(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】測定ギャップを使用したユーザ装置(UE)のネットワーク間の切り換え
(51)【国際特許分類】
H04W 24/10 20090101AFI20241018BHJP
H04W 88/06 20090101ALI20241018BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20241018BHJP
H04W 8/18 20090101ALI20241018BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W88/06
H04W52/02 110
H04W8/18
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023579171
(86)(22)【出願日】2022-10-20
(85)【翻訳文提出日】2023-12-22
(86)【国際出願番号】 US2022047325
(87)【国際公開番号】W WO2023069653
(87)【国際公開日】2023-04-27
(32)【優先日】2021-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2022-01-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,モン
(72)【発明者】
【氏名】チェルヴャコフ,アンドレイ
(72)【発明者】
【氏名】ホァン,ルォイ
(72)【発明者】
【氏名】リ、ホァ
(72)【発明者】
【氏名】ボロティン,イリヤ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067CC22
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE24
(57)【要約】
本明細書の様々な実施形態は、測定ギャップを用いてネットワーク間をスイッチングするユーザ装置(UE)を対象としている。他の実施形態が開示又は請求され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器であって、
ユーザ装置(UE)のネットワークスイッチングに関連する測定ギャップ構成情報を格納するメモリと、
前記メモリと結合された処理回路と、
を含み、
前記処理回路は、
前記メモリから前記測定ギャップ構成情報を読み出し、構成測定ギャップ構成情報は、20ms、40ms、80ms、又は160msの測定ギャップ長(MGL)と5120msの測定ギャップ反復期間とを有する測定ギャップパターンを含み、
前記UEに送信するために、前記測定ギャップ構成情報を含むメッセージを符号化する、機器。
【請求項2】
前記測定ギャップパターンは、前記UEによるシステム情報ブロック(SIB)取得及びオンデマンドシステム情報(SI)動作の両方に適用可能である、請求項1に記載の機器。
【請求項3】
前記測定ギャップパターンは、自律ギャップ又は不連続受信(DRX)動作に関連付けられている、請求項1に記載の機器。
【請求項4】
前記測定ギャップ構成情報が、多重ユニバーサル加入者識別モジュール(MUSIM)動作に関連付けられている、請求項1~3のいずれかに記載の機器。
【請求項5】
前記機器は、次世代NodeB(gNB)又はその一部を含む、請求項1~3のいずれかに記載の機器。
【請求項6】
命令を格納している1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、次世代NodeB(gNB)を、
ユーザ装置(UE)のネットワークスイッチングに関連する測定ギャップ構成情報を決定し、前記測定ギャップ構成情報は、20ms、40ms、80ms、又は160msの測定ギャップ長(MGL)と5120msの測定ギャップ反復期間とを有する測定ギャップパターンを含み、
前記UEに送信するために、前記測定ギャップ構成情報を含むメッセージを符号化する、
よう構成する、1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項7】
前記測定ギャップパターンは、前記UEによるシステム情報ブロック(SIB)取得及びオンデマンドシステム情報(SI)動作の両方に適用可能である、請求項6に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項8】
前記測定ギャップパターンは、自律ギャップ又は不連続受信(DRX)動作に関連付けられている、請求項6に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項9】
前記測定ギャップ構成情報が、多重ユニバーサル加入者識別モジュール(MUSIM)動作に関連付けられている、請求項6~8のいずれかに記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項10】
命令を格納している1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、ユーザ装置(UE)を、
次世代NodeB(gNB)から、前記UEのネットワークスイッチングに関連する測定ギャップ構成情報を受信し、前記測定ギャップ構成情報は、20ms、40ms、80ms、又は160msの測定ギャップ長(MGL)と5120msの測定ギャップ反復期間とを有する測定ギャップパターンを含み、
前記測定ギャップ構成情報を用いて、第2ネットワークに接続されたまま、第1ネットワークからシステム情報を受信する、
よう構成する、1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項11】
前記測定ギャップパターンは、前記UEによるシステム情報ブロック(SIB)取得及びオンデマンドシステム情報(SI)動作の両方に適用可能である、請求項10に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項12】
前記測定ギャップパターンは、自律ギャップ又は不連続受信(DRX)動作に関連付けられている、請求項10に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項13】
前記測定ギャップ構成情報は、前記第2ネットワークから受信される、請求項10に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項14】
前記測定ギャップ構成情報が、多重ユニバーサル加入者識別モジュール(MUSIM)動作に関連付けられている、請求項10~13のいずれかに記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
命令を格納している1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、ユーザ装置(UE)を、
前記UEが第2ネットワークに関連付けられたシステム情報(SI)を読み出すために、第1ネットワーク上のOne-shot-Once-a-while(OSOAW)ギャップを決定し、
決定された前記OSOAWギャップの間にSIを読み出す、
よう構成する、1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
前記SIは、前記UEが前記第1ネットワークから前記第2ネットワークに切り換えることに関連して読み出される、請求項15に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記命令は、前記UEを、前記第1ネットワークへ送信するために前記OSOAW測定ギャップの指示を含むメッセージを符号化するよう更に構成する、請求項15に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
前記命令は、前記UEを、前記第1ネットワークに送信するために、UE能力情報を符号化するよう構成し、
前記UE能力情報は、前記UEが以下の能力:
前記SIの自律的読み出し、
前記OSOAWギャップを用いたSIBの読み出し、又は、
前記第1ネットワークのサービングセルを介して前記SIを提供するように前記第1ネットワークに要求する、
を有するかどうかを示す、請求項15に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記SIは、前記第1ネットワークのサービングセル上で読み出される、請求項15に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
前記SIは、オンデマンドSIである、請求項15~19のいずれかに記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願]
本願は、2021年10月21日に出願された米国仮特許出願第63/270,422号及び2022年1月7日に出願された米国仮特許出願第63/297,633号の優先権を主張する。
【0002】
技術分野
種々の実施形態は、一般に無線通信の分野に関連し得る。例えば、幾つかの実施形態は、測定ギャップを使用してネットワーク間をスイッチングするユーザ装置(user equipment (UE))に関連し得る。
【背景技術】
【0003】
マルチユニバーサル加入者識別モジュール(Multi-universal subscriber identity module (MUSIM))動作は、ユーザ装置(UE)がネットワークAにおいて接続されたまま、同時にネットワークBでの無線リソース管理(radio resource management (RRM))状態を維持しようとすることを可能にする。測定ギャップ中にネットワークAでの接続を維持したまま、ネットワークBでUE測定を有効にすると、ネットワークAでのデータ損失や中断を回避できる。UEは、アイドルモードでネットワークBでRRM測定やその他の動作を正しく実行するために必要なシステム情報を取得するために、オンデマンドのシステム情報を要求し、及びネットワークBセルのシステム情報ブロック(system information block (SIB))などのシステム情報(system information (SI))を受信する必要がある場合がある。しかし、既存の測定ギャップは、上記の必要性に効率的に対処できない場合がある。本開示の実施形態は、これら及び他の問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
実施形態は、添付の図面とともに以下の詳細な説明によって容易に理解されるであろう。この説明を容易にするために、同様の参照番号は同様の構成要素を示す。実施形態は、添付の図面に例として示され、限定ではない。
【
図1】様々な実施形態によるシステム情報(SI)のための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)モニタリングの例を示す。
【
図2】様々な実施形態による無線ネットワークを概略的に示す。
【
図3】様々な実施形態による無線ネットワークの構成要素を概略的に示す。
【
図4】幾つかの例示的な実施形態による、機械可読又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で議論される方法の1つ以上を実行することができる構成要素を示すブロック図である。
【
図5】本明細書で議論する様々な実施形態を実施するための手順の例を示す。
【
図6】本明細書で議論する様々な実施形態を実施するための手順の例を示す。
【
図7】本明細書で議論する様々な実施形態を実施するための手順の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の詳細な説明は、添付の図面を参照する。同一又は類似の要素を識別するために、異なる図面で同じ参照番号が使用されている場合がある。以下の説明では、限定ではなく説明の目的のために、様々な実施形態の様々な態様の完全な理解を提供するために、特定の構造、アーキテクチャ、インタフェース、技術などの特定の詳細が記載されている。しかしながら、本開示の利益を有する当業者には、様々な実施形態の様々な態様が、これらの特定の詳細から離れた他の例で実施され得ることが明らかであろう。特定の例では、様々な実施形態の説明を不必要な詳細で不明瞭にしないように、周知の装置、回路及び方法の説明は省略される。本文書の目的上、語句「A又はB」及び「A/B」は、(A)、(B)又は(A及びB)を意味する。
【0006】
上述したように、既存の測定ギャップは、MUSIM動作を使用してネットワーク間を切り換えるUEに効率的に対応できない可能性がある。RRM測定やその他の動作の前提として、既存の測定ギャップパターンを使用しても、システム情報の取得をうまく解決できない可能性がある。既存の測定ギャップを使用する代わりに、ここでは、アイドルモード測定やオンデマンドSI要求及び取得を含むシステム情報(system information (SI))取得などのユースケースのために、新しいギャップパターンを使用して、UEのネットワークBへの切り換えをサポートし、ネットワークBにおいてUEが駐留(camp)しているセルのシステム情報を読み取る技術について説明する。
【0007】
幾つかの実施形態では、UEは、新しい測定ギャップの間にSI取得及びオンデマンドSI動作を実行することができ、ネットワークB上のギャップの外にある動作は、UEが実行する必要がないことがある。これは、スケジューリングされたシステム情報ブロック(system information block (SIB))、オンデマンドSI動作、及びネットワークBでの他の必要な動作が、マルチユーザSIMの機能及びネットワークAとネットワークBの間の関連するスイッチングに専用の設定されたギャップと適切に整合していることを、ネットワークが保証できることを意味する。
【0008】
本明細書の様々な実施形態は、SI取得、オンデマンドSI動作、及びネットワークAとネットワークBの間のスイッチングのための他の必要な動作に関連することができる。MUSIM動作の特徴は、UEがネットワークAで接続されたまま、同時にネットワークBでのRRM状態を維持しようとすることを可能にする。3GPP(登録商標)からの設計は、測定ギャップの間、ネットワークAで接続されたままであるときに、ネットワークBでのUE測定を可能にするために、レガシーリリースの仕様で既に指定されている測定ギャップを使用することである。
【0009】
3GPPは、この設計のために3つの主なシナリオを特定している。
【0010】
シナリオ1:シングルサイドバンド(single-sideband (SSB))検出/ページング受信、サービングセル測定、周波数内、周波数間、及び無線アクセス技術(radio access technology (RAT))間の測定を含む近隣セル測定、を含む定期的なスイッチング。
【0011】
シナリオ2:ネットワークBでのSI受信。
【0012】
シナリオ3:ネットワークBで送信と受信の両方を行うが、オンデマンドSI要求を含め、ネットワークBでネットワークBのRRC接続状態(例えば、no RRC connection Resume/Setup)に入らない、非周期的(ワンショット)スイッチング。
【0013】
シナリオ1に関して、UEはネットワークAに接続しながらRRM状態を維持するために、測定ギャップを利用してネットワークBで測定を実行することがある。SSB検出、サービング/近隣セル測定、及びページングの受信を含むすべての動作は、既存の測定ギャップフレームワークと良好に協働するが、前提条件として必要なものが1つある。ネットワークBにおいてUEが駐留するセルのシステム情報である。
【0014】
すべての定期的なスイッチング動作にネットワークBのセルへのシステム情報が必要であるという意味で、シナリオ2が適用される可能性がある。シナリオ2では、UEは、アイドルモードでネットワークBのRRM測定を正しく実行するために必要なシステム情報を取得するために、ネットワークBのセルのSIBを受信する必要がある。ただし、SIBは、既存のギャップパターンのいずれかが対処できるよりも多くのスロットでスケジューリングされる。これは、既存のギャップパターンと指定されたフレームワークであっても、シナリオ2に適していないことを意味する。
【0015】
シナリオ3は、ネットワークBへのワンショットスイッチングの動作を意味する。これは、シナリオ2に似ている場合があり、UEがMSG1/MSG2又はMSG3/MSG4のいずれかに基づいてオンデマンドSI要求を実行する必要がある。これらはすべて、UEが送受信する必要がある。さらに、ネットワークによって要求が満たされ、SIBがスケジューリングされた後に、SIBを読み取る必要がある場合もある。
【0016】
まとめると、既存の測定ギャップパターンとメカニズムは、シナリオ1で説明した定期的なスイッチングとアイドルモードのRRM測定には十分に対応できるが、一般的なシステム情報の取得には十分に対応できない可能性がある。
【0017】
前述のように、システム情報の取得は、シナリオ1で説明したすべての動作の前提条件となる可能性がある。しかし、問題は、SIBスケジューリングの可能なウィンドウ長が、測定ギャップに対して長すぎることである。
【0018】
図1は、SIスケジューリングのための物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel (PDCCH))モニタリングを実行する無線アクセスネットワーク2(radio access network 2)システムの例を示している。
図1に示すように、同じSIBがSI周期にわたって繰り返しスケジューリングされ、SSB間では1つの期間内にスケジューリングされていることが分かる。
【0019】
さらに
