(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】通信方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04W 72/232 20230101AFI20241018BHJP
H04W 56/00 20090101ALI20241018BHJP
H04W 16/28 20090101ALI20241018BHJP
H04W 68/00 20090101ALI20241018BHJP
H04W 52/02 20090101ALI20241018BHJP
【FI】
H04W72/232
H04W56/00 130
H04W16/28
H04W68/00
H04W52/02 111
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525502
(86)(22)【出願日】2022-08-22
(85)【翻訳文提出日】2024-06-06
(86)【国際出願番号】 CN2022114010
(87)【国際公開番号】W WO2023071465
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】202111259695.1
(32)【優先日】2021-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202111308894.7
(32)【優先日】2021-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202210400437.9
(32)【優先日】2022-04-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】薛 ▲イ▼凡
(72)【発明者】
【氏名】薛 ▲麗▼霞
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲戦▼▲戦▼
(72)【発明者】
【氏名】▲鉄▼ ▲暁▼磊
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA25
5K067DD13
5K067DD25
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067KK02
(57)【要約】
本出願の実施形態は、通信技術の分野に関し、ページングDCIまたはPEIにおいて制限されたビットを使用することにより、複数の基準信号リソースセットまたは複数の基準信号に対応するSSBを示すための通信方法および装置を提供する。本方法は、端末デバイスが、ネットワークデバイスから、基準信号可用性指示情報を含む第1のDCIを受信するステップと、第1のDCIに基づいて、基準信号が送信されるかどうかを決定するステップと、を含む。基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または1つまたは複数のSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれるQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
端末デバイスによって、ネットワークデバイスから第1のダウンリンク制御情報DCIを受信するステップであって、前記第1のDCIは基準信号可用性指示情報を含み、前記基準信号可用性指示情報は1つまたは複数の指示ビットを含み、
各指示ビットは1つもしくは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは1つもしくは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられ、
前記指示ビットの値は、前記関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または前記指示ビットの前記値は、前記関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用され、
前記SSBに対応する前記基準信号は、前記基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、前記QCL構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される、
ステップと、
前記第1のDCIに基づいて前記端末デバイスによって、前記基準信号が送信されるかどうかを決定するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記端末デバイスによって受信されたシステム情報が第1の構成情報を含み、前記第1の構成情報は、前記SSBに関連付けられた、前記第1のDCI内の前記指示ビットの位置を構成するために使用される、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基準信号可用性指示情報に含まれるビット数がFであり、Fは各SSBに対応する前記第1の構成情報に基づいて決定される、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記端末デバイスによって受信されたシステム情報が第2の構成情報を含み、前記第2の構成情報は、前記指示ビットに関連付けられた前記1つまたは複数の基準信号リソースセットを構成するために使用されるか、または前記第2の構成情報は、前記指示ビットに関連付けられた前記1つまたは複数のSSBを構成するために使用される、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記基準信号可用性指示情報に含まれるビット数がGであり、Gは前記システム情報に含まれる第2の構成情報の数に基づいて決定される、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記端末デバイスによって受信されたシステム情報が第3の構成情報を含み、前記第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数を構成するために使用されるか、または前記第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられたSSBの数を構成するために使用される、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
通信方法であって、
ネットワークデバイスによって、第1のダウンリンク制御情報DCIを決定するステップと、
前記ネットワークデバイスによって、前記第1のDCIを端末デバイスに送信するステップであって、前記第1のDCIは基準信号可用性指示情報を含み、前記基準信号可用性指示情報は1つまたは複数の指示ビットを含み、
各指示ビットは1つもしくは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは1つもしくは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられ、
前記指示ビットの値は、前記関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または前記指示ビットの前記値は、前記関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用され、
前記SSBに対応する前記基準信号は、前記基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、前記QCL構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される、
ステップと
を含む、方法。
【請求項8】
前記ネットワークデバイスによって送信されたシステム情報が第1の構成情報を含み、前記第1の構成情報は、前記SSBに関連付けられた、前記第1のDCI内の前記指示ビットの位置を構成するために使用される、
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記基準信号可用性指示情報に含まれるビット数がFであり、Fは各SSBに対応する第1の構成情報に基づいて決定される、
請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ネットワークデバイスによって送信されたシステム情報が第2の構成情報を含み、前記第2の構成情報は、前記指示ビットに関連付けられた前記1つまたは複数の基準信号リソースセットを構成するために使用されるか、または前記第2の構成情報は、前記指示ビットに関連付けられた前記1つまたは複数のSSBを構成するために使用される、
請求項7に記載の方法。
【請求項11】
前記基準信号可用性指示情報に含まれるビット数がGであり、Gは前記システム情報に含まれる第2の構成情報の数に基づいて決定される、
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ネットワークデバイスによって送信されたシステム情報が第3の構成情報を含み、前記第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数を構成するために使用されるか、または前記第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられたSSBの数を構成するために使用される、
請求項7に記載の方法。
【請求項13】
前記基準信号リソースセットの前記構成情報が第4の構成情報を含み、前記第4の構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられた、前記第1のDCI内の前記指示ビットの位置を構成するために使用される、
請求項1または7に記載の方法。
【請求項14】
前記基準信号可用性指示情報に含まれるビット数がEであり、Eは、各基準信号リソースセットに含まれる前記第4の構成情報に基づいて決定される、
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記基準信号可用性指示情報が最大Nビットを含み、Nは正の整数であり、
前記第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数はMであるか、または前記第1のDCIに関連付けられたSSBの数はMであり、Mは正の整数であり、
NがM以上である場合、前記1つまたは複数の指示ビット内のビット数はMであり、各指示ビットは1つの基準信号リソースセットに1対1で対応し、または各指示ビットは1つのSSBに1対1で対応する、
請求項1、6、7、または12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
NがM未満である場合、前記1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、前記N個の指示ビット内にQ個の指示ビットがあり、前記Q個の指示ビットの各々はA個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられ、前記N個の指示ビット内の残りの(N-Q)個の指示ビットの各々はB個の基準信号リソースセットまたはB個のSSBに関連付けられ、
Qは、MをNで除算した余りであり、Aは、MをNで除算した切り上げ結果であり、Bは、MをNで除算した切り捨て結果である、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記Q個の指示ビットが、前記N個の指示ビット内の最初のQ個の指示ビット、または前記N個の指示ビット内の最後のQ個の指示ビットである、
請求項16に記載の方法。
【請求項18】
NがM未満である場合、前記1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、前記N個の指示ビット内のP個の指示ビットの各々はA個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられ、
(P*A)はM以下であり、((P+1)*A)はMより大きく、AはMをNで除算した切り上げ結果である、
請求項15に記載の方法。
【請求項19】
(P*A)がM未満である場合、前記N個の指示ビットのうちの(P+1)番目のビットは、(M-P*A)個の基準信号リソースセットまたは(M-P*A)個のSSBに関連付けられる、
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記P個の指示ビットが前記N個の指示ビットのうちの最初のP個の指示ビットであるか、または前記P個の指示ビットが前記N個の指示ビットのうちの最後のP個の指示ビットである、
請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが、昇順または降順であるか、または、
前記第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた前記基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスにおいて、近傍の基準信号リソースセット間のインデックス間隔または近傍のSSB間のインデックス間隔は、前記基準信号可用性指示情報のビット数に等しい、
請求項6、12、および15から20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記第1のDCIに関連付けられた前記SSBの数が事前定義されたSSBの数に等しく、前記事前定義されたSSBの数は、前記SSBが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定されるか、
前記第1のDCIに関連付けられた前記SSBの数が、前記ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数に等しく、前記ネットワークデバイスによって実際に送信された前記SSBの数は、前記ネットワークデバイスによって送信されたSIB1に含まれるssb-PositionsInBurstに基づいて決定されるか、または、
前記第1のDCIに関連付けられた前記SSBの数が、前記システム情報に構成された、前記基準信号に関連付けられたSSBの数に等しく、前記システム情報に構成された、前記基準信号に関連付けられた前記SSBの数は、各基準信号リソースセットの前記構成情報に含まれる前記QCL構成情報に基づいて決定される、
請求項1から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記第1のDCIに関連付けられた前記基準信号リソースセットの数が、前記システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しい、
請求項1から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のDCIがページング(paging)DCIまたはページング早期通知PEIである、
請求項1から23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記第1のDCIが前記ページング(paging)DCIであるとき、前記端末デバイスは、前記ネットワークデバイスから第2のDCIをさらに受信し、前記第2のDCIは前記ページング早期通知PEIであり、
前記第2のDCIは第1の指示ビットを含み、前記第1の指示ビットは1つまたは複数のSSBに関連付けられ、前記第1の指示ビットは、前記第1の指示ビットに関連付けられた前記SSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを示し、
前記第1の指示ビットに関連付けられた前記1つまたは複数のSSBは、前記第1のDCIに含まれる1つの指示ビットに関連付けられた前記1つまたは複数のSSBと全く同じであり、前記第1の指示ビットに関連付けられた前記1つまたは複数のSSBは、前記第2のDCIと疑似コロケートされたSSBを含む、
請求項1から6および13から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記第1のDCIが前記ページングpaging DCIであるとき、前記ネットワークデバイスは、第2のDCIを前記端末デバイスにさらに送信し、前記第2のDCIは前記ページング早期通知PEIであり、
前記第2のDCIは第1の指示ビットを含み、前記第1の指示ビットは1つまたは複数のSSBに関連付けられ、前記第1の指示ビットは、前記第1の指示ビットに関連付けられた前記SSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを示し、
前記第1の指示ビットに関連付けられた前記1つまたは複数のSSBは、前記第1のDCIに含まれる1つの指示ビットに関連付けられた前記1つまたは複数のSSBと全く同じであり、前記第1の指示ビットに関連付けられた前記1つまたは複数のSSBは、前記第2のDCIと疑似コロケートされたSSBを含む、
請求項7から12および13から24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
ネットワークデバイスから第1のダウンリンク制御情報DCIを受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、前記第1のDCIは基準信号可用性指示情報を含み、前記基準信号可用性指示情報は1つまたは複数の指示ビットを含み、
各指示ビットは1つもしくは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは1つもしくは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられ、
前記指示ビットの値は、前記関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または前記指示ビットの前記値は、前記関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用され、
前記SSBに対応する前記基準信号は、前記基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、前記QCL構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される、
トランシーバモジュールと、
前記第1のDCIに基づいて、前記基準信号が送信されるかどうかを決定するように構成された処理モジュールと
を備える、通信装置。
【請求項28】
第1のダウンリンク制御情報DCIを決定するように構成された処理モジュールと、
前記第1のDCIを端末デバイスに送信するように構成されたトランシーバモジュールであって、前記第1のDCIは基準信号可用性指示情報を含み、前記基準信号可用性指示情報は1つまたは複数の指示ビットを含み、
各指示ビットは1つもしくは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは1つもしくは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられ、
前記指示ビットの値は、前記関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または前記指示ビットの前記値は、前記関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用され、
前記SSBに対応する前記基準信号は、前記基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、前記QCL構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される、
トランシーバモジュールと
を備える、通信装置。
【請求項29】
通信装置であって、前記通信装置はプロセッサを備え、前記プロセッサは、コンピュータプログラムまたは命令を実行するように構成され、前記通信装置が請求項1から6および13から25のいずれか一項に記載の通信方法、または請求項7から12、13から24、および26のいずれか一項に記載の通信方法を実行することを可能にする、通信装置。
【請求項30】
通信装置であって、前記通信装置は、入出力インターフェースおよび論理回路を備え、前記入出力インターフェースは、情報を入力および/または出力するように構成され、前記論理回路は、請求項1から6および13から25のいずれか一項に記載の通信方法、または請求項7から12、13から24、および26のいずれか一項に記載の通信方法を実行して、前記情報に基づいて処理を実行し、および/または前記情報を生成するように構成され、
前記情報は第1のダウンリンク制御情報DCIを含み、前記第1のDCIは基準信号可用性指示情報を含み、前記基準信号可用性指示情報は1つまたは複数の指示ビットを含み、各指示ビットは1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられ、または各指示ビットは1つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられ;前記指示ビットの値は、前記関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または前記指示ビットの前記値は、前記関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用され;前記SSBに対応する前記基準信号は、前記基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、前記QCL構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される、
通信装置。
【請求項31】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令またはプログラムを記憶し、前記コンピュータ命令または前記プログラムがコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、請求項1から6および13から25のいずれか一項に記載の通信方法、または請求項7から12、13から24、および26のいずれか一項に記載の通信方法を実行することを可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項32】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品はコンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令の一部または全部がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、請求項1から6および13から25のいずれか一項に記載の通信方法、または請求項7から12、13から24、および26のいずれか一項に記載の通信方法を実行することを可能にされる、コンピュータプログラム製品。
【請求項33】
チップであって、請求項1から6および13から25のいずれか一項に記載の通信方法、または請求項7から12、13から24、および26のいずれか一項に記載の通信方法を実行するために、メモリに結合され、前記メモリに記憶されたプログラム命令を読み出して実行するように構成される、チップ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年10月28日に中国国家知識産権局に出願された「METHOD FOR SENDING TRS FOR IDLE/INACTIVE UE」という名称の中国特許出願第202111259695.1号の優先権を主張し、2021年11月5日に中国国家知識産権局に出願された「COMMUNICATION METHOD AND APPARATUS」という名称の中国特許出願第202111308894.7号の優先権を主張し、2022年4月16日に中国国家知識産権局に出願された「COMMUNICATION METHOD AND APPARATUS」という名称の中国特許出願第202210400437.9号の優先権を主張し、これらのすべては、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術の分野に関し、特に、通信方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
通信システムでは、ネットワークデバイスは、システム情報内の基準信号の構成情報を端末デバイスに送信し得、端末デバイスは、基準信号に基づいて自動利得制御調整、時間周波数同期、および他の処理を実行し得る。
【0004】
ネットワークデバイスの負担の増加を回避するために、基準信号が常に送信されることは保証されず、動的シグナリングは、基準信号が送信されるかどうかを示し得る。動的シグナリングは、ページングダウンリンク制御情報(paging downlink control information、Paging DCI)またはページング早期通知(paging early indication、PEI)などのシグナリングであってもよい。
【0005】
基準信号の送信方向を決定するために、各基準信号リソースセットに関連付けられた同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロック(synchronization signal and PBCH block、SSB)が、基準信号リソースセットに対して構成され得る。ネットワークデバイスは最大64個の異なる方向でSSBを送信し得るため、各SSB方向が対応する基準信号を有すると予想される場合、64個の基準信号リソースセットが構成される必要があり得るか、または最大64個のSSBインデックスに関連付けられた基準信号が構成される必要があり得る。
【0006】
しかしながら、ページングDCIまたはPEIにおける利用可能なビットの数は制限されている。複数の基準信号リソースセットを示すために制限ビットをどのように使用するか、または複数の基準信号に対応するSSBを示すために制限ビットをどのように使用するかは、緊急に解決されるべき技術的問題となる。
【発明の概要】
【0007】
これを考慮して、本出願は、ページングDCIまたはPEIにおいて制限ビットを使用することによって、複数の基準信号リソースセットまたは複数の基準信号に対応するSSBを示すための通信方法および装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は通信方法を提供する。本方法は、端末デバイスが、ネットワークデバイスから第1のダウンリンク制御情報DCIを受信し、第1のDCIに基づいて、基準信号が送信されるかどうかを決定するステップを含み得る。第1のDCIは、基準信号可用性指示情報を含み、基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは、1つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。
【0009】
第1の態様によれば、端末デバイスは、ネットワークデバイスから、基準信号可用性指示情報を含む第1のDCIを受信し得る。基準信号可用性指示情報内の各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられ得るか、または1つまたは複数のSSBに関連付けられ得るので、端末デバイスは、各指示ビットの値に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうか、または各指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間のマッピング関係は、本出願の実施形態で明確に定義される。これは、ネットワークデバイスが、対応する基準信号が送信されるかどうかを端末デバイスに通知するために、制限された指示ビットを使用して複数の基準信号リソースセットまたは複数のSSBを示すための実現可能な解決策を提供する。
【0010】
1つの可能な設計では、端末デバイスによって受信されたシステム情報は、第1の構成情報を含む。第1の構成情報は、SSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用される。
【0011】
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、第1の構成情報に基づいて、SSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を決定し得、指示ビットの値に基づいて、SSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0012】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はFであり、Fは各SSBに対応する第1の構成情報に基づいて決定される。
【0013】
この可能な設計に基づいて、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数は、各SSBに対応する第1の構成情報に基づいて決定され得る。これは、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数を決定するための実現可能な解決策を提供する。
【0014】
1つの可能な設計では、端末デバイスによって受信されたシステム情報は、第2の構成情報を含む。第2の構成情報は、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数の基準信号リソースセットを構成するために使用されるか、または第2の構成情報は、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBを構成するために使用される。
【0015】
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、第2の構成情報に基づいて、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数の基準信号リソースセットを決定し得、指示ビットの値に基づいて、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0016】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はGであり、Gはシステム情報に含まれる第2の構成情報の数に基づいて決定される。
【0017】
この可能な設計に基づいて、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数は、第2の構成情報の数に基づいて決定され得る。これは、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数を決定するための実現可能な解決策を提供する。
