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特表2024-539945お知らせを提供するエアロゾル発生装置及びその動作方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】お知らせを提供するエアロゾル発生装置及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
   A24F 40/60 20200101AFI20241024BHJP
   A24F 40/50 20200101ALI20241024BHJP
【FI】
A24F40/60
A24F40/50
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524562
(86)(22)【出願日】2022-12-01
(85)【翻訳文提出日】2024-04-23
(86)【国際出願番号】 KR2022019365
(87)【国際公開番号】W WO2023113314
(87)【国際公開日】2023-06-22
(31)【優先権主張番号】10-2021-0182206
(32)【優先日】2021-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヨン ファン
(72)【発明者】
【氏名】キム、トン スン
(72)【発明者】
【氏名】イム、フン イル
(72)【発明者】
【氏名】チャン、ソク ス
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA06
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AC32
4B162AC34
4B162AD02
4B162AD03
4B162AD06
4B162AD08
4B162AD12
4B162AD13
4B162AD20
4B162AD22
4B162AD23
4B162AD32
4B162AD41
(57)【要約】
一実施形態によれば、エアロゾル生成物品の少なくとも一部を加熱するヒータ、メモリ、ユーザにお知らせを出力するユーザインターフェース、並びにヒータ、メモリ及びユーザインターフェースと電気的に連結されるプロセッサを含み、該プロセッサは、ヒータの累積加熱回数が臨界値以上である場合、ヒータの加熱時間関連データを獲得し、メモリに保存し、加熱時間関連データの既設定条件満足いかんに基づき、ユーザインターフェースを介し、お知らせを出力しうる。それ以外にも、明細書を介して把握される多様な実施例が可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エアロゾル生成装置において、
エアロゾル生成物品の少なくとも一部を加熱するヒータと、
メモリと、
ユーザにお知らせを出力するユーザインターフェースと、
プロセッサと、を含み、
前記プロセッサは、
前記ヒータの累積加熱回数が臨界値以上である場合、前記ヒータの加熱時間関連データを獲得し、前記メモリに保存し、
前記加熱時間関連データの既設定条件満足いかんに基づき、前記ユーザインターフェースを介して前記お知らせを出力する、エアロゾル生成装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記加熱時間関連データを獲得した後、前記ヒータの前記累積加熱回数と係わるデータである第1データフラグの値を1に設定し、前記ユーザインターフェースを介する前記お知らせのいかんと係わるデータである第2データフラグの値を0に設定する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項3】
前記ヒータに対する電力を供給するバッテリをさらに含み、
前記プロセッサは、
前記ヒータの最終加熱時間から臨界時間以後、前記バッテリが、前記ヒータに電力供給を開始する場合、前記累積加熱回数を増加させる、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記ヒータの累積加熱回数が前記臨界値以上である場合、前記ヒータの以前加熱の終了と、前記ヒータの次の加熱開始との間において、平均加熱間隔を演算し、前記ヒータの最終加熱時間を更新し、
前記演算された平均加熱間隔、及び前記更新された最終加熱時間を含む前記加熱時間関連データを前記メモリに保存する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項5】
RTC(real time clock)モジュールをさらに含み、
前記プロセッサは、
前記演算された平均加熱間隔が既設定時間未満である場合、前記RTCモジュールを介して現在時間を獲得し、
前記ヒータの最終加熱時間に、前記演算された平均加熱間隔を合わせた推定された喫煙時間が、前記現在時間より以前である場合、前記ユーザインターフェースを介するお知らせのいかんと係わるデータである第2データフラグの値を1に変更する、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記変更された第2データフラグの値に基づき、前記お知らせを出力し、
前記お知らせは、予想残余加熱回数、予想残余使用時間及びバッテリの残量状態のうち少なくとも一つを示す、請求項5に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記演算された平均加熱間隔が既設定時間以上であり、前記ヒータの最終加熱時間から前記既設定時間が徒過した場合、前記メモリに保存された加熱時間関連データを初期化する、請求項4に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記メモリに保存された前記ヒータの加熱時間関連データを、基準単位時間に基づき、初期化する、請求項1に記載のエアロゾル生成装置。
【請求項9】
エアロゾル生成装置の動作方法において、
ヒータの累積加熱回数が臨界値以上である場合、前記ヒータの加熱時間関連データを獲得し、メモリに保存する段階と、
前記加熱時間関連データの既設定条件満足いかんに基づき、ユーザインターフェースを介し、お知らせを出力する段階と、を含む、エアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項10】
前記加熱時間関連データを獲得した後、前記ヒータの累積加熱回数と係わる第1データフラグの値を1に設定し、前記ユーザインターフェースを介する前記お知らせのいかんと係わるデータである第2データフラグの値を0に設定する段階をさらに含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項11】
前記ヒータの最終加熱時間から臨界時間が過ぎた後、バッテリが前記ヒータに電力供給を開始する場合、前記累積加熱回数を増加させる段階をさらに含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項12】
前記ヒータの累積加熱回数が前記臨界値以上である場合、前記ヒータの以前加熱の終了と、前記ヒータの次の加熱開始との間において、平均加熱間隔を演算し、前記ヒータの最終加熱時間を更新する段階と、
前記演算された平均加熱間隔及び前記更新された最終加熱時間を含む前記加熱時間関連データを前記メモリに保存する段階と、をさらに含む、請求項9に記載のエアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項13】
前記演算された平均加熱間隔が既設定時間未満である場合、RTC(real time clock)モジュールを介して現在時間を獲得する段階と、
前記ヒータの最終加熱時間に、前記演算された平均加熱間隔を合わせた推定された喫煙時間が、前記現在時間より以前である場合、前記ユーザインターフェースを介するお知らせのいかんと係わるデータである第2データフラグの値を1に変更する段階と、をさらに含む、請求項12に記載のエアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項14】
前記変更された第2データフラグの値に基づき、前記お知らせを出力する段階をさらに含み、
前記お知らせは、予想残余加熱回数、予想残余使用時間及びバッテリの残量状態のうち少なくとも一つを示す、請求項13に記載のエアロゾル生成装置の動作方法。
