IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司の特許一覧 ▶ 京東方晶芯科技有限公司の特許一覧

特表2024-538914表示パネル、表示装置及びスプライシング表示装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】表示パネル、表示装置及びスプライシング表示装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 9/30 20060101AFI20241018BHJP
   G09F 9/33 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
G09F9/30 330
G09F9/33
G09F9/30 338
G09F9/30 348A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023580530
(86)(22)【出願日】2021-10-22
(85)【翻訳文提出日】2023-12-27
(86)【国際出願番号】 CN2021125921
(87)【国際公開番号】W WO2023065369
(87)【国際公開日】2023-04-27
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】521555029
【氏名又は名称】京東方晶芯科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE MLED TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.8 Xihuanzhong RD.,BDA,Beijing 100176,China
(74)【代理人】
【識別番号】100103894
【弁理士】
【氏名又は名称】家入 健
(72)【発明者】
【氏名】ワン リーリー
(72)【発明者】
【氏名】フェン シャー
(72)【発明者】
【氏名】リウ チャオ
(72)【発明者】
【氏名】ワン チュハン
(72)【発明者】
【氏名】ワン ジン
(72)【発明者】
【氏名】ジア ミンミン
(72)【発明者】
【氏名】ワン フアン
(72)【発明者】
【氏名】チィー チィー
(72)【発明者】
【氏名】ジャイ ミン
【テーマコード(参考)】
5C094
【Fターム(参考)】
5C094AA05
5C094BA23
5C094DB01
5C094DB02
5C094FB01
5C094FB15
5C094JA01
5C094JA08
(57)【要約】
表示パネル(10)であって、バックプレーン(1)、複数の背面配線(121)、複数の側面配線(13a1)、及び複数のブロック部(2)を含み、バックプレーン(1)は、表示面(11)、非表示面(12)、及び表示面(11)と非表示面(12)とを接続する複数の側面(13)を含み、そのうちの1つの側面(13)は選定側面(13a)であり、複数の背面配線(121)は、非表示面(12)に間隔をあけて配置され、各背面配線(121)は、第1セグメント(121a)と第2セグメント(121b)を含み、複数の側面配線(13a1)は、選定側面(13a)に間隔をあけて配置され、各側面配線(13a1)は、一端が表示面(11)に位置し、他端が非表示面(12)に位置し、各側面配線(13a1)は、第1セグメント(121a)に電気的に接続され、第1セグメント(121a)の延在方向は、側面配線(13a1)の非表示面(12)側に位置する端部の延在方向と同じであり、第2セグメント(121b)の延在方向は、第1セグメント(121a)の延在方向と交差し、複数のブロック部(2)は非表示面(12)に配置され、隣接する2つの第1セグメント(121a)の間に1つのブロック部(2)が配置される。
【選択図】図19B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示面、非表示面、及び前記表示面と前記非表示面とを接続する複数の側面を含み、そのうちの1つの側面は選定側面であるバックプレーンと、
前記非表示面に間隔をあけて配置される複数の背面配線であって、各背面配線は、第1セグメントと第2セグメントを含む複数の背面配線と、
前記選定側面に間隔をあけて配置される複数の側面配線であって、各側面配線は、一端が前記表示面に位置し、他端が前記非表示面に位置し、各側面配線は、前記第1セグメントに電気的に接続され、前記第1セグメントの延在方向は、前記側面配線の前記非表示面側に位置する端部の延在方向と同じであり、前記第2セグメントの延在方向は、前記第1セグメントの延在方向と交差する複数の側面配線と、
前記非表示面に配置される複数のブロック部であって、隣接する2つの第1セグメントの間に1つのブロック部が配置される複数のブロック部と、を備える、
表示パネル。
【請求項2】
前記ブロック部の材料は絶縁材料を含む、
請求項1に記載の表示パネル。
【請求項3】
前記ブロック部の材料は樹脂を含む、
請求項2に記載の表示パネル。
【請求項4】
前記ブロック部は、隣接する第1セグメントと接触する、
請求項1~3のいずれか一項に記載の表示パネル。
【請求項5】
前記ブロック部の材料は金属材料を含み、前記ブロック部と隣接する第1セグメントとの間は間隔を有する、
請求項1に記載の表示パネル。
【請求項6】
前記ブロック部と隣接する第1セグメントとの間の距離と、前記ブロック部が位置する隣接する2つの第1セグメントの間の距離との比は、1:3よりも大きい、
請求項5に記載の表示パネル。
【請求項7】
前記ブロック部の材料は、銅、アルミニウム、銀、及び金のうちの少なくとも1つを含む、
請求項5又は6に記載の表示パネル。
【請求項8】
前記ブロック部の前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離は、前記第1セグメントの前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離よりも大きい、
請求項1~7のいずれか一項に記載の表示パネル。
【請求項9】
前記ブロック部の前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離は、前記第1セグメントの前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離よりも0.4μm~0.6μm大きい、
請求項8に記載の表示パネル。
【請求項10】
前記ブロック部の前記非表示面における正投影の輪郭形状は、長方形、正方形、台形、又は三角形を含む、
請求項1~9のいずれか一項に記載の表示パネル。
【請求項11】
前記非表示面に配置された複数の隔離部をさらに備え、
各第1セグメントは、接続部を介して前記側面配線の前記非表示面に位置する端部に電気的に接続され、隣接する2つの接続部の間に1つの隔離部が配置され、前記隔離部は絶縁材料を含み、前記隔離部と隣接する接続部との間は間隔を有する、
請求項1~10のいずれか一項に記載の表示パネル。
【請求項12】
前記隔離部と隣接する接続部との間の距離と、前記ブロック部が位置する隣接する2つの接続部の間の距離との比は、1:3よりも大きい、
請求項11に記載の表示パネル。
【請求項13】
前記隔離部は、前記非表示面と前記選定側面との交線まで延在する、
請求項11又は12に記載の表示パネル。
【請求項14】
前記隔離部の前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離は、前記第1セグメントの前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離以上である、
請求項11~13のいずれか一項に記載の表示パネル。
【請求項15】
隣接する2つの第1セグメントの間に位置するブロック部と隔離部は接続される、
請求項14に記載の表示パネル。
【請求項16】