図1に示すように、SIBスケジューリングのPDCCH機会はグループに分類され、各グループは、1つの特定のSIウィンドウ内の特定のSSBに対応する。UEは、スケジューリングされたSIBを受信するために、UE実装によってSSBのうちの1つとそれに対応するPDCCH機会(SSBとPDCCH機会のマッピングは、ネットワーク構成に従う)を選択する。これは、SIBがSIウィンドウ内で繰り返しスケジューリングされ、UEが対応するSSBによってそれらのいずれかを選択できることを意味する。
【0020】
したがって、実際のSIウィンドウほど長いギャップパターン(長さは最大1280ミリ秒(ms)になり得る)を持つ必要はない場合がある。代わりに、最大でもSSB周期の長さを持つギャップパターンが必要なだけである場合がある。さらに、ネットワークはギャップとSIBがスケジューリングされている場所を正確に知っているので、UEは、幾つかの実施形態では20msのような合理的な測定ギャップ長(measurement gap length (MGL))を持つ1つのギャップ内で必要なすべてのSIBを読み取ることが保証される場合がある。場合によっては、レガシー測定ギャップは、20msのMGLであっても必要を満たさないことがある。正確には、既存の最長レガシーMGLはSSBベースの測定では6msであってよいので、6msを超えるSIウィンドウ長は適切ではない可能性がある。
【0021】
別の態様は、RAN2仕様に従って最大5120msである可能性があるSI周期である。しかし、システム情報は通常静的である。UEが一度読み込むと、特別なことが起こらない限り、かなり長い期間内にUEがそれを再び読み出さない可能性が高くなる。すなわち、SI周期の候補は5120の約数でよいので、周期が5120msより小さい測定ギャップを用いる必要はない。
【0022】
例1:UEは、ネットワークAとBを切り換えるために、より長いMGLと測定ギャップ反復期間(measurement gap repetition period (MGRP))を持つ新しいギャップパターンを使用し、UEはネットワークBでSIBを正しく読み取り、ネットワークAでのデータ損失を回避する。新しいギャップパターンは、MGLとMGRPの以下の組み合わせである:(20ms、5120ms)、(40ms、5120ms)、(80ms、5120ms)、及び(160ms、5120ms)。新しいギャップパターンは、MUSIMの機能とネットワークAとBの切り換えに特化している。
【0023】
例2:例1で説明した専用ギャップは、ネットワーク測定ギャップ構成に従ってUEに構成される。ネットワークからのギャップ構成は、MGL、MGRP、及びギャップオフセットを含む。UEがギャップ中にスケジューリングされたSIBを正しく取得することが保証される。UEは、MUSIMギャップの外側にあるSIBスケジューリングを取得する必要はない。
【0024】
制御プレーン遅延は160msを超えないと予測される。これは、SIB読み取り用に導入したギャップパターンがオンデマンドSIにも適用できることを意味する。
【0025】
例3:UEがSIB取得に使用する新しいギャップパターンは、オンデマンドSIにも適用される。新しいギャップパターンは、SIB取得とオンデマンドSI動作の両方に適用される。
【0026】
SIB取得とオンデマンドSIのもう1つの代替案は、自律ギャップとDRXベースの動作を使用することである。レガシーリリースでは、自律ギャップとDRXベースのMIB/SIB取得がCGI読み取り用に導入された。既存のメカニズムと要件は、MUSIM機能の下でのSIB取得とオンデマンドSI動作に適用できる。
【0027】
例4:CGI読み取りに指定された自律ギャップとDRXベースの動作のメカニズムと要件を、MUSIM SIB取得とオンデマンドSI動作に適用する。
【0028】
纏めると以下の通りである:RRM測定やその他の動作の前提として、既存の測定ギャップパターンを使用しても、システム情報取得をうまく解決できない可能性がある。既存の測定ギャップを使用する代わりに、本方法は、アイドルモード測定やオンデマンドSI要求及び取得を含むSI取得などのユースケースのために、新しいギャップパターンを使用して、UEのネットワークBへの切り換えをサポートし、ネットワークBにおいてUEが駐留(camp)しているセルのシステム情報を読み取る。UEは、新しい測定ギャップの間にSI取得及びオンデマンドSI動作を実行し、ネットワークB上のギャップの外にある動作は、UEが実行する必要がない。これは、スケジューリングされたSIB、オンデマンドSI動作、及びネットワークBでの他の必要な動作が、マルチユーザSIMの機能及びネットワークAとネットワークBの間の関連するスイッチングに専用の設定されたギャップと適切に整合していることを、ネットワークが保証することを意味する。
【0029】
One-Shot-Once-a-While(OSOAW)処理を使用したネットワーク間のUEスイッチング
上述のようマルチユニバーサル加入者識別モジュール(multi universal subscriber identity module (MUSIM))動作の特徴は、ユーザ装置(UE)がネットワークAで接続されたまま、同時にネットワークBでのRRM状態を維持しようとすることを可能にする。測定ギャップを使用して、測定ギャップ中にネットワークAで接続を維持するときにネットワークBでUE測定を有効にすると、ネットワークAでのデータ損失や中断を回避できる。しかし、UEは、アイドルモードでネットワークBのRRM測定を正しく実行するために必要なシステム情報を取得するために、ネットワークBのセルのSIBを受信する必要がある。さらに、測定ギャップはSIBスケジューリングの長さをカバーしない場合がある。
【0030】
測定ギャップサイクルと期間値は、SSB検出、サービング/近隣セル測定、ページングの受信を含む、ネットワークAとBの間のスイッチングに関するすべての種類の動作をサポートするのに十分な場合がある。しかし、これらの動作の前提条件として、SI取得は既存の測定ギャップを使用してうまく対処できない。既存の測定ギャップを使用する代わりに、本方法は、アイドルモード測定やオンデマンドSI要求及び取得を含むSI取得などのユースケースのために、OSOAW(one-shot-once-a-while)方法を使用して、UEのネットワークBへの切り換えをサポートし、ネットワークBにおいてUEが駐留(camp)しているセルのシステム情報を読み取ることを検討する。とりわけ、本開示の実施形態は、2つのネットワーク(例えば、ネットワークAとネットワークB)間を切り換えるときのSI取得の問題を解決するために使用することができる。
【0031】
MUSIM動作の特徴は、UEが第1ネットワーク(ネットワークA)で接続されたまま、同時に第2ネットワーク(ネットワークB)でのRRM状態を維持しようとすることを可能にする。3GPPからの設計は、測定ギャップの間、ネットワークAで接続されたままであるときに、ネットワークBでのUE測定を可能にするために、レガシーリリースの3GPP仕様で既に指定されている測定ギャップを使用することである。
【0032】
3GPPは、この設計のために3つの主なシナリオを特定している。
【0033】
シナリオ1:SSB検出/ページング受信、サービングセル測定、周波数内、周波数間、及びRAT間の測定を含む近隣セル測定、を含む定期的なスイッチング。
【0034】
シナリオ2:ネットワークBでのSI受信。
【0035】
シナリオ3:ネットワークBで送信と受信の両方を行うが、オンデマンドSI要求を含め、ネットワークBでNW BのRRC接続状態(例えば、no RRC connection Resume/Setup)に入らない、非周期的(ワンショット)スイッチング。
【0036】
シナリオ1に関して、UEはネットワークAに接続しながらRRM状態を維持するために、測定ギャップを利用してネットワークBで測定を実行することがある。SSB検出、サービング/近隣セル測定、及びページングの受信を含むすべての動作は、既存の測定ギャップフレームワークと良好に協働するが、前提条件として必要なものが1つある。ネットワークBにおいてUEが駐留するセルのシステム情報である。
【0037】
すべての定期的なスイッチング動作にネットワークBのセルへのシステム情報が必要であるという意味で、シナリオBを参照することができる。シナリオBでは、UEは、アイドルモードでネットワークBのRRM測定を正しく実行するために必要なシステム情報を取得するために、ネットワークBのセルのSIBを受信する必要があってよい。ただし、SIBは、既存のギャップパターンのいずれかが対処できるよりも多くのスロットでスケジューリングされ得る。これは、既存のギャップパターンと指定されたフレームワークであっても、シナリオ2には望ましくない場合があることを意味する。
【0038】
シナリオ3は、ネットワークBへのワンショットスイッチングの動作を意味する。私たちの意見では、シナリオ2に似ている場合があり、UEがMSG1/MSG2又はMSG3/MSG4のいずれかに基づいてオンデマンドSI要求を実行する必要がある。これらはすべて、UEが送受信する必要がある。さらに、ネットワークによって要求が満たされ、SIBがスケジューリングされた後に、SIBを読み取る必要がある場合もある。
【0039】
まとめると、既存の測定ギャップパターンとメカニズムは、シナリオ1で説明した定期的なスイッチングとアイドルモードのRRM測定には十分に対応できるが、一般的なシステム情報の取得には十分に対応できない可能性がある。
【0040】
前述のように、システム情報の取得は、シナリオ1で説明したすべての動作の前提条件となる。しかし、問題は、SIBスケジューリングの可能なウィンドウ長が、測定ギャップに対して長すぎることであり得る。
【0041】
既存の測定ギャップは、ほとんどの場合、スケジューリングされたすべてのSIBを正常に読み取る必要性を満たしていない可能性がある。正確には、既存の最長MGLが6msであるため、6msより長いSIウィンドウ長には対応できない可能性がある。
【0042】
システム情報は通常静的である。UEが一度読み込むと、特別なことが起こらない限り、かなり長い期間内にUEがそれを再び読み出さない可能性が高くなる。つまり、周期的なスイッチング動作を考慮する場合、測定ギャップを使用する必要がない場合がある。一時的にSIを取得し、その後ギャップを使用して周期的なスイッチングをサポートするワンショットソリューションのようなものを利用することが可能な場合がある。システム情報の取得を一時的にワンショット(one-shot-once-a-while)でサポートすることが可能である。
【0043】
OSOAWに関して、実施形態は様々な可能なソリューションを記述することができる。第1に、1つのソリューションは、UEがSIの自律的取得を実行することを可能にすることができる。しかし、このソリューションは、UEが取得に使用する自律ギャップの間、ネットワークAの中断につながる可能性がある。別のソリューションでは、UEがSIB読み取りを実行し、中断をなくすためにネットワークAでこのOSOAWギャップの間に何もスケジューリングしないように、構成されたone-shot-once-a-whileギャップを指定することができる。別のソリューションでは、ネットワークAのサービングセル内で送信される、ネットワークBの駐留したセルのシステム情報を提供するよう、ネットワークAにおいて要求するUEのための手順を指定することもできる。しかし、これにはグループ間で多くの標準作業が必要である。
【0044】
上記の分析を要約すると、本明細書の実施形態は、測定ギャップを使用するのではなく、UEのネットワークBへの切り換え、及びネットワークBにおいてUEが駐留するセルのシステム情報の読み取りをサポートするために、OSOAW(one-shot-once-a-while)方式の何らかを使用し得る。
【0045】
実施形態1。UEのネットワークBへの切り換え、及びネットワークBにおいてUEが駐留するセルのシステム情報の読み取りをサポートするために、OSOAW(one-shot-once-a-while)方式を使用する。
【0046】
実施形態2。OSOAWソリューションのオプションとして、次のものが考えられる。
【0047】
オプション1:UEがSIの自律的取得を実行することを可能にする。
【0048】
オプション2:UEがSIB読み取りを実行し、中断をなくすためにネットワークAでこのOSOAWギャップの間に何もスケジューリングしないように、構成されたone-shot-once-a-whileギャップを指定する。
【0049】
オプション3:ネットワークAのサービングセル内で送信される、ネットワークBの駐留したセルのシステム情報を提供するよう、ネットワークAにおいて要求するUEのための手順を指定する。
【0050】
例3:UE能力シグナリングは、UEがネットワークに対して、例2でリストされたソリューションのうち、特にUEがサポートしているものを示すために使用される。
【0051】
要約すると、測定ギャップサイクルと期間値は、SSB検出、サービング/近隣セル測定、ページングの受信を含む、ネットワークAとBの間のスイッチングに関するすべての種類の動作をサポートするのに十分な場合がある。しかし、これらの動作の前提条件として、SI取得は既存の測定ギャップを使用してうまく対処できない。既存の測定ギャップを使用する代わりに、実施形態は、アイドルモード測定やオンデマンドSI要求及び取得を含むSI取得などのユースケースのために、OSOAW(one-shot-once-a-while)方式を使用して、UEのネットワークBへの切り換えをサポートし、ネットワークBにおいてUEが駐留(camp)しているセルのシステム情報を読み取ることを検討する。
【0052】
システムと実装
図2~4は、開示された実施形態の態様を実装することができる様々なシステム、装置、及び構成要素を示す。
【0053】
図2は、様々な実施形態によるネットワーク200を示す。ネットワーク200は、LTE又は5G/NRシステムのための3GPP技術仕様と一致する方法で動作することができる。しかしながら、例示的な実施形態は、この点に関して限定されるものではなく、記載された実施形態は、将来の3GPPシステムなど、本明細書に記載された原理から利益を得る他のネットワークに適用することができる。
【0054】
ネットワーク200は、無線接続を介してRAN204と通信するように設計された任意のモバイル又は非モバイルコンピューティング装置を含むUE202を含むことができる。UE202は、UuインタフェースによってRAN204と通信可能に結合することができる。UE202は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ装置、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載インフォテインメント、車載娯楽装置、計器クラスタ、ヘッドアップディスプレイ装置、車載診断装置、ダッシュボード移動装置、モバイルデータ端末、電子エンジン管理システム、電子/エンジン制御ユニット、電子/エンジン制御モジュール、組込みシステム、センサ、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム、ネットワーク家電、機械型通信装置、M2M又はD2Dデバイス、IoTデバイスなどであるが、これらに限定されない。
【0055】
幾つかの実施形態では、ネットワーク200は、サイドリンクインタフェースを介して互いに直接結合された複数のUEを含むことができる。UEは、限定されるものではないが、PSBCH、PSDCH、PSCH、PSCCH、PSFCHなどの物理的サイドリンクチャネルを使用して通信するM2M/D2Dデバイスであり得る。
【0056】
幾つかの実施形態では、UE202は、さらに無線接続を介してAP206と通信し得る。AP206は、WLAN接続を管理することができ、これは、RAN204からの一部又はすべてのネットワークトラフィックをオフロードするのに役立つ。UE202とAP206との間の接続は、任意のIEEE802.11プロトコルと整合することができ、AP206は、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi(登録商標))ルータとすることができる。幾つかの実施形態において、UE202、RAN204、及びAP206は、セルラWLAN集約(例えば、LWA/LWIP)を利用することができる。セルラWLANアグリゲーションは、セルラ無線リソースとWLANリソースの両方を利用するようにRAN204によって構成されるUE202を含むことができる。
【0057】
RAN204は、例えばAN208のような1つ以上のアクセスノードを含むことができる。AN208は、RRC、PDCP、RLC、MAC、及びL1プロトコルを含むアクセスストラタム(access stratum)プロトコルを提供することにより、UE202のための無線インタフェースプロトコルを終了することができる。このようにして、AN208は、CN520とUE202との間のデータ/音声接続を可能にすることができる。幾つかの実施形態では、AN208は、個別のデバイスで、又は、例えば、CRAN又は仮想ベースバンドユニットプールと呼ばれる仮想ネットワークの一部として、サーバコンピュータ上で実行される1つ以上のソフトウェアエンティティとして実装することができる。AN208は、BS、gNB、RANノード、eNB、ng-eNB、NodeB、RSU、TRxP、TRPなどと呼ばれる。AN208は、マクロセルと比較して、より小さなカバレッジ領域、より小さなユーザ容量、又はより高い帯域幅を有するフェムトセル、ピコセル、又は他の類似のセルを提供するための、マクロセル基地局又は低電力基地局とすることができる。
【0058】
