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特表2024-539517高アンモニア血症の治療のための操作された組織構築物
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-28
(54)【発明の名称】高アンモニア血症の治療のための操作された組織構築物
(51)【国際特許分類】
   A61K 35/407 20150101AFI20241018BHJP
   A61K 35/33 20150101ALI20241018BHJP
   A61P 3/00 20060101ALI20241018BHJP
   A61P 1/16 20060101ALI20241018BHJP
   A61P 1/00 20060101ALI20241018BHJP
   A61P 31/00 20060101ALI20241018BHJP
   A61P 31/12 20060101ALI20241018BHJP
   A61P 7/00 20060101ALI20241018BHJP
   A61P 35/02 20060101ALI20241018BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20241018BHJP
【FI】
A61K35/407
A61K35/33
A61P3/00
A61P1/16
A61P1/00
A61P31/00
A61P31/12
A61P7/00
A61P35/02
A61P35/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024548677
(86)(22)【出願日】2022-10-25
(85)【翻訳文提出日】2024-06-21
(86)【国際出願番号】 US2022047745
(87)【国際公開番号】W WO2023076285
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】63/271,552
(32)【優先日】2021-10-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】524157888
【氏名又は名称】サテライト バイオサイエンシズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】SATELLITE BIOSCIENCES,INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(74)【代理人】
【識別番号】100142907
【弁理士】
【氏名又は名称】本田 淳
(74)【代理人】
【識別番号】100152489
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 美樹
(72)【発明者】
【氏名】チャブラ、アルナブ
(72)【発明者】
【氏名】チェン、アマンダ
(72)【発明者】
【氏名】マルトゥラーノ、ジョセフ イー.
(72)【発明者】
【氏名】ビヤス、ケバル エヌ.
(72)【発明者】
【氏名】ロウリー、トーマス ジェイ ジュニア
(72)【発明者】
【氏名】ムナリン、ファビオラ
【テーマコード(参考)】
4C087
【Fターム(参考)】
4C087AA01
4C087AA02
4C087BB52
4C087BB63
4C087BB64
4C087MA02
4C087MA67
4C087NA14
4C087ZA66
4C087ZA75
4C087ZA81
4C087ZB26
4C087ZB27
4C087ZB32
4C087ZB33
4C087ZC21
(57)【要約】
本開示は、高アンモニア血症を治療するための、肝細胞及び間質細胞を有する移植可能な操作された組織構築物を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
尿素サイクル障害、有機酸血症、先天性乳酸アシドーシス、脂肪酸酸化異常症、二塩基性アミノ酸欠損症、一過性高アンモニア血症、ライ症候群、重症周産期仮死、ウイルス関連高アンモニア血症、感染症、薬物誘発性高アンモニア血症、肝疾患、急性肝不全、慢性肝不全の急性増悪、経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症、肝性脳症、肝硬変、末期肝疾患、非経口的高カロリー栄養、甲状腺疾患、橋本脳症、血液障害、胃バイパス手術、胃腸出血、栄養失調、全般発作、臓器移植、または腎不全を有する対象における高アンモニア血症を治療する方法であって、肝細胞集団及び間質細胞集団を含む1つ以上の操作された組織構築物を、前記対象における高アンモニア血症の治療に有効な量で移植することを含む、前記方法。
【請求項2】
アンモニアレベルの低減を、それを必要とする対象において行う方法であって、肝細胞集団及び間質細胞集団を含む1つ以上の操作された組織構築物を、前記対象におけるアンモニアレベルの低減に有効な量で移植することを含む、前記方法。
【請求項3】
前記肝細胞集団が、前記対象の全体の肝臓質量の0.5%~30%に相当する量の肝細胞を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記肝細胞集団が、前記対象の残存肝臓の質量の0.5%~20%に相当する量の肝細胞を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記肝細胞集団が、3×10~1.8×1011肝細胞を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記間質細胞集団が、最大1.8×1012間質細胞を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記肝細胞が初代ヒト肝細胞である、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記間質細胞が線維芽細胞である、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記線維芽細胞が、正常ヒト皮膚線維芽細胞及び新生児包皮線維芽細胞からなる群より選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記線維芽細胞が新生児包皮線維芽細胞である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
肝細胞:間質細胞の比が1:10~4:1である、請求項1~10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記操作された組織構築物の体積が0.1mL~5Lである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項13】
肝細胞の密度が0.1M/mL~150M/mLである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項14】
前記操作された組織構築物が生体適合性のハイドロゲル足場をさらに含む、請求項1~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記生体適合性の足場がフィブリンを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記操作された組織構築物が、腹膜、腹膜腔、腹直筋、腹斜筋、大腿四頭筋、腹膜外脂肪、及び腎被膜、腹膜外部位、肝臓表面上の部位、もしくは胸膜外部位、または血管新生に適した部位からなる群より選択される移植部位で前記対象に移植される、請求項1~15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記腹膜が後腹膜である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記腹膜腔が網または腸間膜である、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記網が大網または網嚢である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記腸間膜が小腸間膜である、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記移植部位が腹膜外部位である、請求項16に記載の方法。
【請求項22】
前記移植部位が肝臓表面上の部位である、請求項16に記載の方法。
【請求項23】
前記移植部位が胸膜外部位である、請求項16に記載の方法。
【請求項24】
移植部位が血管新生に適した部位である、請求項16に記載の方法。
【請求項25】
前記操作された組織構築物が、約3.6血管/mmより大きい微細血管密度を有する移植部位で前記対象に移植される、請求項1~24のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記対象がヒトである、請求項1~25のいずれか1項に記載の方法。
【請求項27】
前記操作された組織構築物を移植した後に、前記対象が約50μmol/L以下の血清アンモニアレベルを示す、請求項1~26のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
前記操作された組織構築物を移植した後に、前記対象が、血液検査で1つ以上のパラメーターにおいて基準レベルに対する変化を示す、請求項1~27のいずれか1項に記載の方法。
【請求項29】
前記血液検査が肝機能検査である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記1つ以上のパラメーターが、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのレベルを含む、請求項28または29に記載の方法。
【請求項31】
前記操作された組織構築物を移植した後に、前記対象が、胆嚢駆出率の試験において改善を示す、請求項1~30のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記検査が肝胆道イミノ二酢酸スキャンである、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記感染症が、尿路感染症、またはproteus mirabilis、E.coli、もしくはKlebsiellaにより引き起こされる感染症である、請求項1に記載の方法。
【請求項34】
前記薬物誘発性高アンモニア血症が、薬物のバルプロ酸、トピラマート、カルバマゼピン、サリチル酸塩、スルファジアジン、炭酸脱水酵素阻害剤、バルプロ酸を伴う炭酸脱水酵素阻害剤、または化学療法により引き起こされる、請求項1に記載の方法。
【請求項35】
前記肝疾患が、胆道閉鎖症、アルファ-1アンチトリプシン欠損症、ウィルソン病、嚢胞性線維症、ガラクトース血症、またはチロシン血症である、請求項1に記載の方法。
【請求項36】
前記血液障害が多発性骨髄腫または急性白血病である、請求項1に記載の方法。
【請求項37】
操作された組織構築物を含むキットであって、前記キットの使用者に、前記操作された組織構築物を請求項1~36のいずれか1項に記載の方法に従って前記対象に移植するように指示する添付文書をさらに含む、前記キット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、高アンモニア血症を治療するための、肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
アンモニアは毒性が高く、全ての臓器内で代謝中に生成される。高アンモニア血症は、アンモニア解毒作用の低下及び/またはアンモニア産生の増加により引き起こされる。哺乳類の場合、尿素サイクルが、アンモニアを酵素的に尿素に変換し、ひいては尿中に排出することにより、アンモニアを解毒している。例えば、アンモニア解毒作用の低下は、尿素サイクル酵素が欠損している(例えば、オルニチントランスカルバミラーゼの欠損)尿素サイクル障害(UCD)により引き起こされ得る。National Urea Cycle Disorders Foundationは、UCDの有病率は出生8,500例に1例であると推定している。さらに、非UCD障害、例えば、有機酸血症、先天性乳酸アシドーシス、脂肪酸酸化異常症、二塩基性アミノ酸欠損症、一過性高アンモニア血症、ライ症候群、重症周産期仮死、ウイルス関連高アンモニア血症、感染症、薬物誘発性高アンモニア血症、肝疾患、急性肝不全、慢性肝不全の急性増悪、経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症、肝性脳症、肝硬変、末期肝疾患、非経口的高カロリー栄養、甲状腺疾患、橋本脳症、血液障害、胃バイパス手術、胃腸出血、栄養失調、全般発作、臓器移植、及び腎不全も、高アンモニア血症を引き起こし得る。高アンモニア血症は、神経症状(例えば、痙攣、運動失調、脳卒中様病変、昏睡、精神病、視力喪失、急性脳症、脳浮腫)に加えて、嘔吐、呼吸性アルカローシス、低体温症、または死亡も引き起こし得る。
【0003】
高アンモニア血症に対する現在の療法は、アンモニア過剰の低減を目的としているが、準最適と広くみなされている。例えば、UCDの場合、ほとんどの患者は、タンパク質制限からなる食事の大幅な変更を必要とする。しかし、タンパク質の摂取を過度に制限すると、身体が筋肉を分解し、その結果アンモニアが生成されるため、低タンパク質の食事は慎重にモニタリングする必要がある。そのため、多くの患者が、アンモニアスカベンジング薬(例えば、フェニル酪酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、及びフェニル酪酸グリセロール)の補充を必要とし、これらの薬物のうちの1つ以上を1日3~4回投与しなければならない。これらの薬物の副作用としては、悪心、嘔吐、過敏性、食欲不振、及び女性における月経障害が挙げられる。小児の場合、食物及び医薬品の送達には、外科的に胃に植え込まれる胃瘻管、または鼻から胃に手動で挿入する経鼻胃管が必要になることがある。これらの治療選択肢がうまくいかない場合、肝移植が必要になり得る。したがって、高アンモニア血症に関連する疾患に対する効果的で信頼性が高い長期的治療に対する顕著なアンメットニーズが存在する。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、高アンモニア血症の治療に使用することができる組成物及び方法を提供する。本開示の組成物及び方法を用いて、尿素サイクル障害、有機酸血症、先天性乳酸アシドーシス、脂肪酸酸化異常症、二塩基性アミノ酸欠損症、一過性高アンモニア血症、ライ症候群、重症周産期仮死、ウイルス関連高アンモニア血症、感染症、薬物誘発性高アンモニア血症、肝疾患、急性肝不全、慢性肝不全の急性増悪、経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症、肝性脳症、肝硬変、末期肝疾患、非経口的高カロリー栄養、甲状腺疾患、橋本脳症、血液障害、胃バイパス手術、胃腸出血、栄養失調、全般発作、臓器移植、または腎不全を有する患者(例えば、哺乳類患者、例えば、ヒト患者)に、肝細胞集団及び線維芽細胞集団を含む操作された組織構築物を、高アンモニア血症の治療に有効な量で投与することができる。
【0005】
1つの態様において、本開示は、尿素サイクル障害、有機酸血症、先天性乳酸アシドーシス、脂肪酸酸化異常症、二塩基性アミノ酸欠損症、一過性高アンモニア血症、ライ症候群、重症周産期仮死、ウイルス関連高アンモニア血症、感染症(例えば、尿路感染症、またはproteus mirabilis、E.coli、もしくはKlebsiellaにより引き起こされる感染症)、薬物誘発性高アンモニア血症(例えば、薬物のバルプロ酸、トピラマート、カルバマゼピン、サリチル酸塩、スルファジアジン、炭酸脱水酵素阻害剤、バルプロ酸を伴う炭酸脱水酵素阻害剤、または化学療法により引き起こされるもの)、肝疾患(例えば、胆道閉塞、アルファ-1アンチトリプシン欠損症、ウィルソン病、嚢胞性線維症、ガラクトース血症、またはチロシン血症)、急性肝不全、慢性肝不全の急性増悪、経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症、肝性脳症、肝硬変、末期肝疾患、非経口的高カロリー栄養、甲状腺疾患、橋本脳症、血液障害(例えば、多発性骨髄腫または急性白血病)、胃バイパス手術、胃腸出血、栄養失調、全般発作、臓器移植、または腎不全を有する対象における高アンモニア血症を治療する方法であって、肝細胞集団及び任意選択で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む1つ以上の操作された組織構築物を、対象における高アンモニア血症の治療に有効な量で移植することを含む方法を提供する。
【0006】
別の態様において、本開示は、アンモニアレベルの低減を、それを必要とする対象(例えば、尿素サイクル障害、有機酸血症、先天性乳酸アシドーシス、脂肪酸酸化異常症、二塩基性アミノ酸欠損症、一過性高アンモニア血症、ライ症候群、重症周産期仮死、ウイルス関連高アンモニア血症、感染症(例えば、尿路感染症、またはproteus mirabilis、E.coli、もしくはKlebsiellaにより引き起こされる感染症)、薬物誘発性高アンモニア血症(例えば、薬物のバルプロ酸、トピラマート、カルバマゼピン、サリチル酸塩、スルファジアジン、炭酸脱水酵素阻害剤、バルプロ酸を伴う炭酸脱水酵素阻害剤、または化学療法により引き起こされるもの)、肝疾患(例えば、胆道閉塞、アルファ-1アンチトリプシン欠損症、ウィルソン病、嚢胞性線維症、ガラクトース血症、またはチロシン血症)、急性肝不全、慢性肝不全の急性増悪、経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症、肝性脳症、肝硬変、末期肝疾患、非経口的高カロリー栄養、甲状腺疾患、橋本脳症、血液障害(例えば、多発性骨髄腫または急性白血病)、胃バイパス手術、胃腸出血、栄養失調、全般発作、臓器移植、または腎不全を有する対象)において行う方法であって、肝細胞集団及び任意選択で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む1つ以上の操作された組織構築物を、対象におけるアンモニアレベルの低減に有効な量で移植することを含む方法を提供する。
【0007】
上記の任意の態様のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、肝細胞集団は、対象の全体の肝臓質量の0.5%~30%(例えば、0.5%~30%、0.6%~30%、0.7%~30%、0.8%~30%、0.9%~30%、1%~30%、2%~30%、3%~30%、4%~30%、5%~30%、10%~30%、または20%~30%)に相当する量の肝細胞を含む。
【0008】
上記の任意の態様のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、肝細胞集団は、対象の残存肝臓の質量の0.5%~20%(例えば、0.5%~20%、0.6%~20%、0.7%~20%、0.8%~20%、0.9%~20%、1%~20%、2%~20%、3%~20%、4%~20%、5%~20%、または10%~20%)に相当する量の肝細胞を含む。
【0009】
上記の任意の態様のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、肝細胞集団は、3×10~1.8×1011(例えば、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×10~約1.8×1011、約2×10~約1.8×1011、約3×10~約1.8×1011、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×10~約1.8×1011、約2×10~約1.8×1011、約3×10~約1.8×1011、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×10~約1.8×1011、約2×10~約1.8×1011、約3×10~約1.8×1011、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×10~約1.8×1011、約2×10~約1.8×1011、約3×10~約1.8×1011、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×1010~約1.8×1011、約2×1010~約1.8×1011、約3×1010~約1.8×1011、約4×1010~約1.8×1011、約5×1010~約1.8×1011、約6×1010~約1.8×1011、約7×1010~約1.8×1011、約8×1010~約1.8×1011、約9×1010~約1.8×1011、または約1×1011~約1.8×1011)肝細胞を含む。
【0010】
上記の任意の態様のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、任意選択の間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団は、最大1.8×1012(例えば、約1~約1.8×1012、約10~約1.8×1012、約100~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×1010~約1.8×1012、約2×1010~約1.8×1012、約3×1010~約1.8×1012、約4×1010~約1.8×1012、約5×1010~約1.8×1012、約6×1010~約1.8×1012、約7×1010~約1.8×1012、約8×1010~約1.8×1012、約9×1010~約1.8×1012、約1×1011~約1.8×1012、約2×1011~約1.8×1012、約3×1011~約1.8×1012、約4×1011~約1.8×1012、約5×1011~約1.8×1012、約6×1011~約1.8×1012、約7×1011~約1.8×1012、約8×1011~約1.8×1012、約9×1011~約1.8×1012、または約1×1012~約1.8×1012)間質細胞(例えば、線維芽細胞)である。
【0011】
いくつかの実施形態において、肝細胞は初代ヒト肝細胞である。いくつかの実施形態において、肝細胞は幹細胞(例えば、誘導多能性幹細胞)に由来する。
いくつかの実施形態において、間質細胞は線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞は、正常ヒト皮膚線維芽細胞及び新生児包皮線維芽細胞からなる群より選択される。例えば、いくつかの実施形態において、線維芽細胞は新生児包皮線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞は正常ヒト皮膚線維芽細胞である。
【0012】