【請求項15】
前記演算された平均加熱間隔が既設定時間以上であり、前記ヒータの最終加熱時間から、前記既設定時間が徒過した場合、前記メモリに保存された加熱時間関連データを初期化し、予想残余加熱回数及び予想残余使用時間のうち少なくとも一つに係わる前記お知らせを出力する段階をさらに含む、請求項12に記載のエアロゾル生成装置の動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加熱時間関連データに基づき、ユーザにお知らせを出力するエアロゾル生成装置及びその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、一般的なシガレットの短所を克服する代替方法を求める需要が増大している。例えば、シガレットを燃焼させてエアロゾルを生成する方法ではなく、エアロゾル生成装置を利用し、シガレットまたはエアロゾル生成物質を加熱することにより、エアロゾルを生成するシステムを求める需要が増大している。
【0003】
特に、エアロゾル生成装置は、内部に別途のバッテリを含に、当該バッテリは、再充電可能な二次電池でもある。ユーザがエアロゾル生成装置を介して喫煙を行う場合、エアロゾル生成装置のバッテリがだんだんと放電され、それにより、エアロゾル生成装置の使用可能時間が低減されうる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のエアロゾル生成装置は、バッテリの残量により、LED(light-emitting diode)表示灯の色相を異なって表示したり、バッテリの残量値をディスプレイに表示したりすることができ、ユーザは、当該表示を確認した後、該エアロゾル生成装置を充電することができる。しかしながら、充電が必要な適切な時点において、バッテリが充電されなければ、バッテリは、完全放電してしまい、バッテリの完全放電は、バッテリの寿命に悪影響を及ぼしてしまう。
【0005】
従って、本開示による多様な実施形態においては、エアロゾル生成装置内のヒータの加熱時間関連データに基づき、充電が必要な適切な時間を予測し、予測された時間において、ユーザにお知らせを提供する。
【0006】
本開示の実施形態を介して解決する課題は、前述の課題に制限されるのではなく、言及されていない課題は、本明細書及び添付図面から、本実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解されうるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態におけるエアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物品の少なくとも一部を加熱するヒータ、メモリ、ユーザにお知らせを出力するユーザインターフェース、及びプロセッサを含み、該プロセッサは、ヒータの累積加熱回数が臨界値以上である場合、ヒータの加熱時間関連データを獲得してメモリに保存し、加熱時間関連データの既設定条件満足いかんに基づき、ユーザインターフェースを介し、お知らせを出力しうる。
【0008】
一実施形態におけるエアロゾル生成装置の動作方法は、ヒータの累積加熱回数が臨界値以上である場合、ヒータの加熱時間関連データを獲得してメモリに保存する段階、及び加熱時間関連データの既設定条件満足いかんに基づき、ユーザインターフェースを介し、お知らせを出力する段階を含むものでもある。
【発明の効果】
【0009】
本開示の多様な実施形態によれば、ユーザの喫煙間隔により、エアロゾル生成装置内のバッテリの充電が必要な適切な時点を予測し、ユーザに知らせることができる。
【0010】
本開示の多様な実施形態によれば、エアロゾル生成装置のバッテリが適切に充電されることにより、バッテリの寿命をさらに延長させることができる。
【0011】
ただし、本実施形態による効果は、前述の効果に制限されるのではなく、言及されていない効果は、本明細書及び添付図面から、実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者に明確に理解されうるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】一実施形態によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
図2】一実施形態によるエアロゾル生成装置が、データを獲得してお知らせを出力するフローチャートである。
図3】一実施形態によるエアロゾル生成装置が、加熱時間関連データを獲得する具体的なフローチャートである。
図4】一実施形態によるエアロゾル生成装置のメモリに保存されるデータの一例示を図示する図である。
図5】一実施形態によるエアロゾル生成装置がお知らせを出力する具体的なフローチャートである。
図6A】一実施形態によるエアロゾル生成装置のメモリに保存されるデータの一例示を図示する図である。
図6B】一実施形態によるエアロゾル生成装置のディスプレイに表示される第1 UI(user interface)状態を図示する図である。
図7A】一実施形態によるエアロゾル生成装置のメモリに保存されるデータの一例示を図示する図である。
図7B】一実施形態によるエアロゾル生成装置のディスプレイに表示される第2 UI状態を図示する図である。
図8】他の実施形態によるエアロゾル生成装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本実施形態で使用される用語は、本発明における機能を考慮しながら、可能な限り、現在広く使用される一般的な用語が選択されているが、それは、当分野に従事する技術者の意図、判例、または新たな技術の出現などによっても異なる。また、特定の場合は、出願人が任意に選定した用語もあり、その場合、当該発明の説明部分において、詳細にその意味を記載する。従って、本発明で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と、本発明の全般にわたる内容とを基に定義されなければならない。
【0014】
明細書全体において、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対となる記載がない限り、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含むものでもあるということを意味する。また、明細書に記載された「~部」、「~モジュール」というような用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、それは、ハードウェアまたはソフトウェアによって具現されるか、あるいはハードウェアとソフトウェアとの結合によって具現されうる。
【0015】
本明細書で使用されているように、「少なくともいずれか1つの」というような表現が、配列された構成要素の前にあるとき、配列されたそれぞれの構成ではなく、全体構成要素を修飾する。例えば、「a、b及びcのうち少なくともいずれか一つ」という表現は、a、b、c、a及びb、a及びc、b及びc、またはa、b及びcを含むと解釈されなければならない。
【0016】
一実施形態において、エアロゾル生成装置は、内部空間に収容されるシガレットを電気的に加熱し、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0017】
エアロゾル生成装置は、ヒータを含むものでもある。一実施形態において、該ヒータは、電気抵抗性ヒータでもある。例えば、該ヒータは、導電性トラック(track)を含むものでもあり、該導電性トラックに電流が流れれば、該ヒータが加熱されうる。
【0018】
ヒータは、管状加熱要素、板状加熱要素、針状加熱要素または棒状加熱要素を含むものでもあり、加熱要素の形態により、シガレットの内部または外部を加熱しうる。
【0019】
シガレットは、タバコロッド及びフィルタロッドを含むものでもある。該タバコロッドは、シート(sheet)によっても作製され、ストランド(strand)によっても作製され、タバコシートが細かく刻まれた刻みタバコによっても作製される。また、該タバコロッドは、熱伝導物質によっても取り囲まれる。例えば、該熱伝導物質は、アルミニウムホイルのような金属ホイルでもあるが、それに制限されるものではない。
【0020】
