(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】チャイルドキャリア
(51)【国際特許分類】
B62B 9/20 20060101AFI20241018BHJP
B62B 9/10 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
B62B9/20
B62B9/10 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024523691
(86)(22)【出願日】2022-10-19
(85)【翻訳文提出日】2024-04-19
(86)【国際出願番号】 EP2022079106
(87)【国際公開番号】W WO2023067004
(87)【国際公開日】2023-04-27
(31)【優先権主張番号】202111223148.8
(32)【優先日】2021-10-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517042092
【氏名又は名称】ワンダーランド スイツァーランド アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】ワン,アルシュエ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,タオ
【テーマコード(参考)】
3D051
【Fターム(参考)】
3D051AA02
3D051CA06
3D051CB03
3D051CG04
3D051CG06
(57)【要約】
チャイルドキャリア(10)は、フレーム(100)と、ハンドル(200)と、シート支持部材(300)とを含む。ハンドル(200)がフレーム(100)に回動可能に接続され、シート支持部材(300)がシートを支持するように構成され、ハンドル(200)は、シート支持部材(300)をフレーム(100)に対して第1の位置から第2の位置に移動するように駆動させるべくフレーム(100)に対して回転できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームと、
シートを支持するように構成されるシート支持部材と、
前記フレームに回動可能に接続されるハンドルであって、前記シート支持部材を前記フレームに対して第1の位置から第2の位置に移動するように駆動させるべく前記フレームに対して回転できる、ハンドルと、
を備える、チャイルドキャリア。
【請求項2】
前記フレームが支持ロッドを備え、前記シート支持部材が前記支持ロッドに摺動可能に接続され、前記ハンドルは、前記シート支持部材を前記支持ロッドに沿って移動するように駆動させるべく回転できる、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項3】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記ハンドルは、前記フレームの移動方向を前記第1の方向から第2の方向に変更するべく、及び前記シート支持部材を前記第1の方向から前記第2の方向に前記フレームに対して移動するように駆動させるべく、前記フレームに対して回転でき、前記第2の位置が前記第1の位置の前記第1の方向に位置される、請求項2に記載のチャイルドキャリア。
【請求項4】
第1のリンケージアセンブリを更に備え、前記ハンドルは、前記第1のリンケージアセンブリを通じて前記支持ロッドに沿って移動するように前記シート支持部材を駆動させる、請求項2又は3のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項5】
前記第1のリンケージアセンブリが回転部材と駆動部材とを備え、前記回転部材の一端部が前記ハンドルに接続され、前記回転部の他端部が前記駆動部材の一端部に回動可能に接続され、前記駆動部材の他端部が前記シート支持部材に回動可能に接続される、請求項4に記載のチャイルドキャリア。
【請求項6】
前記回転部材及び前記駆動部材が前記シート支持部材よりも上方に位置される、請求項5に記載のチャイルドキャリア。
【請求項7】
回転シャフトを更に備え、前記回転シャフトは、前記ハンドルに固定されるとともに、前記フレームを貫通して延在して前記ハンドルを前記フレームに回動可能に接続できるようにし、前記回転部材の前記端部が前記回転シャフトに固定される、請求項5又は6のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項8】
前記ハンドルがハンドルホルダを備え、前記回転シャフトが前記ハンドルホルダに接続される、請求項7に記載のチャイルドキャリア。
【請求項9】
前記シート支持部材が前記支持ロッド上に摺動可能に外嵌される、請求項2から8のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項10】
前記シート支持部材に位置されて前記支持ロッドに当接する複数のプーリを更に備える、請求項2から9のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項11】
前記回転部材の側面を覆う補強板を更に備える、請求項5から10のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項12】
第2のリンケージアセンブリを更に備え、前記フレームが支持ロッドを備え、前記シート支持部材が前記第2のリンケージアセンブリを介して前記支持ロッドに接続され、前記ハンドルは、前記シート支持部材を前記支持ロッドに対して移動するように駆動させるべく回転できる、請求項1から11のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項13】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記ハンドルは、前記フレームの移動方向を前記第1の方向から第2の方向に変更するべく、及び前記シート支持部材を前記第1の方向から前記第2の方向に前記フレームに対して移動するように駆動させるべく、前記フレームに対して回転でき、前記第2の位置が前記第1の位置の前記第1の方向に位置される、請求項12に記載のチャイルドキャリア。
