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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-30
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/51 20200101AFI20241023BHJP
   A24F 40/40 20200101ALI20241023BHJP
【FI】
A24F40/51
A24F40/40
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531716
(86)(22)【出願日】2022-11-25
(85)【翻訳文提出日】2024-05-28
(86)【国際出願番号】 KR2022018778
(87)【国際公開番号】W WO2023101323
(87)【国際公開日】2023-06-08
(31)【優先権主張番号】10-2021-0170207
(32)【優先日】2021-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0050423
(32)【優先日】2022-04-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、テフン
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ヒョンチン
(72)【発明者】
【氏名】パク、チュオン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、チュンホ
(72)【発明者】
【氏名】ユン、ソンウク
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA07
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC02
4B162AC41
4B162AD03
4B162AD15
(57)【要約】
エアロゾル生成装置が開示される。エアロゾル生成装置は、ボディーと、前記ボディーに結合されるように構成され、一側に開口した流入口を定義するように形成されたカートリッジと、前記ボディーは、前記カートリッジが前記ボディーに結合されるとき、前記流入口に隣接して位置するセンシングホールを定義するように形成され、前記流入口に対して前記センシングホールが位置することによって前記センシングホールと前記流入口との間に隙間が形成されることにより、空気が前記隙間内に流入することができ、前記センシングホールに対して位置し、前記センシングホールを通して空気の流動をセンシングするセンサーと、を含み、前記センシングホールは、前記流入口とオーバーラップするように位置する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボディーと、
前記ボディーに結合されるように構成され、一側に開口した流入口を定義するように形成されたカートリッジと、
前記ボディーは、前記カートリッジが前記ボディーに結合されるとき、前記流入口に隣接して位置するセンシングホールを定義するように形成され、
前記流入口に対して前記センシングホールが位置することによって前記センシングホールと前記流入口との間に隙間が形成されることにより、空気が前記隙間内に流入することができ、
前記センシングホールに対して位置し、前記センシングホールを通して空気の流動をセンシングするセンサーと、を含み、
前記センシングホールは、前記流入口とオーバーラップするように位置する、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記センシングホールの円周は前記流入口の円周よりも小さい、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記隙間と向き合う前記センシングホールの突出部の境界は前記隙間と向き合う前記流入口の境界の内側に位置する、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記センシングホールの中心軸は前記流入口の突出部の境界よりも前記流入口の中心軸に近い、請求項3に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記センシングホールは前記流入口に向かって傾く傾斜面を形成するように形成される、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記傾斜面で前記センシングホールの突出部は前記隙間と向き合う前記流入口の端部面とオーバーラップする、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記センシングホールの突出部の境界は前記流入口の端部の境界の内側に位置する、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記流入口は前記カートリッジの上端部で上側に開口している、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記ボディーは、前記センシングホールを有するとともに前記流入口と相互作用する前記隙間を形成するように一側に延びる延長部を含み、前記センサーは前記延長部内に位置する、請求項8に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記センサー及び前記延長部に接触しており、前記センシングホールの周囲をシーリングするように形成されるシーラーをさらに含み、前記シーラーは前記センシングホールと連通するシーラーホールを定義するように形成される、請求項9に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記シーラーホールの円周は前記流入口の円周よりも小さい、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
