(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】CCTV配管ロボット脱出回収装置及び回収方法
(51)【国際特許分類】
E03F 3/00 20060101AFI20241018BHJP
F16L 55/00 20060101ALI20241018BHJP
F16L 55/46 20060101ALI20241018BHJP
F17D 5/02 20060101ALN20241018BHJP
【FI】
E03F3/00
F16L55/00 D
F16L55/46
F17D5/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023572094
(86)(22)【出願日】2023-10-27
(85)【翻訳文提出日】2023-11-20
(86)【国際出願番号】 CN2023127278
(87)【国際公開番号】W WO2024061379
(87)【国際公開日】2024-03-28
(31)【優先権主張番号】202310263015.6
(32)【優先日】2023-03-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523427582
【氏名又は名称】重慶市三峽生態環境技術創新中心有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHONGQING THREE GORGES ECO-ENVIRONMENTAL TECHNOLOGY INNOVATION CENTER CO., LTD
【住所又は居所原語表記】Building 20, Science Valley Phase 1, Hangu Town, High Tech Zone Jiulongpo District, Chongqing 401329 China
(71)【出願人】
【識別番号】523423816
【氏名又は名称】長江生態環保集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001841
【氏名又は名称】弁理士法人ATEN
(72)【発明者】
【氏名】余 嶼鋒
(72)【発明者】
【氏名】易 志
(72)【発明者】
【氏名】賈 伯陽
(72)【発明者】
【氏名】李 先華
(72)【発明者】
【氏名】王 可威
(72)【発明者】
【氏名】劉 卓林
(72)【発明者】
【氏名】周 ▲炎▼
【テーマコード(参考)】
2D063
3J071
【Fターム(参考)】
2D063EA03
3J071AA16
3J071BB12
3J071CC02
3J071EE37
3J071EE38
3J071FF12
(57)【要約】
本発明はCCTV配管ロボット脱出回収装置及び回収方法を開示し、該装置は、プラットフォームアセンブリとエアバッグ支えシステムとを含み、エアバッグ支えシステムは、空気充填用ポンプと、空気充填用パイプと、空気充填用接続口と、空気充填可能なエアバッグとを含み、プラットフォームアセンブリは、エアバッグ搭載プラットフォームと、ストップレバー固定ブロックと、上部クランププレートと、下部クランププレートと、歯車と、トーションばねとを含み、エアバッグ搭載プラットフォームの2つの側面には2つのストップレバー固定ブロックがそれぞれ溶接され、同側面の2つのストップレバー固定ブロックには1つの上部クランププレートと1つの下部クランププレートが接続され、各鋼棒の両端共に1つの歯車が接続され、かつ上部クランププレートと下部クランププレートにおける歯車はペアになって噛合し、トーションばねは上部クランププレートに嵌め込まれる。本発明は、エアバッグの膨張によりロボットを支えて陥没穴から離脱させることにより、露天掘りと限定空間作業の安全上のリスクを回避し、施工時間とコストを節約し、CCTV配管の検査効率を向上させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
CCTV配管ロボットを取り付けるためのプラットフォームアセンブリと、前記プラットフォームアセンブリの下部に接続されたエアバッグ支えシステムとを含み、
前記エアバッグ支えシステムは、空気充填用ポンプ(1)と、空気充填用パイプ(2)と、空気充填用接続口(3)と、空気充填可能なエアバッグ(4)とを含み、空気充填用ポンプ(1)は前記空気充填用パイプ(2)、前記空気充填用接続口(3)で空気充填可能な前記エアバッグ(4)に接続され、
