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▶ シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフトの特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】殺菌・殺カビ組成物
(51)【国際特許分類】
   A01N 43/40 20060101AFI20241024BHJP
   A01N 37/18 20060101ALI20241024BHJP
   A01N 43/60 20060101ALI20241024BHJP
   A01N 43/20 20060101ALI20241024BHJP
   A01N 43/78 20060101ALI20241024BHJP
   A01N 37/34 20060101ALI20241024BHJP
   A01P 3/00 20060101ALI20241024BHJP
   A01G 7/06 20060101ALI20241024BHJP
   A01G 22/22 20180101ALI20241024BHJP
【FI】
A01N43/40 101D
A01N37/18 Z
A01N43/60
A01N43/20
A01N43/78 B
A01N37/34 107
A01P3/00
A01G7/06 A
A01G22/22 Z
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525426
(86)(22)【出願日】2022-10-21
(85)【翻訳文提出日】2024-04-26
(86)【国際出願番号】 EP2022079485
(87)【国際公開番号】W WO2023072785
(87)【国際公開日】2023-05-04
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/127251
(32)【優先日】2021-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520222106
【氏名又は名称】シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100111796
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 博信
(74)【代理人】
【識別番号】100123766
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 七重
(72)【発明者】
【氏名】ジャン リャンホン
(72)【発明者】
【氏名】ルー リャン
(72)【発明者】
【氏名】ラン ラン
【テーマコード(参考)】
2B022
4H011
【Fターム(参考)】
2B022EA10
4H011AA01
4H011AA03
4H011BA06
4H011BB06
4H011BB08
4H011BB09
4H011BB10
(57)【要約】
本発明は、新規殺菌・殺カビ組成物、農業又は園芸における、植物病原体、特に植物病原性真菌により引き起こされる病害を防除するためのその使用、及び、有用な植物における病害を防除するための方法に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
有効成分として成分(A)及び(B)の混合物を含む殺菌・殺カビ組成物であって、成分(A)は:
【表1-1】
【表1-2】
から選択される化合物であり、及び
成分(B)はシアノアクリレート化合物である、殺菌・殺カビ組成物。
【請求項2】
成分(A)は:
【表2】
から選択される化合物である、請求項1に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項3】
成分(A)はN-[(1,2シス)-2-(2,4-ジクロロフェニル)シクロブチル]-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボキサミドである、請求項1又は請求項2に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項4】
成分(A)は化合物の(1S,2S)及び(1R,2R)鏡像異性体を含み、前記(1S,2S)鏡像異性体対前記(1R,2R)鏡像異性体の比は4:1より大きい、請求項1~3のいずれか一項に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項5】
成分(A)は純粋な(1S,2S)鏡像異性体である、請求項1~4のいずれか一項に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項6】
成分(B)は、フェナマクリルである、請求項1~5のいずれか一項に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項7】
成分(A)対成分(B)の前記重量比は、40:1~1:150である、請求項1~6のいずれか一項に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項8】
成分(A)対成分(B)の前記重量比は、20:1~1:150である、請求項1~7のいずれか一項に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項9】
成分(A)対成分(B)の前記重量比は、20:1~1:100である、請求項1~8のいずれか一項に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項10】
成分(A)対成分(B)の前記重量比は、20:1~1:50又は、1:50~1:100である、請求項1~9のいずれか一項に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項11】
前記組成物は:石油、1,1-ビス(4-クロロフェニル)-2-エトキシエタノール、2,4-ジクロロフェニルベンゼンスルホネート、2-フルオロ-N-メチル-N-1-シンナムアルデヒド、4-クロロフェニルフェニルスルホン、アセトプロール、アルドキシカルブ、アミジチオン、アミドチオエート、アミトン、シュウ酸水素アミトン、アミトラズ、アラマイト、三酸化ヒ素、アゾベンゼン、アゾトエート、ベノミル、ベノキサホス、ベンジル安息香酸塩、ビキサフェン、ブロフェンバレレート、ブロモシクレン、ブロモホス、ブロモプロピレート、ブプロフェジン、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、ブチルピリダベン、多硫酸カルシウム、カンフェクロール、カルバノレート、カルボフェノチオン、シミアゾール、キノメチオネート、クロルベンシド、クロルジメホルム、クロルジメホルムヒドロクロリド、クロルフェネトール、クロルフェンソン、クロロフェンスルフィド、クロロベンジラート、クロロメブホルム、クロロメチウロン、クロロプロピレート、クロルチオホス、シネリンI、シネリンII、シネリンス、クロサンテル、クマホス、クロタミトン、クロトキシホス、クフラエブ、シアントエート、DCPM、DDT、デメフィオン、デメフィオン-O、デメフィオン-S、デメトン-メチル、デメトン-O、デメトン-O-メチル、デメトン-S、デメトン-S-メチル、デメトン-S-メチルスルホン、ジクロフルアニド、ジクロルボス、ジクリホス、ジエノクロル、ジメホクス、ジネクス、ジネクスジクレキシン、ジノカップ-4、ジノカップ-6、ジノクトン、ジノペントン、ジノスルホン、ジノテルボン、ジオキサチオン、ジフェニルスルホン、ジスルフィラム、DNOC、ドフェナピン、ドラメクチン、エンドチオン、エピリノメクチン、エトエートメチル、エトリムホス、フェナザフロル、酸化フェンブタスズ、フェノチオカルブ、フェンピラド、フェンピロキシメート、フェンピラザミン、フェンソン、フェントリファニル、フルベンジミン、フルシクロクスロン、フルエネチル、フルオルベンシド、FMC1137、ホルメタネート、ホルメタネートヒドロクロリド、ホルムパラネート、γ-HCH、グリオジン、ハルフェンプロクス、ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート、イソカルボホス、ジャスモリンI、ジャスモリンII、ジョドフェンホス、リンダン、マロノベン、メカルバム、メホスフォラン、メスルフェン、メタクリホス、臭化メチル、メトルカルブ、メキサカルベート、ミルベマイシンオキシム、 ミパホクス、モノクロトホス、モルホチオン、モキシデクチン、ナレド、4-クロロ-2-(2-クロロ-2-メチル-プロピル)-5-[(6-ヨード-3-ピリジル)メトキシ]ピリダジン-3-オン、ニフルリジド、ニッコマイシン、ニトリラカルブ、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体、オメトエート、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、pp’-DDT、パラチオン、ペルメトリン、フェンカプトン、ホサロン、ホスホラン、ホスファミドン、ポリクロロテルペン、ポリナクチン、プロクロノール、プロマシル、プロポキスル、プロチダチオン、プロトエート、ピレトリンI、ピレトリンII、ピレトリン、ピリダフェンチオン、ピリミテート、キナルホス、キンチオホス、R-1492、ホスグリシン、ロテノン、シュラダン、セブホス、セラメクチン、ソファミド、SSI-121、スルフィラム、スルフラミド、スルホテプ、硫黄、ジフロビダジン、τ-フルバリネート、TEPP、テルバム、テトラジホン、テトラスル、チアフェノクス、チオカルボキシム、チオファノックス、チオメトン、チオキノックス、ツリンギエンシン、トリアミホス、トリアラテン、トリアゾホス、トリアズロン、トリフェノホス、トリナクチン、バミドチオン、バニリプロール、ベトキサジン、ニオクタノン酸銅、硫酸銅、シブトリン、ジクロン、ジクロロフェン、エンドタール、フェンチン、消石灰、ナーバム、キノクラミン、キノンアミド、シマジン、酢酸トリフェニルスズ、水酸化トリフェニルスズ、クルホメート、ピペラジン、チオファネート、クロラロース、フェンチオン、ピリジン-4-アミン、ストリキニン、1-ヒドロキシ-1H-ピリジン-2-チオン、4-(キノキサリン-2-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド、8-硫酸ヒドロキシキノリン、ブロノポール、水酸化銅、クレゾール、ジピリチオン、ドジチン、フェナミノスルフ、ホルムアルデヒド、ヒドラルガフェン、カスガマイシン、カスガマイシンヒドロクロリド水和物、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)、ニトラピリン、オクチリノン、オキソリン酸、オキシテトラサイクリン、硫酸ヒドロキシキノリンカリウム、プロベナゾール、ストレプトマイシン、ストレプトマイシンセスキスルフェート、テクロフタラム、チオメルサール、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV、アグロバクテリウムラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、 アムブリセイウス属の種(Amblyseius spp.)、アナグラファファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV、アングルスアトムス(Anagrus atomus)、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)、オートグラファカリホルニカ(Autographa californica)NPV、バチルススファエリクス(Bacillus sphaericus Neide)、ベアウベリアブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)、ツマアカオオヒメテントウ(Cryptolaemus montrouzieri)、コドリンガ(Cydia pomonella)GV、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)、ヘテロルハブジチスバクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メギジス(H.megidis)、ヒポダミアコンベルゲンス(Hippodamia convergens)、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)、マクロロフスカリジノサス(Macrolophus caliginosus)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)NPV、メタフィクスヘルボルス(Metaphycus helvolus)、メタリジウムアニソプリエ変種アクリヅム(Metarhizium anisopliae var.acridum)、メタリジウムアニソプリエ変種アニソプリエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)、マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンティ(N.lecontei)NPV、ヒメハナカメムシ属の種(Orius spp.)、パエシロマイセスフモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)、ステイネルネマビビオニス(Steinernema bibionis)、ステイネルネマカルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、ステイネルネマフェルチアエ(Steinernema feltiae)、ステイネルネマグラセリ(Steinernema glaseri)、ステイネルネマリオブラエb(Steinernema riobrave)、ステイネルネマリオブラビス(Steinernema riobravis)、ステイネルネマスカプテリスキ(Steinernema scapterisci)、ステイネルネマ属の種(Steinernema spp.)、トリコグラマ属の種(Trichogramma spp.)、チフロドロムスオクシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)、ベルチシリウムレカニイ(Verticillium lecanii)、アホレート、ビサジル、ブスルファン、ジマチフ、ヘメル、ヘムパ、メテパ、メチオテパ、メチルアホレート、モルジド、ペンフルロン、テパ、チオヘムパ、チオテパ、トレタミン、ウレデパ、(E)-デカ-5-エン-1-イルアセテート+(E)-デカ-5-エン-1-オール、(E)-トリデカ-4-エン-1-イルアセテート、(E)-6-メチルヘプタ-2-エン-4-オール、(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イルアセテート、(Z)-ドデカ-7-エン-1-イルアセテート、(Z)-ヘキサデカ-11-エナール、(Z)-ヘキサデカ-11-エン-1-イルアセテート、(Z)-ヘキサデカ-13-エン-11-イン-1-イルアセテート、(Z)-イコサ-13-エン-10-オン、(Z)-テトラデカ-7-エン-1-アル、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-オール、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-イルアセテート、(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イルアセテート、(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イルアセテート、(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イルアセテート、14-メチルオクタデカ-1-エン、4-メチルノナン-5-オール+4-メチルノナン-5-オン、α-ムルチストリアチン、ブレビコミン、コドレルレ、コドレモン、クエルレ、ジスパールア、ドデカ-8-エン-1-イルアセテート、ドデカ-9-エン-1-イルアセテート、ドデカ-8、10-ジエン-1-イルアセテート、ドミニカルア、エチル4-メチルオクタノエート、オイゲノール、フロンタリン、グランドルア、グランドルアI、グランドルアII、グランドルアIII、グランドルアIV、ヘキサルア、イプスジエノール、イプセノール、ジャポニルア、リネアチン、リトルア、ループルア、メドルア、メガトモ酸、メチルオイゲノール、ムスカルア、オクタデカ-2,13-ジエン-1-イルアセテート、オクタデカ-3,13-ジエン-1-イルアセテート、オルフラルア、オリクタルア、オストラモン、シグルア、ソルジジン、スルカトール、テトラデカ-11-エン-1-イルアセテート、トリメドルア、
