(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-29
(54)【発明の名称】アプリケーション機能(AF)装置の方法、ネットワーク露出機能(NEF)装置の方法、統合データ管理(UDM)装置の方法、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)装置の方法、ユーザ装置(UE)の方法、ポリシー制御機能(PCF)装置の方法、無線アクセスネットワーク(RAN)ノードの方法、AF装置、NEF装置、UDM装置、AMF装置、UE、PCF装置、及びRANノード
(51)【国際特許分類】
H04W 48/16 20090101AFI20241022BHJP
H04W 88/18 20090101ALI20241022BHJP
H04W 28/084 20230101ALI20241022BHJP
H04W 92/24 20090101ALI20241022BHJP
【FI】
H04W48/16 130
H04W88/18
H04W28/084
H04W92/24
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524754
(86)(22)【出願日】2022-10-26
(85)【翻訳文提出日】2024-04-24
(86)【国際出願番号】 JP2022039978
(87)【国際公開番号】W WO2023080032
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】202111050762
(32)【優先日】2021-11-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】イアネフ イスクレン
(72)【発明者】
【氏名】田村 利之
(72)【発明者】
【氏名】ティワリ クンダン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD19
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
【課題】
顕著な問題のうちの1つは、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグルーピング情報に基づいてUEがセル選択及びセル再選択を行うことができるように、どのように、どの形式で、5GSネットワーク(又は別のネットワークノード)が、ネットワークスライス優先度情報及びネットワークスライスグルーピング情報をUE及び他のネットワークノードに提供するかである。これは、ネットワークスライスが外部のサービスプロバイダによって所有される場合、ネットワークスライス優先度及び可能性のあるネットワークスライスグルーピングを5GS自体にプロビジョニングすることを含む。
【解決手段】
アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を変更し、前記優先度をネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置に送信する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を変更し、
前記優先度をネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置に送信する、
アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置の方法。
【請求項2】
アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する、
ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置の方法。
【請求項3】
ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を記憶する、
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置の方法。
【請求項4】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)から登録要求メッセージを受信し、
前記UEに関連するサブスクリプション永久識別子(Subscription Permanent Identifier)(SUPI)を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信し、
前記UDM装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を含む登録承認メッセージを前記UEに送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項5】
前記登録要求メッセージが、前記UEが前記優先度をサポートしていることを示す情報を含む場合に、前記登録承認メッセージを送信する、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を含むUE構成更新メッセージをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項7】
前記UEが前記優先度をサポートしている場合に、前記UE構成更新メッセージを送信する、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を前記UEがサポートしていることを示す情報を含む登録要求メッセージを送信し、
前記優先度を含む登録承認メッセージを受信する、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法。
【請求項9】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度に基づいてポリシーを更新し、
前記ポリシーを送信する、
ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置の方法。
【請求項10】
ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を含むポリシーを受信し、
前記ポリシーをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項11】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信し、
前記S-NSSAI及び前記優先度を含むN2メッセージを無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードに送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項12】
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信し、
ハンドオーバに関連するプロセス又はPDUセッションに関連するプロセスについて前記優先度を使用する、
無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードの方法。
【請求項13】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を変更する手段と、
前記優先度をネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置に送信する手段と、
を備える、アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置。
【請求項14】
アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する手段と、
を備える、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置。
【請求項15】
ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を記憶する手段と、
を備える、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置。
【請求項16】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)から登録要求メッセージを受信する手段と、
前記UEに関連するサブスクリプション永久識別子(Subscription Permanent Identifier)(SUPI)を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する手段と、
前記UDM装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を含む登録承認メッセージを前記UEに送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【請求項17】
前記登録要求メッセージが、前記UEが前記優先度をサポートしていることを示す情報を含む場合に、前記登録承認メッセージを送信する手段を更に備える、
請求項16に記載のAMF装置。
【請求項18】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を含むUE構成更新メッセージをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【請求項19】
前記UEが前記優先度をサポートしている場合に、前記UE構成更新メッセージを送信する手段を更に備える、
請求項18に記載のAMF装置。
【請求項20】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を前記UEがサポートしていることを示す情報を含む登録要求メッセージを送信する手段と、
前記優先度を含む登録承認メッセージを受信する手段と、
を備える、ユーザ装置(User Equipment)(UE)。
【請求項21】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度に基づいてポリシーを更新する手段と、
前記ポリシーを送信する手段と、
を備える、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置。
【請求項22】
ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を含むポリシーを受信する手段と、
前記ポリシーをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【請求項23】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信する手段と、
前記S-NSSAI及び前記優先度を含むN2メッセージを無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードに送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)装置。
【請求項24】
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信する手段と、
ハンドオーバに関連するプロセス又はPDUセッションに関連するプロセスについて前記優先度を使用する手段と、
を備える、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置の方法、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置の方法、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置の方法、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置の方法、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードの方法、AF装置、NEF装置、UDM装置、AMF装置、UE、PCF装置、及びRANノードに関する。
【背景技術】
【0002】
3GPP RAN WG2#115-e meetingにおいて、非特許文献2を合意した。この文書は、以下の技術的態様を開示する。
【0003】
以下の情報は、セル再選択の評価用にUE ASにおいて使用される。
-スライスをサポートする周波数の各々のスライス固有の絶対優先度(「スライスインフォ」)
UEは、RRCシグナリング(システム情報及び/又は専用RRCシグナリング)を使用してスライスインフォを受信する
-セル再選択用にスライス優先度を有するスライスのリスト。
【0004】
スライス優先度を有するスライスのリストに関して、UEアクセス層(Access Stratum)(AS)は、RRC_IDLE/RRC_INACTIVEに移るときに/移る前に、及びUEがRRC_IDLE/RRC_INACTIVEである間にリスト及び/又は優先度が変化するときに、リストに含まれるスライスの各々についてスライス優先度を含むリストをNASから受信すると考えられる。
【0005】
このセル再選択の評価は、以下の設計原理に基づいて設計される。
-各スライスについての周波数優先度のマッピング(スライス->周波数->周波数の各々の絶対優先度)は、UEに提供される。
-スライスの各々についての周波数優先度のマッピング(スライス->周波数->周波数の各々の絶対優先度)は、ブロードキャストシグナリング及び専用シグナリングの両方を使用してUEに提供されることが認められた「スライスインフォ」の一部である。
【0006】
加えて、スライスグループ概念も開示されており、ここで、スライスグループは、1つ又は複数のスライスで構成されており、1つのスライスは、1つの唯一のスライスグループに属し、各スライスグループは、スライスグループ識別子によって一意に識別される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】3GPP TR 21.905: "Vocabulary for 3GPP Specifications". V17.0.0 (2020-07)
【非特許文献2】3GPP RAN WG2#115-e meeting R2-2108928: "LS on Slice list and priority information for cell reselection". (2021-08)
【非特許文献3】IETF RFC 5580: "Carrying Location Objects in RADIUS and Diameter ". (2009-08)
【非特許文献4】3GPP TS 29.214: "Policy and Charging Control over Rx reference point". V17.1.0 (2021-09)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
顕著な問題のうちの1つは、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグルーピング情報に基づいてUEがセル選択及びセル再選択を行うことができるように、どのように、どの形式で、5GSネットワーク(又は別のネットワークノード)が、ネットワークスライス優先度情報及びネットワークスライスグルーピング情報をUE及び他のネットワークノードに提供するかである。これは、ネットワークスライスが外部のサービスプロバイダによって所有される場合、ネットワークスライス優先度及び可能性のあるネットワークスライスグルーピングを5GS自体にプロビジョニングすることを含む。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の態様では、アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を変更することと、前記優先度をネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置に送信することと、を含む。
【0010】
本開示の態様では、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置の方法は、アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信することと、前記優先度を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信することと、を含む。
【0011】
本開示の態様では、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置の方法は、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信することと、前記優先度を記憶することと、を含む。
【0012】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法は、ユーザ装置(User Equipment)(UE)から登録要求メッセージを受信することと、前記UEに関連するサブスクリプション永久識別子(Subscription Permanent Identifier)(SUPI)を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信することと、前記UDM装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信することと、前記優先度を含む登録承認メッセージを前記UEに送信することと、を含む。
【0013】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信することと、前記優先度を含むUE構成更新メッセージをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信することと、を含む。
【0014】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を前記UEがサポートしていることを示す情報を含む登録要求メッセージを送信することと、前記優先度を含む登録承認メッセージを受信することと、を含む。
【0015】
本開示の態様では、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置の方法は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信することと、前記優先度に基づいてポリシーを更新することと、前記ポリシーを送信することと、を含む。
【0016】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法は、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を含むポリシーを受信することと、前記ポリシーをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信することと、を含む。
【0017】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信することと、前記S-NSSAI及び前記優先度を含むN2メッセージを無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードに送信することと、を含む。
【0018】
本開示の態様では、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードの方法は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信することと、ハンドオーバに関連するプロセス又はPDUセッションに関連するプロセスについて前記優先度を使用することと、を含む。
【0019】
本開示の態様では、アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を変更する手段と、前記優先度をネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置に送信する手段と、を含む。
【0020】
本開示の態様では、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置は、アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、前記優先度を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する手段と、を含む。
【0021】
本開示の態様では、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置は、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、前記優先度を記憶する手段と、を含む。
【0022】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置は、ユーザ装置(User Equipment)(UE)から登録要求メッセージを受信する手段と、前記UEに関連するサブスクリプション永久識別子(Subscription Permanent Identifier)(SUPI)を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する手段と、前記UDM装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、前記優先度を含む登録承認メッセージを前記UEに送信する手段と、を含む。
【0023】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、前記優先度を含むUE構成更新メッセージをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する手段と、を含む。
【0024】
本開示の態様では、ユーザ装置(User Equipment)(UE)は、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を前記UEがサポートしていることを示す情報を含む登録要求メッセージを送信する手段と、前記優先度を含む登録承認メッセージを受信する手段と、を含む。
【0025】
本開示の態様では、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、前記優先度に基づいてポリシーを更新する手段と、前記ポリシーを送信する手段と、を含む。
【0026】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置は、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を含むポリシーを受信する手段と、前記ポリシーをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する手段と、を含む。
【0027】
本開示の態様では、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信する手段と、前記S-NSSAI及び前記優先度を含むN2メッセージを無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードに送信する手段と、を含む。
【0028】
本開示の態様では、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードは、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信する手段と、ハンドオーバに関連するプロセス又はPDUセッションに関連するプロセスについて前記優先度を使用する手段と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【
図1】
図1は、セル選択及びセル再選択用のユーザ装置(User equipment)(UE)における新しい情報を示す。
【
図3】
図3は、第1の態様の第1の例のシグナリング図である。
【
図4】
図4は、第2の態様の第1の例のシグナリング図である。
【
図5】
図5は、第2の態様の第2の例のシグナリング図である。
【
図6】
図6は、第2の態様の第3の例のシグナリング図である。
【
図7】
図7は、第2の態様の第4の例のシグナリング図である。
【
図8】
図8は、第3の態様の第1の例のシグナリング図である。
【
図10】
図10は、ユーザ装置(User equipment)(UE)を示すブロック図である。
【
図11】
図11は、(R)ANノードを示すブロック図である。
【
図12】
図12は、O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノードのシステム概要を示す図である。
【
図13】
図13は、無線部(Radio Unit)(RU)を示すブロック図である。
【
図14】
図14は、分散部(Distributed Unit)(DU)を示すブロック図である。
【
図15】
図15は、集約部(Centralized Unit)(CU)を示すブロック図である。
【
図16】
図16は、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)を示すブロック図である。
【
図17】
図17は、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)を示すブロック図である。
【
図18】
図18は、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)を示すブロック図である。
【
図19】
図19は、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)を示すブロック図である。
【
図20】
図20は、アプリケーション機能(Application Function)(AF)を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
<略語>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる略語及び以下のものが適用される。本明細書において定められる略語は、非特許文献1において同じ略語がある場合、当該略語の定義よりも優先される。
【0031】
4G-GUTI 4G Globally Unique Temporary UE Identity
5GC 5G Core Network
5GLAN 5G Local Area Network
5GS 5G System
5G-AN 5G Access Network
5G-AN PDB 5G Access Network Packet Delay Budget
5G-EIR 5G-Equipment Identity Register
5G-GUTI 5G Globally Unique Temporary Identifier
5G-BRG 5G Broadband Residential Gateway
5G-CRG 5G Cable Residential Gateway
5G GM 5G Grand Master
5G-RG 5G Residential Gateway
5G-S-TMSI 5G S-Temporary Mobile Subscription Identifier
5G VN 5G Virtual Network
5QI 5G QoS Identifier
AF Application Function
AMF Access and Mobility Management Function
AMF-G Geographically selected Access and Mobility Management Function
AMF-NG Non-Geographically selected Access and Mobility Management Function
AS Access Stratum
ATSSS Access Traffic Steering, Switching, Splitting
ATSSS-LL ATSSS Low-Layer
AUSF Authentication Server Function
AUTN Authentication token
BMCA Best Master Clock Algorithm
BSF Binding Support Function
CAG Closed Access Group
CAPIF Common API Framework for 3GPP northbound APIs
CHF Charging Function
CN PDB Core Network Packet Delay Budget
CP Control Plane
DAPS Dual Active Protocol Stacks
DL Downlink
DN Data Network
DNAI DN Access Identifier
DNN Data Network Name
DRX Discontinuous Reception
DS-TT Device-side TSN translator
ePDG evolved Packet Data Gateway
EBI EPS Bearer Identity
EPS Evolved Packet System
EUI Extended Unique Identifier
FAR Forwarding Action Rule
FN-BRG Fixed Network Broadband RG
FN-CRG Fixed Network Cable RG
FN-RG Fixed Network RG
FQDN Fully Qualified Domain Name
GFBR Guaranteed Flow Bit Rate
GMLC Gateway Mobile Location Centre
GPSI Generic Public Subscription Identifier
GUAMI Globally Unique AMF Identifier
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity
HR Home Routed (roaming)
IAB Integrated access and backhaul
IMEI/TAC IMEI Type Allocation Code
IPUPS Inter PLMN UP Security
I-SMF Intermediate SMF
I-UPF Intermediate UPF
LADN Local Area Data Network
LBO Local Break Out (roaming)
LMF Location Management Function
LoA Level of Automation
LPP LTE Positioning Protocol
LRF Location Retrieval Function
MCC Mobile country code
MCX Mission Critical Service
MDBV Maximum Data Burst Volume
MFBR Maximum Flow Bit Rate
MICO Mobile Initiated Connection Only
MITM Man In the Middle
MNC Mobile Network Code
MPS Multimedia Priority Service
MPTCP Multi-Path TCP Protocol
N3IWF Non-3GPP InterWorking Function
N3GPP Non-3GPP access
N5CW Non-5G-Capable over WLAN
NAI Network Access Identifier
NAS Non-Access-Stratum
NEF Network Exposure Function
NF Network Function
NGAP Next Generation Application Protocol
NID Network identifier
NPN Non-Public Network
NR New Radio
NRF Network Repository Function
NSI ID Network Slice Instance Identifier
NSSAA Network Slice-Specific Authentication and Authorization
NSSAAF Network Slice-Specific Authentication and Authorization Function
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information
NSSF Network Slice Selection Function
NSSP Network Slice Selection Policy
NSSRG Network Slice Simultaneous Registration Group
NW-TT Network-side TSN translator
NWDAF Network Data Analytics Function
PCF Policy Control Function
PDB Packet Delay Budget
PDR Packet Detection Rule
PDU Protocol Data Unit
PEI Permanent Equipment Identifier
PER Packet Error Rate
PFD Packet Flow Description
PLMN Public Land Mobile Network
PNI-NPN Public Network Integrated Non-Public Network
PPD Paging Policy Differentiation
PPF Paging Proceed Flag
PPI Paging Policy Indicator
PSA PDU Session Anchor
PTP Precision Time Protocol
QFI QoS Flow Identifier
QoE Quality of Experience
RACS Radio Capabilities Signalling optimisation
(R)AN (Radio) Access Network
RG Residential Gateway
RIM Remote Interference Management
RQA Reflective QoS Attribute
RQI Reflective QoS Indication
RSN Redundancy Sequence Number
SA NR Standalone New Radio
SBA Service Based Architecture
SBI Service Based Interface
SCP Service Communication Proxy
SD Slice Differentiator
SEAF Security Anchor Functionality
SEPP Security Edge Protection Proxy
SMF Session Management Function
SMSF Short Message Service Function
SN Sequence Number
SN name Serving Network Name.