前記ブロック部が絶縁材料を使用する場合、接続されたブロック部と隔離部は一体構造となる、
請求項15に記載の表示パネル。
【請求項17】
前記ブロック部の第1方向における幅は、前記隔離部の第1方向における幅よりも大きく、前記第1方向は、前記第1セグメントの延在方向に対して垂直である、
請求項16に記載の表示パネル。
【請求項18】
隣接する2つの第1セグメントの間に位置するブロック部と隔離部は接触しない、
請求項11~14のいずれか一項に記載の表示パネル。
【請求項19】
請求項1~18のいずれか一項に記載の表示パネルを備える、
表示装置。
【請求項20】
複数の請求項19に記載の表示装置を備えるスプライシング表示装置であって、複数の前記表示装置がスプライシングされて組み立てられた、
スプライシング表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示技術の分野に関し、特に、表示パネル、表示装置及びスプライシング表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
マイクロ発光ダイオード(Micro Light Emitting Diode、Micro LEDと略称される)表示技術は、新世代の表示技術として、シームレスな接続を実現する表示装置に適用されることが多く、第3世代の表示技術と呼ばれる。表示装置に対して側面配線の方式を利用することにより、表示装置の狭ピッチのスプライシングや組み立てを実現し、製品の解像度を向上させることができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
一態様では、表示パネルを提供する。前記表示パネルは、バックプレーン、複数の背面配線、複数の側面配線、及び複数のブロック部を備える。前記バックプレーンは、表示面、非表示面、及び前記表示面と非表示面とを接続する複数の側面を含み、そのうちの1つの側面は選定側面であり、前記複数の背面配線は、前記非表示面に間隔をあけて配置され、各背面配線は、第1セグメントと第2セグメントを含む。前記複数の側面配線は、前記選定側面に間隔をあけて配置され、各側面配線は、一端が前記表示面に位置し、他端が前記非表示面に位置し、各側面配線は、前記第1セグメントに電気的に接続され、前記第1セグメントの延在方向は、前記側面配線の前記非表示面側に位置する端部の延在方向と同じであり、前記第2セグメントの延在方向は、前記第1セグメントの延在方向と交差する。前記複数のブロック部は前記非表示面に配置され、隣接する2つの第1セグメントの間に1つのブロック部が配置される。
【0004】
幾つかの実施例において、前記ブロック部の材料は絶縁材料を含む。
【0005】
幾つかの実施例において、前記ブロック部の材料は樹脂を含む。
【0006】
幾つかの実施例において、前記ブロック部は、隣接する第1セグメントと接触する。
【0007】
幾つかの実施例において、前記ブロック部の材料は金属材料を含み、前記ブロック部と隣接する第1セグメントとの間は間隔を有する。
【0008】
幾つかの実施例において、前記ブロック部と隣接する第1セグメントとの間の距離と、前記ブロック部が位置する隣接する2つの第1セグメントの間の距離との比は、1:3よりも大きい。
【0009】
幾つかの実施例において、前記ブロック部の材料は、銅、アルミニウム、銀、及び金のうちの少なくとも1つを含む。
【0010】
幾つかの実施例において、前記ブロック部の前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離は、前記第1セグメントの前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離よりも大きい。
【0011】
幾つかの実施例において、前記ブロック部の前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離は、前記第1セグメントの前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離よりも0.4μm~0.6μm大きい。
【0012】
幾つかの実施例において、前記ブロック部の前記非表示面における正投影の輪郭形状は、長方形、正方形、台形、又は三角形を含む。
【0013】
幾つかの実施例において、前記表示パネルは、前記非表示面に配置された複数の隔離部をさらに備え、各第1セグメントは、接続部を介して前記側面配線の前記非表示面に位置する端部に電気的に接続され、隣接する2つの接続部の間に1つの隔離部が配置され、前記隔離部は絶縁材料を含み、前記隔離部と隣接する接続部との間は間隔を有する。
【0014】
幾つかの実施例において、前記隔離部と隣接する接続部との間の距離と、前記ブロック部が位置する隣接する2つの接続部の間の距離との比は、1:3よりも大きい。
【0015】
幾つかの実施例において、前記隔離部は、前記非表示面と前記選定側面との交線まで延在する。
【0016】
幾つかの実施例において、前記隔離部の前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離は、前記第1セグメントの前記非表示面から離れる表面と前記非表示面との間の距離以上である。
【0017】
幾つかの実施例において、隣接する2つの第1セグメントの間に位置するブロック部と隔離部は接続される。
【0018】
幾つかの実施例において、前記ブロック部が絶縁材料を使用する場合、接続されたブロック部と隔離部は一体構造となる。
【0019】
幾つかの実施例において、前記ブロック部の第1方向における幅は、前記隔離部の第1方向における幅よりも大きく、前記第1方向は、前記第1セグメントの延在方向に対して垂直である。
【0020】
幾つかの実施例において、隣接する2つの第1セグメントの間に位置するブロック部と隔離部は接触しない。
【0021】
別の態様では、上記のような表示パネルを備える表示装置を提供する。
【0022】
更なる別の態様では、複数の上記のような表示装置を備えるスプライシング表示装置であって、複数の前記表示装置がスプライシングされて組み立てられたスプライシング表示装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
以下、本開示の実施例に係る技術案をより明確に説明するために、本開示における幾つかの実施例で使用される図面について簡単に説明するが、以下の説明における図面は、本開示における幾つかの実施例の一部にすぎないことは明らかである。当業者であれば、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできる。また、以下の説明における図面は、概略図と見なすことができ、本開示の実施形態に係る製品の実際の寸法、方法の実際の流れ、信号の実際のタイミングなどを限定するものではない。
【0024】
図1A】幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の平面図である。
【0025】
図1B】幾つかの実施例にかかる表示パネルの切断線A-A’に沿った断面構造図である。
【0026】
図2】幾つかの実施例にかかる表示パネルのレーザーエッチングを使用する時の側面図である。
【0027】
図3】幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の線路損傷の構造図である。
【0028】
図4】フレキシブルマスクプレートスパッタリングプロセスを使用して形成された表示パネルの側面配線の構造図である。
【0029】
図5】幾つかの実施例にかかる表示パネルの背面配線の短絡状況の構造図である。
【0030】
図6】幾つかの実施例にかかる表示パネルの側面配線の短絡状況の構造図である。
【0031】
図7】本開示の幾つかの実施例にかかるバックプレーンの構造図である。
【0032】
図8A】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の平面構造図である。
