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特表2024-539326情報報告方法、端末機器及びネットワーク側機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】情報報告方法、端末機器及びネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20241018BHJP
   H04W 24/02 20090101ALI20241018BHJP
   H04W 74/0833 20240101ALI20241018BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W24/02
H04W74/0833
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525334
(86)(22)【出願日】2022-10-28
(85)【翻訳文提出日】2024-06-19
(86)【国際出願番号】 CN2022128339
(87)【国際公開番号】W WO2023072264
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】202111260246.9
(32)【優先日】2021-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】507142144
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHINA MOBILE COMMUNICATIONS GROUP CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼▲亮▼
(72)【発明者】
【氏名】黄学▲艷▼
(72)【発明者】
【氏名】胡南
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD43
5K067DD44
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH23
(57)【要約】
本出願は、情報報告方法、端末機器及びネットワーク側機器を開示し、情報報告方法は、端末機器が無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録することと、関連情報をネットワーク側機器に報告することと、を含む。一実施形態では、関連情報をネットワーク側機器に報告することは、RRC接続状態にある場合、関連情報をネットワーク側機器に報告すること、RRC接続状態へ転換するプロセスに、関連情報をネットワーク側機器に報告すること、RRC非活性化状態で、関連情報をネットワーク側機器に報告すること、及びランダムアクセスプロセスに、関連情報をネットワーク側機器に報告すること、のうちのいずれか1つを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報報告方法であって、
端末機器が無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録することと、
前記関連情報をネットワーク側機器に報告することと、を含む、情報報告方法。
【請求項2】
前記関連情報をネットワーク側機器に報告することは、
RRC接続状態にある場合、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC接続状態へ転換するプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC非活性化状態で、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、及び
ランダムアクセスプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、のうちのいずれか1つを含む、
請求項1に記載の情報報告方法。
【請求項3】
前記関連情報をネットワーク側機器に報告することは、
前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することを含む、
請求項1に記載の情報報告方法。
【請求項4】
前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することは、
指示メッセージを前記ネットワーク側機器に送信することであって、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用される、ことと、
前記ネットワーク側機器によって送信された情報報告要求を受信することと、
前記情報報告要求に応答して、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することと、を含む、
請求項3に記載の情報報告方法。
【請求項5】
前記関連情報をネットワーク側機器に報告した後、前記情報報告方法はさらに、
前記ネットワーク側機器によって送信されたターゲット構成情報を受信することであって、前記ターゲット構成情報は、前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて前記RRC非活性化状態でデータ伝送時の構成情報を調整した後の情報である、ことを含む、
請求項1に記載の情報報告方法。
【請求項6】
前記関連情報は、
データパケット情報、
構成許可(CG)リソースを使用してデータパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA)情報、
参照信号受信電力(RSRP)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の情報報告方法。
【請求項7】
前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項6に記載の情報報告方法。
【請求項8】
前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB)情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項6に記載の情報報告方法。
【請求項9】
前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたスモールデータ伝送(SDT)を選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項6に記載の情報報告方法。
【請求項10】
前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、又は、
前記伝送タイプ情報はさらに、ランダムアクセスチャネル(RACH)を使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される、
請求項6に記載の情報報告方法。
【請求項11】
前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される、
請求項6に記載の情報報告方法。
【請求項12】
前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを使用することを示すために使用される、
請求項6に記載の情報報告方法。
【請求項13】
前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときに補足アップリンク(SUL)キャリア又はアップリンク(UL)キャリアを使用することを示すために使用される、
請求項6に記載の情報報告方法。
【請求項14】
ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信することであって、前記関連情報は、無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された関連情報である、ことを含む、情報報告方法。
【請求項15】
前記ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信した後、前記情報報告方法はさらに、
前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行うことと、
前記構成情報が不合理であることを決定する場合、前記構成情報を調整し、ターゲット構成情報を得ることと、
前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信することと、を含む、
請求項14に記載の情報報告方法。
【請求項16】
前記ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信することは、
前記ネットワーク側機器が前記端末機器によって送信された指示メッセージを受信することであって、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用される、ことと、
情報報告要求を前記端末機器に送信することと、
前記端末機器によって報告された前記関連情報を受信することと、を含む、
請求項14に記載の情報報告方法。
【請求項17】
前記関連情報は、
データパケット情報、
構成許可(CG)リソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA)情報、
参照信号受信電力(RSRP)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項14に記載の情報報告方法。
【請求項18】
前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項17に記載の情報報告方法。
【請求項19】
前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB)情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項17に記載の情報報告方法。
【請求項20】
前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたスモールデータ伝送(SDT)を選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項17に記載の情報報告方法。
【請求項21】
前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、ランダムアクセスチャネル(RACH)を使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される、
請求項17に記載の情報報告方法。
【請求項22】
前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される、
請求項17に記載の情報報告方法。
【請求項23】
前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを使用することを示すために使用される、
請求項17に記載の情報報告方法。
【請求項24】
前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときに補足アップリンク(SUL)キャリア又はアップリンク(UL)キャリアを使用することを示すために使用される、
請求項17に記載の情報報告方法。
【請求項25】
端末機器であって、トランシーバ及びプロセッサを含み、
前記プロセッサは、無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録するように構成され、
前記トランシーバは、前記関連情報をネットワーク側機器に報告するように構成される、端末機器。
【請求項26】
前記トランシーバはさらに、
RRC接続状態にある場合、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC接続状態へ転換するプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC非活性化状態で、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、及び
ランダムアクセスプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、のうちのいずれか1つを実行するように構成される、
請求項25に記載の端末機器。
【請求項27】
前記トランシーバはさらに、前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するように構成される、
請求項25に記載の端末機器。
【請求項28】
前記トランシーバはさらに、
指示メッセージを前記ネットワーク側機器に送信し、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用され、
前記ネットワーク側機器によって送信された情報報告要求を受信し、
前記情報報告要求に応答して、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するように構成される、
請求項27に記載の端末機器。
【請求項29】
前記トランシーバはさらに、前記ネットワーク側機器によって送信されたターゲット構成情報を受信するように構成され、前記ターゲット構成情報は、前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報を調整した後の情報である、
請求項25に記載の端末機器。
【請求項30】
前記関連情報は、
データパケット情報、
構成許可(CG)リソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA)情報、
参照信号受信電力(RSRP)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項25に記載の端末機器。
【請求項31】
前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータパケット量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項30に記載の端末機器。
【請求項32】
前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB)情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項30に記載の端末機器。
【請求項33】
前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたスモールデータ伝送(SDT)を選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項30に記載の端末機器。
【請求項34】
前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、ランダムアクセスチャネル(RACH)を使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される、
請求項30に記載の端末機器。
【請求項35】
前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される、
請求項30に記載の端末機器。
【請求項36】
前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを使用することを示すために使用される、
請求項30に記載の端末機器。
【請求項37】
前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときに補足アップリンク(SUL)キャリア又はアップリンク(UL)キャリアを使用することを示すために使用される、
請求項30に記載の端末機器。
【請求項38】
ネットワーク側機器であって、トランシーバ及びプロセッサを含み、
前記トランシーバは、端末機器によって報告された関連情報を受信するように構成され、前記関連情報は、無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された情報である、ネットワーク側機器。
【請求項39】