トリメドルアA、トリメドルアB1、トリメドルアB2、トリメドルアC、トランク-コール(trunc-call)、2-(オクチルチオ)エタノール、ブタピロノキシル、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)、ジブチルアジペート、フタル酸ジブチル、ジブチルコハク酸塩、ジエチルトルアミド、ジメチルカルベート、ジメチルフタレート、エチルヘキサンジオール、ヘキサミド、メトキン-ブチル、メチルネオデカンアミド、オキサメート、ピカリジン、1-ジクロロ-1-ニトロエタン、1,1-ジクロロ-2,2-ビス(4-エチルフェニル)エタン、1,2-ジクロロプロパン+1,3-ジクロロプロペン、1-ブロモ-2-クロロエタン、2,2,2-トリクロロ-1-(3,4-ジクロロフェニル)酢酸エチル、2,2-ジクロロビニル2-エチルスルフィニルエチルメチルリン酸塩、2-(1,3-ジチオラン-2-イル)フェニルジメチルカルバメート、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート、2-(4,5-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニルメチルカルバメート、2-(4-クロロ-3,5-キシリルオキシ)エタノール、2-クロロビニルジエチルリン酸塩、2-イミダゾリドン、2-イソバレリルインダン-1,3-ジオン、2-メチル(プロプ-2-イニル)アミノフェニルメチルカルバメート、2-チオシアナトエチルラウレート、3-ブロモ-1-クロロプロプ-1-エン、3-メチル-1-フェニルピラゾール-5-イルジメチルカルバメート、4-メチル(プロプ-2-イニル)アミノ-3,5-キシリルメチルカルバメート、5,5-ジメチル-3-オキソシクロヘキサ-1-エニルジメチルカルバメート、アセチオン、アクリロニトリル、アルドリン、アロサミジン、アリキシカルブ、α-エクジソン、リン化アルミニウム、アミノカルブ、アナバシン、アチダチオン、アザメチホス、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)δエンドトキシン、バリウムヘキサフルオロシリケート、バリウムポリスルフィド、バルトリン、バイエル22/190、バイエル22408、β-シフルトリン、β-シペルメトリン、バイオエタノメトリン、ビオパーメトリン、ビス(2-クロロエチル)エーテル、ホウ酸ナトリウム、ブロムフェンビンホス、ブロモ-DDT、ブフェンカルブ、ブタカルブ、ブタチオホス、ブトネート、ヒ酸カルシウム、シアン化カルシウム、二硫化炭素、四塩化炭素、カルタップヒドロクロリド、セバジン、クロルビシクレン、クロルダン、クロルデコン、クロロホルム、クロルピクリン、クロルホキシム、クロルプラゾホス、シス-レスメスリン、シスメトリン、クロシトリン、アセト亜ヒ酸銅、ヒ酸銅、オレイン酸銅、クミトエート、氷晶石、CS708、シアノフェンホス、シアノホス、シクレトリン、シチオエート、d-テトラメトリン、DAEP、ダゾメット、デカルボフラン、ジアミダホス、ジカプトン、ジクロロフェンチオン、ジクレシル、ジシクラニル、ディルドリン、ジエチル5-メチルピラゾール-3-イルリン酸塩、ジロール、ジメフルトリン、ジメタン、ジメトリン、ジメチルビンホス、ジメチラン、ジノプロプ、ジノサム、ジノセブ、ジオフェノラン、ジオキサベンゾホス、ジチクロホス、DSP、エクジステロン、EI 1642、EMPC、EPBP、エタホス、エチオフェンカルブ、ギ酸エチル、エチレンジブロミド、ジクロロエタン、エチレンオキシド、EXD、フェンクロルホス、フェネタカルブ、フェニトロチオン、フェノキサクリム、フェンピリトリン、フェンスルホチオン、フェンチオン-エチル、フルコフロン、ホスメチラン、ホスピレート、ホスチエタン、フラチオカルブ、フレトリン、グアザチン、グアザチン酢酸塩、テトラチオカルボン酸ナトリウム、ハルフェンプロクス、HCH、HEOD、ヘプタクロール、ヘテロホス、HHDN、シアン化水素、ヒキンカルブ、IPSP、イサゾホス、イソベンザン、イソドリン、イソフェンホス、イソラン、イソプロチオラン、イソキサチオン、幼虫ホルモンI、幼虫ホルモンII、幼虫ホルモンIII、ケレバン、キノプレン、砒酸鉛、レプトホス、リリムホス、リチダチオン、m-クメニルメチルカルバメート、リン化マグネシウム、マジドクス、メカルホン、メナゾン、塩化第一水銀、メスルフェンホス、メタム、メタム-カリウム、メタム-ナトリウム、メタンフッ化スルホニル、メトクロトホス、メトプレン、メトトリン、メトキシクロル、メチルイソチオシアネート、メチルクロロホルム、塩化メチレン、メトキサジアゾン、ミレックス、ナフタロホス、ナフタレン、NC-170、ニコチン、ニコチンスルフェート、ニチアジン、ノルニコチン、O-5-ジクロロ-4-ヨードフェニルO-エチルエチルホスホノチオエート、O,O-ジエチルO-4-メチル-2-オキソ-2H-クロメン-7-イルホスホロチオネート、O,O-ジエチルO-6-メチル-2-プロピルピリミジン-4-イルホスホロチオネート、O,O,O’,O’-テトラプロピルジチオピロホスフェート、オレイン酸、パラ-ジクロロベンゼン、パラチオン-メチル、ペンタクロロフェノール、ラウリン酸ペンタクロロフェニル、PH60-38、フェンカプトン、ホスニクロル、ホスフィン、ホキシム-メチル、ピリメタホス、ポリクロロジシクロペンタジエン異性体、亜ヒ酸カリウム、カリウムチオシアネート、プレコセンI、プレコセンII、プレコセンIII、ピリミドホス、プロフルトリン、プロメカルブ、プロチオホス、ピラゾホス、ピレスメトリン、カッシア、キナルホス-メチル、キノチオン、ラホキサニド、レスメスリン、ロテノン、カデトリン、リアニア、リアノジン、サバジラ)、シュラダン、セブホス、SI-0009、チアプロニル、亜ヒ酸ナトリウム、シアン化ナトリウム、フッ化ナトリウム、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム、ペンタクロロフェノキシドナトリウム塩、セレン酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、スルコフロン、スルコフロン-ナトリウム、フッ化スルフリル、スルプロホス、タール油、チオナジン、TDE、テブピリムホス、テメホス、テラレスリン、テトラクロロエタン、チクロホス、チオシクラム、チオシクラム水素オキサレート、チオナジン、チオスルタップ、チオスルタップ-ナトリウム、トラロメトリン、トランスパーメトリン、トリアザメート、トリクロルメタホス-3、トリクロロナト、トリメタカルブ、トルプロカルブ、トリクロピリカルブ、トリプレン、ベラトリジン、ベラトリン、XMC、ζメトリン、亜鉛ホスフィド、ゾラプロホス、及びメペルフルトリン、テトラメチルフルトリン、ビス(トリブチルスズ)オキシド、ブロモアセタミド、第二鉄リン酸塩、ニクロスアミド-オラミン、酸化トリブチルスズ、ピリモルフ、トリフェンモルフ、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン、1,3-ジクロロプロペン、3,4-ジクロロテトラヒドロチオフェン、1,1-ジオキシド、3-(4-クロロフェニル)-5-メチルロダニン、5-メチル-6-チオキソ-1,3,5-チアジアジナン-3-イル酢酸、6-イソペンテニルアミノプリン、アニシフルプリン、ベンクロチアズ、サイトカイニン、DCIP、ルフラール、イサミドホス、カイネチン、ミロテシウムベルカリア(Myrothecium verrucaria)組成物、テトラクロロチオフェン、キシレノルス、ゼアチン、エチルキサントゲン酸カリウム、アシベンゾラル、アシベンゾラル-S-メチル、オオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物、α-クロロヒドリン、アンツ、炭酸バリウム、ビスチオセミ、ブロジファクム、ブロマジオロン、ブロメタリン、クロロファシノン、コレカルシフェロール、クマクロル、クマフリル、クマテトラリル、クリミジン、ジフェナクム、ジフェチアロン、ジファシノン、エルゴカルシフェロール、フロクマフェン、フルオロアセタミド、フルプロパジン、フルプロパジンヒドロクロリド、ノルボルミド、ホスアセチム、リン、ピンドン、ピリヌロン、シリロシド、フルオロ酢酸ナトリウム、硫酸タリウム、ワルファリン、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート、5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン、ファルネソール+ネロリドール、ベルブチン、MGK 264、ピペロニルブトキシド、ピプロタール、プロピル異性体、S421、セサメックス、セサスモリン、スルホキシド、アントラキノン、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、ジシクロペンタジエン、チラム、ナフテン酸亜鉛、ジラム、イマニン、リバビリン、クロロインコナジド(chloroinconazide)、酸化水銀(II)、チオファネート-メチル、アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、フラメトピル、ヘキサコナゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、プロチオコナゾール、ピリフェノックス、プロクロラズ、プロピコナゾール、ピリソキサゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリフルミゾール、トリチコナゾール、アンシミドール、フェナリモル、ヌアリモル、ブピリメート、ジメチリモール、エチリモール、ドデモルフ、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、スピロキサミン、トリデモルフ、シプロジニル、メパニピリム、ピリメタニル、フェンピクロニル、フルジオキソニル、ベナラキシル、フララキシル、メタラキシル、Rメタラキシル、オフレース、オキサジキシル、カルベンダジム、デバカルブ、フベリダゾール、チアベンダゾール、クロゾリネート、ジクロゾリン、ミクロゾリン、プロシミドン、ビンクロゾリン、ボスカリド、カルボキシン、フェンフラム、フルトラニル、メプロニル、オキシカルボキシン、ペンチオピラド、チフルザミド、ドジン、イミノクタジン、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロブリン、フェナミンストロビン、フルフェノキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシム-メチル、メトミノストロビン、トリフロキシストロビン、オリザストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、フェルバム、マンコゼブ、マンネブ、メチラム、プロピネブ、ジネブ、カプタホール、キャプタン、フルオロイミド、ホルペット、トリルフルアニド、ボルドー液、酸化銅、マンカッパー、オキシン銅、ニトロタル-イソプロピル、エディフェンホス、イプロベンホス、ホスジフェン、トルコホス-メチル、アニラジン、ベンチアバリカルブ、ブラストサイジン-S、クロロネブ、クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、シクロブトリフルラム、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジメトモルフ、フルモルフ、ジチアノン、エタボキサム、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェンアミドン、フェノキサニル、フェリムゾン、フルアジナム、フルメチルスルホリム(flumetylsulforim)、フルオピコリド、フルオキシチオコナゾール、フルスルファミド、フルキサピロキサド、フェンヘキサミド、ホセチル-アルミニウム、ヒメキサゾール、イプロバリカルブ、シアゾファミド、メタスルホカルブ、メトラフェノン、ペンシクロン、フタリド、ポリオキシン、プロパモカルブ、ピリベンカルブ、プロキナジド、ピロキロン、ピリオフェノン、キノキシフェン、キントゼン、チアジニル、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリホリン、バリダマイシン、バリフェナレート、ゾキサミド、マンジプロパミド、フルベンテラム、イソピラザム、セダキサン、
ベンゾビンジフルピル、ピジフルメトフェン、3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(3’,4’,5’-トリフルオロ-ビフェニル-2-イル)-アミド、イソフルシプラム、イソチアニル、ジピメチトロン、6-エチル-5,7-ジオキソ-ピロロ[4,5][1,4]ジチイノ[1,2-c]イソチアゾール-3-カルボニトリル、2-(ジフルオロメチル)-N-[3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド、4-(2,6-ジフルオロフェニル)-6-メチル-5-フェニル-ピリダジン-3-カルボニトリル、(R)-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド、4-(2-ブロモ-4-フルオロ-フェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-2,5-ジメチル-ピラゾール-3-アミン、4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-1、3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-アミン、フルインダピル、クメトキシストロビン(ジアキシアングジュンジ(jiaxiangjunzhi))、ルベンミキシアナン(lvbenmixianan)、ジクロベンチアゾクス、マンデストロビン、3-(4,4-ジフルオロ-3,4-ジヒドロ-3,3-ジメチルイソキノリン-1-イル)キノロン、2-[2-フルオロ-6-[(8-フルオロ-2-メチル-3-キノリル)オキシ]フェニル]プロパン-2-オール、オキサチアピプロリン、tert-ブチルN-[6-[[[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート、ピラジフルミド、インピルフルキサム、ツロールプロカルブ、メフェントリフルコナゾール、イプフェントリフルコナゾール、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド、N’-(2,5-ジメチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)オキシ-2,5-ジメチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、[2-[3-[2-[1-[2-[3,5-ビス(ジフルオロメチル)ピラゾール-1-イル]アセチル]-4-ピペリジル]チアゾール-4-イル]-4,5-ジヒドロイソキサゾール-5-イル]-3-クロロ-フェニル]メタンスルホン酸、ブタ-3-イニルN-[6-[[(Z)-[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート、メチルN-[[5-[4-(2,4-ジメチルフェニル)トリアゾール-2-イル]-2-メチル-フェニル]メチル]カルバメート、3-クロロ-6-メチル-5-フェニル-4-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピリダジン、ピリダクロメチル、3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド、1-[2-[[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシメチル]-3-メチル-フェニル]-4-メチル-テトラゾール-5-オン、1-メチル-4-[3-メチル-2-[[2-メチル-4-(3,4,5-トリメチルピラゾール-1-イル)フェノキシ]メチル]フェニル]テトラゾール-5-オン、アミノピリフェン、アメトクトラジン、アミスルブロム、ペンフルフェン、(Z,2E)-5-[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド、フロリルピコキサミド、フェンピコキサミド、メタリルピコキサミド、テブフロキン、イププルフェノキン、キノフメリン、イソフェタミド、N-[2-[2,4-ジクロロ-フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[2-[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド、ベンゾチオストロビン、5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-チオール亜鉛塩(2:1)、フルオピラム、フルフェノキサジアザム、フルチアニル、フルオピモミド、ピラプロポイン、ピカルブトラゾクス、2-(ジフルオロメチル)-N-(3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1、1、3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、メチルテトラプロール、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1、1、3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド、α-(1、1-ジメチルエチル)-α-[4’-(トリフルオロメトキシ)[1、1’-ビフェニル]-4-イル]-5-ピリミジンメタノール、フルオキサピプロリン、エノキサストロビン、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-スルファニル-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-チオキソ-4H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、トリネキサパック、クモキシストロビン、チョンサンマイシン(zhongshengmycin)、チオジアゾール銅、亜鉛チアゾール、アメクトトラクチン、イプロジオン、セボクチルアミン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1S)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、
