IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 北京小米移動軟件有限公司の特許一覧

特表2024-538800アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体
<>
  • 特表-アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体 図1
  • 特表-アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体 図2
  • 特表-アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体 図3
  • 特表-アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体 図4
  • 特表-アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体 図5
  • 特表-アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体 図6
  • 特表-アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体 図7
  • 特表-アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体 図8
  • 特表-アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体 図9
  • 特表-アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体 図10
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-23
(54)【発明の名称】アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 16/28 20090101AFI20241016BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20241016BHJP
   H04W 74/0808 20240101ALI20241016BHJP
   H04W 88/02 20090101ALI20241016BHJP
   H04W 72/231 20230101ALI20241016BHJP
【FI】
H04W16/28
H04W16/14
H04W74/0808
H04W88/02 140
H04W72/231
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522546
(86)(22)【出願日】2021-10-18
(85)【翻訳文提出日】2024-04-23
(86)【国際出願番号】 CN2021124499
(87)【国際公開番号】W WO2023065085
(87)【国際公開日】2023-04-27
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
2.ブルートゥース
(71)【出願人】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.018, Floor 8, Building 6, Yard 33, Middle Xierqi Road, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】フ,ティン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE34
5K067KK02
(57)【要約】
本開示は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、装置及び媒体を提供し、無線通信技術の分野に適用され、この方法は、第1のビーム設定情報または第2のビーム設定情報を受信するステップであって、第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示し、第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを指示するステップと、第1のビーム設定情報または第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定するステップと、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行するステップと、を含む。本開示の実施例では、ネットワークデバイスにより検出ビームの関連情報を指示する必要はなく、ユーザイクイップメントが適切な検出ビームを決定することができ、伝送リソースを節約することができ、または、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法であって、ユーザイクイップメントに適用され、
ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信するステップであって、前記第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示するステップと、
前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するステップと、を含む、
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項2】
前記方法は、
前記ネットワークデバイスから上位層シグナリングを受信するステップであって、前記上位層シグナリングは、LBT方式が指向性LBTであることを指示するLBT設定情報を含むステップをさらに含む、
請求項1に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項3】
前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定するステップは、
前記第1のビーム設定情報によって指示された前記送信ビーム及びプロトコルによって約束された条件に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定するステップであって、前記プロトコルによって約束された条件は、第1の選択条件と第2の選択条件とのうちの少なくとも1つを含むステップを含む、
請求項1に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項4】
前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定するステップは、
前記第1のビーム設定情報によって指示された前記送信ビーム及びプロトコルによって約束された第1の選択条件に基づいて、1つまたは複数の検出ビームを決定するステップ、及び/又は
プロトコルによって約束された第2の選択条件に基づいて、前記1つまたは複数の検出ビームのうちの1つの検出ビームを、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBTを実行する前記検出ビームとして決定するステップを含む、
請求項1に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項5】
前記第1の選択条件は、少なくとも、
前記検出ビームが前記送信ビームであること、
前記検出ビームのカバー方向と前記送信ビームのカバー方向とが設定された関係を満たすこと、
または
前記検出ビームが前記送信ビームに関連付けられた検出ビームであることを含む、
請求項3または4に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項6】
前記第2の選択条件は、少なくとも、
設定された減衰度でのビーム幅が最も大きいこと、
または
空間関係情報インデックスが最も小さいことを含む、
請求項3または4に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項7】
前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームは全方向ビームである、
請求項1に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項8】
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法であって、ユーザイクイップメントに適用され、
ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示するステップと、
前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するステップと、を含む、
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項9】
ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップは、
ネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含む上位層シグナリングを受信するステップを含む、
請求項8に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項10】
前記第2のビーム設定情報は複数の空間関係情報を含み、前記複数の空間関係情報が複数のアップリンクビームに対応し、
前記方法は、
ネットワークデバイスから、前記複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するためのMAC CEシグナリングを受信するステップと、
前記空間関係情報におけるアクティブ化された1つのビームを、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する前記検出ビームとして決定するステップと、をさらに含む、
請求項8に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項11】
前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップは、
ネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含むRRC層シグナリングを受信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのサウンディング基準信号(SRS)リソースを指示するステップを含む、
請求項8に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項12】
前記アンライセンスアップリンクチャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)またはコンフィギュアドグラント物理アップリンク共有チャネル(CG-PUSCH)である、
請求項9~11のいずれかに記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項13】
前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップは、
前記ネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含むスケジューリングダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示するステップを含む、
請求項8に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項14】
前記アンライセンスアップリンクチャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUSCH)またはCG-PUSCHである、
請求項13に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項15】
前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報が受信されていないことに応答して、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行するデフォルトの検出ビームを決定する、
請求項8に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項16】
前記デフォルトの検出ビームは、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームまたは全方向ビームである、
請求項15に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項17】
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法であって、ネットワークデバイスに適用され、
第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記第1のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示するステップを含む、
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項18】
前記方法は、
上位層シグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記上位層シグナリングは、LBT方式が指向性LBTであることを指示するLBT設定情報を含むステップをさらに含む、
請求項17に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項19】
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法であって、ネットワークデバイスに適用され、
第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示するステップを含む、
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項20】
前記第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップは、
第2のビーム設定情報を含む上位層シグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップを含む、
請求項19に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項21】
前記第2のビーム設定情報は複数の空間関係情報を含み、前記複数の空間関係情報が複数のアップリンクビームに対応し、
前記方法は、
MAC CEシグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記MAC CEシグナリングは、前記ユーザイクイップメントが前記空間関係情報におけるアクティブ化された1つのビームを、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームとして決定するように、前記複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するために使用されるステップをさらに含む、
請求項19又は20に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項22】
前記第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップは、
第2のビーム設定情報を含むRRC層シグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示するステップを含む、
請求項19に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項23】
前記第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップは、
第2のビーム設定情報を含むスケジューリングDCIをユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示するステップを含む、
請求項19に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項24】
通信装置であって、
ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信するための送受信モジュールであって、前記第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する送受信モジュールと、
前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するための処理モジュールと、を含む、
通信装置。
【請求項25】
通信装置であって、
ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するための送受信モジュールであって、前記第2のビーム設定情報は、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する送受信モジュールと、
前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するための処理モジュールと、を含む、