前記プラットフォームアセンブリは、エアバッグ搭載プラットフォーム(5)と、ストップレバー固定ブロック(6)と、上部クランププレート(7)と、下部クランププレート(8)と、歯車(9)と、トーションばね(10)とを含み、前記エアバッグ搭載プラットフォーム(5)の2つの側面には2つの前記ストップレバー固定ブロック(6)がそれぞれ溶接され、同側面の2つの前記ストップレバー固定ブロック(6)には1つの前記上部クランププレート(7)と1つの前記下部クランププレート(8)が接続され、前記上部クランププレート(7)と前記下部クランププレート(8)は共に、前記ストップレバー固定ブロック(6)に回動可能に接続された鋼棒と、前記鋼棒に接続された折曲ストッププレートとを含み、各前記鋼棒の両端共に1つの前記歯車(9)が接続され、かつ前記上部クランププレート(7)と前記下部クランププレート(8)における歯車(9)はペアになって噛合し、前記トーションばね(10)は前記上部クランププレート(7)における前記鋼棒に嵌め込まれ、かつ前記折曲ストッププレートと前記ストップレバー固定ブロック(6)との間に位置し、前記トーションばね(10)は回転してトルクを生成し、前記CCTV配管ロボットをクランプするために用いられることを特徴とするCCTV配管ロボット脱出回収装置。
【請求項2】
前記エアバッグ搭載プラットフォーム(5)は、下部がくり抜かれた薄肉立方体構造であり、材質がステンレス鋼であり、前記エアバッグ搭載プラットフォーム(5)の側面には空気充填用パイプ貫通穴が開設されていることを特徴とする請求項1に記載のCCTV配管ロボット脱出回収装置。
【請求項3】
前記上部クランププレート(7)の前記折曲ストッププレートの幅は3~5cmであり、前記下部クランププレート(8)の前記折曲ストッププレートの幅は8~10cmであることを特徴とする請求項1に記載のCCTV配管ロボット脱出回収装置。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載のCCTV配管ロボット脱出回収装置を用いるCCTV配管ロボット脱出回収方法であって、具体的には、
CCTV配管ロボットを取り付け、取り付けた初期状態では、トーションばね(10)の作用下で前記CCTV配管ロボットの側面を上部クランププレート(7)でクランプし、エアバッグ搭載プラットフォーム(5)と前記CCTV配管ロボットの下部を密着させ、歯車(9)により前記下部クランププレート(7)を拘束して空気充填可能なエアバッグ(4)を固定し、エアバッグ搭載プラットフォーム(5)内部で空気充填可能なエアバッグ(4)を折り畳み状態にし、空気充填可能な前記エアバッグ(4)を空気充填用接続口(3)と空気充填用パイプ(2)を介して空気充填用ポンプ(1)に接続することで、前記CCTV配管ロボット脱出回収装置と前記CCTV配管ロボットを配管内で同期して移動させるステップS1と、
前記CCTV配管ロボットが配管の陥没点に落下し、自身の動力及び外部からの牽引により穴から離れることができない場合、前記空気充填用ポンプ(1)を起動して空気充填可能な前記エアバッグ(4)に空気を充填し、前記エアバッグ搭載プラットフォーム(5)と前記CCTV配管ロボットを支えて上昇させるとともに、下部クランププレート(8)を押し開き、前記歯車(9)の噛合によって前記上部クランププレート(7)を開き、前記CCTV配管ロボットが前記エアバッグ搭載プラットフォーム(5)から離脱するようにし、さらに前記CCTV配管ロボットのカメラを通じて前記CCTV配管ロボットの配管内での姿勢を観察し、配管底部の高さまで支えた場合、牽引ロープを引くか、ロボットを操作して前記CCTV配管ロボットの脱出回収を完了するステップS2と、
前記CCTV配管ロボットの回収が完了したら、前記空気充填用ポンプ(1)をオフにして、空気充填可能な前記エアバッグ(4)から空気を抜き、前記空気充填用パイプを引いて前記CCTV配管ロボット脱出回収装置を回収し、空気充填可能な前記エアバッグ(4)を折り畳んで、再使用のために復位させるステップS3と、を含むことを特徴とするCCTV配管ロボット脱出回収方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は排水管網維持管理の技術分野に属し、特にCCTV配管ロボット脱出回収装置及び回収方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現段階の排水管網システムは2つの大きな挑戦に直面しており、1つは、排水配管の規模が都市化の急速な拡張に伴い無秩序に増えてきて、大量の建設された配管が複雑に絡み合っており、運行維持が困難になること、もう一つは、配管の敷設年数が長く、周辺の地質変化、規則違反の運行使用などの要因によって、徐々に変形、離脱、破裂などの欠陥が発生し、配管の正常な運行に深刻な影響を与えている。