SNPN Stand-alone Non-Public Network
S-NSSAI Single Network Slice Selection Assistance Information
SSC Session and Service Continuity
SSCMSP Session and Service Continuity Mode Selection Policy
SST Slice/Service Type
SUCI Subscription Concealed Identifier
SUPI Subscription Permanent Identifier
SV Software Version
TMSI Temporary Mobile Subscriber Identity
TNAN Trusted Non-3GPP Access Network
TNAP Trusted Non-3GPP Access Point
TNGF Trusted Non-3GPP Gateway Function
TNL Transport Network Layer
TNLA Transport Network Layer Association
TSC Time Sensitive Communication
TSCAI TSC Assistance Information
TSN Time Sensitive Networking
TSN GM TSN Grand Master
TSP Traffic Steering Policy
TT TSN Translator
TWIF Trusted WLAN Interworking Function
UCMF UE radio Capability Management Function
UDM Unified Data Management
UDR Unified Data Repository
UDSF Unstructured Data Storage Function
UE User Equipment
UL Uplink
UL CL Uplink Classifier
UPF User Plane Function
URLLC Ultra Reliable Low Latency Communication
URRP-AMF UE Reachability Request Parameter for AMF
URSP UE Route Selection Policy
VID VLAN Identifier
VLAN Virtual Local Area Network
VPLMN Visited PLMN
W-5GAN Wireline 5G Access Network
W-5GBAN Wireline BBF Access Network
W-5GCAN Wireline 5G Cable Access Network
W-AGF Wireline Access Gateway Function
【0032】
<定義>
本明細書のために、非特許文献1において与えられる用語及び定義、並びに以下のものが適用される。本明細書において定められる用語は、非特許文献1において同じ用語がある場合、当該用語の定義よりも優先される。
【0033】
<総論>
当業者であれば、図における要素は簡略化して示され、必ずしも縮尺通りに描かれていなくてもよいことを理解するであろう。更に、デバイスの構造に関して、デバイスの1つ以上の構成要素は、図において通常の記号によって表されている場合があり、図は、本明細書の説明の恩恵を受ける当業者に容易に明らかとなる詳細を伴う図を不明瞭にしないように、本開示の態様を理解するのに適切な特定の詳細のみを示し得る。
【0034】
本開示の原理の理解を促すために、ここで、図に示される態様を参照し、当該原理を記載するために特定の用語を使用する。それにも関わらず、それによって本開示のスコープが限定されることを意図していないことが理解されるであろう。示されたシステムにおけるそのような改変及び更なる修正、並びに当業者が通常思い付くであろう本開示の原理のそのような更なる応用は、本開示のスコープ内にあると解釈されるべきである。
【0035】
「備える」、「備えている」という用語、又はその任意の他の変形体は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、その結果、ステップのリストを備えるプロセス又は方法は、当該ステップを含むだけでなく、明示的に列挙されていないか又はそのようなプロセス若しくは方法に内在する他のステップも含み得る。同様に、「備える」で始まる1つ以上のデバイス、エンティティ、サブシステム、要素、構造、又は構成要素は、更なる制約が無ければ、他のデバイス、サブシステム、要素、構造、構成要素、追加のデバイス、追加のサブシステム、追加の要素、追加の構造、又は追加の構成要素の存在を除外するものではない。本明細書全体を通じて、「態様では」、「別の態様では」というフレーズ、及び同様の用語が出てくる場合、それらは全て、同じ態様を指し得るが、必ずしもそうでなくてもよい。
【0036】
特に定められていない限り、本明細書において使用される全ての技術的用語及び科学的用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書において提供されるシステム、方法、及び実施例は、単なる例示であって、限定を意図したものではない。
【0037】
以下の明細書及び特許請求の範囲では、以下の意味を有するように定められる多数の用語を参照する。単数形態「a」、「an」、及び「the」は、文脈において特に明確に定められていない限り、複数の言及を含む。
【0038】
データが、意味のある情報であって、パラメータに起因する値を表すとき、本明細書で使用される情報は、データ及び知見に関連付けられる。更に、知見は、抽象的又は具体的な概念の理解を意味する。本例示的なシステムは、本開示の主題の説明を容易にするために簡略化され、本開示のスコープを限定することを意図したものではないことに留意されたい。システムに加えて又はシステムの代わりに、本明細書において開示される態様を実装するために、他のデバイス、システム、及び構成を使用してもよく、そのような全ての態様は、本開示のスコープ内にあると想定される。
【0039】
態様の各々、及び後述の各態様に含まれる要素は、独立して、又は互いに組み合わされて実装され得る。当該態様は、互いに異なる新規の特徴を含む。したがって、当該態様は、目的の達成又は互いに異なる問題の解決に寄与し、互いに異なる利点を得るのに寄与する。
【0040】
図1は、ネットワークスライス優先度に基づくセル選択及びセル再選択のうちの少なくとも一方についてユーザ装置(User Equipment)(UE)で利用可能な新しい情報の例を示す。
【0041】
図2は、UEに提供される新しいスライスインフォの例を説明する。この例示は、スライスインフォの構造を示しているわけではないことに留意されたい。スライスインフォは、本開示においてスライス情報と呼ばれ得る。
【0042】
以下で示されるような態様は、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグルーピングに基づくセル選択及びセル再選択の方法を開示する。当該態様により、外部のサービスプロバイダは、5GSに対してネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグルーピングを供給及び更新することができる。また、当該態様により、5GSは、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグルーピングに基づくセル選択及びセル再選択を容易にするように、ネットワークスライス優先度及びグルーピングをUE、RANノード、及び他のネットワークノードに提供することができる。
【0043】
<第1の態様>
本開示は、ネットワークスライス優先度情報及びネットワークスライスグルーピング情報のうちの少なくとも一方が、UEサブスクリプション情報として5Gシステム(5G System)(5GS)においてプロビジョニングされることを可能にするメカニズムを提案する。本開示はまた、UEサブスクリプション情報が、外部のサービスプロバイダによって更新されることを可能にするメカニズムを提案する。5GSは、UDMとして表され得るが、これに限定されない。
【0044】
<第1の態様の第1の例>
図3における本開示は、ネットワークスライス優先度情報を5GSにプロビジョニングし、外部のサービスプロバイダによって、5Gネットワークによりサービスが提供されるその顧客についてネットワークスライス優先度情報が更新されるメカニズムを開示する。顧客は、モバイル端末ユーザとして表され得る。UDMは、UDM75として表され得る。NEFは、NEF74として表され得る。AFは、AF77として表され得る。
【0045】
1.サービスプロバイダは、そのユーザについてのネットワークスライス優先度をプロビジョニングするか、又はそのユーザ若しくは顧客によって使用される、既にプロビジョニング済みのネットワークスライス優先度を、優先度に基づくセル選択及び再選択のために更新することを決定し得る。ネットワークスライス優先度のプロビジョニング又は更新は、アプリケーション機能(Application Function)(AF)によって行われ得る。AFは、AFノード、AF装置、AFデバイス、又は任意の他のものとして表され得る。ネットワークスライス優先度は、ネットワークスライスのリストに含まれるスライスの各々についてスライス優先度を含むリストであり得る。ネットワークスライス優先度は、スライス情報に含まれ得る。例えば、ネットワークスライス優先度は、UEネットワークスライス優先度1を有するS-NSSAI1及びUEネットワークスライス優先度3を有するS-NSSAI2として表され得る。ネットワークスライス優先度は、1つのネットワークスライス優先度を意味し得る。「UEネットワークスライス優先度1を有するS-NSSAI1」は、UEネットワークスライス優先度1(又は第1のUEネットワークスライス優先度)がS-NSSAI1に割り当てられていることを意味し得る。「UEネットワークスライス優先度3を有するS-NSSAI2」は、UEネットワークスライス優先度3(又は第3のUEネットワークスライス優先度)がS-NSSAI2に割り当てられていることを意味し得る。ネットワークスライス優先度は、ネットワークスライス優先度(複数)、ネットワークスライス優先度、UEネットワークスライス優先度、UEのスライス優先度、UEスライス優先度、スライス優先度、ネットワークスライス優先度情報、又は任意の他のものと呼ばれ得る。優先度に基づくセル選択及び再選択は、サービスプロバイダによって、サービスの好み、利用可能性、又は任意の他の考慮事項のような基準に基づいてUEをネットワークスライスに向けることとして表され得る。ネットワークスライス優先度は、ネットワークスライス優先度のうちの少なくとも1つを意味し得る。
【0046】
2.AFは、ネットワークスライス優先度を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)に提供するためにNnef_ParameterProvision_Requestをトリガする。AFは、パラメータを5GシステムにプロビジョニングするためにNnef_ParameterProvision_Requestメッセージ又は任意の他のメッセージをネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)に送信し、AFは、UE識別情報又はUEグループ識別情報、ネットワークスライス優先度を有する1つ以上のネットワークスライスを当該パラメータに含める。例えば、UE識別情報又はUEグループ識別情報は、UE_ID又はUE IDとして表され得る。例えば、ネットワークスライス優先度を有する1つ以上のネットワークスライスは、UEネットワークスライス優先度1を有するS-NSSAI1及びUEネットワークスライス優先度3を有するS-NSSAI3として表され得る。例えば、Nnef_ParameterProvision_Requestメッセージは、UE_IDと、S-NSSAI1と、UEネットワークスライス優先度1と、S-NSSAI3と、UEネットワークスライス優先度3と、を含み得る。例えば、Nnef_ParameterProvision_Requestメッセージは、UE_IDと、S-NSSAI1と、S-NSSAI1に割り当てられたUEネットワークスライス優先度1と、S-NSSAI3と、S-NSSAI3に割り当てられたUEネットワークスライス優先度3と、を含み得る。
【0047】
3.NEFは、AFの真正性を検証するためにAF承認手順をトリガし得る。NEFは、NEFノード、NEF装置、NEFデバイス、又は任意の他のものとして表され得る。AFは、サービスプロバイダとして表され得る。
【0048】
4.AF承認に成功した後、NEFは、パラメータをUDMにプロビジョニングするために、AFからの要求をNudm_ParameterProvision_Requestメッセージ又は任意の他のメッセージを介してUDMに転送する。例えば、Nudm_ParameterProvision_Requestメッセージは、UE_IDと、S-NSSAI1と、UEネットワークスライス優先度1と、S-NSSAI3と、UEネットワークスライス優先度3と、を含み得る。例えば、Nudm_ParameterProvision_Requestメッセージは、UE_IDと、S-NSSAI1と、S-NSSAI1に割り当てられたUEネットワークスライス優先度1と、S-NSSAI3と、S-NSSAI3に割り当てられたUEネットワークスライス優先度3と、を含み得る。UDMは、UDMノード、UDM装置、UDMデバイス、データベース、又は任意の他のものとして表され得る。例えば、NEFは、AF承認を伴わずに、AFからの要求を、Nudm_ParameterProvision_Requestメッセージを介してUDMに転送し得る。
【0049】
5.UDMがNudm_ParameterProvision_Requestメッセージを受信する場合、UDMは、UEのサブスクリプション情報内で、新しくプロビジョニング又は更新されたUEネットワークスライス優先度を記憶し、UDMは、UE、及びネットワークスライス優先度の更新が適用可能な他のネットワークノードを更新するための手順をトリガし得る。UEのサブスクリプション情報内で、新しくプロビジョニング又は更新されたUEネットワークスライス優先度をUDMが記憶する場合、それは、UDMがUEのサブスクリプション情報においてUEのスライス優先度を更新することとして表され得る。UEのサブスクリプション情報は、UEサブスクリプション情報、関連のUEに関するサブスクリプション情報、又は任意の他のものとして表され得る。例えば、UDMがNudm_ParameterProvision_Requestメッセージを受信する場合、UDMは、受信したUE_IDによって識別されるUEに関するサブスクリプション情報内で、新しくプロビジョニング又は更新されたUEネットワークスライス優先度を記憶し、UDMは、UE、及びネットワークスライス優先度の更新が適用可能な他のネットワークノードを更新するための手順をトリガし得る。例えば、UDMが、UE1を識別するUE_ID1、UEネットワークスライス優先度1に関連付けられたS-NSSAI1、及びUEネットワークスライス優先度3に関連付けられたS-NSSAI3を含むNudm_ParameterProvision_Requestメッセージを受信する場合、UDMは、S-NSSAI1をUEネットワークスライス優先度1に関連付け、S-NSSAI3をUEネットワークスライス優先度3に関連付け、UE1に関するサブスクリプション情報内でUEネットワークスライス優先度を記憶する。例えば、UDMが、UE1を識別するUE_ID1、UEネットワークスライス優先度1に関連付けられたS-NSSAI1、及びUEネットワークスライス優先度3に関連付けられたS-NSSAI3を含むNudm_ParameterProvision_Requestメッセージを受信し、UDMが既に、UE1に関するサブスクリプション情報を有する場合、UDMは、S-NSSAI1をUEネットワークスライス優先度1に関連付け、S-NSSAI3をUEネットワークスライス優先度3に関連付け、新しくプロビジョニングされたUEネットワークスライス優先度によって、UE1に関するサブスクリプション情報内でUEネットワークスライス優先度を更新する。
【0050】
<第1の態様の第1の例の変形体1>
ネットワークスライス優先度に関して、ステップ2における優先度を有する1つ以上のS-NSSAIのリスト(又は1つ以上のネットワークスライスのリスト)の代わりに、AFは、ネットワークスライスをグループで提供し得、ここで、各グループは、同様の優先度、同様のサービス、同様の技術、同様の機能のような基準、又は1つ以上のネットワークスライスのグループを作成するための任意の他の基準に基づいて類似性を有するネットワークスライスを含む。例えば、AFは、UEネットワークスライスグループ優先度1を有するS-NSSAI1及びS-NSSAI3を含むネットワークスライスグループ1、並びにUEネットワークスライスグループ優先度2を有するS-NSSAI2及びS-NSSAI4を含むネットワークスライスグループ2を提供し得る。これらのネットワークスライスグループは、固有のグループ識別情報と、ネットワークスライスグループ間の相対優先度と、を有する。AFは、1つのUE又はUEのグループに関連するこれらのネットワークスライスグループを、NEFを介してUDMに提供し、UDMは、関連のUEに関するサブスクリプション情報においてネットワークスライスグループを記憶する。
【0051】
<第1の態様の第1の例の変形体2>
ステップ2で、AFは、提供されるネットワークスライス優先度又は提供されるネットワークスライスグループ優先度が有効である時間を定めるために、ネットワークスライス優先度有効性又はネットワークスライスグループ優先度有効性をNnef_ParameterProvision_Requestメッセージに含め得る。ネットワークスライス優先度有効性又はネットワークスライスグループ優先度有効性は、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度の更新まで、ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループ優先度が有効であり得ることを示し得る。ネットワークスライス優先度有効性又はネットワークスライスグループ優先度有効性は、例えば、数日、数週間、又は数か月間有効である制限された時間を示し得、その後、ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループ優先度は、デフォルトのネットワークスライス優先度又はデフォルトのネットワークスライスグループ優先度になり得る。ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性は、ステップ5でUDMにおいて記憶され、それらは、ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループ優先度が更新されるか又は満了するまで有効である。ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性は、UE又はUEグループメンバに転送され得る。ネットワークスライス優先度有効性又はネットワークスライスグループ優先度有効性が満了すると、UDMは、ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループ優先度を更新して、UE又は他のネットワークノードについて、ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループ優先度が、新しいネットワークスライス優先度及び新しいネットワークスライスグループ優先度、例えば、デフォルトのネットワークスライス優先度又はデフォルトのネットワークスライスグループ優先度で適用されることを示し得る。デフォルトのネットワークスライス優先度は、ネットワークスライス優先度のデフォルトの値として表され得る。デフォルトのネットワークスライスグループ優先度は、ネットワークスライスグループ優先度のデフォルトの値として表され得る。
【0052】
<第1の態様の第1の例の変形体3>
ステップ2で、AFは、提供されるネットワークスライス優先度又は提供されるネットワークスライスグループ優先度が有効である特定の場所を定めるために、ネットワークスライス優先度有効性又はネットワークスライスグループ優先度有効性をNnef_ParameterProvision_Requestメッセージに含め得る。ネットワークスライス優先度有効性又はネットワークスライスグループ優先度有効性は、ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループ優先度が、指定場所において有効であり得、例えば、非特許文献3によって表されるようなTAI、セル、PLMN ID、RAT、地理的場所について有効であり得ることを示し得る。UEが、ネットワークスライス優先度有効性又はネットワークスライスグループ優先度有効性によって示される指定場所を出ると、ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループ優先度は、デフォルトのネットワークスライス優先度又はデフォルトのネットワークスライスグループ優先度になり得る。ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性は、ステップ5でUDMにおいて記憶され、UE又はUEグループメンバに転送される。
【0053】
<第1の態様の第1の例の変形体4>
ステップ2で、AFは、提供されるネットワークスライス優先度又は提供されるネットワークスライスグループ優先度が有効である特定のアクセスタイプ又はアクセスRATタイプを定めるために、ネットワークスライス優先度有効性又はネットワークスライスグループ優先度有効性をNnef_ParameterProvision_Requestメッセージに含め得る。ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループ優先度は、指定のアクセスタイプ又はアクセスRATタイプ、例えば、アクセスタイプについて3GPPアクセス、非3GPPアクセス、非特許文献4において定められるようなRATタイプについて、NR、EUTRA、NBIOT、LTE-M、NR_U、WLAN、VIRTUAL、TRUSTED_N3GA、TRUSTED_WLAN、WIRELINE、WIRELINE_CABLE、WIRELINE_BBFで有効であり得る。ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性は、ステップ5でUDMにおいて記憶され、UE又はグループメンバに転送される。
【0054】
第1の例における変形体2、変形体3、及び変形体4におけるネットワークスライス優先度有効性又はネットワークスライスグループ優先度有効性は、互いに独立であってもよく、選択的に組み合わされてもよいことに留意されたい。
【0055】
<第2の態様>
本開示は、UDMにおけるUEサブスクリプション情報からのネットワークスライス優先度情報及びネットワークスライスグルーピング情報のうちの少なくとも一方がUEに提供されることを可能にするメカニズムを提案する。本開示はまた、UDMにおけるネットワークスライス優先度情報及びネットワークスライスグルーピング情報のうちの少なくとも一方に対する更新がUEに対する更新をトリガすることを可能にするメカニズムを提案する。一部の実施形態では、UEは、UE3として表され得る。RANノードは、(R)ANノード5として表され得る。AMFは、AMF70として表され得る。PCFは、PCF73として表され得る。UDMは、UDM75として表され得る。
【0056】
<第2の態様の第1の例>
図4における本開示は、UE登録手順中のUEに対するネットワークスライス優先度情報のプロビジョニング、更には更新についてのメカニズムを開示する。
【0057】
0.UDMは、UEサブスクライブネットワークスライス及びその優先度を含むUEサブスクリプション情報を保持する。例えば、S-NSSAI1は、ネットワークスライス優先度1に関連付けられており、S-NSSAI2は、ネットワークスライス優先度2に関連付けられており、S-NSSAI3は、ネットワークスライス優先度3に関連付けられている。例えば、UDMは、UEサブスクライブネットワークスライス及びその優先度として、ネットワークスライス優先度1に関連付けられたS-NSSAI1、ネットワークスライス優先度2に関連付けられたS-NSSAI2、及びネットワークスライス優先度3に関連付けられたS-NSSAI3を記憶する。例えば、UDMは、第1の態様におけるプロセスによってAFからUEサブスクライブネットワークスライス及びその優先度を受信し得る。
【0058】
1.UEは、登録手順をトリガし、UEがネットワークスライス優先度機能及びネットワークスライスグルーピング機能のうちの少なくとも一方をサポートしている場合、UEは、UEがネットワークスライス優先度機能及びネットワークスライスグルーピング機能のうちの少なくとも一方をサポートしていることを登録要求メッセージ又は任意の他のNASメッセージにおいて示す。例えば、UEがネットワークスライスを後述のそのネットワークスライス優先度及び後述のネットワークスライスグループと共に認識又は理解し得る場合、UEは、ネットワークスライス優先度機能及びネットワークスライスグルーピング機能のうちの少なくとも一方をサポートしている。
【0059】