【0033】
図8B】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の構造図である。
【0034】
図9】本開示の幾つかの実施例にかかる、図8Bによって提供される表示パネルの切断線BB’に沿った断面構造図である。
【0035】
図10】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の別の構造図である。
【0036】
図11】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0037】
図12】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0038】
図13】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0039】
図14】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0040】
図15】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0041】
図16】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0042】
図17】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0043】
図18A】本開示の幾つかの実施例にかかる、図11によって提供される表示パネルの切断線FF’に沿った断面構造図である。
【0044】
図18B】本開示の幾つかの実施例にかかる、図17によって提供される表示パネルの切断線CC’に沿った断面構造図である。
【0045】
図19A】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の構造図である。
【0046】
図19B】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0047】
図20】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0048】
図21】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0049】
図22】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の構造図である。
【0050】
図23】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の別の構造図である。
【0051】
図24】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0052】
図25】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの非表示面の更なる別の構造図である。
【0053】
図26】本開示の幾つかの実施例にかかる、図25によって提供される表示パネルの切断線DD’に沿った断面構造図である。
【0054】
図27】本開示の幾つかの実施例にかかる、図24によって提供される表示パネルの切断線HH’に沿った断面構造図である。
【0055】
図28】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルの構造図である。
【0056】
図29】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルのレーザーエッチングを使用する時の側面図である。
【0057】
図30】本開示の幾つかの実施例にかかる表示パネルのレーザーエッチングを使用する時の平面構造図である。
【0058】
図31】本開示の幾つかの実施例にかかる表示装置の構造図である。
【0059】
図32】本開示の幾つかの実施例にかかるスプライシング表示装置の平面構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0060】
以下、図面を参照して、本開示の幾つかの実施例の技術案について、明確かつ完全に説明するが、説明された実施例は、本開示の実施例の一部に過ぎず、すべての実施例ではないことは明らかである。本開示の幾つかの実施例に基づいて、当業者が得られた全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0061】
本明細書及び特許請求の範囲において、用語「含む(comprise)」及びその他の形式、例えば、第三人称の単数形である「含む(comprises)」及び現在分詞の形式である「含む(comprising)」は、文脈上別段の解釈を要しない限り、開放、包括的な意味、即ち「含むが、これらに限定されない」と解釈されるべきである。本明細書の説明において、用語「1つの実施例(one embodiment)」、「幾つかの実施例(some embodiments)」、「例示的な実施例(exemplary embodiments)」、「例(example)」、「特定の例(specific example)」又は「一部の例(some examples)」などは、その実施例又は例に関連する特定の特徴、構造、材料又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例又は例に含まれることを示すことが意図される。上記の用語の概略的な表現は、必ずしも同じ実施例又は例を指すわけではない。さらに、記載された特定の特徴、構造、材料、又は特性は、任意の適切な態様で、任意の1つ又は複数の実施例又は例に含まれ得る。
【0062】
以下、「第1」、「第2」という用語は説明の目的のみに用いられ、相対的な重要性を指示又は暗示している、若しくは指示された技術的特徴の数を暗黙的に示すと理解されるべきでない。従って、「第1」、「第2」で限定されている特徴は、1つ又は複数の該特徴を明示的又は暗黙的に含むことができる。本開示の実施例の説明では、特に明記入しない限り、「複数」は2つ以上を意味する。
【0063】
幾つかの実施例を説明する際に、「接続」及びそれに由来する表現を使用する場合がある。例えば、幾つかの実施例を説明する際に、2つ又は2つ以上の構成要素が互いに直接的な物理的又は電気的接触を有することを示すように、「接続」という用語を使用する場合がある。ここに開示された実施例は、必ずしも本明細書の内容に限定されるものではない。
【0064】
「A、B及びCのうちの少なくとも1つ」は、「A、B又はCのうちの少なくとも1つ」と同じ意味であり、いずれもAのみ、Bのみ、Cのみ、A及びBの組合せ、A及びCの組合せ、B及びCの組合せ、並びにA、B及びCの組合せを含む。
【0065】
本明細書で使用される場合、「平行」、「垂直」、「等しい」は、記載されている状況、及び記載されている状況に類似した状況を含み、その類似した状況の範囲は、許容可能な偏差範囲内にあり、前記許容可能な偏差範囲は、当業者によって検討されている測定及び特定量の測定に関連する誤差(即ち、測定システムの制限)を考慮して決定される。例えば、「平行」は、絶対平行と近似平行を含み、近似平行の許容可能な偏差範囲は、例えば、5°以内の偏差であってもよく、「垂直」は、絶対垂直と近似垂直を含み、近似垂直の許容可能な偏差範囲は、例えば、5°以内の偏差であってもよい。「等しい」は、絶対的に等しいこと及び略等しいことを含み、略等しい許容可能な偏差範囲内は、例えば、等しい両者の間の差が、それらのいずれかの5%以下であってもよい。
【0066】
