(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-23
(54)【発明の名称】アイドル及び非アクティブモードにあるeDRXを用いた低減された能力のUEのためのセル検出及び測定
(51)【国際特許分類】
H04W 52/02 20090101AFI20241016BHJP
H04W 24/08 20090101ALI20241016BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20241016BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W24/08
H04W16/28
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024523979
(86)(22)【出願日】2021-10-22
(85)【翻訳文提出日】2024-04-22
(86)【国際出願番号】 CN2021125735
(87)【国際公開番号】W WO2023065307
(87)【国際公開日】2023-04-27
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キュイ, ジエ
(72)【発明者】
【氏名】チャン, ダウェイ
(72)【発明者】
【氏名】ヘ, ホン
(72)【発明者】
【氏名】ニウ, ファニン
(72)【発明者】
【氏名】ラガヴァン, マナサ
(72)【発明者】
【氏名】リ, キミン
(72)【発明者】
【氏名】チェン, シアン
(72)【発明者】
【氏名】タン, ヤン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE02
5K067GG02
5K067KK02
(57)【要約】
FR1においてアイドルモードにある低減された能力のUEにおけるサービングセル測定は、低減された能力のUEに関連付けられたeDRXサイクル長が20.48秒以上かつ10485.76秒以下であることを識別することを含む。eDRXサイクル長は、DRXサイクル長を含む。低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた測定期間は、eDRXサイクルの単一のPTW内で生じるように決定される。測定期間は、単一のPTW内で実行される測定サンプルを含む。単一のPTWの長さは、DRXサイクル長と測定サンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づいて決定される。単一のPTWの長さは、1.28の倍数を含む。サービングセル測定は、単一のPTW中に実行される。サービングセル測定は、測定期間に関連付けられた測定サンプルの各々を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
周波数範囲1(FR1)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、前記eDRXサイクル長は間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた測定期間であって、単一のページング時間ウィンドウ(PTW)内で実行される複数の測定サンプルを含む前記測定期間が、前記eDRXサイクルの前記単一のPTW内で生じると決定することと、
前記DRXサイクル長と前記複数の測定サンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づいて、1.28の倍数を含む前記単一のPTWの前記長さを決定することと、
前記単一のPTWの間に、サービングセル測定を実行することであって、前記サービングセル測定は、前記測定期間に関連付けられた前記複数の測定サンプルの各々を含む、ことと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記複数の測定サンプルは、前記サービングセルの前記測定期間に関連付けられた測定サンプルの全体を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記DRXサイクル長と前記サンプルスケーリング係数との前記積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記整数を生成することは、1.28で除算された前記積の前記結果の値に対して天井関数を実行することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
同期信号ブロック(SSB)ベースの測定タイミング構成(SMTC)周期が20ミリ秒(ms)より大きく、前記DRXサイクル長が0.64s以下である場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、前記DRXサイクル長と前記サンプルスケーリング係数との前記積にスケーリング係数kを乗算して、それによって新しい積を生成することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記新しい積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記新しい積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
周波数範囲1(FR1)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた複数の測定サンプルは、前記eDRXサイクルに関連付けられた測定期間内に測定されると決定することと、
前記測定期間の長さを決定することは、前記eDRXサイクル長と前記複数の測定サンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づくことと、
前記測定期間の間に、サービングセル測定を実行することであって、前記サービングセル測定は、前記測定期間に関連付けられた前記複数の測定サンプルの各々を含む、ことと、
を含む、方法。
【請求項8】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた測定期間であって、複数の受信(Rx)ビームに関連付けられたビーム掃引と、単一のページング時間ウィンドウ(PTW)内で実行される前記複数のRxビームの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含む、前記測定期間が、前記eDRXサイクルの前記単一のPTW内で生じると決定することと、
前記DRXサイクル長と、前記複数のRxビームに関連付けられたビーム掃引スケーリング係数と、前記複数の物理レイヤフィルタリングサンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づいて、1.28の倍数を含む前記単一のPTWの前記長さを決定すること、
前記単一のPTW中にサービングセル測定を実行することであって、前記サービングセル測定は、前記複数のRxビームの各々に関連付けられたビーム掃引と、前記複数のRxビームの各々に関連付けられた前記複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含む、ことと、
を含む、方法。
【請求項9】
前記複数のRxビームは、Rxビームの全体を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記DRXサイクル長は、複数の可能なDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記ビーム掃引スケーリング係数は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なDRXサイクル長のうちの所与のDRXサイクル長に関連付けられている、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第1のビーム掃引スケーリング係数と、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第2のビーム掃引スケーリング係数とが同じ値を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第1のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第2のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記DRXサイクル長と、前記サンプルスケーリング係数と、前記ビーム掃引スケーリング係数との前記積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
同期信号ブロック(SSB)ベースの測定タイミング構成(SMTC)周期が20ミリ秒(ms)より大きく、前記DRXサイクル長が0.64s以下である場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、前記DRXサイクル長と、前記サンプルスケーリング係数と、前記ビーム掃引スケーリング係数との前記積にスケーリング係数kを乗算して、それによって新しい積を生成することを更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記新しい積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記新しい積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、前記eDRXサイクル長は間欠受信(DRX)サイクル長を含む、eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた測定期間が、前記eDRXサイクルの単一のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定することであって、前記測定期間は、複数の受信(Rx)ビームのうちの少なくとも1つであって、前記複数のRxビームの全体よりも少ないものを含む前記複数のRxビームのうちの少なくとも1つに関連付けられたビーム掃引と、前記単一のPTW内で実行される前記複数のRxビームのうちの前記少なくとも1つの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含む、ことと、
前記複数のRxビームの各々についてビーム掃引を実行することに関連付けられている第1のセットのビーム掃引スケーリング係数から、第1のビーム掃引スケーリング係数を決定することと、
第2のセットのビーム掃引スケーリング係数から第2のビーム掃引スケーリング係数を決定することであって、前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数は、前記複数のRxビームの全体よりも少ないビーム掃引を実行することに関連付けられており、前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記第1のセットのビーム掃引スケーリング係数の各々よりも小さい値を含む、ことと、
前記DRXサイクル長と、前記第2のビーム掃引スケーリング係数と、前記複数の物理レイヤフィルタリングサンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づいて、1.28の倍数を含む前記単一のPTWの長さを決定すること、
前記単一のPTW中にサービングセル測定を実行することであって、前記サービングセル測定は、前記複数のRxビームの前記少なくとも1つに関連付けられたビーム掃引と、前記複数のRxビームの前記少なくとも1つの各々に関連付けられた前記複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含む、ことと、
を含む、方法。
【請求項17】
前記DRXサイクル長は、複数の可能なDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なDRXサイクル長のうちの所与のDRXサイクル長に関連付けられている、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の前記第2のビーム掃引スケーリング係数と、前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の第3のビーム掃引スケーリング係数とは同じ値を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の前記第2のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の第3のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記DRXサイクル長と、前記サンプルスケーリング係数と、前記第2のビーム掃引スケーリング係数との前記積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
同期信号ブロック(SSB)ベースの測定タイミング構成(SMTC)周期が20ミリ秒(ms)より大きく、前記DRXサイクル長が0.64s以下である場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、前記DRXサイクル長と、前記サンプルスケーリング係数と、前記第2のビーム掃引スケーリング係数との前記積にスケーリング係数kを乗算して、それによって新しい積を生成することを更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記新しい積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記新しい積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられたサービングセル測定が、前記eDRXサイクルに関連付けられた測定期間内に実行されると決定することであって、前記測定は、複数の受信(Rx)ビームに関連付けられたビーム掃引と、前記複数のRxビームの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含む、ことと、
前記eDRXサイクル長と、前記複数の物理レイヤフィルタリングサンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数と、前記複数のRxビームのビーム掃引に関連付けられたビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、前記測定期間の長さを決定することと、
前記測定期間中に前記サービングセル測定を実行することと、
を含む、方法。
【請求項24】
前記eDRXサイクル長は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記ビーム掃引スケーリング係数は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられている、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第1のビーム掃引スケーリング係数と、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第2のビーム掃引スケーリング係数とが同じ値を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第1のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第2のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
周波数範囲1(FR1)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた測定期間が、前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウ(PTW)内に生じると決定することであって、前記測定期間は、前記単一のPTW内で実行される複数の近隣セル測定サンプルを含み、前記複数の近隣セル測定サンプルは、測定サンプルスケーリング係数に関連付けられている、ことと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた評価期間が、前記eDRXサイクルの第2のPTW内で生じること決定することであって、前記評価期間は、前記単一のPTW内で実行される複数の近隣セル評価サンプルを含み、前記複数の近隣セル評価サンプルは、評価サンプルスケーリング係数に関連付けられており、前記第1のPTW及び前記第2のPTWは、同じ持続時間のPTW長を含む、ことと、
前記DRXサイクル長、前記測定サンプルスケーリング係数、及び前記評価サンプルスケーリング係数に基づいて、1.28の倍数を含む前記PTW長を決定することと、
前記第1のPTW中に前記複数の近隣セル測定サンプルを実行し、前記第2のPTW中に前記複数の近隣セル評価サンプルを実行することと、
を含む、方法。
【請求項28】
前記PTW長を決定することは、
前記測定サンプルスケーリング係数及び前記評価サンプルスケーリング係数のどちらが、より大きい値を含むかを決定することと、
前記より大きい値と前記DRXサイクル長との積を生成することと、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記PTW長を生成することと、
を更に含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記測定サンプルスケーリング係数及び前記評価サンプルスケーリング係数のどちらがより大きい値を含むかを決定することは、前記測定サンプルスケーリング係数及び前記評価サンプルスケーリング係数に対してmax関数を実行することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記整数を生成することは、1.28で除算された前記積に対して天井関数を実行することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記第1のPTW及び前記第2のPTWは同じPTWである、請求項27に記載の方法。
【請求項32】
前記第1のPTW及び前記第2のPTWは異なるPTWである、請求項27に記載の方法。
【請求項33】
周波数範囲1(FR1)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた検出期間が、前記eDRXサイクルの1つ以上のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定することであって、前記近隣セル検出期間は、前記単一のPTW)内で実行される複数の近隣セル検出サンプルを含み、前記複数の近隣セル検出サンプルは、検出サンプルスケーリング係数に関連付けられており、前記1つ以上のPTWの各々は、同じ持続時間のPTW長を含む、ことと、
前記DRXサイクル長と前記検出サンプルスケーリング係数との積に基づいて、1.28の倍数を含む前記PTW長を決定することと、
前記PTW長、DRXサイクル長、及び前記複数の検出サンプルに基づいて、前記複数の近隣セル検出サンプルの各々を実行するための前記1つ以上のPTWについてのPTWの総数を決定することと、
前記総数のPTW内で前記近隣セル検出サンプルを実行することと、
を含む、方法。
【請求項34】
前記DRXサイクル長と前記検出サンプルスケーリング係数との前記積が1.28の倍数ではない場合、前記PTW長を決定することは、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記PTW長を生成することと、を更に含む、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記PTWの総数を決定することは、