前記プロセッサはさらに、前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行い、前記構成情報が不合理であることを決定する場合、前記構成情報を調整し、ターゲット構成情報を得るように構成され、
前記トランシーバはさらに、前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信するように構成される、
請求項38に記載のネットワーク側機器。
【請求項40】
前記トランシーバはさらに、
前記端末機器によって送信された指示メッセージを受信し、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用され、
情報報告要求を前記端末機器に送信し、
前記端末機器によって報告された前記関連情報を受信するように構成される、
請求項38に記載のネットワーク側機器。
【請求項41】
前記関連情報は、
データパケット情報、
構成許可(CG)リソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA)情報、
参照信号受信電力(RSRP)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項38に記載のネットワーク側機器。
【請求項42】
前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項41に記載のネットワーク側機器。
【請求項43】
前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB)情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項41に記載のネットワーク側機器。
【請求項44】
前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたスモールデータ伝送(SDT)を選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項41に記載のネットワーク側機器。
【請求項45】
前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、ランダムアクセスチャネル(RACH)を使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される、
請求項41に記載のネットワーク側機器。
【請求項46】
前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される、
請求項41に記載のネットワーク側機器。
【請求項47】
前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを使用することを示すために使用される、
請求項41に記載のネットワーク側機器。
【請求項48】
前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときに補足アップリンク(SUL)キャリア又はアップリンク(UL)キャリアを使用することを示すために使用される、
請求項41に記載のネットワーク側機器。
【請求項49】
端末機器であって、前記端末機器は、トランシーバ、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取って、請求項1~13のいずれか1項に記載の情報報告方法におけるステップを実現する、端末機器。
【請求項50】
ネットワーク側機器であって、前記ネットワーク側機器は、トランシーバ、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取って、請求項14~24のいずれか1項に記載の情報報告方法におけるステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項51】
プロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに、請求項1~13のいずれか1項に記載の情報報告方法におけるステップを実現させるか、又は請求項14~24のいずれか1項に記載の情報報告方法におけるステップを実現させるためのコンピュータプログラムを記憶する、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本出願は、出願番号が202111260246.9であり、出願日が2021年10月28日である中国特許出願に基づいて提出され、該中国特許出願の優先権を主張し、該中国特許出願の全ての内容が参照により本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に関し、特に、情報報告方法、端末機器及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代移動通信技術(5G)通信では、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)非活性化(英語でRRC_Inactiveと表現できる)状態が新たに導入される。関連技術では、端末機器は、RRC接続状態に入る必要がなく、RRC非活性化状態でランダムアクセスチャネル(RACH:Random Access CHannel)により、又は構成許可(CG:Configured Grant)プロセス中にスモールデータパケットを伝送することができる。
【0004】
しかし、端末機器はRRC非活性化状態で任意にデータを伝送することができず、ネットワーク側機器(例えば基地局)は、多くの条件又はパラメータ、例えばデータパケットサイズ、伝送リソース、伝送タイプなどを端末機器に構成する必要があり、端末機器はこれらの条件を満たし、適切なパラメータを使用してこそ、スモールデータパケットがネットワーク側機器にスムーズに送信されることを保証することができる。しかしながら、実際にはネットワーク側機器によって構成される各種の条件及びパラメータの初期値は経験にしか依存できず、端末機器がこれらの構成に基づいてスモールデータパケットの伝送(スモールデータ伝送とも呼ばれてもよい)を行うと、失敗状況が発生する可能性があり、ネットワーク側機器は伝送失敗の問題点を発見するのが難しく、さらにネットワーク性能の持続的な悪化を招きやすい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
関連する技術的問題を解決するために、本出願の実施例は、情報報告方法、端末機器及びネットワーク側機器を提供する。
【0006】
第1態様では、本出願の実施例は、情報報告方法を提供し、該情報報告方法は、
端末機器がRRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録することと、
前記関連情報をネットワーク側機器に報告することと、を含む。
【0007】
上記の解決策では、前記関連情報をネットワーク側機器に報告することは、
RRC接続状態にある場合、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC接続状態へ転換するプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC非活性化状態で、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、及び
ランダムアクセスプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、のうちのいずれか1つを含む。
【0008】
上記の解決策では、前記関連情報をネットワーク側機器に報告することは、
前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することを含む。
【0009】
上記の解決策では、前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することは、
指示メッセージを前記ネットワーク側機器に送信することであって、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用される、ことと、
前記ネットワーク側機器によって送信された情報報告要求を受信することと、
前記情報報告要求に応答して、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することと、を含む。
【0010】
上記の解決策では、前記関連情報をネットワーク側機器に報告した後、前記情報報告方法はさらに、
前記ネットワーク側機器によって送信されたターゲット構成情報を受信することであって、前記ターゲット構成情報は、前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報を調整した後の情報である、ことを含む。
【0011】
上記の解決策では、前記関連情報は、
データパケット情報、
CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA:Time Advanced)情報、
参照信号受信電力(RSRP:Reference Signal Receiving Power)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP:Bandwidth Part)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む。
【0012】
上記の解決策では、前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータパケット量の閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量の閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0013】
上記の解決策では、前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB:Synchronization Signaland PBCH block)情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
上記の解決策では、前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたスモールデータ伝送(SDT:Small Data Transmission)を選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0015】
上記の解決策では、前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、RACHを使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される。
【0016】
上記の解決策では、前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される。
【0017】
上記の解決策では、前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)リソースを使用することを示すために使用される。
【0018】
上記の解決策では、前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときに補足アップリンク(SUL:Supplementary Uplink)キャリア又はアップリンク(UL:Uplink)キャリアを使用することを示すために使用される。
【0019】
第2態様では、本出願の実施例は、別の情報報告方法をさらに提供し、該情報報告方法は、
ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信することであって、前記関連情報は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された関連情報である、ことを含む。
【0020】
上記の解決策では、前記ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信した後、前記情報報告方法はさらに、
前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行うことと、
前記構成情報が不合理であることを決定する場合、前記構成情報を調整し、ターゲット構成情報を得ることと、
前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信することと、を含む。
【0021】
上記の解決策では、前記ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信することは、
前記ネットワーク側機器が前記端末機器によって送信された指示メッセージを受信することであって、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用される、ことと、
情報報告要求を前記端末機器に送信することと、
前記端末機器によって報告された前記関連情報を受信することと、を含む。
【0022】
上記の解決策では、前記関連情報は、
データパケット情報、
CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報、
RSRP情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
BWP情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む。
【0023】
上記の解決策では、前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0024】
上記の解決策では、前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応するSSB情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0025】
上記の解決策では、前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0026】
上記の解決策では、前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、RACHを使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される。
【0027】
上記の解決策では、前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される。
【0028】
上記の解決策では、前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又はPUSCHリソースを使用することを示すために使用される。
【0029】
上記の解決策では、前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときにSULキャリア又はULキャリアを使用することを示すために使用される。
【0030】
第3態様では、本出願の実施例は、端末機器をさらに提供し、前記端末機器はトランシーバ及びプロセッサを含み、
前記プロセッサは、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録するように構成され、
前記トランシーバは、前記関連情報をネットワーク側機器に報告するように構成される。
【0031】
上記の解決策では、前記トランシーバはさらに、
RRC接続状態にある場合、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC接続状態へ転換するプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC非活性化状態で、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、及び
ランダムアクセスプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、のうちのいずれか1つを実行するように構成される。
【0032】
上記の解決策では、前記トランシーバはさらに、前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するように構成される。
【0033】
上記の解決策では、前記トランシーバはさらに、
