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特表2024-538934無線通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】無線通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/22 20090101AFI20241018BHJP
【FI】
H04W8/22
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516521
(86)(22)【出願日】2021-11-19
(85)【翻訳文提出日】2024-03-13
(86)【国際出願番号】 CN2021131897
(87)【国際公開番号】W WO2023087275
(87)【国際公開日】2023-05-25
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ジーレン
(72)【発明者】
【氏名】ガオ,イン
(72)【発明者】
【氏名】リー,ダポン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD24
(57)【要約】
無線通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が提供される。方法は、第1の無線通信ノードによって、第2の無線通信ノードへ無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を送信することであって、UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、送信することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の無線通信ノードによって、第2の無線通信ノードへ無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を送信することであって、前記UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、送信することを含む、無線通信方法。
【請求項2】
前記UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示す、請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記第1の無線通信ノードは、UAV情報を受信し、かつ前記UAV情報に従って前記UAVグループ化情報を送信するように構成される、請求項1または2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記UAV情報は、UAV識別子またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記UAV区別情報は、予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、または飛行高さ情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項4に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記UAV情報は、前記第2の無線通信ノードから受信され、前記UAV情報は、Radio Access Network (RAN) Configuration Updateメッセージ、Handover Requiredメッセージ、Path Switch Requestメッセージ、Protocol Data Unit (PDU) Session Resource Modify Indicationメッセージ、Initial UE Messageメッセージ、またはUplink Non-access stratum (NAS) Transportメッセージで送信される、請求項3~5のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記UAV情報は、前記第2の無線通信ノードから受信され、前記UAVグループ化情報は、RAN Configuration Update Acknowledgeメッセージ、Handover Commandメッセージ、Path Switch Request Acknowledgeメッセージ、PDU Session Resource Modify Confirmメッセージ、またはDownlink NAS Transportメッセージで送信される、請求項3~6のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記UAV情報は、UAVから受信され、前記UAVグループ化情報は、Initial User Equipment (UE) Context Setup Requestメッセージ、Handover Requestメッセージ、Downlink RAN Configuration Transferメッセージ、またはDownlink NAS Transportメッセージで送信される、請求項3~5のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記UAV情報は、NASシグナリングによって前記UAVから受信される、請求項8に記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記第1の無線通信ノードは、前記第2の無線通信ノードから応答メッセージを受信するように構成され、前記応答メッセージは、Initial UE Context Setup ResponseメッセージまたはHandover Request Acknowledgementメッセージで送信される、請求項1~9のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項11】
第2の無線通信ノードによって、第1の無線通信ノードから無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を受信することであって、前記UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、受信することを含む、無線通信方法。
【請求項12】
前記UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示す、請求項11に記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記第2の無線通信ノードは、前記第1の無線通信ノードへUAV情報を送信し、かつ前記UAV情報に応じて前記UAVグループ化情報を受信するように構成される、請求項11または12に記載の無線通信方法。
【請求項14】
前記UAV情報は、UAV識別子またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項13に記載の無線通信方法。
【請求項15】
前記UAV区別情報は、予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、または飛行高さ情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項14に記載の無線通信方法。
【請求項16】
前記UAV情報は、Radio Access Network (RAN) Configuration Updateメッセージ、Handover Requiredメッセージ、Path Switch Requestメッセージ、Protocol Data Unit (PDU) Session Resource Modify Indicationメッセージ、Initial User Equipment (UE) Messageメッセージ、またはUplink Non-access stratum (NAS) Transportメッセージで送信される、請求項13~15のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項17】