上記の任意の態様のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は、1:10~4:1(例えば、1:10~4:1、1:10~3:1、1:10~2:1、1:10~1:1、1:9~4:1、1:9~3:1、1:9~2:1、1:9~1:1、1:8~4:1、1:8~3:1、1:8~2:1、1:8~1:1、1:7~4:1、1:7~3:1、1:7~2:1、1:7~1:1、1:6~4:1、1:6~3:1、1:6~2:1、1:6~1:1、1:5~4:1、1:5~3:1、1:5~2:1、1:5~1:1、1:4~4:1、1:4~3:1、1:4~2:1、1:4~1:1、1:3~4:1、1:3~3:1、1:3~2:1、1:3~1:1、1:2~4:1、1:2~3:1、1:2~2:1、1:2~1:1、1:1~4:1、1:1~3:1、1:1~2:1、及び1:0~1:1)である。
【0013】
上記の任意の態様のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、移植物の体積は0.1mL~5L(例えば、0.2mL~5L、0.3mL~5L、0.4mL~5L、0.5mL~5L、1mL~5L、5mL~5L、10mL~5L、100mL~5L、1L~5L、2L~5L、3L~5L、または4L~5L)である。
【0014】
いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.1M/mL~150M/mL(例えば、0.2M/mL~149M/mL、0.3M/mL~148M/mL、0.4M/mL~147M/mL、0.5M/mL~146M/mL、1M/mL~145M/mL、5M/mL~140M/mL、10M/mL~100M/mL、20M/mL~50M/mL、または30M/mL~40M/mL)である。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は3M/mL~12M/mLである。
【0015】
上記の任意の態様のうちのいずれかのいくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、生体適合性のハイドロゲル足場をさらに含む。例えば、いくつかの実施形態において、生体適合性の足場はフィブリンを含む。いくつかの実施形態において、生体適合性の足場はヘパリンを含む。いくつかの実施形態において、ヘパリンは合成ヘパリンミメティックである。
【0016】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、腹膜(例えば、後腹膜)、腹膜腔(例えば、網または腸間膜)、腹直筋、腹斜筋、大腿四頭筋、腹膜外脂肪、及び腎被膜、腹膜外部位、肝臓表面上の部位、もしくは胸膜外部位、または血管新生に適した部位からなる群より選択される移植部位で対象に移植される。例えば、いくつかの実施形態において、腹膜は後腹膜である。いくつかの実施形態において、腹膜腔は網である。いくつかの実施形態において、腹膜腔は腸間膜である。いくつかの実施形態において、網は大網または網嚢である。いくつかの実施形態において、網は有茎性網である。いくつかの実施形態において、腸間膜は小腸間膜である。いくつかの実施形態において、移植物は、有茎性網ラップまたは網ラップとして対象に移植される。いくつかの実施形態において、移植部位は血管新生に適した部位である。
【0017】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3.6血管/mmより大きい(例えば、約3.7血管/mm、3.8血管/mm、3.9血管/mm、4血管/mm、4.1血管/mm、4.2血管/mm、4.3血管/mm、4.4血管/mm、4.5血管/mm、5血管/mm、6血管/mm、7血管/mm、8血管/mm、9血管/mm、10血管/mm、50血管/mm、100血管/mm、200血管/mm、300血管/mm、400血管/mm、500血管/mm、1000血管/mm、2000血管/mm、3000血管/mm、4000血管/mm、または4500血管/mmより大きい)微細血管密度を有する移植部位で対象に移植される。
【0018】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象において少なくとも3か月間(例えば、少なくとも3か月間、少なくとも4か月間、少なくとも5か月間、少なくとも6か月間、少なくとも1年間、少なくとも5年間、または少なくとも10年間)、肝細胞の生存の持続を促進する微小環境を提供する。
【0019】
いくつかの実施形態において、対象はヒトである。
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、約90μmol/L以下(例えば約89μmol/L、88μmol/L、87μmol/L、86μmol/L、85μmol/L、84μmol/L、83μmol/L、82μmol/L、81μmol/L、80μmol/L、79μmol/L、78μmol/L、77μmol/L、76μmol/L、75μmol/L、74μmol/L、73μmol/L、72μmol/L、71μmol/L、70μmol/L、69μmol/L、68μmol/L、67μmol/L、66μmol/L、65μmol/L、64μmol/L、63μmol/L、62μmol/L、61μmol/L、60μmol/L、50μmol/L、40μmol/L、30μmol/L、20μmol/L、25μmol/L、または10μmol/L未満)の血清アンモニアレベルを示す。
【0020】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、血液検査で1つ以上のパラメーターの基準レベルに対する変化を示す。いくつかの実施形態において、血液検査は肝機能検査である。例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上のパラメーターは、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのレベルを含む。
【0021】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、胆嚢駆出率の検査で改善を示す。例えば、いくつかの実施形態において、検査は肝胆道イミノ二酢酸スキャンである。
【0022】
別の態様において、本開示は、操作された組織構築物を含むキットを提供し、ここでキットは、キットの使用者に、操作された組織構築物を上記の実施形態のいずれか1つの方法に従って対象に移植するように指示する添付文書をさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1】操作された組織構築物を移植したマウスにおけるアンモニア曝露の検証試験の実験概要を示す概略図である。6日目から、野生型マウス(B6EiC3SnF1/J)及びトランスジェニックB6EiC3Sn a/A-Otcspf-ash/J(spfash)マウスを2日ごとの免疫抑制に供するか、または無処置にした。第1群(健康対照)及び第2群(不健康対照)には手術を行わなかった。1日目に移植前採血を実施し、次に第3群のマウス1頭当たり2つの操作された組織構築物を腹腔内の空間内の子宮付近の脂肪パッドに移植した。各構築物には、1.41×10個の初代ヒト肝細胞及び2.82×10個の正常ヒト皮膚線維芽細胞が含まれた。移植後、マウスを7.5mmol/kgのNHClで4、11、18、25、及び32日目に曝露した(腹腔内投与)。7日目、14日目、21日目、及び28日目に採尿し、続いて32日目に屠殺した。
図2図1に記載のように2つの操作された組織構築物を移植したspfashマウスにおける血清ヒトアルブミンレベルを示すグラフである。
図3図1に記載のような、野生型第1群健康無手術対照マウス(B6EiC3SnF1/J)、トランスジェニックspfash第2群不健康無手術対照マウス、及び7.5 mmol/kg NHClで曝露し、2つの操作された組織構築物を移植したトランスジェニックspfash第3群マウスの臨床的観察を示している。
図4図1に記載のような、野生型健康無手術対照マウス(C57BL/6)、spfash不健康無手術対照マウス、及び7.5mmol/kg NHClで曝露し、2つの操作された組織構築物を移植したspfashマウスの血清アンモニアレベルを示すグラフである。
図5図1に記載のような、spfash不健康無手術対照マウス及び7.5mmol/kg NHClに曝露した2つの操作された組織構築物を移植したspfashマウスにおける血清アンモニアレベルを示すグラフである。
図6】操作された組織構築物の製造ビルドのステップを示す概略図である。ステップ1では、間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、新生児ヒト皮膚線維芽細胞)をそれぞれのワーキング細胞バンク(WCB)から解凍し、拡大し、試験して生存率及び細胞数を測定する。肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞(PHH))を肝細胞マスター細胞バンク(MCB)から解凍し、試験して生存率及び細胞数を測定した(ステップ2)後、間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、新生児ヒト線維芽細胞)とある比(例えば、1:2)で合わせ、遠心分離してマイクロウェル(例えば、ピラミッド形マイクロウェル)のアレイに入れ、2~3日インキュベートして、細胞が多細胞肝臓凝集体に自己集合するのを促進する。肝臓凝集体は、圧縮の顕微鏡的確認後にカプセル化を受け入れられるものとみなされる。ステップ6では、肝細胞/線維芽細胞凝集体を、(例えば、トロンビンで)重合した溶液(例えば、フィブリノゲンを含む溶液)でカプセル化する。これらのカプセル化ステップは、移植片の全体寸法を厚さが約2mm、外径が6mm~100cm(例えば、7mm~999mm、8mm~998mm、9mm~997mm、10mm~996mm、20mm~995mm、30mm~990mm、40mm~980mm、60mm~960mm、90mm~930mm、100mm~900mm、200mm~800mm、300mm~700mm、400mm~600mm、または500mm)になるように制御する鋳型(例えば、円柱状の鋳型)内で行われる。厚さは、細胞ハイドロゲル浮遊液の体積によって制御される。
【発明を実施するための形態】
【0024】
定義
本明細書で使用する場合、「移植すること」、「移植」などの用語は、1つ以上の操作された組織構築物を対象(例えば、ヒト対象)の任意の有効な移植部位(例えば、血管新生に適した部位)に直接付与することを指す。例示的な移植部位としては、とりわけ、腹膜(例えば、後腹膜)、腹膜腔(例えば、網または腸間膜)、腹直筋、腹斜筋、大腿四頭筋、腹膜外脂肪、腎被膜、腹膜外部位、肝臓表面上の部位、及び胸膜外部位が挙げられる。
【0025】
本明細書で使用する場合、「対象」という用語は哺乳類のことである。哺乳類としては、限定されるものではないが、家畜化された動物(例えば、ウシ、ヒツジ、ネコ、イヌ、及びウマ)、霊長類(例えば、ヒト及び非ヒト霊長類(例えば、サル))、ウサギ、シカ、ならびにげっ歯類(例えば、マウス及びラット)が挙げられる。ある特定の実施形態において、対象はヒトである。
【0026】
本明細書で使用する場合、「含む(comprise)」、「含むこと(comprising)」、「含む(comprises)」、及び「から構成される(comprised of)」という用語は、「含む(include)」、「(含むこと(including))」、「含む(includes)」、または「含む(contain)」、「含むこと(containing)」、「含む(contains)」と同義であり、例えば構成要素に続くものの存在を指定する包括的または無制限な用語であり、当技術分野で知られているまたは本明細書で開示する追加の挙げられていない構成要素、特徴、要素、メンバー、ステップの存在を除外または排除しない。
【0027】
「1つ以上」または「少なくとも1つ」(例えば、メンバーの群のうちの1つ以上もしくは少なくとも1つのメンバー(複数可))という用語は、それ自体は明確であるが、さらなる例示により、この用語は、とりわけ、当該メンバーのうちのいずれか1つ、または当該メンバーのうちのいずれか2つ以上、例えば、当該メンバーのうちのいずれか3つ以上、4つ以上、5つ以上、6つ以上、または7つ以上など、また最大で当該メンバーの全てに対する言及を包含する。
【0028】
本明細書で使用する場合、「効果量」、「有効量」、「治療有効量」などの用語は、本明細書に記載の操作された組織構築物に関して使用する場合、対象(例えば、哺乳類、例えば、ヒト)に移植された場合に、有益なまたは所望の結果(例えば、臨床結果)をもたらすのに十分な、操作された組織構築物中の肝細胞及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量を指す。例えば、高アンモニア血症の治療の文脈(例えば、尿素サイクル障害を有する患者において)では、これらの用語は、目的の操作された組織構築物を移植せずに得られる応答と比較して、治療応答を達成するのに十分な肝細胞及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量を指す。本開示の操作された組織構築物の「有効量」、「治療有効量」などは、対照と比較して対象に有益なまたは所望の結果をもたらす量も含む。
【0029】
本明細書で使用する場合、「治療する」及び「治療」という用語は、望ましくない生理的変化(例えば、高アンモニア血症の進行)を防止するまたは遅らせる(軽減する)ことが目的である療法的治療を指す。有益または望ましい臨床結果としては、限定されるものではないが、アンモニアの低減、胆嚢駆出率の検査の改善、または高アンモニア血症の症状の緩和が挙げられる。アンモニアタンパク質の濃度または胆嚢駆出率は、当技術分野で知られているアッセイを用いて、例えば、肝胆道イミノ二酢酸スキャンを用いて定量することができる。
【0030】
本明細書で使用する場合、「高アンモニア血症」という用語は、血液中のアンモニアの過剰を特徴とする代謝障害を指す。本明細書で使用する場合、「高アンモニア血症」には、原発性高アンモニア血症及び続発性高アンモニア血症、ならびに後天性高アンモニア血症及び先天性高アンモニア血症が含まれる。
【0031】
本明細書で使用する場合、「尿素サイクル障害」という用語は、尿素サイクルの欠陥または機能不全により引き起こされる任意の障害を指す。尿素サイクルは、タンパク質異化作用の産物であるアンモニアから尿素を生成する生化学反応のサイクルである。尿素サイクル障害の具体的なタイプとしては、限定されるものではないが、リン酸シンターゼ1(CPS1)欠損症、オルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)欠損症、アルギニノコハク酸シンターゼ(ASS1)欠損症、アルギニノコハク酸リアーゼ(ASL)欠損症、アルギナーゼ-1(ARG1)欠損症、N-アセチルグルタミン酸シンターゼ(NAGS)欠損症、オルニチントランスロカーゼ(ORNT1)欠損症、及びシトリン欠損症が挙げられる。尿素サイクル障害は、異常なアンモニアレベル(例えば、約90μmol/L以上のアンモニアレベル)を特徴とし得る。
【0032】
本開示の文脈で使用する場合、「操作された組織構築物」とは、培養された肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、新生児包皮間質細胞(例えば、線維芽細胞))の混合物を指す。操作された組織構築物の相対的体積は0.5mL~5Lであり得る。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は生体適合性のハイドロゲル足場(例えば、フィブリン)をさらに含む。
【0033】
細胞は、確立された細胞株由来であっても初代細胞であってもよく、ここで「初代細胞」、「初代細胞株」、及び「初代培養物」は本明細書では互換的に使用され、培養物に由来し、培養物の限られた継代数で(例えば、分割して)in vitroで成長させた細胞及び細胞培養物を指す。例えば、初代培養物は、0回、1回、2回、4回、5回、10回、または15回継代された(ただし危機段階を経るには十分な回数ではない)培養物であり得る。初代細胞株は、in vitroで10継代未満で維持され得る。細胞が初代細胞である場合、このような細胞は、任意の好都合な方法により個体から採取することができる。例えば、組織(例えば、皮膚、筋肉、骨髄、脾臓、肝臓、膵臓、肺、腸、胃など)からの細胞は、生検により最も好都合に採取される。回収した細胞を分散または浮遊させるために適切な溶液が使用され得る。このような溶液は、概して、ウシ胎児血清または他の天然に存在する因子を低濃度(概して5~25mM)の許容される緩衝液とともに好都合に補充した平衡塩類溶液(例えば、生理食塩水、リン酸緩衝食塩水(PBS)、ハンクス平衡塩類溶液など)となる。好都合な緩衝液としては、HEPES、リン酸緩衝液、乳酸緩衝液などが挙げられる。細胞は、直ちに使用しても、長期間凍結保存してもよい(解凍して再利用可能)。このような場合、細胞は通常、10%DMSO、50%血清、40%緩衝化媒体、または細胞をこのような凍結温度で保存するために当技術分野で一般的に使用されている他の何らかの溶液中で凍結し、当技術分野で一般的に知られている凍結培養細胞を解凍するための方法で解凍する。例えば、肝細胞は、従来の方法(Berry et al.,1969,J.Cell Biol.43:506-520)により単離することができ、これは(例えば、初代ヒト肝細胞を得るための)ヒト肝生検または剖検材料に適応させることができる。
【0034】
本明細書で使用する場合、ハイドロゲル足場は、対象(例えばヒト)に導入したときに毒性を示さない場合「生体適合性」とみなされる。本開示の文脈において、生体適合性のハイドロゲル足場は、操作された組織構築物の細胞に対し、または対象(例えば、ヒト)にin vivoで移植された際に毒性を示さないことが好ましい。肝毒性は、例えば、肝細胞アポトーシス死率(例えば、アポトーシスの増加は肝毒性を示す)、トランスアミナーゼレベル(例えば、トランスアミナーゼレベルの増加は肝毒性を示す)、肝細胞の拡大(例えば、拡大の増加は肝毒性を示す)、肝細胞の小滴性脂肪変性(例えば、脂肪変性の増加は肝毒性を示す)、胆汁細胞死亡率(例えば、胆汁細胞死亡率の増加は肝毒性を示す)、γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(GGT)レベル(例えば、GGTレベルの増加は肝毒性を示す)を定量することにより、測定することができる。生体適合性のハイドロゲル足場としては、限定されるものではないが、フィブリン及びヘパリンを挙げることができる。
【0035】
本明細書で使用する場合、「ハイドロゲル」という用語は、材料が大量の水または他の水溶液を吸収するように本質的に親水性であるポリマー鎖のネットワークを指す。ハイドロゲルは、例えば、少なくとも70%v/vの水、少なくとも80%v/vの水、少なくとも90%v/vの水、少なくとも95%、96%、97%、98%、さらには99%またはそれ以上のv/vの水(または他の水溶液)を含むことができる。ハイドロゲルは天然または合成ポリマーを含むことができ、ポリマーネットワークはしばしば高度な架橋を特徴とする。また、ハイドロゲルはその顕著な含水量ゆえに、天然組織と非常に類似した柔軟性も有する。ハイドロゲルは、細胞を培養するための足場として組織操作用途で特に有用である。ある特定の実施形態において、ハイドロゲルは生体適合性ポリマー製である。
【0036】
「接着材料」という用語は、本明細書で開示する細胞混合物に組み込まれ、細胞または微生物がいくらかの親和性を有する材料(例えば、結合剤)のことである。この材料は、操作された細胞混合物を移植する前に、例えば、ハイドロゲルに組み込むことができる。材料及び細胞または微生物は、例えば、静電もしくは疎水相互作用、共有結合、またはイオン結合を含む任意の手段により相互作用する。材料としては、限定されるものではないが、抗体、タンパク質、ペプチド、核酸、ペプチドアプタマー、核酸アプタマー、糖、プロテオグリカン、または細胞受容体を挙げることができる。
【0037】
本明細書で使用する場合、「分解する」という用語は、目的の分子(例えば、アンモニア)を生化学的に分解(degradation)、消化、及び/または分解(break down)して、(例えば、腎クリアランスにより)身体からその分子を除去する生理学的プロセスを指す。
【0038】
本明細書で使用する場合、「血管新生に適した」という用語は、新規の血管の形成に適した条件及び/または環境特性を指す。概して、血管新生とは、損傷した組織もしくは通常は血管を含まない組織に新たな血管が形成されること、または当該組織に通常よりも高い密度の新たな血管(例えば、細動脈、細静脈、及び毛細血管)が形成されることを意味する。例えば、血管新生に適した部位は、約3.6血管/mmより大きい(例えば、約3.7血管/mm、3.8血管/mm、3.9血管/mm、4血管/mm、4.1血管/mm、4.2血管/mm、4.3血管/mm、4.4血管/mm、4.5血管/mm、5血管/mm、6血管/mm、7血管/mm、8血管/mm、9血管/mm、10血管/mm、50血管/mm、100血管/mm、200血管/mm、300血管/mm、400血管/mm、500血管/mm、1000血管/mm、2000血管/mm、3000血管/mm、4000血管/mm、または4500血管/mmより大きい)既存の微細血管密度を有し得る。
【0039】
本明細書で使用する場合、「肝機能検査」及び「LFT」という用語は、肝臓パネル(例えば、患者の肝臓の状態に関する情報を提供する血液検査の群)を指す。肝臓パネルには、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼレベル、アルカリホスファターゼレベル、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼレベル、アラニンアミノトランスフェラーゼレベル、アルブミンレベル、ビリルビンレベル、プロトロンビン時間、活性化部分トロンボプラスチン時間、またはこれらの組合せの測定が含まれ得る。
【0040】
本明細書で使用する場合、「年齢調整正常値」という用語は、年齢によりデータを正規化するプロセスを指し、これは、集団の年齢プロファイルが異なる際に、対象の集団を比較できるようにするために使用される技法である。本明細書で使用する場合、「正常値」という用語は、対象の集団が年齢プロファイルをまたがって類似するため、年齢による正規化を受けないデータを指す。
【0041】
本明細書で使用する場合、「レベル」という用語は、基準と比較したタンパク質のレベルを指す。基準は、本明細書で定義する任意の有用な基準であり得る。タンパク質の「レベル減少」及び「レベル増加」とは、基準と比較して、タンパク質レベルが減少または増加することを意味する(例えば、約5%、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%、約100%、約150%、約200%、約300%、約400%、約500%、もしくはそれ以上の減少もしくは増加;基準と比較して約10%、約15%、約20%、約50%、約75%、約100%、もしくは約200%超の減少もしくは増加;約0.01倍、約0.02倍、約0.1倍、約0.3倍、約0.5倍、約0.8倍未満、もしくはそれ以下の減少もしくは15増加;または約1.2倍、約1.4倍、約1.5倍、約1.8倍、約2.0倍、約3.0倍、約3.5倍、約4.5倍、約5.0倍、約10倍、約15倍、約20倍、約30倍、約40倍、約50倍、約100倍、約1000倍超、もしくはそれ以上の増加)。タンパク質のレベルは、質量/体積(例えば、g/dL、mg/mL、μg/mL、もしくはng/mL)または試料中の総タンパク質に対するパーセンテージで表すことができる。
