(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】マッピング関係生成方法および装置、ならびに記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 8/60 20180101AFI20241018BHJP
H04L 69/322 20220101ALI20241018BHJP
【FI】
G06F8/60
H04L69/322
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024523777
(86)(22)【出願日】2021-10-21
(85)【翻訳文提出日】2024-05-31
(86)【国際出願番号】 CN2021125308
(87)【国際公開番号】W WO2023065218
(87)【国際公開日】2023-04-27
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】胡 勇
(72)【発明者】
【氏名】叶 俊
【テーマコード(参考)】
5B376
【Fターム(参考)】
5B376AA32
5B376AA35
5B376AB01
5B376AB12
5B376GA08
(57)【要約】
本出願は、マッピング関係生成方法および装置、ならびに記憶媒体に関する。本方法は、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を取得するステップと、プロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報を取得するステップであって、プロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報は、プロセスに対応するソフトウェアコンポーネントを含み、ソフトウェアコンポーネントは、少なくとも1つのポートプロトタイプを含む、ステップと、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報およびプロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップと、を含む。このようにして、インスタンスごとに1つずつ手動でマッピング関係を確立する必要がないため、通信管理を構成するプロセスの効率を向上させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マッピング関係生成方法であって、前記方法は、
ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を取得するステップと、
プロセスと前記ノードとの間のマッピング関係に関する情報を取得するステップであって、前記プロセスと前記ノードとの間の前記マッピング関係に関する前記情報は、前記プロセスに対応するソフトウェアコンポーネントを含み、前記ソフトウェアコンポーネントは、少なくとも1つのポートプロトタイプを含む、ステップと、
前記ノード上の前記通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報および前記プロセスと前記ノードとの間の前記マッピング関係に関する前記情報に基づいて、前記ネットワークドメイン内の前記プロセスによって使用される前記ポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、前記サービスインスタンスと前記ノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記方法が、
前記ネットワークドメインを作成し、前記ノード上の前記通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報を構成するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法が、
前記プロセスと前記ノードとの間の前記マッピング関係を構成し、前記対応するソフトウェアコンポーネントを前記プロセスに割り当てるステップ
をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記方法が、
前記ネットワークドメイン内の別のプロセスと通信するために前記プロセスによって使用される前記ポートプロトタイプを構成するステップ
をさらに含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワークドメインを作成し、前記ノード上の前記通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報を構成する前記ステップが、
前記ネットワークドメインのIDを決定するステップ
を含み、
前記ノード上の前記通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報および前記プロセスと前記ノードとの間の前記マッピング関係に関する前記情報に基づいて、前記ネットワークドメイン内の前記プロセスによって使用される前記ポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、前記サービスインスタンスと前記ノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップは、
前記サービスインスタンスの通信プロトコルがデータ配信サービスDDSであるとき、前記サービスインスタンスに関連付けられたネットワークドメインIDが前記IDであると決定するステップ
を含む、
請求項2から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
各通信コネクタが、インターネットプロトコルIPアドレスに関連付けられている、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記ノード上の前記通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報および前記プロセスと前記ノードとの間の前記マッピング関係に関する前記情報に基づいて、前記ネットワークドメイン内の前記プロセスによって使用される前記ポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、前記サービスインスタンスと前記ノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成する前記ステップが、
前記ノード上の前記通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報に基づいて、前記ネットワークドメインに対応する第1の通信コネクタ情報セットを決定するステップであって、前記第1の通信コネクタ情報セットは、前記ノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む、ステップと、
前記サービスインスタンスと前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプに対応する第2の通信コネクタ情報セットを決定するステップであって、前記第2の通信コネクタ情報セットは、ターゲットノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む、ステップと、
前記第1の通信コネクタ情報セットおよび前記第2の通信コネクタ情報セットに基づいて、前記サービスインスタンスと前記ターゲット通信コネクタとの間の前記マッピング関係を作成するステップと
を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記第1の通信コネクタ情報セットおよび前記第2の通信コネクタ情報セットに基づいて、前記サービスインスタンスと前記ターゲット通信コネクタとの間の前記マッピング関係を作成する前記ステップが、
前記第1の通信コネクタ情報セットと前記第2の通信コネクタ情報セットとの交差セットに基づいて前記ターゲット通信コネクタを決定するステップと、
前記サービスインスタンスと前記ターゲット通信コネクタとの間の前記マッピング関係を作成するステップと
を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法が、自動車オープンシステムアーキテクチャAUTOSAR適応プラットフォームにおいて通信サービスを構成するために使用される、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
マッピング関係生成装置であって、前記装置は、
ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を取得するように構成された第1の取得モジュールと、
プロセスと前記ノードとの間のマッピング関係に関する情報を取得するように構成された第2の取得モジュールであって、前記プロセスと前記ノードとの間の前記マッピング関係に関する前記情報は、前記プロセスに対応するソフトウェアコンポーネントを含み、前記ソフトウェアコンポーネントは、少なくとも1つのポートプロトタイプを含む、第2の取得モジュールと、
前記ノード上の前記通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報および前記プロセスと前記ノードとの間の前記マッピング関係に関する前記情報に基づいて、前記ネットワークドメイン内の前記プロセスによって使用される前記ポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、前記サービスインスタンスと前記ノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するように構成された作成モジュールと
を備える、マッピング関係生成装置。
【請求項11】
プロセッサと、
前記プロセッサによって実行されることができる命令を記憶するように構成されたメモリと、
を備えるマッピング関係生成装置であって、
前記プロセッサが前記命令を実行するように構成されているとき、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法が実施される、
マッピング関係生成装置。
【請求項12】
不揮発性コンピュータ可読記憶媒体であって、前記不揮発性コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラム命令を記憶しており、前記コンピュータプログラム命令がプロセッサによって実行されるとき、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法が実施される、不揮発性コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータ可読コードまたはコンピュータ可読コードを搬送する不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ可読コードが電子デバイス上で実行されると、前記電子デバイスのプロセッサが請求項1から9のいずれか一項に記載の方法を実行する、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、インテリジェント車両の分野に関し、特に、マッピング関係生成方法および装置、ならびに記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
自動車オープンシステムアーキテクチャ(automotive open system architecture、AUTOSAR)は、自動車ソフトウェアの開発リスクを低減するために開発された、オープンで事実上標準化されたソフトウェアアーキテクチャである。インテリジェント車両の漸進的な適用により、センシング、計画および制御、ならびに自動走行などの複数の補助機能を統合する車両は、典型的なハイテク複合体である。したがって、車両はますますインテリジェントかつ電子的になり、車両のソフトウェア構造はますます複雑になっている。適応プラットフォーム(Adaptive Platform)は、元のクラシックプラットフォーム(Classic Platform)に基づいてAUTOSARで開発されている。
