IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ヴァレオ、コンフォート、アンド、ドライビング、アシスタンスの特許一覧

特表2024-539827車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス
<>
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図1
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図2
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図3
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図4
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図5
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図6
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図7
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図8
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図9
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図10
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図11
  • 特表-車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイス
(51)【国際特許分類】
   H04L 41/0853 20220101AFI20241024BHJP
   H04L 12/28 20060101ALI20241024BHJP
【FI】
H04L41/0853
H04L12/28 100A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024516964
(86)(22)【出願日】2022-07-29
(85)【翻訳文提出日】2024-04-23
(86)【国際出願番号】 EP2022071309
(87)【国際公開番号】W WO2023041234
(87)【国際公開日】2023-03-23
(31)【優先権主張番号】2109824
(32)【優先日】2021-09-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516000549
【氏名又は名称】ヴァレオ、コンフォート、アンド、ドライビング、アシスタンス
【氏名又は名称原語表記】VALEO COMFORT AND DRIVING ASSISTANCE
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100217940
【弁理士】
【氏名又は名称】三並 大悟
(72)【発明者】
【氏名】ローラン、ペーテル
(72)【発明者】
【氏名】クリストフ、オーブレトン
【テーマコード(参考)】
5K033
【Fターム(参考)】
5K033BA06
5K033DA01
5K033DB20
5K033EA03
5K033EA06
(57)【要約】
本発明は、車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイスであって、前記位置特定デバイスが、主ノードとn個の2次ノードとを含む、複数のノードを備え、全体が車両ネットワークを形成し、前記車両ネットワークは、電力源によって各々が独立して電力供給され、各々がm個の2次ノードを備える、2つのサブネットワークを備え、各2次ノードは、それが前記車両の内側にあるのか外側にあるのかを示す、一意のネットワーク識別子を有することと、
- (a)主ノードが、
- 車両ネットワークのアーキテクチャを知ることと、
- 各サブネットワークの電力源を独立してアクティブ化および非アクティブ化することと、
- 2つのサブネットワークのうちの少なくとも一方中の少なくとも1つの参照2次ノードをそれの一意のネットワーク識別子によって識別し、位置特定することと、
- 前記少なくとも1つの参照2次ノードに、それ自体と2つのサブネットワークのうちの一方の他の2次ノードとの間の距離を測定するためのコマンドを送信することと、
- 前記距離を受信し、それらを互いに比較することと、
- 車両ネットワークのアーキテクチャの、および前記比較の関数として、前記他の2次ノードを位置特定することと、
- 車両ネットワークのアーキテクチャの関数として、前記少なくとも1つの参照2次ノードでない単一の2次ノードを備えるサブネットワーク中の2次ノードを位置特定すること、を行うために構成され、
- (b)前記少なくとも1つの参照2次ノードが、それ自体と2つのサブネットワークのうちの一方の他の2次ノードとの間の距離を測定するために構成されること、を特徴とする位置特定デバイスに関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(2)の2次ノード(11)を位置特定するための位置特定デバイス(1)であって、前記位置特定デバイス(1)が、主ノード(10)とn個の2次ノード(11)とを含む、複数のノード(10、11)を備え、n=2~Nの整数であり、全体が車両ネットワーク(Nv)を形成し、前記車両ネットワーク(Nv)は、電源(21)によって各々が独立して電力供給される、2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)を備え、各サブネットワーク(Nw1、Nw2)が、各々、m個の2次ノード(11)を備え、m=1~Mの整数であり、各2次ノード(11)は、それが前記車両(2)の内側にあるのか外側にあるのかを示す、一意のネットワーク識別子(Id)を有することと、
- (a)前記主ノード(10)が、
- 前記車両ネットワーク(Nv)のアーキテクチャ(T)を知ることと、
- 前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)の各々の前記電源(21)を独立してアクティブ化および非アクティブ化することと、
- 前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの少なくとも一方中の少なくとも1つの参照2次ノード(11)をそれの一意のネットワーク識別子(Id)によって識別し、位置特定することと、
- 前記少なくとも1つの参照2次ノード(11)に、それ自体と前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの一方の他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するためのコマンド(c)を送信することと、
- 前記距離(d)を受信し、それらを互いに比較することと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記他の2次ノード(11)を位置特定することと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の関数として、前記少なくとも1つの参照2次ノード(11)でない単一の2次ノード(11)を備えるサブネットワーク(Nw)中の2次ノード(11)を位置特定すること、
を行うために構成され、
- (b)前記少なくとも1つの参照2次ノード(11)が、
- それ自体と前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの一方の前記他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定することと、
- それ自体と前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの一方の前記他の2次ノード(11)との間の距離(d)を前記主ノード(10)に送信すること、
を行うために構成され、
- (c)各2次ノード(11)は、それが属する前記サブネットワーク(Nw1、Nw2)が電力供給されたとき、それの一意のネットワーク識別子(Id)を前記主ノード(10)に送信するために構成される、
ことを特徴とする、位置特定デバイス(1)。
【請求項2】
n>2である場合、前記少なくとも1つの参照2次ノード(11)が、前記他の2次ノード(11)から異なる距離(d)のところに位置する、請求項1に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項3】
n≦3である場合、前記主ノード(10)が、単一の参照2次ノード(11)を識別し、位置特定するために構成される、請求項1または請求項2に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項4】
前記参照2次ノード(11)が、サブネットワーク(Nw)中に位置し、ここで、m=1である、請求項3に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項5】
n=2であり、前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)の各々についてm=1である場合、前記主ノード(10)は、
- 前記参照2次ノード(11)が、識別され、位置特定され得るように、前記参照2次ノード(11)が位置する前記サブネットワーク(Nw1)の前記電源(21)をアクティブ化することと、
- 他方のサブネットワーク(Nw2)の前記電源(21)を、それの単一の2次ノード(11)を、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の関数として位置特定することを可能にするために、アクティブ化することと
を行うためにさらに構成される、請求項4に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項6】
n=3であり、前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの一方(Nw1)についてm=1であり、前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの他方(Nw2)についてm=2である場合、前記主ノード(10)は、
- 前記参照2次ノード(11)が、識別され、位置特定され得るように、前記参照2次ノード(11)が位置する前記サブネットワーク(Nw1)の前記電力源をアクティブ化し、前記コマンド(c)を送信し、前記距離(d)を受信し、それらを比較し、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記他方のサブネットワーク(Nw2)中の前記他の2次ノード(11)を位置特定することと、
- 前記参照2次ノード(11)を位置特定した後に、および前記コマンド(c)を送信する前に、前記他方のサブネットワーク(Nw2)の前記電力源をアクティブ化することと
を行うためにさらに構成され、
前記参照2次ノード(11)が、それ自体と前記他方のサブネットワーク(Nw2)の前記他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するために構成される、請求項1から4のいずれか一項に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項7】
n≧6である場合、前記主ノード(10)が、少なくとも2つの参照2次ノード(11)を識別し、位置特定するために構成される、請求項1または請求項2に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項8】
各参照2次ノード(11)が前記車両(2)の内側に位置し、各参照2次ノード(11)が属する前記サブネットワーク(Nw)の前記他の2次ノード(11)が、外側に位置するか、またはその逆である、請求項7に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項9】
サブネットワーク(Nw)についてm=3である場合、1つの参照2次ノード(11)のみが前記サブネットワーク(Nw)中に位置し、前記主ノード(10)が、
- 前記サブネットワーク(Nw)の前記電力源を、それの参照2次ノード(11)を識別し、位置特定することを可能にするために、アクティブ化し、前記コマンド(c)を送信し、前記距離(d)を受信し、それらを比較し、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記サブネットワーク(Nw)中の前記他の2次ノード(11)を位置特定すること
を行うためにさらに構成され、前記サブネットワーク(Nw)の前記参照2次ノード(11)は、それ自体とそれが属する前記サブネットワーク(Nw)の前記他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するために構成される、請求項7または請求項8に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項10】
サブネットワーク(Nw)についてm=4である場合、2つの参照2次ノード(1102、1103)が前記サブネットワーク(Nw)中に位置する、請求項7または請求項8に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項11】
前記主ノード(10)は、
- 前記サブネットワーク(Nw)の前記電力源をアクティブ化することと、
- 前記2つの参照2次ノード(1102、1103)をそれらの一意のネットワーク識別子(Id)によって識別することと、- それぞれ、前記2つの参照2次ノード(1102、1103)に、それらが、それら自体と前記サブネットワーク(Nw)の前記他の2次ノード(11)との間の距離を測定し、それぞれ、1次距離(d1)および2次距離(d2)を生じるような、コマンド(c)を送信することと、
- 前記1次距離(d1)および前記2次距離(d2)を受信することと、
- 各1次距離(d1)を、同じ他の2次ノード(11)に対応する各2次距離(d2)と比較することと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記参照2次ノード(1102、1103)を位置特定することと、
- 前記1次距離(d1)を互いに比較し、前記2次距離(d2)を互いに比較することと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記他の2次ノード(11)を位置特定すること、
を行うためにさらに構成され、
前記2つの参照2次ノード(1102、1103)の各々は、それ自体とそれが属する前記サブネットワーク(Nw)の前記他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するために構成される、請求項10に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項12】
車両ネットワーク(Nv)を介して互いにリンクされた、主ノード(10)とn個の2次ノード(11)とを含む、複数のノード(10、11)を備える車両(2)の2次ノード(11)を位置特定するための位置特定方法(4)であって、n=1~Nの整数であり、各2次ノード(11)は、それが前記車両(2)の内側にあるのか外側にあるのかを示す、一意のネットワーク識別子(Id)を有し、前記車両ネットワーク(Nv)は、電源(21)によって各々が独立して電力供給される、2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)を備え、各サブネットワーク(Nw1、Nw2)が、各々、m個の2次ノード(11)を備え、m=1~Mの整数であり、前記方法(4)は、
- 前記主ノード(10)によって、第1のサブネットワーク(Nw1)の前記電源(21)をアクティブ化するステップと、
- 前記第1のサブネットワーク(Nw1)の前記m個の2次ノード(11)によって、それらの一意のネットワーク識別子(Id)を前記主ノード(10)に送信するステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記第1のサブネットワーク(Nw1)中の参照2次ノード(11)をそれの一意のネットワーク識別子(Id)によって識別し、位置特定するステップと、
- (a)n=2である場合、
- 前記主ノード(10)によって、第2のサブネットワーク(Nw2)の前記電源(21)をアクティブ化するステップと、
- 前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記2次ノード(11)によって、それの一意のネットワーク識別子(Id)を前記主ノード(10)に送信するステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記車両ネットワーク(Nv)のアーキテクチャ(T)の関数として前記第2のサブネットワーク(Nw2)中の前記2次ノード(11)を識別し、位置特定するステップであって、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)が前記主ノード(10)に知られている、ステップと、
- (b)n=3である場合、
- 前記主ノード(10)によって、前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記電力源をアクティブ化するステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記参照2次ノード(11)に、それ自体と前記第2のサブネットワーク(Nw2)の各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するためのコマンド(c)を送信するステップと、
- 前記参照2次ノード(11)によって、それ自体と各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定し、それを前記主ノード(10)に返すステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記距離(d)を受信し、それらを互いに比較するステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記第2のサブネットワーク(Nw2)中の他の2次ノード(11)を位置特定するステップと、
- (c)n=6またはn=7である場合、
- 前記主ノード(10)によって、前記参照2次ノード(11)に、それ自体と前記第1のサブネットワーク(Nw1)の各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するためのコマンド(c)を送信するステップと、