前記UAVグループ化情報は、RAN Configuration Update Acknowledgeメッセージ、Handover Commandメッセージ、Path Switch Request Acknowledgeメッセージ、PDU Session Resource Modify Confirmメッセージ、またはDownlink NAS Transportメッセージで送信される、請求項13~16のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項18】
前記第2の無線通信ノードは、第3の無線通信ノードへUAV関連情報を送信するように構成され、前記UAV関連情報は、グループ識別子、UAVグループ許可情報、UAV識別子、またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項11~17のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項19】
前記UAV関連情報は、Next Generation Radio Access Network (NG-RAN) Configuration Updateメッセージ、Handover Requestメッセージ、またはRetrieve UE Context Requestメッセージで送信される、請求項18に記載の無線通信方法。
【請求項20】
前記第2の無線通信ノードは、前記第3の無線通信ノードから応答メッセージを受信するように構成され、前記応答メッセージは、NG-RAN Configuration Acknowledgeメッセージ、Handover Request Acknowledgeメッセージ、またはRetrieve UE Context Responseメッセージで送信される、請求項18または19に記載の無線通信方法。
【請求項21】
第3の無線通信ノードによって、第2の無線通信ノードから第3の無線通信ノードへのUAV関連情報を受信することであって、前記UAV関連情報が、グループ識別子、UAVグループ許可情報、UAV識別子、またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、受信することを含む、無線通信方法。
【請求項22】
前記UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示す、請求項21に記載の無線通信方法。
【請求項23】
前記UAV区別情報は、予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、または飛行高さ情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項21または22に記載の無線通信方法。
【請求項24】
前記UAV関連情報は、Next Generation Radio Access Network (NG-RAN) Configuration Updateメッセージ、Handover Requestメッセージ、またはRetrieve User Equipment (UE) Context Requestメッセージで送信される、請求項21~23のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項25】
前記第3の無線通信ノードは、前記第2の無線通信ノードへ応答メッセージを送信するように構成され、前記応答メッセージは、NG-RAN Configuration Acknowledgeメッセージ、Handover Request Acknowledgeメッセージ、またはRetrieve UE Context Responseメッセージで送信される、請求項21~24のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項26】
通信ユニットと、
第2の無線通信ノードへ無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を送信するように構成されたプロセッサであって、
前記UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、プロセッサと
を備える、無線通信ノード。
【請求項27】
前記プロセッサはさらに、請求項2~10のいずれかに記載の無線通信方法を実行するように構成される、請求項26に記載の無線通信ノード。
【請求項28】
通信ユニットと、
第1の無線通信ノードから無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を受信するように構成されたプロセッサであって、
前記UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、プロセッサと
を備える、無線通信ノード。
【請求項29】
前記プロセッサはさらに、請求項12~20のいずれかに記載の無線通信方法を実行するように構成される、請求項28に記載の無線通信ノード。
【請求項30】
通信ユニットと、
第2の無線通信ノードから第3の無線通信ノードへのUAV関連情報を受信するように構成されたプロセッサであって、
前記UAV関連情報が、グループ識別子、UAVグループ許可情報、UAV識別子、またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、プロセッサと
を備える、無線通信ノード。
【請求項31】
前記プロセッサはさらに、請求項22~25のいずれかに記載の無線通信方法を実行するように構成される、請求項30に記載の無線通信ノード。
【請求項32】
コンピュータ可読プログラム媒体コードが記憶されたコンピュータプログラム製品であって、前記コードが、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1~25のいずれかに記載の無線通信方法を実施させる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本書は、一般的に無線通信を対象とする。
【背景技術】
【0002】
無人航空システム(UAS:Unmanned Aerial System)は、ドローンと呼ばれることもある無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)とUAVコントローラ(UAVC:UAV controller)とを組み合わせたものである。UAVは、一般的に、人間のパイロットが搭乗していない航空機である(しかし、場合によっては人間のパイロットが搭乗することもある)。UAVは、操作者からUAVコントローラによって制御でき、一連の自律飛行能力を有する。
【0003】
UAVのサイズと重量は、娯楽の目的でよく使用される小型の軽量航空機から、商用用途により適していることが多々ある大型の重量航空機まで様々である。規制要件は、この範囲にわたって様々であり、地域によって異なる。いくつかの用途では、中継や監視などの特定の目的のために複数のUAVがグループとして一緒に動くことができる。しかしながら、UAVをグループ化するプロセスおよび構成は依然として不明確である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、無線通信ノード間でUAVグループ化情報を送信することを可能にできる、無線通信のための方法、装置、およびコンピュータプログラム製品に関する。
【0005】
本開示の一態様は、無線通信方法に関する。一実施形態において、本無線通信方法は、第1の無線通信ノードによって、第2の無線通信ノードへ無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を送信することであって、UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、送信することを含む。
【0006】
