(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】マルチリンク接続の確立方法、装置、デバイスおよび媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 76/15 20180101AFI20241018BHJP
H04W 72/0457 20230101ALI20241018BHJP
H04W 8/26 20090101ALI20241018BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20241018BHJP
【FI】
H04W76/15
H04W72/0457 110
H04W8/26 110
H04W84/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524660
(86)(22)【出願日】2021-10-27
(85)【翻訳文提出日】2024-04-24
(86)【国際出願番号】 CN2021126848
(87)【国際公開番号】W WO2023070411
(87)【国際公開日】2023-05-04
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】シュー ヤンチャオ
(72)【発明者】
【氏名】ユー チン-ファ
(72)【発明者】
【氏名】ワン ロン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA34
5K067DD11
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE22
(57)【要約】
【課題】通信技術の分野に関するマルチリンク接続の確立方法、装置、デバイスおよび媒体である。
【解決手段】前記方法は、アクセスポイントマルチリンクデバイスによって実行され、前記方法は、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを受信し、各前記接続要求フレームは、1組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスをそれぞれ含み、前記1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含むことと、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信することと、を含む。当該方法、装置、デバイス及び媒体は、アクセスポイントマルチリンクデバイスがリンクMACアドレスを区別できないという問題を回避することができる。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセスポイントマルチリンクデバイスによって実行され、
少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを受信し、各前記接続要求フレームは、1組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスをそれぞれ含み、前記1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含むことと、
前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信することと、
を含む、
ことを特徴とするマルチリンク接続の確立方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスは、第1のステーションマルチリンクデバイスを含み、前記第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームは、第1の組のリンクMACアドレスを含み、
前記、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信することは、
前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することを含み、前記第2の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信することを含む。
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第2の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスは、第1のステーションマルチリンクデバイスと残りのステーションマルチリンクデバイスとを含み、前記第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームは、第1の組のリンクMACアドレスを含み、前記残りのステーションマルチリンクデバイスから送信された少なくとも1つの接続要求フレームには、共に第3の組のリンクMACアドレスを含み、
前記、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信することは、
前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することを含み、
ここで、前記第4の組のリンクは、第2の組のリンクMACアドレスと前記第3の組のリンクMACアドレスを含み、前記第2の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信することは、
前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第4の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信することを含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項16】
前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、
または、前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、
ここで、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続失敗を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される、
ことを特徴とする請求項3、7、8、10、14、15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記デバイスレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
接続に失敗したリンクの前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイス接続の成功を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用されることを特徴とする請求項4から6、11から13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記接続要求フレームは、ステーションマルチリンクデバイスのステーションマルチリンクデバイスMACアドレスをさらに含み、
前記方法は、もう接続されたデバイスMACアドレスに、前記ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在しない場合、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信するステップを実行することをさらに含み、
ここで、前記もう接続されたデバイスMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのデバイスMACアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
第1のステーションマルチリンクデバイスによって実行され、
アクセスポイントマルチリンクデバイスに接続要求フレームを送信し、前記接続要求フレームは、第1の組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスを含み、前記第1の組のリンクMACアドレスは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含むことと、
前記アクセスポイントマルチリンクデバイスから送信された接続応答フレームを受信し、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信されることと、
を含む、
ことを特徴とするマルチリンク接続の確立方法。
【請求項22】
前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて送信され、前記第2の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含むことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項25】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項26】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項27】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項28】
前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第2の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示すことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項29】
前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて送信され、
ここで、前記第4の組のリンクは、第2の組のリンクMACアドレスと第3の組のリンクMACアドレスを含み、前記第2の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含み、前記第3の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスによって受信される残りのステーションマルチリンクデバイスの接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項30】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す、
ことを特徴とする請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項29に記載の方法。
【請求項32】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項29に記載の方法。
【請求項33】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項29に記載の方法。
【請求項34】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す、
ことを特徴とする請求項29に記載の方法。
【請求項35】
前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第4の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す、
ことを特徴とする請求項29に記載の方法。
【請求項36】
前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、
または、前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、
ここで、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続失敗を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される、
ことを特徴とする請求項23、27、28、30、34、35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
前記デバイスレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項38】
接続に失敗したリンクの前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることを特徴とする請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイス接続の成功を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用されることを特徴とする請求項24から26、31から33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
前記接続要求フレームは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスのステーションマルチリンクデバイスMACアドレスをさらに含み、
前記接続応答フレームは、もう接続されたデバイスMACアドレスに、前記ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在しない場合、前記第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信され、
ここで、前記もう接続されたデバイスMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのデバイスMACアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項21から35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項41】
第1の受信モジュールと第1の送信モジュールとを含み、
前記第1の受信モジュールは、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを受信するために使用され、各前記接続要求フレームは、1組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスをそれぞれ含み、前記1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とするマルチリンク接続の確立装置。
【請求項42】
前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスは、第1のステーションマルチリンクデバイスを含み、前記第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームは、第1の組のリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信するために使用され、前記第2の組のリンクMACアドレスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項41に記載の装置。
【請求項43】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記接続要求フレームを送信するリンクであり、
前記第1の送信モジュールは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とする請求項42に記載の装置。
【請求項44】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とする請求項42に記載の装置。
【請求項45】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とする請求項42に記載の装置。
【請求項46】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とする請求項42に記載の装置。
【請求項47】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とする請求項42に記載の装置。
【請求項48】
前記第1の送信モジュールは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第2の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用されることを特徴とする請求項42に記載の装置。
【請求項49】
前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスは、第1のステーションマルチリンクデバイスと残りのステーションマルチリンクデバイスとを含み、前記第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームは、第1の組のリンクMACアドレスを含み、前記残りのステーションマルチリンクデバイスから送信された少なくとも1つの接続要求フレームには、共に第3の組のリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信するために使用され、
ここで、前記第4の組のリンクは、第2の組のリンクMACアドレスと前記第3の組のリンクMACアドレスを含み、前記第2の組のリンクMACアドレスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項41に記載の装置。
【請求項50】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、
前記第1の送信モジュールは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項51】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項52】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項53】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項54】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記第1の送信モジュールは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項55】
前記第1の送信モジュールは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第4の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用されることを特徴とする請求項49に記載の装置。
【請求項56】
前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、
または、前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、
ここで、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続失敗を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される、
ことを特徴とする請求項43、47、48、50、54、55のいずれか1項に記載の装置。
【請求項57】
前記デバイスレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることを特徴とする請求項56に記載の装置。
【請求項58】
接続に失敗したリンクの前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることを特徴とする請求項56に記載の装置。
【請求項59】
前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイス接続の成功を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用されることを特徴とする請求項44から46、51から53のいずれか1項に記載の装置。
【請求項60】
