(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】物品キャリアおよびそのためのブランク
(51)【国際特許分類】
B65D 71/44 20060101AFI20241018BHJP
【FI】
B65D71/44
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522364
(86)(22)【出願日】2022-10-14
(85)【翻訳文提出日】2024-05-29
(86)【国際出願番号】 US2022046702
(87)【国際公開番号】W WO2023064551
(87)【国際公開日】2023-04-20
(32)【優先日】2021-10-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515301030
【氏名又は名称】ウエストロック・パッケージング・システムズ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジャン-ミッシェル・ガルニエ
【テーマコード(参考)】
3E067
【Fターム(参考)】
3E067AC12
3E067BA03B
3E067BA04B
3E067BA20C
3E067BB01C
3E067BB02C
3E067BB08B
3E067BB11B
3E067BB14B
3E067BB14C
3E067CA24
3E067EA20
3E067EE02
3E067EE11
3E067EE12
3E067EE38
3E067FC02
(57)【要約】
本開示の態様は、1つまたは複数の物品をパッケージングするための物品キャリア(90;290;490)、および、キャリアを形成するためのブランク(10;110;210;310;410)に関する。キャリアは、物品保持構造体(RT;RT1、RT2)を含むメインパネル(12;112;212、222;312、322A、322B;412、422A、422B)を含み、物品保持構造体(RT;RT1、RT2)は、少なくとも1対の対向する係合タブ(40、42;140、142;240、242、246、248;340、342、346、348;440、442、446、448)によって部分的に画定された物品受け入れ開口部を有しており、少なくとも1対の対向する係合タブ(40、42;140、142;240、242、246、248;340、342、346、348;440、442、446、448)は、それらのヒンジ式接続部(13A、41;213、215、241、247、249;313、315、341、347、349;413、415、441、447、449)とメインパネル(12;112;212、222;312、322A、322B;412、422A、422B)との間の距離(L3)の半分よりも大きい長さ(L1、L2)をそれぞれ有している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたは複数の物品をパッケージングするための上部係合タイプのキャリアであって、
前記キャリアは、前記1つまたは複数の物品のそれぞれ1つを係合するための物品保持構造体を有する係合壁部を含み、
前記キャリアは、拘束バンドを含み、前記拘束バンドは、前記物品の周りに配設されており、少なくとも1つのショルダパネルによって前記係合壁部に接続されており、
前記拘束バンドの一部分は、運搬ハンドルを提供し、前記一部分は、構造が2プライになっていることが可能であり、内側パネルと、前記内側パネルにヒンジ式に接続されている外側パネルとを含むことが可能である、キャリア。
【請求項2】
1つまたは複数の物品をパッケージングするための物品キャリアであって、前記物品キャリアは、チューブ状構造体を含み、前記チューブ状構造体は、
そのそれぞれの端部に固定部分を有する第1の側部壁部と、
そのそれぞれの端部に固定部分を有する第2の側部壁部と、
それぞれの第1のガセットパネルによって前記第1の側部壁部および前記第2の側部壁部のそれぞれに連結されている第1の端壁部と、
それぞれの第2のガセットパネルによって前記第1の側部壁部および前記第2の側部壁部のそれぞれに連結されている第2の端壁部と、
を含む、物品キャリア。
【請求項3】
前記チューブ状構造体は、複数の物品の周りに拘束バンドを形成する、請求項2に記載の物品キャリア。
【請求項4】
前記物品キャリアは、前記第1の側部壁部および前記第2の側部壁部に連結されている物品係合構造体を含む、請求項2に記載の物品キャリア。
【請求項5】
前記物品係合構造体は、少なくとも1つの物品保持構造体を有する少なくとも1つの係合パネルを含む、請求項4に記載の物品キャリア。
【請求項6】
前記物品係合構造体は、前記第1の側部壁部に連結されている第1の係合パネルと、前記第2の側部壁部に連結されている第2の係合パネルとを含み、前記第2の係合パネルは、前記第1の係合パネルと重なり合う関係で、前記第1の係合パネルに固定される、請求項4に記載の物品キャリア。
【請求項7】
前記第2の係合パネルは、前記第1の係合パネルおよび前記第2の係合パネルのうちの一方から打ち抜かれたハンドル構造体の1つまたは複数のハンドルフラップによって、重なり合う関係で前記第1の係合パネルに固定される、請求項6に記載の物品キャリア。
【請求項8】
前記少なくとも1つの係合パネルは、ショルダパネルによって前記第1の側部壁部および前記第2の側部壁部のうちの一方に連結されている、請求項5に記載の物品キャリア。
【請求項9】
前記第1の側部壁部および前記第2の側部壁部のそれぞれは、前記固定部分をその中間部分に連結する少なくとも1つのコーナーパネルを含む、請求項2に記載の物品キャリア。
【請求項10】
1つまたは複数の物品をパッケージングするための物品キャリアであって、前記物品キャリアは、チューブ状構造体を含み、前記チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に固定部分を有する第1の側部壁部と、そのそれぞれの端部に固定部分を有する第2の側部壁部と、ガセットパネルによって前記第1の側部壁部および前記第2の側部壁部のそれぞれに連結されている第1の外側端壁部と、第1の内側端壁部であって、前記第1の内側端壁部は、前記第1の外側端壁部にヒンジ式に接続されており、運搬ハンドルを提供するために前記第1の外側端壁部に固定されている、第1の内側端壁部と、を含む、物品キャリア。
【請求項11】
前記物品キャリアは、ガセットパネルによって前記第1の側部壁部および前記第2の側部壁部のそれぞれに連結されている第2の外側端壁部と、第2の内側端壁部であって、前記第2の内側端壁部は、前記第2の外側端壁部にヒンジ式に接続されており、運搬ハンドルを提供するために前記第2の外側端壁部に固定されている、第2の内側端壁部と、を含む、請求項10に記載の物品キャリア。
【請求項12】
前記第1の側部壁部および前記第2の側部壁部のそれぞれの固定部分は、前記第1の内側端部パネルと前記第1の外側端部パネルとの間に固定される、請求項10に記載の物品キャリア。
【請求項13】
前記第1の側部壁部および前記第2の側部壁部のそれぞれの固定部分は、前記第2の内側端部パネルと前記第2の外側端部パネルとの間に固定される、請求項11に記載の物品キャリア。
【請求項14】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含み、前記チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを有する第1の側部パネルと、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを含む第2の側部パネルと、ガセットパネルによって前記第1の側部パネルおよび前記第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第1の外側端部パネルと、前記第1の外側端壁部にヒンジ式に接続されている第1の内側端部パネルとを含み、前記ガセットパネルは、ヒンジ式接続部によって前記第1の外側端部パネルにヒンジ接続されており、前記ヒンジ式接続部は、前記ブランクの長手方向軸線に対して斜めに配向されている、ブランク。
【請求項15】
前記ヒンジ式接続部は、前記第1の外側端部パネルと前記第1の内側端部パネルとの間のヒンジ式接続部に対して斜めに配向されている、請求項14に記載のブランク。
【請求項16】
前記ガセットパネルは、前記ブランクの前記長手方向軸線に対して略垂直方向に配向されている第2のヒンジ式接続部によって、前記第1の側部パネルおよび前記第2の側部パネルのうちの一方にヒンジ接続されている、請求項14に記載のブランク。
【請求項17】
前記第2のヒンジ式接続部は、前記第1の外側端部パネルと前記第1の内側端部パネルとの間のヒンジ式接続部に対して略垂直方向に配向されている、請求項16に記載のブランク。
【請求項18】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含み、前記チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを有する第1の側部パネルと、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを含む第2の側部パネルと、ガセットパネルによって前記第1の側部パネルおよび前記第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第1の外側端部パネルと、前記第1の外側端壁部にヒンジ式に接続されている第1の内側端部パネルとを含み、前記ガセットパネルは、ヒンジ式接続部によって前記第1の外側端部パネルにヒンジ接続されており、前記ヒンジ式接続部は、前記第1の外側端部パネルと前記第1の内側端部パネルとの間のヒンジ式接続部に対して斜めに配向されている、ブランク。
【請求項19】
前記ガセットパネルは、前記第1の外側端部パネルと前記第1の内側端部パネルとの間のヒンジ式接続部に対して略垂直方向に配向されている第2のヒンジ式接続部によって、前記第1の側部パネルおよび前記第2の側部パネルのうちの一方にヒンジ接続されている、請求項18に記載のブランク。
【請求項20】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含み、前記チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを有する第1の側部パネルと、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを含む第2の側部パネルと、ガセットパネルによって前記第1の側部パネルおよび前記第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第1の外側端部パネルと、前記第1の外側端部パネルにヒンジ式に接続されている第1の内側端部パネルとを含み、前記第1の内側端部パネルは、前記第1の側部パネルおよび前記第2の側部パネルのうちの少なくとも1つにフランジブルに接続されており、それから取り外し可能であるようになっている、ブランク。
【請求項21】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含み、前記チューブ状構造体は、
そのそれぞれの端部に固定パネルを有する第1の側部パネルと、
そのそれぞれの端部に固定パネルを有する第2の側部パネルと、
それぞれの第1のガセットパネルによって前記第1の側部パネルおよび前記第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第1の端部パネルと、
それぞれの第2のガセットパネルによって前記第1の側部パネルおよび前記第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第2の端部パネルと、
を含む、ブランク。
【請求項22】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含み、前記チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に固定パネルを有する第1の側部パネルと、そのそれぞれの端部に固定パネルを有する第2の側部パネルと、ガセットパネルによって前記第1の側部パネルおよび前記第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第1の外側端部パネルと、第1の内側端部パネルであって、前記第1の内側端部パネルは、前記第1の外側端部パネルにヒンジ式に接続されており、セットアップ条件において運搬ハンドルを提供するために前記第1の外側端部パネルに固定されている、第1の内側端部パネルと、を含む、ブランク。