フィルタロッドは、酢酸セルロースフィルタでもある。該フィルタロッドは、少なくとも1以上のセグメントによって構成されうる。例えば、該フィルタロッドは、エアロゾルを冷却する第1セグメント、及びエアロゾル内に含まれた所定の成分をフィルタリングする第2セグメントを含むものでもある。
【0021】
他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジを利用し、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0022】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を保有するカートリッジ、及び該カートリッジを支持する本体を含むものでもある。該カートリッジは、本体と着脱自在に結合されうるが、それに制限されるものではない。該カートリッジは、本体と一体に形成されるか、あるいは組み立てられ、ユーザによって脱着されないように固定されもする。該カートリッジは、内部に、エアロゾル生成物質を収容した状態で本体に装着されうる。ただし、それに制限されるものではなく、該カートリッジが本体に結合された状態で、カートリッジ内部にエアロゾル生成物質が注入されもする。
【0023】
カートリッジは、液体状態、固体状態、気体状態、ゲル(gel)状態のような多様な状態のうちいずれか1つの状態を有するエアロゾル生成物質を保有しうる。該エアロゾル生成物質は、液状組成物を含むものでもある。例えば、該液状組成物は、揮発性タバコ香成分を含むタバコ含有物質を含む液体でもあり、非タバコ物質を含む液体でもある。
【0024】
カートリッジは、本体から伝達される電気信号または無線信号などによって作動することにより、カートリッジ内部のエアロゾル生成物質の相(phase)を気相に変換してエアロゾルを発生させる機能を遂行することができる。該エアロゾルは、エアロゾル生成物質から生じた蒸気化された粒子、及び空気が混合された状態の気体を意味しうる。
【0025】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、液状組成物を加熱し、エアロゾルを生成することができ、生成されたエアロゾルは、シガレットを通過し、ユーザに伝達されうる。すなわち、該液状組成物から生成されたエアロゾルは、該エアロゾル生成装置の気流通路に沿って移動することができ、該気流通路は、該エアロゾルがシガレットを通過してユーザに伝達されるように構成されうる。
【0026】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、超音波振動方式を利用し、エアロゾル生成物質からエアロゾルを生成する装置でもある。このとき、該超音波振動方式は、振動子によって発生される超音波振動により、エアロゾル生成物質を霧化させることにより、エアロゾルを発生させる方式を意味しうる。
【0027】
エアロゾル生成装置は、振動子を含むものでもあり、該振動子を介し、短周期の振動を発生させ、エアロゾル生成物質を霧化させうる。該振動子によって発生される振動は、超音波振動でもあり、該超音波振動の周波数帯域は、約100kHzないし約3.5MHz周波数帯域でもあるが、それに制限されるものではない。
【0028】
エアロゾル生成装置は、エアロゾル生成物質を吸収する芯をさらに含むものでもある。例えば、該芯は、振動子の少なくとも一領域を覆い包むように配されるか、あるいは該振動子の少なくとも一領域と接触するように配されうる。
【0029】
振動子に電圧(例:交流電圧)が印加されるにより、該振動子から、熱及び/または超音波振動が生じ、該振動子から生じた熱及び/または超音波振動は、芯に吸収されたエアロゾル生成物質に伝達されうる。該芯に吸収されたエアロゾル生成物質は、該振動子から伝達される熱及び/または超音波振動により、気相に変換され、その結果、エアロゾルが生成されうる。
【0030】
例えば、振動子から生じた熱により、芯に吸収されたエアロゾル生成物質の粘度が低くなり、該振動子から生じた超音波振動により、粘度が低くなったエアロゾル生成物質が微細粒子化されることにより、エアロゾルが生成されうるが、それに制限されるものではない。
【0031】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、誘導加熱(induction heating)方式でもって、エアロゾル生成装置に収容されるエアロゾル生成物品を加熱することにより、エアロゾルを生成する装置でもある。
【0032】
エアロゾル生成装置は、サセプタ(susceptor)及びコイルを含むものでもある。一実施形態において、該コイルは、該サセプタに磁場を印加することができる。該エアロゾル生成装置から該コイルに電力が供給されることにより、該コイルの内部には、磁場が形成されうる。一実施形態において、該サセプタは、外部磁場によって発熱する磁性体でもある。該サセプタがコイルの内部に位置し、磁場が印加されることにより、該サセプタが発熱することにより、エアロゾル生成物品が加熱されうる。また、選択的に、該サセプタは、エアロゾル生成物品内に位置することができる。
【0033】
さらに他の実施形態において、エアロゾル生成装置は、クレードル(cradle)をさらに含むものでもある。
【0034】
エアロゾル生成装置は、別途のクレードルと共に、システムを構成しうる。例えば、該クレードルは、エアロゾル生成装置のバッテリを充電することができる。または、該クレードルとエアロゾル生成装置とが結合された状態で、ヒータが加熱されうる。
【0035】
以下においては、添付図面を参照し、本開示の実施形態につき、当該技術分野において通常の知識を有する者が容易に実施することができるように、詳細に説明する。本開示は、前述の多様な実施形態のエアロゾル生成装置で具現可能な形態に実施されるか、あるいはさまざまに異なる形態に具現されて実施されうるが、ここで説明される実施形態に制限されるものではない。
【0036】
以下においては、図面を参照し、本開示の実施形態について詳細に説明する。
【0037】
図1は、一実施形態によるエアロゾル生成装置のブロック図を図示する。
【0038】
図1を参照すれば、エアロゾル生成装置100は、プロセッサ110、ヒータ120、メモリ130及びユーザインターフェース140を含むものでもある。しかしながら、エアロゾル生成装置100内部のハードウェア構成要素は、図1に図示されたところに限定されるものではない。エアロゾル生成装置100の設計により、図1に図示されたハードウェア構成のうち一部が省略されるか、あるいは新たな構成がさらに追加されうることは、本実施形態と係わる技術分野において通常の知識を有する者であるならば、理解することができるであろう。
【0039】
以下においては、エアロゾル生成装置100に含まれた各構成が位置する空間を限定せず、各構成の動作について説明する。
【0040】
一実施形態において、ヒータ120は、エアロゾル生成装置100に挿入されたエアロゾル生成物品を加熱しうる。例えば、ヒータ120は、プロセッサ110の制御を介し、バッテリ(図示せず)から電力を供給され、供給された電力を介し、エアロゾル生成物品の少なくとも一部を加熱することにより、エアロゾルを生成しうる。
【0041】
一実施形態において、メモリ130は、エアロゾル生成装置100内で処理される各種データを保存しうる。例えば、メモリ130は、プロセッサ110で処理されたデータ、及び処理されるデータを保存しうる。メモリ130は、DRAM(dynamic random access memory)・SRAM(static random access memory)のようなRAM(random access memory)、ROM(read-only memory)・EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)のような多様な種類によって具現されうる。
【0042】
一実施形態において、メモリ130は、ヒータ120の加熱時間関連データを保存しうる。例えば、ヒータ120の加熱時間関連データは、ヒータ120の平均加熱間隔、及びヒータ120の最終加熱時間を含むものでもある。本開示において、「平均加熱間隔」は、ヒータ120の加熱が終了した時点(すなわち、バッテリからヒータ120に対する電力供給が中断された時点)から、ヒータ120の加熱が再開始された時点(すなわち、バッテリからヒータ120に対する電力供給が開始された時点)までの平均間隔を意味しうる。また、本開示において、「最終加熱時間」は、ヒータ120の加熱が開始された時間のうち最も最後の時間(すなわち、バッテリからヒータ120に対する電力供給が開始された最後の時間)を意味しうる。