ボディーと、
前記ボディーに結合されるように構成され、流入口を定義するように形成されたカートリッジと、
前記ボディーは、前記カートリッジが前記ボディーに結合されるとき、前記流入口と相互作用するように位置するセンシングホールを定義するように形成され、
前記ボディーに前記カートリッジが結合されることによって前記センシングホールと前記流入口との間に隙間が形成されることにより、空気が前記隙間を通して前記センシングホール及び前記流入口内に流入することができ、
前記ボディーに位置し、前記センシングホールを通して空気の流動をセンシングするように前記センシングホールに対して位置するセンサーと、を含み、
前記センシングホールは、前記流入口の少なくとも一部とオーバーラップするように位置する、エアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記センシングホールの中心軸は前記流入口の突出部の境界よりも前記流入口の中心軸に近い、請求項12に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記センシングホールは前記流入口に向かって傾く傾斜面を形成するように形成される、請求項14に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、空気の流動を正確に感知するエアロゾル生成装置を提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、センサーの故障を防止するエアロゾル生成装置を提供することである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、センサー配置の自由度を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、エアロゾル生成装置は、ボディーと、前記ボディーに結合されるように構成され、一側に開口した流入口を定義するように形成されたカートリッジと、前記ボディーは、前記カートリッジが前記ボディーに結合されるとき、前記流入口に隣接して位置するセンシングホールを定義するように形成され、前記流入口に対して前記センシングホールが位置することによって前記センシングホールと前記流入口との間に隙間が形成されることにより、空気が前記隙間内に流入することができ、前記センシングホールに対して位置し、前記センシングホールを通して空気の流動をセンシングするセンサーと、を含み、前記センシングホールは、前記流入口とオーバーラップするように位置する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、空気の流動を正確に感知するエアロゾル生成装置が提供され得る。
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、センサーの故障を防止するエアロゾル生成装置が提供され得る。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、センサー配置の自由度が高くなることができる。
【0011】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。同一又は類似の構成要素は相異なる図面に図示されていても同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0014】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみを考慮して使用されるものである。「モジュール」及び「部」は互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
【0015】
また、本明細書に開示された実施例の以降の説明において、関連した公知の技術についての具体的説明が本明細書に開示された実施例の要旨をあいまいにする可能性がある場合はその詳細な説明を省略する。また、添付図面は本明細書に開示された実施例を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面によって本明細書に開示された技術的思想が限定されない。したがって、添付図面は本開示の思想及び範囲に含まれるすべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0016】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0017】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0018】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0019】
