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特表2024-539938自律車両に整備を提供するための最適化されたルートアプリケーション
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】自律車両に整備を提供するための最適化されたルートアプリケーション
(51)【国際特許分類】
   G08G 1/00 20060101AFI20241024BHJP
   G16Y 10/40 20200101ALI20241024BHJP
   G16Y 20/20 20200101ALI20241024BHJP
   G16Y 40/20 20200101ALI20241024BHJP
【FI】
G08G1/00 D
G16Y10/40
G16Y20/20
G16Y40/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524452
(86)(22)【出願日】2022-11-01
(85)【翻訳文提出日】2024-04-23
(86)【国際出願番号】 US2022079019
(87)【国際公開番号】W WO2023081630
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】63/263,421
(32)【優先日】2021-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/263,413
(32)【優先日】2021-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/263,418
(32)【優先日】2021-11-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/051,362
(32)【優先日】2022-10-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/051,377
(32)【優先日】2022-10-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/051,393
(32)【優先日】2022-10-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521265955
【氏名又は名称】トゥーシンプル, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】タム, ジョイス
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA01
5H181BB04
5H181BB18
5H181BB20
5H181CC02
5H181CC03
5H181CC04
5H181CC11
5H181CC12
5H181CC14
5H181CC27
5H181FF04
5H181FF10
5H181FF13
5H181FF22
5H181FF27
5H181FF32
5H181JJ28
5H181LL09
5H181MB03
5H181MC27
(57)【要約】
システムは、自律車両と、監督サーバとを含む。監督サーバは、ステータスデータを自律車両から受信する。監督サーバは、ステータスデータに基づいて、整備が自律車両に提供されることが必要とされることを決定する。監督サーバは、整備が自律車両に提供されるように、自律車両のための更新されたルート計画を決定する。監督サーバは、更新されたルート計画を実装する命令を自律車両に通信する。一実施形態において、ステータスデータは、自律車両の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データ、燃料レベル、オイルレベル、少なくとも1つのセンサを清掃するために使用される清掃流体のレベル、自律車両の場所、開始場所から進行した距離、および目的地に到達するための残りの距離のうちの少なくとも1つを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
システム(100)であって、前記システムは、
ルート計画(106)に従って道路(102)に沿って進行するように構成された自律車両(702)であって、前記自律車両は、少なくとも1つのセンサ(746)を備えている、自律車両と、
前記自律車両(702)と通信可能に結合された監督サーバ(140)と
を備え、
前記監督サーバは、プロセッサ(142)を備え、前記プロセッサは、
前記少なくとも1つのセンサ(746)によって捕捉されたステータスデータ(132)を取得することと、
少なくとも部分的に前記ステータスデータ(132)に基づいて、整備(152)が前記自律車両(702)のために必要とされることを決定することと、
前記整備(152)が前記自律車両(702)に提供されるように、更新されたルート計画(170)を決定することと、
前記更新されたルート計画(170)を実装する命令(186)を前記自律車両に通信することと
を行うように構成されている、システム。
【請求項2】
前記ステータスデータ(132)は、前記自律車両(702)の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データ、燃料レベル、オイルレベル、前記少なくとも1つのセンサ(746)を清掃するために使用される清掃流体のレベル、前記自律車両(702)の場所、開始場所から進行した距離、および目的地に到達するための残りの距離のうちの少なくとも1つを備えている、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記更新されたルート計画(170)は、所定のルール(168)が満たされるように決定され、
前記所定のルール(168)は、1つ以上の任務パラメータ(156)を最適化するように定義され、前記1つ以上の任務パラメータは、ルート完了時間、給油コスト、整備コスト、貨物の正常性、および自律車両の正常性を備えている、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記整備(152)が必要とされることを決定することは、前記1つ以上の任務パラメータ(156)のための1つ以上の閾値(154)にさらに基づき、前記1つ以上の閾値は、少なくとも部分的にクライアント、オペレータ、燃料効率を最適化するためのアルゴリズム、前記ルート完了時間を最小化するためのアルゴリズム、および前記1つ以上の任務パラメータを同時に最適化するためのアルゴリズムのいずれかによって提供される、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記整備(152)に関連付けられたレベルを決定するようにさらに構成され、それによって、
前記整備(152)が前記道路のわきで前記自律車両(702)に提供されることができることの決定に応答して、前記整備(152)は、レベル1整備(152a)であり、
前記整備(152)が前記道路のわきで前記自律車両(702)に提供されることができないことの決定に応答して、前記整備(152)は、レベル2整備(152b)である、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記更新されたルート計画(170)は、前記整備(152)が前記道路のわきで前記自律車両(702)に提供されることができることの決定に応答して、前記自律車両(702)をわきに寄せることを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記更新されたルート計画(170)は、前記整備(152)を提供することが閾値稼動停止時間(174)未満である第1の稼動停止時間(176)につながるであろうことの決定に応答して、前記自律車両(702)をわきに寄せることを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
方法(200)であって、前記方法は、
自律車両(702)に関連付けられた少なくとも1つのセンサ(746)によって捕捉されたステータスデータ(132)を取得すること(202)と、
少なくとも部分的に前記ステータスデータ(132)に基づいて、整備(152)が前記自律車両(702)のために必要とされることを決定すること(204)と、
前記整備(152)が前記自律車両(702)に提供されるように、更新されたルート計画(170)を決定すること(210、214、216)と、
前記更新されたルート計画(170)を実装する命令(186)を前記自律車両(702)に通信すること(218)と
を含む、方法。
【請求項9】
前記更新されたルート計画(170)は、前記自律車両(702)を自律的に運転することが安全ではないことの決定に応答して、前記自律車両(702)をわきに寄せることを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記更新されたルート計画(170)は、前記整備(152)が道路のわきで前記自律車両(702)に提供されることができないことの決定に応答して、前記自律車両(702)を整備提供業者基地(104)にルート変更することを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記整備(152)が道路のわきで前記自律車両(702)に提供されることができることを決定すること(210)と、
前記自律車両(702)から閾値距離(178)内の1つ以上の第1の整備提供業者(112)を識別することであって、前記1つ以上の第1の整備提供業者(112a-b)の各々は、前記整備(152)に関連付けられている、ことと、
整備メタデータ(180)を前記1つ以上の第1の整備提供業者(112a-b)に送信することであって、前記整備メタデータ(180)は、前記自律車両(702)の場所、前記自律車両(702)のタイプ、および前記必要とされる整備(152)を備えている、ことと、
前記整備(152)を前記自律車両(702)に提供するためのスケジューリング情報(114)を送信するように前記1つ以上の第1の整備提供業者(112a-b)に要求することであって、前記スケジューリング情報は、整備見積価格(120)、整備持続時間、1つ以上の場所オプション(116)、および1つ以上のタイムスロットオプション(118)のうちの少なくとも1つを備えている、ことと、
1つ以上のスケジューリング情報(114)を前記1つ以上の第1の整備提供業者(112a-b)から受信することと、
所定のルール(168)が満たされるように、少なくとも部分的に前記1つ以上のスケジューリング情報(114)に基づいて、前記整備(152)を前記自律車両(702)に提供するための第1の整備提供業者(112a)を前記1つ以上の第1の整備提供業者(112a-b)の中から選択することであって、前記所定のルール(168)は、ルート完了時間、給油コスト、整備コスト、貨物の正常性、および車両の正常性を備えている1つ以上の任務パラメータ(156)を最適化するように定義されている、ことと、
前記所定のルール(168)が満たされるように、少なくとも部分的に前記1つ以上のスケジューリング情報(114)に基づいて、前記自律車両(702)が前記第1の整備提供業者(112a)と落ち合うための特定の場所(184)および特定の時間窓(187)を決定することと、
前記特定の時間窓内で前記特定の場所に到着するように前記自律車両(702)に命令することと、
前記特定の時間窓内で前記特定の場所で前記自律車両(702)と落ち合うように前記第1の整備提供業者(112a)に要求することと
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記所定のルール(168)が満たされるように、少なくとも部分的に前記1つ以上のスケジューリング情報(114)に基づいて、前記整備(152)を前記自律車両(702)に提供するための前記第1の整備提供業者(112a)を前記1つ以上の第1の整備提供業者(112a-b)の中から選択することは、
前記1つ以上の第1の整備提供業者(112a-b)の中からの各整備提供業者(112a-b)に関して、
前記整備(152)が前記整備提供業者によって提供されている間の前記自律車両(702)のための整備稼動停止時間(176)を決定することと、
第1の重み値が前記整備稼動停止時間に反比例するように、前記整備稼動停止時間に前記第1の重み値(182)を割り当てることと、
前記整備見積価格(120)を前記整備提供業者(112a-b)から受信することと、
第2の重み値が前記整備見積価格に反比例するように、前記整備見積価格に前記第2の重み値(182)を割り当てることと、
前記特定の時間窓内で前記特定の場所で前記第1の整備提供業者(112a-b)と落ち合うための前記自律車両(702)によって使用されるであろう燃料の概算量を決定することと、
少なくとも部分的に前記燃料の概算量に基づいて、第3の重み値が燃料節約パラメータに比例するように、前記燃料節約パラメータ(188)に前記第3の重み値(182)を割り当てることと、
前記整備稼動停止時間、前記整備見積価格、および前記燃料節約パラメータの加重和(172)を決定することと
を行うことと、
前記第1の整備提供業者(112a)が最も高い加重和(172)に関連付けられていることを決定することと
を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記特定の場所は、前記第1の整備提供業者(112a)から受信された前記1つ以上の場所オプションの中から選択され、
前記特定の時間窓は、前記第1の整備提供業者(112)から受信された前記1つ以上のタイムスロットオプションの中から選択され、
前記特定の場所および前記特定の時間窓は、前記所定のルール(168)が満たされるように選択される、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
命令(150)を記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体(148)であって、前記命令は、1つ以上のプロセッサ(142)によって実行されると、
自律車両(702)に関連付けられた少なくとも1つのセンサ(746)によって捕捉されたステータスデータ(132)を取得することと、
少なくとも部分的に前記ステータスデータ(132)に基づいて、整備(152)が前記自律車両(702)のために必要とされることを決定することと、
前記整備(152)が前記自律車両(702)に提供されるように、更新されたルート計画(170)を決定することと、
前記更新されたルート計画(170)を実装する命令(186)を前記自律車両(702)に通信することと
を前記1つ以上のプロセッサに行わせる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項15】
前記更新されたルート計画(170)は、前記整備(152)を提供することが閾値稼動停止時間(174)を上回る前記自律車両(702)のための第2の稼動停止時間(176)につながるであろうことの決定に応答して、前記自律車両(702)を整備提供業者基地(104)にルート変更することを含む、請求項14に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項16】
前記更新されたルート計画(170)は、前記開始場所から進行された距離が閾値距離未満であることの決定に応答して、前記自律車両(702)を開始場所に戻すことを含む、請求項14に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項17】
前記命令(150)は、前記1つ以上のプロセッサ(142)によって実行されると、
前記整備(152)が道路のわきで前記自律車両(702)に提供されることができないことを決定することと、
前記自律車両(702)が自律的に運転可能であることを決定することと、
前記自律車両(702)が自律的に運転可能であることの決定に応答して、
前記自律車両(702)から閾値距離(178)内の1つ以上の第2の整備提供業者(112)を識別することであって、前記1つ以上の第2の整備提供業者(112a-b)の各々は、前記整備(152)に関連付けられている、ことと、
前記必要とされる整備(152)および前記自律車両(702)のタイプを前記1つ以上の第2の整備提供業者(112a-b)に送信することと、
整備提供業者基地データ(189)を送信するように前記1つ以上の第2の整備提供業者(112a-b)に要求することと、
1つ以上の整備提供業者基地データ(189)を前記1つ以上の第2の整備提供業者(112a-b)から受信することと、
所定のルール(168)が満たされるように、少なくとも部分的に前記1つ以上の整備提供業者基地データ(189)に基づいて、前記整備(152)を前記自律車両(702)に提供するための第2の整備提供業者(112b)を前記1つ以上の第2の整備提供業者(112a-b)の中から選択することであって、前記所定のルール(168)は、ルート完了時間、給油コスト、整備コスト、貨物の正常性、および車両の正常性を備えている1つ以上の任務パラメータ(156)を最適化するように定義されている、ことと、
前記第2の整備提供業者(112b)に関連付けられた特定の整備提供業者基地(104)まで運転するように前記自律車両(702)に命令することと
を前記1つ以上のプロセッサ(142)にさらに行わせる、請求項14に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項18】
前記所定のルール(168)が満たされるように、少なくとも部分的に前記1つ以上の整備提供業者基地データ(189)に基づいて、前記整備(152)を前記自律車両(702)に提供するための前記第2の整備提供業者(112b)を前記1つ以上の第2の整備提供業者(112a-b)の中から選択することは、
前記1つ以上の第2の整備提供業者(112a-b)の中からの各整備提供業者(112a-b)に関して、
前記整備(152)が前記整備提供業者(112a-b)によって提供されている間の前記自律車両(702)のための整備稼動停止時間(176)を決定することと、
第4の重み値が前記整備稼動停止時間に反比例するように、前記整備稼動停止時間に前記第4の重み値(182)を割り当てることと、
整備見積価格を前記整備提供業者(112a-b)から受信することと、
第5の重み値が前記整備見積価格に反比例するように、前記整備見積価格に前記第5の重み値を割り当てることと、
前記自律車両(702)が前記第2の整備提供業者(112b)に到達するために進行するであろう進行距離を決定することと、
第6の重み値が前記進行距離に反比例するように、前記進行距離に前記第6の重み値を割り当てることと、
前記整備稼動停止時間、前記整備見積価格、および前記進行距離の加重和(172)を決定することと
を行うことと、
前記第2の整備提供業者(112b)が最も高い加重和(172)に関連付けられていることを決定することと
を含む、請求項17に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項19】
前記命令(150)は、前記1つ以上のプロセッサ(142)によって実行されると、前記自律車両(702)が自律的に運転可能でないことの決定に応答して、
わきに寄るように前記自律車両(702)に命令することと、
前記自律車両(702)を前記第2の整備提供業者(112b)まで牽引するように牽引車両に要求することと
を前記1つ以上のプロセッサ(142)にさらに行わせる、請求項17に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項20】
前記整備提供業者基地データ(189)は、整備見積価格、整備持続時間、前記整備を提供するための部品の利用可能性、および前記整備を前記自律車両に提供する能力のうちの1つ以上を備えている、請求項17に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【請求項21】
前記プロセッサ(142)は、請求項8-13のいずれかに記載の方法(200)の1つ以上の動作を実施するようにさらに構成されている、請求項1-7のいずれかに記載のシステム。
【請求項22】
前記プロセッサ(142)は、請求項14-20のいずれかに記載の1つ以上の動作を実施するようにさらに構成されている、請求項1-7のいずれかに記載のシステム。
【請求項23】
請求項8-13のいずれかに記載の方法(200)を実施する手段を備えている装置。
【請求項24】
請求項14-20のいずれかに記載の1つ以上の命令(150)を実施する手段を備えている装置。
【請求項25】
命令(150)を記憶している請求項14-20のいずれかに記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサ(142)によって実行されると、システム(100)上で実施されるとき、請求項8-13のいずれかに記載の方法(200)の1つ以上の動作を前記1つ以上のプロセッサ(142)にさらに実施させる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(優先権)
本願は、参照することによって本明細書に組み込まれる2021年11月2日に出願され、「Optimized Routing Application for Providing Service to an Autonomous Vehicle」と題された米国仮特許出願第63/263,413号、2021年11月2日に出願され、「Remote Access Application for an Autonomous Vehicle」と題された米国仮特許出願第63/263,418号、および2021年11月2日に出願され、「Periodic Mission Status Updates for an Autonomous Vehicle」と題された米国仮特許出願第63/263,421号の優先権を主張する。
【0002】
(技術分野)
本開示は、概して、自律車両に関する。より具体的に、本開示は、自律車両に整備を提供するための最適化されたルートアプリケーションに関連する。
【背景技術】
【0003】
自律車両技術の1つの狙いは、目的地に向かって安全にナビゲートし得る車両を提供することである。他の車両と同様、自律車両は、整備される必要があり得るコンポーネントを有する。加えて、自律車両は、それらの自律動作を促進するコンポーネントを有する。時として、これらのコンポーネントは、完全に動作するために整備される必要があり得る。移動している間、自律車両は、その移動を完了するために整備される必要があり得る。自律車両は、目的地に到達するために、ルート計画を提供される。時として、自律車両のルート計画は、自律車両の安全動作を確実にするために、例えば、車両の整備に適応するために、更新される必要があり得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示は、自律車両が整備を必要とする状況において、自律車両のための安全ナビゲーションを実装することに関連する種々の問題およびまだ満たされていない必要性を認識する。さらに、本開示は、自律車両への特定のレベルおよび/またはタイプの遠隔アクセスが要求される状況に関連する種々の問題およびまだ満たされていない必要性を認識する。さらに、本開示は、自律車両が移動している間、自律車両のルート計画の持続的または周期的確認、更新、および/またはオーバーライドが要求される状況に関連する種々の問題およびまだ満たされていない必要性を認識する。
【0005】
本開示のいくつかの実施形態は、少なくとも、1)自律車両が整備を受けるように、自律車両のルート計画を更新するために、2)自律車両への遠隔アクセスを許可するために、3)自律車両が移動している間、自律車両のルート計画の持続的または周期的確認、更新、および/またはオーバーライドを実装するために、上で説明されるそれらの問題を含む自律車両技術の技術的問題に対する特有の技術的解決策を提供する。これらの技術的解決策は、下で説明される。
【0006】
(自律車両が整備を受けるようなルート計画の更新)
本開示は、自律車両が整備を受けるように自律車両のルート計画を更新するためのシステムおよび方法を検討する。ある場合、自律車両が移動している間、自律車両の1つ以上のデバイスが、自律車両が、給油、センサ較正、エンジンオイルの補給、センサ清掃流体の補給、および/または車両が必要とし得る任意の他の整備等の整備を必要とすることを決定し得る。そのような場合、開示されるシステムは整備が道路のわきで自律車両に提供されることができるかどうか、または自律車両が整備を受けるために整備提供業者基地まで進行する必要があるかどうかを決定し得る。
【0007】
例えば、開示されるシステムは、自律車両が整備されている間の整備稼動停止時間が、閾値整備休止時間未満、例えば、10分、20分、1時間、または任意の他の適切な時間未満であることが決定されるとき、整備が道路のわきで自律車両に提供されることができると決定し得る。そうでなければ、開示されるシステムは、整備が道路のわきで自律車両に提供されることができないと決定し得る。
【0008】
整備が道路のわきで自律車両に提供されることができることが決定される場合、開示されるシステムは、必要とされる整備を道路のわきで自律車両に提供するための特定の整備提供業者を選択する。このプロセスでは、開示されるシステムは、必要とされる整備および自律車両のタイプについての情報を自律車両の閾値距離内の1つ以上の整備提供業者に送信し得る。開示されるシステムは、自律車両に整備を提供するための整備見積価格、整備持続時間、1つ以上のタイムスロットオプション、および1つ以上の場所オプションを提供するように1つ以上の整備提供業者に要求し得る。
【0009】
開示されるシステムは、必要とされる自律車両に整備を提供するための特定の整備提供業者を1つ以上の整備提供業者の中から選択する。開示されるシステムは、特定の時間窓内に特定の場所で選択された整備提供業者と落ち合うように自律車両に命令し得る。特定の場所は、選択された整備提供業者から受信された1つ以上の場所オプションから選択される。特定の時間窓は、選択された整備提供業者から受信された1つ以上のタイムスロットオプションから選択される。開示されるシステムは、特定の時間窓内で特定の場所で必要とされる自律車両に整備を提供するための整備車両および技術者を派遣するように選択された整備提供業者に要求し得る。
【0010】
自律車両に整備を提供するための特定の整備提供業者を選択することにおいて、開示されるシステムは、1つ以上の任務パラメータを最適化することにつながるであろう特定の整備提供業者を選択し得る。任務パラメータは、ルート完了時間、給油コスト、整備コスト、貨物の正常性、および車両の正常性を含み得る。ルート完了時間は、自律車両が開始場所(例えば、出発パッド)からその移動(例えば、任務)を開始するときから、それが目的地(例えば、ランディングパッド)に到達するまでの持続時間を表し得る。給油コストは、自律車両が選択された整備提供業者と落ち合うために使用するであろう燃料のコストを含み得る自律車両がその移動を完了するために使用するであろう燃料のコストを表し得る。整備コストは、自律車両が移動を完了するために必要とする必要とされる整備のコストを表し得る。貨物の正常性は、自律車両によって搬送される貨物の正常性を表し得る。車両の正常性は、自律車両のコンポーネントの正常性を表し得る。
【0011】
整備が道路のわきで提供されることができないと決定される場合、開示されるシステムは、自律車両が特定の整備提供業者基地において整備を受け得るように、自律車両の閾値距離内の特定の整備提供業者基地に関連付けられた特定の整備提供業者を選択し得る。
【0012】
開示されるシステムは、上で説明されるものと同様、任務パラメータのうちの1つ以上を最適化することにつながるように、自律車両の閾値距離内の特定の整備提供業者を1つ以上の整備提供業者の中から選択し得る。
【0013】
開示されるシステムが、自律車両が自律的に運転可能、すなわち、自律車両が特定の整備提供業者基地まで自律的に進行し得ることを決定すると、開示されるシステムは、特定の整備提供業者基地までルート変更するように自律車両に命令する。例えば、開示されるシステムは、必要とされる整備が自律機能に関連しないこと、および/または自律車両を自律的に動作させることが安全であることが決定されると、自律車両が自律的に運転可能と決定し得る。
【0014】
開示されるシステムが、自律車両が自律的に運転可能でないことを決定すると、開示されるシステムは、わきに寄るように自律車両に命令し得る。
【0015】
開示されるシステムが、自律車両が手動で動作させられ得ることを決定すると、自律車両は、自律車両を特定の整備提供業者まで運転するための人間運転者を派遣するように整備提供業者に要求し得る。
【0016】
開示されるシステムが、自律車両が手動で動作させられることができないことを決定すると、自律車両は、整備提供業者に、牽引車両を自律車両の場所まで派遣し、自律車両を特定の整備提供業者の基地まで牽引するように要求し得る。
【0017】
このように、開示されるシステムは、現在の技術と比較して、必要とされる自律車両に整備を提供するためのより効率的方法を決定し得る。
【0018】
故に、本開示に開示されるシステムは、整備を受けるための自律車両のルート計画を最適化する、任務パラメータを最適化する、および/または自律車両、他の車両、および歩行者のためのより安全な運転体験につながる自律車両のナビゲーションを改良する実践的用途の中に統合される。
【0019】
さらに、開示されるシステムは、自律車両と整備提供業者に関連付けられたサーバとの間の通信を可能にする追加の実践的用途の中にさらに統合され得る。例えば、開示されるシステムは、自律車両に整備を提供するための整備見積価格、整備持続時間、1つ以上のタイムスロットオプション、および1つ以上の場所オプションを提供するように要求するために、各整備提供業者に関連付けられた各サーバとのネットワーク通信を確立し得る。
【0020】
一実施形態によると、システムは、自律車両と、監督サーバとを備えている。自律車両は、ルート計画に従って道路に沿って進行するように構成され、自律車両は、少なくとも1つのセンサを備えている。監督サーバは、自律車両と通信可能に結合される。監督サーバは、少なくとも1つのセンサによって捕捉されたステータスデータ、車両データ、および自律車両の正常性データを取得するように構成されたプロセッサを備えている。プロセッサは、少なくとも部分的にステータスデータに基づいて、整備が自律車両のために必要とされることを決定し得る。プロセッサは、整備が自律車両に提供されるように、更新されたルート計画を決定し得る。プロセッサは、更新されたルート計画を実装する命令を自律車両に通信し得る。
【0021】
(自律車両への遠隔アクセスの許可)
本開示は、状況に応じて、種々のタイプおよび/またはレベルの自律車両への遠隔アクセスを許可するためのシステムおよび方法も検討する。この目的を達成するために、開示されるシステムは、1つ以上の基準が自律車両に当てはまるかどうかを決定し得る。1つ以上の基準が、自律車両に当てはまると、開示されるシステムは、状況に応じて、種々のタイプおよび/またはレベルの自律車両への遠隔アクセスを許可し得る。
【0022】
種々のタイプおよび/またはレベルの遠隔アクセスは、下で説明されるように、(例えば、第三者、監督サーバ等から)自律車両への着信データ伝送を可能にすること、自律車両から(例えば、整備提供業者、法執行機関、クライアント等への)発信データ伝送を可能にすること、自律車両の1つ以上のコンポーネント(例えば、ドア、窓、無線デバイス等)の手動操作、自律車両の手動運転等を含み得る。