本明細書において、理想的な例示的な図面である断面図及び/又は平面図を参照して例示的な実施形態を説明している。図面において、明確的に表示するために、層及び領域の厚さが拡大されている。したがって、例えば製造技術及び/又は公差に起因する、図面に対する形状の変動が想定され得る。したがって、例示的な実施態様は、本明細書に示される領域の形状に限定されるものではなく、製造などに起因する形状の偏差を含むものと解釈されるべきである。例えば、理想的には、膜層パターンのある平面にける正投影の輪郭は長方形であるが、実際に作製される膜層パターンのある平面における正投影の輪郭は角丸長方形であるか、または輪郭の辺が標準的な直線の線分ではない。したがって、図面に示される領域は、本質的に例示的なものであり、且つそれらの形状は、設備の領域の実際形状を示すことを意図するものではないし、例示的な実施態様の範囲を限定することを意図するものでもない。
【0067】
関連技術では、1枚の表示パネルは、パネル側面に配置された配線を用いてパネルの表示面配線と表示パネルの非表示面に配置されたドライバとの接続を実現することができ、これにより複数の表示パネルをスプライシングしてよりも大きなサイズの表示装置を形成する時、隣接する表示パネル間の間隔をより狭くすることができる。具体的には、表示パネルの側面に金属層を形成し、さらにエッチングプロセスにより金属層をエッチングして側面配線のパターンを形成する、又は、フレキシブルマスクプレートMを用いて表示パネル上に側面配線を直接に形成することができる。図1A及び図1Bに示すように、表示パネルは正面に位置する画素単位膜層を含み、図1BのB、R、Gは表示パネル10’の表示面上の画素単位膜層を例示的に示し、正面配線101は表示面に位置するすべての信号線、電源線、制御線などの総称であり、背面配線102は非表示面に位置する導電パターンの総称である。
【0068】
発明者らは、エッチングプロセスを用いて金属層を複数の側面配線に形成する過程において、主に焦点深度の深いレーザーエッチングの方式によって実現されるが、この過程において、正面配線及び背面配線の膜層の側面配線に接近する部分の領域の表面が露出している場合、焦点深度の深いレーザーの照射を避けることは困難であるため、表示パネルの正面配線及び背面配線の上記露出領域に損傷が生じ、製品の信頼性試験中や長期使用後、損傷の位置が腐食誘発点となり、水や酸素の侵入経路の原因となり、さらに配線の損傷になることを見出した。幾つかの実施例において、図2に示すように、レーザーLASERの照射方向はy軸に平行であり、パネルの表示面に略平行であり、レーザーの移動経路L1はx軸に平行である。表示パネル10’の表示面上のコンポーネント数が多く、膜層の構造が比較的複雑であることを考慮すると、レーザーエッチングを実施する際に、表示パネルを一定の角度で回転させることができ、例えば、表示パネルの表示面は、y軸と夾角θを有し、かつx軸との夾角が(90°+θ)であるように設定される。ここで、θは3°以下であり、例えば、0.8°であってもよく、表示パネル10’の表示面上の正面配線101がレーザーからの照射を受けないようにすることにより、表示面の正面配線101に対する損傷を回避でき、表示面の信頼性を確保できることになる。しかしながら、このようにすると、非表示面上の背面配線が損傷することになり、図2に示すように、位置ssにレーザーが照射され、位置ssに背面配線パターンがあれば、対応する位置に損傷点が形成される。図3に示すように、背面配線は直線セグメントと斜線セグメントを含み、レーザーエッチング線の延長線と斜線とが交差する位置に損傷点ssが形成され、即ち直線セグメントと斜線セグメントの隣接する位置がレーザーの照射を受け、これにより、エッチング損傷が発生し、製品の品質に影響を与える。
【0069】
発明者らは、フレキシブルマスクプレートMを用いて表示パネル10’の側面配線13a1を直接に形成する過程において、図4に示すように、マスクプレートMは表示パネル10’に完全に密着することができず、マスクプレートMと表示パネルとの間に隙間が生じることになり、マスクプレートMの上方にめっき層を設けると、めっき層は、隙間を通って表示パネル10’の表示面、非表示面、又は側面に浸透して導電性アイランドmmを形成し、導電性アイランドmmは、隣接する2つの側面配線13a1同士を接続する可能性が極めて高く、その結果、互いに絶縁されるべき領域が導通し、短絡が生じることをさらに見出した。例示的には、通常の場合、表示パネル10’の正面配線101および背面配線102の厚さは500~600nmの範囲にあるが、導電性アイランドの厚さが約50nmに達すると、短絡が発生する可能性がある。表示パネル10’上の背面配線の短絡状況を図5に示す。図5において、異なる色及び異なる形状の膜層が順次接続されるように設けて背面配線102の全体を表し、その異なる形状は異なる導電層を表し、異なる導電層は異なる膜層に位置し、隣接する導電層の間にいずれも絶縁層が配置され、異なる導電層間はビアホールを介して電気的に接続される。側面配線13a1の短絡状況を図6に示す。特に、高解像度又は小さいサイズの表示製品では、表示パネル10’の各側面配線間の間隔が比較的狭いため、メッキ層の浸透による短絡の問題をより容易に引き起こす。この問題が発生した後、レーザー照射の方式で導電性アイランドが位置する箇所をエッチングし、短絡箇所の遮断を実現するが、この修復方法でも正常な配線パターンにレーザーによる損傷を与えることがあるという問題が同様に存在する。
【0070】
本開示の幾つかの実施例は、表示パネル10を提供し、例示的には、表示パネル10は、Micro LED表示パネル又はmini LED表示パネルである。
【0071】
図7及び図9に示すように、表示パネル10は、バックプレーン1、複数の背面配線121、複数の側面配線13a1、及び複数のブロック部2を含む。
【0072】
図7に示すように、バックプレーン1は、表示面11、非表示面12、及び表示面11と非表示面12とを接続する複数の側面13を含み、そのうちの1つの側面13は選定側面13aである。
【0073】
図8Aに示すように、複数の背面配線121は、非表示面12上にあけて配置され、各背面配線121は、第1セグメント121aと第2セグメント121bを含む。図8A及び図8Bに示すように、幾つかの実施形態において、第1セグメント121aと第2セグメント121bとの間に夾角があり、かつ両者は隣接して配置され、複数の第1セグメント121aは、その延在方向の長さが異なっていてもよく、複数の第1セグメント121aと対応する第2セグメント121bとを接続する端部は、第1セグメント121aに直交する延在方向において同一直線上になくてもよい。複数の背面配線121の第1セグメント121aは平行に配置され、複数の背面配線121の第2セグメント121bは略平行に配置され、かつ複数の背面配線121のうちの任意の隣接する2つの背面配線の第2セグメント121b間の間隔は略同じである。また、複数の背面配線121の第1セグメント121aは、選定側面13aの端部に近く、選定側面13aからの距離Dが0よりも大きく、例えば、距離Dが20μm~100μmであり、例えば、距離Dは70μmであってもよく、又は距離Dは80μmであってもよい。
【0074】
再び図8Aを参照して、各背面配線121の第1セグメント121aから離れた第2セグメント121bの一端には結合端子121dが接続され、前記結合端子121dは、外部回路基板に接続するように構成され、外部回路基板から出力される電気信号を受信するように用いられる。
【0075】
複数の側面配線13a1は、選定側面13aに間隔をあけて配置され、各側面配線13a1の一端は表示面11に位置し、他端は非表示面12に位置する。図9に示すように、各側面配線13a1の非表示面12に位置する一端は第1セグメント121aに電気的に接続され、側面配線13a1は、表示面11と非表示面とを接続するために用いられる配線であり、表示装置の狭額縁化要求を実現する。第1セグメント121aの延在方向は、側面配線13a1の非表示面12に位置する部分の延在方向と同じであり、第2セグメント121bの延在方向は、第1セグメント121aの延在方向と交差する。再び図8Bを参照して、非表示面12に位置する第1セグメント121aと側面配線13a1の非表示面12に位置する部分の延在方向が同じであり、側面配線13a1の端部が第1セグメント121aの端部と重なることを実現する。側面配線13a1の非表示面12に位置する部分の長さL2は、距離Dより若干大きく、例えば、長さL2を200μmとすることで、側面配線13a1と対応する第1セグメント121aとの確実的な接続を確保することができる。