【0003】
通信管理(communication management、CM)は、AUTOSAR Adaptive Platformの最優先事項である。CMを構成するプロセスでは、通常、通信サービスがインスタンス化された後に、通信サービスに対して一連のマッピング関係が確立される必要がある。一般的なケースは、各インスタンスに対して1つずつ手動でマッピング関係を確立することである。これは複雑で非効率的である。
【発明の概要】
【0004】
これを考慮して、マッピング関係生成方法および装置、ならびに記憶媒体が提案される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は、マッピング関係生成方法を提供する。本方法は、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を取得するステップと、プロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報を取得するステップであって、プロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報は、プロセスに対応するソフトウェアコンポーネントを含み、ソフトウェアコンポーネントは、少なくとも1つのポートプロトタイプを含む、ステップと、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報およびプロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップと、を含む。
【0006】
本出願のこの実施形態によれば、サービスインスタンスは、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するために、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプに対して作成される。このようにして、通信管理CMを構成するプロセスでは、手動操作なしでネットワークドメインに作成されたサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間にマッピング関係が確立されることができ、その結果、対応するノードはサービスインスタンスと通信することができ、マッピング関係を手動で確立する必要はない。これにより、構成手順が簡略化され、構成効率が向上する。
【0007】
第1の態様によれば、マッピング関係生成方法の第1の可能な実装形態では、本方法は、ネットワークドメインを作成し、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を構成するステップをさらに含む。
【0008】
このようにして、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間の接続が確立されることができ、その結果、ネットワークドメイン内のサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係はその後自動的に作成されることができる。
【0009】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成方法の第2の可能な実装形態では、本方法は、プロセスとノードとの間のマッピング関係を構成し、対応するソフトウェアコンポーネントをプロセスに割り当てるステップをさらに含む。
【0010】
このようにして、プロセスとソフトウェアコンポーネントとの間の関連付け関係が決定されることができ、その結果、ネットワークドメイン内のサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係はその後自動的に作成されることができる。
【0011】
第1の態様または第1の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成方法の第3の可能な実装形態では、本方法は、ネットワークドメイン内の別のプロセスと通信するためにプロセスによって使用されるポートプロトタイプを構成するステップをさらに含む。
【0012】
このようにして、プロセスとポートプロトタイプとの間の関連付け関係が決定されることができ、その結果、ネットワークドメイン内のサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係はその後自動的に作成されることができる。
【0013】
第1の態様の第1、第2、または第3の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成方法の第4の可能な実装形態では、ネットワークドメインを作成し、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を構成するステップは、ネットワークドメインのIDを決定するステップを含む。ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報およびプロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップは、サービスインスタンスの通信プロトコルがデータ配信サービスDDSであるとき、サービスインスタンスに関連付けられたネットワークドメインIDがそのIDであると決定するステップを含む。
【0014】
本出願のこの実施形態によれば、ネットワークドメインのIDが決定され、その結果、通信プロトコルがDDSであるとき、手動設定を必要とせずにサービスインスタンスはネットワークドメインIDに関連付けられることができる。これにより、構成プロセスが簡略化され、構成効率が向上する。
【0015】
第1の態様または第1の態様の第1、第2、第3、もしくは第4の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成方法の第5の可能な実装形態では、各通信コネクタは、インターネットプロトコルIPアドレスに関連付けられる。
【0016】
このようにして、ノードは、通信コネクタを介して別の構成されたオブジェクトと通信することができる。
【0017】
第1の態様または第1の態様の第1、第2、第3、第4、もしくは第5の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成方法の第6の可能な実装形態では、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報およびプロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップは、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメインに対応する第1の通信コネクタ情報セットを決定するステップであって、第1の通信コネクタ情報セットは、ノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む、ステップと、サービスインスタンスとソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプに対応する第2の通信コネクタ情報セットを決定するステップであって、第2の通信コネクタ情報セットは、ターゲットノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む、ステップと、第1の通信コネクタ情報セットおよび第2の通信コネクタ情報セットに基づいて、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を決定するステップと、を含む。
【0018】
本出願のこの実施形態によれば、ターゲット通信コネクタを決定するために2つの通信コネクタ情報セットが決定され、ターゲット通信コネクタを手動で検索する必要がないので、サービスインスタンスからノードへのマッピングを実施するために、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係は構成プロセスにおいて確立されることができ、マッピング関係は手動で確立される必要がない。これにより、構成手順が簡略化され、効率が向上する。
【0019】
第1の態様の第6の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成方法の第7の可能な実装形態では、第1の通信コネクタ情報セットおよび第2の通信コネクタ情報セットに基づいてサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップは、第1の通信コネクタ情報セットと第2の通信コネクタ情報セットとの交差セットに基づいてターゲット通信コネクタを決定するステップと、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップと、を含む。
【0020】
このようにして、サービスインスタンスとターゲットノードとの間の通信を実施するために、サービスインスタンスに対応するターゲット通信コネクタを手動で検索する必要なしに、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係が決定されることができる。これにより、構成手順が簡略化され、効率が向上する。
【0021】
第1の態様または第1の態様の第1、第2、第3、第4、第5、第6、もしくは第7の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成方法の第8の可能な実装形態では、本方法は、自動車オープンシステムアーキテクチャAUTOSAR適応プラットフォームにおいて通信サービスを構成するために使用される。
【0022】
このようにして、この方法は車両に適用されることができ、その結果、通信管理CMの構成は、対応する通信サービスを適用するために、AUTOSAR適応プラットフォーム上でより効率的に実施されることができる。
【0023】
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は、マッピング関係生成装置を提供する。本装置は、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を取得するように構成された第1の取得モジュールと、プロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報を取得するように構成された第2の取得モジュールであって、プロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報は、プロセスに対応するソフトウェアコンポーネントを含み、ソフトウェアコンポーネントは、少なくとも1つのポートプロトタイプを含む、第2の取得モジュールと、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報およびプロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するように構成された作成モジュールと、を含む。
【0024】
第2の態様によれば、マッピング関係生成装置の第1の可能な実装形態では、本装置は、ネットワークドメインを作成し、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を構成するように構成された第1の構成モジュールをさらに含む。
【0025】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成装置の第2の可能な実装形態では、本装置は、プロセスとノードとの間のマッピング関係を構成し、対応するソフトウェアコンポーネントをプロセスに割り当てるように構成された第2の構成モジュールをさらに含む。
