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特表2024-539349ハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法、装置及び端末機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】ハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法、装置及び端末機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20241018BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20241018BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20241018BHJP
   H04L 1/18 20230101ALI20241018BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/232
H04W72/23
H04L1/18
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525708
(86)(22)【出願日】2022-10-21
(85)【翻訳文提出日】2024-05-09
(86)【国際出願番号】 CN2022126653
(87)【国際公開番号】W WO2023078102
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202111308683.3
(32)【優先日】2021-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】王 俊偉
【テーマコード(参考)】
5K014
5K067
【Fターム(参考)】
5K014FA03
5K067AA21
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
本開示は、通信技術分野に関し、ハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法、装置及び端末機器を提供する。該方法、端末機器によって実行され、第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップであって、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含むステップと、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップとを含み、ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである。
【選択図】 図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法であって、
第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップであって、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含むステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップと、を含み、
ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである、ハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法。
【請求項2】
前記第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
スケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
前記スケジューリング状態判断方式に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップと、を含み、
ここで、前記スケジューリング状態判断方式は、
1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することと、のうちのいずれか1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記スケジューリング状態判断方式を取得するステップは、
ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
プロトコルによって取り決められたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、使用されるスケジューリング状態判断方式を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得し、又は端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、スケジューリング状態判断方式を決定する場合、前記方法は、さらに、
端末能力情報をネットワーク機器に送信するステップを含み、
ここで、前記端末能力情報には、端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断方式が含まれる
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記スケジューリング状態判断方式は、1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを含み、
ここで、前記第1種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである
請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たす場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たしていない場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを含み、
ここで、前記第1条件は、
変調符号化スキームMCS指示の値が第1プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の一部又は全部のビットの値が第2プリセット値であることと、
新規データ指示NDIの値が第3プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記スケジューリング状態判断方式は、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを含み、
ここで、前記第1PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちのいずれか1つのPDSCHであり、前記第2種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである
請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たす場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たしていない場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを含み、
ここで、前記第2条件は、
変調符号化スキームMCS指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第4プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第5プリセット値であることと、
新規データ指示NDI中の第1PDSCHに対応するビットの値が第6プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定した後、前記方法は、さらに、
第1DCIの情報フィールドにおける対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、ネットワーク機器から伝送ブロックが送信されていないと決定するステップと、
第1DCIの情報フィールドにおける第2PDSCHに対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、前記第2PDSCHに対応する第3種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップであって、前記第2PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされるいずれか1つのPDSCHであり、前記第3種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちの少なくとも1つの伝送ブロックであるステップと、のうちのいずれか1つを含む
請求項2から8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないことである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップは、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応する第1フィードバックビットの値を第7プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応する第2フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第1フィードバックビット及び前記第2フィードバックビットに基づいてHARQ-ACK情報を生成するステップと、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応するTBの第3フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するディセーブル状態にある伝送ブロックに対応する第4フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するイネーブル状態にある伝送ブロックに対応する第5フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップは、
プリセット方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートし、HARQ-ACK情報を生成するステップを含み、
ここで、前記プリセット方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、のうちのいずれか1つを含む
請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないこと、又は同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップは、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップは、
第3PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要がある場合、伝送されない伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第9プリセット値に設定するステップと、
第4PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要があり、且つ前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックがいずれも伝送されない場合、前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第10プリセット値に設定するステップと、
第5PDSCHに対応する伝送がスケジューリングされる伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行うステップと、
ディセーブル状態の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットを第11プリセット値に設定するステップと、
スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定するステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップは、
スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHに対応する第7フィードバックビットに従って、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップを含む
請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップは、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップと、
グループ化後の各グループ内の各PDSCHのデコーディング結果をそれぞれバンドリングして1つの第8フィードバックビットを得るステップと、
各グループのPDSCHに対応する第8フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップは、
XがN以下の場合、YがXに等しいと決定し、各グループは、1つのPDSCHに対応するステップと、
XがNよりも大きい場合、YがNに等しいと決定し、第1方式を採用して各グループに対応するPDSCHの個数を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記Xは、スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数であり、前記Yは、グループ数であり、前記Nは、フィードバックされるべきHARQ-ACK情報のビットの個数であり、前記X、前記Yは、いずれも1以上の整数であり、
前記第1方式は、
【数1】
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップは、
前記第1DCIによって指示される時間領域スケジューリング情報テーブル中から取得される実際的にスケジューリングされるPDSCHの個数に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップを含む
請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップは、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップと、
第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項19】
前記マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップは、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数をそれぞれ決定するステップと、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を統一的に計算するステップであって、異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数は、いずれも同じであるステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップは、
各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、各種類の伝送ブロックのデコーディング結果をそれぞれバンドリングし、各種類の伝送ブロックに対応するビットシーケンスを生成するステップと、
異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を加算し、加算後の全ての伝送ブロックの個数に基づいて、全ての伝送ブロックのデコーディング結果をバンドリングして複数のフィードバックビットを生成するステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップは、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちのいずれか1つを含む
請求項18に記載の方法。
【請求項22】
メモリ、送受信機、プロセッサを含む端末機器であって、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップであって、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含むステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられ、
ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである、端末機器。
【請求項23】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
スケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
前記スケジューリング状態判断方式に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップと、を実行するために用いられ、
ここで、前記スケジューリング状態判断方式は、
1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することと、のうちのいずれか1つを含む
請求項22に記載の端末機器。
【請求項24】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
プロトコルによって取り決められたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、使用されるスケジューリング状態判断方式を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる
請求項23に記載の端末機器。
【請求項25】
前記ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得し、又は端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、スケジューリング状態判断方式を決定する場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
送受信機を介して端末能力情報をネットワーク機器に送信するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記端末能力情報には、端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断方式が含まれる
請求項24に記載の端末機器。
【請求項26】
前記スケジューリング状態判断方式は、1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記第1種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである
請求項23に記載の端末機器。
【請求項27】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たす場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たしていない場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップ、を実行するために用いられ、
ここで、前記第1条件は、
変調符号化スキームMCS指示の値が第1プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の一部又は全部のビットの値が第2プリセット値であることと、
新規データ指示NDIの値が第3プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項26に記載の端末機器。
【請求項28】
前記スケジューリング状態判断方式は、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記第1PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちのいずれか1つのPDSCHであり、前記第2種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである
請求項23に記載の端末機器。
【請求項29】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たす場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たしていない場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップ、を実行するために用いられ、
ここで、前記第2条件は、
変調符号化スキームMCS指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第4プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第5プリセット値であることと、
新規データ指示NDI中の第1PDSCHに対応するビットの値が第6プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項28に記載の端末機器。
【請求項30】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
第1DCIの情報フィールドにおける対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、ネットワーク機器から伝送ブロックが送信されていないと決定するステップと、
第1DCIの情報フィールドにおける第2PDSCHに対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、前記第2PDSCHに対応する第3種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップであって、前記第2PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされるいずれか1つのPDSCHであり、前記第3種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちの少なくとも1つの伝送ブロックであるステップと、のうちのいずれか1つを実行するために用いられる、
請求項23から29のいずれか1項に記載の端末機器。
【請求項31】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないことである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応する第1フィードバックビットの値を第7プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応する第2フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第1フィードバックビット及び前記第2フィードバックビットに基づいてHARQ-ACK情報を生成するステップと、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応するTBの第3フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するディセーブル状態にある伝送ブロックに対応する第4フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するイネーブル状態にある伝送ブロックに対応する第5フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる
請求項22に記載の端末機器。
【請求項32】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
プリセット方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートし、HARQ-ACK情報を生成するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記プリセット方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、のうちのいずれか1つを含む
請求項31に記載の端末機器。
【請求項33】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないこと、又は同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる
請求項22に記載の端末機器。