N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1R)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-クロロ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン;N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(2-プロポキシプロポキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン;N-イソプロピル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-フェニル-エチル)フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[4-(1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-エチル)-5-メトキシ-2-メチル-フェニル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン;N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)オキセタン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン、N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン;N-[(1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、8-フルオロ-N-[(1R)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド、8-フルオロ-N-[(1S)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-((1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-((1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド;1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,6-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン、1-(6-クロロ-7-メチル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン;1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、6-クロロ-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(4-メチルベンズイミダゾール-1-イル)イソキノリン、4,4-ジフルオロ-1-(5-フルオロ-4-メチル-ベンズイミダゾール-1-イル)-3,3-ジメチル-イソキノリン、3-(4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-イソキノリル)-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ベンズイミダゾール;N-メトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]シクロプロパンカルボキサミド、N,2-ジメトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、N-エチル-2-メチル-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、1-メトキシ-3-メチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、1,3-ジメトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、3-エチル-1-メトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、4,4-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン、5,5-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン、エチル1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート、N,N-ジメチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]-1,2,4-トリアゾール-3-アミン;2-[6-(4-クロロフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール;2-[6-(4-ブロモフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール;3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(2-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル;3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(3-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル;(4-フェノキシフェニル)メチル2-アミノ-6-メチル-ピリジン-3-カルボキシレート;2,6-ジメチル-1H,5H-[1,4]ジチイノ[2,3-c:5,6-c’]ジピロール-1,3,5,7(2H,6H)-テトロン;N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンゼンカルボチオアミド;N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド;(Z,2E)-5-[1-(2,4-ジクロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド;N’-(2-クロロ-5-メチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン;N’-[2-クロロ-4-(2-フルオロフェノキシ)-5-メチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン;2-(ジフルオロメチル)-N-[(3S)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド;(5-メチル-2-ピリジル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン、(3-メチルイソキサゾール-5-イル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン;2-オキソ-N-プロピル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド;エチル1-[[5-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]-2-チエニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート;2,2-ジフルオロ-N-メチル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド、N-[(E)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、N-[(Z)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、N-[N-メトキシ-C-メチル-カルボンイミドイル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド
からなる群から選択される1種以上のさらなる殺有害生物剤を含む、請求項1~10のいずれか一項に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項12】
前記組成物は、農学的に許容可能なキャリア、並びに、任意により、界面活性剤及び/又は配合補助剤をさらに含む、請求項1~11のいずれか一項に記載の殺菌・殺カビ組成物。
【請求項13】
有用な植物又はその繁殖材料における植物病原性病害、特に植物病原性真菌を防除又は予防する方法であって、前記有用な植物、その生息地又はその繁殖材料に、請求項1~12のいずれか一項に記載の殺菌・殺カビ組成物を適用するステップを含む方法。
【請求項14】
成分(A)及び(B)を含む前記組成物は、単一の「レディミックス」形態、若しくは、複合噴霧混合物形態であるか、又は、前記組成物の成分(A)及び(B)は順次に適用される、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記植物は穀類、好ましくはイネである、請求項13又は14に記載の方法。
【請求項16】
前記植物病原性病害は、コムギフザリウム(Fusarium)胴枯れ病、又はイネ馬鹿苗病である、請求項13~15のいずれか一項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規殺菌・殺カビ組成物、特に植物病原性真菌といった植物病原体によって引き起こされる病害を防除するための農業又は園芸におけるその使用、及び、有用な植物における病害の防除方法に関する。
【背景技術】
【0002】
様々な異なる化学的分類に属する多くの殺菌性化合物及び組成物が有用な植物の作物の殺菌剤としての使用のために開発された/開発中であるものの、作物の耐性及び具体的な植物病原菌に対する活性が多くの点で農業の実施におけるニーズを必ずしも満たしていない。そのため、植物病原菌による植物の感染の防除又は予防における使用のための優れた生物学的特性を有する新規な化合物及び新規な組成物を見出すことが継続的に必要とされている。例えば、より大きな生物学的活性、活性の有利なスペクトラム、増加した安定性プロファイル、向上した物理化学的特性、増加した生分解性を有する化合物。又は、その他に、より広い活性スペクトラム、改善された作物の耐性、相乗的相互作用若しくは増強特性を有する組成物、又はより迅速な作用の発現を示す、若しくはより長く継続する残存活性を有する、若しくは植物病原体の効果的な防除のために必要とされる化合物及び組成物の適用回数の削減及び/若しくは施用量の削減を可能し、それにより有益な耐性管理の実施、低減された環境への影響、及び低減された作業者への曝露を可能にする組成物。
【0003】
異なる作用機構を有する異なる殺菌性化合物の混合物を含有する組成物を使用すると、これらの要求のいくつかに応えることができる(例えば活性の異なるスペクトラムを有する殺菌剤を組み合わせることにより)。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明によれば、有効成分として成分(A)及び(B)の混合物を含む殺菌・殺カビ組成物が提供されており、ここで、成分(A)は以下:
【0005】
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】
【表1-4】
【表1-5】
【0006】
から選択される化合物であり、及び、成分(B)はシアノアクリレート化合物である。
【0007】
好ましい実施形態において、成分(A)は以下から選択される化合物である。
【0008】
【表2】
【0009】
好ましい実施形態において、成分(A)は、N-[(1,2シス)-2-(2,4-ジクロロフェニル)シクロブチル]-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボキサミド(この化合物のISO名はシルコブトリフルラム(cylcobutrifluram)である)である。
【0010】
化合物中に1個以上の不斉炭素原子の存在が可能であるとは、その化合物が、光学異性形態、すなわち、鏡像異性形態又はジアステレオ異性形態で生じ得ることを意味する。また、アトロプ異性体は、単結合に係る回転の制限の結果生じ得る。本発明は、化合物に係るこれらの可能性のある異性形態(例えば幾何異性体)のすべて、及び、その混合物を含む。本発明は、化合物に係る可能性のある互変異性形態のすべて、及び、ラセミ化合物、すなわち、実質的に50:50の比での少なくとも2種の鏡像異性体の混合物をも含む。
【0011】
好ましい実施形態において、成分(A)は化合物の(1S,2S)及び(1R,2R)鏡像異性体を含み、(1S,2S)鏡像異性体対(1R,2R)鏡像異性体の比は4:1より大きい。
【0012】
好ましい実施形態において、(1S,2S)鏡像異性体対(1R,2R)鏡像異性体の比は、1.5:1より大きく、2.5:1より大きく、4:1より大きく、9:1より大きく、20:1より大きく、又は、35:1より大きい。
【0013】
好ましい実施形態において、(1S,2S)鏡像異性体対(1R,2R)鏡像異性体の比は約9:1である。
【0014】
好ましい実施形態において、成分(A)は純粋な(1S,2S)鏡像異性体である。
【0015】
必要な場合、鏡像異性体的に純粋な最終化合物は、逆相キラルクロマトグラフィなどの標準的な物理的分離技術を介して、又は、例えばキラル出発材料を用いることによる立体選択的合成技術で、適切なラセミ出発材料から入手し得る。
【0016】
成分(A)の化合物は市販されているか、及び/又は、技術分野において公知である手法、及び/又は、文献に報告されている手法を用いて調製可能である(例えば、本明細書において参照によりその全体が援用される、国際公開第2013143811号又は国際公開第2015003951号)。
【0017】
各事例において、本発明に係る化合物は、遊離形態、N-オキシドとしての酸化型、又は、例えば農学的に使用可能な塩形態といった塩形態である。
【0018】
N-オキシドは、第三級アミンの酸化型、又は、窒素含有芳香族複素環式化合物の酸化型である。これらは、例えば、書籍“Heterocyclic N-oxides”,A.Albini and S.Pietra,CRC Press,Boca Raton 1991に記載されている。
【0019】
好ましい実施形態において、成分(B)はフェナマクリルであり、これは、(Z)-エチル2-シアノ-3-アミノ-3-フェニルアクリレートのIUPAC名を有すると共に、以下の構造を有する。
【化1】
【0020】
フェナマクリルは、遊離形態、N-オキシドとしての酸化型、又は、塩形態であることが可能である。これは公知であると共に、市販されているか、及び/又は、技術分野において公知である手法、及び/又は、文献に報告されている手法を用いて調製可能である。
【0021】
好ましい実施形態において、成分(A)対成分(B)の重量比は、40:1~1:150である。
【0022】
好ましい実施形態において、成分(A)対成分(B)の重量比は、20:1~1:150である。
【0023】
好ましい実施形態において、成分(A)対成分(B)の重量比は、20:1~1:100である。
【0024】
好ましい実施形態において、成分(A)対成分(B)の重量比は、20:1~1:50である。
【0025】
好ましい実施形態において、成分(A)対成分(B)の重量比は、1:50~1:100である。
【0026】
好ましい実施形態において、成分(A)はN-[(1,2シス)-2-(2,4-ジクロロフェニル)シクロブチル]-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボキサミド、又は、その塩、鏡像異性体若しくはN-オキシドであり、及び、成分(B)は遊離形態、N-オキシドとしての酸化型、又は、塩形態のフェナマクリルであり、ここで、成分(A)対成分(B)の重量比は、20:1~1:50又は1:50~1:100である。
【0027】
更に本発明によれば、本発明による殺菌性組成物を、有用な植物、その場所、又はその繁殖材料に適用することを含む、有用な植物又はその繁殖材料の植物病原性病害、特には植物病原性真菌を防除又は予防する方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明による特定の殺菌性混合組成物によって付与される利益には、特には、真菌によって引き起こされる病害から植物を保護するための有利なレベルの生物学的活性、又は農薬有効成分としての使用のために優れた特性(例えば高い生物学的活性、有利な活性スペクトラム、増加した安全性プロファイル、改善された物理化学的特性、又は増加した生分解性)が含まれ得る。
【0029】
「殺菌剤」という用語は、本明細書において用いられるところ、真菌の増殖を防除し、変性させ、又は、防止する化合物を意味する。「殺菌的に有効な量」という用語は、真菌の増殖に効果をもたらすことが可能である、このような化合物又はこのような化合物の組み合わせの量を意味する。防除又は変性効果は、死滅、遅滞等などの自然の発育からの逸脱の全てを含み、予防は、真菌による感染を予防するための植物におけるバリア又は他の防御形成を含む。
【0030】
「植物」という用語は、種子、実生、苗、根、塊茎、茎、柄、群葉及び果実を含む植物の全ての物理的な部分を指す。
【0031】
「植物繁殖材料」という用語は、例えば種子又は挿し木若しくは塊茎などの植物の成長する一部といった植物の生殖力のある全ての部分を意味する。これには、厳密な意味での種子だけでなく、根、果実、塊茎、鱗茎、根茎、及び植物の部分が含まれる。
【0032】
本明細書において用いられるところ、「生息地」という用語は、植物が成長している圃場、又は、栽培されている植物の種子が播種される圃場、又は、種子が土壌に蒔かれることになる圃場を意味する。これには、土壌、種子及び実生、並びに、確立した植生が含まれる。