- 前記参照2次ノード(11)によって、それ自体と各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定し、それを前記主ノード(10)に返すステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記距離(d)を受信し、それらを互いに比較するステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記第1のサブネットワーク(Nw1)中の他の2次ノード(11)を位置特定するステップと、
- 前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記電源(21)をアクティブ化するステップと、
- 前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記m個の2次ノード(11)によって、それらの一意のネットワーク識別子(Id)を前記主ノード(10)に送信するステップと、
- (i)n=6である場合、
- 前記主ノード(10)によって、前記第2のサブネットワーク(Nw2)中の参照2次ノード(11)をそれの一意のネットワーク識別子(Id)によって識別し、位置特定するステップと、
- コマンドを前記送信するステップ、距離を前記測定するステップ、前記距離を前記返すステップ、前記距離を前記受信するステップ、前記距離を前記比較するステップ、および前記第2のサブネットワーク(Nw2)についての前記他の2次ノード(11)を前記位置特定するステップを繰り返すステップと、
- (ii)n=7である場合、- 前記主ノード(10)によって、前記第2のサブネットワーク(Nw2)中の2つの参照2次ノード(1102、1103)をそれらの一意のネットワーク識別子(Id)によって識別するステップと、前記2つの参照2次ノード(1102、1103)の各々について、
- 前記主ノード(10)によって、前記参照2次ノード(1102、1103)に、それら自体と前記第2のサブネットワーク(Nw2)の各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するためのコマンド(c)を送信するステップと、
- 前記参照2次ノード(1102、1103)によって、それら自体と各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定し、それらを前記主ノード(10)に返すステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記2つの参照2次ノードのうちの一方(1102)から発信した1次距離(d1)を受信し、前記2つの参照2次ノードのうちの他方(1103)から発信した2次距離(d2)を受信するステップと、
- 各1次距離(d1)を、同じ他の2次ノード(11)に対応する各2次距離(d2)と比較するステップと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記2つの参照2次ノード(1102、1103)を位置特定するステップと、
- 前記1次距離(d1)を互いに比較し、前記2次距離(d2)を互いに比較するステップと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記他の2次ノード(11)を位置特定するステップと、
を含むことを特徴とする、位置特定方法(4)。
【請求項13】
前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)の前記電源(21)が最初に非アクティブ化される、請求項12に記載の位置特定方法(4)。
【請求項14】
前記位置特定方法(4)が、nのすべての場合について、上記で説明されたように、前記第1のサブネットワーク(Nw1)の前記他の2次ノード(11)を位置特定した後に、前記第1のサブネットワーク(Nw1)の前記電力源を非アクティブ化し、上記で説明されたように、前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記他の2次ノード(11)を位置特定した後に、前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記電力源を非アクティブ化するステップをさらに含む、請求項12または請求項13に記載の位置特定方法(4)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の2次ノードを位置特定(locate)するための位置特定デバイス(location device)に関する。本発明は、詳細には、限定はしないが、自走車両(automotive vehicle)に適用可能である。
【背景技術】
【0002】
自動車両(motor vehicle)の分野では、当業者に知られている、および米国特許第10926738(B1)号において説明される、2次ノードを位置特定するための位置特定デバイスは、すべてが車両ネットワークを形成する、主ノードと複数の2次ノードとを備える。位置特定デバイスは、第1の2次ノードと第2の異なる2次ノードとに基づき、それらの位置が、第3の2次ノードを位置特定するために車両において知られている。知られている位置をもつこれらの2つの2次ノードは、それらが、第3の2次ノードの位置を決定するための参照2次ノードとして定義され得るような、コネクタの物理的符号化を含み、前記コネクタは、2次ノードを車両ワイヤ・ハーネスに接続するために使用される。この目的で、位置特定デバイスは主ノードを備え、主ノードは、
- 前記第3の2次ノードと前記第1の2次ノードとの間の第1の距離、前記第3の2次ノードと前記第2の2次ノードとの間の第2の距離を決定することと、
- 三辺測量によって、前記第1の距離に基づいておよび前記第2の距離に基づいて自動車両における前記第3の2次ノードの位置を決定することであって、前記位置が、前記自動車両における前記第3の2次ノードの可能な位置のセットから選択される、決定することと
を行うために構成される。三辺測量は、車両の正規直交参照フレーム中の座標の計算を含むことに留意されたい。
【0003】
主ノードおよび2次ノードは、その後、自動車両の周りのハンズフリーアクセス識別子を位置特定するために使用される。
【0004】
主ノードは、測定要求を2次ノードに送信し、代わりに、前記2次ノードと前記ハンズフリーアクセス識別子との間の距離測定結果を含む応答を受信する。車両の2次ノードを位置特定することによって、主ノードは、異なる2次ノードによって送信された異なるメッセージを区別し、どの2次ノードがこの距離測定結果のソースであるかを知りながら、2次ノードによって送信されたメッセージ中の距離測定結果を復元することができる。主ノードは、その後、自動車両に対する、前記ハンズフリーアクセス識別子の位置を決定するために、すべての距離測定結果に基づく(三角測量などの)幾何学的再構築を正しく完了することができる。ハンズフリーアクセス識別子は、特に、PEPS(「パッシブ・エントリ・パッシブ・スタート(Passive Entry Passive Start)」)機能が実装されることを可能にする。このPEPS機能は、ハンズフリーアクセス識別子が自動車両に接近したとき、その自動車両がロック解除されることを可能にし、したがって、前記車両へのアクセスを可能にし、また、自動車両の始動を許可する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このコンテキストでは、本発明のねらいは、従来技術の、2次ノードを位置特定するための位置特定デバイスの代替形態を与える、車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイスを提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的で、本発明は、車両の2次ノードを位置特定するための位置特定デバイスであって、前記位置特定デバイスが、主ノードとn個の2次ノードとを含む、複数のノードを備え、n=2~Nの整数であり、全体が車両ネットワークを形成し、前記車両ネットワークは、電源(electrical power supply)によって各々が独立して電力供給される、2つのサブネットワークを備え、各サブネットワークが、各々、m個の2次ノードを備え、m=1~Mの整数であり、各2次ノードは、それが前記車両の内側にあるのか外側にあるのかを示す、一意のネットワーク識別子を有することと、
- (a)主ノードが、
- 車両ネットワークのアーキテクチャを知ることと、
- 2つのサブネットワークの各々の電源を独立してアクティブ化および非アクティブ化することと、
- 2つのサブネットワークのうちの少なくとも一方中の少なくとも1つの参照2次ノードをそれの一意のネットワーク識別子によって識別し、位置特定することと、
- 前記少なくとも1つの参照2次ノードに、それ自体と2つのサブネットワークのうちの一方の他の2次ノードとの間の距離を測定するためのコマンドを送信することと、
- 前記距離を受信し、それらを互いに比較することと、
- 車両ネットワークのアーキテクチャの、および前記比較の関数として、前記他の2次ノードを位置特定することと、
- 車両ネットワークのアーキテクチャの関数として、前記少なくとも1つの参照2次ノードでない単一の2次ノードを備えるサブネットワーク中の2次ノードを位置特定することと
を行うために構成され、
- (b)前記少なくとも1つの参照2次ノードが、
- それ自体と2つのサブネットワークのうちの一方の他の2次ノードとの間の距離を測定することと、
- それ自体と2つのサブネットワークのうちの一方の他の2次ノードとの間の距離を前記主ノードに送信することと
を行うために構成され、
- (c)各2次ノードは、それが属する前記サブネットワークが電力供給されたとき、それの一意のネットワーク識別子を前記主ノードに送信するために構成される
こととを特徴とする、位置特定デバイスを提案する。
【0007】
この位置特定デバイスとサブネットワークへの分割とによって、2次ノードの位置を決定することは、三辺測量よりも簡単であり、なぜなら、それは、車両参照フレーム中の2次ノードの相対位置を決定するために、三角法計算を行うことを必要としないが、それは、距離の比較を単に必要とするにすぎないからである。
【0008】
この位置特定デバイスによって、参照2次ノード中のコネクタの物理的符号化が必要とされない。いくつかの場合における他の2次ノードとは対照的に、参照2次ノードを、特に、それが車両の内側にあるのか外側にあるのかを知るために、別の2次ノードと区別するために、一意のネットワーク識別子が必要とされるにすぎない。この一意のネットワーク識別子ソリューションは、車両ネットワークを作り出すためのよりフレキシブルなソリューションである。車両ネットワークは、生成することがより簡単であり、あまり費用がかからない。
【0009】
その上、この位置特定デバイスによって、車両における2次ノードを位置特定することは自動である。外部オペレータによる外部介入が必要でない。
【0010】
非限定的な実施形態によれば、前記位置特定デバイスは、以下の中から、個々に、または任意の技術的に可能な組合せでとられる、1つまたは複数の追加の特徴をさらに備えることができる。
【0011】
非限定的な一実施形態によれば、n>2である場合、前記少なくとも1つの参照2次ノードは、他の2次ノードから異なる距離のところに位置する。特に、それは、同じサブネットワークの他の2次ノードから異なる距離のところに位置する。
【0012】
非限定的な一実施形態によれば、n≦3である場合、前記主ノードは、単一の参照2次ノードを識別し、位置特定するために構成される。
【0013】
非限定的な一実施形態によれば、前記参照2次ノードは、サブネットワーク中に位置し、ここで、m=1である。
【0014】
非限定的な一実施形態によれば、n=2であり、2つのサブネットワークの各々についてm=1である場合、前記主ノードは、
- 前記参照2次ノードが、識別され、位置特定され得るように、前記参照2次ノードが位置する前記サブネットワークの電源をアクティブ化することと、
- 他方のサブネットワークの電源を、それの単一の2次ノードを、車両ネットワークのアーキテクチャの関数として位置特定することを可能にするために、アクティブ化することと
を行うためにさらに構成される。
【0015】
非限定的な一実施形態によれば、n=2であり、2つのサブネットワークの各々についてm=1である場合、前記主ノードは、前記参照2次ノードを位置特定した後に前記サブネットワークの電源を非アクティブ化するためにさらに構成される。
【0016】
非限定的な一実施形態によれば、n=3であり、2つのサブネットワークのうちの一方についてm=1であり、2つのサブネットワークのうちの他方についてm=2である場合、前記主ノードは、
- 前記参照2次ノードが、識別され、位置特定され得るように、前記参照2次ノードが位置する前記サブネットワークの電力源(power supply)をアクティブ化し、コマンドを送信し、前記距離を受信し、それらを比較し、車両ネットワークのアーキテクチャの、および前記比較の関数として、他方のサブネットワーク中の前記他の2次ノードを位置特定することと、
- 前記参照2次ノードを位置特定した後に、およびコマンドを送信する前に、他方のサブネットワークの電力源をアクティブ化することと
を行うためにさらに構成され、
前記参照2次ノードは、それ自体と他方のサブネットワークの他の2次ノードとの間の距離を測定するために構成される。
【0017】
非限定的な一実施形態によれば、n≧6である場合、前記主ノードは、少なくとも2つの参照2次ノードを識別し、位置特定するために構成される。
【0018】
非限定的な一実施形態によれば、各参照2次ノードが車両の内側に位置し、各参照2次ノードが属する前記サブネットワークの他の2次ノードが、外側に位置するか、またはその逆である。
【0019】
非限定的な一実施形態によれば、サブネットワークについてm=3である場合、1つの参照2次ノードのみが前記サブネットワーク中に位置し、前記主ノードは、
- 前記サブネットワークの電力源を、それの参照2次ノードを識別し、位置特定することを可能にするために、アクティブ化し、前記コマンドを送信し、前記距離を受信し、それらを比較し、車両ネットワークのアーキテクチャの、および前記比較の関数として、前記サブネットワーク中の他の2次ノードを位置特定すること
を行うためにさらに構成され、
- 前記サブネットワークの前記参照2次ノードは、それ自体とそれが属するサブネットワークの他の2次ノードとの間の距離を測定するために構成される。
【0020】
非限定的な一実施形態によれば、サブネットワークについてm=3である場合、前記主ノードは、他の2次ノードを位置特定した後に前記サブネットワークの電源を非アクティブ化するためにさらに構成される。
【0021】
非限定的な一実施形態によれば、サブネットワークについてm=4である場合、2つの参照2次ノードが前記サブネットワーク中に位置する。
【0022】
非限定的な一実施形態によれば、前記主ノードは、
- 前記サブネットワークの電力源をアクティブ化することと、
- 2つの参照2次ノードをそれらの一意のネットワーク識別子によって識別することと、- それぞれ、2つの参照2次ノードに、それらが、それら自体と前記サブネットワークの他の2次ノードとの間の距離を測定し、それぞれ、1次距離および2次距離を生じるような、コマンドを送信することと、
- 前記1次距離および前記2次距離を受信することと、
- 各1次距離を、同じ他の2次ノードに対応する各2次距離と比較することと、
- 車両ネットワークのアーキテクチャの、および比較の関数として、前記参照2次ノードを位置特定することと、
- 1次距離を互いに比較し、2次距離を互いに比較することと、
- 車両ネットワークのアーキテクチャの、および前記比較の関数として、前記他の2次ノードを位置特定することと
を行うためにさらに構成され、
2つの参照2次ノードの各々は、それ自体とそれが属するサブネットワークの他の2次ノードとの間の距離を測定するために構成される。
【0023】
非限定的な一実施形態によれば、サブネットワークについてm=4である場合、前記主ノードは、他の2次ノードを位置特定した後に前記サブネットワークの電源を非アクティブ化するためにさらに構成される。
【0024】
非限定的な一実施形態によれば、mは、サブネットワークごとに等しいかまたは異なる。
【0025】
本発明は、車両ネットワークを介して互いにリンクされた、主ノードとn個の2次ノードとを含む、複数のノードを備える車両の2次ノードを位置特定するための位置特定方法であって、n=1~Nの整数であり、各2次ノードは、それが前記車両の内側にあるのか外側にあるのかを示す、一意のネットワーク識別子を有し、前記車両ネットワークは、電源によって各々が独立して電力供給される、2つのサブネットワークを備え、各サブネットワークが、各々、m個の2次ノードを備え、m=1~Mの整数であり、前記方法は、
- 前記主ノードによって、第1のサブネットワークの電源をアクティブ化するステップと、
- 前記第1のサブネットワークのm個の2次ノードによって、それらの一意のネットワーク識別子を前記主ノードに送信するステップと、
- 前記主ノードによって、前記第1のサブネットワーク中の参照2次ノードをそれの一意のネットワーク識別子によって識別し、位置特定するステップと、
- (a)n=2である場合、
- 前記主ノードによって、第2のサブネットワークの電源をアクティブ化するステップと、
- 前記第2のサブネットワークの2次ノードによって、それの一意のネットワーク識別子を前記主ノードに送信するステップと、
- 前記主ノードによって、車両ネットワークのアーキテクチャの関数として前記第2のサブネットワーク中の2次ノードを識別し、位置特定するステップであって、前記車両ネットワークの前記アーキテクチャが前記主ノードに知られている、ステップと、
- (b)n=3である場合、
- 前記主ノードによって、第2のサブネットワークの電力源をアクティブ化するステップと、
- 前記主ノードによって、前記参照2次ノードに、それ自体と前記第2のサブネットワークの各他の2次ノードとの間の距離を測定するためのコマンドを送信するステップと、
- 前記参照2次ノードによって、それ自体と各他の2次ノードとの間の距離を測定し、それを前記主ノードに返すステップと、
- 前記主ノードによって、前記距離を受信し、それらを互いに比較するステップと、
- 前記主ノードによって、車両ネットワークのアーキテクチャの、および前記比較の関数として、前記第2のサブネットワーク中の前記他の2次ノードを位置特定するステップと、
- (c)n=6またはn=7である場合、
- 前記主ノードによって、前記参照2次ノードに、それ自体と前記第1のサブネットワークの各他の2次ノードとの間の距離を測定するためのコマンドを送信するステップと、
- 前記参照2次ノードによって、それ自体と各他の2次ノードとの間の距離を測定し、それを前記主ノードに返すステップと、
- 前記主ノードによって、前記距離を受信し、それらを互いに比較するステップと、
- 前記主ノードによって、車両ネットワークのアーキテクチャの、および前記比較の関数として、前記第1のサブネットワーク中の前記他の2次ノードを位置特定するステップと、
- 前記第2のサブネットワークの電源をアクティブ化するステップと、
- 前記第2のサブネットワークのm個の2次ノードによって、それらの一意のネットワーク識別子を前記主ノードに送信するステップと、
- (i)n=6である場合、