【0018】
1つの可能な設計では、端末デバイスによって受信されたシステム情報は、第3の構成情報を含む。第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数を構成するために使用されるか、または第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられたSSBの数を構成するために使用される。
【0019】
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、第3の構成情報に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数を決定し得、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBを決定し、指示ビットの値に基づいて、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0020】
1つの可能な設計では、基準信号リソースセットの構成情報は第4の構成情報を含む。第4の構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用される。
【0021】
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、第4の構成情報に基づいて、基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を決定し得、指示ビットの値に基づいて、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0022】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はEであり、Eは、各基準信号リソースセットに含まれる第4の構成情報に基づいて決定される。
【0023】
この可能な設計に基づいて、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数は、各基準信号リソースセットに含まれる第4の構成情報に基づいて決定され得る。これは、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数を決定するための実現可能な解決策を提供する。
【0024】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報は最大Nビットを含み、Nは正の整数である。第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数はMであるか、または第1のDCIに関連付けられたSSBの数はMであり、Mは正の整数である。NがM以上である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はMであり、各指示ビットは1つの基準信号リソースセットに1対1で対応し、または各指示ビットは1つのSSBに1対1で対応する。
【0025】
この可能な設計に基づいて、NがM以上である場合、指示ビットは基準信号リソースセットまたはSSBに1対1で対応し得る。これは、指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係を構成するための実現可能な解決策を提供する。
【0026】
1つの可能な設計では、NがM未満である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、N個の指示ビット内にQ個の指示ビットがあり、Q個の指示ビットの各々はA個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられ、N個の指示ビット内の残りの(N-Q)個の指示ビットの各々はB個の基準信号リソースセットまたはB個のSSBに関連付けられる。Qは、MをNで除算した余りであり、Aは、MをNで除算した切り上げ結果であり、Bは、MをNで除算した切り捨て結果である。
【0027】
1つの可能な設計では、Q個の指示ビットは、N個の指示ビット内の最初のQ個の指示ビット、またはN個の指示ビット内の最後のQ個の指示ビットである。
【0028】
前述の2つの可能な設計に基づいて、NがM未満である場合、指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係は、前述の方法で構成され得る。これは、指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係を構成するための実現可能な解決策を提供する。
【0029】
1つの可能な設計では、NがM未満である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、N個の指示ビット内のP個の指示ビットの各々は、A個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられる。(P*A)はM以下であり、((P+1)*A)はMより大きく、AはMをNで除算した切り上げ結果である。
【0030】
1つの可能な設計では、(P*A)がM未満である場合、N個の指示ビットのうちの(P+1)番目のビットは、(M-P*A)個の基準信号リソースセットまたは(M-P*A)個のSSBに関連付けられる。
【0031】
1つの可能な設計では、P個の指示ビットはN個の指示ビットのうちの最初のP個の指示ビットであるか、またはP個の指示ビットはN個の指示ビットのうちの最後のP個の指示ビットである。
【0032】
前述の3つの可能な設計に基づいて、NがM未満である場合、指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係は、前述の方法で構成され得る。これは、指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係を構成するための実現可能な解決策を提供する。
【0033】
1つの可能な設計では、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、昇順または降順であるか、または、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスにおいて、近傍の基準信号リソースセット間のインデックス間隔または近傍のSSB間のインデックス間隔は、基準信号可用性指示情報のビット数に等しい。
【0034】
この可能な設計に基づいて、各指示ビットが1つまたは複数の基準信号リソースセットまたはSSBに対応するとき、各指示ビットに特に関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBは、前述の2つの方法で決定され得る。
【0035】
1つの可能な設計では、第1のDCIに関連付けられたSSBの数は事前定義されたSSBの数に等しく、事前定義されたSSBの数は、SSBが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定されるか、第1のDCIに関連付けられたSSBの数が、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数に等しく、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数は、ネットワークデバイスによって送信されたSIB1に含まれるssb-PositionsInBurstに基づいて決定されるか、または、第1のDCIに関連付けられたSSBの数が、システム情報に構成された、基準信号に関連付けられたSSBの数に等しく、システム情報に構成された、基準信号に関連付けられたSSBの数は、各基準信号リソースセットの構成情報に含まれるQCL構成情報に基づいて決定される。
【0036】
この可能な設計に基づいて、第1のDCIに関連付けられたSSBの数を決定するための複数の実現可能な解決策が提供される。
【0037】
1つの可能な設計では、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数は、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しい。
【0038】
この可能な設計に基づいて、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数を決定するための1つの実現可能な解決策が提供される。
【0039】
1つの可能な設計では、第1のDCIはページングpaging DCIまたはページング早期通知PEIである。
【0040】
1つの可能な設計では、第1のDCIがページングpaging DCIであるとき、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第2のDCIをさらに受信し、第2のDCIはページング早期通知PEIである。第2のDCIは第1の指示ビットを含み、第1の指示ビットは1つまたは複数のSSBに関連付けられ、第1の指示ビットは、第1の指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを示す。第1の指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBは、第1のDCIに含まれる1つの指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBと全く同じであり、第1の指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBは、第2のDCIと疑似コロケートされたSSBを含む。
【0041】
前述の2つの可能な設計に基づいて、第1のDCIがページングpaging DCIであるとき、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第2のDCIをさらに受信し、端末デバイスは、第2のDCIに基づいて、基準信号が送信されるかどうかを代替的に決定し得る。
【0042】
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な設計に従って端末デバイスによって実行される機能を実装し得、機能は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュール、例えば、トランシーバモジュールおよび処理モジュールを含む。トランシーバモジュールは、ネットワークデバイスから第1のダウンリンク制御情報DCIを受信するように構成され得る。処理モジュールは、第1のDCIに基づいて、基準信号が送信されるかどうかを決定するように構成され得る。第1のDCIは、基準信号可用性指示情報を含み、基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは、1つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。
【0043】
1つの可能な設計では、トランシーバモジュールによって受信されたシステム情報は、第1の構成情報を含む。第1の構成情報は、SSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用される。
【0044】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はFであり、Fは各SSBに対応する第1の構成情報に基づいて決定される。
【0045】
1つの可能な設計では、トランシーバモジュールによって受信されたシステム情報は、第2の構成情報を含む。第2の構成情報は、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数の基準信号リソースセットを構成するために使用されるか、または第2の構成情報は、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBを構成するために使用される。
【0046】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はGであり、Gはシステム情報に含まれる第2の構成情報の数に基づいて決定される。
【0047】
1つの可能な設計では、トランシーバモジュールによって受信されたシステム情報は、第3の構成情報を含む。第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数を構成するために使用されるか、または第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられたSSBの数を構成するために使用される。
【0048】
1つの可能な設計では、基準信号リソースセットの構成情報は第4の構成情報を含む。第4の構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用される。
【0049】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はEであり、Eは、各基準信号リソースセットに含まれる第4の構成情報に基づいて決定される。
【0050】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報は最大Nビットを含み、Nは正の整数である。第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数はMであるか、または第1のDCIに関連付けられたSSBの数はMであり、Mは正の整数である。NがM以上である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はMであり、各指示ビットは1つの基準信号リソースセットに1対1で対応し、または各指示ビットは1つのSSBに1対1で対応する。
【0051】
1つの可能な設計では、NがM未満である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、N個の指示ビット内にQ個の指示ビットがあり、Q個の指示ビットの各々はA個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられ、N個の指示ビット内の残りの(N-Q)個の指示ビットの各々はB個の基準信号リソースセットまたはB個のSSBに関連付けられる。Qは、MをNで除算した余りであり、Aは、MをNで除算した切り上げ結果であり、Bは、MをNで除算した切り捨て結果である。
【0052】
1つの可能な設計では、Q個の指示ビットは、N個の指示ビット内の最初のQ個の指示ビット、またはN個の指示ビット内の最後のQ個の指示ビットである。
【0053】
1つの可能な設計では、NがM未満である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、N個の指示ビット内のP個の指示ビットの各々は、A個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられる。(P*A)はM以下であり、((P+1)*A)はMより大きく、AはMをNで除算した切り上げ結果である。
【0054】
1つの可能な設計では、(P*A)がM未満である場合、N個の指示ビットのうちの(P+1)番目のビットは、(M-P*A)個の基準信号リソースセットまたは(M-P*A)個のSSBに関連付けられる。
【0055】
1つの可能な設計では、P個の指示ビットはN個の指示ビットのうちの最初のP個の指示ビットであるか、またはP個の指示ビットはN個の指示ビットのうちの最後のP個の指示ビットである。
【0056】
1つの可能な設計では、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、昇順または降順であるか、または、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスにおいて、近傍の基準信号リソースセット間のインデックス間隔または近傍のSSB間のインデックス間隔は、基準信号可用性指示情報のビット数に等しい。
【0057】
1つの可能な設計では、第1のDCIに関連付けられたSSBの数は事前定義されたSSBの数に等しく、事前定義されたSSBの数は、SSBが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定されるか、第1のDCIに関連付けられたSSBの数が、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数に等しく、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数は、ネットワークデバイスによって送信されたSIB1に含まれるssb-PositionsInBurstに基づいて決定されるか、または、第1のDCIに関連付けられたSSBの数が、システム情報に構成された、基準信号に関連付けられたSSBの数に等しく、システム情報に構成された、基準信号に関連付けられたSSBの数は、各基準信号リソースセットの構成情報に含まれるQCL構成情報に基づいて決定される。
【0058】
1つの可能な設計では、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数は、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しい。
【0059】
1つの可能な設計では、第1のDCIはページングpaging DCIまたはページング早期通知PEIである。
【0060】
1つの可能な設計では、第1のDCIがページングpaging DCIであるとき、トランシーバモジュールは、ネットワークデバイスから第2のDCIをさらに受信し、第2のDCIはページング早期通知PEIである。第2のDCIは第1の指示ビットを含み、第1の指示ビットは1つまたは複数のSSBに関連付けられ、第1の指示ビットは、第1の指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを示す。第1の指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBは、第1のDCIに含まれる1つの指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBと全く同じであり、第1の指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBは、第2のDCIと疑似コロケートされたSSBを含む。
【0061】
第2の態様による通信装置の具体的な実装形態については、第1の態様または第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法における端末デバイスの動作機能を参照することに留意されたい。
【0062】
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、端末デバイス、または端末デバイス内のチップもしくはシステムオンチップであってもよい。通信装置は、前述の態様または可能な設計に従って端末デバイスによって実行される機能を実装してもよく、機能はハードウェアによって実装されてもよい。1つの可能な設計では、通信装置は、トランシーバおよびプロセッサを含み得る。トランシーバおよびプロセッサは、第1の態様または第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる機能を実装するために通信装置をサポートするように構成され得る。例えば、トランシーバは、ネットワークデバイスから第1のダウンリンク制御情報DCIを受信するように構成され得る。プロセッサは、第1のDCIに基づいて、基準信号が送信されるかどうかを決定するように構成され得る。第1のDCIは、基準信号可用性指示情報を含み、基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは、1つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。別の可能な設計では、通信装置はメモリをさらに含んでもよい。メモリは、通信装置に必要なコンピュータ実行可能命令およびデータを記憶するように構成される。通信装置が動作すると、トランシーバおよびプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行する。通信装置は、第1の態様または第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法を実行することを可能にされる。
【0063】
第3の態様による通信装置の具体的な実装形態については、第1の態様または第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法における端末デバイスの動作機能を参照されたい。
【0064】
第4の態様によれば、本出願の一実施形態は、通信方法を提供する。本方法は、ネットワークデバイスが、第1のダウンリンク制御情報DCIを決定し、第1のDCIを端末デバイスに送信するステップを含み得る。第1のDCIは、基準信号可用性指示情報を含み、基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは、1つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。
【0065】
第4の態様によれば、ネットワークデバイスは、基準信号可用性指示情報を含む第1のDCIを端末デバイスに送信し得る。基準信号可用性指示情報内の各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられ得るか、または1つまたは複数のSSBに関連付けられ得るので、端末デバイスは、各指示ビットの値に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうか、または各指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間のマッピング関係は、本出願の実施形態で明確に定義される。これは、ネットワークデバイスが、対応する基準信号が送信されるかどうかを端末デバイスに通知するために、制限された指示ビットを使用して複数の基準信号リソースセットまたは複数のSSBを示すための実現可能な解決策を提供する。
【0066】
1つの可能な設計では、ネットワークデバイスによって送信されるシステム情報は第1の構成情報を含む。第1の構成情報は、SSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用される。
【0067】
この可能な設計に基づいて、ネットワークデバイスは、第1の構成情報に基づいて、SSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を示し得る。端末デバイスは、第1の構成情報に基づいて、SSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を決定し得、指示ビットの値に基づいて、SSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0068】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はFであり、Fは各SSBに対応する第1の構成情報に基づいて決定される。
【0069】
この可能な設計に基づいて、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数は、各SSBに対応する第1の構成情報に基づいて決定され得る。これは、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数を決定するための実現可能な解決策を提供する。
【0070】
1つの可能な設計では、ネットワークデバイスによって送信されるシステム情報は第2の構成情報を含む。第2の構成情報は、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数の基準信号リソースセットを構成するために使用されるか、または第2の構成情報は、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBを構成するために使用される。
【0071】
この可能な設計に基づいて、ネットワークデバイスは、第2の構成情報を端末デバイスに送信し、その結果、端末デバイスは、第2の構成情報に基づいて、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数の基準信号リソースセットを決定し得、指示ビットの値に基づいて、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0072】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はGであり、Gはシステム情報に含まれる第2の構成情報の数に基づいて決定される。
【0073】
この可能な設計に基づいて、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数は、第2の構成情報の数に基づいて決定され得る。これは、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数を決定するための実現可能な解決策を提供する。
【0074】
1つの可能な設計では、ネットワークデバイスによって送信されるシステム情報は第3の構成情報を含む。第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数を構成するために使用されるか、または第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられたSSBの数を構成するために使用される。
【0075】
この可能な設計に基づいて、ネットワークデバイスは、第3の構成情報を端末デバイスに送信し、その結果、端末デバイスは、第3の構成情報に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数を決定し得、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBを決定し得、指示ビットの値に基づいて、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0076】
1つの可能な設計では、基準信号リソースセットの構成情報は第4の構成情報を含む。第4の構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用される。
【0077】
この可能な設計に基づいて、ネットワークデバイスは、第4の構成情報を端末デバイスに送信し、その結果、端末デバイスは、第4の構成情報に基づいて、基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を決定し得、指示ビットの値に基づいて、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0078】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はEであり、Eは、各基準信号リソースセットに含まれる第4の構成情報に基づいて決定される。
【0079】
この可能な設計に基づいて、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数は、各基準信号リソースセットに含まれる第4の構成情報に基づいて決定され得る。これは、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数を決定するための実現可能な解決策を提供する。
【0080】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報は最大Nビットを含み、Nは正の整数である。第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数はMであるか、または第1のDCIに関連付けられたSSBの数はMであり、Mは正の整数である。NがM以上である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はMであり、各指示ビットは1つの基準信号リソースセットに1対1で対応し、または各指示ビットは1つのSSBに1対1で対応する。
【0081】
この可能な設計に基づいて、NがM以上である場合、指示ビットは基準信号リソースセットまたはSSBに1対1で対応し得る。これは、指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係を構成するための実現可能な解決策を提供する。
【0082】
1つの可能な設計では、NがM未満である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、N個の指示ビット内にQ個の指示ビットがあり、Q個の指示ビットの各々はA個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられ、N個の指示ビット内の残りの(N-Q)個の指示ビットの各々はB個の基準信号リソースセットまたはB個のSSBに関連付けられる。Qは、MをNで除算した余りであり、Aは、MをNで除算した切り上げ結果であり、Bは、MをNで除算した切り捨て結果である。
【0083】
1つの可能な設計では、Q個の指示ビットは、N個の指示ビット内の最初のQ個の指示ビット、またはN個の指示ビット内の最後のQ個の指示ビットである。
【0084】
前述の2つの可能な設計に基づいて、NがM未満である場合、指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係は、前述の方法で構成され得る。これは、指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係を構成するための実現可能な解決策を提供する。
【0085】
1つの可能な設計では、NがM未満である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、N個の指示ビット内のP個の指示ビットの各々は、A個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられる。(P*A)はM以下であり、((P+1)*A)はMより大きく、AはMをNで除算した切り上げ結果である。
【0086】
1つの可能な設計では、(P*A)がM未満である場合、N個の指示ビットのうちの(P+1)番目のビットは、(M-P*A)個の基準信号リソースセットまたは(M-P*A)個のSSBに関連付けられる。
【0087】
1つの可能な設計では、P個の指示ビットはN個の指示ビットのうちの最初のP個の指示ビットであるか、またはP個の指示ビットはN個の指示ビットのうちの最後のP個の指示ビットである。