RAN204が複数のANを含む実施形態では、それらは、X2インタフェース(RAN204がLTE RANである場合)又はXnインタフェース(RAN204が5G RANである場合)を介して相互に結合することができる。X2/Xnインタフェースは、幾つかの実施形態で制御/ユーザプレーンインタフェースに分離することができ、ANがハンドオーバ、データ/コンテキスト転送、モビリティ、負荷管理、干渉調整などに関連する情報を通信することを可能にする。
【0059】
RAN204のANは、各々1つ以上のセル、セルグループ、コンポーネントキャリアなどを管理して、UE202にネットワークアクセスのための無線インタフェースを提供することができる。UE202は、RAN204の同一又は異なるANによって提供される複数のセルと同時に接続されてもよい。例えば、UE202及びRAN204は、キャリアアグリゲーションを使用して、UE202が、各々がPcell又はScellに対応する複数のコンポーネントキャリアと接続できるようにしてもよい。デュアルコネクティビティ(dual connectivity)シナリオでは、第1ANは、MCGを提供するマスターノードであってもよく、第2ANは、SCGを提供するセカンダリノードであってもよい。第1/第2ANは、eNB、gNB、ng-eNBなどの任意の組み合わせであってもよい。
【0060】
RAN204は、免許スペクトル又は免許不要スペクトル上の無線インタフェースを提供してもよい。未認可スペクトルで動作するために、ノードは、PCells/SCellsとのCA技術に基づくLAA、eLAA及び/又はfeLAAメカニズムを使用してもよい。未認可スペクトルにアクセスする前に、ノードは、例えば、listen-before-talk(LBT)プロトコルに基づいて、媒体/キャリア検知動作を実行してもよい。
【0061】
V2Xシナリオでは、UE202又はAN208は、V2X通信に使用される任意のトランスポートインフラストラクチャエンティティを表すRSUであってもよいし、RSUとして機能してもよい。RSUは、適切なAN又は固定(又は相対的に固定された)UEで、又はそれによって実装されてもよい。RSUは以下で又は以下により実装される:UEは「UE型RSU」と呼ばれよく、eNBは「eNB型RSU」と呼ばれよく、gNBは「gNB型RSU」と呼ばれてもよい、などである。一例では、RSUは、通過する車両UEに接続サポートを提供する道路脇に配置された無線周波数回路と結合されたコンピューティング装置である。RSUはまた、進行中の車両及び歩行者の交通を検知及び制御するアプリケーション/ソフトウェアと同様に、交差点マップ形状、交通統計、メディアを格納する内部データ記憶回路を含むことができる。RSUは、衝突回避、トラフィック警告などの高速イベントに必要な非常に低い遅延の通信を提供することができる。追加又は代替として、RSUは、他のセルラ/WLAN通信サービスを提供することができる。RSUのコンポーネントは、屋外設置に適した耐候性の筐体にパッケージ化され、トラフィック信号コントローラ又はバックホールネットワークへの有線接続(例えば、イーサネット)を提供するネットワークインタフェースコントローラを含むことができる。
【0062】
幾つかの実施形態では、RAN204は、eNB、例えばeNB212を備えたLTE RAN210であり得る。LTE RAN210は、以下の特性を備えたLTE無線インタフェースを提供し得る。15kHzのSCS、DL用のCP-OFDM波形及びUL用のSC-FDMA波形、データ用のターボコード及び制御用のTBCC、など。LTE無線インタフェースはCSI取得及びビーム管理のためにCSI-RSに、PDSCH/PDCCH復調のためのPDSCH/PDCCHDMRSに、UEでのコヒーレント復調/検出のためのセル探索と初期取得、チャネル品質測定、及びチャネル推定のためにCRSに、依存する場合がある。LTE無線インタフェースは、サブ6GHz帯域で動作する場合がある。
【0063】
幾つかの実施形態では、RAN204は、gNB、例えば、gNB216又はng-eNB、例えば、ng-eNB218を有するNG-RAN214であり得る。gNB216は、5G NRインタフェースを使用して5G対応UEと接続してもよい。gNB216は、N2インタフェース又はN3インタフェースを含むNGインタフェースを介して5Gコアと接続してもよい。ng-eNB218は、NGインタフェースを介して5Gコアと接続してもよいが、LTE無線インタフェースを介してUEと接続してもよい。gNB216とng-eNB218は、Xnインタフェースを介して相互に接続してもよい。
【0064】
幾つかの実施形態では、NGインタフェースは、NG-RAN214のノードとUPF248との間のトラフィックデータを伝送するNGユーザプレーン(NG-U)インタフェース(例えば、N3インタフェース)と、NG-RAN214のノードとAMF244との間のシグナリングインタフェースであるNG制御プレーン(NG-C)インタフェース(例えば、N2インタフェース)との2つの部分に分割することができる。
【0065】
NG-RAN214は、以下の特性を有する5G-NR無線インタフェースを提供することができる:可変SCS、DL用CP-OFDM、UL用CP-OFDM及びDFT-s-OFDM、制御用のpolar(極性)、repetition(反復)、simplex(シンプレックス)、及びReed-Mullerコード、及びデータ用のLDPC。5G-NR無線インタフェースは、LTE無線インタフェースと同様にCSI-RS、PDSCH/PDCCH DMRSに依存する場合がある。5G-NR無線インタフェースはCRSを使用しない場合があるが、PBCH復調にPBCH DMRS、PDSCHの位相追跡用にPTRS、及び時間追跡用に追跡参照信号を使用する場合がある。5G-NR無線インタフェースは、サブ6GHz帯域を含むFR1帯域、又は24.25GHz~52.6GHz帯域を含むFR2帯域で動作する場合がある。5G-NR無線インタフェースは、PSS/SSS/PBCHを含むダウンリンクリソースグリッドの領域であるSSBを含む場合がある。
【0066】
幾つかの実施形態では、5G-NR無線インタフェースは、様々な目的のためにBWPを利用する場合がある。例えば、BWPはSCSの動的適応のために使用することができる。例えば、UE202は、BWP構成ごとに異なるSCSを持つ複数のBWPで構成することができる。BWPの変化がUE202に指示されると、送信のSCSも変化する。BWPのもう1つの使用例は、省電力に関するものである。特に、UE202のために異なる量の周波数リソース(例えば、PRB)を持つ複数のBWPが設定され、異なるトラフィック負荷シナリオでのデータ伝送をサポートできる。PRBの数が少ないBWPは、UE202や場合によってはgNB216の省電力を可能にしながら、少ないトラフィック負荷でデータ伝送を行うことができる。PRBの数が多いBWPは、トラフィック負荷が高いシナリオで使用できる。
【0067】
RAN204は、ネットワーク要素を含むCN220に通信可能に結合され、顧客/加入者(例えば、UE202のユーザ)にデータ及び電気通信サービスをサポートするための様々な機能を提供する。CN220のコンポーネントは、1つの物理ノード又は個別の物理ノードに実装できる。幾つかの実施形態では、NFVを使用して、CN220のネットワーク要素によって提供される機能のいずれか又はすべてを、サーバ、スイッチなどの物理計算/記憶リソースに仮想化することができる。CN220の論理的なインスタンス化はネットワークスライスと呼ばれ、CN220の一部の論理的なインスタンス化はネットワークサブスライスと呼ばれる。
【0068】
幾つかの実施形態では、CN220は、EPCとも呼ばれるLTE CN222であってよい。LTE CN222は、MME224、SGW226、SGSN228、HSS230、PGW232、及びPCRF234を含むことができ、図示のように、インタフェース(又は「参照点」)上で相互に結合される。LTE CN222の要素の機能を簡単に紹介すると、次のようになる。
【0069】
MME224は、UE202の現在位置を追跡して、ページング、ベアラの起動/停止、ハンドオーバ、ゲートウェイの選択、認証などを容易にするモビリティ管理機能を実装することができる。
【0070】
SGW226は、RANに向かうS1インタフェースを終端し、RANとLTE CN2522の間でデータパケットをルーティングすることができる。SGW226は、RAN間のノードのハンドオーバのためのローカルモビリティアンカーポイントであってもよく、また、3GPP間モビリティのためのアンカーを提供してもよい。他の任務には、合法的傍受、課金、及び幾つかのポリシ実施が含まれる。
【0071】
SGSN228は、UE202の位置を追跡し、セキュリティ機能及びアクセス制御を実行することができる。さらに、SGSN228は、異なるRATネットワーク間のモビリティのためにEPCノード間シグナリング、MME224によって指定されるPDN及びS‐GW選択、ハンドオーバのためのMME選択、等を行うことができる。MME224とSGSN228との間のS3参照点は、アイドル/アクティブ状態における3GPP間アクセスネットワークモビリティのためのユーザとベアラの情報交換を可能にする。
【0072】
HSS230は、ネットワークエンティティの通信セッションの処理をサポートするためのサブスクリプション関連情報を含む、ネットワークユーザのためのデータベースを含むことができる。HSS230は、ルーティング/ローミング、認証、認可、命名/アドレス解決、位置依存性などのサポートを提供することができる。HSS230とMME224の間のS6a参照点は、LTE CN220へのユーザアクセスを認証/認可するためのサブスクリプションデータと認証データの転送を可能にする。
【0073】
PGW232は、アプリケーション/コンテンツサーバ238を含むことができるデータネットワーク(DN)236へのSGiインタフェースを終端することができる。PGW232は、LTE CN222とデータネットワーク236との間でデータパケットをルーティングすることができる。PGW232は、ユーザプレーントンネリング及びトンネル管理を容易にするために、S5参照点によってSGW226と結合することができる。PGW232は、さらに、ポリシ実施及び課金データの収集のためのノード(例えば、PCEF)を含むことができる。さらに、PGW232とデータネットワーク236との間のSGi参照点は、例えば、IMSサービスを提供するためのオペレータ外部のパブリック、プライベートPDN、又はオペレータ内のパケットデータネットワークであってもよい。PGW232は、Gx参照点を介してPCRF234と結合されてもよい。
【0074】
PCRF234は、LTE CN222のポリシ及び課金制御要素である。PCRF234は、サービスフローの適切なQoS及び課金パラメータを決定するために、アプリ/コンテンツサーバ238に通信可能に結合されてもよい。PCRF232は、適切なTFT及びQCIを備えた(Gx参照点を介して)PCEFに関連ルールをプロビジョニングしてもよい。
【0075】
幾つかの実施形態では、CN220は、5GC240であってよい。5GC240は、図示のように、インタフェース(又は「参照点」)上で相互に結合されたAUSF242、AMF244、SMF246、UPF248、NSSF250、NEF252、NRF254、PCF256、UDM258、及びAF260を含むことができる。5GC240の要素の機能を以下に簡単に紹介する。
【0076】
AUSF242は、UE202の認証のためのデータを格納し、認証関連機能を処理することができる。AUSF242は、様々なアクセスタイプのための共通認証フレームワークを実現することができる。図示されているように、参照点を介して5GC240の他の要素と通信することに加えて、AUSF242は、Nausfサービスベースのインタフェースを示すことができる。
【0077】
AMF244は、5GC240の他の機能がUE202及びRAN204と通信し、UE202に関するモビリティイベントに関する通知をサブスクライブすることを可能にすることができる。AMF244は、登録管理(例えば、UE202を登録する場合)、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、AMF関連イベントの合法的傍受、及びアクセス認証と認可を担当することができる。AMF244は、UE202とSMF246の間のSMメッセージのトランスポートを提供し、SMメッセージをルーティングするための透過プロキシとして機能することができる。AMF244は、UE202とSMFの間のSMSメッセージのトランスポートを提供することもできる。AMF244は、AUSF242及びUE202と相互作用して、様々なセキュリティアンカー及びコンテキスト管理機能を実行することができる。さらに、AMF244は、RAN204とAMF244の間のN2参照点を含む又はN2参照点であるRAN CPインタフェースの終端点であってもよい。また、AMF244は、NAS(N1)シグナリングの終端点であり、NAS暗号化及び整合性保護を実行してもよい。AMF244は、N3 IWFインタフェースを介したUE202によるNASシグナリングもサポートしてもよい。
【0078】
SMF246は、SM(例えば、UPF248とAN208の間のセッション確立、トンネル管理)、UE IPアドレスの割り当てと管理(任意的な認可を含む)、UP機能の選択と制御、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF248でのトラフィックステアリングの設定、ポリシ制御機能へのインタフェースの終端、ポリシの実施、課金、及びQoSの一部の制御、合法的傍受(SMイベント及びLIシステムへのインタフェース用)、NASメッセージのSM部分の終端、ダウンリンクデータ通知、N2を介してAMF544経由でAN208に送信されるAN固有のSM情報の開始、セッションのSSCモードの決定、を担当してよい。SMはPDUセッションの管理を指す場合があり、PDUセッション又は「セッション」は、UE202とデータネットワーク236との間でPDUの交換を提供又は可能にするPDU接続サービスを指す場合がある。
【0079】
UPF248は、RAT内及びRAT間モビリティのためのアンカーポイント、データネットワーク236への相互接続の外部PDUセッションポイント、及びマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐ポイントとして機能する場合がある。UPF248はまた、パケットのルーティング及び転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシルールのユーザプレーン部分を実施し、パケットを合法的に傍受し(UP収集)、トラフィック使用報告を実行し、ユーザプレーンのQoS処理を実行し(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート実施)、アップリンクトラフィック検証(例えば、SDF-to-QoSフローのマッピング)を実行し、アップリンク及びダウンリンクにおけるトランスポートレベルのパケットマーキングを実行し、ダウンリンクパケットのバッファリング及びダウンリンクデータ通知トリガを実行することができる。UPF248は、データネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類器を含むことができる。
【0080】
NSSF250は、UE202にサービスを提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択することができる。NSSF250は、必要に応じて、許可されたNSSAI及びサブスクライブされたS-NSSAIへのマッピングを決定することもできる。NSSF250は、UE202にサービスを提供するために使用されるAMFセット、又は適切な設定に基づいて、場合によってはNRF554にクエリすることによって、候補AMFのリストを決定することもできる。UE202のネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、NSSF250と相互作用することによって、UE202が登録されているAMF244によってトリガされ、AMFの変化を生じる可能性がある。NSSF250は、N22参照点を介してAMF244と相互作用する可能性があり、また、N31参照点(図示せず)を介して、訪問先ネットワーク内の別のNSSFと通信する可能性がある。さらに、NSSF250は、Nnssfサービスベースのインタフェースを示す可能性がある。
【0081】
NEF252は、サードパーティ、内部公開/再公開、AF(例えば、AF260)、エッジコンピューティング又はフォグコンピューティングシステムなどのための3GPPネットワーク機能によって提供されるサービス及び機能を安全に公開する可能性がある。このような実施形態では、NEF252は、AFを認証、認可、又はスロットル(throttle)する可能性がある。NEF252は、AF260と交換される情報及び内部ネットワーク機能と交換される情報を変換することもできる。例えば、NEF252は、AFサービス識別子と内部5GC情報との間を変換することができる。NEF252はまた、他のNFの公開された能力に基づいて、他のNFから情報を受け取ることができる。この情報は、構造化データとしてNEF252に格納されるか、標準化されたインタフェースを使用してデータストレージNFに格納される。格納された情報は、NEF252によって他のNFやAFに再公開されたり、分析などの他の目的に使用されたりする。さらに、NEF252は、Nnefサービスベースのインタフェースを表示することもできる。
【0082】
