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特表2024-539183非アクティブ状態のためのアイドル状態のページング機会の有効化

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】公表特許公報(A)

(11)【公表番号】

(43)【公表日】2024-10-28

(54)【発明の名称】非アクティブ状態のためのアイドル状態のページング機会の有効化

(51)【国際特許分類】

H04W 68/02 20090101AFI20241018BHJP

H04W 76/27 20180101ALI20241018BHJP

H04W 88/12 20090101ALI20241018BHJP

H04W 52/02 20090101ALI20241018BHJP

【ＦＩ】

H04W68/02

H04W76/27

H04W88/12

H04W52/02 111

【審査請求】有

【予備審査請求】未請求

(21)【出願番号】P 2024523757

(86)(22)【出願日】2022-10-21

(85)【翻訳文提出日】2024-06-11

(86)【国際出願番号】 US2022047343

(87)【国際公開番号】W WO2023069665

(87)【国際公開日】2023-04-27

(31)【優先権主張番号】63/270,147

(32)【優先日】2021-10-21

(33)【優先権主張国・地域又は機関】US

(81)【指定国・地域】

(71)【出願人】

【識別番号】502208397

【氏名又は名称】グーグルエルエルシー

【氏名又は名称原語表記】ＧｏｏｇｌｅＬＬＣ

【住所又は居所原語表記】１６００ＡｍｐｈｉｔｈｅａｔｒｅＰａｒｋｗａｙ９４０４３ＭｏｕｎｔａｉｎＶｉｅｗ，ＣＡＵ．Ｓ．Ａ．

(74)【代理人】

【識別番号】100108453

【弁理士】

【氏名又は名称】村山靖彦

(74)【代理人】

【識別番号】100110364

【弁理士】

【氏名又は名称】実広信哉

(74)【代理人】

【識別番号】100133400

【弁理士】

【氏名又は名称】阿部達彦

(72)【発明者】

【氏名】チー－シャン・ウ

(72)【発明者】

【氏名】チン－ジュン・シェ

【テーマコード（参考）】

5K067

【Ｆターム（参考）】

5K067AA26

5K067CC22

5K067DD13

5K067EE02

5K067EE10

5K067EE16

(57)【要約】

分散型基地局の分散ユニット(DU)および中央ユニット(CU)などのネットワークノードが、ページング動作を管理するための方法を実行する。DUによって実行される、ページング機会を決定するための例示的な方法は、DUによってCUから、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態で動作するユーザ機器(UE)が、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかに関するインジケーションを受信するステップ(1102)と、DUによって、インジケーションに基づいて非アクティブ状態のページング機会を決定するステップ(1104)と、DUによって、非アクティブ状態のページング機会において非アクティブ状態で動作するUEをページングするステップ(1106)とを含む。

【特許請求の範囲】

【請求項1】

ページング機会を決定するための方法であって、中央ユニット(CU)(172)および分散ユニット(DU)(174)を含む分散型基地局(104、106、170、201A、201B)の前記DU(174)によって実行され、
前記DU(174)によって前記CU(172)から、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態で動作するユーザ機器(UE)(102)が、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかに関するインジケーションを受信するステップ(315、316)と、
前記DU(174)によって、前記インジケーションに基づいて前記非アクティブ状態のページング機会を決定するステップ(318、319)と、
前記DU(174)によって、前記非アクティブ状態のページング機会において前記非アクティブ状態で動作する前記UE(102)をページングするステップ(320、321)と
を含む、方法。

【請求項2】

前記インジケーションを前記受信するステップ(315、316)が、前記アイドル状態のページング機会を決定するために定義された前記パラメータを使用して前記非アクティブ状態のページング機会を決定することを前記UE(102)がサポートすることを示す前記インジケーションを受信することを含み、
前記非アクティブ状態のページング機会を前記決定するステップ(318、319)が、前記アイドル状態のページング機会を決定するために定義された前記パラメータを使用して前記非アクティブ状態のページング機会を決定することを含む、請求項1に記載の方法。

【請求項3】

前記インジケーションを前記受信するステップ(315、316)が、前記アイドル状態のページング機会を決定するために定義された前記パラメータを使用して前記非アクティブ状態のページング機会を決定することを前記UE(102)がサポートしないことを示す前記インジケーションを受信することを含み、
前記非アクティブ状態のページング機会を前記決定するステップ(318、319)が、非アクティブ状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して前記非アクティブ状態のページング機会を決定することを含む、請求項1に記載の方法。

【請求項4】

前記DU(174)によって前記CU(172)から、前記UE(102)が前記アイドル状態のページング機会を決定するために定義された前記パラメータを使用して前記非アクティブ状態のページング機会を決定することを可能にする構成を受信するステップ(304、315、316)をさらに含み、
前記非アクティブ状態のページング機会を前記決定するステップ(318、319)が、前記構成にさらに基づく、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。

【請求項5】

前記インジケーションを前記受信するステップ(315、316)が、
inactiveStatePODeterminationインジケーションを受信することを含む、請求項1に記載の方法。

【請求項6】

前記インジケーションを前記受信するステップ(315、316)が、
ページングメッセージ内で前記インジケーションを受信することを含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。

【請求項7】

前記ページングメッセージが、前記CU(172)および前記DU(174)に終端点を有するプロトコルに従ってフォーマットされる、請求項6に記載の方法。

【請求項8】

ページング機会の決定を管理するための方法であって、中央ユニット(CU)(172)および分散ユニット(DU)(174)を含む分散型基地局(104、106、170、201A、201B)の前記CU(172)によって実行され、
前記CU(172)によって、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態で動作するユーザ機器(UE)(102)をページングすると決定するステップと、
前記CU(172)によって前記DU(174)に、前記DU(174)に前記UE(102)をページングさせるためのページングメッセージを送信するステップ(315、316)であって、前記ページングメッセージが、前記非アクティブ状態で動作する前記UE(102)が、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかに関するインジケーションを含む、ステップ(315、316)と
を含む、方法。

【請求項9】

前記ページングメッセージを送信する(315、316)前に、別の基地局から前記CU(172)において前記インジケーションを受信するステップ(363、364)をさらに含む、請求項8に記載の方法。

【請求項10】

前記インジケーションを前記受信するステップ(363、364)が、
前記インジケーションを含むRAN PAGINGメッセージを受信することを含む、請求項9に記載の方法。

【請求項11】

前記ページングメッセージを送信する(315、316)前に、前記UE(102)、コアネットワーク(CN)、または別の基地局のうちの少なくとも1つからUE能力情報要素を受信するステップ(310、314)と、
前記CU(172)によって、前記UE能力情報要素に基づいて、前記UE(102)が、アイドル状態のページング機会を決定するために定義された前記パラメータを使用して前記非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかを判定するステップと
をさらに含む、請求項8に記載の方法。

【請求項12】

前記CU(172)によって前記ページングメッセージ内で前記DU(174)に、前記UE(102)が前記アイドル状態のページング機会を決定するために定義された前記パラメータを使用して前記非アクティブ状態のページング機会を決定することを可能にする構成を送信するステップ(315、316)をさらに含む、請求項8から11のいずれか一項に記載の方法。

【請求項13】

前記インジケーションを含む前記ページングメッセージを前記送信するステップ(315、316)が、
inactiveStatePODeterminationインジケーションを含む前記ページングメッセージを送信することを含む、請求項8から12のいずれか一項に記載の方法。

【請求項14】

前記ページングメッセージを前記送信するステップ(315、316)が、
前記CU(172)および前記DU(174)に終端点を有するプロトコルに従ってフォーマットされた前記ページングメッセージを送信することを含む、請求項8から13のいずれか一項に記載の方法。

【請求項15】

分散型基地局(104、106、170、201A、201B)のネットワークノード(172、174)であって、処理ハードウェア(130、140)およびトランシーバを含み、請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された、ネットワークノード(172、174)。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本開示は、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、非アクティブなユーザ機器のためのページング動作を管理することに関する。

【背景技術】

【0002】

本明細書において与えられる背景技術の説明は、本開示の文脈をおおまかに提示することを目的とする。この背景技術の節で説明される範囲の本明細書に名前を挙げられた発明者の研究と、出願時に従来技術として認定されない可能性がある本明細書の態様とは、明示的にも暗黙的にも本開示の従来技術として認められない。

【0003】

電気通信システムにおいて、無線プロトコルスタックのパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP: Packet Data Convergence Protocol)サブレイヤは、ユーザプレーンデータの転送、暗号化、完全性保護などのサービスを提供する。たとえば、進化型ユニバーサル地上無線アクセス(EUTRA: Evolved Universal Terrestrial Radio Access)無線インターフェース(3GPP仕様TS 36.323参照(「3GPP」は登録商標))および新無線(NR)(3GPP仕様TS 38.323参照)のために定義されたPDCPレイヤは、(ユーザ機器(UE)としても知られるユーザデバイスから基地局への)アップリンク方向および(基地局からUEへの)ダウンリンク方向のプロトコルデータユニット(PDU)の順序制御を提供する。さらに、PDCPサブレイヤは、無線リソース制御(RRC)サブレイヤにシグナリング無線ベアラ(SRB: signaling radio bearer)に関するサービスを提供する。また、PDCPサブレイヤは、サービスデータ適応プロトコル(SDAP: Service Data Adaptation Protocol)サブレイヤ、またはインターネットプロトコル(IP)レイヤ、イーサネットプロトコルレイヤ、およびインターネット制御メッセージプロトコル(ICMP)レイヤなどのプロトコルレイヤに、データ無線ベアラ(DRB)に関するサービスを提供する。概して、UEおよび基地局は、SRBを使用してRRCメッセージおよび非アクセス層(NAS)メッセージを交換することができ、DRBを使用してユーザプレーン上でデータを転送することができる。

【0004】

RRCサブレイヤは、UEが基地局とのアクティブな無線接続を持たないRRC_IDLE状態と、UEが基地局とのアクティブな無線接続を持つRRC_CONNECTED状態と、無線アクセスネットワーク(RAN)レベルの基地局の調整およびRANページング手順が原因で、UEをRRC_CONNECTED状態により迅速に戻るように遷移させることを可能にするためのRRC_INACTIVE状態とを規定する。

【0005】

一部のシナリオでは、UEは、RANとの無線リソース制御接続がアクティブでない状態(たとえば、RRC_IDLEまたはRRC_INACTIVE状態)で動作し、その後、接続状態に遷移する。概して、非アクティブ状態においては、UEと無線アクセスネットワーク(RAN)との間の無線接続が、中断される。後で、UEがデータを送信するようにトリガされる(たとえば、電話の発信、ブラウザの起動)か、または基地局からページングメッセージを受信するとき、UEは、接続状態に遷移することができる。遷移を実行するために、UEは、基地局が無線接続を確立することを(たとえば、RRC Setup Requestメッセージを基地局に送信することによって)要求するか、または基地局が中断された無線接続を再開することを(たとえば、RRC Resume Requestメッセージを基地局に送信することによって)要求することができ、その結果、基地局は、接続状態で動作するようにUEを構成することができる。

【0006】

場合によっては、RRC_IDLEまたはRRC_INACTIVE状態のUEは、送信する1つもしくはいくつかの比較的小さいパケットのみを有し、または基地局は、RRC_IDLEまたはRRC_INACTIVE状態で動作するUEに送信する1つもしくはいくつかの比較的小さいパケットのみを有する。これらの場合、RRC_IDLEまたはRRC_INACTIVE状態のUEは、たとえば、3GPP仕様36.300 v16.4.0の7.3a～7.3d節において規定された技術を使用して、RRC_CONNECTED状態に遷移することなく、早期データ通信(early data communication)を実行することができる。

【0007】

RRC_INACTIVE状態のUEは、CNが開始するページングとRANが開始するページングの両方を監視する。たとえば、3GPP仕様38.300 v16.7.0は、CNが開始するページングおよびRANが開始するページングのためのUEのページング機会(PO)がどのようにして同じUE IDに基づき、結果として、CNが開始するページングとRANが開始するページングの両方のための重複するPOをもたらすかを説明する。したがって、RRC_INACTIVE状態のUEは、重複するPOにおいて、CNが開始するページングとRANが開始するページングの両方を監視し得る。

【0008】

POを決定するために、UEは、DRXサイクル(すなわち、パラメータT)を使用してPOを決定する。しかし、RRC_INACTIVE状態のDRXサイクルは、RRC_IDLE状態のDRXサイクルと異なり得る。したがって、DRXサイクルを使用してPOを計算するUEは、UEがRRC_INACTIVE状態で動作しているのかまたはRRC_IDLE状態で動作しているのかに応じて、異なるPOを計算する。

【0009】

このPOの食い違いに対処するため、3GPPは、新しい機能について合意した。この新しい機能をサポートするRRC_INACTIVE状態で動作するUEは、UEがRRC_IDLE状態でPOを決定するために利用する同じパラメータ(たとえば、インデックスi_s)を使用してPOを決定する。

【0010】

この新しい機能を利用するようにUEを構成するために、基地局(たとえば、gNBまたはng-eNB)は、たとえば、RRC解放メッセージをUEに送信して、UEをRRC_CONNECTED状態からRRC_INACTIVE状態に遷移させる。UEと基地局の両方が新機能(すなわち、非アクティブ状態においてRRC_IDLE状態と同じインデックスi_sを使用してのPOの計算)をサポートする場合、基地局は、RRC解放メッセージに、UEが新機能を使用することを可能にするためのuseIdlePO構成を含める。