【0043】
一実施形態において、プロセッサ110は、エアロゾル生成装置100の全般的な動作を制御しうる。
【0044】
一実施形態において、プロセッサ110は、エアロゾル生成装置100内の少なくとも1つの構成要素からデータを獲得し、引き続いて行われる処理を制御しうる。例えば、プロセッサ110は、少なくとも1つのセンサ(例:エアロゾル生成物品の挿入感知センサ)からデータを獲得し、ヒータ120の動作が開始または終了するように、ヒータ120に供給される電力を制御しうる。
【0045】
一実施形態において、プロセッサ110は、エアロゾル生成装置100内の構成要素から獲得されたデータを、メモリ130に保存しうる。例えば、ヒータ120の累積加熱回数が、所定の条件を満足する場合、プロセッサ110は、ヒータ120から、ヒータ120の加熱と係わるデータを獲得し、メモリ130に保存しうる。ただし、それに係わる具体的な説明は、図2で後述する。
【0046】
一実施形態において、プロセッサ110は、メモリ130に保存されたデータのうち少なくとも一部を、基準単位時間に基づき、初期化することもできる。例えば、プロセッサ110は、メモリ130に保存されたヒータ120の加熱と係わるデータを、基準単位時間である24時間(すなわち、1日)に基づき、初期化することもできる。
【0047】
一実施形態において、プロセッサ110は、ユーザインターフェース140を介し、エアロゾル生成装置100の状態に係わる情報を、外部(例:ユーザ)に出力しうる。例えば、ユーザインターフェース140は、視覚情報を出力するディスプレイまたはランプ、触覚情報を出力するモータ、音情報を出力するスピーカ、ユーザから入力された情報を受信するか、あるいはユーザに情報を出力する入出力(I/O)インタフェーシング手段(例:ボタンまたはタッチスクリーン)のような多様なインタフェーシング手段を含むものでもある。
【0048】
一実施形態において、プロセッサ110は、エアロゾル生成装置100内の構成要素から獲得されたデータが所定の条件を満足する場合、ユーザインターフェース140を介し、お知らせを出力しうる。例えば、プロセッサ110は、ヒータ120の加熱と係わるデータが、所定の条件を満足する場合、ユーザインターフェース140を介し、お知らせを出力しうる。ただし、それに係わる具体的な説明は、図2で後述する。
【0049】
図2は、一実施形態によるエアロゾル生成装置がデータを獲得し、お知らせを出力するフローチャートを図示する。
【0050】
図2を参照すれば、プロセッサ(例:プロセッサ110(図1))は、動作201において、ヒータ(例:ヒータ120(図1))の累積加熱回数が臨界値以上である場合、ヒータ120の加熱時間関連データを獲得し、メモリ(例:メモリ130(図1))に保存しうる。
【0051】
本開示において、「ヒータの累積加熱回数」は、最近、エアロゾル生成装置(例:エアロゾル生成装置100(図1))に対する充電が終了した以後からカウントされた、ヒータ120が加熱された回数を意味しうる。例えば、エアロゾル生成装置100に対する充電が終了した以後、ユーザがエアロゾル生成装置100を介し、5回の喫煙動作を遂行した場合、ヒータ120の累積加熱回数は、5回でもある。各喫煙動作は、一連の連続したパフを含むものでもある。
【0052】
例えば、ヒータ120の累積加熱回数に係わる臨界値が10回に設定されうる。このとき、ヒータ120の累積加熱回数が8回である場合、プロセッサ110は、ヒータ120の加熱時間関連データを別途に獲得しないのである。しかしながら、ヒータ120の累積加熱回数が11回である場合、プロセッサ110は、ヒータ120の加熱時間関連データを獲得し、メモリ130に保存しうる。
【0053】
一実施形態において、プロセッサ110は、ヒータ120の累積加熱回数が臨界値以上である場合、ヒータ120の平均加熱間隔、及びヒータ120の最終加熱時間を獲得しうる。このとき、ヒータ120の平均加熱間隔は、最大間隔及び最小間隔を除いた累積加熱回数に対応する複数の加熱間隔の平均を意味しうる。また、ヒータ120の平均加熱間隔は、プロセッサ110の演算動作を介して獲得されうる。本開示によるプロセッサ110は、ヒータ120の累積加熱回数が臨界値以上である場合、前記演算動作を遂行するので、プロセッサ110の演算要求量に対する負担が低減され、消耗される電力側面においても、効率性が上昇されうる。
【0054】
一実施形態によれば、プロセッサ110は、動作203において、ヒータ120の加熱時間関連データの既設定条件満足いかんに基づき、ユーザインターフェース(例:ユーザインターフェース140(図1))を介し、お知らせを出力しうる。
【0055】
一実施形態において、ヒータ120の加熱時間関連データの既設定条件は、ヒータ120の平均加熱間隔と係わる条件を含むものでもある。例えば、ヒータ120の平均加熱間隔と係わる条件は、動作201で演算された平均加熱間隔が既設定時間(例:240分)未満である場合に満足されうる。このとき、該既設定時間は、製造社またはユーザによって設定されうる。また、該既設定時間は、ユーザの喫煙周期に基づいて自動的に設定されうる。
【0056】
ただし、他の実施形態において、プロセッサ110は、ヒータ120の加熱時間関連データの既設定条件満足いかんを判断する以前、メモリ130に保存されたデータの条件満足いかんを優先的に判断しうる。例えば、メモリ130に保存されたデータに係わる条件は、ログデータのデータフラグのうち、ヒータ120の累積加熱回数と係わる第1データフラグの値が1であり、お知らせのいかんと係わる第2データフラグの値が0である場合に満足されうる。このとき、該第1データフラグの値が1である場合、ヒータ120の累積加熱回数が臨界値以上に該当することを意味しうる。また、該第2データフラグの値が0である場合、ユーザインターフェース140を介するお知らせが出力されないことを意味しうる。ただし、データ表現方式は、それらに限定されるものではなく、設計によって多様に変更されうる。
【0057】
一実施形態において、ヒータ120の加熱時間関連データが既設定条件を満足する場合、プロセッサ110は、ユーザインターフェース140を介し、お知らせを出力しうる。ユーザインターフェース140を介して出力されるお知らせは、エアロゾル生成装置100内のバッテリの充電に係わるものでもある。例えば、プロセッサ110は、ヒータ120の加熱時間関連データが既設定条件を満足する場合、メモリ130に保存されたお知らせと係わる第2データフラグの値を、0から1に変更することができる。プロセッサ110は、第2データフラグの値が1に変更されることにより、ユーザインターフェース140を介し、お知らせを出力しうる。
【0058】
図3は、一実施形態によるエアロゾル生成装置が加熱時間関連データを獲得する具体的なフローチャートを図示する。図3は、図2の動作201について具体的に説明するためのフローチャートである。
【0059】
図3を参照すれば、プロセッサ(例:プロセッサ110(図1))は、動作201aにおいて、ヒータ(例:ヒータ120(図1))の最終加熱時間から臨界時間が過ぎた以後にヒータ120に電力が供給される場合、ヒータ120の累積加熱回数を獲得しうる。
例えば、臨界時間が10分であり、ヒータ120の加熱が最後に開始された時間から前記臨界時間である10分が経った後、ヒータ120に電力が供給される場合、プロセッサ110は、ヒータ120の累積加熱回数に1を加えることができる。このとき、該臨界時間は、プロセッサ110がユーザの連続喫煙動作と判断する最大時間を意味しうる。該臨界時間は、製造社またはユーザによって設定されうる。また、既設定時間は、ユーザの喫煙周期に基づいて自動的に設定されうる、プロセッサ110は、ユーザの連続喫煙動作によるヒータ120の加熱動作を、ヒータ120の累積加熱回数についてカウントすることができる。
【0060】
一実施形態によれば、プロセッサ110は、動作201bにおいて、ヒータ120の累積加熱回数が臨界値以上である場合、ヒータ120の平均加熱間隔を演算し、ヒータ120の最終加熱時間を更新(update)することができる。