NRF254は、サービス発見機能をサポートし、NFインスタンスからNF発見要求を受信し、発見されたNFインスタンスの情報をNFインスタンスに提供することができる。NRF254は、利用可能なNFインスタンスとそのサポートされているサービスの情報も保持する。本明細書で使用されるように、「インスタンス化する」、「インスタンス化」などの用語は、インスタンスの作成を意味し、「インスタンス」は、オブジェクトの具体的な発生を意味する場合があり、これは、例えば、プログラムコードの実行中に発生する場合がある。さらに、NRF254は、Nnrfサービスベースのインタフェースを示す場合がある。
【0083】
PCF256は、制御プレーン機能にポリシルールを提供してそれらを実施することができ、ネットワーク動作を制御するための統一ポリシフレームワークをサポートすることもできる。PCF256は、UDM258のUDRにおけるポリシ決定に関連するサブスクリプション情報にアクセスするためのフロントエンドを実装することもできる。図示のように、PCF256は、参照点を介して機能と通信することに加えて、Npcfサービスベースのインタフェースを示す。
【0084】
UDM258は、ネットワークエンティティの通信セッションの処理をサポートするためにサブスクリプション関連情報を処理し、UE202のサブスクリプションデータを格納することができる。例えば、サブスクリプションデータは、UDM258とAMF244との間のN8参照点を介して通信することができる。UDM258は、アプリケーションフロントエンドとUDRの2つの部分を含むことができる。UDRは、UDM258とPCF256のサブスクリプションデータとポリシデータ、及び/又はNEF252の公開データとアプリケーションデータのための構造化データ(アプリケーション検出のためのPFD、複数のUE202のアプリケーション要求情報を含む)を格納することができる。Nudrサービスベースのインタフェースは、UDR221によって示され、UDM258、PCF256、及びNEF252が格納されたデータの特定のセットにアクセスできるようにするとともに、UDR内の関連するデータの読み取り、更新(例えば、追加、変更)、削除、及び変化の通知のサブスクライブを可能にすることができる。UDMは、認証情報の処理、位置管理、サブスクリプション管理などを担当するUDM-FEを含むことができる。複数の異なるフロントエンドが、異なるトランザクションで同じユーザにサービスを提供することができる。UDM-FEは、UDRに格納されているサブスクリプション情報にアクセスし、認証情報処理、ユーザ識別処理、アクセス認可、登録/モビリティ管理、及びサブスクリプション管理を実行する。図示のように、UDM258は、参照点を介して他のNFと通信することに加えて、Nudmサービスベースのインタフェースを示すことができる。
【0085】
AF260は、トラフィックルーティングにアプリケーションの影響を与え、NEFへのアクセスを提供し、ポリシ制御のためにポリシフレームワークと相互作用することができる。
【0086】
幾つかの実施形態では、5GC240は、UE202がネットワークに接続されている点に地理的に近いオペレータ/サードパーティサービスを選択することによって、エッジコンピューティングを可能にすることができる。これにより、ネットワークの遅延と負荷が軽減される場合がある。エッジコンピューティングの実装を提供するために、5GC240は、UE202に近いUPF248を選択し、UPF248からN6インタフェースを介してデータネットワーク236へのトラフィックステアリングを実行することができる。これは、UEサブスクリプションデータ、UE位置、及びAF260によって提供される情報に基づいてもよい。このようにして、AF260はUPF(再)選択及びトラフィックルーティングに影響を与えることがある。オペレータの配置に基づいて、AF260が信頼できるエンティティであると見なされる場合、ネットワークオペレータはAF260が関連するNFと直接相互作用することを許可することがある。さらに、AF260はNafサービスベースのインタフェースを示すことがある。
【0087】
データネットワーク236は、例えばアプリケーション/コンテンツサーバ238を含む1つ以上のサーバによって提供される様々なネットワーク事業者サービス、インターネットアクセス、又は第3者サービスを表すことができる。
【0088】
図3は、様々な実施形態による無線ネットワーク300を概略的に示す。無線ネットワーク300は、AN304と無線通信するUE302を含むことができる。UE302及びAN304は、本明細書の他の箇所に記載された同様の名称の構成要素と類似し、実質的に交換可能である。
【0089】
UE302は、接続306を介してAN304と通信可能に結合され得る。接続306は、通信結合を可能にするための無線インタフェースとして図示されており、mmWave又はサブ6GHz周波数で動作するLTEプロトコル又は5G NRプロトコルのようなセルラ通信プロトコルと整合することができる。
【0090】
UE302は、モデムプラットフォーム310と結合されたホストプラットフォーム308を含むことができる。ホストプラットフォーム308は、モデムプラットフォーム310のプロトコル処理回路314と結合されたアプリケーション処理回路312を含むことができる。アプリケーション処理回路312は、アプリケーションデータをソース/シンクするUE302のための様々なアプリケーションを実行することができる。アプリケーション処理回路312は、さらに、データネットワークとの間でアプリケーションデータを送受信するための1つ以上のレイヤ動作を実装することができる。これらのレイヤ動作は、トランスポート(例えば、UDP)動作及びインターネット(例えば、IP)動作を含むことができる。
【0091】
プロトコル処理回路314は、接続306を介したデータの送信又は受信を実現にするために、1つ以上のレイヤ動作を実装することができる。プロトコル処理回路314によって実装されるレイヤ動作は、例えば、MAC、RLC、PDCP、RRC及びNAS動作を含むことができる。
【0092】
モデムプラットフォーム310は、ネットワークプロトコルスタック内のプロトコル処理回路314によって実行される「下位」レイヤ動作である1つ以上のレイヤ動作を実装することができるデジタルベースバンド回路316をさらに含むことができる。これらの動作は、例えば、1つ以上のHARQ-ACK機能、スクランブル/デスクランブル、エンコード/デコード、レイヤマッピング/デマッピング、変調シンボルマッピング、受信シンボル/ビットメトリック決定、マルチアンテナポートプリコーディング/デコードを含むPHY動作を含み、これらは、1つ以上の空間時間、空間周波数又は空間コーディング、参照信号生成/検出、プリアンブルシーケンス生成及び/又はデコーディング、同期シーケンス生成/検出、制御チャネル信号ブラインドデコーディング、及び他の関連機能を含み得る。
【0093】
モデムプラットフォーム310は、送信回路318、受信回路320、RF回路322、及びRFフロントエンド(RFFE)324をさらに含み、これらは、1つ以上のアンテナパネル326を含むか又はそれらに接続することができる。簡潔に言えば、送信回路318は、デジタル/アナログ変換器、ミキサ、中間周波数(IF)コンポーネントなどを含むことができる。受信回路320は、アナログ/デジタル変換器、ミキサ、IFコンポーネントなどを含むことができる。RF回路322は、低雑音増幅器、電力増幅器、電力追跡コンポーネントなどを含むことができる。RFFE324は、フィルタ(例えば、表面/バルク音波フィルタ)、スイッチ、アンテナチューナ、ビームフォーミングコンポーネント(例えば、フェーズドアレイアンテナ部品)などを含むことができる。送信回路318、受信回路320、RF回路322、RFFE324、及びアンテナパネル326のコンポーネント(総称して「送信/受信コンポーネント」と呼ばれる)の選択及び配置は、例えば、通信がTDMであるかFDMであるか、mmWave又はサブ6GHz周波数であるかなど、特定の実装の詳細に固有であってもよい。幾つかの実施形態では、送信/受信コンポーネントは、複数の並列送受信チェーンに配置されてもよく、同一又は異なるチップ/モジュールに配置されてもよい、等である。
【0094】
幾つかの実施形態では、プロトコル処理回路314は、送信/受信コンポーネントの制御機能を提供する制御回路(図示せず)の1つ以上のインスタンスを含むことができる。
【0095】
UE受信は、アンテナパネル326、RFFE324、RF回路322、受信回路320、デジタルベースバンド回路316、及びプロトコル処理回路314によって、又はそれらを介して確立することができる。幾つかの実施形態では、アンテナパネル326は、1つ以上のアンテナパネル326の複数のアンテナ/アンテナ素子によって受信される受信ビーム形成信号によってAN304からの送信を受信することができる。
【0096】
UE送信は、プロトコル処理回路314、デジタルベースバンド回路316、送信回路318、RF回路322、RFFE324、及びアンテナパネル326によって、又はそれらを介して確立することができる。幾つかの実施形態では、UE304の送信コンポーネントは、送信されるデータに空間フィルタを適用して、アンテナパネル326のアンテナ素子によって放射される送信ビームを形成することができる。
【0097】
UE302と同様に、AN304は、モデムプラットフォーム330と結合されたホストプラットフォーム328を含むことができる。ホストプラットフォーム328は、モデムプラットフォーム330のプロトコル処理回路334と結合されたアプリケーション処理回路332を含むことができる。モデムプラットフォームは、デジタルベースバンド回路336、送信回路338、受信回路340、RF回路342、RFFE回路344、及びアンテナパネル346をさらに含むことができる。AN304の構成要素は、UE302の同様の名称の構成要素と類似し、実質的に交換可能である。AN308の構成要素は、上述したようなデータ送受信の実行に加えて、例えば、無線ベアラ管理、アップリンク及びダウンリンク動的無線リソース管理、及びデータパケットスケジューリングなどのRNC機能を含む様々な論理機能を実行することができる。
【0098】
図4は、幾つかの例示的な実施形態による、機械可読又はコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で議論される方法の1つ以上を実行することができる構成要素を示すブロック図である。具体的には、
図4は、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)410、1つ以上のメモリ/ストレージデバイス420、及び1つ以上の通信リソース430を含むハードウェアリソース400の概略図を示しており、これらの各リソースは、バス440又は他のインタフェース回路を介して通信可能に結合される。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態では、ハイパーバイザー402を実行して、ハードウェアリソース400を利用するための1つ以上のネットワークスライス/サブスライスの実行環境を提供することができる。
【0099】
プロセッサ410は、例えば、プロセッサ412及びプロセッサ414を含むことができる。プロセッサ410は、例えば、中央処理装置(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィックス処理装置(GPU)、ベースバンドプロセッサなどのDSP、ASIC、FPGA、無線周波数集積回路(RFIC)、別のプロセッサ(本明細書で説明するものを含む)、又はそれらの任意の適切な組み合わせであることができる。
【0100】
メモリ/記憶装置420は、メインメモリ、ディスクストレージ、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むことができる。メモリ/記憶装置420は、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージなどの任意のタイプの揮発性、不揮発性、又は半揮発性メモリを含むことができるが、これらに限定されない。
【0101】
通信リソース430は、相互接続又はネットワークインタフェースコントローラ、コンポーネント、又はネットワーク408を介して1つ以上の周辺装置404又は1つ以上のデータベース406又は他のネットワーク要素と通信するための他の適切なデバイスを含むことができる。例えば、通信リソース430は、有線通信コンポーネント(例えば、USB、イーサネットなどを介して結合する場合)、セルラ通信コンポーネント、NFCコンポーネント、Bluetooth(登録商標)(又はBluetooth(登録商標)Low Energy)コンポーネント、Wi-Fi(登録商標)コンポーネント、及び他の通信コンポーネントを含むことができる。
【0102】
命令450は、プロセッサ410の少なくともいずれかに、本明細書で説明する方法のいずれか1つ以上を実行させるためのソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、又は他の実行可能コードを含むことができる。命令450は、プロセッサ410の少なくとも1つ(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内)、メモリ/記憶装置420、又はそれらの任意の適切な組み合わせの中に、完全に又は部分的に存在することができる。さらに、命令450の任意の部分は、周辺装置404又はデータベース406の任意の組み合わせからハードウェアリソース400に転送することができる。したがって、プロセッサ410のメモリ、メモリ/記憶装置420、周辺装置404及びデータベース406は、コンピュータ可読及び機械可読媒体の例である。
【0103】
手順の例
幾つかの実施形態では、
図2~4又は本明細書の他の図の電子デバイス、ネットワーク、システム、チップ又はコンポーネント、又はその一部又は実装は、本明細書に記載された1つ以上のプロセス、技術、又は方法、又はその一部を実行するように構成することができる。そのようなプロセスの1つを
図5に示す。これは、幾つかの実施形態における次世代NodeB(gNB)又はその部分により実行されてよい。例えば、プロセス500は、505において、ユーザ装置(UE)のネットワークスイッチングに関連する測定ギャップ構成情報を決定することを含むことができ、ここで、測定ギャップ構成情報は、20ms、40ms、80ms又は160msの測定ギャップ長(measurement gap length (MGL))及び5120msの測定ギャップ反復期間を有する測定ギャップパターンを含む。プロセスはさらに、510において、UEに送信するために、測定ギャップ構成情報を含むメッセージを符号化することを含む。
【0104】
そのようなプロセスの別の1つを
図6に示す。これは、幾つかの実施形態ではUEにより実行されてよい。この例では、プロセス600は、605において、次世代NodeB(gNB)から、UEのためのネットワークスイッチングに関連する測定ギャップ構成情報を受信することを含み、ここで、測定ギャップ構成情報は、20ms、40ms、80ms又は160msの測定ギャップ長(measurement gap length (MGL))及び5120msの測定ギャップ反復期間を有する測定ギャップパターンを含む。プロセスは、さらに、610において、測定ギャップ構成情報を使用して、第2ネットワークに接続されている間、第1ネットワークからシステム情報を受信することを含む。
【0105】
別のそのようなプロセスを
図7に示す。これは、幾つかの実施形態ではUEにより実行されてよい。この例では、プロセス700は、705において、UEがシステム情報(system information (SI))を読み出すためのOne-shot-Once-a-while(OSOAW)測定ギャップの決定を含む。プロセスは、さらに、710において、決定されたOSOAW測定ギャップの間にSIを読み出すことを含む。
【0106】
1つ以上の実施形態について、上記の図の1つ以上に記載されている構成要素の少なくとも1つは、下記の例示的セクションに記載されているように、1つ以上の操作、技術、プロセス及び/又は方法を実行するように構成することができる。例えば、上記の1つ以上の図に関連して上述したベースバンド回路は、以下に記載された1つ以上の例に従って動作するように構成することができる。別の例として、上記の1つ以上の図に関連して上述したUE、基地局、ネットワーク要素等に関連した回路は、以下の例示的セクションに記載された1つ以上の例に従って動作するように構成することができる。
【0107】
例
(例1)UEが、ネットワークAとBを切り換えるために、より長いMGLとMGRPを持つ新しいギャップパターンを使用することを含んでよく、UEはネットワークBでSIBを正しく読み取り、ネットワークAでのデータ損失を回避する。新しいギャップパターンは、MGLとMGRPの以下の組み合わせである:(20ms、5120ms)、(40ms、5120ms)、(80ms、5120ms)、及び(160ms、5120ms)。新しいギャップパターンは、MUSIMの機能とネットワークAとBの切り換えに特化している。
【0108】
(例2)例1又は本願明細書に記載の何らかの他の例で説明した専用ギャップは、ネットワーク測定ギャップ構成に従ってUEに構成される。ネットワークからのギャップ構成は、MGL、MGRP、及びギャップオフセットを含む。UEがギャップ中にスケジューリングされたSIBを正しく取得することが保証される。UEは、MUSIMギャップの外側にあるSIBスケジューリングを取得する必要はない。
【0109】
(例3)UEがSIB取得に使用する新しいギャップパターンは、オンデマンドSIにも適用されることを含んでよい。新しいギャップパターンは、SIB取得とオンデマンドSI動作の両方に適用される。
