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<図1>
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-30
(54)【発明の名称】エアロゾル生成装置
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/485 20200101AFI20241023BHJP
   A24F 40/42 20200101ALI20241023BHJP
【FI】
A24F40/485
A24F40/42
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024531717
(86)(22)【出願日】2022-11-25
(85)【翻訳文提出日】2024-05-28
(86)【国際出願番号】 KR2022018781
(87)【国際公開番号】W WO2023101324
(87)【国際公開日】2023-06-08
(31)【優先権主張番号】10-2021-0170208
(32)【優先日】2021-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0059803
(32)【優先日】2022-05-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユン、ソンウク
(72)【発明者】
【氏名】キム、テフン
(72)【発明者】
【氏名】パク、チュオン
(72)【発明者】
【氏名】チュン、ヒョンチン
(72)【発明者】
【氏名】ハン、チュンホ
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA07
4B162AA22
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC02
4B162AC50
(57)【要約】
エアロゾル生成装置が開示される。エアロゾル生成装置は、挿入空間を定義するように形成されたボディーと、前記ボディーに結合されるように形成されたカートリッジと、前記カートリッジから突出し、排出口を定義するように形成された排出ポートと、前記挿入空間から延び、前記排出ポートの一部を収容する大きさを有し、前記挿入空間と前記排出ポートとを連通させる連結流路と、前記連結流路の一部を覆うように位置し、前記排出ポートの挿入方向に前記排出ポートとの接触によって変形するように構成される逆流防止膜と、を含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
挿入空間を定義するように形成されたボディーと、
前記ボディーに結合されるように形成されたカートリッジと、
前記カートリッジから突出し、排出口を定義するように形成された排出ポートと、
前記挿入空間から延び、前記排出ポートの一部を収容する大きさを有し、前記挿入空間と前記排出ポートとを連通させる連結流路と、
前記連結流路の一部を覆うように位置し、前記排出ポートの挿入方向に前記排出ポートとの接触によって変形するように構成される逆流防止膜と、を含む、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記逆流防止膜は第1位置及び第2位置に位置することができ、
前記排出ポートが前記逆流防止膜から分離されると、前記逆流防止膜は前記第1位置に位置し、前記逆流防止膜は前記排出ポートとの接触によって前記第2位置に位置する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記逆流防止膜は弾性素材で形成される、請求項2に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記逆流防止膜は前記連結流路の円周方向に延び、前記連結流路と前記排出ポートとを連通させるレイヤーホールを形成する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
前記前記逆流防止膜が前記第2位置に位置するとき、前記レイヤーホールの直径は前記排出ポートから前記連結流路に向かって延びる方向に減少する、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記逆流防止膜が前記第1位置に位置するときの前記レイヤーホールの幅は、前記逆流防止膜が前記排出ポートとの接触によって前記第2位置に位置するときの前記レイヤーホールの幅よりも小さい、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記逆流防止膜が前記第1位置に位置するとき、前記逆流防止膜は前記連結流路の周囲から垂直に突出する、請求項6に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記排出ポートは、前記逆流防止膜と接触する傾斜面を含み、前記傾斜面は前記排出ポートとの接触によって変形する前記逆流防止膜の傾斜角に対応する角度に傾く、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
前記連結流路に対して位置し、前記排出ポートの周辺を支持するように形成されるとともに前記連結流路内で前記排出ポートの挿入深さを制限するストッパーをさらに含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項10】
前記逆流防止膜は、
前記連結流路の内周面から突出し、前記連結流路の内周面から変形するように構成される第1パートと、
前記第1パートからティルト可能に延びる第2パートと、
前記第1パート及び前記第2パートによって形成されるレイヤーホールと、を含み、
前記第1パートは前記排出ポートが前記第2パートから分離される第1位置で前記連結流路の開口と向き合い、前記逆流防止膜が前記排出ポートと接触する第2位置に向かって前記第1パートと前記連結流路の周囲との間の角度が増加するようにティルトされ、