【0011】

しかし、CUおよびDUを含む分散型基地局(distributed base station)が、UEのためのページング機会を決定するためにuseIdlePO構成をどのように利用するかは明らかでない。たとえば、UEのページングを担うDUは、非アクティブ状態で動作するUEが、アイドル状態のために通常使用されるパラメータを使用してページング機会を決定することをサポートするかどうかを知らない場合がある。

【先行技術文献】

【非特許文献】

【0012】

【非特許文献1】3GPP仕様TS 36.323

【非特許文献2】3GPP仕様TS 38.323

【非特許文献3】3GPP仕様36.300 v16.4.0、7.3a～7.3d節

【非特許文献4】3GPP仕様38.300 v16.7.0

【非特許文献5】3GPP TS 38.331

【非特許文献6】3GPP TS 36.331

【非特許文献7】3GPP TS 38.473

【非特許文献8】3GPP TS 37.473

【非特許文献9】3GPP TS 38.413

【非特許文献10】3GPP TS 38.423

【発明の概要】

【課題を解決するための手段】

【0013】

分散型基地局において上記で特定された機能を実装することに関連する課題に対処するために、CUは、非アクティブ状態(たとえば、RRC_INACTIVE)で動作するUEが、アイドル状態のページング機会の決定のために使用されるパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかに関するインジケーションを含む通知をDUに送信することができる。たとえば、CUは、DUにUEをページングさせるページングメッセージにそのようなインジケーションを含めてよい。ページングメッセージを受信した後、DUは、ページングメッセージに含まれるインジケーションに基づいて、非アクティブ状態で動作しているUEのためのページング機会を決定することができる。したがって、UEがアイドル状態のために使用されるパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートする場合、DUは、そのようなアイドル状態のパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を計算することができる。そうでない場合、DUは、非アクティブ状態のためのページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を計算することができる。

【0014】

さらに、ページングメッセージに、CUは、DUがUEのためのページング機会を決定するときに考慮に入れることができるuseIdlePO構成も含めてよい。

【0015】

1つの例示的な実施形態は、中央ユニット(CU: central unit)および分散ユニット(DU: distributed unit)を含む分散型基地局のDUによって実行される、ページング機会を決定するための方法である。方法は、DUによってCUから、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態で動作するユーザ機器(UE)が、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかに関するインジケーションを受信するステップと、DUによって、インジケーションに基づいて非アクティブ状態のページング機会を決定するステップと、DUによって、非アクティブ状態のページング機会において非アクティブ状態で動作するUEをページングするステップとを含む。

【0016】

別の例示的な実施形態は、中央ユニット(CU)および分散ユニット(DU)を含む分散型基地局のCUによって実行される、ページング機会の決定を管理するための方法である。方法は、CUによって、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態で動作するユーザ機器(UE)をページングすると決定するステップと、CUによってDUに、DUにUEをページングさせるためのページングメッセージを送信するステップであって、ページングメッセージが、非アクティブ状態で動作するUEが、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかに関するインジケーションを含む、ステップとを含む。

【0017】

さらなる例示的な実施形態は、上記の方法のうちのいずれか1つを実施するように構成されたネットワークノードである。

【図面の簡単な説明】

【0018】

【図1A】様々な実施形態による、コアネットワーク(CN)、基地局(BS)、およびユーザ機器(UE)がユニキャストサービスならびにマルチキャストおよび/またはブロードキャストサービス(MBS)のためのページングを管理する例示的なワイヤレス通信システムのブロック図である。

【図1B】図1Aのシステム内で動作し得る中央ユニット(CU)および分散ユニット(DU)を含む例示的な基地局(BS)のブロック図である。

【図2A】図1AのUEが基地局と通信する例示的なプロトコルスタックのブロック図である。

【図2B】図1AのUEが基地局のDUおよびCUと通信することができる例示的なプロトコルスタックのブロック図である。

【図3A】BSが、非アクティブ状態で動作するUEを、アイドル状態のパラメータを使用してページング機会を決定するように構成し、ユニキャストデータの送信のためにUEをページングする例示的なシナリオを示す。

【図3B】BSが、非アクティブ状態で動作するUEを、アイドル状態のパラメータを使用してページング機会を決定するように構成し、マルチキャストデータの送信のためにUEをページングする例示的なシナリオを示す。

【図3C】BSが、非アクティブ状態で動作するUEを、アイドル状態のパラメータを使用してページング機会を決定するように構成し、RANページングを含むユニキャストデータの送信のためにUEをページングする例示的なシナリオを示す。

【図3D】BSが、非アクティブ状態で動作するUEを、アイドル状態のパラメータを使用してページング機会を決定するように構成し、RANページングを含むマルチキャストデータの送信のためにUEをおよびページングする例示的なシナリオを示す。

【図4A】UEがRAN通知エリア(RNA: RAN notification area)更新を実行し、前サービングBSから新しいBSに遷移し、新しいBSがUEコンテキストの再配置後にUEを非アクティブ状態に戻るように遷移させる例示的なシナリオを示す。

【図4B】UEがRNA更新を実行し、前サービングBSから新しいBSに遷移し、前サービングBSがUEコンテキストの再配置なしにUEを非アクティブ状態に戻るように遷移させる例示的なシナリオを示す。

【図4C】UEがRNA更新を実行し、前サービングBSから新しいBSに遷移し、新しいBSがUEコンテキストの再配置後にUEを接続状態に遷移させる例示的なシナリオを示す。

【図5A】RNA更新に続いてUEを非アクティブ状態に遷移させ、RNA更新後にuseIdlePO構成を使用するようにUEを構成するための例示的な方法の流れ図である。

【図5B】RNA更新に続いてUEを非アクティブ状態に遷移させ、RNA更新後にuseIdlePO構成を保持するようにUEを構成するための例示的な方法の流れ図である。

【図5C】RNA更新に続いてUEを非アクティブ状態に遷移させ、RNA更新後にUEにuseIdlePO構成を解放させるための例示的な方法の流れ図である。

【図5D】RNA更新に続いてUEを非アクティブ状態に遷移させ、RNA更新後にUEに特定のインジケーションを送信することによってUEにuseIdlePO構成を解放させるための例示的な方法の流れ図である。

【図5E】RNA更新に続いてUEを非アクティブ状態に遷移させ、UEの能力に基づいて、RNA更新後にuseIdlePO構成を使用するようにUEを構成するための例示的な方法の流れ図である。

【図6】UEに関する受信されたuseIdlePO構成に基づいて、RNA更新後にUEを非アクティブ状態に遷移させるべきかまたは接続状態に遷移させるべきかを判定するための例示的な方法の流れ図である。

【図7】RNA更新後にUEを非アクティブ状態に戻るように遷移させるときに完全な構成のインジケーション(full configuration indication)を含めるべきかどうかを判定するための例示的な方法の流れ図である。

【図8】UEに関する構成に基づいてページング機会を決定するための例示的な方法の流れ図である。

【図9】UEに関する構成に基づいてUEの状態遷移およびページング機会を決定するための例示的な方法の流れ図である。

【図10】RNA更新に続いてUEを非アクティブ状態に遷移させ、近隣ノードの能力に基づいてuseIdlePO構成を使用するようにUEを構成するべきかどうかを判定するための例示的な方法の流れ図である。

【図11】DUにおいて実施され得る、ページング機会を決定するための例示的な方法の流れ図である。

【図12】CUにおいて実施され得る、ページング機会の決定を管理するための例示的な方法の流れ図である。

【発明を実施するための形態】

【0019】

概して、ワイヤレス通信システムの1つまたは複数のノード(たとえば、CN、基地局、RANノード、CU、および/またはDU)は、マルチキャストサービスおよび/またはブロードキャストサービス(MBS)のためのUEのページングを管理するために、および一部のシナリオでは、ユニキャストサービスのためのUEのページングの管理と協調して、本開示の技術を実施する。

【0020】

図1Aは、ユニキャストサービスならびにマルチキャストおよび/またはブロードキャストサービス(MBS)情報のためのページングを管理するための技術が実装され得る例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、ユーザ機器(UE)102A、102B、102C、102D(UE 102は、UE 102A、102B、102C、および/または102Dを指す場合がある)、ならびにコアネットワーク(CN)110に接続された無線アクセスネットワーク(RAN)105の基地局104、106を含む。他の実装またはシナリオにおいて、ワイヤレス通信システム100は、その代わりに、図1Aに示されているよりも多いもしくは少ないUEおよび/または多いもしくは少ない基地局を含む場合がある。基地局104、106は、たとえば、進化型ノードB(eNB)、次世代eNB(ng-eNB)、または5GノードB(gNB)などの任意の好適な1つの種類または複数の種類の基地局であることが可能である。より詳細な例として、基地局104は、eNBまたはgNBであってよく、基地局106は、gNBであってよい。

【0021】

基地局104は、セル124をサポートし、基地局106は、セル126をサポートする。セル124は、セル126と部分的に重なり、その結果、UE 102Aは、基地局106と通信するための範囲内(または基地局106からの信号を検出または測定するための範囲内)にありながら、同時に、基地局104と通信するための範囲内にあることができる。重なりは、たとえば、UE 102Aが無線リンク障害に遭う前に、UE 102Aがセル間を(たとえば、セル124からセル126へ)または基地局間を(たとえば、基地局104から基地局106へ)ハンドオーバすることを可能にし得る。さらに、この重なりは、様々なデュアルコネクティビティ(DC)のシナリオを可能にする。たとえば、UE 102Aは、(マスタノード(MN)として動作する)基地局104および(セカンダリノード(SN)として動作する)基地局106とDCで通信することができる。UE 102Aが基地局104および基地局106とのDCになっているとき、基地局104は、マスタeNB(MeNB)、マスタng-eNB(Mng-eNB)、またはマスタgNB(MgNB)として動作し、基地局106は、セカンダリgNB(SgNB)またはセカンダリng-eNB(Sng-eNB)として動作する。

【0022】

非MBS(ユニキャスト)動作中、UE 102Aは、異なる時間にMN(たとえば、基地局104)またはSN(たとえば、基地局106)において終端される無線ベアラ(たとえば、DRBまたはSRB)を使用することができる。たとえば、基地局106へのハンドオーバまたはSNの変更後、UE 102Aは、基地局106において終端される無線ベアラ(たとえば、DRBまたはSRB)を使用することができる。UE 102Aは、アップリンク(UE 102Aから基地局への)および/またはダウンリンク(基地局からUE 102Aへの)方向で、無線ベアラ上で通信するときに1つまたは複数のセキュリティ鍵を適用することができる。非MBS動作中、UE 102Aは、セルのアップリンク(UL)帯域幅部分(BWP: bandwidth part)上で(すなわち、中で)無線ベアラを介して基地局にデータを送信し、および/またはセルのダウンリンク(DL)BWP上で無線ベアラを介して基地局からデータを受信する。UL BWPは、初期UL BWPまたは専用UL BWPであることが可能であり、DL BWPは、初期DL BWPまたは専用DL BWPであることが可能である。UE 102Aは、DL BWP上でページング、システム情報、公共の警告メッセージ(public warning message)、またはランダムアクセス応答を受信することができる。この非MBS動作中、UE 102Aは、接続状態であることができる。あるいは、UE 102Aがアイドルまたは非アクティブ状態での小データ送信(small data transmission)をサポートする場合、UE 102Aは、アイドルまたは非アクティブ状態であることができる。

【0023】

MBS動作中、UE 102Aは、異なる時間にMN(たとえば、基地局104)またはSN(たとえば、基地局106)において終端されるMBS無線ベアラ(MRB)を使用することができる。たとえば、ハンドオーバまたはSNの変更後、UE 102Aは、MNまたはSNとして動作していることが可能な基地局106において終端されるMRBを使用することができる。一部のシナリオでは、基地局(たとえば、MNまたはSN)は、MRBを介してUE 102Aにユニキャスト無線リソース(すなわち、UE 102Aに専用の無線リソース)上でMBSデータを送信することができる。他のシナリオでは、基地局(たとえば、MNまたはSN)は、MRBを介して基地局からUE 102Aにマルチキャスト無線リソース(すなわち、UE 102Aおよび1つもしくは複数の他のUEに共通の無線リソース)またはセルのDL BWP上でMBSデータを送信することができる。DL BWPは、初期DL BWP、専用DL BWP、またはMBS DL BWP(すなわち、MBSに固有である、もしくはユニキャスト用ではないDL BWP)であることが可能である。

【0024】

基地局104は、1つもしくは複数の汎用プロセッサ(たとえば、中央演算処理装置(CPU))、および1つもしくは複数の汎用プロセッサ上で実行可能な機械可読命令を記憶するコンピュータ可読メモリ、ならびに/または専用処理ユニットを含み得る処理ハードウェア130を含む。図1Aの例示的な実装の処理ハードウェア130は、CN 110またはエッジサーバから受信されたMBS情報の送信を管理または制御するように構成されるMBSコントローラ132を含む。たとえば、MBSコントローラ132は、以下で説明されるように、無線リソース制御(RRC)構成、MBS手順に関連する手順およびメッセージング、ならびに/またはそれらの構成および/もしくは手順に関連する他の動作をサポートするように構成され得る。処理ハードウェア130は、非MBS動作中に基地局104がMNまたはSNとして動作するときに、1つまたは複数のRRC構成および/またはRRC手順を管理または制御するように構成される非MBSコントローラ134も含み得る。さらに、例示的な実装の処理ハードウェア130は、RRC_INACTIVEまたはRRC_IDLE状態で動作する1つまたは複数のUEとのMBSおよび非MBS(たとえば、ユニキャストサービス)のページング動作を管理するように構成された1つまたは複数のページングコントローラ136を含む。

