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特表2024-539257高速メモリアクセスのためのシステム及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】高速メモリアクセスのためのシステム及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 12/1027 20160101AFI20241018BHJP
   G06F 12/02 20060101ALI20241018BHJP
   G06F 12/00 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
G06F12/1027
G06F12/02 570A
G06F12/00 597U
G06F12/00 560B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524438
(86)(22)【出願日】2022-10-06
(85)【翻訳文提出日】2024-04-23
(86)【国際出願番号】 US2022077661
(87)【国際公開番号】W WO2023081566
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】17/453,572
(32)【優先日】2021-11-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】ボエナパッリ、マドゥ・ヤシュワンス
(72)【発明者】
【氏名】スレーラム、サイ・プラニース
(72)【発明者】
【氏名】パラバダ、スレンドラ
【テーマコード(参考)】
5B160
5B205
【Fターム(参考)】
5B160AA12
5B160AB26
5B205MM51
5B205RR02
(57)【要約】
高速メモリアクセスのためのシステム及び方法が開示される。一態様では、例えば、外部メモリに記憶された部分論理物理(L2P)マッピングテーブル並びにローカルメモリ(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM))に記憶されたローカルL2Pマッピングテーブルを有するユニバーサルファイルシステム(UFS)メモリ(例えば、NANDフラッシュメモリ)などの外部メモリに結合する、例えば、システムオンチップ(SoC)内の制御回路などのプロセッサである。制御回路は、ローカルL2Pマッピングテーブル内のエントリの何パーセントが、非アクティブと比較してアクティブであるかを評価し得る。非アクティブの数がアクティブの数を超える場合、制御回路は、ローカルL2Pマッピングテーブルにアクセスすることなく、読み取りコマンドを送信することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部キャッシュメモリを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースであって、前記外部キャッシュメモリが、前記UFSメモリの部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルを備える、メモリバスインタフェースと、
前記UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを備えるローカルキャッシュメモリと、
前記メモリバスインタフェース及び前記ローカルキャッシュメモリに結合された制御回路であって、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定し、
前記アクティブ部分の前記アクティブサイズをしきい値と比較する、
ように構成されている、制御回路と、
を備える、システムオンチップ(SoC)。
【請求項2】
前記アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することによって前記アクティブサイズを決定するように構成されている、請求項1に記載のSoC。
【請求項3】
前記しきい値が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを含む、請求項1に記載のSoC。
【請求項4】
前記制御回路が、前記アクティブサイズが前記しきい値を満たさないとき、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、前記外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行するように更に構成されている、請求項1に記載のSoC。
【請求項5】
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記外部キャッシュメモリ内の前記部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すように更に構成されている、請求項4に記載のSoC。
【請求項6】
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記部分L2Pマッピングテーブルが前記読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、前記UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行するように更に構成されている、請求項4に記載のSoC。
【請求項7】
前記制御回路が、前記アクティブサイズが前記しきい値を超えるとき、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスするように更に構成されている、請求項1に記載のSoC。
【請求項8】
前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを、前記UFSメモリ内のアドレステーブルに同期させるように更に構成されている、請求項1に記載のSoC。
【請求項9】
前記制御回路が、ホストパフォーマンスブーストが有効になっているかどうかを判定するように更に構成されている、請求項1に記載のSoC。
【請求項10】
前記アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記ローカルL2Pマッピングテーブルと前記部分L2Pマッピングテーブルとの間で、いくつのエントリが同一であるかに基づいて決定する、請求項1に記載のSoC。
【請求項11】
前記ローカルキャッシュメモリが、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を含む、請求項1に記載のSoC。
【請求項12】
外部キャッシュメモリを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースであって、前記外部キャッシュメモリが、前記UFSメモリの部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルを備える、メモリバスインタフェースと、
前記UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを備えるローカルキャッシュメモリと、
前記メモリバスインタフェース及び前記ローカルキャッシュメモリに結合された制御回路であって、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定し、
前記非アクティブ部分の前記非アクティブサイズをしきい値と比較する、
ように構成されている、制御回路と、
を備える、システムオンチップ(SoC)。
【請求項13】
前記非アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することによって前記非アクティブサイズを決定するように構成されている、請求項12に記載のSoC。
【請求項14】
前記しきい値が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを含む、請求項12に記載のSoC。
【請求項15】
前記制御回路が、前記非アクティブサイズが前記しきい値を満たさないとき、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、前記外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行するように更に構成されている、請求項12に記載のSoC。
【請求項16】
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記外部キャッシュメモリ内の前記部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すように更に構成されている、請求項15に記載のSoC。
【請求項17】
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記部分L2Pマッピングテーブルが前記読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、前記UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行するように更に構成されている、請求項15に記載のSoC。
【請求項18】
前記制御回路が、前記非アクティブサイズが前記しきい値を超えるとき、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスするように更に構成されている、請求項12に記載のSoC。
【請求項19】
前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを、前記UFSメモリ内のアドレステーブルに同期させるように更に構成されている、請求項12に記載のSoC。
【請求項20】
前記制御回路が、ホストパフォーマンスブースタが有効になっているかどうかを判定するように更に構成されている、請求項12に記載のSoC。
【請求項21】