2.AMFが、UEに関するUEサブスクリプション情報を有していない場合、AMFは、UEサブスクリプション情報をフェッチするためにNudm_SDM_GetメッセージをUDMに送信する。AMFが、UEに関するUEサブスクリプション情報を有していない場合は、初期登録の場合であり得る。AMFは、UE識別情報、例えば、UEに関するSUPIをNudm_SDM_Getメッセージに含める。AMFは、登録要求メッセージにおいてUEから受信した要求NSSAIをNudm_SDM_Getメッセージに含め得る。要求NSSAIは、UEが登録を求めているネットワークスライスを示し得る。
【0060】
3.UDMは、Nudm_SDM_Get応答メッセージでAMFに答え、UDMは、Nudm_SDM_Get応答メッセージにUEサブスクリプション情報を含める。UEサブスクリプション情報は、UEが登録を求めているネットワークスライス及びUEがサブスクライブするネットワークスライス、並びにそれらのネットワークスライス優先度を含み得る。UEサブスクリプション情報は、UDMが記憶している全てのネットワークスライスを含み得る。例えば、UEが、ネットワークスライス優先度1を有するS-NSSAI1及びネットワークスライス優先度3を有するS-NSSAI3にサブスクライブし、UEが、S-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3に対する登録を求めている場合、UDMは、UEについてのUE_ID、S-NSSAI1、S-NSSAI1に割り当てられたUEネットワークスライス優先度1、S-NSSAI2、S-NSSAI2に割り当てられたUEネットワークスライス優先度2、S-NSSAI3、及びS-NSSAI3に割り当てられたUEネットワークスライス優先度3を含むNudm_SDM_Get応答メッセージを送信し得る。UEについてのUE IDは、SUPI又はUEとして表され得る。
【0061】
4.UEが登録要求メッセージ又は任意の他のNASメッセージにおいてネットワークスライス優先度についてのサポートを示した場合、AMFは、UEが要求したネットワークスライス、及びUEがサブスクライブするネットワークスライスをそれらのネットワークスライス優先度と共に、構成NSSAI(Configured NSSAI)又は許可NSSAI(Allowed NSSAI)に含める。UEがネットワークスライスグルーピングについてのサポートも示した場合、AMFは、ネットワークスライスグループにおいてネットワークスライスをグループ化し、ここで、ネットワークスライスグループの各々は、固有のネットワークスライスグループidを用いて識別され得、各ネットワークスライスグループは、1つ以上のネットワークスライスを含み得る。AMFは、UEが要求したネットワークスライス及びUEがサブスクライブするネットワークスライスに関連付けられたネットワークスライスグループidをそれらのネットワークスライス優先度と共に、構成NSSAI又は許可NSSAIに含め得る。ネットワークスライスグループidは、ネットワークスライスグループID、又はNSグループID若しくはグループidとして表され得る。グループ内のネットワークスライスは、優先順序で列挙され得る。「id」は、識別情報又は識別子を意味し得る。AMFは、ネットワークスライスグループにおいてネットワークスライスをグループ化するときに様々な基準を使用し得る。AMFは、標準化された基準、又はオペレータが定めた基準を使用し得る。様々な基準の一部の例を以下に示す。
【0062】
-ネットワークスライス優先度に基づく基準-例えば、同じ又は同様の優先度を有するネットワークスライスは、同じネットワークスライスグループの一部であり得る。又は
【0063】
-ネットワークスライスによって提供されるサービスに基づく基準-例えば、同じ又は同様のサービスを提供し得るネットワークスライスは、同じネットワークスライスグループの一部であり得、同じ又は同様のサービスを提供し得るネットワークスライスは、同じスライスサービスタイプ(Slice Service Type)(SST)を有するネットワークスライスとして表され得る。又は
【0064】
-ネットワークスライス帰属に基づく基準-例えば、同じオペレータに属しているか又は等価PLMNに属しているネットワークスライスは、同じネットワークスライスグループにおいてグループ化され得、同じオペレータに属しているネットワークスライスは、同じスライス区別(Slice Differentiator)(SD)を有するネットワークスライスとして表され得る。又は
【0065】
-ネットワークスライスグルーピングについての任意の他の基準。
【0066】
5.AMFは、登録承認メッセージ内、又はAMFからUEへの任意の他のNASメッセージ内で、ネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループと共に、構成NSSAI若しくは許可NSSAI内に、又は別のパラメータとしてUEに提供し、ネットワークスライスグループの各々は、固有のネットワークスライスグループidによって識別される。UEがネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループを受信すると、UEは、ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループを受信したことを知らせるために登録完了メッセージを送信する。ネットワークスライスグループは、NSグループとして表され得る。ネットワークスライスグループidは、NSグループIDとして表され得る。例えば、UEが登録要求においてS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3を要求し、UEがS-NSSAI1及びS-NSSAI3にサブスクライブする場合、AMFは、ネットワークスライス優先度1と共にS-NSSAI1を提供し、ネットワークスライス優先度3と共にS-NSSAI3を提供する。UEが登録要求においてS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3を要求することは、UEが要求NSSAIにS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3を含めることとして表され得る。例えば、UEが登録要求においてS-NSSAI1、S-NSSAI2、及びS-NSSAI3を要求し、UEがS-NSSAI1及びS-NSSAI3にサブスクライブする場合、AMFは、S-NSSAI1を含むネットワークスライスグループ1、及びS-NSSAI3を含むネットワークスライスグループ3を作る。AMFは、ネットワークスライスグループid1をネットワークスライスグループ1に割り当て、ネットワークスライスグループid3をネットワークスライスグループ3に割り当てる。AMFは、ネットワークスライス優先度1と共にS-NSSAI1を含むネットワークスライスグループ1、及びネットワークスライス優先度3と共にS-NSSAI3を含むネットワークスライスグループ3を提供する。例えば、AMFは、ネットワークスライス優先度1がS-NSSAI1に割り当てられていることを示す情報、及びネットワークスライス優先度3がS-NSSAI3に割り当てられていることを示す情報をUEに提供し得る。例えば、AMFは、ネットワークスライスグループid1によって識別されるネットワークスライスグループ1にS-NSSAI1が含まれること、及びネットワークスライス優先度1がS-NSSAI1に割り当てられていることを示す情報、並びにネットワークスライスグループid3によって識別されるネットワークスライスグループ3にS-NSSAI3が含まれること、及びネットワークスライス優先度3がS-NSSAI3に割り当てられていることを示す情報をUEに提供し得る。AMFは、ネットワークスライスグループを伴わずに、ネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度と共に提供し得る。
【0067】
6.UEが登録承認メッセージを受信する場合、UEは、UE構成を更新し得る。UE構成を更新することは、UE構成更新として表され得るか、又はネットワークスライスをその優先度及び関連付けられたNSグループIDと共に記憶し、利用可能な場合、更新されたUE構成を適用することとして表され得る。UEは、ネットワークによって提供されるネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループと共に記憶する。AMFが、ネットワークスライスグループを伴わずに、ネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度と共に提供する場合、UEは、ネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度と共に記憶し得る。ネットワークは、AMFとして表され得る。UEは、サービス改善及びリソース最適化のためにネットワークスライス優先度及びグルーピング情報のうちの少なくとも一方を利用し得る。グルーピング情報は、ネットワークスライスグループを示す情報として表され得る。例えば、UEは、以下に示されるようなプロセスについて、ネットワークスライス優先度及びグルーピング情報のうちの少なくとも一方を使用する。
【0068】
-ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループに基づくセル選択及びセル再選択-例えば、UEがセルを選択しているとき又は新しいセルを再選択しているとき、UEは、候補セルがサポートするネットワークスライスを考慮し得、UEは、構成NSSAI又は許可NSSAIにおいてUEが割り当てたネットワークスライス間で最高の優先度を有するネットワークスライスをサポートしているセルに優先度を与え得る。例えば、UEは、構成NSSAI又は許可NSSAIにおいてUEが割り当てたネットワークスライス間で最高の優先度を有するネットワークスライスをサポートしているセルを選択又は再選択し得る。
【0069】
代替的に、現在のサービングセルが良好な信号強度を有する場合であっても、すなわち、現在のセルがUEにサービスを提供し続けることができる場合であっても、UEは、UEが利用可能な他のセルによってサポートされる、より高い優先度のネットワークスライス又はより高い優先度のネットワークスライスグループに基づいてセル選択又はセル再選択をトリガし得る。
【0070】
-サービス最適化-例えば、UEが、ネットワークへのアクセスを要求する複数のサービスを有する場合、UEは、より高い優先度のネットワークスライスにおけるサービスを優先し得る。
【0071】
<第2の態様の第1の例の変形体1>
UDMがネットワークスライス優先度有効性、ネットワークスライスグループid、ネットワークスライスグループ優先度、及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも1つをUEサブスクリプションとしてステップ0で保持する場合、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をUEに伝達するために、ステップ3及びステップ5は、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を含み得る。UDMが、ステップ0でネットワークスライス優先度有効性を保持し、AMFが、ステップ4でネットワークスライスグループ優先度及びネットワークスライスグループ優先度有効性を割り当てる場合、AMFは、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をUEに伝達するために、ステップ5でネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を含め得る。UEがネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を受信すると、UEは、受信したネットワークスライス優先度有効性及び受信したネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方に基づいて、ネットワークスライス優先度を適用する。ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性は、第1の態様の第1の例の変形体2、3、及び4におけるネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性と同じであり得る。
【0072】
例えば、ネットワークスライス優先度有効性は、ネットワークスライス優先度が有効である少なくとも1つの期間、及びネットワークスライス優先度が有効である場所、並びにネットワークスライス優先度が有効であるアクセスタイプ又はアクセスRATタイプを示し得る。場所は、非特許文献3によって表されるようなTAI、セル、PLMN ID、RAT、又は地理的場所として表され得る。
【0073】
例えば、ネットワークスライスグループ優先度有効性は、ネットワークスライスグループ優先度が有効である少なくとも1つの期間、及びネットワークスライスグループ優先度が有効である場所、並びにネットワークスライスグループ優先度が有効であるアクセスタイプ又はアクセスRATタイプを示し得る。場所は、非特許文献3によって表されるようなTAI、セル、PLMN ID、RAT、又は地理的場所として表され得る。
【0074】
例えば、ネットワークスライス優先度有効性によって示される期間が満了する場合、UEは、ネットワークスライス優先度をデフォルトのネットワークスライス優先度に更新し得る。例えば、ネットワークスライスグループ優先度有効性によって示される期間が満了する場合、UEは、ネットワークスライスグループ優先度をデフォルトのネットワークスライスグループ優先度に更新し得る。
【0075】
例えば、UEが、ネットワークスライス優先度有効性によって示される場所を出る場合、UEは、ネットワークスライス優先度をデフォルトのネットワークスライス優先度に更新し得る。例えば、UEが、ネットワークスライスグループ優先度有効性によって示される場所を出る場合、UEは、ネットワークスライスグループ優先度をデフォルトのネットワークスライスグループ優先度に更新し得る。
【0076】
例えば、UEが、ネットワークスライス優先度有効性によって示されるアクセスタイプ及びアクセスRATタイプのうちの少なくとも一方を変更する場合、UEは、ネットワークスライス優先度をデフォルトのネットワークスライス優先度に更新し得る。例えば、UEが、ネットワークスライスグループ優先度有効性によって示されるアクセスタイプ及びアクセスRATタイプのうちの少なくとも一方を変更する場合、UEは、ネットワークスライスグループ優先度をデフォルトのネットワークスライスグループ優先度に更新し得る。
【0077】
登録承認はまた、登録エリアにおいてNSグループIDが有効である1つ以上のトラッキングエリアのリスト、又はNSグループIDが登録エリアにおいて有効であるかどうかの表示を含む。登録承認はまた、登録エリアにおいてNSグループIDが有効である1つ以上のトラッキングエリアのリスト、又はNSグループIDが登録エリアにおいて有効であるかどうかの表示を含み得る。登録エリアが、異なるPLMNに属しているトラッキングエリア(Tracking Area)(TA)を含む場合、登録エリア内のサービングPLMN又は全てのPLMNにおいてNSグループIDが有効であるかどうかを示すために別の表示が送信され得る。サービングPLMNは、割り当てられた5G-GUTIのGUAMIのMCC及びMNCによって示され得る。NSグループIDが、等価PLMNリストにおける全てのPLMNに適用可能であるかどうかに関する別の表示が存在し得る。これらの表示は、UEに送信され得る。例えば、これらの表示は、NSグループIDによって識別されるグループ内のネットワークスライスが有効であるかどうかを示し得る。例えば、UEは、これらの表示を使用することによって、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度のうちの少なくとも一方が有効であるかどうかを決定し得る。例えば、UEは、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度のうちの少なくとも一方が、これらの表示によって示される場所又はPLMNにおいて有効であるかどうかを決定し得る。場所は、登録エリア又はトラッキングエリアを意味し得る。PLMNは、サービングPLMNを意味し得る。
【0078】
<第2の態様の第2の例>
図5における本開示は、UE構成更新手順中のUEに対するネットワークスライス優先度情報のプロビジョニング、更には更新についてのメカニズムを開示する。
【0079】
1.UDMにおけるUEサブスクライブネットワークスライス優先度情報は、オペレータ又はサービスプロバイダによってNEFを介して更新され得る。UDMにおけるUEサブスクライブネットワークスライス優先度情報は、第1の態様におけるプロセスによって更新され得る。例えば、UEサブスクライブS-NSSAI1は、ネットワークスライス優先度1になり、UEサブスクライブS-NSSAI3は、ネットワークスライス優先度3になる。例えば、ネットワークスライス優先度1は、UEサブスクライブS-NSSAI1に割り当てられており、ネットワークスライス優先度3は、S-NSSAI3に割り当てられている。
【0080】
2.ネットワークスライス優先度(又はネットワークスライス優先度(複数))がUDMにおいて変更されると、UDMは、UE ID、S-NSSAI1、ネットワークスライス優先度1、S-NSSAI3、及びネットワークスライス優先度3を含むNudm_SDM_Notificationメッセージ(又はUEサブスクリプション情報における変更を示すための任意の他のメッセージ)をAMFにトリガして、新しいネットワークスライス優先度を用いてAMF内でUEコンテキストを更新し、例えば、S-NSSAI1は、更新されたネットワークスライス優先度1を有し、S-NSSAI3は、更新されたネットワークスライス優先度3を有する。例えば、UDMは、ネットワークスライス優先度1と共にS-NSSAI1を含みネットワークスライス優先度3と共にS-NSSAI3を含むNudm_SDM_NotificationメッセージをAMFに送信する。
【0081】
3.ネットワークスライス優先度が更新されたUEがアイドルモードである場合、AMFは、UEを接続モードにするためにUEをページングし得る。
【0082】
4.UEは、接続モードであるか、又はUEがステップ3でページングされた場合、UEは接続モードにされる。
【0083】
5.UEがネットワークスライス優先度(又はネットワークスライス優先度機能)をサポートしている場合、AMFは、ネットワークスライス優先度が変更されたネットワークスライスをその新しいネットワークスライス優先度と共に、UEへのUE構成更新(UE Configuration Update)(UCU)メッセージ(又はAMFからUEへの任意の他のNASメッセージ)に含める。ネットワークスライス優先度(又はネットワークスライス優先度機能)をサポートしているUEは、ネットワークに登録しているときの登録要求メッセージ又は任意の他のNASメッセージにおいて、UEがネットワークスライス優先度(又はネットワークスライス優先度機能)についてのサポートを示していることを意味し得る。UEがネットワークスライスグルーピング(又はネットワークスライスグルーピング機能)についてのサポートも示した場合、AMFは、ネットワークスライスグループにおいてネットワークスライスをグループ化し、ここで、ネットワークスライスグループの各々は、固有のネットワークスライスグループidを用いて識別され得、各ネットワークスライスグループは、1つ以上のネットワークスライスを含み得る。ネットワークスライスグルーピング(又はネットワークスライスグルーピング機能)をサポートしているUEは、ネットワークに登録しているときの登録要求メッセージ又は任意の他のNASメッセージにおいて、UEがネットワークスライスグルーピング(又はネットワークスライスグルーピング機能)についてのサポートを示していることを意味し得る。ネットワークスライスグループ内のネットワークスライスは、優先順序で列挙され得る。AMFは、ネットワークスライスグループにおいてネットワークスライスをグループ化するときに様々な基準を使用し得る。AMFは、標準化された基準、又はオペレータが定めた基準を使用し得る。様々な基準の例を以下に示す。
【0084】
-ネットワークスライス優先度に基づく基準-例えば、同じ又は同様の優先度を有するネットワークスライスは、同じネットワークスライスグループの一部であり得る。又は
【0085】
-ネットワークスライスによって提供されるサービスに基づく基準-例えば、同じ又は同様のサービスを提供し得るネットワークスライスは、同じネットワークスライスグループの一部であり得、同じ又は同様のサービスを提供し得るネットワークスライスは、同じスライスサービスタイプ(Slice Service Type)(SST)を有するネットワークスライスとして表され得る。又は
【0086】
-ネットワークスライス帰属に基づく基準-例えば、同じオペレータに属しているか又は等価PLMNに属しているネットワークスライスは、同じネットワークスライスグループにおいてグループ化され得、同じオペレータに属しているネットワークスライスは、同じスライス区別(Slice Differentiator)(SD)を有するネットワークスライスとして表され得る。又は
【0087】
-ネットワークスライスグルーピングについての任意の他の基準。
【0088】
例えば、UEがネットワークスライスを後述のそのネットワークスライス優先度及び後述のネットワークスライスグループと共に認識又は理解し得る場合、UEは、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグルーピングのうちの少なくとも一方をサポートしている。
【0089】
6.AMFは、UE構成更新メッセージ内で、更新されたネットワークスライスを、その更新されたネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループと共にUEに提供し、ネットワークスライスグループの各々は、固有のネットワークスライスグループidによって識別される。AMFは、ネットワークスライスグループを伴わずに、ネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度と共に提供し得る。
【0090】
例えば、UEがネットワークスライス優先度についてのサポートを示している場合、AMFは、ネットワークスライス優先度1と共にS-NSSAI1を含みネットワークスライス優先度3と共にS-NSSAI3を含むUE構成更新(UE Configuration Update)(UCU)メッセージを送信する。
【0091】
例えば、UEがネットワークスライス優先度についてのサポート及びネットワークスライスグルーピングについてのサポートを示している場合、AMFは、S-NSSAI1を含むネットワークスライスグループ1及びS-NSSAI3を含むネットワークスライスグループ3を作る。AMFは、ネットワークスライスグループid1をネットワークスライスグループ1に割り当て、ネットワークスライスグループid3をネットワークスライスグループ3に割り当てる。次いで、AMFは、UE構成更新(UE Configuration Update)(UCU)メッセージを送信し、当該UCUメッセージは、ネットワークスライス優先度1と共にS-NSSAI1を含むネットワークスライスグループ1、及びネットワークスライス優先度3と共にS-NSSAI3を含むネットワークスライスグループ3を含む。AMFは、ネットワークスライスグループid1及びネットワークスライスグループid3をUCUメッセージに含め得る。
【0092】
例えば、AMFは、ネットワークスライス優先度1がS-NSSAI1に割り当てられていることを示す情報、及びネットワークスライス優先度3がS-NSSAI3に割り当てられていることを示す情報をUEに提供し得る。例えば、AMFは、ネットワークスライスグループid1によって識別されるネットワークスライスグループ1にS-NSSAI1が含まれること、及びネットワークスライス優先度1がS-NSSAI1に割り当てられていることを示す情報、並びにネットワークスライスグループid3によって識別されるネットワークスライスグループ3にS-NSSAI3が含まれること、及びネットワークスライス優先度3がS-NSSAI3に割り当てられていることを示す情報をUEに提供し得る。
【0093】
7.UEがUE構成更新メッセージを受信する場合、UEは、UE構成を更新し得る。UE構成を更新することは、UE構成更新として表され得るか、又はネットワークスライスをその新しい優先度及び関連付けられたNSグループIDと共に記憶し、利用可能な場合、更新されたUE構成を適用することとして表され得る。UEは、ネットワークによって提供されるネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループと共に記憶する。ネットワークは、AMFとして表され得る。AMFが、ネットワークスライスグループを伴わずに、ネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度と共に提供する場合、UEは、ネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度と共に記憶し得る。UEは、サービス改善及びリソース最適化のためにネットワークスライス優先度及びグルーピング情報のうちの少なくとも一方を利用し得る。グルーピング情報は、ネットワークスライスグループを示す情報として表され得る。例えば、UEは、以下に示されるようなプロセスについて、ネットワークスライス優先度及びグルーピング情報のうちの少なくとも一方を使用する。
【0094】
-ネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグループに基づくセル選択及びセル再選択-例えば、UEがセルを選択しているとき又は新しいセルを再選択しているとき、UEは、候補セルがサポートするネットワークスライスを考慮し得、UEは、構成NSSAI又は許可NSSAIにおいてUEが割り当てたネットワークスライス間で最高の優先度を有するネットワークスライスをサポートしているセルに優先度を与え得る。例えば、UEは、構成NSSAI又は許可NSSAIにおいてUEが割り当てたネットワークスライス間で最高の優先度を有するネットワークスライスをサポートしているセルを選択又は再選択し得る。
【0095】
代替的に、現在のサービングセルが良好な信号強度を有する場合であっても、すなわち、現在のセルがUEにサービスを提供し続けることができる場合であっても、UEは、UEが利用可能な他のセルによってサポートされる、より高い優先度のネットワークスライス又はより高い優先度のネットワークスライスグループに基づいてセル選択又はセル再選択をトリガし得る。
【0096】
-サービス最適化-例えば、UEが、ネットワークへのアクセスを要求する複数のサービスを有する場合、UEは、より高い優先度のネットワークスライスにおけるサービスを優先し得る。
【0097】
<第2の態様の第2の例の変形体1>
UDMがネットワークスライス優先度有効性、ネットワークスライスグループid、ネットワークスライスグループ優先度、及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも1つをUEサブスクリプションとして保持し、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方がステップ1で変更される場合、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をUEに伝達するために、ステップ2及びステップ6は、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を含む。UDMが、ステップ0でネットワークスライス優先度有効性を保持し、AMFが、ステップ5でネットワークスライスグループ優先度及びネットワークスライスグループ優先度有効性を割り当てる場合、AMFは、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をUEに伝達するために、ステップ6でネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を含め得る。UEがネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を受信すると、UEは、受信したネットワークスライス優先度有効性及び受信したネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方に基づいて、ネットワークスライス優先度を適用する。ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性は、第1の態様の第1の例の変形体2、3、及び4におけるネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性と同じであり得る。UEは、第2の態様の第1の例の変形体1と同様に、受信したネットワークスライス優先度有効性及び受信したネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を使用し得る。
【0098】
UE構成更新(UE Configuration Update)(UCU)メッセージはまた、登録エリアにおいてNSグループIDが有効である1つ以上のトラッキングエリアのリスト、又はNSグループIDが登録エリアにおいて有効であるかどうかの表示を含む。UE構成更新(UE Configuration Update)(UCU)メッセージはまた、登録エリアにおいてNSグループIDが有効である1つ以上のトラッキングエリアのリスト、又はNSグループIDが登録エリアにおいて有効であるかどうかの表示を含み得る。登録エリアが、異なるPLMNに属しているトラッキングエリア(Tracking Area)(TA)を含む場合、登録エリア内のサービングPLMN(割り当てられた5G-GUTIのGUAMIのMCC及びMNC)又は全てのPLMNにおいてNSグループIDが有効であるかどうかを示すために別の表示が送信され得る。NSグループIDが、等価PLMNリストにおける全てのPLMNに適用可能であるかどうかに関する別の表示が存在し得る。これらの表示は、UEに送信され得る。例えば、これらの表示は、NSグループIDによって識別されるグループ内のネットワークスライスが有効であるかどうかを示し得る。例えば、UEは、これらの表示を使用することによって、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度のうちの少なくとも一方が有効であるかどうかを決定し得る。例えば、UEは、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度のうちの少なくとも一方が、これらの表示によって示される場所又はPLMNにおいて有効であるかどうかを決定し得る。場所は、登録エリア又はトラッキングエリアとして表され得る。PLMNは、サービングPLMNとして表され得る。UEは、ネットワークスライス優先度ごとの有効性パラメータ及びネットワークスライスグループ優先度ごとの有効性を各々のネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度と共に記憶し、UEは、各々のネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度の有効性パラメータに等しい値でネットワークスライス及びネットワークスライスグループごとにタイマを実行する。ネットワークスライス及びネットワークスライスグループの各々について優先度有効性タイマが満了するまで、又はネットワークスライス若しくはネットワークスライスグループについてネットワークによって優先度有効性が次に更新されるまで、UEは、第2の態様の第2の例のステップ7における説明に従うセル選択及び再選択のために、記憶されたネットワークスライス優先度及び記憶されたネットワークスライスグループ優先度を使用する。1つ以上のネットワークスライス優先度有効性タイマ若しくはネットワークスライスグループ優先度有効性タイマが満了するか、又はネットワークによってネットワークスライス優先度有効性若しくはネットワークスライスグループ優先度有効性が更新されると、例えば、ネットワークによって更新される場合、UEは、ネットワークスライス優先度若しくはネットワークスライスグループ優先度有効性タイマを再開するか、又は有効性タイマが満了してネットワークによって更新されない場合、UEは、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度をデフォルトの優先度に設定する。
【0099】
<第2の態様の第3の例>
図6における本開示は、AMF及びUEにおけるアクセス及びモビリティポリシールール及び制限の更新についてのメカニズムを開示する。
【0100】
1.UDMにおけるUEサブスクライブネットワークスライス優先度情報は、オペレータ又はサービスプロバイダによってNEFを介して更新され得る。UDMにおけるUEサブスクライブネットワークスライス優先度情報は、第1の態様におけるプロセスによって更新され得る。例えば、UEサブスクライブS-NSSAI1は、ネットワークスライス優先度1になり、UEサブスクライブS-NSSAI3は、ネットワークスライス優先度3になる。例えば、ネットワークスライス優先度1は、UEサブスクライブS-NSSAI1に割り当てられており、ネットワークスライス優先度3は、S-NSSAI3に割り当てられている。
【0101】
2.ネットワークスライス優先度(又はネットワークスライス優先度(複数))がUDMにおいて変更されると、UDMは、UE ID、S-NSSAI1、ネットワークスライス優先度1、S-NSSAI3、及びネットワークスライス優先度3を含むNpcf UEサブスクリプション更新メッセージ(又はUEサブスクリプション情報における変更を示すための任意の他のメッセージ)をPCFにトリガして、新しいネットワークスライス優先度を用いてPCF内でUEについてのPCCルール又はURSPルール及びNSSPルールのうちの少なくとも一方を更新し、例えば、UEサブスクライブS-NSSAI1は、更新されたネットワークスライス優先度1を有し、S-NSSAI3は、更新されたネットワークスライス優先度3を有する。AMルールは、アクセス及びモビリティ(Access and Mobility)(AM)ポリシーとして表され得、URSPルール及びNSSPルールのうちの少なくとも一方は、UEポリシーとして表され得る。例えば、UDMは、Npcf UEサブスクリプション更新メッセージをPCFに送信し、当該Npcf UEサブスクリプション更新メッセージは、UEについてのUE IDを含み、ネットワークスライス優先度1と共にS-NSSAI1を含み、ネットワークスライス優先度3と共にS-NSSAI3を含む。
【0102】
3.PCFは、ネットワークスライス優先度が変更されたUE又はUEのグループについてのアクセス及びモビリティ(Access and Mobility)(AM)ポリシーを更新する。AMポリシーは、AMのルール及び制限か、AMポリシールールか、アクセス及びモビリティの制御及び制限ポリシーか、又はAM制限として表され得る。ネットワークスライス優先度に依存する以下の新しいAMルール及び制限を定めることが提案される。
【0103】
-ネットワークスライス優先度ルール-ネットワークスライス優先度ルールは、UEについての相対ネットワークスライス優先度を定めている。このルールの粒度は、TAごと、又はPLMNごとであり得る。
【0104】
-DNNごとのネットワークスライス優先度ルール-DNNごとのネットワークスライス優先度ルールは、特定のDNNによってサポートされるネットワークスライスについてUEについての相対ネットワークスライス優先度を定めている。このルールの粒度は、TAごと、又はPLMNごとであり得る。
【0105】
-ネットワークスライス優先度ベースのセル選択-ネットワークスライス優先度ベースのセル選択ルールは、UEによるセル選択のために相対ネットワークスライス優先度を定めている。このルールの粒度は、TAごと、又はPLMNごとであり得る。
【0106】
-ネットワークスライス登録ルール-ネットワークスライス登録ルールは、UEが登録を提案されるネットワークスライスを定めている。ネットワークは、UE登録、より具体的には、UEが登録を要求するネットワークスライス、及びUEがAMポリシーに基づいて当該ネットワークスライスにいつ登録されるかを制御し得る。UEが登録を要求するネットワークスライスは、UEが要求NSSAIに含めるネットワークスライスを意味し得る。ネットワークは、UEの場所においてサポートされると思われるネットワークスライスにUEが登録されるのを助ける情報でAMポリシーを更新することによって、どのネットワークスライスに登録を要求すべきかをUEが決定するのを助けるために、UEが登録を推奨されるネットワークスライスのリスト、例えば、ネットワークスライス優先順序で列挙されたネットワークスライスを伴うAMポリシー更新を介してUEをアシストし得る。ネットワークは、現在のAM制限及びUEモビリティ統計、並びにNWDAF又はサービスプロバイダによって提供される、予想されるUEモビリティ及び予想されるUE移動軌跡のような予測を使用し得る。例えば、ネットワークは、UE登録を制御するために、又はどのネットワークスライスに登録を要求すべきかをUEが決定するのを助けるために、現在のAM制限及びUEモビリティ統計、並びにNWDAF又はサービスプロバイダによって提供される、予想されるUEモビリティ及び予想されるUE移動軌跡のような予測を使用し得る。
【0107】
例えば、PCFは、更新されたネットワークスライス優先度1及び更新されたネットワークスライス優先度3に基づいて、S-NSSAI1及びS-NSSAI3に関連するAMポリシールールを作るか又は更新する。AMポリシールールは、ネットワークスライス優先度ルール、DNNごとのネットワークスライス優先度ルール、及びネットワークスライス優先度ベースのセル選択のうちの少なくとも1つとして表され得る。例えば、PCFは、AMポリシールールを作るか又は更新するために、更新されたネットワークスライス優先度1を有するS-NSSAI1、及び更新されたネットワークスライス優先度3を有するS-NSSAI3をAMポリシールールに含める。例えば、PCFが、TA、PLMN、及びDNNのうちの少なくとも1つに関連する情報を有するか、又は他のネットワークノードから情報を取得する場合、PCFは、AMポリシーを作るか更新するために当該情報を使用する。例えば、PCFは、UE IDによって識別されるUEについてのAMポリシーを更新する。
【0108】
4.PCFは、更新された新しいAMポリシールールを含むNpcf_AMPolicyControlメッセージをAMFに送信する。更新された新しいAMポリシールールは、PCFによって作られた新しいAMポリシールールを含み得る。AMFは、更新された新しいAMポリシールールをUEコンテキストに記憶する。
【0109】
5.AMFは、UE構成更新手順を介して、更新された新しいAMポリシールールでUEを更新する。例えば、AMFは、UE構成更新手順中に、更新された新しいAMポリシールールをUEに送信する。
【0110】
6.UEがNpcf_AMPolicyControlメッセージを受信する場合、UEは、UE構成を更新し得る。UE構成を更新することは、UE構成更新として表され得るか、又は更新された新しいAMポリシーを記憶することとして表され得る。UEは、更新された新しいAMポリシールールを記憶して、AMポリシールールの適用を開始する。例えば、UEは、AMポリシールールを受信するとすぐにAMポリシールールの適用を開始する。例えば、UEは、第2の態様の第2の例において記載されたステップ7のようなセル選択及びセル再選択並びにサービス最適化のうちの少なくとも1つのために、更新された新しいAMポリシールールを使用し得る。
【0111】
<第2の態様の第3の例の変形体1>
UDMがネットワークスライス優先度有効性、ネットワークスライスグループid、ネットワークスライスグループ優先度、及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも1つをUEサブスクリプションとして保持し、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方がステップ1で変更される場合、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をUEに伝達するために、ステップ2、ステップ4、及びステップ5は、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を含む。UDMが、ステップ1でネットワークスライス優先度有効性を保持し、PCFが、ステップ3でネットワークスライスグループid、ネットワークスライスグループ優先度、及びネットワークスライスグループ優先度有効性を割り当てる場合、PCFは、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をUEに伝達するために、ステップ3でネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を含め得る。UDMが、ステップ1でネットワークスライス優先度有効性を保持し、AMFが、ステップ5でネットワークスライスグループid、ネットワークスライスグループ優先度、及びネットワークスライスグループ優先度有効性を割り当てる場合、AMFは、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をUEに伝達するために、ステップ5でネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を含め得る。UEがネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を受信すると、UEは、受信したネットワークスライス優先度有効性及び受信したネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方に基づいて、ネットワークスライス優先度を適用する。ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性は、第1の態様の第1の例の変形体2、3、及び4におけるネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性と同じであり得る。UEは、ネットワークスライス優先度ごとの有効性パラメータ及びネットワークスライスグループ優先度ごとの有効性を各々のネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度と共に記憶し、UEは、各々のネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度の有効性パラメータに等しい値でネットワークスライス及びネットワークスライスグループごとにタイマを実行する。ネットワークスライス及びネットワークスライスグループの各々について優先度有効性タイマが満了するまで、又はネットワークスライス若しくはネットワークスライスグループについてネットワークによって優先度有効性が次に更新されるまで、UEは、第2の態様の第2の例のステップ7における説明に従うセル選択及び再選択のために、記憶されたネットワークスライス優先度及び記憶されたネットワークスライスグループ優先度を使用する。1つ以上のネットワークスライス優先度有効性タイマ若しくはネットワークスライスグループ優先度有効性タイマが満了するか、又はネットワークによってネットワークスライス優先度有効性若しくはネットワークスライスグループ優先度有効性が更新されると、例えば、ネットワークによって更新される場合、UEは、ネットワークスライス優先度若しくはネットワークスライスグループ優先度有効性タイマを再開するか、又は有効性タイマが満了してネットワークによって更新されない場合、UEは、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度をデフォルトの優先度に設定する。ネットワークスライス優先度は、ネットワークスライスグループにおいてグループ化され得、ネットワークスライスグループは、関連付けられたノードに送信され得る。関連付けられたノードは、PCF、AMF、及びUEのうちの少なくとも1つとして表され得る。この場合、ネットワークスライスグループは、固有のネットワークスライスグループidで識別され得、各ネットワークスライスグループは、1つ以上のネットワークスライスを含み得る。ネットワークスライスグループ内のネットワークスライスは、優先順序で列挙され得る。グルーピングは、UDMか、PCFか、又はAMFによって行われ得る。ネットワークスライスグループにおいてネットワークスライスをグループ化するとき、第1の態様の第1の例の変形体1又は第2の態様の第1の例で言及されたような基準のうちの少なくとも1つが使用され得る。UEは、第2の態様の第1の例の変形体1と同様に、受信したネットワークスライス優先度有効性及び受信したネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を使用し得る。
【0112】
<第2の態様の第4の例>
図7における本開示は、ネットワークスライス優先度の変更に基づいてPCF及びUEにおいてUEポリシーを更新するメカニズムを開示する。
【0113】
1.UDMにおけるUEサブスクライブネットワークスライス優先度情報は、オペレータ又はサービスプロバイダによってNEFを介して更新され得る。UDMにおけるUEサブスクライブネットワークスライス優先度情報は、第1の態様におけるプロセスによって更新され得る。例えば、UEサブスクライブS-NSSAI1は、ネットワークスライス優先度1になり、S-NSSAI3は、ネットワークスライス優先度3になる。例えば、ネットワークスライス優先度1は、UEサブスクライブS-NSSAI1に割り当てられており、ネットワークスライス優先度3は、S-NSSAI3に割り当てられている。
【0114】
2.ネットワークスライス優先度(又はネットワークスライス優先度(複数))がUDMにおいて変更されると、UDMは、UE ID、S-NSSAI1、ネットワークスライス優先度1、S-NSSAI3、及びネットワークスライス優先度3を含むNpcf UEサブスクリプション更新メッセージ(又はUEサブスクリプション情報における変更を示すための任意の他のメッセージ)をPCFにトリガして、新しいネットワークスライス優先度を用いてPCF内でUEについてのURSPルール及びNSSPルールのうちの少なくとも一方を更新し、例えば、UEサブスクライブS-NSSAI1は、更新されたネットワークスライス優先度1を有し、S-NSSAI3は、更新されたネットワークスライス優先度3を有する。例えば、UDMは、Npcf UEサブスクリプション更新メッセージをPCFに送信し、当該Npcf UEサブスクリプション更新メッセージは、UEについてのUE IDを含み、ネットワークスライス優先度1と共にS-NSSAI1を含み、ネットワークスライス優先度3と共にS-NSSAI3を含む。
【0115】
3.PCFは、更新されたネットワークスライス優先度に基づいて(又は更新されたネットワークスライス優先度(複数)に基づいて)、そのUEについてのURSPルール及びNSSPルールのうちの少なくとも一方においてネットワークスライス優先度を更新する。例えば、PCFは、更新されたネットワークスライス優先度1及び更新されたネットワークスライス優先度3を使用することによって、URSPルール及びNSSPルールのうちの少なくとも一方においてS-NSSAI1及びS-NSSAI3に関連するスライス優先度を更新する。例えば、PCFは、S-NSSAI1について更新されたネットワークスライス優先度1、及びS-NSSAI3について更新されたネットワークスライス優先度3をURSPルール及びNSSPルールのうちの少なくとも一方に追加し得る。
【0116】
4.PCFは、UEポリシー更新手順中に、更新されたURSPルール及び更新されたNSSPルールのうちの少なくとも一方をUEに送信する。UEポリシー更新手順は、UEポリシーを更新する手順を意味し得る。
【0117】
5.UEが、UEポリシー更新手順中に、更新されたURSPルール及び更新されたNSSPルールのうちの少なくとも一方を受信する場合、UEは、UEポリシーを更新し得る。UEポリシーを更新することは、UEポリシー更新として表され得るか、又は更新されたURSPルール及び更新されたNSSPルールのうちの少なくとも一方を記憶することとして表され得る。UEは、更新されたUEポリシールールを記憶し、最新のネットワークスライス優先度を考慮して、ネットワークスライスに対するアプリケーションのマッピング及びPDUセッションルーティングのときに、更新ルール及び更新されたネットワークスライス優先度を適用する。UEポリシーは、更新されたURSPルール及び更新されたNSSPルールのうちの少なくとも一方を含み得る。更新されたUEポリシールールは、更新されたPCCルール、更新されたURSP及びNSSPポリシーなどとして表され得る。例えば、UEは、受信した更新されたURSPポリシー及びNSSPポリシーのうちの少なくとも一方に基づいてUEポリシールールを更新する。受信した更新されたURSPポリシー及びNSSPポリシーのうちの少なくとも一方は、更新されたURSPルール及び更新されたNSSPルールのうちの少なくとも一方として表され得る。例えば、複数のネットワークスライスを含むネットワークスライス選択ルールにおいて、複数のネットワークスライスが列挙される場合、ネットワークスライスは、UEサブスクリプションにおけるネットワークスライス優先度に基づいて優先順序で列挙される。例えば、UEは、更新されたネットワークスライス優先度に基づいて、優先順序でネットワークスライス選択ルールの複数のネットワークスライスをソートし得る。異なるUEについて、優先順序は、UEサブスクライブネットワークスライス優先度に基づいて異なり得る。例えば、UEは、第2の態様の第1の例において記載されたステップ6のようなセル選択及びセル再選択並びにサービス最適化のうちの少なくとも1つのために、更新されたUEポリシールールを使用し得る。また、ネットワークによるUEにおけるUEポリシー及びURSPルールの更新を介して、UEは、例えば、UEにおけるアクティブ若しくは実行中のアプリケーションに基づいてか、ネットワークスライス優先度に基づいてか、又はオペレータポリシーのようなネットワークによる任意の他の考慮事項に基づいて、どのネットワークスライスに登録すべきか、当該ネットワークスライスに対する登録をUEが保持すべき時間、及びUEがどのネットワークスライスを登録解除すべきかを決定する際に、UEポリシー及びURSPルールの更新を使用し得る。ネットワークによるUEにおけるUEポリシー及びURSPルールの更新を介して、UEはまた、例えば、再びUEにおけるアクティブ若しくは実行中のアプリケーションに基づいてか、ネットワークスライス優先度に基づいてか、又はオペレータポリシーのようなネットワークによる任意の他の考慮事項に基づいて、どのネットワークスライスに対してサービスを要求するか、例えば、PDUセッションをトリガするか、PDUセッションを解放するか、又はネットワークスライス間でPDUセッションを移すかを決定する際に、UEポリシー及びURSPルールの更新を使用し得る。
【0118】
<第2の態様の第4の例の変形体1>