【0026】
第2の態様または第2の態様の第1もしくは第2の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成装置の第3の可能な実装形態では、本装置は、ネットワークドメイン内の別のプロセスと通信するようにプロセスによって使用されるポートプロトタイプを構成するように構成された第3の構成モジュールをさらに含む。
【0027】
第2の態様の第1、第2、または第3の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成装置の第4の可能な実装形態では、第1の構成モジュールは、ネットワークドメインのIDを決定することを含み、作成モジュールは、サービスインスタンスの通信プロトコルがデータ配信サービスDDSであるときに、サービスインスタンスに関連付けられたネットワークドメインIDがそのIDであると決定することを含む。
【0028】
第2の態様または第2の態様の第1、第2、第3、もしくは第4の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成装置の第5の可能な実装形態では、各通信コネクタは、インターネットプロトコルIPアドレスに関連付けられる。
【0029】
第2の態様または第2の態様の第1、第2、第3、第4、もしくは第5の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成装置の第6の可能な実装形態では、作成モジュールは、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメインに対応する第1の通信コネクタ情報セットを決定することであって、第1の通信コネクタ情報セットは、ノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む、決定することと、サービスインスタンスとソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプに対応する第2の通信コネクタ情報セットを決定することであって、第2の通信コネクタ情報セットは、ターゲットノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む、決定することと、第1の通信コネクタ情報セットおよび第2の通信コネクタ情報セットに基づいて、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成することと、を含む。
【0030】
第2の態様の第6の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成装置の第7の可能な実装形態では、第1の通信コネクタ情報セットおよび第2の通信コネクタ情報セットに基づいてサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成することは、第1の通信コネクタ情報セットと第2の通信コネクタ情報セットとの交差セットに基づいてターゲット通信コネクタを決定することと、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成することと、を含む。
【0031】
第2の態様または第2の態様の第1、第2、第3、第4、第5、第6、もしくは第7の可能な実装形態によれば、マッピング関係生成装置の第8の可能な実装形態では、装置は、自動車オープンシステムアーキテクチャAUTOSAR適応プラットフォームにおいて通信サービスを構成するように構成される。
【0032】
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は、マッピング関係生成装置を提供する。装置は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するように構成されたメモリとを含む。プロセッサが命令を実行するように構成されると、第1の態様または第1の態様の複数の可能な実装形態のうちの1つもしくは複数によるマッピング関係生成方法が実施される。
【0033】
第4の態様によれば、本出願の一実施形態は、不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を提供する。不揮発性コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム命令を記憶する。コンピュータプログラム命令がプロセッサによって実行されると、第1の態様または第1の態様の複数の可能な実装形態のうちの1つもしくは複数によるマッピング関係生成方法が実施される。
【0034】
第5の態様によれば、本出願の一実施形態は端末デバイスを提供する。端末デバイスは、第1の態様または第1の態様の複数の可能な実装形態のうちの1つもしくは複数によるマッピング関係生成方法を実行し得る。
【0035】
第6の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読コードまたはコンピュータ可読コードを搬送する不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータ可読コードが電子デバイス上で実行されると、電子デバイス内のプロセッサは、第1の態様または第1の態様の1つもしくは複数の可能な実装形態によるマッピング関係生成方法を実行する。
【0036】
本出願のこれらの態様および他の態様は、以下の(複数の)実施形態の説明においてより簡潔でより理解しやすい。
【0037】
本明細書に含まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面と本明細書とは、本出願の例示的な実施形態、特徴、および態様を一緒に示し、本出願の原理を説明することを意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【
図1】本出願の一実施形態による適用シナリオの概略図である。
【
図2】本出願の一実施形態によるマッピング関係生成方法のフローチャートである。
【
図3】本出願の一実施形態によるネットワークドメインでのサービスインスタンスの作成の概略図である。
【
図4】本出願の一実施形態によるマッピング関係の決定の概略図である。
【
図5】本出願の一実施形態によるマッピング関係生成方法のフローチャートである。
【
図6】本出願の一実施形態によるマッピング関係生成方法のフローチャートである。
【
図7】本出願の一実施形態によるマッピング関係生成方法のフローチャートである。
【
図8】本出願の一実施形態によるマッピング関係生成装置の構造の図である。
【
図9】本出願の一実施形態によるマッピング関係生成装置の構造の図である。
【発明を実施するための形態】
【0039】
以下は、添付の図面を参照して、本出願の様々な例示的な実施形態、特徴、および態様を詳細に説明する。添付の図面における同一の参照番号は、同じまたは同様の機能を有する要素を示す。実施形態の様々な態様が添付の図面に示されているが、添付の図面は、特に明記されない限り、必ずしも比例して描かれていない。
【0040】
本明細書における具体的な用語「例」は、「例、実施形態または例示として使用される」を意味する。「例」として説明されている実施形態は、必ずしも、他の実施形態よりも優れているかまたはより良いものとして説明されていない。
【0041】
さらに、本出願をより良く説明するために、以下の特定の実施形態において多くの特定の詳細が与えられる。当業者は、一部の特定の詳細なしでも本出願が実施されることができることを理解すべきである。いくつかの実施形態では、本出願の主題が強調されるように、当業者に周知の方法、手段、要素および回路は詳細に説明されていない。
【0042】
図1は、本出願の一実施形態による適用シナリオの概略図である。本出願におけるマッピング関係生成方法は、AUTOSAR適応プラットフォーム上で通信管理を構成するプロセスで使用され得る。
図1に示されるように、AUTOSAR適応プラットフォームのアーキテクチャは、アプリケーションレイヤ、サービスレイヤ、およびハードウェアレイヤを含み得る。アプリケーションレイヤは、アプリケーション機能を実施するために使用されるソフトウェア、例えばソフトウェアコンポーネント(software component、SWC)を含み得る。サービスレイヤは、通信管理CMおよびデータ構造定義サービスを提供するために使用されるコア型(core types)など、アプリケーションレイヤのための様々なバックグラウンドサービスを提供し得る。ハードウェアレイヤは、各ノードを含んでもよく、ノードは、車両に搭載された車両チップ、例えば、マイクロ制御ユニット(microcontroller unit、MCU)であってもよく、またはMCU、車載インフォテインメントなどを含むドメインコントローラであってもよい。
【0043】
CMを構成するプロセスでは、通常、通信サービスはCMでインスタンス化される必要がある。具体的には、サービスインスタンス(service instance)が決定された後、一連のマッピング関係が通信サービスに対して確立されて、ハードウェアレイヤでサービスインスタンスとノード(machineと呼ばれる場合がある)との間のマッピング関係を確立し、その結果、アプリケーションレイヤのソフトウェアコンポーネントSWCは、サービスインスタンスに対応する通信サービスを適用することができる。このプロセスにおいて、マッピング関係が各サービスインスタンスに対して1つずつ手動で確立される場合、プロセスは非常に複雑になる。
【0044】
そこで、本出願におけるマッピング関係生成方法では、サービスインスタンスがネットワークドメインで作成され、ネットワークドメインと各ノード上の通信コネクタ(connector)との間のマッピング関係が決定され(サービスインスタンスとノードとの間のマッピング関係を確立することに相当)、その結果、CMを構成するプロセスにおいて一連のマッピング関係が確立されることができる。最後に、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピングは、手動操作なしで実施されることができる。これにより、構成プロセスの効率が向上する。
【0045】
図1に示す適用シナリオでは、以下で、
図2から
図7を使用して、本出願の実施形態におけるマッピング関係生成方法を詳細に説明する。
【0046】
図2は、本出願の一実施形態によるマッピング関係生成方法のフローチャートである。
図2に示されるように、本方法はプロセッサに適用されてもよく、本方法は以下のステップを含む。
【0047】
ステップS201:ネットワークドメインを作成する。
【0048】
任意選択で、ネットワークドメインは仮想ネットワークドメインであってもよい。
【0049】
サービスインターフェースデプロイメント(service interface deployment)にバインディングされた通信プロトコルがデータ配信サービス(data distribution service、DDS)であるとき、対応するネットワークドメインのデフォルトドメイン識別子(domain ID)は、作成されたネットワークドメインごとに生成され得る。
【0050】
ステップS202:ノードを構成する。
【0051】
ノードを構成するプロセスは、イーサネットクラスタ(ethernet cluster)を構成することを含み得る。このプロセスでは、イーサネットのネットワーク構成、例えば、IPアドレスまたはサブネットマスクが定義され得る。
【0052】
