(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】エアロゾル供給システム
(51)【国際特許分類】
A24F 40/60 20200101AFI20241018BHJP
A24F 40/50 20200101ALI20241018BHJP
A24F 40/40 20200101ALI20241018BHJP
A24F 40/65 20200101ALI20241018BHJP
【FI】
A24F40/60
A24F40/50
A24F40/40
A24F40/65
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024522523
(86)(22)【出願日】2022-10-12
(85)【翻訳文提出日】2024-06-10
(86)【国際出願番号】 GB2022052588
(87)【国際公開番号】W WO2023067303
(87)【国際公開日】2023-04-27
(32)【優先日】2021-10-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519138265
【氏名又は名称】ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Nicoventures Trading Limited
【住所又は居所原語表記】Globe House, 1 Water Street,WC2R 3LA London,United Kingdom
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100123995
【氏名又は名称】野田 雅一
(72)【発明者】
【氏名】モロニー, パトリック
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA06
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AB22
4B162AB23
4B162AB28
4B162AC34
4B162AC37
4B162AC50
4B162AD06
4B162AD15
4B162AD20
4B162AD41
(57)【要約】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム300であって、エアロゾル供給システム300は、エアロゾル供給システム300のユーザにフィードバックを提供するためのフィードバック部200を含む。フィードバック部200は、エアロゾル供給システム、又はその任意のエアロゾル供給デバイス4が、少なくとも1つのそれぞれの動作モードM1、M2でエアロゾルを生成している間、それぞれの動作モードM1、M2の持続時間にわたって、それぞれのフィードバックF1、F2を連続的に提供するように構成される。それぞれのフィードバックF1、F2は、エアロゾル供給システムがそれぞれの動作モードM1、M2でエアロゾルを生成している間、エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を提供するように構成されており、予め定められた特性の値は、各動作モード間で異なり得ることに留意されたい。フィードバックF1、F2もまた、動作モードM1、M2ごとに異なっており、これによりユーザが各動作モードM1、M2を識別できるようになる。
【選択図】
図8B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
前記エアロゾル供給システムのユーザにフィードバックを提供するためのフィードバック部を備え、
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第1の動作モードの持続時間にわたって第1のフィードバックを連続的に提供するように構成され、
前記第1のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を提供するように構成される、エアロゾル供給システム。
【請求項2】
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムが第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第2の動作モードの持続時間にわたって第2のフィードバックを連続的に提供するように構成され、前記第2のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記エアロゾル供給システムの前記予め定められた特性の表示を提供するように構成され、
前記予め定められた特性が、前記第1の動作モードにおける第1の値を含み、前記予め定められた特性が、前記第2の動作モードにおける第2の値を含み、前記第2の値が前記第1の値とは異なる、
請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項3】
前記第1及び第2のフィードバックのうちの一方が、前記第1及び第2のフィードバックのうちの他方に対応するフィードバックのレベルよりも高いフィードバックのレベルを含む、請求項2に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項4】
前記持続時間が、前記動作モードの全持続時間の5%以内に始まる、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項5】
前記持続時間が、前記動作モードの全持続時間の少なくとも50%を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項6】
前記エアロゾル供給システムがディスプレイを備え、前記フィードバック部が前記ディスプレイを備える、請求項1~5のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項7】
各フィードバックが視覚フィードバックを含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項8】
各フィードバックが触覚フィードバックを含む、請求項1~7のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項9】
各フィードバックが音響フィードバックを含む、請求項1~8のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項10】
前記予め定められた特性が、前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル生成速度を含む、請求項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項11】
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル発生器を備え、前記予め定められた特性が、前記エアロゾル発生器に送達される電力量を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項12】
前記予め定められた特性が、気化されて前記エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル生成材料の組成を含む、請求項1~11のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項13】
センサデータを生成するためのセンサと、コントローラとを更に備え、前記コントローラが、
前記センサから前記センサデータを受信し、
前記センサデータを使用して、前記エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している動作モードを決定し、
前記決定された動作モードに対応する前記フィードバックを前記フィードバック部が提供するために、出力信号を生成する
ように構成される、請求項1~12のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項14】
センサデータを生成するためのセンサを更に備え、前記エアロゾル供給システムの動作モードを決定するために前記エアロゾル供給システムによって使用されるように構成されたセンサデータを生成するように前記センサが構成される、請求項1~13のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項15】
前記エアロゾル供給システムが前記エアロゾル供給システムの前記第1の動作モードでエアロゾルを生成しているかどうか、及び/又は前記エアロゾル供給システムが前記エアロゾル供給システムの前記第2の動作モードでエアロゾルを生成しているかどうかを決定するために、前記センサデータが、前記エアロゾル供給システムによって使用されるように構成される、請求項13又は14に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項16】
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスを備え、前記エアロゾル供給デバイスが前記フィードバック部を備える、請求項1~15のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項17】
前記エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイスと通信するように動作可能な電気デバイスを更に備え、前記電気デバイスが前記フィードバック部を備える、請求項1~16のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項18】
前記電気デバイスが携帯型デバイスを含む、請求項17に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項19】
前記エアロゾル供給システムが、カートリッジと、前記カートリッジを受け入れるように構成されたエアロゾル供給デバイスとを更に備える、請求項1~18のいずれか一項に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項20】
前記エアロゾル供給デバイスが前記フィードバック部を備える、請求項19に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項21】
エアロゾルを生成するためにエアロゾル供給システムのユーザにフィードバックを提供する方法であって、
前記エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第1の動作モードの持続時間にわたって第1のフィードバックを連続的に提供するステップを含み、前記第1のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第1の動作モードでエアロゾルを生成している間の、前記エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を含む、方法。
【請求項22】
前記エアロゾル供給システムが第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第2の動作モードの持続時間にわたって第2のフィードバックを連続的に提供するステップであって、前記第2のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第2の動作モードでエアロゾルを生成している間の、前記エアロゾル供給システムの前記予め定められた特性の表示を含むステップを更に含み、
前記予め定められた特性が、前記第1の動作モードにおける第1の値を含み、前記予め定められた特性が、前記第2の動作モードにおける第2の値を含み、前記第2の値が前記第1の値とは異なる、
請求項21に記載の方法。
【請求項23】
コントローラを更に備え、前記方法が、
前記コントローラを使用して、前記エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している動作モードを決定するステップと、
前記コントローラを使用して、前記決定された動作モードに対応する前記フィードバックを前記フィードバック部が提供するために、出力信号を生成するステップと
を更に含む、請求項21又は22に記載の方法。
【請求項24】
センサデータを生成するためのセンサを更に備え、前記方法が、
前記コントローラにおいて、前記センサから前記センサデータを受信するステップと、
前記センサデータを使用して、前記エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している前記動作モードを決定するステップと
を更に含む、請求項23に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【分野】
【0001】
本開示は、ニコチン送達システム(例えば、電子タバコ)などのエアロゾル供給システムに関するが、これに限定されない。
【背景】
【0002】
電子エアロゾル供給システムは、電子タバコ(e-シガレット)又はより一般的にはエアロゾル供給デバイスを使用することが多い。このようなエアロゾル供給システムは、典型的には、エアロゾル化可能材料(エアロゾル生成材料とも呼ばれる)、例えば、必ずしもそうとは限らないが典型的にはニコチンを含む製剤を含む流体又は液体のリザーバ、又は、例えば、タバコベースの製品などの固体材料を含み、そこから、例えば熱気化によってユーザによる吸入のために蒸気/エアロゾルが生成される。したがって、エアロゾル供給システムは、典型的には、エアロゾル化可能材料の一部をエアロゾル化して蒸気を生成するように配置された気化器(エアロゾル発生器とも呼ばれる)、例えば、加熱要素を備える。
