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特表2024-538935アクセスタイプごとのネットワークスライス受付制御のための方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】アクセスタイプごとのネットワークスライス受付制御のための方法
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/02 20090101AFI20241018BHJP
   H04W 76/18 20180101ALI20241018BHJP
【FI】
H04W48/02
H04W76/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516658
(86)(22)【出願日】2021-11-04
(85)【翻訳文提出日】2024-05-09
(86)【国際出願番号】 CN2021128765
(87)【国際公開番号】W WO2023077370
(87)【国際公開日】2023-05-11
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン,モンハン
(72)【発明者】
【氏名】リアン,シュアン
(72)【発明者】
【氏名】ジュー,ジングオ
(72)【発明者】
【氏名】ヂョウ,シンユエ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
無線ネットワークノードで使用するための無線通信方法が開示される。本方法は、第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線端末に送信することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、前記拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線端末に送信すること
を含む、無線ネットワークノードで使用するための無線通信方法。
【請求項2】
前記第1の接続要求が、プロトコルデータユニットセッション確立要求またはパケットデータネットワーク接続要求である、請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記第1の接続要求の拒否に関連付けられたネットワークスライス受付制御結果を、ネットワークスライス受付制御機能から受信すること
をさらに含む、請求項1または2に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記ネットワークスライス受付制御結果が、
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられた無線端末の最大数に達していること、または
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられたプロトコルデータユニットセッションの最大数に達していること
のうちの少なくとも一方を示す、請求項3に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記拒否理由が、
リソースが不足していること、
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられた無線端末の最大数に達していること、または
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられたプロトコルデータユニットセッションの最大数に達していること
のうちの少なくとも1つを示す、請求項1~4のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つのアクセスタイプが、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3rdgeneration partnership project)アクセスタイプ、非3GPPアクセスタイプ、または前記第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項1~5のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つのアクセスタイプが、前記第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含み、
前記方法が、
前記第1のアクセスタイプとは異なる第2のアクセスタイプを介して第2の接続要求を前記無線端末から受信すること
をさらに含み、かつ
前記第1の接続要求および前記第2の接続要求が、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる、請求項1~6のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項8】
前記拒否理由が、リソースが不足していることを示し、かつ
前記第1の接続要求および前記第2の接続要求が、同じアクセスポイント名に関連付けられる、請求項7に記載の無線通信方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのアクセスタイプが、前記第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含み、
前記方法が、
バックオフタイマが満了した後に、前記第1の接続要求に関連付けられた前記第1のアクセスタイプを介して第2の接続要求を前記無線端末から受信すること
をさらに含み、かつ
前記第1の接続要求および前記第2の接続要求が、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる、請求項1~6のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つのアクセスタイプが、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプを含み、
前記方法が、
バックオフタイマが満了した後に、前記3GPPアクセスタイプまたは前記非3GPPアクセスタイプを介して第2の接続要求を前記無線端末から受信すること
をさらに含み、かつ
前記第1の接続要求および前記第2の接続要求が、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる、請求項1~6のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項11】
前記拒否理由が、リソースが不足していることを示し、かつ
前記第1の接続要求および前記第2の接続要求が、同じアクセスポイント名に関連付けられる、請求項10に記載の無線通信方法。
【請求項12】
前記第1の接続要求に関連付けられたバックオフタイマを前記無線端末に送信すること
をさらに含む、請求項1~11のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項13】
前記無線ネットワークノードが、セッション管理機能、またはセッション管理機能とパケットデータネットワークゲートウェイ制御プレーン機能との組み合わせノードのうちの少なくとも1つを備える、請求項1~12のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項14】
第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、前記拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線ネットワークノードから受信すること
を含む、無線端末で使用するための無線通信方法。
【請求項15】
前記第1の接続要求が、プロトコルデータユニットセッション確立要求またはパケットデータネットワーク接続要求である、請求項14に記載の無線通信方法。
【請求項16】
前記拒否理由が、
リソースが不足していること、
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられた無線端末の最大数に達していること、または
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられたプロトコルデータユニットセッションの最大数に達していること
のうちの少なくとも1つを示す、請求項14または15に記載の無線通信方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つのアクセスタイプが、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)アクセスタイプ、非3GPPアクセスタイプ、または前記第1の接続要求に関連付けられた現在のアクセスタイプのうちの少なくとも1つを含む、請求項14~16のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項18】
前記拒否理由または前記インジケーションのうちの少なくとも一方に基づいて、前記第1の接続要求と同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられた第2の接続要求を前記無線ネットワークノードに送信すること
をさらに含む、請求項14~17のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項19】
前記少なくとも1つのアクセスタイプが、前記第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含み、
前記方法が、
前記第1のアクセスタイプとは異なる第2のアクセスタイプを介して第2の接続要求を前記無線ネットワークノードに送信すること
をさらに含み、かつ
前記第1の接続要求および前記第2の接続要求が、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる、請求項14~18のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項20】
前記拒否理由が、リソースが不足していることを示し、かつ
前記第1の接続要求および前記第2の接続要求が、同じアクセスポイント名に関連付けられる、請求項19に記載の無線通信方法。
【請求項21】
前記少なくとも1つのアクセスタイプが、前記第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含み、
前記方法が、
バックオフタイマが満了した後に、前記第1の接続要求に関連付けられた前記第1のアクセスタイプを介して第2の接続要求を前記無線ネットワークノードに送信すること
をさらに含み、かつ
前記第1の接続要求および前記第2の接続要求が、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる、請求項14~18のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項22】
前記少なくとも1つのアクセスタイプが、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプを含み、
前記方法が、
バックオフタイマが満了した後に、前記3GPPアクセスタイプまたは前記非3GPPアクセスタイプを介して第2の接続要求を前記無線ネットワークノードに送信すること
をさらに含み、かつ
前記第1の接続要求および前記第2の接続要求が、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる、請求項14~18のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項23】
前記拒否理由が、リソースが不足していることを示し、かつ
前記第1の接続要求および前記第2の接続要求が、同じアクセスポイント名に関連付けられる、請求項22に記載の無線通信方法。
【請求項24】
前記第1の接続要求に関連付けられたバックオフタイマを無線ネットワークノードから受信すること
をさらに含む、請求項14~23のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項25】