【請求項14】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記第2の位置が前記第1の位置の上方又は下方に位置される、請求項12又は13のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項15】
前記第2のリンケージアセンブリが第1のリンケージロッドと第2のリンケージロッドとを備え、前記第1のリンケージロッドの一端部が前記ハンドルに固定され、前記第1のリンケージロッドの他端部が前記シート支持部材の一端部に回動可能に接続され、前記シート支持部材の他端部が前記第2のリンケージロッドの一端部に回動可能に接続され、前記第2のリンケージロッドの他端部が前記支持ロッドに回動可能に接続され、前記第1のリンケージロッド、前記シート支持部材、前記第2のリンケージロッド、及び前記支持ロッドは、変形可能な四辺形構造を形成するように連続して接続される、請求項12から14のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項16】
前記第1のリンケージロッド、前記シート支持部材、及び前記第2のリンケージロッドは、前記支持ロッドよりも上方に位置される、請求項15に記載のチャイルドキャリア。
【請求項17】
回転シャフトを更に備え、前記回転シャフトは、前記ハンドルに固定されるとともに、前記フレームを貫通して延在して前記ハンドルを前記フレームに回動可能に接続できるようにし、前記回転部材の前記端部が前記第1のリンケージロッドに固定される、請求項14から16のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
この出願は、その内容全体が本明細書に組み込まれる、2021年10月20日に出願された「チャイルドキャリア」という名称の中国特許出願第2021112231488号の優先権を主張する。
【0002】
本開示は、キャリアに関し、特にチャイルドキャリアに関する。
【背景技術】
【0003】
現在、ストローラなどの市場の幾つかのチャイルドキャリアは、ハンドルによって前進方向を変える機能を有することができる。すなわち、ハンドルを回転させることにより、ストローラの前進方向を変更することができる。ハンドルを回転させて前進方向が変更される前は、赤ん坊の重心は後輪に近い。しかしながら、ハンドルを回転させて前進方向を変更した後は、重心は、前輪、すなわち前進方向が変更される前の後輪に近くなり、それにより、ストローラの押し込みがより激しくなって不便になる。更に、ストローラの重心の高さを必要に応じて調整することができず、その結果、ユーザ体験が悪くなる。
【発明の概要】
【0004】
幾つかの実施形態によれば、フレームと、シートを支持するように構成されるシート支持部材と、フレームに回動可能に接続されるハンドルであって、シート支持部材をフレームに対して第1の位置から第2の位置に移動するように駆動させるべくフレームに対して回転できる、ハンドルとを含むチャイルドキャリアが提供される。
【0005】
前述のチャイルドキャリアのハンドルは、シート支持部材がフレームに対して第1の位置から第2の位置へと移動できるように、フレームに対して回転することができる。シート支持部材がシートを支持するように構成されるため、シートに座っている子供はシート支持部材とともに移動することができ、すなわち、チャイルドキャリア全体の重心が変化される。このように、ユーザは、ハンドルを回転させてチャイルドキャリアの重心を調整することができ、それにより、ハンドルを回転させることによってチャイルドキャリアの移動方向が変更された後、チャイルドキャリアの重心が後方に移動する。
【0006】
実施形態のうちの1つでは、フレームが支持ロッドを含み、シート支持部材が支持ロッドに摺動可能に接続され、ハンドルは、シート支持部材を支持ロッドに沿って移動するように駆動させるべく回転できる。
【0007】
実施形態のうちの1つでは、支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、ハンドルは、フレームの移動方向を第1の方向から第2の方向に変更するべく、及びシート支持部材を第1の方向から第2の方向にフレームに対して移動するように駆動させるべく、フレームに対して回転でき、第2の位置が第1の位置の第1の方向に位置される。
【0008】
実施形態のうちの1つでは、チャイルドキャリアが第1のリンケージアセンブリを更に備え、ハンドルは、第1のリンケージアセンブリを通じて支持ロッドに沿って移動するようにシート支持部材を駆動させる。
【0009】
実施形態のうちの1つでは、第1のリンケージアセンブリが回転部材と駆動部材とを含み、回転部材の一端部がハンドルに接続され、回転部の他端部が駆動部材の一端部に回動可能に接続され、駆動部材の他端部がシート支持部材に回動可能に接続される。
【0010】
実施形態のうちの1つでは、回転部材及び駆動部材がシート支持部材よりも上方に位置される。
【0011】
実施形態のうちの1つでは、チャイルドキャリアが回転シャフトを更に含み、回転シャフトは、ハンドルに固定されるとともに、フレームを貫通して延在してハンドルをフレームに回動可能に接続できるようにし、回転部材の端部が回転シャフトに固定される。
【0012】
実施形態のうちの1つでは、ハンドルがハンドルホルダを含み、回転シャフトがハンドルホルダに接続される。
【0013】
実施形態のうちの1つでは、シート支持部材が支持ロッド上に摺動可能に外嵌される。
【0014】