【0042】
「基準」とは、高アンモニア血症に関するタンパク質レベルを比較するために使用される任意の有用な基準を意味する。基準は、比較目的で使用される任意の試料、標準、標準曲線、またはレベルであり得る。基準は、正常な基準試料または基準標準もしくはレベルであり得る。「基準試料」は、例えば、対照、例えば、所定の陰性対照(例えば、「正常対照」もしくは同じ対象から採取した予備試料)の値、正常健康対象からの試料(例えば、正常細胞もしくは正常組織)、高アンモニア血症でない対象からの試料(例えば、細胞もしくは組織)、高アンモニア血症の治療を受けた対象からの試料、または既知の正常濃度の精製タンパク質の試料(例えば、本明細書に記載の任意のもの)であり得る。「基準標準またはレベル」とは、基準試料に由来する値または数値を意味する。「正常対照値」とは、非高アンモニア血状態を示す所定値、例えば、健康対照対象に予想される値のことである。典型的には、正常対照値は、範囲(「X~Y」)、高い閾値(「X以下」)、または低い閾値(「X以上」)として表現される。特定のバイオマーカーについて、正常対照値内の測定値を有する対象は、典型的には、そのバイオマーカーについて「正常範囲内」と称される。正常な基準標準またはレベルとは、高アンモニア血症を有しない正常な対象に由来する値または数値であり得る。好ましい実施形態において、基準試料、標準、またはレベルは、以下の判断基準:年齢、体重、性別、病期、及び全身状態のうち少なくとも1つによって対象試料と照合される。通常の基準範囲内にある精製タンパク質(例えば、本明細書に記載の任意のもの)のレベルの標準曲線を基準として使用することもできる。
【0043】
詳細な説明
本開示は、高アンモニア血症(例えば、尿素サイクル障害、有機酸血症、先天性乳酸アシドーシス、脂肪酸酸化異常症、二塩基性アミノ酸欠損症、一過性高アンモニア血症、ライ症候群、重症周産期仮死、ウイルス関連高アンモニア血症、感染症、薬物誘発性高アンモニア血症、肝疾患、急性肝不全、慢性肝不全の急性増悪、経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症、肝性脳症、肝硬変、末期肝疾患、非経口的高カロリー栄養、甲状腺疾患、橋本脳症、血液障害、胃バイパス手術、胃腸出血、栄養失調、全般発作、臓器移植、及び/または腎不全を有する対象におけるもの)の治療あるいはアンモニアレベルの低減を、それを必要とする対象において行うために使用することができる組成物及び方法を提供する。本明細書に記載の組成物及び方法によれば、高アンモニア血症を有する対象(例えば、ヒト)に、肝細胞集団及び任意選択で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む1つ以上の操作された組織構築物を移植することができる。
【0044】
本開示は、少なくとも部分的には、肝細胞及び任意選択で間質細胞(例えば、線維芽細胞)を含む操作された組織構築物を移植し、高アンモニア血症の治療方法に使用することができるという発見に基づいており、それにより、尿素サイクル障害、有機酸血症、先天性乳酸アシドーシス、脂肪酸酸化異常症、二塩基性アミノ酸欠損症、一過性高アンモニア血症、ライ症候群、重症周産期仮死、ウイルス関連高アンモニア血症、感染症、薬物誘発性高アンモニア血症、肝疾患、急性肝不全、慢性肝不全の急性増悪、経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症、肝性脳症、肝硬変、末期肝疾患、非経口的高カロリー栄養、甲状腺疾患、橋本脳症、血液障害、胃バイパス手術、胃腸出血、栄養失調、全般発作、臓器移植、または腎不全の患者に存在する高アンモニア血症の症状に関連する未解決の重要なアンメットメディカルニーズに対処する。また本開示は、少なくとも部分的には、操作された組織構築物を移植することでアンモニアレベルが著しく低下するという本発明者らの驚くべき発見にも基づいている。
【0045】
以下のセクションで、操作された組織構築物について説明する。さらに以下のセクションで、本開示の組成物及び方法とともに使用することができる様々な移植部位及び操作された組織構築物を移植した後の臨床モニタリングに用いるパラメーターについても説明する。
【0046】
高アンモニア血症
尿素サイクルは、タンパク質異化作用の産物であるアンモニアから尿素を生成する生化学反応のサイクルである。尿素サイクルには、カルバモイルリン酸シンターゼ1(CPS1)、オルニチントランスカルバモイラーゼ(OTC)、アルギニノコハク酸シンターゼ(ASS1)、アルギニノコハク酸リアーゼ(ASL)、及びアルギナーゼ1(ARG1)を含む5つの主要な酵素が含まれるが、他の酵素(例えば、N-アセチルグルタミン酸シンターゼ(NAGS))ならびにミトコンドリアアミノ酸トランスポーター(例えば、オルニチントランスロカーゼ(ORNT1)及びシトリン)も必要とされる。尿素サイクルは、主に肝細胞のミトコンドリア内で行われる。肝臓により生成された尿素は血流に入り、腎臓に移動し、最終的には尿中に排泄される。尿素サイクルの酵素またはトランスポーターのいずれかに遺伝的欠陥があると、高アンモニア血症(血中アンモニア上昇)、またはサイクル中間体の蓄積を引き起こし得る。アンモニアは、ひいては血液を介して脳に到達し、脳浮腫、発作、昏睡、生存者の長期的障害、及び/または死亡を引き起こし得る。
【0047】
例えば、酵素のOTCは、尿素サイクルの重要な構成要素であり、カルバモイルリン酸及びオルニチンからシトルリンの形成を触媒し、これは身体から過剰なアンモニアを除去する上で極めて重要である。OTCの機能が欠損することで高アンモニア血症につながる場合があり、これが様々な機構によって脳を損傷し得る。
【0048】
高アンモニア血症は、多くの疾患及び障害の関連症状であり、これには例えば、尿素サイクル障害(例えば、CPS1欠損症、OTC欠損症、ASS1欠損症、ASL欠損症、ARG1欠損症、NAGS欠損症、ORNT1欠損症、及びシトリン欠損症)、有機酸血症、先天性乳酸アシドーシス、脂肪酸酸化異常症、二塩基性アミノ酸欠損症、一過性高アンモニア血症、ライ症候群、重症周産期仮死、ウイルス関連高アンモニア血症、感染症(尿路感染症またはproteus mirabilis、E.coli、もしくはKlebsiellaによる感染症)、薬物誘発性高アンモニア血症(例えば、高アンモニア血症は、薬物のバルプロ酸、トピラマート、カルバマゼピン、サリチル酸塩、スルファジアジン、炭酸脱水酵素阻害剤、バルプロ酸を伴う炭酸脱水酵素阻害剤、または化学療法により引き起こされる)、肝疾患(例えば、胆道閉塞、アルファ-1アンチトリプシン欠損症、ウィルソン病、嚢胞性線維症、ガラクトース血症、またはチロシン血症)、急性肝不全、慢性肝不全の急性増悪、経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症、肝性脳症、肝硬変、末期肝疾患、非経口的高カロリー栄養、甲状腺疾患、橋本脳症、血液障害(例えば、多発性骨髄腫または急性白血病)、胃バイパス手術、胃腸出血、栄養失調、全般発作、臓器移植、及び腎不全がとりわけ含まれる。
【0049】
操作された組織構築物
本明細書に記載の操作された組織構築物は、肝細胞集団及び任意選択で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。
【0050】
別の態様において、細胞組成物は、肝細胞集団及び任意選択の間質細胞集団の凝集体の形態で提供される。いくつかの実施形態において、肝細胞集団及び任意選択の間質細胞集団は、2つの細胞集団に凝集体を形成させるような条件下で混和される。いくつかの実施形態において、肝細胞集団及び任意選択の間質細胞集団は、組織製作技法を用いて混和される。いくつかの実施形態において、肝細胞集団及び任意選択の間質細胞集団は共培養される。いくつかの実施形態において、肝細胞集団及び任意選択の間質細胞集団は、組織製作技法を用いて混和される。いくつかの実施形態において、肝細胞集団及び任意選択の間質細胞集団は共培養される。いくつかの実施形態において、肝細胞集団及び任意選択の間質細胞集団は、ハンギングドロップ、マイクロウェル成形、非接着表面、スピナーフラスコを用いたスフェロイド浮遊培養、垂直ホイールバイオリアクター、水平ホイールバイオリアクター、またはマイクロ流体スフェロイドシステムにより共培養される。
【0051】
他の態様において、本明細書で提供される組成物は、さらなる構成要素を含むことができ、これには、限定されるものではないが、成長因子、リガンド、サイトカイン、薬物などが含まれる。いくつかの実施形態において、細胞混合物は、さらなる微小環境の合図を誘発する分子(例えば、細胞集団の増殖及び拡大を刺激または増強する小分子または成長因子)を含むことができる。
【0052】
本開示の細胞凝集体の特性は、特定の用途に適合するように変化させることができる。ある特定の実施形態において、細胞凝集体の密度は変化させることができる。ある特定の実施形態において、異なる直径の細胞凝集体を製作することができる。ある特定の実施形態において、1つ以上の細胞凝集体の全体的なネットワーク組織は、例えば、数、三次元組織、アラインメント、直径、密度などにより定義することができる。
【0053】
ある特定の実施形態において、操作された細胞組成物は1つ以上の生理活性物質を含み得る。生理活性物質(複数可)の例としては、限定されるものではないが、ホルモン、神経伝達物質、成長因子、ホルモン、神経伝達物質または成長因子受容体、インターフェロン、インターロイキン、ケモカイン、サイトカイン、コロニー刺激因子、走化性因子、細胞外マトリックス構成要素、及び接着分子、リガンド及びペプチド;例えば、成長ホルモン、副甲状腺ホルモン、骨形態形成タンパク質、トランスフォーミング成長因子アルファ、TGF-ベータ1、TGF-ベータ2、線維芽細胞成長因子、顆粒球/マクロファージコロニー刺激因子、上皮成長因子、血小板由来成長因子、インスリン様成長因子、散乱因子/肝細胞成長因子、フィブリン、デキストラン、マトリックスメタロプロテイナーゼ、コラーゲン、フィブロネクチン、ビトロネクチン、ヒアルロン酸、RGD含有ペプチドまたはポリペプチド、アンジオポエチン、ならびに血管内皮細胞成長因子が挙げられる。
【0054】
ある特定の実施形態において、本明細書で開示する操作された細胞の混合物は、移植細胞の所望の表現型をin vivoで維持しやすくするために、1つ以上の接着材料を含む。材料としては、限定されるものではないが、抗体、タンパク質、ペプチド、核酸、ペプチドアプタマー、核酸アプタマー、糖、プロテオグリカン、または細胞受容体を挙げることができる。
【0055】
接着材料(例えば、細胞外マトリックス(ECM)材料、糖、プロテオグリカンなど)のタイプは、部分的には、培養される細胞のタイプ(単数または複数)(例えば、肝細胞及び間質細胞(例えば、線維芽細胞))により決定される。細胞のネイティブ微小環境内で見出されるECM分子は、初代細胞、前駆細胞、及び/または細胞株のいずれの機能維持にも有用である。
【0056】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、生体適合性のハイドロゲル足場をさらに含む。例えば、いくつかの実施形態において、生体適合性の足場はフィブリンである。いくつかの実施形態において、生体適合性の足場は合成ヘパリンミメティックを含む。詳細には、本発明の合成ポリマーは、いくつかの実施形態では、ヘパリン中に存在する負電荷の量と同様の量の負電荷を含み得る。したがって、本開示の合成ポリマーは、ヘパリンの機能的特性を模倣することができる。例えば、本開示の合成ポリマーは、ヘパリンと天然に結合する様々な生理活性薬剤(例えば、成長因子)に結合する可能性を有する。そのため、本開示の合成ポリマー、及び本明細書に記載の合成ポリマーを含むハイドロゲルは、様々な生理活性薬剤(例えば、成長因子)に結合して、生理活性薬剤の拡散を防止し、生理活性薬剤を局所的に高濃度で維持することができ、その結果、細胞に作用し様々な細胞機能を促進することができる。
【0057】
いくつかの実施形態において、移植物の体積は0.1mL~5L(例えば、0.2mL~5L、0.3mL~5L、0.4mL~5L、0.5mL~5L、1mL~5L、5mL~5L、10mL~5L、100mL~5L、1L~5L、2L~5L、3L~5L、または4L~5L)である。例えば、いくつかの実施形態において、移植物の体積は0.2mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は0.3mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は0.4mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は0.5mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は1mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は5mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は10mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は100mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は1mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は2mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は3mL~5Lである。いくつかの実施形態において、移植物の体積は4mL~5Lである。
【0058】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象において少なくとも3か月間(例えば、少なくとも3か月間、少なくとも4か月間、少なくとも5か月間、少なくとも6か月間、少なくとも1年間、少なくとも5年間、少なくとも10年間、または操作された組織構築物が移植される患者の生涯にわたり)、肝細胞の生存の持続を促進する微小環境を提供する。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、肝細胞の生存の持続を少なくとも4か月間促進する微小環境を提供する。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、肝細胞の生存の持続を少なくとも5か月間促進する微小環境を提供する。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、肝細胞の生存の持続を少なくとも6か月間促進する微小環境を提供する。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、肝細胞の生存の持続を少なくとも1年間促進する微小環境を提供する。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、肝細胞の生存の持続を少なくとも5年間促進する微小環境を提供する。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、肝細胞の生存の持続を少なくとも10年間促進する微小環境を提供する。
【0059】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、任意の形状(例えば、円筒形、正方形、または角が丸い正方形)であり得る。
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、(例えば、表面積を増加させるために)曲がりくねったトポグラフィーを有する。
【0060】
細胞集団
細胞集団は、本開示の方法での使用につながる適切な形態、表現型、及び細胞機能を維持するように最適化される。例えば、初代ヒト肝細胞または新生児包皮線維芽細胞(例えば、線維芽細胞)は、選択されたそれぞれの細胞が最初に所望の形態、表現型、及び細胞機能を有し、したがって、本明細書に記載の操作された組織構築物を移植した後に、in vivoで当該形態、表現型、及び/または機能を維持できるようになっていることを確実にするように最適化された条件下で単離及び/または前培養することができる。
【0061】
肝細胞
本明細書に記載の操作された組織構築物は、肝細胞を含む。いくつかの実施形態において、肝細胞は初代ヒト肝細胞(PHH)である。いくつかの実施形態において、肝細胞は幹細胞(例えば、誘導多能性幹細胞)に由来する。
【0062】
いくつかの実施形態において、本明細書に記載の肝細胞は、PHHを培養及び継代して拡大されたPHH集団を得ること、または単一のPHH細胞から拡大されたPHH集団を得ることを含む方法により得られる。いくつかの実施形態において、拡大されたPHH集団を得ることは、ヒト細胞用の適切な細胞培地中で(例えば、3~120日間、例えば、4~119日間、5~118日間、10~117日間、15~116日間、20~115日間、30~100日間、40~90日間、50~80日間、60~70日間、または65日間))PHHを培養及び継代することを含む。例えば、米国仮特許出願第63/271,441号(参照により本明細書に援用される)を参照。
【0063】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象(例えば、ヒト)における高アンモニア血症の治療に有効な量で肝細胞集団を含む。
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象(例えば、ヒト)におけるアンモニアレベルの低減に有効な量で肝細胞集団を含む。
【0064】
いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.1M/mL~150M/mL(例えば、0.2M/mL~149M/mL、0.3M/mL~148M/mL、0.4M/mL~147M/mL、0.5M/mL~146M/mL、1M/mL~145M/mL、5M/mL~140M/mL、10M/mL~100M/mL、20M/mL~50M/mL、または30M/mL~40M/mL)である。例えば、いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.2M/mL~149M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.3M/mL~148M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.4M/mL~147M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.5M/mL~146M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は1M/mL~145M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は5M/mL~140M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は10M/mL~100M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は20M/mL~50M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は30M/mL~40M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は3M/mL~12M/mL(例えば、4M/mL~11M/mL、5M/mL~10M/mL、6M/mL~9M/mL、または7M/mL~8M/mL)である。例えば、いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は4M/mL~11M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は5M/mL~10M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は6M/mL~9M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は7M/mL~8M/mLである。
【0065】
いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.1M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.2M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.3M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.4M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.5M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.6M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.7M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.8M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は0.9M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は1M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は2M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は3M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は4M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は5M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は6M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は7M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は8M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は9M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は10M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は11M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は12M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は13M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は14M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は15M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は16M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は17M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は18M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は19M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は20M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は21M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は22M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は23M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は24M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は25M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は26M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は27M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は28M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は29M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は30M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は31M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は32M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は33M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は34M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は35M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は36M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は37M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は38M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は39M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は40M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は41M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は42M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は43M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は44M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は45M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は46M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は47M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は48M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は49M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は50M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は60M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は70M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は80M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は90M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は100M/mLである。いくつかの実施形態において、肝細胞の密度は150M/mLである。
【0066】
いくつかの実施形態において、肝細胞は、定量化可能な効力(例えば、定量化可能な範囲内のアンモニアを分解する能力)を有する。
I.全体の肝臓質量と比較した肝細胞のパーセンテージ
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の0.5%~30%(例えば、0.5%~30%、0.6%~30%、0.7%~30%、0.8%~30%、0.9%~30%、1%~30%、2%~30%、3%~30%、4%~30%、5%~30%、10%~30%、または20%~30%)に相当する量の肝細胞集団を含む。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の0.6%~30%に相当する量の肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の0.7%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の0.8%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の0.9%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の1%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の2%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の3%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の4%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の5%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の6%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の7%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の8%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の9%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の10%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の11%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の12%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の13%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の14%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の15%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の16%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の17%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の18%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の19%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の20%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の21%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の22%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の23%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の24%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の25%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の26%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の27%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の28%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の29%~30%に相当する量で肝細胞集団を含む。
【0067】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の0.5%に相当する量で肝細胞集団を含む。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の0.6%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の0.7%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の0.8%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の0.9%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の1%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の2%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の3%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の4%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の5%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の6%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の7%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の8%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の9%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の10%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の11%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の12%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の13%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の14%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の15%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の16%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の17%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の18%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の19%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の21%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の22%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の23%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の24%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の25%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の26%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の27%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の28%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の全体の肝臓質量の29%に相当する量で肝細胞集団を含む。
【0068】
II.残存肝臓の質量と比較した肝細胞のパーセンテージ
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の0.5%~20%(例えば、0.5%~20%、0.6%~20%、0.7%~20%、0.8%~20%、0.9%~20%、1%~20%、2%~20%、3%~20%、4%~20%、5%~20%、または10%~20%)に相当する量で肝細胞集団を含む。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の0.6%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の0.7%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の0.8%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の0.9%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の1%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の2%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の3%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の4%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の5%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の6%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の7%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の8%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の9%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の10%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の11%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の12%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の13%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の14%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の15%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の16%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の17%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の18%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の19%~20%に相当する量で肝細胞集団を含む。
【0069】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の0.5%に相当する量で肝細胞集団を含む。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の0.6%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の0.7%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の0.8%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の0.9%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の1%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の2%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の3%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の4%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の5%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の6%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の7%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の8%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の9%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の10%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の11%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の12%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の13%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の14%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の15%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の16%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の17%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の18%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の19%に相当する量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象の残存肝臓の質量の20%に相当する量で肝細胞集団を含む。
【0070】
III.操作された組織構築物中の肝細胞数
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~1.8×1011(例えば、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×10~約1.8×1011、約2×10~約1.8×1011、約3×10~約1.8×1011、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×10~約1.8×1011、約2×10~約1.8×1011、約3×10~約1.8×1011、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×10~約1.8×1011、約2×10~約1.8×1011、約3×10~約1.8×1011、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×10~約1.8×1011、約2×10~約1.8×1011、約3×10~約1.8×1011、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×1010~約1.8×1011、約2×1010~約1.8×1011、約3×1010~約1.8×1011、約4×1010~約1.8×1011、約5×1010~約1.8×1011、約6×1010~約1.8×1011、約7×1010~約1.8×1011、約8×1010~約1.8×1011、約9×1010~約1.8×1011、または約1×1011~約1.8×1011)肝細胞の量で肝細胞集団を含む。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1011~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0071】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0072】