【0025】

基地局106は、1つもしくは複数の汎用プロセッサ(たとえば、CPU)、および汎用プロセッサ上で実行可能な機械可読命令を記憶するコンピュータ可読メモリ、ならびに/または専用処理ユニットを含み得る処理ハードウェア140を含む。図1Aの例示的な実装の処理ハードウェア140は、MBSコントローラ142、非MBSコントローラ144、および1つまたは複数のページングコントローラ146を含み、これらは、それぞれ、基地局130のコントローラ132、134、136と同様であってよい。図1Aには示されていないが、RAN 105は、基地局104の処理ハードウェア130および/または基地局106の処理ハードウェア140と同様の処理ハードウェアを持つ追加の基地局を含み得る。基地局104、106は、アンテナ、トランシーバ、エミッタ、および/またはレシーバなどの、UE 102Aを含む他のデバイスとワイヤレスで通信するためのハードウェアも含む。

【0026】

UE 102Aは、1つもしくは複数の汎用プロセッサ(たとえば、CPU)、および汎用プロセッサ上で実行可能な機械可読命令を記憶するコンピュータ可読メモリ、ならびに/または専用処理ユニットを含み得る処理ハードウェア150を含む。図1Aの例示的な実装の処理ハードウェア150は、MBS情報の受信を管理または制御するように構成されるMBSコントローラ152を含む。たとえば、UEのMBSコントローラ152は、以下で説明されるように、RRC構成、MBS手順に関連する手順およびメッセージング、ならびに/またはそれらの構成および/もしくは手順に関連する他の動作をサポートするように構成され得る。処理ハードウェア150は、非MBS動作中にUE 102AがMNおよび/またはSNと通信するときに、以下で説明される実装のいずれかに従って1つまたは複数のRRC構成および/またはRRC手順を管理または制御するように構成された非MBSコントローラ154も含み得る。さらに、例示的な実装の処理ハードウェア150は、UE 102AがRRC_INACTIVEまたはRRC_IDLE状態で動作しているときに1つまたは複数の基地局(たとえば、BS 104、106)とのMBSおよび非MBS(たとえば、ユニキャストサービス)のページング動作を管理するように構成された1つまたは複数のページングコントローラ156を含む。図1Aには示されていないが、UE 102B、102C、102Dは、UE 102Aの処理ハードウェア150と同様の処理ハードウェアを含んでよい。UE 102Aは、アンテナ、トランシーバ、エミッタ、および/またはレシーバなどの、RAN 105を含む他のデバイスとワイヤレスで通信するためのハードウェアも含む。

【0027】

CN 110は、進化型パケットコア(EPC)111または第5世代コア(5GC)160であってよく、それらの両方が、図1Aに示されている。基地局104は、EPC 111と通信するためのS1インターフェースをサポートするeNB、5GC 160と通信するためのNGインターフェースをサポートするng-eNB、またはNR無線インターフェースおよび5GC 160と通信するためのNGインターフェースをサポートするgNBであってよい。基地局106は、EPC 111へのS1インターフェースを持つEUTRA-NR DC(EN-DC) gNB(en-gNB)、EPC 111に接続しないen-gNB、NR無線インターフェースおよび5GC 160へのNGインターフェースをサポートするgNB、またはEUTRA無線インターフェースおよび5GC 160へのNGインターフェースをサポートするng-eNBであってよい。以下で説明されるシナリオ中に互いに直接メッセージを交換するために、基地局104および106は、X2またはXnインターフェースをサポートしてよい。

【0028】

構成要素の中でもとりわけ、EPC 111は、サービングゲートウェイ(SGW)112、モビリティ管理エンティティ(MME: mobility management entity)114、およびパケットデータネットワークゲートウェイ(PGW)116を含み得る。SGW 112は、概して、音声通話、ビデオ通話、インターネットトラフィックなどに関連するユーザプレーンパケットを転送するように構成され、MME 114は、認証、登録、ページング、および他の関連する機能を管理するように構成される。PGW 116は、UE(たとえば、UE 102Aまたは102B)から1つまたは複数の外部パケットデータネットワーク、たとえば、インターネットネットワークおよび/またはインターネットプロトコル(IP)マルチメディアサブシステム(IMS)ネットワークへの接続を提供する。5GC 160は、ユーザプレーン機能(UPF)162、ならびにアクセスおよびモビリティ管理(access and mobility management)(AMF)164、ならびに/またはセッション管理機能(SMF)166を含む。UPF 162は、概して、音声通話、ビデオ通話、インターネットトラフィックなどに関連するユーザプレーンパケットを転送するように構成され、AMF 164は、概して、認証、登録、ページング、および他の関連する機能を管理するように構成され、SMF 166は、概して、PDUセッションを管理するように構成される。

【0029】

UPF 162、AMF 164、および/またはSMF 166は、MBSをサポートするように構成され得る。たとえば、SMF 166は、MBSの転送を管理もしくは制御し、MBSフローのためにUPF 162および/もしくはRAN 105を構成し、ならびに/またはUE(たとえば、UE 102Aまたは102B)のためにMBSのための1つもしくは複数のMBSセッションもしくはPDUセッションを管理もしくは構成するように構成され得る。UPF 162は、音声、ビデオ、インターネットトラフィックなどに関連するMBSデータパケットをRAN 105に転送するように構成される。UPF 162および/またはSMF 166は、図1Aに示された接頭辞「(MB-)」で示されている、非MBSユニキャストサービスとMBSの両方のためか、またはMBSのみのために構成され得る。

【0030】

概して、ワイヤレス通信システム100は、NRセルおよび/またはEUTRAセルをサポートする任意の好適な数の基地局を含んでよい。より詳細には、EPC 111または5GC 160は、NRセルおよび/またはEUTRAセルをサポートする任意の好適な数の基地局に接続されてよい。下記の例は特定のCNの種類(EPC、5GC)ならびにRATの種類(5G NRおよびEUTRA)に特に言及するが、概して、本明細書において説明される技術は、たとえば、第6世代(6G)無線アクセスおよび/または6Gコアネットワークまたは5G NR-6G DCなどの他の好適な無線アクセスおよび/またはコアネットワークテクノロジーにも適用され得る。

【0031】

ワイヤレス通信システム100の異なる構成またはシナリオにおいて、基地局104は、MeNB、Mng-eNB、またはMgNBとして動作することができ、基地局106は、SgNBまたはSng-eNBとして動作することができる。UE 102Aは、EUTRAもしくはNRなどの同じ無線アクセス技術(RAT)によって、または異なるRATによって、基地局104および基地局106と通信することができる。

【0032】

基地局104がMeNBであり、基地局106がSgNBであるとき、UE 102Aは、MeNB 104およびSgNB 106とのEN-DCになっていることが可能である。基地局104がMng-eNBであり、基地局106がSgNBであるとき、UE 102Aは、Mng-eNB 104およびSgNB 106との次世代(NG)EUTRA-NR DC(NGEN-DC)になっていることが可能である。基地局104がMgNBであり、基地局106がSgNBであるとき、UE 102Aは、MgNB 104およびSgNB 106とのNR-NR DC(NR-DC)になっていることが可能である。基地局104がMgNBであり、基地局106がSng-eNBであるとき、UE 102Aは、MgNB 104およびSng-eNB 106とのNR-EUTRA DC(NE-DC)になっていることが可能である。

【0033】

図1Bは、基地局104または106であってよい基地局170の例示的な分散型の実装を示す。この実装において、基地局170は、中央ユニット(CU)172と、1つまたは複数の分散ユニット(DU)174とを含む。CU 172は、1つもしくは複数の汎用プロセッサ(たとえば、CPU)、および汎用プロセッサ上で実行可能な機械可読命令を記憶するコンピュータ可読メモリ、ならびに/または専用処理ユニットなどの処理ハードウェアを含む。たとえば、CU 172は、図1Aの処理ハードウェア130または140の一部または全部を含み得る。

【0034】

DU 174の各々も、1つもしくは複数の汎用プロセッサ(たとえば、CPU)、および1つもしくは複数の汎用プロセッサ上で実行可能な機械可読命令を記憶するコンピュータ可読メモリ、ならびに/または専用処理ユニットを含み得る処理ハードウェアを含む。たとえば、処理ハードウェアは、1つまたは複数の媒体アクセス制御(MAC)動作または手順(たとえば、ランダムアクセス手順)を管理もしくは制御するように構成されたMACコントローラと、基地局(たとえば、基地局104)がMNまたはSNとして動作するときに1つまたは複数の無線リンク制御(RLC)動作または手順を管理または制御するように構成されたRLCコントローラとを含み得る。処理ハードウェアは、1つまたは複数の物理(PHY)レイヤの動作または手順を管理または制御するように構成されたPHYレイヤコントローラも含み得る。

【0035】

一部の実装において、CU 172は、CU 172のパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)プロトコルの制御プレーン部分および/またはCU 172の無線リソース制御(RRC)プロトコルをホストする1つまたは複数の論理ノード(CU-CP 172A)を含み得る。CU 172は、CU 172のPDCPプロトコルのユーザプレーン部分および/またはサービスデータ適応プロトコル(SDAP)プロトコルをホストする1つまたは複数の論理ノード(CU-UP 172B)も含み得る。CU-CP 172Aは、本明細書において説明されるように、非MBS制御情報およびMBS制御情報を送信することができ、CU-UP 172Bは、非MBSデータパケットおよびMBSデータパケットを送信することができる。

【0036】

CU-CP 172Aは、E1インターフェースを通じて複数のCU-UP 172Bに接続され得る。CU-CP 172Aは、UE 102Aのために要求されたサービスのための適切なCU-UP 172Bを選択する。一部の実装においては、単一のCU-UP 172Bが、E1インターフェースを通じて複数のCU-CP 172Aに接続され得る。CU-CP 172Aは、F1-Cインターフェースを通じて1つまたは複数のDU 174に接続され得る。CU-UP 172Bは、同じCU-CP 172Aの制御下でF1-Uインターフェースを介して1つまたは複数のDU 174に接続され得る。一部の実装においては、1つのDU 174が、同じCU-CP 172Aの制御下の複数のCU-UP 172Bに接続され得る。そのような実装において、CU-UP 172BとDU 174との間の接続は、ベアラコンテキスト管理(bearer context management)機能を使用してCU-CP 172Aによって確立される。

【0037】

図2Aは、UE 102(たとえば、UE 102A、102B、102C、または102D)がeNB/ng-eNB 201AまたはgNB 201B(たとえば、基地局104、106のうちの1つまたは複数)と通信することができる例示的なプロトコルスタック200を簡略化して示す。例示的なプロトコルスタック200においては、EUTRAのPHYサブレイヤ202Aが、EUTRA MACサブレイヤ204Aにトランスポートチャネルを提供し、そして今度は、EUTRA MACサブレイヤ204Aが、EUTRA RLCサブレイヤ206Aに論理チャネルを提供する。さらに、EUTRA RLCサブレイヤ206Aは、EUTRA PDCPサブレイヤ208と、場合によってはNR PDCPサブレイヤ210とにRLCチャネルを提供する。同様に、NR PHY 202Bは、NR MACサブレイヤ204Bにトランスポートチャネルを提供し、そして今度は、NR MACサブレイヤ204Bが、NR RLCサブレイヤ206Bに論理チャネルを提供する。さらに、NR RLCサブレイヤ206Bは、NR PDCPサブレイヤ210にRLCチャネルを提供する。UE 102Aは、一部の実装において、EUTRAおよびNRの基地局間のハンドオーバをサポートするため、ならびに/またはEUTRAおよびNRのインターフェース上でのDCをサポートするために、図2Aに示されるようにEUTRAのスタックとNRのスタックの両方をサポートする。さらに、図2Aに示されるように、UE 102Aは、EUTRA RLC 206A上のNR PDCP 210、およびNR PDCPサブレイヤ210上のSDAPサブレイヤ212のレイヤ形成をサポートすることができる。サブレイヤは、本明細書においては単に「レイヤ」とも呼ばれる。

【0038】

EUTRA PDCPサブレイヤ208およびNR PDCPサブレイヤ210は、サービスデータユニット(SDU)と呼ばれ得るパケットを(たとえば、PDCPレイヤ208または210上に直接または間接的にレイヤ形成されたIPレイヤから)受け取り、プロトコルデータユニット(PDU)と呼ばれ得るパケットを(たとえば、RLCレイヤ206Aまたは206Bに)出力する。SDUとPDUとの違いが重要である場合を除き、本開示は、簡単にするために、SDUとPDUの両方を「パケット」と呼ぶ。パケットは、MBSパケットまたは非MBSパケットであることが可能である。MBSパケットは、たとえば、MBSサービス(たとえば、IPv4/IPv6マルチキャスト配信、IPTV、ワイヤレスでのソフトウェア配信、グループ通信、IoTアプリケーション、V2Xアプリケーション、および/または公共の安全に関連する緊急メッセージ)のためのアプリケーションコンテンツを含む場合がある。別の例として、MBSパケットは、MBSサービスのためのアプリケーション制御情報を含む場合がある。

【0039】

制御プレーンにおいて、EUTRA PDCPサブレイヤ208およびNR PDCPサブレイヤ210は、たとえば、RRCメッセージまたは非アクセス層(NAS)メッセージを交換するためのSRBを提供することができる。ユーザプレーンにおいて、EUTRA PDCPサブレイヤ208およびNR PDCPサブレイヤ210は、データの交換をサポートするためのDRBを提供することができる。NR PDCPサブレイヤ210上で交換されるデータは、たとえば、SDAP PDU、IPパケット、またはイーサネットパケットである場合がある。

