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特表2024-539794電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステム
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  • 特表-電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/06 20240101AFI20241024BHJP
   B60L 53/68 20190101ALI20241024BHJP
【FI】
G06Q50/06
B60L53/68
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023571523
(86)(22)【出願日】2023-09-18
(85)【翻訳文提出日】2023-11-15
(86)【国際出願番号】 KR2023014090
(87)【国際公開番号】W WO2024080601
(87)【国際公開日】2024-04-18
(31)【優先権主張番号】10-2022-0130743
(32)【優先日】2022-10-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523433457
【氏名又は名称】ソフトベリー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】SOFTBERRY CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100121728
【弁理士】
【氏名又は名称】井関 勝守
(74)【代理人】
【識別番号】100165803
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 修平
(74)【代理人】
【識別番号】100179648
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 咲江
(74)【代理人】
【識別番号】100222885
【弁理士】
【氏名又は名称】早川 康
(74)【代理人】
【識別番号】100140338
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100227695
【弁理士】
【氏名又は名称】有川 智章
(74)【代理人】
【識別番号】100170896
【弁理士】
【氏名又は名称】寺薗 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100219313
【弁理士】
【氏名又は名称】米口 麻子
(74)【代理人】
【識別番号】100161610
【弁理士】
【氏名又は名称】藤野 香子
(72)【発明者】
【氏名】パク ヨンヒ
【テーマコード(参考)】
5H125
5L050
【Fターム(参考)】
5H125AA01
5H125AC22
5H125BC21
5H125BE01
5H125CC07
5H125CD10
5H125DD02
5H125EE61
5L050CC06
(57)【要約】
電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステムを提供する。電気車を運行中の使用者が携帯し、電気車充電所を検索して電気車充電予約を申し込む使用者端末と、前記使用者端末で申し込みされた電気車充電予約に対応される電気車充電時に決済を遂行する電気車充電決済端末機と、前記電気車充電決済端末機で遂行される決済に基盤して前記電気車充電所と精算を遂行する電気車充電精算サーバーと、電気車充電所で電気車充電予約を問い合わせして確認する電気車充電所端末を含み、前記電気車充電精算サーバーは、各電気車充電所の電気車充電価格を決めるように構成される。電気車の経路、通行量、実時間予約状況、立地、競争充電所の充電価格などを考慮してAIアルゴリズムによる電気車充電価格を実時間で自動調整するように構成されることで、電気車充電所らの収益を極大化して電気車使用者らの満足度も高めることができる効果がある。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気車を運行中の使用者が携帯し、電気車充電所を検索して電気車充電予約を申し込む使用者端末と、
前記使用者端末で申し込みされた電気車充電予約に対応される電気車充電時に決済を遂行する電気車充電決済端末機と、
前記電気車充電決済端末機で遂行される決済に基盤して前記電気車充電所と精算を遂行する電気車充電精算サーバーを含む電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステム。
【請求項2】
前記電気車充電精算サーバーは、
各電気車充電所の電気車充電価格を決めるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステム。
【請求項3】