【0110】
(例4)CGI読み取りに指定された自律ギャップとDRXベースの動作のメカニズムと要件を、MUSIM SIB取得とオンデマンドSI動作に適用してよい。
【0111】
(例5)ユーザ装置(UE)又はその一部によって実行される方法を含み、当該方法は、UEがネットワークAからネットワークBに切り替わることを識別することと、
測定ギャップ長(MGL)が20ミリ秒(ms)と160msの間で、測定ギャップ反復期間(MGRP)が5120msのギャップパターンを識別することと、
識別されたギャップパターンに基づいて、ネットワークBの1つ以上のシステム情報ブロック(SIB)を読み取ることと、
を含む。
【0112】
(例A1)UEのネットワークBへの切り換え、及びネットワークBにおいてUEが駐留するセルのシステム情報の読み取りをサポートするために、OSOAW(one-shot-once-a-while)方式を使用してよい。
【0113】
(例A2)OSOAWソリューションのオプションとして、次のものが考えられる。
【0114】
オプション1:UEがSIの自律的取得を実行することを可能にする。
【0115】
オプション2:UEがSIB読み取りを実行し、中断をなくすためにネットワークAでこのOSOAWギャップの間に何もスケジューリングしないように、構成されたone-shot-once-a-whileギャップを指定する。
【0116】
オプション3:ネットワークAのサービングセル内で送信される、ネットワークBの駐留したセルのシステム情報を提供するよう、ネットワークAにおいて要求するUEのための手順を指定する。
【0117】
(例A3)UE能力シグナリングは、UEがネットワークに対して、例2でリストされたソリューションのうち、特にUEがサポートしているものを示すために使用されることを含んでよい。
【0118】
(例X1)機器であって、
ユーザ装置(UE)のネットワークスイッチングに関連する測定ギャップ構成情報を格納するメモリと、
前記メモリと結合された処理回路と、
を含み、
前記処理回路は、
前記メモリから前記測定ギャップ構成情報を読み出し、構成測定ギャップ構成情報は、20ms、40ms、80ms、又は160msの測定ギャップ長(MGL)と5120msの測定ギャップ反復期間とを有する測定ギャップパターンを含み、
前記UEに送信するために、前記測定ギャップ構成情報を含むメッセージを符号化する、機器を含む。
【0119】
(例X2)前記測定ギャップパターンは、前記UEによるシステム情報ブロック(SIB)取得及びオンデマンドシステム情報(SI)動作の両方に適用可能である、例X1又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の機器を含む。
【0120】
(例X3)前記測定ギャップパターンは、自律ギャップ又は不連続受信(DRX)動作に関連付けられている、例X1又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の機器を含む。
【0121】
(例X4)前記測定ギャップ構成情報が、多重ユニバーサル加入者識別モジュール(MUSIM)動作に関連付けられている、例X1~X3のいずれか又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の機器を含む。
【0122】
(例X5)前記機器は、次世代NodeB(gNB)又はその一部を含む、例X1~X4のいずれか又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の機器を含む。
【0123】
(例X6)命令を格納している1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、次世代NodeB(gNB)を、
ユーザ装置(UE)のネットワークスイッチングに関連する測定ギャップ構成情報を決定し、前記測定ギャップ構成情報は、20ms、40ms、80ms、又は160msの測定ギャップ長(MGL)と5120msの測定ギャップ反復期間とを有する測定ギャップパターンを含み、
前記UEに送信するために、前記測定ギャップ構成情報を含むメッセージを符号化する、
よう構成する、1つ以上のコンピュータ可読媒体を含む。
【0124】
(例X7)前記測定ギャップパターンは、前記UEによるシステム情報ブロック(SIB)取得及びオンデマンドシステム情報(SI)動作の両方に適用可能である、例X6又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含む。
【0125】
(例X8)前記測定ギャップパターンは、自律ギャップ又は不連続受信(DRX)動作に関連付けられている、例X6又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含む。
【0126】
(例X9)前記測定ギャップ構成情報が、多重ユニバーサル加入者識別モジュール(MUSIM)動作に関連付けられている、例X6~X8のいずれか又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含む。
【0127】
(例X10)命令を格納している1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、ユーザ装置(UE)を、
次世代NodeB(gNB)から、前記UEのネットワークスイッチングに関連する測定ギャップ構成情報を受信し、前記測定ギャップ構成情報は、20ms、40ms、80ms、又は160msの測定ギャップ長(MGL)と5120msの測定ギャップ反復期間とを有する測定ギャップパターンを含み、
前記測定ギャップ構成情報を用いて、第2ネットワークに接続されたまま、第1ネットワークからシステム情報を受信する、
よう構成する、1つ以上のコンピュータ可読媒体を含む。
【0128】
(例X11)前記測定ギャップパターンは、前記UEによるシステム情報ブロック(SIB)取得及びオンデマンドシステム情報(SI)動作の両方に適用可能である、例X10又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含む。
【0129】
(例X12)前記測定ギャップパターンは、自律ギャップ又は不連続受信(DRX)動作に関連付けられている、例X10又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含む。
【0130】
(例X13)前記測定ギャップ構成情報が、多重ユニバーサル加入者識別モジュール(MUSIM)動作に関連付けられている、例X10~X12のいずれか又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体を含む。
【0131】
(例X14)命令を格納している1つ以上のコンピュータ可読媒体であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、ユーザ装置(UE)を、
前記UEがシステム情報(SI)を読み出すために、One-shot-Once-a-while(OSOAW)測定ギャップを決定し、
決定された前記OSOAWギャップの間にSIを読み出す、
よう構成する、1つ以上のコンピュータ可読媒体を含む。
【0132】
(例X15)前記SIは、前記UEが第1ネットワークから第2ネットワークに切り換えることに関連して読み出される、例X14又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【0133】
(例X16)前記メモリは、前記UEを、ネットワークへ送信するために前記OSOAW測定ギャップの指示を含むメッセージを符号化するよう更に構成する命令を更に格納している、例X14又は本願明細書に記載の何らかの他の例に記載の1つ以上のコンピュータ可読媒体。
【0134】
(例Z01)例1~X16のいずれかに記載された若しくはそれに関連する方法又はここに記載された他の方法若しくは処理のうちの1つ以上の要素を実行する手段を含む装置を含み得る。
【0135】
(例Z02)命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、電子装置の1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記電子装置に、例1~X16のいずれかに記載された若しくはそれに関連する方法又はここに記載された他の方法若しくは処理のうちの1つ以上の要素を実行させる、1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。
【0136】
(例Z03)例1~X16のいずれかに記載された若しくはそれに関連する方法又はここに記載された他の方法若しくは処理のうちの1つ以上の要素を実行する論理モジュール又は回路を含む装置を含み得る。
【0137】
(例Z04)例1~X16のいずれか又はその部分に記載された若しくはそれに関連する方法、技術、又は処理を含み得る。
【0138】
(例Z05)装置であって、
1つ以上のプロセッサと、
命令を含む1つ以上のコンピュータ可読媒体と、
を含み、
前記命令は、前記1つ以上のプロセッサにより実行されると、前記1つ以上のプロセッサに例1~X16のいずれか又はその部分に記載された若しくはそれに関連する方法、技術、又は処理を実行させる、装置を含み得る。
【0139】
(例Z06)、例1~X16のいずれか又はその部分若しくは一部に記載された若しくはそれに関連する信号を含み得る。
【0140】
(例Z07)実施例1~X16のいずれか又はその一部又は部分又は本開示に別の方法で記載されている又はそれに関連するデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、又はメッセージを含み得る。
【0141】
(例Z08)例1~X16のいずれか又はその部分若しくは一部又は本開示に別の方法で記載された若しくはそれに関連するデータにより符号化された信号を含み得る。
【0142】
(例Z09)例1~X16のいずれか又はその一部又は部分又は本開示に別の方法で記載されている又はそれに関連するデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、又はメッセージデータにより符号化された信号を含み得る。
【0143】
(例Z10)コンピュータ可読命令を伝達する電磁気信号であって、前記コンピュータ可読命令が1つ以上のプロセッサにより実行されると、前記1つ以上のプロセッサに例1~X16のいずれか又はその部分に記載された若しくはそれに関連する方法、技術、又は処理を実行させる、電磁気信号を含み得る。
【0144】
(例Z11)命令を含むコンピュータプログラムであって、前記プログラムが処理要素により実行されると、前記処理要素に例1~X16のいずれか又はその部分に記載された若しくはそれに関連する方法、技術、又は処理を実行させる、コンピュータプログラムを含み得る。
【0145】
(例Z12)本明細書に示され記載されているように、無線ネットワーク内の信号を含み得る。
【0146】
(例Z13)本明細書に示され記載されているように、無線ネットワーク内の通信方法を含み得る。
【0147】
(例Z14)本明細書に示され記載されているように、無線通信を提供するためのシステムを含み得る。
【0148】
(例Z15)本明細書に示され記載されているように、無線通信を提供するための装置を含み得る。
【0149】
上述の例のいずれかは、特に断りのない限り、任意の他の例(又は例の組み合わせ)と結合することができる。1つ以上の実装の上述の記載は、説明及び例証を提供するものであり、実施形態の範囲を網羅すること及び実施形態の範囲を開示された詳細な形態に限定することを意図していない。変更及び変形は、上記の教示に照らして可能であるか、又は様々な実施例の実施から取得することができる。
【0150】
略語
用語、定義及び略語は、ここで異なる使用をしない限り、3GPP TR21.905 v16.0.0(2019-06)で定義された用語、定義及び略語と一致し得る。本文書の目的のために、以下の略語は、ここで議論される例及び実施形態に適用することができる。
3GPP: Third Generation Partnership Project
4G: Fourth Generation
5G: Fifth Generation
5GC: 5G Core network
AC : Application Client
ACR: Application Context Relocation
ACK: Acknowledgement
ACID: Application Client Identification
AF: Application Function
AM: Acknowledged Mode
AMBR: Aggregate Maximum Bit Rate
AMF: Access and Mobility Management Function
AN: Access Network
ANR: Automatic Neighbour Relation
AOA: Angle of Arrival
AP: Application Protocol, Antenna Port, Access Point
API: Application Programming Interface
APN: Access Point Name
ARP: Allocation and Retention Priority
ARQ: Automatic Repeat Request
AS: Access Stratum
ASP: Application Service Provider
ASN.1: Abstract Syntax Notation One
AUSF: Authentication Server Function
AWGN: Additive White Gaussian Noise
BAP: Backhaul Adaptation Protocol
BCH: Broadcast Channel
BER: Bit Error Ratio
BFD: Beam Failure Detection
BLER: Block Error Rate
BPSK: Binary Phase Shift Keying
BRAS: Broadband Remote Access Server
BSS: Business Support System
BS: Base Station
BSR: Buffer Status Report
BW: Bandwidth
BWP: Bandwidth Part
C-RNTI: Cell Radio Network Temporary Identity
CA: Carrier Aggregation, Certification Authority
CAPEX: CAPital EXpenditure
CBRA: Contention Based Random Access
CC: Component Carrier, Country Code, Cryptographic Checksum
CCA: Clear Channel Assessment
CCE: Control Channel Element
CCCH: Common Control Channel
CE: Coverage Enhancement
CDM: Content Delivery Network
CDMA: Code-Division Multiple Access
CDR: Charging Data Request
CDR: Charging Data Response
CFRA: Contention Free Random Access
CG: Cell Group
CGF: Charging Gateway Function
CHF: Charging Function
CI: Cell Identity
CID: Cell-ID (e.g., positioning method)
CIM: Common Information Model
CIR: Carrier to Interference Ratio
CK: Cipher Key
CM: Connection Management, Conditional Mandatory
CMAS: Commercial Mobile Alert Service
CMD: Command
CMS: Cloud Management System
CO: Conditional Optional
CoMP: Coordinated Multi-Point
CORESET: Control Resource Set
COTS: Commercial Off-The-Shelf
CP: Control Plane, Cyclic Prefix, Connection Point
CPD: Connection Point Descriptor
CPE: Customer Premise Equipment
CPICH: Common Pilot Channel
CQI: Channel Quality Indicator
CPU: CSI processing unit, Central Processing Unit
C/R: Command/Response field bit
CRAN: Cloud Radio Access Network, Cloud RAN
CRB: Common Resource Block
CRC: Cyclic Redundancy Check
CRI: Channel-State Information Resource Indicator, CSI-RS Resource Indicator
C-RNTI: Cell RNTI
CS: Circuit Switched