前記第2パートは前記第1位置で前記連結流路の開口と向き合い、前記レイヤーホールの外側に形成された前記第1パートと前記第2パートとの間の角度が前記第2位置に向かって減少するように形成され、前記レイヤーホールが排出ポートの挿入方向に次第に減少するようにティルトされる、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項11】
前記逆流防止膜は、前記第1パートから垂直に突出し、前記レイヤーホールの一部を取り囲む第3パートを含み、
前記逆流防止膜が前記第1位置に位置するとき前記レイヤーホールの内側と向き合い、前記逆流防止膜が前記第2位置に位置するとき前記排出ポートの挿入方向と向き合う、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項12】
前記第1区間よりも下流側に配置され、前記連結流路の内周面から突出し、前記逆流防止膜が前記第2位置に位置するとき前記第1パートを支持するように位置するサポーターをさらに含む、請求項10に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項13】
前記逆流防止膜は前記連結流路の内周面から突出する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項14】
前記逆流防止膜の前記変形は、前記排出ポートとの接触に先立ち発生する初期位置に対する前記逆流防止膜の部分のティルトを含む、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項15】
前記カートリッジは前記ボディーの一側に結合されるように形成され、前記排出ポートは前記カートリッジの一側から突出する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示はエアロゾル生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
エアロゾル生成装置はエアロゾルを介して媒質又は物質から所定の成分を抽出するためのものである。媒質は多様な成分の物質を含むことができる。媒質に含まれる物質は多様な成分の香味物質であり得る。例えば、媒質に含まれる物質は、ニコチン成分、ハーブ成分及び/又はコーヒー成分などを含むことができる。近年、このようなエアロゾル生成装置に対する多くの研究が行われている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は前述した問題及び他の問題を解決することを目的とする。
【0004】
本開示の他の目的は、空気が逆流することを防止するエアロゾル生成装置を提供することである。
【0005】
本開示のさらに他の目的は、空気流動が漏洩することを防止するエアロゾル生成装置を提供することである。
【0006】
本開示のさらに他の目的は、外部からの異物の流入を遮断するエアロゾル生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するための本開示の一側面によれば、エアロゾル生成装置は、挿入空間を定義するように形成されたボディーと、前記ボディーに結合されるように形成されたカートリッジと、前記カートリッジから突出し、排出口を定義するように形成された排出ポートと、前記挿入空間から延び、前記排出ポートの一部を収容する大きさを有し、前記挿入空間と前記排出ポートとを連通させる連結流路と、前記連結流路の一部を覆うように位置し、前記排出ポートの挿入方向に前記排出ポートとの接触によって変形するように構成される逆流防止膜と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、空気が逆流することを防止するエアロゾル生成装置が提供され得る。
【0009】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、空気流動が漏洩することを防止するエアロゾル生成装置が提供され得る。
【0010】
本開示の実施例のうちの少なくとも一つによれば、外部からの異物の流入を遮断するエアロゾル生成装置が提供され得る。
【0011】
本開示の適用可能な追加的な範囲は以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかし、本開示の思想及び範囲内で多様な変更及び修正は当業者に明らかに理解可能であるので、詳細な説明及び本開示の好適な実施例のような特定の実施例はただ例示として与えられたものと理解されなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図2】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図3】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図4】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図5】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図6】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図7】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図8】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図9】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図10】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
図11】本開示の実施例によるエアロゾル生成装置の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面を参照してこの明細書に開示する実施例を詳細に説明する。同一又は類似の構成要素は相異なる図面に図示されていても同じ参照番号を付与し、それについての重複説明は省略する。
【0014】