電気車充電所で電気車充電予約を問い合わせして確認する電気車充電所端末をさらに含むように構成されることを特徴とする請求項1に記載の電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気車充電所の充電価格決定アルゴリズムに関するものであり、具体的には、電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気車の普及が増えることによって電気車充電所も急激に増える趨勢である。電気車充電には注油に比べて少し多い時間が必要となるため充電待機時間や各種付帯施設の有無が充電所の選択に多くの影響を及ぼすようになった。
【0003】
電気車充電所は、ガソリンスタンドと同様に充電所ごとに電気車充電価格が異なるように策定されている。電気車使用者はより安い価格の電気車充電所を好んだり、多様な付帯施設がある電気車充電所を好んだりする。
【0004】
使用者はEVインフラ(EV Infra)のような電気車充電検索及び決済アプリ(App)を利用して電気車充電所を検索して尋ねて充電に対する決済サービスまで利用している。
【0005】
電気車充電所の隘路事項と言ったら電気車らが充電をしに来ることができるように誘引するに値する適正な充電価格を設定することにとても難しさを持っている。充電価格がとても高ければ競争充電所に顧客を奪われることがあるし、価格をやたらに低く設定すれば収益があまりにも低くなるようになる問題点がある。
【0006】
他の電気車充電所の充電価格をいちいちモニタリングすることも易しくないだけでなく、収益を最大化することができる適正充電価格を捜すことはさらに難しい実情である。
【0007】
これに、電気車充電所の充電価格設定と調整に対するソリューションに対する要求が多くなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した本発明の目的による電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステムは、電気車を運行中の使用者が携帯し、電気車充電所を検索して電気車充電予約を申し込む使用者端末と、前記使用者端末で申し込みされた電気車充電予約に対応される電気車充電時に決済を遂行する電気車充電決済端末機と、前記電気車充電決済端末機で遂行される決済に基盤して前記電気車充電所と精算を遂行する電気車充電精算サーバーを含むように構成されることができる。
【0010】
ここで、前記電気車充電精算サーバーは、各電気車充電所の電気車充電価格を決めるように構成されることができる。
【0011】
そして、電気車充電所で電気車充電予約を問い合わせして確認する電気車充電所端末をさらに含むように構成されることができる。
【発明の効果】
【0012】
前述した電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステムによれば、電気車の経路、通行量、実時間予約状況、立地、競争充電所の充電価格などを顧慮してAIアルゴリズムによる電気車充電価格を実時間で自動調整するように構成されることで、電気車充電所らの収益を極大化して電気車使用者らの満足度も高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1は、本発明の一実施例による電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステムのブロック構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明は、多様な変更を加えることができるし、さまざまな実施例を有することができるが、特定実施例らを図面に例示して発明を実施するための具体的な内容を詳細に説明しようとする。しかし、これは本発明を特定の実施形態に対して限定しようとするものではなくて、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むことで理解されなければならない。各図面を説明しながら類似な参照符号を類似な構成要素に対して使用した。
【0015】
第1、第2、A、Bなどの用語は多様な構成要素らを説明することに使用されることができるが、前記構成要素らは前記用語によって限定されてはいけない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的だけで使用される。例えば、本発明の権利範囲を脱しないのに第1構成要素は第2構成要素で命名されることができるし、類似第2構成要素も第1構成要素で命名されることができる。及び/またはという用語は複数の関連された記載された項目らの組合または複数の関連された記載された項目らのうちである項目を含む。
【0016】
ある構成要素が異なる構成要素に“連結されて”いるか、または“接続されて”いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されているか、または接続されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもあると理解されなければならないであろう。反面に、ある構成要素が異なる構成要素に“直接連結されて”いるか、または“直接接続されて"いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないことで理解されなければならないであろう。
