(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】外科用器具のための導線配置
(51)【国際特許分類】
A61B 17/072 20060101AFI20241024BHJP
【FI】
A61B17/072
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525378
(86)(22)【出願日】2022-10-25
(85)【翻訳文提出日】2024-06-19
(86)【国際出願番号】 IB2022060235
(87)【国際公開番号】W WO2023073549
(87)【国際公開日】2023-05-04
(32)【優先日】2021-10-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】506157570
【氏名又は名称】シラグ・ゲーエムベーハー・インターナショナル
【氏名又は名称原語表記】Cilag GMBH International
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】ファン・ジファン・エフ
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160CC23
4C160MM32
4C160NN02
(57)【要約】
シャフト組立体と、関節運動アクチュエータと、発射部材と、関節運動接合部と、を備える、外科用器具組立体が、開示される。関節運動接合部は、関節運動支持部材を備える。外科用器具組立体は、第1の顎部、第2の顎部、及び遠位スパイン部分を備えるエンドエフェクタ組立体を更に備え、関節運動支持部材は、シャフト組立体に対するエンドエフェクタ組立体の関節運動中に、発射部材を側方に支持するように、構成されている。遠位スパイン部分は、発射部材スロットと、遠位支持構造体内部に画定された側方チャネルと、を備える、遠位支持構造体を備える。外科用器具組立体は、関節運動支持部材を通り、側方チャネルを通ってエンドエフェクタ組立体内へと延在する導線、を備える、電気システムを更に備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外科用器具組立体であって、
近位スパイン部分を備える、シャフト組立体と、
関節運動アクチュエータと、
発射部材と、
関節運動接合部であって、
関節運動支持部材であって、前記発射部材が、前記関節運動支持部材を通って延在する、関節運動支持部材、を備える、関節運動接合部と、
エンドエフェクタ組立体であって、
第1の顎部と、
第2の顎部であって、前記第1の顎部と前記第2の顎部との間で組織をクランプするために、前記第1の顎部に対して移動可能である、第2の顎部と、
前記近位スパイン部分に枢動可能に連結された遠位スパイン部分であって、前記遠位スパイン部分が、前記シャフト組立体に対して前記エンドエフェクタ組立体を関節運動させるために、前記関節運動アクチュエータによって、前記近位スパイン部分に対して関節運動されるように構成されており、前記関節運動支持部材が、前記シャフト組立体に対する前記エンドエフェクタ組立体の関節運動中に、前記発射部材を側方に支持するように構成されており、前記遠位スパイン部分が、
遠位支持構造体であって、
前記発射部材を収容するように構成された、発射部材スロットと、
前記遠位支持構造体内部に画定された、側方チャネルと、を備える、遠位支持構造体、を備える、遠位スパイン部分と、を備える、エンドエフェクタ組立体と、
電気システムであって、
前記関節運動支持部材を通り、前記側方チャネルを通って前記エンドエフェクタ組立体内へと延在する導線、を備える、電気システムと、を備える、外科用器具組立体。
【請求項2】
前記シャフト組立体に対して前記エンドエフェクタ組立体を係止するために、遠位方向に前進されるように構成された、関節運動係止バーを更に備える、請求項1に記載の外科用器具組立体。
【請求項3】
前記シャフト組立体が、前記シャフト組立体内に位置付けられたスプールを備え、前記スプールが、追加の長さの導線を巻き出し、前記追加の長さの導線を巻き取るように、構成されている、請求項1又は2に記載の外科用器具組立体。
【請求項4】
前記スプールが、ばね荷重されている、請求項3に記載の外科用器具組立体。
【請求項5】
前記遠位スパイン部分が、前記関節運動アクチュエータによって遠位方向に押され、近位方向に引っ張られるように構成された、作動ポストを備え、前記作動ポストが、前記関節運動接合部の第1の側面上に位置付けられており、前記導線が、前記第1の側面の反対側の前記関節運動接合部の第2の側面上で前記関節運動接合部を通って延在する、請求項1に記載の外科用器具組立体。
【請求項6】
前記側方チャネルが、弓状の輪郭を含む、請求項1に記載の外科用器具組立体。
【請求項7】
前記側方チャネルが、第1の側方チャネルを含み、前記第1の顎部が、カートリッジチャネル顎部を備え、前記第2の顎部が、アンビル顎部を備え、前記アンビル顎部が、内部を通して前記導線を受容するように構成された第2の側方チャネルを画定する近位端部を備える、請求項1に記載の外科用器具組立体。
【請求項8】
前記アンビル顎部が、その内部に画定された長手方向カムチャネルを備え、前記第2の側方チャネルが、前記長手方向カムチャネルよりも浅い深さを備える、請求項7に記載の外科用器具組立体。
【請求項9】
外科用器具組立体であって、
近位スパイン部分を備える、シャフト組立体と、
関節運動アクチュエータと、
発射部材と、
関節運動支持部材を備える関節運動領域であって、前記発射部材が、前記関節運動支持部材を通って延在する、関節運動領域と、
エンドエフェクタ組立体であって、
カートリッジチャネルと、
前記カートリッジチャネルに対して枢動可能な、アンビル顎部と、
前記カートリッジチャネルに取り付けられた遠位スパイン部分であって、前記遠位スパイン部分が、
前記近位スパイン部分に枢動可能に連結された近位端部であって、前記遠位スパイン部分が、前記シャフト組立体に対して前記エンドエフェクタ組立体を関節運動させるために、前記関節運動アクチュエータによって、前記近位スパイン部分に対して関節運動されるように構成されており、前記関節運動支持部材が、前記シャフト組立体に対する前記エンドエフェクタ組立体の関節運動中に、前記発射部材を側方に支持するように構成されている、近位端部と、
遠位支持構造体であって、
発射部材が内部を通って延在する、発射部材スロットと、
前記遠位支持構造体内部に画定された、電気キャビティと、を備える、遠位支持構造体と、を備える、遠位スパイン部分と、を備える、エンドエフェクタ組立体と、
電気システムであって、
前記関節運動支持部材を通り、前記電気キャビティを通って前記エンドエフェクタ組立体内へと延在する、フレキシブル回路ケーブル、を備える、電気システムと、を備える、外科用器具組立体。
【請求項10】
前記シャフト組立体に対して前記エンドエフェクタ組立体を係止するために、遠位方向に前進されるように構成された、関節運動係止バーを更に備える、請求項9に記載の外科用器具組立体。
【請求項11】
前記シャフト組立体が、前記シャフト組立体内に位置付けられたワイヤスプールを備え、前記ワイヤスプールが、追加の長さのフレキシブル回路ケーブルを巻き出し、前記追加の長さのフレキシブル回路ケーブルを巻き取るように、構成されている、請求項9又は10に記載の外科用器具組立体。
【請求項12】
前記スプールが、ばね荷重されている、請求項11に記載の外科用器具組立体。
【請求項13】
前記遠位スパイン部分が、前記関節運動アクチュエータによって遠位方向に押され、近位方向に引っ張られるように構成された、作動ポストを備え、前記作動ポストが、前記関節運動領域の第1の側面上に位置付けられており、前記フレキシブル回路ケーブルが、前記第1の側面の反対側の前記関節運動領域の第2の側面上で前記関節運動領域を通って延在する、請求項9に記載の外科用器具組立体。
【請求項14】
前記電気キャビティが、弓状の輪郭を含む、請求項9に記載の外科用器具組立体。
【請求項15】
前記電気キャビティが第1の電気キャビティを備え、前記アンビル顎部が、内部を通して前記フレキシブル回路ケーブルを受容するように構成された第2の電気キャビティを画定する近位端部を備える、請求項9に記載の外科用器具組立体。
【請求項16】
前記アンビル顎部が、その内部に画定された長手方向カムチャネルを備え、前記第2の電気キャビティが、前記長手方向カムチャネルの深さよりも浅い深さを備える、請求項15に記載の外科用器具組立体。
【請求項17】
内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備える、ステープルカートリッジ組立体を更に備える、請求項9に記載の外科用器具組立体。
【請求項18】
外科用器具組立体であって、
近位スパイン部分を備える、シャフト組立体と、
発射部材と、
関節運動支持部材を備える関節運動領域であって、前記発射部材が、前記関節運動支持部材を通って延在する、関節運動領域と、
エンドエフェクタ組立体であって、
カートリッジチャネルと、
前記カートリッジチャネルに対して枢動可能な、アンビル顎部と、
前記カートリッジチャネルに取り付けられた遠位スパイン部分であって、前記遠位スパイン部分が、
前記近位スパイン部分に枢動可能に連結された近位端部であって、前記遠位スパイン部分が、前記近位スパイン部分に対して関節運動されるように構成されており、前記関節運動支持部材が、前記シャフト組立体に対する前記エンドエフェクタ組立体の関節運動中に、前記発射部材を側方に支持するように構成されている、近位端部と、
遠位支持構造体であって、
発射部材が内部を通って延在する、発射部材スロットと、
前記遠位支持構造体の側面に画定された、弓状チャネルと、を備える、遠位支持構造体と、を備える、遠位スパイン部分と、を備える、エンドエフェクタ組立体と、
前記関節運動支持部材を通り、前記弓状チャネルを通って前記エンドエフェクタ組立体内へと延在する、導線と、を備える、外科用器具組立体。
【請求項19】
前記導線がフレキシブル回路ケーブルを備え、前記アンビル顎部が、前記フレキシブル回路ケーブルを受容するように構成された、前記アンビル顎部内部に画定されたスロットを備え、前記スロットが、前記フレキシブル回路ケーブルによって画定された平面に対応する平面を画定する、請求項18に記載の外科用器具組立体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本開示は、手持ち式器具として、及び/又は外科用ロボットに接続可能な外科用ツールとして使用可能である、組織をステープル留め及び切断するように構成された外科用ステープラを含む、外科用器具に関する。
【図面の簡単な説明】
【0002】
構成及び操作方法の両方に関して本明細書に記載される様々な態様は、それらの更なる目的及び利点と共に、以下の説明を以下の添付図面と併せて参照することで、最良に理解され得る。
【
図1】ハンドルと、シャフト組立体と、エンドエフェクタ組立体と、を備える、外科用ステープル留め器具の、斜視図である。
【
図2】
図1のエンドエフェクタ組立体を示す、斜視図である。
【
図3】エンドエフェクタ組立体が、ステープルカートリッジ組立体を備え、ステープルカートリッジ組立体が、リテーナを備え、ステープルカートリッジ組立体が、エンドエフェクタ組立体のカートリッジチャネルから取り外されて示されている、
図1のエンドエフェクタ組立体の、斜視図である。
【
図4】
図1のシャフト組立体及びハンドルの一部分の、斜視図である。
【
図5】
図1の外科用ステープル留め器具の、概略図である。
【
図6】シャフト組立体を通って延在する導線を備える、シャフト組立体の、断面斜視図である。
【
図8】シャフト組立体が関節運動接合部を備える、
図6のシャフト組立体の、断面斜視図である。
【
図9】シャフト組立体と、関節運動接合部と、エンドエフェクタ組立体と、電気システムと、を備える、外科用器具組立体の、平面図である。
【
図10】関節運動係止部と、関節運動接合部と、エンドエフェクタ組立体と、を備える、シャフト組立体を備える、外科用器具組立体の、斜視図である。
【
図11】関節運動接合部が、導線を受容するためにその内部に画定されたスロットを備える支持構造を備える、
図10の外科用器具組立体の、断面図である。
【
図12】エンドエフェクタ組立体が、非関節運動構成で図示されている、
図10の外科用器具組立体の、平面図である。
【
図13】エンドエフェクタ組立体が、関節運動構成で図示されている、
図10の外科用器具組立体の、平面図である。
【
図14】電気システムが、シャフト組立体内に位置付けられたスプールを更に備える、
図10の外科用器具組立体の、平面図である。
【
図15】アンビルが、電気システムの導線を受容するように構成されたチャネルと、導線が終端する終端組立体と、を備える、
図10のエンドエフェクタ組立体のアンビルの、底面図である。
【
図17】シャフト回転制限システムを備える外科用器具組立体の、正面図である。
【
図18】外科用器具組立体内のシャフト回転を制限するように構成された、リング組立体の、断面図である。
【
図19】ハンドルと、シャフト組立体と、関節運動接合部カバーを含む関節運動接合部と、エンドエフェクタ組立体と、を備える、外科用器具組立体の、斜視図である。
【
図21】
図19のシャフト組立体、関節運動接合部、及びエンドエフェクタ組立体の、斜視図である。
【
図22】関節運動接合部カバーが、シャフト組立体内の導線とエンドエフェクタ組立体内の導線とを電気的に連結するように構成された、関節運動接合部カバーを通って延在する導線を備える、
図19の関節運動接合部カバーの、斜視図及び詳細図である。
【
図23】導線が貫通して延在している関節運動接合部カバーの、斜視図である。
【
図24】外科用器具組立体と共に使用するための導線配置の、斜視図である。
【
図25】外科用器具組立体と共に使用するための導線配置の、斜視図である。
【
図26】シャフト組立体と、関節運動接合部と、エンドエフェクタ組立体と、外科用器具組立体を通って延在する電気システムと、を備える、外科用器具組立体の、正面図である。
【
図27】シャフト組立体と、関節運動接合部と、エンドエフェクタ組立体と、電気システムと、を備える、外科用器具組立体の、斜視図である。
【
図28】関節運動接合部カバーと、接合部構成要素と、導線と、を備える、関節運動組立体の、分解図である。
【
図29】シャフト組立体と、関節運動接合部と、エンドエフェクタ組立体と、シャフト組立体、関節運動接合部、及びエンドエフェクタ組立体を通って延在する可撓性ケーブルを備える電気システムと、を備える、外科用器具組立体の、斜視図である。
【
図32】可撓性ケーブルが非関節運動構成で図示されている、
図29の可撓性ケーブルの、斜視図である。
【
図33】可撓性ケーブルが関節運動構成で図示されている、
図29の可撓性ケーブルの、斜視図である。
【
図34】第1の顎部と、第1の顎部に対して移動可能である第2の顎部と、導電性部材を備えるステープルカートリッジと、導電性部材と電気的に連結されるように構成されたロックアウト部材と、を備える、外科用エンドエフェクタの、断面図である。
【
図35】ロックアウト部材がその上に印刷された導電性トレースを備える、
図34のロックアウト部材の、斜視図である。
【
図37】ステープルカートリッジ組立体の長手方向スロット内に画定された識別特徴部を備える、ステープルカートリッジ組立体の、斜視図である。
【
図38】
図37のステープルカートリッジ組立体の、斜視図である。
【
図39】発射部材の位置に対する感知された力を示す、
図37の識別特徴部を通る発射部材の、移動のグラフである。
【
図40】伸張可能な構造を含む導線ケーブルの、平面図である。
【
図41】導線の編組スリーブを備える関節運動接合部カバーの、部分平面図である。
【
図42】シャフトと、シャフトの周囲に巻き付けられた導線と、を備える、シャフト組立体の、断面図である。
【
図43】コイル状導線を備える関節運動接合部カバーの、部分平面図である。
【
図44】シャフト組立体と、関節運動接合部と、エンドエフェクタ組立体、並びに導電性ポスト及び関節運動接合部を横切って延在する導電性部材を備える電気システムと、を備える、外科用器具組立体の、平面図である。
【
図45】外科用器具組立体が、関節運動構成で図示されている、
図44の外科用器具組立体の、平面図である。
【
図46】圧力センサマトリックスによって感知されるように構成された、識別可能な圧力点マトリックスを備える、ステープルカートリッジ組立体の、平面図である。
【
図47】圧力センサマトリックスによって感知されるように構成された、識別可能な圧力点マトリックスを備える、カートリッジパンの、部分斜視図である。
【
図49】16個の可能な圧力点マトリックスを示す。
【0003】
複数の図面を通して、対応する参照符号は対応する部分を示す。本明細書に記載される例示は、本発明の様々な実施形態を1つの形態で例示するものであり、このような例示は、いかなる方法によっても本発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【発明を実施するための形態】
【0004】
本出願の出願人は、各開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる、同時に出願された以下の米国特許出願を所有する。
-米国特許出願、発明の名称「SURGICAL DEVICE WITH INTERNAL COMMUNICATION THAT COMBINES MULTIPLE SIGNALS PER WIRE」、代理人整理番号END9362USNP2/210195-2、
-米国特許出願、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE IDENTIFICATION SYSTEMS」、代理人整理番号END9362USNP3/210195-3、
-米国特許出願、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT CARTRIDGE WITH UNIQUE RESISTOR FOR SURGICAL INSTRUMENT IDENTIFICATION」、代理人整理番号END9362USNP4/210195-4、
-米国特許出願、発明の名称「METHOD AND DEVICE FOR TRANSMITTING UART COMMUNICATIONS OVER A SECURITY SHORT RANGE WIRELESS COMMUNICATION」、代理人整理番号END9362USNP5/210195-5、及び
-米国特許出願、発明の名称「ALTERNATE MEANS TO ESTABLISH RESISTIVE LOAD FORCE」、代理人整理番号END9362USNP6/210195-6。
【0005】
本願の出願人はまた、2020年4月11日に出願の、以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第16/846,303号、発明の名称「METHODS FOR STAPLING TISSUE USING A SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第16/846,304号、発明の名称「ARTICULATION ACTUATORS FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第16/846,305号、発明の名称「ARTICULATION DIRECTIONAL LIGHTS ON A SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第16/846,307号、発明の名称「SHAFT ROTATION ACTUATOR ON A SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第16/846,308号、発明の名称「ARTICULATION CONTROL MAPPING FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第16/846,309号、発明の名称「INTELLIGENT FIRING ASSOCIATED WITH A SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第16/846,310号、発明の名称「INTELLIGENT FIRING ASSOCIATED WITH A SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第16/846,311号、発明の名称「ROTATABLE JAW TIP FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第16/846,312号、発明の名称「TISSUE STOP FOR A SURGICAL INSTRUMENT」、及び
-米国特許出願第16/846,313号、発明の名称「ARTICULATION PIN FOR A SURGICAL INSTRUMENT」。
【0006】
2019年4月30日に出願の、米国仮特許出願第62/840,715号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ADAPTIVE CONTROL SYSTEM」の開示全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
【0007】
本願の出願人は、2019年2月21日に出願の、以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国仮特許出願第16/281,658号、発明の名称「METHODS FOR CONTROLLING A POWERED SURGICAL STAPLER THAT HAS SEPARATE ROTARY CLOSURE AND FIRING SYSTEMS」、
-米国特許出願第16/281,670号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING A LOCKOUT KEY CONFIGURED TO LIFT A FIRING MEMBER」、
-米国特許出願第16/281,675号、発明の名称「surgical staplers with arrangements for maintaining a firing member thereof in a locked configuration unless a compatible cartridge has been installed therein」、
-米国特許出願第16/281,685号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING CO-OPERATING LOCKOUT FEATURES」、
-米国特許出願第16/281,693号、発明の名称「SURGICAL STAPLING ASSEMBLY COMPRISING A LOCKOUT AND AN EXTERIOR ACCESS ORIFICE TO PERMIT ARTIFICIAL UNLOCKING OF THE LOCKOUT」、
-米国特許出願第16/281,704号、発明の名称「SURGICAL STAPLING DEVICES WITH FEATURES FOR BLOCKING ADVANCEMENT OF A CAMMING ASSEMBLY OF AN INCOMPATIBLE CARTRIDGE INSTALLED THEREIN」、
-米国特許出願第16/281,707号、発明の名称「STAPLING INSTRUMENT COMPRISING A DEACTIVATABLE LOCKOUT」、
-米国特許出願第16/281,741号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A JAW CLOSURE LOCKOUT」、
-米国特許出願第16/281,762号、発明の名称「SURGICAL STAPLING DEVICES WITH CARTRIDGE COMPATIBLE CLOSURE AND FIRING LOCKOUT ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第16/281,666号、発明の名称「SURGICAL STAPLING DEVICES WITH IMPROVED ROTARY DRIVEN CLOSURE SYSTEMS」、
-米国特許出願第16/281,672号、発明の名称「SURGICAL STAPLING DEVICES WITH ASYMMETRIC CLOSURE FEATURES」、
-米国特許出願第16/281,678号、発明の名称「ROTARY DRIVEN FIRING MEMBERS WITH DIFFERENT ANVIL AND CHANNEL ENGAGEMENT FEATURES」、及び
-米国特許出願第16/281,682号、発明の名称「SURGICAL STAPLING DEVICE WITH SEPARATE ROTARY DRIVEN CLOSURE AND FIRING SYSTEMS AND FIRING MEMBER THAT ENGAGES BOTH JAWS WHILE FIRING」。
【0008】
本願の出願人は、2019年2月19日に出願の、以下の米国仮特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国仮特許出願第62/807,310号、発明の名称「METHODS FOR CONTROLLING A POWERED SURGICAL STAPLER THAT HAS SEPARATE ROTARY CLOSURE AND FIRING SYSTEMS」、
-米国仮特許出願第62/807,319号、発明の名称「SURGICAL STAPLING DEVICES WITH IMPROVED LOCKOUT SYSTEMS」、及び
-米国仮特許出願第62/807,309号、発明の名称「SURGICAL STAPLING DEVICES WITH IMPROVED ROTARY DRIVEN CLOSURE SYSTEMS」。
【0009】
本願の出願人は、2018年3月28日に出願の、以下の米国仮特許出願を所有しており、各開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国仮特許出願第62/649,302号、発明の名称「INTERACTIVE SURGICAL SYSTEMS WITH encrypted COMMUNICATION CAPABILITIES」、
-米国仮特許出願第62/649,294号、発明の名称「DATA STRIPPING METHOD TO INTERROGATE PATIENT RECORDS AND CREATE ANONYMIZED RECORD」、
-米国仮特許出願第62/649,300号、発明の名称「SURGICAL HUB SITUATIONAL AWARENESS」、
-米国仮特許出願第62/649,309号、発明の名称「SURGICAL HUB SPATIAL AWARENESS TO DETERMINE DEVICES IN OPERATING THEATER」、
-米国仮特許出願第62/649,310号、発明の名称「COMPUTER IMPLEMENTED INTERACTIVE SURGICAL SYSTEMS」、
-米国仮特許出願第62/649,291号、発明の名称「USE OF LASER LIGHT AND RED-GREEN-BLUE COLORATION TO DETERMINE PROPERTIES OF BACK SCATTERED LIGHT」、
-米国仮特許出願第62/649,296号、発明の名称「ADAPTIVE CONTROL PROGRAM UPDATES FOR SURGICAL DEVICES」、
-米国仮特許出願第62/649,333号、発明の名称「CLOUD-BASED MEDICAL ANALYTICS FOR CUSTOMIZATION AND RECOMMENDATIONS TO A USER」、
-米国仮特許出願第62/649,327号、発明の名称「CLOUD-BASED MEDICAL ANALYTICS FOR SECURITY AND AUTHENTICATION TRENDS AND REACTIVE MEASURES」、
-米国仮特許出願第62/649,315号、発明の名称「DATA HANDLING AND PRIORITIZATION IN A CLOUD ANALYTICS NETWORK」、
-米国仮特許出願第62/649,313号、発明の名称「CLOUD INTERFACE FOR COUPLED SURGICAL DEVICES」、
-米国仮特許出願第62/649,320号、発明の名称「DRIVE ARRANGEMENTS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMS」、
-米国仮特許出願第62/649,307号、発明の名称「AUTOMATIC TOOL ADJUSTMENTS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMS」、及び
-米国仮特許出願第62/649,323号、発明の名称「SENSING ARRANGEMENTS FOR Robot-Assisted Surgical PlatformS」。
【0010】
本願の出願人は、2018年3月30日に出願の、以下の米国仮特許出願を所有しており、各開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国仮特許出願第62/650,887号、発明の名称「SURGICAL SYSTEMS WITH OPTIMIZED SENSING CAPABILITIES」。
【0011】
本願の出願人は、2018年12月4日に出願の、以下の米国特許出願を所有しており、各開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第16/209,423号、発明の名称「METHOD OF COMPRESSING TISSUE WITHIN A STAPLING DEVICE AND SIMULTANEOUSLY DISPLAYING THE LOCATION OF THE TISSUE WITHIN THE JAWS」。
【0012】
本願の出願人は、2018年8月20日に出願の、以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第16/105,101号、発明の名称「METHOD FOR FABRICATING SURGICAL STAPLER ANVILS」、
-米国特許出願第16/105,183号、発明の名称「REINFORCED DEFORMABLE ANVIL TIP FOR SURGICAL STAPLER ANVIL」、
-米国特許出願第16/105,150号、発明の名称「SURGICAL STAPLER ANVILS WITH STAPLE DIRECTING PROTRUSIONS AND TISSUE STABILITY FEATURES」、
-米国特許出願第16/105,098号、発明の名称「FABRICATING TECHNIQUES FOR SURGICAL STAPLER ANVILS」、
-米国特許出願第16/105,140号、発明の名称「SURGICAL STAPLER ANVILS WITH TISSUE STOP FEATURES CONFIGURED TO AVOID TISSUE PINCH」、
-米国特許出願第16/105,081号、発明の名称「METHOD FOR OPERATING A POWERED ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT」、
-米国特許出願第16/105,094号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH PROGRESSIVE JAW CLOSURE ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第16/105,097号、発明の名称「POWERED SURGICAL INSTRUMENTS WITH CLUTCHING ARRANGEMENTS TO CONVERT LINEAR DRIVE MOTIONS TO ROTARY DRIVE MOTIONS」、
-米国特許出願第16/105,104号、発明の名称「POWERED ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH CLUTCHING AND LOCKING ARRANGEMENTS FOR LINKING AN ARTICULATION DRIVE SYSTEM TO A FIRING DRIVE SYSTEM」、
-米国特許出願第16/105,119号、発明の名称「ARTICULATABLE MOTOR POWERED SURGICAL INSTRUMENTS WITH DEDICATED ARTICULATION MOTOR ARRANGEMENTS」、
-米国特許出願第16/105,160号、発明の名称「SWITCHING ARRANGEMENTS FOR MOTOR POWERED ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」、及び
-米国意匠特許出願第29/660,252号、発明の名称「SURGICAL STAPLER ANVILS」。
【0013】