【0023】
1つ以上の基準は、ジオフェンスエリアを含み得る。例えば、開示されるシステムが、自律車両があるジオフェンスエリア内にあることを決定すると、開示されるシステムは、自律車両への特定のアクセスを許可し得る。例えば、ジオフェンスエリアが、ある場所(例えば、ランディングパッド、整備提供業者基地等)に関連付けられ、自律車両が、そのジオフェンスエリアに進入すると仮定する。この例では、開示されるシステムが、自律車両がそのジオフェンスエリアに進入したことを決定すると、開示されるシステムは、自律車両のドアを遠隔で解錠し得る。
【0024】
1つ以上の基準は、特定の時間窓を含み得る。例えば、開示されるシステムが、現在の時間が特定の時間窓内にあり、自律車両が動作していることを決定すると、開示されるシステムは、自律車両への特定のアクセスを許可し得る。例えば、ソフトウェア更新パッケージが、特定の時間窓中、自律車両に伝送されるようにスケジューリングされると仮定する。開示されるシステムが、現在の時間が自律車両が移動している間(または自律車両が移動中ではない、例えば、静止時、基地にある、出発パッドにある、またはランディングパッドにある間)の特定の時間窓内にあることを決定すると、開示されるシステムは、ソフトウェア更新パッケージを無線通信を経由して、自律車両に伝送し得る。
【0025】
1つ以上の基準は、第三者から受信された証明書を含み得る。証明書は、第三者に関連付けられた身分証明書および/またはバイオメトリック特徴を含み得る。
【0026】
例えば、開示されるシステムが、自律車両にアクセスすることを要求している第三者に関連付けられた証明書が有効であることを決定すると、開示されるシステムは、自律車両へのアクセスを許可し得る。
【0027】
いくつかの実施形態において、開示されるシステムは、複数の基準が自律車両に当てはまるかどうかを決定し得る。ある例示的シナリオでは、上で説明されるものと同様、例えば、道路のわきで整備を提供するために、第三者(例えば、整備提供業者)が、自律車両に接近し、自律車両にアクセスすると仮定する。開示されるシステムが、1)自律車両および第三者の両方がジオフェンスエリア内に存在し、2)現在の時間が特定の時間窓内にあり、3)第三者から受信された証明書が有効であることを決定すると、開示されるシステムは、自律車両への特定のアクセスを許可し得る。例えば、開示されるシステムは、自律車両のドアを解錠すること、自律車両の手動運転を可能にすること、正常性データ等の自律車両についてのある情報へのアクセスを可能にすること等を行い得る。したがって、いくつかのシナリオでは、基準は、第三者の証明書を検証することによって、第三者が(例えば、そのジオフェンス内の)正しい場所に(例えば、特定の時間窓内の)正しい時間に存在し、第三者が自律車両にアクセスするために認可されていることを決定するための第三者の多要素認証としての機能を果たし得る。
【0028】
故に、本開示に開示されるシステムは、特定の状況に応じて、種々のレベルの自律車両への遠隔アクセスを許可するための実践的用途の中に統合される。
【0029】
さらに、開示されるシステムは、自律車両と自律車両にアクセスすることを要求している第三者に関連付けられたデバイスとの間の通信を可能にする追加の実践的用途の中にさらに統合され得る。例えば、開示されるシステムは、第三者に関連付けられたデバイスから、自律車両にアクセスするための要求を受信し得る。
【0030】
一実施形態によると、システムは、自律車両と、監督サーバとを備えている。自律車両は、第1のセンサデータを捕捉するように構成された少なくとも1つのセンサを備えている。監督サーバは、自律車両と通信可能に結合される。監督サーバは、第1のセンサデータを自律車両から取得するように構成されたプロセッサを備えている。プロセッサは、少なくとも部分的に第1のセンサデータに基づいて、1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定し得る。1つ以上の基準は、ジオフェンスエリア、特定の時間窓、および第三者から受信された証明書のうちの少なくとも1つを備え、1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定することは、少なくとも部分的に自律車両の場所、現在の時間、および第三者から受信された証明書のうちの少なくとも1つに基づく。プロセッサは、1つ以上の基準が自律車両に当てはまることの決定に応答して、自律車両への遠隔アクセスを許可し得る。
【0031】
(自律車両のための持続的または周期的任務ステータス更新の実装)
本開示は、自律車両のための持続的または周期的任務ステータス更新を実装するためのシステムおよび方法を検討する。例えば、開示されるシステムは、自律車両が移動している間、周期的に(例えば、毎秒、数秒毎、または任意の他の時間インターバルにおいて)、自律車両の任務ステータスを更新または確認し得る。
【0032】
ある場合、自律車両が移動している間、自律車両のルート計画は、予期しない異常に起因して、変更される必要があり得る。例えば、自律車両が整備を必要とすることが決定され得る。別の例では、深刻な天候事象、交通事象、または自律車両の前方の道路上での道路封鎖があることが決定され得る。したがって、自律車両のための持続的または周期的任務ステータス更新を実装することによって、自律車両のルート計画は、検出された予期しない異常に基づいて、更新されることができる。更新されたルート計画は、自律車両が道路に沿って自律的に進行している間、自律車両に伝送され得る。換言すると、更新されたルート計画は、自律車両をわきに寄せることを必要とせずに、自律車両に伝送され得る。自律車両のルート計画は、上で説明されるものと同様、任務パラメータが最適化されるように、更新され得る。
【0033】
故に、本開示に開示されるシステムは、自律車両が道路に沿って自律的に進行している間、自律車両のための周期的任務ステータス更新を実装し、更新されたルート計画を自律車両に通信する、実践的用途の中に統合される。
【0034】
一実施形態によると、システムは、1つ以上の自律車両と、監督サーバとを備えている。1つ以上の自律車両の各々は、少なくとも1つのセンサを備えている。監督サーバは、1つ以上の自律車両と通信可能に結合される。監督サーバは、1つ以上の自律車両の前方の道路に関連付けられた道路条件データを取得するように構成されたプロセッサを備えている。1つ以上の自律車両の中からのある自律車両に関して、プロセッサは、ステータスデータをその自律車両から取得する。
【0035】
監督サーバのプロセッサは、自律車両に関連付けられたルート計画が、少なくとも部分的に道路条件データおよびステータスデータの一方または両方に基づいて、更新されるべきであることを決定し得、ルート計画が更新されるべきであることを決定することは、ルート計画からそれることにつながる道路条件データおよびステータスデータの一方または両方における予期しない異常の検出に応答する。予期しない異常は、深刻な天候事象、交通事象、道路封鎖、および自律車両に提供される必要がある整備のうちの1つ以上を備えている。プロセッサは、自律車両が道路に沿って自律的に運転している間、更新されたルート計画を自律車両に通信し得る。
【0036】
したがって、本開示に説明されるシステムは、自律車両のみならず、自律車両と同じ道路上の他の車両のためにも、より効率的、安全、かつ信頼性があるナビゲーション解決策を決定するための実践的用途の中に統合され得る。
【0037】
本開示のいくつかの実施形態は、これらの利点のうちのいくつか、全てを含むことも、そのいずれも含まないこともある。これらの利点および他の特徴は、付随の図面および請求項と併せて検討される以下の詳細な説明からより明確に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0038】
本開示のより完全な理解のために、ここで、付随の図面および詳細な発明に関連して検討される以下の簡潔な説明が参照され、同様の参照番号は、同様の部分を表す。
【0039】
図1図1は、自律車両が整備を受けるためのルート計画を最適化するためのシステムの実施形態を図示する。
【0040】
図2図2は、自律車両が整備を受けるためのルート計画を最適化する方法の実施形態を図示する。
【0041】
図3図3は、自律車両への遠隔アクセスを許可するためのシステムの実施形態を図示する。
【0042】
図4図4は、自律車両への遠隔アクセスを許可する方法の実施形態を図示する。
【0043】
図5図5は、自律車両のための周期的任務ステータス更新を実装するためのシステムを図示する。
【0044】
図6図6は、自律車両のための周期的任務ステータス更新を実装する方法の実施形態を図示する。
【0045】
図7図7は、自律運転動作を実装するように構成された例示的自律車両のブロック図を図示する。
【0046】
図8図8は、図7の自律車両によって使用される自律運転動作を提供するための例示的システムを図示する。
【0047】
図9図9は、図7の自律車両内に含まれる車載制御コンピュータのブロック図を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0048】
上で説明されるように、以前の技術は、自律車両が整備を必要とする状況において、自律車両のための効率的、信頼性があり、かつ安全なナビゲーション解決策を提供していない。さらに、以前の技術は、特定のレベルおよび/またはタイプの自律車両への遠隔アクセスが要求される状況において、自律車両のための効率的、信頼性があり、かつ安全な解決策を提供していない。さらに、以前の技術は、自律車両が移動している間、持続的または周期的に、自律車両のルート計画を確認、更新、および/またはオーバーライドするための効率的、信頼性があり、かつ安全な解決策を提供していない。
【0049】
本開示は、1)自律車両が整備を必要とすると決定される場合、任務パラメータが最適化されるように自律車両のための更新されたルート計画を決定することであって、任務パラメータは、ルート完了時間、給油コスト、整備コスト、貨物の正常性、および車両の正常性を含む、ことと、2)1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定し、状況に応じて、種々のレベルおよび/またはタイプの自律車両への遠隔アクセスを許可することであって、種々のレベルおよび/またはタイプの遠隔アクセスは、とりわけ、(例えば、第三者、監督サーバ等から)自律車両への着信データ伝送を可能にすること、自律車両から(例えば、整備提供業者、法執行機関、クライアント等への)発信データ伝送を可能にすること、自律車両の1つ以上のコンポーネント(例えば、ドア、窓、無線デバイス等)の手動操作、自律車両の手動運転を含み得る、ことと、3)任務パラメータが最適化されるように、自律車両が道路に沿って自律的に進行している間、自律車両に関連付けられた道路条件およびステータスデータに基づいて、持続的または周期的に自律車両のルート計画を確認、更新、および/またはオーバーライドすることと、4)自律車両のセンサから捕捉されたセンサデータを分析することによって、移動の前(および移動の後)点検情報を取得し、移動の前(および移動の後)点検情報を第三者に供給することと、5)自律車両、他の車両、および歩行者のための安全運転体験を提供することとを行うための種々のシステム、方法、およびデバイスを提供する。
【0050】
図1は、自律車両が整備を受けるためのルート計画を最適化するためのシステム100の実施形態を図示する。図2は、自律車両が整備を受けるためのルート計画を最適化する方法200の実施形態を図示する。図3は、自律車両への遠隔アクセスを許可するためのシステム300の実施形態を図示する。図4は、自律車両への遠隔アクセスを許可する方法400の実施形態を図示する。図5は、自律車両のための周期的任務ステータス更新を実装するためのシステム500を図示する。図6は、自律車両のための周期的任務ステータス更新を実装する方法600の実施形態を図示する。図7-9は、例示的自律車両および自律車両による自律運転動作を実装するためのその種々のシステムおよびデバイスを図示する。
【0051】
(自律車両が整備を受けるためのルート計画を最適化するための例示的システム)
図1は、整備152を受けるための自律車両702のルート計画106を最適化するために構成されたシステム100の実施形態を図示する。図1は、自律車両702によって進行される道路102の簡略化された概略図をさらに図示する。一実施形態において、システム100は、自律車両702と、監督サーバ140とを備えている。いくつかの実施形態において、システム100は、ネットワーク108と、1つ以上の整備提供業者112と、アプリケーションサーバ190と、遠隔オペレータ194とをさらに備えている。ネットワーク108は、システム100のコンポーネント間の通信を可能にする。監督サーバ140は、メモリ148と信号通信するプロセッサ142を備えている。メモリ148は、プロセッサ142によって実行されると、本明細書に説明される1つ以上の機能を監督サーバ140に実行させるソフトウェア命令150を記憶する。例えば、ソフトウェア命令150が実行されると、監督サーバ140は、自律車両702が整備152を必要とするかどうかを決定し得、自律車両702が整備152を必要とすることが決定されるとき、監督サーバ140は、整備152が自律車両702に提供されるように、自律車両のための更新されたルート計画を決定する。自律車両702は、制御デバイス750を備えている。制御デバイス750は、メモリ126と信号通信するプロセッサ122を備えている。メモリ126は、プロセッサ122によって実行されると、本明細書に説明される1つ以上の機能を制御デバイス750に実施させるソフトウェア命令128を記憶する。例えば、ソフトウェア命令128が実行されると、制御デバイス750は、命令186を実行し、自律車両702が必要とされる整備152を受け得るように、自律車両702のための更新されたルート計画170を実装し得る。システム100は、示されるように、または任意の他の構成において構成され得る。
【0052】
一般に、システム100は、自律車両702が移動している間、自律車両702が整備152を必要とすることが決定されるとき、自律車両702のルート計画106を最適化するように構成され得る。ある場合、自律車両702が移動している間、自律車両702が整備152を必要とすることが決定され得る。整備152は、給油、1つ以上のセンサ746の清掃、センサ746を清掃するために使用される清掃流体リザーバへの追加、エンジン/モータ742a(図7参照)へのオイルの追加、エンジン/モータ742a(図7参照)のオイルの交換、タイヤの交換、タイヤへの空気充填、および/または自律車両702の任意のコンポーネントに関連し得る任意の他の整備152を含み得る。整備152は、自律車両702の自律機能および/または自律車両702の非自律機能に関連し得る。システム100は、所定のルール168が満たされるように、更新されたルート計画170を決定することによって、自律車両702のルート計画106を最適化し得る。所定のルール168は、1つ以上の任務パラメータ156を最適化するように定義され得る。1つ以上の任務パラメータ156は、ルート完了時間158、給油コスト160、整備コスト162、貨物の正常性164、および車両の正常性166(本明細書では、自律車両の正常性とも称される)を備え得る。システム100は、1つ以上の任務パラメータ156に関連付けられた1つ以上の閾値154に基づいて、自律車両702が整備152を必要とすることを決定し得る。システム100の動作の詳細は、システム100の動作フローと併せて、下でさらに説明される。
【0053】
(システムコンポーネント)
(例示的自律車両)
一実施形態において、自律車両702は、セミトラックトラクタユニットを含み得、セミトラックトラクタユニットは、貨物または積荷を1つの場所から別の場所に輸送するためのトレーラ704に取り付けられている(図7参照)。自律車両702は、概して、自律モードにおいて、道路102に沿って進行するように構成されている。自律車両702は、図7-9に詳細に説明される複数のコンポーネントを使用して、ナビゲートし得る。自律車両702の動作は、図7-9により詳細に説明される。下記の対応する説明は、自律車両702のいくつかのコンポーネントの簡潔な説明を含む。
【0054】
制御デバイス750は、概して、自律車両702と、そのコンポーネントの動作を制御し、自律車両702の自律運転を促進するように構成され得る。制御デバイス750は、進行することが安全であり、物体または障害物がない、自律車両702の前の経路を決定し、その経路内で進行するように自律車両702をナビゲートするようにさらに構成され得る。このプロセスは、図7-9により詳細に説明される。制御デバイス750は、概して、自律車両702の他のコンポーネントと信号通信する1つ以上のコンピューティングデバイスを含み得る(図7参照)。本開示では、制御デバイス750は、図7に示されるように、車載制御コンピュータ750と同義的に称され得る。
【0055】
図1に示されるように、制御デバイス750は、センサデータ130および/またはマップデータ138を分析することによって、道路102上およびその周囲の物体を検出するように構成され得る。例えば、制御デバイス750は、物体検出機械学習モジュール134を実装することによって、道路102上およびその周囲の物体を検出し得る。物体検出機械学習モジュール134は、画像、ビデオ、赤外線画像、点群、レーダデータ等から物体を検出するために、ニューラルネットワークおよび/または機械学習アルゴリズムを使用して実装され得る。物体検出機械学習モジュール134は、下記にさらにより詳細に説明される。制御デバイス750は、自律車両702上に位置付けられたセンサ746からセンサデータ130を受信し、進行すべき安全な経路を決定する。センサデータ130は、センサ746によって捕捉されるデータを含み得る。
【0056】
センサ746は、とりわけ、目印、車線区分線、車線境界、道路境界、車両、歩行者、道路/交通標識等のそれらの検出区域または視野内の任意の物体を捕捉するように構成されている。センサ746は、カメラ、LiDARセンサ、運動センサ、赤外線センサ等を含み得る。一実施形態において、センサ746は、自律車両702の周囲に位置付けられ(例えば、自律車両702のトレーラ704および/またはトラクタ上に位置付けられ)、自律車両702を包囲する環境を捕捉し得る。いくつかの実施形態において、1つ以上のセンサ746は、自律車両702のトラクタおよび/またはトレーラ704の上および/または内側に位置付けられ得、センサ746は、トレーラ704についての情報を制御デバイス750に提供し得る。したがって、いくつかの実施形態において、トレーラ704は、トレーラ704に関連付けられたセンサ746を介して、トレーラ704についての情報を制御デバイス750に提供し得る「スマートトレーラ」704であり得る。センサ746のさらなる説明に関して、図7の対応する説明を参照されたい。
【0057】
(ネットワーク)
ネットワーク108は、図1に示されるように、インターネット、イントラネット、プライベートネットワーク、パブリックネットワーク、ピアツーピアネットワーク、公衆交換電話網、セルラーネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、都市規模ネットワーク(MAN)、広域ネットワーク(WAN)、および/または衛星ネットワークの全てまたは一部を含む任意の好適なタイプの無線および/または有線ネットワークであり得る。ネットワーク108は、当業者によって理解されるであろうように、任意の好適なタイプの通信プロトコルをサポートするように構成され得る。
【0058】
(整備提供業者)
整備提供業者112の各々は、サーバ110に関連付けられ得る。サーバ110aおよび110bの各々は、サーバ110の事例である。サーバ110は、概して、データを処理し、ネットワーク108を介して、コンピューティングデバイス(例えば、監督サーバ140)等と通信するように構成されたデバイスである。各サーバ110は、本明細書に説明されるサーバ110の1つ以上の機能を実施するために、メモリ(図示せず)と信号通信するプロセッサ(図示せず)を備え得る。例えば、ソフトウェアコードを使用して設計されたソフトウェアアプリケーションは、サーバ110のメモリ内に記憶され、サーバ110のプロセッサによって実行され、サーバ110の機能を実施し得る。
【0059】
各整備提供業者112は、1つ以上の整備152に関連付けられ得る。例えば、整備提供業者112aおよび112bの各々は、給油、タイヤ整備、オイル供給、および/または任意の他の整備152に関連付けられ得る(例えば、提供することが知られている)。各整備提供業者112は、1つ以上の整備152を1つ以上の特定のタイプの自律車両702に提供することに関連付けられ得る。例えば、整備提供業者112aは、1つ以上の整備152をセダンおよびセミトレーラトラックに提供することに関連付けられ得る一方、整備提供業者112bは、1つ以上の整備152をセミトレーラトラックに提供することに関連付けられ得る。各整備提供業者112は、整備152を道路102のわきで自律車両702および/または他の車両に提供するために派遣するための1つ以上の車両に関連付けられ得る。各整備提供業者112は、整備152を自律車両702および/または他の車両に提供するための1つ以上の基地104に関連付けられ得る。各整備提供業者112は、牽引車両が自律車両702を整備提供業者112に関連付けられた基地104まで牽引し得るように、自律車両702に派遣するための1つ以上の牽引車両に関連付けられ得る。
【0060】
監督サーバ140が、整備152が自律車両702のために必要とされることを決定すると、監督サーバ140は、整備152を自律車両702に提供するためのスケジューリング情報114を提供するように、1つ以上の整備提供業者112(例えば、1つ以上の整備提供業者112に関連付けられた1つ以上のサーバ110)に要求を送信する。監督サーバ140は、1つ以上のスケジューリング情報114を1つ以上の整備提供業者112から受信し得る。監督サーバ140は、受信されたスケジューリング情報114を使用し、必要とされる整備152を自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を1つ以上の整備提供業者112の中から選択する。この動作は、システム100の動作フローと併せて、下でさらに説明される。
【0061】
(制御デバイス)
制御デバイス750は、図7に詳細に説明される。簡潔に言うと、制御デバイス750は、プロセッサ122を含み得、プロセッサ122は、車両の正常性監視モジュール123と、ネットワークインターフェース124と、ユーザインターフェース125と、メモリ126と信号通信する。プロセッサ122は、本明細書に説明されるような種々の機能を実施する1つ以上の処理ユニットを含み得る。制御デバイス750のコンポーネントは、互いに動作可能に結合されている。メモリ126は、その機能を実施するためにプロセッサ122によって使用される任意のデータおよび/または命令を記憶する。例えば、メモリ126は、ソフトウェア命令128を記憶し、ソフトウェア命令128は、プロセッサ122によって実行されると、本明細書に説明される1つ以上の機能を制御デバイス750に実施させる。
【0062】
プロセッサ122は、図7に説明されるデータプロセッサ770のうちの1つであり得る。プロセッサ122は、メモリ126に動作可能に結合された1つ以上のプロセッサを備えている。プロセッサ122は、状態機械、1つ以上の中央処理ユニット(CPU)チップ、論理ユニット、コア(例えば、マルチコアプロセッサ)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはデジタル信号プロセッサ(DSP)を含む電子回路網を含み得る。プロセッサ122は、プログラマブル論理デバイス、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または前述の任意の好適な組み合わせであり得る。プロセッサ122は、ネットワークインターフェース124およびメモリ126に通信可能に結合され、それらと信号通信し得る。1つ以上のプロセッサは、データを処理するように構成され、ハードウェアまたはソフトウェアにおいて実装され得る。例えば、プロセッサ122は、8ビット、16ビット、32ビット、64ビット、または任意の他の好適なアーキテクチャであり得る。プロセッサ122は、算術および論理演算を実施するための算術論理ユニット(ALU)と、オペランドをALUに供給し、ALU演算の結果を記憶するプロセッサレジスタと、制御ユニットとを含み得、制御ユニットは、ALU、レジスタ、および他のコンポーネントの調整された動作を指示することによって、命令をメモリからフェッチし、それらを実行する。1つ以上のプロセッサは、種々の命令を実装するように構成されている。例えば、1つ以上のプロセッサは、図1-9に関して説明されるもののうちのいくつかまたは全て等、本明細書に開示される機能を実装するためのソフトウェア命令128を実行するように構成されている。いくつかの実施形態において、本明細書に説明される機能は、論理ユニット、FPGA、ASIC、DSP、または任意の他の好適なハードウェアまたは電子回路網を使用して実装され得る。
【0063】
車両の正常性監視モジュール123は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュール内に実装され得、概して、自律車両702のコンポーネントの正常性およびステータスを含むステータスデータ132の記録を保つように構成されている。車両の正常性監視モジュール123は、センサ746および自律車両702のコンポーネントの正常性およびステータスを決定するように構成された他のセンサに動作可能に結合され得る。例えば、車両の正常性監視モジュール123は、燃料レベル、オイルレベル、タイヤ圧、エンジン温度、貨物の正常性、車両の正常性、バッテリレベル、電気回路、通信容量等を測定するように構成されたセンサに結合され得る。いくつかの例では、ステータスデータ132は、自律車両702の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データ、燃料レベル、オイルレベル、少なくとも1つのセンサ746を清掃するために使用される清掃流体のレベル、貨物の正常性、自律車両702の場所、開始場所(例えば、出発パッド)から進行した距離、および目的地(例えば、ランディングパッド)に到達するまでの残りの距離を含み得る。
【0064】
ネットワークインターフェース124は、図7に説明されるネットワーク通信サブシステム792のコンポーネントであり得る。ネットワークインターフェース124は、有線および/または無線通信を可能にするように構成され得る。ネットワークインターフェース124は、制御デバイス750と他のネットワークデバイス、システム、またはドメインとの間でデータを通信するように構成され得る。例えば、ネットワークインターフェース124は、WIFIインターフェース、ローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェース、広域ネットワーク(WAN)インターフェース、モデム、スイッチ、またはルータを備え得る。プロセッサ122は、ネットワークインターフェース124を使用し、データを送受信するように構成され得る。ネットワークインターフェース124は、任意の好適なタイプの通信プロトコルを使用するように構成され得る。
【0065】
ユーザインターフェース125は、1つ以上のユーザインターフェースを含み得、1つ以上のユーザインターフェースは、メモリ126内で利用可能なデータ等、自律車両702に関連付けられたデータにアクセスするために認可されていると決定されたユーザと相互作用するように構成されている。一実施形態において、ユーザインターフェース125は、ディスプレイ画面、カメラ、マイクロホン、スピーカ、キーボード、マウス、トラックパッド、タッチパッド等を備えているヒューマンマシンインターフェースモジュールを含み得る。制御デバイス750は、ユーザインターフェース125内に含まれるディスプレイ画面上に自律車両702に関連付けられたデータを表示するように構成され得る。一実施形態において、ユーザインターフェース125の事例は、自律車両702の外側からアクセス可能である区画内に配置され得る。例えば、ユーザインターフェース125は、自律車両702のセミトラックトラクタユニット(すなわち、運転室)の外側からアクセス可能であるヒューマンマシンインターフェースモジュールを含み得る。一実施形態において、ユーザインターフェース125の事例は、自律車両702の内側に配置され得る。例えば、ユーザインターフェース125は、自律車両702の運転室内からアクセス可能であるヒューマンマシンインターフェースモジュールを含み得る。
【0066】
メモリ126は、図7に説明されるデータ記憶ユニットまたはデバイス790のうちの1つであり得る。メモリ126は、プロセッサ122によって実行されると、本明細書に説明される機能を実装するように動作可能である任意の他のデータ、命令、論理、ルール、またはコードとともに、図1-9に説明される情報のいずれかを記憶する。例えば、メモリ126は、ソフトウェア命令128、センサデータ130、ステータスデータ132、ルート計画106、物体検出機械学習モジュール134、運転命令136、マップデータ138、更新されたルート計画170、命令186、および/または任意の他のデータ/命令を記憶し得る。ソフトウェア命令128は、プロセッサ122によって実行されると、図1-9に説明されるもののうちのいくつかまたは全て等、本明細書に説明される機能を制御デバイス750に実施させるコードを含む。メモリ126は、1つ以上のディスク、テープドライブ、またはソリッドステートドライブを備え、プログラムが実行のために選択されると、そのようなプログラムを記憶し、プログラム実行中に読み取られる命令およびデータを記憶するためのオーバーフローデータ記憶デバイスとして使用され得る。メモリ126は、揮発性または不揮発性であり得、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、三値連想メモリ(TCAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、および静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)を備え得る。メモリ126は、ローカルデータベース、クラウドデータベース、ネットワーク接続記憶装置(NAS)等のうちの1つ以上を含み得る。
【0067】
ルート計画106は、開始場所(例えば、第1の自律車両出発パッド/ランディングパッド)から目的地(例えば、第2の自律車両出発パッド/ランディングパッド)まで進行するための計画を含み得る。例えば、ルート計画106は、特定の順序において、開始場所から目的地まで、1つ以上の通り、道路、および幹線道路の組み合わせを規定し得る。ルート計画106は、第1の段階(例えば、開始場所/出発パッドから外に移動する)、複数の中間段階(例えば、1つ以上の特定の通り/道路/幹線道路の特定の車線に沿って進行する)、および最後の段階(例えば、目的地/ランディングパッドに進入する)を含む段階を規定し得る。ルート計画106は、そのルート計画106内のルートに沿った道路/交通標識、満タン時の推定される進行距離、燃料補給ステーション場所、検量または通行料金が要求され得るエリア、ルート計画106に従って自律車両によって進行される時間または距離に影響を及ぼし得る他の要因等、開始位置から目的地までのルートについての他の情報も含み得る。
【0068】