UDMがネットワークスライス優先度有効性、ネットワークスライスグループid、ネットワークスライスグループ優先度、及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも1つをUEサブスクリプションとして保持し、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方がステップ1で変更される場合、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をUEに伝達するために、ステップ2及びステップ4は、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を含む。UDMが、ステップ1でネットワークスライス優先度有効性を保持し、PCFが、ステップ3でネットワークスライスグループid、ネットワークスライスグループ優先度、及びネットワークスライスグループ優先度有効性を割り当てる場合、PCFは、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をUEに伝達するために、ステップ3でネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を含め得る。UEがネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を受信すると、UEは、受信したネットワークスライス優先度有効性及び受信したネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方に基づいて、ネットワークスライス優先度を適用する。ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性は、第1の態様の第1の例の変形体2、3、及び4におけるネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性と同じであり得る。UEは、ネットワークスライス優先度ごとの有効性パラメータ及びネットワークスライスグループ優先度ごとの有効性を各々のネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度と共に記憶し、UEは、各々のネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度の有効性パラメータに等しい値でネットワークスライス及びネットワークスライスグループごとにタイマを実行する。ネットワークスライス及びネットワークスライスグループの各々について優先度有効性タイマが満了するまで、又はネットワークスライス若しくはネットワークスライスグループについてネットワークによって優先度有効性が次に更新されるまで、UEは、第2の態様の第2の例のステップ7における説明に従うセル選択及び再選択のために、記憶されたネットワークスライス優先度及び記憶されたネットワークスライスグループ優先度を使用する。1つ以上のネットワークスライス優先度有効性タイマ若しくはネットワークスライスグループ優先度有効性タイマが満了するか、又はネットワークによってネットワークスライス優先度有効性若しくはネットワークスライスグループ優先度有効性が更新されると、例えば、ネットワークによって更新される場合、UEは、ネットワークスライス優先度若しくはネットワークスライスグループ優先度有効性タイマを再開するか、又は有効性タイマが満了してネットワークによって更新されない場合、UEは、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度をデフォルトの優先度に設定する。ネットワークスライス優先度は、ネットワークスライスグループにおいてグループ化され得、ネットワークスライスグループは、関連付けられたノードに送信され得る。関連付けられたノードは、PCF、AMF、及びUEのうちの少なくとも1つとして表され得る。この場合、ネットワークスライスグループは、固有のネットワークスライスグループidで識別され得、各ネットワークスライスグループは、1つ以上のネットワークスライスを含み得る。ネットワークスライスグループ内のネットワークスライスは、優先順序で列挙され得る。グルーピングは、UDMか、PCFか、又はAMFによって行われ得る。ネットワークスライスグループにおいてネットワークスライスをグループ化するとき、第1の態様の第1の例の変形体1又は第2の態様の第1の例で言及されたような基準のうちの少なくとも1つが使用され得る。UEは、第2の態様の第1の例の変形体1と同様に、受信したネットワークスライス優先度有効性及び受信したネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を使用し得る。
【0119】
<第2の態様の第4の例の変形体2>
ステップ3及び4で、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループ優先度に基づいたネットワークによるUEにおけるUEポリシー更新を介して、ネットワークは、UE登録、より具体的には、UEが登録を要求するネットワークスライス、及びUEが当該ネットワークスライスにいつ登録されるかを制御し得る。UEポリシー更新は、URSPルール更新のうちの少なくとも1つとして表され得る。UEが登録を要求するネットワークスライスは、UEが要求NSSAIに含めるネットワークスライスを意味し得る。当該技術分野の現在の状態に従って、UEは、UEが登録の期間において使用する場合があるか若しくは使用しない場合があるか、又は大きく離れた時間に使用する場合があるネットワークスライスに対して登録を要求し得る。これは、ネットワークリソース割り当てがUEによって使用されないことにつながり得る。ネットワークリソースの使用を最適化するために、ネットワークは、UEが登録を推奨されるネットワークスライスのリスト、及び登録されたままでいるべき時間を伴うUEポリシー更新を介してUEをアシストし得る。例えば、ネットワークは、UEの登録が提案されるネットワークスライス、及び登録されたままでいるべき時間に関する情報をURSPルール内でUEに示すために、例えば、「UE登録のネットワークスライス」ルールと呼ばれる新しいURSPルール、又はURSPルールについての任意の他の表示をUEに提供し得る。このように、ネットワークは、UEが使用すると思われるネットワークスライス、又は互換性のあるアプリケーションをUEがインストールするか若しくはアクティブにするネットワークスライスに対してUEが登録するのを助ける情報で、UEにおけるUEポリシーを更新することによって、いつ登録を要求すべきか、及びどのネットワークスライスに登録を要求すべきかを決定する際にUEをアシストし得る。UEポリシー更新は、URSP及びNSSPルールとして表され得、UEポリシーは、URSPルールとして表され得る。例えば、ネットワークスライスのリストは、1つ以上のネットワークスライスを優先順序で列挙し得る。したがって、ネットワークスライスに対するUE登録は、UEが使用すると思われるネットワークスライスにUEが登録し、必要な場合にネットワークスライスに登録するように最適化され得る。UEは、使用する必要がある場合に応じてネットワークスライスに登録し得る。これは、ネットワークリソースをより効率的に使用するのに役立つ。
【0120】
<第3の態様>
本開示は、UDMにおけるUEサブスクリプション情報からのネットワークスライス優先度情報及びネットワークスライスグルーピング情報が、本情報が適用可能な他のネットワークノードに提供されることを可能にするメカニズムを開示する。UDMにおけるネットワークスライス優先度又はネットワークスライスグルーピングに対する任意の更なる更新は、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグルーピング情報を利用する他のネットワークノードに対する更新のリフレッシュをトリガする。
【0121】
<第3の態様の第1の例>
図8における本開示は、接続UEについてのRANノードに対するネットワークスライス優先度情報及びネットワークスライスグループ情報のプロビジョニング、更には更新についてのメカニズムを開示する。UEは、UE3として表され得る。RANノード及びRANは、(R)ANノード5として表され得る。AMFは、AMF70として表され得る。UDMは、UDM75として表され得る。
【0122】
1.UEは、ネットワークに登録しており、接続モードである。
【0123】
2.UDMにおけるUEサブスクライブネットワークスライス優先度情報は、オペレータ又はサービスプロバイダによってNEFを介して更新され得る。UDMにおけるUEサブスクライブネットワークスライス優先度情報は、第1の態様におけるプロセスによって更新され得る。例えば、UEサブスクライブS-NSSAI1は、ネットワークスライス優先度1になり、UEサブスクライブS-NSSAI3は、ネットワークスライス優先度3になる。例えば、ネットワークスライス優先度1は、UEサブスクライブS-NSSAI1に割り当てられており、ネットワークスライス優先度3は、S-NSSAI3に割り当てられている。
【0124】
3.ネットワークスライス優先度(又はネットワークスライス優先度(複数))がUDMにおいて更新されると、UDMは、UE ID、S-NSSAI1、ネットワークスライス優先度1、S-NSSAI3、及びネットワークスライス優先度3を含むNudm_SDM_Notificationメッセージ(又はUEサブスクリプション情報における変更を示すための任意の他のメッセージ)をAMFにトリガして、新しいネットワークスライス優先度を用いてAMF内でUEコンテキストを更新し、例えば、UEサブスクライブS-NSSAI1は、更新されたネットワークスライス優先度1を有し、S-NSSAI3は、更新されたネットワークスライス優先度3を有する。例えば、UDMは、ネットワークスライス優先度1と共にS-NSSAI1を含みネットワークスライス優先度3と共にS-NSSAI3を含むNudm_SDM_NotificationメッセージをAMFに送信する。
【0125】
4.UEがネットワークスライス優先度(又はネットワークスライス優先度機能)をサポートしている場合、AMFは、ネットワークスライス優先度が変更されたネットワークスライスをその新しいネットワークスライス優先度と共に、UEへのN2メッセージに含める。ネットワークスライス優先度(又はネットワークスライス優先度機能)をサポートしているUEは、ネットワークに登録しているときの登録要求メッセージ又は任意の他のNASメッセージにおいて、UEがネットワークスライス優先度(又はネットワークスライス優先度機能)についてのサポートを示していることを意味し得る。UEがネットワークスライスグルーピング(又はネットワークスライスグルーピング機能)についてのサポートも示した場合、AMFは、ネットワークスライスグループにおいてネットワークスライスをグループ化し、ここで、各ネットワークスライスグループは、固有のネットワークスライスグループidを用いて識別され得、各ネットワークスライスグループは、1つ以上のネットワークスライスを含み得る。ネットワークスライスグルーピング(又はネットワークスライスグルーピング機能)をサポートしているUEは、ネットワークに登録しているときの登録要求メッセージ又は任意の他のNASメッセージにおいて、UEがネットワークスライスグルーピング(又はネットワークスライスグルーピング機能)についてのサポートを示していることを意味し得る。ネットワークスライスグループ内のネットワークスライスは、優先順序で列挙され得る。AMFは、グループにおいてネットワークスライスをグループ化するときに様々な基準を使用し得る。AMFは、標準化された基準、又はオペレータが定めた基準を使用し得る。様々な基準の例を以下に示す。
【0126】
-ネットワークスライス優先度に基づく基準-例えば、同じ又は同様の優先度を有するネットワークスライスは、同じネットワークスライスグループの一部であり得る。又は
【0127】
-ネットワークスライスによって提供されるサービスに基づく基準-例えば、同じ又は同様のサービスを提供し得るネットワークスライスは、同じネットワークスライスグループの一部であり得、同じ又は同様のサービスを提供し得るネットワークスライスは、同じスライスサービスタイプ(Slice Service Type)(SST)を有するネットワークスライスとして表され得る。又は
【0128】
-ネットワークスライス帰属に基づく基準-例えば、同じオペレータに属しているか又は等価PLMNに属しているネットワークスライスは、同じネットワークスライスグループにおいてグループ化され得、同じオペレータに属しているネットワークスライスは、同じスライス区別(Slice Differentiator)(SD)を有するネットワークスライスとして表され得る。又は
【0129】
-ネットワークスライスグルーピングについての任意の他の基準。
【0130】
例えば、UEがネットワークスライスを後述のそのネットワークスライス優先度及び後述のネットワークスライスグループと共に認識又は理解し得る場合、UEは、ネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグルーピングのうちの少なくとも一方をサポートしている。
【0131】
5.AMFは、N2メッセージ内で、更新されたネットワークスライスを、その更新されたネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループと共にRANノードに提供し、ネットワークスライスグループの各々は、固有のネットワークスライスグループidによって識別される。AMFは、ネットワークスライスグループを伴わずに、ネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度と共に提供し得る。
【0132】
例えば、UEがネットワークスライス優先度についてのサポートを示している場合、AMFは、ネットワークスライス優先度1と共にS-NSSAI1を含みネットワークスライス優先度3と共にS-NSSAI3を含むN2メッセージをRANノードに送信する。RANノードは、gNB、基地局、又はNG-RANノードとして表され得る。
【0133】
例えば、UEがネットワークスライス優先度についてのサポート及びネットワークスライスグルーピングについてのサポートを示している場合、AMFは、S-NSSAI1を含むネットワークスライスグループ1及びS-NSSAI3を含むネットワークスライスグループ3を作る。AMFは、ネットワークスライスグループid1をネットワークスライスグループ1に割り当て、ネットワークスライスグループid3をネットワークスライスグループ3に割り当てる。次いで、AMFは、N2メッセージをRANノードに送信し、当該N2メッセージは、ネットワークスライス優先度1と共にS-NSSAI1を含むネットワークスライスグループ1、及びネットワークスライス優先度3と共にS-NSSAI3を含むネットワークスライスグループ3を含む。AMFは、ネットワークスライスグループid1及びネットワークスライスグループid3をN2メッセージに含め得る。
【0134】
例えば、AMFは、ネットワークスライス優先度1がS-NSSAI1に割り当てられていることを示す情報、及びネットワークスライス優先度3がS-NSSAI3に割り当てられていることを示す情報をRANノードに提供し得る。例えば、AMFは、ネットワークスライスグループid1によって識別されるネットワークスライスグループ1にS-NSSAI1が含まれること、及びネットワークスライス優先度1がS-NSSAI1に割り当てられていることを示す情報、並びにネットワークスライスグループid3によって識別されるネットワークスライスグループ3にS-NSSAI3が含まれること、及びネットワークスライス優先度3がS-NSSAI3に割り当てられていることを示す情報をRANノードに提供し得る。
【0135】
6.RANノードがN2メッセージを受信する場合、RANノードは、ネットワークスライスをその新しい優先度及び関連付けられたNSグループIDと共に更新し得る。RANノードは、ネットワークによって提供されるネットワークスライスをそのネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループと共に記憶する。ネットワークは、AMFとして表され得る。RANノードは、サービス改善及びリソース最適化のためにネットワークスライス優先度及びグルーピング情報のうちの少なくとも一方を利用し得る。グルーピング情報は、ネットワークスライスグループを示す情報として表され得る。例えば、RANノードは、以下に示されるようなプロセスのうちの少なくとも1つについて、ネットワークスライス優先度及びグルーピング情報のうちの少なくとも一方を使用する。プロセスのうちの少なくとも1つは、UEについてのプロセスのうちの少なくとも1つを意味し得る。
【0136】
-より高い優先度のネットワークスライスをサポートしているセルへのハンドオーバ-例えば、PDUセッション確立で要求されるサービスがネットワークスライスS-NSSAI1及びS-NSSAI3において利用可能であって、RANノードがS-NSSAI1をサポートしているセルを選択した場合に、より高い優先度のS-NSSAI3をサポートしているセルが現在、利用可能となる場合、RANノードは、より高い優先度のネットワークスライスS-NSSAI3をサポートしているセルへのハンドオーバをトリガし得る。
【0137】
-PDUセッションリソース修正-例えば、PDUセッション確立で要求されるサービスがネットワークスライスS-NSSAI1及びS-NSSAI3において利用可能であって、PDUセッションが、より高い優先度のネットワークスライスS-NSSAI1において確立された場合に、S-NSSAI3が現在、S-NSSAI1よりも高い優先度となる場合、RANノードは、より高い優先度を有するネットワークスライスS-NSSAI3においてPDUセッションを移動させるようにPDUセッションリソースリロケーションをトリガし得る。
【0138】
<第3の態様の第1の例の変形体1>
ステップ5で、AMFは、NGセットアップ応答メッセージを介して、若しくはハンドオーバ要求メッセージを介して、若しくはRRCインアクティブ支援情報メッセージを介して、若しくはコアネットワーク支援情報内で、又はAMFとRANノードとの間のN2インターフェースにおける任意の他のメッセージを介して、ネットワークによってサポートされるネットワークスライス及びその優先度を提供し得る。例えば、ステップ5で、NGセットアップ応答メッセージ若しくはハンドオーバ要求メッセージ、RRCインアクティブ支援情報メッセージ、又はAMFとRANノードとの間のN2インターフェースにおける任意の他のメッセージは、N2メッセージの代わりに適用され得る。例えば、ステップ5でRANノードに送信される情報は、コアネットワーク支援情報内に含まれ得る。
【0139】
<第3の態様の第1の例の変形体2>
UDMがネットワークスライス優先度有効性、ネットワークスライスグループid、ネットワークスライスグループ優先度、及びネットワークスライスグループ優先度有効性情報のうちの少なくとも1つをUEサブスクリプションとしてステップ2で保持する場合、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をRANノードに伝達するために、ステップ3は、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方を含む。この場合、AMFは、ステップ4で、受信したネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方に基づいて、好適なネットワークスライスを、その更新されたネットワークスライス優先度及び更新されたネットワークスライスグループ優先度と共に見つけて、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性のうちの少なくとも一方をステップ5におけるN2メッセージに含める。ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性は、第1の態様の第1の例の変形体2、3、及び4におけるネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性と同じであり得る。
【0140】
例えば、ネットワークスライス優先度有効性が数日間の有効性を含む場合、AMFは、今日が指定日と一致するかどうかを確認し、それに従ってN2メッセージにおいてネットワークスライス優先度を設定する。例えば、今日が、ネットワークスライス優先度有効性によって示される日と一致することをAMFが決定する場合、AMFは、N2メッセージにおいてネットワークスライス優先度を設定する。今日が、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性によって示される日と一致することをAMFが決定する場合、AMFは、N2メッセージにおいてネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループを設定する。
【0141】
例えば、ネットワークスライス優先度有効性が特定のTAIを含む場合、AMFは、接続RANのTAIが指定TAIと一致するかどうかを確認し、それに従ってN2メッセージにおいてネットワークスライス優先度を設定する。例えば、接続RANのTAIが、ネットワークスライス優先度有効性によって示されるTAIと一致することをAMFが決定する場合、AMFは、N2メッセージにおいてネットワークスライス優先度を設定する。接続RANのTAIが、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性によって示されるTAIと一致することをAMFが決定する場合、AMFは、N2メッセージにおいてネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループを設定する。
【0142】
例えば、ネットワークスライス優先度有効性が特定のPLMNを含む場合、AMFは、AMFが属するPLMNが指定PLMNと一致するかどうかを確認し、それに従ってN2メッセージにおいてネットワークスライス優先度を設定する。例えば、AMFが属するPLMNが、ネットワークスライス優先度有効性によって示されるPLMNと一致することをAMFが決定する場合、AMFは、N2メッセージにおいてネットワークスライス優先度を設定する。AMFが属するPLMNが、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性によって示されるPLMNと一致することをAMFが決定する場合、AMFは、N2メッセージにおいてネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループを設定する。
【0143】
例えば、ネットワークスライス優先度有効性が特定のRATタイプを含む場合、AMFは、接続RANのRATタイプが指定RATタイプと一致するかどうかを確認し、それに従ってN2メッセージにおいてネットワークスライス優先度を設定する。例えば、接続RANのRATタイプが、ネットワークスライス優先度有効性によって示されるRATタイプと一致することをAMFが決定する場合、AMFは、N2メッセージにおいてネットワークスライス優先度を設定する。接続RANのRATタイプが、ネットワークスライス優先度有効性及びネットワークスライスグループ優先度有効性によって示されるRATタイプと一致することをAMFが決定する場合、AMFは、N2メッセージにおいてネットワークスライス優先度及びネットワークスライスグループを設定する。
【0144】
<システム概要>
図9は、上記態様が適用可能なモバイル(セルラ又は無線)用の電気通信システム1を概略的に示す。
【0145】
電気通信システム1は、エンドツーエンド通信が可能なシステム概要を表す。例えば、UE3(又はユーザ装置、「モバイルデバイス」3)は、それぞれの(R)ANノード5及びコアネットワーク7を介して、データネットワーク20内で他のUE3又はサービスサーバと通信する。
【0146】
(R)ANノード5は、任意の無線アクセスをサポートしており、当該任意の無線アクセスは、5G無線アクセス技術(radio access technology)(RAT)、E-UTRA無線アクセス技術、Beyond5G RAT、6G RAT、及び電気電子エンジニア学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)(IEEE)によって定められるような無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network)(WLAN)技術を含む非3GPP RATを含む。
【0147】
(R)ANノード5は、無線部(Radio Unit)(RU)、分散部(Distributed Unit)(DU)、及び集約部(Centralized Unit)(CU)に分離され得る。一部の態様では、各部は、オープンRAN(Open RAN)(O-RAN)アライアンスによって定められるようなアーキテクチャを採用することによって、互いに接続されて(R)ANノード5を構築してもよく、上記の部はそれぞれ、O-RU、O-DU、及びO-CUと称される。
【0148】
(R)ANノード5は、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能に分離され得る。更に、複数のユーザプレーン機能が、通信をサポートするために割り当てられ得る。一部の態様では、ユーザトラフィックは、複数のユーザプレーン機能に分散されてもよく、各ユーザプレーン機能におけるユーザトラフィックは、UE3及び(R)ANノード5の両方において集約される。この分離アーキテクチャは、「デュアルコネクティビティ」又は「マルチコネクティビティ」と呼ばれ得る。
【0149】
(R)ANノード5はまた、衛星アクセスを使用して通信をサポートし得る。一部の態様では、(R)ANノード5は、衛星アクセス及び地上アクセスをサポートし得る。
【0150】
加えて、(R)ANノード5はまた、非無線アクセス用のアクセスノードと称され得る。非無線アクセスは、ブロードバンドフォーラム(Broadband Forum)(BBF)によって定められるような固定網アクセスと、革新的な光と無線のネットワーク(Innovative Optical and Wireless Network)(IOWN)によって定められるような光アクセスと、を含む。