IIIa.操作された組織構築物における年齢依存的な肝細胞数
IIIai.新生児(例えば、生後0~30日)
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、新生児に移植され、約3×10~約3×1010(例えば、約4×10~約3×1010、約5×10~約3×1010、約6×10~約3×1010、約7×10~約3×1010、約8×10~約3×1010、約9×10~約3×1010、約1×10~約3×1010、約2×10~約3×1010、約3×10~約3×1010、約4×10~約3×1010、約5×10~約3×1010、約6×10~約3×1010、約7×10~約3×1010、約8×10~約3×1010、約9×10~約3×1010、約1×10~約3×1010、約2×10~約3×1010、約3×10~約3×1010、約4×10~約3×1010、約5×10~約3×1010、約6×10~約3×1010、約7×10~約3×1010、約8×10~約3×1010、約9×10~約3×1010、約1×10~約3×1010、約2×10~約3×1010、約3×10~約3×1010、約4×10~約3×1010、約5×10~約3×1010、約6×10~約3×1010、約7×10~約3×1010、約8×10~約3×1010、約9×10~約3×1010、約1×10~約3×1010、約2×10~約3×1010、約3×10~約3×1010、約4×10~約3×1010、約5×10~約3×1010、約6×10~約3×1010、約7×10~約3×1010、約8×10~約3×1010、約9×10~約3×1010、約1×1010~約3×1010、または約2×1010~約3×1010)肝細胞の量で肝細胞集団を含む。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約3×1010、約4×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、1×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010~約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0073】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0074】
IIIaii.乳幼児(例えば、1歳)
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、乳幼児に移植され、約2×10~約6×1010(例えば、約3×10~約6×1010、約4×10~約6×1010、約5×10~約6×1010、約6×10~約6×1010、約7×10~約6×1010、約8×10~約6×1010、約9×10~約6×1010、約1×10~約6×1010、約2×10~約6×1010、約3×10~約6×1010、約4×10~約6×1010、約5×10~約6×1010、約6×10~約6×1010、約7×10~約6×1010、約8×10~約6×1010、約9×10~約6×1010、約1×10~約6×1010、約2×10~約6×1010、約3×10~約6×1010、約4×10~約6×1010、約5×10~約6×1010、約6×10~約6×1010、約7×10~約6×1010、約8×10~約6×1010、約9×10~約6×1010、約1×1010~約6×1010、約2×1010~約6×1010、約3×1010~約6×1010、約4×1010~約6×1010、または約5×1010~約6×1010)肝細胞の量で肝細胞集団を含む。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010~約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0075】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0076】
IIIaiii.小児(例えば、5歳)
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、小児に移植され、約3.5×10~約1.05×1011(例えば、約4×10~約1.05×1011、約5×10~約1.05×1011、約6×10~約1.05×1011、約7×10~約1.05×1011、約8×10~約1.05×1011、約9×10~約1.05×1011、約1×10~約1.05×1011、約2×10~約1.05×1011、約3×10~約1.05×1011、約4×10~約1.05×1011、約5×10~約1.05×1011、約6×10~約1.05×1011、約7×10~約1.05×1011、約8×10~約1.05×1011、約9×10~約1.05×1011、約1×10~約1.05×1011、約2×10~約1.05×1011、約3×10~約1.05×1011、約4×10~約1.05×1011、約5×10~約1.05×1011、約6×10~約1.05×1011、約7×10~約1.05×1011、約8×10~約1.05×1011、約9×10~約1.05×1011、約1×1010~約1.05×1011、約2×1010~約1.05×1011、約3×1010~約1.05×1011、約4×1010~約1.05×1011、約5×1010~約1.05×1011、約6×1010~約1.05×1011、約7×1010~約1.05×1011、約8×1010~約1.05×1011、約9×1010~約1.05×1011、約1×1011~約1.05×1011)肝細胞の量で肝細胞集団を含む。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.05×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.05×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.05×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1010~約1.05×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1010~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1010~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1011~約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0077】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3.5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1.05×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0078】
IIIaiv.小児(例えば、9歳)
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、小児に移植され、約4.5×10~約1.35×1011(例えば、約5×10~約1.35×1011、約6×10~約1.35×1011、約7×10~約1.35×1011、約8×10~約1.35×1011、約9×10~約1.35×1011、約1×10~約1.35×1011、約2×10~約1.35×1011、約3×10~約1.35×1011、約4×10~約1.35×1011、約5×10~約1.35×1011、約6×10~約1.35×1011、約7×10~約1.35×1011、約8×10~約1.35×1011、約9×10~約1.35×1011、約1×10~約1.35×1011、約2×10~約1.35×1011、約3×10~約1.35×1011、約4×10~約1.35×1011、約5×10~約1.35×1011、約6×10~約1.35×1011、約7×10~約1.35×1011、約8×10~約1.35×1011、約9×10~約1.35×1011、約1×1010~約1.35×1011、約2×1010~約1.35×1011、約3×1010~約1.35×1011、約4×1010~約1.35×1011、約5×1010~約1.35×1011、約6×1010~約1.35×1011、約7×1010~約1.35×1011、約8×1010~約1.35×1011、約9×1010~約1.35×1011、約1×1011~約1.35×1011)肝細胞の量で肝細胞集団を含む。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.35×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.35×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.35×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1010~約1.35×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1010~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1010~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1011~約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0079】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3.5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1.35×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0080】
IIIav.成人(例えば、18歳以上)
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、成人に移植され、約9×10~約1.8×1011(例えば、約1×10~約1.8×1011、約2×10~約1.8×1011、約3×10~約1.8×1011、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×10~約1.8×1011、約2×10~約1.8×1011、約3×10~約1.8×1011、約4×10~約1.8×1011、約5×10~約1.8×1011、約6×10~約1.8×1011、約7×10~約1.8×1011、約8×10~約1.8×1011、約9×10~約1.8×1011、約1×1010~約1.8×1011、約2×1010~約1.8×1011、約3×1010~約1.8×1011、約4×1010~約1.8×1011、約5×1010~約1.8×1011、約6×1010~約1.8×1011、約7×1010~約1.8×1011、約8×1010~約1.8×1011、約9×1010~約1.8×1011、または約1×1011~約1.8×1011)肝細胞の量で肝細胞集団を含む。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1010~約1.8×1011の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1010~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1011~約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0081】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1010肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1.8×1011肝細胞の量で肝細胞集団を含む。
【0082】
間質細胞
本明細書に記載の操作された組織構築物は、任意選択で間質細胞(例えば、線維芽細胞)を含む。いくつかの実施形態において、間質細胞は線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞は、ヒト皮膚線維芽細胞(例えば、正常ヒト皮膚線維芽細胞、新生児包皮線維芽細胞、ヒト肺線維芽細胞、ヒト心室性心臓線維芽細胞、ヒト心房性心臓線維芽細胞、ヒト子宮線維芽細胞、ヒト膀胱線維芽細胞、ヒト歯肉線維芽細胞、ヒト心膜線維芽細胞、ヒト胆嚢線維芽細胞、ヒト門脈線維芽細胞、ヒト精管線維芽細胞)である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞はヒト皮膚線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞は正常ヒト皮膚線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞は新生児包皮線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞はヒト肺線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞はヒト心室性心臓線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞はヒト心房性心臓線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞はヒト子宮線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞はヒト膀胱線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞はヒト歯肉線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞はヒト心膜線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞はヒト胆嚢線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞はヒト門脈線維芽細胞である。いくつかの実施形態において、線維芽細胞は精管線維芽細胞である。
【0083】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象における高アンモニア血症の治療に有効な量で任意選択の間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、対象におけるアンモニアレベルの低減に有効な量で任意選択の間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。
【0084】
いくつかの実施形態において、間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団は、最大1.8×1012(例えば、約1~約1.8×1012、約10~約1.8×1012、約100~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、3×10~約1.8×1012、4×10~約1.8×1012、5×10~約1.8×1012、6×10~約1.8×1012、7×10~約1.8×1012、8×10~約1.8×1012、9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×10~約1.8×1012、約2×10~約1.8×1012、約3×10~約1.8×1012、約4×10~約1.8×1012、約5×10~約1.8×1012、約6×10~約1.8×1012、約7×10~約1.8×1012、約8×10~約1.8×1012、約9×10~約1.8×1012、約1×1010~約1.8×1012、約2×1010~約1.8×1012、約3×1010~約1.8×1012、約4×1010~約1.8×1012、約5×1010~約1.8×1012、約6×1010~約1.8×1012、約7×1010~約1.8×1012、約8×1010~約1.8×1012、約9×1010~約1.8×1012、約1×1011~約1.8×1012、約2×1011~約1.8×1012、約3×1011~約1.8×1012、約4×1011~約1.8×1012、約5×1011~約1.8×1012、約6×1011~約1.8×1012、約7×1011~約1.8×1012、約8×1011~約1.8×1012、約9×1011~約1.8×1012、または約1×1012~約1.8×1012)間質細胞(例えば、線維芽細胞)である。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約100~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)の集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1
~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1010~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1010~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1010~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1011~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1011~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1011~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1011~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1011~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1011~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1011~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1011~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1011~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1012~約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間
質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。
【0085】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、0間質細胞(例えば、線維芽細胞)を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約100間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×10間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1010間質細胞(例えば、線維芽
細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1010間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1010間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1010間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1010間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1010間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1010間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1010間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1010間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1011間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約2×1011間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約3×1011間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約4×1011間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約5×1011間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約6×1011間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約7×1011間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約8×1011間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約9×1011間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、約1.8×1012間質細胞(例えば、線維芽細胞)の量で間質細胞(例えば、線維芽細胞)集団を含む。
【0086】
肝細胞と間質細胞との組合せ
本明細書で開示する細胞組成物は、肝細胞及び任意選択で間質細胞(例えば、線維芽細胞)を含む浮遊液として提供することができる。
【0087】
いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は、1:10~4:1(例えば、1:10~4:1、1:10~3:1、1:10~2:1、1:10~1:1、1:9~4:1、1:9~3:1、1:9~2:1、1:9~1:1、1:8~4:1、1:8~3:1、1:8~2:1、1:8~1:1、1:7~4:1、1:7~3:1、1:7~2:1、1:7~1:1、1:6~4:1、1:6~3:1、1:6~2:1、1:6~1:1、1:5~4:1、1:5~3:1、1:5~2:1、1:5~1:1、1:4~4:1、1:4~3:1、1:4~2:1、1:4~1:1、1:3~4:1、1:3~3:1、1:3~2:1、1:3~1:1、1:2~4:1、1:2~3:1、1:2~2:1、1:2~1:1、1:1~4:1、1:1~3:1、1:1~2:1、及び1:0~1:1)である。
【0088】
例えば、いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:9~4:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:8~4:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:7~4:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:6~4:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:5~4:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:4~4:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:3~4:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:2~4:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:1~4:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:0~4:1である。
【0089】
いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~3:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:9~3:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:8~3:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:7~3:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:6~3:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:5~3:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:4~3:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:3~3:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:2~3:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:1~3:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:0~3:1である。
【0090】
いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~2:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:9~2:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:8~2:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:7~2:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:6~2:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:5~2:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:4~2:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:3~2:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:2~2:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:1~2:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:0~2:1である。
【0091】
いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~1:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:9~1:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:8~1:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:7~1:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:6~1:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:5~1:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:4~1:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:3~1:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:2~1:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:1~1:1である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:0~1:1である。
【0092】
いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~1:0である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:9~1:0である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:8~1:0である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:7~1:0である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:6~1:0である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:5~1:0である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:4~1:0である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:3~1:0である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:2~1:0である。いくつかの実施形態において、肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:1~1:0である。
【0093】
生体適合性のハイドロゲル足場
操作された組織構築物は、生体適合性の足場またはマトリックスを含むことができる。生体適合性の足場は、室温(例えば、25℃)で液体であっても、ゲルであっても、半固体であっても、または固体であってもよい。生体適合性の足場は生分解性であっても非生分解性であってもよい。いくつかの実施形態において、足場は生体吸収性または生体置換性である。例示的な生体適合性の足場としては、ポリマー及びハイドロゲル、例えば、コラーゲン、フィブリン、キトサン、MATRIGEL(商標)、デキストラン(化学的に架橋可能または光架橋可能なデキストランを含む)、加工組織マトリックス(例えば、粘膜下組織)、PEGハイドロゲル(例えば、ヘパリン結合体化PEGハイドロゲル)、乳酸-グリコール酸共重合体(poly(lactic-co-glycolic acid))(PLGA)、ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)、ゼラチン、アルギネート、アガロース、多糖、ヒアルロン酸(HA)、ペプチドベース自己集合ゲル(peptide-based self-assembling gel)、熱応答性ポリ(NIPAAm)が挙げられる。多くのバイオポリマーが当業者に知られている(Bryant and Anseth,J.Biomed.Mater.Res.(2002)59(1):63-72;Mann et al.,Biomaterials(2001)22(22):3045-3051;Mann et al.,Biomaterials(2001)22(5):439-444;及びPeppas et al.,Eur.J.Pharm.Biopharm.(2000)50(1),27-46;いずれも参照により援用される)。他の実施形態において、生体適合性の足場は、細胞の生存率を高めるため、または複数の他の理由のいずれかのために、複数の成長因子、接着分子、分解部位、または生理活性薬剤のいずれかを有するバイオポリマーを含むことができる。このような分子は当業者に周知されている。
【0094】
いくつかの実施形態において、PEGハイドロゲルは、化学的に架橋可能であり、及び/または二官能基で修飾することができる。
ある特定の実施形態において、生体適合性の足場は、同種異系構成要素、自己由来構成要素、または同種異系構成要素及び自己由来構成要素の両方を含む。ある特定の実施形態において、生体適合性の足場は合成または半合成材料を含む。ある特定の実施形態において、生体適合性の足場はフレームワークまたは支持体(例えば、フィブリン由来足場)を含む。
【0095】
使用に適した生体適合性のハイドロゲル足場には、in situでゲル化可能な任意のポリマー、例えば、細胞適合性ではない化学物質または条件(例えば、温度またはpH)を必要としないものが含まれる。これには、安定したバイオポリマー及び生分解性のバイオポリマーの両方が含まれる。
【0096】
本明細書で使用するポリマーは、好ましくは架橋(例えば、イオン架橋)されている。ある特定の実施形態において、本明細書に記載の方法及び構築物は、適切な波長の光に曝露することにより、重合を光化学的に促進(すなわち、光架橋)することができるポリマー(すなわち、光重合性)、または光曝露もしくは他の刺激により弱められるもしくは可溶性になるポリマーを使用する。上に挙げたポリマーの中には、本来感光性ではないものもある(例えば、コラーゲン、HA)が、アクリレートまたは他の感光性基を加えることにより、感光性にすることができる。
【0097】
ある特定の実施形態において、この方法は光重合開始剤を利用する。光重合開始剤とは、分子上の反応性基により定義される適切な波長の光を照射すると、ハイドロゲルの重合を促進することが可能な分子のことである。本開示の文脈において、光重合開始剤は細胞適合性である。異なる波長の光で使用することができる複数の光重合開始剤が知られている。例えば、2,2-ジメトキシ-2-フェニル-アセトフェノン、HPK 1-ヒドロキシシクロヘキシル-フェニルケトン、及びIrgacure 2959(ヒドロキシル-1-[4-(ヒドロキシエトキシ)フェニル]-2-メチル-1-プロパノン)は全てUV光(365nm)により活性化される。細胞適合性である波長の光(例えば、青色光)により活性化される他の架橋剤もまた、本明細書に記載の方法で使用することができる。
【0098】
他の実施形態において、この方法は、非光化学的に重合可能な部分を有するポリマーの使用を含む。ある特定の実施形態において、非光化学的に重合可能な部分はマイケルアクセプターである。このようなマイケルアクセプター部分の非限定的な例としては、α,β-不飽和ケトン、エステル、アミド、スルホン、スルホキシド、ホスホネートが挙げられる。マイケルアクセプターのさらなる非限定的な例としては、キニーネ及びビニルピリジンが挙げられる。いくつかの実施形態において、マイケルアクセプターの重合は求核剤により促進される。好適な求核剤としては、限定されるものではないが、チオール、アミン、アルコール、ならびにチオール、アミン、及びアルコール部分を有する分子が挙げられる。ある特定の実施形態において、本開示は、熱架橋ポリマーの使用を特徴とする。
【0099】
いくつかの実施形態において、生体適合性の足場は合成ヘパリンミメティックを含む。詳細には、本発明の合成ポリマーは、いくつかの実施形態では、ヘパリン中に存在する負電荷の量と同様の量の負電荷を含み得る。したがって、本開示の合成ポリマーは、ヘパリンの機能的特性を模倣することができる。例えば、本開示の合成ポリマーは、ヘパリンと天然に結合する様々な生理活性薬剤(例えば、成長因子)に結合する可能性を有する。そのため、本開示の合成ポリマー、及び本明細書に記載の合成ポリマーを含むハイドロゲルは、様々な生理活性薬剤(例えば、成長因子)に結合して、生理活性薬剤の拡散を防止し、生理活性薬剤を局所的に高濃度で維持することができ、その結果、細胞に作用し様々な細胞機能を促進することができる。
【0100】
操作された組織構築物を生成するための方法
製造には、2つの細胞タイプ:肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞(PHH))及び任意選択で間質細胞(例えば、線維芽細胞、例えば、ヒト皮膚線維芽細胞(例えば、正常ヒト皮膚線維芽細胞、新生児包皮線維芽細胞、ヒト肺線維芽細胞、ヒト心室性心臓線維芽細胞、ヒト心房性心臓線維芽細胞、ヒト子宮線維芽細胞、ヒト膀胱線維芽細胞、ヒト歯肉線維芽細胞、ヒト心膜線維芽細胞、ヒト胆嚢線維芽細胞、ヒト門脈線維芽細胞)、ヒト精管線維芽細胞)を伴う。凍結マスター細胞バンク(MCB)を外部供給元から調達し、凍結保存細胞として受け取った。全ての細胞タイプは、治療使用のために適切なドナーの同意により得られた一次ドナーから単離された最終分化細胞である。例えば、肝細胞(例えば、PHH)は死体ドナーから得られ、コラゲナーゼ灌流、パーコール密度勾配精製、及びそれに続く凍結保存を介してMCBを作成する。肝細胞を製造ビルドの開始まで凍結保存する。リリースされたMCBとしてロットを受け入れる前に、肝細胞(例えば、PHH)候補MCBに対しリリース試験を行って、それらの性能特性が特性評価、リリース、及び安定性の合格基準を満たすことを確証する。間質細胞((例えば、線維芽細胞、例えば、ヒト皮膚線維芽細胞(例えば、正常ヒト皮膚線維芽細胞、新生児包皮線維芽細胞、ヒト肺線維芽細胞、ヒト心室性心臓線維芽細胞、ヒト心房性心臓線維芽細胞、ヒト子宮線維芽細胞、ヒト膀胱線維芽細胞、ヒト歯肉線維芽細胞、ヒト心膜線維芽細胞、ヒト胆嚢線維芽細胞、ヒト門脈線維芽細胞)、ヒト精管線維芽細胞))は、例えば、新生児包皮の単一ドナーから、真皮層及び表皮層を物理的に分離し、ディスパーゼ及びコラゲナーゼで順次消化することにより単離される。単離後、間質細胞(例えば、線維芽細胞、例えば、ヒト皮膚線維芽細胞(例えば、正常ヒト皮膚線維芽細胞、新生児包皮線維芽細胞、ヒト肺線維芽細胞、ヒト心室性心臓線維芽細胞、ヒト心房性心臓線維芽細胞、ヒト子宮線維芽細胞、ヒト膀胱線維芽細胞、ヒト歯肉線維芽細胞、ヒト心膜線維芽細胞、ヒト胆嚢線維芽細胞、ヒト門脈線維芽細胞)、ヒト精管線維芽細胞))を最小限に拡張し、凍結保存して凍結MCBを作成する。凍結MCBを製造現場に出荷し、間質細胞(例えば、線維芽細胞、例えば、ヒト皮膚線維芽細胞(例えば、正常ヒト皮膚線維芽細胞、新生児包皮線維芽細胞、ヒト肺線維芽細胞、ヒト心室性心臓線維芽細胞、ヒト心房性心臓線維芽細胞、ヒト子宮線維芽細胞、ヒト膀胱線維芽細胞、ヒト歯肉線維芽細胞、ヒト心膜線維芽細胞、ヒト胆嚢線維芽細胞、ヒト門脈線維芽細胞)、ヒト精管線維芽細胞))を拡大してワーキング細胞バンク(WCB)を作成し、次いで製造ビルドの開始まで凍結保存する。これらのWCBは、特定の合格基準に基づいてリリースしてから製造プロセスで使用する。
【0101】
ビルドの連続製造プロセスの概要を図6に示す。製造ビルドを開始したら、間質細胞(例えば、線維芽細胞、例えば、ヒト皮膚線維芽細胞(例えば、正常ヒト皮膚線維芽細胞、新生児包皮線維芽細胞、ヒト肺線維芽細胞、ヒト心室性心臓線維芽細胞、ヒト心房性心臓線維芽細胞、ヒト子宮線維芽細胞、ヒト膀胱線維芽細胞、ヒト歯肉線維芽細胞、ヒト心膜線維芽細胞、ヒト胆嚢線維芽細胞、ヒト門脈線維芽細胞)、ヒト精管線維芽細胞))をそれぞれのWCBから解凍し(図6;ステップ1)、拡大し、試験して生存率及び細胞数を測定する。肝細胞(例えば、PHH)を肝細胞MCBから解凍し、試験して生存率及び細胞数を測定した(図6;ステップ2)後、任意選択で間質細胞(例えば、線維芽細胞、例えば、ヒト皮膚線維芽細胞(例えば、正常ヒト皮膚線維芽細胞、新生児包皮線維芽細胞、ヒト肺線維芽細胞、ヒト心室性心臓線維芽細胞、ヒト心房性心臓線維芽細胞、ヒト子宮線維芽細胞、ヒト膀胱線維芽細胞、ヒト歯肉線維芽細胞、ヒト心膜線維芽細胞、ヒト胆嚢線維芽細胞、ヒト門脈線維芽細胞)、ヒト精管線維芽細胞))とある比(例えば、1:2)で合わせ、遠心分離してマイクロウェル(例えば、ピラミッド形マイクロウェル)のアレイに入れ、2~3日間インキュベートして、細胞が多細胞肝臓凝集体に自己集合するのを促進する。肝臓凝集体は、圧縮の顕微鏡的確認後にカプセル化を受け入れられるものとみなされる。
【0102】
次いで肝細胞及び任意選択の間質性凝集体を、(例えば、トロンビンで;図6;ステップ6)重合した溶液(例えば、フィブリノゲン溶液)でカプセル化する。これらのカプセル化ステップは、操作された組織構築物の全体寸法を厚さが約2mm、外径が6mm~100cm(例えば、7mm~999mm、8mm~998mm、9mm~997mm、10mm~996mm、20mm~995mm、30mm~990mm、40mm~980mm、60mm~960mm、90mm~930mm、100mm~900mm、200mm~800mm、300mm~700mm、400mm~600mm、または500mm)になるように制御する鋳型(例えば、円柱状の鋳型)内で行われる。厚さは細胞-ハイドロゲル浮遊液の体積により制御され、約2mmの厚さを目標とする。
【0103】
本開示の操作された組織構築物は、本明細書に記載のプロセスによって形成することができる。いくつかの実施形態において、生体適合性のハイドロゲル足場中の細胞構成が規定された操作された組織構築物は、肝細胞集団及び線維芽細胞集団を含むPEGハイドロゲルを光パターン化することにより調製することができ、その結果、3D細胞肝細胞及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)からなるハイドロゲルネットワークが得られる。これらのパターン化されたドメイン内のさらなる細胞配向の制御は、誘電泳動パターン化技法を利用して達成することができる。誘電泳動(DEP)は、比較的均質なハイドロゲルのスラブ中の細胞のパターン化に単独で使用することも、光重合法とともに使用することもできる。
【0104】
いくつかの実施形態において、細胞及び材料を組織化して空間的配置(例えば、操作された組織構築物)にすることは、ウェルまたは溝を使用することにより細胞/材料の配置を物理的に拘束することにより、または細胞をマイクロ流体チャネルもしくは配向した空所/細孔に注入することにより、達成することができる。ある特定の実施形態において、細胞の組織化は、電場、磁気ピンセット、光ピンセット、超音波、圧力波、またはマイクロマニピュレーターにより細胞を物理的に配置することによって行うことができる。
【0105】
ある特定の実施形態において、操作された組織構築物を製作し、構築物を細胞外マトリックスに包埋するための方法は、(1)チャネルまたは溝により画定された3D鋳型を作成することと、(2)細胞集団及び細胞集団を液体コラーゲンに浮遊させ、これらの細胞を遠心分離して鋳型のチャネルに入れることと、(3)過剰な細胞/コラーゲン浮遊液を除去して、肝細胞及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)を含む凝集体を形成させることと、(4)細胞外マトリックス足場への封入により、凝集体を鋳型から除去することとを含む。
【0106】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を製作するための方法は、(1)細胞集団を天然由来及び/または合成の足場に浮遊させることと、(2)浮遊細胞を3D鋳型のチャネルに配置することと、(3)天然由来及び/または合成の足場に少なくとも部分的に埋め込まれた1つ以上の凝集体を細胞に形成させることとを含む。いくつかの実施形態において、3D鋳型は、成形、鋳型化、フォトリソグラフィー、印刷、蒸着、犠牲成形(sacrificial molding)、ステレオリソグラフィー、またはこれらの組合せにより作成することができる。
【0107】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、カスタム3Dプリンター技術を使用して、炭水化物ガラスフィラメントの格子を予め定義された直径、間隔、及び方向で押出することにより、作製することができる。例えば、いくつかの実施形態において、可溶性(臨床グレード、無菌)フィブリノゲン及びトロンビンを合わせ、格子に注ぐ。溶液が不溶性フィブリンに重合した後、炭水化物フィラメントは溶解し、フィブリン内にチャネルを残す。次いで、チャネルは天然由来または合成の足場(例えば、可溶性I型コラーゲン)中の細胞の浮遊液で満たすことができ、この足場は続いて重合して細胞をチャネル内に捕捉する。
【0108】
この方法により、縦横数百マイクロメートル~数十センチメートル、及び高さ数十マイクロメートル~数百マイクロメートルの三次元足場を形成することができる。光重合法において最大100マイクロメートルの分解能、DEP法において可能なシングルセル分解能(10μm)が達成可能である。光重合装置、DEP装置、及び3次元共培養物を生成するための他の方法は、米国特許第8,906,684号(参照により本明細書に援用される)に記載されている。
【0109】
細胞は、様々な培養条件下でin vitroで培養することができる。細胞は、培養下で拡大することができ、例えば、それらの増殖を促進する条件下で成長させることができる。培養培地は、液体または半固体、例えば、寒天、メチルセルロースなどを含むものであってよい。細胞集団は、Iscoveの変法DMEMまたはRPMI1640などの適切な栄養培地中に浮遊させることができ、通常、これにウシ胎児血清(約5~10%)、L-グルタミン、チオール、特に2-メルカプトエタノール、ならびに抗生物質(例えば、ペニシリン及びストレプトマイシン)を補充する。培養物は、T調節細胞が応答する成長因子を含むことができる。本明細書で定義する成長因子は、膜貫通受容体に対する特異的作用を通じて培養またはインタクトな組織のいずれかで細胞の生存、成長、及び/または分化の促進が可能な分子であり得る。成長因子には、ポリペプチド及び非ポリペプチド因子が含まれる。