本開示の別の態様は、無線通信方法に関する。一実施形態において、本無線通信方法は、第2の無線通信ノードによって、第1の無線通信ノードから無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を受信することであって、UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、受信することを含む。
【0007】
本開示の別の態様は、無線通信方法に関する。一実施形態において、本無線通信方法は、第3の無線通信ノードによって、第2の無線通信ノードから第3の無線通信ノードへのUAV関連情報を受信することであって、UAV関連情報が、グループ識別子、UAVグループ許可情報、UAV識別子、またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、受信することを含む。
【0008】
本開示の別の態様は、無線通信ノードに関する。一実施形態において、本無線通信ノードは、通信ユニットとプロセッサとを含む。プロセッサは、第2の無線通信ノードへ無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を送信するように構成され、UAVグループ化情報は、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【0009】
本開示の別の態様は、無線通信ノードに関する。一実施形態において、本無線通信ノードは、通信ユニットとプロセッサとを含む。プロセッサは、第1の無線通信ノードから無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を受信するように構成され、UAVグループ化情報は、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【0010】
本開示の別の態様は、無線通信ノードに関する。一実施形態において、本無線通信ノードは、通信ユニットとプロセッサとを含む。プロセッサは、第2の無線通信ノードから第3の無線通信ノードへのUAV関連情報を受信するように構成され、UAV関連情報は、グループ識別子、UAVグループ許可情報、UAV識別子、またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【0011】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実施し得る。
好ましくは、UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示す。
【0012】
好ましくは、第1の無線通信ノードは、UAV情報を受信し、かつUAV情報に従ってUAVグループ化情報を送信するように構成される。
【0013】
好ましくは、UAV情報は、UAV識別子またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【0014】
好ましくは、UAV区別情報は、予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、または飛行高さ情報のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【0015】
好ましくは、UAV情報は、第2の無線通信ノードから受信され、UAV情報は、Radio Access Network (RAN) Configuration Updateメッセージ、Handover Requiredメッセージ、Path Switch Requestメッセージ、Protocol Data Unit (PDU) Session Resource Modify Indicationメッセージ、Initial UE Messageメッセージ、またはUplink Non-access stratum (NAS) Transportメッセージで送信される。
【0016】
好ましくは、UAV情報は、第2の無線通信ノードから受信され、UAVグループ化情報は、RAN Configuration Update Acknowledgeメッセージ、Handover Commandメッセージ、Path Switch Request Acknowledgeメッセージ、PDU Session Resource Modify Confirmメッセージ、またはDownlink NAS Transportメッセージで送信される。
【0017】
好ましくは、UAV情報は、UAVから受信され、UAVグループ化情報は、Initial User Equipment (UE) Context Setup Requestメッセージ、Handover Requestメッセージ、Downlink RAN Configuration Transferメッセージ、またはDownlink NAS Transportメッセージで送信される。
【0018】
好ましくは、UAV情報は、NASシグナリングによってUAVから受信される。
好ましくは、第1の無線通信ノードは、第2の無線通信ノードから応答メッセージを受信するように構成され、応答メッセージは、Initial UE Context Setup ResponseメッセージまたはHandover Request Acknowledgementメッセージで送信される。
【0019】
好ましくは、第2の無線通信ノードは、第1の無線通信ノードへUAV情報を送信し、かつUAV情報に応じてUAVグループ化情報を受信するように構成される。
【0020】
好ましくは、第2の無線通信ノードは、第3の無線通信ノードへUAV関連情報を送信するように構成され、UAV関連情報は、グループ識別子、UAVグループ許可情報、UAV識別子、またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【0021】
好ましくは、UAV関連情報は、Next Generation Radio Access Network (NG-RAN) Configuration Updateメッセージ、Handover Requestメッセージ、またはRetrieve UE Context Requestメッセージで送信される。
【0022】
好ましくは、第2の無線通信ノードは、第3の無線通信ノードから応答メッセージを受信するように構成され、応答メッセージは、NG-RAN Configuration Acknowledgeメッセージ、Handover Request Acknowledgeメッセージ、またはRetrieve UE Context Responseメッセージで送信される。
【0023】
好ましくは、第3の無線通信ノードは、第2の無線通信ノードへ応答メッセージを送信するように構成され、応答メッセージは、NG-RAN Configuration Acknowledgeメッセージ、Handover Request Acknowledgeメッセージ、またはRetrieve UE Context Responseメッセージで送信される。
【0024】
本開示は、コンピュータ可読プログラム媒体コードが記憶されたコンピュータプログラム製品に関し、コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、前述の方法のいずれか1つに記載の無線通信方法を実施させる。
【0025】
本書で開示されている例示的な実施形態は、添付の図面と併せて以下の説明を参照することによって容易く明らかになる特徴を提供することを対象とする。様々な実施形態によると、例示的なシステム、方法、装置、およびコンピュータプログラム製品が本書で開示される。しかしながら、これらの実施形態が限定ではなく例として提示されていることが理解され、本開示の範囲内に留まりながら開示されている実施形態に対して様々な修正が行われ得ることは、本開示を読んだ当業者には明らかであろう。
【0026】
したがって、本開示は、本書で説明および図示されている例示的な実施形態および用途に限定されない。加えて、本書で開示されている方法におけるステップの特定の順序および/または階層は、例示的なアプローチにすぎない。設計の選好に基づいて、開示されている方法またはプロセスのステップの特定の順序または階層は、本開示の範囲内に留まりながら並べ替えることができる。したがって、当業者は、本書で開示されている方法および手法が、見本の順序で様々なステップまたは動作を提示していること、また特に明記されていない限り、本開示が、提示されている特定の順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