実施形態のうちの1つにおいて、チャイルドキャリアは、シート支持部材に位置されて支持ロッドに当接する複数のプーリを更に含む。
【0015】
実施形態のうちの1つにおいて、チャイルドキャリアは、回転部材の側面を覆う補強板を更に含む。
【0016】
実施形態のうちの1つでは、チャイルドキャリアが第2のリンケージアセンブリを更に含み、フレームが支持ロッドを含み、シート支持部材が第2のリンケージアセンブリを介して支持ロッドに接続され、ハンドルは、シート支持部材を支持ロッドに対して移動するように駆動させるべく回転できる。
【0017】
実施形態のうちの1つでは、支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、ハンドルは、フレームの移動方向を第1の方向から第2の方向に変更するべく、及びシート支持部材を第1の方向から第2の方向にフレームに対して移動するように駆動させるべく、フレームに対して回転でき、第2の位置が第1の位置の第1の方向に位置される。
【0018】
実施形態のうちの1つでは、支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、第2の位置が第1の位置の上方又は下方に位置される。
【0019】
実施形態のうちの1つでは、第2のリンケージアセンブリが第1のリンケージロッドと第2のリンケージロッドとを含み、第1のリンケージロッドの一端部がハンドルに固定され、第1のリンケージロッドの他端部がシート支持部材の一端部に回動可能に接続され、シート支持部材の他端部が第2のリンケージロッドの一端部に回動可能に接続され、第2のリンケージロッドの他端部が支持ロッドに回動可能に接続され、第1のリンケージロッド、シート支持部材、第2のリンケージロッド、及び支持ロッドは、変形可能な四辺形構造を形成するように連続して接続される。
【0020】
実施形態のうちの1つにおいて、第1のリンケージロッド、シート支持部材、及び第2のリンケージロッドは、支持ロッドの上方に位置される。
【0021】
実施形態のうちの1つでは、チャイルドキャリアが回転シャフトを更に含み、回転シャフトは、ハンドルに固定されるとともに、フレームを貫通して延在してハンドルをフレームに回動可能に接続できるようにし、回転部材の端部が第1のリンケージロッドに固定される。
【0022】
本発明の1つ以上の実施形態の詳細は、添付図面及び以下の説明に記載される。本発明の他の特徴、目的、及び利点は、説明及び図面から、並びに特許請求の範囲から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
本発明の実施形態又は従来技術に係る技術的解決策をより明確に説明するために、実施形態又は従来技術を説明するための添付図面を以下に簡単に紹介する。明らかに、以下の説明における添付図面は本発明の一部の実施形態にすぎず、当業者は創造的な努力を伴うことなく添付図面から他の図面を導出することができる。
【0024】
【
図1】本開示の一実施形態に係るチャイルドキャリアの側面図である。
【
図3】他の状態の
図1のチャイルドキャリアの側面図である。
【
図7】
図5と同様であるが、別の態様から見た図である。
【
図10】
図9の円で囲まれた部分Eの拡大図である。
【
図11】
図6と同様であるが、別の態様から見た図である。
【
図13】
図2と同様であるが、別の態様から見た図である。
【
図14】
図4と同様であるが、別の態様から見た図である。
【
図17】本開示の他の実施形態に係るチャイルドキャリアの側面図である。
【
図18】他の状態の
図17のチャイルドキャリアの側面図である。
【
図19】本開示の他の実施形態に係るチャイルドキャリアの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態をより十分に説明する。しかしながら、本発明の様々な実施形態は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載の実施形態に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が徹底的かつ完全であり、本発明の範囲を当業者に十分に伝えるように提供される。同じ又は類似の参照符号を使用して識別される要素は、同じ又は類似の要素を指す。
【0026】
ある要素が他の要素に「接続」又は「結合」されていると言及される場合、ある要素は、他の要素に直接接続又は結合されてもよく、又は介在要素が存在してもよいことが理解され得る。これに対し、ある要素が他の要素に「直接接続される」又は「直接結合される」と言及される場合には、介在する要素は存在しない。
【0027】
他に定義されない限り、本明細書で使用される全ての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。一般的に使用される辞書で定義されているものなどの用語は、関連技術の文脈におけるそれらの意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本明細書で明示的にそのように定義されない限り、理想化された又は過度に形式的な意味で解釈されないことが更に理解され得る。
【0028】
図1及び
図2に示すように、本開示の一実施形態によれば、ストローラなどのチャイルドキャリア10が設けられる。チャイルドキャリア10は、フレーム100と、ハンドル200と、シート支持部材300とを含む。ハンドル200が回転されると、チャイルドキャリア10の重心の位置を必要に応じて調整することができ、これは、ユーザがチャイルドキャリア10を押すのに便利であり、より良いユーザ体験を提供する。
【0029】
具体的には、
図1~
図4に示されるように、ハンドル200はフレーム100に回動可能に接続され、シート支持部材300は、シート(図示せず)を支持するように構成される。ハンドル200は、フレーム100の移動方向を第1の方向D1から第2の方向D2に変更するようにフレーム100に対して回転できると同時に、シート支持部材300をフレーム100に対して第1の位置(