イーサネットクラスタが構成された後、プロセスは、ノード設計(machine design)を構成するステップをさらに含み得る。このプロセスでは、ノードと通信コネクタとの間の関連付けを実施するために、ノード上のイーサネット通信コネクタ(ethernet communication connector、すなわち前述の通信コネクタ)が定義され得る。ノード上の各通信コネクタは、ノードと別のネットワークドメイン、サービスインスタンスなどとの間の通信を実施するために、ノードにIPアドレスを割り当て得る。対応する異なる通信コネクタが、異なる通信プロトコルのために定義され得る。対応するサービスがアクセスされるときに対応するサービスのIPアドレスを決定することができるように、サービスディスカバリIPアドレスも定義され得る。
【0053】
ノードが構成されると、構成されたノード設計に関する情報が参照され得る。
【0054】
ノードが構成された後、各ノード上のネットワークドメインと通信コネクタとの間のマッピング関係が作成され得る。マッピング関係は、ネットワークドメインと複数のノードとの間に確立され得る。このプロセスでは、各ノードについて、ノード上の通信コネクタが選択されて、ネットワークドメインとのマッピング関係を確立し得る。
【0055】
ステップS203:アプリケーション(application)を構成する。
【0056】
アプリケーションを構成するプロセスは、例えば、ソフトウェアコンポーネントのオブジェクトおよび属性を定義するなど、ソフトウェアコンポーネントタイプを構成することを含み得る。ソフトウェアコンポーネント上でサービスまたはデータを要求するための受信ポートプロトタイプ(例えば、R-Port Prototype)も定義され得、サービスまたはデータを提供するための送信ポートプロトタイプ(例えば、P-Port Prototype)も定義され得る。
【0057】
ソフトウェアコンポーネントタイプが構成された後、プロセスは、実行可能(executable)プログラムを構成することをさらに含み得る。実行可能プログラムが構成されると、実行可能プログラムとソフトウェアコンポーネントSWCとの間の関連付けを実施するために、構成されたソフトウェアコンポーネントタイプの関連情報が参照され得る。
【0058】
実行可能プログラムが構成された後、プロセスは、プロセス設計(process design)を構成するステップをさらに含み得る。プロセス設計が構成されるとき、構成された実行可能プログラムの関連情報が参照され得る。
【0059】
プロセス設計が構成された後、プロセスは、プロセス(process)を構成するステップをさらに含み得る。プロセスが構成されるとき、プロセスと実行可能プログラムとの間の関連付けを実施するために、構成された実行可能プログラムの関連情報およびプロセス設計の関連情報が参照され得る。
【0060】
このようにして、ソフトウェアコンポーネント(ソフトウェアコンポーネント上のポートプロトタイプを含む)、実行可能プログラム、およびプロセスの間の関連付け関係が実装されることができる。
【0061】
アプリケーションが構成された後、プロセスとノードとの間のマッピング関係が確立され得、ソフトウェアコンポーネント、実行可能プログラム、およびプロセスの間の関連付け関係に基づいてプロセスとソフトウェアコンポーネントとの間のマッピング関係が取得されて、対応するソフトウェアコンポーネントをプロセスに割り当てる。
【0062】
ステップS204:ネットワークドメインにサービスインスタンスを作成する。
【0063】
ネットワークドメインは、ステップS201で作成されたネットワークドメインであってもよい。
【0064】
可能な一実装形態では、サービスインスタンスを作成するプロセスにおいて、アプリケーションが構成された後、ソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプとサービスインスタンスとの間のマッピング関係を確立するために、ソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプに対して対応するサービスインスタンスが作成されてもよい(例えば、サービスインスタンスは、PポートプロトタイプおよびRポートプロトタイプに対して別々に作成される)。次いで、サービスインスタンスは、プロセスとノードとの間のマッピング関係に基づいて、構成されたノードに関連付けられ得る。
【0065】
サービスインスタンスを作成するプロセスでは、構成されたサービスインターフェースデプロイメントの関連情報が参照され得る。
【0066】
バインディングされた通信プロトコルがDDSである場合、ネットワークドメイン識別子およびサービスインスタンスは、手動で設定する必要なしに自動的に関連付けられることができ、その結果、繰り返し構成が回避される。
図3は、本出願の一実施形態によるネットワークドメインでのサービスインスタンスの作成の概略図である。
図3に示されるように、ステップS201で作成されたネットワークドメインについては、ネットワークドメイン識別子、例えば30(ネットワークドメイン識別子は修正されてもよい)がデフォルト設定され得る。複数のサービスインスタンス、例えば、図中のサービスインスタンスA、サービスインスタンスB、サービスインスタンスC、およびサービスインスタンスDは、ネットワークドメイン内に作成され得る。バインディングされた通信プロトコルがDDSである場合、ネットワークドメインで作成され得る各サービスインスタンスのネットワークドメイン識別子(domain ID)の属性は、ネットワークドメインのデフォルトのネットワークドメイン識別子に設定され得、手動の反復構成は必要ではない。例えば、同じネットワークドメイン内のサービスインスタンスA、サービスインスタンスB、サービスインスタンスC、およびサービスインスタンスDのネットワークドメイン識別子の属性は、30に設定され得る。このようにして、サービスインスタンス内の対応するネットワークドメイン識別子の属性が構成されることができる。サービスインスタンスがネットワークドメインで作成されると、サービスインスタンスのいくつかの他の属性も自動的に構成され得る。これは、本出願では限定されない。
【0067】
ステップS205:サービスインスタンスとノードとの間のマッピング関係を決定する。
【0068】
サービスインスタンスとノードとの間のマッピング関係を決定することは、ノードとサービスインスタンスとの間の通信を実際に実施することであり、したがって、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を実際に決定することである。サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係は、以下の一実装形態で実施され得る。
【0069】
図4は、本出願の一実施形態によるマッピング関係の決定の概略図である。
図4に示されるように、図中の実線接続矢印は、接続中の2者間でマッピング関係が確立されることを示してもよい。例えば、ネットワークドメイン1と通信コネクタBとの間の接続矢印は、ネットワークドメイン1とノードA上の通信コネクタとの間のマッピング関係を示してもよく、ネットワークドメイン1と通信コネクタCとの間の接続矢印は、ネットワークドメイン1とノードB上の通信コネクタとの間のマッピング関係を示し得る。このようにして、ネットワークドメイン1と、ノードA上の通信コネクタおよびノードB上の通信コネクタのそれぞれとの間のマッピング関係に基づいて、通信コネクタのセットListAが取得され得る。セットは、ネットワークドメイン1に接続するように構成されたノードA上の通信コネクタおよびノードB上の通信コネクタにそれぞれ対応する通信コネクタBおよび通信コネクタCを含む。
【0070】
図4では、PポートプロトタイプおよびRポートプロトタイプは、ソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプP-port PrototypeおよびR-port Prototypeにそれぞれ対応し得、サービスインスタンスとPポートプロトタイプとの間の接続矢印およびサービスインスタンスとRポートプロトタイプとの間の接続矢印は、決定されたサービスインスタンスとソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプとの間のマッピング関係を示し得る。ステップS203において、ソフトウェアコンポーネント、実行可能プログラム、およびプロセスの間の関連付け関係が決定され、プロセスとノードとの間のマッピング関係を取得することによって、3つ(ソフトウェアコンポーネント、実行可能プログラム、およびプロセス)とノードとの間の関連付け関係が実装され得る。このようにして、サービスインスタンスAとソフトウェアコンポーネントAのPポートプロトタイプに対応するソフトウェアコンポーネントとの間の関連付け関係は、サービスインスタンス(例えば、サービスインスタンスA)とソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプとの間のマッピング関係を使用することによって取得され得、その結果、サービスインスタンスAと実行可能プログラムAとの間の関連付け関係、およびサービスインスタンスA、実行可能プログラムA、およびプロセスAの間の関連付け関係が取得されることができ、サービスインスタンスに関連付けられたノードAが最終的に決定される。ノードA上に少なくとも1つの通信コネクタがあるので、別のセットListBが取得されることができる。セットは、サービスインスタンスAに関連付けられたノードA上の2つの通信コネクタ、すなわち通信コネクタAおよび通信コネクタBを含む。
【0071】
ListAとListBの交差セットが、ターゲット通信コネクタ、すなわち通信コネクタBとして一意の通信コネクタを決定するために使用され得る。したがって、サービスインスタンスAと通信コネクタBとの間のマッピング関係が決定されることができる。
図4のサービスインスタンスAと通信コネクタBとの間の破線の接続矢印を参照されたい。同様に、他のサービスインスタンスB、C、およびDについては、
図4の対応する破線接続矢印を参照されたい。
【0072】
このようにして、対応するターゲット通信コネクタが見つけられることができ、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係が確立され、CMを構成するプロセスを完了する。このプロセスでは、ユーザは手動で検索、比較、および構成する必要がないため、構成プロセスの効率が向上される。
【0073】
任意選択で、ステップS201からステップS205のプロセスは、視覚的インターフェース上で実行されてもよく、例えば、グラフまたは表などの方法で表示されてもよい。ユーザは、構成されたコンテンツを修正するために、視覚的インターフェース上で操作を実行し得る。一例として、
図4に示すグラフが使用される。
図4の初期グラフには既存の接続矢印は存在しない。ユーザは、初期グラフにおいて接続矢印を確立して、互いに対応する2つのマッピング関係を決定し得る。ユーザによって確立された接続矢印については、
図4の実線接続矢印(例えば、PポートプロトタイプからサービスインスタンスAへの矢印)を参照されたい。ユーザが
図4に示す実線接続矢印に対応するマッピング関係を確立した後、サービスインスタンスと対応するターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係は、前述の方法に従って決定され得る(
図4に示す破線接続矢印のように、このステップでは、ユーザ接続は必要とされない)。
【0074】
任意選択で、CMが構成された後、CM構成結果は、テキスト、画像、またはビデオのような視覚的な方法で提示されてもよい。例えば、構成中に構成されたオブジェクト(サービスインスタンスやノードなど)の属性や、確立されたマッピング関係などが、ドメインビュー(またはドメインCMチャネルビューの分割)に表示されてもよい。ビューでは、オブジェクトおよびその属性が表示されてもよく、オブジェクト間の接続線は、構成中に確立されたマッピング関係を示してもよい。
【0075】
可能な一実装形態では、基本データ型(data type)定義、サービスインターフェース(service interface)構成、およびサービスインターフェースデプロイメント構成は、ステップS201の前に完了されてもよいことに留意されたい。
【0076】