【0040】

UE 102Aまたは102Bが、MeNBとして動作する基地局104およびSgNBとして動作する基地局106とEN-DCで動作するシナリオにおいて、ワイヤレス通信システム100は、EUTRA PDCPサブレイヤ208を使用するMN終端(MN-terminated)ベアラ、またはNR PDCPサブレイヤ210を使用するMN終端ベアラをUE 102Aまたは102Bに提供することができる。様々なシナリオにおいて、ワイヤレス通信システム100は、NR PDCPサブレイヤ210のみを使用するSN終端(SN-terminated)ベアラをUE 102Aまたは102Bに提供することもできる。MN終端ベアラは、MCGベアラ、スプリットベアラ(split bearer)、またはMN終端SCGベアラである場合がある。SN終端ベアラは、SCGベアラ、スプリットベアラ、またはSN終端MCGベアラである場合がある。MN終端ベアラは、SRB(たとえば、SRB1もしくはSRB2)またはDRBである場合がある。SN終端ベアラは、SRBまたはDRBである場合がある。

【0041】

一部の実装においては、基地局(たとえば、基地局104、106)が、1つまたは複数のMBS無線ベアラ(MRB)を介してMBSデータパケットをブロードキャストし、そしてまた、UE 102Aが、MRBを介してMBSデータパケットを受信する。基地局は、以下で説明されるマルチキャスト構成パラメータ(MBS構成パラメータとも呼ばれ得る)にMRBの構成を含めることができる。一部の実装において、基地局は、RLCサブレイヤ206、MACサブレイヤ204、およびPHYサブレイヤ202を介してMBSデータパケットをブロードキャストし、それに対応して、UE 102Aは、PHYサブレイヤ202、MACサブレイヤ204、およびRLCサブレイヤ206を使用してMBSデータパケットを受信する。そのような実装において、基地局およびUE 102Aは、MBSデータパケットを伝達するためにPDCPサブレイヤ208およびSDAPサブレイヤ212を使用しない場合がある。他の実装において、基地局は、PDCPサブレイヤ208、RLCサブレイヤ206、MACサブレイヤ204、およびPHYサブレイヤ202を介してMBSデータパケットを送信し、それに対応して、UE 102Aは、PHYサブレイヤ202、MACサブレイヤ204、RLCサブレイヤ206、およびPDCPサブレイヤ208を使用してMBSデータパケットを受信する。そのような実装では、基地局およびUE 102Aは、MBSデータパケットを伝達するためにSDAPサブレイヤ212を使用しない場合がある。さらに他の実装において、基地局は、SDAPサブレイヤ212、PDCPサブレイヤ208、RLCサブレイヤ206、MACサブレイヤ204、およびPHYサブレイヤ202を介してMBSデータパケットを送信し、それに対応して、UE 102Aは、PHYサブレイヤ202、MACサブレイヤ204、RLCサブレイヤ206、PDCPサブレイヤ208、およびSDAPサブレイヤ212を使用してMBSデータパケットを受信する。

【0042】

図2Bは、UE 102(たとえば、UE 102A、102B、102C、または102D)がDU(たとえば、DU 174)およびCU(たとえば、CU 172)と通信することができる例示的なプロトコルスタック250を簡略化して示す。無線プロトコルスタック200は、図2Bの無線プロトコルスタック250によって示されるように機能的に分割される。基地局104または106のいずれのCUも、すべての制御および上位レイヤの機能(たとえば、RRC 214、SDAP 212、NR PDCP 210)を保持することができ、一方、下位レイヤの動作(たとえば、NR RLC 206B、NR MAC 204B、およびNR PHY 202B)は、DUに委任される。5GCへの接続をサポートするために、NR PDCP 210は、RRC 214にSRBを提供し、NR PDCP 210は、SDAP 212にDRBを提供し、RRC 214にSRBを提供する。

【0043】

次に、UEおよび/またはRANがページング機会の決定をサポートするための方法を実行するいくつかの例示的なシナリオが、図3A～図3Dおよび図4A～図4Cを参照して説明される。概して、図3A～図3Dおよび図4A～図4C内の同様のイベントは、同じ参照番号をラベル付けされており、適宜、違いが以下で説明される。以下の説明において、接続状態、非アクティブ状態、およびアイドル状態は、たとえば、それぞれ、RRC_CONNECTED状態、RRC_INACTIVE状態、およびRRC_IDLE状態であることが可能である。

【0044】

まず図3Aを参照すると、シナリオ300Aにおいて、CU 172ならびにDU 174および/または他のDU(図3Aに示さず)を含む基地局(BS)104は、UE 102Aを非アクティブ状態に遷移させるためにRRC解放メッセージをUE 102Aに送信し、その後、基地局104によって決定されたページング機会(PO)に従ってUE 102Aをページングする。UE 102Aは、RRC解放メッセージ内で受信されたuseIdlePO構成に基づいて、その決定されたPOでページングを監視する。

【0045】

シナリオ300Aでは、最初に、UE 102Aは、構成に従って接続状態か、または中断の構成に従って非アクティブ状態かのどちらかで動作する(302)。CU 172は、DU 174に、RRC解放メッセージ(たとえば、3GPP TS 38.331において定義されたRRCReleaseメッセージまたは3GPP TS 36.331において定義されたRRCConnectionReleaseメッセージ)を含むCUからDUへのインターフェースメッセージを送信し(304)、RRC解放メッセージは、中断構成(たとえば、suspendConfig)および/またはuseIdlePO構成をさらに含む。そして今度は、DU 174が、RRC解放メッセージをUE 102Aに送信する(306)。一部の実装において、RRC解放メッセージに含まれる場合、useIdlePO構成は、RRC解放メッセージのコンテナIE(たとえば、suspendConfigまたはcellReselectionPriorities)内に配置される。useIdlePO構成は、UEが非アクティブ状態で動作している間にUE 102Aがアイドル状態のためのパラメータを使用してページング機会を計算することを可能にする。他の実装においては、RRC解放メッセージに含まれる場合、useIdlePO構成は、コンテナIE内に配置されない。CUからDUへのインターフェースメッセージに応答して、一部の実装において、DU 174は、DUからCUへのインターフェースメッセージをCU 172に送信する。一部の実装においては、3GPP TS 38.473または37.473において定義されたように、CUが送信する(304)CUからDUへのインターフェースメッセージは、UE CONTEXT RELEASE COMMANDメッセージまたはDL RRC MESSAGE TRANSFERメッセージであることが可能であり、DUからCUへのインターフェースメッセージは、UE CONTEXT RELEASE COMPLETEメッセージであることが可能である。

【0046】

イベント302、304、および306は、集合的に、suspendConfigを用いた接続解放手順362と呼ばれ得る。それから、UEは、非アクティブ状態に遷移する(308)。

【0047】

一部のシナリオおよび実装において、CU 172は、CN 110からUE 102Aのためのデータ(たとえば、MBSデータ、インターネットプロトコル(IP)パケット、イーサネットパケットなどのユニキャストサービスデータ)を受信する(309)。データの受信309に応答して、CU 172は、UE 102Aに関するuseIdlePO構成および/またはページングのためのUE無線能力IE(UE radio capability for paging IE)を含むCUからDUへのインターフェースメッセージを送信する(316)。ページングのためのUE無線能力IEは、inactiveStatePODeterminationインジケーション(inactiveStatePO)を含んでよい。inactiveStatePODeterminationインジケーションは、含まれる場合、非アクティブ状態で動作するUE 102Aが、非アクティブ状態のためのページング機会を決定するためにアイドル状態のためのパラメータを使用することをサポートすることを示す。たとえば、inactiveStatePODeterminationは、値「supported」を有する場合がある。CU 172は、CUからDUへのインターフェースメッセージに、UE 102Aに関するUE固有のDRXサイクル構成をさらに含めてよい。一部の実装において、CU 172は、たとえば、UE 102Aが接続状態または非アクティブ状態で動作する(302)間に、CN 110からページングのためのUE無線能力IEを含むNGAPメッセージを受信する。たとえば、NGAPメッセージは、INITIAL CONTEXT SETUP REQUESTメッセージ、UE CONTEXT MODIFICATION REQUESTメッセージ、HANDOVER REQUESTメッセージ、またはPATH SWITCH REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージであることが可能である。他の実装において、CU 172は、たとえば、UE 102Aが接続状態または非アクティブ状態で動作する(302)間に、BS 106またはBS 106のCUからページングのためのUE無線能力IEを含むXnAPメッセージを受信し得る。たとえば、XnAPメッセージは、HANDOVER REQUESTメッセージ、RETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージ、またはRAN PAGINGメッセージであることが可能である。さらに他の実装において、CU 172は、たとえば、UE 102Aが接続状態または非アクティブ状態で動作する(302)間に、UE 102AのUE能力IE(UE Capability IE)(たとえば、UE-NR-Capability IEまたはUE-EUTRA-Capability IE)からページングのためのUE無線能力IEを生成することができる。たとえば、CU 172は、UE 102AからUE能力IEを含むUECapabilityInformationメッセージを受信することができる。別の例において、CU 172は、基地局106からのXnAPメッセージ内でUE能力IEを受信することができる。さらに別の例において、CU 172は、CN 110からNGAPメッセージ内でUE能力IEを受信することができる。

【0048】

一部の実装において、ページングのためのUE無線能力IEは、TS 38.331またはTS 36.331において定義されたUERadioPagingInformation IEであることが可能である。一部の実装において、ページングのためのUE無線能力IEは、サポートされるNR帯域の情報(たとえば、supportedBandListNRforPaging IE)、ウェイクアップ信号をサポートする旨のインジケーション、ページング早期インジケーション(paging early indication)をサポートする旨のインジケーション、ならびに/または1つもしくは複数の種類および1つもしくは複数の周波数範囲のためのサポートされるダウンリンクスケジューリングオフセットの情報を含む。たとえば、ダウンリンクスケジューリングオフセットの情報は、dl-SchedulingOffset-PDSCH-TypeA-FDD-FR1、dl-SchedulingOffset-PDSCH-TypeA-TDD-FR1、dl-SchedulingOffset-PDSCH-TypeA-TDD-FR2、dl-SchedulingOffset-PDSCH-TypeB-FDD-FR1、dl-SchedulingOffset-PDSCH-TypeB-TDD-FR1、および/またはdl-SchedulingOffset-PDSCH-TypeB-TDD-FR2を含む。

【0049】

あるいは、データを受信する(309)代わりに、CU 172は、CN 110から、ページングのためのUE無線能力IEを含むCNからBSへのインターフェースメッセージを受信する(310)場合がある。一部の実装において、CNからBSへのインターフェースメッセージは、3GPP TS 38.413において定義されたNGAP PAGINGメッセージである。そのような場合、CU 172は、CU 172が送信する(316)CUからDUへのインターフェースメッセージに、受信されたページングのためのUE無線能力IEを含めることができる。

【0050】

一部の実装において、CU 172が送信する(316)CUからDUへのインターフェースメッセージは、3GPP TS 38.473において定義されたF1AP PAGINGメッセージである。他の実装において、CU 172が送信する(316)CUからDUへのインターフェースメッセージは、3GPP TS 37.473において定義されたW1AP PAGINGメッセージである。

【0051】

CUからDUへのインターフェースメッセージを受信した(316)後、DU 174は、受信されたページングのためのUE無線能力IE、useIdlePO構成、および/またはUE固有のDRXサイクル構成に基づいて、UE 102Aのためのページング機会を決定する(318)。一部の実装において、DU 174は、useIdlePO構成の受信に応答して、アイドル状態のために使用されるパラメータに従って、UE 102Aのための(第1の)ページング機会を決定する。DU 174は、1つまたは複数のページングメッセージ(たとえば、3GPP TS 38.331または36.331において定義されたPagingメッセージ)を、(第1の)ページング機会内で/上でUE 102Aに送信する(320)。そのような場合、UE 102Aは、useIdlePO構成の受信に応答して、アイドル状態のために使用されるパラメータに従ってそのページング機会を決定する。

【0052】

一部の実装において、useIdlePO構成がない場合、DU 174は、非アクティブ状態のためのパラメータを使用して、UE 102Aのための(第2の)ページング機会を計算する。そのような場合、DU 174は、1つまたは複数のページングメッセージ(たとえば、3GPP TS 38.331または36.331において定義されたPagingメッセージ)を、(第2の)ページング機会内で/上でUE 102Aに送信する(320)。UE 102Aは、useIdlePO構成がないことに応答して、またはuseIdlePO構成がないので、非アクティブ状態のために使用されるパラメータに従ってやはりそのページング機会を決定する。

【0053】

イベント316、318、および320は、集合的に、セッションアクティブ化通知手順380と呼ばれ得る。

【0054】

UE 102Aが受信する(320)ページングメッセージに応答して、UE 102Aは、データ受信をアクティブ化する(322)。データ受信のアクティブ化(322)またはページングメッセージの受信(320)に応答して、UE 102Aは、DU 174とのランダムアクセス手順および/またはRRC再開手順を実行することができる(330)。RRC再開手順において、UE 102Aは、RRC再開要求メッセージ(たとえば、RRCResumeRequestメッセージまたはRRCConnectionResumeRequestメッセージ)をDU 174に送信する(332)。DU 174は、RRC再開要求メッセージを含むINITIAL UL RRC MESSAGE TRANSFERメッセージをCU 172に送信する(334)。CU 172は、UE CONTEXT SETUP REQUESTメッセージをDU 174に送信する(336)。それに応答して、DU 174は、UE CONTEXT SETUP RESPONSEメッセージをCU 172に送信する(338)。CU 172は、RRC再開メッセージ(たとえば、RRCResumeメッセージまたはRRCConnectionResumeメッセージ)を生成し、RRC再開メッセージを含むDL RRC MESSAGE TRANSFERメッセージをDU 174に送信する(340)。DU 174は、RRC再開メッセージをUE 102Aに送信する(350)。RRC再開メッセージの受信に応答して、UE 102Aは、再開状態に遷移し(345)、RRC再開完了メッセージ(たとえば、RRCResumeCompleteメッセージまたはRRCConnectionResumeCompleteメッセージ)をDU 174に送信する(352)。DU 174は、RRC再開完了メッセージをUL RRC MESSAGE TRANSFERメッセージ内でCU 172に転送する(353)。

