(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】デバイス間測位のためのタイミング同期化のための方法およびシステム
(51)【国際特許分類】
H04W 56/00 20090101AFI20241024BHJP
【FI】
H04W56/00 130
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024524628
(86)(22)【出願日】2022-04-08
(85)【翻訳文提出日】2024-05-17
(86)【国際出願番号】 CN2022085679
(87)【国際公開番号】W WO2023193212
(87)【国際公開日】2023-10-12
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】リウ, ジュアン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン, チュアンシン
(72)【発明者】
【氏名】リー, メンジェン
(72)【発明者】
【氏名】ロウ, ジュンペン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, チー
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
(57)【要約】
デバイス間測位のためのタイミング同期化のための技法のための方法およびシステムが、開示される。ある実装では、無線通信の方法は、第1の通信デバイスによって、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータを通信するステップを含む。データまたは測位通信の方法が、開示される。本方法は、第1の通信デバイスによって、第2の通信デバイスと近隣通信デバイスのセットとの間の時間差または同期化のうちの少なくとも一方を示す、時間情報を提供するステップを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信の方法であって、
第1の通信デバイスによって、前記第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータを通信すること
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の通信デバイスによって、前記1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータに基づいて、前記第1の通信デバイスと前記第2の通信デバイスとの間の通信における時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを含む時間またはタイミング情報を決定することと、
前記第1の通信デバイスによって、前記時間またはタイミング情報に基づいて、デバイス間測位動作を実施することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータは、同期化優先順位、優先度グループインデックス、サイドリンク同期化識別(SSID)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)は信頼性があるかどうかについてのインジケーション、GNSSは方法または仕様に従って信頼性があるかどうか、絶対比較を使用して時間同期化基準通信デバイスを評価するときのヒステリシスと関連付けられる値、相対比較を使用して時間同期化基準通信デバイスを評価するときのヒステリシスと関連付けられる値、同期化信号(SS)および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)時間配分またはパターン、サイドリンク同期化信号およびPBCHブロック(SSB)伝送の時間配分またはパターン、GNSSへの直接的同期化のためのサイドリンク同期化信号およびPBCHブロック(SSB)伝送の時間配分またはパターン、GNSSへの直接的同期化のための同期化信号(SS)および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)時間配分またはパターン、マスタ情報ブロックサイドリンクメッセージを伝送する通信デバイスが、ネットワークカバレッジ内にあることを示すための、マスタ情報ブロックサイドリンクメッセージ内に含まれる値、通信デバイスが、同期化基準ソースとしてGNSSタイミングを選択することを示す値、または前記ネットワークが同期化基準として選択されることを可能にされるかどうかを示すフィールドのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記通信することは、伝送すること、受信すること、ブロードキャストすること、ユニキャストすること、グループキャストすること、転送すること、要求すること、応答すること、報告すること、または交換することのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1および第2の通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、基地局、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、またはアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の通信デバイスおよび前記第2の通信デバイスは、前記タイミング同期化パラメータのうちの少なくとも1つが、前記第1の通信デバイスおよび前記第2の通信デバイスの両方に関して同一の値を有する場合には、サイドリンク通信のためのピア通信デバイスである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ピア通信デバイスは、測位基準信号を測位通信デバイスに伝送する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
無線通信の方法であって、
第1の通信デバイスによって、第2の通信デバイスと近隣通信デバイスのセットとの間の時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す時間またはタイミング情報を提供すること
を含む、方法。
【請求項9】
前記第1の通信デバイスによって、前記時間またはタイミング情報に基づいて、デバイス間測位動作を実施することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第2の通信デバイスは、基準通信デバイスとして選択される、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の通信デバイスと、前記近隣通信デバイスのセットからの前記近隣通信デバイスとの間のタイミング同期化情報を提供するための第3の通信デバイスを選択することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の通信デバイスおよび前記近隣通信デバイスと関連付けられる、第1の情報を第3の通信デバイスと通信することであって、前記第1の情報は、ユーザ機器識別子、リソース識別子、リソースセット識別子、協定世界時(UTC)、および前記第2の通信デバイスと前記近隣通信デバイスとの間の時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す時間またはタイミング情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3の通信デバイスは、前記第1の情報に基づく前記通信デバイスの測位情報を入手する、こと
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の情報の通信は、前記測位通信デバイスと通信することが可能である、測位通信デバイス、前記第1の通信デバイス、前記第2の通信デバイス、第3の通信デバイスのうちの少なくとも1つによって実施される、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第2の通信デバイスおよび前記近隣通信デバイスは、それら自体の場所情報を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記第2の通信デバイスおよび前記近隣通信デバイスのうちの少なくとも2つが、第3の通信デバイスと同期化される、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、基地局、またはサイドリンク同期化識別(SSID)のうちの少なくとも1つと関連付けられる情報を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
無線通信の方法であって、
第1の通信デバイスによって、第3の通信デバイスと第4の通信デバイスとの間の時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す第1の時間またはタイミング情報を第2の通信デバイスと通信すること、
前記第1の通信デバイスによって、前記第1の通信デバイスと前記第2の通信デバイスとの間の時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す第2の時間またはタイミング情報を前記第2の通信デバイスと通信すること、または
前記第1の通信デバイスによって、前記第1の通信デバイスと前記第3の通信デバイスとの間の時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す第3の時間またはタイミング情報を前記第2の通信デバイスと通信すること
を含む、方法。
【請求項18】
