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特表2024-538885水平軸および/または2つの平行かつ対称的な垂直軸を中心に回転するレバーによって人力車両を推進する機構
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-24
(54)【発明の名称】水平軸および/または2つの平行かつ対称的な垂直軸を中心に回転するレバーによって人力車両を推進する機構
(51)【国際特許分類】
   B62M 1/30 20130101AFI20241017BHJP
【FI】
B62M1/30
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529910
(86)(22)【出願日】2022-09-13
(85)【翻訳文提出日】2024-06-19
(86)【国際出願番号】 DZ2022050010
(87)【国際公開番号】W WO2023088529
(87)【国際公開日】2023-05-25
(31)【優先権主張番号】210716
(32)【優先日】2021-11-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DZ
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524190287
【氏名又は名称】ベンテルキ,モハメド サデク
【氏名又は名称原語表記】BENTERKI, Mohamed Sadek
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100113170
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 和久
(72)【発明者】
【氏名】ベンテルキ,モハメド サデク
(57)【要約】
本発明は、フレーム(10)、レバー(7)、ペダル(19,17,13)、クラッチ(01)、および/またはフリーホイール、ギアおよび/またはプーリー、回転シャフト(8,9,11,14,15)、および/またはプッシュシャフトレバー(20)を備え、水平軸(HX)および/または2つの平行かつ対称的な垂直軸(VX1およびVX2)を中心に前後に跳ね返るレバー(7)を押すために、垂直姿勢(立っている)の少なくとも1人のユーザ、および/または水平姿勢(座っている)または仰向けまたはうつ伏せで完全に横たわっているユーザの脚の筋力によって、往復プッシュ運動を、異なる乗り物または駆動力が必要なあらゆるものの回転運動に変換する機構に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シャシー(10)、レバー(7)、ペダル(19,17,13)、クラッチ(01)、および/またはフリーホイール、ギアおよび/またはプーリー、回転シャフト(8,9,11,14,15)、レバー(20)のスラストシャフト、を備え、水平軸(HX)および/または2つの平行かつ対称的な垂直軸(VX1およびVX2)を中心に半回転未満で前後に跳ね返るレバー(7)を上下に押すおよび/または前方に押すために(2つの軸*HX1およびHX2*は必要に応じて斜めに傾斜させることができる)、垂直姿勢(立っている)の少なくとも1人のユーザ、および/または水平姿勢(座っている)または仰向けまたはうつ伏せで完全に横たわっている1人のユーザの脚の筋力によって、往復スラスト運動を、様々な陸上車両、海上車両、グライダー、スポーツ用具、発電機、または動力を必要とするものの回転運動に変換する機構であって、レバー(7)は、クラッチ(1)および/またはフリーホイールに連結され、操作時には、スラストストロークにおいて、ガイド(2)のギアおよび/またはプーリー(図示省略)に関連するシャフト(15,14,11,8)の少なくとも1つまたはその代用によって維持されるが、リターンストロークにおいて、グリップを持たないリターンスプリングまたはその等価物によって維持され、その結果、一方向に連続的に回転運動し、駆動力は、車両の製造上の必要性に応じて、チェーン、ギア、シャフトまたはベルトを介して、ギアボックス、駆動輪、プロペラなどに伝達される、
車両推進機構。
【請求項2】