【請求項34】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
第3PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要がある場合、伝送されない伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第9プリセット値に設定するステップと、
第4PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要があり、且つ前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックがいずれも伝送されない場合、前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第10プリセット値に設定するステップと、
第5PDSCHに対応する伝送がスケジューリングされる伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行うステップと、
ディセーブル状態の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットを第11プリセット値に設定するステップと、
スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる
請求項33に記載の端末機器。
【請求項35】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHに対応する第7フィードバックビットに従って、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップを実行するために用いられる
請求項33に記載の端末機器。
【請求項36】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップと、
グループ化後の各グループ内の各PDSCHのデコーディング結果をそれぞれバンドリングして1つの第8フィードバックビットを得るステップと、
各グループのPDSCHに対応する第8フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる
請求項22に記載の端末機器。
【請求項37】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
XがN以下の場合、YがXに等しいと決定し、各グループは、1つのPDSCHに対応するステップと、
XがNよりも大きい場合、YがNに等しいと決定し、第1方式を採用して各グループに対応するPDSCHの個数を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられ、
ここで、前記Xは、スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数であり、前記Yは、グループ数であり、前記Nは、フィードバックされるべきHARQ-ACK情報のビットの個数であり、前記X、前記Yは、いずれも1以上の整数であり、
前記第1方式は、
【数2】
請求項36に記載の端末機器。
【請求項38】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記第1DCIによって指示される時間領域スケジューリング情報テーブル中から取得される実際的にスケジューリングされるPDSCHの個数に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップを実行するために用いられる
請求項36に記載の端末機器。
【請求項39】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップと、
第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる
請求項22に記載の端末機器。
【請求項40】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数をそれぞれ決定するステップと、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を統一的に計算するステップであって、異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数は、いずれも同じであるステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる
請求項39に記載の端末機器。
【請求項41】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、各種類の伝送ブロックのデコーディング結果をそれぞれバンドリングし、各種類の伝送ブロックに対応するビットシーケンスを生成するステップと、
異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を加算し、加算後の全ての伝送ブロックの個数に基づいて、全ての伝送ブロックのデコーディング結果をバンドリングして複数のフィードバックビットを生成するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる
請求項39に記載の端末機器。
【請求項42】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちのいずれか1つを実行するために用いられる
請求項39に記載の端末機器。
【請求項43】
端末機器に適用するハイブリッド自動再送要求応答フィードバック装置であって、
第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するように構成される第1決定ユニットであって、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含む第1決定ユニットと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するように構成される生成ユニットと、を含み、
ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである、ハイブリッド自動再送要求応答フィードバック装置。
【請求項44】
前記第1決定ユニットは、
スケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
前記スケジューリング状態判断方式に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップと、を実現するために用いられ、
ここで、前記スケジューリング状態判断方式は、
1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することと、のうちのいずれか1つを含む
請求項43に記載の装置。
【請求項45】
前記スケジューリング状態判断方式を取得するステップは、
ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
プロトコルによって取り決められたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、使用されるスケジューリング状態判断方式を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項44に記載の装置。
【請求項46】
前記ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得し、又は端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、スケジューリング状態判断方式を決定する場合、前記装置は、さらに、
端末能力情報をネットワーク機器に送信するように構成される送信ユニットを含み、
ここで、前記端末能力情報には、端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断方式が含まれる
請求項45に記載の装置。
【請求項47】
前記スケジューリング状態判断方式は、1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップの実現方式は、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを含み、
ここで、前記第1種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである
請求項45に記載の装置。
【請求項48】
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップの実現方式は、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たす場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たしていない場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを含み、
ここで、前記第1条件は、
変調符号化スキームMCS指示の値が第1プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の一部又は全部のビットの値が第2プリセット値であることと、
新規データ指示NDIの値が第3プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項47に記載の装置。
【請求項49】
前記スケジューリング状態判断方式は、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップの実現方式は、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを含み、
ここで、前記第1PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちのいずれか1つのPDSCHであり、前記第2種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである
請求項44に記載の装置。
【請求項50】
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップの実現方式は、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たす場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たしていない場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを含み、
ここで、前記第2条件は、
変調符号化スキームMCS指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第4プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第5プリセット値であることと、
新規データ指示NDI中の第1PDSCHに対応するビットの値が第6プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項49に記載の装置。
【請求項51】
前記第1決定ユニットが第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定した後、前記装置は、さらに、
第1DCIの情報フィールドにおける対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、ネットワーク機器から伝送ブロックが送信されていないと決定するように構成される第2決定ユニットと、
第1DCIの情報フィールドにおける第2PDSCHに対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、前記第2PDSCHに対応する第3種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するように構成される第3決定ユニットであって、前記第2PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされるいずれか1つのPDSCHであり、前記第3種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちの少なくとも1つの伝送ブロックである第3決定ユニットと、のうちのいずれか1つを含む
請求項44から50のいずれか1項に記載の装置。
【請求項52】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないことである場合、前記生成ユニットは、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応する第1フィードバックビットの値を第7プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応する第2フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第1フィードバックビット及び前記第2フィードバックビットに基づいてHARQ-ACK情報を生成するステップと、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応するTBの第3フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するディセーブル状態にある伝送ブロックに対応する第4フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するイネーブル状態にある伝送ブロックに対応する第5フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちの少なくとも1つを実現するために用いられる
請求項43に記載の装置。
【請求項53】
前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップの実現方式は、
プリセット方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートし、HARQ-ACK情報を生成するステップを含み、
ここで、前記プリセット方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、のうちのいずれか1つを含む
請求項52に記載の装置。
【請求項54】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないこと、又は同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記生成ユニットは、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実現するために用いられる
請求項43に記載の装置。
【請求項55】
前記各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップの実現方式は、
第3PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要がある場合、伝送されない伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第9プリセット値に設定するステップと、
第4PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要があり、且つ前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックがいずれも伝送されない場合、前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第10プリセット値に設定するステップと、
第5PDSCHに対応する伝送がスケジューリングされる伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行うステップと、
ディセーブル状態の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットを第11プリセット値に設定するステップと、
スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定するステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項54に記載の装置。
【請求項56】
前記各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップの実現方式は、
スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHに対応する第7フィードバックビットに従って、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップを含む
請求項54に記載の装置。
【請求項57】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記生成ユニットは、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップと、
グループ化後の各グループ内の各PDSCHのデコーディング結果をそれぞれバンドリングして1つの第8フィードバックビットを得るステップと、
各グループのPDSCHに対応する第8フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、を実現するために用いられる
請求項43に記載の装置。
【請求項58】
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップの実現方式は、
XがN以下の場合、YがXに等しいと決定し、各グループは、1つのPDSCHに対応するステップと、
XがNよりも大きい場合、YがNに等しいと決定し、第1方式を採用して各グループに対応するPDSCHの個数を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記Xは、スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数であり、前記Yは、グループ数であり、前記Nは、フィードバックされるべきHARQ-ACK情報のビットの個数であり、前記X、前記Yは、いずれも1以上の整数であり、
前記第1方式は、
【数3】
請求項57に記載の装置。
【請求項59】
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップの実現方式は、
前記第1DCIによって指示される時間領域スケジューリング情報テーブル中から取得される実際的にスケジューリングされるPDSCHの個数に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップを含む
請求項57に記載の装置。
【請求項60】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記生成ユニットは、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップと、
第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる
請求項43に記載の装置。
【請求項61】
前記マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップの実現方式は、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数をそれぞれ決定するステップと、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を統一的に計算するステップであって、異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数は、いずれも同じであるステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項60に記載の装置。
【請求項62】
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップの実現方式は、
各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、各種類の伝送ブロックのデコーディング結果をそれぞれバンドリングし、各種類の伝送ブロックに対応するビットシーケンスを生成するステップと、
異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を加算し、加算後の全ての伝送ブロックの個数に基づいて、全ての伝送ブロックのデコーディング結果をバンドリングして複数のフィードバックビットを生成するステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項60に記載の装置。
【請求項63】
前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップの実現方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちのいずれか1つを含む
請求項60に記載の装置。
【請求項64】
コンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムは、請求項1から21のいずれか1項に記載の方法を前記プロセッサに実行させるために用いられる、プロセッサ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、2021年11月05日に中国に提出された出願番号が202111308683.3の中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全ての内容が参照によって本開示に組み込まれる。
【0002】
本開示は、通信技術分野に関し、特にハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法、装置及び端末機器に関する。
【背景技術】
【0003】
バージョン17(Release 17、R17)高周波技術では、1つの下り制御情報(Downlink Control Information、DCI)による複数の物理下り共有チャンネル(Physical downlink shared channel、PDSCH)のスケジューリングがサポートされ、2つのコードワードの伝送ブロック(transport block、TB)伝送もサポートされ、それと同時に、ハイブリッド自動再送要求応答(Hybrid Automatic Repeat Request acknowledgement、HARQ-ACK)フィードバックのオーバーヘッドを削減するために、PDSCH間のHARQ-ACKがバンドリング(bundling)の方法を採用してフィードバックすることもサポートされることが予想される。
【0004】
しかしながら、マルチPDSCHに基づく伝送及びスケジューリングの場合、HARQ-ACK情報をどのように取得するかについては、実行可能な手段がまだない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、マルチPDSCHに基づく伝送及びスケジューリングの場合に明確な技術的解決手段がまだないことで、ネットワーク通信の信頼性を保証できないという問題を解決するために、ハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法、装置及び端末機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術問題を解決するために、本開示の実施例は、端末機器によって実行されるハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法を提供し、該方法は、
第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップであって、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含むステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップと、を含み、
ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである。
【0007】
選択可能に、前記第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
スケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
前記スケジューリング状態判断方式に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップと、を含み、
ここで、前記スケジューリング状態判断方式は、
1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0008】
選択可能に、前記スケジューリング状態判断方式を取得するステップは、
ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
プロトコルによって取り決められたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、使用されるスケジューリング状態判断方式を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0009】
選択可能に、前記ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得し、又は端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、スケジューリング状態判断方式を決定する場合、前記方法は、さらに、
端末能力情報をネットワーク機器に送信するステップを含み、ここで、前記端末能力情報には、端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断方式が含まれる。
【0010】
選択可能に、前記スケジューリング状態判断方式は、1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを含み、ここで、前記第1種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである。
【0011】
選択可能に、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たす場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たしていない場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを含み、
ここで、前記第1条件は、
変調符号化スキームMCS指示の値が第1プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の一部又は全部のビットの値が第2プリセット値であることと、
新規データ指示NDIの値が第3プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0012】
選択可能に、前記スケジューリング状態判断方式は、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを含み、
ここで、前記第1PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちのいずれか1つのPDSCHであり、前記第2種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである。
【0013】
選択可能に、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たす場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たしていない場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを含み、
ここで、前記第2条件は、
変調符号化スキームMCS指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第4プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第5プリセット値であることと、
新規データ指示NDI中の第1PDSCHに対応するビットの値が第6プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
選択可能に、前記第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定した後、前記方法は、さらに、
第1DCIの情報フィールドにおける対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、ネットワーク機器から伝送ブロックが送信されていないと決定するステップと、
第1DCIの情報フィールドにおける第2PDSCHに対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、前記第2PDSCHに対応する第3種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップであって、前記第2PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされるいずれか1つのPDSCHであり、前記第3種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちの少なくとも1つの伝送ブロックであるステップと、のうちのいずれか1つを含む。
【0015】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないことである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップは、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応する第1フィードバックビットの値を第7プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応する第2フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第1フィードバックビット及び前記第2フィードバックビットに基づいてHARQ-ACK情報を生成するステップと、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応するTBの第3フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するディセーブル状態にある伝送ブロックに対応する第4フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するイネーブル状態にある伝送ブロックに対応する第5フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0016】
選択可能に、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップは、
プリセット方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートし、HARQ-ACK情報を生成するステップを含み、
ここで、前記プリセット方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、のうちのいずれか1つを含む。
【0017】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないこと、又は同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップは、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を含む。
【0018】
選択可能に、前記各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップは、
第3PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要がある場合、伝送されない伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第9プリセット値に設定するステップと、
第4PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要があり、且つ前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックがいずれも伝送されない場合、前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第10プリセット値に設定するステップと、
第5PDSCHに対応する伝送がスケジューリングされる伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行うステップと、
ディセーブル状態の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットを第11プリセット値に設定するステップと、
スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定するステップと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0019】
選択可能に、前記各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップは、
スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHに対応する第7フィードバックビットに従って、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップを含む。
【0020】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップは、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップと、
グループ化後の各グループ内の各PDSCHのデコーディング結果をそれぞれバンドリングして1つの第8フィードバックビットを得るステップと、
各グループのPDSCHに対応する第8フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、を含む。
【0021】
選択可能に、前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップは、
XがN以下の場合、YがXに等しいと決定し、各グループは、1つのPDSCHに対応するステップと、
XがNよりも大きい場合、YがNに等しいと決定し、第1方式を採用して各グループに対応するPDSCHの個数を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記Xは、スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数であり、前記Yは、グループ数であり、前記Nは、フィードバックされるべきHARQ-ACK情報のビットの個数であり、前記X、前記Yは、いずれも1以上の整数であり、
前記第1方式は、
【数1】
を表す。
【0022】
選択可能に、前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップは、
前記第1DCIによって指示される時間領域スケジューリング情報テーブル中から取得される実際的にスケジューリングされるPDSCHの個数に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップを含む。
【0023】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップは、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップと、
第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を含む。
【0024】
選択可能に、前記マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップは、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数をそれぞれ決定するステップと、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を統一的に計算するステップであって、異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数は、いずれも同じであるステップと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0025】
選択可能に、前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップは、
各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、各種類の伝送ブロックのデコーディング結果をそれぞれバンドリングし、各種類の伝送ブロックに対応するビットシーケンスを生成するステップと、
異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を加算し、加算後の全ての伝送ブロックの個数に基づいて、全ての伝送ブロックのデコーディング結果をバンドリングして複数のフィードバックビットを生成するステップと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0026】
選択可能に、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップは、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちのいずれか1つを含む。
【0027】
本開示の実施例は、さらに、メモリ、送受信機、プロセッサを含む端末機器を提供し、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップであって、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含むステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられ、
ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである。
【0028】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
スケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
前記スケジューリング状態判断方式に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップと、を実行するために用いられ、
ここで、前記スケジューリング状態判断方式は、
1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0029】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
プロトコルによって取り決められたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、使用されるスケジューリング状態判断方式を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0030】
選択可能に、前記ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得し、又は端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、スケジューリング状態判断方式を決定する場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
送受信機を介して端末能力情報をネットワーク機器に送信するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記端末能力情報には、端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断方式が含まれる。
【0031】
選択可能に、前記スケジューリング状態判断方式は、1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記第1種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである。
【0032】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たす場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たしていない場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記第1条件は、
変調符号化スキームMCS指示の値が第1プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の一部又は全部のビットの値が第2プリセット値であることと、
新規データ指示NDIの値が第3プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0033】
選択可能に、前記スケジューリング状態判断方式は、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記第1PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちのいずれか1つのPDSCHであり、前記第2種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである。
【0034】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たす場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たしていない場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記第2条件は、
変調符号化スキームMCS指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第4プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第5プリセット値であることと、
新規データ指示NDI中の第1PDSCHに対応するビットの値が第6プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0035】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
第1DCIの情報フィールドにおける対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、ネットワーク機器から伝送ブロックが送信されていないと決定するステップと、
第1DCIの情報フィールドにおける第2PDSCHに対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、前記第2PDSCHに対応する第3種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップであって、前記第2PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされるいずれか1つのPDSCHであり、前記第3種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちの少なくとも1つの伝送ブロックであるステップと、のうちのいずれか1つを実行するために用いられる。
【0036】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないことである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応する第1フィードバックビットの値を第7プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応する第2フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第1フィードバックビット及び前記第2フィードバックビットに基づいてHARQ-ACK情報を生成するステップと、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応するTBの第3フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するディセーブル状態にある伝送ブロックに対応する第4フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するイネーブル状態にある伝送ブロックに対応する第5フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0037】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
プリセット方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートし、HARQ-ACK情報を生成するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記プリセット方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、のうちのいずれか1つを含む。
【0038】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないこと、又は同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる。
【0039】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
第3PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要がある場合、伝送されない伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第9プリセット値に設定するステップと、
第4PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要があり、且つ前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックがいずれも伝送されない場合、前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第10プリセット値に設定するステップと、
第5PDSCHに対応する伝送がスケジューリングされる伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行うステップと、
ディセーブル状態の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットを第11プリセット値に設定するステップと、
スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0040】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHに対応する第7フィードバックビットに従って、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップを実行するために用いられる。
【0041】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップと、
グループ化後の各グループ内の各PDSCHのデコーディング結果をそれぞれバンドリングして1つの第8フィードバックビットを得るステップと、
各グループのPDSCHに対応する第8フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる。
【0042】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
XがN以下の場合、YがXに等しいと決定し、各グループは、1つのPDSCHに対応するステップと、
XがNよりも大きい場合、YがNに等しいと決定し、第1方式を採用して各グループに対応するPDSCHの個数を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられ、
ここで、前記Xは、スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数であり、前記Yは、グループ数であり、前記Nは、フィードバックされるべきHARQ-ACK情報のビットの個数であり、前記X、前記Yは、いずれも1以上の整数であり、
前記第1方式は、
【数2】
を表す。
【0043】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記第1DCIによって指示される時間領域スケジューリング情報テーブル中から取得される実際的にスケジューリングされるPDSCHの個数に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップを実行するために用いられる。
【0044】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップと、
第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる。