前記非アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記部分L2Pマッピングテーブル内のいくつのエントリが前記ローカルL2Pマッピングテーブル内で見つからないかに基づいて決定する、請求項12に記載のSoC。
【請求項22】
ホストからメモリにアクセスする方法であって、
リモートメモリデバイス内の外部キャッシュメモリ内の部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルに対する、ホストに関連付けられたローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することと、
前記アクティブ部分の前記アクティブサイズをしきい値と比較することと、
を含む、方法。
【請求項23】
前記アクティブサイズを決定することが、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記アクティブサイズを比較することが、前記アクティブサイズを、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズと比較することを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記アクティブサイズが前記しきい値を満たさないとき、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、前記外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行することを更に含む、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記読み取りコマンドに対して、前記外部キャッシュメモリ内の前記部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すことを更に含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記読み取りコマンドに対して、前記部分L2Pマッピングテーブルが前記読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、前記UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行することを更に含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記アクティブサイズが前記しきい値を超えるとき、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスすることを更に含む、請求項22に記載の方法。
【請求項29】
ホストパフォーマンスブースタが有効になっているかどうかを判定することを更に含む、請求項22に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権出願
[0001] 本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2021年11月4日に出願された「SYSTEMS AND METHODS FOR FAST MEMORY ACCESS」と題する米国特許出願第17/453,572号の優先権を主張する。
【0002】
I.開示の分野
[0002] 本開示の技術は、概して、NANDフラッシュメモリに記憶されたデータにアクセスすることに関する。
【背景技術】
【0003】
II.背景技術
[0003] 現代社会において豊富なコンピューティングデバイス、より具体的には、モバイル通信デバイスは、ますます一般的になってきている。これらのモバイル通信デバイスの普及は、一部が現在そのようなデバイス上で可能になっている多くの機能によって推進されている。そのようなデバイス内の処理能力の向上は、モバイル通信デバイスが、純粋な通信ツールから、高度なモバイルエンターテインメントセンターに進化し、これにより、強化されたユーザ体験を可能にすることを意味する。ほとんどすべてのコンピューティングデバイスは、データ及び動作命令を記憶するために様々なレベルのメモリに依存する。例えば、NANDフラッシュメモリにアクセスするシステムメモリがあってもよい。NANDフラッシュメモリへのアクセスは比較的遅いので、メモリアクセスを速くするためにアドレスマッピングを容易にするプロセッサに関連付けられたキャッシュメモリがあってもよい。メモリアクセスを改善するための様々な方法があるが、一見したところ、改善されたメモリアクセスのための余地が常にある。
【発明の概要】
【0004】
[0004] 発明を実施するための形態で開示する態様は、高速メモリアクセスのためのシステム及び方法を含む。特に、本開示の例示的な態様は、例えば、外部メモリに記憶された部分論理-物理(L2P)マッピングテーブル並びにローカルメモリ(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM))に記憶されたローカルL2Pマッピングテーブルを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリ(例えば、NANDフラッシュメモリ)などの外部メモリに結合する、例えば、システムオンチップ(SoC)内の制御回路などのプロセッサを企図する。制御回路は、ローカルL2Pマッピングテーブル内のエントリの何パーセントが、非アクティブと比較してアクティブであるかを評価し得る。非アクティブの数がアクティブの数を超える場合、制御回路は、ローカルL2Pマッピングテーブルにアクセスすることなく、読み取りコマンドを送信することができる。このようにローカルメモリをスキップすることは、外部メモリ内のより最新のエントリに依存し、これは、UFSメモリへのより高速なメモリ呼出しをもたらす可能性が高く、より良好なユーザ体験をもたらす。
【0005】
[0005] この点に関して、一態様では、SoCが開示される。SoCは、外部キャッシュメモリを有するUFSメモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースを含む。外部キャッシュメモリは、UFSメモリの部分L2Pマッピングテーブルを含む。SoCはまた、UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを含むローカルキャッシュメモリを含む。SoCはまた、メモリバスインタフェース及びローカルキャッシュメモリに結合された制御回路を含む。制御回路は、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定するように構成されている。制御回路はまた、アクティブ部分のアクティブサイズをしきい値と比較する、ように構成されている。
【0006】
[0006] 別の態様では、SoCが開示される。SoCは、外部キャッシュメモリを有するUFSメモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースを含む。外部キャッシュメモリは、UFSメモリの部分L2Pマッピングテーブルを含む。SoCはまた、UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを含むローカルキャッシュメモリを含む。SoCはまた、メモリバスインタフェース及びローカルキャッシュメモリに結合された制御回路を含む。制御回路は、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定するように構成されている。制御回路はまた、非アクティブ部分の非アクティブサイズをしきい値と比較する、ように構成されている。
【0007】
[0007] 別の態様では、ホストからメモリにアクセスする方法が開示される。本方法は、リモートメモリデバイス内の外部キャッシュメモリ内の部分L2Pマッピングテーブルに対する、ホストに関連付けられたローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することを含む。方法はまた、アクティブ部分のアクティブサイズをしきい値と比較することを含む。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】[0008] ホスト及びユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリが関連付けられた従来のコンピューティングシステムのブロック図である。
図2】[0009] ホストパフォーマンスブースタ(HPB)を使用してメモリアクセス時間を改善し、本開示の例示的な態様を使用してメモリアクセス時間を更に改善することができる、UFSメモリが関連付けられた例示的なコンピューティングシステムのブロック図である。
図3】[0010] キャッシュヒット及びキャッシュミスを伴う従来のメモリアクセス時間の信号対時間図である。
図4】[0011] 本開示の例示的な態様の下でのメモリアクセスを示す、ホスト及びそれに関連付けられたUFSメモリを有するコンピューティングデバイスのブロック図である。
図5】[0012] 本開示の例示的な態様による、メモリアクセス時間の信号対時間図である。
図6】[0013] レガシー及び有効にされたデバイスで動作する本開示の例示的な態様に関連するプロセスのフローチャートである。
図7】[0014] 本開示の高速メモリアクセス態様に従って動作し得るホスト及びUFSメモリを有するコンピューティングデバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[0015] 次に、図面を参照して、本開示のいくつかの例示的な態様について説明する。「例示的(exemplary)」という語は、「例、事例、又は例示としての役割を果たすこと」を意味するために本明細書で使用される。「例示的」として本明細書で説明したいずれの態様も、必ずしも他の態様よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。
【0010】