【0076】
図8B及び図10に示すように、複数のブロック部2が非表示面12に配置され、隣接する2つの第1セグメント121aの間に1つのブロック部2が配置される。隣接する2つの第1セグメント121aの間にはいずれも1つのブロック部2が配置され、かつブロック部2は、第1セグメント121aと第2セグメント121bとが接続される第1セグメント121aの端部に配置される。
【0077】
任意の隣接する2つの背面配線121の第1セグメント121aの間にブロック部2が配置され、かつブロック部2は、第1セグメント121aの選定側面13aから離れた端部に位置する。側面配線を形成する金属層や側面配線13a1間に存在する導電性アイランドmmをレーザーでエッチングする時、ブロック部2はレーザーLASERを遮断することができる。ブロック部2自身はレーザーエッチングの犠牲層として使用することができ、背面配線121のレーザーLASERによるエッチング損傷を効果的に保護し、レーザーLASER損傷による配線膜層の更なる腐食を防止し、製品の品質を向上させる。
【0078】
幾つかの実施例において、再び図8Bを参照して、ブロック部2は絶縁材料を含み、例示的には、ブロック部2は樹脂を使用することができ、ブロック部2が絶縁材料を使用する時、ブロック部2は、隣接する第1セグメント121aと直接に接触してもよい。
【0079】
幾つかの実施例において、図10に示すように、ブロック部2が絶縁材料を使用する場合、ブロック部2は第1セグメント121aと接触しなくてもよい。
【0080】
幾つかの実施例において、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は、長方形、正方形、台形、又は三角形を含み、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は特に限定されず、ブロック部2はレーザーを遮断することができればよい。
【0081】
幾つかの実施形態において、ブロック部2が絶縁材料を使用し、ブロック部2が第1セグメント121aと接触する場合、再び図8Bを参照すると、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は、長方形である。図11に示すように、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は正方形であり、隣接する2つの第1セグメント121a間の間隔は異なっていてもよい。したがって、隣接する2つの第1セグメント121aの間に正方形を呈するブロック部2に関しては、ブロック部2が隣接する2つの第1セグメント121aと接触する場合、異なるブロック部2の辺の長さが異なるため、隣接する2つの第1セグメント121aの間にそれらと接触する正方形を呈するブロック部2の大きさは異なっていてもよい。例えば、図11の中央に位置する2つの第1セグメント121aの間の間隔が比較的小さく、その間に位置する正方形を呈するブロック部2は、比較的小さい。図12に示すように、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は台形であり、台形の上底が下底より選定側面13aに近い。また、同様に隣接する2つの第1セグメント121aの間の間隔を異ならせることができるため、隣接する2つの第1セグメント121aの間にそれらと接触する台形を呈するブロック部2の大きさは異なっていてもよい。図13に示すように、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は三角形であり、三角形の頂点は、その頂点が対向する対向辺に対して選定側面13aに近い。上記内容は、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状を例示したが、これらに限定されるものではなく、ブロック部2はレーザーを遮断することができればよい。なお、異なる背面配線121の第1セグメント121aは、その延在方向と直交する方向の幅が異なり、かつ隣接する2つの背面配線121の第1セグメント121aの間の間隔も異なるため、異なる隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2の大きさは異なっていてもよいが、形状は相似形である。
【0082】
なお、ブロック部2が台形である場合、図12に示すように、台形の上底が下底よりも選定側面13aに近いが、台形の下底が上底よりも選定側面13aに近づけるようにしてもよく、台形の配置形態は限定されない。同様に、図13に示すように、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は三角形である。ここで、三角形の頂点は、その頂点が対向する対向辺に対して選定側面13aに近く、また三角形の頂点は、その頂点が対向する対向辺に対して選定側面13aから離れるようにしてもよく、これらに限定されるものではなく、ブロック部2はレーザーを遮断することができればよい。
【0083】
幾つかの実施例において、ブロック部2が絶縁材料を使用し、ブロック部2が第1セグメント121aと接触しない場合、再び図10を参照すると、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は長方形であり、例示的には、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は、正方形、台形、又は三角形をさらに含み、ここで詳しく説明しない。
【0084】
幾つかの実施例において、ブロック部2は金属材料を含み、例示的には、ブロック部2は、銅、アルミニウム、銀、及び金のうちの少なくとも1つを使用することができ、例えばブロック部2は、銀、又は銅、又は銅アルミニウム合金などを使用する。図14に示すように、ブロック部2が金属材料を使用する場合、ブロック層2と第1セグメント121aとの重なりによる背面配線121の短絡を回避するために、ブロック部2と隣接する第1セグメント121aとの間に間隔を有し、ブロック部2と隣接する第1セグメント121aとの間の距離d1と、ブロック部2が位置する隣接する2つの第1セグメント121aの間の距離ddとの比が1:3よりも大きい。ここでの距離ddは、2つの隣接する第1セグメント121aが対向する側面の非表示面12における投影の間の距離を指し、ここでの距離d1とは、ブロック部2と隣接する1つの第1セグメント121aとが対向する2つの側面の非表示面12における投影の間の距離を指す。再び図14を参照すると、隣接する2つの第1セグメント121aの間の距離ddが60μmの場合、ブロック部2と第1セグメント121aとの間の距離d1を25μmにすることができる。ブロック部2と隣接する第1セグメント121aとの間の距離d1と、ブロック部2が位置する隣接する2つの第1セグメント121aの間の距離ddとの比を1:3よりも大きく設定することで、ブロック層2に由来する第1セグメント121aの接続による短絡の回避を満たすことができるし、レーザーLASERによる背面配線121のエッチングの阻止として機能することもできる。
【0085】
幾つかの実施例において、ブロック部2が金属材料を使用する場合、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は、長方形、正方形、台形、又は三角形を含む。
【0086】
