(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-23
(54)【発明の名称】通信装置、第1の通信装置、通信装置の方法、及び第1の通信装置の方法
(51)【国際特許分類】
H04W 12/06 20210101AFI20241016BHJP
H04W 12/10 20210101ALI20241016BHJP
H04W 12/60 20210101ALI20241016BHJP
【FI】
H04W12/06
H04W12/10
H04W12/60
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024521292
(86)(22)【出願日】2022-10-12
(85)【翻訳文提出日】2024-04-09
(86)【国際出願番号】 JP2022037966
(87)【国際公開番号】W WO2023068118
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】202111048129
(32)【優先日】2021-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】ティワリ クンダン
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
(72)【発明者】
【氏名】イアネフ イスクレン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD23
5K067DD57
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
5K067FF02
5K067HH22
(57)【要約】
【課題】 AMFが、あるAMFから別のAMFへ変更される場合、通信手順に関するAMFを含むノード間の通信手順に関して、問題となる状況又は不明確な状況が存在する。
【解決手段】 通信装置は、アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを受信する手段と、登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するためにNon Access Stratum(NAS)セキュリティコンテキストを使用する手段とを有し、NASセキュリティコンテキストは、アクセスタイプに関する情報に対応する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを受信する手段と、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するためにNon Access Stratum(NAS)セキュリティコンテキストを使用する手段とを有し、
前記NASセキュリティコンテキストは、前記アクセスタイプに関する情報に対応する
通信装置。
【請求項2】
前記通信装置は、Access and Mobility Management Functionである
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記メッセージは、Namf_Communication_UEContextTransferメッセージである
請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項4】
第2の通信装置と通信する手段と、
アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを送信する手段とを有し、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するために前記アクセスタイプに関する情報に対応するNon Access Stratum (NAS)セキュリティコンテキストが使用される
第1の通信装置。
【請求項5】
前記第1の通信装置は、Access and Mobility Management Functionである
請求項4に記載の第1の通信装置。
【請求項6】
前記メッセージは、Namf_Communication_UEContextTransferメッセージである
請求項4または5に記載の第1の通信装置。
【請求項7】
アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを受信し、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するためにNon Access Stratum(NAS)セキュリティコンテキストを使用し、
前記NASセキュリティコンテキストは、前記アクセスタイプに関する情報に対応する
通信装置の方法。
【請求項8】
前記通信装置は、Access and Mobility Management Functionである、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記メッセージは、Namf_Communication_UEContextTransferメッセージである、請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
第2の通信装置と通信し、
アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを送信し、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するために前記アクセスタイプに関する情報に対応するNon Access Stratum (NAS)セキュリティコンテキストが使用される
第1の通信装置の方法。
【請求項11】
前記第1の通信装置は、Access and Mobility Management Functionである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記メッセージは、Namf_Communication_UEContextTransferメッセージである、請求項10又は11に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、通信装置、第1の通信装置、通信装置の方法、及び第1の通信装置の方法に関する。
【背景技術】
【0002】
UEが、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを通じてPLMNに登録されるとき、この場合、UEは、同じAMFに登録される。UEが、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを通じて2つの異なるPLMNに登録されるとき、この場合、UEは、異なるPLMNに属している2つの異なるAMFに登録される。UE及びネットワークは、2つの独立した5GMMコンテキスト及び2つの独立した5GSMコンテキストを維持する、すなわち、UE及びネットワークは、3GPPアクセスについての5GMMコンテキスト及び5GSMコンテキスト、並びに非3GPPアクセスについての5GMMコンテキスト及び5GSMコンテキストを維持する。あるアクセス(例えば、3GPPアクセス)を通じてアクセスされるサービスは、別のアクセス(例えば、非3GPPアクセス)を通じてアクセスされるサービスから独立している。UEが、ある登録エリア(例えば、旧登録エリア)から別の登録エリア(例えば、新登録エリア)へ、又はあるPLMN(例えば、旧PLMN)から別のPLMN(例えば、新PLMN)へ移動する場合、モビリティ手順中に、UEコンテキスト(例えば、5GMMコンテキスト又は5GSMコンテキスト)は、新AMFから旧AMFへ転送されたNASコンテナの完全性を旧AMFが正常に確認すると、旧登録エリアにサービスを提供している旧AMFから、新登録エリアにサービスを提供している新AMFへ転送される。
【0003】
UEが非3GPPアクセスのみを介してPLMNに登録される場合、N3IWFは、非地理的選択のAMFを選び得る。オペレータのポリシーに基づいて、割り当てられる5G-GUTIのGUAMIは、PLMNが非地理的選択のAMFによってサービスを提供されるか、又は地理的選択のAMFによってサービスを提供されるかを示す。UEが非3GPPを介して非地理的選択のAMFに登録した状態で、UEが3GPPアクセスを通じて登録手順を開始すると、非地理的選択のAMFから地理的選択のAMFへの移動が行われる。この場合、例えば、RRC接続確立手順中に、UEは、5G-GUTIを含むNAS登録要求メッセージを含むRRCセットアップ完了メッセージをNG-RANに送信する。NAS登録要求メッセージは、本開示において登録要求メッセージと呼ばれ得る。NG-RANが、5G-GUTIを受信して、5G-GUTIが非地理的選択のAMFを示していることを決定する場合、NG-RANは、登録要求メッセージを地理的選択のAMFに向ける(又は送信する)。この場合、地理的選択のAMFは、非地理的選択のAMFとのUEコンテキスト転送手順を開始する。UEコンテキスト転送手順が地理的選択のAMFにおいて正常に行われた後、UEは次いで、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方を通じて地理的選択のAMFに登録される。
【0004】
非特許文献4は、AMF再割り当て手順による登録を開示する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】3GPP TR 21.905: "Vocabulary for 3GPP Specifications". V16.0.0 (2019-06)
【非特許文献2】GSM Association Official Document NG.116: “Generic Network Slice Template” V2.0 (2019-10) - https://www.gsma.com/newsroom/wp-content/uploads/NG.116-v2.0.pdf
【非特許文献3】3GPP TS 23.501: "System architecture for the 5G System (5GS)". V17.2.0 (2021-09)
【非特許文献4】3GPP TS 23.502: "Procedures for the 5G System (5GS)". V17.2.0 (2021-09).
【非特許文献5】3GPP TS 33.501: “Security architecture and procedures for 5G system” v 17.3.0 (2021-09)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
AMFが、あるAMFから別のAMFへ変更される場合、通信手順に関するAMFを含むノード間の通信手順に関して、問題となる状況又は不明確な状況が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の態様では、通信装置は、アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを受信する手段と、登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するためにNon Access Stratum(NAS)セキュリティコンテキストを使用する手段とを有し、前記NASセキュリティコンテキストは、前記アクセスタイプに関する情報に対応する。
【0008】
本開示の態様では、第1の通信装置は、第2の通信装置と通信する手段と、アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを送信する手段とを有し、登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するために前記アクセスタイプに関する情報に対応するNon Access Stratum (NAS)セキュリティコンテキストが使用される。
【0009】
本開示の態様では、通信装置の方法は、アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを受信し、登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するためにNon Access Stratum (NAS)セキュリティコンテキストを使用し、前記NASセキュリティコンテキストは、前記アクセスタイプに関する情報に対応する。
【0010】
本開示の態様では、第1の通信装置の方法は、第2の通信装置と通信し、アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを送信し、登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するために前記アクセスタイプに関する情報に対応するNon Access Stratum (NAS)セキュリティコンテキストが使用される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】
図1は、第1の態様(非地理的選択のAMFから地理的選択のAMFへのAMF変更に関するモビリティ手順)のシグナリング図である。
【
図2】
図2は、第2の態様(3GPPアクセス及び非3GPPアクセスに関するUEについての組み合わされた登録手順)のシグナリング図である。
【
図3】
図3は、第3の態様(3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを通じた同時登録手順をサポートしていないPLMNへの登録手順)のシグナリング図である。
【
図4】
図4は、第4の態様(AMFリロケーションに関する登録手順)のシグナリング図である。
【
図6】
図6は、ユーザ装置(User equipment)(UE)を示すブロック図である。
【
図7】
図7は、(R)ANノードを示すブロック図である。
【
図8】
図8は、O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノードのシステム概要を示す図である。
【
図9】
図9は、無線部(Radio Unit)(RU)を示すブロック図である。
【
図10】
図10は、分散部(Distributed Unit)(DU)を示すブロック図である。
【
図11】
図11は、集約部(Centralized Unit)(CU)を示すブロック図である。
【
図12】
図12は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)を示すブロック図である。
【
図13】
図13は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
<略語>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる略語及び以下のものが適用される。本明細書において定められる略語は、非特許文献1において同じ略語がある場合、当該略語の定義よりも優先される。
【0013】
4G-GUTI 4G Globally Unique Temporary UE Identity
5GC 5G Core Network
5GLAN 5G Local Area Network
5GS 5G System
5G-AN 5G Access Network
5G-AN PDB 5G Access Network Packet Delay Budget
5G-EIR 5G-Equipment Identity Register
5G-GUTI 5G Globally Unique Temporary Identifier
5G-BRG 5G Broadband Residential Gateway
5G-CRG 5G Cable Residential Gateway
5G GM 5G Grand Master
5G-RG 5G Residential Gateway
5G-S-TMSI 5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier
5G VN 5G Virtual Network
5QI 5G QoS Identifier
AF Application Function
AMF Access and Mobility Management Function
AMF-G Geographically selected Access and Mobility Management Function
AMF-NG Non-Geographically selected Access and Mobility Management Function
AS Access Stratum
ATSSS Access Traffic Steering, Switching, Splitting
ATSSS-LL ATSSS Low-Layer
AUSF Authentication Server Function
AUTN Authentication token
BMCA Best Master Clock Algorithm
BSF Binding Support Function
CAG Closed Access Group
CAPIF Common API Framework for 3GPP northbound APIs
CHF Charging Function
CN PDB Core Network Packet Delay Budget
CP Control Plane
DAPS Dual Active Protocol Stacks
DL Downlink
DN Data Network
DNAI DN Access Identifier
DNN Data Network Name
DRX Discontinuous Reception
DS-TT Device-side TSN translator
ePDG evolved Packet Data Gateway
EBI EPS Bearer Identity
EPS Evolved Packet System
EUI Extended Unique Identifier
FAR Forwarding Action Rule
FN-BRG Fixed Network Broadband RG
FN-CRG Fixed Network Cable RG
FN-RG Fixed Network RG
FQDN Fully Qualified Domain Name
GFBR Guaranteed Flow Bit Rate
GMLC Gateway Mobile Location Centre
GPSI Generic Public Subscription Identifier
GUAMI Globally Unique AMF Identifier
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity
HR Home Routed (roaming)
IAB Integrated access and backhaul
IMEI/TAC IMEI Type Allocation Code
IPUPS Inter PLMN UP Security
I-SMF Intermediate SMF
I-UPF Intermediate UPF
LADN Local Area Data Network
LBO Local Break Out (roaming)
LMF Location Management Function
LoA Level of Automation
LPP LTE Positioning Protocol
LRF Location Retrieval Function
MCC Mobile country code
MCX Mission Critical Service
MDBV Maximum Data Burst Volume
MFBR Maximum Flow Bit Rate
MICO Mobile Initiated Connection Only
MITM Man In the Middle
MNC Mobile Network Code
MPS Multimedia Priority Service
MPTCP Multi-Path TCP Protocol
N3IWF Non-3GPP InterWorking Function
N3GPP Non-3GPP access
N5CW Non-5G-Capable over WLAN
NAI Network Access Identifier
NAS Non-Access-Stratum
NEF Network Exposure Function
NF Network Function
NGAP Next Generation Application Protocol
NID Network identifier
NPN Non-Public Network
NR New Radio
NRF Network Repository Function
NSI ID Network Slice Instance Identifier
NSSAA Network Slice-Specific Authentication and Authorization
NSSAAF Network Slice-Specific Authentication and Authorization Function
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information
NSSF Network Slice Selection Function
NSSP Network Slice Selection Policy
NSSRG Network Slice Simultaneous Registration Group
NW-TT Network-side TSN translator
NWDAF Network Data Analytics Function
PCF Policy Control Function
PDB Packet Delay Budget
PDR Packet Detection Rule
PDU Protocol Data Unit
PEI Permanent Equipment Identifier
PER Packet Error Rate
PFD Packet Flow Description
PLMN Public Land Mobile Network
PNI-NPN Public Network Integrated Non-Public Network
PPD Paging Policy Differentiation
PPF Paging Proceed Flag
PPI Paging Policy Indicator
PSA PDU Session Anchor
PTP Precision Time Protocol
QFI QoS Flow Identifier
QoE Quality of Experience
RACS Radio Capabilities Signalling optimisation
(R)AN (Radio) Access Network
RG Residential Gateway
RIM Remote Interference Management
RQA Reflective QoS Attribute
RQI Reflective QoS Indication
RSN Redundancy Sequence Number
SA NR Standalone New Radio
SBA Service Based Architecture
SBI Service Based Interface
SCP Service Communication Proxy
SD Slice Differentiator
SEAF Security Anchor Functionality
SEPP Security Edge Protection Proxy
SMF Session Management Function
SMSF Short Message Service Function
SN Sequence Number
SN name Serving Network Name.
SNPN Stand-alone Non-Public Network
S-NSSAI Single Network Slice Selection Assistance Information
SSC Session and Service Continuity
SSCMSP Session and Service Continuity Mode Selection Policy
SST Slice/Service Type
SUCI Subscription Concealed Identifier
SUPI Subscription Permanent Identifier
SV Software Version
TMSI Temporary Mobile Subscriber Identity
TNAN Trusted Non-3GPP Access Network
TNAP Trusted Non-3GPP Access Point
TNGF Trusted Non-3GPP Gateway Function
TNL Transport Network Layer
TNLA Transport Network Layer Association
TSC Time Sensitive Communication
TSCAI TSC Assistance Information
TSN Time Sensitive Networking
TSN GM TSN Grand Master
TSP Traffic Steering Policy
TT TSN Translator
TWIF Trusted WLAN Interworking Function
UCMF UE radio Capability Management Function
UDM Unified Data Management
UDR Unified Data Repository
UDSF Unstructured Data Storage Function
UL Uplink
UL CL Uplink Classifier
UPF User Plane Function
URLLC Ultra Reliable Low Latency Communication
URRP-AMF UE Reachability Request Parameter for AMF
URSP UE Route Selection Policy
VID VLAN Identifier
VLAN Virtual Local Area Network
VPLMN Visited PLMN
W-5GAN Wireline 5G Access Network
W-5GBAN Wireline BBF Access Network
W-5GCAN Wireline 5G Cable Access Network
W-AGF Wireline Access Gateway Function。
【0014】
<定義>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる用語及び定義、並びに以下のものが適用される。本明細書において定められる用語は、非特許文献1において同じ用語がある場合、当該用語の定義よりも優先される。
【0015】
<総論>
当業者であれば、図における要素は簡略化して示され、必ずしも縮尺通りに描かれていなくてもよいことを理解するであろう。更に、デバイスの構造に関して、デバイスの1つ以上の構成要素は、図において通常の記号によって表されている場合があり、図は、本明細書の説明の恩恵を受ける当業者に容易に明らかとなる詳細を伴う図を不明瞭にしないように、本開示の態様を理解するのに適切な特定の詳細のみを示し得る。
【0016】
本開示の原理の理解を促すために、ここで、図に示される態様を参照し、当該原理を記載するために特定の用語を使用する。それにも関わらず、それによって本開示のスコープが限定されることを意図していないことが理解されるであろう。示されたシステムにおけるそのような改変及び更なる修正、並びに当業者が通常思い付くであろう本開示の原理のそのような更なる応用は、本開示のスコープ内にあると解釈されるべきである。
【0017】
「備える」、「備えている」という用語、又はその任意の他の変形体は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、その結果、ステップのリストを備えるプロセス又は方法は、当該ステップを含むだけでなく、明示的に列挙されていないか又はそのようなプロセス若しくは方法に内在する他のステップも含み得る。同様に、「備える」で始まる1つ以上のデバイス、エンティティ、サブシステム、要素、構造、又は構成要素は、更なる制約が無ければ、他のデバイス、サブシステム、要素、構造、構成要素、追加のデバイス、追加のサブシステム、追加の要素、追加の構造、又は追加の構成要素の存在を除外するものではない。本明細書全体を通じて、「態様では」、「別の態様では」というフレーズ、及び同様の用語が出てくる場合、それらは全て、同じ態様を指し得るが、必ずしもそうでなくてもよい。
【0018】
特に定められていない限り、本明細書において使用される全ての技術的用語及び科学的用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書において提供されるシステム、方法、及び実施例は、単なる例示であって、限定を意図したものではない。
【0019】
以下の明細書及び特許請求の範囲では、以下の意味を有するように定められる多数の用語を参照する。単数形態「a」、「an」、及び「the」は、文脈において特に明確に定められていない限り、複数の言及を含む。
【0020】
データが、意味のある情報であって、パラメータに起因する値を表すとき、本明細書で使用される情報は、データ及び知見に関連付けられる。更に、知見は、抽象的又は具体的な概念の理解を意味する。本例示的なシステムは、本開示の主題の説明を容易にするために簡略化され、本開示のスコープを限定することを意図したものではないことに留意されたい。システムに加えて又はシステムの代わりに、本明細書において開示される態様を実装するために、他のデバイス、システム、及び構成を使用してもよく、そのような全ての態様は、本開示のスコープ内にあると想定される。
【0021】
以下の態様における「UEコンテキスト」という用語は、5GMMコンテキスト、任意選択的に、AMFに記憶される5GMMコンテキストを意味し得る。5G NASセキュリティコンテキストは、5GMMコンテキストの一部であり得る。以下で使用される「NASセキュリティコンテキスト」という用語は、非特許文献5において定められるような5G NASセキュリティコンテキストを意味し得る。
【0022】
AMF及びUEは、任意のアクセスを通じた第1の登録時に、単一のセットのNASキー及びアルゴリズムを含む共通の5G NASセキュリティコンテキストを確立する。AMF及びUEはまた、各アクセス(すなわち、3GPPアクセス及び非3GPPアクセス)についてNAS COUNTの2つのペアを含む共通のNASセキュリティコンテキストにおいて各NAS接続に固有のパラメータを記憶する。
【0023】
態様の各々、及び以下に記載される各態様に含まれる要素は、独立して、又は互いに組み合わされて実装され得る。当該態様は、互いに異なる新規の特徴を含む。したがって、当該態様は、目的の達成又は互いに異なる問題の解決に寄与し、互いに異なる利点を得るのに寄与する。
【0024】
全ての態様における登録手順は、初期登録手順、モビリティ登録手順、又は定期登録手順であり得るが、これらの手順に限定されない。
【0025】
<第1の態様>
UEが非3GPPアクセスを通じて非地理的選択のAMFに既に登録した状態で、UEが3GPPアクセスを通じて登録手順を開始すると、UEは、NASセキュリティコンテキストを使用して、割り当てられる5G-GUTIを含む登録要求メッセージについての完全性保護を行って、3GPPアクセスを通じて完全性保護の登録要求メッセージを含むRRCセットアップ完了メッセージを送信する。NG-RANが、RRC接続確立手順中に、完全性保護の登録要求メッセージを含むRRCセットアップ完了メッセージを受信すると、NG-RANは、完全性保護の登録要求メッセージを地理的選択のAMFにルーティング(又は送信)する。次いで、地理的選択のAMF(例えば、新AMF)は、UEから受信される完全性保護の登録要求メッセージを含むNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを送信することによって、N14インターフェースを通じて非地理的選択のAMF(例えば、旧AMF)とのUEコンテキスト転送手順を開始する。この場合、旧AMFは、登録要求メッセージが3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストで完全性を保護されているか、又は非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストで完全性を保護されているかを認識していない。これは、登録要求メッセージについて完全性確認の失敗につながり得る。例えば、これは、完全性確認のために旧AMFによって使用されるNASセキュリティコンテキストにおけるセキュリティパラメータが、UEによって使用されるNASセキュリティコンテキストにおけるセキュリティパラメータと異なっている場合があるため、登録要求メッセージについて完全性確認の失敗につながり得る。UE及び非地理的選択のAMF間におけるNASセキュリティコンテキストの不一致は最終的に、非地理的選択のAMFから地理的選択のAMFへのUEコンテキスト転送の失敗につながる。その結果、3GPPアクセスを通じた登録手順は失敗する。例えば、非地理的選択のAMFから地理的選択のAMFへの移動が行われるとき、AMFによってUEコンテキストを転送するための完全性確認が失敗し得る場合が存在する。
【0026】
第1の態様は、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおいて、示されるアクセスタイプに対応するMMコンテキストをAMFが有していない場合であっても、AMFが完全性確認を行う場合のソリューションを開示する。第1の態様は、上記問題ステートメントを解決することができる。例えば、MMコンテキストは、5GMMコンテキスト又は5GSMコンテキストであり得る。
【0027】
UEが正常にPLMNのAMFに登録すると、UEは、現在のNASセキュリティコンテキストをMEメモリ又はUSIMカードに記憶する。UEが非3GPPアクセスを通じて登録した状態で、UEが3GPPアクセスを通じてPLMNへの登録手順を行うと(例えば、UEが非3GPPアクセスを通じて非地理的選択のAMFに登録した状態で、UEが3GPPアクセスを通じてPLMNへの登録手順を行うと)、UEは、非特許文献5において定められる完全性保護メカニズムを使用して登録要求メッセージの完全性を保護し、3GPPアクセスを通じて完全性保護の登録要求メッセージを送信する。完全性保護の登録要求メッセージは、5G-GUTIと、3GPPアクセスに設定されたNAS接続識別子と呼ばれる情報要素と、を含む。
【0028】
地理的選択のAMFがUEから完全性保護の登録要求メッセージを受信すると、地理的選択のAMFは、他の情報要素と共に5G-GUTI及び3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプパラメータ(又は3GPPアクセスを識別するための任意の他の表示)を含むNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを非地理的選択のAMFに送信する。Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、完全性保護の登録要求メッセージを含み得る。地理的選択のAMFは、本開示において地理的AMF又はAMF-Gと呼ばれ得る。非地理的選択のAMFは、本開示において非地理的AMF又はAMF-NGと呼ばれ得る。Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、本開示においてNamf_Communication_UEContextTransferメッセージと呼ばれ得る。非地理的選択のAMFがNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを受信すると、非地理的選択のAMFは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおいて受信されるUEの5G-GUTIに関するUEコンテキストを見つける。非地理的選択のAMFは、3GPPアクセスについてのMMコンテキストが存在しないことを見出すが、非地理的選択のAMFは、完全性確認のためにUL NAS COUNT完全性保護パラメータについて0(ゼロ)値を使用することによって、受信したNASメッセージ(例えば、完全性保護の登録要求メッセージ)の完全性確認を行う。正常に完全性が確認されると、AMF-NGは、Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージをAMF-Gに送信する。AMF-Gは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方について登録手順を完了し、新5G-GUTIを割り当てて、新5G-GUTIをUEに送信する。
【0029】
図1は、非地理的選択のAMFから地理的選択のAMFへのAMF変更に関するモビリティ手順を示す。
【0030】
第1の態様の詳細な手順は、以下に記載される。
【0031】
0.UEは、非3GPPアクセスを通じて非地理的選択のAMFに登録され、5G-GUTIがUEに割り当てられる。NASセキュリティコンテキストは、非3GPPアクセスについて作成される。例えば、UE及び非地理的選択のAMFは、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを有する。加えて、UEは、3GPPアクセスにまだ登録されていない。
【0032】
1a~1b.UEは、3GPPアクセスを通じて登録手順を開始する。UEは、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して登録要求メッセージについての完全性保護を行う。登録要求メッセージは、5G-GUTIと、非3GPPアクセスに設定されたNAS接続識別子と、を含む。UEは、完全性保護の登録要求メッセージを送信する。例えば、UEは、完全性保護の登録要求メッセージを含むRRCメッセージを送信する。完全性保護の登録要求メッセージは、本開示において登録要求メッセージと呼ばれ得る。固有のNAS接続識別子の値(又はNAS接続識別子の値)は、3GPPアクセスについて「0x01」に設定され、非3GPPアクセスについて「0x02」に設定される。例えば、UEは、NAS接続識別子を3GPPアクセス又は「0x01」に設定し、NAS接続識別子を登録要求メッセージに含める。
【0033】
別の例では、登録要求メッセージの完全性は、ステップ0で作成された共通の5G NASセキュリティコンテキストと、記憶されたUL NAS COUNTが3GPPアクセスについて存在しない場合に3GPPアクセスについてゼロに設定されるUL NAS COUNTと、を使用して、他の場合には、記憶されたUL NAS COUNTを使用して保護される。
【0034】
2~3.NG-RANが、登録要求メッセージを含むRRCメッセージをUEから受信する場合、NG-RANは、登録要求メッセージを地理的選択のAMF(AMF-G)にルーティング(又は送信)する。登録要求メッセージは、5G-GUTIを含む。5G-GUTIは、非地理的選択のAMF(すなわち、AMF-NG)を示し得る。
【0035】
4.AMF-Gが、5G-GUTIを含む登録要求メッセージを受信すると、AMF-Gは、登録要求メッセージにおいて受信した5G-GUTIを使用してターゲットAMFを識別する。ターゲットAMFは、AMF-GがNamf_Communication_UEContextTransferを行うAMFであり得る。AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプ(又は3GPPアクセスを識別するための任意の他の表示)と、完全性保護のNASメッセージと、5G-GUTIと、を含む。Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、登録要求メッセージにおいて受信されるNAS接続識別子を含み得る。完全性保護のNASメッセージは、ステップ4でNG-RANから受信される完全性保護の登録要求メッセージであり得る。完全性保護のNASメッセージは、NG-RANから受信される完全性保護の登録要求メッセージであり得る。完全性保護のNASメッセージは、本開示において完全登録要求又は完全性保護の完全登録要求NASメッセージと呼ばれ得る。例えば、AMF-Gが、登録要求メッセージにおいて受信した5G-GUTIを使用してターゲットAMFとしてAMF-NGを識別する場合、AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF-NGに送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプ(又は3GPPアクセスを識別するための任意の他の表示)と、完全性保護のNASメッセージと、を含む。
【0036】
5.AMF-NGがNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを受信すると、AMF-NGは、以下にある手順のうちの1つを使用して、完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行うことを決定する。
【0037】
i)AMF-NGは、本ケースでは3GPPアクセスであるアクセスタイプ情報要素において受信される値に対応する、UEについてのAMF-NGにおけるNASセキュリティコンテキストを使用する。AMF-NGは、ステップ0で作成された共通の5G NASセキュリティコンテキストと、3GPPアクセスについて記憶されたUL NAS COUNTが存在しない場合にゼロに設定されるUL NAS COUNTと、を使用するか、又は3GPPアクセスについて記憶されたNASカウントを使用する。
【0038】
ii)AMF-NGは、非3GPPアクセスであるNAS接続識別子において受信される値に対応するNASセキュリティコンテキストを使用する。AMF-NGは、NASメッセージの完全性確認のために、非3GPPアクセスに基づく5G NASセキュリティコンテキストを使用する。
【0039】
例えば、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおけるアクセスタイプが3GPPアクセスに設定されている場合であっても、AMF-NGは、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。
【0040】
例えば、AMF-NGは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおけるアクセスタイプが3GPPに設定されていることを決定し得、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおけるアクセスタイプが3GPPアクセスに設定されている場合であっても、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行い得る。
【0041】
例えば、AMF-NGが、非3GPPアクセスに設定されたNAS接続識別子を受信する場合、AMF-NGは、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行い得る。
【0042】
例えば、NAS接続識別子が非3GPPアクセスに設定されていることをAMF-NGが決定する場合、AMF-NGは、完全性保護のNASメッセージが非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストによって保護されることを決定し得る。次いで、AMF-NGは、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行い得る。
【0043】
一例では、NAS接続識別子は、ステップ1で登録要求メッセージにおいてクリアテキスト要素として送信される。AMF-NGは、登録要求メッセージを受信すると、NAS接続識別子を読み取って、NAS接続識別子の値に基づいて、3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用するか、又は非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用するかを決定する。
【0044】
一例では、NAS接続識別子は、任意選択的な情報要素である。NAS接続識別子が無い場合、完全性確認を行うために、アクセスタイプに関する5G NASセキュリティコンテキストが使用される。
【0045】
一例では、NAS接続識別子及びアクセスタイプの両方が存在する場合、AMF-NGは、アクセスタイプ又はNAS接続識別子のいずれかに関する5G NASセキュリティコンテキストを使用し得る。
【0046】
6.正常に完全性が確認されると、AMF-NGは、UEの非3GPPアクセスについての5GMMコンテキストを含むNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージをAMF-Gに送信する。
【0047】
7.Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信すると、AMF-Gは、非特許文献4の項4.2.2.2.2におけるステップ6~19を行って、AMF-Gは、新しく割り当てられた5G-GUTIを含む登録承認メッセージをUEに送信する。
【0048】
8.登録承認メッセージを受信すると、UEは、UEが3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方についてAMF-Gに登録されることを結論付ける。UEは、登録完了メッセージをAMF-Gに送信する。
【0049】
<第1の態様の変形体1>
ステップ4で、AMF-Gは、0に設定された完全性保護パラメータの新UL NAS COUNTをNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージに含める。AMF-Gからの当該明示的な表示により、AMF-NGは、受信したNASメッセージについての完全性確認のために、完全性保護のUL NAS COUNTの値(すなわち、値「0」)を使用する。
【0050】
<第1の態様の変形体2>
第1の態様の原理は、UEが第1のアクセスのみを通じて第1のPLMNに登録されており、UEが5G-GUTI、第1のPLMNに関連付けられた5G NASセキュリティコンテキストを有する場合にも適用され得る。UEは、第2のアクセスを通じて全く登録されていない、すなわち、UEは、どのセキュリティコンテキストも(例えば、第2のアクセスに関するどのセキュリティコンテキストも)有しておらず、UEは、登録解除状態である。UEは、第2のアクセスを通じて第2のPLMNへの登録を開始する。この場合、AMF-NGは、旧AMF、すなわち、第1のPLMNのAMFのように機能し、AMF-Gは、新AMF、すなわち、第2のPLMNのAMFのように機能する。UE、旧AMF、及び新AMFは、第2のアクセスを通じて第2のPLMNへの登録手順を行うために、第1の態様に記載されるような手順に従う。
【0051】
一例では、UEが第2のアクセスを通じて第2のPLMNに登録している場合、UEは、第1のPLMNによって割り当てられた5G-GUTIを登録要求メッセージに含める。一例では、UEが第2のアクセスを通じて第2のPLMNへの登録手順を開始すると、UEは、登録要求メッセージにおいて、5G-GUTIの代わりにSUCIを送信する。この場合、UE及びネットワークは、登録要求メッセージの完全性を保護し、受信した登録要求メッセージの完全性を確認するために以下にある方法のうちの1つを行う。
【0052】