通信装置。
【請求項26】
通信装置であって、
第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するための送受信モジュールであって、前記第1のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する送受信モジュールを含む、
通信装置。
【請求項27】
通信装置であって、
第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するための送受信モジュールであって、前記第2のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する送受信モジュールを含む、
通信装置。
【請求項28】
通信装置であって、プロセッサとメモリとを含み、
前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、
前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することにより、請求項1~7または8~16のいずれかに記載の方法を実現する、
通信装置。
【請求項29】
通信装置であって、プロセッサとメモリとを含み、
前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、
前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することにより、請求項17~18または19~23のいずれかに記載の方法を実現する、
通信装置。
【請求項30】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令がコンピュータで呼び出されて実行される場合、前記コンピュータに請求項1~7または8~16のいずれかに記載の方法を実行させる、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項31】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令がコンピュータで呼び出されて実行される場合、前記コンピュータに請求項17~18または19~23のいずれかに記載の方法を実行させる、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信技術の分野に関し、特にアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及び読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
アンライセンススペクトルでは、送信端は、通常、チャネルを占有してデータを送信する前に、チャネルをモニタする、すなわち、空きチャネル判定(clear channel assessment、CCA)を行う必要がある。送信端がCCAを行った後、チャネルが空いていると判断した場合、チャネルを占有してデータを送信し、そうでない場合、チャネルを占有することができない。上記のチャネルは一般にアンライセンスアップリンクチャネルと呼ばれ、上記のプロセスは一般にアンライセンススペクトルでのリッスンビフォアトーク(LBT、listen before talk)のチャネルアクセス(channel access)のメカニズムと呼ばれている。
【0003】
アンライセンスアップリンクチャネルで全方向LBT(omni-directional LBT)または指向性LBT(directional LBT)を行うことができる。全方向LBTは全方向ビームを使用してLBTを行うことに対応し、指向性LBTはある指向性ビームを使用してLBTを行うことに対応する。指向性LBTで対応する検出ビーム(すなわちLBTを行うビーム)をどのように決定するかは解決すべき問題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これを鑑みて、本開示はアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法、装置及読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例の第1の態様によれば、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント(user equipment、UE)に適用され、
ネットワークデバイスから第1のビーム設定(configuration)情報を受信するステップであって、ここで、前記第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示するステップと、
前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するステップと、を含む。
【0006】
本開示の実施例では、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信して、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを決定し、そしてこの送信ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定することにより、ネットワークデバイスにより検出ビームの関連情報を指示する必要はなく、ユーザイクイップメントが適切な検出ビームを決定することができ、伝送リソースを節約することができる。
【0007】
いくつかの可能な実施形態では、前記方法は、
前記ネットワークデバイスから上位層シグナリングを受信するステップであって、前記上位層シグナリングは、LBT方式が指向性LBTであることを指示するLBT設定情報を含むステップをさらに含む。
【0008】
いくつかの可能な実施形態では、前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定するステップは、
前記第1のビーム設定情報によって指示された前記送信ビーム及びプロトコルによって約束された条件に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定するステップを含む。ここで、前記プロトコルによって約束された条件は、第1の選択条件と第2の選択条件とのうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
いくつかの可能な実施形態では、前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定するステップは、
前記第1のビーム設定情報によって指示された前記送信ビーム及びプロトコルによって約束された第1の選択条件に基づいて、1つまたは複数の検出ビームを決定するステップと、
プロトコルによって約束された第2の選択条件に基づいて、前記1つまたは複数の検出ビームのうちの1つの検出ビームを、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBTを実行する前記検出ビームとして決定するステップと、を含む。
【0010】
いくつかの可能な実施形態では、前記第1の選択条件は、少なくとも、
前記検出ビームが前記送信ビームであること、
前記検出ビームのカバー方向と前記送信ビームのカバー方向とが設定された関係を満たすこと、
または
前記検出ビームが前記送信ビームに関連付けられた検出ビームであることを含む。
【0011】
いくつかの可能な実施形態では、前記第2の選択条件は、少なくとも、
設定された減衰度でのビーム幅が最も大きいこと、
または、
空間関係情報インデックスが最も小さいことを含む。
【0012】
いくつかの可能な実施形態では、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームは全方向ビームである。
【0013】
第2の態様によれば、本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメントに適用され、
ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップであって、ここで、前記第2のビーム設定情報は、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示するステップと、
前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するステップと、を含む。
【0014】
本開示の実施例では、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信して、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定することにより、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0015】
いくつかの可能な実施形態では、前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップは、
ネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含む上位層シグナリングを受信するステップを含む。
【0016】
いくつかの可能な実施形態では、前記第2のビーム設定情報は複数の空間関係情報を含み、ここで、前記複数の空間関係情報が複数のアップリンクビームに対応し、
前記方法は、
ネットワークデバイスから、前記複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するためのMAC CEシグナリングを受信するステップと、
前記空間関係情報におけるアクティブ化された1つのビームを、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する前記検出ビームとして決定するステップと、をさらに含む。
【0017】
いくつかの可能な実施形態では、前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップは、
ネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含むRRC層シグナリングを受信するステップを含み、
前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示するを含む。
【0018】
いくつかの可能な実施形態では、前記アンライセンスアップリンクチャネルは物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)またはコンフィギュアドグラント物理アップリンク共有チャネル(CG-PUSCH)である。
【0019】
いくつかの可能な実施形態では、前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップは、前記ネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含むスケジューリングダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップを含み、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示する。
【0020】
いくつかの可能な実施形態では、前記アンライセンスアップリンクチャネルは物理アップリンク制御チャネル(PUSCH)またはコンフィギュアドグラント物理アップリンク共有チャネル(CG-PUSCH)である。
【0021】
いくつかの可能な実施形態では、前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報が受信されていないことに応答して、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行するデフォルトの検出ビームを決定する。
【0022】
いくつかの可能な実施形態では、前記デフォルトの検出ビームは、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームまたは全方向ビームである。
【0023】
第3の態様によれば、本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ネットワークデバイスに適用され、
第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記第1のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示するステップを含む。
【0024】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信することにより、ユーザイクイップメントがアンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを決定し、そしてこの送信ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定することにより、ネットワークデバイスにより検出ビームの関連情報を指示する必要はなく、ユーザイクイップメントが適切な検出ビームを決定することができ、伝送リソースを節約することができる。
【0025】
いくつかの可能な実施形態では、前記方法は、
上位層シグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記上位層シグナリングは、LBT方式が指向性LBTであることを指示するLBT設定情報を含むステップをさらに含む。
【0026】
第4の態様によれば、本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ネットワークデバイスに適用され、
第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップであって、ここで、前記第2のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示するステップを含む。
【0027】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信することにより、ユーザイクイップメントがアンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するようにし、これによってユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0028】
いくつかの可能な実施形態では、第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップは、
第2のビーム設定情報を含む上位層シグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップを含む。
【0029】
いくつかの可能な実施形態では、前記第2のビーム設定情報は複数の空間関係情報を含み、ここで、前記複数の空間関係情報が複数のアップリンクビームに対応し、
前記方法は、
MAC CEシグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップであって、ここで、前記MAC CEシグナリングは、前記ユーザイクイップメントが前記空間関係情報におけるアクティブ化された1つのビームを、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームとして決定するように、前記複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するために使用されるステップをさらに含む。
【0030】
いくつかの可能な実施形態では、第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップは、
第2のビーム設定情報を含むRRC層シグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップであって、
前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示するステップを含む。
【0031】
いくつかの可能な実施形態では、前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップは、
第2のビーム設定情報を含むスケジューリングDCIをユーザイクイップメントに送信するステップであって、ここで、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示するステップを含む。
【0032】
第5の態様によれば、本開示の実施例は通信装置を提供し、この通信装置は上記の第1の態様または第1の態様のいずれかの可能な設計においてユーザイクイップメントによって実行されるステップを実行可能である。該ユーザイクイップメントは、ハードウェア構成、ソフトウェアモジュール、またはハードウェア構成とソフトウェアモジュールの組み合わせの形態で上記の各方法における各機能を実現することができる。
【0033】
ソフトウェアモジュールによって第5の態様に示される通信装置が実現される場合、該通信装置は、互いに結合された送受信モジュール及び処理モジュールを含むことができ、ここで、送受信モジュールは、通信装置による通信をサポートするように動作可能であり、処理モジュールは、送信すべき情報/メッセージを生成すること、または受信した信号を処理して情報/メッセージを取得することなどの処理動作を通信装置が実行するように動作可能である。
【0034】