前記DRXサイクル長によって除算された前記PTW長の第1の結果の値よりも大きい第1の最も近い整数に切り上げることによって、第1の整数を生成することと、
前記第1の整数によって除算された前記複数の検出サンプルの第2の結果の値よりも大きい第2の最も近い整数に切り上げることによって、前記PTWの総数を含む第2の整数を生成することと、を更に含む、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記総数のPTWは単一のPTWを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
周波数範囲1(FR1)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別することと、
測定サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル測定サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた測定期間内に実行されると決定することと、
評価サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル評価サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた評価期間内に実行されると決定することと、
検出サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル検出サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた検出期間内に実行されると決定することと、
前記eDRXサイクル長と前記測定サンプルスケーリング係数との積に基づいて、前記測定期間の長さを決定することと、
前記eDRXサイクル長と前記評価サンプルスケーリング係数との積に基づいて、前記評価期間の長さを決定することと、
前記eDRXサイクル長と前記検出サンプルスケーリング係数との積に基づいて、前記検出期間の長さを決定することと、
前記測定期間内の前記複数の近隣セル測定サンプルと、前記評価期間内の複数の近隣セル評価サンプルと、前記検出期間内の前記複数の近隣セル検出サンプルとを実行することと、
を含む、方法。
【請求項38】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた測定期間が、前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウ(PTW)内に生じると決定することであって、前記測定期間は、複数の近隣セル測定サンプルを含み、前記複数の近隣セル測定サンプルは、測定サンプルスケーリング係数に関連付けられており、前記測定期間は更に測定ビーム掃引を含む、ことと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた評価期間が、前記eDRXサイクルの第2のPTW内で生じると決定することであって、前記評価期間は、複数の近隣セル評価サンプルを含み、前記複数の近隣セル評価サンプルは、評価サンプルスケーリング係数に関連付けられており、前記第1のPTW及び前記第2のPTWは、同じ持続時間のPTW長を含み、前記評価期間は更に評価ビーム掃引を含む、ことと、
前記DRXサイクル長と、前記測定サンプルスケーリング係数と、前記評価サンプルスケーリング係数と、前記測定ビーム掃引及び前記評価ビーム掃引に関連付けられたビーム掃引スケーリング係数とに基づいて、1.28の倍数を含む前記PTW長を決定することと、
前記第1のPTW中に前記複数の近隣セル測定サンプルを実行し、前記第2のPTW中に前記複数の近隣セル評価サンプルを実行することと、
を含む、方法。
【請求項39】
前記PTW長を決定することは、
前記測定サンプルスケーリング係数に前記ビーム掃引スケーリング係数を乗算したものを含む第1の積と、前記評価サンプルスケーリング係数に前記ビーム掃引スケーリング係数を乗算したものを含む第2の積とのいずれが、より大きい値を含むかを決定することと、
前記より大きい値と前記DRXサイクル長との第3の積を生成することと、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記PTW長を生成することと、を更に含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記第1の積及び前記第2の積のどちらがより大きい値を含むかを決定することは、前記第1の積及び前記第2の積に対してmax関数を実行することを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記整数を生成することは、1.28で除算された前記第3の積に対して天井関数を実行することを含む、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記第1のPTW及び前記第2のPTWは同じPTWである、請求項37に記載の方法。
【請求項43】
前記第1のPTW及び前記第2のPTWは異なるPTWを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項44】
前記測定ビーム掃引及び前記評価ビーム掃引のうちの1つの少なくとも一部は、前記第1のPTW又は前記第2のPTWのいずれかにおいて、並びに前記第1のPTW及び前記第2のPTWとは異なる第3のPTWにおいて実行される、請求項38に記載の方法。
【請求項45】
前記DRXサイクル長は、複数の可能なDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記ビーム掃引スケーリング係数は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なDRXサイクル長のうちの所与のDRXサイクル長に関連付けられている、請求項38に記載の方法。
【請求項46】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第1のビーム掃引スケーリング係数と、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第2のビーム掃引スケーリング係数とが同じ値を含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第1のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第2のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含む、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた検出期間が、前記eDRXサイクルの1つ以上のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定することであって、前記近隣セル検出期間は、前記単一のPTW内で実行される複数の近隣セル検出サンプルを含み、前記複数の近隣セル検出サンプルは、検出サンプルスケーリング係数に関連付けられており、前記検出期間は更にビーム掃引を含み、前記1つ以上のPTWの各々は、同じ持続時間のPTW長を含む、ことと、
前記DRXサイクル長と、前記検出サンプルスケーリング係数と、前記ビーム掃引に関連付けられたビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、1.28の倍数を含む前記PTW長を決定することと、
前記PTW長、DRXサイクル長、及び前記複数の検出サンプルに基づいて、前記複数の近隣セル検出サンプルの各々を実行するための前記1つ以上のPTWについてのPTWの総数を決定することと、
前記総数のPTW内で前記近隣セル検出サンプルを実行することと、
を含む、方法。
【請求項49】
前記DRXサイクル長と、前記検出サンプルスケーリング係数と、前記ビーム掃引スケーリング係数との前記積が1.28の倍数ではない場合、前記PTW長を決定することは、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記PTW長を生成することと、を更に含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記PTWの総数を決定することは、
前記DRXサイクル長によって除算された前記PTW長の第1の結果の値よりも大きい第1の最も近い整数に切り上げることによって、第1の整数を生成することと、
前記複数の検出サンプルと前記ビーム掃引スケーリング係数との新しい積を前記第1の整数で除算した第2の結果の値よりも大きい第2の最も近い整数に切り上げることによって、前記PTWの総数を含む第2の整数を生成することと、を更に含む、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
前記総数のPTWは単一のPTWを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項52】
前記ビーム掃引は、前記1つ以上のPTWの第1のPTW及び前記1つ以上のPTWの第2のPTWの間に実行される、請求項48に記載の方法。
【請求項53】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別することと、
測定サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル測定サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた測定期間であって、測定ビーム掃引を含む前記測定期間内に実行されると決定することと、
評価サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル評価サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた評価期間であって、評価ビーム掃引を含む前記評価期間内に実行されると決定することと、
検出サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル検出サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた検出期間であって、検出ビーム掃引を含む前記検出期間内に実行されると決定することと、
前記eDRXサイクル長と、前記測定サンプルスケーリング係数と、及び前記測定ビーム掃引に関連付けられた測定ビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、前記測定期間の長さを決定することと、
前記eDRXサイクル長と、前記評価サンプルスケーリング係数と、及び前記評価ビーム掃引に関連付けられた評価ビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、前記評価期間の長さを決定することと、
前記eDRXサイクル長と、前記検出サンプルスケーリング係数と、及び前記検出ビーム掃引に関連付けられた検出ビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、前記検出期間の長さを決定することと、
前記測定期間内の前記複数の近隣セル測定サンプルと、前記評価期間内の複数の近隣セル評価サンプルと、前記検出期間内の前記複数の近隣セル検出サンプルとを実行することと、
を含む、方法。
【請求項54】
前記eDRXサイクル長は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記測定ビーム掃引スケーリング係数は、複数の測定ビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数の測定ビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられている、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記eDRXサイクル長は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記評価ビーム掃引スケーリング係数は、複数の評価ビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数の評価ビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられている、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
前記eDRXサイクル長は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記検出ビーム掃引スケーリング係数は、複数の検出ビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数の検出ビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられている、請求項53に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、概して、低減された能力のユーザ機器(UE)に関係するサービングセル測定を含む、無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
無線モバイル通信技術は、様々な規格及びプロトコルを使用して、基地局と無線通信デバイスとの間でデータを送信する。無線通信システム規格及びプロトコルは、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rd Generation Partnership Project)ロングタームエボリューション(LTE:long term evolution)(例えば、4G)、3GPP新無線(NR:new radio)(例えば、5G)、及び無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:wireless local area network)のためのIEEE 802.11規格(業界団体にはWi-Fi(登録商標)として一般に知られている)を含むことができる。
【0003】
3GPPによって企図されるように、異なる無線通信システム規格及びプロトコルは、RANの基地局(一般にRANノード、ネットワークノード、又は単にノードと呼ばれることもある)と、ユーザ機器(UE)として知られる無線通信デバイスとの間で通信するために、様々な無線アクセスネットワーク(RAN)を使用することができる。3GPP RANは、例えば、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、GSM進化型(EDGE)RAN(GERAN)用強化データレート、ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)、及び/又は次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN)を含むことができる。
【0004】
各RANは、1つ以上の無線アクセス技術(RAT)を使用して、基地局とUEとの間の通信を実行することができる。例えば、GERANは、GSM及び/又はEDGE RATを実装し、UTRANは、ユニバーサル移動通信システム(universal mobile telecommunication system、UMTS)RAT、又は他の3GPP RATを実装し、E-UTRANは、LTE RAT(単にLTEと呼ばれることもある)を実装し、NG-RANはNR RAT(本明細書では、5G RAT、5G NR RAT、又は単にNRと呼ばれることもある)を実装する。特定の配備では、E-UTRANはまた、NR RATを実装することができる。特定の配備では、NG-RANはまた、LTE RATを実装することができる。
【0005】
RANによって使用される基地局は、そのRANに対応し得る。E-UTRAN基地局の一例は、発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)ノードB(一般に、発展型ノードB、拡張ノードB、eノードB、又はeNBとも呼ばれる)である。NG-RAN基地局の一例は、次世代ノードB(ノードB又はgNBと呼ばれることもある)である。
【0006】
RANは、コアネットワーク(CN)への接続を介して、外部エンティティとの通信サービスを提供する。例えば、E-UTRANは、発展型パケットコア(EPC)を利用することができ、NG-RANは、5Gコアネットワーク(5GC)を利用することができる。
【0007】
5G NRの周波数帯域は、2つ以上の異なる周波数範囲に分けることができる。例えば、周波数範囲1(FR1)は、サブ6GHz周波数で動作する周波数帯を含んでもよく、そのうちいくつかは、以前の規格によって使用され得、かつ、410MHz~7125MHzを提供する新しい周波数帯をカバーするように拡張され得る潜在的な可能性がある。周波数範囲2(FR2)は、24.25GHz~52.6GHzの周波数帯を含み得る。FR2のミリ波(mmWave)範囲の帯域は、FR1の帯域よりも小さい範囲を有し得るが、利用可能な帯域幅は潜在的により広くなる。例として提供されるこれらの周波数範囲が時により、又は地域により変化し得ることは、当業者には理解される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
任意の特定の要素又は行為の考察を容易に識別するために、参照番号の最上位の桁(単数又は複数)は、その要素が最初に導入された図の番号を指す。
【0009】
【0010】
【
図2】一実施形態による、FR1においてアイドルモードにある低減された能力のUEにおけるサービングセル測定のための方法を示す。
【0011】
【
図3】一実施形態による、FR1においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のUEにおけるサービングセル測定のための方法を示す。
【0012】
【
図4】一実施形態による、FR2においてアイドルモードにある低減された能力のUEにおけるサービングセル測定のための方法を示す。
【0013】
【
図5】一実施形態による、FR2においてアイドルモードにある低減された能力のUEにおけるサービングセル測定のための方法を示す。
【0014】
【
図6】一実施形態による、FR2においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のUEにおけるサービングセル測定のための方法を示す。
【0015】
【
図7】一実施形態による、FR1においてアイドルモードにある低減された能力のUEにおける周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法を示す。
【0016】
【
図8】一実施形態による、FR1においてアイドルモードにある低減された能力のUEにおける周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法を示す。
【0017】
【
図9】一実施形態による、FR1においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のUEにおける周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法を示す。
【0018】
【