-UEは、共通の5G NASセキュリティコンテキスト及びゼロに設定されたUL NAS COUNTを使用して登録要求メッセージの完全性を保護する。新AMFが登録要求メッセージを旧AMFに送信する場合、旧AMFは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおいて受信されたアクセスタイプパラメータに関連付けられるセキュリティコンテキストを使用する、すなわち、旧AMFは、登録要求メッセージの完全性を確認するために、アクセスタイプに対応するNAS接続識別子に関するセキュリティコンテキストを使用する。この場合、旧AMFは、UEが第2のアクセスを通じて第1のPLMNに全く登録されていないときに登録要求メッセージの完全性を確認するために、共通の5G NASセキュリティコンテキスト及びゼロに設定されたUL NAS COUNTを使用する。正常に完全性が確認された後、旧AMFは、UEコンテキストを新AMFに送信する。
【0053】
-UEは、第1のアクセスの5G NASセキュリティコンテキストを使用して登録要求メッセージの完全性を保護する。UEは、登録要求メッセージの完全性を保護するために使用される5G NASセキュリティコンテキストのNAS接続識別子として設定された値を有するNAS接続識別子の情報要素を含める。本ケースでは、NAS接続識別子値は、第1のアクセスに対応するNAS接続識別子の値に設定される。この情報要素は、クリアテキストとして送信される。旧AMFが登録要求メッセージを受信すると、旧AMFは、受信した登録要求メッセージの完全性を確認するために、NAS接続識別子の値に対応する5G NASセキュリティコンテキストを使用する。正常に完全性が確認されると、旧AMFは、UEコンテキストを新AMFに送信する。
【0054】
<第1の態様の変形体3>
UEは、3GPPアクセスを通じてアクセスしているが、ステップ1bで、UEは、非3GPPアクセスに設定されたNAS接続識別子を登録要求メッセージに含める。これは、UEが非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して登録要求メッセージについての完全性保護を行ったというAMF-Gに対する明示的な表示である。この表示により、AMF-Gは、非3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプをNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージに含め、ステップ4で、このメッセージをAMF-NGに送信する。次いで、ステップ5で、AMF-NGは、非3GPPアクセスに設定された受信したアクセスタイプに基づいて、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。
【0055】
<第1の態様の変形体4>
ステップ4で、AMF-Gは、非3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプをNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージに含め、割り当てられた5G-GUTI又はAMF-Gにおけるローカル構成に基づいて、AMF-NGが非地理的選択のAMFであることをAMF-Gが分かっている場合に、このメッセージをAMF-NGに送信する。次いで、ステップ5で、AMF-NGは、非3GPPアクセスに設定された受信したアクセスタイプに基づいて、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。
【0056】
<第1の態様の変形体5>
Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを受信すると、旧AMF(例えば、AMF-NG)は、非地理的AMFを示す5G-GUTIのGUAMIに基づいて非3GPPアクセスを通じてUEに5G-GUTIが割り当てられている場合、非3GPPアクセスに関する5G NASセキュリティコンテキスト(例えば、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキスト)を使用し、他の場合には、5G-GUTIのGUAMI、例えば、地理的AMFを示すGUAMIに基づいて3GPPアクセスを通じて5G-GUTIが割り当てられていることを5G-GUTIが示す場合、3GPPアクセスに関する5G NASセキュリティコンテキストを使用する。
【0057】
<第2の態様>
UEは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを通じてPLMN(例えば、旧PLMN)に登録され、単一の5G-GUTIがUEに割り当てられる。例えば、UEは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを通じて旧PLMNにおける地理的選択のAMFに登録される。旧PLMNにおける地理的選択のAMFは、本開示において旧AMFと呼ばれ得る。次いで、UEは、非3GPPアクセスのみを介して新PLMNに登録する。これは、例えば、UEが旧PLMNにおける地理的選択のAMFに登録された後、UEが、航空機モードに設定されて異なる国に移動し、Wi-Fi(登録商標)アクセスのみがアクティブにされる場合に生じ得る。この場合、新PLMNにおけるN3IWFは、新PLMNにおける非地理的選択のAMFを選び得、非3GPPアクセスの5GMMコンテキスト(例えば、旧PLMNに関する非3GPPアクセスの5GMMコンテキスト)のみが、旧PLMNにおける地理的選択のAMFから新PLMNにおける非地理的選択のAMFへ転送される。新PLMNにおける非地理的選択のAMFは、本開示において新AMFと呼ばれ得る。次いで、新AMFは、非3GPPアクセスについての5G-GUTIをUEに割り当てる。
【0058】
その後、UEが3GPPアクセスを通じて新PLMNに登録するとき(例えば、UEが3GPPアクセスを通じて新PLMNにおける地理的選択のAMFに登録するとき)、UEは、非特許文献4に従って新PLMNにおける非地理的選択のAMFによって割り当てられた5G-GUTIを含む登録要求メッセージを送信する。この場合、新PLMNにおける地理的選択の新AMFは、非特許文献4に従って旧AMF(例えば、旧PLMNにおける地理的選択のAMF)から3GPPアクセスの5GMMコンテキスト及び3GPPアクセスの5GSMコンテキストをフェッチしない。これは、3GPPアクセスを通じた全てのPDUセッションを旧AMFから新AMFへ転送することができないため、3GPPアクセスを通じたサービスのロスにつながる。
【0059】
第2の態様は、登録手順中に、新AMFによって、2つの異なるAMFから3GPPアクセスのUEコンテキスト及び非3GPPアクセスのUEコンテキストを取得するための方法を開示する。第2の態様は、上記問題ステートメントを解決することができる。
【0060】
第2の態様は、以下の状況でのPLMN2(例えば、新PLMN)における登録手順を開示する。
【0061】
-UEは、PLMN1(例えば、旧PLMN)におけるAMF1に関連付けられた有効な5G-GUTI1及び3GPPアクセスについての対応するセキュリティコンテキスト(例えば、NASセキュリティコンテキスト1)を有する。
【0062】
-UEは、PLMN2におけるAMF-NGに関連付けられた有効な5G-GUTI2及び非3GPPアクセスについての対応するセキュリティコンテキスト(例えば、NASセキュリティコンテキスト2)を有する。
【0063】
この場合、UEは、2つのNASコンテナ、すなわち5G-GUTI1及び5G-GUTI2を含む登録要求メッセージを送信する。UEは、5G-GUTI1に関するNASセキュリティコンテキスト1を使用して、AMF-Gに送信される登録要求メッセージについての完全性保護を行い、NASセキュリティコンテキスト1に基づく完全性保護の登録要求メッセージを2つのNASコンテナの第1のコンテナに含める。UEは、5G-GUTI2に関するセキュリティコンテキスト2を使用して、AMF-Gに送信される登録要求メッセージについての完全性保護を行い、NASセキュリティコンテキスト2に基づく完全性保護の登録要求メッセージを2つのNASコンテナの第2のNASコンテナに含める。AMF-Gが登録要求メッセージを受信すると、AMF-Gは、2つのUEコンテキスト転送手順を行い、一方は、PLMN1に関する3GPPアクセスについてのものであって、他方は、PLMN2に関する非3GPPアクセスについてのものである。AMF-GがAMF1からの3GPPアクセスについてのUEコンテキスト、及びAMF-NGからの非3GPPアクセスについてのUEコンテキストの両方を受信すると、AMF-Gは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方について登録手順を完了させる。
【0064】
図2は、2つの異なるPLMNに属している2つの異なるAMFから3GPPアクセス及び非3GPPアクセスに関するUEコンテキストをフェッチするための手順を示す。
図2で、PLMN2(又は第2のPLMN)は、非3GPPアクセス(又は非3GPPアクセスネットワーク)と、NG-RANと、AMF-Gと、AMF-NGと、を含む。加えて、
図2で、PLMN1(又は第1のPLMN)は、AMF1(又は第1のAMF)を含む。例えば、PLMN1は、PLMN2と異なっている。非3GPPアクセス(又は非3GPPアクセスネットワーク)は、本開示においてN3GPPと呼ばれ得る。
【0065】
第2の態様の詳細な手順は、以下に記載される。
【0066】
0.UEは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方で第1のPLMNにおけるAMF1に正常に登録される。この場合、5G-GUTI1は、UEに割り当てられる。第1のPLMNは、本開示においてPLMN1と呼ばれ得る。例えば、5G-GUTI1は、AMF1によって割り当てられる。加えて、例えば、UE及びAMF1は、5G-GUTI1に関するNASセキュリティコンテキストを有する。ステップ0で、5G-GUTI1に関するNASセキュリティコンテキストは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方への登録手順中に作成され得る。5G-GUTI1に関するNASセキュリティコンテキストは、本開示において、5G-GUTI1に関する3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキスト、又はセキュリティコンテキスト1と呼ばれ得る。
【0067】
1.UEは、非3GPPアクセスを通じて第2のPLMNに登録する。非地理的選択のAMF(すなわち、AMF-NG)は、UEについて選ばれる。この場合、非3GPPアクセスについての5G-GUTI2は、UEに割り当てられる。この時点で、UE及びAMF1は依然、5G-GUTI1に関する3GPPアクセスについてのUEコンテキストを保持している。第2のPLMNは、本開示においてPLMN2と呼ばれ得る。例えば、5G-GUTI2は、AMF-NGによって割り当てられる。例えば、この時点で、UE及びAMF1は依然、5G-GUTI1に対応する3GPPアクセスについてのUEコンテキストを保持している。加えて、例えば、UE及びAMF-NGは、5G-GUTI2に関するNASセキュリティコンテキストを有する。ステップ1で、5G-GUTI2に関するNASセキュリティコンテキストは、非3GPPアクセスを通じた第2のPLMNへの登録手順中に作成され得る。5G-GUTI2に関するNASセキュリティコンテキストは、本開示において、5G-GUTI2に関する非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキスト、又はセキュリティコンテキスト2と呼ばれ得る。
【0068】
2.UEは、3GPPアクセスを通じて第2のPLMNへの登録手順を開始する。UEは、5G-GUTI1に関するNASセキュリティコンテキストを使用して登録要求メッセージについての完全性保護を行い、UEは、5G-GUTI1に関するNASセキュリティコンテキストに基づく当該完全性保護の登録要求メッセージをNASコンテナ1に設定する。UEはまた、5G-GUTI2に関するNASセキュリティコンテキストを使用して登録要求メッセージについての完全性保護を行い、UEは、5G-GUTI2に関するNASセキュリティコンテキストに基づく当該完全性保護の登録要求メッセージをNASコンテナ2に設定する。
【0069】
3.UEは、登録要求メッセージを送信し、当該登録要求メッセージは、5G-GUTI1と、NASコンテナ1と、5G-GUTI2と、NASコンテナ2と、を含む。5G-GUTI1は、追加の5G-GUTIと共に設定され得る。5G-GUTI2は、追加の5G-GUTIと共に設定され得る。例えば、UEは、5G-GUTI1、5G-GUTI1に関連付けられたNASコンテナ1、5G-GUTI2、及び5G-GUTI2に関連付けられたNASコンテナ2を送信する。UEは、5G-GUTI1がNASコンテナ1に関連付けられていることをAMF-Gが決定できるような情報、及び5G-GUTI2がNASコンテナ2に関連付けられていることをAMF-Gが決定できるような情報を登録要求メッセージに含め得る。
【0070】
4.AMF-GがUEから登録要求メッセージを受信すると、AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF1に送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、5G-GUTI1と、受信したNASコンテナ1における完全性保護のNASメッセージと、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプと、を含む。例えば、AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF1に送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、5G-GUTI1と、5G-GUTI1に関するNASセキュリティコンテキストに基づく完全性保護の登録要求メッセージを含む受信したNASコンテナ1と、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプと、を含む。例えば、AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF1に送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、5G-GUTI1と、5G-GUTI1に関連付けられたNASコンテナ1と、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプと、を含む。例えば、AMF-Gは、5G-GUTI1、又はステップ3でUEから受信された情報に基づいて、NASコンテナ1が5G-GUTI1に関連付けられていることを決定し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF1に送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、5G-GUTI1と、受信したNASコンテナ1と、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプと、を含む。
【0071】
5.AMF1がNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを受信すると、AMF1は、5G-GUTI1に関する3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、NASコンテナ1における完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。例えば、AMF1は、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおけるアクセスタイプが3GPPアクセスに設定されていることを決定し、5G-GUTI1に関する3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージ(すなわち、NASコンテナ1における受信した完全性保護の登録要求メッセージ)の完全性確認を行う。
【0072】
6.正常に完全性が確認されると、AMF1は、UEの3GPPアクセスについての5GMMコンテキストを含むNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージをAMF-Gに送信する。Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージは、UEの3GPPアクセスについての5GSMコンテキストを含み得る。UEの3GPPアクセスについての5GMMコンテキスト、及びUEの3GPPアクセスについての5GSMコンテキストは、5G-GUTI1に関するものであり得る。
【0073】
7.次いで、AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF-NGに送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、5G-GUTI2と、受信したNASコンテナ2における完全性保護のNASメッセージと、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプと、を含む。例えば、AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF-NGに送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、5G-GUTI2と、5G-GUTI2に関するNASセキュリティコンテキストに基づく完全性保護の登録要求メッセージを含む受信したNASコンテナ2と、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプと、を含む。例えば、AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF-NGに送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、5G-GUTI2と、5G-GUTI2に関連付けられたNASコンテナ2と、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプと、を含む。例えば、AMF-Gは、5G-GUTI2、又はステップ3でUEから受信された情報に基づいて、NASコンテナ2が5G-GUTI2に関連付けられていることを決定し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF-NGに送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、5G-GUTI2と、受信したNASコンテナ2と、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプと、を含む。
【0074】
8.AMF-NGがNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを受信すると、AMF-NGが3GPPアクセスについてのMMコンテキストを有していない場合であっても、AMF-NGは、5G-GUTI2に関するNASセキュリティコンテキストを使用して、NASコンテナ2における完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。この場合、AMF-NGは、受信したNASメッセージ(すなわち、NASコンテナ2における完全性保護のNASメッセージ)についての完全性確認のために、0に設定された完全性保護のUL NAS COUNTの値を使用する。例えば、AMF-NGは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおけるアクセスタイプが3GPPアクセスに設定されていることを決定し、5G-GUTI2に関するNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージ(すなわち、受信した完全性保護の登録要求メッセージ)の完全性確認を行う。
【0075】
9.正常に完全性が確認されると、AMF-NGは、UEの非3GPPアクセスについての5GMMコンテキストを含むNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージをAMF-Gに送信する。Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージは、UEの非3GPPアクセスについての5GSMコンテキストを含み得る。UEの非3GPPアクセスについての5GMMコンテキスト、及びUEの非3GPPアクセスについての5GSMコンテキストは、5G-GUTI2に関するものであり得る。
【0076】
10.ステップ6及びステップ9でNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信すると、AMF-Gは、非特許文献4の項4.2.2.2.2におけるステップ6~19を行って、AMF-Gは、新しく割り当てられた5G-GUTIを含む登録承認メッセージをUEに送信する。
【0077】
11.登録承認メッセージを受信すると、UEは、UEが3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方についてAMF-Gで登録されることを結論付ける。UEは、登録完了メッセージをAMF-Gに送信する。
【0078】
一例では、ステップ7は、ステップ4の前に行われ得る。例えば、AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF-NGに送信し、AMF-NGからNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信し、次いで、AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF1に送信する。
【0079】
一例では、ステップ4及び7は、同時に行われ得る。
【0080】
<第2の態様の第1の変形体>
一例では、UEは、NASコンテナ2及び5G-GUTI2のみを含め、NASコンテナ1及び5G-GUTI1を含めない。AMF-Gは、まずステップ7~9を行い、次いでステップ4~7を行う。ステップ7~9を正常に行って、AMF-NGからAMF-GへのUEコンテキストが正常に転送された後、AMF-Gは、ステップ4を行い、AMFは、UEが検証されていることを示す情報要素及びSUPI(例えば、UEに関するSUPI)をNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージに含める。AMF-Gは、この値を、UEがAMF-NGにおいて正常に検証されているときに設定する。UEが検証されていることを示す情報要素及びSUPIを含むNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF1が受信すると、AMF1は、Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージにおいてUEコンテキストをAMF-Gに送信する。AMF-Gは、態様2に記載されるような登録手順を完了させる。
【0081】
<第3の態様>
N3IWFが非地理的選択のAMFのみに接続されている場合が存在し得る。すなわち、N3IWFは、どの地理的選択のAMFにも接続されていない。このようなネットワークトポロジーにおいて、UEが非3GPPアクセスを通じてPLMNの非地理的選択のAMFに既に登録した状態で、UEが3GPPアクセスを通じてPLMNへの登録手順を行う場合、地理的選択の新AMFが選ばれ、同じPLMNに両方のアクセスが接続されるため、選ばれたAMFは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方について使用される。この場合、ネットワークトポロジーの制限により、N3IWFが、選ばれたAMFと通信できないとき、UEは、非3GPPアクセスを通じた任意のサービスを失う。例えば、非地理的選択のAMFから地理的選択のAMFへの移動が行われるとき、ネットワークトポロジーに応じてモビリティの手順が不明確である場合が存在する。
【0082】
第3の態様は、同じAMFに関して3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方でのUE登録が可能でない場合のシナリオに対処するための方法を開示する。第3の態様は、上記問題ステートメントのソリューションを開示する。
【0083】
第3の態様は、N3IWFが非地理的選択のAMFのみに接続されていることが原因で、地理的選択のAMFに関して3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方でのUE登録が可能でない場合に対するソリューションを開示する。この場合、地理的選択のAMFは、ユーザサブスクリプション又はオペレータポリシーに従って1つのアクセスのみについて登録手順を進める。3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方を通じて同時にUEを接続することができないという表示をUEが受信する場合、UEは、UEが一方のアクセスを通じて同じPLMNに登録されている状態で、別のアクセスを通じてPLMNへの登録手順を開始しない。
【0084】
図3は、PLMN内で同時に3GPPアクセス及び非3GPPアクセスについて同じAMFにUEを登録することができない場合の登録手順を示す。
【0085】
第3の態様の詳細な手順は、以下に記載される。
【0086】
0.UEは、非3GPPアクセスを通じて非地理的選択のAMF(すなわち、AMF-NG)に登録され、5G-GUTIがUEに割り当てられる。NASセキュリティコンテキストは、非3GPPアクセスについて作成される。例えば、UE及び非地理的選択のAMFは、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを有する。
【0087】
1a~1b.UEは、3GPPアクセスを通じて登録手順を開始する。UEは、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して登録要求メッセージについての完全性保護を行う。UEは、登録要求メッセージ(例えば、完全性保護の登録要求メッセージ)を送信する。登録要求メッセージは、5G-GUTIと、ユーザが好むアクセスタイプと、3GPPアクセスに設定されたNAS接続識別子と、を含む。ユーザが好むアクセスタイプは、両方のアクセスタイプを通じた登録が可能でない場合に、登録において好まれる(例えば、より高い優先度を有する)アクセスタイプを示す。ユーザが好むアクセスタイプは、3GPPアクセス又は非3GPPアクセスのいずれかに設定され得る。例えば、3GPPアクセスに設定されたユーザが好むアクセスタイプは、両方のアクセスタイプを通じた登録が可能でない場合に、3GPPアクセスを通じた登録がUEに好まれることを示す。例えば、非3GPPアクセスに設定されたユーザが好むアクセスタイプは、両方のアクセスタイプを通じた登録が可能でない場合に、非3GPPアクセスを通じた登録がUEに好まれることを示す。固有のNAS接続識別子の値(又はNAS接続識別子の値)は、3GPPアクセスについて「0x01」に設定され、非3GPPアクセスについて「0x02」に設定される。
【0088】
2.AMF-Gが、5G-GUTIを含む登録要求メッセージをUEから受信すると、AMF-Gは、登録要求メッセージにおいて受信した5G-GUTIを使用してターゲットAMFを識別する。ターゲットAMFは、AMF-GがNamf_Communication_UEContextTransferを行うAMFであり得る。AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプと、完全性保護のNASメッセージと、を含む。Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、登録要求メッセージにおいて受信されるNAS接続識別子を含み得る。完全性保護のNASメッセージは、ステップ2で受信される完全性保護の登録要求メッセージであり得る。完全性保護のNASメッセージは、本開示において完全登録要求又は完全性保護の完全登録要求NASメッセージと呼ばれ得る。例えば、AMF-Gが、登録要求メッセージにおいて受信した5G-GUTIを使用してターゲットAMFとしてAMF-NGを識別する場合、AMF-Gは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージをAMF-NGに送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプ(又は3GPPアクセスを識別するための任意の他の表示)と、完全性保護のNASメッセージと、を含む。
【0089】
3.AMF-NGがAMF-GからNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを受信すると、AMF-NGが3GPPアクセスについてのMMコンテキストを有していない場合であっても、AMF-NGは、UEについてのAMF-NGにおけるNASセキュリティコンテキストを使用して、完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。この場合、AMF-NGは、受信した完全性保護のNASメッセージに関する完全性確認のためにUL NAS COUNT完全性保護パラメータの0(ゼロ)値を使用する。
【0090】
正常に完全性が確認されると、AMF-NGは、非3GPPコンテキスト(例えば、非3GPPアクセスに関するUEコンテキスト、UEの非3GPPアクセスについての5GMMコンテキスト、及びUEの非3GPPアクセスについての5GSMコンテキスト)をAMF-Gに転送できるかどうかを決定する。例えば、N3IWFが、AMF-NGとの接続のみを確立できる場合、AMF-NGは、非3GPPコンテキストをAMF-Gに転送できないことを決定する。例えば、AMF-NGは、N3IWF及びAMF-G間のリーチャビリティを考慮に入れて、N3IWF及びAMF-NG間のN2基準点のネットワーク構成に基づいて、N3IWFがAMF-NGとの接続のみを確立できることを決定し、AMF-NGは、非3GPPコンテキストをAMF-Gに転送できないことを決定する。
【0091】
例えば、AMF-NGは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおけるアクセスタイプが3GPPに設定されていることを決定し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおけるアクセスタイプが3GPPアクセスに設定されている場合であっても、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。
【0092】
例えば、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおけるアクセスタイプが3GPPアクセスに設定されている場合であっても、AMF-NGは、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。
【0093】
例えば、AMF-NGが、非3GPPアクセスに設定されたNAS接続識別子を受信する場合、AMF-NGは、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行い得る。
【0094】
例えば、NAS接続識別子が非3GPPアクセスに設定されていることをAMF-NGが決定する場合、AMF-NGは、完全性保護のNASメッセージが非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストによって保護されることを決定し得る。次いで、AMF-NGは、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行い得る。
【0095】
4.AMF-NGは、非3GPPコンテキストをAMF-Gに転送できないことを示す原因(又は情報)を含むNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージをAMF-Gに送信する。
【0096】
例えば、AMF-NGが、N3IWF及びAMF-G間のリーチャビリティを考慮に入れて、N3IWF及びAMF-NG間のN2基準点のネットワーク構成に基づいて、N3IWFがAMF-NGとの接続のみを確立できることを決定し、AMF-NGが、非3GPPコンテキストをAMF-Gに転送できないことを決定する場合に、AMF-NGは、Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージをAMF-Gに送信する。
【0097】
例えば、AMF-NGが、N3IWF及びAMF-G間のリーチャビリティを考慮に入れて、N3IWF及びAMF-NG間のN2基準点のネットワーク構成に基づいて、N3IWFがAMF-NGとの接続のみを確立できることを決定し、AMF-NGが、非3GPPコンテキストをAMF-Gに転送できないことを決定する場合に、AMF-NGは、N3IWFがAMF-NGとの接続のみを確立できることを示す原因(又は情報)を含むNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージをAMF-Gに送信し得る。
【0098】
5.非3GPPコンテキストを転送できないことを示す原因(又はN3IWFがAMF-NGとの接続のみを確立できることを示す原因)を有するNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信すると、オペレータのポリシー、UDMからのユーザサブスクリプション(例えば、3GPPアクセスサブスクリプションが非3GPPアクセスよりも高い優先度を有するか、又は非3GPPアクセスサブスクリプションが3GPPアクセスよりも高い優先度を有する)、及びステップ1bでの登録要求メッセージにおいて示されるユーザが好むアクセスタイプのうちの少なくとも1つに応じて、AMF-Gは、3GPPアクセスにおいて登録手順を承認して非3GPPアクセスにおいてUEを登録解除し得るか、又は(例えば、非3GPPアクセスサブスクリプションがより高い優先度を有する場合)3GPPアクセスにおいて登録手順を拒否し得る。例えば、AMF-Gは、オプションA(ステップ6a~7a)又はオプションB(ステップ6b~7b)を行う。オペレータのポリシーは、3GPPアクセスサブスクリプションが非3GPPアクセスよりも高い優先度を有するか、又は非3GPPアクセスサブスクリプションが3GPPアクセスよりも高い優先度を有するかを示し得る。オペレータのポリシーは、AMF-Gに対して構成され得るか、又はAMF-Gは、別のネットワークノードからオペレータのポリシーを受信し得る。
【0099】
オプションA:6a.AMF-Gがステップ5での決定に基づいて登録手順を承認する場合、AMF-Gは、3GPPアクセスに設定された登録結果タイプ(又は登録結果)を含む登録承認メッセージをUEに送信する。3GPPアクセスに設定された登録結果タイプは、3GPPアクセスについての登録の完了を示し得る。加えて、AMF-Gは、AMF-Gが3GPPアクセス及び非3GPPアクセスについてUEを同時に登録できないことを示すために、既存の情報要素(例えば、5GMM原因(5GMM cause))又は新しい情報要素を登録承認メッセージに含める。既存の情報要素(例えば、5GMM原因)又は新しい情報要素はまた、非3GPPアクセスが地理的選択のAMF(例えば、AMF-G)に移動できないこと、又は3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方を通じて同時にUEを接続できないことを示し得る。
【0100】
例えば、AMF-Gが、3GPPアクセスに設定されたユーザが好むアクセスタイプを受信する場合、AMF-Gは、3GPPアクセスにおいて登録手順を承認し、AMF-Gは、登録承認メッセージを送信する。
【0101】
例えば、AMF-Gが、3GPPアクセスサブスクリプションが非3GPPアクセスよりも高い優先度を有することを示すユーザサブスクリプション(又は3GPPアクセスが非3GPPアクセスよりも高い優先度を有することを示す情報)をUDMから受信する場合、AMF-Gは、3GPPアクセスにおいて登録手順を承認し、AMF-Gは、登録承認メッセージを送信する。
【0102】
例えば、3GPPアクセスサブスクリプションが非3GPPアクセスよりも高い優先度を有することをオペレータのポリシーが示している(又は3GPPアクセスが非3GPPアクセスよりも高い優先度を有することを示している)とAMF-Gが決定する場合、AMF-Gは、3GPPアクセスにおいて登録手順を承認し、AMF-Gは、登録承認メッセージを送信する。
【0103】
7a.UEが、ステップ6aに記載されるような既存の情報要素又は新しい情報要素を含む登録承認メッセージを受信すると、UEは、UEが3GPPアクセスのみに登録されることを考慮する。
【0104】
8a.UEが、ステップ6aに記載されるような既存の情報要素又は新しい情報要素を含む登録承認メッセージを受信すると、UEは、非特許文献4に従って非3GPPアクセスについてのUE開始の登録解除手順を開始する。
【0105】
オプションB:6b.非3GPPアクセスサブスクリプションが3GPPアクセスよりも高い優先度を有するときに、AMF-Gがステップ5での決定に基づいて登録手順を拒否する場合、AMF-Gは、3GPPアクセスについての登録手順を拒否し、AMF-Gが3GPPアクセス及び非3GPPアクセスについてUEを同時に登録できないことを示すために、新しい情報要素を含む登録拒否メッセージをUEに送信する。新しい情報要素はまた、非3GPPアクセスが地理的選択のAMFに移動できないこと、又は3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方を通じて同時にUEを接続できないことを示し得る。
【0106】
例えば、AMF-Gが、非3GPPアクセスに設定されたユーザが好むアクセスタイプを受信する場合、AMF-Gは、3GPPアクセスにおいて登録手順を拒否し、AMF-Gは、登録拒否メッセージを送信する。
【0107】
例えば、AMF-Gが、非3GPPアクセスサブスクリプションが3GPPアクセスよりも高い優先度を有することを示すユーザサブスクリプション(又は非3GPPアクセスが3GPPアクセスよりも高い優先度を有することを示す情報)をUDMから受信する場合、AMF-Gは、3GPPアクセスにおいて登録手順を拒否し、AMF-Gは、登録拒否メッセージを送信する。
【0108】
例えば、非3GPPアクセスサブスクリプションが3GPPアクセスよりも高い優先度を有することをオペレータのポリシーが示している(又は非3GPPアクセスが3GPPアクセスよりも高い優先度を有することを示している)とAMF-Gが決定する場合、AMF-Gは、3GPPアクセスにおいて登録手順を拒否し、AMF-Gは、登録拒否メッセージを送信する。
【0109】
7b.UEが、ステップ6bに記載されるような新しい情報要素を含む登録拒否メッセージを受信すると、UEは、UEが非3GPPアクセスのみに登録されることを考慮する。例えば、ステップ7bで、UEは、非3GPPアクセスを通じてAMF-NGに登録される。
【0110】
8b.UEは、同じPLMNにおいて非3GPPアクセスを通じてUEが登録された状態で3GPPアクセスを通じて登録手順を開始しない。
【0111】
<第3の態様の変形体1>
ステップ7aで、UEは、3GPPアクセスを通じてAMF-Gに登録され得、UEは、非3GPPアクセスを通じてAMF-NGに登録され得る。この場合、UEは、非3GPPアクセスについての5G-GUTI、及び非3GPPアクセスについての関連付けられたMMコンテキストを維持する。本変形例1では、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスの両方が、同じPLMNによって提供されても、UEは、2つの5G-GUTIを保持し、一方は、3GPPアクセスについてのものであって、別の方は、非3GPPアクセスについてのものである。この場合、ステップ8aは、AMF-NGに登録された非3GPPアクセスを維持するために、UEによって行われない。
【0112】
<第3の態様の変形体2>
ステップ8aの後、UEは、AMF-Gによって割り当てられた5G-GUTIを使用して、非3GPPアクセスを通じて登録手順を開始し得る。
【0113】
<第3の態様の変形体3>
UEは、3GPPアクセスを通じてアクセスしているが、ステップ1bで、UEは、非3GPPアクセスに設定されたNAS接続識別子を登録要求メッセージに含める。これは、UEが非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して登録要求メッセージについての完全性保護を行ったというAMF-Gに対する明示的な表示である。この表示により、AMF-Gは、非3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプをNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージに含め、ステップ2で、このメッセージをAMF-NGに送信する。次いで、ステップ3で、AMF-NGは、非3GPPアクセスに設定された受信したアクセスタイプに基づいて、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。
【0114】
<第3の態様の変形体4>
UEは、3GPPアクセスを通じてアクセスしているが、ステップ1bで、UEは、非3GPPアクセスに設定されたNAS接続識別子を登録要求メッセージに含める。これは、UEが非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して登録要求メッセージについての完全性保護を行ったというAMF-Gに対する明示的な表示である。この表示により、AMF-Gは、非3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプをNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージに含め、ステップ2で、このメッセージをAMF-NGに送信する。次いで、ステップ3で、AMF-NGは、非3GPPアクセスに設定された受信したアクセスタイプに基づいて、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。
【0115】
<第3の態様の変形体5>
ステップ2で、AMF-Gは、非3GPPアクセスに設定されたアクセスタイプをNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージに含め、割り当てられた5G-GUTI又はAMF-Gにおけるローカル構成に基づいて、AMF-NGが非地理的選択のAMFであることをAMF-Gが分かっている場合に、このメッセージをAMF-NGに送信する。次いで、ステップ3で、AMF-NGは、非3GPPアクセスに設定された受信したアクセスタイプに基づいて、非3GPPアクセスのNASセキュリティコンテキストを使用して、受信した完全性保護のNASメッセージの完全性確認を行う。
【0116】
<第4の態様>
AMFリロケーションが、非特許文献4において定められるような登録手順中に行われる場合、初期AMFは、UEコンテキストを取得するためにNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを旧AMF(AMF3)に送信する。初期AMF(AMF1)は、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを送信するためのAMFであり得る。正常に完全性が確認されると、旧AMFは、UEコンテキストを初期AMFに送信する。初期AMFが要求NSSAIを処理することができないが、要求NSSAIがターゲットAMFによって処理され得ることを初期AMFが決定する場合、初期AMFは、NG-RANを介して登録要求メッセージをターゲットAMF(AMF2)に転送する。初期AMFが登録要求メッセージのNASメッセージコンテナを解読し、NASメッセージ(又はNASコンテナ)に含まれる登録要求メッセージを送信する場合が存在し得る。しかしながら、UEから初期AMFによって受信された完全性保護の登録要求メッセージが初期AMFからターゲットAMFに送信されないとき、旧AMFからUEコンテキストをターゲットAMFがどのようにフェッチするかは明確でない。例えば、初期AMFが登録要求メッセージをターゲットAMFに転送する場合、UE有効性確認が旧AMFによってどのように行われるかも明確でない。この場合、ターゲットAMFによって受信される登録要求メッセージは、UEから初期AMFに送信されたものと同じでない場合があって、旧AMFにおけるUE有効性確認は失敗し得る。
【0117】
第4の態様は、上記問題を解決し、ターゲットAMFが完全性保護の登録要求メッセージを有しない場合に、AMFリロケーション手順中に、ターゲットAMFによって旧AMFからUEコンテキストをフェッチするための方法を開示する。旧AMFにおいて登録要求メッセージの完全性を正常に確認した後、初期AMFが旧AMFからUEコンテキストを受信するシナリオにおいて、UE完全性保護の登録要求メッセージが旧AMFにおいて完全性確認を通過しているとき、初期AMFは、UEを検証済とマークしている、すなわち、UEは、真のUEである。初期AMFがリルートNASメッセージをNG-RANに送信する場合、初期AMFは、UEが検証されていることを示す情報要素及びSUPI(例えば、UEに関するSUPI)を含める。リルートNASメッセージを受信すると、NG-RANは、情報要素及びSUPIを含む初期NASメッセージをターゲットAMFに送信する。ターゲットAMFが、情報要素及びSUPIを有するリルートNASメッセージ(又は初期NASメッセージ)を受信すると、ターゲットAMFは、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを旧AMFに送信し、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージは、SUPIと、UEが検証されていることを示す情報要素と、を含む。UEが検証されていることを示す情報要素及びSUPIを含むNamf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージを受信すると、ターゲットAMFは、SUPIに対応するUEコンテキストを含むNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを送信する。メッセージを受信すると、ターゲットAMFは更に、登録手順を処理する。
【0118】
第4の態様の詳細なステップは、以下に記載される。
【0119】
初期AMF及びターゲットAMFは、NRFにおいて初期AMF及びターゲットAMFの機能を登録する。
【0120】
1.UEは、RRC接続セットアップ手順中にRRCセットアップ完了(RRCsetupcomplete)メッセージ中で登録要求メッセージを(R)ANに送信することによってアイドルモードで登録手順を開始し、(R)ANは、初期UEメッセージ内で登録要求メッセージを初期AMFに送信する。
【0121】
2.AMFが、登録要求をリルートするかどうかを決定するためにSUPI及び/若しくはUEのサブスクリプション情報を必要とする場合、又は完全性が保護された状態で登録要求が送信されなかったか、若しくは完全性保護が失敗として示される場合、AMFは、識別情報要求応答手順、認証手順、及びセキュリティモードコマンド手順を行う。登録要求は、本開示において登録要求メッセージと呼ばれ得る。
【0122】
例えば、ステップ2の間に、旧AMFにおいて登録要求メッセージの完全性を正常に確認した後、初期AMFは、旧AMFからUEについてのUEコンテキストを受信し、UE完全性保護の登録要求メッセージが旧AMFにおいて完全性確認を通過しているとき、初期AMFは、UEを検証済とマークする、すなわち、UEは、真のUEである。例えば、初期AMFは、UEコンテキストを取得するためにNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを旧AMFに送信し、UEコンテキストを含むNamf_Communication_UEContextTransfer応答を旧AMFから受信する。非特許文献4の