【0088】
前述の3つの可能な設計に基づいて、NがM未満である場合、指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係は、前述の方法で構成され得る。これは、指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係を構成するための実現可能な解決策を提供する。
【0089】
1つの可能な設計では、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、昇順または降順であるか、または、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスにおいて、近傍の基準信号リソースセット間のインデックス間隔または近傍のSSB間のインデックス間隔は、基準信号可用性指示情報のビット数に等しい。
【0090】
この可能な設計に基づいて、各指示ビットが1つまたは複数の基準信号リソースセットまたはSSBに対応するとき、各指示ビットに特に関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBは、前述の2つの方法で決定され得る。
【0091】
1つの可能な設計では、第1のDCIに関連付けられたSSBの数は事前定義されたSSBの数に等しく、事前定義されたSSBの数は、SSBが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定されるか、第1のDCIに関連付けられたSSBの数が、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数に等しく、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数は、ネットワークデバイスによって送信されたSIB1に含まれるssb-PositionsInBurstに基づいて決定されるか、または、第1のDCIに関連付けられたSSBの数が、システム情報に構成された、基準信号に関連付けられたSSBの数に等しく、システム情報に構成された、基準信号に関連付けられたSSBの数は、各基準信号リソースセットの構成情報に含まれるQCL構成情報に基づいて決定される。
【0092】
この可能な設計に基づいて、第1のDCIに関連付けられたSSBの数を決定するための複数の実現可能な解決策が提供される。
【0093】
1つの可能な設計では、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数は、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しい。
【0094】
この可能な設計に基づいて、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数を決定するための1つの実現可能な解決策が提供される。
【0095】
1つの可能な設計では、第1のDCIはページングpaging DCIまたはページング早期通知PEIである。
【0096】
1つの可能な設計では、第1のDCIがページングpaging DCIであるとき、ネットワークデバイスは、第2のDCIを端末デバイスにさらに送信し、第2のDCIはページング早期通知PEIである。第2のDCIは第1の指示ビットを含み、第1の指示ビットは1つまたは複数のSSBに関連付けられ、第1の指示ビットは、第1の指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを示す。第1の指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBは、第1のDCIに含まれる1つの指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBと全く同じであり、第1の指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBは、第2のDCIと疑似コロケートされたSSBを含む。
【0097】
前述の2つの可能な設計に基づいて、第1のDCIがページングpaging DCIであるとき、端末デバイスは、ネットワークデバイスから第2のDCIをさらに受信し、端末デバイスは、第2のDCIに基づいて、基準信号が送信されるかどうかを代替的に決定し得る。
【0098】
第5の態様によれば、本出願の一実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、第4の態様または第4の態様の可能な設計に従ってネットワークノードによって実行される機能を実装し得、機能は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のモジュール、例えば、処理モジュールおよびトランシーバモジュールを含む。処理モジュールは、第1のダウンリンク制御情報DCIを決定するように構成され得る。トランシーバモジュールは、第1のDCIを端末デバイスに送信するように構成され得る。第1のDCIは、基準信号可用性指示情報を含み、基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは、1つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。
【0099】
1つの可能な設計では、トランシーバモジュールによって送信されたシステム情報は、第1の構成情報を含む。第1の構成情報は、SSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用される。
【0100】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はFであり、Fは各SSBに対応する第1の構成情報に基づいて決定される。
【0101】
1つの可能な設計では、トランシーバモジュールによって送信されたシステム情報は、第2の構成情報を含む。第2の構成情報は、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数の基準信号リソースセットを構成するために使用されるか、または第2の構成情報は、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBを構成するために使用される。
【0102】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はGであり、Gはシステム情報に含まれる第2の構成情報の数に基づいて決定される。
【0103】
1つの可能な設計では、トランシーバモジュールによって送信されたシステム情報は、第3の構成情報を含む。第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数を構成するために使用されるか、または第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられたSSBの数を構成するために使用される。
【0104】
1つの可能な設計では、基準信号リソースセットの構成情報は第4の構成情報を含む。第4の構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用される。
【0105】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はEであり、Eは、各基準信号リソースセットに含まれる第4の構成情報に基づいて決定される。
【0106】
1つの可能な設計では、基準信号可用性指示情報は最大Nビットを含み、Nは正の整数である。第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数はMであるか、または第1のDCIに関連付けられたSSBの数はMであり、Mは正の整数である。NがM以上である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はMであり、各指示ビットは1つの基準信号リソースセットに1対1で対応し、または各指示ビットは1つのSSBに1対1で対応する。
【0107】
1つの可能な設計では、NがM未満である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、N個の指示ビット内にQ個の指示ビットがあり、Q個の指示ビットの各々はA個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられ、N個の指示ビット内の残りの(N-Q)個の指示ビットの各々はB個の基準信号リソースセットまたはB個のSSBに関連付けられる。Qは、MをNで除算した余りであり、Aは、MをNで除算した切り上げ結果であり、Bは、MをNで除算した切り捨て結果である。
【0108】
1つの可能な設計では、Q個の指示ビットは、N個の指示ビット内の最初のQ個の指示ビット、またはN個の指示ビット内の最後のQ個の指示ビットである。
【0109】
1つの可能な設計では、NがM未満である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、N個の指示ビット内のP個の指示ビットの各々は、A個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられる。(P*A)はM以下であり、((P+1)*A)はMより大きく、AはMをNで除算した切り上げ結果である。
【0110】
1つの可能な設計では、(P*A)がM未満である場合、N個の指示ビットのうちの(P+1)番目のビットは、(M-P*A)個の基準信号リソースセットまたは(M-P*A)個のSSBに関連付けられる。
【0111】
1つの可能な設計では、P個の指示ビットはN個の指示ビットのうちの最初のP個の指示ビットであるか、またはP個の指示ビットはN個の指示ビットのうちの最後のP個の指示ビットである。
【0112】
1つの可能な設計では、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、昇順または降順であるか、または、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスにおいて、近傍の基準信号リソースセット間のインデックス間隔または近傍のSSB間のインデックス間隔は、基準信号可用性指示情報のビット数に等しい。
【0113】
1つの可能な設計では、第1のDCIに関連付けられたSSBの数は事前定義されたSSBの数に等しく、事前定義されたSSBの数は、SSBが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定されるか、第1のDCIに関連付けられたSSBの数が、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数に等しく、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数は、ネットワークデバイスによって送信されたSIB1に含まれるssb-PositionsInBurstに基づいて決定されるか、または、第1のDCIに関連付けられたSSBの数が、システム情報に構成された、基準信号に関連付けられたSSBの数に等しく、システム情報に構成された、基準信号に関連付けられたSSBの数は、各基準信号リソースセットの構成情報に含まれるQCL構成情報に基づいて決定される。
【0114】
1つの可能な設計では、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数は、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しい。
【0115】
1つの可能な設計では、第1のDCIはページングpaging DCIまたはページング早期通知PEIである。
【0116】
1つの可能な設計では、第1のDCIがページングpaging DCIであるとき、トランシーバモジュールは、第2のDCIを端末デバイスにさらに送信し、第2のDCIはページング早期通知PEIである。第2のDCIは第1の指示ビットを含み、第1の指示ビットは1つまたは複数のSSBに関連付けられ、第1の指示ビットは、第1の指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを示す。第1の指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBは、第1のDCIに含まれる1つの指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBと全く同じであり、第1の指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBは、第2のDCIと疑似コロケートされたSSBを含む。
【0117】
第5の態様による通信装置の具体的な実装形態については、第4の態様または第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法におけるネットワークノードの動作機能を参照することに留意されたい。
【0118】
第6の態様によれば、本出願の一実施形態は通信装置を提供する。通信装置は、ネットワークノード、ネットワークノード内のチップ、またはシステムオンチップであってもよい。通信装置は、前述の態様または可能な設計に従ってネットワークノードによって実行される機能を実装してもよく、機能はハードウェアによって実装されてもよい。1つの可能な設計では、通信装置は、トランシーバおよびプロセッサを含み得る。トランシーバおよびプロセッサは、第4の態様または第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる機能を実装するために通信装置をサポートするように構成され得る。例えば、プロセッサは、第1のダウンリンク制御情報DCIを決定するように構成され得る。トランシーバは、第1のDCIを端末デバイスに送信するように構成され得る。第1のDCIは、基準信号可用性指示情報を含み、基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは、1つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。別の可能な設計では、通信装置はメモリをさらに含んでもよい。メモリは、通信装置に必要なコンピュータ実行可能命令およびデータを記憶するように構成される。通信装置が動作すると、トランシーバおよびプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行する。通信装置は、第4の態様または第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法を実行することを可能にされる。
【0119】
第6の態様による通信装置の具体的な実装形態については、第4の態様または第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法におけるネットワークノードの動作機能を参照されたい。
【0120】
第7の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、1つまたは複数のプロセッサを含む。1つまたは複数のプロセッサは、コンピュータプログラムまたは命令を実行するように構成される。1つまたは複数のプロセッサがコンピュータプログラムまたは命令を実行すると、通信装置は、第1の態様もしくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法を実行することを可能にされる。
【0121】
1つの可能な設計では、通信装置は1つまたは複数のメモリをさらに含み、1つまたは複数のメモリは1つまたは複数のプロセッサに結合され、1つまたは複数のメモリは前述のコンピュータプログラムまたは命令を記憶するように構成される。可能な一実装形態では、メモリは通信装置の外部に位置する。別の可能な実装形態では、メモリは通信装置の内部に位置する。本出願の実施形態では、プロセッサおよびメモリは、1つの構成要素に代替的に統合されてもよい。言い換えれば、プロセッサおよびメモリは、代替的に統合されてもよい。可能な一実装形態では、通信装置はトランシーバをさらに含む。トランシーバは、情報を受信および/または情報を送信するように構成される。
【0122】
1つの可能な設計では、通信装置は、1つまたは複数の通信インターフェースをさらに含み、1つまたは複数の通信インターフェースは、1つまたは複数のプロセッサに結合され、1つまたは複数の通信インターフェースは、通信装置以外のモジュールと通信するように構成される。
【0123】
第8の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、入出力インターフェースおよび論理回路を含む。入出力インターフェースは、情報を入力および/または出力するように構成される。論理回路は、第1の態様もしくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法を実行し、情報に基づいて処理を実行し、および/または情報を生成するように構成される。情報は、基準信号可用性指示情報を含む第1のDCIを含み、基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは、1つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。
【0124】
第9の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令またはプログラムを記憶する。コンピュータ命令またはプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様もしくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法を実行することを可能にされる。
【0125】
第10の態様によれば、コンピュータ命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で動作すると、コンピュータは、第1の態様もしくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法を実行することを可能にされる。
【0126】
第11の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータプログラムを提供する。コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、第1の態様もしくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法を実行することを可能にされる。
【0127】
第12の態様によれば、本出願の一実施形態は、チップを提供する。チップは、メモリに結合され、第1の態様もしくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法、または第4の態様もしくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる通信方法を実行するために、メモリに記憶されたプログラム命令を読み出して実行するように構成される。
【0128】
第7の態様から第12の態様の任意の設計方法によってもたらされる技術的効果については、第1の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照されたく、または第4の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照されたい。
【0129】
第13の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、第2の態様および第3の態様のいずれかの態様による通信装置、または、第5の態様および第6の態様のいずれかの態様による通信装置を含む。
【図面の簡単な説明】
【0130】
【
図1】本出願の一実施形態によるページング機会のフレーム構造の概略図である。
【
図2】本出願の一実施形態によるページング機会のフレーム構造の概略図である。
【
図3】本出願の一実施形態による通信システムの概略図である。
【
図4】本出願の一実施形態による通信装置の概略図である。
【
図5】本出願の一実施形態による通信方法のフローチャートである。
【
図6】本出願の一実施形態によるシステム情報の概略図である。
【
図7】本出願の一実施形態によるシステム情報の概略図である。
【
図8】本出願の一実施形態によるシステム情報の概略図である。
【
図9】本出願の一実施形態によるシステム情報の概略図である。
【
図10】本出願の一実施形態によるシステム情報の概略図である。
【
図11】本出願の一実施形態による通信方法のフローチャートである。
【
図12】本出願の一実施形態による端末デバイスの概略構成図である。
【
図13】本出願の一実施形態によるネットワークデバイスの概略構成図である。
【
図14】本出願の一実施形態による通信装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0131】
本出願の実施形態が説明される前に、本出願の実施形態における技術用語が説明される。
【0132】
基準信号(reference signal、RS):ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)通信システムおよび新しい無線(new radio、NR)通信システムでは、基準信号は複数の目的に使用されてもよく、例えば、自動利得制御(automatic gain control、AGC)調整、時間周波数同期、ビーム測定、および無線リソース管理(radio resource management、RRM)測定を実行するために端末デバイスによって使用されてもよい。
【0133】
LTE通信システムでは、セルレベル基準信号はセル固有基準信号(cell specific reference signal、CRS)であってもよく、CRSは各ダウンリンクサブフレームに存在する。
【0134】
NR通信システムでは、ネットワークデバイスのリソースオーバーヘッドを低減し、過剰なセルレベル基準信号の導入を回避するために、セルレベル基準信号が同期信号およびPBCHブロック(synchronization signal and PBCH block、SSB)で送信されることが最終的に決定される。各SSBは、プライマリ同期信号(primary synchronization signal、PSS)およびセカンダリ同期信号(secondary synchronization signal、SSS)を含み得る。
【0135】
非接続状態:アイドル(idle)状態および非アクティブ(inactive)状態が含まれ得る。
【0136】
端末デバイスが非接続状態にあるとき、端末デバイスはページングを周期的に受信し得る。ページングを受信する前に、端末デバイスは、ページングの受信性能が十分に良好であることを保証するために、ネットワークデバイスによって送信された基準信号に基づいてAGC調整および時間周波数同期などの処理を事前に実行する必要がある。
【0137】
例えば、
図1に示されるように、LTE通信システムでは、各サブフレームがCRSを有するため、端末デバイスは、CRSを使用してAGC調整および時間周波数同期などの処理を完了するために非常に短い時間(例えば、2ms)だけ事前にウェイクアップする必要があり、ページング機会(paging occasion、PO)でページングを受信する。NR通信システムの場合、SSB周期が長くなる可能性があるため、端末デバイスがAGC調整および時間周波数同期を完了するために1つのSSBを必要とするとき、極端な場合には、端末デバイスは、受信したSSBに基づいてAGC調整および時間周波数同期などの処理を完了するために、長時間(例えば、20ms)にわたって事前にウェイクアップする必要があり得る。端末デバイスがAGC調整および時間周波数同期を完了するために複数のSSBを必要とするとき、端末デバイスはより長い時間(例えば、40msまたは60ms)にわたって事前にウェイクアップする。しかしながら、この場合、端末デバイスは長時間にわたって事前にウェイクアップするため、端末デバイスのスリープ時間が短縮され、端末デバイスの電力消費の浪費を引き起こす。
【0138】
NR通信システムにおけるSSB設計によって引き起こされる電力消費量の浪費の問題を解決するために、ネットワークデバイスは、システム情報に基づいて端末デバイスにいくつかの基準信号(基準信号は支援基準信号(assistance RS)と呼ばれることもある)を送信し得る。基準信号の位置がPOに十分に近い場合、SSB設計によって引き起こされる電力消費量の浪費の問題は解決されることができる。基準信号は、非接続状態の端末デバイスに対して主に構成され、基準信号のタイプは、追跡基準信号(tracking RS、TRS)であり得ることに留意されたい。
【0139】
ネットワークデバイスは、システム情報ブロック(system information block、SIB)に基準信号の構成情報を含み得る。具体的には、ネットワークデバイスは、複数の基準信号リソースセット(resource set)を構成し得、各基準信号リソースセットは、複数のリソース(resource)を含み得る。各基準信号リソースセットに関連付けられたSSBは、基準信号の受信パラメータ(例えば、基準信号の遅延スプレッド、基準信号のドップラー周波数シフト、基準信号が送信されるときに使用されるフィルタパラメータ、および基準信号の送信方向)を決定するために、基準信号リソースセットに対して構成され得る。ネットワークが周波数範囲2(frequency range 2、FR2)、すなわち、24.25GHz~52.6GHzで展開される場合、ネットワークデバイスは、1周期(すなわち、1つのSSB burst set)で最大64個のSSB(言い換えれば、SSBインデックスは0から63の範囲であり得る)を送信し得る。SSBの送信方向は同じであっても異なっていてもよい。各SSB方向に対応する基準信号があると予想される場合、64個の基準信号リソースセットが構成される必要があり得る。TRSの構造に基づいて、各基準信号リソースセットは、2つまたは4つのリソースを含み得る。
【0140】
しかしながら、ネットワークデバイスの負担を増加させることを回避するために、基準信号が常に送信され得ることは保証されない。例えば、ネットワークデバイスがいくつかの基準信号の構成情報をブロードキャストした後、構成情報に対応する基準信号は時々送信されてもよく、頻繁に変化してもよい。しかしながら、一般に、ネットワークデバイスによって送信されるシステム情報はあまり頻繁には変化しない。システム情報(例えば、システム情報内の特定の基準信号は、基準信号がもはや送信されないことを示す)を変更することによって基準信号が送信されるかどうかが端末デバイスに通知される場合、端末デバイスは時間内に通知されなくてもよい。動的シグナリングは、基準信号が送信されるかどうかを端末デバイスにより動的に通知するために、基準信号が送信されるかどうかを示し得る。
【0141】
基準信号が送信されるかどうかを端末デバイスに通知することは、基準信号の可用性(availability)を端末デバイスに通知することとして代替的に説明されてもよい。基準信号が送信される場合、基準信号は利用可能である。基準信号が送信されない場合、基準信号は利用不可能である。代替的に、基準信号が送信されるかどうかを端末デバイスに通知することは、基準信号が存在するかどうかを端末デバイスに通知することとして説明されてもよい。基準信号が送信される場合、基準信号が存在する(present)。基準信号が送信されない場合、基準信号は存在しない(absent)。
【0142】
例えば、動的シグナリングは、ページングダウンリンク制御情報(paging downlink control information、Paging DCI)またはページング早期通知(paging early indication、PEI)などのシグナリングであってもよい。
【0143】
ページングDCIは、ページングメッセージをスケジューリングするために使用されるDCIである。ページングメッセージは、ページング物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)に含まれ得る。この場合、ページングDCIはページングPDSCHをスケジューリングする。具体的には、ページングメッセージは、ページングされた端末デバイスの識別子(UE ID)を含み得る。5G NRシステムでは、UE IDは5G-S-TMSIであってもよい。各端末デバイスは「ページングの受信」機能をサポートし得る。したがって、ネットワークデバイスは、ページングDCIを使用して、基準信号が送信されるかどうかを端末デバイスに示し得る。
【0144】
PEIは、POの前に送信される指示情報であり、指示情報は、ページングメッセージが対応するPOで送信されるかどうかを示し得る。任意選択で、PEIは、早期ページング通知(early paging indication、EPI)、ページングの早期通知(early indication of paging)、アドバンスト・ページング・インジケーション(advanced paging indication)、または別の名称で呼ばれることもある。これは、本明細書では限定されない。PEIは、代替的にDCIであってもよい。ネットワークデバイスは、PEIを使用して端末デバイスに、基準信号が送信されるかどうかを示し得、PEIをサポートする端末デバイスは、PEIを受信した後、基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0145】
例えば、
図2に示されるように、ページングDCIおよびページングメッセージの位置はPOと呼ばれる。基準信号が送信されるかどうかをページングDCIが示す場合、
図2の(a)に示されるように、次のページングサイクル(paging cycle)のPOの前の基準信号の可用性が一般に示される。基準信号が送信されるかどうかをPEIが示す場合、
図2の(b)に示されるように、PEIは、現在のページングサイクルのPO(すなわち、PEIに対応するPO)の前の基準信号の可用性を示し得るか、または次のページングサイクルのPOの前の支援基準信号の可用性を示し得る。加えて、PEIをサポートする端末デバイスとPEIをサポートしない端末デバイスの両方がネットワーク内に存在し得るので、
図2の(b)に示されるように、PEIとページングDCIの両方が1つのセルで使用されて、基準信号が送信されるかどうかを示し得る。
【0146】
しかしながら、ページングDCIまたはPEI内の利用可能なビットの数は制限されているため、複数の基準信号リソースセットを示すために制限ビットをどのように使用するか、または複数の基準信号に対応するSSBを示すために制限ビットをどのように使用するかは、緊急に解決されるべき技術的問題となる。
【0147】