指示メッセージを前記ネットワーク側機器に送信し、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用され、
前記ネットワーク側機器によって送信された情報報告要求を受信し、
前記情報報告要求に応答して、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するように構成される。
【0034】
上記の解決策では、前記トランシーバはさらに、前記ネットワーク側機器によって送信されたターゲット構成情報を受信するように構成され、前記ターゲット構成情報は、前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報を調整した後の情報である。
【0035】
上記の解決策では、前記関連情報は、
データパケット情報、
CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報、
RSRP情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
BWP情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む。
【0036】
上記の解決策では、前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0037】
上記の解決策では、前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応するSSB情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0038】
上記の解決策では、前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0039】
上記の解決策では、前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、RACHを使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される。
【0040】
上記の解決策では、前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される。
【0041】
上記の解決策では、前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又はPUSCHリソースを使用することを示すために使用される。
【0042】
上記の解決策では、前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときにSULキャリア又はULキャリアを使用することを示すために使用される。
【0043】
第4態様では、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供し、前記ネットワーク側機器はトランシーバ及びプロセッサを含み、
前記トランシーバは、端末機器によって報告された関連情報を受信するように構成され、前記関連情報は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された情報である。
【0044】
上記の解決策では、前記プロセッサはさらに、前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行い、前記構成情報が不合理であることを決定する場合、前記構成情報を調整し、ターゲット構成情報を得るように構成され、
前記トランシーバはさらに、前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信するように構成される。
【0045】
上記の解決策では、前記トランシーバはさらに、
前記端末機器によって送信された指示メッセージを受信し、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用され、
情報報告要求を前記端末機器に送信し、
前記端末機器によって報告された前記関連情報を受信するように構成される。
【0046】
上記の解決策では、前記関連情報は、
データパケット情報、
CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報、
RSRP情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
BWP情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む。
【0047】
上記の解決策では、前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0048】
上記の解決策では、前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応するSSB情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0049】
上記の解決策では、前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0050】
上記の解決策では、前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにネットワークによって構成されたCG又はランダムアクセスプロセスを選択することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、RACHを使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される。
【0051】
上記の解決策では、前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される。
【0052】
上記の解決策では、前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又はPUSCHリソースを使用することを示すために使用される。
【0053】
上記の解決策では、前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときにSULキャリア又はULキャリアを使用することを示すために使用される。
【0054】
第5態様では、本出願の実施例は、端末機器をさらに提供し、前記端末機器は、トランシーバ、メモリ、プロセッサ、及びメモリに記憶されてプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記の第1態様に記載の情報報告方法におけるステップを実現する。
【0055】
第6態様では、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供し、前記ネットワーク側機器は、トランシーバ、メモリ、プロセッサ、及びメモリに記憶されてプロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサは、前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記の第2態様に記載の情報報告方法におけるステップを実現する。
【0056】
第7態様では、本出願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに上記の第1態様に記載の情報報告方法におけるステップを実現するか、又は上記の第2態様に記載の情報報告方法におけるステップを実現させる。
【0057】
本出願の実施例では、端末機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録し、ネットワーク側機器に前記関連情報を報告する。このようにして、端末機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を記録し、該関連情報をネットワーク側機器に報告することで、ネットワーク側機器が伝送中のフィードバック情報を取得できるようになり、ネットワーク側機器が取得したフィードバック情報に基づいて、RRC非活性化状態でデータ伝送時の構成情報が合理であるかどうかを分析するのに役立ち、さらに不合理な構成情報を最適化することで、ネットワーク性能を向上させることができ、RRC非活性化状態でのデータ伝送方式がネットワーク性能の持続的な悪化を招きやすい問題を少なくとも解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
図1】本出願の実施例による情報報告方法の第1のフローチャートである。
【0059】
図2】本出願の実施例による端末機器がRRC非活性化状態でデータを送信する第1のフローチャートである。
【0060】
図3】本出願の実施例による端末機器がRRC非活性化状態でデータを送信する第2のフローチャートである。
【0061】
図4】本出願の実施例による競争に基づく4ステップのRACHのフローチャートである。
【0062】
図5】本出願の実施例による競争に基づく2ステップのRACHのフローチャートである。
【0063】
図6】本出願の実施例による情報報告方法の第2のフローチャートである。
【0064】
図7】本出願の実施例による端末機器の第1の構造図である。
【0065】
図8】本出願の実施例によるネットワーク側機器の第1の構造図である。
【0066】
図9】本出願の実施例による端末機器の第2の構造図である。
【0067】
図10】本出願の実施例によるネットワーク側機器の第2の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0068】
本出願の実施例の技術的解決策をより明確に説明するために、以上において本出願の実施例の説明に使用する必要がある図面を簡単に紹介する。明らかに、以上に説明された図面は、本出願の実施例の一部だけであり、当業者にとっては、創造的な労力を払うことなく、これらの図面に基づいて他の図面をさらに取得することができる。
【0069】
以下、本出願の実施例における図面を参照しながら、本出願の実施例における技術的解決策を明確かつ完全に説明し、明らかに、説明される実施例は、本出願の実施例の一部であり、全ての実施例ではない。本出願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を払うことなく得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0070】
図1を参照すると、図1は、本出願の実施例による情報報告方法のフローチャートであり、図1に示すように、ステップ101~ステップ102を含む。
【0071】
ステップ101において、端末機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録する。
【0072】
5G通信では、端末機器は、RRCアイドル状態とRRC接続(英語でRRC_Connectedと表現できる)状態を備えるほか、さらにRRCアイドル状態とRRC接続状態の間に位置する中間状態であるRRC非アクティブ(RRC_Inactive)状態が新たに導入される。主な目的は、リソースとエネルギーをできるだけ節約する場合に、端末機器がRRC接続状態に迅速に入ってプロトコルデータユニット(PDU:Protocol Data Unit)セッションの確立を完了するようにして、5Gによって提案される超信頼性と低遅延シナリオの要求を満たすことである。
【0073】
端末機器がRRC非活性化状態にあり、ネットワーク側機器(例えば基地局)が端末機器をページングするか又は端末機器が無線アクセスネットワークベースの通知領域(RNA:Radio Access Network based notification area)の更新を開始する場合、端末機器はRRC接続回復プロセスを開始し、具体的には以下のステップを含む。
【0074】
ステップ1において、端末機器は、回復識別子、接続回復原因、セキュリティパラメータなどを含む接続確立回復(RRC Resume Request)メッセージを送信する。
【0075】
ステップ2において、基地局が端末機器の接続回復を許可する場合、無線ベアラ構成などを含む接続回復(RRC Resume)メッセージを送信する。
【0076】
ステップ3において、端末機器は、接続回復メッセージを受信した後、接続回復完了(RRC Resume Complete)メッセージを送信し、シグナリングベアラ(SRB:Signalling Radio Bearer)及びすべてのデータベアラ(DRB:Data Radio Bearer)を回復する。
【0077】
端末機器がRRC非活性化状態から接続を回復するには必ずランダムアクセスプロセスによって完了する必要があるが、関連技術では、まず4ステップのRACHプロセスが策定され、RACH遅延をさらに縮小するために、後続で2ステップのRACHプロセスが策定され、競争に基づく2ステップのRACHプロセスと4ステップのRACHプロセスはそれぞれ図2図3に示すとおりである。
【0078】
本出願の実施例は、RRC非活性化状態で端末機器がスモールデータパケットをネットワーク側機器に伝送するシナリオに適用することができる。関連技術では、図4に示すように、RRC非活性化状態にある端末機器がデータを送信したい場合、接続回復を経て、SRB及びDRBを回復し、RRC接続状態に入ってこそデータを送信できなければならない。スモールパケットデータ伝送にとって、この方式はシグナリングリソースの浪費を容易に引き起こし、端末の追加の電力消費を消耗し、伝送遅延を増加させる。
【0079】
図4に示す伝送方式の問題を解決するために、図5に示すRRC非活性化状態でスモールパケットデータを送信する方式が提案される。図5に示すように、端末機器は、RRC接続状態に入る必要がなく、RRC非活性化状態でRACHプロセス又はCGプロセスによりアップリンク、ダウンリンクデータを伝送することができ、それによって遅延及びネットワークシグナリングオーバーヘッドが節約される目的を達成することができる。
【0080】
しかし、端末機器はRRC接続状態で任意にアップリンク、ダウンリンクデータを伝送することができず、ネットワーク側機器は、多くの条件及びパラメータを端末機器に構成する必要があり、これらのパラメータ及び条件の多くはSDT伝送に特有するものであり、端末機器はこれらの条件を満たし、適切なパラメータを使用してこそ、スモールデータパケットがネットワーク側機器にスムーズに送信されることを保証することができる。しかしながら、実際にはネットワーク側機器によって構成される各種の条件及びパラメータの初期値は経験にしか依存できず、これらのネットワーク構成条件及びパラメータが最適ではない可能性があるため、端末機器のいくつかのフィードバックによりこれらの構成を反復して最適化する必要があり、例えば、端末機器がこれらの条件に基づいてスモールパケット伝送を実行すると、失敗状況が発生する可能性があり、ネットワーク側機器がこれらの失敗情報を知らない場合、これらの構成条件及びパラメータを最適化することができず、それによってネットワーク性能とユーザ体験の悪化を招く。
【0081】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器がスモールパケットデータ伝送失敗情報を取得できず、さらに構成条件及びパラメータを最適化できないという上記の問題を解決するために提案される解決策こそであり、端末機器がRRC非活性化状態でデータパケットを伝送するときの関連情報を記録及び報告することで、ネットワーク側機器に伝送失敗のフィードバック情報を取得させ、さらにネットワーク側機器をフィードバック情報に基づいて伝送失敗の問題を発見するように支援し、構成条件とパラメータを最適化することで、伝送失敗の問題を解決し、RRC非活性化状態でデータを伝送するネットワーク性能を最適化する。
【0082】
具体的に、端末機器は、RRC非活性化状態でデータを伝送することができ、例えば、データパケットをネットワーク側機器に伝送する場合、伝送中の関連情報、例えば、伝送されるデータパケットのサイズ、RSRP、伝送タイプ、伝送リソース、伝送失敗回数などの情報を取得又は記録する。ここで、上記のネットワーク側機器は、基地局、サーバなどのネットワーク側機器であってもよい。
【0083】
ステップ102において、前記関連情報をネットワーク側機器に報告する。
【0084】