図4.2.2.2.2-1におけるステップ4~9bが行われ得る。
【0123】
3a.初期AMFが、登録要求をリルートするかどうかを決定するためにUEのサブスクリプション情報を必要とし、UEのスライス選択サブスクリプション情報が、旧AMFによって提供されなかった場合、AMFは、UDMを選択する。
【0124】
3b.初期AMFからUDMへ:Nudm_SDM_Get(SUPI、スライス選択サブスクリプションデータ)。例えば、初期AMFは、Nudm_SDM_GetをUDMに送信し、Nudm_SDM_Getは、SUPIと、スライス選択サブスクリプションデータと、を含む。初期AMFは、Nudm_SDM_Getサービス動作を呼び出すことによって、UEのスライス選択サブスクリプションデータをUDMに要求する。UDMは、Nudr_DM_Query(SUPI、スライス選択サブスクリプションデータ)によってUDRからこの情報を取得し得る。例えば、UDMは、Nudr_DM_QueryによってUDRからこの情報を取得し得、Nudr_DM_Queryは、SUPIと、スライス選択サブスクリプションデータと、を含む。
【0125】
3c.UDMから初期AMFへ:Nudm_SDM_Getに対する応答。例えば、UDMは、Nudm_SDM_Getに対する応答を初期AMFに送信する。AMFは、サブスクライブS-NSSAIを含むスライス選択サブスクリプションデータを取得する。UDMは、スライス選択データで初期AMFに応答する。
【0126】
4a.初期AMFからNSSFへ:Nnssf_NSSelection_Get(要求NSSAI、[要求NSSAIのマッピング]、デフォルトのS-NSSAI表示を伴うサブスクライブS-NSSAI、[NSSRG情報]TAI、(もしあれば)他のアクセスタイプについての許可NSSAI、[許可NSSAIのマッピング]、SUPIのPLMN ID)。例えば、初期AMFは、Nnssf_NSSelection_GetをNSSFに送信し得、Nnssf_NSSelection_Getは、要求NSSAIと、要求NSSAIのマッピングと、デフォルトのS-NSSAI表示を伴うサブスクライブS-NSSAIと、NSSRG情報と、TAIと、(もしあれば)他のアクセスタイプについての許可NSSAIと、許可NSSAIのマッピングと、SUPIのPLMN IDと、を含む。
【0127】
スライス選択が必要であって、例えば、初期AMFが、サブスクリプション情報によって許可される要求NSSAIからの全てのS-NSSAIにはサービスを提供できない場合、初期AMFは、要求NSSAI、任意選択的に、要求NSSAIのマッピング、デフォルトのS-NSSAI表示を伴うサブスクライブS-NSSAI、[NSSRG情報]、(もしあれば)他のアクセスタイプについての許可NSSAI、許可NSSAIのマッピング、SUPIのPLMN ID、及びUEのTAIを含めることによって、NSSFからのNnssf_NSSelection_Getサービス動作を呼び出す。
【0128】
AMFは、利用可能な場合、非特許文献3の節5.15.12において定められるHPLMNのS-NSSAIに関するNSSRG情報を含め、NSSRG情報は、UEがネットワークスライスの同時登録に対するサブスクリプションベースの制限のサポートを示しているかどうか、及びUDMが非サポートUEに全てのサブスクライブS-NSSAIを提供することを示しているかどうかに関する情報を含む。
【0129】
4b.NSSFから初期AMFへ:Nnssf_NSSelection_Getに対する応答(AMFセット又はAMFアドレスのリスト、第1のアクセスタイプについての許可NSSAI、[許可NSSAIのマッピング]、[第2のアクセスタイプについての許可NSSAI]、[許可NSSAIのマッピング]、[NSI ID]、[NRF]、[拒否(S-NSSAI、原因値)のリスト]、[サービングPLMNについての構成NSSAI]、[構成NSSAIのマッピング])。例えば、NSSFは、Nnssf_NSSelection_Getに対する応答を初期AMFに送信し得、Nnssf_NSSelection_Getに対する応答は、AMFセット又はAMFアドレスのリストと、第1のアクセスタイプについての許可NSSAIと、許可NSSAIのマッピングと、第2のアクセスタイプについての許可NSSAIと、許可NSSAIのマッピングと、NSI IDと、NRFと、拒否(S-NSSAI、原因値)のリストと、サービングPLMNについての構成NSSAIと、構成NSSAIのマッピングと、を含む。
【0130】
NSSFは、第1のアクセスタイプについての許可NSSAI、任意選択的に、許可NSSAIのマッピング、(もしあれば)第2のアクセスタイプについての許可NSSAI、任意選択的に、許可NSSAIのマッピング、及びターゲットAMFセット、又は構成に基づいた候補AMFのリストを初期AMFに返す。NSSFは、特定のS-NSSAIに対応するネットワークスライスインスタンスに関連付けられたNSI IDを返し得る。NSSFは、選択されたネットワークスライスインスタンス内でNF/サービスを選択するために使用されるNRFを返し得る。NSSFはまた、許可NSSAIに含まれないS-NSSAIについての拒否原因に関する情報を返し得る。NSSFは、サービングPLMNについての構成NSSAI、場合により、構成NSSAIの関連付けマッピングを返し得る。NSSRG情報が要求に含まれなかった場合、NSSFは、構成NSSAIを提供する。
【0131】
5.初期AMFから旧AMFへ:Namf_Communication_RegistrationStatusUpdate(失敗原因)。例えば、初期AMFは、失敗原因を含むNamf_Communication_RegistrationStatusUpdateを旧AMFに送信し得る。
【0132】
別のAMFが選択される場合、初期AMFは、拒否表示を旧AMFに送信して、UE登録手順が初期AMFにおいて完全に完了しなかったことを伝える。旧AMFは、Namf_Communication_UEContextTransferが全く受信されていなかったかのように継続する。
【0133】
6a.初期AMFからNRFへ:Nnrf_NFDiscovery_Request(NFタイプ、AMFセット)。例えば、初期AMFは、Nnrf_NFDiscovery_RequestをNRFに送信し得、Nnrf_NFDiscovery_Requestは、NFタイプ、AMFセットを含む。
【0134】
初期AMFが、ターゲットAMFアドレスをローカルに記憶していない場合、及び初期AMFが、ターゲットAMFへの直接的なリルートを用いることを意図しているか、又は(NG-R)ANメッセージを介したリルートが、AMFアドレスを含む必要がある場合、初期AMFは、UEにサービスを提供するのに必要なNF機能を有する適切なターゲットAMFを見つけるために、NRFからNnrf_NFDiscovery_Requestサービス動作を呼び出す。NFタイプは、AMFに設定される。AMFセットは、Nnrf_NFDiscovery_Requestに含まれる。
【0135】
6b.NRFからAMFへ:Nnrf_NFDiscovery_Requestに対する応答((AMFポインタ、AMFアドレス、プラス追加の選択ルール及びNF機能)のリスト)。例えば、NRFは、Nnrf_NFDiscovery_Requestに対する応答を初期AMFに送信し得、Nnrf_NFDiscovery_Requestに対する応答は、(AMFポインタ、AMFアドレス、プラス追加の選択ルール及びNF機能)のリストを含む。
【0136】
NRFは、可能性のあるターゲットAMFのリストで応答する。NRFはまた、利用可能な場合に、選択されたAMFがNRFに登録した通知サービスの各タイプについての通知エンドポイントと共に、候補AMFによって提供されるサービスの詳細を提供し得る。代替として、NRFは、可能性のあるターゲットAMF及び当該ターゲットAMFの機能、並びに任意選択的に追加の選択ルールのリストを提供する。登録NF及び必要な機能に関する情報に基づいて、ターゲットAMFは、初期AMFによって選択される。
【0137】
セキュリティアソシエーションが、登録失敗を回避するためにUEと初期AMFとの間に確立された場合、初期AMFは、ステップ7(A)を実行することによってNASメッセージをターゲットAMFに転送するものとする。
【0138】
初期AMFが、ターゲットAMFセットの一部ではなく、ターゲットAMFセットを有するNRFにクエリすることによって候補AMFのリストを取得することができない場合(例えば、AMF上でローカルに予め構成されたNRFが要求情報を提供せず、NSSFによって提供される適切なNRFへのクエリが成功しないか、又は初期AMFがサービングAMFとして承認されていないという知見を初期AMFが有する場合など)、セキュリティアソシエーションがUEと初期AMFとの間に確立されていない限り、初期AMFは、ステップ7(B)を実行して、(R)ANを介してNASメッセージをターゲットAMFに転送するものとし、許可NSSAI及びAMFセットは、(R)ANがターゲットAMFを選択するのを可能にするために含まれる。
【0139】
7(A).ローカルポリシー及びサブスクリプション情報に基づいて、初期AMFがNASメッセージをターゲットAMFに直接的に転送することを決定する場合、初期AMFは、ターゲットAMFへのNamf_Communication_N1MessageNotifyを呼び出して、リルートされたNASメッセージを伝える。Namf_Communication_N1MessageNotifyサービス動作は、ANアクセス情報(例えば、(R)ANがN2終端点を識別するのを可能にする情報、CAGセルのCAG識別子)及び完全登録要求メッセージと、UEのSUPI、UEが検証されていることを示す情報要素、及び利用可能な場合、MMコンテキストと、を含む。初期AMFが、ステップ4bに記載されるようにNSSFから情報を取得した場合、AMFセット又はAMFアドレスのリストを除く当該情報が含まれる。次いで、ターゲットAMFは、ステップ8でターゲットAMFからRANへの第1のメッセージにおいて、UEについて新しい更新N2終端点で(R)ANを更新する。例えば、旧AMFにおいて登録要求メッセージの完全性を正常に確認した後、初期AMFが、旧AMFからUEについてのUEコンテキストを受信し、UE完全性保護の登録要求メッセージが旧AMFにおいて完全性確認を通過しているとき、初期AMFが、UEを検証済とマークする、すなわち、UEが、真のUEである場合、初期AMFは、UEが検証されていることを示す情報要素をNamf_Communication_N1MessageNotifyに含める。例えば、旧AMFにおいて登録要求メッセージの完全性を正常に確認した後、初期AMFが、旧AMFからUEについてのUEコンテキストを受信し、UE完全性保護の登録要求メッセージが旧AMFにおいて完全性確認を通過しているとき、初期AMFが、UEを検証済とマークする、すなわち、UEが、真のUEである場合、初期AMFは、UEコンテキスト(例えば、UEについてのMMコンテキスト)、及びUEが検証されていることを示す情報要素をNamf_Communication_N1MessageNotifyに含める。情報要素は、旧AMFにおいて登録要求メッセージの完全性を正常に確認した後に、初期AMFが旧AMFからUEについてのUEコンテキストを受信することを示し得る。情報要素は、UE完全性保護の登録要求メッセージが旧AMFにおいて完全性確認を通過しているときに、初期AMFがUEを検証済とマークする、すなわち、UEが真のUEであることを示し得る。情報要素は、登録要求メッセージの完全性確認を行う必要がないことを示し得る。
【0140】
ターゲットAMFが、SUPI、UEが検証されていることを示す情報要素、及びMMコンテキストを含むNamf_Communication_N1MessageNotifyメッセージを受信する場合、ターゲットAMFは、Namf_Communication_UEContextTransferサービスを呼び出さず、ターゲットAMFは、非特許文献4において定められるような登録手順を継続する(ターゲットAMFは、新AMFに対応する)。
【0141】
7(B).ターゲットAMFがNSSFから返されず候補AMFのリストによって識別されていない限り、ローカルポリシー及びサブスクリプション情報に基づいて、初期AMFが(R)ANを介してNASメッセージをターゲットAMFに転送することを決定する場合、初期AMFは、リルートNASメッセージを(R)ANに送信する(ステップ7(B)のステップ7a)。リルートNASメッセージは、ターゲットAMFに関する情報と、完全登録要求メッセージと、を含む。旧AMFが正常に登録要求メッセージの完全性を確認したか、又は認証手順がステップ2で正常に行われているときに、初期AMFがステップ2で旧AMFからMMコンテキストを受信した場合、初期AMFは、SUPI、及びUEが検証されていることを示す情報要素を含める。(R)ANは、初期UEメッセージをターゲットAMFに送信して(ステップ7(B)のステップ7b)、NSSFが提供したステップ4bからの情報を含むスライシングによるリルートを示す。NG-RANはまた、SUPI、UEが検証されていることを示す情報要素、及び他の受信情報要素を初期NASメッセージに対するリルートNASメッセージに含める。
【0142】
例えば、旧AMFにおいて登録要求メッセージの完全性を正常に確認した後、初期AMFが、旧AMFからUEについてのUEコンテキストを受信し、UE完全性保護の登録要求メッセージが旧AMFにおいて完全性確認を通過しているとき、初期AMFが、UEを検証済とマークする、すなわち、UEが、真のUEである場合、初期AMFは、UEが検証されていることを示す情報要素をリルートNASメッセージに含める。例えば、旧AMFにおいて登録要求メッセージの完全性を正常に確認した後、初期AMFが、旧AMFからUEについてのUEコンテキストを受信し、UE完全性保護の登録要求メッセージが旧AMFにおいて完全性確認を通過しているとき、初期AMFが、UEを検証済とマークする、すなわち、UEが、真のUEである場合、初期AMFは、UEコンテキスト(例えば、UEについてのMMコンテキスト)、及びUEが検証されていることを示す情報要素をリルートNASメッセージに含める。
【0143】
8.ターゲットAMFが、SUPI、及びUEが検証されていることを示す情報要素を受信する場合、ターゲットAMFは、SUPI、及びUEが検証されていることを示す情報要素をNamf_Communication_UEContextTransferメッセージで旧AMFに送信する。SUPI、及びUEが検証されていることを示す情報要素を有するNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを受信すると、旧AMFは、完全性確認を行うことなく、UEコンテキストをNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージでターゲットAMFに送信する。
【0144】
ターゲットAMFが、SUPI、及びUEが検証されていることを示す情報要素を受信しない場合、ステップ7(A)のステップ7a又はステップ7(B)のステップ7bで送信された登録要求メッセージを受信すると、ターゲットAMFは、旧AMFから取得されたUEコンテキストを含む、非特許文献4において定められるような登録手順を継続する(ターゲットAMFは、新AMFに対応する)。5Gセキュリティコンテキストが初期AMFから取得される場合、ターゲットAMFは、その5Gセキュリティコンテキストを、旧AMFから取得される5Gセキュリティコンテキストの代わりに使用し続ける。初期AMFが、NASメッセージをターゲットAMFに転送することを決定する場合(ステップ7(A))、ターゲットAMFから(R)ANへの第1のメッセージ(初期コンテキストセットアップ要求又はダウンリンクNASトランスポート)は、初期AMFのAMF名とターゲットAMF UE NGAP IDとを含む。
【0145】
<第4の態様の変形体1>
7(B)のステップ7aで、旧AMFが正常に登録要求メッセージの完全性を確認したか、又は認証手順がステップ2で正常に行われているときに、初期AMFがステップ2で旧AMFからUEコンテキストを受信した場合、初期AMFは、SUPI、UEが検証されていることを示す情報要素、及び旧AMFから受信されたMMコンテキストを含める。(R)ANは、初期UEメッセージをターゲットAMFに送信して(ステップ7b)、NSSFが提供したステップ4bからの情報を含むスライシングによるリルートを示す。NG-RANはまた、SUPI、UEが検証されていることを示す情報要素、MMコンテキスト、及び他の受信情報要素を初期NASメッセージに対するリルートNASメッセージに含める。
【0146】
ターゲットAMFが、SUPI、UEが検証されていることを示す情報要素、及びMMコンテキストを含む初期NASメッセージを受信する場合、ターゲットAMFは、Namf_Communication_UEContextTransferサービスを呼び出さず、ターゲットAMFは、非特許文献4において定められるような登録手順を継続する(ターゲットAMFは、新AMFに対応する)。
【0147】
<第4の態様の変形体2>
認証手順及びセキュリティモードコマンド手順が第4の態様のステップ2で行われる場合、初期AMFが2つの登録要求メッセージを有する場合が存在し、一方の完全登録要求メッセージ(登録要求メッセージ1)は、UEからステップ1で受信され、別の方(登録要求メッセージ2)は、セキュリティコマンド完了メッセージにある。この場合、初期AMFは、以下にある2つのオプションのうちの一方を行う。
【0148】
i)初期AMFは、リルートNASメッセージにおいて、ステップ1で受信されるような完全登録要求メッセージ(登録要求メッセージ1)を送信する。ターゲットAMFがNG-RANから初期NASメッセージにおいてこの登録要求メッセージを受信すると、ターゲットAMFは、旧AMFからUEコンテキストを取得するために、Namf_Communication_UEContextTransfer要求メッセージにおいてこの登録要求メッセージを旧AMFに送信する。
【0149】
ii)初期AMFは、登録要求メッセージ1及び登録要求メッセージ2の両方を(R)AN(例えば、NG-RAN)へのリルートNASメッセージに含める。リルートNASメッセージを受信すると、(R)ANは、これらの2つの登録要求メッセージをターゲットAMFへの初期UEメッセージに含める。ターゲットAMFが初期UEメッセージを受信すると、ターゲットAMFは、UEコンテキストを取得するために登録要求メッセージ1を旧AMFに送信し、登録手順を行うために登録要求メッセージ2の情報要素を使用し、例えば、許可NSSAIリストを計算するために登録要求メッセージ2における要求NSSAIを使用する。
【0150】
一例では、初期AMFは、登録要求メッセージ1を第1のNAS PDU(初期UEメッセージ内の既存の情報要素NAS PDU)に入れ、登録要求メッセージ2を初期UEメッセージ(INITIAL UE MESSAGE)内の第2のNAS PDUに入れる。ターゲットAMFが(R)ANから初期登録要求メッセージを受信する場合、ターゲットAMFは、UEコンテキストを取得するために第1のNAS PDUを旧AMFに送信し、上記で定められるように登録手順を処理するために第2のNAS PDUにおける登録要求メッセージ2を使用する。
【0151】
一例では、初期AMFは、2つの登録要求メッセージのうちのどれが、旧AMFに送信してUEコンテキストを取得するために使用されるか、及びどちらの方が、登録要求メッセージを処理するために使用されるかに関する明示的な表示を含む。当該明示的なインジケータを受信すると、ターゲットAMFは、それに従って上述のように行う。
【0152】
<システム概要>
図5は、上記態様が適用可能なモバイル(セルラ又は無線)用の電気通信システム1を概略的に示す。
【0153】
電気通信システム1は、エンドツーエンド通信が可能なシステム概要を表す。例えば、UE3(又はユーザ装置、「モバイルデバイス」3)は、それぞれの(R)ANノード5及びコアネットワーク7を介して、データネットワーク20内で他のUE3又はサービスサーバと通信する。
【0154】
(R)ANノード5は、任意の無線アクセスをサポートしており、当該任意の無線アクセスは、5G無線アクセス技術(radio access technology)(RAT)、E-UTRA無線アクセス技術、Beyond5G RAT、6G RAT、及び電気電子エンジニア学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)によって定められるような無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network)(WLAN)技術を含む非3GPP RATを含む。
【0155】
(R)ANノード5は、無線部(Radio Unit)(RU)、分散部(Distributed Unit)(DU)、及び集約部(Centralized Unit)(CU)に分離され得る。一部の態様では、各部は、オープンRAN(Open RAN)(O-RAN)アライアンスによって定められるようなアーキテクチャを採用することによって、互いに接続されて(R)ANノード5を構築してもよく、上記の部はそれぞれ、O-RU、O-DU、及びO-CUと称される。
【0156】
(R)ANノード5は、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能に分離され得る。更に、複数のユーザプレーン機能が、通信をサポートするために割り当てられ得る。一部の態様では、ユーザトラフィックは、複数のユーザプレーン機能に分散されてもよく、各ユーザプレーン機能におけるユーザトラフィックは、UE3及び(R)ANノード5の両方において集約される。この分離アーキテクチャは、「デュアルコネクティビティ」又は「マルチコネクティビティ」と呼ばれ得る。
【0157】
(R)ANノード5はまた、衛星アクセスを使用して通信をサポートし得る。一部の態様では、(R)ANノード5は、衛星アクセス及び地上アクセスをサポートし得る。
【0158】
加えて、(R)ANノード5はまた、非無線アクセス用のアクセスノードと称され得る。非無線アクセスは、ブロードバンドフォーラム(Broadband Forum)(BBF)によって定められるような固定網アクセスと、革新的な光と無線のネットワーク(Innovative Optical and Wireless Network)(IOWN)によって定められるような光アクセスと、を含む。
【0159】
コアネットワーク7は、電気通信システム1における通信をサポートする論理ノード(又は「機能」)を含み得る。例えば、コアネットワーク7は、機能の中でも特に、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能を含む5Gコアネットワーク(5G Core Network)(5GC)であり得る。論理ノードにおける各機能は、ネットワーク機能と見なされ得る。ネットワーク機能は、サービスベースアーキテクチャ(Service Based Architecture)(SBA)を適応させることによって別のノードに提供され得る。
【0160】
ネットワーク機能は、欧州電気通信標準化機構のネットワーク機能仮想化(European Telecommunications Standards Institute, Network Functions Virtualization)(ETSI NFV)によって定められるようなネットワーク仮想化技術を適応させることによって、いくつかの場所からサービスを提供し、各場所においていくつかの実行インスタンスを提供する、分散型、冗長、ステートレス、及び拡張可能なものとして展開され得る。
【0161】
コアネットワーク7は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0162】
周知であるように、UE3が、電気通信システム1によってカバーされる地理的エリアの周囲で移動しているとき、UE3は、(R)ANノード5によってサービス提供されるエリア(すなわち、無線セル)に出入りし得る。UE3の追跡を維持し、様々な(R)ANノード5間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、少なくとも1つのアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function)(AMF)70を備える。AMF70は、コアネットワーク7に接続された(R)ANノード5と通信する。一部のコアネットワークでは、Beyond5G用のモビリティ管理エンティティ(mobility management entity)(MME)若しくはモビリティ管理ノード、又は6G用のモビリティ管理ノードは、AMF70の代わりに使用され得る。
【0163】
コアネットワーク7はまた、特に、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)71と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)72と、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)73と、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)74と、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)75と、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)76と、を含む。UE3が、訪問公衆陸上モバイルネットワーク(visited Public Land Mobile Network)(VPLMN)にローミングすると、UE3のホーム公衆陸上モバイルネットワーク(home Public Land Mobile Network)(HPLMN)は、UDM75、並びにSMF71、UPF72、及びPCF73の機能のうちの少なくとも一部をローミングアウトUE3に提供する。
【0164】
UE3及びそれぞれのサービング(R)ANノード5は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。近隣の(R)ANノード5は、(所謂、「Xn」インターフェース及び/又は同種のものなどの)(R)ANノードインターフェースに適切な(R)ANノード5を介して互いに接続される。各(R)ANノード5はまた、(所謂、「N2」/「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。コアネットワーク7から、データネットワーク20への接続も提供される。データネットワーク20は、インターネット、パブリックネットワーク、外部ネットワーク、プライベートネットワーク、又はPLMNの内部ネットワークであり得る。データネットワーク20がPLMNオペレータ又はモバイルバーチャルネットワークオペレータ(Mobile Virtual Network Operator)(MVNO)によって提供される場合、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem)(IMS)サービスは、そのデータネットワーク20によって提供され得る。UE3は、IPv4、IPv6、IPv4v6、Ethernet(登録商標)、又は非構造化データタイプを使用してデータネットワーク20に接続され得る。
【0165】
「Uu」インターフェースは、Uuインターフェースの制御プレーンと、Uuインターフェースのユーザプレーンと、を含み得る。
【0166】
Uuインターフェースのユーザプレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間のユーザトラフィックを伝達する役割を担っている。Uuインターフェースのユーザプレーンは、物理的な接続によるSDAP、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを有する階層構造を有し得る。
【0167】
Uuインターフェースの制御プレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間の接続を確立、修正、及び解放する役割を担っている。Uuインターフェースの制御プレーンは、物理的な接続によるRRC、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを有する階層構造を有し得る。
【0168】
例えば、以下のメッセージは、ASシグナリングをサポートするためにRRCレイヤにおいて通信される。
【0169】
-RRCセットアップ要求メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--確立原因(establishmentCause)及びue-識別情報(ue-Identity)。ue-識別情報(ue-Identity)は、ng-5G-S-TMSI-パート1(ng-5G-S-TMSI-Part1)の値又はランダム値(randomValue)を有し得る。
【0170】
-RRCセットアップメッセージ:当該メッセージは、(R)ANノード5からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップメッセージ内で共に含まれ得る。
--マスタセルグループ(masterCellGroup)及び無線ベアラコンフィグ(radioBearerConfig)。
【0171】
-RRCセットアップ完了メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--guamiタイプ(guami-Type)、iabノード表示(iab-NodeIndication)、アイドル測定利用可能(idleMeasAvailable)、モビリティ状態(mobilityState)、ng-5G-S-TMSI-パート2(ng-5G-S-TMSI-Part2)、登録AMF(registeredAMF)、選択PLMN識別情報(selectedPLMN-Identity)。
【0172】
UE3及びAMF70は、適切なインターフェース(例えば、所謂、N1インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。N1インターフェースは、NASシグナリングをサポートするためにUE3とAMF70との間の通信を提供する役割を担っている。N1インターフェースは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスにおいて確立され得る。例えば、以下のメッセージは、N1インターフェースにおいて通信される。
【0173】
-登録要求メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録タイプ(5GS registration type)、ngKSI、5GSモバイル識別情報(5GS mobile identity)、非流動ネイティブNASキーセット識別子(Non-current native NAS key set identifier)、5GMM機能(5GMM capability)、UEセキュリティ機能(UE security capability)、要求NSSAI(Requested NSSAI)、最後に訪問した登録TAI(Last visited registered TAI)、S1 UEネットワーク機能(S1 UE network capability)、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、MICO表示(MICO indication)、UE状態(UE status)、追加のGUTI(Additional GUTI)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、UEの使用設定(UE's usage setting)、要求DRXパラメータ(Requested DRX parameters)、EPS NASメッセージコンテナ(EPS NAS message container)、LADN表示(LADN indication)、ペイロードコンテナタイプ(Payload container type)、ペイロードコンテナ(Payload container)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、5GS更新タイプ(5GS update type)、モバイルステーションクラスマーク2(Mobile station classmark 2)、サポートコーデック(Supported codecs)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、要求拡張DRXパラメータ(Requested extended DRX parameters)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、要求マッピングNSSAI(Requested mapped NSSAI)、追加の要求情報(Additional information requested)、要求WUS支援情報(Requested WUS assistance information)、N5GC表示(N5GC indication)、及び要求NB-N1モードDRXパラメータ(Requested NB-N1 mode DRX parameters)。
【0174】
-登録承認メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録承認メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録結果(5GS registration result)、5G-GUTI、等価PLMN(Equivalent PLMNs)、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、構成NSSAI(Configured NSSAI)、5GSネットワーク機能サポート(5GS network feature support)、PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、サービスエリアリスト(Service area list)、T3512値(T3512 value)、非3GPP登録解除タイマ値(Non-3GPP de-registration timer value)、T3502値(T3502 value)、緊急番号リスト(Emergency number list)、拡張緊急番号リスト(Extended emergency number list)、SOR透過コンテナ(SOR transparent container)、EAPメッセージ(EAP message)、NSSAI包含モード(NSSAI inclusion mode)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、交渉DRXパラメータ(Negotiated DRX parameters)、非3GPP NWポリシー(Non-3GPP NW policies)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、交渉拡張DRXパラメータ(Negotiated extended DRX parameters)、T3447値(T3447 value)、T3448値(T3448 value)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、保留NSSAI(Pending NSSAI)、暗号化キーデータ(Ciphering key data)、CAG情報リスト(CAG information list)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、交渉WUS支援情報(Negotiated WUS assistance information)、交渉NB-N1モードDRXパラメータ(Negotiated NB-N1 mode DRX parameters)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0175】
-登録完了メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--SOR透過コンテナ(SOR transparent container)。
【0176】
-認証要求メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--ngKSI、ABBA、認証パラメータRAND(Authentication parameter RAND)(5G認証課題(5G authentication challenge))、認証パラメータAUTN(Authentication parameter AUTN)(5G認証課題(5G authentication challenge))、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0177】
-認証応答メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証応答メッセージ内で共に存在し得る。
--認証応答メッセージ識別情報(Authentication response message identity)、認証応答パラメータ(Authentication response parameter)、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0178】
-認証結果メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証結果メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、EAPメッセージ(EAP message)、及びABBA。
【0179】
-認証失敗メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証失敗メッセージ内で共に存在し得る。
--認証失敗メッセージ識別情報(Authentication failure message identity)、5GMM原因(5GMM cause)、及び認証失敗パラメータ(Authentication failure parameter)。
【0180】
-認証拒否メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--EAPメッセージ(EAP message)。
【0181】
-サービス要求メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス要求メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、サービスタイプ(Service type)、5G-S-TMSI、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)。
【0182】
-サービス承認メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス承認メッセージ内で共に存在し得る。
--PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、EAPメッセージ(EAP message)、及びT3448値(T3448 value)。
【0183】
-サービス拒否メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--5GMM原因(5GMM cause)、PDUセッション状態(PDU session status)、T3346値(T3346 value)、EAPメッセージ(EAP message)、T3448値(T3448 value)、及びCAG情報リスト(CAG information list)。
【0184】
-構成更新コマンドメッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新コマンドメッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新表示(Configuration update indication)、5G-GUTI、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、サービスエリアリスト(Service area list)、ネットワークのフルネーム(Full name for network)、ネットワークのショートネーム(Short name for network)、ローカルタイムゾーン(Local time zone)、ユニバーサルタイム及びローカルタイムゾーン(Universal time and local time zone)、ネットワーク夏時間(Network daylight saving time)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、構成NSSAI(Configured NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、SMS表示(SMS indication)、T3447値(T3447 value)、CAG情報リスト(CAG information list)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、5GS登録結果(5GS registration result)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、追加の構成表示(Additional configuration indication)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0185】
-構成更新完了メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新完了メッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新完了メッセージ識別情報(Configuration update complete message identity)。
【0186】
<ユーザ装置(User equipment)(UE)>
図6は、UE3(モバイルデバイス3)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、UE3は、トランシーバ回路31を含み、トランシーバ回路31は、1つ以上のアンテナ32を介して、接続ノードに信号を送信し、接続ノードから信号を受信するように動作可能である。更に、UE3は、外部から情報を入力するか又は外部に情報を出力するユーザインターフェース34を含み得る。必ずしも図に示されているわけではないが、UE3は、従来のモバイルデバイスの全ての通常の機能を有していてもよく、これは、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのうちのいずれか1つ又は任意の組合せによって提供され得る。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。コントローラ33は、メモリ36に記憶されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム361と、トランシーバ制御モジュール3621を少なくとも有する通信制御モジュール362と、を含む。通信制御モジュール362は(そのトランシーバ制御モジュール)3621を使用して)、UE3と、(R)ANノード5及びAMF10などの他のノードとの間のシグナリング及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。コントローラ33は、1つ以上の汎用加入者識別モジュール(Universal Subscriber Identity Module)(USIM)35と相互に作用する。複数のUSIM35を備える場合、コントローラ33は、1つのUSIM35のみをアクティブにし得るか、又は複数のUSIM35を同時にアクティブにし得る。
【0187】
UE3は、例えば、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0188】
UE3は、例えば、生産若しくは製造用の機器のアイテム、及び/又はエネルギー関連機械のアイテム(例えば、ボイラ、エンジン、タービン、ソーラーパネル、風力タービン、水力発電機、火力発電機、原子力発電機、バッテリ、原子力システム及び/若しくは関連機器、重電機械、真空ポンプを含むポンプ、コンプレッサ、ファン、ブロワ、油圧機器、空気圧機器、金属加工機械、マニピュレータ、ロボット及び/若しくはその応用システム、ツール、モールド若しくはダイ、ロール、搬送機器、昇降機器、マテリアルハンドリング機器、繊維機械、縫製機械、印刷機械及び/若しくは関連の機械、紙工機械、化学機械、鉱山機械及び/若しくは建設機械及び/若しくは関連機器、農業、林業、及び/若しくは漁業用の機械及び/若しくは器具、安全及び/若しくは環境保全機器、トラクタ、精密ベアリング、チェーン、ギア、動力伝達機器、潤滑機器、バルブ、管継手、並びに/又は前述の機器若しくは機械のうちのいずれかについての応用システムなどの機器又は機械)であり得る。
【0189】
UE3は、例えば、輸送機器のアイテム(例えば、車両、自動車、自動2輪車、自転車、電車、バス、荷車、人力車、船及び他の船舶、航空機、ロケット、衛星、ドローン、気球などの輸送機器)であり得る。
【0190】
UE3は、例えば、情報通信機器(例えば、電子コンピュータ及び関連の機器、通信及び関連の機器、電子構成要素などの情報通信機器)のアイテムであり得る。
【0191】
UE3は、例えば、冷凍機械、冷凍機械応用製品、商業及び/又はサービス業用機器のアイテム、自動販売機、自動サービス機械、事務機械又は機器、民生用電子機器及び電子器具(例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、ラウドスピーカ、ラジオ、テレビ、電子レンジ、炊飯器、コーヒーマシン、食洗機、洗濯機、乾燥機、電子ファン又は関連の器具、掃除機などの民生用電子器具)であり得る。
【0192】
UE3は、例えば、電気応用システム又は機器(例えば、x線システム、粒子加速器、ラジオアイソトープ機器、音波機器、電磁応用機器、電力応用機器などの電気応用システム又は機器)であり得る。
【0193】
UE3は、例えば、電子ランプ、照明器具、測定機器、分析器、試験機、若しくは測量若しくは検出機器(例えば、煙警報器、人警報センサ、モーションセンサ、無線タグなどの測量若しくは検出機器)、腕時計若しくは掛時計、実験室機器、光学装置、医療機器及び/若しくはシステム、武器、カトラリーのアイテム、ハンドツール、又は同種のものであり得る。
【0194】
UE3は、例えば、(別の電子デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、電気測定機械)に取り付けるか又は挿入するように設計された無線カード又はモジュールなどの)無線装備パーソナルデジタルアシスタント又は関連の機器であり得る。
【0195】
UE3は、様々な有線及び/又は無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(internet of things)(IoT)」に関して以下に記載されるアプリケーション、サービス、及びソリューションを提供するデバイス又はシステムの一部であり得る。
【0196】
モノのインターネットデバイス(又は「モノ」)は、適切な電子機器、ソフトウェア、センサ、ネットワークコネクティビティ、及び/又は同種のものを備えてもよく、これにより、当該デバイスは、互いに、そして、他の通信デバイスとデータを収集及び交換することができる。IoTデバイスは、内部メモリに記憶されたソフトウェア命令に従う自動機器を備え得る。IoTデバイスは、人の監督又はやり取りを必要とすることなく動作し得る。IoTデバイスはまた、長期間、静止及び/又は停止したままであり得る。IoTデバイスは、(概して)固定の装置の一部として実装され得る。IoTデバイスはまた、非固定の装置(例えば、車両)に組み込まれ得るか、又は監視/追跡される動物若しくは人に取り付けられ得る。