- 前記主ノードによって、前記第2のサブネットワーク中の参照2次ノードをそれの一意のネットワーク識別子によって識別し、位置特定するステップと、
- コマンドを送信するステップ、距離を測定するステップ、距離を返すステップ、距離を受信するステップ、距離を比較するステップ、および前記第2のサブネットワークについての他の2次ノードを位置特定するステップを繰り返すステップと、
- (ii)n=7である場合、- 前記主ノードによって、前記第2のサブネットワーク中の2つの参照2次ノードをそれらの一意のネットワーク識別子によって識別するステップと、2つの参照2次ノードの各々について、
- 前記主ノードによって、前記参照2次ノードに、それら自体と前記第2のサブネットワークの各他の2次ノードとの間の距離を測定するためのコマンドを送信するステップと、
- 前記参照2次ノードによって、それら自体と各他の2次ノードとの間の距離を測定し、それらを前記主ノードに返すステップと、
- 前記主ノードによって、2つの参照2次ノードのうちの一方から発信した1次距離を受信し、2つの参照2次ノードのうちの他方から発信した2次距離を受信するステップと、
- 各1次距離を、同じ他の2次ノードに対応する各2次距離と比較するステップと、
- 車両ネットワークのアーキテクチャの、および前記比較の関数として、2つの参照2次ノードを位置特定するステップと、
- 1次距離を互いに比較し、2次距離を互いに比較するステップと、
- 車両ネットワークのアーキテクチャの、および前記比較の関数として、前記第2のサブネットワークの前記他の2次ノードを位置特定するステップと
を含むことを特徴とする、位置特定方法をも提案する。
【0026】
非限定的な一実施形態によれば、2つのサブネットワークの電源が最初に非アクティブ化される。
【0027】
非限定的な一実施形態によれば、前記位置特定方法は、nのすべての場合について、上記で説明されたように、前記第1のサブネットワークの他の2次ノードを位置特定した後に、前記第1のサブネットワークの電力源を非アクティブ化し、上記で説明されたように、前記第2のサブネットワークの他の2次ノードを位置特定した後に、前記第2のサブネットワークの電力源を非アクティブ化するステップをさらに含む。
【0028】
本発明およびそれの様々な適用例は、以下の説明を読むことから、および添付図を参照すると、より良く理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明の非限定的な一実施形態による、2次ノードを位置特定するための位置特定デバイスであって、前記位置特定デバイスが、主ノードと前記2次ノードとを備える、位置特定デバイスの概略図である。
図2】第1の非限定的な実施形態による、図1の位置特定デバイスを備える車両であって、前記位置特定デバイスは、2つのサブネットワークにわたって各々が分散された2つの2次ノードを備える、車両の上面図である。
図3】第1の非限定的な実施形態による、図1の位置特定デバイスを備える車両であって、前記位置特定デバイスが、2つのサブネットワークにわたって分散された3つの2次ノードを備える、車両の上面図である。
図4】第1の非限定的な実施形態による、図1の位置特定デバイスを備える車両であって、前記位置特定デバイスが、2つのサブネットワークにわたって分散された6つの2次ノードを備える、車両の上面図である。
図5】第1の非限定的な実施形態による、図1の位置特定デバイスを備える車両であって、前記位置特定デバイスが、2つのサブネットワークにわたって分散された7つの2次ノードを備える、車両の上面図である。
図6】非限定的な一実施形態による、図1の位置特定デバイスによって実装される、2次ノードを位置特定するための位置特定方法を示す図である。
図7】非限定的な一実施形態による、車両ネットワークが2つの2次ノードを備えるとき、実装される図6の位置特定方法を示す図である。
図8】非限定的な一実施形態による、車両ネットワークが3つの2次ノードを備えるとき、実装される図6の位置特定方法を示す図である。
図9】非限定的な一実施形態による、車両ネットワークが6つの2次ノードを備えるとき、実装される図6の位置特定方法を示す図である。
図10】非限定的な一実施形態による、実装される図9の位置特定方法を示す図の残りを示す図である。
図11】非限定的な一実施形態による、車両ネットワークが7つの2次ノードを備えるとき、実装される図6の位置特定方法を示す図である。
図12】非限定的な一実施形態による、図11の位置特定方法を示す図の残りを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
構造または機能に関して同等であり、様々な図において出現する、要素は、別段に示されていない限り、同じ参照符号を使用して指定されている。
【0031】
本発明による、車両2の2次ノード11を位置特定するための位置特定デバイス1が、図1図5を参照しながら説明される。
【0032】
非限定的な一実施形態では、車両2は自動車両である。自動車両という用語は、任意のタイプの原動機付き車両を意味すると理解されたい。この実施形態は、本明細書の残り全体にわたって、非限定的な例として、考慮されることになる。したがって、本明細書の残り全体にわたって、車両2は自動車両2とも呼ばれる。
【0033】
図1に示されているように、位置特定デバイス1は、主ノード10とn個の2次ノード11とを含む、複数のノードを備え、n=2~Nであり、全体が車両ネットワークNvを形成する。それらのノードは、ワイヤード・ネットワーク20を介して接続される。非限定的な実施形態では、ワイヤード・ネットワーク20は、CAN(制御エリア・ネットワーク)、LIN(ローカル相互接続ネットワーク)、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)、FLEX-RAYまたは任意の他のタイプのワイヤード・ネットワークである。
【0034】
非限定的な一実施形態では、(「ハブ」と呼ばれる)主ノード10は、電子制御ユニットである。非限定的な一実施形態では、(「アンカー」と呼ばれる)2次ノード11は、衛星またはアンカーとも呼ばれる、ビーコンである。
【0035】
非限定的な一実施形態では、車両ネットワークNvのノード10、11は、自動車両2の周りのハンズフリーアクセス識別子(図示せず)を位置特定するために使用される。ハンズフリーアクセス識別子は、PEPS(「パッシブ・エントリ・パッシブ・スタート」)機能が実装されることを可能にする。PEPS機能は、自動車両2が、ロック解除/ロックされることと、始動することを許可されることとを可能にする。自動車両2の周りの前記ハンズフリーアクセス識別子を位置特定するために、主ノード10は、距離測定要求を2次ノード11に送信し、各2次ノード11は、特に、それ自体とハンズフリーアクセス識別子との間の距離測定結果を含む、返信メッセージを送信する。
【0036】
車両ネットワークNvは、第1のサブネットワークNw1と第2のサブネットワークNw2とを含む、2つのサブネットワークNw1、Nw2を備える。
【0037】
各サブネットワークNw1、Nw2は、電力源21とも呼ばれる、電源21によって、各々が独立して電力供給される。したがって、自動車両2は、2つの電力源21を備える。各サブネットワークNw1、Nw2は、m個の2次ノード11を備え、m=1~Mの整数である。mは、サブネットワークNw1、Nw2ごとに異なり得る。したがって、各サブネットワークNw1、Nw2は、他方のサブネットワークNw2、Nw1とは異なる数の2次ノード11を含んでいることがある。
【0038】
各2次ノード11は、それが前記自動車両2の内側に位置するのか外側に位置するのかを示す、一意のネットワーク識別子Idを有する。非限定的な一実施形態では、一意のネットワーク識別子Idは、8ビット(すなわち、1バイト)でコーディングされる。一意のネットワーク識別子Idは、2次ノード11が自動車両2の内側に位置するのか外側に位置するのかを示す、ビットb1を含む。したがって、非限定的な一例では、ビット=0である場合、2次ノード11は内側にあり、ビット=1である場合、2次ノード11は外側にある。一意のネットワーク識別子Idは、ある2次ノード11が別の2次ノード11と弁別されることを可能にする、一意の識別コードをさらに含む。
【0039】
主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTを知るように構成され、すなわち、主ノード10は、
- 各サブネットワークNw中の2次ノード11の数、
- 2次ノード11が各サブネットワークNwにおいてとることができる、位置Pos、
- 各サブネットワークNw中にいくつの(以下で説明される)参照2次ノード11があるか、
- 1つの参照2次ノード11のみがある場合、サブネットワークNw中の参照2次ノード11の位置Pos
を知る。
しかしながら、アーキテクチャTの知識は、前記2次ノード11の識別を暗示しない。したがって、主ノード10は、サブネットワークNw中の特定の2次ノード11によってとられる厳密な位置Posを知らない。たとえば、図2の非限定的な実施形態では、車両ネットワークNvのアーキテクチャTを知って、主ノード10は、単に、前中央位置Posに、ある2次ノード11があり、後中央位置Posに、別の2次ノード11があることを知るが、主ノード10は、前中央位置Posにあるのが2次ノード11aであり、後中央位置Posにあるのが2次ノード11bであることを知らない。
【0040】
さらに、サブネットワークNw中にいくつかの参照2次ノード11がある場合、アーキテクチャTの知識は、前記サブネットワークNw中のそれらの参照2次ノード11の位置Posの知識を暗示しない。この場合、主ノード10は、様々な参照2次ノード11の厳密な位置Posを位置特定するために、(以下で説明される)位置特定シーケンスを起動しなければならない。
【0041】
以下でわかるように、主ノード10は、一意のネットワーク識別子Idを各2次ノード11についての位置Posに関連付けることを、それらを区別することを可能にするように、行うことが可能であることになる。したがって、主ノード10は、それが、距離測定要求を送信するためにどの2次ノード11をアドレス指定しているかを知ることが可能であることになり、距離測定要求に続いて、ワイヤード・ネットワーク20を通過する、様々な2次ノード11からの返信メッセージを区別することが可能であることになる。
【0042】
図1に示されているように、主ノード10は、各サブネットワークNw1、Nw2の電力源21を独立してアクティブ化および非アクティブ化する(アクティブ化のためのf1(10,21,オン,Nw)および非アクティブ化のためのf2(10,21,オフ,Nw)として図1に示されている関数)ために構成される。
【0043】
図1に示されているように、主ノード10は、
- 2つのサブネットワークNwのうちの少なくとも一方中の少なくとも1つの参照2次ノード11をそれの一意のネットワーク識別子によって識別し(f3(10,11,Id,Nw)として図1に示されている関数)、位置特定する(f4(10,11,Pos(Id),Nw)として図1に示されている関数)こと
を行うためにさらに構成される。位置特定することは、一意のネットワーク識別子Idを自動車両2における位置Posにおいて関連付けることを意味すると理解されたい。
【0044】
非限定的な一実施形態では、n>2である場合、前記少なくとも1つの参照2次ノード11は、他の2次ノード11から異なる距離dのところに位置する。
【0045】
非限定的な一実施形態では、n≦3である場合、前記主ノード10は、単一の参照2次ノード11を識別し、位置特定するために構成される。この場合、非限定的な一実施形態では、前記参照2次ノード11は、サブネットワークNw中に位置し、ここで、m=1である。
【0046】
非限定的な一実施形態では、n≧6である場合、前記主ノード10は、少なくとも2つの参照2次ノード11を識別し、位置特定するために構成される。この場合、非限定的な一実施形態では、各参照2次ノード11が車両2の内側に位置し、各参照2次ノード11が属する前記サブネットワークNwの他の2次ノード11が、外側に位置するか、またはその逆である。
【0047】
非限定的な一実施形態では、サブネットワークNwにおいてm=3である場合、単一の参照2次ノード11が前記サブネットワークNw中に位置する。したがって、主ノード10は、前記サブネットワークNw中の単一の参照2次ノード11を識別し、位置特定するために構成される。
【0048】
非限定的な一実施形態では、サブネットワークNwにおいてm=4である場合、2つの参照2次ノード11が前記サブネットワークNw中に位置する。したがって、主ノード10は、前記サブネットワークNw中の2つの参照2次ノード11を識別し、位置特定するために構成される。
【0049】
主ノード10は、
- 前記少なくとも1つの参照2次ノード11に、それ自体と前記2つのサブネットワークNwのうちの一方の他の2次ノード11との間の距離dを測定するためのコマンドcを送信する(f5(10,11,c,d,Nw)として図1に示されている関数)ことと、
- 前記距離dを受信し(f6(10,11,d)として図1に示されている関数)、それらを互いに比較する(f7(10,d)として図1に示されている関数)ことと、
- 車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記比較の関数として、前記他の2次ノード11を位置特定する(f8(10,T,Pos(Id),11)として図1に示されている関数)こと、すなわち、他の2次ノード11の各々について、一意のネットワーク識別子Idを自動車両2における位置Posに関連付けることと
を行うためにさらに構成される。
【0050】
図1に示されているように、主ノード10は、
- 車両ネットワークNvのアーキテクチャTの関数として、前記少なくとも1つの参照2次ノード11でない単一の2次ノード11を備えるサブネットワークNw中の2次ノード11を位置特定する(f8‘(10,T,Pos(Id),11)として図1に示されている関数)こと
を行うためにさらに構成される。図2に示されているように、n=2であるとき、この関数が適用されることに留意されたい。
【0051】
図1に示されているように、前記少なくとも1つの参照2次ノード11は、
- それ自体と2つのサブネットワークNwのうちの一方の他の2次ノード11との間の距離dを測定する(f9(11,11,d,Nw)として図1に示されている関数)ことと、
- それ自体と2つのサブネットワークNwのうちの一方の他の2次ノード11との間の距離dを前記主ノード10に送信する(f10(11,10,d,Nw)として図1に示されている関数)ことと
を行うために構成される。
【0052】
したがって、参照2次ノード11は、それ自体とそれが属するサブネットワークNwの他の2次ノード11との間の、またはそれ自体とそれが属さない他方のサブネットワークNwの他の2次ノード11との間の、距離dを測定することができることに留意されたい。
【0053】
明快のために、サブネットワークNw中の単一の参照2次ノード11図1に示されていることに留意されたい。
【0054】
各2次ノード11は、それが属する前記サブネットワークNwが電力供給されたとき、それの一意のネットワーク識別子Idを主ノード10に送信する(f11(11,10,Id)として図1に示されている関数)ために構成される。
【0055】
図2図5は、車両ネットワークNvの様々な非限定的な実施形態を示す。主ノード10と様々な2次ノード11との間に示されている接続線(実線または破線)はワイヤード電源ネットワークを表すことに留意されたい。
【0056】
以下でわかるように、主ノード10は、参照2次ノード11が、前記電力源21によって電力供給される唯一のノードであるとき(n=2およびn=3である場合)、参照2次ノード11が属する前記サブネットワークNwの電力源21を介して、または(n=6およびn=7である場合)それらをそれのビットb1を介して他の2次ノード11と区別することによって、のいずれかで、参照2次ノード11を識別し、位置特定し、ビットb1は、
- 参照2次ノード11が、外側にある他の2次ノード11とは対照的に、自動車両2の内側にあること、または
- 逆に、参照2次ノード11が、内側にある他の2次ノード11とは対照的に、自動車両2の外側にあること
を示す。
【0057】
図2に示されている第1の非限定的な実施形態によれば、車両ネットワークNvは、主ノード10と2つの2次ノード11(n=2)とを含む、3つのノードを備え、第1のサブネットワークNw1が2次ノード11(m=1)を備え、第2のサブネットワークNw2も2次ノード11(m=1)を備える。それらの2つの2次ノード11は、自動車両2の内側に位置する。図2では、第1のサブネットワークNw1は、実線として示されており、第2のサブネットワークNw2は、破線として示されている。
【0058】
図示された非限定的な例では、
- 2つの2次ノード11は、11aおよび11bと参照され、
- 2次ノード11bは、第1のサブネットワークNw1の一部を形成し、2次ノード11aは、第2のサブネットワークNw2の一部を形成し、
- 2次ノード11aは、自動車両2の前中央に位置し、2次ノード11bは、自動車両2の後中央に位置する。
【0059】
主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTを知っており、すなわち、主ノード10は、2次ノード11が前中央に配置されていることと、2次ノード11が後中央に配置されていることとを知っている。単一の参照2次ノード11がある。図示された非限定的な例では、参照2次ノード11は2次ノード11bである。
【0060】
この場合、主ノード10は、
- 第1のサブネットワークNw1の電力源21を、第1のサブネットワークNw1中の参照2次ノード11をそれの一意のネットワーク識別子Idによって識別し(上記で説明された関数f1)、位置特定する(上記で説明された関数f2)ことを可能にするために、アクティブ化すること
を行うために構成される。
【0061】
第1のサブネットワークNw1が電力供給されたとき、2次ノード11bは、それの一意のネットワーク識別子Idを主ノード10に送信する(上記で説明された関数f11)ことができる。したがって、主ノード10は、参照2次ノード11を識別する(上記で説明された関数f3)。
【0062】
前記一意のネットワーク識別子Idに基づいて、および車両ネットワークNvのアーキテクチャTの関数として、主ノード10は、前記2次ノード11bが第1のサブネットワークNw1中の参照2次ノード11であると決定する。実際、主ノード10は、1つの参照2次ノード11のみがあることと、それが第1のサブネットワークNw1中に位置することとを知っているので、主ノード10はその参照2次ノード11を位置特定し、すなわち、主ノード10は、その参照2次ノード11の一意のネットワーク識別子Idを自動車両2におけるその参照2次ノード11の位置Posに関連付ける(上記で説明された関数f4)。したがって、主ノード10は、2次ノード11bが、自動車両2の後中央に位置するノードであると決定する。n=2である、この場合、参照2次ノード11が自動車両2の内側にあるのか外側にあるのかは問わないことに留意されたい。
【0063】