本願の出願人は、以下の米国特許出願及び米国特許を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/386,185号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND REPLACEABLE TOOL ASSEMBLIES THEREOF」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168642号)、
-米国特許出願第15/386,230号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168649号)、
-米国特許出願第15/386,221号、発明の名称「LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL END EFFECTORS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168646号)、
-米国特許出願第15/386,209号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS AND FIRING MEMBERS THEREOF」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168645号)、
-米国特許出願第15/386,198号、発明の名称「LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL END EFFECTORS AND REPLACEABLE TOOL ASSEMBLIES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168644号)、
-米国特許出願第15/386,240号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS AND ADAPTABLE FIRING MEMBERS THEREFOR」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168651号)、
-米国特許出願第15/385,939号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168629号)、
-米国特許出願第15/385,941号、発明の名称「SURGICAL TOOL ASSEMBLIES WITH CLUTCHING ARRANGEMENTS FOR SHIFTING BETWEEN CLOSURE SYSTEMS WITH CLOSURE STROKE REDUCTION FEATURES AND ARTICULATION AND FIRING SYSTEMS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168630号)、
-米国特許出願第15/385,943号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE-FORMING ANVILS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168631号)、
-米国特許出願第15/385,950号、発明の名称「SURGICAL TOOL ASSEMBLIES WITH CLOSURE STROKE REDUCTION FEATURES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168635号)、
-米国特許出願第15/385,945号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168632号)、
-米国特許出願第15/385,946号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE-FORMING ANVILS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168633号)、
-米国特許出願第15/385,951号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH JAW OPENING FEATURES FOR INCREASING A JAW OPENING DISTANCE」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168636号)、
-米国特許出願第15/385,953号、発明の名称「METHODS OF STAPLING TISSUE」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168637号)、
-米国特許出願第15/385,954号、発明の名称「FIRING MEMBERS WITH NON-PARALLEL JAW ENGAGEMENT FEATURES FOR SURGICAL END EFFECTORS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168638号)、
-米国特許出願第15/385,955号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH EXPANDABLE TISSUE STOP ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168639号)、
-米国特許出願第15/385,948号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS AND STAPLE-FORMING ANVILS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168584号)、
-米国特許出願第15/385,956号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH POSITIVE JAW OPENING FEATURES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168640号)、
-米国特許出願第15/385,958号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR PREVENTING FIRING SYSTEM ACTUATION UNLESS AN UNSPENT STAPLE CARTRIDGE IS PRESENT」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168641号)、
-米国特許出願第15/385,947号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES AND ARRANGEMENTS OF STAPLES AND STAPLE CAVITIES THEREIN」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168634号)、
-米国特許出願第15/385,896号、発明の名称「METHOD FOR RESETTING A FUSE OF A SURGICAL INSTRUMENT SHAFT」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168597号)、
-米国特許出願第15/385,898号、発明の名称「STAPLE-FORMING POCKET ARRANGEMENT TO ACCOMMODATE DIFFERENT TYPES OF STAPLES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168599号)、
-米国特許出願第15/385,899号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING IMPROVED JAW CONTROL」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168600号)、
-米国特許出願第15/385,901号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE AND STAPLE CARTRIDGE CHANNEL COMPRISING WINDOWS DEFINED THEREIN」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168602号)、
-米国特許出願第15/385,902号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A CUTTING MEMBER」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168603号)、
-米国特許出願第15/385,904号、発明の名称「STAPLE FIRING MEMBER COMPRISING A MISSING CARTRIDGE AND/OR SPENT CARTRIDGE LOCKOUT」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168605号)、
-米国特許出願第15/385,905号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A LOCKOUT」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168606号)、
-米国特許出願第15/385,907号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM COMPRISING AN END EFFECTOR LOCKOUT AND A FIRING ASSEMBLY LOCKOUT」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168608号)、
-米国特許出願第15/385,908号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A FUSE」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168609号)、
-米国特許出願第15/385,909号、発明の名称「FIRING ASSEMBLY COMPRISING A MULTIPLE FAILED-STATE FUSE」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168610号)、
-米国特許出願第15/385,920号、発明の名称「STAPLE-FORMING POCKET ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168620号)、
-米国特許出願第15/385,913号、発明の名称「ANVIL ARRANGEMENTS FOR SURGICAL STAPLERS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168614号)、
-米国特許出願第15/385,914号、発明の名称「METHOD OF DEFORMING STAPLES FROM TWO DIFFERENT TYPES OF STAPLE CARTRIDGES WITH THE SAME SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168615号)、
-米国特許出願第15/385,893号、発明の名称「BILATERALLY ASYMMETRIC STAPLE-FORMING POCKET PAIRS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168594号)、
-米国特許出願第15/385,929号、発明の名称「CLOSURE MEMBERS WITH CAM SURFACE ARRANGEMENTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS WITH SEPARATE AND DISTINCT CLOSURE AND FIRING SYSTEMS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168626号)、
-米国特許出願第15/385,911号、発明の名称「SURGICAL STAPLERS WITH INDEPENDENTLY ACTUATABLE CLOSING AND FIRING SYSTEMS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168612号)、
-米国特許出願第15/385,927号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH SMART STAPLE CARTRIDGES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168625号)、
-米国特許出願第15/385,917号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING STAPLES WITH DIFFERENT CLAMPING BREADTHS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168617号)、
-米国特許出願第15/385,900号、発明の名称「STAPLE-FORMING POCKET ARRANGEMENTS COMPRISING PRIMARY SIDEWALLS AND POCKET SIDEWALLS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168601号)、
-米国特許出願第15/385,931号、発明の名称「NO-CARTRIDGE AND SPENT CARTRIDGE LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR SURGICAL STAPLERS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168627号)、
-米国特許出願第15/385,915号、発明の名称「FIRING MEMBER PIN ANGLE」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168616号)、
-米国特許出願第15/385,897号、発明の名称「STAPLE-FORMING POCKET ARRANGEMENTS COMPRISING ZONED FORMING SURFACE GROOVES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168598号)、
-米国特許出願第15/385,922号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FAILURE RESPONSE MODES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168622号)、
-米国特許出願第15/385,924号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH PRIMARY AND SAFETY PROCESSORS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168624号)、
-米国特許出願第15/385,910号、発明の名称「ANVIL HAVING A KNIFE SLOT WIDTH」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168611号)、
-米国特許出願第15/385,903号、発明の名称「CLOSURE MEMBER ARRANGEMENTS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168604号)、
-米国特許出願第15/385,906号、発明の名称「FIRING MEMBER PIN CONFIGURATIONS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168607号)、
-米国特許出願第15/386,188号、発明の名称「STEPPED STAPLE CARTRIDGE WITH ASYMMETRICAL STAPLES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168585号)、
-米国特許出願第15/386,192号、発明の名称「STEPPED STAPLE CARTRIDGE WITH TISSUE RETENTION AND GAP SETTING FEATURES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168643号)、
-米国特許出願第15/386,206号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE WITH DEFORMABLE DRIVER RETENTION FEATURES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168586号)、
-米国特許出願第15/386,226号、発明の名称「DURABILITY FEATURES FOR END EFFECTORS AND FIRING ASSEMBLIES OF SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168648号)、
-米国特許出願第15/386,222号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS HAVING END EFFECTORS WITH POSITIVE OPENING FEATURES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168647号)、
-米国特許出願第15/386,236号、発明の名称「CONNECTION PORTIONS FOR DEPOSABLE LOADING UNITS FOR SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168650号)、
-米国特許出願第15/385,887号、発明の名称「METHOD FOR ATTACHING A SHAFT ASSEMBLY TO A SURGICAL INSTRUMENT AND,ALTERNATIVELY,TO A SURGICAL ROBOT」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168589号)、
-米国特許出願第15/385,889号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A MANUALLY-OPERABLE RETRACTION SYSTEM FOR USE WITH A MOTORIZED SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168590号)、
-米国特許出願第15/385,890号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING SEPARATELY ACTUATABLE AND RETRACTABLE SYSTEMS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168591号)、
-米国特許出願第15/385,891号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A CLUTCH CONFIGURED TO ADAPT THE OUTPUT OF A ROTARY FIRING MEMBER TO TWO DIFFERENT SYSTEMS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168592号)、
-米国特許出願第15/385,892号、発明の名称「SURGICAL SYSTEM COMPRISING A FIRING MEMBER ROTATABLE INTO AN ARTICULATION STATE TO ARTICULATE AN END EFFECTOR OF THE SURGICAL SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168593号)、
-米国特許出願第15/385,894号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING A LOCKOUT」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168595号)、
-米国特許出願第15/385,895号、発明の名称「SHAFT ASSEMBLY COMPRISING FIRST AND SECOND ARTICULATION LOCKOUTS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168596号)、
-米国特許出願第15/385,916号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168575号)、
-米国特許出願第15/385,918号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168618号)、
-米国特許出願第15/385,919号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168619号)、
-米国特許出願第15/385,921号、発明の名称「SURGICAL STAPLE CARTRIDGE WITH MOVABLE CAMMING MEMBER CONFIGURED TO DISENGAGE FIRING MEMBER LOCKOUT FEATURES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168621号)、
-米国特許出願第15/385,923号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEMS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168623号)、
-米国特許出願第15/385,925号、発明の名称「JAW ACTUATED LOCK ARRANGEMENTS FOR PREVENTING ADVANCEMENT OF A FIRING MEMBER IN A SURGICAL END EFFECTOR UNLESS AN UNFIRED CARTRIDGE IS INSTALLED IN THE END EFFECTOR」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168576号)、
-米国特許出願第15/385,926号、発明の名称「AXIALLY MOVABLE CLOSURE SYSTEM ARRANGEMENTS FOR APPLYING CLOSURE MOTIONS TO JAWS OF SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168577号)、
-米国特許出願第15/385,928号、発明の名称「PROTECTIVE COVER ARRANGEMENTS FOR A JOINT INTERFACE BETWEEN A MOVABLE JAW AND ACTUATOR SHAFT OF A SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168578号)、
-米国特許出願第15/385,930号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTOR WITH TWO SEPARATE COOPERATING OPENING FEATURES FOR OPENING AND CLOSING END EFFECTOR JAWS」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168579号)、
-米国特許出願第15/385,932号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL END EFFECTOR WITH ASYMMETRIC SHAFT ARRANGEMENT」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168628号)、
-米国特許出願第15/385,933号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT WITH INDEPENDENT PIVOTABLE LINKAGE DISTAL OF AN ARTICULATION LOCK」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168580号)、
-米国特許出願第15/385,934号、発明の名称「ARTICULATION LOCK ARRANGEMENTS FOR LOCKING AN END EFFECTOR IN AN ARTICULATED POSITION IN RESPONSE TO ACTUATION OF A JAW CLOSURE SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168581号)、
-米国特許出願第15/385,935号、発明の名称「LATERALLY ACTUATABLE ARTICULATION LOCK ARRANGEMENTS FOR LOCKING AN END EFFECTOR OF A SURGICAL INSTRUMENT IN AN ARTICULATED CONFIGURATION」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168582号)、
-米国特許出願第15/385,936号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATION STROKE AMPLIFICATION FEATURES」(現在は、米国特許出願公開第2018/0168583号)、
-米国特許出願第14/318,996号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGES INCLUDING EXTENSIONS HAVING DIFFERENT CONFIGURATIONS」(現在は、米国特許出願公開第2015/0297228号)、
-米国特許出願第14/319,006号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGE COMPRISING FASTENER CAVITIES INCLUDING FASTENER CONTROL FEATURES」(現在は、米国特許第10,010,324号)、
-米国特許出願第14/318,991号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGES WITH DRIVER STABILIZING ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許第9,833,241号)、
-米国特許出願第14/319,004号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH FIRING ELEMENT MONITORING ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許第9,844,369号)、
-米国特許出願第14/319,008号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGE COMPRISING NON-UNIFORM FASTENERS」(現在は、米国特許出願公開第2015/0297232号)、
-米国特許出願第14/318,997号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGE COMPRISING DEPLOYABLE TISSUE ENGAGING MEMBERS」(現在は、米国特許出願公開第2015/0297229号)、
-米国特許出願第14/319,002号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGE COMPRISING TISSUE CONTROL FEATURES」(現在は、米国特許第9,877,721号)、
-米国特許出願第14/319,013号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGE ASSEMBLIES AND STAPLE RETAINER COVER ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2015/0297233号)、及び
-米国特許出願第14/319,016号、発明の名称「FASTENER CARTRIDGE INCLUDING A LAYER ATTACHED THERETO」(現在は、米国特許出願公開第2015/0297235号)。
【0014】
本願の出願人は、2016年6月24日に出願の、以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/191,775号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING WIRE STAPLES AND STAMPED STAPLES」(現在は、米国特許出願公開第2017/0367695号)、
-米国特許出願第15/191,807号、発明の名称「STAPLING SYSTEM FOR USE WITH WIRE STAPLES AND STAMPED STAPLES」(現在は、米国特許出願公開第2017/0367696号)、
-米国特許出願第15/191,834号、発明の名称「STAMPED STAPLES AND STAPLE CARTRIDGES USING THE SAME」(現在は、米国特許出願公開第2017/0367699号)、
-米国特許出願第15/191,788号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING OVERDRIVEN STAPLES」(現在は、米国特許出願公開第2017/0367698号)、及び
-米国特許出願第15/191,818号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE COMPRISING OFFSET LONGITUDINAL STAPLE ROWS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0367697号)。
【0015】
本願の出願人は、2016年6月24日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国意匠特許出願第29/569,218号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」(現在は、米国意匠特許第D826,405号)、
-米国意匠特許出願第29/569,227号、発明の名称「SURGICAL FASTENER」(現在は、米国意匠特許第D822,206号)、
-米国意匠特許出願第29/569,259号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」、及び
-米国意匠特許出願第29/569,264号、発明の名称「SURGICAL FASTENER CARTRIDGE」。
【0016】
本願の出願人は、2016年4月1日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/089,325号、発明の名称「METHOD FOR OPERATING A SURGICAL STAPLING SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281171号)、
-米国特許出願第15/089,321号、発明の名称「MODULAR SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A DISPLAY」(現在は、米国特許第10,271,851号)、
-米国特許出願第15/089,326号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A DISPLAY INCLUDING A RE-ORIENTABLE DISPLAY FIELD」、(現在は、米国特許出願公開第2017/0281172号)、