【0003】
蒸気が生成されると、蒸気は、香味材料を通過して蒸気に香味を加えることができ(エアロゾル化可能材料自体が香味を帯びていなかった場合)、その後、(香味を帯びた)蒸気は、エアロゾル供給システムからマウスピースを介してユーザに送達され得る。
【0004】
多くの既存のエアロゾル供給システム及び関連するエアロゾル供給デバイスの潜在的な欠点は、エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している間、ユーザに適切なフィードバックを提供することができないことに関するものである。したがって、エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している間、エアロゾル供給システムがどのように動作しているかに応じてユーザフィードバックを提供することができるフィードバック部を使用することによって、これらの問題のいくつかに対処又は緩和するのを助けることを試みる様々なアプローチが本明細書で説明される。
【概要】
【0005】
ある実施形態の第1の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムが提供され、
エアロゾル供給システムのユーザにフィードバックを提供するためのフィードバック部であって、
フィードバック部は、エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、第1の動作モードの持続時間にわたって第1のフィードバックを連続的に提供するように構成され、第1のフィードバックは、エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を提供するように構成される、フィードバック部。
【0006】
ある実施形態の第2の態様によれば、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムのユーザにフィードバックを提供する方法が提供され、該方法は、
エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、第1の動作モードの持続時間にわたって第1のフィードバックを連続的に提供するステップを含み、第1のフィードバックは、エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間の、エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を含む。
【0007】
本発明の様々な態様に対して上述した本発明の特徴及び態様は、本発明の実施形態に等しく適用可能であり、本明細書で説明される特定の組合せだけでなく、必要に応じて、本発明の他の態様によれば、本発明の実施形態と組み合わせできることが理解されよう。
【0008】
ここで、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を単なる例として説明する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本開示のある実施形態に従って、カートリッジ及びエアロゾル供給デバイス(分離して示されている)を備えるエアロゾル供給システムを概略的に示す斜視図である。
【
図2】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの構成要素を概略的に示す分解斜視図である。
【
図3A】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部分を概略的に示す種々の断面図のうちの一つである。
【
図3B】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部分を概略的に示す種々の断面図のうちの他の一つである。
【
図3C】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジのハウジング部分を概略的に示す種々の断面図のうちの更に他の一つである。
【
図4A】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの隔壁要素を概略的に示す斜視図である。
【
図4B】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの隔壁要素を概略的に示す平面図である。
【
図5A】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグを概略的に示す斜視図である。
【
図5B】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグを概略的に示す他の斜視図である。
【
図5C】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの弾性プラグを概略的に示す平面図である。
【
図6A】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの底部キャップを概略的に示す斜視図である。
【
図6B】
図1のエアロゾル供給システムのカートリッジの底部キャップを概略的に示す平面図である。
【
図7】
図1~
図6Bに示すようなエアロゾル供給システムと共に使用可能であり、本開示のある実施形態に従って、エアロゾル供給システムがそれぞれの異なる動作モードでエアロゾルを生成している間、それぞれの異なるフィードバックを提供するように構成されたフィードバック部を備える、エアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
【
図8A】本開示のある実施形態に従って、エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、フィードバック部が連続的な第1の触覚フィードバックを提供するエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
【
図8B】本開示のある実施形態に従って、エアロゾル供給デバイスが第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、フィードバック部が連続的な第2の触覚フィードバックを提供するエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
【
図9A】本開示のある実施形態に従って、エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、フィードバック部が連続的な第1の視覚フィードバックを提供するエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
【
図9B】本開示のある実施形態に従って、エアロゾル供給システムが第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、フィードバック部が連続的な第2の視覚フィードバックを提供するエアロゾル供給システムの実施形態を概略的に示す。
【詳細な説明】
【0010】
ある例及び実施形態の態様及び特徴は、本明細書で議論/説明される。ある例及び実施形態のいくつかの態様及び特徴は、従来通りに実装することができ、これらについては、簡潔にするために、詳細に議論/説明しない。したがって、詳細に説明されない本明細書で議論されるデバイス及び方法の態様及び特徴は、このような態様及び特徴を実装するための任意の従来技術に従って実装できることが理解されよう。
【0011】
本開示は、不燃性エアロゾル供給システム(e-シガレットなど)に関する。本開示によれば、「不燃性」エアロゾル供給システムは、ユーザへの送達を容易にするために、エアロゾル供給システムのエアロゾル化可能な構成材料(又はその構成成分)を燃焼も焼却もしないものである。エアロゾル化可能材料は、本明細書ではエアロゾル生成材料又はエアロゾル前駆体材料とも呼ばれる場合もあるが、例えば、何か他の方法で加熱、照射又は通電されるときに、エアロゾルを生成することができる材料である。エアロゾル化可能材料はまた、いくつかの実施形態では、香り付けされる場合がある。
【0012】
以下の説明を通して、「e-シガレット」又は「電子タバコ」という用語が使用される場合があるが、この用語はエアロゾル供給システムと互換的に使用され得ることが理解されよう。電子タバコは、ベーピングデバイス又は電子ニコチン送達システム(END)としても知られているが、エアロゾル化可能材料におけるニコチンの存在が要件ではないことに留意されたい。
【0013】
いくつかの実施形態では、エアロゾル供給システムは、エアロゾル化可能材料の組合せを使用してエアロゾルを生成するように構成されたハイブリッドデバイスであり、エアロゾル化可能材料のうちの1つ又は複数が加熱され得る。いくつかの実施形態では、ハイブリッドデバイスは、液体又はゲルのエアロゾル化可能材料及び固体のエアロゾル化可能材料を含む。固体のエアロゾル化可能材料には、例えば、タバコ又は非タバコ製品が含まれ得る。
【0014】
典型的には、(不燃性)エアロゾル供給システムは、カートリッジ/消耗部品と、カートリッジ/消耗部品と解除可能に係合するように構成された本体/再使用可能/エアロゾル供給デバイス部品とを備え得る。
【0015】
エアロゾル供給システムには、その中の気化器に電力を供給するための手段を設けてもよく、気化されるエアロゾル化可能材料を受け入れるためのエアロゾル化可能材料の移送要素を設けてもよい。エアロゾル供給システムはまた、エアロゾル化可能材料を収容するためのリザーバ、及びいくつかの実施形態では、エアロゾル供給システムから生成された蒸気を香味付けるための香味材料を収容するための更なるリザーバを備えてもよい。
【0016】
いくつかの実施形態では、気化器は、エアロゾル化可能材料から1つ又は複数の揮発性物質を放出させて蒸気/エアロゾルを形成するように、エアロゾル化可能材料と相互作用することができるヒータ/加熱要素であり得る。いくつかの実施形態では、気化器は、加熱することなくエアロゾル化可能材料からエアロゾルを生成することができる。例えば、気化器は、例えば、振動的、機械的、加圧的、又は静電的な手段のうちの1つ又は複数を介して、熱を加えることなく、エアロゾル化可能材料から蒸気/エアロゾルを生成することができる。
【0017】
いくつかの実施形態では、送達されるべき物質は、活性成分、担体成分、及び場合により1つ又は複数の他の機能性成分を含み得るエアロゾル化可能材料であり得る。
【0018】
活性成分は、ユーザの生理学的及び/又は嗅覚的な応答を達成するために、エアロゾル化可能材料に含まれる1つ又は複数の生理学的及び/又は嗅覚的な活性成分を含み得る。活性成分は、例えば、栄養補助食品、向知性薬、及び向精神薬から選択され得る。活性成分は、天然に存在していても合成的に得られてもよい。活性成分は、例えば、ニコチン、カフェイン、タウリン、テイン、B6もしくはB12もしくはCなどのビタミン、メラトニン、カンナビノイド、又はそれらの成分、誘導体もしくは組合せを含む場合がある。活性成分は、タバコ又は別の植物の成分、誘導体又は抽出物を含む場合がある。いくつかの実施形態では、活性成分は生理学的活性成分であり、ニコチン、ニコチン塩(例えば、ニコチン酒石酸/ニコチン酒石酸塩)、ニコチンフリーのタバコ代替物、カフェインなどの他のアルカロイド、又はそれらの混合物から選択できる。
【0019】
いくつかの実施形態では、活性成分は、嗅覚活性成分であり、「香料」及び/又は「香味料」から選択され得、地域の規制が許可する場合、成人消費者向けの製品に所望の味、香り又は他の体性感覚センセーション(somatosensorial sensation)を作り出すために使用できる。いくつかの例では、このような成分は、香料、香味料、香味材料、冷却剤、加熱剤、及び/又は甘味剤と呼ばれる場合がある。これらは、天然に存在する香料材料、植物性物質、植物性物質の抽出物、合成的に得られた材料、又はそれらの組合せ(例えば、タバコ、大麻、甘草(リコリス)、アジサイ、オイゲノール、ホオノキの葉、カモミール、フェヌグリーク、クローブ、メープル、抹茶、メントール、ニホンハッカ、アニシード(アニス)、シナモン、ウコン、インディアンスパイス、アジアンスパイス、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、レッドベリー、クランベリー、モモ、リンゴ、オレンジ、マンゴー、クレメンタイン、レモン、ライム、トロピカルフルーツ、パパイヤ、ルバーブ、ブドウ、ドリアン、ドラゴンフルーツ、キュウリ、ブルーベリー、クワ、柑橘類、ドランブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、ジン、テキーラ、ラム、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、アロエベラ、カルダモン、セロリ、カスカリア、ナツメグ、ビャクダン、ベルガモット、ゼラニウム、カート、ナスワー、キンマ、シーシャ、マツ、ハニーエッセンス、ローズオイル、バニラ、レモンオイル、オレンジオイル、オレンジの花、サクラ、カシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、ワサビ、ピメンタ、生姜、コーヒー、麻、ハッカ属の任意の種からのハッカ油、ユーカリ、スターアニス、ココア、レモングラス、ルイボス、亜麻、イチョウ、ハシバミ、ハイビスカス、月桂樹、マテ、オレンジの皮、バラ、緑茶もしくは紅茶などの茶、タイム、ジュニパー、エルダーフラワー、バジル、ベイリーフ、クミン、オレガノ、パプリカ、ローズマリー、サフラン、レモンピール、ミント、シソ、クルクマ、シラントロ、ギンバイカ、カシス、バレリアン、ピメント、メース、ダミアン、マジョラム、オリーブ、レモンバーム、レモンバジル、チャイブ、ヒメウイキョウ、バーベナ、タラゴン、リモネン、チモール、カンフェン)、香料強化剤、苦味受容体部位遮断薬、感覚受容体部位活性剤もしくは刺激剤、砂糖及び/もしくは代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、チクロ、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール、もしくはマンニトール)、並びに木炭、クロロフィル、ミネラル、植物性物質、又は呼気清涼剤などの、他の添加剤を含み得る。