジエリア)にわたっていくつかのビームを生成する。ビームのフットプリントは、通常、楕円形状のものであり、これは、TNセル512と見なされ得る。ビームのフットプリントは、ビームスポット(また、スポットビーム)と呼ばれることもある。ビームのフットプリントは、衛星移動とともに地球表面にわたって移動し得るか、または、衛星によってその運動を補償するために使用される、何らかのビームポインティング機構を用いて地球固定であり得る。ビームスポットのサイズ524は、システム設計に依存し、これは、数十キロメートルから数千キロメートルの範囲に及び得る。
【0138】
図5は、随意にベントパイプトランスポンダとともに、衛星ネットワークを備える、NTN500の一実施形態の例示的なアーキテクチャを概略的に示す。
【0139】
衛星軌道は、エフェメリスデータに基づいて決定される。3GPPは、サービング衛星200’のエフェメリスデータが、たとえば、衛星200’のほうへ方向性アンテナ(またはアンテナビーム)を向けるのを支援するために、無線デバイス100(たとえば、UE)に提供されるべきであることに合意した。代替的にまたは追加として、(たとえば、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)に基づいて)無線デバイス100自体の位置を知っている無線デバイス100は、エフェメリスデータを使用して、衛星へのリンクを確立するときに(たとえば、ランダムアクセスプリアンブルを送信するか、またはランダムアクセスプロシージャを実施するときに)使用されるタイミングアドバンス(TA)および/またはドップラーシフトを計算および/または補正し得る。
【0140】
任意の態様では、一例は、たとえば、図6Aに示されているように、無線デバイス100がTN210のカバレッジ(すなわち、TNのカバレッジエリアおよび/またはTNのTNセル)を出つつあるとき、無線デバイス100(たとえば、UE)がNTN500にハンドオーバされる必要があるシナリオを含む。
【0141】
無線デバイス100(たとえば、UE)がNTN500におけるターゲットセル512(すなわち、NTN500のNTNセル512)への接続を確立および/または再開することができる前に、無線デバイス100は、衛星200’NTNカバレッジ(すなわち、NTNノードを具現する衛星200’)の位置、および/または無線デバイス100自体の位置を決定する必要があり得る。たとえば、無線デバイスは、制御メッセージ520に基づいて、(たとえば、RAプリアンブルを送信するために)ターゲットセル512へのランダムアクセス(RA)プロシージャをトリガすることより前に、タイミングアドバンス(TA)事前補償を決定し得る。制御メッセージ520がなければ、これは、たとえば、無線デバイス100が、無線デバイス100を電源投入した後の第1の時間の間NTN500に接続している場合、経験されるエンドユーザ性能を劣化させる、時間がかかるタスクであろう。
【0142】
任意の態様では、別の例は、無線デバイス100(たとえば、UE)が、(たとえば、隣接する)NTNに対して、たとえば、無線デバイス100をサーブする少なくとも1つのTNセル212に隣接する少なくとも1つのNTNセル512に対して、無線リソース管理(RRM)測定304(手短に言えば、NTN測定)を実施するシナリオを含む。そのようなRRM測定304は、電力を消費するものである。TN210とNTN500の両方によるカバレッジを経験する無線デバイス100(たとえば、UE)では、TN信号強度が適切である場合、そのようなNTN測定を実施することは不経済であり得る。本技法の実施形態は、制御メッセージ520に従ってNTN測定を制限および/または制御し得る。
【0143】
図6Aおよび図7Aは、それぞれ、TN210の一実施形態のカバレッジからNTN500の一実施形態のカバレッジに移動する、およびNTN500の一実施形態のカバレッジからTN210の一実施形態のカバレッジに移動する、無線デバイス(たとえば、UE)の一実施形態を概略的に示す。
【0144】
TN210とNTN500とは、ランダムアクセスネットワーク(RAN)600のセグメントであり得る。
【0145】
以下の詳細な実施形態では、無線デバイス100は、限定ではなく簡潔のために、UEと呼ばれる。さらに、以下の詳細な実施形態のいずれか1つが、そのようなものとして、あるいは上記で説明された実施形態のいずれかおよび/または実施形態のリスト中の実施形態のいずれかと組み合わせて、実装され得る。
【0146】
第1の詳細な実施形態では、地上波ネットワーク(TN)ノード200が、非地上波ネットワーク(NTN)に関する(たとえば、制御メッセージ520における)情報をUE100にシグナリングする。制御メッセージは、NTN500へのUE100のハンドオーバをサポートし得る。制御メッセージ520における情報は、NTNカバレッジを提供する衛星200’の支援情報、たとえば、エフェメリスを含む。衛星エフェメリスを知ることに基づいて、UE100は、TN210からNTN500へのハンドオーバを促進するために、衛星200’のほうへUE100の方向性アンテナまたはアンテナビームを向け得る。
【0147】
第1の詳細な実施形態の第1の実装形態では、情報(たとえば、制御メッセージ520)、たとえば、エフェメリスは、NTN500におけるNTNセル512に対する(たとえば、隣の)ネイバーセルであるソースセル(たとえば、TNセル212)におけるシステム情報(SI)ブロードキャストを介して提供され得る。これは、たとえば、それぞれのUEが、それらについて、NTN500におけるNTNセル512にハンドオーバされる可能性があるかどうかにかかわらず、TNセルにおけるすべてのUEによって情報が収集され得ることを意味する。変形態では、TNセル212は、参照ポイント(たとえば、NTNセル中心522)および/または距離(たとえば、範囲または直径524または何らかの他の表現)をブロードキャストし得、これは、ランダムアクセス(RA)プリアンブル(RAP)の(たとえば、初期)送信のための好適な時間を決定するために、たとえば、衛星ロケーション(すなわち、位置)を決定することおよび/または衛星ロケーションに従うことによって、NTN500を測定するためにおよび/またはNTN500にアクセスするために準備することをいつ開始すべきかをUE100に指示する。
【0148】
第1の詳細な実施形態の第2の実装形態では、情報(たとえば、制御メッセージ520)は、NTN500におけるNTNセル512にハンドオーバされるべきであるUE100に、ハンドオーバコマンドの一部として提供され得る。この場合、NTN500におけるNTNセル512にハンドオーバされるべきであるUE100のみが情報を受信する。現在、ハンドオーバコマンドの一部としてSIB1およびSIB2を提供することが可能であるが、たとえば、NTNカバレッジを提供する衛星のエフェメリス情報が、別のSIBにおいて提供されることが指定された場合、その特定のSIBはハンドオーバコマンドの一部として提供される。情報が、上記またはあるシステム情報ブロック(SIB)ではなく、フィールドパラメータの明示的セットを介して提供され得ることも可能である。
【0149】
第1の詳細な実施形態の第3の実装形態では、TN210は、NTN関係情報が利用可能であるという指示のみを、たとえば、SIBにおいて(たとえば、制御メッセージ520の第1のインスタンスとして)ブロードキャストする。UE100は、次いで、たとえば、専用シグナリング(たとえば、RRCシグナリング)を介して、制御メッセージ520の第2のインスタンスにおいて情報が送信されることを要求し得る。ここでの背景は、たとえば、ハンドオーバがUE100のユーザのための追加コストを伴い得るので、UE100が、技術的にNTN対応であっても、依然としてNTNにハンドオーバされることを希望しないことがあるということであり得る。このようにして、TN210は、どのUE100がNTNにハンドオーバされるべきであり、どのUE100がNTNにハンドオーバされるべきでないかを知ることが可能であり得る。
【0150】
第1の詳細な実施形態の第4の実装形態では、NTN対応UE100(すなわち、UE100の一実施形態)が電源投入されたとき、UE100は、最初に、NTN500に関する情報(たとえば、制御メッセージ520)をシグナリングする、および/または、NTN500に関するTNセル512から送信された情報(たとえば、制御メッセージ520)を復号する、TNセル212を検索し、ならびに/あるいは、次いで、NTNセルを検索するために支援情報(たとえば、制御メッセージ520)を利用し得る。代替的に、NTN対応UE100(すなわち、UE100の一実施形態)は、最初に、時間期間の間NTNセル512を検索し得る。UE100が時間期間の後にNTNセル512を見つけることができない場合、UE100は、NTN500に関するTNセル512から送信された情報(たとえば、制御メッセージ520)を受信し、および/または、次いで、NTNセル512を検索するために支援情報(たとえば、制御メッセージ520)を利用し得る。
【0151】