【0045】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数をそれぞれ決定するステップと、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を統一的に計算するステップであって、異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数は、いずれも同じであるステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0046】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、各種類の伝送ブロックのデコーディング結果をそれぞれバンドリングし、各種類の伝送ブロックに対応するビットシーケンスを生成するステップと、
異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を加算し、加算後の全ての伝送ブロックの個数に基づいて、全ての伝送ブロックのデコーディング結果をバンドリングして複数のフィードバックビットを生成するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0047】
選択可能に、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちのいずれか1つを実行するために用いられる。
【0048】
本開示の実施例は、さらに、端末機器に適用するハイブリッド自動再送要求応答フィードバック装置を提供し、該装置は、
第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するように構成される第1決定ユニットであって、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含む第1決定ユニットと、
第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するように構成される生成ユニットと、を含み、
ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである。
【0049】
本開示の実施例は、さらに、コンピュータプログラムが記憶されているプロセッサ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムは、上記方法を前記プロセッサに実行させるために用いられる。
【発明の効果】
【0050】
本開示の有益な効果は、以下のとおりである。
上記方法によれば、まずDCIによってスケジューリングされるPDSCHの伝送ブロックのスケジューリング状態を決定し、続いて伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、HARQ-ACK情報を取得することにより、マルチPDSCHに基づく伝送及びスケジューリングの場合でのHARQ-ACK情報の取得手段を完善し、ネットワーク通信の信頼性を保証することができる。
【0051】
本開示の実施例又は関連技術における技術的解決手段をより明確に説明するために、以下は実施例又は関連技術の説明に必要な図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の説明における図面は本開示のいくつかの実施例だけであり、当業者にとって、創造的な労働をしない前提で、さらにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0052】
図1】本開示の実施例に適用したネットワークシステムの構造図である。
図2】本開示の実施例のハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法のフロー概略図である。
図3】各PDSCHに対応する各TBのフィードバックビットの概略図である。
図4】PDSCHのグループ化バンドリングの概略図である。
図5】各PDSCHに対応するTBのスケジューリング状態の概略図である。
図6】各TBのスケジューリング状態及びTBのグループ化バンドリングの概略図である。
図7】本開示の実施例のハイブリッド自動再送要求応答フィードバック装置のユニットの概略図である。
図8】本開示の実施例の端末機器の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0053】
以下は、本開示の実施例における図面を参照しながら本開示の実施例における技術的解決手段を明瞭で完全に説明し、明らかに、説明された実施例は本開示の一部の実施例だけであり、全ての実施例ではない。本開示の実施例に基づき、当業者が創造的な労働をしない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0054】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は前後順を記述するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために使用される。このように使用される用語は、本明細書に記載される本開示の実施例が、例えば、本明細書に図示又は記載されるもの以外の順序でも実施されるように、適切の場合に交換されることが理解されるべきである。また、「含む」と「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的なものをカバーすることを意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されるものではなく、明確に列挙されていないもの又はそれらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0055】
本開示の実施例における用語「及び/又は」は、関連オブジェクトの関連関係を説明し、3種類の関係が存在することを示し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する場合、AとBが同時に存在する場合、Bが単独で存在する場合の3つの場合を示すことができる。符号「/」は、一般に、前後の関連オブジェクトが「又は」の関係を示す。本開示の実施例における用語「複数」は、2つ又は2つ以上を指し、他の量詞はそれと類似する。
【0056】
本開示の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証又は説明を挙げることを表すために使用される。本開示の実施例における「例示的」又は「例えば」として説明されるいかなる実施例又は設計手段は、他の実施例又は設計手段よりも好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。具体的には、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連する概念を具体的に提示することを意図している。
【0057】
以下、図面を参照しながら本開示の実施例を説明する。本開示の実施例に係るハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法、装置及び端末機器は、無線通信システムに適用され得る。該無線通信システムは、第5世代(5th Generation、5G)移動通信技術を採用したシステム(以下、すべて5Gシステムと略称する)であってもよく、5G NRシステムは単なる例であり、制限ではないことを上述した当業者を理解される。
【0058】
図1は、本開示の実施例が適用され得るネットワークシステムの構造図であり、図1に示すように、ユーザ端末11と基地局12を含み、ここで、ユーザ端末11は、ユーザ機器(User Equipment、UE)であってもよく、例えば、携帯電話、タブレット(Tablet Personal Computer)、ラップトップ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDAと略称する)、移動インターネット装置(Mobile Internet Device、MID)又はウェアラブル型機器(Wearable Device)などの端末側機器が挙げられる。なお、本開示の実施例では、ユーザ端末11の具体的なタイプを限定しない。上記基地局12は、第5世代移動通信(5th-Generation、5G)及び以降のバージョンの基地局(例えば、gNB、5G NR NB)、又は他の通信システムにおける基地局であってもよく、又はノードBと呼ばれる。なお、本開示の実施例では、5G基地局のみを例としているが、基地局12の具体的なタイプを限定しない。
【0059】
まず、本開示の実施例に関連するいくつかの概念を次のように説明する。
【0060】
一)単物理下り共有チャンネル(Physical downlink shared channel、PDSCH)スケジューリングに基づくハイブリッド自動再送要求応答(Hybrid Automatic Repeat Request acknowledgement、HARQ-ACK)動的コードブック(タイプ2(type-2))メカニズム
【0061】
関連技術における5Gシステムでは、動的HARQ-ACKコードブックの生成メカニズムがサポートされており、その原理は、スケジューリングシグナリング下り制御情報(Downlink Control Information、DCI)を送信する際に、下り割り当てインデックス(DownLink Assignment Index、DAI)指示を追加し、端末側は、DAIカウントに基づいて基地局が実際的に送信するDCIとPDSCHの数を計算することにより、HARQ-ACKコードブックに含まれるフィードバックされるべきPDSCHの数を決定する。
【0062】
以下、シングルキャリアのシーンの下で(カウント下り割り当てインデックス(Counter DAI、C-DAI)のみがある)過程を次のように説明する。
【0063】
基地局は、PDSCHをスケジューリングするそれぞれがDCI-1からDCI-9である9個のDCIを送信していると仮定する。DAIカウントのビット幅は、2ビットであり、即ち最大のカウント範囲は、T=4である。jは、端末側がDAIの数値サイクルを計算するための回数である(現在のDCIにおけるDAIが前のDCIにおけるDAI以下である状況が現れる場合、jに1を加算する)。
【0064】
現在のDAIカウントメカニズムにより、端末は、基地局が送信するDCIの個数を計算することができ、計算方法は、以下のとおりである。
【0065】
【数3】
【0066】
ここで、
【数4】
は、最後1つのDCIのDAI数値(DCI-9では、DAI=1)、即ちスケジューリングDCIの個数は、1+4*2=9である。端末は、スケジューリングDCIの個数に基づいて、HARQ-ACKフィードバック用の伝送ブロックの個数、及び対応するHARQコードブックビット数OACKをさらに計算する。
【0067】
基地局は、マルチキャストがサポートされたコードブックフィードバックを、スケジューリングする場合、端末によって物理アップリンク制御チャンネル(Physical uplink control channel、PUCCH)上でフィードバックされるHARQ-ACKコードブックビット数OACKは、ユニキャストのHARQサブコードブックとマルチキャストHARQサブコードブックとのビット数の和に等しい。例えば、
【数5】
ここで、OACK(unicast)は、ユニキャスト計算のHARQ-ACKサブコードブックの長さであり、OACK(G-RNIT(i))は、G-RNTI(i)に対応するサブコードブックの長さであり、Nは、基地局によって設定される該PUCCH上でフィードバックされるHARQ-ACKコードブックの長さである。
【0068】
二)シングルPDSCHスケジューリングに基づくマルチコードワード(code word)伝送
【0069】
物理層データがデータをスケジューリングする際に、1つのPDSCHは、1つのコードワード(シングルコードワード)又は2つのコードワード(ダブルコードワード)に対応することができる。以下、簡単な説明を行う。
【0070】
シングルコードワード:1つのPDSCHに対して、1つのコードワード伝送(シングルコードワードとも呼ばれる)の場合、1つのPDSCHは、1つの伝送ブロック(transport block、TB)を伝送し(個別に巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check、CRC)を行い、HARQ-ACKをフィードバックする必要がある)、つまり、HARQ-ACKをフィードバックする際に、1つのHARQ-ACK情報を生成し、該TBは、TB1(即ち一番目のTB(first TB))として記述することができる。
【0071】
ダブルコードワード:1つのPDSCHに対して、2つのコードワード伝送(ダブルコードワードとも呼ばれる)の場合、1つのPDSCHは、2つの伝送ブロックTBを伝送し(それぞれ個別にCRC検査を行い、HARQ-ACKをフィードバックする必要がある)、つまりHARQ-ACKをフィードバックする際に、2つのHARQ-ACK情報を生成し、一番目のコードワードで伝送されるTBは、first TB(TB1)と略称し、二番目のコードワードで伝送されるTBは、TB2(即ちsecond TB)と略称する。
【0072】
シングルコードワード/マルチコードワードの指示:
標準では、PDSCHを設定する際に、パラメータの「最大コードワード数」(即ちmaxNrofCodeWordsScheduledByDCI)を介してPDSCHのスケジューリングを指示する場合、最大のコードワードがサポートされる。maxNrofCodeWordsScheduledByDCI=2の場合、2つのコードワードのスケジューリングがサポートされることを表し、maxNrofCodeWordsScheduledByDCI=1又は設定されていない場合、1つのコードワードのスケジューリングのみがサポートされることを表す。
【0073】
なお、基地局がmaxNrofCodeWordsScheduledByDCI=2と設定した場合、実際のスケジューリング過程では、1つのPDSCHは1つの伝送ブロックを伝送する可能性があり、2つの伝送ブロックを伝送する可能性もあり、具体的にはスケジューリングシグナリングDCI中から指示される(例えば、変調フォーマットMCS=26、冗長バージョン指示RV=1の場合、対応するTBが伝送されないことを表し、ディセーブルとも呼ばれる)同時に、標準から、基地局が1つのTBの指示に対してMCS=26/RV=1を用いてTBの非伝送をサポートすることしかできないことが定義されている。
【0074】
2つのTBによるHARQ-ACKフィードバックのバンドリング(bundling)メカニズム:
1つのPDSCHが2つのコードワードの伝送をサポートした場合、2つのHARQ-肯定確認(Acknowledgement、ACK)情報をフィードバックする必要があり、HARQ-ACKの情報量を低減させるためにbundlingメカニズムが標準に導入され、つまり、2つのフィードバックされるHARQ-ACK情報をビットアンド操作を行って1つのフィードバック情報を生成する。例えば、
HARQ-ACK(TB1)=NACK(=0)、HARQ-ACK(TB2)=ACK(=1)の場合、bundling後の情報は、「0」ビットアンド「1」=0であり、
HARQ-ACK(TB1)=ACK(=1)、HARQ-ACK(TB2)=ACK(=1)の場合、bundling後の情報は、「1」ビットアンド「1」=1である。
【0075】
Bundlingメカニズムは、フィードバックビットのオーバーヘッドの低減をもたらすことができるが、その欠点で基地局が無効な再送を行うことを引き起こし、これは、1つのTBのデコーディングに誤りが発生する(否定確認(Negative Acknowledgement、NACK)がフィードバックされる)と、端末は、NACKをフィードバックすることで、基地局が2つのTBのいずれに対しても、再送する可能性がある。
【0076】
なお、端末が採用bundling方法を採用して2TBのHARQ-ACK情報をフィードバックするかどうかは、基地局の設定指示に依存し、例えば、基地局が「harq-ACK-SpatialBundlingPUCCH」を設定した場合、HARQ-ACKをフィードバックする際に2つのTBのHARQ-ACK情報をbundling操作を行う必要があることを指示する。そうでない場合、個別にフィードバックし、bundling操作を行わない。
【0077】
関連標準では、シングルPDSCHに対するスケジューリングシーンのみが存在し、伝送コードワードイネーブル/ディセーブルの判断及びコードワード間のbundling方式のHARQ-ACKフィードバック方式に関しては、対応する技術的解決手段をマルチPDSCH伝送に直接適用することができない。
【0078】
本開示の実施例は、マルチPDSCHに基づく伝送及びスケジューリングの場合に明確な技術的解決手段がまだないことで、ネットワーク通信の信頼性を保証できないという問題を解決するために、ハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法、装置及び端末機器を提供する。
【0079】
ここで、方法と装置は、同一の出願構想に基づいており、方法と装置の問題解決の原理は似ているため、装置と方法の実施は、互いに参照することができ、重複の説明を省略する。
【0080】
図2に示すように、本開示の実施例は、端末機器によって実行されるハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法を提供し、該方法は、ステップS201~202を含む。
【0081】
ステップS201では、第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定し、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含む。
【0082】
なお、本開示の実施例でいう複数とは、2つ以上を指し、第1DCIは、ネットワーク機器が送信するいずれのDCIであり、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロック(又は一連の伝送ブロック、1グループの伝送ブロックとも呼ばれる)は、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである。各PDSCHに対応するTBがいずれも1つのTB識別子を有し、例えば、第1DCIが2種類の伝送ブロックをスケジューリングする場合、各PDSCHに対応して、識別子がfirst-TBとされた1つのTB(TB1としてもよい)及び識別子がsecond-TBとされた1つのTB(TB2としてもよい)が存在し、異なるPDSCHに対応する識別子がfirst-TBとされた全てのTBは、1種類のTBとみなされ、該種類の伝送ブロック下に含まれる伝送ブロックの数は、2つであり(つまり、DCIが何個のPDSCHをスケジューリングすると、1種類の伝送ブロックには、何個の伝送ブロックが含まれることになる)、異なるPDSCHに対応する識別子がsecond-TBとされた全てのTBは、もう1種類のTBとみなされ、該種類の伝送ブロック下に含まれる伝送ブロックの数は、2つである(つまり、DCIが何個のPDSCHをスケジューリングすると、1種類の伝送ブロックには、何個の伝送ブロックが含まれることになる)。
【0083】
ステップS202では、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成する。
【0084】
以下、以上2つのステップのそれぞれの具体的な実現について、次のように詳しく説明する。
【0085】
選択可能に、ステップS201の具体な実現過程は、ステップS2011~ステップS2012を含む。
【0086】
ステップS2011では、スケジューリング状態判断方式を取得する。
【0087】
具体的には、前記スケジューリング状態判断方式は、A11~A12のうちのいずれか1つを含む。
【0088】
A11)1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定する。
【0089】
A12)前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断する。
【0090】
選択可能に、ステップS2011の具体的な実現は、B11~B13のうちのいずれか1つを含む。
【0091】
B11)ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得する。
【0092】
つまり、この場合、スケジューリング状態判断方式は、ネットワーク機器によって端末機器に指示されたものである。選択可能に、この場合、端末機器は、さらに、端末能力情報をネットワーク機器に送信することができ、前記端末能力情報には、端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断方式が含まれる。ここでは、通常、この方式は、端末機器が複数種類のスケジューリング状態判断方式をサポートした状況に適用され、ネットワーク機器は、端末機器が報告した端末能力情報に従って、複数種類のスケジューリング状態判断方式の中から1つのを選択して端末機器に指示することができる。
【0093】
B12)プロトコルによって取り決められたスケジューリング状態判断方式を取得する。
【0094】
つまり、この場合、スケジューリング状態判断方式は、プロトコルによって取り決められたものであり、端末機器とネットワーク機器の両方によって知られており、両者のインタラクションを行う必要はない。
【0095】
B13)端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、使用されるスケジューリング状態判断方式を決定する。
【0096】
なお、この状況は、端末機器は、どのスケジューリング状態判断方式を使用するかを自分で決定し、例えば、端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力は、A11とA12をサポートすることであり、この場合、端末機器は、A11を使用するかA12を使用するかを自分で決定し、又は、端末機器によってサポートされるスケジューリング判断方式能力は、A11をサポートし、又はA12をサポートすることであり、この場合、端末機器は、スケジューリング判断方式能力によってサポートされる方式を使用すると直接決定する。
【0097】
ここでは、この状況は、端末機器が自分で決定する判断方式であるため、端末機器によって使用されるスケジューリング状態判断方式をネットワーク機器に知らせるために、端末機器は、端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断方式が含まれる端末能力情報をネットワーク機器に送信するべきである。
【0098】
ステップS2012では、前記スケジューリング状態判断方式に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定する。
【0099】
具体的には、前記スケジューリング状態判断方式がA11の場合、該ステップが採用可能な具体的な実現方式は、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップであり、ここで、前記第1種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである。
【0100】
なお、この状況は、1種類の伝送ブロックのフィールド情報に基づいて複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する該種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を直接判断し、選択可能に、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップの実現方式は、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たす場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たしていない場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップであり、ここで、前記第1条件は、以下のC11~C13のうちの少なくとも1つを含む。
【0101】
C11)変調符号化スキーム(MCS)指示の値が第1プリセット値である。
【0102】
選択可能に、該第1プリセット値は、26であり得る。
【0103】
C12)冗長バージョン(RV)指示における一部又は全部のビットの値が第2プリセット値である。
【0104】
なお、全部のビットの値を採用する場合、端末機器は、RV指示中のスケジューリングされているPDSCHに対応するビット及びスケジューリングされていないPDSCHに対応するビットを一緒に判断し、一部のビットの値を採用する場合、端末機器は、RV指示中のスケジューリングされているPDSCHに対応するビットのみを判断する。
【0105】
選択可能に、該第2プリセット値は、1であってもよく、即ち、RV指示中の一部又は全部のビットの値は、いずれも1である。
【0106】
C13)新規データ指示(NDI)の値が第3プリセット値である。
【0107】
ここでは、上記の第1プリセット値、第2プリセット値及び第3プリセット値は、プロトコルによる取り決め、ネットワーク機器による指示、事前設定などの方式で設定され得る。
【0108】