前記接続要求フレームは、ステーションマルチリンクデバイスのステーションマルチリンクデバイスMACアドレスをさらに含み、
前記第1の送信モジュールは、もう接続されたデバイスMACアドレスに、前記ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在しない場合、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信するステップを実行するために使用され、
ここで、前記もう接続されたデバイスMACアドレスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのデバイスMACアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項41から55のいずれか1項に記載の装置。
【請求項61】
第2の送信モジュールと第2の受信モジュールとを含み、
前記第2の送信モジュールは、アクセスポイントマルチリンクデバイスに接続要求フレームを送信するために使用され、前記接続要求フレームは、第1の組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスを含み、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含み、
前記第2の受信モジュールは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスから送信された接続応答フレームを受信するために使用され、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信される、
ことを特徴とするマルチリンク接続の確立装置。
【請求項62】
前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて送信され、前記第2の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含むことを特徴とする請求項61に記載の装置。
【請求項63】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す、
ことを特徴とする請求項62に記載の装置。
【請求項64】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項62に記載の装置。
【請求項65】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項62に記載の装置。
【請求項66】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項62に記載の装置。
【請求項67】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す、
ことを特徴とする請求項62に記載の装置。
【請求項68】
前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第2の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示すことを特徴とする請求項62に記載の装置。
【請求項69】
前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて送信され、
ここで、前記第4の組のリンクは、第2の組のリンクMACアドレスと第3の組のリンクMACアドレスを含み、前記第2の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含み、前記第3の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスによって受信される残りのステーションマルチリンクデバイスの接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項61に記載の装置。
【請求項70】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す、
ことを特徴とする請求項69に記載の装置。
【請求項71】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項69に記載の装置。
【請求項72】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項69に記載の装置。
【請求項73】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す、
ことを特徴とする請求項69に記載の装置。
【請求項74】
前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す、
ことを特徴とする請求項69に記載の装置。
【請求項75】
前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第4の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示すことを特徴とする請求項69に記載の装置。
【請求項76】
前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、
または、前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、
ここで、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続失敗を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される、
ことを特徴とする請求項63、67、68、70、74、75のいずれか1項に記載の装置。
【請求項77】
前記デバイスレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることを特徴とする請求項76に記載の装置。
【請求項78】
接続に失敗したリンクの前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることを特徴とする請求項76に記載の装置。
【請求項79】
前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイス接続の成功を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用されることを特徴とする請求項64から66、71から73のいずれか1項に記載の装置。
【請求項80】
前記接続要求フレームは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスのステーションマルチリンクデバイスMACアドレスをさらに含み、
前記接続応答フレームは、もう接続されたデバイスMACアドレスに、前記ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在しない場合、前記第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信され、
ここで、前記もう接続されたデバイスMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのデバイスMACアドレスを含む、
ことを特徴とする請求項61から75のいずれか1項に記載の装置。
【請求項81】
プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバとを含み、
前記トランシーバは、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを受信するために使用され、各前記接続要求フレームは、1組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスをそれぞれ含み、前記1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含み、
前記トランシーバは、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信するために使用される、
ことを特徴とするマルチリンクデバイス。
【請求項82】
プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバとを含み、
前記トランシーバは、アクセスポイントマルチリンクデバイスに接続要求フレームを送信するために使用され、前記接続要求フレームは、第1の組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスを含み、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含み、
前記トランシーバは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスから送信された接続応答フレームを受信するために使用され、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信される、
ことを特徴とするマルチリンクデバイス。
【請求項83】
請求項1から40のいずれか1項に記載のマルチリンク接続の確立方法を実現するように、プロセッサによって実行されるコンピュータプログラムが記憶されることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項84】
プログラム可能な論理回路および/またはプログラム命令を含み、動作する場合、請求項1から40のいずれか1項に記載のマルチリンク接続の確立方法を実現することを特徴とするチップ。
【請求項85】
コンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、プロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み出して実行することにより、請求項1から40のいずれか1項に記載のマルチリンク接続の確立方法を実現することを特徴とするコンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は、通信技術の分野に関し、特にマルチリンク接続の確立方法、装置、デバイスおよび媒体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers、電気電子学会)802.11beでは、マルチリンク(Multiple Links)をサポートできる機能が定義されている。IEEE 802.11における通信の両端に対する定義に従って、ステーション(Station、STA)マルチリンクデバイス(Multi-Link Device、MLD)とアクセスポイント(Access Point、AP)MLDとの間に複数のリンクが確立され、STA MLDとAP MLDは、高スループット、低遅延などの利点を達成するために、マルチリンクの利点を利用して、複数のリンクでデータの送受信を行うことができる。
【0003】
STA MLDは、1つのMLD MAC Address(マルチリンクデバイスMACアドレス)を有し、STA MLDの各リンクは、独立したLink MAC Address(リンクMACアドレス)を有する。STA MLDとAP MLDがMulti-Link Setup(マルチリンク確立)を行う場合、AP MLDはSTA MLDのMLD MAC Addressに基づいてSTA MLDとの接続を確立する。
【0004】
AP MLDはSTA MLDのMLD MAC Addressに基づいてSTA MLDを識別するため、異なるSTA MLDのそれぞれのあるリンク上のLink/WM MAC Address(リンク/無線媒体MACアドレス)が同じである場合、AP MLDは、受信した情報がどのSTA MLDからのものであるかを区別できない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例は、アクセスポイントマルチリンクデバイスがリンクMACアドレスを区別できないという問題を回避することができるマルチリンク接続の確立方法、装置、デバイスおよび媒体に関する。
【0006】
本願の実施例の一態様によれば、マルチリンク接続の確立方法に関し、前記方法は、アクセスポイントマルチリンクデバイスによって実行され、前記方法は、
【0007】
少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを受信し、各前記接続要求フレームは、1組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスをそれぞれ含み、前記1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含むことと、
【0008】
前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信することと、
を含む。
【0009】
本願の実施例の一態様によれば、マルチリンク接続の確立方法に関し、前記方法は、第1のステーションマルチリンクデバイスによって実行され、前記方法は、
【0010】
アクセスポイントマルチリンクデバイスに接続要求フレームを送信し、前記接続要求フレームは、第1の組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスを含み、前記第1の組のリンクMACアドレスは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含むことと、
【0011】
前記アクセスポイントマルチリンクデバイスから送信された接続応答フレームを受信し、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信されることと、
を含む。
【0012】
本願の実施例の一態様によれば、マルチリンク接続の確立装置に関し、前記装置は、
【0013】
第1の受信モジュールと第1の送信モジュールとを含み、
前記第1の受信モジュールは、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを受信するために使用され、各前記接続要求フレームは、1組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスをそれぞれ含み、前記1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含み、
【0014】
前記第1の送信モジュールは、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信するために使用される。
【0015】
本願の実施例の一態様によれば、マルチリンク接続の確立装置に関し、前記装置は、
【0016】
第2の送信モジュールと第2の受信モジュールとを含み、
前記第2の送信モジュールは、アクセスポイントマルチリンクデバイスに接続要求フレームを送信するために使用され、前記接続要求フレームは、第1の組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスを含み、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含み、
【0017】
前記第2の受信モジュールは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスから送信された接続応答フレームを受信するために使用され、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信される。
【0018】
本願の実施例の一態様によれば、マルチリンクデバイスを提供し、前記マルチリンクデバイスは、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバとを含み、
【0019】
前記トランシーバは、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを受信するために使用され、各前記接続要求フレームは、1組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスをそれぞれ含み、前記1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含み、
【0020】
前記トランシーバは、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信するために使用される。
【0021】
本願の実施例の一態様によれば、マルチリンクデバイスを提供し、前記マルチリンクデバイスは、プロセッサと、前記プロセッサに接続されたトランシーバとを含み、
【0022】
前記トランシーバは、アクセスポイントマルチリンクデバイスに接続要求フレームを送信するために使用され、前記接続要求フレームは、第1の組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスを含み、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含み、
【0023】
前記トランシーバは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスから送信された接続応答フレームを受信するために使用され、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信される。
【0024】
例示的に、前記プロセッサは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)を含む。
【0025】
本願の実施例の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記マルチリンク接続の確立方法を実現するために使用される。
【0026】
本願の実施例の一態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プログラム可能な論理回路および/またはプログラム命令を含み、前記チップが動作する場合、上記マルチリンク接続の確立方法を実現する。
【0027】
本願の実施例の一態様によれば、コンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラムは、コンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、プロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み出して実行することにより、上記マルチリンク接続の確立方法を実現する。
【0028】
本願の実施例による技術案は、以下のような有益な効果をもたらすことができる。
【0029】
マルチリンク接続を確立するとき、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、ステーションマルチリンクデバイスの接続要求フレームにおけて携帯されたリンクMACアドレスに基づいて、接続応答フレームを送信する。異なるステーションマルチリンクデバイスが同じリンクMACアドレスを持っている可能性があるという問題に対して、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、これと同じである他のステーションのリンクMACアドレスがあるかどうかを判別し、さらに当該接続要求を受け入れるかどうかを決定し、ステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
本願の実施例における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に使用される図面を簡単に説明し、以下の説明における図面は、本願のいくつかの実施例にすぎず、当業者にとっては、進歩的な労働をしない前提で、これらの図面に基づいて他の図面を得ることもできることは明らかである。
【0031】
【
図1】本願の一実施例による無線ローカルエリアネットワークの概略図である。
【0032】
【
図2】本願の一実施例によるステーションMLDとアクセスポイントMLDとの間にマルチリンクが接続されている概略図である。
【0033】
【
図3】本願の一実施例によるステーションMLDの概略図である。
【0034】
【
図4】本願の一実施例によるステーションMLDとアクセスポイントMLDとの間にマルチリンク接続を確立する概略図である。
【0035】
【