-米国特許出願第15/089,263号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HANDLE ASSEMBLY WITH RECONFIGURABLE GRIP PORTION」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281165号)、
-米国特許出願第15/089,262号、発明の名称「ROTARY POWERED SURGICAL INSTRUMENT WITH MANUALLY ACTUATABLE BAILOUT SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281161号)、
-米国特許出願第15/089,277号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND STAPLING END EFFECTOR WITH ANVIL CONCENTRIC DRIVE MEMBER」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281166号)、
-米国特許出願第15/089,296号、発明の名称「INTERCHANGEABLE SURGICAL TOOL ASSEMBLY WITH A SURGICAL END EFFECTOR THAT IS SELECTIVELY ROTATABLE ABOUT A SHAFT AXIS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281168号)、
-米国特許出願第15/089,258号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A SHIFTABLE TRANSMISSION」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281178号)、
-米国特許出願第15/089,278号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM CONFIGURED TO PROVIDE SELECTIVE CUTTING OF TISSUE」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281162号)、
-米国特許出願第15/089,284号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A CONTOURABLE SHAFT」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281186号)、
-米国特許出願第15/089,295号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A TISSUE COMPRESSION LOCKOUT」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281187号)、
-米国特許出願第15/089,300号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING AN UNCLAMPING LOCKOUT」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281179号)、
-米国特許出願第15/089,196号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A JAW CLOSURE LOCKOUT」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281183号)、
-米国特許出願第15/089,203号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A JAW ATTACHMENT LOCKOUT」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281184号)、
-米国特許出願第15/089,210号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A SPENT CARTRIDGE LOCKOUT」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281185号)、
-米国特許出願第15/089,324号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A SHIFTING MECHANISM」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281170号)、
-米国特許出願第15/089,335号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT COMPRISING MULTIPLE LOCKOUTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281155号)、
-米国特許出願第15/089,339号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281173号)、
-米国特許出願第15/089,253号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM CONFIGURED TO APPLY ANNULAR ROWS OF STAPLES HAVING DIFFERENT HEIGHTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281177号)、
-米国特許出願第15/089,304号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM COMPRISING A GROOVED FORMING POCKET」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281188号)、
-米国特許出願第15/089,331号、発明の名称「ANVIL MODIFICATION MEMBERS FOR SURGICAL STAPLERS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281180号)、
-米国特許出願第15/089,336号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGES WITH ATRAUMATIC FEATURES」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281164号)、
-米国特許出願第15/089,312号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING AN INCISABLE TISSUE SUPPORT」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281189号)、
-米国特許出願第15/089,309号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING ROTARY FIRING SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281169号)、及び
-米国特許出願第15/089,349号、発明の名称「CIRCULAR STAPLING SYSTEM COMPRISING LOAD CONTROL」(現在は、米国特許出願公開第2017/0281174号)。
【0017】
本願の出願人はまた、2015年12月30日に出願の、以下に特定する米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/984,488号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR BATTERY PACK FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0189018号)、
-米国特許出願第14/984,525号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0189019号)、及び
-米国特許出願第14/984,552号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH SEPARABLE MOTORS AND MOTOR CONTROL CIRCUITS」(現在は、米国特許第10,265,068号)。
【0018】
本願の出願人はまた、2016年2月9日に出願の、以下に特定する米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/019,220号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH ARTICULATING AND AXIALLY TRANSLATABLE END EFFECTOR」(現在は、米国特許第10,245,029号)、
-米国特許出願第15/019,228号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH MULTIPLE LINK ARTICULATION ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0224342号)、
-米国特許出願第15/019,196号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ARTICULATION MECHANISM WITH SLOTTED SECONDARY CONSTRAINT」(現在は、米国特許出願公開第2017/0224330号)、
-米国特許出願第15/019,206号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH AN END EFFECTOR THAT IS HIGHLY ARTICULATABLE RELATIVE TO AN ELONGATE SHAFT ASSEMBLY」(現在は、米国特許出願公開第2017/0224331号)、
-米国特許出願第15/019,215号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH NON-SYMMETRICAL ARTICULATION ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0224332号)、
-米国特許出願第15/019,227号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH SINGLE ARTICULATION LINK ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0224334号)、
-米国特許出願第15/019,235号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH TENSIONING ARRANGEMENTS FOR CABLE DRIVEN ARTICULATION SYSTEMS」(現在は、米国特許第10,245,030号)、
-米国特許出願第15/019,230号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH OFF-AXIS FIRING BEAM ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0224335号)、及び
-米国特許出願第15/019,245号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH CLOSURE STROKE REDUCTION ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0224343号)。
【0019】
本願の出願人はまた、2016年2月12日に出願の、以下に特定する米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/043,254号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第10,258,331号)、
-米国特許出願第15/043,259号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0231626号)、
-米国特許出願第15/043,275号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0231627号)、及び
-米国特許出願第15/043,289号、発明の名称「MECHANISMS FOR COMPENSATING FOR DRIVETRAIN FAILURE IN POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2017/0231628号)。
【0020】
本願の出願人は、2015年6月18日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/742,925号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH POSITIVE JAW OPENING ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許第10,182,818号)、
-米国特許出願第14/742,941号、発明の名称「SURGICAL END EFFECTORS WITH DUAL CAM ACTUATED JAW CLOSING FEATURES」(現在は、米国特許第10,052,102号)、
-米国特許出願第14/742,933号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR PREVENTING FIRING SYSTEM ACTUATION WHEN A CARTRIDGE IS SPENT OR MISSING」(現在は、米国特許第10,154,841号)、
-米国特許出願第14/742,914号、発明の名称「MOVABLE FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2016/0367255号)、
-米国特許出願第14/742,900号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS WITH COMPOSITE FIRING BEAM STRUCTURES WITH CENTER FIRING SUPPORT MEMBER FOR ARTICULATION SUPPORT」(現在は、米国特許出願公開第2016/0367254号)、
-米国特許出願第14/742,885号、発明の名称「DUAL ARTICULATION DRIVE SYSTEM ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2016/0367246号)、及び
-米国特許出願第14/742,876号、発明の名称「PUSH/PULL ARTICULATION DRIVE SYSTEMS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第10,178,992号)。
【0021】
本願の出願人は、2015年3月6日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/640,746号、発明の名称「POWERED SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許第9,808,246号)、
-米国特許出願第14/640,795号、発明の名称「MULTIPLE LEVEL THRESHOLDS TO MODIFY OPERATION OF POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2016/02561185号)、
-米国特許出願第14/640,832号、発明の名称「ADAPTIVE TISSUE COMPRESSION TECHNIQUES TO ADJUST CLOSURE RATES FOR MULTIPLE TISSUE TYPES」、(現在は、米国特許出願公開第2016/0256154号)、
-米国特許出願第14/640,935号、発明の名称「OVERLAID MULTI SENSOR RADIO FREQUENCY(RF)ELECTRODE SYSTEM TO MEASURE TISSUE COMPRESSION」(現在は、米国特許出願公開第2016/0256071号)、
-米国特許出願第14/640,831号、発明の名称「MONITORING SPEED CONTROL AND PRECISION INCREMENTING OF MOTOR FOR POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第9,895,148号)、
-米国特許出願第14/640,859号、発明の名称「TIME DEPENDENT EVALUATION OF SENSOR DATA TO DETERMINE STABILITY,CREEP,AND VISCOELASTIC ELEMENTS OF MEASURES」(現在は、米国特許第10,052,044号)、
-米国特許出願第14/640,817号、発明の名称「INTERACTIVE FEEDBACK SYSTEM FOR POWERED SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第9,924,961号)、
-米国特許出願第14/640,844号、発明の名称「CONTROL TECHNIQUES AND SUB-PROCESSOR CONTAINED WITHIN MODULAR SHAFT WITH SELECT CONTROL PROCESSING FROM HANDLE」(現在は、米国特許第10,045,776号)、
-米国特許出願第14/640,837号、発明の名称「SMART SENSORS WITH LOCAL SIGNAL PROCESSING」(現在は、米国特許第9,993,248号)、
-米国特許出願第14/640,765号、発明の名称「SYSTEM FOR DETECTING THE MIS-INSERTION OF A STAPLE CARTRIDGE INTO A SURGICAL STAPLER」(現在は、米国特許出願公開第2016/0256160号)、
-米国特許出願第14/640,799号、発明の名称「SIGNAL AND POWER COMMUNICATION SYSTEM POSITIONED ON A ROTATABLE SHAFT」(現在は、米国特許第9,901,342号)、及び
-米国特許出願第14/640,780号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A LOCKABLE BATTERY HOUSING」(現在は、米国特許第10,245,033号)。
【0022】
本願の出願人は、2015年2月27日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/633,576号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM COMPRISING AN INSPECTION STATION」(現在は、米国特許第10,045,779号)、
-米国特許出願第14/633,546号、発明の名称「SURGICAL APPARATUS CONFIGURED TO ASSESS WHETHER A PERFORMANCE PARAMETER OF THE SURGICAL APPARATUS IS WITHIN AN ACCEPTABLE PERFORMANCE BAND」(現在は、米国特許第10,180,463号)、
-米国特許出願第14/633,560号、発明の名称「SURGICAL CHARGING SYSTEM THAT CHARGES AND/OR CONDITIONS ONE OR MORE BATTERIES」(現在は、米国特許出願公開第2016/0249910号)、
-米国特許出願第14/633,566号、発明の名称「CHARGING SYSTEM THAT ENABLES EMERGENCY RESOLUTIONS FOR CHARGING A BATTERY」(現在は、米国特許第10,182,816号)、
-米国特許出願第14/633,555号、発明の名称「SYSTEM FOR MONITORING WHETHER A SURGICAL INSTRUMENT NEEDS TO BE SERVICED」(米国特許出願公開第2016/0249916号)、
-米国特許出願第14/633,542号、発明の名称「REINFORCED BATTERY FOR A SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許第9,931,118号)、
-米国特許出願第14/633,548号、発明の名称「POWER ADAPTER FOR A SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許第10,245,028号)、
-米国特許出願第14/633,526号、発明の名称「ADAPTABLE SURGICAL INSTRUMENT HANDLE」(現在は、米国特許第9,993,258号)、
-米国特許出願第14/633,541号、発明の名称「MODULAR STAPLING ASSEMBLY」(現在は、米国特許第10,226,250号)、及び
-米国特許出願第14/633,562号、発明の名称「SURGICAL APPARATUS CONFIGURED TO TRACK AN END-OF-LIFE PARAMETER」(現在は、米国特許第10,159,483号)。
【0023】
本願の出願人は、2014年12月18日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/574,478号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEMS COMPRISING AN ARTICULATABLE END EFFECTOR AND MEANS FOR ADJUSTING THE FIRING STROKE OF A FIRING MEMBER」(現在は、米国特許第9,844,374号)、
-米国特許出願第14/574,483号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING LOCKABLE SYSTEMS」(現在は、米国特許第10,188,385号)、
-米国特許出願第14/575,139号、発明の名称「DRIVE ARRANGEMENTS FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第9,844,375号)、
-米国特許出願第14/575,148号、発明の名称「LOCKING ARRANGEMENTS FOR DETACHABLE SHAFT ASSEMBLIES WITH ARTICULATABLE SURGICAL END EFFECTORS」(現在は、米国特許第10,085,748号)、
-米国特許出願第14/575,130号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH AN ANVIL THAT IS SELECTIVELY MOVABLE ABOUT A DISCRETE NON-MOVABLE AXIS RELATIVE TO A STAPLE CARTRIDGE」(現在は、米国特許第10,245,027号)、
-米国特許出願第14/575,143号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH IMPROVED CLOSURE ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許第10,004,501号)、
-米国特許出願第14/575,117号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATABLE END EFFECTORS AND MOVABLE FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許第9,943,309号)、
-米国特許出願第14/575,154号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENTS WITH ARTICULATABLE END EFFECTORS AND IMPROVED FIRING BEAM SUPPORT ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許第9,968,355号)、
-米国特許出願第14/574,493号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING A FLEXIBLE ARTICULATION SYSTEM」(現在は、米国特許第9,987,000号)、及び
-米国特許出願第14/574,500号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT ASSEMBLY COMPRISING A LOCKABLE ARTICULATION SYSTEM」(現在は、米国特許第10,117,649号)。
【0024】
本願の出願人は、2013年3月1日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第13/782,295号、発明の名称「Articulatable Surgical Instruments With Conductive Pathways For Signal Communication」(現在は、米国特許第9,700,309号)、
-米国特許出願第13/782,323号、発明の名称「Rotary Powered Articulation Joints For Surgical Instruments」(現在は、米国特許第9,782,169号)、
-米国特許出願第13/782,338号、発明の名称「Thumbwheel Switch Arrangements For Surgical Instruments」(現在は、米国特許出願公開第2014/0249557号)、
-米国特許出願第13/782,499号、発明の名称「Electromechanical Surgical Device with Signal Relay Arrangement」(現在は、米国特許第9,358,003号)、
-米国特許出願第13/782,460号、発明の名称「Multiple Processor Motor Control for Modular Surgical Instruments」(現在は、米国特許第9,554,794号)、
-米国特許出願第13/782,358号、発明の名称「Joystick Switch Assemblies For Surgical Instruments」(現在は、米国特許第9,326,767号)、
-米国特許出願第13/782,481号、発明の名称「Sensor Straightened End Effector During Removal Through Trocar」(現在は、米国特許第9,468,438号)、
-米国特許出願第13/782,518号、発明の名称「Control Methods for Surgical Instruments with Removable Implement Portions」(現在は、米国特許出願公開第2014/0246475号)、
-米国特許出願第13/782,375号、発明の名称「Rotary Powered Surgical Instruments With Multiple Degrees of Freedom」(現在は、米国特許第9,398,911号)、及び
-米国特許出願第13/782,536号、発明の名称「Surgical Instrument Soft Stop」(現在は、米国特許第9,307,986号)。
【0025】
本願の出願人はまた、2013年3月14日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第13/803,097号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A FIRING DRIVE」(現在は、米国特許第9,687,230号)、
-米国特許出願第13/803,193号、発明の名称「CONTROL ARRANGEMENTS FOR A DRIVE MEMBER OF A SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許第9,332,987号)、
-米国特許出願第13/803,053号、発明の名称「INTERCHANGEABLE SHAFT ASSEMBLIES FOR USE WITH A SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許第9,883,860号)、
-米国特許出願第13/803,086号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ARTICULATION LOCK」(現在は、米国特許出願公開第2014/0263541号)、
-米国特許出願第13/803,210号、発明の名称「SENSOR ARRANGEMENTS FOR ABSOLUTE POSITIONING SYSTEM FOR SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第9,808,244号)、
-米国特許出願第13/803,148号、発明の名称「MULTI-FUNCTION MOTOR FOR A SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許出願公開第2014/0263554号)、
-米国特許出願第13/803,066号、発明の名称「DRIVE SYSTEM LOCKOUT ARRANGEMENTS FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第9,629,623号)、
-米国特許出願第13/803,117号、発明の名称「ARTICULATION CONTROL SYSTEM FOR ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第9,351,726号)、
-米国特許出願第13/803,130号、発明の名称「DRIVE TRAIN CONTROL ARRANGEMENTS FOR MODULAR SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第9,351,727号)、及び
-米国特許出願第13/803,159号、発明の名称「METHOD AND SYSTEM FOR OPERATING A SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許第9,888,919号)。
【0026】
本願の出願人はまた、2014年3月7日に出願の、以下の特許出願を所有しており、この全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/200,111号、発明の名称「CONTROL SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第9,629,629号)。
【0027】
本願の出願人はまた、2014年3月26日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/226,106号、発明の名称「POWER MANAGEMENT CONTROL SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2015/0272582号)、
-米国特許出願第14/226,099号、発明の名称「STERILIZATION VERIFICATION CIRCUIT」(現在は、米国特許第9,826,977号)、
-米国特許出願第14/226,094号、発明の名称「VERIFICATION OF NUMBER OF BATTERY EXCHANGES/PROCEDURE COUNT」(現在は、米国特許出願公開第2015/0272580号)、
-米国特許出願第14/226,117号、発明の名称「POWER MANAGEMENT THROUGH SLEEP OPTIONS OF SEGMENTED CIRCUIT AND WAKE UP CONTROL」(現在は、米国特許第10,013,049号)、
-米国特許出願第14/226,075号、発明の名称「MODULAR POWERED SURGICAL INSTRUMENT WITH DETACHABLE SHAFT ASSEMBLIES」(現在は、米国特許第9,743,929号)、