【0151】
コアネットワーク7は、電気通信システム1における通信をサポートする論理ノード(又は「機能」)を含み得る。例えば、コアネットワーク7は、機能の中でも特に、制御プレーン機能及びユーザプレーン機能を含む5Gコアネットワーク(5G Core Network)(5GC)であり得る。論理ノードにおける各機能は、ネットワーク機能とみなされ得る。ネットワーク機能は、サービスベースアーキテクチャ(Service Based Architecture)(SBA)を適応させることによって別のノードに提供され得る。
【0152】
ネットワーク機能は、欧州電気通信標準化機構のネットワーク機能仮想化(European Telecommunications Standards Institute, Network Functions Virtualization)(ETSI NFV)によって定められるようなネットワーク仮想化技術を適応させることによって、いくつかの場所からサービスを提供し、各場所においていくつかの実行インスタンスを提供する、分散型、冗長、ステートレス、及び拡張可能なものとして展開され得る。
【0153】
コアネットワーク7は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0154】
周知であるように、UE3が、電気通信システム1によってカバーされる地理的エリアの周囲で移動しているとき、UE3は、(R)ANノード5によってサービス提供されるエリア(すなわち、無線セル)に出入りし得る。UE3の追跡を維持し、様々な(R)ANノード5間の移動を容易にするために、コアネットワーク7は、少なくとも1つのアクセス及びモビリティ管理機能(access and mobility management function)(AMF)70を備える。AMF70は、コアネットワーク7に接続された(R)ANノード5と通信する。一部のコアネットワークでは、Beyond5G用のモビリティ管理エンティティ(mobility management entity)(MME)若しくはモビリティ管理ノード、又は6G用のモビリティ管理ノードは、AMF70の代わりに使用され得る。
【0155】
コアネットワーク7はまた、特に、セッション管理機能(Session Management Function)(SMF)71と、ユーザプレーン機能(User Plane Function)(UPF)72と、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)73と、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)74と、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)75と、ネットワークデータ分析機能(Network Data Analytics Function)(NWDAF)76と、を含む。UE3が、訪問公衆陸上モバイルネットワーク(visited Public Land Mobile Network)(VPLMN)にローミングすると、UE3のホーム公衆陸上モバイルネットワーク(home Public Land Mobile Network)(HPLMN)は、UDM75、並びにSMF71、UPF72、及びPCF73の機能のうちの少なくとも一部をローミングアウトUE3に提供する。
【0156】
UE3及びそれぞれのサービング(R)ANノード5は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。近隣の(R)ANノード5は、(所謂、「Xn」インターフェース及び/又は同種のものなどの)(R)ANノードインターフェースに適切な(R)ANノード5を介して互いに接続される。各(R)ANノード5はまた、(所謂、「N2」/「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。コアネットワーク7から、データネットワーク20への接続も提供される。データネットワーク20は、インターネット、パブリックネットワーク、外部ネットワーク、プライベートネットワーク、又はPLMNの内部ネットワークであり得る。データネットワーク20がPLMNオペレータ又はモバイルバーチャルネットワークオペレータ(Mobile Virtual Network Operator)(MVNO)によって提供される場合、IPマルチメディアサブシステム(IP Multimedia Subsystem)(IMS)サービスは、そのデータネットワーク20によって提供され得る。UE3は、IPv4、IPv6、IPv4v6、イーサネット、又は非構造化データタイプを使用してデータネットワーク20に接続され得る。
【0157】
「Uu」インターフェースは、Uuインターフェースの制御プレーンと、Uuインターフェースのユーザプレーンと、を含み得る。
【0158】
Uuインターフェースのユーザプレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間のユーザトラフィックを伝達する役割を担っている。Uuインターフェースのユーザプレーンは、物理的な接続によるSDAP、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを有する階層構造を有し得る。
【0159】
Uuインターフェースの制御プレーンは、UE3とサービング(R)ANノード5との間の接続を確立、修正、及び解放する役割を担っている。Uuインターフェースの制御プレーンは、物理的な接続によるRRC、PDCP、RLC、及びMACサブレイヤを有する階層構造を有し得る。
【0160】
例えば、以下のメッセージは、ASシグナリングをサポートするためにRRCレイヤにおいて通信される。
【0161】
-RRCセットアップ要求メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--確立原因(establishmentCause)及びue-識別情報(ue-Identity)。ue-識別情報(ue-Identity)は、ng-5G-S-TMSI-パート1(ng-5G-S-TMSI-Part1)の値又はランダム値(randomValue)を有し得る。
【0162】
-RRCセットアップメッセージ:当該メッセージは、(R)ANノード5からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップメッセージ内で共に含まれ得る。
--マスタセルグループ(masterCellGroup)及び無線ベアラコンフィグ(radioBearerConfig)
【0163】
-RRCセットアップ完了メッセージ:当該メッセージは、UE3から(R)ANノード5へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、RRCセットアップ完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--guamiタイプ(guami-Type)、iabノード表示(iab-NodeIndication)、アイドル測定利用可能(idleMeasAvailable)、モビリティ状態(mobilityState)、ng-5G-S-TMSI-パート2(ng-5G-S-TMSI-Part2)、登録AMF(registeredAMF)、選択PLMN識別情報(selectedPLMN-Identity)
【0164】
UE3及びAMF70は、適切なインターフェース(例えば、所謂、N1インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。N1インターフェースは、NASシグナリングをサポートするためにUE3とAMF70との間の通信を提供する役割を担っている。N1インターフェースは、3GPPアクセス及び非3GPPアクセスにおいて確立され得る。例えば、以下のメッセージは、N1インターフェースにおいて通信される。
【0165】
-登録要求メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録タイプ(5GS registration type)、ngKSI、5GSモバイル識別情報(5GS mobile identity)、非流動ネイティブNASキーセット識別子(Non-current native NAS key set identifier)、5GMM機能(5GMM capability)、UEセキュリティ機能(UE security capability)、要求NSSAI(Requested NSSAI)、最後に訪問した登録TAI(Last visited registered TAI)、S1 UEネットワーク機能(S1 UE network capability)、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、MICO表示(MICO indication)、UE状態(UE status)、追加のGUTI(Additional GUTI)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、UEの使用設定(UE's usage setting)、要求DRXパラメータ(Requested DRX parameters)、EPS NASメッセージコンテナ(EPS NAS message container)、LADN表示(LADN indication)、ペイロードコンテナタイプ(Payload container type)、ペイロードコンテナ(Payload container)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、5GS更新タイプ(5GS update type)、モバイルステーションクラスマーク2(Mobile station classmark 2)、サポートコーデック(Supported codecs)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、要求拡張DRXパラメータ(Requested extended DRX parameters)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、要求マッピングNSSAI(Requested mapped NSSAI)、追加の要求情報(Additional information requested)、要求WUS支援情報(Requested WUS assistance information)、N5GC表示(N5GC indication)、及び要求NB-N1モードDRXパラメータ(Requested NB-N1 mode DRX parameters)。
【0166】
-登録承認メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録承認メッセージ内で共に含まれ得る。
--5GS登録結果(5GS registration result)、5G-GUTI、等価PLMN(Equivalent PLMNs)、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、構成NSSAI(Configured NSSAI)、5GSネットワーク機能サポート(5GS network feature support)、PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、サービスエリアリスト(Service area list)、T3512値(T3512 value)、非3GPP登録解除タイマ値(Non-3GPP de-registration timer value)、T3502値(T3502 value)、緊急番号リスト(Emergency number list)、拡張緊急番号リスト(Extended emergency number list)、SOR透過コンテナ(SOR transparent container)、EAPメッセージ(EAP message)、NSSAI包含モード(NSSAI inclusion mode)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、交渉DRXパラメータ(Negotiated DRX parameters)、非3GPP NWポリシー(Non-3GPP NW policies)、EPSベアラコンテキスト状態(EPS bearer context status)、交渉拡張DRXパラメータ(Negotiated extended DRX parameters)、T3447値(T3447 value)、T3448値(T3448 value)、T3324値(T3324 value)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、保留NSSAI(Pending NSSAI)、暗号化キーデータ(Ciphering key data)、CAG情報リスト(CAG information list)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、交渉WUS支援情報(Negotiated WUS assistance information)、交渉NB-N1モードDRXパラメータ(Negotiated NB-N1 mode DRX parameters)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0167】
-登録完了メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、登録完了メッセージ内で共に含まれ得る。
--SOR透過コンテナ(SOR transparent container)。
【0168】
-認証要求メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証要求メッセージ内で共に含まれ得る。
--ngKSI、ABBA、認証パラメータRAND(Authentication parameter RAND)(5G認証課題(5G authentication challenge))、認証パラメータAUTN(Authentication parameter AUTN)(5G認証課題(5G authentication challenge))、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0169】
-認証応答メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証応答メッセージ内で共に存在し得る。
--認証応答メッセージ識別情報(Authentication response message identity)、認証応答パラメータ(Authentication response parameter)、及びEAPメッセージ(EAP message)。
【0170】
-認証結果メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証結果メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、EAPメッセージ(EAP message)、及びABBA。
【0171】
-認証失敗メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証失敗メッセージ内で共に存在し得る。
--認証失敗メッセージ識別情報(Authentication failure message identity)、5GMM原因(5GMM cause)、及び認証失敗パラメータ(Authentication failure parameter)。
【0172】
-認証拒否メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、認証拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--EAPメッセージ(EAP message)。
【0173】
-サービス要求メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス要求メッセージ内で共に存在し得る。
--ngKSI、サービスタイプ(Service type)、5G-S-TMSI、アップリンクデータ状態(Uplink data status)、PDUセッション状態(PDU session status)、許可PDUセッション状態(Allowed PDU session status)、NASメッセージコンテナ(NAS message container)。
【0174】
-サービス承認メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス承認メッセージ内で共に存在し得る。
--PDUセッション状態(PDU session status)、PDUセッション再起動結果(PDU session reactivation result)、PDUセッション再起動結果エラー原因(PDU session reactivation result error cause)、EAPメッセージ(EAP message)、及びT3448値(T3448 value)。
【0175】
-サービス拒否メッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、サービス拒否メッセージ内で共に存在し得る。
--5GMM原因(5GMM cause)、PDUセッション状態(PDU session status)、T3346値(T3346 value)、EAPメッセージ(EAP message)、T3448値(T3448 value)、及びCAG情報リスト(CAG information list)。
【0176】
-構成更新コマンドメッセージ:当該メッセージは、AMF70からUE3へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新コマンドメッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新表示(Configuration update indication)、5G-GUTI、TAIリスト(TAI list)、許可NSSAI(Allowed NSSAI)、サービスエリアリスト(Service area list)、ネットワークのフルネーム(Full name for network)、ネットワークのショートネーム(Short name for network)、ローカルタイムゾーン(Local time zone)、ユニバーサルタイム及びローカルタイムゾーン(Universal time and local time zone)、ネットワーク夏時間(Network daylight saving time)、LADN情報(LADN information)、MICO表示(MICO indication)、ネットワークスライシング表示(Network slicing indication)、構成NSSAI(Configured NSSAI)、拒否NSSAI(Rejected NSSAI)、オペレータ定義のアクセスカテゴリ定義(Operator-defined access category definitions)、SMS表示(SMS indication)、T3447値(T3447 value)、CAG情報リスト(CAG information list)、UE無線機能ID(UE radio capability ID)、UE無線機能ID削除表示(UE radio capability ID deletion indication)、5GS登録結果(5GS registration result)、簡略化5G-S-TMSI構成(Truncated 5G-S-TMSI configuration)、追加の構成表示(Additional configuration indication)、及び拡張拒否NSSAI(Extended rejected NSSAI)。
【0177】
-構成更新完了メッセージ:当該メッセージは、UE3からAMF70へ送信される。本開示の態様によって開示されるパラメータに加えて、以下のパラメータは、構成更新完了メッセージ内で共に存在し得る。
--構成更新完了メッセージ識別情報(Configuration update complete message identity)。
【0178】
<ユーザ装置(User equipment)(UE)>
図10は、UE3(モバイルデバイス3)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、UE3は、トランシーバ回路31を含み、トランシーバ回路31は、1つ以上のアンテナ32を介して、接続ノードに信号を送信し、接続ノードから信号を受信するように動作可能である。更に、UE3は、外部から情報を入力するか又は外部に情報を出力するユーザインターフェース34を含み得る。必ずしも図に示されているわけではないが、UE3は、従来のモバイルデバイスの全ての通常の機能を有していてもよく、これは、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、及びファームウェアのうちのいずれか1つ又は任意の組合せによって提供され得る。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。コントローラ33は、メモリ36に記憶されたソフトウェアに従ってUE3の動作を制御する。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム361と、トランシーバ制御モジュール3621を少なくとも有する通信制御モジュール362と、を含む。通信制御モジュール362は(そのトランシーバ制御モジュール3621を使用して)、UE3と、(R)ANノード5及びAMF70などの他のノードとの間のシグナリング及びアップリンク/ダウンリンクデータパケットを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。コントローラ33は、1つ以上の汎用加入者識別モジュール(Universal Subscriber Identity Module)(USIM)35と相互に作用する。複数のUSIM35を備える場合、コントローラ33は、1つのUSIM35のみをアクティブにし得るか、又は複数のUSIM35を同時にアクティブにし得る。
【0179】
UE3は、例えば、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0180】
UE3は、例えば、生産若しくは製造用の機器のアイテム、及び/又はエネルギー関連機械のアイテム(例えば、ボイラ、エンジン、タービン、ソーラーパネル、風力タービン、水力発電機、火力発電機、原子力発電機、バッテリ、原子力システム及び/若しくは関連機器、重電機械、真空ポンプを含むポンプ、コンプレッサ、ファン、ブロワ、油圧機器、空気圧機器、金属加工機械、マニピュレータ、ロボット及び/若しくはその応用システム、ツール、モールド若しくはダイ、ロール、搬送機器、昇降機器、マテリアルハンドリング機器、繊維機械、縫製機械、印刷機械及び/若しくは関連の機械、紙工機械、化学機械、鉱山機械及び/若しくは建設機械及び/若しくは関連機器、農業、林業、及び/若しくは漁業用の機械及び/若しくは器具、安全及び/若しくは環境保全機器、トラクタ、精密ベアリング、チェーン、ギア、動力伝達機器、潤滑機器、バルブ、管継手、並びに/又は前述の機器若しくは機械のうちのいずれかについての応用システムなどの機器又は機械)であり得る。
【0181】
UE3は、例えば、輸送機器のアイテム(例えば、車両、自動車、自動2輪車、自転車、電車、バス、荷車、人力車、船及び他の船舶、航空機、ロケット、衛星、ドローン、気球などの輸送機器)であり得る。
【0182】
UE3は、例えば、情報通信機器(例えば、電子コンピュータ及び関連の機器、通信及び関連の機器、電子構成要素などの情報通信機器)のアイテムであり得る。
【0183】
UE3は、例えば、冷凍機械、冷凍機械応用製品、商業及び/又はサービス業用機器のアイテム、自動販売機、自動サービス機械、事務機械又は機器、民生用電子機器及び電子器具(例えば、オーディオ機器、ビデオ機器、ラウドスピーカ、ラジオ、テレビ、電子レンジ、炊飯器、コーヒーマシン、食洗機、洗濯機、乾燥機、電子ファン又は関連の器具、掃除機などの民生用電子器具)であり得る。
【0184】
UE3は、例えば、電気応用システム又は機器(例えば、x線システム、粒子加速器、ラジオアイソトープ機器、音波機器、電磁応用機器、電力応用機器などの電気応用システム又は機器)であり得る。
【0185】
UE3は、例えば、電子ランプ、照明器具、測定機器、分析器、試験機、若しくは測量若しくは検出機器(例えば、煙警報器、人警報センサ、モーションセンサ、無線タグなどの測量若しくは検出機器)、腕時計若しくは掛時計、実験室機器、光学装置、医療機器及び/若しくはシステム、武器、カトラリーのアイテム、ハンドツール、又は同種のものであり得る。
【0186】
UE3は、例えば、(別の電子デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、電気測定機械)に取り付けるか又は挿入するように設計された無線カード又はモジュールなどの)無線装備パーソナルデジタルアシスタント又は関連の機器であり得る。
【0187】
UE3は、様々な有線及び/又は無線通信技術を使用して、「モノのインターネット(internet of things)(IoT)」に関して以下に記載されるアプリケーション、サービス、及びソリューションを提供するデバイス又はシステムの一部であり得る。