第1の詳細な実施形態の第5の実装形態では、UE100は、UE100がTN-NTNデュアルコネクティビティ(DC)が可能であることをネットワークにシグナリングする。UE100に(たとえば、TN-NTN DCが可能なもののシグナリングに応答して)、(たとえば、TN MCGとして示される)TNセル212のうちの1つまたは複数を含むマスターセルグループと、(たとえば、NTN SCGとして示される)1つまたは複数のNTNセル512を含む2次セルグループとが(たとえば、TNノード200によって)設定される。TN210は、TN MCGにおけるシグナリングを通して、NTN SCGの(たとえば、制御メッセージ520の一例としての)システム情報(SI)を送信する。
【0152】
図6Bは、たとえば、第1の詳細な実施形態による、TN210からNTN500へのUE100のハンドオーバのためのシグナリング図を概略的に示す。ステップ302が、(たとえば、TNノード200から)制御メッセージ520の第1のインスタンスを受信するサブステップ302-Aを含み得、サブステップ302-Aは、少なくとも1つのNTNセル512のRSSを測定すること304を開始するようにUE100をトリガまたは設定する(たとえば、条件付きでトリガする)。随意に、測定されたRSSは、TNノード200に報告される。測定されたRSSに応じて、たとえば、測定報告に応答して受信された制御メッセージ520の第2のインスタンスに応答して、UEは、306において、少なくとも1つのNTNノード200’との接続を確立するかまたは再開するためのアクセスプロシージャを始動する。
【0153】
方法400のステップ402-A、404、および402-Bが、方法300のステップ302-A、304、および302-Bに対応する。
【0154】
単体で、または第1の詳細な実施形態と組み合わせて実装され得る第2の詳細な実施形態では、NTNノード200’が、TN210に関する情報(たとえば、制御メッセージ520’)をUE100にシグナリングする。図7Aは、TN210およびNTN500の実施形態と、NTN500からTN210にハンドオーバされるべきUE100の一実施形態とを含むRAN600を概略的に示す。
【0155】
たとえば、図7Bのシグナリング図では、方法400’のステップ402’-A、404’、および402’-Bが、方法300のステップ302-A、304、および302-Bに対応する。
【0156】
制御メッセージ520’は、NTN500からTN210へのUEのハンドオーバ(HO)をサポートするためのものである。この情報、すなわち、制御メッセージ520’は、支援情報、たとえば、(たとえば、ターゲットセルとしての)TNセル212のセルIDおよび/またはキャリア周波数を含む。TN210(たとえば、TNセル212)に関する情報を知ることに基づいて、UE100は、NTN500からTN210へのハンドオーバを準備するためにTN210(たとえば、TNセル212)を測定することを開始し得る。
【0157】
NTN特徴をサポートするUE100、すなわち、UE100の一実施形態では、制御コマンド520において(たとえば、TN210によって)条件付きHO(CHO)コマンドを与えるかまたは与えられることが可能であり得る。CHOコマンドは、条件の対象となるハンドオーバコマンドであり得る。条件は、(たとえば、NTNセル512および/またはNTNノード200’に対する)UE100のロケーションについてのロケーションしきい値、および/またはTN210のRSSについてのRSS TNしきい値、および/またはNTNのRSSについてのRSS NTNしきい値、および/または、たとえば、HOを実施するためのTNのRSSとNTN500のRSSとの間の比較を含み得る。
【0158】
別の詳細な実施形態、または第2の詳細な実施形態の変形態では、TNノード200は、NTN500への拡張CHOコマンドをUE100に与え得、拡張CHOコマンドは、UEがHOを実施するための実際のロケーションしきい値にいつ近くなるかと、したがって、NTNセル512を測定すること304をいつ開始すべきかとにUEを導く第2のロケーションしきい値を有する。これは、NTNセル512が、極めて広いRSRPレベルカバレッジを有し得、UE100が実際にNTN500にHOすると仮定されるとき、UE100が前もってうまくNTNセル512を検出し、測定することが可能であり得るので、有益であり得る。システム観点(たとえば、第2のデバイス態様)から、TN210がUE100をサーブするためのより良い能力(たとえば、NTN500と比較してより大きいデータレート)を有し得るので、UE100は、TNカバレッジが適切でないときのみ、NTN500にアクセスし得る。
【0159】
別の実施形態、または第1の詳細な実施形態の変形態では、地上波ネットワーク(TN)ノード200は、GNSSまたは任意のナビゲーション衛星システムのためのアルマナックを含む情報(たとえば、制御メッセージ520のインスタンス)をシグナリングする。アルマナックは、GNSSまたは任意のナビゲーション衛星システムの、コンスタレーションにおけるナビゲーション衛星(または衛星200’)に関する粗い軌道および/またはステータス情報、ならびに/あるいは関連する電離層モデルおよび/または時間関係情報を含み得、たとえば、したがって、TN210とNTN500との間のハンドオーバは、より良いサービス継続性を伴って実施され得る。
【0160】
UE100は、GNSSのためのGNSS受信機をオンにすること、ならびに/あるいは、たとえば、少なくとも1つの衛星200’の軌道、および/またはGNSSもしくは任意のナビゲーション衛星システムもしくは衛星200’のコンスタレーションにおけるナビゲーション衛星のステータス情報を収集するために必要とされる時間を低減することによってウォームアップ段階の速度を上げることを行うための、暗黙的指示として提供される情報(たとえば、制御メッセージ520)を考慮し得る。別の利益は、UE100の電力消費の低減を含み得る。
【0161】
(たとえば、第1および/または第2の詳細な実施形態の)第1の実装形態では、そのような情報(たとえば、制御メッセージ520または520’)は、NTN500におけるNTNセル512(たとえば、ターゲットまたはサービングセル)のネイバーであるソースセルにおけるシステム情報(SI)ブロードキャストを介して提供され得る。これは、TNセル212またはNTNセル512におけるすべてのUE100が、TN210におけるTNセル212に、またはNTN500におけるNTNセル512にハンドオーバされる可能性があるかどうかにかかわらず、それらのすべてのUE100によって情報が収集されるであろうことを意味し得る。
【0162】
(たとえば、第1および/または第2の詳細な実施形態の)第2の実装形態では、情報(たとえば、制御情報520または520’)は、TN210におけるまたはNTN500におけるセルにハンドオーバされるべきであるUE100に、ハンドオーバコマンドの一部として提供され得る。この場合、TN210におけるまたはNTN510におけるセルにハンドオーバされるべきであるUE100のみが情報を受信する。
【0163】
第3の従属実施形態では、情報は、(たとえば、ステップ304において)UE100によって提供される測定報告に基づいて近い将来のハンドオーバの可能性を考慮する専用シグナリングを介してUEに提供され得、したがって、UE100が、ハンドオーバコマンドを受信することより前に事前にナビゲーションシステムのための受信機をオンにするための十分な時間がある。
【0164】
UEに情報を提供するためにトリガすることは、たとえば、設定されたイベントが満たされた後にUE100が報告する第1の時間、または報告の頻度、または特定の測定に関するしきい値が達せられる、に基づくことができる。これは、ネットワーク実装形態次第であり得るか、またはUE100からの要求がTN210に提供され得る。
【0165】
図8は、デバイス100の一実施形態のための概略ブロック図を示す。デバイス100は、方法300を実施するための処理回路、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ804と、プロセッサ804に結合されたメモリ806とを備える。たとえば、メモリ806は、モジュール102、104および106のうちの少なくとも1つを実装する命令で符号化され得る。
【0166】
1つまたは複数のプロセッサ804は、単体で、またはメモリ806などのデバイス100の他の構成要素と併せてのいずれかで、送信機および/または無線デバイス機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、マイクロコードおよび/または符号化された論理の組合せであり得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ804は、メモリ806に記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で開示される利益のいずれかを含む、本明細書で説明される様々な特徴およびステップを提供することを含み得る。「デバイスはアクションを実施するように動作可能である」という表現は、デバイス100がアクションを実施するように設定されることを示し得る。
【0167】
図8に概略的に示されているように、デバイス100は、たとえば、送信機および/またはUEとして機能する、無線デバイス800によって具現され得る。無線デバイス800は、たとえば、TNノード200および/またはNTNノード200’として機能する、1つまたは複数のネットワークノード(すなわち、基地局)との無線通信のためにデバイス100に結合された無線インターフェース802を備える。