【0197】
そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるかに関わらず、IoT技術は、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0198】
IoTデバイスは時には、マシンタイプ通信(Machine-Type Communication)(MTC)デバイス若しくはマシンツーマシン(Machine-to-Machine)(M2M)通信デバイス、又は狭帯域IoT UE(Narrow Band-IoT UE)(NB-IoT UE)とも称されることが理解されるであろう。UE3は、1つ以上のIoT又はMTCアプリケーションをサポートし得ることが理解されるであろう。
【0199】
UE3は、スマートフォン又はウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートリング、又はヒアラブルデバイス)であり得る。
【0200】
UE3は、車、コネクテッドカー、自動運転車、車両デバイス、自動2輪車、又はビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything)(V2X)通信モジュール(例えば、車両対車両通信モジュール、車両対インフラストラクチャ通信モジュール、車両対人通信モジュール、及び車両対ネットワーク通信モジュール)であり得る。
【0201】
<(R)ANノード>
図7は、例示的な(R)ANノード5、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、(R)ANノード5は、トランシーバ回路51を含み、トランシーバ回路51は、1つ以上のアンテナ52を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース53を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノードに信号を送信し、他のネットワークノードから信号を受信するように動作可能である。コントローラ54は、メモリ55に記憶されたソフトウェアに従って(R)ANノード5の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム551と、トランシーバ制御モジュール5521を少なくとも有する通信制御モジュール552と、を含む。
【0202】
通信制御モジュール552は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、(R)ANノード5と、UE3、別の(R)ANノード5、AMF70、及びUPF72などの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)コアネットワーク7との無線接続及び接続に関する、特に、接続確立及びメンテナンスに関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、RRC接続確立メッセージ及び他のRRCメッセージ)、NGアプリケーションプロトコル(NG Application Protocol)(NGAP)メッセージ(すなわち、N2基準点によるメッセージ)、Xnアプリケーションプロトコル(Xn application protocol)(XnAP)メッセージ(すなわち、Xn基準点によるメッセージ)などを含み得る。そのようなシグナリングはまた、送信の場合、例えば、ブロードキャスト情報(例えば、マスタ情報及びシステム情報)を含み得る。
【0203】
コントローラ54はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連のタスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0204】
(R)ANノード5は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0205】
<O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5のシステム概要>
図8は、(R)ANノード5態様が適用可能なO-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5を概略的に示す。
【0206】
O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5は、(R)ANノードが無線部(Radio Unit)(RU)60、分散部(Distributed Unit)(DU)61、及び集約部(Centralized Unit)(CU)62に分離されたシステム概要を表す。一部の態様では、各部は組み合わされ得る。例えば、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合されてもよく、DU61は、別の統合/結合部としてCU62に統合/結合されてもよい。ある部(例えば、RU60、DU61、及びCU62のうちの1つ)についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。更に、CU62は、CU制御プレーン(Control plane)(CP)及びCUユーザプレーン(User plane)(UP)などの2つの機能部に分離され得る。CU CPは、(R)ANノード5において制御プレーン機能を有する。CU UPは、(R)ANノード5においてユーザプレーン機能を有する。各CU CPは、(所謂、「E1」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU UPに接続される。
【0207】
UE3及びそれぞれのサービングRU60は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。各RU60は、(所謂、「フロントホール」、「オープンフロントホール」、「F1」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してDU61に接続される。各DU61は、(所謂、「ミッドホール」、「オープンミッドホール」、「E2」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU62に接続される。各CU62はまた、(所謂、「バックホール」、「オープンバックホール」、「N2」/「N3」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。加えて、DU61のユーザプレーン部分はまた、(所謂、「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してコアネットワークノード7に接続され得る。
【0208】
RU60、DU61、及びCU62間で分離される機能に応じて、各部は、(R)ANノード5によって提供される機能の一部を提供する。例えば、RU60は、エアインターフェースにおいてUE3と通信する機能を提供してもよく、DU61は、MACレイヤ及びRLCレイヤをサポートする機能を提供してもよく、CU62は、PDCPレイヤ、SDAPレイヤ、及びRRCレイヤをサポートする機能を提供してもよい。
【0209】
<無線部(Radio Unit)(RU)>
図9は、例示的なRU60、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のRU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、RU60は、トランシーバ回路601を含み、トランシーバ回路601は、1つ以上のアンテナ602を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース603を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノード又はネットワーク部に信号を送信し、他のネットワークノード又はネットワーク部から信号を受信するように動作可能である。コントローラ604は、メモリ605に記憶されたソフトウェアに従ってRU60の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6051と、トランシーバ制御モジュール60521を少なくとも有する通信制御モジュール6052と、を含む。
【0210】
通信制御モジュール6052は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、RU60と、UE3、別のRU60、及びDU61などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)RU60との無線接続及び接続に関する、特に、MACレイヤ及びRLCレイヤに関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを含み得る。
【0211】
コントローラ604はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連のタスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0212】
RU60は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0213】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。RU60についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0214】
<分散部(Distributed Unit)(DU)>
図10は、例示的なDU61、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のDU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路611を含み、トランシーバ回路611は、ネットワークインターフェース612を介して、他のノード又は部(RU60を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(RU60を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ613は、メモリ614に記憶されたソフトウェアに従ってDU61の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ614に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6141と、トランシーバ制御モジュール61421を少なくとも有する通信制御モジュール6142と、を含む。通信制御モジュール6142は(そのトランシーバ制御モジュール)61421を使用して、DU61と、RU60並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0215】
DU61は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0216】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61又はCU62に統合/結合され得る。DU61についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部のうちの1つにおいて実装され得る。
【0217】
<集約部(Centralized Unit)(CU)>
図11は、例示的なCU62、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のCU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路621を含み、トランシーバ回路621は、ネットワークインターフェース622を介して、他のノード又は部(DU61を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(DU61を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ623は、メモリ624に記憶されたソフトウェアに従ってCU62の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ624に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6241と、トランシーバ制御モジュール62421を少なくとも有する通信制御モジュール6242と、を含む。通信制御モジュール6242は(そのトランシーバ制御モジュール)62421を使用して、CU62と、DU61並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0218】
CU62は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0219】
上述のように、CU62は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。CU62についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0220】
<AMF>
図12は、AMF70の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路701を含み、トランシーバ回路701は、ネットワークインターフェース702を介して、他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノード(UE3を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ703は、メモリ704に記憶されたソフトウェアに従ってAMF70の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ704に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7041と、トランシーバ制御モジュール70421を少なくとも有する通信制御モジュール7042と、を含む。通信制御モジュール7042は(そのトランシーバ制御モジュール)70421を使用して、AMF70と、(例えば、(R)ANノード5を介する)UE3及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む)他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。
【0221】
AMF70は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0222】
<UDM>
図13は、UDM75の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路751を含み、トランシーバ回路751は、ネットワークインターフェース752を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ753は、メモリ754に記憶されたソフトウェアに従ってUDM75の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ754に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7541と、トランシーバ制御モジュール75421を少なくとも有する通信制御モジュール7542と、を含む。通信制御モジュール7542は(そのトランシーバ制御モジュール)75421を使用して、UDM75と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む)他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0223】
UDM75は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0224】
<修正及び代替>
詳細な態様が上記で記載されている。依然、本明細書において具現化される本開示の恩恵を受けつつ、多数の修正及び代替が上記態様に対して行われ得ることを当業者は理解するであろう。単なる例示として、ここで、多数の当該代替及び修正が記載される。
【0225】
上記説明では、UE3及びネットワーク装置は、(通信制御モジュールなどの)多数の別々のモジュールを有するものとして理解を容易にするために記載されている。これらのモジュールはこのように、例えば、既存のシステムが本開示を実装するように修正された特定の用途について、他の用途では、例えば、最初から発明の特徴を考慮して設計されたシステムにおいて提供され得るが、これらのモジュールは、全体的なオペレーティングシステム又はコード内に構築されてもよいため、これらのモジュールは、別々のエンティティとして認識できなくてもよい。これらのモジュールはまた、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの混合で実装され得る。
【0226】
各コントローラは、任意の好適な形態の処理回路を備えてもよく、例えば、1つ以上のハードウェア実装コンピュータプロセッサ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(central processing unit)(CPU)、算術論理演算装置(arithmetic logic unit)(ALU)、入力/出力(input/output)(IO)回路、内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/若しくはデータ)、処理レジスタ、通信バス(例えば、制御バス、データバス、及び/若しくはアドレスバス)、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)(DMA)機能、ハードウェア若しくはソフトウェア実装カウンタ、ポインタ及び/若しくはタイマ、並びに/又は同種のものを含む(しかし、これらに限定されない)。
【0227】
上記態様では、多数のソフトウェアモジュールを記載した。ソフトウェアモジュールは、コンパイルされる形態又はコンパイルされない形態で提供されてもよく、コンピュータネットワークにおいて又は記録媒体上で信号としてUE3及びネットワーク装置に供給されてもよいことを当業者は理解するであろう。更に、当該ソフトウェアの一部又は全てによって行われる機能は、1つ以上の専用ハードウェア回路を使用して行われ得る。しかしながら、ソフトウェアモジュールは、UE3及びネットワーク装置の更新を容易にするため、UE3及びネットワーク装置の機能を更新するためにソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
【0228】
上記態様では、3GPP無線通信(無線アクセス)技術が使用されている。しかしながら、任意の他の無線通信技術(例えば、WLAN、Wi-Fi、WiMAX、Bluetoothなど)及び他の固定回線通信技術(例えば、BBFアクセス、ケーブルアクセス、光アクセスなど)も上記態様に従って使用され得る。
【0229】
ユーザ装置のアイテムは、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ装置、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダ、及び/又は同種のものなどの通信デバイスを含み得る。そのようなモバイル(更には、概して固定の)デバイスは通常、ユーザによって操作されるが、所謂、「モノのインターネット(Internet of Things)(IoT)」デバイス及び同様のマシンタイプ通信(machine-type communication)(MTC)デバイスをネットワークに接続することも可能である。簡略化するために、本出願は、説明においてモバイルデバイス(又はUE)を指すが、記載される技術は、そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるか関わらず、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の(モバイル及び/又は概して固定の)通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0230】
様々な他の修正が当業者に明らかであり、ここでは、更に詳細な記載は行わない。
【0231】
上記開示の例示的な態様の全部又は一部は、以下のように記載され得るが、以下に限定されるものではない。
【0232】
<4.2.2.2.2登録総論>
図4.2.2.2.2-1:登録手順(
図14参照)。
【0233】
1.UEから(R)ANへ:ANメッセージ(ANパラメータ、登録要求(登録タイプ、SUCIか5G-GUTIかPEI、[最後に訪問したTAI(利用可能な場合)]、セキュリティパラメータ、[要求NSSAI]、[要求NSSAIのマッピング]、[デフォルト構成NSSAI表示]、[UE無線機能更新]、[UE MMコアネットワーク機能]、[PDUセッション状態]、[アクティブにされるPDUセッションのリスト]、[後続要求]、[MICOモードの好み]、[要求アクティブ時間]、[E-UTRA及びNRについての要求DRXパラメータ]、[NB-IoTについての要求DRXパラメータ]、[拡張アイドルモードDRXパラメータ]、[要求LADN情報のLADN DNN又はインジケータ]、[NASメッセージコンテナ]、[向上したカバレッジの使用の制限に対するサポート]、[好ましいネットワーク挙動]、[UEページング可能性情報]、[UEポリシーコンテナ(PSIのリスト、ANDSPに対するUEサポートの表示、及びオペレーティングシステム識別子)]並びに[UE無線機能ID]、[解放要求表示]、[ページング制限情報]、PEI、[NSSRGハンドリングサポート表示]、[災害状態を伴うPLMN]))。
【0234】
注記1:UEポリシーコンテナ及びその使用は、TS23.503[20]において定められている。
【0235】
NG-RANの場合、ANパラメータは、例えば、5G-S-TMSI又はGUAMIと、選択PLMN ID(又はTS23.501[2]の節5.30参照のPLMN ID及びNID)と、NSSAI情報と、を含み、ANパラメータはまた、確立原因を含む。確立原因は、RRC接続の確立を要求する理由を提供する。UEがNSSAI情報をANパラメータの一部として含めるかどうか、及びどのようにUEがNSSAI情報をANパラメータの一部として含めるかは、TS23.501[2]の節5.15.9において指定されるようなアクセス層接続確立NSSAI包含モードパラメータの値に依存する。
【0236】
UEが、5GSにアクセスするIABノードである場合、ANパラメータはまた、IAB表示を含むものとする。
【0237】
登録タイプは、UEが、初期登録(すなわち、UEが、RM登録解除(RM-DEREGISTERED)状態である)を行いたいか、モビリティ登録更新(すなわち、UEが、RM登録状態であって、モビリティのため、又はUEが、その機能若しくはプロトコルパラメータを更新する必要があるか若しくはUEの使用を許可されるネットワークスライスのセットの変更を要求する必要があるため、登録手順を開始する)を行いたいか、定期登録更新(すなわち、UEが、RM登録状態であって、節4.2.2.2.1参照の定期登録更新タイマ満了により登録手順を開始する)を行いたいか、緊急登録(すなわち、UEが、限定されたサービス状態である)を行いたいか、災害ローミング登録を行いたいかを示す。
【0238】
UEがE-UTRAを使用している場合、UEは、登録要求に関連付けられたRRC接続確立シグナリングにおいて、AMF選択に関連するCIoT 5GS最適化をUEがサポートしていることを示す。
【0239】
UEが初期登録又は災害ローミング登録を行っている場合、UEは、そのUE識別情報を以下のように登録要求メッセージに示すものとし、これは、PLMNに関する登録の場合、優先の降順に列挙される。
i)UEが、有効なEPS GUTIを有する場合、EPS GUTIからマッピングされる5G-GUTI。
ii)利用可能な場合、UEが登録を試みているPLMNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
iii)利用可能な場合、UEが登録を試みているPLMNに対する等価PLMNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
iv)利用可能な場合、任意の他のPLMNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI。
注記2:これは、別のアクセスタイプを介して割り当てられる5G-GUTIでもあり得る。
v)他の場合、UEは、TS33.501[15]において定められるように登録要求にUEのSUCIを含めるものとする。
【0240】
UEがSNPNに登録している場合、UEが初期登録を行っているとき、UEは、そのUE識別情報を以下のように登録要求メッセージに示すものとし、これは、優先の降順に列挙される。
i)利用可能な場合、UEが登録を試みている同じSNPNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
ii)利用可能な場合、5G-GUTIを割り当てたSNPNのNIDと共に任意の他のSNPNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
iii)他の場合、UEは、TS33.501[15]において定められるように登録要求にUEのSUCIを含めるものとする。
【0241】
初期登録を行っているUEが、有効なEPS GUTI及びネイティブ5G-GUTIの両方を有する場合、UEはまた、追加のGUTIとしてネイティブ5G-GUTIを示すものとする。複数のネイティブ5G-GUTIが利用可能な場合、UEは、上記リスト内の項目(ii)~(iv)の中で優先の降順に5G-GUTIを選択するものとする。
【0242】
UEが、登録要求メッセージを初期NASメッセージとして送信しており、UEが、有効な5G NASセキュリティコンテキストを有し、UEが、非クリアテキストIEを送信する必要がある場合、NASメッセージコンテナが含まれるものとする(TS24.501[25]における節4.4.6参照)。UEが非クリアテキストIEを送信する必要がない場合、UEは、NASメッセージコンテナを含むことなく登録要求メッセージを送信するものとする。
【0243】
UEが、有効な5G NASセキュリティコンテキストを有していない場合、UEは、NASメッセージコンテナを含むことなく登録要求メッセージを送信するものとする。UEは、ステップ9bでセキュリティモード完了メッセージの一部として送信されるNASメッセージコンテナに全登録要求メッセージ(すなわち、クリアテキストIE及び非クリアテキストIEを含む)を含めるものとする。
【0244】
UEが、ネイティブ5G-GUTIで初期登録を行っている(すなわち、UEがRM登録解除(RM-DEREGISTERED)状態である)場合、UEは、ANパラメータにおいて関連のGUAMI情報を示すものとする。UEが、UEのSUCIで初期登録を行っている場合、UEは、ANパラメータにおいてどのGUAMI情報も示さないものとする。
【0245】
UEが初期登録又はモビリティ登録を行っていて、CIoT 5GS最適化がサポートされている場合、UEは、UEの好ましいネットワーク挙動を示すものとする(TS23.501[2]の節5.31.2参照)。S1モードがサポートされている場合、UEのEPCの好ましいネットワーク挙動は、登録要求メッセージにおいてS1 UEネットワーク機能に含まれる(TS24.501[25]の節8.2.6.1参照)。
【0246】
緊急登録について、UEが、利用可能である有効な5G-GUTIを有していない場合、SUCIが含まれるものとし、UEがSUPI及び有効な5G-GUTIを有していない場合、PEIが含まれるものとする。他の場合、5G-GUTIが含まれ、それは、最新サービングAMFを示す。
【0247】
UEは、TS23.501[2]の節5.16.3.7において定められるようにUEの構成に基づいてUEの使用設定を提供し得る。UEは、(TS23.501[2]の節5.15.5.2.1に記載されるように)要求NSSAIを提供し、UEが、ネットワークスライスの同時登録に対するサブスクリプションベースの制約をサポートしてTS23.501[2]の節5.15.12に記載されるようにNSSRG情報制約も考慮に入れる場合に、初期登録又はモビリティ登録更新の場合、UEは、サブスクライブS-NSSAIに基づいて要求NSSAIにおけるS-NSSAIが許可されるかどうかをネットワークが確実に確認できるように、HPLMN S-NSSAIに対する要求NSSAIの各S-NSSAIのマッピングである要求NSSAIのマッピング(利用可能な場合)を含める。PLMN間の移動の場合、確立PDUセッションに対応するサービングPLMN S-NSSAIがUEに存在しない場合、確立PDUセッションに関連付けられる関連HPLMN S-NSSAIは、TS23.501[2]の節5.15.5.2.1に記載されるように要求NSSAIのマッピングに提供されるものとする。
【0248】
TS23.501[2]において定められるように、UEがデフォルト構成NSSAIを使用している場合、UEは、デフォルト構成NSSAI表示を含める。
【0249】
UEがAMFからのWUS支援情報の割り当てをサポートしている場合、UEは、UEページング可能性情報を含み得る(TS23.501[2]参照)。
【0250】
モビリティ登録更新の場合、UEは、保留アップリンクデータが存在するPDUセッションを、アクティブにされるPDUセッションのリストに含める。UEが、アクティブにされるPDUセッションのリストを含める場合、UEは、登録要求に関するアクセスに関連付けられるPDUセッションのみを示すものとする。TS24.501[25]において定められるように、UEは、ネットワークによって承認される常時接続のPDUセッションを、当該PDUセッションについて保留アップリンクデータが存在しない場合であっても、アクティブにされるPDUセッションのリストに含めるものとする。
【0251】
注記3:UEがLADNの利用可能エリアの外側にある場合、LADNに対応するPDUセッションは、アクティブにされるPDUセッションのリストに含まれない。
【0252】
TS23.501[2]の節5.4.4aにおいて定められるように、UE MMコアネットワーク機能は、UEによって提供されてAMFによって処理される。TS23.501[2]の節5.17.2.3.1において定められるように、UEは、アタッチ手順中にPDNコネクティビティ要求について要求タイプフラグ「ハンドオーバ」をUEがサポートしているかどうかの表示をUE MMコアネットワーク機能に含める。UEが「厳密な定期登録タイマ表示」をサポートしている場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において「厳密な定期登録タイマ表示」のUEの機能を示す。UEがCAGをサポートしている場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において「CAGサポート」のUEの機能を示す。2つ以上のUSIMを動作させているUEが、1つ以上のマルチUSIM機能をサポートしており1つ以上のマルチUSIM機能の使用を意図している場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において、TS23.501[2]の節5.38に記載される1つ以上のマルチUSIM固有機能を示す。
【0253】
TS23.501[2]の節5.6.5に記載されるように、UEは、要求LADN情報のLADN DNN又は表示のいずれかを提供し得る。
【0254】
利用可能な場合、AMFがUEについて登録エリアを生成するのを助けるために、最後に訪問したTAIが含まれるものとする。
【0255】
セキュリティパラメータは、認証及び完全性保護のために使用される(TS33.501[15]参照)。要求NSSAIは、(TS23.501[2]の節5.15において定められるような)ネットワークスライス選択支援情報を示す。PDUセッション状態は、UEにおける前に確立されたPDUセッションを示す。UEが、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを介して、異なるPLMNに属している2つのAMFに接続される場合、PDUセッション状態は、UEにおける現在のPLMNの確立PDUセッションを示す。
【0256】
UEが、保留アップリンクシグナリングを有し、UEが、アクティブにされるPDUセッションのリストを含めないか、又は登録タイプが、UEが緊急登録を行いたいことを示す場合、後続要求が含まれる。TS23.501[2]の節5.4.5において定められるように、初期登録及びモビリティ登録更新において、UEは、UE要求DRXパラメータを提供する。UEは、拡張アイドルモードDRXを要求するために、TS23.501[2]の節5.31.7.2において定められるような拡張アイドルモードDRXパラメータを提供し得る。
【0257】
TS23.501[2]に記載されるように、UEは、UE無線機能更新表示を提供する。
【0258】
UEは、MICOモードの好みを含め、任意選択的に、UEがアクティブ時間でMICOモードを使用したい場合に、要求アクティブ時間値を含める。
【0259】
UEは、UE MMコアネットワーク機能においてUEのサービスギャップ制御機能を示し得る(TS23.501[2]の節5.31.16参照)。
【0260】
UEにおける実行中サービスギャップタイマを有するUEについて、UEは、緊急サービスのような規制優先サービス又は例外報告についてのネットワークアクセスを除いて、登録要求メッセージにおいて後続要求表示又はアップリンクデータ状態を設定しないものとする(TS23.501[2]の節5.31.16参照)。
【0261】
UEが、RACSをサポートしており、UE無線機能IDを割り当てた場合、UEは、TS23.501[2]の節5.4.4.1aにおいて定められるようなUE無線機能IDを非クリアテキストIEとして示すものとする。
【0262】
節4.2.2.2.1に記載されるように、PEIは、初期登録においてUEから取得され得る。
【0263】
UEがネットワークスライス機能の同時登録に対するサブスクリプションベースの制限をサポートしている場合、UEは、TS23.501[2]の節5.15.12に係るNSSRGハンドリングサポート表示を含める。AMFは、UEがこの機能をサポートしているかどうかをUEコンテキストに記憶する。
【0264】
MUSIMモードのUEが、例えば、モビリティ登録又は定期登録を行った後すぐにCMアイドル(CM-IDLE)状態に入りたい場合、UEは、解放要求表示を含め、任意選択的に、ページング制限情報を提供する。
【0265】
UEが災害ローミング登録を行っているとき、UEが、災害状態を伴うPLMNを示す有効な5G-GUTIを有しておらず、災害状態を伴うPLMNがUEのHPLMNでないか、又は災害状態を伴うPLMNがUEのHPLMNであるが、UEがそのSUCIを提供しない場合、UEは、災害状態を伴うPLMNを示し得る。
【0266】
2.5G-S-TMSI若しくはGUAMIが含まれないか、又は5G-S-TMSI若しくはGUAMIが、有効なAMFを示さない場合、(R)ANは、利用可能な場合、(R)AT及び要求NSSAIに基づいてAMFを選択する。
【0267】
TS23.501[2]の節6.3.5に記載されるように、(R)ANはAMFを選択する。UEがCM接続(CM-CONNECTED)状態である場合、(R)ANは、UEのN2接続に基づいて登録要求メッセージをAMFに転送し得る。
【0268】
(R)ANが、適切なAMFを選択できない場合、(R)ANは、AMF選択を行うために、(R)ANにおいて構成されているAMFに登録要求を転送する。
【0269】
3.(R)ANから新AMFへ:N2メッセージ(N2パラメータ)、(ステップ1に記載されるような)登録要求及び[LTE-M表示]。
【0270】
NG-RANが使用される場合、N2パラメータは、選択PLMN ID(又はTS23.501[2]の節5.30参照のPLMN ID及びNID)と、ロケーション情報、及びUEがキャンピングしているセルに関するセル識別情報と、セキュリティ情報を含むUEコンテキストがNG-RANにおいてセットアップされる必要があることを示すUEコンテキスト要求と、を含む。
【0271】
NG-RANが使用される場合、N2パラメータはまた、確立原因を含み、ステップ1でANパラメータにおいて表示が受信される場合にIAB表示を含むものとする。
【0272】
要求NSSAIのマッピングは、利用可能な場合にのみ提供される。
【0273】
UEによって示される登録タイプが定期登録更新である場合、ステップ4~19は省略され得る。
【0274】
確立原因が優先サービス(例えば、MPS、MCS)に関連付けられる場合、AMFは、優先情報を示すためにメッセージ優先ヘッダを含める。TS29.500[17]において指定されるように、他のNFは、メッセージ優先ヘッダをサービスベースのインターフェースに含めることによって優先情報を中継する。
【0275】
UEが使用しているRATタイプが決定され(節4.2.2.2.1参照)、それに基づいて、AMFは、UEがNB-IoTへの又はNB-IoTからのRAT間の移動を行っているかどうかを決定する。AMFがLTE M表示を受信する場合、AMFは、RATタイプがLTE-Mであることを考慮し、LTE-M表示をUEコンテキストに記憶する。
【0276】
UEが、好ましいネットワーク挙動を含める場合、これは、TS23.501[2]の節5.31.2において定められるように、UEがサポートしてネットワークにおいて利用可能となることを求めているネットワーク挙動を定める。
【0277】
UEが、好ましいネットワーク挙動を含んでおり、好ましいネットワーク挙動においてUEがサポートしていることをUEが示したものがネットワークサポートと両立しない場合、AMFは、適切な原因値(例えば、このPLMNにおけるリトライを回避するもの)を用いて登録要求を拒否するものとする。
【0278】
UEについてAMFにおけるUEコンテキストで実行中のサービスギャップタイマが存在し、後続要求表示又はアップリンクデータ状態が登録要求メッセージに含まれない場合、AMFは、後続要求表示及びアップリンクデータ状態を無視して、状態に関するどの動作も行わないものとする。
【0279】
ステップ1でUEがUE無線機能IDを含めており、AMFがRACSをサポートしている場合、AMFは、無線機能IDをUEコンテキストに記憶する。
【0280】
NR衛星アクセスについて、AMFが、gNBから受信される選択PLMN ID及び(セルIDを含む)ULIに基づいて、現在のUEロケーションで動作することが許可されていないPLMNにUEが登録を試みていることを決定し得る場合、AMFは、好適な原因値を示し、AMFにおいて知られている場合にはUEロケーションの国を示して登録要求を拒否すべきである。他の場合、例えば、最終決定を行うのに十分な精度でUEロケーションをAMFが認識していない場合、AMFは、登録手順を進めて、TS23.273[51]の節6.10.1において指定されるようにUEロケーション手順を開始して、LMFから受信される情報が、UEロケーションで動作することが許可されていないPLMNにUEが登録されることを示す場合、UEを登録解除する準備をし得る。
【0281】
注記4:ロケーション情報は、UEが配置されている国を全ての場合でAMFが決定するのに十分正確であることを保証されない場合がある。
【0282】
注記5:一部の国は、複数のMCCを使用し、901などの一部のMCCは、複数の国において許可され得、したがって、UEは、PLMNにおいて、UEに返されるものと異なるMCCに登録し得る。
【0283】
UEが配置されている国に関して登録拒否を受信すると、UEは、TS23.122[22]において指定されるようにUEロケーションで動作することが許可されるPLMNに登録を試みるものとする。
【0284】
災害ローミング登録について、NG-RANから受信される(セルIDを含む)ULI、UEの5G-GUTIから導出されるか、UEのSUCIから導出されるか、又はUEによって示される、災害状態を伴うPLMN、及びローカル構成に基づいて、AMFは、災害ローミングサービスを提供できるかどうかを決定する。現在のロケーションが災害ローミングサービスを受けないか、又は災害ローミングサービスが、UEの5G-GUTIから導出されるか、UEのSUCIから導出されるか、若しくはUEによって示される、災害状態を伴うPLMNに提供されない場合、AMFは、好適な原因値を示して登録要求を拒否すべきである。
【0285】
4.[条件付き]新AMFから旧AMFへ:Namf_Communication_UEContextTransfer(完全登録要求)又は新AMFからUDSFへ:Nudsf_UnstructuredDataManagement_Query()。
【0286】
新AMFは、UEの5G-GUTIを使用して旧AMFを決定する。新AMFが登録要求においてNIDを受信した場合、新AMFは、5G-GUTIがSNPNによって割り当てられたことを決定し、SNPNの5G-GUTI及びNIDを使用して旧AMFを決定する。
【0287】
(UDSF展開を用いる):UEの5G-GUTIが登録要求に含まれており、サービングAMFが最後の登録手順から変更された場合、新AMF及び旧AMFは同じAMFセット内にあってUDSFが展開されるか、新AMFは、記憶されたUEのSUPI及びUEコンテキストを、Nudsf_UnstructuredDataManagement_Queryサービス動作を使用してUDSFから直接的に取得するか、又はUDSFが展開されない場合、新AMF及び旧AMFは、実装固有手段を介して、記憶されたUEコンテキストを共有し得る。これはまた、所与のUEについての各NFコンシューマによるイベントサブスクリプション情報を含む。この場合、新AMFは、完全性保護を実行及び確認するために、完全性保護の完全登録要求NASメッセージを使用する。
【0288】
(UDSF展開を用いない):UEの5G-GUTIが登録要求に含まれており、サービングAMFが最後の登録手順から変更された場合、新AMFは、UEのSUPI及びUEコンテキストを要求するために、完全性が保護され得る完全登録要求NASメッセージ及びアクセスタイプを含むNamf_Communication_UEContextTransferサービス動作を旧AMFにおいて呼び出し得る。このサービス動作の詳細については節5.2.2.2.2を参照されたい。この場合、コンテキスト転送サービス動作実行が、要求されるUEに対応する場合に、完全性保護を確認するために、旧AMFは、5G-GUTI及び完全性保護の完全登録要求NASメッセージか、又はSUPI、及びUEが検証されているという新AMFからの表示のいずれかを使用する。旧AMFは、受信した完全登録要求メッセージの完全性を確認するために、アクセスタイプに関する5G NASセキュリティコンテキストを使用する。この場合、UEは、共通の5G NASセキュリティコンテキスト、アクセスタイプに対応するUL NAS COUNTが記憶されていない場合にゼロに設定されるUL NAS COUNTを使用し、他方、記憶されたUL NASカウント、及びアクセスタイプに対応するNAS接続識別子を使用する。旧AMFはまた、UEについての各NFコンシューマによるイベントサブスクリプション情報を新AMFに転送する。旧AMFが非ゼロMO例外データカウンタを(H-)SMFにまだ報告していない場合、コンテキスト応答はまた、MO例外データカウンタを含む。
【0289】
旧AMFが(本ステップで示されるアクセスタイプと異なる)別のアクセスタイプについてのPDUセッションを有する場合、及びN2インターフェースを新AMFにリロケートする可能性がないことを旧AMFが決定する場合、旧AMFは、UEのSUPIを返し、登録要求が完全性保護について検証されていることを示すが、残りのUEコンテキストを含めない。
【0290】
PLMN間の移動について、UEコンテキスト情報は、旧PLMNの許可NSSAIを備えることなく各アクセスタイプについて許可NSSAIに対応するHPLMN S-NSSAIを含む。
【0291】
注記6:旧AMFにおける前の完全性確認失敗の後に新AMFがUE認証を正常に行った場合、新AMFは、UEがステップ9aに従って検証されているという表示を設定する。
【0292】
注記7:NFコンシューマは、UEが正常に新AMFに登録された後、新AMFに関してイベントに再度サブスクライブする必要はない。
【0293】
新AMFがハンドオーバ手順中に旧AMFからUEコンテキストを既に受信している場合、ステップ4、5、及び10はスキップされるものとする。
【0294】
緊急登録について、UEが、AMFに知られていない5G-GUTIで自身を識別する場合、ステップ4及び5はスキップされ、AMFはすぐに、SUPIをUEに要求する。UEがPEIで自身を識別する場合、SUPI要求はスキップされるものとする。ユーザ識別情報を用いない緊急登録の許可は、ローカル規制に依存する。
【0295】
5.[条件付き]旧AMFから新AMFへ:Namf_Communication_UEContextTransferに対する応答(SUPI、AMFにおけるUEコンテキスト(表5.2.2.2.2-1に従う))又はUDSFから新AMFへ:Nudsf_UnstructuredDataManagement_Query()。旧AMFは、UEコンテキストについて実装固有(ガード)タイマを開始し得る。
【0296】
UDSFがステップ4でクエリされた場合、UDSFは、確立PDUセッションを含む関連のコンテキストに関するNudsf_UnstructuredDataManagement_Query実行で新AMFに応答し、旧AMFは、SMF情報DNN、S-NSSAI及びPDUセッションID、アクティブNGAP UE-TNLAバインディングをN3IWF/TNGF/W-AGFに含め、旧AMFは、NGAP UE-TNLAバインディングに関する情報を含める。旧AMFがステップ4でクエリされた場合、旧AMFは、UEのSUPI及びUEコンテキストを含めることによってNamf_Communication_UEContextTransfer実行で新AMFに応答する。
【0297】
旧AMFが確立PDUセッションに関する情報を保持し、それが初期登録でない場合、旧AMFは、SMF情報、DNN、S-NSSAI、及びPDUセッションIDを含める。
【0298】
旧AMFが、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介して確立されたUEコンテキストを保持する場合、旧AMFは、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介してCM状態を含める。UEが、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介してCM接続(CM-CONNECTED)状態である場合、旧AMFは、NGAP UE-TNLAバインディングに関する情報を含める。
【0299】
旧AMFが登録要求NASメッセージの完全性確認に失敗する場合、旧AMFは、完全性確認失敗を示すものとする。新AMFが未認証UEについて緊急サービスを許可するように構成されている場合、新AMFは、以下のように動作する。
【0300】
-UEが緊急PDUセッションのみを有する場合、AMFは、認証及びセキュリティ手順をスキップするか、若しくは認証が失敗し得ることを承認してモビリティ登録更新手順を継続するか、又は。
【0301】
-UEが緊急PDUセッション及び非緊急PDUセッションの両方を有し、認証が失敗する場合、AMFは、モビリティ登録更新手順を継続し、節4.3.4.2において指定されるように全ての非緊急PDUセッションを非アクティブ化する。
【0302】
注記8:新AMFは、DNNが緊急DNNと一致するかどうかを確認することによって、PDUセッションが緊急サービスに使用されるかどうかを決定し得る。
【0303】