【0033】
本明細書全体を通じて、「組成物」という表現は、成分(A)と(B)の様々な混合物又は組み合わせ(上で規定した実施形態を含む)を意味し、例えば、単一の「調合済み」形態、単一の有効成分要素の個々の配合物から組成される「タンク混合物」などの複合型噴霧混合物、及び、逐次的(すなわち、数時間又は数日間などの適度に短時間のうちに次々と)に適用される場合には単一の有効成分の併用である。成分(A)及び(B)を適用する順番は本発明の作用のためには重要ではない。
【0034】
本発明の組成物は、植物病原性病害を引き起こす微生物などの有害な微生物に対して、特には植物病原性の真菌及び細菌に対して効果的である。
【0035】
本発明の組成物は、担子菌綱(Basidiomycete)、子嚢菌綱(Ascomycete)、卵菌綱(Oomycete)及び/又は不完全菌類(Deuteromycete)、ブラソクラディオマイセート(Blasocladiomycete)、ツボカビ綱(Chrytidiomycete)、グロムス門(Glomeromycete)及び/又はケカビ綱(Mucoromycete)の分類における広いスペクトラムの真菌性植物病原体によって引き起こされる植物病害を防除するために使用することができる。
【0036】
組成物は、観賞用作物、芝生、野菜、農作物、穀類及び果実作物の葉病原体などの広いスペクトラムの植物病害の防除において効果的である。
【0037】
これらの病原体としては以下が挙げられ得る。
卵菌綱(Oomycete)であって、以下を含む。フィトフトラカプシシ(Phytophthora capsici)、フィトフトラインフェスタンス(Phytophthora infestans)、フィトフトラソヤエ(Phytophthora sojae)、フィトフトラフラガリエ(Phytophthora fragariae)、フィトフトラニコチアネ(Phytophthora nicotianae)、フィトフトラシンナモミ(Phytophthora cinnamomi)、フィトフトラシトリコラ(Phytophthora citricola)、フィトフトラシトロフトラ(Phytophthora citrophthora)及びフィトフトラエリトロセプチカ(Phytophthora erythroseptica)によって引き起こされるものなどのフィトフトラ(Phytophthora)病害;ピシウムアファニデルマツム(Pythium aphanidermatum)、ピシウムアレノマネス(Pythium arrhenomanes)、ピシウムグラミニコラ(Pythium graminicola)、ピシウムイレグラレ(Pythium irregulare)及びピシウムウルチマム(Pythium ultimum)によって引き起こされるものなどのピシウム(Pythium)病害;ペロノスポラデストルクトル(Peronospora destructor)、ペロノスポラパラシティカ(Peronospora parasitica)、プラズモパラビチコーラ(Plasmopara viticola)、プラズモパラハルステジイ(Plasmopara halstedii)、シュードペロノスポラクベンシス(Pseudoperonospora cubensis)、アルブゴカンジダ(Albugo candida)、スクレログトラマクロスポラ(Sclerophthora macrospora)及びブレミアラクツカエ(Bremia lactucae)などのツユカビ目(Peronosporales)によって引き起こされる病害;並びに、アファノミセスコクリオイデス(Aphanomyces cochlioides)、ラビリンツラゾステラエ(Labyrinthula zosterae)、ペロノスクレロスポラソルギ(Peronosclerospora sorghi)及びスクレロスポラグラミニコラ(Sclerospora graminicola)などの他のもの。
子嚢菌綱(Ascomycetes)であって、例えば、ステムフィリウムソラニ(Stemphylium solani)、スタゴノスポラタイナネンシス(Stagonospora tainanensis)、スピロカエアオレアギネア(Spilocaea oleaginea)、セトスファエリアツルシカ(Setosphaeria turcica)、ピレノカエタリコペリシチ(Pyrenochaeta lycoperisici)、プレオスポラヘルバルム(Pleospora herbarum)、フォマデストルクティバ(Phoma destructiva)、ファエオスファエリアヘルポトリコイデス(Phaeosphaeria herpotrichoides)、ファエオクリプトクスガエウマンニイ(Phaeocryptocus gaeumannii)、オフィオスファエレラグラミニコラ(Ophiosphaerella graminicola)、オフィボルスグラミニス(Ophiobolus graminis)、レプトスファエリアマクランス(Leptosphaeria maculans)、ヘンデルソニアクレベリマ(Hendersonia creberrima)、ヘルミントスポリウムトリティシレペンティス(Helminthosporium triticirepentis)、セトスファエリアツルシカ(Setosphaeria turcica)、ドレックスレラグリシネス(Drechslera glycines)、ジディメラブリオニエ(Didymella bryoniae)、シクロコニウムオレアギネウム(Cycloconium oleagineum)、コリネスポラカッシイコラ(Corynespora cassiicola)、コクリオボルスサチブス(Cochliobolus sativus)、ビポラリスカクティボラ(Bipolaris cactivora)、リンゴ黒星病菌(Venturia inaequalis)、ピレノホラテレス(Pyrenophora teres)、コムギ黄斑病菌(Pyrenophora tritici-repentis)、アルテルナリアアルテナタ(Alternaria alternata)、アルテルナリアブラッシシコラ(Alternaria brassicicola)、アルテルナリアソラニ(Alternaria solani)及びアルテルナリアトマトフィラ(Alternaria tomatophila)などのプレオスポラ目(Pleosporales);セプトリアトリティシ(Septoria tritici)、セプトリアノドルム(Septoria nodorum)、セプトリアグリシネス(Septoria glycines)、セルコスポラアラキディコーラ(Cercospora arachidicola)、セルコスポラソジナ(Cercospora sojina)、セルコスポラセアエマイディス(Cercospora zeae-maydis)、セルコスポレラカプセラエ(Cercosporella capsellae)及びセルコスポレラヘルポトリコイデス(Cercosporella herpotrichoides)などのカプノディウム目(Capnodiales);クラドスポリウムカルポフィルム(Cladosporium carpophilum)、クラドスポリウムエフスム(Cladosporium effusum)、パッサロラフルバ(Passalora fulva)、クラドスポリウムオキシスポルム(Cladosporium oxysporum)、ドチストロマッセプトスポルム(Dothistroma septosporum)、イサリオプシスクラビスポラ(Isariopsis clavispora)、マイコスファエレラフィジエンシス(Mycosphaerella fijiensis)、コムギ葉枯病菌(Mycosphaerella graminicola)、マイコベロシエラコエプケイイ(Mycovellosiella koepkeii)、ファエオイサリオプシスバタチコラ(Phaeoisariopsis bataticola)、シュードセルコスポラビチス(Pseudocercospora vitis)、シュードセルコスポレラヘルポトリコイド(Pseudocercosporella herpotrichoides)、ラムラリアベチコラ(Ramularia beticola)、ラムラリアコロシグニ(Ramularia collo-cygni)、ゲーウマノミセスグラミニス(Gaeumannomyces graminis)、マグナポルテグリセア(Magnaporthe grisea)、イネいもち病菌(Pyricularia oryzae)などのマグナポルテ目(Magnaporthales);アニソグラマアノマラ(Anisogramma anomala)、アピオグノモニアエラブンダ(Apiognomonia errabunda)、サイトスポラプラタニ(Cytospora platani)、ジアポルテファセオロルム(Diaporthe phaseolorum)、ディスクラデストルクティバ(Discula destructiva)、グノモニアフルクティコーラ(Gnomonia fructicola)、グリネリアウビコーラ(Greeneria uvicola)、メランコニウムジュグランディヌム(Melanconium juglandinum)、ホモプシスビティコーラ(Phomopsis viticola)、シロコッカスクラビギグネンティ-ジュグランダセアラム(Sirococcus clavigignenti-juglandacearum)、ツバキアドリイナ(Tubakia dryina)、ディカルペラ属の一種(Dicarpella spp.)、バルサセラトスペルマ(Valsa ceratosperma)などのジアポルテ目(Diaporthales);並びに、アクチノチリウムグラミニス(Actinothyrium graminis)、アスコキタピシ(Ascochyta pisi)、アスペルギルスフラブス(Aspergillus flavus)、アスペルギルスフミガーツス(Aspergillus fumigatus)、アスペルギルスニズランス(Aspergillus nidulans)、アスペリスポリウムカリカエ(Asperisporium caricae)、ブルメリエラジャアピイ(Blumeriella jaapii)、カンジダ属の一種(Candida spp.)、カプノジウムラモスム(Capnodium ramosum)、セファロアスクス属の一種(Cephaloascus spp.)、セファロスポリウムグラミネウム(Cephalosporium gramineum)、セラトシスティスパラドクサ(Ceratocystis paradoxa)、キトミウム属の一種(Chaetomium spp.)、ヒメノシフスシュードアルビヅス(Hymenoscyphus pseudoalbidus)、コッシディオイデス属の一種(Coccidioides spp.)、シリンドロスポリウムパディ(Cylindrosporium padi)、ジプロカルポンマラエ(Diplocarpon malae)、ドレパノペジザカンペストリス(Drepanopeziza campestris)、エルシノエアンペリナ(Elsinoe ampelina)、エピコッカムニグラム(Epicoccum nigrum)、エピデルモフィトン属の一種(Epidermophyton spp.)、ユーチパラタ(Eutypa lata)、ゲオトリクムカンジズム(Geotrichum candidum)、ギベリナセレアリス(Gibellina cerealis)、グロエオセルコスポラソルギ(Gloeocercospora sorghi)、グロエオデスポミゲナ(Gloeodes pomigena)、グロエオスポリウムペレナンス(Gloeosporium perennans)などの他のものによって引き起こされるものといった汚斑病、斑点病、イモチ病又は胴枯れ病及び/又は腐敗病;グロエオチニアテムレンタ(Gloeotinia temulenta)、グリフォスパエリアコルチコラ(Griphospaeria corticola)、カバチエラリニ(Kabatiella lini)、レプトグラフィウムミクロスポルム(Leptographium microsporum)、レプトスファエルリニアクラッスアスカ(Leptosphaerulinia crassiasca)、ロフォデルミウムセディチオスム(Lophodermium seditiosum)、マルソニナグラミニコラ(Marssonina graminicola)、コムギ赤かび病菌(Microdochium nivale)、モニリニアフルクティコーラ(Monilinia fructicola)、モノグラフェラアルベセンス(Monographella albescens)、モノスポラスクスカノンバルス(Monosporascus cannonballus)、ナエマシクルス属の一種(Naemacyclus spp.)、オフィオストマノボウルミ(Ophiostomanovo-ulmi)、パラコシジオイデスブラジリエンシス(Paracoccidioides brasiliensis)、ペニシリウムエクソパンスム(Penicillium expansum)、ペスタロチアロドデンドリ(Pestalotia rhododendri)、ペトリエリジウム属の一種(Petriellidium spp.)、ペジクラ属の一種(Pezicula spp.)、フィアロホラグレガタ(Phialophora gregata)、フィラコラポミゲナ(Phyllachora pomigena)、フィマトトリクムオムニボラ(Phymatotrichum omnivora)、フィサロスポラアブディタ(Physalospora abdita)、プレクトスポリウムタバシヌム(Plectosporium tabacinum)、ポリシタルムプスツランス(Polyscytalum pustulans)、シュードペジザメディカギニス(Pseudopeziza medicaginis)、ピレノペジザブラッシカエ(Pyrenopeziza brassicae)、ラムリスポラソルギ(Ramulispora sorghi)、ラブドクリンシュードツガエ(Rhabdocline pseudotsugae)、リンコスポリウムセカリス(Rhynchosporium secalis)、イネ葉しょう腐敗病菌(Sacrocladium oryzae)、スケドスポリウム属の一種(Scedosporium spp.)、スキゾチリウムポミ(Schizothyrium pomi)、スクレロチニアスクレロティオルム(Sclerotinia sclerotiorum)、スクレロチニアミノル(Sclerotinia minor);スクレロチウム属の一種(Sclerotium spp)、チフライシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、セイマトスポリウムマリエ(Seimatosporium mariae)、レプテウチパクプレッシ(Lepteutypa cupressi)、セプトシタルボルム(Septocyta ruborum)、
スファセロマペルセー(Sphaceloma perseae)、スポロネマファシディオイデス(Sporonema phacidioides)、スティグミナパルミボラ(Stigmina palmivora)、タペシアヤルンデ(Tapesia yallundae)、タフリナブラタ(Taphrina bullata)、チエビオプシスバシコラ(Thielviopsis basicola)、トリコセプトリアグルクチゲナ(Trichoseptoria fructigena)、ジゴフィアラジャミセンシス(Zygophiala jamaicensis);例えばブルメリアグラミニス(Blumeria graminis)、エリシフェポリゴニ(Erysiphe polygoni)、ウンシヌラネカトル(Uncinula necator)、スファエロテカフリゲナ(Sphaerotheca fuligena)、リンゴうどんこ病菌(Podosphaera leucotricha)、ポドスパエラマクラリス(Podospaera macularis)、ゴロビノマイセスシコラセルム(Golovinomyces cichoracearum)、レベイルラタウリカ(Leveillula taurica)、ミクロスファエラディフッサ(Microsphaera diffusa)、オイディオプシスゴッシピイ(Oidiopsis gossypii)、フィラクチニアグッタタ(Phyllactinia guttata)及びオイジウムアラキディス(Oidium arachidis)などのウドンコカビ目(Erysiphales)によって引き起こされるものといったウドンコ病病害;例えばドチオレラアロマチカ(Dothiorella aromatica)、ジプロディアセリアタ(Diplodia seriata)、ガイグナルディアビドウェリイ(Guignardia bidwellii)、ボトリチスシネレア(Botrytis cinerea)、ボトリオチニアアリイ(Botryotinia allii)、ボトリオチニアファビ(Botryotinia fabae)、フシコクムアミグダリ(Fusicoccum amygdali)、ラシオジプロディアテオブロマエ(Lasiodiplodia theobromae)、マクロフォーマテイコラ(Macrophoma theicola)、マクロフォミナファセオリナ(Macrophomina phaseolina)、フィロスティクタククルビタセアルム(Phyllosticta cucurbitacearum)などのボトリオスフェリア目(Botryosphaeriales)によって引き起こされるものといったかび類;例えばコレトトリカムグロエオスポリオイデス(Colletotrichum gloeosporioides)、コレトトリカムラゲナリウム(Colletotrichum lagenarium)、コレトトリカムゴッシピイ(Colletotrichum gossypii)、グロメレラシングラタ(Glomerella cingulata)及びコレトトリカムグラミニコラ(Colletotrichum graminicola)などのグロメレラレス属(Glommerelales)によって引き起こされるものといった炭疽病;並びに、例えばアクレモニウムストリクツム(Acremonium strictum)、クラビセプスプルプレア(Claviceps purpurea)、フザリウムクルモルム(Fusarium culmorum)、フザリウムグラミネアルム(Fusarium graminearum)、フザリウムプラリフェラタム(Fusarium proliferatum)、フザリウムビルグリホルメ(Fusarium virguliforme)、フザリウムオキシスポルム(Fusarium oxysporum)、フザリウムスブグルチナンス(Fusarium subglutinans)、フザリウムオキシスポルム(Fusarium oxysporum f.sp.cubense)、ゲルラキアニバレ(Gerlachia nivale)、ギベレラフジクロイ(Gibberella fujikuroi)、ギベレラゼアエ(Gibberella zeae)、グリオクラジウム属の一種(Gliocladium spp.)、ミロテシウムベルカリア(Myrothecium verrucaria)、ネクトリアラムラライエ(Nectria ramulariae)、トリコデルマビリデ(Trichoderma viride)、トリコテシウムロセウム(Trichothecium roseum)及びベルチシリウムテオブロマエ(Verticillium theobromae)などの肉座菌目(Hypocreales)によって引き起こされるものといった萎凋病又は胴枯れ病。