-米国特許出願第14/226,093号、発明の名称「FEEDBACK ALGORITHMS FOR MANUAL BAILOUT SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第10,028,761号)、
-米国特許出願第14/226,116号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT UTILIZING SENSOR ADAPTATION」(現在は、米国特許出願公開第2015/0272571号)、
-米国特許出願第14/226,071号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT CONTROL CIRCUIT HAVING A SAFETY PROCESSOR」(現在は、米国特許第9,690,362号)、
-米国特許出願第14/226,097号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING INTERACTIVE SYSTEMS」(現在は、米国特許第9,820,738号)、
-米国特許出願第14/226,126号、発明の名称「INTERFACE SYSTEMS FOR USE WITH SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許第10,004,497号)、
-米国特許出願第14/226,133号、発明の名称「MODULAR SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2015/0272557号)、
-米国特許出願第14/226,081号、発明の名称「SYSTEMS AND METHODS FOR CONTROLLING A SEGMENTED CIRCUIT」(現在は、米国特許第9,804,618号)、
-米国特許出願第14/226,076号、発明の名称「POWER MANAGEMENT THROUGH SEGMENTED CIRCUIT AND VARIABLE VOLTAGE PROTECTION」(現在は、米国特許第9,733,663号)、
-米国特許出願第14/226,111号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT SYSTEM」(現在は、米国特許第9,750,499号)、及び
-米国特許出願第14/226,125号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A ROTATABLE SHAFT」(現在は、米国特許第10,201,364号)。
【0028】
本願の出願人はまた、2014年9月5日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/479,103号、発明の名称「CIRCUITRY AND SENSORS FOR POWERED MEDICAL DEVICE」(現在は、米国特許第10,111,679号)、
-米国特許出願第14/479,119号、発明の名称「ADJUNCT WITH INTEGRATED SENSORS TO QUANTIFY TISSUE COMPRESSION」(現在は、米国特許第9,724,094号)、
-米国特許出願第14/478,908号、発明の名称「MONITORING DEVICE DEGRADATION BASED ON COMPONENT EVALUATION」(現在は、米国特許第9,737,301号)、
-米国特許出願第14/478,895号、発明の名称「MULTIPLE SENSORS WITH ONE SENSOR AFFECTING A SECOND SENSOR’S OUTPUT OR INTERPRETATION」(現在は、米国特許第9,757,128号)、
-米国特許出願第14/479,110号、発明の名称「POLARITY OF HALL MAGNET TO IDENTIFY CARTRIDGE TYPE」(現在は、米国特許第10,016,199号)、
-米国特許出願第14/479,098号、発明の名称「SMART CARTRIDGE WAKE UP OPERATION AND DATA RETENTION」(現在は、米国特許第10,135,242号)、
-米国特許出願第14/479,115号、発明の名称「MULTIPLE MOTOR CONTROL FOR POWERED MEDICAL DEVICE」(現在は、米国特許第9,788,836号)、及び
-米国特許出願第14/479,108号、発明の名称「LOCAL DISPLAY OF TISSUE PARAMETER STABILIZATION」(現在は、米国特許出願公開第2016/0066913号)。
【0029】
本願の出願人はまた、2014年4月9日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第14/248,590号、発明の名称「MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH LOCKABLE DUAL DRIVE SHAFTS」(現在は、米国特許第9,826,976号)、
-米国特許出願第14/248,581号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A CLOSING DRIVE AND A FIRING DRIVE OPERATED FROM THE SAME ROTATABLE OUTPUT」(現在は、米国特許第9,649,110号)、
-米国特許出願第14/248,595号、発明の名称「SURGICAL SYSTEM COMPRISING FIRST AND SECOND DRIVE SYSTEMS」(現在は、米国特許第9,844,368号)、
-米国特許出願第14/248,588号、発明の名称「POWERED LINEAR SURGICAL STAPLER」(現在は、米国特許出願公開第2014/0309666号)、
-米国特許出願第14/248,591号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A GAP SETTING SYSTEM」(現在は、米国特許第10,149,680号)、
-米国特許出願第14/248,584号、発明の名称「MODULAR MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH ALIGNMENT FEATURES FOR ALIGNING ROTARY DRIVE SHAFTS WITH SURGICAL END EFFECTOR SHAFTS」(現在は、米国特許第9,801,626号)、
-米国特許出願第14/248,587号、発明の名称「POWERED SURGICAL STAPLER」(現在は、米国特許第9,867,612号)、
-米国特許出願第14/248,586号、発明の名称「DRIVE SYSTEM DECOUPLING ARRANGEMENT FOR A SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許第10,136,887号)、及び
-米国特許出願第14/248,607号、発明の名称「MODULAR MOTOR DRIVEN SURGICAL INSTRUMENTS WITH STATUS INDICATION ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許第9,814,460号)。
【0030】
本願の出願人はまた、2013年4月16日に出願の、以下の特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国仮特許出願第61/812,365号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FUNCTIONS PERFORMED BY A SINGLE MOTOR」、
-米国仮特許出願第61/812,376号、発明の名称「LINEAR CUTTER WITH POWER」、
-米国仮特許出願第61/812,382号、発明の名称「LINEAR CUTTER WITH MOTOR AND PISTOL GRIP」、
-米国仮特許出願第61/812,385号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HANDLE WITH MULTIPLE ACTUATION MOTORS AND MOTOR CONTROL」、及び
-米国仮特許出願第61/812,372号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH MULTIPLE FUNCTIONS PERFORMED BY A SINGLE MOTOR」。
【0031】
本願の出願人は、2017年12月28日に出願の、以下の米国仮特許出願を所有しており、各開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国仮特許出願第62/611,341号、発明の名称「INTERACTIVE SURGICAL PLATFORM」、
-米国仮特許出願第62/611,340号、発明の名称「CLOUD-BASED MEDICAL ANALYTICS」、及び
-米国仮特許出願第62/611,339号、発明の名称「ROBOT ASSISTED SURGICAL PLATFORM」。
【0032】
本願の出願人は、2018年3月28日に出願の、以下の米国仮特許出願を所有しており、各開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国仮特許出願第62/649,302号、発明の名称「INTERACTIVE SURGICAL SYSTEMS WITH encrypted COMMUNICATION CAPABILITIES」、
-米国仮特許出願第62/649,294号、発明の名称「DATA STRIPPING METHOD TO INTERROGATE PATIENT RECORDS AND CREATE ANONYMIZED RECORD」、
-米国仮特許出願第62/649,300号、発明の名称「SURGICAL HUB SITUATIONAL AWARENESS」、
-米国仮特許出願第62/649,309号、発明の名称「SURGICAL HUB SPATIAL AWARENESS TO DETERMINE DEVICES IN OPERATING THEATER」、
-米国仮特許出願第62/649,310号、発明の名称「COMPUTER IMPLEMENTED INTERACTIVE SURGICAL SYSTEMS」、
-米国仮特許出願第62/649,291号、発明の名称「USE OF LASER LIGHT AND RED-GREEN-BLUE COLORATION TO DETERMINE PROPERTIES OF BACK SCATTERED LIGHT」、
-米国仮特許出願第62/649,296号、発明の名称「ADAPTIVE CONTROL PROGRAM UPDATES FOR SURGICAL DEVICES」、
-米国仮特許出願第62/649,333号、発明の名称「CLOUD-BASED MEDICAL ANALYTICS FOR CUSTOMIZATION AND RECOMMENDATIONS TO A USER」、
-米国仮特許出願第62/649,327号、発明の名称「CLOUD-BASED MEDICAL ANALYTICS FOR SECURITY AND AUTHENTICATION TRENDS AND REACTIVE MEASURES」、
-米国仮特許出願第62/649,315号、発明の名称「DATA HANDLING AND PRIORITIZATION IN A CLOUD ANALYTICS NETWORK」、
-米国仮特許出願第62/649,313号、発明の名称「CLOUD INTERFACE FOR COUPLED SURGICAL DEVICES」、
-米国仮特許出願第62/649,320号、発明の名称「DRIVE ARRANGEMENTS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMS」、
-米国仮特許出願第62/649,307号、発明の名称「AUTOMATIC TOOL ADJUSTMENTS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMS」、及び
-米国仮特許出願第62/649,323号、発明の名称「SENSING ARRANGEMENTS FOR Robot-Assisted Surgical PlatformS」。
【0033】
本願の出願人は、2018年3月29日に出願の、以下の米国特許出願を所有しており、各開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/940,641号、発明の名称「INTERACTIVE SURGICAL SYSTEMS WITH encrypted COMMUNICATION CAPABILITIES」、
-米国特許出願第15/940,648号、発明の名称「INTERACTIVE SURGICAL SYSTEMS WITH CONDITION HANDLING OF DEVICES AND DATA CAPABILITIES」、
-米国特許出願第15/940,656号、発明の名称「Surgical hub coordination of control and communication of operating room devices」、
-米国特許出願第15/940,666号、発明の名称「Spatial awareness of surgical hubs in operating rooms」、
-米国特許出願第15/940,670号、発明の名称「Cooperative utilization of data derived from secondary sources by intelligent surgical hubs」、
-米国特許出願第15/940,677号、発明の名称「Surgical hub control arrangements」、
-米国特許出願第15/940,632号、発明の名称「DATA STRIPPING METHOD TO INTERROGATE PATIENT RECORDS AND CREATE ANONYMIZED RECORD」、
-米国特許出願第15/940,640号、発明の名称「COMMUNICATION HUB AND STORAGE DEVICE FOR STORING PARAMETERS AND STATUS OF A SURGICAL DEVICE TO BE SHAREd WITH CLOUD BASED ANALYTICS SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/940,645号、発明の名称「SELF DESCRIBING DATA PACKETS GENERATED AT AN ISSUING INSTRUMENT」、
-米国特許出願第15/940,649号、発明の名称「DATA PAIRING TO INTERCONNECT A DEVICE MEASURED PARAMETER WITH AN OUTCOME」、
-米国特許出願第15/940,654号、発明の名称「SURGICAL HUB SITUATIONAL AWARENESS」、
-米国特許出願第15/940,663号、発明の名称「SURGICAL SYSTEM DISTRIBUTED PROCESSING」、
-米国特許出願第15/940,668号、発明の名称「AGGREGATION AND REPORTING OF SURGICAL HUB DATA」、
-米国特許出願第15/940,671号、発明の名称「SURGICAL HUB SPATIAL AWARENESS TO DETERMINE DEVICES IN OPERATING THEATER」、
-米国特許出願第15/940,686号、発明の名称「DISPLAY OF ALIGNMENT OF STAPLE CARTRIDGE TO PRIOR LINEAR STAPLE LINE」、
-米国特許出願第15/940,700号、発明の名称「STERILE FIELD INTERACTIVE CONTROL DISPLAYS」、
-米国特許出願第15/940,629号、発明の名称「COMPUTER IMPLEMENTED INTERACTIVE SURGICAL SYSTEMS」、
-米国特許出願第15/940,704号、発明の名称「USE OF LASER LIGHT AND RED-GREEN-BLUE COLORATION TO DETERMINE PROPERTIES OF BACK SCATTERED LIGHT」、
-米国特許出願第15/940,722号、発明の名称「CHARACTERIZATION OF TISSUE IRREGULARITIES THROUGH THE USE OF MONO-CHROMATIC LIGHT REFRACTIVITY」、及び
-米国特許出願第15/940,742号、発明の名称「DUAL CMOS ARRAY IMAGING」。
【0034】
本願の出願人は、2018年3月29日に出願の、以下の米国特許出願を所有しており、各開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/940,636号、発明の名称「ADAPTIVE CONTROL PROGRAM UPDATES FOR SURGICAL DEVICES」、
-米国特許出願第15/940,653号、発明の名称「ADAPTIVE CONTROL PROGRAM UPDATES FOR SURGICAL HUBS」、
-米国特許出願第15/940,660号、発明の名称「CLOUD-BASED MEDICAL ANALYTICS FOR CUSTOMIZATION AND RECOMMENDATIONS TO A USER」、
-米国特許出願第15/940,679号、発明の名称「CLOUD-BASED MEDICAL ANALYTICS FOR LINKING OF LOCAL USAGE TRENDS WITH THE RESOURCE ACQUISITION BEHAVIORS OF LARGER DATA SET」、
-米国特許出願第15/940,694号、発明の名称「Cloud-based Medical Analytics for Medical Facility Segmented Individualization of Instrument Function」、
-米国特許出願第15/940,634号、発明の名称「CLOUD-BASED MEDICAL ANALYTICS FOR SECURITY AND AUTHENTICATION TRENDS AND REACTIVE MEASURES」、
-米国特許出願第15/940,706号、発明の名称「DATA HANDLING AND PRIORITIZATION IN A CLOUD ANALYTICS NETWORK」、及び
-米国特許出願第15/940,675号、発明の名称「CLOUD INTERFACE FOR COUPLED SURGICAL DEVICES」。
【0035】
本願の出願人は、2018年3月29日に出願の、以下の米国特許出願を所有しており、各開示の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第15/940,627号、発明の名称「DRIVE ARRANGEMENTS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMs」、
-米国特許出願第15/940,637号、発明の名称「COMMUNICATION ARRANGEMENTS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMS」、
-米国特許出願第15/940,642号、発明の名称「CONTROLS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMS」、
-米国特許出願第15/940,676号、発明の名称「AUTOMATIC TOOL ADJUSTMENTS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMS」、
-米国特許出願第15/940,680号、発明の名称「CONTROLLERS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMS」、
-米国特許出願第15/940,683号、発明の名称「COOPERATIVE SURGICAL ACTIONS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMS」、
-米国特許出願第15/940,690号、発明の名称「DISPLAY ARRANGEMENTS FOR ROBOT-ASSISTED SURGICAL PLATFORMS」、及び
-米国特許出願第15/940,711号、発明の名称「SENSING ARRANGEMENTS FOR Robot-Assisted Surgical Platforms」。
【0036】
本願の出願人は、2019年6月30日に出願の、以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第16/458,104号、発明の名称「METHOD FOR AUTHENTICATING THE COMPATIBILITY OF A STAPLE CARTRIDGE WITH A SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405301号)、
-米国特許出願第16/458,108号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT SYSTEM COMPRISING AN RFID SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405436号)、
-米国特許出願第16/458,111号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN RFID SYSTEM FOR TRACKING A MOVABLE COMPONENT」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405437号)、
-米国特許出願第16/458,114号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING AN ALIGNED RFID SENSOR」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405438号)、
-米国特許出願第16/458,105号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM HAVING AN INFORMATION DECRYPTION PROTOCOL」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405302号)、
-米国特許出願第16/458,110号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM HAVING AN INFORMATION ENCRYPTION PROTOCOL」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405297号)、
-米国特許出願第16/458,120号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM HAVING A LOCKOUT MECHANISM FOR AN INCOMPATIBLE CARTRIDGE」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405303号)、
-米国特許出願第16/458,125号、発明の名称「SURGICAL STAPLING SYSTEM HAVING A FRANGIBLE RFID TAG」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405441号)、及び
-米国特許出願第16/458,103号、発明の名称「PACKAGING FOR A REPLACEABLE COMPONENT OF A SURGICAL STAPLING SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405296号)。
【0037】
本願の出願人は、2019年6月30日に出願された以下の米国特許出願を所有しており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
-米国特許出願第16/458,107号、発明の名称「METHOD OF USING MULTIPLE RFID CHIPS WITH A SURGICAL ASSEMBLY」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405311号)。
-米国特許出願第16/458,109号、発明の名称「MECHANISMS FOR PROPER ANVIL ATTACHMENT SURGICAL STAPLING HEAD ASSEMBLY」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405312号)、
-米国特許出願第16/458,119号、発明の名称「MECHANISMS FOR MOTOR CONTROL ADJUSTMENTS OF A MOTORIZED SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405314号)、
-米国特許出願第16/458,115号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT WITH BATTERY COMPATIBILITY VERIFICATION FUNCTIONALITY」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405313号)、
-米国特許出願第16/458,117号、発明の名称「SURGICAL SYSTEM WITH RFID TAGS FOR UPDATING MOTOR ASSEMBLY PARAMETERS」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405439号)、
-米国特許出願第16/458,121号、発明の名称「SURGICAL SYSTEMS WITH MULTIPLE RFID TAGS」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405440号)、
-米国特許出願第16/458,122号、発明の名称「RFID IDENTIFICATION SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2020/0410177号)、
-米国特許出願第16/458,106号、発明の名称「RFID IDENTIFICATION SYSTEMS FOR SURGICAL INSTRUMENTS」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405316号)、
-米国特許出願第16/458,112号、発明の名称「SURGICAL RFID ASSEMBLIES FOR DISPLAY AND COMMUNICATION」(現在は、米国特許出願公開第2020/0405409号)、
-米国特許出願第16/458,116号、発明の名称「SURGICAL RFID ASSEMBLIES FOR COMPATIBILITY DETECTION」(米国特許出願公開第2020/0410180号)、及び
-米国特許出願第16/458,118号、発明の名称「SURGICAL RFID ASSEMBLIES FOR INSTRUMENT OPERATIONAL SETTING CONTROL」(米国特許出願公開第2020/0405410号)。
【0038】
明細書に記載され、添付の図面に示されるように、実施形態の全体的な構造、機能、製造、及び使用の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が説明される。周知の動作、構成要素、及び素子は、本明細書に記載される実施形態を不明瞭にしないようにするため詳細に記載されていない。読者には、本明細書に説明及び図示された実施形態が、非限定的な例であり、したがって本明細書において開示されている特定の構造的及び機能的詳細が、代表的及び例示的であり得ることが、理解されよう。特許請求の範囲から逸脱することなく、それに対する変形及び変更を行うことができる。
【0039】
「備える、含む(comprise)」(また、「comprises」及び「comprising」などのcompriseの任意の語形)、「有する(have)」(また、「has」及び「having」などのhaveの任意の語形)、「含む(include)」(また、「includes」及び「including」などのincludeの任意の語形)、及び「含有する(contain)」(また、「contains」及び「containing」などのcontainの任意の語形)という用語は、制約のない連結動詞である。結果として、1つ以上の要素を「備える、含む(comprises)」、「有する(has)」、「含む(includes)」、又は「含有する(contains)」外科用システム、デバイス、又は装置は、それらの1つ以上の要素を有するが、それらの1つ以上の要素のみを有することに限定されない。同様に、1つ以上の特徴を「備える、含む(comprises)」、「有する(has)」、「含む(includes)」、又は「含有する(contains)」システム、デバイス、又は装置の要素は、それらの1つ以上の特徴を有するが、それらの1つ以上の特徴のみを有することに限定されない。
【0040】
「近位(proximal)」及び「遠位(distal)」という用語は、本明細書では、外科用器具のハンドル部分を操作する臨床医を基準として、使用される。「近位」という用語は、臨床医に最も近い部分を指し、「遠位」という用語は、臨床医から離れた位置にある部分を指す。便宜上及び明確性のために、「垂直(vertical)」、「水平(horizontal)」、「上(up)」、及び「下(down)」などの空間的用語が、本明細書において図面に対して使用され得ることが、更に理解されよう。しかしながら、外科用器具は、多くの向き及び位置で使用されるものであり、これらの用語は限定的及び/又は絶対的であることを意図したものではない。
【0041】
腹腔鏡下及び低侵襲性の外科的処置を行うための、様々な例示的な装置及び方法が提供される。しかし、本明細書に開示される様々な方法及び装置が、例えば切開外科的処置と関連するものを含む、多くの外科的処置及び用途で使用され得ることが、読者には容易に理解されよう。本明細書の「発明を実施するための形態」を読み進めることで、読者には、本明細書に開示される様々な器具が、例えば、元からある開口部を通じて、組織に形成された切開部又は穿刺孔を通じて等など、任意の方法で体内へと挿入され得ることが、更に理解されよう。これらの器具の作用部分、すなわちエンドエフェクタ部分は、患者の体内へと直接挿入され得、外科用器具のエンドエフェクタ及び細長シャフトを進めることが可能な作用通路を有するアクセスデバイスを通じても、挿入され得る。
【0042】
外科用ステープル留めシステムは、シャフトと、シャフトから延在するエンドエフェクタと、を備え得る。エンドエフェクタは、第1の顎部と、第2の顎部と、を備える。第1の顎部は、ステープルカートリッジを備える。ステープルカートリッジは、第1の顎部内へと挿入可能であり、かつ第1の顎部から取り外し可能であるが、ステープルカートリッジが第1の顎部から取り外し可能でない、又は第1の顎部から少なくとも容易に交換可能ではない、その他の実施形態が想到される。第2の顎部は、ステープルカートリッジから射出されたステープルを変形させるように構成されたアンビルを備える。第2の顎部は、閉鎖軸線を中心に第1の顎部に対して枢動可能であるが、第1の顎部が第2の顎部に対して枢動可能である、その他の実施形態が想到される。外科用ステープル留めシステムは、エンドエフェクタをシャフトに対して回転させる、すなわち、関節運動させることができるように構成された関節運動接合部を、更に備える。エンドエフェクタは、関節運動接合部を通って延在する関節運動軸線を中心に、回転可能である。関節運動接合部を含まないその他の実施形態も想到される。
【0043】
ステープルカートリッジは、カートリッジ本体を備える。カートリッジ本体は、近位端部と、遠位端部と、近位端部と遠位端部との間に延在するデッキと、を含む。使用中、ステープルカートリッジは、ステープル留めされる組織の第1の側に位置付けられ、アンビルは、組織の第2の側に位置付けられる。アンビルは、ステープルカートリッジに向かって移動させられて、デッキに対して組織を押し付けてクランプする。続いて、カートリッジ本体内に取り外し可能に格納されているステープルを、組織内に配備し得る。カートリッジ本体は、内部に画定されたステープルキャビティを含み、ステープルは、ステープルキャビティ内に取り外し可能に格納される。ステープルキャビティは、6つの長手方向列に配置されている。3列のステープルキャビティが長手方向スロットの第1の側に位置付けられ、3列のステープルキャビティが長手方向スロットの第2の側に位置付けられている。ステープルキャビティ及びステープルのその他の構成も可能であり得る。