[0016] 発明を実施するための形態で開示する態様は、高速メモリアクセスのためのシステム及び方法を含む。特に、本開示の例示的な態様は、例えば、外部メモリに記憶された部分論理-物理(L2P)マッピングテーブル並びにローカルメモリ(例えば、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM))に記憶されたローカルL2Pマッピングテーブルを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリ(例えば、NANDフラッシュメモリ)などの外部メモリに結合する、例えば、システムオンチップ(SoC)内の制御回路などのプロセッサを企図する。制御回路は、ローカルL2Pマッピングテーブル内のエントリの何パーセントが、非アクティブと比較してアクティブであるかを評価し得る。非アクティブの数がアクティブの数を超える場合、制御回路は、ローカルL2Pマッピングテーブルにアクセスすることなく、読み取りコマンドを送信することができる。このようにローカルメモリをスキップすることは、外部メモリ内のより最新のエントリに依存し、これは、UFSメモリへのより高速なメモリ呼出しをもたらす可能性が高く、より良好なユーザ体験をもたらす。
【0011】
[0017] ホスト及びUFSメモリを有するコンピューティングデバイスの簡単な概要を図1に示す。図2は、ホストパフォーマンスブースタ(HPB)が有効にされ、本開示の例示的な態様を実装することができる同様のコンピューティングデバイスを示す。図3は、キャッシュミスをもたらすメモリ呼出しが性能に悪影響を及ぼし得る状況を示しており、図4から始まってより良く示されるように、本開示の例示的な態様がどのように性能を改善し得るかを強調している。
【0012】
[0018] この点に関して、図1は、UFSコントローラ104を内部に有するシステムオンチップ(SoC)102を有するコンピューティングデバイス100を示す。SoC102は、3次元(3D)IC製造IC製造技術を使用して可能であるような異なる層上の、内部に複数の機能を有する単一の集積回路(IC)であってもよく、積層ダイのセット(例えば、フリップチップ構成)などであってもよい。SoC102は、UFSバス108によってUFSメモリ106に結合され得る。UFSメモリ106は、NANDメモリ要素110とSRAMメモリ要素112とを含み得る。NANDメモリ要素110は、内部にL2Pマッピングテーブル全体を記憶することができ、このL2Pマッピングテーブル全体は常に最新である。SRAMメモリ要素112は、最後に(及び/又は最も頻繁に)アクセスされた論理アドレスに対応するエントリを有する部分L2Pマッピングテーブルを含む外部キャッシュを含み得る。NANDメモリ要素110は、SRAMメモリ要素112と比較して、比較的遅い読み取り時間を有し得る。
【0013】
[0019] 使用時に、UFSコントローラ104は、物理アドレスを見つけるためにSRAMメモリ要素112に最初に問い合わせる読み取りコマンドを生成し得ることを理解されたい。部分L2Pマッピングテーブルが要求されたアドレスについてのL2Pマッピングを含む場合、UFSメモリ106は、SRAMメモリ要素112からL2Pマップエントリを取り出す。次に、UFSメモリ106は、NANDメモリ要素110から論理ブロックを読み取り、データをSoC102に転送する(図3の一般的なシグナリングケース300を参照)。しかしながら、部分L2Pマッピングテーブルが論理アドレスを含まない場合、UFSメモリ106は、読み取りコマンドを受信し、NANDメモリ要素110内のL2Pマッピングテーブル全体から物理アドレスを読み取る。UFSメモリ106は、SRAMメモリ要素112内の部分L2Pマッピングテーブル内のエントリを記憶する。次に、L2PマップエントリがSRAMメモリ要素112から取り出される。次に、UFSメモリ106は、NANDメモリ要素110から論理ブロックを読み取り、データをSoC102に転送する(図3の一般的なシグナリングケース310を参照)。
【0014】
[0020] 部分L2Pマッピングテーブル内にエントリがあるとき、SRAMメモリ要素112内に提供されるようなキャッシュを使用することは、NANDメモリ要素110内の論理ブロックにアクセスすることを速くし得るが、シグナリングケース310をもたらすキャッシュミスがある場合がある。NANDメモリ要素110内のL2Pマッピングテーブル全体からアドレスを取り出すための追加の時間は、ユーザ体験に悪影響を及ぼし、コンピューティングデバイス100内の特定の動作に許容できないレイテンシを追加する場合がある。
【0015】
[0021] 性能を改善するために、業界は、図3のケース320及び330を用いて図2により良く示されるように、L2Pマッピングテーブル全体をSoCに移動させるHPBの概念を採用する方向に進んでいる。この点に関して、図2は、UFSコントローラ204を内部に有するSoC202を有するコンピューティングデバイス200を示す。SoC202は、UFSバス208によってUFSメモリ206に結合され得る。UFSメモリ206は、NANDメモリ要素210とSRAMメモリ要素212とを含み得る。NANDメモリ要素210は、内部にL2Pマッピングテーブル全体を記憶することができ、このL2Pマッピングテーブル全体は常に最新である。SRAMメモリ要素212は、最後に(及び/又は最も頻繁に)アクセスされた論理アドレスに対応するエントリを有する部分L2Pマッピングテーブルを含むキャッシュを含み得る。加えて、SoC202はまた、ローカルL2Pマッピングテーブルを内部に記憶するDRAM要素214を含み得る。DRAM要素214は、キャッシュとして機能し、SoC202が物理アドレスへの即時アクセスを有することを可能にする。次いで、SoC202は、読み取りコマンドと共に物理アドレスをUFSメモリ206に送信することができる(図3の一般的なシグナリングケース320を参照)。
【0016】
[0022] しかしながら、DRAM要素214内のローカルL2Pマッピングテーブル内のエントリが古くなっているか、又は不正確である場合がある。例えば、時には、内部保守目的(例えば、リフレッシュ動作、ガベージコレクション、読み取りリクレイム、読み取りディスターブなど)のために、データをNANDメモリ要素210の別の物理領域に移動させる必要がある。そのような場合、DRAM要素214内のローカルL2Pマッピングテーブルは、NANDメモリ要素210内のL2Pマッピングテーブル全体と同期していなくてもよい。従来、HPBは、UFSメモリ206がSoC202に更新を送信することを可能にする。しかしながら、この更新は周期的であり、瞬間的ではない。したがって、同期していないアドレスに向けられた読み取り動作は、同様にキャッシュミスをもたらし得る(図3のシグナリングケース330を一般的に参照)。そのようなキャッシュミスは、ユーザ体験に悪影響を与えることがあり、及び/又はコンピューティングデバイス200に許容できないレイテンシをもたらす可能性がある。
【0017】
[0023] 図3は、シグナリングケース300、310、320、及び330の比較を提供する。シグナリングケース300は、読み取りコマンド302が発行されてUFSメモリ106に送信されることから始まり、これは304において、SRAMメモリ要素112内の部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出す。306において、部分L2Pマッピングテーブルからの論理アドレスを使用して、UFSメモリ106は、NANDメモリ要素110から論理ブロックを読み取り、データをSoC102に転送する。正確な縮尺ではないが、306のサイズは、304におけるSRAMメモリ要素112へのアクセスと比較して、NANDメモリ要素110へのアクセスの相対的な遅さを示す。
【0018】
[0024] シグナリングケース310は、コンピューティングデバイス100のキャッシュミスを示し、読み取りコマンド312が発行されてUFSメモリ106に送信されることから始まる。UFSメモリ106は、SRAMメモリ要素112を調べ、マッピングエントリを見つけず、したがって、314において、NANDメモリ要素110内のL2Pマッピングテーブル全体からエントリを読み取り、SRAMメモリ要素112内に記憶し、遅延を導入する。次に、316において、SRAMメモリ要素112からアドレスが取り出される。318において、部分L2Pマッピングテーブルからの論理アドレスを使用して、UFSメモリ106は、NANDメモリ要素110から論理ブロックを読み取り、データをSoC102に転送する。キャッシュミスによってもたらされる追加の遅延は、許容できないことが判明する可能性がある。
【0019】
[0025] シグナリングケース320は、322において、ローカルL2Pマッピングテーブルから論理アドレスを取り出すためにUFSコントローラ204がDRAM要素214にアクセスすることから始まる。次いで、324において、論理アドレスを有する読み取りコマンドがUFSメモリ206に送信される。326において、論理アドレスを使用して、UFSメモリ206は、NANDメモリ要素210から論理ブロックを読み取り、データをSoC202に転送する。このようにHPBを使用することにより、シグナリングケース310のキャッシュミスによって引き起こされる遅延が低減される。しかしながら、シグナリングケース330に示されるように、依然としてキャッシュミスがある。
【0020】
[0026] シグナリングケース330は、332において、ローカルL2Pマッピングテーブルから論理アドレスを取り出すためにUFSコントローラ204がDRAM要素214にアクセスすることから始まる。次いで、334において、論理アドレスを有する読み取りコマンドがUFSメモリ206に送信される。しかしながら、読み取りコマンドにおいて提供される論理アドレスは正しくなく、UFSデバイスは、336において、NANDメモリ要素210内のL2Pマッピングテーブル全体からL2Pエントリを読み取らなければならない。338において、L2Pマッピングテーブル全体からのアドレスを使用して、UFSメモリ206は、NANDメモリ要素210から論理ブロックを読み取り、データをSoC202に転送する。この場合も、このキャッシュミスは、許容できない遅延をもたらす可能性がある。