図1を参照すると、エアロゾル生成装置は、バッテリー10、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ300のうちの少なくとも一つを含むことができる。バッテリー10、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ300のうちの少なくとも一つはエアロゾル生成装置の内部に配置され得る。カートリッジ300及びヒーター30が互いに向き合うように並んで配置され得る。エアロゾル生成装置の内部構造は図1に示すものに限定されない。
【0020】
エアロゾル生成装置は、スティック400が挿入される挿入空間124を含むことができる。スティック400及び挿入空間124は円筒形に長く延び得る。挿入空間124はヒーター30の周辺に形成され得る。スティック400は挿入空間124に挿入され、エアロゾル生成装置の外側に露出され得る。スティック400は、細断タバコ葉、顆粒、再構成タバコ葉などから形成される媒質を含むことができる。媒質は、内部に顆粒が70%程度満たされ得る。媒質は顆粒と再構成タバコ葉とが混合されるか、又は細断タバコ葉と再構成タバコ葉とが混合され得る。スティック400は、エアロゾル生成部材(aerosol-generating member)400と言える。
【0021】
バッテリー10は、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ300のうちの少なくとも一つが動作するように電力を供給することができる。バッテリー10は、エアロゾル生成装置に設けられたディスプレイ、センサー、モーターなどが動作するのに必要な電力を供給することができる。
【0022】
制御部20は、エアロゾル生成装置全般の動作を制御することができる。制御部20は、バッテリー10、ヒーター30及びカートリッジ300のうちの少なくとも一つの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置に設けられたディスプレイ、センサー、モーターなどの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置の構成のそれぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置が動作可能な状態であるかを判断することができる。
【0023】
ヒーター30は、バッテリー10から供給された電力によって発熱することができる。ヒーター30は挿入空間124を取り囲むことができる。ヒーター30はエアロゾル生成装置に挿入されたスティック400を加熱してエアロゾルを生成することができる。
【0024】
カートリッジ300は液体を貯蔵することができる。カートリッジ300はエアロゾルを生成することができる。カートリッジ300は、内部に前記液体を受ける芯と、芯を加熱してエアロゾルを生成するヒーターと、を備えることができる。カートリッジ300で生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置に挿入されたスティック400を通過して使用者に伝達され得る。
【0025】
図2及び図3を参照すると、ボディー100は、アッパーボディー120及びロウワーボディー110を含むことができる。アッパーボディー120はロウワーボディー110の上側に位置し得る。ロウワーボディー110は上下に長く延び得る。ボディー100は内部に装置の駆動のための構成を収容することができる。アッパーボディー120は上側に開口した挿入空間124を提供することができる。挿入空間124はアッパーボディー120の内部に位置し得る。挿入空間124は上下に長く延び得る。挿入空間124はアッパーボディー120内部に形成され得る。アッパーボディー120はパイプ部120と言える。
【0026】
アッパーケース200は下部が開口した中空形状を有し得る。パイプ部120はアッパーケース200の中空に挿入され得る。アッパーケース200はボディー100に分離可能に結合され得る。アッパーケース200はパイプ部120を取り囲むように覆うことができる。アッパーケース200の側部(lateral portion)211はパイプ部120の側壁121を取り囲みながら覆うことができる。アッパーケース200の上部212はパイプ部120の上部及び延長部カバー143を覆うことができる。アッパーケース200がボディー100に結合されると、アッパーケース200はボディー100及びカートリッジ300を一緒に覆うことができる。カートリッジ300はアッパーケース200の内側に配置され得る。
【0027】
挿入口214はアッパーケース200の上部212が開口することによって形成され得る。挿入口214は挿入空間124の開口に対応し得る。キャップ215はアッパーケース200の上部212に移動可能に設けられ得る。スライドホール213はアッパーケース200の上部212で、挿入口214から一側に延設され得る。キャップ215はスライドホール213に沿って移動することができる。キャップ215は挿入口214及び挿入空間124を開閉することができる。スティック400は挿入口214を通して挿入空間124に挿入され得る。
【0028】
側壁121及び隔壁122はパイプ部120の側部(lateral portion)を形成することができる。側壁121と隔壁122とは連結され得る。側壁121はアッパーケース200の内面によって覆われ得る。隔壁122は結合空間Sと挿入空間124とを分離することができる(図5参照)。
【0029】
ボディー100は着座部130を含むことができる。着座部130はパイプ部120の一側下部又は隔壁122の下部から一側に延び得る。着座部130はロウワーボディー110の上側に形成され得る。カートリッジ300の底面は着座部130に着座して支持され得る。
【0030】