【0017】
本出願で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異なるように志さない限り、複数の表現を含む。本出願で、“含む"または“有する"などの用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはその以上の他の特徴らや数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加可能性をあらかじめ排除しないことで理解されなければならない。
【0018】
異なるように定義されない限り、技術的や科学的な用語を含み、ここで使用されるすべての用語は本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者によって一般に理解されることと等しい意味を持っている。一般に使用される前もって定義されているもののような用語は関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有することで解釈されなければならないし、本出願で明白に定義しない限り、理想的であるか、または過度に形式的な意味で解釈されない。
【0019】
以下、本発明による望ましい実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明の一実施例による電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステムのブロック構成図である。
【0021】
図1を参照すれば、本発明の一実施例による電気車充電所のAI基盤ダイナミックプライシングシステムは使用者端末100、電気車充電所端末200、電気車充電決済端末機300、電気車充電精算サーバー400を含むように構成されることができる。
【0022】
以下、詳細的な構成に対して説明する。
【0023】
使用者端末100は電気車を運行中の使用者が携帯し、電気車充電所を検索して電気車充電予約を電気車充電精算サーバー400に申し込むように構成されることができる。例えば、使用者はEVインフラ(EV Infra)のようなアプリ(App)を使用者端末100に設置して電気車充電予約はもちろん決済サービスも利用することができる。
【0024】
電気車充電所端末200は電気車充電所で電気車充電精算サーバー400を通じて電気車充電予約を問い合わせして確認するように構成されることができる。
【0025】
そして、電気車充電所端末200は営業時間、電気車充電方式、電気車充電器の個数、現在充電中の電気車充電器の個数、各電気車充電器の予約状況、各電気車充電器の予約可能時間、電気車充電器の故障情報、使用者の便宜のための多様な付帯施設の使用可能如何、駐車可能如何などの情報を実時間で電気車充電精算サーバー400でアップデートするように構成されることができる。
【0026】
一方、電気車充電所端末200は電気車充電価格の手動入力を受けて電気車充電精算サーバー400に送信するように構成されることができる。電気車充電精算サーバー400は電気車充電所端末200によって設定された電気車充電価格を優先的に設定することができる。
【0027】
電気車充電決済端末機300は電気車充電所に具備され、電気車充電時決済を遂行するように構成されることができる。電気車充電決済端末機300は電気車充電所の各電気車充電器ごとに具備されることができる。電気車充電決済端末機300はアップカード、NFC決済などの多様な方式を利用して決済ができるように構成されることができる。
【0028】
電気車充電精算サーバー400は電気車充電決済端末機300で遂行される決済に基盤して電気車充電所と精算を遂行するように構成されることができる。
【0029】
電気車充電精算サーバー400は基本的に使用者端末100から電気車充電所らに対する電気車充電予約の申し込みを受けて該当電気車充電所端末200を通じて予約を完了するように構成されることができる。
【0030】
そして、電気車充電精算サーバー400は使用者端末100やプラスチックカードなどによって電気車充電決済サービスを代行し、決済金額に対する手数料を一部差引するように構成されることができる。
【0031】
また、電気車充電精算サーバー400は各電気車充電所の電気車充電価格を多様な因子を考慮してAIアルゴリズムによって決めるように構成されることができる。
【0032】
電気車充電精算サーバー400は実時間で動的である価格を設定するように構成されることができる。電気車充電精算サーバー400は各電気車充電所の利益を保障して極大化することは勿論、使用者の満足度を高めるように価格を設定することができる。
【0033】