上記の第1の態様に記載のステップを実行する場合、送受信モジュールは、ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信し、ここで、前記第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示し、処理モジュールは、前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0035】
第6の態様によれば、本開示の実施例は通信装置を提供し、この通信装置は上記の第2の態様または第2の態様のいずれかの可能な設計においてユーザイクイップメントによって実行されるステップを実行可能である。該ユーザイクイップメントは、ハードウェア構成、ソフトウェアモジュール、またはハードウェア構成とソフトウェアモジュールの組み合わせの形態で上記の各方法における各機能を実現することができる。
【0036】
ソフトウェアモジュールによって第6の態様に示される通信装置が実現される場合、該通信装置は、互いに結合された送受信モジュール及び処理モジュールを含むことができ、ここで、送受信モジュールは、通信装置による通信をサポートするように動作可能であり、処理モジュールは、送信すべき情報/メッセージを生成すること、または受信した信号を処理して情報/メッセージを取得することなどの処理動作を通信装置が実行するように動作可能である。
【0037】
上記の第2の態様に記載のステップを実行する場合、送受信モジュールは、ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信し、ここで、前記第2のビーム設定情報は、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示し、処理モジュールは、前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0038】
第7の態様によれば、本開示の実施例は通信装置を提供する。この通信装置は上記の第3の態様または第3の態様のいずれかの可能な設計においてネットワークデバイスによって実行されるステップを実行可能である。該ネットワークデバイスは、ハードウェア構成、ソフトウェアモジュール、またはハードウェア構成とソフトウェアモジュールの組み合わせの形態で上記の各方法における各機能を実現することができる。
【0039】
ソフトウェアモジュールによって第7の態様に示される通信装置が実現される場合、該通信装置は、互いに結合された送受信モジュール及び処理モジュールを含むことができ、ここで、送受信モジュールは、通信装置による通信をサポートするように動作可能であり、処理モジュールは、送信すべき情報/メッセージを生成すること、または受信した信号を処理して情報/メッセージを取得することなどの処理動作を通信装置が実行するように動作可能である。
【0040】
上記の第3の態様に記載のステップを実行する場合、送受信モジュールは、送信ビームを指示する第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信し、前記第1のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する。
【0041】
第8の態様によれば、本開示の実施例は通信装置を提供する。この通信装置は上記の第4の態様または第4の態様のいずれかの可能な設計においてネットワークデバイスによって実行されるステップを実行可能である。該ネットワークデバイスは、ハードウェア構成、ソフトウェアモジュール、またはハードウェア構成とソフトウェアモジュールの組み合わせの形態で上記の各方法における各機能を実現することができる。
【0042】
ソフトウェアモジュールによって第8の態様に示される通信装置が実現される場合、該通信装置は、互いに結合された送受信モジュール及び処理モジュールを含むことができ、ここで、送受信モジュールは、通信装置による通信をサポートするように動作可能であり、処理モジュールは、送信すべき情報/メッセージを生成すること、または受信した信号を処理して情報/メッセージを取得することなどの処理動作を通信装置が実行するように動作可能である。
【0043】
上記の第4の態様に記載のステップを実行する場合、送受信モジュールは、第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信し、ここで、前記第2のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する。
【0044】
第9の態様によれば、本開示は通信システムを提供し、該通信システムは第5の態様に示される通信装置及び第7の態様に示される通信装置を含むことができる。ここで、第5の態様に示される通信装置はソフトウェアモジュール及び/又はハードウェアコンポーネントによって構成されてもよい。第7の態様に示される通信装置はソフトウェアモジュール及び/又はハードウェアコンポーネントによって構成されてもよい。
【0045】
第10の態様によれば、本開示は通信システムを提供し、該通信システムは第6の態様に示される通信装置及び第8の態様に示される通信装置を含むことができる。ここで、第6の態様に示される通信装置はソフトウェアモジュール及び/又はハードウェアコンポーネントによって構成されてもよい。第8の態様に示される通信装置はソフトウェアモジュール及び/又はハードウェアコンポーネントによって構成されてもよい。
【0046】
第11の態様によれば、本開示は通信装置を提供し、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することにより、第1の態様または第1の態様のいずれかの可能な設計を実現する。
【0047】
第12の態様によれば、本開示は通信装置を提供し、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することにより、第2の態様または第2の態様のいずれかの可能な設計を実現する。
【0048】
第13の態様によれば、本開示は通信装置を提供し、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することにより、第3の態様または第3の態様のいずれかの可能な設計を実現する。
【0049】
第14の態様によれば、本開示は通信装置を提供し、プロセッサとメモリとを含み、前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することにより、第4の態様または第4の態様のいずれかの可能な設計を実現する。
【0050】
第15の態様によれば、本開示はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には命令(またはコンピュータプログラム、プログラムと呼ばれる)が記憶され、それがコンピュータで呼び出されて実行される場合、コンピュータに上記の第1の態様または第1の態様のいずれかの可能な設計を実行させる。
【0051】
第16の態様によれば、本開示はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には命令(またはコンピュータプログラム、プログラムと呼ばれる)が記憶され、それがコンピュータで呼び出されて実行される場合、コンピュータに上記の第2の態様または第2の態様のいずれかの可能な設計を実行させる。
【0052】
第17の態様によれば、本開示はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には命令(またはコンピュータプログラム、プログラムと呼ばれる)が記憶され、それがコンピュータで呼び出されて実行される場合、コンピュータに上記の第3の態様または第3の態様のいずれかの可能な設計を実行させる。
【0053】
第18の態様によれば、本開示はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には命令(またはコンピュータプログラム、プログラムと呼ばれる)が記憶され、それがコンピュータで呼び出されて実行される場合、コンピュータに上記の第4の態様または第4の態様のいずれかの可能な設計を実行させる。
【0054】
上記の第2の態様から第18の態様及びそれらの可能な設計における有益な効果については、第1の態様及びそのいずれかの可能な設計における前記方法の有益な効果の説明を参照することができる。
【0055】
なお、上記一般的な説明及び後文の詳細な説明は、単なる例示的及び解釈的なものであり、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0056】
ここに記載されている図面は、本開示の実施例の更なる理解を提供するためのものであり、本願の一部として構成され、本開示の実施例の例示的な実施例とその説明は本開示の実施例を説明するためのものであり、本開示の実施例を不当に限定するものではない。図面では、
ここでの図面は、明細書に組み込まれ、本明細書の一部として構成され、本開示に適合する実施例を示し、本開示の原理を説明するために明細書とともに使用される。
図1】例示的な一実施例によって示される通信システムの概略図である。
図2】例示的な一実施例によって示されるアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法のフローチャートである。
図3】例示的な一実施例によって示される別のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法のフローチャートである。
図4】例示的な一実施例によって示される別のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法のフローチャートである。
図5】例示的な一実施例によって示される別のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法のフローチャートである。
図6】例示的な一実施例によって示される別のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法のフローチャートである。
図7】例示的な一実施例によって示されるアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する装置の構成図である。
図8】例示的な一実施例によって示される別のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する装置の構成図である。
図9】例示的な一実施例によって示される別のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する装置の構成図である。
図10】例示的な一実施例によって示される別のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する装置の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
図面及び具体的な実施形態と組み合わせて本開示の実施例についてさらに説明する。
【0058】
ここで、例示的な実施例を詳しく説明し、その例は図面に示される。以下の説明は図面に関連する場合、別に表示がない限り、異なる図面における同じ数字は、同じ又は類似する要素を表す。以下の例示的な実施例で説明される実施形態は、本発明の実施例に一致するすべての実施形態を表すものではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲で詳しく説明される、本発明の実施例の一部の態様と一致する装置と方法の例に過ぎない。
【0059】
図1に示すように、図1は例示的な一実施例によって示される通信システムの概略図である。本開示の実施例によって提供されるアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法は無線通信システム100に適用可能であり、該無線通信システムはユーザイクイップメント101及びネットワークデバイス102を含むことができる。ここで、ユーザイクイップメント101は、キャリアアグリゲーションをサポートするように構成され、ユーザイクイップメント101は、1つのメインキャリアユニット及び1つまたは複数のサブキャリアユニットを含むネットワークデバイス102の複数のキャリアユニットに接続できる。
【0060】
なお、上記の無線通信システム100は、低周波数シナリオと高周波数シナリオに適用できる。無線通信システム100の応用シナリオは、ロング・ターム・イボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、マイクロ波アクセス・グローバル相互運用(worldwide interoperability for micro wave access 、WiMAX)通信システム、クラウド無線アクセスネットワーク(cloud radio access network、CRAN)システム、将来の第5世代(5th-Generation、5G)システム、新しい無線(new radio、NR)通信システムまたは将来の進化した公共陸上移動ネットワーク(public land mobile network、PLMN)システムなどを含むが、これらに限定されない。
【0061】
上記のユーザイクイップメント101(user equipment、UE)は、端末(terminal)、アクセス端末、端末ユニット、端末局、移動局(mobile station、MS)、遠隔局、遠隔端末、移動端末(mobile terminal)、無線通信デバイス、端末エージェントまたはユーザイクイップメントなどであってもよい。このユーザイクイップメント101は、1つまたは複数の通信システムの1つまたは複数のネットワークデバイスと通信(例えば無線通信)して、ネットワークデバイスによって提供されるネットワークサービスを受けることができる無線送受信機能を有することができ、ここのネットワークデバイスは図面に示されるネットワークデバイス102を含むが、これに限定されない。
【0062】
ここで、ユーザイクイップメント101は、携帯電話、コードレスフォン、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(wireless local loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)デバイス、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイスまたは無線モデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、将来の5Gネットワークにおけるユーザイクイップメントまたは将来の進化したPLMNネットワークにおけるユーザイクイップメントなどであってもよい。
【0063】
ネットワークデバイス102は、アクセスネットワークデバイス(またはアクセスネットワークサイトと呼ばれる)であってもよい。ここで、アクセスネットワークデバイスとは、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)基地局など、ネットワークアクセス機能を提供するデバイスのことである。ネットワークデバイス102は、具体的には、基地局(base station、BS)を含むか、または基地局及び基地局を制御するための無線リソース管理デバイスなどを含むことができる。該ネットワークデバイス102はまた、中継局(中継デバイス)、アクセスポイント及び将来の5Gネットワークにおける基地局、将来の進化したPLMNネットワークにおける基地局またはNR基地局などを含み得る。ネットワークデバイス102はウェアラブルデバイスまたは車載デバイスであってもよい。ネットワークデバイス102は通信モジュールを含む通信チップであってもよい。
【0064】
例えば、ネットワークデバイス102は、5Gの次世代の基地局(gnodeB、gNB)、LTEシステムにおける進化型ノードB(evolved node B、eNB)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、WCDMAシステムにおけるノードB(node B、NB)、CRANシステムにおける無線コントローラ、基地局コントローラ(basestation controller、BSC)、GSMシステムまたはCDMAシステムにおける基地局送受信局(base transceiver station、BTS)、ホーム基地局(例えば、home evolved nodeB、またはhome node B、HNB)、ベースバンドユニット(baseband unit、BBU)、送受信ポイント(transmitting and receiving point、TRP)、送信ポイント(transmitting point、TP)または移動体交換センターなどを含むが、これらに限定されない。
【0065】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、通信システム100に適用される。図2を参照して、図2は例示的な一実施例によって示されるアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法のフローチャートであり、図2に示すように、この方法は、以下のステップS21~S23を含む。
【0066】
ステップS21において、ネットワークデバイス102が第1のビーム設定情報をユーザイクイップメント101に送信する。
【0067】
ステップS22において、ユーザイクイップメント101がネットワークデバイス102から送信された第1のビーム設定情報を受信する。
【0068】
ステップS23において、ユーザイクイップメント101が第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定する。