図5】本願の一実施例による接続要求フレームの概略図である。
【0036】
【
図6】本願の一実施例による接続応答フレームの概略図である。
【0037】
【
図7】本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立方法のフローチャートである。
【0038】
【
図8】本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立方法の概略図である。
【0039】
【
図9】本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立方法のフローチャートである。
【0040】
【
図10】本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立方法のフローチャートである。
【0041】
【
図11】本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立方法のフローチャートである。
【0042】
【
図12】本願の一実施例による接続応答フレームの概略図である。
【0043】
【
図13】本願の一実施例による接続応答フレームの概略図である。
【0044】
【
図14】本願の一実施例による接続応答フレームの概略図である。
【0045】
【
図15】本願の一実施例による接続応答フレームの概略図である。
【0046】
【
図16】本願の一実施例による接続応答フレームの概略図である。
【0047】
【
図17】本願の一実施例による接続応答フレームの概略図である。
【0048】
【
図18】本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立方法のフローチャートである。
【0049】
【
図19】本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立装置のブロック図である。
【0050】
【
図20】本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立装置のブロック図である。
【0051】
【
図21】本願の一実施例によるマルチリンクデバイスの構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0052】
本願の目的、技術案および利点をより明確にするために、以下、図面を参照して、本願の実施形態をより詳細に説明する。
【0053】
本願の実施例において説明されたネットワークアーキテクチャおよびビジネスシーンは、本願の実施例の技術案をより明確に説明するためのものであり、本願の実施例による技術案を限定するためのものではない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの進化および新しいビジネスシーンの出現に伴って、本願の実施例による技術案が類似の技術的問題にも同様に適用可能であることを理解することができる。
【0054】
本願の実施例の技術案は、例えば、無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)、無線のワイヤレス・フィディリティー(Wireless Fidelity、WiFi)、また、他の通信システムなど、様々な通信システムに適用されることができる。
【0055】
図1を参照すると、本願の一つの例示的な実施例による無線ローカルエリアネットワークのブロック図を示し、当該無線ローカルエリアネットワークは、ステーション(STA)MLD 10とアクセスポイント(AP)MLD 20とを含むことができる。
【0056】
ここで、ステーションMLD 10とアクセスポイントMLD 20との間にはマルチリンクが存在する。
【0057】
アクセスポイントMLD 20は、ステーションMLD 10に無線通信機能を提供するために無線ローカルエリアネットワークに配備される装置である。ステーションMLD 10は、ユーザー機器(User Equipment、UE)、アクセス端末、ユーザーユニット、ユーザーステーション、移動局、移動ステーション、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、無線通信デバイス、ユーザエージェント、またはユーザ装置を含むことができる。選択肢の一つとして、ステーションMLD 10は、携帯電話、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタル処理(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、または無線モデムに接続された他の処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイスであってもよく、本願の実施例はこれについて限定しない。
【0058】
いくつかのシーンでは、APはAP STAとも呼ばれ、即ち、ある意味ではAPもSTAである。
【0059】
いくつかのシーンでは、STAは、非AP STA(non-AP STA)とも呼ばれる。通信システムにおける通信は、APとnon-AP STAとの間の通信でもよいし、non-AP STAとnon-AP STAとの間の通信でもよいし、STAとpeer STAとの間の通信でもよいし、ここで、peer STAは、STAの相手側と通信するデバイスを指すことができ、例えば、peer STAはAPであってもよいし、non-AP STAであってもよい。
【0060】
通信システムにおけるSTAの役割が絶対的なものではないことが理解されるべきであり、例えば、いくつかのシーンでは、携帯電話がルーターに接続される場合、携帯電話はnon-AP STAであり、携帯電話を他の携帯電話のホットスポットとする場合、携帯電話はAPの役割を果たす。
【0061】
本願の実施例では、ステーションMLD 10とアクセスポイントMLD 20は、いずれもIEEE 802.11規格をサポートする。
【0062】
いくつかの実施例では、non-AP STAは、802.11be方式をサポートすることができる。non-AP STAは、802.11ax、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b及び802.11aなどの多くの種類の現在及び未来の802.11ファミリーの無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)方式をサポートすることもできる。
【0063】
いくつかの実施例では、APは、802.11be方式をサポートするデバイスであってもよい。APは、802.11ax、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11bおよび802.11aなどの多くの種類の現在および将来の802.11ファミリーのWLAN方式をサポートするデバイスであってもよい。
【0064】
本願の実施例では、STAは、WLAN/WiFi技術をサポートする携帯電話(Mobile Phone)、タブレット(Pad)、コンピュータ、仮想現実(Virtual Reality、VR)デバイス、拡張現実(Augmented Reality、AR)デバイス、産業制御(industrial control)における無線デバイス、セットトップボックス、自動運転(self driving)における無線デバイス、車載通信デバイス、遠隔医療(remote medical)における無線デバイス、スマートグリッド(smart grid)における無線デバイス、輸送安全(transportation safety)における無線デバイス、スマートシティ(smart city)における無線デバイスやスマートホーム(smart home)における無線デバイス、無線通信チップ/ASIC/SOCなどであってもよい。
【0065】
APとnon-AP STAは、車のインターネットに応用されるデバイス、モノのインターネット(Internet Of Things、IoT)におけるモノインターネットノード、センサーなど、スマートホームにおけるスマートカメラ、スマートリモコン、スマート水道メーター、スマート電気メーターなど、及びスマートシティにおけるセンサーなどであってもよい。
【0066】
本願の技術案を説明する前に、本願に関するいくつかの技術知識を説明する。
【0067】
IEEE 802.11beでは、IEEE 802.11マルチリンクをサポートすることができる機能が定義されている。IEEE 802.11における通信の両端に対する定義に従って、一方がステーションMLDであり、他方がアクセスポイントMLDである。相互にマルチリンクが確立されたステーションMLDとアクセスポイントMLDは、高スループット/低遅延などの利点を達成するために、マルチリンクの利点を利用して、複数のリンクでデータの送受信を行うことができる。
【0068】
IEEE 802.11をサポートする伝統のシングルリンクデバイスでは、各シングルリンクデバイスは、いずれも一つのMAC(Medium Access Control、メディアアクセス制御)アドレス(Address)を有し、このシングルリンクデバイスは、このMACアドレスで識別されることができる。IEEE 802.11beで定義されるMLDでは、MLDに複数のリンクがあるので、各リンクには独立したMACアドレスがあり、同時に一つのMLDに一つのMLD MAC Address(マルチリンクデバイスMACアドレス/デバイスMACアドレス)がある。
図2は、IEEE 802.11beで定義されるMLDの参照モデルである。
図2には、2つのMLD(STA MLDとAP MLD/Non-AP MLD)の間に2つのリンクLink1/Link2があることが示され、且つ各MLDでは、MLD Lower MAC layer(MAC層以下の層/下位層)において、各リンクにいずれも独立したLink MAC Address(リンクMACアドレス)があり、WM(Wireless Medium、無線媒介) MAC Addressとも呼ばれ、Link1におけるAP MLDのリンクMACアドレスはwであり、Link2におけるAP MLDのリンクMACアドレスはxであり、Link1におけるSTA MLDのリンクMACアドレスはyであり、Link2におけるSTA MLDのリンクMACアドレスはzであり、同時にMLD Upper MAC layer(MAC層以上の層/上位層)において、1つのMLD MAC Addressがあり、AP MLDのマルチリンクデバイスMACアドレス(「デバイスMACアドレス」とも呼ばれ)はMであり、STA MLDのデバイスMACアドレスはPである。
【0069】
MLDで、MLD Lower MAC layerとMLD Upper MAC layerに分割されるのは、MLDで、いくつかの機能がLink(リンク)ごとに独立し、即ちLink Level functionality(リンクレベル機能)であり、いくつかの機能がすべてのLinkに共通に共有され、即ちMLD Level functionality(マルチリンクデバイスレベル機能)である。このように、Link Level functionalityは、Link MAC Addressによって識別(identification)されることができ、MLD Level functionalityは、MLD MAC Addressによって識別(identification)されることができる。
【0070】
IEEE 802.11beでは、MLD MAC Addressを用いて異なるMLDを識別したが、MLDが各リンクで送信する802.11フレームにおいて、当該リンクに対応するLink/WM MAC Address(リンク/無線媒介メディアアクセス制御アドレス)を用いて識別する。
図3に示されたように、3つのリンクを有するSTA MLDであり、各リンクSTA1/STA2/STA3にはいずれも自分のLink/WM MAC Addressがあり、STA MLD全体は、MLD MAC Addressを使用して識別される。
【0071】
IEEE 802.11beでは、STA MLDとAP MLDがマルチリンク(Multiple Links)の接続を確立する場合、即ちSTA MLDとAP MLDのMulti-Link Setup(マルチリンク確立)の場合、この2つのMLD間の接続状態に関する機能、例えば認証(Authentication)、接続(association)、再接続(reassociation)は、MLD Level functionalityであるため、MLD MAC Addressによって識別される。STA MLDとAP MLDのMulti-Link Setup(マルチリンク確立)の場合、STA MLDとAP MLDがいずれかのリンクのみで接続プロセスを行うことを許可し、このリンク上の接続プロセスで相互作用する情報によって、他のリンク上の接続パラメータを交渉し、他のリンク上のリンク接続も確立する。例えば、
図4に示されたように、STA MLDとAP MLDとの間にLink1上でMulti-Link Setupプロセスを行う。STA MLDは,先にAssociation Request(接続要求フレーム)を送信し、接続要求フレームは、STA MLDのMLD MAC Addressと、STA MLDがどのリンクでAP MLDとの接続を確立したいかを示すことと、各リンク上のSTA MLDに対応するSTA1/2/3のLink/WM MAC Addressとを携帯する。AP MLDがSTA MLDマルチリンク接続要求を受け入れた後、STA MLDに返信されるAssociation Response(接続応答フレーム)に、対応するAP MLDのMLD MAC Address、及び各リンク上のAP MLDに対応するAP1/2/3のLink/WM MAC Addressが携帯される。
【0072】
図5に示されたように、STA MLDによって送信されるAssociate Requestフレームが携帯する一部の情報であり、その中のMLD Level Information(マルチリンクデバイスレベル情報)関連フィールドには、STA MLDのMLD MAC Addressが携帯され、Link Level Information(リンクレベル情報)関連フィールドには、STA MLDが接続を確立すると予想される各Link上の関連情報が携帯され、関連情報には、対応するLinkのLink ID(リンク番号)、及び各Link上のSTA MLDに対応するLink MAC Addressが含まれ、ここで、Addressは、「ADDR」と略記される。
【0073】
図6に示されたように、AP MLDによって送信されるAssociate Responseフレームが携帯する一部の情報であり、その中のMLD Level Information関連フィールドには、AP MLDのMLD MAC Addressが携帯され、同時に、AP MLDがSTA MLDのマルチリンク接続要求を受け入れたかどうかを示すStatus Code(ステータスコード)が含まれ、Link Level Information関連フィールドには、STA MLDが接続を確立すると予想される各Link上の関連情報が携帯され、関連情報には、対応するLinkのLink ID、及び各Link上のAP MLDに対応するLink MAC Addressが含まれ、同時に、AP MLDが各Link上でSTA MLD対応接続要求を受け入れたかどうかを示す情報Status Codeが含まれる。
【0074】
現在のIEEE 802.11beでは、AP MLDはあるSTA MLDのMLD MAC Addressで一つの接続状態(Association State)を維持しているが、STA MLDにおける対応する各リンク上のLink/WM MAC Addressを検出しない。この結果、次のようなことが起こり、2つのSTA MLD、即ちSTA MLD 0とSTA MLD 1があり、持っているMLD MAC Addressが異なっているが、STA MLD 0とSTA MLD 1では、それぞれのあるLink上のLink/WM MAC Addressが同じである。
【0075】
図7に示されたように、STA MDL 0のMLD MAC AddressはXであり、Link0上のLink MAC AddressはAであり、Link1上のLink MAC AddressはBであり、STA MLD 1のMLD MAC AddressはYであり、Link0上のLink MAC AddressはCであり、Link1上のLink MAC AddressもBである。STA MLD 0が先にLink0上でAP MLDに対してマルチリンク接続Multi-Link Setupを行う場合、STA MLD 0は、AP MLDに接続要求フレームを送信し、接続要求フレームにSTA MLD 0のMLD MAC Address=Xが携帯され、AP MLDが、MLD MAC ADDR=Xとの既存の接続状態が現在に記録されていないことを検出したので、AP MLDが接続要求を受け入れることができ、STA MLD 0とLink0/Link1上でマルチリンクを確立し、且つAP MLD側で、この接続をMLD MAC ADDR=Xで認識として、STA MLD 0に接続応答フレームを送信し、接続応答フレームに、AP MLDとSTA MLD 0がマルチリンク接続の確立に成功したことがマークされる。STA MLD 1がLink0上でAP MLDに対してマルチリンク接続を行う場合、STA MLD 1は、AP MLDに接続要求フレームを送信し、接続要求フレームにSTA MLD 1のMLD MAC Address=Yが携帯され、AP MLDが、MLD MAC ADDR=Yとの既存の接続状態が現在に記録されていないことを検出したので、AP MLDが接続要求を受け入れることができ、STA MLD 1とLink0/Link1上でマルチリンクを確立し、且つAP MLD側で、この接続をMLD MAC ADDR=Yで認識として、STA MLD 1に接続応答フレームを送信し、接続応答フレームに、AP MLDとSTA MLD 1がマルチリンク接続の確立に成功したことをマークする。
【0076】
図7に示されたように、STA MLD 0とSTA MLD 1はいずれもAP MLDとの接続が確立された後、STA MLD 0とSTA MLD 1のLink1での対応するLink MAC Addressが同じであるため、AP MLDがLink1上で802.11フレームを受信した場合、且つ当該802.11フレームにLINK MAC ADDR=Bが携帯され、このとき、AP MLDは、当該802.11フレームがSTA MLD 0からのものかSTA MLD 1からのものかを区別できない。同様に、AP MLDはLINK MAC ADDR=Bが携帯される802.11フレームを送信する場合、STA MLD 0/STA MLD 1は、いずれも当該802.11フレームが自身に送信されるものであると認定する。
【0077】
上記の問題に対して、本願の実施例では、マルチリンク接続を確立する場合、異なるステーションのリンクMACアドレスが同じである可能性があるという問題を考慮し、ステーションマルチリンクデバイスによって送信される接続要求フレームに携帯されるリンクMACアドレスに基づいて接続応答フレームを送信し、接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスが、もう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、接続要求を受け入れるかどうかを確定することで、接続要求フレームを生成して送信する方法を提供する。
【0078】
図8に示されたように、STA MDL 0のMLD MAC AddressはXであり、Link0上のLink MAC AddressはAであり、Link1上のLink MAC AddressはBであり、STA MLD 1のMLD MAC AddressはYであり、Link0上のLink MAC AddressはCであり、Link1上のLink MAC AddressもBである。STA MLD 0とAP MLDとの接続が確立された後、STA MLD 1はAP MLDに接続要求を送信し、接続要求にSTA MLD 1の2つのリンクMACアドレス、即ちLink MAC Address=C、Link MAC Address=Bが携帯され、AP MLDは、Link MAC Address=Bが、もう接続されたSTA MDL 0のLink1のLink MAC Addressと同じであり、かつもう接続されたステーションにLink MAC Address=Cと同じLink MAC Addressが存在しないことを発見することができ、このような場合に基づいて、AP MLDは、接続に成功したことを示す接続応答フレームを生成し、STA MLD 1に対して、Link0で接続が成功し、Link1で接続が失敗したことを示し、または、AP MLDは、接続に失敗したことを示す接続応答フレームを生成することができる。