前記無線ネットワークノードが、セッション管理機能、またはセッション管理機能とパケットデータネットワークゲートウェイ制御プレーン機能との組み合わせノードのうちの少なくとも1つを備える、請求項14~24のいずれかに記載の無線通信方法。
【請求項26】
第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、前記拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線端末に送信するように構成された通信ユニット
を備える、無線ネットワークノード。
【請求項27】
請求項2~13のいずれかに記載の無線通信方法を実施するように構成されたプロセッサをさらに備える、請求項26に記載の無線ネットワークノード。
【請求項28】
第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、前記拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線ネットワークノードから受信するように構成された通信ユニット
を備える、無線端末。
【請求項29】
請求項15~25のいずれかに記載の無線通信方法を実施するように構成されたプロセッサをさらに備える、請求項28に記載の無線端末。
【請求項30】
コンピュータプログラム製品であって、そこに記憶されたコンピュータ可読プログラム媒体コードを含み、前記コードが、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに請求項1~25のいずれか1項に記載の無線通信方法を実装させる、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本文書は、一般に、無線通信に関し、特に、第5世代(5G:5th generation)無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
5Gネットワークでは、ネットワークスライスごとの登録ユーザ機器(UE:user equipment)の数、およびネットワークスライス受付制御(NSAC:Network Slice Admission Control)の対象であるネットワークスライスについてのネットワークスライスごとのプロトコルデータユニット(PDU:protocol data unit)セッションの数を監視および制御するために、NSACが導入される場合がある。しかしながら、アクセスタイプが考慮されているときに、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数および/またはネットワークスライスごとのUEの数についてNASCをどのようにサポートするかは、議論されるべきトピックである。
【0003】
本文書は、アクセスタイプごとのNASC、特に5GシステムにおけるアクセスタイプごとのNASCのための方法、システム、およびデバイスに関する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、無線ネットワークノードで使用するための無線通信方法に関する。本方法は、
第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線端末に送信すること
を含む。
【0005】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装してもよい。
好ましくは、第1の接続要求は、プロトコルデータユニットセッション確立要求またはパケットデータネットワーク接続要求である。
【0006】
好ましくは、無線通信方法は、
第1の接続要求の拒否に関連付けられたネットワークスライス受付制御結果を、ネットワークスライス受付制御機能から受信すること
をさらに含む。
【0007】
好ましくは、ネットワークスライス受付制御結果は、
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられた無線端末の最大数に達していること、または
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられたプロトコルデータユニットセッションの最大数に達していること
のうちの少なくとも一方を示す。
【0008】
好ましくは、拒否理由は、
リソースが不足していること、
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられた無線端末の最大数に達していること、または
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられたプロトコルデータユニットセッションの最大数に達していること
のうちの少なくとも1つを示す。
【0009】
好ましくは、少なくとも1つのアクセスタイプは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標):3rdgeneration partnership project)アクセスタイプ、非3GPPアクセスタイプ、または第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0010】
好ましくは、少なくとも1つのアクセスタイプは、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含み、かつ本方法は、
第1のアクセスタイプとは異なる第2のアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線端末から受信することをさらに含み、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0011】
好ましくは、拒否理由は、リソースが不足していることを示し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0012】
好ましくは、少なくとも1つのアクセスタイプは、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含み、かつ本方法は、
バックオフタイマが満了した後に、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線端末から受信することをさらに含み、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0013】
好ましくは、少なくとも1つのアクセスタイプは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプを含み、かつ本方法は、
バックオフタイマが満了した後に、3GPPアクセスタイプまたは非3GPPアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線端末から受信することをさらに含み、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0014】
好ましくは、拒否理由は、リソースが不足していることを示し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0015】
好ましくは、無線通信方法は、
第1の接続要求に関連付けられたバックオフタイマを無線端末に送信すること
をさらに含む。
【0016】
好ましくは、無線ネットワークノードは、セッション管理機能、またはセッション管理機能とパケットデータネットワークゲートウェイ制御プレーン機能との組み合わせノードのうちの少なくとも1つを備える。
【0017】
本開示は、無線端末で使用するための無線通信方法に関する。本方法は、
第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線ネットワークノードから受信すること
を含む。
【0018】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装してもよい。
好ましくは、第1の接続要求は、プロトコルデータユニットセッション確立要求またはパケットデータネットワーク接続要求である。
【0019】
好ましくは、拒否理由は、
リソースが不足していること、
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられた無線端末の最大数に達していること、または
ネットワークスライスもしくは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられたプロトコルデータユニットセッションの最大数に達していること
のうちの少なくとも1つを示す。
【0020】
好ましくは、少なくとも1つのアクセスタイプは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)アクセスタイプ、非3GPPアクセスタイプ、または第1の接続要求に関連付けられた現在のアクセスタイプのうちの少なくとも1つを含む。
【0021】
好ましくは、無線通信方法は、
拒否理由またはインジケーションのうちの少なくとも一方に基づいて、第1の接続要求と同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられた第2の接続要求を無線ネットワークノードに送信すること
をさらに含む。
【0022】
好ましくは、少なくとも1つのアクセスタイプは、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含み、かつ本方法は、
第1のアクセスタイプとは異なる第2のアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線ネットワークノードに送信すること
をさらに含み、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0023】
好ましくは、拒否理由は、リソースが不足していることを示し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0024】
好ましくは、少なくとも1つのアクセスタイプは、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含み、かつ本方法は、
バックオフタイマが満了した後に、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線ネットワークノードに送信することをさらに含み、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0025】
好ましくは、少なくとも1つのアクセスタイプは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプを含み、かつ本方法は、
バックオフタイマが満了した後に、3GPPアクセスタイプまたは非3GPPアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線ネットワークノードに送信することをさらに含み、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0026】
好ましくは、拒否理由は、リソースが不足していることを示し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0027】
好ましくは、無線通信方法は、第1の接続要求に関連付けられたバックオフタイマを無線ネットワークノードから受信すること
をさらに含む。
【0028】
好ましくは、無線ネットワークノードは、セッション管理機能、またはセッション管理機能とパケットデータネットワークゲートウェイ制御プレーン機能との組み合わせノードのうちの少なくとも1つを備える。
【0029】
本開示は、無線ネットワークノードに関する。無線ネットワークノードは、
第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線端末に送信するように構成された通信ユニット
を備える。
【0030】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装してもよい。
好ましくは、無線ネットワークノードは、前述の無線通信方法のいずれかを実施するように構成されたプロセッサをさらに備える。
【0031】
本開示は、無線端末に関する。無線端末は、