この問題を解決するために、本出願の一実施形態は通信方法を提供する。本方法では、端末デバイスは、ネットワークデバイスから、基準信号可用性指示情報を含む第1のDCIを受信し、第1のDCIに基づいて、基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または1つまたは複数のSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。
【0148】
本出願の実施形態では、ネットワークデバイスは、基準信号可用性指示情報を含む第1のDCIを端末デバイスに送信し得る。基準信号可用性指示情報内の各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられ得るか、または1つまたは複数のSSBに関連付けられ得るので、端末デバイスは、各指示ビットの値に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうか、または各指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間のマッピング関係は、本出願の実施形態で明確に定義される。これは、ネットワークデバイスが、対応する基準信号が送信されるかどうかを端末デバイスに通知するために、制限された指示ビットを使用して複数の基準信号リソースセットまたは複数のSSBを示すための実現可能な解決策を提供する。
【0149】
以下、本明細書の添付の図面を参照しながら、本出願の実装形態について詳細に説明する。
【0150】
本出願の実施形態で提供される通信方法は、任意の通信システムに適用され得る。通信システムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(third generation partnership project、3GPP(登録商標))通信システム、例えばLTE通信システムであってもよく、第5世代(fifth generation、5G)移動通信システム、NR通信システム、または新無線車車間・路車間(vehicle to everything、NR V2X)システムであってもよい。通信方法は、LTEおよび5Gハイブリッドネットワーキングのシステム、またはデバイス・ツー・デバイス(device-to-device、D2D)通信システム、マシン・ツー・マシン(machine-to-machine、M2M)通信システム、およびモノのインターネット(internet of things、IoT)通信システムおよび別の次世代通信システムに適用されてもよく、あるいは非3GPP通信システムであってもよい。これは限定されない。
【0151】
本出願の実施形態で提供される通信方法は、様々な通信シナリオに適用され得る。例えば、通信方法は、以下の通信シナリオ、すなわち、高度モバイルブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)、超高信頼低遅延通信(ultra reliable low latency communication、URLLC)、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)、大規模マシンタイプ通信(massive machine type communications、mMTC)、D2D、V2X、およびIoTのうちの1つまたは複数に適用され得る。
【0152】
以下では、本出願の一実施形態で提供される通信システムを説明するために
図3を例として使用する。
【0153】
図3は、本出願の一実施形態による通信システムの概略図である。
図3に示されるように、通信システムは、ネットワークデバイスおよび端末デバイスを含み得る。
【0154】
図3の端末デバイスは、ネットワークデバイスのビーム/セルカバレッジ内に位置され得る。端末デバイスは、アップリンク(uplink、UL)またはダウンリンク(downlink、DL)を使用してネットワークデバイスとエアインターフェース通信を実行し得る。例えば、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたシステム情報、ページングDCI、PEI、および基準信号などの情報を受信し得る。別の例では、端末デバイスは、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel、PUSCH)を使用してUL方向にアップリンクデータをネットワークデバイスに送信し得、ネットワークデバイスは、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel、PDSCH)を使用してDL方向にダウンリンクデータを端末デバイスに送信し得る。
【0155】
図3の端末デバイスは、新しいエアインターフェースをサポートする端末デバイスであってもよく、エアインターフェースを介して通信システムにアクセスし得、通話またはインターネットアクセスなどのサービスを開始してもよい。端末デバイスは、ユーザ機器(user equipment、UE)、モバイルステーション(mobile station、MS)、モバイル端末(mobile terminal、MT)などと呼ばれることもある。具体的には、
図3の端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、タブレットコンピュータ、または無線トランシーバ機能を備えたコンピュータであってもよい。代替的に、端末デバイスは、仮想現実(virtual reality、VR)端末、拡張現実(augmented reality、AR)端末、産業制御内の無線端末、自動運転内の無線端末、遠隔医療内の無線端末、スマートグリッド内の無線端末、スマートシティ(smart city)内の無線端末、スマートホーム(smart home)内の無線端末、車載端末、車車間(vehicle-to-vehicle、V2V)通信機能を有する車両、インテリジェントコネクティッド車両、無人航空機間(UAV to UAV、U2U)通信機能を有する無人航空機などであってもよい。これは限定されない。
【0156】
図3のネットワークデバイスは、無線トランシーバ機能を有する任意のデバイスであってもよく、無線物理制御機能、リソーススケジューリングおよび無線リソース管理、無線アクセス制御およびモビリティ管理機能などの機能を実装し、信頼性の高い無線伝送プロトコル、データ暗号化プロトコルなどを提供するように主に構成される。例えば、ネットワークデバイスは、システム情報、ページングDCI、PEI、および基準信号などの情報を端末デバイスに送信し得る。
【0157】
図3のネットワークデバイスは、有線アクセスをサポートするデバイスであってもよいし、無線アクセスをサポートするデバイスであってもよい。例えば、ネットワークデバイスは、アクセスネットワーク(access network、AN)/無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)デバイスであってもよく、AN/RANデバイスは複数の5G-AN/5G-RANノードを含む。5G-AN/5G-RANノードは、アクセスポイント(access point、AP)、ノードB(nodeB、NB)、拡張ノードB(enhance nodeB、eNB)、次世代ノードB(NR nodeB、gNB)、送受信ポイント(transmission reception point、TRP)、送信ポイント(transmission point、TP)、別のアクセスノードなどであってもよい。
【0158】
具体的な実装形態中で、
図3に示されるように、例えば各端末デバイスまたは各ネットワークデバイスは、
図4に示された構成構造を使用してもよく、または
図4に示される構成要素を含んでもよい。
図4は、本出願の一実施形態による通信装置400の概略構成図である。通信装置400は、端末デバイス、端末デバイス内のチップもしくはシステムオンチップ、ネットワークデバイス、またはネットワークデバイス内のチップもしくはシステムオンチップであり得る。
図4に示されるように、通信装置400は、プロセッサ401、トランシーバ402、および通信回線403を含む。
【0159】
さらに、通信装置400は、メモリ404を含み得る。プロセッサ401、メモリ404、およびトランシーバ402は、通信回線403を通じて接続され得る。
【0160】
プロセッサ401は、中央処理装置(central processing unit、CPU)、汎用プロセッサ、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device、PLD)またはこれらの任意の組み合わせである。プロセッサ401は、代替的に、処理機能を有する別の装置であってもよく、例えば、回路、構成要素、またはソフトウェアモジュールであってもよい。これは限定されない。
【0161】
トランシーバ402は、別のデバイスまたは別の通信ネットワークと通信するように構成される。別の通信ネットワークは、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、または無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks、WLAN)などであってもよい。トランシーバ402は、モジュール、回路、トランシーバ、または通信を実施することができる任意の装置であってもよい。
【0162】
通信回線403は、通信装置400に含まれる構成要素間で情報を送信するように構成される。
【0163】
メモリ404は、命令を記憶するように構成される。命令は、コンピュータプログラムであってもよい。
【0164】
メモリ404は、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)もしくは静的な情報および/もしくは命令を記憶することができる別のタイプの静的ストレージデバイスであってもよく、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)もしくは情報および/もしくは命令を記憶することができる別のタイプの動的ストレージデバイスであってもよく、または電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)もしくは他のコンパクトディスクストレージ、(圧縮光ディスク、レーザーディスク、光ディスク、デジタルユニバーサル光ディスク、およびブルーレイディスクなどを含む)光ディスクストレージ、磁気ディスク記憶媒体もしくは別の磁気ストレージデバイスなどであってもよい。これは限定されない。
【0165】
メモリ404は、プロセッサ401から独立していてもよく、またはプロセッサ401に統合されてもよいことに留意されたい。メモリ404は、命令、プログラムコード、何らかのデータなどを記憶するように構成されてもよい。メモリ404は、通信装置400の内部に位置されてもよく、または通信装置400の外部に位置されてもよい。これは限定されない。プロセッサ401は、本出願の以下の実施形態で提供される通信方法を実施するために、メモリ404に記憶された命令を実行するように構成される。
【0166】
一例では、プロセッサ401は、1つまたは複数のCPU、例えば、
図4のCPU0およびCPU1を含んでもよい。
【0167】
任意選択の一実装形態では、通信装置400は、複数のプロセッサを含む。例えば、通信装置400は、
図4のプロセッサ401に加えて、プロセッサ407をさらに含んでもよい。
【0168】
任意選択の一実装形態では、通信装置400は、出力デバイス405および入力デバイス406をさらに含む。例えば、入力デバイス406は、キーボード、マウス、マイクロホン、ジョイスティック、または別のデバイスであり、出力デバイス405は、ディスプレイ、スピーカ(speaker)、または別のデバイスである。
【0169】
通信装置400は、デスクトップコンピュータ、ポータブルコンピュータ、ネットワークサーバ、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線端末、組込み型デバイス、チップシステム、または
図4のものと同様の構造を有するデバイスであってもよいことに留意されたい。加えて、
図4に示される構成構造は、通信装置に対する制限を構成しない。
図4に示される構成要素に加えて、通信装置は、図に示される構成要素よりも多いまたは少ない構成要素を含んでもよく、あるいはいくつかの構成要素は、組み合わされてもよく、または異なる構成要素配置が使用されてもよい。
【0170】
本出願の実施形態において、チップシステムは、チップを含んでよく、またはチップと別の個別構成要素とを含んでもよい。
【0171】
加えて、本出願の実施形態における動作、用語などは、相互に参照され得る。これは限定されない。本出願の実施形態では、デバイス間で交換されるメッセージの名称、メッセージ内のパラメータの名称などは、単なる例である。他の名称が、具体的な実装形態中で、代替的に使用されてもよい。これは限定されない。
【0172】
図3に示される通信システムを参照して、以下で、
図5を参照して本出願の一実施形態で提供される通信方法について説明する。端末デバイスは、
図3に示される通信システム内の任意の端末デバイスであってもよく、ネットワークデバイスは、
図3に示される通信システム内の任意のネットワークデバイスであってもよい。以下の実施形態で説明される端末デバイスおよびネットワークデバイスは、
図4に示される構成要素を有してもよい。本出願の実施形態に示される単一の実行体(端末デバイスまたはネットワークデバイス)によって実行される処理はまた、複数の実行体によって処理される処理に分割されてもよく、これらの実行体は、論理的および/または物理的に分離されてもよい。例えば、ネットワークデバイスによって実行される処理は、中央ユニット(central unit、CU)、分散ユニット(distributed unit、DU)、および無線ユニット(radio unit、RU)のうちの少なくとも1つによって実行される処理に分割されてもよい。これは限定されない。
【0173】
図5は、本出願の一実施形態による通信方法のフローチャートである。
図5に示されるように、方法は以下のステップを含んでもよい。
【0174】
ステップ501:ネットワークデバイスが第1のDCIを端末デバイスに送信する。
【0175】
ステップ502:端末デバイスが、第1のDCIに基づいて、基準信号が送信されるかどうかを決定する。
【0176】
第1のDCIは、基準信号可用性(availability of reference signal)指示情報を含んでもよく、基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含んでもよい。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられてもよく、または各指示ビットは、1つまたは複数のSSBに関連付けられてもよい。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されてもよく、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されてもよい。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーション(quasi co-location、QCL)構成情報に基づいて決定されてもよく、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用されてもよい。
【0177】
第1のDCIは、ページングDCIまたはPEIであり得る。
【0178】
ネットワークデバイスは、端末デバイスにシステム情報を送信し得る。システム情報は、マスタ情報ブロック(master information block、MIB)と複数のSIBとに分割され得る。ネットワークデバイスは、SIB(SIB-Xとも記載され得る)に設定された基準信号リソースセットの構成情報を構成し得る。
【0179】
例えば、
図6に示されるように、SIB-XはM個の基準信号リソースセットの構成情報を含んでもよく、Mは正の整数であり、すなわち、基準信号リソースセット0の構成情報、基準信号リソースセット1の構成情報、…、および基準信号リソースセットM-1の構成情報を含む。各基準信号リソースセットの構成情報は、基準信号リソースセットのK個のパラメータを含んでもよく、Kは正の整数である。具体的には、各基準信号リソースセットの構成情報は、基準信号リソースセットのパラメータ0、基準信号リソースセットのパラメータ1、…、および基準信号リソースセットのパラメータK-1を含んでもよい。各基準信号リソースセットの構成情報は、L個の基準信号リソースの構成情報を代替的に含んでもよい。具体的には、各基準信号リソースセットの構成情報は、基準信号リソース0の構成情報、基準信号リソース1の構成情報、…、および基準信号リソースL-1の構成情報を代替的に含んでもよい。各基準信号リソースの構成情報は、基準信号リソースの1つまたは複数のパラメータをさらに含んでもよい。Lの値は2つまたは4つであってもよく、言い換えれば、各基準信号リソースセットは2つまたは4つの基準信号リソースを含んでもよい。
【0180】
例えば、基準信号リソースセットのパラメータは、
QCL構成情報とも記載され得る、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBインデックス、
スロット内の基準信号によって占有された1つまたは複数のシンボルを決定するために使用される、時間ドメインにおける第1のOFDMシンボル(firstOFDM-SymbolInTimeDomain)、
基準信号によって占有されるRBの各々によって占有される1つまたは複数のリソース要素(resource element、RE)を決定するために使用される、周波数ドメイン割り当て(frequencyDomainAllocation)、
基準信号によって占有された1つまたは複数のRBを決定するために使用される、開始リソースブロック(resource block、RB)および占有されたRBの数(startingRBおよびnrofRB)、
基準信号の送信電力を決定するために使用される、パワーコントロールオフセットSS(powerControlOffsetSS)、および
基準信号によって占有される1つまたは複数のスロットを決定するために使用される、周期性およびオフセット(periodicityAndOffset)
のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
【0181】
例えば、基準信号リソースのパラメータは、基準信号のシーケンス生成パラメータを決定するために使用されるスクランブリングID(scramblingID)を含んでもよい。
【0182】
第1の可能な設計では、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるシステム情報は、第1の構成情報を含む。第1の構成情報は、SSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用され得る。端末デバイスは、第1の構成情報に基づいて、SSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を決定し、SSBに関連付けられた指示ビットの値に基づいて、SSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定する。SSBに対応する基準信号は、具体的には、SSBに対応する基準信号リソースセットに対応する基準信号である。
【0183】
例えば、
図7に示されるように、システム情報はSIB-Xであってもよく、SIB-Xは1つまたは複数の第1の構成情報を含んでもよい。第1の構成情報の各々は、1つのSSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用され得る。例えば、第1のDCIに関連付けられたSSBの数はMである。SIB-Xは、第1の構成情報0、第1の構成情報1、…、および第1の構成情報M-1を含んでもよい。第1の構成情報0は、第1のSSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用されてもよく、第1の構成情報1は、第2のSSBに関連付けられた、第1のDCI 内の指示ビットの位置を構成するために使用されてもよく、…、第1の構成情報M-1は、第(M-1)のSSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用されてもよい。
【0184】
1つまたは複数の第1の構成情報は、リスト形式でSIB-X内に存在してもよい。具体的には、第1の構成情報リスト(例えば、associatedIndicationBitForSSB-Listであってもよい)はSIB-X内で構成されてもよく、第1の構成情報リストは、M個のSSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置をそれぞれ示すM個の第1の構成情報を含んでもよい。第1の構成情報の各々は、associatedIndicationBitForSSBと命名されてもよく、第1の構成情報の値の範囲は{firstBit,secondBit,…}であってもよい。例えば、最大6つの指示ビットがあるとき、第1の構成情報の値の範囲は{firstBit,secondBit,thirdBit,fourthBit,fifthBit,sixthBit}であってもよく、言い換えれば、第1の構成情報は、firstBit、secondBit、thirdBit、fourthBit、fifthBit、またはsixthBitのうちの1つであってもよい。
【0185】
第1の構成情報がfirstBitであるとき、第1の構成情報に対応する指示ビットが第1のDCI内の1番目の指示ビットであることを示し、第1の構成情報がsecondBitであるとき、第1の構成情報に対応する指示ビットが第1のDCI内の2番目の指示ビットであることを示し;…;第1の構成情報がsixthBitであるとき、第1の構成情報に対応する指示ビットが第1のDCI内の6番目の指示ビットであることを示す、ことに留意されたい。
【0186】
第1のDCIに関連付けられたSSBの数Mは、事前定義されたSSBの数であり得、事前定義されたSSBの数は、SSBが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定され得る。SSBが位置する周波数帯域は、キャリアが位置する周波数帯域として代替的に理解されてもよい。
【0187】
例えば、サブキャリア間隔が15kHzであり、キャリア周波数が3GHz以下である場合、事前定義されたSSBの最大数は4であり得る。サブキャリア間隔が15kHzであり、キャリア周波数が3GHzより大きい場合、事前定義されたSSBの最大数は8であり得る。サブキャリア間隔が30kHzであり、キャリア周波数が3GHz以下である場合、事前定義されたSSBの最大数は4であり得る。サブキャリア間隔が30kHzであり、キャリア周波数が3GHzより大きい場合、事前定義されたSSBの最大数は8であり得る。サブキャリア間隔が120kHzであり、キャリア周波数がFR2内にあるとき、事前定義されたSSBの最大数は64であり得る。サブキャリア間隔が240kHzであり、キャリア周波数がFR2内にあるとき、事前定義されたSSBの最大数は64であり得る。
【0188】
代替的に、第1のDCIに関連付けられたSSBの数Mは、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数に等しくてもよく、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数は、ネットワークデバイスによって送信されたSIB1に含まれるssb-PositionsInBurstに基づいて決定されてもよい。ssb-PositionsInBurstは、キャリアが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定される事前定義されたSSB送信パターン(pattern)で実際に送信されたSSBの位置を構成するために使用される。
【0189】
代替的に、第1のDCIに関連付けられたSSBの数Mは、システム情報に構成され、かつ基準信号に関連付けられたSSBの数に等しくてもよく、システム情報に構成され、かつ基準信号に関連付けられたSSBの数は、各基準信号リソースセットの構成情報に含まれるQCL構成情報に基づいて決定されてもよい。例えば、システム情報(例えば、SIB-X)に含まれるすべての基準信号リソースセットがトラバースされてもよく、各基準信号リソースセットに関連付けられたSSBの数がQCL構成情報に基づいて決定されてもよく、各基準信号リソースセットに関連付けられたSSBが記録される。最後に、カウントされる記録されたSSBの数はMの値である。
【0190】
第1の可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はFであり得、Fは、第1のDCIに関連付けられたSSBに対応する第1の構成情報に基づいて決定され得る。第1の構成情報が、SSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用されることは、以下のように代替的に説明され得る:第1の構成情報は、基準信号可用性指示情報のすべての指示ビットのうちのいずれがSSBに関連付けられた指示ビットであるかを構成するために使用される。
【0191】
基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Fは、第1の構成情報の各々に対応する情報ビットの総数に基づいて決定され得る。
【0192】
例えば、SIB-Xは、M個の第1の構成情報を含む。M個の第1の構成情報に対応する情報ビットの総数は4であり、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Fは4であると仮定される。第1の構成情報は、基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちのいずれがSSBに関連付けられた指示ビットであるかを構成するために使用され得る。
【0193】
第1の構成情報の値に基づいて、基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちのいずれがSSBに関連付けられた指示ビットであるかが決定され得る。
【0194】
例えば、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Fは4である。第1の構成情報は2ビットであり得る。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちの1番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、00に設定され得る(またはfirstBitに設定され得る)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちの2番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、01に設定される(またはsecondBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちの3番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、10に設定される(またはthirdBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちの4番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、11に設定される(またはfourthBitに設定される)。
【0195】
別の例では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Fの上限は6である(例えば、associatedIndicationBitForSSBの値の範囲は{firstBit,secondBit,thirdBit,fourthBit,fifthBit,sixthBit}である)。第1の構成情報は3ビットであり得る。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの1番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、000に設定され得る(またはfirstBitに設定され得る)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの2番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、001に設定される(またはsecondBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの3番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、010に設定される(またはthirdBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの4番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、011に設定される(またはfourthBitに設定される)。SIB-Xに含まれるM個の第1の構成情報がトラバースされる場合、いずれかの第1の構成情報の値が{000,001,010,011}(または{firstBit,secondBit,thirdBit,fourthBit})のいずれかであることが見出される。基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Fの実際の値は4である。
【0196】
さらに別の例では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Fは6である。第1の構成情報は3ビットであり得る。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの1番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、000に設定され得る(またはfirstBitに設定され得る)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの2番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、001に設定される(またはthirdBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの3番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、010に設定される(またはthirdBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの4番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、011に設定される(またはfourthBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの5番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、100に設定される(またはfifthBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちの6番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、101に設定される(またはsixthBitに設定される)。