例えばウスチラギノイデアビレンス(Ustilaginoidea virens)、ウスチラゴヌダ(Ustilago nuda)、ウスチラゴトリティシ(Ustilago tritici)、ウスチラゴゼアエ(Ustilago zeae)などのクロボキン目(Ustilaginales)によって引き起こされるものといった黒穂病菌を含む担子菌綱(Basidiomycete)、例えばセロテリウムフィチ(Cerotelium fici)、クリソミクサアルクトスタフィリ(Chrysomyxa arctostaphyli)、コレオスポリウムイポモエアエ(Coleosporium ipomoeae)、ヘミレイアバスタトリクス(Hemileia vastatrix)、プッシニアアラキディス(Puccinia arachidis)、プッシニアカカバタ(Puccinia cacabata)、プッシニアグラミニス(Puccinia graminis)、プッシニアレコンディタ(Puccinia recondita)、プッシニアソルギ(Puccinia sorghi)、プッシニアホルデイ(Puccinia hordei)、プッシニアストリイフォルミス(Puccinia striiformis f.sp.Hordei)、プッシニアストリイフォルミス(Puccinia striiformis f.sp.Secalis)、プッシニアストルムコリリ(Pucciniastrum coryli)などのサビキン目(Pucciniales)、又は、クロナルチウムリビコラ(Cronartium ribicola)、ジムノスポランギウムジュニペリ-ビジニアネ(Gymnosporangium juniperi-viginianae)、メランプソラメデュサエ(Melampsora medusae)、ファコプソラパチリジ(Phakopsora pachyrhizi)、フラグミジウムムクロナツム(Phragmidium mucronatum)、フィソペラアンペロシディス(Physopella ampelosidis)、トランスケリアディスコロル(Tranzschelia discolor)及びウロマイセスビシエ-ファビエ(Uromyces viciae-fabae)などのサビキン目(Uredinales)によって引き起こされるものといったサビ病菌;並びに、クリプトコックス属の一種(Cryptococcus spp.)、エクソバシジウムベクサンス(Exobasidium vexans)、マラスミエルスイノデルマ(Marasmiellus inoderma)、マイセナ属の一種(Mycena spp.)、スファセロテカレイリアナ(Sphacelotheca reiliana)、チフライシカリエンシス(Typhula ishikariensis)、ウロシスチスアグロピリ(Urocystis agropyri)、イテルソニリアペルプレキサンス(Itersonilia perplexans)、クルチシウムインビスム(Corticium invisum)、ラエチサリアフシホルミス(Laetisaria fuciformis)、ワイテアシルシナタ(Waitea circinata)、イネ紋枯病菌(Rhizoctonia solani)、テンサイ根腐病菌(Thanetephorus cucurmeris)、エンチロマダリアエ(Entyloma dahliae)、エンチロメラミクロスポラ(Entylomella microspora)、ネオボシアモリニアエ(Neovossia moliniae)及びチレチアカリエス(Tilletia caries)によって引き起こされるものなどの他の腐敗病及び病害。
フィソデルママイディス(Physoderma maydis)などのコウマクノウキン目(Blastocladiomycetes)。
コアネフォラククリビタルム(Choanephora cucurbitarum);ムコール属の一種(Mucor spp.);リゾプスアルヒズス(Rhizopus arrhizus)などのケカビ綱(Mucoromycetes)。
並びに、上記に列挙されているものと近縁の他の種及び属によって引き起こされる病害。
【0038】
その殺菌活性に追加して、組成物はまた、エルウィニアアミロボラ(Erwinia amylovora)、エルウィニアカラトボラ(Erwinia caratovora)、キサントモナスカムペストリス(Xanthomonas campestris)、シュードモナスシリンガエ(Pseudomonas syringae)、ストルプトマイセススカビイス(Strptomyces scabies)などのバクテリア及び他の関連する種、並びに、一定の原生動物に対する活性を有し得る。
【0039】
本発明の組成物は、子嚢菌綱(Ascomycetes)(例えばベンチュリア(Venturia)、ポドスファエラ(Podosphaera)、エリシフェ(Erysiphe)、モニリニア(Monilinia)、ミコスファエレラ(Mycosphaerella)、ウンシヌラ(Uncinula));担子菌綱(Basidiomycetes)(例えばへミレイア(Hemileia)属、リゾクトニア(Rhizoctonia)、ファコプソラ(Phakopsora)、プッシニア(Puccinia)、ウスチラゴ(Ustilago)、チレチア(Tilletia));不完全菌類(Fungi imperfecti)(別名Deuteromycetes;例えばボトリチス(Botrytis)、ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)、リンコスポリウム(Rhynchosporium)、フザリウム(Fusarium)、セプトリア(Septoria)、セルコスポラ(Cercospora)、アルテルナリア(Alternaria)、ピリキュラリア(Pyricularia)、及びシュードセルコスポレラ(Pseudocercosporella));卵菌綱(Oomycetes)(例えばフィトフトラ(Phytophthora)、ペロノスポラ(Peronospora)、シュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)、アルブゴ(Albugo)、ブレミア(Bremia)、ピシウム(Pythium)、シュードスクレロスポラ(Pseudosclerospora)、プラスモパラ(Plasmopara))の分類に属する植物病原菌に対して特に効果的である。
【0040】
好ましい実施形態において、本発明に係る組成物は、フザリウムグラミネアルム(Fusarium graminearum)により引き起こされるコムギフザリウム(Fusarium)胴枯れ病、及びフザリウムプラリフェラタム(Fusarium proliferatum)又はギベレラフジクロイ(Gibberella fujikuroi)により引き起こされるイネ馬鹿苗病に対して特に効果的である。
【0041】
本発明の組成物を使用することができる有用な植物の作物は、典型的には、例えばブラックベリー、ブルーベリー、クランベリー、ラズベリー及びイチゴといった液果植物;例えばオオムギ、トウモロコシ(コーン)、キビ、カラスムギ、イネ、ライ麦、モロコシ属(sorghum)ライコムギ及びコムギといった穀類;例えば綿、亜麻、アサ、ジュート及びサイザルといった繊維植物;例えば糖質及び飼料ビート、コーヒー、ホップ、マスタード、アブラナ(カノーラ)、ケシ、サトウキビ、ヒマワリ、チャ及びタバコといった農作物;例えばリンゴ、アンズ、アボカド、バナナ、サクランボ、柑橘類、ネクタリン、モモ、セイヨウナシ及びセイヨウスモモといった果樹;例えばバミューダグラス、イチゴツナギ、ベントグラス、センチピードグラス、ウシノケグサ、ライグラス、アメリカシバ及びノシバといった草;バジル、ルリジサ、チャイブ、コリアンダー、ラベンダー、ラベージ、ミント、オレガノ、パセリ、ローズマリー、セージ及びタイムなどのハーブ;例えばインゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメ及びダイズ、インゲンマメといったマメ科植物;例えばアーモンド、カシュー、落花生、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ペカン、ピスタチオ及びクルミといった堅果;例えばアブラヤシといったヤシ;例えば花、低木及び高木といった観賞用植物;例えばカカオ、ココナツ、オリーヴ及びゴムといった他の高木;例えばアスパラガス、ナス、ブロッコリ、キャベツ、ニンジン、キュウリ、ニンニク、レタス、ペポカボチャ、メロン、オクラ、タマネギ、コショウ、ジャガイモ、カボチャ、ダイオウ、ホウレンソウ及びトマトといった野菜;並びに、例えばブドウといったつる植物などの多年生及び1年生作物を含む。
【0042】
作物は、自然に存在する、従来の繁殖方法により得られる、又は遺伝子工学により得られるものであると理解される。これらには、いわゆる出力形質(例えば向上した貯蔵安定性、より高い栄養価、及び改善された香味)を含む作物が含まれる。
【0043】
作物は、ブロモキシニルのような除草剤又はALS-、EPSPS-、GS-、HPPD-、及びPPO-阻害剤などの除草剤の種類に対して耐性にされた作物も含むと理解される。従来の交配方法によって、例えばイマザモックスといったイミダゾリノンに対する耐性がもたらされた作物の一例は、Clearfield(登録商標)夏カノーラである。遺伝子操作方法によって除草剤に対する耐性がもたらされた作物の例としては、例えば、商品名RoundupReady(登録商標)、Herculex I(登録商標)及びLibertyLink(登録商標)で市販されているグリホサート-及びグルホシネート-耐性トウモロコシ品種が挙げられる。
【0044】
作物はまた、自然発生的なもの、又は、有害な昆虫に対する抵抗性が与えられたものであると理解されるべきである。これは、トキシン-産生バクテリア由来として公知であるものなどの1種以上の選択的に作用するトキシンの合成能を例えば有するよう、組換えDNA技術を用いることで形質転換された植物を含む。発現されることが可能であるトキシンの例としては、δ-エンドトキシン、栄養型殺虫性タンパク質(Vip)、線虫共生バクテリアの殺虫性タンパク質、並びに、サソリ、蛛形類、大型のハチ(wasp)及び真菌によって産生されるトキシンが挙げられる。
【0045】
バシラスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)トキシンを発現するよう変性された作物の一例は、BtトウモロコシKnockOut(登録商標)(Syngenta Seeds)である。殺虫性耐性をコードする2種以上の遺伝子を含み、それ故、2種以上のトキシンを発現する作物の一例は、VipCot(登録商標)(Syngenta Seeds)である。作物又はその種子材料もまた、複数種の有害生物に対して耐性であることが可能である(いわゆる、遺伝子修飾により形成される場合の重畳的なトランスジェニックイベント)。例えば、植物は、例えばHerculex I(登録商標)(Dow AgroSciences,Pioneer Hi-Bred International)のように除草剤耐性であると同時に、殺虫性タンパク質の発現能を有していることが可能である。
【0046】
好ましい実施形態において、本発明に係る組成物は、好ましくはコムギ又はイネである穀類において植物病原性病害を防除又は予防するために用いられる。
【0047】
上に開示した全ての実施形態及びその好ましい実施例を含む本発明の組成物は、更なる殺菌剤、殺虫剤、抗線虫剤、殺菌剤、ダニ駆除剤、植物成長調整剤、不妊化剤、情報化学物質、防虫剤、誘引剤、フェロモン、摂食刺激物質、又は他の生物活性な化合物などの1種以上の追加的な農薬と混合されることで、更に広いスペクトラムの農業上の保護を与える多成分農薬を形成することもできる。
【0048】
本発明の組成物を配合可能であるこのような農学的保護剤の例は以下のとおりである:
石油、1,1-ビス(4-クロロフェニル)-2-エトキシエタノール、2,4-ジクロロフェニルベンゼンスルホネート、2-フルオロ-N-メチル-N-1-シンナムアルデヒド、4-クロロフェニルフェニルスルホン、アセトプロール、アルドキシカルブ、アミジチオン、アミドチオエート、アミトン、シュウ酸水素アミトン、アミトラズ、アラマイト、三酸化ヒ素、アゾベンゼン、アゾトエート、ベノミル、ベノキサホス、ベンジル安息香酸塩、ビキサフェン、ブロフェンバレレート、ブロモシクレン、ブロモホス、ブロモプロピレート、ブプロフェジン、ブトカルボキシム、ブトキシカルボキシム、ブチルピリダベン、多硫酸カルシウム、カンフェクロール、カルバノレート、カルボフェノチオン、シミアゾール、キノメチオネート、クロルベンシド、クロルジメホルム、クロルジメホルムヒドロクロリド、クロルフェネトール、クロルフェンソン、クロロフェンスルフィド、クロロベンジラート、クロロメブホルム、クロロメチウロン、クロロプロピレート、クロルチオホス、シネリンI、シネリンII、シネリンス、クロサンテル、クマホス、クロタミトン、クロトキシホス、クフラエブ、シアントエート、DCPM、DDT、デメフィオン、デメフィオン-O、デメフィオン-S、デメトン-メチル、デメトン-O、デメトン-O-メチル、デメトン-S、デメトン-S-メチル、デメトン-S-メチルスルホン、ジクロフルアニド、ジクロルボス、ジクリホス、ジエノクロル、ジメホクス、ジネクス、ジネクスジクレキシン、ジノカップ-4、ジノカップ-6、ジノクトン、ジノペントン、ジノスルホン、ジノテルボン、ジオキサチオン、ジフェニルスルホン、ジスルフィラム、DNOC、ドフェナピン、ドラメクチン、エンドチオン、エピリノメクチン、エトエートメチル、エトリムホス、フェナザフロル、酸化フェンブタスズ、フェノチオカルブ、フェンピラド、フェンピロキシメート、フェンピラザミン、フェンソン、フェントリファニル、フルベンジミン、フルシクロクスロン、フルエネチル、フルオルベンシド、FMC1137、ホルメタネート、ホルメタネートヒドロクロリド、ホルムパラネート、γ-HCH、グリオジン、ハルフェンプロクス、ヘキサデシルシクロプロパンカルボキシレート、イソカルボホス、ジャスモリンI、ジャスモリンII、ジョドフェンホス、リンダン、マロノベン、メカルバム、メホスフォラン、メスルフェン、メタクリホス、臭化メチル、メトルカルブ、メキサカルベート、ミルベマイシンオキシム、 ミパホクス、モノクロトホス、モルホチオン、モキシデクチン、ナレド、4-クロロ-2-(2-クロロ-2-メチル-プロピル)-5-[(6-ヨード-3-ピリジル)メトキシ]ピリダジン-3-オン、ニフルリジド、ニッコマイシン、ニトリラカルブ、ニトリラカルブ1:1塩化亜鉛錯体、オメトエート、オキシデプロホス、オキシジスルホトン、pp’-DDT、パラチオン、ペルメトリン、フェンカプトン、ホサロン、ホスホラン、ホスファミドン、ポリクロロテルペン、ポリナクチン、プロクロノール、プロマシル、プロポキスル、プロチダチオン、プロトエート、ピレトリンI、ピレトリンII、ピレトリン、ピリダフェンチオン、ピリミテート、キナルホス、キンチオホス、R-1492、ホスグリシン、ロテノン、シュラダン、セブホス、セラメクチン、ソファミド、SSI-121、スルフィラム、スルフラミド、スルホテプ、硫黄、ジフロビダジン、τ-フルバリネート、TEPP、テルバム、テトラジホン、テトラスル、チアフェノクス、チオカルボキシム、チオファノックス、チオメトン、チオキノックス、ツリンギエンシン、トリアミホス、トリアラテン、トリアゾホス、トリアズロン、トリフェノホス、トリナクチン、バミドチオン、バニリプロール、ベトキサジン、ニオクタノン酸銅、硫酸銅、シブトリン、ジクロン、ジクロロフェン、エンドタール、フェンチン、消石灰、ナーバム、キノクラミン、キノンアミド、シマジン、酢酸トリフェニルスズ、水酸化トリフェニルスズ、クルホメート、ピペラジン、チオファネート、クロラロース、フェンチオン、ピリジン-4-アミン、ストリキニン、1-ヒドロキシ-1H-ピリジン-2-チオン、4-(キノキサリン-2-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド、8-硫酸ヒドロキシキノリン、ブロノポール、水酸化銅、クレゾール、ジピリチオン、ドジチン、フェナミノスルフ、ホルムアルデヒド、ヒドラルガフェン、カスガマイシン、カスガマイシンヒドロクロリド水和物、ニッケルビス(ジメチルジチオカルバメート)、ニトラピリン、オクチリノン、オキソリン酸、オキシテトラサイクリン、硫酸ヒドロキシキノリンカリウム、プロベナゾール、ストレプトマイシン、ストレプトマイシンセスキスルフェート、テクロフタラム、チオメルサール、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana)GV、アグロバクテリウムラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、アムブリセイウス属の種(Amblyseius spp.)