【請求項23】
物品キャリアを形成するためのブランクであって、前記ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含み、前記チューブ状構造体は、互いに間隔を離して配設されている1対の第1の側部パネルおよび第2の側部パネルを含み、前記第1の側部パネルは、第1のヒンジ式接続部によってその端部に連結されている第1の固定パネルを含み、前記第2の側部パネルは、第2のヒンジ式接続部によってその端部に連結されている第2の固定パネルを含み、前記複数のパネルは、第1の外側端部パネルをさらに含み、前記第1の外側端部パネルは、前記第1の側部パネルと前記第2の側部パネルとの間に延在しており、第1のガセットパネルおよび第2のガセットパネルによって前記第1の固定パネルおよび前記第2の固定パネルにそれぞれ連結されており、前記第1のガセットパネルおよび前記第2のガセットパネルは、第3のヒンジ式接続部および第4のヒンジ式接続部によって前記第1の外側端部パネルにそれぞれヒンジ接続されており、前記第3のヒンジ式接続部は、前記第1のヒンジ式接続部に対して鈍角を画定しており、前記第4のヒンジ式接続部は、前記第2のヒンジ式接続部に対して鈍角を画定している、ブランク。
【請求項24】
前記第3のヒンジ式接続部は、前記第1のガセットパネルと前記第1の固定パネルとの間の第5のヒンジ式接続部に対して鋭角を画定しており、前記第4のヒンジ式接続部は、前記第2のガセットパネルと前記第2の固定パネルとの間の第6のヒンジ式接続部に対して鋭角を画定している、請求項23に記載のブランク。
【請求項25】
前記第5のヒンジ式接続部は、前記第1のヒンジ式接続部に対して略垂直になっており、前記第6のヒンジ式接続部は、前記第2のヒンジ式接続部に対して略垂直になっている、請求項24に記載のブランク。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2021年10月14日に出願された米国仮出願第63/255,488号の優先権の利益を主張し、その文献は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている。
【0002】
本発明は、物品キャリアおよびそれを形成するためのブランクに関する。より詳細には、限定されるものではないが、本発明は、物品をその中に受け入れて保持するための1つまたは複数のアパーチャを有する上部把持タイプのキャリアに関する。
【背景技術】
【0003】
パッケージングの分野において、複数の物品を運搬するためのカートンを提供することが知られている。カートンは、当技術分野においてよく知られており、消費者が消費のために物品のグループを輸送、保管、およびアクセスすることを可能にするのに有用である。コストおよび環境的な配慮のために、そのようなカートンまたはキャリアは、可能な限り少ない材料から形成される必要があり、それらが形成される材料における廃棄を可能な限り少なくすることを必要とする。さらなる考慮事項は、カートンの強度、ならびに、大きな重量の物品を保持および輸送するためのその適性である。カートンの内容物がカートンの中で安全であるということが望ましい。
【0004】
上部把持物品キャリアであって、アパーチャが、キャリアのパネルの中に形成されており、タブが、前記パネルから打ち抜かれており、アパーチャの周りに配置されている、上部把持物品キャリアを提供することがよく知られている。タブは、物品がアパーチャの中に受け入れられるときに、前記パネルの平面から変位されており、前記タブは、概して物品のフランジまたはリップの周りにおいて物品に係合する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
緊密に形成されたグループで物品を保持するための拘束バンドを提供することが望ましい。また、本発明の目的は、パッケージの輸送のための運搬ハンドルを提供することである。
【0006】
本発明は、典型的に板紙などから形成されたパッケージングの分野(カートンの分野)における改善、および、前記カートンの組み立てのための装置の改善を提供することを目指している。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、1つまたは複数の物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。キャリアは、1つまたは複数の物品のそれぞれ1つを係合するための物品保持構造体を有する係合壁部を含む。キャリアは、拘束バンドを含み、拘束バンドは、物品の周りに配設されており、少なくとも1つのショルダパネルによって係合壁部に接続されている。拘束バンドの一部分は、運搬ハンドルを提供し、前記一部分は、構造が2プライになっていることが可能であり、内側パネルと、内側パネルにヒンジ式に接続されている外側パネルとを含むことが可能である。
【0008】
本発明の第2の態様は、1つまたは複数の物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。物品キャリアは、チューブ状構造体を含む。チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に固定部分を有する第1の側部壁部と、そのそれぞれの端部に固定部分を有する第2の側部壁部と、それぞれの第1のガセットパネルによって第1および第2の側部壁部のそれぞれに連結されている第1の端壁部と、それぞれの第2のガセットパネルによって第1および第2の側部壁部のそれぞれに連結されている第2の端壁部とを含む。
【0009】
随意的に、チューブ状構造体は、複数の物品の周りに拘束バンドを形成する。
【0010】
随意的に、物品キャリアは、第1および第2の側部壁部のうちの少なくとも1つに連結されている物品係合構造体を含む。物品係合構造体は、第1および第2の側部壁部の両方に連結されることが可能である。
【0011】
随意的に、物品係合構造体は、少なくとも1つの物品保持構造体を有する少なくとも1つの係合パネルを含む。
【0012】
随意的に、物品係合構造体は、第1の側部壁部に連結されている第1の係合パネルと、第2の側部壁部に連結されている第2の係合パネルとを含み、第2の係合パネルは、第1の係合パネルと重なり合う関係で、第1の係合パネルに固定される。
【0013】
随意的に、第2の係合パネルは、ハンドル構造体の1つまたは複数のハンドルフラップによって、重なり合う関係で第1の係合パネルに固定されており、ハンドルフラップは、第1および第2の係合パネルのうちの一方から打ち抜かれている。
【0014】
随意的に、少なくとも1つの係合パネルは、ショルダパネルによって第1および第2の側部壁部のうちの一方に連結されている。
【0015】
随意的に、第1および第2の側部壁部のそれぞれは、固定部分をその中間部分に連結する少なくとも1つのコーナーパネルを含む。
【0016】
本発明の第3の態様は、1つまたは複数の物品をパッケージングするための物品キャリアを提供する。物品キャリアは、チューブ状構造体を含み、チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に固定部分を有する第1の側部壁部と、そのそれぞれの端部に固定部分を有する第2の側部壁部と、ガセットパネルによって第1および第2の側部壁部のそれぞれに連結されている第1の外側端壁部と、第1の内側端壁部であって、第1の内側端壁部は、第1の外側端壁部にヒンジ式に接続されており、運搬ハンドルを提供するために第1の外側端壁部に固定されている、第1の内側端壁部とを含む。
【0017】
随意的に、物品キャリアは、ガセットパネルによって第1および第2の側部壁部のそれぞれに連結されている第2の外側端壁部と、第2の内側端壁部であって、第2の内側端壁部は、第2の外側端壁部にヒンジ式に接続されており、運搬ハンドルを提供するために第2の外側端壁部に固定されている、第2の内側端壁部とを含む。
【0018】
随意的に、第1および第2の側部壁部のそれぞれの固定部分は、第1の内側端部パネルと第1の外側端部パネルとの間に固定される。
【0019】
随意的に、第1および第2の側部壁部のそれぞれの第2の固定部分は、第2の内側端部パネルと第2の外側端部パネルとの間に固定される。
【0020】
本発明の第4の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含み、チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを有する第1の側部パネルと、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを含む第2の側部パネルと、ガセットパネルによって第1および第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第1の外側端部パネルと、第1の外側端壁部にヒンジ式に接続されている第1の内側端部パネルとを含む。ガセットパネルは、ヒンジ式接続部によって第1の外側端部パネルにヒンジ接続されている。ヒンジ式接続部は、ブランクの長手方向軸線に対して斜めに配向されている。
【0021】
随意的に、ヒンジ式接続部は、第1の外側端部パネルと第1の内側端部パネルとの間のヒンジ式接続部に対して斜めに配向されている。
【0022】
随意的に、ガセットパネルは、ブランクの長手方向軸線に対して略垂直方向に配向されている第2のヒンジ式接続部によって、第1および第2の側部パネルのうちの一方にヒンジ接続されている。
【0023】
随意的に、第2のヒンジ式接続部は、第1の外側端部パネルと第1の内側端部パネルとの間のヒンジ式接続部に対して略垂直方向に配向されている。
【0024】
本発明の第5の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含み、チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを有する第1の側部パネルを含む。ブランクは、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを含む第2の側部パネルと、ガセットパネルによって第1および第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第1の外側端部パネルと、第1の外側端壁部にヒンジ式に接続されている第1の内側端部パネルとを含む。ガセットパネルは、ヒンジ式接続部によって第1の外側端部パネルにヒンジ接続されている。ヒンジ式接続部は、第1の外側端部パネルと第1の内側端部パネルとの間のヒンジ式接続部に対して斜めに配向されている。
【0025】
随意的に、ガセットパネルは、第1の外側端部パネルと第1の内側端部パネルとの間のヒンジ式接続部に対して略垂直方向に配向されている第2のヒンジ式接続部によって、第1および第2の側部パネルのうちの一方にヒンジ接続されている。
【0026】
本発明の第6の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含み、チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを有する第1の側部パネルと、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネルを含む第2の側部パネルと、ガセットパネルによって第1および第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第1の外側端部パネルと、第1の外側端部パネルにヒンジ式に接続されている第1の内側端部パネルとを含む。第1の内側端部パネルは、第1および第2の側部パネルのうちの少なくとも1つにフランジブルに接続されており、それから取り外し可能であるようになっている。
【0027】
本発明の第7の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含む。チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に固定パネルを有する第1の側部パネルと、そのそれぞれの端部に固定パネルを有する第2の側部パネルと、それぞれの第1のガセットパネルによって第1および第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第1の端部パネルと、それぞれの第2のガセットパネルによって第1および第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第2の端部パネルとを含む。
【0028】