【0197】
指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されないことを示すために0に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されることを示すために1に設定されてもよい。代替的に、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されないことを示すために1に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されることを示すために0に設定されてもよい。これは限定されない。
【0198】
前述の第1の可能な設計に基づいて、SSBに複数の基準信号リソースセットがあるとき、前述の第1の可能な設計を使用することによって構成シグナリングオーバーヘッドが低減されることができる。例えば、128個の基準信号リソースセットが構成され、各SSBは2つの基準信号リソースセットに対応する。第1の構成情報の各々は3ビットを含むと仮定される。64個の第1の構成情報は、3*64=192ビットを必要とする。第1のDCIに関連付けられたSSBの数が、SIB1のssb-PositionsInBurstに基づいて決定され、ネットワークデバイスによって実際に送信されるSSBの数に等しいか、またはTRS構成に基づいて関連付けられたSSBの数に等しい場合、第1の構成情報の各々のビットの総数はさらに低減され得る。
【0199】
第1の構成情報の前述の説明では、第1の構成情報は1つのSSBに対応するものとして理解され、言い換えれば、第1の構成情報の各々は、1つのSSBに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用されることに留意されたい。代替的に、第1の構成情報は、すべてのSSBに対応するものとして理解されてもよく、言い換えれば、第1の構成情報は、すべてのSSBに関連付けられ、第1のDCI内にある指示ビットの位置を構成するために使用される。すべてのSSBに対応する1つの第1の構成情報は、1つのSSBに対応する複数の第1の構成情報に本質的に等しいことが理解されよう。
【0200】
第2の可能な設計では、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるシステム情報は、第2の構成情報を含む。第2の構成情報は、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数の基準信号リソースセット(associated Resource Set Index)を構成するために使用されるか、または第2の構成情報は、指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSB(associated SSB-Index)を構成するために使用される。端末デバイスは、第2の構成情報に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットを決定し、指示情報の値に基づいて、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定する。代替的に、端末デバイスは、第2の構成情報に基づいて、各指示ビットに関連付けられたSSBを決定し、指示情報の値に基づいて、指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定する。SSBに対応する基準信号は、具体的には、SSBに対応する基準信号リソースセットに対応する基準信号である。
【0201】
例えば、
図8に示されるように、システム情報はSIB-Xであってもよく、SIB-Xは1つまたは複数の第2の構成情報を含んでもよい。第2の構成情報の各々は、1つの指示ビットに関連付けられた1つまたは複数の基準信号リソースセットを構成するために使用されてもよく、または第2の構成情報の各々は、1つの指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBを構成するために使用されてもよい。例えば、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はGであり、Gは正の整数である。SIB-Xは、第2の構成情報0、第2の構成情報1、…、および第2の構成情報G-1を含み得る。第2の構成情報0は、1番目の指示ビットに関連付けられた1つもしくは複数の基準信号リソースセット、または1番目の指示ビットに関連付けられた1つもしくは複数のSSBを構成するために使用され得;第2の構成情報1は、2番目の指示ビットに関連付けられた1つもしくは複数の基準信号リソースセット、または2番目の指示ビットに関連付けられた1つもしくは複数のSSBを構成するために使用され得;…;第2の構成情報G-1は、G番目の指示ビットに関連付けられた1つもしくは複数の基準信号リソースセット、またはG番目の指示ビットに関連付けられた1つもしくは複数のSSBを構成するために使用され得る。
【0202】
第2の構成情報の各々は、associatedResourceSetForIndicationBitまたはassociatedSSB-ForIndicationBitと命名されてもよい。例えば、第2の構成情報は、ビットマップ(bitmap)の形式で設定されてもよく、すなわち、associatedResourceSetForIndicationBitまたはassociatedSSB-ForIndicationBitの各々の値はbitmapである。ビットマップの長さは、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数または第1のDCIに関連付けられたSSBの数に基づいて決定され得る。
【0203】
具体的には、第2の構成情報が1つの指示ビットに関連付けられた1つまたは複数の基準信号リソースセットを構成するために使用されるとき、ビットマップの長さは、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数に基づいて決定され得る。第2の構成情報が1つの指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBを構成するために使用されるとき、ビットマップの長さは、第1のDCIに関連付けられたSSBの数に基づいて決定され得る。
【0204】
第1のDCIに関連付けられたSSBの数は、事前定義されたSSBの数であり得、事前定義されたSSBの数は、SSBが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定され得る。SSBが位置する周波数帯域は、キャリアが位置する周波数帯域として代替的に理解されてもよい。
【0205】
例えば、サブキャリア間隔が15kHzであり、キャリア周波数が3GHz以下である場合、4つのSSBを示すために、事前定義されたSSBの最大数は4であり得、第2の構成情報のビットマップは4ビットであり得る。サブキャリア間隔が15kHzであり、キャリア周波数が3GHzより大きい場合、8つのSSBを示すために、事前定義されたSSBの最大数は8であり得、第2の構成情報のビットマップは8ビットであり得る。サブキャリア間隔が30kHzであり、キャリア周波数が3GHz以下である場合、4つのSSBを示すために、事前定義されたSSBの最大数は4であり得、第2の構成情報のビットマップは4ビットであり得る。サブキャリア間隔が30kHzであり、キャリア周波数が3GHzより大きい場合、8つのSSBを示すために、事前定義されたSSBの最大数は8であり得、第2の構成情報のビットマップは8ビットであり得る。サブキャリア間隔が120kHzであり、キャリア周波数がFR2内にあるとき、64個のSSBを示すために、事前定義されたSSBの最大数は64であり得、第2の構成情報のビットマップは64ビットであり得る。サブキャリア間隔が240kHzであり、キャリア周波数がFR2内にあるとき、64個のSSBを示すために、事前定義されたSSBの最大数は64であり得、第2の構成情報のビットマップは64ビットであり得る。
【0206】
代替的に、第1のDCIに関連付けられたSSBの数は、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数に等しくてもよく、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数は、ネットワークデバイスによって送信されたSIB1に含まれるssb-PositionsInBurstに基づいて決定されてもよい。ssb-PositionsInBurstは、キャリアが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定される事前定義されたSSB送信パターン(pattern)で実際に送信されたSSBの位置を構成するために使用される。例えば、ssb-PositionsInBurstに基づいて、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数が20であると決定された場合、第2の構成情報のビットマップは、20個のSSBを示すために20ビットであり得る。
【0207】
代替的に、第1のDCIに関連付けられたSSBの数は、システム情報に構成され、かつ基準信号に関連付けられたSSBの数に等しくてもよく、システム情報に構成され、かつ基準信号に関連付けられたSSBの数は、各基準信号リソースセットの構成情報に含まれるQCL構成情報に基づいて決定されてもよい。例えば、システム情報(例えば、SIB-X)に含まれるすべての基準信号リソースセットがトラバースされてもよく、各基準信号リソースセットに関連付けられたSSBの数がQCL構成情報に基づいて決定されてもよく、各基準信号リソースセットに関連付けられたSSBが記録される。最後に、記録されたSSBの数がカウントされる。この場合、例えば、各基準信号リソースセットの構成情報に基づいて、関連付けられたSSBの数が4であると決定された場合、第2の構成情報のビットマップは4ビットであり得る。
【0208】
第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数は、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しくてもよい。
【0209】
例えば、システム情報において構成された基準信号リソースセットの数は64であり、第2の構成情報のビットマップは、64個の基準信号リソースセットを示すために64ビットであり得る。代替的に、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数の上限が事前定義されてもよい。上限に基づいて、第2の構成情報のビットマップの長さ、例えば上限は128であり、第2の構成情報のビットマップは、128個の基準信号リソースセットを示すために128ビットであり得る。
【0210】
第2の構成情報のビットマップ内のビットは、ビットに対応する基準信号リソースセットが第2の構成情報に対応する指示ビットに関連付けられていることを示すために0に設定されてもよく、第2の構成情報のビットマップ内のビットは、ビットに対応する基準信号リソースセットが第2の構成情報に対応する指示ビットに関連付けられていないことを示すために1に設定されてもよいことに留意されたい。代替的に、第2の構成情報のビットマップ内のビットは、ビットに対応する基準信号リソースセットが第2の構成情報に対応する指示ビットに関連付けられていることを示すために1に設定されてもよく、第2の構成情報のビットマップ内のビットは、ビットに対応する基準信号リソースセットが第2の構成情報に対応する指示ビットに関連付けられていないことを示すために0に設定されてもよい。これは限定されない。
【0211】
代替的に、第2の構成情報のビットマップ内のビットは、ビットに対応するSSBが第2の構成情報に対応する指示ビットに関連付けられていることを示すために0に設定されてもよく、第2の構成情報のビットマップ内のビットは、ビットに対応するSSBが第2の構成情報に対応する指示ビットに関連付けられていないことを示すために1に設定されてもよい。代替的に、第2の構成情報のビットマップ内のビットは、ビットに対応するSSBが第2の構成情報に対応する指示ビットに関連付けられていることを示すために1に設定されてもよく、第2の構成情報のビットマップ内のビットは、ビットに対応するSSBが第2の構成情報に対応する指示ビットに関連付けられていないことを示すために0に設定されてもよい。これは限定されない。
【0212】
別の例では、第2の構成情報は、開始および長さインジケータ値(starting and length indicator value、SLIV)の形態で設定されてもよく、言い換えれば、associatedResourceSetForIndicationBitまたはassociatedSSB-ForIndicationBitの各々の値はSLIVである。この場合、各指示ビットは、1つもしくは複数の連続する基準信号リソースセットまたは1つもしくは複数の連続するSSBに関連付けられる。例えば、指示ビットの場合、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの開始インデックス値は、SLIVを使用して5になるように構成されてもよく、インデックス値長は10である。この場合、指示ビットは、基準信号リソースセット5から基準信号リソースセット14に関連付けられる。別の例では、指示ビットの場合、指示ビットに関連付けられたSSBの開始インデックス値は、SLIVを使用して16になるように構成されてもよく、インデックス値長は8である。この場合、指示ビットは、基準信号リソースセット16から基準信号リソースセット23に関連付けられる。
【0213】
第2の可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はGであってもよく、Gはシステム情報に含まれる第2の構成情報の数に基づいて決定されてもよい。
【0214】
例えば、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されたシステム情報に含まれる第2の構成情報の数は4であり、基準信号可用性指示情報に含まれるビットの数は4であり得る。例えば、端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されたシステム情報に含まれる第2の構成情報の数は6であり、基準信号可用性指示情報に含まれるビットの数は6であり得る。
【0215】
指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されないことを示すために0に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されることを示すために1に設定されてもよい。代替的に、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されないことを示すために1に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されることを示すために0に設定されてもよい。これは限定されない。
【0216】
代替的に、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されないことを示すために0に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されることを示すために1に設定されてもよい。代替的に、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されないことを示すために1に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されることを示すために0に設定されてもよい。これは限定されない。
【0217】
第2の構成情報の前述の説明では、第2の構成情報は1つの指示ビットに対応するものとして理解され、言い換えれば、第2の構成情報の各々は、1つの指示ビットに関連付けられた1つもしくは複数の基準信号リソースセットを構成するために使用されるか、または1つの指示ビットに関連付けられた1つもしくは複数のSSBを構成するために使用されることに留意されたい。代替的に、第2の構成情報は、すべての指示ビットに対応するものとして理解されてもよく、言い換えれば、第2の構成情報は、すべての指示ビットに関連付けられた1つもしくは複数の基準信号リソースセットを構成するために使用されるか、またはすべての指示ビットに関連付けられた1つもしくは複数のSSBを構成するために使用される。すべての指示ビットに対応する1つの第2の構成情報は、1つの指示ビットに対応する複数の第2の構成情報に本質的に等しいことが理解されよう。
【0218】
第3の可能な設計では、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるシステム情報の基準信号リソースセットの構成情報は、第4の構成情報を含み得る。第4の構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用され得る。端末デバイスは、第4の構成情報に基づいて、基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を決定し、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットの値に基づいて、基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定する。第4の構成情報の各々は、associatedIndicationBitと命名されてもよく、第4の構成情報の値の範囲は{firstBit,secondBit,…}であってもよい。例えば、最大6つの指示ビットがあるとき、値の範囲は{firstBit,secondBit,thirdBit,fourthBit,fifthBit,sixthBit}であり得る。言い換えれば、第4の構成情報は、firstBit、secondBit、thirdBit、fourthBit、fifthBit,、またはsixthBitのうちの1つであってもよい。
【0219】
第4の構成情報がfirstBitであるとき、第4の構成情報に対応する指示ビットが第1のDCI内の1番目の指示ビットであることを示し、第4の構成情報がsecondBitであるとき、第4の構成情報に対応する指示ビットが第1のDCI内の2番目の指示ビットであることを示し;…;第4の構成情報がsixthBitであるとき、第4の構成情報に対応する指示ビットが第1のDCI内の6番目の指示ビットであることを示す、ことに留意されたい。
【0220】
例えば、
図9に示されるように、システム情報はSIB-Xであってもよく、SIB-Xは1つまたは複数の基準信号リソースセットの構成情報を含んでもよい。各基準信号リソースセットの構成情報は1つの第4の構成情報を含んでもよく、第4の構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用されてもよい。例えば、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数はMである。SIB-XにおけるM個の基準信号リソースセットの構成情報は、第4の構成情報0、第4の構成情報1、…、および第4の構成情報M-1を含んでもよい。第4の構成情報0は、基準信号リソースセット0に関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用されてもよく、第4の構成情報1は、基準信号リソースセット1に関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用されてもよく、…、第4の構成情報M-1は、基準信号リソースセットM-1に関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用されてもよい。
【0221】
第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数は、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しくてもよい。
【0222】
第3の可能な設計では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数はEであり得、Eは、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する第4の構成情報に基づいて決定され得る。第4の構成情報が、基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用されることは、以下のように代替的に説明され得る:第4の構成情報は、基準信号可用性指示情報のすべての指示ビットのうちのどれが基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットであるかを構成するために使用される。
【0223】
基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Eは、第4の構成情報の各々に対応する情報ビットの総数に基づいて決定され得る。
【0224】
例えば、SIB-Xは、M個の第4の構成情報を含む。M個の第4の構成情報に対応する情報ビットの総数は4であり、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Fは4であると仮定される。第4の構成情報は、基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちのどれが基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットであるかを構成するために使用され得る。
【0225】
第4の構成情報の値に基づいて、基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちのいずれが基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットであるかが決定され得る。
【0226】
例えば、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Eは4である。第4の構成情報は2ビットであり得る。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちの1番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、00に設定され得る(またはfirstBitに設定され得る)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちの2番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、01に設定される(またはsecondBitに設定される)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちの3番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、10に設定される(またはthirdBitに設定される)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちの4番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、11に設定される(またはfourthBitに設定される)。
【0227】
別の例では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Eの上限は6である(例えば、associatedIndicationBitの値の範囲は{firstBit,secondBit,thirdBit,fourthBit,fifthBit,sixthBit}である)。第4の構成情報は3ビットであり得る。第4の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの1番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、000に設定され得る(またはfirstBitに設定され得る)。第4の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの2番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、001に設定される(またはsecondBitに設定される)。第4の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの3番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、010に設定される(またはthirdBitに設定される)。第4の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの4番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、011に設定される(またはfourthBitに設定される)。SIB-Xに含まれるM個の第4の構成情報がトラバースされる場合、いずれかの第4の構成情報の値が{000,001,010,011}(または{firstBit,secondBit,thirdBit,fourthBit})のいずれかであることが見出される。基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Eの実際の値は4である。
【0228】
さらに別の例では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Eは6である。第4の構成情報は3ビットであり得る。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの1番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、000に設定され得る(またはfirstBitに設定され得る)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの2番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、001に設定される(またはsecondBitに設定される)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの3番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、010に設定される(またはthirdBitに設定される)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの4番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、011に設定される(またはfourthBitに設定される)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの5番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、100に設定される(またはfifthBitに設定される)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちの6番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、101に設定される(またはsixthBitに設定される)。
【0229】
指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されないことを示すために0に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されることを示すために1に設定されてもよい。代替的に、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されないことを示すために1に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されることを示すために0に設定されてもよい。これは限定されない。
【0230】
前述の第3の可能な設計に基づいて、例えば、128個の基準信号リソースセットが構成される。第4の構成情報の各々は3ビットを含むと仮定される。128個の第4の構成情報は、3*128=384ビットを必要とする。
【0231】
第4の構成情報の前述の説明では、第4の構成情報は1つの基準信号リソースセットに対応するものとして理解され、言い換えれば、第4の構成情報の各々は、1つの基準信号リソースセットに関連付けられた、第1のDCI内の指示ビットの位置を構成するために使用されることに留意されたい。代替的に、第4の構成情報は、すべての基準信号リソースセットに対応するものとして理解されてもよく、言い換えれば、第4の構成情報は、すべての基準信号リソースセットに関連付けられ、第1のDCI内にある指示ビットの位置を構成するために使用される。すべての基準信号リソースセットに対応する1つの第4の構成情報は、1つの基準信号リソースセットに対応する複数の第4の構成情報に本質的に等しいことが理解されよう。
【0232】
第4の可能な設計では、ネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるシステム情報は、第3の構成情報を含み得る。第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数を構成するために使用され得るか、または第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられたSSBの数を構成するために使用される。
【0233】