【0168】
図9‐1は、デバイス200の一実施形態のための概略ブロック図を示す。デバイス200は、方法400を実施するための処理回路、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ904と、プロセッサ904に結合されたメモリ906とを備える。たとえば、メモリ906は、モジュール202を実装する命令で符号化され得る。
【0169】
1つまたは複数のプロセッサ904は、単体で、またはメモリ906などのデバイス200の他の構成要素と併せてのいずれかで、受信機および/またはネットワークノード機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、マイクロコードおよび/または符号化された論理の組合せであり得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ904は、メモリ906に記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で開示される利益のいずれかを含む、本明細書で説明される様々な特徴およびステップを提供することを含み得る。「デバイスはアクションを実施するように動作可能である」という表現は、デバイス200がアクションを実施するように設定されることを示し得る。
【0170】
図9‐1に概略的に示されているように、デバイス200は、たとえば、受信基地局および/またはgNBとして機能する、地上波ネットワーク(TN)ノード900によって具現され得る。TNノード900は、たとえば、UEとして機能する、1つまたは複数の無線デバイスとの無線通信のためにデバイス200に結合された無線インターフェース902を備える。
【0171】
図9‐2は、デバイス200’の一実施形態のための概略ブロック図を示す。デバイス200’は、方法400’を実施するための処理回路、たとえば、1つまたは複数のプロセッサ904’と、プロセッサ904’に結合されたメモリ906’とを備える。たとえば、メモリ906’は、モジュール202’を実装する命令で符号化され得る。
【0172】
1つまたは複数のプロセッサ904’は、単体で、またはメモリ906’などのデバイス200’の他の構成要素と併せてのいずれかで、受信機および/またはネットワークノード機能を提供するように動作可能な、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、中央処理ユニット、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、または任意の他の好適なコンピューティングデバイス、リソースのうちの1つまたは複数の組合せ、あるいはハードウェア、マイクロコードおよび/または符号化された論理の組合せであり得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ904’は、メモリ906’に記憶された命令を実行し得る。そのような機能は、本明細書で開示される利益のいずれかを含む、本明細書で説明される様々な特徴およびステップを提供することを含み得る。「デバイスはアクションを実施するように動作可能である」という表現は、デバイス200’がアクションを実施するように設定されることを示し得る。
【0173】
図9‐2に概略的に示されているように、デバイス200’は、たとえば、受信基地局および/または衛星および/またはHAPとして機能する、非地上波ネットワーク(NTN)ノード900’によって具現され得る。NTNノード900’は、たとえば、UEとして機能する、1つまたは複数の無線デバイスとの無線通信のためにデバイス200’に結合された無線インターフェース902’を備える。
【0174】
図10を参照すると、一実施形態によれば、通信システム1000が、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク1011とコアネットワーク1014とを備える、3GPPタイプセルラネットワークなどの通信ネットワーク1010を含む。アクセスネットワーク1011は、NB、eNB、gNBまたは他のタイプの無線アクセスポイントなど、複数の基地局1012a、1012b、1012cを備え、各々が、対応するカバレッジエリア1013a、1013b、1013cを規定する。各基地局1012a、1012b、1012cは、有線接続または無線接続1015を介してコアネットワーク1014に接続可能である。カバレッジエリア1013c中に位置する第1のユーザ機器(UE)1091が、対応する基地局1012cに無線で接続するか、または対応する基地局1012cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア1013a中の第2のUE1092が、対応する基地局1012aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1091、1092が示されているが、開示される実施形態は、唯一のUEがカバレッジエリア中にある状況、または唯一のUEが、対応する基地局1012に接続している状況に等しく適用可能である。
【0175】
基地局1012およびUE1091、1092のいずれも、デバイス100を具現し得る。
【0176】
通信ネットワーク1010は、それ自体、ホストコンピュータ1030に接続され、ホストコンピュータ1030は、スタンドアロンサーバ、クラウド実装サーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、あるいはサーバファーム中の処理リソースとして具現され得る。ホストコンピュータ1030は、サービスプロバイダの所有または制御下にあり得るか、あるいはサービスプロバイダによってまたはサービスプロバイダに代わって動作され得る。通信ネットワーク1010とホストコンピュータ1030との間の接続1021、1022が、コアネットワーク1014からホストコンピュータ1030まで直接延び得るか、または随意の中間ネットワーク1020を介して進み得る。中間ネットワーク1020は、パブリックネットワーク、プライベートネットワークまたはホストされたネットワークのうちの1つ、あるいはそれらのうちの2つ以上の組合せであり得、中間ネットワーク1020は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであり得、特に、中間ネットワーク1020は、2つまたはそれ以上のサブネットワーク(図示せず)を備え得る。
【0177】
図10の通信システム1000は、全体として、接続されたUE1091、1092のうちの1つとホストコンピュータ1030との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT)接続1050として説明され得る。ホストコンピュータ1030および接続されたUE1091、1092は、アクセスネットワーク1011、コアネットワーク1014、任意の中間ネットワーク1020および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続1050を介して、データおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続1050は、OTT接続1050が通過する、参加する通信デバイスが、アップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングに気づいていないという意味で、透過的であり得る。たとえば、基地局1012は、接続されたUE1091にフォワーディング(たとえば、ハンドオーバ)されるべき、ホストコンピュータ1030から発生したデータを伴う着信ダウンリンク通信の過去のルーティングについて、知らされる必要がない。同様に、基地局1012は、UE1091から発生してホストコンピュータ1030に向かう発信アップリンク通信の将来ルーティングに気づいている必要がない。
【0178】
方法300が無線デバイス100としてのUE1091または1092のいずれか1つによって実施されること、ならびに/あるいは方法400がTNノード200としての基地局1012aおよび1012cのいずれか1つによって実施されること、ならびに/あるいは方法400’がNTNノード200’としての基地局1012bによって実施されることによって、OTT接続1050の性能または範囲は、たとえば、スループットの増加および/またはレイテンシの低減に関して、改善され得る。より詳細には、ホストコンピュータ1030は、RAN600またはTN210またはNTN500またはTNノード200またはNTNノード200’、または(たとえば、アプリケーションレイヤ上の)無線デバイス100に、トラフィックのQoS、あるいは本技法を実施するための任意の他の明示的または暗黙的トリガを指示し得る。
【0179】