第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線ネットワークノードから受信するように構成された通信ユニット
を備える。
【0032】
様々な実施形態は、好ましくは、以下の特徴を実装してもよい。
好ましくは、無線端末は、前述の無線通信方法のいずれかを実施するように構成されたプロセッサをさらに備える。
【0033】
本開示は、コンピュータプログラム製品であって、そこに記憶されたコンピュータ可読プログラム媒体コードを含むコンピュータプログラム製品に関し、コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに前述の方法のいずれか1つに記載の無線通信方法を実装させる。
【0034】
本明細書に開示される例示的な実施形態は、添付の図面と併せて以下の説明を参照することによって容易に明らかになる特徴を提供することを対象とする。様々な実施形態によれば、例示的なシステム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品が本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態は限定ではなく例として提示されていることが理解され、本開示を読んだ当業者には、開示された実施形態に対する様々な修正が本開示の範囲内に留まりながら行うことができることが明らかであろう。
【0035】
したがって、本開示は、本明細書に記載および図示された例示的な実施形態および用途に限定されない。さらに、本明細書に開示される方法におけるステップの特定の順序および/または階層は、単なる例示的なアプローチである。設計の選好に基づいて、開示された方法またはプロセスのステップの特定の順序または階層は、本開示の範囲内に留まりながら再配置することができる。したがって、当業者であれば、本明細書に開示される方法および技術は、サンプルの順序で様々なステップまたは動作を提示し、本開示は、特に明記しない限り、提示される特定の順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
【0036】
上記および他の態様ならびにそれらの実装形態は、図面、説明、および特許請求の範囲においてより詳細に記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0037】
図1】本開示の一実施形態によるネットワークの概略図を示す。
図2】本開示の一実施形態による手順の概略図を示す。
図3】本開示の一実施形態による手順の概略図を示す。
図4】本開示の一実施形態による手順の概略図を示す。
図5】本開示の一実施形態による無線端末の概略図の一例を示す。
図6】本開示の一実施形態による無線ネットワークノードの概略図の一例を示す。
図7】本開示の一実施形態による方法のフローチャートを示す。
図8】本開示の一実施形態による方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0038】
本開示では、ネットワークスライスは、特定のネットワークケイパビリティおよびネットワーク特性を提供する論理ネットワークを表す。
【0039】
本開示では、ネットワークスライスインスタンスは、展開されたネットワークスライスを形成するネットワーク機能インスタンスおよび必要なリソース(例えば、計算、ストレージ、およびネットワーキングリソース)のセットを表す。
【0040】
図1は、本開示の一実施形態によるネットワークシステム(例えば、ネットワークアーキテクチャ)の概略図を示す。例えば、図1に示すネットワークシステムは、5Gシステム(5GS:5G system)であってもよい。図1では、ネットワークシステムは、以下のネットワーク機能/エンティティを備える。
【0041】
1)UE:ユーザ機器(User Equipment)
2)RAN:無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)
本開示では、RANは、RANノード、または次世代RAN(NG-RAN:next-generation RAN)(ノード)に等しくてもよい。
【0042】
3)AMF:アクセスおよびモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)
AMFは、UEモビリティ管理、到達可能性管理、接続管理、および登録管理などの機能を含む。AMFは、RAN制御プレーン(CP)インターフェースN2、ならびにNAS暗号化および完全性保護である非アクセス層(NAS:non-access stratum)インターフェースN1を終端させる。AMFはまた、N11インターフェースを介して適切なSMFにセッション管理(SM:session management)NASを分配する。
【0043】
AMFは、NSACの対象であるネットワークスライスを示す情報で構成される。AMFは、ネットワークスライスごとのUEの数の可用性チェックおよびネットワークスライス受付制御機能(NSACF:Network Slice Admission Control Function)に対する更新手順をトリガして、このネットワークスライスがUEのための許可されたネットワークスライス選択支援情報(NSSAI:Network Slice Selection Assistance information)に含まれる(すなわち、AMFはUEを単一のNSSAI(S-NSSAI)に登録するように要求する)か、または許可されたNSSAIから削除される(すなわち、AMFはS-NSSAIからUEを登録解除するように要求する)ときに、NSACの対象であるネットワークスライスに登録されたUEの数を更新する。
【0044】
4)SMF:セッション管理機能(Session Management Function)
SMFは、セッション確立、変更および解放、UE IPアドレス割り当ておよび管理、ユーザプレーン(UP:user plane)機能の選択および制御などの機能を含む。
【0045】
SMFは、NSACの対象であるネットワークスライスを示す情報で構成される。PDUセッションを固定するSMFは、PDUセッション確立手順の開始時(新しいPDUセッションの場合のみ)に、または成功したPDUセッション解放手順の最後のステップとして、NSACの対象であるネットワークスライスについて、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数の可用性チェックおよびNSACFに対する更新手順をトリガする。
【0046】
5)NSACF:ネットワークスライス受付制御機能
NSACFは、ネットワークスライスごとの登録されたUEの数およびネットワークスライスごとの確立されたPDUセッションの数の監視および制御をサポートする。NSACFはまた、イベントベースのネットワークスライスステータス通知をサポートし、コンシューマNF(例えば、ネットワークエクスポージャー機能(NEF:network exposure function)またはアプリケーション機能(AF:application function))に報告する。
【0047】
6)NSSF:ネットワークスライス選択機能(Network Slice Selection Function)
NSSFは、以下の機能をサポートする:UEにサービスを提供するネットワークスライスインスタンスのセットを選択する;許可されたNSSAIを決定し、必要に応じて、ホーム公衆陸上モバイルネットワーク(HPLMN:home public land mobile network)S-NSSAIにマッピングする;構成されたNSSAIを決定し、必要に応じて、HPLMN S-NSSAIにマッピングする;UEにサービスを提供するために使用されるAMFセットを決定する、または構成に基づいて、場合によってはネットワークリポジトリ機能(NRF:Network Repository Function)を照会することによって、候補AMFのリストを決定する。
【0048】
7)UPF:ユーザプレーン機能(User Plane Function)
UPFは、無線内/無線間アクセス技術(RAT:radio access technology)モビリティのためのアンカーポイントとして、およびデータネットワーク(DN:Data Network)への相互接続の外部PDUセッションポイントとして機能する。UPFはまた、SMFからのインジケーションに従ってデータパケットをルーティングおよび転送する。UPFはまた、UEがアイドルモードにあるときにダウンリンク(DL:downlink)データをバッファリングする。
【0049】
8)NEF:ネットワークエクスポージャー機能(Network Exposure Function)
NEFは、ケイパビリティおよびイベントのエクスポージャーをサポートする。AFは、AFが信頼できない場合、NEFを介してNSACFサービスにアクセスすることができる。
【0050】
9)AF:アプリケーション機能(Application Function)
AFが信頼できない場合、AFはNEFを介してNSACFサービスにアクセスすることができ、またはAFが信頼できる場合、AFは直接NSACFサービスにアクセスすることができる。
【0051】
図2は、本開示の一実施形態による、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数の可用性チェックおよび更新手順の概略図を示す。ネットワークスライスごとのPDUセッションの数の可用性チェックおよび更新手順は、NSACの対象であるS-NSSAI(すなわち、ネットワークスライス)上で確立されたPDUセッションの数を更新(例えば、増加または減少)するために使用される。SMFは、NSACの対象であるネットワークスライスを示す情報で構成される。
【0052】
ステップ201において、SMFがどのNSACFと通信すべきかを認識していない場合、SMFはNSACF発見を実施する。PDUセッションを固定するSMFは、PDUセッション確立手順(新しいPDUセッションが確立される場合のみ)の開始時に、および/または成功したPDUセッション解放手順の最後のステップとして、NSACの対象であるネットワークスライスについて、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数の可用性チェックおよびNSACFに対する更新手順をトリガする。
【0053】
ステップ202において、PDUセッションを固定するSMFは、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_RequestメッセージをNSACFに発信する。SMFは、メッセージに、UE識別子(ID)、PDUセッションID、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数の更新が必要とされるS-NSSAI、アクセスタイプ、および、手順がPDUセッション確立手順の最初にトリガされた場合にS-NSSAI上に確立されたPDUセッションの数が増加されるべきであることを示す、または手順がPDUセッション解放手順の最後にトリガされた場合にS-NSSAI上のPDUセッションの数が減少されるべきであることを示す更新フラグを含む。
【0054】
ステップ203において、NSACFは、S-NSSAI上で確立されたPDUセッションの現在の数を更新する、すなわち、更新フラグパラメータ内のアンカーSMFによって提供された情報に基づいて、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数を増加または減少させる。
【0055】
PDUセッションを固定するSMFからの更新フラグパラメータが増加を示し、S-NSSAI上で確立されたPDUセッションの最大数に既に達している場合、NSACFは、ネットワークスライスごとのPDUセッションの最大数に達していることを示す結果パラメータを返す。S-NSSAI上で確立されたPDUセッションの最大数に達していない場合、NSACFはUE IDをチェックする。UE IDが特定されている場合、NSACFはPDUセッションIDを記憶し、そのS-NSSAIのPDUセッションの数を増加させる。NSACFがUE IDを特定することができない場合、NSACFは、UE IDのエントリを作成し、PDUセッションIDを記憶し、そのS-NSSAIのPDUセッションの数を増加させる。
【0056】