以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」及び「部」は明細書の説明の容易性のみを考慮して使用されるものである。「モジュール」及び「部」は互いに区別される意味又は役割を有するものではない。
【0015】
また、本明細書に開示された実施例の以降の説明において、関連した公知の技術についての具体的説明が本明細書に開示された実施例の要旨をあいまいにする可能性がある場合はその詳細な説明を省略する。また、添付図面は本明細書に開示された実施例を容易に理解することができるようにするためのものであり、添付図面によって本明細書に開示された技術的思想が限定されない。したがって、添付図面は本開示の思想及び範囲に含まれるすべての変更、均等物及び代替物を含むものと解釈されなければならない。
【0016】
第1、第2などのような序数を含む用語は多様な構成要素を説明するのに使われることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されないことを理解しなければならない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素と区別する目的のみで使われる。
【0017】
ある構成要素が他の構成要素に「連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在することもできると理解可能であろう。一方で、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結」されていると言及するときには、中間に他の構成要素が存在しないと理解可能であろう。
【0018】
単数の表現は、文脈上明白に他に指示しない限り、複数の表現を含む。
【0019】
図1を参照すると、エアロゾル生成装置は、バッテリー10、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ300のうちの少なくとも一つを含むことができる。バッテリー10、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ300のうちの少なくとも一つはエアロゾル生成装置のボディー110内部に配置され得る。
【0020】
挿入空間124はボディー110の内部に形成され得る。スティック200は挿入空間124に挿入され得る。ヒーター30は挿入空間124の周辺に配置され得る。ヒーター30は挿入空間又は挿入空間124に挿入されたスティック200を加熱することができる。
【0021】
図1を参照すると、バッテリー10、制御部20、カートリッジ300及びヒーター30が一列に配置され得る。図2を参照すると、カートリッジ300及びヒーター30が互いに向き合うように並んで配置され得る。エアロゾル生成装置100の内部構造は図示のものに限定されない。
【0022】
バッテリー10は、制御部20、ヒーター30及びカートリッジ300のうちの少なくとも一つが動作するように電力を供給することができる。バッテリー10は、エアロゾル生成装置100に設けられたディスプレイ、センサー、モーターなどが動作するのに必要な電力を供給することができる。
【0023】
制御部20は、エアロゾル生成装置100全般の動作を制御することができる。制御部20は、バッテリー10、ヒーター20及びカートリッジ300のうちの少なくとも一つの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置100に設けられたディスプレイ、センサー、モーターなどの動作を制御することができる。制御部20は、エアロゾル生成装置100の構成のそれぞれの状態を確認し、エアロゾル生成装置100が動作可能な状態であるかを判断することができる。
【0024】
ヒーター30は、バッテリー10から供給された電力によって発熱することができる。ヒーター30はエアロゾル生成装置100に挿入されたスティック200を加熱することができる。
【0025】
カートリッジ300はボディー100に着脱可能に結合され得る。カートリッジ300はエアロゾルを生成することができる。カートリッジ300で生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置100に挿入されたスティック200を通過して使用者に伝達され得る。ヒーター30はエアロゾル生成装置に含まれなくてもよい。
【0026】
図3及び図4を参照すると、ボディー100は、アッパーボディー120及びロウワーボディー110を含むことができる。アッパーボディー120はロウワーボディー110の上側に位置し得る。ロウワーボディー110は上下に長く延び得る。ボディー100は内部に装置の駆動のための構成を収容することができる。アッパーボディー120は上側に開口した挿入空間124を提供することができる。挿入空間124はアッパーボディー120の内部に位置し得る。挿入空間124は上下に長く延び得る。挿入空間124はアッパーボディー120内部に形成され得る。アッパーボディー120はパイプ部120と言える。
【0027】
アッパーケース200は下部が開口した中空形状を有し得る。パイプ部120はアッパーケース200の中空に挿入され得る。アッパーケース200はボディー100に分離可能に結合され得る。アッパーケース200はパイプ部120を取り囲むように覆うことができる。アッパーケース200の側部(lateral portion)211はパイプ部120の側壁121を取り囲みながら覆うことができる。アッパーケース200の上部212はパイプ部120の上部180又はアウターカバー180を覆うことができる。アッパーケース200がボディー100に結合されると、アッパーケース200はボディー100及びカートリッジ300を一緒に覆うことができる。カートリッジ300はアッパーケース200の内側に配置され得る。
【0028】
挿入口214はアッパーケース200の上部212が開口することによって形成され得る。挿入口214は挿入空間124の開口に対応し得る。キャップ215はアッパーケース200の上部212に移動可能に設けられ得る。スライドホール213はアッパーケース200の上部212で、挿入口214から一側に延設され得る。キャップ215はスライドホール213に沿って移動することができる。キャップ215は挿入口214及び挿入空間124を開閉することができる。スティック400は挿入口214を通して挿入空間124に挿入され得る。