【0069】
選択的に、方法はステップS24をさらに含むことができ、ステップS24において、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームが決定されたことに応答して、ユーザイクイップメント101が、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行することができる。
【0070】
ここで、第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0071】
ここで、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームは、アンライセンスアップリンクチャネルに対して指向性LBT検出を実行する検出ビームである。
【0072】
いくつかの可能な実施形態では、このアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法はNR 52.6GHz~71GHzのアンライセンス周波数帯に適用される。
【0073】
以下、いくつかの例で説明する。
【0074】
例1において、
物理アップリンク制御チャネル( Physical Uplink Control Channel、PUCCH)に対応する。ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を含む上位層シグナリングを受信することができ、第1のビーム設定情報は複数の空間関係情報(spatialrelationinfo)を含み、複数の空間関係情報が、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する複数の送信ビームに対応し、すなわち、複数の空間関係情報はSRS送信ビームを指示する。
【0075】
ここで、SRSはすべてSounding Reference Signalと呼ばれ、一般的にサウンディング基準信号を指し、アップリンク基準信号とも呼ばれる。SRSの主な機能は、アップリンクチャネル状態情報取得、ダウンリンクチャネル状態情報取得及びビーム管理である。
【0076】
ユーザイクイップメントはネットワークデバイスからMAC CEシグナリングを受信する必要もあり、ここで、MAC CEシグナリングはアンライセンスアップリンクチャネルを送信する複数の送信ビームのうちの1つのビームをアクティブ化するために使用され、アクティブ化されたビームが送信ビームとしてPUCCHチャネルを送信する。
【0077】
例2において、
物理アップリンク共有チャネル(ConfiguredGrant Physical Uplink Shared channel、CG-PUSCH)に対応する。ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)層シグナリングを受信することができ、第1のビーム設定情報は、CG-PUSCHに対応する送信ビーム暗黙的に指示するように、SRSリソースを指示する。
【0078】
例3において、
動的スケジューリングされた物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared channel、PUSCH)に対応する。ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を含むスケジューリングDCIを受信することができ、第1のビーム設定情報は、PUSCHに対応する送信ビームを暗黙的に指示するように、1つのSRSリソースを指示する。
【0079】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信することにより、ユーザイクイップメントが第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定することができ、ネットワークデバイスにより検出ビームの関連情報を指示する必要はなく、ユーザイクイップメントが適切な検出ビームを決定することができ、伝送リソースを節約することができる。
【0080】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。図3を参照して、図3は例示的な一実施例によって示されるアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法のフローチャートであり、図3に示すように、この方法は、ステップステップS110a~ステップS120aを含む。
【0081】
ステップS110aにおいて、ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信し、ここで、第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0082】
ステップS120aにおいて、第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0083】
選択的に、前記方法はステップS130aをさらに含み、ステップS130aにおいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームが決定されたことに応答して、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行することができる。
【0084】
ここで、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームは、アンライセンスアップリンクチャネルに対して指向性LBT検出を実行する検出ビームである。
【0085】
いくつかの可能な実施形態では、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームは全方向ビームである。
【0086】
いくつかの可能な実施形態では、アンライセンスアップリンクチャネルはPUCCH、CG-PUSCHまたはPUSCHである。
【0087】
本開示の実施例では、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信して、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを決定し、そしてこの送信ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定することにより、ネットワークデバイスにより検出ビームの関連情報を指示する必要はなく、ユーザイクイップメントが適切な検出ビームを決定することができ、伝送リソースを節約することができる。
【0088】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS110b~ステップS130bを含む。
【0089】
ステップS110bにおいて、ネットワークデバイスから上位層シグナリングを受信し、ここで、上位層シグナリングは、LBT方式が指向性LBTであることを指示するLBT設定情報(directional LBT)を含む。
【0090】
ステップS120bにおいて、ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信する。
【0091】
ステップS130bにおいて、第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0092】
選択的に、この方法はステップS140bをさらに含み、ステップS140bにおいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームが決定されたことに応答して、ユーザイクイップメントが、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0093】
ここで、ユーザイクイップメントは、ネットワークデバイスから上位層シグナリングを受信した後、上位層シグナリング内のLBT設定情報に基づいて、LBT方式が指向性LBT方式であると決定することができる。
【0094】
ここで、第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信して、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを決定し、そしてこの送信ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0095】
本開示の実施例では、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから上位層シグナリング及び第1のビーム設定情報を受信することにより、LBT方式と検出ビームを決定し、その後、検出ビームを使用して指向性LBTの方式でアンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行することにより、ネットワークデバイスにより検出ビームの関連情報を指示する必要はなく、ユーザイクイップメントが適切な検出ビームを決定することができ、伝送リソースを節約することができる。
【0096】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。図4を参照して、図4は例示的な一実施例によって示されるアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法のフローチャートであり、図4に示すように、この方法は、ステップS110c~ステップS130cを含む。
【0097】
ステップS110cにおいて、ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信し、ここで、第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0098】
ステップS120cにおいて、第1のビーム設定情報によって指示された前記送信ビーム及びプロトコルによって約束された条件に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定し、ここで、前記プロトコルによって約束された条件は、第1の選択条件と第2の選択条件とのうちの少なくとも1つを含む。
【0099】
ステップS130cにおいて、ユーザイクイップメントが、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0100】
いくつかの可能な実施形態では、第1の選択条件は、少なくとも、
検出ビームが送信ビームであること、
検出ビームのカバー方向と送信ビームのカバー方向とが設定された関係を満たすこと、
または
検出ビームが送信ビームに関連付けられた検出ビームであることを含む。
【0101】
いくつかの可能な実施形態では、前記第2の選択条件は、少なくとも、
設定された減衰度でのビーム幅が最も大きいこと、
または
空間関係情報インデックスが最も小さいことを含む。
【0102】
本開示の実施例では、プロトコルにおいて条件を約束することができ、ユーザイクイップメントはアンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームを決定した後、プロトコルによって約束された条件に基づいて、このアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定し、そしてこの検出ビームで、このアンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を行うことができる。
【0103】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS110d~ステップS120dを含む。
【0104】
ステップS110dにおいて、ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信し、ここで、第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0105】
ステップS120dにおいて、第1のビーム設定情報によって指示された前記送信ビーム及びプロトコルによって約束された第1の選択条件に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定する。
【0106】
選択的に、この方法はステップS130dをさらに含み、ステップS130dにおいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームが決定されたことに応答して、ユーザイクイップメントが、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0107】
いくつかの可能な実施形態では、前記第1の選択条件は、少なくとも、
検出ビームが送信ビームであること、
検出ビームのカバー方向と送信ビームのカバー方向とが設定された関係を満たすこと、
または
検出ビームが送信ビームに関連付けられた検出ビームであることを含む。
【0108】
以下、3つの例で説明する。
【0109】
例1において、
第1の選択条件は条件1、すなわち「検出ビームが送信ビームであること」であり、ユーザイクイップメントが、第1のビーム設定情報に基づいて、ビームAが送信ビームであると決定する。ユーザイクイップメントは条件1に基づいて、直接ビームAを検出ビームとして決定し、その後ビームAを使用してLBT検出を行うことができる。
【0110】
例2において、
第1の選択条件は条件2、すなわち「検出ビームのカバー方向と送信ビームのカバー方向とが設定された関係を満たすこと」である。設定された関係は、送信ビームの3dBビーム幅が検出ビームの3dBビーム幅内にあることである。ユーザイクイップメントは第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームがビームA、ビームB及びビームCを含むと決定し、条件2に基づいて、設定された関係を満たすビームがビームAであると決定する。ビームAを検出ビームとして決定し、その後ビームAを使用してLBT検出を行う。
【0111】
例3において、
第1の選択条件は条件3、すなわち「検出ビームが送信ビームに関連付けられた検出ビームであること」であり、ここで、基地局は、アンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームに3つのビーム、すなわちビームE、ビームF及びビームGに関連付ける。ユーザイクイップメントは第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルの送信ビーム及び条件3を決定し、設定された関係を満たすビームがビームE、ビームF及びビームGであると決定する。
【0112】
本開示の実施例では、プロトコルにおいて第1の選択条件を約束することができ、ユーザイクイップメントはアンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームを決定した後、第1の選択条件に基づいて、このアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定し、そしてこの検出ビームで、このアンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を行うことができる。
【0113】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS110e~ステップS120eを含む。
【0114】
ステップS110eにおいて、ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信し、ここで、第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0115】
ステップS120eにおいて、第1のビーム設定情報によって指示された前記送信ビーム及びプロトコルによって約束された第2の選択条件に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定する。
【0116】
選択的に、この方法はステップS130eをさらに含むことができ、ステップS130eにおいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームが決定されたことに応答して、ユーザイクイップメントが、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0117】
いくつかの可能な実施形態では、前記第2の選択条件は、少なくとも、
設定された減衰度でのビーム幅が最も大きいこと、
または
空間関係情報インデックスが最も小さいことを含む。
【0118】
以下、2つの例で説明する。
【0119】
例1において、
第1の選択条件は条件4、すなわち「設定された減衰度でのビーム幅が最も大きいこと」であり、ユーザイクイップメントが第1のビーム設定情報に基づいて、ビームAとビームBが送信ビームであると決定する。ユーザイクイップメントは、条件4に基づいて、ビームAとビームBのうち、設定された減衰度でのビーム幅が最も大きいビームがビームAであると決定した場合、ビームAを検出ビームとして決定し、その後ビームAを使用してLBT検出を行うことができる。
【0120】
例2において、
第1の選択条件は条件5、すなわち「空間関係情報インデックスが最も小さいこと」であり、ユーザイクイップメント第1のビーム設定情報に基づいて、ビームAとビームBが送信ビームであると決定する。ユーザイクイップメントは、条件5に基づいて、ビームAとビームBのうち、空間関係情報インデックスが最も小さいビームがビームBであると決定した場合、ビームBを検出ビームとして決定し、その後ビームBを使用してLBT検出を行うことができる。