本発明の第8の態様は、物品キャリアを形成するためのブランクを提供する。ブランクは、チューブ状構造体を形成するための複数のパネルを含み、チューブ状構造体は、そのそれぞれの端部に固定パネルを有する第1の側部パネルと、そのそれぞれの端部に固定パネルを有する第2の側部パネルと、ガセットパネルによって第1および第2の側部パネルのそれぞれに連結されている第1の外側端部パネルと、第1の内側端部パネルであって、第1の内側端部パネルは、第1の外側端部パネルにヒンジ式に接続されており、セットアップ条件において運搬ハンドルを提供するために第1の外側端部パネルに固定されている、第1の内側端部パネルとを含む。
【0029】
本発明のさらなる特徴および利点は、図面に図示されており下記に議論されている特定の実施形態から明らかになることとなる。
【0030】
本出願の範囲の中において、先行する段落の中に、特許請求の範囲の中に、ならびに/または、以下の説明および図面の中に記載されているさまざまな態様、実施形態、例、特徴、および代替例は、独立してまたはそれらの任意の組み合わせで考慮または解釈され得ることが想定または意図される。
【0031】
1つの実施形態に関連して(または、関係して)説明されている特徴または要素は、特徴の不適合性が存在しない限り、すべての実施形態に適用可能である。1つの実施形態からの1つまたは複数の特徴または要素は、本明細書で開示されている他の実施形態のいずれかの中へ組み込まれることが可能であり、または、それと組み合わせられ、前記1つの実施形態から抽出される前記特徴または要素は、前記他の実施形態の1つまたは複数の特徴または要素に加えて、または、その代わりに含まれることが可能である。
【0032】
本明細書で開示されている実施形態の特徴、または、特徴の組み合わせは、その実施形態の他の特徴から切り離して抽出されることが可能である。代替的に、実施形態の特徴、または、特徴の組み合わせは、その実施形態から省略されることが可能である。
【0033】
ここで、本発明の例示的な実施形態が、添付の図面を参照して説明されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】本開示の実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図1B】キャリアへの
図1のブランクの構築の段階を図示する図である。
【
図1C】キャリアへの
図1のブランクの構築の段階を図示する図である。
【
図1D】キャリアへの
図1のブランクの構築の段階を図示する図である。
【
図2】
図1のブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視図である。
【
図3】
図1のブランクから形成されたキャリアの代替的な斜視図である。
【
図4】本開示の別の実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図5】本開示のさらなる実施形態による、キャリアを形成するためのブランクの上方からの平面図である。
【
図6】
図4のブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視図である。
【
図7】
図5のブランクから形成されたキャリアの上方からの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
パッケージ、ブランク、およびキャリアの特定の実施形態の詳細な説明が、本明細書で開示されている。開示されている実施形態は、特定の本発明の態様が実装され得る方式の単なる例に過ぎず、本発明が具現化され得る方式のすべての網羅的なリストを表すものではないということが理解されることとなる。本明細書で使用されるとき、「例示的な」という語句は、図示、見本、モデル、またはパターンとしての役割を果たす実施形態を指すために広く使用される。実際に、本明細書で説明されているパッケージ、ブランク、およびキャリアは、さまざまなおよび代替的な形態で具現化されることが可能であるということが理解されることとなる。図は、必ずしも正しい縮尺であるとは限らず、いくつかの特徴は、特定のコンポーネントの詳細を示すために誇張または最小化されることが可能である。周知のコンポーネント、材料、または方法は、本開示を曖昧にすることを回避するために、必ずしも詳細に説明されているとは限らない。本明細書で開示されている任意の特定の構造的なおよび機能的な詳細は、限定するものとして解釈されるべきではなく、単に、特許請求の範囲のための基礎として、および、本発明をさまざまに用いるように当業者に教示するための代表的な基礎として、解釈されるべきである。
【0036】
図1を参照すると、
図2に示されているような、1次製品(たとえば、それに限定されないが、ボトルまたは缶など)(以降では、物品Bと称される)のグループを収容して運搬するための(
図2に示されているような)カートンまたはキャリア90を形成することができるブランク10の平面図が示されている。物品Bは、略円筒形状になっていることが可能である。物品Bは、少なくとも、キャリア90との係合の領域について、円形の断面形状を含むことが可能である。ブランク10は、少なくとも1つの1次製品コンテナまたはパッケージをパッケージングするための2次パッケージを形成している。
図6および
図7に示されているような代替的なカートンまたはキャリア190;290を形成するための代替的なブランク110;210が、
図4および
図5に示されている。
【0037】
本明細書で詳述されている実施形態において、「カートン」および「キャリア」という用語は、本発明のさまざまな特徴を図示する非限定的な目的のために、物品に係合して運搬するためのコンテナ(たとえば、1次製品コンテナなど)を指す。本発明の教示は、さまざまな製品コンテナに適用されることが可能であり、さまざまな製品コンテナは、テーパ状および/または円筒形状であってもなくてもよいということが企図される。例示的なコンテナは、ボトル(たとえば、金属製ボトル、ガラス製ボトル、またはプラスチック製ボトル)、缶(たとえば、アルミニウム缶)、ブリキ缶、パウチ、およびパケットなどを含む。
【0038】
ブランク10;110;210は、適切な基材のシートから形成されている。本明細書で使用されているように、「適切な基材」という用語は、板紙、段ボール、厚紙、プラスチック、およびそれらの組み合わせなどのような、すべての様式の折り畳み可能なシート材料を含むということが理解されるべきである。適切な場合に、たとえば、より詳細に下記に説明されているキャリア構造体を提供するために、1つまたは他の数のブランクが用いられることが可能であるということが認識されるべきである。
【0039】
本明細書で説明されているパッケージング構造体またはカートンは、シート材料(たとえば、板紙など)から形成されることが可能であり、シート材料は、その強度を増加させるための材料から作製されるかまたはそれによってコーティングされることが可能である。そのようなシート材料の例は、WestRock Companyによって作製された耐引き裂き性のNATRALOCK(登録商標)の板紙である。耐引き裂き性の材料は、パッケージの耐引き裂き性を改善することを助けるために、2つ以上の層によって提供されることが可能であるということが留意されるべきである。典型的に、シート材料の一方の表面は、他方の表面と異なる特質を有することが可能である。たとえば、仕上げられたパッケージから外向きに面するシート材料の表面は、とりわけ滑らかであることが可能であり、また、良好な印刷性を提供するためのクレイコーティングまたは他の表面処理などのような、コーティングを有することが可能である。他方では、内向きに面するシート材料の表面は、コーティング、層、処理を提供されることが可能であり、または、その他の方法で調製され、たとえば、耐引き裂き性、良好な糊付け性、ヒートシール性、もしくは、他の所望の機能的な特性のうちの1つもしくは複数などのような特性を提供することが可能である。
【0040】
図示されている実施形態において、ブランク10;110;210は、例示的な物品Bの例示的な配置をパッケージングするためのカートンまたはキャリア90;190;290を形成するように構成されている。
図1から
図3に図示されている実施形態では、配置は、2x3の行列またはアレイであり(3つの物品Bの2つの行が提供されている)、物品Bは、ボトルであり、図示されているボトルは、プラスチックから形成されており、花弁状のベースを有している。
図4から
図7に図示されている実施形態では、配置は、2x2の行列またはアレイであり(2つの物品Bの2つの列が提供されている)、物品Bは、ボトルであり、図示されているボトルは、プラスチックから形成されており、花弁状のベースを有している。他の実施形態では、それに限定されないが、ガラスまたは金属(たとえば、アルミニウム)などのような、他の適切な材料が利用されることが可能であり、それに限定されないが、平坦な底部またはシャンパン底部などのような、代替的なベース設計が用いられることが可能である。代替的に、ブランク10;110;210は、他のタイプ、数、およびサイズの物品をパッケージングするための、ならびに/または、異なる配置もしくは構成で物品をパッケージングするためのキャリアを形成するように構成されることが可能である。
【0041】
図1は、キャリア90(
図2を参照)の下側または内側の上部壁部または係合パネル12を形成するための第1の上部パネル12を含む複数のメインパネル12、14、16、22、24、26を含むブランク10を示している。ブランク10は、折り曲げ線13の形態のヒンジ式接続部によって第1の上部パネル12にヒンジ式に接続されている第1のショルダパネルまたは上側側部パネル14を含む。第1の下側側部パネル16は、折り曲げ線15の形態のヒンジ式接続部によって第1の上側側部パネル14にヒンジ式に接続されている。
【0042】
ブランク10は、キャリア90の上側または外側の上部壁部または係合パネル26を形成するための第2の上部パネル26を含む。第2のショルダパネルまたは上側側部パネル24は、折り曲げ線23の形態のヒンジ式接続部によって第2の上部パネル26にヒンジ式に接続されている。第2の下側側部パネル22は、折り曲げ線21の形態のヒンジ式接続部によって第2の上側側部パネル24にヒンジ式に接続されている。
【0043】
第1の下側側部パネル16は、少なくとも1つの端部構造体によって第2の下側側部パネル22に連結されている。ブランク10は、第1の端部構造体を含む。第1の端部構造体は、第1の固定パネル28Cを含み、第1の固定パネル28Cは、第1の下側側部パネル16の第1の端部に接続または連結されている。第1の固定パネル28Cは、少なくとも1つのコーナーパネル28A、28Bによって第1の下側側部パネル16の第1の端部に連結されることが可能であり、図示されている実施形態では、第1の固定パネル28Cは、2つのコーナーパネル28A、28Bによって第1の下側側部パネル16の第1の端部に連結されている。第1のコーナーパネル28Aは、折り曲げ線27Aの形態のヒンジ式接続部によって第1の下側側部パネル16にヒンジ式に接続されている。第2のコーナーパネル28Bは、折り曲げ線27Bの形態のヒンジ式接続部によって第1のコーナーパネル28Aにヒンジ式に接続されている。第1の固定パネル28Cは、折り曲げ線27Cの形態のヒンジ式接続部によって第2のコーナーパネル28Bにヒンジ式に接続されている。他の実施形態において、第1の固定パネル28Cは、第1の下側側部パネル16の第1の端部に直接的に連結されることが可能である。
図1の実施形態では、折り曲げ線27A、27B、および27Cは、互いに実質的に平行に配設されており、それらのそれぞれは、折り曲げ線15に対して垂直方向に配設されている。しかし、折り曲げ線27A、27B、27Cのそのような配置は、随意的なものであり、たとえば、折り曲げ線27A、27B、27Cのうちの任意の1つは、折り曲げ線15に対して鋭角または鈍角を画定することが可能であり、一方では、折り曲げ線27A、27B、27Cのうちの任意の2つは、パッケージングされた物品の構成に応じて、その間に鋭角を画定することが可能である。パネル16、28A、28B、28Cは、カット線またはフランジブル線38Aを介して第1の端部パネル18B(
図1)によって隣接させられている。別の言い方をすれば、それらは、カット線またはフランジブル線38Aによって、第1の端部パネル18Bから実質的に分離されており、または、第1の端部パネル18Bにフランジブルに接続されている。
【0044】