ボディー100は延長部140を含むことができる。延長部140はパイプ部120の上部又は隔壁122の上部から一側に延び得る。延長部140はカートリッジ300の上端面312(図5参照)を覆うことができる。延長部140は着座部130が形成された方向に延び得る。
【0031】
図3及び図4を参照すると、結合空間Sはパイプ部120の一側に形成され得る。結合空間Sは、パイプ部120の着座部130、隔壁122及び延長部140によって定義され得る。結合空間Sの底は着座部130によって覆われ得る。結合空間Sの一側部(lateral side)はパイプ部120の隔壁122によって覆われ得る。結合空間Sの上側は延長部140によって覆われ得る。結合空間Sは着座部130と延長部140との間で外側に開放し得る。
【0032】
カートリッジ300は結合空間Sに挿入され、パイプ部120の一側に結合され得る。カートリッジ300の底は着座部130に着座し得る。カートリッジ300の一側部(lateral side)311aはパイプ部120の隔壁122と向き合うことができる。カップラー125は隔壁122に形成され得る。カートリッジ300の一側部311aはカップラー125に結合され得る。カートリッジ300の他側部(lateral side)311bはパイプ部120の外部に露出され、アッパーケース200の内面によって覆われ得る。カートリッジ300の上端面312は延長部140によって覆われ得る。
【0033】
カートリッジ300は流入口301を有し得る。流入口301はカートリッジ300の上端面312(図5参照)が開口することによって形成され得る。流入口301は上側方向に開口し得る。流入口301はカートリッジ300の外部と連通し得る。延長部140は流入口301及び流入口301の周辺を覆うことができる。延長部140は流入口301及びカートリッジ300の上端面312から所定の距離だけ離隔して、空気が流動することができる隙間146を形成することができる。
【0034】
使用者は、挿入空間124に挿入されたスティック400を口で銜えて空気を吸入することができる。アッパーケース200がボディー100に結合された状態で、空気はアッパーケース200に形成された開口201を通してエアロゾル生成装置の内部に流入することができる。流入した空気は隙間146を通して流入口301に流入することができる。空気は流入口301を通してカートリッジ300の内部に流入することができる。
【0035】
図5を参照すると、パイプ部120の隔壁122は、挿入空間124と結合空間S(図3参照)とを区画することができる。隔壁122は挿入空間124と結合空間Sとの間に配置され得る。隔壁122は上下に長く延び得る。カートリッジ300の一側壁311aは、隔壁122の一面と向き合うことができる。カートリッジ300の一側壁311aは隔壁122に形成されたカップラー125(図3参照)に結合され得る。
【0036】
パイプ部120は挿入空間124を提供することができる。挿入空間124はパイプ部120の内側に形成され得る。挿入空間124は上下に長く延びる円筒形状を有し得る。挿入空間124の上端は外部に開口し得る。挿入空間124の下端は開口して連結流路123と連結され得る。連結流路123は結合空間S(図3参照)又はカートリッジ300の排出口304側に開口し得る。連結流路123は挿入空間124と排出口304とを連通させることができる。ヒーター30は挿入空間124を取り囲む円筒形状を有し得る。
【0037】
カートリッジ300は第1コンテナ31を含むことができる。カートリッジ300は第2コンテナ32を含むことができる。第2コンテナ32は第1コンテナ31の下側に結合され得る。カートリッジ300は第1チャンバーC1を備えることができる。第1チャンバーC1は第1コンテナ31の内側に形成され得る。第1チャンバーC1は液体を貯蔵することができる。カートリッジ300は第2チャンバーC2を備えることができる。第2チャンバーC2は第2コンテナ32の内側に形成され得る。第2チャンバーC2は第1チャンバーC1から分離され得る。第2チャンバーC2は第1チャンバーC1の下側に配置され得る。
【0038】
芯321は第2チャンバーC2に配置され得る。芯321は第1チャンバーC1と連結され得る。芯321は第1チャンバーC1から液体を受けることができる。ヒーター322は第2チャンバーC2に配置され得る。ヒーター322は芯321の周りに巻かれ得る。ヒーター322はバッテリー10(図1参照)から電力を受けることができる。ヒーター322は芯321を加熱することができる。ヒーター322が液体を受けた芯321を加熱すると、第2チャンバーC2でエアロゾルが生成し得る。
【0039】
カートリッジ300は流入口301を有し得る。流入口301は第1コンテナ31の一側に形成され得る。流入口301はカートリッジ300の上端面312の一側が開口することによって形成され得る。流入口301は第1チャンバーC1から分離されて形成され得る。
【0040】
流入口301の位置及び開口方向は前述したものに限定されない。例えば、流入口301はカートリッジ300の側部(lateral portion)で、横方向に開口し得る。ただ、液体が流入口301を通して漏洩するおそれを防止するために、流入口301はカートリッジ300の底で下側に開口しなくてもよい。
【0041】
カートリッジ300はチャンバー流入口303を備えることができる。チャンバー流入口303は第2チャンバーC2の一側が開口することによって形成され、第2チャンバーC2と連通し得る。
【0042】