【0027】
上記およびその他の態様ならびにそれらの実装は、図面、説明、および特許請求の範囲でより詳細に説明されている。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本開示の一実施形態によるUAVグループ化情報を送信する概略図を示す。
図2】本開示の別の実施形態によるUAVグループ化情報を送信する概略図を示す。
図3】本開示の一実施形態による2つのNG-RANノード間でUAV関連情報を送信する概略図を示す。
図4】本開示の別の実施形態による無線通信ノードの概略図の一例を示す。
図5】本開示の一実施形態による無線通信方法のフローチャートを示す。
図6】本開示の一実施形態による別の無線通信方法のフローチャートを示す。
図7】本開示の一実施形態による別の無線通信方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0029】
ニューラジオ(NR:new radio)では、基地局の新しいアーキテクチャおよび新しい機能が導入されている。NR基地局は、gNBと呼ばれることもある。インターフェース異gNBは、Xnと呼ばれる。gNBは、コアネットワークからNGインターフェースを介してユーザ機器(UE:user equipment)関連情報を得ることができる。
【0030】
いくつかの実施形態において、gNBは、コアネットワークまたは別のgNBとUAVグループ化関連情報を送信、受信、または交換し得る。
【0031】
いくつかの実施形態において、UAVグループ化関連情報は、1つ以上の対応するUAVのUAV識別子(ID:identifier)、UAV区別情報、グループID、および/またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含み得る。
【0032】
いくつかの実施形態において、UAV区別情報は、1つ以上の対応するUAVの予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、および/または飛行高さ情報のうちの少なくともいずれか1つを含み得る。
【0033】
いくつかの実施形態において、予定通信時間は、1つ以上の対応するUAVの予定作業時間を示す。例えば、予定通信時間は、一日中であってよく、または予定された時間帯であってよい。
【0034】
いくつかの実施形態において、静止指示は、静止または運動など、1つ以上の対応するUAVの静止状態を示す。
【0035】
いくつかの実施形態において、飛行経路情報は、パラメータ、すなわちウェイポイント位置および/またはタイムスタンプ情報のうちの少なくともいずれか1つを含み得る。いくつかの実施形態において、ウェイポイント位置は、位置座標の一種である。いくつかの実施形態において、ウェイポイント位置は、1つ以上の対応するUAVの位置座標を含む。いくつかの実施形態において、タイムスタンプ情報は、絶対時間情報を含む。例えば、絶対時間情報は、YY-MM-DD HH:MM:SSの形式をとることができ、YYは年を示し、前者のMMは月を示し、DDは日を示し、HHは時を示し、後者のMMは分を示し、SSは秒を示す。
【0036】
いくつかの実施形態において、飛行高さ情報は、海面上の1つ以上の対応するUAVの高さに関する情報を含む。
【0037】
いくつかの実施形態において、UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示すものである。
【0038】
いくつかの実施形態において、無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)側(例えば、次世代無線アクセスネットワーク(NG-RAN:next generation radio access network)ノード)は、UAVからUAV IDとUAV区別情報を受信し得る。いくつかの実施形態において、UAV IDとUAV区別情報は、RAN側からNGインターフェースを介してコアネットワークへ送信され得る。
【0039】
いくつかの実施形態において、コアネットワークは、情報を受信した後に、UAVのグループIDを割り当て、NGインターフェースを介してNG-RANノードへグループIDとUAVグループ許可情報を送信できる。
【0040】
あるいは、いくつかの実施形態において、コアネットワークは、NASシグナリングによってUAVからUAV IDとUAV区別情報を直接得、UAV IDとUAV区別情報とに従ってグループIDとUAVグループ許可情報を生成し得る。その後、コアネットワークは、NGインターフェースを介してNG-RANノードへグループIDとUAVグループ許可情報を送信し得る。
【0041】
いくつかの実施形態において、UAVグループ化関連情報は、Xnインターフェース上で交換され得る。
【0042】
グループIDとUAVグループ許可情報により、NG-RANノードは、特定のUAVのグループ化状況を認識し、ネットワークリソースを割り当て、特定のUAVのアクセスを制御し、セルハンドオーバー、ビーム切り替え、および複数送信/受信ポイント(TRP:Transmission/Reception Point)切り替えを含む、ハンドオーバーのスケジュールを調整することができる。
【0043】
実施形態1(コアネットワークとRANとの間のUAVグループ化情報報告)
図1は、本開示の一実施形態によるUAVグループ化情報を送信する概略図を示す。
【0044】
本実施形態において、第1および第2のメッセージはNGインターフェースシグナリングである。本実施形態において、第1のメッセージは、RAN Configuration Updateメッセージ、Handover Requiredメッセージ、Path Switch Requestメッセージ、プロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)Session Resource Modify Indicationメッセージ、Initial UE Message、またはUplink NAS Transportメッセージであってよいが、これらに限定されない。本実施形態において、第2のメッセージは、RAN Configuration Update Acknowledgeメッセージ、Handover Commandメッセージ、Path Switch Request Acknowledgeメッセージ、PDU Session Resource Modify Confirmメッセージ、またはDownlink NAS Transportメッセージであってよいが、これらに限定されない。
【0045】
ステップ1:NG-RANノードは、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF:access and mobility management function)へ第1のメッセージを送信する。一実施形態において、第1のメッセージは、1つ以上のUAVに対応するUAV IDおよび/またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む。一実施形態において、UAV区別情報は、予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、および/または飛行高さ情報を含む、1つ以上のUAVに対応するパラメータのうちの少なくともいずれか1つを含み得る。
【0046】
ステップ2:UAV IDおよび/またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つにより、AMFは、グループIDおよび/またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを生成し、NG-RANノードへグループIDおよび/またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを第2のメッセージで送信し得る。一実施形態において、UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示すものである。