静粛性、強度、および高トルク耐久性のため、前記クラッチ(1)は、前記機構を操作するフリーホイールよりも好ましく、前記クラッチ(1)は、ソリッドスチールカム(3)と、1つの回転シャフト(15,14,11,8)にクラッチ(1)が連結される歯つき穴がある中間にあるソリッドスチールホイール(4)と、前記スチールホイール(4)の周りにカムコンパートメントを収容するケージ(5)と、前記クラッチ(1)を前記レバー(7)に連結するソリッドスチール歯つきカラー(6)と、の一式を備える、
請求項1に記載の車両推進機構。
【請求項3】
前記レバーおよび前記クラッチは、前記2つの平行かつ対称的な垂直軸(VX1およびVX2)を中心に回転する2つの前記回転シャフト(11)に接続され、ユーザは、右足で右レバーを横に押し、左足で左レバーを前に押すと、リターンスプリングまたはその等価物によって反発する、
請求項1に記載の車両推進機構。
【請求項4】
駆動力を収集するための機構の実施形態の1つにおいて、ユーザは、前記クラッチ(1)および前記2つの平行かつ対称的な垂直軸(HX1およびHX2)を中心に回転する前記回転シャフト(11)に接続され、ボールジョイント(18)を介してプッシュシャフトサポート(23)に接続された2つのプッシュシャフト(20)に連結されたペダル(19)を共有する2つの前記レバー(7)を押す、
請求項1に記載の車両推進機構。
【請求項5】
前記車両推進機構は、サポート(23)および/または(12)をスライドさせ、その長さを長くするまたは短くするよう前記レバー(7)に取付け、その結果、その長さを増加させることによりトルクが増加し、したがって駆動力が増加し、ユーザの労力が減少し、その逆もまた同様である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両推進機構。
【請求項6】
駆動力を収集する機構の実施形態の1つにおいて、前記クラッチ(1)および前記シャフト(15)に連結された6つレバー(7)によって往復運動でそれ自身を中心に回転する水平軸(HX)を有する機構であって、ギア(02)はレバーのうちの一対の間にあり、他のレバーは、前記ギア(20)の左右に偶数個ずつ追加されている、
請求項1に記載の車両推進機構。
【請求項7】
駆動力を収集するための機構の実施形態の1つにおいて、前記レバー(7)および前記クラッチ(1)は、水平軸(HX)を中心に回転する前記シャフト(14)に連結され、対向し、平行であり、長さを調節可能であり、前記レバーのうち2つの最も長いレバーは、その両側でピニオン(2)に近くそのペダルが後方にあるため、最も短いペダルは前方にあり、前方のユーザは、2つの最も短いレバーを押し、後方のユーザは、前記最も長いレバーを押す、
請求項1に記載の車両推進機構。
【請求項8】
前記レバー(7)は、偶数番号の前記シャフト(15,14,11,8)の1つまたは複数において、前記クラッチ(1)と連動して取付けおよび固定される、
請求項1に記載の車両推進機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レバーの往復スラストを脚の筋力で円運動に変換し、陸上車両、海上車両、軽飛行機、スポーツ用具、発電機など、動力を必要とするものを推進する機構に関する。
【0002】
<発明の目的>
・車両の推力を高めることで、労力を軽減して速度および時間における効率を高める。
・化石燃料が経済および環境に及ぼす影響を軽減する。
・軽飛行機およびグライダーの飛行を以下の条件なしで可能にする:
-燃焼機関
-航空機の負荷を増加させる必要な電気モーターおよび重いバッテリー
-飛行機、車、またはこの分野で使用される他の手段によるグライダーの牽引
・個人およびグループに、健康に役立つ身体的活動をするよう動機付ける。
・陸上および航空チームスポーツのための新しいフィールドを開設する。
【0003】
<先行技術>
人力による車両推進に関する発明は数多く存在し、国際分類(B62M 1/30およびB62M 1/24)に該当する本発明に最も近いものには、米国文献(米国特許出願公開第2007/0085297号明細書)が挙げられ、そのほとんどが、性能および内容において類似および近接しており、その最も重要な欠点の1つは、レバーの回転軸となる水平軸(HX)にのみ依存し、車両を上昇させる姿勢(position)を強要され、その姿勢を強い空気抵抗にさらすため、効率が制限され、ユーザにさらなる努力を要求することである。
【0004】