旧AMFがAMポリシーアソシエーションに関する情報及びUEポリシーアソシエーションに関する情報(すなわち、TS23.503[20]において定められるようなUEポリシーを更新するポリシー制御要求トリガ)を保持する場合、旧AMFは、AMポリシーアソシエーション、UEポリシーアソシエーション、及びPCF IDに関する情報を含める。ローミングの場合、V-PCF ID及びH-PCF IDが含まれる。
【0304】
旧AMFがUE関連のNWDAFサービスのコンシューマであった場合、旧AMFは、アクティブ分析サブスクリプションに関する情報、すなわち、サブスクリプション相関ID、NWDAF識別子(すなわち、インスタンスID又はセットID)、分析ID、及び関連付けられる分析固有データをNamf_Communication_UEContextTransfer応答に含める。新AMFによる分析情報の使用は、TS23.288[50]において指定される。
【0305】
PLMN間の移動中の新AMFにおけるUE無線機能IDのハンドリングは、TS23.501[2]において定められる。
【0306】
注記9:新AMFがコンテキスト検索のためにUDSFを使用する場合、旧AMFにおける同時のUEシグナリングによる旧AMF、新AMF、及びUDSF間の相互作用は、実装上の問題である。
【0307】
6.[条件付き]新AMFからUEへ:識別情報要求()。
【0308】
SUCIがUEによって提供されず旧AMFから取得されない場合、識別情報要求手順は、SUCIを要求しているUEに識別情報要求メッセージをAMFが送信することによって開始される。
【0309】
7.[条件付き]UEから新AMFへ:識別情報応答()。
【0310】
UEは、SUCIを含む識別情報応答メッセージで応答する。UEは、TS33.501[15]において指定されるように、プロビジョニングされたHPLMNの公開キーを使用することによってSUCIを導出する。
【0311】
8.AMFは、AUSFを呼び出すことによってUE認証の開始を決定し得る。その場合、AMFは、TS23.501[2]の節6.3.4に記載されるようにSUPI又はSUCIに基づいてAUSFを選択する。
【0312】
AMFが未認証SUPIに対する緊急登録をサポートするように構成されており、UEが登録タイプの緊急登録を示した場合、AMFは、認証をスキップするか、又はAMFは、認証が失敗し得ることを承認して登録手順を継続する。
【0313】
9a.認証が必要とされる場合、AMFは、それをAUSFに要求し、UEに関するトレース要件がAMFにおいて利用可能である場合、AMFは、その要求においてトレース要件をAUSFに提供する。AMFから要求されると、AUSFは、UEの認証を実行するものとする。認証は、TS33.501[15]に記載されるように行われる。AUSFは、TS23.501[2]の節6.3.8に記載されるようにUDMを選択し、UDMから認証データを取得する。
【0314】
編集者の注記:災害ローミング登録の場合、AUSFがUEの認証をどのように実行するかは、FFSである(更なる検討を要する)。
【0315】
UEが認証されると、AUSFは、関するセキュリティ関連情報をAMFに提供する。AMFがSUCIをAUSFに提供した場合、AUSFは、認証が成功した後にのみSUPIをAMFに返すものとする。
【0316】
ステップ5で旧AMFにおける完全性確認失敗によってトリガされる、新AMFにおける認証の成功後、新AMFは、上記のステップ4を再度呼び出し、UEが検証されていることを示す(すなわち、節5.2.2.2.2において指定されるような理由パラメータを通じて)。
【0317】
9b NASセキュリティコンテキストが存在しない場合、NASセキュリティ開始は、TS33.501[15]に記載されるように行われる。ステップ1でUEがNASセキュリティコンテキストを有していなかった場合、UEは、TS24.501[25]において定められるように完全登録要求メッセージを含める。
【0318】
節4.2.2.2.3に記載されるように、AMFは、登録要求がリルートされる必要があるかどうかを決定し、ここで、初期AMFは、AMFを指す。
【0319】
9c.5G-ANがUEコンテキストを要求した場合、AMFは、TS38.413[10]において指定されるようにセキュリティコンテキストを5G-ANに提供するためにNGAP手順を開始する。また、(例えば、TS23.501[2]の節5.17.2.3.1において定められるようにアタッチ手順中にPDNコネクティビティ要求についての要求タイプフラグ「ハンドオーバ」をサポートするためのUE機能、サブスクリプションデータ、及びローカルポリシーに基づいて)、EPSフォールバックがサポートされていることをAMFが決定する場合、AMFは、TS38.413[10]において指定されるように、「音声のEPSフォールバックのためのリダイレクションが可能である」という表示を5G-ANに送信するものとする。他の場合、AMFは、「音声のEPSフォールバックのためのリダイレクションが可能でない」を示す。加えて、UEに関するトレース要件がAMFにおいて利用可能である場合、AMFは、NGAP手順においてトレース要件を5G-ANに提供する。
【0320】
9d.5G-ANは、セキュリティコンテキストを記憶し、AMFに知らせる。5G-ANは、TS33.501[15]に記載されるように、UEと交換されるメッセージを保護するためにセキュリティコンテキストを使用する。
【0321】
10.[条件付き]新AMFから旧AMFへ:Namf_Communication_RegistrationStatusUpdate(例えば、スライスがサポートされていないことにより解放されるPDUセッションID)。
【0322】
AMFが変更された場合、新AMFは、Namf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出すことによって、新AMFにおけるUEの登録が完了したことを旧AMFに知らせる。
【0323】
認証/セキュリティ手順が失敗する場合、登録は拒否されるものとし、新AMFは、旧AMFに対して拒否表示を伴ってNamf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出す。旧AMFは、UEコンテキスト転送サービス動作が全く受信されなかったかのように継続する。
【0324】
旧登録エリアにおいて使用されるS-NSSAIのうちの1つ以上に、ターゲット登録エリアにおいてサービスを提供できない場合、新AMFは、新登録エリアにおいてどのPDUセッションをサポートできないかを決定する。新AMFは、旧AMFに対して拒否PDUセッションIDを含むNamf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出す。次いで、新AMFは、それに応じてPDUセッション状態を修正する。旧AMFは、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出すことによってUEのSMコンテキストをローカルに解放するように、対応するSMFに知らせる。
【0325】
新AMFがローカルポリシーに基づいて、AMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションに関する情報をステップ5でUEコンテキスト転送において受信しており、AMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションについてのPCF IDによって識別されるPCFを使用しないことを決定する場合、新AMFは、UEコンテキストにおけるAMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションがもう使用されないことを旧AMFに知らせ、ステップ15でPCF選択が行われる。
【0326】
新AMFが、UE関連の分析サブスクリプションに関する情報をステップ5でUEコンテキスト転送において受信した場合、新AMFは、旧AMFから分析サブスクリプションを引き継ぎ得る。他の場合、代わりに新AMFが新しい分析サブスクリプションを作成することを決定する場合、新AMFは、(サブスクリプション相関IDによって識別される)分析サブスクリプションがもう必要とされないことに関して旧AMFに知らせ、ここで旧AMFは、TS23.288[50]に従ってUEについての当該NWDAF分析サブスクリプションをアンサブスクライブし得る。
【0327】
11.[条件付き]新AMFからUEへ:識別情報の要求/応答(PEI)。
【0328】
PEIがUEによって提供されず旧AMFから取得されなかった場合、識別情報要求手順は、PEIを取得するためにAMFが識別情報要求メッセージをUEに送信することによって開始される。PEIは、UEが緊急登録を行い認証不可でない限り、暗号化されて転送されるものとする。
【0329】
緊急登録について、UEは、PEIを登録要求に含めている場合がある。その場合、PEI検索はスキップされる。
【0330】
UEが、UE MMコアネットワーク機能において示されるようにRACSをサポートしている場合、AMFは、RACS動作の目的でIMEI/TACを取得するためにUEのPEIを使用するものとする。
【0331】
12.任意選択的に、新AMFは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getサービス動作(節5.2.4.2.2参照)を呼び出すことによってME識別情報確認を開始する。
【0332】
PEI確認は、節4.7に記載されるように行われる。
【0333】
緊急登録について、PEIがブロックされる場合、オペレータポリシーは、緊急登録手順を継続するか又は停止するかを決定する。
【0334】
13.ステップ14が行われる場合、新AMFは、SUPIに基づいてUDMを選択し、次いでUDMは、UDRインスタンスを選択し得る。TS23.501[2]の節6.3.9を参照されたい。
【0335】
TS23.501[2]の節6.3.8に記載されるように、AMFはUDMを選択する。
【0336】
14a~c.AMFが最後の登録手順から変更された場合か、UEがAMFにおいて、有効なコンテキストを参照しないSUPIを提供する場合か、又はUEが非3GPPアクセスに既に登録した同じAMFにUEが登録する(すなわち、UEが非3GPPアクセスを通じて登録されていて、3GPPアクセスを追加するためにこの登録手順を開始する)場合、新AMFは、登録されるアクセスについてNudm_UECM_Registrationを使用してUDMに登録する(そして、UDMがこのAMFを登録解除するときに通知されるようにサブスクライブする)。この場合、AMFがこのUEに関するイベント露出サブスクリプション情報を有していない場合、AMFは、それをUDMに示す。次いで、UDMが、このUE又はこのUEが属するグループのいずれかについてAMFにおいて検出される(場合により、UDRから取得される)イベントについての既存の適用可能なイベント露出サブスクリプションを有する場合、UDMは、イベント露出サブスクリプションを再作成するためにNamf_EventExposure_Subscribeサービスを呼び出す。
【0337】
AMFは、「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」表示(TS23.501[2]の節5.16.3.3参照)をUDMに提供する。AMFが、TS23.501[2]の節5.16.3.2において指定されるような「PSセッションにおけるIMS音声」のサポートに関するAMFの評価を完了しない限り、「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」表示は含まれないものとする。
【0338】
初期登録中に、AMF及びUEがNG-RANからUTRANへのSRVCCをサポートしている場合、AMFは、UDMにUE SRVCC機能を提供する。
【0339】
UE SRVCC機能のみが変更されたことをAMFが決定する場合、AMFは、UE SRVCC機能をUDMに送信する。
【0340】
注記10:本ステップで、AMFは、このUEについてのPSセッションにおけるIMS音声のサポート表示(TS23.501[2]の節5.16.3.2参照)の設定を決定するのに必要な全ての情報を有しているわけではない可能性がある。したがって、AMFは、この手順において後程「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」を送信し得る。
【0341】
AMFがUEについてのサブスクリプションデータを有していない場合、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用して、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータ、SMF選択サブスクリプションデータ、SMFデータにおけるUEコンテキスト、並びにLCSモバイル発信を取得する。AMFがUEについてのサブスクリプションデータを既に有しているが、UEコンテキストにおけるSoR更新インジケータが、AMFに、NAS登録タイプ(「初期登録」又は「緊急登録」)(TS23.122[22]の付録C参照)に応じてSoR情報を取得することを要求する場合、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用してローミング情報のステアリングを取得する。これは、UDMがNudr_DM_QueryによってUDRからこの情報を取得し得ることを要求する。応答が正常に受信された後、AMFは、要求されるデータが修正されるときにNudm_SDM_Subscribeを使用して通知されるようにサブスクライブし、UDMは、Nudr_DM_SubscribeによってUDRにサブスクライブし得る。GPSIがUEサブスクリプションデータにおいて利用可能である場合、GPSIは、UDMからのアクセス及びモビリティサブスクリプションデータにおいてAMFに提供される。UDMは、ネットワークスライシングのためのサブスクリプションデータがUEについて更新されるという表示を提供し得る。UEがサービングPLMNにおいてMPSにサブスクライブする場合、「MPS優先度」は、AMFに提供されるアクセス及びモビリティサブスクリプションデータに含まれる。UEがサービングPLMNにおいてMCXにサブスクライブする場合、「MCX優先度」は、AMFに提供されるアクセス及びモビリティサブスクリプションデータに含まれる。UDMはまた、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータの一部としてIAB動作許可表示をAMFに提供する。AMFは、NG-RANにおけるUEコンテキストのセットアップ、又は初期セットアップがステップ9cにある場合には、IABノードが承認されているという表示を含むNG-RANにおけるUEコンテキストの修正をトリガするものとする。
【0342】
編集者の注記:災害ローミング登録の場合、UDMが災害ローミングサービスについての適用可能なサブスクリプションデータをどのようにAMFに提供するかは、FFSである(更なる検討を要する)。
【0343】
新AMFは、新AMFがUEにサービスを提供するアクセスタイプをUDMに提供し、アクセスタイプは、「3GPPアクセス」に設定される。UDMは、関連付けられたアクセスタイプをサービングAMFと共に記憶し、もしあれば、他のアクセスタイプに関付けられたAMF識別情報を除去しない。UDMは、Nudr_DM_UpdateによってAMF登録で提供されるUDR情報に記憶し得る。
【0344】
UEがアクセスについて旧AMFに登録されており、旧AMF及び新AMFが同じPLMN内にある場合、新AMFは、旧AMFリロケーションが正常に完了した後、旧AMFにおいて使用されるアクセスに設定されたアクセスタイプでUDMを更新するために別の/独立したNudm_UECM_Registrationを送信する。
【0345】
新AMFは、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータをUDMから取得した後、UEについてのUEコンテキストを作成する。アクセス及びモビリティサブスクリプションデータは、UEがクリアテキストで3GPPアクセスRRC接続確立にNSSAIを含めることを許可されるかどうかを含む。アクセス及びモビリティサブスクリプションデータは、向上したカバレッジ制限情報を含み得る。UDMから受信されて、UEがステップ1で、向上したカバレッジの使用の制限に対するサポートを含んでいた場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.31.12において指定されるように、UEについて、向上したカバレッジが制限されているかどうかを決定し、更新された向上したカバレッジ制限情報をUEコンテキストに記憶する。
【0346】
アクセス及びモビリティサブスクリプションデータは、NB-IoT UE優先度を含み得る。
【0347】
サブスクリプションデータは、サービスギャップ時間パラメータを含み得る。UDMから受信される場合、AMFは、UEについてAMFにおけるUEコンテキストにこのサービスギャップ時間を記憶する。
【0348】
UEが正常に認証されなかった緊急登録について、AMFは、UDMに登録しないものとする。
【0349】
AMFは、TS23.501[2]の節5.3.4.1.1において指定されるようにモビリティ制限を実施する。緊急登録について、AMFは、モビリティ制限、アクセス制限、地域制限、又はサブスクリプション制限について確認しないものとする。緊急登録について、AMFは、UDMからの任意の不成功である登録応答を無視して登録手順を継続するものとする。
【0350】
注記11:AMFは、Nudm_SDM_Getサービス動作の代わりに、対応する機能がAMF及びUDMの両方によってサポートされている場合、サブスクライブデータをすぐに返すようにUDMにトリガする即時報告表示を伴ってNudm_SDM_Subscribeサービス動作を使用し得る。
【0351】
14d.ステップ14aで示されるように、UDMが、関連付けられたアクセスタイプ(例えば、3GPP)をサービングAMFと共に記憶する場合、それにより、UDMは、存在する場合、同じ(例えば、3GPP)アクセスに対応する旧AMFに対してNudm_UECM_DeregistrationNotification(節5.2.3.2.2参照)を開始する。ステップ5で開始されたタイマが実行されていない場合、旧AMFは、同じアクセスタイプについてUEコンテキストを除去し得る。他の場合、AMFは、タイマが満了すると、同じアクセスタイプについてUEコンテキストを除去し得る。UDMによって示されるサービングNF除去理由が初期登録である場合、節4.2.2.3.2に記載されるように、旧AMFは、同じアクセスタイプについてUEが旧AMFから登録解除されることを通知するために、UEの全ての関連付けられたSMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext(SMコンテキストID)サービス動作を呼び出す。SMFは、この通知を取得するとPDUセッションを解放するものとする。
【0352】
旧AMFがPCFとAMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションを確立し、旧AMFがPCF IDを新AMFに転送しなかった(例えば、新AMFは異なるPLMN内にある)場合、旧AMFは、節4.16.3.2において定められるようにAMF開始のポリシーアソシエーション終了手順を行い、節4.16.13.1において定められるようにAMF開始のUEポリシーアソシエーション終了手順を行う。加えて、旧AMFがUEコンテキストにおいてPCF IDを転送したが、新AMFが、UEコンテキスト内のAMポリシーアソシエーション情報及びUEポリシーアソシエーション情報が使用されないことをステップ10で知らせた場合、旧AMFは、節4.16.3.2において定められるようにAMF開始のポリシーアソシエーション終了手順を行い、節4.16.13.1において定められるようにAMF開始のUEポリシーアソシエーション終了手順を行う。
【0353】
(例えば、UEがRRCインアクティブ状態であったが、現在E-UTRANに移動しているか又は旧AMFによってサービスを提供されないエリアに移動しているため)旧AMFが、そのUEについてのN2接続を有する場合、旧AMFは、UEがNG-RANのRRC接続を既にローカルに解放していることを示す原因値を用いてAN解放(節4.2.6参照)を行うものとする。
【0354】
旧AMFにおけるUEコンテキストが、NSACに従う1つ以上のS-NSSAIを含む許可NSSAIを含む場合、旧AMFは、Nudm_UECM_DeregistrationNotificationをUDMから受信すると、減少するように設定された更新フラグパラメータ(節4.2.11.2参照)と共に、NSACに従う各S-NSSAIについて更新要求メッセージを、対応するNSACFに送信する。
【0355】
登録手順が終了すると、ステップ14aでイベント露出サブスクリプションが利用不可能であることをAMFが示さない場合、AMFは、UDMとのイベント露出サブスクリプションの同期を開始する。
【0356】
注記12:AMFは、任意の所与の時間にローカルポリシーに基づいて、イベントが(例えば、旧AMFから受信されるような)UEコンテキストにおいて利用可能な場合であっても、UDMとの同期を開始し得る。これは、サブスクリプション変更関連のイベント中に行われ得る。
【0357】
14e.[条件付き]旧AMFが別のアクセスタイプ(すなわち、非3GPPアクセス)についてのUEコンテキストを有していない場合、旧AMFは、Nudm_SDM_unsubscribeを使用してサブスクリプションデータについてUDMをアンサブスクライブする。
【0358】
15.AMFがPCU通信の開始を決定する場合、AMFは、以下のように機能する。
【0359】
新AMFが、ステップ5で旧AMFからのUEコンテキストに含まれる(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFの使用を決定する場合、AMFは、ポリシーを取得するために(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFに連絡する。AMFが、PCFの発見及び選択を行うことを決定する場合、AMFは、(V-)PCFを選択し、節4.3.2.2.3.3に記載されるV-NRF対H-NRFの相互作用に従って、TS23.501[2]の節6.3.7.1に記載されるように(ローミングシナリオ用の)H-PCFを選択し得る。
【0360】
16.[オプション]新AMFは、AMポリシーアソシエーションの確立/修正を行う。緊急登録について、本ステップはスキップされる。
【0361】
新AMFがステップ15で新(V-)PCFを選択する場合、新AMFは、節4.16.1.2において定められるように選択(V-)PCFとのAMポリシーアソシエーション確立を行う。
【0362】
旧AMFからのUEコンテキストに含まれる(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFが使用される場合、新AMFは、節4.16.2.1.2において定められるように、(V-)PCFとのAMポリシーアソシエーション修正を行う。
【0363】
AMFが調整のためにモビリティ制限(例えば、UEロケーション)をPCFに通知する場合、又はPCFが一部の条件(例えば、使用中のアプリケーション、日時)によりモビリティ制限自体を更新する場合、PCFは、更新されたモビリティ制限をAMFに提供するものとする。サブスクリプション情報がトレース要件を含む場合、AMFは、PCFにトレース要件を提供する。
【0364】
AMFがDNN置換をサポートしている場合、AMFは、PCFに許可NSSAIを提供し、利用可能な場合、許可NSSAIのマッピングを提供する。
【0365】
PCFがDNN置換をサポートしている場合、PCFは、DNN置換のトリガをAMFに提供する。
【0366】
17.[条件付き]AMFからSMFへ:Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext ()。
【0367】
緊急登録のUE(TS23.501[2]参照)について、本ステップは、登録タイプがモビリティ登録更新である場合に適用される。
【0368】
AMFは、以下のシナリオでNsmf_PDUSession_UpdateSMContext(節5.2.8.2.6参照)を呼び出す。
【0369】
-アクティブにされるPDUセッションのリストがステップ1で登録要求に含まれる場合、AMFは、当該PDUセッションのユーザプレーン接続をアクティブにするために、PDUセッションに関連付けられたSMFにNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求を送信する。節4.2.3.2に記載されるステップ5以降のステップは、RRCインアクティブ支援情報を送信することなく、そして、節4.2.3.2のステップ12に記載されるAMFから(R)ANへのMM NASサービス承認を送信することなく、ユーザプレーン接続有効化を完了させるために実行される。PDUセッションについてのユーザプレーン接続がアクティブにされると、UEにおけるAS層は、それをNAS層に示す。
【0370】
-NB-IoTへの又はNB-IoTからのRAT間の移動をUEが行っていることをAMFがステップ3で決定した場合、AMFは、UE PDUセッションに関連付けられたSMFにNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求を送信するため、SMFは、「RAT間の移動でのPDUセッション継続性」サブスクリプションデータに従ってUE PDUセッションを更新し得る。節4.2.3.2に記載されるステップ5以降のステップは、節4.2.3.2のステップ12に記載されるAMFから(R)ANへのMM NASサービス承認を送信することなく実行される。
【0371】
サービングAMFが変更されると、新サービングAMFは、新AMFがUEへのシグナリング経路の責務を引き継いだことを各PDUセッションについてSMFに通知し、新サービングAMFは、ステップ5で旧AMFから受信したSMF情報を使用してNsmf_PDUSession_UpdateSMContextサービス動作を呼び出す。それはまた、PDUセッションが再びアクティブにされるかどうかを示す。
【0372】
注記13:UEが、異なるPLMN内に移動する場合、サービングPLMNにおけるAMFは、ホームルーティングPDUセッションについてサービングPLMNにおいてV-SMFを挿入又は変更し得る。この場合、節4.23.3に記載されるものと同じ手順がI-SMF変更に関するV-SMF変更に適用される(すなわち、I-SMFをV-SMFに交換することによって)。PLMN間の変更中に、同じSMFが使用される場合、セッション継続性は、オペレータポリシーに応じてサポートされ得る。
【0373】
節4.2.3.2に記載されるステップ5以降のステップが実行される。中間UPFの挿入、除去、又は変更が「再びアクティブにされるPDUセッション」に含まれないPDUセッションについて行われる場合、手順は、(R)ANと5GCとの間のN3ユーザプレーンを更新するためにN11及びN2相互作用を伴わずに行われる。
【0374】
AMFは、以下のシナリオでSMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出す。
【0375】
-任意のPDUセッション状態がUEにおいて解放されることを示す場合、AMFは、PDUセッションに関する任意のネットワークリソースを解放するためにSMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出す。
【0376】
サービングAMFが変更される場合、新AMFは、UEに関連付けられた全てのSMFに関してステップ18が完了するまで待機するものとする。他の場合、ステップ19~22は、本ステップと並行して継続し得る。
【0377】
18.[条件付き]新AMF及び旧AMFが同じPLMN内にある場合、新AMFは、TS29.413[64]において指定されるようにUEコンテキスト修正要求をN3IWF/TNGF/W-AGFに送信する。
【0378】
AMFが変更されて、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介してUEがCM接続(CM-CONNECTED)状態であることを旧AMFが示した場合、並びに新AMF及び旧AMFが同じPLMN内にある場合、新AMFは、UEが接続されたN3IWF/TNGF/W-AGFに対するNGAP UEアソシエーションを作成する。これにより、旧AMF及びN3IWF/TNGF/W-AGF間の既存のNGAP UEアソシエーションが自動的に解放される。
【0379】
19.N3IWF/TNGF/W-AGFは、UEコンテキスト修正応答を新AMFに送信する。
【0380】
19a.[条件付き]新AMFがステップ19でN3IWF、W-AGF、又はTNGFから応答メッセージを受信した後、新AMFは、ステップ14aのようなNudm_UECM_Registrationを使用してUDMに登録するが、アクセスタイプは、「非3GPPアクセス」に設定される。UDMは、関連付けられたアクセスタイプをサービングAMFと共に記憶し、もしあれば、他のアクセスタイプに関付けられたAMF識別情報を除去しない。UDMは、Nudr_DM_UpdateによってAMF登録で提供されるUDR情報に記憶し得る。
【0381】
19b.[条件付き]ステップ19aで示されるように、UDMが、関連付けられたアクセスタイプ(すなわち、非3GPP)をサービングAMFと共に記憶する場合、それにより、UDMは、同じ(すなわち、非3GPP)アクセスに対応する旧AMFに対してNudm_UECM_DeregistrationNotification(節5.2.3.2.2参照)を開始する。旧AMFは、非3GPPアクセスについてのUEコンテキストを除去する。
【0382】
19c.旧AMFは、Nudm_SDM_unsubscribeを使用してサブスクリプションデータについてUDMをアンサブスクライブする。
【0383】
20a.空。
【0384】
21.新AMFからUEへ:登録承認(5G-GUTI、登録エリア、[モビリティ制限]、[PDUセッション状態]、[許可NSSAI]、[許可NSSAIのマッピング]、[サービングPLMNについての構成NSSAI]、[構成NSSAIのマッピング]、[NSSRG情報]、[拒否S-NSSAI]、[保留NSSAI]、[保留NSSAIのマッピング]、[定期登録更新タイマ]、[アクティブ時間]、[厳密な定期登録タイマ表示]、[LADN情報]、[承認MICOモード]、[PSセッションにおけるIMS音声のサポート表示]、[緊急サービスサポートインジケータ]、[E-UTRA及びNRについての承認DRXパラメータ]、[NB-IoTについての承認DRXパラメータ]、[拡張アイドルモードDRXパラメータ]、[ページングタイムウィンドウ]、[N26を伴わないインターワーキングのネットワークサポート]、[アクセス層接続確立NSSAI包含モード]、[ネットワークスライシングサブスクリプション変更表示]、[オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義]、[等価PLMNのリスト]、[向上したカバレッジ制限情報]、[サポートネットワーク挙動]、[サービスギャップ時間]、[PLMN割り当てのUE無線機能ID]、[PLMN割り当てのUE無線機能ID削除]、[WUS支援情報]、[簡略化5G-S-TMSI構成]、[接続解放サポート]、[音声サービスについてのページング原因表示サポート]、[ページング制限サポート]、[拒否ページング要求サポート])。
【0385】
要求NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHHPLMNのS-NSSAIに対してマッピングされるS-NSSAIを含まず、現在のUEのトラッキングエリア内でUEについての許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できないことをAMFが決定する場合、及び現在のUE登録手順にまだ関与していないデフォルトのS-NSSAIを更に考慮することができない場合、AMFは、UE登録を拒否するものとし、拒否S-NSSAIのリストを拒否メッセージに含めるものとし、拒否S-NSSAIの各々は、適切な拒否原因値を伴う。
【0386】
UEに関するアクセスタイプについての許可NSSAIは、登録承認メッセージを伝えるN2メッセージに含まれる。許可NSSAIは、サブスクリプション情報に基づいた、ネットワークスライス固有の認証及び許可を必要としないS-NSSAI、並びにAMFにおけるUEコンテキストに基づいた、アクセスタイプに関わらずネットワークスライス固有の認証及び許可が前に成功したS-NSSAIのみを含む。保留NSSAIのマッピングは、サービングPLMNについての保留NSSAIの各S-NSSAIをHPLMN S-NSSAIにマッピングすることである。
【0387】
UEが登録要求におけるUE MMコアネットワーク機能においてネットワークスライス固有の認証及び許可手順をサポートしていることをUEが示した場合、TS24.501[25]の節4.6.2.4に記載されるように、AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従っているという表示をサブスクリプション情報に有するHPLMNのS-NSSAIにマッピングされるS-NSSAIを保留NSSAIに含める。このような場合、AMFは次いで、ネットワークポリシーに基づいて、ネットワークスライス固有の認証及び許可が同じS-NSSAIについて別のアクセスタイプにおいて既に開始されているS-NSSAIを除いて、節4.2.9.2において指定されるネットワークスライス固有の認証及び許可手順をステップ25でトリガするものとする。UEは、アクセスタイプに関わらず、ネットワークスライス固有の認証及び許可手順が完了するまで、保留NSSAIのリストに含まれるS-NSSAIの再登録を試みないものとする。
【0388】
UEが登録要求におけるUE 5GMMコアネットワーク機能においてネットワークスライス固有の認証及び許可手順をサポートしていることをUEが示しておらず、要求NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHPLMN S-NSSAIにマッピングされるS-NSSAIを含む場合、AMFは、要求NSSAIにおける当該S-NSSAIを拒否S-NSSAIに含める。
【0389】
許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できない場合、以下の理由がある。
【0390】
-要求NSSAIにおける全てのS-NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うか、又は。
【0391】
-要求NSSAIが提供されなかったか、若しくは要求NSSAIにおけるどのS-NSSAIもサブスクライブS-NSSAIのうちのどれにも一致せず、サブスクライブS-NSSAIにおいてデフォルトとしてマークされた全てのS-NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従う。
【0392】
AMFは、空の許可NSSAIを提供するものとする。空の許可NSSAI及び保留NSSAIを受信すると、UEは、PLMNにおいて登録されるが、UEが許可NSSAIを受信するまで、例えば、緊急サービス(TS24.501[25]参照)を除いて、どのアクセスにおいても、PLMNによって提供されるどのサービスの使用も試みることなく、ネットワークスライス固有の認証及び許可手順の完了を待機するものとする。
【0393】
AMFは、ステップ14で取得されたNB-IoT優先度を記憶し、それを、UEに割り当てられた5G-S-TMSIに関連付ける。
【0394】
3GPPアクセスを通じて受信された登録要求メッセージが、どのページング制限情報も含まない場合、AMFは、当該UEについて記憶された任意のページング制限情報を削除し、それに従ってページングの制限を停止するものとする。
【0395】
3GPPアクセスを通じて受信された登録要求メッセージが解放要求表示を含む場合。
【0396】
-AMFは、受信した任意のページング制限情報を有するUEコンテキストを更新し、次いで、それを、節4.2.3.3に記載されるようにネットワークトリガサービス要求手順において実施する。
【0397】
-AMFは、ユーザプレーンリソースを確立せず、登録手順の完了後、節4.2.6に記載されるようにAN解放手順をトリガする。
【0398】
AMFは、登録要求が承認されたことを示す登録承認メッセージをUEに送信する。5G-GUTIは、AMFが新5G-GUTIを割り当てる場合に含まれる。タイプ「初期登録」、「モビリティ登録更新」、又は「災害ローミング登録」の登録要求メッセージをUEから受信すると、AMFは、新5G-GUTIを登録承認メッセージに含めるものとする。タイプ「定期登録更新」の登録要求メッセージをUEから受信すると、AMFは、新5G-GUTIを登録承認メッセージに含めるものとする。UEが、同じPLMNにおいて別のアクセスを介して既にRM登録(RM-REGISTERED)状態である場合、UEは、両方の登録に関して登録承認において受信された5G-GUTIを使用するものとする。5G-GUTIが登録承認に含まれない場合、UEは、既存の登録に割り当てられた5G-GUTIを新しい登録に対しても使用する。AMFが新登録エリアを割り当てる場合、AMFは、登録承認メッセージを介して登録エリアをUEに送信するものとする。災害ローミング登録について、AMFは、TS23.501[2]の節5.40において指定されるように、災害状態を伴うエリアに限定される登録エリアを割り当てる。登録承認メッセージに含まれる登録エリアがない場合、UEは、旧登録エリアを有効と見なすものとする。モビリティ制限がUEについて適用され、登録タイプが緊急登録でない場合、モビリティ制限が含まれる。AMFは、PDUセッション状態における確立PDUセッションをUEに示す。UEは、受信したPDUセッション状態において確立済としてマークされていないPDUセッションに関する任意の内部リソースをローカルに除去する。AMFが、ステップ18でPDUセッションのUP有効化についてNsmf_PDUSession_UpdateSMContext手順を呼び出し、SMFから拒否を受信する場合、AMFは、PDUセッションID、及びユーザプレーンリソースがアクティブにされなかった原因をUEに示す。UEが、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを介して、異なるPLMNに属している2つのAMFに接続される場合、UEは、受信したPDUセッション状態において確立済としてマークされていない現在のPLMNのPDUセッションに関する任意の内部リソースをローカルに除去する。PDUセッション状態情報が登録要求にあった場合、AMFは、PDUセッション状態をUEに示すものとする。
【0399】
RATタイプがNB-IoTであって、ネットワークが制御プレーンリロケーション表示手順を使用するように構成されている場合、AMFは、制御プレーンCIoT 5GS最適化を使用するUEが簡略化5G-S-TMSIを作成するために使用する簡略化5G-S-TMSI構成を登録承認メッセージに含めるものとする(TS23.501[2]の節5.31.4.3参照)。
【0400】
登録承認において提供される許可NSSAIは、登録エリアにおいて有効であって、それは、登録エリアに含まれるトラッキングエリアを有する全てのPLMNに適用される。許可NSSAIのマッピングは、許可NSSAIの各S-NSSAIをHPLMN S-NSSAIにマッピングすることである。構成NSSAIのマッピングは、サービングPLMNについての構成NSSAIの各S-NSSAIをHPLMN S-NSSAIにマッピングすることである。
【0401】
UEがネットワークスライス機能の同時登録に対するサブスクリプションベースの制限をサポートしていることをUEが示した場合、AMFは、利用可能な場合、TS23.501[2]の節5.15.12において定められるNSSRG情報を含める。
【0402】
UEがネットワークスライス機能の同時登録に対するサブスクリプションベースの制限をサポートしていることをUEが示しておらず、UEについてのサブスクリプション情報がSRG情報を含み、AMFが構成NSSAIをUEに提供している場合、構成NSSAIは、TS23.501[2]の節5.15.12に従ってS-NSSAIを含めるものとする。
【0403】
AMFは、UEについてAMFによって決定される登録エリア内で利用可能である、TS23.501[2]の節5.6.5に記載されるLADNのリストについてのLADN情報を登録承認メッセージに含めるものとする。AMFは、TS24.501[25]に記載されるように、適用可能なオペレータ固有のアクセスカテゴリ定義をUEに決定させるためにオペレータ定義のアクセスカテゴリ定義を含め得る。
【0404】
UEが登録要求においてMICOモードを含めた場合、AMFは、MICOモードを使用すべきかどうかを登録承認メッセージで応答する。MICOモードがUEについて許可される場合、AMFは、アクティブ時間値及び/又は厳密な定期登録タイマ表示を登録承認メッセージに含め得る。AMFは、TS23.501[2]の節5.31.7に記載されるように、UEの節電を可能にするように、ローカル構成、利用可能な場合には予想されるUE挙動、UEが示す好み、UE機能、UEサブスクリプション情報及びネットワークポリシー、又はそれらの任意の組合せに基づいて定期登録更新タイマ値、アクティブ時間値、及び厳密な定期登録タイマ表示を決定する。UEが、ステップ1で記載されるように登録要求メッセージにおいて厳密な定期登録タイマ表示のUEの機能を示す場合、AMFは、厳密な定期登録タイマ表示をUEに適用することを決定する。AMFが、定期登録更新タイマ値を厳密な定期登録タイマ表示と共にUEに提供する場合、UE及びAMFは、TS23.501[2]の節5.31.7.5に記載されるように本ステップの後に定期登録更新タイマを開始する。
【0405】
3GPPアクセスを通じた登録の場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.16.3.2に記載されるようにPSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定する。PSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定するために、AMFは、PSにおけるIMS音声に関するUE及びNG-RANの無線機能の適合性を確認するために節4.2.8aにおいてUE機能一致要求手順を行う必要があり得る。AMFがNG-RANから音声サポート一致インジケータを定時に受信しなかった場合、実装に基づいて、AMFは、PSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定し、それを後の段階で更新し得る。
【0406】
3GPPアクセスを通じた登録であって、TS23.501[2]の節5.3.4.3.3に記載されるように、現在のTAにおいて利用可能でないネットワークスライスをサポートしているセルにNG-RANがUEをリダイレクトすることを可能にするために、ターゲットNSSAI及び対応するRFSPインデックスをAMFがローカル構成に従って取得又は決定した場合、AMFは、ターゲットNSSAI及び対応するRFSPインデックスをNG-RANに提供する。
【0407】
非3GPPアクセスを通じた登録の場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.16.3.2aに記載されるようにPSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定する。
【0408】
緊急サービスサポートインジケータは、緊急サービスがサポートされていることをUEに知らせる、すなわち、UEは、緊急サービスについてPDUセッションを要求することが可能になる。AMFが、オペレータポリシーに基づいて、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータの一部としてUDMから「MPS優先度」を受信した場合、「MPS優先度」は、TS24.501[25]において指定されるように、アクセス識別情報1の構成が選択PLMN内で有効かどうかをUEに知らせるためにUEへの登録承認メッセージに含まれる。AMFが、オペレータポリシー及びMCXサービスへのUEサブスクリプションに基づいて、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータの一部としてUDMから「MCX優先度」を受信した場合、「MCX優先度」は、TS24.501[25]において指定されるように、アクセス識別情報2の構成が選択PLMN内で有効かどうかをUEに知らせるためにUEへの登録承認メッセージに含まれる。承認DRXパラメータは、TS23.501[2]の節5.4.5において定められる。UEがNB-IoTについての要求DRXパラメータを登録要求メッセージに含めた場合、AMFは、NB-IoTについての承認DRXパラメータを含める。AMFは、TS23.501[2]の節5.17.2.3.1に記載されるように、N26パラメータを伴わないインターワーキングのネットワークサポートを設定する。AMFが拡張アイドルモードDRXの使用を承認する場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.31.7.2に記載されるように拡張アイドルモードDRXパラメータ及びページングタイムウィンドウを含める。
【0409】
UDMが、サブスクリプションが変更されたことをUEに示すことを意図している場合、ネットワークスライシングサブスクリプション変更表示が含まれる。AMFがネットワークスライシングサブスクリプション変更表示を含める場合、UEは、全てのPLMNについての全てのネットワークスライシング構成をローカルに消去し、適用可能な場合、受信した任意の情報に基づいて現在のPLMNについての構成を更新するものとする。
【0410】
TS23.501[2]の節5.15.9において指定されるように、アクセス層接続確立NSSAI包含モードは、もしあれば、どのNSSAIをアクセス層接続確立に含めるかをUEに命令するために含まれる。NSSAIをRRC接続確立許可に含めることが許可されることを示す場合にのみ、AMFは、3GPPアクセスにおけるTS23.501[2]の節5.15.9において定められる動作a、b、cのモードに値を設定し得る。
【0411】
PLMNにおいて登録されるUEについて、AMFは、TS24.501[25]において指定されるように処理される等価PLMNのリストを提供し得る。SNPNにおいて登録されるUEについて、AMFは、等価PLMNのリストをUEに提供しないものとする。
【0412】
UEがステップ1で、向上したカバレッジの使用の制限に対するサポートを含めた場合、AMFは、向上したカバレッジ制限情報をN2メッセージにおいてNG-RANに送信する。AMFはまた、向上したカバレッジ制限情報を登録承認メッセージにおいてUEに送信する。
【0413】
UEが、向上したカバレッジ制限情報を登録承認メッセージにおいて受信する場合、UEは、この情報を記憶するものとし、向上したカバレッジ機能を使用すべきかどうかを決定するために、向上したカバレッジ制限情報の値を使用するものとする。
【0414】
UE及びAMFがMICOモードを可能にするように交渉しており、AMFが拡張接続タイマを使用する場合、AMFは、本ステップで拡張接続時間値をNG-RANに提供する(TS23.501[2]の節5.31.7.3参照)。拡張接続時間値は、インアクティブに関わらずRANがUEをRRC接続(RRC-CONNECTED)状態に維持すべき最小時間を示す。
【0415】
UEが、好ましいネットワーク挙動をUEの登録要求に含めた場合、AMFは、サポートネットワーク挙動情報(TS23.501[2]の節5.31.2参照)においてAMFがサポート及び承認するCIoT 5GS最適化を示す。
【0416】
AMFは、登録要求を拒否することによって5GCからUEをステアリングし得る。AMFは、5GCからUEをステアリングする前に、好ましいサポートネットワーク挙動(TS23.501[2]の節5.31.2参照)及びUEに対するEPCの利用可能性を考慮に入れるべきである。