【0079】
図9を参照して、本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立方法のフローチャートが示される。当該方法は、
図1に示された通信システムにおけるAP MLDに適用することができる。当該方法は、以下のようなステップを含む。
【0080】
ステップ901では、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを受信し、各接続要求フレームは、1組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスをそれぞれ含み、1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含む。
【0081】
例示的に、アクセスポイントデバイスは、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された少なくとも1つの接続要求フレームを受信する。
【0082】
アクセスポイントデバイスが1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された1つの接続要求フレームを受信した場合、アクセスポイントデバイスは、当該接続要求フレームにおける1組のリンクMACアドレスに基づいて、当該ステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0083】
アクセスポイントデバイスが少なくとも2つのステーションマルチリンクデバイスから送信された少なくとも2つの接続要求フレームを受信した場合、アクセスポイントデバイスは、当該少なくとも2つの接続要求フレームにおける少なくとも2組のリンクMACアドレスに基づいて、各ステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0084】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、少なくとも2つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを同時にまたは非同時に受信してもよい。即ち、当該アクセスポイントマルチリンクデバイスが当該少なくとも2つの接続要求フレームを受信した時間差は、時間閾値未満である。例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、当該少なくとも2つの接続要求フレームを同時に処理し、送信する必要がある少なくとも2つの接続応答フレームをそれぞれ確定する。
【0085】
接続要求フレームは、アクセスポイントマルチリンクデバイスにマルチリンク接続の確立を要求するために使用される。接続要求フレームに、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスが携帯される。
【0086】
リンクMACアドレスは、無線媒介MACアドレス、Link MAC Address、WM MAC Addressとも呼ばれる。
【0087】
例示的に、
図5に示されたように、接続要求フレームには、マルチリンクデバイスレベル情報(ステーションマルチリンクデバイスレベル情報)及びリンクレベル情報(ステーションリンクレベル情報)が含まれる。マルチリンクデバイスレベル情報は、ステーションマルチリンクデバイスのマルチリンクデバイスMACアドレス(MLD MAC Address)を含み、このマルチリンクデバイスMACアドレスは、デバイスMACアドレスとも呼ばれる。リンクレベル情報は、ステーションマルチリンクデバイスによって要求される各リンクに対応する情報を含み、1つのリンクに対応する情報は、リンク識別子(Link ID)、当該リンク上のステーションマルチリンクデバイスのリンクMACアドレスを含む。
【0088】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスのリンク識別子をステーションマルチリンクデバイスにブロードキャストし、ステーションマルチリンクデバイスは、マルチリンク接続を確立する必要がある場合、接続要求フレームに、接続を確立したいリンク識別子と、当該リンク上のステーションマルチリンクデバイスのリンクMACアドレスが携帯される。
【0089】
例示的に、1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求する少なくとも1つのリンクの少なくとも1つのリンクMACアドレスを含み、または、1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求する少なくとも2つのリンクの少なくとも2つのリンクMACアドレスを含む。
【0090】
ステップ902では、接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0091】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、受信した全ての接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、各ステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。または、アクセスポイントデバイスは、1つのステーションマルチリンクデバイス(例えば、第1のステーションマルチリンクデバイス)の接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、当該ステーションマルチリンクデバイス(例えば、第1のステーションマルチリンクデバイス)に接続応答フレームを送信する。
【0092】
接続応答フレームは、マルチリンク接続の接続結果をステーションマルチリンクデバイスにフィードバックするために使用される。
【0093】
例示的に、接続応答フレームには接続ステータスコードが含まれ、接続ステータスコードは、接続結果を識別するために使用され、例えば、接続ステータスコードは、接続失敗情報または接続成功情報を含む。
【0094】
例示的に、接続に失敗した場合、接続ステータスコードは、接続に失敗した原因を示すために使用されてもよく、例えば、接続に失敗原因は、リンクMACアドレスの競合である。
【0095】
例示的に、接続ステータスコードは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、または、接続ステータスコードは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含む。
【0096】
デバイスレベル接続ステータスコードは、ステーションマルチリンクデバイスとアクセスポイントマルチリンクデバイスがマルチリンク接続の確立に成功したかどうかを識別するために使用される。または、デバイスレベル接続ステータスコードは、ステーションマルチリンクデバイスとアクセスポイントマルチリンクデバイスが第1のリンク(接続要求フレームを送信するリンク)での接続確立に成功したかどうかを識別するために使用される。
【0097】
リンクレベル接続ステータスコードは、ステーションマルチリンクデバイスとアクセスポイントマルチリンクデバイスが、あるリンクでの接続確立に成功したかどうかを識別するために使用される。
【0098】
例示的に、接続に成功した場合、
図6に示されたように、接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコード601、マルチリンクデバイスレベル情報(アクセスポイントマルチリンクデバイスレベル情報)及びリンクレベル情報(アクセスポイントリンクレベル情報)を含む。接続に失敗した場合、接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとマルチリンクデバイスレベル情報を含み、または、接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコード、マルチリンクデバイスレベル情報及びリンクレベル情報を含む。即ち、接続に失敗した場合、接続応答フレームには、接続要求フレームで要求された各リンクに対応するリンクレベル情報が含まれてもよく、接続応答フレームには、接続要求フレームで要求された各リンクに対応するリンクレベル情報が含まれなくてもよい。
【0099】
接続に成功した場合、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、各リンク上の接続状態をステーションマルチリンクデバイスに示す。接続に失敗した場合、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、各リンク上で接続が成功したかどうかをステーションマルチリンクデバイスに示すことができ、または、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、各リンク上で接続が成功したかどうかをステーションマルチリンクデバイスに示さない。
【0100】
接続応答フレームにおけるマルチリンクデバイスレベル情報は、アクセスポイントマルチリンクデバイスのマルチリンクデバイスMACアドレスを含む。
【0101】
接続応答フレームにおけるリンクレベル情報は、接続要求フレームにおける各リンクの、リンク識別子、当該リンク上のアクセスポイントマルチリンクデバイスのリンクMACアドレス、当該リンクのリンクレベル接続ステータスコーを含む。
【0102】
例示的に、接続応答フレームにリンクレベル情報が存在する場合、接続応答フレームにおけるリンクレベル情報は、接続要求フレームにおけるリンクレベル情報に1対1に対応する。例示的に、接続応答フレームにおけるリンク識別子は、接続要求フレームにおけるリンク識別子に1対1に対応する。
【0103】
例えば、
図5に示されたように、接続要求フレームにおけるリンクレベル情報は、Link0のLink ID、Link0上のSTA MLDのリンクMACアドレス、Link1のLink ID、及びLink1上のSTA MLDのリンクMACアドレスを含む。
図6に示されたように、接続応答フレームにおけるリンクレベル情報は、Link0のLink ID、Link0上のAP MLDのリンクMACアドレス、Link0のリンクレベル接続ステータスコード、Link1のLink ID、Link1上のAP MLDのリンクMACアドレス、Link1のリンクレベル接続ステータスコードを含む。
【0104】
以上のように、本実施例による方法では、マルチリンク接続を確立するとき、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、ステーションマルチリンクデバイスの接続要求フレームにおけて携帯されたリンクMACアドレスに基づいて、接続応答フレームを送信する。異なるステーションマルチリンクデバイスが同じリンクMACアドレスを持っている可能性があるという問題に対して、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、これと同じである他のステーションのリンクMACアドレスがあるかどうかを判別し、さらに当該接続要求を受け入れるかどうかを決定し、ステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信することができる。
【0105】
図10を参照して、本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立方法のフローチャートが示される。当該方法は、
図1に示された通信システムにおけるSTA MLDに適用することができる。当該STA MLDは、第1のステーションマルチリンクデバイスであってもよい。当該方法は、以下のようなステップを含む。
【0106】
ステップ1001では、アクセスポイントマルチリンクデバイスに接続要求フレームを送信し、接続要求フレームは、第1の組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスを含み、第1の組のリンクMACアドレスは、第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含む。
【0107】
例示的に、第1の組のリンクMACアドレスは、第1の組のリンク上のステーションマルチリンクデバイスに対応するリンクMACアドレスであり、第1の組のリンクは、第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクである。例示的に、第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームは、第1の組のリンクのうちの各リンクのリンク識別子と、当該リンク上の第1のステーションマルチリンクデバイスに対応するリンクMACアドレスとを含む。
【0108】
例示的に、第1の組のリンクMACアドレスは、第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクMACアドレスである。
【0109】
ステップ1002では、アクセスポイントマルチリンクデバイスから送信された接続応答フレームを受信し、接続応答フレームは、第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信される。
【0110】
以上のように、本実施例による方法では、マルチリンク接続を確立するとき、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、ステーションマルチリンクデバイスの接続要求フレームにおけて携帯されたリンクMACアドレスに基づいて、接続応答フレームを送信する。異なるステーションマルチリンクデバイスが同じリンクMACアドレスを持っている可能性があるという問題に対して、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、これと同じである接続されたステーションのリンクMACアドレスがあるかどうかを判別し、さらに当該接続要求を受け入れるかどうかを決定し、ステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信することができる。
【0111】
例示的に、以下、次のような2つのケースについてそれぞれ例を挙げて説明する。
【0112】
(一)アクセスポイントマルチリンクデバイスは、1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームに基づいて、当該ステーションマルチリンクデバイスの接続応答フレームを確定する。
【0113】
(二)アクセスポイントマルチリンクデバイスは、複数のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームに基づいて、1つのステーションマルチリンクデバイスの接続応答フレームを確定する。
【0114】
(一)について、当該ステーションマルチリンクデバイスを第1のステーションマルチリンクデバイスと呼ぶ。
【0115】
第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームには、第1の組のリンクMACアドレスが含まれる。アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスが、もう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0116】
(二)について、複数のステーションマルチリンクデバイスのうちの第1のステーションマルチリンクデバイスを例に挙げて説明し、複数のステーションマルチリンクデバイスのうちの残りのステーションマルチリンクデバイスについて、第1のステーションマルチリンクデバイスによって例示された方法を参照して処理することができる。即ち、当該複数のステーションマルチリンクデバイスを、第1のステーションマルチリンクデバイスと残りのステーションマルチリンクデバイスに分け、残りのステーションマルチリンクデバイスは、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスを含む。
【0117】
第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームには、第1の組のリンクMACアドレスが含まれる。残りのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームには、共に第3の組のリンクMACアドレスが含まれる。アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、ここで、第4の組のリンクMACアドレスは、第3の組のリンクMACアドレスと、もう接続されたステーションのリンクMACアドレスと、を含む。
【0118】
(一)アクセスポイントマルチリンクデバイスは、1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームに基づいて、当該ステーションマルチリンクデバイスの接続応答フレームを確定する。
【0119】
図11を参照して、本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立方法のフローチャートが示される。当該方法は、
図1に示された通信システムに適用することができ、当該通信システムは、第1のステーションマルチリンクデバイスとアクセスポイントマルチリンクデバイスを含む。当該方法は、以下のようなステップを含む。
【0120】
ステップ1101では、第1のステーションマルチリンクデバイスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスに接続要求フレームを送信し、接続要求フレームに第1の組のリンクMACアドレスが含まれる。
【0121】
例示的に、本実施例では、アクセスポイントマルチリンクデバイスが複数のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを受信したが、複数の接続要求フレームに対してそれぞれ独立した処理を行う場合を排除しない。即ち、アクセスポイントマルチリンクデバイスが少なくとも2つの接続要求フレームを受信したが、アクセスポイントマルチリンクデバイスが、1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0122】
例示的に、接続要求フレームには、第1のステーションマルチリンクデバイスのステーションマルチリンクデバイスMACアドレスがさらに含まれる。
【0123】
例示的に、第1の組のリンクMACアドレスは、接続の確立を要求する第1の組のリンク上の第1のステーションマルチリンクデバイスのリンクMACアドレスである。ここで、第1の組のリンクは、接続要求フレームを送信する第1のリンクを含み、または、第1の組のリンクは、接続要求フレームを送信する第1のリンク、及び残りのリンクを含む。
【0124】
即ち、第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクである。
【0125】
または、第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクであり、残りのリンクMACアドレスは、第1の組のリンクMACアドレスのうち、第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含む。
【0126】
ステップ1102では、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0127】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かを検査する。
【0128】
第2の組のリンクMACアドレスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含む。例示的に、第2の組のリンクMACアドレスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーショデバイスおよび/またはステーションマルチリンクデバイスのリンクMACアドレスを含む。
【0129】
例示的に、第2の組のリンクMACアドレスは、少なくとも1つのリンクMACアドレスを含む。例示的に、第2の組のリンクMACアドレスは、空の集合/空であってもよく、即ち、第2の組のリンクMACアドレスは存在しない。