これらは、模造品、合成もしくは天然の成分又はそれらの混合物である場合がある。これらは、任意の適切な形態、例えば、油などの液体、粉末などの固体、又は気体、1つ又は複数の抽出物(例えば、カンゾウ、アジサイ、モクセイ、カミツレ、フェヌグリーク、クローブ、メントール、ミント、アニシード、シナモン、ハーブ、ウィンターグリーン、サクランボ、ベリー、モモ、リンゴ、ドラムブイ、バーボン、スコッチ、ウイスキー、スペアミント、ペパーミント、ラベンダー、カルダモン、セロリ、カスカリラ、ナツメグ、サンダルウッド、ベルガモット、ゼラニウム、ハニーエキス、ローズオイル、バニラ、レモンオイル、オレンジオイル、カッシア、キャラウェイ、コニャック、ジャスミン、イランイラン、セージ、フェンネル、パイメント、ジンジャー、アニス、コリアンダー、コーヒー又はハッカ属の任意の種からのミントオイル)、香味強化剤、苦味受容体部位遮断剤、感覚受容体部位活性化剤又は刺激剤、砂糖及び/もしくは代替糖(例えば、スクラロース、アセスルファムカリウム、アスパルテーム、サッカリン、シクラメート、ラクトース、スクロース、グルコース、フルクトース、ソルビトール又はマンニトール)、並びに木炭、クロロフィル、ミネラル、植物薬、又は息清涼剤などその他の添加剤であり得る。これらは、模造品、合成もしくは天然の成分又はそれらの混合物である場合がある。これらは、任意の適切な形態、例えば、油、液体、又は粉末である場合がある。
【0020】
いくつかの実施形態では、香味材料(香料)は、メントール、スペアミント及び/又はペパーミントを含み得る。いくつかの実施形態では、香料は、キュウリ、ブルーベリー、柑橘類及び/又はレッドベリーの香料成分を含む。いくつかの実施形態では、香料はオイゲノールを含む。いくつかの実施形態では、香料は、タバコから抽出された香料成分を含む。いくつかの実施形態では、香料は、香りや味覚神経に加えて、又はその代わりに、第五脳神経(三叉神経)の刺激によって通常、化学的に誘導され認識される体性感覚センセーションを達成することを意図したセンセート(sensate)を含む場合があり、これらは、加熱、冷却、ヒリヒリ感、麻痺の効果をもたらす薬剤を含み得る。適切な加熱剤は、バニリルエチルエーテルである場合があるが、これに限定されず、適切な冷却剤は、ユーカリプトール、WS-3である場合があるが、これに限定されない。
【0021】
担体成分は、エアロゾルを形成することができる1つ又は複数の成分を含む場合がある。いくつかの実施形態では、担体成分は、グリセリン、グリセロール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1、3-ブチレングリコール、エリスリトール、メソ-エリトリトール、バニリン酸エチル、ラウリン酸エチル、スベリン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、トリアセチン、ジアセチン混合物、安息香酸ベンジル、酢酸ベンジルフェニル、トリブチリン、酢酸ラウリル、ラウリン酸、ミリスチン酸、及び炭酸プロピレンのうちの1つ又は複数を含み得る。
【0022】
1つ又は複数の他の機能性成分は、pH調整剤、着色剤、防腐剤、結合剤、充填剤、安定剤、及び/又は抗酸化剤のうちの1つ又は複数を含み得る。
【0023】
上述したように、エアロゾル供給システム(e-シガレット)は、多くの場合、再使用可能な部品(本体又はエアロゾル供給デバイス)と交換可能な消耗品(カートリッジ)との両方を含むモジュール式アセンブリを備え得る。このタイプの2部品モジュール構成に適合するデバイスは、一般に2部品デバイスと呼ばれる場合がある。電子タバコが細長い形状を有することも一般的である。具体例を提供するために、本明細書で説明される本開示のある実施形態は、消耗部品を使用するこの種の略細長の2部品デバイスを備え得る。しかしながら、本明細書で説明される基本原理は、他の全体的な形状に適合するデバイスとして、例えば、典型的にはより箱型の形状を有するいわゆるボックスモッド(box-mod)高性能デバイスに基づいて、他の電子タバコ構成、例えば、3つ以上の部品を備えるモジュール式デバイスにも等しく採用され得ることが理解されよう。
【0024】
したがって、上記から、及び
図1を参照すると、本開示のある実施形態に従った例示的なエアロゾル供給システム(e-シガレット)1の概略斜視図である。電子タバコの様々な態様の相対配置に関する用語(例えば、上部、下部、上方、下方、頂部、底部等の用語)は、本明細書では、
図1に示すような電子タバコの向きを基準として使用される(文脈上別に示す場合を除く)。しかしながら、これは純粋に説明を容易にするためであり、使用中の電子タバコに必要な任意の向きが存在するのを示すことを意図するものではないことが理解されよう。
【0025】
e-シガレット1(エアロゾル供給システム1)は、2つの主要な構成要素、すなわち、カートリッジ2とエアロゾル供給デバイス4とを備える。エアロゾル供給デバイス4及びカートリッジ2は、
図1では分離して示されているが、使用時には互いに結合される。
【0026】
カートリッジ2とエアロゾル供給デバイス4とは、それらの間に機械的及び電気的な接続を確立することによって結合される。機械的及び電気的接続を確立する特定の方法は、本明細書で説明される原理にとって主たる重要性はなく、例えば、2つの部品間の電気的接続を必要に応じて確立するために、適切に配置された電気接点/電極を用いて、ねじ山式、差し込み式、ラッチ式又は摩擦嵌合式の機械的固定に基づいて、従来の技術に従って確立することができる。例えば、
図1に示された電子タバコ1では、カートリッジは、マウスピース33と、マウスピース端部52と、インタフェース端部54とを備えており、カートリッジのインタフェース端部にあるインタフェース端部部分6を、エアロゾル供給デバイスの対応するレセプタクル8/受入れセクションの中に挿入することによって、エアロゾル供給デバイスに結合される。カートリッジのインタフェース端部部分6は、レセプタクル8と密接に嵌合しており、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間で解除可能に機械的係合を行うために、レセプタクル8を形成するレセプタクル壁12の内面にある対応する戻り止めと係合する突起部56を含む。電気的接続は、カートリッジの底部の1対の電気接点(
図1には図示せず)とレセプタクル8の基部の対応するばね式接触ピン(
図1には図示せず)とを介して、エアロゾル供給デバイスとカートリッジとの間に確立される。上述したように、電気的接続を確立する特定の方法は、本明細書で説明される原理にとって重要性がなく、実際、いくつかの実装態様は、例えば、再使用可能な部品からカートリッジへの電力の伝送が無線(例えば、電磁誘導技術に基づく)によってでもよいため、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間に電気的接続を全く有さない場合がある。
【0027】
電子タバコ1(エアロゾル供給システム)は、長手方向軸線Lに沿って延びる略細長の形状を有する。カートリッジがエアロゾル供給デバイスに結合されると、この例の電子タバコの(長手方向軸線に沿った)全長は約12.5cmである。エアロゾル供給デバイスの全長は約9cmであり、カートリッジの全長は約5cmである(すなわち、それらが互いに結合されと、カートリッジのインタフェース端部部分6とエアロゾル供給デバイスのレセプタクル8との間には、約1.5cmの重なりが存在する)。電子タバコの断面は略楕円形であり、電子タバコの中央付近で最大であり、両端部に向かって湾曲して先細になっている。電子タバコの中央付近の断面は、幅が約2.5cm、厚さが約1.7cmである。カートリッジの端部は、約2cmの幅と約0.6mmの厚さを有するのに対して、電子タバコの他端部は、約2cmの幅及び約1.2cmの厚さを有する。電子タバコの外側ハウジングは、この例ではプラスチックから形成される。電子タバコの特定のサイズ及び形状とそれを作製している材料は、本明細書で説明される原理にとって主たる重要性はなく、異なる実装態様では異なっていてもよいことが理解されよう。すなわち、本明細書で説明される原理は、様々なサイズ、形状及び/又は材料を有する電子タバコにも等しく採用することができる。
【0028】
エアロゾル供給デバイス4は、本開示のある実施形態に従って、その機能性や一般的な構造技術の点では、広く従来のものであってもよい。
図1の例では、エアロゾル供給デバイス4は、上述のようにカートリッジの端部を受け入れるためのレセプタクル8を形成するレセプタクル壁12を含むプラスチックの外側ハウジング10を備える。この例のエアロゾル供給デバイス4の外側ハウジング10は、2つの部品間で滑らかに移行できるように、これらのインタフェース部分にカートリッジ2の形状及びサイズに適合する略楕円形の断面を有する。カートリッジ2のレセプタクル8と端部部分6とは、180度回転したときに対称であるため、カートリッジは、2つの異なる向きでエアロゾル供給デバイスに挿入され得る。レセプタクル壁12は、2つのエアロゾル供給デバイスの空気入口開口部14(すなわち、壁の穴)を備える。これらの開口部14は、カートリッジがエアロゾル供給デバイスに結合されと、カートリッジ用の空気入口50と整列するように配置される。開口部14の異なる一方は、異なる向きでカートリッジの空気入口50と整列する。いくつかの実装態様は、カートリッジがエアロゾル供給デバイスに1つの向きでのみ結合可能であるような回転対称度を有さない場合がある一方で、他の実装態様は、カートリッジがエアロゾル供給デバイスにより多くの向きで結合可能であるようなより高次の回転対称度を有する場合があることが理解されよう。
【0029】
エアロゾル供給デバイスは、電子タバコに動作電力を供給するためのバッテリ16と、電子タバコの動作を制御及び監視するための制御回路18と、ユーザ入力ボタン20と、表示灯22と、充電ポート24とを更に備える。
【0030】
この例におけるバッテリ16は、再充電可能であり、例えば、電子タバコや、比較的短期間にわたって比較的大きな電流供給を必要とする他の用途において通常使用される種類の従来型のものであってもよい。バッテリ16は、例えばUSBコネクタを備え得る充電ポート24を介して再充電され得る。
【0031】
この例における入力ボタン20は、従来の機械式ボタンであり、ばね付きの構成要素を備えており、例えば、ユーザがそれを押圧すると下にある回路内で電気的接触を確立し得る。この点に関して、入力ボタンは、例えば、エアロゾル生成をトリガするために、ユーザ入力を検出するための入力デバイスと考えることができ、ボタンを実装するための特定の方法は重要ではない。例えば、(静電容量式又は光検知技術に基づく)他の形態の機械式ボタン又は接触感知ボタンは、他の実装態様で使用され得、又はボタンが存在しなくてもよく、デバイスがエアロゾル生成をトリガするために吸煙検出器に依存する場合がある。
【0032】
表示灯22は、電子タバコに関連する様々な特徴、例えば、動作状態の表示(例えば、オン/オフ/スタンバイ)や、バッテリ寿命又は故障状態などの他の特徴の視覚表示をユーザに与えるために設けられる。様々な特徴は、例えば、概ね従来技術に従って、様々な色及び/又は様々なフラッシュシーケンスによって示され得る。
【0033】
制御回路18は、電子タバコの動作を制御して、電子タバコを制御するための確立された技術に沿った従来の動作機能を与えるように適切に構成/プログラムされる。制御回路(プロセッサ回路)18は、電子タバコの動作の様々な態様に関連する様々なサブユニット/回路要素を論理的に備えると考えることができる。例えば、異なる実装態様で与えられる機能性に応じて、制御回路18は、ユーザ入力に応答してバッテリ/電源からカートリッジへの電力供給を制御するための電源制御回路、ユーザ入力に応答して構成設定(例えば、ユーザ定義の電力設定)を確立するためのユーザプログラミング回路、並びに、表示灯ディスプレイ駆動回路やユーザ入力検出回路など、本明細書で説明される原理及び電子タバコの通常の動作態様に従った他の機能性ユニット/回路関連の機能性を備え得る。制御回路18の機能性は、例えば、1つ又は複数の適切にプログラムされたプログラマブルコンピュータ及び/又は所望の機能性を与えるように構成された1つ又は複数の適切に構成された特定用途向け集積回路/回路/チップ/チップセットを使用するなど、様々な種々の方法で与えることができることが理解されよう。
【0034】
図2は、(長手方向軸線Lに沿って分解された)カートリッジ2の分解概略斜視図である。カートリッジ2は、ハウジング部分32と、空気チャネルシール34と、隔壁要素36と、出口管38と、気化器/加熱要素40と、エアロゾル化可能材料の移送要素42と、プラグ44と、接触電極46を有するエンドキャップ48とを備える。
図3~
図6は、より詳細にこれらの構成要素のいくつかを概略的に示す。
【0035】