図2参照)から第2の位置(
図4参照)に移動するように駆動させる。第2の位置は、第1の位置の第1の方向D1に位置される。第1の方向D1は、例えば、
図1に示されるように、水平な左方向であってもよく、第2の方向D2は、例えば、
図1に示されるように、水平な右方向であってもよい。第2の方向D2(すなわち、ハンドル200が回転された後の移動方向)を基準にすると、第2の位置は第1の位置よりも後方に位置される。すなわち、ハンドル200を回転させてフレーム100の移動方向を第1の方向D1から第2の方向D2に変更すると、シート支持部材300が後方に移動するように駆動される。シート支持部材300はシートを支持するように構成されるため、シート支持部材300の移動に伴ってシートに座っている子供が移動し、すなわち、チャイルドキャリア10全体の重心が変化される。このように、ユーザは、ハンドル200を回転させてチャイルドキャリア10の重心を調整することができ、それにより、ハンドル200を回転させた後にチャイルドキャリア10の重心が後方に移動し、チャイルドキャリア10を押しやすくなる。
【0030】
他の実施形態において、第2の位置は、第1の位置の上方又は下方に位置されてもよい。第2の位置が第1の位置よりも上方に位置する場合、ハンドル200の回転に伴って、チャイルドキャリア10の重心が上方に移動する。このようにして、チャイルドキャリア10に座っている子供の高さを高くすることができ、子供による自動車の排気などの有害ガスの吸引を低減することができ、これは子供の健康に有益である。第2の位置が第1の位置よりも下方に位置する場合、ハンドル200の回転に伴ってチャイルドキャリア10の重心が下方に移動し、それにより、チャイルドキャリア10の全体的な安定性を高めることができ、チャイルドキャリア10の安全性能を向上させることができる。
【0031】
具体的には、
図5及び
図6に示されるように、フレーム100は、支持ロッド110と、第1の車輪支持体120と、第2の車輪支持体130とを含む。第1の車輪支持体120及び第2の車輪支持体130の端部は第1の車輪140及び第2の車輪150にそれぞれ接続され、第1の車輪支持体120の他端部は第2の車輪支持体130の他端部に固定されて略三角形状の支持構造を形成する。支持ロッド110は、第1の車輪支持体120と第2の車輪支持体130との間に接続される。この実施形態では、ハンドル200が支持ロッド110に回動可能に接続される。勿論、他の実施形態では、ハンドル200を第1の車輪支持体120又は第2の車輪支持体130に回動可能に接続することもできる。
【0032】
一実施形態では、
図1~
図16に示されるように、チャイルドキャリア10は、第1のリンケージアセンブリ400と、回転シャフト500と、固定板600と、補強板700とを更に含む。シート支持部材300は支持ロッド110上に摺動可能に配置され、ハンドル200は、シート支持部材300を支持ロッド110に沿って移動するように駆動させるために回転される。具体的には、ハンドル200が回転されると、シート支持部材300は、第1のリンケージアセンブリ400によって支持ロッド110に沿って移動するように駆動される。この実施形態において、シート支持部材300は、支持ロッド110上に摺動可能に外嵌され得る摺動スリーブである。チャイルドキャリア10は、シート支持部材300に位置されて支持ロッド110に当接する複数のプーリ(ラベル付けされていないが、
図2に示される)を更に含む。このようにして、シート支持部材300と支持ロッド110との間の摺動摩擦を低減することができ、それにより、シート支持部材300が支持ロッド110に沿ってよりスムーズに移動できる。本実施形態では、4つのプーリが設けられ、2つのプーリが支持ロッド110の上側に当接し、他の2つのプーリが支持ロッド110の下側に当接する。勿論、他の実施形態では、プーリの数及び配置も必要に応じて変更することができる。
【0033】
具体的には、
図7及び
図8に示されるように、第1のリンケージアセンブリ400は、回転部材410及び駆動部材420を含んでもよい。
図8に示されるように、回転部材410は略楕円円板状に形成され、駆動部材420は略円弧状に形成される。本実施形態において、回転部材410及び駆動部材420はいずれもシート支持部材300の上方に位置され、駆動部材420の円弧形状の中心は、駆動部材420の下方に位置される。勿論、他の実施形態において、回転部材410及び駆動部材420はいずれもシート支持部材300の下方に位置されてもよい。
【0034】
本実施形態では、
図6に示されるように、支持ロッド110は、互いに接続される第1のロッド111及び第2のロッド112を含む。第1のロッド111は水平に配置され、第2のロッド112は第1のロッド111とある角度、例えば鈍角を成す。ハンドル200は、第2のロッド112に回動可能に接続される。回転部材410の一端部はハンドル200に固定され、回転部材410の他端部は駆動部材420の一端部に回動可能に接続され、駆動部材420の他端部はシート支持部材300に回動可能に接続される。このようにして、
図13及び
図14に示されるように、互いに回動可能に接続されて移動できる回転部材410、駆動部材420及びシート支持部材300は、リンクと同様の構造を形成する。ハンドル200が反時計回り等の第3の方向D3に回転されると、ハンドル200の牽引力の下で回転部材410及び駆動部材420が回転移動し、それにより、シート支持部材300が支持ロッド110に沿って移動するように駆動される。ハンドル200の駆動によってシート支持部材300が常にハンドル200の回転方向に対応して移動され、ハンドル200が移動方向に対して常に後輪と同じ側にあるため、ハンドル200の回転に伴ってシート支持部材300を支持ロッド110に沿う移動方向から離れるように自動的に駆動させることができ、チャイルドキャリア10全体の重心が後方に移動し、それにより、ハンドル200を回転させてチャイルドキャリア10の移動方向を変えた後に、チャイルドキャリア100を押しやすくなる。