前記通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、基地局、またはサイドリンク同期化識別(SSID)のうちの少なくとも1つと関連付けられる情報を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記通信することは、伝送すること、受信すること、ブロードキャストすること、ユニキャストすること、グループキャストすること、転送すること、要求すること、応答すること、報告すること、または交換することのうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、基地局、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピアUE、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、または全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)のうちの少なくとも1つを含む、請求項8、15、または17に記載の方法。
【請求項21】
前記時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つは、1つまたはそれを上回る新しいSSB時間配分またはパターンを使用する、請求項2、8、または17に記載の方法。
【請求項22】
前記1つまたはそれを上回る新しいSSB時間配分またはパターンは、1つまたはそれを上回るパラメータを含み、前記1つまたはそれを上回るパラメータは、1つのサイドリンクSSB周期内のサイドリンクSSB伝送の数、サイドリンクSSB周期の開始から第1のサイドリンクSSBまでのスロットオフセット、または近隣サイドリンクSSB間のスロット間隔のうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記時間またはタイミング差または時間またはタイミングギャップは、開始タイミングの差、時間ドメインにおける持続時間、または時間ドメインにおけるオフセットのうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項24】
無線通信のための装置であって、請求項1-23のいずれかに記載の方法を行うように構成される、プロセッサを備える、装置。
【請求項25】
非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記非一過性コンピュータ可読媒体は、その上に記憶されるコードを有し、前記コードは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、請求項1-23のうちのいずれかに列挙される方法を実装させる、非一過性コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許文書は、概して、無線通信を対象とする。
【背景技術】
【0002】
モバイル通信技術は、世界をますます接続され、ネットワーク化された社会に向かわせている。モバイル通信の急速な成長および技術の進歩は、容量およびコネクティビティのさらなる需要につながっている。エネルギー消費、デバイスコスト、スペクトル効率、および待ち時間等の他の側面もまた、種々の通信シナリオの必要性を充足するために重要である。より高い品質のサービス、より長いバッテリ寿命、および改良された性能を提供するための新しい方法を含む、種々の技法が、議論されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本特許文書は、とりわけ、主として、デバイス間測位のためのタイミング同期化のための技法を説明する。
【0004】
一側面では、データまたは測位通信の方法が、開示される。本方法は、第1の通信デバイスによって、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の1つまたはそれを上回る同期化パラメータを通信するステップを含む。
【0005】
別の側面では、データまたは測位通信の方法が、開示される。本方法は、第1の通信デバイスによって、第2の通信デバイスと近隣通信デバイスのセットとの間の時間差または同期化のうちの少なくとも一方を示す、時間情報を提供するステップを含む。
【0006】
別の側面では、データまたは測位通信の方法が、開示される。本方法は、第1の通信デバイスによって、第3の通信デバイスと第4の通信デバイスとの間の時間差または同期化のうちの少なくとも一方を示す、第1の時間情報を第2の通信デバイスと通信するステップ、第1の通信デバイスによって、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の時間差または同期化のうちの少なくとも一方を示す、第2の時間情報を第2の通信デバイスと通信するステップ、または第1の通信デバイスによって、第1の通信デバイスと第3の通信デバイスとの間の時間差または同期化のうちの少なくとも一方を示す、第3の時間情報を第2の通信デバイスと通信するステップを含む。
【0007】
別の例示的側面では、上記に説明される方法を実装するように構成されるプロセッサを備える、無線通信装置が、開示される。
【0008】
別の例示的側面では、その上に記憶される、上記に説明される方法を実装するためのコードを有する、コンピュータ記憶媒体が、開示される。
【0009】
これらおよび他の側面が、本書に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】
図1は、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線通信システムのある実施例を示す。
【0011】
【
図2】
図2は、開示される技術のいくつかの実施形態に基づく、装置の一部のブロック図表現である。
【0012】
【
図3】
図3は、アップリンク伝送とダウンリンク伝送との間のタイミング関係のある実施例を示す。
【0013】
【
図4】
図4は、タイミングアドバンスコマンド媒体アクセス制御(MAC)制御要素(MAC CE)のある実施例を示す。
【0014】
【
図5A】
図5Aは、カバレッジ内(完全または部分的)シナリオにおけるNRサイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。
図5Bは、カバレッジ外シナリオにおけるNRサイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。
【
図5B】
図5Aは、カバレッジ内(完全または部分的)シナリオにおけるNRサイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。
図5Bは、カバレッジ外シナリオにおけるNRサイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。
【0015】
【
図6A】
図6Aは、カバレッジ内(完全または部分的)シナリオにおける車車間・路車間(V2X)サイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。
図6Bは、カバレッジ外シナリオにおけるV2Xサイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。
【
図6B】
図6Aは、カバレッジ内(完全または部分的)シナリオにおける車車間・路車間(V2X)サイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。
図6Bは、カバレッジ外シナリオにおけるV2Xサイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。
【0016】
【
図7】
図7は、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線通信のためのプロセスのある実施例を示す。
【0017】
【
図8】
図8は、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線通信のためのプロセスの別の実施例を示す。
【0018】
【
図9A】
図9A-9Cは、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線通信のためのプロセスの他の実施例を示す。
【
図9B】
図9A-9Cは、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線通信のためのプロセスの他の実施例を示す。
【
図9C】
図9A-9Cは、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線通信のためのプロセスの他の実施例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0019】
詳細な説明
節の見出しは、本書では、実施形態の理解のし易さのために使用されるにすぎず、その範囲をそれらが説明される節に限定するものではない。さらに、実施形態は、5Gの実施例を参照して説明されるが、開示される技法は、5Gまたは3GPP(登録商標)プロトコル以外のプロトコルを使用する、無線システムに適用され得る。
【0020】
図1は、BS120と、1つまたはそれを上回るユーザ機器(UE)111、112、113、および114とを含む、無線通信システム(例えば、ロングタームエボリューション(LTE)、5G、またはNRセルラーネットワーク)のある実施例を示す。いくつかの実施形態では、アップリンク伝送(131、132、133)は、アップリンク制御情報(UCI)、上位層シグナリング(例えば、UE補助情報またはUE能力)、またはアップリンク情報を含むことができる。いくつかの実施形態では、ダウンリンク伝送(141、142、143)は、DCIまたは上層シグナリングまたはダウンリンク情報を含むことができる。いくつかの実施形態では、UE(例えば、112、113、114、115、116)は、BS120を介してそれらのデータを中継することなく、デバイス間またはサイドリンク通信(151、152、153、154、155、156)を使用して別のUE(例えば、112、113、114、115、116)に直接接続することができる。UEは、例えば、スマートフォン、タブレット、モバイルコンピュータ、マシンツーマシン(M2M)デバイス、端末、モバイルデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス等であってもよい。