物体検出機械学習モジュール134は、ソフトウェア命令128を実行するプロセッサ122によって実装され得、概して、センサデータ130から物体および障害物を検出するように構成され得る。物体検出機械学習モジュール134は、画像、ビデオ、赤外線画像、点群、レーダデータ、オーディオ、超音波センサデータ、風センサデータ、大気圧データ等の任意のデータタイプから物体を検出するために、ニューラルネットワークおよび/または機械学習アルゴリズムを使用して実装され得る。
【0069】
一実施形態において、物体検出機械学習モジュール134は、サポートベクターマシン(SVM)、単純ベイズ、ロジスティック回帰、k-最近傍、決定木等の機械学習アルゴリズムを使用して実装され得る。一実施形態において、物体検出機械学習モジュール134は、複数のニューラルネットワーク層、畳み込みニューラルネットワーク層等を利用し得、それらにおいて、これらの層の重みおよびバイアスが、物体検出機械学習モジュール134の訓練プロセスにおいて最適化される。物体検出機械学習モジュール134は、1つ以上の物体で標識されたデータタイプのサンプルを各サンプル内に含む訓練データセットによって、訓練され得る。例えば、訓練データセットは、物体で標識された物体(例えば、車両、車線区分線、歩行者、道路標識、障害物等)のサンプル画像を各サンプル画像内に含み得る。同様に、訓練データセットは、物体で標識されたビデオ、赤外線画像、点群、レーダデータ等の他のデータタイプのサンプルを各サンプルデータ内に含み得る。物体検出機械学習モジュール134は、訓練データセットおよびセンサデータ130によって、訓練、試験、および精緻化され得る。物体検出機械学習モジュール134は、センサデータ130(物体で標識されていない)を使用し、物体を検出することにおけるその予測の正確さを増加させる。例えば、教師ありおよび/または教師なし機械学習アルゴリズムが、センサデータ130における物体を検出することにおける物体検出機械学習モジュール134の予測を検証するために使用され得る。
【0070】
運転命令136は、計画モジュール862(図8における計画モジュール862の説明参照)によって実装され得る。運転命令136は、ルート計画106の各段階の運転ルールに従って、自律車両702の自律運転を適合させるための命令およびルールを含み得る。例えば、運転命令136は、自律車両702によって進行される道路102の速度範囲内に留まること、周囲車両の速度、センサ746の検出区域内の物体等、センサ746によって観察される変化に対して自律車両702の速度を適合させること、および監督サーバから受信された情報に基づいて自律車両の速度および/または軌道に適合させることを行うための命令を含み得る。
【0071】
マップデータ138は、道路102、502a(図5参照)、および502b(図5参照)を含む都市またはエリアの仮想マップを含み得る。いくつかの例では、マップデータ138は、マップ858と、マップデータベース836とを含み得る(マップ858およびマップデータベース836の説明に関して、図8参照)。マップデータ138は、道路102、経路、幹線道路等の運転可能エリア、および地形(占有グリッドモジュール860によって決定される(占有グリッドモジュール860の説明に関して、図8参照))等の運転できないエリア、および運行設計ドメイン(ODD)内に含まれるエリアを含み得る。マップデータ138は、道路標識、車線、車線区分線、車線境界、道路境界、交通信号灯、障害物、および自律車両の挙動に影響を及ぼし得る車道上またはその周囲の他のアイテム(例えば、定着物)の場所(例えば、座標)を規定し得る。
【0072】
(監督サーバ)
監督サーバ140は、概して、自律車両702の動作を監督するように構成されている。いくつかの実施形態において、監督サーバ140は、監督システムに関連付けられ、その中に含まれるコンポーネントであり得る。監督システムは、監督システムの動作を実施し、自律車両702の車隊の動作を監督するように構成されたコンポーネントおよび/またはサブシステムを含み得る。監督サーバ140は、プロセッサ142と、ネットワークインターフェース144と、ユーザインターフェース146と、メモリ148とを備えている。監督サーバ140のコンポーネントは、互いに動作可能に結合される。プロセッサ142は、本明細書に説明されるような種々の機能を実施する1つ以上の処理ユニットを含み得る。メモリ148は、プロセッサ142によってその機能を実施するために使用される任意のデータおよび/または命令を記憶する。例えば、メモリ148は、プロセッサ142によって実行されると、本明細書に説明される1つ以上の機能を監督サーバ140に実施させるソフトウェア命令150を記憶する。監督サーバ140は、示されるように、または任意の他の好適な構成において、構成され得る。
【0073】
一実施形態において、監督サーバ140は、自律車両702の動作を監督する役割を果たし得るコンピューティングデバイスのクラスタによって実装され得る。例えば、監督サーバ140は、分散型コンピューティングおよび/またはクラウドコンピューティングシステムを使用し、複数のコンピューティングデバイスによって実装され得る。別の例では、監督サーバ140は、1つ以上のデータセンタ内の複数のコンピューティングデバイスによって実装され得る。したがって、一実施形態において、監督サーバ140は、制御デバイス750より多くの処理電力を含み得る。監督サーバ140は、自律車両702およびそのコンポーネント(例えば、制御デバイス750)と信号通信する。一実施形態において、監督サーバ140は、自律車両702のための特定のルート計画106を決定するように構成され得る。例えば、監督サーバ140は、自律車両702のための特定のルート計画106を決定し得、特定のルート計画106は、その自律車両702の目的地に到達するための減らされた運転時間およびより安全な運転体験をもたらす。
【0074】
一実施形態において、自律車両702のためのルート計画106は、別のものとの1つの自律車両702等、車両/車両間(V2V)通信から決定され得る。一実施形態において、自律車両702のためのナビゲート解決策またはルート計画106は、監督サーバ140との自律車両702等、車両/クラウド間(V2C)通信から決定され得る。
【0075】
一実施形態において、自律車両702のための更新されたルート計画170は、車両/クラウド/人間(V2C2H)、車両/人間(V2H)、車両/クラウド/車両(V2C2V)、車両/人間/車両(V2H2V)、および/またはクラウド/クラウド/車両(C2C2V)通信によって実装され得、人間介入が、自律車両702のためのナビゲート解決策を決定することにおいて組み込まれる。例えば、遠隔オペレータ194が、センサデータ130、ステータスデータ132、任務パラメータ156、整備152、更新されたルート計画170、および/またはユーザインターフェース146からの他のデータを精査し、自律車両702のための更新されたルート計画170を確認、修正、および/またはオーバーライドし得る。遠隔オペレータ194は、自律車両702のナビゲーション計画を決定することにおいて、制御デバイス750および/または監督サーバ140がそうでなければ提供しない人間視点を追加し得る。いくつかの事例では、人間視点は、安全性、燃料節約、1つ以上の任務パラメータ156の最適化等の観点から、機械の視点と比較して、好ましい。
【0076】
一実施形態において、自律車両702のための更新されたルート計画170は、通信のタイプの中でもとりわけ、V2V、V2C、V2C2H、V2H、V2C2V、V2H2V、C2C2V通信の任意の組み合わせによって実装され得る。
【0077】
図1に図示されるように、遠隔オペレータ194は、通信経路192を介して、アプリケーションサーバ190にアクセスすることができる。同様に、遠隔オペレータ194は、通信経路196を介して、監督サーバ140にアクセスし得る。一実施形態において、監督サーバ140は、例えば、ネットワーク108を通して無線で、および/または有線通信を介して、センサデータ130、ステータスデータ132、任務パラメータ156、整備152、更新されたルート計画170、および/または遠隔オペレータ194によって精査されるべき任意の他のデータ/命令をアプリケーションサーバ190に送信し得る。したがって、一実施形態において、遠隔オペレータ194は、アプリケーションサーバ190を介して、監督サーバ140に遠隔でアクセスすることができる。
【0078】
プロセッサ142は、1つ以上のプロセッサを備えている。プロセッサ142は、状態機械、1つ以上の中央処理ユニット(CPU)チップ、論理ユニット、コア(例えば、マルチコアプロセッサ)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはデジタル信号プロセッサ(DSP)を含む任意の電子回路網である。プロセッサ142は、プログラマブル論理デバイス、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または前述の任意の好適な組み合わせであり得る。プロセッサ142は、ネットワークインターフェース144、ユーザインターフェース146、およびメモリ148に通信可能に結合され、それと信号通信し得る。1つ以上のプロセッサは、データを処理するように構成され、ハードウェアまたはソフトウェアにおいて実装され得る。例えば、プロセッサ142は、8ビット、16ビット、32ビット、64ビット、または任意の他の好適なアーキテクチャであり得る。プロセッサ142は、算術および論理演算を実施するための算術論理ユニット(ALU)と、オペランドをALUに供給し、ALU演算の結果を記憶するプロセッサレジスタと、制御ユニットとを含み得、制御ユニットは、命令をメモリからフェッチし、ALU、レジスタ、および他のコンポーネントの協調された動作を指示することによって、それらを実行する。1つ以上のプロセッサは、種々の命令を実装するように構成されている。例えば、1つ以上のプロセッサは、ソフトウェア命令150を実行し、図1-6に関して説明されるもののうちのいくつかまたは全て等、本明細書に開示される機能を実装するように構成されている。いくつかの実施形態において、本明細書に説明される機能は、論理ユニット、FPGA、ASIC、DSP、または任意の他の好適なハードウェアまたは電子回路網を使用して実装され得る。
【0079】
ネットワークインターフェース144は、有線および/または無線通信を可能にするように構成され得る。ネットワークインターフェース144は、データを監督サーバ140と他のネットワークデバイス、システム、またはドメインとの間で通信するように構成され得る。例えば、ネットワークインターフェース144は、WIFIインターフェース、ローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェース、広域ネットワーク(WAN)インターフェース、モデム、スイッチ、またはルータを備え得る。プロセッサ142は、ネットワークインターフェース144を使用し、データを送受信するように構成され得る。ネットワークインターフェース144は、任意の好適なタイプの通信プロトコルを使用するように構成され得る。
【0080】
ユーザインターフェース146は、遠隔オペレータ194等のユーザと相互作用するように構成された1つ以上のユーザインターフェースを含み得る。遠隔オペレータ194は、通信経路196を介して、監督サーバ140にアクセスし得る。ユーザインターフェース146は、モニタ、キーボード、マウス、トラックパッド、タッチパッド、マイクロホン、ウェブカメラ、スピーカ等の監督サーバ140の周辺機器を含み得る。遠隔オペレータ194は、ユーザインターフェース146を使用し、メモリ148にアクセスし、センサデータ130、ステータスデータ132、任務パラメータ156、整備152、更新されたルート計画170、および/またはメモリ148内に記憶される他のデータを精査し得る。遠隔オペレータ194は、更新されたルート計画170を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。
【0081】
一実施形態において、ユーザインターフェース146は、ヒューマンマシンインターフェースモジュールを含み得る。ヒューマンマシンインターフェースモジュールは、各自律車両702に関連付けられたセンサデータ130、ステータスデータ132、任務パラメータ156、整備152、更新されたルート計画170、およびメモリ148内に記憶される他のデータ等、1つ以上の自律車両702に関連付けられたデータを表示するように構成され得る。監督サーバ140は、持続的または周期的に(例えば、毎秒、数秒毎、または任意の他の時間インターバルにおいて)、1つ以上の自律車両702の中からの各自律車両702に関連付けられた場所、任務パラメータ156等の1つ以上の自律車両702のステータスの更新を表示し得る。
【0082】
ヒューマンマシンインターフェースモジュールは、移動中である自律車両702のいずれかが最小リスク条件操縦526(図5参照)を実施しているときを示すように構成され得る。ヒューマンマシンインターフェースは、移動中である自律車両702の各々が最小リスク条件操縦526(図5参照)を完了したときを示すようにさらに構成され得る。最小リスク条件操縦526(図5参照)は、とりわけ、自律車両702がその上で進行している道路102のわきに寄ること、自律車両702が進行している交通の車線内で急停止すること、自律車両702が進行している交通の車線内で徐々に停止することを含み得る。
【0083】
メモリ148は、プロセッサ142によって実行されたときに本明細書に説明される機能を実装するために動作可能である任意の他のデータ、命令、論理、ルール、またはコードとともに、図1-9に説明される情報のうちのいずれかを記憶する。例えば、メモリ148は、ソフトウェア命令150、命令186、所定のルール168、更新されたルート計画170、稼動停止時間176、燃料節約パラメータ188、閾値154、ステータスデータ132、重み値182、任務パラメータ156、整備152、閾値稼動停止時間174、閾値距離178、スケジューリング情報114、整備メタデータ180、場所184、時間窓187、加重和172、整備提供業者基地データ189、および/または任意の他のデータ/命令を記憶し得る。ソフトウェア命令128は、プロセッサ142によって実行されると、図1-6に説明されるもののうちのいくつかまたは全て等、本明細書に説明される機能を監督サーバ140に実施させるコードを含む。メモリ148は、1つ以上のディスク、テープドライブ、またはソリッドステートドライブを備え、プログラムが実行のために選択されると、そのようなプログラム記憶し、プログラム実行中に読み取られる命令およびデータを記憶するためのオーバーフローデータ記憶デバイスとして使用され得る。メモリ148は、揮発性または不揮発性であり得、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、三値連想メモリ(TCAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、およびスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)を備え得る。メモリ148は、ローカルデータベース、クラウドデータベース、ネットワーク接続記憶装置(NAS)等のうちの1つ以上を含み得る。
【0084】
(アプリケーションサーバ)
アプリケーションサーバ190は、ネットワーク108を介して、他のサーバ(例えば、監督サーバ140)、自律車両702、データベース等の他のデバイスと通信するように構成された任意のコンピューティングデバイスであり得る。アプリケーションサーバ190は、本明細書に説明される機能を実施し、例えば、通信経路192を介して、そのユーザインターフェースを使用し、遠隔オペレータ194と相互作用するように構成され得る。アプリケーションサーバ190の例は、限定ではないが、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、サーバ等を含む。一例では、アプリケーションサーバ190は、プレゼンテーション層としての機能を果たし得、遠隔オペレータ194は、プレゼンテーション層から、監督サーバ140にアクセスすることができる。したがって、監督サーバ140は、例えば、ネットワーク108を介して、センサデータ130、ステータスデータ132、任務パラメータ156、整備152、更新されたルート計画170、および/または任意の他のデータ/命令をアプリケーションサーバ190に送信し得る。遠隔オペレータ194は、システム100の動作フローと併せてさらに下で説明されるように、アプリケーションサーバ190との通信経路192を確立した後、受信されたデータを精査し、更新されたルート計画170を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。
【0085】
遠隔オペレータ194は、監督サーバ140に関連付けられ、監督サーバ140へのアクセスを有する個人であり得る。例えば、遠隔オペレータ194は、センサデータ130、ステータスデータ132、任務パラメータ156、整備152、更新されたルート計画170、およびメモリ148上で利用可能な他の情報等、自律車両702に関する情報にアクセスし、それを閲覧し得る管理者であり得る。一例では、遠隔オペレータ194は、ネットワーク108を介して、プレゼンテーション層としての機能を果たすアプリケーションサーバ190から、監督サーバ140にアクセスし得る。
【0086】
(自律車両が整備を受けるためのルート計画を最適化するための動作フロー)
一実施形態において、システム100の動作フローは、監督サーバ140がステータスデータ132を自律車両702から取得すると、開始する。監督サーバ140は、持続的に、周期的に(例えば、毎秒、数秒毎、または任意の他の時間インターバルにおいて)、および/または要求に応じて、ステータスデータ132を受信し得る。例えば、監督サーバ140は、ステータスデータ132を自律車両702に関連付けられた制御デバイス750から取得し得る。監督サーバ140は、自律車両702が移動している間、例えば、道路102上を進行している間、ステータス更新132を受信し得る。一実施形態において、制御デバイス750は、ステータスデータ132を1つ以上のセンサ746から受信し得る。一実施形態において、制御デバイス750は、ステータスデータ132を車両の正常性監視モジュール123から受信し得る。
【0087】
いくつかの例では、ステータスデータ132は、自律車両702の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データ、燃料レベル、オイルレベル、少なくとも1つのセンサ746を清掃するために使用される清掃流体のレベル、貨物の正常性、自律車両702の場所、開始場所から進行した距離(例えば、出発パッド)、および目的地に到達するための残りの距離(例えば、ランディングパッド)を含み得る。監督サーバ140は、全地球測位センサ746g(図7参照)によって捕捉されたセンサデータ130内に含まれる、自律車両702の全地球測位システム(GPS)場所を決定し得る。
【0088】
(自律車両が整備を必要とするかどうかの決定)
監督サーバ140は、ステータスデータ132に基づいて、自律車両702が整備152を必要とするかどうかを決定する。整備152は、給油、1つ以上のセンサ746の清掃、センサ746を清掃するために使用される清掃流体の追加、エンジンへのオイルの追加、エンジンのオイルの交換、タイヤの交換、タイヤへの空気の充填、および/または任意の自律車両702のコンポーネントに関連し得る任意の他の整備152を含み得る。
【0089】
ある場合、監督サーバ140は、(例えば、ステータスデータ132および/またはセンサデータ130から)自律車両702が整備152を必要とすることを決定することにつながるであろう異常を検出し得る。異常は、閾値未満の燃料レベル、閾値未満のオイルレベル、監督サーバに送信される更新された測位情報の喪失、自律車両上のコンポーネント間の信号の喪失、1つのセンサまたはセンサの群に関する異常であるセンサ読み取り値、平均を上回る消費を示す燃料使用データの傾向、および/または自律車両702の任意のコンポーネントに対して検出された任意の他の異常を含み得る。
【0090】
自律車両702が整備152を必要とするかどうかを決定するために、監督サーバ140は、自律車両702の各コンポーネントに関連付けられた正常性および/またはステータスを閾値パーセンテージ154と比較し得る。閾値パーセンテージ154は、任務パラメータ156に影響を及ぼす、コンポーネントに関連付けられ得る。例えば、センサ746を清掃するために使用される清掃流体に関して、監督サーバ140は、清掃流体レベルを第1の閾値パーセンテージ154(例えば、所定の値の30%、20%等)と比較する。監督サーバ140が、清掃流体レベルが第1の閾値パーセンテージ154未満であることを決定すると、監督サーバ140は、より多くの清掃流体が追加される必要があることを決定する。
【0091】
別の例では、監督サーバ140は、センサ746が(例えば、異なる方向に面して)移動させられていることおよび/または損傷されていることを決定することに基づいて、センサ746が較正および/または清掃される必要があることを決定し得る。別の例では、監督サーバ140は、センサ746から受信されたデータが閾値パーセンテージを上回る品質レベルを有していないことを決定することに基づいて、センサ746が較正および/または清掃される必要があることを決定し得る。例えば、監督サーバ140は、カメラ746a(図7参照)から受信された画像/ビデオフィードが、ぼけている、例えば、第3の閾値パーセンテージ154(例えば、所定の値の70%、80%等)を上回る画質レベルを有していないことを決定することに基づいて、カメラ746a(図7参照)が較正および/または清掃される必要があることを決定し得る。
【0092】
別の例では、給油に関して、監督サーバ140が、自律車両702の燃料レベルモニタが、燃料レベルが第4の閾値パーセンテージ154(例えば、所定の値の40%、30%等)未満であり、残りの燃料の量が所定の目的地に到達するために十分ではないことを示すことを決定すると、監督サーバ140は、給油整備152が必要とされることを決定する。
【0093】
同様に、監督サーバ140は、オイルレベルを閾値パーセンテージ154と比較し得、各タイヤ圧を閾値パーセンテージ154と比較し得、および、自律車両702の他のコンポーネントの正常性および/またはステータスを閾値パーセンテージ154と比較し得る。
【0094】
いくつかの実施形態において、制御デバイス750は、自律車両702が整備152を必要とするかどうかを決定するように構成され得る。この場合、制御デバイス750は、上で説明されるものと同様、自律車両702の各コンポーネントに関連付けられた正常性および/またはステータスを閾値パーセンテージ154と比較し得る。例えば、制御デバイス750は、センサ746が(例えば、異なる方向に面して)移動させられていることおよび/または損傷されていることを決定することに基づいて、センサ746が較正および/または清掃される必要があることを決定し得る。別の例では、制御デバイス750は、センサ746から受信されたデータが閾値パーセンテージを上回る品質レベルを有していないことを決定することに基づいて、センサ746が較正および/または清掃される必要があることを決定し得る。例えば、制御デバイス750は、カメラ746a(図7参照)から受信された画像/ビデオフィードが、ぼけている、例えば、第3の閾値パーセンテージ154(例えば、所定の値の70%、80%等)を上回る画質レベルを有していないことを決定することに基づいて、カメラ746a(図7参照)が較正および/または清掃される必要があることを決定し得る。別の例では、給油に関して、制御デバイス750が、自律車両702の燃料レベルモニタが、燃料レベルが第4の閾値パーセンテージ154(例えば、所定の値の40%、30%等)未満であり、残りの燃料の量が所定の目的地に到達するために十分ではないことを示すことを決定すると、制御デバイス750は、給油整備152が必要とされることを決定する。別の例では、制御デバイス750は、オイルレベルを閾値パーセンテージ154と比較し、各タイヤ圧を閾値パーセンテージ154と比較し、および自律車両702の他のコンポーネントの正常性および/またはステータスを閾値パーセンテージ154と比較し、自律車両702が整備152を必要とするかどうかを決定し得る。
【0095】
(更新されたルート計画の決定)
監督サーバ140が、自律車両702が整備152を必要とすることを決定すると、監督サーバ140は、整備152が自律車両702に提供されるように、自律車両702のための更新されたルート計画170を決定する。
【0096】
一実施形態において、更新されたルート計画170は、所定のルール168が満たされるように決定される。所定のルール168は、1つ以上の任務パラメータ156を最適化するように定義される。1つ以上の任務パラメータ156は、ルート完了時間158、給油コスト160、整備コスト162、貨物の正常性164、および車両の正常性166を備え得る。ルート完了時間158は、自律車両702が開始場所(例えば、出発パッド)から移動(例えば、任務)を開始するときから、それが目的地(例えば、ランディングパッド)に到達するまでの持続時間を表し得る。給油コスト160は、自律車両が整備提供業者112と落ち合うために使用するであろう燃料のコストを含み得る自律車両702が移動を完了するために使用する燃料のコストを表し得る。整備コスト162は、自律車両702が移動を完了するために必要とする整備152のコストを表し得る。貨物の正常性164は、自律車両702によって搬送される貨物の正常性を表し得る。車両の正常性166は、自律車両702のコンポーネントの正常性を表し得る。
【0097】
一実施形態において、整備152が自律車両702のために必要とされることを決定することは、1つ以上の任務パラメータ156に関連付けられた1つ以上の閾値154に基づく。1つ以上の閾値154は、クライアント、遠隔オペレータ194、燃料効率を最適化するためのアルゴリズム、ルート完了時間を最小化するためのアルゴリズム、および1つ以上の任務パラメータを同時に最適化するためのアルゴリズム156のいずれかによって提供され得る。クライアントは、自律車両702に特定の貨物を開始場所から特定の目的地まで輸送することを所望する組織または個人であり得る。
【0098】
一実施形態において、監督サーバ140は、1つ以上の任務パラメータ156が1つ以上の閾値154を超えないように、更新されたルート計画170を決定し得る。
【0099】
(整備のレベルの決定)
一実施形態において、監督サーバ140は、整備152に関連付けられたレベルを決定し得る。例えば、監督サーバ140が、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができることを決定すると、監督サーバ140は、整備152がレベル1整備152aであることを決定する。換言すると、監督サーバ140が、整備152が主要な整備152ではない、すなわち、10分、1時間、または任意の他の適切な時間等の閾値稼動停止時間174を上回って自律車両702のための稼動停止時間176を要求しないことを決定すると、監督サーバ140は、整備152がレベル1整備152aであることを決定する。
【0100】
別の例では、監督サーバ140が、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができないことを決定すると、監督サーバ140は、整備152がレベル2整備152bであることを決定する。換言すると、監督サーバ140が、整備152が主要な整備152であること、すなわち、閾値稼動停止時間174を上回って自律車両702のための稼動停止時間176を要求することを決定すると、監督サーバ140は、整備152がレベル2整備152bであることを決定する。いくつかの例では、整備152は、3つ以上のレベルを有し得る。したがって、監督サーバ140は、他のレベルの整備152を決定し得る。
【0101】
更新されたルート計画170を決定することに応じて、監督サーバ140は、更新されたルート計画170を実装する命令186を自律車両702に通信する。換言すると、監督サーバ140は、更新されたルート計画170を実装するように自律車両702に命令するための命令制を御デバイス750に通信する。
【0102】
一実施形態において、制御デバイス750は、整備152に関連付けられたレベルを決定し得る。例えば、制御デバイス750が、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができることを決定すると、制御デバイス750は、整備152がレベル1整備152aであることを決定する。換言すると、制御デバイス750が、整備152が主要な整備152ではないこと、すなわち、10分、1時間、または任意の他の適切な時間等の閾値稼動停止時間174を上回って自律車両702のための稼動停止時間176を要求しないことを決定すると、制御デバイス750は、整備152がレベル1整備152aであることを決定する。別の例では、制御デバイス750が、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができないことを決定すると、制御デバイス750は、整備152がレベル2整備152bであることを決定する。換言すると、制御デバイス750が、整備152が主要な整備152であること、すなわち、閾値稼動停止時間174を上回って自律車両702のための稼動停止時間176を要求することを決定すると、制御デバイス750は、整備152がレベル2整備152bであることを決定する。いくつかの例では、整備152は、3つ以上のレベルを有し得る。したがって、制御デバイス750は、他のレベルの整備152を決定し得る。制御デバイス750は、決定された整備152を監督サーバ140に通信し得る。監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194は、制御デバイス750の決定を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。
【0103】
(更新されたルート計画の例)
一実施形態において、更新されたルート計画170は、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができることの決定に応答して、自律車両702を道路102のわきに寄せることを含み得る。例えば、監督サーバ140が、必要とされる整備152がレベル1整備152aであることを決定すると、更新されたルート計画170は、自律車両702を道路102のわきに寄せることを含み得る。
【0104】
一実施形態において、更新されたルート計画170は、整備152を提供することが閾値稼動停止時間174未満である稼動停止時間176につながるであろうことの決定に応答して、自律車両702をわきに寄せることを含み得る。
【0105】
一実施形態において、更新されたルート計画170は、自律車両702を自律的に運転することが安全ではないことの決定に応答して、自律車両702をわきに寄せることを含み得る。例えば、必要とされる整備152が、センサ較正および/またはセンサ清掃等の自律車両702の自律機能に関連するとき、監督サーバ140は、自律車両702を自律的に運転することが安全ではないことを決定する。別の例では、監督サーバ140が、自律車両702の1つ以上のコンポーネントが誤動作しているように、自律車両702がもはや道路上の使用に適していないことを決定すると、監督サーバ140は、自律車両702を自律的に運転することが安全ではないことを決定する。