以下、第1条件がC11とC12を含むことを例にして、具体的な使用方式を次のように説明する。
【0109】
ネットワーク機器(例えば、基地局)が2つのコードワード伝送をサポートすることを指示する場合(例えばmaxNrofCodeWordsScheduledByDCI=2)、DCIの情報に基づいてTB1及び/又はTB2のスケジューリング状態を決定する。端末機器がA11に基づいてTB1及び/又はTB2のスケジューリング状態を決定することをサポートすると仮定する場合、具体的な実現方式は、対応するTBに対応するMCSは、第1プリセット値であり(例えばMCS=26)、対応するTBに対応する全てのRVフィールドは、第2プリセット値である(例えばRV=1)。
【0110】
マルチPDSCHの設定では、1つのDCIによって最大スケジューリングされるPDSCHの個数がNであると仮定する(Nは8、4又は他の数値である)。NDIとRVについては、各PDSCHがそれぞれ1ビットを用いて指示する。
【0111】
スケジューリングDCIの情報フィールドでは、マルチコードワード伝送がサポートされることを設定した場合(maxNrofCodeWordsScheduledByDCI=2)、TB1とTB2のそれぞれに対応する情報は、表1のとおりである。
【0112】
【表1】
【0113】
表1では、予め設定されたMCS=26と仮定し、全てのRV=1は、対応するTBがディセーブル状態であることを表し、即ち、基地局は対応するTBを送信していない。
【0114】
DCIによるスケジューリングにおいて、実際的にスケジューリングされているPDSCHの個数がN未満の場合、通常の方法は、対応するスケジューリングされていないPDSCHのRV指示は、0に設定され又はランダムにある数値に設定される。RVとMCSとの組み合わせを用いてTBのディセーブルを指示する場合、スケジューリングされていないPDSCHのRVも特定の数値(例えば1である)として指示されることが要求され得る。このように、基地局のスケジューリングパラメータの柔軟性を向上させることができる。基地局が1つのDCIを用いて4つのPDSCHをスケジューリングしており(最大8であると設定する)、以下の状況、即ち、
TB1では、MCS=26、RV[8]={1,1,1,1,0,0,0,0}、
TB2では、MCS=26、RV[8]={1,1,1,1,1,1,1,1}と仮定した場合、UE側は、TB1がイネーブル状態であると見なし、つまり基地局はTB1を伝送し(一部のRVのみが1であるから)、UE側は、TB2がディセーブル状態であると見なし、つまり基地局はTB2を伝送しない(全てのRVが1であるから)。ここでは、もちろん、UEが、スケジューリングされているPDSCHに対応するRV数値のみを判断することをプロトコルによって規定してもよい。
【0115】
なお、上記C11~C13は、任意の組み合わせ方式を採用することができ、且つプリセット値の値は単なる例として、本開示の保護範囲に制限を構成するものではない。
【0116】
具体的には、前記スケジューリング状態判断方式がA12の場合、ステップS2011が採用可能な具体的な実現方式は、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップであり、
ここで、前記第1PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちのいずれか1つのPDSCHであり、前記第2種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである。
【0117】
なお、この状況は、各PDSCHの伝送ブロックについてスケジューリング状態の決定をそれぞれ行うものであり、選択可能に、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップの実現方式は、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たす場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たしていない場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップであり、
ここで、前記第2条件は、C21~C23のうちの少なくとも1つを含む。
【0118】
C21)MCS指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第4プリセット値である。
【0119】
選択可能に、該第4プリセット値は、26であり得る。
【0120】
C22)RV指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第5プリセット値である。
【0121】
選択可能に、該第5プリセット値は、1であり得る。
【0122】
C23)NDI中の第1PDSCHに対応するビットの値が第6プリセット値である。
【0123】
ここでは、上記の第4プリセット値、第5プリセット値及び第6プリセット値は、プロトコルによる取り決め、ネットワーク機器による指示、事前設定などの方式で設定され得る。
【0124】
以下、第1条件がC21とC22を含むことを例にして、具体的な使用方式を次のように説明する。
【0125】
ネットワーク機器(例えば、基地局)が2つのコードワード伝送をサポートすることを指示する場合(例えばmaxNrofCodeWordsScheduledByDCI=2)、DCIの情報に基づいてTB1及び/又はTB2のスケジューリング状態を決定する。端末機器がA12に基づいてTB1及び/又はTB2のスケジューリング状態を決定することをサポートすると仮定する場合、具体的な実現方式は、対応するTBに対応するMCSは、第4プリセット値であり(例えばMCS=26)、対応するTBに対応する全てのRVフィールドは、第5プリセット値である(例えばRV=1)。
【0126】
マルチPDSCHの設定では、1つのDCIによって最大スケジューリングされるPDSCHの個数がmax_PDSCHであると仮定する(8、4又は他の数値である)。NDIとRVについては、各PDSCHがそれぞれ1ビットを用いて指示する。
【0127】
スケジューリングDCIの情報フィールドでは、マルチコードワード伝送がサポートされることを設定した場合(maxNrofCodeWordsScheduledByDCI=2)、TB1とTB2のそれぞれに対応する情報は、表2のとおりである。
【0128】
【表2】
【0129】
表2では、予め設定されたMCS=26と仮定し、PDSCHに対応するRV=1は、PDSCHのTBディセーブルに対応し、つまり、基地局は、対応するTBを送信していない。
【0130】
基地局が1つのDCIを用いて8個のPDSCHをスケジューリングしており(最大8であると設定する)、DCIスケジューリング情報は、表3のとおりである。
【0131】
【表3】
【0132】
表3では、スケジューリングされる2つのTBのMCSは、いずれも26である。
【0133】
RV-1は、PDSCH1のRVを表し、ここで、TB1のRV=0、TB2のRV=1の場合、TB1がイネーブル状態、TB2がディセーブル状態であると表す。
【0134】
RV-2は、PDSCH2のRVを表し、ここで、TB1のRV=1、TB2のRV1=0の場合、TB1がディセーブル状態、TB1がイネーブル状態であることを表す。
【0135】
RV-3は、PDSCH3のRVを表し、ここで、TB1のRV=1、TB2のRV1=1の場合、TB1がディセーブル状態、TB1がディセーブル状態であることを表す。
【0136】
他のPDSCHは、このように類推されるが、その説明を省略する。
【0137】
なお、上記C21~C23は、任意の組み合わせ方式を採用することができ、且つプリセット値の値は単なる例として、本開示の保護範囲に制限を構成するものではない。
【0138】
さらに、選択可能に、上記のA11又はA12の方式を介して全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると判断した場合、端末機器は、ネットワーク機器が伝送ブロックを送信していないと決定し、例えば、TB1とTB2の判断条件がすべてディセーブルを満たす場合、端末は、基地局がいかなるTBを送信していないと判断する。
【0139】
選択可能に、上記のA11又はA12の方式を介して第2PDSCH(即ち前記第1DCIによってスケジューリングされるいずれか1つのPDSCH)の全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると判断した場合、端末機器は、前記第2PDSCHに対応する第3種類のターゲット伝送ブロック(前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちの少なくとも1つの伝送ブロックである)のスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定する。例えば、ある特定のPDSCHについて、TB1とTB2の判断条件がすべてディセーブルを満たす場合、1つのTBのみがディセーブルである(例えばTB2ディセーブル、TB1伝送)ことをデフォルトにすることをプロトコルによって取り決めてもよい。
【0140】
なお、TBのスケジューリング状態を判断することにより、伝送されるTBの個数を決定することができ、さらにHARQ-ACK情報の生成を円滑に行うことが保証され得る。
【0141】
以下、ステップS202の具体的な実現方式を次のように説明する。
【0142】
まず、本開示の実施例に係るPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報は、以下のD11~D14のいくつかの状況を含むことができる。
【0143】
D11)同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがない。
【0144】
D12)同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがない。
【0145】
なお、この状況は、マルチコードワード伝送として設定されている状況のみに適用可能である。
【0146】
D13)同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがある。
【0147】
D14)同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがある。
【0148】
なお、この状況は、マルチコードワード伝送として設定されている状況のみに適用可能である。
【0149】
さらに、基地局が1つのDCIで最大max_PDSCH個のPDSCHをスケジューリングするように設定していると仮定する。基地局によって設定されるマルチコードワード伝送をダブルコードワードにする例として、スケジューリングされるPDSCHの個数を用いたbundling平均の方式は、以下の状況一から状況三のいくつかの状況に分けられる。
【0150】
状況一)基地局がシングルコードワード伝送を設定している場合、マルチPDSCH間でbundlingされたHARQ-ACKビットはNとなる。
【0151】
状況二)基地局がシングルコードワード伝送を設定しており、且つ2つのTB間にbundlingがない場合、マルチPDSCH間でbundlingされたHARQ-ACKビットは2Nとなる。
【0152】
状況三)基地局がシングルコードワード伝送を設定しており、且つ2つのTB間にbundlingがある場合、マルチPDSCH間でbundlingされたHARQ-ACKビットはNとなる。
【0153】
なお、この状況は、同一のPDSCHの2つのTBのHARQ-ACKに対して「ビットアンド」操作を行い、続いてシングルコードワードに従う伝送を行う方式であり、マルチPDSCH間のbundlingを発生した後のHARQ-ACKビットはNとなる。
【0154】
以下、異なる設定状況の観点からそれぞれステップS202の実現方式を次のように詳細に説明する。
【0155】
一)PDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報がD11の状況
【0156】
この状況では、ステップS202の実現方式は、E11~E12のうちの少なくとも1つを含む。
【0157】
E11)シングルコードワード伝送(maxNrofCodeWordsScheduledByDCI=1)として設定されている状況又はコードワード伝送が設定されていない状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応する第1フィードバックビットの値を第7プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応する第2フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第1フィードバックビット及び前記第2フィードバックビットに基づいてHARQ-ACK情報を生成する。
【0158】
なお、該第7プリセット値は、否定確認(NACK)であってもよいし、確認(ACK)であってもよい。各PDSCHに対応する第1フィードバックビットは、いずれも、1ビットを含む。例えば、スケジューリングされていないPDSCHについて、NACKとして充填され、スケジューリングされているPDSCHついて、実際のデコーディング結果に従ってACK/NACKがフィードバックされる。選択可能に、スケジューリングされていないPDSCHについて、対応するHARQ-ACK情報中のビットもACKとして充填することができ、このように、基地局は、DCIを検出漏れした場合か、該DCIによってスケジューリングされているPDSCHのデコーディングがすべて間違っている場合かを区別することができ、基地局によるスケジューリング再送に有利である。
【0159】
E12)マルチコードワード伝送として設定されている状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応するTBの第3フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するディセーブル状態にある伝送ブロックに対応する第4フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するイネーブル状態にある伝送ブロックに対応する第5フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成する。
【0160】
なお、各伝送ブロックに対応するフィードバックビットは、1ビットを含む。具体的には、該第8プリセット値は、NACKであってもよいし、ACKであってもよい(このように、基地局は、DCIを検出漏れした場合か、該DCIによってスケジューリングされているPDSCHに対応する伝送ブロックデコーディングがすべて間違っている場合かを区別することができ、基地局によるスケジューリング再送に有利である)。
【0161】
さらに、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップは、
プリセット方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートし、HARQ-ACK情報を生成するステップを含み、
ここで、前記プリセット方式は、E121~E122のうちのいずれか1つを含む。
【0162】
E121)まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートする。
【0163】
E122)まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートする。
【0164】
例えば、DCIで4つのPDSCH、2つのTBをスケジューリングする状況を例にして、各PDSCHに対応する各TBのフィードバックビットは、図3に示すものであり、b(0,0)は、PDSCH-1のTB1のデコーディング結果を表し、E121に従ったHARQ-ACK情報中のフィードバックビットは、b(0,0)、b(1,0)、b(0,1)、b(1,1)、b(0,2)、b(1,2)、b(0,3)、b(1,3)のように配列され、E122に従ったHARQ-ACK情報中のフィードバックビットは、b(0,0)、b(0,1)、b(0,2)、b(0,3)、b(1,0)、b(1,1)、b(1,2)、b(1,3)ように配列される。
【0165】
二)PDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報がD12の状況
【0166】
この状況では、ステップS202の実現方式は、ステップS2021からステップS2023を含む。
【0167】
ステップS2021では、マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定する。
【0168】
選択可能に、この状況の具体的な実現方式は、F11~F14のうちの少なくとも1つを含む。
【0169】
F11)第3PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要がある場合、伝送されない伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第9プリセット値に設定する。
【0170】
なお、該第9プリセット値は、ACKであり得る。
【0171】
F12)第4PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要があり、且つ前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックがいずれも伝送されない場合、前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第10プリセット値に設定する。
【0172】
なお、該第10プリセット値は、ACKであってもよいし、NACKであってもよい。つまり、1つ特定のPDSCHについて、少なくとも1つのTBの伝送が必要な場合、これに対応して伝送されないTBに対応するHARQ-ACKは、ACK(例えば1)として充填され、2つのTBがいずれも送信されない場合、TBに対応するHARQ-ACKは、ACK又はNACKとして充填され得る。
【0173】
F13)第5PDSCHに対応する伝送がスケジューリングされる伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行う。
【0174】
なお、この状況は、伝送がスケジューリングされているTBを実際のデコーディング結果に従ってACK又はNACKをフィードバックする。
【0175】
F14)スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定する。
【0176】
なお、前記第12プリセット値は、ACKであってもよいし、NACKであってもよい。つまり、スケジューリングされていないPDSCH又は無効的にスケジューリングされているPDSCHについて、NACK(例えば0)又はACKとして設定されることをプロトコルで決定する。
【0177】
ステップS2022では、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定する。
【0178】
なお、この状況では、各PDSCHに対応する全ての種類の伝送ブロックの第6フィードバックビットをアンド操作を行って各PDSCHに対応する第7フィードバックビットを得て、該第7フィードバックビットは、1つのビットを含む。
【0179】
ステップS2023では、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成する。
【0180】
選択可能に、この状況では、スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHに対応する第7フィードバックビットに従って、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成する。つまり、この場合、全てのPDSCH又は有効なPDSCHがフィードバックされる。
【0181】
例えば、この状況では、図3で得られたHARQ-ACK情報中のフィードバックビットは、b(0,0)&b(1,0)、b(0,1)&b(1,1)、b(0,2)&b(1,2)、b(0,3)&b(1,3)のように配列される(&はビットアンドを表す)。
【0182】
三)PDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報がD13の状況
【0183】
なお、シングルコードワードとマルチコードワードとの具体的な実現方式が異なるため、以下、異なるコードワードの場合にそれぞれステップS202の具体的な実現を次のように詳細に説明する。
【0184】
状況一)シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について
【0185】
なお、この状況では、ステップS202の実現方式は、ステップS2024からステップS2027を含む。
【0186】
ステップS2024では、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定する。
【0187】
選択可能に、前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップの実現方式は、
前記第1DCIによって指示される時間領域スケジューリング情報テーブル中から取得される実際的にスケジューリングされるPDSCHの個数に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップである。
【0188】
ステップS2025では、前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化する。
【0189】
選択可能に、本開示の実施例におけるグループ化の実現方式は、H21~H22のうちの少なくとも1つを含む。
【0190】
H21)XがN以下の場合、YがXに等しいと決定し、各グループは、1つのPDSCHに対応する。
【0191】
なお、Xは、スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数であり、Yは、グループ数であり、Nは、フィードバックされるべきHARQ-ACK情報のビットの個数であり、X、Yはいずれも1以上の整数である。
【0192】
つまり、各グループは、1つのPDSCHを含み(即ち各HARQ-ACK情報において1つのPDSCHのデコーディング結果に対応し、bundlingを行わないことに相当する)、HARQ-ACK情報中の残りのN-Y個のビットは、ACK又はNACKが充填される(スケジューリングされていないPDSCHのフィードバックビットはACKが充填され、このように、基地局は、端末がDCIを検出漏れした場合か、全てのPDSCHのデコーディングが間違っている場合かを認識するのに有利となり、それによって再送効率が向上する)。
【0193】
H22)XがNよりも大きい場合、YがNに等しいと決定し、第1方式を採用して各グループに対応するPDSCHの個数を決定する。
【0194】
なお、前記第1方式は、H221~H222のうちの1つを含む。
【0195】
【数6】
【0196】
【数7】
【0197】
【数8】
【0198】
ステップS2026では、グループ化後の各グループ内の各PDSCHのデコーディング結果をそれぞれバンドリングして1つの第8フィードバックビットを得る。
【0199】
ステップS2027では、各グループのPDSCHに対応する第8フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成する。
【0200】
【数9】
【0201】
状況二)マルチコードワード伝送として設定されている状況について
なお、この状況では、ステップS202の実現方式は、ステップS2028からステップS2029を含む。
【0202】
ステップS2028では、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定する。
【0203】
なお、この状況の具体的な実現方式は、H31~H32のうちの少なくとも1つを含む。
【0204】
H31)実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数をそれぞれ決定する。
【0205】
なお、この状況は、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を個別に計算し、計算した各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数は、通常異なる。
【0206】
H32)実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を統一的に計算し、異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数は、いずれも同じである。
【0207】
なお、この状況は、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を統一的に計算し(1つのTBが、イネーブル状態にある又は伝送される限り、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数中に統計される)、計算した各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数は、同じである。