上記で説明されたように位置特定した後に、非限定的な一実施形態では、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の電力源を非アクティブ化する(上記で説明された関数f2)ために構成される。これは、自動車両2の電気消費が低減されることを可能にする。
【0064】
次いで、主ノード10は、前記第2のサブネットワークNw2の電力源を、前記第2のサブネットワークNw中の単一の2次ノード11を、車両ネットワークNvのアーキテクチャTの関数として位置特定することを可能にするために、アクティブ化する(上記で説明された関数f1)ために構成される。
【0065】
第2のサブネットワークNw2が電力供給されたとき、2次ノード11aは、それの一意のネットワーク識別子Idを主ノード10に送信する(上記で説明された関数f11)ことができる。前記一意のネットワーク識別子Idに基づいて、および車両ネットワークNvのアーキテクチャTの関数として、主ノード10は2次ノード11aを位置特定する。主ノード10は、2次ノード11aの一意のネットワーク識別子Idを2次ノード11aの位置Posに関連付ける(上記で説明された関数f8’)。したがって、主ノード10は、2次ノード11aが、自動車両2の前中央に位置するノードであると決定する。
【0066】
したがって、主ノード10は、どの2次ノード11が自動車両2の前に位置し、どの2次ノード11が後に位置するかをわかっている。主ノード10は、今や、それらの2次ノードを区別することができる。
【0067】
主ノード10が車両ネットワークNvのすべての2次ノード11、この場合、11aおよび11bを位置特定し終わったとき、非限定的な一実施形態では、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21を非アクティブ化する(上記で説明された関数f2)ためにさらに構成される。これは、自動車両2の電気消費が低減されることを可能にする。もちろん、自動車両2が走っているときにノード10および11が使用されなければならないとき、第1のサブネットワークNw1の電力源21、および第2のサブネットワークNw2の電力源21は、もう一度アクティブ化される。
【0068】
非限定的な実施形態は、自動車両2の内側に位置する2つの2次ノード11について提供されたが、同じ原理が、外側に位置する2つの2次ノード11について、または内側に位置する2次ノード11と外側に位置する2次ノード11とについて適用されることに留意されたい。
【0069】
図3に示されている第2の非限定的な実施形態によれば、車両ネットワークNvは、主ノード10と3つの2次ノード11(n=3)とを含む、4つのノードを備え、第1のサブネットワークNw1が2次ノード11(m=1)を備え、第2のサブネットワークNw2が2つの2次ノード11(m=2)を備える。図3では、第1のサブネットワークNw1は、実線として示されており、第2のサブネットワークNw2は、破線として示されている。
【0070】
図示された非限定的な例では、
- 3つの2次ノード11は、11a、11bおよび11cと参照され、
- 3つの2次ノード11a、11bおよび11cは、自動車両2の内側に位置し、
- 2次ノード11bは、第1のサブネットワークNw1の一部を形成し、2次11aおよび2次ノード11bは、第2のサブネットワークNw2の一部を形成し、
- 2次ノード11aは、前中央におよび自動車両2の内側に配置され、
- 2次ノード11bは、中央右におよび自動車両2の内側に配置され、
- 2次ノード11cは、中央左におよび自動車両2の内側に配置される。
【0071】
この第2の非限定的な実施形態によれば、2次ノード11bである、単一の参照2次ノード11がある。それは、1つの2次ノード11のみを備える、第1のサブネットワークNw1中に位置する。
【0072】
参照2次ノード11は、それが、他の2次ノード11から異なる距離dのところに位置するように、定義されることに留意されたい。したがって、2次ノード11bは、2次ノード11aと2次ノード11cとから同じ距離dのところにない。これは、2次ノード11aが2次ノード11cと区別されることを可能にすることになる。
【0073】
この場合、主ノード10は、
- 第1のサブネットワークNw1の電力源21を、第1のサブネットワークNw1中の参照2次ノード11を、それの一意のネットワーク識別子Id、特に、それが内側にあるのか外側にあるのかを示すビット、によって識別し、位置特定することを可能にするために、アクティブ化する(上記で説明された関数f1)こと
を行うために構成される。
【0074】
第1のサブネットワークNw1が電力供給されたとき、2次ノード11bは、それの一意のネットワーク識別子Idを主ノード10に送信する(上記で説明された関数f11)ことができる。したがって、主ノード10は、参照2次ノード11を識別する(上記で説明された関数f3)。
【0075】
前記一意のネットワーク識別子Idに基づいて、および車両ネットワークNvのアーキテクチャTの関数として、主ノード10は、前記2次ノード11bが第1のサブネットワークNw1中の参照2次ノード11であると決定する。実際、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1中に1つの参照2次ノード11のみがあることと、それが内側に位置することとを知っているので、主ノード10はその参照2次ノード11を位置特定し、すなわち、主ノード10は、その参照2次ノード11の一意のネットワーク識別子Idを自動車両2におけるその参照2次ノード11の位置Posに関連付ける(上記で説明された関数f4)。非限定的な例では、主ノード10は、2次ノード11bの一意のネットワーク識別子Idを中央右位置Posに関連付ける。
【0076】
上記で説明されたように位置特定した後に、および上記で説明されたコマンドcを送信する前に、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21をアクティブ化する(上記で説明された関数f1)ために構成される。主ノード10は、それが、第2のサブネットワークNw2の2次ノード11との距離を測定するために第1のサブネットワークNw1の参照2次ノード11、この場合、11bを使用することになるので、前記第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化しないことに留意されたい。
【0077】
第2のサブネットワークNw2が電力供給されたとき、2次ノード11aおよび2次ノード11cは、それらの一意のネットワーク識別子Idを主ノード10に送信する(上記で説明された関数f11)ことができる。
【0078】
上記で説明されたように2次ノード11aおよび11cの一意のネットワーク識別子Idを受信した後に、主ノード10は、
- 参照2次ノード11に、それ自体と第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11、すなわち2次ノード11aおよび11cとの間の距離dを測定するためのコマンドcを送信する(上記で説明された関数f5)こと
を行うために構成される。
【0079】
主ノード10は、それが参照2次ノード11の一意のネットワーク識別子Idを知っているので、このコマンドcを送信することができることに留意されたい。
【0080】
コマンドcの受信時に、参照2次ノード11、この場合、11bは、距離dを測定し(上記で説明された関数f9)、図3中でRbaおよびRbcと参照される、2つの距離dを、主ノード10に返す(上記で説明された関数f10)ために構成され、それらの距離は、それぞれ、参照2次ノード11自体と2次ノード11aとの間の距離、および参照2次ノード11自体と2次ノード11cとの間の距離である。
【0081】
距離RbaおよびRbcの受信(上記で説明された関数f6)時に、主ノード10は、それらを比較する(上記で説明された関数f7)ために構成される。したがって、主ノード10は、RbaがRbcよりも大きいことがわかる。
【0082】
車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記比較の関数として、主ノード10は、2次ノード11aのおよび2次ノード11cの一意のネットワーク識別子Idを車両ネットワークNvにおける位置Posに関連付けることができる。実際、主ノード10は、前中央に位置する、および中央右に位置する参照2次ノード11からより遠くに離れている、第2のサブネットワークNw2中の2次ノード11と、中央右に位置する参照2次ノード11により近い、中央左に位置する別の2次ノード11とがあることを知っている。したがって、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の前記2次ノード11aおよび11cを位置特定する(上記で説明された関数f7)。Rba>Rbcであるので、主ノード10は、したがって、2次ノード11aが、自動車両2の前中央に位置するノードであり、2次ノード11cが、中央左に位置するノードであると決定する。
【0083】
主ノード10は、車両ネットワークNvのすべての2次ノード11を位置特定し終わったとき、非限定的な一実施形態では、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化するために、および第2のサブネットワークNw2の電力源21を非アクティブ化する(上記で説明された関数f2)ために、さらに構成される。
【0084】
非限定的な実施形態は、自動車両2の内側に位置する3つの2次ノード11について提供されたが、同じ原理が、外側に位置する3つの2次ノード11について、あるいは内側のまたは外側のノードの任意の他の組合せについて、適用されることに留意されたい。
【0085】
図4に示されている第3の非限定的な実施形態によれば、車両ネットワークNvは、主ノード10と6つの2次ノード11(n=6)とを含む、7つのノードを備え、第1のサブネットワークNw1が3つの2次ノード11(m=3)を備え、第2のサブネットワークNw2も3つの2次ノード11(m=3)を備える。図4では、第1のサブネットワークNw1は、実線として示されており、第2のサブネットワークNw2は、破線として示されている。
【0086】
図示された非限定的な例では、
- 6つの2次ノード11は、11a、11b、11c、11d、11eおよび11fと参照され、
- 2次ノード11b、11eおよび11fは、第1のサブネットワークNw1の一部を形成し、2次ノード11a、11c、11dは、第2のサブネットワークNw2の一部を形成し、
- 2次ノード11aは、前中央におよび自動車両2の内側に配置され、
- 2次ノード11bは、後中央におよび自動車両2の内側に配置され、
- 2次ノード11cは、右前におよび自動車両2の外側に配置され、
- 2次ノード11dは、右後におよび自動車両2の外側に配置され、
- 2次ノード11eは、左後におよび自動車両2の外側に配置され、
- 2次ノード11fは、左前におよび自動車両2の外側に配置される。
【0087】
この第3の非限定的な実施形態によれば、各々が、それぞれ、サブネットワークNw1、Nw2中に、および自動車両2の内側に位置する、2つの参照2次ノード1101および1102がある。図示された非限定的な例では、参照2次ノード1101は、第1のサブネットワークNw1中に位置し、2次ノード11bであり、参照2次ノード1102は、第2のサブネットワークNw2中に位置し、2次ノード11aである。
【0088】
参照2次ノード11が、外側に位置する同じサブネットワークNwの他の2次ノード11とは異なり、自動車両2の内側に位置するか、またはその逆であり、すなわち、参照2次ノード11が、内側に位置する同じサブネットワークNwの他の2次ノード11とは異なり、自動車両2の外側に位置する。したがって、主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTを介して、参照2次ノード11である、2次ノード11が、サブネットワークNwの内側にあることと、2つの他の2次ノード11が前記サブネットワークNwの外側にあることとを知っている。
【0089】
参照2次ノード1101は、それが、第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11から異なる距離dのところに位置するように、定義されることに留意されたい。したがって、2次ノード11bは、2次ノード11eからは、2次ノード11fからと同じ距離dのところにない。これは、2次ノード11eが2次ノード11fと区別されることを可能にすることになる。
【0090】
同様に、参照2次ノード1102は、それが、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11から異なる距離dのところに位置するように、定義される。したがって、2次ノード11aは、2次ノード11cからは、2次ノード11dからと同じ距離dのところにない。これは、2次ノード11cが2次ノード11dと区別されることを可能にすることになる。
【0091】
主ノード10は、第2の非限定的な実施形態の場合と同じ原理で動作し、したがって、同じ関数を使用する。したがって、第3の非限定的な実施形態について提供される説明は、参照2次ノード11間で測定された距離dが、それ自体と、それが属するサブネットワークNwの他の2次ノード11との間で測定された、および他方のサブネットワークNwの他の2次ノード11との間で測定されたものでない、距離dであることを除いて、各サブネットワークNw1、Nw2について適用される。
【0092】
この場合、主ノード10は、
- 第1のサブネットワークNw1の電力源21を、第1のサブネットワークNw1中の参照2次ノード1101を、それの一意のネットワーク識別子Id、特に、それが内側にあるのか外側にあるのかを示すビットb1、によって識別し、位置特定することを可能にするために、アクティブ化する(上記で説明された関数f1)こと
を行うために構成される。
【0093】
第1のサブネットワークNw1が電力供給されたとき、参照2次ノード1101である、2次ノード11bは、それの一意のネットワーク識別子Idを主ノード10に送信し(上記で説明された関数f11)、ならびに第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11に送信することができる。したがって、主ノード10は、参照2次ノード1101を識別する(上記で説明された関数f3)。
【0094】
前記一意のネットワーク識別子Idに基づいて、および車両ネットワークNvのアーキテクチャTの関数として、主ノード10は、前記2次ノード11bが第1のサブネットワークNw1中の参照2次ノード1101であると決定する。実際、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1中に1つの参照2次ノード11のみがあることと、それが、外側に位置する第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11とは異なり、自律車両2の内側に位置することとを知っているので、主ノード10は、したがって、その参照2次ノード11を位置特定し、すなわち、主ノード10は、その参照2次ノード11の一意のネットワーク識別子Idを、この場合、後中央における、自動車両におけるその参照2次ノード11の位置Posに関連付ける(上記で説明された関数f4)。
【0095】
上記で説明されたように位置特定した後に、主ノード10は、
- 参照2次ノード1101に、それ自体と第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11、すなわち、この場合、2次ノード11eおよび11fとの間の距離dを測定するためのコマンドcを送信する(上記で説明された関数f5)こと
を行うために構成される。
【0096】
主ノード10は、それが参照2次ノード1101の一意のネットワーク識別子Idを知っているので、このコマンドcを送信することができることに留意されたい。
【0097】
コマンドcの受信時に、参照2次ノード1101、この場合、11bは、それ自体と第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11、この場合、11eおよび11fとの間の距離dを測定し(上記で説明された関数f9)、RbeおよびRbfと参照される、2つの距離dを、主ノード10に返す(上記で説明された関数f10)ために構成され、それらの距離は、それぞれ、参照2次ノード1101自体と2次ノード11eとの間の距離、および参照2次ノード1101自体と2次ノード11fとの間の距離である。
【0098】
距離RbeおよびRbfの受信(上記で説明された関数f6)時に、主ノード10は、それらを比較する(上記で説明された関数f7)ために構成される。したがって、主ノード10は、RbfがRbeよりも大きいことがわかる。
【0099】
車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記比較の関数として、主ノード10は、2次ノード11eのおよび2次ノード11fの一意のネットワーク識別子Idを車両ネットワークNvにおける位置Posに関連付けることができる。実際、主ノード10は、左前に位置する、および後中央に位置する参照2次ノード1101からより遠くに離れている、第1のサブネットワークNw1中の2次ノード11と、後中央に位置する参照2次ノード1101により近い、左後に位置する別の2次ノード11とがあることを知っている。したがって、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の前記2次ノード11eおよび11fを位置特定する(上記で説明された関数f7)。Rbf>Rbeであるので、主ノード10は、したがって、2次ノード11eが、自動車両2の左後に位置するノードであり、2次ノード11fが、左前に位置するノードであると決定する。
【0100】
主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の2次ノード11を位置特定し終わったとき、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2について厳密に同じことを行う。
【0101】
非限定的な一実施形態では、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化する(上記で説明された関数f2)ために構成される。第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化することは、自動車両2の電気消費が低減されることを可能にする。第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化するステップは、随意であることに留意されたい。
【0102】
主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21をアクティブ化する(上記で説明された関数f1)ために構成され、これは、第2のサブネットワークNw2の2次ノード11が考慮されることを可能にする。
【0103】