第1の端部構造体は、第2の固定パネル30Cを含み、第2の固定パネル30Cは、第2の下側側部パネル22の第1の端部に接続または連結されている。第2の固定パネル30Cは、少なくとも1つのコーナーパネル30A、30Bによって第2の下側側部パネル22の第1の端部に連結されることが可能であり、図示されている実施形態では、第2の固定パネル30Cは、2つのコーナーパネル30A、30Bによって第2の下側側部パネル22の第1の端部に連結されている。第3のコーナーパネル30Aは、折り曲げ線29Aの形態のヒンジ式接続部によって第2の下側側部パネル22にヒンジ式に接続されている。第4のコーナーパネル30Bは、折り曲げ線29Bの形態のヒンジ式接続部によって第3のコーナーパネル30Aにヒンジ式に接続されている。第2の固定パネル30Cは、折り曲げ線29Cの形態のヒンジ式接続部によって第4のコーナーパネル30Bにヒンジ式に接続されている。他の実施形態において、第2の固定パネル30Cは、第2の下側側部パネル22の第1の端部に直接的に連結されることが可能である。
図1の実施形態では、折り曲げ線29A、29B、および29Cは、互いに実質的に平行に配設されており、それらのそれぞれは、折り曲げ線21に対して垂直方向に配設されている。しかし、折り曲げ線29A、29B、29Cのそのような配置は、随意的なものであり、たとえば、折り曲げ線29A、29B、29Cのうちの任意の1つは、折り曲げ線21に対して鋭角または鈍角を画定することが可能であり、一方では、折り曲げ線29A、29B、29Cのうちの任意の2つは、パッケージングされた物品の構成に応じて、その間に鋭角を画定することが可能である。パネル22、30A、30B、30Cは、カット線またはフランジブル線39Aを介して第1の端部パネル18Bによって隣接させられている。別の言い方をすれば、それらは、カット線またはフランジブル線39Aによって、第1の端部パネル18Bから実質的に分離されており、または、第1の端部パネル18Bにフランジブルに接続されている。
【0045】
第1の端部構造体は、少なくとも1つの第1の端部パネル18A、18Bを含む。図示されている実施形態は、1対の第1の端部パネル18A、18Bを含み、それは、外側の第1の端部パネル18Aおよび内側の第1の端部パネル18Bを含み、内側の第1の端部パネル18Bは、折り曲げ線17の形態のヒンジ式接続部によって外側の第1の端部パネル18Aにヒンジ式に接続されている。折り曲げ線17は、折り曲げ線15および折り曲げ線21に対して実質的に垂直方向に配設されている。
【0046】
外側の第1の端部パネル18Aは、第1のウェブパネル32Aによって第1の固定パネル28Cに連結されている。第1のウェブパネル32Aは、折り曲げ線31Aの形態のヒンジ式接続部によって第1の固定パネル28Cにヒンジ式に接続されている。第1のウェブパネル32Aは、折り曲げ線33Aの形態のヒンジ式接続部によって外側の第1の端部パネル18Aにヒンジ式に接続されている。折り曲げ線33Aは、折り曲げ線27Cに対して鈍角θを画定している。そのような鈍角は、外側の第1の端部パネル18Aまたは第1の固定パネル28Cのいずれかへの糊の塗布を促進させることが可能である。折り曲げ線31Aおよび33Aは、折り曲げ線33Aと折り曲げ線17との間の角度に略等しくなっていることが可能である鋭角を、その間に画定することが可能である。
【0047】
外側の第1の端部パネル18Aは、第2のウェブパネル34Aによって第2の固定パネル30Cに連結されている。第2のウェブパネル34Aは、折り曲げ線37Aの形態のヒンジ式接続部によって第2の固定パネル30Cにヒンジ式に接続されている。第2のウェブパネル34Aは、折り曲げ線35Aの形態のヒンジ式接続部によって外側の第1の端部パネル18Aにヒンジ式に接続されている。折り曲げ線35Aは、折り曲げ線29Cに対して鈍角を画定している。そのような鈍角は、外側の第1の端部パネル18Aまたは第2の固定パネル30Cのいずれかへの糊の塗布を促進させることが可能である。折り曲げ線37Aおよび35Aは、折り曲げ線35Aと折り曲げ線17との間の角度に略等しくなっていることが可能である鋭角を、その間に画定することが可能である。
【0048】
ブランク10は、第2の端部構造体を含む。第2の端部構造体は、第3の固定パネル28Fを含み、第3の固定パネル28Fは、第1の下側側部パネル16の第2の端部に接続または連結されている。第3の固定パネル28Fは、少なくとも1つのコーナーパネル28D、28Eによって第1の下側側部パネル16の第2の端部に連結されることが可能である。図示されている実施形態では、第3の固定パネル28Fは、2つのコーナーパネル28D、28Eによって第1の下側側部パネル16の第2の端部に連結されている。第5のコーナーパネル28Dは、折り曲げ線27Dの形態のヒンジ式接続部によって第1の下側側部パネル16にヒンジ式に接続されている。第6のコーナーパネル28Eは、折り曲げ線27Eの形態のヒンジ式接続部によって第5のコーナーパネル28Dにヒンジ式に接続されている。第3の固定パネル28Fは、折り曲げ線27Fの形態のヒンジ式接続部によって第6のコーナーパネル28Eにヒンジ式に接続されている。他の実施形態において、第3の固定パネル28Fは、第1の下側側部パネル16の第2の端部に直接的に連結されることが可能である。
図1の実施形態では、折り曲げ線27D、27E、および27Fは、互いに実質的に平行に配設されており、それらのそれぞれは、折り曲げ線15に対して垂直方向に配設されている。しかし、折り曲げ線27D、27E、27Fのそのような配置は、随意的なものであり、たとえば、折り曲げ線27D、27E、27Fのうちの任意の1つは、折り曲げ線15に対して鋭角または鈍角を画定することが可能であり、一方では、折り曲げ線27D、27E、27Fのうちの任意の2つは、パッケージングされた物品の構成に応じて、その間に鋭角を画定することが可能である。パネル16、28D、28E、28Fは、カット線またはフランジブル線38Bを介して第2の端部パネル20B(
図1)によって隣接させられている。別の言い方をすれば、それらは、カット線またはフランジブル線38Bによって、第2の端部パネル20Bから実質的に分離されており、または、第2の端部パネル20Bにフランジブルに接続されている。
【0049】
第2の端部構造体は、第4の固定パネル30Fを含み、第4の固定パネル30Fは、第2の下側側部パネル22の第2の端部に接続または連結されている。第4の固定パネル30Fは、少なくとも1つのコーナーパネル30D、30Eによって第2の下側側部パネル22の第2の端部に連結されることが可能であり、図示されている実施形態では、第4の固定パネル30Fは、2つのコーナーパネル30D、30Eによって第2の下側側部パネル22の第2の端部に連結されている。第7のコーナーパネル30Dは、折り曲げ線29Dの形態のヒンジ式接続部によって第2の下側側部パネル22にヒンジ式に接続されている。第8のコーナーパネル30Eは、折り曲げ線29Eの形態のヒンジ式接続部によって第7のコーナーパネル30Dにヒンジ式に接続されている。第4の固定パネル30Fは、折り曲げ線29Fの形態のヒンジ式接続部によって第8のコーナーパネル30Eにヒンジ式に接続されている。他の実施形態において、第4の固定パネル30Fは、第2の下側側部パネル22の第2の端部に直接的に連結されることが可能である。
図1の実施形態では、折り曲げ線29D、29E、および29Fは、互いに実質的に平行に配設されており、それらのそれぞれは、折り曲げ線21に対して垂直方向に配設されている。しかし、折り曲げ線29D、29E、29Fのそのような配置は、随意的なものであり、たとえば、折り曲げ線29D、29E、29Fのうちの任意の1つは、折り曲げ線21に対して鋭角または鈍角を画定することが可能であり、一方では、折り曲げ線29D、29E、29Fのうちの任意の2つは、パッケージングされた物品の構成に応じて、その間に鋭角を画定することが可能である。パネル22、30D、30E、30Fは、カット線またはフランジブル線39Bを介して第2の端部パネル20Bによって隣接させられている。別の言い方をすれば、それらは、カット線またはフランジブル線39Bによって、第2の端部パネル20Bから実質的に分離されており、または、第2の端部パネル20Bにフランジブルに接続されている。第2の端部構造体は、少なくとも1つの第2の端部パネルを含む。図示されている実施形態は、1対の第2の端部パネル20A、20Bを含み、それは、外側の第2の端部パネル20Aおよび内側の第2の端部パネル20Bを含み、内側の第2の端部パネル20Bは、折り曲げ線19の形態のヒンジ式接続部によって外側の第2の端部パネル20Aにヒンジ式に接続されている。折り曲げ線19は、折り曲げ線15および折り曲げ線21に対して実質的に垂直方向に配設されている。
【0050】
外側の第2の端部パネル20Aは、第3のウェブパネル32Bによって第3の固定パネル28Fに連結されている。第3のウェブパネル32Bは、折り曲げ線31Bの形態のヒンジ式接続部によって第3の固定パネル28Fにヒンジ式に接続されている。第3のウェブパネル32Bは、折り曲げ線33Bの形態のヒンジ式接続部によって外側の第2の端部パネル20Aにヒンジ式に接続されている。折り曲げ線33Bは、折り曲げ線27Fに対して鈍角を画定している。そのような鈍角は、外側の第2の端部パネル20Aまたは第3の固定パネル28Fのいずれかへの糊の塗布を促進させることが可能である。折り曲げ線31Bおよび33Bは、折り曲げ線33Bと折り曲げ線19との間の角度に略等しくなっていることが可能である鋭角を、その間に画定することが可能である。
【0051】
外側の第2の端部パネル20Aは、第4のウェブパネル34Bによって第4の固定パネル30Fに連結されている。第4のウェブパネル34Bは、折り曲げ線37Bの形態のヒンジ式接続部によって第4の固定パネル30Fにヒンジ式に接続されている。第4のウェブパネル34Bは、折り曲げ線35Bの形態のヒンジ式接続部によって外側の第2の端部パネル20Aにヒンジ式に接続されている。折り曲げ線35Bは、折り曲げ線29Fに対して鈍角を画定している。そのような鈍角は、外側の第2の端部パネル20Aまたは第4の固定パネル30Fのいずれかへの糊の塗布を促進させることが可能である。折り曲げ線37Bおよび35Bは、折り曲げ線35Bと折り曲げ線19との間の角度に略等しくなっていることが可能である鋭角を、その間に画定することが可能である。
【0052】
セットアップキャリア90において、第1の上部パネル12および第2の上部パネル26は、第1および第2のショルダパネル14、24の間に延在する複合上部パネル12/26を形成している。複合上部パネル12/26は、少なくとも1つの物品保持構造体RTを含む。複合上部パネル12/26は、複数の物品保持構造体RT、具体的には、2x3の行列またはアレイで配置されている6つの物品保持構造体RTを含む。物品保持構造体RTのそれぞれは、物品Bの一部分を受け入れるための開口部を形成している。
【0053】
第1の上部パネル12は、3つの物品保持構造体RTを含み、第2の上部パネル26は、3つの物品保持構造体RTを含む。
【0054】
物品保持構造体RTは、物品Bを受け入れるための開口部をそれぞれ含む。開口部は、1対のメジャータブ40、42によって少なくとも部分的に画定されており、1対のメジャータブ40、42は、物品保持構造体RTの中に受け入れられている物品Bに係合する。物品保持構造体RTのそれぞれは、構築が実質的に同様であり、したがって、第1の上部パネル12に位置付けされている物品保持構造体RTを参照して詳細に説明されることとなる。
【0055】
第1のメジャータブ40は、第1の上部パネル12から打ち抜かれており、第2のメジャータブ42は、第1の上部パネル12から打ち抜かれている。第1のメジャータブ40は、折り曲げ線41の形態のヒンジ式接続部によって第1のショルダパネル14にヒンジ式に接続されており、折り曲げ線41は、形状が湾曲しているかまたは円弧状になっていることが可能である。他の実施形態において、第1のメジャータブ40は、第1のショルダパネル14と一体的または統一的になっていることが可能であり、折り曲げ線41は、省略されることが可能であり、このように、第1のメジャータブ40は、第1のショルダパネル14から延在し、セットアップ条件においてそれと略同一平面上にあるままであることが可能である。第2のメジャータブ42は、ヒンジ式縁部を画定する折り曲げ線43の形態のヒンジ式接続部によって、第1の上部パネル12にヒンジ式に接続されており、折り曲げ線43は、線形になっていることが可能である。
【0056】
第1および第2のメジャータブ40、42の第1の側縁部は、第1の上部パネル12から打ち抜かれた第1のアパーチャA1によって(少なくとも部分的に)画定されることが可能である。第1および第2のメジャータブ40、42の第2の側縁部は、第1の上部パネル12から打ち抜かれた第2のアパーチャA2によって(少なくとも部分的に)画定されることが可能である。
【0057】
第1のメジャータブ40は、第2のメジャータブ42から(部分的に)打ち抜かれており、すなわち、第1のメジャータブ40の一部分は、そうでなければ第2のメジャータブ42の一部を形成することとなる材料から形成されている。