【0110】
本明細書に記載の方法により生成される細胞は、直ちに使用することができる。代替的に、細胞を液体窒素温度で凍結し長期間保存してもよく、これは解凍して再利用が可能である。例えば、細胞は、10%ジメチルスルホキシド(DMSO)、50%血清、40%緩衝化媒体、または細胞をこのような凍結温度で保存するために当技術分野で一般的に使用されている他の何らかの溶液中で凍結し、当技術分野で一般的に知られている凍結培養細胞を解凍するための方法で解凍することができる。
【0111】
操作された組織構築物の移植
本明細書に記載の操作された細胞組成物は、対象に移植することができる。非ヒト対象の非限定的な例としては、非ヒト霊長類、イヌ、ネコ、マウス、ラット、モルモット、ウサギ、家禽、ブタ、ウマ、ウシ、ヤギ、またはヒツジが挙げられる。ある特定の実施形態において、対象は任意の動物であり得る。ある特定の実施形態において、対象は任意の哺乳類であり得る。ある特定の実施形態において、対象はヒトであり得る。
【0112】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、腹膜(例えば、後腹膜)、腹膜腔(例えば、網または腸間膜)、腹直筋、腹斜筋、大腿四頭筋、腹膜外脂肪、及び腎被膜、腹膜外部位、肝臓表面上の部位、もしくは胸膜外部位、または血管新生に適した部位からなる群より選択される移植部位で対象に移植される。例えば、いくつかの実施形態において、腹膜は後腹膜である。いくつかの実施形態において、腹膜腔は網である。いくつかの実施形態において、腹膜腔は腸間膜である。いくつかの実施形態において、網は大網または網嚢である。いくつかの実施形態において、腸間膜は小腸間膜である。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、有茎性網ラップまたは網ラップとして対象に移植される。
【0113】
操作された組織構築物は、任意の好適な方法で、しばしば医薬的に許容される担体を用いて、移植することができる。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は組織または臓器の部位に移植される。いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は同所性部位に移植される。他の実施形態において、操作された組織構築物は異所性部位に移植される。
【0114】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物は、血管新生に適した任意の部位に移植される。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約3.6血管/mm~約4500血管/mm(例えば、3.7血管/mm~約4000血管/mm、3.8血管/mm2~約3500血管/mm、3.9血管/mm~約3000血管/mm、4血管/mm~約2500血管/mm、5血管/mm~約2000血管/mm、10血管/mm~約1000血管/mm、または約100血管/mm)の微細血管密度を有する部位を含む。
【0115】
いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約3.7血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約3.8血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約3.9血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4.1血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4.2血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4.3血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4.4血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4.5血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約5血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約6血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約7血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約8血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約9血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約10血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約50血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約100血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約200血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約300血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約400血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約500血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約600血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約700血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約800血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約900血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約1000血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約2000血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約3000血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4000血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4100血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4200血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4300血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4400血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。いくつかの実施形態において、血管新生に適した部位は、約4500血管/mmより大きい既存の微細血管密度を有し得る。自家由来細胞、同種異系細胞、または異種細胞を使用することができる。細胞は、任意の生理的に許容される培地に移植することができる。1つの実施形態において、細胞は、5~20%DMSO、5%デキストロース、及び自己由来血清中で凍結保存される。当業者にはよく知られているように、in vivoで移植される本発明の細胞の投与量は、宿主の種、年齢、体重、疾患状態を含む様々なパラメーターを参照しながら決定される。投与量は、対象内で標的とされる部位にも依存する。例えば、操作された組織構築物の網への移植は、腸間膜への移植とは異なる投与量を必要とすることがある。投与量は、好ましくは、移植が有効な結果をもたらすように選択され、この結果は、分子アッセイ(例えば、肝機能検査)により、または対象における好適な症状(例えば、高アンモニア血症の症状)をモニタリングすることにより、測定することができる。
【0116】
いくつかの実施形態において、この方法は、免疫応答を調節するように免疫抑制薬または免疫調節薬を投与することをさらに含む。いくつかの実施形態において、免疫応答は液性応答または抗体媒介性応答である。
【0117】
いくつかの実施形態において、移植方法は、移植片拒絶反応を防止する、または移植片の生存を促進する。
本明細書で開示する操作された組織構築物は、1つ以上のさらなる免疫抑制療法と組み合わせて投与することができ、このような療法としては、限定されるものではないが、T細胞活性化を阻害する薬物(例えば、カルシニューリン阻害剤(CNI));普遍的移植免疫寛容のための全身性免疫抑制剤(コルチコステロイド、例えば、メチルプレドニゾロン(MEDROL(登録商標)もしくはSOLU-MEDROL(登録商標))、プレドニゾン、またはプレドニゾロン);CNI、例えば、タクロリムス(PROGRAF(登録商標)またはASTAFRAF(登録商標));シクロスポリン(NEORAL(登録商標)、SANDIMMUNE(登録商標)、またはGENGRAF(登録商標));共刺激遮断療法、例えば、アバタセプト(ORENCIA(登録商標))及びベラタセプト(NULOJIX(登録商標));代謝拮抗薬、例えば、ミコフェノール酸モフェチル(CELLCEPT(登録商標)またはMYFORTIC(登録商標));アザチオプリン(IMURAN(登録商標));mTORI、例えば、シロリムス(RAPAMUNE(登録商標));エベロリムス(AFINITOR(登録商標));T細胞枯渇モノクローナル抗体、例えば、ムロモナブ-CD3(OKT3);アレムツズマブ(Campath(登録商標)またはLEMTRADA(登録商標));ATG(THYMOBLOBULIN(登録商標)またはATGAM(登録商標));B細胞枯渇性モノクローナル抗体、例えば、リツキシマブ(RITUXAN(登録商標));プロテアソーム阻害剤、例えば、ボルテゾミブ(VELCADE(登録商標));IL-2-Raモノクローナル抗体、例えば、ダクリズマブ(ZENAPAX(登録商標));バシリキシマブ(SIMULECT(登録商標));リンパ球インテグリン遮断モノクローナル抗体、例えば、ナタリズマブ(TYSABRI(登録商標));N-アセチルシステイン(NAC);B型肝炎ワクチン(HEPLISAV-B(登録商標));グレカプレビル及びピブレンタスビル(MAVYRET(登録商標));ソホスブビル(VOSEVI(登録商標));オベチコール酸(OCALIVA(登録商標));エルバスビル及びグラゾプレビル(ZEPATIER(登録商標));コール酸(CHOLBAM(登録商標));ダクラタスビル(DAKLINZA(登録商標));オンビタスビル、パリタプレビル、及びリトナビル(TECHNIVIE(商標));シメプレビル(OLYSIO(商標));ソホスブビル(SOVALDI(登録商標));テラプレビル(INCIVEK(商標));ボセプレビル(VICTRELIS(商標));テノホビルジソプロキシルフマル酸塩(VIREAD(登録商標));テルビブジン(TYZEKA(商標));エンテカビル(BARACLUDE(商標));アデホビル(HEPSERA(登録商標));ペグインターフェロンアルファ-2a(PEGASYS(登録商標))、ペグインターフェロンアルファ-2b(PEGINTRON(登録商標))、あるいはリバビリン(ribavirin)及びtwinrixが挙げられる。さらなる薬剤としては、グリルタゾン及びビタミンEが挙げられる。
【0118】
いくつかの実施形態において、本明細書で開示する操作された組織構築物は、1つ以上のさらなる免疫抑制療法と組み合わせて投与することができ、このような療法としては、限定されるものではないが、PEG化抗CD28一価モノクローナル抗体フラグメント(例えば、抗ヒトCD28 FR104)またはドメイン抗体(例えば、ルリズマブ(BMS-931699))、Treg拡大のためのIL-2Ra特異的抗体(例えば、Fc IL-2ムテイン(例えば、AMG-592))、PEG化IL-2抗体、ヒト化IgG1抗CD40Lアンタゴニスト(例えば、AT-1501)、二価抗CD40Lドメイン抗体(例えば、レトリズマブ(BMS-986004))、FcサイレントヒトIgG1抗CD40抗体(例えば、VIB4920もしくはイスカリマブ(CFZ533))、イムリフィダーゼ、またはヒト抗IL6モノクローナル抗体(例えば、クラザキズマブ(CSL300))が挙げられる。
【0119】
操作された組織構築物を移植した後のモニタリングに推奨される臨床パラメーター
操作された組織構築物を移植した後に、対象は1つ以上の臨床パラメーターの変化を示す。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、約80μmol/L以下(例えば、約79μmol/L、78μmol/L、77μmol/L、76μmol/L、75μmol/L、74μmol/L、73μmol/L、72μmol/L、71μmol/L、70μmol/L、69μmol/L、68μmol/L、67μmol/L、66μmol/L、65μmol/L、64μmol/L、63μmol/L、62μmol/L、61μmol/L、60μmol/L、50μmol/L、40μmol/L、30μmol/L、20μmol/L、25μmol/L、または10μmol/L未満)という年齢調整正常値の血清アンモニアレベルを示す。代替的に、例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、約500μmol/L以下(例えば約499μmol/L、488μmol/L、487μmol/L、486μmol/L、485μmol/L、480μmol/L、470μmol/L、460μmol/L、450μmol/L、400μmol/L、300μmol/L、200μmol/L、100μmol/L、50μmol/L、40μmol/L、30μmol/L、20μmol/L、または10μmol/L未満)の血清アンモニアレベルを示す。
【0120】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は胆嚢駆出率の検査(例えば、肝胆道イミノ二酢酸スキャン)で改善を示す。また別の例として、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、血液検査で1つ以上のパラメーターにおいて基準レベルに対する変化を示す。
【0121】
血液検査
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、血液検査(例えば、肝機能検査(LFT)、アンモニア検査、またはビリルビン検査)で1つ以上のパラメーターにおいて変化を示す。いくつかの実施形態において、対象は、操作された組織構築物を移植した後に、血液検査で1つ以上のパラメーター(例えば、アルブミン、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ(GGT)レベル、アルカリホスファターゼ(ASP)レベル、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)レベル、アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)レベル、またはビリルビンレベル)において基準レベルに対する変化を示す。
【0122】
アルブミン
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、LFTで測定することができるアルブミンレベルの変化を示す。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象はアルブミンレベルの変化を示し、アルブミンレベルは年齢調整正常値に戻る。
【0123】
例えば、対象がヒトの幼児(例えば、生後6~12か月)である場合、対象のアルブミンレベルが約30~55U/L(例えば、31~55U/L、32~55U/L、33~55U/L、34~55U/L、35~55U/L、36~55U/L、37~55U/L、38~55U/L、39~55U/L、40~55U/L、41~55U/L、42~55U/L、43~55U/L、44~55U/L、45~55U/L、46~55U/L、47~55U/L、48~55U/L、49~55U/L、50~55U/L、51~55U/L、52~55U/L、53~55U/L、または54~55U/L)の正常範囲内にあるときに、対象が年齢調整正常値に戻ったアルブミンレベルを示すものと判定される。
【0124】
代替的に、例えば、対象が1~45歳のヒトである場合、対象のアルブミンレベルが約40~50U/L(例えば、約41~50U/L、42~50U/L、43~50U/L、44~50U/L、45~50U/L、46~50U/L、47~50U/L、48~50U/L、または49~50U/L)の正常範囲内にあるときに、対象が年齢調整正常値に戻ったアルブミンレベルを示すものと判定される。
【0125】
対象が46~90歳のヒトである場合、対象のアルブミンレベルが約35~50U/L(例えば約36~50U/L、37~50U/L、38~50U/L、39~50U/L、40~50U/L、41~50U/L、42~50U/L、43~50U/L、44~50U/L、45~50U/L、46~50U/L、47~50U/L、48~50U/L、または49~50U/L)の正常範囲内にあるときに、対象が年齢調整正常値に戻ったアルブミンレベルを示すものと判定される。
【0126】
ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、LFTで測定することができるGGTレベルの変化を示す。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象はGGTレベルの変化を示し、GGTレベルは年齢調整正常値に戻る。
【0127】
例えば、対象がヒトの幼児(例えば、生後6~12か月)である場合、対象のGGTレベルが約1~39U/L(例えば、2~39U/L、3~39U/L、4~39U/L、5~39U/L、6~39U/L、7~39U/L、8~39U/L、9~39U/L、10~39U/L、11~39U/L、12~39U/L、13~39U/L、14~39U/L、15~39U/L、16~39U/L、17~39U/L、18~39U/L、19~39U/L、20~39U/L、21~39U/L、22~39U/L、23~39U/L、24~39U/L、25~39U/L、26~39U/L、27~39U/L、28~39U/L、29~39U/L、30~39U/L、31~39U/L、32~39U/L、33~39U/L、34~39U/L、35~39U/L、36~39U/L、37~39U/L、または38~39U/L)の正常範囲内にあるときに、対象が年齢調整正常値に戻ったGGTレベルを示すものと判定される。
【0128】
代替的に、例えば、対象が1~5歳のヒトの小児である場合、対象のGGTレベルが約3~22U/L(例えば、約3~22U/L、4~22U/L、5~22U/L、6~22U/L、7~22U/L、8~22U/L、9~22U/L、10~22U/L、11~22U/L、12~22U/L、13~22U/L、14~22U/L、15~22U/L、16~22U/L、17~22U/L、18~22U/L、19~22U/L、20~22U/L、及び21~22U/L)の正常範囲内にあるときに、対象が年齢調整正常値に戻ったGGTレベルを示すものと判定される。
【0129】
アルカリホスファターゼ
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、LFTで測定することができるASPレベルの変化を示す。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象はASPレベルの変化を示し、ASPレベルは年齢調整正常値に戻る。
【0130】
例えば、対象がヒトである場合、対象のASPレベルが約50~300U/L(例えば、約51~300U/L、約52~U/L、約53~300U/L、約54~300U/L、約55~300U/L、約56~300U/L、約57~300U/L、約58~300U/L、約59~300U/L、約60~300U/L、約65~300U/L、約70~300U/L、約80~300U/L、約90~300U/L、約100~300U/L、約125~300U/L、約150~300U/L、約175~300U/L、約200~300U/L、約225~300U/L、約250~300U/L、または約275~300U/L)の正常範囲内にあるときに、対象が年齢調整正常値に戻ったASPレベルを示すものと判定される。
【0131】
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、LFTで測定することができるASTレベルの変化を示す。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象はASTレベルの変化を示し、ASTレベルは年齢調整正常値に戻る。
【0132】
例えば、対象がヒトである場合、対象のASTレベルが50U/L未満(例えば、51U/L、52U/L、53U/L、54U/L、55U/L、56U/L、57U/L、58U/L、59U/L、60U/L、61U/L、62U/L、63U/L、64U/L、65U/L、66U/L、67U/L、68U/L、69U/L、70U/L、75U/L、80U/L、85U/L、90U/L、100U/L、110U/L、120U/L、130U/L、140U/L、150U/L、200U/L、300U/L、400U/L、及び500U/L未満)の正常範囲内にあるときに、対象が年齢調整正常値に戻ったASTレベルを示すものと判定される。
【0133】
アラニンアミノトランスフェラーゼ
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、LFTで測定することができるALTレベルの変化を示す。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象はALTレベルの変化を示し、ALTレベルは年齢調整正常値に戻る。
【0134】
例えば、対象がヒトである場合、対象のALTレベルが50U/L未満(例えば、51U/L、52U/L、53U/L、54U/L、55U/L、56U/L、57U/L、58U/L、59U/L、60U/L、61U/L、62U/L、63U/L、64U/L、65U/L、66U/L、67U/L、68U/L、69U/L、70U/L、75U/L、80U/L、85U/L、90U/L、100U/L、110U/L、120U/L、130U/L、140U/L、150U/L、200U/L、300U/L、400U/L、及び500U/L未満)の正常範囲内にあるときに、対象が年齢調整正常値に戻ったALTレベルを示すものと判定される。