【0047】
上述の手順により、NG-RANノードは、特定のUAVのグループ化状況を認識し、ネットワークリソースを割り当て、特定のUAVのアクセスを制御し、セルハンドオーバー、ビーム切り替え、および複数TRP切り替えを含む、ハンドオーバーのスケジュールを調整することができる。
【0048】
いくつかの実施形態において、AMFがコアネットワーク内の別のエンティティに置き換えられてよく、本開示が上述の実施形態に限定されないことに留意されたい。
【0049】
実施形態2(コアネットワークからRANへのUAVグループ化情報報告)
図2は、本開示の一実施形態によるUAVグループ化情報を送信する概略図を示す。
【0050】
本実施形態において、第1および第2のメッセージはNGインターフェースシグナリングである。一実施形態において、第1のメッセージは、Initial UE Context Setup RequestメッセージまたはHandover Requestメッセージであってよいが、これらに限定されない。一実施形態において、第2のメッセージは、Initial UE Context Setup ResponseメッセージまたはHandover Request Acknowledgementメッセージであってよいが、これらに限定されない。
【0051】
一実施形態において、第1のメッセージは、Downlink RAN Configuration TransferメッセージまたはDownlink NAS Transportメッセージであってよい。この場合、後述する第2のメッセージの送信は省略されてもよい。
【0052】
本実施形態において、AMFは、NASシグナリングによってUAVからUAV IDおよびUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを直接得ることができる。
【0053】
ステップ1:AMFは、UAVからUAV IDおよび/またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを得た後に、UAV IDおよび/またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つに従ってグループIDおよび/またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを生成し得る。その後、AMFは、グループIDおよび/またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを第1のメッセージでNG-RANノードへ送信できる。一実施形態において、UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示すものである。
【0054】
ステップ2:NG-RANノードは、AMFへ第2のメッセージを送信し得る。一実施形態において、第2のメッセージは確認応答メッセージを含む。
【0055】
上述の手順により、NG-RANノードは、特定のUAVのグループ化状況を認識し、ネットワークリソースを割り当て、特定のUAVのアクセスを制御し、セルハンドオーバー、ビーム切り替え、および複数TRP切り替えを含む、ハンドオーバーのスケジュールを調整することができる。
【0056】
いくつかの実施形態において、AMFがコアネットワーク内の別のエンティティに置き換えられてよく、本開示が上述の実施形態に限定されないことに留意されたい。
【0057】
実施形態3(2つのNG-RANノード間でのUAV関連情報交換)
図3は、本開示の一実施形態による2つのNG-RANノード間でUAV関連情報を送信する概略図を示す。
【0058】
本実施形態において、第1および第2のメッセージはXnインターフェースシグナリングである。本実施形態において、第1のメッセージは、NG-RAN Configuration Updateメッセージ、Handover Requestメッセージ、またはRetrieve UE Context Requestメッセージであってよいが、これらに限定されない。本実施形態において、第2のメッセージは、NG-RAN Configuration Acknowledgeメッセージ、Handover Request Acknowledgeメッセージ、またはRetrieve UE Context Responseメッセージであってよいが、これらに限定されない。
【0059】
ステップ1:NG-RANノード1は、NG-RANノード2へ第1のメッセージを送信する。一実施形態において、第1のメッセージはUAV関連情報を含む。一実施形態において、UAV関連情報は、UAV ID、UAV区別情報、グループID、および/またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む。
【0060】
一実施形態において、UAV区別情報は、1つ以上のUAVに対応する予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、および/または飛行高さ情報のうちの少なくともいずれか1つを含み得る。
【0061】
ステップ2:NG-RANノード2は、NG-RANノード1へ第2のメッセージを送信し得る。一実施形態において、第2のメッセージは確認応答メッセージを含む。
【0062】
上述の手順により、NG-RANノード2は、特定のUAVのグループ化状況を認識し、ネットワークリソースを割り当て、特定のUAVのアクセスを制御し、セルハンドオーバー、ビーム切り替え、および複数TRP切り替えを含む、ハンドオーバーのスケジュールを調整することができる。
【0063】
本開示のいくつかの実施形態によると、無線通信ネットワークにおけるUAV通信のために、2つの異なる無線通信ノード間でUAVグループ化関連情報が交換され得る。
【0064】
本開示のいくつかの実施形態によると、UAVグループ化関連情報は、UAV ID、UAV区別情報、グループID、UAVグループ許可情報のうちのいずれか1つを含み得る。
【0065】
本開示のいくつかの実施形態によると、UAV区別情報は、予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、飛行高さ情報のうちの少なくともいずれか1つを含み得る。
【0066】
本開示のいくつかの実施形態によると、UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示すものである。
【0067】
本開示のいくつかの実施形態によると、第1の無線通信ノードがAMFであり、第2の無線通信ノードがNG-RANノードである場合は、NG-RANノードがAMFへ第1のメッセージを送信し、第1のメッセージにはUAV IDとUAV区別情報が含まれる。AMFは、第1のメッセージを受信した後に、グループIDとUAVグループ許可情報とを含む第2のメッセージをNG-RANノードへ送信し得る。
【0068】
本開示のいくつかの代替実施形態によると、AMFは、NASシグナリングによってUE(例えば、UAV)からUAV IDとUAV区別情報を直接得、NG-RANノードへ第1のメッセージを送信することができる。第1のメッセージは、グループIDおよびUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含み得る。
【0069】
本開示のいくつかの実施形態によると、2つの無線通信ノードの両方がNG-RANノードである場合は、NG-RANノードの一方がNG-RANノードの他方へ第1のメッセージを送信し、第1のメッセージにはUAVグループ化関連情報が含まれる。
【0070】