【0188】
モノのインターネットデバイス(又は「モノ」)は、適切な電子機器、ソフトウェア、センサ、ネットワークコネクティビティ、及び/又は同種のものを備えてもよく、これにより、当該デバイスは、互いに、そして、他の通信デバイスとデータを収集及び交換することができる。IoTデバイスは、内部メモリに記憶されたソフトウェア命令に従う自動機器を備え得る。IoTデバイスは、人の監督又はやり取りを必要とすることなく動作し得る。IoTデバイスはまた、長期間、静止及び/又は停止したままであり得る。IoTデバイスは、(概して)固定の装置の一部として実装され得る。IoTデバイスはまた、非固定の装置(例えば、車両)に組み込まれ得るか、又は監視/追跡される動物若しくは人に取り付けられ得る。
【0189】
そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるかに関わらず、IoT技術は、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0190】
IoTデバイスは時には、マシンタイプ通信(Machine-Type Communication)(MTC)デバイス若しくはマシンツーマシン(Machine-to-Machine)(M2M)通信デバイス、又は狭帯域IoT UE(Narrow Band-IoT UE)(NB-IoT UE)とも称されることが理解されるであろう。UE3は、1つ以上のIoT又はMTCアプリケーションをサポートし得ることが理解されるであろう。
【0191】
UE3は、スマートフォン又はウェアラブルデバイス(例えば、スマートグラス、スマートウォッチ、スマートリング、又はヒアラブルデバイス)であり得る。
【0192】
UE3は、車、コネクテッドカー、自動運転車、車両デバイス、自動2輪車、又はビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything)(V2X)通信モジュール(例えば、車両対車両通信モジュール、車両対インフラストラクチャ通信モジュール、車両対人通信モジュール、及び車両対ネットワーク通信モジュール)であり得る。
【0193】
<(R)ANノード>
図11は、例示的な(R)ANノード5、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、(R)ANノード5は、トランシーバ回路51を含み、トランシーバ回路51は、1つ以上のアンテナ52を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース53を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノードに信号を送信し、他のネットワークノードから信号を受信するように動作可能である。コントローラ54は、メモリ55に記憶されたソフトウェアに従って(R)ANノード5の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム551と、トランシーバ制御モジュール5521を少なくとも有する通信制御モジュール552と、を含む。
【0194】
通信制御モジュール552は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、(R)ANノード5と、UE3、別の(R)ANノード5、AMF70、及びUPF72などの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)コアネットワーク7との無線接続及び接続に関する、特に、接続確立及びメンテナンスに関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、RRC接続確立メッセージ及び他のRRCメッセージ)、NGアプリケーションプロトコル(NG Application Protocol)(NGAP)メッセージ(すなわち、N2基準点によるメッセージ)、Xnアプリケーションプロトコル(Xn application protocol)(XnAP)メッセージ(すなわち、Xn基準点によるメッセージ)などを含み得る。そのようなシグナリングはまた、送信の場合、例えば、ブロードキャスト情報(例えば、マスタ情報及びシステム情報)を含み得る。
【0195】
コントローラ54はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連のタスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0196】
(R)ANノード5は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0197】
<O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5のシステム概要>
図12は、(R)ANノード5態様が適用可能なO-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5を概略的に示す。
【0198】
O-RANアーキテクチャに基づく(R)ANノード5は、(R)ANノードが無線部(Radio Unit)(RU)60、分散部(Distributed Unit)(DU)61、及び集約部(Centralized Unit)(CU)62に分離されたシステム概要を表す。一部の態様では、各部は組み合わされ得る。例えば、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合されてもよく、DU61は、別の統合/結合部としてCU62に統合/結合されてもよい。ある部(例えば、RU60、DU61、及びCU62のうちの1つ)についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。更に、CU62は、CU制御プレーン(Control plane)(CP)及びCUユーザプレーン(User plane)(UP)などの2つの機能部に分離され得る。CU CPは、(R)ANノード5において制御プレーン機能を有する。CU UPは、(R)ANノード5においてユーザプレーン機能を有する。各CU CPは、(所謂、「E1」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU UPに接続される。
【0199】
UE3及びそれぞれのサービングRU60は、適切なエアインターフェース(例えば、所謂、「Uu」インターフェース及び/又は同種のもの)を介して接続される。各RU60は、(所謂、「フロントホール」、「オープンフロントホール」、「F1」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してDU61に接続される。各DU61は、(所謂、「ミッドホール」、「オープンミッドホール」、「E2」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してCU62に接続される。各CU62はまた、(所謂、「バックホール」、「オープンバックホール」、「N2」/「N3」インターフェース、及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介して(所謂、コアネットワークノードなどの)コアネットワーク7内のノードに接続される。加えて、DU61のユーザプレーン部分はまた、(所謂、「N3」インターフェース及び/又は同種のものなどの)適切なインターフェースを介してコアネットワークノード7に接続され得る。
【0200】
RU60、DU61、及びCU62間で分離される機能に応じて、各部は、(R)ANノード5によって提供される機能の一部を提供する。例えば、RU60は、エアインターフェースにおいてUE3と通信する機能を提供してもよく、DU61は、MACレイヤ及びRLCレイヤをサポートする機能を提供してもよく、CU62は、PDCPレイヤ、SDAPレイヤ、及びRRCレイヤをサポートする機能を提供してもよい。
【0201】
<無線部(Radio Unit)(RU)>
図13は、例示的なRU60、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のRU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、RU60は、トランシーバ回路601を含み、トランシーバ回路601は、1つ以上のアンテナ602を介して、接続UE3に信号を送信し、接続UE3から信号を受信し、ネットワークインターフェース603を介して(直接的に又は間接的に)、他のネットワークノード又はネットワーク部に信号を送信し、他のネットワークノード又はネットワーク部から信号を受信するように動作可能である。コントローラ604は、メモリ605に記憶されたソフトウェアに従ってRU60の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリに予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6051と、トランシーバ制御モジュール60521を少なくとも有する通信制御モジュール6052と、を含む。
【0202】
通信制御モジュール6052は(そのトランシーバ制御サブモジュールを使用して)、(例えば、直接的に又は間接的に)、RU60と、UE3、別のRU60、及びDU61などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。シグナリングは、例えば、(特定のUE3についての)RU60との無線接続及び接続に関する、特に、MACレイヤ及びRLCレイヤに関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを含み得る。
【0203】
コントローラ604はまた、実装されると、UEモビリティ推定及び/又は移動軌跡推定などの関連のタスクを処理するように(ソフトウェア又はハードウェアによって)構成されている。
【0204】
RU60は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0205】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。RU60についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0206】
<分散部(Distributed Unit)(DU)>
図14は、例示的なDU61、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のDU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路611を含み、トランシーバ回路611は、ネットワークインターフェース612を介して、他のノード又は部(RU60を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(RU60を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ613は、メモリ614に記憶されたソフトウェアに従ってDU61の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ614に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6141と、トランシーバ制御モジュール61421を少なくとも有する通信制御モジュール6142と、を含む。通信制御モジュール6142は(そのトランシーバ制御モジュール61421を使用して、DU61と、RU60並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0207】
DU61は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0208】
上述のように、RU60は、統合/結合部としてDU61又はCU62に統合/結合され得る。DU61についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部のうちの1つにおいて実装され得る。
【0209】
<集約部(Centralized Unit)(CU)>
図15は、例示的なCU62、例えば、基地局(LTEにおける「eNB」、5Gにおける「gNB」、Beyond5G用の基地局、6G用の基地局)のCU部分の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路621を含み、トランシーバ回路621は、ネットワークインターフェース622を介して、他のノード又は部(DU61を含む)に信号を送信し、他のノード又は部(DU61を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ623は、メモリ624に記憶されたソフトウェアに従ってCU62の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ624に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム6241と、トランシーバ制御モジュール62421を少なくとも有する通信制御モジュール6242と、を含む。通信制御モジュール6242は(そのトランシーバ制御モジュール62421を使用して、CU62と、DU61並びに他のノード及び部などの他のノード又は部との間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。
【0210】
CU62は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0211】
上述のように、CU62は、統合/結合部としてDU61に統合/結合され得る。CU62についての説明における任意の機能は、上記の統合/結合部において実装され得る。
【0212】
<AMF>
図16は、AMF70の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路701を含み、トランシーバ回路701は、ネットワークインターフェース702を介して、他のノード(UE3を含む)に信号を送信し、他のノード(UE3を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ703は、メモリ704に記憶されたソフトウェアに従ってAMF70の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ704に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7041と、トランシーバ制御モジュール70421を少なくとも有する通信制御モジュール7042と、を含む。通信制御モジュール7042は(そのトランシーバ制御モジュール70421を使用して、AMF70と、(例えば、(R)ANノード5を介する)UE3及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)アクセス及びモビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、登録要求メッセージ、及び関連付けられた応答メッセージ)を含み得る。
【0213】
AMF70は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0214】
<PCF>
図17は、PCF73の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路731を含み、トランシーバ回路731は、ネットワークインターフェース732を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ733は、メモリ734に記憶されたソフトウェアに従ってPCF73の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ734に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(例えば、リムーバブルメモリデバイス(removable memory device)(RMD))からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7341と、トランシーバ制御モジュール73421を少なくとも有する通信制御モジュール7342と、を含む。通信制御モジュール7342は(そのトランシーバ制御モジュール73421を使用して、PCF73と、AMF70及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)ポリシー管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0215】
PCF73は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0216】
<NEF>
図18は、NEF74の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路741を含み、トランシーバ回路741は、ネットワークインターフェース742を介して、他のノード(UDM75を含む)に信号を送信し、他のノード(UDM75を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ743は、メモリ744に記憶されたソフトウェアに従ってNEF74の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ744に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(例えば、リムーバブルメモリデバイス(removable memory device)(RMD))からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7441と、トランシーバ制御モジュール74421を少なくとも有する通信制御モジュール7442と、を含む。通信制御モジュール7442は(そのトランシーバ制御モジュール74421を使用して、NEF74と、UDM75及び(UE3がローミングインしているときのUE3のHPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)ネットワーク露出機能手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0217】
NEF74は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0218】
<UDM>
図19は、UDM75の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路751を含み、トランシーバ回路751は、ネットワークインターフェース752を介して、他のノード(AMF70を含む)に信号を送信し、他のノード(AMF70を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ753は、メモリ754に記憶されたソフトウェアに従ってUDM75の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ754に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7541と、トランシーバ制御モジュール75421を少なくとも有する通信制御モジュール7542と、を含む。通信制御モジュール7542は(そのトランシーバ制御モジュール75421を使用して、UDM75と、AMF70及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0219】
UDM75は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0220】
<AF>
図20は、AF77の主要構成要素を示すブロック図である。示されているように、装置は、トランシーバ回路771を含み、トランシーバ回路771は、ネットワークインターフェース772を介して、他のノード(NEF74を含む)に信号を送信し、他のノード(NEF74を含む)から信号を受信するように動作可能である。コントローラ773は、メモリ774に記憶されたソフトウェアに従ってAF77の動作を制御する。例えば、ソフトウェアは、メモリ774に予めインストールされていてもよく、及び/又は電気通信ネットワークを介して若しくはリムーバブルデータストレージデバイス(removable data storage device)(RMD)からダウンロードされてもよい。ソフトウェアは、特に、オペレーティングシステム7741と、トランシーバ制御モジュール77421を少なくとも有する通信制御モジュール7742と、を含む。通信制御モジュール7742は(そのトランシーバ制御モジュール77421を使用して、AF77と、NEF74及び(UE3がローミングアウトしているときのUE3のVPLMNにおけるコアネットワークノードを含む他のコアネットワークノードなどの他のノードとの間のシグナリングを処理(生成/送信/受信)する役割を担っている。そのようなシグナリングは、例えば、(UE3についての)モビリティ管理手順に関する、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、サービスベースインターフェースに基づくHTTP RESTfulメソッド)を含み得る。
【0221】
AF77は、非パブリックネットワーク(Non-Public Network)(NPN)をサポートし得る。NPNは、スタンドアロン非パブリックネットワーク(Stand-alone Non-Public Network)(SNPN)又はパブリックネットワーク統合型NPN(Public Network Integrated NPN)(PNI-NPN)であり得る。
【0222】
<修正及び代替>
詳細な態様が上記で記載されている。依然、本明細書において具現化される本開示の恩恵を受けつつ、多数の修正及び代替が上記態様に対して行われ得ることを当業者は理解するであろう。単なる例示として、ここで、多数の当該代替及び修正が記載される。
【0223】
上記説明では、UE3及びネットワーク装置は、(通信制御モジュールなどの)多数の別々のモジュールを有するものとして理解を容易にするために記載されている。これらのモジュールはこのように、例えば、既存のシステムが本開示を実装するように修正された特定の用途について、他の用途では、例えば、最初から発明の特徴を考慮して設計されたシステムにおいて提供され得るが、これらのモジュールは、全体的なオペレーティングシステム又はコード内に構築されてもよいため、これらのモジュールは、別々のエンティティとして認識できなくてもよい。これらのモジュールはまた、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はこれらの混合で実装され得る。
【0224】
各コントローラは、任意の好適な形態の処理回路を備えてもよく、例えば、1つ以上のハードウェア実装コンピュータプロセッサ、マイクロプロセッサ、中央処理装置(central processing unit)(CPU)、算術論理演算装置(arithmetic logic unit)(ALU)、入力/出力(input/output)(IO)回路、内部メモリ/キャッシュ(プログラム及び/若しくはデータ)、処理レジスタ、通信バス(例えば、制御バス、データバス、及び/若しくはアドレスバス)、ダイレクトメモリアクセス(direct memory access)(DMA)機能、ハードウェア若しくはソフトウェア実装カウンタ、ポインタ及び/若しくはタイマ、並びに/又は同種のものを含む(しかし、これらに限定されない)。
【0225】
上記態様では、多数のソフトウェアモジュールを記載した。ソフトウェアモジュールは、コンパイルされる形態又はコンパイルされない形態で提供されてもよく、コンピュータネットワークにおいて又は記録媒体上で信号としてUE3及びネットワーク装置に供給されてもよいことを当業者は理解するであろう。更に、当該ソフトウェアの一部又は全てによって行われる機能は、1つ以上の専用ハードウェア回路を使用して行われ得る。しかしながら、ソフトウェアモジュールは、UE3及びネットワーク装置の更新を容易にするため、UE3及びネットワーク装置の機能を更新するためにソフトウェアモジュールの使用が好ましい。
【0226】
上記態様では、3GPP無線通信(無線アクセス)技術が使用されている。しかしながら、任意の他の無線通信技術(例えば、WLAN、Wi-Fi、WiMAX、Bluetoothなど)及び他の固定回線通信技術(例えば、BBFアクセス、ケーブルアクセス、光アクセスなど)も上記態様に従って使用され得る。
【0227】
ユーザ装置のアイテムは、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ装置、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダ、及び/又は同種のものなどの通信デバイスを含み得る。そのようなモバイル(更には、概して固定の)デバイスは通常、ユーザによって操作されるが、所謂、「モノのインターネット(Internet of Things)(IoT)」デバイス及び同様のマシンタイプ通信(machine-type communication)(MTC)デバイスをネットワークに接続することも可能である。簡略化するために、本出願は、説明においてモバイルデバイス(又はUE)を指すが、記載される技術は、そのような通信デバイスが、人の入力によって制御されるか、メモリに記憶されたソフトウェア命令によって制御されるか関わらず、データを送信/受信する通信ネットワークに接続し得る任意の(モバイル及び/又は概して固定の)通信デバイス上で実装され得ることが理解されるであろう。