【0135】
ビリルビン
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、ビリルビン検査で測定することができる総ビリルビンレベルの変化を示す。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は総ビリルビンレベルの変化を示し、総ビリルビンレベルは約1.2mg/dL未満(例えば、約1.2mg/dL、1.1mg/dL、1mg/dL、0.9mg/dL、0.8mg/dL、0.7mg/dL、0.6mg/dL、0.5mg/dL、0.4mg/dL、0.3mg/dL、0.2mg/dL、または0.1mg/dL未満)の年齢調整正常値に戻る。
【0136】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、ビリルビン検査で測定することができる直接ビリルビンレベルの変化を示す。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は直接ビリルビンレベルの変化を示し、直接ビリルビンレベルは約1.7mg/dL未満(例えば、約1.6mg/dL、1.5mg/dL、1.4mg/dL、1.3mg/dL、1.2mg/dL、1.1mg/dL、1mg/dL、0.9mg/dL、0.8mg/dL、0.7mg/dL、0.6mg/dL、0.5mg/dL、0.4mg/dL、0.3mg/dL、0.2mg/dL、または0.1mg/dL未満)の年齢調整正常値に戻る。
【0137】
いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象は、ビリルビン検査で測定することができるビリルビンレベルの変化を示す。例えば、いくつかの実施形態において、操作された組織構築物を移植した後に、対象はビリルビンレベルの変化を示し、ビリルビンレベルは約1mg/dL未満(約0.9mg/dL、0.8mg/dL、0.7mg/dL、0.6mg/dL、0.5mg/dL、0.4mg/dL、0.3mg/dL、0.2mg/dL、または0.1mg/dL未満)の年齢調整正常値に戻る。
【0138】
キット
本明細書に記載の組成物は、高アンモニア血症(例えば、尿素サイクル障害、有機酸血症、先天性乳酸アシドーシス、脂肪酸酸化異常症、二塩基性アミノ酸欠損症、一過性高アンモニア血症、ライ症候群、重症周産期仮死、ウイルス関連高アンモニア血症、感染症、薬物誘発性高アンモニア血症、肝疾患、急性肝不全、慢性肝不全の急性増悪、経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症、肝性脳症、肝硬変、末期肝疾患、非経口的高カロリー栄養、甲状腺疾患、橋本脳症、血液障害、胃バイパス手術、胃腸出血、栄養失調、全般発作、臓器移植、及び/または腎不全を有する対象におけるもの)の治療に使用するためのキットで提供することができる。キットは、本明細書に記載の1つ以上の操作された組織構築物を含むことができる。キットは、キットの使用者(例えば、医師)に、本明細書に記載の方法のいずれか1つを実施するように指示する添付文書を含むことができる。キットは、任意選択で、組成物を投与するための外科的装置または別のデバイスを含むことができる。いくつかの実施形態において、キットは1つ以上のさらなる治療剤を含むことができる。
【実施例
【0139】
以下の実施例は、本明細書に記載の組成物及び方法をどのように使用し評価することができるかについての説明を当業者に提供するために示すものであり、本発明の純粋な例示であることが意図され、本発明者らが本発明とみなすものの範囲を限定することは意図されていない。
【0140】
実施例1.操作された組織構築物の移植のin vivo評価
操作された組織構築物のアンモニアレベル低減における有効性を定量するため、3群のマウスを用いて試験を実施した。全ての群に4~8週齢の雌マウス8頭(N=8)を含めた。第1群は対照(B6EiC3SnF1/J)マウスからなった。第2群は、X染色体にまばらな毛皮-異常皮膚及び毛変異(Otcspf-ash)を有するハイポモルフトランスジェニックマウスからなった。(Otcspf-ash)変異は、尿素サイクルにおける重要な酵素であるオルニチントランスカルバミラーゼ(OTC)の肝臓内での活性を低減する。この慢性高アンモニア血症モデルマウスにおける肝OTC活性の低減は、通常、野生型マウスと比較して5~10%である。このOTC活性低下の結果、血漿中のアンモニア濃度が上昇する。第1群(健康対照)及び第2群(不健康対照)のマウスには手術を行わなかった。第3群は、第2群と同様に(Otcspf-ash)トランスジェニックマウスからなったが、第3群には免疫抑制組成物を2日ごとに投与した(図1)。免疫抑制組成物を、試験の1日目に先立ち、2日ごとに6日間投与した。試験開始の1日前に、採血を3群全てに実施して、ベースライン血漿アンモニア濃度測定値を得た。0日目に、第3群に、各々1.41×10個の初代ヒト肝細胞及び2.82×10個の正常ヒト皮膚線維芽細胞からなる2つの操作された組織構築物を移植した。4日目に、5回のNHCl曝露のうちの初回曝露を実施した。7.5mmol/kgのNHClを3群全てに腹腔内投与した。各NHCl曝露の前日に、全ての動物の膀胱を空にし、尿を廃棄し、一晩絶食を開始した。血液試料(50μl)を各NHCl曝露の前、各NHCl曝露の20分後及び40分後に採取した。他の4回のNHCl曝露は11日目、18日目、25日目、及び32日目に実施した。7日目、14日目、21日目、及び28日目にベースライン採尿を行った。マウスを32日目(1日目)に安楽死させた。安楽死後、各動物の全肝臓を採取し、肝臓の半分を組織学的分析用に固定し、残りの半分をOTC活性の評価用に液体窒素中でスナップ凍結した。
【0141】
結果
操作された組織構築物を移植したマウスは、経時的にヒトアルブミンのレベル(ng/mL)を示した(図2)。全ての動物に対し、臨床的観察をアンモニア曝露投与前の1日目から開始し、アンモニア曝露投与後、その後週1回、及び麻酔前に実施した(図3)。
【0142】
操作された組織構築物を移植した第3群マウス(B6EiC3Sn a/A-Otcspf-ash/J(spfash))は、第1群健康無手術野生型対照(B6EiC3SnF1/J)マウス及び第2群不健康無手術トランスジェニックB6EiC3Sna/A-Otcspf-ash/J(spfash)マウスと比較して、アンモニア曝露に対する顕著な回復力を示した(図3)。全ての動物について、表1に示す行動スコア化システムに従って行動の定量的評価を実施した。7.5mmol/kg NHClの腹腔内注射から15分後から行動スコアを5分間評価した。スコア化システムは、運動失調(A)、発作(S)、及び音に対する異常応答(R)の出現に基づくものであった。運動失調は、マウスの尾を軽く引っ張り、歩様を観察することにより定量した。マウスが正常に歩行できた場合はスコア2点を割り当て、よろめいた場合はスコア1点を割り当て、スコア0点はマウスが歩行できなかったことを示した。発作は、自発性ミオクローヌスまたは強直間代運動として分類した。最後に、100-dbのベルを5~6回連続で鳴らし、マウスの行動を観察することにより、音に対する応答性亢進を定量した。
【0143】
このスコア化システムに基づくと、正常なマウスはスコア7点(A)を得ると予想される。重症のマウスはスコア1点(A)を得る。曝露中に死亡した任意のマウスは自動的にゼロ点を得た。強直間代発作を示したマウスは常に発作後死亡した。スコア化は、処置に対し盲検化された2名の異なる観察者が実施した。このスコア化システムの評価者間信頼性は予備試験でスピアマン相関により検証し、相関=0.95、p<0.0001、n=17件の観察となった。
【0144】
【表1】
【0145】
血清中のアンモニア濃度の評価から、操作された組織構築物を移植した第3群のマウスは、野生型第1群無手術健康対照マウス及び第2群トランスジェニック無手術不健康対照マウスと比較して、各曝露から20分後のアンモニアレベルが顕著に低く(図4)、アンモニアの低減が最大35日目まで持続した(図5)。
【0146】
実施例2.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における高アンモニア血症の治療
操作された組織構築物を用いて、高アンモニア血症を有する小児患者(1歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約2×10~約6×1010肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を小腸間膜に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、胆嚢駆出率の顕著な改善を示す。
【0147】
実施例3.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における尿素サイクル障害の治療
操作された組織構築物を用いて、尿素サイクル障害を有する小児患者(1歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、対象の残存肝臓の質量の0.5%~30%に相当する量の肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を大網に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0148】
実施例4.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における有機酸血症の治療
操作された組織構築物を用いて、有機酸血症を有する新生児患者(生後1日)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約3×10~約3×1010(例えば、1×10~約1×1010、または1×10~約1×10、または約1×10)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を網嚢に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0149】
実施例5.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における先天性乳酸アシドーシスの治療
操作された組織構築物を用いて、先天性乳酸アシドーシスを有する患者(18歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約9×10~約1.8×1011(例えば、1×10~約1×1011または1×10~約1×1010)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を小腸間膜に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0150】
実施例6.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における脂肪酸酸化異常症の治療
操作された組織構築物を用いて、脂肪酸酸化異常症を有する小児患者(9歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約4.5×10~約1.35×1011(例えば、5×10~約1×1011、1×10~約1×1010、または約1×10)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を小腸間膜に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0151】
実施例7.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における二塩基性アミノ酸欠損症の治療
操作された組織構築物を用いて、二塩基性アミノ酸欠損症の患者(60歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、対象の全体の肝臓質量の0.5%~30%に相当する量の肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を小腸間膜に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0152】
実施例8.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における一過性高アンモニア血症の治療
操作された組織構築物を用いて、一過性高アンモニア血症を有する患者(30歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約9×10~約1.8×1011(例えば、1×10~約1×1011または1×10~約1×1010)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を大網に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0153】
実施例9.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者におけるライ症候群の治療
操作された組織構築物を用いて、ライ症候群を有する患者(40歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、対象の残存肝臓の質量の0.5%~20%に相当する量の肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を大網に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0154】
実施例10.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における重症周産期仮死の治療
操作された組織構築物を用いて、周産期仮死を有する小児患者(1歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約2×10~約6×1010(例えば、1×10~約1×1010、または約1×10)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を大網に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0155】
実施例11.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者におけるウイルス関連高アンモニア血症の治療
操作された組織構築物を用いて、ウイルス関連高アンモニア血症を有する患者(55歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約9×10~約1.8×1011(例えば、1×10~約1×1011または1×10~約1×1010)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を大網に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0156】
実施例12.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における薬物誘発性高アンモニア血症の治療
操作された組織構築物を用いて、薬物誘発性高アンモニア血症を有する患者(25歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約9×10~約1.8×1011(例えば、1×10~約1×1011または1×10~約1×1010)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を小腸間膜に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0157】
実施例13.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における肝疾患の治療
操作された組織構築物を用いて、肝疾患を有する患者(70歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約9×10~約1.8×1011(例えば、1×10~約1×1011または1×10~約1×1010)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を網嚢に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0158】
実施例14.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における急性肝不全の治療
操作された組織構築物を用いて、急性肝不全を有する患者(45歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約9×10~約1.8×1011(例えば、1×10~約1×1011または1×10~約1×1010)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を網嚢に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0159】
実施例15.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における慢性肝不全の急性増悪の治療
操作された組織構築物を用いて、慢性肝不全の急性増悪を有する患者(75歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、対象の全体の肝臓質量の0.5%~30%に相当する量の肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を網嚢に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0160】
実施例16.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症の治療
操作された組織構築物を用いて、経頚静脈性肝内門脈体循環短絡誘発性高アンモニア血症を有する患者(80歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約9×10~約1.8×1011(例えば、1×10~約1×1011または1×10~約1×1010)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を大網に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0161】
実施例17.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における肝性脳症の治療
操作された組織構築物を用いて、肝性脳症を有する小児患者(9歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約4.5×10~約1.35×1011(例えば、5×10~約1×1011、1×10~約1×1010、または約1×10)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を大網に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0162】
実施例18.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における肝硬変の治療
操作された組織構築物を用いて、肝硬変を有する患者(70歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約9×10~約1.8×1011(例えば、1×10~約1×1011または1×10~約1×1010)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を大網に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0163】
実施例19.肝細胞及び間質細胞を含む操作された組織構築物を移植することによるヒト患者における末期肝疾患の治療
操作された組織構築物を用いて、末期肝疾患を有する患者(40歳)を治療する。免疫抑制剤のレジメンを実施した後、患者に、約9×10~約1.8×1011(例えば、1×10~約1×1011または1×10~約1×1010)肝細胞(例えば、1×10~約1×1011または1×10~約1×1010)肝細胞(例えば、初代ヒト肝細胞)及び間質細胞(例えば、線維芽細胞)(例えば、ヒト皮膚線維芽細胞または新生児包皮線維芽細胞)を含む操作された組織構築物(肝細胞:間質細胞(例えば、線維芽細胞)の比は1:10~4:1)を投与する。操作された組織構築物を大網に移植する。移植物を導入してから1か月後に患者を評価する。採血を実施し、血清中のアンモニアレベルを測定して、約50μmol/L未満(例えば、約49μmol/L、48μmol/L、47μmol/L、46μmol/L、45μmol/L、44μmol/L、43μmol/L、42μmol/L、41μmol/L、40μmol/L、39μmol/L、38μmol/L、37μmol/L、36μmol/L、35μmol/L、34μmol/L、33μmol/L、32μmol/L、31μmol/L、30μmol/L、29μmol/L、28μmol/L、27μmol/L、26μmol/L、25μmol/L、24μmol/L、23μmol/L、22μmol/L、21μmol/L、20μmol/L、19μmol/L、18μmol/L、17μmol/L、16μmol/L、15μmol/L、14μmol/L、13μmol/L、12μmol/L、11μmol/L、または10μmol/L未満)となる。さらに、患者は、ガンマ-グルタミルトランスフェラーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ、アラニンアミノトランスフェラーゼ、またはアルブミンのうちの1つ以上の血液レベルの改善に基づき、肝機能の顕著な改善を示す。
【0164】
他の実施形態
本明細書で言及した全ての出版物、特許、及び特許出願は、それぞれの独立した出版物または特許出願が、具体的かつ個別に参照により組み込まれているように示されている場合と同じ程度において、参照により本明細書に援用される。
【0165】
特定の実施形態に関連して本発明を説明してきたが、本発明は、更なる変更が可能であり、本出願は、一般に、本発明の原理に従った本発明のあらゆる変形、使用、または適合を含むことが意図され、本発明が属する技術分野における既知のまたは慣習的な実施の範囲内であり、かつ本明細書に前述される本質的な特徴に適用され得る本発明からの逸脱を含み、特許請求の範囲の範囲に従うものであることが理解される。
【0166】
他の実施形態は、特許請求の範囲内である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】