CSCF: call session control function
CSAR: Cloud Service Archive
CSI: Channel-State Information
CSI-IM: CSI Interference Measurement
CSI-RS: CSI Reference Signal
CSI-RSRP: CSI reference signal received power
CSI-RSRQ: CSI reference signal received quality
CSI-SINR: CSI signal-to-noise and interference ratio
CSMA: Carrier Sense Multiple Access
CSMA/CA: CSMA with collision avoidance
CSS: Common Search Space, Cell-specific Search Space
CTF: Charging Trigger Function
CTS: Clear-to-Send
CW: Codeword
CWS: Contention Window Size
D2D: Device-to-Device
DC: Dual Connectivity, Direct Current
DCI: Downlink Control Information
DF: Deployment Flavour
DL: Downlink
DMTF: Distributed Management Task Force
DPDK: Data Plane Development Kit
DM-RS, DMRS: Demodulation Reference Signal
DN: Data network
DNN Data Network Name
DNAI Data Network Access Identifier
DRB: Data Radio Bearer
DRS: Discovery Reference Signal
DRX: Discontinuous Reception
DSL: Domain Specific Language. Digital Subscriber Line
DSLAM: DSL Access Multiplexer
DwPTS: Downlink Pilot Time Slot
E-LAN: Ethernet Local Area Network
E2E: End-to-End
EAS: Edge Application Server
ECCA: extended clear channel assessment, extended CCA
ECCE: Enhanced Control Channel Element, Enhanced CCE
ED: Energy Detection
EDGE: Enhanced Datarates for GSM Evolution (GSM Evolution)
EAS: Edge Application Server
EASID: Edge Application Server: Identification
ECS: Edge Configuration Server
ECSP: Edge Computing Service Provider
EDN: Edge Data Network
EEC: Edge Enabler Client
EECID: Edge Enabler Client Identification
EES: Edge Enabler Server
EESID: Edge Enabler Server Identification
EHE: Edge Hosting Environment
EGMF: Exposure Governance Management Function
EGPRS: Enhanced GPRS
EIR: Equipment Identity Register
eLAA: enhanced Licensed Assisted Access, enhanced LAA
EM: Element Manager
eMBB: Enhanced Mobile Broadband
EMS: Element Management System
eNB: evolved NodeB, E-UTRAN Node B
EN-DC: E-UTRA-NR Dual Connectivity
EPC: Evolved Packet Core
EPDCCH: enhanced PDCCH, enhanced Physical Downlink Control: Cannel
EPRE: Energy per resource element
EPS: Evolved Packet System
EREG: enhanced REG, enhanced resource element groups
ETSI: European Telecommunications Standards Institute
ETWS: Earthquake and Tsunami: Warning System
eUICC: embedded UICC, embedded Universal Integrated Circuit Card
E-UTRA: Evolved UTRA
E-UTRAN: Evolved UTRAN
EV2X: Enhanced V2X
F1AP: F1 Application Protocol
F1-C: F1 Control plane interface
F1-U: F1 User plane interface
FACCH: Fast Associated Control CHannel
FACCH/F: Fast Associated Control Channel/Full rate
FACCH/H: Fast Associated Control Channel/Half rate
FACH: Forward Access Channel
FAUSCH: Fast Uplink Signalling Channel
FB: Functional Block
FBI: Feedback Information
FCC: Federal Communications Commission
FCCH: Frequency Correction CHannel
FDD: Frequency Division Duplex
FDM: Frequency Division Multiplex
FDMA: Frequency Division Multiple Access
FE: Front End
FEC: Forward Error Correction
FFS: For Further Study
FFT: Fast Fourier Transformation
feLAA: further enhanced Licensed Assisted Access, further enhanced LAA
FN: Frame Number
FPGA: Field-Programmable Gate Array
FR: Frequency Range
FQDN Fully Qualified Domain Name
G-RNTI: GERAN Radio Network Temporary Identity
GERAN: GSM EDGE RAN, GSM EDGE: Radio Access Network
GGSN: Gateway GPRS Support Node
GLONASS: GLObal'naya NAvigatsionnaya Sputnikovaya Sistema (Engl.: Global Navigation Satellite System)
gNB: Next Generation NodeB
gNB-CU: gNB-centralized unit, Next Generation NodeB: centralized unit
gNB-DU: gNB-distributed unit, Next Generation NodeB: distributed unit
GNSS: Global Navigation Satellite System
GPRS: General Packet Radio Service
GPSI: Generic Public Subscription Identifier
GSM: Global System for Mobile Communications, Groupe Special Mobile
GTP: GPRS Tunneling Protocol
GTP-U: GPRS Tunnelling Protocol for User Plane
GTS: Go To Sleep Signal (related to WUS)
GUMMEI: Globally Unique MME Identifier
GUTI: Globally Unique Temporary UE Identity
HARQ: Hybrid ARQ, Hybrid Automatic Repeat Request
HANDO: Handover
HFN: Hyper Frame Number
HHO: Hard Handover
HLR: Home Location Register
HN: Home Network
HO: Handover
HPLMN: Home Public Land Mobile Network
HSDPA: High Speed Downlink Packet Access
HSN: Hopping Sequence Number
HSPA: High Speed Packet Access
HSS: Home Subscriber Server
HSUPA: High Speed Uplink Packet Access
HTTP: Hyper Text Transfer Protocol
HTTPS: Hyper Text Transfer Protocol Secure (https is http/1.1 over SSL, i.e. port 443)
I-Block: Information Block
ICCID: Integrated Circuit Card Identification
IAB: Integrated Access and Backhaul
ICIC: Inter-Cell Interference Coordination
ID: Identity, identifier
IDFT: Inverse Discrete Fourier Transform
IE: Information element
IBE: In-Band Emission
IEEE: Institute of Electrical and Electronics Engineers
IEI: Information Element Identifier
IEIDL: Information Element Identifier Data Length
IETF: Internet Engineering Task Force
IF: Infrastructure
IIOT: Industrial Internet of Things
IM: Interference Measurement, Intermodulation, IP Multimedia
IMC: IMS Credentials
IMEI: International Mobile Equipment Identity
IMGI: International mobile group identity
IMPI: IP Multimedia Private Identity
IMPU: IP Multimedia PUblic identity
IMS: IP Multimedia Subsystem
IMSI: International Mobile Subscriber Identity
IoT: Internet of Things
IP: Internet Protocol
Ipsec: IP Security, Internet Protocol Security
IP-CAN: IP-Connectivity Access Network
IP-M: IP Multicast
IPv4: Internet Protocol Version 4
IPv6: Internet Protocol Version 6
IR: Infrared
IS: In Sync
IRP: Integration Reference Point
ISDN: Integrated Services Digital Network
ISIM: IM Services Identity Module
ISO: International Organisation for Standardisation
ISP: Internet Service Provider
IWF: Interworking-Function
I-WLAN: Interworking WLAN
Constraint length of the convolutional code, USIM Individual key
kB: Kilobyte (1000 bytes)
kbps: kilo-bits per second
Kc: Ciphering key
Ki: Individual subscriber authentication key
KPI: Key Performance Indicator
KQI: Key Quality Indicator
KSI: Key Set Identifier
ksps: kilo-symbols per second
KVM: Kernel Virtual Machine
L1: Layer 1 (physical layer)
L1-RSRP: Layer 1 reference signal received power
L2: Layer 2 (data link layer)
L3: Layer 3 (network layer)
LAA: Licensed Assisted Access
LAN: Local Area Network
LADN: Local Area Data Network
LBT: Listen Before Talk
LCM: Life Cycle Management
LCR: Low Chip Rate
LCS: Location Services
LCID: Logical Channel ID
LI: Layer Indicator
LLC: Logical Link Control, Low Layer Compatibility
LMF: Location Management Function
LOS: Line of Sight
LPLMN: Local PLMN
LPP: LTE Positioning Protocol
LSB: Least Significant Bit
LTE: Long Term Evolution
LWA: LTE-WLAN aggregation
LWIP: LTE/WLAN Radio Level Integration with IPsec: Tunnel
LTE: Long Term Evolution
M2M: Machine-to-Machine
MAC: Medium Access Control: (protocol layering context)
MAC: Message authentication: code (security/encryption context)
MAC-A: MAC used for: authentication and key agreement (TSG T WG3: context)
MAC-I: MAC used for data integrity of signalling messages (TSG T WG3 context)
MANO: Management and Orchestration
MBMS: Multimedia Broadcast and Multicast Service
MBSFN: Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network
MCC: Mobile Country Code
MCG: Master Cell Group
MCOT: Maximum Channel Occupancy Time
MCS: Modulation and coding scheme
MDAF: Management Data Analytics Function
MDAS: Management Data Analytics Service
MDT: Minimization of Drive Tests
ME: Mobile Equipment
MeNB: master eNB
MER: Message Error Ratio
MGL: Measurement Gap Length
MGRP: Measurement Gap Repetition Period
MIB: Master Information Block, Management Information Base
MIMO: Multiple Input Multiple Output
MLC: Mobile Location Centre
MM: Mobility Management
MME: Mobility Management Entity
MN: Master Node
MNO: Mobile Network Operator
MO: Measurement Object, Mobile Originated
MPBCH: MTC Physical Broadcast CHannel