【0044】
ステープルは、カートリッジ本体内のステープルドライバによって、支持されている。ドライバは、ステープルキャビティからステープルを射出するために、第1の、すなわち未発射位置と、第2の、すなわち発射位置との間で、移動可能である。ドライバは、カートリッジ本体の下部周辺に延在する保持器によってカートリッジ本体内に保持され、また、カートリッジ本体を把持し、保持器をカートリッジ本体に対して保持するように構成されている、弾性部材を含む。ドライバは、スレッドによってそれらの未発射位置とそれらの発射位置との間で、移動可能である。スレッドは、近位端部に隣接した近位位置と、遠位端部に隣接した遠位位置との間で、移動可能である。スレッドは、ドライバの下を摺動し、ドライバを持ち上げるように構成されている複数の傾斜面を含み、ステープルがその上に支持され、アンビルに向かう。
【0045】
上記に加えて、スレッドは、発射部材によって遠位方向に移動される。発射部材は、スレッドに接触し、スレッドを遠位端部に向かって押すように構成されている。カートリッジ本体内に画定された長手方向スロットは、発射部材を受容するように構成されている。アンビルは、発射部材を受容するように構成されたスロットもまた含む。発射部材は、第1の顎部に係合する第1のカムと、第2の顎部に係合する第2のカムと、を更に備える。発射部材を遠位方向に前進させる際、第1のカム及び第2のカムは、ステープルカートリッジのデッキとアンビルとの間の距離、すなわち、組織間隙を制御し得る。発射部材は、ステープルカートリッジとアンビルとの中間に捕捉された組織を切除するように構成されたナイフもまた備える。ステープルがナイフよりも前方に射出されるように、ナイフが傾斜面に対して少なくとも部分的に近位に位置付けられることが望ましい。
【0046】
外科用装置及び発生器の様々な態様を詳細に説明する前に、例解的な実施例は、適用又は用途において、添付の図面及び説明において例解される部品の構造及び配置の詳細に限定されないことに、留意されたい。例示的な実施例は、その他の態様、変形形態、及び修正形態で実装されるか、あるいはそれらに組み込まれてもよく、様々な方法で実施又は実行されてもよい。更に、特に明記しない限り、本明細書で用いられる用語及び表現は、読者の便宜のために例示の実施例を説明する目的で選択されたものであり、それらを限定するためのものではない。更に、以下に記述される態様、態様の表現、及び/又は実施例のうち1つ以上を、以下に記述されるその他の態様、態様の表現、及び/又は実施例のうち任意の1つ以上と組み合わせることができるものと、理解されたい。
【0047】
ここで、本明細書で開示するデバイス及び方法の構造、機能、製造、及び使用の原理の全体的な理解が得られるように、特定の例示的な実施形態を説明する。これらの例示の実施形態の1つ以上の例を、添付図面に示す。本明細書で具体的に説明され、添付の図面に示される装置及び方法は、非限定的な例示的実施形態であり、本発明の様々な例示的実施形態の範囲は、特許請求の範囲によってのみ定義されることが、当業者には理解されよう。例示的な一実施形態に関連して例示又は説明した特徴は、その他の例示的実施形態の特徴と組み合わされてもよい。このような修正形態及び変形形態は、本発明の範囲内に含まれるものとする。
【0048】
図1~
図5は、患者の組織を切断し、ステープル留めするように構成された外科用ステープル留め器具1000を示す。外科用ステープル留め器具1000は、ハウジング又はハンドル組立体1100と、ハンドル組立体1100に取り付けられたシャフト組立体1200と、エンドエフェクタ組立体1300と、を備える。ハンドル組立体1100は、例えば、電子機器、電動機、及び/又は駆動列構成要素などの様々な構成要素を内部に収容するように構成された、ハウジング1101を備える。ハンドル組立体1100は、ユーザによって保持されるように構成されたハンドル1121を備えるピストルグリップ部分1120と、エンドエフェクタ組立体1300で組織をクランプするように構成された閉鎖トリガ1125と、エンドエフェクタ組立体1300で組織を切断しステープル留めするように構成された発射トリガ又はボタン1129と、を備える。ハンドル組立体1100は、外科用ステープル留め器具1000の様々な機能を電子的に作動させるように構成された、複数のアクチュエータ及び/又はボタン1130を、更に備える。少なくとも1つの場合において、アクチュエータ1130は、エンドエフェクタ組立体1300の電動式関節運動、並びに/又はシャフト組立体1200及び/若しくはエンドエフェクタ組立体1300の回転を作動させるように、構成されている。
【0049】
少なくとも1つの場合において、ハンドル組立体1100は、外科用ステープル留め器具1000の1つ以上の機能を駆動するように構成された、その内部に位置付けられた複数の電動機を備える。ハンドル組立体1100は、例えば、プリント回路基板1140、1150などのオンボード電子機器に電力を供給する、及び/又はハンドル組立体1100内に配置された電動機に電力を供給するように構成された、例えば、電池1110などの1つ以上の電源を、更に備える。少なくとも1つの場合において、ハンドル組立体1100は、センサデータを分析する、及び/又は例えば、電動機制御プログラムなどの外科用ステープル留め器具の様々な電子システムを制御するように構成された、1つ以上のオンボードメモリ、プロセッサ、及び/又は制御回路を備える。ハンドル組立体1100は、例えば、ハンドル組立体1100と外科用ハブとの間で様々なデータを通信するために、外科用ハブ及び/又は外科手術室の様々なその他の構成要素と、無線通信してもよい。
【0050】
シャフト組立体1200は、ハンドル組立体1100に取り付けられている。少なくとも1つの場合において、シャフト組立体1200はモジュール式であり、例えば、別の外科用器具アタッチメントの別のシャフト組立体と交換され得る。少なくとも1つの場合において、シャフト組立体1200は、プリント回路基板1140、1150のうちの1つ以上を備える。シャフト組立体1200は、例えば、駆動シャフト、電子機器、センサ、ワイヤ、及び/又はフレーム構成要素などの外科用ステープル留め器具1000の複数の構成要素を収容するように、構成されている。このような構成要素は、例えば、電動機、供給リード線、ワイヤ、及び/又は駆動列構成要素などの、ハンドル組立体1100内に位置付けられた対応する構成要素に連結されるように、構成されている。シャフト組立体1200は、このような構成要素を収容し、このような構成要素をエンドエフェクタ組立体1300に移送して、シャフト組立体1200及び/若しくはエンドエフェクタ組立体1300の様々な機能を駆動する、及び/又は、例えば、シャフト組立体1200とエンドエフェクタ組立体1300との間で、及びハンドル組立体1100へ/ハンドル組立体1100から電気信号を伝達する。シャフト組立体1200は、プリント回路基板1140、1150のうちの1つ以上、並びにシャフト組立体1200及び/又はエンドエフェクタ組立体1300内の1つ以上の構成要素と電気的に連結された、導線1160を備える。
【0051】
シャフト組立体1200は、近位取り付け部分1220と、一次外側シャフト1210と、関節運動接合部1230と、を備える。エンドエフェクタ組立体1300は、関節運動接合部1230によって、シャフト1210に対して、関節運動可能である。エンドエフェクタ組立体1300は、関節運動軸線AA(
図1)の周囲で、関節運動可能である。少なくとも1つの場合において、エンドエフェクタ組立体1300及びシャフト組立体1200は、患者の組織をクランプし、ステープル留めし、切断するために、患者の体腔内へと貫入するトロカールを通して挿入されるように、構成されている。少なくとも1つの場合において、近位取り付け部分1220は、例えば、エンドエフェクタ組立体1300、シャフト組立体1200、及びハンドル組立体1100の間で、電気信号、電力、及び/又はデータを伝送するように構成された、1つ以上の接点を備える。少なくとも1つの場合において、接点は、シャフト組立体1200とハンドル組立体1100との間の電気伝送を依然として可能にしながら、中心長手方向軸線の周囲のハンドル組立体1100に対するシャフト組立体1200の回転を可能にするように構成された、導体リングを含む。
【0052】
エンドエフェクタ組立体1300は、第1の顎部1310と、第1の顎部1310に対して相対的に移動可能な第2の顎部1340と、を備え、それらの間で、組織を把持及び把持解除する。第1の顎部1310は、第2の顎部1340に対して固定されている。少なくとも1つの場合において、第1の顎部1310は固定されておらず、両方の顎部1310、1340は、互いに相対的に枢動可能である。第1の顎部1310は、交換式ステープルカートリッジ組立体1330をその内部に受容するように構成された、カートリッジチャネル1320を備える。第2の顎部1340は、閉鎖トリガ1125の作動時に組織をクランプし、発射トリガ1129の作動時に交換式ステープルカートリッジ組立体1330内に取り外し可能に格納されるステープルを形成するように構成された、アンビル1350を備える。エンドエフェクタ組立体1300は、発射ストロークを通して作動されて、交換式ステープルカートリッジ組立体1330からステープルを配備し、顎部1310、1340の間にクランプされた組織を切断するように構成された、発射部材組立体を更に備える。
【0053】
上述したように、外科用ステープル留め器具1000は、様々な電子機器を備えてもよい。このような電子機器は、例えば、無線、有線、受動的に電力供給される、及び/又は能動的に電力供給されてもよい。このような電子機器は、ステープルカートリッジ組立体1330内、カートリッジチャネル顎部1310及び/若しくはアンビル顎部1340などの、エンドエフェクタ組立体1300の1つ以上の構成要素上、シャフト組立体1200内、並びに/又はハンドル組立体1100内に、位置付けられてもよい。少なくとも1つの場合において、関節運動接合部1230を横断するために、導線が必要とされる場合がある。本明細書に開示される様々な構成は、導線を関節運動接合部1230に通す、様々な方法を示す。
【0054】
ステープルカートリッジ組立体1330は、カートリッジ組立体1330上に設置された保持器1400を更に備える。少なくとも1つの場合において、保持具1400は、カートリッジチャネル1320内へのカートリッジ組立体1330の輸送及び/又は設置中に、ステープルを、カートリッジ組立体1330内へと維持するように、構成されている。保持器1400は、外科用ステープル留め器具1000及びカートリッジ組立体1330の使用前に取り外されるように、構成されている。
【0055】
図6~
図8は、本明細書に開示されるような外科用ステープル留め器具と共に使用されるように構成された、シャフト組立体2000を示す。シャフト組立体2000は、例えば、ハウジング又はハンドル組立体に取り付けられ、そこから取り外されるように構成された、近位取り付けインターフェース2010を備える。シャフト組立体2000は、シャフト組立体2000を通る導線又はワイヤ2040を収容し、通過させる。導線2040は、直流又は任意の好適な電気信号を、例えば、エンドエフェクタ組立体に伝送してもよい。シャフト組立体2000は、外側シャフト2020と、近位スパイン部分又は近位チャネル保持器2030と、遠位スパイン部分又は遠位チャネル保持器2071と、を備える。シャフト組立体2000は、関節運動接合部2080を備える。導線2040は、近位スパイン部分2030内のシャフト組立体2000及び関節運動接合部2080を通過する。少なくとも1つの場合において、リード線2040は、外側シャフト2020と近位スパイン部分2030との間に、位置付けられている。少なくとも1つの場合において、リード線2040が通過する近位スパイン部分2030内に、専用チャネルが存在する。少なくとも1つの場合において、リード線2040が通過する外側シャフト又は閉鎖管2020の内側に、専用チャネルが存在する。少なくとも1つの場合において、リード線は、シャフト組立体2000の長手方向軸線に沿って、位置付けられている。リード線2040は、シャフト組立体2000内に位置付けられる様々なその他の可動構成要素との干渉を防止するように、近位スパイン部分2030に接地されてもよい。
【0056】
図8からわかるように、リード線2040は、関節運動接合部2040を通って、エンドエフェクタ2070に向かって延在する。リード線2040は、遠位スパイン部分2071の隣に画定されたキャビティ2072を通って、エンドエフェクタ2070内へと入る。少なくとも1つの場合において、エンドエフェクタ2070がシャフト2020に対して関節運動することを可能にするために、リード線2040内に、追加のスラック(弛み、slack)が設けられる。少なくとも1つの場合において、リード線2040は、シャフト組立体2000内の特定の位置に拘束された可撓性ワイヤからなる。少なくとも1つの場合において、リード線2040は、例えば、ハンドル組立体の対応する導体リングに電気的に連結されるように構成されている近位取り付けインターフェース2010内に位置付けられた導体リングで、終端する。電力及び/又はデータは、例えば、導体リング及びリード線2040を介して、エンドエフェクタ2070に伝達されてもよい。エンドエフェクタ2070内に配置されたセンサ、チップ、LED、及び/又は任意のその他の好適な構成要素は、リード線2040から電気信号を受信してもよい。少なくとも1つの場合において、リード線2040は、近位スパイン部分2030の底部及び中心に、位置付けられている。
【0057】
少なくとも1つの場合において、リード線2040は、例えば、リード線2040の1つ以上が故障した場合に、直流電力などの冗長な電力供給のための、冗長リード線を含む。このような場合、制御回路は、例えば、冗長リード線を通して、エンドエフェクタ2070の様々な電子機器に電力を自動的に供給するように、構成されている。少なくとも1つの場合において、リード線2040は、シャフト組立体2040内に位置付けられ、例えば、任意のその他の構成要素と移動又は相互作用するように構成されていない様々な構成要素に、接地される。
【0058】
制御回路は、例えば、1つ以上のリード線2040の故障を示すパラメータを測定するように構成された、電流センサ及び/又は電圧センサなどの、1つ以上のセンサを含んでもよい。例えば、制御回路は、例えば、リード線2040の一次リード線の流体曝露による短絡を検出してもよい。このような場合、制御回路は、一次リード線からリード線2040の冗長リード線への電源伝達及び/又はデータ信号伝達を切り替えるように、構成され得る。
【0059】
少なくとも1つの場合において、制御回路は、プロセッサと、プログラム命令を記憶するメモリと、を含み、プログラム命令は、プロセッサによって実行された場合に、プロセッサに、プロセッサと通信する1つ以上のセンサのセンサ読取り値に基づいて、リード線2040の1つ以上の一次リード線における短絡を、検出させる。命令は更に、電力源及び/又はデータ信号源に、電力伝送及び/又はデータ信号伝送を1つ以上の冗長リード線へと切り替えさせることを、プロセッサに引き起こす。
【0060】
図9は、シャフト組立体2110と、関節運動接合部2120と、関節運動接合部2120を介してシャフト組立体2110に対して関節運動可能なエンドエフェクタ組立体2130と、を備える、外科用器具組立体2100を示す。外科用器具組立体2100は、関節運動接合部2120を介して、電力及び/又はデータ信号を伝達するように構成された導線2140を、更に備える。リード線2140は、シャフト組立体2110内のプリント回路基板及び/又はシャフト組立体2110が取り付けられるハンドル組立体に、接続されてもよい。少なくとも1つの場合において、リード線2140は、例えば、ステープルカートリッジに搭載されたセンサなどの、エンドエフェクタ組立体2130内に位置付けられた様々な電気構成要素に、接続される。
【0061】
リード線2140は、シャフト組立体2110内に位置付けられた近位セクション2141と、関節運動接合部2120を通って延在する中間セクション2142と、エンドエフェクタ組立体2130内に位置付けられた遠位セクション2143と、を備える。近位セクション2141は、シャフト組立体2110内に固定され、遠位セクション2143は、エンドエフェクタ組立体2130内に固定される。中間セクション2142は、シャフト組立体2110に対するエンドエフェクタ組立体2130の関節運動に適応するように、拡張及び収縮することが可能な、コイル状長さを備える。コイル状長さはまた、エンドエフェクタ組立体2130の顎部のクランプによって引き起こされる、リード線2140の拡張及び収縮を可能にし得、リード線2140のうちの1本以上は、クランプ動作中に長手方向に並進するエンドエフェクタ2130の顎部に、接続又は取り付けられてもよい。例えば、様々な外科用器具は、例えば、顎部をクランプするために、エンドエフェクタ組立体を、閉鎖管内へと近位に引き寄せることを、必要とする。このような場合、リード線2140の拡張及び収縮は、シャフト組立体に対するエンドエフェクタ組立体のこのような長手方向の並進を、軽減する。
【0062】
リード線2140は、伝送経路に好適な、任意の材料を含んでもよい。少なくとも1つの場合において、リード線2140は、可撓性リボンケーブルを含む。例えば、リード線2140は、例えば、ファイバ光ファイバを含んでもよい。少なくとも1つの場合において、リード線2140は、シャフト組立体2110に対する、その長手方向軸線の周囲のエンドエフェクタ組立体2130のある程度の回転を、可能にすることができる長さを、含む。少なくとも1つの場合において、リード線2140は、直流電流を、エンドエフェクタ組立体2130に伝送するように、構成されている。少なくとも1つの場合において、リード線2140は、例えば、外科処置中に、例えば、組織及び/又は流体がリード線2140の近く及び/又は周囲に流れることによって電気構成要素の短絡を引き起こし得ることを防止するように、封止されている。
【0063】
少なくとも1つの場合において、リード線2140は、例えば、接着剤によって、シャフト組立体2110の外側シャフトに固定される。任意の好適な取り付け機構が、使用され得る。例えば、電気端子は、リード線2140が接続し得る関節運動接合部2120の両側で、利用されてもよい。このような端子は、リード線2140の伝送経路内の取り付けの中間点として機能し得、リード線2140を、様々な構成要素に固定するための取り付け手段としてのみ、機能し得る。少なくとも1つの場合において、追加のリード線2140が提供され、シャフト組立体2110の外側シャフトの周囲に、円周方向に位置付けられている。少なくとも1つの場合において、リード線2140は、シャフト組立体2110の外部に取り付けられている。
【0064】
図10~
図16は、シャフト組立体3100と、関節運動接合部3200と、関節運動接合部3200の周囲でシャフト組立体3100に対して関節運動するように構成された、エンドエフェクタ組立体3300と、を備える、外科用器具組立体3000を示す。外科用器具組立体3000は、電気伝送システム3400の1つ以上の導線3420を、シャフト組立体3100、関節運動接合部3200、及びエンドエフェクタ組立体3300に通すための特徴部を、備える。外科用器具組立体3000は、米国特許出願第12/765,337号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT WITH AN ARTICULATABLE END EFFECTOR」(現在は、米国特許第8,408,439号)に記載されている外科用器具組立体と、多くの点で類似していてもよく、本米国特許出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0065】
シャフト組立体3100は、近位スパイン部分3110から延在し、関節運動軸線AAを画定する関節運動ピン3311(
図13)を備える、近位スパイン部分3110を備える。関節運動ピン3211は、エンドエフェクタ組立体3300の遠位チャネル保持器3330を、近位スパイン部分3110に回転可能に連結し、それによって、エンドエフェクタ組立体3300は、関節運動軸線AAの周囲で、シャフト組立体3100に対して、関節運動され得る。
【0066】
エンドエフェクタ組立体3300は、チャネル顎部3310と、チャネル顎部3310に枢動可能に連結された、以下で更に詳細に説明されるアンビル顎部3340と、を備える。エンドエフェクタ組立体3300は、組織をクランプ、クランプ解除、ステープル留め、及び切断するように、構成されている。少なくとも1つの場合において、エンドエフェクタ組立体3300は、チャネル顎部3310内に取り外し可能に受容される、交換式ステープルカートリッジを備える。交換式ステープルカートリッジは、外科用器具組立体3000が、外科処置中に再使用され得るように、交換されてもよい。外科用ステープル留め組立体3000は、シャフト組立体3100、関節運動接合部3200、及びエンドエフェクタ組立体3300を通過するように構成された、発射部材3150を備える。発射部材3150は、発射部材3150の遠位端部に取り付けられた発射部材組立体が、エンドエフェクタ組立体3300を通って直線的に並進されて、組織をステープル留め及び切断し得るように、直線的に作動されるように構成されている。
【0067】
関節運動接合部3200は、関節運動接合部3200内で発射部材3150を支持するように構成された、関節運動支持部材3210を備える。少なくとも1つの場合において、関節運動支持部材3210は、外科用器具組立体3000が関節運動構成(
図13)にある間、エンドエフェクタ組立体3300を通した発射部材3150の関節運動及び/又は作動中に、発射部材3150が吹き飛ばされることを防止するように、構成されている。関節運動支持部材3210は、支持スロット3212を画定する、中央部分3211を備える。支持スロット3212は、内部を通して発射部材3150を受容し、関節運動接合部3200を通して発射部材3150を支持するように、構成されている。関節運動支持部材3210は、外側ピラー3213と中央部分3211との間にスロット3214を画定する、外側ピラー3213を更に備える。少なくとも1つの場合において、スロット3214は、1つ以上の関節運動作動部材を受容するように構成されており、これについては、以下でより詳細に説明する。関節運動支持部材3210は、エンドエフェクタ組立体3300が、関節運動軸線AAの周囲で関節運動される場合に関節運動接合部3200内で移動し、エンドエフェクタ組立体3300の関節運動中に発射部材3150を支持するように、構成されている。少なくとも1つの場合において、発射部材3150は、エンドエフェクタ組立体3300の関節運動中に広がるように構成された、互いに対して側方に位置付けられた複数のバンドを備える。
【0068】
遠位チャネル保持器3330は、チャネル顎部3310に固定して取り付けられ、それによって、関節運動力が遠位チャネル保持器3330に印加された際に、エンドエフェクタ組立体3300は、全体として、関節運動軸線AAの周囲で関節運動される。遠位チャネル保持器3330は、関節運動力を受容するように構成された関節運動軸線AAの遠位の作動ポスト3331を備える。少なくとも1つの場合において、関節運動バンド、ロッド、及び/又はアクチュエータは、ポスト3331を押し引きしてエンドエフェクタ組立体3300にトルクを印加し、エンドエフェクタ組立体3300を、関節運動軸線AAの周囲で関節運動させるように、構成されている。関節運動アクチュエータは、関節運動支持部材3210内に画定されたスロット3214のうちの1つを、通過してもよい。
【0069】
遠位チャネル保持器3330は、関節運動ピン3311を受容する、近位部分3255を備える。近位部分3255は、その上に形成された係止歯3256を、更に備える。外科用器具組立体3000は、関節運動係止バー3252と、関節運動係止バー3252を押し引きするように構成された近位関節運動係止アクチュエータ3251と、を備える、関節運動係止システム3250を、更に備える。関節運動係止バー3252は、係止歯2356と係合及び係合解除するように構成された、遠位係止ヘッド3253を備える。関節運動係止バー3252は、任意の好適な供給源によって、長手方向に作動されてもよい。例えば、関節運動係止バー3252は、臨床医によって手動で、外科用ロボットによって自動的に、及び/又はエンドエフェクタ組立体3300が関節運動されていない場合はいつでも、係止バー3252が関節運動接合部3200を係止する受動的係止システムによって、自動的に作動されてもよい。例えば、関節運動係止バー3252は、関節運動制御運動又は関節運動制御力が、エンドエフェクタ組立体3300に適用されてエンドエフェクタ組立体3300を関節運動軸線AAの周囲で関節運動させるまで、係止バー3252が係止歯3256と係合したままであるように、遠位方向にばね荷重されてもよい。所望の関節運動位置が達成され、及び/又は関節運動制御運動がエンドエフェクタ組立体3300に適用されなくなると、係止バー3252は、係止歯3256に再係合し、例えば、更なる関節運動制御運動がエンドエフェクタ組立体3300に適用されるまで、エンドエフェクタ組立体3300を、その関節運動位置に保持し得る。少なくとも1つの場合において、関節運動係止バー3252は、例えば、ソレノイドによって作動される。少なくとも1つの場合において、係止バー3252は、組織をクランプするように構成された閉鎖管と共に、遠位方向に前進される。このような構成は、例えば、エンドエフェクタ組立体3300が患者の内部にぶつかることによる、エンドエフェクタ組立体3300の関節運動を、防止するために、役立ち得る。このような構成はまた、例えば、発射部材3150の作動中及び/又はエンドエフェクタ組立体3300の関節運動中に、発射部材3150によって関節運動接合部3200に印加される、ブローアウト力に起因して、外科用器具組立体3000が真っ直ぐになることを、防止し得る。
【0070】
様々な実施例において、本明細書に開示される関節運動接合部は、関節運動接合部カバーを備える。説明したように、関節運動接合部カバーは、1つ以上の導線及び/又は編組ワイヤ構造を、備え得る。少なくとも1つの場合において、関節運動接合部カバーは、電気的に作動可能なソレノイドコイルを含む。このような場合、コイルに通電して、係止バー3252を作動させ得る。少なくとも1つの場合において、ソレノイド構造は、関節運動接合部の近位に提供され、例えば、シャフト組立体及び/又は外科用器具ハンドル及び/又はロボット内に、位置付けられる。係止バー3252は、好適なタイミングで、作動されてもよい。例えば、係止バー3252は、アンビル顎部が部分的に及び/又は完全にクランプされた位置にある場合に、係止位置へと自動的に及び/又は手動で作動されてもよい。
【0071】
遠位チャネル保持器3330は、その内部に画定された発射部材スロット3321を備える、遠位支持構造体又はピラー3320を、更に備える。少なくとも1つの場合において、遠位支持構造体3320は、例えば、チャネル顎部3310に取り付けられている。発射部材スロット3321は、内部を通して発射部材3150を受容するように構成され、発射部材3150がチャネル顎部3310及びアンビル顎部3340を通過してその内部へと入ることを、可能にする。
【0072】
上述したように、外科用器具組立体3000は、シャフト組立体3100、関節運動接合部3200、及びエンドエフェクタ組立体3300を通過するように構成された、1つ以上の導線3420を備える。導線3420は、本明細書に記載される目的のいずれかのために、使用されてもよい。例えば、導線3420は、例えば、外科用ロボットとエンドエフェクタ組立体3300内に位置付けられたセンサとの間で、電気信号を伝送してもよい。このような信号は、例えば、電力及び/又はデータ情報を含んでもよい。
【0073】
図14~
図16を参照すると、電気伝送システム3400は、関節運動接合部3200の近位でシャフト組立体3100内に取り付けられた近位スプール3410と、近位スプール3410に取り付けられ、シャフト組立体3100、関節運動接合部3200、及びエンドエフェクタ組立体3300を通って延在する導線3420と、エンドエフェクタ組立体3300内に配置され、導線3420が終端するように構成された終端組立体3430と、を備える。
【0074】
近位スプール3410は、シャフト組立体3100内に搭載され、エンドエフェクタ組立体3300がその関節運動構成及び非関節運動構成を通して移動する際に、ワイヤを送給するように、構成されている。スプール3410は、例えば、外科用器具ハンドル及び/又は外科用ロボットに電気信号を送り返すように構成されたスプール3410の近位の導線に、電気的に連結されてもよい。導線3420は、エンドエフェクタ組立体3300が完全関節動作位置に関節動作される際に、スプール3410がより多くのワイヤを提供し、エンドエフェクタ組立体3300が非関節動作位置に関節動作して戻る際に、余分なワイヤを収容し得るように、外科用器具組立体3000内で浮動してもよい。エンドエフェクタ組立体3300が関節運動する際に、エンドエフェクタ組立体3300の関節運動によって必要とされる余分な移動距離に対応するために、より多くのワイヤが、スプール3410によって供給されてもよい。エンドエフェクタ組立体3300が関節運動して非関節運動位置に戻る際に、スプール3410によって供給されるワイヤは、スプール3410の周囲に巻き戻されてもよい。少なくとも1つの場合において、アンビル顎部3430のクランプ及びクランプ解除はまた、追加のワイヤがスプール3410から供給されることを、必要とする場合がある。
【0075】
少なくとも1つの場合において、リード線3420のこのような巻き取り及び巻き出しは、例えば、ばねによって補助されてもよい。少なくとも1つの場合において、スプール3410は、エンドエフェクタ組立体3300が関節運動して、スプール3410から追加のワイヤを引っ張って巻き出す際に、エンドエフェクタ組立体3300が、スプール3410のばね力に打ち勝つことができるように、ばね荷重されている。同様に、スプール3410のばね力は、エンドエフェクタ組立体3300が関節運動して、非関節運動位置に戻る場合に、ちょうど提供された余分なワイヤを巻き戻すように、構成されている。
【0076】
少なくとも1つの場合において、リード線3420のこのような巻き取り及び巻き出しは、例えば、電動機によって補助されてもよい。スプール電動機の作動は、例えば、関節運動制御運動と一致するように、構成されてもよい。
【0077】
導線3420は、スプール3410から関節運動接合部3200を通って、延在する。具体的には、導線3420は、関節運動支持部材3210のスロット3214のうちの1つを通って、延在する。支持構造体3320は、その内部に画定されたチャネル3322を更に備えるが、このチャネルは、内部を通して導線3420を受容するように構成される。チャネル3322は、弓状の輪郭からなる。少なくとも1つの場合において、導線3420は、フレキシブル回路ケーブルを含む。このような場合、フレキシブル回路ケーブルは、チャネル3322の輪郭に対応するケーブル平面を画定する。少なくとも1つの場合において、導線3420は、チャネル3322の側壁に取り付けられている。少なくとも1つの場合において、チャネル3322は、開放上部を備える。少なくとも1つの場合において、チャネル3322は、リード線3420がチャネル3322の一方の側を通って供給され、チャネル3322の他方の側から出るように、トンネル状の外形を備える。チャネル3322は、作動ポスト3331が位置付けられている長手方向軸線LAの反対側で、リード線3420を通過させるように、構成されている。少なくとも1つの場合において、チャネル3322及び作動ポスト3331は、長手方向軸線LAの同じ側に、位置付けられている。
【0078】
図15及び
図16からわかるように、リード線3420は、アンビル顎部3340を通過し、終端組立体3430で終端するように、更に構成されている。アンビル顎部3340は、近位方向に延在するアーム3342を備える近位端部3341を備えるが、各アームは、そこから延在するアンビルトラニオン3343を備える。アンビルトラニオン3343は、チャネル顎部3310内に画定された対応するアンビルトラニオンスロット内に受容されるように、構成されている。アンビル顎部3340は、発射部材組立体の上部カム作用部分が、アンビル顎部3340内に画定された長手方向カム作用チャネル3346内に位置付けられ得るように、発射部材組立体の上部カム作用部分を内部に受容するように構成された、その内部に画定された近位アパーチャ3345を、更に備える。アンビル顎部3340は、アーム3342のうちの1つに画定されたチャネル3347を更に備えるが、このチャネルは、内部を通して導線3420を受容するように、構成されている。
【0079】
終端組立体3430は、例えば、電気接点を備えてもよく、アンビル顎部3340及び/又はチャネル顎部3310に取り付けられてもよい。少なくとも1つの場合において、終端組立体3430は、交換式ステープルカートリッジと、電気的に連通している。少なくとも1つの場合において、エンドエフェクタ組立体3300内に設置された各交換式ステープルカートリッジは、例えば、終端組立体3430と、例えば、交換式ステープルカートリッジ上の対応する接点と、の間の電気伝送を必要とするセンサを、備えてもよい。
【0080】