【0121】
本開示の実施例では、プロトコルにおいて第2の選択条件を約束することができ、ユーザイクイップメントはアンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームを決定した後、第2の選択条件に基づいて、このアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定し、そしてこの検出ビームで、このアンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を行うことができる。もちろん、上述の例では、第2の選択条件は第1の選択条件の選択結果に基づくが、第2の選択条件は第1の選択条件に依存しなくてもよい。つまり、他の方法で複数の検出ビームを検出ビーム候補のセットとして決定し、第2の選択条件に基づいてそのセットから1つの検出ビームを選択してもよい。
【0122】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS110c~ステップS130cを含む。
【0123】
ステップS110cにおいて、ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信し、ここで、第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0124】
ステップS120cにおいて、第1のビーム設定情報によって指示された前記送信ビーム及びプロトコルによって約束された第1の選択条件と第2の選択条件に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定する。
【0125】
ステップS130cにおいて、ユーザイクイップメントが、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0126】
いくつかの可能な実施形態では、
第1の選択条件は、少なくとも、
検出ビームが送信ビームであること、
検出ビームのカバー方向と送信ビームのカバー方向とが設定された関係を満たすこと、
または
検出ビームが送信ビームに関連付けられた検出ビームであることを含む。
【0127】
いくつかの可能な実施形態では、前記第2の選択条件は、少なくとも、
設定された減衰度でのビーム幅が最も大きいこと、
または
空間関係情報インデックスが最も小さいことを含む。
【0128】
以下、一例で説明する。
【0129】
例えば、
第1の選択条件は条件3、すなわち「検出ビームが送信ビームに関連付けられた検出ビームであること」であり、第2の選択条件は条件5、すなわち「設定された減衰度でのビーム幅が最も大きいこと」である。
【0130】
ユーザイクイップメントが第1のビーム設定情報に基づいて、ビームAとビームBが送信ビームであると決定する。ユーザイクイップメントは、ビームAとビームBのうち、条件4と条件5を同時に満たすビームがビームAであると決定した場合、ビームAを検出ビームとして決定し、その後ビームAを使用してLBT検出を行う。
【0131】
本開示の実施例では、プロトコルにおいて2つの条件、すなわち第1の選択条件と第2の選択条件を約束することができ、ユーザイクイップメントはアンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームを決定した後、この2つの条件のうちの少なくとも1つに基づいて、このアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定し、そしてこの検出ビームで、このアンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を行うことができる。
【0132】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS110d~ステップS140dを含む。
【0133】
ステップS110dにおいて、ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信し、ここで、第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0134】
ステップS120dにおいて、第1のビーム設定情報によって指示された送信ビーム及びプロトコルによって約束された第1の選択条件に基づいて、1つまたは複数の検出ビームを決定する。
【0135】
ステップS130dにおいて、第2の選択条件に基づいて、1つまたは複数の検出ビームのうちの1つの検出ビームを、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBTを実行する検出ビームとして決定する。
【0136】
ステップS140dにおいて、ユーザイクイップメントが、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0137】
いくつかの可能な実施形態では、第1の選択条件は、少なくとも、
検出ビームが送信ビームであること、
検出ビームのカバー方向と送信ビームのカバー方向とが設定された関係を満たすこと、
または、
検出ビームが送信ビームに関連付けられた検出ビームであることを含む。
【0138】
いくつかの可能な実施形態では、第2の選択条件は、少なくとも、
設定された減衰度でのビーム幅が最も大きいこと、
または、
空間関係情報インデックス(SRS index)が最も小さいことを含む。
【0139】
以下、4つの例で説明する。
【0140】
例1において、
第1の選択条件は条件1である。設定された関係は、送信ビームの3dBビーム幅が検出ビームの3dBビーム幅内にあることであり、第2の選択条件は条件4である。
【0141】
ユーザイクイップメントは、第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームを決定した後、条件1に基づいて、設定された関係を満たすビームがそれぞれビームA、ビームB及びビームCであると決定する。ビームA、ビームB及びビームCのうち、ビームAの3dBビーム幅が最も大きい。
【0142】
この場合、ユーザイクイップメントは条件4に基づいて、ビームAをこのアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームとして決定し、そしてビームAを使用して、このアンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を行うことができる。
【0143】
例2において、
第1の選択条件は条件2であり、設定された関係は、送信ビームの3dBビーム幅が検出ビームの3dBビーム幅内にあることである。第2の選択条件は条件5である。
【0144】
ユーザイクイップメントは、第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームを決定した後、条件2に基づいて、設定された関係を満たすビームがそれぞれビームA、ビームB及びビームCであると決定する。ビームA、ビームB及びビームCのうち、ビームBのSRS indexが最も小さい。
【0145】
この場合、ユーザイクイップメントは条件5に基づいて、ビームBをこのアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームとして決定し、そしてビームBを使用して、このアンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を行うことができる。
【0146】
例3において、
第1の選択条件は条件3であり、アンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームに3つのビーム、すなわちビームA、ビームB及びビームCが関連付けられる。第2の選択条件は条件4であり、設定された減衰度は3dBである。
【0147】
ユーザイクイップメントは、第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームを決定した後、条件3に基づいて、送信ビームに関連付けられたビームA、ビームB及びビームCを決定する。ビームA、ビームB及びビームCのうち、ビームAの3dBビーム幅が最も大きい。
【0148】
この場合、ユーザイクイップメントは条件4に基づいて、ビームAをこのアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームとして決定し、そしてビームAを使用して、このアンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を行うことができる。
【0149】
例4において、
第1の選択条件は条件3であり、アンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームに3つのビーム、すなわちビームA、ビームB及びビームCが関連付けられる。第2の選択条件は条件5である。
【0150】
ユーザイクイップメントは、第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームを決定した後、条件3に基づいて、送信ビームに関連付けられたビームA、ビームB及びビームCを決定する。ビームA、ビームB及びビームCのうち、ビームBのSRS indexが最も小さい。
【0151】
この場合、ユーザイクイップメントは条件5に基づいて、ビームBをこのアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームとして決定し、そしてビームBを使用して、このアンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を行うことができる。
【0152】
本開示の実施例では、第1の選択条件と第2の選択条件をセットすることができ、ユーザイクイップメントはアンライセンスアップリンクチャネルの送信ビームを決定した後、順次第1の選択条件と第2の選択条件に基づいて、このアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定し、その後この検出ビームで、このアンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を行うことができる。
【0153】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ネットワークデバイス102に適用される。この方法は、ステップS210aを含む。
【0154】
ステップS210aにおいて、第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信し、前記第1のビーム設定情報は、ユーザイクイップメントが第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0155】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信することにより、ユーザイクイップメントがアンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを決定し、そしてユーザイクイップメントが該送信ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定することにより、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0156】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ネットワークデバイス102に適用される。この方法は、ステップS210b~ステップS220bを含む。
【0157】
ステップS210bにおいて、上位層シグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信し、ここで、上位層シグナリングは、LBT方式が指向性LBTであることを指示するLBT設定情報(directional LBT)を含む。
【0158】
ステップS220bにおいて、第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信し、前記第1のビーム設定情報は、ユーザイクイップメントが第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0159】
ネットワークデバイスがユーザイクイップメントに上位層シグナリングを送信した後、ユーザイクイップメントは上位層シグナリング内のLBT設定情報に基づいて、指向性LBTの方式でLBT検出を行うと決定することができる。
【0160】
ネットワークデバイスが第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信した後、ユーザイクイップメントは第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを決定し、そしてこの送信ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定することができる。
【0161】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは上位層シグナリングと第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信することにより、ユーザイクイップメントがLBT方式と検出ビームを決定するようにし、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0162】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、通信システム100に適用される。図5を参照して、図5は例示的な一実施例によって示されるアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法のフローチャートであり、図5に示すように、この方法は、ステップS51~ステップS53を含む。
【0163】
ステップS51において、ネットワークデバイス102が第2のビーム設定情報をユーザイクイップメント101に送信し、ここで、前記第2のビーム設定情報は、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する。
【0164】
ステップS52において、ユーザイクイップメント101がネットワークデバイス102から第2のビーム設定情報を受信する。
【0165】
ステップS53において、ユーザイクイップメント101が第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0166】
選択的に、この方法は、ステップS44をさらに含み、ステップS44において、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームが決定されたことに応答して、ユーザイクイップメント101が、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0167】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信することにより、ユーザイクイップメントが第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定することができ、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0168】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。図6を参照して、図6は例示的な一実施例によって示されるアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法のフローチャートであり、図6に示すように、この方法は、ステップS510a~ステップS520aを含む。
【0169】
ステップS510aにおいて、ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信し、ここで、第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する。
【0170】
ステップS520aにおいて、第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0171】
選択的に、この方法はステップS530aをさらに含み、ステップS530aにおいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームが決定されたことに応答して、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0172】
いくつかの可能な実施形態では、アンライセンスアップリンクチャネルはPUCCH、CG-PUSCHまたはPUSCHである。
【0173】
本開示の実施例では、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信して、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定することにより、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0174】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS510b~ステップS520bを含む。
【0175】