PDUセッションを固定するSMFからの更新フラグパラメータが、S-NSSAIごとのPDUセッションの現在の数を減少させることを示す場合、NSACFは、UE IDを特定し、そのS-NSSAIのPDUセッションの数を減少させ、関連するPDUセッションIDを削除する。UE IDがそれ以上PDUセッションを有していない場合、減少後、NSACFはUE IDエントリを削除する。
【0057】
一実施形態では、NSACFは、アクセスタイプを考慮して、S-NSSAIごとのPDUセッションの数を増加させるか減少させるかを決定する。
【0058】
ステップ204において、NSACFは、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Responseメッセージを介してアンカーSMFへの更新を確認応答する。NSACFがS-NSSAI到達結果ごとのPDUセッションの最大数を返す場合(すなわち、結果がS-NSSAI上に登録されたPDUセッションの最大数に達していることを示している)、SMFは、「特定のスライスのリソースが不足している」という拒否理由および場合によりバックオフタイマとともにPDUセッション確立要求を拒否する。そのような条件下では、UEは、バックオフタイマが満了するまで、同じS-NSSAIのための別のPDUセッション確立手順を開始しない。
【0059】
ネットワークスライスごとのPDUセッションの数の可用性チェックおよび更新手順中に、NSACFは、S-NSSAIごとのPDUセッションの数を増加させるか減少させるかについてアクセスタイプを考慮に入れてもよい。しかしながら、アクセスタイプを考慮する場合に、どのようにしてNSACFがPDUセッションの数を増加または減少させるかは未知のままである。本開示は、例えば、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数の可用性チェックおよび更新手順において、S-NSSAIごとのPDUセッションの数についてアクセスタイプごとのNSACをサポートおよび実現する実施形態を提供する。
【0060】
いくつかの実施形態では、ネットワークオペレータのポリシーに基づいて、NSACFは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)アクセスタイプまたは非3GPPアクセスタイプに対してのみS-NSSAIにNSACを適用するように構成されてもよい。現在適用されているアクセスタイプではないアクセスタイプを介して確立されたPDUセッションの数はカウントされないことに留意されたい。そのような条件下で、PDUセッション確立要求が1つのアクセスタイプ上で拒否される場合、UEは、別のアクセスタイプを介して同じS-NSSAIで別のPDUセッション確立要求を開始しない場合がある。しかしながら、PDUセッション確立要求が1つのアクセスタイプ上で拒否される場合、UEは、5GS内の別のアクセスタイプを介して同じS-NSSAIでPDUセッション確立要求を開始することを許可されるべきである。したがって、アクセスタイプが5GSで考慮されている場合に(例えば、アクセスタイプごとのNSAC)、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数についてNSACをどのようにサポートするかは議論される必要がある。同様に、エボルブドパケットシステム(EPS:evolved Packet System)(例えば、第4世代(4G:4th generation)ネットワーク)におけるUEの数および/またはネットワークスライスごとのPDUセッションの数についてアクセスタイプごとのNSACをどのようにサポートするかもまた議論される必要がある。
【0061】
本開示では、5GSおよび/またはEPS(例えば、5GSおよびEPSの両方をサポートするインタワーキングネットワーク(アーキテクチャ))におけるS-NSSAIごとのアクセスタイプごとのNSACをサポートするための方法が提供される。
【0062】
図3は、本開示の一実施形態による手順の概略図を示す。図3に示す手順は、(5GSにおける)S-NSSAIごとのPDUセッションの数についてのアクセスタイプごとのNSACに関連付けられ、以下のステップを含む。
【0063】
ステップ301(UEからAMFへ):UEは、PDUセッション確立要求を送信することによってUE要求PDUセッション確立手順を開始する。PDUセッション確立要求は、PDUセッションID、要求される(PDUセッション)タイプ、S-NSSAI、…などを含む。
【0064】
一実施形態では、要求タイプは、PDUセッション確立要求が新しいPDUセッションを確立する要求である場合には「初期要求」を示し、PDUセッション確立要求が3GPPアクセスと非3GPPアクセスとの間の既存のPDUセッション切替え、またはEPS内の既存のPDN接続からのPDUセッションハンドオーバと関連付けられる場合には「既存のPDUセッション」を示す。
【0065】
UEは、現在のアクセスタイプの許可されたNSSAIからのS-NSSAIをPDUセッション確立要求に含める。許可されたNSSAIのマッピングがUEに提供された場合、UEは、許可されたNSSAIからの訪問先公衆陸上モバイルネットワーク(VPLMN:visited public land mobile network)のS-NSSAI、および許可されたNSSAIのマッピングからのHPLMNの対応するS-NSSAIの両方を提供する。
【0066】
ステップ302(AMFからSMFへ):AMFがUEによって提供されたPDUセッションIDに対するSMFとの関連付けを有しない場合(例えば、要求タイプが「初期要求」を示す場合)、AMFはNsmf_PDUSession_CreateSMContext要求を呼び出す。
【0067】
一実施形態では、AMFは、許可されたNSSAIからSMFに、サービングPLMNのS-NSSAIを発信する。ローカルブレイクアウト(LBO:local breakout)におけるローミングシナリオでは、AMFはまた、許可されたNSSAIのマッピングからSMFにHPLMNの対応するS-NSSAIを発信してもよい。
【0068】
AMFは、PDUセッションのアクセスタイプおよびRATタイプを決定する。
ステップ303(SMF):PDUセッションを固定するSMFが、PDUセッション確立手順の開始時に(新しいPDUセッションが確立される場合のみ)、NSACの対象であるS-NSSAIについて、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数の可用性チェックおよびNSACFに対する更新手順をトリガする。SMFがどのNSACFと通信すべきかを認識していない場合、SMFはNSACF発見を実施する。
【0069】
ステップ304(SMFからNSACFへ):SMFはNnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_RequestメッセージをNSACFに発信する。SMFは、メッセージに、UE ID、PDUセッションID、ネットワークスライス更新ごとのPDUセッション数が必要とされるS-NSSAI、アクセスタイプおよび更新フラグを含む。一実施形態では、更新フラグは、手順がPDUセッション確立手順の最初にトリガされているため、S-NSSAI上で確立されたPDUの数が増加されるべきであることを示す。
【0070】
ステップ305(NSACF):NSACFは、どのアクセスタイプがNSACの対象のS-NSSAIに対して指定されているかを示す情報(すなわち、3GPPアクセスタイプ、非3GPPアクセスタイプ、または3GPPアクセスタイプ非3GPPアクセスタイプの両方)で構成される。
【0071】
一実施形態では、S-NSSAIに対するアクセスタイプごとのNSACが必要とされ(例えば、NSACが3GPPアクセスを介してのみS-NSSAIに適用可能である、すなわち非3GPPアクセスを介してS-NSSAI上で確立されるPDUセッションの数が制御されないように構成されるか、または3GPPアクセスおよび非3GPPアクセスを介してS-NSSAI上で確立されたPDUセッションの数が別々のクオータを用いて別々にカウントされるように構成される)、現在のアクセスタイプを介してS-NSSAI上で確立されたPDUセッションの最大数に既に達している場合、NSACFは、現在のアクセスタイプにわたるS-NSSAI上のPDUセッションの最大数に達していることを示す結果パラメータを返す。この実施形態では、結果パラメータは、例えば、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Requestメッセージに含まれる現在のアクセスタイプにのみ適用される。
【0072】
S-NSSAIに対するアクセスタイプごとのNSACが必要とされず、S-NSSAI上で確立されたPDUセッションの最大数に既に達している場合、NSACFは、S-NSSAI上のPDUセッションの最大数に達していることを示す結果パラメータを返す。この実施形態では、結果パラメータは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方に適用される。
【0073】
ステップ306(NSACFからSMFへ):NSACFは、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_Responseメッセージを介してSMFへの更新を確認応答する。
【0074】
ステップ307(SMFからAMFへ):一実施形態では、現在のアクセスタイプを介してS-NSSAI上に確立されたPDUセッションの最大数に既に達しているとNSACFが返す場合、SMFは、特定のネットワークスライス上のPDUセッションの最大数に既に達しているという拒否理由でPDUセッション確立要求を拒否する。この実施形態では、結果パラメータは現在のアクセスタイプにのみ適用される。SMFは、この実施形態では拒否理由が現在のアクセスタイプにのみ適用されるというインジケーションをさらに送信する。さらに、SMFは、場合により、拒否理由に関連付けられたバックオフタイマを送信してもよい。
【0075】
一実施形態では、S-NSSAI上に確立されたPDUセッションの最大数に既に達しているとNSACFが返す場合、SMFは、特定のスライス上のPDUセッションの最大数に既に達しているという拒否理由でPDUセッション確立要求を拒否する。この実施形態では、結果パラメータは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方にのみ適用される。SMFは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方に適用される拒否理由のインジケーションを送信する。さらに、SMFは、場合により、拒否理由に関連付けられたバックオフタイマを送信してもよい。
【0076】
一実施形態では、SMFは、Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Responseを用いてAMFに応答することにより、NAS SMシグナリングを介してUE要求を拒否する。SMFはまた、PDUセッションIDが解放されたと見なされるべきであり、PDUセッション確立が停止されていることをAMFに示す。
【0077】
ステップ308(AMFからUEへ):AMFがNAS SMメッセージをUEに転送する。
ステップ309(UE):一実施形態では、UEが、特定のスライス上のPDUセッションの最大数に既に達しているという拒否理由と、拒否理由が現在のアクセスタイプにのみ適用されるというインジケーションとを受信した場合、UEは、別のアクセスタイプ(すなわち、PDUセッション確立要求に含まれる現在のアクセスタイプとは異なるアクセスタイプ)上で、同じS-NSSAIとPDUセッションを確立するために、別のPDUセッション確立手順を直ちに開始してもよい。代替として、UEは、関連するバックオフタイマが満了した後に、現在のアクセスタイプを介して同じS-NSSAIとPDUセッションを確立するために、別のPDUセッション確立手順を開始してもよい。UEは、拒否理由とともに、関連付けられたバックオフタイマを受信してもよい。
【0078】
一実施形態では、UEが、特定のスライス上のPDUセッションの最大数に既に達しているという拒否理由と、拒否理由が3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方に適用されるというインジケーションとを受信した場合、UEは、関連するバックオフタイマが満了した後に、現在のアクセスタイプまたは他のアクセスタイプを介して同じS-NSSAIとPDUセッションを確立するために、別のPDUセッション確立手順を開始してもよい。UEは、拒否理由とともに、関連付けられたバックオフタイマを受信してもよい。