【0029】
側壁121及び隔壁122はパイプ部120の側部(lateral portion)を形成することができる。側壁121と隔壁122とは連結され得る。側壁121はアッパーケース200の内面によって覆われ得る。隔壁122は結合空間Sと挿入空間124とを分離することができる。
【0030】
パイプ部100は着座部130を含むことができる。着座部130はパイプ部120の一側下部又は隔壁122の下部から一側に延び得る。着座部130はロウワーボディー110の上側に形成され得る。着座部130は結合空間Sの下部を覆うことができる。カートリッジ300の底面は着座部130に着座して支持され得る。
【0031】
パイプ部100は延長部140を含むことができる。延長部140は隔壁122の上部から一側に延び得る。延長部140は着座部130が形成された方向に延び得る。延長部140は結合空間Sの上部を覆うことができる。延長部140はカートリッジ300の上端面を覆うことができる。延長部140はカートリッジ300に形成されたカートリッジ流入口301部分を覆うことができる。延長部140とカートリッジ流入口301との間には空気が流動することができる隙間が形成され得る。
【0032】
カートリッジ300は結合空間Sに挿入されてボディー100に結合され得る。カートリッジ300はボディー100に分離可能に結合され得る。カートリッジ300の一側面(lateral surface)311(図5参照)は隔壁122と向き合うことができる。カートリッジ300の上端面312は延長部140によって覆われ得る。カートリッジ300の底面322(図6参照)は着座部130に着座し得る。端子138はカートリッジ300と連結され、カートリッジ300内部のヒーター342(図5及び図6参照)に電力を供給することができる。
【0033】
結合フック125はアッパーボディー120に形成され得る。プッシャー126はアッパーボディー120に形成され得る。結合フック125及びプッシャー126は一対として両側に形成され、互いに対向する位置に配置され得る。カートリッジ300はフック結合溝315を含むことができる。フック結合溝315は結合フック125に対応する位置に形成され得る。カートリッジ300が結合空間Sに挿入されると、結合フック125はフック結合溝315に結合されてカートリッジ300とボディー100とを結合させることができる。プッシャー126及び結合フック125は互いに連動することができる。プッシャー126を押すと、結合フック125はフック結合溝315から分離される方向に移動し、カートリッジ300はボディー100から分離され得る。
【0034】
連結流路123は隔壁122の下部に形成され得る。連結流路123は挿入空間124と連通し得る。連結流路123はアッパーボディー120の一側に開口し得る。カートリッジ300がボディー100に結合されると、排出ポート323(図5及び図6参照)は連結流路123に挿入され、連結流路123とカートリッジ排出口304とは互いに連通し得る。
【0035】
図5及び図6を参照すると、カートリッジ300は、第1コンテナ31及び第2コンテナ32を含むことができる。第1コンテナ31は第2コンテナ32の上側に結合され得る。プレート35は第1コンテナ31と第2コンテナ32との間又は第1コンテナ31とフレーム33との間に結合され得る。
【0036】
第1コンテナ31は内部に液体を貯蔵することができる第1チャンバーC1を備えることができる。第1コンテナ31は第1チャンバーC1を取り囲み、第1チャンバーC1の下部は開口し得る。第1チャンバーC1の開口はプレート35によって覆われ得る。
【0037】
第1コンテナ31は空気が通過する流入路302を備えることができる。第1チャンバーC1と流入路302とは互いに隔離され得る。流入路302は第1コンテナ31の一側で上下に長く延び得る。
【0038】
第1コンテナ31はカートリッジ流入口301を備えることができる。カートリッジ流入口301は第1コンテナ31の上部が開口することによって形成され、流入路302と連通し得る。カートリッジ流入口301は流入路302の上端と連通し得る。流入路302の下端は連結ホール351及びチャンバー流入口303と連通し得る。
【0039】
第2コンテナ32は第1コンテナ31の下部に結合され得る。第2コンテナ32は、上部が開口し、下部が覆われた空間324を備えることができる。フレーム33は第2コンテナ32の空間324の内部に収容され得る。
【0040】
第2コンテナ32はカートリッジ排出口304を備えることができる。カートリッジ排出口304は第2コンテナ32の一側部321に形成され得る。カートリッジ排出口304は第2コンテナ32の側部から厚さ方向に突出したポートの内側に形成され得る。カートリッジ排出口304は空間324と連通し得る。第2コンテナ32は排出ポート323を含むことができる。排出ポート323は内部にカートリッジ排出口304を形成することができる。排出ポート323は第2コンテナ32の一側部321から一側に突出し得る。排出ポート323はカートリッジ排出口304を取り囲むことができる。カートリッジ排出口304は排出口304と言える。
【0041】
フレーム33は第2コンテナ32の内部の空間324に挿入され、第2コンテナ32と結合され得る。第2コンテナ32の側壁から空間324に突出した締結部材326はフレーム33と締結されることによってフレーム33を固定することができる。
【0042】
フレーム33は内部に第2チャンバーC2を備えることができる。フレーム33は第2チャンバーC2を取り囲み、第2チャンバーC2の上部は開口し得る。第2チャンバーC2の上部はプレート35によって覆われ得る。
【0043】