【0130】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0131】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと完全に異なり、かつアクセスポイントマルチリンクデバイスが第1の組のリンク上で接続要求を受け入れることができる場合、接続に成功したことを示す接続応答フレームを第1のステーションマルチリンクデバイスに送信する。ここで、第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと完全に異なることは、第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスに対して、第2の組のリンクMACアドレスに、これと同じであるリンクMACアドレスが存在しないことを意味する。
【0132】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在し、かつリンクMACアドレスが異なるリンク上で接続要求を受け入れることができる場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続に成功したことを示す接続応答フレームを送信し、または、ステーションマルチリンクデバイスに接続に失敗したことを示す接続応答フレームを送信する。ここで、第1の組のリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在することは、第1の組のリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが1つ存在することを意味する。
【0133】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第2の組のリンクMACアドレスが第1の組のリンクMACアドレスを含む場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続に失敗したことを示す接続応答フレームを送信する。ここで、第2の組のリンクMACアドレスが第1の組のリンクMACアドレスを含むことは、第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスのサブセットであり、または、第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、第2の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが存在することを意味する。
【0134】
例示的に、接続要求フレームに、第1のステーションマルチリンクデバイスのステーションマルチリンクデバイスMACアドレスがさらに含まれる。アクセスポイントマルチリンクデバイスは、ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと第1の組のリンクMACアドレスに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0135】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、もう接続されたデバイスMACアドレスにステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在しない場合、ステップ1102を実行し、ここで、もう接続されたデバイスMACアドレスは、もうアクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーション(ステーショデバイスおよび/またはステーションマルチリンクデバイス)のデバイスMACアドレスを含む。
【0136】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、もう接続されたステーションまたはステーションマルチリンクデバイスのデバイスMACアドレスに、ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在しない場合、第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0137】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、もう接続されたデバイスMACアドレスに、ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在する場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0138】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。または、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否か、及び、残りのリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0139】
例示的に、残りのリンクは、少なくとも1つのリンクを含み、即ち、残りのリンクMACアドレスは、少なくとも1つのリンクMACアドレスを含む。
【0140】
表1を参照して、本願の実施例では、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否か、および、残りのリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かについて、以下の6つのケースを挙げ、以下、6つのケースをそれぞれ説明する。本願の実施例は、以下の6つのケースに限定されない。
【表1】
【0141】
ケース1
【0142】
第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクである。
【0143】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0144】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスとすべて異なる場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0145】
例示的に、接続要求フレームを送信するリンクのリンクMACアドレスが、もう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じである場合、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続に失敗したことを示す接続応答フレームを送信する。接続要求フレームを送信するリンクのリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスとすべて異なる場合、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、接続に成功したことを示す接続応答フレームを第1のステーションマルチリンクデバイスに送信する。
【0146】
例示的に、接続応答フレームは、第1のステーションマルチリンクデバイスによって要求された各リンクのリンクレベル情報を携帯しでもよいし、第1のステーションマルチリンクデバイスによって要求された各リンクのリンクレベル情報を携帯しなくてもよい。リンクレベル情報にリンクレベル接続ステータスコードが含まれる。
【0147】
接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、または、接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、ここで、デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続失敗を示すために使用され、リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0148】
例示的に、デバイスレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることができる。接続に失敗したリンクのリンクレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることもできる。
【0149】
即ち、AP MLDによって、Association Requestを送信するリンク(第1のリンク)上でSTA MLDに対応するLink MAC Address(リンクMACアドレス)が、AP MLDにおいて接続がもう確立された他の1つのSTA MLD(ステーションマルチリンクデバイス)またはSTA(ステーショデバイス)に対応するLink MAC Addressと同じであることが検査された場合、AP MLDは、当該STA MLDのMulti-Link Setupを拒否し、当該STA MLDに返信されたAssociation Responseフレームでは、今回のMulti-Setupが成功しなかったことを示し、つまり、AP MLDは、Association Responseフレームにおいて、MLD Level(マルチリンクデバイスレベル)のStatus Code(接続ステータスコード)を、不成功情報(接続失敗情報)として設定し、AP MLDは、Association Responseに、STA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level(リンクレベル)情報が携帯されないか、STA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報が携帯されるかを選択することができ、対応する各Link上のStatus Codeを記入する。AP MLDは、Status Codeに携帯された不成功情報を、Link MAC Address競合があると表記することができる。
【0150】
例えば、
図12に示されたように、AP MLDによって送信されるAssociation Responseに、デバイスレベル接続ステータスコードのみが携帯され、デバイスレベル接続ステータスコードは、AP MLDがマルチリンク接続要求(Multi-Link Setup)全体を拒否することを示す接続失敗情報1201を含み、当該Association Responseにリンクレベル情報が携帯されず、即ち、リンクレベル接続ステータスコードが携帯されない。
【0151】
また、例えば、
図13に示されたように、AP MLDによって送信されるAssociation Responseに、デバイスレベル接続ステータスコードが携帯され、デバイスレベル接続ステータスコードは、AP MLDがマルチリンク接続要求全体を拒否することを示す接続失敗情報1201を含み、同時にSTA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報を携帯し、そして各Link上のStatus Code、即ちリンクレベル接続ステータスコード1301を含む。STA MLDがLink0上でAssociation Requestフレームを送信し、かつLink0のリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じであり、Link1のリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと異なると仮定すると、AP MLDは、接続応答フレーム中のLink0のLink Level Status Code(リンクレベル接続ステータスコード1301)に接続失敗情報を示し、Link1のLink Level Status Codeに接続成功情報を示す。
【0152】
ケース2
【0153】
第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクであり、残りのリンクMACアドレスは、第1の組のリンクMACアドレスのうち、第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含む。
【0154】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ残りのリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0155】
例示的に、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであることは、第2の組のリンクMACアドレスに、第1のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが存在することを意味する。
【0156】
残りのリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスとすべて異なることは、残りのリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、第2の組のリンクMACアドレスに、これと同じであるリンクMACアドレスが存在しないことを意味する。
【0157】
接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続成功を示すために使用され、リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0158】
即ち、AP MLDによって、STA MLDによって要求された残りのリンクのLink MAC Address(残りのリンクMACアドレス)がAP MLDにおいて接続がもう確立されたいずれかのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressとすべて異なることが検出され、かつAP MLDがこれらの残りのリンク上で対応するSTA MLDの接続要求を受け入れることができる場合、AP MLDは、当該STA MLDのマルチリンク接続要求を受け入れ、STA MLDに返信されたAssociation Responseフレームでは、今回のマルチリンク接続が成功したことを示し、つまり、AP MLDは、Association Responseフレームにおいて、MLD LevelのStatus Codeを、接続成功情報として設定し、Association Responseフレームは、STA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報を携帯し、対応する各Link上のStatus Codeを記入する。
【0159】
図14に示されたように、AP MLDによって送信されるAssociation Responseフレームに、デバイスレベル接続ステータスコードが携帯され、デバイスレベル接続ステータスコードは、AP MLDがマルチリンク接続要求全体を受け入れることを示す接続成功情報1401を含み、同時にAssociation Responseフレームは、STA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報を携帯し、かつ各Link上のStatus Code、即ちリンクレベル接続ステータスコード1301を含む。STA MLDがLink0上でAssociation Requestフレームを送信し、かつLink0のリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じであり、Link1のリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと異なると仮定すると、AP MLDは、Association Responseフレーム中のLink0のLink Level Status Codeに接続失敗情報を示し、Link1のLink Level Status Codeに接続成功情報を示す。
【0160】
ケース3
【0161】
第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクであり、残りのリンクMACアドレスは、第1の組のリンクMACアドレスのうち、第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含む。
【0162】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ残りのリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0163】
例示的に、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであることは、第2の組のリンクMACアドレスに、第1のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが存在することを意味する。
【0164】
残りのリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在することは、残りのリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスとすべて異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在することを意味する。
【0165】
接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続成功を示すために使用され、リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0166】
即ち、AP MLDによって、STA MLDによって要求された残りのリンクに、Link MAC Address(残りのリンクMACアドレス)がAP MLDにおいて接続がもう確立されたいずれかのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressとすべて異なるリンクが1つ存在することが検出され、かつAP MLDが当該リンク上で対応するSTA MLDの接続要求を受け入れることができる場合、AP MLDは、当該STA MLDのマルチリンク接続要求を受け入れ、STA MLDに返信されたAssociation Responseフレームでは、今回のマルチリンク接続が成功したことを示し、つまり、AP MLDは、Association Responseフレームにおいて、MLD LevelのStatus Codeを、接続成功情報として設定し、Association Responseフレームは、STA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報を含み、対応する各Link上のStatus Codeを記入する。
【0167】
ケース4
【0168】
第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクであり、残りのリンクMACアドレスは、第1の組のリンクMACアドレスのうち、第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含む。
【0169】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ残りのリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0170】
例示的に、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと異なることは、第2の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスが第1のリンクMACアドレスとすべて異なることを意味する。
【0171】
残りのリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在することは、残りのリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在することを意味する。
【0172】
接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続成功を示すために使用され、リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0173】