【0228】
様々な他の修正が当業者に明らかであり、ここでは、更に詳細な記載は行わない。
【0229】
当業者によって理解されるように、本開示は、方法及びシステムとして具現化され得る。したがって、本開示は、完全なハードウェア実施形態、ソフトウェア実施形態、又はソフトウェア及びハードウェア態様を組み合わせた実施形態に関する形態を取り得る。
【0230】
ブロック図の各ブロックは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることが理解されるであろう。当該コンピュータプログラム命令は、マシンを生成するために汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに提供され得、その結果、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャート及び/又はブロック図のブロック若しくはブロック(複数)において指定される機能/行為を実装する手段を生成する。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであり得る。プロセッサはまた、計算デバイス、例えば、複数のマイクロプロセッサ、1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意の他のそのような構成の組合せとして実装され得る。
【0231】
本明細書で開示される例と関連して記載される方法又はアルゴリズムは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はその2つの組合せで直接的に具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は当該技術分野において既知である任意の他の形態の記憶媒体に存在し得る。記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込み得るように、プロセッサに接続され得る。代替的に、記憶媒体は、プロセッサに統合され得る。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに存在し得る。
【0232】
本開示の例に関する前の説明は、任意の当業者が本開示を行うか又は使用することを可能にするために提供される。当該例に対する様々な修正は、当業者にとって容易に明らかとなり、本明細書で定められる一般的な原理は、本開示の趣旨又はスコープから逸脱することなく他の例に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書に示される例に限定されることを意図したものではなく、本明細書で開示される原理及び新規の特徴と整合する最も広いスコープが与えられるべきである。
【0233】
本開示の例示的な態様を参照して本開示を詳しく示して記載したが、本開示は当該態様に限定されるものではない。本明細書によって定められる本開示の趣旨及びスコープから逸脱することなく、形態及び詳細の様々な変更が行われ得ることが当業者によって理解されるであろう。例えば、上記の態様は、5GSに限定されるものではなく、態様は、5GS以外の通信システム(例えば、6Gシステム、Beyond5Gシステム)にも適用可能である。
【0234】
<付記>
上記開示の例示的な態様の全部又は一部は、以下の付記のように記載され得るが、以下の付記に限定されるものではない。
【0235】
付記1.
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を変更し、
前記優先度をネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置に送信する、
アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置の方法。
【0236】
付記2.
アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する、
ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置の方法。
【0237】
付記3.
ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を記憶する、
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置の方法。
【0238】
付記4.
ユーザ装置(User Equipment)(UE)から登録要求メッセージを受信し、
前記UEに関連するサブスクリプション永久識別子(Subscription Permanent Identifier)(SUPI)を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信し、
前記UDM装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を含む登録承認メッセージを前記UEに送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【0239】
付記5.
前記登録要求メッセージが、前記UEが前記優先度をサポートしていることを示す情報を含む場合に、前記登録承認メッセージを送信する、
付記4に記載の方法。
【0240】
付記6.
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を含むUE構成更新メッセージをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【0241】
付記7.
前記UEが前記優先度をサポートしている場合に、前記UE構成更新メッセージを送信する、
付記6に記載の方法。
【0242】
付記8.
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を前記UEがサポートしていることを示す情報を含む登録要求メッセージを送信し、
前記優先度を含む登録承認メッセージを受信する、
ユーザ装置(User Equipment)(UE)の方法。
【0243】
付記9.
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度に基づいてポリシーを更新し、
前記ポリシーを送信する、
ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置の方法。
【0244】
付記10.
ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を含むポリシーを受信し、
前記ポリシーをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【0245】
付記11.
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信し、
前記S-NSSAI及び前記優先度を含むN2メッセージを無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードに送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【0246】
付記12.
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信し、
ハンドオーバに関連するプロセス又はPDUセッションに関連するプロセスについて前記優先度を使用する、
無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードの方法。
【0247】
付記13.
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を変更する手段と、
前記優先度をネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置に送信する手段と、
を備える、アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置。
【0248】
付記14.
アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する手段と、
を備える、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置。
【0249】
付記15.
ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を記憶する手段と、
を備える、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置。
【0250】
付記16.
ユーザ装置(User Equipment)(UE)から登録要求メッセージを受信する手段と、
前記UEに関連するサブスクリプション永久識別子(Subscription Permanent Identifier)(SUPI)を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する手段と、
前記UDM装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を含む登録承認メッセージを前記UEに送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【0251】
付記17.
前記登録要求メッセージが、前記UEが前記優先度をサポートしていることを示す情報を含む場合に、前記登録承認メッセージを送信する手段を更に備える、
付記16に記載のAMF装置。
【0252】
付記18.
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を含むUE構成更新メッセージをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【0253】
付記19.
前記UEが前記優先度をサポートしている場合に、前記UE構成更新メッセージを送信する手段を更に備える、
付記18に記載のAMF装置。
【0254】
付記20.
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を前記UEがサポートしていることを示す情報を含む登録要求メッセージを送信する手段と、
前記優先度を含む登録承認メッセージを受信する手段と、
を備える、ユーザ装置(User Equipment)(UE)。
【0255】
付記21.
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度に基づいてポリシーを更新する手段と、
前記ポリシーを送信する手段と、
を備える、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置。
【0256】
付記22.
ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を含むポリシーを受信する手段と、
前記ポリシーをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【0257】
付記23.
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信する手段と、
前記S-NSSAI及び前記優先度を含むN2メッセージを無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードに送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)装置。
【0258】
付記24.
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)及び前記S-NSSAIに関連する優先度を受信する手段と、
ハンドオーバに関連するプロセス又はPDUセッションに関連するプロセスについて前記優先度を使用する手段と、
を備える、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノード。
【0259】
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
【0260】
この出願は、2021年11月5日に出願されたインド仮特許出願第202111050762号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
【符号の説明】
【0261】
1 電気通信システム
3 UE
5 (R)ANノード
7 コアネットワーク
20 データネットワーク
31 トランシーバ回路
32 アンテナ
33 コントローラ
34 ユーザインターフェース
35 USIM
36 メモリ
51 トランシーバ回路
52 アンテナ
53 ネットワークインターフェース
54 コントローラ
55 メモリ
60 RU
61 DU
62 CU
70 AMF
71 SMF
72 UPF
73 PCF
74 NEF
75 UDM
76 NWDAF
77 AF
361 オペレーティングシステム
362 通信制御モジュール
551 オペレーティングシステム
552 通信制御モジュール
601 トランシーバ回路
602 アンテナ
603 ネットワークインターフェース
604 コントローラ
605 メモリ
611 トランシーバ回路
612 ネットワークインターフェース
613 コントローラ
614 メモリ
621 トランシーバ回路
622 ネットワークインターフェース
623 コントローラ
624 メモリ
701 トランシーバ回路
702 ネットワークインターフェース
703 コントローラ
704 メモリ
731 トランシーバ回路
732 ネットワークインターフェース
733 コントローラ
734 メモリ
741 トランシーバ回路
742 ネットワークインターフェース
743 コントローラ
744 メモリ
751 トランシーバ回路
752 ネットワークインターフェース
753 コントローラ
754 メモリ
771 トランシーバ回路
772 ネットワークインターフェース
773 コントローラ
774 メモリ
3621 トランシーバ制御モジュール
5521 トランシーバ制御モジュール
6051 オペレーティングシステム
6052 通信制御モジュール
6141 オペレーティングシステム
6142 通信制御モジュール
6241 オペレーティングシステム
6242 通信制御モジュール
7041 オペレーティングシステム
7042 通信制御モジュール
7341 オペレーティングシステム
7342 通信制御モジュール
7441 オペレーティングシステム
7442 通信制御モジュール
7541 オペレーティングシステム
7542 通信制御モジュール
7741 オペレーティングシステム
7742 通信制御モジュール
60521 トランシーバ制御モジュール
61421 トランシーバ制御モジュール
62421 トランシーバ制御モジュール
70421 トランシーバ制御モジュール
73421 トランシーバ制御モジュール
74421 トランシーバ制御モジュール
75421 トランシーバ制御モジュール
77421 トランシーバ制御モジュール
【手続補正書】
【提出日】2024-04-24
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を変更し、
前記優先度をネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置に送信する、
アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置の方法。
【請求項2】
アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する、
ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置の方法。
【請求項3】
ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を記憶する、
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置の方法。
【請求項4】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)から登録要求メッセージを受信し、
前記UEに関連するサブスクリプション永久識別子(Subscription Permanent Identifier)(SUPI)を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信し、
前記UDM装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する
第1の情報を受信し、
前記
第1の情報に基づいて決定された前記S-NSSAIに関連する優先度を含む登録承認メッセージを前記UEに送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項5】
前記登録要求メッセージが、前記UEが前記優先度をサポートしていることを示す情報を含む場合に、
前記S-NSSAIに関連する前記優先度を含む前記登録承認メッセージを送信する、
請求項4に記載の
AMF装置の方法。
【請求項6】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する
第1の情報を受信し、
前記
第1の情報に基づいて決定された前記S-NSSAIに関連する優先度を含むUE構成更新メッセージをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項7】
前記UEが前記優先度をサポートしている場合に、
前記S-NSSAIに関連する前記優先度を含む前記UE構成更新メッセージを送信する、
請求項6に記載の
AMF装置の方法。
【請求項8】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を
ユーザ装置(User Equipment)(UE)がサポートしていることを示す情報を含む登録要求メッセージを送信し、
前記優先度を含む登録承認メッセージ
または前記優先度を含むUE構成更新メッセージを受信する、
UEの方法。
【請求項9】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信し、
前記優先度に基づいてポリシーを更新し、
前記ポリシーを送信する、
ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置の方法。
【請求項10】
ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を含むポリシーを受信し、
前記ポリシーをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項11】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI
)に関連する優先度を受信し、
前記優先度を含むN2メッセージを無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードに送信する、
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置の方法。
【請求項12】
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI
)に関連する優先度を受信し、
ハンドオーバに関連するプロセス又はPDUセッションに関連するプロセスについて前記優先度を使用する、
無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードの方法。
【請求項13】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を変更する手段と、
前記優先度をネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置に送信する手段と、
を備える、アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置。
【請求項14】
アプリケーション機能(Application Function)(AF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する手段と、
を備える、ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置。
【請求項15】
ネットワーク露出機能(Network Exposure Function)(NEF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を記憶する手段と、
を備える、統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置。
【請求項16】
ユーザ装置(User Equipment)(UE)から登録要求メッセージを受信する手段と、
前記UEに関連するサブスクリプション永久識別子(Subscription Permanent Identifier)(SUPI)を統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置に送信する手段と、
前記UDM装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する
第1の情報を受信する手段と、
前記
第1の情報に基づいて決定された前記S-NSSAIに関連する優先度を含む登録承認メッセージを前記UEに送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【請求項17】
前記登録要求メッセージが、前記UEが前記優先度をサポートしていることを示す情報を含む場合に、
前記S-NSSAIに関連する前記優先度を含む前記登録承認メッセージを送信する手段を更に備える、
請求項16に記載のAMF装置。
【請求項18】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する
第1の情報を受信する手段と、
前記
第1の情報に基づいて決定された前記S-NSSAIに関連する優先度を含むUE構成更新メッセージをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【請求項19】
前記UEが前記優先度をサポートしている場合に、
前記S-NSSAIに関連する前記優先度を含む前記UE構成更新メッセージを送信する手段を更に備える、
請求項18に記載のAMF装置。
【請求項20】
シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を
ユーザ装置(User Equipment)(UE)がサポートしていることを示す情報を含む登録要求メッセージを送信する手段と、
前記優先度を含む登録承認メッセージ
または前記優先度を含むUE構成更新メッセージを受信する手段と、
を備える、
UE。
【請求項21】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度に基づいてポリシーを更新する手段と、
前記ポリシーを送信する手段と、
を備える、ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置。
【請求項22】
ポリシー制御機能(Policy Control Function)(PCF)装置から、シングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI)に関連する優先度を含むポリシーを受信する手段と、
前記ポリシーをユーザ装置(User Equipment)(UE)に送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置。
【請求項23】
統合データ管理(Unified Data Management)(UDM)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI
)に関連する優先度を受信する手段と、
前記優先度を含むN2メッセージを無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノードに送信する手段と、
を備える、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)装置。
【請求項24】
アクセス及びモビリティ管理機能(Access and Mobility Management Function)(AMF)装置からシングルネットワークスライス選択支援情報(Single Network Slice Selection Assistance Information)(S-NSSAI
)に関連する優先度を受信する手段と、
ハンドオーバに関連するプロセス又はPDUセッションに関連するプロセスについて前記優先度を使用する手段と、
を備える、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network)(RAN)ノード。
【請求項25】
前記優先度を、セル選択またはセル再選択のうちの少なくとも一方に使用する、
請求項8に記載のUEの方法。
【請求項26】
前記優先度を、セル選択またはセル再選択のうちの少なくとも一方に使用する手段をさらに備える、
請求項20に記載のUE。
【国際調査報告】