【0021】
図2は、開示される技術のいくつかの実施形態に基づく、装置の一部のブロック図表現である。ネットワークデバイスまたは基地局もしくは無線デバイス(すなわち、UE)等の装置205は、本書に提示される技法のうちの1つまたはそれを上回るものを実装する、マイクロプロセッサ等のプロセッサ電子機器210を含むことができる。装置205は、アンテナ220等の1つまたはそれを上回る通信インターフェースを経由して無線信号を送信および/または受信するための送受信機電子機器215を含むことができる。装置205は、データを伝送および受信するための他の通信インターフェースを含むことができる。装置205は、データおよび/または命令等の情報を記憶するように構成される、1つまたはそれを上回るメモリ(明示的に示されず)を含むことができる。いくつかの実装では、プロセッサ電子機器210は、送受信機電子機器215の少なくとも一部を含むことができる。いくつかの実施形態では、開示される技法、モジュール、または機能のうちの少なくともいくつかが、装置205を使用して実装される。
【0022】
強化されたコネクティビティを伴う第5世代(5G)モバイルネットワークは、デバイス間測位技法等の測位技法の開発においてますます重要な役割を果たす。多くの研究が、測位技法の正確度を改良するために行われている。3GPP(登録商標) Rel-18研究項目は、下記の通りである。
【0023】
【0024】
上記の表1では、「AoA」は、到着角の略であり、「TDoA」は、到達時間差の略であり、「RTT」は、マルチラウンドトリップ時間の略である。
【0025】
リリース前のTDOAの測位方法に関して、基準伝送および受信ポイント(TRP)と近隣TRPとの間のタイミング同期化情報が、場所管理機能(LMF)によって提供され、したがって、測位UEは、各TRPのタイミング同期化を把握する。
【0026】
NR-RTD-INFO
【0027】
フィールド「nr-RTD-Info」(37.355)は、基準TRPと近隣TRPとの間のタイミング同期化情報を提供する。
【0028】
IE NR-RTD-Infoが、場所サーバによって、基準TRPと近隣TRPのリストとの間のタイミング同期化情報を提供するために使用される。
【0029】
【0030】
上記の表2では、「referenceTRP」は、時間同期化の基準TRP情報の略であり、「rtd-InfoList」は、時間同期化の近隣TRPの情報の略である。
【0031】
例示的実施形態1:情報要求および応答
【0032】
以下のパラメータのうちの少なくとも1つが、2つの通信デバイス間で通信され得る(38.331参照)。
【0033】
(1)同期化優先順位(sl-SyncPriority)、
【0034】
(2)優先度グループ(インデックス)、
【0035】
(3)サイドリンク同期化識別(SSID)、
【0036】
(4)全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)は信頼性があるかどうか、
【0037】
(5)1つまたはそれを上回るパラメータ(例えば、sl-SyncRefMinHystおよび/またはsl-SyncRefDiffHyst)、すなわち、絶対または相対比較を使用して同期化基準UE(例えば、SyncRef UE)を評価するときのヒステリシス、
【0038】
(6)1つまたはそれを上回るSSB時間ドメインパターン、例えば、sl-SSB-TimeAllocation1、sl-SSB-TimeAllocation2、sl-SSB-TimeAllocation3、
【0039】
(7)ブール変数である、パラメータ(例えば、inCoverage)。値「真」は、MasterInformationBlockSidelinkを伝送するUEがネットワークカバレッジ内にあること、またはUEが同期化基準ソースとしてGNSSタイミングを選択することを示す、および/または
【0040】
(8)同期化優先順位がgnssに設定される場合、ネットワークが直接/間接的に同期化基準のみとして選択され得るかどうかを示す、パラメータ(例えば、sl-NbAsSync)。本パラメータが、「真」に設定される場合、ネットワークは、直接/間接的に同期化基準として選択されることを可能にされる。
【0041】
いくつかの実装では、無線通信の方法は、上記に議論される情報を通信するステップを含み、通信するステップは、以下の動作、すなわち、伝送するステップ、受信するステップ、ブロードキャストするステップ、ユニキャストするステップ、グループキャストするステップ、転送するステップ、要求するステップ、応答するステップ、報告するステップ、または交換するステップのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0042】
いくつかの実装では、通信デバイスは、以下のデバイス、すなわち、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、基地局、ローカルサーバ、TRPまたはLMF、ピアUE、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0043】
いくつかの実装では、通信デバイスは、以下のパラメータ、すなわち、同期化優先順位、優先度グループ(インデックス)、SSID、GNSSは信頼性があるかどうか、1つまたはそれを上回るパラメータ(例えば、sl-SyncRefMinHystおよび/またはsl-SyncRefDiffHyst)、すなわち、絶対または相対比較を使用して同期化基準UE(例えば、SyncRef UE)を評価するときのヒステリシス、1つまたはそれを上回るSSB時間ドメインパターン(例えば、sl-SSB-TimeAllocation1、sl-SSB-TimeAllocation2、sl-SSB-TimeAllocation3)、ブール変数である、パラメータ(例えば、inCoverage)、およびMasterInformationBlockSidelinkを伝送するUEが、ネットワークカバレッジ内にあること、またはUEが同期化基準ソースとしてGNSSタイミングを選択することを示す値「真」、同期化優先順位がgnssに設定される場合、ネットワークが直接/間接的に同期化基準のみとして選択され得るかどうかを示す、パラメータ(例えば、sl-NbAsSync)のうちの少なくとも1つに関して同一の値を選択する。本パラメータが、「真」に設定される場合、ネットワークは、直接/間接的に同期化基準として選択されることを可能にされる。
【0044】
一実施例では、通信デバイスは、ピア通信デバイスと見なされることができ、少なくとも1つのピア通信デバイスは、測位基準信号(PRS)を測位通信デバイスに送信する。
【0045】
例示的実施形態2:時間同期化基準通信デバイスとしての通信デバイスの設定
【0046】
いくつかの実装では、通信デバイスのリストが、時間同期化基準通信デバイスと近隣通信デバイスとの間の時間、タイミング同期化情報、またはタイミング差を示すために生成および維持されることができ、リスト内の第1の通信デバイスは、時間同期化基準通信デバイスと見なされることができ、第2から最後の通信デバイスは、近隣通信デバイスと見なされることができる。
【0047】
いくつかの実装では、第1の通信デバイスは、時間同期化基準通信デバイスとして設定される。
【0048】
いくつかの実装では、近隣通信デバイスのリストが、第1の時間同期化基準通信デバイスと近隣通信デバイスとの間の時間、タイミング同期化情報、またはタイミング差を示すために生成および維持されることができる。
【0049】
いくつかの実装では、第2の通信デバイスは、第1の時間同期化基準通信デバイスと近隣通信デバイスとの間の時間またはタイミング同期化情報を提供する。
【0050】
いくつかの実装では、測位UEは、通信デバイスの測位を計算するために、ユーザ機器識別子(UE ID)、リソースID、リソースセットID、第1の時間同期化基準通信デバイスと近隣通信デバイスとの間のタイミング同期化情報、基準通信デバイス、および/または近隣通信デバイスのうちの少なくとも1つを第3の通信デバイスに報告する。
【0051】
いくつかの実装では、以下、すなわち、第1の時間同期化基準通信デバイスまたは近隣通信デバイスのうちの少なくとも一方は、それら自体の場所情報を含む、またはそれら自体の場所を把握する。
【0052】
いくつかの実装では、以下、すなわち、時間同期化基準通信デバイスまたは近隣通信デバイスのうちの少なくとも一方は、それら自体の場所情報を含む、またはそれら自体の場所を把握する。
【0053】
例示的実施形態3:元の状態からの時間差
【0054】
第1の通信デバイスは、第1の通信デバイスと第3の通信デバイスとの間の時間/タイミング差またはタイミング同期化情報を第2の通信デバイスと通信する。
【0055】
いくつかの実装では、第1の通信デバイスは、第3の通信デバイスと第4の通信デバイスとの間の時間/タイミング差またはタイミング同期化情報を第2の通信デバイスと通信する。
【0056】
いくつかの実装では、第1の通信デバイスは、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の時間/タイミング差またはタイミング同期化情報を第2の通信デバイスと通信する。
【0057】
いくつかの実装では、全ての通信デバイスが、GNSS、eNB、gNB、またはSSIDと通信する。
【0058】
いくつかの実装では、通信するステップは、以下の動作、すなわち、伝送するステップ、受信するステップ、ブロードキャストするステップ、ユニキャストするステップ、グループキャストするステップ、転送するステップ、要求するステップ、応答するステップ、報告するステップ、または交換するステップのうちの少なくとも1つを含む。
【0059】