該ステップでは、取得又は記録された関連情報をネットワーク側機器に報告することで、前記ネットワーク側機器は、受信した前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行い、RRC非活性化状態でのデータ伝送失敗の原因をタイムリーに発見することができ、前記構成情報に対して最適化及び調整を行うことで、前記端末機器が前記RRC非活性化状態でデータを送信するのに成功したことを確保することができる。
【0085】
例えば、前記ネットワーク側機器は、前記関連情報におけるデータパケットサイズ情報に基づいて、前記端末機器に対して構成されたデータパケット閾値情報が合理であるかどうかを分析してもよく、又は前記関連情報におけるRSRP情報に基づいて、前記端末機器に対して構成されたRSRP閾値情報が合理であるかどうかを分析してもよく、又は前記関連情報における伝送タイプ情報に基づいて、伝送失敗がどの伝送タイプの構成情報が不合理であるからだかを分析してもよい。
【0086】
一実施例では、前記ステップ102は、
RRC接続状態にある場合、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC接続状態へ転換するプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC非活性化状態で、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、及び
ランダムアクセスプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、のうちのいずれか1つを含む。
【0087】
即ち、前記端末機器は、多種の方式で前記関連情報を報告することができ、具体的に、RRC接続状態で前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することができる。RRC接続状態へ転換するプロセスに、例えばRRC非活性化状態から回復接続を開始してRRC接続状態に入るとき、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することもできる。RRC非活性化状態で前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することもでき、具体的に、1つのメッセージを新たに定義することで前記伝送メッセージを送信することができる。さらに、ランダムアクセスプロセスに、例えばランダムアクセス要求を開始するとき、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することができる。
【0088】
このようにして、上記の方式で前記関連情報を報告することで、報告方式が比較的柔軟になることを保証することができ、1つの適切なタイミングを選択して前記関連情報を報告することで、シグナリングリソースの過度の占有を回避することもできる。
【0089】
一実施例では、前記ステップ102は、
前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することを含む。
【0090】
前記端末機器は、前記関連情報を能動的に報告してもよく、前記ネットワーク側機器が報告を要求してもよく、即ち、前記端末機器は、前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告してもよい。例えば、前記端末機器は、前記ネットワーク側機器によって送信された情報報告要求を受信した場合、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告してもよい。このようにして、需要に基づく報告を実現し、不要なネットワークオーバーヘッドを回避することができる。
【0091】
さらに、前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することは、
指示メッセージを前記ネットワーク側機器に送信することであって、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用される、ことと、
前記ネットワーク側機器によって送信された情報報告要求を受信することと、
前記情報報告要求に応答して、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することと、を含む。
【0092】
一実施形態では、前記端末機器は、前記関連情報を収集した後、前記ネットワーク側機器に指示メッセージを送信し、報告できる関連情報が現在記録されていること、及び報告する必要があるかどうかを前記ネットワーク側機器に通知することができる。前記ネットワーク側機器は、前記指示メッセージを受信した後、前記端末機器が報告する必要がある場合、前記端末機器に情報報告要求を送信することができ、前記端末機器は、前記情報報告要求を受信した後、前記ネットワーク側機器に前記関連情報を報告することができる。
【0093】
このようにして、ネットワーク側機器に情報記録指示を送信することで、ネゴシエーションと需要に基づく報告を実現することができる。
【0094】
一実施例では、前記関連情報は、
データパケット情報、
CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報、
RSRP情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報(英語でPower Ramping Stepと表現できる)、
使用されるキャリア情報、
BWP情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む。
【0095】
一実施形態では、前記端末機器は、データパケット情報、CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報、RSRP情報、伝送タイプ情報、前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、伝送リソース情報、前記ネットワーク側機器にプリアンブル(Preamble)を送信するときの電力増加ステップ情報、使用されるキャリア情報、BWP情報、伝送失敗回数情報、論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及びT319aタイマーなど、のうちの1つ又は複数を前記ネットワーク側機器に報告することができる。
【0096】
ここで、前記データパケット情報は、伝送されるデータパケットサイズ情報又はネットワークによって構成されたデータパケット閾値情報を指示するものであってもよく、前記ネットワーク側機器が伝送失敗時にデータパケット閾値の構成が不合理であるかどうかを分析するために使用されてもよい。
【0097】
前記CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報は、前記端末機器がCGリソースを使用してデータパケットを伝送するときのTA情報を指示するものであってもよく、前記ネットワーク側機器が伝送失敗時にTA閾値の構成が不合理であるかどうかを分析するために使用されてもよい。
【0098】
前記RSRP情報は、前記端末機器がデータパケットを伝送するときの参照信号受信電力サイズ情報又はネットワークによって構成されるRSRP閾値情報を指示するものであってもよく、前記ネットワーク側機器が伝送失敗時にRSRP閾値の構成が不合理であるかどうかを分析するために使用されてもよい。
【0099】
前記伝送タイプ情報は、前記端末機器がデータパケットを伝送するときに使用される伝送タイプを指示するものであってもよく、例えばCG又はRACHタイプであり、前記ネットワーク側機器が伝送失敗時にどのタイプの伝送リソース構成が不合理であるからだかを分析するために使用されてもよい。
【0100】
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報は、前記端末機器がデータパケットを伝送するときにフォールバックが発生するかどうか、又は具体的にどのタイプから別のタイプにフォールバックするか、例えば2ステップのランダムアクセスプロセスから4ステップのランダムアクセスプロセスにフォールバックすることを指示するものであってもよく、前記フォールバック情報は、前記ネットワーク側機器が、伝送失敗が具体的にどのタイプの失敗であるか、リソース構成が不合理な問題が存在するかどうかを分析するために使用されてもよい。
【0101】
前記伝送リソース情報は、前記端末機器がデータパケットを伝送するときに使用されるリソース、例えばCGリソース又はPUSCHリソースを指示するものであってもよく、前記ネットワーク側機器が伝送失敗時に割り当てられた該伝送リソースが不合理であるかどうかを分析するために使用されてもよい。
【0102】
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報は、前記端末機器がデータパケットを伝送する前に2ステップ又は4ステップのランダムアクセスプロセスにプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報を指示するものであってもよく、前記ネットワーク側機器が伝送失敗時に送信電力が不足であるかどうかを分析するために使用されてもよい。
【0103】
前記使用されるキャリア情報は、前記端末機器がデータパケットを伝送するときに選択されたキャリア、例えばSULキャリア又はULキャリアを指示するものであってもよく、前記ネットワーク側機器が伝送失敗時にあるキャリアリソースの割り当てが不合理な問題が存在するかどうかを分析するために使用されてもよい。
【0104】
前記BWP情報は、前記端末機器がデータパケットを伝送するときに選択された帯域幅情報を指示するものであってもよく、前記ネットワーク側機器が伝送失敗時に帯域幅リソースの割り当てが不足な問題が存在するかどうかを分析するために使用されてもよい。
【0105】
前記伝送失敗回数情報は、前記端末機器がデータパケットを伝送するときに発生した失敗回数を指示するものであってもよく、前記ネットワーク側機器が統計的な失敗の総回数に基づいて、伝送失敗時に前記端末機器自体の問題であるか又は前記端末機器に構成されたパラメータ情報に不合理が存在するかを分析するために使用されてもよい。
【0106】
もちろん、前記端末機器が上記の複数の情報又はすべての情報を報告する場合、前記ネットワーク側機器は上記の情報を組み合わせてより全面的な判断と分析を行い、構成問題を迅速かつ正確に特定し、構成情報をタイムリーに最適化し、ネットワーク性能を改善することができる。
【0107】
このようにして、上記の情報のうちの1つ又は複数をネットワーク側機器に報告することで、ネットワーク側機器を伝送失敗の問題点を見つけるようによく支援することができ、さらにこれらの問題を解決することで、後続のスモールパケットデータの伝送成功を保証する。
【0108】
一実施例では、前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量の閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0109】
即ち、端末機器は、伝送対象データ量の具体的なサイズ、即ち未決データ量(data volume)またはバッファされたデータ量を報告することができ、ネットワークによって構成されたデータ量閾値、即ちdata volume閾値を報告することもでき、さらに、ネットワークによって伝送されたデータ量サイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうかを報告することができ、このようにして、前記ネットワーク側機器は、前記端末機器によって報告されたこれらのデータ量情報に基づいて、伝送失敗時に構成されたデータ量閾値が不合理であるかどうかを判断し、構成されたデータ量閾値を大きく調整する必要があるか小さく調整する必要があるかを判断することができ、さらに判断結果に基づいてデータ量閾値構成パラメータに対して最適化及び調整を行うことができる。
【0110】
一実施例では、前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応するSSB情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0111】
即ち、前記端末機器は、CGリソースを使用してデータパケットを伝送するときのTA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうかなどの情報を報告することができ、前記CGリソースに対応するSSB情報を報告することもでき、このようにして、前記ネットワーク側機器は、前記端末機器によって報告されたこれらのTA情報に基づいて、伝送失敗時にネットワークによって構成されたTA閾値が不合理であるかどうか、又はネットワークによって構成されたTA閾値が大きすぎるか小さすぎるかを判断することができ、さらに判定結果に基づいてTA閾値構成パラメータに対して最適化及び調整を行うことができる。
【0112】
一実施例では、前記RSRP情報は
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0113】
即ち、前記端末機器は、データパケットを伝送するときのRSRP値、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値、非SDTを選択するときのRSRP閾値、SDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、データパケットを伝送するときのRSRP値がSDTを使用するときのRSRP閾値より高いか低いか、該RSRP値が非SDTを使用するときのRSRP閾値より高いか低いか、該RSRP値がSDTを使用するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いか低いか、前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうかなど、のうちの1つ又は複数を報告することができ、このようにして、前記ネットワーク側機器は、前記端末機器によって報告されたこれらのRSRP情報に基づいて、伝送失敗時に、現在構成されているSDTを選択するRSRP閾値が不合理であるか、それとも構成されている非SDTを選択するRSRP閾値が不合理であるか、どのような方式の調整が必要であるかを判断することができ、さらに判断結果に基づいて、対応するRSRP閾値構成パラメータに対して対応する最適化及び調整を行うことができる。
【0114】
一実施例では、前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、RACHを使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される。
【0115】
即ち、前記端末機器は、データパケットを伝送するためにCGを使用するかRACHを使用するかを報告することができ、RACHを使用してデータパケットを伝送する場合、伝送のために2ステップのRACHプロセスが選択されるか、4ステップのRACHプロセスが選択されるかをさらに報告することができる。このようにして、前記ネットワーク側機器は、前記端末機器によって報告されたこれらの伝送タイプ情報に基づいて、伝送失敗時にどのタイプのリソース構成に問題があるか、又は該タイプのRSRP閾値を調整する必要があるかどうかなどを判断することができ、さらに判断結果に基づいて該タイプの構成パラメータに対して最適化及び調整を行うことができる。
【0116】
一実施例では、前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される。
【0117】
前記端末機器は、データパケットを伝送するときにCGから2ステップのRACHへのフォールバックが発生する場合、即ち、CGを使用してデータパケットを伝送することから2ステップのRACHを使用してデータパケットを伝送することにフォールバックし、又は2ステップのRACHから4ステップのRACHへのフォールバックが発生し、即ち、2ステップのRACHを使用してデータパケットを伝送することから4ステップのRACHを使用してデータパケットを伝送することにフォールバックする場合、該フォールバック情報を記録し、該フォールバック情報をネットワーク側機器に報告し、このようにして、前記ネットワーク側機器は、前記端末機器によって報告されたこれらのフォールバック情報に基づいて、どのタイプのリソース構成に問題があるか、該タイプのリソース構成をどのように調整する必要があるかを判断することができ、さらに判断結果に基づいて、該タイプの構成パラメータに対して対応する最適化及び調整を行うことができる。