フレーム33はチャンバー流入口303を備えることができる。チャンバー流入口303は第2チャンバーC2を取り囲む側壁の一面が開口することによって形成され得る。チャンバー流入口C2は第2チャンバーC2から流入路302に向かって上側に曲がって延び得る。チャンバー流入口303の一端は第2チャンバーC2と連通し、チャンバー流入口303の他端は流入路302及び連結ホール351と連結され得る。
【0044】
フレーム33はチャンバー排出口332を備えることができる。チャンバー排出口332はフレーム33の一側部に形成され得る。チャンバー排出口332は第2チャンバーC2と連通し得る。チャンバー排出口332はフレーム33の側部から厚さ方向に突出したポートの内側に形成され得る。チャンバー排出口332は第2チャンバーC2と連通し得る。チャンバー排出口332はカートリッジ排出口304に対応する位置に形成され得る。チャンバー排出口332は第2チャンバーC2に対してチャンバー流入口303の反対位置に形成され得る。フレーム33が第2コンテナ32と結合されると、チャンバー排出口332とカートリッジ排出口304とは互いに連通し得る。
【0045】
フレーム33は内部に芯結合溝334を備えることができる。芯結合溝334は第2チャンバーC2と連通し得る。芯結合溝334は第2チャンバーC2が一側に陥没することによって形成され得る。芯結合溝334は一対として形成され、一対の芯結合溝334は第2チャンバーC2に互いに反対側に位置するように形成され得る。芯結合溝334の上部は開口し得る。
【0046】
芯341は第2チャンバーC2に横に長く延びる円筒形状を有し得る。芯341の両端は一対の芯結合溝334のそれぞれに挿入されて位置し得る。芯341の中心部は第2チャンバーC2に位置し得る。芯341は第1チャンバーC1と連結され、第1チャンバーC1から液体を受けることができる。芯341は芯結合溝334でフレーム33及びプレート35によって固定され得る。
【0047】
ヒーター342は芯341の周囲に巻かれ得る。ヒーター342は発熱して芯341を加熱することができる。例えば、ヒーター342は抵抗性ヒーターであり得る。ヒーター342は第2チャンバーC2に配置され得る。ヒーター342の端部は、フレーム33の底を貫通して第2コンテナ32の底に配置された電極に電気的に連結され得る。
【0048】
プレート35は第1コンテナ31と第2コンテナ32との間又は第1コンテナ31とフレーム33との間に結合され得る。プレート35は第1チャンバーC1の開口部分を覆って密閉することができる。プレート35はフレーム33の上部を覆うことができる。プレート35は第2チャンバーC2の開口部分を覆って密閉することができる。
【0049】
プレート35は一側に連結ホール351を備えることができる。連結ホール351は流入路302とチャンバー流入口303との間に位置し得る。連結ホール351は流入路302とチャンバー流入口303とを連結することができる。
【0050】
プレート35は液体流入ホール354を備えることができる。液体流入ホール354は芯結合溝334に対応する位置に一対として形成され得る。一対の液体流入ホール354は芯341の両端の上側に位置し得る。液体流入ホール354は第1チャンバーC1と芯結合溝334とを連結することができる。芯341は液体流入ホール354を通して第1チャンバーC1と連結され得る。
【0051】
フック溝335はチャンバー排出口332に隣接した位置でチャンバー排出口332の上側に形成され得る。フック353はプレート35の一側から下側に突出し得る。フック353はフレーム33の上部に形成されたフック溝335に挿入されて締結され得る。プレート35がフレーム33に締結され、第2コンテナ32に結合された第1コンテナ31はプレート35のエッジ部をフレーム33に向けて押すことができる。
【0052】
空気はカートリッジ流入口301を通してカートリッジ300の内部に流入し、カートリッジ排出口304を通してカートリッジ300の外部に排出され得る。カートリッジ300の内部に流入した空気は、流入路302、連結ホール351、チャンバー流入口303、第2チャンバーC2、チャンバー排出口332及びカートリッジ排出口304を順次通過して外部に排出され得る。
【0053】
ヒーター342が芯341を加熱すると、芯341から第2チャンバーC2内にエアロゾルが形成され得る。カートリッジ300を通過する空気は第2チャンバーC2からエアロゾルを伴ってカートリッジ排出口304に排出され得る。
【0054】
図7を参照すると、延長部140はパイプ部120の上部から一側に延設され得る。カートリッジ300の上端面312は延長部140によって覆われ得る。延長部140はカートリッジ流入口301及びその周辺を覆うことができる。延長部140とカートリッジ流入口301との間及び延長部140の下部141とカートリッジ300の上端面312との間には隙間が形成され得る。隙間は外部とカートリッジ流入口301とを連通させることができる。隙間はアッパーケース200に形成された開口201と連通し得る。
【0055】
連結流路123はアッパーボディー120の内部に形成され得る。連結流路123は挿入空間124の下端と連通し得る。連結流路123は挿入空間124の下端から下側に延びてから曲がって外側に開口し得る。カートリッジ300がアッパーボディー120と結合されると、排出ポート323は連結流路123に挿入され得る。カートリッジ排出口304は連結流路123と連通し得る。連結流路123はカートリッジ排出口304と挿入空間124とを連通させることができる。
【0056】
空気はアッパーケース200の開口201を通してカートリッジ流入口301内に流入することができる。カートリッジ流入口301に流入した空気は、流入路302及びチャンバー流入口303を順次通過して第2チャンバーC2に流入することができる。第2チャンバーC2に流入した空気は、芯341の周辺で生成されたエアロゾルを伴って排出口304を通してカートリッジ300の外部に排出され得る。排出口304を通して排出された空気は、連結流路123を通して挿入空間124及び挿入空間124に挿入されたスティック400に供給され得る。
【0057】