ステップS510bにおいて、ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を含む上位層シグナリングを受信し、第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する。
【0176】
ステップS520bにおいて、第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0177】
選択的に、この方法はステップS530bを含み、ステップS530bにおいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームが決定されたことに応答して、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0178】
いくつかの可能な実施形態では、アンライセンスアップリンクチャネルはPUCCHまたはCG-PUSCHである。
【0179】
本開示の実施例では、ユーザイクイップメントは上位層シグナリングでネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信し、そして第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定し、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0180】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS510c~ステップS530cを含む。
【0181】
ステップS510cにおいて、ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信し、ここで、第2のビーム設定情報は複数の空間関係情報を含み。複数の空間関係情報が複数のアップリンクビームに対応する。
【0182】
ステップS520cにおいて、ネットワークデバイスからMAC CEシグナリングを受信し、ここで、MAC CEシグナリングは複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するために使用される。
【0183】
ステップS530cにおいて、空間関係情報におけるアクティブ化された1つのビームを、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBTを実行する検出ビームとして決定する。
【0184】
選択的に、この方法はステップS540cを含み、ステップS540cにおいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームが決定されたことに応答して、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0185】
以下、2つの例で説明する。
【0186】
例1において、
PUCCHに対して、ユーザイクイップメントは、ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信することができ、第2のビーム設定情報は複数の空間関係情報(spatialrelationinfo)を含み、複数の空間関係情報が複数のアップリンクビームに対応し、すなわち、複数の空間関係情報はSRS送信ビームを指示する。
【0187】
ユーザイクイップメントはネットワークデバイスからMAC CEシグナリングを受信し、MAC CEシグナリングは複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するために使用され、アクティブ化されたビームを、アンライセンスPUCCHに対してLBT検出を実行する検出ビームとして、この検出ビームでPUCCHに対してLBT検出を実行することができる。
【0188】
例2において、
CG-PUSCHに対して、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信することができ、第2のビーム設定情報は複数の空間関係情報(spatialrelationinfo)を含み、複数の空間関係情報が複数のアップリンクビームに対応し、すなわち、複数の空間関係情報はSRS送信ビームを指示する。
【0189】
ユーザイクイップメントはネットワークデバイスからMAC CEシグナリングを受信し、MAC CEシグナリングは複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するために使用され、アクティブ化されたビームを、アンライセンスCG-PUSCHに対してLBT検出を実行する検出ビームとすることができる。
【0190】
本開示の実施例では、ユーザイクイップメントはMAC CEシグナリングで検出ビームを決定し、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0191】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS510dを含む。
【0192】
ステップS510dにおいて、ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を含むRRC(Radio Resource Control)層シグナリングを受信する。第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示する。
【0193】
以下、2つの例で説明する。
【0194】
例1において、
CG-PUSCHに対して、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含むRRC層シグナリングを受信することができ、第2のビーム設定情報は、アンライセンスCG-PUSCHに対応する検出ビームを暗黙的に指示するように、SRSリソースを指示する。ユーザイクイップメントはRRC層シグナリングを受信した後、RRC層シグナリング内の第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスCG-PUSCHに対応する検出ビームを決定することができる。
【0195】
例2において、
PUCCHに対して、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含むRRC層シグナリングを受信することができ、第2のビーム設定情報は、アンライセンスPUCCHに対応する検出ビームを暗黙的に指示するように、SRSリソースを指示する。ユーザイクイップメントはRRC層シグナリングを受信した後、RRC層シグナリング内の第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスPUCCHに対応する検出ビームを決定することができる。
【0196】
本開示の実施例では、ユーザイクイップメントはRRC層シグナリングでネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信し、そして第2のビーム設定情報に基づいて、検出ビームを決定することにより、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0197】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法において、第2のビーム設定情報はスケジューリングDCIであり、この方法は、ステップS510e~ステップS520eを含む。
【0198】
ステップS510eにおいて、ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を含むスケジューリングDCIを受信し、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示する。
【0199】
ステップS520eにおいて、スケジューリングDCIに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0200】
選択的に、この方法は、ステップS330eを含み、ステップS330eにおいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームが決定されたことに応答して、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0201】
可能な一例では、動的スケジューリングされた物理アップリンク共有チャネル(Physical Uplink Shared channel、PUSCH)について、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を含むスケジューリングDCIを受信することができ、第2のビーム設定情報は検出ビームを指示するように1つのSRSリソースを指示し、この検出ビームを、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームとして決定する。
【0202】
本開示の実施例では、スケジューリングDCIを第2のビーム設定情報とし、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスからスケジューリングDCIを受信し、その後スケジューリングDCIに基づいて、検出ビームを決定し、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0203】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS510fを含む。
【0204】
ステップS510fにおいて、ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報が受信されていないことに応答して、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行するデフォルトの検出ビームを決定する。
【0205】
ここで、デフォルトの検出ビームは、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームであってもよい。
【0206】
本開示の実施例では、デフォルトの検出ビームを設定することができ、ユーザイクイップメントは、ネットワークデバイスからの第2のビーム設定情報が受信されていないことに応答して、ネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0207】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS500g~ステップS510gを含む。
【0208】
ステップS500gにおいて、ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信し、ここで、前記第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0209】
ステップS510gにおいて、ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報が受信されていないことに応答して、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行するデフォルトの検出ビームを決定する。
【0210】
ここで、デフォルトの検出ビームはアンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームであってもよく、ユーザイクイップメントは第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを決定した後、デフォルトの検出ビームを決定することができる。
【0211】
本開示の実施例では、デフォルトの検出ビームを設定することができ、ユーザイクイップメントはネットワークデバイスからの第2のビーム設定情報が受信されていないことに応答して、ネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0212】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ユーザイクイップメント101に適用される。この方法は、ステップS510hを含む。
【0213】
ステップS510hにおいて、ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報が受信されていないことに応答して、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行するデフォルトの検出ビームを決定する。
【0214】
ここで、デフォルトの検出ビームは全方向ビームであってもよい。
【0215】
本開示の実施例では、デフォルトの検出ビームを設定することができ、ユーザイクイップメントは、ネットワークデバイスからの第2のビーム設定情報が受信されていないことに応答して、ネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0216】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ネットワークデバイス102に適用される。この方法は、ステップS410aを含む。
【0217】
ステップS410aにおいて、第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信し、ここで、前記第2のビーム設定情報は、ユーザイクイップメントが第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する。
【0218】
いくつかの可能な実施形態では、アンライセンスアップリンクチャネルはPUCCH、CG-PUSCHまたはPUSCHである。
【0219】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信することにより、ユーザイクイップメントがアンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するようにし、これによってユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0220】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ネットワークデバイス102に適用される。この方法は、ステップS410bを含む。
【0221】
ステップS410bにおいて、第2のビーム設定情報を含む上位層シグナリングをユーザイクイップメントに送信し、第2のビーム設定情報は、ユーザイクイップメントが第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する。
【0222】
いくつかの可能な実施形態では、アンライセンスアップリンクチャネルはPUCCHまたはCG-PUSCHである。
【0223】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスは上位層シグナリングで第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信し、ユーザイクイップメントが第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するようにし、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0224】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ネットワークデバイス102に適用される。この方法は、ステップS410c~ステップS420cを含む。
【0225】
ステップS410cにおいて、第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信し、ここで、第2のビーム設定情報は複数の空間関係情報を含み。複数の空間関係情報が複数のアップリンクビームに対応する。MAC CEシグナリングは前記複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するために使用される。
【0226】
ステップS420cにおいて、MAC CEシグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信し、前記MAC CEシグナリングは、前記ユーザイクイップメントが前記空間関係情報におけるアクティブ化された1つのビームを、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームとして決定するように、前記複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するために使用される。
【0227】
いくつかの可能な実施形態では、アンライセンスアップリンクチャネルはPUCCHまたはCG-PUSCHである。
【0228】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスはユーザイクイップメントにMAC CEシグナリングを送信することにより、ユーザイクイップメントが検出ビームを決定できるようにし、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0229】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ネットワークデバイス102に適用される。この方法は、ステップS410dを含む。
【0230】