幾つかの実施例において、再び図14を参照すると、ブロック部2が金属材料を使用する場合、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は長方形である。図15に示すように、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は正方形である。図16に示すように、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は台形であり、台形の上底が下底よりも選定側面13aに近い。図17に示すように、ブロック部2の非表示面12上における正投影の輪郭形状は三角形であり、三角形の頂点は、その頂点が対向する対向辺に対して選定側面13aに近い。上記内容は、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状を例示したが、これらに限定されるものではなく、ブロック部2はレーザーを遮断することができればよい。この時、ブロック部2と隣接する第1セグメント121aの間の距離d1とは、ブロック部2と隣接する第1セグメント121aとの対向する2つの表面の間の最短距離を指す。なお、異なる背面配線121の第1セグメント121aは、その延在方向と直交する方向の幅が異なり、かつ隣接する2つの背面配線121の第1セグメント121aの間の間隔も異なるため、異なる隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2の大きさは異なっていてもよいが、形状は相似形である。
【0087】
幾つかの実施例において、図18A及び図18Bに示すように、ブロック部2の非表示面12から離れる表面bm1と非表示面12との間の距離d2は、第1セグメント121aの非表示面12から離れる表面bm2と非表示面12との間の距離d3よりも大きい。
【0088】
幾つかの実施例において、ブロック部2が絶縁材料を使用し、ブロック部2が第1セグメント121aと接触する場合、図18Aに示すように、ブロック部2の非表示面から離れる表面bm1と非表示面12の距離d2は、第1セグメント121aの非表示面12から離れる表面bm2と非表示面12の距離d3より0.4μm~0.6μm大きく、例えば、距離d2は距離d3より0.5μm大きいか、又はd2はd3より0.6μm大きいか、又はd2はd3より0.4μm大きく、本開示はこれに限定するものではない。
【0089】
幾つかの実施例において、ブロック部2が金属材料を使用する場合、図18Bに示すように、ブロック部2の非表示面12から離れる表面bm1と非表示面12の距離d2は、第1セグメント121aの非表示面12から離れる表面bm2と非表示面12の距離d3より0.4μm~0.6μm大きく、例えば、距離d2は、距離d3より0.5μm大きいか、又は距離d2は距離d3より0.6μm大きいか、又は距離d2は距離d3より0.4μm大きく、本開示はこれに限定するものではない。
【0090】
ブロック部2の非表示面12から離れる表面bm1と非表示面12との距離d2は、第1セグメント121aの非表示面12から離れる表面bm2と非表示面12との距離d3より0.4μm~0.6μm大きく設定され、レーザーエッチングプロセスを用いて金属層を側面配線13a1に形成する過程全体において、又は、レーザーを用いて側面配線13a1の間の導電性アイランドmmをエッチング修復する時、ブロック部2が背面配線121をレーザによるエッチング損傷から十分に保護することができる。
【0091】
幾つかの実施例において、図19Aおよび図19Bに示すように、表示パネル10は、非表示面12に配置された複数の隔離部3をさらに含む。第1セグメント121aの選定側面13aに近い端部は、選定側面13aの非表示面12に位置する端部13aaと重なるように用いられる。第1セグメント121aの選定側面13aに近い端部を接続部121cと呼ぶ。接続部121cは第1セグメント121aの一部であり、各第1セグメント121aは、接続部121cを介して側面配線13a1の非表示面12に位置する端部13aaに電気的に接続されることが理解される。接続された接続部121cと側面配線13a1の端部13aaとは、表示パネル10の非表示面12における投影が重なっている、または部分的に重なっていることが理解される。隣接する2つの接続部121cの間には、1つの隔離部3が配置される。例えば、隣接する2つの接続部121cの間には、いずれも絶縁材料を含む隔離部3が配置され、隔離部3と隣接する接続部121cとの間は距離d4を有する。例示的には、隔離部3と隣接する接続部121cとの間の距離と、ブロック部2が位置する隣接する2つの接続部3の間の距離との比は、1:3よりも大きい。
【0092】
再び図19Bを参照して、各第1セグメント121aは、接続部121cを介して側面配線13a1の非表示面12に位置する端部13aaに電気的に接続される。隣接する2つの接続部121cの間には1つの隔離部3が配置される。隔離部3は絶縁材料を使用し、かつ隔離部3と隣接する接続部121cとの間は間隔を有する。隔離部3と隣接する接続部121cとの間の距離d4とは、隔離部3と隣接する接続部121cが対向する側面の非表示面12における投影との間の最短距離を指す。隣接する2つの接続部121cの間の距離をdd’と記入する。幾つかの実施例において、隣接する2つの接続部121cの間の距離dd’と、隣接する2つの第1セグメント121aの間の距離ddは等しい。
【0093】
隣接する第1セグメント121aの接続部121cの間には、絶縁材料で構成される隔離部3が配置される。マスクプレートMを用いて側面配線13a1のパターンを形成する時、隔離部3の存在により、隔離部3と隣接する接続部121cとの間には所定の距離が存在し、浸透された膜層が隔離部3によって遮断され、隔離部3の両側の浸透膜層が接続することを防止し、浸透膜層による第1セグメント121aの短絡の問題を効果的に遮断し、表示パネルの歩留まりが向上し、さらに、表示パネル10の背面配線121のエッチング修復を行うためにレーザーを用いる後工程を省くことができ、表示パネル10の側面配線13a1の間の導電性アイランドmmのみをレーザー修復すればよい。隔離部3は、第1セグメント121aの間に配置されたブロック部2と協働して、レーザーエッチング修復による表示パネル10の背面配線121の損傷を回避することができるし、溶射めっき層の浸透による第1セグメント121aの接続部121cの短絡を阻止することもでき、表示パネル10の製品の品質を向上させることができる。
【0094】
幾つかの実施例において、再び図19Bを参照すると、隣接する2つの接続部121cの間の距離dd’が65μmの場合、隔離部3と隣接する接続部121cとの間の距離d4は25μmに設定され得る。隔離部3と隣接する接続部121cとの間の距離と、ブロック部2が位置する隣接する2つの接続部3の間の距離との比を1:3よりも大きく設定することにより、溶射めっき層の浸透による第1セグメント121aの接続部121cの短絡問題の出現を効果的に回避することができる。
【0095】
幾つかの実施例において、隔離部3の一端は非表示面12と選定側面13aとの交線まで延在する。再び図19Bを参照すると、隔離部3の延在方向は第1セグメント121aの延在方向と同じであり、隔離部3の一端は、非表示面12と選定側面13aとの交線まで延在する。隔離部3は、第1セグメント121aの接続部121cと側面配線13a1の非表示面12における延在部分を保護し、これにより、表示パネル10の非表示面12にはめっき層の浸透による回路短絡の問題が生じないようにする。
【0096】
幾つかの実施例において、図19B及び図20に示すように、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接続される。
【0097】
幾つかの実施例において、ブロック部2が絶縁材料を使用する場合、接続されたブロック部と隔離部は一体構造である。ブロック部2と隔離部3は同じ材料を使用してもよく、例示的には、同じ樹脂材料を使用し、接続されたブロック部2と隔離部3を1回のフォトリソグラフィ工程で一体成形された構造を使用することができる。