【0021】
[0027] 本開示の例示的な態様は、ローカルキャッシュ(例えば、DRAM)内のローカルL2Pマッピングテーブルの、どれだけが非アクティブであるかに対してどれだけがアクティブであるかを推定することによって、シグナリングケース330に示されるようなキャッシュミスが発生する確率を低減する。この推定に基づいて、SoCは、非アクティブ部分がアクティブ部分よりも小さいときにのみHPB方法論を使用する。本質的に、アクティブ部分が非アクティブ部分よりも大きいとき、SoCは、おそらくアドレスがアクティブ部分内にあり、したがって正確かつ最新である可能性が高いと判定する。逆に、非アクティブ部分がアクティブ部分よりも大きいとき、SoCは、おそらくアドレスが非アクティブ部分内にあり、正確でもなく最新でもない可能性が高く、したがって使用されるべきではないと判定する。そのような場合、外部キャッシュ(例えば、SRAM)内の部分L2Pマッピングテーブル及びその起こり得るキャッシュミスを使用する方が、HPB方法論の可能性のあるキャッシュミスを使用するよりも効率的である。
【0022】
[0028] アクティブは、HPB業界で定義された用語であり、本明細書で使用される場合、ローカルL2Pマッピングテーブル内のエントリが、部分L2Pマッピングテーブル内のエントリと同一であることを意味する。同様に、本明細書で使用される場合、非アクティブは、ローカルL2Pマッピングテーブル内のエントリが、部分L2Pマッピングテーブル内にエントリを有さないか、又は異なるエントリを有することを意味する。例示的な態様では、UFSメモリは、UFSメモリにおける保守アクティビティ(例えば、リフレッシュ動作)の後又はその間などに、アクティブ及び非アクティブアドレス又は領域をSoCに転送する際に主導的に(デバイス制御モードが開始されると仮定して)行うことができる。これらの更新に基づいて、SoCは、ローカルキャッシュ(例えば、DRAM)内のローカルL2Pマッピングテーブルに対する更新を行うことができる。
【0023】
[0029] この点に関して、図4は、UFSホストコントローラ又は制御回路404を内部に有するSoC402を含むコンピューティングデバイス400を示す。SoC402は、UFSバスであり得るメモリバス408によってUFSメモリ406に結合される。SoC402は、UFSバスインタフェースであり得るメモリバスインタフェース408Aを含み得る。同様に、UFSメモリ406は、メモリバスインタフェース408Bを含み得る。SoC402は、UFSメモリ406のためのローカルL2Pマッピングテーブル412を記憶するローカルキャッシュメモリ、例えば、DRAM410を更に含み得る。例示的な態様では、ローカルL2Pマッピングテーブル412は、論理アドレス毎に物理アドレスを有するL2Pマッピングテーブル全体である。別の例示的な態様では、ローカルL2Pマッピングテーブル412は、部分L2Pマッピングテーブルである。ローカルL2Pマッピングテーブル412を有するDRAM410の存在は、UFSメモリ406への読み取りコマンドに対してHPB方法論が可能であることを企図している。
【0024】
[0030] UFSメモリ406は、メモリコントローラ414、外部キャッシュメモリ、例えば、SRAM416、及びNANDメモリ要素418を含むことができる。NANDメモリ要素418は、内部にL2Pマッピングテーブル420全体を記憶することができ、このL2Pマッピングテーブル420全体は常に最新である。SRAM416は、最後(及び/又は最も頻繁に)アクセスされた論理アドレスに対応するエントリを有するUFSメモリ406の部分L2Pマッピングテーブル422を含む外部キャッシュであるか、又はそれを含み得る。
【0025】
[0031] 上述のように、本開示の例示的な態様は、DRAM410内のローカルL2Pマッピングテーブル412のアクティブ部分のアクティブサイズを決定することと、アクティブ部分のアクティブサイズをしきい値と比較することとを企図する。しきい値は、ローカルL2Pマッピングテーブル412の非アクティブ部分の非アクティブサイズであり得る。アクティブサイズを決定することができる様々な方法がある。例示的な態様では、回路430は、1つ又は複数のカウンタ、レジスタ、及びコンパレータを含み得る。UFSメモリ406からの更新があるとき、カウンタは各アクティブエントリをカウントし、任意選択で各非アクティブエントリをカウントする。次いで、コンパレータは、カウンタ(1つ又は複数)の値を、レジスタに記憶されたローカルL2Pマッピングテーブル412の総サイズと比較して、パーセンテージなどを決定することができる。同等に、本開示は、ローカルL2Pマッピングテーブル412の非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することと、非アクティブ部分の非アクティブサイズをしきい値と比較することとを企図する。同様に、非アクティブサイズを決定することができる様々な方法がある。
【0026】
[0032] 比較に基づいて、図5に示されるように、2つの可能性のあるシグナリングケース500及び510が生じ得る。具体的には、シグナリングケース500は、制御回路404が、例えば回路430を使用して、アクティブ部分が非アクティブ部分よりも大きいと判定したときに発生する。この判定から、制御回路404は、おそらくローカルL2Pマッピングテーブル412内の情報が正しい可能性が高いと推測し、すべての読み取りトランザクションについて、盲目的にローカルL2Pマッピングテーブル412に進む。したがって、シグナリングケース500は、アクティブ部分がしきい値を超えるという判定の後、シグナリングケース320と同様に、502において、DRAM410内のローカルL2Pマッピングテーブル412から論理アドレスを取り出すことから始まり、次いで、504において、論理アドレスを含む読み取りコマンドをUFSメモリ406に送信する。この一般的なプロセスは、図4の点線500によって示されている。次に、UFSメモリ406は、NANDメモリ要素418から論理ブロックを読み取る。次いで、506において、読み取りデータがSoC402に転送される。
【0027】
[0033] しかしながら、制御回路404が、アクティブ部分のアクティブサイズがしきい値(例えば、非アクティブ部分の非アクティブサイズ)を超えないと判定したとき、HPB方法論が存在するにもかかわらず、本開示の例示的な態様は、DRAM410内のローカルL2Pマッピングテーブル412の使用をスキップ又は省略し、シグナリングケース510を使用し得る。シグナリングケース510は、ランダム読み取りトランザクションがローカルL2Pマッピングテーブル412内に不正確なアドレスを有する可能性がおそらく高いという推測に基づいている。したがって、シグナリングケース510では、512において、制御回路404は、メモリバス408を介してUFSメモリ406に、特にSRAM416に読み取りコマンドを送信する。514において、SRAM416は、論理アドレスについて部分L2Pマッピングテーブル422をチェックする。次いで、516において、UFSメモリ406は、NANDメモリ要素418から論理ブロックを読み取り、読み取りデータはSoC402に転送される。シグナリングケース510は、シグナリングケース330のキャッシュミスを回避し、性能を改善する。
【0028】
[0034] 本開示に関連するプロセス600のより完全な説明が、図6を参照して提供される。プロセス600は、SoC402内のファイルシステムからの読み取り要求開始から始まる(ブロック602)。ホストコントローラ又は制御回路404は、コマンド検索を開始する(ブロック604)。制御回路404は、HPBが有効であるかどうかを判定することができる(ブロック606)。
【0029】
[0035] ブロック606に対する回答が否定である場合、HPBは有効にされず、プロセス600はレガシーモードに入り、メモリコントローラ414からアドレスをフェッチし(ブロック608)、これはSRAM416へのエントリを更新し(ブロック610)、生NANDメモリ要素418からデータを読み取る(ブロック612)。このパスは、可能性のあるシグナリングケース300及び310に対応することに留意されたい。
【0030】
[0036] しかしながら、ブロック606に対する回答がイエスである場合、HPBが有効にされ、プロセス600は、DRAM410内のローカルL2Pマッピングテーブル412内のアクティブ部分のアクティブサイズを決定する(ブロック614)。同様に、図示されていないが、プロセス600、特に制御回路404は、非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することができる。アクティブサイズのこの決定は、直接的に(例えば、いくつのアドレスがアクティブであるか)、又は間接的に行われ得る(例えば、いくつのアドレスが非アクティブであるかを見つけ、次いで、アドレスの総数から非アクティブアドレスの数を減算して、いくつのアドレスがアクティブであるかを決定する)。次いで、制御回路404は、アクティブサイズをしきい値と比較し得る(ブロック616)。上述したように、例示的なしきい値は、非アクティブアドレス又は非アクティブサブ領域の数である。このしきい値は、非アクティブアドレスのスケーリングされた値であってもよいことに留意されたい。例えば、アクティブサイズは非アクティブサイズの55パーセントより大きい。別の例として、アクティブアドレスの数が非アクティブアドレスの数を超える場合、非アクティブアドレスの数は事実上しきい値である。
【0031】
[0037] 比較に基づいて、プロセス600は分岐する。第1のパスにおいて、制御回路404は、DRAM410内のアクティブサイズが非アクティブサイズを超えていると判定した(ブロック618)。したがって、制御回路404は、DRAM410から、特にローカルL2Pマッピングテーブル412から物理アドレスをフェッチする(ブロック620)。物理アドレスを有する読み取りコマンドを受信すると、UFSメモリ406は、NANDメモリ要素418から生データを読み取るトランザクションを実行する(ブロック622)。
【0032】