【0061】
例えば、臨界値が10回であり、ヒータ120の累積加熱回数が11回である場合、プロセッサ110は、ヒータ120の平均加熱間隔を演算することができる。このとき、プロセッサ110は、ヒータ120の最初加熱である1回目加熱が終了した時点から、2回目加熱が始まった時点までの時間(T)、2回目加熱が終了した時点から、3回目加熱が始まった時点までの時間(T)、3回目加熱が終了した時点から、4回目加熱が始まった時点までの時間(T)、…、10回目加熱が終了した時点から、ヒータ120の最後加熱である11回目加熱が始まった時点までの時間(T10)を含む10個の加熱間隔につき、平均加熱間隔を演算することができる。一実施形態において、プロセッサ110が、前記10個の加熱間隔のうちから、最大値及び最小値を除いた残り8個の加熱間隔につき、平均加熱間隔を演算することができる。このとき、ヒータ120の加熱間隔の平均値に係わる信頼度が増大されうる。
【0062】
また、例えば、臨界値が10回であり、ヒータ120の累積加熱回数が11回である場合、プロセッサ110は、ヒータ120の最終加熱時間を更新することができる。このとき、更新された最終加熱時間は、ヒータ120の11回目加熱が始まった時点の時間を意味しうる。
【0063】
一実施形態によれば、プロセッサ110は、動作201cで演算された平均加熱間隔、及び更新された最終加熱時間を含む加熱時間関連データをメモリ(例:メモリ130(図1))に保存しうる。
【0064】
一実施形態において、プロセッサ110は、加熱時間関連データをメモリ130のデータレジスタ(data register)に保存しうる。メモリ130のデータレジスタは以後演算に使われるデータを憶えるレジスタを意味しうる。例えば、プロセッサ110は、平均加熱間隔に係わるパラメータを「INTERVAL_AVG」に設定し、メモリ130のデータレジスタに演算された平均加熱間隔と係わり、「INTERVAL_AVG=120min」を保存しうる。また、プロセッサ110は、最終加熱時間に係わるパラメータを「FINAL_HEAT」に設定し、メモリ130のデータレジスタに更新された最終加熱時間と係わり、「FINAL_HEAT=11:30:01」を保存しうる。
【0065】
一実施形態によれば、プロセッサ110は、動作201dにおいて、ヒータ120の累積加熱回数と係わるデータである第1データフラグの値を1に設定し、ユーザインターフェース(例:ユーザインターフェース140(図1))を介するお知らせのいかんと係わるデータである第2データフラグの値を0に設定することができる。
【0066】
図4は、一実施形態によるエアロゾル生成装置のメモリに保存されるデータの一例示を図示する。図4は、エアロゾル生成装置(例:エアロゾル生成装置100(図1))内のプロセッサ(例:プロセッサ110(図1))の実行ログに係わるデータベースフォーマットを図示しているが、それに限定されるものではない。
【0067】
図4を参照すれば、プロセッサ110の実行ログ400は、項目番号405、日時410、構成要素のID 415、構成要素の動作内容420及びパラメータ425を含むものでもある。ただし、それは一例示にしか過ぎず、実行ログ400は、通常の技術者に自明な範囲内において、多様なフィールドを含むものでもある。
【0068】
一実施形態において、ログデータ1(すなわち、項目番号1が1であるデータ)は、ヒータ(例:ヒータ120(図1))に対する電力供給が始まることを示すデータであり、ログデータ2は、ヒータ120に対する電力供給が中断されることを示すデータでもある。このとき、エアロゾル生成装置100の構成要素であるヒータ120のIDは、1でもある。例えば、プロセッサ110は、「2021.11.27. 09:00:00」に、バッテリからヒータ120に対する電力供給が始まることを感知し、ログデータ1をメモリ(例:メモリ130(図1))に保存しうる。その後、プロセッサ110は、「2021.11.27. 09:03:24」に、バッテリからヒータ120に対する電力供給が中断されることを感知し、ログデータ2をメモリ130に保存しうる。また、プロセッサ110は、最終加熱時間を、バッテリからヒータ120に対する電力供給が始まった「2021.11.27. 09:00:00」と決定することができる。
【0069】
一実施形態において、ログデータ3は、エアロゾル生成装置100に対し、シガレット(すなわち、エアロゾル生成物品)の挿入が感知されることを示すデータでもある。このとき、エアロゾル生成装置100の構成要素であるシガレット認識センサ(図示せず)のIDは、2でもある。例えば、プロセッサ110は、「2021.11.27. 11:30:00」に、シガレット認識センサを介してシガレットの挿入を感知し、ログデータ3をメモリ130に保存しうる。
【0070】
一実施形態において、ログデータ4は、ヒータ120に対する電力供給が始まることを示すデータでもある。このとき、プロセッサ110は、「2021.11.27. 11:30:01」に、バッテリからヒータ120に対する電力供給が始まることを感知しうる。また、プロセッサ110は、ヒータ120の最終加熱時間である「2021.11.27. 09:00:00」から、臨界時間である10分が過ぎた以後、ヒータ120に電力が供給されることを感知しうる。それにより、プロセッサ110は、累積された加熱回数に1を加え、ヒータ120の更新された累積加熱回数(すなわち、11)を獲得しうる。その後、プロセッサ110は、ヒータ120の累積加熱回数に係わるパラメータとして、「ACCUMULATED_HEAT=11」をメモリ130に保存しうる。
【0071】
一実施形態において、ログデータ5は、ヒータ120の加熱時間関連データが保存されることを示すデータでもある。このとき、エアロゾル生成装置100の構成要素であるメモリ130のIDは、3でもある。例えば、「2021.11.27. 11:30:02」に、プロセッサ110は、ヒータ120の平均加熱間隔を演算し、ヒータ120の最終加熱時間を更新し、メモリ130に保存しうる。例えば、プロセッサ110は、ヒータ120の平均加熱間隔に係わるパラメータとして、「INTERVAL_AVG=120min」、及びヒータ120の最終加熱時間に係わるパラメータとして、「FINAL_HEAT=11:30:01」をメモリ130に保存しうる。
【0072】
一実施形態において、ログデータ6は、プロセッサ110によってデータフラグ値が設定されて保存されることを示すデータでもある。例えば、プロセッサ110は、ヒータ120の累積加熱回数と係わるデータである第1データフラグの値を1に設定し、ユーザインターフェース(例:ユーザインターフェース140(図1))を介するお知らせのいかんと係わるデータである第2データフラグの値を0に設定することができる。このとき、ヒータ120の累積加熱回数に係わる臨界値が10回であり、累積加熱回数が11回である場合、プロセッサ110は、第1データフラグのパラメータとして、「COUNT_10_FLAG=1」をメモリ130に保存しうる。また、ユーザインターフェース140を介するお知らせが出力されていないので、プロセッサ110は、第2データフラグのパラメータとして、「NOTI_FLAG=0」をメモリ130に保存しうる。
【0073】
図5は、一実施形態によるエアロゾル生成装置がお知らせを出力する具体的なフローチャートを図示する。図5は、図2の動作203について具体的に説明するためのフローチャートである。
【0074】
図5を参照すれば、プロセッサ(例:プロセッサ110(図1))は、動作203aにおいて、ヒータ(例:ヒータ120(図1))の平均加熱間隔が既設定時間未満であるか否かということを判断しうる。例えば、前記既設定時間が240分(すなわち、4時間)であり、図3の動作201bで演算されたヒータ120の平均加熱間隔が120分(すなわち、2時間)である場合(すなわち、ユーザが平均2時間間隔で喫煙をした場合)、プロセッサ110は、ヒータ120の平均加熱間隔が既設定時間未満であると判断しうる。
一実施形態において、ヒータ120の平均加熱間隔が既設定時間未満であると判断されれば、プロセッサ110は、動作203bにおいて、RTC(real time clock)モジュールを介し、現在時間を獲得しうる。例えば、プロセッサ110は、RTCモジュールを介し、現在時間が、「2021.11.27.15:00:02」であることを獲得しうる。