【0098】
幾つかの実施例において、ブロック部2が絶縁材料を使用する場合、ブロック部2は、その隣接する第1セグメント121aと接触してもよく、ブロック部2の非表示面における正投影の輪郭形状は異なる形状を使用することができ、例示的には、長方形、正方形、台形、又は三角形であってもよく、ここで詳しく説明しない。図20に示すように、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接続され、ブロック部2は、その隣接する第1セグメント121aと接触し、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は長方形である。
【0099】
幾つかの実施例において、再び図20を参照すると、ブロック部2の第1方向における幅k1は、隔離部3の第1方向における幅k2よりも大きく、第1方向は、第1セグメント121aの延在方向に対して垂直であり、ブロック部2の第1方向における幅k1は、ブロック部2の非表示面12における投影の第1方向上の寸法であり、隔離部3の第1方向における幅k2は、隔離部3の非表示面12における投影の第1方向上の寸法である。例示的には、ブロック部2と隔離部3とをT字状構造として一体成形されてもよく、ブロック部2が絶縁材料を使用し、かつその隣接する第1セグメント121aと接触する時、ブロック部2の第1方向における幅k1と、その隣接する2つの第1セグメント121aの間の距離ddは等しくてもよい。
【0100】
別の幾つかの実施例において、ブロック部2が絶縁材料を使用する場合、ブロック部2は、その隣接する第1セグメント121aと接触しなくてもよく、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は異なる形状を使用することができ、例示的には、長方形、正方形、台形、又は三角形であってもよく、具体的な内容については前述したとおりであり、ここで詳しく説明しない。図21に示すように、ブロック部2は絶縁材料を使用し、隣接する2つの第1セグメント121aの間のブロック部2と隔離部3とは接続され、ブロック部2とその隣接する第1セグメント121aと接触せず、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は長方形である。ブロック部2の第1方向における幅k1と隔離部2の第1方向における幅k2の大きさは、特に限定されず、ここで、第1方向は第1セグメント121aの延在方向に対して垂直である。
【0101】
別の幾つかの実施例において、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接続され、ブロック部2が金属材料を使用する場合、ブロック部2とその隣接する第1セグメント121aと接触せず、接続されたブロック部2と隔離部3は、2回のフォトリソグラフィ工程で別々に製造する必要があり、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は、長方形、正方形、台形、又は三角形を含み、具体的な内容については前述したとおりであり、ここで詳しく説明しない。図22に示すように、ブロック部2は、その隣接する第1セグメント121aと接触せず、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接続され、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は台形を使用し、台形の上底が下底より選定側面13aに近い。ブロック部2の第1方向における幅k1と隔離部2の第1方向における幅k2の大きさは、特に限定されず、ここで、第1方向は第1セグメント121aの延在方向に対して垂直である。
【0102】
幾つかの実施例において、図23及び図24に示すように、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接触しない。
【0103】
幾つかの実施例において、ブロック部2が絶縁材料を使用する場合、ブロック部2はその隣接する第1セグメント121aと接触することができ、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接触せず、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は異なる形状を使用することができ、例示的には、長方形、正方形、台形、又は三角形であってもよく、ここで詳しく説明しない。図23に示すように、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は三角形を使用し、三角形の頂点は、その頂点が対向する対向辺に対して選定側面13aに近く、ブロック部2は、その隣接する第1セグメント121aと接触し、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接触しない。
【0104】
幾つかの実施例において、ブロック部2が絶縁材料を使用する場合、ブロック部2は、その隣接する第1セグメント121aと接触しなくてもよく、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接触せず、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は異なる形状を使用することができ、例示的には、長方形、正方形、台形、又は三角形であってもよく、ここで詳しく説明しない。図24に示すように、ブロック部2は、その隣接する第1セグメント121aと接触せず、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接触せず、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は三角形を使用する。
【0105】
別の幾つかの実施例において、ブロック部2が金属材料を使用する場合、ブロック部2はその隣接する第1セグメント121aと接触せず、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接触せず、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は異なる形状を使用することができ、例えば、長方形、正方形、台形、又は三角形であってもよく、ここで詳しく説明しない。図25に示すように、ブロック部2は、その隣接する第1セグメント121aと接触せず、隣接する2つの第1セグメント121aの間に位置するブロック部2と隔離部3とは接触せず、ブロック部2の非表示面12における正投影の輪郭形状は三角形を使用する。
【0106】
幾つかの実施例において、図26及び図27に示すように、隔離部3の非表示面12から離れる表面bm3と非表示面12の距離d5は、接続部121cの非表示面12から離れる表面bm4と非表示面12の距離d6以上である。
【0107】
マスクプレートMを用いて側面配線13a1のパターンを形成する場合、隔離部3の非表示面12から離れる表面bm3と非表示面12の距離d5が、接続部121cの非表示面12から離れる表面bm4と非表示面12の距離d6以上であることにより、マスクプレートMと隔離部3とを密着させ、めっき層の浸透を効果的に阻止でき、隔離部3の遮断効果がさらに向上し、表示パネルの歩留まりが向上する。
【0108】
幾つかの例示において、図26に示すように、隔離部3の非表示面12から離れる表面bm3と非表示面12の距離d5は、接続部121cの非表示面12から離れる表面bm4と非表示面12の距離d6と等しい。
【0109】
幾つかの実施例において、図27に示すように、隔離部3の非表示面12から離れる表面bm3と非表示面12の距離d5は、接続部121cの非表示面12cから離れる表面bm4と非表示面12の距離d6よりも大きい。幾つかの実施例において、接続部121cの非表示面12から離れる表面bm4は、第1セグメント121aの非表示面12から離れる表面bm2と同一の表面であってもよい。