カートリッジ300は流入路302を備えることができる。流入路302は流入口301とチャンバー流入口303との間に位置し得る。流入路302は流入口301とチャンバー流入口303とを連結することができる。流入路302は上下方向に長く延び得る。流入路302は第1チャンバーC1から分離され、第1チャンバーC1に並んで形成され得る。
【0043】
カートリッジ300は排出口304を備えることができる。排出口304は第2チャンバーC2が開口することによって形成され得る。排出口304はカートリッジ300の外部と第2チャンバーC2とを連通させることができる。排出口304は第2チャンバーC2に対してチャンバー流入口303の反対側に位置し得る。カートリッジ300がパイプ部120と結合されると、排出口304は連結流路123と連結され得る。排出口304は連結流路123と第2チャンバーC2とを連通させることができる。排出口304を形成する排出ポート323はカートリッジ300の一側から突出し得る。カートリッジ300がパイプ部120に結合されると、排出ポート323は連結流路123の一端に挿入され得る。
【0044】
図5及び図6を参照すると、延長部140はパイプ部120の上部から一側に延設され得る。カートリッジ300の上端面312は延長部140によって覆われ得る。延長部140の下部141はカートリッジ300の上端面312と向き合うことができる。延長部140の下部141は流入口301及び流入口301の周辺を覆うことができる。カートリッジ300が前記ボディー100に結合されると、前記センシングホール144と前記流入口301との間に隙間146が形成され得る。延長部140の下部141と流入口301との間及び延長部140の下部141とカートリッジ300の上端面312との間には隙間146が形成され得る。隙間146は外部と流入口301とを連通させることができる。隙間146はセンシングホール144と連通し得る。隙間146はアッパーケース200に形成された開口201と連通し得る。
【0045】
空気は隙間146から流入口301内に流動することができる。流入口301に流入した空気は、流入路302及びチャンバー流入口303を順次通過して第2チャンバーC2に流入することができる。第2チャンバーC2に流入した空気は、芯321の周辺で生成されたエアロゾルを伴って排出口304を通してカートリッジ300の外部に排出され得る。排出口304を通して排出された空気は、連結流路123を通して挿入空間124及び挿入空間124に挿入されたスティック400に供給され得る。
【0046】
センサー80は延長部140の内部に設けられ得る。センサー80は延長部140の下部141と延長部カバー143との間に配置され得る。センサー80はカートリッジ300の上端面312又は流入口301に向かうことができる。センサー80は流入口301に隣接して設けられ得る。センサー80は流入口301の上側に位置し得る。上下方向を基準に、センサー80は流入口301とオーバーラップし得る。
【0047】
センサー80は延長部140の下部141によって支持され得る。延長部140の下部141はセンサー80の下部を覆うことができる。延長部140の側部142はセンサー80の側部を覆うことができる。延長部カバー143はセンサー80の上部を覆うことができる。延長部カバー143は延長部140に結合されて固定され得る。延長部カバー143はセンサー80を支持することができる。
【0048】
センサー80は周辺の空気流動をセンシングすることができる。センサー80は空気流動センサー又は圧力センサーであり得る。センサー80は周辺空気圧の変化によって空気の流動をセンシングすることができる。センサー80は延長部140の内部に配置された基板81に実装され、制御部20(図1参照)と電気的に連結され得る。
【0049】
センシングホール144はセンサー80と隙間146との間が開口することによって形成され得る。センシングホール144は延長部140の下部141が開口することによって形成され得る。センシングホール144はセンサー80と隙間146とを連通させることができる。センシングホール144はセンサー80に対応する位置に形成され得る。センサー80はセンシングホール144を通して空気の流動をセンシングすることができる。センシングホール144は流入口301に対応する位置に形成され得る。センシングホール144は流入口301の上側に形成され得る。センシングホール144は流入口301に隣接し得る。センシングホール144は隙間146とシーラーホール94とを連通させることができる。
【0050】
制御部20(図1参照)は、センサー80が空気の流動を感知するとき、連結された各種の構成要素の動作を制御することができる。例えば、周辺空気が流入口301に流入するとき、センシングホール144の空気が流入口301に流入するにつれてセンシングホール144の圧力が低くなり、センサー80はセンシングホール144の圧力変化を感知し、制御部20(図1参照)にセンシング信号を伝達することができる。例えば、センサー80が空気の流動を感知すると、制御部20はヒーター322が芯321を加熱するように制御することができる。他の例として、センサー80が空気の流動を感知すると、制御部20は空気の流動又は作動信号などをディスプレイを介して表示することができる。
【0051】