【0075】
一実施形態において、プロセッサ110は、動作203cにおいて、ヒータ120の最終加熱時間、及びヒータ120の平均加熱間隔を合算した時間と、RTCモジュールを介して獲得された現在時間とを比較することができる。例えば、図3の動作201bで更新されたヒータ120の最終加熱時間が、「2021.11.27. 11:30:01」であり、ヒータ120の平均加熱間隔が120分である場合、プロセッサ110は、ヒータ120の最終加熱時間、及びヒータ120の平均加熱間隔を合算することにより、「2021.11.27. 13:30:01」を獲得しうる。
【0076】
一実施形態において、ヒータ120の最終加熱時間、及びヒータ120の平均加熱間隔を合算した時間(例:「2021.11.27. 13:30:01」)が、現在時間(例:「2021.11.27. 15:00:02」)以前であると判断される場合、プロセッサ110は、動作203dにおいて、第2データフラグの値を1に変更し、ユーザインターフェース(例:ユーザインターフェース140(図1))を介し、お知らせを出力しうる。
【0077】
なお、ヒータ120の最終加熱時間、及びヒータ120の平均加熱間隔を合算した時間が、現在時間以後であると判断される場合、プロセッサ110は、動作203aに戻り、以下の動作を繰り返すことができる。
【0078】
一実施形態において、ヒータ120の平均加熱間隔が既設定時間以上であると判断されれば、プロセッサ110は、動作203eにおいて、ヒータ120の最終加熱時間から既設定時間が徒過したか否かということを判断しうる。例えば、前記既設定時間が240分(すなわち、4時間)であり、ヒータ120の平均加熱間隔が270分(すなわち、4.5時間)である場合(すなわち、ユーザが平均4時間30分おきに喫煙を行った場合)、プロセッサ110は、最終加熱時間である「2021.11.27. 11:30:01」から、4時間が徒過したか否かということを判断しうる。
【0079】
一実施形態において、ヒータ120の最終加熱時間から既設定時間が徒過したと判断される場合、プロセッサ110は、動作203fにおいて、メモリ130に保存されたヒータ120の加熱時間関連データを初期化しうる。すなわち、ユーザが、既設定時間より低い頻度で喫煙を行う場合、プロセッサ110は、バッテリ充電に係わる別途のお知らせを出力せず、メモリ130に保存されたヒータ120の加熱時間関連データを初期化しうる。
【0080】
なお、ヒータ120の最終加熱時間から既設定時間が徒過していないと判断される場合、プロセッサ110は、動作203aに戻り、以降の動作を繰り返すことができる。
【0081】
図6Aは、一実施形態によるエアロゾル生成装置のメモリに保存されるデータの一例示を図示する。図6Bは、一実施形態によるエアロゾル生成装置のディスプレイDに表示される第1 UI(user interface)状態を図示する。
【0082】
図6Aを参照すれば、プロセッサの実行ログ600は、項目番号605、日時610、構成要素のID 615、構成要素の動作内容620及びパラメータ625を含むものでもある。ただし、それは一例示にしか過ぎず、実行ログ600は、通常の技術者に自明な範囲内において、多様なフィールドを含むものでもある。
【0083】
一実施形態において、ログデータ15は、バッテリに供給される電力がないことを示すデータでもある。このとき、エアロゾル生成装置(例:エアロゾル生成装置100(図1))の構成要素であるバッテリ(図示せず)のIDは、4でもある。例えば、プロセッサ(例:プロセッサ110(図1))は、充電電力を供給されるための端子を介し、バッテリに供給される電力がないことを感知し、ログデータ15を、メモリ(例:メモリ130(図1))に保存しうる。
【0084】
一実施形態において、ログデータ16は、ヒータ120の平均加熱間隔と既設定時間とを比較し、結果を獲得することを示すデータでもある。例えば、プロセッサ110は、ヒータ120の平均加熱回数に係わるパラメータである「INTERVAL_AVG」の値である「120min」と、既設定時間に係わるパラメータである「INTERVAL_SET」の値である「240min」とを比較することができる。また、プロセッサ110は、ヒータ120の平均加熱間隔が既設定時間未満であると判断しうる。
【0085】
一実施形態において、ログデータ17は、RTCモジュールを介し、現在時間を獲得することを示すデータでもある。このとき、エアロゾル生成装置100の構成要素であるRTCモジュールのIDは、5でもある。例えば、プロセッサ110は、RTCモジュールから、現在時間に係わるパラメータとして、「RTC_TIME=15:00:02」を獲得しうる。
【0086】
一実施形態において、ログデータ18は、ヒータ120の最終加熱時間と、ヒータ120の平均加熱間隔とを合算した時間と、現在時間とを比較し、結果を獲得することを示すデータでもある。例えば、プロセッサ110は、ヒータ120の最終加熱時間を示す「FINAL_HEAT=11:30:01」と、ヒータ120の平均加熱間隔を示す「INTERVAL_AVG=120min」とを合算し、推定された喫煙時間に係わるパラメータとして、「ESTIMATED_TIME=13:30:01」を獲得しうる。また、プロセッサ110は、推定された喫煙時間に係わるパラメータである「ESTIMATED_TIME」の値である「13:30:01」と、現在時間に係わるパラメータである「15:00:02」とを比較することができる。結果として、プロセッサ110は、推定された喫煙時間が現在時間より以前であると判断しうる。
【0087】
一実施形態において、ログデータ19は、メモリ130に保存されたデータフラグ値が、プロセッサ110によって変更され、お知らせが出力されることを示すデータでもある。例えば、プロセッサ110は、推定された喫煙時間が、現在時間より以前であると判断される場合、ユーザインターフェース(例:ユーザインターフェース140(図1))を介するお知らせと係わるデータである第2データフラグの値を1に変更することができる。プロセッサ110は、第2データフラグのパラメータとして、「NOTI_FLAG=1」をメモリ130に保存し、ユーザインターフェース140を介し、お知らせを出力しうる。
【0088】
図6Bを参照すれば、エアロゾル生成装置100のディスプレイDを介して出力されるUI画面は、予想加熱回数、予想使用時間及びバッテリの残量状態のうち少なくとも一つを含むものでもある。このとき、該予想加熱回数及び該予想使用時間は、ユーザの喫煙周期を考慮したとき、シガレットを加熱しうる喫煙動作の予想残余回数及び予想残余時間をそれぞれ意味しうる。例えば、ディスプレイDを介して出力されるUI画面は、予想加熱回数が2.5回であり、予想使用時間が10分であることを表示することができる。
また、前記UI画面は、バッテリの残量状態を表示する領域630を含むものでもある。
【0089】
例えば、前記領域630は、エアロゾル生成装置100に対する充電が必要であることを示す警告アイコン、バッテリの残量値に係わる情報及び/またはアイコンを含むものでもある。
【0090】
図7Aは、一実施形態によるエアロゾル生成装置のメモリに保存されるデータの一例示を図示する。図7Bは、一実施形態によるエアロゾル生成装置のディスプレイDに表示される第2 UI状態を図示する。
【0091】
図7Aを参照すれば、プロセッサの実行ログ700は、項目番号705、日時710、構成要素のID 715、構成要素の動作内容720及びパラメータ725を含むものでもある。ただし、それは一例示にしか過ぎず、実行ログ700は、通常の技術者に自明な範囲内において、多様なフィールドを含むものでもある。
【0092】
一実施形態において、ログデータ15は、バッテリに供給される電力がないことを示すデータでもある。このとき、エアロゾル生成装置(例:エアロゾル生成装置100(図1))の構成要素であるバッテリ(図示せず)のIDは、4でもある。例えば、プロセッサ(例:プロセッサ110(図1))は、充電電力を供給されるための端子を介し、バッテリに供給される電力がないことを感知し、ログデータ15を、メモリ(例:メモリ130(図1))に保存しうる。
【0093】