次に、一実施形態による、前の段落において説明されたUE、基地局およびホストコンピュータの例示的な実装形態が、図11を参照しながら説明される。通信システム1100では、ホストコンピュータ1110が、通信システム1100の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するように設定された通信インターフェース1116を含む、ハードウェア1115を備える。ホストコンピュータ1110は、記憶能力および/または処理能力を有し得る、処理回路1118をさらに備える。特に、処理回路1118は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。ホストコンピュータ1110は、ホストコンピュータ1110に記憶されるかまたはホストコンピュータ1110によってアクセス可能であり、処理回路1118によって実行可能である、ソフトウェア1111をさらに備える。ソフトウェア1111は、ホストアプリケーション1112を含む。ホストアプリケーション1112は、UE1130およびホストコンピュータ1110において終端するOTT接続1150を介して接続するUE1130など、リモートユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション1112は、OTT接続1150を使用して送信されるユーザデータを提供し得る。ユーザデータは、UE1130のロケーションに依存し得る。ユーザデータは、UE1130に配信される補助情報または高精度広告(precision advertisements)(また、広告)を含み得る。ロケーションは、たとえばOTT接続1150を使用して、UE1130によってホストコンピュータに報告され、および/または、たとえば接続1160を使用して、基地局1120によって報告され得る。
【0180】
通信システム1100は、通信システム中に提供される基地局1120をさらに含み、基地局1120は、基地局1120がホストコンピュータ1110およびUE1130と通信することを可能にするハードウェア1125を備える。ハードウェア1125は、通信システム1100の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線接続または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース1126、ならびに基地局1120によってサーブされるカバレッジエリア(図11に図示せず)中に位置するUE1130との少なくとも無線接続1170をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1127を含み得る。通信インターフェース1126は、ホストコンピュータ1110への接続1160を容易にするように設定され得る。接続1160は直接であり得るか、あるいは、接続1160は、通信システムのコアネットワーク(図11に図示せず)を、および/または通信システムの外部の1つまたは複数の中間ネットワークを通過し得る。図示の実施形態では、基地局1120のハードウェア1125は、処理回路1128をさらに含み、処理回路1128は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。基地局1120は、内部的に記憶されるかまたは外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1121をさらに有する。
【0181】
通信システム1100は、すでに言及されたUE1130をさらに含む。UE1130のハードウェア1135は、UE1130が現在位置するカバレッジエリアをサーブする基地局との無線接続1170をセットアップおよび維持するように設定された、無線インターフェース1137を含み得る。UE1130のハードウェア1135は、処理回路1138をさらに含み、処理回路1138は、命令を実行するように適応された、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらの組合せ(図示せず)を備え得る。UE1130は、UE1130に記憶されるかまたはUE1130によってアクセス可能であり、処理回路1138によって実行可能である、ソフトウェア1131をさらに備える。ソフトウェア1131は、クライアントアプリケーション1132を含む。クライアントアプリケーション1132は、ホストコンピュータ1110のサポートを伴って、UE1130を介して人間のまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であり得る。ホストコンピュータ1110では、実行しているホストアプリケーション1112は、UE1130およびホストコンピュータ1110において終端するOTT接続1150を介して、実行しているクライアントアプリケーション1132と通信し得る。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション1132は、ホストアプリケーション1112から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供し得る。OTT接続1150は、要求データとユーザデータの両方を転送し得る。クライアントアプリケーション1132は、クライアントアプリケーション1132が提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話し得る。
【0182】
図11に示されているホストコンピュータ1110、基地局1120およびUE1130は、それぞれ、図10のホストコンピュータ1030、基地局1012a、1012b、1012cのうちの1つ、およびUE1091、1092のうちの1つと同等であり得ることに留意されたい。つまり、これらのエンティティの内部の働きは、図11に示されているようなものであり得、別個に、周囲のネットワークトポロジーは、図10のものであり得る。
【0183】
図11では、OTT接続1150は、仲介デバイスとこれらのデバイスを介したメッセージの正確なルーティングとへの明示的言及なしに、基地局1120を介したホストコンピュータ1110とUE1130との間の通信を示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャが、ルーティングを決定し得、ネットワークインフラストラクチャは、UE1130からまたはホストコンピュータ1110を動作させるサービスプロバイダから、またはその両方からルーティングを隠すように設定され得る。OTT接続1150がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、さらに、ネットワークインフラストラクチャが、(たとえば、ネットワークの負荷分散考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更する判定を行い得る。
【0184】
UE1130と基地局1120との間の無線接続1170は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続1170が最後のセグメントを形成するOTT接続1150を使用して、UE1130に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、レイテンシを低減し、データレートを改善し、それにより、より良好な応答性およびQoSの改善などの利益を提供し得る。
【0185】
1つまたは複数の実施形態が改善する、データレート、レイテンシ、QoSおよび他のファクタを監視する目的での、測定プロシージャが提供され得る。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ1110とUE1130との間のOTT接続1150を再設定するための随意のネットワーク機能がさらにあり得る。測定プロシージャおよび/またはOTT接続1150を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ1110のソフトウェア1111においてまたはUE1130のソフトウェア1131において、またはその両方において実装され得る。実施形態では、OTT接続1150が通過する通信デバイスにおいて、またはその通信デバイスに関連して、センサー(図示せず)が展開され得、センサーは、上記で例示された監視された量の値を供給すること、あるいはソフトウェア1111、1131が監視された量を算出または推定し得る他の物理量の値を供給することによって、測定プロシージャに参加し得る。OTT接続1150の再設定は、メッセージフォーマット、再送信セッティング、好ましいルーティングなどを含み得、再設定は、基地局1120に影響を及ぼす必要がなく、再設定は、基地局1120に知られていないかまたは知覚不可能であり得る。そのような手順および機能は、当技術分野において知られ、実践され得る。いくつかの実施形態では、測定は、スループット、伝搬時間、レイテンシなどのホストコンピュータ1110の測定を容易にするプロプライエタリUEシグナリングを伴い得る。測定は、ソフトウェア1111、1131が、ソフトウェア1111、1131が伝搬時間、誤りなどを監視する間にOTT接続1150を使用して、メッセージ、特に空のまたは「ダミー」メッセージが送信されることを引き起こすことにおいて、実装され得る。
【0186】