【0055】

イベント330、332、334、336、338、340、350、345、352、および353は、集合的に接続再開手順382と呼ばれ得る。

【0056】

データを受信する(310)場合、CU 172は、データをDU 174に送信し(311)、そして今度は、DU 174が、データをUE 102Aに送信する(312)。CN 110は、(後続の)データをCU 172に送信し(324)、そして今度は、CU 172が、(後続の)データをDU 174に送信する(326)。それから、DU 174は、(後続の)データをUE 102Aに送信する(328)。イベント324、326、および328は、集合的に、データ送信392と呼ばれ得る。

【0057】

一部のシナリオおよび実装において、DU 174は、ページングメッセージに小データ送信インジケーションを含めることができる。そのような場合、CU 172は、RRC再開要求メッセージの受信に応答して、またはRRC再開要求メッセージを受信した後、RRC再開メッセージを送信することを控え、イベント340、350、および345は、省略され得る。したがって、UE 102Aは、非アクティブ状態のままとなり、DU 174からデータを受信する(312)。CN 110が後続のデータを送信する(324)場合、非アクティブ状態で動作するUE 102Aは、DU 174から後続のデータを受信する(328)。

【0058】

一部の実装において、UE 102AおよびDU 174は、以下の式およびパラメータに従ってPOおよびページングフレーム(PF)を決定することができる。

【0059】

PFのSFNは、(SFN + PF_offset) mod T = (T div N)*(UE_ID mod N)によって決定される。

【0060】

POのインデックスを示すインデックス(i_s)は、i_s = floor(UE_ID/N) mod Nsによって決定される。

【0061】

Tは、UE 102AのDRXサイクル構成である(Tは、RRCおよび/または上位レイヤによって構成されている場合には、UE固有のDRX構成内のUE固有のDRX値と、システム情報内でブロードキャストされるデフォルトのDRX値とのうちで最も短い値によって決定される。アイドル状態において、上位レイヤによってUE固有のDRXサイクル構成が構成されない場合は、デフォルト値が適用される)。Nは、T内の総ページングフレーム数である(値T、T/2、T/4、T/8、またはT/16を用いてnAndPagingFrameOffsetによって構成される)。

【0062】

次に図3Bを参照すると、シナリオ300Bは、シナリオ300Aと類似している。しかし、シナリオ300Bにおいて、CN 110は、特定のマルチキャストおよび/またはブロードキャストサービス(MBS)への関心を以前に示していたUEをページングするようにBS 104に要求し、CU 172は、ユニキャストデータの代わりにMBSデータまたはMBSのためのCNからBSへのインターフェースメッセージをCN 110から受信する。図3Bのシナリオと図3Aのシナリオとの違いが、以下で説明される。

【0063】

シナリオ300Bにおいて、UE 102(たとえば、UE 102A、UE 102B、UE 102C、および/またはUE 102D)、DU 174、ならびにCU 172は、最初に、suspendConfigを用いた接続解放手順を実行する(362)。UE 102は、非アクティブ状態に遷移する(308)。その後、CN 110、BS 104、およびUE 102は、BS 104(および特にBS 104のDU 174)がMBSサービスのためにUE 102A(ならびに場合によっては、アイドルまたは非アクティブ状態で動作する他の関係UE、たとえば、UE 102B、102C、および/または102D)をページングするMBSセッションアクティブ化手順373を実行し、UE 102は、MBSコンテンツデータの受信をアクティブ化する(323)。

【0064】

UE 102が非アクティブ状態に遷移した(308)後、CU 172は、CN 110から、CNからBSへのインターフェースメッセージを受信することができ(314)、メッセージは、MBSサービスに関心があり(たとえば、UE 102A、102B、102C、および/または102D)、アイドルまたは非アクティブ状態で動作し、MBSサービスのためにページングされるべきである1つまたは複数の(ただし、通常は複数のまたは一群の)UEのセットに関するマルチキャストまたはグループページング命令を含む単一の(たとえば、1つだけの)メッセージである。イベント314で送信されるそのようなメッセージは、本明細書内では概して「グループページングメッセージ」または「マルチキャストページングメッセージ」と呼ばれる。CN 110が送信する(314)CNからBSへのインターフェースメッセージは、MBSセッションID、および/またはUE 102を含むMBSサービスへの関心を以前に示したUEのアイデンティティ(identity)のインジケーション、および/またはUE 102を含むUEに関するinactiveStatePODeterminationインジケーションをそれぞれ含む場合があるそれぞれのページングのためのUE無線能力IE、および/またはUE 102を含むUEのそれぞれのUE固有のDRXを含み得る。一部の実装において、CNからBSへのインターフェースメッセージは、3GPP TS 38.413のために定義されたMULTICAST GROUP PAGINGメッセージである。

【0065】

あるいは、UE 102が非アクティブ状態に遷移した(308)後、CU 172は、イベント309と同様に、CN 110からのMBSデータ(たとえば、IPパケットまたはイーサネットパケット)を受信してよい(313)。そのような場合、CU 172は、上述のように、UE 102に関して、useIdlePO構成、ページングのためのUE無線能力IE、および/またはUE固有のDRXサイクル構成を取得することができる。

【0066】

MBSデータの受信313またはCNからBSへのメッセージの受信314に応答して、CU 172は、MBSセッションID、および/またはMBSサービスへの関心を以前に示したUEのアイデンティティのインジケーション、および/またはUE 102を含むUEに関するinactiveStatePODeterminationインジケーションをそれぞれ含む場合があるそれぞれのページングのためのUE無線能力IE、および/またはUE 102を含むUEに関するそれぞれのuseIdlePO構成、および/またはUE 102を含むUEのそれぞれのUE固有のDRXを含むCUからDUへのインターフェースメッセージを送信する(315)。一部の実装において、CUからDUへのインターフェースメッセージは、マルチキャストページングメッセージでもあり、3GPP TS 38.473のために定義されたF1AP PAGINGメッセージまたは新しいF1AP MULTICAST GROUP PAGINGメッセージであってよい。

【0067】

ページングのためのUE無線能力IEの少なくとも一部がCU 172および/またはDU 174に以前に記憶されたときなど、状況によっては(ならびに本明細書が他の例示的なシナリオに関して他の箇所で説明するように)、ページングのためのUE無線能力IEは、イベント314においてCN 110によって、またはイベント315においてCU 172によって送信されるマルチキャストページングメッセージから除外され得る。

【0068】

CUからDUへのインターフェースメッセージを受信した(315)後、DU 174は、受信されたそれぞれのページングのためUE無線能力IE、それぞれのuseIdlePO構成、および/またはそれぞれのUE固有のDRXに基づいて、UE 102を含むUEのためのページング機会を決定する(319)。一部の実装において、DU 174は、UE 102を含むUEに関するそれぞれのuseIdlePO構成の受信に応答して、アイドル状態のために使用されるパラメータに従って、UE 102を含むUEのための(第1の)ページング機会を決定する。DU 174は、MBSセッションIDを含む1つまたは複数のページングメッセージ(たとえば、3GPP TS 38.331または36.331において定義されたPagingメッセージ)を、(第1の)ページング機会内で/上でUE 102を含むUEに送信する(321)。そのような場合、UE 102は、useIdlePO構成の受信に応答して、アイドル状態のために使用されるパラメータに従ってそのページング機会を決定する。

【0069】

一部の実装において、UE 102を含むUEに関してuseIdlePO構成がない場合、DU 174は、非アクティブ状態のためのパラメータを使用して、UE 102を含むUEのための(第2の)ページング機会を計算する。そのような場合、DU 174は、MBSセッションIDを含む1つまたは複数のページングメッセージ(たとえば、3GPP TS 38.331または36.331において定義されたPagingメッセージ)を、(第2の)ページング機会内で/上でUE 102を含むUEに送信する(320)。UE 102は、useIdlePO構成がないことに応答して、またはuseIdlePO構成がないので、非アクティブ状態のために使用されるパラメータに従ってやはりそのページング機会を決定する。

【0070】

イベント313/314、315、319、および321は、集合的に、セッションアクティブ化通知手順373と呼ばれ得る。イベント315、319、321は、集合的に、CU-DU分割基地局のためのRANセッションアクティブ化通知手順381と呼ばれ得る。それによって、UE 102は、MBSデータ受信をアクティブ化する(323)。

【0071】

UE 102は、基地局104との接続再開手順を実行する(382)。CU 172は、MBSデータがイベント313で受信された場合、DU 174にMBSデータを送信してよく(319)、DU 174は、UE 102を含むUEにMBSデータを送信する(321)。CN 110は、MBSデータをCU 172に送信し(325)、CU 172は、MBSデータをDU 174に送信する(327)。さらに、DU 174は、MBSデータをUE 102を含むUEに送信する(329)。イベント325、327、および329は、集合的に、MBSデータ送信393と呼ばれ得る。

【0072】

図3Cに目を向けると、シナリオ300Cでは、シナリオは、XnAP RANページング手順を含む。最初に、UE 102Aは、BS 104のセルカバレッジ内にあり、前サービング基地局であるBS 104は、シナリオ300Aおよび300Bにおいて説明されたように、UE 102Aを非アクティブ状態に遷移させる。それから、UE 102Aは、非アクティブ状態で動作しながら、BS 104のセルカバレッジからBS 106のセルカバレッジに移動する。図3Cのシナリオと図3Aおよび図3Bのシナリオとの違いが、以下で説明される。

【0073】

最初に、UE 102Aは、シナリオ300Aにおいて説明されたように、BS 104とのsuspendConfigを用いた接続解放手順を実行する(362)。UE 102Aは、非アクティブ状態に遷移する(308)。その後、UE 102Aは、BS 106のセルカバレッジに入り、BS 104のセルカバレッジを出る。

【0074】

シナリオ300Aと同様に、CN 110は、BS 104に、データを送信する(309)場合があり、またはUE 102Aに関するinactiveStatePODeterminationインジケーションを含む場合があるページングのためのUE無線能力IEを含むCNからBSへのインターフェースメッセージを送信する(310)場合がある。BS 104は、シナリオ300Aにおいて説明されたように、そのセルカバレッジ内でセッションアクティブ化手順380を実行してよいが、UE 102Aがそのセルカバレッジを出るので、UE 102Aに到達しない場合がある。BS 104は、構成されたRAN通知エリア内の基地局のうちの1つであるBS 106に、UE 102Aに関するinactiveStatePODeterminationインジケーションを含む場合があるページングのためのUE能力IE、および/またはuseIdlePO構成、および/またはUE固有のDRXを含むBSからBSへのインターフェースメッセージを送信する(364)。一部の実装において、BSからBSへのインターフェースメッセージは、3GPP TS 38.423において定義されたRAN PAGINGメッセージである。

【0075】

BS 106が集約基地局(aggregated base station)(すなわち、CU-DU分割なし)である場合、BS 106は、UE 102Aに関する受信されたページングのためのUE無線能力IE、useIdlePO構成、および/またはUE固有のDRXに基づいてページング機会を決定する(338)。一部の実装において、BS 106は、useIdlePO構成の受信に応答して、アイドル状態のために使用されるパラメータに従って、UE 102Aのための(第1の)ページング機会を決定する。BS 106は、1つまたは複数のページングメッセージ(たとえば、3GPP TS 38.331または36.331において定義されたPagingメッセージ)を、(第1の)ページング機会内で/上でUE 102Aに送信する(390)。そのような場合、UE 102Aは、useIdlePO構成の受信に応答して、アイドル状態のために使用されるパラメータに従ってそのページング機会を決定する。

【0076】

一部の実装において、useIdlePO構成がない場合、BS 106は、非アクティブ状態のためのパラメータを使用して、UE 102Aのための(第2の)ページング機会を計算する。そのような場合、BS 106は、1つまたは複数のページングメッセージ(たとえば、3GPP TS 38.331または36.331において定義されたPagingメッセージ)を、(第2の)ページング機会内で/上でUE 102Aに送信する(390)。UE 102Aは、useIdlePO構成がないことに応答して、またはuseIdlePO構成がないので、非アクティブ状態のために使用されるパラメータに従ってやはりそのページング機会を決定する。

【0077】

BS 106がCU-DU分割アーキテクチャを有する場合、ページング機会の決定およびページングメッセージの送信は、UE 102AおよびBS 106のCU/DUのためのセッションアクティブ化通知手順であるイベント380と同様である。