図3Aは、ハウジング部分32が最も薄い、長手方向軸線Lを介したハウジング部分32の概略切欠図である。
図3Bは、ハウジング部分32が最も広い、長手方向軸線Lを介したハウジング部分32の概略切欠図である。
図3Cは、インタフェース端部54から長手方向軸線Lに沿った(すなわち、
図3A及び
図3Bの向きで下から見た)ハウジング部分の概略図である。
【0036】
図4Aは、隔壁要素36を下方から見た概略斜視図である。
図4Bは、隔壁要素36の上側部分を下方から見た概略断面図である。
【0037】
図5Aは、プラグ44の上方からの概略斜視図であり、
図5Bは、プラグ44の下方からの概略斜視図である。
図5Cは、カートリッジのマウスピース端部52から見た(すなわち、
図1及び
図2の向きで上方から見た)長手方向軸線Lに沿ったプラグ44の概略図である。
【0038】
図6Aは、エンドキャップ48の上方からの概略斜視図である。
図6Bは、カートリッジのマウスピース端部52から(すなわち、上方から)見た長手方向軸線Lに沿ったエンドキャップ48の概略図である。
【0039】
この例のハウジング部分32は、ハウジング外壁64とハウジング内管62を備え、この例では、これらはポリプロピレンの単一成形体から形成される。ハウジング外壁64は、カートリッジ2の外観を形成し、ハウジング内管62は、カートリッジを通る空気チャネルの一部を形成する。ハウジング部分は、カートリッジのインタフェース端部54で開いており、ハウジング内管62と流体連通するマウスピース33からマウスピース開口部/エアロゾル出口60を除いて、カートリッジのマウスピース端部52で閉じている。ハウジング部分32は、カートリッジ用の空気入口50となる開口部を側壁に含む。この例における空気入口50は、約2mm2の面積を有する。ハウジング部分32の外壁64の外面は、上記で議論した突起部56を含み、これらの突起部は、カートリッジとエアロゾル供給デバイスとの間で解除可能に機械的係合を行うために、レセプタクル8を形成するレセプタクル壁12の内面にある対応する戻り止めと係合する。ハウジング部分の外壁64の内面は、更に突起部66を含み、これらの突起部は、カートリッジが組み立てられると、隔壁要素36を長手方向軸線Lに沿って配置するための当接ストッパとして機能する。ハウジング部分32の外壁64は、更に穴を備え、これらの穴は、エンドキャップに設けられた対応するラッチ突起部70を受け入れるように配置されたラッチ凹部68となり、カートリッジが組み立てられとエンドキャップはハウジング部分に固定される。
【0040】
ハウジング部分32の外壁64は、空気入口50と流体連通するギャップ76を形成する二重壁セクション74を含む。ギャップ76は、カートリッジを通る空気チャネルの一部を形成する。この例では、ハウジング部分32の二重壁セクション74は、ギャップが長手方向軸線に平行にハウジング外壁64内を通る空気チャネルを形成し、長手方向軸線に垂直な平面内の断面が約3mm2であるように配置される。ハウジング部分の二重壁セクションによって形成される空気チャネル76のギャップ/部分は、ハウジング部分32の開口端部まで下方に延びる。
【0041】
空気チャネルシール34は、貫通穴80を有する略管状の形態のシリコーン成形体である。空気チャネルシール34の外壁は、周辺隆起部84及び上部カラー82を含む。空気チャネルシール34の内壁も周辺隆起部を含むが、これらは
図2では見えない。カートリッジが組み立てられると、空気チャネルシール34は、ハウジング内管62の端部が空気チャネルシール34の貫通穴80内に部分的に延びる状態でハウジング内管62に取り付けられる。空気チャネルシールの貫通穴80は、その弛緩した状態で約5.8mmの直径を有するのに対して、ハウジング内管62の端部は、約6.2mmの直径を有するため、空気チャネルシール34がハウジング内管62を収容するために伸張したときにシールが形成される。このシールは、空気チャネルシール34の内面にある隆起部によって促進される。
【0042】
出口管38は、例えば、ANSI304ステンレス鋼又はポリプロピレンで作製される管状セクションを備え、内径は約8.6mm、肉厚は約0.2mmである。出口管38の底部端部は、直径方向に対向する1対のスロット88を含み、各スロットの端部は半円形の凹部90を有する。カートリッジが組み立てられると、出口管38は空気チャネルシール34の外面に取り付けられる。空気チャネルシールの外径は、弛緩した状態で約9.0mmであり、それにより、空気チャネルシール34が圧縮されて出口管38の内側に嵌合するときにシールが形成される。このシールは、空気チャネルシール34の外面の隆起部84によって促進される。空気チャネルシール34上のカラー80は、出口管38のためのストッパとなる。
【0043】
エアロゾル化可能材料の移送要素42はキャピラリー芯を含み、気化器(エアロゾル発生器)40はキャピラリー芯の周りに巻かれた抵抗線ヒータを備える。キャピラリー芯の周りに巻かれた抵抗線の部分に加えて、気化器には導線41が備えられており、この導線41は、プラグ44の穴を通ってエンドキャップ54に取り付けられた電極46に接触し、カートリッジがエアロゾル供給デバイスに接続されたときに確立される電気的インタフェースを介して、気化器に電力を供給できるようにする。気化器の導線41は、キャピラリー芯の周りに巻かれた抵抗線と同じ材料を含んでもよいし、キャピラリー芯の周りに巻かれた抵抗線に接続された異なる材料(例えば、低抵抗材料)を含んでもよい。この例では、ヒータコイル40はニッケル鉄合金ワイヤを含み、芯42はガラス繊維束を含む。気化器及びエアロゾル化可能材料の移送要素は、任意の従来技術に従って提供され、様々な形態及び/又は様々な材料を含み得る。例えば、いくつかの実装態様では、芯は繊維状又は固体のセラミック材料を含んでもよく、ヒータは異なる合金を含んでもよい。他の例では、ヒータ及び芯を、例えば、多孔質材料と抵抗性材料の形態で組み合わせてもよい。より一般的には、エアロゾル化可能材料の移送要素及び気化器の特定の性質は、本明細書で説明される原理にとって主たる重要性はないことが理解されよう。
【0044】
カートリッジが組み立てられると、芯42は出口管38の半円形の凹部90に受け入れられ、その結果、加熱コイルが巻かれた芯の中央部分が出口管の内側に位置する一方、芯の端部部分は出口管38の外側に位置する。
【0045】
この例のプラグ44は、シリコーンの単一成形体からなり、弾性があり得る。プラグは、基部部分100を備え、外壁102がそこから上方に(すなわち、カートリッジのマウスピース端部に向かって)延びる。プラグは、基部部分100から上方に延び、基部部分100を貫通する貫通穴106を取り囲む内壁104を更に備える。
【0046】
プラグ44の外壁102は、カートリッジが組み立てられと、プラグイン44がハウジング部分32とシールを形成するように、ハウジング部分32の内面に適合する。プラグ44の内壁104は、カートリッジが組み立てられると、プラグ44も出口管38とシールを形成するように、出口管38の内面に適合する。内壁104は、直径方向に対向する1対のスロット108を含み、各スロットの端部は半円形の凹部110を有する。内壁104の各スロットの底部から外側(すなわち、カートリッジの長手方向軸線から離れる方向)に延びるクレードルセクション112は、カートリッジが組み立てられると、エアロゾル化可能材料の移送要素42のセクションを受け入れるように成形される。プラグ44の内壁によって設けられるスロット108及び半円形凹部110と、出口管38のスロット88及び半円形凹部90とが整列され、その結果、出口管38のスロット88がクレードル112のうちのそれぞれ1つを収容し、出口管及びプラグのそれぞれの半円形凹部が協働して、エアロゾル化可能材料の移送要素が通過する穴が形成される。エアロゾル化可能材料の移送要素が通過する半円形凹部によって形成される穴のサイズは、エアロゾル化可能材料の移送要素のサイズと形状とに密接に対応するが、わずかに小さくなっており、ある程度の圧縮がプラグ44の弾性によって実現される。これにより、毛細管作用によってエアロゾル化可能材料をエアロゾル化可能材料の移送要素に沿って移送することができる一方、毛細管作用によって移送されないエアロゾル化可能材料が開口部を通過できる程度が制限される。上述したように、プラグ44は、基部部分100に更なる開口部114を含み、カートリッジが組み立てられると、気化器用の接点導線41が開口部114を通過する。プラグの基部部分の底部にはスペーサ116があり、基部部分の底部の残りの面とエンドキャップ48との間のオフセットを維持する。これらのスペーサ116は、気化器用の電気接点導線41が通過する開口部114を含む。
【0047】
エンドキャップ48は、1対の金メッキされた銅電極ポスト46が取り付けられたポリプロピレン成形体からなる。
【0048】
エンドキャップの底部側の電極ポスト44の端部は、エンドキャップ48に設けられた、カートリッジのインタフェース端部54と略同一の高さにある。これらは、電極の部分であり、この電極の部分に、カートリッジ2が組み立てられてエアロゾル供給デバイス4に接続されると、対応して整列されたエアロゾル供給デバイス4内のばね式接点が接続される。カートリッジの内側の電極ポストの端部は、エンドキャップ48から離れるように、接点導線41が通過するプラグ44の穴114内に延びる。電極ポストは、穴114に対してわずかにサイズが大きく、プラグの穴114の中への挿入を容易にするためにその上部端部には面取りが施されており、プラグのおかげで気化器用の接点導線と圧接した状態に維持される。
【0049】
エンドキャップは、基部セクション124と、ハウジング部分32の内面に適合する直立壁120とを有する。エンドキャップ48の直立壁120はハウジング部分32に挿入され、それで、カートリッジが組み立てられると、ラッチ突起部70はハウジング部分32のラッチ凹部68と係合して、エンドキャップ48をハウジング部分にスナップ嵌合する。エンドキャップ48の直立壁120の頂部はプラグ44の周縁部分に当接し、プラグ上のスペーサ116の下部面もプラグの基部セクション124に当接し、それにより、エンドキャップ48がハウジング部分に取り付けられると、弾性部分44に押し付けられて、わずかに圧縮された状態に維持される。
【0050】
エンドキャップ48の基部部分124は、直立壁112の基部を越えて周縁リップ126を含み、厚さは、カートリッジのインタフェース端部におけるハウジング部分の外壁の厚さに相当する。エンドキャップはまた、プラグ内の対応する位置決め穴128と整列する直立した位置決めピン122を含み、組立て時に両者の相対的な位置を定めるのに役立つ。
【0051】
隔壁要素36は、ポリプロピレンの単一成形体からなり、隔壁130と、隔壁130からカートリッジのインタフェース端部に向かう方向に突出して形成されるカラー132とを含む。隔壁要素36は、出口管38が通過する中央開口部134を有する(すなわち、隔壁は、出口管38の周りに配置される)。いくつかの実施形態では、隔壁要素36は、出口管38と一体的に形成されてもよい。カートリッジが組み立てられると、プラグ44の外壁102の上面は隔壁130の下面と係合し、隔壁130の上面は今度はハウジング部分32の外壁64の内面にある突起部66と係合する。したがって、隔壁130は、プラグがハウジング部分32内に押し込まれすぎるのを防止する-すなわち、隔壁130は、ハウジング部分内の突起部66によってカートリッジの長手方向軸線に沿って固定的に配置され、それで、押し付けるための固定面を有するプラグを形成する。隔壁からの突出によって形成されるカラー132は、プラグ44の外壁102の内面に設けられた対応する凹部と係合する第1の対の対向する突起部/舌部134を含む。隔壁130からの突起部は、部分44内のクレードルセクション112のうちの対応する1つと係合するように構成された1対のクレードルセクション136を更に形成し、カートリッジが組み立てられると、エアロゾル化可能材料の移送要素が通過する開口部が更に形成される。
【0052】
カートリッジ2が組み立てられると、空気入口50からエアロゾル出口60までカートリッジを通って延びる空気チャネルが形成される。空気チャネルの第1のセクションは、ハウジング部分32の側壁の空気入口50から出発して、ハウジング部分32の外壁64の二重壁セクション74によって形成されたギャップ76によって実現され、空気入口50からカートリッジのインタフェース端部54に向けてプラグ44を越えて延びる。空気チャネルの第2の部分は、プラグ44の基部とエンドキャップ48との間のギャップによって実現される。空気チャネルの第3の部分は、プラグ44を貫通する穴106によって実現される。空気チャネルの第4の部分は、プラグの内壁104の内部領域及び気化器40の周りの出口管によって実現される。空気チャネルのこの第4の部分は、エアロゾル領域/エアロゾル生成領域とも呼ばれ、それは、使用中にエアロゾルが生成される一次領域である。空気入口50からエアロゾル生成領域までの空気チャネルは、空気チャネルの空気入口セクションと呼ばれる場合がある。空気チャネルの第5の部分は、出口管38の残りの部分によって実現される。空気チャネルの第6の部分は、空気チャネルを、マウスピース33の端部に位置するエアロゾル出口60に接続する外側ハウジング内管62によって実現される。エアロゾル生成領域からエアロゾル出口となる空気チャネルは、空気チャネルのエアロゾル出口セクションと呼ばれる場合がある。
【0053】