ステップS410dにおいて、第2のビーム設定情報を含むRRC層シグナリングをユーザイクイップメントに送信し、第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示し、これによりユーザイクイップメントが第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定し、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0231】
いくつかの可能な実施形態では、アンライセンスアップリンクチャネルはPUCCHまたはCG-PUSCHである。
【0232】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスはRRC層シグナリングで第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信することにより、ユーザイクイップメントが第2のビーム設定情報に基づいて、検出ビームを決定することができ、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0233】
本開示の実施例は、アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法を提供し、ネットワークデバイス102に適用される。この方法は、ステップS410eを含む。
【0234】
ステップS410eにおいて、第2のビーム設定情報を含むスケジューリングDCIをユーザイクイップメントに送信し、ここで、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示し、これによりユーザイクイップメントが第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定し、ユーザイクイップメントが、決定された検出ビームに基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する。
【0235】
いくつかの可能な実施形態では、アンライセンスアップリンクチャネルはPUSCHである。
【0236】
本開示の実施例では、ネットワークデバイスはユーザイクイップメントにスケジューリングDCIを送信することにより、ユーザイクイップメントがスケジューリングDCIに基づいて、検出ビームを決定することができ、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
【0237】
上記の方法実施例と同じ構想に基づいて、本開示の実施例は通信装置をさらに提供し、該通信装置は上記の方法実施例におけるユーザイクイップメントの機能を備え、上記の方法実施例によって提供されるユーザイクイップメントによって実行されるステップを実行できる。該機能はハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアまたはハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。該ハードウェアまたはソフトウェアは上記の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0238】
可能な一実現形態では、図7に示される通信装置700は上記の方法実施例に係るユーザイクイップメントとして、上記の方法実施例においてユーザイクイップメントによって実行されるステップを実行することができる。図7に示すように、該通信装置700は送受信モジュール701及び処理モジュール702を含むことができ、該送受信モジュール701と処理モジュール702が互いに結合されている。該送受信モジュール701は通信装置700の通信をサポートし、送受信モジュール701は無線通信機能を備え、例えば無線エアインターフェースを介して他の通信装置と無線通信することができる。処理モジュール702は該通信装置700が上記の方法実施例における処理動作を実行することをサポートし、送受信モジュール701から送信された情報、メッセージを生成すること、及び/又は、送受信モジュール701によって受信された信号に対して復調復号を行うことなどを含むが、これらに限定されない。
【0239】
一例では、ユーザイクイップメントによって実施されるステップを実行する場合、送受信モジュール701はネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信し、ここで、第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。処理モジュール702は第1のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。もう1つの例では、ユーザイクイップメントによって実施されるステップを実行する場合、送受信モジュール701はネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信し、ここで、第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する。処理モジュール702は第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0240】
該通信装置がユーザイクイップメントである場合、その構成は図8に示すとおりであってもよい。装置800は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージングデバイス、ゲームコンソール、タブレットデバイス、医療デバイス、フィットネスデバイス、パーソナルデジタルアシスタントなどであってもよい。
【0241】
図8を参照すると、装置800は、処理コンポーネント802、メモリ804、電力コンポーネント806、マルチメディアコンポーネント808、オーディオコンポーネント810、入力/出力(I/O)インターフェース812、センサコンポーネント814、および通信コンポーネント816、1つまたは複数のコンポーネントを含むことができる。
【0242】
処理コンポーネント802は、通常、表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ操作、及び記録操作に関連する操作のような装置800の全体の操作を制御する。処理コンポーネント802は、上記方法の全てまたは一部のステップを完成するために、命令を実行するための1つまたは複数のプロセッサ820を含むことができる。なお、処理コンポーネント802は、他のコンポーネントとのインタラクションを容易にするために、1つまたは複数のモジュールを含むことができる。例えば、処理コンポーネント802は、マルチメディアコンポーネント808と処理コンポーネント802とのインタラクションを容易にするために、マルチメディアモジュールを含むことができる。
【0243】
メモリ804は、装置800での操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例は、装置800で操作するためのあらゆるアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、画像、ビデオなどを含む。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読み出し専用メモリ(PROM)、読み出し専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクのような、あらゆるタイプの揮発性または不揮発性の記憶デバイスまたはそれらの組み合わせによって実現されてもよい。
【0244】
電力コンポーネント806は、装置800の各種類のコンポーネントに電力を提供する。電力コンポーネント806は、電源管理システムと、1つまたは複数の電源と、装置800の電力の生成、管理、及び配分に関連する他のコンポーネントとを含むことができる。
【0245】
マルチメディアコンポーネント808は、前記装置800とユーザとの間に1つの出力インターフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)とタッチパネル(TP)とを含むことができる。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受信するように、タッチスクリーンとして実現されることができる。タッチパネルには、タッチ、スライド、タッチパネル上のジェスチャーを感知するように、1つまたは複数のタッチセンサが含まれる。前記タッチセンサは、タッチまたはスライド動作の境界を感知するだけでなく、タッチまたはスライド操作に関連する持続時間と圧力を検出することができる。いくつかの実施例では、マルチメディアコンポーネント808は、1つのフロントカメラ及び/又はリアカメラを含む。装置800が撮影モードやビデオモードなどの操作モードにある場合、フロントカメラ及び/又はリアカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびリアカメラは、1つの固定的な光学レンズシステムであってもよく、または焦点距離と光学ズーム能力を備えてもよい。
【0246】
オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力及び/又は入力するように構成される。例えば、オーディオコンポーネント810は、装置800が呼び出しモード、記録モード、および音声認識モードのような操作モードにある場合、外部オーディオ信号を受信するように構成されるマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶されてもよく、または通信コンポーネント816を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオコンポーネント810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0247】
I/Oインターフェース812は、処理コンポーネント802と周辺インターフェースモジュールとの間にインターフェースを提供し、上記の周辺インターフェースモジュールはキーボード、クリックホイール、ボタンなどであってもよい。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含むことができるが、これらに限定されない。
【0248】
センサコンポーネント814は、装置800に様々な態様の状態評価を提供するように、1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサコンポーネント814は、装置800のオン/オフ状態、コンポーネントの相対的な位置決めを検出でき、例えば、前記コンポーネントは装置800のディスプレイおよびキーパッドであり、センサコンポーネント814は、さらに、装置800または装置800の1つのコンポーネントの位置変化、ユーザと装置800との接触の有無、装置800の方向及び位置または加速/減速および装置800の温度変化を検出することができる。センサコンポーネント814は、任意の物理的接触がない場合、付近の物体の存在を検出するように構成される近接センサを含むこともできる。センサコンポーネント814は、イメージングアプリケーションに使用されるCMOSまたはCCDイメージセンサのような光センサをさらに含むことができる。いくつかの実施例では、当該センサコンポーネント814は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含むことができる。
【0249】
通信コンポーネント816は、装置800と他のデバイスとの間の有線または無線方式の通信を容易にするように構成される。装置800は、通信規格に基づく無線ネットワーク、例えばWiFi、2Gまたは3G、またはこれらの組み合わせにアクセスすることができる。例示的な一実施例では、通信コンポーネント816は、ブロードキャストチャネルを介して外部ブロードキャスト管理システムからのブロードキャスト信号またはブロードキャスト関連情報を受信する。例示的な実施例では、前記通信コンポーネント816は、短距離通信を容易にするために、近距離通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数認識(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(BT)技術、および他の技術に基づいて実現されてもよい。
【0250】
例示的な実施例では、装置800は、上記方法を実行するように、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子部品によって実現されてもよい。
【0251】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ804をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するように、装置800のプロセッサ820によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD?ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。
【0252】
上記の方法実施例と同じ構想に基づいて、本開示の実施例は通信装置をさらに提供し、該通信装置は上記の方法実施例におけるネットワークデバイスの機能を備え、上記の方法実施例によって提供されるネットワークデバイスによって実行されるステップを実行できる。該機能はハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアまたはハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。該ハードウェアまたはソフトウェアは上記の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。
【0253】
可能な一実現形態では、図9に示される通信装置900は上記の方法実施例に係るネットワークデバイスとして、上記の方法実施例においてネットワークデバイスによって実行されるステップを実行することができる。図9に示すように、該通信装置900は送受信モジュール901及び処理モジュール902を含むことができ、該送受信モジュール901と処理モジュール902が互いに結合されている。該送受信モジュール901は通信装置900の通信をサポートし、送受信モジュール901は無線通信機能を備え、例えば無線エアインターフェースを介して他の通信装置と無線通信することができる。処理モジュール902は該通信装置900が上記の方法における処理動作を実行することをサポートし、送受信モジュール901から送信された情報、メッセージを生成すること、及び/又は、送受信モジュール901によって受信された信号に対して復調復号を行うことなどを含むが、これらに限定されない。
【0254】
一例では、ネットワークデバイスによって実施されるステップを実行する場合、送受信モジュール901は、第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信し、前記第1のビーム設定情報は、ユーザイクイップメントが前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する。
【0255】
一例では、ネットワークデバイスによって実施されるステップを実行する場合、送受信モジュール901は、第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信し、ここで、第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示し、これによりユーザイクイップメントが第2のビーム設定情報に基づいて、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定する。
【0256】
該通信装置がネットワークデバイスである場合、その構成は図10に示すとおりであってもよい。基地局を例として通信装置の構成を説明する。図10に示すように、装置1000はメモリ1001、プロセッサ1002、送受信コンポーネント1003、及び電源コンポーネント1006を含む。ここで、メモリ1001は、プロセッサ1002に結合され、通信装置1000が各機能を実現するために必要なプログラム及びデータを格納するために使用できる。該プロセッサ1002は通信装置1000が上記の方法のそれぞれの機能を実行することをサポートするように構成され、前記機能はメモリ1001に記憶されたプログラムを呼び出すことによって実現されることができる。送受信コンポーネント1003は、通信装置1000が無線インターフェースを介してシグナリング及び/又はデータを受信し、シグナリング及び/又はデータを送信することをサポートするために使用できる無線トランシーバであってもよい。送受信コンポーネント1003は送受信ユニットまたは通信ユニットとも呼ばれ、送受信コンポーネント1003は無線周波数コンポーネント1004及び1つまたは複数のアンテナ1005を含むことができ、ここで、無線周波数コンポーネント1004は、無線周波数信号の伝送及び無線周波数信号とベースバンド信号との変換に使用可能なリモート無線周波数ユニット(remote radio unit、RRU)であってもよく、該1つまたは複数のアンテナ1007は無線周波数信号の送信と受信に使用可能である。
【0257】
通信装置1000がデータを送信する必要がある場合、プロセッサ1002は送信されるデータに対してベースバンドを行った後、ベースバンド信号を無線周波数ユニットに出力し、無線周波数ユニットはベースバンド信号を無線周波数処理した後、無線周波数信号をアンテナを介して電磁波として送信することができる。データが通信装置1000に送信されると、無線周波数ユニットはアンテナを介して無線周波信号を受信し、無線周波信号をベースバンド信号に変換して、ベースバンド信号をプロセッサ1002に出力し、プロセッサ1002はベースバンド信号をデータに変換して処理する。