【0078】

それによって、UE 102Aは、データ受信をアクティブ化する(322)。UE 102Aは、BS 106とのランダムアクセス手順を実行してよい(311)。UE 102Aは、I-RNTIを含むRRC再開要求メッセージをBS 106に送信する(344)。BS 106は、I-RNTIに含まれるgNBのアイデンティティを解決することによって、BS 104にRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージを送信する(346)。それに応答して、BS 104は、UEの能力(たとえば、ue-CapabilityRAT-List、および/もしくはinactiveStatePODeterminationインジケーションを含む場合があるページングのためのUEの無線能力)ならびに/またはuseIdlePO構成を含む場合があるRRCコンテキストコンテナ(たとえば、3GPP TS 38.331において定義されたHandoverPreparationInformationメッセージ)を含むRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージを送信する(348)。BS 106は、RRC再開メッセージをUE 102Aに送信する(350)。UE 102Aは、接続状態に遷移する(345)。UEは、RRC再開完了メッセージをBS 106に送信する(352)。BS 106は、BS 104にデータ転送のためのXn-U ADDRESS INDICATIONメッセージを送信してよい(354)。BS 106は、PATH SWITCH REQUESTメッセージをCN 110に送信する(356)。それに応答して、CN 110は、RETRIEVE UE CONTEXT REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージをBS 106に送信する(358)。BS 106は、UE CONTEXT RELEASEメッセージをBS 104に送信する(360)。イベント331、344、346、348、350、345、352、354、356、358、360は、集合的に、UEコンテキスト取り出しをともなう接続再開手順383と呼ばれ得る。イベント310において受信される場合、BS 104は、データをBS 106に転送してよく(323)、BS 106は、データをUE 102Aに送信する(324)。CN 110は、データをBS 106に送信し(344)、BS 106は、データをUE 102Aに送信する(345)。

【0079】

次に図3Dを参照すると、シナリオ300Dは、シナリオ300A、300B、および300Cと類似しており、MBSページングおよびUEコンテキスト取り出しを含む。また、シナリオは、シナリオ300Aおよび300Bで説明されたように、UE 102AおよびUE 102BがBS 104のセルカバレッジからBS 106のセルカバレッジに移動するときのXnAP RANページング手順を含む。図3Dのシナリオと図3A、図3B、および図3Cのシナリオとの違いが、以下で説明される。

【0080】

最初に、UE 102A、102B、102C、102Dは、BS 104のセルカバレッジ内にある。UE 102Cおよび102Dは、BS 104とのsuspendConfigを用いた接続解放手順を実行する(362)。UE 102Aおよび102Bも、BS 104とのsuspendConfigを用いた接続解放手順を実行する(362)。UE 102A、102B、102C、102Dは、非アクティブ状態に遷移する(308、309)。その後、UE 102Aおよび102Bは、BS 104のセルカバレッジを出て、BS 106のセルカバレッジに入り、一方、UE 102Cおよび102Dは、BS 104のセルカバレッジ内に残る。

【0081】

その後、CN 110は、BS 104とのMBSのためのセッションアクティブ化通知を開始し(373)、BS 104のセルカバレッジが到達する。それによって、UE 102Cおよび102Dは、MBS受信をアクティブ化する(323)。UE 102Cおよび102Dは、BS 104との接続再開手順を実行する(382)。MBSデータ送信393が、CN 110からBS 104に、それから、UE 102Cおよび102Dを含むUEに行われてよい。

【0082】

BS 104は、構成されたRAN通知エリア内のBSのうちの1つであるBS 106に、MBSセッションID、ならびに/またはUE 102Aおよび102Bを含む、MBSサービスへの関心を以前に示したUEのアイデンティティのインジケーション、ならびに/またはUE 102Aおよび102Bを含むUEに関するinactiveStatePODeterminationインジケーションをそれぞれ含む場合があるそれぞれのページングのためのUE無線能力IE、ならびに/またはそれぞれのuseIdlePO構成、ならびに/またはUE 102Aおよび102Bを含むUEのそれぞれのUE固有のDRXを含むBSからBSへのインターフェースメッセージを送信する(363)。一部の実装において、BSからBSへのインターフェースメッセージは、3GPP TS 38.423において定義されたRAN MULTICAST GROUP PAGINGメッセージである。

【0083】

BSからBSへのインターフェースメッセージを受信した(363)後、BS 106が集約基地局(すなわち、CU-DU分割なし)である場合、BS 106は、受信されたそれぞれのページングのためUE無線能力IE、それぞれのuseIdlePO構成、および/またはそれぞれのUE固有のDRXに基づいて、UE 102Aおよび102Bを含むUEのためのページング機会を決定する(339)。一部の実装において、BS 106は、UE 102Aおよび102Bを含むUEに関するそれぞれのuseIdlePO構成の受信に応答して、アイドル状態のために使用されるパラメータに従って、UE 102AおよびUE 102Bを含むUEのための(第1の)ページング機会を決定する。BS 106は、MBSセッションIDを含む1つまたは複数のページングメッセージ(たとえば、3GPP TS 38.331または36.331において定義されたPagingメッセージ)を、(第1の)ページング機会内で/上でUE 102AおよびUE 102Bを含むUEに送信する(391)。そのような場合、UE 102AおよびUE 102Bは、useIdlePO構成の受信に応答して、アイドル状態のために使用されるパラメータに従ってそのページング機会を決定する。

【0084】

一部の実装において、UE 102Aおよび102Bを含むUEに関してuseIdlePO構成がない場合、BS 106は、非アクティブ状態のためのパラメータを使用して、UE 102Aおよび102Bを含むUEのための(第2の)ページング機会を計算する。そのような場合、BS 106は、MBSセッションIDを含む1つまたは複数のページングメッセージ(たとえば、3GPP TS 38.331または36.331において定義されたPagingメッセージ)を、(第2の)ページング機会内で/上でUE 102Aおよび102Bを含むUEに送信する(391)。UE 102Aおよび102Bは、useIdlePO構成がないことに応答して、またはuseIdlePO構成がないので、非アクティブ状態のために使用されるパラメータに従ってやはりそのページング機会を決定する。

【0085】

BS 106がCU-DU分割アーキテクチャを有する場合、ページング機会の決定およびページングメッセージの送信は、UE 102AおよびBS 106のCU/DUのためのセッションアクティブ化通知手順であるイベント381と同様である。

【0086】

イベント363、339、および391は、集合的に、MBSのためのXn RANページングを含むRANセッションアクティブ化手順375と呼ばれ得る。それによって、UE 102Aおよび102Bは、MBS受信をアクティブ化する(323)。

【0087】

UE 102Aおよび102Bは、BS 106、BS 104、およびCN 110とのUEコンテキスト取り出しをともなう接続再開手順を実行する(383)。イベント373において受信される場合、BS 104は、MBSデータをBS 106に転送してよく(346)、BS 106は、MBSデータをUE 102Aに送信する(347)。CN 110は、MBSデータをBS 106に送信し(348)、BS 106は、MBSデータをUE 102Aおよび102Bに送信する(349)。

【0088】

図4A～図4Cに目を向けると、シナリオ400A、400B、および400Cは、Xnインターフェースを介したコンテキスト取り出しを含む、UEによってトリガされるRAN通知エリア(RNA)更新手順を含む。RNA更新手順は、UEが構成されたRNAを出るときに、または定期的にトリガされる場合がある。

【0089】

最初に図4Aを参照すると、BS 104は、ある時点で、BS 106にBS構成更新メッセージを送信し(404)、BS 106からBS構成更新肯定応答メッセージを受信する(406)ことによって、BS 106とのBS構成更新手順(たとえば、NG-RANノード構成更新)を実行してよい。一部の実装において、BS構成更新手順は、前の例示的なシナリオにおいて説明されたように、RRCアイドル状態および非アクティブ状態に関してページング機会を揃えることをサポートするためのBSの能力を交換する。他の実装において、この能力は、OAM(運用・管理・保守(Operations, Administration, and Maintenance))を介して交換される。

【0090】

最初に、UE 102Aは、BS 104とのsuspendConfigを用いた接続解放手順を実行し(362)、非アクティブ状態に遷移する(408)。その後、UE 102Aは、BS 106のセルカバレッジに入り、RNA更新を実行すると決断する。UE 102Aは、BS 106とのランダムアクセス手順を実行してよい(431)。UE 102Aは、原因のRNA更新(cause RNA update)およびBS 104によって割り振られたI-RNTIとともにRRC再開要求メッセージをBS 106に送信する(445)。BS 106は、原因のRNA更新をともなうRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージをBS 104に送信する(447)。BS 104は、UE 102AのUEコンテキストをBS 106に再配置すると決断し、BS 106に、UEの能力(たとえば、ue-CapabilityRAT-List、および/もしくはinactiveStatePODeterminationインジケーションを含む場合があるページングのためのUEの無線能力)、ならびに/またはuseIdlePO構成、ならびに/またはUE固有のDRXを含む場合があるRRCコンテキストコンテナ(たとえば、3GPP TS 38.331において定義されたHandoverPreparationInformationメッセージ)を含むRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージを送信する(448)。一部の実装では、UE固有のDRXは、RRCコンテキストコンテナ内に配置されず、RETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージに別に含まれる。イベント418において、BS 106は、UE 102Aを非アクティブ状態に遷移させると決定し、RETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージからの非アクティブ状態に関して受信された情報に基づいてページング機会を決定する。一部の実装において、イベント418でのページング機会の決定は、シナリオ300Aから300Dにおいて説明されたイベント318、319、338、または339と同様であってよい。BS 106は、BS 104にデータ転送のためのXn-U ADDRESS INDICATIONメッセージを送信してよい(454)。BS 106は、PATH SWITCH REQUESTメッセージをCN 110に送信する(456)。それに応答して、CN 110は、PATH SWITCH REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージをBS 106に送信する(458)。BS 106は、UE 102Aのコンテキストを解放するためにUE CONTEXT RELEASEメッセージをBS 104に送信する(460)。BS 106は、useIdlePO構成を含む場合があり、または含まない場合があるRRC解放メッセージをUE 102Aに送信する(465)。UE 102Aは、RRC解放メッセージを受信した後、非アクティブ状態のままとなり、構成に従ってページング機会を導出する。

【0091】

次に図4Bを参照すると、シナリオ400Bも、シナリオ400Aと同様のRNA更新を示すが、前サービング基地局であるBS 104は、UEコンテキストを再配置しないと決断し、非アクティブ状態のままとなるようにUEを構成する。図4Bのシナリオと図4Aのシナリオとの違いが、以下で説明される。

【0092】

シナリオ400Aと同様に、BS 104およびBS 106は、ある時点で、RRCアイドル状態および非アクティブ状態に関してページング機会を揃えることをサポートするための能力を交換するためにBS構成更新手順を実行してよい。UE 102Aは、BS 104とのsuspendConfigを用いた接続解放手順を実行し(362)、非アクティブ状態に遷移する(408)。その後、UE 102Aは、BS 106のセルカバレッジに移動する。

【0093】

UE 102Aは、RNA更新を開始すると決断し、BS 106とのランダムアクセス手順を実行してよい(431)。UE 102Aは、原因のRNA更新およびBS 104によって割り振られたI-RNTIとともにRRC再開要求メッセージをBS 106に送信する(445)。BS 106は、原因のRNA更新をともなうRETRIEVE CONTEXT REQUESTメッセージをBS 104に送信する(447)。イベント468において、BS 104は、UE 102AのUEコンテキストを再配置することなくUE 102Aを非アクティブ状態に遷移させると決断し、BS 106がuseIdlePO機能をサポートするかどうかを判定する。BS 104は、useIdlePO構成を含む場合があり、または含まない場合があるRRC解放メッセージを含むRETRIEVE UE CONTEXT FAILUREメッセージを送信する(449)。BS 106は、RRC解放メッセージをUE 102Aに送信する(465)。

【0094】

次に図4Cを参照すると、シナリオ400Cは、シナリオ400Aと類似しているが、BS 106は、UEコンテキスト取り出し後にUE RRC接続を再開すると決断する。図4Cのシナリオと図4Aおよび図4Bのシナリオとの違いが、以下で説明される。

【0095】

【0096】

UE 102Aは、RNA更新を開始すると決断し、BS 106とランダムアクセス手順を実行してよい(431)。UE 102Aは、原因のRNA更新およびBS 104によって割り振られたI-RNTIとともにRRC再開要求メッセージをBS 106に送信する(445)。BS 106は、原因のRNA更新をともなうRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージをBS 104に送信する(447)。BS 104は、UE 102AのUEコンテキストをBS 106に再配置すると決断し、BS 106に、UEの能力(たとえば、ue-CapabilityRAT-List、および/もしくはinactiveStatePODeterminationインジケーションを含む場合があるページングのためのUEの無線能力)、ならびに/またはuseIdlePO構成、ならびに/またはUE固有のDRXを含む場合があるRRCコンテキストコンテナ(たとえば、3GPP TS 38.331において定義されたHandoverPreparationInformation)を含むRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージを送信する(448)。一部の実装では、UE固有のDRXは、RRCコンテキストコンテナ内に配置されず、RETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージに別に含まれる。BS 106は、UE 102Aを接続状態に遷移させると決断し、RRC再開メッセージをUE 102Aに送信する(450)。UE 102Aは、接続状態に遷移し(450)、RRC再開完了メッセージをBS 106に送信する(452)。BS 106は、BS 104にデータ転送のためのXn-U ADDRESS INDICATIONを送信してよい(454)。BS 106は、PATH SWITCH REQUESTメッセージをCN 110に送信する(456)。それに応答して、CN 110は、PATH SWITCH REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージをBS 106に送信する(458)。BS 106は、UE CONTEXT RELEASEメッセージをBS 104に送信する(460)。

【0097】

次に、図1A～図1Bに示されたデバイスが実行してよいいくつかの例示的な方法が、図5A～図5Eおよび図6～図12を参照して説明される。以下の様々なところで示されるように、図5A～図5Eおよび図6～図12に示される例示的な方法は、上述のシナリオ300A～300Dおよび400A～400Cの間に実施されてよい。