即ち、AP MLDによって、Association Requestを送信するリンク(第1のリンク)上でSTA MLDに対応するLink MAC Address(第1のリンクMACアドレス)がAP MLDにおいて接続がもう確立されたいずれかのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressとすべて異なるが、STA MLDによって要求された残りのリンク上で対応するLink MAC Address(残りのリンクMACアドレス)がAP MLDにおいて接続がもう確立された他の1つのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じであることが検出された場合、AP MLDは、当該STA MLDのマルチリンク確立要求を受け入れ、STA MLDに返信されたAssociation Responseフレームでは、今回のマルチリンク接続が成功したことを示し、つまり、AP MLDは、Association Responseフレームにおいて、MLD LevelのStatus Codeを、接続成功情報として設定し、Association Responseフレームに、STA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報が携帯され、各Link上のStatus Codeを記入する。
【0174】
図15に示されたように、AP MLDによって送信されるAssociation Responseフレームに、デバイスレベル接続ステータスコードが携帯され、デバイスレベル接続ステータスコードは、AP MLDがマルチリンク接続要求全体を受け入れることを示す接続成功情報1401を含み、同時にSTA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報を含み、さらに各Link上のStatus Code、即ちリンクレベル接続ステータスコード1301を含む。STA MLDがLink0上でAssociation Requestフレームを送信し、かつLink0のリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと異なり、Link1のリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じであると仮定すると、AP MLDは、Association Responseフレーム中のLink0のLink Level Status Codeに接続成功情報を示し、Link1のLink Level Status Codeに接続失敗情報を示す。
【0175】
ケース5
【0176】
第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクであり、残りのリンクMACアドレスは、第1の組のリンクMACアドレスのうち、第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含む。
【0177】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ残りのリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0178】
例示的に、第1のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと異なることは、第2の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスが第1のリンクMACアドレスとすべて異なることを意味する。
【0179】
残りのリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在することは、残りのリンクMACアドレスに、第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在することを意味する。
【0180】
例示的に、接続応答フレームには、第1のステーションマルチリンクデバイスによって要求された各リンクのリンクレベル情報が携帯さてもよいし、第1のステーションマルチリンクデバイスによって要求された各リンクのリンクレベル情報が携帯さなくてもよい。リンクレベル情報にリンクレベル接続ステータスコードが含まれる。
【0181】
接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、または、接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、ここで、デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続失敗を示すために使用され、リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0182】
例示的に、デバイスレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることができる。接続に失敗したリンクのリンクレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることもできる。
【0183】
即ち、AP MLDによって、Association Requestを送信するリンク(第1のリンク)上でSTA MLDに対応するLink MAC Address(第1のリンクMACアドレス)がAP MLDにおいて接続がもう確立されたいずれかのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressとすべて異なるが、STA MLDによって要求された残りのリンク上で対応するLink MAC Address(残りのリンクMACアドレス)がAP MLDにおいて接続がもう確立された他の1つのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じである場合、AP MLDは、当該STA MLDのマルチリンク確立要求を拒否し、STA MLDに返信されたAssociation Responseフレームでは、今回のマルチリンク接続が失敗したことを示し、つまり、AP MLDは、Association Responseフレームにおいて、MLD LevelのStatus Codeを、接続失敗情報として設定し、AP MLDは、Association Responseフレームに、STA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報が含まれないか、STA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報が含まれるかを選択することができ、各Link上のStatus Code(リンクレベル接続ステータスコード)を記入する。AP MLDは、Status Codeに携帯された接続失敗情報を、Link MAC Address競合があると表記することができる。
【0184】
図16に示されたように、AP MLDによって送信されるAssociation Responseフレームに、デバイスレベル接続ステータスコードが携帯され、デバイスレベル接続ステータスコードは、AP MLDがマルチリンク接続要求全体を拒否することを示す接続失敗情報1201を携帯し、同時にSTA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報を携帯し、さらに各Link上のStatus Code、即ちリンクレベル接続ステータスコード1301を含む。STA MLDがLink0上でAssociation Requestフレームを送信し、かつLink0のリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと異なり、Link1のリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じであると仮定すると、AP MLDは、Association Responseフレーム中のLink0のLink Level Status Codeに接続成功情報を示し、Link1のLink Level Status Codeに接続失敗情報を示す。
【0185】
ケース6
【0186】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、第2の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0187】
例示的に、第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、第2の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在することは、第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスのサブセットであり、または、第2の組のリンクMACアドレスが第1の組のリンクMACアドレスを含むことを意味する。
【0188】
即ち、第2の組のリンクMACアドレスに、第1のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが存在し、かつ残りのリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、第2の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する。
【0189】
例示的に、接続応答フレームは、第1のステーションマルチリンクデバイスによって要求された各リンクのリンクレベル情報を携帯しでもよいし、第1のステーションマルチリンクデバイスによって要求された各リンクのリンクレベル情報を携帯しなくてもよい。リンクレベル情報にリンクレベル接続ステータスコードが含まれる。
【0190】
接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、または、接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、ここで、デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続失敗を示すために使用され、リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0191】
例示的に、デバイスレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることができる。接続に失敗したリンクのリンクレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることもできる。
【0192】
即ち、AP MLDによって、STA MLDによって要求されたリンク上のLink MAC AddressがAP MLDにおいて接続がもう確立された1つ以上のSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じである場合、AP MLDは、当該STA MLDのマルチリンク接続要求を拒否し、STA MLDに返信されたAssociation Responseフレームでは、今回のマルチリンク接続が失敗したことを示し、つまり、AP MLDは、Association Responseフレームにおいて、MLD LevelのStatus Codeを、接続失敗情報として設定し、AP MLDは、Association Responseフレームに、STA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報が携帯されないか、STA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報が携帯されるかを選択することができ、対応する各Link上のStatus Codeを記入する。AP MLDは、Status Codeに含まれた接続失敗情報を、Link MAC Address競合があると表記することができる。
【0193】
図17に示されたように、AP MLDによって送信されるAssociation Responseフレームに、デバイスレベル接続ステータスコードが携帯され、デバイスレベル接続ステータスコードは、AP MLDがマルチリンク接続要求全体を拒否することを示す接続失敗情報1201を含み、同時にSTA MLDによって要求された各Link上で対応するLink Level情報が携帯され、さらに各Link上のStatus Code、即ちリンクレベル接続ステータスコード1301が含まれる。STA MLDがLink0上でAssociation Requestフレームを送信し、かつLink0のリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じであり、Link1のリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じであると仮定すると、AP MLDは、Association Responseフレーム中のLink0のLink Level Status Codeに接続失敗情報を示し、Link1のLink Level Status Codeに接続失敗情報を示す。
【0194】
以上のように、本実施例による方法では、STA MLDとAP MLDがMulti-Link Setupプロセスを行う期間、AP MLDは、STA MLDによって要求されたすべてのリンクで対応するLink MAC Addressを検出し、AP MLDにとの接続がもう確立された1つ以上のSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じかどうかを判断する必要がある。
【0195】
Association Requestフレームを送信するリンク上でSTA MLDに対応するLink MAC Addressが、AP MLDにおいて接続がもう確立された他の1つのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じである場合、AP MLDは、STA MLDのマルチリンク接続要求を拒否し、または、AP MLDは、一部のリンク上のSTA MLDの接続要求を条件付きで受け入れる。
【0196】
Association Requestフレームを送信するリンク以外の残りのリンク上でSTA MLDに対応するLink MAC Addressが、AP MLDにおいて接続がもう確立された他の1つまたは複数のSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じである場合、AP MLDは、STA MLDのマルチリンク接続要求を拒否し、または、AP MLDは、一部のリンク上のSTA MLDの接続要求を条件付きで受け入れる。
【0197】
すべてのリンク上でSTA MLDに対応するLink MAC Addressが、AP MLDにおいて接続がもう確立された他の1つまたは複数のSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じである場合、AP MLDは、STA MLDのマルチリンク接続要求を拒否する。
【0198】
マルチリンク接続を確立する際に、ステーションマルチリンクデバイスによって要求されたリンクのリンクMACアドレスが、接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じであるかどうかを検査し、同じであるかどうかについて接続応答フレームを送信することにより、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続が確立されたステーションが対応して同じリンクMACアドレスを有することを防止し、リンクMACアドレスが同じであることによるフレームの相互作用の失敗を回避する。
【0199】
(二)アクセスポイントマルチリンクデバイスは、複数のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームに基づいて、1つのステーションマルチリンクデバイスの接続応答フレームを確定する。
【0200】
図18を参照して、本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立方法のフローチャートが示される。当該方法は、
図1に示された通信システムに適用することができ、当該通信システムは、第1のステーションマルチリンクデバイス、残りのステーションマルチリンクデバイス及びアクセスポイントマルチリンクデバイスを含み、ここで、残りのステーションマルチリンクデバイスは、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスを含む。当該方法は、以下のようなステップを含む。
【0201】
ステップ2101では、第1のステーションマルチリンクデバイスと残りのステーションマルチリンクデバイスは、それぞれアクセスポイントマルチリンクデバイスに接続要求フレームを送信し、第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームに、第1の組のリンクMACアドレスが携帯される。
【0202】
例示的に、第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームに、第1のステーションマルチリンクデバイスのステーションマルチリンクデバイスMACアドレスがさらに含まれる。残りのステーションマルチリンクデバイスから送信された少なくとも1つの接続要求フレームには、共に第3の組のリンクMACアドレスを含む。
【0203】
例示的に、第1の組のリンクMACアドレスは、第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求する第1の組のリンク上のリンクMACアドレスである。ここで、第1の組のリンクは、接続要求フレームを送信する第1のリンクを含み、または、第1の組のリンクは、接続要求フレームを送信する第1のリンク及び残りのリンクを含む。
【0204】
即ち、第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクである。
【0205】
または、第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクであり、残りのリンクMACアドレスは、第1の組のリンクMACアドレスのうち、第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含む。
【0206】
ステップ2102では、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、ステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0207】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かを検査する。
【0208】
第4の組のリンクMACアドレスは、第2の組のリンクMACアドレスと第3の組のリンクMACアドレスを含む。第2の組のリンクMACアドレスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含む。例示的に、第2の組のリンクMACアドレスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーショデバイスおよび/またはステーションマルチリンクデバイスのリンクMACアドレスを含む。
【0209】
例示的に、第2の組のリンクMACアドレスは、少なくとも1つのリンクMACアドレスを含む。例示的に、第2の組のリンクMACアドレスは、空の集合/空であってもよく、即ち、第2の組のリンクMACアドレスは存在しない。第3の組のリンクMACアドレスは、少なくとも1つのリンクMACアドレスを含む。例示的に、第3の組のリンクMACアドレスは、空の集合/空であってもよく、即ち、第3の組のリンクMACアドレスは存在しない。
【0210】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0211】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと完全に異なり、かつアクセスポイントマルチリンクデバイスが第1の組のリンク上で接続要求を受け入れることができる場合、接続に成功したことを示す接続応答フレームを第1のステーションマルチリンクデバイスに送信する。ここで、第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと完全に異なることは、第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、第4の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが存在しないことを意味する。