図10】一実施形態による、FR2においてアイドルモードにある低減された能力のUEにおける周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法を示す。
【0019】
【
図11】一実施形態による、FR2においてアイドルモードにある低減された能力のUEにおける周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法を示す。
【0020】
【
図12】一実施形態による、FR2においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のUEにおける周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法を示す。
【0021】
【
図13】本明細書に開示された実施形態による、無線通信システムのアーキテクチャの例を例示する。
【0022】
【
図14】本明細書で開示される実施形態による、無線デバイスとネットワークデバイスとの間でシグナリングを実行するためのシステムを示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
様々な実施形態は、UEに関して記載されている。しかしながら、UEへの言及は、単に例示のために提供されている。例示的な実施形態は、任意の電子構成要素で使用されてもよく、任意の電子コンポーネントは、ネットワークへの接続を確立することができ、情報及びデータをネットワークと交換するためのハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアで構成されている。したがって、本明細書に記載されるUEは、任意の適切な電子構成要素を表すために使用される。
【0024】
背景として、アイドルモード及び非アクティブモードにおける拡張間欠受信(eDRX)を用いた無線リソース管理(RRM)測定に関していくつかの合意が得られている(WF R4-2115364参照)。しかしながら、いくつかの問題が依然として解決されなければならない。例えば、そのような合意の一部として、以下が適用され得る:1.FR1に対するeDRX要件の優先順位付け及びFR2に対するeDRX要件の優先順位付け解除に関して、FR2に対するeDRX要件が定義されるべきかどうかはまだ決定されていないが、FR1に対するeDRX要件を定義することができ、2.LTE eDRX要件の設計原理は、以下の未解決の問題を含む:a.NR eDRX要件を開発するときに、LTE eDRX要件をベースラインとして使用するかどうか、b.10.24秒(s)<eDRX_cycle_length≦2621.44sの場合、アイドルモードのCat-M/Cat-NB以外のUEカテゴリのLTE RRM要件をベースラインとして使用して、低減された容量(RedCap)(例えば、ウェアラブル、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)のためのRRM要件を定義するかどうか。アイドル及び非アクティブモードにあり、2621.44s<eDRX_cycle_length≦10485.76sであるUEに対して、アイドル及び非アクティブモードにあるRedCap UEに対する適用可能なRRM要件が決定され、c.RAN2におけるeDRX構成に対する最終決定の後に、RAN4におけるeDRX拡張が決定され、3.ページング時間ウィンドウ(PTW)長を決定する方法であって、10.24sより大きいeDRXサイクル長のためのベースラインとしてLTE(すなわち、eDRXのための)と同じPTW長を使用することと、スケーリング係数の潜在的な使用とを含む方法、4.PTWを伴うeDRXにおける測定に関する仮定は、a.eDRXがRedcapのために構成されるとき、全ての測定がLTEにおけるeDRXサイクルのPTW内で実行されるという仮定が依然としてNRのために再使用され得るかどうか、b.eDRXが使用されるとき、5G NRにおけるNservのためのサンプルの数(DRXサイクルにおいて測定される)が単一のPTWにおいて実行されなければならないかどうか。
【0025】
以下の問題もまだ決定されていない:1.eDRXを用いたサービングセル測定に関して:a.FR1及び/又はFR2のためにUE/ネットワークにおいてPTWをどのように実装するか(例えば、PTW長、PTWの数など)、2.eDRXを用いた近隣セル検出及び測定に関して、a.周波数内及び周波数間の場合をどのように実装するか、b.セル検出、測定、及び評価をどのように実装するか、c.FR1及び/又はFR2についてUE/ネットワークにおいてPTWをどのように実装するか(例えば、PTW長、PTWの数など)。したがって、本明細書で説明する原理は、PTW、eDRXを用いたサービングセル測定、及びeDRXを用いた近隣セル検出/測定に関するそのような問題に関する。
【0026】
図1は、DRX、eDRX、及びPTWに関するいくつかの例示的な背景情報を示す。図示のように、
図1は、(DRXサイクル104によって部分的に表されるような)いくつかのDRXサイクルを含むDRXサイクルタイムライン102を含み、DRXサイクルの各々は、アクティブ部分(すなわち、各DRXサイクルのハイ部分)と非アクティブ部分(すなわち、各DRXサイクルのロー部分)とを有する。アクティブ部分の間に、例えば、UEは、基地局に関して情報を送信/受信し得る。したがって、DRXは、UEがリソースを節約することができるように、非アクティブ部分中にスリープし、アクティブ部分中にウェイクアップするためにUEによって利用され得る。
【0027】
図示のように、
図1はまた、PTW106aを含むeDRXサイクル108を含む。そのようなeDRXサイクルは、UEが(DRXと比較して)更により長い期間の間スリープすることを可能にし得、これは、低減された能力のUE(例えば、ウェアラブル)にとって特に有用であり得る。図示のように、eDRXサイクル108は、第1のPTW(例えば、PTW106a)の開始点において開始し、別のeDRXサイクルの開始を含み得る第2のPTW(例えば、PTW106b)の開始において終了し得る。特に、PTWは、DRXサイクルタイムライン102の同じ時間フレームに関連付けられた波形の部分を含み得、それは、UEがそのような期間(すなわち、所与のPTWの間)にウェイクアップすることを可能にし得る。しかしながら、示されるように、eDRXサイクルのPTWの外側のDRXサイクルは、UEがそれらの期間中にスリープすることができるように、無視され得る。このようにして、UE(及びネットワーク)は、リソースをより良く節約することができる。加えて、DRXサイクル、eDRXサイクル、及びPTWは、DRXサイクル、eDRXサイクル、及びPTWが任意の所与のネットワーク状況においてより良く利用され得るように、持続時間に関して柔軟であり得る。
【0028】
最初に、本明細書で提供される原理及び解決策に関して、FR1におけるRedCap UEのためのeDRXを用いたサービングセル測定では、最小PTW長は1.28sであり得るが、IDLE eDRXサイクルが10.24sよりも長いとき、PTW長のステップ長/粒度は1.28であり得る(すなわち、PTW長は1.28で割り切れなければならない)。加えて、eDRXを伴うFR1では、RedCap UE及び対応するネットワークは、以下の2つのオプションを用いて、アイドルモードのためにeDRX>10.24sであるとき、サービングセル測定期間(N個のサンプルを伴う、ここで、N=M*DRX_cycleサンプル)が単一のPTWウィンドウ内に含まれる(すなわち、全てのサンプルが単一のPTW内で測定されなければならない)と仮定し得る。1.サービングセル測定期間は、アイドルモードについて20.48s≦eDRX≦10485.76sであるとき、M*DRXサイクル期間を含み得る。サンプルの数に関連する値Mは、任意の正の整数を含むことができるが、例示目的のために、以下の表1又は2ではM≦2として示されている。サービングセル測定期間は、アイドルモードに対して20.48s<eDRX≦10485.76sであるとき、M*DRXサイクル期間(例えば、M≦2)を含むことができ、同期信号ブロック(SSB)ベースの測定タイミング構成(SMTC)周期(TSMTC)>20ms及びDRXサイクル≦0.64sである場合、サービングセル測定期間は、k*M*DRXサイクル期間を含むことができ、ここで、kは、SMTC周期>20ms及びDRXサイクル≦0.64sを有する場合に関連するスケーリング係数である。
【0029】
以下の表2は、M≦2及びk=2であるそのような実施形態を示す。しかしながら、M及びkは、表2におけるM及びkの値が例示目的のみのためであるので、任意の適用可能な値を含み得る。特に、表2(並びに本開示内の多くの他の表)は、所与のPTW長が1.28の倍数(又は割り切れる)であることを保証するために使用され得る天井関数を含む。特に、PTWの計算された長さは、1.28で割り切れない数を含み得る(例えば、0.64sの3つのDRXサイクルを有するPTW)。そのような場合、計算された数は1.28で除算され得、結果として得られる数は、計算された数よりも大きい最も近い整数に切り上げられ得る(すなわち、天井関数)。次に、最も近い整数に1.28を掛けることができ、結果の値をPTW長として使用することができ、したがって、PTW長の1.28による分割可能性を保証する。一例では、PTWが0.64秒の5つのDRXサイクルを含むと仮定するが、これは3.2に等しく、1.28で割り切れない数である。したがって、3.2を1.28で除算した後、結果の値は2.5である。2.5は、次いで、2.5より大きい最も近い整数3に切り上げられ得る。3は、次いで、1.28で乗算され、3.84sのPTW長をもたらし得る(1.28で割り切れ、PTW内に3.2秒のDRXサイクルを含むことができる)。
【表1】
【表2】
【0030】
対照的に、FR1におけるRedCap UEのためのeDRXを伴うサービングセル測定に関して、(N個のサンプルを伴う)サービングセル測定期間は、アイドルモード及び非アクティブモードについて2.56s≦eDRX≦10.24sであるとき、M
*eDRXサイクル期間(例えば、M≦2)を含み得る。この実施形態を以下の表3に示す。
【表3】
【0031】
FR2におけるRedCap UEのためのeDRXを用いたサービングセル測定は、様々なオプション及びサブオプションを含み得る。例えば、第1のオプションでは、(N個のサンプルを有する)サービングセル測定期間は、アイドルモードについてeDRX>10.24sであるとき、単一のPTWウィンドウを含み得る。特に、FR2における測定期間は、測定のための物理レイヤ/レイヤ1(PHY/L1)フィルタリングサンプル及びビーム掃引を含み得る。第1のオプションは、以下のような様々なサブオプションを更に含むことができる:a.サービングセル測定期間は、アイドルモードについて20.48s≦eDRX≦10485.76sであるとき、X1(又はX2、X3、若しくはX4)
*M
*DRXサイクル期間を含むことができ、ここで、X1、X2、X3、及びX4は各々、ビーム掃引についてのスケーリング係数を含み、各々8以下である(例えば、X1、X2、X3、及び/又はX4=3)。特に、Mは、1つのRxビーム(すなわち、物理レイヤフィルタリング係数)に基づいてPHY平均を実行するためのサンプルの数に関連してもよく、各X(すなわち、X1、X2、X3、及びX4)は、ビーム掃引のために使用されるビームの数に関係し、ここで、X
*M(すなわち、サンプルの数)は、単一のPTW内で完了される。オプション1aは、Mが任意の適用可能な値を含み得るので、例示目的のためにM値≦2で以下の表4に示される、又はb.サービングセル測定期間は、アイドルモードについて20.48s≦eDRX≦10485.76sであるとき、X1(又はX2、X3、又はX4)
*M
*DRXサイクル期間を含むことができ、ここでも、X1、X2、X3、及びX4は各々、ビーム掃引のためのスケーリング係数を含み、各々8以下(例えば、X1、X2、X3、及び/又はX4=3)であり、TSMTC>20msであり、DRXサイクル≦0.64sである場合、サービングセル測定期間は、k
*X1(又はX2、X3、又はX4)
*M
*DRXサイクル期間を含むことができる(ここで、X1、X2、X3、及びX4は各々、ビーム掃引のためのスケーリング係数を含み、各々8以下、例えば、X1、X2、X3、及び/又はX4=3)。この場合も、kは、SMTC周期>20ms及びDRXサイクル≦0.64sを有するケースに関連するスケーリング係数を含むことができる。オプション1bは、M及びkが任意の適用可能な値を含み得るので、例示目的のためにM≦2及びk=2を用いて以下の表5に示される。特に、オプション1a及びオプション1bの両方について、X1、X2、X3、及び/又はX4は、同じ値(例えば、X1=X2=X3=X4)又は異なる値(すなわち、X1、X2、X3、及び/又はX4のうちの1つ以上は、互いに比較して異なる値を含んでもよい)を含んでもよい。加えて、上記の両方のオプション(及びそれらの対応する表、表4及び表5)は、計算されたPTW長が1.28で割り切れないとき、上記で説明されたように天井関数の使用を含み得る。最後に、どちらの場合も、M及びX1(X2、X3、又はX4)を介してサンプルを決定することを可能にし得る。
【表4】
【表5】
【0032】
FR2におけるRedCap UEのためのeDRXを伴うサービングセル測定に関連する第2のオプションは、アイドルモードについてeDRX>10.24sであるとき、単一のPTWウィンドウを含む(N個のサンプルを伴い、ビーム掃引を伴わない)サービングセル測定期間を含み得る。言い換えれば、そのような単一のPTWは、1つ又はいくつかの受信(Rx)ビームに基づくPHY/L1フィルタリングサンプルのみを含み得るが、他のRxビームに関連付けられた測定サンプルを含まない(すなわち、完全なビーム掃引が含まれない)。しかしながら、特に、任意の所与のRxビームについての全てのサンプルは、単一のPTW内に含まれなければならない。したがって、1つのRxビームによる測定のためにM個のサンプルが使用され、UE Rxビームスケーリング係数がX1、X2、X3、及びX4であると仮定すると、PTWは、完全なビーム掃引の場合に使用されることになるM
*X1(又はX2、X3、若しくはX4)よりも小さい期間を含み得る。そのような実施形態(すなわち、第2のオプション)は、以下のような様々なサブオプションを含み得る:a.サービングセル測定期間は、アイドルモードについて20.48s≦eDRX≦10485.76sであるとき、Y1(又はY2、Y3、若しくはY4)
*M
*DRXサイクル期間を含み得、ここで、Y1、Y2、Y3、及びY4<X1、X2、X3、及びX4(すなわち、Y1<X1、Y2<X2、Y3<X3、及びY4<X4)である。ここでも、X1、X2、X3、及びX4は、ビーム掃引のためのスケーリング係数を含み、X1、X2、X3、及びX4≦8(例えば、X1、X2、X3、及びX4=3)である。オプション2aは、Mが任意の適用可能な値を含み得るので、例示目的のためにM値≦2で以下の表6に示される、又はb.サービングセル測定期間は、アイドルモードに対して20.48s≦eDRX≦10485.76sであるとき、Y1(又はY2、Y3、若しくはY4)
*M
*DRXサイクル期間を含むことができ、SMTC周期(TSMTC)>20ms及びDRXサイクル≦0.64sである場合、サービングセル測定期間は、k
*Y1/2/3/4
*M
*DRXサイクル期間を含むことができる。再び、Y1、Y2、Y3、及びY4<X1、X2、X3、及びX4(すなわち、Y1<X1、Y2<X2、Y3<X3、及びY4<X4)、並びにX1、X2、X3、及びX4は、各々が8以下の値(例えば、X1、X2、X3、及びX4=3)を含むことに加えて、ビーム掃引のためのスケーリング係数を含む。オプション2bは、M及びkが任意の適用可能な値を含み得るので、例示目的のためにM≦2及びk=2を用いて以下の表7に示される。特に、オプション2a及びオプション2bの両方について、X1、X2、X3、及び/又はX4は、同じ値(すなわち、X1=X2=X3=X4)又は異なる値(すなわち、X1、X2、X3、及び/又はX4のうちの1つ以上は、互いに比較して異なる値を含んでもよい)を含んでもよい。同様に、オプション2a及びオプション2bの両方について、Y1、Y2、Y3、及び/又はY4は、同じ値(すなわち、Y1=Y2=Y3=Y4)又は異なる値(すなわち、Y1、Y2、Y3、及び/又はY4のうちの1つ以上は、互いに比較して異なる値を含んでもよい)を含んでもよい。加えて、上記の両方のオプション2a及び2b(及びそれらの対応する表、表6及び表7)は、計算されたPTW長が1.28で割り切れないとき、上記で説明されたように天井関数の使用を含み得る。
【表6】
【表7】
【0033】
対照的に、FR2におけるRedCap UEのためのeDRXを伴うサービングセル測定に関して、(N個のサンプルを伴う)サービングセル測定期間は、アイドルモード及び非アクティブモードについて2.56s≦eDRX≦10.24sであるとき、X5(又はX6若しくはX7)
*M
*DRXサイクル期間を含み得る。X5、X6、及びX7は、ビーム掃引のためのスケーリング係数を含み、ここで、X5、X6、及びX7≦3(例えば、X5、X6、及びX7=3)は、同じ値(すなわち、X5=X6=X7)又は異なる値(すなわち、X5、X6、及び/又はX7のうちの1つ以上は、互いに比較して異なる値を含み得る)を含み得る。この実施形態を以下の表8に示す。
【表8】
【0034】
FR1におけるRedCap UEのためのeDRXを伴う周波数内及び周波数間セル測定に関して、最小PTW長は、アイドルモードeDRXサイクルが10.24sよりも長いとき、PTW長のステップ長/粒度が1.28であることに加えて、1.28sであり得る(すなわち、PTW長は1.28で割り切れなければならない)。eDRXを有するFR1におけるRedCap UEに関する周波数内/周波数間セル検出/測定/評価に関して、アイドルモードについてeDRX>10.24sであるとき、以下が適用され得る:1.RedCap UE及びネットワークは、周波数内/周波数間セル測定期間が単一のPTWウィンドウを含み得ると仮定することができる、2.RedCap UE及びネットワークは、周波数内/周波数間セル評価期間が単一のPTWウィンドウを含み得ると仮定することができる。しかしながら、所与の周波数内/周波数間セル測定期間及び所与の周波数内/周波数間セル評価期間は、同じPTW(すなわち、そのようなセル測定期間及びセル評価期間は単一のPTWで発生し得る)又は異なるPTWウィンドウ(例えば、所与のセル測定期間は第1のPTW中に発生し得、所与のセル評価期間は第2の異なるPTW中に発生し得る)中にあり得る。
【0035】
したがって、PTW設計は、関数max{周波数内/周波数間セル測定期間、周波数内/周波数間セル評価期間}に基づいて、そのようなPTWの長さ(すなわち、そのような各PTWは同じ長さであり得る)が、セル測定期間及びセル評価期間のうちのより長い方が完全に実行されることを可能にするのに十分な大きさであることを保証し得る。PTW長に関連付けられた以下の関数はまた、PTW長が1.28の倍数であり、セル測定期間及びセル評価期間のうちの少なくとも大きい方に対応するのに十分な大きさであることを保証するために(すなわち、天井関数の使用を介して)適用され得る:PTW≧天井(max{M1,M2}*DRX_cycle/1.28)*1.28、ここで、M1はセル測定(すなわち、測定サンプル)のためのDRX数であり、M2はセル評価(すなわち、評価サンプル)のためのDRX数である。
【0036】