、アナグラファファルシフェラ(Anagrapha falcifera)NPV、アングルスアトムス(Anagrus atomus)、アブラコバチ(Aphelinus abdominalis)、コレマンアブラバチ(Aphidius colemani)、ショクガタマバエ(Aphidoletes aphidimyza)、オートグラファカリホルニカ(Autographa californica)NPV、バチルススファエリクス(Bacillus sphaericus Neide)、ベアウベリアブロングニアルチイ(Beauveria brongniartii)、ヤマトクサカゲロウ(Chrysoperla carnea)、ツマアカオオヒメテントウ(Cryptolaemus montrouzieri)、コドリンガ(Cydia pomonella)GV、ハモグリコマユバチ(Dacnusa sibirica)、イサエアヒメコバチ(Diglyphus isaea)、オンシツツヤコバチ(Encarsia formosa)、サバクツヤコバチ(Eretmocerus eremicus)、ヘテロルハブジチスバクテリオホラ(Heterorhabditis bacteriophora)及びH.メギジス(H.megidis)、ヒポダミアコンベルゲンス(Hippodamia convergens)、フジコナヒゲナガトビコバチ(Leptomastix dactylopii)、マクロロフスカリジノサス(Macrolophus caliginosus)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)NPV、メタフィクスヘルボルス(Metaphycus helvolus)、メタリジウムアニソプリエ変種アクリヅム(Metarhizium anisopliae var.acridum)、メタリジウムアニソプリエ変種アニソプリエ(Metarhizium anisopliae var.anisopliae)、マツノキハバチ(Neodiprion sertifer)NPV及びN.レコンティ(N.lecontei)NPV、ヒメハナカメムシ属の種(Orius spp.)、パエシロマイセスフモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、チリカブリダニ(Phytoseiulus persimilis)、ステイネルネマビビオニス(Steinernema bibionis)、ステイネルネマカルポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、ステイネルネマフェルチアエ(Steinernema feltiae)、ステイネルネマグラセリ(Steinernema glaseri)、ステイネルネマリオブラエb(Steinernema riobrave)、ステイネルネマリオブラビス(Steinernema riobravis)、ステイネルネマスカプテリスキ(Steinernema scapterisci)、ステイネルネマ属の種(Steinernema spp.)、トリコグラマ属の種(Trichogramma spp.)、チフロドロムスオクシデンタリス(Typhlodromus occidentalis)、ベルチシリウムレカニイ(Verticillium lecanii)、アホレート、ビサジル、ブスルファン、ジマチフ、ヘメル、ヘムパ、メテパ、メチオテパ、メチルアホレート、モルジド、ペンフルロン、テパ、チオヘムパ、チオテパ、トレタミン、ウレデパ、(E)-デカ-5-エン-1-イルアセテート+(E)-デカ-5-エン-1-オール、(E)-トリデカ-4-エン-1-イルアセテート、(E)-6-メチルヘプタ-2-エン-4-オール、(E,Z)-テトラデカ-4,10-ジエン-1-イルアセテート、(Z)-ドデカ-7-エン-1-イルアセテート、(Z)-ヘキサデカ-11-エナール、(Z)-ヘキサデカ-11-エン-1-イルアセテート、(Z)-ヘキサデカ-13-エン-11-イン-1-イルアセテート、(Z)-イコサ-13-エン-10-オン、(Z)-テトラデカ-7-エン-1-アル、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-オール、(Z)-テトラデカ-9-エン-1-イルアセテート、(7E,9Z)-ドデカ-7,9-ジエン-1-イルアセテート、(9Z,11E)-テトラデカ-9,11-ジエン-1-イルアセテート、(9Z,12E)-テトラデカ-9,12-ジエン-1-イルアセテート、14-メチルオクタデカ-1-エン、4-メチルノナン-5-オール+4-メチルノナン-5-オン、α-ムルチストリアチン、ブレビコミン、コドレルレ、コドレモン、クエルレ、ジスパールア、ドデカ-8-エン-1-イルアセテート、ドデカ-9-エン-1-イルアセテート、ドデカ-8、10-ジエン-1-イルアセテート、ドミニカルア、エチル4-メチルオクタノエート、オイゲノール、フロンタリン、グランドルア、グランドルアI、グランドルアII、グランドルアIII、グランドルアIV、ヘキサルア、イプスジエノール、イプセノール、ジャポニルア、リネアチン、リトルア、ループルア、メドルア、メガトモ酸、メチルオイゲノール、ムスカルア、オクタデカ-2,13-ジエン-1-イルアセテート、オクタデカ-3,13-ジエン-1-イルアセテート、オルフラルア、オリクタルア、オストラモン、シグルア、ソルジジン、スルカトール、テトラデカ-11-エン-1-イルアセテート、トリメドルア、トリメドルアA、
トリメドルアB1、トリメドルアB2、トリメドルアC、トランク-コール(trunc-call)、2-(オクチルチオ)エタノール、ブタピロノキシル、ブトキシ(ポリプロピレングリコール)、ジブチルアジペート、フタル酸ジブチル、ジブチルコハク酸塩、ジエチルトルアミド、ジメチルカルベート、ジメチルフタレート、エチルヘキサンジオール、ヘキサミド、メトキン-ブチル、メチルネオデカンアミド、オキサメート、ピカリジン、1-ジクロロ-1-ニトロエタン、1,1-ジクロロ-2,2-ビス(4-エチルフェニル)エタン、1,2-ジクロロプロパン+1,3-ジクロロプロペン、1-ブロモ-2-クロロエタン、2,2,2-トリクロロ-1-(3,4-ジクロロフェニル)酢酸エチル、2,2-ジクロロビニル2-エチルスルフィニルエチルメチルリン酸塩、2-(1,3-ジチオラン-2-イル)フェニルジメチルカルバメート、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルチオシアネート、2-(4,5-ジメチル-1,3-ジオキソラン-2-イル)フェニルメチルカルバメート、2-(4-クロロ-3,5-キシリルオキシ)エタノール、2-クロロビニルジエチルリン酸塩、2-イミダゾリドン、2-イソバレリルインダン-1,3-ジオン、2-メチル(プロプ-2-イニル)アミノフェニルメチルカルバメート、2-チオシアナトエチルラウレート、3-ブロモ-1-クロロプロプ-1-エン、3-メチル-1-フェニルピラゾール-5-イルジメチルカルバメート、4-メチル(プロプ-2-イニル)アミノ-3,5-キシリルメチルカルバメート、5,5-ジメチル-3-オキソシクロヘキサ-1-エニルジメチルカルバメート、アセチオン、アクリロニトリル、アルドリン、アロサミジン、アリキシカルブ、α-エクジソン、リン化アルミニウム、アミノカルブ、アナバシン、アチダチオン、アザメチホス、バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)δエンドトキシン、バリウムヘキサフルオロシリケート、バリウムポリスルフィド、バルトリン、バイエル22/190、バイエル22408、β-シフルトリン、β-シペルメトリン、バイオエタノメトリン、ビオパーメトリン、ビス(2-クロロエチル)エーテル、ホウ酸ナトリウム、ブロムフェンビンホス、ブロモ-DDT、ブフェンカルブ、ブタカルブ、ブタチオホス、ブトネート、ヒ酸カルシウム、シアン化カルシウム、二硫化炭素、四塩化炭素、カルタップヒドロクロリド、セバジン、クロルビシクレン、クロルダン、クロルデコン、クロロホルム、クロルピクリン、クロルホキシム、クロルプラゾホス、シス-レスメスリン、シスメトリン、クロシトリン、アセト亜ヒ酸銅、ヒ酸銅、オレイン酸銅、クミトエート、氷晶石、CS708、シアノフェンホス、シアノホス、シクレトリン、シチオエート、d-テトラメトリン、DAEP、ダゾメット、デカルボフラン、ジアミダホス、ジカプトン、ジクロロフェンチオン、ジクレシル、ジシクラニル、ディルドリン、ジエチル5-メチルピラゾール-3-イルリン酸塩、ジロール、ジメフルトリン、ジメタン、ジメトリン、ジメチルビンホス、ジメチラン、ジノプロプ、ジノサム、ジノセブ、ジオフェノラン、ジオキサベンゾホス、ジチクロホス、DSP、エクジステロン、EI 1642、EMPC、EPBP、エタホス、エチオフェンカルブ、ギ酸エチル、エチレンジブロミド、ジクロロエタン、エチレンオキシド、EXD、フェンクロルホス、フェネタカルブ、フェニトロチオン、フェノキサクリム、フェンピリトリン、フェンスルホチオン、フェンチオン-エチル、フルコフロン、ホスメチラン、ホスピレート、ホスチエタン、フラチオカルブ、フレトリン、グアザチン、グアザチン酢酸塩、テトラチオカルボン酸ナトリウム、ハルフェンプロクス、HCH、HEOD、ヘプタクロール、ヘテロホス、HHDN、シアン化水素、ヒキンカルブ、IPSP、イサゾホス、イソベンザン、イソドリン、イソフェンホス、イソラン、イソプロチオラン、イソキサチオン、幼虫ホルモンI、幼虫ホルモンII、幼虫ホルモンIII、ケレバン、キノプレン、砒酸鉛、レプトホス、リリムホス、リチダチオン、m-クメニルメチルカルバメート、リン化マグネシウム、マジドクス、メカルホン、メナゾン、塩化第一水銀、メスルフェンホス、メタム、メタム-カリウム、メタム-ナトリウム、メタンフッ化スルホニル、メトクロトホス、メトプレン、メトトリン、メトキシクロル、メチルイソチオシアネート、メチルクロロホルム、塩化メチレン、メトキサジアゾン、ミレックス、ナフタロホス、ナフタレン、NC-170、ニコチン、ニコチンスルフェート、ニチアジン、ノルニコチン、O-5-ジクロロ-4-ヨードフェニルO-エチルエチルホスホノチオエート、O,O-ジエチルO-4-メチル-2-オキソ-2H-クロメン-7-イルホスホロチオネート、O,O-ジエチルO-6-メチル-2-プロピルピリミジン-4-イルホスホロチオネート、O,O,O’,O’-テトラプロピルジチオピロホスフェート、オレイン酸、パラ-ジクロロベンゼン、パラチオン-メチル、ペンタクロロフェノール、ラウリン酸ペンタクロロフェニル、PH60-38、フェンカプトン、ホスニクロル、ホスフィン、ホキシム-メチル、ピリメタホス、ポリクロロジシクロペンタジエン異性体、亜ヒ酸カリウム、カリウムチオシアネート、プレコセンI、プレコセンII、プレコセンIII、ピリミドホス、プロフルトリン、プロメカルブ、プロチオホス、ピラゾホス、ピレスメトリン、カッシア、キナルホス-メチル、キノチオン、ラホキサニド、レスメスリン、ロテノン、カデトリン、リアニア、リアノジン、サバジラ)、シュラダン、セブホス、SI-0009、チアプロニル、亜ヒ酸ナトリウム、シアン化ナトリウム、フッ化ナトリウム、ヘキサフルオロケイ酸ナトリウム、ペンタクロロフェノキシドナトリウム塩、セレン酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、スルコフロン、スルコフロン-ナトリウム、フッ化スルフリル、スルプロホス、タール油、チオナジン、TDE、テブピリムホス、テメホス、テラレスリン、テトラクロロエタン、チクロホス、チオシクラム、チオシクラム水素オキサレート、チオナジン、チオスルタップ、チオスルタップ-ナトリウム、トラロメトリン、トランスパーメトリン、トリアザメート、トリクロルメタホス-3、トリクロロナト、トリメタカルブ、トルプロカルブ、トリクロピリカルブ、トリプレン、ベラトリジン、ベラトリン、XMC、ζメトリン、亜鉛ホスフィド、ゾラプロホス、及びメペルフルトリン、テトラメチルフルトリン、ビス(トリブチルスズ)オキシド、ブロモアセタミド、第二鉄リン酸塩、ニクロスアミド-オラミン、酸化トリブチルスズ、ピリモルフ、トリフェンモルフ、1,2-ジブロモ-3-クロロプロパン、1,3-ジクロロプロペン、3,4-ジクロロテトラヒドロチオフェン、1,1-ジオキシド、3-(4-クロロフェニル)-5-メチルロダニン、5-メチル-6-チオキソ-1,3,5-チアジアジナン-3-イル酢酸、6-イソペンテニルアミノプリン、アニシフルプリン、ベンクロチアズ、サイトカイニン、DCIP、ルフラール、イサミドホス、カイネチン、ミロテシウムベルカリア(Myrothecium verrucaria)組成物、テトラクロロチオフェン、キシレノルス、ゼアチン、エチルキサントゲン酸カリウム、アシベンゾラル、アシベンゾラル-S-メチル、オオイタドリ(Reynoutria sachalinensis)抽出物、α-クロロヒドリン、アンツ、炭酸バリウム、ビスチオセミ、ブロジファクム、ブロマジオロン、ブロメタリン、クロロファシノン、コレカルシフェロール、クマクロル、クマフリル、クマテトラリル、クリミジン、ジフェナクム、ジフェチアロン、ジファシノン、エルゴカルシフェロール、フロクマフェン、フルオロアセタミド、フルプロパジン、フルプロパジンヒドロクロリド、ノルボルミド、ホスアセチム、リン、ピンドン、ピリヌロン、シリロシド、フルオロ酢酸ナトリウム、硫酸タリウム、ワルファリン、2-(2-ブトキシエトキシ)エチルピペロニレート、5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-3-ヘキシルシクロヘキサ-2-エノン、ファルネソール+ネロリドール、ベルブチン、MGK 264、ピペロニルブトキシド、ピプロタール、プロピル異性体、S421、セサメックス、セサスモリン、スルホキシド、アントラキノン、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、ジシクロペンタジエン、チラム、ナフテン酸亜鉛、ジラム、イマニン、リバビリン、クロロインコナジド(chloroinconazide)、酸化水銀(II)、チオファネート-メチル、アザコナゾール、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、フェンブコナゾール、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、フラメトピル、ヘキサコナゾール、イマザリル、イミベンコナゾール、イプコナゾール、メトコナゾール、ミクロブタニル、パクロブトラゾール、ペフラゾエート、ペンコナゾール、プロチオコナゾール、ピリフェノックス、プロクロラズ、プロピコナゾール、ピリソキサゾール、シメコナゾール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリフルミゾール、トリチコナゾール、アンシミドール、フェナリモル、ヌアリモル、ブピリメート、ジメチリモール、エチリモール、ドデモルフ、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、スピロキサミン、トリデモルフ、シプロジニル、メパニピリム、ピリメタニル、フェンピクロニル、ベナラキシル、フララキシル、メタラキシル、Rメタラキシル、オフレース、オキサジキシル、カルベンダジム、デバカルブ、フベリダゾール、チアベンダゾール、クロゾリネート、ジクロゾリン、ミクロゾリン、プロシミドン、ビンクロゾリン、ボスカリド、カルボキシン、フェンフラム、フルトラニル、メプロニル、オキシカルボキシン、ペンチオピラド、チフルザミド、ドジン、イミノクタジン、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、エネストロブリン、フェナミンストロビン、フルフェノキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシム-メチル、メトミノストロビン、トリフロキシストロビン、オリザストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、ピラメトストロビン、ピラオキシストロビン、フェルバム、マンコゼブ、マンネブ、メチラム、プロピネブ、ジネブ、カプタホール、キャプタン、フルオロイミド、ホルペット、トリルフルアニド、ボルドー液、酸化銅、マンカッパー、オキシン銅、ニトロタル-イソプロピル、エディフェンホス、イプロベンホス、ホスジフェン、トルコホス-メチル、アニラジン、ベンチアバリカルブ、ブラストサイジン-S、クロロネブ、