【0417】
AMFが、MICOモードを承認し、モバイル終端データ又はシグナリング保留が存在し得ることを認識している場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.31.7.3に記載されるように少なくとも拡張接続時間、N2接続を維持し、拡張接続時間値をRANに提供する。
【0418】
サービスギャップ時間がサブスクリプション情報(ステップ14a~c)に存在しているか、又はサービスギャップ時間が(節4.5.1参照の)AMF手順に対するサブスクライバデータ更新通知によって更新されていてUEがUEサービスギャップ制御機能を示している場合、AMFは、サービスギャップ時間を含める。
【0419】
UEが登録承認メッセージにおいてサービスギャップ時間を受信する場合、UEは、このパラメータを記憶してサービスギャップ制御を適用するものとする(TS23.501[2]の節5.31.16参照)。
【0420】
ネットワークがWUSグルーピングをサポートしている場合(TS23.501[2]参照)、AMFは、WUS支援情報をUEに送信するものとする。UEがステップ1でUEページング可能性情報を提供した場合、AMFは、それを考慮に入れてWUS支援情報を決定する。
【0421】
UE及びAMFがTS23.501[2]の節5.4.4.1aにおいて定められるようにRACSをサポートしていて、AMFがUE無線機能IDを用いてUEを構成する必要があって、AMFがUEについてのNB-IoT無線機能以外のUE無線機能を既に有する場合、AMFは、UE無線機能についてのUE無線機能IDをUEに提供し得、UCMFは、このUEについてのNucmf_assignサービス動作においてAMFに返す。代替的に、UE及びAMFがRACSをサポートしている場合、AMFは、このPLMNにおける任意のPLMN割り当てのUE無線機能IDを削除するように表示をUEに提供し得る(TS23.501[2]の節5.4.4.1a参照)。
【0422】
UEが「CAGサポート」であって、AMFがUEのCAG情報を更新する必要がある場合、AMFは、モビリティ制限の一部としてCAG情報を登録承認メッセージに含め得る。
【0423】
UEが、登録要求メッセージにおいて音声サービス機能についてのページング原因表示に対するサポートを示している場合、及びネットワークがUEに関する音声サービス機能についてのページング原因表示をサポートしており、それを適用することを意図している場合、AMFは、登録承認メッセージを伝えるN2メッセージに、UEが音声サービス機能についてのページング原因表示をサポートしているという表示を含める。
【0424】
マルチUSIM UEがステップ1でUE 5GMMコアネットワーク機能における1つ以上のマルチUSIM固有機能に対するサポートを示した場合、AMFは、接続解放サポート、音声サービスサポートについてのページング原因表示、ページング制限サポート、及び拒否ページング要求サポート表示のうちの1つ以上を提供することによって、ネットワーク機能及びネットワークによる好みに基づいて(すなわち、ローカルネットワークポリシーに基づいて)、TS23.501[2]の節5.38に記載される対応する1つ以上のマルチUSIM固有機能がサポートされているかどうかをマルチUSIM UEに示すものとする。マルチUSIM UEが音声サービス機能についてのページング原因表示に対するサポートを示した場合、音声サービスについてのページング原因表示をサポートしているAMFは、UEが音声サービス機能についてのページング原因表示をサポートしているという表示をN2メッセージに含めるものとする。AMFは単に、ページング制限サポートを接続解放サポート又は拒否ページング要求サポートのいずれかと共に示すものとする。UEは単に、サポートされているものとしてAMFが示したマルチUSIM固有機能を使用するものとする。
【0425】
21b.[オプション]新AMFは、節4.16.11において定められるようにUEポリシーアソシエーション確立を行う。緊急登録について、本ステップはスキップされる。
【0426】
新AMFは、Npcf_UEPolicyControl作成要求をPCFに送信する。PCFは、Npcf_UEPolicyControl作成要求を新AMFに送信する。
【0427】
PCFは、節4.2.4.3において定められるようにUE構成更新手順をトリガする。
【0428】
22.[条件付き]UEから新AMFへ:登録完了()。
【0429】
ステップ21で[サービングPLMNについての構成NSSAI]、[構成NSSAIのマッピング]、[NSSRG情報]及びネットワークスライシングサブスクリプション変更表示、又はCAG情報のうちのいずれかを受信した後、UEが自身を正常に更新した場合、UEは、登録完了メッセージをAMFに送信する。
【0430】
UEは、新5G-GUTIが割り当てられたかどうかを知らせるために登録完了メッセージをAMFに送信する。
【0431】
新5G-GUTIが割り当てられた場合、登録完了メッセージが無線インターフェース間で正常に転送されたことを下位層(3GPPアクセス又は非3GPPアクセスのいずれか)がUEのRM層に示すと、UEは、新5G-GUTIをその3GPPアクセスの下位層に渡す。
【0432】
注記14:上記のことは、NG-RANがRRCインアクティブ状態を使用する場合があって、5G-GUTIの一部がページングフレームを計算するために使用されるため必要とされる(TS38.304[44]及びTS36.304[43]参照)。5G-ANがその受信をUEに知らせた後、登録完了がAMFに確実に伝えられると想定される。
【0433】
アクティブにされるPDUセッションのリストが登録要求に含まれず、登録手順がCM接続(CM-CONNECTED)状態で開始されなかった場合、AMFは、節4.2.6に従ってUEとのシグナリング接続を解放する。
【0434】
後続要求が登録要求に含まれる場合、AMFは、登録手順の完了後にシグナリング接続を解放すべきではない。
【0435】
何らかのシグナリングがAMFにおいて又はUE及び5GC間で保留中であることをAMFが認識している場合、AMFは、登録手順の完了直後にシグナリング接続を解放すべきではない。
【0436】
PLMN割り当てのUE無線機能IDがステップ21で含まれる場合、AMFは、登録完了メッセージを受信する場合にPLMN割り当てのUE無線機能IDをUEコンテキストに記憶する。
【0437】
UEがステップ21でPLMN割り当てのUE無線機能ID削除表示を受信する場合、UEは、このPLMNについてのPLMN割り当てのUE無線機能IDを削除するものとする。
【0438】
23.[条件付き]AMFからUDMへ:14bでUDMによってAMFに提供されるアクセス及びモビリティサブスクリプションデータが、UDMがこの情報に関する受信の応答をUEに要求するという表示と共にローミング情報のステアリングを含む場合、AMFは、Nudm_SDM_Infoを使用してUE応答をUDMに提供する。ローミング情報のステアリングのハンドリングに関してより詳しくは、TS23.122[22]を参照されたい。
【0439】
23a.3GPPアクセスを通じた登録について、AMFがシグナリング接続を解放しない場合、AMFは、RRCインアクティブ支援情報をNG-RANに送信する。
【0440】
非3GPPアクセスを通じた登録について、UEが3GPPアクセスにおいてCM接続(CM-CONNECTED)状態でもある場合、AMFは、RRCインアクティブ支援情報をNG-RANに送信する。
【0441】
AMFはまた、UEがCAG情報又はネットワークスライシングサブスクリプション変更表示(ステップ21及びステップ22参照)を受信し、それで機能したという応答をUDMに提供するためにNudm_SDM_Infoサービス動作を使用する。
【0442】
24.[条件付き]AMFからUDMへ:ステップ14aの後、先行するステップのうちのいずれかと並行して、AMFは、Nudm_UECM_Updateを使用して「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」表示をUDMに送信するものとする。
【0443】
-AMFがPSセッションにおけるIMS音声のサポートを評価した場合(TS23.501[2]の節5.16.3.2参照)、及び。
【0444】
-AMFがPSセッションにおけるIMS音声の同質サポートを更新する必要があることをAMFが決定する場合(TS23.501[2]の節5.16.3.3参照)。
【0445】
25.[条件付き]UEが登録要求におけるUE MMコアネットワーク機能においてネットワークスライス固有の認証及び許可手順をサポートしていることをUEが示し、HPLMNの任意のS-NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び許可に従う場合、関連の手順は、本ステップで実行される(節4.2.9.1参照)。ネットワークスライス固有の認証及び許可手順が全てのS-NSSAIについて完了すると、AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可が成功であったS-NSSAIも含む許可NSSAIを伝えるためにUE構成更新手順をトリガし、適切な拒否原因値と共に任意の拒否NSSAIを含めるものとする。
【0446】
登録エリアのトラッキングエリアが、ネットワークスライス固有の認証及び許可の保留により非許可エリアとして前に割り当てられていた場合、AMFは、モビリティ制限を除去するものとする。
【0447】
AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可が成功である表示を、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHPLMNの任意のS-NSSAIについてのUEコンテキストに記憶する。
【0448】
ネットワークスライス固有の認証及び許可手順を完了させると、既にPLMNによって正常に認証及び許可されているUEについての許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できないことをAMFが決定する場合、及びデフォルトのS-NSSAIを更に考慮することができない場合、AMFは、節4.2.2.3.3に記載されるネットワーク開始の登録解除手順を実行するものとし、拒否S-NSSAIのリストを明示的な登録解除要求メッセージに含めるものとし、拒否S-NSSAIの各々は、適切な拒否原因値を伴う。
【0449】
NFコンシューマに対するモビリティ関連のイベント通知は、節4.15.4に記載されるような場合、この手順の終わりにトリガされる。
【0450】
<4.2.2.2.2登録総論>
図4.2.2.2.2-1:登録手順(
図15参照)。
【0451】
1.UEから(R)ANへ:ANメッセージ(ANパラメータ、登録要求(登録タイプ、SUCIか5G-GUTIかPEI、[最後に訪問したTAI(利用可能な場合)]、セキュリティパラメータ、[要求NSSAI]、[要求NSSAIのマッピング]、[デフォルト構成NSSAI表示]、[UE無線機能更新]、[UE MMコアネットワーク機能]、[PDUセッション状態]、[アクティブにされるPDUセッションのリスト]、[後続要求]、[MICOモードの好み]、[要求アクティブ時間]、[E-UTRA及びNRについての要求DRXパラメータ]、[NB-IoTについての要求DRXパラメータ]、[拡張アイドルモードDRXパラメータ]、[要求LADN情報のLADN DNN又はインジケータ]、[NASメッセージコンテナ]、[向上したカバレッジの使用の制限に対するサポート]、[好ましいネットワーク挙動]、[UEページング可能性情報]、[UEポリシーコンテナ(PSIのリスト、ANDSPに対するUEサポートの表示、及びオペレーティングシステム識別子)]並びに[UE無線機能ID]、[解放要求表示]、[ページング制限情報]、PEI、[NSSRGハンドリングサポート表示]、[災害状態を伴うPLMN]、NAS接続識別子))。
【0452】
注記1:UEポリシーコンテナ及びその使用は、TS23.503[20]において定められている。
【0453】
NG-RANの場合、ANパラメータは、例えば、5G-S-TMSI又はGUAMIと、選択PLMN ID(又はTS23.501[2]の節5.30参照のPLMN ID及びNID)と、NSSAI情報と、を含み、ANパラメータはまた、確立原因を含む。確立原因は、RRC接続の確立を要求する理由を提供する。UEがNSSAI情報をANパラメータの一部として含めるかどうか、及びどのようにUEがNSSAI情報をANパラメータの一部として含めるかは、TS23.501[2]の節5.15.9において指定されるようなアクセス層接続確立NSSAI包含モードパラメータの値に依存する。
【0454】
UEが、5GSにアクセスするIABノードである場合、ANパラメータはまた、IAB表示を含むものとする。
【0455】
登録タイプは、UEが、初期登録(すなわち、UEが、RM登録解除(RM-DEREGISTERED)状態である)を行いたいか、モビリティ登録更新(すなわち、UEが、RM登録状態であって、モビリティのため、又はUEが、その機能若しくはプロトコルパラメータを更新する必要があるか若しくはUEの使用を許可されるネットワークスライスのセットの変更を要求する必要があるため、登録手順を開始する)を行いたいか、定期登録更新(すなわち、UEが、RM登録状態であって、節4.2.2.2.1参照の定期登録更新タイマ満了により登録手順を開始する)を行いたいか、緊急登録(すなわち、UEが、限定されたサービス状態である)を行いたいか、災害ローミング登録を行いたいかを示す。
【0456】
UEがE-UTRAを使用している場合、UEは、登録要求に関連付けられたRRC接続確立シグナリングにおいて、AMF選択に関連するCIoT 5GS最適化をUEがサポートしていることを示す。
【0457】
UEが初期登録又は災害ローミング登録を行っている場合、UEは、そのUE識別情報を以下のように登録要求メッセージに示すものとし、これは、PLMNに関する登録の場合、優先の降順に列挙される。
i)UEが、有効なEPS GUTIを有する場合、EPS GUTIからマッピングされる5G-GUTI。
ii)利用可能な場合、UEが登録を試みているPLMNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
iii)利用可能な場合、UEが登録を試みているPLMNに対する等価PLMNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
iv)利用可能な場合、任意の他のPLMNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI。
注記2:これは、別のアクセスタイプを介して割り当てられる5G-GUTIでもあり得る。
v)他の場合、UEは、TS33.501[15]において定められるように登録要求にUEのSUCIを含めるものとする。
【0458】
UEがSNPNに登録している場合、UEが初期登録を行っているとき、UEは、そのUE識別情報を以下のように登録要求メッセージに示すものとし、これは、優先の降順に列挙される。
i)利用可能な場合、UEが登録を試みている同じSNPNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
ii)利用可能な場合、5G-GUTIを割り当てたSNPNのNIDと共に任意の他のSNPNによって割り当てられるネイティブ5G-GUTI、
iii)他の場合、UEは、TS33.501[15]において定められるように登録要求にUEのSUCIを含めるものとする。
【0459】
初期登録を行っているUEが、有効なEPS GUTI及びネイティブ5G-GUTIの両方を有する場合、UEはまた、追加のGUTIとしてネイティブ5G-GUTIを示すものとする。複数のネイティブ5G-GUTIが利用可能な場合、UEは、上記のリスト内の項目(ii)~(iv)の中で優先の降順に5G-GUTIを選択するものとする。
【0460】
UEが、登録要求メッセージを初期NASメッセージとして送信しており、UEが、有効な5G NASセキュリティコンテキストを有し、UEが、非クリアテキストIEを送信する必要がある場合、NASメッセージコンテナが含まれるものとする(TS24.501[25]における節4.4.6参照)。UEが非クリアテキストIEを送信する必要がない場合、UEは、NASメッセージコンテナを含むことなく登録要求メッセージを送信するものとする。
【0461】
UEが、有効な5G NASセキュリティコンテキストを有していない場合、UEは、NASメッセージコンテナを含むことなく登録要求メッセージを送信するものとする。UEは、ステップ9bでセキュリティモード完了メッセージの一部として送信されるNASメッセージコンテナに全登録要求メッセージ(すなわち、クリアテキストIE及び非クリアテキストIEを含む)を含めるものとする。
【0462】
UEが、ネイティブ5G-GUTIで初期登録を行っている(すなわち、UEがRM登録解除(RM-DEREGISTERED)状態である)場合、UEは、ANパラメータにおいて関連のGUAMI情報を示すものとする。UEが、UEのSUCIで初期登録を行っている場合、UEは、ANパラメータにおいてどのGUAMI情報も示さないものとする。
【0463】
UEが初期登録又はモビリティ登録を行っていて、CIoT 5GS最適化がサポートされている場合、UEは、UEの好ましいネットワーク挙動を示すものとする(TS23.501[2]の節5.31.2参照)。S1モードがサポートされている場合、UEのEPCの好ましいネットワーク挙動は、登録要求メッセージにおいてS1 UEネットワーク機能に含まれる(TS24.501[25]の節8.2.6.1参照)。
【0464】
緊急登録について、UEが、利用可能である有効な5G-GUTIを有していない場合、SUCIが含まれるものとし、UEがSUPI及び有効な5G-GUTIを有していない場合、PEIが含まれるものとする。他の場合、5G-GUTIが含まれ、それは、最新サービングAMFを示す。
【0465】
UEは、TS23.501[2]の節5.16.3.7において定められるようにUEの構成に基づいてUEの使用設定を提供し得る。UEは、(TS23.501[2]の節5.15.5.2.1に記載されるように)要求NSSAIを提供し、UEが、ネットワークスライスの同時登録に対するサブスクリプションベースの制約をサポートしてTS23.501[2]の節5.15.12に記載されるようにNSSRG情報制約も考慮に入れる場合に、初期登録又はモビリティ登録更新の場合、UEは、サブスクライブS-NSSAIに基づいて要求NSSAIにおけるS-NSSAIが許可されるかどうかをネットワークが確実に確認できるように、HPLMN S-NSSAIに対する要求NSSAIの各S-NSSAIのマッピングである要求NSSAIのマッピング(利用可能な場合)を含める。PLMN間の移動の場合、確立PDUセッションに対応するサービングPLMN S-NSSAIがUEに存在しない場合、確立PDUセッションに関連付けられる関連HPLMN S-NSSAIは、TS23.501[2]の節5.15.5.2.1に記載されるように要求NSSAIのマッピングに提供されるものとする。
【0466】
TS23.501[2]において定められるように、UEがデフォルト構成NSSAIを使用している場合、UEは、デフォルト構成NSSAI表示を含める。
【0467】
UEがAMFからのWUS支援情報の割り当てをサポートしている場合、UEは、UEページング可能性情報を含み得る(TS23.501[2]参照)。
【0468】
モビリティ登録更新の場合、UEは、保留アップリンクデータが存在するPDUセッションを、アクティブにされるPDUセッションのリストに含める。UEが、アクティブにされるPDUセッションのリストを含める場合、UEは、登録要求に関するアクセスに関連付けられるPDUセッションのみを示すものとする。TS24.501[25]において定められるように、UEは、ネットワークによって承認される常時接続のPDUセッションを、当該PDUセッションについて保留アップリンクデータが存在しない場合であっても、アクティブにされるPDUセッションのリストに含めるものとする。
【0469】
注記3:UEがLADNの利用可能エリアの外側にある場合、LADNに対応するPDUセッションは、アクティブにされるPDUセッションのリストに含まれない。
【0470】
TS23.501[2]の節5.4.4aにおいて定められるように、UE MMコアネットワーク機能は、UEによって提供されてAMFによって処理される。TS23.501[2]の節5.17.2.3.1において定められるように、UEは、アタッチ手順中にPDNコネクティビティ要求について要求タイプフラグ「ハンドオーバ」をUEがサポートしているかどうかの表示をUE MMコアネットワーク機能に含める。UEが「厳密な定期登録タイマ表示」をサポートしている場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において「厳密な定期登録タイマ表示」のUEの機能を示す。UEがCAGをサポートしている場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において「CAGサポート」のUEの機能を示す。2つ以上のUSIMを動作させているUEが、1つ以上のマルチUSIM機能をサポートしており1つ以上のマルチUSIM機能の使用を意図している場合、UEは、UE MMコアネットワーク機能において、TS23.501[2]の節5.38に記載される1つ以上のマルチUSIM固有機能を示す。
【0471】
TS23.501[2]の節5.6.5に記載されるように、UEは、要求LADN情報のLADN DNN又は表示のいずれかを提供し得る。
【0472】
利用可能な場合、AMFがUEについて登録エリアを生成するのを助けるために、最後に訪問したTAIが含まれるものとする。
【0473】
セキュリティパラメータは、認証及び完全性保護のために使用される(TS33.501[15]参照)。要求NSSAIは、(TS23.501[2]の節5.15において定められるような)ネットワークスライス選択支援情報を示す。PDUセッション状態は、UEにおける前に確立されたPDUセッションを示す。UEが、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを介して、異なるPLMNに属している2つのAMFに接続される場合、PDUセッション状態は、UEにおける現在のPLMNの確立PDUセッションを示す。
【0474】
UEが、保留アップリンクシグナリングを有し、UEが、アクティブにされるPDUセッションのリストを含めないか、又は登録タイプが、UEが緊急登録を行いたいことを示す場合、後続要求が含まれる。TS23.501[2]の節5.4.5において定められるように、初期登録及びモビリティ登録更新において、UEは、UE要求DRXパラメータを提供する。UEは、拡張アイドルモードDRXを要求するために、TS23.501[2]の節5.31.7.2において定められるような拡張アイドルモードDRXパラメータを提供し得る。
【0475】
TS23.501[2]に記載されるように、UEは、UE無線機能更新表示を提供する。
【0476】
UEは、MICOモードの好みを含め、任意選択的に、UEがアクティブ時間でMICOモードを使用したい場合に、要求アクティブ時間値を含める。
【0477】
UEは、UE MMコアネットワーク機能においてUEのサービスギャップ制御機能を示し得る(TS23.501[2]の節5.31.16参照)。
【0478】
UEにおける実行中サービスギャップタイマを有するUEについて、UEは、緊急サービスのような規制優先サービス又は例外報告についてのネットワークアクセスを除いて、登録要求メッセージにおいて後続要求表示又はアップリンクデータ状態を設定しないものとする(TS23.501[2]の節5.31.16参照)。
【0479】
UEが、RACSをサポートしており、UE無線機能IDを割り当てた場合、UEは、TS23.501[2]の節5.4.4.1aにおいて定められるようなUE無線機能IDを非クリアテキストIEとして示すものとする。
【0480】
節4.2.2.2.1に記載されるように、PEIは、初期登録においてUEから取得され得る。
【0481】
UEがネットワークスライス機能の同時登録に対するサブスクリプションベースの制限をサポートしている場合、UEは、TS23.501[2]の節5.15.12に係るNSSRGハンドリングサポート表示を含める。AMFは、UEがこの機能をサポートしているかどうかをUEコンテキストに記憶する。
【0482】
MUSIMモードのUEが、例えば、モビリティ登録又は定期登録を行った後すぐにCMアイドル(CM-IDLE)状態に入りたい場合、UEは、解放要求表示を含め、任意選択的に、ページング制限情報を提供する。
【0483】
UEが災害ローミング登録を行っているとき、UEが、災害状態を伴うPLMNを示す有効な5G-GUTIを有しておらず、災害状態を伴うPLMNがUEのHPLMNでないか、又は災害状態を伴うPLMNがUEのHPLMNであるが、UEがそのSUCIを提供しない場合、UEは、災害状態を伴うPLMNを示し得る。
【0484】
3GPPアクセスに対応する5G NASセキュリティコンテキストが登録要求メッセージの完全性を保護するために使用される場合、UEは、3GPPアクセスに設定された値を有するNAS接続識別子を含める。この情報要素は、クリアテキストIEとして送信され得る。
【0485】
2.5G-S-TMSI若しくはGUAMIが含まれないか、又は5G-S-TMSI若しくはGUAMIが、有効なAMFを示さない場合、(R)ANは、利用可能な場合、(R)AT及び要求NSSAIに基づいてAMFを選択する。
【0486】
TS23.501[2]の節6.3.5に記載されるように、(R)ANはAMFを選択する。UEがCM接続(CM-CONNECTED)状態である場合、(R)ANは、UEのN2接続に基づいて登録要求メッセージをAMFに転送し得る。
【0487】
(R)ANが、適切なAMFを選択できない場合、(R)ANは、AMF選択を行うために、(R)ANにおいて構成されているAMFに登録要求を転送する。
【0488】
3.(R)ANから新AMFへ:N2メッセージ(N2パラメータ)、(ステップ1に記載されるような)登録要求及び[LTE-M表示]。
【0489】
NG-RANが使用される場合、N2パラメータは、選択PLMN ID(又はTS23.501[2]の節5.30参照のPLMN ID及びNID)と、ロケーション情報、及びUEがキャンピングしているセルに関するセル識別情報と、セキュリティ情報を含むUEコンテキストがNG-RANにおいてセットアップされる必要があることを示すUEコンテキスト要求と、を含む。
【0490】
NG-RANが使用される場合、N2パラメータはまた、確立原因を含み、ステップ1でANパラメータにおいて表示が受信される場合にIAB表示を含むものとする。
【0491】
要求NSSAIのマッピングは、利用可能な場合にのみ提供される。
【0492】
UEによって示される登録タイプが定期登録更新である場合、ステップ4~19は省略され得る。
【0493】
確立原因が優先サービス(例えば、MPS、MCS)に関連付けられる場合、AMFは、優先情報を示すためにメッセージ優先ヘッダを含める。TS29.500[17]において指定されるように、他のNFは、メッセージ優先ヘッダをサービスベースのインターフェースに含めることによって優先情報を中継する。
【0494】
UEが使用しているRATタイプが決定され(節4.2.2.2.1参照)、それに基づいて、AMFは、UEがNB-IoTへの又はNB-IoTからのRAT間の移動を行っているかどうかを決定する。AMFがLTE M表示を受信する場合、AMFは、RATタイプがLTE-Mであることを考慮し、LTE-M表示をUEコンテキストに記憶する。
【0495】
UEが、好ましいネットワーク挙動を含める場合、これは、TS23.501[2]の節5.31.2において定められるように、UEがサポートしてネットワークにおいて利用可能となることを求めているネットワーク挙動を定める。
【0496】
UEが、好ましいネットワーク挙動を含んでおり、好ましいネットワーク挙動においてUEがサポートしていることをUEが示したものがネットワークサポートと両立しない場合、AMFは、適切な原因値(例えば、このPLMNにおけるリトライを回避するもの)を用いて登録要求を拒否するものとする。
【0497】
UEについてAMFにおけるUEコンテキストで実行中のサービスギャップタイマが存在し、後続要求表示又はアップリンクデータ状態が登録要求メッセージに含まれない場合、AMFは、後続要求表示及びアップリンクデータ状態を無視して、状態に関するどの動作も行わないものとする。
【0498】
ステップ1でUEがUE無線機能IDを含めており、AMFがRACSをサポートしている場合、AMFは、無線機能IDをUEコンテキストに記憶する。
【0499】
NR衛星アクセスについて、AMFが、gNBから受信される選択PLMN ID及び(セルIDを含む)ULIに基づいて、現在のUEロケーションで動作することが許可されていないPLMNにUEが登録を試みていることを決定し得る場合、AMFは、好適な原因値を示し、AMFにおいて知られている場合にはUEロケーションの国を示して登録要求を拒否すべきである。他の場合、例えば、最終決定を行うのに十分な精度でUEロケーションをAMFが認識していない場合、AMFは、登録手順を進めて、TS23.273[51]の節6.10.1において指定されるようにUEロケーション手順を開始して、LMFから受信される情報が、UEロケーションで動作することが許可されていないPLMNにUEが登録されることを示す場合、UEを登録解除する準備をし得る。
【0500】
注記4:ロケーション情報は、UEが配置されている国を全ての場合でAMFが決定するのに十分正確であることを保証されない場合がある。
【0501】
注記5:一部の国は、複数のMCCを使用し、901などの一部のMCCは、複数の国において許可され得、したがって、UEは、PLMNにおいて、UEに返されるものと異なるMCCに登録し得る。
【0502】
UEが配置されている国に関して登録拒否を受信すると、UEは、TS23.122[22]において指定されるようにUEロケーションで動作することが許可されるPLMNに登録を試みるものとする。
【0503】
災害ローミング登録について、NG-RANから受信される(セルIDを含む)ULI、UEの5G-GUTIから導出されるか、UEのSUCIから導出されるか、又はUEによって示される、災害状態を伴うPLMN、及びローカル構成に基づいて、AMFは、災害ローミングサービスを提供できるかどうかを決定する。現在のロケーションが災害ローミングサービスを受けないか、又は災害ローミングサービスが、UEの5G-GUTIから導出されるか、UEのSUCIから導出されるか、若しくはUEによって示される、災害状態を伴うPLMNに提供されない場合、AMFは、好適な原因値を示して登録要求を拒否すべきである。
【0504】
4.[条件付き]新AMFから旧AMFへ:Namf_Communication_UEContextTransfer(完全登録要求、NAS接続識別子)又は新AMFからUDSFへ:Nudsf_UnstructuredDataManagement_Query()。
【0505】
新AMFは、UEの5G-GUTIを使用して旧AMFを決定する。新AMFが登録要求においてNIDを受信した場合、新AMFは、5G-GUTIがSNPNによって割り当てられたことを決定し、SNPNの5G-GUTI及びNIDを使用して旧AMFを決定する。
【0506】
(UDSF展開を用いる):UEの5G-GUTIが登録要求に含まれており、サービングAMFが最後の登録手順から変更された場合、新AMF及び旧AMFは同じAMFセット内にあってUDSFが展開されるか、新AMFは、記憶されたUEのSUPI及びUEコンテキストを、Nudsf_UnstructuredDataManagement_Queryサービス動作を使用してUDSFから直接的に取得するか、又はUDSFが展開されない場合、新AMF及び旧AMFは、実装固有手段を介して、記憶されたUEコンテキストを共有し得る。これはまた、所与のUEについての各NFコンシューマによるイベントサブスクリプション情報を含む。この場合、新AMFは、完全性保護を実行及び確認するために、完全性保護の完全登録要求NASメッセージを使用する。
【0507】
(UDSF展開を用いない):UEの5G-GUTIが登録要求に含まれており、サービングAMFが最後の登録手順から変更された場合、新AMFは、UEのSUPI及びUEコンテキストを要求するために、完全性が保護され得る完全登録要求NASメッセージ及びアクセスタイプを含むNamf_Communication_UEContextTransferサービス動作を旧AMFにおいて呼び出し得る。旧AMFは、完全登録要求において受信されるようなNAS接続識別子を含め得る。このサービス動作の詳細については節5.2.2.2.2を参照されたい。この場合、コンテキスト転送サービス動作実行が、要求されるUEに対応する場合に、完全性保護を確認するために、旧AMFは、5G-GUTI及び完全性保護の完全登録要求NASメッセージか、又はSUPI、及びUEが検証されているという新AMFからの表示のいずれかを使用する。旧AMFはまた、UEについての各NFコンシューマによるイベントサブスクリプション情報を新AMFに転送する。旧AMFが非ゼロMO例外データカウンタを(H-)SMFにまだ報告していない場合、コンテキスト応答はまた、MO例外データカウンタを含む。
【0508】
旧AMFが(本ステップで示されるアクセスタイプと異なる)別のアクセスタイプについてのPDUセッションを有する場合、及びN2インターフェースを新AMFにリロケートする可能性がないことを旧AMFが決定する場合、旧AMFは、UEのSUPIを返し、登録要求が完全性保護について検証されていることを示すが、残りのUEコンテキストを含めない。
【0509】
PLMN間の移動について、UEコンテキスト情報は、旧PLMNの許可NSSAIを備えることなく各アクセスタイプについて許可NSSAIに対応するHPLMN S-NSSAIを含む。
【0510】
注記6:旧AMFにおける前の完全性確認失敗の後に新AMFがUE認証を正常に行った場合、新AMFは、UEがステップ9aに従って検証されているという表示を設定する。
【0511】
注記7:NFコンシューマは、UEが正常に新AMFに登録された後、新AMFに関してイベントに再度サブスクライブする必要はない。
【0512】
新AMFがハンドオーバ手順中に旧AMFからUEコンテキストを既に受信している場合、ステップ4、5、及び10はスキップされるものとする。
【0513】
緊急登録について、UEが、AMFに知られていない5G-GUTIで自身を識別する場合、ステップ4及び5はスキップされ、AMFはすぐに、SUPIをUEに要求する。UEがPEIで自身を識別する場合、SUPI要求はスキップされるものとする。ユーザ識別情報を用いない緊急登録の許可は、ローカル規制に依存する。
【0514】
5.[条件付き]旧AMFから新AMFへ:Namf_Communication_UEContextTransferに対する応答(SUPI、AMFにおけるUEコンテキスト(表5.2.2.2.2-1に従う))又はUDSFから新AMFへ:Nudsf_UnstructuredDataManagement_Query()。旧AMFは、UEコンテキストについて実装固有(ガード)タイマを開始し得る。
【0515】
UDSFがステップ4でクエリされた場合、UDSFは、確立PDUセッションを含む関連のコンテキストに関するNudsf_UnstructuredDataManagement_Query実行で新AMFに応答し、旧AMFは、SMF情報DNN、S-NSSAI及びPDUセッションID、アクティブNGAP UE-TNLAバインディングをN3IWF/TNGF/W-AGFに含め、旧AMFは、NGAP UE-TNLAバインディングに関する情報を含める。旧AMFがステップ4でクエリされた場合、旧AMFは、UEのSUPI及びUEコンテキストを含めることによってNamf_Communication_UEContextTransfer実行で新AMFに応答する。
【0516】
旧AMFが確立PDUセッションに関する情報を保持し、それが初期登録でない場合、旧AMFは、SMF情報、DNN、S-NSSAI、及びPDUセッションIDを含める。
【0517】
旧AMFが、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介して確立されたUEコンテキストを保持する場合、旧AMFは、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介してCM状態を含める。UEが、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介してCM接続(CM-CONNECTED)状態である場合、旧AMFは、NGAP UE-TNLAバインディングに関する情報を含める。
【0518】
旧AMFは、完全登録要求の完全性確認を行うために、NAS接続識別子に対応する5G NASセキュリティコンテキストを使用する。
【0519】
旧AMFが登録要求NASメッセージの完全性確認に失敗する場合、旧AMFは、完全性確認失敗を示すものとする。新AMFが未認証UEについて緊急サービスを許可するように構成されている場合、新AMFは、以下のように動作する。
【0520】
-UEが緊急PDUセッションのみを有する場合、AMFは、認証及びセキュリティ手順をスキップするか、若しくは認証が失敗し得ることを承認してモビリティ登録更新手順を継続するか、又は。
【0521】
-UEが緊急PDUセッション及び非緊急PDUセッションの両方を有し、認証が失敗する場合、AMFは、モビリティ登録更新手順を継続し、節4.3.4.2において指定されるように全ての非緊急PDUセッションを非アクティブ化する。
【0522】
注記8:新AMFは、DNNが緊急DNNと一致するかどうかを確認することによって、PDUセッションが緊急サービスに使用されるかどうかを決定し得る。
【0523】
旧AMFがAMポリシーアソシエーションに関する情報及びUEポリシーアソシエーションに関する情報(すなわち、TS23.503[20]において定められるようなUEポリシーを更新するポリシー制御要求トリガ)を保持する場合、旧AMFは、AMポリシーアソシエーション、UEポリシーアソシエーション、及びPCF IDに関する情報を含める。ローミングの場合、V-PCF ID及びH-PCF IDが含まれる。
【0524】
旧AMFがUE関連のNWDAFサービスのコンシューマであった場合、旧AMFは、アクティブ分析サブスクリプションに関する情報、すなわち、サブスクリプション相関ID、NWDAF識別子(すなわち、インスタンスID又はセットID)、分析ID、及び関連付けられる分析固有データをNamf_Communication_UEContextTransfer応答に含める。新AMFによる分析情報の使用は、TS23.288[50]において指定される。
【0525】
PLMN間の移動中の新AMFにおけるUE無線機能IDのハンドリングは、TS23.501[2]において定められる。
【0526】
注記9:新AMFがコンテキスト検索のためにUDSFを使用する場合、旧AMFにおける同時のUEシグナリングによる旧AMF、新AMF、及びUDSF間の相互作用は、実装上の問題である。
【0527】
6.[条件付き]新AMFからUEへ:識別情報要求()。
【0528】
SUCIがUEによって提供されず旧AMFから取得されない場合、識別情報要求手順は、SUCIを要求しているUEに識別情報要求メッセージをAMFが送信することによって開始される。
【0529】
7.[条件付き]UEから新AMFへ:識別情報応答()。
【0530】
UEは、SUCIを含む識別情報応答メッセージで応答する。UEは、TS33.501[15]において指定されるように、プロビジョニングされたHPLMNの公開キーを使用することによってSUCIを導出する。
【0531】
8.AMFは、AUSFを呼び出すことによってUE認証の開始を決定し得る。その場合、AMFは、TS23.501[2]の節6.3.4に記載されるようにSUPI又はSUCIに基づいてAUSFを選択する。
【0532】
AMFが未認証SUPIに対する緊急登録をサポートするように構成されており、UEが登録タイプの緊急登録を示した場合、AMFは、認証をスキップするか、又はAMFは、認証が失敗し得ることを承認して登録手順を継続する。
【0533】
9a.認証が必要とされる場合、AMFは、それをAUSFに要求し、UEに関するトレース要件がAMFにおいて利用可能である場合、AMFは、その要求においてトレース要件をAUSFに提供する。AMFから要求されると、AUSFは、UEの認証を実行するものとする。認証は、TS33.501[15]に記載されるように行われる。AUSFは、TS23.501[2]の節6.3.8に記載されるようにUDMを選択し、UDMから認証データを取得する。
【0534】
編集者の注記:災害ローミング登録の場合、AUSFがUEの認証をどのように実行するかは、FFSである(更なる検討を要する)。
【0535】
UEが認証されると、AUSFは、関するセキュリティ関連情報をAMFに提供する。AMFがSUCIをAUSFに提供した場合、AUSFは、認証が成功した後にのみSUPIをAMFに返すものとする。
【0536】
ステップ5で旧AMFにおける完全性確認失敗によってトリガされる、新AMFにおける認証の成功後、新AMFは、上記のステップ4を再度呼び出し、UEが検証されていることを示す(すなわち、節5.2.2.2.2において指定されるような理由パラメータを通じて)。
【0537】
9b NASセキュリティコンテキストが存在しない場合、NASセキュリティ開始は、TS33.501[15]に記載されるように行われる。ステップ1でUEがNASセキュリティコンテキストを有していなかった場合、UEは、TS24.501[25]において定められるように完全登録要求メッセージを含める。
【0538】
節4.2.2.2.3に記載されるように、AMFは、登録要求がリルートされる必要があるかどうかを決定し、ここで、初期AMFは、AMFを指す。
【0539】
9c.5G-ANがUEコンテキストを要求した場合、AMFは、TS38.413[10]において指定されるようにセキュリティコンテキストを5G-ANに提供するためにNGAP手順を開始する。また、(例えば、TS23.501[2]の節5.17.2.3.1において定められるようにアタッチ手順中にPDNコネクティビティ要求についての要求タイプフラグ「ハンドオーバ」をサポートするためのUE機能、サブスクリプションデータ、及びローカルポリシーに基づいて)、EPSフォールバックがサポートされていることをAMFが決定する場合、AMFは、TS38.413[10]において指定されるように、「音声のEPSフォールバックのためのリダイレクションが可能である」という表示を5G-ANに送信するものとする。他の場合、AMFは、「音声のEPSフォールバックのためのリダイレクションが可能でない」を示す。加えて、UEに関するトレース要件がAMFにおいて利用可能である場合、AMFは、NGAP手順においてトレース要件を5G-ANに提供する。
【0540】
9d.5G-ANは、セキュリティコンテキストを記憶し、AMFに知らせる。5G-ANは、TS33.501[15]に記載されるように、UEと交換されるメッセージを保護するためにセキュリティコンテキストを使用する。
【0541】
10.[条件付き]新AMFから旧AMFへ:Namf_Communication_RegistrationStatusUpdate(例えば、スライスがサポートされていないことにより解放されるPDUセッションID)。
【0542】
AMFが変更された場合、新AMFは、Namf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出すことによって、新AMFにおけるUEの登録が完了したことを旧AMFに知らせる。
【0543】
認証/セキュリティ手順が失敗する場合、登録は拒否されるものとし、新AMFは、旧AMFに対して拒否表示を伴ってNamf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出す。旧AMFは、UEコンテキスト転送サービス動作が全く受信されなかったかのように継続する。
【0544】
旧登録エリアにおいて使用されるS-NSSAIのうちの1つ以上に、ターゲット登録エリアにおいてサービスを提供できない場合、新AMFは、新登録エリアにおいてどのPDUセッションをサポートできないかを決定する。新AMFは、旧AMFに対して拒否PDUセッションIDを含むNamf_Communication_RegistrationStatusUpdateサービス動作を呼び出す。次いで、新AMFは、それに応じてPDUセッション状態を修正する。旧AMFは、Nsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出すことによってUEのSMコンテキストをローカルに解放するように、対応するSMFに知らせる。
【0545】
新AMFがローカルポリシーに基づいて、AMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションに関する情報をステップ5でUEコンテキスト転送において受信しており、AMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションについてのPCF IDによって識別されるPCFを使用しないことを決定する場合、新AMFは、UEコンテキストにおけるAMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションがもう使用されないことを旧AMFに知らせ、ステップ15でPCF選択が行われる。
【0546】
新AMFが、UE関連の分析サブスクリプションに関する情報をステップ5でUEコンテキスト転送において受信した場合、新AMFは、旧AMFから分析サブスクリプションを引き継ぎ得る。他の場合、代わりに新AMFが新しい分析サブスクリプションを作成することを決定する場合、新AMFは、(サブスクリプション相関IDによって識別される)分析サブスクリプションがもう必要とされないことに関して旧AMFに知らせ、ここで旧AMFは、TS23.288[50]に従ってUEについての当該NWDAF分析サブスクリプションをアンサブスクライブし得る。
【0547】
11.[条件付き]新AMFからUEへ:識別情報の要求/応答(PEI)。
【0548】
PEIがUEによって提供されず旧AMFから取得されなかった場合、識別情報要求手順は、PEIを取得するためにAMFが識別情報要求メッセージをUEに送信することによって開始される。PEIは、UEが緊急登録を行い認証不可でない限り、暗号化されて転送されるものとする。
【0549】
緊急登録について、UEは、PEIを登録要求に含めている場合がある。その場合、PEI検索はスキップされる。
【0550】
UEが、UE MMコアネットワーク機能において示されるようにRACSをサポートしている場合、AMFは、RACS動作の目的でIMEI/TACを取得するためにUEのPEIを使用するものとする。
【0551】
12.任意選択的に、新AMFは、N5g-eir_EquipmentIdentityCheck_Getサービス動作(節5.2.4.2.2参照)を呼び出すことによってME識別情報確認を開始する。
【0552】
PEI確認は、節4.7に記載されるように行われる。
【0553】
緊急登録について、PEIがブロックされる場合、オペレータポリシーは、緊急登録手順を継続するか又は停止するかを決定する。
【0554】
13.ステップ14が行われる場合、新AMFは、SUPIに基づいてUDMを選択し、次いでUDMは、UDRインスタンスを選択し得る。TS23.501[2]の節6.3.9を参照されたい。
【0555】
TS23.501[2]の節6.3.8に記載されるように、AMFはUDMを選択する。
【0556】