基本データ型を定義するプロセスは、コア型(core type)のサービスを使用して実施され得る。データ型は、例えば、整数(int)型または浮動小数点(float)型である。
【0077】
サービスインターフェースを構成するプロセスでは、サービスが必要とする通信方式が定義され得る。各通信方式には、例えば、イベント(event)、メソッド(method)、フィールド(field)が定義されている。各通信方式によって必要とされるデータ型(例えば、基本データ型に対応する)がさらに決定され得る。
【0078】
サービスインターフェースデプロイメントを構成するプロセスでは、構成されたサービスインターフェースの関連情報が参照されてもよく、サービスインターフェースデプロイメントは、対応する通信プロトコルにさらにバインディングされてもよい。DDSに加えて、バインディングされた通信プロトコルは、代替的に、IPを利用したスケーラブルなサービス指向ミドルウェア(scalable service-oriented middleware over IP、SOME/IP)のような通信プロトコルであってもよい。
【0079】
図2に示されたステップの実行順序は一意ではなく、本出願の実施形態における解決策は、代替的に、
図2に示された順序とは異なる順序で実行されてもよいことに留意されたい。例えば、ステップS205とステップS204の実行順序が入れ替えられてもよい。
【0080】
図5は、本出願の一実施形態によるマッピング関係生成方法のフローチャートである。本方法は、プロセッサに適用されてもよい。
図5に示されるように、本方法は、以下のステップを含む。
【0081】
S501:ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を取得する。
【0082】
ステップS502:プロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報を取得し、プロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報は、プロセスに対応するソフトウェアコンポーネントを含み、ソフトウェアコンポーネントは、少なくとも1つのポートプロトタイプを含む。
【0083】
ステップS503:ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報およびプロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成する。
【0084】
本出願のこの実施形態によれば、サービスインスタンスは、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するために、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプに対して作成される。このようにして、通信管理CMを構成するプロセスでは、手動操作なしでネットワークドメインに作成されたサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間にマッピング関係が確立されることができ、その結果、対応するノードはサービスインスタンスと通信することができ、マッピング関係を手動で確立する必要はない。これにより、構成手順が簡略化され、構成効率が向上する。
【0085】
ネットワークドメインは仮想ドメインであってもよい。少なくとも1つのポートプロトタイプは、ポートプロトタイプの複数のグループであってもよく、ポートプロトタイプの各グループは、受信ポートプロトタイプおよび送信ポートプロトタイプを含んでもよい。
【0086】
ステップS503のネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成する関連例については、
図2のステップS204の関連説明を参照されたい。ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成することは、代替として、サービスインスタンスが作成された後にサービスインスタンスを対応するポートプロトタイプに関連付けることであってもよいことに留意されたい。ステップS501からステップS503の例については、
図2のステップS205の関連説明を参照されたい。
【0087】
可能な一実装形態では、本方法は、自動車オープンシステムアーキテクチャAUTOSAR適応プラットフォームにおいて通信サービスを構成するために使用される。
【0088】
このようにして、この方法は車両に適用されることができ、その結果、通信管理CMの構成は、対応する通信サービスを適用するために、AUTOSAR適応プラットフォーム上でより効率的に実施されることができる。
【0089】
AUTOSAR適応プラットフォームのアーキテクチャについては、
図1を参照されたい。
【0090】
可能な一実装形態では、本方法は、ネットワークドメインを作成し、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を構成するステップをさらに含む。
【0091】
このようにして、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間の接続が確立されることができ、その結果、ネットワークドメイン内のサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係はその後自動的に作成されることができる。
【0092】
このプロセスについては、
図2のステップS201の関連説明を参照されたい。
【0093】
可能な一実装形態では、本方法は、プロセスとノードとの間のマッピング関係を構成し、対応するソフトウェアコンポーネントをプロセスに割り当てるステップをさらに含む。
【0094】
このようにして、プロセスとソフトウェアコンポーネントとの間の関連付け関係が決定されることができ、その結果、ネットワークドメイン内のサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係はその後自動的に作成されることができる。
【0095】
このプロセスについては、
図2のステップS203の関連説明を参照されたい。
【0096】
可能な一実装形態では、本方法は、ネットワークドメイン内の別のプロセスと通信するためにプロセスによって使用されるポートプロトタイプを構成するステップをさらに含む。
【0097】
このようにして、プロセスとポートプロトタイプとの間の関連付け関係が決定されることができ、その結果、ネットワークドメイン内のサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係はその後自動的に作成されることができる。
【0098】
このプロセスについては、
図2のステップS203の関連説明を参照されたい。
【0099】
可能な一実装形態では、ネットワークドメインを作成し、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を構成するステップは、ネットワークドメインのIDを決定するステップを含む。ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報およびプロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップは、サービスインスタンスの通信プロトコルがデータ配信サービスDDSであるとき、サービスインスタンスに関連付けられたネットワークドメインIDがそのIDであると決定するステップを含む。
【0100】
本出願のこの実施形態によれば、ネットワークドメインのIDが決定され、その結果、通信プロトコルがDDSであるとき、手動設定を必要とせずにサービスインスタンスはネットワークドメインIDに関連付けられることができる。これにより、構成プロセスが簡略化され、構成効率が向上する。
【0101】
ネットワークドメインのIDはネットワークドメイン識別子であってもよく、IDは必要に応じて修正されてもよい。
【0102】
ネットワークドメインを作成する関連例については、
図2のステップS201の関連説明を参照されたい。サービスインスタンスに関連付けられたネットワークドメインIDを決定する関連例については、ステップS204の関連説明を参照されたい。
【0103】
可能な一実装形態では、各通信コネクタは、インターネットプロトコルIPアドレスに関連付けられる。
【0104】
このようにして、ノードは、通信コネクタを介して別の構成されたオブジェクトと通信することができる。
【0105】
図6は、本出願の一実施形態によるマッピング関係生成方法のフローチャートである。
図6に示されるように、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報およびプロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップは、以下のステップを含む。
【0106】
ステップS601:ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメインに対応する第1の通信コネクタ情報セットを決定し、第1の通信コネクタ情報セットは、ノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む。
【0107】
ステップS602:サービスインスタンスとソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプに対応する第2の通信コネクタ情報セットを決定し、第2の通信コネクタ情報セットは、ターゲットノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む。
【0108】
ステップS603:第1の通信コネクタ情報セットおよび第2の通信コネクタ情報セットに基づいて、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成する。
【0109】
本出願のこの実施形態によれば、ターゲット通信コネクタを決定するために2つの通信コネクタ情報セットが決定され、ターゲット通信コネクタを手動で検索する必要がないので、サービスインスタンスからノードへのマッピングを実施するために、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係は構成プロセスにおいて確立されることができ、マッピング関係は手動で確立される必要がない。これにより、構成手順が簡略化され、効率が向上する。
【0110】
ステップS601からステップS603の例については、
図2のステップS205の関連説明を参照されたい。第1の通信コネクタ情報セットは、例えば、前述のListAであってもよく、第2の通信コネクタ情報セットは、例えば、前述のListBであってもよい。
【0111】
図7は、本出願の一実施形態によるマッピング関係生成方法のフローチャートである。
図7に示されるように、第1の通信コネクタ情報セットおよび第2の通信コネクタ情報セットに基づいてサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するステップは、以下のステップを含む。
【0112】
ステップS701:第1の通信コネクタ情報セットと第2の通信コネクタ情報セットとの交差セットに基づいて、ターゲット通信コネクタを決定する。
【0113】
ステップS702:サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成する。
【0114】
このようにして、サービスインスタンスとターゲットノードとの間の通信を実施するために、サービスインスタンスに対応するターゲット通信コネクタを手動で検索する必要なしに、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係が決定されることができる。これにより、構成手順が簡略化され、効率が向上する。
【0115】