クロロタロニル、シフルフェナミド、シモキサニル、シクロブトリフルラム、ジクロシメット、ジクロメジン、ジクロラン、ジエトフェンカルブ、ジメトモルフ、フルモルフ、ジチアノン、エタボキサム、エトリジアゾール、ファモキサドン、フェンアミドン、フェノキサニル、フェリムゾン、フルアジナム、フルメチルスルホリム(flumetylsulforim)、フルオピコリド、フルオキシチオコナゾール、フルスルファミド、フルキサピロキサド、フェンヘキサミド、ホセチル-アルミニウム、ヒメキサゾール、イプロバリカルブ、シアゾファミド、メタスルホカルブ、メトラフェノン、ペンシクロン、フタリド、ポリオキシン、プロパモカルブ、ピリベンカルブ、プロキナジド、ピロキロン、ピリオフェノン、キノキシフェン、キントゼン、チアジニル、トリアゾキシド、トリシクラゾール、トリホリン、バリダマイシン、バリフェナレート、ゾキサミド、マンジプロパミド、フルベンテラム、イソピラザム、セダキサン、ベンゾビンジフルピル、ピジフルメトフェン、3-ジフルオロメチル-1-メチル-1H-ピラゾール-4-カルボン酸(3’,4’,5’-トリフルオロ-ビフェニル-2-イル)-アミド、イソフルシプラム、イソチアニル、ジピメチトロン、6-エチル-5,7-ジオキソ-ピロロ[4,5][1,4]ジチイノ[1,2-c]イソチアゾール-3-カルボニトリル、2-(ジフルオロメチル)-N-[3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド、4-(2,6-ジフルオロフェニル)-6-メチル-5-フェニル-ピリダジン-3-カルボニトリル、(R)-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド、4-(2-ブロモ-4-フルオロ-フェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロ-フェニル)-2,5-ジメチル-ピラゾール-3-アミン、4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-N-(2-クロロ-6-フルオロフェニル)-1、3-ジメチル-1H-ピラゾール-5-アミン、フルインダピル、クメトキシストロビン(ジアキシアングジュンジ(jiaxiangjunzhi))、ルベンミキシアナン(lvbenmixianan)、ジクロベンチアゾクス、マンデストロビン、3-(4,4-ジフルオロ-3,4-ジヒドロ-3,3-ジメチルイソキノリン-1-イル)キノロン、2-[2-フルオロ-6-[(8-フルオロ-2-メチル-3-キノリル)オキシ]フェニル]プロパン-2-オール、オキサチアピプロリン、tert-ブチルN-[6-[[[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート、ピラジフルミド、インピルフルキサム、ツロールプロカルブ、メフェントリフルコナゾール、イプフェントリフルコナゾール、2-(ジフルオロメチル)-N-[(3R)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド、N’-(2,5-ジメチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[4-(4,5-ジクロロチアゾール-2-イル)オキシ-2,5-ジメチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、[2-[3-[2-[1-[2-[3,5-ビス(ジフルオロメチル)ピラゾール-1-イル]アセチル]-4-ピペリジル]チアゾール-4-イル]-4,5-ジヒドロイソキサゾール-5-イル]-3-クロロ-フェニル]メタンスルホン酸、ブタ-3-イニルN-[6-[[(Z)-[(1-メチルテトラゾール-5-イル)-フェニル-メチレン]アミノ]オキシメチル]-2-ピリジル]カルバメート、メチルN-[[5-[4-(2,4-ジメチルフェニル)トリアゾール-2-イル]-2-メチル-フェニル]メチル]カルバメート、3-クロロ-6-メチル-5-フェニル-4-(2,4,6-トリフルオロフェニル)ピリダジン、ピリダクロメチル、3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-N-[1,1,3-トリメチルインダン-4-イル]ピラゾール-4-カルボキサミド、1-[2-[[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシメチル]-3-メチル-フェニル]-4-メチル-テトラゾール-5-オン、1-メチル-4-[3-メチル-2-[[2-メチル-4-(3,4,5-トリメチルピラゾール-1-イル)フェノキシ]メチル]フェニル]テトラゾール-5-オン、アミノピリフェン、アメトクトラジン、アミスルブロム、ペンフルフェン、(Z,2E)-5-[1-(4-クロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド、フロリルピコキサミド、フェンピコキサミド、メタリルピコキサミド、テブフロキン、イププルフェノキン、キノフメリン、イソフェタミド、N-[2-[2,4-ジクロロ-フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド、N-[2-[2-クロロ-4-(トリフルオロメチル)フェノキシ]フェニル]-3-(ジフルオロメチル)-1-メチル-ピラゾール-4-カルボキサミド、ベンゾチオストロビン、5-アミノ-1,3,4-チアジアゾール-2-チオール亜鉛塩(2:1)、フルオピラム、フルフェノキサジアザム、フルチアニル、フルオピモミド、ピラプロポイン、ピカルブトラゾクス、2-(ジフルオロメチル)-N-(3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1、1、3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、メチルテトラプロール、2-(ジフルオロメチル)-N-((3R)-1、1、3-トリメチルインダン-4-イル)ピリジン-3-カルボキサミド、α-(1、1-ジメチルエチル)-α-[4’-(トリフルオロメトキシ)[1、1’-ビフェニル]-4-イル]-5-ピリミジンメタノール、フルオキサピプロリン、エノキサストロビン、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-スルファニル-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、4-[[6-[2-(2,4-ジフルオロフェニル)-1,1-ジフルオロ-2-ヒドロキシ-3-(5-チオキソ-4H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロピル]-3-ピリジル]オキシ]ベンゾニトリル、トリネキサパック、クモキシストロビン、チョンサンマイシン(zhongshengmycin)、チオジアゾール銅、亜鉛チアゾール、アメクトトラクチン、イプロジオン、セボクチルアミン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1S)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-[(1R)-1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ]-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-クロロ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(1-メチル-2-プロポキシ-エトキシ)-3-ピリジル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン(これらの化合物は、国際公開第2015/155075号に記載の方法により調製し得る);N’-[5-ブロモ-2-メチル-6-(2-プロポキシプロポキシ)-3-ピリジル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン(この化合物は、IPCOM000249876Dに記載の方法により調製し得る);N-イソプロピル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-(2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-1-フェニル-エチル)フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン、N’-[4-(1-シクロプロピル-2,2,2-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-エチル)-5-メトキシ-2-メチル-フェニル]-N-イソプロピル-N-メチル-ホルムアミジン(これらの化合物は、国際公開第2018/228896号に記載の方法により調製し得る);N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)オキセタン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン、
N-エチル-N’-[5-メトキシ-2-メチル-4-[(2-トリフルオロメチル)テトラヒドロフラン-2-イル]フェニル]-N-メチル-ホルムアミジン(これらの化合物は、国際公開第2019/110427号に記載の方法により調製し得る);N-[(1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-3,3,3-トリフルオロ-1-メチル-プロピル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-7,8-ジフルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、8-フルオロ-N-[(1R)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド、8-フルオロ-N-[(1S)-1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-1,3-ジメチル-ブチル]キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1R)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-[(1S)-1-ベンジル-1,3-ジメチル-ブチル]-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-((1R)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド、N-((1S)-1-ベンジル-3-クロロ-1-メチル-ブタ-3-エニル)-8-フルオロ-キノリン-3-カルボキサミド(これらの化合物は、国際公開第2017/153380号に記載の方法により調製し得る);1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、1-(6,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4,6-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(6-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン、4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(7-メチルピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)イソキノリン、1-(6-クロロ-7-メチル-ピラゾロ[1,5-a]ピリジン-3-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン(これらの化合物は、国際公開第2017/025510号に記載の方法により調製し得る);1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4,5-トリフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、1-(4,5-ジメチルベンズイミダゾール-1-イル)-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-イソキノリン、6-クロロ-4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-(4-メチルベンズイミダゾール-1-イル)イソキノリン、4,4-ジフルオロ-1-(5-フルオロ-4-メチル-ベンズイミダゾール-1-イル)-3,3-ジメチル-イソキノリン、3-(4,4-ジフルオロ-3,3-ジメチル-1-イソキノリル)-7,8-ジヒドロ-6H-シクロペンタ[e]ベンズイミダゾール(これらの化合物は、国際公開第2016/156085号に記載の方法により調製し得る);N-メトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]シクロプロパンカルボキサミド、N,2-ジメトキシ-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、N-エチル-2-メチル-N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、1-メトキシ-3-メチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、1,3-ジメトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、3-エチル-1-メトキシ-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]尿素、N-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]プロパンアミド、4,4-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン、5,5-ジメチル-2-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]イソキサゾリジン-3-オン、エチル1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート、N,N-ジメチル-1-[[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メチル]-1,2,4-トリアゾール-3-アミン(これらの化合物は、国際公開第2017/055473号、国際公開第2017/055469号、国際公開第2017/093348号及び国際公開第2017/118689号に記載の方法により調製し得る);2-[6-(4-クロロフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール(この化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法により調製し得る);2-[6-(4-ブロモフェノキシ)-2-(トリフルオロメチル)-3-ピリジル]-1-(1,2,4-トリアゾール-1-イル)プロパン-2-オール(この化合物は、国際公開第2017/029179号に記載の方法により調製し得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(2-フルオロフェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル(この化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法により調製し得る);3-[2-(1-クロロシクロプロピル)-3-(3-クロロ-2-フルオロ-フェニル)-2-ヒドロキシ-プロピル]イミダゾール-4-カルボニトリル(この化合物は、国際公開第2016/156290号に記載の方法により調製し得る);(4-フェノキシフェニル)メチル2-アミノ-6-メチル-ピリジン-3-カルボキシレート(この化合物は、国際公開第2014/006945号に記載の方法により調製し得る);2,6-ジメチル-1H,5H-[1,4]ジチイノ[2,3-c:5,6-c’]ジピロール-1,3,5,7(2H,6H)-テトロン(この化合物は、国際公開第2011/138281号に記載の方法により調製し得る);N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンゼンカルボチオアミド;N-メチル-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド;(Z,2E)-5-[1-(2,4-ジクロロフェニル)ピラゾール-3-イル]オキシ-2-メトキシイミノ-N,3-ジメチル-ペンタ-3-エンアミド(この化合物は、国際公開第2018/153707号に記載の方法により調製し得る);N’-(2-クロロ-5-メチル-4-フェノキシ-フェニル)-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン;N’-[2-クロロ-4-(2-フルオロフェノキシ)-5-メチル-フェニル]-N-エチル-N-メチル-ホルムアミジン(この化合物は、国際公開第2016/202742号に記載の方法により調製し得る);2-(ジフルオロメチル)-N-[(3S)-3-エチル-1,1-ジメチル-インダン-4-イル]ピリジン-3-カルボキサミド(この化合物は、国際公開第2014/095675号に記載の方法により調製し得る);(5-メチル-2-ピリジル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン、(3-メチルイソキサゾール-5-イル)-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]メタノン(これらの化合物は、国際公開第2017/220485号に記載の方法により調製し得る);2-オキソ-N-プロピル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド(この化合物は、国際公開第2018/065414号に記載の方法により調製し得る);エチル1-[[5-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]-2-チエニル]メチル]ピラゾール-4-カルボキシレート(この化合物は、国際公開第2018/158365号に記載の方法により調製し得る);2,2-ジフルオロ-N-メチル-2-[4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]フェニル]アセトアミド、N-[(E)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、N-[(Z)-メトキシイミノメチル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド、N-[N-メトキシ-C-メチル-カルボンイミドイル]-4-[5-(トリフルオロメチル)-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル]ベンズアミド(これらの化合物は、国際公開第2018/202428号に記載の方法により調製し得る)からなる物質の群から選択される化合物。