【0208】
例えば、1つのDCIで2つのTBをスケジューリングするとともに8個のPDSCHをスケジューリングすることを例にして、各PDSCHに対応するTBのスケジューリング状態は、図5に示すものであり、Nがディセーブル状態、Yがイネーブル状態の場合、H31の計算方式に従って得られたTB1のイネーブルTB個数は6、TB2のイネーブルTB個数は3であり、H32の計算方式に従って得られたTB1のイネーブルTB個数は7、TB2のイネーブルTB個数は7である。
【0209】
ステップS2029では、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成する。
【0210】
なお、この状況の具体的な実現方式は、H41~H42のうちの少なくとも1つを含む。
【0211】
H41)各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、各種類の伝送ブロックのデコーディング結果をそれぞれバンドリングし、各種類の伝送ブロックに対応するビットシーケンスを生成する。
【0212】
なお、各種類の伝送ブロックに対応するビットシーケンスを結合することで、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を構成することになる。
【0213】
なお、この状況は、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックのデコーディング結果を個別にバンドリングし、各種類の伝送ブロックは、いずれもNビットのHARQ-ACK情報を生成する。
【0214】
H42)異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を加算し、加算後の全ての伝送ブロックの個数に基づいて、全ての伝送ブロックのデコーディング結果をバンドリングして複数のフィードバックビットを生成する。
【0215】
なお、該複数のフィードバックビットは、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報である。
【0216】
なお、この状況は、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックを一括してbunldingし、H221又はH222の方式に従ってTBをグループ化し、合計で2×N個のビットのHARQ-ACK情報を生成する。
【0217】
さらに、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップは、H51~H52のうちのいずれか1つを含む。
【0218】
H51)まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成する。
【0219】
H52)まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成する。
【0220】
例えば、1つのDCIで2つのTBをスケジューリングするとともに8個のPDSCHをスケジューリングし、まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットのソートを行うことを例にし、各TBのスケジューリング状態及びTBグループ化バンドリング概略は、図6に示すものであり、図6にH221の方式を用いたTBのグループ化を示す。
【0221】
四)PDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報がD11の状況
【0222】
この状況では、ステップS202の実現方式は、ステップS20210からステップS20212を含む。
【0223】
ステップS20210では、マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定する。
【0224】
選択可能に、この状況の具体的な実現方式は、K11~K12のうちの少なくとも1つを含む。
【0225】
K11)ディセーブル状態の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットを第11プリセット値に設定する。
【0226】
なお、該第11プリセット値は、ACK(例えば1)であり得る。
【0227】
K12)スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定する。
【0228】
なお、前記第12プリセット値は、ACKであってもよいし、NACKであってもよい。つまり、スケジューリングされていないPDSCH又は無効的にスケジューリングされているPDSCHについて、NACK(例えば0)又はACKとして設定されることをプロトコルで決定する。
【0229】
ステップS20211では、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定する。
【0230】
なお、この状況は、各PDSCHに対応する全ての種類の伝送ブロックの第6フィードバックビットをアンド操作を行って各PDSCHに対応する第7フィードバックビットを得て、該第7フィードバックビットは1つのビットを含む。
【0231】
ステップS20212では、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成する。
【0232】
選択可能に、この状況では、スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHに対応する第7フィードバックビットに従って、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成する。つまり、この場合、全てのPDSCH又は有効なPDSCHがフィードバックされる。具体的には、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成する際に、まず全てのPDSCH又は有効なPDSCHをソートしてソート順番に従ってグループ化して、1グループに属したPDSCHのフィードバックビットのバンドリングを実現する必要があり、続いてHARQ-ACK情報を生成し、具体的には、PDSCHグループ化の実現は、上述したグループ化方式を参照することができ、ここで説明を省略する。
【0233】
なお、マルチPDSCHスケジューリングシーンの場合、そのフィードバックされるHARQ-ACKビット数Nは、プリセット決定されたものであり、実際にスケジューリングされるPDSCH又はTBがN未満である場合、端末は、予め設定された情報(例えばNACK又はACK)を充填する必要がある。この場合、基地局と端末は、これらの不要なビット情報を用いて他の情報を伝送してもよい。例えば、アンライセンススペクトルでは、端末は、対応するHARQ-ACKの情報ビット上でチャンネル測定又は傍受の結果をフィードバックする。
【0234】
なお、本開示の実施例は、マルチPDSCHスケジューリングの場合、各PDSCHのTBのスケジューリング状態を決定し、基地局によるスケジューリングの柔軟性を向上させるとともに、異なるHARQ-ACKのバンドリング技術的解決手段を提供することにより、限られたフィードバック情報よりよく利用し、フィードバックの効率を向上させることができる。
【0235】
ここでは、端末機器がある方法を用いてHARQ-ACK情報を送信すると、ネットワーク機器は、両者の理解が一致することを保証するために、同様な方法を用いてHARQ-ACK情報を受信や解析する。
【0236】
本開示の実施例に係る技術的解決手段は、様々なシステム、特に第5世代5Gシステムに適用され得る。例えば適用されるシステムは、グローバル移動通信(global system of mobile coMunication、GSM(登録商標))システム、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))汎用パケット無線サービス(general packet radio service、GPRS)システム、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(frequency division duplex、FDD)システム、LTE時分割複信(time division duplex、TDD)システム、高級ロングタームエボリューション(long term evolution advanced、LTE-A)システム、汎用移動システム(universal mobile telecoMunication system、UMTS)、グローバルインターネットマイクロ波アクセス(worldwide interoperability for microwave access、WiMAX)システム、5G NR(New Radio)システムなどであってもよい。これら複数のシステムには、いずれも、端末機器及びネットワーク機器が含まれる。システムには、さらに、コアネットワーク部分、例えば進化型パケットシステム(Evloved Packet System、EPS)、5Gシステム(5GS)などが含まれてもよい。
【0237】
本開示の実施例に係る端末機器は、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供する機器、無線接続機能を有するハンドヘルド機器、又は無線モデムに接続される他の処理機器などであってもよい。異なるシステムにおいて、端末機器の名称が異なる可能性もあり、例えば5Gシステムにおいて、端末機器は、ユーザ機器(User Equipment、UE)と呼ばれてもよい。無線端末機器は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワーク(Core Network、CN)と通信することができ、無線端末機器は、携帯端末機器であってもよく、例えば、携帯電話(又は「セルラ」電話と呼ばれる)及び携帯端末機器を有するコンピュータであってもよく、例えば、携帯型、ポケット式、手持ち式、コンピュータ内蔵又は車載の移動装置であってもよく、それらは、無線アクセスネットワークと言語及び/又はデータを交換する。例えば、パーソナル通信サービス(Personal Communication Service、PCS)電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiated Protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)などの機器である。無線端末機器は、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、移動台(mobile)、リモート局(remote station)、アクセスポイント(access point)、リモート端末機器(remote terminal)、アクセス端末機器(access terminal)、ユーザ端末機器(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ装置(user device)と呼ばれてもよく、本開示の実施例に限定されない。
【0238】
本開示の実施例に係るネットワーク機器は、基地局であってもよく、該基地局は、端末にサービスを提供する複数のセルを含むことができる。具体的な適用場合に応じて、基地局は、アクセスポイントと呼ばれてもよく、又はアクセスネットワークにおいてエアインターフェース上に1つ又は複数のセクタを介して無線端末機器と通信する装置であってもよく、又は他の名称であってもよい。ネットワーク機器は、受信したエアフレームとインターネットプロトコル(Internet Protocol、IP)パケットを相互交換するために用いられ、無線端末機器とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとすることができ、ここで、アクセスネットワークの残りの部分は、インターネットプロトコル(IP)通信ネットワークを含むことができる。ネットワーク機器は、さらに、エアインターフェースの属性管理を協調することができる。例えば、本開示の実施例に係るネットワーク機器は、グローバル移動通信システム(Global System for Mobile communications、GSM)又は符号分割多元接続(CodeDivision Multiple Access、CDMA)におけるネットワーク機器(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、帯域幅符号分割多元接続(Wide-band Code Division Multiple Access、WCDMA)におけるネットワーク機器(NodeB)であってもよく、さらに、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE(登録商標))システムにおける進化型ネットワーク機器(evolutional Node B、eNB 又はe -NodeB)、5Gネットワークアーキテクチャ(next generation system)における5G基地局(gNB)であってもよく、ホームエボリューション基地局(Home evolved Node B、HeNB)、中継ノード(relay node)、ホーム基地局(femto)、ピコ基地局(pico)などであってもよく、本開示の実施例は、それらに限定されない。いくつかのネットワーク構造において、ネットワーク機器は、集中ユニット(centralized unit、CU)ノード及び分散ユニット(distributed unit、DU)ノードを含むことができ、集中ユニット及び分散ユニットは、地理的に分けて配置することもできる。
【0239】
ネットワーク機器と端末機器との間は、それぞれ、1本又は複数本のアンテナを用いて多入力多出力(Multi Input Multi Output、MIMO)伝送を行うことができ、MIMO伝送は、シングルユーザMIMO(SingleUser MIMO、SU -MIMO)又はマルチユーザMIMO(MultipleUser MIMO、MU -MIMO)であってもよい。ルートアンテナの組み合わせの形態及び数に基づき、MIMO伝送は、2次元多入力多出力(2 Dimension MIMO、2D-MIMO)、3次元多入力多出力(3 Dimension MIMO、3D-MIMO)、全次元多入力多出力(Full Dimension MIMO、FD-MIMO)又は大規模多入力多出力(massive-MIMO)であってもよく、ダイバーシティ伝送、プリコーディング伝送、又はビームフォーミング伝送などであってもよい。
【0240】
図7に示すように、本開示の実施例は、端末機器に適用するハイブリッド自動再送要求応答フィードバック装置700を提供し、該装置は、第1決定ユニット701と生成ユニット702を含む。
【0241】
第1決定ユニット701は、第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するように構成され、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含む。
【0242】
生成ユニット702は、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するように構成される。
【0243】
ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである。
【0244】
選択可能に、前記第1決定ユニット701は、
スケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
前記スケジューリング状態判断方式に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップと、を実現するために用いられ、
ここで、前記スケジューリング状態判断方式は、
1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0245】
選択可能に、前記スケジューリング状態判断方式を取得するステップの実現方式は、
ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
プロトコルによって取り決められたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、使用されるスケジューリング状態判断方式を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0246】
選択可能に、前記ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得し、又は端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、スケジューリング状態判断方式を決定する場合、前記装置は、さらに、
端末能力情報をネットワーク機器に送信するように構成される送信ユニットを含み、
ここで、前記端末能力情報には、端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断方式が含まれる。
【0247】
選択可能に、前記スケジューリング状態判断方式は、1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップの実現方式は、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを含み、
ここで、前記第1種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである。
【0248】
選択可能に、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップの実現方式は、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たす場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たしていない場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを含み、
ここで、前記第1条件は、
変調符号化スキームMCS指示の値が第1プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の一部又は全部のビットの値が第2プリセット値であることと、
新規データ指示NDIの値が第3プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0249】
選択可能に、前記スケジューリング状態判断方式は、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップの実現方式は、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを含み、
ここで、前記第1PDSCH為前記第1DCIによってスケジューリングされるいずれか1つのPDSCH、前記第2種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである。
【0250】
選択可能に、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップの実現方式は、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たす場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たしていない場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを含み、
ここで、前記第2条件は、
変調符号化スキームMCS指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第4プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第5プリセット値であることと、
新規データ指示NDI中の第1PDSCHに対応するビットの値が第6プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0251】
選択可能に、前記第1決定ユニット701が第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定した後、前記装置は、さらに、
第1DCIの情報フィールドにおける対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、ネットワーク機器から伝送ブロックが送信されていないと決定するように構成される第2決定ユニットと、
第1DCIの情報フィールドにおける第2PDSCHに対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、前記第2PDSCHに対応する第3種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するように構成される第3決定ユニットであって、前記第2PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされるいずれか1つのPDSCHであり、前記第3種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちの少なくとも1つの伝送ブロックである第3決定ユニットと、のうちの1つを含む。
【0252】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないことである場合、前記生成ユニット702は、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応する第1フィードバックビットの値を第7プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応する第2フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第1フィードバックビット及び前記第2フィードバックビットに基づいてHARQ-ACK情報を生成するステップと、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応するTBの第3フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するディセーブル状態にある伝送ブロックに対応する第4フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するイネーブル状態にある伝送ブロックに対応する第5フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちの少なくとも1つを実現するために用いられる。
【0253】
選択可能に、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップの実現方式は、
プリセット方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートし、HARQ-ACK情報を生成するステップを含み、
ここで、前記プリセット方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、のうちのいずれか1つを含む。
【0254】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報為同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報之間無バンドリング又は同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがある場合、前記生成ユニット702は、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実現するために用いられる。
【0255】
選択可能に、前記各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップの実現方式は、
第3PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要がある場合、伝送されない伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第9プリセット値に設定するステップと、
第4PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要があり、且つ前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックがいずれも伝送されない場合、前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第10プリセット値に設定するステップと、
第5PDSCHに対応する伝送がスケジューリングされる伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行うステップと、
ディセーブル状態の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットを第11プリセット値に設定するステップと、
スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定するステップと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0256】