MPDCCH: MTC Physical Downlink Control CHannel
MPDSCH: MTC Physical Downlink Shared CHannel
MPRACH: MTC Physical Random Access CHannel
MPUSCH: MTC Physical Uplink Shared Channel
MPLS: Multi Protocol Label Switching
MS: Mobile Station
MSB: Most Significant Bit
MSC: Mobile Switching Centre
MSI: Minimum System Information, MCH Scheduling Information
MSID: Mobile Station Identifier
MSIN: Mobile Station Identification Number
MSISDN: Mobile Subscriber ISDN: Number
MT: Mobile Terminated, Mobile Termination
MTC: Machine-Type Communications
mMTC: massive MTC, massive Machine-Type Communications
MU-MIMO: Multi User MIMO
MWUS: MTC wake-up signal, MTC WUS
NACK: Negative Acknowledgement
NAI: Network Access Identifier
NAS: Non-Access Stratum, Non-Access Stratum layer
NCT: Network Connectivity Topology
NC-JT: Non-Coherent Joint Transmission
NEC: Network Capability Exposure
NE-DC: NR-E-UTRA Dual Connectivity
NEF: Network Exposure Function
NF: Network Function
NFP: Network Forwarding Path
NFPD: Network Forwarding Path Descriptor
NFV: Network Functions Virtualization
NFVI: NFV Infrastructure
NFVO: NFV Orchestrator
NG: Next Generation, Next Gen
NGEN-DC: NG-RAN E-UTRA-NR Dual Connectivity
NM: Network Manager
NMS: Network Management System
N-PoP: Network Point of Presence
NMIB, N-MIB Narrowband MIB
NPBCH: Narrowband Physical: Broadcast CHannel
NPDCCH: Narrowband Physical Downlink Control CHannel
NPDSCH: Narrowband Physical Downlink Shared CHannel
NPRACH: Narrowband Physical Random Access CHannel
NPUSCH: Narrowband Physical Uplink Shared CHannel
NPSS: Narrowband Primary Synchronization Signal
NSSS: Narrowband Secondary Synchronization Signal
NR: New Radio, Neighbour Relation
NRF: NF Repository Function
NRS: Narrowband Reference Signal
NS: Network Service
NSA: Non-Standalone operation mode
NSD: Network Service Descriptor
NSR: Network Service Record
NSSAI: Network Slice Selection Assistance Information
S-NNSAI: Single-NSSAI
NSSF: Network Slice Selection Function
NW: Network
NWUS: Narrowband wake-up signal, Narrowband WUS
NZP: Non-Zero Power
O&M: Operation and Maintenance
ODU2: Optical channel Data Unit - type 2
OFDM: Orthogonal Frequency: Division Multiplexing
OFDMA: Orthogonal Frequency Division Multiple Access
OOB: Out-of-band
OOS: Out of Sync
OPEX: OPerating EXpense
OSI: Other System Information
OSS: Operations Support System
OTA: over-the-air
PAPR: Peak-to-Average Power Ratio
PAR: Peak to Average Ratio
PBCH: Physical Broadcast Channel
PC: Power Control, Personal Computer
PCC: Primary Component Carrier, Primary CC
P-CSCF: Proxy CSCF
PCell: Primary Cell
PCI: Physical Cell ID, Physical Cell Identity
PCEF: Policy and Charging Enforcement Function
PCF: Policy Control Function
PCRF: Policy Control and Charging Rules Function
PDCP: Packet Data Convergence Protocol, Packet Data Convergence Protocol layer
PDCCH: Physical Downlink Control Channel
PDCP: Packet Data Convergence Protocol
PDN: Packet Data Network, Public Data Network
PDSCH: Physical Downlink Shared Channel
PDU: Protocol Data Unit
PEI: Permanent Equipment Identifiers
PFD: Packet Flow Description
P-GW: PDN Gateway
PHICH: Physical hybrid-ARQ indicator channel
PHY: Physical layer
PLMN: Public Land Mobile Network
PIN: Personal Identification Number
PM: Performance Measurement
PMI: Precoding Matrix Indicator
PNF: Physical Network Function
PNFD: Physical Network Function Descriptor
PNFR: Physical Network Function Record
POC: PTT over Cellular
PP, PTP: Point-to-Point
PPP: Point-to-Point Protocol
PRACH: Physical RACH
PRB: Physical resource block
PRG: Physical resource block group
ProSe: Proximity Services, Proximity-Based Service
PRS: Positioning Reference Signal
PRR: Packet Reception Radio
PS: Packet Services
PSBCH: Physical Sidelink Broadcast Channel
PSDCH: Physical Sidelink Downlink Channel
PSCCH: Physical Sidelink Control Channel
PSSCH: Physical Sidelink Shared: Channel
PSCell: Primary SCell
PSS: Primary Synchronization Signal
PSTN: Public Switched Telephone Network
PT-RS: Phase-tracking reference: signal
PTT: Push-to-Talk
PUCCH: Physical Uplink Control Channel
PUSCH: Physical Uplink Shared Channel
QAM: Quadrature Amplitude Modulation
QCI: QoS class of identifier
QCL: Quasi co-location
QFI: QoS Flow ID, QoS Flow: Identifier
QoS: Quality of Service
QPSK: Quadrature (Quaternary): Phase Shift Keying
QZSS: Quasi-Zenith Satellite System
RA-RNTI: Random Access RNTI
RAB: Radio Access Bearer, Random Access Burst
RACH: Random Access Channel
RADIUS: Remote Authentication Dial In User Service
RAN: Radio Access Network
RAND: RANDom number (used for authentication)
RAR: Random Access Response
RAT: Radio Access Technology
RAU: Routing Area Update
RB: Resource block, Radio Bearer
RBG: Resource block group
REG: Resource Element Group
Rel: Release
REQ: REQuest
RF: Radio Frequency
RI: Rank Indicator
RIV: Resource indicator value
RL: Radio Link
RLC: Radio Link Control, Radio Link Control layer
RLC AM: RLC Acknowledged Mode
RLC UM: RLC Unacknowledged Mode
RLF: Radio Link Failure
RLM: Radio Link Monitoring
RLM-RS: Reference Signal for RLM
RM: Registration Management
RMC: Reference Measurement Channel
RMSI: Remaining MSI, Remaining Minimum System Information
RN: Relay Node
RNC: Radio Network Controller
RNL: Radio Network Layer
RNTI: Radio Network Temporary Identifier
ROHC: RObust Header Compression
RRC: Radio Resource Control, Radio Resource Control layer
RRM: Radio Resource: Management
RS: Reference Signal
RSRP: Reference Signal Received Power
RSRQ: Reference Signal Received Quality
RSSI: Received Signal Strength Indicator
RSU: Road Side Unit
RSTD: Reference Signal Time difference
RTP: Real Time Protocol
RTS: Ready-To-Send
RTT: Round Trip Time
Rx: Reception, Receiving, Receiver
S1AP: S1 Application Protocol
S1-MME: S1 for the control plane
S1-U: S1 for the user plane
S-CSCF: serving CSCF
S-GW: Serving Gateway
S-RNTI: SRNC Radio Network Temporary Identity
S-TMSI: SAE Temporary Mobile Station Identifier
SA: Standalone operation mode
SAE: System Architecture Evolution
SAP: Service Access Point
SAPD: Service Access Point Descriptor
SAPI: Service Access Point Identifier
SCC: Secondary Component Carrier, Secondary CC
SCell: Secondary Cell
SCEF: Service Capability Exposure Function
SC-FDMA: Single Carrier Frequency Division Multiple Access
SCG: Secondary Cell Group
SCM: Security Context Management
SCS: Subcarrier Spacing
SCTP: Stream Control Transmission Protocol
SDAP: Service Data Adaptation: Protocol, Service Data Adaptation Protocol layer
SDL: Supplementary Downlink
SDNF: Structured Data Storage Network Function
SDP: Session Description Protocol
SDSF: Structured Data Storage Function
SDT: Small Data Transmission
SDU: Service Data Unit
SEAF: Security Anchor Function
SeNB: secondary eNB
SEPP: Security Edge Protection: Proxy
SFI: Slot format indication
SFTD: Space-Frequency Time Diversity, SFN and frame timing difference
SFN: System Frame Number
SgNB: Secondary gNB
SGSN: Serving GPRS Support Node
S-GW: Serving Gateway
SI: System Information
SI-RNTI: System Information RNTI
SIB: System Information Block
SIM: Subscriber Identity Module
SIP: Session Initiated Protocol
SiP: System in Package
SL: Sidelink
SLA: Service Level Agreement
SM: Session Management
SMF: Session Management Function
SMS: Short Message Service
SMSF: SMS Function
SMTC: SSB-based Measurement Timing Configuration
SN: Secondary Node, Sequence Number
SoC: System on Chip
SON: Self-Organizing Network
SpCell: Special Cell
SP-CSI-RNTISemi-Persistent CSI RNTI
SPS: Semi-Persistent Scheduling
SQN: Sequence number
SR: Scheduling Request
SRB: Signalling Radio Bearer
SRS: Sounding Reference Signal
SS: Synchronization Signal
SSB: Synchronization Signal Block
SSID: Service Set Identifier
SS/PBCH: Block
SSBRI: SS/PBCH Block Resource Indicator, Synchronization Signal Block Resource: Indicator
SSC: Session and Service Continuity
SS-RSRP: Synchronization Signal based Reference Signal Received Power