【0258】
例示的な実施例では、命令を含む非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、例えば、命令を含むメモリ1001をさらに提供し、上記命令は、上記方法を完成するように、装置1000のプロセッサ1002によって実行されてもよい。例えば、前記非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD?ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ記憶装置であってもよい。
【0259】
当業者は、明細書を検討し、かつ、明細書で開示された発明を実践した後、本開示の他の実施案を容易に想到し得る。本出願は、本開示のいかなる変形、用途または適宜な変化をカバーすることを意図し、これらの変形、用途または適宜な変化は、本開示の一般原理に従るとともに、本開示で開示されていない当分野の周知常識または慣用技術手段を含む。明細書および実施例は、単なる例示と見なされ、本開示の真の範囲および精神は、以下の特許請求の範囲によって指摘される。
【0260】
なお、本開示は、上記に記載され、図面に示されている厳密な構造に限定されず、その範囲から逸脱しない限り、様々な修正や変更を行うことができる。本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって限定される。
【産業上の利用可能性】
【0261】
ユーザイクイップメントはネットワークデバイスから第1のビーム設定情報または第2のビーム設定情報を受信することにより、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定し、ネットワークデバイスによって検出ビームの関連情報を指示する必要はなく、ユーザイクイップメントが適切な検出ビームを決定することができ、伝送リソースを節約することができ、または、ユーザイクイップメントがネットワークデバイスからの指示に基づいて検出ビームを正確に決定することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-04-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法であって、ユーザイクイップメントに適用され、
ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信するステップであって、前記第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示するステップと、
前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するステップと、を含む、
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項2】
前記方法は、
前記ネットワークデバイスから上位層シグナリングを受信するステップであって、前記上位層シグナリングは、LBT方式が指向性LBTであることを指示するLBT設定情報を含むステップをさらに含む、
請求項1に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項3】
前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定するステップは、
前記第1のビーム設定情報によって指示された前記送信ビーム及びプロトコルによって約束された条件に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定するステップであって、前記プロトコルによって約束された条件は、第1の選択条件と第2の選択条件とのうちの少なくとも1つを含むステップを含む、
請求項1に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項4】
前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームを決定するステップは、
前記第1のビーム設定情報によって指示された前記送信ビーム及びプロトコルによって約束された第1の選択条件に基づいて、1つまたは複数の検出ビームを決定するステップ、及び/又は
プロトコルによって約束された第2の選択条件に基づいて、前記1つまたは複数の検出ビームのうちの1つの検出ビームを、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBTを実行する前記検出ビームとして決定するステップを含む、
請求項1に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項5】
前記第1の選択条件は、少なくとも、
前記検出ビームが前記送信ビームであること、
前記検出ビームのカバー方向と前記送信ビームのカバー方向とが設定された関係を満たすこと、
または
前記検出ビームが前記送信ビームに関連付けられた検出ビームであることを含む、
請求項3または4に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項6】
前記第2の選択条件は、少なくとも、
設定された減衰度でのビーム幅が最も大きいこと、
または
空間関係情報インデックスが最も小さいことを含む、
請求項3または4に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項7】
前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームは全方向ビームである、
請求項1に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項8】
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法であって、ユーザイクイップメントに適用され、
ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示するステップと、
前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するステップと、を含む、
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項9】
ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップは、
ネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含む上位層シグナリングを受信するステップを含む、
請求項8に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項10】
前記第2のビーム設定情報は複数の空間関係情報を含み、前記複数の空間関係情報が複数のアップリンクビームに対応し、
前記方法は、
ネットワークデバイスから、前記複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するためのMAC CEシグナリングを受信するステップと、
前記空間関係情報におけるアクティブ化された1つのビームを、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する前記検出ビームとして決定するステップと、をさらに含む、
請求項8に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項11】
前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップは、
ネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含むRRC層シグナリングを受信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのサウンディング基準信号(SRS)リソースを指示するステップを含む、
請求項8に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項12】
前記アンライセンスアップリンクチャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)またはコンフィギュアドグラント物理アップリンク共有チャネル(CG-PUSCH)である、
請求項に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項13】
前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するステップは、
前記ネットワークデバイスから、第2のビーム設定情報を含むスケジューリングダウンリンク制御情報(DCI)を受信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示するステップを含む、
請求項8に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項14】
前記アンライセンスアップリンクチャネルは、物理アップリンク制御チャネル(PUSCH)またはCG-PUSCHである、
請求項13に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項15】
前記ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報が受信されていないことに応答して、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行するデフォルトの検出ビームを決定する、
請求項8に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項16】
前記デフォルトの検出ビームは、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームまたは全方向ビームである、
請求項15に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項17】
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法であって、ネットワークデバイスに適用され、
第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記第1のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示するステップを含む、
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項18】
前記方法は、
上位層シグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記上位層シグナリングは、LBT方式が指向性LBTであることを指示するLBT設定情報を含むステップをさらに含む、
請求項17に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項19】
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法であって、ネットワークデバイスに適用され、
第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示するステップを含む、
アンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項20】
前記第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップは、
第2のビーム設定情報を含む上位層シグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップを含む、
請求項19に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項21】
前記第2のビーム設定情報は複数の空間関係情報を含み、前記複数の空間関係情報が複数のアップリンクビームに対応し、
前記方法は、
MAC CEシグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記MAC CEシグナリングは、前記ユーザイクイップメントが前記空間関係情報におけるアクティブ化された1つのビームを、アンライセンスアップリンクチャネルに対してLBT検出を実行する検出ビームとして決定するように、前記複数のアップリンクビームのうちの1つのビームをアクティブ化するために使用されるステップをさらに含む、
請求項19に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項22】
前記第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップは、
第2のビーム設定情報を含むRRC層シグナリングを前記ユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示するステップを含む、
請求項19に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項23】
前記第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するステップは、
第2のビーム設定情報を含むスケジューリングDCIをユーザイクイップメントに送信するステップであって、前記第2のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)を実行する検出ビームを指示するように、1つのSRSリソースを指示するステップを含む、
請求項19に記載のアンライセンスアップリンクチャネルの検出ビームを決定する方法。
【請求項24】
通信装置であって、
ネットワークデバイスから第1のビーム設定情報を受信するための送受信モジュールであって、前記第1のビーム設定情報は、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する送受信モジュールと、
前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するための処理モジュールと、を含む、
通信装置。
【請求項25】
通信装置であって、
ネットワークデバイスから第2のビーム設定情報を受信するための送受信モジュールであって、前記第2のビーム設定情報は、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する送受信モジュールと、
前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するための処理モジュールと、を含む、
通信装置。
【請求項26】
通信装置であって、
第1のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するための送受信モジュールであって、前記第1のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第1のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、アンライセンスアップリンクチャネルを送信する送信ビームを指示する送受信モジュールを含む、
通信装置。
【請求項27】
通信装置であって、
第2のビーム設定情報をユーザイクイップメントに送信するための送受信モジュールであって、前記第2のビーム設定情報は、前記ユーザイクイップメントが前記第2のビーム設定情報に基づいて、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを決定するように、前記アンライセンスアップリンクチャネルに対してリッスンビフォアトーク(LBT)検出を実行する検出ビームを指示する送受信モジュールを含む、
通信装置。
【請求項28】
通信装置であって、プロセッサとメモリとを含み、
前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、
前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することにより、請求項1~または8~16のいずれかに記載の方法を実現する、
通信装置。
【請求項29】
通信装置であって、プロセッサとメモリとを含み、
前記メモリはコンピュータプログラムを記憶し、
前記プロセッサは前記コンピュータプログラムを実行することにより、請求項17~18または19~23のいずれかに記載の方法を実現する、
通信装置。
【請求項30】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令がコンピュータで呼び出されて実行される場合、前記コンピュータに請求項1~または8~16のいずれかに記載の方法を実行させる、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項31】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令がコンピュータで呼び出されて実行される場合、前記コンピュータに請求項17~18または19~23のいずれかに記載の方法を実行させる、
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【国際調査報告】