シーラー90は延長部140の内部に配置され得る。シーラー90は延長部140とセンサー80との間に配置され得る。シーラー90はセンシングホール144の周囲に配置され得る。シーラー90はセンシングホール144の周囲で延長部140に密着することができる。シーラー90はセンサー80の周囲に密着することができる。シーラー90はセンサー80の下部を取り囲むことができる。シーラー90はセンシングホール144の周囲をシーリングすることができる。シーラー90はセンサー80の下部に密着するシーラー下部91、及びセンサー80の下部の周りの側部に密着するシーラー側部92を備えることができる。シーラー下部91は延長部140の下部141に密着することができる。シーラー90は、センシングホール144を通して液体などの外部異物が延長部140の内部に浸透することを防止することができる。
【0052】
シーラーホール94はシーラー90が開口することによって形成され得る。シーラーホール94はシーラー下部91が開口することによって形成され得る。シーラーホール94はセンサー80とセンシングホール144との間に形成され得る。シーラーホール94はセンサー80に対応する位置に形成され得る。シーラーホール94はセンシングホール144に対応する位置に形成され得る。シーラーホール94はセンシングホール144の上側に形成され得る。シーラーホール94はセンサー80とセンシングホール144とを連通させることができる。流入口301の周辺の空気が流入口301に流入するとき、第1センシングホール144及びシーラーホール94の空気は流入口301に流入することができる。センシングホール144及びシーラーホール94は互いに対応する位置に形成され得る。
【0053】
センシングホール144は流入口301と上下方向にオーバーラップ(overlap)し得る。センシングホール144は流入口301に向かうことができる。シーラーホール94は流入口301と上下方向にオーバーラップし得る。シーラーホール94は流入口301に向かうことができる。
【0054】
したがって、センシングホール144及び流入口301が互いに隣接して位置するので、空気の流動に対するセンサー80のセンシング感度を改善することができる。また、センサー80が排出口304以後の経路上に位置しないので、カートリッジ300を通過する空気に伴われるエアロゾルがセンサー80に沈着することを防止することができる。また、カートリッジ300からセンサー80及び基板81が配置された空間の内部に異物が浸透することを防止することができる。
【0055】
図7を参照すると、センシングホール144は流入口301に隣接し得る。センシングホール144は流入口301の上側に位置し得る。流入口301は上側に開口し得る。センシングホール144は下側に開口し得る。センシングホール144は流入口301と上下方向にオーバーラップし得る。
【0056】
センシングホール144の円周は、流入口301の円周よりも小さくてもよい。センシングホール144の円周及び流入口301の円周は横方向に対するエッジの長さであり得る。カートリッジ300がボディー100に結合された状態で、縦断面を基準に、横方向に対するセンシングホール144の幅W1は流入口301の幅W2よりも小さくてもよい。横断面を基準に、センシングホール144及び流入口301の形状は、円形又は四角形であり得る。シーラーホール94はセンシングホール144に対応する大きさに形成され得る。シーラーホール94はセンシングホール144に対応する位置に形成され得る。シーラーホール94はセンシングホール144の上側に形成され得る。シーラーホール94はセンシングホール144と連通し得る。シーラーホール94の円周は流入口301の円周よりも小さくてもよい。
【0057】
したがって、空気が流入口301に流入するとき、センシングホール144及び/又はシーラーホール94の圧力変化がより大きくなり、よって、センサー80の敏感度及び正確度を改善することができる。
【0058】
流入口301が開口する方向に対して、センシングホール144の境界は流入口301の境界の内側に位置し得る。隙間146と向き合うセンシングホール144の突出境界は隙間146と向き合う流入口301の突出境界の内側に位置し得る。流入口301の境界が上下方向に延びるとともに上下方向に開放すると、センシングホール144の境界は、上下方向に延びる流入口301の境界の内側に位置し得る。シーラーホール94の境界は流入口301の境界の内側に位置し得る。
【0059】
流入口301が開口する方向に対して、センシングホール144の中心線A1は、流入口301の中心線A2と隣接するか又は一致することができる。流入口301が上下方向に開口するので、上下方向に延びるセンシングホール144の中心線A1及び流入口301の中心線A2は互いに隣接するか又は一致することができる。センシングホール144の中心線A1は流入口301の境界よりも流入口301の中心線A1に近づくことができる。シーラーホール94の中心線A1はセンシングホール144の中心線A1と同一であり得る。シーラーホール94の中心線A1は流入口301の中心線A2の内側に形成され得る。
【0060】
したがって、空気が流入口301に流入するとき、センシングホール144及び/又はシーラーホール94の圧力変化が増加し、よって、センサー80の敏感度及び正確度が改善することができる。
【0061】
図8を参照すると、流入口301は上側に開口し得る。センシングホール144は流入口301に向かうことができる。上下方向を基準に、センサー80は流入口301に対してずれて配置され得る。若しくは、上下方向を基準に、センサー80は流入口301の境界の外側に配置され得る。センシングホール144はセンサー80側から流入口301に向かって斜めに開口し得る。センシングホール144は斜めに延び得る。センシングホール144は流入口301に向かって傾く傾斜面を形成するように形成される。センシングホール144の突出部と流入口301の端部面とは互いにオーバーラップし得る。センシングホール144の吐出部の境界は、流入口301の端部の境界の内側に位置し得る。