選択可能に、前記各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップの実現方式は、
スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHに対応する第7フィードバックビットに従って、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップを含む。
【0257】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記生成ユニット702は、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップと、
グループ化後の各グループ内の各PDSCHのデコーディング結果をそれぞれバンドリングして1つの第8フィードバックビットを得るステップと、
各グループのPDSCHに対応する第8フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる。
【0258】
選択可能に、前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップの実現方式は、
XがN以下の場合、YがXに等しいと決定し、各グループは、1つのPDSCHに対応するステップと、
XがNよりも大きい場合、YがNに等しいと決定し、第1方式を採用して各グループに対応するPDSCHの個数を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを含み、
ここで、前記Xは、スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数であり、前記Yは、グループ数であり、前記Nは、フィードバックされるべきHARQ-ACK情報のビットの個数であり、前記X、前記Yは、いずれも1以上の整数であり、
前記第1方式は、
【数10】
を表す。
【0259】
選択可能に、前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップの実現方式は、
前記第1DCIによって指示される時間領域スケジューリング情報テーブル中から取得される実際的にスケジューリングされるPDSCHの個数に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップを含む。
【0260】
選択可能に、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記生成ユニット702は、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップと、
第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる。
【0261】
選択可能に、前記マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップの実現方式は、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数をそれぞれ決定するステップと、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を統一的に計算するステップであって、異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数は、いずれも同じであるステップと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0262】
選択可能に、前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップの実現方式は、
各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、各種類の伝送ブロックのデコーディング結果をそれぞれバンドリングし、各種類の伝送ブロックに対応するビットシーケンスを生成するステップと、
異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を加算し、加算後の全ての伝送ブロックの個数に基づいて、全ての伝送ブロックのデコーディング結果をバンドリングして複数のフィードバックビットを生成するステップと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0263】
選択可能に、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップの実現方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちのいずれか1つを含む。
【0264】
なお、本開示の実施例の装置は、さらに、送受信ユニットを含み、該送受信ユニットは、データの送受信に用いられる。
【0265】
なお、該装置実施例は、上記方法実施例と一対一に対応する装置であり、上記方法実施例における全ての実現方式は、いずれも該装置の実施例に適用されて同じ技術効果を達成することができる。
【0266】
なお、本開示の実施例におけるユニットへの分割は、例示的なものであり、単なるに論理的機能の分割に過ぎず、実際の実現する際に、別の分割方式を有してもよい。また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよいし、個々のユニットが物理的に独立して存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。上記の集積されたユニットは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、ソフトウェア機能ユニットの形式で実現されてもよい。
【0267】
前記集積されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立した製品として販売又は使用される場合、プロセッサ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本開示の技術的解決手段は本質上又はその一部が関連技術に貢献する部分、又は当該技術的解決手段の全部又は一部がソフトウェア製品の形式で具現化されることができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、コンピュータ機器(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク機器などであってもよい)又はプロセッサ(processor)に、本開示の各実施例に記載した方法のステップの全部又は一部を実行させるためのいくつかの命令を含む。そして、前述した記憶媒体は、Uディスク、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク、又は光ディスクなどのプログラムコードを格納できる様々な媒体を含む。
【0268】
図8に示すように、本開示の実施例は、さらに、端末機器を提供し、該端末機器は、プロセッサ800、送受信機810、メモリ820及び前記メモリ820に記憶されて前記プロセッサ800上で実行可能なプログラムを含み、ここで、送受信機810は、バスインターフェースを介して、プロセッサ800とメモリ820に接続され、ここで、前記プロセッサ800は、メモリ内のプログラムを読み出して、
第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップであって、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含むステップと、
第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられ、
ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである。
【0269】
送受信機810は、プロセッサ800の制御でデータを送受信するために用いられる。
【0270】
ここで、図8において、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的にはプロセッサ800に代表される1つ又は複数のプロセッサ及びメモリ820に代表されるメモリの様々な回路が接続される。バスアーキテクチャは、さらに周辺装置、レギュレータ及び電力管理回路などの様々な他の回路を連結することができ、これらはいずれも当業者に周知であり、従って、ここではこれ以上説明しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。送受信機810は、例えば、無線チャンネル、有線チャンネル、光ケーブルなどの伝送媒体を介して、他の種々の機器と通信するための手段を提供する送信機及び受信機等の複数の構成要素からなる。異なるユーザ機器に対し、ユーザインターフェース830は、さらに、必要な機器に内外接できるインターフェースであってもよく、接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイク、ジョイスティックなどを含むがこれらに限定されない。
【0271】
プロセッサ800は、バスアーキテクチャの管理及び通常の処理を担当し、メモリ820は、プロセッサ800が操作を実行時に使用するデータを記憶することができる。
【0272】
選択可能に、プロセッサ800は、中央プロセッサ(Central Processing Unit、CPU)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)又は複雑なプログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device、CPLD)であってもよく、プロセッサは、マルチコアアーキテクチャを採用してもよい。
【0273】
プロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータプログラムを呼び出すことにより、取得した実行可能な命令に従って本開示の実施例に係るいずれの上記方法を実行するために用いられる。プロセッサとメモリは、物理的に別々に配置され得る。
【0274】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
スケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
前記スケジューリング状態判断方式に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップと、を実行するために用いられ、
ここで、前記スケジューリング状態判断方式は、
1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0275】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
プロトコルによって取り決められたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、使用されるスケジューリング状態判断方式を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0276】
さらに、前記ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得し、又は端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、スケジューリング状態判断方式を決定する場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
送受信機を介して端末能力情報をネットワーク機器に送信するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記端末能力情報には、端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断方式が含まれる。
【0277】
さらに、前記スケジューリング状態判断方式は、1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記第1種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである。
【0278】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たす場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たしていない場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップ、を実行するために用いられ、
ここで、前記第1条件は、
変調符号化スキームMCS指示の値が第1プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の一部又は全部のビットの値が第2プリセット値であることと、
新規データ指示NDIの値が第3プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0279】
さらに、前記スケジューリング状態判断方式は、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記第1PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちのいずれか1つのPDSCHであり、前記第2種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである。
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たす場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第2種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第2条件を満たしていない場合、前記第1PDSCHに対応する第2種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記第2条件は、
変調符号化スキームMCS指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第4プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の第1PDSCHに対応するビットの値が第5プリセット値であることと、
新規データ指示NDI中の第1PDSCHに対応するビットの値が第6プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0280】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
第1DCIの情報フィールドにおける対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、ネットワーク機器から伝送ブロックが送信されていないと決定するステップと、
第1DCIの情報フィールドにおける第2PDSCHに対応する全ての伝送ブロックのスケジューリング状態がいずれもディセーブル状態であると決定した場合、前記第2PDSCHに対応する第3種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップであって、前記第2PDSCHは、前記第1DCIによってスケジューリングされるいずれか1つのPDSCHであり、前記第3種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちの少なくとも1つの伝送ブロックであるステップと、のうちのいずれか1つを実行するために用いられる。
【0281】
さらに、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないことである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応する第1フィードバックビットの値を第7プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応する第2フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第1フィードバックビット及び前記第2フィードバックビットに基づいてHARQ-ACK情報を生成するステップと、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応するTBの第3フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するディセーブル状態にある伝送ブロックに対応する第4フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するイネーブル状態にある伝送ブロックに対応する第5フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0282】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
プリセット方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートし、HARQ-ACK情報を生成するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記プリセット方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、のうちのいずれか1つを含む。
【0283】
さらに、前記バンドリング方式設定情報為同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがなく、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがある場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる。
【0284】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
第3PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要がある場合、伝送されない伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第9プリセット値に設定するステップと、
第4PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要があり、且つ前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックがいずれも伝送されない場合、前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第10プリセット値に設定するステップと、
第5PDSCHに対応する伝送がスケジューリングされる伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行うステップと、
ディセーブル状態の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットを第11プリセット値に設定するステップと、
スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0285】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHに対応する第6フィードバックビットに従って、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップを実行するために用いられる。
【0286】
さらに、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHをグループ化するステップと、
グループ化後の各グループ内の各PDSCHのデコーディング結果をそれぞれバンドリングして1つの第8フィードバックビットを得るステップと、
各グループのPDSCHに対応する第8フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる。
【0287】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
XがN以下の場合、YがXに等しいと決定し、各グループは、1つのPDSCHに対応するステップと、
XがNよりも大きい場合、YがNに等しいと決定し、第1方式を採用して各グループに対応するPDSCHの個数を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられ、
ここで、前記Xは、スケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数であり、前記Yは、グループ数であり、前記Nは、フィードバックされるべきHARQ-ACK情報のビットの個数であり、前記X、前記Yは、いずれも1以上の整数であり、
前記第1方式は、
【数11】
を表す。
【0288】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
前記第1DCIによって指示される時間領域スケジューリング情報テーブル中から取得される実際的にスケジューリングされるPDSCHの個数に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数を決定するステップを実行するために用いられる。
【0289】
さらに、前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を決定するステップと、
第1DCIによってスケジューリングされるPDSCH中のバンドリング計算に関与する各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる。
【0290】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数をそれぞれ決定するステップと、
実際的にスケジューリングされるPDSCH又は有効なPDSCHの個数、及び伝送ブロックのスケジューリング状態に基づいて、各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を統一的に計算するステップであって、異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数は、いずれも同じであるステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0291】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
各種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数及び対応するデコーディング結果に基づいて、各種類の伝送ブロックのデコーディング結果をそれぞれバンドリングし、各種類の伝送ブロックに対応するビットシーケンスを生成するステップと、
異なる種類の伝送ブロックに含まれる伝送ブロックの個数を加算し、加算後の全ての伝送ブロックの個数に基づいて、全ての伝送ブロックのデコーディング結果をバンドリングして複数のフィードバックビットを生成するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる。
【0292】
さらに、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従ってフィードバックビットをソートし、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちのいずれか1つを実行するために用いられる。
【0293】
なお、本開示の実施例に係る上記端末機器は、上記方法実施例が実現した全ての方法ステップを実現するとともに同じ技術効果を達成することができ、ここでは本実施例における方法実施例と同じ部分及び有益な効果について説明を省略する。
【0294】
本開示の実施例は、さらに、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、ここで、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される場合に端末機器に適用するハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法のステップを実現する。前記プロセッサ可読記憶媒体は、プロセッサにアクセス可能な任意の利用可能な媒体又はデータ記憶機器であってもよく、磁気メモリ(例えばフロッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク(Magneto-Optical Disk、MO)など)、光学メモリ(例えば光ディスク(Compact Disk、CD)、デジタルビデオディスク(Digital Versatile Disc、DVD)、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標) Disc、BD)、高精細汎用光ディスク(High-Definition Versatile Disc、HVD)など)、及び半導体メモリ(例えば読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable Programmable ROM、EPROM)、帯電消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)、不揮発性メモリ(NAND FLASH)、ソリッドステートハードディスク(Solid State Disk又はSolid State Drive、SSD))などを含むがこれらに限定されない。