第2のサブネットワークNw2が電力供給されたとき、参照2次ノード1102である、2次ノード11aは、それの一意のネットワーク識別子Idを主ノード10に送信し(上記で説明された関数f11)、ならびに第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11に送信することができる。したがって、主ノード10は、参照2次ノード1102を識別する(上記で説明された関数f3)。
【0104】
前記一意のネットワーク識別子Idに基づいて、および車両ネットワークNvのアーキテクチャTの関数として、主ノード10は、前記2次ノード11aが第2のサブネットワークNw2中の参照2次ノード1102であると決定する。実際、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2中に1つの参照2次ノード11のみがあることと、それが、外側に位置する第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11とは異なり、自動車両2の内側に位置することとを知っているので、主ノード10は、その参照2次ノード11を位置特定し、すなわち、主ノード10は、その参照2次ノード11の一意のネットワーク識別子Idを、自動車両2におけるその参照2次ノード11の位置Posに関連付ける(上記で説明された関数f4)。したがって、主ノード10は、2次ノード11aが、自動車両2の前中央に位置するノードであると決定する。
【0105】
上記で説明されたように位置特定した後に、主ノード10は、
- 参照2次ノード1102に、それ自体と第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11、すなわち、この場合、2次ノード11cおよび11dとの間の距離dを測定するためのコマンドcを送信する(上記で説明された関数f5)こと
を行うために構成される。
【0106】
主ノード10は、それが参照2次ノード1102の一意のネットワーク識別子Idを知っているので、このコマンドcを送信することができることに留意されたい。
【0107】
コマンドcの受信時に、参照2次ノード1102、この場合、11aは、それ自体と第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11、この場合、11cおよび11dとの間の距離dを測定し(上記で説明された関数f9)、RacおよびRadと参照される、2つの距離dを、主ノード10に返す(上記で説明された関数f10)ために構成され、それらの距離は、それぞれ、参照2次ノード1102自体と2次ノード11cとの間の距離、および参照2次ノード1102自体と2次ノード11dとの間の距離である。
【0108】
距離RacおよびRadの受信(上記で説明された関数f6)時に、主ノード10は、それらを比較する(上記で説明された関数f7)ために構成される。したがって、主ノード10は、RadがRacよりも大きいことがわかる。
【0109】
車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記比較の関数として、主ノード10は、2次ノード11cのおよび2次ノード11dの一意のネットワーク識別子Idを車両ネットワークNvにおける位置Posに関連付けることができる。実際、主ノード10は、右前に位置する、および前中央に位置する参照2次ノード1102により近い、第2のサブネットワークNw2中の2次ノード11と、前中央に位置する参照2次ノード1102からより遠くに離れている、右後に位置する別の2次ノード11とがあることを知っている。したがって、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の前記2次ノード11cおよび11dを位置特定する(上記で説明された関数f7)。Rad>Racであるので、主ノード10は、したがって、2次ノード11cが、自動車両2の右前に位置するノードであり、2次ノード11dが、右後に位置するノードであると決定する。
【0110】
主ノード10は、車両ネットワークNvのすべての2次ノード11を位置特定し終わったとき、非限定的な一実施形態では、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化するために、および第2のサブネットワークNw2の電力源21を非アクティブ化する(上記で説明された関数f2)ために、さらに構成される。
【0111】
非限定的な実施形態は、それらのうちの参照2次ノード11が自動車両2の内側に位置する、サブネットワークNwの3つの2次ノード11について提供されており、他の2つの2次ノード11が外側に位置するが、同じ原理が、それらのうちの参照2次ノード11が自動車両2の外側に位置する、サブネットワークNwの3つの2次ノード11について適用され、他の2つの2次ノード11が内側に位置することに留意されたい。これは、2次ノード11が参照2次ノード11として働くように、その2次ノード11が他の2次ノード11と区別されることを可能にする。非限定的な実施形態は、自動車両2の内側に位置する2つの参照2次ノード1101および1102について提供されており、他の2次ノード11が自動車両2の外側に位置するが、同じ原理が、自動車両2の外側に位置する2つの参照2次ノード1101および1102について適用され、他の2次ノード11が自動車両2の内側に位置することにも留意されたい。
【0112】
図5に示されている第4の非限定的な実施形態によれば、車両ネットワークNvは、主ノード10と7つの2次ノード11(n=7)とを含む、8つのノードを備え、第1のサブネットワークNw1が3つの2次ノード11(m=3)を備え、第2のサブネットワークNw2が4つの2次ノード11(m=4)を備える。図5では、第1のサブネットワークNw1は、実線として示されており、第2のサブネットワークNw2は、破線として示されている。
【0113】
図示された非限定的な例では、
- 7つの2次ノード11は、11a、11b、11c、11d、11e、11fおよび11gと参照され、
- 2次ノード11a、11dおよび11gは、第1のサブネットワークNw1の一部を形成し、2次ノード11b、11c、11eおよび11fは、第2のサブネットワークNw2の一部を形成し、
- 2次ノード11aは、前中央におよび自動車両2の内側に配置され、
- 2次ノード11bは、中央右におよび自動車両2の内側に配置され、
- 2次ノード11cは、中央左におよび自動車両2の外側に配置され、- 2次ノード11dは、右後におよび自動車両2の外側に配置され、
- 2次ノード11eは、左後におよび自動車両2の外側に配置され、
- 2次ノード11fは、左前におよび自動車両2の外側に配置され、
- 2次ノード11gは、右前におよび自動車両2の外側に配置される。
【0114】
この第4の非限定的な実施形態によれば、それらのうちの1つが、3つの2次ノード11を備える第1のサブネットワークNw1中に位置し、それらのうちの2つが、4つの2次ノード11を備える第2のサブネットワークNw2中に位置する、1101、1102および1103と参照される3つの2次ノードがある。図示された非限定的な例では、
- 第1のサブネットワークNw1中の参照2次ノード1101は2次ノード11aであり、
- 第2のサブネットワークNw2中の参照2次ノード1102は2次ノード11bであり、
- 第2のサブネットワークNw2中の参照2次ノード1103は2次ノード11cである。
【0115】
参照2次ノード1101は、それが、第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11から異なる距離dのところに位置するように、定義されることに留意されたい。したがって、2次ノード11aは、2次ノード11dからは、2次ノード11gからと同じ距離dのところにない。これは、2次ノード11dが2次ノード11gと区別されることを可能にすることになる。同様に、
- 参照2次ノード1102は、それが、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11から異なる距離dのところに位置するように、定義される。したがって、2次ノード11bは、2次ノード11eからは、2次ノード11fからとおよび他の参照2次ノード11cからと同じ距離dのところになく、
- 参照2次ノード1103は、それが、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11から異なる距離dのところに位置するように、定義される。したがって、2次ノード11cは、2次ノード11eからは、2次ノード11fからとおよび他の参照2次ノード11bからと同じ距離dのところにない。
これは、2次ノード11eが2次ノード11fと区別されることを可能にすることになる。
【0116】
さらに、サブネットワークNw中に、この場合、第1のサブネットワークNw1中に単一の参照2次ノード11があるとき、参照2次ノード11は、外側に位置する同じサブネットワークNwの他の2次ノード11とは異なり、自動車両2の内側に位置するか、またはその逆であり、すなわち、参照2次ノード11は、内側に位置する同じサブネットワークNwの他の2次ノード11とは異なり、自動車両2の外側に位置することに留意されたい。したがって、2次ノード11aは、内側に位置するが、2次ノード11cおよび11dは外側に位置する。したがって、主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTを介して、第1のサブネットワークNwの内側に、参照2次ノード11である2次ノード11があることと、2つの他の2次ノード11が前記第1のサブネットワークNw1の外側に位置することとを知っている。
【0117】
さらに、サブネットワークNw中に、この場合、第2のサブネットワークNw2中に2つの参照2次ノード11があるとき、参照2次ノード11が、外側に位置する同じサブネットワークNwの他の2次ノード11とは異なり、自動車両2の内側に位置するか、またはその逆であり、すなわち、参照2次ノード11が、内側に位置する同じサブネットワークNwの他の2次ノード11とは異なり、自動車両2の外側に位置することに留意されたい。したがって、2次ノード11bおよび2次ノード11cは内側に位置するが、2次ノード11eおよび11fは外側に位置する。したがって、主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTを介して、第2のサブネットワークNw2の内側に2つの参照2次ノード11があり、前記第2のサブネットワークNw2の外側に2つの他の2次ノード11があることを知っている。
【0118】
第3の非限定的な実施形態において説明された同じ原理が、3つの2次ノード11を備えるサブネットワークNw、この場合、第1のサブネットワークNw1について適用される。
【0119】
したがって、この場合、主ノード10は、
- 第1のサブネットワークNw1の電力源21を、第1のサブネットワークNw1中の参照2次ノード1101を、それの一意のネットワーク識別子Id、特に、それが内側にあるのか外側にあるのかを示すビットb1、によって識別し、位置特定することを可能にするために、アクティブ化する(上記で説明された関数f1)こと
を行うために構成される。
【0120】
第1のサブネットワークNw1が電力供給されたとき、参照2次ノード1101である、2次ノード11aは、それの一意のネットワーク識別子Idを主ノード10に送信し(上記で説明された関数f11)、ならびに第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11に送信することができる。したがって、主ノード10は、参照2次ノード1101を識別する(上記で説明された関数f3)。
【0121】
前記一意のネットワーク識別子Idに基づいて、および車両ネットワークNvのアーキテクチャTの関数として、主ノード10は、前記2次ノード11aが第1のサブネットワークNw1中の参照2次ノード1101であると決定する。実際、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1中に1つの参照2次ノード11のみがあることと、それが、外側に位置する第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11とは異なり、自動車両2の内側に位置することとを知っているので、主ノード10は、したがって、その参照2次ノード11を位置特定し、すなわち、主ノード10は、その参照2次ノード11の一意のネットワーク識別子Idを、この場合、前中央における、自動車両2におけるその参照2次ノード11の位置Posに関連付ける(上記で説明された関数f4)。
【0122】
上記で説明されたように位置特定した後に、主ノード10は、
- 参照2次ノード1101に、それ自体と第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11、すなわち、この場合、2次ノード11dおよび11gとの間の距離dを測定するためのコマンドcを送信する(上記で説明された関数f5)こと
を行うために構成される。
【0123】
主ノード10は、それが参照2次ノード1101の一意のネットワーク識別子Idを知っているので、このコマンドcを送信することができることに留意されたい。
【0124】
コマンドcの受信時に、参照2次ノード1101、この場合、11aは、それ自体と第2のサブネットワークNw1の他の2次ノード11、この場合、11dおよび11gとの間の距離dを測定し(上記で説明された関数f9)、RadおよびRagと参照される、2つの距離dを、主ノード10に返す(上記で説明された関数f10)ために構成され、それらの距離は、それぞれ、参照2次ノード1101自体と2次ノード11dとの間の距離、および参照2次ノード1101自体と2次ノード11gとの間の距離である。
【0125】
距離RadおよびRagの受信(上記で説明された関数f6)時に、主ノード10は、それらを比較する(上記で説明された関数f7)ために構成される。したがって、主ノード10は、RadがRagよりも大きいことがわかる。
【0126】
車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記比較の関数として、主ノード10は、2次ノード11dのおよび2次ノード11gの一意のネットワーク識別子Idを車両ネットワークNvにおける位置Posに関連付けることができる。実際、主ノード10は、右前に位置する、および前中央に位置する参照2次ノード1101により近い、第1のサブネットワークNw1中の2次ノード11と、前中央に位置する参照2次ノード1101からより遠くに離れている、右後に位置する別の2次ノード11とがあることを知っている。したがって、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の前記2次ノード11dおよび11gを位置特定する(上記で説明された関数f7)。Rad>Ragであるので、主ノード10は、したがって、2次ノード11dが、自動車両2の右後に位置するノードであり、2次ノード11gが、右前に位置するノードであると決定する。
【0127】
主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の2次ノード11を位置特定し終わったとき、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2に遷移する。
【0128】
非限定的な一実施形態では、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化する(上記で説明された関数f2)ために構成される。第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化することは、自動車両2の電気消費が低減されることを可能にする。第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化するステップは、随意であることに留意されたい。
【0129】
主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21をアクティブ化する(上記で説明された関数f1)ために構成され、これは、第2のサブネットワークNw2の2次ノード11が考慮されることを可能にする。
【0130】
第2のサブネットワークNw2が電力供給されたとき、参照2次ノード1102である2次ノード11bは、それらの一意のネットワーク識別子Idを主ノード10に送信する(上記で説明された関数f11)ことができる。同様に、参照2次ノード1103である2次ノード11cは、それの一意のネットワーク識別子Idを主ノード10に送信し(上記で説明された関数f11)、ならびに第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11に送信することができる。したがって、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2中の参照2次ノード1102および参照2次ノード1103を識別する(上記で説明された関数f3)。主ノード10は、2つの参照2次ノード1102および1103が、(非限定的な例では)外側にある他の2次ノード11とは異なり、自動車両2の内側にあることを知っているので、主ノード10は、それが一意のネットワーク識別子Idをそこからも受信した、他の2次ノード11に対して、参照2次ノード1102および1103を識別する。
【0131】
主ノード10はそれらを識別したが、主ノード10は、それらをどのように位置特定すべきかをまだ知らず、すなわち、主ノード10は、それらの厳密な位置Posをまだ知らず、すなわち、主ノード10は、参照2次ノード1102を参照2次ノード1103とどのように弁別すべきかをまだ知らない。
【0132】
それらが識別された後に、主ノード10は、
- 参照2次ノード1102に、それ自体と、(参照2次ノード1103でない)第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11、すなわち、この場合、2次ノード11eおよび11fとの間の、1次距離d1と呼ばれる、距離dを測定するためのコマンドcを送信する(上記で説明された関数f5)ことと、
- 参照2次ノード1103に、それ自体と、(参照2次ノード1102でない)第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11、すなわち、この場合、2次ノード11eおよび11fとの間の、2次距離d2と呼ばれる、距離dを測定するためのコマンドcを送信する(上記で説明された関数f5)ことと
を行うために構成される。
【0133】
コマンドcは、連続的にまたは同時にのいずれかで送信されることに留意されたい。
【0134】
参照2次ノード1102は、参照2次ノード1103からの距離dを測定する必要がないことに留意されたい。主ノード10は、それに、コマンドcを介してそのように通知する。同様に、参照2次ノード1103は、参照2次ノード1102からの距離dを測定する必要がないことに留意されたい。主ノード10は、それに、コマンドcを介してそのように通知する。
【0135】
主ノード10は、それが、参照2次ノード1102の一意のネットワーク識別子Idと、参照2次ノード1103の一意のネットワーク識別子Idとを知っているので、これらのコマンドcを送信することができることに留意されたい。
【0136】