一実施形態において、ログデータ16は、ヒータ120の平均加熱間隔と既設定時間とを比較し、結果を獲得することを示すデータでもある。例えば、プロセッサ110は、ヒータ120の平均加熱回数に係わるパラメータである「INTERVAL_AVG」の値である「250min」と、既設定時間に係わるパラメータである「INTERVAL_SET」の値である「240min」とを比較することができる。結果として、プロセッサ110は、ヒータ120の平均加熱間隔が、既設定時間を超えると判断しうる。
【0094】
一実施形態において、ログデータ17は、ヒータ120の最終加熱時間から前記既設定時間が徒過したか否かということを判断したことを示すデータでもある。例えば、プロセッサ110は、ヒータ120の最終加熱時間を示す「FINAL_HEAT=11:30:01」から、前記既設定時間を示す「INTERVAL_SET=240min」ほど徒過したか否かということを判断しうる。
【0095】
一実施形態において、ログデータ18は、ヒータ120の加熱時間関連データが初期化されることを示すデータでもある。例えば、ヒータ120の最終加熱時間から、既設定時間(例:240分)が徒過したと判断される場合、プロセッサ110は、ヒータ120の加熱時間関連データを初期化しうる。
【0096】
図7Bを参照すれば、エアロゾル生成装置100のディスプレイDを介して出力されるUI画面は、加熱回数及びバッテリの残量状態のうち少なくとも一つを含むものでもある。このとき、該加熱回数は、現在バッテリ残量を考慮したとき、シガレットを加熱しうる予想残余回数を意味しうる。例えば、ディスプレイDを介して出力されるUI画面は、現在バッテリ残量が85%であり、それに基づく加熱回数が12回であることを表示しうる。
すなわち、図7BにおけるUI画面は、ユーザの喫煙周期が反映されていないデータを表示するという点において、図6BにおけるUI画面とも異なる。ただし、それは、一例示に過ぎず、図7BにおけるUI画面においても、ユーザの喫煙周期が反映されたデータを表示しうる。
【0097】
図8は、他の実施形態によるエアロゾル生成装置800のブロック図である。
【0098】
エアロゾル生成装置800は、制御部810、センシング部820、出力部830、バッテリ840、ヒータ850、ユーザ入力部860、メモリ870及び通信部880を含むものでもある。ただし、エアロゾル生成装置800の内部構造は、図8に図示されているところに制限されるものではない。すなわち、エアロゾル生成装置800の設計により、図8に図示された構成のうち一部が省略されるか、あるいは新たな構成がさらに追加されうるということは、本実施形態と係わる技術分野において通常の知識を有する者であるならば、理解することができるであろう。
【0099】
センシング部820は、エアロゾル生成装置800の状態、またはエアロゾル生成装置800周辺の状態を感知し、感知された情報を制御部810に伝達しうる。制御部810は、前記感知された情報に基づき、ヒータ850の動作制御、喫煙の制限、エアロゾル生成物品(例:シガレット、カートリッジなど)の挿入いかん判断、お知らせ表示のような多様な機能が遂行されるように、エアロゾル生成装置800を制御しうる。
【0100】
センシング部820は、温度センサ822、挿入感知センサ824及びパフセンサ826のうち少なくとも一つを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。
【0101】
温度センサ822は、ヒータ850(または、エアロゾル生成物質)が加熱される温度を感知しうる。エアロゾル生成装置800は、ヒータ850の温度を感知する別途の温度センサを含むか、あるいはヒータ850自体が温度センサの役割を遂行しうきる。または、温度センサ822は、バッテリ840の温度をモニタリングするように、バッテリ840の周囲に配されたものでもある。
【0102】
挿入感知センサ824は、エアロゾル生成物品の挿入及び/または除去を感知しうる。例えば、挿入感知センサ824は、フィルムセンサ、圧力センサ、光センサ、抵抗性センサ、容量性センサ、誘導性センサ及び赤外線センサのうち少なくとも一つを含むものでもあり、エアロゾル生成物品が挿入及び/または除去されることによる信号変化を感知しうる。
【0103】
パフセンサ826は、気流通路または気流チャンネルの多様な物理的変化に基づき、ユーザのパフを感知しうる。例えば、パフセンサ826は、温度変化、流量(flow)変化、電圧変化及び圧力変化のうちいずれか一つに基づき、ユーザのパフを感知しうる。
【0104】
センシング部820は、前述のセンサ(温度センサ822、挿入感知センサ824及びパフセンサ826)以外に、温度/湿度センサ、気圧センサ、地磁気センサ(magnetic sensor)、加速度センサ(acceleration sensor)、ジャイロスコープセンサ、位置センサ(例えば、GPS(global positioning system))、近接センサ及びRGB(red-green-blue)センサ(illuminance sensor)のうち少なくとも一つをさらに含むものでもある。各センサの機能は、その名称から、通常の技術者が直観的に推論することができるので、具体的な説明は、省略されうる。
【0105】
出力部830は、エアロゾル生成装置800の状態に係わる情報を出力し、ユーザに提供しうる。出力部830は、ディスプレイ部832、ハプティック部834及び音響出力部836のうち少なくとも一つを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。ディスプレイ部832とタッチパッドとがレイヤ構造をなし、タッチスクリーンとして構成される場合、ディスプレイ部832は、出力装置以外に、入力装置としても使用されうる。
【0106】
ディスプレイ部832は、エアロゾル生成装置800に係わる情報を、ユーザに視覚的に提供しうる。例えば、エアロゾル生成装置800に係わる情報は、エアロゾル生成装置800のバッテリ840の充電/放電状態、ヒータ850の予熱状態、エアロゾル生成物品の挿入/除去状態、またはエアロゾル生成装置800の使用が制限される状態(例:異常物品感知)のような多様な情報を意味し、ディスプレイ部832は、前記情報を外部に出力しうる。ディスプレイ部832は、例えば、液晶ディスプレイパネル(LCD)、有機発光ディスプレイパネル(OLED)などでもある。また、ディスプレイ部832は、LED発光素子形態でもある。
【0107】
ハプティック部834は、電気的信号を、機械的な刺激、または電気的な刺激に変換し、エアロゾル生成装置800に係わる情報を、ユーザに触覚的に提供しうる。例えば、ハプティック部834は、モータ、圧電素子または電気刺激装置を含むものでもある。
【0108】
音響出力部836は、エアロゾル生成装置800に係わる情報を、ユーザに聴覚的に提供しうる。例えば、音響出力部836は、電気信号を音響信号に変換し、外部に出力しうる。
【0109】
バッテリ840は、エアロゾル生成装置800が動作するのに利用される電力を供給しうる。バッテリ840は、ヒータ850が加熱されうるように、電力を供給しうる。また、バッテリ840は、エアロゾル生成装置800内に具備された他の構成(例:センシング部820、出力部830、ユーザ入力部860、メモリ870及び通信部880)の動作に必要な電力を供給しうる。バッテリ840は、充電が可能なバッテリでもあり、一回使用バッテリでもある。例えば、バッテリ840は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリでもあるが、それに制限されるものではない。
【0110】
ヒータ850は、バッテリ840から電力を供給され、エアロゾル生成物質を加熱しうる。図8に図示されていないが、エアロゾル生成装置800は、バッテリ840の電力を変換し、ヒータ850に供給する電力変換回路(例:DC(direct current)/DCコンバータ)をさらに含むものでもある。また、エアロゾル生成装置800が誘導加熱方式でエアロゾルを生成する場合、エアロゾル生成装置800は、バッテリ840の直流電源を交流電源に変換するDC/AC(alternating current)コンバータをさらに含むものでもある。
【0111】
制御部810、センシング部820、出力部830、ユーザ入力部860、メモリ870及び通信部880は、バッテリ840から電力を供給されて機能を遂行しうきる。図8に図示されていないが、バッテリ840の電力を変換し、それぞれの構成要素に供給する電力変換回路、例えば、LDO(low dropout)回路または電圧レギュレータ回路をさらに含むものでもある。