センサー80は延長部140の内部に設けられ得る。センサー80はカートリッジ300の上端面又はカートリッジ流入口301に向かうことができる。センサー80はカートリッジ流入口301に隣接して設けられ得る。センサー80はカートリッジ流入口301の上側に位置し得る。上下方向を基準に、センサー80はカートリッジ流入口301とオーバーラップし得る。
【0058】
センサー80は周辺の空気流動をセンシングすることができる。センサー80は空気流動センサー又は圧力センサーであり得る。センサー80は周辺空気圧の変化によって空気の流動をセンシングすることができる。カートリッジ流入口301に隣接した位置で、延長部140は空気流動をセンシングするためのホールを備えることができる。センサー80は延長部140の内部に配置された基板81に実装され、制御部20(図1及び図2参照)と電気的に連結され得る。制御部20(図1参照)は、センサー80が空気の流動を感知することに基づいて、連結された各種の構成要素の動作を制御することができる。
【0059】
図8を参照すると、エアロゾル生成装置は逆流防止膜50を含むことができる。逆流防止膜50は連結流路123の外周面から内側に突出し得る。逆流防止膜50は連結流路123の外周面に沿って円周方向に延び得る。逆流防止膜50の一端は連結流路123の外周面に固定され得る。逆流防止膜50の両面は平たくなり得る。逆流防止膜50は形状変形が可能であり、弾性力及び復元力を有する素材で形成され得る。例えば、逆流防止膜50はゴム又はシリコン素材で形成され得る。逆流防止膜50は連結流路123の外周面に固定された逆流防止膜50の外周端を中心にティルト可能に形成され得る。
【0060】
図8(a)を参照すると、排出ポート323から分離された状態の逆流防止膜50は第1位置に位置し得る。第1位置で逆流防止膜50はフランジ形状又はリング形状を有し得る。逆流防止膜50は排出ポート323に垂直な方向に突出し得る。逆流防止膜50は連結流路123の周囲に対して垂直に突出し得る。
【0061】
図8(b)を参照すると、排出ポート323によって押された逆流防止膜50は第2位置に位置し得る。排出ポート323は連結流路123に挿入され得る。排出ポート323の端部は、排出ポート323が突出した方向に逆流防止膜50を押し出すことができる。排出ポート323が突出した方向は、排出ポート323が挿入された方向、又は空気の流動方向と同一であり得る。空気の流動方向は、逆流防止膜50が排出ポート323によって押されるにつれて、排出口304から空気が流動する方向に傾き得る。逆流防止膜50は、レイヤーホール54が空気の流動方向に次第に狭くなるように形成され得る。排出ポート323が逆流防止膜50から分離されると、逆流防止膜50は第1位置に復帰することができる(図8(a)参照)。
【0062】
逆流防止膜50はレイヤーホール54を含むことができる。レイヤーホール54は逆流防止膜50の内周端によって取り囲まれ得る。レイヤーホール54は連結流路123と連通し得る。レイヤーホール54は、逆流防止膜50が第1位置から第2位置に移動するにつれて拡張し得る。第2位置のレイヤーホール54の幅W22又は円周は第1位置のレイヤーホール54の幅W21又は円周よりも大きくてもよい。第1位置で、レイヤーホール54は小さく見えるか又はないものように見える。第1位置で、レイヤーホール54の幅W21又は円周は、カートリッジ排出口304の幅W1又は円周よりも小さくてもよい。第2位置で、レイヤーホール54の幅W22又は円周は、カートリッジ排出口304の幅W1又は円周よりも小さくてもよい。
【0063】
したがって、空気がカートリッジ排出口304から連結流路123に流動するように案内し、空気が連結流路123からカートリッジ排出口304に向かって逆流することを防止することができる(図9参照)。
【0064】
また、カートリッジ300がボディー100から分離された状態で、第1位置に位置する逆流防止膜50は、外部の異物が連結流路123及び挿入空間124に流入することを遮断することができる。
【0065】
逆流防止膜50と接触する排出ポート323の端面3231は傾き得る。排出ポート323の端面3231は傾斜面3231と言える。傾斜面3231は端部(又はチップ)に向かって次第に減少する円周を有し得る。
【0066】
図8(b)を参照すると、傾斜面3231は逆流防止膜50を支持することができる。第2位置で傾斜面3231と第2位置の逆流防止膜50の傾斜とは互いに対応し得る。逆流防止膜50は傾斜面3231に密着して、傾斜面3231に対応する傾斜を形成することができる。
【0067】
よって、逆流防止膜50と排出ポート323との間の間隙が減少し、空気の流動効率を改善することができる。また、逆流防止膜50が設定の又は所定の傾斜だけ傾くように固定されるので、逆流防止膜50の構造安全性を改善することができる。
【0068】
エアロゾル生成装置は、ストッパー127を含むことができる。ストッパー127は連結流路123の周辺に形成され得る。ストッパー127の一側は連結流路123の一部を取り囲むことができる。ストッパー127の他側は連結流路123の外側で第2コンテナ321の一側部321と向き合うことができる。ストッパー127は弾性素材で形成され得る。例えば、ストッパー127はゴム又はシリコンで形成され得る。
【0069】
カートリッジ300がボディー100に結合され、排出ポート323が連結流路123に挿入されると、ストッパー127の一側は排出ポート323を取り囲むことができる。ストッパー127の一側は排出ポート323の外周面に密着することができる。ストッパー127の一側は排出ポート323の周辺に形成された第2コンテナ321の側部321に密着することができる。
【0070】
よって、ストッパー127は、排出ポート323が連結流路123に挿入される深さを調節することができ、排出ポート323の調節された挿入深さに基づいて逆流防止膜50の傾斜を調節することができる。また、第2コンテナ321及びストッパー127の間の間隙が減少し、空気の流動効率を改善することができる。
【0071】
図10を参照すると、逆流防止膜500は第1パート510及び第2パート520を含むことができる。逆流防止膜500は、形状変形が可能であり、弾性力及び復元力を有する素材で形成され得る。例えば、逆流防止膜500はゴム又はシリコン素材で形成され得る。