【0118】
一実施例では、前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又はPUSCHリソースを使用することを示すために使用される。
【0119】
即ち、前記端末機器は、データパケットを伝送するときにCGリソースが使用されるかPUSCHリソースが使用されるかを報告することができ、PUSCHリソースを使用する場合、PUSCH伝送電力を報告することもでき、このようにして、前記ネットワーク側機器は、前記端末機器によって報告されたこれらの伝送リソース情報に基づいて、伝送失敗時に、割り当てられた該伝送リソースが不合理であるかどうか、又は該伝送リソースを再割り当てる必要があるかどうかなどを判断することができ、さらに判断結果に基づいて、該伝送リソースの構成パラメータに対して最適化及び調整を行うことができる。
【0120】
一実施例では、前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときにSULキャリア又はULキャリアを使用することを示すために使用される。
【0121】
即ち、前記端末機器は、データパケットを伝送するときにSULキャリアが選択されるかULキャリアが選択されるかを報告することができ、このようにして、前記ネットワーク側機器は、前記端末機器によって報告されたキャリア情報に基づいて、伝送失敗時にキャリアリソースの割り当てが不合理な問題が存在するかどうかを判断することができ、さらに判断結果に基づいて、該キャリアリソースの構成パラメータに対して最適化及び調整を行うことができる。
【0122】
説明すべきこととして、前記端末機器は、前記ネットワーク側機器の構成に基づいて、上記の関連情報のうちの1つ又は複数を報告することができ、即ち、前記ネットワーク側機器は、前記端末機器がどの関連情報を報告するかを構成することができ、又は、前記端末機器が上記のどの関連情報を記録及び報告するかをプロトコルにより規定することもできる。
【0123】
一実施例では、前記ステップ102の後に、前記方法はさらに、
前記ネットワーク側機器によって送信されたターゲット構成情報を受信することであって、前記ターゲット構成情報は、前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報を調整した後の情報である、ことを含む。
【0124】
即ち、一実施形態では、前記ネットワーク側機器は、前記端末機器によって報告された関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行った後、不合理な構成情報に対して最適化及び調整を行うことができ、それによって調整後のターゲット構成情報を得て、前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信することができ、このようにして、前記端末機器は、前記関連情報を報告した後に、前記ネットワーク側機器によって送信された前記ターゲット構成情報を受信することができ、後続で前記ターゲット構成情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送し、データパケットの伝送成功率を向上させることができる。
【0125】
以下、異なる情報と対応するネットワーク側の行為を報告する複数のシナリオを参照して本出願の実施形態に対して例を挙げて説明する。
【0126】
シナリオ1において、端末機器がスモールパケット伝送失敗情報、RSRP値、data volumeの値、及び伝送に使用されるリソースを報告することで、現在構成されているSDT又は非SDTを選択するRSRP閾値、data volumeの閾値及び割り当てられたスモールパケット伝送のリソースに問題が存在するかどうか、及びどのように調整するかを判断するようにネットワーク側機器を支援する。ネットワーク側機器は、解析及び判断した後に、SDTか非SDTかを選択するRSRP閾値、data volume閾値、及びCGリソース構成、2ステップのRACHのPUSCHリソース構成などを含む伝送に使用されるリソースを端末機器に送信することができる。
【0127】
例えば、ネットワーク側機器は、data volumeの閾値が100バイトであること、SDTを選択するRSRP閾値が-100dBmであること、及び対応するCG伝送リソースを端末機器に構成する。端末機器が現在伝送する必要があるデータパケットサイズは90バイトであり、RSRP値は-95dBmであり、CGリソースを使用してスモールパケットデータを伝送する条件を満たしており、端末機器は該リソースを使用して該データパケットの伝送を開始するが、ネットワーク側機器は復調に失敗し、端末にフィードバックメッセージを送信しないため、端末機器は今回のデータ伝送に失敗したと考える。
【0128】
端末は、上記の関連情報を記録してネットワーク側機器に報告し、ネットワーク側機器は、該端末機器がネットワークによって設定された条件を満たし、スモールパケットデータの伝送を開始するが、失敗が発生したことを知り、それによって端末機器によって報告された複数の関連情報に基づいて、失敗が発生した端末位置情報を組み合わせて、RSRP閾値設定、data volumeの閾値設定、及び割り当てられたリソースに問題が存在するかどうかを判断することができ、潜在的な問題は、現在設定されているRSRP値が、現在のサイズのデータパケットが現在の指定されたリソースで正しく伝送されるのを満たすことができないこと、又はdata volumeの閾値設定が低すぎるため、現在のリソースが該閾値を満たすデータパケットを伝送できないこと、を含む。
【0129】
シナリオ2において、端末機器がTA情報とRSRP情報を報告することで、端末機器に現在構成されているTA情報、又はTAが合理であるかどうかを決定するためのRSRP閾値設定が合理であるかどうかを判断するようにネットワーク側機器を支援する。
【0130】
具体的に、CGリソースを使用してスモールパケットデータを送信するには、ランダムアクセスを開始する必要がないため、ネットワーク側機器が受信した端末機器によって送信されたデータがサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)内にあることを確保できるように、端末機器のTAは不変に維持されるか、又は一定の範囲にある必要があり、さらにデータの正常な受信を保証する。ネットワーク側機器は、RRCが解放されたときにTAの値を構成し、後続でTAコマンド(TA command)を使用して該構成を更新する必要がある。したがって、端末機器がネットワーク側機器によって構成された条件、例えばTAタイマー(TA timer)が期限切れになっていないこと及びRSRPが閾値を満たすこと、を満たす場合、スモールパケットデータ伝送の開始を試みることに失敗し、これによりネットワーク側機器は端末機器がスモールパケットデータ伝送を開始するときに使用するTA値とそのときのRSRP状況を知ることができ、それによってネットワーク側機器によって構成されたTA値が大きすぎるか小さすぎるか、又はTAの使用可能性の判断のためのRSRP閾値が合理であるかどうかを決定する。
【0131】
シナリオ3において、端末機器がスモールパケットデータ伝送時に使用されるタイプ、例えばCGかRACHかを報告し、RACHタイプが使用される場合、スモールデータパケットを伝送ために2ステップのRACHが選択されるか4ステップのRACHが選択されるか、又は伝送中に発生するフォールバック状況により、失敗したスモールパケットデータ伝送がどのタイプの構成に問題があるからだかを判断するようにネットワーク側機器を支援し、又は、RACH失敗がSDT RACHタイプのRSRP閾値構成が不合理であるからだか従来のRACHタイプのRSRP構成が不合理であるからだかをネットワーク側機器により区別するために使用される。
【0132】
シナリオ4において、端末機器は、スモールパケットデータ伝送時にSULキャリアが選択されるかULキャリアが選択されるか、現在のRSRP測定結果、及び使用されるリソース状況を報告する。ここで、RACHを使用したスモールパケット伝送に対して、報告された情報はランダムアクセス機会(RO:RACH Occasion、)、preamble分割及びアップリンク許可(UL grant)リソースを含む。CGを使用したスモールパケット伝送に対して、報告された情報はCGリソースを含む。ネットワーク側機器のSDTに対するRACHとCGが非SDTと別々に構成されるため、誤ったランダムアクセスが従来のランダムアクセスではなくスモールパケットによってトリガーされたランダムアクセスであることをネットワーク側機器により判断するために使用され得る。
【0133】
本出願の実施例の情報報告方法では、端末機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録し、ネットワーク側機器に前記関連情報を報告する。このようにして、端末機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を記録し、該関連情報をネットワーク側機器に報告することで、ネットワーク側機器が伝送中のフィードバック情報を取得できるようになり、ネットワーク側機器が取得したフィードバック情報に基づいて、RRC非活性化状態でデータ伝送時の構成情報が合理であるかどうかを分析するのに役立ち、さらに不合理な構成情報を最適化することで、ネットワーク性能を向上させることができる。
【0134】
図6を参照すると、図6は、本出願の実施例による別の情報報告方法のフローチャートであり、図6に示すように、ステップ601を含む。
【0135】
ステップ601において、ネットワーク側機器は、端末機器によって報告された関連情報を受信し、ここで、前記関連情報は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された関連情報である。
【0136】
一実施例では、前記ステップ601は、
前記ネットワーク側機器が前記端末機器によって送信された指示メッセージを受信することであって、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用される、ことと、
情報報告要求を前記端末機器に送信することと、
前記端末機器によって報告された前記関連情報を受信することと、を含む。
【0137】
一実施例では、前記ステップ601の後に、前記方法はさらに、
前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行うことと、
前記構成情報が不合理であることを決定する場合、前記構成情報を調整し、ターゲット構成情報を得ることと、
前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信することと、を含む。
【0138】
一実施例では、前記関連情報は、
データパケット情報、
CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報、
RSRP情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
BWP情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む。
【0139】
一実施例では、前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0140】
一実施例では、前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応するSSB情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0141】
一実施例では、前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0142】
一実施例では、前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、RACHを使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される。
【0143】
一実施例では、前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される。
【0144】
一実施例では、前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又はPUSCHリソースを使用することを示すために使用される。
【0145】
一実施例では、前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときにSULキャリア又はULキャリアを使用することを示すために使用される。
【0146】
説明すべきこととして、本実施例は図1に示す実施例に対応するネットワーク側機器の実施形態であり、その具体的な実施形態については、前述の図1に示す実施例における関連する説明を参照することができ、重複を回避するために、ここでは詳しく説明しない。
【0147】
本出願の実施例の情報報告方法では、ネットワーク側機器は、端末機器によって報告された関連情報を受信し、ここで、前記関連情報は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された関連情報である。このようにして、ネットワーク側機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の端末によって報告された関連情報を受信することで、該関連情報に基づいて、RRC非活性化状態でデータ伝送時の構成情報が合理であるかどうかを分析することができ、さらに不合理な構成情報を最適化し、ネットワーク性能を向上させることができる。
【0148】
本出願の実施例は、端末機器をさらに提供する。図7を参照すると、図7は、本出願の実施例による端末機器の構造図である。端末機器が問題を解決する原理は本出願の実施例における情報報告方法と同様であるため、該端末機器の実施は方法の実施を参照することができ、重複のところについては、詳しく説明しない。
【0149】
図7に示すように、端末機器は、トランシーバ701及びプロセッサ702を含む。
【0150】
プロセッサ702は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録するように構成される。
【0151】
トランシーバ701は、前記関連情報をネットワーク側機器に報告するように構成される。
【0152】
一実施例では、トランシーバ701はさらに、
RRC接続状態にある場合、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC接続状態へ転換するプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC非活性化状態で、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、及び
ランダムアクセスプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、のうちのいずれか1つを実行するように構成される。
【0153】
一実施例では、トランシーバ701はさらに、
前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するように構成される。
【0154】
一実施例では、トランシーバ701はさらに、
指示メッセージを前記ネットワーク側機器に送信し、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用され、
前記ネットワーク側機器によって送信された情報報告要求を受信し、
前記情報報告要求に応答して、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するように構成される。
【0155】
一実施例では、トランシーバ701はさらに、前記ネットワーク側機器によって送信されたターゲット構成情報を受信するように構成され、前記ターゲット構成情報は、前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報を調整した後の情報である。
【0156】
一実施例では、前記関連情報は、
データパケット情報、
CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報、
RSRP情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