ステップS701およびステップS702の関連例については、
図2のステップS205の関連する説明を参照されたい。第1の通信コネクタ情報セットと第2の通信コネクタ情報セットとの交差セットは、例えば、前述のListAとListBとの交差セットである。
【0116】
図8は、本出願の一実施形態によるマッピング関係生成装置の構造の図である。
図8に示されるように、本装置は、
ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を取得するように構成された第1の取得モジュール801と、
プロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報を取得するように構成された第2の取得モジュール802であって、プロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報は、プロセスに対応するソフトウェアコンポーネントを含み、ソフトウェアコンポーネントは、少なくとも1つのポートプロトタイプを含む、第2の取得モジュール802と、
ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報およびプロセスとノードとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプのサービスインスタンスを作成し、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するように構成された作成モジュール803と
を含む。
【0117】
本出願のこの実施形態によれば、サービスインスタンスは、サービスインスタンスとノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成するために、ネットワークドメイン内のプロセスによって使用されるポートプロトタイプに対して作成される。このようにして、通信管理CMを構成するプロセスでは、手動操作なしでネットワークドメインに作成されたサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間にマッピング関係が確立されることができ、その結果、対応するノードはサービスインスタンスと通信することができ、マッピング関係を手動で確立する必要はない。これにより、構成手順が簡略化され、構成効率が向上する。
【0118】
可能な一実装形態では、本装置は、自動車オープンシステムアーキテクチャAUTOSAR適応プラットフォームにおいて通信サービスを構成するように構成される。
【0119】
したがって、この装置は車両に適用されることができ、その結果、通信管理CMの構成は、対応する通信サービスを適用するために、AUTOSAR適応プラットフォーム上でより効率的に実施されることができる。
【0120】
可能な一実装形態では、装置は、ネットワークドメインを作成し、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報を構成するように構成された第1の構成モジュールをさらに含む。
【0121】
このようにして、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間の接続が確立されることができ、その結果、ネットワークドメイン内のサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係はその後自動的に作成されることができる。
【0122】
可能な一実装形態では、装置は、プロセスとノードとの間のマッピング関係を構成し、対応するソフトウェアコンポーネントをプロセスに割り当てるように構成された第2の構成モジュールをさらに含む。
【0123】
このようにして、プロセスとソフトウェアコンポーネントとの間の関連付け関係が決定されることができ、その結果、ネットワークドメイン内のサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係はその後自動的に作成されることができる。
【0124】
可能な一実装形態では、装置は、ネットワークドメイン内の別のプロセスと通信するためにプロセスによって使用されるポートプロトタイプを構成するように構成された第3の構成モジュールをさらに含む。
【0125】
このようにして、プロセスとポートプロトタイプとの間の関連付け関係が決定されることができ、その結果、ネットワークドメイン内のサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係はその後自動的に作成されることができる。
【0126】
可能な一実装形態では、第1の構成モジュールは、ネットワークドメインのIDを決定することを含み、作成モジュール803は、サービスインスタンスの通信プロトコルがデータ配信サービスDDSであるときに、サービスインスタンスに関連付けられたネットワークドメインIDがそのIDであると決定することを含む。
【0127】
本出願のこの実施形態によれば、ネットワークドメインのIDが決定され、その結果、通信プロトコルがDDSであるとき、手動設定を必要とせずにサービスインスタンスはネットワークドメインIDに関連付けられることができる。これにより、構成プロセスが簡略化され、構成効率が向上する。
【0128】
可能な一実装形態では、各通信コネクタは、インターネットプロトコルIPアドレスに関連付けられる。
【0129】
このようにして、ノードは、通信コネクタを介して別の構成されたオブジェクトと通信することができる。
【0130】
可能な一実装形態では、作成モジュール803は、ノード上の通信コネクタとネットワークドメインとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ネットワークドメインに対応する第1の通信コネクタ情報セットを決定することであって、第1の通信コネクタ情報セットは、ノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む、決定することと、サービスインスタンスとソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、ソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプに対応する第2の通信コネクタ情報セットを決定することであって、第2の通信コネクタ情報セットは、ターゲットノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む、決定することと、第1の通信コネクタ情報セットおよび第2の通信コネクタ情報セットに基づいて、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成することと、を含む。
【0131】
本出願のこの実施形態によれば、ターゲット通信コネクタを決定するために2つの通信コネクタ情報セットが決定され、ターゲット通信コネクタを手動で検索する必要がないので、サービスインスタンスからノードへのマッピングを実施するために、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係は構成プロセスにおいて確立されることができ、マッピング関係は手動で確立される必要がない。これにより、構成手順が簡略化され、効率が向上する。
【0132】
可能な一実装形態では、第1の通信コネクタ情報セットおよび第2の通信コネクタ情報セットに基づいてサービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成することは、第1の通信コネクタ情報セットと第2の通信コネクタ情報セットとの交差セットに基づいてターゲット通信コネクタを決定することと、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を作成することと、を含む。
【0133】
このようにして、サービスインスタンスとターゲットノードとの間の通信を実施するために、サービスインスタンスに対応するターゲット通信コネクタを手動で検索する必要なしに、サービスインスタンスとターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係が決定されることができる。これにより、構成手順が簡略化され、効率が向上する。
【0134】
図9は、本出願の一実施形態によるマッピング関係生成装置の構造の図である。マッピング関係生成装置1100は、
図2から
図7のいずれか1つに示すマッピング関係生成方法を実行するように構成され得る。例えば、マッピング関係生成装置は、サーバであってもよいし、サーバの内部に配置され得るチップ(システム)または他の部品もしくは構成要素であってもよい。これは、本出願の実施形態において限定されない。
【0135】
図9に示されるように、マッピング関係生成装置1100は、プロセッサ1101およびトランシーバ1102を含み得る。任意選択で、マッピング関係生成装置1100はメモリ1103を含んでもよい。プロセッサ1101は、トランシーバ1102に結合され、メモリ1103は、例えば、通信バスを介して接続されてもよい。
【0136】
次に、
図9を参照して、マッピング関係生成装置1100の各部について詳細に説明する。
【0137】
プロセッサ1101は、マッピング関係生成装置1100のコントロールセンタであり、1つのプロセッサであってもよいし、複数の処理要素の総称であってもよい。例えば、プロセッサ1101は、1つまたは複数の中央処理装置(central processing unit、CPU)であるか、または特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)であってもよく、または本出願の実施形態を実装する1つまたは複数の集積回路、例えば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)または1つもしくは複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)として構成されてもよい。
【0138】
任意選択で、プロセッサ1101は、メモリ1103に記憶されたソフトウェアプログラムを走らせるかまたは実行し、メモリ1103に記憶されたデータを呼び出して、マッピング関係生成装置1100の様々な機能を実行してもよい。
【0139】
1つの具体的な実装形態において、一実施形態では、プロセッサ1101は、1つまたは複数のCPU、例えば、
図9に示すCPU0およびCPU1を含み得る。
【0140】
可能な一実装形態では、マッピング関係生成装置1100はまた、複数のプロセッサ、例えば、
図9に示すプロセッサ1101およびプロセッサ1104を含んでもよい。プロセッサの各々は、シングルコアプロセッサ(single-core CPU)であってもよいし、またはマルチコアプロセッサ(multi-core CPU)であってもよい。ここでのプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように構成された1つまたは複数の通信デバイス、回路、および/または処理コアであってもよい。
【0141】
トランシーバ1102は、別のサーバと通信するように構成される。
【0142】
任意選択で、トランシーバ1102は、受信機および送信機(
図9には別々に示されない)を含んでもよい。受信機は、受信機能を実施するように構成され、送信機は、送信機能を実施するように構成される。
【0143】
任意選択で、トランシーバ1102は、プロセッサ1101と統合されてもよいし、独立して存在してもよく、マッピング関係生成装置1100の入力/出力ポート(
図9には示されていない)を介してプロセッサ1101に結合される。これは、本出願の実施形態において限定されない。
【0144】
メモリ1103は、本出願の解決策を実行するためのソフトウェアプログラムを記憶するように構成されてもよく、プロセッサ1101は、ソフトウェアプログラムの実行を制御する。具体的な実装形態については、前述の方法の実施形態を参照されたく、詳細はここでは再び説明されない。