コマンドcの受信時に、参照2次ノード1102、この場合、11bは、それ自体と第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11、この場合、11eおよび11fとの間の距離dを測定し(上記で説明された関数f9)、RbeおよびRbfと参照される、2つの1次距離d1を、主ノード10に返す(上記で説明された関数f10)ために構成され、それらの距離は、それぞれ、参照2次ノード1102自体と2次ノード11eとの間の距離、および参照2次ノード1102自体と2次ノード11fとの間の距離である。
【0137】
コマンドcの受信時に、参照2次ノード1103、この場合、11cは、それ自体と第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11、この場合、11eおよび11fとの間の距離dを測定し(上記で説明された関数f9)、RceおよびRcfと参照される、2つの2次距離d2を、主ノード10に返す(上記で説明された関数f10)ために構成され、それらの距離は、それぞれ、参照2次ノード1103自体と2次ノード11eとの間の距離、および参照2次ノード1103自体と2次ノード11fとの間の距離である。
【0138】
1次距離RbeおよびRbfの、ならびに2次距離RceおよびRcfの受信時に、主ノード10は、1次比較(関数f7’(10,d1-d2))に従って、および2次比較(f7”(10,d1-d1,d2-d2)として図1に示されている関数)に従って、それらを互いに比較するために構成される。
【0139】
1次比較は、参照2次ノード1102と参照2次ノード1103とが、弁別され、したがって、位置特定されることを可能にすることになる。したがって、主ノード10は、各1次距離d1を、同じ他の2次ノード11に対応する各2次距離d2と比較するために構成される。したがって、図5の非限定的な例では、主ノード10は、RceとRbeとを比較し、RcfとRbfとを比較する。
【0140】
したがって、主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記1次比較の関数として、第2のサブネットワークNw2の2つの参照2次ノード1102、1103を位置特定する(f12(10,T,d1,d2,Pos(Id),1102,1103)として図1に示されている関数)ために構成される。前に、主ノード10は、参照2次ノード1102、1103が中央左位置Posにまたは中央右位置Posに位置し得ることを識別した。図示された非限定的な例では、Rce<RbeおよびRcf<Rbfである。主ノード10は、参照2次ノード1103(すなわち、2次ノード11c)が、参照2次ノード1102(すなわち、2次ノード11b)よりも2つの2次ノード11eおよび11fに近いと決定する。したがって、主ノード10は、参照2次ノード1103が、したがって、中央左に配置されており、参照2次ノード1103が、したがって、中央右に配置されていると推論する。したがって、主ノード10は、2次ノード11bの一意のネットワーク識別子Idを中央左位置Posに関連付け、2次ノード11cの一意のネットワーク識別子Idを中央右位置Posに関連付ける(上記で説明された関数f4)。車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記比較の関数として、主ノード10は、したがって、第2のサブネットワークNw2中の2つの参照2次ノード11のうちの一方、この場合、1102である、前記2次ノード11bを位置特定し、第2のサブネットワークNw2中の2つの参照2次ノード11のうちの他方、この場合、1103である、前記2次ノード11cを位置特定した。
【0141】
2次比較(関数f7”)は、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11が位置特定されることを可能にすることになる。したがって、主ノード10は、1次距離d1を互いに比較し、2次距離d2を互いに比較するために構成される。したがって、主ノード10は、RceとRcfとを比較し、RbeとRbfとを比較する。図示された非限定的な例では、Rce<RcfおよびRbe<Rbfである。関数f7”は、2つの参照2次ノード11があるときの、関数f7の特殊な場合であることに留意されたい。
【0142】
Rce<Rcfであるので、主ノード10は、2次ノード11eが2次ノード11fよりも参照2次ノード1103、この場合、11cに近いと決定する。Rbe<Rbfであるので、主ノード10は、2次ノード11eがまた、2次ノード11fよりも参照2次ノード1102、この場合、11bに近いと決定する。したがって、主ノード10は、
- 2次ノード11eの一意のネットワーク識別子Idを、左前位置よりも中央左位置Posおよび中央右位置に近い左後位置Posに関連付け、
- 2次ノード11fの一意のネットワーク識別子Idを、左前位置よりも中央左位置Posおよび中央右位置から遠くに離れている左前位置Posに関連付ける。
【0143】
したがって、主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記2次比較の関数として、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11を位置特定する(f8”(10,T,d1,d2,Pos(Id),11)として示されている関数)ために構成される。車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記2次比較の関数として、主ノード10は、したがって、第2のサブネットワークNw2中の他の2次ノード11eおよび11fを位置特定した。関数f8”は、2つの参照2次ノードがあるときの、関数f8の特殊な場合であることに留意されたい。
【0144】
主ノード10が車両ネットワークNvのすべての2次ノード11を位置特定し終わったとき、非限定的な一実施形態では、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21を非アクティブ化する(上記で説明された関数f2)ためにさらに構成される。
【0145】
したがって、車両2の2次ノード11を位置特定するための位置特定デバイス1は、位置特定方法4が、図6図12に示されているように実装されることを可能にする。したがって、車両ネットワークNvを介して互いにリンクされた、主ノード10とn個の2次ノード11とを含む、複数のノードを備える車両2の2次ノード11を位置特定するための位置特定方法4であって、n=1~Nの整数であり、各2次ノード11は、それが前記車両2の内側にあるのか外側にあるのかを示す、一意のネットワーク識別子Idを有し、前記車両ネットワークNvは、電力源21によって各々が独立して電力供給される、第1のサブネットワークNw1と第2のサブネットワークNw2とを含む、2つのサブネットワークNw1、Nw2を備え、第1のサブネットワークNw1および第2のサブネットワークNw2が、各々、m個の2次ノード11を備え、m=1~Mの整数である、位置特定方法4は、以下のステップを含む。
【0146】
最初に、第1のサブネットワークNw1の電力源21と第2のサブネットワークNw2の電力源21とが非アクティブ化されることに留意されたい。
【0147】
図6に示されているように、F1(10,21,オン,Nw)として示されているステップE1において、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の電力源21をアクティブ化する。
【0148】
F2(11,10,Id)として示されているステップE2において、前記第1のネットワークNw1のm個の2次ノード11は、それらの一意のネットワーク識別子Idを前記主ノード10に送信する。それらの2次ノード11は、第1のサブネットワークNw1が電力供給されるとすぐに、主ノード10に送信する。
【0149】
F3(10,11,Id,Nw)として示されているステップE3において、主ノード10は、参照2次ノード11をそれの一意のネットワーク識別子Idによって識別する。
【0150】
主ノード10は、車両ネットワークNvの、特に、各サブネットワークNwのアーキテクチャTを知っているので、主ノード10は、どの2次ノード11が自動車両2の内側または外側に位置するかを、それらの一意のネットワーク識別子Idから知ることになる。n>2およびm>2である場合、アーキテクチャTの、および受信された一意の識別子Idの関数として、参照2次ノード11を内側にあるものとして決定し、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11は外側に位置することを決定し、またはその逆であると決定することが可能であることになる。
F4(10,11,Pos(Id),Nw)として示されているステップE4において、参照2次ノード11が、それの一意のネットワーク識別子Idによって前記第1のサブネットワークNw1において位置特定される。
【0151】
以下のステップは、車両ネットワークNv中の2次ノード11の数nに依存する。したがって、位置特定方法4の以下のステップは、n=2(図7図A)であるのか、n=3(図8図B)であるのか、n=6(図9および図10図C)であるのか、n=7(図11および図12図D)であるのかに応じて、説明されることになる。したがって、位置特定デバイス1は、前記位置特定方法4を実装するように構成され、それの構成は、車両ネットワークNv中の2次ノード11の数nの関数であることに留意されたい。
【0152】
したがって、
図7の位置特定方法4のステップは、非限定的な一実施形態によれば、図2の位置特定デバイスによって実装され、
図8の位置特定方法4のステップは、非限定的な一実施形態によれば、図3の位置特定デバイスによって実装され、
図9および図10の位置特定方法4のステップは、非限定的な一実施形態によれば、図4の位置特定デバイスによって実装され、
図11の位置特定方法4のステップは、非限定的な一実施形態によれば、図5の位置特定デバイスによって実装される。
【0153】
n=2の場合が以下で説明される。
【0154】
図2の非限定的な例では、参照2次ノード11はノード11bであり、それは、(Pos1と参照される)後中央位置Posにある。
【0155】
したがって、n=2であるとき、図7に示されているように、以下の通りである。
【0156】
非限定的な一実施形態では、F5(10,21,オフ,Nw)として示されているステップE5において、主ノード10は、上記で説明されたように、前記参照2次ノード11を位置特定した後に第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化する。このステップはまた、ステップE9と同時にまたはそれの後に行われ得ることに留意されたい。
【0157】
F6(10,21,オン,Nw)として示されているステップE6において、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21をアクティブ化する。
【0158】
F7(11,10,Id)として示されているステップE7において、前記第2のネットワークNw2の2次ノード11は、それらの一意のネットワーク識別子Idを前記主ノード10に送信する。それらは、第2のサブネットワークNw2が電力供給されるとすぐに、主ノード10に送信する。
【0159】
F8(10,T,Pos(Id),11)として示されているステップE8において、主ノード10は、前記第2のサブネットワークNw2中の2次ノード11を、それの一意のネットワーク識別子Idによって、および車両ネットワークNvのアーキテクチャTによって識別し、位置特定する。図2の非限定的な例では、第2のサブネットワークNw2中の2次ノード11は2次ノード11aである。それは、(Pos2と参照される)前中央位置Posに位置11bする。
【0160】
主ノード10が第1のサブネットワークNw1のおよび第2のサブネットワークNw2のすべての2次ノード11を位置特定し終わったとき、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21を非アクティブ化する(F9(10,21,オフ,Nw)として示されているステップE9)。
【0161】
n=3の場合が以下で説明される。
【0162】
参照2次ノード11は、この場合、1つの2次ノード11のみを備えるサブネットワークNw、すなわち、この場合、第1のサブネットワークNw1において定義されることに留意されたい。図3の非限定的な例では、参照2次ノード11はノード11bであり、それは、(Pos1と参照される)中央右位置Posにある。
【0163】
したがって、n=3であるとき、図8に示されているように、以下の通りである。
【0164】
F5(10,21,オン,Nw)として示されているステップE5において、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21をアクティブ化する。
【0165】
F6(10,11,c,d,Nw)として示されているステップE6において、主ノード10は、前記参照2次ノード11に、それ自体と前記第2のサブネットワークNw2の各他の2次ノード11との間の距離dを測定するためのコマンドcを送信する。図3の非限定的な例では、第2のサブネットワークNw12の2次ノード11は、ノード11aおよび11cである。
【0166】
F7(11,11,d,Nw)として示されているステップE7において、前記参照2次ノード11は前記距離dを測定する。この場合、それは、第2のサブネットワークNw2の2つの2次ノード11との2つの距離dを測定する。
【0167】
F8(11,10,d,Nw)として示されているステップE8において、前記参照2次ノード11は、それ自体と第2のサブネットワークNw2の2つの2次ノード11との間の前記距離dを前記主ノード10に送信する。したがって、その参照2次ノード11は、2つの距離dを送信する。図3の非限定的な例では、距離dは、(前記参照2次ノード11bと2次ノード11aとの間の)距離Rba、および(前記参照2次ノード11bと2次ノード11cとの間の)距離Rbcである。
【0168】
F9(10,11,d)として示されているステップE9において、主ノード10は前記距離dを受信する。
【0169】
F10(10,d)として示されているステップE10において、主ノード10は、それらの距離dを比較する。したがって、主ノード10は、ある距離dを、別の距離dよりも大きいものとして定義することになる。図3の非限定的な例では、距離Rbaは距離Rbcよりも大きい。
【0170】
F11(10,T,Pos(Id),11)として示されているステップE11において、主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記比較の関数として、第2のサブネットワークNw2の2次ノード11を位置特定する。第2のサブネットワークNw2の各2次ノード11について、主ノード10は、したがって、その2次ノード11の一意のネットワーク識別子Idを自動車両2における位置Posに関連付ける。
【0171】
したがって、RbaがRbcよりも小さい場合(図8中のOK分岐)、主ノード10は、2次ノード11aが、参照2次ノード11、この場合、11bにより近いので、2次ノード11aが、(Pos2と参照される)中央左位置Posにあり、2次ノード11cが、(Pos3と参照される)前中央位置Posにあると推論する。しかしながら、Rbaが、Rbcよりも小さくないが、Rbcよりも大きい場合(図8中のNOK分岐)、主ノード10は、2次ノード11aが前中央位置Posにあり、2次ノード11cが中央左位置Posにあると推論する。図3の非限定的な例では、Rba>Rbcであるので、主ノード10は、2次ノード11aの一意のネットワーク識別子Idを、Pos3と参照される、自動車両2の前中央位置Posに関連付け、2次ノード11cの一意のネットワーク識別子Idを、Pos2と参照される、自動車両2の中央左位置Posに関連付ける。
【0172】
主ノード10が第1のサブネットワークNw1のおよび第2のサブネットワークNw2のすべての2次ノード11を位置特定し終わったとき、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化し(F12(10,21,オフ,Nw)として示されているステップE12)、第2のサブネットワークNw2の電力源21を非アクティブ化する(F13(10,21,オフ,Nw)として示されているステップE13)。図8は、連続するものとしてこれらの2つのステップを示すが、もちろん、それらは同時に行われ得る。
【0173】
n=6の場合が以下で説明される。
【0174】
参照2次ノード1101は、第1のサブネットワークNw1において定義され、参照2次ノード1102は、第2のサブネットワークNw2において定義されることに留意されたい。図4の非限定的な例では、参照2次ノード1101はノード11bであり、それは、(Pos1と参照される)後中央位置Posにあり、参照2次ノード1102はノード11aであり、それは、(Pos2と参照される)前中央位置Posにある。
【0175】
したがって、n=6であるとき、図9に示されているように、以下の通りである。
【0176】
F5(10,11,c,d,Nw)として示されているステップE5において、主ノード10は、前記第1のサブネットワークNw1の前記参照2次ノード1101、この場合、11bに、それ自体と前記第1のサブネットワークNw1の各他の2次ノード11との間の距離dを測定するためのコマンドcを送信する。図4の非限定的な例では、第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11は、ノード11eおよび11fである。
【0177】
F6(11,11,d,Nw)として示されているステップE6において、前記参照2次ノード11は前記距離dを測定する。この場合、それは、第1のサブネットワークNw1の2つの2次ノード11との2つの距離dを測定する。
【0178】
F7(11,10,d,Nw)として示されているステップE7において、前記参照2次ノード11は、それ自体と第1のサブネットワークNw1の2つの2次ノード11との間の前記距離dを前記主ノード10に送信する。したがって、その参照2次ノード11は、2つの距離dを送信する。図4の非限定的な例では、距離dは、(前記参照2次ノード11bと2次ノード11eとの間の)距離Rbe、および(前記参照2次ノード11bと2次ノード11fとの間の)距離Rbfである。
【0179】
F8(10,11,d)として示されているステップE8において、主ノード10は前記距離dを受信する。
【0180】
F9(10,d)として示されているステップE9において、主ノード10は、それらの距離dを比較する。したがって、主ノード10は、ある距離dを、別の距離dよりも大きいものとして定義することになる。図4の非限定的な例では、距離Rbfは距離Rbeよりも大きい。
【0181】
F10(10,T,Pos(Id),11)として示されているステップE10において、主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記比較の関数として、第1のサブネットワークNw1の他の2次ノード11を位置特定する。(主ノード10がすでに位置特定した参照2次ノード1101以外の)第1のサブネットワークNw1の各2次ノード11について、主ノード10は、したがって、その2次ノード11の一意のネットワーク識別子Idを自動車両2における位置Posに関連付ける。