電気車充電精算サーバー400は電気車充電所データベース401、電気車充電所立地分析モジュール402、競争電気車充電所選別モジュール403、電気車位置情報実時間収集モジュール404、電気車経路算出モジュール405、電気車経路データベース406、電気車通行量算出モジュール407、通行量基盤電気車充電所立地算出モジュール408、電気車充電所別充電用電気単価実時間確認モジュール409、充電用電気単価データベース410、電気車充電必要状況確認モジュール411、電気車充電所別充電価格データベース412、AI基盤電気車充電所別実時間価格決定モジュール413、AI基盤電気車充電所別実時間価格アップデータモジュール414、AI基盤電気車充電所別実時間価格送信モジュール415、電気車充電実時間予約モジュール416、電気車充電実時間予約情報記憶モジュール417、電気車充電実時間予約情報送信モジュール418、電気車充電精算モジュール419、AI基盤電気車充電パターン分析モジュール420、電気車充電所別収益予想モジュール421を含むように構成されることができる。
【0034】
以下、詳細的な構成に対して説明する。
【0035】
電気車充電所データベース401は電気車充電所情報が記憶されるように構成されることができる。電気車充電所情報は電気車充電所のブランド(brand)、位置、営業時間、電気車充電方式、電気車充電器の個数、現在充電中の電気車充電器の個数、各電気車充電器の予約状況、各電気車充電器の予約可能時間、電気車充電器の故障情報、使用者の便宜のための多様な付帯施設、駐車可能如何などの情報を含むことができる。このような電気車充電所情報は電気車充電所端末200を通じて実時間でアップデートされることができる。
【0036】
電気車充電所立地分析モジュール402は電気車充電所データベース401に記憶された電気車充電所情報を利用して電気車充電所の立地を分析するように構成されることができる。電気車充電所の立地は例えば、周辺道路の交通量、周辺道路の電気車通行量、所定半径内の競争電気車充電所有無などに基盤して分析されることができる。
【0037】
競争電気車充電所選別モジュール403は電気車充電所立地分析モジュール402の分析結果に基盤して電気車充電所の競争電気車充電所を選別するように構成されることができる。
【0038】
電気車位置情報実時間収集モジュール404は使用者端末100から電気車位置情報を実時間収集するように構成されることができる。
【0039】
電気車経路算出モジュール405は電気車位置情報実時間収集モジュール404で実時間収集された電気車位置情報及びナビゲーション経路を利用して電気車経路を算出するように構成されることができる。
【0040】
電気車経路データベース406は電気車経路算出モジュール405で算出された各電気車の電気車経路が記憶されるように構成されることができる。電気車経路は暗号化されて問い合わせが不可能な状態で記憶されることができるし、AIによる価格決定や立地分析などのためにだけで復号化されて利用されることができる。
【0041】
電気車通行量算出モジュール407は電気車位置情報実時間収集モジュール404で実時間収集された電気車位置情報及び電気車経路データベース406に記憶された電気車経路を利用して各電気車経路上の電気車通行量を実時間算出するように構成されることができる。
【0042】
通行量基盤電気車充電所立地算出モジュール408は電気車通行量算出モジュール407で実時間算出された電気車経路上の電気車通行量に基盤して各電気車充電所の立地を定量化して算出するように構成されることができる。すなわち、通行量基盤電気車充電所立地算出モジュール408は特定電気車充電所が月単位または年単位の電気車通行量などを期間別に定量化して立地を算出するように構成されることができる。この時、通行量基盤電気車充電所立地算出モジュール408は期間別で定量化された通行量を周辺の同一道路上の他の競争電気車充電所の個数で分けて通行量基盤立地を算出するように構成されることができる。
【0043】
電気車充電所別充電用電気単価実時間確認モジュール409は各電気車充電所別に充電用電気単価を実時間確認するように構成されることができる。電気車充電所別充電用電気単価実時間確認モジュール409は充電用電気単価を各電気車充電所端末200を通じて確認するか、または該当電力供給業社を通じて確認するように構成されることができる。充電用電気単価は時間帯、電力生産源などによって変わることがある。例えば、深夜には充電用電気単価が安いことがあるし、再生エネルギー源によって生産される電気の場合にも相対的に安いことがある。
【0044】
充電用電気単価データベース410は電気車充電所別充電用電気単価実時間確認モジュール409で実時間確認された各電気車充電所別充電用電気単価が記憶構成されることができる。
【0045】
電気車充電必要状況確認モジュール411は使用者端末100から電気車充電必要状況を実時間確認するように構成されることができる。電気車充電必要状況は使用者端末100に設置されたアプリ(App)で現在電気車充電必要状況であるかの如何が入力されるように構成されることができる。使用者の電気車が電気車充電必要状況であるかの如何を実時間で確認するようになれば、電気車充電価格の調整や予約推薦において正確度がさらに高くなることができる。
【0046】
電気車充電所別充電価格データベース412は電気車充電所別充電価格が記憶されるように構成されることができる。電気車充電所別充電価格データベース412には現在の充電価格が実時間でアップデートされて記憶されることができるし、累積記録も記憶されることができる。
【0047】