【0145】
メモリ1103は、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)もしくは静的な情報および命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶通信デバイス、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)もしくは情報および命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶通信デバイスであってもよく、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)もしくは別のコンパクトディスクストレージ、光ディスクストレージ(コンパクトディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ光ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気記憶通信デバイス、または命令もしくはデータ構造の形で予期されるプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用されることができ、かつコンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体であってもよい。しかしながら、メモリ1103はこれに限定されない。メモリ1103は、プロセッサ1101と統合されてもよいし、独立して存在してもよく、マッピング関係生成装置1100の入力/出力ポート(
図9には示されていない)を介してプロセッサ1101に結合されることに留意されたい。これは、本出願の実施形態において限定されない。
【0146】
図9に示すマッピング関係生成装置1100の構造は、マッピング関係生成装置の実装形態に対する制限を構成しないことに留意されたい。実際のマッピング関係生成装置は、図に示されたものよりも多いまたは少ない部品を含んでもよく、またはいくつかの部品を組み合わせてもよく、または異なる部品配置を有してもよい。
【0147】
本出願の一実施形態は、プロセッサと、プロセッサによって実行可能な命令を記憶するように構成されたメモリとを含むマッピング関係生成装置を提供する。プロセッサが命令を実行するように構成されると、方法が実施される。
【0148】
本出願の一実施形態は端末デバイスを提供し、端末デバイスは前述の方法を実行し得る。
【0149】
本出願の一実施形態は、不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を提供し、不揮発性コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム命令を記憶する。コンピュータプログラム命令がプロセッサによって実行されると、前述の方法が実施される。
【0150】
本出願の一実施形態は、コンピュータ可読コードまたはコンピュータ可読コードを搬送する不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータ可読コードが電子デバイスのプロセッサで実行されると、電子デバイスのプロセッサは前述の方法を実行する。
【0151】
コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行デバイスによる使用のための命令を保持および記憶することができる有形のデバイスであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電子記憶デバイス、磁気記憶デバイス、光記憶デバイス、電磁記憶デバイス、半導体記憶デバイス、またはこれらの任意の適切な組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例(非網羅的なリスト)は、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、読み出し専用メモリ(Read Only Memory、ROM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Programmable Read-Only-Memory、EPROM、またはフラッシュメモリ)、スタティックランダムアクセスメモリ(Static Random-Access Memory、SRAM)、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(Digital Video Disc、DVD)、メモリスティック、フロッピーディスク、機械的コーディングデバイス、例えば、命令を記憶するパンチングカードまたは溝突出構造、およびこれらの任意の適切な組み合わせを含む。
【0152】
本明細書に記載のコンピュータ可読プログラム命令またはコードは、コンピュータ可読記憶媒体から各コンピューティング/処理デバイスにダウンロードされてもよく、またはネットワーク、例えば、インターネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、および/または無線ネットワークを介して外部コンピュータもしくは外部記憶デバイスにダウンロードされてもよい。ネットワークは、銅伝送ケーブル、光ファイバ伝送、無線伝送、ルータ、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイコンピュータ、および/またはエッジサーバを含んでもよい。各コンピューティング/処理デバイス内のネットワークアダプタカードまたはネットワークインターフェースは、ネットワークからコンピュータ可読プログラム命令を受信し、各コンピューティング/処理デバイス内のコンピュータ可読記憶媒体に記憶するためにコンピュータ可読プログラム命令を転送する。
【0153】
本出願における動作を実行するために使用されるコンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(Instruction Set Architecture、ISA)命令、機械命令、機械関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、ステータス設定データ、または1つもしくは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードもしくはターゲットコードであり得る。プログラミング言語は、SmalltalkおよびC++などのオブジェクト指向プログラミング言語、ならびに「C」などの従来の手続き型プログラミング言語または同様のプログラミング言語を含む。すべてのコンピュータ可読プログラム命令は、ユーザコンピュータ上で実行されてもよく、または一部は、スタンドアロンソフトウェアパッケージとしてユーザコンピュータ上で実行されてもよく、または一部は、ユーザのローカルコンピュータ上で実行され、一部は、リモートコンピュータ上で実行されてもよく、またはすべての命令は、リモートコンピュータまたはサーバ上で実行されてもよい。リモートコンピュータが関与する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network、LAN)またはワイドエリアネットワーク(Wide Area Network、WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザコンピュータに接続されてもよく、または外部コンピュータに接続されてもよい(例えば、インターネットを介してインターネットサービスプロバイダを用いて接続される)。いくつかの実施形態では、電子回路、例えばプログラマブル論理回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、またはプログラマブル論理アレイ(Programmable Logic Array、PLA)は、コンピュータ可読プログラム命令のステータス情報を使用することによってカスタマイズされる。電子回路は、本出願の様々な態様を実施するために、コンピュータ可読プログラム命令を実行し得る。
【0154】
本願の様々な態様は、本願の実施形態による方法、装置(システム)、およびコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して本明細書で説明される。フローチャートおよび/またはブロック図の各ブロック、ならびにフローチャートおよび/またはブロック図のブロックの組み合わせは、コンピュータ可読プログラム命令によって実装されてもよいことを理解されたい。
【0155】
これらのコンピュータ可読プログラム命令は、機械を製造するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または別のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供されてもよく、その結果、命令は、コンピュータのプロセッサまたは別のプログラマブルデータ処理装置によって実行されると、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能/動作を実施するための装置を作成する。あるいは、これらのコンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。これらの命令は、コンピュータ、プログラマブルデータ処理装置、および/または別のデバイスが特定の方法で動作することを可能にする。したがって、命令を記憶するコンピュータ可読媒体は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能/動作の様々な態様を実施するための命令を含むアーチファクトを含む。
【0156】
あるいは、コンピュータ可読プログラム命令は、コンピュータ、別のプログラマブルデータ処理装置、または別のデバイスにロードされてもよく、その結果、コンピュータ、別のプログラマブルデータ処理装置、または別のデバイスで一連の動作ステップが実行されて、コンピュータ実装プロセスが生成される。したがって、コンピュータ、別のプログラマブルデータ処理装置、または別のデバイス上で実行される命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能/動作を実施する。
【0157】
添付の図面のフローチャートおよびブロック図は、本出願の複数の実施形態による装置、システム、方法、およびコンピュータプログラム製品の可能な実装形態のシステムアーキテクチャ、機能、および動作を示す。これに関して、フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、モジュール、プログラムセグメント、または命令の一部を表し得、モジュール、プログラムセグメント、または命令の一部は、指定された論理機能を実装するための1つまたは複数の実行可能命令を含む。いくつかの代替の実装形態では、ブロックにマークされた機能はまた、添付の図面にマークされたものとは異なる順序で発生することもある。例えば、2つの連続するブロックは、実際には、実質的に並行して実行されてもよく、関与する機能に応じて逆の順序で実行されることもある。
【0158】
ブロック図および/またはフローチャート内の各ブロック、ならびにブロック図および/またはフローチャート内のブロックの組み合わせは、対応する機能または動作を実行するハードウェア(例えば、回路またはASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路))によって実施されてもよく、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、例えばファームウェアによって実施されてもよいことにも留意されたい。
【0159】