【0212】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスに、第4の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在し、かつアクセスポイントマルチリンクデバイスがリンクMACアドレスの異なるリンク上で接続要求を受け入れることができる場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続に成功したことを示す接続応答フレームを送信し、または、ステーションマルチリンクデバイスに接続に失敗したことを示す接続応答フレームを送信する。ここで、第1の組のリンクMACアドレスに、第4の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在することは、第1の組のリンクMACアドレスに、第4の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスとすべて異なるリンクMACアドレスが1つ存在することを意味する。
【0213】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第4の組のリンクMACアドレスが第1の組のリンクMACアドレスを含む場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続に失敗したことを示す接続応答フレームを送信する。ここで、第4の組のリンクMACアドレスが第1の組のリンクMACアドレスを含むことは、第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスのサブセットであり、または、第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、第4の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが存在することを意味する。
【0214】
例示的に、接続要求フレームに、第1のステーションマルチリンクデバイスのステーションマルチリンクデバイスMACアドレスがさらに含まれる。アクセスポイントマルチリンクデバイスは、ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと第1の組のリンクMACアドレスに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0215】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、もう接続されたデバイスMACアドレスにステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在しない場合、ステップ2102を実行し、ここで、もう接続されたデバイスMACアドレスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーション(ステーショデバイスおよび/またはステーションマルチリンクデバイス)のデバイスMACアドレスを含む。
【0216】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、もう接続されたステーションまたはステーションマルチリンクデバイスのデバイスMACアドレスに、ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在しない場合、第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0217】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、もう接続されたデバイスMACアドレスに、ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在する場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0218】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。または、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否か、及び、残りのリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信する。
【0219】
例示的に、残りのリンクは、少なくとも1つのリンクを含み、即ち、残りのリンクMACアドレスは、少なくとも1つのリンクMACアドレスを含む。
【0220】
図11に示された例示的な実施例と同様に、第1のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否か、及び、残りのリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かについて、6つのケースを例示し、以下、6つのケースをそれぞれ説明する。本願の実施例は、以下の6つのケースに限定されるものではない。
【0221】
ケース1
【0222】
第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクである。
【0223】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0224】
例示的に、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスとすべて異なる場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0225】
例示的に、接続要求フレームを送信するリンクのリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じである場合、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続に失敗したことを示す接続応答フレームを送信する。接続要求フレームを送信するリンクのリンクMACアドレスがもう接続されたステーションのリンクMACアドレスとすべて異なる場合、アクセスポイントマルチリンクデバイスは、接続に成功したことを示す接続応答フレームを第1のステーションマルチリンクデバイスに送信する。
【0226】
例示的に、接続応答フレームは、第1のステーションマルチリンクデバイスによって要求された各リンクのリンクレベル情報を携帯しでもよいし、第1のステーションマルチリンクデバイスによって要求された各リンクのリンクレベル情報を携帯しなくてもよい。リンクレベル情報にリンクレベル接続ステータスコードが含まれる。
【0227】
接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、または、接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、ここで、デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続失敗を示すために使用され、リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0228】
例示的に、デバイスレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることができる。接続に失敗したリンクのリンクレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用されることもできる。
【0229】
ケース2
【0230】
第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクであり、残りのリンクMACアドレスは、第1の組のリンクMACアドレスのうち、第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含む。
【0231】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じ、且残りのリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0232】
ケース3
【0233】
第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクであり、残りのリンクMACアドレスは、第1の組のリンクMACアドレスのうち、第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含む。
【0234】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じ、かつ残りのリンクMACアドレスに、第4の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0235】
ケース4
【0236】
第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクであり、残りのリンクMACアドレスは、第1の組のリンクMACアドレスのうち、第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含む。
【0237】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ残りのリンクMACアドレスに、第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0238】
ケース5
【0239】
第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、第1のリンクは、接続要求フレームを送信するリンクであり、残りのリンクMACアドレスは、第1の組のリンクMACアドレスのうち、第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含む。
【0240】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ残りのリンクMACアドレスに、第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0241】
ケース6
【0242】
アクセスポイントマルチリンクデバイスは、第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、第4の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合、第1のステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信し、接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0243】
例示的に、本実施例における6つのケースに関する説明について、
図11に示された例示的な実施例における6つのケースに関する説明を参照し、
図11に示された実施例における6つのケースのうちの「第2の組のリンクMACアドレス」を「第4の組のリンクMACアドレス」に置き換えた後、本実施例における6つのケースに関する説明にも同様に適用する。したがって、本実施例では、説明を省略する。
【0244】
以上のように、本実施例による方法では、STA MLDとAP MLDがMulti-Link Setupプロセスを行う期間、AP MLDは、STA MLDによって要求されたすべてのリンク上で対応するLink MAC Addressを検出し、AP MLDにおいて接続がもう確立された1つ以上のSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じかどうか、または、他の接続の確立を要求する1つ以上のSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じかどうかを判断する必要がある。
【0245】
Association Requestフレームを送信するリンク上でSTA MLDに対応するLink MAC Addressが、AP MLDにおいて接続がもう確立された他の1つのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じであり、または、他の接続の確立を要求する他の1つのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じである場合、AP MLDは、STA MLDのマルチリンク接続要求を拒否し、または、AP MLDは、一部のリンク上のSTA MLDの接続要求を条件付きで受け入れる。
【0246】
Association Requestフレームを送信するリンク以外の残りのリンク上でSTA MLDに対応するLink MAC Addressが、AP MLDにおいて接続がもう確立された他の1つまたは複数のSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じであり、または、他の接続の確立を要求する他の1つのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じである場合、AP MLDは、STA MLDのマルチリンク接続要求を拒否し、または、AP MLDは、一部のリンク上のSTA MLDの接続要求を条件付きで受け入れる。
【0247】
すべてのリンク上でSTA MLDに対応するLink MAC Addressが、AP MLDにおいて接続がもう確立された他の1つまたは複数のSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じであり、または、他の接続の確立を要求する他の1つのSTA MLDまたはSTAに対応するLink MAC Addressと同じである場合、AP MLDは、STA MLDのマルチリンク接続要求を拒否する。
【0248】
マルチリンク接続を確立する際に、ステーションマルチリンクデバイスによって要求されたリンクのリンクMACアドレスが、もう接続されたステーションのリンクMACアドレスと同じであるかどうか、他の接続の確立を要求するステーションのリンクMACアドレスと同じであるかどうかを検査し、同じであるかどうかに基づいて接続応答フレームを送信することにより、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続が確立されたステーションが対応して同じリンクMACアドレスを有することを防止し、リンクMACアドレスが同じであることによるフレームの相互作用の失敗を回避する。
【0249】
以下は本願の装置の実施例であり、本願の方法の実施例を実行するために使用されることができる。本願の装置の実施例に開示されていない詳細について、本願の方法の実施例が参照される。
【0250】
図19を参照して、本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立装置のブロック図が示される。当該装置は、上記方法を実現する機能を有し、前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。当該装置は、上述したアクセスポイントマルチリンクデバイスであってもよい。前記装置は、
【0251】
第1の受信モジュール1801と第1の送信モジュール1802とを含み、
前記第1の受信モジュール1801は、少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームを受信するために使用され、各前記接続要求フレームは、1組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスをそれぞれ含み、前記1組のリンクMACアドレスは、ステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含み、
【0252】
前記第1の送信モジュール1802は、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信するために使用される。
【0253】
一選択可能な実施例では、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスは、第1のステーションマルチリンクデバイスを含み、前記第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームは、第1の組のリンクMACアドレスを含み、
【0254】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信するために使用され、前記第2の組のリンクMACアドレスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含む。
【0255】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記接続要求フレームを送信するリンクであり、
【0256】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0257】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0258】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0259】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0260】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0261】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0262】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0263】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0264】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0265】
一選択可能な実施例では、前記第1の送信モジュール1802は、前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第2の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0266】
一選択可能な実施例では、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスは、第1のステーションマルチリンクデバイスと残りのステーションマルチリンクデバイスとを含み、前記第1のステーションマルチリンクデバイスから送信された接続要求フレームは、第1の組のリンクMACアドレスを含み、前記残りのステーションマルチリンクデバイスから送信された少なくとも1つの接続要求フレームは、第3の組のリンクMACアドレスを含み、
【0267】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに前記接続応答フレームを送信するために使用され、
【0268】
ここで、前記第4の組のリンクは、第2の組のリンクMACアドレスと前記第3の組のリンクMACアドレスを含み、前記第2の組のリンクMACアドレスは、アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含む。
【0269】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、
【0270】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0271】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0272】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0273】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0274】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0275】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0276】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続成功を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0277】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0278】