図4は、本開示の一実施形態による無線通信ノード40(例えば、ネットワーク装置)の概略図に関する。無線通信ノード40は、衛星、基地局(BS:base station)(例えば、gNB)、BSのユニット(例えば、gNB-CU)、ネットワークエンティティ、モビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)、サービングゲートウェイ(S-GW:Serving Gateway)、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ(P-GW:PDN Gateway)、無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)、次世代RAN(NG-RAN:next generation RAN)、データネットワーク、コアネットワーク、または無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)であってよく、本書では限定されない。加えて、無線通信ノード40は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF:access and mobility management function)、セッション管理機能(SMF:session management function)、ユーザ配置機能(UPF:user place function)、ポリシー制御機能(PCF:policy control function)、アプリケーション機能(AF:application function)などの少なくとも1つのネットワーク機能を含み(実行し)得る。無線通信ノード40は、マイクロプロセッサまたは特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)などのプロセッサ400と、記憶ユニット410と、通信ユニット420とを含み得る。記憶ユニット410は、プロセッサ400によってアクセスされ実行されるプログラムコード412を記憶する任意のデータ記憶装置であってよい。記憶ユニット412の例は、SIM、ROM、フラッシュメモリ、RAM、ハードディスク、および光学式データ記憶装置を含むが、これらに限定されない。通信ユニット420は、トランシーバであってよく、プロセッサ400の処理結果に従って信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送受信するために使用される。一例において、通信ユニット420は、少なくとも1つのアンテナ422を通じて信号を送受信する。
【0071】
一実施形態において、記憶ユニット410とプログラムコード412は省略されてもよい。プロセッサ400は、記憶されたプログラムコードを有する記憶ユニットを含み得る。
【0072】
プロセッサ400は、例えば、プログラムコード412を実行することによって、例示されている実施形態で説明されているいずれかのステップを無線通信ノード40上で実施し得る。
【0073】
通信ユニット420は、トランシーバであってよい。通信ユニット420は、代わりに、または加えて、別の無線通信ノードまたはUAVとの間で信号、メッセージ、または情報をそれぞれ送信および受信するように構成された送信ユニットおよび受信ユニットを組み合わせてもよい。
【0074】
いくつかの実施形態において、無線通信ノード40は、上述の第1のノードの作業を実行するために使用されてよい。いくつかの実施形態において、プロセッサ400と通信ユニット420は、協働して上述の作業を実行する。例えば、プロセッサ400は、作業を実行し、通信ユニット420を通じて信号を送信または受信する。
【0075】
本開示の一実施形態によると、無線通信方法も提供される。一実施形態において、本無線通信方法は、無線通信ノード(例えば、AMF)を使用して実行されてよい。一実施形態において、無線通信端末は、上述の無線通信ノード40を使用して実装されてよいが、これに限定されない。
【0076】
図5を参照すると、一実施形態において、本無線通信方法は、第1の無線通信ノードによって、第2の無線通信ノードへ無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を送信することであって、UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、送信することを含む。
【0077】
一実施形態において、第1の無線通信ノードは、上述のAMFであってよいが、これに限定されない。
【0078】
この点に関する詳細は、上記の段落を参照して確認でき、ここでは繰り返さない。
本開示の一実施形態によると、別の無線通信方法も提供される。一実施形態において、本無線通信方法は、無線通信ノード(例えば、NG-RANノード)を使用して実行されてよい。一実施形態において、無線通信端末は、上述の無線通信ノード40を使用して実装されてよいが、これに限定されない。
【0079】
図6を参照すると、一実施形態において、本無線通信方法は、第2の無線通信ノードによって、第1の無線通信ノードから無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を受信することであって、UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、受信することを含む。
【0080】
一実施形態において、第1の無線通信ノードは、上述のNG-RANノードまたはNG-RANノード1であってよいが、これに限定されない。
【0081】
この点に関する詳細は、上記の段落を参照して確認でき、ここでは繰り返さない。
本開示の一実施形態によると、別の無線通信方法も提供される。一実施形態において、本無線通信方法は、無線通信ノード(例えば、NG-RANノード)を使用して実行されてよい。一実施形態において、無線通信端末は、上述の無線通信ノード40を使用して実装されてよいが、これに限定されない。
【0082】
図7を参照すると、一実施形態において、本無線通信方法は、第3の無線通信ノードによって、第2の無線通信ノードから第3の無線通信ノードへのUAV関連情報を受信することであって、UAV関連情報が、グループ識別子、UAVグループ許可情報、UAV識別子、またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、受信することを含む。
【0083】
一実施形態において、第3の無線通信ノードは、上述のNG-RANノード2であってよいが、これに限定されない。
【0084】
この点に関する詳細は、上記の段落を参照して確認でき、ここでは繰り返さない。
以上、本開示の様々な実施形態について説明したが、それらが限定ではなく例としてのみ提示されていることを理解されたい。同様に、様々な図は、例示的なアーキテクチャまたは構成を示し得、それらは、当業者が本開示の例示的な特徴および機能を理解できるようにするために提供されている。しかしながら、そのような人は、本開示が図示されている例示的なアーキテクチャまたは構成に限定されず、様々な代替的なアーキテクチャおよび構成を使用して実施できることを理解するであろう。加えて、当業者によって理解されるように、一実施形態の1つ以上の特徴は、本書で説明されている別の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせることができる。したがって、本開示の幅および範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。
【0085】
また、本書における「第1」、「第2」などの名称を使用する要素へのいかなる参照も、一般的に、それらの要素の数量または順序を限定するものではないことも理解される。むしろ、これらの名称は、本書において、2つ以上の要素または要素の例を区別する便利な手段として使用できる。したがって、第1および第2の要素への言及は、2つの要素のみが使用され得ることを、または第1の要素が何らかの方法で第2の要素より先行しなければならないことを、意味しない。
【0086】
加えて、当業者は、様々な異なる技術および手法のいずれか1つを使用して情報および信号が表され得ることを理解するであろう。例えば、上記の説明で参照され得る、例えば、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、およびシンボルは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは粒子、光場もしくは粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表すことができる。