また、カートリッジが組み立てられると、エアロゾル化可能材料用のリザーバ31は、空気チャネルの外側及びハウジング部分32の内側の空間によって形成される。これは、製造中に、例えば、後で封止される充填穴を通して、又は他の手段によって充填され得る。エアロゾル化可能材料の特定の性質、例えば、その組成に関して、本明細書に説明の原理にとって主たる重要性はなく、一般に、電子タバコに通常使用されるタイプの任意の従来のエアロゾル化可能材料を使用できる。本開示は、エアロゾル化可能材料として液体を参照する場合があり、上述のように、従来のe-リキッドであってもよい。しかしながら、本開示の原理は、流動する能力を有する任意のエアロゾル化可能材料に適用され、液体、ゲル、又は固体を含み得、固体の場合、複数の固体粒子は、バルクと見なされる場合に流動する能力を有すると見なされ得る。
【0054】
リザーバは、プラグ44によってカートリッジのインタフェース端部で閉鎖される。リザーバは、空気チャネルとプラグの外壁との間に形成される空間内に、隔壁130の上方の第1の領域と、隔壁130の下方の第2の領域とを含む。エアロゾル化可能材料の移送要素(キャピラリー芯)42は、上で議論したように互いに係合する、プラグ44及び出口管38の半円形凹部108、90と、プラグ44及び隔壁要素36のクレードルセクション112、136とによって形成される空気チャネルの壁の開口部を通過する。したがって、エアロゾル化可能材料の移送要素の端部は、リザーバの第2の領域内まで延び、そこからエアロゾル化可能材料を空気チャネルの開口部を通して気化器40に引き込み、その後、気化を行う。
【0055】
通常の使用では、カートリッジ2は、エアロゾル供給デバイス4に結合され、エアロゾル供給デバイスは起動されて、エンドキャップ48内の接触電極46を介してカートリッジに電力を供給する。その後、電力は接続導線41を通って気化器40へ送られる。したがって、気化器は電気的に加熱され、それで、気化器の近傍のエアロゾル化可能材料の移送要素からエアロゾル化可能材料の一部を気化させる。これにより、空気チャネルのエアロゾル生成領域でエアロゾルが生成される。エアロゾル化可能材料の移送要素から気化されるエアロゾル化可能材料は、毛細管作用によってリザーバから引き出されるより多くのエアロゾル化可能材料によって置換される。気化器が作動している間、ユーザはカートリッジのマウスピース端部52で吸入する。これにより、どのエアロゾル供給デバイスの空気入口14がカートリッジの空気入口50と整列していても(カートリッジがエアロゾル供給デバイスのレセプタクル8に挿入された向きに依存する)、そこから空気が吸引される。次いで、空気は、空気入口50を通ってカートリッジに進入し、ハウジング部分32の二重壁セクション74のギャップ76に沿って通過し、プラグ44とエンドキャップ48との間を通過した後、プラグ44の基部部分100の穴106を通って気化器40を取り囲むエアロゾル生成領域に進入する。入ってくる空気は、気化器から生成されたエアロゾルと混合して凝縮エアロゾルを形成し、この凝縮エアロゾルはその後、出口管38及びハウジング内管62に沿って吸引された後、ユーザが吸入するためにマウスピース出口/エアロゾル出口60を通って外に出る。
【0056】
上記の
図1~
図6Bから、エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル供給システム1の可能な実施形態の構造を見ることができ、これは、本開示の文脈において(潜在的に他の形態のエアロゾル供給システムと一緒に)使用するのに適している。
【0057】
ここで
図7~
図9Bを参照すると、本開示はまた、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム300(これは、例えば、
図1~
図6Bに示されるようなエアロゾル供給システム1に基づくことができるが、-エアロゾルを生成することができる限りでは、明らかに他の形態のエアロゾル供給システムも使用することができる)を提供し、エアロゾル供給システム300は、エアロゾル供給システム300のユーザにフィードバックを提供するためのフィードバック部200を更に備える。一般的なレベルでは、フィードバック部200は、エアロゾル供給システムが第1の動作モードM1でエアロゾルを生成している間、第1の動作モードM1の持続時間にわたって、第1のフィードバックを連続的に提供するように構成され得る。したがって、このようにして、第1のフィードバックF1は、エアロゾル供給システムが第1の動作モードM1でエアロゾルを生成している間、エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を提供するように構成され得る。
【0058】
本明細書で「連続的」という用語によって、これは、いくつかの実施形態に従って、フィードバック(例えば、これが第1のフィードバックF1であるか第2のフィードバックF2であるかにかかわらず)が、その持続時間にわたってノンストップであるように(又は、別の言い方をすれば、このような連続的なフィードバック信号がフィードバックを提供するためにフィードバック部200に実装される場合に、提供又は出力されるフィードバックに休止がないように、及び/又はフィードバック部200に提供される任意のフィードバック信号に休止がないように)、フィードバック部200によって、フィードバックが連続的に出力又は提供されることを意味すると理解され得る。
【0059】
同様に、いくつかの実施形態に従って、「連続的」という用語は、フィードバック(例えば、これが第1のフィードバックF1であるか第2のフィードバックF2であるかにかかわらず)が連続的に繰り返されるフィードバックパターンで構成され、それによってフィードバックパターンがフィードバックの持続時間にわたって維持される(そうでなければ、やはり「連続的」である)ことを意味すると同じく理解され得る。
【0060】
例えば、フィードバックパターンが各フィードバックに使用されるいくつかの実施形態に従って、フィードバックパターンは、(連続的な)フィードバックを提供するためにフィードバック部200に提供される、規則的な又はパルス状のフィードバック信号の結果であり得る。
【0061】
同様に、いくつかの実施形態によれば、フィードバックパターンは、(反復する)フィードバックパターンを使用して(連続的な)フィードバックを提供するためのフィードバック部200を実装するために、フィードバック部200に最初に提供される初期フィードバック信号の結果として得られる可能性がある。
【0062】
このようなフィードバックパターンがどのようなものであり得るかについては、これは、ある動作モード(例えば、第1の動作モードM1)のフィードバックパターン(したがって、フィードバック)を他の動作モード(例えば、第2の動作モードM2)のフィードバックパターン(したがって、フィードバック)と区別できるように、特定の動作モードに合わせて調整され得ることは明らかである。
【0063】
したがって、本質的に、「連続的」という用語は、連続的に出力されるフィードバック及び/もしくは繰り返すことができるパターンに従って出力されるフィードバック、又は、そうでなければ、フィードバックの持続時間にわたって継続することができる(実質的に「連続的」である)フィードバックのいずれかのフィードバックであると、ユーザが認識できるフィードバックを意味すると理解され得る。
【0064】
上記を念頭に置いて、フィードバック部200は、したがって、エアロゾル供給システム300が予め定められた動作モードでエアロゾルを生成している間、第1の動作モードM1の持続時間にわたってフィードバックを連続的に提供するように構成され得る。好ましくは、この持続時間は、エアロゾル供給システムが使用されている間、提供フィードバックを最もよく認識できるように、動作モードの全持続時間については可能な限り長くなるように構成される。このようにして、ユーザは、フィードバックが予め定められた動作モードの終了時に提供されるのとは対照的に、フィードバックをタイムリーに認識するか、又はフィードバックに基づいてタイムリーに行動することができる。このことを意識して、いくつかの実施形態に従って、持続時間は、動作モードの全持続時間の少なくとも50%を含み得る。いくつかの他の実施形態に従って、持続時間は、動作モードの全持続時間の少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも92%、少なくとも95%、少なくとも98%、及び/又は少なくとも99%を含み得る。
【0065】
ユーザが、例えば、動作モードの開始時にフィードバックをタイムリーに迅速に認識し、又はフィードバックに基づいてタイムリーに行動することができるように更に支援するために、持続時間は、動作モードの全持続時間の間の予め定められた時刻から始まり得る。したがって、これに関して、いくつかの特定の実施形態に従って、持続時間は動作モードの全持続時間の1%までに、2%までに、3%までに、4%までに、5%までに、8%までに、10%までに、15%までに、及び/又は20%までに始まり得る。このような動作に関して、エアロゾル供給システムは、動作モードの開始を構成するものを事前に決定することができ、予め定められた動作モードがどれくらいの時間続くかを事前に知ることができるように構成され得ることを理解されたい。例えば、非常に特定の実施形態では、予め定められた動作モードは、エアロゾル発生器の電源が入ったら、又はエアロゾル発生器に電力が供給されたら開始すると、エアロゾル供給システムによって判断され得る。このようにして、エアロゾル供給システムが予め定められた時間エアロゾル発生器に電力を供給し得る限り(その後、動作モードが終了する)では、エアロゾル供給システムは、この動作モードの一部として、フィードバックがいつ、どのくらいの時間提供されるべきかを知るように構成され得る。
【0066】
別の実施形態は、例えば、エアロゾル供給システム又はエアロゾル供給デバイス4の(エアロゾル供給システムのユーザからの)煙が、エアロゾル供給システムによって(例えば、吸煙センサによって)検出された時刻に基づいて、動作モードの開始を構成し得る。このようにして、エアロゾル供給システムは、吸煙が検出されると、エアロゾル発生器に予め定められた時間(その後、動作モードが終了する)にわたって電力を供給することができる限りでは、エアロゾル供給システムは、吸煙が検出されると、この動作モードの一部として、フィードバックがいつ、どのくらいの時間提供されるべきかを知るように構成され得る。
【0067】
上記を考慮すると、エアロゾル供給システムが第1の動作モードM1(例えば、より弱い吸煙が検出された場合)とは異なり得る第2の動作モードM2(例えば、より強い吸煙が検出された場合)でエアロゾルを生成している間、第1のフィードバックF1は提供されないことが想定される。したがって、このようにして、フィードバック部200は、エアロゾル供給システムがこの第2の動作モードM2でエアロゾルを生成している間、代わりに第2のフィードバックF2を提供するように構成され得、ここで、第2のフィードバックF2は第1のフィードバックF1とは異なる。したがって、このようにして、第1のフィードバックF1は、エアロゾル供給システム(又はエアロゾル供給デバイス4)が第1の動作モードM1でエアロゾルを生成している間に提供され得、第2の(異なる)フィードバックF2は、エアロゾル供給システムが第2の(異なる)動作モードM2でエアロゾルを生成している間に提供され得る。したがって、本質的に、ユーザが第1のフィードバックF1又は第2のフィードバックF2のいずれかを認識することに基づいて、ユーザは、エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している間、現在、どの動作モードが動作しているかをより容易に識別することができる。
【0068】
上記と関連して、各動作モード(例えば、第1の動作モードM1、及び/又は第2の動作モードM2)は、それぞれの値(例えば、第1の動作モードにおける第1の値、及び/又は第1の値とは異なる第2の動作モードにおける第2の値)からなる予め定められた特性に対応し得ることが意図されている。
【0069】
後述するように、いくつかの実施形態に従って、この予め定められた特性は、物理的パラメータ(いくつかの特定の実施形態では、エアロゾル供給システムからのエアロゾル生成速度など)を含み得ることが想定される。
【0070】
同様に、いくつかの実施形態に従って、予め定められた特性は、化学的パラメータ(エアロゾルを生成するために気化するように構成されたエアロゾル生成材料の組成など)を含み得る。
【0071】
同様に、いくつかの追加/代替の実施形態に従って、予め定められた特性は、電気的パラメータ(例えば、エアロゾル発生器に送達される電力量)を含み得る。
【0072】
しかしながら、予め定められた特性が何であれ、2つ以上の動作モードが使用され得る限りでは、この予め定められた特性の値は、いくつかの実施形態に従って、後述するように、各異なる動作モード(例えば、第1/第2の動作モードのそれぞれでエアロゾル発生器に送達される第1/第2の電力、及び/又は第1/第2の動作モードのそれぞれでエアロゾル生成材料の第1/第2の組成)間で変化するように構成されてもよい。
【0073】
したがって、上記の一般的な開示を考慮すると、フィードバック部200から任意の提供フィードバックの形態については、これは様々な異なる形態をとり得る。例えば、任意の提供フィードバック(第1のフィードバックF1及び/又は第2のフィードバックF2など)は、視覚フィードバック、音響フィードバック、及び/又は触覚フィードバックのうち少なくとも1つを含み得る。特に視覚障害のある人にとっては、音響又は触覚フィードバックの使用が特に有効であり得る。
【0074】
上記のフィードバックを実装するために、必要に応じて、いくつかの実施形態に従い、フィードバック部200は、光学フィードバック要素もしくは視覚フィードバック要素(LED、光源、ディスプレイなど)、音響要素(スピーカなど)、及び/又は触覚フィードバック要素(バイブレータなど)のいずれか1つ又は組合せを含み得る。