AI基盤電気車充電所別実時間価格決定モジュール413は、電気車充電所データベース401に記憶された電気車充電所情報、競争電気車充電所選別モジュール403で選別された競争電気車充電所、電気車通行量算出モジュール407で実時間算出された各電気車経路上の電気車通行量、充電用電気単価データベース410に記憶された各電気車充電所別充電用電気単価、電気車充電必要状況確認モジュール411で実時間確認された電気車充電必要状況及び電気車充電所別充電価格データベース412に記憶された電気車充電所別充電価格に基盤してAIアルゴリズムを利用して各電気車充電所別実時間充電価格を決めるように構成されることができる。
【0048】
AIアルゴリズムは多様に設定されることができるが、例えば、現在の電気車通行量、特定電気車充電所の現在充電可能な電気車充電器の個数及び予約可能な時間、競争電気車充電所の現在充電可能な電気車充電器の個数及び予約可能な時間、そして、周辺に通行中の電気車の電気車充電必要状況如何を考慮して電気車充電価格を実時間で調整するように構成されることができる。予約可能な時間が長く残っていて電気車充電必要状況である電気車らが多い場合には電気車充電価格を現在価格対比実時間で高く自動設定することが可能である。
【0049】
また、電気車充電価格は基本的に充電用電気単価の上昇と下落によって基本的な収益を保障するための価格の範囲帯で決まるように構成されることができる。
【0050】
AI基盤電気車充電所別実時間価格決定モジュール413は電気車充電所端末200から電気車充電価格を受信した場合には受信された電気車充電価格をAIアルゴリズムによって決まった電気車充電価格に優先して設定することができる。
【0051】
仮に、電気車充電価格が手動で設定された場合には手動設定された電気車充電価格に基盤して競争電気車充電所の電気車充電価格を再び設定することができる。
【0052】
AI基盤電気車充電所別実時間価格アップデートモジュール414はAI基盤電気車充電所別実時間価格決定モジュール413で決まった各電気車充電所別実時間充電価格を電気車充電所別充電価格データベース412にアップデートして保存するように構成されることができる。
【0053】
AI基盤電気車充電所別実時間価格送信モジュール415はAI基盤電気車充電所別実時間価格決定モジュール413で決まった各電気車充電所別実時間充電価格を各電気車充電所端末200及び使用者端末100に実時間送信するように構成されることができる。
【0054】
電気車充電所端末200は電気車充電所価格を受信して各電気車充電決済端末機300に設定することができる。
【0055】
電気車充電実時間予約モジュール416は使用者端末100の要請によって電気車充電を実時間予約するように構成されることができる。
【0056】
電気車充電実時間予約モジュール416は電気車充電実時間予約情報を生成することができるし、電気車充電実時間予約情報は電気車充電所、電気車充電器ID、電気車の車両番号、電気車充電価格、電気車充電予約時間などの情報を含むことができる。
【0057】
電気車充電実時間予約情報記憶モジュール417は電気車充電実時間予約モジュール416の実時間予約による電気車充電実時間予約情報が記憶されるように構成されることができる。
【0058】
電気車充電実時間予約情報送信モジュール418は電気車充電実時間予約情報記憶モジュール417に記憶された電気車充電実時間予約情報を該当電気車充電所端末200及び該当使用者端末100に実時間送信するように構成されることができる。この時、電気車充電決済端末機300には別途のカメラモジュール(図示せず)が具備されることがあり、カメラモジュール(図示せず)によって電気車充電決済端末機300前の電気車の車両番号を認識し、予約された車両で確認されて充電予約時間になった場合には、電気車充電器の充電ロックを解除するように構成されることができる。これにより他の電気車の充電を防止して予約電気車に対する充電を保障することができる。
【0059】
電気車充電精算モジュール419は電気車充電決済端末機300で遂行された決済によって該当電気車充電所との精算を遂行するように構成されることができる。電気車充電所は精算モジュール419は決済手数料を取って各電気車充電に対する決済を代行することができる。
【0060】
AI基盤電気車充電パターン分析モジュール420は競争電気車充電所選別モジュール403で選別された競争電気車充電所、電気車通行量算出モジュール407で実時間算出された各電気車経路上の電気車通行量、電気車経路データベース406に記憶された各電気車の電気車経路、電気車充電所別充電価格データベース412に記憶された電気車充電所別充電価格、充電用電気単価データベース410に記憶された各電気車充電所別充電用電気単価及び通行量基盤電気車充電所立地算出モジュール408で算出された各電気車充電所の立地、電気車充電実時間予約情報記憶モジュール417に記憶された電気車充電実時間予約情報に基盤してAIアルゴリズムを利用して電気車充電パターンを実時間で分析するように構成されることができる。
【0061】
ここで、電気車充電所別収益予想モジュール421は電気車充電所別パターン分析部420a及び使用者別パターン分析部420bを含むように構成されることができる。
【0062】
電気車充電所別パターン分析部420aは電気車充電所別充電パターンを実時間分析し、使用者別パターン分析部420bは使用者別充電パターンを実時間分析するように構成されることができる。