【0079】
図4は、本開示の一実施形態による手順の概略図を示す。図4に示す手順は、5GSおよびEPSの両方をサポートするエボルブドパケットシステム(EPS)またはインタワーキングネットワーク(アーキテクチャ)におけるアクセスタイプごとのNSACに関連付けられ、以下のステップを含む。
【0080】
ステップ401(UEからモビリティ管理エンティティ(MME:Mobility Management Entity)へ):UEは、PDN接続要求メッセージを送信することによってUE要求パケットデータネットワーク(PDN:packet data network)手順を開始する。PDN接続要求は、アクセスポイント名(APN:access point name)、PDNタイプ、プロトコル構成オプション(PCO:Protocol Configuration Options)、要求タイプ、PDUセッションIDなどを含む。
【0081】
ステップ402(MMEからSMF+PGW-Cへ):MMEはSMF+PGW-Cにセッション作成要求を発信する。
【0082】
ステップ403(SMF+PGW-C):SMF+PGW-Cは、どのS-NSSAIがNSACの対象であるかを示す情報で構成される。一実施形態では、SMF+PGW-Cは、5GSのみにおいてどのS-NSSAIがNSACの対象であるかを示す情報で構成される。
【0083】
一実施形態では、SMF+PGW-Cは、PDN接続に関連付けられたS-NSSAIを選択する。SMF+PGW-Cによって選択されたS-NSSAIがEPSおよび5GSの両方でNSACの対象である場合、SMF+PGW-Cは、UEの数およびPDUセッションの数に対して順番に、別々のNSAC手順を呼び出すことによってS-NSSAIの可用性をチェックするために、NSACFとの対話をトリガする。
【0084】
ステップ404(SMF+PGW-CからNSACFへ):SMF+PGW-Cは、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_RequestメッセージをNSACFに発信する。SMF+PGW-Cは、メッセージに、UE ID、アクセスタイプ、S-NSSAI、NF ID、およびS-NSSAIに登録されたUEの数が増加されるべきであることを示す更新フラグを含む。
【0085】
ステップ405(NSACF):NSACFは、どのアクセスタイプがNSACの対象のS-NSSAIに対して指定されているかを示す情報(すなわち、3GPPアクセスタイプ、非3GPPアクセスタイプ、または3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方)で構成される。
【0086】
一実施形態では、S-NSSAIに対するアクセスタイプごとのNSACが必要とされ、現在のアクセスタイプを介してS-NSSAIに登録されたUEの最大数に既に達している場合、NSACFは、現在のアクセスタイプを介してS-NSSAIに登録されたUEの最大数に達していることを示す結果パラメータを返す。この実施形態では、結果パラメータは現在のアクセスタイプにのみ適用される。
【0087】
一実施形態では、S-NSSAIに対するアクセスタイプごとのNSACが必要とされず、S-NSSAI上に登録されるUEの最大数に既に達している場合、NSACFは、S-NSSAI上に登録されるUEの最大数に達していることを示す結果パラメータを返す。この実施形態では、結果パラメータは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方に適用される。
【0088】
一実施形態では、S-NSSAIに登録されたUEの最大数に達していない場合、NSACFは登録を記録し、成功結果を返す。
【0089】
ステップ406(NSACFからSMF+PGW-C):NSACFは、Nnsacf_NSAC_NumOfUEsUpdate_ResponseメッセージでSMF+PGW-Cへの更新を確認応答する。
【0090】
S-NSSAIに登録されているUEの最大数に既に達している場合、以下のステップ407~409はスキップされてもよい。一実施形態では、NSACFが成功結果を返す場合(すなわち、S-NSSAIに登録されているUEの最大数に達していない)、以下のステップ407~409が実施される。
【0091】
ステップ407(SMF+PGW-CからNSACFへ):SMF+PGW-Cは、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_RequestメッセージをNSACFに発信する。SMF+PGW-Cは、メッセージに、UE ID、PDUセッションID、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数の更新が必要とされるS-NSSAI、アクセスタイプ、およびS-NSSAI上に確立されたPDUの数が増加されるべきであることを示す更新フラグを含む。
【0092】
ステップ408(NSACF):NSACFは、どのアクセスタイプがNSACの対象のS-NSSAIに対して指定されているかを示す情報(すなわち、3GPPアクセスタイプ、非3GPPアクセスタイプ、または3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方)で構成される。
【0093】
一実施形態では、S-NSSAIに対するアクセスタイプごとのNSACが必要とされ、現在のアクセスタイプを介してS-NSSAI上で確立されたPDUセッションの最大数に既に達している場合、NSACFは、現在のアクセスタイプを介してS-NSSAI上のPDUセッションの最大数に達していることを示す結果パラメータを返す。結果パラメータは現在のアクセスタイプにのみ適用されることに留意されたい。
【0094】
一実施形態では、S-NSSAIに対するアクセスタイプごとのNSACが必要とされず、S-NSSAI上で確立されたPDUセッションの最大数に既に達している場合、NSACFは、S-NSSAI上のPDUセッションの最大数に達していることを示す結果パラメータを返す。この実施形態では、結果パラメータは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方に適用される。
【0095】
ステップ409(NSACFからSMF+PGW-Cへ):NSACFは、Nnsacf_NSAC_NumOfPDUsUpdate_ResponseメッセージでSMF+PGW-Cへの更新を確認応答する。
【0096】
一実施形態では、ステップ407~409は、ステップ404~406と入れ替わってもよい。すなわち、ステップ407~409は、ステップ404~406の前に実施されてもよい。この実施形態では、S-NSSAI上で確立されたPDUセッションの最大数に達している場合、ステップ404~406は省略されてもよい。一実施形態では、NSACFが成功結果を返した場合(すなわち、S-NSSAI上で確立されたPDUセッションの最大数に達していない)、ステップ404~406が実施される。
【0097】
ステップ410(SMF+PGW-CからMMEへ):
一実施形態では、現在のアクセスタイプにわたるS-NSSAI上のUEの最大数またはPDUセッションの最大数に既に達しているとNSACFが返した場合、SMF+PGW-Cは、「リソースが不足している」という拒否理由、または特定のネットワークスライス上のUEの最大数もしくはPDUセッションの最大数に既に達しているという拒否理由とともにPDN接続確立要求を拒否する。本実施形態では、SMF+PGW-Cは、拒否理由が現在のアクセスタイプにのみ適用されるというインジケーションをさらに送信する。
【0098】
一実施形態では、S-NSSAI上のUEの最大数またはPDUセッションの最大数に既に達しているとNSACFが返した場合、SMF+PGW-Cは、「リソースが不足している」という拒否理由、または特定のネットワークスライス上のUEの最大数もしくはPDUセッションの最大数に既に達しているという拒否理由とともにPDN接続確立要求を拒否する。この実施形態では、SMF+PGW-Cはまた、拒否理由が3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方に適用されるというインジケーションを送信する。
【0099】
一実施形態では、MMEへの影響を回避するために、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方に適用される拒否理由のインジケーション、または現在のアクセスタイプのみに適用される拒否理由のインジケーションは、PDN接続確立拒否メッセージに含まれるPCO情報要素(IE:information element)とともにUEに伝送される。
【0100】
ステップ411(MMEからUEへ):MMEはPDN接続要求を拒否し、拒否理由および関連するインジケーションをUEに送信する。
【0101】
ステップ412(UE):一実施形態において、UEが「リソースが不足している」という拒否理由と、拒否理由が現在のアクセスタイプにのみ適用されるというインジケーションとを受信した場合、UEは、別のアクセスタイプを介して同じAPNとPDN接続を確立するために、直ちに別のPDN接続確立手順を開始してもよい。代替として、UEは、関連付けられたバックオフタイマが満了した後、現在のアクセスタイプを介して同じAPNとPDN接続を確立するために、PDN接続確立手順を開始してもよい。UEは、拒否理由およびインジケーションとともに、関連付けられたバックオフタイマを受信してもよい。
【0102】
一実施形態では、UEが、特定のネットワークスライス上のUEの最大数またはPDUセッションの最大数に既に達しているという拒否理由と、拒否理由が現在のアクセスタイプにのみ適用されるというインジケーションとを受信した場合、UEは、別のアクセスタイプを介して同じAPNとPDN接続を確立するために、別のPDN接続確立手順を直ちに開始してもよい。代替として、UEは、他のアクセスタイプを介して同じS-NSSAIとPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手順を直ちに開始してもよい。別の代替として、UEは、関連付けられたバックオフタイマが満了した後、現在のアクセスタイプを介して、同じAPNとPDN接続を確立するために、別のPDN接続確立手順を開始してもよい。さらなる別の代替として、UEは、関連するバックオフタイマが満了した後に、現在のアクセスタイプを介して同じS-NSSAIとPDUセッションを確立するために、別のPDUセッション確立手順を開始してもよい。UEは、拒否理由およびインジケーションとともに、関連付けられたバックオフタイマを受信してもよい。
【0103】
一実施形態では、UEが「リソースが不足している」という拒否理由と、拒否理由が3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方に適用されるというインジケーションとを受信した場合、UEは、関連付けられたバックオフタイマが満了した後に、現在のアクセスタイプまたは他のアクセスタイプを介して同じAPNとPDN接続を確立するために、別のPDN接続確立手順を開始してもよい。UEは、拒否理由およびインジケーションとともに、関連付けられたバックオフタイマを受信してもよい。
【0104】
一実施形態では、UEが、特定のネットワークスライス上のUEの最大数またはPDUセッションの最大数に既に達しているという新しい拒否理由と、拒否理由が3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方に適用されるというインジケーションとを受信した場合、UEは、関連するバックオフタイマが満了した後に、現在のアクセスタイプまたは他のアクセスタイプを介して同じAPNとPDN接続を確立するために、別のPDN接続確立手順を開始してもよい。代替として、UEは、関連するバックオフタイマが満了した後に、現在のアクセスタイプまたは他のアクセスタイプを介して同じS-NSSAIとPDUセッションを確立するために、PDUセッション確立手順を開始してもよい。UEは、拒否理由およびインジケーションとともに、関連付けられたバックオフタイマを受信してもよい。
【0105】