【0075】
明らかに、上記のものに対するいくつかの特定の実施形態では、任意の潜在的な視覚/音響/触覚フィードバック要素を含む任意のこのようなフィードバック部200は、エアロゾル供給デバイス4に最も都合よく配置され得る(いくつかの実施形態に従って、カートリッジ2/エアロゾル供給デバイス4タイプの配置を含み得る)。しかしながら、同様に、いくつかの潜在的な他の実施形態に従って、フィードバック部200は、エアロゾル供給デバイス4に配置されない場合があり(すなわち、言い換えると、エアロゾル供給デバイス4は、フィードバック部200を備えない場合がある)、それで、代わりに、エアロゾル供給デバイス4と通信するように動作可能であり得る他の場所、例えば、電気デバイス250の一部として配置される場合がある。したがって、このようにして、電気デバイス250はフィードバック部200を備える場合がある。
【0076】
このような電気デバイス250がどのようなものであり得るのかについては、これは、エアロゾル供給システム300又はエアロゾル供給デバイス4と動作可能に通信する可能性のある任意の形態の電気デバイス250、例えば、エアロゾル供給デバイス4のユーザによって携帯又は装着される可能性のあるタブレットコンピュータ、スマートフォン、携帯型コンピュータ、スマートウォッチ、又はスマートデバイス(電気リストストラップ又はアンクルストラップ)などの任意の携帯型デバイスなど(及び当然ながらこれらに限定されない)を備え得ることが想定される。必要に応じて、電気デバイス250は、無線接続プロトコル270を介して無線などでエアロゾル供給デバイス4と通信するように動作可能であり得ることが理解されよう。したがって、この場合、明らかに、電気デバイス250はまた、エアロゾル供給デバイス4との任意のこのような無線通信を容易にするために、必要に応じて無線送信機/受信機/トランシーバ252を備え得る(これは、同様にコントローラ18と通信する無線送信機/受信機/トランシーバ97も備え得る)。
【0077】
任意の第1のフィードバックF1及び潜在的には任意の第2の提供フィードバックF2の潜在的な用途については、これらは、後述するように、多種多様な潜在的な第1及び第2の動作モードM1、M2に対応するために、フィードバック部200によって提供されるように構成され得ることが想定される。
【0078】
しかしながら、最初の注意として、いくつかの実施形態に従って、各動作モードは、エアロゾル供給システムがこの(選択された)動作モードを使用してエアロゾルを生成する前に、ユーザが選択するように構成された動作モードを含み得ることに留意されたい。このようにして、エアロゾル供給システム300が、ユーザが第1の動作モードM1及び第2の動作モードM2の一方からエアロゾル供給システムの動作モードを最初に選択できるように構成され得る限りでは、フィードバック部200からの任意の提供フィードバックは、このような場合、正しい動作モードが選択されたかどうかについては、ユーザに肯定的な確認を提供し得る。
【0079】
しかしながら、いくつかの他の実施形態に従って、ユーザは、エアロゾル供給システムがどの動作モードでエアロゾルを生成しているかを必ずしも事前に知らなくてもよい。このようにして、フィードバック部200によって提供されるフィードバックは、エアロゾルが生成されている間、どの動作モードが現在使用されているかをユーザが識別できるようにするのに役立ち得る。
【0080】
したがって、上記を状況に当てはめると、いくつかの実施形態に従って、予め定められた特性にエアロゾル供給システムからのエアロゾル生成速度が含まれ得る限りでは、第1の動作モードM1は、エアロゾル供給システムから第1の生成速度でエアロゾルを生成するように構成され得る。一方、第2の動作モードM2は、第1の生成速度とは異なる第2の生成速度でエアロゾルを生成するように構成され得る。このようにして、このような実施形態は、エアロゾル供給システムがそれぞれ第1/第2の動作モードのいずれかでエアロゾルを生成している間、動作モードの持続時間にわたって第1及び/又は第2のフィードバックF1、F2を連続的にユーザに提供することを可能にし、したがって、所定時間内にどれだけのエアロゾルを吸入しているかをより容易に識別させるためのフィードバックをユーザに提供することができる。
【0081】
例えば、第2の動作モードM2の生成速度が第1の動作モードM1の生成速度よりも大きい可能性がある限りでは、エアロゾル供給システムが触覚要素(例えば、いくつかの特定の実施形態に従って、バイブレータなど)を含むフィードバック部200を備える場合、第1のフィードバックF1は、触覚要素を第1の予め定められた周波数で振動させることによって、又は触覚要素を第1の予め定められた電力で振動させることによってなど、持続時間にわたって第1の予め定められた方法で触覚要素を連続的に動かすための第1の触覚フィードバックを含み得る。したがって、このような実施形態では、第2のフィードバックF2も使用される場合、第2のフィードバックF2は、例えば、
図8A及び
図8Bに示されるように、触覚要素を(第1の予め定められた周波数と潜在的に異なってもよく、それより高くても、及び/又はそれより低くてもよい)第2の予め定められた周波数で振動させることによって、又は触覚要素を(第1の予め定められた電力と潜在的に異なってもよく、それより大きくてもよく、及び/又はそれより小さくてもよい)第2の予め定められた電力で振動させることによってなど、持続時間にわたって触覚要素を第2の予め定められた方法で連続的に動かすための第2の触覚フィードバックを含み得る。
【0082】
同様に、第2の動作モードM2の生成速度が第1の動作モードM1の生成速度よりも大きくなり得る限りでは、第1のフィードバックF1は、第1の予め定められた色、パターン、情報、及び/又は記号を、持続時間にわたってフィードバック部200に連続的に表示することなどによって、第1の予め定められた方法でフィードバック部200(LED、光源、及び/又はディスプレイなど)を動作させるための第1の視覚フィードバックを含む。この場合、任意の第2の提供フィードバック(もしあれば)F2は、例えば、
図9A及び
図9Bに示されるように、第2の予め定められた色、パターン、情報、及び/又は記号を、持続時間にわたってフィードバック部200で連続的に表示することによってなど、第2の予め定められた方法でフィードバック部200を動作させるための第2の視覚フィードバックを含み得る。
【0083】
いくつかの実施形態に従って、システムからのエアロゾル生成の様々な生成速度に対応する第1及び第2の動作モードではなく、予め定められた特性にエアロゾル発生器40に送達される電力量が含まれる場合、第1の動作モードM1は、エアロゾル供給システムから任意の提供エアロゾル発生器40に送達される第1の電力量に基づいてエアロゾルを生成するように構成され得る。このようにして、第2の動作モードM2は、エアロゾル発生器に送達される第2の電力量(第1の電力量とは異なる、例えば、第1の電力量よりも大きい、又は小さい)に基づいてエアロゾルを生成するように構成され得る。
【0084】
同様に、予め定められた特性に気化してエアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル生成材料の組成が含まれる場合、いくつかの実施形態に従って、第1の動作モードM1は、第1の組成(香味など)を含むエアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルに対応し、第2の動作モードM2は、第2の組成(第2の組成とは異なる)を含むエアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルに対応する。このような実施形態は、エアロゾル供給システム300が、(例えば、ミント又はメントール、香味料を含む)第1の組成のエアロゾル生成材料を収容するリザーバ31を備えた第1のカートリッジ2Aを、及び/又は(例えば、パッションフルーツ、香料などの熱帯果実を含む)第2の組成のエアロゾル生成材料を収容するリザーバ31を備えた第2のカートリッジ2Bを、別個に受け入れるように構成されたエアロゾル供給デバイス4を含む場合、特に有用であり得る。このようにして、非常に特定の実施形態は、ディスプレイを含むフィードバック部200を備えることができ、第1のフィードバックF1は、ディスプレイ上に緑色の表示、及び/又はミントリーフ色の表示を含み、第2のフィードバックF2は、ディスプレイ上に黄色、紫色、及び/又はオレンジ色の表示、及び/又はパッションフルーツ色の表示を含む。このようにして、ユーザがエアロゾル生成材料の組成を知らなくても、ユーザは、例えば、
図9A及び
図9Bに示されるように、フィードバック部200からの連続的なフィードバックに基づいて組成を識別することができる。
【0085】
上記を考慮すると、エアロゾル供給システム300(又はエアロゾル供給デバイス4)が第1の動作モードM1又は第2の動作モードM2のいずれかでエアロゾルを生成しているかどうかの決定を助けるために、いくつかの実施形態では、上述の制御回路18などのコントローラも提供され得る。したがって、このような実施形態では、コントローラは、エアロゾル供給システム(又はそこからの任意のエアロゾル供給デバイス4)が第1の動作モード又は第2の動作モードでエアロゾルを生成しているかどうかを決定するように構成され得る。コントローラ18は、エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成していると決定したことに応答して、コントローラ18は、フィードバック部200が第1のフィードバックF1を提供するために、出力信号を生成するように構成され得る。
【0086】
明らかに、第2のフィードバックも使用される限りでは、コントローラ18を使用する上記の実施形態は、いくつかの実施形態において、エアロゾル供給システムが第2の動作モードM2でエアロゾルを生成しているとコントローラ18が決定したことに応答して、フィードバック部200が第2のフィードバックF2を提供するために、出力信号を生成するように更に構成されたコントローラを含むことができる。
【0087】
必ずしもそうとは限らず、第1又は第2の動作モードを構成するものに応じて、いくつかの実施形態に従って、任意の提供エアロゾル供給システム300又はデバイス4はまた、センサデータを生成するためのセンサ91も備え得る。このようにして、コントローラ18は、センサ91からセンサデータを受信し、センサデータを使用して、エアロゾル供給システム(又はエアロゾル供給デバイス4)が第1の動作モードM1又は第2の動作モードM2のいずれかでエアロゾルを生成しているかどうかを決定するように構成され得る。コントローラ18が、エアロゾル供給システムが第1の動作モードM1(又は第2/nの動作モードM2)でエアロゾルを生成していると決定したことに応答して、コントローラ18は、次に、フィードバック部200が第1の(又は第2/nのフィードバック)を提供するために、出力信号を生成するように構成され得る。
【0088】
このようなセンサ91がどのようなものであるかについては、明らかに、これは、各動作モードM1、M2が何に関連することを意図しているのか、また、これらの動作モードがコントローラ18によってどのように決定されるのか、に依存する可能性がある。
【0089】
例えば、いくつかの実施形態に従って、センサ91は温度センサ93を含むことができ、センサデータは、
図7の実施形態の通り、周囲温度又はエアロゾル供給システムの一部の温度、例えば、いくつかの特定の実施形態ではエアロゾル発生器40の温度などの温度を示す。
【0090】
したがって、このような実施形態に従って、コントローラ18は、センサデータを使用して、エアロゾル供給システムが第1の動作モードM1又は第2の動作モードM2でエアロゾルを生成しているかどうかを決定するように構成され得る。
【0091】
同様に、センサデータが周囲温度などの温度を示すいくつかの実施形態に従って、動作モードの1つは、(第1の)所定温度を超えない温度を示すセンサデータを含み得て、別の動作モードは、追加的/代替的に、(第2の)所定温度を超える温度を示すセンサデータを含み得る-これは、いくつかの特定の実施形態では、第1の所定温度が第2の所定温度と同じである場合もあり得る。
【0092】
このようにして、エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している間、センサ91、93によって感知れた温度に応じて、エアロゾル供給システムのユーザに異なるフィードバックが連続的に提供され得る。
【0093】
明らかに、センサ91が使用される場合、いくつかの実施形態では、いくつかの実施形態に従って、センサ91は、センサデータが加速度データを含むように、動作検出器95を備えてもよい。したがって、このような実施形態では、コントローラ18は、加速度データを使用して、エアロゾル供給システム(又はエアロゾル供給デバイス4)が第1の動作モードM1又は第2の動作モードM2のいずれかでエアロゾルを生成しているかどうかを決定するように構成されてもよい。任意のこのような加速度データは、明らかに、適切な形態の動作検出器95を使用して、良好に生成され得る。例えば、いくつかの実施形態に従って、動作検出器95は、加速度計、ジャイロスコープ、もしくは磁気スコープ、又は関連する加速度データを出力することができる任意の他の形態の動作検出器のうちの少なくとも1つを備え得る。
【0094】
任意の提供動作検出器95の位置については、いくつかの実施形態に従って、動作検出器95は、カートリッジ2(これが使用される場合)又はエアロゾル供給デバイス4のいずれかなどのエアロゾル供給システム上又はエアロゾル供給システム内に配置され得る。しかしながら、明らかに、いくつかの実施形態に従って、動作検出器95は、任意の提供電気デバイス250に配置され得る。