いくつかの実装では、通信デバイスは、以下のデバイス、すなわち、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、基地局、ローカルサーバ、TRPまたは場所管理機能(LMF)、ピアUE、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、または全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)のうちの1つを含む。
【0060】
いくつかの実装では、時間/タイミング差/ギャップは、開始(例えば、開始時間)、ステップ(例えば、時間ステップ)、値(例えば、時間関連値)、および/またはオフセット(例えば、時間オフセット)のうちの少なくとも1つによって示されることができる。
【0061】
いくつかの実装では、ステップの実施例は、{2,4,8,16,32,64,128}×Q Tc(式中、Tcは、Tc=1/(Δfmax・Nt)であり、Δfmax=480×103Hzであり、Nf=4096であり、Qは、整数である)を含み得る。
【0062】
いくつかの実装では、ステップの実施例は、{2,4,8,16,32,64,128}×Q/2μ Tc(式中、Tcは、Tc=1/(Δfmax・Nt)であり、Δfmax=480×103Hzであり、Nf=4096であり、Qは、整数である)を含み得る。
【0063】
【0064】
いくつかの実装では、以下の数学関数、すなわち、開始+ステップ×値-オフセット、開始+ステップ×値+オフセット、開始-ステップ×値-オフセット、開始-ステップ×値+オフセット、開始+ステップ×値、開始-ステップ×値、開始-オフセット、開始+オフセットのうちの少なくとも1つが、使用され得る。
【0065】
いくつかの実装では、オフセットの実施例は、第1の通信デバイスからのパラメータ、第2の通信デバイスからのパラメータ、第3の通信デバイスからのパラメータ、LMPまたは基地局からのパラメータを含み得る。
【0066】
いくつかの実装では、パラメータ(例えば、開始、ステップ、値、および/またはオフセット)は、制御シグナリングを使用することによってシグナリングされる。
【0067】
いくつかの実装では、制御シグナリングの実施例は、無線リソース制御(RRC)、MAC CE、ダウンリンク制御情報(DCI)、またはサイドリンク制御情報(SCI)を含み得る。
【0068】
例示的実施形態4:測位のための新しいサイドリンクSSB時間配分/パターン(sl-SSB-TimeAllocation)
【0069】
開示される技術は、いくつかの実施形態では、測位時間/タイミング同期化測定目的のために1つまたはそれを上回るサイドリンクSSB時間配分/パターン(例えば、sl-SSB-TimeAllocation)を使用するために実装されることができる。
【0070】
第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスによって、1つまたはそれを上回るサイドリンクSSB時間配分/パターン(例えば、sl-SSB-TimeAllocation)を用いて構成されてもよい。
【0071】
いくつかの実装では、新しいサイドリンクSSB時間配分/パターン(例えば、sl-SSB-TimeAllocation)が、定義または構成される。
【0072】
いくつかの実装では、第2の通信デバイスは、1つまたはそれを上回るサイドリンクSSB時間配分/パターンを使用してサイドリンク同期化信号/PBCHブロック(SL-SSB)を第3のUEに伝送する。
【0073】
いくつかの実装では、1つまたはそれを上回るサイドリンクSSB時間配分/パターン(例えば、sl-SSB-TimeAllocation)は、事前構成されることができる。
【0074】
いくつかの実装では、通信デバイスは、トリガされたシグナリングを使用すること、または事前定義されたルールであることによって、1つまたはそれを上回るサイドリンクSSB時間配分/パターン(例えば、sl-SSB-TimeAllocation)を用いてSL-SSBを伝送する。
【0075】
例示的実施形態5:スペクトル共有のための新しいサイドリンクSSB時間配分/パターン(例えば、sl-SSB-TimeAllocation)
【0076】
いくつかの実装では、1つまたはそれを上回る新しいサイドリンクSSB時間配分/パターン(例えば、sl-SSB-TimeAllocation)が、定義または構成される。
【0077】
いくつかの実装では、第1の通信デバイスは、新しいサイドリンクSSB時間配分/パターンを使用してサイドリンク同期化信号/PBCHブロック(SL-SSB)を第2の通信デバイスに伝送する。
【0078】
いくつかの実装では、新しいサイドリンクSSB時間配分/パターンは、測位UEのために使用される。
【0079】
いくつかの実装では、新しいサイドリンクSSB時間配分/パターンは、ピア通信情報のために使用される。
【0080】
いくつかの実装では、新しいサイドリンクSSB時間配分/パターンは、測位関連通信デバイスのために使用される。
【0081】
いくつかの実装では、新しいサイドリンクSSB時間配分/パターンのための1つまたはそれを上回る時間/タイミング同期化パラメータが、通信デバイス間で通信されることができる。
【0082】
いくつかの実装では、新しいサイドリンクSSB時間配分/パターンは、以下のパラメータ、すなわち、1つのサイドリンクSSB周期内のサイドリンクSSB伝送の数、サイドリンクSSB周期の開始から第1のサイドリンクSSBまでのスロットオフセット、または近隣サイドリンクSSB間のスロット間隔のうちの1つを含む。
【0083】
図3は、アップリンク伝送とダウンリンク伝送との間のタイミング関係のある実施例を示す。
【0084】
UEからの伝送のためのアップリンクフレーム番号iは、NTA=0が使用されるPUSCH上でのmsgA伝送を除いて、UEにおける対応するダウンリンクフレームの開始の前にTTA=(NTA+NTA,offset)Tcを開始する(式中、NTA,offsetは、現在の規格(例えば、TS38.213)によって求められる)。
【0085】
タイミングアドバンスコマンドMAC CE
【0086】
図4は、タイミングアドバンスコマンド媒体アクセス制御(MAC)制御要素(MAC CE)のある実施例を示す。
【0087】
タイミングアドバンスコマンドMAC CEは、論理チャネル識別子(LCID)を伴うMACサブヘッダによって識別される。
【0088】
図4に示されるように、タイミングアドバンスコマンドMAC CEは、固定されたサイズを有し、以下のように定義される単一のオクテットから成る。
【0089】
-タグ識別(タグID):本フィールドは、アドレス指定されたタグのタグ識別を示す。SpCellを含有するタグは、タグ識別0を有する。本フィールドの長さは、2ビットである。
【0090】
-タイミングアドバンスコマンド:本フィールドは、MACエンティティが(TS38.213において規定されるように)適用する必要があるタイミング調節の量を制御するために使用される、インデックス値TA(0、1、2...63)を示す。本フィールドの長さは、6ビットである。
【0091】
ServingCellConfigCommon
【0092】
IE ServingCellConfigCommonは、UEのサービングセルのセル特有のパラメータを構成するために使用される。パラメータn-TimingAdvanceOffsetは、
図3ではN
TA,offsetと称される。
【0093】
【0094】
新規無線(NR)サイドリンク通信のためのサイドリンク同期化情報伝送
【0095】
図5Aは、カバレッジ内(完全または部分的)シナリオにおけるNRサイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。
図5Bは、カバレッジ外シナリオにおけるNRサイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。本プロシージャの目的は、同期化情報をUEに提供することである。
【0096】
V2Xサイドリンク通信のためのサイドリンク同期化情報伝送
【0097】
図6Aは、カバレッジ内(完全または部分的)シナリオにおける車車間・路車間(V2X)サイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。
図6Bは、カバレッジ外シナリオにおけるV2Xサイドリンク通信のための同期化情報伝送のある実施例を示す。本プロシージャの目的は、同期化情報をUEに提供することである。
【0098】
図7は、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線通信のためのプロセスのある実施例を示す。
【0099】
いくつかの実装では、無線通信のためのプロセス700は、710において、第1の通信デバイスによって、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータを通信するステップを含んでもよい。
【0100】
いくつかの実装では、無線通信のためのプロセス700はさらに、第1の通信デバイスによって、1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータに基づいて、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の通信における時間/タイミング差/ギャップまたはタイミング同期化情報のうちの少なくとも一方を示す、時間/タイミング情報を決定するステップと、第1の通信デバイスによって、時間/タイミング情報に基づいて、デバイス間測位動作を実施するステップとを含んでもよい。
【0101】