【0062】
流入口301が開口する方向を基準に、流入口301に隣接したセンシングホール144の一端は流入口301とオーバーラップし得る。流入口301が開口する方向を基準に、センサー80又はシーラーホール94に隣接したセンシングホール144の他端は流入口301に対してずれて位置し得る。センシングホール144の下端は流入口301の上側に位置し得る。センシングホール144の下端は流入口301と上下方向にオーバーラップし得る。センシングホール144の上端は、上下方向を基準に、流入口301に対してずれて位置し得る。センシングホール144の下端は、センシングホール144の上端よりも、流入口301とオーバーラップする面積が大きくてもよい。
【0063】
シーラーホール94はセンシングホール144の上側に位置し、センシングホール144と連通し得る。シーラーホール94はセンシングホール144の上端に対応する位置に位置し得る。上下方向を基準に、センシングホール144の下端はシーラーホール94に対してずれて位置し得る。図面と違って、シーラーホール94もセンシングホール144が延びる方向に沿って斜めに延び得る。
【0064】
したがって、センサー80が流入口301に対してずれて配置されても、センシングホール144を通してセンシング感度が改善することができる。また、流入口301に対するセンサー80の設置位置に対する自由度が改善することができる。
【0065】
図1図8を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置は、ボディーと、前記ボディーに結合されるように構成され、一側に開口した流入口を定義するように形成されたカートリッジと、前記ボディーは、前記カートリッジが前記ボディーに結合されるとき、前記流入口に隣接して位置するセンシングホールを定義するように形成され、前記流入口に対して前記センシングホールが位置することによって前記センシングホールと前記流入口との間に隙間が形成されることにより、空気が前記隙間内に流入することができ、前記センシングホールに対して位置し、前記センシングホールを通して空気の流動をセンシングするセンサーと、を含むことができ、前記センシングホールは、前記流入口とオーバーラップするように位置し得る。
【0066】
本開示の他の側面によれば、前記センシングホールの円周は前記流入口の円周よりも小さくてもよい。
【0067】
本開示の他の側面によれば、前記隙間と向き合う前記センシングホールの突出部の境界は前記隙間と向き合う前記流入口の境界の内側に位置し得る。
【0068】
本開示の他の側面によれば、前記センシングホールの中心軸は前記流入口の突出部の境界よりも前記流入口の中心軸に近くなり得る。
【0069】
本開示の他の側面によれば、前記センシングホールは前記流入口に向かって傾く傾斜面を形成するように形成され得る。
【0070】
本開示の他の側面によれば、前記傾斜面で前記センシングホールの突出部は前記隙間と向き合う前記流入口の端部面とオーバーラップし得る。
【0071】
本開示の他の側面によれば、前記センシングホールの突出部の境界は前記流入口の端部の境界の内側に位置し得る。
【0072】
本開示の他の側面によれば、前記流入口は前記カートリッジの上端部で上側に開口し得る。
【0073】
本開示の他の側面によれば、前記ボディーは、前記センシングホールを有するとともに前記流入口と相互作用する前記隙間を形成するように一側に延びる延長部を含むことができ、前記センサーは前記延長部内に位置し得る。
【0074】
本開示の他の側面によれば、前記センサー及び前記延長部に接触しており、前記センシングホールの周囲をシーリングするように形成されるシーラーをさらに含むことができ、前記シーラーは前記センシングホールと連通するシーラーホールを定義するように形成され得る。
【0075】
本開示の他の側面によれば、前記シーラーホールの円周は前記流入口の円周よりも小さくてもよい。
【0076】
本開示の他の側面によるエアロゾル生成装置は、ボディーと、前記ボディーに結合されるように構成され、流入口を定義するように形成されたカートリッジと、前記ボディーは、前記カートリッジが前記ボディーに結合されるとき、前記流入口と相互作用するように位置するセンシングホールを定義するように形成され、前記ボディーに前記カートリッジが結合されることによって前記センシングホールと前記流入口との間に隙間が形成されることにより、空気が前記隙間を通して前記センシングホール及び前記流入口内に流入することができ、前記ボディーに位置し、前記センシングホールを通して空気の流動をセンシングするように前記センシングホールに対して位置するセンサーと、を含むことができ、前記センシングホールは、前記流入口の少なくとも一部とオーバーラップするように位置し得る。
【0077】
本開示の他の側面によれば、前記センシングホールの中心軸は前記流入口の突出部の境界よりも前記流入口の中心軸に近くなり得る。
【0078】
本開示の他の側面によれば、前記センシングホールは前記流入口に向かって傾く傾斜面を形成するように形成され得る。
【0079】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0080】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0081】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】