一方、本発明は、ユーザが仰向け(on the back)またはうつ伏せ(on the stomach)で完全に横たわることができる2つの平行かつ対称的な垂直軸(VX1およびVX2)の位置を特徴とし、これにより、ユーザの労力に関してより良い性能を提供し、車両の走行と流れを改善するために、車両の高さを低減し、車両およびそのユーザが直面する空気抵抗を弱める。
【0005】
また、本発明は、水平軸(HX)および/または2つの平行かつ対称的な垂直軸(VX1およびVX2)でユーザの駆動力を収集する方法によって、従来のものと区別される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】1人のユーザが操作する水平軸(HX)機構の斜視図
図2】1人のユーザが操作する水平軸(HX)機構の上面図
図3】カム(3)、クラッチ(1)を回転シャフトに固定する硬鋼製歯車(4)、カムケージ(5)、およびレバー(7)をクラッチ(1)に固定する硬鋼製歯つきカラー(6)、の要素からなるクラッチ(1)の正面図
図4】クラッチ(1)の側面図
図5】クラッチ(1)の斜視図
図6】2つの平行かつ対称的な垂直軸(VX1およびVX2)を有する機構の斜視図であって、1人のユーザが操作する2つのレバーと、複数のユーザが操作する他の2つのレバーが設置されている機構の斜視図
図7】2つの平行かつ対称的な垂直軸(VX1およびVX2)を有する機構の正面図であって、1人のユーザが操作する2つのレバーと、複数のユーザが操作する他の2つのレバーが設置されている機構の正面図
図8】駆動力を収集する機構の実施形態の1つにおいて、クラッチ(1)およびシャフト(15)に連結された6つのレバー(7)を用いて、往復運動でそれ自身を中心に回転する水平軸(HX)を有する機構の斜視図であって、ギア(02)はそれらのうちの一対の間にあり、他のレバーはギア(02)の左右に偶数個ずつ追加されている、機構の斜視図
図9】駆動力を収集する機構の実施形態の1つにおいて、オフセットされ、平行で、長さを調節可能な6つのレバー(7)を用いて、往復運動でそれ自身を中心に回転する水平軸(HX)を有する機構の斜視図であって、最も長い2つのレバー(7)がその両側でギア(02)に近くペダルが後方にあるため、2つの短い方のペダルが前方にあり、複数のユーザが使用できるよう、前方にいるユーザが2つの最も短いレバー(7)を押し、後方にいるユーザが2つの最も長いレバー(7)を押すことのできる機構の斜視図
図10図1のフロント部分の側面図
図11図6および図7の左側部分(縦軸VX2側)の上面図
図12】2つの平行かつ対称的な垂直軸(VX1およびVX2)を有する機構で動作するグライダーの斜視図
図13】水平軸(HX)機構で動く三輪車の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明は、フレーム(10)、レバー(7)、ペダル(19,17,13)、クラッチ(01)、および/またはフリーホイール、ギアおよび/またはプーリー、回転シャフト(8,9,11,14,15)、および/またはレバー(20)のスラストシャフトを備え、水平軸(HX)および/または2つの平行かつ対称的な垂直軸(VX1およびVX2)を中心に半回転未満で前後に跳ね返るレバー(7)を上下に押すおよび/または前方に押すために(2つの軸*HX1およびHX2*は必要に応じて斜めに傾斜させることができる)、垂直姿勢(立っている)の少なくとも1人のユーザ、および/または水平姿勢(座っている)または仰向けまたはうつ伏せで完全に横たわっている1人のユーザの脚の筋力によって、往復スラスト運動を、様々な陸上車両、海上車両、グライダー、スポーツ用具、発電機、または動力を必要とするものの回転運動に変換する機構に関し、レバー(7)は、クラッチ(1)および/またはフリーホイール(図示省略)に結合されている。操作時には、スラストストロークにおいて、ガイド(2)のギアおよび/またはプーリー(図示省略)に関連するシャフト(15,14,11,8)の少なくとも1つまたはその代用によって維持されるが、リターンストロークにおいて、グリップを持たないリターンスプリングまたはその等価物によって維持され、その結果、一方向に連続的に回転運動する。駆動力は、車両の製造上の必要性に応じて、チェーン、ギア、シャフトまたはベルトを介して、ギアボックス、駆動輪、プロペラなどに伝達される。
【0008】
添付の図および保護要素は、限定ではなく明確化の目的で、機構の製造方法のいくつかを示している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【国際調査報告】