【0063】
例えば、電気車充電所別パターン分析部420aは競争電気車充電所の数、電気車通行量、通行量基盤立地、電気車経路、電気車充電所別充電価格、充電用電気単価などによって各電気車充電所の電気車充電パターンがどのように現われるかの如何を実時間分析することができる。例えば、各電気車充電所の電気車充電パターンは電気車通行量が多いか、または競争電気車充電所が少ないほど、そして、電気車充電所価格が低いか、または充電用電気単価と電気車充電所価格のギャップ(gap)が少ないほど、そして、通行量基盤立地が大きいほど、そして、電気車経路が多いほどさらに多い電気車充電予約につながることができる。そして、その反対の状況では電気車充電予約が少なくなる電気車充電パターンを示すことができる。
【0064】
しかし、このような一般的な予測パターンと異なるように電気車パターンが現われたら、電気車充電価格が誤って設定されたか、または付帯施設が貧弱であるか、または無料駐車の如何が悪影響を及ぼすこともあり得る。すなわち、一般な予測パターンと異なるように現われる場合に対しては該当電気車充電所の他の問題点があり得る。このような場合には競争電気車充電所よりはさらに低い電気車充電価格を設定すると予約が増えることができ得る。
【0065】
このような電気車充電所別パターン分析部420aの分析結果をAI基盤電気車充電所別実時間価格決定モジュール413に反映するように構成されることができる。AI基盤電気車充電所別実時間価格決定モジュール413はパターン分析結果を反映して該当電気車充電所の電気車充電価格を決めるように構成されることができる。
【0066】
一方、電気車充電所別パターン分析部420aは電気車充電所別充電価格データベース412に記憶された電気車充電所別充電価格の累積記録を利用して各電気車充電価格に対する電気車充電パターンを分析するように構成されることができる。
【0067】
他の一方、使用者別パターン分析部420bは競争電気車充電所の数、電気車通行量、通行量基盤立地、電気車経路、電気車充電所別充電価格、充電用電気単価などによって各使用者の電気車充電パターンがどのように現われるかの如何を実時間分析することができる。例えば、使用者の電気車充電パターンは電気車充電所価格が低いほど電気車予約を申し込む可能性が高いが、電気車充電所価格と無関係に付帯施設、無料駐車如何、待機時間の如何などによって他の選択をして予約を申し込むこともできる。これに、使用者の電気車充電パターンを持続的に分析して使用者別電気車充電パターンを把握することができる。このような使用者別電気車充電パターンはAI基盤電気車充電所別実時間価格決定モジュール413が電気車充電所別実時間価格を決めることにおいて反映されることができる。
【0068】
また他の一方、AI基盤電気車充電パターン分析モジュール420は、先に電気車経路データベース406に記憶された電気車経路を使用者別に把握するが、使用者が出退勤などでよく利用する使用者別主要電気車経路を抽出するように構成されることができる。そして、AI基盤電気車充電パターン分析モジュール420は使用者別主要電気車経路上のすべての電気車充電所を抽出するように構成されることができる。この時、主要電気車経路上に数個所の電気車充電所がある場合、各電気車充電所の使用履歴に対するパターンを分析するように構成されることができる。そして、そのパターンを通じて使用者が特別によく利用する電気車充電所があるかどうかを分析し、該当電気車充電所と主要電気車経路上の他の電気車充電所との価格、付帯施設などの差を自動分析して使用者の選好事項を分析するように構成されることができる。各使用者の選好事項が価格である、または付帯施設かそれともそのような選好事項がないかなどを分析し、これを該当電気車充電所に提供するように構成されることができる。各電気車充電所は自分の電気車充電所に対する分析結果を土台でその前を毎日往来する電気車使用者の選好事項に満足させることに焦点を合わせて営業をすることができる。
【0069】
電気車充電所別収益予想モジュール421はAI基盤電気車充電パターン分析モジュール420で実時間分析された電気車充電パターンを利用して各電気車充電所別収益を予想するように構成されることができる。電気車充電所事業者はこれを通じて付帯施設の拡充、駐車場の拡充、電気車充電器の拡充などの事業的決定をすることができる。
【0070】
特に、電気車充電所別収益予想モジュール421はAI基盤電気車充電パターン分析モジュール420で分析された電気車充電所別充電価格の累積記録を利用して分析された電気車充電パターンを利用して収益を予想することができる。
【0071】
電気車充電所別収益予想モジュール421はAI基盤電気車充電パターン分析モジュール420で実時間分析された電気車充電パターンを利用して各電気車充電所別収益を予想するように構成されることができる。
【0072】
以上で実施例を参照して説明したが、該当技術分野の熟練された当業者は下記の特許請求範囲に記載された本発明の思想及び領域から脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更させることができることを理解することができるであろう。
図1
【国際調査報告】