【0295】
当業者であれば理解されるように、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供することができる。そのため、本開示は、完全なハードウェア実施例、完全なソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例の形態を採用することができる。そして、本開示は、コンピュータ利用可能なプログラムコードが含まれる1つ又は複数のコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ及び光学メモリなどを含むがこれらに限定されない)に実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用することができる。
【0296】
本開示は、本開示の実施例に基づく方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明するものである。コンピュータ実行可能な命令により、フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせを実現できることを理解すべきである。これらのコンピュータ実行可能な命令を汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサに提供して機器を生成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサによって実行される命令は、フローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するための装置を生成する。
【0297】
これらのプロセッサ実行可能な命令はコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器が特定の方式で動作することを案内できるプロセッサ可読メモリに記憶することもでき、それにより、該プロセッサ可読メモリ内に記憶された命令は命令装置を含む製造品を生成するようにし、該命令装置はフローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現する。
【0298】
これらのプロセッサ実行可能な命令はコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器にロードすることもでき、それにより、コンピュータ又は他のプログラマブル装置に一連の操作ステップを実行させてコンピュータにより実現される処理を生成するようにすることで、コンピュータ又は他のプログラマブル装置に実行される命令はフローチャートの1つのフロー又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つのブロック又は複数のブロックに指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0299】
なお、以上の各モジュールの分割は、ただ論理的機能の分割に過ぎず、実際に実現するときに、全部又は一部を1つの物理的エンティティに集積されてもよく、物理的に分離されてもよいことを理解すべきである。また、これらのモジュールは、すべてソフトウェアが処理要素によって呼び出される形式で実現されてもよいし、すべてハードウェアの形式で実現されてもよいし、一部のモジュールが処理要素によってソフトウェアを呼び出す形式で実現されてもよいし、一部のモジュールがハードウェアの形式で実現されてもよい。例えば、決定モジュールは、単独的に確立された処理要素であってもよいし、上記装置のあるチップに集積されて実現されてもよく、また、プログラムコードの形式で上記装置のメモリに記憶されて上記装置のある処理要素によって上記決定モジュールの機能を呼び出して実行されてもよい。他のモジュールの実現も、これと同様である。なお、これらモジュールは、全部又は一部が集積されてもよいし、独立的に実現されてもよい。ここで説明した処理要素は、信号の処理能力を有する集積回路であってもよい。実現過程において、上記方法の各ステップ又は上記各モジュールは、プロセッサ要素内のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完成することができる。
【0300】
例えば、各モジュール、ユニット、サブユニット又はサブモジュールは、上記方法を実施する1つ又は複数の集積回路として構成されてもよく、例えば、1つ又は複数の特定集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、1つ又は複数のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、又は、1つ又は複数のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)などであってもよい。また、例えば、上記のあるモジュールが処理要素によってプログラムコードを呼び出す形式で実現される場合、該処理要素は、汎用プロセッサであり得る。例えば、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)又は他のプログラムコードを呼び出すことができるプロセッサであり得る。また、例えば、これらのモジュールは、一体に集積されて、システムオンチップ(system-on-a-chip、SOC)の形式で実現されてもよい。
【0301】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は前後順を記述するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために使用される。このように使用される用語は、本明細書に記載される本開示の実施例が、例えば、本明細書に図示又は記載されるもの以外の順序でも実施されるように、適切の場合に交換されることが理解されるべきである。また、「含む」と「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的なものをカバーすることを意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ずしも明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されるものではなく、明確に列挙されていないもの又はそれらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。また、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「及び/又は」は、接続された対象の少なくとも1つを意味する。例えば、A及び/又はB及び/又はCは、単独A、単独B、単独C、AとBの両方が存在すること、BとCの両方が存在すること、AとCの両方が存在すること、及び、AとBとCのいずれも存在することの7種類のケースを含むことを示す。同様に、本明細書及び特許請求の範囲で使用される「AとBのうちの少なくとも1つ」は、「単独A、単独B、又は、AとBの両方が存在する」と理解されるべきである。
【0302】
明らかに、当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、本開示を種々の変更及び変形することができる。このように、本開示のこれらの修正及び変形が本開示の特許請求の範囲及びその均等技術の範囲内に属する場合、本開示はまた、これらの変更及び変形を含むことを意図する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2024-05-09
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法であって、
第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップであって、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含むステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップと、を含み、
ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである、ハイブリッド自動再送要求応答フィードバック方法。
【請求項2】
前記第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
スケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
前記スケジューリング状態判断方式に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップと、を含み、
ここで、前記スケジューリング状態判断方式は、
1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することと、のうちのいずれか1つを含み、
前記スケジューリング状態判断方式を取得するステップは、
ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
プロトコルによって取り決められたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、使用されるスケジューリング状態判断方式を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを含
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記スケジューリング状態判断方式は、1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを含み、
ここで、前記第1種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックである
請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たす場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たしていない場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップを含み、
ここで、前記第1条件は、
変調符号化スキームMCS指示の値が第1プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の一部又は全部のビットの値が第2プリセット値であることと、
新規データ指示NDIの値が第3プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項に記載の方法。
【請求項5】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないことである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップは、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応する第1フィードバックビットの値を第7プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応する第2フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第1フィードバックビット及び前記第2フィードバックビットに基づいてHARQ-ACK情報を生成するステップと、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応するTBの第3フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するディセーブル状態にある伝送ブロックに対応する第4フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するイネーブル状態にある伝送ブロックに対応する第5フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップは、
プリセット方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートし、HARQ-ACK情報を生成するステップを含み、
ここで、前記プリセット方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、のうちのいずれか1つを含む
請求項に記載の方法。
【請求項7】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないこと、又は同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップは、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップは、
第3PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要がある場合、伝送されない伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第9プリセット値に設定するステップと、
第4PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要があり、且つ前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックがいずれも伝送されない場合、前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第10プリセット値に設定するステップと、
第5PDSCHに対応する伝送がスケジューリングされる伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行うステップと、
ディセーブル状態の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットを第11プリセット値に設定するステップと、
スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定するステップと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項に記載の方法。
【請求項9】
メモリ、送受信機、プロセッサを含む端末機器であって、
メモリは、コンピュータプログラムを記憶するために用いられ、送受信機は、前記プロセッサの制御でデータを送受信するために用いられ、プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
第1下り制御情報DCIによってスケジューリングされる複数の物理下り共有チャンネルPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップであって、前記スケジューリング状態は、イネーブル状態又はディセーブル状態を含むステップと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態及びPDSCHフィードバックのバンドリング方式設定情報に基づいて、前記複数のPDSCHのハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられ、
ここで、前記少なくとも1種類の伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックは、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCH中の同じ識別子を有する伝送ブロックである、端末機器。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
スケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
前記スケジューリング状態判断方式に基づいて、第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップと、を実行するために用いられ、
ここで、前記スケジューリング状態判断方式は、
1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することと、
前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態をそれぞれ判断することと、のうちのいずれか1つを含み、
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
ネットワーク機器によって指示されたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
プロトコルによって取り決められたスケジューリング状態判断方式を取得するステップと、
端末機器によってサポートされるスケジューリング状態判断能力に基づいて、使用されるスケジューリング状態判断方式を決定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる
請求項に記載の端末機器。
【請求項11】
前記スケジューリング状態判断方式は、1回の判断により、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する各種類の伝送ブロックのスケジューリング状態を決定することである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
ネットワーク機器が複数のコードワードの伝送をサポートすることを指示する場合、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記第1種類のターゲット伝送ブロックは、前記第1DCIの情報フィールド中から指示される伝送ブロックのうちのいずれか1種類の伝送ブロックであり、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報に基づいて、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態を決定するステップは、
前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たす場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がディセーブル状態であると決定するステップ、又は、前記第1DCIの情報フィールドにおける、第1種類のターゲット伝送ブロックに対応するフィールド情報が第1条件を満たしていない場合、前記第1DCIによってスケジューリングされる複数のPDSCHのうちの各PDSCHに対応する第1種類のターゲット伝送ブロックのスケジューリング状態がイネーブル状態であると決定するステップ、を含み、
ここで、前記第1条件は、
変調符号化スキームMCS指示の値が第1プリセット値であることと、
冗長バージョンRV指示中の一部又は全部のビットの値が第2プリセット値であることと、
新規データ指示NDIの値が第3プリセット値であることと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項10に記載の端末機器。
【請求項12】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがなく、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないことである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、さらに、
シングルコードワード伝送として設定されている状況、又はコードワード伝送が設定されていない状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応する第1フィードバックビットの値を第7プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応する第2フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第1フィードバックビット及び前記第2フィードバックビットに基づいてHARQ-ACK情報を生成するステップと、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、スケジューリングが発生していないPDSCHに対応するTBの第3フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するディセーブル状態にある伝送ブロックに対応する第4フィードバックビットの値を第8プリセット値に設定し、スケジューリングが発生しているPDSCHに対応するイネーブル状態にある伝送ブロックに対応する第5フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行い、前記第3フィードバックビット、第4フィードバックビット及び第5フィードバックビットに基づいて、HARQ-ACK情報を生成するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる
請求項に記載の端末機器。
【請求項13】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
プリセット方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートし、HARQ-ACK情報を生成するステップを実行するために用いられ、
ここで、前記プリセット方式は、
まずコードワードによる昇順を行い、続いてPDSCHによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、
まずPDSCHによる昇順を行い、続いてコードワードによる昇順を行う方式に従って前記第3フィードバックビット、前記第4フィードバックビット及び前記第5フィードバックビットをソートすることと、のうちのいずれか1つを含む
請求項12に記載の端末機器。
【請求項14】
前記バンドリング方式設定情報は、同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがないこと、又は同じPDSCHに対応する異なる種類の伝送ブロックのフィードバック情報間にバンドリングがあり、異なるPDSCHのフィードバック情報間にバンドリングがあることである場合、前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
マルチコードワード伝送として設定されている状況について、各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する少なくとも1種類の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットの値に基づいて、各PDSCHに対応する第7フィードバックビットの値を決定するステップと、
各PDSCHに対応する第7フィードバックビットに基づいて、前記複数のPDSCHのHARQ-ACK情報を生成するステップと、を実行するために用いられる
請求項に記載の端末機器。
【請求項15】
前記プロセッサは、前記メモリ内のコンピュータプログラムを読み出して、
第3PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要がある場合、伝送されない伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第9プリセット値に設定するステップと、
第4PDSCHが少なくとも1種類の伝送ブロックを伝送する必要があり、且つ前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックがいずれも伝送されない場合、前記第4PDSCHに対応する全ての伝送ブロックの第6フィードバックビットの値を第10プリセット値に設定するステップと、
第5PDSCHに対応する伝送がスケジューリングされる伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットをデコーディング結果に従ってビット値の設定を行うステップと、
ディセーブル状態の伝送ブロックに対応する第6フィードバックビットを第11プリセット値に設定するステップと、
スケジューリングされていない第6PDSCH又は無効的にスケジューリングされている第6PDSCHについて、前記第6PDSCHに対応する伝送ブロックの第6フィードバックビットを第12プリセット値に設定するステップと、のうちの少なくとも1つを実行するために用いられる
請求項14に記載の端末機器。
【国際調査報告】