【0058】
第2のメジャータブ42は、第1のメジャータブ40に対して対角線的にまたは直径方向に反対側にある。
【0059】
第1のメジャータブ40は、物品Bに係合するための第1の係合縁部E1を含む。
【0060】
第2のメジャータブ42は、物品Bに係合するための第2の係合縁部E2を含む。第2の係合縁部E2は、折り曲げ線41によって画定されるヒンジ式縁部に対向している。ヒンジ式縁部は、第2のメジャータブ42のベースまたは近位端部を画定している。
【0061】
第1のメジャータブ40は、第1の係合縁部E1と折り曲げ線41との間に画定される第1の(高さまたは長さ)寸法を含む。折り曲げ線41は、第1のメジャータブ40のベースまたは近位端部を画定している。
【0062】
第2のメジャータブ42は、第2の係合縁部E2と折り曲げ線43との間に画定される第2の(高さまたは長さ)寸法を含む。第2の寸法は、第1の寸法よりも大きくなっていることが可能である。
【0063】
折り曲げ線43は、折り曲げ線41から第3の線形寸法に配設されている。第1および第2の寸法のそれぞれは、第3の寸法の2分の1よりも大きい。
【0064】
第1の係合縁部E1は、第2のメジャータブ42の第2の係合縁部E2とヒンジ式縁部(折り曲げ線43)との間に配設されている。
【0065】
第2の係合縁部E2は、第1のメジャータブ40の第1の係合縁部E1とヒンジ式縁部(折り曲げ線41)との間に配設されている。
【0066】
第1のメジャータブ40は、第2の係合縁部E2を中断しており、第2のメジャータブ42の中に凹部または切り欠き部を画定している。このように、第2の係合縁部E2は、第1のメジャータブ40の対向する側縁部の周りに配設されている。
【0067】
第2のメジャータブ42における凹部は、物品Bの一部分(具体的には、それに限定されないが、ネック部分)を受け入れるように構成されることが可能である。第2のメジャータブ42における凹部は、物品Bと係合することができる1対の対向した側縁部を含み、これは、キャリア90の中での物品Bの安定性を改善することが可能である。
【0068】
第1のメジャータブ40の少なくとも一部分は、第2のメジャータブ42よりも幅が狭くなっており、第1のメジャータブ40は、第1の係合縁部E1に向けて幅が低減するように、形状がテーパ状になっていることが可能である。
【0069】
外側の第1の端部パネル18A、第1および第2のコーナーパネル28A、28B、第1の固定パネル28C、第3および第4のコーナーパネル30A、30B、ならびに第2の固定パネル30Cは、第1のストラップ28A/28B/28C/18A/30C/30B/30Aを形成しているということが認識されることとなる。外側の第2の端部パネル20A、第5および第6のコーナーパネル28D、28E、第3の固定パネル30F、第7および第8のコーナーパネル30D、30E、ならびに第4の固定パネル30Fは、メインパネル12の第2の端部に沿って第2のストラップ20D/28E/28F/20A/30F/30E/30Dを形成している。
【0070】
セットアップキャリア90において、第1のストラップ28A/28B/28C/18A/30C/30B/30A、第2のストラップ20D/28E/28F/20A/30F/30E/30D、第1の下側側部パネル16、第2の下側側部パネル22は、緊密にパッキングされた構成でグループを保持するために、物品Bのグループの周りに拘束バンドを形成しており、物品Bの分離、押し広げ(flaring)、または広がりを抑制する。
【0071】
ブランク10は、ハンドル構造体を含むことが可能であり、ハンドル構造体は、第1の上部パネル12の中に画定された第1のパーツH1を含むことが可能である。第1のパーツH1は、少なくとも1つのフィンガー開口部を含む。図示されている実施形態は、1対のフィンガー開口部を含む。それぞれのフィンガー開口部は、第1の上部パネル12から打ち抜かれた(または、第1の上部パネル12の中に画定された)ハンドルタブ60によって(少なくとも部分的に)画定されることが可能である。それぞれのハンドルタブ60は、折り曲げ線61の形態のヒンジ式接続部によって第1の上部パネル12にヒンジ式に接続されており、ハンドルタブ60は、互いに対向してヒンジ接続されることが可能である。
【0072】
ハンドル構造体は、第2の上部パネル26の中に画定された第2のパーツH2を含むことが可能である。第2のパーツH2は、少なくとも1つの第2のフィンガー開口部を含む。図示されている実施形態は、1対の第2のフィンガー開口部を含む。それぞれの第2のフィンガー開口部は、第2の上部パネル26から打ち抜かれた(または、第2の上部パネル26の中に画定された)第2のハンドルタブ62によって(少なくとも部分的に)画定されることが可能である。それぞれの第2のハンドルタブ62は、折り曲げ線63の形態のヒンジ式接続部によって第2の上部パネル26にヒンジ式に接続されており、第2のハンドルタブ62は、互いに対向してヒンジ接続されることが可能である。
【0073】
第2のハンドルタブ62は、第1および第2の上部パネル12、26を一緒に固定するためのロッキング構造体の少なくとも一部を形成することが可能である。第2のハンドルタブ62は、第1の上部パネル12に提供されたフィンガー開口部に隣接する第1の上部パネル12の部分と係合するための当接縁部を形成するショルダ部を含むことが可能である。
【0074】
ブランク10は、第1および第2の上部パネル12、26のうちの一方または両方から打ち抜かれた少なくとも1つのタブ44を含むことが可能である。少なくとも1つのタブ44は、折り曲げ線45の形態のヒンジ式接続部によって第1および第2の上部パネル12、26のうちの一方にヒンジ式に接続されている。図示されている実施形態は、第1および第2の上部パネル12、26のそれぞれから打ち抜かれた(または、その中に画定された)3つのタブ44を含む。タブ44は、物品Bに追加的な支持を提供するための補強構造体の一部を形成することが可能である。また、タブ44は、それがヒンジ接続されている第1および第2の上部パネル12、26の平面から折り曲げられるときに、第1および第2の上部パネル12、26を一緒に固定するロッキング構造体の一部を提供することが可能である。タブ44は、第1および第2の上部パネル12、26のうちの一方の自由側縁部に沿って配設されることが可能であり、第1および第2の上部パネル12、26のうちの前記一方の平面から折り曲げられるときに、凹部をその中に形成するようになっている。他の実施形態において、タブ44は、第1および第2の上部パネル12、26のうちの前記一方の中のアパーチャまたは開口部の少なくとも一部を画定することが可能である。随意的に、ブランク10は、タブ44の側縁部の少なくとも一部分を画定する凹部R1を含むことが可能である。図示されている実施形態において、1対の凹部R1は、それぞれのタブ44の対向した側縁部を画定している。
【0075】
端部パネル18A、18B、20A、20Bは、運搬ハンドルを提供するように適合されることが可能である。外側端部パネル18A、20Aのそれぞれは、1対の第1のフラップ70を含むことが可能であり、1対の第1のフラップ70は、折り曲げ線71の形態のヒンジ式接続部によってそれにヒンジ式に接続されている。折り曲げ線71は、形状が湾曲しているかまたは円弧状になっていることが可能である。1対の第1のフラップ70は、外側端部パネル18A、20Aの対向する縁部にヒンジ接続されている。
【0076】
内側端部パネル18B、20Bのそれぞれは、1対の第2のフラップ72を含むことが可能であり、1対の第2のフラップ72は、折り曲げ線73の形態のヒンジ式接続部によってそれにヒンジ式に接続されている。折り曲げ線73は、形状が湾曲しているかまたは円弧状になっていることが可能である。1対の第2のフラップ72は、内側端部パネル18B、20Bの対向する縁部にヒンジ接続されている。
【0077】
カット線または弱化された切断線75は、内側端部パネル18B、20Bのうちの一方の第2のフラップ72を、それにヒンジ接続されている隣接する外側端部パネル18A、20Aの第1のフラップ70から分離することが可能である。第1のアパーチャA3は、カット線75の第1の端部に配設されることが可能である。第2のアパーチャA4は、カット線75の第2の(対向する)端部に配設されることが可能である。
【0078】
ブランク10からのキャリア90の構築を見てみると、ブランク10は、
図1に示されているように、組み立てられたキャリア90へと形成されることが可能である。
【0079】
ブランク10が、物品Bのグループの上に位置決めされる。第1の下側側部パネル16が、第1のショルダパネル14および第1の上部パネル12とともに、
図1Bにおける方向矢印D1によって示されているように、それぞれ折り曲げ線31Aおよび折り曲げ線31Bの周りにおいて、第1および第2の外側端部パネル18A、20Aに対して折り曲げられる。第2の下側側部パネル22が、第2のショルダパネル24および第2の上部パネル26とともに、
図1Bにおける方向矢印D1によって示されているように、それぞれ折り曲げ線37Aおよび折り曲げ線37Bの周りにおいて、第1および第2の外側端部パネル18A、20Aに対して折り曲げられる。ブランク10および物品Bのグループは、キャリアのチューブ状の軸線が、物品グループの長手方向に延在する概念上の線z-zと平行になるように配向されており、概念上の線z-zは、パッケージングマシン(図示せず)の中での物品グループのフローまたはトラベルの方向と平行になるように配向されている。
【0080】
ブランク10が、
図1Bにおける方向矢印D3によって示されているように、物品Bのグループに対して低下され、第1および第2の内側端部パネル18B、20Bは、それらがヒンジ接続されている第1および第2の外側端部パネル18A、20Aのうちの一方に対して折り曲げられる。
【0081】
コーナーパネル28A、28B、28D、28E、30A、30B、30D、30Eが、物品グループのコーナーの周りに折り曲げられる。ウェブパネル32A、32B、34A、34Bは、それらがヒンジ接続されている第1および第2の外側端部パネル18A、20Aのうちの一方に対して、折り曲げ線33A、33B、35A、35Bの周りに折り曲げられる。
【0082】
第1の上部パネル12が、第1の下側側部パネル16に対して実質的に垂直になるように、第1のショルダパネル14に対して折り曲げ線13の周りに折り曲げられる。
【0083】
第2の上部パネル26が、第2の下側側部パネル22に対して実質的に垂直になるように、第2のショルダパネル24に対して折り曲げ線23の周りに折り曲げられる。
【0084】
第2の上部パネル26が、
図1Cに示されているように、第1の上部パネル12と面接触関係になるようにさせられる。第2の上部パネル26が、第1の上部パネル12に固定される。第2のハンドルタブ62が、第1の上部パネル12の中のそれぞれのハンドル開口部を通して、下向きに、第2の上部パネル26の平面から折り曲げられ、ハンドルタブ60は、第1の上部パネル12の平面から変位される。第2のハンドルタブ62は、第1の上部パネル12の下側または内側表面と係合している。ブランク10および物品Bのグループは、第1および第2の上部パネル12、26が所定の位置へと折り曲げられて物品Bと係合される間に、キャリアのチューブ状の軸線、および、物品グループの長手方向に延在する概念上の線z-zが、パッケージングマシン(図示せず)の中での物品グループのフローまたはトラベルの方向と平行になるように配向されている。
【0085】
第1および第2の上部パネル12、26が折り曲げられるときに、第1のメジャータブ40は、それらがヒンジ接続されている第1または第2のショルダパネル14、24と略同一平面上にあるままであることが可能である。
【0086】
ブランク10が、
図1Cにおける方向矢印D4によって示されているように、物品Bのグループに対してさらに低下される。それぞれの物品Bの上側端部が、
図1Dに示されているように、物品保持構造体RTのそれぞれ1つの中に受け入れられる。第2のメジャータブ42は、それらがヒンジ接続されている第1または第2の上部パネル12、26の平面から変位される。また、タブ44も、それらがヒンジ接続されている第1または第2の上部パネル12、26の平面から変位される。
【0087】
第1および第2のメジャータブ40、42ならびにタブ44は、物品Bによって提供されるフランジもしくは他の突起部、またはアンダーカットの下で、物品Bに係合する。
【0088】