[0038] 第2のパスにおいて、制御回路404は、DRAM410内のアクティブサイズがしきい値未満であると判定した(ブロック624)。したがって、制御回路404は、物理アドレスをSRAM416からフェッチし(ブロック626)、特に、DRAM410の代わりに部分L2Pマッピングテーブル422からフェッチする。SRAM416にエントリがない場合、プロセスは、前述のようにレガシーモードに入ることによってアドレスを保護することができる。物理アドレスが特定されると、UFSメモリ406は、NANDメモリ要素418から生データを読み取るトランザクションを実行する(ブロック622)。
【0033】
[0039] 本明細書で開示する態様による高速メモリアクセスのためのシステム及び方法は、任意のプロセッサベースのデバイス内で提供されるか、これに一体化されてもよい。例には、限定はしないが、セットトップボックス、エンターテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、固定ロケーションデータユニット、モバイルロケーションデータユニット、全地球測位システム(GPS)デバイス、モバイルフォン、セルラーフォン、スマートフォン、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、タブレット、ファブレット、サーバ、コンピュータ、ポータブルコンピュータ、モバイルコンピューティングデバイス、ウェアラブルコンピューティングデバイス(例えば、スマートウォッチ、ヘルス又はフィットネストラッカ、アイウェアなど)、デスクトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モニタ、コンピュータモニタ、テレビ、チューナー、ラジオ、衛星ラジオ、音楽プレーヤ、デジタル音楽プレーヤ、ポータブル音楽プレーヤ、デジタルビデオプレーヤ、ビデオプレーヤ、デジタルビデオディスク(DVD)プレーヤ、ポータブルデジタルビデオプレーヤ、自動車、車両部品、アビオニクスシステム、ドローン、及びマルチコプターが含まれる。
【0034】
[0040] この点に関して、図7は、図4図6に示す高速メモリアクセスプロセスを採用することができるプロセッサベースシステム700の一例を示す。UFSメモリを有するモバイル端末は、本開示の例示的な態様から恩恵を得ることが可能であるとして特に企図され得るが、本開示はそのように限定されず、NANDベースのメモリ要素を有するいかなるシステムにおいても有用であり得ることを理解されたい。
【0035】
[0041] 引き続き図7を参照すると、プロセッサベースシステム700は、UFSバス708(例えば、UFSバス408)を通して、大容量ストレージ要素706(例えば、UFSメモリ406)と通信する、アプリケーションプロセッサ704(ホストと呼ばれることがある)を含む。アプリケーションプロセッサ704は、ディスプレイシリアルインタフェース(DSI)バス712を通してディスプレイ710に、及び、カメラシリアルインタフェース(CSI)バス716を通してカメラ714に、更に接続され得る。マイクロフォン718、スピーカー720、及びオーディオコーデック722など、様々なオーディオ要素が、シリアル低電力インターチップマルチメディアバス(SLIMbus)724を通して、アプリケーションプロセッサ704に結合され得る。加えて、オーディオ要素は、SOUNDWIREバス726を通して互いに通信し得る。モデム728も、SLIMbus724及び/又はSOUNDWIREバス726に結合され得る。モデム728は、周辺構成要素相互接続(PCI)若しくはPCIエクスプレス(PCIe)バス730、及び/又はシステム電力管理インタフェース(SPMI)バス732を通して、アプリケーションプロセッサ704に更に接続され得る。
【0036】
[0042] 引き続き図7を参照すると、SPMIバス732はまた、ローカルエリアネットワーク(LAN又はWLAN)IC(LAN IC又はWLAN IC)734、電力管理集積回路(PMIC)736、コンパニオンIC(ブリッジチップと呼ばれることがある)738、及び無線周波数IC(RFIC)740に結合され得る。別個のPCIバス742及び744もまた、アプリケーションプロセッサ704をコンパニオンIC738及びWLAN IC734に結合し得ることを理解されたい。アプリケーションプロセッサ704は、センサバス748を通してセンサ746に更に接続され得る。モデム728及びRFIC740は、バス750を使用して通信し得る。
【0037】
[0043] 引き続き図7を参照すると、RFIC740は、無線周波数フロントエンド(RFFE)バス758を通して、アンテナチューナー752、スイッチ754、及び電力増幅器756など、1つ又は複数のRFFE要素に結合し得る。加えて、RFIC740は、バス762を通して、エンベロープトラッキング電源(ETPS)760に結合し得、ETPS760は、電力増幅器756と通信し得る。集合的に、RFIC740を含むRFFE要素は、RFFEシステム764であると見なされ得る。RFFEバス758は、クロックライン及びデータライン(図示せず)から形成され得ることを理解されたい。
【0038】
[0044] 本明細書において開示される態様に関連して説明された種々の例示的な論理ブロック、モジュール、回路、及びアルゴリズムが、電子ハードウェアとして、メモリ内に若しくは別のコンピュータ可読媒体内に記憶され、プロセッサ若しくは他の処理デバイスによって実行される命令として、又は両方の組み合わせとして実装される場合があることは、当業者には更に理解されよう。本明細書で説明されているマスタデバイス、及び追従デバイスは、例として、あらゆる回路、ハードウェア構成要素、IC、又はICチップで用いられ得る。本明細書で開示するメモリは、任意のタイプ及びサイズのメモリであってもよく、所望の任意のタイプの情報を記憶するように構成されてもよい。この互換性について明確に説明するために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明してきた。そのような機能がどのように実装されるかは、特定の適用例、設計上の選択、及び/又はシステム全体に課される設計制約によって決まる。当業者は、説明する機能を特定の用途毎に様々な方法で実装し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
【0039】
[0045] 本明細書で開示する態様に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタ論理、ディスクリートハードウェア構成要素、又は本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組み合わせを用いて実装又は実行され得る。プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、代替としてプロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ(例えば、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つ又は複数のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成)として実装されてもよい。
【0040】
[0046] 本明細書で開示する態様は、ハードウェアにおいて具現化されてもよい、及びハードウェア内に記憶され、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的プログラマブルROM(EPROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当技術分野において知られている任意の他の形態のコンピュータ可読媒体の中に存在し得る命令において具現化されてもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ること及び記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体化され得る。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICの中に存在してもよい。ASICは、リモート局の中に存在してもよい。代替として、プロセッサ及び記憶媒体は、ディスクリート構成要素として、リモート局、基地局、又はサーバの中に存在してもよい。
【0041】
[0047] 本明細書の例示的な態様のいずれかで説明した動作ステップが、例及び説明を提供するために記載されていることにも留意されたい。説明する動作は、図示の順序以外の多数の異なる順序において実施され得る。更に、単一の動作ステップにおいて記載した動作は、実際にはいくつかの異なるステップにおいて実施され得る。加えて、例示的な態様において説明された1つ又は複数の動作ステップは組み合わせられる場合がある。当業者には容易に明らかになるように、フローチャート図に示される動作ステップには多数の異なる変更がなされる場合があることを理解されたい。当業者であれば、様々な異なる技術及び技法のいずれかを使用して情報及び信号が表され得ることも理解するであろう。例えば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場若しくは磁性粒子、光場若しくは光学粒子、又はそれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0042】
[0048] 本開示の上記の説明は、あらゆる当業者が本開示を作成又は使用することが可能となるように提供される。本開示に対する様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般原理は他の例に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明する例及び設計に限定することを意図するものでなく、本明細書で開示する原理及び新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【0043】
[0049] 以下の番号付きの条項において、実装例について説明する。
1.