【0112】
一実施形態において、ヒータ850は、任意の適する電気抵抗性物質によって形成されうる。例えば、適する電気抵抗性物質は、チタン、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、スズ、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属または金属合金でもあるが、それらに制限されるものではない。また、ヒータ850は、金属熱線(wire)、導電性トラックが配された金属熱板(plate)、セラミック発熱体などによっても具現されるが、それらに制限されるものではない。
【0113】
他の実施形態において、ヒータ850は、誘導加熱方式のヒータでもある。例えば、ヒータ850は、コイルによって印加された磁場を介して発熱し、エアロゾル生成物質を加熱するサセプタを含むものでもある。
【0114】
ユーザ入力部860は、ユーザから入力された情報を受信するか、あるいはユーザに情報を出力しうる。例えば、ユーザ入力部860は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線感知方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどがありうるが、それらに制限されるものではない。また、図8に図示されていないが、エアロゾル生成装置800は、USB(universal serial bus)インターフェースのような連結インターフェース(connection interface)をさらに含み、USBインターフェースのような連結インターフェースを介し、他の外部装置と連結されて情報を送受信するか、あるいはバッテリ840を充電することができる。
【0115】
メモリ870は、エアロゾル生成装置800内で処理される各種データを保存するハードウェアであり、制御部810で処理されたデータ、及び処理されるデータを保存しうる。メモリ870は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SD(secure digital)メモリまたはXD(extreme digital)メモリなど)、RAM(random access memory)、SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの記録媒体を含むものでもある。メモリ870は、エアロゾル生成装置800の動作時間、最大パフ回数、現在パフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル、及びユーザの喫煙パターンに係わるデータなどを保存しうる。
【0116】
通信部880は、他の電子装置との通信のための少なくとも1つの構成要素を含むものでもある。例えば、通信部880は、近距離通信部(short-range wireless communication unit)882及び無線通信部884を含むものでもある。
【0117】
近距離通信部882は、ブルートゥース(登録商標)通信部、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)通信部、近距離無線通信部(near field communication unit)、WLAN(wireless local area network)(Wi-Fi(wireless fidelity))通信部、ジグビー(Zigbee(登録商標))通信部、赤外線(IrDA:infrared data association)通信部、WFD(Wi-Fi Direct)通信部、UWB(ultra-wideband)通信部、Ant+通信部などを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。
【0118】
無線通信部884は、セルラネットワーク通信部、インターネット通信部、コンピュータネットワーク(例:LAN(local area network)またはWAN(wide area network))通信部などを含むものでもあるが、それらに制限されるものではない。無線通信部884は、加入者情報(例:国際モバイル加入者識別子(IMSI)を利用し、通信ネットワーク内において、エアロゾル生成装置800を確認及び認証することもできる。
【0119】
制御部810は、エアロゾル生成装置800の全般的な動作を制御しうる。一実施形態において、制御部810は、少なくとも1つのプロセッサを含むものでもある。該プロセッサは、多数の論理ゲートのアレイによっても具現され、汎用的なマイクロプロセッサと、該マイクロプロセッサで実行されうるプログラムが保存されたメモリとの組み合わせによっても具現される。また、他形態のハードウェアによっても具現されるということは、本実施形態が属する技術分野において通常の知識を有する者であるならば、理解することができるであろう。
【0120】
制御部810は、バッテリ840の電力をヒータ850に供給することを制御することにより、ヒータ850の温度を制御しうる。例えば、制御部810は、バッテリ840とヒータ850とのスイッチング素子のスイッチングを制御することにより、電力供給を制御しうる。他の例において、制御部810の制御命令により、加熱直接回路がヒータ850に対する電力供給を制御することもできる。
【0121】
制御部810は、センシング部820によって感知された結果を分析し、その後に遂行される処理を制御しうる。例えば、制御部810は、センシング部820によって感知された結果に基づき、ヒータ850の動作が開始または終了されるように、ヒータ850に供給される電力を制御しうる。他の例を挙げれば、制御部810は、センシング部820によって感知された結果に基づき、ヒータ850が所定の温度まで加熱されるか、あるいは適切な温度を維持することができるように、ヒータ850に供給される電力の量、及び電力が供給される時間を制御しうる。
【0122】
制御部810は、センシング部820によって感知された結果に基づき、出力部830を制御しうる。例えば、パフセンサ826を介してカウントされたパフ回数が、既設定の回数に達せば、制御部810は、ディスプレイ部832、ハプティック部834及び音響出力部836のうち少なくとも一つを介し、ユーザにエアロゾル生成装置800がすぐに終了されることを予告することができる。
【0123】
一実施形態は、コンピュータによって実行されるプログラムモジュールのようなコンピュータによって実行可能な命令語を含む記録媒体の形態によっても具現されうる。コンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の可用媒体でもあり、揮発性及び不揮発性の媒体、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。また、コンピュータで読み取り可能な媒体は、コンピュータ記録媒体及び通信媒体をいずれも含むものでもある。該コンピュータ記録媒体は、コンピュータで読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュール、またはその他データのような情報の保存のための任意の方法または技術によって具現された揮発性及び不揮発性、分離型及び非分離型の媒体をいずれも含む。該通信媒体は、典型的に、コンピュータで読み取り可能な命令語、データ構造、プログラムモジュールのような変調されたデータ信号のその他データ、またはその他伝送メカニズムを含み、任意の情報伝達媒体を含む。
【0124】
前述の実施形態に係わる説明は、例示的なものに過ぎず、当該技術分野において通常の知識を有する者であるならば、それらから多様な変形、及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解するであろう。従って、発明の真の保護範囲は、添付された特許請求の範囲によって定められるものであり、該特許請求の範囲に記載された内容と同等な範囲にある全ての差異は、該特許請求の範囲によって定められる保護範囲に含まれると解釈されなければならないのである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8
【国際調査報告】