更に、周波数内/周波数間セル検出期間及びPTWウィンドウ設計(FR1においてeDRXを有するRedCap UEの場合)に関して、以下のオプションが適用され得る:1.RedCap UE及びネットワークは、周波数内/周波数間セル検出期間が単一のPTWウィンドウを含み得ると仮定することができる、又は2.RedCap UE及びネットワークは、周波数内/周波数間セル検出期間が複数のPTW間で分割され得ると仮定することができる。そのような実施形態(すなわち、オプション2)では、検出のために使用されるPTWウィンドウの数は、天井(M3/ceiling(PTW長/DRX_サイクル長))を含み得、ここで、M3は、セル検出のためのDRX数である(すなわち、M3は、検出サンプルの数であり得る)。
【0037】
特に、最初にPTW長をDRXサイクル長で除算する(次いで、最も近いより大きい整数に切り上げる)ことによって、何個のDRXサイクルが所与のPTW内にあるか(すなわち、PTWごとのDRXサイクル)を決定することができる。次いで、PTWごとのDRXの結果の値は、検出サンプルの数(すなわち、M3)によって除算され、検出サンプルの全ての性能を保証するために、PTWの総数を決定するために最も近いより大きい整数に切り上げられ得る。次いで、PTWの総数は、利用されるeDRXサイクルの数を決定するために使用され得る(すなわち、PTWの総数はeDRXサイクルの総数に等しい)。特に、ここでのPTW長は、本開示全体にわたって説明される他の例と同様に決定され得る(例えば、天井((M3
*DRX_サイクル長)/1.28)
*1.28)。オプション2の例を以下の表9に示す。
【表9】
【0038】
FR1におけるアイドルモード及び非アクティブモードに対してeDRX≦10.24sであるとき、RedCap UE及びネットワークは、以下を実装し得る:1.周波数内/周波数間セル測定期間は、アイドルモード及び非アクティブモードについて2.56s≦eDRX≦10.24sであるとき、M4*eDRXサイクル期間(例えば、M4=1)を含み得る、2.周波数内/周波数間セル評価期間は、アイドルモード及び非アクティブモードについて2.56s≦eDRX≦10.24sであるとき、M5*eDRXサイクル期間(例えば、M5≦3)を含むことができる、3.周波数内/周波数間セル検出期間は、アイドルモード及び非アクティブモードについて2.56s≦eDRX≦10.24sであるとき、M6*eDRXサイクル期間(例えば、M6≦23)を含み得る。
【0039】
FR2におけるRedCap UEのためのeDRXを用いた周波数内及び周波数間セル測定に関して、アイドルモードについてeDRX>10.24sであるときの周波数内セル検出/測定/評価は、様々なオプション及びサブオプションを含み得る。例えば、第1のオプションでは、RedCap UE及びネットワークは、周波数内/周波数間セル測定期間及びビーム掃引手順が単一のPTW内で実行され得ると仮定することができる。そのような実施形態では、RedCap UE及びネットワークはまた、周波数内/周波数間セル評価期間及びビーム掃引手順が単一のPTW内で実行され得ると仮定することができる。しかしながら、そのような周波数内/周波数間セル測定期間(関連するビーム掃引を含む)及び周波数内/周波数間セル評価期間(関連するビーム掃引を含む)は、異なるPTWウィンドウ内にあってもよい(例えば、周波数内/周波数間セル測定期間は第1のPTWにおいて実行されてもよく、周波数内/周波数間セル評価期間は第2のPTWにおいて実行されてもよい)。したがって、PTWウィンドウ設計は、関数max{ビーム掃引を伴う周波数内/周波数間セル測定期間、ビーム掃引を伴う周波数内/周波数間セル評価期間}に基づき得る。更に、以下の関数が、PTWに関して適用され得る:PTW≧天井(max{X1(又はX2、X3、若しくはX4)
*M1,X1(又はX2、X3、若しくはX4)
*M2}
*DRX_cycle/1.28)
*1.28、ここで、M1は、1つのビームを用いたセル測定のためのDRX数であり、M2は、1つのビームを用いたセル評価のためのDRX数であり、X1、X2、X3、及びX4は、ビーム掃引のためのスケーリング係数である。再び、max関数は、測定期間と評価期間との比較における、より長い期間が単一のPTW内に含まれ得ることを確実にするために、上述のように利用され得る。特に、ビーム掃引のためのスケーリング係数(すなわち、X1、X2、X3、及びX4)は、各々、8以下(例えば、X1、X2、X3、及びX4=3)であってもよく、各々、同じ値(すなわち、X1=X2=X3=X4)又は異なる値(すなわち、X1、X2、X3、及び/又はX4のうちの1つ以上は、互いに比較して異なる値を含んでもよい)であってもよい。また、X1は、DRXサイクル=0.32sに対するビーム掃引係数であり、X2は、DRXサイクル=0.64sに対するビーム掃引係数であり、X3は、DRXサイクル=1.28sに対するビーム掃引係数であり、X4は、DRXサイクル=2.56sに対するビーム掃引係数であってもよい。更に、セル検出期間及びPTWウィンドウ設計に関して、以下のサブオプションが適用され得る:b.RedCap UE及びネットワークは、ビーム掃引を伴う周波数内/周波数間セル検出期間が単一のPTWを含むと仮定することができる、又はb.RedCap UE及びネットワークは、ビーム掃引を伴う周波数内/周波数間セル検出期間が異なるPTWにおいて実行され得ると仮定することができる。そのような実施形態(すなわち、オプション1b)では、検出のために使用されるPTWの数は、関数、天井(M3
*(X1(又はX2、X3、若しくはX4))/天井(PTW/DRX_cycle))に関連付けられ得、ここで、M3は、セル評価のためのDRX数である。また、オプション1bの例を下記の表10に示す。
【表10】
【0040】
アイドルモードに対してeDRX>10.24sであるとき、FR2におけるRedCap UEに対するeDRXを用いた周波数内及び周波数間セル検出、測定、及び評価に関する第2のオプションでは、RedCap UE及びネットワークは、同じRxビームに対する周波数内/周波数間セル測定期間が単一のPTW内で発生すると仮定することができる。しかしながら、完全なビーム掃引を伴う測定期間は、異なるPTWに分割され得る(例えば、第1のRxビームに関連付けられた測定期間は、完全に第1のPTW内で発生し得、第2のRxビームに関連付けられた測定期間は、完全に第2の異なるPTW内で発生し得るなど)。第2のオプションは、同じRxビームに関する周波数内/周波数間セル評価期間が単一のPTW内で発生すると仮定するRedCap UE及びネットワークを更に含み得る。しかしながら、完全なビーム掃引を伴う評価期間はまた、異なるPTWに分割され得る(例えば、第1のRxビームに関連付けられた評価期間は、完全に第1のPTW内で発生し得、第2のRxビームに関連付けられた評価期間は、完全に第2の異なるPTW内で発生し得るなど)。第2のオプションはまた、同じRxビームに関する周波数内/周波数間セル検出期間が単一のPTWウィンドウ内で発生すると仮定するRedCap UE及びネットワークを更に含み得る。再び、完全なビーム掃引を伴う検出期間はまた、異なるPTWに分割され得る(例えば、第1のRxビームに関連付けられた検出期間は、完全に第1のPTW内で発生し得、第2のRxビームに関連付けられた検出期間は、完全に第2の異なるPTW内で発生し得るなど)。
【0041】
対照的に、アイドルモード及び非アクティブモードに対してeDRX≦10.24sであるときのFR1におけるRedCap UEの場合、以下が適用され得る:1.周波数内/周波数間セル検出期間は、アイドルモード及び非アクティブモードについて2.56s≦eDRX≦10.24sであるとき、X5(又はX6若しくはX7)*M4*eDRXサイクル期間(例えば、M4≦23)を含むことができる。2.周波数内/周波数間セル測定期間は、アイドルモード及び非アクティブモードについて2.56s≦eDRX≦10.24sであるとき、X5(又はX6若しくはX7)*M5*eDRXサイクル期間(例えば、M5=1)を含み得る。3.周波数内セル評価期間は、アイドル及び非アクティブモードについて2.56s≦eDRX≦10.24sであるとき、X5(又はX6若しくはX7)*M6*eDRXサイクル期間(例えば、M6≦3)を含み得る。この場合も、X5、X6、及びX7は、各々8以下であるビーム掃引のためのスケーリング係数を含む(例えば、X5、X6、及びX7=3)。特に、X5はeDRXサイクル=2.56sに対するビーム掃引係数であってもよく、X6はeDRXサイクル=5.12sに対するビーム掃引係数であってもよく、X7はeDRXサイクル=10.24sに対するビーム掃引係数であってもよい。
【0042】
図2は、周波数範囲1(FR1)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法200のフローチャートを示す。ブロック202において、方法200は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別する。eDRXサイクル長は、間欠受信(DRX)サイクル長を含み得る。例えば、eDRXサイクル長及びDRXサイクル長は、
図1に示すeDRXサイクル108及びDRXサイクル104と同様であり得る。
【0043】
ブロック204において、方法200は、低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた測定期間が、eDRXサイクルの単一のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定する。例えば、PTWは、
図1のPTW106aと同様であってもよい。測定期間は、単一のPTW内で実行される複数の測定サンプルを含み得る。ブロック206において、方法200は、DRXサイクル長と複数の測定サンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づいて、単一のPTWの長さを決定する。単一のPTWの長さは、1.28の倍数を含み得る。ブロック208において、方法200は、単一のPTW中にサービングセル測定を実行する。サービングセル測定は、測定期間に関連付けられた複数の測定サンプルの各々を含み得る。
【0044】
方法200は、サービングセルの測定期間に関連付けられた測定サンプルの全体を含む複数の測定サンプルを更に含み得る。方法200は、DRXサイクル長とサンプルスケーリング係数との積が1.28の倍数ではないとき、単一のPTWの長さを決定することが、積を1.28で除算した結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、整数に1.28を乗算し、それによって単一のPTWの長さを生成することとを更に含むことを更に含み得る。
【0045】
方法200は、1.28で除算された積の結果の値に天井関数を実行することを含む整数を生成することを更に含み得る。方法200は、同期信号ブロック(SSB)ベースの測定タイミング構成(SMTC)周期が20ミリ秒(ms)より大きく、DRXサイクル長が0.64s以下であるとき、単一のPTWの長さを決定することは、DRXサイクル長とサンプルスケーリング係数との積にスケーリング係数kを乗算し、それによって新しい積を生成することを更に含み得る。
【0046】
方法200は、新しい積が1.28の倍数ではないとき、単一のPTWの長さを決定することが、新しい積を1.28で除算した結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、整数に1.28を乗算し、それによって単一のPTWの長さを生成することとを更に含むことを更に含み得る。
【0047】
図3は、周波数範囲1(FR1)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法300のフローチャートを示す。ブロック302において、方法300は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別する。例えば、eDRXサイクル長は、
図1のeDRXサイクル108と同様であり得る。
【0048】
ブロック304において、方法300は、低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた複数の測定サンプルは、eDRXサイクルに関連付けられた測定期間内に測定されると決定する。例えば、測定期間は、単一のeDRXサイクル内に含まれ得る。ブロック306において、方法300は、測定期間の長さを決定し、eDRXサイクル長と複数の測定サンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づく。一例では、測定期間は、単一のeDRXサイクルを含み得る。ブロック308において、方法300は、測定期間中にサービングセル測定を実行する。サービングセル測定は、測定期間に関連付けられた複数の測定サンプルの各々を含み得る。
【0049】
図4は、周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法400のフローチャートを示す。ブロック402において、方法400は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別する。eDRXサイクル長は、間欠受信(DRX)サイクル長を含み得る。例えば、eDRXサイクル長及びDRXサイクル長は、
図1のeDRXサイクル108及びDRXサイクル104と同様であり得る。
【0050】
ブロック404において、方法400は、低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた測定期間が、eDRXサイクルの単一のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定する。測定期間は、複数の受信(Rx)ビームに関連付けられたビーム掃引と、単一のPTW内で実行される複数のRxビームの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含み得る。ブロック406において、方法400は、DRXサイクル長と、複数のRxビームに関連付けられたビーム掃引スケーリング係数と、複数の物理レイヤフィルタリングサンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づいて、単一のPTWの長さを決定する。単一のPTWの長さは、1.28の倍数を含み得る。ブロック408において、方法400は、単一のPTW中にサービングセル測定を実行する。サービングセル測定は、複数のRxビームの各々に関連付けられたビーム掃引と、複数のRxビームの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含み得る。
【0051】
方法400は、複数のRxビームがRxビームの全体を含むことを更に含み得る。方法400は、DRXサイクル長が複数の可能なDRXサイクル長のうちの1つを備え、ビーム掃引スケーリング係数が複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを備えることを更に含み得る。複数のビーム掃引スケーリング係数の各々は、複数の可能なDRXサイクル長のうちの所与のDRXサイクル長に関連付けられ得る。
【0052】
方法400は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第1のビーム掃引スケーリング係数と、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第2のビーム掃引スケーリング係数とが同じ値を含むことを更に含み得る。方法400は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第1のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第2のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含むことを更に含み得る。
【0053】
方法400は、DRXサイクル長と、サンプルスケーリング係数と、ビーム掃引スケーリング係数との積が1.28の倍数ではないとき、単一のPTWの長さを決定することが、積を1.28で除算した結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、整数に1.28を乗算し、それによって単一のPTWの長さを生成することとを更に含むことを更に含み得る。
【0054】
方法400は、同期信号ブロック(SSB)ベースの測定タイミング構成(SMTC)周期が20ミリ秒(ms)より大きく、DRXサイクル長が0.64s以下であるとき、単一のPTWの長さを決定することは、DRXサイクル長と、サンプルスケーリング係数と、ビーム掃引スケーリング係数との積にスケーリング係数kを乗算し、それによって新しい積を生成することを更に含み得る。
【0055】
方法400は、新しい積が1.28の倍数ではないとき、単一のPTWの長さを決定することが、新しい積を1.28で除算した結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、整数に1.28を乗算し、それによって単一のPTWの長さを生成することとを更に含むことを更に含み得る。
【0056】
図5は、周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法500のフローチャートを示す。ブロック502において、方法500は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別する。eDRXサイクル長は、間欠受信(DRX)サイクル長を含み得る。例えば、eDRXサイクル長及びDRXサイクル長は、
図1のeDRXサイクル108及びDRXサイクル104と同様であり得る。
【0057】
ブロック504において、方法500は、低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた測定期間が、eDRXサイクルの単一のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定する。例えば、そのようなPTWは、
図1のPTW106aを含んでもよい。測定期間は、複数の受信(Rx)ビームのうちの少なくとも1つに関連付けられたビーム掃引と、単一のPTW内で実行される複数のRxビームのうちの少なくとも1つの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含み得る。複数のRxビームのうちの少なくとも1つは、複数のRxビームの全体より少ないものを含み得る。
【0058】
ブロック506において、方法500は、第1のセットのビーム掃引スケーリング係数から第1のビーム掃引スケーリング係数を決定する。第1のセットのビーム掃引スケーリング係数は、複数のRxビームの各々についてビーム掃引を実行することに関連付けられ得る。ブロック508において、方法500は、第2のセットのビーム掃引スケーリング係数から第2のビーム掃引スケーリング係数を決定する。第2のセットのビーム掃引スケーリング係数は、複数のRxビームの全体よりも少ないビーム掃引を実行することに関連付けられ得る。第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の各々は、第1のセットのビーム掃引スケーリング係数の各々よりも小さい値を含み得る。
【0059】
ブロック510において、方法500は、DRXサイクル長と、第2のビーム掃引スケーリング係数と、複数の物理レイヤフィルタリングサンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づいて、単一のPTWの長さを決定する。単一のPTWの長さは、1.28の倍数を含み得る。ブロック512において、方法500は、単一のPTW中にサービングセル測定を実行する。サービングセル測定は、複数のRxビームの少なくとも1つに関連付けられたビーム掃引と、複数のRxビームの少なくとも1つの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含み得る。