【0182】
したがって、RbeがRbfよりも小さい場合(図9中のOK分岐)、主ノード10は、2次ノード11eが、参照2次ノード1101、この場合、11bにより近いので、2次ノード11eが、(Pos3と参照される)左後位置Posにあり、2次ノード11fが、(Pos4と参照される)左前位置Posにあると推論する。しかしながら、Rbeが、Rbfよりも小さくないが、Rbfよりも大きい場合(図9中のNOK分岐)、主ノード10は、2次ノード11eが、参照2次ノード1101、この場合、11bからより遠くに離れているので、2次ノード11eが左前位置Posにあり、2次ノード11fが左後位置Posにあると推論する。図4の非限定的な例では、Rbe<Rbfであるので、主ノード10は、2次ノード11eの一意のネットワーク識別子Idを、Pos3と参照される、自動車両2の左後位置Posに関連付け、2次ノード11fの一意のネットワーク識別子Idを、Pos4と参照される、自動車両2の左前位置Posにおいて関連付ける。
【0183】
主ノード10が、非限定的な一実施形態では、F11(10,21,オフ,Nw)として示されている第9のステップE11において、第1のサブネットワークNw1のすべての2次ノード11を位置特定し終わったとき、主ノード10は、第1のサブネットワークNw1の2次ノード11を位置特定した後に、第1のサブネットワークNw1の電力源21を非アクティブ化する。このステップはまた、ステップE22と同時にまたはそれの後に行われ得ることに留意されたい。
【0184】
したがって、第1のサブネットワークNw1の2次ノード11を位置特定した後に、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の2次ノード11を位置特定することが可能であることになる。この目的で、主ノード10は、以下のステップを行う。
【0185】
F12(10,21,オン,Nw)として示されているステップE12において、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21をアクティブ化する。
【0186】
主ノード10は、第2のサブネットワークNw2についてステップE2~E11を繰り返す。
【0187】
したがって、図10に示されているように、以下の通りである。
【0188】
F13(11,10,Id)として示されているステップE13において、前記第2のサブネットワークNw2のm個の2次ノード11は、それらの一意のネットワーク識別子Idを前記主ノード10に送信する。それらの2次ノード11は、第2のサブネットワークNw2が電力供給されるとすぐに、主ノード10に送信する。
【0189】
F14(10,11,Id,Nw)として示されているステップE14において、主ノード10は、前記第2のサブネットワークNw2中の参照2次ノード1102をそれの一意のネットワーク識別子Idによって識別する。
【0190】
主ノード10は、車両ネットワークNvの、特に、各サブネットワークNwのアーキテクチャTを知っているので、主ノード10は、どの2次ノード11が自動車両2の内側または外側に位置するかを、それらの一意のネットワーク識別子Idから知ることになる。アーキテクチャTの、および受信された一意の識別子Idの関数として、参照2次ノード1102、この場合、11aを、非限定的な例では、内側に位置するものとして決定し、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11(この場合、11cおよび11d)は外側に位置することを決定することが可能であることになる。
【0191】
F15(10,11,Pos(Id),Nw)として示されているステップE15において、参照2次ノード1102が、それの一意のネットワーク識別子Idによって前記第2のサブネットワークNw1において位置特定される。
【0192】
F16(10,11,c,d,Nw)として示されているステップE16において、主ノード10は、前記参照2次ノード1102に、それ自体と前記第2のサブネットワークNw2の各他の2次ノード11との間の距離dを測定するためのコマンドcを送信する。図4の非限定的な例では、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11は、ノード11cおよび11dである。
【0193】
F17(11,11,d,Nw)として示されているステップE17において、前記参照2次ノード11は前記距離dを測定する。この場合、それは、第2のサブネットワークNw2の2つの2次ノード11との2つの距離dを測定する。
【0194】
F18(11,10,d,Nw)として示されているステップE18において、前記参照2次ノード11は、それ自体と第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11との間の前記距離dを前記主ノード10に送信する。図4の非限定的な例では、前記参照2次ノード11は、したがって、2つの距離dを送信し、すなわち、それらの距離dは、(前記参照2次ノード11aと2次ノード11cとの間の)距離Rac、および(前記参照2次ノード11aと2次ノード11dとの間の)距離Radである。
【0195】
F19(10,11,d)として示されているステップE19において、主ノード10は前記距離dを受信する。
【0196】
F20(10,d)として示されているステップE20において、主ノード10は、それらの距離dを比較する。したがって、主ノード10は、ある距離dを、別の距離dよりも大きいものとして定義することになる。図4の非限定的な例では、距離Radは距離Racよりも大きい。
【0197】
F21(10,T,Pos(Id),11)として示されているステップE21において、主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記比較の関数として、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11を位置特定する。(主ノード10がすでに位置特定した参照2次ノード1102以外の)第2のサブネットワークNw2の各2次ノード11について、主ノード10は、したがって、その2次ノード11の一意のネットワーク識別子Idを自動車両2における位置Posに関連付ける。
【0198】
したがって、RacがRadよりも小さい場合(図10中のOK分岐)、主ノード10は、2次ノード11cが、参照2次ノード1102、この場合、11aにより近いので、2次ノード11eが、(Pos5と参照される)右前位置Posにあり、2次ノード11dが、(Pos6と参照される)右後位置Posにあると推論する。しかしながら、Racが、Radよりも小さくないが、Radよりも大きい場合(図10中のNOK分岐)、主ノード10は、2次ノード11cが、参照2次ノード1102、この場合、11aからより遠くに離れているので、2次ノード11cが右後位置Posにあり、2次ノード11dが右前位置Posにあると推論する。図4の非限定的な例では、Rac<Radであるので、主ノード10は、2次ノード11cの一意のネットワーク識別子Idを、Pos5と参照される、自動車両2の右前位置Posに関連付け、2次ノード11dの一意のネットワーク識別子Idを、Pos6と参照される、自動車両2の右後位置Posに関連付ける。
【0199】
最終的に、主ノード10が、F22(10,21,オフ,Nw)として示されているステップE22において、第2のサブネットワークNw2のすべての2次ノード11を位置特定し終わり、結果として、車両ネットワークNvのすべての2次ノード11を位置特定し終わったとき、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21を非アクティブ化する。
【0200】
n=7の場合が以下で説明される。
【0201】
参照2次ノード1101は、第1のサブネットワークNw1において定義され、参照2次ノード1102および参照2次ノード1103は、第2のサブネットワークNw2において定義されることに留意されたい。図5の非限定的な例では、参照2次ノード1101はノード11aであり、それは、(Pos1と参照される)前中央位置Posにあり、参照2次ノード1102はノード11bであり、それは、(Pos2と参照される)中央右位置Posにあり、参照2次ノード1103はノード11cであり、それは、(Pos7と参照される)中央左位置Posにある。
【0202】
したがって、n=7であるとき、図11に示されているように、以下の通りである。
【0203】
n=7であるとき、n=6について説明された同じステップE5~E13が行われ、第1のサブネットワークNw1中の2次ノード11aである参照2次ノード1101と、2次ノード11dおよび11gである第1のサブネットワークNw1の他の2つの2次ノード11とを伴う。距離RagおよびRadが取得され、Rag<Radであり、(Pos5と参照される)右前位置Posが主ノード10によって2次ノード11gに割り当てられ、(Pos6と参照される)右後位置Posが主ノード10によって2次ノード11dに割り当てられる。この場合、ステップE11はまた、ステップE23と同時にまたはそれの後に行われ得ることに留意されたい。
【0204】
次いで、F14(10,11,Id,Nw)として示されているステップE14において、主ノード10は、前記第2のサブネットワークNw2中の2つの参照2次ノード1102、1103をそれらの一意のネットワーク識別子Idによって識別する。
【0205】
図5の非限定的な例では、第2のサブネットワークNw2の2つの参照2次ノード1102、1103は、それぞれ、2次ノード11bおよび11cである。
【0206】
主ノード10は、車両ネットワークNvの、特に、各サブネットワークNwのアーキテクチャTを知っているので、主ノード10は、どの2次ノード11が自動車両2の内側または外側に位置するかを、それらの一意のネットワーク識別子Idから知ることになる。アーキテクチャTの、および受信された一意の識別子Idの関数として、主ノード10は、参照2次ノード1102、この場合、11b、および参照2次ノード1103、この場合、11cを、内側に位置するものとして決定し、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11(この場合、11eおよび11f)が外側に位置することを決定することが可能であることになる。しかしながら、その瞬間、主ノード10は、参照2次ノード1102を参照2次ノード1103とどのように弁別すべきか、したがって、それらの参照2次ノードをどのように正確に位置特定すべきかをまだ知らない。車両ネットワークNvのアーキテクチャTによって、主ノード10は、単に、参照2次ノード11bおよび参照2次ノード11cのうち、一方が中央右位置に位置し、他方が中央左位置に位置することを知っている。
【0207】
2つの参照2次ノード1102、1103の各々について、以下の通りである。
【0208】
F15(10,11,c,d,Nw)として示されているステップE15において、主ノード10は、前記参照2次ノード1102、1103に、それら自体と前記第2のサブネットワークNw2の各他の2次ノード11との間の距離dを測定するためのコマンドcを送信する。図5の非限定的な例では、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11は、ノード11eおよび11fである。
【0209】
F16(11,11,d,Nw)として示されているステップE16において、前記参照2次ノード1102、1103は前記距離dを測定する。この場合、それらは、各々、第2のサブネットワークNw2の2つの2次ノード11との2つの距離d測定結果をとる。
【0210】
図12に示されているように、F17(11,10,d,Nw)として示されているステップE17において、前記参照2次ノード1102、1103は、それら自体と第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11との間の前記距離dを前記主ノード10に送信する。図5の非限定的な例では、前記参照2次ノード1102、1103は、したがって、各々、以下を送信する。
【0211】
- (前記参照2次ノード11bと2次ノード11eとの間の)距離Rbe、および(前記参照2次ノード11bと2次ノード11fとの間の)距離Rbfである、第1の参照2次ノード1102についての1次距離d1、
- (前記参照2次ノード11cと2次ノード11eとの間の)距離Rce、および(前記参照2次ノード11cと2次ノード11fとの間の)距離Rcfである、第2の参照2次ノード1103についての2次距離d2。
【0212】
F18(10,11,d)として示されているステップE18において、主ノード10は、第1の参照2次ノード1102から発信した前記1次距離d1を受信し、第2の参照2次ノード1103から発信した前記2次距離d2を受信する。
【0213】
F19(10,d1-d2)として示されているステップE19において、主ノード10は、各1次距離d1を、同じ他の2次ノード11に対応する各2次距離d2と比較する。この比較は1次比較と呼ばれる。したがって、図5の非限定的な例では、主ノード10は、RceとRbeとを比較し、RcfとRbfとを比較することになる。したがって、主ノード10は、1次距離d1が2次距離d2よりも大きいまたは小さいことを定義することになる。図5の非限定的な例では、Rce<RbeおよびRcf<Rbfである。
【0214】
したがって、Rce<RbeおよびRcf<Rbfである場合(図11中のOK分岐)、主ノード10は、参照2次ノード1103(この場合、11c)が、参照2次ノード1102(この場合、11b)よりも2次ノード11eおよび11fに近いと推論する。したがって、主ノード10は、参照2次ノード1102(この場合、11b)が、(Pos2と参照される)中央右位置Posにあり、参照2次ノード1103(この場合、11c)が、(Pos7と参照される)中央左位置Posにあると推論し、位置Pos2が、位置Pos7よりも、位置Pos3およびPos4から遠くに離れている。しかしながら、これが当てはまらない場合(したがって、すべての他の場合について)、主ノード10は、参照2次ノード1102(この場合、11b)が、(Pos7と参照される)中央左位置Posにあり、参照2次ノード1103(この場合、11c)が、(Pos2と参照される)中央右位置Posにあると推論する。図5の非限定的な例では、Rce<RbeおよびRcf<Rbfであるので、主ノード10は、参照2次ノード11bの一意のネットワーク識別子Idを、Pos2と参照される、自動車両2の中央右位置Posに関連付け、参照2次ノード11cの一意のネットワーク識別子Idを、Pos7と参照される、自動車両2の中央左位置Posに関連付ける。
【0215】
したがって、F20(10,T,d1,d2,Pos(Id),11)として示されているステップE20において、車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記1次比較の関数として、主ノード10は、したがって、2つの参照2次ノード1102、1103を位置特定する。したがって、主ノード10は、それらの参照2次ノード1102、1103の一意のネットワーク識別子Idを自動車両2における位置Posに関連付ける。図5の非限定的な例では、主ノード10は、参照2次ノード1102は自動車両2の中央右に配置されており、参照2次ノード1103は中央左に配置されていると決定する。
【0216】
F21(10,d1-d1,d2-d2)として示されているステップE21において、主ノード10は、1次距離d1を互いに比較し、2次距離d2を互いに比較する。非限定的な例では、主ノード10は、1次距離Rbeと1次距離Rbfとを互いに比較し、2次距離Rceと2次距離Rcfとを互いに比較する。図示された非限定的な例では、Rce<RcfおよびRbe<Rbfである。
【0217】
したがって、Rce<RcfおよびRbe<Rbfである場合(図11中のOK分岐)、主ノード10は、
- 2次ノード11eが、参照2次ノード1102、この場合、11b、および参照2次ノード1103、この場合、11cにより近いので、2次ノード11eが、(Pos3と参照される)左後位置Posにあり、
- 2次ノード11fが、参照2次ノード1102、この場合、11bから、および参照2次ノード1103、この場合、11cからより遠くに離れているので、2次ノード11fが、(Pos4と参照される)左前位置Posにある
と推論する。
【0218】
しかしながら、これが当てはまらない場合(したがって、すべての他の場合について)、主ノード10は、
- 2次ノード11eが、参照2次ノード1102、この場合、11bから、および参照2次ノード1103、この場合、11cからより遠くに離れているので、2次ノード11eが、(Pos7と参照される)左前位置Posにあり、
- 参照2次ノード11fが、参照2次ノード1102、この場合、11b、および参照2次ノード1103、この場合、11cにより近いので、参照2次ノード11fが、(Pos6と参照される)左後位置Posにある
と推論する。
【0219】
図5の非限定的な例では、Rce<RcfおよびRbe<Rbfであるので、主ノード10は、参照2次ノード11eの一意のネットワーク識別子Idを、Pos3と参照される、自動車両2の左後位置Posに関連付け、参照2次ノード11fの一意のネットワーク識別子Idを、Pos4と参照される、自動車両2の左前位置Posに関連付ける。
【0220】
したがって、F22(10,T,d1,d2,Pos(Id),11)として示されているステップE22において、主ノード10は、車両ネットワークNvのアーキテクチャTの、および前記2次比較の関数として、第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11を位置特定する。(主ノード10がすでに位置特定した参照2次ノード1102、1103以外の)第2のサブネットワークNw2の各2次ノード11について、主ノード10は、したがって、その2次ノード11の一意のネットワーク識別子Idを自動車両2における位置Posに関連付ける。
【0221】
最終的に、主ノード10が、F23(10,21,オフ,Nw)として示されているステップE23において、第2のサブネットワークNw2のすべての2次ノード11を位置特定し終わり、結果として、車両ネットワークNvのすべての2次ノード11を位置特定し終わったとき、主ノード10は、第2のサブネットワークNw2の電力源21を非アクティブ化する。
【0222】
上記で説明されたように、nのすべての説明された場合について、位置特定方法4は、前記第2のサブネットワークNw2の他の2次ノード11を位置特定した後に前記第2のサブネットワークNw2の電力源を非アクティブ化するステップを含むことに留意されたい。
【0223】
もちろん、本発明の説明は、上記で説明された実施形態および上記で説明された分野に限定されない。したがって、本発明は、非限定的な例では、鉄道の分野、航空学の分野、接続された物体を備えるIOTの分野など、自動車両の分野以外の分野に適用され得る。
【0224】