第3の構成情報が各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数を構成するために使用されるとき、端末デバイスは、第3の構成情報に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数を決定し得、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットを決定し得、指示ビットの値に基づいて、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0234】
代替的に、第3の構成情報が各指示ビットに関連付けられたSSBの数を構成するために使用されるとき、端末デバイスは、第3の構成情報に基づいて、各指示ビットに関連付けられたSSBの数を決定し得、各指示ビットに関連付けられたSSBの数に基づいて、各指示ビットに関連付けられたSSBを決定し得、指示ビットの値に基づいて、指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0235】
例えば、
図10に示されるように、システム情報はSIB-Xであってもよく、SIB-Xは第3の構成情報を含んでもよい。第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数を構成するために使用されるか、または第3の構成情報は、各指示ビットに関連付けられたSSBの数を構成するために使用される。
【0236】
第4の可能な設計では、基準信号可用性指示情報は最大Nビットを含んでもよく、Nは正の整数である。第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数はMであるか、または第1のDCIに関連付けられたSSBの数はMであり、Mは正の整数である。
【0237】
第1のDCIに関連付けられたSSBの数Mは、事前定義されたSSBの数であり得、事前定義されたSSBの数は、SSBが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定され得る。SSBが位置する周波数帯域は、キャリアが位置する周波数帯域として代替的に理解されてもよい。
【0238】
例えば、サブキャリア間隔が15kHzであり、キャリア周波数が3GHz以下である場合、事前定義されたSSBの最大数は4であり得る。サブキャリア間隔が15kHzであり、キャリア周波数が3GHzより大きい場合、事前定義されたSSBの最大数は8であり得る。サブキャリア間隔が30kHzであり、キャリア周波数が3GHz以下である場合、事前定義されたSSBの最大数は4であり得る。サブキャリア間隔が30kHzであり、キャリア周波数が3GHzより大きい場合、事前定義されたSSBの最大数は8であり得る。サブキャリア間隔が120kHzであり、キャリア周波数がFR2内にあるとき、事前定義されたSSBの最大数は64であり得る。サブキャリア間隔が240kHzであり、キャリア周波数がFR2内にあるとき、事前定義されたSSBの最大数は64であり得る。
【0239】
代替的に、第1のDCIに関連付けられたSSBの数Mは、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数に等しくてもよく、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数は、ネットワークデバイスによって送信されたSIB1に含まれるssb-PositionsInBurstに基づいて決定されてもよい。ssb-PositionsInBurstは、キャリアが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定される事前定義されたSSB送信パターン(pattern)で実際に送信されたSSBの位置を構成するために使用される。
【0240】
代替的に、第1のDCIに関連付けられたSSBの数Mは、システム情報に構成され、かつ基準信号に関連付けられたSSBの数に等しくてもよく、システム情報に構成され、かつ基準信号に関連付けられたSSBの数は、各基準信号リソースセットの構成情報に含まれるQCL構成情報に基づいて決定されてもよい。例えば、システム情報(例えば、SIB-X)に含まれるすべての基準信号リソースセットがトラバースされてもよく、各基準信号リソースセットに関連付けられたSSBの数がQCL構成情報に基づいて決定されてもよく、各基準信号リソースセットに関連付けられたSSBが記録される。最後に、カウントされる記録されたSSBの数はMの値である。
【0241】
第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数Mは、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しくてもよい。
【0242】
各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数または各指示ビットに関連付けられたSSBの数が第3の構成情報においてKとして構成されるとき、1つまたは複数の指示ビット内のビットの数は、
【数1】
であり得る。
【0243】
ケース1:Kが1に等しい場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はMであってもよく、M=Nであり、各指示ビットは1つの基準信号リソースセットに1対1で対応してもよく、または各指示ビットは1つのSSBに1対1で対応してもよい。
【0244】
例えば、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、昇順または降順である。
【0245】
例えば、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数は6であり、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数Kは、第3の構成情報において1として構成される。指示ビットの数は6である。第1のDCI内の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスは昇順であると仮定される。1番目の指示ビットは、最小のインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられ、2番目の指示ビットは、2番目に小さいインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられ、残りは類推によって推定されることができる。6番目の指示ビットは、最大のインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられる。第1のDCI内の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスは降順であると仮定される。1番目の指示ビットは、最大のインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられ、2番目の指示ビットは、2番目に大きいインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられ、残りは類推によって推定されることができる。6番目の指示ビットは、最小のインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられる。
【0246】
別の例では、第1のDCIに関連付けられたSSBの数は4であり、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数Kは、第3の構成情報において1として構成される。指示ビットの数は4である。第1のDCI内の指示ビットに関連付けられたSSBインデックスは昇順であると仮定される。1番目の指示ビットは最小のインデックスを有するSSBに関連付けられ、2番目の指示ビットは2番目に小さいインデックスを有するSSBに関連付けられ、残りは類推によって推定されることができる。4番目の指示ビットは、最大のインデックスを有するSSBに関連付けられる。第1のDCI内の指示ビットに関連付けられたSSBインデックスは降順であると仮定される。1番目の指示ビットは最大のインデックスを有するSSBに関連付けられ、2番目の指示ビットは2番目に大きいインデックスを有するSSBに関連付けられ、残りは類推によって推定されることができる。4番目の指示ビットは、最小のインデックスを有するSSBに関連付けられる。
【0247】
ケース2:Kが1より大きい場合、NはMより小さく、N個の指示ビット内にQ個の指示ビットがあり、Q個の指示ビットの各々はA個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられ、N個の指示ビット内の残りの(N-Q)個の指示ビットの各々はB個の基準信号リソースセットまたはB個のSSBに関連付けられる。Qは、MをNで除算した余り、すなわち、Q=M%Nである。Aは、MをNで除算した切り上げ結果、すなわち、
【数2】
である。Bは、MをNで除算した切り捨て結果、すなわち、
【数3】
である。これにより、各指示ビットに対応する基準信号リソースセットまたはSSBの数を可能な限り同じまたは同様にすることができる。この場合、AはKに等しいことが理解されよう。
【0248】
例えば、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数は40であり、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数Kは、第3の構成情報において7として構成される。指示ビットの数は6である。Q=40%6=4、
【数4】
、N-Q=2、および
【数5】
である。具体的には、4つの指示ビットの各々は、7つの基準信号リソースセットまたは7つのSSBに関連付けられ、残りの2つの指示ビットの各々は、6つの基準信号リソースセットまたは6つのSSBに関連付けられる。
【0249】
Q個の指示ビットは、N個の指示ビット内の最初のQ個の指示ビット、またはN個の指示ビット内の最後のQ個の指示ビットであってもよいことに留意されたい。これは限定されない。
【0250】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、昇順または降順であり得る。
【0251】
例えば、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数は64であり、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数Kは、第3の構成情報において11として構成される。基準信号可用性指示情報は、6ビットを含み得る。6つの指示ビットでは、4つの指示ビットが11個の基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられ、2個の指示ビットが10個の基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられる。
【0252】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが昇順であり、前方の指示ビットがより多くの基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられ、後方の指示ビットがより少ない基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられている場合、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックス(resource set index/SSB index)は0から10であり、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは11から21であり、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは22から32であり、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは33から43であり、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは44から53であり、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは54から63である。
【0253】
firstBitに対応する指示ビットは、第1のDCI内の1番目の指示ビットであり、secondBitに対応する指示ビットは、第1のDCI内の2番目の指示ビットであり;…;sixthBitに対応する指示ビットは、第1のDCI内の6番目の指示ビットである、ことに留意されたい。
【0254】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが昇順であり、前方の指示ビットがより少ない基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられ、後方の指示ビットがより多い基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられている場合、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは0から9であり、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは10から19であり、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは20から30であり、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは31から41であり、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは42から52であり、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは53から63である。
【0255】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが降順であり、前方の指示ビットがより多くの基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられ、後方の指示ビットがより少ない基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられている場合、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは53から63であり、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは42から52であり、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは31から41であり、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは20から30であり、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは10から19であり、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは0から9である。
【0256】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが降順であり、前方の指示ビットがより少ない基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられ、後方の指示ビットがより多い基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられる場合、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは54から63であり、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは44から53であり、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは33から43であり、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは22から32であり、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは11から21であり、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは0から10である。
【0257】
場合によっては、すべてのSSBが関連する基準信号で構成されるわけではないことに留意されたい。例えば、Mの値は、SIB-Xで構成されたすべての基準信号に関連付けられたSSBの数に基づいて決定される。例えば、ネットワークデバイスは、SSB#0~SSB#15、およびSSB#48~SSB#63にそれぞれ関連付けられた32個の基準信号リソースセットを構成する。N=6であると仮定される。昇順のSSBインデックスが対応に使用される場合、前方の指示ビットはより多くのSSBに関連付けられ、後方の指示ビットはより少ないSSBに関連付けられ、firstBitに関連付けられたSSBインデックスは0から5であり、secondBitに関連付けられたSSBインデックスは6から11であり、thirdBitに関連付けられたSSBインデックスは12から15、および48であり、fourthBitに関連付けられたSSBインデックスは49から53であり、fifthBitに関連付けられたSSBインデックスは54から58であり、bit6に関連付けられたSSBインデックスは59から63である。
【0258】
代替的に、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスにおいて、近傍の基準信号リソースセット間のインデックス間隔または近傍のSSB間のインデックス間隔は、基準信号可用性指示情報のビット数に等しい。
【0259】
例えば、Kは6に等しく、Mは36に等しい(基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは0から35であると仮定される)。Nは6に等しく、言い換えれば、6つの指示ビットがあり、各指示ビットは6つの基準信号リソースセットまたは6つのSSBに関連付けられ得る。この場合、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが昇順である場合、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{0,6,12,18,24,30}に等しく、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{1,7,13,19,25,31}に等しく、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{2,8,14,20,26,32}に等しく、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{3,9,15,21,27,33}に等しく、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{4,10,16,22,28,34}に等しく、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{5,11,17,23,29,35}に等しい。
【0260】
ケース3:Kが1より大きい場合、NはMより小さく、1つまたは複数の指示ビット内のビット数は
【数6】
であり得、N個の指示ビット内のP個の指示ビットの各々はA個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられる。(P*A)はM以下であり、((P+1)*A)はMより大きく、AはMをNで除算した切り上げ結果、すなわち、
【数7】
である。この場合、AはKに等しいことが理解されよう。
【0261】
例えば、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数は8であり、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数Kは、第3の構成情報において2として構成される。指示ビットの数は4である。各指示ビットは、2つの基準信号リソースセットまたは2つのSSBに関連付けられる。
【0262】
別の例では、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数は10であり、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数Kは、第3の構成情報において2として構成される。指示ビットの数は5である。各指示ビットは、2つの基準信号リソースセットまたは2つのSSBに関連付けられる。
【0263】
(P*A)がM未満である場合、N個の指示ビットのうちの(P+1)番目のビットは、(M-P*A)個の基準信号リソースセットまたは(M-P*A)個のSSBに関連付けられる。
【0264】
例えば、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数は11であり、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの数Kは、第3の構成情報において2として構成される。指示ビットの数は6である。P=5、M-P*A=1である。具体的には、6ビット内の5つの指示ビットの各々は、2つの基準信号リソースセットまたは2つのSSBに関連付けられ、残りの1ビットは、1つの基準信号リソースセットまたは1つのSSBに関連付けられる。
【0265】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、昇順または降順であり得る。説明については、前述のケース2の関連する説明を参照することができる。詳細は再び説明されない。
【0266】
代替的に、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスにおいて、近傍の基準信号リソースセット間のインデックス間隔または近傍のSSB間のインデックス間隔は、基準信号可用性指示情報のビット数に等しい。説明については、前述のケース2の関連する説明を参照することができる。詳細は再び説明されない。
【0267】
第4の可能な設計では、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されないことを示すために0に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されることを示すために1に設定されてもよい。代替的に、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されないことを示すために1に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されることを示すために0に設定されてもよい。これは限定されない。
【0268】
第5の可能な設計では、第1のDCI内の指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係が事前定義されてもよい。端末デバイスは、事前定義された規則に基づいて、第1のDCI内の指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間の関連付け関係を決定し得、指示ビットの値に基づいて、基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるか、または指示ビットに関連付けられたSSBが送信されるかを決定し得る。
【0269】
基準信号可用性指示情報は最大Nビットを含んでもよく、Nは正の整数である。第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数はMであるか、または第1のDCIに関連付けられたSSBの数はMであり、Mは正の整数である。
【0270】
基準信号可用性指示情報に含まれるビットの最大値Nは、事前定義されてもよく、またはネットワークデバイスによって構成されてもよい。これは限定されない。
【0271】
第1のDCIに関連付けられたSSBの数Mは、事前定義されたSSBの数であり得、事前定義されたSSBの数は、SSBが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定され得る。SSBが位置する周波数帯域は、キャリアが位置する周波数帯域として代替的に理解されてもよい。
【0272】
例えば、サブキャリア間隔が15kHzであり、キャリア周波数が3GHz以下である場合、事前定義されたSSBの最大数は4であり得る。サブキャリア間隔が15kHzであり、キャリア周波数が3GHzより大きい場合、事前定義されたSSBの最大数は8であり得る。サブキャリア間隔が30kHzであり、キャリア周波数が3GHz以下である場合、事前定義されたSSBの最大数は4であり得る。サブキャリア間隔が30kHzであり、キャリア周波数が3GHzより大きい場合、事前定義されたSSBの最大数は8であり得る。サブキャリア間隔が120kHzであり、キャリア周波数がFR2内にあるとき、事前定義されたSSBの最大数は64であり得る。サブキャリア間隔が240kHzであり、キャリア周波数がFR2内にあるとき、事前定義されたSSBの最大数は64であり得る。
【0273】
代替的に、第1のDCIに関連付けられたSSBの数Mは、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数に等しくてもよく、ネットワークデバイスによって実際に送信されたSSBの数は、ネットワークデバイスによって送信されたSIB1に含まれるssb-PositionsInBurstに基づいて決定されてもよい。ssb-PositionsInBurstは、キャリアが位置する周波数帯域およびサブキャリア間隔に基づいて決定される事前定義されたSSB送信パターン(pattern)で実際に送信されたSSBの位置を構成するために使用される。
【0274】
代替的に、第1のDCIに関連付けられたSSBの数Mは、システム情報に構成され、かつ基準信号に関連付けられたSSBの数に等しくてもよく、システム情報に構成され、かつ基準信号に関連付けられたSSBの数は、各基準信号リソースセットの構成情報に含まれるQCL構成情報に基づいて決定されてもよい。例えば、システム情報(例えば、SIB-X)に含まれるすべての基準信号リソースセットがトラバースされてもよく、各基準信号リソースセットに関連付けられたSSBの数がQCL構成情報に基づいて決定されてもよく、各基準信号リソースセットに関連付けられたSSBが記録される。最後に、カウントされる記録されたSSBの数はMの値である。
【0275】
第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数Mは、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しくてもよい。
【0276】
ケース1:NがM以上である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はMであってもよく、各指示ビットは1つの基準信号リソースセットに1対1で対応してもよく、または各指示ビットは1つのSSBに1対1で対応してもよい。
【0277】
例えば、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、昇順または降順である。
【0278】
例えば、基準信号可用性指示情報は最大6ビットを含んでもよく、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数は6である。指示ビットの数は6である。第1のDCI内の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスは昇順であると仮定される。1番目の指示ビットは、最小のインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられ、2番目の指示ビットは、2番目に小さいインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられ、残りは類推によって推定されることができる。6番目の指示ビットは、最大のインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられる。第1のDCI内の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスは降順であると仮定される。1番目の指示ビットは、最大のインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられ、2番目の指示ビットは、2番目に大きいインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられ、残りは類推によって推定されることができる。6番目の指示ビットは、最小のインデックスを有する基準信号リソースセットに関連付けられる。
【0279】
別の例では、基準信号可用性指示情報は最大6ビットを含んでもよく、第1のDCIに関連付けられたSSBの数は4である。指示ビットの数は4である。第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられたSSBインデックスは昇順であると仮定される。1番目の指示ビットは最小のインデックスを有するSSBに関連付けられ、2番目の指示ビットは2番目に小さいインデックスを有するSSBに関連付けられ、残りは類推によって推定されることができる。4番目の指示ビットは、最大のインデックスを有するSSBに関連付けられる。第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられたSSBインデックスは降順であると仮定される。1番目の指示ビットは最大のインデックスを有するSSBに関連付けられ、2番目の指示ビットは2番目に大きいインデックスを有するSSBに関連付けられ、残りは類推によって推定されることができる。4番目の指示ビットは、最小のインデックスを有するSSBに関連付けられる。
【0280】
ケース2:NがM未満である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであり、N個の指示ビット内にQ個の指示ビットがあり、Q個の指示ビットの各々はA個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられ、N個の指示ビット内の残りの(N-Q)個の指示ビットの各々はB個の基準信号リソースセットまたはB個のSSBに関連付けられる。Qは、MをNで除算した余り、すなわち、Q=M%Nである。Aは、MをNで除算した切り上げ結果、すなわち、