【0060】
方法500は、DRXサイクル長が複数の可能なDRXサイクル長のうちの1つを備えることを更に含み得る。第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の各々は、複数の可能なDRXサイクル長のうちの所与のDRXサイクル長に関連付けられている。方法500は、同じ値を含む第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の第2のビーム掃引スケーリング係数と、第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の第3のビーム掃引スケーリング係数とを更に含み得る。
【0061】
方法500は、第1の値を含む第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の第2のビーム掃引スケーリング係数と、第2の異なる値を含む第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の第3のビーム掃引スケーリング係数とを更に含み得る。方法500は、DRXサイクル長と、サンプルスケーリング係数と、第2のビーム掃引スケーリング係数との積が1.28の倍数ではないとき、単一のPTWの長さを決定することが、積を1.28で除算した結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、整数に1.28を乗算し、それによって単一のPTWの長さを生成することとを更に含むことを更に含み得る。
【0062】
方法500は、同期信号ブロック(SSB)ベースの測定タイミング構成(SMTC)周期が20ミリ秒(ms)より大きく、DRXサイクル長が0.64s以下であるとき、単一のPTWの長さを決定することは、DRXサイクル長と、サンプルスケーリング係数と、第2のビーム掃引スケーリング係数との積にスケーリング係数kを乗算し、それによって新しい積を生成することを更に含み得る。方法500は、新しい積が1.28の倍数ではないとき、単一のPTWの長さを決定することが、新しい積を1.28で除算した結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、整数に1.28を乗算し、それによって単一のPTWの長さを生成することとを更に含むことを更に含み得る。
【0063】
図6は、周波数範囲2(FR2)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法600のフローチャートを示す。ブロック602において、方法600は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別する。例えば、eDRXサイクル長は、
図1のeDRXサイクル108と同様であり得る。ブロック604において、方法600は、低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられたサービングセル測定は、eDRXサイクルに関連付けられた測定期間内に実行されると決定する。測定は、複数の受信(Rx)ビームに関連付けられたビーム掃引と、複数のRxビームの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含み得る。ブロック606において、方法600は、eDRXサイクル長と、複数の物理レイヤフィルタリングサンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数と、複数のRxビームのビーム掃引に関連付けられたビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、測定期間の長さを決定する。一例では、測定期間はeDRXサイクルを含み得る。ブロック608において、方法600は、測定期間中にサービングセル測定を実行する。
【0064】
方法600は、eDRXサイクル長が複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを備え、ビーム掃引スケーリング係数が複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを備えることを更に含み得る。複数のビーム掃引スケーリング係数の各々は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられている。方法600は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第1のビーム掃引スケーリング係数と、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第2のビーム掃引スケーリング係数とが同じ値を含むことを更に含み得る。方法600は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第1のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第2のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含むことを更に含み得る。
【0065】
図7は、周波数範囲1(FR1)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法700のフローチャートを示す。ブロック702において、方法700は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別する。eDRXサイクル長は、間欠受信(DRX)サイクル長を含み得る。
【0066】
ブロック704において、方法700は、低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた測定期間が、eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定する。測定期間は、単一のPTW内で実行される複数の近隣セル測定サンプルを含み得る。複数の近隣セル測定サンプルは、測定サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。
【0067】
ブロック706において、方法700は、低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた評価期間がeDRXサイクルの第2のPTW内で生じると決定する。評価期間は、単一のPTW内で実行される複数の近隣セル評価サンプルを含み得る。複数の近隣セル評価サンプルは、評価サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。第1のPTW及び第2のPTWは、同じ持続時間のPTW長を含み得る。
【0068】
ブロック708において、方法700は、DRXサイクル長、測定サンプルスケーリング係数、及び評価サンプルスケーリング係数に基づいて、PTW長を決定するPTW長は、1.28の倍数を含み得る。ブロック710において、方法700は、第1のPTW中に複数の近隣セル測定サンプルを実行し、第2のPTW中に複数の近隣セル評価サンプルを実行する。例えば、第1のPTWは、
図1のPTW106aを含んでもよく、第2のPTWは、PTW106bを含んでもよい。
【0069】
方法700は、PTW長を決定することが、測定サンプルスケーリング係数及び評価サンプルスケーリング係数のどちらがより大きい値を含むかを決定することと、より大きい値とDRXサイクル長との積を生成することと、積を1.28で除算した結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、整数に1.28を乗算し、それによってPTW長を生成することとを更に含むことを更に含み得る。
【0070】
方法700は、測定サンプルスケーリング係数及び評価サンプルスケーリング係数のどちらがより大きい値を含むかを決定することが、測定サンプルスケーリング係数及び評価サンプルスケーリング係数に対してmax関数を実行することを更に含み得る。方法700は、整数を生成することが、1.28で除算された積に天井関数を実行することを含むことを更に含み得る。方法700は、第1のPTWと第2のPTWとが同じPTWであることを更に含み得る。方法700は、第1のPTWと第2のPTWとが異なるPTWであることを更に含み得る。
【0071】
図8は、周波数範囲1(FR1)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法800のフローチャートを示す。ブロック802において、方法800は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別する。eDRXサイクル長は、間欠受信(DRX)サイクル長を含み得る。
【0072】
ブロック804において、方法800は、低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた検出期間が、eDRXサイクルの1つ以上のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定する。近隣セル検出期間は、単一のPTW内で実行される複数の近隣セル検出サンプルを含み得る。複数の近隣セル検出サンプルは、検出サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。1つ以上のPTWの各々は、同じ持続時間のPTW長を含む。
【0073】
ブロック806において、方法800は、DRXサイクル長と検出サンプルスケーリング係数との積に基づいてPTW長を決定する。PTW長は、1.28の倍数を含み得る。ブロック808において、方法800は、PTW長、DRXサイクル長、及び複数の検出サンプルに基づいて、複数の近隣セル検出サンプルの各々を実行するための1つ以上のPTWについてのPTWの総数を決定する。例えば、PTWの総数は、単一又は複数のPTWを含んでもよい。ブロック810において、方法800は、総数のPTW内で近隣セル検出サンプルを実行する。例えば、近隣セル検出サンプルは、当該総数のPTWが単一のPTWを含むとき、
図1のPTW106a内で実行され得る。
【0074】
方法800は、DRXサイクル長と検出サンプルスケーリング係数との積が1.28の倍数ではないとき、PTW長を決定することが、積を1.28で除算した結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、整数に1.28を乗算し、それによってPTW長を生成することとを更に含むことを更に含み得る。
【0075】
方法800は、PTWの総数を決定することが、DRXサイクル長によって除算されたPTW長の第1の結果の値よりも大きい第1の最も近い整数に切り上げることによって、第1の整数を生成することと、第1の整数によって除算された複数の検出サンプルの第2の結果の値よりも大きい第2の最も近い整数に切り上げることによって、第2の整数を生成することと、を更に含むことを更に含み得る。第2の整数は、PTWの総数を含み得る。方法800は、当該総数のPTWが単一のPTWを含むことを更に含み得る。
【0076】
図9は、周波数範囲1(FR1)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法900のフローチャートを示す。ブロック902において、方法900は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別する。例えば、eDRXサイクル長は、
図1のeDRXサイクル108と同様であり得る。
【0077】
ブロック904において、方法900は、eDRXサイクルに関連付けられた測定期間内に複数の近隣セル測定サンプルが実行されると決定する。複数の近隣セル測定サンプルは、測定サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。ブロック906において、方法900は、eDRXサイクルに関連付けられた評価期間内に複数の近隣セル評価サンプルが実行されると決定する。複数の近隣セル評価サンプルは、評価サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。
【0078】
ブロック908において、方法900は、eDRXサイクルに関連付けられた検出期間内に複数の近隣セル検出サンプルが実行されると決定する。複数の近隣セル検出サンプルは、検出サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。ブロック910において、方法900は、eDRXサイクル長と測定サンプルスケーリング係数との積に基づいて、測定期間の長さを決定する例えば、測定期間長はeDRXサイクル長を含み得る。
【0079】
ブロック912において、方法900は、eDRXサイクル長と評価サンプルスケーリング係数との積に基づいて、評価期間の長さを決定する。例えば、評価期間長はeDRXサイクル長を含み得る。ブロック914において、方法900は、eDRXサイクル長と検出サンプルスケーリング係数との積に基づいて、検出期間の長さを決定する。例えば、検出期間長はeDRXサイクル長を含み得る。ブロック916において、方法900は、測定期間内の複数の近隣セル測定サンプルと、評価期間内の複数の近隣セル評価サンプルと、検出期間内の複数の近隣セル検出サンプルとを実行する。
【0080】
図10は、周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法1000のフローチャートを示す。ブロック1002において、方法1000は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別する。eDRXサイクル長は、間欠受信(DRX)サイクル長を含み得る。
【0081】
ブロック1004において、方法1000は、低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた測定期間が、eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定する。測定期間は、複数の近隣セル測定サンプルを含み得る。複数の近隣セル測定サンプルは、測定サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。測定期間は、測定ビーム掃引を含むこともできる。
【0082】
ブロック1006において、方法1000は、低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた評価期間がeDRXサイクルの第2のPTW内で生じると決定する。評価期間は、複数の近隣セル評価サンプルを含み得る。複数の近隣セル評価サンプルは、評価サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。第1のPTW及び第2のPTWは、同じ持続時間のPTW長を含み得る。評価期間はまた、評価ビーム掃引を含み得る。
【0083】
ブロック1008において、方法1000は、DRXサイクル長、測定サンプルスケーリング係数、評価サンプルスケーリング係数、並びに測定ビーム掃引及び評価ビーム掃引に関連付けられたビーム掃引スケーリング係数に基づいて、PTW長を決定する。PTW長は、1.28の倍数を含み得る。ブロック1010において、方法1000は、第1のPTW中に複数の近隣セル測定サンプルを実行し、第2のPTW中に複数の近隣セル評価サンプルを実行する。例えば、複数の近隣セル測定サンプルは、PTW106a中に実行され得、複数の近隣セル評価サンプルは、PTW106b中に実行され得る。
【0084】
方法1000は、PTW長を決定することが、第1の積と第2の積のどちらがより大きい値を含むかを決定することを更に含むことを更に含み得る。第1の積は、測定サンプルスケーリング係数にビーム掃引スケーリング係数を乗じたものを含むことができ、第2の積は、評価サンプルスケーリング係数にビーム掃引スケーリング係数を乗じたものを含むことができる。PTW長を決定することは、より大きい値とDRXサイクル長との第3の積を生成することと、1.28によって除算された積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、整数に1.28を乗算し、それによってPTW長を生成することとを更に含み得る。
【0085】
方法1000は、第1の積及び第2の積のどちらがより大きい値を含むかを決定することが、第1の積及び第2の積に対してmax関数を実行することを含むことを更に含み得る。方法1000は、整数を生成することが、1.28で除算された第3の積に天井関数を実行することを含むことを更に含み得る。方法1000は、第1のPTWと第2のPTWとが同じPTWであることを更に含み得る。
【0086】
方法1000は、第1のPTWと第2のPTWとが異なるPTWを含むことを更に含み得る。方法1000は、測定ビーム掃引及び評価ビーム掃引のうちの1つの少なくとも一部は、第1のPTW又は第2のPTWのいずれかにおいて、並びに第1のPTW及び第2のPTWとは異なる第3のPTWにおいて実行されることを更に含み得る。方法1000は、DRXサイクル長が複数の可能なDRXサイクル長のうちの1つを備え、ビーム掃引スケーリング係数が複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを備えることを更に含み得る。複数のビーム掃引スケーリング係数の各々は、複数の可能なDRXサイクル長のうちの所与のDRXサイクル長に関連付けられ得る。
【0087】
方法1000は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第1のビーム掃引スケーリング係数と、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第2のビーム掃引スケーリング係数とが同じ値を含むことを含み得る。方法1000は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第1のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第2のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含むことを含み得る。
【0088】
図11は、周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法1100のフローチャートを示す。ブロック1102において、方法1100は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別する。eDRXサイクル長は、間欠受信(DRX)サイクル長を含み得る。
【0089】
ブロック1104において、方法1100は、低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた検出期間が、eDRXサイクルの1つ以上のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定する。近隣セル検出期間は、単一のPTW内で実行される複数の近隣セル検出サンプルを含み得る。複数の近隣セル検出サンプルは、検出サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。検出期間はまた、ビーム掃引を含み得る。1つ以上のPTWの各々は、同じ持続時間のPTW長を含み得る。
【0090】