BWP情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む。
【0157】
一実施例では、前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0158】
一実施例では、前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応するSSB情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0159】
一実施例では、前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0160】
一実施例では、前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、RACHを使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される。
【0161】
一実施例では、前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される。
【0162】
一実施例では、前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又はPUSCHリソースを使用することを示すために使用される。
【0163】
一実施例では、前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときにSULキャリア又はULキャリアを使用することを示すために使用される。
【0164】
本出願の実施例によって提供される端末機器は、上記の方法の実施例を実行することができ、その実現原理及び技術的効果が同様であるため、本実施例では詳しく説明しない。
【0165】
本出願の実施例の端末機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録し、ネットワーク側機器に前記関連情報を報告する。このようにして、端末機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を記録し、該関連情報をネットワーク側機器に報告することで、ネットワーク側機器が伝送中のフィードバック情報を取得できるようになり、ネットワーク側機器が取得したフィードバック情報に基づいて、RRC非活性化状態でデータ伝送時の構成情報が合理であるかどうかを分析するのに役立ち、さらに不合理な構成情報を最適化することで、ネットワーク性能を向上させることができる。
【0166】
本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図8を参照すると、図8は、本出願の実施例によるネットワーク側機器の構造図である。ネットワーク側機器が問題を解決する原理は本出願の実施例における情報報告方法と同様であるため、該ネットワーク側機器の実施は方法の実施を参照することができ、重複のところについては、詳しく説明しない。
【0167】
図8に示すように、ネットワーク側機器は、トランシーバ801及びプロセッサ802を含む。
【0168】
トランシーバ801は、端末機器によって報告された関連情報を受信するように構成され、前記関連情報は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された関連情報である。
【0169】
一実施例では、プロセッサ802はさらに、前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行い、前記構成情報が不合理であることを決定する場合、前記構成情報を調整し、ターゲット構成情報を得るように構成され、
トランシーバ801はさらに、前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信するように構成される。
【0170】
一実施例では、トランシーバ801はさらに、
前記端末機器によって送信された指示メッセージを受信し、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用され、
情報報告要求を前記端末機器に送信し、
前記端末機器によって報告された前記関連情報を受信するように構成される。
【0171】
一実施例では、前記関連情報は、
データパケット情報、
CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報、
RSRP情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
BWP情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む。
【0172】
一実施例では、前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0173】
一実施例では、前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応するSSB情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0174】
一実施例では、前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0175】
一実施例では、前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、RACHを使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される。
【0176】
一実施例では、前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される。
【0177】
一実施例では、前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又はPUSCHリソースを使用することを示すために使用される。
【0178】
一実施例では、前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときにSULキャリア又はULキャリアを使用することを示すために使用される。
【0179】
本出願の実施例によって提供されるネットワーク側機器は、上記の方法の実施例を実行することができ、その実現原理及び技術的効果が同様であるため、本実施例では詳しく説明しない。
【0180】
本出願の実施例のネットワーク側機器は、端末機器によって報告された関連情報を受信し、ここで、前記関連情報は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された関連情報である。このようにして、ネットワーク側機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の端末によって報告された関連情報を受信することで、該関連情報に基づいて、RRC非活性化状態でデータ伝送時の構成情報が合理であるかどうかを分析することができ、さらに不合理な構成情報を最適化し、ネットワーク性能を向上させることができる。
【0181】
本出願の実施例は、端末機器をさらに提供する。端末機器が問題を解決する原理は本出願の実施例における情報報告方法と同様であるため、該端末機器の実施は方法の実施を参照することができ、重複のところについては、詳しく説明しない。図9に示すように、本出願の実施例の端末機器は、プロセッサ900及びトランシーバ910を含む。
【0182】
プロセッサ900は、メモリ920内のプログラムを読み取り、
RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録することと、
トランシーバ910により前記関連情報をネットワーク側機器に報告することとを実行するように構成される。
【0183】
トランシーバ910は、プロセッサ900の制御下でデータを送受信するように構成される。
【0184】
図9では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互に接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的に、プロセッサ900によって表される1つ又は複数のプロセッサ及びメモリ920によって表されるメモリの様々な回路が互いにリンクされる。バスアーキテクチャはさらに、周辺機器、電圧レギュレータ、電力管理回路などの他の様々な回路をリンクすることができるが、これらはすべて当技術分野でよく知られているため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。トランシーバ910は、複数の素子であってもよく、即ち送信機及び受信機を含み、伝送媒体で他の様々な装置と通信するためのユニットを提供する。異なるユーザ機器に対して、ユーザインターフェース930はさらに、必要な機器を外部接続及び内部接続可能なインターフェースであってもよく、接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイク、ジョイスティックなどを含むが、これらに限定されない。プロセッサ900は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリ920は、操作を実行するときにプロセッサ900によって使用されるデータを記憶することができる。
【0185】
一実施例では、プロセッサ900はさらに、メモリ920内のプログラムを読み取り、
RRC接続状態にある場合、トランシーバ910により前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップと、
RRC接続状態へ転換するプロセスに、トランシーバ910により前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップと、
RRC非活性化状態で、トランシーバ910により前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップと、
ランダムアクセスプロセスに、トランシーバ910により前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップと、を実行するように構成される。
【0186】
一実施例では、プロセッサ900はさらに、メモリ920内のプログラムを読み取り、
前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、トランシーバ910により前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップを実行するように構成される。
【0187】
一実施例では、プロセッサ900はさらに、メモリ920内のプログラムを読み取り、
トランシーバ910により指示メッセージを前記ネットワーク側機器に送信するステップであって、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用される、ステップと、
トランシーバ910により前記ネットワーク側機器によって送信された情報報告要求を受信するステップと、
トランシーバ910により前記情報報告要求に応答して、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するステップと、を実行するように構成される。
【0188】
一実施例では、プロセッサ900はさらに、メモリ920内のプログラムを読み取り、
トランシーバ910により前記ネットワーク側機器によって送信されたターゲット構成情報を受信するステップであって、前記ターゲット構成情報は、前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報を調整した後の情報である、ステップを実行するように構成される。
【0189】
一実施例では、前記関連情報は、
データパケット情報、
CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報、
RSRP情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
BWP情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む。
【0190】
一実施例では、前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0191】
一実施例では、前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応するSSB情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0192】
一実施例では、前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0193】
一実施例では、前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、RACHを使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される。
【0194】
一実施例では、前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される。
【0195】
一実施例では、前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又はPUSCHリソースを使用することを示すために使用される。
【0196】
一実施例では、前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときにSULキャリア又はULキャリアを使用することを示すために使用される。
【0197】
本出願の実施例によって提供される端末機器は、上記の方法の実施例を実行することができ、その実現原理及び技術的効果が同様であるため、本実施例では詳しく説明しない。
【0198】
本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。ネットワーク側機器が問題を解決する原理は本出願の実施例における情報報告方法と同様であるため、該ネットワーク側機器の実施は方法の実施を参照することができ、重複のところについては、詳しく説明しない。図10に示すように、本出願の実施例のネットワーク側機器は、プロセッサ1000及びトランシーバ1010を含む。
【0199】
プロセッサ1000は、メモリ1020内のプログラムを読み取り、
トランシーバ1010により端末機器によって報告された関連情報を受信することであって、前記関連情報は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された関連情報である、ことを実行するように構成される。
【0200】
トランシーバ1010は、プロセッサ1000の制御下でデータを送受信するように構成される。
【0201】
図10では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互に接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的に、プロセッサ1000によって表される1つ又は複数のプロセッサ及びメモリ1020によって表されるメモリの様々な回路が互いにリンクされる。バスアーキテクチャはさらに、周辺機器、電圧レギュレータ、電力管理回路などの他の様々な回路をリンクすることができるが、これらはすべて当技術分野でよく知られているため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。トランシーバ1010は、複数の素子であってもよく、即ち送信機及び受信機を含み、伝送媒体で他の様々な装置と通信するためのユニットを提供する。プロセッサ1000は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリ1020は、操作を実行するときにプロセッサ1000によって使用されるデータを記憶することができる。
【0202】
一実施例では、プロセッサ1000はさらに、メモリ1020内のプログラムを読み取り、
前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行うステップと、前記構成情報が不合理であることを決定する場合、前記構成情報を調整し、ターゲット構成情報を得るステップと、