【0098】

次に図5Aを参照すると、図5Aは、たとえば、図4A～図4CのBS 106のような基地局、またはCU 172のような基地局のCUにおいて実施され得る、UE 102Aのような非アクティブ状態で動作するUEのためのページング構成を決定するための例示的な方法500Aを示す。

【0099】

方法は、基地局が非アクティブ状態で動作するUEからRRC再開要求メッセージを受信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント445)ブロック502において始まる。ブロック504において、基地局は、RRC再開要求メッセージの受信に応答して、UEに関するRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージを第2のRANノードに送信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント447)。ブロック506において、基地局は、UEに関するuseIdlePO構成を含むRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージを第2のRANノードから受信する(たとえば、図4Aおよび図4Cのイベント448)。ブロック508において、基地局は、UEに関するuseIdlePO構成を構成することを続けると決定する。ブロック510において、基地局は、決定に応答して、useIdlePO構成を含むRRC解放メッセージを生成する。ブロック512において、基地局は、UEを非アクティブ状態のままとするためにRRC解放メッセージをUEに送信する(たとえば、図4Aのイベント462)。ブロック508、510、および512は、集合的に、イベント550と呼ばれ得る。

【0100】

一部の実装において、useIdlePO構成は、基地局(または基地局のDU)がアイドル状態のために使用されるパラメータに従ってUEのためのPOを計算するように、値「true」に設定される。他の実装においては、基地局(または基地局のDU)が非アクティブ状態のためのパラメータを使用してUEのためのページング機会を計算するように、useIdlePO構成は存在しない。一部の実装においては、含まれる場合、useIdlePO構成は、コンテナIE(たとえば、suspendConfigまたはcellReselectionPriorities)内に配置され、UEが非アクティブ状態で動作する間、ページング機会を計算するためにアイドル状態のためのパラメータを使用するようにUEを構成する。他の実装においては、含まれる場合、useIdlePO構成は、コンテナIE内に配置されない。

【0101】

次に図5Bを参照すると、図5Bは、UE 102Aのような非アクティブ状態で動作するUEのためのページング構成を決定するための、方法500Aと類似している例示的な方法500Bを示す。方法500Bは、たとえば、図4A～図4CのBS 106のような基地局、またはCU 172のような基地局のCUにおいて実施され得る。

【0102】

方法は、基地局が非アクティブ状態で動作するUEからRRC再開要求メッセージを受信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント445)ブロック502において始まる。ブロック504において、基地局は、RRC再開要求メッセージの受信に応答して、UEに関するRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージを第2のRANノードに送信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント447)。ブロック506において、基地局は、UEに関するuseIdlePO構成を含むRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージを第2のRANノードから受信する(たとえば、図4Aおよび図4Cのイベント448)。ブロック508において、基地局は、UEに関するuseIdlePO構成を構成することを続けると決定する。ブロック511において、基地局は、決定に応答して、useIdlePO構成を含まないRRC解放メッセージを生成する。ブロック512において、基地局は、UEを非アクティブ状態のままとするためにRRC解放メッセージをUEに送信する(たとえば、図4Aのイベント462)。ブロック508、511、および512は、集合的に、イベント551と呼ばれ得る。

【0103】

【0104】

次に図5Cを参照すると、図5Cは、UE 102Aのような非アクティブ状態で動作するUEのためのページング構成を決定するための、500Aおよび500Bと類似している例示的な方法500Cを示す。方法500Cは、たとえば、図4A～図4CのBS 106のような基地局、またはCU 172のような基地局のCUにおいて実施され得る。

【0105】

方法は、基地局が非アクティブ状態で動作するUEからRRC再開要求メッセージを受信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント445)ブロック502において始まる。ブロック504において、基地局は、RRC再開要求メッセージの受信に応答して、UEに関するRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージを第2のRANノードに送信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント447)。ブロック506において、基地局は、UEに関するuseIdlePO構成を含むRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージを第2のRANノードから受信する(たとえば、図4Aおよび図4Cのイベント448)。ブロック509において、基地局は、UEに関するuseIdlePO構成を解放すると決定する。ブロック511において、基地局は、決定に応答して、useIdlePO構成を含まないRRC解放メッセージを生成する。ブロック512において、基地局は、UEを非アクティブ状態のままとするためにRRC解放メッセージをUEに送信する(たとえば、図4Aのイベント462)。ブロック509、511、および512は、集合的に、イベント552と呼ばれ得る。

【0106】

一部の実装において、第1のRANノードは、第1のRANノードがuseIdlePO構成をサポートしないので、useIdlePO構成を解放すると決定する。そのような場合、第1のRANノードは、useIdlePO構成を解放するために完全な構成のインジケーションを含むRRCメッセージ(たとえば、RRC再開メッセージ)をUEに送信することを控える。

【0107】

次に図5Dを参照すると、図5Dは、UE 102Aのような非アクティブ状態で動作するUEのためのページング構成を決定するための、方法500A、500B、および500Cと類似している例示的な方法500Dを示す。方法500Dは、たとえば、図4A～図4CのBS 106のような基地局、またはCU 172のような基地局のCUにおいて実施され得る。

【0108】

方法は、基地局が非アクティブ状態で動作するUEからRRC再開要求メッセージを受信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント445)ブロック502において始まる。ブロック504において、基地局は、RRC再開要求メッセージの受信に応答して、UEに関するRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージを第2のRANノードに送信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント447)。ブロック506において、基地局は、UEに関するuseIdlePO構成を含むRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージを第2のRANノードから受信する(たとえば、図4Aおよび図4Cのイベント448)。ブロック509において、基地局は、UEに関するuseIdlePO構成を解放すると決定する。ブロック514において、基地局は、決定に応答して、useIdlePO構成を解放するためのインジケーションを含むRRC解放メッセージを生成する。ブロック512において、基地局は、UEを非アクティブ状態のままとするためにRRC解放メッセージをUEに送信する(たとえば、図4Aのイベント462)。ブロック509、514、および512は、集合的に、イベント553と呼ばれ得る。

【0109】

一部の実装において、インジケーションは、useIdlePO構成を解放することをUEに示す新しいフィールドまたはIEであることが可能である。

【0110】

次に図5Eを参照すると、図5Eは、UE 102Aのような非アクティブ状態で動作するUEのためのページング構成を決定するための、方法500A、500B、500C、および500Dと類似している例示的な方法500Eを示す。方法500Eは、たとえば、図4A～図4CのBS 106のような基地局、またはCU 172のような基地局のCUにおいて実施され得る。

【0111】

方法は、基地局が非アクティブ状態で動作するUEからRRC再開要求メッセージを受信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント445)ブロック502において始まる。ブロック504において、基地局は、RRC再開要求メッセージの受信に応答して、UEに関するRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージを第2のRANノードに送信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント447)。ブロック505において、基地局は、UEに関するinactiveStatePODetermination能力を含むRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージを第2のRANノードから受信する(たとえば、図4Aおよび図4Cのイベント448)。ブロック507において、基地局は、inactiveStatePODetermination能力に基づいて、UEに関するuseIdlePO構成を構成すると決定する。ブロック510において、基地局は、決定に応答して、useIdlePO構成を含むRRC解放メッセージを生成する。ブロック512において、基地局は、UEを非アクティブ状態のままとするためにRRC解放メッセージをUEに送信する(たとえば、図4Aのイベント462)。

【0112】

次に図6を参照すると、図6は、UE 102Aのような非アクティブ状態で動作するUEのためのページング構成を決定するための、方法500A～500Eと類似している例示的な方法600を示す。方法600は、たとえば、図4A～図4CのBS 106のような基地局、またはCU 172のような基地局のCUにおいて実施され得る。

【0113】

方法は、基地局が非アクティブ状態で動作するUEからRRC再開要求メッセージを受信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント445)ブロック602において始まる。ブロック604において、基地局は、RRC再開要求メッセージの受信に応答して、UEに関するRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージを第2のRANノードに送信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント447)。ブロック606において、基地局は、UEに関するuseIdlePO構成を含むRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージを第2のRANノードから受信する(たとえば、図4Aのイベント448)。ブロック608において、基地局は、UEを非アクティブ状態に遷移させるべきかまたは接続状態に遷移させるべきかを判定する。判定が非アクティブ状態に遷移させるべきというものである場合、フローは、基地局が550、551、552、または553を実行する(たとえば、図4Aのイベント462)ブロック610に進む。一方、判定が接続状態に遷移させるべきであるというものである場合、フローは、基地局が接続状態へのUEの遷移(の判定)に応答してUEに関するuseIdlePO構成を解放するブロック612に進む。ブロック614において、基地局は、UEを接続状態に遷移させるためにRRC再開メッセージをUEに送信する(たとえば、図4Cのイベント450)。

【0114】

一部の実装において、第1のRANノードは、第1のRANノードがuseIdlePO構成をサポートしないので、UEを接続状態に遷移させると決定する。他の実装において、第1のRANノードは、RANノードが状態遷移なしのRNA更新をサポートしないので、UEを接続状態に遷移させると決定する。さらに他の実装において、第1のRANノードは、第1のRANノードおよびUEが互いにデータを伝達する必要があるので、UEを接続状態に遷移させると決定する。

【0115】

次に図7を参照すると、図7は、UE 102Aのような非アクティブ状態で動作するUEのためのページング構成を決定するための、方法600と類似している例示的な方法700を示す。方法700は、たとえば、図4A～図4CのBS 106のような基地局、またはCU 172のような基地局のCUにおいて実施され得る。

【0116】

方法は、基地局が非アクティブ状態で動作するUEからRRC再開要求メッセージを受信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント445)ブロック702において始まる。ブロック704において、基地局は、RRC再開要求メッセージの受信に応答して、UEに関するRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージを第2のRANノードに送信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント447)。ブロック706において、基地局は、UEに関する構成を含むRETRIEVE UE CONTEXT RESPONSEメッセージを第2のRANノードから受信する(たとえば、図4Aのイベント448)。ブロック708において、基地局は、構成がサポートされていないと判定するか、または構成を解放すると決定する。ブロック710において、基地局は、構成が非アクティブ状態のためのものであるかどうかを判定する。たとえば、useIdlePO構成は、非アクティブ状態で動作するUEのために使用される構成である。判定がYESである(すなわち、構成が非アクティブ状態のためのものである)場合、フローは、基地局が完全な構成のインジケーションを含まないRRC再開メッセージを生成するブロック714に進む。それから、フローは、基地局がUEを接続状態に遷移させるためにRRC再開メッセージをUEに送信する(たとえば、図4Cのイベント450)ブロック716に進む。それから、ブロック718において、基地局は、たとえば、基地局が構成をサポートしないか、または構成を有効化したくないので構成を解放する場合がある。ブロック(712、716)および718の厳格な順序はない場合がある。

【0117】

一方、判定がNOである(すなわち、構成が非アクティブ状態のためのものでない)場合、フローは、基地局が完全な構成のインジケーションを含むRRC再開メッセージを生成するブロック712に進む。それから、フローは、基地局がUEを接続状態に遷移させるためにRRC再開メッセージをUEに送信する(たとえば、図4Cのイベント450)ブロック716にさらに進む。それから、ブロック718において、基地局は、たとえば、基地局が構成をサポートしないか、または構成を有効化したくないので構成を解放する場合がある。ブロック(712、716)および718の厳格な順序はない場合がある。

【0118】

次に図8を参照すると、図8は、たとえば、図3A～図3Dおよび図4A～図4CのUE 102AのようなUEにおいて実施され得る、非アクティブ状態で動作するUEのためのページング構成を決定するための例示的な方法800を示す。

【0119】

方法は、UEがuseIdlePO構成を含む親IEを含む第1のRRC解放メッセージをRANから受信する(たとえば、図3Aのイベント306または図4Aのイベント362)ブロック802において始まる。ブロック804において、UEは、RRC解放メッセージに応答して非アクティブ状態に遷移する(たとえば、図3Aのイベント308または図4Aのイベント408)。ブロック806において、UEは、UEが非アクティブ状態で動作している間にRANからページングメッセージを受信するために、アイドル状態のためのパラメータを使用してアイドル状態のためのページング機会を決定する。ブロック808において、UEは、UEが非アクティブ状態で動作している間に、アイドル状態のためのページング機会でRANからページングメッセージを受信しようと試みる。ブロック810において、UEは、UEが非アクティブ状態で動作している間に、RRC再開要求メッセージをRANに送信する。ブロック812において、UEは、RRC再開要求メッセージに応答して、useIdlePO構成を含まない第2のRRC解放メッセージをRANから受信する(たとえば、図4Aのイベント462)。ブロック814において、UE 102Aは、第2のRRC解放メッセージがuseIdlePO構成の親IEを含むかどうかを判定する。たとえば、親IEは、suspendConfig IEまたはCellReselectionPriorities IEなどの上述のコンテナIEである。判定がYESである(すなわち、第2のRRCリリースメッセージがuseIdlePO構成の親IEを含む)場合、フローは、UEがuseIdlePO構成を解放するブロック816に進む。ブロック818において、UEは、非アクティブ状態で動作している間にRANからページングメッセージを受信するために、非アクティブ状態のためのパラメータを使用して非アクティブ状態のためのページング機会を決定する。ブロック820において、UEは、UEが非アクティブ状態で動作している間に、非アクティブ状態のためのページング機会でページングメッセージを受信しようと試みる。