【0087】
当業者はさらに、本書で開示されている態様に関連して説明されている様々な例示的な論理ブロック、ユニット、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のうちのいずれか1つが、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、または2つの組み合わせ)、ファームウェア、命令を組み込んだ様々な形式のプログラムもしくは設計コード(本書では、便宜上「ソフトウェア」または「ソフトウェアユニット」と呼ばれることがある)、またはこれらの手法の任意の組み合わせによって実装され得ることを理解するであろう。
【0088】
ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、ユニット、回路、およびステップが、一般的にそれらの機能の観点から上述されている。そのような機能がハードウェア、ファームウェアもしくはソフトウェア、またはこれらの手法の組み合わせとして実装されるかどうかは、具体的な用途とシステム全体に課される設計上の制約しだいで決まる。当業者は、具体的な用途ごとに様々なやり方で説明されている機能を実装できるが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものではない。様々な実施形態によると、プロセッサ、装置、コンポーネント、回路、構造、機械、ユニットなどは、本書で説明されている機能の1つ以上を実行するように構成できる。指定された作業または機能に関して本書で使用されている「configured to(ように構成された)」または「configured for(ように構成された)」という用語は、指定された作業または機能を実行するように物理的に構築、プログラム、および/または配置されたプロセッサ、装置、コンポーネント、回路、構造、機械、ユニットなどを指す。
【0089】
さらに、当業者は、本書で説明されている様々な例示的な論理ブロック、ユニット、装置、コンポーネント、および回路を、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)もしくは他のプログラム可能論理装置、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る、集積回路(IC:integrated circuit)内に実装でき、またはICによって実行できることを理解するであろう。論理ブロック、ユニット、および回路は、ネットワーク内または装置内の様々なコンポーネントと通信するためのアンテナおよび/またはトランシーバをさらに含み得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替例では、プロセッサは従来の任意のプロセッサ、コントローラ、またはステートマシンであってもよい。プロセッサはまた、計算装置の組み合わせとして、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つ以上のマイクロプロセッサ、または、本書で説明されている機能を実行するための他の任意の適切な構成として、実装できる。ソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つ以上の命令またはコードとして記憶できる。したがって、本書で開示されている方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体に記憶されたソフトウェアとして実装できる。
【0090】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所にコンピュータプログラムまたはコードを転送することを可能にできる任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光学式ディスクストレージ、磁気式ディスクストレージもしくは他の磁気記憶装置、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用でき、かつコンピュータによってアクセスできる、任意の他の媒体を含み得る。
【0091】
本書で使用されている「ユニット」という用語は、本書で説明されている関連機能を実行するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの要素の任意の組み合わせを指す。加えて、説明の目的のために、様々なユニットが個別のユニットとして説明されているが、当業者にとって明らかであるように、2つ以上のユニットを組み合わせて、本開示の実施形態による関連機能を実行する単一のユニットを形成することもできる。
【0092】
加えて、本開示の実施形態では、メモリまたは他のストレージ、ならびに通信コンポーネントを使用できる。明確にするために、上記の説明が、様々な機能ユニットやプロセッサを参照して本開示の実施形態を説明していることは理解されよう。しかしながら、本開示を損なうことなく、様々な機能ユニット、処理論理素子、または領域間での任意の適切な機能分配を使用できることは明らかであろう。例えば、別個の処理論理素子またはコントローラによって実行されるように示されている機能は、同じ処理論理素子またはコントローラによって実行されてもよい。したがって、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理的または物理的な構造または組織を示すものではなく、説明されている機能を提供する適切な手段への言及にすぎない。
【0093】
本開示で説明されている実装に対する様々な変更は、当業者には直ちに明らかであり、本書で定められている一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の実装に適用できる。したがって、本開示は、本書で示されている実装に限定されることを意図しておらず、以下の特許請求の範囲に記載されているように、本書で開示されている新規の特徴および原理に相応しい最も広い範囲を与えられるべきものである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-07-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の無線通信ノードによって、第2の無線通信ノードへ無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を送信することであって、前記UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、送信することを含む、無線通信方法。
【請求項2】
前記UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示す、請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記第1の無線通信ノードは、UAV情報を受信し、かつ前記UAV情報に従って前記UAVグループ化情報を送信するように構成され、任意選択的に前記UAV情報は、UAV識別子またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含み、さらに任意選択的に、前記UAV区別情報は、予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、または飛行高さ情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項1または2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記UAV情報は、前記第2の無線通信ノードから受信され、前記UAV情報は、Radio Access Network (RAN) Configuration Updateメッセージ、Handover Requiredメッセージ、Path Switch Requestメッセージ、Protocol Data Unit (PDU) Session Resource Modify Indicationメッセージ、Initial UE Messageメッセージ、またはUplink Non-access stratum (NAS) Transportメッセージで送信される、および/または、