本発明は、実施形態を参照して記載されているが、保護を主張する本発明を実装するプロセスにおいて、当業者は、添付の図面、開示された内容、および添付の特許請求の範囲を参照することにより、開示された実施形態の別の変形形態を理解し、実装し得る。特許請求の範囲において、「含む」(comprising)は別の構成要素または別のステップを排除せず、「ある」または「1つの」は複数の場合を排除しない。単一のプロセッサまたは別のユニットが、特許請求の範囲に列挙されているいくつかの機能を実施してもよい。いくつかの手段が、互いに異なる従属請求項に記載されているが、これは、これらの手段がより良い効果を生み出すために組み合わされることができないことを意味するものではない。
【0160】
上記では、本出願の実施形態が説明されている。前述の説明は例であり、網羅的ではなく、開示された実施形態に限定されない。説明された実施形態の範囲から逸脱することなく、多くの修正形態および変更が当業者には明らかである。本明細書で使用されている用語の選択は、実施形態の原理、実際の適用、または市場の技術の改善を最も良く説明すること、または別の当業者が本明細書に開示されている実施形態を理解することを可能にすることを意図されている。
【符号の説明】
【0161】
801 第1の取得モジュール
802 第2の取得モジュール
803 作成モジュール
1100 マッピング関係生成装置
1101 プロセッサ
1102 トランシーバ
1103 メモリ
1104 プロセッサ
【手続補正書】
【提出日】2024-05-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マッピング関係生成方法であって、前記方法は、
ネットワークドメインにサービスインスタンスを作成するステップと、
前記ネットワークドメインと少なくとも1つのノード上の1つまたは複数の通信コネクタとの間のマッピング関係を決定するステップと、
前記
少なくとも1つのノード上の前記
1つまたは複数の通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報および
前記ソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプと前記サービスインスタンスとの間の前記マッピング関係に関する前記情報に基づいて
、前記サービスインスタンスと前記
少なくとも1つのノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を
決定するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記ネットワークドメイン
にサービスインスタンスを作成する前記ステップが、
前記ネットワークドメインのIDを決定するステップ
と、
前記サービスインスタンスの通信プロトコルがデータ配信サービスDDSであるとき、前記サービスインスタンスに関連付けられたネットワークドメインIDが前記IDであると決定するステップ
と
を含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記
1つまたは複数の通信コネクタの各通信コネクタが、インターネットプロトコルIPアドレスに関連付けられている、請求項1
または2に記載の方法。
【請求項4】
前記
少なくとも1つのノード上の前記
1つまたは複数の通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報および前記
ソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプと前記サービスインスタンスとの間の前記マッピング関係に関する前記情報に基づいて
、前記サービスインスタンスと前記
少なくとも1つのノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を
決定する前記ステップが、
前記
少なくとも1つのノード上の前記
1つまたは複数の通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報に基づいて、前記ネットワークドメインに対応する第1の通信コネクタ情報セットを決定するステップであって、前記第1の通信コネクタ情報セットは、前記ノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む、ステップと、
前記サービスインスタンスと前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプに対応する第2の通信コネクタ情報セットを決定するステップであって、前記第2の通信コネクタ情報セットは、ターゲットノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含む、ステップと、
前記第1の通信コネクタ情報セットおよび前記第2の通信コネクタ情報セットに基づいて、前記サービスインスタンスと前記ターゲット通信コネクタとの間の前記マッピング関係を
決定するステップと
を含む、請求項1から
3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記サービスインスタンスと前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプに対応する第2の通信コネクタ情報セットを決定する前記ステップが、
前記サービスインスタンスと前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプとの間のマッピング関係に基づいて、前記サービスインスタンス、実行可能プログラム、およびプロセスの間の関連付け関係を取得するステップと、
前記サービスインスタンス、実行可能プログラム、およびプロセスの間の前記関連付け関係に基づいて、前記サービスインスタンスに関連付けられたノードを決定するステップと、
前記サービスインスタンスに関連付けられた前記ノード上の少なくとも1つの通信コネクタに基づいて、前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプに対応する前記第2の通信コネクタ情報セットを決定するステップと
を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の通信コネクタ情報セットおよび前記第2の通信コネクタ情報セットに基づいて、前記サービスインスタンスと前記ターゲット通信コネクタとの間の前記マッピング関係を
決定する前記ステップが、
前記第1の通信コネクタ情報セットと前記第2の通信コネクタ情報セットとの交差セットに基づいて前記ターゲット通信コネクタを決定するステップと、
前記サービスインスタンスと前記ターゲット通信コネクタとの間の前記マッピング関係を
決定するステップと
を含む、請求項
4または5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法が、自動車オープンシステムアーキテクチャAUTOSAR適応プラットフォームにおいて通信サービスを構成するために使用される、請求項1から
6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
マッピング関係生成装置であって、前記装置は、
ネットワークドメインにサービスインスタンスを作成し、
前記ネットワークドメインと少なくとも1つのノード上の1つまたは複数の通信コネクタとの間のマッピング関係を決定し、
前記少なくとも1つのノード上の前記1つまたは複数の通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報および前記ソフトウェアコンポーネントのポートプロトタイプと前記サービスインスタンスとの間の前記マッピング関係に関する前記情報に基づいて、前記サービスインスタンスと前記少なくとも1つのノード上のターゲット通信コネクタとの間のマッピング関係を決定する
ように構成される、マッピング関係生成装置。
【請求項9】
前記装置が、
前記ネットワークドメインのIDを決定し、
前記サービスインスタンスの通信プロトコルがデータ配信サービスDDSであるとき、前記サービスインスタンスに関連付けられたネットワークドメインIDが前記IDであると決定する
ようにさらに構成される、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記1つまたは複数の通信コネクタの各通信コネクタが、インターネットプロトコルIPアドレスに関連付けられている、請求項8または9に記載の装置。
【請求項11】
前記装置が、
前記少なくとも1つのノード上の1つまたは複数の通信コネクタと前記ネットワークドメインとの間の前記マッピング関係に関する前記情報に基づいて、前記ネットワークドメインに対応する第1の通信コネクタ情報セットを決定し、前記第1の通信コネクタ情報セットは、前記ノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含み、
前記サービスインスタンスと前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプとの間のマッピング関係に関する情報に基づいて、前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプに対応する第2の通信コネクタ情報セットを決定し、前記第2の通信コネクタ情報セットは、ターゲットノード上の少なくとも1つの通信コネクタを含み、
前記第1の通信コネクタ情報セットおよび前記第2の通信コネクタ情報セットに基づいて、前記サービスインスタンスと前記ターゲット通信コネクタとの間の前記マッピング関係を決定する
ように構成される、請求項8から10のいずれか一項に記載の装置。
【請求項12】
前記装置が、
前記サービスインスタンスと前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプとの間のマッピング関係に基づいて、前記サービスインスタンス、実行可能プログラム、およびプロセスの間の関連付け関係を取得し、
前記サービスインスタンス、実行可能プログラム、およびプロセスの間の前記関連付け関係に基づいて、前記サービスインスタンスに関連付けられたノードを決定し、
前記サービスインスタンスに関連付けられた前記ノード上の少なくとも1つの通信コネクタに基づいて、前記ソフトウェアコンポーネントの前記ポートプロトタイプに対応する前記第2の通信コネクタ情報セットを決定する
ように構成される、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記装置が、
前記第1の通信コネクタ情報セットと前記第2の通信コネクタ情報セットとの交点セットに基づいて前記ターゲット通信コネクタを決定し、
前記サービスインスタンスと前記ターゲット通信コネクタとの間の前記マッピング関係を決定する
ように構成される、請求項11または12に記載の装置。
【請求項14】
前記装置が、自動車オープンシステムアーキテクチャAUTOSAR適応プラットフォームで使用される、請求項8から12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
不揮発性コンピュータ可読記憶媒体であって、前記不揮発性コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラム命令を記憶しており、前記コンピュータプログラム命令がプロセッサによって実行されるとき、請求項1から
7のいずれか一項に記載の方法が実施される、不揮発性コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータ可読コードまたはコンピュータ可読コードを搬送する不揮発性コンピュータ可読記憶媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ可読コードが電子デバイス上で実行されると、前記電子デバイスのプロセッサが請求項1から
7のいずれか一項に記載の方法を実行する、コンピュータプログラム製品。
【国際調査報告】