ブロック1106において、方法1100は、DRXサイクル長と、検出サンプルスケーリング係数と、ビーム掃引に関連付けられたビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、PTW長を決定する。PTW長は、1.28の倍数を含み得る。ブロック1108において、方法1100は、PTW長、DRXサイクル長、及び複数の検出サンプルに基づいて、複数の近隣セル検出サンプルの各々を実行するための1つ以上のPTWについてのPTWの総数を決定する。例えば、PTW長は、単一のPTWを含み得る。ブロック1110において、方法1100は、総数のPTW内で近隣セル検出サンプルを実行する。例えば、当該総数のPTWが1つのPTWを含むとき、
図1のPTW106aなどのPTWが使用され得る。
【0091】
方法1100は、DRXサイクル長と、検出サンプルスケーリング係数と、ビーム掃引スケーリング係数との積が1.28の倍数ではないとき、PTW長を決定することが、積を1.28で除算した結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、整数に1.28を乗算し、それによってPTW長を生成することとを更に含むことを更に含み得る。
【0092】
方法1100は、PTWの総数を決定することが、DRXサイクル長によって除算されたPTW長の第1の結果の値よりも大きい第1の最も近い整数に切り上げることによって、第1の整数を生成することと、複数の検出サンプルとビーム掃引スケーリング係数との新しい積を第1の整数で除算した第2の結果の値よりも大きい第2の最も近い整数に切り上げることによって、第2の整数を生成することと、を更に含むことを更に含み得る。第2の整数は、PTWの総数を含む。方法1100は、当該総数のPTWが単一のPTWを含むことを更に含み得る。方法1100は、ビーム掃引が、1つ以上のPTWの第1のPTW及び1つ以上のPTWの第2のPTWの間に実行されることを更に含み得る。
【0093】
図12は、周波数範囲2(FR2)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法1200のフローチャートを示す。ブロック1202において、方法1200は、低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別する。例えば、そのようなeDRXサイクル長は、
図1のeDRXサイクル108と同様であり得る。
【0094】
ブロック1204において、方法1200は、eDRXサイクルに関連付けられた測定期間内に複数の近隣セル測定サンプルが実行されると決定する。複数の近隣セル測定サンプルは、測定サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。測定期間は、測定ビーム掃引を含むこともできる。ブロック1206において、方法1200は、eDRXサイクルに関連付けられた評価期間内に複数の近隣セル評価サンプルが実行されると決定する。複数の近隣セル評価サンプルは、評価サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。評価期間はまた、評価ビーム掃引を含み得る。
【0095】
ブロック1208において、方法1200は、eDRXサイクルに関連付けられた検出期間内に複数の近隣セル検出サンプルが実行されると決定する。複数の近隣セル検出サンプルは、検出サンプルスケーリング係数に関連付けられ得る。検出期間は、検出ビーム掃引を含み得る。ブロック1210において、方法1200は、eDRXサイクル長と、測定サンプルスケーリング係数と、及び測定ビーム掃引に関連付けられた測定ビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、測定期間の長さを決定する。例えば、測定期間長は、eDRXサイクルの数(例えば、わずか1つ、潜在的には多く)を含み得る。
【0096】
ブロック1212において、方法1200は、eDRXサイクル長と、評価サンプルスケーリング係数と、及び評価ビーム掃引に関連付けられた評価ビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、評価期間の長さを決定する。例えば、評価期間長は、eDRXサイクルの数(例えば、わずか1つ、潜在的には多く)を含み得る。ブロック1214において、方法1200は、eDRXサイクル長と、検出サンプルスケーリング係数と、及び検出ビーム掃引に関連付けられた検出ビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、検出期間の長さを決定する。例えば、検出期間長は、eDRXサイクルの数(例えば、わずか1つ、潜在的には多く)を含み得る。ブロック1216において、方法1200は、測定期間内の複数の近隣セル測定サンプルと、評価期間内の複数の近隣セル評価サンプルと、検出期間内の複数の近隣セル検出サンプルとを実行する。
【0097】
方法1200は、eDRXサイクル長が複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを備え、測定ビーム掃引スケーリング係数が複数の測定ビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを備えることを更に含み得る。複数の測定ビーム掃引スケーリング係数の各々は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられていてもよい。
【0098】
方法1200は、eDRXサイクル長が複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを備え、評価ビーム掃引スケーリング係数が複数の評価ビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを備えることを更に含み得る。複数の評価ビーム掃引スケーリング係数の各々は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられていてもよい。
【0099】
方法1200は、eDRXサイクル長が複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを備え、検出ビーム掃引スケーリング係数が複数の検出ビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを備えることを更に含み得る。複数の検出ビーム掃引スケーリング係数の各々は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられていてもよい。
【0100】
本明細書で企図される実施形態は、方法200~1200の1つ以上の要素を実行する手段を備える装置を含む。この装置は、例えば、(本明細書で説明するUEである無線デバイス1402などの)UEの装置であり得る。
【0101】
本明細書で企図される実施形態は、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって命令が実行されると、電子デバイスに、方法200~1200の1つ以上の要素を実行させる、命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。この非一時的コンピュータ可読媒体は、例えば、UEのメモリ(本明細書で説明するような、UEである無線デバイス1402のメモリ1406など)であり得る。
【0102】
本明細書で企図される実施形態は、方法200~1200の1つ以上の要素を実行する論理、モジュール又は回路を備える装置を含む。この装置は、例えば、(本明細書で説明するUEである無線デバイス1402などの)UEの装置であり得る。
【0103】
本明細書で企図される実施形態は、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、方法200~1200の1つ以上の要素を実行させる命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体とを備える、装置を含む。この装置は、例えば、(本明細書で説明するUEである無線デバイス1402などの)UEの装置であり得る。
【0104】
本明細書で企図される実施形態は、方法200~1200の1つ以上の要素に記載されるか、又はそれに関連する信号を含む。
【0105】
本明細書で企図される実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品を含み、プロセッサによるプログラムの実行は、プロセッサに、方法200~1200の1つ以上の要素を実行させる。プロセッサは、(本明細書で説明UEである無線デバイス1402のプロセッサ(単数又は複数)1404などの)UEのプロセッサであり得る。これらの命令は、例えば、プロセッサ内に、及び/又はUEのメモリ(本明細書で説明するような、UEである無線デバイス1402のメモリ1406など)上に位置し得る。
【0106】
図13は、本明細書で開示される実施形態による、無線通信システム1300の例示的なアーキテクチャを示す。以下の説明は、3GPP技術仕様によって提供されるような、LTEシステム規格、及び/又は5G又はNRシステム規格と併せて動作する例示的な無線通信システム1300に対して提供される。
【0107】
図13によって示されるように、無線通信システム1300は、UE1302及びUE1304を含む(ただし、任意の数のUEが使用され得る)。この例では、UE1302及びUE1304は、スマートフォン(例えば、1つ以上のセルラーネットワークに接続可能なハンドヘルドタッチスクリーンモバイルコンピューティングデバイス)として示されているが、無線通信のために構成された任意のモバイル又は非モバイルコンピューティングデバイスも備え得る。
【0108】
UE1302及びUE1304は、RAN1306と通信可能に結合するように構成され得る。実施形態において、RAN1306は、NG-RAN、E-UTRANなどであってもよい。UE1302及びUE1304は、RAN1306との接続(又はチャネル)(それぞれ、接続1308及び接続1310として示される)を利用し、その各々は、物理的通信インタフェースを備える。RAN1306は、接続1308及び接続1310を可能にする、基地局1312及び基地局1314などの1つ以上の基地局を含み得る。
【0109】
この例では、接続1308及び接続1310は、そのような通信結合を可能にするためのエアインタフェースであり、例えば、LTE及び/又はNRなど、RAN1306によって使用されるRAT(単数又は複数)と一致し得る。
【0110】
いくつかの実施形態では、UE1302及びUE1304はまた、サイドリンクインタフェース1316を介して通信データを直接交換することができる。UE1304は、図示するように、接続1320を介してアクセスポイント(AP1318として示す)にアクセスするように構成されている。一例として、接続1320は、任意のIEEE602.11プロトコルと一致する接続などのローカル無線接続を含むことができ、AP1318はWi-Fi(登録商標)ルータを含むことができる。この例では、AP1318は、CN1324を経由せずに他のネットワーク(例えば、インターネット)に接続されてもよい。
【0111】
実施形態では、UE1302及びUE1304は、様々な通信技術に従ったマルチキャリア通信チャネルを介して、直交周波数分割多重(OFDM)通信信号を用いて、互いに又は基地局1312及び/又は基地局1314と通信するように構成することができ、この様々な通信技術は、例えば、(例えば、ダウンリンク通信用の)直交周波数分割多元接続(OFDMA)通信技術、又は(例えば、アップリンク及びProSe又はサイドリンク通信用の)シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)通信技術であるが、これらに限定されず、実施形態の範囲は、この点において限定されない。OFDM信号は、複数の直交サブキャリアを含むことができる。
【0112】
いくつかの実施形態では、基地局1312又は基地局1314の全て又は一部は、仮想ネットワークの一部としてサーバコンピュータ上で実行される1つ以上のソフトウェアエンティティとして実装され得る。加えて、又は他の実施形態では、基地局1312又は基地局1314は、インタフェース1322を介して互いに通信するように構成され得る。無線通信システム1300がLTEシステム(例えば、CN1324がEPCである場合)である実施形態では、インタフェース1322はX2インタフェースであり得る。X2インタフェースは、EPCに接続する2つ以上の基地局(例えば、2つ以上のeNBなど)間、及び/又はEPCに接続する2つのeNB間に定義されてもよい。無線通信システム1300がNRシステム(例えば、CN1324が5GCである場合)である実施形態では、インタフェース1322はXnインタフェースであり得る。Xnインタフェースは、5GCに接続する2つ以上の基地局(例えば、2つ以上のgNBなど)間、5GCに接続する基地局1312(例えば、gNB)とeNBとの間、及び/又は5GCに接続する2つのeNB間に定義される(例えば、CN1324)。
【0113】
RAN1306は、CN1324に通信可能に結合されるように示されている。CN1324は、RAN1306を介してCN1324に接続されている顧客/加入者(例えば、UE1302及びUE1304のユーザ)に様々なデータ及び電気通信サービスを提供するように構成された1つ以上のネットワーク要素1326を備え得る。CN1324の構成要素は、機械可読媒体又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取って実行するための構成要素を含む、1つの物理デバイス又は別個の物理デバイスに実装されてもよい。
【0114】
実施形態では、CN1324はEPCであってもよく、RAN1306はS1インタフェース1328を介してCN1324と接続されてもよい。実施形態では、S1インタフェース1328は、基地局1312又は基地局1314とサービングゲートウェイ(S-GW)との間でトラフィックデータを搬送するS1ユーザプレーン(S1-U)インタフェースと、基地局1312又は基地局1314とモビリティ管理エンティティ(MME)との間のシグナリングインタフェースであるS1-MMEインタフェースとの2つの部分に分割されてもよい。
【0115】
実施形態では、CN1324は5GCであってもよく、RAN1306はNGインタフェース1328を介してCN1324と接続されてもよい。実施形態では、NGインタフェース1328は、基地局1312又は基地局1314とユーザプレーン機能(UPF)との間でトラフィックデータを搬送するNGユーザプレーン(NG-U)インタフェースと、基地局1312又は基地局1314とアクセス及びモビリティ管理機能(AMF)との間のシグナリングインタフェースであるS1制御プレーン(NG-C)インタフェースと、の2つの部分に分割することができる。
【0116】
一般に、アプリケーションサーバ1330は、CN1324とのインターネットプロトコル(IP)ベアラリソース(例えば、パケット交換データサービス)を使用するアプリケーションを提供する要素であり得る。アプリケーションサーバ1330はまた、CN1324を介してUE1302及びUE1304のための1つ以上の通信サービス(例えば、VoIPセッション、グループ通信セッションなど)をサポートするように構成されることができる。アプリケーションサーバ1330は、IP通信インタフェース1332を介してCN1324と通信してもよい。
【0117】
図14は、本明細書で開示する実施形態による、無線デバイス1402とネットワークデバイス1418との間でシグナリング1434を実行するためのシステム1400を示す。システム1400は、本明細書で説明するような無線通信システムの一部分であり得る。無線デバイス1402は、例えば、無線通信システムのUEであり得る。ネットワークデバイス1418は、例えば、無線通信システムの基地局(例えば、eNB又はgNB)であってもよい。
【0118】
無線デバイス1402は、1つ以上のプロセッサ(単数又は複数)1404を備えてもよい。プロセッサ(単数又は複数)1404は、本明細書で説明するように、無線デバイス1402の様々な動作が実行されるように命令を実行し得る。プロセッサ1404は、例えば、中央処理装置(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、コントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)デバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、又は本明細書で説明する動作を実行するように構成されたそれらの任意の組み合わせを使用して実装された1つ以上のベースバンドプロセッサを含み得る。
【0119】
無線デバイス1402は、メモリ1406を含み得る。メモリ1406は、命令1408(例えば、プロセッサ(単数又は複数)1404によって実行されている命令を含み得る)を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であり得る。命令1408はまた、プログラムコード又はコンピュータプログラムと呼ばれることがある。メモリ1406はまた、プロセッサ(単数又は複数)1404によって使用されるデータ、及びプロセッサ(単数又は複数)1404によって計算された結果を記憶し得る。
【0120】
無線デバイス1402は、対応するRATに従って他のデバイス(例えば、ネットワークデバイス1418)との無線デバイス1402への及び/又はそれからのシグナリング(例えば、シグナリング1434)を容易にするために、無線デバイス1402のアンテナ1412を使用する無線周波数(RF)送信機及び/又は受信機回路を含み得る1つ以上の送受信機(単数又は複数)1410を含み得る。
【0121】
無線デバイス1402は、1つ以上のアンテナ1412(例えば、1つ、2つ、4つ、又はそれ以上)を含み得る。複数のアンテナ(単数又は複数)1412を有する実施形態では、無線デバイス1402は、同じ時間及び周波数リソース上で複数の異なるデータストリームを送信及び/又は受信するために、そのような複数のアンテナ1412の空間ダイバーシティを活用し得る。この挙動は、例えば、(この態様を可能にする送信デバイス及び受信デバイスの各々において使用される複数のアンテナを指す)多入力多出力(MIMO)挙動と呼ばれることがある。無線デバイス1402によるMIMO送信は、各データストリームが、他のストリームに対して適切な信号強度で、空間領域中の所望のロケーション(例えば、そのデータストリームに関連付けられた受信機のロケーション)において受信されるように、既知の又は仮定されたチャネル特性に従って、アンテナ1412にわたってデータストリームを多重化する無線デバイス1402において適用されるプリコーディング(又はデジタルビームフォーミング)に従って達成され得る。いくつかの実施形態は、シングルユーザMIMO(SU-MIMO)方法(データストリームが全て単一の受信機に向けられる)及び/又はマルチユーザMIMO(MU-MIMO)方法(個々のデータストリームが、空間領域中の異なるロケーション中の個々の(異なる)受信機に向けられ得る)を使用し得る。
【0122】
複数のアンテナを有するいくつかの実施形態では、無線デバイス1402は、アナログビームフォーミング技法を実装し得、それによって、アンテナ1412によって送られる信号の位相は、アンテナ1412の(ジョイント)送信が方向付けられ得るように相対的に調整される(これは、ビームステアリングと呼ばれることがある)。
【0123】