SS-RSRQ: Synchronization Signal based Reference Signal Received Quality
SS-SINR: Synchronization Signal based Signal to Noise and Interference Ratio
SSS: Secondary Synchronization Signal
SSSG: Search Space Set Group
SSSIF: Search Space Set Indicator
SST: Slice/Service Types
SU-MIMO: Single User MIMO
SUL: Supplementary Uplink
TA: Timing Advance, Tracking Area
TAC: Tracking Area Code
TAG: Timing Advance Group
TAI: Tracking Area Identity
TAU: Tracking Area Update
TB: Transport Block
TBS: Transport Block Size
TBD: To Be Defined
TCI: Transmission Configuration Indicator
TCP: Transmission Communication Protocol
TDD: Time Division Duplex
TDM: Time Division Multiplexing
TDMA: Time Division Multiple Access
TE: Terminal Equipment
TEID: Tunnel End Point Identifier
TFT: Traffic Flow Template
TMSI: Temporary Mobile Subscriber Identity
TNL: Transport Network Layer
TPC: Transmit Power Control
TPMI: Transmitted Precoding Matrix: Indicator
TR: Technical Report
TRP, TRxP: Transmission Reception Point
TRS: Tracking Reference Signal
TRx: Transceiver
TS: Technical Specifications, Technical Standard
TTI: Transmission Time Interval
Tx: Transmission, Transmitting, Transmitter
U-RNTI: UTRAN Radio Network Temporary Identity
UART: Universal Asynchronous Receiver and Transmitter
UCI: Uplink Control Information
UE: User Equipment
UDM: Unified Data Management
UDP: User Datagram Protocol
UDSF: Unstructured Data Storage Network Function
UICC: Universal Integrated Circuit Card
UL: Uplink
UM: Unacknowledged Mode
UML: Unified Modelling Language
UMTS: Universal Mobile Telecommunications System
UP: User Plane
UPF: User Plane Function
URI: Uniform Resource Identifier
URL: Uniform Resource Locator
URLLC: Ultra-Reliable and Low Latency
USB: Universal Serial Bus
USIM: Universal Subscriber Identity Module
USS: UE-specific search space
UTRA: UMTS Terrestrial Radio Access
UTRAN: Universal Terrestrial Radio Access Network
UwPTS: Uplink Pilot Time Slot
V2I: Vehicle-to-Infrastruction
V2P: Vehicle-to-Pedestrian
V2V: Vehicle-to-Vehicle
V2X: Vehicle-to-everything
VIM: Virtualized Infrastructure Manager
VL: Virtual Link,
VLAN: Virtual LAN, Virtual Local Area Network
VM: Virtual Machine
VNF: Virtualized Network Function
VNFFG: VNF Forwarding Graph
VNFFGD: VNF Forwarding Graph: Descriptor
VNFM: VNF Manager
VoIP: Voice-over-IP, Voice-over-Internet Protocol
VPLMN: Visited Public Land Mobile Network
VPN: Virtual Private Network
VRB: Virtual Resource Block
WiMAX: Worldwide Interoperability for Microwave Access
WLAN: Wireless Local Area Network
WMAN: Wireless Metropolitan Area Network
WPAN: Wireless Personal Area Network
X2-C: X2-Control plane
X2-U: X2-User plane
XML: eXtensible Markup Language
XRES: EXpected user RESponse
XOR: eXclusive OR
ZC: Zadoff-Chu
ZP: Zero Power
【0151】
用語
本文書の目的のために、以下の用語及び定義は、ここで議論される例及び実施形態に適用される。
【0152】
本明細書で使用される「回路」という用語は、記載された機能を提供するように構成される電子回路、論理回路、プロセッサ(共有、専用、又はグループ)及び/又はメモリ(共有、専用、又はグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、大容量PLD(HCPLD)、構造化ASIC、又はプログラマブルSoC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)などのハードウェア構成要素を意味するか、その一部であるか、又は含む。幾つかの実施形態では、回路は、記載された機能の少なくとも一部を提供するために、1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行することができる。用語「回路」はまた、1つ以上のハードウェア要素(又は電気又は電子システムで使用される回路の組み合わせ)と、そのプログラムコードの機能を実行するために使用されるプログラムコードとの組み合わせを指すことができる。これらの実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードの組み合わせは、特定のタイプの回路と呼ばれることがある。
【0153】
本明細書で使用される用語「プロセッサ回路」は、一連の算術演算又は論理演算、又はデジタルデータの記録、記憶、及び/又は転送を順次かつ自動的に実行することができる回路を意味し、その一部であるか、又は含む。処理回路は、命令を実行する1つ以上の処理コアと、プログラム及びデータ情報を記憶する1つ以上のメモリ構造とを含むことができる。「プロセッサ回路」という用語は、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のベースバンドプロセッサ、物理的中央処理装置(CPU)、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアッドコアプロセッサ、及び/又はプログラムコード、ソフトウェアモジュール、及び/又は機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令を実行又はその他の方法で操作することができるその他の装置を指すことができる。処理回路は、マイクロプロセッサ、プログラマブル処理装置、又は同様のものである、より多くのハードウェアアクセラレータを含むことができる。1つ以上のハードウェアアクセラレータは、例えば、コンピュータビジョン(CV)及び/又はディープラーニング(DL)アクセラレータを含むことができる。用語「アプリケーション回路」及び/又は「ベースバンド回路」は、「プロセッサ回路」の同義語とみなされ、「プロセッサ回路」と呼ばれることがある。
【0154】
本明細書で使用される用語「インタフェース回路」は、2つ以上のコンポーネント又は装置間の情報交換を可能にする回路を指し、その一部であるか、又は含む。用語「インタフェース回路」は、1つ以上のハードウェアインタフェース、例えば、バス、I/Oインタフェース、周辺コンポーネントインタフェース、ネットワークインタフェースカード、及び/又は類似のものを指すことができる。
【0155】
本明細書で使用される用語「ユーザ機器」又は「UE」は、無線通信機能を有する装置を指し、通信ネットワークにおけるネットワークリソースのリモートユーザを記述することができる。用語「ユーザ装置」又は「UE」は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイルステーション、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、リモートステーション、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信機、無線装置、再構成可能な無線装置、再構成可能なモバイルデバイスなどと同義であると考えられ、また、用語「ユーザ機器」又は「UE」は、任意のタイプの無線/有線デバイス又は無線通信インタフェースを含む任意のコンピューティング装置を含むことができる。
【0156】
本明細書で使用される用語「ネットワーク要素」は、有線又は無線通信ネットワークサービスを提供するために使用される物理的又は仮想化された装置及び/又はインフラストラクチャを指す。用語「ネットワーク要素」は、ネットワーク化されたコンピュータ、ネットワークハードウェア、ネットワーク機器、ネットワークノード、ルータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、無線ネットワークコントローラ、RANデバイス、RANノード、ゲートウェイ、サーバ、仮想化VNF、NFVI、及び/又は同様のものと同義であると考えることができる。
【0157】
本明細書で使用される用語「コンピュータシステム」は、相互接続された任意のタイプの電子デバイス、コンピュータデバイス、又はそのコンポーネントを指す。さらに、用語「コンピュータシステム」及び/又は「システム」は、相互に通信可能に結合されたコンピュータの様々なコンポーネントを指すことができる。さらに、用語「コンピュータシステム」及び/又は「システム」は、相互に通信可能に結合され、コンピューティング及び/又はネットワーキングリソースを共有するように構成された複数のコンピュータ装置及び/又は複数のコンピューティングシステムを指すことができる。
【0158】
本明細書で使用される用語「家電」、「コンピュータ家電」などは、特定のコンピューティングリソースを提供するように特別に設計されたプログラムコード(例えば、ソフトウェアやファームウェア)を有するコンピュータ装置又はコンピュータシステムを指す。「仮想家電」は、コンピュータ家電を仮想化又はエミュレートする、又は特定のコンピューティングリソースを提供するために専用のハイパーバイザー搭載デバイスによって実装される仮想マシンイメージである。
【0159】
本明細書で使用される用語「リソース」は、物理的又は仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理的又は仮想コンポーネント、及び/又は特定のデバイス内の物理的又は仮想コンポーネント、例えば、コンピュータデバイス、機械的デバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU使用率、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間又は使用率、電力、入出力操作、ポート又はネットワークソケット、チャネル/リンク割り当て、スループット、メモリ使用率、ストレージ、ネットワーク、データベース及びアプリケーション、ワークロードユニット、及び/又は同様のものを指す。「ハードウェアリソース」は、物理ハードウェア要素によって提供される計算、ストレージ、及び/又はネットワークリソースを指す場合がある。「仮想化リソース」は、仮想化インフラストラクチャによってアプリケーション、デバイス、システムなどに提供される計算、ストレージ、及び/又はネットワークリソースを指す場合がある。「ネットワークリソース」又は「通信リソース」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能なリソースを指す場合がある。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するためのあらゆる種類の共有エンティティを指す場合があり、コンピューティング及び/又はネットワークリソースを含む場合がある。システムリソースは、サーバを介してアクセス可能な、一貫した機能、ネットワークデータオブジェクト又はサービスの集合とみなすことができる。システムリソースは、単一のホスト又は複数のホスト上に存在し、明確に識別可能である。
【0160】
本明細書で使用される用語「チャネル」は、データ又はデータストリームを通信するために使用される、有形又は無形のいずれかの伝送媒体を指す。用語「チャネル」は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「送信チャネル」、「データ送信チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「無線周波数キャリア」、及び/又はデータが通信される経路又は媒体を示す他の類似の用語と同義であってもよい。さらに、本明細書で使用される「リンク」という用語は、情報の送受信を目的としたRATを介した2つのデバイス間の接続を意味する。
【0161】
本明細書で使用される「インスタンス化する」、「インスタンス化」などの用語は、インスタンスの作成を意味する。「インスタンス」はまた、例えばプログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を意味する。
【0162】
用語「結合された」、「通信可能に結合された」は、それらの派生物とともに、本明細書で使用される。用語「結合された」は、2つ以上の要素が相互に直接物理的又は電気的に接触していることを意味してもよく、2つ以上の要素が相互に間接的に接触しているが、相互に協力又は相互作用していることを意味してもよく、及び/又は1つ以上の他の要素が、相互に結合されていると言われる要素間で結合又は接続されていることを意味してもよい。用語「直接結合された」は、2つ以上の要素が相互に直接接触していることを意味してもよい。用語「通信結合された」は、2つ以上の要素が、ワイヤ又は他の相互接続を介して、無線通信チャネル又はリンクを介して、及び/又は同様のものを介して、通信手段によって相互に接触していることを意味してもよい。
【0163】
「情報要素」という用語は、1つ以上のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、情報要素の個々のコンテンツ、又はコンテンツを含むデータ要素を指す。
【0164】
「SMTC」という用語は、SSB-MeasurementTimingConfigurationによって構成されるSSBベースの測定タイミング構成を指す。
【0165】
「SSB」という用語は、SS/PBCHブロックを指す。
【0166】
「プライマリセル」という用語は、UEが初期接続確立手順を実行するか、又は接続再確立手順を開始する、プライマリ周波数で動作するMCGセルを指す。
【0167】
「プライマリSCGセル」という用語は、UEがDC動作のための同期(Sync)手順による再構成手順を実行するときにランダムアクセスを実行するSCGセルを指す。
【0168】
「セカンダリセル」という用語は、CAで構成されたUEの特定セル(Special Cell)の上に追加の無線リソースを提供するセルを指す。
【0169】
「セカンダリセルグループ」という用語は、DCで構成されたUEのPSCellと0個以上のセカンダリセルを含むサービングセルのサブセットを指す。
【0170】
「サービングセル」という用語は、CA/DCで構成されていないRRC_CONNECTEDのUEのプライマリセルを指す。プライマリセルで構成されるサービングセルは1つだけである。
【0171】
「サービングセル」又は「複数のサービングセル」という用語は、CAで構成されたRRC_CONNECTEDのUEの特定セルと全部のセカンダリセルを含むセルのセットを指す。
【0172】
「特定セル」という用語は、DC動作のためのMCGのPCell又はSCGのPSCellを指す。それ以外の場合、「特定セル」という用語はPcellを指す。
【国際調査報告】