【0106】
一実施形態において、更新されたルート計画170は、必要とされる整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができないことの決定に応答して、自律車両702を(整備提供業者112に関連付けられた)整備提供業者基地104にルート変更することを含み得る。例えば、監督サーバ140が、必要とされる整備152がレベル2整備152bであることを決定すると、更新されたルート計画170は、自律車両702を整備提供業者基地104にルート変更することを含み得る。
【0107】
一実施形態において、更新されたルート計画170は、必要とされる整備152が閾値稼動停止時間174を上回る稼動停止時間176につながるであろうことの決定に応答して、自律車両702を(整備提供業者112に関連付けられた)整備提供業者基地104にルート変更することを含み得る。
【0108】
一実施形態において、更新されたルート計画170は、開始場所から進行された距離が閾値距離未満(例えば、1マイル、2マイル、または任意の他の適切な距離未満)であることの決定に応答して、自律車両702を開始場所に戻すことを含み得る。
【0109】
(整備が道路のわきで提供されることができる場合)
一実施形態において、監督サーバ140が、必要とされる整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができることを決定すると、監督サーバ140は、必要とされる整備152を道路102のわきで自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を1つ以上の整備提供業者112の中から選択し得る。この動作は、下で説明される。
【0110】
ある例示的シナリオでは、自律車両702が道路102に沿って進行していると仮定する。監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、ステータスデータ132を制御デバイス750から取得する。ステータスデータ132から、監督サーバ140は、整備152が自律車両702に提供される必要があるかどうかを決定する。
【0111】
監督サーバ140が、整備152が自律車両702に提供される必要があることを決定すると、監督サーバ140は、整備152が自律車両702に提供されるように、自律車両702のための更新されたルート計画170を決定する。
【0112】
監督サーバ140は、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができることを決定する場合、監督サーバ140は、整備152を道路102のわきで自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を1つ以上の整備提供業者112の中から選択し得る。
【0113】
一実施形態において、監督サーバ140は、所定のルール168が満たされるように、整備152を道路102のわきで自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を選択し得る。例えば、監督サーバ140は、1つ以上の任務パラメータ156を最適化することにつながるように、整備152を道路102のわきで自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を選択し得る。任務パラメータ156は、進行時間の最小化、所定の時間までに目的地に到着すること、燃料コストの最小化、通行料金コストの最小化、自律車両によって進行されるマイル数を最小化すること、あるタイプの車道(例えば、あるグレードより上、工事下のエリア)の回避、ある時刻において既知の問題(例えば、アーチファクトをセンサ内に引き起こすグレア、早朝または深夜の道路上の氷)を伴うエリアの回避、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。この目的を達成するために、監督サーバ140は、下で説明される動作を実施し得る。
【0114】
監督サーバ140は、自律車両702から閾値距離178内の1つ以上の整備提供業者112を識別し得、1つ以上の整備提供業者112の各々は、必要とされる整備152に関連付けられている。例えば、監督サーバ140は、自律車両702の閾値距離178内に基地および/または整備車両を有する1つ以上の整備提供業者112を識別し得る。
【0115】
一実施形態において、遠隔オペレータ194は、自律車両702から閾値距離178内にある整備152に関連付けられた整備提供業者112に関して、インターネットを検索し、それを監督サーバ140に提供し得る。
【0116】
一実施形態において、監督サーバ140は、例えば、ウェブスクレイピング、ウェブハーベスティング、またはウェブデータ抽出を実装することによって、自律車両702から閾値距離178内にある整備152に関連付けられた整備提供業者112に関して、インターネットを検索し得る。代替として、または加えて、監督サーバ140は、事前に選択された整備提供業者112(計画されたルートに沿った場所を伴うそれらの整備提供業者、および/または、自律車両702および/または監督サーバ140と事業関係が確立されているそれらの整備提供業者等)のデータベースを含み得る。遠隔オペレータ194は、上で説明されるものと同様、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190にアクセスすることによって、識別された整備提供業者112を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。
【0117】
監督サーバ140は、整備メタデータ180を1つ以上の識別された整備提供業者112に送信し得る。例えば、監督サーバ140は、1つ以上の整備提供業者112に関連付けられた1つ以上のサーバ110に整備メタデータ180を送信し得る。監督サーバ140が、自律車両702から閾値距離178内の複数の整備提供業者112を識別した場合、監督サーバ140は、複数の整備提供業者112に整備メタデータ180を送信し得る(サーバ110を介して)。例えば、監督サーバ140は、(整備提供業者112aに関連付けられた)サーバ110aおよび(整備提供業者112bに関連付けられた)サーバ110bに整備メタデータ180を送信し得る。整備メタデータ180は、自律車両702の場所(例えば、GPS場所座標)、自律車両702のタイプ(例えば、特定のタイプを伴うトラクタ-トレーラトラック)、および必要とされる整備152を含み得る。
【0118】
監督サーバ140は、1つ以上の整備提供業者112が整備152を道路102のわきで自律車両702に提供するためのスケジューリング情報114を送信するように要求し得る。例えば、監督サーバ140は、整備152を道路102のわきで自律車両702に提供するためのスケジューリング情報114を送信するための要求メッセージを1つ以上の整備提供業者112に送信し得る。
【0119】
監督サーバ140は、1つ以上のスケジューリング情報114を1つ以上の整備提供業者112から受信し得る(1つ以上のサーバ110を介して)。例えば、監督サーバ140は、スケジューリング情報114aを整備提供業者112aから受信し、スケジューリング情報114bを整備提供業者112bから受信し得る。監督サーバ140が、自律車両702から閾値距離178内の複数の整備提供業者112を識別した場合、監督サーバ140は、複数のスケジューリング情報114を複数の整備提供業者112から受信し得る(複数のサーバ110を介して)。
【0120】
一実施形態において、遠隔オペレータ194は、上で説明されるものと同様、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190にアクセスすることによって、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190からスケジューリング情報114を精査し得る。
【0121】
各整備提供業者112から受信された各スケジューリング情報114は、整備152を提供するための1つ以上の場所オプション116、1つ以上のタイムスロットオプション118、および整備見積価格120を含み得る。例えば、整備提供業者112aから受信されたスケジューリング情報114aは、整備152を提供するための1つ以上の場所オプション116a、1つ以上のタイムスロットオプション118a、および整備見積価格120aを含み得る。同様に、整備提供業者112bから受信されたスケジューリング情報114bは、整備152を提供するための1つ以上の場所オプション116b、1つ以上のタイムスロットオプション118b、および整備見積価格120bを含み得る。整備見積価格120bは、変動がある場合、各場所オプションおよび/または各タイムスロットオプションのためのコストのみならず、整備を完了するための部品および労働力のためのコストも含み得る。
【0122】
整備提供業者112から受信された1つ以上の場所オプション116は、整備提供業者112が整備152を自律車両702に提供するために提案している場所を示し得る。整備提供業者112から受信された1つ以上のタイムスロットオプション118は、整備提供業者112が整備152を自律車両702に提供するために提案しているタイムスロットを示し得る。整備提供業者112から受信された整備見積価格120は、整備152を提供するコストを示し得る。整備見積価格120bは、変動がある場合、各場所オプションおよび/または各タイムスロットオプションのためのコストのみならず、整備を完了するための部品および労働力のためのコストも含み得る。
【0123】
監督サーバ140は、所定のルール168が満たされるように、受信されたスケジューリング情報114に基づいて、整備152を自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を1つ以上の整備提供業者112の中から選択し得る。例えば、監督サーバ140は、1つ以上の任務パラメータ156を最適化することにつながるであろうように、特定の整備提供業者112を選択し得る。
【0124】
この動作では、監督サーバ140は、各整備提供業者112に関連付けられた整備稼動停止時間176、整備見積価格120、燃料節約パラメータ188を含むパラメータの加重和172を決定し得る。監督サーバ140は、最も高い加重和172に関連付けられた特定の整備提供業者112を選択し得る。遠隔オペレータ194は、監督サーバ140によって選択された整備提供業者112を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。この動作は、下で説明される。
【0125】
(整備を道路のわきで自律車両に提供するための整備提供業者の選択)
整備152を自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を選択するために、監督サーバ140は、各整備提供業者112に関して、下記の動作を実施し得る。この動作では、監督サーバ140は、その選択において、任務パラメータ156を最適化することおよびより最適化された更新されたルート計画170につながるであろう整備提供業者112を選択することを決定し得る。
【0126】
監督サーバ140は、自律車両702のための整備稼動停止時間176を決定し得、整備稼動停止時間176は、整備152が整備提供業者112によって自律車両702に提供されている期間を示す。整備稼動停止時間176は、整備提供業者112によって提供される整備持続時間に基づいて決定され得る。整備稼動停止時間176は、ルート完了時間158と線形関係を有し得る。整備稼動停止時間176がより長いとき、ルート完了時間158も、より長い。監督サーバ140は、第1の重み値182が整備稼動停止時間176に反比例するように、第1の重み値182を整備稼動停止時間176に割り当て得る。例えば、監督サーバ140は、整備稼動停止時間176が低く、および/または閾値稼動停止時間174未満(例えば、10分未満、15分未満等)であるとき、高い重み値182(例えば、10のうちの9、10のうちの8等)を整備稼動停止時間176に割り当て得、その逆も同様である。
【0127】
上で説明されるように、監督サーバ140は、スケジューリング情報114内に含まれる、整備見積価格120を整備提供業者112から受信し得る。監督サーバ140は、第2の重み値182が整備見積価格120に反比例するように、第2の重み値182を整備見積価格120に割り当て得る。例えば、監督サーバ140は、整備見積価格120が低い(例えば、閾値未満である)とき、高い重み値182(例えば、10のうちの9、10のうちの8等)を整備見積価格120に割り当て得る。
【0128】
監督サーバ140は、特定の時間窓187内で特定の場所184で整備提供業者112と落ち合うために自律車両702によって使用されるであろう燃料の概算量を決定し得る。監督サーバ140は、第3の重み値182が燃料節約パラメータ188に比例するように、決定された燃料の概算量に基づいて、第3の重み値182を燃料節約パラメータ188に割り当て得る。例えば、監督サーバ140は、決定された燃料の概算量が低い(例えば、閾値量未満である)とき、高い重み値182(例えば、10のうちの9、10のうちの8等)を燃料節約パラメータ188に割り当て得る。同様に、監督サーバ140は、重み値182を貨物の正常性164、車両の正常性166、整備持続時間、各整備提供業者112に関連付けられた進行距離等の他のパラメータに割り当て得る。例えば、進行距離に関して、監督サーバ140は、自律車両702が特定の時間窓187内で特定の場所184で整備提供業者112と落ち合うために進行するであろう進行距離を決定し得る。監督サーバ140は、重み値182が進行距離に反比例するように、重み値182を進行距離に割り当て得る。例えば、監督サーバ140は、特定の場所184までの進行距離が閾値距離未満である場合、高い重み値182を進行距離に割り当て得る。
【0129】
監督サーバ140は、整備稼動停止時間176、整備見積価格120、および進行距離の加重和172を決定し得る。同様に、加重和172を決定するとき、監督サーバ140は、重み値182を割り当てられた貨物の正常性164、車両の正常性166、および整備持続時間、および燃料節約パラメータ188を含み得る。
【0130】
上で説明されるように、監督サーバ140は、各整備提供業者112に関して、上記の動作を実施し得る。監督サーバ140は、最も高い加重和172に関連付けられた特定の整備提供業者112を決定し得る。
【0131】
(道路のわきで整備提供業者と落ち合うための自律車両のルート計画の更新)
監督サーバ140は、自律車両702が特定の整備提供業者112と落ち合うための特定の場所184および特定の時間窓187を決定し得る。この例示的シナリオでは、特定の時間窓187内で自律車両702を特定の場所184までルート変更することは、自律車両702のための更新されたルート計画170と称され得る。
【0132】
特定の場所184および特定の時間窓187は、所定のルール168が満たされるように、1つ以上の受信されたスケジューリング情報114に基づいて選択される。さらに、特定の場所184および特定の時間窓187は、1つ以上の任務パラメータ156が最適化されるように選択される。例えば、監督サーバ140は、1つ以上の任務パラメータ156が最適化されるように、ナビゲーション複雑性、自律車両702が特定の時間窓187内で特定の場所184に到着するために進行する必要がある距離、および特定の時間窓187内で特定の場所184に到着するために自律車両702によって使用されるであろう燃料を検討し得る。
【0133】
このプロセスでは、監督サーバ140は、特定の場所184を選択された特定の整備提供業者112から受信された場所オプション116の中から選択し得る。同様に、監督サーバ140は、特定の時間窓187を選択された特定の整備提供業者112から受信されたタイムスロットオプション118の中から選択し得る。
【0134】
一実施形態において、遠隔オペレータ194は、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190から選択された整備提供業者112、特定の場所184、および特定の時間窓187を精査し得る。遠隔オペレータ194は、選択された整備提供業者112、特定の場所184、および特定の時間窓187のいずれかを確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。
【0135】
監督サーバ140は、特定の時間窓187内で特定の場所184に到着するように自律車両702に命令し得る。例えば、監督サーバ140は、更新されたルート計画170を実装するための命令186を制御デバイス750に送信し得、更新されたルート計画170は、特定の時間窓187内で特定の場所184に到着するように自律車両702をナビゲートすべきことを示す。
【0136】
監督サーバ140は、特定の時間窓187内で特定の場所184で自律車両702と落ち合うように選択された特定の整備提供業者112に要求し得る。一実施形態において、遠隔オペレータ194は、更新されたルート計画170を精査し、更新されたルート計画170を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。
【0137】
一実施形態において、監督サーバ140は、整備152を自律車両702に提供するための選択された整備提供業者112と取り引きを行い得る。
【0138】
この方法において、監督サーバ140は、1つ以上の任務パラメータ156を最適化することにつながるであろう必要とされる整備152を道路102のわきで自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を選択し得る。さらに、この方法において、監督サーバ140は、より最適化された更新されたルート計画170につながるであろう自律車両702が選択された特定の整備提供業者112と落ち合う場所および時間である特定の場所184および特定の時間窓187を選択し得る。
【0139】
例えば、監督サーバ140は、ナビゲーション複雑性を減らすこと、燃料効率を最適化すること、ルート完了時間158を最小化すること、給油コスト160を最小化すること、整備コスト162を最小化すること、貨物の正常性164を最適化すること、車両の正常性166を最適化すること、それらの任意の組み合わせのうちのいずれかにつながるであろう選択された特定の整備提供業者112と落ち合うための特定の場所184および特定の時間窓187を選択し得る。
【0140】
(整備が道路のわきで提供されることができない場合)
一実施形態において、監督サーバ140が、必要とされる整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができないことを決定すると、監督サーバ140は、特定の整備提供業者112を1つ以上の整備提供業者112の中から選択し得る。
【0141】
監督サーバ140は、必要とされる整備152を受けるための選択された特定の整備提供業者112に関連付けられた特定の整備提供業者基地104まで運転するように自律車両702に命令し得る。この例では、自律車両702を特定の整備基地104にルート変更することは、更新されたルート計画170と称され得る。
【0142】
ある例示的シナリオでは、自律車両702が道路102に沿って進行していると仮定する。監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、ステータスデータ132を制御デバイス750から取得する。ステータスデータ132から、監督サーバ140は、整備152が自律車両702に提供される必要があるかどうかを決定する。監督サーバ140が、整備152が自律車両702に提供される必要があることを決定すると、監督サーバ140は、整備152が自律車両702に提供されるように、自律車両702のための更新されたルート計画170を決定する。
【0143】
監督サーバ140が、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができないことを決定する場合、監督サーバ140は、自律車両702が必要とされる整備152を受けることができる整備提供業者基地104に関連付けられた特定の整備提供業者112を1つ以上の整備提供業者112の中から選択し得る。このプロセスは、下で説明される。
【0144】
監督サーバ140は、自律車両702が整備提供業者基地104まで自律的に運転するために自律的に運転可能かどうかを決定し得る。ある場合、監督サーバ140は、整備152がまだ自律車両702に提供されていないときでも、自律車両702が自律的に運転可能であることを決定し得る。例えば、整備152は、低燃料レベル、低オイルレベル、および/または自律車両702の自律機能に影響を及ぼさない自律車両702の任意の他の側面に関連し得る。そのような場合、監督サーバ140は、整備152が自律車両702に提供されていないが、自律車両702が自律的に運転可能であることを決定し得る。それに応答して、監督サーバ140は、選択された整備提供業者112に関連付けられた基地104まで運転するように自律車両702に命令し得る。このプロセスは、下で説明される。
【0145】
(選択された整備提供業者基地まで運転するための自律車両への命令)
監督サーバ140は、自律車両702から閾値距離178内の1つ以上の整備提供業者112を識別し得、1つ以上の整備提供業者112の各々は、整備152に関連付けられている。例えば、監督サーバ140は、自律車両702から閾値距離178内の少なくとも1つの基地104を有する1つ以上の整備提供業者112を識別し得る。
【0146】
一実施形態において、監督サーバ140は、例えば、ウェブスクレイピングを実装することによって、自律車両702から閾値距離178内にある整備152に関連付けられた整備提供業者112に関して、インターネットを検索し得る。遠隔オペレータ194は、識別された整備提供業者112を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。
【0147】
一実施形態において、遠隔オペレータ194は、自律車両702から閾値距離178内にある必要とされる整備152に関連付けられた整備提供業者112に関して、インターネットを検索し、それを監督サーバ140に提供し得る。代替として、または加えて、監督サーバ140は、事前に選択された整備提供業者のデータベースを含み得る。整備提供業者のデータベースは、整備店舗場所、対応エリア、コスト、および応答時間を含み得る。
【0148】
監督サーバ140は、必要とされる整備152および自律車両702のタイプを識別された整備提供業者112、すなわち、識別された整備提供業者112に関連付けられたサーバ110に送信し得る。例えば、監督サーバ140は、必要とされる整備152および自律車両702のタイプをサーバ110a(整備提供業者112aに関連付けられた)およびサーバ110b(整備提供業者112bに関連付けられた)に送信し得る。監督サーバ140は、整備提供業者基地データ189を送信するように識別された整備提供業者112に要求し得る。
【0149】
監督サーバ140は、1つ以上の整備提供業者基地データ189を1つ以上の識別された整備提供業者112から受信し得る。一実施形態において、遠隔オペレータ194は、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190から整備提供業者基地データ189を精査し得る。
【0150】
整備提供業者112から受信された整備提供業者基地データ189は、整備見積価格120、整備持続時間、整備152を提供するための部品の利用可能性、整備同意、および整備152を特定のタイプの自律車両702に提供する能力のうちの1つ以上を含み得る。
【0151】
監督サーバ140は、所定のルール168が満たされるように、1つ以上の受信された整備提供業者基地データ189に基づいて、整備152を自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を1つ以上の整備提供業者112の中から選択し得る。例えば、監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、1つ以上の任務パラメータ156を最適化することにつながるように、特定の整備提供業者112を選択し得る。
【0152】
例えば、監督サーバ140は、各整備提供業者112に関連付けられた整備稼動停止時間176、整備見積価格120、燃料節約パラメータ188を含むパラメータの加重和172を決定し得る。それに応答して、監督サーバ140は、最も高い加重和172に関連付けられた特定の整備提供業者112を選択し得る。遠隔オペレータ194は、監督サーバ140によって選択された整備提供業者112を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。この動作は、下で説明される。
【0153】
(整備を基地内で自律車両に提供するための整備提供業者の選択)
整備152を自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を選択するために、監督サーバ140は、各整備提供業者112に関して、下記の動作を実施し得る。この動作では、監督サーバ140は、任務パラメータ156を最適化することおよびより最適化された更新されたルート計画170につながるであろう整備提供業者112の選択を決定し得る。この目的を達成するために、監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、各整備提供業者112に関連付けられた整備稼動停止時間176、整備見積価格120、および燃料節約パラメータ188を含むパラメータの加重和172を決定し得る。
【0154】
この動作では、監督サーバ140は、自律車両702のための整備稼動停止時間176を決定し得、整備稼動停止時間176は、整備提供業者基地データ189に示される整備持続時間に基づいて決定され得る。監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、第4の重み値182が整備稼動停止時間176に反比例するように、第4の重み値182を整備稼動停止時間176に割り当て得る。
【0155】
監督サーバ140は、整備見積価格120を整備提供業者112から受信し得る。監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、第5の重み値182が整備見積価格120に反比例するように、第5の重み値182を整備見積価格120に割り当て得る。整備見積価格120は、部品および労働力のコストを含む整備提供業者が整備を完了するためのコスト推定値を含み得る。
【0156】
監督サーバ140は、自律車両702が、選択された整備提供業者112に関連付けられた整備提供業者基地104に到達するために進行するであろう進行距離を決定し得る。監督サーバ140は、重み値182が進行距離に反比例するように、第6の重み値182を進行距離に割り当て得る。例えば、監督サーバ140は、特定の場所184までの進行距離が閾値距離未満であるとき、高い重み値182を進行距離に割り当て得る。同様に、監督サーバ140は、貨物の正常性164、車両の正常性166、燃料節約パラメータ188等の他のパラメータに重み値182を割り当て得る。
【0157】
監督サーバ140は、整備稼動停止時間176、整備見積価格120、および進行距離の加重和172を決定し得る。同様に、監督サーバ140は、加重和172を決定することにおいて、重み値182を割り当てられた貨物の正常性164、車両の正常性166、および燃料節約パラメータ188を含み得る。
【0158】
上で説明されるように、監督サーバ140は、各整備提供業者112に関して、上記の動作を実施し得る。監督サーバ140は、最も高い加重和172に関連付けられた特定の整備提供業者112を決定し得る。
【0159】
(基地までルート変更するための自律車両のルート計画の更新)
監督サーバ140は、所定のルール168が満たされるように、1つ以上の任務パラメータ156を最適化することにつながる選択された整備提供業者112に関連付けられた特定の整備提供業者基地104を決定し得る。例えば、監督サーバ140は、自律車両702が特定の整備提供業者基地104まで運転することが、別の整備提供業者基地を使用することを通して利用可能な他のルート計画と比較して、より最適化された更新されたルート計画170につながるであろうように、特定の選択された整備提供業者112に関連付けられた整備提供業者基地104を決定し得る。この例示的シナリオでは、自律車両702を特定の整備提供業者基地104にルート変更することは、更新されたルート計画170と称され得る。一実施形態において、遠隔オペレータ194は、更新されたルート計画170を精査し、更新されたルート計画170を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。
【0160】
監督サーバ140は、自律車両702が特定の整備提供業者基地104まで運転することが:ナビゲーション複雑性を減らすこと、燃料効率を最適化すること、ルート完了時間158を最小化すること、給油コスト160を最小化すること、整備コスト162を最小化すること、貨物の正常性164を最適化すること、車両の正常性166を最適化すること、それらの任意の組み合わせのうちのいずれかにつながるであろうように、選択された整備提供業者112に関連付けられた特定整備提供業者基地104を決定し得る。
【0161】
監督サーバ140は、選択された整備提供業者112に関連付けられた特定の整備提供業者基地104まで運転するように自律車両702に命令し得る。例えば、監督サーバ140は、命令186を制御デバイス750に送信し得、命令186は、更新されたルート計画170を実装するために示される。
【0162】
(自律車両が自律的に運転可能でない場合)
上で説明されるように、監督サーバ140が、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができず、自律車両702が自律的に運転可能であることを決定すると、監督サーバは、選択された整備提供業者112に関連付けられた特定の基地104まで運転するように自律車両702に命令し得る。
【0163】
ある場合、整備152は、自律車両702を基地104まで自律的に運転することが安全でないこともある(および/または、自律車両702が、それが整備152を受けるまで、自律的に運転可能でないこともある)ような自律車両702の自律機能に関連し得る。例えば、整備152は、センサ誤動作および/または自律車両702の自律ナビゲーションに関わる他のコンポーネントに関連し得る。そのような場合、監督サーバ140は、自律車両702が自律的に運転可能でないことを決定し得る。それに応答して、監督サーバ140は、道路102のわきに寄るように自律車両702に命令し得る。
【0164】
一実施形態において、監督サーバ140が、自律車両702が手動で運転されることができる(例えば、整備152が自律車両702の自律機能のみに関連する)ことを決定すると、監督サーバ140は、道路102のわきで自律車両702と落ち合い、整備提供業者基地104(例えば、選択された整備提供業者112に関連付けられた基地104)まで自律車両702を運転するように人間運転者に要求し得る。
【0165】