図12は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10および図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図12への図面参照のみがこの段落に含まれる。方法の第1のステップ1210において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。第1のステップ1210の随意のサブステップ1211において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。第2のステップ1220において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。随意の第3のステップ1230において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが始動した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。随意の第4のステップ1240において、UEは、ホストコンピュータによって実行されたホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行する。
【0187】
図13は、一実施形態による、通信システムにおいて実装される方法を示すフローチャートである。通信システムは、図10および図11を参照しながら説明されたものであり得る、ホストコンピュータと基地局とUEとを含む。本開示の簡単のために、図13への図面参照のみがこの段落に含まれる。方法の第1のステップ1310において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。随意のサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。第2のステップ1320において、ホストコンピュータは、UEにユーザデータを搬送する送信を始動する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して通り得る。随意の第3のステップ1330において、UEは、送信において搬送されたユーザデータを受信する。
【0188】
上記の説明から明らかになったように、本技法の少なくともいくつかの実施形態は、TNからNTNへの(たとえば、TNによって提供されるコネクティビティからNTNによって提供されるコネクティビティへの)、および/またはNTNからTNへの(たとえば、NTNによって提供されるコネクティビティからTNによって提供されるコネクティビティへの)モビリティ(たとえば、ハンドオーバ)をより効率的に可能にする。たとえば、ハンドオーバのためのレイテンシおよび/またはハンドオーバ時間および/または電力消費が、低減され得る。
【0189】
本発明の多くの利点は上記の説明から十分に理解され、本発明の範囲から逸脱することなく、および/または本発明の利点のすべてを犠牲にすることなしに、ユニットおよびデバイスの形式、構築および構成において様々な変更が行われ得ることは明らかであろう。本発明が多くのやり方で変化され得るので、本発明は以下の特許請求の範囲によってのみ限定されるべきであることを認識されよう。
図1
図2-1】
図2-2】
図3
図4-1】
図4-2】
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8
図9-1】
図9-2】
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2024-07-11
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートする方法(300)であって、前記方法(300)は、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)によって実施され、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からの制御メッセージ(520)であって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)と、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からの制御メッセージ(520’)であって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)と
のうちの少なくとも1つを受信すること(302)
を含むかまたは始動する、方法(300)。
【請求項2】
前記制御メッセージ(520)が、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つまたは各々のエフェメリスデータ(514)を指示し、
随意に、前記エフェメリスデータが、ハンドオーバコマンドの一部として提供される特定のシステム情報ブロック(SIB)において提供されるか、または前記エフェメリスデータがフィールドパラメータの明示的セットを介して提供される、請求項1に記載の方法(300)。
【請求項3】
前記少なくとも1つのNTNセルのうちの1つまたは各々が、前記モビリティの、随意に、ハンドオーバのターゲットセルである、および/または
前記少なくとも1つのNTNノードのうちの1つまたは各々が、前記モビリティの、随意に、ハンドオーバのターゲットノードである、および/または
前記少なくとも1つのTNセルのうちの1つまたは各々が、前記モビリティの、随意に、ハンドオーバのソースセルである、および/または
前記少なくとも1つのTNノードのうちの1つまたは各々が、前記モビリティの、随意に、前記ハンドオーバのソースノードである、請求項1に記載の方法(300)。
【請求項4】
前記TN(210)の前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が少なくとも1つのTNセル(212)における無線アクセスを提供する、ならびに/あるいは
前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)が前記少なくとも1つのNTNセル(512)における無線アクセスを提供する、ならびに/あるいは
前記制御メッセージ(520)が、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つまたは各々の位置と、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つまたは各々の速度と、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つまたは各々の軌跡(514)と、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、前記カバレッジエリアの参照ポイント、前記カバレッジエリアの中心(522)、および前記カバレッジエリアのサイズ(524)のうちの少なくとも1つと、
前記少なくとも1つのNTNセル(512)のうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、前記カバレッジエリアの参照ポイント、前記カバレッジエリアの中心(522)、および前記カバレッジエリアのサイズ(524)のうちの少なくとも1つと、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のうちの1つもしくは各々、または前記少なくとも1つのNTNセル(512)のうちの1つもしくは各々のセル識別子、セルID、および/またはキャリア周波数と、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、
随意に前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)に対する、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の位置と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)へのアップリンク送信、および/または前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からのダウンリンク受信のための仰角(516)および/または方位角と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)へのアップリンク送信のためのタイミングアドバンス(TA)または前記TAの事前補償と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)へのビームフォーミングされた送信のためのプリコーダと
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項に記載の方法(300)。
【請求項5】
前記少なくとも1つのTNセル(212)が前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)をサーブしている、および/または
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のサービングノードである、および/または
前記少なくとも1つのTNセル(212)と前記少なくとも1つのNTNセル(512)とが隣接するセルまたは重複するセルである、請求項に記載の方法(300)。
【請求項6】
前記少なくとも1つのTNセル(212)が前記モビリティのソースセルである、および/または