トランシーバ1010により前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信するステップと、を実行するように構成される。
【0203】
一実施例では、プロセッサ1000はさらに、メモリ1020内のプログラムを読み取り、
トランシーバ1010により前記端末機器によって送信された指示メッセージを受信するステップであって、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用される、ステップと、
トランシーバ1010により情報報告要求を前記端末機器に送信するステップと、
トランシーバ1010により前記端末機器によって報告された前記関連情報を受信するステップと、を実行するように構成される。
【0204】
一実施例では、前記関連情報は、
データパケット情報、
CGリソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のTA情報、
RSRP情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
BWP情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む。
【0205】
一実施例では、前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0206】
一実施例では、前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応するSSB情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0207】
一実施例では、前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む。
【0208】
一実施例では、前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、RACHを使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される。
【0209】
一実施例では、前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される。
【0210】
一実施例では、前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又はPUSCHリソースを使用することを示すために使用される。
【0211】
一実施例では、前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときにSULキャリア又はULキャリアを使用することを示すために使用される。
【0212】
本出願の実施例によって提供されるネットワーク側機器は、上記の方法の実施例を実行することができ、その実現原理及び技術的効果が同様であるため、本実施例では詳しく説明しない。
【0213】
また、本出願の実施例のコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶するために使用され、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されて前述の図1又は図6に示す情報報告方法の実施例におけるステップを実現することができる。
【0214】
本出願で提供されるいくつかの実施例では、開示される方法及び装置は、他の方式により実現されてもよいと理解すべきである。例えば、上記説明された装置の実施例は例示的なものだけであり、例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実現するときに他の区分モードもあり得て、例えば複数のユニット又は構成要素は組み合わせられてもよく又は別のシステムに統合されてもよく、又はいくつかの特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示される又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0215】
また、本出願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアの機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0216】
ソフトウェア機能ユニットの形式で実現される上述の統合されたユニットは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。上述のソフトウェア機能ユニットは、記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載される方法の一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前記の記憶媒体は、USBフラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0217】
以上に記載されるものは、本出願の好ましい実施形態であり、指摘すべきこととして、当業者にとっては、本出願に記載される原理から逸脱することなく、いくつかの改良及び潤色をさらに行うことができ、これらの改良及び潤色も本出願の保護範囲とみなされるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2024-06-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報報告方法であって、
端末機器が無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録することと、
前記関連情報をネットワーク側機器に報告することと、を含む、情報報告方法。
【請求項2】
前記関連情報をネットワーク側機器に報告することは、
RRC接続状態にある場合、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC接続状態へ転換するプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC非活性化状態で、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、及び
ランダムアクセスプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、のうちのいずれか1つを含む、
請求項1に記載の情報報告方法。
【請求項3】
前記関連情報は、
データ情報、
構成許可(CG)リソースを使用してデータパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA)情報、
参照信号受信電力(RSRP)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の情報報告方法。
【請求項4】
前記データ情報は、
未決データ量又はバッファされたデータ量、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
前記未決データ量又はバッファされたデータ量がネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項に記載の情報報告方法。
【請求項5】
前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB)情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項に記載の情報報告方法。
【請求項6】
前記RSRP情報は、
スモールデータ伝送(SDT)が開始又は失敗したときのRSRP値、
ネットワークによって構成された前記SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された前記SDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記SDTが開始又は失敗したときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記SDTが開始又は失敗したときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記SDTが開始又は失敗したときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記SDTが開始又は失敗したときのRSRP値が、有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項に記載の情報報告方法。
【請求項7】
前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、又は、
前記伝送タイプ情報はさらに、ランダムアクセスチャネル(RACH)を使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用され、又は、
前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用され、又は、
前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを使用することを示すために使用され、又は、
前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときに補足アップリンク(SUL)キャリア又はアップリンク(UL)キャリアを使用することを示すために使用される、
請求項に記載の情報報告方法。
【請求項8】
ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信することであって、前記関連情報は、無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された関連情報である、ことを含む、情報報告方法。
【請求項9】
前記ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信した後、前記情報報告方法はさらに、
前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行うことと、
前記構成情報が不合理であることを決定する場合、前記構成情報を調整し、ターゲット構成情報を得ることと、
前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信することと、を含む、
請求項に記載の情報報告方法。
【請求項10】
前記関連情報は、
データ情報、
構成許可(CG)リソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA)情報、
参照信号受信電力(RSRP)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項に記載の情報報告方法。
【請求項11】
前記データ情報は、
未決データ量又はバッファされたデータ量、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
前記未決データ量又はバッファされたデータ量がネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項10に記載の情報報告方法。
【請求項12】
前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB)情報のうちの少なくとも1つを含む、
請求項10に記載の情報報告方法。
【請求項13】
前記RSRP情報は、
スモールデータ伝送(SDT)が開始又は失敗したときのRSRP値、
ネットワークによって構成された前記SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された前記SDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記SDTが開始又は失敗したときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記SDTが開始又は失敗したときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記SDTが開始又は失敗したときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記SDTが開始又は失敗したときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
請求項10に記載の情報報告方法。
【請求項14】
端末機器であって、前記端末機器は、トランシーバ、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取って、請求項1~のいずれか1項に記載の情報報告方法を実現する、端末機器。
【請求項15】
ネットワーク側機器であって、前記ネットワーク側機器は、トランシーバ、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取って、請求項8~13のいずれか1項に記載の情報報告方法を実現する、ネットワーク側機器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0057】
本出願の実施例では、端末機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録し、ネットワーク側機器に前記関連情報を報告する。このようにして、端末機器は、RRC非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を記録し、該関連情報をネットワーク側機器に報告することで、ネットワーク側機器が伝送中のフィードバック情報を取得できるようになり、ネットワーク側機器が取得したフィードバック情報に基づいて、RRC非活性化状態でデータ伝送時の構成情報が合理であるかどうかを分析するのに役立ち、さらに不合理な構成情報を最適化することで、ネットワーク性能を向上させることができ、RRC非活性化状態でのデータ伝送方式がネットワーク性能の持続的な悪化を招きやすい問題を少なくとも解決することができる。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
情報報告方法であって、
端末機器が無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録することと、
前記関連情報をネットワーク側機器に報告することと、を含む、情報報告方法。
(項目2)
前記関連情報をネットワーク側機器に報告することは、
RRC接続状態にある場合、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC接続状態へ転換するプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC非活性化状態で、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、及び
ランダムアクセスプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、のうちのいずれか1つを含む、
項目1に記載の情報報告方法。
(項目3)
前記関連情報をネットワーク側機器に報告することは、
前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することを含む、
項目1に記載の情報報告方法。
(項目4)
前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することは、
指示メッセージを前記ネットワーク側機器に送信することであって、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用される、ことと、
前記ネットワーク側機器によって送信された情報報告要求を受信することと、
前記情報報告要求に応答して、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告することと、を含む、
項目3に記載の情報報告方法。
(項目5)
前記関連情報をネットワーク側機器に報告した後、前記情報報告方法はさらに、