一実施形態において、監督サーバ140が、自律車両702が手動で運転されることができない(例えば、整備152がエンジン誤動作等の自律車両702の自律および/または非自律機能に関連する)ことを決定すると、監督サーバ140は、整備提供業者基地104(例えば、選択された整備提供業者112に関連付けられた基地104)まで自律車両702を牽引するように牽引車両に要求し得る。そのような場合、交換用車両または車両の一部(例えば、トラクタ-トレーラ車両の交換用トラクタ)も、その目的地までの貨物の輸送を完了するために送られ得る。
【0166】
(自律車両が整備を受けるためのルート計画を最適化するための例示的方法)
図2は、自律車両が整備152を受けるためのルート計画702を最適化する方法200の例示的フローチャートを図示する。修正、追加、または省略が、方法200に行われ得る。方法200は、より多い、より少ない、または他の動作を含み得る。例えば、動作は、並行して、または任意の好適な順序において、実施され得る。随時、自律車両702、制御デバイス750、監督サーバ140、またはそのうちのいずれかのコンポーネントが、動作を実施するものとして議論されるが、任意の好適なシステムまたはシステムのコンポーネントが、方法200の1つ以上の動作を実施し得る。例えば、方法200の1つ以上の動作は、少なくとも部分的に1つ以上のプロセッサ(例えば、図1および7からのそれぞれのプロセッサ122、142、および770)によって起動されると、動作202-218を1つ以上のプロセッサに実施させ得る非一過性有形機械読み取り可能な媒体(例えば、図1および7からのそれぞれのメモリ126、メモリ148、およびデータ記憶装置790)上に記憶される図1および7からのそれぞれのソフトウェア命令128、ソフトウェア命令150、および処理命令780の形態において実装され得る。
【0167】
方法200は、動作202から開始し、監督サーバ140が、自律車両702が道路102に沿って進行している間、ステータスデータ132を自律車両702から取得する。監督サーバ140は、図1に説明されるものと同様、自律車両702に関連付けられた制御デバイス750からステータスデータ132を取得し得る。いくつかの例では、ステータスデータ132は、自律車両702の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データのうちの少なくとも1つを含み得、正常性データは、以下のいずれかを含む:燃料レベル、オイルレベル、少なくとも1つのセンサ746を清掃するために使用される清掃流体のレベル、貨物の正常性、自律車両702の場所、開始場所(例えば、出発パッド)から進行した距離、および目的地(例えば、操車場、基地、ランディングパッド)に到達するまでの残りの距離。
【0168】
動作204では、監督サーバ140が、ステータスデータ132に基づいて、自律車両702が整備152を必要とするかどうかを決定する。このプロセスでは、監督サーバ140は、自律車両702が整備152を必要とすることを決定することにつながるであろう異常がステータスデータ132内にあるかどうかを決定し得る。異常は、閾値未満の燃料レベル、予測された率を上回る燃料消費率、閾値未満のオイルレベル、性能(例えば、予測された平均速度、予測されたオイル消費)における低下、および/または自律車両702の任意のコンポーネントに対して検出された任意の他の異常を含み得る。この目的を達成するために、監督サーバ140は、図1に説明されるものと同様、自律車両702の異なるコンポーネントのステータスおよび/または正常性を所定の閾値154と比較し得る。整備152の例は、図1に説明される。監督サーバ140が、自律車両702が整備152を必要とすることを決定すると、方法200は、動作208に進む。そうでなければ、方法200は、動作206に進む。
【0169】
動作206では、監督サーバ140は、自律車両702のルート計画106を更新しない。
【0170】
動作208では、監督サーバ140が、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができるかどうかを決定する。例えば、監督サーバ140は、図1に説明されるものと同様、整備稼動停止時間176が閾値稼動停止時間174未満であることが決定されると、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができると決定する。監督サーバ140が、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができることを決定すると、方法200は、210に進む。そうでなければ、方法200は、212に進む。
【0171】
動作210では、監督サーバ140が、整備152が道路102のわきで自律車両702に提供されることができるように、更新されたルート計画170を決定し、更新されたルート計画170は、自律車両702をわきに寄せることを含む。このプロセスでは、監督サーバ140は、図1に説明されるものと同様、所定のルール168が満たされるように、整備152を道路102のわきで自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112を選択し得る。例えば、監督サーバ140は、任務パラメータ156を最適化することにつながるであろう特定の整備提供業者112を選択し得る。さらに、このプロセスでは、監督サーバ140は、図1に説明されるものと同様、任務パラメータ156および更新されたルート計画170を最適化することにつながるであろうように、自律車両702がわきに寄り、選択された整備提供業者112と落ち合うことができる特定の場所184および特定の時間窓187を選択し得る。
【0172】
動作212では、監督サーバ140が、自律車両702が自律的に運転可能かどうかを決定する。例えば、監督サーバ140が、必要とされる整備152が非自律機能に関連する(例えば、必要とされる整備152が、低タイヤ圧、低燃料レベル、および/または他の非自律機能に関連する)ことを決定すると、監督サーバ140は、自律車両702が自律的に運転可能であることを決定する。換言すると、監督サーバ140は、自律車両702が自律的にナビゲートし得ることを決定する。監督サーバ140が、自律車両702が自律的に運転可能であることを決定すると、方法200は、216に進む。そうでなければ、方法200は、214に進む。
【0173】
動作214では、監督サーバ140が、整備152が整備提供業者基地104において自律車両702に提供されることができるように、更新されたルート計画170を決定し、更新されたルート計画は、牽引車両が自律車両702を整備提供業者基地104まで牽引する場所において、自律車両702をわきに寄せることを含む。このプロセスでは、監督サーバ140は、図1に説明されるものと同様、任務パラメータ156が最適化され、所定のルール168が満たされるように、整備152を自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112に関連付けられた特定の整備提供業者基地104を選択し得る。
【0174】
動作216では、監督サーバ140が、整備152が整備提供業者基地104において自律車両702に提供されることができるように、更新されたルート計画170を決定し、更新されたルート計画170は、自律車両702が整備提供業者基地104まで自律的に運転することを含む。このプロセスでは、監督サーバ140は、図1に説明されるものと同様、任務パラメータ156が最適化され、所定のルール168が満たされるように、整備152を自律車両702に提供するための特定の整備提供業者112に関連付けられた特定の整備提供業者基地104を選択し得る。
【0175】
動作218では、監督サーバ140が、更新されたルート計画170を実装する命令186を自律車両702に通信する。監督サーバ140は、自律車両702に関連付けられた制御デバイス750に命令186を通信し得る。
【0176】
(自律車両への遠隔アクセスを許可するための例示的システム)
図3は、自律車両702への遠隔アクセスを許可するために構成されたシステム300の実施形態を図示する。一実施形態において、システム300は、自律車両702と、監督サーバ140とを備えている。いくつかの実施形態において、システム300は、ネットワーク108と、アプリケーションサーバ190と、遠隔オペレータ194とをさらに備え得る。ネットワーク108、自律車両702、監督サーバ140、アプリケーションサーバ190、および遠隔オペレータ194の側面は、図1および2に説明され、追加の側面は、下で説明される。ネットワーク108は、システム300のコンポーネント間の通信を可能にする。自律車両702は、制御デバイスを備えている。制御デバイス750は、メモリ126と信号通信するプロセッサ122を備えている。メモリ126は、プロセッサ122によって実行されると、本明細書に説明される1つ以上の機能を制御デバイス750に実施させるソフトウェア命令340を記憶する。監督サーバ140は、メモリ148と信号通信するプロセッサ142を備えている。メモリ148は、プロセッサ142によって実行されると、本明細書に説明される1つ以上の機能を監督サーバ140に実行させるソフトウェア命令150を記憶する。システム300は、示されるように、または任意の他の構成において構成され得る。
【0177】
一般に、システム300は、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまるかどうかを決定し、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまることの決定に応答して、自律車両702への遠隔アクセス320を許可するように構成され得る。1つ以上の基準312は、ジオフェンスエリア314、特定の時間窓316、および第三者302から受信された証明書318のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0178】
一実施形態において、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまるかどうかを決定することは、自律車両702の場所、現在の時間、および第三者302から受信された証明書318のうちの少なくとも1つに基づく。
【0179】
一実施形態において、基準312は、第三者302が自律車両702にアクセスするように試行する場所および時間を確かめるための多要素認証としての機能を果たし得る。例えば、第三者302が、自律車両702へのアクセスを得ること、例えば、自律車両702のセミトラックトラクタユニット(すなわち、運転室)に進入すること、自律車両702に関連付けられた自律車両(AV)メタデータ322(例えば、1つ以上の自律車両702のコンポーネントに関連付けられた正常性データ324、履歴運転データ326等)にアクセスすること、自律車両702を手動で運転すること、自律車両702を手動で無効にすること等を欲したと仮定する。本実施形態において、基準312が自律車両702に当てはまるかどうかを決定することは、自律車両702がジオフェンスエリア314内にあるかどうか、現在の時間が特定の時間窓316内にあるかどうか、第三者302に関連付けられた証明書318が有効であるかどうか、および第三者302の場所がジオフェンスエリア314内かつ自律車両702の場所の閾値距離内にあるかどうかを決定することを含み得る。例えば、制御デバイス750は、センサデータ328(例えば、GPSデータ)を分析することによって、第三者302と自律車両702との間の距離304を決定し得る。制御デバイス750は、距離304が自律車両702とジオフェンスエリア314の縁との間の距離未満であるとき、第三者302がジオフェンスエリア314内にあることを決定し得る。
【0180】
換言すると、基準312が自律車両702に当てはまるかどうかを決定することは、自律車両702と第三者302との両方が、所定の期間内に(例えば、特定の時間窓316内に)(例えば、ジオフェンスエリア314内の)所定の場所に、あるかどうか決定することと、第三者302の識別が第三者302に関連付けられた証明書318に基づいて確かめられたことを決定することとを含み得る。
【0181】
いくつかの実施形態において、自律車両702に対する異なるタイプおよび/またはレベルの遠隔アクセス320が、種々の状況および/または基準312に基づいて、付与され得る。種々のレベルおよび/またはタイプの遠隔アクセス320は、自律車両への(例えば、第三者302、監督サーバ140等からの)着信データ伝送を可能にすること、自律車両から(例えば、第三者302への)発信データ伝送を可能にすることを含み得る。
【0182】
本開示の以下の節は、種々の基準312が自律車両702に当てはまり、種々の状況および/または基準312に基づいて、システム300が異なるタイプおよび/またはレベルの自律車両702への遠隔アクセス320を許可する、いくつかの例示的実施形態および/または状況を提示する。システム300のコンポーネントの側面が、最初に説明される。
【0183】
(システムコンポーネント)
制御デバイス750の側面は、上記の図1-2に説明され、追加の側面は、下で説明される。制御デバイス750は、センサデータ328を使用し、自律車両702が進行するための無障害物経路を決定し得る。ある例では、自律車両702が道路に沿って進行していると仮定する。道路に沿って進行している間、自律車両702のセンサ746は、センサデータ328を捕捉する。センサデータ328は、自律車両702の周囲の環境、例えば、道路上およびその周囲の1つ以上の物体に関するデータを含み得る。センサ746は、センサデータ328を制御デバイス750に伝送する。制御デバイス750は、物体検出機械学習モジュール134を実装することによって、センサデータ328を処理する。制御デバイス750は、センサデータ328を処理することによって、道路502上およびその周囲の物体を検出し得る。制御デバイス750は、センサデータ328に基づいて、自律車両702が進行するための無障害物経路を決定する。メモリ126は、ソフトウェア命令340およびセンサデータ328を記憶するようにさらに構成され得る。
【0184】
監督サーバ140の側面は、上記の図1-2に説明され、追加の側面は、下で説明される。メモリ148は、ソフトウェア命令310、基準312、遠隔アクセス320、センサデータ328、ソフトウェア更新パッケージ330、およびユーザプロファイル332を記憶するようにさらに構成され得る。
【0185】
(遠隔アクセスの例)
いくつかの実施形態において、遠隔アクセス320は、データを1つ以上のエンティティに伝送し、および/またはそれらから受信することを促進するように定義され得る。例えば、遠隔アクセス320は、携帯電話、スマートウォッチ、ラップトップ、タブレットコンピュータ等、第三者302に関連付けられた通信デバイスに自律車両メタデータ322を伝送することを促進するように定義され得る。別の例では、遠隔アクセス320は、センサデータ328および/または他のデータを1つ以上の他の自律車両702に伝送することを促進するように定義され得る。
【0186】
別の例では、遠隔アクセス320は、第三者302が、例えば、ヒューマンマシンインターフェースモジュールに関連付けられたユーザインターフェース146を介して、自律車両メタデータ322、センサデータ328等にアクセスすることを可能にするように定義され得る。
【0187】
別の例では、遠隔アクセス320は、第三者302が、例えば、ヒューマンマシンインターフェースモジュールに関連付けられたユーザインターフェース146を介して、自律車両メタデータ322、センサデータ328等をダウンロードすることを可能にするように定義され得る。
【0188】
別の例では、遠隔アクセス320は、監督サーバ140から無線通信を経由してデータ(例えば、ソフトウェア更新パッケージ330)を受信することを促進するように定義され得る。
【0189】
別の例では、遠隔アクセス320は、サイド窓、ドア、ドア施錠、前照灯、バックミラー、無線デバイス等を操作すること等、自律車両702の1つ以上の特定のコンポーネントを操作することを可能にするように定義され得る。
【0190】
別の例では、遠隔アクセス320は、自律車両702の手動運転を可能にするように定義され得る。例えば、第三者302(例えば、整備提供業者)が、自律車両702を手動で運転し、自律車両702を整備提供業者基地まで運転することを所望すると仮定すると、遠隔アクセス320は、整備提供業者が自律車両702を運転するための適切な運転免許を有することを確かめたことに応答して、自律車両の運転室のドアを解錠することと、自律車両702の手動運転を可能にすることとを含み得る。
【0191】
(自律車両への遠隔アクセスを許可するための動作フロー)
一実施形態において、システム300の動作フローは、監督サーバ140がセンサデータ328を自律車両702から取得すると、開始し得る。例えば、監督サーバ140は、センサデータ328を自律車両702に関連付けられた制御デバイス750から受信し得る。センサデータ328は、図1に説明されるものと同様、センサ746によって捕捉され得る。例えば、センサデータ328は、自律車両702の場所(例えば、GPS場所)を含み得る。別の例では、センサデータ328は、自律車両702の周囲の環境についてのデータを含み得る。例えば、センサデータ328は、画像フィード、ビデオフィード、点群フィード、レーダデータフィード、および/またはセンサ746によって捕捉された任意の他のデータフィードを含み得る。
【0192】
(1つ以上の基準が自律車両に当てはまるかどうかの決定)
監督サーバ140は、センサデータ328に基づいて、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまるかどうかを決定し得る。1つ以上の基準312は、ジオフェンスエリア314、特定の時間窓316、および第三者302から受信された証明書318のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0193】
一実施形態において、ジオフェンスエリア314は、開始場所(例えば、出発パッド)、目的地(例えば、ランディングパッド)、整備提供業者基地(例えば、図1に説明される整備提供業者基地104)、検量ステーション、料金所、法執行機関点検施設等の特定の場所に関連付けられ得る。この方法において、本実施形態において、ジオフェンスエリア314は、境界を特定の場所の周囲に形成し得る。例えば、ジオフェンスエリア314は、特定の場所の周囲の論理フェンスに対応し得る。
【0194】
ある例示的シナリオでは、ジオフェンスエリア314が開始場所(例えば、出発パッド)に関連付けられていると仮定する。このシナリオでは、自律車両702は、開始場所からの出発のために準備している。したがって、監督サーバ140は、自律車両702がジオフェンスエリア314から離れつつあることを決定し得る。監督サーバ140は、自律車両702が、遠隔オペレータ194によって発行されたコマンドのうちの1つ以上に基づいて、出発のための準備をしていることを決定し、自律車両702が移動前点検チェックリストを経ていることを決定し得る。この例では、監督サーバ140は、自律車両702がジオフェンスエリア314を離れたことの決定に応答して、自律車両702のドアを自動的に施錠し得る。
【0195】
別の例示的シナリオでは、ジオフェンスエリア314が、目的地(例えば、ランディングパッド)に関連付けられていると仮定する。自律車両702が、目的地に進入しつつあることも仮定する。したがって、監督サーバ140は、例えば、自律車両702の場所に基づいて、自律車両702がジオフェンスエリア314に進入しつつあることを決定し得る。この例では、監督サーバ140は、自律車両702がジオフェンスエリア314に進入したことの決定に応答して、自律車両702のドアを自動的に解錠し得る。一実施形態において、特定の時間窓316は、1日中の特定の期間を含み得る。
【0196】
ある例示的シナリオでは、ジオフェンスエリア314が検量ステーションに関連付けられている、すなわち、検量ステーションがジオフェンスされていると仮定する。制御デバイス750が、自律車両702が検量ステーションに進入したことを決定すると、制御デバイス750は、検量ステーション(例えば、要求が生じた検量ステーションにおけるオペレータに関連付けられたデバイス)に、検量ステーションから要求される自律車両702についての情報(例えば、自律車両702の重量および/または他の情報)を伝送し得る。
【0197】
別の例示的シナリオでは、ジオフェンスエリア314が検量ステーションに関連付けられていると仮定する。自律車両702は、このシナリオでは、自律車両702の重量が記録された移動前点検中に終わっている。制御デバイス750が、自律車両702が検量ステーションの周囲のジオフェンスエリア314に進入したことを決定すると、制御デバイス750は、上で説明されるものと同様、検量ステーションから要求される自律車両702についての情報(例えば、自律車両702の重量および/または他の情報)を検量ステーションに伝送し得る。このように、自律車両702は、検量ステーションをバイパスし得る。
【0198】
一実施形態において、ジオフェンスエリア314は、自律車両702の周囲に閾値距離を伴う境界を形成し得る。ジオフェンスエリア314は、境界の周囲の論理フェンスまたは論理カーテンに対応し得る。例えば、閾値距離は、1フィート、10フィート、20フィート、または任意の他の適切な距離であり得る。
【0199】
一実施形態において、証明書318は、キーカード等の身分証明書および第三者302に関連付けられたバイオメトリック特徴のうちの1つ以上を含み得る。第三者302に関連付けられたバイオメトリック特徴は、第三者302に関連付けられた画像、音声、指紋、および網膜特徴のうちの1つ以上を含み得る。
【0200】
第三者302は、自律車両702が特定の貨物を輸送することを欲するクライアント、法執行機関エンティティ、予期しない事象(例えば、事故)に関わる自律車両702に接近する緊急救援隊員、重量および/または他のデータを自律車両702から入手するために自律車両702に接近する検量ステーションにおける技術者、または自律車両制御および/またはデータへのアクセスを望む別のエンティティであり得る。
【0201】
監督サーバ140が、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまることを決定する場合、監督サーバ140は、第三者に自律車両702への遠隔アクセス320を許可し得る。
【0202】
一実施形態において、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまるかどうかを決定することは、自律車両702がジオフェンスエリア314内にあるかどうかを決定することを含み得る。例えば、監督サーバ140は、自律車両702の場所(例えば、GPS場所)をセンサデータ328から決定する。監督サーバ140が、自律車両702の場所がジオフェンスエリア314内にあることを決定する場合、監督サーバ140は、ジオフェンスエリア314を示す基準312が自律車両702に当てはまることを決定する。したがって、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまることを決定することは、自律車両702の場所がジオフェンスエリア314内にあることを決定することを含み得る。
【0203】
一実施形態において、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまるかどうかを決定することは、自律車両702が現在自律的に動作することができるかどうかと、現在の時間が特定の時間窓316内にあるかどうかとを決定することを含み得る。監督サーバ140は、自律車両702が、道路上で移動中である場合、制御デバイス750によってナビゲートされている場合、および/または、別様に、自律車両702のエンジン/モータ742a(図7参照)が起動している場合、自律車両702が現在自律的に動作することができることを決定し得る。監督サーバ140が、自律車両702が現在自律的に動作することができ、現在の時間が特定の時間窓316内にあることを決定すると、監督サーバ140は、特定の時間窓316を示す基準312が自律車両702に当てはまることを決定する。
【0204】
一実施形態において、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまるかどうかを決定することは、第三者302から受信された証明書318が有効であるかどうかを決定することを含み得る。
【0205】
ある例示的シナリオでは、第三者302が、自律車両702に接近し、証明書318を提示したと仮定する。一実施形態において、第三者302は、ユーザインターフェース125を介して、その証明書318を制御デバイス750に提示し得る。例えば、第三者302は、その身分証明書をユーザインターフェース125内に含まれるカメラに提示し得る。第三者は、走査するためのバーコードまたはQRコード(登録商標)を伴うRFIDカード、フォブ、またはIDカードの形態における証明書を提示し得る。別の例では、第三者302は、そのバイオメトリック特徴、例えば、指紋、音声サンプル、網膜サンプル等のうちの1つ以上をユーザインターフェース125内にそれぞれ含まれる指紋スキャナ、マイクロホン、カメラ等に提供し得る。
【0206】
制御デバイス750は、証明書318を監督サーバ140に転送し得る。監督サーバ140は、受信された証明書318をユーザプロファイル332内に記憶され得る第三者302に関連付けられたデータと比較することによって、証明書318が有効であるかどうかを決定し得る。ユーザプロファイル332は、自律車両702への遠隔アクセスを可能にされるための事前登録プロセスを経ているユーザに関連付けられたデータを含み得る。例えば、監督サーバ140は、ユーザプロファイル332を検索し、受信された証明書318に合致(または対応)する第三者302に関連付けられたデータを見出し得る。監督サーバ140が、受信された証明書318に合致(または対応)する第三者302に関連付けられたデータをユーザプロファイル332内に見出す場合、監督サーバ140は、受信された証明書318が有効であることを決定する。一実施形態において、遠隔オペレータ194は、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190から受信された証明書318を閲覧し得る。遠隔オペレータ194は、ユーザプロファイル332を検索すること、法執行機関代理人に問い合わせること、確かめのためにクライアントのサーバに問い合わせること、またはそれらの任意の組み合わせによって、証明書318が有効であるかどうかを決定し得る。したがって、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまることを決定することは、証明書318が有効であることを決定することを含み得る。
【0207】
一実施形態において、基準312が自律車両702に当てはまることを決定することは、自律車両702がジオフェンスエリア314内にあることを決定すること、自律車両702が現在自律的に動作することができ、現在の時間が特定の時間窓316内にあることを決定すること、証明書318が有効であることを決定すること、それらの任意の組み合わせを含み得る。
【0208】
一実施形態において、遠隔オペレータ194は、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190から1つ以上の基準312にアクセスし得る。遠隔オペレータ194は、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまるかどうかに関する監督サーバ140の決定を更新、確認、および/またはオーバーライドし得る。
【0209】
(自律車両への遠隔アクセスの許可)
監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194が、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまることを決定すると、監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194は、自律車両702への遠隔アクセス320を許可し得る。
【0210】
一実施形態において、遠隔オペレータ194は、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190から遠隔アクセス320に関する情報および/または命令にアクセスし得る。遠隔オペレータ194は、遠隔アクセス320を更新、確認、および/またはオーバーライドし得る。
【0211】
一実施形態において、自律車両702への遠隔アクセス320は、第三者302からのデータに関する要求の受信に応答して、データを第三者302に送信するように自律車両702に命令することを含み得る。データは、自律車両メタデータ322、センサデータ328、および/または自律車両702に関連付けられた任意の他のデータを含み得る。センサデータ328は、少なくとも1つのセンサ746によって捕捉された画像フィード、ビデオフィード、点群データフィード、およびレーダデータフィードを含み得る。
【0212】
一実施形態において、自律車両702への遠隔アクセス320は、無線通信を経由したソフトウェア更新を可能にすることを含み得る。ソフトウェア更新は、制御デバイス750に関連付けられ得る。
【0213】
一実施形態において、自律車両702への遠隔アクセス320は、自律車両702を手動で運転すること、自律車両のエンジンを手動でオフにすること、および/またはドア、窓、無線デバイス、バックミラー等の自律車両702の1つ以上のコンポーネントを手動で操作すること等の自律車両702の手動操作を可能にすることを含み得る。
【0214】
一実施形態において、自律車両702への遠隔アクセス320は、遠隔オペレータ194と制御デバイス750との間の通信経路334を確立することを含み得る。例えば、通信経路334は、制御デバイス750と監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190との間に確立され得る。遠隔オペレータ194は、図1に説明されるものと同様、通信経路196および192を介して、それぞれ、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190にアクセスすることができる。
【0215】
ある例示的シナリオでは、第三者302が、自律車両702に接近し、その証明書318を提示したと仮定する。一実施形態において、第三者302は、上で説明されるものと同様、ユーザインターフェース125を介して、その証明書318を制御デバイス750に提示することができる。制御デバイス750は、証明書を監督サーバ140に転送し得る。監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194が証明書318が有効であることを決定する場合、監督サーバ140は、ユーザインターフェース125を介して、遠隔オペレータ194と制御デバイス750との間の通信経路334を確立し得る。
【0216】
一実施形態において、通信経路334は、双方向通信経路334を含み得る。したがって、第三者302および遠隔オペレータ194は、通信経路334を通して、互いにデータを送受信し得る。例えば、遠隔オペレータ194は、通信経路334を通して、自律車両メタデータ322、センサデータ328、および/または任意の他のデータを送信し得る。
【0217】