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が前記モビリティのソースノードである、および/または
前記少なくとも1つのNTNセル(512)が前記モビリティのターゲットセルである、および/または
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)が前記モビリティのターゲットノードである、請求項に記載の方法(300)。
【請求項7】
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)の無線信号強度(RSS)を測定し(304)、要求時に前記制御メッセージ(520)において、前記測定されたRSSを報告することと、
前記制御メッセージ(520)に従って前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の方向性アンテナを前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)に向けること、または前記制御メッセージ(520)に従って無線ビームを前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)に向けるために、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の複数のアンテナにプリコーダを適用することと、
前記制御メッセージ(520)に従って、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)との接続を確立する(306)かまたは再開することと、
前記制御メッセージ(520)に従って、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)にランダムアクセスプリアンブルを送信することと、
前記制御メッセージ(520)に従って、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバを実施することと
のうちの少なくとも1つをさらに含むかまたは始動する、請求項に記載の方法(300)。
【請求項8】
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)が、条件の履行時に請求項7のステップのうちの少なくとも1つを実施し、随意に、前記制御メッセージ(520)が前記条件を指示する、および/あるいは前記条件が、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)のカバレッジエリアを出ることと、
前記少なくとも1つのTNセル(212)を出ることと、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)の前記カバレッジエリアに入ることと、
前記少なくとも1つのNTNセル(512)に入ることと、
あらかじめ規定されたTN RSSしきい値に等しいかまたはそれよりも小さい、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のRSSを測定することと、
あらかじめ規定されたRSS NTNしきい値に等しいかまたはそれよりも大きい、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)のRSSまたは前記RSSを測定することと、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のRSSよりも、随意にあらかじめ規定されたヒステリシスオフセットだけ大きい、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)のRSSまたは前記RSSを測定することと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の方法(300)。
【請求項9】
前記制御メッセージ(520)が、随意に前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のシステム情報(SI)において、ブロードキャストされる、あるいは
前記制御メッセージ(520)が、随意に前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)の無線リソース制御(RRC)シグナリングにおいて、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)にユニキャストされる、請求項に記載の方法(300)。
【請求項10】
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からSIを受信することであって、前記SIが、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティをサポートすること、および/または前記NTN(500)に関する情報の利用可能性を指示する、SIを受信することと、
前記SIにおける前記指示に基づいて前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)に要求を送信することであって、前記制御メッセージ(520)が、前記送信された要求に応答して受信される(302)、要求を送信することと
をさらに含むかまたは始動する、請求項に記載の方法(300)。
【請求項11】
あらかじめ規定された時間期間の間前記NTN(500)のNTNセルを検索することと、
前記NTN(500)のNTNセルが前記あらかじめ規定された時間期間中に見つけられない場合、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)に要求を送信することであって、前記制御メッセージ(520)が、前記送信された要求に応答して受信される(302)、要求を送信することと
をさらに含むかまたは始動する、請求項に記載の方法(300)。
【請求項12】
前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が前記少なくとも1つのTNセル(212)における無線アクセスを提供する、ならびに/あるいは
前記NTN(500)の前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)が少なくとも1つのNTNセル(512)における無線アクセスを提供する、ならびに/あるいは
前記制御メッセージ(520’)が、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)のうちの1つまたは各々のロケーションと、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)のうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、前記カバレッジエリアの参照ポイント、前記カバレッジエリアの中心(522’)、および前記カバレッジエリアのサイズ(524’)のうちの少なくとも1つと、
前記少なくとも1つのTNセル(212)のうちの1つまたは各々によってカバーされるカバレッジエリア、随意に、前記カバレッジエリアの参照ポイント、前記カバレッジエリアの中心(522’)、および前記カバレッジエリアのサイズ(524’)のうちの少なくとも1つと、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)のうちの1つもしくは各々、または前記少なくとも1つのTNセル(212)のうちの1つもしくは各々のセル識別子、セルID、および/またはキャリア周波数と、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)から前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバのためのハンドオーバコマンドと、
随意に前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)に対する、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の位置と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)へのアップリンク送信、および/または前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からのダウンリンク受信のための仰角および/または方位角と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)へのアップリンク送信のためのタイミングアドバンス(TA)または前記TAの事前補償と、
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)へのビームフォーミングされた送信のためのプリコーダと
のうちの少なくとも1つを指示する、請求項に記載の方法(300)。
【請求項13】
前記少なくとも1つのNTNセル(512)が前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)をサーブしている、および/または