【0095】
したがって、一般的なレベルでは、動作検出器95の存在により、動作モードが、エアロゾル供給システム(又は、電気デバイス250を介した-そのユーザ)が動いている様々な状況を反映することが可能になり得る。
【0096】
例えば、予め定められた特性にエアロゾル供給デバイス4によって示される加速度及び/又はより一般的にはエアロゾル供給システム300で示される加速度が含まれる特定の実施形態では、加速度データには加速度値が含まれてもよく、コントローラ18は、加速度値が予め定められた加速度値以下であるとコントローラ18が決定したことに応答して、エアロゾル供給システム300が(例えば、第1又は第2の)動作モードのうちの1つでエアロゾルを生成していると決定するように構成され、及び/又は加速度値が予め定められた加速度よりも大きいとコントローラ18が決定したことに応答して、エアロゾル供給システム300が別の(例えば、第2又は第1の)動作モードでエアロゾルを生成していると決定するように構成される。したがって、このような実施形態では、加速度が予め定められた加速度を上回る場合、エアロゾル供給システム300は、ユーザがストレスを感じた状態でデバイスを動作させているモード、及び/又はユーザが運動しながらデバイスを動作させているモードに対応する動作モードで使用されていることを示し得る。
【0097】
各動作モードがそれぞれ異なる組成を含むエアロゾル生成材料から生成されるエアロゾルに対応するように(
図9A及び
図9Bの実施形態に示されるように)、予め定められた特性に、エアロゾルを生成するために気化されるように構成されたエアロゾル生成材料の組成が含まれる実施形態では、場合によっては、組成情報が、例えば、カートリッジ2のエアロゾル供給デバイス4への任意の接続の一部として、コントローラ18に直接提供され得る一方で、いくつかの実施形態では、明らかに、その代わりに、組成は、エアロゾル供給システム300からのエアロゾル生成材料の組成を示すセンサデータを生成するように構成された、センサ91、97からのセンサデータを使用して決定され得る。いくつかの実施形態に従って、このセンサ91、97は、エアロゾル供給システム300からのエアロゾル生成材料と流体連通する、及び/又は接触するように構成され得る。同様に、いくつかの特定の実施形態に従って、エアロゾル供給システムからの任意の提供カートリッジ2及び/又はリザーバ31は、したがって、
図7の実施形態に示されるように、任意のこのような提供センサ91、97を含み得る。
【0098】
上記にも留意して、例えば、
図9A及び
図9Bの実施形態に示されているように、各動作モードに対応するフィードバックのレベルは異なり得ることが一般的に理解されよう。したがって、別の言い方をすれば、いくつかの実施形態に従って、第1及び第2のフィードバックF1、F2の一方は、第1及び第2のフィードバックF1、F2の他方に対応するフィードバックのレベルよりも高いレベルのフィードバックを含み得る。フィードバックの「レベル」とは、フィードバックの量(例えば、視覚フィードバックの場合にはフィードバックの明るさ、もしくは音響フィードバックの場合にはフィードバックの音量)、フィードバックの大きさ(例えば、視覚フィードバックの場合にはフィードバックの明るさ、もしくは触覚フィードバックの場合にはフィードバックの強さ)、又はフィードバックの目立ち具合(例えば、視覚フィードバックの場合にはフィードバックの明るさ、触覚フィードバックの場合にはフィードバックの強さ、音響フィードバックの場合にはフィードバックの音量)さえも含む場合がある。明らかに、このようなレベルが使用される場合、これはまた、いくつかのより狭い実施形態に従って、平均レベル又は最大レベルを含むことができる可能性がある。
【0099】
したがって、上記を考慮して、エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム及びフィードバックをエアロゾル供給システムのユーザに提供するためのフィードバック部が適切に説明されており、
このフィードバック部は、エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、第1の動作モードの持続時間にわたって第1のフィードバックを連続的に提供するように構成され、この第1のフィードバックは、エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を提供するように構成される。
【0100】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムのユーザにフィードバックを提供する方法も説明され、該方法は、
エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、第1の動作モードの持続時間にわたって第1のフィードバックを連続的に提供するステップを含み、第1のフィードバックは、エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間の、エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を含む。
【0101】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システム300も説明されており、エアロゾル供給システム300は、エアロゾル供給システム300のユーザにフィードバックを提供するためのフィードバック部200を備える。フィードバック部200は、エアロゾル供給システム、又はその任意のエアロゾル供給デバイス4が、少なくとも1つのそれぞれの動作モードM1、M2でエアロゾルを生成している間、それぞれの動作モードM1、M2の持続時間にわたって、それぞれのフィードバックF1、F2を連続的に提供するように構成される。それぞれのフィードバックF1、F2は、エアロゾル供給システムがそれぞれの動作モードM1、M2でエアロゾルを生成している間、エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を提供するように構成されており、予め定められた特性の値は、各動作モード間で異なり得ることに留意されたい。フィードバックF1、F2もまた、動作モードM1、M2ごとに異なっており、これによりユーザが各動作モードM1、M2を識別できるようになる。
【0102】
様々な問題に対処し、当技術を進歩させるために、本開示は、例示として、特許請求される発明を実施され得る様々な実施形態を例示として示す。本開示の利点及び特徴は、実施形態の代表的な例示にすぎず、網羅的及び/又は排他的ではない。それらは、理解を助け、特許請求される発明を教示するためにのみ提示される。本開示の利点、実施形態、例、機能、特徴、構造、及び/又は他の態様は、特許請求の範囲によって定義される本開示に対する限定又は特許請求の範囲の均等物に対する限定であると考えるべきではないこと、しかも特許請求の範囲から逸脱することなく、他の実施形態を利用することもでき、修正を加えることができることを理解されたい。様々な実施形態は、好適には、本明細書に具体的に説明されたもの以外の、開示された要素、構成要素、特徴、部分、ステップ、手段などの様々な組合せから構成され、これらからなるか、又は本質的にこれらからなり得、したがって、従属する請求項の特徴が、特許請求の範囲に明示的に記載されたもの以外の組合せで、独立の請求項の特徴と組み合わせ得ることが理解されよう。本開示は、現在特許請求されていないが、将来特許請求され得る他の発明を含み得る。
【0103】
例えば、任意の提供フィードバック部200に(これらが存在する場合)どのように給電し得るかについては、各フィードバック部は、(
図7の実施形態に示されるように)電源16、又はそれぞれの独自の電源(図示せず)のいずれかを使用して給電され得ることが理解されよう。
【0104】
同様に、任意のこのようなフィードバック部200及び/又はセンサの位置決めに関しては、これらの位置は、これらが必要な機能性を提供できるようにするために必要とされ得る、エアロゾル供給システム300内のどこにでも提供できることが理解されよう。この配置には、フィードバック部200及び/又はセンサが、実際にはエアロゾル供給デバイス4に配置されていない場所(例えば、(必要であれば解放可能に、例えば、接着パッチを介して)ユーザに固定され得るストラップもしくは他の何らかのパッチ又はデバイスなど、ユーザに取り付け可能な別個の電気デバイス250の中)が含まれることさえあり得る。
【0105】
同様に、エアロゾル供給システム300がカートリッジ2及びエアロゾル供給デバイス4を備える場合、任意の提供フィードバック部200及び/又はセンサ91は、フィードバック部又はセンサの必要な機能性を可能にするために、必要に応じて、カートリッジ2又はエアロゾル供給デバイス4のいずれかの中に配置され得る。
【0106】
完全を期すために、エアロゾル供給デバイス又は同システム内の任意のフィードバック部200又はセンサ91に関して、これらに送信される任意の電力又は信号は、制御回路18とそれぞれのフィードバック部200/センサ91との間の有線接続又は無線接続のいずれかを使用して供給され得ることが理解されよう。
図7に示される特定の実施形態では、例えば、関連するフィードバック部200及び/又はセンサ91と制御回路18との間に有線接続が設けられており、この有線接続は、構成要素がインタフェース端部54を横切ってカートリッジ2内に配置されている場合、エアロゾル供給デバイス4及びカートリッジ2のそれぞれに配置された接触電極46を介して延びる。
【0107】
最後に、本開示は必ずしも特定の数の動作モードに限定されず、その結果、教示は任意の整数の動作モード(例えば、1~100の間の数、例えば)に相当し得ることも理解されよう。このようにして、フィードバック部200は、エアロゾル供給システム(又はエアロゾル供給デバイス4)が対応する(第n番目の)動作モードでエアロゾルを生成している間、(第n番目の)フィードバックを連続的に提供するように構成され得る。
【手続補正書】
【提出日】2024-06-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
前記エアロゾル供給システムのユーザにフィードバックを提供するためのフィードバック部を備え、
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第1の動作モードの持続時間にわたって第1のフィードバックを連続的に提供するように構成され、
前記第1のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を提供するように構成される、エアロゾル供給システム。
【請求項2】
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムが第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第2の動作モードの持続時間にわたって第2のフィードバックを連続的に提供するように構成され、前記第2のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記エアロゾル供給システムの前記予め定められた特性の表示を提供するように構成され、
前記予め定められた特性が、前記第1の動作モードにおける第1の値を含み、前記予め定められた特性が、前記第2の動作モードにおける第2の値を含み、前記第2の値が前記第1の値とは異なる、
請求項1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項3】
前記第1及び第2のフィードバックのうちの一方が、前記第1及び第2のフィードバックのうちの他方に対応するフィードバックのレベルよりも高いフィードバックのレベルを含む、請求項2に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項4】
前記持続時間が、前記動作モードの全持続時間の5%以内に始まる、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項5】
前記持続時間が、前記動作モードの全持続時間の少なくとも50%を含む、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項6】
前記エアロゾル供給システムがディスプレイを備え、前記フィードバック部が前記ディスプレイを備える、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項7】
各フィードバックが視覚フィードバックを含む、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項8】
各フィードバックが触覚フィードバックを含む、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項9】
各フィードバックが音響フィードバックを含む、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項10】
前記予め定められた特性が、前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル生成速度を含む、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項11】