図5は、本開示の一実施形態による無線端末50の概略図に関する。無線端末50は、ユーザ機器(UE)、携帯電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子書籍、またはポータブルコンピュータシステムであってもよく、本明細書では限定されない。無線端末50は、マイクロプロセッサまたは特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)などのプロセッサ500と、記憶ユニット510と、通信ユニット520とを含んでもよい。記憶ユニット510は、プロセッサ500によってアクセスされて実行されるプログラムコード512を記憶する任意のデータ記憶デバイスであってもよい。記憶ユニット512の実施形態は、加入者識別モジュール(SIM:subscriber identity module)、読み出し専用メモリ(ROM:read-only memory)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM:random-access memory)、ハードディスク、および光学データ記憶デバイスを含むが、これらに限定されない。通信ユニット520は、トランシーバであってもよく、プロセッサ500の処理結果に従って信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送信および受信するために使用される。一実施形態では、通信ユニット520は、図5に示す少なくとも1つのアンテナ522を介して信号を送信および受信する。
【0106】
一実施形態では、記憶ユニット510およびプログラムコード512は省略されてもよく、プロセッサ500は、記憶されたプログラムコードを有する記憶ユニットを含んでもよい。
【0107】
プロセッサ500は、例えば、プログラムコード512を実行することによって、例示された実施形態におけるステップのいずれか1つを無線端末50上で実装してもよい。
【0108】
通信ユニット520は、トランシーバであってもよい。通信ユニット520は、代替として、またはそれに加えて、無線ネットワークノード(例えば、基地局)との間で信号をそれぞれ送信および受信するように構成された送信ユニットおよび受信ユニットを組み合わせてもよい。
【0109】
図6は、本開示の一実施形態による無線ネットワークノード60の概略図に関する。無線ネットワークノード60は、衛星、基地局(BS:base station)、ネットワークエンティティ、モビリティ管理エンティティ(MME)、サービングゲートウェイ(S-GW:Serving Gateway)、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ(P-GW)、無線アクセスネットワーク(RAN)ノード、次世代RAN(NG-RAN)ノード、gNB、eNB、gNB中央ユニット(gNB-CU:gNB central unit)、gNB分散ユニット(gNB-DU:gNB distributed unit)、データネットワーク、コアネットワーク、または無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)であってもよく、本明細書では限定されない。さらに、無線ネットワークノード60は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、ユーザプレース機能(UPF:user place function)、ポリシー制御機能(PCF:policy control function)、アプリケーション機能(AF)などの少なくとも1つのネットワーク機能を備えてもよい(実施してもよい)。無線ネットワークノード60は、マイクロプロセッサまたはASICなどのプロセッサ600、記憶ユニット610、および通信ユニット620を含んでもよい。記憶ユニット610は、プロセッサ600によってアクセスされて実行されるプログラムコード612を記憶する任意のデータ記憶デバイスであってもよい。記憶ユニット612の例は、SIM、ROM、フラッシュメモリ、RAM、ハードディスク、および光学データ記憶デバイスを含むが、これらに限定されない。通信ユニット620は、トランシーバであってもよく、プロセッサ600の処理結果に従って信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送信および受信するために使用される。一例では、通信ユニット620は、図6に示す少なくとも1つのアンテナ622を介して信号を送信および受信する。
【0110】
一実施形態では、記憶ユニット610およびプログラムコード612は省略されてもよい。プロセッサ600は、記憶されたプログラムコードを有する記憶ユニットを含んでもよい。
【0111】
プロセッサ600は、例えばプログラムコード612を実行することによって、例示された実施形態に記載された任意のステップを無線ネットワークノード60上で実装してもよい。
【0112】
通信ユニット620は、トランシーバであってもよい。通信ユニット620は、代替として、またはそれに加えて、無線端末(例えば、ユーザ機器または別の無線ネットワークノード)との間で信号をそれぞれ送信および受信するように構成された送信ユニットおよび受信ユニットを組み合わせてもよい。
【0113】
図7は、本開示の一実施形態による方法の概略図を示す。図7に示された方法は、無線ネットワークノード(例えば、SMF、SMF+PGW-C、SMFもしくはSMF+PGW-Cを含む無線ネットワークノード、またはSMFもしくはSMF+PGW-Cの機能の全部もしくは少なくとも一部を実施する無線ネットワークノード)において使用されてもよく、そして、以下のステップを含む。
【0114】
ステップ701:第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線端末(例えば、UE)に送信する。
【0115】
図7において、無線ネットワークノードは、第1の接続要求に関連付けられた拒否理由を無線端末に送信する。この実施形態では、無線ネットワークノードは、拒否理由に関連付けられたインジケーションを無線端末に送信し、インジケーションは、拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプのための(示す)ものである。
【0116】
一実施形態では、第1の接続要求はPDU確立要求またはPDN接続要求である。
一実施形態では、無線ネットワークノードは、第1の接続要求に対する拒否に関連付けられたNSAC結果を、NSACFから受信する。例えば、無線ネットワークノードは、受信したNSAC結果に応答して、またはそれに基づいて、拒否理由およびインジケーションを送信する。
【0117】
一実施形態では、NSAC結果は、
ネットワークスライスもしくはS-NSSAIに関連付けられた無線端末の最大数に達していること、または
ネットワークスライスもしくはS-NSSAIに関連付けられたプロトコルデータユニットセッションの最大数に達していること
のうちの少なくとも一方を示す。
【0118】
一実施形態では、拒否理由は、
リソースが不足していること、
ネットワークスライスもしくはS-NSSAIに関連付けられた無線端末の最大数に達していること、または
ネットワークスライスもしくはS-NSSAIに関連付けられたプロトコルデータユニットセッションの最大数に達していること
のうちの少なくとも1つを示す。
【0119】
一実施形態では、少なくとも1つのアクセスタイプ(例えば、インジケーションによって示される、または関連付けられている)は、3GPPアクセスタイプ、非3GPPアクセスタイプ、または第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプ(例えば、上述の現在のアクセスタイプ)のうちの少なくとも1つを含む。例えば、インジケーションは、第1のアクセスタイプ(例えば、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプのうちの一方)を含んでもよい/示してもよい。代替として、インジケーションは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方を含んでもよい/示してもよい。
【0120】
一実施形態では、少なくとも1つのアクセスタイプは、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含む。この実施形態では、無線ネットワークノードは、第1のアクセスタイプとは異なる第2のアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線端末から受信する。第1の接続要求および第2の接続要求は、同じS-NSSAIまたは同じAPNに関連付けられることに留意されたい。すなわち、第2の接続要求は、PDU確立要求またはPDN接続要求であってもよい。例えば、拒否理由は、リソースが不足していることを示し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じAPNに関連付けられる(すなわち、第1の接続要求および第2の接続要求の両方がPDN接続要求である)。
【0121】
一実施形態では、少なくとも1つのアクセスタイプは、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含む。この実施形態では、無線ネットワークノードは、バックオフタイマが満了した後に、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線端末から受信し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報または同じアクセスポイント名に関連付けられる。第1の接続要求および第2の接続要求は、同じS-NSSAIまたは同じAPNに関連付けられることに留意されたい。すなわち、第2の接続要求は、PDU確立要求またはPDN接続要求であってもよい。
【0122】
一実施形態では、少なくとも1つのアクセスタイプは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプを含む。この実施形態では、無線ネットワークノードは、バックオフタイマが満了した後に、3GPPアクセスタイプまたは非3GPPアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線端末から受信し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じS-NSSAIまたは同じAPNに関連付けられる。すなわち、無線端末は、バックオフタイマが満了した後、同じPDUセッションまたは同じPDN接続を確立することを要求してもよい。この実施形態では、拒否理由は、リソースが不足していることを示してもよく、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じアクセスポイント名に関連付けられる。
【0123】
一実施形態では、無線ネットワークノードは、第1の接続要求に関連付けられたバックオフタイマを無線端末に送信してもよい。
【0124】
一実施形態では、無線ネットワークノードは、SMFまたはSMFとPGW-Cとの組み合わせノード(すなわち、SMF+PGW-C)のうちの少なくとも一方である/を含む。
【0125】
図8は、本開示の一実施形態による方法のフローチャートを示す。図8に示された方法は、無線端末(例えば、UE)において使用されてもよく、以下のステップを含む。
【0126】
ステップ801:第1の接続要求に関連付けられた拒否理由と、拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとを無線ネットワークノードから受信する。
【0127】
図8において、無線端末は、第1の接続要求に関連付けられた拒否理由を無線ネットワークノードから受信する(例えばSMFまたはSMF+PGW-C)。この実施形態では、拒否理由は、拒否理由に関連付けられた少なくとも1つのアクセスタイプを示すインジケーションとともに受信される。拒否理由および/またはインジケーションに基づいて、無線端末は、第2の接続要求を無線ネットワークノードにいつ送信するかを決定し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じS-NSSAIまたは同じAPNを有する。
【0128】