【数8】
である。Bは、MをNで除算した切り捨て結果、すなわち、
【数9】
である。これにより、各指示ビットに対応する基準信号リソースセットまたはSSBの数を可能な限り同じまたは同様にすることができる。
【0281】
例えば、基準信号可用性指示情報は最大6ビットを含んでもよく、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数は40である。指示ビットの数は6である。Q=40%6=4、
【数10】
、N-Q=2、および
【数11】
である。具体的には、4つの指示ビットの各々は、7つの基準信号リソースセットまたは7つのSSBに関連付けられ、残りの2つの指示ビットの各々は、6つの基準信号リソースセットまたは6つのSSBに関連付けられる。
【0282】
Q個の指示ビットは、N個の指示ビット内の最初のQ個の指示ビット、またはN個の指示ビット内の最後のQ個の指示ビットであってもよいことに留意されたい。これは限定されない。
【0283】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、昇順または降順であり得る。
【0284】
例えば、基準信号可用性指示情報は最大6ビットを含んでもよく、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットの数は64である。Qの前述の関連する説明に基づいて、指示ビットの数は6であると決定され得る。6つの指示ビットでは、4つの指示ビットが11個の基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられ、2個の指示ビットが10個の基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられる。
【0285】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが昇順であり、前方の指示ビットがより多くの基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられ、後方の指示ビットがより少ない基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられている場合、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックス(resource set index/SSB index)は0から10であり、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは11から21であり、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは22から32であり、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは33から43であり、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは44から53であり、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは54から63である。
【0286】
firstBitに対応する指示ビットは、第1のDCI内の1番目の指示ビットであり、secondBitに対応する指示ビットは、第1のDCI内の2番目の指示ビットであり;…;sixthBitに対応する指示ビットは、第1のDCI内の6番目の指示ビットである、ことに留意されたい。
【0287】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが昇順であり、前方の指示ビットがより少ない基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられ、後方の指示ビットがより多い基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられている場合、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは0から9であり、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは10から19であり、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは20から30であり、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは31から41であり、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは42から52であり、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは53から63である。
【0288】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが降順であり、前方の指示ビットがより多くの基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられ、後方の指示ビットがより少ない基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられている場合、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは53から63であり、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは42から52であり、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは31から41であり、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは20から30であり、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは10から19であり、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは0から9である。
【0289】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが降順であり、前方の指示ビットがより少ない基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられ、後方の指示ビットがより多い基準信号リソースセットまたはSSBに関連付けられる場合、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは54から63であり、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは44から53であり、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは33から43であり、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは22から32であり、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは11から21であり、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは0から10である。
【0290】
場合によっては、すべてのSSBが関連する基準信号で構成されるわけではないことに留意されたい。例えば、Mの値は、SIB-Xで構成されたすべての基準信号に関連付けられたSSBの数に基づいて決定される。例えば、ネットワークデバイスは、SSB#0~SSB#15、およびSSB#48~SSB#63にそれぞれ関連付けられた32個の基準信号リソースセットを構成する。N=6であると仮定される。昇順のSSBインデックスが対応に使用される場合、前方の指示ビットはより多くのSSBに関連付けられ、後方の指示ビットはより少ないSSBに関連付けられ、firstBitに関連付けられたSSBインデックスは0から5であり、secondBitに関連付けられたSSBインデックスは6から11であり、thirdBitに関連付けられたSSBインデックスは12から15、および48であり、fourthBitに関連付けられたSSBインデックスは49から53であり、fifthBitに関連付けられたSSBインデックスは54から58であり、bit6に関連付けられたSSBインデックスは59から63である。
【0291】
代替的に、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスにおいて、近傍の基準信号リソースセット間のインデックス間隔または近傍のSSB間のインデックス間隔は、基準信号可用性指示情報のビット数に等しい。
【0292】
例えば、Nは6に等しく、Mは36に等しい(基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは0から35であると仮定される)。各指示ビットは、6つの基準信号リソースセットまたは6つのSSBに関連付けられ得る。この場合、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが昇順である場合、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{0,6,12,18,24,30}に等しく、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{1,7,13,19,25,31}に等しく、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{2,8,14,20,26,32}に等しく、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{3,9,15,21,27,33}に等しく、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{4,10,16,22,28,34}に等しく、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスが{5,11,17,23,29,35}に等しい。
【0293】
ケース3:NがM未満である場合、1つまたは複数の指示ビット内のビット数はNであってもよく、N個の指示ビット内のP個の指示ビットの各々は、A個の基準信号リソースセットまたはA個のSSBに関連付けられる。(P*A)はM以下であり、((P+1)*A)はMより大きく、AはMをNで除算した切り上げ結果、すなわち、
【数12】
である。
【0294】
例えば、基準信号可用性指示情報は最大6ビットを含んでもよく、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数は8である。指示ビットの数は6である。
【数13】
であり、P=4である。具体的には、4つの指示ビットの各々は、2つの基準信号リソースセットまたは2つのSSBに関連付けられ、残りの2ビットは予約ビットである。
【0295】
別の例では、基準信号可用性指示情報は最大6ビットを含んでもよく、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数は10である。指示ビットの数は6である。
【数14】
であり、P=5である。具体的には、6ビット内の5つの指示ビットの各々は、2つの基準信号リソースセットまたは2つのSSBに関連付けられ、残りの1ビットは予約ビットである。
【0296】
(P*A)がM未満である場合、N個の指示ビットのうちの(P+1)番目のビットは、(M-P*A)個の基準信号リソースセットまたは(M-P*A)個のSSBに関連付けられる。
【0297】
例えば、基準信号可用性指示情報は最大6ビットを含んでもよく、第1のDCIに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBの数は11である。指示ビットの数は6である。
【数15】
、P=5、およびM-P*A=1である。具体的には、6ビット内の5つの指示ビットの各々は、2つの基準信号リソースセットまたは2つのSSBに関連付けられ、残りの1ビットは、1つの基準信号リソースセットまたは1つのSSBに関連付けられる。
【0298】
(P+1)番目のビットが存在しないとき、P個の指示ビットはN個の指示ビットのうちの最初のP個の指示ビットであるか、またはP個の指示ビットはN個の指示ビットのうちの最後のP個の指示ビットであることに留意されたい。(P+1)番目のビットが存在するとき、P個の指示ビットはP+1個の指示ビットのうちの最初のP個の指示ビットであるか、またはP個の指示ビットはP+1個の指示ビットのうちの最後のP個の指示ビットである。これは限定されない。
【0299】
第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、昇順または降順であり得る。説明については、前述のケース2の関連する説明を参照することができる。詳細は再び説明されない。
【0300】
代替的に、第1のDCI内の各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスにおいて、近傍の基準信号リソースセット間のインデックス間隔または近傍のSSB間のインデックス間隔は、基準信号可用性指示情報のビット数に等しい。説明については、前述のケース2の関連する説明を参照することができる。詳細は再び説明されない。
【0301】
第5の可能な設計では、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されないことを示すために0に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されることを示すために1に設定されてもよい。代替的に、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されないことを示すために1に設定されてもよく、指示ビットの値は、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されることを示すために0に設定されてもよい。これは限定されない。
【0302】
図5に示される方法に基づいて、ネットワークデバイスは、基準信号可用性指示情報を含む第1のDCIを端末デバイスに送信し得る。基準信号可用性指示情報内の各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられ得るか、または1つまたは複数のSSBに関連付けられ得るので、端末デバイスは、各指示ビットの値に基づいて、各指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうか、または各指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。指示ビットと基準信号リソースセットまたはSSBとの間のマッピング関係は、本出願の実施形態で明確に定義される。これは、ネットワークデバイスが、対応する基準信号が送信されるかどうかを端末デバイスに通知するために、制限された指示ビットを使用して複数の基準信号リソースセットまたは複数のSSBを示すための実現可能な解決策を提供する。
【0303】
図5に示される方法に基づいて、
図11に示されるように、第1のDCIが第1のページングDCIであるとき、本出願の実施形態で提供される通信方法は、以下のステップ503およびステップ504をさらに含んでもよい。
【0304】
ステップ503:ネットワークデバイスが、第2のDCIを端末デバイスに送信する。
【0305】
第2のDCIはPEIである。第2のDCIは第1の指示ビットを含んでもよく、第1の指示ビットは1つまたは複数のSSBに関連付けられ、第1の指示ビットは、第1の指示ビットに関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを示す。第1の指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBは、第1のDCIに含まれる1つの指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBと全く同じであり、第1の指示ビットに関連付けられた1つまたは複数のSSBは、第2のDCIと疑似コロケートされたSSBを含む。
【0306】
PEIの監視位置は、複数の監視機会(monitoring occasion、MO)を含んでもよく、異なるMOは、異なるSSBインデックスに対応してもよく、または、1つのMO上のPEIの送信方向は、PEIに関連するSSBの送信方向または送信パラメータと同じであると説明されてもよい。
【0307】
例えば、第1のDCIはページングDCIである。例えば、ページングDCIでは、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは0から10であり、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは11から21であり、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは22から32であり、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは33から43であり、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは44から53であり、ビット6に関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは54から63である。SSBインデックス=0に対応するMOでは、PEIに含まれる第1の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、0から10である(言い換えれば、第1の指示ビットは、ページングDCI内のfirstBitと同じである)。SSBインデックス=22に対応するMOでは、PEIに含まれる第1の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、22から32である(言い換えれば、第1の指示ビットは、ページングDCI内のthirdBitと同じである)。
【0308】
firstBitに対応する指示ビットは、ページングDCI内の1番目の指示ビットであり、secondBitに対応する指示ビットは、ページングDCI内の2番目の指示ビットであり;…;fourthBitに対応する指示ビットは、ページングDCI内の4番目の指示ビットである。
【0309】
したがって、ステップ503は、PEIに含まれる第1の指示ビットが、ページングDCIに含まれる指示ビットのうちの1つであり、具体的には、現在のPEIのMOに関連付けられたSSBインデックスに関連付けられた指示ビットであり得る、と代替的に理解されてもよい。
【0310】
ステップ504:端末デバイスが、第2のDCIに基づいて、基準信号が送信されるかどうかを決定する。
【0311】
端末デバイスは、第2のDCI内の第1の指示ビットの値に基づいて、第1の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定し得る。
【0312】
例えば、第1の指示ビットの値は、第1の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBに対応する基準信号が送信されないことを示すために0に設定されてもよく、第1の指示ビットの値は、第1の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBに対応する基準信号が送信されることを示すために1に設定されてもよい。代替的に、第1の指示ビットの値は、第1の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBに対応する基準信号が送信されないことを示すために1に設定されてもよく、第1の指示ビットの値は、第1の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットまたはSSBに対応する基準信号が送信されることを示すために0に設定されてもよい。これは限定されない。
【0313】
本出願の実施形態で提供される解決策は、デバイス間の相互作用の観点から主に上述されている。前述の機能を実装するために、各デバイスは、各機能を実行するための対応するハードウェア構造および/または対応するソフトウェアモジュールを含むことが理解されよう。当業者は、本明細書に開示された実施形態に記載の例と組み合わせて、アルゴリズムおよびステップがハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアの組み合わせによって実装され得ることを容易に認識するはずである。機能がハードウェアによって実行されるか、またはコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、技術的解決策の特定の用途および設計上の制約条件に依存する。当業者は、具体的な用途ごとに説明されている機能を実装するための様々な方法を使用し得るが、その実装形態は本出願の範囲を超えると考えられるべきではない。
【0314】
本出願の実施形態では、各デバイスは、前述の方法例に基づいて機能モジュールに分割され得る。例えば、機能に対応して機能モジュールが分割されてもよいし、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、またはソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。本出願の実施形態では、モジュール分割は一例として使用され、論理的な機能分割にすぎないことに留意されたい。実際の実装形態では、別の分割方式が使用されてもよい。
【0315】
対応する各機能に基づく分割によって各機能モジュールが得られるとき、
図12は端末デバイスを示す。端末デバイス120は、トランシーバモジュール1201と、処理モジュール1202とを含んでもよい。例えば、端末デバイス120は、端末デバイスであってもよく、または端末デバイスで使用されるチップ、もしくは端末デバイスの機能を有する別の組み合わされた構成要素や部品などであってもよい。端末デバイス120が端末デバイスであるとき、トランシーバモジュール1201はトランシーバであってもよく、トランシーバはアンテナ、無線周波数回路などを含んでもよく、処理モジュール1202は、プロセッサ(または処理回路)、例えばベースバンドプロセッサであってもよく、ベースバンドプロセッサは、1つまたは複数のCPUを含んでもよい。端末デバイス120が端末デバイスの機能を有する構成要素であるとき、トランシーバモジュール1201は無線周波数ユニットであってもよく、処理モジュール1202はプロセッサ(または処理回路)、例えばベースバンドプロセッサであってもよい。端末デバイス120がチップシステムであるとき、トランシーバモジュール1201は、チップの入出力インターフェース(例えば、ベースバンドチップ)であってもよく、処理モジュール1202は、チップシステムのプロセッサ(もしくは処理回路)または論理回路であってもよく、1つまたは複数の中央処理装置を含んでもよい。本出願の実施形態におけるトランシーバモジュール1201は、トランシーバまたはトランシーバ関連回路構成要素によって実装されてもよく、処理モジュール1202は、プロセッサまたはプロセッサ関連回路構成要素(もしくは処理回路と呼ばれる)によって実装されてもよいことを理解されたい。
【0316】
例えば、トランシーバモジュール1201は、
図5から
図11に示される実施形態において端末デバイスによって実行されるすべての送受信動作を実行するように構成されてもよく、および/または本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。処理モジュール1202は、送受信動作以外の
図5から
図11に示された実施形態で端末デバイスによって実行されるすべての動作を実行するように構成されてもよく、および/または本明細書に記載された技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。
【0317】
トランシーバモジュール1201は、ネットワークデバイスから第1のダウンリンク制御情報を受信するように構成される。
【0318】
処理モジュール1202は、第1のDCIに基づいて、基準信号が送信されるかどうかを決定するように構成される。
【0319】
第1のDCIは、基準信号可用性指示情報を含み、基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは、1つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。
【0320】
さらに別の可能な実装形態では、
図12のトランシーバモジュール1201はトランシーバに置き換えられてもよく、トランシーバモジュール1201の機能はトランシーバに統合されてもよい。処理モジュール1202は、プロセッサに置き換えられてもよく、処理モジュール1202の機能は、プロセッサに統合されてもよい。さらに、
図12に示される端末デバイス120は、メモリをさらに含んでもよい。トランシーバモジュール1201がトランシーバに置き換えられ、処理モジュール1202がプロセッサに置き換えられるとき、本出願の実施形態における端末デバイス120は、
図4に示される通信装置であってもよい。
【0321】
代替的に、トランシーバモジュール1201がトランシーバに置き換えられ、処理モジュール1202がプロセッサに置き換えられるとき、本出願の実施形態における端末デバイス120は、代替的に、
図14に示される通信装置140であってもよい。プロセッサは論理回路1401であってもよく、トランシーバは入出力インターフェース1402であってもよい。さらに、
図14に示される通信装置140は、メモリ1403をさらに含んでもよい。
【0322】
対応する各機能に基づく分割によって各機能モジュールが得られるとき、
図13はネットワークデバイスを示す。ネットワークデバイス130は、処理モジュール1301およびトランシーバモジュール1302を含んでもよい。例えば、ネットワークデバイス130は、ネットワークデバイスであってもよく、またはネットワークデバイスで使用されるチップ、または前述のネットワークデバイスの機能を有する別の組み合わされたデバイス、構成要素などであってもよい。ネットワークデバイス130がネットワークデバイスであるとき、処理モジュール1301は、プロセッサ(または処理回路)、例えばベースバンドプロセッサであってもよく、ベースバンドプロセッサは、1つまたは複数のCPUを含んでもよく、トランシーバモジュール1302はトランシーバであってもよく、トランシーバはアンテナ、無線周波数回路などを含んでもよい。ネットワークデバイス130がネットワークデバイスの機能を有する構成要素であるとき、処理モジュール1301は、プロセッサ(または処理回路)、例えば、ベースバンドプロセッサであってもよく、トランシーバモジュール1302は無線周波数ユニットであってもよい。ネットワークデバイス130がチップシステムであるとき、処理モジュール1301は、チップシステムのプロセッサ(または処理回路)、または論理回路であってもよく、1つまたは複数の中央処理モジュールを含んでもよく、トランシーバモジュール1302は、チップ(例えば、ベースバンドチップ)の入出力インターフェースであってもよい。本出願の実施形態では、処理モジュール1301は、プロセッサまたはプロセッサ関連回路構成要素(または処理回路と呼ばれる)によって実装されてもよく、トランシーバモジュール1302は、トランシーバまたはトランシーバ関連回路構成要素によって実装されてもよいことを理解されたい。
【0323】
例えば、処理モジュール1301は、送受信動作以外の
図5から
図11に示された実施形態でネットワークデバイスによって実行されるすべての動作を実行するように構成されてもよく、および/または本明細書に記載された技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。トランシーバモジュール1302は、
図5から
図11に示される実施形態においてネットワークデバイスによって実行されるすべての送受信動作を実行するように構成されてもよく、および/または本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。
【0324】
処理モジュール1301は、第1のDCIを決定するように構成される。
【0325】
トランシーバモジュール1302は、第1のDCIを端末デバイスに送信するように構成される。
【0326】
第1のDCIは、基準信号可用性指示情報を含み、基準信号可用性指示情報は、1つまたは複数の指示ビットを含む。各指示ビットは、1つまたは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは、1つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられる。指示ビットの値は、関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または指示ビットの値は、関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用される。SSBに対応する基準信号は、基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、QCL構成情報は、基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される。
【0327】
さらに別の可能な実装形態では、
図13の処理モジュール1301はプロセッサと置き換えられてもよく、処理モジュール1301の機能はプロセッサに統合されてもよい。トランシーバモジュール1302はトランシーバに置き換えられてもよく、トランシーバモジュール1302の機能はトランシーバに統合されてもよい。さらに、
図13に示されるネットワークデバイス130は、メモリをさらに含んでもよい。処理モジュール1301がプロセッサに置き換えられ、トランシーバモジュール1302がトランシーバに置き換えられるとき、本出願の実施形態におけるネットワークデバイス130は、
図4に示される通信装置であってもよい。
【0328】
代替的に、処理モジュール1301がプロセッサに置き換えられ、トランシーバモジュール1302がトランシーバに置き換えられるとき、本出願の実施形態におけるネットワークデバイス130は、代替的に、
図14に示される通信装置140であってもよい。プロセッサは論理回路1401であってもよく、トランシーバは入出力インターフェース1402であってもよい。さらに、
図14に示される通信装置140は、メモリ1403をさらに含んでもよい。