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル発生器を備え、前記予め定められた特性が、前記エアロゾル発生器に送達される電力量を含む、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項12】
前記予め定められた特性が、気化されて前記エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル生成材料の組成を含む、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項13】
センサデータを生成するためのセンサと、コントローラとを更に備え、前記コントローラが、
前記センサから前記センサデータを受信し、
前記センサデータを使用して、前記エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している動作モードを決定し、
前記決定された動作モードに対応する前記フィードバックを前記フィードバック部が提供するために、出力信号を生成する
ように構成される、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項14】
センサデータを生成するためのセンサを更に備え、前記エアロゾル供給システムの動作モードを決定するために前記エアロゾル供給システムによって使用されるように構成されたセンサデータを生成するように前記センサが構成される、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項15】
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスを備え、前記エアロゾル供給デバイスが前記フィードバック部を備える、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項16】
前記エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイスと通信するように動作可能な電気デバイスを更に備え、前記電気デバイスが前記フィードバック部を備える、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項17】
前記エアロゾル供給システムが、カートリッジと、前記カートリッジを受け入れるように構成されたエアロゾル供給デバイスとを更に備える、請求項
1に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項18】
前記エアロゾル供給デバイスが前記フィードバック部を備える、請求項1
7に記載のエアロゾル供給システム。
【請求項19】
エアロゾルを生成するためにエアロゾル供給システムのユーザにフィードバックを提供する方法であって、
前記エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第1の動作モードの持続時間にわたって第1のフィードバックを連続的に提供するステップを含み、前記第1のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第1の動作モードでエアロゾルを生成している間の、前記エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を含む、方法。
【請求項20】
前記エアロゾル供給システムが第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第2の動作モードの持続時間にわたって第2のフィードバックを連続的に提供するステップであって、前記第2のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第2の動作モードでエアロゾルを生成している間の、前記エアロゾル供給システムの前記予め定められた特性の表示を含むステップを更に含み、
前記予め定められた特性が、前記第1の動作モードにおける第1の値を含み、前記予め定められた特性が、前記第2の動作モードにおける第2の値を含み、前記第2の値が前記第1の値とは異なる、
請求項
19に記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0107】
最後に、本開示は必ずしも特定の数の動作モードに限定されず、その結果、教示は任意の整数の動作モード(例えば、1~100の間の数、例えば)に相当し得ることも理解されよう。このようにして、フィードバック部200は、エアロゾル供給システム(又はエアロゾル供給デバイス4)が対応する(第n番目の)動作モードでエアロゾルを生成している間、(第n番目の)フィードバックを連続的に提供するように構成され得る。
本開示は以下の実施形態を含む。
(実施形態1)
エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給システムであって、
前記エアロゾル供給システムのユーザにフィードバックを提供するためのフィードバック部を備え、
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第1の動作モードの持続時間にわたって第1のフィードバックを連続的に提供するように構成され、
前記第1のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を提供するように構成される、エアロゾル供給システム。
(実施形態2)
前記フィードバック部が、前記エアロゾル供給システムが第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第2の動作モードの持続時間にわたって第2のフィードバックを連続的に提供するように構成され、前記第2のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記エアロゾル供給システムの前記予め定められた特性の表示を提供するように構成され、
前記予め定められた特性が、前記第1の動作モードにおける第1の値を含み、前記予め定められた特性が、前記第2の動作モードにおける第2の値を含み、前記第2の値が前記第1の値とは異なる、
実施形態1に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態3)
前記第1及び第2のフィードバックのうちの一方が、前記第1及び第2のフィードバックのうちの他方に対応するフィードバックのレベルよりも高いフィードバックのレベルを含む、実施形態2に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態4)
前記持続時間が、前記動作モードの全持続時間の5%以内に始まる、実施形態1~3のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態5)
前記持続時間が、前記動作モードの全持続時間の少なくとも50%を含む、実施形態1~4のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態6)
前記エアロゾル供給システムがディスプレイを備え、前記フィードバック部が前記ディスプレイを備える、実施形態1~5のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態7)
各フィードバックが視覚フィードバックを含む、実施形態1~6のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態8)
各フィードバックが触覚フィードバックを含む、実施形態1~7のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態9)
各フィードバックが音響フィードバックを含む、実施形態1~8のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態10)
前記予め定められた特性が、前記エアロゾル供給システムからのエアロゾル生成速度を含む、実施形態1~9のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態11)
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル発生器を備え、前記予め定められた特性が、前記エアロゾル発生器に送達される電力量を含む、実施形態1~10のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態12)
前記予め定められた特性が、気化されて前記エアロゾルを生成するように構成されたエアロゾル生成材料の組成を含む、実施形態1~11のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態13)
センサデータを生成するためのセンサと、コントローラとを更に備え、前記コントローラが、
前記センサから前記センサデータを受信し、
前記センサデータを使用して、前記エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している動作モードを決定し、
前記決定された動作モードに対応する前記フィードバックを前記フィードバック部が提供するために、出力信号を生成する
ように構成される、実施形態1~12のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態14)
センサデータを生成するためのセンサを更に備え、前記エアロゾル供給システムの動作モードを決定するために前記エアロゾル供給システムによって使用されるように構成されたセンサデータを生成するように前記センサが構成される、実施形態1~13のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態15)
前記エアロゾル供給システムが前記エアロゾル供給システムの前記第1の動作モードでエアロゾルを生成しているかどうか、及び/又は前記エアロゾル供給システムが前記エアロゾル供給システムの前記第2の動作モードでエアロゾルを生成しているかどうかを決定するために、前記センサデータが、前記エアロゾル供給システムによって使用されるように構成される、実施形態13又は14に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態16)
前記エアロゾル供給システムが、前記エアロゾルを生成するためのエアロゾル供給デバイスを備え、前記エアロゾル供給デバイスが前記フィードバック部を備える、実施形態1~15のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態17)
前記エアロゾル供給システムからエアロゾル供給デバイスと通信するように動作可能な電気デバイスを更に備え、前記電気デバイスが前記フィードバック部を備える、実施形態1~16のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態18)
前記電気デバイスが携帯型デバイスを含む、実施形態17に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態19)
前記エアロゾル供給システムが、カートリッジと、前記カートリッジを受け入れるように構成されたエアロゾル供給デバイスとを更に備える、実施形態1~18のいずれか一つに記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態20)
前記エアロゾル供給デバイスが前記フィードバック部を備える、実施形態19に記載のエアロゾル供給システム。
(実施形態21)
エアロゾルを生成するためにエアロゾル供給システムのユーザにフィードバックを提供する方法であって、
前記エアロゾル供給システムが第1の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第1の動作モードの持続時間にわたって第1のフィードバックを連続的に提供するステップを含み、前記第1のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第1の動作モードでエアロゾルを生成している間の、前記エアロゾル供給システムの予め定められた特性の表示を含む、方法。
(実施形態22)
前記エアロゾル供給システムが第2の動作モードでエアロゾルを生成している間、前記第2の動作モードの持続時間にわたって第2のフィードバックを連続的に提供するステップであって、前記第2のフィードバックが、前記エアロゾル供給システムが前記第2の動作モードでエアロゾルを生成している間の、前記エアロゾル供給システムの前記予め定められた特性の表示を含むステップを更に含み、
前記予め定められた特性が、前記第1の動作モードにおける第1の値を含み、前記予め定められた特性が、前記第2の動作モードにおける第2の値を含み、前記第2の値が前記第1の値とは異なる、
実施形態21に記載の方法。
(実施形態23)
コントローラを更に備え、前記方法が、
前記コントローラを使用して、前記エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している動作モードを決定するステップと、
前記コントローラを使用して、前記決定された動作モードに対応する前記フィードバックを前記フィードバック部が提供するために、出力信号を生成するステップと
を更に含む、実施形態21又は22に記載の方法。
(実施形態24)
センサデータを生成するためのセンサを更に備え、前記方法が、
前記コントローラにおいて、前記センサから前記センサデータを受信するステップと、
前記センサデータを使用して、前記エアロゾル供給システムがエアロゾルを生成している前記動作モードを決定するステップと
を更に含む、実施形態23に記載の方法。
【国際調査報告】