外部キャッシュメモリを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースであって、外部キャッシュメモリが、UFSメモリのローカル論理-物理(L2P)マッピングテーブルを備える、メモリバスインタフェースと、
UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを備えるローカルキャッシュメモリと、
メモリバスインタフェース及びローカルキャッシュメモリに結合された制御回路であって、
ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定し、
アクティブ部分のアクティブサイズをしきい値と比較する、
ように構成されている、制御回路と、
を備える、システムオンチップ(SoC)。
2. アクティブサイズを決定するように構成された制御回路が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することによってアクティブサイズを決定するように構成されている、条項1に記載のSoC。
3. しきい値が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを含む、条項1又は2に記載のSoC。
4. 制御回路が、アクティブサイズがしきい値を満たさないとき、
ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行するように更に構成されている、条項1~3に記載のSoC。
5. 制御回路が、読み取りコマンドに対して、外部キャッシュメモリ内の部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すように更に構成されている、条項4に記載のSoC。
6. 制御回路が、読み取りコマンドに対して、部分L2Pマッピングテーブルが読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行するように更に構成されている、条項4又は5に記載のSoC。
7. 制御回路が、アクティブサイズがしきい値を超えるとき、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスするように更に構成されている、条項1~6のいずれかに記載のSoC。
8. 制御回路が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルを、UFSメモリ内のアドレステーブルに同期させるように更に構成されている、条項1~7のいずれかに記載のSoC。
9. 制御回路が、ホストパフォーマンスブーストが有効になっているかどうかを判定するように更に構成されている、条項1~8のいずれかに記載のSoC。
10. アクティブサイズを決定するように構成された制御回路が、ローカルL2Pマッピングテーブルと部分L2Pマッピングテーブルとの間で、いくつのエントリが同一であるかに基づいて決定する、条項1~9のいずれかに記載のSoC。
11. ローカルキャッシュメモリが、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を含む、条項1~10のいずれかに記載のSoC。
12.
外部キャッシュメモリを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースであって、外部キャッシュメモリが、UFSメモリの部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルを備える、メモリバスインタフェースと、
UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを備えるローカルキャッシュメモリと、
メモリバスインタフェース及びローカルキャッシュメモリに結合された制御回路であって、
ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定し、
非アクティブ部分の非アクティブサイズをしきい値と比較する、
ように構成されている、制御回路と、
を備える、システムオンチップ(SoC)。
13. 非アクティブサイズを決定するように構成された制御回路が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することによって非アクティブサイズを決定するように構成されている、条項12に記載のSoC。
14. しきい値が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを含む、条項12又は13に記載のSoC。
15. 制御回路が、非アクティブサイズがしきい値を満たさないとき、
ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行するように更に構成されている、条項12~14のいずれかに記載のSoC。
16. 制御回路が、読み取りコマンドに対して、外部キャッシュメモリ内の部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すように更に構成されている、条項15に記載のSoC。
17. 制御回路が、読み取りコマンドに対して、部分L2Pマッピングテーブルが読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行するように更に構成されている、条項15に記載のSoC。
18. 制御回路が、非アクティブサイズがしきい値を超えるとき、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスするように更に構成されている、条項12~17のいずれかに記載のSoC。
19. 制御回路が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルを、UFSメモリ内のアドレステーブルに同期させるように更に構成されている、条項12~18のいずれかに記載のSoC。
20. 制御回路が、ホストパフォーマンスブースタが有効になっているかどうかを判定するように更に構成されている、条項12~19のいずれかに記載のSoC。
21. 非アクティブサイズを決定するように構成された制御回路が、部分L2Pマッピングテーブル内のいくつのエントリがローカルL2Pマッピングテーブル内で見つからないかに基づいて決定する、条項12~20のいずれかに記載のSoC。
22. ホストからメモリにアクセスする方法であって、
リモートメモリデバイス内の外部キャッシュメモリ内の部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルに対する、ホストに関連付けられたローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することと、
アクティブ部分のアクティブサイズをしきい値と比較することと、
を含む、方法。
23. アクティブサイズを決定することが、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することを含む、条項22に記載の方法。
24. アクティブサイズを比較することが、アクティブサイズを、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズと比較することを含む、条項22又は23に記載の方法。
25. アクティブサイズがしきい値を満たさないとき、
ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行することを更に含む、条項22~24のいずれかに記載の方法。
26. 読み取りコマンドに対して、外部キャッシュメモリ内の部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すことを更に含む、条項25に記載の方法。
27. 読み取りコマンドに対して、部分L2Pマッピングテーブルが読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行することを更に含む、条項25又は26に記載の方法。
28. アクティブサイズがしきい値を超えるとき、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスすることを更に含む、条項22~27のいずれかに記載の方法。
29. ホストパフォーマンスブースタが有効になっているかどうかを判定することを更に含む、条項22~28のいずれかに記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2024-04-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部キャッシュメモリを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースであって、前記外部キャッシュメモリが、前記UFSメモリの部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルを備える、メモリバスインタフェースと、
前記UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを備えるローカルキャッシュメモリと、
前記メモリバスインタフェース及び前記ローカルキャッシュメモリに結合された制御回路であって、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定し、
前記アクティブ部分の前記アクティブサイズをしきい値と比較する、
ように構成されている、制御回路と、
を備える、システムオンチップ(SoC)。
【請求項2】
前記アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することによって前記アクティブサイズを決定するように構成されている、請求項1に記載のSoC。
【請求項3】
前記しきい値が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを含む、請求項1に記載のSoC。
【請求項4】
前記制御回路が、前記アクティブサイズが前記しきい値を満たさないとき、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、前記外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行するように更に構成されている、請求項1に記載のSoC。
【請求項5】
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記外部キャッシュメモリ内の前記部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すように更に構成されている、請求項4に記載のSoC。
【請求項6】
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記部分L2Pマッピングテーブルが前記読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、前記UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行するように更に構成されている、請求項4に記載のSoC。