いくつかの実装では、1つまたはそれを上回るタイミング同期化(タイミング同期化は、「同期化」と称され得る)パラメータは、同期化優先順位、優先度グループインデックス、サイドリンク同期化識別(SSID)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)は信頼性があるかどうかについてのインジケーション、GNSSは方法または仕様に従って信頼性があるかどうか、絶対比較を使用して時間同期化基準通信デバイスを評価するときのヒステリシスと関連付けられる値、相対比較を使用して時間同期化基準通信デバイスを評価するときのヒステリシスと関連付けられる値、同期化信号(SS)および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)時間配分/パターン、サイドリンク同期化信号およびPBCHブロック(SSB)伝送の時間配分/パターン、GNSSへの直接的同期化のためのサイドリンク同期化信号およびPBCHブロック(SSB)伝送の時間配分/パターン、GNSSへの直接的同期化のための同期化信号(SS)および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)時間配分/パターン、マスタ情報ブロックサイドリンクメッセージを伝送する通信デバイスが、ネットワークカバレッジ内にあることを示すための、マスタ情報ブロックサイドリンクメッセージ内に含まれる値、通信デバイスが、同期化基準ソースとしてGNSSタイミングを選択することを示す値、またはネットワークが同期化基準として選択されることを可能にされるかどうかを示すフィールドのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0102】
いくつかの実装では、通信するステップは、伝送するステップ、受信するステップ、ブロードキャストするステップ、ユニキャストするステップ、グループキャストするステップ、転送するステップ、要求するステップ、応答するステップ、報告するステップ、または交換するステップのうちの少なくとも1つを含む。
【0103】
いくつかの実装では、第1および第2の通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、または基地局のうちの少なくとも1つを含む。
【0104】
図8は、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線通信のためのプロセスの別の実施例を示す。
【0105】
いくつかの実装では、無線通信のためのプロセス800は、810において、第1の通信デバイスによって、第2の通信デバイスと近隣通信デバイスのセットとの間の時間/タイミング差/ギャップまたはタイミング同期化情報のうちの少なくとも一方を示す、時間/タイミング情報を提供するステップを含んでもよい。
【0106】
いくつかの実装では、無線通信のためのプロセス800はさらに、第1の通信デバイスによって、時間/タイミング情報に基づいてデバイス間測位動作を実施するステップを含んでもよい。
【0107】
いくつかの実装では、時間/タイミング差/ギャップは、開始タイミングの差、時間ドメインにおける持続時間、または時間ドメインにおけるオフセットのうちの少なくとも1つを含む。
【0108】
いくつかの実装では、第1および第2の通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、または基地局のうちの少なくとも1つを含む。
【0109】
図9A-9Cは、開示される技術のいくつかの例示的実施形態に基づく、無線通信のためのプロセスの他の実施例を示す。
【0110】
いくつかの実装では、無線通信のためのプロセス900は、910において、第1の通信デバイスによって、第3の通信デバイスと第4の通信デバイスとの間の時間/タイミング差/ギャップまたはタイミング同期化情報のうちの少なくとも一方を示す、第1の時間/タイミング情報を第2の通信デバイスと通信するステップ、または920において、第1の通信デバイスによって、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の時間/タイミング差/ギャップまたはタイミング同期化情報のうちの少なくとも一方を示す、第2の時間/タイミング情報を第2の通信デバイスと通信するステップ、もしくは930において、第1の通信デバイスによって、第1の通信デバイスと第3の通信デバイスとの間の時間/タイミング差/ギャップまたはタイミング同期化情報のうちの少なくとも一方を示す、第3の時間/タイミング情報を第2の通信デバイスと通信するステップを含んでもよい。
【0111】
いくつかの実装では、通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、基地局、またはサイドリンク同期化識別(SSID)のうちの少なくとも1つと関連付けられる、情報を含む。
【0112】
いくつかの実装では、通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、または基地局のうちの少なくとも1つを含む。
【0113】
いくつかの実装では、通信するステップは、伝送するステップ、受信するステップ、ブロードキャストするステップ、ユニキャストするステップ、グループキャストするステップ、転送するステップ、要求するステップ、応答するステップ、報告するステップ、または交換するステップのうちの少なくとも1つを含む。
【0114】
いくつかの実装では、ピア通信デバイスは、測位通信デバイスの近傍に位置する、通信デバイスである。
【0115】
いくつかの実装では、ピア通信デバイスは、1つまたはそれを上回るルールまたは1つまたはそれを上回る事前定義されたルールを満たす、通信デバイスである。
【0116】
いくつかの実装では、ピア通信デバイスは、測位通信デバイスに関連する1つまたはそれを上回るルールまたは1つまたはそれを上回る事前定義されたルールを満たす、通信デバイスである。
【0117】
いくつかの実装では、時間/タイミング差/ギャップは、開始タイミングの差、時間ドメインにおける持続時間、または時間ドメインにおけるオフセットのうちの少なくとも1つを含む。
【0118】
本書が、種々の実施形態において具現化され、無線ネットワーク内で異なる通信デバイス間の1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータを伝送および/または受信し得る技法を開示することを理解されたい。本書において説明される、開示される他の実施形態、モジュール、および機能動作は、本書において開示される構造と、それらの構造的均等物とを含む、デジタル電子回路網内、またはコンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはハードウェア内、もしくはそれらのうちの1つまたはそれを上回るものの組み合わせにおいて実装されることができる。開示される他の実施形態は、1つまたはそれを上回るコンピュータプログラム製品、すなわち、データ処理装置による実行のために、またはその動作を制御するために、コンピュータ可読媒体上にエンコードされるコンピュータプログラム命令の1つまたはそれを上回るモジュールとして、実装されることができる。コンピュータ可読媒体は、機械可読記憶デバイス、機械可読記憶基板、メモリデバイス、機械可読伝搬信号を生じさせる組成物、またはそれらのうちの1つまたはそれを上回るものの組み合わせであることができる。用語「データ処理装置」は、実施例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、または複数のプロセッサまたはコンピュータを含む、データを処理するための全ての装置、デバイス、および機械を包含する。本装置は、ハードウェアに加えて、当該コンピュータプログラムのための実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、またはそれらのうちの1つまたはそれを上回るものの組み合わせを成すコードを含むことができる。伝搬信号は、人工的に発生される信号、例えば、好適な受信機装置への伝送のための情報をエンコードするために発生される、機械発生型電気、光学、または電磁信号である。
【0119】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、スクリプト、またはコードとしても公知である)は、コンパイラ型またはインタープリタ型言語を含む、プログラミング言語の任意の形態で記述されることができ、これは、独立型プログラムとして、またはコンピュータ環境内での使用のために好適なモジュール、コンポーネント、サブルーチン、または他のユニットとしてのものを含む、任意の形態で展開されることができる。コンピュータプログラムは、必ずしもファイルシステム内のファイルに対応するわけではない。プログラムが、他のプログラムまたはデータ(例えば、マークアップ言語文書内に記憶された1つまたはそれを上回るスクリプト)を保持するファイルの一部内に、当該プログラム専用の単一のファイル内に、または複数の協調ファイル(例えば、1つまたはそれを上回るモジュール、サブプログラム、またはコードの一部を記憶するファイル)内に記憶されることができる。コンピュータプログラムが、1つのコンピュータ上で、または1つの敷地に位置する、または複数の敷地を横断して分散され、通信ネットワークによって相互接続される複数のコンピュータ上で実行されるように展開されることができる。
【0120】
本書に説明されるプロセスおよび論理フローは、入力データに作用し、出力を発生させることによって機能を実施するように、1つまたはそれを上回るコンピュータプログラムを実行する、1つまたはそれを上回るプログラマブルプロセッサによって実施されることができる。プロセスおよび論理フローはまた、特殊目的論理回路網、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)によって実施されることもでき、装置もまた、それとして実装されることもできる。
【0121】