管網システムの状態を把握し、都市部の排水の円滑化を保障するためには、排水管路に対して恒常的な検査を行う必要があるが、閉回路テレビ検出システム(CCTV)は現段階で最も広く応用されている検査技術である。しかし、実際の操作過程では、ロボットはパイプが陥没してできた穴に落下することが多く、自身の動力や外部牽引ロープで引っ張られて脱出することができない。ロボットを回収するためには、落下地点の上を穴の底高さまで掘って取り出す必要があり、その時間コストと工事コストが急増し、作業中に極めて大きな安全上のリスクが存在する。
【0003】
上述の作業効率を向上させ、施工コストを節約し、工事中の安全上のリスクを低減するために、CCTV配管ロボットの陥没箇所からの脱出と回収を支援する装置と方法を発明する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は従来技術の不足に対して、CCTV配管ロボット脱出回収装置を提案し、該方法を通じてCCTV配管ロボットが配管陥没箇所に落下した場合のCCTV配管ロボットの迅速な回収を実現し、露天掘りと限定空間作業の安全上のリスクを回避し、施工時間とコストを節約し、CCTV配管の検査効率を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の技術的目的は、以下の技術案により達成され、CCTV配管ロボット脱出回収装置であって、CCTV配管ロボットを取り付けるためのプラットフォームアセンブリと、前記プラットフォームアセンブリの下部に接続されたエアバッグ支えシステムとを含み、前記エアバッグ支えシステムは、空気充填用ポンプと、空気充填用パイプと、空気充填用接続口と、空気充填可能なエアバッグとを含み、前記空気充填用ポンプは前記空気充填用パイプ、前記空気充填用接続口で空気充填可能な前記エアバッグに接続され、前記プラットフォームアセンブリは、エアバッグ搭載プラットフォームと、ストップレバー固定ブロックと、上部クランププレートと、下部クランププレートと、歯車と、トーションばねとを含み、前記エアバッグ搭載プラットフォームの2つの側面には2つの前記ストップレバー固定ブロックがそれぞれ溶接され、同側面の2つの前記ストップレバー固定ブロックには1つの前記上部クランププレートと1つの前記下部クランププレートが接続され、前記上部クランププレートと前記下部クランププレートは共に、前記ストップレバー固定ブロックに回動可能に接続された鋼棒と、前記鋼棒に接続された折曲ストッププレートとを含み、各前記鋼棒の両端共に1つの前記歯車が接続され、かつ前記上部クランププレートと前記下部クランププレートにおける前記歯車はペアになって噛合し、前記トーションばねは前記上部クランププレートにおける前記鋼棒に嵌め込まれ、かつ前記折曲ストッププレートと前記ストップレバー固定ブロックとの間に位置し、前記トーションばねは回転してトルクを生成し、前記CCTV配管ロボットをクランプするために用いられる。
【0006】
好ましくは、前記エアバッグ搭載プラットフォームは、下部がくり抜かれた薄肉立方体構造であり、材質がステンレス鋼であり、前記エアバッグ搭載プラットフォームの側面には空気充填用パイプ貫通穴が開設されている。
【0007】
好ましくは、前記上部クランププレートの前記折曲ストッププレートの幅は3~5cmであり、前記下部クランププレートの前記折曲ストッププレートの幅は8~10cmである。
【0008】
本発明の別の目的は、前記CCTV配管ロボット脱出回収装置を用いるCCTV配管ロボット脱出回収方法を提供することであり、具体的には、
CCTV配管ロボットを取り付け、取り付けた初期状態では、トーションばねの作用下で前記CCTV配管ロボットの側面を上部クランププレートでクランプし、エアバッグ搭載プラットフォームと前記CCTV配管ロボットの下部を密着させ、歯車により下部クランププレートを拘束して空気充填可能なエアバッグを固定し、前記エアバッグ搭載プラットフォーム内部で空気充填可能なエアバッグを折り畳み状態にし、空気充填可能な前記エアバッグを空気充填用接続口と空気充填用パイプを介して空気充填用ポンプに接続することで、前記CCTV配管ロボット脱出回収装置と前記CCTV配管ロボットを配管内で同期して移動させるステップS1と、