【0072】
第1パート510は連結流路123の外周面から内側に突出し得る。第1パート510は連結流路123の外周面に沿って円周方向に延び得る。第1パート510の一端は連結流路123の外周面に固定され得る。第1パート510の両面は平たくなり得る。第1パート510は連結流路123の外周面に固定された第1パート510の外周端を中心にティルト可能に形成され得る。
【0073】
第2パート520は第1パート510から延び得る。第2パート520の両面は平たくなり得る。第2パート520の一端は第1パート510の他端に固定され得る。第2パート520は第1パート510と第2パート520との間の部分を中心にティルト可能に形成され得る。
【0074】
レイヤーホール540は逆流防止膜500の内側に形成され得る。レイヤーホール540は連結流路123と連通し得る。レイヤーホール540は第1パート510及び第2パート520によって取り囲まれ得る。第1パート510及び第2パート520は、レイヤーホール540の外側で所定の角度θ21、θ22を形成することができる。レイヤーホール540の外側で、第1パート510と第2パート520との間の角度θ21、θ22は180度未満であり得る。
【0075】
図10(a)を参照すると、排出ポート323から分離された状態の逆流防止膜500は第1位置に位置し得る。第1位置で、第1パート510は中空の円錐台形状を有し得る。第1位置で、第1パート510は連結流路123の周囲から連結流路123の開口に向かって傾くように延び得る。第1位置で、第2パート520は第1パート510の端部から連結流路123の開口に向かって延び得る。第1位置で、第2パート520は排出ポート323に向かうことができる。第1位置で、第2パート520は中空の円筒形状又は中空の円錐台形状を有し得る。レイヤーホール540の外側に形成された第1パート510と第2パート520との間の角度θ21は鈍角であり得る。
【0076】
図10(b)を参照すると、排出ポート323によって押された逆流防止膜500は第2位置に位置し得る。排出ポート323は連結流路123に挿入され得る。排出ポート323の端部は、排出ポート323が突出した方向に逆流防止膜500を押し出すことができる。逆流防止膜500は排出ポート323によって押されて排出ポート323の突出方向に移動するので、逆流防止膜500は第2位置で排出ポート323によって支持され得る。
【0077】
逆流防止膜500が第1位置から第2位置に移動するとき、第1パート510は連結流路123の外周面に固定された第1パート510の一端を中心にティルトすることができる。また、第2パート520は第1パート510の他端を中心にティルトすることができる。逆流防止膜500が第1位置から第2位置に移動するとき、第1パート510と第2パート520との間は次第に狭くなり得る。第2位置で、レイヤーホール540の外側に形成された第1パート510と第2パート520との間の角度θ22は鋭角であり得る。第2位置で第1パート510と第2パート520との間の角度θ22は、第1位置で第1パート510と第2パート520との間の角度θ21よりも小さくてもよい。
【0078】
第1パート510は第1位置で連結流路123の開口と向き合い、第1パート510と連結流路123の周囲との間の角度θ11、θ12が第2位置の方向に大きくなるようにティルトし得る。第2位置で第1パート510と連結流路123の周囲との間の角度θ12は、第1位置で第1パート510と連結流路123の周囲との間の角度θ11よりも大きくてもよい。
【0079】
逆流防止膜500の第1位置で第1パート510はフランジ形状又はリング形状を有し得る。第1パート510は排出ポート323に垂直な方向に突出し得る。第1パート510は連結流路123の周囲に対して垂直に突出し得る。
【0080】
逆流防止膜500の第2位置で、第2パート520は空気が流動する方向に傾くように形成され得る。第2位置で、第2パート520は、空気が流動する方向にレイヤーホール540が次第に狭くなるように傾き得る。
【0081】
逆流防止膜500は第3パート530を含むことができる。第3パート530は第1パート510の端部から垂直に突出し得る。第3パート530は第1パート510の円周方向に延び得る。第1位置で第3パート530は、レイヤーホール540に突出し得る。第1位置で第3パート530は、フランジ形状又はリング形状を有し得る。第1位置で第3パート530は、排出ポート323に垂直に又は斜めに形成され得る。第2位置で第3パート530は、空気の流動方向に平行に形成され得る。第2位置で第3パート530が取り囲むレイヤーホール540の幅W3は空気の流動方向に一定であり得る。第3パート530が取り囲むレイヤーホール540の幅W3はカートリッジ排出口304の幅W1よりも小さくてもよい。
【0082】
エアロゾル生成装置は、サポーター550を含むことができる。サポーター550は連結流路123の周囲から突出し得る。サポーター550は第1パート510に隣接して第1パート510よりも後方に又は第1パート510よりも下流側に配置され得る。逆流防止膜500の第2位置で、サポーター550は第1パート510の一面を支持することができる。第2位置で、サポーター550は第3パート530の一部を支持することができる。サポーター550は第1パート510の移動を制限し、逆流防止膜500を第2位置に固定することができる。
【0083】
よって、空気がカートリッジ排出口304から連結流路123に流動するように案内され、空気が連結流路123からカートリッジ排出口304に向かって逆流することを防止することができる(図11参照)。
【0084】
エアロゾル生成装置は、ストッパー127を含むことができる。これについての内容は前述したものと同一である。
【0085】
排出ポート323の端面は、傾斜面3232及び押圧面3233を含むことができる。傾斜面3232は排出ポート323が突出した方向に次第に周囲が狭くなるように傾き得る。傾斜面3232の傾斜と第2位置での第2パート520の傾斜とは互いに対応し得る。第2パート520は傾斜面3232に密着し、傾斜面3232に対応する傾斜を形成することができる。
【0086】