コンピュータプログラムの実行のために好適なプロセッサは、実施例として、汎用目的マイクロプロセッサおよび特殊目的マイクロプロセッサの両方と、任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つまたはそれを上回るプロセッサとを含む。概して、プロセッサは、読取専用メモリまたはランダムアクセスメモリもしくは両方から、命令およびデータを受信するであろう。コンピュータの不可欠な要素は、命令を実施するためのプロセッサ、および命令およびデータを記憶するための1つまたはそれを上回るメモリデバイスである。概して、コンピュータはまた、データを記憶するための1つまたはそれを上回る大容量記憶デバイス、例えば、磁気、磁気光学ディスクまたは光ディスクを含む、またはそこからデータを受信する、もしくはそこにデータを転送する、または両方を行うように、動作可能に結合されるであろう。しかしながら、コンピュータは、そのようなデバイスを有する必要はない。コンピュータプログラム命令およびデータを記憶するために好適なコンピュータ可読媒体は、実施例として、半導体メモリデバイス、例えば、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイス、磁気ディスク、例えば、内部ハードディスクまたはリムーバブルディスク、光磁気ディスク、およびCD-ROMおよびDVD-ROMディスクを含む、あらゆる形態の不揮発性メモリ、媒体、およびメモリデバイスを含む。プロセッサおよびメモリは、特殊目的論理回路網によって補完される、またはその中に組み込まれることができる。
【0122】
いくつかの実施形態は、好ましくは、付記形式において列挙される、以下のソリューションのうちの1つまたはそれを上回るものを実装し得る。以下の付記は、上記の実施形態において、かつ本書の全体を通して支援され、さらに説明される。下記の付記および請求項において使用されるように、無線デバイスは、基地局等の固定ノードを含む、ユーザ機器、移動局、または任意の他の無線端末であってもよい。ネットワークデバイスは、基地局として実施する、次世代ノードB(gNB)、拡張ノードB(eNB)、または任意の他のデバイスを含む、基地局を含む。
【0123】
付記1.無線通信の方法であって、第1の通信デバイスによって、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータを通信することを含む、方法。
【0124】
いくつかの実装では、1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータは、優先度グループインデックス、サイドリンク同期化識別(SSID)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)は信頼性があるかどうかについてのインジケーション、GNSSは方法または仕様に従って信頼性があるかどうか、絶対比較を使用して時間同期化基準通信デバイスを評価するときのヒステリシスと関連付けられる値、相対比較を使用して時間同期化基準通信デバイスを評価するときのヒステリシスと関連付けられる値、同期化信号(SS)および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)時間配分/パターン、サイドリンク同期化信号およびPBCHブロック(SSB)伝送の時間配分/パターン、GNSSへの直接的同期化のためのサイドリンク同期化信号およびPBCHブロック(SSB)伝送の時間配分/パターン、GNSSへの直接的同期化のための同期化信号(SS)および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)時間配分/パターン、マスタ情報ブロックサイドリンクメッセージを伝送する通信デバイスが、ネットワークカバレッジ内にあることを示すための、マスタ情報ブロックサイドリンクメッセージ内に含まれる値、通信デバイスが、同期化基準ソースとしてGNSSタイミングを選択することを示す値、またはネットワークが同期化基準として選択されることを可能にされるかどうかを示すフィールドのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0125】
付記2.第1の通信デバイスによって、1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータに基づいて、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の通信における時間/タイミング差/ギャップまたはタイミング同期化情報のうちの少なくとも一方を含む、時間/タイミング情報を決定することと、第1の通信デバイスによって、時間/タイミング情報に基づいて、デバイス間測位動作を実施することとをさらに含む、付記1に記載の方法。
【0126】
付記3.1つまたはそれを上回る同期化パラメータは、同期化優先順位、優先度グループインデックス、サイドリンク同期化識別(SSID)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)は信頼性があるかどうかについてのインジケーション、GNSSは方法または仕様に従って信頼性があるかどうか、絶対比較を使用して時間同期化基準通信デバイスを評価するときのヒステリシスと関連付けられる値、相対比較を使用して時間同期化基準通信デバイスを評価するときのヒステリシスと関連付けられる値、同期化信号(SS)および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)時間配分/パターン、サイドリンク同期化信号およびPBCHブロック(SSB)伝送の時間配分/パターン、GNSSへの直接的同期化のためのサイドリンク同期化信号およびPBCHブロック(SSB)伝送の時間配分/パターン、GNSSへの直接的同期化のための同期化信号(SS)および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)時間配分/パターン、マスタ情報ブロックサイドリンクメッセージを伝送する通信デバイスが、ネットワークカバレッジ内にあることを示すための、マスタ情報ブロックサイドリンクメッセージ内に含まれる値、通信デバイスが、同期化基準ソースとしてGNSSタイミングを選択することを示す値、またはネットワークが同期化基準として選択されることを可能にされるかどうかを示すフィールドのうちの少なくとも1つを含む、付記1に記載の方法。
【0127】
付記4.通信することは、伝送すること、受信すること、ブロードキャストすること、ユニキャストすること、グループキャストすること、転送すること、要求すること、応答すること、報告すること、または交換することのうちの少なくとも1つを含む、付記1に記載の方法。
【0128】
付記5.第1および第2の通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、基地局、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、またはアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)のうちの少なくとも1つを含む、付記1に記載の方法。
【0129】
付記6.第1の通信デバイスおよび第2の通信デバイスは、タイミング同期化パラメータのうちの少なくとも1つが、第1の通信デバイスおよび第2の通信デバイスの両方に関して同一の値を有する場合には、サイドリンク通信のためのピア通信デバイスである、付記1に記載の方法。
【0130】
付記7.ピア通信デバイスは、測位基準信号を測位通信デバイスに伝送する、付記6に記載の方法。
【0131】
付記8.無線通信の方法であって、第1の通信デバイスによって、第2の通信デバイスと近隣通信デバイスのセットとの間の時間/タイミング差/ギャップまたは同期化のうちの少なくとも一方を示す、時間/タイミング情報を提供することを含む、方法。
【0132】
付記9.第1の通信デバイスによって、時間/タイミング情報に基づいて、デバイス間測位動作を実施することをさらに含む、付記8に記載の方法。
【0133】
付記10.第2の通信デバイスは、基準通信デバイスとして選択される、付記8に記載の方法。
【0134】
付記11.第2の通信デバイスと、近隣通信デバイスのセットからの近隣通信デバイスとの間のタイミング同期化情報を提供するための第3の通信デバイスを選択することをさらに含む、付記8に記載の方法。
【0135】
付記12.第2の通信デバイスおよび近隣通信デバイスと関連付けられる、第1の情報を第3の通信デバイスと通信することであって、第1の情報は、ユーザ機器識別子、リソース識別子、リソースセット識別子、協定世界時(UTC)、および第2の通信デバイスと近隣通信デバイスとの間の時間/タイミング差/ギャップまたはタイミング同期化情報のうちの少なくとも一方を示す、時間/タイミング情報のうちの少なくとも1つを含み、第3の通信デバイスは、第1の情報に基づく、通信デバイスの測位情報を入手する、ことをさらに含む、付記8に記載の方法。
【0136】
付記13.第1の情報の通信は、測位通信デバイスと通信することが可能である、測位通信デバイス、第1の通信デバイス、第2の通信デバイス、第3の通信デバイスのうちの少なくとも1つによって実施される、付記12に記載の方法。
【0137】
付記14.第2の通信デバイスおよび近隣通信デバイスは、それら自体の場所情報を含む、またはそれら自体の場所を把握する、付記8に記載の方法。
【0138】
付記15.第2の通信デバイスおよび近隣通信デバイスのうちの少なくとも2つが、第3の通信デバイスと同期化される、付記8に記載の方法。
【0139】
付記16.通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、基地局、またはサイドリンク同期化識別(SSID)のうちの少なくとも1つと関連付けられる、情報を含む、付記15に記載の方法。
【0140】
付記17.無線通信の方法であって、第1の通信デバイスによって、第3の通信デバイスと第4の通信デバイスとの間の時間/タイミング差/ギャップまたはタイミング同期化情報のうちの少なくとも一方を示す、第1の時間/タイミング情報を第2の通信デバイスと通信すること、第1の通信デバイスによって、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の時間/タイミング差/ギャップまたはタイミング同期化情報のうちの少なくとも一方を示す、第2の時間/タイミング情報を第2の通信デバイスと通信すること、または第1の通信デバイスによって、第1の通信デバイスと第3の通信デバイスとの間の時間/タイミング差/ギャップまたはタイミング同期化情報のうちの少なくとも一方を示す、第3の時間/タイミング情報を第2の通信デバイスと通信することを含む、方法。