図1Dに示されている部分的に形成されたパッケージ(part formed package)は、第1および第2の上部パネル12、26との物品の係合の後に、ならびに、第1および第2の外側端部パネル18A、20Aへの糊または他の接着剤処理の適用の前に、90°の角度にわたって回転させられる。このように、キャリアのチューブ状の軸線、および、物品グループの長手方向に延在する概念上の線z-zは、パッケージングマシン(図示せず)の中での物品グループのフローまたはトラベルの方向に対して垂直であり、ターンテーブルまたは他の回転ツールまたはロボットが、部分的に形成されたパッケージの回転を自動化するために用いられることが可能である。このように、第1および第2の外側端部パネル18A、20Aは、パッケージが糊付けステーションを通過するときに糊または他の接着剤処理が適用され得るように配向されている。第1および第2の外側端部パネル18A、20Aは、垂直方向または水平方向のいずれかになるように配向されることが可能であり、すなわち、内側面は、物品グループがその上で搬送されている平面または表面に対して垂直または平行のいずれかになっている平面の中に存在することが可能である。
図1Dは、水平の配向または垂直の配向にある第2の外側端部パネル20Aを示している。
図1Cは、垂直の配向または平行の配向にある第2の外側端部パネル20Aを示している。
【0089】
第1および第2の外側端部パネル18A、20Aが、それぞれ折り曲げ線17および折り曲げ線19の周りにおいて、それらがヒンジ接続されている第1および第2の内側端部パネル18B、20Bに対して折り曲げられる。
【0090】
第1および第2の外側端部パネル18A、20Aが、それらがヒンジ接続されている第1および第2の内側端部パネル18B、20Bのそれぞれ1つに固定される。
【0091】
第1の固定パネル28Cおよび第2の固定パネル30Cが、第1の外側端部パネル18Aと第1の内側端部パネル18Bとの間に固定される。
【0092】
第3の固定パネル28Fおよび第4の固定パネル30Fが、第2の外側端部パネル20Aと第2の内側端部パネル20Bとの間に固定される。
【0093】
固定パネル28C、30C、28F、30Fは、内側端部パネル18B、20Bを外側端部パネル18A、20Aに直接的に固定することを促進させるために、凹部R2の形態の切り取り部を含むことが可能である。
【0094】
完成されたキャリア90が、
図2に示されている。
図3は、キャリア90を運搬するためにユーザーが第1の端部パネル18A、18Bに係合するための配向にあるキャリア90を示している。
【0095】
ここで
図4から
図7を参照すると、本開示のパッケージングシステムにおいて使用するための代替的なブランクが示されている。図示されている実施形態において、同様の数字は、可能な場合に、同様のパーツを示すために使用されているが、これらの特徴が第2および第3の実施形態にそれぞれ属していることを示すために、接頭語「100」;「200」の追加を伴っている。代替的な実施形態は、
図1、
図2、および
図3の実施形態と多くの共通の特徴を共有しており、したがって、
図1、
図2、および
図3に図示されている実施形態からの違いのみが、より詳細に説明されることとなる。
【0096】
ここで
図4を参照すると、本開示の第2の実施形態によるブランク110が示されている。ブランク110は、
図6に示されているキャリア190の上部壁部または係合パネル112/126を形成するための第1および第2の上部パネル112、126を含む複数のメインパネル112、114、116、118A、118B、120A、120B、122、124、126を含む。
【0097】
ブランク110は、
図1のブランク10と構築が実質的に同様であるが、ブランク110は、下側側部パネル116、122と固定パネル128C、128F、130C、130Fとの間に、3つのコーナーパネル128A、128B、128G;128D、128E、128H;130A、130B、130G;130D、130E、130Hを含む。第9のコーナーパネル128Gは、折り曲げ線127Gによって第2のコーナーパネル128Bにヒンジ接続されており、折り曲げ線127Cによって第1の固定パネル128Cにヒンジ接続されている。第10のコーナーパネル130Gは、折り曲げ線129Gによって第4のコーナーパネル130Bにヒンジ接続されており、折り曲げ線129Cによって第2の固定パネル130Cにヒンジ接続されている。第11のコーナーパネル128Hは、折り曲げ線127Hによって第6のコーナーパネル128Eにヒンジ接続されており、折り曲げ線127Fによって第3の固定パネル128Fにヒンジ接続されている。第12のコーナーパネル130Hは、折り曲げ線129Hによって第8のコーナーパネル130Eにヒンジ接続されており、折り曲げ線129Fによって第4の固定パネル130Fにヒンジ接続されている。
【0098】
図4の実施形態では、物品保持構造体RTの第1のメジャータブ140は、第2のメジャータブ142から打ち抜かれていない。
【0099】
ブランク110は、2x2の行列またはアレイで4つの物品Bを収容するように適合されており、ハンドル構造体は、第1の上部パネル112の中に1つのフィンガー開口部のみを含み、第2の上部パネル126の中に1つの第2のフィンガー開口部のみを含む。第1の上部パネル112におけるフィンガー開口部は、第1のハンドルタブ160によって画定されている。第2の上部パネル126における第2のフィンガー開口部は、第2のハンドルタブ162によって画定されている。
【0100】
第1および第2の上部パネル112、126は、ハンドル構造体の一部を形成するために、端部縁部に凹部の形態の切り取り部をそれぞれ含むことが可能である。凹部は、フラップ164によって画定されることが可能であり、フラップ164は、折り曲げ線165の形態のヒンジ式接続部によって第1および第2の上部パネル112、126のそれぞれ1つにヒンジ式に接続されている。
【0101】
図4は、内側端部パネル118B、120Bを外側端部パネル118A、120Aに固定するための可能な糊または接着剤場所Gを示している。
【0102】
図4の実施形態では、内側端部パネル118B、120Bは、ブリッジング接続部またはニック(nick)Nによって、側部パネル116、122および/またはコーナーパネル128A、128B、128G;128D、128E、128H;130A、130B、130G;130D、130E、130Hにフランジブルに接続されている。
【0103】
ここで
図5を参照すると、本開示の第3の実施形態によるブランク210が示されている。ブランク210は、
図7に示されているキャリア290の上部壁部または係合パネル112/226を形成するための第1および第2の上部パネル212、226を含む複数のメインパネル212、214、216、218A、218B、220A、220B、222、224、226を含む。
【0104】
ブランク210は、
図4のブランク110と構築が実質的に同様であるが、ブランク210は、ハンドル補強パネル212Bを含み、ハンドル補強パネル212Bは、折り曲げ線209の形態のヒンジ式接続部によって第1の上部パネル212にヒンジ式に接続されている。ハンドル補強パネル212Bは、セットアップキャリア290において第1の上部パネル212と面接触関係になるように折り曲げられるように配置されている。ハンドル補強パネル212Bは、折り曲げ線247によってそれにヒンジ接続されている1対の係合タブ246を含むことが可能である。係合タブ246のうちの第1のものは、第1の上部パネル212のタブ244のうちの1つと向かい合った関係で配設されるように配置されている。係合タブ246のうちの第2のものは、第1の上部パネル212の第2のメジャータブ242と向かい合った関係で配設されるように配置されている。アパーチャA5は、ハンドル補強パネル212Bから部分的に打ち抜かれており、第1の上部パネル212から部分的に打ち抜かれており、アパーチャA5は、折り曲げ線209を中断している。アパーチャA5は、ハンドル補強パネル212Bが第1の上部パネル212と面接触関係になるように折り曲げられるときに、ハンドル補強パネル212Bおよび第1の上部パネル212のそれぞれの端部縁部に凹部を画定する。凹部は、第2の上部パネル226の端部縁部にヒンジ式に接続されているフラップ264と垂直方向に位置合わせされており、ハンドル構造体の一部を形成する。
【0105】
以前の実施形態の凹部R2は、固定パネル228C、228F、230C、230Fから省略されている。
図5は、内側端部パネル218B、220Bを外側端部パネル218A、220Aに固定するための可能な糊または接着剤場所Gを示している。
図5の実施形態では、固定パネル228C、228F、230C、230Fがそれと面接触関係になるようにさせられる前に、糊または他の接着剤処理が、内側端部パネル218B、220Bに適用される。固定パネル228C、228F、230C、230Fは、内側端部パネル218B、220Bに固定され、外側端部パネル218A、220Aを固定パネル228C、228F、230C、230Fに固定するために、さらなる糊または接着剤処理が、外側端部パネル218A、220Aに(または、固定パネル228C、228F、230C、230Fの外側表面に)適用される。
【0106】
本開示は、物品Bに係合するための物品保持構造体RTを有する上部係合タイプのキャリア90;190;290、および、物品キャリア90;190;290を形成するためのブランク10;110;210を提供する。キャリア90;190;290は、拘束バンドを含み、拘束バンドは、物品Bの周りに配設されており、少なくとも1つのショルダパネル14、24;114、124;214、224によって係合壁部または上部壁部12/26;112/126;212/226に接続されている。拘束バンドの一部分は、運搬ハンドルを提供しており、前記一部分は、構造が2プライになっていることが可能であり、内側パネル18B、20B;118B、120B;218B、220Bおよび外側パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aを含む。
【0107】
本開示は、少なくとも1つの上部係合デバイスRTを有する物品キャリア90;190;290であって、少なくとも1つの上部係合デバイスRTは、少なくとも1対の対向する係合タブ40、42を含み、少なくとも1対の対向する係合タブ40、42は、それらのヒンジ式接続部41、43の間の距離の半分よりも大きい長さをそれぞれ有している、物品キャリア90;190;290を提供する。
【0108】
また、本開示は、1つまたは複数の物品Bをパッケージングするための物品キャリア90;190;290を提供する。物品キャリア90;190;290は、チューブ状構造体または拘束バンドを含み、チューブ状構造体または拘束バンドは、そのそれぞれの端部に固定部分28C、28F;128C、128F;228C、228Fを有する第1の側部壁部16;116;216と、そのそれぞれの端部に固定部分30C、30F;130C、130F;230C、230Fを有する第2の側部壁部22;122;222と、ガセットまたはウェブパネル32A、34Aによって第1および第2の側部壁部16、22;116、122;216、122のそれぞれに連結されている第1の端壁部18A;118A、218Aと、ガセットまたはウェブパネル32B、34Bによって第1および第2の側部壁部16、22;116、122;216、122のそれぞれに連結されている第2の端壁部20A;120A、220Aとを含む。
【0109】
また、物品キャリア90;190;290は、第1および第2の側部壁部16、22;116、122;216、122に連結されている物品係合構造体を含む。物品係合構造体は、少なくとも1つの物品保持構造体RTを有する少なくとも1つの係合パネル12、26;112、126;212、226を含む。
【0110】
物品係合構造体は、第1の側部壁部16;116;216に連結されている第1の係合パネル12;112;212と、第2の側部壁部22;122;222に連結されている第2の係合パネル26;126;226とを含むことが可能であり、第2の係合パネル26;126;226は、第1の係合パネル12;112;212と重なり合う関係で、第1の係合パネル12;112;212に固定される。
【0111】
少なくとも1つの係合パネル12、26;112、126;212、226は、ショルダパネル14、24;114、124;214、224によって、第1および第2の側部壁部16、22;116、122;216、122のうちの一方に連結されることが可能である。
【0112】
第1および第2の側部壁部16、22;116、122;216、122のそれぞれは、固定部分28C、28F、30C、30F;128C、128F、130C、130F;228C、228F、230C、230Fをその中間部分に連結する少なくとも1つのコーナーパネルを含むことが可能である。
【0113】