一実施形態において、通信経路334は、音声ベースおよび/またはビデオベースの通信をサポートし得る。したがって、遠隔オペレータ194および第三者302は、ユーザインターフェース125内に含まれるマイクロホンおよびスピーカを介して、リアルタイムで、互いに会話および対話し得る。第三者302のビデオは、監督サーバ140のユーザインターフェース146のディスプレイ画面上に表示され得る。遠隔オペレータ194のビデオは、制御デバイス750のユーザインターフェース125のディスプレイ画面上に表示され得る。代替として、または加えて、遠隔オペレータ194のビデオおよびオーディオは、コンピューティングデバイス(例えば、電話、タブレット、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルデジタルメディアデバイス)上のアプリを介して、第三者に提示され得る。
【0218】
図3における例示的実施形態およびシナリオは、1つの自律車両702に関して説明されるが、当業者は、他の実施形態も認識するであろう。例えば、システム300は、自律車両702の車隊を含み得、車隊からの各自律車両702は、例えば、ネットワーク108を介して、監督サーバ140と通信可能に結合される。監督サーバ140は、車隊からの各自律車両702の動作を監督するように構成され得る。例えば、監督サーバ140は、センサデータ328の組を2つ以上の自律車両702から受信し得る。監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、センサデータ328の組に基づいて、1つ以上の基準312が2つ以上の自律車両702に当てはまるかどうかを決定し得る。センサデータ328の組は、2つ以上の自律車両702から受信された2つ以上の自律車両702の2つ以上の場所、画像フィード、ビデオフィード、点群データフィード、および/またはレーダデータフィードを含み得る。
【0219】
監督サーバ140が、1つ以上の基準312が2つ以上の自律車両702に当てはまることを決定する場合、監督サーバ140は、2つ以上の自律車両702への遠隔アクセス320を許可し得る。監督サーバ140の動作のいずれかでは、遠隔オペレータ194は、監督サーバ140の動作/決定を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。
【0220】
(自律車両への遠隔アクセスを許可するための例示的方法)
図4は、自律車両702への遠隔アクセス320を許可する方法400の例示的フローチャートを図示する。修正、追加、または省略が、方法400に行われ得る。方法400は、より多い、より少ない、または他の動作を含み得る。例えば、動作は、並行して、または任意の好適な順序において、実施され得る。随時、自律車両702、制御デバイス750、監督サーバ140、またはそのうちのいずれかのコンポーネントが、動作を実施するものとして議論されるが、任意の好適なシステムまたはシステムのコンポーネントが、方法400の1つ以上の動作を実施し得る。例えば、方法400の1つ以上の動作は、少なくとも部分的に1つ以上のプロセッサ(例えば、図3および7からのそれぞれのプロセッサ122、142、および770)によって起動されると、1つ以上のプロセッサに、動作402-408を実施させ、および/または、その実行を引き起こし得る図3および7からの非一過性有形機械読み取り可能な媒体(例えば、図3および7からのそれぞれのメモリ126、メモリ148、およびデータ記憶装置790)上に記憶されるそれぞれのソフトウェア命令310、ソフトウェア命令340、および処理命令780の形態において実装され得る。
【0221】
方法400は、動作402から開始し、監督サーバ140が、センサデータ328を自律車両702から取得する。センサデータ328は、自律車両702に関連付けられたセンサ746によって捕捉され得る。例えば、監督サーバ140は、センサデータ328を制御デバイス750から受信し得る。センサデータ328は、自律車両702の場所(例えば、GPS場所)を含み得る。
【0222】
動作404では、監督サーバ140が、センサデータ328に基づいて、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまるかどうかを決定する。1つ以上の基準312は、ジオフェンスエリア314、特定の時間窓316、および第三者302から受信された証明書318のうちの少なくとも1つを含み得る。1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまるかどうかを決定することの例は、図3に関して説明される。監督サーバ140が、1つ以上の基準312が自律車両702に当てはまることを決定すると、方法400は、動作408に進む。そうでなければ、方法400は、動作406に進む。
【0223】
動作406では、監督サーバ140は、自律車両702への遠隔アクセス320を許可しない。
【0224】
動作408では、監督サーバ140が、自律車両702への遠隔アクセス320を許可する。異なるタイプおよびレベルの遠隔アクセス320の例は、図3に説明される。一実施形態において、監督サーバ140は、命令を遠隔オペレータ194から受信し、自律車両702への遠隔アクセス320を許可し得る。この動作では、遠隔オペレータ194は、監督サーバ140のユーザインターフェース146および/またはアプリケーションサーバ190のユーザインターフェースから基準312にアクセスし、それを精査し得る。遠隔オペレータ194は、コマンドまたは命令を監督サーバ140に発行し、自律車両702への遠隔アクセス320を許可し得る(例えば、自律車両702の遠隔アクセス320を第三者302に許可し得る)。一実施形態において、監督サーバ140は、例えば、機械学習アルゴリズムを実装することによって、遠隔オペレータ194によって行われる決定から経時的に学習し得る。したがって、遠隔オペレータ194の入力が関わる監督サーバ140による動作は、コンピュータ化され得る。
【0225】
(周期的任務ステータス更新を実装するための例示的システム)
図5は、1つ以上の自律車両702のための周期的任務ステータス更新を実装するために構成されたシステム500の実施形態を図示する。一実施形態において、システム500は、自律車両702と、監督サーバ140とを備えている。いくつかの実施形態において、システム500は、ネットワーク108と、アプリケーションサーバ190と、遠隔オペレータ194と、第三者508とをさらに備え得る。ネットワーク108、自律車両702、監督サーバ140、アプリケーションサーバ190、および遠隔オペレータ194の側面は、図1-4に説明され、追加の側面は、下で説明される。ネットワーク108は、システム500のコンポーネント間の通信を可能にする。自律車両702は、制御デバイス750を備えている。制御デバイス750は、メモリ126と信号通信するプロセッサ122を備えている。メモリ126は、プロセッサ122によって実行されると、本明細書に説明される1つ以上の機能を制御デバイス750に実施させるソフトウェア命令540を記憶する。監督サーバ140は、メモリ148と信号通信するプロセッサ142を備えている。メモリ148は、プロセッサ142によって実行されると、本明細書に説明される1つ以上の機能を監督サーバ140に実行させるソフトウェア命令510を記憶する。システム500は、示されるように、または任意の他の構成において構成され得る。
【0226】
一般に、システム500は、持続的または周期的に(例えば、毎秒、数秒毎、または任意の他の時間インターバルにおいて)、自律車両702のルート計画106を確認するように構成され得る。システム500は、自律車両702のための任務ステータス更新を実装し、自律車両702のルート計画106を更新し、1つ以上の任務パラメータ156を最適化し得る。
【0227】
一実施形態において、更新されたルート計画524は、自律車両702が移動している間、例えば、道路502に沿って自律的に運転している間、自律車両702に通信され得る。したがって、一実施形態において、自律車両702は、道路502(例えば、道路502aまたは502b)のわきに寄ることを必要とせずに、更新されたルート計画524を受信し得る。
【0228】
(システムコンポーネント)
制御デバイス750の側面は、上記の図1-4に説明され、追加の側面は、下で説明される。制御デバイス750は、センサデータ542を使用し、自律車両702が進行するための無障害物経路を決定し得る。ある例では、自律車両702が道路502に沿って進行していると仮定する。道路502に沿って進行している間、自律車両702のセンサ746は、センサデータ542を捕捉する。センサデータ542は、自律車両702の周囲の環境、例えば、道路502上およびその周囲の1つ以上の物体を説明するデータを含み得る。センサ746は、センサデータ542を制御デバイス750に伝送する。制御デバイス750は、物体検出機械学習モジュール134を実装することによって、センサデータ542を処理する。制御デバイス750は、センサデータ542を処理することによって、道路502上およびその周囲の物体を検出し得る。制御デバイス750は、センサデータ542に基づいて、自律車両702が進行するための無障害物経路を決定する。メモリ126は、ソフトウェア命令540、センサデータ542、移動前の点検情報544、移動後の点検情報550、およびテキストメッセージ546を記憶するようにさらに構成され得る。
【0229】
監督サーバ140の側面は、上記の図1-4に説明され、追加の側面は、下で説明される。メモリ148は、マップデータ138、ソフトウェア命令510、道路条件データ512、ステータスデータ520、センサデータ542、停止スケジュール530、ルート計画106、任務パラメータ156、更新されたルート計画524、安全停止操縦528、異常522、および整備152を記憶するようにさらに構成され得る。
【0230】
(周期的任務ステータス更新を実装するための動作フロー)
一実施形態において、システム500の動作フローは、監督サーバ140が、1つ以上の自律車両702の前方の道路502に関連付けられた道路条件データ512を取得すると、開始する。
【0231】
一実施形態において、監督サーバ140は、ライブニュース報告、ライブ交通報告、法執行機関報告、および/または任意の他のソースから道路条件データ512を取得し得る。遠隔オペレータ194は、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190から道路条件データ512にアクセスし得る。監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194は、深刻な天候事象、交通事象、道路封鎖等、道路条件データ512内に予期しない異常があるかどうかを決定し得る。
【0232】
図5は、1つの自律車両702に対する監督サーバ140の動作を説明するが、監督サーバ140は、自律車両702の車隊の各自律車両702のために、類似動作を実施し得ることを理解されたい。下記の対応する説明は、自律車両702の車隊からの1つの自律車両702のための更新されたルート計画524を決定するための監督サーバ140の例示的動作を説明する。
【0233】
監督サーバ140は、ステータスデータ520を自律車両702から取得し得る。例えば、監督サーバ140は、ステータスデータ520を自律車両702に関連付けられた制御デバイス750から受信し得る。ステータスデータ520は、図1に説明されるものと同様、車両の正常性監視モジュール123によって捕捉され得る。ステータスデータ520は、自律車両データ、自律車両702の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データ、自律車両702の場所、燃料レベル、オイルレベル、少なくとも1つのセンサ746を清掃するために使用される清掃流体のレベル、貨物ステータス、開始場所(例えば、出発パッド)から進行した距離、および目的地(例えば、ランディングパッド)に到達するまでの残りの距離を含み得る。
【0234】
(自律車両のルート計画が変更されるべきかどうかの決定)
監督サーバ140は、道路条件データ512および/またはステータスデータ520に基づいて、自律車両702のルート計画106が変更されるべきかどうかを決定し得る。道路条件データ512は、交通データ514、天候データ516、および法執行機関アラートデータ518を含み得る。交通データ514は、自律車両702の前方の道路102に関連付けられた交通についての情報を含み得る。天候データ516は、自律車両702の前方の道路102に関連付けられた天候についての情報を含み得る。法執行機関アラートデータ518は、疑わしい活動に関わる車両等、予期しない事象に対するアラートを含み得る。ルートは、自律車両の前方の道路に関して説明されるが、道路条件データは、自律車両702のルートに沿った幹線道路および車道に関し得る。
【0235】
監督サーバ140は、道路条件データ512およびステータスデータ520の一方または両方における予期しない異常522の検出に応答して、自律車両702のルート計画106が変更されるべきことを決定し得る。予期しない異常522は、深刻な天候事象、交通事象、道路封鎖、および自律車両702に提供される必要がある整備(例えば、図1の整備152)のうちの1つ以上を含み得る。
【0236】
例えば、監督サーバ140が、ステータスデータ520を分析することによって、自律車両702が整備152を必要とすることを決定すると、監督サーバ140は、図1および2に説明されるものと同様、自律車両702が整備152を受け得るように、自律車両702のルート計画106が変更されるべきであると決定し得る。
【0237】
別の例では、監督サーバ140が、深刻な天候事象、交通事象、道路封鎖、または任意の他の予期しない異常が自律車両702の前方の道路102上にあることを決定すると、監督サーバ140は、自律車両702のルート計画106が変更されるべきと決定し得る。
【0238】
監督サーバ140は、自律車両702が異常522を通してナビゲートすることが安全ではない、および/または異常522を通してナビゲートすることが自律車両702の能力内ではないことが決定されると、自律車両702のルート計画106が変更されるべきことを決定し得る。
【0239】
監督サーバ140が、自律車両702のルート計画106が変更されるべきことを決定すると(例えば、道路条件データ512および/またはステータスデータ520における異常522を検出することに基づいて)、監督サーバ140は、自律車両702のための更新されたルート計画524を決定し得る。
【0240】
一実施形態において、遠隔オペレータ194は、例えば、それぞれ、通信経路196および/または通信経路192を介して、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190からステータスデータ520および道路条件データ512にアクセスし、それらを精査し得る。遠隔オペレータ194は、監督サーバ140によって決定される更新されたルート計画524を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。遠隔オペレータ194は、コマンド/命令を監督サーバ140に発行し、更新されたルート計画524を確認、更新、および/またはオーバーライドし得る。したがって、一実施形態において、自律車両702のルート計画106が更新されるべきであることを決定することは、遠隔オペレータ194から受信されたコマンド/命令にさらに基づき得る。
【0241】
監督サーバ140は、自律車両702が道路102に沿って自律的に運転している間、更新されたルート計画524を自律車両702に通信し得る。監督サーバ140は、更新されたルート計画524を自律車両702に関連付けられた制御デバイス750に伝送することによって、更新されたルート計画524を自律車両702に通信し得る。
【0242】
更新されたルート計画524は、最小リスク条件操縦526を実施することを含み得る。最小リスク条件操縦526は、とりわけ、自律車両702が進行している道路102のわきに寄せること、自律車両702が進行している交通の車線内で急停止すること、自律車両702が進行している交通の車線内で徐々に停止することを含み得る。
【0243】
上記に議論されるように、監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194は、1つ以上の自律車両702の中の各自律車両702のための更新されたルート計画524を決定し得る。例えば、監督サーバ140は、周期的に(例えば、毎秒、数秒毎、または任意の他の時間インターバルにおいて)、1つ以上の自律車両702の中からの各自律車両702のルート計画106を確認し得る。
【0244】
監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194が、特定の自律車両702から受信された道路条件データ512および/またはセンサデータ542に基づいて、1つ以上の自律車両702の中からの特定の自律車両702のルート計画106が変更されるべきことを決定すると、監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194は、特定の自律車両702のための更新されたルート計画524を決定し得る。特定の例示的シナリオでは、第1の自律車両702(例えば、先導自律車両702)のための道路条件データ512は、第2の自律車両702(例えば、後続自律車両702)に適用可能であり得るが、第1の自律車両702に適用可能ではない。例えば、第1の自律車両702が、事故(例えば、道路事故、車事故等)が起こったばかりの事故エリアを通して通過し得る。この例では、道路条件データ512は、事故のタイプ、事故の範囲、事故に起因して占有されている、または通過不能である車線等の事故および事故エリアについての情報を含み得る。この例では、道路条件データ512は、第1の自律車両702に適用可能でないこともあるが、事故エリアに向かって進行しており、第1の自律車両702に追従している第2の自律車両702に適用可能であり得る。
【0245】
一実施形態において、監督サーバ140は、周期的に、1つ以上の自律車両702の各々の停止スケジュール530を確認し得る。自律車両702の停止スケジュール530は、図1および2に説明されるものと同様、自律車両702が整備152を整備提供業者から受けるために停止される(および停止するであろう)時間および場所を備え得る。監督サーバ140は、図1および2に説明されるものと同様、1つ以上の任務パラメータ156が最適化されるように、更新されたルート計画524を決定し得る。それに応答して、監督サーバ140は、1つ以上の任務パラメータ156を最適化するために、更新されたルート計画524を1つ以上の自律車両702のうちのいずれかに送信し得る。
【0246】
本開示の以下の節は、1)自律車両702がマップデータ138内で事前にマッピングされていない料金所504に遭遇する場合、2)自律車両702が移動のために準備されており、移動前の点検が行われる場合、3)移動後の点検が、移動が完了された後、自律車両702に対して行われる場合、4)自律車両702が法執行機関アラートデータ518に従って疑わしい活動に関連付けられた車両506に遭遇する場合の例示的使用事例を提示する。
【0247】
自律車両702が、その移動を開始する前に、自律車両702は、移動前の点検を経て、自律車両702が道路上の使用に適していること、すなわち、自律車両702のコンポーネントが使用可能であることを確実にする必要があり得る。ある場合、自律車両702が、道路502に沿って進行している間、自律車両702は、予期しない事象に遭遇し得る。例えば、自律車両702は、マップデータ138内で事前にマッピングされていないこともある料金所504に遭遇し得る。別の例では、自律車両702は、法執行機関アラートデータ518に従った疑わしい活動に関連付けられた車両506に遭遇し得る。これらの使用事例は、下で説明される。
【0248】
(道路上で予期しない物体/障害物に遭遇する場合)
ある場合、自律車両702は、料金所504等、道路102上である物体または障害物に遭遇し得る。そのような場合、監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194は、自律車両702が特定の額の料金を料金所に転送すべきかどうかを決定し得る。このプロセスは、下で説明される。
【0249】
ある例示的シナリオでは、自律車両702が道路502aに沿って進行していると仮定する。このシナリオでは、料金所504が自律車両702の前方にある。センサ746が、料金所504等の道路502a上およびその周囲の物体を含む、センサデータ542を捕捉する。センサ746は、センサデータ542を制御デバイス750に送信する。
【0250】
一実施形態において、制御デバイス750は、センサデータ542を分析することによって、例えば、物体検出機械学習モジュール134を実装することによって、料金所504の存在を検出し得る。一実施形態において、制御デバイス750は、センサデータ542および料金所504の存在についてのその決定の結果を監督サーバ140に送信し得、監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194は、センサデータ542を分析することによって、料金所504の存在を確認し得る。
【0251】
監督サーバ140は、料金所504がマップデータ138内に含まれるかどうかを決定し得る。このプロセスでは、監督サーバ140は、自律車両702の前方の道路502a上の事前にマッピングされた障害物、物体(例えば、道路標識、建物、地形、車線区分線、交通信号灯、料金所等)を含んだマップデータ138を受信されたセンサデータ542と比較し得る。監督サーバ140が、料金所504がマップデータ138内に含まれる(すなわち、料金所504が事前にマッピングされている)ことを決定する場合、監督サーバ140は、料金所504の中へ運転するように自律車両702に命令し得る。監督サーバ140はさらに、自律車両702に、特定の額の料金を料金所504に伝送し、または料金が転送されることを可能にし(例えば、RFID支払証明書を提示し)、自律運転を続けるように命令し得る。例えば、監督サーバ140は、自律車両702に関連付けられた制御デバイス750に命令を送信し、上記の動作を実施し得る。
【0252】
しかしながら、監督サーバ140が、料金所504がマップデータ138内に含まれない(すなわち、料金所504が事前にマッピングされていない)ことを決定する場合、監督サーバ140は、料金所504に到達する前に安全停止操縦528を実施するように自律車両702に命令し得る。安全停止操縦528は、道路102のわきの無障害物スポットの中へ自律車両702を寄せることを含み得る。
【0253】
監督サーバ140は、例えば、遠隔オペレータ194から、料金所504が道路102上に新しく追加されたことの確認を受信し得る。
【0254】
一実施形態において、遠隔オペレータ194は、監督サーバ140および/またはアプリケーションサーバ190からセンサデータ542およびマップデータ138にアクセスし得る。したがって、遠隔オペレータ194は、料金所504がマップデータ138に新しく追加されたことを確認し得る。それに応答して、遠隔オペレータ194は、コマンド/命令を監督サーバ140に発行し、料金所504の中へ運転するように自律車両702に命令し得る。
【0255】
それに応答して、監督サーバ140は、料金所504の中へ運転し、特定の額の料金を料金所に伝送し、自律運転を続けるように自律車両702に命令し得る。例えば、監督サーバ140は、自律車両702に関連付けられた制御デバイス750に命令を送信し、上記の動作を実施し得る。
【0256】
このように、監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194は、マップデータ138を受信されたセンサデータ542と比較することに基づいて、自律車両702の更新されたナビゲーションを決定し得る。
【0257】
一実施形態において、監督サーバ140は、そのような状況では、例えば、機械学習アルゴリズムを実装することによって、遠隔オペレータ194によって行われる決定から経時的に学習し得る。したがって、このプロセスは、コンピュータ化され得る。
【0258】
一実施形態において、料金所504がマップデータ138内に事前にマッピングされているかどうかを決定することは、制御デバイス750によって実施され得る。
【0259】
図5は、道路502a上の料金所504に遭遇する例示的使用事例を説明するが、自律車両702は、道路102および/または502上の任意の他のエンティティに遭遇し得ることを理解されたい。例えば、自律車両702が、法執行機関によって、例えば、法執行機関車両に関連付けられたサイレンおよび点滅光によって、合図されたと仮定する。制御デバイス750は、これらの合図の指示をセンサ746によって捕捉されたセンサデータ542から検出する。制御デバイス750は、道路502のわきに寄るように自律車両702に命令し得る。ユーザ(例えば、警察官)は、自律車両702に接近し、自律車両702の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データ、自律車両702に関連付けられた履歴運転データ等のデータを受信するために要求し得る。ユーザは、図3に説明されるものと同様、その証明書318(図3参照)を提示し得る。ユーザの証明書318が、確かめられると(例えば、制御デバイス750、監督サーバ140、および/または遠隔オペレータ194によって)、制御デバイス750は、図3に説明されるものと同様、例えば、ユーザインターフェース125を介して、要求されたデータをユーザに提示する。
【0260】
(自律車両の移動前の点検を行う場合)
自律車両702が、その移動を開始する前、自律車両702は、移動前の点検を経て、自律車両702が道路上の使用に適していること、すなわち、自律車両702のコンポーネントが使用可能であることを確実にする必要があり得る。ある例示的シナリオでは、自律車両702が、開始場所(例えば、出発パッド)にあり、移動のために準備されていると仮定する。制御デバイス750は、自律車両702に関連付けられた移動前の点検情報544を受信する。移動前の点検情報544は、自律車両702の移動前の点検中に取得される。移動前の点検は、図7に説明されるコンポーネント等の自律車両702の物理的コンポーネントの物理的点検に関連付けられ得る。移動前の点検はさらに、自律車両702の自律機能の論理点検に関連付けられ得る。例えば、移動前の点検中、自律モードにおいて自律車両702をナビゲートすることにおいて関わるハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントが、点検され得る。
【0261】
移動前の点検情報544は、センサ746によって捕捉されたセンサデータ542を分析することによって取得され得る。例えば、制御デバイス750は、画像処理、ビデオ処理、点群データ処理、レーダデータ処理、および/または任意の他のデータ処理アルゴリズムを実装し、センサデータ542を分析し、移動前の点検情報544を取得し得る。
【0262】
移動前の点検情報544は、点検者、例えば、移動前の点検中、自律車両702を点検する技術者に関連付けられたデバイスから取得され得る。
【0263】
例えば、点検者は、車両運転サブシステム742(図7参照)、車両センササブシステム744(図7参照)、車両制御サブシステム748(図7参照)、ネットワーク通信サブシステム792(図7参照)、タイヤ、および/または自律車両702の任意の他のコンポーネント等の自律車両702の種々のコンポーネントを点検し得る。点検者は、ハンドヘルドデバイスによって自律車両702の種々のコンポーネントを点検し、移動前点検チェックリストを経て、自律車両702の各コンポーネントのステータスを記録し得る。
【0264】
移動前の点検情報544は、自律車両702の重量、自律車両702のトレーラ704内で搬送される貨物の重量分布、燃料レベル、オイルレベル、冷却剤レベル、清掃流体レベル、前照灯の光機能性、センサ746の機能性、ブレーキの機能性、タイヤ圧、制御デバイス750(図7参照)のサブシステムの機能性、および/または自律車両702の任意の他の側面を含み得る。
【0265】
制御デバイス750が、移動前の点検情報544を取得すると、制御デバイス750は、移動前の点検情報544を第三者508に適切な範囲で供給(例えば、転送)し得る。第三者508は、法執行機関エンティティ、検量ステーション、料金所、自律車両702が貨物を輸送することを要求したクライアント、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。
【0266】
一実施形態において、制御デバイス750は、センサデータ542を監督サーバ140に送信し得、監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、センサデータ542を分析することによって、移動前の点検情報544を取得し得る。同様に、監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、移動前の点検情報544を点検者に関連付けられたデバイスから取得し得る。監督サーバ140は、移動前の点検情報544を第三者508に供給(例えば、転送)し得る。
【0267】
(自律車両の移動後の点検を行う場合)
いくつかの実施形態において、(上で説明される)移動前の点検中に行われる類似動作が、移動後の点検中にも実施され得る。自律車両702が、その移動を終了後、自律車両702は、移動後の点検を経て、自律車両702が整備を必要とするかどうか、例えば、自律車両702のコンポーネントが使用可能であるかどうかことを決定する必要があり得る。ある例示的シナリオでは、自律車両702が、目的地(例えば、ランディングパッド)に到着し、点検されていると仮定する。制御デバイス750は、自律車両702に関連付けられた移動後の点検情報550を受信する。移動後の点検情報550は、自律車両702の移動後の点検中、取得され得る。移動後の点検は、図7に説明されるコンポーネント等の自律車両702の物理的コンポーネントの物理的点検に関連付けられ得る。移動後の点検は、自律車両702の自律機能の論理点検にさらに関連付けられ得る。例えば、移動後の点検中、自律モードで自律車両702をナビゲートすることにおいて関わるハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントが、点検され得る。
【0268】
移動後の点検情報550は、センサ746によって捕捉されたセンサデータ542を分析することによって取得され得る。例えば、制御デバイス750は、画像処理、ビデオ処理、点群データ処理、レーダデータ処理、および/または任意の他のデータ処理アルゴリズムを実装し、センサデータ542を分析し、移動後の点検情報550を取得し得る。
【0269】
移動後の点検情報550は、点検者、例えば、移動後の点検中に自律車両702を点検する技術者に関連付けられたデバイスから取得され得る。
【0270】
例えば、点検者は、車両運転サブシステム742(図7参照)、車両センササブシステム744(図7参照)、車両制御サブシステム748(図7参照)、ネットワーク通信サブシステム792(図7参照)、タイヤ、および/または自律車両702の任意の他のコンポーネント等の自律車両702の種々のコンポーネントを点検し得る。点検者は、ハンドヘルドデバイスによって、自律車両702の種々のコンポーネントを点検し、移動後の点検チェックリストを経て、自律車両702の各コンポーネントのステータスを記録し得る。
【0271】