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)が前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のサービングノードである、および/または
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)と前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)とが隣接するノード、随意に隣の隣接するノードである、請求項に記載の方法(300)。
【請求項14】
前記少なくとも1つのTNセル(212)が前記モビリティのターゲットセルである、および/または
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)が前記モビリティのターゲットノードである、および/または
前記少なくとも1つのNTNセル(512)が前記モビリティのソースセルである、および/または
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)が前記モビリティのソースノードである、請求項に記載の方法(300)。
【請求項15】
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)の無線信号強度(RSS)を測定し(304)、要求時に前記制御メッセージ(520)において、前記測定されたRSSを報告することと、
前記制御メッセージ(520’)に従って前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の方向性アンテナを前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)に向けること、または前記制御メッセージ(520’)に従って無線ビームを前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)に向けるために、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の複数のアンテナにプリコーダを適用することと、
前記制御メッセージ(520’)に従って、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)との接続を確立する(306)かまたは再開することと、
前記制御メッセージ(520’)に従って、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)にランダムアクセスプリアンブルを送信することと、
前記制御メッセージ(520’)に従って、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)から前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)への前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のハンドオーバを実施することと
のうちの少なくとも1つをさらに含むかまたは始動する、請求項に記載の方法(300)。
【請求項16】
前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)が、条件の履行時に請求項15のステップのうちの少なくとも1つを実施し、随意に、前記制御メッセージ(520’)が前記条件を指示する、および/または前記条件が、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)のカバレッジエリアを出ることと、
前記少なくとも1つのNTNセル(512)を出ることと、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)の前記カバレッジエリアに入ることと、
前記少なくとも1つのTNセル(212)に入ることと、
あらかじめ規定されたNTN RSSしきい値に等しいかまたはそれよりも小さい、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)のRSSを測定することと、
あらかじめ規定されたRSS TNしきい値に等しいかまたはそれよりも大きい、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のRSSまたは前記RSSを測定することと、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)または前記少なくとも1つのNTNセル(512)のRSSよりも、随意にあらかじめ規定されたヒステリシスオフセットだけ大きい、前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のRSSまたは前記RSSを測定することと
のうちの少なくとも1つを含む、請求項15に記載の方法(300)。
【請求項17】
前記制御メッセージ(520’)が、随意に前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)のシステム情報(SI)において、ブロードキャストされる、あるいは
前記制御メッセージ(520’)が、随意に前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)または前記少なくとも1つのTNセル(212)の無線リソース制御(RRC)シグナリングにおいて、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)にユニキャストされる、請求項に記載の方法(300)。
【請求項18】
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からSIを受信することであって、前記SIが、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティをサポートすること、および/または前記TN(210)に関する情報の利用可能性を指示する、SIを受信することと、
前記SIにおける前記指示に基づいて前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)に要求を送信することであって、前記制御メッセージ(520’)が、前記送信された要求に応答して受信される(302)、要求を送信することと
をさらに含むかまたは始動する、請求項に記載の方法(300)。
【請求項19】
あらかじめ規定された時間期間の間前記TN(210)のTNセルを検索することと、
前記TN(210)のTNセルが前記あらかじめ規定された時間期間中に見つけられない場合、前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)に要求を送信することであって、前記制御メッセージ(520’)が、前記送信された要求に応答して受信される(302)、要求を送信することと
をさらに含むかまたは始動する、請求項に記載の方法(300)。
【請求項20】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602)をサポートする方法(400)であって、前記方法(400)は、前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)によって実施され、
前記少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)から前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)に制御メッセージ(520)を送信すること(402)であって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)を送信すること(402)
を含むかまたは始動する、方法(400)。
【請求項21】
請求項2から19のいずれか一項に記載の特徴またはステップ、あるいはそれに対応する特徴またはステップをさらに含む、請求項20に記載の方法(400)。
【請求項22】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602’)をサポートする方法(400’)であって、前記方法(400’)は、前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)によって実施され、
前記少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)から前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)に制御メッセージ(520’)を送信すること(402’)であって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)を送信すること(402’)
を含むかまたは始動する、方法(400’)。
【請求項23】
請求項2から19のいずれか一項に記載の特徴またはステップ、あるいはそれに対応する特徴またはステップをさらに含む、請求項22に記載の方法(400)。
【請求項24】