無線デバイス1402は、1つ以上のインタフェース1414を含み得る。インタフェース1414は、無線デバイス1402への入力又はそこからの出力を与えるために使用され得る。例えば、UEである無線デバイス1402は、UEのユーザによるUEへの入力及び/又は出力を可能にするために、マイクロフォン、スピーカ、タッチスクリーン、ボタンなどのインタフェース1414を含み得る。そのようなUEの他のインタフェースは、UEと他のデバイスとの間の通信を可能にする送信機、受信機、及び(例えば、既に説明した送受信機1410/アンテナ1412以外の)他の回路から構成され得、知られているプロトコル(例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など)に従って動作し得る。
【0124】
無線デバイス1402は、PTWモジュール1416を含み得る。PTWモジュール1416は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせを介して実装され得る。例えば、PTWモジュール1416は、プロセッサ、回路、及び/又はメモリ1406に記憶され、プロセッサ1404によって実行される命令1408として実装され得る。いくつかの例では、PTWモジュール1416は、プロセッサ(単数又は複数)1404及び/又は送受信機(単数又は複数)1410内に統合され得る。例えば、PTWモジュール1416は、プロセッサ1404又は送受信機1410内の(例えば、DSP又は汎用プロセッサによって実行される)ソフトウェア構成要素と、ハードウェア構成要素(例えば、論理ゲート及び回路)と、の組み合わせによって実装され得る。
【0125】
PTWモジュール1416は、本開示の様々な態様、例えば、
図1~
図12の態様のために使用され得る。PTWモジュール1416は、コンテキストに基づいて適切なPTW長を実装するのを支援するように構成される。
【0126】
ネットワークデバイス1418は、1つ以上のプロセッサ1420を含むことができる。プロセッサ(単数又は複数)1420は、本明細書で説明するように、ネットワークデバイス1418の様々な動作が実行されるように命令を実行し得る。プロセッサ1404は、例えば、CPU、DSP、ASIC、コントローラ、FPGAデバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、又は本明細書で説明する動作を実行するように構成されたそれらの任意の組み合わせを使用して実装される1つ以上のベースバンドプロセッサを含み得る。
【0127】
ネットワークデバイス1418は、メモリ1422を含むことができる。メモリ1422は、命令1424(例えば、プロセッサ(単数又は複数)1420によって実行されている命令を含み得る)を記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であり得る。命令1424はまた、プログラムコード又はコンピュータプログラムと呼ばれることがある。メモリ1422はまた、プロセッサ(単数又は複数)1420によって使用されるデータ、及びプロセッサ(単数又は複数)1420によって計算された結果を記憶し得る。
【0128】
ネットワークデバイス1418は、対応するRATに従って他のデバイス(例えば、無線デバイス1402)とのネットワークデバイス1418への及び/又はそれからのシグナリング(例えば、シグナリング1434)を容易にするために、ネットワークデバイス1418のアンテナ1428を使用するRF送信機及び/又は受信機回路を含み得る1つ以上の送受信機(単数又は複数)1426を含み得る。
【0129】
ネットワークデバイス1418は、1つ以上のアンテナ(単数又は複数)1428(例えば、1つ、2つ、4つ、又はそれ以上)を含み得る。複数のアンテナ1428を有する実施形態では、ネットワークデバイス1418は、説明したように、MIMO、デジタルビームフォーミング、アナログビームフォーミング、ビームステアリングなどを実行することができる。
【0130】
ネットワークデバイス1418は、1つ以上のインタフェース1430(単数又は複数)を含むことができる。インタフェース1430は、ネットワークデバイス1418への入力又はネットワークデバイス1418からの出力を提供するために使用され得る。例えば、基地局であるネットワークデバイス1418は、送信機、受信機、並びに基地局又はそれに動作可能に接続された他の機器の動作、管理、及び保守の目的で、基地局がコアネットワーク内の他の機器と通信することを可能にし、かつ/又は基地局が外部ネットワーク、コンピュータ、データベースなどと通信することを可能にする他の回路(例えば、既に説明した送受信機1426/アンテナ1428以外)から構成されるインタフェース1430を含むことができる。
【0131】
ネットワークデバイス1418は、PTWモジュール1432を含むことができる。PTWモジュール1432は、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせを介して実装され得る。例えば、PTWモジュール1432は、プロセッサ、回路、及び/又はメモリ1422に記憶され、プロセッサ1420によって実行される命令1424として実装され得る。いくつかの例では、PTWモジュール1432は、プロセッサ(単数又は複数)1420及び/又は送受信機(単数又は複数)1426内に統合され得る。例えば、PTWモジュール1432は、プロセッサ1420又は送受信機1426内の(例えば、DSP又は汎用プロセッサによって実行される)ソフトウェア構成要素と、ハードウェア構成要素(例えば、論理ゲート及び回路)と、の組み合わせによって実装され得る。
【0132】
PTWモジュール1432は、本開示の様々な態様、例えば、
図1~
図12の態様のために使用され得る。PTWモジュール1432は、コンテキストに基づいて適切なPTW長を実装するのを支援するように構成される。
【0133】
1つ以上の実施形態については、前述の図のうちの1つ以上に記載されている構成要素のうちの少なくとも1つは、本明細書に説明されているような1つ以上の動作、技術、プロセス及び/又は方法を実行するように構成され得る。例えば、本明細書の図のうちの1つ以上に関連して上述したベースバンドプロセッサは、本明細書に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されていてもよい。別の実施例として、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述したようなUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、本明細書に記載される実施例のうちの1つ以上に従って動作するように構成され得る。
【0134】
上記の実施形態のいずれも、特に明記しない限り、任意の他の実施形態(又は実施形態の組み合わせ)と組み合わせることができる。1つ以上の実装形態の前述の説明は、例示及び説明を提供するが、網羅的であることを意図するものではなく、又は、実施形態の範囲を開示される正確な形態に限定することを意図するものではない。修正及び変形は、上記の教示を踏まえると可能であり、又は様々な実施形態の実践から習得し得る。
【0135】
本明細書に記載されるシステム及び方法の実施形態及び実装形態は、コンピュータシステムによって実行される機械実行可能命令で具現化することができる様々な動作を含むことができる。コンピュータシステムは、1つ以上の汎用コンピュータ又は専用コンピュータ(又は他の電子デバイス)を含んでもよい。コンピュータシステムは、動作を実行するための特定の論理を含むハードウェア構成要素を含んでもよく、又はハードウェア、ソフトウェア、及び/若しくはファームウェアの組み合わせを含んでもよい。
【0136】
本明細書に記載されるシステムは、特定の実施形態の説明を含むことが認識されるべきである。これらの実施形態は、単一のシステムに組み合わせる、他のシステムに部分的に組み合わせる、複数のシステムに分割する、又は他の方法で分割若しくは組み合わせることができる。加えて、一実施形態のパラメータ、属性、態様などは、別の実施形態で使用することができることが企図される。パラメータ、属性、態様は、明確にするために1つ以上の実施形態に記載されているだけであり、パラメータ、属性、態様などは、本明細書で具体的に放棄されない限り、別の実施形態のパラメータ、属性などと組み合わせること、又は置換することができることが認識される。
【0137】
個人情報の使用は、ユーザのプライバシーを維持するための業界又は政府の要件を満たす又は超えるとして一般に認識されているプライバシーポリシー及びプラクティスに従うべきであることに十分に理解されている。特に、個人情報データは、意図されない又は認可されていないアクセス又は使用のリスクを最小にするように管理され取り扱われるべきであり、認可された使用の性質は、ユーザに明確に示されるべきである。
【0138】
前述は、明確にするためにある程度詳細に説明されてきたが、その原理から逸脱することなく、特定の変更及び修正を行うことができることは明らかであろう。本明細書に記載されるプロセス及び装置の両方を実装する多くの代替的な方法が存在することに留意されたい。したがって、本実施形態は、例示的であり、限定的ではないと見なされるべきものであり、説明は、本明細書で与えられる詳細に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲及び均等物内で修正されてもよい。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
周波数範囲1(FR1)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって
、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた測定期間であって、単一のページング時間ウィンドウ(PTW)内で実行される複数の測定サンプルを含む前記測定期間が、前記eDRXサイクルの前記単一のPTW内で生じると決定することと、
前記DRXサイクル長と前記複数の測定サンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づいて、1.28の倍数を含む前記単一のPTW
の長さを決定することと、
前記単一のPTWの間に、サービングセル測定を実行することであって、前記サービングセル測定は、前記測定期間に関連付けられた前記複数の測定サンプルの各々を含む、ことと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記複数の測定サンプルは、前記サービングセルの前記測定期間に関連付けられた測定サンプルの全体を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記DRXサイクル長と前記サンプルスケーリング係数との前記積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記整数を生成することは、1.28で除算された前記積の前記結果の値に対して天井関数を実行することを含む、請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
同期信号ブロック(SSB)ベースの測定タイミング構成(SMTC)周期が20ミリ秒(ms)より大きく、前記DRXサイクル長が0.64s以下である場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、前記DRXサイクル長と前記サンプルスケーリング係数との前記積にスケーリング係数kを乗算して、それによって新しい積を生成することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記新しい積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記新しい積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
周波数範囲1(FR1)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた複数の測定サンプルは、前記eDRXサイクルに関連付けられた測定期間内に測定されると決定することと、
前記eDRXサイクル長と前記複数の測定サンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づ
いて、前記測定期間の長さを決定することと、
前記測定期間の間に、サービングセル測定を実行することであって、前記サービングセル測定は、前記測定期間に関連付けられた前記複数の測定サンプルの各々を含む、ことと、
を含む、方法。
【請求項8】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた測定期間であって、複数の受信(Rx)ビームに関連付けられたビーム掃引と、単一のページング時間ウィンドウ(PTW)内で実行される前記複数のRxビームの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含む、前記測定期間が、前記eDRXサイクルの前記単一のPTW内で生じると決定することと、
前記DRXサイクル長と、前記複数のRxビームに関連付けられたビーム掃引スケーリング係数と、前記複数の物理レイヤフィルタリングサンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づいて、1.28の倍数を含む前記単一のPTW
の長さを決定すること、
前記単一のPTW中にサービングセル測定を実行することであって、前記サービングセル測定は、前記複数のRxビームの各々に関連付けられたビーム掃引と、前記複数のRxビームの各々に関連付けられた前記複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含む、ことと、
を含む、方法。
【請求項9】
前記複数のRxビームは、Rxビームの全体を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記DRXサイクル長は、複数の可能なDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記ビーム掃引スケーリング係数は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なDRXサイクル長のうちの所与のDRXサイクル長に関連付けられている、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第1のビーム掃引スケーリング係数と、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第2のビーム掃引スケーリング係数とが同じ値を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第1のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第2のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記DRXサイクル長と、前記サンプルスケーリング係数と、前記ビーム掃引スケーリング係数との前記積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
同期信号ブロック(SSB)ベースの測定タイミング構成(SMTC)周期が20ミリ秒(ms)より大きく、前記DRXサイクル長が0.64s以下である場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、前記DRXサイクル長と、前記サンプルスケーリング係数と、前記ビーム掃引スケーリング係数との前記積にスケーリング係数kを乗算して、それによって新しい積を生成することを更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記新しい積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記新しい積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって
、間欠受信(DRX)サイクル長を含む
前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられた測定期間が、前記eDRXサイクルの単一のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定することであって、前記測定期間は、複数の受信(Rx)ビームのうちの少なくとも1つであって、前記複数のRxビームの全体よりも少ないものを含む前記複数のRxビームのうちの少なくとも1つに関連付けられたビーム掃引と、前記単一のPTW内で実行される前記複数のRxビームのうちの前記少なくとも1つの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含む、ことと、
前記複数のRxビームの各々についてビーム掃引を実行することに関連付けられている第1のセットのビーム掃引スケーリング係数から、第1のビーム掃引スケーリング係数を決定することと、
第2のセットのビーム掃引スケーリング係数から第2のビーム掃引スケーリング係数を決定することであって、前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数は、前記複数のRxビームの全体よりも少ないビーム掃引を実行することに関連付けられており、前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記第1のセットのビーム掃引スケーリング係数の各々よりも小さい値を含む、ことと、
前記DRXサイクル長と、前記第2のビーム掃引スケーリング係数と、前記複数の物理レイヤフィルタリングサンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数との積に基づいて、1.28の倍数を含む前記単一のPTWの長さを決定すること、
前記単一のPTW中にサービングセル測定を実行することであって、前記サービングセル測定は、前記複数のRxビームの前記少なくとも1つに関連付けられたビーム掃引と、前記複数のRxビームの前記少なくとも1つの各々に関連付けられた前記複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含む、ことと、
を含む、方法。
【請求項17】
前記DRXサイクル長は、複数の可能なDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なDRXサイクル長のうちの所与のDRXサイクル長に関連付けられている、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の前記第2のビーム掃引スケーリング係数と、前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の第3のビーム掃引スケーリング係数とは同じ値を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の前記第2のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、前記第2のセットのビーム掃引スケーリング係数の第3のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記DRXサイクル長と、前記サンプルスケーリング係数と、前記第2のビーム掃引スケーリング係数との前記積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項21】
同期信号ブロック(SSB)ベースの測定タイミング構成(SMTC)周期が20ミリ秒(ms)より大きく、前記DRXサイクル長が0.64s以下である場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、前記DRXサイクル長と、前記サンプルスケーリング係数と、前記第2のビーム掃引スケーリング係数との前記積にスケーリング係数kを乗算して、それによって新しい積を生成することを更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項22】