移動後の点検情報550は、自律車両702の重量、自律車両702のトレーラ704内で搬送される貨物の重量分布、燃料レベル、オイルレベル、冷却剤レベル、清掃流体レベル、前照灯の光機能性、センサ746の機能性、ブレーキの機能性、タイヤ圧、制御デバイス750(図7参照)のサブシステムの機能性、および/または自律車両702の任意の他の側面を含み得る。
【0272】
制御デバイス750が、移動後の点検情報550を取得すると、制御デバイス750は、移動後の点検情報550を第三者508に適切な範囲で供給(例えば、転送)し得る。第三者508は、法執行機関エンティティ、検量ステーション、料金所、自律車両702に貨物を輸送するように要求したクライアント、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。
【0273】
一実施形態において、制御デバイス750は、センサデータ542を監督サーバ140に送信し得、監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、センサデータ542を分析することによって、移動後の点検情報550を取得し得る。同様に、監督サーバ140は、上で説明されるものと同様、移動後の点検情報550を点検者に関連付けられたデバイスから取得し得る。監督サーバ140は、移動後の点検情報550を第三者508に供給(例えば、転送)し得る。
【0274】
(疑わしい活動に関連付けられた車両を検出する場合)
一実施形態において、制御デバイス750は、疑わしい活動に関連付けられた車両を示す法執行機関アラートデータ518を受信し得る。例えば、制御デバイス750は、テキストメッセージ546を受信するように構成されたモバイルデバイス等、通信デバイスと通信可能に結合され得る。テキストメッセージ546は、法執行機関から送信される法執行機関アラートデータ518に関連付けられ得る。
【0275】
一実施形態において、監督サーバ140は、疑わしい活動に関連付けられた車両を示す、法執行機関アラートデータ518を受信し得る。監督サーバ140および/または遠隔オペレータ194は、法執行機関アラートデータ518を1つ以上の自律車両702に転送し得る。
【0276】
ある例示的シナリオでは、自律車両702が道路502bに沿って進行していると仮定する。制御デバイス750は、例えば、法執行機関および/または監督サーバ140から法執行機関アラートデータ518を含む、テキストメッセージ546を受信し得る。一例では、法執行機関アラート548は、アンバーアラートに関連付けられ得る。
【0277】
制御デバイス750は、自然言語処理(NLP)アルゴリズムを実装することによって、テキストメッセージ546を分析し得る。制御デバイス750は、疑われる車両506についての情報をテキストメッセージ546から抽出し得る。例えば、制御デバイス750は、テキストメッセージ546を分析することによって、車両506が特定の場所で見られたことを決定し得る。別の例では、制御デバイス750は、テキストメッセージ546内に含まれる疑われる車両506についてのモデル、タイプ、色、および/または他の情報を検出し得る。
【0278】
制御デバイス750が、特定の場所が自律車両702の前方であることを決定すると、制御デバイス750は、特定の場所を避けるためにルート変更するように自律車両702に命令し得る。
【0279】
いくつかの実施形態において、システムは、図1のシステム100、図3のシステム300、および図5のシステム500の1つ以上のコンポーネントを含み、図1、3、5に説明される動作フローの1つ以上の動作および図2の方法200、図4の方法400、および図6の方法600の1つ以上の動作を実施するように構成され得る。
【0280】
(周期的任務ステータス更新を実装する例示的方法)
図6は、自律車両702のための周期的任務ステータス更新を実装する方法600の例示的フローチャートを図示する。修正、追加、または省略が、方法600に行われ得る。方法600は、より多い、より少ない、または他の動作を含み得る。例えば、動作は、並行して、または任意の好適な順序において、実施され得る。随時、自律車両702、制御デバイス750、監督サーバ140、またはそのうちのいずれかのコンポーネントが、動作を実施するものとして議論されるが、任意の好適なシステムまたはシステムのコンポーネントが、方法600の1つ以上の動作を実施し得る。例えば、方法600の1つ以上の動作は、少なくとも部分的に1つ以上のプロセッサ(例えば、図5および7からのそれぞれのプロセッサ122、142、および770)によって起動されると、動作602-614を1つ以上のプロセッサに実施させ得る非一過性有形機械読み取り可能な媒体(例えば、図5および7からのそれぞれのメモリ126、メモリ148、およびデータ記憶装置790)上に記憶される図5および7からのそれぞれのソフトウェア命令510、ソフトウェア命令540、および処理命令780の形態において実装され得る。
【0281】
方法600は、動作602から開始し、監督サーバ140が、道路条件データ512を取得する。監督サーバ140は、道路条件データをライブ天気予報、ライブ交通報告、および法執行機関報告等の外部ソースから取得し得る。道路条件データ512は、交通データ514、天候データ516、および法執行機関アラートデータ518を含み得る。
【0282】
動作604では、監督サーバ140が、自律車両702を1つ以上の自律車両702の中から選択する。例えば、1つ以上の自律車両702が、道路502上で移動中であり得る。監督サーバ140は、自律車両702が1つ以上の自律車両702から評価のために残っていなくなるまで、自律車両702を反復的に選択し得る。
【0283】
動作606では、監督サーバ140が、ステータスデータ520を自律車両702から取得する。ステータスデータ520は、自律車両702の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データ、貨物の正常性、自律車両702の場所、燃料レベル、オイルレベル、少なくとも1つのセンサ746を清掃するために使用される清掃流体のレベル、貨物ステータス、開始場所(例えば、出発パッド)から進行した距離、および目的地(例えば、ランディングパッド)に到達するまでの残りの距離を含み得る。
【0284】
動作608では、監督サーバ140が、道路条件データ512およびステータスデータ520に基づいて、自律車両702のルート計画106が更新されるべきであるかどうかを決定する。例えば、監督サーバ140が、道路条件データ512および/またはステータスデータ520において予期しない異常522を検出すると、監督サーバ140は、自律車両702のルート計画106が更新されるべきであることを決定し得る。監督サーバ140が自律車両702のルート計画106が更新されるべきであることを決定すると、方法600は、動作612に進む。そうでなければ、方法600は、動作610に進む。
【0285】
動作610では、監督サーバ140は、自律車両702のルート計画106を更新しない。
【0286】
動作612では、監督サーバ140が自律車両702が道路に沿って自律的に運転している間、更新されたルート計画524を自律車両702に通信する。
【0287】
動作614では、監督サーバ140が、別の自律車両702を選択すべきかどうかを決定する。少なくとも1つの自律車両702が評価のために残されているとき、監督サーバ140は、別の自律車両702を選択すべきであると決定する。監督サーバ140が別の自律車両702を選択すべきと決定すると、方法600は、動作604に戻る。そうでなければ、方法600は、終了する。
【0288】
(例示的自律車両およびその動作)
図7は、自律運転動作が決定され得る例示的車両エコシステム700のブロック図を示す。図7に示されるように、自律車両702は、セミトレーラトラックであり得る。車両エコシステム700は、情報/データおよび関連サービスの1つ以上のソースを発生させ、および/または自律車両702内に配置され得る車載制御コンピュータ750にそれらを送達し得るいくつかのシステムおよびコンポーネントを含み得る。車載制御コンピュータ750は、複数の車両サブシステム740とデータ通信することができ、それらの全ては、自律車両702内に常駐することができる。車両サブシステムインターフェース760が、車載制御コンピュータ750と複数の車両サブシステム740との間のデータ通信を促進するために提供され得る。いくつかの実施形態において、車両サブシステムインターフェース760は、車両サブシステム740内のデバイスと通信するコントローラエリアネットワーク(CAN)コントローラを含むことができる。
【0289】
自律車両702は、自律車両702の動作をサポートする種々の車両サブシステムを含み得る。車両サブシステム740は、車両運転サブシステム742、車両センササブシステム744、車両制御サブシステム748、および/またはネットワーク通信サブシステム792を含み得る。図7に示される車両運転サブシステム742、車両センササブシステム744、および車両制御サブシステム748のコンポーネントまたはデバイスは、例である。自律車両702は、示されるように、または任意の他の構成に従って構成され得る。
【0290】
車両運転サブシステム742は、自律車両702のための動力運動を提供するように動作可能であるコンポーネントを含み得る。例示的実施形態において、車両運転サブシステム742は、エンジン/モータ742aと、車輪/タイヤ742bと、伝動装置742cと、電気サブシステム742dと、電源742eとを含み得る。
【0291】
車両センササブシステム744は、自律車両702の環境または条件についての情報を感知するように構成されたいくつかのセンサ746を含み得る。車両センササブシステム744は、1つ以上のカメラ746aまたは画像捕捉デバイス、レーダユニット746b、1つ以上の温度センサ746c、無線通信ユニット746d(例えば、セルラー通信送受信機)、慣性測定ユニット(IMU)746e、レーザ距離計/LiDARユニット746f、全地球測位システム(GPS)送受信機746g、および/またはワイパ制御システム746hを含み得る。車両センササブシステム744は、自律車両702の内部システム(例えば、Oモニタ、燃料ゲージ、エンジンオイル温度等)を監視するように構成されたセンサも含み得る。
【0292】
IMU746eは、慣性加速に基づいて、自律車両702の位置および向き変化を感知するように構成されたセンサ(例えば、加速度計およびジャイロスコープ)の任意の組み合わせを含み得る。GPS送受信機746gは、自律車両702の地理的場所を推定するように構成された任意のセンサであり得る。この目的のために、GPS送受信機746gは、地球に対する自律車両702の位置に関する情報を提供するように動作可能である受信機/送信機を含み得る。レーダユニット746bは、無線信号を利用し、自律車両702の局所環境内の物体を感知するシステムを表し得る。いくつかの実施形態において、物体を感知することに加えて、レーダユニット746bは、自律車両702に近接する物体の速度および進行方向を感知するようにさらに構成され得る。レーザ距離計またはLiDARユニット746fは、その中に自律車両702が位置している環境内の物体を感知するためにレーザを使用するように構成された任意のセンサであり得る。カメラ746aは、自律車両702の環境の複数の画像を捕捉するように構成された1つ以上のデバイスを含み得る。カメラ746aは、静止画像カメラまたは動画ビデオカメラであり得る。
【0293】
車両制御サブシステム748は、自律車両702およびそのコンポーネントの動作を制御するように構成され得る。故に、車両制御サブシステム748は、スロットルおよび歯車セレクタ748a、ブレーキユニット748b、ナビゲーションユニット748c、操向システム748d、および/または自律制御ユニット748e等の種々の要素を含み得る。スロットルおよび歯車セレクタ748aは、例えば、エンジンの動作速度を制御し、次に、自律車両702の速度を制御するように構成され得る。スロットルおよび歯車セレクタ748aは、伝動装置の歯車選択を制御するように構成され得る。ブレーキユニット748bは、自律車両702の速度を落とすように構成された機構の任意の組み合わせを含むことができる。ブレーキユニット748bは、車輪の速度を落とすための摩擦またはエンジンブレーキを使用することを含む標準的様式において、自律車両の速度を落とすことができる。ブレーキユニット748bは、ブレーキが適用されているとき、ブレーキがロックすることを防止し得るアンチロックブレーキシステム(ABS)を含み得る。ナビゲーションユニット748cは、自律車両702のための運転経路またはルートを決定するように構成された任意のシステムであり得る。ナビゲーションユニット748cは、自律車両702が動作している間、運転経路を動的に更新するようにさらに構成され得る。いくつかの実施形態において、ナビゲーションユニット748cは、自律車両702のための運転経路を決定するために、GPS送受信機746gからのデータと、1つ以上の所定のマップとを組み込むように構成され得る。操向システム748dは、自律モードまたは運転者制御モードにおいて、自律車両702の進行方向を調節するように動作可能であり得る機構の任意の組み合わせを表し得る。
【0294】
自律制御ユニット748eは、自律車両702の環境内の潜在的障害物または妨害物を識別すること、評価すること、および避けることまたは別様に通り抜けることを行うように構成された制御システムを表し得る。一般に、自律制御ユニット748eは、運転者を伴わない動作のために自律車両702を制御するように、または、自律車両702を制御することにおいて運転者補助を提供するように構成され得る。いくつかの実施形態において、自律制御ユニット748eは、GPS送受信機746g、レーダユニット746b、LiDARユニット746f、カメラ746a、および/または他の車両サブシステムからのデータを組み込み、自律車両702のための運転経路または軌道を決定するように構成され得る。
【0295】
ネットワーク通信サブシステム792は、ルータ、スイッチ、モデム等のネットワークインターフェースを備え得る。ネットワーク通信サブシステム792は、自律車両702と、図1-6の監督サーバ140を含む他のシステムとの間の通信を確立するように構成され得る。ネットワーク通信サブシステム792は、データを他のシステムに送信し、それらからデータを受信するようにさらに構成され得る。
【0296】
自律車両702の機能の多くまたは全ては、車載制御コンピュータ750によって制御されることができる。車載制御コンピュータ750は、データ記憶デバイス790またはメモリ等の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体内に記憶される処理命令780を実行する少なくとも1つのデータプロセッサ770(少なくとも1つのマイクロプロセッサを含むことができる)を含み得る。車載制御コンピュータ750は、分散型方式において、自律車両702の個々のコンポーネントまたはサブシステムを制御する役割を果たし得る複数のコンピューティングデバイスも表し得る。いくつかの実施形態において、データ記憶デバイス790は、図1-9に関して説明されるものを含む自律車両702の種々の方法および/または機能を実施するためのデータプロセッサ770によって実行可能な処理命令780(例えば、プログラム論理)を含み得る。
【0297】
データ記憶デバイス790は、追加の命令も含み得、追加の命令は、車両運転サブシステム742、車両センササブシステム744、および車両制御サブシステム748のうちの1つ以上にデータを伝送すること、それらからデータを受信すること、それと相互作用すること、またはそれらを制御することを行うための命令を含む。車載制御コンピュータ750は、データプロセッサ770と、データ記憶デバイス790とを含むように構成されることができる。車載制御コンピュータ750は、種々の車両サブシステム(例えば、車両運転サブシステム742、車両センササブシステム744、および車両制御サブシステム748)から受信された入力に基づいて、自律車両702の機能を制御し得る。
【0298】
図8は、精密な自律運転動作を提供するための例示的システム800を示す。システム800は、図7に説明されるように、車載制御コンピュータ750において動作し得るいくつかのモジュールを含み得る。車載制御コンピュータ750は、図8の左上角に示されるセンサ融合モジュール802を含み得、センサ融合モジュール802は、少なくとも4つの画像または信号処理動作を実施し得る。センサ融合モジュール802は、画像を自律車両上に配置されたカメラから取得し、画像セグメント化804を実施し、自律車両の周囲に位置する移動物体(例えば、他の車両、歩行者等)および/または静的障害物(例えば、停止標識、減速バンプ、地形等)の存在を検出することができる。センサ融合モジュール802は、LiDAR点群データアイテムを自律車両上に配置されたLiDARセンサから取得し、LiDARセグメント化806を実施し、自律車両の周囲に位置する物体および/または障害物の存在を検出することができる。
【0299】
センサ融合モジュール802は、インスタンスセグメント化808を画像および/または点群データアイテムに対して実施し、自律車両の周囲に位置する物体および/または障害物の周囲の輪郭(例えば、ボックス)を識別することができる。センサ融合モジュール802は、1つの画像および/または点群データアイテムの1つのフレームからの物体および/または障害物が時間的に続けて受信された1つ以上の画像またはフレームからの物体および/または障害物と互いに関係づけられる、または関連付けられる時間的融合810を実施することができる。
【0300】
センサ融合モジュール802は、カメラから取得される画像および/またはLiDARセンサから取得される点群データアイテムからの物体および/または障害物を融合させることができる。例えば、センサ融合モジュール802は、2つのカメラの場所に基づいて、自律車両の前に位置する車両の2分の1を備えているカメラのうちの一方からの画像が、別のカメラによって捕捉された車両と同じであることを決定し得る。センサ融合モジュール802は、融合された物体情報を干渉モジュール846に送信し、融合された障害物情報を占有グリッドモジュール860に送信し得る。車載制御コンピュータは、占有グリッドモジュール860を含み得、それは、車載制御コンピュータ内に記憶されるマップデータベース858から目印を読み出すことができる。占有グリッドモジュール860は、センサ融合モジュール802から取得される融合された障害物およびマップデータベース858内に記憶される目印から、運転可能エリアおよび/または障害物を決定することができる。例えば、占有グリッドモジュール860は、運転可能エリアが減速バンプ障害物を含み得ることを決定することができる。
【0301】
センサ融合モジュール802の下に、車載制御コンピュータ750は、LiDARベース物体検出モジュール812を含み得、それは、自律車両上に配置されたLiDARセンサ814から取得される点群データアイテムに基づいて、物体検出816を実施し得る。物体検出816技法は、点群データアイテムからの物体の(例えば、3D世界座標内の)場所を提供することができる。LiDARベース物体検出モジュール812の下に、車載制御コンピュータ750は、画像ベース物体検出モジュール818を含み得、それは、自律車両上に配置されたカメラ820から取得される画像に基づいて、物体検出824を実施し得る。物体検出818技法は、深層機械学習技法824を採用し、カメラ820によって提供される画像から物体の(例えば、3D世界座標内の)場所を提供することができる。
【0302】
自律車両上のレーダ856は、自律車両の前のエリアまたはそれに向かって自律車両が運転されるエリアを走査することができる。レーダデータは、センサ融合モジュール802に送信され得、それは、レーダ856によって検出された物体および/または障害物と、LiDAR点群データアイテムおよびカメラ画像の両方から検出された物体および/または障害物とを互いに関係づけるためにレーダデータを使用し得る。レーダデータは、下でさらに説明されるように、データ処理をレーダデータに対して実施し、物体追跡モジュール848によって物体を追跡し得る干渉モジュール846にも送信され得る。
【0303】
車載制御コンピュータは、干渉モジュール846を含み得、それは、点群からの物体および画像からの物体の場所、およびセンサ融合モジュール802からの融合された物体を受信する。干渉モジュール846は、レーダデータも受信し、干渉モジュール846は、レーダデータを用いて、物体追跡モジュール848によって、1つの時間インスタンスにおいて取得される1つの点群データアイテムおよび1つの画像から、別の後続時間インスタンスにおいて取得される別の(または次の)点群データアイテムおよび別の画像まで物体を追跡することができる。
【0304】
干渉モジュール846は、物体属性推定850を実施し、画像または点群データアイテム内で検出された物体の1つ以上の属性を推定し得る。物体の1つ以上の属性は、物体のタイプ(例えば、歩行者、車、またはトラック等)を含み得る。干渉モジュール846は、挙動予測852を実施し、画像および/または点群内で検出された物体の運動パターンを推定または予測し得る。挙動予測852は、異なる時点において受信された画像の組(例えば、順次的画像)、または異なる時点において受信された点群データアイテムの組(例えば、順次的点群データアイテム)における物体の場所を検出するように実施されることができる。いくつかの実施形態において、挙動予測852は、カメラから受信された各画像および/またはLiDARセンサから受信された各点群データアイテムに関して、実施されることができる。いくつかの実施形態において、干渉モジュール846は、1つおきまたは所定の数のカメラから受信された画像またはLiDARセンサから受信された点群データアイテムおき(例えば、2つの画像おきまたは3つの点群データアイテムおき)に挙動予測852を実施することによって、算出負荷を減らすように実施(例えば、起動または実行)されることができる。
【0305】
挙動予測852特徴は、レーダデータから、自律車両を包囲する物体の速度および方向を決定し得、速度および方向情報は、物体の運動パターンを予測または決定するために使用されることができる。運動パターンは、画像がカメラから受信された後の将来の所定の長さの時間にわたる物体の予測された軌道情報を備え得る。予測された運動パターンに基づいて、干渉モジュール846は、運動パターン状況タグを物体に割り当て得る(例えば、「座標(x,y)に位置している」、「停止されている」、「50mphで運転中」、「加速中」、または「減速中」)。状況タグは、物体の運動パターンを説明することができる。干渉モジュール846は、1つ以上の物体属性(例えば、物体のタイプ)および運動パターン状況タグを計画モジュール862に送信し得る。干渉モジュール846は、システム800および任意の数のそのコンポーネントおよびそのコンポーネントの組み合わせによって入手された任意の情報を使用し、環境分析854を実施し得る。
【0306】
車載制御コンピュータ750は、計画モジュール862を含み得、計画モジュール862は、干渉モジュール846からの物体属性および運動パターン状況タグ、運転可能エリアおよび/または障害物と、融合位置特定モジュール826からの車両場所および姿勢情報とを受信する(下でさらに説明される)。
【0307】
計画モジュール862は、自律車両が運転され得る軌道の組を決定するためのナビゲーション計画864を実施することができる。軌道の組は、運転可能エリア情報、物体の1つ以上の物体属性、物体の運動パターン状況タグ、障害物の場所、および運転可能エリア情報に基づいて決定されることができる。いくつかの実施形態において、ナビゲーション計画864は、挙動意思決定866を含み得、挙動意思決定866は、緊急事態の場合、自律車両が安全に駐車され得る道路に隣接するエリアを決定することを含み得る。計画モジュール862は、道路上の変化する条件(例えば、交通信号灯が、黄色に変わった、または自律車両が、別の車両が自律車両の前に侵入し、自律車両の場所の所定の安全距離内の領域に入ったため、危険な運転条件下にある)を決定することに応答して、運転アクション(例えば、操向、制動、スロットル)を決定する。計画モジュール862は、軌道生成868を実施し、軌道をナビゲーション計画動作864によって決定された軌道の組から選択する。選択された軌道情報は、計画モジュール862によって制御モジュール870に送信され得る。
【0308】
車載制御コンピュータ750は、制御モジュール870を含み得、制御モジュール870は、提案される軌道を計画モジュール862から、自律車両場所および姿勢を融合位置特定モジュール826から受信する。制御モジュール870は、システム識別子872を含み得る。制御モジュール870は、モデルベースの軌道精緻化874を実施し、提案される軌道を精緻化することができる。例えば、制御モジュール870は、フィルタリング(例えば、カルマンフィルタ)を適用し、提案される軌道データを平滑にし、および/または雑音を最小化することができる。制御モジュール870は、精緻化された提案される軌道情報と自律車両の現在の場所および/または姿勢とに基づいて適用すべきブレーキ圧の量、操向角度、車両の速度を制御するためのスロットル量、および/または伝動歯車を決定することによって、ロバスト制御876を実施し得る。制御モジュール870は、決定されたブレーキ圧、操向角度、スロットル量、および/または伝動歯車を自律車両内の1つ以上のデバイスに送信し、自律車両の精密な運転動作を制御および促進することができる。
【0309】
画像ベース物体検出モジュール818によって実施される深層画像ベースの物体検出824も、道路上の目印(例えば、停止標識、減速バンプ等)を検出するために使用されることができる。車載制御コンピュータは、融合位置特定モジュール826を含み得、融合位置特定モジュール826は、画像から検出された目印、車載制御コンピュータ750上に記憶されるマップデータベース836から取得された目印、LiDARベースの物体検出モジュール812によって点群データアイテムから検出された目印、オドメータセンサ844からの速度および変位、および自律車両上またはその中に位置するGPS/IMUセンサ838(すなわち、GPSセンサ840およびIMUセンサ842)からの自律車両の推定される場所を取得する。この情報に基づいて、融合位置特定モジュール826は、位置特定動作828を実施し、自律車両の場所を決定することができ、自律車両の場所は、計画モジュール862および制御モジュール870に送信されることができる。
【0310】
融合位置特定モジュール826は、GPSおよび/またはIMUセンサ838に基づいて、自律車両の姿勢830を推定することができる。自律車両の姿勢は、計画モジュール862および制御モジュール870に送信されることができる。融合位置特定モジュール826は、例えば、IMUセンサ842によって提供される情報(例えば、角速度および/または線形速度)に基づいて、トレーラユニットのステータス(例えば、場所、可能な移動角度)を推定することもできる(例えば、トレーラステータス推定834)。融合位置特定モジュール826は、さらに、マップコンテンツ832をチェックし得る。
【0311】
図9は、自律車両702内に含まれる車載制御コンピュータ750の例示的ブロック図を示す。車載制御コンピュータ750は、少なくとも1つのプロセッサ904と、記憶された命令(例えば、図1、3、5、および7におけるそれぞれのソフトウェア命令128、340、540および処理命令780)を有するメモリ902とを含み得る。命令は、プロセッサ904による実行時、車載制御コンピュータ750および/または車載制御コンピュータ750の種々のモジュールを構成し、図1-9に説明される動作を実施する。送信機906は、情報またはデータを自律車両内の1つ以上のデバイスに伝送または送信し得る。例えば、送信機906は、ステアリングホイールの1つ以上のモータが自律車両を操向するための命令を送信することができる。受信機908は、1つ以上のデバイスによって伝送または送信される情報またはデータを受信する。例えば、受信機908は、現在の速度のステータスをオドメータセンサから、または現在の伝動歯車を伝動装置から受信する。送信機906および受信機908は、図7-8に関して上で説明される複数の車両サブシステム740および車載制御コンピュータ750と通信するようにも構成され得る。
【0312】
いくつかの実施形態が、本開示に提供されているが、開示されるシステムおよび方法が、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、多くの他の具体的形態で具現化され得ることを理解されたい。この例は、制限的ではなく、例証的と見なされるものであり、その意図は、本明細書に与えられる詳細に限定されるものではない。例えば、種々の要素またはコンポーネントは、組み合わせられるか、または、別のシステムに統合され得るか、または、いくつかの特徴は、省略されることも、実装されないこともある。
【0313】
加えて、別々または別個のものとして、種々の実施形態に説明および図示される技法、システム、サブシステム、および方法は、本開示の範囲から逸脱することなく、他のシステム、モジュール、技法、または方法と組み合わせられ、または統合され得る。結合されるか、直接結合されるか、または互いに通信するとして示されるまたは議論される他のアイテムは、電気的に、機械的に、または別様にかどうかにかかわらず、いくつかのインターフェース、デバイス、または中間コンポーネントを通して、間接的に結合され、または通信し得る。変更、代用、および改変の他の例は、当業者によって確認可能であり、本明細書に開示される精神および範囲から逸脱することなく、行われ得る。
【0314】
本明細書に添付される請求項を解釈することにおいて、特許庁および本願で発行された任意の特許の任意の読者を支援するために、出願人は、単語「~のための手段」または「~のためのステップ」が特定の請求項において明示的に使用されない限り、それが本明細書の出願日時点で存在するので、出願人が添付される請求項のうちのいずれも米国特許法第112条(f)項(35U.S.C.§112(f))を発動することを意図していないことを強調する。
【0315】
本開示の実装は、以下の付記の観点から説明され得、その特徴は、任意の合理的様式において組み合わせられ得る。
【0316】
付記1.システムであって、システムは、
ルート計画に従って道路に沿って進行するように構成された自律車両であって、少なくとも1つのセンサを備えている、自律車両と、
自律車両と通信可能に結合された監督サーバと
を備え、
監督サーバは、プロセッサを備え、プロセッサは、
少なくとも1つのセンサによって捕捉されたステータスデータを取得し、
少なくとも部分的にステータスデータに基づいて、整備が自律車両のために必要とされることを決定し、
整備が自律車両に提供されるように、更新されたルート計画を決定し、
更新されたルート計画を実装する命令を自律車両に通信する
ように構成されている、システム。
【0317】
付記2.ステータスデータは、自律車両の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データ、燃料レベル、オイルレベル、少なくとも1つのセンサを清掃するために使用される清掃流体のレベル、自律車両の場所、開始場所から進行した距離、および目的地に到達するための残りの距離のうちの少なくとも1つを備えている、付記1に記載のシステム。
【0318】
付記3.更新されたルート計画は、所定のルールが満たされるように決定され、
所定のルールは、ルート完了時間、給油コスト、整備コスト、貨物の正常性、および自律車両の正常性を備えている1つ以上の任務パラメータを最適化するように定義される、付記1に記載のシステム。
【0319】