コンピュータプログラムあって、前記コンピュータプログラム1つまたは複数のコンピューティングデバイス(804、904、904’)上で実行されたとき、請求項1から19いずれか一項に記載のステップを実施するためコンピュータプログラム
【請求項25】
無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)であって、地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするためのものであり、前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)は、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からの制御メッセージ(520)であって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)と、
- 前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)における前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からの制御メッセージ(520’)であって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)と
のうちの少なくとも1つを受信すること
を行うように設定された、無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)。
【請求項26】
請求項2から19のいずれか一項に記載のステップを実施するようにさらに設定された、請求項25に記載の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)。
【請求項27】
ユーザ機器(UE)(100;800;1091;1092;1130)であって、地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の前記UE(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするためのものであり、前記UE(100;800;1091;1092;1130)が、前記TNのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)と前記NTNのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)の両方と通信するように設定され、前記UE(100;800;1091;1092;1130)が、無線インターフェース(802;1137)と処理回路(804;1138)とを備え、前記処理回路(804;1138)は、
- 前記UE(100;800;1091;1092;1130)における前記TN(210)の少なくとも1つのTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)からの制御メッセージ(520)であって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記UE(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)と、
- 前記UE(100;800;1091;1092;1130)における前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)からの制御メッセージ(520’)であって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記UE(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)と
のうちの少なくとも1つを受信すること
を行うように設定された、ユーザ機器(UE)(100;800;1091;1092;1130)。
【請求項28】
前記処理回路(804;1138)が、請求項2から19のいずれか一項に記載のステップを実行するようにさらに設定された、請求項27に記載のUE(100;800;1091;1092;1130)。
【請求項29】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするための、地上波ネットワークノード(TNノード)(200;900;1012a;1012c;1120)であって、前記TNノード(200;900;1012a;1012c;1120)は、
前記TNノード(200;900;1012a;1012c;1120)から前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)に制御メッセージ(520)を送信することであって、前記制御メッセージ(520)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602)をサポートするための前記NTN(500)の少なくとも1つのNTNセル(512)を指示する、制御メッセージ(520)を送信すること
を行うように設定された、地上波ネットワークノード(TNノード)(200;900;1012a;1012c;1120)。
【請求項30】
請求項2から19のいずれか一項に記載のステップを実施するようにさらに設定された、請求項29に記載のTNノード(200;900;1012a;1012c;1120)。
【請求項31】
地上波ネットワーク(TN)(210)と非地上波ネットワーク(NTN)(500)との間の無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)のモビリティ(602;602’)をサポートするための、非地上波ネットワークノード(NTNノード)(200’;900’;1012b;1120)であって、前記NTNノード(200’;900’;1012b;1120)は、
なくとも1つのNTNノード(200’;900’;1012b;1120)から前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)に制御メッセージ(520’)を送信することであって、前記制御メッセージ(520’)が、前記TN(210)と前記NTN(500)との間の前記無線デバイス(100;800;1091;1092;1130)の前記モビリティ(602’)をサポートするための前記TN(210)の少なくとも1つのTNセル(212)を指示する、制御メッセージ(520’)を送信すること
を行うように設定された、非地上波ネットワークノード(NTNノード)(200’;900’;1012b;1120)。
【請求項32】
請求項2から19のいずれか一項に記載のステップを実施するようにさらに設定された、請求項31に記載のNTNノード(200’;900’;1012b;1120)。
【請求項33】
ホストコンピュータ(1030;1110)を含む通信システム(1000;1100)であって、前記ホストコンピュータ(1030;1110)は、
ユーザデータを提供するように設定された処理回路(1118)と、
ユーザ機器(UE)(100;800;1091;1092;1130)への送信のために地上波ネットワーク(TN)(210;600;1010)または非地上波ネットワーク(500;600;1010)にユーザデータをフォワーディングするように設定された通信インターフェース(1116)であって、前記UE(100;800;1091;1092;1130)が、無線インターフェース(802;1137)と処理回路(804;1138)とを備え、前記UE(100;800;1091;1092;1130)の前記処理回路(804;1138)が、請求項1から19のいずれか一項に記載のステップを実行するように設定された、通信インターフェース(1116)と
を備える、通信システム(1000;1100)。
【請求項34】
前記UE(100;800;1091;1092;1130)をさらに含む、請求項33に記載の通信システム(1000;1100)。
【請求項35】
前記TN(210;600;1010)および前記非地上波ネットワーク(500;600;1010)が、前記UE(100;1100;1391;1392;1430)と通信するように設定された、TNノード(200;900;1012a;1012c;1120)およびNTNノード(200’;900’;1012b;1120)をさらに含む、請求項33に記載の通信システム(1000;1100)。
【請求項36】
前記TN(210;600;1010)および前記非地上波ネットワーク(500;600;1010)の各々が処理回路(904;904’;1128)を備え、前記処理回路(904;904’;1128)が、それぞれ、請求項20および22に記載のステップを実行するように設定された、請求項35に記載の通信システム(1000;1100)。
【請求項37】
前記ホストコンピュータ(1030;1110)の前記処理回路(1118)が、ホストアプリケーション(1112)を実行し、それにより、前記ユーザデータを提供するように設定され、
前記UE(100;800;1091;1092;1130)の前記処理回路(804;1138)が、前記ホストアプリケーション(1112)に関連するクライアントアプリケーション(1132)を実行するように設定された、
請求項33に記載の通信システム(1000;1100)。
【国際調査報告】