チャネル3347は、リード線3420が、エンドエフェクタ組立体3300の組み立て中及び/又は組み立て後に干渉されないように、位置付けられている。少なくとも1つの場合において、リード線3420を取り付ける前に、例えば、切断ナイフを有する発射部材組立体と、アンビル顎部3340とが、組み立てられる。リード線3420は、発射スロット3344から側方に離れて、かつ発射部材組立体の上部カム作用部分から垂直方向に離れて、位置付けられている。このような構成は、リード線3420及びエンドエフェクタ組立体3300の組み立て中及び/又は組み立て後の、リード線3420への不慮の損傷を、防止し得る。
図16からわかるように、チャネル3347は、例えば、発射部材3150、発射部材組立体、及び導線3420の間の干渉を防止するために、チャネル3346から垂直方向に離れた導線3420の位置付けを、提供する。
【0081】
様々な実施例において、例えば、シャフト組立体が取り付けられたインターフェースに対してシャフト組立体が回転可能である場合、シャフト組立体と外科用ハンドル組立体及び/又は外科用ロボットとの間に、電気伝送が必要とされる。例えば、
図1に示されるシャフト組立体1200は、組織をクランプし、ステープル留めし、切断するように、エンドエフェクタ組立体1300をより良好に位置付けるために、ハンドル組立体1100に対して回転するように、構成されている。
図17は、外側ノズル3510と、内側シャフトフレーム組立体3520と、ノズル3510と内側シャフトフレーム組立体3520との間で電気信号を伝送するように構成された導線3530と、を備える、外科用器具組立体3500を示す。ノズル3510は、ノズル3510に接続されたシャフト及び/又はエンドエフェクタ組立体を回転させるために、内側シャフトフレーム組立体3520に対して回転するように、構成されている。内側シャフトフレーム組立体3520は、ハンドル組立体から延在し、ノズル3510に対して静止していてもよい。
【0082】
外科用器具組立体3500は、シャフト組立体3520に対するノズル3510の過回転を防止するように構成された、シャフト回転制限システムを、更に備える。シャフトフレーム組立体3520に対するノズル3510の過回転を防止することは、導線3530の伸張、断裂、又は損傷を防止し得る。ノズル3512は、ノズル3510の内側環状面3511から延在する、タブ3512を含む。シャフトフレーム組立体3520は、シャフトフレーム組立体3520の外側環状面3521から延在する、タブ3522を備える。ノズル3510がシャフトフレーム組立体3520に対して回転される際に、タブ3512、3522は、互いに当接し、特定の方向へのノズル3510の更なる回転を防止するように、構成されている。少なくとも1つの場合において、外科用器具組立体3500は、ノズル3510とシャフト組立体3520との間の相対回転の程度を電子的に制限するように構成された、制御回路を備える。少なくとも1つの場合において、例えば、ノズル3510を回転させるように構成された電動機の電流が監視され、電流スパイクが検出された場合、タブ3512、3522の係合によって、ノズル3510の過回転が判定される。
【0083】
図18は、本明細書に説明されるもの等の外科用器具組立体において採用されるように構成される、リング組立体3600を示す。リング組立体3600は、回転制御運動を互いに伝達するように構成された複数のリング3610、3612、3614と、リング3610、3612、3614が特定の構成を超えて特定の程度回転することを防止するように構成されたハードストップ部3620と、を備える。リング組立体3600は、例えば、依然としてハードストップを提供しながら、シャフト回転機構の複数の完全な回転を可能にする。例えば、回転されるシャフトが、リング3614に接続されてもよい。リング3614は、時計回り方向に回転し得、完全な回転の後、リング3612から延在するタブ3615は、リング3614のタブ3613に係合するように、構成されている。シャフトは時計回りに更に完全に回転し続けることができ、リング3612が完全に回転した後、タブ3613が、リング3610のタブ3611に係合する。シャフトは、時計回りに最終の完全な回転を続けてもよく、リング3610の完全な回転の後、タブ3611が、ハードストップ部3620に係合する。このような構成は、シャフト組立体の複数の完全な回転を依然として提供しながら、物理的ハードストップを提供し得る。導線は、シャフト組立体の複数回の回転を可能にするシャフト組立体の周囲に巻き付けられるか、あるいはコイル状にされ得る。リング3610、3612、及び3614は、例えば、シャフト組立体の回転運動を積み重ねるように、構成されている。
【0084】
リング組立体3600の回転制限特徴部は、タブの形態で図示されているが、任意の好適なインターロック部材を含むその他の形態が、本開示によって企図される。その他の実施例では、リング厚さは、例えば、リング組立体のリング間の摩擦によって、閾値を超える回転を防止するように、調整され得る。
【0085】
図17及び
図18に提供される組立体は、構成要素間で電気信号を伝達する導線が設けられている場合に、別の構成要素に対する構成要素の無限回転を、防止し得る。様々な実施例において、制限タブ又は制限タブの積み重ね体は、様々な位置で外科用器具組立体全体にわたって、提供される。例えば、このような構成は、例えば、エンドエフェクタ組立体、シャフト組立体、外科用ロボットに取り付けられるように構成された取り付けインターフェース、及び/又は外科用器具ハンドル組立体内に、提供され得る。このような制限タブ又は制限タブの積み重ね体は、例えば、任意の好適な回転駆動機構の特定の程度の回転を、防止してもよい。少なくとも1つの場合において、制限タブは、例えば、回転限界に達したことを電動機及び/又はユーザに知らせるように構成された、電気停止スイッチを備える。タブは、それに応じて、スイッチを閉じる/開くことができる。このような場合、制御回路は対応する電動機を停止させ、例えば、シャフト組立体を回転させる、及び/又は回転過多であることをユーザに警告してもよい。少なくとも1つの場合において、タブは、電気回路を閉じ、回転限界に達したことをユーザに示すように、構成されている。このような場合、タブは、回転制限回路を閉じるように構成された導電性材料を含んでもよい。少なくとも1つの場合において、回転制限回路は、上述したようなタブの積み重ね体と共に、用いられてもよい。このような実施例では、制御回路は、シャフト組立体が何回回転したかをユーザに示し、所定の回転数に達した場合に、回転限界に近づいていることをユーザに警告し、少なくとも1つの場合において、急激な回転停止を防止するために、シャフト回転を提供する電動機をリンプモード(limp mode)にし得る。
【0086】
制御回路は、プロセッサと、プロセッサによって実行された場合に、プロセッサに、シャフト組立体が回転された回転数を判定させ、ユーザインターフェース、例えば、ディスプレイに、回転数をユーザに通知させ、及び/又は急な回転停止を防止するために、シャフト回転を提供する電動機をリンプモードにさせる、プログラム命令を記憶する記憶媒体、例えば、メモリと、を含んでもよい。リング組立体3600が、互いに接触する際に回路を閉じる導電性タブを備える場合、プロセッサは、開から閉への回路状態の変化に基づいて、所定の回転数に達したことを判定してもよい。
【0087】
図19~
図22は、外科用ステープル留め組立体3700を示す。外科用ステープル留め組立体3700は、ハンドル3710と、シャフト組立体3720と、関節運動接合部3730と、カートリッジ顎部3762及びカートリッジ顎部3762に対して枢動可能なアンビル顎部3763を備えるエンドエフェクタ組立体3760と、を備える。外科用ステープル留め組立体3700は、ハンドル3710と、シャフト組立体3720と、エンドエフェクタ組立体3760と、の間で、電気信号を伝送するために、外科用ステープル留め組立体3700を通って延在する電気伝送システム3770を、更に備える。
【0088】
図20からわかるように、外科用ステープル留め組立体3700は、関節運動制御動作をエンドエフェクタ組立体3760に適用して、エンドエフェクタ組立体3760を、シャフト組立体3720に対して関節運動させるように構成された、関節運動アクチュエータ3711を備える。シャフト組立体3720は、閉鎖管3721と、閉鎖管3720内に位置付けられたスパイン部分3722と、を備える。
【0089】
電気伝送システム3770は、シャフト組立体3720を通って延在する、近位導線部分3771を備える。少なくとも1つの場合において、近位導線部分3771は、フレックス回路を含む。しかしながら、近位導線部分3771は、任意の好適な電気伝送構成を備えてもよい。少なくとも1つの場合において、近位導線部分3771は、スパイン部分3722内に画定された専用チャネル又はキャビティ内に、位置付けられている。少なくとも1つの場合において、近位導線部分3771は、閉鎖管3721の内側表面に画定された専用チャネル又はキャビティ内に、位置付けられている。近位導線部分3771は、接触端子3773を備える、遠位部分3772を備える。エンドエフェクタ組立体3760内に配置されたリード線を、近位導線部分3771と電気的に連結するために、エンドエフェクタ組立体3760内に配置されたリード線と、近位導線部分3771とを、電気的に連結するように構成されている、中間リード線3750が、設けられている。リード線3750(
図22)は、関節運動接合部カバー3740内に、位置付けられている。
【0090】
関節運動接合部カバー3740は、関節運動接合部3720内に露出した様々な内部構成要素を保護するように構成された、本体部分3741を備える。関節運動接合部カバー3740は、例えば、可撓性の基板材料から構成されてもよく、外科処置中に、関節運動接合部3730内への流体の流れに抵抗するか、あるいはそれを防止してもよい。関節運動接合部カバー3740は、エンドエフェクタ組立体3760がシャフト組立体3720に対して関節運動される際に、屈曲、拡張、及び/又は収縮するように、構成されている。関節運動接合部カバー3740は、圧着リング3745によって、シャフト組立体3720及びエンドエフェクタ組立体3760に取り付けられている。圧着リング3745は、それぞれ、シャフト組立体3720及びエンドエフェクタ組立体3760の近位部分3761内に画定された、対応する環状リングスロット3731、3733内に、接合部カバー3740の周囲で、圧着又はクランプされる。
【0091】
図21及び
図22を参照すると、接合部カバー3740は、接合部カバー3740の各端部に画定された開口部3742を備える。開口部3742は、リード線3750を、近位導線部分3771の接触端子3773に電気的に連結することができるように、リード線3750の近位接触端3751を露出させる。少なくとも1つの場合において、圧着リング3745は、近位接触端部3751を接触端子3773に押圧係合するように、構成されている。エンドエフェクタ組立体のリード線をリード線3750に連結するために、同様の構成が提供され得る。少なくとも1つの場合において、開口部は、接触端子3773を露出させるために、閉鎖管3721内に画定される。少なくとも1つの場合において、近位導線部分3771とリード線3750とを電気的に連結するために、端子が、閉鎖管3721に組み込まれる。
【0092】
図23は、関節運動接合部カバー3810と、関節運動接合部カバー3810内に位置付けられる電気伝送構成3820とを備える、関節運動接合部カバー組立体3800を示す。電気伝送装置3820は、関節運動接合部カバー3810の両端の間に延在する、導線3822を備える。関節運動接合部カバー3810は、導線3822の接触端部を露出させるように構成された、各端部に画定された開口部3811を備え、この開口部を通して、導線3822を、例えば、対応する電気入力部及び/又は電気出力部に、電気的に連結し得る。導線3822は、実質的に、関節運動接合部カバー3810の長さに延在する。導線3822は、接合部カバー3810が取り付けられるシャフトに対するエンドエフェクタ組立体の関節運動による、関節運動接合部カバー3810の伸張に対応するように、構成されている。導線3822は、導線3822に伸張緩和を提供するために、導線3822に追加の長さ又はスラック(弛み)を提供する、中間緩和セクション3821を備える。このような構成は、エンドエフェクタの関節運動中に、導線3822の歪み及び/又は損傷を防止し得る。
【0093】
図24及び
図25は、シャフト組立体に対するエンドエフェクタ組立体の関節運動に対応するように構成された、導線配置3900、3950を示す。導線構成3900は、関節運動接合部カバー3910と、関節運動接合部カバー3910内に配置された導線3920と、を備える。少なくとも1つの場合において、リード線3920は、関節運動接合部カバー3910の内側表面上に位置付けられている。少なくとも1つの場合において、リード線3920は、関節運動接合部カバー3910の外側表面上に位置付けられている。少なくとも1つの場合において、リード線3920は、関節運動接合部カバー3910の複数の層の間に位置付けられている。少なくとも1つの場合において、リード線3920は、可撓性の導電性材料を含む。少なくとも1つの場合において、可撓性の導電性材料は、リード線3920のための関節緩和を提供するように、構成されている。少なくとも1つの場合において、リード線3920は、緩和ベンド又はセクション、及び/又は可撓性の導電性材料を含む。導線構成3950は、関節運動接合部カバー3960と、関節運動接合部カバー3970を通って延在する導線3970と、を備える。リード線3970は、エンドエフェクタ組立体とシャフト組立体との間に延在する。少なくとも1つの場合において、リード線3970は、電気接合部カバー3960の実質的な外周の周囲に設けられる。少なくとも1つの場合において、リード線3970は、エンドエフェクタ組立体がシャフト組立体に対して関節運動される平面として定義される、関節運動平面内にのみ、提供される。少なくとも1つの場合において、リード線3970は、関節運動平面の反対側の平面内にのみ、設けられている。
【0094】
少なくとも1つの場合において、本明細書に開示される関節運動接合部カバーは、関節運動に対応するために側方に屈曲することに加えて、長手方向に拡張及び収縮するように、構成されている。関節カバー内の導線は、関節運動関節カバーの拡張、収縮、及び側方屈曲に適応するように、構成されている。
【0095】
少なくとも1つの場合において、関節運動接合部カバー内に配置された導線は、絶縁されていないワイヤを含む。このような場合、関節運動接合部カバーは、関節運動接合部カバーを通って延在するワイヤに、電気絶縁を提供してもよい。少なくとも1つの場合において、導線は、関節運動接合部カバーの外側表面上に位置付けられ、導線は絶縁ワイヤを含む。少なくとも1つの場合において、導線は、関節運動接合部カバーを通って、実質的に直線構成で延在する。少なくとも1つの場合において、導線は、関節運動接合部カバーを通って、湾曲構成で延在する。少なくとも1つの場合において、導線は、フレキシブルプリント回路基板である。少なくとも1つの場合において、導線は、具体的には、関節運動接合部カバーの一部分内に位置付けられ、例えば、関節運動接合部の上部又は下部等の導線の拡張、屈曲、及び/又は収縮を、最小限にする。少なくとも1つの場合において、導線は、シャフト組立体の熱可塑性スパイン部分に形成された溝を通って、送られる。少なくとも1つの場合において、外科用器具組立体内に配置された導線は、外科用器具組立体の様々な構成要素内に成形された、複数の接点を含む。様々な場合において、本明細書に開示される導線の位置付けは、例えば、様々なリードが関節運動接合部の近くで挟まれる及び/又は損傷する可能性を、最小限に抑えることができる。
【0096】
様々な場合において、外科用エンドエフェクタは、センサ及び/又はその他の電子構成要素を備えるが、これらは、様々な電気信号が、このようなセンサ及び構成要素へと、及びそれらから渡されることを、必要とし得る。例えば、電力及び/又はデータ信号、デジタル及び/又はアナログなどの電気信号は、エンドエフェクタ内のセンサ及び/又は電子構成要素とハンドル及び/又は外科用ロボットとの間で、例えば、取り付けインターフェースを介して渡される又は伝達されることが必要とされ得る。このような場合、複数の導線は、例えば、外科用エンドエフェクタとハンドルとの間で電気信号を伝達するために、外科用エンドエフェクタとハンドルとの間で利用され得る。様々な場合において、エンドエフェクタは、関節運動接合部を備える。関節運動接合部は、空間が制限され得るシャフト組立体内に、追加のアーキテクチャを追加してもよい。例えば、関節運動接合部は、関節駆動列を必要とする場合がある。このような関節駆動列は、シャフト組立体内に収容されたその他の駆動列及び構成要素に加えて、このようなシャフト組立体内の貴重な空間を消費し得る。様々な場合において、外科用エンドエフェクタは、外科用エンドエフェクタに搭載された各センサ及び/又は電子構成要素に対して、複数の個々の導線を必要とする場合がある。シャフト組立体、関節運動接合部、及びエンドエフェクタを通過する導線の量を最小限に抑えるための様々な構成が、開示されている。
【0097】
図26は、シャフト組立体4100と、関節運動接合部4200と、関節運動接合部4200によってシャフト組立体4100に取り付けられたエンドエフェクタ組立体4300と、を備える、外科用器具組立体4000を示す。エンドエフェクタ組立体4300は、関節運動接合部4200によって、シャフト組立体4100に対して、関節運動可能である。シャフト組立体4100は、例えば、外科用器具ハンドル及び/又は外科用ロボットに取り付けられてもよく、例えば、駆動列構成要素、導線、センサ、及び/又はフレーム構成要素などの複数の構成要素を、その内部に収容してもよい。シャフト組立体4100は、関節運動接合部4200に取り付けられた、遠位端部4110を備える。遠位端部4110は、関節運動接合部カバー4210に取り付けられている。エンドエフェクタ組立体4300は、関節運動接合部4200に取り付けられた近位シャフト部分4310を備える。関節運動接合部カバー4210はまた、近位シャフト部分4310に取り付けられている。エンドエフェクタ組立体4300は、近位シャフト部分4310に固定して取り付けられたカートリッジチャネル顎部4320と、カートリッジチャネル顎部4320に枢動可能に連結されたアンビル顎部4330と、を備える。アンビル顎部4330は、カートリッジチャネル顎部4320とアンビル顎部4330との間で、組織をクランプ及びクランプ解除するために、カートリッジチャネル顎部4320に対して枢動可能である。少なくとも1つの場合において、カートリッジチャネル顎部4320は、アンビル顎部4330に対して枢動可能である。少なくとも1つの場合において、カートリッジチャネル顎部4320及びアンビル顎部4330は、互いに対して枢動可能である。
【0098】
外科用器具組立体4000は、シャフト組立体4100及び関節運動接合部4200を通って延在し、例えば、ハンドルとエンドエフェクタ組立体4300との間で電気信号を渡すように構成された第1の導線4410を備える、電気システム4400を更に備える。電気システム4400は、電子チップ4420を更に備える。少なくとも1つの場合において、電子チップ4420は、例えば、CPU、プロセッサ、メモリ、及び/又はキャパシタンス-デジタル変換器を含む。電子チップ4420は、例えば、エンドエフェクタ組立体4300内に位置付けられた様々なセンサ及び/又は電子構成要素から受信された、生センサデータなどの信号を処理するように、構成されている。処理されたデータは、次に、例えば、第1の導線4410を通して、ハンドル、外科用ロボット、及び/又は外科用ハブに戻され得る。第1の導線4410は、例えば、フレキシブルプリント回路ケーブルを含んでもよい。少なくとも1つの場合において、第1の導線4410は、電力及び/又はデータ信号を、電子チップ4410に及び/又は電子チップ4410から伝達するように、構成されている。
【0099】
電気システム4400は、導線4430によって電子チップ4420と電気的に連結された、カートリッジチャネル顎部4320内に配置された、複数の第1のセンサ4450を、更に備える。電気システム4400は、導線4430によって電子チップ4420と電気的に連結された、アンビル顎部4330内に配置された、第2のセンサ4440を、更に備える。データ及び/又は電力は、導線4430を介して電子チップ4420へ、及び/又は電子チップ4420から伝達され得る。このような構成は、シャフト組立体を通過する導線の量を低減し、関節運動接合部4200の遠位側のエンドエフェクタ組立体4300上で、情報を処理することによって、外科用器具組立体内の信号伝達経路を統合し得る。このような構成は、例えば、ハンドルとエンドエフェクタ組立体4300との間で渡される情報をデジタルデータに統合することによって、シャフト組立体内に位置付けられる物理的ワイヤの量を低減し得るが、デジタルデータは、少なくとも1つの場合において、全てが単一のデジタル伝送経路(例えば、第1の導線4410)を介して、伝達され得る。エンドエフェクタ組立体4300からの生データは、アナログデータ及びデジタルデータを含んでもよい。上述したように、このようなデータは、電子チップ4420によって、単一のデジタル伝送経路に統合され得る。
【0100】
少なくとも1つの場合において、電子チップ4420は、近位シャフト部分4310内に位置付けられている。少なくとも1つの場合において、電子チップ4420は、カートリッジチャネル顎部4320及び/又はアンビル顎部4330内に位置付けられている。センサ4420、4440は、例えば、圧力センサ、位置センサ、温度センサ、力センサ、電流センサ、電位センサ、磁気センサ、光学センサ、熱センサ、及び/又は近接センサ等の、任意の好適なセンサを含んでもよい。センサは、一定の電源及びデータ伝送リード線を必要とする場合がある。上述したように、センサは、デジタル及び/又はアナログセンサを含んでもよい。
【0101】
図27は、シャフト組立体5100と、関節運動接合部5200と、関節運動接合部5200を介してシャフト組立体5100に対して関節運動可能なエンドエフェクタ組立体5300と、を備える、外科用器具組立体5000を示す。外科用器具組立体5000は、エンドエフェクタ組立体5300を関節運動接合部5200の周囲で回転させるために、押し引きされるように構成された、関節ロッド又はアクチュエータ5120を備える。外科用器具組立体5000は、シャフト組立体5100及び関節運動接合部5200を通ってエンドエフェクタ組立体5300に延在する、電気システム5400を更に備える。電気システム5400は、導線5400を備える。導線5410は、例えば、フレキシブルプリント回路基板ケーブルを含み得る。導線5410は、関節運動ロッド5120に取り付けられた近位セクション5411と、関節運動接合部5200内で浮動するように構成された中間セクション5412と、エンドエフェクタ組立体5300内に延在する遠位セクション5413と、を備える。遠位セクション5413は、カートリッジチャネル顎部5320内に配置された、取り付け端部5413を備える。遠位セクション5413は、エンドエフェクタ組立体5300に取り付けられている。
【0102】
導線5410の取り付け部5411、5413は、例えば、接着剤及び/又は糊によって、取り付けられてもよい。接着剤に加えて、又は接着剤の代わりに、フック又はループ締結具(ループファスナ、loop fastener)もまた、使用されてもよい。任意の好適な取り付け手段が、使用され得る。中間セクション5412は、エンドエフェクタ組立体5300がシャフト組立体5300に対して関節運動される際に、拡張及び収縮するように、構成されている。少なくとも1つの場合において、関節運動ロッド5120は、導線5410が、エンドエフェクタ組立体5300の次の関節運動位置を収容し得る位置に、中間セクション5412を予め設定するように、構成されている。例えば、関節運動ロッド5120は、遠位方向に押されて、エンドエフェクタ組立体5300を、方向5201に移動させる。このような場合、関節運動ロッド5120は、近位セクション5411を遠位方向に引っ張り、中間セクション5412を束ねるか、あるいは屈曲させて、後続の関節運動位置のために導線5410に必要なスラック(弛み)を提供する。エンドエフェクタ組立体5300を、方向5201とは反対の方向に関節運動させることにより、関節運動ロッド5120が導線5410のスラック(弛み)の量を少なくとも部分的に減少させ、エンドエフェクタ組立体5300がこの方向に関節運動される場合に、導線5410に必要なケーブルの距離が、より短くなる。
【0103】
図28は、本明細書で記載されるものなどの外科用器具組立体と共に使用するための、関節運動組立体5500を示す。関節運動組立体5500は、エンドエフェクタ組立体が関節運動される際に接合部構成要素5510の屈曲を可能にするように構成された、段状部分5511を備える、内側接合部構成要素5510を備える。少なくとも1つの場合において、接合部構成要素5510は、関節運動接合部の内側フレーム部分を含む。少なくとも1つの場合において、接合部構成要素5510は、シャフト組立体及びエンドエフェクタ組立体に、取り付けられている。関節運動組立体5500は、その内部の接点を露出させるように構成された開口部を備える、関節運動接合部カバー5520を更に備える。関節運動組立体5500は、例えば、接合部構成要素5510の外側表面上に位置付けられる、フレキシブルプリント回路基板ケーブル等の導線5530を更に備える。導線5530は、導線5530が段状部分5511に対応するように、接合部構成要素5510の外側表面の周囲に、位置付けられている。導線5530は、接合部構成要素5510の段状部分5511と共に撓んで曲がるように、構成されている。
【0104】
様々な場合において、例えば、フレキシブルプリント回路基板ケーブルを備える電気システムは、外科用器具組立体の関節運動接合部を通って、延在し得る。このようなフレキシブルプリント回路基板ケーブルは、エンドエフェクタがシャフト組立体に対して関節運動可能である関節運動軸線の周囲に、コイル状に巻かれ得る。このようなケーブルは、エンドエフェクタの関節運動に対応するために、ケーブルが関節運動軸線の周囲に巻き取られ得る及び/又は巻き出され得るように、関節運動接合部内に組み込まれる。
【0105】
図29~
図33は、シャフト組立体6100、関節運動接合部6200、及びエンドエフェクタ組立体6300を備える、外科用器具組立体6000を示す。エンドエフェクタ組立体6300は、関節運動接合部6200によって、シャフト組立体6100に対して、関節運動可能である。シャフト組立体は、外側シャフト6110と、関節運動制御運動をエンドエフェクタ組立体6300に適用して、エンドエフェクタ組立体6300をシャフト組立体6100に対して関節運動させるように構成された、関節運動アクチュエータ6112と、を備える。エンドエフェクタ組立体6300は、カートリッジチャネル顎部6330と、チャネル顎部6330に対して枢動可能なアンビル顎部6340と、を備える。カートリッジチャネル顎部6330は、シャフト部分6310に取り付けられている。外科用器具組立体6000は、シャフト組立体6100と、関節運動接合部6200と、エンドエフェクタ組立体6300を通って延在して、例えば、外科用器具ハンドルと、エンドエフェクタ組立体6300に搭載されて位置付けられた電気構成要素とを電気的に連結する、電気システム6400と、を更に備える。
【0106】
シャフト組立体6100は、エンドエフェクタ組立体6300のスパイン部分6320の近位端部6321に枢動可能に連結された、遠位端部6121を備える、スパイン部分6120を更に備える。少なくとも1つの場合において、スパイン部分6320は、カートリッジチャネル顎部6330に固定して取り付けられており、カートリッジチャネル顎部6330は、シャフト部分6310に固定して取り付けられている。遠位端部6121の旋回部分6122は、スパイン部分6320の近位端部6321に画定された開口部6322内に、支持されている。アクチュエータ6112は、エンドエフェクタ組立体6300のスパイン部分6320を押して及び/又は引いて、エンドエフェクタ組立体6300を、シャフト組立体6100に対して関節運動軸線AA(
図31)の周囲で関節運動させるように、構成されている。
【0107】
電気システム6400は、例えば、シャフト組立体6100、関節運動接合部6200、及びエンドエフェクタ組立体6300を通って延在する、フレキシブルPCBなどの、可撓性ケーブル6410を備える。可撓性ケーブル6410は、例えば、エンドエフェクタ組立体6300と外科用ロボット及び/又は器具ハンドルとの間で、例えば、電力及び/又はデータ信号を含む電気信号を、伝送してもよい。可撓性ケーブル6410は、シャフト組立体6100を通って関節運動接合部6200内へと延在する、近位リード線部分6411を含む。可撓性ケーブル6410は、外側シャフト6110に取り付けられてもよい。可撓性ケーブル6410は、コイル軸線が関節運動軸線AAと一致し得るように、関節運動接合部6200内に位置付けられたコイル状部分6413を、更に備える。コイル状部分6413は、枢動部分6122内に位置付けられ、少なくとも1つの場合において、近位端部6321及び枢動部分6122に対して、中心に位置付けられている。ケーブル6410は、コイル状部分6413からエンドエフェクタ組立体6300内へと延在する遠位リード線部分6414を、更に備える。少なくとも1つの場合において、遠位リード線部分6414は、カートリッジチャネル顎部6330に取り付けられている。
【0108】
図32及び
図33を参照すると、コイル状部分6413は、エンドエフェクタ組立体6300の関節運動に適応し、関節運動接合部6200を通して、それらの間の電気接続を維持するように、構成されている。エンドエフェクタ組立体6300がシャフト組立体6100に対して第1の方向に関節運動された場合に、コイル状部分又はセクション6414は、第1の巻き方向に巻かれ、エンドエフェクタ組立体6300が第1の方向に関節運動されることを可能にするように、構成されている。エンドエフェクタ組立体6300が、シャフト組立体6100に対して、第1の方向と反対の第2の方向に関節運動された場合に、コイル状部分又はセクション6414は、第1の巻き方向と反対の第2の巻き方向に巻き戻され、エンドエフェクタ組立体6300が第1の方向に関節運動されることを可能にするように、構成されている。
図33は、部分的に巻かれていない構成のケーブル6410を示す。遠位リード線部分6414が、
図33に示される方向と反対の方向に関節運動された場合、コイル状部分6413は反対方向に巻き取られる。少なくとも1つの場合において、コイル状部分6413は、エンドエフェクタ組立体6300が第1の方向に関節運動された場合に、よりきつく巻き取られ、エンドエフェクタ組立体6300が第1の方向と反対の第2の方向に関節運動された場合に、より緩く巻き出される。このような構成は、関節運動接合部6200を通って延在する可撓性ケーブル6410内に、緩和を提供してもよい。このような構成は、例えば、関節運動軸線AAを中心とする関節運動接合部6200内で、コイル状に巻き取られる、及び/又は巻き取られる、ある長さのケーブル6410を提供する。少なくとも1つの場合において、コイル状セクション6413は、関節運動軸線AAを中心としない。
【0109】
電気システム6400は、関節運動に対応するように構成されたケーブルを示しているが、このような構成は、シャフト組立体に対する長手方向軸線を中心としたエンドエフェクタの回転にもまた、使用され得る。少なくとも1つの場合において、エンドエフェクタの関節運動及びエンドエフェクタの回転の両方に対応するために、複数の平面において、巻き取り及び巻き出しされ得る可撓性ケーブルが、提供される。このようなケーブル構成は、例えば、関節運動接合部を通って延在する、フレキシブルPCBの断裂を防止し得る。少なくとも1つの事例では、このようなケーブルは、それぞれが、それ自体の関節運動軸線を有する複数の別個の関節運動接合部を通して、用いられ得る。
【0110】
様々な場合において、交換式又は非交換式外科用ステープルカートリッジは、電子構成要素を含む。このような電子構成要素は、能動部品、受動部品、及び/又は電気機械部品を含んでもよい。例えば、このような構成要素は、例えば、導電性構成要素、集積回路、プログラマブルデバイス、ディスプレイ技術、電源、抵抗性構成要素、容量性構成要素、磁気デバイス、及び/又はスイッチを含んでもよい。このような構成要素のうちの1つ以上は、例えば、ステープルカートリッジと外科用器具ハンドル及び/又は外科用ロボットとの間で電気信号を伝送するために、ステープルカートリッジがカートリッジチャネル顎部と電気的に連結されることを、必要とする場合がある。電気信号は、デジタル及び/又はアナログであってもよい。電気信号は、例えば、データ信号及び/又は電力信号を含んでもよい。少なくとも1つの場合において、電気信号は、例えば、カートリッジタイプ、カートリッジ長さ、及び/又はステープル長さに対応するデータを含む。
【0111】
図34~
図36は、カートリッジチャネル顎部7100と、カートリッジチャネル顎部7100に対して枢動可能なアンビル顎部7200と、を備える、外科用エンドエフェクタ7000を示す。エンドエフェクタ7000は、カートリッジチャネル顎部7100のカートリッジチャネル7110内に取り外し可能に位置付けられた、交換式ステープルカートリッジ7130を、更に備える。ステープルカートリッジ7130は、本明細書に開示されるような1つ以上の電子構成要素を、含んでもよい。ステープルカートリッジ7130は、近位未発射位置と遠位完全発射位置との間の発射ストロークを通して移動可能な、スレッド7131を更に備える。スレッド7131は、ステープルカートリッジ7130からステープルを射出するように、構成されており、長手方向に並進可能な発射部材によって遠位方向に押されるように、構成されている。エンドエフェクタ7000は、ロックアウト状態が克服されるまで、発射部材がステープルカートリッジ7130を通って遠位方向に前進することを防止するように構成された、ロックアウト部材7120を更に備える。