14a~c.AMFが最後の登録手順から変更された場合か、UEがAMFにおいて、有効なコンテキストを参照しないSUPIを提供する場合か、又はUEが非3GPPアクセスに既に登録した同じAMFにUEが登録する(すなわち、UEが非3GPPアクセスを通じて登録されていて、3GPPアクセスを追加するためにこの登録手順を開始する)場合、新AMFは、登録されるアクセスについてNudm_UECM_Registrationを使用してUDMに登録する(そして、UDMがこのAMFを登録解除するときに通知されるようにサブスクライブする)。この場合、AMFがこのUEに関するイベント露出サブスクリプション情報を有していない場合、AMFは、それをUDMに示す。次いで、UDMが、このUE又はこのUEが属するグループのいずれかについてAMFにおいて検出される(場合により、UDRから取得される)イベントについての既存の適用可能なイベント露出サブスクリプションを有する場合、UDMは、イベント露出サブスクリプションを再作成するためにNamf_EventExposure_Subscribeサービスを呼び出す。
【0557】
AMFは、「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」表示(TS23.501[2]の節5.16.3.3参照)をUDMに提供する。AMFが、TS23.501[2]の節5.16.3.2において指定されるような「PSセッションにおけるIMS音声」のサポートのAMFの評価を完了しない限り、「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」表示は含まれないものとする。
【0558】
初期登録中に、AMF及びUEがNG-RANからUTRANへのSRVCCをサポートしている場合、AMFは、UDMにUE SRVCC機能を提供する。
【0559】
UE SRVCC機能のみが変更されたことをAMFが決定する場合、AMFは、UE SRVCC機能をUDMに送信する。
【0560】
注記10:本ステップで、AMFは、このUEについてのPSセッションにおけるIMS音声のサポート表示(TS23.501[2]の節5.16.3.2参照)の設定を決定するのに必要な全ての情報を有しているわけではない可能性がある。したがって、AMFは、この手順において後程「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」を送信し得る。
【0561】
AMFがUEについてのサブスクリプションデータを有していない場合、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用して、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータ、SMF選択サブスクリプションデータ、SMFデータにおけるUEコンテキスト、並びにLCSモバイル発信を取得する。AMFがUEについてのサブスクリプションデータを既に有しているが、UEコンテキストにおけるSoR更新インジケータが、AMFに、NAS登録タイプ(「初期登録」又は「緊急登録」)(TS23.122[22]の付録C参照)に応じてSoR情報を取得することを要求する場合、AMFは、Nudm_SDM_Getを使用してローミング情報のステアリングを取得する。これは、UDMがNudr_DM_QueryによってUDRからこの情報を取得し得ることを要求する。応答が正常に受信された後、AMFは、要求されるデータが修正されるときにNudm_SDM_Subscribeを使用して通知されるようにサブスクライブし、UDMは、Nudr_DM_SubscribeによってUDRにサブスクライブし得る。GPSIがUEサブスクリプションデータにおいて利用可能である場合、GPSIは、UDMからのアクセス及びモビリティサブスクリプションデータにおいてAMFに提供される。UDMは、ネットワークスライシングのためのサブスクリプションデータがUEについて更新されるという表示を提供し得る。UEがサービングPLMNにおいてMPSにサブスクライブする場合、「MPS優先度」は、AMFに提供されるアクセス及びモビリティサブスクリプションデータに含まれる。UEがサービングPLMNにおいてMCXにサブスクライブする場合、「MCX優先度」は、AMFに提供されるアクセス及びモビリティサブスクリプションデータに含まれる。UDMはまた、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータの一部としてIAB動作許可表示をAMFに提供する。AMFは、NG-RANにおけるUEコンテキストのセットアップ、又は初期セットアップがステップ9cにある場合には、IABノードが承認されているという表示を含むNG-RANにおけるUEコンテキストの修正をトリガするものとする。
【0562】
編集者の注記:災害ローミング登録の場合、UDMが災害ローミングサービスについての適用可能なサブスクリプションデータをどのようにAMFに提供するかは、FFSである(更なる検討を要する)。
【0563】
新AMFは、新AMFがUEにサービスを提供するアクセスタイプをUDMに提供し、アクセスタイプは、「3GPPアクセス」に設定される。UDMは、関連付けられたアクセスタイプをサービングAMFと共に記憶し、もしあれば、他のアクセスタイプに関付けられたAMF識別情報を除去しない。UDMは、Nudr_DM_UpdateによってAMF登録で提供されるUDR情報に記憶し得る。
【0564】
UEがアクセスについて旧AMFに登録されており、旧AMF及び新AMFが同じPLMN内にある場合、新AMFは、旧AMFリロケーションが正常に完了した後、旧AMFにおいて使用されるアクセスに設定されたアクセスタイプでUDMを更新するために別の/独立したNudm_UECM_Registrationを送信する。
【0565】
新AMFは、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータをUDMから取得した後、UEについてのUEコンテキストを作成する。アクセス及びモビリティサブスクリプションデータは、UEがクリアテキストで3GPPアクセスRRC接続確立にNSSAIを含めることを許可されるかどうかを含む。アクセス及びモビリティサブスクリプションデータは、向上したカバレッジ制限情報を含み得る。UDMから受信されて、UEがステップ1で、向上したカバレッジの使用の制限に対するサポートを含んでいた場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.31.12において指定されるように、UEについて、向上したカバレッジが制限されているかどうかを決定し、更新された向上したカバレッジ制限情報をUEコンテキストに記憶する。
【0566】
アクセス及びモビリティサブスクリプションデータは、NB-IoT UE優先度を含み得る。
【0567】
サブスクリプションデータは、サービスギャップ時間パラメータを含み得る。UDMから受信される場合、AMFは、UEについてAMFにおけるUEコンテキストにこのサービスギャップ時間を記憶する。
【0568】
UEが正常に認証されなかった緊急登録について、AMFは、UDMに登録しないものとする。
【0569】
AMFは、TS23.501[2]の節5.3.4.1.1において指定されるようにモビリティ制限を実施する。緊急登録について、AMFは、モビリティ制限、アクセス制限、地域制限、又はサブスクリプション制限について確認しないものとする。緊急登録について、AMFは、UDMからの任意の不成功である登録応答を無視して登録手順を継続するものとする。
【0570】
注記11:AMFは、Nudm_SDM_Getサービス動作の代わりに、対応する機能がAMF及びUDMの両方によってサポートされている場合、サブスクライブデータをすぐに返すようにUDMにトリガする即時報告表示を伴ってNudm_SDM_Subscribeサービス動作を使用し得る。
【0571】
14d.ステップ14aで示されるように、UDMが、関連付けられたアクセスタイプ(例えば、3GPP)をサービングAMFと共に記憶する場合、それにより、UDMは、存在する場合、同じ(例えば、3GPP)アクセスに対応する旧AMFに対してNudm_UECM_DeregistrationNotification(節5.2.3.2.2参照)を開始する。ステップ5で開始されたタイマが実行されていない場合、旧AMFは、同じアクセスタイプについてUEコンテキストを除去し得る。他の場合、AMFは、タイマが満了すると、同じアクセスタイプについてUEコンテキストを除去し得る。UDMによって示されるサービングNF除去理由が初期登録である場合、節4.2.2.3.2に記載されるように、旧AMFは、同じアクセスタイプについてUEが旧AMFから登録解除されることを通知するために、UEの全ての関連付けられたSMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContext(SMコンテキストID)サービス動作を呼び出す。SMFは、この通知を取得するとPDUセッションを解放するものとする。
【0572】
旧AMFがPCFとAMポリシーアソシエーション及びUEポリシーアソシエーションを確立し、旧AMFがPCF IDを新AMFに転送しなかった(例えば、新AMFは異なるPLMN内にある)場合、旧AMFは、節4.16.3.2において定められるようにAMF開始のポリシーアソシエーション終了手順を行い、節4.16.13.1において定められるようにAMF開始のUEポリシーアソシエーション終了手順を行う。加えて、旧AMFがUEコンテキストにおいてPCF IDを転送したが、新AMFが、UEコンテキスト内のAMポリシーアソシエーション情報及びUEポリシーアソシエーション情報が使用されないことをステップ10で知らせた場合、旧AMFは、節4.16.3.2において定められるようにAMF開始のポリシーアソシエーション終了手順を行い、節4.16.13.1において定められるようにAMF開始のUEポリシーアソシエーション終了手順を行う。
【0573】
(例えば、UEがRRCインアクティブ状態であったが、現在E-UTRANに移動しているか又は旧AMFによってサービスを提供されないエリアに移動しているため)旧AMFが、そのUEについてのN2接続を有する場合、旧AMFは、UEがNG-RANのRRC接続を既にローカルに解放していることを示す原因値を用いてAN解放(節4.2.6参照)を行うものとする。
【0574】
旧AMFにおけるUEコンテキストが、NSACに従う1つ以上のS-NSSAIを含む許可NSSAIを含む場合、旧AMFは、Nudm_UECM_DeregistrationNotificationをUDMから受信すると、減少するように設定された更新フラグパラメータ(節4.2.11.2参照)と共に、NSACに従う各S-NSSAIについて更新要求メッセージを、対応するNSACFに送信する。
【0575】
登録手順が終了すると、ステップ14aでイベント露出サブスクリプションが利用不可能であることをAMFが示さない場合、AMFは、UDMとのイベント露出サブスクリプションの同期を開始する。
【0576】
注記12:AMFは、任意の所与の時間にローカルポリシーに基づいて、イベントが(例えば、旧AMFから受信されるような)UEコンテキストにおいて利用可能な場合であっても、UDMとの同期を開始し得る。これは、サブスクリプション変更関連のイベント中に行われ得る。
【0577】
14e.[条件付き]旧AMFが別のアクセスタイプ(すなわち、非3GPPアクセス)についてのUEコンテキストを有していない場合、旧AMFは、Nudm_SDM_unsubscribeを使用してサブスクリプションデータについてUDMをアンサブスクライブする。
【0578】
15.AMFがPCU通信の開始を決定する場合、AMFは、以下のように機能する。
【0579】
新AMFが、ステップ5で旧AMFからのUEコンテキストに含まれる(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFの使用を決定する場合、AMFは、ポリシーを取得するために(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFに連絡する。AMFが、PCFの発見及び選択を行うことを決定する場合、AMFは、(V-)PCFを選択し、節4.3.2.2.3.3に記載されるV-NRF対H-NRFの相互作用に従って、TS23.501[2]の節6.3.7.1に記載されるように(ローミングシナリオ用の)H-PCFを選択し得る。
【0580】
16.[オプション]新AMFは、AMポリシーアソシエーションの確立/修正を行う。緊急登録について、本ステップはスキップされる。
【0581】
新AMFがステップ15で新(V-)PCFを選択する場合、新AMFは、節4.16.1.2において定められるように選択(V-)PCFとのAMポリシーアソシエーション確立を行う。
【0582】
旧AMFからのUEコンテキストに含まれる(V-)PCF IDによって識別される(V-)PCFが使用される場合、新AMFは、節4.16.2.1.2において定められるように、(V-)PCFとのAMポリシーアソシエーション修正を行う。
【0583】
AMFが調整のためにモビリティ制限(例えば、UEロケーション)をPCFに通知する場合、又はPCFが一部の条件(例えば、使用中のアプリケーション、日時)によりモビリティ制限自体を更新する場合、PCFは、更新されたモビリティ制限をAMFに提供するものとする。サブスクリプション情報がトレース要件を含む場合、AMFは、PCFにトレース要件を提供する。
【0584】
AMFがDNN置換をサポートしている場合、AMFは、PCFに許可NSSAIを提供し、利用可能な場合、許可NSSAIのマッピングを提供する。
【0585】
PCFがDNN置換をサポートしている場合、PCFは、DNN置換のトリガをAMFに提供する。
【0586】
17.[条件付き]AMFからSMFへ:Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext ()。
【0587】
緊急登録のUE(TS23.501[2]参照)について、本ステップは、登録タイプがモビリティ登録更新である場合に適用される。
【0588】
AMFは、以下のシナリオでNsmf_PDUSession_UpdateSMContext(節5.2.8.2.6参照)を呼び出す。
【0589】
-アクティブにされるPDUセッションのリストがステップ1で登録要求に含まれる場合、AMFは、当該PDUセッションのユーザプレーン接続をアクティブにするために、PDUセッションに関連付けられたSMFにNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求を送信する。節4.2.3.2に記載されるステップ5以降のステップは、RRCインアクティブ支援情報を送信することなく、そして、節4.2.3.2のステップ12に記載されるAMFから(R)ANへのMM NASサービス承認を送信することなく、ユーザプレーン接続有効化を完了させるために実行される。PDUセッションについてのユーザプレーン接続がアクティブにされると、UEにおけるAS層は、それをNAS層に示す。
【0590】
-NB-IoTへの又はNB-IoTからのRAT間の移動をUEが行っていることをAMFがステップ3で決定した場合、AMFは、UE PDUセッションに関連付けられたSMFにNsmf_PDUSession_UpdateSMContext要求を送信するため、SMFは、「RAT間の移動でのPDUセッション継続性」サブスクリプションデータに従ってUE PDUセッションを更新し得る。節4.2.3.2に記載されるステップ5以降のステップは、節4.2.3.2のステップ12に記載されるAMFから(R)ANへのMM NASサービス承認を送信することなく実行される。
【0591】
サービングAMFが変更されると、新サービングAMFは、新AMFがUEへのシグナリング経路の責務を引き継いだことを各PDUセッションについてSMFに通知し、新サービングAMFは、ステップ5で旧AMFから受信したSMF情報を使用してNsmf_PDUSession_UpdateSMContextサービス動作を呼び出す。それはまた、PDUセッションが再びアクティブにされるかどうかを示す。
【0592】
注記13:UEが、異なるPLMN内に移動する場合、サービングPLMNにおけるAMFは、ホームルーティングPDUセッションについてサービングPLMNにおいてV-SMFを挿入又は変更し得る。この場合、節4.23.3に記載されるものと同じ手順がI-SMF変更に関するV-SMF変更に適用される(すなわち、I-SMFをV-SMFに交換することによって)。PLMN間の変更中に、同じSMFが使用される場合、セッション継続性は、オペレータポリシーに応じてサポートされ得る。
【0593】
節4.2.3.2に記載されるステップ5以降のステップが実行される。中間UPFの挿入、除去、又は変更が「再びアクティブにされるPDUセッション」に含まれないPDUセッションについて行われる場合、手順は、(R)ANと5GCとの間のN3ユーザプレーンを更新するためにN11及びN2相互作用を伴わずに行われる。
【0594】
AMFは、以下のシナリオでSMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出す。
【0595】
-任意のPDUセッション状態がUEにおいて解放されることを示す場合、AMFは、PDUセッションに関する任意のネットワークリソースを解放するためにSMFに対してNsmf_PDUSession_ReleaseSMContextサービス動作を呼び出す。
【0596】
サービングAMFが変更される場合、新AMFは、UEに関連付けられた全てのSMFに関してステップ18が完了するまで待機するものとする。他の場合、ステップ19~22は、本ステップと並行して継続し得る。
【0597】
18.[条件付き]新AMF及び旧AMFが同じPLMN内にある場合、新AMFは、TS29.413[64]において指定されるようにUEコンテキスト修正要求をN3IWF/TNGF/W-AGFに送信する。
【0598】
AMFが変更されて、N3IWF、W-AGF、又はTNGFを介してUEがCM接続(CM-CONNECTED)状態であることを旧AMFが示した場合、並びに新AMF及び旧AMFが同じPLMN内にある場合、新AMFは、UEが接続されたN3IWF/TNGF/W-AGFに対するNGAP UEアソシエーションを作成する。これにより、旧AMF及びN3IWF/TNGF/W-AGF間の既存のNGAP UEアソシエーションが自動的に解放される。
【0599】
19.N3IWF/TNGF/W-AGFは、UEコンテキスト修正応答を新AMFに送信する。
【0600】
19a.[条件付き]新AMFがステップ19でN3IWF、W-AGF、又はTNGFから応答メッセージを受信した後、新AMFは、ステップ14aのようなNudm_UECM_Registrationを使用してUDMに登録するが、アクセスタイプは、「非3GPPアクセス」に設定される。UDMは、関連付けられたアクセスタイプをサービングAMFと共に記憶し、もしあれば、他のアクセスタイプに関付けられたAMF識別情報を除去しない。UDMは、Nudr_DM_UpdateによってAMF登録で提供されるUDR情報に記憶し得る。
【0601】
19b.[条件付き]ステップ19aで示されるように、UDMが、関連付けられたアクセスタイプ(すなわち、非3GPP)をサービングAMFと共に記憶する場合、それにより、UDMは、同じ(すなわち、非3GPP)アクセスに対応する旧AMFに対してNudm_UECM_DeregistrationNotification(節5.2.3.2.2参照)を開始する。旧AMFは、非3GPPアクセスについてのUEコンテキストを除去する。
【0602】
19c.旧AMFは、Nudm_SDM_unsubscribeを使用してサブスクリプションデータについてUDMをアンサブスクライブする。
【0603】
20a.空。
【0604】
21.新AMFからUEへ:登録承認(5G-GUTI、登録エリア、[モビリティ制限]、[PDUセッション状態]、[許可NSSAI]、[許可NSSAIのマッピング]、[サービングPLMNについての構成NSSAI]、[構成NSSAIのマッピング]、[NSSRG情報]、[拒否S-NSSAI]、[保留NSSAI]、[保留NSSAIのマッピング]、[定期登録更新タイマ]、[アクティブ時間]、[厳密な定期登録タイマ表示]、[LADN情報]、[承認MICOモード]、[PSセッションにおけるIMS音声のサポート表示]、[緊急サービスサポートインジケータ]、[E-UTRA及びNRについての承認DRXパラメータ]、[NB-IoTについての承認DRXパラメータ]、[拡張アイドルモードDRXパラメータ]、[ページングタイムウィンドウ]、[N26を伴わないインターワーキングのネットワークサポート]、[アクセス層接続確立NSSAI包含モード]、[ネットワークスライシングサブスクリプション変更表示]、[オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義]、[等価PLMNのリスト]、[向上したカバレッジ制限情報]、[サポートネットワーク挙動]、[サービスギャップ時間]、[PLMN割り当てのUE無線機能ID]、[PLMN割り当てのUE無線機能ID削除]、[WUS支援情報]、[簡略化5G-S-TMSI構成]、[接続解放サポート]、[音声サービスについてのページング原因表示サポート]、[ページング制限サポート]、[拒否ページング要求サポート])。
【0605】
要求NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHHPLMNのS-NSSAIに対してマッピングされるS-NSSAIを含まず、現在のUEのトラッキングエリア内でUEについての許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できないことをAMFが決定する場合、及び現在のUE登録手順にまだ関与していないデフォルトのS-NSSAIを更に考慮することができない場合、AMFは、UE登録を拒否するものとし、拒否S-NSSAIのリストを拒否メッセージに含めるものとし、拒否S-NSSAIの各々は、適切な拒否原因値を伴う。
【0606】
UEに関するアクセスタイプについての許可NSSAIは、登録承認メッセージを伝えるN2メッセージに含まれる。許可NSSAIは、サブスクリプション情報に基づいた、ネットワークスライス固有の認証及び許可を必要としないS-NSSAI、並びにAMFにおけるUEコンテキストに基づいた、アクセスタイプに関わらずネットワークスライス固有の認証及び許可が前に成功したS-NSSAIのみを含む。保留NSSAIのマッピングは、サービングPLMNについての保留NSSAIの各S-NSSAIをHPLMN S-NSSAIにマッピングすることである。
【0607】
UEが登録要求におけるUE MMコアネットワーク機能においてネットワークスライス固有の認証及び許可手順をサポートしていることをUEが示した場合、TS24.501[25]の節4.6.2.4に記載されるように、AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従っているという表示をサブスクリプション情報に有するHPLMNのS-NSSAIにマッピングされるS-NSSAIを保留NSSAIに含める。このような場合、AMFは次いで、ネットワークポリシーに基づいて、ネットワークスライス固有の認証及び許可が同じS-NSSAIについて別のアクセスタイプにおいて既に開始されているS-NSSAIを除いて、節4.2.9.2において指定されるネットワークスライス固有の認証及び許可手順をステップ25でトリガするものとする。UEは、アクセスタイプに関わらず、ネットワークスライス固有の認証及び許可手順が完了するまで、保留NSSAIのリストに含まれるS-NSSAIの再登録を試みないものとする。
【0608】
UEが登録要求におけるUE 5GMMコアネットワーク機能においてネットワークスライス固有の認証及び許可手順をサポートしていることをUEが示しておらず、要求NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHPLMN S-NSSAIにマッピングされるS-NSSAIを含む場合、AMFは、要求NSSAIにおける当該S-NSSAIを拒否S-NSSAIに含める。
【0609】
許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できない場合、以下の理由がある。
【0610】
-要求NSSAIにおける全てのS-NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うか、又は。
【0611】
-要求NSSAIが提供されなかったか、若しくは要求NSSAIにおけるどのS-NSSAIもサブスクライブS-NSSAIのうちのどれにも一致せず、サブスクライブS-NSSAIにおいてデフォルトとしてマークされた全てのS-NSSAIが、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従う。
【0612】
AMFは、空の許可NSSAIを提供するものとする。空の許可NSSAI及び保留NSSAIを受信すると、UEは、PLMNにおいて登録されるが、UEが許可NSSAIを受信するまで、例えば、緊急サービス(TS24.501[25]参照)を除いて、どのアクセスにおいても、PLMNによって提供されるどのサービスの使用も試みることなく、ネットワークスライス固有の認証及び許可手順の完了を待機するものとする。
【0613】
AMFは、ステップ14で取得されたNB-IoT優先度を記憶し、それを、UEに割り当てられた5G-S-TMSIに関連付ける。
【0614】
3GPPアクセスを通じて受信された登録要求メッセージが、どのページング制限情報も含まない場合、AMFは、当該UEについて記憶された任意のページング制限情報を削除し、それに従ってページングの制限を停止するものとする。
【0615】
3GPPアクセスを通じて受信された登録要求メッセージが解放要求表示を含む場合、。
【0616】
-AMFは、受信した任意のページング制限情報を有するUEコンテキストを更新し、次いで、それを、節4.2.3.3に記載されるようにネットワークトリガサービス要求手順において実施する。
【0617】
-AMFは、ユーザプレーンリソースを確立せず、登録手順の完了後、節4.2.6に記載されるようにAN解放手順をトリガする。
【0618】
AMFは、登録要求が承認されたことを示す登録承認メッセージをUEに送信する。5G-GUTIは、AMFが新5G-GUTIを割り当てる場合に含まれる。タイプ「初期登録」、「モビリティ登録更新」、又は「災害ローミング登録」の登録要求メッセージをUEから受信すると、AMFは、新5G-GUTIを登録承認メッセージに含めるものとする。タイプ「定期登録更新」の登録要求メッセージをUEから受信すると、AMFは、新5G-GUTIを登録承認メッセージに含めるものとする。UEが、同じPLMNにおいて別のアクセスを介して既にRM登録(RM-REGISTERED)状態である場合、UEは、両方の登録に関して登録承認において受信された5G-GUTIを使用するものとする。5G-GUTIが登録承認に含まれない場合、UEは、既存の登録に割り当てられた5G-GUTIを新しい登録に対しても使用する。AMFが新登録エリアを割り当てる場合、AMFは、登録承認メッセージを介して登録エリアをUEに送信するものとする。災害ローミング登録について、AMFは、TS23.501[2]の節5.40において指定されるように、災害状態を伴うエリアに限定される登録エリアを割り当てる。登録承認メッセージに含まれる登録エリアがない場合、UEは、旧登録エリアを有効と見なすものとする。モビリティ制限がUEについて適用され、登録タイプが緊急登録でない場合、モビリティ制限が含まれる。AMFは、PDUセッション状態における確立PDUセッションをUEに示す。UEは、受信したPDUセッション状態において確立済としてマークされていないPDUセッションに関する任意の内部リソースをローカルに除去する。AMFが、ステップ18でPDUセッションのUP有効化についてNsmf_PDUSession_UpdateSMContext手順を呼び出し、SMFから拒否を受信する場合、AMFは、PDUセッションID、及びユーザプレーンリソースがアクティブにされなかった原因をUEに示す。UEが、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスを介して、異なるPLMNに属している2つのAMFに接続される場合、UEは、受信したPDUセッション状態において確立済としてマークされていない現在のPLMNのPDUセッションに関する任意の内部リソースをローカルに除去する。PDUセッション状態情報が登録要求にあった場合、AMFは、PDUセッション状態をUEに示すものとする。
【0619】
RATタイプがNB-IoTであって、ネットワークが制御プレーンリロケーション表示手順を使用するように構成されている場合、AMFは、制御プレーンCIoT 5GS最適化を使用するUEが簡略化5G-S-TMSIを作成するために使用する簡略化5G-S-TMSI構成を登録承認メッセージに含めるものとする(TS23.501[2]の節5.31.4.3参照)。
【0620】
登録承認において提供される許可NSSAIは、登録エリアにおいて有効であって、それは、登録エリアに含まれるトラッキングエリアを有する全てのPLMNに適用される。許可NSSAIのマッピングは、許可NSSAIの各S-NSSAIをHPLMN S-NSSAIにマッピングすることである。構成NSSAIのマッピングは、サービングPLMNについての構成NSSAIの各S-NSSAIをHPLMN S-NSSAIにマッピングすることである。
【0621】
UEがネットワークスライス機能の同時登録に対するサブスクリプションベースの制限をサポートしていることをUEが示した場合、AMFは、利用可能な場合、TS23.501[2]の節5.15.12において定められるNSSRG情報を含める。
【0622】
UEがネットワークスライス機能の同時登録に対するサブスクリプションベースの制限をサポートしていることをUEが示しておらず、UEについてのサブスクリプション情報がSRG情報を含み、AMFが構成NSSAIをUEに提供している場合、構成NSSAIは、TS23.501[2]の節5.15.12に従ってS-NSSAIを含めるものとする。
【0623】
AMFは、UEについてAMFによって決定される登録エリア内で利用可能である、TS23.501[2]の節5.6.5に記載されるLADNのリストについてのLADN情報を登録承認メッセージに含めるものとする。AMFは、TS24.501[25]に記載されるように、適用可能なオペレータ固有のアクセスカテゴリ定義をUEに決定させるためにオペレータ定義のアクセスカテゴリ定義を含め得る。
【0624】
UEが登録要求においてMICOモードを含めた場合、AMFは、MICOモードを使用すべきかどうかを登録承認メッセージで応答する。MICOモードがUEについて許可される場合、AMFは、アクティブ時間値及び/又は厳密な定期登録タイマ表示を登録承認メッセージに含め得る。AMFは、TS23.501[2]の節5.31.7に記載されるように、UEの節電を可能にするように、ローカル構成、利用可能な場合には予想されるUE挙動、UEが示す好み、UE機能、UEサブスクリプション情報及びネットワークポリシー、又はそれらの任意の組合せに基づいて定期登録更新タイマ値、アクティブ時間値、及び厳密な定期登録タイマ表示を決定する。UEが、ステップ1で記載されるように登録要求メッセージにおいて厳密な定期登録タイマ表示のUEの機能を示す場合、AMFは、厳密な定期登録タイマ表示をUEに適用することを決定する。AMFが、定期登録更新タイマ値を厳密な定期登録タイマ表示と共にUEに提供する場合、UE及びAMFは、TS23.501[2]の節5.31.7.5に記載されるように本ステップの後に定期登録更新タイマを開始する。
【0625】
3GPPアクセスを通じた登録の場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.16.3.2に記載されるようにPSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定する。PSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定するために、AMFは、PSにおけるIMS音声に関するUE及びNG-RANの無線機能の適合性を確認するために節4.2.8aにおいてUE機能一致要求手順を行う必要があり得る。AMFがNG-RANから音声サポート一致インジケータを定時に受信しなかった場合、実装に基づいて、AMFは、PSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定し、それを後の段階で更新し得る。
【0626】
3GPPアクセスを通じた登録であって、TS23.501[2]の節5.3.4.3.3に記載されるように、現在のTAにおいて利用可能でないネットワークスライスをサポートしているセルにNG-RANがUEをリダイレクトすることを可能にするために、ターゲットNSSAI及び対応するRFSPインデックスをAMFがローカル構成に従って取得又は決定した場合、AMFは、ターゲットNSSAI及び対応するRFSPインデックスをNG-RANに提供する。
【0627】
非3GPPアクセスを通じた登録の場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.16.3.2aに記載されるようにPSセッションにおけるIMS音声のサポート表示を設定する。
【0628】
緊急サービスサポートインジケータは、緊急サービスがサポートされていることをUEに知らせる、すなわち、UEは、緊急サービスについてPDUセッションを要求することが可能になる。AMFが、オペレータポリシーに基づいて、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータの一部としてUDMから「MPS優先度」を受信した場合、「MPS優先度」は、TS24.501[25]において指定されるように、アクセス識別情報1の構成が選択PLMN内で有効かどうかをUEに知らせるためにUEへの登録承認メッセージに含まれる。AMFが、オペレータポリシー及びMCXサービスへのUEサブスクリプションに基づいて、アクセス及びモビリティサブスクリプションデータの一部としてUDMから「MCX優先度」を受信した場合、「MCX優先度」は、TS24.501[25]において指定されるように、アクセス識別情報2の構成が選択PLMN内で有効かどうかをUEに知らせるためにUEへの登録承認メッセージに含まれる。承認DRXパラメータは、TS23.501[2]の節5.4.5において定められる。UEがNB-IoTについての要求DRXパラメータを登録要求メッセージに含めた場合、AMFは、NB-IoTについての承認DRXパラメータを含める。AMFは、TS23.501[2]の節5.17.2.3.1に記載されるように、N26パラメータを伴わないインターワーキングのネットワークサポートを設定する。AMFが拡張アイドルモードDRXの使用を承認する場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.31.7.2に記載されるように拡張アイドルモードDRXパラメータ及びページングタイムウィンドウを含める。
【0629】
UDMが、サブスクリプションが変更されたことをUEに示すことを意図している場合、ネットワークスライシングサブスクリプション変更表示が含まれる。AMFがネットワークスライシングサブスクリプション変更表示を含める場合、UEは、全てのPLMNについての全てのネットワークスライシング構成をローカルに消去し、適用可能な場合、受信した任意の情報に基づいて現在のPLMNについての構成を更新するものとする。
【0630】
TS23.501[2]の節5.15.9において指定されるように、アクセス層接続確立NSSAI包含モードは、もしあれば、どのNSSAIをアクセス層接続確立に含めるかをUEに命令するために含まれる。NSSAIをRRC接続確立許可に含めることが許可されることを示す場合にのみ、AMFは、3GPPアクセスにおけるTS23.501[2]の節5.15.9において定められる動作a、b、cのモードに値を設定し得る。
【0631】
PLMNにおいて登録されるUEについて、AMFは、TS24.501[25]において指定されるように処理される等価PLMNのリストを提供し得る。SNPNにおいて登録されるUEについて、AMFは、等価PLMNのリストをUEに提供しないものとする。
【0632】
UEがステップ1で、向上したカバレッジの使用の制限に対するサポートを含めた場合、AMFは、向上したカバレッジ制限情報をN2メッセージにおいてNG-RANに送信する。AMFはまた、向上したカバレッジ制限情報を登録承認メッセージにおいてUEに送信する。
【0633】
UEが、向上したカバレッジ制限情報を登録承認メッセージにおいて受信する場合、UEは、この情報を記憶するものとし、向上したカバレッジ機能を使用すべきかどうかを決定するために、向上したカバレッジ制限情報の値を使用するものとする。
【0634】
UE及びAMFがMICOモードを可能にするように交渉しており、AMFが拡張接続タイマを使用する場合、AMFは、本ステップで拡張接続時間値をNG-RANに提供する(TS23.501[2]の節5.31.7.3参照)。拡張接続時間値は、インアクティブに関わらずRANがUEをRRC接続(RRC-CONNECTED)状態に維持すべき最小時間を示す。
【0635】
UEが、好ましいネットワーク挙動をUEの登録要求に含めた場合、AMFは、サポートネットワーク挙動情報(TS23.501[2]の節5.31.2参照)においてAMFがサポート及び承認するCIoT 5GS最適化を示す。
【0636】
AMFは、登録要求を拒否することによって5GCからUEをステアリングし得る。AMFは、5GCからUEをステアリングする前に、好ましいサポートネットワーク挙動(TS23.501[2]の節5.31.2参照)及びUEに対するEPCの利用可能性を考慮に入れるべきである。
【0637】
AMFが、MICOモードを承認し、モバイル終端データ又はシグナリング保留が存在し得ることを認識している場合、AMFは、TS23.501[2]の節5.31.7.3に記載されるように少なくとも拡張接続時間、N2接続を維持し、拡張接続時間値をRANに提供する。
【0638】
サービスギャップ時間がサブスクリプション情報(ステップ14a~c)に存在しているか、又はサービスギャップ時間が(節4.5.1参照の)AMF手順に対するサブスクライバデータ更新通知によって更新されていてUEがUEサービスギャップ制御機能を示している場合、AMFは、サービスギャップ時間を含める。
【0639】
UEが登録承認メッセージにおいてサービスギャップ時間を受信する場合、UEは、このパラメータを記憶してサービスギャップ制御を適用するものとする(TS23.501[2]の節5.31.16参照)。
【0640】
ネットワークがWUSグルーピングをサポートしている場合(TS23.501[2]参照)、AMFは、WUS支援情報をUEに送信するものとする。UEがステップ1でUEページング可能性情報を提供した場合、AMFは、それを考慮に入れてWUS支援情報を決定する。
【0641】
UE及びAMFがTS23.501[2]の節5.4.4.1aにおいて定められるようにRACSをサポートしていて、AMFがUE無線機能IDを用いてUEを構成する必要があって、AMFがUEについてのNB-IoT無線機能以外のUE無線機能を既に有する場合、AMFは、UE無線機能についてのUE無線機能IDをUEに提供し得、UCMFは、このUEについてのNucmf_assignサービス動作においてAMFに返す。代替的に、UE及びAMFがRACSをサポートしている場合、AMFは、このPLMNにおける任意のPLMN割り当てのUE無線機能IDを削除するように表示をUEに提供し得る(TS23.501[2]の節5.4.4.1a参照)。
【0642】
UEが「CAGサポート」であって、AMFがUEのCAG情報を更新する必要がある場合、AMFは、モビリティ制限の一部としてCAG情報を登録承認メッセージに含め得る。
【0643】
UEが、登録要求メッセージにおいて音声サービス機能についてのページング原因表示に対するサポートを示している場合、及びネットワークがUEに関する音声サービス機能についてのページング原因表示をサポートしており、それを適用することを意図している場合、AMFは、登録承認メッセージを伝えるN2メッセージに、UEが音声サービス機能についてのページング原因表示をサポートしているという表示を含める。
【0644】
マルチUSIM UEがステップ1でUE 5GMMコアネットワーク機能における1つ以上のマルチUSIM固有機能に対するサポートを示した場合、AMFは、接続解放サポート、音声サービスサポートについてのページング原因表示、ページング制限サポート、及び拒否ページング要求サポート表示のうちの1つ以上を提供することによって、ネットワーク機能及びネットワークによる好みに基づいて(すなわち、ローカルネットワークポリシーに基づいて)、TS23.501[2]の節5.38に記載される対応する1つ以上のマルチUSIM固有機能がサポートされているかどうかをマルチUSIM UEに示すものとする。マルチUSIM UEが音声サービス機能についてのページング原因表示に対するサポートを示した場合、音声サービスについてのページング原因表示をサポートしているAMFは、UEが音声サービス機能についてのページング原因表示をサポートしているという表示をN2メッセージに含めるものとする。AMFは単に、ページング制限サポートを接続解放サポート又は拒否ページング要求サポートのいずれかと共に示すものとする。UEは単に、サポートされているものとしてAMFが示したマルチUSIM固有機能を使用するものとする。
【0645】
21b.[オプション]新AMFは、節4.16.11において定められるようにUEポリシーアソシエーション確立を行う。緊急登録について、本ステップはスキップされる。
【0646】
新AMFは、Npcf_UEPolicyControl作成要求をPCFに送信する。PCFは、Npcf_UEPolicyControl作成要求を新AMFに送信する。
【0647】
PCFは、節4.2.4.3において定められるようにUE構成更新手順をトリガする。
【0648】
22.[条件付き]UEから新AMFへ:登録完了()。
【0649】
ステップ21で[サービングPLMNについての構成NSSAI]、[構成NSSAIのマッピング]、[NSSRG情報]及びネットワークスライシングサブスクリプション変更表示、又はCAG情報のうちのいずれかを受信した後、UEが自身を正常に更新した場合、UEは、登録完了メッセージをAMFに送信する。
【0650】
UEは、新5G-GUTIが割り当てられたかどうかを知らせるために登録完了メッセージをAMFに送信する。
【0651】
新5G-GUTIが割り当てられた場合、登録完了メッセージが無線インターフェース間で正常に転送されたことを下位層(3GPPアクセス又は非3GPPアクセスのいずれか)がUEのRM層に示すと、UEは、新5G-GUTIをその3GPPアクセスの下位層に渡す。
【0652】
注記14:上記のことは、NG-RANがRRCインアクティブ状態を使用する場合があって、5G-GUTIの一部がページングフレームを計算するために使用されるため必要とされる(TS38.304[44]及びTS36.304[43]参照)。5G-ANがその受信をUEに知らせた後、登録完了がAMFに確実に伝えられると想定される。
【0653】
アクティブにされるPDUセッションのリストが登録要求に含まれず、登録手順がCM接続(CM-CONNECTED)状態で開始されなかった場合、AMFは、節4.2.6に従ってUEとのシグナリング接続を解放する。
【0654】
後続要求が登録要求に含まれる場合、AMFは、登録手順の完了後にシグナリング接続を解放すべきではない。
【0655】
何らかのシグナリングがAMFにおいて又はUE及び5GC間で保留中であることをAMFが認識している場合、AMFは、登録手順の完了直後にシグナリング接続を解放すべきではない。
【0656】
PLMN割り当てのUE無線機能IDがステップ21で含まれる場合、AMFは、登録完了メッセージを受信する場合にPLMN割り当てのUE無線機能IDをUEコンテキストに記憶する。
【0657】
UEがステップ21でPLMN割り当てのUE無線機能ID削除表示を受信する場合、UEは、このPLMNについてのPLMN割り当てのUE無線機能IDを削除するものとする。
【0658】
23.[条件付き]AMFからUDMへ:14bでUDMによってAMFに提供されるアクセス及びモビリティサブスクリプションデータが、UDMがこの情報に関する受信の応答をUEに要求するという表示と共にローミング情報のステアリングを含む場合、AMFは、Nudm_SDM_Infoを使用してUE応答をUDMに提供する。ローミング情報のステアリングのハンドリングに関してより詳しくは、TS23.122[22]を参照されたい。
【0659】
23a.3GPPアクセスを通じた登録について、AMFがシグナリング接続を解放しない場合、AMFは、RRCインアクティブ支援情報をNG-RANに送信する。
【0660】
非3GPPアクセスを通じた登録について、UEが3GPPアクセスにおいてCM接続(CM-CONNECTED)状態でもある場合、AMFは、RRCインアクティブ支援情報をNG-RANに送信する。
【0661】
AMFはまた、UEがCAG情報又はネットワークスライシングサブスクリプション変更表示(ステップ21及びステップ22参照)を受信し、それで機能したという応答をUDMに提供するためにNudm_SDM_Infoサービス動作を使用する。
【0662】
24.[条件付き]AMFからUDMへ:ステップ14aの後、先行するステップのうちのいずれかと並行して、AMFは、Nudm_UECM_Updateを使用して「PSセッションにおけるIMS音声の同質サポート」表示をUDMに送信するものとする。
【0663】
-AMFがPSセッションにおけるIMS音声のサポートを評価した場合(TS23.501[2]の節5.16.3.2参照)、及び。
【0664】
-AMFがPSセッションにおけるIMS音声の同質サポートを更新する必要があることをAMFが決定する場合(TS23.501[2]の節5.16.3.3参照)。
【0665】
25.[条件付き]UEが登録要求におけるUE MMコアネットワーク機能においてネットワークスライス固有の認証及び許可手順をサポートしていることをUEが示し、HPLMNの任意のS-NSSAIがネットワークスライス固有の認証及び許可に従う場合、関連の手順は、本ステップで実行される(節4.2.9.1参照)。ネットワークスライス固有の認証及び許可手順が全てのS-NSSAIについて完了すると、AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可が成功であったS-NSSAIも含む許可NSSAIを伝えるためにUE構成更新手順をトリガし、適切な拒否原因値と共に任意の拒否NSSAIを含めるものとする。
【0666】
登録エリアのトラッキングエリアが、ネットワークスライス固有の認証及び許可の保留により非許可エリアとして前に割り当てられていた場合、AMFは、モビリティ制限を除去するものとする。
【0667】
AMFは、ネットワークスライス固有の認証及び許可が成功である表示を、ネットワークスライス固有の認証及び許可に従うHPLMNの任意のS-NSSAIについてのUEコンテキストに記憶する。
【0668】
ネットワークスライス固有の認証及び許可手順を完了させると、既にPLMNによって正常に認証及び許可されているUEについての許可NSSAIにおいてS-NSSAIを提供できないことをAMFが決定する場合、及びデフォルトのS-NSSAIを更に考慮することができない場合、AMFは、節4.2.2.3.3に記載されるネットワーク開始の登録解除手順を実行するものとし、拒否S-NSSAIのリストを明示的な登録解除要求メッセージに含めるものとし、拒否S-NSSAIの各々は、適切な拒否原因値を伴う。
【0669】
NFコンシューマに対するモビリティ関連のイベント通知は、節4.15.4に記載されるような場合、この手順の終わりにトリガされる。
【0670】
<4.2.2.2.3AMF再割り当てによる登録>
例えば、初期AMFが、UEにサービスを提供するのに適切なAMFではない場合、AMFが登録要求を受信すると、AMFは、登録要求を別のAMFにリルートする必要があり得る。
図4.2.2.2.3-1に記載されるAMF再割り当て手順による登録は、登録手順中にUEのNASメッセージをターゲットAMFにリルートするために使用される。
【0671】
図4.2.2.2.3-1:AMF再割り当て手順による登録(
図16参照)。
【0672】
初期AMF及びターゲットAMFは、NRFにおいて初期AMF及びターゲットAMFの機能を登録する。
【0673】
1.