【0110】
幾つかの実施例において、図28に示すように、表示パネル10は、表示面に配置された複数の発光素子1002を含み、例えば、発光素子はMicro LEDチップまたはmini LEDチップである。
【0111】
表示パネル10は、第1保護層1003及び第2保護層1004をさらに含む。第1保護層1003は、複数の側面配線13a1を覆い、第1保護層1003は、複数の側面配線13a1のバックプレーン1から離れた側に配置される。例示的には、第1保護層1003は、複数の側面配線13a1の隙間領域を充填し、複数の側面配線13a1の表面を覆うことができる。第1保護層1003は、電気絶縁および防水酸素腐食の役割を果たし、複数の側面配線13a1が外界から損傷を受けて剥離、断線、酸化などの問題を引き起こすことを防止し、表示パネル10の耐用年数を延ばす。表示パネル10の断面図から見ると、複数の側面配線13a1はU字状を呈し、第1保護層1003もU字状を呈する。
【0112】
第2保護層1004は、第1保護層1003の側面配線13a1から離れた側に配置される。第2保護層1004は、表示パネル10の表示面11の各膜層、第1保護層1003、及び背面配線121などを覆う。第2保護層1004は、複数の側面配線をさらに保護し、表示面11の配線、背面配線121を保護することができる。
【0113】
幾つかの実施例において、第2保護層1004の表示面11に位置する部分は、黒色接着層であってもよく、例えば、黒色接着層の材料は、黒色シリコン又は黒色樹脂である。幾つかの実例において、黒色接着層が複数の発光デバイスを覆う部分は他の部分より薄く、発光素子の発光効果に影響を与えることなく、表示面の各膜層を保護する。
【0114】
レーザーエッチングプロセスを使用して金属層を複数の側面配線に形成し、レーザーLASERを使用して表示パネル10の側面配線13a1を修復する時、レーザーLASERが表示パネル10の背面配線121にエッチング損傷を与えるのを防止するために、その代替可能な方案は、以下のとおりである。
【0115】
図30に示すように、本開示の幾つかの実施例は、バックプレーン1、複数の背面配線121、及び複数の側面配線13a1を備える表示パネルをさらに提供し、バックプレーン1、複数の背面配線121、及び複数の側面配線13a1の具体的な構造は以上に示すようであり、ここで詳しく説明しない。複数の背面配線121の第1セグメント121aと第2セグメント121bとの接続位置は、複数の側面配線13a1をレーザーエッチングする時のレーザー焦点深度が及ぶ範囲から離れる。
【0116】
表示パネル10の非表示面12の第1セグメント121aを延長し、第1セグメント121aと第2セグメント121bとの接続位置をレーザ焦点深度が及ぶ範囲から離れるようにすることにより、レーザーエッチングで複数の側面配線13a1を形成する時の背面配線に対する損傷を効果的に回避することができる。
【0117】
幾つかの実施例において、図29及び図30に示すように、レーザーLASERの照射方向はY軸に平行であり、レーザーの移動経路L1はX軸に平行であり、レーザーエッチングを実施する際に、表示パネルを一定の角度で回転させ、例えば表示パネル10の表示面11は、Y軸と夾角βを有し、かつX軸との夾角が(90°+β)であるように設定される。ここで、βは3°以下であり、例えば1°であってもよく、表示パネル10の表示面11上の膜層がレーザーからの照射を受けないようにし、表示面11の膜層に対する損傷を回避でき、表示面11の信頼性を確保できる。表示パネル10の背面配線121の第1セグメント121aを延長し、第1セグメント121aと第2セグメント121bとの接続位置をレーザ焦点深度が及ぶ範囲から離れるようにし、即ち第1セグメント121aと第2セグメント121bとの接続位置は、レーザーLASERが表示パネル10の非表示面12において照射可能な境界線LLから離れるため、第2セグメント121bがレーザーによって照射されて損傷することがなくなり、こうして表示パネル10の表示面11における膜層と非表示面における膜層とをレーザー損傷から同時に保護することができる。
【0118】
再び図29および図30を参照すると、レーザーLASERが表示パネル10の非表示面12において照射可能な境界LLとは、非表示面12と選定側面13aとの交線からレーザーLASERが照射可能な最も離れた境界を指し、この境界LLが位置する箇所は、角度β及びレーザーLASERの移動方向Xにおけるサイズ範囲L1に関連し、例示的には、レーザーLASERの移動方向Xは、その光出射方向Yに対して垂直である。
【0119】
このうち、レーザーLASERの移動方向Xにおける移動サイズ範囲L1の決定は、側面配線13a1の非表示面12に位置する長さL2に関連する。
【0120】
したがって、側面配線13a1の非表示面12に位置する長さL2によってレーザーLASERの移動方向Xにおける移動サイズ範囲L1を決定し、レーザーLASERの移動方向Xにおける移動サイズ範囲L1と角度βによってレーザーLASERが表示パネル10の非表示面12において照射可能な境界LLを決定する。境界LLの非表示面12と選定側面13aとの交線に近い領域は、レーザー焦点深度が及ぶ範囲であり、境界LLの非表示面12と選定側面13aとの交線から離れた領域は、レーザー焦点深度が及ばない範囲である。第1セグメント121aと第2セグメント121bとの接続位置を、レーザー焦点深度が及ばない範囲、即ち、境界LLの非表示面12と選定側面13aとの交線から離れた領域に配置することにより、レーザーLASERで側面配線13a1をエッチングしたり、側面配線13a1を修復したりする時の背面配線121に対する損傷を回避することができる。
【0121】
幾つかの実施例において、図19Bに示すように、レーザー損傷を回避するためにブロック部2を配置する方案について、ブロック部2の配置位置は、レーザー焦点深度が及ぶ範囲に関連し、幾つかの実施例において、ブロック部2は、背面配線121をさらに保護するように、レーザー焦点深度が及ぶ範囲に配置することができる。
【0122】
別の態様では、表示装置100を提供し、図31に示すように、表示装置100は、上記の表示パネル10を含み、背面配線121に電気的に接続される駆動回路1001をさらに備える。
【0123】
幾つかの実施例において、駆動回路1001は、フレキシブル回路基板を介して背面配線121に電気的に接続される。
【0124】
本開示によって提供される表示装置100の有益な効果は、本開示の第1態様によって提供される表示パネル10に記載の実施例の有益な効果と同じであるため、ここで詳しく説明しない。
【0125】
更なる別の態様では、スプライシング表示装置1000を提供し、図32に示すように、複数の上記の表示装置100を含み、複数の表示装置100がスプライシングされて組み立てられたスプライシング表示装置1000を形成する。
【0126】
本開示によって提供されるスプライシング表示装置1000の有益な効果は、本開示の第1態様によって提供される表示パネル10に記載の実施例の有益な効と同じであるため、ここで詳しく説明しない。
【0127】
上記は、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲はこれに限定されず、本開示の技術的範囲内で当業者が容易に想到できる変更又は置換は、すべて本開示の技術的範囲内に包含するものである。従って、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲に記載された範囲を準拠するものとする。
図1A
図1B
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18A
図18B
図19A
図19B
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
【国際調査報告】