【0112】
少なくとも1つの場合において、ロックアウト部材7120は、発射されていない適切なステープルカートリッジの設置によって打開されるか、あるいは係止解除される。ロックアウト部材7120は、ロックアウト部材7120から近位方向に延在する導線とステープルカートリッジ7130とを電気的に連結するように、更に構成されている。導線は、例えば、外科用ロボット及び/又は外科用器具ハンドルの制御回路と、電気的に連通してもよい。ステープルカートリッジ7130は、ステープルカートリッジ7130から近位方向に延在する導電性部材7132を、更に備える。少なくとも1つの場合において、導電性部材7132は、その上に印刷された1つ以上の導電性リード線を含む。少なくとも1つの場合において、導電性部材7132自体が、電気経路を含む。少なくとも1つの場合において、導電性部材7132は、本明細書に記載されるようなステープルカートリッジ7130の1つ以上の電気構成要素と、電気的に連結される。導電性部材7132は、ロックアウト部材7120の遠位端部7121と接触して、例えば、ステープルカートリッジ7130を、外科用器具ハンドル及び/又は外科用ロボットと電気的に連結するように、構成されている。
【0113】
ロックアウト部材7120は、その上に印刷された対応する導電性トレース7122を、更に含む。少なくとも1つの場合において、トレース7122は、ロックアウト部材7120がスタンピング及び/又は機械加工された後に、ロックアウト部材7120上に印刷される。トレース7122は、ロックアウト部材7120の全長に延在し、導電性部材7132に接触して、例えば、外科用ロボット及び/又は外科用器具ハンドルまで延在する導線に、ステープルカートリッジ7130を電気的に連結するように、構成されている。少なくとも1つの場合において、ロックアウト部材7120は、ロックアウト部材7120が係止解除位置にある場合にのみ、ステープルカートリッジと電気的に連結される。少なくとも1つの場合において、ロックアウト部材7120は、ロックアウト部材7120の位置又は状態に関わらず、ステープルカートリッジ7130と電気的に連結される。例えば、参照によりその全体が組み込まれる、米国特許出願第14/314,108号、発明の名称「METHOD OF USING LOCKOUT FEATURES FOR SURGICAL STAPLER CARTRIDGE」(現在は、米国特許第10,335,147号)を、参照のこと。
【0114】
少なくとも1つの場合において、ロックアウト部材7120は、ロックアウトばね部材を含む。少なくとも1つの場合において、導電性部材7132は、スレッド7131から近位方向に延在する。このような場合、ステープルカートリッジ内に配置された電子構成要素を、スレッド7131、導電性部材7132、ロックアウト部材7120、並びに外科用器具ハンドル及び/又は外科用ロボットと電気的に連結するために、カートリッジ7130とスレッド7131との間に、端子が設けられる。
【0115】
様々な場合において、本明細書で提供される外科用器具組立体は、ステープルカートリッジ及び/又はエンドエフェクタ組立体内の対応する電子構成要素なしに、カートリッジチャネル内に設置されるステープルカートリッジのタイプを識別するように、構成されている。このような配置は、例えば、外科用器具組立体の様々な構成要素を通過する電気配線の量を、低減し得る。
【0116】
図37~
図39を参照すると、ステープルカートリッジ組立体7200は、ステープルカートリッジ組立体7200に搭載された電気構成要素を必要とすることなく、カートリッジ識別のための特徴部を備えて、示されている。ステープルカートリッジ組立体7200は、本明細書に開示されるその他のステープルカートリッジと、多くの点で類似していてもよい。ステープルカートリッジ組立体7200は、本明細書に記載されているような任意の好適な外科用器具組立体と共に、使用され得る。ステープルカートリッジ組立体7200は、カートリッジ本体7210と、カートリッジ本体7210からステープルを配備するために、近位未発射位置(
図38)と遠位完全発射位置との間で移動可能なスレッド7220と、スレッド7220、ステープル、及び/又はステープルドライバをカートリッジ本体7210内に保持するように構成された、カートリッジパン7230と、を備える。カートリッジ本体7210は、カートリッジデッキ7211と、カートリッジデッキ7211に画定された複数の長手方向列のステープルキャビティ7212と、カートリッジ本体7210を二分する長手方向スロット7214と、を備える。長手方向スロット7214は、ステープル発射ストローク中にスレッド7220の少なくとも一部分を受容するように、構成されており、発射部材は、ステープル発射ストロークを通してスレッド7220を押すように、構成されている。
【0117】
カートリッジ本体7210は、長手方向スロット7214の近位端部7215内に画定された識別特徴部7216を備える、近位端部7213を更に備える。特徴部7216は、ステープル発射ストロークの前に、スレッド7220及び/又は発射部材によって係合されるように、構成されている。特徴部7216は、外科用器具ハンドル及び/又は外科用ロボットの制御回路によって検出可能であり、ステープルカートリッジ組立体7200の1つ以上の識別パラメータに対応するように構成されており、それによって、特徴部7216を検出した際に、ステープルカートリッジ組立体7200の特定の識別パラメータが、特徴部7216の検出された情報に基づいて補間され得るが、これについては、以下でより詳細に説明する。
【0118】
特徴部7216は、突起部又は隆起部7217を備え、スロット7214の近位端部7215内で、特定の長さにわたって延在する。隆起部7217は、スレッド7220及び/又は発射部材が、最初の発射前ストローク中のステープル発射ストロークに先立って、隆起部7217に係合するように、位置付けられている。隆起部7217は、スレッド7230及び/又は発射部材の移動を妨ぎ得る。少なくとも1つの場合において、発射部材を作動させる電動機の電動機電流が監視されるが、このような監視を通じて、隆起部7217が検出可能である。少なくとも1つの場合において、隆起部7217は、例えば、検出及び識別され得る横断のために、より大きな電動機電流を必要とする。このような場合、増加した電流の量は、1つ以上の特定のカートリッジパラメータに対応してもよい。少なくとも1つの場合において、隆起部7217は、単に認識可能な電動機電流パターンを生成する。このような場合、検出されたパターンは、1つ以上の特定のカートリッジパラメータに対応する。カートリッジパラメータ及び(例えば、電流の)対応する検出可能な特徴又はパターンは、例えば、メモリユニット等の記憶媒体内のルックアップテーブル又はデータベース内に、記憶されてもよい。制御回路は、エンドエフェクタ組立体内に設置されたカートリッジのタイプを識別するために、検出された特徴及び/又はパターンを、例えば、ルックアップテーブル内の情報と比較するように、構成されている。
【0119】
スレッド7220は、第1の幅を含む遠位部分7221と、第2の幅を含む近位部分7222と、を含む。第2の幅は、近位部分7222が特徴部7216を通過する際に、近位部分7222が特徴部7216に係合するように、構成されてもよい。しかしながら、特徴部7216を通過した後、近位部分7222は、スロット7214の残りの部分と干渉しない。スレッド7220と特徴部7216との係合が図示されているが、特徴部7216は、スレッド7220に加えて、又はその代わりに、発射部材によって係合されてもよい。少なくとも1つの場合において、発射部材及び/又はスレッドを駆動する電動機の電流が、監視される。少なくとも1つの場合において、発射部材及び/又はスレッドの速度が、監視される。少なくとも1つの場合において、発射部材及び/又はスレッドの振動が、監視される。
【0120】
図39は、発射部材がステープルカートリッジ組立体7200を通って前進する際に、電動機電流が監視される1つのシナリオの、グラフ7240である。少なくとも1つの場合において、ステープルカートリッジ組立体7200を通して発射部材を前進させるために必要な力は、監視された電動機電流から補間される。グラフ7240からわかるように、認識可能な力パターンは、最初の発射前ストロークの間に検出される。上述したように、力パターンは、特定のステープルカートリッジ組立体7200の識別可能な固有の特性である。少なくとも1つの場合において、ステープルカートリッジ組立体7200とは異なるカートリッジパラメータを含むその他のカートリッジは、異なる対応する固有の力特性を生成する、異なる固有の隆起部を含む。隆起部7216の変形形態は、例えば、隆起部の深さ、隆起部の輪郭、及び/又は隆起部の量を含んでもよい。このような変形形態のうちの1つ以上は、各可能なタイプのステープルカートリッジのための、固有の検出可能なカートリッジ識別特徴部7216を生成するために、採用されてもよい。
【0121】
少なくとも1つの場合において、初期発射前ストローク中の発射部材の作動は、全ての異なるタイプのステープルカートリッジ間で一定であり、ステープルカートリッジのタイプが識別された後にのみ作動特性が決定され、ステープル発射ストロークを通して発射部材を前進させるために、使用される。カートリッジのタイプが識別されると、外科用器具組立体の動作パラメータの範囲が、識別されたカートリッジに対して、選択されてもよい。例えば、発射ストローク持続時間、力、及び/又は速度は、識別されたカートリッジのタイプに基づいて、選択されてもよい。少なくとも1つの場合において、ユーザは、識別されたカートリッジのタイプについて警告され、ユーザは、ステープル発射ストロークのための様々な動作パラメータを選択する。グラフA33からわかるように、特徴部7216を通して検出される力特性は、組織が横切され、ステープルが配備及び形成される発射ストロークの力特性よりも、小さい。少なくとも1つの場合において、特徴部7216を通じて検出される力特性は、発射ストロークの力特性よりも、大きい。
【0122】
少なくとも1つの場合において、特徴部7216は、点字コードの特徴と同様である。少なくとも1つの場合において、識別可能なカートリッジパラメータは、例えば、カートリッジの色、タイプ、長さ、カートリッジ製造日、及び/又はカートリッジロット番号を含む。少なくとも1つの場合において、特徴部7216は、発射力フィードバックコードを含む。少なくとも1つの場合において、特徴部7216は、発射部材がロックアウトの第1の段階を無効にするようにも構成されている非カートリッジロックアウトゾーン内に、位置付けられている。このような第1の段階は、カートリッジがエンドエフェクタ組立体内に設置されていない場合に発射部材を係止することを含む。このようなカートリッジ識別情報は、例えば、外科用器具ハンドル/又はロボットと共に設置及び/又は使用される各ステープルカートリッジについて、記録されてもよい。
【0123】
図40は、導線7310を含む導線ケーブル7300を示す。導線ケーブル7300は、本明細書に開示されるものなどの任意の外科用器具組立体と共に、使用されてもよい。導線ケーブル7300は、シャフト組立体、関節運動接合部、及びエンドエフェクタ組立体を通って延在するように、構成されている。導線ケーブル7300は、例えば、エンドエフェクタ組立体の関節運動によって拡張及び収縮するように、構成されている。導線ケーブル7300は、複数の垂直支持部材7320及び水平支持部材7330を備える。支持部材7320、7330のパターンは、拡張、伸張、収縮、及び/又は圧縮し得る構造を、提供することができる。導線ケーブル7300は、固有ばねのものと同様に作用し得る。支持部材7320、7330は、任意の好適な材料で、構成されてもよい。少なくとも1つの場合において、支持部材7320、7330は、弾性材料からなる。導線7310は、例えば、水平支持部材7320、7330の周囲にコイル状に巻かれてもよい、又は織られてもよい。少なくとも1つの場合において、導線ケーブル7300は、互いに接着された材料の複数の層を含み、導線7310及び/又は支持部材7320、7330は、接着された層の間に位置付けられている。
【0124】
様々な場合において、編組スリーブ部材は、シャフト組立体、関節運動接合部、及び/又はエンドエフェクタ組立体の間で電気信号を通すために、導線と共に用いられ得る。
図41は、圧着リング7420を用いてシャフト組立体の遠位端部及びエンドエフェクタの近位端部に圧着されるように構成された、編組スリーブ7410を備える、関節運動接合部カバー7400を示す。接合部カバー7400は、本明細書に開示されるその他の関節運動接合部カバーと、多くの点で類似し得る。編組スリーブ7410は、導線7413及び7411を備える。導線7411、7413は、例えば、プリントフレックス回路ケーブルを含んでもよい。少なくとも1つの場合において、電気リード線7411、7413は、例えば、導電性ワイヤを含む。少なくとも1つの場合において、導線7411、7413は、導電性ワイヤとプリントフレックス回路ケーブルとの組み合わせを含む。
【0125】
少なくとも1つの場合において、導線7411、7413は、絶縁材料層の間に位置付けられている。このような場合、1つの絶縁層は、内側絶縁層を備え、関節運動接合部の構成要素に直接隣接して位置付けられてもよく、第2の絶縁層は、外側絶縁層を備え、関節運動接合部構成要素7400の最外層であってもよい。少なくとも1つの場合において、導線のこのような編組スリーブは、シャフト組立体及び/又はエンドエフェクタ組立体の少なくともある長さの周囲に用いられる。編組スリーブ構成は、スリーブ7410の長さが、例えば、エンドエフェクタ組立体の関節運動中に、ある程度の屈曲及び収縮を可能にするように、構成され得る。少なくとも1つの場合において、リード線7411、7413は、スリーブ7400の長さに沿って織られる。少なくとも1つの場合において、リード線7411はリードの外層を含み、リード線7413はリード線7413の内層を含む。編組スリーブは、挟み込み及び/又は引き裂きのリスクが関節運動接合部の外側よりも大きい、関節運動接合部内の機械的に一体化された構成要素の近くで、関節運動接合部を貫通する、導線の必要性を、低減してもよい。少なくとも1つの場合において、このような編組スリーブはまた、関節運動接合部の構成要素を保護するように、作用し得る。少なくとも1つの場合において、本明細書に開示されるような導線は、ケーブル及び/又はワイヤを含み、例えば、平坦及び/又は円形であってもよい。少なくとも1つの場合において、圧着リング7420は、絶縁材料からなる。少なくとも1つの場合において、1つ以上の導線を備えるフレキシブル回路ケーブルは、それ自体で、関節運動接合部カバーとして作用する。このような場合、フレキシブル回路ケーブルの非導電性部分は、例えば、関節運動接合部の構成要素を保護してもよい。
【0126】
図42は、シャフト7510と、シャフト7510の周囲に巻き付けられた導線7520、7540と、リード線7520、7540を覆う絶縁層7560と、を備える、シャフト組立体7500を示す。リード線7520、7540は、接続点7530、7550によって、互いに及び/又はシャフト7510に、取り付けられている。少なくとも1つの場合において、接続点7530、7550は、例えば、リード線7520、7540の間、及び/又はリード線7520、7530とシャフト7510との間に、フック及びループ係合を含む。このような接続点は、導線7520、7540が互いに対して、及び/又はシャフト7510に対して、回転方向又は長手方向に過度に移動することを、制限してもよい。少なくとも1つの場合において、リード線7520、7540は、シャフト7510の周囲にリード線7520、7540を織る、織スリーブ構成を含む。少なくとも1つの場合において、リード線7520、7540は、フレキシブルプリント回路ケーブルを含む。
【0127】
図43は、近位端部7601と遠位端部7603との間の関節運動接合部の周囲に巻かれた導線7610を備える、関節運動接合部カバー7600を示す。関節運動接合部カバー7600は、接続点7620を更に備える。少なくとも1つの場合において、接続点7620は、フック及びループ構成を含む。接続点7620は、例えば、シャフト組立体とエンドエフェクタ組立体とを連結するカプラ部分などの、関節運動接合部の1つ以上の構成要素に、リード線7610を取り付けるように、構成されている。少なくとも1つの場合において、接続点7620は、リード線7610が固定される構成要素とリード線7610自体との間の相対移動量を、制御する。リード線7610の目標とする動きをわずかに制限するための接続部が存在しない場合、相対的な動きが大きすぎると、リード線7610が、例えば、関節運動接合部内で挟まれる可能性がある。
【0128】
様々な場合において、導線の拡張及び収縮は、このようなリード線をある程度の応力下に置く。
図44及び
図45は、シャフト組立体7710、関節運動接合部7720、及びエンドエフェクタ組立体7730を備える、外科用器具組立体7700を示す。エンドエフェクタ組立体7730は、関節運動接合部7720によって、シャフト組立体7710に対して、関節運動可能である。外科用器具組立体7700は、関節運動接合部7720を横切って、シャフト組立体7710とエンドエフェクタ組立体7730との間で電気信号を渡すように構成された、電気システム7740を更に備える。電気システム7740は、シャフト組立体7110の遠位端部に向かってシャフト組立体7710を通って延在する、近位導線7741を備える。近位導線7741は、シャフト組立体7710の遠位端部に位置付けられた導電性ピン又はポスト7743で、終端する。
【0129】
電気システム7740は、関節運動接合部を通って延在する2つの導電性部材7745と、2つの導電性部材7745からエンドエフェクタ組立体7730内へと遠位方向に延在するエンドエフェクタリード線7747と、を更に備える。導電性部材7745は、関節運動接合部7720を横切って電気信号を通過させるように、構成されている。導電性部材7745は、エンドエフェクタ組立体7730の関節運動位置に応じて、導電性部材7745が、それぞれ、エンドエフェクタのリード線7747を、近位リード線7741に電気的に連結するように構成されるように、冗長電気経路である。
図45からわかるように、導電性部材7745の1つは、導電性ピン7742に押し付けられる。このような場合、その特定の導電性部材7745は、エンドエフェクタのリード線7747を、近位リード線7741に、電気的に連結する。エンドエフェクタ組立体7730が反対方向に関節運動された場合、他方の導電性部材7745は、エンドエフェクタのリード線7747を、近位リード線7741に、電気的に連結する。少なくとも1つの場合において、導電性部材7745のうちの1つは、近位リード線7741とエンドエフェクタリード線7747との間の電気伝送が常に維持されるように、導電性ピン7743と常に接触している。
図44からわかるように、両方の伝導性部材7745は、エンドエフェクタ組立体7730が非関節運動構成又は直線構成にある場合に、ピン7743と接触している。少なくとも1つの場合において、導電性部材7745は、板ばね部材を含む。
【0130】
図46は、近位端部8011を備えるカートリッジ本体8010と、カートリッジパン8020と、カートリッジ本体8010上に配置された複数の圧力点8031を備える圧力センサマトリックス8030と、を備える、ステープルカートリッジ組立体8000を示す。少なくとも1つの場合において、圧力点8031は、アンビル及び/又はカートリッジチャネル上に位置付けられている。少なくとも1つの場合において、圧力点8031は、例えば、アンビルの表面などの、複数の圧力センサを含む対応する圧力センサマトリックスに対して押圧された場合に、制御回路がカートリッジ本体8010上の固有の圧力点特性を識別し得るように、固有の特性を含む。固有の圧力点特性は、対応する圧力センサを押して、固有の特性を制御回路に通信するように、構成されている。固有の圧力点特性は、1つ以上の特定のカートリッジパラメータが、圧力センサマトリックス及び圧力点マトリックスを通じて決定され得るように、ステープルカートリッジ組立体8000に固有である。圧力点8031は、カートリッジ本体8010の隆起部分を含んでもよい。少なくとも1つの場合において、圧力点は、カートリッジ本体8010又はパン8020の底部に用いられる。
【0131】
図47は、対応する圧力センサマトリックスに接触するように構成された圧力点マトリックス8120を備える、パン8100を示す。圧力点マトリックス8120は、隆起圧力点8121及び非隆起位置8122を含む。固有の圧力点マトリクス8120は、パン8100が取り付けられるカートリッジに特有である。少なくとも1つの場合において、圧力点マトリックス8120は、カートリッジチャネル内へのステープルカートリッジ組立体の設置時に、係合される。このような場合、カートリッジチャネルは、圧力点マトリックスを読み取り、カートリッジチャネル内に設置されているステープルカートリッジ組立体のタイプを識別するように構成された、対応する圧力センサマトリックスを備える。少なくとも1つの場合において、圧力点のうちの1つ以上は、例えば、発射部材のカム部材によって剪断され、このような場合、新しい圧力点マトリックスと共に提供される唯一の情報変化は、カートリッジが既に使用されていることを含み得る。
【0132】
4点圧力点マトリックス8200(
図48)では、合計16個の異なるパターン、したがって、カートリッジのタイプを用いて、識別され得る。より多くの又はより少ない圧力点位置が、識別のために可能な反復の量を増加させるために、用いられ得る。
図49は、4点圧力点マトリックスを有する、16個の、8300の可能な圧力点反復8301を示す。
【実施例】
【0133】
本明細書に説明される主題の様々な態様は、以下の番号付けされた実施例において説明される。
実施例1-近位スパイン部分を備えるシャフト組立体と、関節運動アクチュエータと、発射部材と、関節運動接合部と、を備える、外科用器具組立体。当該関節運動接合部は、関節運動支持部材を備え、当該発射部材は、当該関節運動支持部材を通って延在する。当該外科用器具組立体は、第1の顎部と、当該第1の顎部と第2の顎部との間に組織をクランプするために当該第1の顎部に対して移動可能である当該第2の顎部と、当該近位スパイン部分に枢動可能に連結された遠位スパイン部分と、を備える、エンドエフェクタ組立体を更に備え、当該遠位スパイン部分は、当該シャフト組立体に対して当該エンドエフェクタ組立体を関節運動させるために、関節運動アクチュエータによって当該近位スパイン部分に対して関節運動されるように構成されており、当該関節運動支持部材は、当該シャフト組立体に対する当該エンドエフェクタ組立体の関節運動中に当該発射部材を側方に支持するように、構成されている。当該遠位スパイン部分は、当該発射部材を収容するように構成された発射部材スロットと、遠位支持構造体内部に画定された側方チャネルと、を備える、遠位支持構造体を備える。当該外科用器具組立体は、当該関節運動支持部材を通り、当該側方チャネルを通って当該エンドエフェクタ組立体内へと延在する導線、を備える、電気システムを更に備える。
【0134】
実施例2-当該シャフト組立体に対して当該エンドエフェクタ組立体を係止するために、遠位方向に前進されるように構成された、関節運動係止バーを更に備える、実施例1に記載の外科用器具組立体。
【0135】
実施例3-当該シャフト組立体が、当該シャフト組立体内に位置付けられたスプールを備え、当該スプールが、追加の長さの導線を巻き出し、当該追加の長さの導線を巻き取るように、構成されている、実施例1又は2に記載の外科用器具組立体。
【0136】
実施例4-当該スプールが、ばね荷重されている、実施例3に記載の外科用器具組立体。
【0137】
実施例5-当該遠位スパイン部分が、当該関節運動アクチュエータによって遠位方向に押され、近位方向に引っ張られるように構成された、作動ポストを備え、当該作動ポストが、当該関節運動接合部の第1の側面上に位置付けられており、当該導線が、当該第1の側面の反対側の当該関節運動接合部の第2の側面上で当該関節運動接合部を通って延在する、実施例1、2、3、又は4に記載の外科用器具組立体。
【0138】
実施例6-当該側方チャネルが、弓状の輪郭を含む、実施例1、2、3、4、又は5に記載の外科用器具組立体。
【0139】
実施例7-当該側方チャネルが、第1の側方チャネルを含み、当該第1の顎部が、カートリッジチャネル顎部を備え、当該第2の顎部が、アンビル顎部を備え、当該アンビル顎部が、内部を通して当該導線を受容するように構成された第2の側方チャネルを画定する近位端部を備える、実施例1、2、3、4、5、又は6に記載の外科用器具組立体。
【0140】
実施例8-当該アンビル顎部が、その内部に画定された長手方向カムチャネルを備え、当該第2の側方チャネルが、当該長手方向カムチャネルよりも浅い深さを備える、実施例7に記載の外科用器具組立体。
【0141】
実施例9-近位スパイン部分を含むシャフト組立体と、関節運動アクチュエータと、発射部材と、関節支持部材を含む関節領域であって、当該発射部材が当該関節支持部材を通って延在する、関節領域と、備える、外科用器具組立体。当該外科用器具組立体は、カートリッジチャネルと、当該カートリッジチャネルに対して枢動可能なアンビル顎部と、当該カートリッジチャネルに取り付けられた遠位スパイン部分と、を備える、エンドエフェクタ組立体を更に備える。当該遠位スパイン部分は、当該近位スパイン部分に枢動可能に連結された近位端部を備え、当該遠位スパイン部分は、当該シャフト組立体に対して当該エンドエフェクタ組立体を関節運動させるために、当該関節運動アクチュエータによって当該近位スパイン部分に対して関節運動されるように構成されており、当該関節運動支持部材は、当該シャフト組立体に対する当該エンドエフェクタ組立体の関節運動中に、当該発射部材を側方に支持するように、構成されている。当該遠位スパイン部分は、発射部材が延在する発射部材スロットと、その内部に画定された電気キャビティと、を備える、遠位支持構造体を更に備える。当該外科用器具組立体は、当該関節運動支持部材を通り、当該電気キャビティを通って当該エンドエフェクタ組立体内へと延在する、フレキシブル回路ケーブル、を備える、電気システムを更に備える。
【0142】
実施例10-当該シャフト組立体に対して当該エンドエフェクタ組立体を係止するために、遠位方向に前進されるように構成された、関節運動係止バーを更に備える、実施例9に記載の外科用器具組立体。
【0143】
実施例11-当該シャフト組立体が、当該シャフト組立体内に位置付けられたワイヤスプールを備え、当該ワイヤスプールが、追加の長さのフレキシブル回路ケーブルを巻き出し、当該追加の長さのフレキシブル回路ケーブルを巻き取るように、構成されている、実施例9又は10に記載の外科用器具組立体。
【0144】
実施例12-当該スプールが、ばね荷重されている、実施例11に記載の外科用器具組立体。
【0145】
実施例13-当該遠位スパイン部分が、当該関節運動アクチュエータによって遠位方向に押され、近位方向に引っ張られるように構成された、作動ポストを備え、当該作動ポストが、当該関節運動領域の第1の側面上に位置付けられており、当該フレキシブル回路ケーブルが、当該第1の側面の反対側の当該関節運動領域の第2の側面上で当該関節運動領域を通って延在する、実施例9、10、11、又は12に記載の外科用器具組立体。
【0146】
実施例14-当該電気キャビティが、弓状の輪郭を含む、実施例9、10、11、12、又は13に記載の外科用器具組立体。
【0147】
実施例15-当該電気キャビティが第1の電気キャビティを備え、当該アンビル顎部が、内部を通して当該フレキシブル回路ケーブルを受容するように構成された第2の電気キャビティを画定する近位端部を備える、実施例9、10、11、12、13、又は14に記載の外科用器具組立体。
【0148】
実施例16-当該アンビル顎部が、その内部に画定された長手方向カムチャネルを備え、当該第2の電気キャビティが、当該長手方向カムチャネルの深さよりも浅い深さを備える、実施例15に記載の外科用器具組立体。
【0149】
実施例17-内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備えるステープルカートリッジ組立体を更に備える、実施例9、10、11、12、13、14、15、又は16に記載の外科用器具組立体。
【0150】
実施例18-近位スパイン部分を含むシャフト組立体と、発射部材と、関節支持部材を含む関節領域であって、当該発射部材が当該関節支持部材を通って延在する、関節領域と、エンドエフェクタア組立体と、備える、外科用器具組立体。当該エンドエフェクタ組立体は、カートリッジチャネルと、当該カートリッジチャネルに対して枢動可能なアンビル顎部と、当該カートリッジチャネルに取り付けられた遠位スパイン部分と、を備える。当該遠位スパイン部分は、当該近位スパイン部分に枢動可能に連結された近位端部を備え、当該遠位スパイン部分は、当該近位スパイン部分に対して関節運動されるように構成されており、当該関節運動支持部材は、当該シャフト組立体に対する当該エンドエフェクタ組立体の関節運動中に、当該発射部材を側方に支持するように、構成されており、また当該遠位スパイン部分は、遠位支持構造体を含む。当該遠位支持構造体は、発射部材が内部を通って延在する発射部材スロットと、当該遠位支持構造体の側面に画定された弓状チャネルと、を備える。当該外科用器具組立体は、当該関節運動支持部材を通り、当該弓状チャネルを通って当該エンドエフェクタ組立体内へと延在する導線を、更に備える。
【0151】
実施例19-当該導線がフレキシブル回路ケーブルを備え、当該アンビル顎部が、当該フレキシブル回路ケーブルを受容するように構成された、当該アンビル顎部内部に画定されたスロットを備え、当該スロットが、当該フレキシブル回路ケーブルによって画定された平面に対応する平面を画定する、実施例18に記載の外科用器具組立体。
【0152】
本明細書で説明する外科用器具システムの多くは、電動電動機によって駆動される。しかしながら、本明細書に説明された外科用器具システムは、任意の好適な様式で、駆動され得る。様々な場合において、本明細書で説明した外科用器具システムは、例えば、手動操作トリガにより、駆動され得る。ある種の場合では、本明細書において開示されている電動機は、ロボット制御式システムの1つ又は複数の部分を備えてもよい。更に、本明細書に開示されるエンドエフェクタ及び/又は工具組立体のいずれも、ロボット外科用器具システムと共に、利用され得る。米国特許出願第13/118,241号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許第9,072,535号)は、例えば、ロボット外科用器具システムのいくつかの例を更に詳細に開示しており、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0153】
本明細書に記載される外科用器具システムは、ステープルの配備及び変形に関連して説明されてきたが、本明細書に記載されている実施形態は、そのように限定されない。例えば、クランプ又はタックなど、ステープル以外の締結具を配備する様々な実施形態が、想到される。更に、組織を封止するための任意の好適な手段を利用する、様々な実施形態も想到される。例えば、様々な実施形態によるエンドエフェクタは、組織を加熱して封止するよう構成された電極を、備え得る。同様に、例えば、ある種の実施形態によるエンドエフェクタは、組織を封止するために、振動エネルギーを印加し得る。
【0154】
本明細書で説明した各種の実施形態は、直線状エンドエフェクタ及び/又は直線状締結具カートリッジとの関連で、説明されている。このような実施形態及びその教示は、例えば、回状のエンドエフェクタ及び/又は輪郭付けられたエンドエフェクタなどの、非直線状エンドエフェクタ及び/又は非直線状締結具カートリッジに、適用され得る。例えば、非直線状エンドエフェクタを含む様々なエンドエフェクタが、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、2011年2月28日出願の、米国特許出願第13/036,647号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」(現在は、米国特許出願公開第2011/0226837号、現在は、米国特許第8,561,870号)に、開示されている。なお、2012年9月29日出願の、米国特許出願第12/893,461号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE」(現在は、米国特許出願公開第2012/0074198号)は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。2008年2月15日出願の、米国特許出願第12/031,873号、発明の名称「END EFFECTORS FOR A SURGICAL CUTTING AND STAPLING INSTRUMENT」(現在は、米国特許第7,980,443号)もまた、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。2013年3月12日発行の、米国特許第8,393,514号、発明の名称「SELECTIVELY ORIENTABLE IMPLANTABLE FASTENER CARTRIDGE」もまた、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0155】
以下の開示の内容全体が、参照により本明細書に組み込まれる。
-1995年4月4日発行の、米国特許第5,403,312号、発明の名称「ELECTROSURGICAL HEMOSTATIC DEVICE」、
-2006年2月21日発行の、米国特許第7,000,818号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT HAVING SEPARATE DISTINCT CLOSING AND FIRING SYSTEMS」、