前記ネットワーク側機器によって送信されたターゲット構成情報を受信することであって、前記ターゲット構成情報は、前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて前記RRC非活性化状態でデータ伝送時の構成情報を調整した後の情報である、ことを含む、
項目1に記載の情報報告方法。
(項目6)
前記関連情報は、
データパケット情報、
構成許可(CG)リソースを使用してデータパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA)情報、
参照信号受信電力(RSRP)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む、
項目1に記載の情報報告方法。
(項目7)
前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
項目6に記載の情報報告方法。
(項目8)
前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB)情報のうちの少なくとも1つを含む、
項目6に記載の情報報告方法。
(項目9)
前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたスモールデータ伝送(SDT)を選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
項目6に記載の情報報告方法。
(項目10)
前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、又は、
前記伝送タイプ情報はさらに、ランダムアクセスチャネル(RACH)を使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される、
項目6に記載の情報報告方法。
(項目11)
前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される、
項目6に記載の情報報告方法。
(項目12)
前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを使用することを示すために使用される、
項目6に記載の情報報告方法。
(項目13)
前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときに補足アップリンク(SUL)キャリア又はアップリンク(UL)キャリアを使用することを示すために使用される、
項目6に記載の情報報告方法。
(項目14)
ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信することであって、前記関連情報は、無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された関連情報である、ことを含む、情報報告方法。
(項目15)
前記ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信した後、前記情報報告方法はさらに、
前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行うことと、
前記構成情報が不合理であることを決定する場合、前記構成情報を調整し、ターゲット構成情報を得ることと、
前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信することと、を含む、
項目14に記載の情報報告方法。
(項目16)
前記ネットワーク側機器が端末機器によって報告された関連情報を受信することは、
前記ネットワーク側機器が前記端末機器によって送信された指示メッセージを受信することであって、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用される、ことと、
情報報告要求を前記端末機器に送信することと、
前記端末機器によって報告された前記関連情報を受信することと、を含む、
項目14に記載の情報報告方法。
(項目17)
前記関連情報は、
データパケット情報、
構成許可(CG)リソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA)情報、
参照信号受信電力(RSRP)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む、
項目14に記載の情報報告方法。
(項目18)
前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
項目17に記載の情報報告方法。
(項目19)
前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB)情報のうちの少なくとも1つを含む、
項目17に記載の情報報告方法。
(項目20)
前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたスモールデータ伝送(SDT)を選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
項目17に記載の情報報告方法。
(項目21)
前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、ランダムアクセスチャネル(RACH)を使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される、
項目17に記載の情報報告方法。
(項目22)
前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される、
項目17に記載の情報報告方法。
(項目23)
前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを使用することを示すために使用される、
項目17に記載の情報報告方法。
(項目24)
前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときに補足アップリンク(SUL)キャリア又はアップリンク(UL)キャリアを使用することを示すために使用される、
項目17に記載の情報報告方法。
(項目25)
端末機器であって、トランシーバ及びプロセッサを含み、
前記プロセッサは、無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の関連情報を取得又は記録するように構成され、
前記トランシーバは、前記関連情報をネットワーク側機器に報告するように構成される、端末機器。
(項目26)
前記トランシーバはさらに、
RRC接続状態にある場合、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC接続状態へ転換するプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、
RRC非活性化状態で、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、及び
ランダムアクセスプロセスに、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告すること、のうちのいずれか1つを実行するように構成される、
項目25に記載の端末機器。
(項目27)
前記トランシーバはさらに、前記ネットワーク側機器の要求に基づいて、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するように構成される、
項目25に記載の端末機器。
(項目28)
前記トランシーバはさらに、
指示メッセージを前記ネットワーク側機器に送信し、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用され、
前記ネットワーク側機器によって送信された情報報告要求を受信し、
前記情報報告要求に応答して、前記関連情報を前記ネットワーク側機器に報告するように構成される、
項目27に記載の端末機器。
(項目29)
前記トランシーバはさらに、前記ネットワーク側機器によって送信されたターゲット構成情報を受信するように構成され、前記ターゲット構成情報は、前記ネットワーク側機器が前記関連情報に基づいて前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報を調整した後の情報である、
項目25に記載の端末機器。
(項目30)
前記関連情報は、
データパケット情報、
構成許可(CG)リソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA)情報、
参照信号受信電力(RSRP)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む、
項目25に記載の端末機器。
(項目31)
前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータパケット量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
項目30に記載の端末機器。
(項目32)
前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB)情報のうちの少なくとも1つを含む、
項目30に記載の端末機器。
(項目33)
前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたスモールデータ伝送(SDT)を選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
項目30に記載の端末機器。
(項目34)
前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、ランダムアクセスチャネル(RACH)を使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される、
項目30に記載の端末機器。
(項目35)
前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される、
項目30に記載の端末機器。
(項目36)
前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを使用することを示すために使用される、
項目30に記載の端末機器。
(項目37)
前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときに補足アップリンク(SUL)キャリア又はアップリンク(UL)キャリアを使用することを示すために使用される、
項目30に記載の端末機器。
(項目38)
ネットワーク側機器であって、トランシーバ及びプロセッサを含み、
前記トランシーバは、端末機器によって報告された関連情報を受信するように構成され、前記関連情報は、無線リソース制御(RRC)非活性化状態でデータ伝送時の前記端末機器によって取得又は記録された情報である、ネットワーク側機器。
(項目39)
前記プロセッサはさらに、前記関連情報に基づいて、前記RRC非活性化状態でデータパケットを伝送する構成情報に対して合理性分析を行い、前記構成情報が不合理であることを決定する場合、前記構成情報を調整し、ターゲット構成情報を得るように構成され、
前記トランシーバはさらに、前記ターゲット構成情報を前記端末機器に送信するように構成される、
項目38に記載のネットワーク側機器。
(項目40)
前記トランシーバはさらに、
前記端末機器によって送信された指示メッセージを受信し、前記指示メッセージは、前記端末機器が前記関連情報を記録することを示すために使用され、
情報報告要求を前記端末機器に送信し、
前記端末機器によって報告された前記関連情報を受信するように構成される、
項目38に記載のネットワーク側機器。
(項目41)
前記関連情報は、
データパケット情報、
構成許可(CG)リソースを使用して前記データパケットを伝送する場合のタイミング前倒し(TA)情報、
参照信号受信電力(RSRP)情報、
伝送タイプ情報、
前記データパケットの伝送時に生成されるフォールバック情報、
伝送リソース情報、
前記ネットワーク側機器にプリアンブルを送信するときの電力増加ステップ情報、
使用されるキャリア情報、
帯域幅パート(BWP)情報、
伝送失敗回数情報、
論理チャネルスケジューリング要求遅延タイマー、及び
T319aタイマー、のうちの少なくとも1つを含む、
項目38に記載のネットワーク側機器。
(項目42)
前記データパケット情報は、
伝送対象データ量のサイズ、
ネットワークによって構成されたデータ量閾値、及び
伝送対象データ量のサイズがネットワークによって構成されたデータ量閾値を超えるかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
項目41に記載のネットワーク側機器。
(項目43)
前記TA情報は、TA値、TA有効時間情報、TA有効時間を超えるかどうか、及び前記CGリソースに対応する同期信号ブロック(SSB)情報のうちの少なくとも1つを含む、
項目41に記載のネットワーク側機器。
(項目44)
前記RSRP情報は、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値、
ネットワークによって構成されたスモールデータ伝送(SDT)を選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値、
ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成された非SDTを選択するときのRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が、ネットワークによって構成されたSDTを選択するときに送信されるSSBに対応するRSRP閾値より高いかどうか、
前記データパケットを伝送するときのRSRP値が有効CGリソースに対応するRSRP閾値より高いかどうか、のうちの少なくとも1つを含む、
項目41に記載のネットワーク側機器。
(項目45)
前記伝送タイプ情報は、前記データパケットを伝送するときにCG又はランダムアクセスプロセスを使用することを示すために使用され、
又は、前記伝送タイプ情報はさらに、ランダムアクセスチャネル(RACH)を使用して前記データパケットを伝送する場合、2ステップのランダムアクセス又は4ステップのランダムアクセスを選択することを示すために使用される、
項目41に記載のネットワーク側機器。
(項目46)
前記フォールバック情報は、前記データパケットを伝送するときにCGの使用から2ステップのRACHの使用へフォールバックし、又は2ステップのRACHの使用から4ステップのRACHの使用へフォールバックすることを示すために使用される、
項目41に記載のネットワーク側機器。
(項目47)
前記伝送リソース情報は、前記データパケットを伝送するときにCGリソース又は物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースを使用することを示すために使用される、
項目41に記載のネットワーク側機器。
(項目48)
前記使用されるキャリア情報は、前記データパケットを伝送するときに補足アップリンク(SUL)キャリア又はアップリンク(UL)キャリアを使用することを示すために使用される、
項目41に記載のネットワーク側機器。
(項目49)
端末機器であって、前記端末機器は、トランシーバ、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取って、項目1~13のいずれか1項に記載の情報報告方法におけるステップを実現する、端末機器。
(項目50)
ネットワーク側機器であって、前記ネットワーク側機器は、トランシーバ、メモリ、プロセッサ、及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサは、メモリ内のプログラムを読み取って、項目14~24のいずれか1項に記載の情報報告方法におけるステップを実現する、ネットワーク側機器。
(項目51)
プロセッサによって実行されるとき、前記プロセッサに、項目1~13のいずれか1項に記載の情報報告方法におけるステップを実現させるか、又は項目14~24のいずれか1項に記載の情報報告方法におけるステップを実現させるためのコンピュータプログラムを記憶する、コンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】