一実施形態では、第1の接続要求はPDUセッション確立要求またはPDN接続要求である。
一実施形態では、拒否理由は、
リソースが不足していること、
ネットワークスライスもしくはS-NSSAIに関連付けられた無線端末の最大数に達していること、または
ネットワークスライスもしくはS-NSSAIに関連付けられたプロトコルデータユニットセッションの最大数に達していること
のうちの少なくとも1つを示す。
【0129】
一実施形態では、少なくとも1つのアクセスタイプ(例えば、インジケーションによって示される、または関連付けられている)は、3GPPアクセスタイプ、非3GPPアクセスタイプ、または第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプ(例えば、上述の現在のアクセスタイプ)のうちの少なくとも1つを含む。例えば、インジケーションは、第1のアクセスタイプ(例えば、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプのうちの一方)を含んでもよい/示してもよい。代替として、インジケーションは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプの両方を含んでもよい/示してもよい。
【0130】
一実施形態では、少なくとも1つのアクセスタイプは、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含む。この実施形態では、無線端末は、第1のアクセスタイプとは異なる第2のアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線ネットワークノードに送信し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じS-NSSAI(すなわち、同じネットワークスライス)または同じAPNに関連付けられる。すなわち、無線端末は、例えば、拒否理由および/またはインジケーションを受信した直後/後に、一定期間(例えば、バックオフタイマが満了した後まで)待つことなく、第2の接続要求を送信してもよい。この実施形態では、拒否理由は、リソースが不足していることを示してもよく、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じAPNに関連付けられる。
【0131】
一実施形態では、少なくとも1つのアクセスタイプは、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプのみを含む。この実施形態では、無線端末は、バックオフタイマが満了した後に、第1の接続要求に関連付けられた第1のアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線ネットワークノードに送信し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じS-NSSAIまたは同じAPNに関連付けられる。
【0132】
一実施形態では、少なくとも1つのアクセスタイプは、3GPPアクセスタイプおよび非3GPPアクセスタイプを含む。この実施形態では、無線端末は、バックオフタイマが満了した後に、3GPPアクセスタイプまたは非3GPPアクセスタイプを介して第2の接続要求を無線ネットワークノードに送信し、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じS-NSSAIまたは同じAPNに関連付けられる。この実施形態では、拒否理由は、リソースが不足していることを示してもよく、第1の接続要求および第2の接続要求は、同じAPNに関連付けられてもよい。
【0133】
一実施形態では、無線ネットワークノードは、無線ネットワークノードから第1の接続要求に関連付けられたバックオフタイマを受信してもよい。
【0134】
一実施形態では、無線ネットワークノードは、SMFまたはSMFとPGW-Cとの組み合わせノード(すなわち、SMF+PGW-C)のうちの少なくとも一方である/を含む。
【0135】
以上、本開示の様々な実施形態について記載したが、それらは限定ではなく例としてのみ提示されていることを理解されたい。同様に、様々な図は、当業者が本開示の例示的な特徴および機能を理解することを可能にするために提供される例示的なアーキテクチャまたは構成を描写している場合がある。しかしながら、そのような人は、本開示が図示された例示的なアーキテクチャまたは構成に限定されず、様々な代替的なアーキテクチャおよび構成を使用して実装することができることを理解するであろう。さらに、当業者によって理解されるように、一実施形態の1つ以上の特徴は、本明細書に記載の別の実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせることができる。したがって、本開示の幅および範囲は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。
【0136】
また、「第1」、「第2」などの名称を使用する本明細書の要素へのいかなる参照も、一般に、それらの要素の量または順序を限定するものではないことも理解される。むしろ、これらの名称は、本明細書において、2つ以上の要素または要素の例を区別する便利な手段として使用することができる。したがって、第1および第2の要素への言及は、2つの要素のみを採用することができることも、第1の要素が何らかの方法で第2の要素の前になければならないことも意味しない。
【0137】
さらに、当業者は、情報および信号が様々な異なる技術および技術のいずれか1つを使用して表すことができることを理解するであろう。例えば、上記の説明で参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビットおよびシンボルは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは粒子、光場もしくは粒子、またはそれらの任意の組み合わせによって表すことができる。
【0138】
当業者であればさらに、本明細書に開示された態様に関連して記載された様々な例示的な論理ブロック、ユニット、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のうちの任意の1つは、電子ハードウェア(例えば、デジタル実装、アナログ実装、または2つの組み合わせ)、ファームウェア、命令(本明細書では、便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアユニット」と呼ぶことができる)を組み込んだ様々な形式のプログラムもしくは設計コード、またはこれらの技術の任意の組み合わせによって実装することができることを認識するであろう。
【0139】
ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、ユニット、回路、およびステップが、それらの機能に関して一般的に上述されている。そのような機能がハードウェア、ファームウェアもしくはソフトウェア、またはこれらの技術の組み合わせとして実装されるかどうかは、システム全体に課される特定の用途および設計制約に依存する。当業者は、記載された機能を特定の用途ごとに様々な方法で実装することができるが、そのような実装の決定は本開示の範囲から逸脱するものではない。様々な実施形態によれば、プロセッサ、デバイス、構成要素、回路、構造、機械、ユニットなどは、本明細書に記載の機能の1つ以上を実施するように構成することができる。指定された動作または機能に関して本明細書で使用される「ように構成された」または「ために構成された」という用語は、指定された動作または機能を実施するように物理的に構築、プログラムおよび/または配置されたプロセッサ、デバイス、構成要素、回路、構造、機械、ユニットなどを指す。
【0140】
さらに、当業者であれば、本明細書に記載の様々な例示的な論理ブロック、ユニット、デバイス、構成要素および回路を、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる集積回路(IC:integrated circuit)内に実装することができ、またはそれによって実施することができることを理解するであろう。論理ブロック、ユニット、および回路は、ネットワーク内またはデバイス内の様々な構成要素と通信するためのアンテナおよび/またはトランシーバをさらに含むことができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサとすることができるが、代替例では、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、またはステートマシンとすることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つ以上のマイクロプロセッサ、または、本明細書に記載された機能を実施するための任意の他の適切な構成として実装することができる。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つ以上の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶することができる。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体に記憶されたソフトウェアとして実装することができる。
【0141】
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、コンピュータプログラムまたはコードをある場所から別の場所に伝送することを可能にすることができる任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。記憶媒体は、コンピュータがアクセスすることができる任意の利用可能な媒体とすることができる。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用することができ、コンピュータがアクセスすることができる任意の他の媒体を含むことができる。
【0142】
本文書において、本明細書で使用される「ユニット」という用語は、本明細書で記載される関連する機能を実施するためのソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、およびこれらの要素の任意の組み合わせを指す。さらに、議論の目的のために、様々なユニットは、個別のユニットとして記載されているが、当業者には明らかであるように、2つ以上のユニットを組み合わせて、本開示の実施形態による関連する機能を実施する単一のユニットを形成してもよい。
【0143】
さらに、本開示の実施形態では、メモリまたは他の記憶装置、ならびに通信構成要素が採用されてもよい。明確にするために、上記の説明は、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して本開示の実施形態を記載したことが理解されよう。しかしながら、本開示を損なうことなく、異なる機能ユニット、処理論理要素またはドメイン間の機能の任意の適切な分配が使用されてもよいことは明らかであろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって実施されるように図示されている機能は、同じ処理論理要素またはコントローラによって実施されてもよい。したがって、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理的または物理的な構造または組織を示すのではなく、記載された機能を提供するための適切な手段への言及にすぎない。
【0144】
本開示に記載された実装形態に対する様々な変更は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の実装形態に適用することができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実装形態に限定されることを意図するものではなく、以下の特許請求の範囲に記載されるように、本明細書に開示される新規の特徴および原理と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-07-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線端末が、第1のプロトコルデータユニット(PDU:protocol data unit)セッション確立要求に関連付けられた拒否理由と、前記拒否理由が現在のアクセスタイプのみに適用されることを示すインジケーションとを無線通信ノードから受信すること、