【0141】
付記18.通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、基地局、またはサイドリンク同期化識別(SSID)のうちの少なくとも1つと関連付けられる、情報を含む、付記17に記載の方法。
【0142】
付記19.通信することは、伝送すること、受信すること、ブロードキャストすること、ユニキャストすること、グループキャストすること、転送すること、要求すること、応答すること、報告すること、または交換することのうちの少なくとも1つを含む、付記17に記載の方法。
【0143】
付記20.通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、基地局、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピアUE、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、または全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)のうちの少なくとも1つを含む、付記8、15、または17に記載の方法。
【0144】
付記21.時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つは、1つまたはそれを上回る新しいSSB時間配分またはパターンを使用する、付記2、8、または17に記載の方法。
【0145】
付記22.1つまたはそれを上回る新しいSSB時間配分またはパターンは、1つまたはそれを上回るパラメータを含み、1つまたはそれを上回るパラメータは、1つのサイドリンクSSB周期内のサイドリンクSSB伝送の数、サイドリンクSSB周期の開始から第1のサイドリンクSSBまでのスロットオフセット、または近隣サイドリンクSSB間のスロット間隔のうちの少なくとも1つを含む、付記21に記載の方法。
【0146】
付記23.時間/タイミング差/ギャップは、開始タイミングの差、時間ドメインにおける持続時間、または時間ドメインにおけるオフセットのうちの少なくとも1つを含む、付記17に記載の方法。
【0147】
付記24.無線通信のための装置であって、付記1-22のいずれかに記載の方法を行うように構成される、プロセッサを備える、装置。
【0148】
付記25.その上に記憶されるコードを有する、非一過性コンピュータ可読媒体であって、コードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、付記1-23のうちのいずれかに列挙される方法を実装させる、非一過性コンピュータ可読媒体。
【0149】
本明細書に説明される実施形態のうちのいくつかは、方法またはプロセスの一般的文脈において説明され、これは、一実施形態では、ネットワーク化された環境内でコンピュータによって実行される、プログラムコード等のコンピュータ実行可能命令を含む、コンピュータ可読媒体内で具現化されるコンピュータプログラム製品によって実装され得る。コンピュータ可読媒体は、限定ではないが、読取専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多用途ディスク(DVD)等を含む、リムーバブルおよび非リムーバブル記憶デバイスを含んでもよい。したがって、コンピュータ可読媒体は、非一過性記憶媒体を含むことができる。概して、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施する、または特定の抽象データタイプを実装する、ルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造等を含んでもよい。コンピュータまたはプロセッサ実行可能命令、関連付けられるデータ構造、およびプログラムモジュールは、本明細書に開示される方法のステップを実行するためのプログラムコードの実施例を表す。そのような実行可能命令または関連付けられるデータ構造の特定のシーケンスは、そのようなステップまたはプロセス内で説明される機能を実装するための対応する行為の実施例を表す。
【0150】
開示される実施形態のうちのいくつかは、ハードウェア回路、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせを使用する、デバイスまたはモジュールとして実装されることができる。例えば、ハードウェア回路実装は、例えば、プリント回路基板の一部として統合される、離散アナログおよび/またはデジタルコンポーネントを含むことができる。いくつかの実装では、または加えて、開示されるコンポーネントまたはモジュールは、特定用途向け集積回路(ASIC)として、および/またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)デバイスとして実装されることができる。いくつかの実装は、加えて、本願の開示される機能性と関連付けられるデジタル信号処理の動作の必要性のために最適化されるアーキテクチャを伴う特殊マイクロプロセッサである、デジタル信号プロセッサ(DSP)を含んでもよい。同様に、各モジュール内の種々のコンポーネントまたはサブコンポーネントが、ソフトウェア、ハードウェア、またはファームウェア内に実装されてもよい。モジュールおよび/またはモジュール内のコンポーネント間のコネクティビティは、限定ではないが、適切なプロトコルを使用する、インターネット、有線、または無線ネットワークを経由した通信を含む、当技術分野で公知であるコネクティビティ方法および媒体のうちのいずれか1つを使用して提供され得る。
【0151】
本書は、多くの詳細を含有するが、これらは、請求される発明または請求され得るものの範囲への限定としてではなく、むしろ、特定の実施形態に特有の特徴の説明として解釈されるべきである。本書において別個の実施形態の文脈において説明されるある特徴はまた、単一の実施形態において、組み合わせにおいて実装されることができる。逆に、単一の実施形態の文脈において説明される種々の特徴はまた、複数の実施形態において別個に、または任意の好適な副次的組み合わせにおいて実装されることができる。また、特徴が、ある組み合わせにおいて作用するものとして上記に説明され、さらに、そのようなものとして最初に請求され得るが、請求される組み合わせからの1つまたはそれを上回る特徴は、ある場合には、組み合わせから削除されることができ、請求される組み合わせは、副次的組み合わせまたは副次的組み合わせの変形例を対象とする場合がある。同様に、動作が、特定の順序において図面に描写されるが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示される特定の順序で、または順次順序で実施されること、または全ての図示される動作が実施されることを要求するものとして理解されるべきではない。
【0152】
いくつかの実装および実施例のみが、説明され、他の実装、強化、および変形例も、本開示に説明および図示されるものに基づいて行われることができる。
【手続補正書】
【提出日】2024-05-17
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信の方法であって、
第1の通信デバイスによって、第3の通信デバイスと第4の通信デバイスとの間の時間またはタイミング差
、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す第1
のタイミング情報を第2の通信デバイスと通信するこ
と
を含む、方法。
【請求項2】
前記通信することは、伝送すること
または報告するこ
とのうちの少なくとも1つを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記通信デバイスは、ユーザ機器(UE)または場所管理機能(LMF
)のうちの少なくとも1つを含む、請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
1つまたはそれを上回るプロセッサおよびメモリを備える第1の通信デバイスであって、前記1つまたはそれを上回るプロセッサは、前記メモリからコードを読み取り、前記第1の通信デバイスに、
前記第1の通信デバイスによって、第3の通信デバイスと第4の通信デバイスとの間の時間またはタイミング差、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す第1のタイミング情報を第2の通信デバイスと通信すること
を行わせるように構成されている、デバイス。
【請求項5】
前記通信することは、伝送することまたは報告することのうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載のデバイス。
【請求項6】
前記通信デバイスは、ユーザ機器(UE)または場所管理機能(LMF)のうちの少なくとも1つを含む、請求項4に記載のデバイス。
【請求項7】
非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記非一過性コンピュータ可読媒体は、その上に記憶されるコードを有し、前記コードは、
第1の通信デバイスのプロセッサによって実行されると、
前記第1の通信デバイスに、
前記第1の通信デバイスによって、第3の通信デバイスと第4の通信デバイスとの間の時間またはタイミング差、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す第1のタイミング情報を第2の通信デバイスと通信すること
を行わせる、非一過性コンピュータ可読媒体。
【請求項8】
前記通信することは、伝送することまたは報告することのうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
【請求項9】
前記通信デバイスは、ユーザ機器(UE)または場所管理機能(LMF)のうちの少なくとも1つを含む、請求項7に記載の非一過性コンピュータ可読媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0009】