前記CCTV配管ロボットが配管の陥没点に落下し、自身の動力及び外部からの牽引により穴から離れることができない場合、前記空気充填用ポンプを起動して空気充填可能な前記エアバッグに空気を充填し、前記エアバッグ搭載プラットフォームと前記CCTV配管ロボットを支えて上昇させるとともに、下部クランププレートを押し開き、前記歯車の噛合によって前記上部クランププレートを開き、前記CCTV配管ロボットが前記エアバッグ搭載プラットフォームから離脱するようにし、さらに前記CCTV配管ロボットのカメラを通じて前記CCTV配管ロボットの配管内での姿勢を観察し、配管底部の高さまで支えた場合、牽引ロープを引くか、ロボットを操作して前記CCTV配管ロボットの脱出回収を完了するステップS2と、
前記CCTV配管ロボットの回収が完了したら、前記空気充填用ポンプをオフにして、空気充填可能な前記エアバッグから空気を抜き、前記空気充填用パイプを引いて前記CCTV配管ロボット脱出回収装置を回収し、空気充填可能な前記エアバッグを折り畳んで、再使用のために復位させるステップS3と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、従来技術に比べて以下のような有益な効果を有し、
1、本発明は、CCTV配管ロボット脱出回収装置及び回収方法を提供し、エアバッグの膨張によりロボットを支えて陥没穴から離脱させることにより、露天掘りと限定空間作業の安全上のリスクを回避し、施工時間とコストを節約し、CCTV配管の検査効率を向上させる。
【0010】
2、本発明は、CCTV配管ロボット脱出回収装置及び回収方法を提供し、装置は扁平で軽量で、ロボットの下部に密着して取り付けられ、ロボットと同時に移動することができ、ロボットの配管内での正常な動作に影響を与えない。
【0011】
3、本発明は、CCTV配管ロボット脱出回収装置及び回収方法を提供し、装置の操作が簡単で、使用時に作業者が空気充填用ポンプをオンにするだけで、自動的に支え、離脱などのステップを完成できるとともに、構造が簡単で、取り付けが容易で、作業の信頼性が高い。
【0012】
4、本発明は、CCTV配管ロボット脱出回収装置及び回収方法を提供し、装置は繰り返して回収し、再使用することができ、使用コストが低く、回収不能による配管網を塞いで二次欠陥を形成することはない。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施例の接続状態を示す概略図である。
【
図2】本発明の一実施例におけるCCTV配管ロボット脱出回収装置の概略斜視図である。
【
図3】本発明の一実施例におけるCCTV配管ロボット脱出回収装置の概略正面図である。
【
図4】本発明の一実施例におけるCCTV配管ロボット脱出回収装置の概略平面図である。
【
図5】本発明の一実施例における空気充填可能なエアバッグの空気充填後の状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施例における図面に関連して、本発明の実施例における技術的態様を明確に、完全に説明する。明らかに、説明された実施例は本発明の一部の実施例にすぎず、すべての実施例ではない。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を要することなく取得した他のすべての実施例は、本発明の保護の範囲に属する。
【0015】
図1-
図5を参照すると、本発明の好適な実施例として、本実施例はCCTV配管ロボット脱出回収装置を提供し、CCTV配管ロボット11を取り付けるためのプラットフォームアセンブリと、前記プラットフォームアセンブリの下部に接続されたエアバッグ支えシステムとを含み、前記エアバッグ支えシステムは、空気充填用ポンプ1と、空気充填用パイプ2と、空気充填用接続口3と、空気充填可能なエアバッグ4とを含み、空気充填用ポンプ1は空気充填用パイプ2、空気充填用接続口3で空気充填可能なエアバッグ4に接続され、前記プラットフォームアセンブリは、エアバッグ搭載プラットフォーム5と、ストップレバー固定ブロック6と、上部クランププレート7と、下部クランププレート8と、歯車9と、トーションばね10とを含み、前記エアバッグ搭載プラットフォーム5の2つの側面には2つのストップレバー固定ブロック6がそれぞれ溶接され、同側面の2つのストップレバー固定ブロック6には1つの上部クランププレート7と1つの下部クランププレート8が接続され、前記上部クランププレート7と前記下部クランププレート8は共に、前記ストップレバー固定ブロック6に回動可能に接続された鋼棒と、前記鋼棒に接続された折曲ストッププレートとを含み、各前記鋼棒の両端共に1つの歯車9が接続され、かつ前記上部クランププレート7と前記下部クランププレート8における歯車9はペアになって噛合し、前記トーションばね10は前記上部クランププレート7における鋼棒に嵌め込まれ、かつ折曲ストッププレートとストップレバー固定ブロック6との間に位置し、前記トーションばね10は回転してトルクを生成し、CCTV配管ロボット11をクランプするために用いられる。