また、本開示は、1つまたは複数の物品Bをパッケージングするための物品キャリア90;190;290を提供する。物品キャリア90;190;290は、チューブ状構造体または拘束バンドを含み、チューブ状構造体または拘束バンドは、そのそれぞれの端部に固定部分28C、28F;128C、128F;228C、228Fを有する第1の側部壁部16;116;216と、そのそれぞれの端部に固定部分30C、30F;130C、130F;230C、230Fを有する第2の側部壁部22;122;222と、ガセットまたはウェブパネル32A、34Aによって第1および第2の側部壁部16、22;116、122;216、122のそれぞれに連結されている第1の外側端壁部18A;118A、218Aと、第1の内側端壁部18B;118B;218Bであって、第1の内側端壁部18B;118B;218Bは、第1の外側端壁部18A;118A、218Aにヒンジ式に接続されており、運搬ハンドルを提供するために第1の外側端壁部18A;118A、218Aに固定されている、第1の内側端壁部18B;118B;218Bとを含む。
【0114】
また、物品キャリア90;190;290は、ガセットまたはウェブパネル32B、34Bによって第1および第2の側部壁部のそれぞれに連結されている第2の外側端壁部20A;120A、220Aと、第2の内側端壁部20B;120B;220Bであって、第2の内側端壁部20B;120B;220Bは、第2の外側端壁部20A;120A、220Aにヒンジ式に接続されており、運搬ハンドルを提供するために第2の外側端壁部20A;120A、220Aに固定されている、第2の内側端壁部20B;120B;220Bとを含むことが可能である。
【0115】
第1および第2の側部壁部のそれぞれの固定部分28C、30C;128C、130C;228C、230Cは、第1の内側端部パネル18B;118B;218Bと第1の外側端部パネル18A;118A、218Aとの間に固定されることが可能である。
【0116】
第1および第2の側部壁部のそれぞれの固定部分28F、30F;128F、130F;228F、230Fは、第2の内側端部パネル20B;120B;220Bと第2の外側端部パネル20A;120A、220Aとの間に固定されることが可能である。
【0117】
また、本開示は、物品キャリア90;190;290を形成するためのブランク10;110;210を提供する。ブランク10;110;210は、チューブ状構造体または拘束バンドを形成するための複数のパネルを含み、チューブ状構造体または拘束バンドは、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネル28C、28F;128C、128F;228C、228Fを含む第1の側部パネル16;116;216と、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネル30C、30F;130C、130F;230C、230Fを有する第2の側部パネル22;122;222と、ガセットまたはウェブパネル32A、34Aによって第1および第2の側部パネル16、22;116、122;216、122のそれぞれに連結されている第1の外側端部パネル18A;118A、218Aと、第1の外側端部パネル18A;118A、218Aにヒンジ式に接続されている第1の内側端部パネル18B;118B;218Bとを含む。ガセットパネル32A、34Aは、ヒンジ式接続部によって第1の外側端部パネル18A;118A、218Aにヒンジ接続されている。ヒンジ式接続部は、ブランク10;110;210の長手方向軸線x-xに対して斜めに配向されている。
【0118】
追加的にまたは代替的に、ヒンジ式接続部は、第1の外側端部パネル18A;118A、218Aと第1の内側端部パネル18B;118B;218Bとの間のヒンジ式接続部に対して斜めに配向されることが可能である。
【0119】
ガセットパネル32A、34Aは、ブランク10;110;210の長手方向軸線x-xに対して略垂直方向に配向されている第2のヒンジ式接続部によって、第1および第2の側部パネル16、22;116、122;216、122のうちの一方にヒンジ接続されることが可能である。
【0120】
追加的にまたは代替的に、第2のヒンジ式接続部は、第1の外側端部パネル18A;118A、218Aと第1の内側端部パネル18B;118B;218Bとの間のヒンジ式接続部に対して略垂直方向に配向されることが可能である。
【0121】
また、本開示は、物品キャリア90;190;290を形成するためのブランク10;110;210を提供することが可能である。ブランク10;110;210は、チューブ状構造体または拘束バンドを形成するための複数のパネルを含み、チューブ状構造体または拘束バンドは、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネル28C、28F;128C、128F;228C、228Fを含む第1の側部パネル16;116;216と、そのそれぞれの端部に連結されている固定パネル30C、30F;130C、130F;230C、230Fを有する第2の側部パネル22;122;222と、ガセットまたはウェブパネル32A、34Aによって第1および第2の側部パネル16、22;116、122;216、122のそれぞれに連結されている第1の外側端部パネル18A;118A、218Aと、第1の外側端部パネル18A;118A、218Aにヒンジ式に接続されている第1の内側端部パネル18B;118B;218Bとを含む。第1の内側端部パネル18B;118B;218Bは、第1および第2の側部パネル16、22;116、122;216、122のうちの少なくとも1つにフランジブルに接続されることが可能であり、それから取り外し可能であるようになっている。
【0122】
また、本開示は、パッケージを形成するためにブランク10;110;210を物品のグループに適用する方法を提供する。本方法は、物品Bのグループの上にブランク10;110;210を設置するステップと、端部パネル18A、20A、18B、20B;118A、120A、118B、120B;218A、220A、218B、220Bに対して側部パネルおよび上部パネル16、22、12、26;116、122、112、126;216、222、212、226を折り曲げるステップとを含む。
【0123】
ブランク10;110;210が、物品Bのグループに対して低下され、内側端部パネル18B、20B;118B、120B;218B、220Bが、物品グループの上側端部に当接する。ブランク10;110;210が、物品Bのグループに対してさらに低下され、内側端部パネル18B、20B;118B、120B;218B、220Bを、それらがヒンジ接続されている外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aに対して折り曲げるようになっている。第1の上部パネル12;112;212が、物品グループの上側端部の周りに折り曲げられる。第2の上部パネル26;126;226が、第1の上部パネル12;112;212と面接触関係になるように、物品グループの上側端部の周りに折り曲げられる。第2の上部パネル26;126;226が、係合パネル12/26;112/126;212/226を形成するために、第1の上部パネル12;112;212に固定される。ブランク10;110;210が、物品Bのグループに対して低下される。物品の一部分が、係合パネル12/26;112/126;212/226の中のそれぞれの物品保持構造体の中に受け入れられる。糊または他の接着剤処理が、外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aの内側表面に適用される。外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aが、内側端部パネル18B、20B;118B、120B;218B、220Bと向かい合った関係に配設されるように、それらがヒンジ接続されている内側端部パネル18B、20B;118B、120B;218B、220Bに対して折り曲げられる。
【0124】
本方法は、係合パネル12/26;112/126;212/226と物品Bとの係合の後に、しかし、糊または他の接着剤処理が外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aの内側表面に適用される前に、部分的に形成されたパッケージを回転させるステップを含むことが可能である。
【0125】
本方法は、外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aの内側表面への糊または他の接着剤処理の適用のために略垂直方向になるように、外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aの内側表面を配向させるステップを含むことが可能である。
【0126】
本方法は、外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aの内側表面への糊または他の接着剤処理の適用のために略水平方向になるように、外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aの内側表面を配向させるステップを含むことが可能である。
【0127】
本方法は、外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aの内側表面への糊または他の接着剤処理の適用を促進させるために、外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aの内側表面の配向を調節するステップを含むことが可能である。
【0128】
本方法は、側部パネル16、22;116、122;216、222にヒンジ接続されているコーナーパネルを物品グループのコーナーの周りに折り曲げるステップと、コーナーパネルにヒンジ接続されている固定パネルを内側端部パネル18B、20B;118B、120B;218B、220Bと外側端部パネル18A、20A;118A、120A;218A、220Aとの間にアンカー固定するステップとを含むことが可能である。
【0129】
ブランク10;110;210は、少なくとも板紙基材を含む。板紙基材の材料は、たとえば、約10pt.から上向きの重量の範囲にある、好ましくは、約16pt.から約28pt.(0.028"/約0.7mm)の重量の範囲にある、任意の従来の板紙から選択されることが可能である。1つの例において、基材は、27ポイント(pt.)SBSボード(片面をコーティングされた固体漂白硫酸塩板紙、商品名PrintKote(登録商標))またはCNK(登録商標)ボード(Coated Natural Kraft(登録商標)-片面にクレイコーティングを有する無漂白クラフト板紙、商品名CarrierKote(商標))であることが可能である。板紙基材は、漂白ボードまたは無漂白ボードであることが可能である。ボードは、印刷方法およびボード組成との適合性のために選択される従来のコーティングによって、少なくとも1つの側部(随意的に、ラミネーションの反対側の側部)にコーティングされることが可能である。
【0130】
ブランク10;110;210は、板紙層にラミネートされた耐引き裂き性の層を含むことが可能である。それは、随意的に、板紙基材と耐引き裂き性の層との間に接着剤層を含む。耐引き裂き性の層は、板紙基材のコーティングされていない側部の上に配設されることが可能であり、ポリマー材料から形成され、基材に固定されることが可能である。耐引き裂き性の層は、ラミネート構造体に強靭性を付与する。適切な耐引き裂き性の材料は、それに限定されないが、耐引き裂き性のラミネートされたシート材料、たとえば、NATRALOCK(登録商標)(それは、n軸配向フィルムの層を含むことが可能である)、たとえば、MYLAR(登録商標)(それは、二軸配向ポリエステル、配向ナイロン、クロスラミネートされたポリオレフィンまたは高密度ポリオレフィンである)を含むことが可能である。これらの材料の配向およびクロスラミネートされた構造体は、耐引き裂き性の特質に寄与する。また、耐引き裂き性は、押し出しメタロセン触媒ポリエチレン(mPE)などのような耐引き裂き性の材料の化学的性質に起因することが可能である。
【0131】
代替的に、耐引き裂き性の層は、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)の層であることが可能である。直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)またはmPEが使用される実施形態では、接着剤層を組み込むことは必要でない。高レベルの耐引き裂き性を有する他の適切な材料も使用されることが可能である。