したがって、説明された本発明は、特に、以下の利点を有する。
- 本発明は、車両2のすべての2次ノード11が位置特定されることを可能にする、
- 本発明は、車両2の内側または外側にある2次ノード11が位置特定されることを可能にする、
- 本発明は、2次ノード11を、それらを車両2上に設置する前に事前に識別することを回避し、したがって、生産ラインにおいて時間を節約する、
- 本発明は、オペレータの介在なしの、2次ノード11の自動識別を可能にし、したがって、生産ラインにおいて時間を節約する、
- 本発明は、オペレータによって扱われる外部ツールによる手動識別を回避し、したがって、生産ラインにおいて時間を節約する、
- 本発明は、2次ノード11を位置特定するために、2次ノード11に接続される追加のワイヤと、2次ノード11上の追加の電気的構成要素とを有することを回避する。車両2の質量と、結果として、その車両によって消費されるエネルギーとが低減され、車両2を移動させるためにより少ない燃料または電気が必要とされる。結果として、車両2によって使用されるCO2の質量が低減される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2024-04-23
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(2)の2次ノード(11)を位置特定するための位置特定デバイス(1)であって、前記位置特定デバイス(1)が、主ノード(10)とn個の2次ノード(11)とを含む、複数のノード(10、11)を備え、n=2~Nの整数であり、全体が車両ネットワーク(Nv)を形成し、前記車両ネットワーク(Nv)は、電源(21)によって各々が独立して電力供給される、2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)を備え、各サブネットワーク(Nw1、Nw2)が、各々、m個の2次ノード(11)を備え、m=1~Mの整数であり、各2次ノード(11)は、それが前記車両(2)の内側にあるのか外側にあるのかを示す、一意のネットワーク識別子(Id)を有することと、
- (a)前記主ノード(10)が、
- 前記車両ネットワーク(Nv)のアーキテクチャ(T)を知ることと、
- 前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)の各々の前記電源(21)を独立してアクティブ化および非アクティブ化することと、
- 前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの少なくとも一方中の少なくとも1つの参照2次ノード(11)をそれの一意のネットワーク識別子(Id)によって識別し、位置特定することと、
- 前記少なくとも1つの参照2次ノード(11)に、それ自体と前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの一方の他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するためのコマンド(c)を送信することと、
- 前記距離(d)を受信し、それらを互いに比較することと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記他の2次ノード(11)を位置特定することと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の関数として、前記少なくとも1つの参照2次ノード(11)でない単一の2次ノード(11)を備えるサブネットワーク(Nw)中の2次ノード(11)を位置特定すること、
を行うために構成され、
- (b)前記少なくとも1つの参照2次ノード(11)が、
- それ自体と前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの一方の前記他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定することと、
- それ自体と前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの一方の前記他の2次ノード(11)との間の距離(d)を前記主ノード(10)に送信すること、
を行うために構成され、
- (c)各2次ノード(11)は、それが属する前記サブネットワーク(Nw1、Nw2)が電力供給されたとき、それの一意のネットワーク識別子(Id)を前記主ノード(10)に送信するために構成される、
ことを特徴とする、位置特定デバイス(1)。
【請求項2】
n>2である場合、前記少なくとも1つの参照2次ノード(11)が、前記他の2次ノード(11)から異なる距離(d)のところに位置する、請求項1に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項3】
n≦3である場合、前記主ノード(10)が、単一の参照2次ノード(11)を識別し、位置特定するために構成される、請求項1または請求項2に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項4】
前記参照2次ノード(11)が、サブネットワーク(Nw)中に位置し、ここで、m=1である、請求項3に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項5】
n=2であり、前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)の各々についてm=1である場合、前記主ノード(10)は、
- 前記参照2次ノード(11)が、識別され、位置特定され得るように、前記参照2次ノード(11)が位置する前記サブネットワーク(Nw1)の前記電源(21)をアクティブ化することと、
- 他方のサブネットワーク(Nw2)の前記電源(21)を、それの単一の2次ノード(11)を、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の関数として位置特定することを可能にするために、アクティブ化することと
を行うためにさらに構成される、請求項4に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項6】
n=3であり、前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの一方(Nw1)についてm=1であり、前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)のうちの他方(Nw2)についてm=2である場合、前記主ノード(10)は、
- 前記参照2次ノード(11)が、識別され、位置特定され得るように、前記参照2次ノード(11)が位置する前記サブネットワーク(Nw1)の前記電力源をアクティブ化し、前記コマンド(c)を送信し、前記距離(d)を受信し、それらを比較し、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記他方のサブネットワーク(Nw2)中の前記他の2次ノード(11)を位置特定することと、
- 前記参照2次ノード(11)を位置特定した後に、および前記コマンド(c)を送信する前に、前記他方のサブネットワーク(Nw2)の前記電力源をアクティブ化することと
を行うためにさらに構成され、
前記参照2次ノード(11)が、それ自体と前記他方のサブネットワーク(Nw2)の前記他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するために構成される、請求項1または請求項2に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項7】
n≧6である場合、前記主ノード(10)が、少なくとも2つの参照2次ノード(11)を識別し、位置特定するために構成される、請求項1または請求項2に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項8】
各参照2次ノード(11)が前記車両(2)の内側に位置し、各参照2次ノード(11)が属する前記サブネットワーク(Nw)の前記他の2次ノード(11)が、外側に位置するか、またはその逆である、請求項7に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項9】
サブネットワーク(Nw)についてm=3である場合、1つの参照2次ノード(11)のみが前記サブネットワーク(Nw)中に位置し、前記主ノード(10)が、
- 前記サブネットワーク(Nw)の前記電力源を、それの参照2次ノード(11)を識別し、位置特定することを可能にするために、アクティブ化し、前記コマンド(c)を送信し、前記距離(d)を受信し、それらを比較し、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記サブネットワーク(Nw)中の前記他の2次ノード(11)を位置特定すること
を行うためにさらに構成され、前記サブネットワーク(Nw)の前記参照2次ノード(11)は、それ自体とそれが属する前記サブネットワーク(Nw)の前記他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するために構成される、請求項7に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項10】
サブネットワーク(Nw)についてm=4である場合、2つの参照2次ノード(1102、1103)が前記サブネットワーク(Nw)中に位置する、請求項7に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項11】
前記主ノード(10)は、
- 前記サブネットワーク(Nw)の前記電力源をアクティブ化することと、
- 前記2つの参照2次ノード(1102、1103)をそれらの一意のネットワーク識別子(Id)によって識別することと、
- それぞれ、前記2つの参照2次ノード(1102、1103)に、それらが、それら自体と前記サブネットワーク(Nw)の前記他の2次ノード(11)との間の距離を測定し、それぞれ、1次距離(d1)および2次距離(d2)を生じるような、コマンド(c)を送信することと、
- 前記1次距離(d1)および前記2次距離(d2)を受信することと、
- 各1次距離(d1)を、同じ他の2次ノード(11)に対応する各2次距離(d2)と比較することと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記参照2次ノード(1102、1103)を位置特定することと、
- 前記1次距離(d1)を互いに比較し、前記2次距離(d2)を互いに比較することと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記他の2次ノード(11)を位置特定すること、
を行うためにさらに構成され、
前記2つの参照2次ノード(1102、1103)の各々は、それ自体とそれが属する前記サブネットワーク(Nw)の前記他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するために構成される、請求項10に記載の位置特定デバイス(1)。
【請求項12】
車両ネットワーク(Nv)を介して互いにリンクされた、主ノード(10)とn個の2次ノード(11)とを含む、複数のノード(10、11)を備える車両(2)の2次ノード(11)を位置特定するための位置特定方法(4)であって、n=1~Nの整数であり、各2次ノード(11)は、それが前記車両(2)の内側にあるのか外側にあるのかを示す、一意のネットワーク識別子(Id)を有し、前記車両ネットワーク(Nv)は、電源(21)によって各々が独立して電力供給される、2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)を備え、各サブネットワーク(Nw1、Nw2)が、各々、m個の2次ノード(11)を備え、m=1~Mの整数であり、前記方法(4)は、
- 前記主ノード(10)によって、第1のサブネットワーク(Nw1)の前記電源(21)をアクティブ化するステップと、
- 前記第1のサブネットワーク(Nw1)の前記m個の2次ノード(11)によって、それらの一意のネットワーク識別子(Id)を前記主ノード(10)に送信するステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記第1のサブネットワーク(Nw1)中の参照2次ノード(11)をそれの一意のネットワーク識別子(Id)によって識別し、位置特定するステップと、
- (a)n=2である場合、
- 前記主ノード(10)によって、第2のサブネットワーク(Nw2)の前記電源(21)をアクティブ化するステップと、
- 前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記2次ノード(11)によって、それの一意のネットワーク識別子(Id)を前記主ノード(10)に送信するステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記車両ネットワーク(Nv)のアーキテクチャ(T)の関数として前記第2のサブネットワーク(Nw2)中の前記2次ノード(11)を識別し、位置特定するステップであって、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)が前記主ノード(10)に知られている、ステップと、
- (b)n=3である場合、
- 前記主ノード(10)によって、前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記電力源をアクティブ化するステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記参照2次ノード(11)に、それ自体と前記第2のサブネットワーク(Nw2)の各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するためのコマンド(c)を送信するステップと、
- 前記参照2次ノード(11)によって、それ自体と各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定し、それを前記主ノード(10)に返すステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記距離(d)を受信し、それらを互いに比較するステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記第2のサブネットワーク(Nw2)中の他の2次ノード(11)を位置特定するステップと、
- (c)n=6またはn=7である場合、
- 前記主ノード(10)によって、前記参照2次ノード(11)に、それ自体と前記第1のサブネットワーク(Nw1)の各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するためのコマンド(c)を送信するステップと、
- 前記参照2次ノード(11)によって、それ自体と各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定し、それを前記主ノード(10)に返すステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記距離(d)を受信し、それらを互いに比較するステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記第1のサブネットワーク(Nw1)中の他の2次ノード(11)を位置特定するステップと、
- 前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記電源(21)をアクティブ化するステップと、
- 前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記m個の2次ノード(11)によって、それらの一意のネットワーク識別子(Id)を前記主ノード(10)に送信するステップと、
- (i)n=6である場合、
- 前記主ノード(10)によって、前記第2のサブネットワーク(Nw2)中の参照2次ノード(11)をそれの一意のネットワーク識別子(Id)によって識別し、位置特定するステップと、
- コマンドを前記送信するステップ、距離を前記測定するステップ、前記距離を前記返すステップ、前記距離を前記受信するステップ、前記距離を前記比較するステップ、および前記第2のサブネットワーク(Nw2)についての前記他の2次ノード(11)を前記位置特定するステップを繰り返すステップと、
- (ii)n=7である場合、
- 前記主ノード(10)によって、前記第2のサブネットワーク(Nw2)中の2つの参照2次ノード(1102、1103)をそれらの一意のネットワーク識別子(Id)によって識別するステップと、前記2つの参照2次ノード(1102、1103)の各々について、
- 前記主ノード(10)によって、前記参照2次ノード(1102、1103)に、それら自体と前記第2のサブネットワーク(Nw2)の各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定するためのコマンド(c)を送信するステップと、
- 前記参照2次ノード(1102、1103)によって、それら自体と各他の2次ノード(11)との間の距離(d)を測定し、それらを前記主ノード(10)に返すステップと、
- 前記主ノード(10)によって、前記2つの参照2次ノードのうちの一方(1102)から発信した1次距離(d1)を受信し、前記2つの参照2次ノードのうちの他方(1103)から発信した2次距離(d2)を受信するステップと、
- 各1次距離(d1)を、同じ他の2次ノード(11)に対応する各2次距離(d2)と比較するステップと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記2つの参照2次ノード(1102、1103)を位置特定するステップと、
- 前記1次距離(d1)を互いに比較し、前記2次距離(d2)を互いに比較するステップと、
- 前記車両ネットワーク(Nv)の前記アーキテクチャ(T)の、および前記比較の関数として、前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記他の2次ノード(11)を位置特定するステップと、
を含むことを特徴とする、位置特定方法(4)。
【請求項13】
前記2つのサブネットワーク(Nw1、Nw2)の前記電源(21)が最初に非アクティブ化される、請求項12に記載の位置特定方法(4)。
【請求項14】
前記位置特定方法(4)が、nのすべての場合について、上記で説明されたように、前記第1のサブネットワーク(Nw1)の前記他の2次ノード(11)を位置特定した後に、前記第1のサブネットワーク(Nw1)の前記電力源を非アクティブ化し、上記で説明されたように、前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記他の2次ノード(11)を位置特定した後に、前記第2のサブネットワーク(Nw2)の前記電力源を非アクティブ化するステップをさらに含む、請求項12または請求項13に記載の位置特定方法(4)。
【国際調査報告】