図4.2.2.2.2-1のステップ1及び2が生じて、(R)ANは、初期UEメッセージ内で登録要求メッセージを初期AMFに送信する。
【0674】
2.AMFが、登録要求をリルートするかどうかを決定するためにSUPI及び/又はUEのサブスクリプション情報を必要とする場合、又は完全性が保護された状態で登録要求が送信されなかったか、若しくは完全性保護が失敗として示される場合、AMFは、
図4.2.2.2.2-1のステップ4~9a又は9bを行う。
【0675】
3a.[条件付き]初期AMFが、登録要求をリルートするかどうかを決定するためにUEのサブスクリプション情報を必要とし、UEのスライス選択サブスクリプション情報が、旧AMFによって提供されなかった場合、AMFは、TS23.501[2]の節6.3.8に記載されるようにUDMを選択する。
【0676】
3b.初期AMFからUDMへ:Nudm_SDM_Get(SUPI、スライス選択サブスクリプションデータ)。
【0677】
初期AMFは、Nudm_SDM_Get(節5.2.3.3.1参照)サービス動作を呼び出すことによって、UEのスライス選択サブスクリプションデータをUDMに要求する。UDMは、Nudr_DM_Query(SUPI、スライス選択サブスクリプションデータ)によってUDRからこの情報を取得し得る。
【0678】
3c.UDMから初期AMFへ:Nudm_SDM_Getに対する応答。AMFは、サブスクライブS-NSSAIを含むスライス選択サブスクリプションデータを取得する。
【0679】
UDMは、スライス選択データで初期AMFに応答する。
【0680】
編集者の注記:災害ローミング登録の場合、UDMが災害ローミングサービスについての適用可能なスライス選択サブスクリプションデータをどのようにAMFに提供するかは、FFSである(更なる検討を要する)。
【0681】
4a.[条件付き]初期AMFからNSSFへ:Nnssf_NSSelection_Get(要求NSSAI、[要求NSSAIのマッピング]、デフォルトのS-NSSAI表示を伴うサブスクライブS-NSSAI、[NSSRG情報]TAI、(もしあれば)他のアクセスタイプについての許可NSSAI、[許可NSSAIのマッピング]、SUPIのPLMN ID)。
【0682】
スライス選択が必要であって(TS23.501[2]の節5.15.5.2.1参照)、例えば、初期AMFが、サブスクリプション情報によって許可される要求NSSAIからの全てのS-NSSAIにはサービスを提供できない場合、初期AMFは、要求NSSAI、任意選択的に、要求NSSAIのマッピング、デフォルトのS-NSSAI表示を伴うサブスクライブS-NSSAI、[NSSRG情報]、(もしあれば)他のアクセスタイプについての許可NSSAI、許可NSSAIのマッピング、SUPIのPLMN ID、及びUEのTAIを含めることによって、NSSFからのNnssf_NSSelection_Getサービス動作を呼び出す。
【0683】
AMFは、利用可能な場合、TS23.501[2]の節5.15.12において定められるHPLMNのS-NSSAIに関するNSSRG情報を含め、NSSRG情報は、UEがネットワークスライスの同時登録に対するサブスクリプションベースの制限のサポートを示しているかどうか、及びUDMが非サポートUEに全てのサブスクライブS-NSSAIを提供することを示しているかどうかに関する情報を含む。
【0684】
4b.[条件付き]NSSFから初期AMFへ:Nnssf_NSSelection_Getに対する応答(AMFセット又はAMFアドレスのリスト、第1のアクセスタイプについての許可NSSAI、[許可NSSAIのマッピング]、[第2のアクセスタイプについての許可NSSAI]、[許可NSSAIのマッピング]、[NSI ID]、[NRF]、[拒否(S-NSSAI、原因値)のリスト]、[サービングPLMNについての構成NSSAI]、[構成NSSAIのマッピング])。
【0685】
NSSFは、TS23.501[2]の節5.15.5.2.1内のポイント(B)において指定されるステップを行う。NSSFは、第1のアクセスタイプについての許可NSSAI、任意選択的に、許可NSSAIのマッピング、(もしあれば)第2のアクセスタイプについての許可NSSAI、任意選択的に、許可NSSAIのマッピング、及びターゲットAMFセット、又は構成に基づいた候補AMFのリストを初期AMFに返す。NSSFは、特定のS-NSSAIに対応するネットワークスライスインスタンスに関連付けられたNSI IDを返し得る。NSSFは、選択されたネットワークスライスインスタンス内でNF/サービスを選択するために使用されるNRFを返し得る。NSSFはまた、許可NSSAIに含まれないS-NSSAIについての拒否原因に関する情報を返し得る。NSSFは、サービングPLMNについての構成NSSAI、場合により、構成NSSAIの関連付けマッピングを返し得る。NSSRG情報が要求に含まれなかった場合、NSSFは、TS23.501[2]の節5.15.12に記載されるように構成NSSAIを提供する。
【0686】
注記1:もしあれば、NSSFによって返されるNRFは、オペレータの展開決定に応じた任意のレベルのNRF(TS23.501[2]の節6.2.6参照)に属する。
【0687】
5.[条件付き]初期AMFから旧AMFへ:Namf_Communication_RegistrationStatusUpdate(失敗原因)。
【0688】
別のAMFが選択される場合、初期AMFは、拒否表示を旧AMFに送信して、UE登録手順が初期AMFにおいて完全に完了しなかったことを伝える。旧AMFは、Namf_Communication_UEContextTransferが全く受信されていなかったかのように継続する。
【0689】
6a.[条件付き]初期AMFからNRFへ:Nnrf_NFDiscovery_Request(NFタイプ、AMFセット)。
【0690】
初期AMFが、ターゲットAMFアドレスをローカルに記憶していない場合、及び初期AMFが、ターゲットAMFへの直接的なリルートを用いることを意図しているか、又は(NG-R)ANメッセージを介したリルートが、AMFアドレスを含む必要がある場合、初期AMFは、UEにサービスを提供するのに必要なNF機能を有する適切なターゲットAMFを見つけるために、NRFからNnrf_NFDiscovery_Requestサービス動作を呼び出す。NFタイプは、AMFに設定される。AMFセットは、Nnrf_NFDiscovery_Requestに含まれる。
【0691】
6b.[条件付き]NRFからAMFへ:Nnrf_NFDiscovery_Requestに対する応答((AMFポインタ、AMFアドレス、プラス追加の選択ルール及びNF機能)のリスト)。
【0692】
NRFは、可能性のあるターゲットAMFのリストで応答する。NRFはまた、利用可能な場合に、選択されたAMFがNRFに登録した通知サービスの各タイプについての通知エンドポイントと共に、候補AMFによって提供されるサービスの詳細を提供し得る。代替として、NRFは、可能性のあるターゲットAMF及び当該ターゲットAMFの機能、並びに任意選択的に追加の選択ルールのリストを提供する。登録NF及び必要な機能に関する情報に基づいて、ターゲットAMFは、初期AMFによって選択される。
【0693】
セキュリティアソシエーションが、登録失敗を回避するためにUEと初期AMFとの間に確立された場合、初期AMFは、ステップ7(A)を実行することによってNASメッセージをターゲットAMFに転送するものとする。
【0694】
注記2:初期AMFが(R)ANを介してNASメッセージをターゲットAMFに転送する場合、初期AMFにおけるセキュリティコンテキストは、ターゲットAMFに転送されない。この場合、UE及びターゲットAMFにおけるセキュリティコンテキストが同期されていないため、UEは、ターゲットAMFから送信されるNASメッセージを拒否する。
【0695】
注記3:AMF再割り当てがステップ7(A)によって実行される場合、ネットワークスライス隔離を完全には維持することができない。
【0696】
初期AMFが、ターゲットAMFセットの一部ではなく、ターゲットAMFセットを有するNRFにクエリすることによって候補AMFのリストを取得することができない場合(例えば、AMF上でローカルに予め構成されたNRFが要求情報を提供せず、NSSFによって提供される適切なNRFへのクエリが成功しないか、又は初期AMFがサービングAMFとして承認されていないという知見を初期AMFが有する場合など)、セキュリティアソシエーションがUEと初期AMFとの間に確立されていない限り、初期AMFは、ステップ7(B)を実行して、(R)ANを介してNASメッセージをターゲットAMFに転送するものとし、許可NSSAI及びAMFセットは、TS23.501[2]の節6.3.5に記載されるように、(R)ANがターゲットAMFを選択するのを可能にするために含まれる。
【0697】
7(A).ローカルポリシー及びサブスクリプション情報に基づいて、初期AMFがNASメッセージをターゲットAMFに直接的に転送することを決定する場合、初期AMFは、ターゲットAMFへのNamf_Communication_N1MessageNotifyを呼び出して、リルートされたNASメッセージを伝える。Namf_Communication_N1MessageNotifyサービス動作は、ANアクセス情報(例えば、(R)ANがN2終端点を識別するのを可能にする情報、CAGセルのCAG識別子)及び完全登録要求メッセージと、UEのSUPI、UEが検証されていることを示す情報要素、及び利用可能な場合、MMコンテキストと、を含む。初期AMFが、ステップ4bに記載されるようにNSSFから情報を取得した場合、AMFセット又はAMFアドレスのリストを除く当該情報が含まれる。次いで、ターゲットAMFは、ステップ8でターゲットAMFからRANへの第1のメッセージにおいて、UEについて新しい更新N2終端点で(R)ANを更新する。
【0698】
7(B).ローカルポリシー及びサブスクリプション情報に基づいて、ターゲットAMFがNSSFから返されて候補AMFのリストによって識別されていない限り、初期AMFが(R)ANを介してNASメッセージをターゲットAMFに転送することを決定する場合、初期AMFは、リルートNASメッセージを(R)ANに送信する(ステップ7a)。リルートNASメッセージは、ターゲットAMFに関する情報と、完全登録要求メッセージと、を含む。旧AMFが正常に登録要求メッセージの完全性を確認したか、又は認証手順がステップ2で正常に行われているときに、初期AMFがステップ2で旧AMFからのMMコンテキスト又はMMコンテキストを伴わないSUPUIを受信した場合、初期AMFは、初期AMFがステップ4bで記載されるように情報を取得した場合にSUPI、及びUEが検証されていることを示す情報要素を含める。初期AMFが、ステップ4bに記載されるように情報を取得した場合、当該情報が含まれる。(R)ANは、初期UEメッセージをターゲットAMFに送信して(ステップ7b)、NSSFが提供したステップ4bからの情報を含むスライシングによるリルートを示す。(R)ANはまた、SUPI、UEが検証されていることを示す情報要素、及び他の受信情報要素を初期NASメッセージに対するリルートNASメッセージに含める。
【0699】
8.ターゲットAMFが、SUPI、及びUEが検証されていることを示す情報要素を受信する場合、ターゲットAMFは、SUPI、及びUEが検証されていることを示す情報要素をNamf_Communication_UEContextTransferメッセージで旧AMFに送信する。SUPI、及びUEが検証されていることを示す情報要素を有するNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを受信すると、旧AMFは、完全性確認を行うことなく、UEコンテキストをNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージでターゲットAMFに送信する。ターゲットAMFが、SUPI、及びUEが検証されていることを示す情報要素を受信しない場合、ステップ7(A)a又はステップ7(B)bで送信された登録要求メッセージを受信した後、ターゲットAMFは、旧AMFから取得されたUEコンテキストを含む、
図4.2.2.2.2-1のステップ4から22までの登録手順を継続する(ターゲットAMFは、新AMFに対応する)。5Gセキュリティコンテキストが初期AMFから取得される場合、ターゲットAMFは、その5Gセキュリティコンテキストを、旧AMFから取得される5Gセキュリティコンテキストの代わりに使用し続ける。初期AMFが、NASメッセージをターゲットAMFに転送することを決定する場合(ステップ7(A))、ターゲットAMFから(R)ANへの第1のメッセージ(初期コンテキストセットアップ要求又はダウンリンクNASトランスポート)は、初期AMFのAMF名とターゲットAMF UE NGAP IDとを含む。
【0700】
当業者によって理解されるように、本開示は、方法及びシステムとして具現化され得る。したがって、本開示は、完全なハードウェア実施形態、ソフトウェア実施形態、又はソフトウェア及びハードウェア態様を組み合わせた実施形態に関する形態を取り得る。
【0701】
ブロック図の各ブロックは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることが理解されるであろう。当該コンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され得、その結果、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャート及び/又はブロック図のブロック若しくはブロック(複数)において指定される機能/行為を実装する手段を生成する。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであり得る。プロセッサはまた、計算デバイス、例えば、複数のマイクロプロセッサ、1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成の組合せとして実装され得る。
【0702】
本明細書で開示される例と関連して記載される方法又はアルゴリズムは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はその2つの組合せで直接的に具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当該技術分野において既知である任意の他の形態の記憶媒体に存在し得る。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込み得るように、プロセッサに接続され得る。代替的に、記憶媒体は、プロセッサに統合され得る。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに存在し得る。
【0703】
本開示の例に関する前の説明は、任意の当業者が本開示を行うか又は使用することを可能にするために提供される。当該例に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定められる一般的な原理は、本開示の趣旨又はスコープから逸脱することなく他の例に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示される例に限定されることを意図したものではなく、本明細書で開示される原理及び新規の特徴と整合する最も広いスコープが与えられるべきである。
【0704】
本開示の例示的な態様を参照して本開示を詳しく示して記載したが、本開示は当該態様に限定されるものではない。本明細書によって定められる本開示の趣旨及びスコープから逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更が行われ得ることが当業者によって理解されるであろう。例えば、上記の態様は、5GSに限定されるものではなく、態様は、5GS以外の通信システム(例えば、6Gシステム、Beyond5Gシステム)にも適用可能である。
【0705】
上記開示の例示的な態様の全部又は一部は、以下の付記のように記載され得るが、以下の付記に限定されるものではない。
【0706】
付記1.非地理的選択のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法であって、前記方法は、
地理的選択のAMF装置からNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを受信することであって、
前記Namf_Communication_UEContextTransferメッセージは、登録要求メッセージと、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)(3GPP)アクセスに設定されたアクセスタイプを示す情報と、を含む、ということと、
前記Namf_Communication_UEContextTransferメッセージが前記情報を含む場合に、非3GPPアクセスについての非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストに基づいて前記登録要求メッセージについての完全性確認を行うことと、
を含む、方法。
【0707】
付記2.前記非地理的選択のAMF装置が前記完全性確認を正常に行う場合に、Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを前記地理的選択のAMFに送信することを更に含む、付記1に記載の方法。
【0708】
付記3.地理的選択のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法であって、前記方法は、
登録要求メッセージを受信することであって、
前記登録要求メッセージは、非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)(3GPP)アクセスについての非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストに基づいて前記登録要求メッセージが完全性を保護されていることを示す情報を含む、ということと、
Namf_Communication_UEContextTransferメッセージを非地理的選択のAMF装置に送信することであって、
前記Namf_Communication_UEContextTransferメッセージは、前記情報を含む、ということと、
を含む、方法。
【0709】
付記4.地理的選択のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法であって、前記方法は、
登録要求メッセージを受信することであって、
前記登録要求メッセージは、非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)(3GPP)アクセスについての非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストに基づいて前記登録要求メッセージが完全性を保護されていることを示す第1の情報と、3GPPアクセスを通じた登録が好ましいか又は前記非3GPPアクセスを通じた登録が好ましいかを示す第2の情報と、を含む、ということと、
Namf_Communication_UEContextTransferメッセージを非地理的選択のAMF装置に送信することと、
前記非地理的選択のAMF装置からNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信することであって、
前記Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージは、前記非3GPPアクセスに関するユーザ装置(User Equipment)(UE)コンテキストを転送できないか、又は非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP InterWorking Function)(N3IWF)が前記非地理的選択のAMF装置との接続のみを確立できることを示す第3の情報を含む、ということと、
前記3GPPアクセスを通じた前記登録が好ましいことを前記第2の情報が示す場合に登録承認メッセージを送信することであって、
前記登録承認メッセージは、前記地理的選択のAMF装置が前記3GPPアクセス及び前記非3GPPアクセスについてUEを同時に登録できないことを示す第4の情報を含む、ということと、
前記非3GPPアクセスを通じた前記登録が好ましいことを前記第2の情報が示す場合に登録拒否メッセージを送信することであって、
前記登録拒否メッセージは、前記第4の情報を含む、ということと、
を含む、方法。
【0710】
付記5.ユーザ装置(user equipment)(UE)の方法であって、前記方法は、
登録手順を開始することと、
登録要求メッセージを送信することであって、
前記登録要求メッセージは、非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)(3GPP)アクセスについての非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストに基づいて前記登録要求メッセージが完全性を保護されていることを示す第1の情報を含む、ということと、
を含む、方法。
【0711】
付記6.前記登録要求メッセージは、3GPPアクセスを通じた登録が好ましいか又は前記非3GPPアクセスを通じた登録が好ましいかを示す第2の情報を含む、付記5に記載の方法。
【0712】
付記7.
前記3GPPアクセスを通じた前記登録が好ましいことを前記第2の情報が示す場合に登録承認メッセージを受信することであって、
前記登録承認メッセージは、地理的選択のAMF装置が前記3GPPアクセス及び前記非3GPPアクセスについてUEを同時に登録できないことを示す第3の情報を含む、ということと、
前記非3GPPアクセスを通じた前記登録が好ましいことを前記第2の情報が示す場合に登録拒否メッセージを受信することであって、
前記登録拒否メッセージは、第3の情報を含む、ということと、
を更に含む、付記6に記載の方法。
【0713】
付記8.非地理的選択のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法であって、前記方法は、
地理的選択のAMF装置からNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを受信することであって、
前記Namf_Communication_UEContextTransferメッセージは、登録要求メッセージと、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)(3GPP)アクセスに設定されたアクセスタイプを示す情報と、を含む、ということと、
前記Namf_Communication_UEContextTransferメッセージが前記情報を含む場合に、非3GPPアクセスについての非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストに基づいて前記登録要求メッセージについての完全性確認を行うことと、
前記非地理的選択のAMF装置が前記完全性確認を正常に行い、非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP InterWorking Function)(N3IWF)が前記非地理的選択のAMF装置にのみ接続されることを前記非地理的選択のAMF装置が決定する場合に、Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを前記地理的選択のAMF装置に送信することであって、
前記Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージは、前記非3GPPアクセスに関するユーザ装置(User Equipment)(UE)コンテキストを転送できないか、又は前記N3IWFが前記非地理的選択のAMF装置との接続のみを確立できることを示す情報を含む、ということと、
を含む、方法。
【0714】
付記9.非地理的選択のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置であって、前記非地理的選択のAMF装置は、
地理的選択のAMF装置からNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを受信する手段であって、
前記Namf_Communication_UEContextTransferメッセージは、登録要求メッセージと、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)(3GPP)アクセスに設定されたアクセスタイプを示す情報と、を含む、手段と、
前記Namf_Communication_UEContextTransferメッセージが前記情報を含む場合に、非3GPPアクセスについての非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストに基づいて前記登録要求メッセージについての完全性確認を行う手段と、
を備える、非地理的選択のAMF装置。
【0715】
付記10.前記非地理的選択のAMF装置が前記完全性確認を正常に行う場合に、Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを前記地理的選択のAMFに送信する手段を更に備える、付記9に記載の非地理的選択のAMF装置。
【0716】
付記11.地理的選択のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置であって、前記地理的選択のAMF装置は、
登録要求メッセージを受信する手段であって、
前記登録要求メッセージは、非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)(3GPP)アクセスについての非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストに基づいて前記登録要求メッセージが完全性を保護されていることを示す情報を含む、手段と、
Namf_Communication_UEContextTransferメッセージを非地理的選択のAMF装置に送信する手段であって、
前記Namf_Communication_UEContextTransferメッセージは、前記情報を含む、手段と、
を備える、地理的選択のAMF装置。
【0717】
付記12.地理的選択のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置であって、前記地理的選択のAMF装置は、
登録要求メッセージを受信する手段であって、
前記登録要求メッセージは、非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)(3GPP)アクセスについての非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストに基づいて前記登録要求メッセージが完全性を保護されていることを示す第1の情報と、3GPPアクセスを通じた登録が好ましいか又は前記非3GPPアクセスを通じた登録が好ましいかを示す第2の情報と、を含む、手段と、
Namf_Communication_UEContextTransferメッセージを非地理的選択のAMF装置に送信する手段であって、
前記非地理的選択のAMF装置からNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信する手段であって、
前記Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージは、前記非3GPPアクセスに関するユーザ装置(User Equipment)(UE)コンテキストを転送できないか、又は非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP InterWorking Function)(N3IWF)が前記非地理的選択のAMF装置との接続のみを確立できることを示す第3の情報を含む、手段と、
前記3GPPアクセスを通じた前記登録が好ましいことを前記第2の情報が示す場合に登録承認メッセージを送信する手段であって、
前記登録承認メッセージは、前記地理的選択のAMF装置が前記3GPPアクセス及び前記非3GPPアクセスについてUEを同時に登録できないことを示す第4の情報を含む、手段と、
前記非3GPPアクセスを通じた前記登録が好ましいことを前記第2の情報が示す場合に登録拒否メッセージを送信する手段であって、
前記登録拒否メッセージは、前記第4の情報を含む、手段と、
を備える、地理的選択のAMF装置。
【0718】
付記13.ユーザ装置(user equipment)(UE)であって、前記UEは、
登録手順を開始する手段と、
登録要求メッセージを送信する手段であって、
前記登録要求メッセージは、非第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)(3GPP)アクセスについての非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストに基づいて前記登録要求メッセージが完全性を保護されていることを示す第1の情報を含む、手段と、
を備える、UE。
【0719】
付記14.前記登録要求メッセージは、3GPPアクセスを通じた登録が好ましいか又は前記非3GPPアクセスを通じた登録が好ましいかを示す第2の情報を含む、付記13に記載のUE。
【0720】
付記15.
前記3GPPアクセスを通じた前記登録が好ましいことを前記第2の情報が示す場合に登録承認メッセージを受信する手段であって、
前記登録承認メッセージは、地理的選択のAMF装置が前記3GPPアクセス及び前記非3GPPアクセスについてUEを同時に登録できないことを示す第3の情報を含む、手段と、
前記非3GPPアクセスを通じた前記登録が好ましいことを前記第2の情報が示す場合に登録拒否メッセージを受信する手段であって、
前記登録拒否メッセージは、第3の情報を含む、手段と、
を更に備える、付記14に記載のUE。
【0721】
付記16.非地理的選択のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置であって、前記非地理的選択のAMF装置は、
地理的選択のAMF装置からNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを受信する手段であって、
前記Namf_Communication_UEContextTransferメッセージは、登録要求メッセージと、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)(3GPP)アクセスに設定されたアクセスタイプを示す情報と、を含む、手段と、
前記Namf_Communication_UEContextTransferメッセージが前記情報を含む場合に、非3GPPアクセスについての非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストに基づいて前記登録要求メッセージについての完全性確認を行う手段と、
前記非地理的選択のAMF装置が前記完全性確認を正常に行い、非3GPPインターワーキング機能(Non-3GPP InterWorking Function)(N3IWF)が前記非地理的選択のAMF装置にのみ接続されることを前記非地理的選択のAMF装置が決定する場合に、Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを前記地理的選択のAMF装置に送信する手段であって、
前記Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージは、前記非3GPPアクセスに関するユーザ装置(User Equipment)(UE)コンテキストを転送できないか、又は前記N3IWFが前記非地理的選択のAMF装置との接続のみを確立できることを示す情報を含む、手段と、
を備える、非地理的選択のAMF装置。
【0722】
付記17.非地理的選択のコアネットワーク装置の方法であって、前記方法は、
地理的選択のコアネットワーク装置から、第1のアクセスを示すアクセスタイプ情報を含む第1のメッセージを受信することと、
前記第1のアクセスについてのネットワークアクセス層(Network Access Stratum)(NAS)セキュリティコンテキストを使用することによって完全性確認を行うことと、
前記第1のメッセージに対応する第2のメッセージを前記地理的選択のコアネットワーク装置に送信することであって、前記第1のアクセスを示す前記アクセスタイプ情報は、第2のアクセスを通じて前記非地理的選択のコアネットワーク装置に登録された通信端末から基地局へ送信される、ということと、
を含む、方法。
【0723】
付記18.地理的選択のコアネットワーク装置の方法であって、前記方法は、
第1のアクセスを通じて登録手順を開始する通信端末と通信することと、
前記通信端末によって使用される前記第1のアクセスタイプ及び第2のアクセスタイプ間のアクセスタイプの優先度を示す第3のメッセージを前記通信端末から受信することと、
前記第1のアクセスに関する完全性確認を開始するために前記第1のアクセスタイプを示す第4のメッセージを非地理的選択のコアネットワーク装置に送信することと、
前記地理的選択のコアネットワーク装置を前記非地理的選択のコアネットワーク装置についてのインターフェースに接続できないか、又は第2のアクセスコンテキストを転送できないことを示す第5のメッセージを前記非地理的選択のコアネットワーク装置から受信することと、
オペレータポリシー、ユーザサブスクリプション、及び前記第3のメッセージに関する情報のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1のアクセスを通じた登録手順及び前記第2のアクセスを通じた登録手順のうちの少なくとも一方を行うことと、
を含む、方法。
【0724】
付記19.前記通信端末を前記第1のアクセス及び前記第2のアクセスについて同時に登録できないことを示す第6のメッセージを前記通信端末に送信することを含み、前記通信端末は、前記第6のメッセージに基づいて前記通信端末が前記第1のアクセスに登録されることを考慮する、付記18に記載の方法。
【0725】
付記20.前記通信端末を前記第1のアクセス及び前記第2のアクセスについて同時に登録できないことを示す第7のメッセージを前記通信端末に送信することを含み、前記通信端末は、前記第7のメッセージに基づいて前記通信端末が前記第2のアクセスに登録されることを考慮する、付記18に記載の方法。
【0726】
付記21.コアネットワーク装置の方法であって、前記方法は、
通信端末と通信することと、
前記通信端末から別のコアネットワーク装置へ第9のメッセージを送信するために前記通信端末が検証されていることを示す第8のメッセージを基地局に送信することと、
を含む、方法。
【0727】
付記22.コアネットワーク装置の方法であって、前記方法は、
Namf_Communication_UEContextTransferメッセージを送信することと、
Namf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信することと、
メッセージを送信することであって、
前記メッセージは、ユーザ装置が検証されていることを示す情報を含む、ということと、
を含む、方法。
【0728】
付記23.第1のコアネットワーク装置の方法であって、前記方法は、
第2のコアネットワーク装置からメッセージを受信することであって、
前記メッセージは、ユーザ装置が検証されていることを示す情報を含む、ということと、
前記情報を第3のコアネットワーク装置に送信することと、
を含む、方法。
【0729】
付記24.第1のコアネットワーク装置の方法であって、前記方法は、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)が検証されていることを示す情報を受信することと、
前記UEについての登録要求メッセージの完全性確認を行うことなく前記UEについてのUEコンテキストを送信することと、
を含む、方法。
【0730】
付記25.ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法であって、前記方法は、
登録手順を開始することと、
登録要求メッセージを送信することと、
を含み、
前記登録要求メッセージは、第1の5Gグローバル固有一時的識別子(5G Globally Unique Temporary Identifier)(5G-GUTI)と、第1の非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)コンテナと、第2の5G-GUTIと、第2のNASコンテナと、を含み、
前記第1のNASコンテナは、第1の完全性保護の登録要求メッセージを含み、
前記第1の完全性保護の登録要求メッセージは、第1のNASセキュリティコンテキストに基づいて完全性を保護された前記登録要求メッセージであって、
前記第2のNASコンテナは、第2の完全性保護の登録要求メッセージを含み、
前記第2の完全性保護の登録要求メッセージは、第2のNASセキュリティコンテキストに基づいて完全性を保護された前記登録要求メッセージである、方法。
【0731】
付記26.地理的選択のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法であって、前記方法は、
登録要求メッセージを受信することであって、
前記登録要求メッセージは、第1の5Gグローバル固有一時的識別子(5G Globally Unique Temporary Identifier)(5G-GUTI)と、第1の非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)コンテナと、第2の5G-GUTIと、第2のNASコンテナと、を含み、
前記第1のNASコンテナは、第1のNASセキュリティコンテキストに基づいて完全性を保護された第1の完全性保護の登録要求メッセージを含み、
前記第2のNASコンテナは、第2のNASセキュリティコンテキストに基づいて完全性を保護された第2の完全性保護の登録要求メッセージを含む、ということと、
第1のNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを送信することであって、
前記第1のNamf_Communication_UEContextTransferメッセージは、前記第1の5G-GUTIと、前記第1の完全性保護の登録要求メッセージと、を含む、ということと、
第1のNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信することであって、
前記第1のNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージは、前記第1の5G-GUTIに関する第1のユーザ装置(User Equipment)(UE)コンテキストを含む、ということと、
第2のNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを送信することであって、
前記第2のNamf_Communication_UEContextTransferメッセージは、前記第2の5G-GUTIと、前記第2の完全性保護の登録要求メッセージと、を含む、ということと、
第2のNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信することであって、
前記第2のNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージは、前記第2の5G-GUTIに関する第2のUEコンテキストを含む、ということと、
を含む、方法。
【0732】
付記27.ユーザ装置(User Equipment)(UE)であって、前記UEは、
登録手順を開始する手段と、
登録要求メッセージを送信する手段と、
を備え、
前記登録要求メッセージは、第1の5Gグローバル固有一時的識別子(5G Globally Unique Temporary Identifier)(5G-GUTI)と、第1の非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)コンテナと、第2の5G-GUTIと、第2のNASコンテナと、を含み、
前記第1のNASコンテナは、第1の完全性保護の登録要求メッセージを含み、
前記第1の完全性保護の登録要求メッセージは、第1のNASセキュリティコンテキストに基づいて完全性を保護された前記登録要求メッセージであって、
前記第2のNASコンテナは、第2の完全性保護の登録要求メッセージを含み、
前記第2の完全性保護の登録要求メッセージは、第2のNASセキュリティコンテキストに基づいて完全性を保護された前記登録要求メッセージである、UE。
【0733】
付記28.地理的選択のアクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置であって、前記地理的選択のAMF装置は、
登録要求メッセージを受信する手段であって、
前記登録要求メッセージは、第1の5Gグローバル固有一時的識別子(5G Globally Unique Temporary Identifier)(5G-GUTI)と、第1の非アクセス層(Non-Access-Stratum)(NAS)コンテナと、第2の5G-GUTIと、第2のNASコンテナと、を含み、
前記第1のNASコンテナは、第1のNASセキュリティコンテキストに基づいて完全性を保護された第1の完全性保護の登録要求メッセージを含み、
前記第2のNASコンテナは、第2のNASセキュリティコンテキストに基づいて完全性を保護された第2の完全性保護の登録要求メッセージを含む、手段と、
第1のNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを送信する手段であって、
前記第1のNamf_Communication_UEContextTransferメッセージは、前記第1の5G-GUTIと、前記第1の完全性保護の登録要求メッセージと、を含む、手段と、
第1のNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信する手段であって、
前記第1のNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージは、前記第1の5G-GUTIに関する第1のユーザ装置(User Equipment)(UE)コンテキストを含む、手段と、
第2のNamf_Communication_UEContextTransferメッセージを送信する手段であって、
前記第2のNamf_Communication_UEContextTransferメッセージは、前記第2の5G-GUTIと、前記第2の完全性保護の登録要求メッセージと、を含む、手段と、
第2のNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージを受信する手段であって、
前記第2のNamf_Communication_UEContextTransfer応答メッセージは、前記第2の5G-GUTIに関する第2のUEコンテキストを含む、手段と、
を備える、地理的選択のAMF装置。
【0734】
付記29.通信端末の方法であって、前記方法は、
第1の公衆陸上モバイルネットワーク(Public Land Mobile Network)(PLMN)において第1のアクセスに登録することと、
前記第1のPLMNにおける第1のコアネットワーク装置に関する前記第1のアクセスについて第1の一時的識別子及び第1のネットワークアクセス層(Network Access Stratum)(NAS)コンテナを記憶することと、
第2のアクセスを通じて第2のPLMNに登録することと、
前記第2のアクセスを通じた前記第2のPLMNに対する前記登録の後、第1のアクセスを通じて前記第2のPLMNに登録することと、
前記第2のPLMNにおける地理的選択のコアネットワーク装置に関する前記第2のアクセスについて第2の一時的識別子及び第2のNASコンテナを記憶することと、
前記第1の一時的識別子、前記第1のNASコンテナ、前記第2の一時的識別子、及び前記第2のNASコンテナを前記地理的選択のコアネットワーク装置に送信することと、
を含む、方法。
【0735】
付記30.アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを受信する手段と、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するためにNon Access Stratum(NAS)セキュリティコンテキストを使用する手段とを有し、
前記NASセキュリティコンテキストは、前記アクセスタイプに関する情報に対応する
通信装置。
【0736】
付記31.前記通信装置は、Access and Mobility Management Functionである、付記30に記載の通信装置。
【0737】
付記32.前記メッセージは、Namf_Communication_UEContextTransferメッセージである、付記30又は31に記載の通信装置。
【0738】
付記33.第1の通信装置であって、第2の通信装置と通信する手段と、
アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを送信する手段とを有し、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するために前記アクセスタイプに関する情報に対応するNon Access Stratum (NAS)セキュリティコンテキストが使用される、第1の通信装置。
【0739】
付記34.前記第1の通信装置は、Access and Mobility Management Functionである、付記33に記載の第1の通信装置。
【0740】
付記35.前記メッセージは、Namf_Communication_UEContextTransferメッセージである、付記33又は34に記載の第1の通信装置。
【0741】
付記36.アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを受信し、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するためにNon Access Stratum(NAS)セキュリティコンテキストを使用し、
前記NASセキュリティコンテキストは、前記アクセスタイプに関する情報に対応する
通信装置の方法。
【0742】
付記37.前記通信装置は、Access and Mobility Management Functionである、請求項付記36に記載の方法。
【0743】
付記38.前記メッセージは、Namf_Communication_UEContextTransferメッセージである、付記36又は37に記載の方法。
【0744】
付記39.第2の通信装置と通信し、
アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを送信し、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するために前記アクセスタイプに関する情報に対応するNon Access Stratum (NAS)セキュリティコンテキストが使用される
第1の通信装置の方法。
【0745】
付記40.前記第1の通信装置は、Access and Mobility Management Functionである、付記39に記載の方法。
【0746】
付記41.前記メッセージは、Namf_Communication_UEContextTransferメッセージである、付記39又は40に記載の方法。
【0747】
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0748】
この出願は、2021年10月22日に出願されたインド仮特許出願第202111048129号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0749】
1 電気通信システム
3 UE
5 (R)ANノード
7 コアネットワーク
20 データネットワーク
31 トランシーバ回路
32 アンテナ
33 コントローラ
34 ユーザインターフェース
35 USIM
36 メモリ
51 トランシーバ回路
52 アンテナ
53 ネットワークインターフェース
54 コントローラ
55 メモリ
60 RU
61 DU
62 CU
70 AMF
71 SMF
72 UPF
73 PCF
74 NEF
75 UDM
76 NWDAF
361 オペレーティングシステム
362 通信制御モジュール
551 オペレーティングシステム
552 通信制御モジュール
601 トランシーバ回路
602 アンテナ
603 ネットワークインターフェース
604 コントローラ
605 メモリ
611 トランシーバ回路
612 ネットワークインターフェース
613 コントローラ
614 メモリ
621 トランシーバ回路
622 ネットワークインターフェース
623 コントローラ
624 メモリ
701 トランシーバ回路
702 ネットワークインターフェース
703 コントローラ
704 メモリ
751 トランシーバ回路
752 ネットワークインターフェース
753 コントローラ
754 メモリ
3621 トランシーバ制御モジュール
5521 トランシーバ制御モジュール
6051 オペレーティングシステム
6052 通信制御モジュール
6141 オペレーティングシステム
6142 通信制御モジュール
6241 オペレーティングシステム
6242 通信制御モジュール
7041 オペレーティングシステム
7042 通信制御モジュール
7541 オペレーティングシステム
7542 通信制御モジュール
60521 トランシーバ制御モジュール
61421 トランシーバ制御モジュール
62421 トランシーバ制御モジュール
70421 トランシーバ制御モジュール
75421 トランシーバ制御モジュール
【手続補正書】
【提出日】2024-04-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを受信する手段と、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するためにNon Access Stratum(NAS)セキュリティコンテキストを使用する手段とを有し、
前記NASセキュリティコンテキストは、前記アクセスタイプに関する情報に対応する
通信装置。
【請求項2】
前記通信装置は、Access and Mobility Management Functionである
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記メッセージは、Namf_Communication_UEContextTransferメッセージである
請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項4】
第2の通信装置と通信する手段と、
アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを送信する手段とを有し、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するために前記アクセスタイプに関する情報に対応するNon Access Stratum (NAS)セキュリティコンテキストが使用される
第1の通信装置。
【請求項5】
前記第1の通信装置は、Access and Mobility Management Functionである
請求項4に記載の第1の通信装置。
【請求項6】
前記メッセージは、Namf_Communication_UEContextTransferメッセージである
請求項4または5に記載の第1の通信装置。
【請求項7】
アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを受信し、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するためにNon Access Stratum (NAS)セキュリティコンテキストを使用し、
前記NASセキュリティコンテキストは、前記アクセスタイプに関する情報に対応する
通信装置の方法。
【請求項8】
第2の通信装置と通信し、
アクセスタイプに関する情報を含むメッセージを送信し、
登録要求メッセージに関する完全性確認を実行するために前記アクセスタイプに関する情報に対応するNon Access Stratum (NAS)セキュリティコンテキストが使用される
第1の通信装置の方法。
【国際調査報告】