【0035】
また、
図5、
図9、
図10に示されように、回転シャフト500は、ハンドル200がフレーム100に対して回動可能に接続されるように、ハンドル200に固定されてフレーム100を貫通して延在する。回転部材410の一端部は回転シャフト500に固定される。このようにして、ハンドル200が回転シャフト500を介してフレーム100に回動可能に接続され、ハンドル200が回転されると、回転シャフト500を介して回転部材410を回転駆動でき、それにより、シート支持部材300を駆動させて移動させることができる。
【0036】
更に、
図5、
図9、及び
図10に示されるように、ハンドル200は、ハンドル200の端部に位置されるハンドルホルダ210を含む。回転シャフト500はハンドルホルダ210に固定され、固定板600によって回転シャフト500とハンドルホルダ210との間の接続を強固にすることができる。具体的には、固定板600が部分ギアの形状であってもよく、回転シャフト500は、固定板600の中心孔を貫通して延びて中心孔に固定され、固定板600の縁部はハンドルホルダ210に固定される。本実施形態では、固定板600の中心孔の内壁が回転シャフト500に溶接され、固定板600の縁部がハンドルホルダ210に溶接される。勿論、他の実施形態では、本明細書では限定されない他の接続態様が使用されてもよい。
【0037】
また、
図15及び
図16に示されるように、補強板700は、回転部材410の強度を確保するように回転部材410の側面を覆う。本実施形態において、補強板700は、回転部材410の内側面を覆う鉄製の板である。勿論、他の実施形態では、補強板700は、他の材料で作られてもよく、又は別の構造と置き換えられてもよい。
【0038】
別の実施形態では、
図17から
図25に示されるように、チャイルドキャリア10は、第2のリンケージアセンブリ800と回転シャフト500とを更に含む。シート支持部材300は、第2のリンケージアセンブリ800を介して支持ロッド110に接続され、ハンドル200は、シート支持部材300を支持ロッド110に対して移動するように駆動させるべく回転される。このように、ハンドル200を回転させることにより、チャイルドキャリア10の重心位置を変更することができる。
【0039】
具体的には、
図22~
図26に示されるように、第2のリンケージアセンブリ800は、第1のリンケージロッド810及び第2のリンケージロッド820を含んでもよい。第1のリンケージロッド810の一端部はハンドル200に固定され、第1のリンケージロッド810の他端部はシート支持部材300の一端部に回動可能に接続される。シート支持部材300の他端部は、第2のリンケージロッド820の一端部に回動可能に接続され、第2のリンケージロッド820の他端部は、支持ロッド110に回動可能に接続される。第1のリンケージロッド810、シート支持部材300、第2のリンケージロッド820、及び支持ロッド110は、順次接続されて、変形可能な四辺形構造を形成する。本実施形態において、第1のリンケージロッド810、シート支持部材300及び第2のリンケージロッド820は、いずれも支持ロッド110の上方に位置される。勿論、他の実施形態において、第1のリンケージロッド810、シート支持部材300、及び第2のリンケージロッド820は全て、支持ロッド110の下方に位置されてもよい。このように、一方では、
図17及び
図18に示されるように、ハンドル200を第3の方向D3に回転させると、ハンドル200の牽引力を受けて、第1のリンケージロッド810、シート支持部材300及び第2のリンケージロッド820が回転移動できる。ハンドル200の駆動によってシート支持部材300が常にハンドル200の回転方向に対応して移動され、ハンドル200が移動方向に対して常に後輪と同じ側にあるため、ハンドル200の回転に伴ってシート支持部材300を支持ロッド110に沿う移動方向から離れるように自動的に駆動させることができ、チャイルドキャリア10全体の重心が後方に移動し、それにより、ハンドル200を回転させてチャイルドキャリア10の移動方向を変えた後に、チャイルドキャリア100を押しやすくなる。一方、
図18及び
図19に示されるように、第1のリンケージロッド810、シート支持部材300、第2のリンケージロッド820及び支持ロッド110は、変形可能な四辺形構造を形成するため、ハンドル200の回転中に、シート支持部材300と支持ロッド110との間の距離も変更可能である。すなわち、シート支持部材300の高さが変更され、それにより、チャイルドキャリア10の重心の高さが変更される。このようにして、ユーザは、ハンドル200を回転させることによって、必要に応じてチャイルドキャリア10の重心の高さを調整することができる。
【0040】
また、
図21、
図23、
図25に示されように、回転シャフト500は、ハンドル200がフレーム100に対して回動可能に接続されるように、ハンドル200に固定されてフレーム100を貫通して延在する。第1のリンケージロッド810の一端部は、回転シャフト500に固定される。このようにして、ハンドル200が回転シャフト500を介してフレーム100に回動可能に接続され、ハンドル200が回転されると、回転シャフト500を介して第1のリンケージロッド810を回転駆動でき、それにより、シート支持部材300を駆動させて移動させることができる。本実施形態では、
図26に示されるように、回転シャフト500の断面は略正方形であり、第1のリンケージロッド810には貫通孔(図示せず)が設けられ、回転シャフト500は貫通孔を貫通して延びて貫通孔に締まり嵌めされる。
【0041】
前述したチャイルドキャリア10は、少なくとも以下の技術的効果を有する。
【0042】