【請求項7】
前記制御回路が、前記アクティブサイズが前記しきい値を超えるとき、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスするように更に構成されている、請求項1に記載のSoC。
【請求項8】
前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを、前記UFSメモリ内のアドレステーブルに同期させるように更に構成されている、請求項1に記載のSoC。
【請求項9】
前記制御回路が、ホストパフォーマンスブーストが有効になっているかどうかを判定するように更に構成されている、請求項1に記載のSoC。
【請求項10】
前記アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記ローカルL2Pマッピングテーブルと前記部分L2Pマッピングテーブルとの間で、いくつのエントリが同一であるかに基づいて決定する、請求項1に記載のSoC。
【請求項11】
前記ローカルキャッシュメモリが、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を含む、請求項1に記載のSoC。
【請求項12】
外部キャッシュメモリを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースであって、前記外部キャッシュメモリが、前記UFSメモリの部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルを備える、メモリバスインタフェースと、
前記UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを備えるローカルキャッシュメモリと、
前記メモリバスインタフェース及び前記ローカルキャッシュメモリに結合された制御回路であって、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定し、
前記非アクティブ部分の前記非アクティブサイズをしきい値と比較する、
ように構成されている、制御回路と、
を備える、システムオンチップ(SoC)。
【請求項13】
前記非アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することによって前記非アクティブサイズを決定するように構成されている、請求項12に記載のSoC。
【請求項14】
前記しきい値が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを含む、請求項12に記載のSoC。
【請求項15】
前記制御回路が、前記非アクティブサイズが前記しきい値を満たさないとき、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、前記外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行するように更に構成されている、請求項12に記載のSoC。
【請求項16】
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記外部キャッシュメモリ内の前記部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すように更に構成されている、請求項15に記載のSoC。
【請求項17】
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、
前記部分L2Pマッピングテーブルが前記読み取りコマンド内の論理アドレス対するエントリを有さないとき、前記UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行するように更に構成されている、請求項15に記載のSoC。
【請求項18】
前記制御回路が、前記非アクティブサイズが前記しきい値を超えるとき、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスするように更に構成されている、請求項12に記載のSoC。
【請求項19】
前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを、前記UFSメモリ内のアドレステーブルに同期させるように更に構成されている、請求項12に記載のSoC。
【請求項20】
前記制御回路が、ホストパフォーマンスブースタが有効になっているかどうかを判定するように更に構成されている、請求項12に記載のSoC。
【請求項21】
前記非アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記部分L2Pマッピングテーブル内のいくつのエントリが前記ローカルL2Pマッピングテーブル内で見つからないかに基づいて決定する、請求項12に記載のSoC。
【請求項22】
ホストからメモリにアクセスする方法であって、
リモートメモリデバイス内の外部キャッシュメモリ内の部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルに対する、ホストに関連付けられたローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することと、
前記アクティブ部分の前記アクティブサイズをしきい値と比較することと、
を含む、方法。
【請求項23】
前記アクティブサイズを決定することが、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することを含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記アクティブサイズを比較することが、前記アクティブサイズを、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズと比較することを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記アクティブサイズが前記しきい値を満たさないとき、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、前記外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行することを更に含む、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記読み取りコマンドに対して、前記外部キャッシュメモリ内の前記部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すことを更に含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記読み取りコマンドに対して、
前記部分L2Pマッピングテーブルが前記読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、前記UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行することを更に含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記アクティブサイズが前記しきい値を超えるとき、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスすることを更に含む、請求項22に記載の方法。
【請求項29】
ホストパフォーマンスブースタが有効になっているかどうかを判定することを更に含む、請求項22に記載の方法。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0043】
[0049] 以下の番号付きの条項において、実装例について説明する。
1.
外部キャッシュメモリを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースであって、外部キャッシュメモリが、UFSメモリのローカル論理-物理(L2P)マッピングテーブルを備える、メモリバスインタフェースと、
UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを備えるローカルキャッシュメモリと、
メモリバスインタフェース及びローカルキャッシュメモリに結合された制御回路であって、
ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定し、
アクティブ部分のアクティブサイズをしきい値と比較する、
ように構成されている、制御回路と、
を備える、システムオンチップ(SoC)。
2. アクティブサイズを決定するように構成された制御回路が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することによってアクティブサイズを決定するように構成されている、条項1に記載のSoC。
3. しきい値が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを含む、条項1又は2に記載のSoC。
4. 制御回路が、アクティブサイズがしきい値を満たさないとき、
ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行するように更に構成されている、条項1~3に記載のSoC。
5. 制御回路が、読み取りコマンドに対して、外部キャッシュメモリ内の部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すように更に構成されている、条項4に記載のSoC。
6. 制御回路が、読み取りコマンドに対して、部分L2Pマッピングテーブルが読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行するように更に構成されている、条項4又は5に記載のSoC。
7. 制御回路が、アクティブサイズがしきい値を超えるとき、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスするように更に構成されている、条項1~6のいずれかに記載のSoC。
8. 制御回路が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルを、UFSメモリ内のアドレステーブルに同期させるように更に構成されている、条項1~7のいずれかに記載のSoC。
9. 制御回路が、ホストパフォーマンスブーストが有効になっているかどうかを判定するように更に構成されている、条項1~8のいずれかに記載のSoC。
10. アクティブサイズを決定するように構成された制御回路が、ローカルL2Pマッピングテーブルと部分L2Pマッピングテーブルとの間で、いくつのエントリが同一であるかに基づいて決定する、条項1~9のいずれかに記載のSoC。
11. ローカルキャッシュメモリが、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を含む、条項1~10のいずれかに記載のSoC。
12.