【0132】
接着剤層は、低密度ポリエチレン(LDPE)などのようなポリオレフィン材料から形成されることが可能である。接着剤層は、耐引き裂き性の層を基材に固定するために、基材と耐引き裂き性の層との間に設置されることが可能である。
【0133】
さまざまな変更が、本発明の範囲内で行われることが可能であるということが理解され得る。たとえば、パネルおよびアパーチャのサイズおよび形状は、異なるサイズまたは形状の物品を収容するように調節されることが可能である。ショルダパネルは、省略されることが可能である。本発明は、上部係合タイプのカートンに限定されず、本発明は、それに限定されないが、オープントップクレート、蓋付きクレート、またはクローズドトップクレートなどのような、他のカートンスタイルとともに用いられることが可能である。
【0134】
本明細書で使用されるとき、「上部」、「底部」、「ベース」、「フロント」、「バック」、「端部」、「側部」、「内側」、「外側」、「上側」、および「下側」などのような方向的な参照は、必ずしも、それぞれのパネルをそのような配向に限定するわけではなく、単に、これらのパネルを互いに区別する役割を果たすことできるだけであるということが認識されることとなる。
【0135】
本明細書で使用されるとき、「ヒンジ式接続部」および「折り曲げ線」という用語は、ブランクの一部分を互いに対して折り曲げることを促進させる、ブランクのヒンジ特徴部を画定するすべての様式の線を指し、または、そうでなければ、ブランクのための最適なパネル折り曲げ場所を示している。「ヒンジ式接続部」への言及は、必ずしも、単一の折り曲げ線のみを指すものとして解釈されるべきではない。実際に、ヒンジ式接続部は、2つ以上の折り曲げ線から形成されることが可能であり、そこでは、2つ以上の折り曲げ線のそれぞれは、形状が真っ直ぐになっている/線形になっているかまたは湾曲している/曲線になっているかのいずれかであることが可能である。線形の折り曲げ線がヒンジ式接続部を形成しているときには、それらは、互いに平行に配設されることが可能であり、または、互いに対してわずかに角度を付けられることが可能である。曲線の折り曲げ線がヒンジ式接続部を形成しているときには、それらは、互いに交差し、曲線の折り曲げ線によって取り囲まれているエリアの中の成形されたパネルを画定することが可能である。そのようなヒンジ式接続部の典型的な例は、1対のアーチ形のまたは円弧状の折り曲げ線を含むことが可能であり、それらは、2つのポイントにおいて交差しており、それらがそれらの間に楕円形のパネルを画定するようになっている。ヒンジ式接続部は、1つまたは複数の線形の折り曲げ線および1つまたは複数の曲線の折り曲げ線から形成されることが可能である。そのようなヒンジ式接続部の典型的な例は、線形の折り曲げ線およびアーチ形のまたは円弧状の折り曲げ線の組み合わせを含むことが可能であり、それらは、2つのポイントにおいて交差しており、それらがそれらの間に半月形状のパネルを画定するようになっている。
【0136】
本明細書で使用されるとき、「折り曲げ線」という用語は、以下のうちの1つを指すことが可能である:スコア付きの線、エンボス加工された線、デボス加工された線、ミシン目の線、ショートスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、中断されたカット線、整合されたスリットの線、スコアの線、および、上述のオプションの任意の組み合わせ。
【0137】
ヒンジ式接続部および折り曲げ線は、ミシン目、ミシン目の線、ショートスリットの線、ハーフカットの線、単一のハーフカット、カット線、中断されたカット線、スリット、スコア、エンボス加工された線、デボス加工された線、および、それらの任意の組み合わせなどを含むブランクの基材の中に形成されている要素をそれぞれ含むことが可能であるということが理解されるべきである。要素は、所望の機能性を提供するように寸法決めおよび配置されることが可能である。たとえば、ミシン目の線は、折り曲げ線および/または切断線を画定するために、ある程度の弱さを伴って寸法決めまたは設計されることが可能である。ミシン目の線は、折り曲げを促進させるようにおよび破壊に抵抗するように、折り曲げを促進させるようにおよびより大きい労力を伴って破壊を促進させるように、または、労力をほとんど伴わずに破壊を促進させるように設計されることが可能である。
【0138】
本明細書で使用されているような「と位置合わせされている」という語句は、組み立てられたカートンの中の2つ以上の要素(たとえば、2つの重なり合うパネルのうちの第1のものの中に形成されたアパーチャ、および、2つの重なり合うパネルのうちの第2のものの中に形成された第2のアパーチャなど)の整合を指す。互いに位置合わせされているそれらの要素は、重なり合うパネルの厚さの方向に互いに整合されることが可能である。たとえば、第1のパネルの中のアパーチャが、第1のパネルと重なり合う配置で設置されている第2のパネルの中の第2のアパーチャ「と位置合わせされている」ときには、アパーチャの縁部は、第2のアパーチャの縁部の少なくとも一部分に沿って延在することが可能であり、第1および第2のパネルの厚さの方向に、第2のアパーチャと整合されることが可能である。
【符号の説明】
【0139】
10 ブランク
12 第1の上部パネル
13 折り曲げ線
14 第1のショルダパネル、第1の上側側部パネル
15 折り曲げ線
16 第1の下側側部パネル
17 折り曲げ線
18A 外側の第1の端部パネル
18B 内側の第1の端部パネル
19 折り曲げ線
20A 外側の第2の端部パネル
20B 内側の第2の端部パネル
21 折り曲げ線
22 第2の下側側部パネル
23 折り曲げ線
24 第2のショルダパネル、第2の上側側部パネル
26 第2の上部パネル
27A 折り曲げ線
27B 折り曲げ線
27C 折り曲げ線
27D 折り曲げ線
27E 折り曲げ線
27F 折り曲げ線
28A 第1のコーナーパネル
28B 第2のコーナーパネル
28C 第1の固定パネル
28D 第5のコーナーパネル
28E 第6のコーナーパネル
28F 第3の固定パネル
29A 折り曲げ線
29B 折り曲げ線
29C 折り曲げ線
29D 折り曲げ線
29E 折り曲げ線
29F 折り曲げ線
30A 第3のコーナーパネル
30B 第4のコーナーパネル
30C 第2の固定パネル
30D 第7のコーナーパネル
30E 第8のコーナーパネル
30F 第4の固定パネル
31A 折り曲げ線
31B 折り曲げ線
32A 第1のウェブパネル
32B 第3のウェブパネル
33A 折り曲げ線
33B 折り曲げ線
34A 第2のウェブパネル
34B 第4のウェブパネル
35A 折り曲げ線
35B 折り曲げ線
37A 折り曲げ線
37B 折り曲げ線
38A カット線またはフランジブル線
38B カット線またはフランジブル線
39A カット線またはフランジブル線
39B カット線またはフランジブル線
40 第1のメジャータブ
41 折り曲げ線
42 第2のメジャータブ
43 折り曲げ線
44 タブ
45 折り曲げ線
60 ハンドルタブ
61 折り曲げ線
62 第2のハンドルタブ
63 折り曲げ線
70 第1のフラップ
71 折り曲げ線
72 第2のフラップ
73 折り曲げ線
75 カット線または弱化された切断線
90 キャリア
110 ブランク
112 第1の上部パネル
113 折り曲げ線
114 第1のショルダパネル、第1の上側側部パネル
115 折り曲げ線
116 第1の下側側部パネル
117 折り曲げ線
118A 外側の第1の端部パネル
118B 内側の第1の端部パネル
119 折り曲げ線
120A 外側の第2の端部パネル
120B 内側の第2の端部パネル
121 折り曲げ線
122 第2の下側側部パネル
123 折り曲げ線
124 第2のショルダパネル、第2の上側側部パネル
126 第2の上部パネル
127A 折り曲げ線
127B 折り曲げ線
127C 折り曲げ線
127D 折り曲げ線
127E 折り曲げ線
127F 折り曲げ線
127G 折り曲げ線
127H 折り曲げ線
128A 第1のコーナーパネル
128B 第2のコーナーパネル
128C 第1の固定パネル
128D 第5のコーナーパネル
128E 第6のコーナーパネル
128F 第3の固定パネル
128G 第9のコーナーパネル
128H 第11のコーナーパネル
129A 折り曲げ線
129B 折り曲げ線
129C 折り曲げ線
129D 折り曲げ線
129E 折り曲げ線
129F 折り曲げ線
129G 折り曲げ線
129H 折り曲げ線
130A 第3のコーナーパネル
130B 第4のコーナーパネル
130C 第2の固定パネル
130D 第7のコーナーパネル
130E 第8のコーナーパネル
130F 第4の固定パネル
130G 第10のコーナーパネル
130H 第12のコーナーパネル
131A 折り曲げ線
131B 折り曲げ線
132A 第1のウェブパネル
132B 第3のウェブパネル
133A 折り曲げ線
133B 折り曲げ線
134A 第2のウェブパネル
134B 第4のウェブパネル
135A 折り曲げ線
135B 折り曲げ線
137A 折り曲げ線
137B 折り曲げ線
138A カット線またはフランジブル線
138B カット線またはフランジブル線
139A カット線またはフランジブル線
139B カット線またはフランジブル線
140 第1のメジャータブ
141 折り曲げ線
142 第2のメジャータブ
143 折り曲げ線
144 タブ
145 折り曲げ線
160 ハンドルタブ
161 折り曲げ線
162 第2のハンドルタブ
163 折り曲げ線
164 フラップ
165 折り曲げ線
170 第1のフラップ
171 折り曲げ線
172 第2のフラップ
173 折り曲げ線
175 カット線または弱化された切断線
190 キャリア
210 ブランク
212 第1の上部パネル
213 折り曲げ線
214 第1のショルダパネル、第1の上側側部パネル
215 折り曲げ線
216 第1の下側側部パネル
217 折り曲げ線
218A 外側の第1の端部パネル
218B 内側の第1の端部パネル
219 折り曲げ線
220A 外側の第2の端部パネル
220B 内側の第2の端部パネル
221 折り曲げ線
222 第2の下側側部パネル
223 折り曲げ線
224 第2のショルダパネル、第2の上側側部パネル
226 第2の上部パネル
227A 折り曲げ線
227B 折り曲げ線
227C 折り曲げ線
227D 折り曲げ線
227E 折り曲げ線
227F 折り曲げ線
227G 折り曲げ線
227H 折り曲げ線
228A 第1のコーナーパネル
228B 第2のコーナーパネル
228C 第1の固定パネル
228D 第5のコーナーパネル
228E 第6のコーナーパネル
228F 第3の固定パネル
228G 第9のコーナーパネル
228H 第11のコーナーパネル
229A 折り曲げ線
229B 折り曲げ線
229C 折り曲げ線
229D 折り曲げ線
229E 折り曲げ線
229F 折り曲げ線
229G 折り曲げ線
229H 折り曲げ線
230A 第3のコーナーパネル
230B 第4のコーナーパネル
230C 第2の固定パネル
230D 第7のコーナーパネル
230E 第8のコーナーパネル
230F 第4の固定パネル
230G 第10のコーナーパネル
230H 第12のコーナーパネル
231A 折り曲げ線
231B 折り曲げ線
232A 第1のウェブパネル
232B 第3のウェブパネル
233A 折り曲げ線
233B 折り曲げ線
234A 第2のウェブパネル
234B 第4のウェブパネル
235A 折り曲げ線
235B 折り曲げ線
237A 折り曲げ線
237B 折り曲げ線
238A カット線またはフランジブル線
238B カット線またはフランジブル線
239A カット線またはフランジブル線
239B カット線またはフランジブル線
240 第1のメジャータブ
241 折り曲げ線
242 第2のメジャータブ
243 折り曲げ線
244 タブ
245 折り曲げ線
246 係合タブ
247 折り曲げ線
260 ハンドルタブ
261 折り曲げ線
262 第2のハンドルタブ
263 折り曲げ線
264 フラップ
265 折り曲げ線
270 第1のフラップ
271 折り曲げ線
272 第2のフラップ
273 折り曲げ線
275 カット線または弱化された切断線
290 キャリア
A1 第1のアパーチャ
A2 第2のアパーチャ
A3 第1のアパーチャ
A4 第2のアパーチャ
A5 アパーチャ
B 物品
D1 方向矢印
D2 方向矢印
D3 方向矢印
D4 方向矢印
E1 第1の係合縁部
E2 第2の係合縁部
G 糊または接着剤場所
H1 第1のパーツ
H2 第2のパーツ
N ブリッジング接続部またはニック
R1 凹部
R2 凹部
RT 物品保持構造体
z-z 概念上の線
θ 鈍角
【国際調査報告】