前述のチャイルドキャリア10のハンドル200をフレーム100に対して回転させることができ、それにより、シート支持部材300は、フレーム100に対して第1の位置から第2の位置に移動することができる。シート支持部材300がシートを支持するように構成されるため、シートに座っている子供はシート支持部材300とともに移動することができ、すなわち、チャイルドキャリア10全体の重心が変化する。このように、ユーザは、ハンドル200を回転させてチャイルドキャリア10の重心を調整することができ、それにより、ハンドル200を回転させてチャイルドキャリア10の移動方向を変えた後に、チャイルドキャリア100の重心が後方に移動し、チャイルドキャリア10を押しやすくなる。また、チャイルドキャリア10の重心を上方に移動させて子供の自動車排気の吸引を低減したり、チャイルドキャリア10の重心を下方に移動させてチャイルドキャリア10全体の安定性を高めたりすることができる。
【0043】
各実施形態を1つずつ説明したが、各実施形態は分離されないことを理解されたい。当業者であれば明らかに分かるように、本願の開示を読めば、各実施形態に含まれる各技術的特徴は、互いに矛盾しない限り、各実施形態間で任意に組み合わせることができる。勿論、同実施形態で挙げた各技術的特徴は、互いに衝突しない限り任意に組み合わせることも可能である。
【0044】
前述の説明は、本開示の特定の実施形態にすぎず、本開示の保護範囲を限定しようとするものではない。本開示に開示された技術的範囲内で当業者によって容易に考え出されるいかなる変形又は置換も全て、本開示の保護範囲内に入るものとする。したがって、本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
【手続補正書】
【提出日】2024-04-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームと、
シートを支持するように構成されるシート支持部材と、
前記フレームに回動可能に接続されるハンドルであって、前記シート支持部材を前記フレームに対して第1の位置から第2の位置に移動するように駆動させるべく前記フレームに対して回転できる、ハンドルと、
を備える、チャイルドキャリア。
【請求項2】
前記フレームが支持ロッドを備え、前記シート支持部材が前記支持ロッドに摺動可能に接続され、前記ハンドルは、前記シート支持部材を前記支持ロッドに沿って移動するように駆動させるべく回転できる、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項3】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記ハンドルは、前記フレームの移動方向を前記第1の方向から第2の方向に変更するべく、及び前記シート支持部材を前記第1の方向から前記第2の方向に前記フレームに対して移動するように駆動させるべく、前記フレームに対して回転でき、前記第2の位置が前記第1の位置の前記第1の方向に位置される、請求項2に記載のチャイルドキャリア。
【請求項4】
第1のリンケージアセンブリを更に備え、前記ハンドルは、前記第1のリンケージアセンブリを通じて前記支持ロッドに沿って移動するように前記シート支持部材を駆動させる、請求項2又は3のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項5】
前記第1のリンケージアセンブリが回転部材と駆動部材とを備え、前記回転部材の一端部が前記ハンドルに接続され、前記回転
部材の他端部が前記駆動部材の一端部に回動可能に接続され、前記駆動部材の他端部が前記シート支持部材に回動可能に接続される、請求項4に記載のチャイルドキャリア。
【請求項6】
前記回転部材及び前記駆動部材が前記シート支持部材よりも上方に位置される、請求項5に記載のチャイルドキャリア。
【請求項7】
回転シャフトを更に備え、前記回転シャフトは、前記ハンドルに固定されるとともに、前記フレームを貫通して延在して前記ハンドルを前記フレームに回動可能に接続できるようにし、前記回転部材の前記端部が前記回転シャフトに固定される、請求項
5に記載のチャイルドキャリア。
【請求項8】
前記ハンドルがハンドルホルダを備え、前記回転シャフトが前記ハンドルホルダに接続される、請求項7に記載のチャイルドキャリア。
【請求項9】
前記シート支持部材が前記支持ロッド上に摺動可能に外嵌される、請求項
2に記載のチャイルドキャリア。
【請求項10】
前記シート支持部材に位置されて前記支持ロッドに当接する複数のプーリを更に備える、請求項
2に記載のチャイルドキャリア。
【請求項11】
前記回転部材の側面を覆う補強板を更に備える、請求項
5に記載のチャイルドキャリア。
【請求項12】
第2のリンケージアセンブリを更に備え、前記フレームが支持ロッドを備え、前記シート支持部材が前記第2のリンケージアセンブリを介して前記支持ロッドに接続され、前記ハンドルは、前記シート支持部材を前記支持ロッドに対して移動するように駆動させるべく回転できる、請求項
1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項13】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記ハンドルは、前記フレームの移動方向を前記第1の方向から第2の方向に変更するべく、及び前記シート支持部材を前記第1の方向から前記第2の方向に前記フレームに対して移動するように駆動させるべく、前記フレームに対して回転でき、前記第2の位置が前記第1の位置の前記第1の方向に位置される、請求項12に記載のチャイルドキャリア。
【請求項14】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記第2の位置が前記第1の位置の上方又は下方に位置される、請求項1
2に記載のチャイルドキャリア。
【請求項15】