外部キャッシュメモリを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースであって、外部キャッシュメモリが、UFSメモリの部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルを備える、メモリバスインタフェースと、
UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを備えるローカルキャッシュメモリと、
メモリバスインタフェース及びローカルキャッシュメモリに結合された制御回路であって、
ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定し、
非アクティブ部分の非アクティブサイズをしきい値と比較する、
ように構成されている、制御回路と、
を備える、システムオンチップ(SoC)。
13. 非アクティブサイズを決定するように構成された制御回路が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することによって非アクティブサイズを決定するように構成されている、条項12に記載のSoC。
14. しきい値が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを含む、条項12又は13に記載のSoC。
15. 制御回路が、非アクティブサイズがしきい値を満たさないとき、
ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行するように更に構成されている、条項12~14のいずれかに記載のSoC。
16. 制御回路が、読み取りコマンドに対して、外部キャッシュメモリ内の部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すように更に構成されている、条項15に記載のSoC。
17. 制御回路が、読み取りコマンドに対して、部分L2Pマッピングテーブルが読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行するように更に構成されている、条項15に記載のSoC。
18. 制御回路が、非アクティブサイズがしきい値を超えるとき、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスするように更に構成されている、条項12~17のいずれかに記載のSoC。
19. 制御回路が、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルを、UFSメモリ内のアドレステーブルに同期させるように更に構成されている、条項12~18のいずれかに記載のSoC。
20. 制御回路が、ホストパフォーマンスブースタが有効になっているかどうかを判定するように更に構成されている、条項12~19のいずれかに記載のSoC。
21. 非アクティブサイズを決定するように構成された制御回路が、部分L2Pマッピングテーブル内のいくつのエントリがローカルL2Pマッピングテーブル内で見つからないかに基づいて決定する、条項12~20のいずれかに記載のSoC。
22. ホストからメモリにアクセスする方法であって、
リモートメモリデバイス内の外部キャッシュメモリ内の部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルに対する、ホストに関連付けられたローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することと、
アクティブ部分のアクティブサイズをしきい値と比較することと、
を含む、方法。
23. アクティブサイズを決定することが、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することを含む、条項22に記載の方法。
24. アクティブサイズを比較することが、アクティブサイズを、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズと比較することを含む、条項22又は23に記載の方法。
25. アクティブサイズがしきい値を満たさないとき、
ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行することを更に含む、条項22~24のいずれかに記載の方法。
26. 読み取りコマンドに対して、外部キャッシュメモリ内の部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すことを更に含む、条項25に記載の方法。
27. 読み取りコマンドに対して、部分L2Pマッピングテーブルが読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行することを更に含む、条項25又は26に記載の方法。
28. アクティブサイズがしきい値を超えるとき、ローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスすることを更に含む、条項22~27のいずれかに記載の方法。
29. ホストパフォーマンスブースタが有効になっているかどうかを判定することを更に含む、条項22~28のいずれかに記載の方法。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
外部キャッシュメモリを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースであって、前記外部キャッシュメモリが、前記UFSメモリの部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルを備える、メモリバスインタフェースと、
前記UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを備えるローカルキャッシュメモリと、
前記メモリバスインタフェース及び前記ローカルキャッシュメモリに結合された制御回路であって、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定し、
前記アクティブ部分の前記アクティブサイズをしきい値と比較する、
ように構成されている、制御回路と、
を備える、システムオンチップ(SoC)。
[C2]
前記アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することによって前記アクティブサイズを決定するように構成されている、C1に記載のSoC。
[C3]
前記しきい値が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを含む、C1に記載のSoC。
[C4]
前記制御回路が、前記アクティブサイズが前記しきい値を満たさないとき、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、前記外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行するように更に構成されている、C1に記載のSoC。
[C5]
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記外部キャッシュメモリ内の前記部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すように更に構成されている、C4に記載のSoC。
[C6]
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記部分L2Pマッピングテーブルが前記読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、前記UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行するように更に構成されている、C4に記載のSoC。
[C7]
前記制御回路が、前記アクティブサイズが前記しきい値を超えるとき、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスするように更に構成されている、C1に記載のSoC。
[C8]
前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを、前記UFSメモリ内のアドレステーブルに同期させるように更に構成されている、C1に記載のSoC。
[C9]
前記制御回路が、ホストパフォーマンスブーストが有効になっているかどうかを判定するように更に構成されている、C1に記載のSoC。
[C10]
前記アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記ローカルL2Pマッピングテーブルと前記部分L2Pマッピングテーブルとの間で、いくつのエントリが同一であるかに基づいて決定する、C1に記載のSoC。
[C11]
前記ローカルキャッシュメモリが、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)を含む、C1に記載のSoC。
[C12]
外部キャッシュメモリを有するユニバーサルフラッシュストレージ(UFS)メモリに結合するように構成されたメモリバスインタフェースであって、前記外部キャッシュメモリが、前記UFSメモリの部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルを備える、メモリバスインタフェースと、
前記UFSメモリのローカルL2Pマッピングテーブルを備えるローカルキャッシュメモリと、
前記メモリバスインタフェース及び前記ローカルキャッシュメモリに結合された制御回路であって、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定し、
前記非アクティブ部分の前記非アクティブサイズをしきい値と比較する、
ように構成されている、制御回路と、
を備える、システムオンチップ(SoC)。
[C13]
前記非アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することによって前記非アクティブサイズを決定するように構成されている、C12に記載のSoC。
[C14]
前記しきい値が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを含む、C12に記載のSoC。
[C15]
前記制御回路が、前記非アクティブサイズが前記しきい値を満たさないとき、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、前記外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行するように更に構成されている、C12に記載のSoC。
[C16]
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記外部キャッシュメモリ内の前記部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すように更に構成されている、C15に記載のSoC。
[C17]
前記制御回路が、前記読み取りコマンドに対して、前記部分L2Pマッピングテーブルが前記読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、前記UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行するように更に構成されている、C15に記載のSoC。
[C18]
前記制御回路が、前記非アクティブサイズが前記しきい値を超えるとき、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスするように更に構成されている、C12に記載のSoC。
[C19]
前記制御回路が、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを、前記UFSメモリ内のアドレステーブルに同期させるように更に構成されている、C12に記載のSoC。
[C20]
前記制御回路が、ホストパフォーマンスブースタが有効になっているかどうかを判定するように更に構成されている、C12に記載のSoC。
[C21]
前記非アクティブサイズを決定するように構成された前記制御回路が、前記部分L2Pマッピングテーブル内のいくつのエントリが前記ローカルL2Pマッピングテーブル内で見つからないかに基づいて決定する、C12に記載のSoC。
[C22]
ホストからメモリにアクセスする方法であって、
リモートメモリデバイス内の外部キャッシュメモリ内の部分論理-物理(L2P)マッピングテーブルに対する、ホストに関連付けられたローカルキャッシュメモリ内のローカルL2Pマッピングテーブルのアクティブ部分のアクティブサイズを決定することと、
前記アクティブ部分の前記アクティブサイズをしきい値と比較することと、
を含む、方法。
[C23]
前記アクティブサイズを決定することが、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズを決定することを含む、C22に記載の方法。
[C24]
前記アクティブサイズを比較することが、前記アクティブサイズを、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルの非アクティブ部分の非アクティブサイズと比較することを含む、C22に記載の方法。
[C25]
前記アクティブサイズが前記しきい値を満たさないとき、
前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブルを参照せずに、前記外部キャッシュメモリに読み取りコマンドを送信することによって、読み取りの呼出しを実行することを更に含む、C22に記載の方法。
[C26]
前記読み取りコマンドに対して、前記外部キャッシュメモリ内の前記部分L2PマッピングテーブルからL2Pマップエントリを取り出すことを更に含む、C25に記載の方法。
[C27]
前記読み取りコマンドに対して、前記部分L2Pマッピングテーブルが前記読み取りコマンド内の論理アドレスに対するエントリを有さないとき、前記UFSメモリ内のNANDメモリ要素に直接呼出しを発行することを更に含む、C25に記載の方法。
[C28]
前記アクティブサイズが前記しきい値を超えるとき、前記ローカルキャッシュメモリ内の前記ローカルL2Pマッピングテーブル内のアドレスにアクセスすることを更に含む、C22に記載の方法。
[C29]
ホストパフォーマンスブースタが有効になっているかどうかを判定することを更に含む、C22に記載の方法。
【国際調査報告】