付記4.整備が必要とされることを決定することは、少なくとも部分的にクライアント、オペレータ、燃料効率を最適化するためのアルゴリズム、ルート完了時間を最小化するためのアルゴリズム、および1つ以上の任務パラメータを同時に最適化するためのアルゴリズムのいずれかによって提供される1つ以上の任務パラメータに関する1つ以上の閾値にさらに基づく、付記3に記載のシステム。
【0320】
付記5.プロセッサは、
整備が道路のわきで自律車両に提供されることができることの決定に応答して、整備がレベル1整備であり、
整備が道路のわきで自律車両に提供されることができないことの決定に応答して、整備がレベル2整備である
ように、整備に関連付けられたレベルを決定するようにさらに構成されている、付記1に記載のシステム。
【0321】
付記6.更新されたルート計画は、整備が道路のわきで自律車両に提供されることができることの決定に応答して、自律車両をわきに寄せることを含む、付記1に記載のシステム。
【0322】
付記7.更新されたルート計画は、整備を提供することが閾値稼動停止時間未満である第1の稼動停止時間につながるであろうことの決定に応答して、自律車両をわきに寄せることを含む、付記1に記載のシステム。
【0323】
付記8.方法であって、方法は、
自律車両に関連付けられた少なくとも1つのセンサによって捕捉されたステータスデータを取得することと、
少なくとも部分的にステータスデータに基づいて、整備が自律車両のために必要とされることを決定することと、
整備が自律車両に提供されるように、更新されたルート計画を決定することと、
更新されたルート計画を実装する命令を自律車両に通信することと、
を含む、方法。
【0324】
付記9.更新されたルート計画は、自律車両を自律的に運転することが安全ではないことの決定に応答して、自律車両をわきに寄せることを含む、付記8に記載の方法。
【0325】
付記10.更新されたルート計画は、整備が道路のわきで自律車両に提供されることができないことの決定に応答して、自律車両を整備提供業者基地にルート変更することを含む、付記8に記載の方法。
【0326】
付記11.整備が道路のわきで自律車両に提供されることができることを決定することと、
自律車両から閾値距離内の1つ以上の第1の整備提供業者を識別することであって、1つ以上の第1の整備提供業者の各々は、整備に関連付けられている、ことと、
整備メタデータを1つ以上の第1の整備提供業者に送信することであって、整備メタデータは、自律車両の場所、自律車両のタイプ、および必要とされる整備を備えている、ことと、
1つ以上の第1の整備提供業者に、自律車両に整備を提供するためのスケジューリング情報を送信するように要求することであって、スケジューリング情報は、整備見積価格、整備持続時間、1つ以上の場所オプション、および1つ以上のタイムスロットオプションのうちの少なくとも1つを備えている、ことと、
1つ以上のスケジューリング情報を1つ以上の第1の整備提供業者から受信することと、
所定のルールが満たされるように、少なくとも部分的に1つ以上のスケジューリング情報に基づいて、自律車両に整備を提供するための第1の整備提供業者を1つ以上の第1の整備提供業者の中から選択することであって、所定のルールは、ルート完了時間、給油コスト、整備コスト、貨物の正常性、および車両の正常性を備えている1つ以上の任務パラメータを最適化するように定義されている、ことと、
所定のルールが満たされるように、少なくとも部分的に1つ以上のスケジューリング情報に基づいて、自律車両が第1の整備提供業者と落ち合うための特定の場所および特定の時間窓を決定することと、
自律車両に、特定の時間窓内で特定の場所に到着するように命令することと、
第1の整備提供業者に、特定の時間窓内で特定の場所で自律車両と落ち合うように要求することと
をさらに含む、付記8に記載の方法。
【0327】
付記12.所定のルールが満たされるように、少なくとも部分的に1つ以上のスケジューリング情報に基づいて、自律車両に整備を提供するための第1の整備提供業者を1つ以上の第1の整備提供業者の中から選択することは、
1つ以上の第1の整備提供業者の中からの各整備提供業者に関して、
整備が整備提供業者によって提供されている間、自律車両のための整備稼動停止時間を決定することと、
第1の重み値が整備稼動停止時間に反比例するように、第1の重み値を整備稼動停止時間に割り当てることと、
整備見積価格を整備提供業者から受信することと、
第2の重み値が整備見積価格に反比例するように、第2の重み値を整備見積価格に割り当てることと、
特定の時間窓内で特定の場所で第1の整備提供業者と落ち合うために自律車両によって使用されるであろう燃料の概算量を決定することと、
第3の重み値が燃料節約パラメータに比例するように、少なくとも部分的に燃料の概算量に基づいて、第3の重み値を燃料節約パラメータに割り当てることと、
整備稼動停止時間、整備見積価格、および燃料節約パラメータの加重和を決定することと、
第1の整備提供業者が最も高い加重和に関連付けられていることを決定することと、
を含む、付記11に記載の方法。
【0328】
付記13.特定の場所は、第1の整備提供業者から受信された1つ以上の場所オプションの中から選択され、
特定の時間窓は、第1の整備提供業者から受信された1つ以上のタイムスロットオプションの中から選択され、
特定の場所および特定の時間窓は、所定のルールが満たされるように選択される、付記11に記載の方法。
【0329】
付記14.命令を記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
自律車両に関連付けられた少なくとも1つのセンサによって捕捉されたステータスデータを取得することと、
少なくとも部分的にステータスデータに基づいて、整備が自律車両のために必要とされることを決定することと、
整備が自律車両に提供されるように、更新されたルート計画を決定することと、
更新されたルート計画を実装する命令を自律車両に通信することと
を1つ以上のプロセッサに行わせる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0330】
付記15.更新されたルート計画は、整備を提供することが閾値稼動停止時間を上回る自律車両のための第2の稼動停止時間につながるであろうことの決定に応答して、自律車両を整備提供業者基地にルート変更することを含む、付記14に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0331】
付記16.更新されたルート計画は、開始場所から進行された距離が閾値距離未満であることの決定に応答して、自律車両を開始場所に戻すことを含む、付記14に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0332】
付記17.命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
整備が道路のわきで自律車両に提供されることができないことを決定することと、
自律車両が自律的に運転可能であることを決定することと、
自律車両が自律的に運転可能であることの決定に応答して、
自律車両から閾値距離内の1つ以上の第2の整備提供業者を識別することであって、1つ以上の第2の整備提供業者の各々は、整備に関連付けられている、ことと、
必要とされる整備および自律車両のタイプを1つ以上の第2の整備提供業者に送信することと、
1つ以上の第2の整備提供業者に、整備提供業者基地データを送信するように要求することと、
1つ以上の整備提供業者基地データを1つ以上の第2の整備提供業者から受信することと、
所定のルールが満たされるように、少なくとも部分的に1つ以上の整備提供業者基地データに基づいて、自律車両に整備を提供するための第2の整備提供業者を1つ以上の第2の整備提供業者の中から選択することであって、所定のルールは、ルート完了時間、給油コスト、整備コスト、貨物の正常性、および車両の正常性を備えている1つ以上の任務パラメータを最適化するように定義されている、ことと、
自律車両に、第2の整備提供業者に関連付けられた特定の整備提供業者基地まで運転するように命令することと
を1つ以上のプロセッサにさらに行わせる、付記14に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0333】
付記18.所定のルールが満たされるように、少なくとも部分的に1つ以上の整備提供業者基地データに基づいて、自律車両に整備を提供するための第2の整備提供業者を1つ以上の第2の整備提供業者の中から選択することは、
1つ以上の第2の整備提供業者の中からの各整備提供業者に関して、
整備が整備提供業者によって提供されている間、自律車両のための整備稼動停止時間を決定することと、
第4の重み値が整備稼動停止時間に反比例するように、第4の重み値を整備稼動停止時間に割り当てることと、
整備見積価格を整備提供業者から受信することと、
第5の重み値が整備見積価格に反比例するように、第5の重み値を整備見積価格に割り当てることと、
自律車両が第2の整備提供業者に到達するために進行するであろう進行距離を決定することと、
第6の重み値が進行距離に反比例するように、第6の重み値を進行距離に割り当てることと、
整備稼動停止時間、整備見積価格、および進行距離の加重和を決定することと
を行うことと、
第2の整備提供業者が最も高い加重和に関連付けられていることを決定することと、
を含む、付記17に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0334】
付記19.命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、自律車両が自律的に運転可能でないことの決定に応答して、
自律車両に、わきに寄るように命令することと、
牽引車両に、自律車両を第2の整備提供業者まで牽引するように要求することと
を1つ以上のプロセッサにさらに行わせる、付記17に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0335】
付記20.整備提供業者基地データは、整備見積価格、整備持続時間、整備を提供するための部品の利用可能性、および自律車両に整備を提供する能力のうちの1つ以上を備えている、付記17に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0336】
付記21.システムであって、システムは、
第1のセンサデータを捕捉するように構成された少なくとも1つのセンサを備えている、自律車両と、
自律車両と通信可能に結合された監督サーバと、
を備え、
監督サーバは、プロセッサを備え、プロセッサは、
第1のセンサデータを自律車両から取得し、
少なくとも部分的に第1のセンサデータに基づいて、1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定する
ように構成され、
1つ以上の基準は、ジオフェンスエリア、特定の時間窓、および第三者から受信された証明書のうちの少なくとも1つを備え、
1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定することは、少なくとも部分的に自律車両の場所、現在の時間、および第三者から受信された証明書のうちの少なくとも1つに基づき、
1つ以上の基準が自律車両に当てはまることの決定に応答して、自律車両への遠隔アクセスを許可する、システム。
【0337】
付記22.第1のセンサデータは、自律車両の場所を備えている、付記21に記載のシステム。
【0338】
付記23.ジオフェンスエリアは、境界を整備基地、検量ステーション、出発パッド、またはランディングパッドを備えている特定の場所の周囲に形成し、
1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定することは、自律車両の場所がジオフェンスエリア内にあることを決定することを含む、付記21に記載のシステム。
【0339】
付記24.1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定することは、自律車両が現在自律的に動作することができ、現在の時間が特定の時間窓内にあることを決定することを含む、付記21に記載のシステム。
【0340】
付記25.1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定することは、証明書が有効であることを決定することを含む、付記21に記載のシステム。
【0341】
付記26.証明書は、身分証明書および第三者に関連付けられたバイオメトリック特徴のうちの1つ以上を備え、
バイオメトリック特徴は、第三者に関連付けられた画像、音声、指紋、および網膜特徴のうちの1つ以上を備えている、付記25に記載のシステム。
【0342】
付記27.自律車両への遠隔アクセスは、自律車両のドアを解錠することを含む、付記21に記載のシステム。
【0343】
付記28.方法であって、方法は、
自律車両に関連付けられた少なくとも1つのセンサから捕捉された第1のセンサデータを取得することと、
少なくとも部分的に第1のセンサデータに基づいて、1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定することであって、
1つ以上の基準は、ジオフェンスエリア、特定の時間窓、および第三者から受信された証明書のうちの少なくとも1つを備え、
1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定することは、少なくとも部分的に自律車両の場所、現在の時間、および第三者から受信された証明書のうちの少なくとも1つに基づく、ことと、
1つ以上の基準が自律車両に当てはまることの決定に応答して、自律車両への遠隔アクセスを許可することと
を含む、方法。
【0344】
付記29.1つ以上の基準は、ジオフェンスエリア、特定の時間窓、および第三者から受信された証明書を備え、
1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定することは、
自律車両がジオフェンスエリア内にあることを決定することと、
自律車両が現在自律的に動作することができ、現在の時間が特定の時間窓内にあることを決定することと、
証明書が有効であることを決定することと
を含む、付記28に記載の方法。
【0345】
付記30.自律車両への遠隔アクセスは、第三者からのデータを取得するための要求の受信に応答して、自律車両に、データを第三者に送信するように命令することを含む、付記28に記載の方法。
【0346】
付記31.データは、自律車両の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データ、履歴運転データ、および特定のセンサデータのうちの1つ以上を備えている、付記30に記載の方法。
【0347】
付記32.特定のセンサデータは、自律車両に関連付けられた少なくとも1つのセンサによって捕捉された画像フィード、ビデオフィード、点群データフィード、およびレーダ-データフィードのうちの1つ以上を備えている、付記31に記載の方法。
【0348】
付記33.少なくとも1つのセンサは、カメラ、光検出および測距センサ、赤外線センサ、およびレーダのうちの少なくとも1つを備えている、付記28に記載の方法。
【0349】
付記34.自律車両への遠隔アクセスは、無線通信を経由して、ソフトウェア更新を可能にすることを含む、付記28に記載の方法。
【0350】
付記35.命令を記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
第1のセンサデータを自律車両から取得することと、
少なくとも部分的に第1のセンサデータに基づいて、1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定することであって、1つ以上の基準は、ジオフェンスエリア、特定の時間窓、および第三者から受信された証明書のうちの少なくとも1つを備え、
1つ以上の基準が自律車両に当てはまることを決定することは、少なくとも部分的に自律車両の場所、現在の時間、および第三者から受信された証明書のうちの少なくとも1つに基づく、ことと、
1つ以上の基準が自律車両に当てはまることの決定に応答して、自律車両への遠隔アクセスを許可することと
を1つ以上のプロセッサにおこなわせる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0351】
付記36.自律車両への遠隔アクセスは、自律車両の手動運転を可能にすることを含む、付記25に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0352】
付記37.自律車両への遠隔アクセスは、遠隔オペレータと自律車両に関連付けられた制御デバイスとの間の通信経路を確立することを含む、付記25に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0353】
付記38.通信経路は、双方向通信経路を備え、
通信経路は、音声ベースの通信およびビデオベースの通信のうちの1つ以上をサポートする、付記27に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0354】
付記39.命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
第2のセンサデータを自律車両の車隊の中からの2つ以上の自律車両から取得することと、
少なくとも部分的に第2のセンサデータに基づいて、1つ以上の基準が2つ以上の自律車両に当てはまることを決定することと、
2つ以上の自律車両への遠隔アクセスを許可することと
を1つ以上のプロセッサにさらに行わせる、付記25に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0355】
付記40.第2のセンサデータは、2つ以上の自律車両の2つ以上の場所を備えている、付記29に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0356】
付記41.システムであって、システムは、
道路に沿って進行するように構成された1つ以上の自律車両であって、1つ以上の自律車両の各々は、少なくとも1つのセンサを備えている、1つ以上の自律車両と、
1つ以上の自律車両と通信可能に結合された監督サーバと
を備え、
監督サーバは、プロセッサを備え、
プロセッサは、
1つ以上の自律車両の前方の道路に関連付けられた道路条件データを取得することと、
1つ以上の自律車両の中からの自律車両に関して、
ステータスデータを自律車両から取得することと、
少なくとも部分的に道路条件データおよびステータスデータの一方または両方に基づいて、自律車両に関連付けられたルート計画が更新されるべきであることを決定することであって、ルート計画が更新されるべきであることを決定することは、ルート計画からそれることにつながる道路条件データおよびステータスデータの一方または両方における予期しない異常の検出に応答し、
予期しない異常は、深刻な天候事象、交通事象、道路封鎖、および自律車両に提供される必要がある整備のうちの1つ以上を備えている、ことと
自律車両が道路に沿って自律的に運転している間、更新されたルート計画を自律車両に通信することと
を行うように構成されている、システム。
【0357】
付記42.プロセッサは、
周期的に、1つ以上の自律車両の各々のルート計画を確認することと、
周期的に、1つ以上の自律車両の各々の停止スケジュールを確認することであって、特定の自律車両に関連付けられた停止スケジュールは、特定の自律車両が整備提供業者から整備を受けるために停止される、時間および場所を備えている、ことと、
ルート完了時間、給油コスト、整備コスト、貨物の正常性、および車両の正常性を備えている1つ以上の任務パラメータを最適化することと
を行うようにさらに構成されている、付記41に記載のシステム。
【0358】
付記43.プロセッサは、1つ以上の任務パラメータを最適化するために、更新されたルート計画を1つ以上の自律車両のうちのいずれかに送信するようにさらに構成されている、付記42に記載のシステム。
【0359】
付記44.道路条件データは、天候データ、交通データ、および法執行機関アラートデータのうちの少なくとも1つを備えている、付記41に記載のシステム。
【0360】
付記45.ステータスデータは、少なくとも1つのセンサから捕捉され、
少なくとも1つのセンサは、カメラ、光検出および測距センサ、赤外線センサ、およびレーダのうちの少なくとも1つを備えている、付記41に記載のシステム。
【0361】
付記46.ステータスデータは、自律車両の1つ以上のコンポーネントに関連付けられた正常性データ、自律車両の場所、燃料レベル、オイルレベル、少なくとも1つのセンサを清掃するために使用される清掃流体のレベル、貨物ステータス、開始場所から進行した距離、および目的地に到達するための残りの距離のうちの少なくとも1つを備えている、付記41に記載のシステム。
【0362】
付記47.自律車両に関連付けられたルート計画が更新されるべきであることを決定することは、少なくとも部分的に遠隔オペレータから受信された命令にさらに基づく、付記41に記載のシステム。
【0363】
付記48.方法であって、方法は、
1つ以上の自律車両の前方の道路に関連付けられた道路条件データを取得することと、
1つ以上の自律車両の中からの自律車両に関して、
ステータスデータを自律車両に関連付けられた少なくとも1つのセンサから取得することと、
少なくとも部分的に道路条件データおよびステータスデータの一方または両方に基づいて、自律車両に関連付けられたルート計画が更新されるべきであることを決定することであって、ルート計画が更新されるべきであることを決定することは、ルート計画からそれることにつながる道路条件データおよびステータスデータの一方または両方における予期しない異常の検出に応答し、予期しない異常は、深刻な天候事象、交通事象、道路封鎖、および自律車両に提供される必要がある整備のうちの1つ以上を備えている、ことと、
自律車両が道路に沿って自律的に運転している間、更新されたルート計画を自律車両に通信することと
を含む、方法。
【0364】
付記49.道路条件データは、ライブニュース報告、ライブ交通報告、および法執行機関報告のうちの少なくとも1つから取得される、付記48に記載の方法。
【0365】
付記50.更新されたルート計画は、最小リスク操縦を実施することを含む、付記48に記載の方法。
【0366】
付記51.最小リスク操縦は、
自律車両が進行している道路のわきに寄ること、
自律車両が進行している交通の車線内で急停止すること、または
自律車両が進行している交通の車線内で徐々に停止すること
を含む、付記50に記載の方法。
【0367】
付記52.自律車両に関連付けられた少なくとも1つのセンサによって捕捉されたセンサデータから、自律車両の前方の料金所の存在を検出することと、
料金所がマップデータ内に含まれるかどうかを決定することと、
料金所がマップデータ内に含まれることの決定に応答して、
自律車両に、料金所の中へ運転するように命令することと、
自律車両に、第1の特定の額の料金を料金所に伝送するように命令することと、
自律車両に、自律運転を続けるように命令することと
をさらに含む、付記48に記載の方法。
【0368】
付記53.料金所がマップデータ内に含まれないことの決定に応答して、
料金所に到達する前に、安全停止操縦を実施するように自律車両に命令することと、
料金所が道路上に新しく追加されたことの確認を受信することと、
自律車両に、料金所の中へ運転するように命令することと、
自律車両に、第2の特定の額の料金を料金所に伝送するように命令することと、
自律車両に、自律運転を続けるように命令することと
をさらに含む、付記52に記載の方法。
【0369】
付記54.安全停止操縦は、道路のわきの無障害物スポットの中へ自律車両を寄せることを含む、付記53に記載の方法。
【0370】
付記55.命令を記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
1つ以上の自律車両の前方の道路に関連付けられた道路条件データを取得することと、
1つ以上の自律車両の中からの自律車両に関して、
ステータスデータを自律車両に関連付けられた少なくとも1つのセンサから取得することと、
少なくとも部分的に道路条件データおよびステータスデータの一方または両方に基づいて、自律車両に関連付けられたルート計画が更新されるべきであることを決定することであって、ルート計画が更新されるべきであることを決定することは、ルート計画からそれることにつながる道路条件データおよびステータスデータの一方または両方における予期しない異常の検出に応答し、予期しない異常は、深刻な天候事象、交通事象、道路封鎖、および自律車両に提供される必要がある整備のうちの1つ以上を備えている、ことと、
自律車両が道路に沿って自律的に運転している間、更新されたルート計画を自律車両に通信することと
を1つ以上のプロセッサに行わせる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0371】
付記56.命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
自律車両に関連付けられた移動前の点検情報を受信することであって、移動前の点検情報は、自律車両の移動前の点検中に取得され、移動前の点検情報は、自律車両の物理的コンポーネントの物理的点検および自律車両の自律機能の論理点検のうちの少なくとも1つに関連付けられている、ことと、
移動前の点検情報を第三者に供給することであって、第三者は、法執行機関エンティティ、クライアント、またはそれらの任意の組み合わせを備えている、ことと
を1つ以上のプロセッサにさらに行わせる、付記55に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0372】
付記57.移動前の点検情報は、少なくとも1つのセンサによって捕捉されたセンサデータを分析することによって取得される、付記56に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0373】
付記58.移動前の点検情報は、点検者に関連付けられたデバイスから取得される、付記56に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0374】
付記59.移動前の点検情報は、
自律車両の重量、
自律車両によって搬送される貨物の重量分布、
燃料レベル、
オイルレベル、
冷却剤レベル、
清掃流体レベル、
前照灯の光機能性、
センサ機能性、
ブレーキ機能性、または
タイヤ圧
のうちの1つ以上を備えている、付記56に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0375】
付記60.命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、
法執行機関アラートを備えているテキストメッセージを受信することであって、法執行機関アラートは、疑わしい行為に関連付けられた車両が特定の場所で見られたことを示す、ことと、
特定の場所が自律車両の前方であることを決定することと、
自律車両に、特定の場所を避けるためにルート変更するように命令することと
を1つ以上のプロセッサにさらに行わせる、付記56に記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0376】
付記61.プロセッサは、付記8-13のいずれかに記載の方法の1つ以上の動作を実施するようにさらに構成されている、付記1-7のいずれかに記載のシステム。
【0377】
付記62.プロセッサは、付記14-20のいずれかに記載の1つ以上の動作を実施するようにさらに構成されている、付記1-7のいずれかに記載のシステム。
【0378】
付記63.付記8-13のいずれかに記載の方法を実施する手段を備えている装置。
【0379】
付記64.付記14-20のいずれかに記載の1つ以上の命令を実施する手段を備えている装置。
【0380】
付記65.命令を記憶している付記14-20のいずれかに記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、システム上で実施されるとき、付記8-13のいずれかに記載の方法の1つ以上の動作を1つ以上のプロセッサにさらに実施させる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0381】
付記66.プロセッサは、付記28-34のいずれかに記載の方法の1つ以上の動作を実施するようにさらに構成されている、付記21-27のいずれかに記載のシステム。
【0382】
付記67.プロセッサは、付記35-40のいずれかに記載の1つ以上の動作を実施するようにさらに構成されている、付記21-27のいずれかに記載のシステム。
【0383】
付記68.付記28-34のいずれかに記載の方法を実施する手段を備えている装置。
【0384】
付記69.付記35-40のいずれかに記載の1つ以上の命令を実施する手段を備えている装置。
【0385】
付記70.命令を記憶している付記35-40のいずれかに記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、システム上で実施されるとき、付記28-34のいずれかに記載の方法の1つ以上の動作を1つ以上のプロセッサにさらに実施させる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0386】
付記71.プロセッサは、付記48-54のいずれかに記載の方法の1つ以上の動作を実施するようにさらに構成されている、付記41-47のいずれかに記載のシステム。
【0387】
付記72.プロセッサは、付記55-60のいずれかに記載の1つ以上の動作を実施するようにさらに構成されている、付記41-47のいずれかに記載のシステム。
【0388】
付記73.付記48-54のいずれかに記載の方法を実施する手段を備えている装置。
【0389】
付記74.付記55-60のいずれかに記載の1つ以上の命令を実施する手段を備えている装置。
【0390】
付記75.命令を記憶している付記55-60のいずれかに記載の非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、システム上で実施されるとき、付記48-54のいずれかに記載の方法の1つ以上の動作を1つ以上のプロセッサにさらに実施させる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
【0391】
付記76.システム上で実施されるとき、付記8-13、28-34、または48-54のいずれかに記載の方法の1つ以上の動作を実施する手段を備えている装置。
【0392】
付記77.付記1-7、21-27、または41-47のいずれかに記載のシステム。
【0393】
付記78.付記8-13、28-34、または48-54のいずれかに記載の動作を含む方法。
【0394】
付記79.命令を記憶している非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体であって、命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、付記14-20、35-40、または55-60のいずれかに記載の1つ以上の動作を1つ以上のプロセッサに実施させる、非一過性コンピュータ読み取り可能な媒体。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】