前記第2のリンケージアセンブリが第1のリンケージロッドと第2のリンケージロッドとを備え、前記第1のリンケージロッドの一端部が前記ハンドルに固定され、前記第1のリンケージロッドの他端部が前記シート支持部材の一端部に回動可能に接続され、前記シート支持部材の他端部が前記第2のリンケージロッドの一端部に回動可能に接続され、前記第2のリンケージロッドの他端部が前記支持ロッドに回動可能に接続され、前記第1のリンケージロッド、前記シート支持部材、前記第2のリンケージロッド、及び前記支持ロッドは、変形可能な四辺形構造を形成するように連続して接続される、請求項1
2に記載のチャイルドキャリア。
【請求項16】
前記第1のリンケージロッド、前記シート支持部材、及び前記第2のリンケージロッドは、前記支持ロッドよりも上方に位置される、請求項15に記載のチャイルドキャリア。
【請求項17】
回転シャフトを更に備え、前記回転シャフトは、前記ハンドルに固定されるとともに、前記フレームを貫通して延在して前記ハンドルを前記フレームに回動可能に接続できるようにし、
前記第1のリンケージロッドの前記端部が
前記回転シャフトに固定される、請求項
15に記載のチャイルドキャリア。
【手続補正書】
【提出日】2024-08-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームと、
シートを支持するように構成されるシート支持部材と、
前記フレームに回動可能に接続されるハンドルであって、前記シート支持部材を前記フレームに対して第1の位置から第2の位置に移動するように駆動させるべく前記フレームに対して回転できる、ハンドルと、
を備え
、
前記フレームが支持ロッドを備え、前記シート支持部材が前記支持ロッドに摺動可能に接続され、前記ハンドルは、前記シート支持部材を前記支持ロッドに沿って移動するように駆動させるべく回転できる、チャイルドキャリア。
【請求項2】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記ハンドルは、前記フレームの移動方向を前記第1の方向から第2の方向に変更するべく、及び前記シート支持部材を前記第1の方向から前記第2の方向に前記フレームに対して移動するように駆動させるべく、前記フレームに対して回転でき、前記第2の位置が前記第1の位置の前記第1の方向に位置される、請求項
1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項3】
第1のリンケージアセンブリを更に備え、前記ハンドルは、前記第1のリンケージアセンブリを通じて前記支持ロッドに沿って移動するように前記シート支持部材を駆動させる、請求項
1又は2のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項4】
前記第1のリンケージアセンブリが回転部材と駆動部材とを備え、前記回転部材の一端部が前記ハンドルに接続され、前記回転
部材の他端部が前記駆動部材の一端部に回動可能に接続され、前記駆動部材の他端部が前記シート支持部材に回動可能に接続される、請求項
3に記載のチャイルドキャリア。
【請求項5】
前記回転部材及び前記駆動部材が前記シート支持部材よりも上方に位置される、請求項
4に記載のチャイルドキャリア。
【請求項6】
回転シャフトを更に備え、前記回転シャフトは、前記ハンドルに固定されるとともに、前記フレームを貫通して延在して前記ハンドルを前記フレームに回動可能に接続できるようにし、前記回転部材の前記端部が前記回転シャフトに固定される、請求項
4に記載のチャイルドキャリア。
【請求項7】
前記ハンドルがハンドルホルダを備え、前記回転シャフトが前記ハンドルホルダに接続される、請求項
6に記載のチャイルドキャリア。
【請求項8】
前記シート支持部材が前記支持ロッド上に摺動可能に外嵌される、請求項
1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項9】
前記シート支持部材に位置されて前記支持ロッドに当接する複数のプーリを更に備える、請求項
1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項10】
前記回転部材の側面を覆う補強板を更に備える、請求項
4に記載のチャイルドキャリア。
【請求項11】
第2のリンケージアセンブリを更に備え、前記フレームが支持ロッドを備え、前記シート支持部材が前記第2のリンケージアセンブリを介して前記支持ロッドに接続され、前記ハンドルは、前記シート支持部材を前記支持ロッドに対して移動するように駆動させるべく回転できる、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項12】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記ハンドルは、前記フレームの移動方向を前記第1の方向から第2の方向に変更するべく、及び前記シート支持部材を前記第1の方向から前記第2の方向に前記フレームに対して移動するように駆動させるべく、前記フレームに対して回転でき、前記第2の位置が前記第1の位置の前記第1の方向に位置される、請求項
11に記載のチャイルドキャリア。
【請求項13】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記第2の位置が前記第1の位置の上方又は下方に位置される、請求項
11に記載のチャイルドキャリア。
【請求項14】
前記第2のリンケージアセンブリが第1のリンケージロッドと第2のリンケージロッドとを備え、前記第1のリンケージロッドの一端部が前記ハンドルに固定され、前記第1のリンケージロッドの他端部が前記シート支持部材の一端部に回動可能に接続され、前記シート支持部材の他端部が前記第2のリンケージロッドの一端部に回動可能に接続され、前記第2のリンケージロッドの他端部が前記支持ロッドに回動可能に接続され、前記第1のリンケージロッド、前記シート支持部材、前記第2のリンケージロッド、及び前記支持ロッドは、変形可能な四辺形構造を形成するように連続して接続される、請求項