【0329】
本出願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。前述の方法実施形態における手順の全部または一部は、関連するハードウェアに命令するコンピュータプログラムによって実装され得る。プログラムは、前述のコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。プログラムが実行されると、前述の方法実施形態の手順が実行され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、(データ送信端および/またはデータ受信端を含む)前述の実施形態のいずれか1つにおける端末内の内部記憶ユニット、例えば、端末のハードディスクまたはメモリであってもよい。前述のコンピュータ可読記憶媒体は、代替として、前述の端末の外部記憶デバイス、例えば、前述の端末上に構成されたプラグインハードディスク、スマートメモリカード(smart memory card、SMC)、セキュアデジタル(secure digital、SD)カード、およびフラッシュカード(flash card)であってもよい。さらに、コンピュータ可読記憶媒体は、前述の端末の内部記憶ユニットと外部記憶デバイスの両方をさらに含んでもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム、ならびに前述の端末に必要な他のプログラムおよびデータを記憶するように構成される。コンピュータ可読記憶媒体は、出力されたデータまたは出力されるデータを一時的に記憶するようにさらに構成されてもよい。
【0330】
本出願の明細書、特許請求の範囲、および添付の図面において、「第1」、「第2」などの用語が、異なる対象を区別することが意図されており、特定の順序を示すものではないことに留意されたい。加えて、用語「含む」、「有する」、またはこれらの他の変種は、非排他的包含を網羅することを意図されている。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品、またはデバイスは、リストされたステップまたはユニットに限定されないが、任意選択的に、リストされていないステップまたはユニットをさらに含み、または、任意選択的に、プロセス、方法、製品、またはデバイスの別の固有のステップもしくはユニットをさらに含む。
【0331】
本出願では、「少なくとも1つの(項目)」は、1つまたは複数を意味し、「複数の」は、2つ以上を意味し、「少なくとも2つの(項目)」は、2つ、3つ、またはそれ以上を意味し、さらに、「および/または」は、関連する対象間の関連付け関係を説明するために使用され、3つの関係があり得ることを示すことを、理解されるべきである。例えば、「Aおよび/またはB」は、Aのみが存在し、Bのみが存在し、AとBの両方が存在することを示すことができ、AとBは単数であっても複数であってよい。記号「/」は一般に、関連付けられた対象間の「または」関係を示す。また、以下の項目(要素)またはその類似表現の少なくとも1つは、それらの項目の任意の組み合わせを示し、1つの項目(要素)または複数の項目(要素)の任意の組み合わせを含む。例えば、a、b、またはcのうちの少なくとも1つ(の部分)は、a、b、c、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、b、およびc」を表すことができ、a、b、およびcは単数であっても複数であってもよい。
【0332】
実装形態の前述の説明に基づいて、当業者は、簡便かつ簡単な説明のために、前述の機能モジュールへの分割が説明のための例として使用されているにすぎないことを明確に理解し得る。実際の応用では、前述の機能は、要件に基づいて実装のために異なる機能モジュールに割り当てられることができ、すなわち、装置の内部構造は、上述の機能の全部または一部を実装するために様々な機能モジュールに分割される。
【0333】
本出願で提供される複数の実施形態では、開示された装置および方法は他の方式で実装され得ることを理解されたい。例えば、記載された装置の実施形態は単なる例にすぎない。例えば、モジュールまたはユニットへの分割は単に論理的な機能分割であり、実際の実装においては他の分割であってもよい。例えば、複数のユニットまたは構成要素は、組み合わされても別の装置に統合されてもよく、あるいは一部の特徴は、無視されても実行されなくてもよい。加えて、表示または論述されている相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを通じて実施されてもよい。装置間またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的形態、機械的形態、またはその他の形態で実施されてもよい。
【0334】
別々の部分として説明されているユニットは、物理的に別々であってもなくてもよく、ユニットとして表示されている部分は、1つまたは複数の物理的なユニットであってよく、1箇所に配置されてよく、または別々の場所に分散されてもよい。ユニットの一部または全部は、実施形態における解決策の目的を達成するための実際の要件に基づいて選択されてもよい。
【0335】
加えて、本出願の実施形態における機能ユニットが、1つの処理ユニットに組み込まれてもよいし、あるいは、ユニットの各々が、物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに組み込まれてもよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、またはソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0336】
統合ユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用される場合は、統合ユニットが読み出し可能な記憶媒体に記憶されてもよい。かかる理解に基づいて、本質的に本出願の実施形態の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策の全部もしくは一部は、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。ソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、本出願の実施形態に記載された方法のステップの全部または一部を実行するように、(シングルチップマイクロコンピュータ、チップなどであり得る)デバイスまたはプロセッサ(processor)に指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、プログラムコードを記憶できる何らかの媒体、例えば、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、または光ディスクを含む。
【符号の説明】
【0337】
120 端末デバイス
130 ネットワークデバイス
140 通信装置
401 プロセッサ
402 トランシーバ
403 通信回線
404 メモリ
405 出力デバイス
406 入力デバイス
407 プロセッサ
501 ステップ
502 ステップ
503 ステップ
504 ステップ
1201 トランシーバモジュール
1202 処理モジュール
1301 処理モジュール
1302 トランシーバモジュール
1401 論理回路
1402 入出力インターフェース
1403 メモリ
【手続補正書】
【提出日】2024-06-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
第1のダウンリンク制御情報DCIを受信するステップであって、前記第1のDCIは基準信号可用性指示情報を含み、前記基準信号可用性指示情報は1つまたは複数の指示ビットを含み、
各指示ビットは1つもしくは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは1つもしくは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられ、
前記指示ビットの値は、前記関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または前記指示ビットの前記値は、前記関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用され、
前記SSBに対応する前記基準信号は、前記基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、前記QCL構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される、
ステップと、
前記第1のDCIに基づい
て、前記基準信号が送信されるかどうかを決定するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記基準信号リソースセットの前記構成情報が第4の構成情報を含み、前記第4の構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられた、前記第1のDCI内の前記指示ビットの位置を構成するために使用される、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記基準信号可用性指示情報に含まれるビット数がEであり、Eは、各基準信号リソースセットに含まれる前記第4の構成情報に基づいて決定される、
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のDCIに関連付けられた前記基準信号リソースセットの数が、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しい、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のDCIがページング(paging)DCIまたはページング早期通知PEIである、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
通信方法であって、
第1のダウンリンク制御情報DCIを決定するステップと、
前記第1のDCI
を送信するステップであって、前記第1のDCIは基準信号可用性指示情報を含み、前記基準信号可用性指示情報は1つまたは複数の指示ビットを含み、
各指示ビットは1つもしくは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは1つもしくは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられ、
前記指示ビットの値は、前記関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または前記指示ビットの前記値は、前記関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用され、
前記SSBに対応する前記基準信号は、前記基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、前記QCL構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される、
ステップと
を含む、方法。
【請求項7】
前記基準信号リソースセットの前記構成情報が第4の構成情報を含み、前記第4の構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられた、前記第1のDCI内の前記指示ビットの位置を構成するために使用される、
請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
前記基準信号可用性指示情報に含まれるビット数がEであり、Eは、各基準信号リソースセットに含まれる前記第4の構成情報に基づいて決定される、
請求項
7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のDCIに関連付けられた前記基準信号リソースセットの数が
、システム情報に構成された基準信号リソースセットの数に等しい、
請求項
6に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のDCIがページング(paging)DCIまたはページング早期通知PEIである、
請求項
6に記載の方法。
【請求項11】
第1のダウンリンク制御情報DCIを受信するように構成されたトランシーバモジュールであって、前記第1のDCIは基準信号可用性指示情報を含み、前記基準信号可用性指示情報は1つまたは複数の指示ビットを含み、
各指示ビットは1つもしくは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは1つもしくは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられ、
前記指示ビットの値は、前記関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または前記指示ビットの前記値は、前記関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用され、
前記SSBに対応する前記基準信号は、前記基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、前記QCL構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される、
トランシーバモジュールと、
前記第1のDCIに基づいて、前記基準信号が送信されるかどうかを決定するように構成された処理モジュールと
を備える、通信装置。
【請求項12】
第1のダウンリンク制御情報DCIを決定するように構成された処理モジュールと、
前記第1のDCI
を送信するように構成されたトランシーバモジュールであって、前記第1のDCIは基準信号可用性指示情報を含み、前記基準信号可用性指示情報は1つまたは複数の指示ビットを含み、
各指示ビットは1つもしくは複数の基準信号リソースセットに関連付けられるか、または各指示ビットは1つもしくは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネルブロックSSBに関連付けられ、
前記指示ビットの値は、前記関連付けられた基準信号リソースセットに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用されるか、または前記指示ビットの前記値は、前記関連付けられたSSBに対応する基準信号が送信されるかどうかを決定するために使用され、
前記SSBに対応する前記基準信号は、前記基準信号リソースセットの構成情報に含まれる擬似コロケーションQCL構成情報に基づいて決定され、前記QCL構成情報は、前記基準信号リソースセットに関連付けられたSSBを構成するために使用される、
トランシーバモジュールと
を備える、通信装置。
【請求項13】
通信装置であって
、コンピュータプログラムまたは命令を実行するように構成され、前記通信装置が請求項1から
5のいずれか一項に記載の通信方
法を実行することを可能にする、通信装置。
【請求項14】
通信装置であって、コンピュータプログラムまたは命令を実行するように構成され、前記通信装置が請求項6から10のいずれか一項に記載の通信方法を実行することを可能にする、通信装置。
【請求項15】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令またはプログラムを記憶し、前記コンピュータ命令または前記プログラムがコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、請求項1から
5のいずれか一項に記載の通信方法、または請求項
6から
10のいずれか一項に記載の通信方法を実行することを可能にされる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータプログラ
ムであって、前記コンピュータプログラ
ムはコンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令の一部または全部がコンピュータ上で実行されると、前記コンピュータは、請求項1から
5のいずれか一項に記載の通信方法、または請求項
6から
10のいずれか一項に記載の通信方法を実行することを可能にされる、コンピュータプログラ
ム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0139
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0139】
ネットワークデバイスは、システム情報ブロック(system information block、SIB)に基準信号の構成情報を含み得る。具体的には、ネットワークデバイスは、複数の基準信号リソースセット(resource set)を構成し得、各基準信号リソースセットは、複数のリソース(resource)を含み得る。各基準信号リソースセットに関連付けられたSSBは、基準信号の受信パラメータ(例えば、基準信号の遅延スプレッド、基準信号のドップラー周波数シフト、基準信号が送信されるときに使用されるフィルタパラメータ、および基準信号の送信方向)を決定するために、基準信号リソースセットに対して構成され得る。ネットワークデバイスが周波数範囲2(frequency range 2、FR2)、すなわち、24.25GHz~52.6GHzで展開される場合、ネットワークデバイスは、1周期(すなわち、1つのSSB burst set)で最大64個のSSB(言い換えれば、SSBインデックスは0から63の範囲であり得る)を送信し得る。SSBの送信方向は同じであっても異なっていてもよい。各SSB方向に対応する基準信号があると予想される場合、64個の基準信号リソースセットが構成される必要があり得る。TRSの構造に基づいて、各基準信号リソースセットは、2つまたは4つのリソースを含み得る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0196
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0196】
さらに別の例では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Fは6である。第1の構成情報は3ビットであり得る。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの1番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、000に設定され得る(またはfirstBitに設定され得る)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの2番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、001に設定される(またはsecondBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの3番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、010に設定される(またはthirdBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの4番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、011に設定される(またはfourthBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの5番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、100に設定される(またはfifthBitに設定される)。第1の構成情報の値は、SSBに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの6番目の指示ビットであることを構成するために第1の構成情報が使用されることを示すために、101に設定される(またはsixthBitに設定される)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0212
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0212】
別の例では、第2の構成情報は、開始および長さインジケータ値(starting and length indicator value、SLIV)の形態で設定されてもよく、言い換えれば、associatedResourceSetForIndicationBitまたはassociatedSSB-ForIndicationBitの各々の値はSLIVである。この場合、各指示ビットは、1つもしくは複数の連続する基準信号リソースセットまたは1つもしくは複数の連続するSSBに関連付けられる。例えば、指示ビットの場合、指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットの開始インデックス値は、SLIVを使用して5になるように構成されてもよく、インデックス値長は10である。この場合、指示ビットは、基準信号リソースセット5から基準信号リソースセット14に関連付けられる。別の例では、指示ビットの場合、指示ビットに関連付けられたSSBの開始インデックス値は、SLIVを使用して16になるように構成されてもよく、インデックス値長は8である。この場合、指示ビットは、SSB16からSSB23に関連付けられる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0224
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0224】
例えば、SIB-Xは、M個の第4の構成情報を含む。M個の第4の構成情報に対応する情報ビットの総数は4であり、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Eは4であると仮定される。第4の構成情報は、基準信号可用性指示情報の4つの指示ビットのうちのどれが基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットであるかを構成するために使用され得る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0227
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0227】
別の例では、基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Eの上限は6である(例えば、associatedIndicationBitの値の範囲は{firstBit,secondBit,thirdBit,fourthBit,fifthBit,sixthBit}である)。第4の構成情報は3ビットであり得る。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの1番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、000に設定され得る(またはfirstBitに設定され得る)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの2番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、001に設定される(またはsecondBitに設定される)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの3番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、010に設定される(またはthirdBitに設定される)。第4の構成情報の値は、基準信号リソースセットに関連付けられた指示ビットが基準信号可用性指示情報の6つの指示ビットのうちの4番目の指示ビットであることを構成するために第4の構成情報が使用されることを示すために、011に設定される(またはfourthBitに設定される)。SIB-Xに含まれるM個の第4の構成情報がトラバースされる場合、いずれかの第4の構成情報の値が{000,001,010,011}(または{firstBit,secondBit,thirdBit,fourthBit})のいずれかであることが見出される。基準信号可用性指示情報に含まれるビット数Eの実際の値は4である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0246
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0246】
別の例では、第1のDCIに関連付けられたSSBの数は4であり、各指示ビットに関連付けられたSSBの数Kは、第3の構成情報において1として構成される。指示ビットの数は4である。第1のDCI内の指示ビットに関連付けられたSSBインデックスは昇順であると仮定される。1番目の指示ビットは最小のインデックスを有するSSBに関連付けられ、2番目の指示ビットは2番目に小さいインデックスを有するSSBに関連付けられ、残りは類推によって推定されることができる。4番目の指示ビットは、最大のインデックスを有するSSBに関連付けられる。第1のDCI内の指示ビットに関連付けられたSSBインデックスは降順であると仮定される。1番目の指示ビットは最大のインデックスを有するSSBに関連付けられ、2番目の指示ビットは2番目に大きいインデックスを有するSSBに関連付けられ、残りは類推によって推定されることができる。4番目の指示ビットは、最小のインデックスを有するSSBに関連付けられる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0257
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0257】
場合によっては、すべてのSSBが関連する基準信号で構成されるわけではないことに留意されたい。例えば、Mの値は、SIB-Xで構成されたすべての基準信号に関連付けられたSSBの数に基づいて決定される。例えば、ネットワークデバイスは、SSB#0~SSB#15、およびSSB#48~SSB#63にそれぞれ関連付けられた32個の基準信号リソースセットを構成する。N=6であると仮定される。昇順のSSBインデックスが対応に使用される場合、前方の指示ビットはより多くのSSBに関連付けられ、後方の指示ビットはより少ないSSBに関連付けられ、firstBitに関連付けられたSSBインデックスは0から5であり、secondBitに関連付けられたSSBインデックスは6から11であり、thirdBitに関連付けられたSSBインデックスは12から15、および48であり、fourthBitに関連付けられたSSBインデックスは49から53であり、fifthBitに関連付けられたSSBインデックスは54から58であり、sixthBitに関連付けられたSSBインデックスは59から63である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0270
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0270】
基準信号可用性指示情報に含まれるビットの最大数Nは、事前定義されてもよく、またはネットワークデバイスによって構成されてもよい。これは限定されない。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0290
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0290】
場合によっては、すべてのSSBが関連する基準信号で構成されるわけではないことに留意されたい。例えば、Mの値は、SIB-Xで構成されたすべての基準信号に関連付けられたSSBの数に基づいて決定される。例えば、ネットワークデバイスは、SSB#0~SSB#15、およびSSB#48~SSB#63にそれぞれ関連付けられた32個の基準信号リソースセットを構成する。N=6であると仮定される。昇順のSSBインデックスが対応に使用される場合、前方の指示ビットはより多くのSSBに関連付けられ、後方の指示ビットはより少ないSSBに関連付けられ、firstBitに関連付けられたSSBインデックスは0から5であり、secondBitに関連付けられたSSBインデックスは6から11であり、thirdBitに関連付けられたSSBインデックスは12から15、および48であり、fourthBitに関連付けられたSSBインデックスは49から53であり、fifthBitに関連付けられたSSBインデックスは54から58であり、sixthBitに関連付けられたSSBインデックスは59から63である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0307
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0307】
例えば、第1のDCIはページングDCIである。例えば、ページングDCIでは、firstBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは0から10であり、secondBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは11から21であり、thirdBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは22から32であり、fourthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは33から43であり、fifthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは44から53であり、sixthBitに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは54から63である。SSBインデックス=0に対応するMOでは、PEIに含まれる第1の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、0から10である(言い換えれば、第1の指示ビットは、ページングDCI内のfirstBitと同じである)。SSBインデックス=22に対応するMOでは、PEIに含まれる第1の指示ビットに関連付けられた基準信号リソースセットインデックスまたはSSBインデックスは、22から32である(言い換えれば、第1の指示ビットは、ページングDCI内のthirdBitと同じである)。
【国際調査報告】