前記UAV情報は、前記第2の無線通信ノードから受信され、前記UAVグループ化情報は、RAN Configuration Update Acknowledgeメッセージ、Handover Commandメッセージ、Path Switch Request Acknowledgeメッセージ、PDU Session Resource Modify Confirmメッセージ、またはDownlink NAS Transportメッセージで送信される、請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記UAV情報は、UAVから受信され、前記UAVグループ化情報は、Initial User Equipment (UE) Context Setup Requestメッセージ、Handover Requestメッセージ、Downlink RAN Configuration Transferメッセージ、またはDownlink NAS Transportメッセージで送信され、任意選択的に、前記UAV情報は、NASシグナリングによって前記UAVから受信される、請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記第1の無線通信ノードは、前記第2の無線通信ノードから応答メッセージを受信するように構成され、前記応答メッセージは、Initial UE Context Setup ResponseメッセージまたはHandover Request Acknowledgementメッセージで送信される、請求項1~のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項7】
第2の無線通信ノードによって、第1の無線通信ノードから無人航空機(UAV:unmanned aerial vehicle)グループ化情報を受信することであって、前記UAVグループ化情報が、グループ識別子またはUAVグループ許可情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、受信することを含む、無線通信方法。
【請求項8】
前記UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示す、および/または、
前記第2の無線通信ノードは、前記第1の無線通信ノードへUAV情報を送信し、かつ前記UAV情報に応じて前記UAVグループ化情報を受信するように構成され、任意選択的に、前記UAV情報は、UAV識別子またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項7に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記UAV区別情報は、予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、または飛行高さ情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、および/または、
前記UAV情報は、Radio Access Network (RAN) Configuration Updateメッセージ、Handover Requiredメッセージ、Path Switch Requestメッセージ、Protocol Data Unit (PDU) Session Resource Modify Indicationメッセージ、Initial User Equipment (UE) Messageメッセージ、またはUplink Non-access stratum (NAS) Transportメッセージで送信される、および/または、
前記UAVグループ化情報は、RAN Configuration Update Acknowledgeメッセージ、Handover Commandメッセージ、Path Switch Request Acknowledgeメッセージ、PDU Session Resource Modify Confirmメッセージ、またはDownlink NAS Transportメッセージで送信される、および/または、
前記第2の無線通信ノードは、第3の無線通信ノードへUAV関連情報を送信するように構成され、前記UAV関連情報は、グループ識別子、UAVグループ許可情報、UAV識別子、またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含み、任意選択的に、前記UAV関連情報は、Next Generation Radio Access Network (NG-RAN) Configuration Updateメッセージ、Handover Requestメッセージ、またはRetrieve UE Context Requestメッセージで送信され、さらに任意選択的に、前記第2の無線通信ノードは、前記第3の無線通信ノードから応答メッセージを受信するように構成され、前記応答メッセージは、NG-RAN Configuration Acknowledgeメッセージ、Handover Request Acknowledgeメッセージ、またはRetrieve UE Context Responseメッセージで送信される、請求項に記載の無線通信方法。
【請求項10】
第3の無線通信ノードによって、第2の無線通信ノードから第3の無線通信ノードへのUAV関連情報を受信することであって、前記UAV関連情報が、グループ識別子、UAVグループ許可情報、UAV識別子、またはUAV区別情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、受信することを含む、無線通信方法。
【請求項11】
前記UAVグループ許可情報は、UAVがグループで動くことを許可されているかどうかを示す、および/または、
前記UAV区別情報は、予定通信時間、静止指示、電力消費レベル、飛行経路情報、または飛行高さ情報のうちの少なくともいずれか1つを含む、および/または、
前記UAV関連情報は、Next Generation Radio Access Network (NG-RAN) Configuration Updateメッセージ、Handover Requestメッセージ、またはRetrieve User Equipment (UE) Context Requestメッセージで送信される、および/または、
前記第3の無線通信ノードは、前記第2の無線通信ノードへ応答メッセージを送信するように構成され、前記応答メッセージは、NG-RAN Configuration Acknowledgeメッセージ、Handover Request Acknowledgeメッセージ、またはRetrieve UE Context Responseメッセージで送信される、請求項10に記載の無線通信方法。
【請求項12】
通信ユニットと、
請求項1~6のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行するように構成されたプロセッサと
を備える、無線通信ノード。
【請求項13】
通信ユニットと、
請求項7~9のいずれか1項に記載の無線通信方法を実行するように構成されたプロセッサと
を備える、無線通信ノード。
【請求項14】
通信ユニットと、
請求項10または11に記載の無線通信方法を実行するように構成されたプロセッサと
を備える、無線通信ノード。
【請求項15】
コンピュータ可読プログラム媒体コードが記憶されたコンピュータプログラム製品であって、前記コードが、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1~11のいずれかに記載の無線通信方法を実施させる、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】