11に記載のチャイルドキャリア。
【請求項15】
前記第1のリンケージロッド、前記シート支持部材、及び前記第2のリンケージロッドは、前記支持ロッドよりも上方に位置される、請求項
14に記載のチャイルドキャリア。
【請求項16】
回転シャフトを更に備え、前記回転シャフトは、前記ハンドルに固定されるとともに、前記フレームを貫通して延在して前記ハンドルを前記フレームに回動可能に接続できるようにし、前記第1のリンケージロッドの前記端部が前記回転シャフトに固定される、請求項
14に記載のチャイルドキャリア。
【手続補正書】
【提出日】2024-10-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームと、
シートを支持するように構成されるシート支持部材と、
前記フレームに回動可能に接続されるハンドルであって、前記シート支持部材を前記フレームに対して第1の位置から第2の位置に移動するように駆動させるべく前記フレームに対して回転できる、ハンドルと、
を備え、
前記フレームが支持ロッドを備え、前記シート支持部材が前記支持ロッドに摺動可能に接続され、前記ハンドルは、前記シート支持部材を前記支持ロッドに沿って移動するように駆動させるべく回転できる、チャイルドキャリア。
【請求項2】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記ハンドルは、前記フレームの移動方向を前記第1の方向から第2の方向に変更するべく、及び前記シート支持部材を前記第1の方向から前記第2の方向に前記フレームに対して移動するように駆動させるべく、前記フレームに対して回転でき、前記第2の位置が前記第1の位置の前記第1の方向に位置される、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項3】
第1のリンケージアセンブリを更に備え、前記ハンドルは、前記第1のリンケージアセンブリを通じて前記支持ロッドに沿って移動するように前記シート支持部材を駆動させる、請求項1又は2のいずれか一項に記載のチャイルドキャリア。
【請求項4】
前記第1のリンケージアセンブリが回転部材と駆動部材とを備え、前記回転部材の一端部が前記ハンドルに接続され、前記回転部材の他端部が前記駆動部材の一端部に回動可能に接続され、前記駆動部材の他端部が前記シート支持部材に回動可能に接続される、請求項3に記載のチャイルドキャリア。
【請求項5】
前記回転部材及び前記駆動部材が前記シート支持部材よりも上方に位置される、請求項4に記載のチャイルドキャリア。
【請求項6】
回転シャフトを更に備え、前記回転シャフトは、前記ハンドルに固定されるとともに、前記フレームを貫通して延在して前記ハンドルを前記フレームに回動可能に接続できるようにし、前記回転部材の前記
一端部が前記回転シャフトに固定される、請求項4に記載のチャイルドキャリア。
【請求項7】
前記ハンドルがハンドルホルダを備え、前記回転シャフトが前記ハンドルホルダに接続される、請求項6に記載のチャイルドキャリア。
【請求項8】
前記シート支持部材が前記支持ロッド上に摺動可能に外嵌される、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項9】
前記シート支持部材に位置されて前記支持ロッドに当接する複数のプーリを更に備える、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項10】
前記回転部材の側面を覆う補強板を更に備える、請求項4に記載のチャイルドキャリア。
【請求項11】
第2のリンケージアセンブリを更に備え、前記フレームが支持ロッドを備え、前記シート支持部材が前記第2のリンケージアセンブリを介して前記支持ロッドに接続され、前記ハンドルは、前記シート支持部材を前記支持ロッドに対して移動するように駆動させるべく回転できる、請求項1に記載のチャイルドキャリア。
【請求項12】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記ハンドルは、前記フレームの移動方向を前記第1の方向から第2の方向に変更するべく、及び前記シート支持部材を前記第1の方向から前記第2の方向に前記フレームに対して移動するように駆動させるべく、前記フレームに対して回転でき、前記第2の位置が前記第1の位置の前記第1の方向に位置される、請求項11に記載のチャイルドキャリア。
【請求項13】
前記支持ロッドが第1の方向に沿って配置され、前記第2の位置が前記第1の位置の上方又は下方に位置される、請求項11に記載のチャイルドキャリア。
【請求項14】
前記第2のリンケージアセンブリが第1のリンケージロッドと第2のリンケージロッドとを備え、前記第1のリンケージロッドの一端部が前記ハンドルに固定され、前記第1のリンケージロッドの他端部が前記シート支持部材の一端部に回動可能に接続され、前記シート支持部材の他端部が前記第2のリンケージロッドの一端部に回動可能に接続され、前記第2のリンケージロッドの他端部が前記支持ロッドに回動可能に接続され、前記第1のリンケージロッド、前記シート支持部材、前記第2のリンケージロッド、及び前記支持ロッドは、変形可能な四辺形構造を形成するように連続して接続される、請求項11に記載のチャイルドキャリア。
【請求項15】
前記第1のリンケージロッド、前記シート支持部材、及び前記第2のリンケージロッドは、前記支持ロッドよりも上方に位置される、請求項14に記載のチャイルドキャリア。
【請求項16】
回転シャフトを更に備え、前記回転シャフトは、前記ハンドルに固定されるとともに、前記フレームを貫通して延在して前記ハンドルを前記フレームに回動可能に接続できるようにし、前記第1のリンケージロッドの前記
一端部が前記回転シャフトに固定される、請求項14に記載のチャイルドキャリア。
【国際調査報告】