【0016】
上記実施例において、空気充填用ポンプ1は、携帯と使用を容易にするために電動式空気入りポンプを使用することが好ましく、配管検査時に井戸上に置き、作業者が操作を行い、空気充填用パイプ2はPVCホースであり、空気充填用接続口3はステンレス鋼のクイック継手であり、空気充填可能なエアバッグ4はゴム材質であり、折り畳んでエアバッグ搭載プラットフォーム5の内側に接着固定され、空気充填用ポンプ1は空気充填用パイプ2、空気充填用接続口3で空気充填可能なエアバッグ4に接続され、作動時に空気充填用ポンプ1を操作して空気充填可能なエアバッグ4に空気を供給し、エアバッグを膨張させてCCTV配管ロボット11を支持する。
【0017】
上記実施例において、折曲ストッププレートの幅は3cmで、鋼棒の両側の1/3の位置にあり、上部クランププレート7はストップレバー固定ブロックの上方穴に固定され、下部クランププレート8の折曲ストッププレートの幅は10cmである。
【0018】
本発明の好適な実施例として、エアバッグ搭載プラットフォーム5は、下部がくり抜かれた薄肉立方体構造であり、材質がステンレス鋼であり、エアバッグ搭載プラットフォーム5の側面には空気充填用パイプ貫通穴が開設されている。
【0019】
本発明の好適な実施例として、上部クランププレート7の折曲ストッププレートの幅は3~5cmであり、下部クランププレート8の折曲ストッププレートの幅は8~10cmである。
【0020】
本発明の別の実施例として、本実施例はCCTV配管ロボット脱出回収方法を提供し、具体的には、
CCTV配管ロボットを取り付け、
図1を参照すると、取り付けた初期状態では、トーションばね10の作用下でCCTV配管ロボットの側面を上部クランププレート7でクランプし、エアバッグ搭載プラットフォーム5とCCTV配管ロボットの下部を密着させ、歯車9により下部クランププレート7を拘束して空気充填可能なエアバッグ4を固定し、エアバッグ搭載プラットフォーム5内部で空気充填可能なエアバッグ4を折り畳み状態にし、空気充填可能なエアバッグ4を空気充填用接続口3と空気充填用パイプ2を介して空気充填用ポンプ1に接続することで、前記CCTV配管ロボット脱出回収装置と前記CCTV配管ロボットを配管内で同期して移動させるステップS1と、
CCTV配管ロボットが配管の陥没点に落下し、自身の動力及び外部からの牽引により穴から離れることができない場合、
図5と
図6を参照すると、空気充填用ポンプ1を起動して空気充填可能なエアバッグ4に空気を充填し、エアバッグ搭載プラットフォーム5とCCTV配管ロボットを支えて上昇させるとともに、下部クランププレート8を押し開き、歯車9の噛合によって上部クランププレート7を開き、CCTV配管ロボットがエアバッグ搭載プラットフォーム5から離脱するようにし、さらにCCTV配管ロボットのカメラを通じてCCTV配管ロボットの配管内での姿勢を観察し、配管底部の高さまで支えた場合、牽引ロープを引くか、ロボットを操作してCCTV配管ロボットの脱出回収を完了するステップS2と、
CCTV配管ロボットの回収が完了したら、空気充填用ポンプ1をオフにして、空気充填可能なエアバッグ4から空気を抜き、空気充填用パイプを引いてCCTV配管ロボット脱出回収装置を回収し、空気充填可能なエアバッグ4を折り畳んで、再使用のために復位させるステップS3と、を含む。
【0021】
最後に、以上の実施例は、限定ではなく本発明の技術的態様を説明するためにのみ使用されるものであるが、好ましい実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者は、本発明の技術的態様の趣旨及び範囲を逸脱することなく、本発明の技術的態様を修正又は均等に置換することができ、それらはすべて本発明の特許請求の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0022】
1 空気充填用ポンプ、2 空気充填用パイプ、3 空気充填用接続口、4 空気充填可能なエアバッグ、5 エアバッグ搭載プラットフォーム、6 ストップレバー固定ブロック、7 上部クランププレート、8 下部クランププレート、9 歯車、10 トーションばね、11 CCTV配管ロボット
【国際調査報告】