-2008年9月9日発行の、米国特許第7,422,139号、発明の名称「MOTOR-DRIVEN SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT WITH TACTILE POSITION FEEDBACK」、
-2008年12月16日発行の、米国特許第7,464,849号、発明の名称「ELECTRO-MECHANICAL SURGICAL INSTRUMENT WITH CLOSURE SYSTEM AND ANVIL ALIGNMENT COMPONENTS」、
-2010年3月2日発行の、米国特許第7,670,334号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HAVING AN ARTICULATING END EFFECTOR」、
-2010年7月13日発行の、米国特許第7,753,245号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS」、
-2013年3月12日発行の、米国特許第8,393,514号、発明の名称「SELECTIVELY ORIENTABLE IMPLANTABLE FASTENER CARTRIDGE」、
-米国特許出願第11/343,803号、発明の名称「SURGICAL INSTRUMENT HAVING RECORDING CAPABILITIES」(現在は、米国特許第7,845,537号)、
-2008年2月14日出願の、米国特許出願第12/031,573号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT HAVING RF ELECTRODES」、
-2008年2月15日出願の、米国特許出願第12/031,873号、発明の名称「END EFFECTORS FOR A SURGICAL CUTTING AND STAPLING INSTRUMENT」(現在は、米国特許第7,980,443号)、
-米国特許出願第12/235,782号、発明の名称「MOTOR-DRIVEN SURGICAL CUTTING INSTRUMENT」(現在は、米国特許第8,210,411号)、
-米国特許出願第12/235,972号、発明の名称「MOTORIZED SURGICAL INSTRUMENT」(現在は、米国特許第9,050,083号)。
-米国特許出願第12/249,117号、発明の名称「POWERED SURGICAL CUTTING AND STAPLING APPARATUS WITH MANUALLY RETRACTABLE FIRING SYSTEM」(現在は、米国特許第8,608,045号)、
-2009年12月24日出願の、米国特許出願第12/647,100号、発明の名称「MOTOR-DRIVEN SURGICAL CUTTING INSTRUMENT WITH ELECTRIC ACTUATOR DIRECTIONAL CONTROL ASSEMBLY」(現在は、米国特許第8,220,688号)、
-2012年9月29日出願の、米国特許出願第12/893,461号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE」、(現在は、米国特許第8,733,613号)、
-2011年2月28日出願の、米国特許出願第13/036,647号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT」、(現在は、米国特許第8,561,870号)、
-米国特許出願第13/118,241号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENTS WITH ROTATABLE STAPLE DEPLOYMENT ARRANGEMENTS」(現在は、米国特許第9,072,535号)、
-2012年6月15日出願の、米国特許出願第13/524,049号、発明の名称「ARTICULATABLE SURGICAL INSTRUMENT COMPRISING A FIRING DRIVE」(現在は、米国特許第9,101,358号)、
-2013年3月13日出願の、米国特許出願第13/800,025号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」(現在は、米国特許第9,345,481号)、
-2013年3月13日に出願の、米国特許出願第13/800,067号、発明の名称「STAPLE CARTRIDGE TISSUE THICKNESS SENSOR SYSTEM」(現在は、米国特許出願公開第2014/0263552号)、
-2006年1月31日出願の、米国特許出願公開第2007/0175955号、発明の名称「SURGICAL CUTTING AND FASTENING INSTRUMENT WITH CLOSURE TRIGGER LOCKING MECHANISM」、及び
-2010年4月22日出願の、米国特許出願公開第2010/0264194号、発明の名称「SURGICAL STAPLING INSTRUMENT WITH AN ARTICULATABLE END EFFECTOR」(現在は、米国特許第8,308,040号)。
【0156】
いくつかの形態が示され説明されてきたが、添付の特許請求の範囲をこのような詳細に制限又は限定することは、本出願人が意図するところではない。多くの修正形態、変形形態、変更、置換、組み合わせ及びこれらの形態の等価物を実装してもよく、本開示の範囲から逸脱することなく、当業者によって想到されるであろう。更に、記述する形態に関連した各要素の構造は、その要素によって実施される機能を提供するための手段として、代替的に説明され得る。また、材料が特定の構成要素に関して開示されているが、その他の材料が使用されてもよい。したがって、上記の説明文及び添付の特許請求の範囲は、全てのこのような修正形態、組合せ、及び変形形態を、開示される形態の範囲に含まれるものとして網羅することを意図としたものである点を、理解されたい。添付の特許請求の範囲は、全てのこのような修正形態、変形形態、変更、置換、修正、及び等価物を網羅することを意図する。
【0157】
上記の詳細な説明は、ブロック図、フロー図及び/又は実施例を用いて、デバイス及び/又はプロセスの様々な形態について記載してきた。このようなブロック図、フロー図及び/又は実施例が、1つ以上の機能及び/又は動作を含む限り、当業者に理解されたいこととして、このようなブロック図、フロー図及び/又は実施例に含まれる各機能及び/又は動作は、多様なハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア又はこれらの事実上の任意の組み合わせによって、個々にかつ/又は集合的に実装され得る。当業者には、本明細書で開示される形態のうちのいくつかの態様の全部又は一部が、1台以上のコンピュータ上で稼働する1つ以上のコンピュータプログラムとして(例えば、1台以上のコンピュータシステム上で稼働する1つ以上のプログラムとして)、1つ以上のプロセッサ上で稼働する1つ以上のプログラムとして(例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ上で稼働する1つ以上のプログラムとして)、ファームウェアとして、又はこれらの実質的に任意の組み合わせとして集積回路上で等価に実装され得、回路を設計すること、並びに/又はソフトウェア及び/若しくはファームウェアのコードを記述することは、本開示を鑑みれば、当業者の技能の範囲内に含まれることが、理解されよう。なお、当業者には理解されることとして、本明細書に記載される主題の機構は、多様な形態で1つ以上のプログラム製品として配布されることが可能であり、本明細書に記載した主題の具体的な形態は、配布を実際に実行するために使用される信号搬送媒体の特定のタイプにかかわらず、適用される。
【0158】
様々な開示された態様を実施するように論理をプログラムするために使用される命令は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(Dynamic Random Access Memory、DRAM)、キャッシュ、フラッシュメモリ又はその他のストレージなどの、システム内メモリに記憶され得る。更に、命令は、ネットワークを介して、又はその他のコンピュータ可読媒体によって、配布され得る。したがって、機械可読媒体としては、機械(例えば、コンピュータ)によって読み出し可能な形態で情報を記憶又は送信するための任意の機構が挙げられ得るが、フロッピーディスケット、光ディスク、コンパクトディスク、読み出し専用メモリ(Compact Disc Read Only Memory、CD-ROM)、並びに磁気光学ディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Eerasable Programmable Read-Only Memory、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、EEPROM)、磁気若しくは光カード、フラッシュメモリ又は、電気的、光学的、音響的、若しくはその他の形態の伝播信号(例えば、搬送波、赤外線信号、デジタル信号など)を介してインターネットを介した情報の送信に使用される、有形機械可読ストレージに限定されない。したがって、非一時的コンピュータ可読媒体としては、機械(例えば、コンピュータ)によって読み出し可能な形態で電子命令又は情報を記憶又は送信するために好適な、任意のタイプの有形機械可読媒体が、挙げられる。
【0159】
本明細書の任意の態様で使用される場合、「制御回路(control circuit)」という用語は、例えば、ハードワイヤード回路、プログラマブル回路(例えば、1つ以上の個々の命令処理コアを含むコンピュータプロセッサ、処理ユニット、プロセッサ、マイクロコントローラ、マイクロコントローラユニット、コントローラ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、プログラマブル論理デバイス(Programmable Logic Device、PLD)、プログラマブル論理アレイ(Programmable Logic Array、PLA)、又はフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA))、状態機械回路、プログラマブル回路によって実行される命令を記憶するファームウェア、及びこれらの任意の組み合わせを指す場合がある。制御回路は、集合的に又は個別に、例えば、集積回路(Integrated Circuit、IC)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit、ASIC)、システムオンチップ(System on-Chip、SoC)、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバ、スマートフォン等の、より大きなシステムの一部を形成する回路として具現化され得る。したがって、本明細書で使用される場合、「制御回路」は、少なくとも1つの個別の電気回路を有する電気回路、少なくとも1つの集積回路を有する電気回路、少なくとも1つの特定用途向け集積回路を有する電気回路、コンピュータプログラムによって構成された汎用コンピューティングデバイス(例えば、本明細書に記載されるプロセス及び/若しくはデバイスを少なくとも部分的に実行するコンピュータプログラムによって構成された汎用コンピュータ、又は本明細書に記載されるプロセス及び/若しくはデバイスを少なくとも部分的に実行するコンピュータプログラムによって構成されたマイクロプロセッサ)を形成する電気回路、メモリデバイス(例えば、ランダムアクセスメモリの形態)を形成する電気回路及び/又は通信デバイス(例えばモデム、通信スイッチ、又は光-電気設備)を形成する電気回路を含むが、これらに限定されない。当業者には、本明細書に記載される主題が、アナログ形式若しくはデジタル形式、又はこれらのいくつかの組み合わせで実装されてもよいことが、認識されよう。
【0160】
本明細書の任意の態様で使用される場合、「論理(logic)」という用語は、前述の動作のいずれかを実施するように構成された、アプリケーション、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又は回路を指す場合がある。ソフトウェアは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体上に記録されたソフトウェアパッケージ、コード、命令、命令セット、及び/又はデータとして、具現化されてもよい。ファームウェアは、メモリデバイス内のコード、命令、若しくは命令セット、及び/又はハードコードされた(例えば、不揮発性の)データとして、具現化されてもよい。
【0161】
本明細書の任意の態様で使用される場合、「構成要素(component)」、「システム(system)」、「モジュール(module)」等という用語は、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、又は実行中のソフトウェアのいずれかであるコンピュータ関連エンティティを指し得る。
【0162】
本明細書の任意の態様で使用される場合、「アルゴリズム(algorithm)」とは、所望の結果につながるステップの自己無撞着シーケンスを指し、「ステップ(step)」とは、必ずしも必要ではないが、記憶、転送、組み合わせ、比較、及び別様に操作されることが可能な電気信号又は磁気信号の形態をとることができる、物理量及び/又は論理状態の操作を指す。これらの信号を、ビット、値、要素、記号、文字、用語、番号などとして言及することが、一般的な扱い方である。これらの及び類似の用語は、適切な物理量と関連付けられてもよく、また単に、これらの量及び/又は状態に適用される便利な標識である。
【0163】
ネットワークとしては、パケット交換ネットワークが挙げられてもよい。通信デバイスは、選択されたパケット交換ネットワーク通信プロトコルを使用して、互いに通信することが可能な場合がある。1つの例示的な通信プロトコルとしては、送信制御プロトコル/インターネットプロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol、TCP/IP)を使用して通信を可能にすることができる場合のある、イーサネット通信プロトコルを挙げてもよい。イーサネットプロトコルは、Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)によって発行された、2008年12月発行の、表題「IEEE802.3 Standard」、及び/又は本規格の後のバージョンのイーサネット規格に準拠するか、あるいは互換性があり得る。代替的に又は追加的に、通信デバイスは、X.25通信プロトコルを使用して、互いに通信することが可能な場合がある。X.25通信プロトコルは、International Telecommunication Union-Telecommunication Standardization Sector(ITU-T)によって公布された規格に準拠するか、又は互換性があってもよい。代替的に又は追加的に、通信デバイスは、フレームリレー通信プロトコルを使用して、互いに通信することが可能な場合がある。フレームリレー通信プロトコルは、Consultative Committee for International Telegraph and Telephone(CCITT)及び/又はthe American National Standards Institute(ANSI)によって公布された規格に準拠するか、あるいは互換性があり得る。代替的に又は追加的に、送受信機は、非同期転送モード(Asynchronous Transfer Mode、ATM)通信プロトコルを使用して互いに通信することが、可能な場合がある。ATM通信プロトコルは、ATM Forumによって、2001年8月に公開された、表題「ATM-MPLS Network Interworking 2.0」というATM規格及び/又は本規格の後のバージョンに準拠するか、あるいは互換性があり得る。当然のことながら、異なる及び/又は後に開発されたコネクション型ネットワーク通信プロトコルは、本明細書で等しく企図される。
【0164】
別段の明確な定めがない限り、前述の開示から明らかなように、前述の開示全体を通じて、「処理すること(processing)」、「計算すること(computing)」、「算出すること(calculating)」、「決定すること(determining)」、「表示すること(displaying)」等の用語を使用する考察は、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内で物理(電子的)量として表現されるデータを、コンピュータシステムのメモリ若しくはレジスタ又はその他のこのような情報記憶、送信、若しくは表示デバイス内で物理量として同様に表現されるその他のデータへと操作し変換する、コンピュータシステム又は類似の電子計算デバイスの、アクション及び処理を指していることが、理解されよう。
【0165】
1つ以上の構成要素が、本明細書中で、「ように構成される(configured to)」、「ように構成可能である(configurable to)」、「動作可能である/ように動作する(operable/operative to)」、「適合される/適合可能である(adapted/adaptable)」、「ことが可能である(able to)」、「準拠可能である/準拠する(conformable/conformed to)」などと言及され得る。当業者には、「ように構成される」は、一般に、文脈上その他の意味に解釈すべき場合を除き、アクティブ状態の構成要素及び/又は非アクティブ状態の構成要素及び/又はスタンバイ状態の構成要素を包含し得ることが、理解されよう。
【0166】
「近位(proximal)」及び「遠位(distal)」という用語は、本明細書では、外科用器具のハンドル部分を操作する臨床医を基準として、使用される。「近位」という用語は、臨床医に最も近い部分を指し、「遠位」という用語は、臨床医から離れた位置にある部分を指す。便宜上及び明確性のために、「垂直(vertical)」、「水平(horizontal)」、「上(up)」、及び「下(down)」などの空間的用語が、本明細書において図面に対して使用され得ることが、更に理解されよう。しかしながら、外科用器具は、多くの向き及び位置で使用されるものであり、これらの用語は限定的及び/又は絶対的であることを意図したものではない。当業者には、一般に、本明細書で使用され、かつ特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本文)で使用される用語は、一般に「オープンな(open)」用語として意図されるものである(例えば、「含む(including)」という用語は、「~を含むが、それらに限定されない(including but not limited to)」と解釈されるべきであり、「有する(having)」という用語は「~を少なくとも有する(having at least)」と解釈されるべきであり、「含む(includes)」という用語は「~を含むが、それらに限定されない(includes but is not limited to)」と解釈されるべきであるなど)ことが、理解されよう。更に、導入された請求項記載(introduced claim recitation)において特定の数が意図される場合、このような意図は、当該請求項中に明確に記載され、またこのような記載がない場合は、このような意図は存在しないことが、当業者には理解されよう。例えば、理解を助けるものとして、後続の添付の特許請求の範囲は、「少なくとも1つの(at least one)」及び「1つ以上の(one or more)」という導入句を、請求項記載を導入するために含む場合がある。しかしながら、このような句の使用は、「a」又は「an」という不定冠詞によって請求項記載を導入した場合に、たとえ同一の請求項内に「1つ以上の」又は「少なくとも1つの」といった導入句及び「a」又は「an」という不定冠詞が含まれる場合であっても、このような導入された請求項記載を含むいかなる特定の請求項も、このような記載事項を1つのみ含む請求項に限定されると示唆されるものと解釈されるべきではない(例えば、「a」及び/又は「an」は通常、「少なくとも1つの」又は「1つ以上の」を意味するものと、解釈されるべきである)。定冠詞を使用して請求項記載を導入する場合にも、同様のことが当てはまる。
【0167】
なお、導入された請求項記載において特定の数が明示されている場合であっても、このような記載は、典型的には、少なくとも記載された数を意味するものと解釈されるべきであることが、当業者には認識されよう(例えば、その他に修飾語のない、単なる「2つの記載事項」という記載がある場合、一般的に、少なくとも2つの記載事項、若しくは2つ又はそれ以上の記載事項を意味する)。更に、「A、B及びCなどのうちの少なくとも1つ等(at least one of A, B, and C, etc)」に類する表記が使用される場合、一般に、このような構文は、当業者がその表記を理解するであろう意味で意図されている(例えば、「A、B及びCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定するものではないが、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの両方、AとCの両方、BとCの両方及び/又はAとBとCの全てなどを有するシステムを含む)。「A、B又はCなどのうちの少なくとも1つ(at least one of A, B, or C, etc)」に類する表記が用いられる場合、一般に、このような構文は、当業者がその表記を理解するであろう意味で意図されている(例えば、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、限定するものではないが、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの両方、AとCの両方、BとCの両方及び/又はAとBとCの全てなどを有するシステムを含む)。更に、典型的には、2つ又はそれ以上の選択的な用語を表すあらゆる選言的な語及び/又は句は、文脈上その他の意味に解釈すべき場合を除いて、明細書内であろうと、請求の範囲内であろうと、あるいは図面内であろうと、それら用語のうちの1つ、それらの用語のうちのいずれか、又はそれらの用語の両方を含む可能性を意図すると理解されるべきであることが、当業者には理解されよう。例えば、「A又はB(A or B)」という句は、典型的には、「A」又は「B」又は「A及びB」の可能性を含むものと理解されよう。
【0168】
添付の特許請求の範囲に関して、当業者には、本明細書における引用した動作は一般に、任意の順序で実施され得ることが、理解されよう。また、様々な動作のフロー図がシーケンス(複数可)で示されているが、様々な動作は、示されたもの以外の順序で実施されてもよい、又は同時に実施されてもよいことが、理解されよう。このような代替の順序付けの例は、文脈上その他の意味に解釈すべき場合を除いて、重複、交互配置、割り込み、再順序付け、増加的、予備的、追加的、同時、逆又はその他の異なる順序付けを含んでもよい。更に、「~に応答する(responsive to)」、「~に関連する(related to)」という用語、又はその他の過去時制の形容詞は、一般に、文脈上その他の意味に解釈すべき場合を除き、このような変化形を除外することが意図されるものではない。
【0169】
「一態様(one aspect)」、「態様(an aspect)」、「例示(an exemplification)」、「一例示(one exemplification)」などへの任意の参照は、その態様に関連して記載される特定の特徴部、構造又は特性が少なくとも1つの態様に含まれると意味することは、特記に値する。したがって、本明細書の全体を通じて様々な場所に見られる語句「一態様では(in one aspect)」、「態様では(in an aspect)」、「例示では(in an exemplification)」及び「一例示では(in one exemplification)」は、必ずしも全てが同じ態様を指すものではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性は、1つ以上の態様において、任意の好適な様態で組み合わせられてもよい。
【0170】
本明細書で参照され、かつ/又は任意の出願データシートに列挙される任意の特許出願、特許、非特許刊行物、又はその他の開示資料は、組み込まれる資料が本明細書と矛盾しない範囲で、参照により本明細書に組み込まれる。それ自体、また必要な範囲で、本明細書に明瞭に記載される開示は、参照により本明細書に組み込まれるあらゆる矛盾する記載に優先するものとする。参照により本明細書に組み込まれると言及されているが、現行の定義、見解、又は本明細書に記載のその他の開示内容と矛盾するあらゆる内容、又はそれらの部分は、組み込まれた内容と現行の開示内容との間に矛盾が生じない範囲においてのみ、組み込まれるものとする。
【0171】
要約すると、本明細書に記載される構想を用いる結果として得られる多くの利益が記載されてきた。1つ以上の形態の前述の記載は、例示及び説明を目的として提示されているものである。包括的であることも、開示された厳密な形態に限定することも意図されていない。上記の教示を鑑みて、修正形態又は変形形態が可能である。1つ以上の形態は、原理及び実際の応用について例示し、それによって、様々な形態を様々な修正例と共に、想到される特定の用途に適するものとして当業者が利用することを可能にするようにするために、選択及び記載されたものである。本明細書と共に提示される特許請求の範囲が全体的な範囲を定義することが、意図される。
【0172】
〔実施の態様〕
(1) 外科用器具組立体であって、
近位スパイン部分を備える、シャフト組立体と、
関節運動アクチュエータと、
発射部材と、
関節運動接合部であって、
関節運動支持部材であって、前記発射部材が、前記関節運動支持部材を通って延在する、関節運動支持部材、を備える、関節運動接合部と、
エンドエフェクタ組立体であって、
第1の顎部と、
第2の顎部であって、前記第1の顎部と前記第2の顎部との間で組織をクランプするために、前記第1の顎部に対して移動可能である、第2の顎部と、
前記近位スパイン部分に枢動可能に連結された遠位スパイン部分であって、前記遠位スパイン部分が、前記シャフト組立体に対して前記エンドエフェクタ組立体を関節運動させるために、前記関節運動アクチュエータによって、前記近位スパイン部分に対して関節運動されるように構成されており、前記関節運動支持部材が、前記シャフト組立体に対する前記エンドエフェクタ組立体の関節運動中に、前記発射部材を側方に支持するように構成されており、前記遠位スパイン部分が、
遠位支持構造体であって、
前記発射部材を収容するように構成された、発射部材スロットと、
前記遠位支持構造体内部に画定された、側方チャネルと、を備える、遠位支持構造体、を備える、遠位スパイン部分と、を備える、エンドエフェクタ組立体と、
電気システムであって、
前記関節運動支持部材を通り、前記側方チャネルを通って前記エンドエフェクタ組立体内へと延在する導線、を備える、電気システムと、を備える、外科用器具組立体。
(2) 前記シャフト組立体に対して前記エンドエフェクタ組立体を係止するために、遠位方向に前進されるように構成された、関節運動係止バーを更に備える、実施態様1に記載の外科用器具組立体。
(3) 前記シャフト組立体が、前記シャフト組立体内に位置付けられたスプールを備え、前記スプールが、追加の長さの導線を巻き出し、前記追加の長さの導線を巻き取るように、構成されている、実施態様1又は2に記載の外科用器具組立体。
(4) 前記スプールが、ばね荷重されている、実施態様3に記載の外科用器具組立体。
(5) 前記遠位スパイン部分が、前記関節運動アクチュエータによって遠位方向に押され、近位方向に引っ張られるように構成された、作動ポストを備え、前記作動ポストが、前記関節運動接合部の第1の側面上に位置付けられており、前記導線が、前記第1の側面の反対側の前記関節運動接合部の第2の側面上で前記関節運動接合部を通って延在する、実施態様1に記載の外科用器具組立体。
【0173】
(6) 前記側方チャネルが、弓状の輪郭を含む、実施態様1に記載の外科用器具組立体。
(7) 前記側方チャネルが、第1の側方チャネルを含み、前記第1の顎部が、カートリッジチャネル顎部を備え、前記第2の顎部が、アンビル顎部を備え、前記アンビル顎部が、内部を通して前記導線を受容するように構成された第2の側方チャネルを画定する近位端部を備える、実施態様1に記載の外科用器具組立体。
(8) 前記アンビル顎部が、その内部に画定された長手方向カムチャネルを備え、前記第2の側方チャネルが、前記長手方向カムチャネルよりも浅い深さを備える、実施態様7に記載の外科用器具組立体。
(9) 外科用器具組立体であって、
近位スパイン部分を備える、シャフト組立体と、
関節運動アクチュエータと、
発射部材と、
関節運動支持部材を備える関節運動領域であって、前記発射部材が、前記関節運動支持部材を通って延在する、関節運動領域と、
エンドエフェクタ組立体であって、
カートリッジチャネルと、
前記カートリッジチャネルに対して枢動可能な、アンビル顎部と、
前記カートリッジチャネルに取り付けられた遠位スパイン部分であって、前記遠位スパイン部分が、
前記近位スパイン部分に枢動可能に連結された近位端部であって、前記遠位スパイン部分が、前記シャフト組立体に対して前記エンドエフェクタ組立体を関節運動させるために、前記関節運動アクチュエータによって、前記近位スパイン部分に対して関節運動されるように構成されており、前記関節運動支持部材が、前記シャフト組立体に対する前記エンドエフェクタ組立体の関節運動中に、前記発射部材を側方に支持するように構成されている、近位端部と、
遠位支持構造体であって、
発射部材が内部を通って延在する、発射部材スロットと、
前記遠位支持構造体内部に画定された、電気キャビティと、を備える、遠位支持構造体と、を備える、遠位スパイン部分と、を備える、エンドエフェクタ組立体と、
電気システムであって、
前記関節運動支持部材を通り、前記電気キャビティを通って前記エンドエフェクタ組立体内へと延在する、フレキシブル回路ケーブル、を備える、電気システムと、を備える、外科用器具組立体。
(10) 前記シャフト組立体に対して前記エンドエフェクタ組立体を係止するために、遠位方向に前進されるように構成された、関節運動係止バーを更に備える、実施態様9に記載の外科用器具組立体。
【0174】
(11) 前記シャフト組立体が、前記シャフト組立体内に位置付けられたワイヤスプールを備え、前記ワイヤスプールが、追加の長さのフレキシブル回路ケーブルを巻き出し、前記追加の長さのフレキシブル回路ケーブルを巻き取るように、構成されている、実施態様9又は10に記載の外科用器具組立体。
(12) 前記スプールが、ばね荷重されている、実施態様11に記載の外科用器具組立体。
(13) 前記遠位スパイン部分が、前記関節運動アクチュエータによって遠位方向に押され、近位方向に引っ張られるように構成された、作動ポストを備え、前記作動ポストが、前記関節運動領域の第1の側面上に位置付けられており、前記フレキシブル回路ケーブルが、前記第1の側面の反対側の前記関節運動領域の第2の側面上で前記関節運動領域を通って延在する、実施態様9に記載の外科用器具組立体。
(14) 前記電気キャビティが、弓状の輪郭を含む、実施態様9に記載の外科用器具組立体。
(15) 前記電気キャビティが第1の電気キャビティを備え、前記アンビル顎部が、内部を通して前記フレキシブル回路ケーブルを受容するように構成された第2の電気キャビティを画定する近位端部を備える、実施態様9に記載の外科用器具組立体。
【0175】
(16) 前記アンビル顎部が、その内部に画定された長手方向カムチャネルを備え、前記第2の電気キャビティが、前記長手方向カムチャネルの深さよりも浅い深さを備える、実施態様15に記載の外科用器具組立体。
(17) 内部に取り外し可能に格納された複数のステープルを備える、ステープルカートリッジ組立体を更に備える、実施態様9に記載の外科用器具組立体。
(18) 外科用器具組立体であって、
近位スパイン部分を備える、シャフト組立体と、
発射部材と、
関節運動支持部材を備える関節運動領域であって、前記発射部材が、前記関節運動支持部材を通って延在する、関節運動領域と、
エンドエフェクタ組立体であって、
カートリッジチャネルと、
前記カートリッジチャネルに対して枢動可能な、アンビル顎部と、
前記カートリッジチャネルに取り付けられた遠位スパイン部分であって、前記遠位スパイン部分が、
前記近位スパイン部分に枢動可能に連結された近位端部であって、前記遠位スパイン部分が、前記近位スパイン部分に対して関節運動されるように構成されており、前記関節運動支持部材が、前記シャフト組立体に対する前記エンドエフェクタ組立体の関節運動中に、前記発射部材を側方に支持するように構成されている、近位端部と、
遠位支持構造体であって、
発射部材が内部を通って延在する、発射部材スロットと、
前記遠位支持構造体の側面に画定された、弓状チャネルと、を備える、遠位支持構造体と、を備える、遠位スパイン部分と、を備える、エンドエフェクタ組立体と、
前記関節運動支持部材を通り、前記弓状チャネルを通って前記エンドエフェクタ組立体内へと延在する、導線と、を備える、外科用器具組立体。
(19) 前記導線がフレキシブル回路ケーブルを備え、前記アンビル顎部が、前記フレキシブル回路ケーブルを受容するように構成された、前記アンビル顎部内部に画定されたスロットを備え、前記スロットが、前記フレキシブル回路ケーブルによって画定された平面に対応する平面を画定する、実施態様18に記載の外科用器具組立体。
【国際調査報告】