を含み、
前記インジケーションが、前記無線端末が前記現在のアクセスタイプとは異なる別のアクセスタイプを介して第2のPDUセッション確立要求を開始できることを示し、
前記第1のPDUセッション確立要求と前記第2のPDUセッション確立要求とは、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI: Single Network Slice Selection Assistance information)に関連付けられる、無線通信方法。
【請求項2】
前記拒否理由が、リソースが不足していることを示す、請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項3】
前記現在のアクセスタイプが、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)アクセスタイプ、または、非3GPPアクセスタイプを含む、請求項に記載の無線通信方法。
【請求項4】
前記無線端末がバックオフタイマを受信することをさらに含み、
前記バックオフタイマが満了した後に、前記無線端末が、前記現在のアクセスタイプまたは前記別のアクセスタイプを介して前記第2のPDUセッション確立要求を開始できる、請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項5】
前記第1のPDUセッション確立要求に関連付けられたバックオフタイマを前記無線ネットワークノードから受信すること
をさらに含み、
前記バックオフタイマが満了する前に、前記無線端末が前記現在のアクセスタイプとは異なる前記別のアクセスタイプを介して第2のPDUセッション確立要求を開始することができる、請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項6】
前記無線ネットワークノードが、セッション管理機能を備える、請求項1に記載の無線通信方法。
【請求項7】
少なくとも1つのプロセッサと、命令を格納するメモリとを備え、前記命令が前記プロセッサによって実行される場合、無線ネットワークノードに、
第1のプロトコルデータユニット(PDU:protocol data unit)セッション確立要求に関連付けられた拒否理由と、前記拒否理由が現在のアクセスタイプのみに適用されることを示すインジケーションとを無線端末へと送信させ、
前記インジケーションは、前記無線端末が、前記現在のアクセスタイプとは異なる別のアクセスタイプを介して第2のPDUセッション確立要求を開始できることを示すために用いられ、
前記第1のPDU確立要求と前記第2のPDUセッション確立要求とは、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI: Single Network Slice Selection Assistance information)に関連付けられる、無線ネットワークノード。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記無線ネットワークノードに、
前記第1のPDUセッション確立要求の拒否に関連付けられたネットワークスライス受付制御結果を、ネットワークスライス受付制御機能から受信させ、
前記ネットワークスライス受付制御結果は、前記現在のアクセスタイプを介したネットワークスライスまたは単一のネットワークスライス選択支援情報に関連付けられたプロトコルデータユニットセッションの最大数に達していることを示す、請求項7に記載の無線ネットワークノード。
【請求項9】
前記拒否理由は、リソースの不足を示す、請求項7に記載の無線ネットワークノード。
【請求項10】
前記現在のアクセスタイプが、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3 rd generation partnership project)アクセスタイプ、または、非3GPPアクセスタイプを含む、請求項7に記載の無線ネットワークノード。
【請求項11】
前記プロセッサが、前記無線ネットワークノードに、バックオフタイマを前記無線端末へと送信させ、前記インジケーションは、さらに、前記バックオフタイマが満了した後に、前記無線端末が前記現在のアクセスタイプまたは前記別のアクセスタイプを介して前記第2のPDUセッション確立要求を開始することができることを示すために用いられる、請求項7に記載の無線ネットワークノード。
【請求項12】
前記プロセッサが、前記無線ネットワークノードに、前記第1のPDUセッション確立要求に関連付けられたバックオフタイマを前記無線端末へと送信させ、
前記インジケーションは、前記バックオフタイマが満了する前に、前記無線端末が前記現在のアクセスタイプとは異なる前記別のアクセスタイプを介して第2のPDUセッション確立要求を開始できることを示すために用いられる、請求項7に記載の無線ネットワークノード。
【請求項13】
少なくとも1つのプロセッサと、命令を格納するメモリとを備え、前記命令が前記プロセッサによって実行される場合、装置に、
第1のプロトコルデータユニット(PDU:protocol data unit)セッション確立要求に関連付けられた拒否理由と、前記拒否理由が現在のアクセスタイプのみに適用されることを示すインジケーションとを無線ネットワークノードから受信させ、
前記インジケーションが、前記無線端末が前記現在のアクセスタイプとは異なる別のアクセスタイプを介して第2のPDUセッション確立要求を開始できることを示し、
前記第1のPDU確立要求と前記第2のPDUセッション確立要求とは、同じ単一のネットワークスライス選択支援情報(S-NSSAI: Single Network Slice Selection Assistance information)に関連付けられる、無線端末。
【請求項14】
前記拒否理由は、リソースが不足していることを示す、請求項13に記載の無線端末。
【請求項15】
前記現在のアクセスタイプが、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP:3 rd generation partnership project)アクセスタイプ、または、非3GPPアクセスタイプを含む、請求項13に記載の無線端末。
【請求項16】
前記プロセッサが、前記無線端末にバックオフタイマを受信させ、前記バックオフタイマが満了した後に、前記無線端末が前記現在のアクセスタイプまたは前記別のアクセスタイプを介して前記第2のPDUセッション確立要求を開始できる、請求項13に記載の無線端末。
【請求項17】
前記プロセッサが、前記無線端末に、前記無線ネットワークノードから前記第1のPDUセッション確立要求に関連付けられるバックオフタイマを受信させ、
前記バックオフタイマが満了する前に、前記無線端末が前記現在のアクセスタイプとは異なる前記別のアクセスタイプを介して第2のPDUセッション確立要求を開始することができる、請求項13に記載の無線端末。
【請求項18】
前記無線ネットワークノードは、セッション管理機能を備える、請求項13に記載の無線端末。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0002】
5Gネットワークでは、ネットワークスライスごとの登録ユーザ機器(UE:user equipment)の数、およびネットワークスライス受付制御(NSAC:Network Slice Admission Control)の対象であるネットワークスライスについてのネットワークスライスごとのプロトコルデータユニット(PDU:protocol data unit)セッションの数を監視および制御するために、NSACが導入される場合がある。しかしながら、アクセスタイプが考慮されているときに、ネットワークスライスごとのPDUセッションの数および/またはネットワークスライスごとのUEの数についてNSACをどのようにサポートするかは、議論されるべきトピックである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0003】
本文書は、アクセスタイプごとのNSAC、特に5GシステムにおけるアクセスタイプごとのNSACのための方法、システム、およびデバイスに関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0105】
図5は、本開示の一実施形態による無線端末50の概略図に関する。無線端末50は、ユーザ機器(UE)、携帯電話、ラップトップ、タブレットコンピュータ、電子書籍、またはポータブルコンピュータシステムであってもよく、本明細書では限定されない。無線端末50は、マイクロプロセッサまたは特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuit)などのプロセッサ500と、記憶ユニット510と、通信ユニット520とを含んでもよい。記憶ユニット510は、プロセッサ500によってアクセスされて実行されるプログラムコード512を記憶する任意のデータ記憶デバイスであってもよい。記憶ユニット510の実施形態は、加入者識別モジュール(SIM:subscriber identity module)、読み出し専用メモリ(ROM:read-only memory)、フラッシュメモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM:random-access memory)、ハードディスク、および光学データ記憶デバイスを含むが、これらに限定されない。通信ユニット520は、トランシーバであってもよく、プロセッサ500の処理結果に従って信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送信および受信するために使用される。一実施形態では、通信ユニット520は、図5に示す少なくとも1つのアンテナ522を介して信号を送信および受信する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0109】
図6は、本開示の一実施形態による無線ネットワークノード60の概略図に関する。無線ネットワークノード60は、衛星、基地局(BS:base station)、ネットワークエンティティ、モビリティ管理エンティティ(MME)、サービングゲートウェイ(S-GW:Serving Gateway)、パケットデータネットワーク(PDN:Packet Data Network)ゲートウェイ(P-GW)、無線アクセスネットワーク(RAN)ノード、次世代RAN(NG-RAN)ノード、gNB、eNB、gNB中央ユニット(gNB-CU:gNB central unit)、gNB分散ユニット(gNB-DU:gNB distributed unit)、データネットワーク、コアネットワーク、または無線ネットワークコントローラ(RNC:Radio Network Controller)であってもよく、本明細書では限定されない。さらに、無線ネットワークノード60は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、セッション管理機能(SMF)、ユーザプレース機能(UPF:user place function)、ポリシー制御機能(PCF:policy control function)、アプリケーション機能(AF)などの少なくとも1つのネットワーク機能を備えてもよい(実施してもよい)。無線ネットワークノード60は、マイクロプロセッサまたはASICなどのプロセッサ600、記憶ユニット610、および通信ユニット620を含んでもよい。記憶ユニット610は、プロセッサ600によってアクセスされて実行されるプログラムコード612を記憶する任意のデータ記憶デバイスであってもよい。記憶ユニット610の例は、SIM、ROM、フラッシュメモリ、RAM、ハードディスク、および光学データ記憶デバイスを含むが、これらに限定されない。通信ユニット620は、トランシーバであってもよく、プロセッサ600の処理結果に従って信号(例えば、メッセージまたはパケット)を送信および受信するために使用される。一例では、通信ユニット620は、図6に示す少なくとも1つのアンテナ622を介して信号を送信および受信する。
【国際調査報告】