前記新しい積が1.28の倍数ではない場合、前記単一のPTWの前記長さを決定することは、
1.28で除算された前記新しい積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記単一のPTWの前記長さを生成することと、を更に含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)におけるサービングセル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEのサービングセルに関連付けられたサービングセル測定が、前記eDRXサイクルに関連付けられた測定期間内に実行されると決定することであって、前記
サービングセル測定は、複数の受信(Rx)ビームに関連付けられたビーム掃引と、前記複数のRxビームの各々に関連付けられた複数の物理レイヤフィルタリングサンプルとを含む、ことと、
前記eDRXサイクル長と、前記複数の物理レイヤフィルタリングサンプルに関連付けられたサンプルスケーリング係数と、前記複数のRxビームのビーム掃引に関連付けられたビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、前記測定期間の長さを決定することと、
前記測定期間中に前記サービングセル測定を実行することと、
を含む、方法。
【請求項24】
前記eDRXサイクル長は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記ビーム掃引スケーリング係数は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられている、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第1のビーム掃引スケーリング係数と、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第2のビーム掃引スケーリング係数とが同じ値を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第1のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第2のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項27】
周波数範囲1(FR1)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた測定期間が、前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウ(PTW)内に生じると決定することであって、前記測定期間は
、単一のPTW内で実行される複数の近隣セル測定サンプルを含み、前記複数の近隣セル測定サンプルは、測定サンプルスケーリング係数に関連付けられている、ことと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた評価期間が、前記eDRXサイクルの第2のPTW内で生じること決定することであって、前記評価期間は、前記単一のPTW内で実行される複数の近隣セル評価サンプルを含み、前記複数の近隣セル評価サンプルは、評価サンプルスケーリング係数に関連付けられており、前記第1のPTW及び前記第2のPTWは、同じ持続時間のPTW長を含む、ことと、
前記DRXサイクル長、前記測定サンプルスケーリング係数、及び前記評価サンプルスケーリング係数に基づいて、1.28の倍数を含む前記PTW長を決定することと、
前記第1のPTW中に前記複数の近隣セル測定サンプルを実行し、前記第2のPTW中に前記複数の近隣セル評価サンプルを実行することと、
を含む、方法。
【請求項28】
前記PTW長を決定することは、
前記測定サンプルスケーリング係数及び前記評価サンプルスケーリング係数のどちらが、より大きい値を含むかを決定することと、
前記より大きい値と前記DRXサイクル長との積を生成することと、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記PTW長を生成することと、
を更に含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記測定サンプルスケーリング係数及び前記評価サンプルスケーリング係数のどちらがより大きい値を含むかを決定することは、前記測定サンプルスケーリング係数及び前記評価サンプルスケーリング係数に対してmax関数を実行することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記整数を生成することは、1.28で除算された前記積に対して天井関数を実行することを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記第1のPTW及び前記第2のPTWは同じPTWである、請求項27に記載の方法。
【請求項32】
前記第1のPTW及び前記第2のPTWは異なるPTWである、請求項27に記載の方法。
【請求項33】
周波数範囲1(FR1)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた検出期間が、前記eDRXサイクルの1つ以上のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定することであって、前
記検出期間は
、単一のPT
W内で実行される複数の近隣セル検出サンプルを含み、前記複数の近隣セル検出サンプルは、検出サンプルスケーリング係数に関連付けられており、前記1つ以上のPTWの各々は、同じ持続時間のPTW長を含む、ことと、
前記DRXサイクル長と前記検出サンプルスケーリング係数との積に基づいて、1.28の倍数を含む前記PTW長を決定することと、
前記PTW長、
前記DRXサイクル長、及び前記複数の
近隣セル検出サンプルに基づいて、前記複数の近隣セル検出サンプルの各々を実行するための前記1つ以上のPTWについてのPTWの総数を決定することと、
前記総数のPTW内で前記近隣セル検出サンプルを実行することと、
を含む、方法。
【請求項34】
前記DRXサイクル長と前記検出サンプルスケーリング係数との前記積が1.28の倍数ではない場合、前記PTW長を決定することは、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記PTW長を生成することと、を更に含む、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記PTWの総数を決定することは、
前記DRXサイクル長によって除算された前記PTW長の第1の結果の値よりも大きい第1の最も近い整数に切り上げることによって、第1の整数を生成することと、
前記第1の整数によって除算された前記複数の
近隣セル検出サンプルの第2の結果の値よりも大きい第2の最も近い整数に切り上げることによって、前記PTWの総数を含む第2の整数を生成することと、を更に含む、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記総数のPTWは単一のPTWを含む、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
周波数範囲1(FR1)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別することと、
測定サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル測定サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた測定期間内に実行されると決定することと、
評価サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル評価サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた評価期間内に実行されると決定することと、
検出サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル検出サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた検出期間内に実行されると決定することと、
前記eDRXサイクル長と前記測定サンプルスケーリング係数との積に基づいて、前記測定期間の長さを決定することと、
前記eDRXサイクル長と前記評価サンプルスケーリング係数との積に基づいて、前記評価期間の長さを決定することと、
前記eDRXサイクル長と前記検出サンプルスケーリング係数との積に基づいて、前記検出期間の長さを決定することと、
前記測定期間内の前記複数の近隣セル測定サンプルと、前記評価期間内の複数の近隣セル評価サンプルと、前記検出期間内の前記複数の近隣セル検出サンプルとを実行することと、
を含む、方法。
【請求項38】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた測定期間が、前記eDRXサイクルの第1のページング時間ウィンドウ(PTW)内に生じると決定することであって、前記測定期間は、複数の近隣セル測定サンプルを含み、前記複数の近隣セル測定サンプルは、測定サンプルスケーリング係数に関連付けられており、前記測定期間は更に測定ビーム掃引を含む、ことと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた評価期間が、前記eDRXサイクルの第2のPTW内で生じると決定することであって、前記評価期間は、複数の近隣セル評価サンプルを含み、前記複数の近隣セル評価サンプルは、評価サンプルスケーリング係数に関連付けられており、前記第1のPTW及び前記第2のPTWは、同じ持続時間のPTW長を含み、前記評価期間は更に評価ビーム掃引を含む、ことと、
前記DRXサイクル長と、前記測定サンプルスケーリング係数と、前記評価サンプルスケーリング係数と、前記測定ビーム掃引及び前記評価ビーム掃引に関連付けられたビーム掃引スケーリング係数とに基づいて、1.28の倍数を含む前記PTW長を決定することと、
前記第1のPTW中に前記複数の近隣セル測定サンプルを実行し、前記第2のPTW中に前記複数の近隣セル評価サンプルを実行することと、
を含む、方法。
【請求項39】
前記PTW長を決定することは、
前記測定サンプルスケーリング係数に前記ビーム掃引スケーリング係数を乗算したものを含む第1の積と、前記評価サンプルスケーリング係数に前記ビーム掃引スケーリング係数を乗算したものを含む第2の積とのいずれが、より大きい値を含むかを決定することと、
前記より大きい値と前記DRXサイクル長との第3の積を生成することと、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記PTW長を生成することと、を更に含む、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記第1の積及び前記第2の積のどちらがより大きい値を含むかを決定することは、前記第1の積及び前記第2の積に対してmax関数を実行することを含む、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記整数を生成することは、1.28で除算された前記第3の積に対して天井関数を実行することを含む、請求項
39に記載の方法。
【請求項42】
前記第1のPTW及び前記第2のPTWは同じPTWである、請求項37に記載の方法。
【請求項43】
前記第1のPTW及び前記第2のPTWは異なるPTWを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項44】
前記測定ビーム掃引及び前記評価ビーム掃引のうちの1つの少なくとも一部は、前記第1のPTW又は前記第2のPTWのいずれかにおいて、並びに前記第1のPTW及び前記第2のPTWとは異なる第3のPTWにおいて実行される、請求項38に記載の方法。
【請求項45】
前記DRXサイクル長は、複数の可能なDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記ビーム掃引スケーリング係数は、複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なDRXサイクル長のうちの所与のDRXサイクル長に関連付けられている、請求項38に記載の方法。
【請求項46】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第1のビーム掃引スケーリング係数と、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの少なくとも第2のビーム掃引スケーリング係数とが同じ値を含む、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第1のビーム掃引スケーリング係数は第1の値を含み、前記複数のビーム掃引スケーリング係数のうちの第2のビーム掃引スケーリング係数は第2の異なる値を含む、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長であって、間欠受信(DRX)サイクル長を含む前記eDRXサイクル長が、20.48秒(s)以上かつ10485.76s以下であることを識別することと、
前記低減された能力のUEの近隣セルに関連付けられた検出期間が、前記eDRXサイクルの1つ以上のページング時間ウィンドウ(PTW)内で生じると決定することであって、前
記検出期間は
、単一のPTW内で実行される複数の近隣セル検出サンプルを含み、前記複数の近隣セル検出サンプルは、検出サンプルスケーリング係数に関連付けられており、前記検出期間は更にビーム掃引を含み、前記1つ以上のPTWの各々は、同じ持続時間のPTW長を含む、ことと、
前記DRXサイクル長と、前記検出サンプルスケーリング係数と、前記ビーム掃引に関連付けられたビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、1.28の倍数を含む前記PTW長を決定することと、
前記PTW長、
前記DRXサイクル長、及び前記複数の
近隣セル検出サンプルに基づいて、前記複数の近隣セル検出サンプルの各々を実行するための前記1つ以上のPTWについてのPTWの総数を決定することと、
前記総数のPTW内で前記近隣セル検出サンプルを実行することと、
を含む、方法。
【請求項49】
前記DRXサイクル長と、前記検出サンプルスケーリング係数と、前記ビーム掃引スケーリング係数との前記積が1.28の倍数ではない場合、前記PTW長を決定することは、
1.28で除算された前記積の結果の値よりも大きい最も近い整数に切り上げることによって整数を生成することと、
前記整数に1.28を乗算して、それによって前記PTW長を生成することと、を更に含む、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記PTWの総数を決定することは、
前記DRXサイクル長によって除算された前記PTW長の第1の結果の値よりも大きい第1の最も近い整数に切り上げることによって、第1の整数を生成することと、
前記複数の
近隣セル検出サンプルと前記ビーム掃引スケーリング係数との新しい積を前記第1の整数で除算した第2の結果の値よりも大きい第2の最も近い整数に切り上げることによって、前記PTWの総数を含む第2の整数を生成することと、を更に含む、請求項48に記載の方法。
【請求項51】
前記総数のPTWは単一のPTWを含む、請求項48に記載の方法。
【請求項52】
前記ビーム掃引は、前記1つ以上のPTWの第1のPTW及び前記1つ以上のPTWの第2のPTWの間に実行される、請求項48に記載の方法。
【請求項53】
周波数範囲2(FR2)においてアイドルモード又は非アクティブモードにある低減された能力のユーザ機器(UE)における周波数内又は周波数間近隣セル測定のための方法であって、前記方法は、
前記低減された能力のUEに関連付けられた拡張間欠受信(eDRX)サイクル長が2.56秒(s)以上かつ10.24s以下であることを識別することと、
測定サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル測定サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた測定期間であって、測定ビーム掃引を含む前記測定期間内に実行されると決定することと、
評価サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル評価サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた評価期間であって、評価ビーム掃引を含む前記評価期間内に実行されると決定することと、
検出サンプルスケーリング係数に関連付けられている複数の近隣セル検出サンプルが、前記eDRXサイクルに関連付けられた検出期間であって、検出ビーム掃引を含む前記検出期間内に実行されると決定することと、
前記eDRXサイクル長と、前記測定サンプルスケーリング係数と、及び前記測定ビーム掃引に関連付けられた測定ビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、前記測定期間の長さを決定することと、
前記eDRXサイクル長と、前記評価サンプルスケーリング係数と、及び前記評価ビーム掃引に関連付けられた評価ビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、前記評価期間の長さを決定することと、
前記eDRXサイクル長と、前記検出サンプルスケーリング係数と、及び前記検出ビーム掃引に関連付けられた検出ビーム掃引スケーリング係数との積に基づいて、前記検出期間の長さを決定することと、
前記測定期間内の前記複数の近隣セル測定サンプルと、前記評価期間内の複数の近隣セル評価サンプルと、前記検出期間内の前記複数の近隣セル検出サンプルとを実行することと、
を含む、方法。
【請求項54】
前記eDRXサイクル長は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記測定ビーム掃引スケーリング係数は、複数の測定ビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数の測定ビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられている、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記eDRXサイクル長は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記評価ビーム掃引スケーリング係数は、複数の評価ビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数の評価ビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられている、請求項53に記載の方法。
【請求項56】
前記eDRXサイクル長は、複数の可能なeDRXサイクル長のうちの1つを含み、前記検出ビーム掃引スケーリング係数は、複数の検出ビーム掃引スケーリング係数のうちの1つを含み、前記複数の検出ビーム掃引スケーリング係数の各々は、前記複数の可能なeDRXサイクル長のうちの所与のeDRXサイクル長に関連付けられている、請求項53に記載の方法。
【国際調査報告】