押圧面3233は連結流路123と向き合うことができる。押圧面3233は平たく形成され得る。押圧面3233は排出ポート323が突出した方向に対して垂直になり得る。押圧面3233は第2パート520を押圧して、第2パート520を第1位置から第2位置に移動させることができる。
【0087】
よって、逆流防止膜500と排出ポート323との間の間隙が減少し、空気の流動効率を改善することができる。また、逆流防止膜500が設定又は所定の傾斜に傾くように固定されるので、逆流防止膜500の構造安全性を改善することができる。
【0088】
図1図11を参照すると、本開示の一側面によるエアロゾル生成装置は、挿入空間を定義するように形成されたボディーと、前記ボディーに結合されるように形成されたカートリッジと、前記カートリッジから突出し、排出口を定義するように形成された排出ポートと、前記挿入空間から延び、前記排出ポートの一部を収容する大きさを有し、前記挿入空間と前記排出ポートとを連通させる連結流路と、前記連結流路の一部を覆うように位置し、前記排出ポートの挿入方向に前記排出ポートとの接触によって変形するように構成される逆流防止膜と、を含むことができる。
【0089】
本開示の他の側面によれば、前記逆流防止膜は第1位置及び第2位置に位置することができ、前記排出ポートが前記逆流防止膜から分離されるとき前記逆流防止膜は前記第1位置に位置し、前記逆流防止膜は前記排出ポートとの接触によって前記第2位置に位置し得る。
【0090】
本開示の他の側面によれば、前記逆流防止膜は弾性素材で形成され得る。
【0091】
本開示の他の側面によれば、前記逆流防止膜は前記連結流路の円周方向に延び、前記連結流路と前記排出ポートとを連通させるレイヤーホールを形成することができる。
【0092】
本開示の他の側面によれば、前記前記逆流防止膜が前記第2位置に位置するとき、前記レイヤーホールの直径は前記排出ポートから前記連結流路に向かって延びる方向に減少すし得る。
【0093】
本開示の他の側面によれば、前記逆流防止膜が前記第1位置に位置するときの前記レイヤーホールの幅は、前記逆流防止膜が前記排出ポートとの接触によって前記第2位置に位置するときの前記レイヤーホールの幅よりも小さくてもよい。
【0094】
本開示の他の側面によれば、前記逆流防止膜が前記第1位置に位置するとき、前記逆流防止膜は前記連結流路の周囲から垂直に突出し得る。
【0095】
本開示の他の側面によれば、前記排出ポートは前記逆流防止膜と接触する傾斜面を含み、前記傾斜面は前記排出ポートとの接触によって変形する前記逆流防止膜の傾斜角に対応する角度に傾き得る。
【0096】
本開示の他の側面によれば、前記連結流路に対して位置し、前記排出ポートの周辺を支持するように形成されるとともに前記連結流路内で前記排出ポートの挿入深さを制限するストッパーをさらに含むことができる。
【0097】
本開示の他の側面によれば、前記逆流防止膜は、前記連結流路の内周面から突出し、前記連結流路の内周面から変形するように構成される第1パートと、前記第1パートからティルト可能に延びる第2パートと、前記第1パート及び前記第2パートによって形成されるレイヤーホールと、を含むことができる。
【0098】
本開示の他の側面によれば、前記第1パートは前記排出ポートが前記第2パートから分離される第1位置で前記連結流路の開口と向き合い、前記逆流防止膜が前記排出ポートと接触する第2位置に向かって前記第1パートと前記連結流路の周囲との間の角度が増加するようにティルトされ、前記第2パートは前記第1位置で前記連結流路の開口と向き合い、前記レイヤーホールの外側に形成された前記第1パートと前記第2パートとの間の角度が前記第2位置に向かって減少するように形成され、前記レイヤーホールが排出ポートの挿入方向に次第に減少するようにティルトされ得る。
【0099】
本開示の他の側面によれば、前記逆流防止膜は、前記第1パートから垂直に突出し、前記レイヤーホールの一部を取り囲む第3パートを含み、前記逆流防止膜が前記第1位置に位置するとき前記レイヤーホールの内側と向き合い、前記逆流防止膜が前記第2位置に位置するとき前記排出ポートの挿入方向と向き合うことができる。
【0100】
本開示の他の側面によれば、前記第1区間よりも下流側に配置され、前記連結流路の内周面から突出し、前記逆流防止膜が前記第2位置に位置するとき前記第1パートを支持するように位置するサポーターをさらに含むことができる。
【0101】
本開示の他の側面によれば、前記逆流防止膜は前記連結流路の内周面から突出することができる。
【0102】
本開示の他の側面によれば、前記逆流防止膜の前記変形は、前記排出ポートとの接触に先立ち発生する初期位置に対する前記逆流防止膜の部分のティルトを含むことができる。
【0103】
本開示の他の側面によれば、前記カートリッジは前記ボディーの一側に結合されるように形成され、前記排出ポートは前記カートリッジの一側から突出することができる。
【0104】
前述した本開示の特定の実施例又は他の実施例は互いに排他的であるか区別されるものではない。前述した本開示の実施例の特定の要素又は全ての要素は構成又は機能が他の要素と組み合わせられるか互いに組み合わせられることができる。
【0105】
例えば、本開示及び図面の一実施例で説明したA構成と本開示及び図面の他の実施例で説明したB構成は互いに組み合わせられることができる。すなわち、構成間の組合せについて直接的に説明しない場合であっても、前記組合せが不可であると説明した場合を除き、前記組合せは可能である。
【0106】
以上で実施例を多数の例示的実施例に応じて説明したが、本開示の原理の範囲に属する技術分野の当業者であれば多くの他の変形例及び実施例が可能であることを理解しなければならない。より具体的には、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内の対象組合せの構成部及び/又は配置において多様な修正例及び変形例が可能である。前記構成部及び/又は配置の修正例及び変形例に加えて、別の用途も当業者に明らかになるであろう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】