前記第1の送信モジュール1802は、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0279】
一選択可能な実施例では、前記第1の送信モジュール1802は、前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第4の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合、前記第1のステーションマルチリンクデバイスに接続失敗を示す前記接続応答フレームを送信するために使用される。
【0280】
一選択可能な実施例では、前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、
【0281】
または、前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、
【0282】
ここで、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続失敗を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0283】
一選択可能な実施例では、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用される。
【0284】
一選択可能な実施例では、接続に失敗したリンクの前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用される。
【0285】
一選択可能な実施例では、前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイス接続の成功を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0286】
一選択可能な実施例では、前記接続要求フレームは、前記ステーションマルチリンクデバイスのステーションマルチリンクデバイスMACアドレスをさらに含み、
【0287】
前記第1の送信モジュール1802は、もう接続されたデバイスMACアドレスにステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在しない場合、前記接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスに基づいて、前記少なくとも1つのステーションマルチリンクデバイスに接続応答フレームを送信するステップを実行するために使用される。
【0288】
ここで、前記接続されたデバイスMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのデバイスMACアドレスを含む。
【0289】
図20を参照して、本願の一実施例によるマルチリンク接続の確立装置のブロック図が示される。当該装置は、上記方法を実現する機能を有し、前記機能は、ハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。当該装置は、上述した第1のステーションマルチリンクデバイスであってもよい。前記装置は、第2の送信モジュール1902と第2の受信モジュール1901とを含み、
【0290】
前記第2の送信モジュール1902はアクセスポイントマルチリンクデバイスに接続要求フレームを送信するために使用され、前記接続要求フレームは、第1の組のリンク(メディアアクセス制御)MACアドレスを含み、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のステーションマルチリンクデバイスが接続の確立を要求するリンクのリンクMACアドレスを含み、
【0291】
前記第2の受信モジュール1901は、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスから送信された接続応答フレームを受信するために使用され、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信される。
【0292】
一選択可能な実施例では、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスが第2の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて送信され、前記第2の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含む。
【0293】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、
【0294】
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0295】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0296】
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0297】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0298】
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0299】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0300】
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0301】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが前記接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0302】
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第2の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第2の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0303】
一選択可能な実施例では、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第2の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0304】
一選択可能な実施例では、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスが第4の組のリンクMACアドレスと同じであるか否かに基づいて送信され、
【0305】
ここで、前記第4の組のリンクは、第2の組のリンクMACアドレスと第3の組のリンクMACアドレスを含み、前記第2の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのリンクMACアドレスを含み、前記第3の組のリンクMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスによって受信される残りのステーションマルチリンクデバイスの接続要求フレームにおけるリンクMACアドレスを含む。
【0306】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、
【0307】
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じである場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0308】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0309】
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスとすべて異なる場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0310】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0311】
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスのうちの1つのリンクMACアドレスと同じであり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと異なるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0312】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0313】
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続成功を示す。
【0314】
一選択可能な実施例では、前記第1の組のリンクMACアドレスは、第1のリンクの第1のリンクMACアドレス及び残りのリンクMACアドレスを含み、前記第1のリンクは、前記第1のステーションマルチリンクデバイスが接続要求フレームを送信するリンクであり、前記残りのリンクMACアドレスは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうち、前記第1のリンクMACアドレス以外のリンクMACアドレスを含み、
【0315】
前記接続応答フレームは、前記第1のリンクMACアドレスが前記第4の組のリンクMACアドレスと異なり、かつ前記残りのリンクMACアドレスに、前記第4の組のリンクMACアドレスと同じであるリンクMACアドレスが少なくとも1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0316】
一選択可能な実施例では、前記接続応答フレームは、前記第1の組のリンクMACアドレスのうちのいずれかのリンクMACアドレスについて、前記第4の組のリンクMACアドレスのいずれも、これと同じであるリンクMACアドレスが1つ存在する場合に送信され、前記接続応答フレームは、接続失敗を示す。
【0317】
一選択可能な実施例では、前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードを含み、
【0318】
または、前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、
【0319】
ここで、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイスの接続失敗を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0320】
一選択可能な実施例では、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用される。
【0321】
一選択可能な実施例では、接続に失敗したリンクの前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクMACアドレスの競合を示すために使用される。
【0322】
一選択可能な実施例では、前記接続応答フレームは、デバイスレベル接続ステータスコードとリンクレベル接続ステータスコードを含み、前記デバイスレベル接続ステータスコードは、デバイス接続の成功を示すために使用され、前記リンクレベル接続ステータスコードは、リンクの接続結果を示すために使用される。
【0323】
一選択可能な実施例では、前記接続要求フレームは、前記ステーションマルチリンクデバイスのステーションマルチリンクデバイスMACアドレスをさらに含み、
【0324】
前記接続応答フレームは、もう接続されたデバイスMACアドレスに、前記ステーションマルチリンクデバイスMACアドレスと同じであるデバイスMACアドレスが存在しない場合、前記第1の組のリンクMACアドレスに基づいて送信され、
【0325】
ここで、前記もう接続されたデバイスMACアドレスは、前記アクセスポイントマルチリンクデバイスとの接続がもう確立されたステーションのデバイスMACアドレスを含む。
【0326】
なお、上記実施例による装置がその機能を実現する際に、上記各機能モジュールの区分のみを例に挙げて説明し、実際の応用では、上記の機能が、実際のニーズに応じて異なる機能モジュールによって実現され、即ち、上記で説明された機能のすべてまたは一部を完成させるために、デバイスの構成を異なる機能モジュールに分割する。
【0327】
上記実施例における装置について、各モジュールが動作を実行する具体的な態様は、当該方法に関する実施例において詳細に説明され、ここでは詳細な説明を省略する。
【0328】
図21を参照して、本願の一実施例によるマルチリンクデバイスの構成概略図である。当該マルチリンクデバイスは、プロセッサ2001、受信機2002、送信機2003、メモリ2004、およびバス2005を含むことができる。
【0329】
プロセッサ2001は、1つ以上の処理コアを含み、プロセッサ2001は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを動作させることにより、様々な機能アプリケーション及びマルチリンク接続の確立方法を実行する。
【0330】
受信機2002と送信機2003は、1つのトランシーバ2006として実装されることができ、当該トランシーバ2006は、通信チップであってもよい。
【0331】
メモリ2004は、バス2005を介してプロセッサ2001に接続されている。
【0332】
上記方法の実施例においてアクセスポイントマルチリンクデバイスまたはステーションマルチリンクデバイスによって実行された各ステップを実現するために、メモリ2004が、コンピュータプログラムを記憶するために使用され、プロセッサ2001が、当該コンピュータプログラムを実行するために使用されることができる。
【0333】
また、メモリ2004は、任意のタイプの揮発性メモリまたは不揮発性メモリ、またはそれらの組み合わせによって実現されることができ、揮発性メモリまたは不揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory、RAM)、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、消去可能なプログラマブル読取り専用メモリ(Erasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、EEPROM)、フラッシュメモリまたは他のソリッドメモリ、リードオンリーディスク(Compect Disc Read-Only memory、CD-ROM)、高密度デジタルビデオディスク(Digital Vedeo Disc、DVD)または他の光記憶装置、テープカートリッジ、磁気テープ、ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置を含むが、これらに限らない。
【0334】
本願の実施例に係るプロセッサおよびトランシーバは、上記
図9、
図10、
図11のいずれかに示された方法において、マルチリンクデバイスによって実行されたステップを実行することができ、ここでは説明を省略する。
【0335】
本願の実施例では、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムは、マルチリンクデバイスのプロセッサによって実行されることにより、上記マルチリンク接続の確立方法を実現するために使用される。
【0336】
選択肢の一つとして、当該コンピュータ可読記憶媒体は、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random-Access Memory、RAM)、ソリッド・ステート・ドライブ(Solid State Drives、SSD)や光ディスクなどを含む。ここで、ランダムアクセスメモリは、抵抗変化メモリ(Resistance Random Access Memory、ReRAM)とダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Dynamic Random Access Memory、DRAM)を含む。
【0337】
本願の実施例では、チップをさらに提供し、前記チップは、プログラム可能な論理回路および/またはプログラム命令を含み、前記チップがマルチリンクデバイス上で動作する場合、上記マルチリンク接続の確立方法を実現する。
【0338】
本願の実施例では、コンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラムをさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品またはコンピュータプログラムは、コンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、マルチリンクデバイスのプロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータ命令を読み出して実行することにより、上記マルチリンク接続の確立方法を実現する。
【0339】
本願の実施例におけるプロセッサは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)を含む。
【0340】
本願的実施例において言及された「示す」は、直接的に示すということであってもよいし、間接的に示すということであってもよいし、関連関係があることを示すものであってもよいことを理解すべきである。例を挙げると、AがBを示すということは、Aが直接にBを示すことを意味してもよく、例えばBはAによって取得されることができ、Aが間接的にBを示すことを意味してもよく、例えばAはCを示し、BはCによって取得されることができ、また、AとBの間に関連関係があることを意味してもよい。
【0341】
本願の実施例の説明では、「対応する」という用語は、両者間に直接に対応する関係または間接的に対応する関係があることを意味してもよく、両者間に関連関係があることを意味してもよく、示すことと示されること、構成することと構成されることなどの関係であってもよい。
【0342】
本明細書で言及される「複数」は、2つ以上を意味する。「および/または」は、関連対象の関連関係を記述し、3つの関係が存在し得ることを示し、例えば、Aおよび/またはBは、Aが単独に存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独に存在するという3つの状況を表すことができる。符号「/」は、一般的に、前後の関連対象が「または」の関係であることを表す。
【0343】
また、本明細書に記載されたステップ番号は、ステップ間の可能な実行順序の一例のみを例示し、いくつかの他の実施例では、上記のステップは、2つの異なる番号のステップが同時に実行されるか、または2つの異なる番号のステップが図示と逆の順序で実行されるかのように、番号順に実行されなくてもよく、本願の実施例では、これについて限定しない。
【0344】
当業者は、上述した1つ以上の例において、本願の実施例で説明された機能が、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせで実現できることを理解できるだろう。ソフトウェアを使用して実現する場合、これらの機能をコンピュータ可読媒体に記憶させてもよく、またはコンピュータ可読媒体における1つ以上の命令またはコードとして送信してもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体及び通信媒体を含み、ここで、通信媒体は、コンピュータプログラムをある場所から他の場所へ転送することを容易にする任意の媒体を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータがアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。
【0345】
上記は、本願の例示的な実施例に過ぎない、本願を限定するものではなく、本願の精神および範囲内でなされた任意の変更、等効な置換、改善などは、本発明の範囲に含まれるものとする。
【国際調査報告】