【0120】

一方、ブロック814の判定がNOである(すなわち、第2のRRCリリースメッセージがuseIdlePO構成の親IEを含まない)場合、フローは、UEがuseIdlePO構成を保持するブロック822に進む。ブロック824において、UEは、UEが非アクティブ状態で動作している間にページングメッセージを受信するために、アイドル状態のためのパラメータを使用してアイドル状態のためのページング機会を決定する。ブロック826においては、UEは、UEが非アクティブ状態で動作している間に、アイドル状態のためのページング機会でRANからページングメッセージを受信しようと試みる。

【0121】

UEがRANのgNBと非アクティブ状態で動作する場合、一部の実装の親IEは、3GPP TS 38.331において定義されたSuspendConfig IEであることが可能である。あるいは、親IEは、3GPP TS 38.331において定義されたCellReselectionPriorities IEであることが可能である。さらにあるいは、親IEは、SuspendConfig IEでもCellReselectionPriorities IEでもない(新しい)IEであることが可能である。この場合、親IEは、RRCRelease-v16xy-IEs IEであることが可能であり、ここで、xおよびyは整数であり、x > 6であり(たとえば、xは7または8であることが可能である)、y >= 0である。

【0122】

UEがRANのng-eNBと非アクティブ状態で動作する場合、一部の実装の親IEは、3GPP TS 36.331において定義されたRRC-InactiveConfig-v17xy IEであることが可能であり、ここで、xおよびyは整数であり、x >= 0であり、y >= 0である。あるいは、親IEは、3GPP TS 36.331において定義されたRRC-InactiveConfig-v16xy IEであることが可能であり、ここで、xおよびyは整数であり、x > 6であり(たとえば、xは7または8であることが可能である)、y >= 0である。

【0123】

次に図9を参照すると、図9は、たとえば、図3A～図3Dおよび図4A～図4CのUE 102AのようなUEにおいて実施され得る非アクティブ状態のUEのためのページング構成を決定するための例示的な方法900を示す。

【0124】

方法は、UEが接続状態または非アクティブ状態で動作している間にuseIdlePO構成をRANから受信する(たとえば、図3Aのイベント306または図4Aのイベント362)ブロック902において始まる。ブロック904において、UEは、接続状態から非アクティブ状態に遷移してよい。ブロック906において、UEは、非アクティブ状態で動作している間にRANからページングメッセージを受信するために、アイドル状態のためのパラメータを使用してアイドル状態のためのページング機会を決定する。ブロック908において、UEは、非アクティブ状態で動作している間に、アイドル状態のためのページング機会でRANからページングメッセージを受信しようと試みる。ブロック910において、UEは、接続状態またはアイドル状態に遷移する。ブロック912において、UEは、接続状態またはアイドル状態への遷移に応答してuseIdlePO構成を解放する。ブロック914において、UEは、非アクティブ状態に遷移してよい。ブロック916において、UEは、非アクティブ状態で動作している間にRANからページングメッセージを受信するために、非アクティブ状態のためのパラメータを使用して非アクティブ状態のためのページング機会を決定してよい。ブロック918において、UEは、非アクティブ状態で動作している間に、アイドル状態のためのページング機会でページングメッセージを受信しようと試みてよい。

【0125】

次に図10を参照すると、図10は、UE 102Aのような非アクティブ状態で動作するUEのためのページング構成を決定するための例示的な方法1000を示す。方法1000は、たとえば、図4BのBS 104のような基地局、またはCU 172のような基地局のCUにおいて実施され得る。

【0126】

方法は、基地局がUEを非アクティブ状態に遷移させるためにuseIdlePO構成を含むRRC解放メッセージを送信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント362)ブロック1002において始まる。ブロック1004において、基地局は、非アクティブ状態で動作するUEに関するRETRIEVE UE CONTEXT REQUESTメッセージを第2のRANノードから受信する(たとえば、図4A～図4Cのイベント447)。ブロック1006において、基地局は、第2のRANノードがuseIdlePO構成をサポートするかどうかを判定する。判定がYESである(すなわち、useIdlePO構成がサポートされる)場合、フローは、基地局がブロック508および510、またはブロック508および511を実行するブロック1008に進む。それから、ブロック1012において、基地局は、RRC解放メッセージを含むRETRIEVE UE CONTEXT FAILUREメッセージを第2のRANノードに送信する。

【0127】

一方、判定がNOである(すなわち、useIdlePO構成がサポートされない)場合、フローは、基地局がブロック509および511、またはブロック509および514を実行するブロック1010に進む。それから、ブロック1012において、基地局は、RRC解放メッセージを含むRETRIEVE UE CONTEXT FAILUREメッセージを第2のRANノードに送信する。

【0128】

図11は、DU(たとえば、DU 174)によって実行され得る、ページング機会を決定するための方法1100を示す。ブロック1102において、DUは、CU(たとえば、CU 172)から、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態で動作するUE(たとえば、UE 102)が、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかに関するインジケーションを受信する(たとえば、イベント316、315)。DU 174は、ブロック1104において、インジケーションに基づいて非アクティブ状態のページング機会を決定し(たとえば、イベント318、319)、ブロック1106において、非アクティブ状態のページング機会において非アクティブ状態で動作するUEをページングする(たとえば、イベント320、321)。

【0129】

図12は、CU(たとえば、CU 172)によって実行され得る、ページング機会の決定を管理するための方法1200を示す。ブロック1202において、CUは、(たとえば、イベント309、310、313、314に応答して)無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態で動作するUE(たとえば、UE 102)をページングすると決定する。ブロック1204において、CUは、DU(たとえば、DU 174)にUEをページングさせるためのページングメッセージをDUに送信し、ページングメッセージは、非アクティブ状態で動作するUEが、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかに関するインジケーションを含む(たとえば、イベント316、315)。

【0130】

以下の例のリストは、本明細書において明示的に想定される様々な実施形態を反映する。

【0131】

例1は、ページング機会を決定するための方法であって、中央ユニット(CU)および分散ユニット(DU)を含む分散型基地局のDUによって実行され、DUによってCUから、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態で動作するユーザ機器(UE)が、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかに関するインジケーションを受信するステップと、DUによって、インジケーションに基づいて非アクティブ状態のページング機会を決定するステップと、DUによって、非アクティブ状態のページング機会において非アクティブ状態で動作するUEをページングするステップとを含む、方法である。

【0132】

例2は、インジケーションの受信が、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをUEがサポートすることを示すインジケーションを受信することを含み、非アクティブ状態のページング機会の決定が、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することを含む、例1の方法である。

【0133】

例3は、インジケーションの受信が、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをUEがサポートしないことを示すインジケーションを受信することを含み、非アクティブ状態のページング機会の決定が、非アクティブ状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することを含む、例1の方法である。

【0134】

例4は、DUによってCUから、UEがアイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することを可能にする構成を受信するステップをさらに含み、非アクティブ状態のページング機会の決定が、構成にさらに基づく、前述の例のいずれか1つの方法である。

【0135】

例5は、インジケーションの受信が、inactiveStatePODeterminationインジケーションの受信を含む、前述の例のいずれか1つの方法である。

【0136】

例6は、インジケーションの受信が、ページングメッセージ内でインジケーションを受信することを含む、前述の例のいずれか1つの方法である。

【0137】

例7は、ページングメッセージが、CUおよびDUに終端点(termination point)を有するプロトコルに従ってフォーマットされる、例6の方法である。

【0138】

例8は、ページング機会の決定を管理するための方法であって、中央ユニット(CU)および分散ユニット(DU)を含む分散型基地局のCUによって実行され、CUによって、無線リソースを制御するためのプロトコルに関連する非アクティブ状態で動作するユーザ機器(UE)をページングすると決定するステップと、CUによってDUに、このDUにUEをページングさせるためのページングメッセージを送信するステップであって、ページングメッセージが、非アクティブ状態で動作するUEが、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかに関するインジケーションを含む、ステップとを含む、方法である。

【0139】

例9は、ページングメッセージを送信する前に、別の基地局からCUにおいてインジケーションを受信するステップをさらに含む、例8の方法である。

【0140】

例10は、インジケーションの受信が、インジケーションを含むRAN PAGINGメッセージを受信することを含む、例9の方法である。

【0141】

例11は、ページングメッセージを送信する前に、UE、コアネットワーク(CN)、または別の基地局のうちの少なくとも1つからUE能力情報要素を受信するステップと、CUによって、UE能力情報要素に基づいて、UEが、アイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することをサポートするかどうかを判定するステップとをさらに含む、例8の方法である。

【0142】

例12は、CUによってページングメッセージ内でDUに、UEがアイドル状態のページング機会を決定するために定義されたパラメータを使用して非アクティブ状態のページング機会を決定することを可能にする構成を送信するステップをさらに含む、例8から11のいずれか1つの方法である。

【0143】

例13は、インジケーションを含むページングメッセージの送信が、inactiveStatePODeterminationインジケーションを含むページングメッセージを送信することを含む、例8から12のいずれか1つの方法である。

【0144】

例14は、ページングメッセージの送信が、CUおよびDUに終端点を有するプロトコルに従ってフォーマットされたページングメッセージを送信することを含む、例8から13のいずれか1つの方法である。

【0145】

例15は、分散型基地局のネットワークノードであって、処理ハードウェアを含み、前述の例のいずれか1つによる方法を実施するように構成された、ネットワークノードである。

【0146】

以下の説明が、上記の説明に適用されてよい。

【0147】

概して、上記の図のうちの1つに関する説明は、上記の図のうちの別の1つに当てはまり得る。上述の例、実装、および方法は、矛盾がない場合、組み合わされ得る。上述のイベントまたはブロックは、任意であるかまたは省略され得る。たとえば、図の破線付きのイベントもしくはブロックまたは括弧内の情報要素は、任意であることが可能である。一部の実装においては、「メッセージ」が使用され、「情報要素(IE)」によって置き換えられ得る。一部の実装においては、「IE」が使用され、「フィールド」によって置き換えられ得る。一部の実装において、「構成(configuration)」は、「構成(configurations)」または構成パラメータによって置き換えられ得る。一部の実装において、「MBS」は、「マルチキャスト」または「ブロードキャスト」によって置き換えられ得る。

【0148】

上述の方法が実装され得るユーザデバイス(たとえば、UE 102)は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、モバイルゲームコンソール、販売時点情報管理(POS: point-of-sale)端末、健康モニタリングデバイス、ドローン、カメラ、メディアストリーミングドングルもしくは別のパーソナルメディアデバイス、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイス、ワイヤレスホットスポット、フェムトセル、またはブロードバンドルータなどのワイヤレス通信が可能な任意の好適なデバイスであることが可能である。さらに、場合によっては、ユーザデバイスは、乗り物のヘッドユニット(head unit)または先進運転支援システム(ADAS: advanced driver assistance system)などの電子システムに組み込まれる場合がある。さらに、ユーザデバイスは、モノのインターネット(IoT)デバイスまたはモバイルインターネットデバイス(MID)として動作し得る。種類に応じて、ユーザデバイスは、1つまたは複数の汎用プロセッサ、コンピュータ可読メモリ、ユーザインターフェース、1つまたは複数のネットワークインターフェース、1つまたは複数のセンサーなどを含み得る。

【0149】

特定の実施形態が、論理またはいくつかの構成要素もしくはモジュールを含むものとして本開示において説明されている。モジュールは、ソフトウェアモジュール(たとえば、コード、もしくは非一時的機械可読媒体に記憶された機械可読命令)、またはハードウェアモジュールである場合がある。ハードウェアモジュールは、特定の動作を実行することができる有形のユニットであり、特定の方法で構成または配列されてよい。ハードウェアモジュールは、特定の動作を実行するように(たとえば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)などの専用プロセッサとして)恒久的に構成される専用の回路または論理を含み得る。また、ハードウェアモジュールは、特定の動作を実行するようにソフトウェアによって一時的に構成されるプログラミング可能な論理または回路を(たとえば、汎用プロセッサまたは他のプログラミング可能なプロセッサ内に包含されるものとして)含んでよい。専用の恒久的に構成された回路または(たとえば、ソフトウェアによって構成された)一時的に構成された回路内にハードウェアモジュールを実装する判断は、コストおよび時間の考慮によって促される可能性がある。

【0150】

ソフトウェアに実装されるとき、方法は、オペレーティングシステムの一部、複数のアプリケーションによって使用されるライブラリ、特定のソフトウェアアプリケーションなどとして提供され得る。ソフトウェアは、1つもしくは複数の汎用プロセッサまたは1つもしくは複数の専用プロセッサによって実行され得る。

【符号の説明】

【0151】

100 ワイヤレス通信システム
102 UE
102A UE
102B UE
102C UE
102D UE
104 基地局
106 基地局
105 RAN
110 CN
111 EPC
112 SGW
114 MME
116 PGW
124 セル
126 セル
130 処理ハードウェア
132 MBSコントローラ
134 非MBSコントローラ
136 ページングコントローラ
140 処理ハードウェア
142 MBSコントローラ
144 非MBSコントローラ
146 ページングコントローラ
150 処理ハードウェア
152 MBSコントローラ
154 非MBSコントローラ
156 ページングコントローラ
160 5GC
162 UPF
164 AMF
166 SMF
170 基地局
172 CU
172A CU-CP
172B CU-UP
174 DU
200 プロトコルスタック
201A eNB/ng-eNB
201B gNB
202A EUTRAのPHYサブレイヤ
202B NR PHY
204A EUTRA MACサブレイヤ
204B NR MACサブレイヤ
206A EUTRA RLCサブレイヤ
206B NR RLCサブレイヤ
208 EUTRA PDCPサブレイヤ
210 NR PDCPサブレイヤ
212 SDAPサブレイヤ
250 プロトコルスタック

【図1A】