これらおよび他の側面が、本書に説明される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
無線通信の方法であって、
第1の通信デバイスによって、上記第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータを通信すること
を含む、方法。
(項目2)
上記第1の通信デバイスによって、上記1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータに基づいて、上記第1の通信デバイスと上記第2の通信デバイスとの間の通信における時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを含む時間またはタイミング情報を決定することと、
上記第1の通信デバイスによって、上記時間またはタイミング情報に基づいて、デバイス間測位動作を実施することと
をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
上記1つまたはそれを上回るタイミング同期化パラメータは、同期化優先順位、優先度グループインデックス、サイドリンク同期化識別(SSID)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)は信頼性があるかどうかについてのインジケーション、GNSSは方法または仕様に従って信頼性があるかどうか、絶対比較を使用して時間同期化基準通信デバイスを評価するときのヒステリシスと関連付けられる値、相対比較を使用して時間同期化基準通信デバイスを評価するときのヒステリシスと関連付けられる値、同期化信号(SS)および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)時間配分またはパターン、サイドリンク同期化信号およびPBCHブロック(SSB)伝送の時間配分またはパターン、GNSSへの直接的同期化のためのサイドリンク同期化信号およびPBCHブロック(SSB)伝送の時間配分またはパターン、GNSSへの直接的同期化のための同期化信号(SS)および物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック(SSB)時間配分またはパターン、マスタ情報ブロックサイドリンクメッセージを伝送する通信デバイスが、ネットワークカバレッジ内にあることを示すための、マスタ情報ブロックサイドリンクメッセージ内に含まれる値、通信デバイスが、同期化基準ソースとしてGNSSタイミングを選択することを示す値、または上記ネットワークが同期化基準として選択されることを可能にされるかどうかを示すフィールドのうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
上記通信することは、伝送すること、受信すること、ブロードキャストすること、ユニキャストすること、グループキャストすること、転送すること、要求すること、応答すること、報告すること、または交換することのうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
上記第1および第2の通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、基地局、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、またはアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)のうちの少なくとも1つを含む、項目1に記載の方法。
(項目6)
上記第1の通信デバイスおよび上記第2の通信デバイスは、上記タイミング同期化パラメータのうちの少なくとも1つが、上記第1の通信デバイスおよび上記第2の通信デバイスの両方に関して同一の値を有する場合には、サイドリンク通信のためのピア通信デバイスである、項目1に記載の方法。
(項目7)
上記ピア通信デバイスは、測位基準信号を測位通信デバイスに伝送する、項目6に記載の方法。
(項目8)
無線通信の方法であって、
第1の通信デバイスによって、第2の通信デバイスと近隣通信デバイスのセットとの間の時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す時間またはタイミング情報を提供すること
を含む、方法。
(項目9)
上記第1の通信デバイスによって、上記時間またはタイミング情報に基づいて、デバイス間測位動作を実施することをさらに含む、項目8に記載の方法。
(項目10)
上記第2の通信デバイスは、基準通信デバイスとして選択される、項目8に記載の方法。
(項目11)
上記第2の通信デバイスと、上記近隣通信デバイスのセットからの上記近隣通信デバイスとの間のタイミング同期化情報を提供するための第3の通信デバイスを選択することをさらに含む、項目8に記載の方法。
(項目12)
上記第2の通信デバイスおよび上記近隣通信デバイスと関連付けられる、第1の情報を第3の通信デバイスと通信することであって、上記第1の情報は、ユーザ機器識別子、リソース識別子、リソースセット識別子、協定世界時(UTC)、および上記第2の通信デバイスと上記近隣通信デバイスとの間の時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す時間またはタイミング情報のうちの少なくとも1つを含み、上記第3の通信デバイスは、上記第1の情報に基づく上記通信デバイスの測位情報を入手する、こと
をさらに含む、項目8に記載の方法。
(項目13)
上記第1の情報の通信は、上記測位通信デバイスと通信することが可能である、測位通信デバイス、上記第1の通信デバイス、上記第2の通信デバイス、第3の通信デバイスのうちの少なくとも1つによって実施される、項目12に記載の方法。
(項目14)
上記第2の通信デバイスおよび上記近隣通信デバイスは、それら自体の場所情報を含む、項目8に記載の方法。
(項目15)
上記第2の通信デバイスおよび上記近隣通信デバイスのうちの少なくとも2つが、第3の通信デバイスと同期化される、項目8に記載の方法。
(項目16)
上記通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、基地局、またはサイドリンク同期化識別(SSID)のうちの少なくとも1つと関連付けられる情報を含む、項目15に記載の方法。
(項目17)
無線通信の方法であって、
第1の通信デバイスによって、第3の通信デバイスと第4の通信デバイスとの間の時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す第1の時間またはタイミング情報を第2の通信デバイスと通信すること、
上記第1の通信デバイスによって、上記第1の通信デバイスと上記第2の通信デバイスとの間の時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す第2の時間またはタイミング情報を上記第2の通信デバイスと通信すること、または
上記第1の通信デバイスによって、上記第1の通信デバイスと上記第3の通信デバイスとの間の時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つを示す第3の時間またはタイミング情報を上記第2の通信デバイスと通信すること
を含む、方法。
(項目18)
上記通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピア通信デバイス、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)、基地局、またはサイドリンク同期化識別(SSID)のうちの少なくとも1つと関連付けられる情報を含む、項目17に記載の方法。
(項目19)
上記通信することは、伝送すること、受信すること、ブロードキャストすること、ユニキャストすること、グループキャストすること、転送すること、要求すること、応答すること、報告すること、または交換することのうちの少なくとも1つを含む、項目17に記載の方法。
(項目20)
上記通信デバイスは、ユーザ機器(UE)、ネットワークノード、基地局、ローカルサーバ、伝送および受信ポイント(TRP)、場所管理機能(LMF)、ピアUE、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)、または全地球ナビゲーション衛星システム(GNSS)のうちの少なくとも1つを含む、項目8、15、または17に記載の方法。
(項目21)
上記時間またはタイミング差、時間またはタイミングギャップ、またはタイミング同期化情報のうちの少なくとも1つは、1つまたはそれを上回る新しいSSB時間配分またはパターンを使用する、項目2、8、または17に記載の方法。
(項目22)
上記1つまたはそれを上回る新しいSSB時間配分またはパターンは、1つまたはそれを上回るパラメータを含み、上記1つまたはそれを上回るパラメータは、1つのサイドリンクSSB周期内のサイドリンクSSB伝送の数、サイドリンクSSB周期の開始から第1のサイドリンクSSBまでのスロットオフセット、または近隣サイドリンクSSB間のスロット間隔のうちの少なくとも1つを含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
上記時間またはタイミング差または時間またはタイミングギャップは、開始タイミングの差、時間ドメインにおける持続時間、または時間ドメインにおけるオフセットのうちの少なくとも1つを含む、項目17に記載の方法。
(項目24)
無線通信のための装置であって、項目1-23のいずれかに記載の方法を行うように構成される、プロセッサを備える、装置。
(項目25)
非一過性コンピュータ可読媒体であって、上記非一過性コンピュータ可読媒体は、その上に記憶されるコードを有し、上記コードは、プロセッサによって実行されると、上記プロセッサに、項目1-23のうちのいずれかに列挙される方法を実装させる、非一過性コンピュータ可読媒体。
【国際調査報告】