【0049】
上記明細書において、上記の有効成分の大部分は、いわゆる「慣用名」、関連する「ISO慣用名」又は他の「慣用名」を個々の事例において用いることにより言及されている。「慣用名」による呼称ではない場合、代わりに用いられる呼称の性質は特定の化合物について丸括弧中に記載されており;この場合、IUPAC名、IUPAC/Chemical Abstracts名、「化学名」、「慣習名」、「化合物名」若しくは「開発コード」が用いられており、又は、これらの呼称若しくは「慣用名」のいずれも用いられていない場合には、「代替名」が採用されている。「CAS登録番号」はChemical Abstracts Registry Numberを意味する。
【0050】
成分(A)の化合物(上記)、シアノアクリレート化合物と上記の1種以上の有効成分とを含む混合物は、例えば、単一の「調合済み」形態で、単一の有効成分要素の個々の配合物から組成される「タンク混合物」などの複合型噴霧混合物で、及び、逐次的(すなわち、数時間又は数日間などの適度に短時間のうちに次々と)に適用される場合には単一の有効成分を併用して適用されることが可能である。成分(A)の化合物(上記)、シアノアクリレート化合物と上記の有効成分を適用する順番は本発明の作用については重要ではない。
【0051】
本発明の組成物は、作物の強化においても使用することができる。本発明において、「作物の強化」とは、植物の活力の改善、植物の品質の改善、ストレス因子に対する改善された耐性、及び/又は改善されたインプット使用効率を意味する。
【0052】
本発明において、「植物の活力の改善」とは、本発明の方法が存在しない同じ条件下で成長させた対照の植物中の同じ形質と比較した場合に特定の形質が定性的に又は定量的に改善されることを意味する。そのような形質としては、限定するものではないが、早い及び/又は改善された発芽、改善された発芽、より少ない種子を使用するための能力、増加した根の成長、より発達した根系、増加した根粒形成、増加したシュートの成長、増加した分けつ、より強力な分けつ、より生産的な分けつ、増加又は改善した植物立性、より少ない植物の転倒(plant verse)(倒伏)、植物丈の増加及び/又は改善、植物重量(生又は乾燥)の増加、より大きな葉身、より緑の葉色、増加した色素含有率、増加した光合成活性、より早い開花、より長い穂、早い穀実、増加した種子、果実、又は鞘の大きさ、増加した鞘又は穂の数、増加した鞘又は穂あたりの種子数、増加した種子質量、強化された種子登熟、より少ない根出葉、老化の遅延、植物活力の改善、貯蔵組織中のアミノ酸レベルの増加、及び/又はより少ない必要とされるインプット(例えばより少ない必要とされる肥料、水及び/又は労力)が挙げられる。活力が改善された植物は、前述の形質のいずれか、又は前述の形質の任意の組み合わせ若しくは2つ以上の増加を有し得る。
【0053】
本発明において、「植物の品質の改善」とは、本発明の方法が存在しない同じ条件下で成長させた対照の植物中の同じ形質と比較した場合に特定の形質が定性的に又は定量的に改善されることを意味する。そのような形質としては、限定するものではないが、改善された植物の外観、減少したエチレン(減少した生成及び/又は感受性の抑制)、例えば種子、果実、葉、野菜などの収穫物の品質の改善(そのような品質の改善は収穫物の視覚的外観の改善として現れ得る)、改善された炭水化物含有量(例えば糖及び/又はデンプン量の増加、改善された糖酸比率、還元糖類の減少、糖生成速度の増加)、改善されたタンパク質含有量、改善された油分の含有量及び組成、改善された栄養価、抗栄養化合物の減少、改善された官能特性(例えば改善された味)、及び/又は改善された消費者の健康上の利益(例えばビタミン及び抗酸化物質の増加したレベル)として発現されてもよい)、改善された収穫後特性(例えば強化された貯蔵寿命及び/又は貯蔵安定性、より容易な加工性、より容易な化合物抽出)、より均一な作物の発達(例えば植物の同期した発芽、開花、及び/又は結実)、及び/又は(例えば次の栽培期に使用するための)改善された種子の品質が挙げられる。品質が改善された植物は、前述の形質のいずれか、又は前述の形質の任意の組み合わせ若しくは2つ以上の増加を有し得る。
【0054】
本発明において、「ストレス因子に対する改善された耐性」とは、本発明の方法が存在しない同じ条件下で成長させた対照の植物中の同じ形質と比較した場合に特定の形質が定性的に又は定量的に改善されることを意味する。そのような形質としては、限定するものではないが、干ばつなどの最適に達していない成長条件を引き起こす非生物的ストレス因子(例えば植物中の水分の欠如、水取り込み能力の不足、又は植物への水の供給の低下を生じさせるあらゆるストレス)に対する増加した耐性及び/又は抵抗性、寒冷曝露、高温暴露、浸透圧ストレス、UVストレス、洪水、(例えば土壌中の)増加した塩分、増加したミネラルへの曝露、オゾン曝露、高照度曝露、及び/又は栄養素(例えば窒素及び/又はリン栄養素)の限定的な可用性が挙げられる。ストレス因子に対する改善された耐性を有する植物は、前述の形質のいずれか、又は前述の形質の任意の組み合わせ若しくは2つ以上の増加を有し得る。干ばつ及び栄養ストレスの場合、そのような改善された耐性は、例えば水及び栄養素のより効率的な取り込み、使用又は保持に起因してもよい。
【0055】
本発明において、「改善されたインプット使用効率」とは、本発明の方法が存在しない同じ条件下で成長させた対照の植物の成長と比較して所定のインプットレべルを使用してより効率的に植物が成長できることを意味する。具体的には、インプットとしては、限定するものではないが、肥料(窒素、リン、カリウム、微量栄養素など)、光、及び水が挙げられる。改善されたインプット使用効率を有する植物は、前述のインプットのいずれか、又は前述の2つ以上のインプットの任意の組み合わせの改善された使用を有し得る。
【0056】
本発明の他の作物の強化としては、より少ないバイオマス及びより少ない分けつを有することが望ましい作物又は条件における有益な特徴である、植物の丈の減少、又は分けつの減少が含まれる。
【0057】
上記の作物強化のいずれか又は全ては、例えば植物の生理機能、植物の成長及び発達並びに/又は植物の構造を改善することによって収穫高の改善をもたらし得る。本発明の文脈において、「収穫高」には、限定するものではないが、(i)(a)植物それ自体によって産生される量の増加、又は(b)植物体を収穫するための改善された能力、に起因し得る、バイオマス生産、穀実収穫高、デンプン含有量、油含有量、及び/又はタンパク質含有量の増加、(ii)収穫物組成の改善(例えば改善された糖酸比率、改善された油分組成、増加した栄養価、抗栄養化合物の減少、増加した消費者の健康上の利益)、及び/又は(iii)作物を収穫するための増加した/促進された能力、改善された作物の加工性、及び/又はより優れた貯蔵安定性/保存可能期間が含まれる。農業植物の増加した収穫高は、定量的な測定を行うことができる場合、それぞれの植物の生産物の収穫高が、同じ条件下であるが本発明を適用しないで生産した植物の同じ生産物の収穫高よりも、測定可能な量で増加することを意味する。本発明によれば、収穫高が少なくとも0.5%、より好ましくは少なくとも1%、更に好ましくは少なくとも2%、また更に好ましくは少なくとも4%、好ましくは5%若しくはそれ以上増加することが好ましい。
【0058】
上の作物強化のいずれか又は全ては、土地の改善された利用をもたらす場合もある。すなわち、これまで耕作のために利用できなかった又は最適に達していなかった土地が、利用可能になる場合がある。例えば、干ばつ状態で生き残る増加した能力を示す植物が、例えばおそらくは砂漠の周辺更には砂漠自体などの、最適に達していない降雨量の地帯で栽培可能になる場合がある。
【0059】
本発明のある態様においては、作物強化は、害虫及び/又は病害及び/又は非生物的ストレスからの圧力が実質的にない状態でなされる。本発明の更なる態様によれば、植物の活力、ストレス耐性、品質及び/又は収穫高の改善は、害虫及び/又は病害からの圧力が実質的にない状態でなされる。例えば、害虫及び/又は病害は、本発明の方法の前に又は同時に適用される殺虫処理によって防除され得る。本発明の更に別の態様においては、植物の活力、ストレス耐性、品質及び/又は収穫高の改善は、害虫及び/又は病害からの圧力がない状態でなされる。更なる実施形態においては、植物の活力、品質及び/又は収穫高の改善は、非生物的ストレスがないか実質的にない状態でなされる。
【0060】
本発明の組成物は、真菌の攻撃から貯蔵品を保護する分野において使用されてもよい。本発明において、「貯蔵品」という用語は、自然のライフサイクルから得た長期間の保護が望まれる、植物起源及び/又は動物起源並びにそれらの加工された形態の天然の物質を意味すると理解される。植物又はその一部などの植物起源の貯蔵品(例えば茎、葉、塊茎、種子、果実、又は穀粒など)は、収穫したての状態で、或いは前乾燥、加湿、粉砕、摩砕、加圧、又はローストなどの加工された形態で保護することができる。貯蔵品の定義には、未加工木材の形態にある木材(建築用木材、送電塔、及び柵など)と、完成品の形態にある木材(家具又は木製品など)の両方も包含される。動物起源の貯蔵品は、皮革、革製品、毛皮、及び毛などである。本発明の組成物は、腐敗、変色、又はカビの発生などの、不利な影響を予防することができる。好ましくは、「貯蔵品」は、植物起源の天然物質及び/又はそれらの加工された形態を意味すると理解され、より好ましくは、果実及びそれらの加工された形態(仁果類、核果類、小軟果類、及び柑橘類果実、並びにそれらの加工された形態など)を意味するものと理解される。本発明の別の好ましい実施形態においては、「貯蔵品」は、木を意味すると理解される。
【0061】
そのため、本発明の更なる態様は、本発明の組成物を貯蔵品に適用することを含む、貯蔵品の保護方法である。
【0062】
本発明の組成物は、菌の攻撃から工業用原体を保護する分野においても使用することができる。本発明において、「工業用原体」という用語には、紙;じゅうたん;建築物;冷却及び加熱システム;壁板;換気及び空調システム等が含まれ;好ましくは「工業用原体」は壁板を意味するとして理解される。本発明の組成物は、腐敗、変色、又はカビの発生などの、不利な影響を予防することができる。
【0063】
本発明の組成物は、通常、担体、溶媒及び表面活性物質などの製剤化補助剤を用いて、様々な方法で製剤化される。製剤は、例えば粉剤、ゲル、水和剤、水和性粒剤、水分散性顆粒、水分散性錠剤、発泡性ペレット、乳化性濃縮物、マイクロ乳化性濃縮物、水中油型乳剤、オイルフロアブル剤、水性分散液、油性分散液、サスポエマルション製剤、カプセル懸濁剤、乳化性顆粒、可溶性液体、水溶性濃縮物(担体としての水又は水混和性有機溶媒を含む)、含浸ポリマーフィルム、又は例えばthe Manual on Development and Use of FAO and WHO Specifications for Pesticides,United Nations,First Edition,Second Revision(2010)などから公知の他の形態、などの様々な物理的形態であってもよい。このような製剤は、直接使用してもよく、或いは使用の前に希釈されてもよい。希釈は、例えば、水、液体肥料、微量栄養素、生物有機体、油、又は溶媒を用いて行うことができる。
【0064】
製剤は、微粉化された固体、顆粒、液体、分散液、又は乳液の形態で組成物を得るために、例えば有効成分を製剤化補助剤と混合することによって調製することができる。有効成分は、微粉化された固体、鉱油、植物若しくは動物由来の油、植物若しくは動物由来の変性油、有機溶媒、水、表面活性物質、又はこれらの組み合わせなどの他の補助剤とともに製剤することもできる。
【0065】
有効成分は、マイクロカプセル中に含ませることもできる。マイクロカプセルは、多孔質担体中に有効成分を含む。これにより、有効成分を制御された量で環境中に放出させることができる(例えば徐放)。マイクロカプセルは、通常、0.1~500ミクロンの直径を有する。これらは、カプセル重量の約25~95重量%の量で有効成分を含む。有効成分は、大きな固体の形態、固体若しくは液体分散体中の微粒子の形態、又は適切な溶液の形態とすることができる。カプセル化の膜は、例えば、天然若しくは合成ゴム、セルロース、スチレン/ブタジエン+コポリマー、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリエステル、ポリアミド、ポリ尿素、ポリウレタン、又は化学的に修飾されたポリマー及びデンプンキサンテート、又は当業者に公知の他のポリマーを含み得る。或いは、有効成分が基剤の固体マトリクス中に微粉化された粒子の形態で含まれた微細なマイクロカプセルを形成することもできるが、このマイクロカプセル自体は封入されない。
【0066】
本発明の製剤の調製に好適な製剤化補助剤はそれ自体公知である。液体担体としては、以下のものを使用することができる:水、トルエン、キシレン、石油エーテル、植物油、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酸無水物、アセトニトリル、アセトフェノン、酢酸アミル、2-ブタノン、炭酸ブチレン、クロロベンゼン、シクロヘキサン、シクロヘキサノール、酢酸のアルキルエステル、ジアセトンアルコール、1,2-ジクロロプロパン、ジエタノールアミン、p-ジエチルベンゼン、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールアビエテート、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、N,N-ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、1,4-ジオキサン、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールジベンゾエート、ジプロキシトール(diproxitol)、アルキルピロリドン、酢酸エチル、2-エチルヘキサノール、炭酸エチレン、1,1,1-トリクロロエタン、2-ヘプタノン、α-ピネン、d-リモネン、乳酸エチル、エチレングリコール、エチレングリコールブチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、γ-ブチロラクトン、グリセロール、酢酸グリセロール、二酢酸グリセロール、三酢酸グリセロール、ヘキサデカン、ヘキシレングリコール、酢酸イソアミル、酢酸イソボルニル、イソオクタン、イソホロン、イソプロピルベンゼン、ミリスチン酸イソプロピル、乳酸、ラウリルアミン、酸化メシチル、メトキシプロパノール、メチルイソアミルケトン、メチルイソブチルケトン、ラウリン酸メチル、オクタン酸メチル、オレイン酸メチル、塩化メチレン、m-キシレン、n-ヘキサン、n-オクチルアミン、オクタデカン酸、オクチルアミンアセテート、オレイン酸、オレイルアミン、o-キシレン、フェノール、ポリエチレングリコール、プロピオン酸、乳酸プロピル、炭酸プロピレン、プロピレングリコール、プロピレングリコールメチルエーテル、p-キシレン、トルエン、リン酸トリエチル、トリエチレングリコール、キシレンスルホン酸、パラフィン、鉱油、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、酢酸エチル、酢酸アミル、酢酸ブチル、プロピレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、メタノール、エタノール、イソプロパノール、及びより高い分子量のアルコール(アミルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ヘキサノール、オクタノールなど)、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、N-メチル-2-ピロリドン等。
【0067】
好適な固体担体は、例えば、タルク、二酸化チタン、葉ろう石粘土、シリカ、アタパルジャイト粘土、珪藻土、石灰石、炭酸カルシウム、ベントナイト、カルシウムモンモリロナイト、綿実殻、小麦粉、大豆粉、軽石、木粉、粉砕されたクルミ殻、リグニン、及び同様の物質である。
【0068】
多数の表面活性物質を、固体及び液体製剤の両方の中で、特には使用前に担体で希釈され得る製剤の中で有利に使用することができる。表面活性物質は、アニオン性、カチオン性、非イオン性、又は高分子性であってもよく、それらは、乳化剤、湿潤剤又は懸濁化剤として又は他の目的のために使用することができる。典型的な表面活性物質としては、例えば、ラウリル硫酸ジエタノールアンモニウムなどのアルキル硫酸塩;ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムなどのアルキルアリールスルホン酸塩;ノニルフェノールエトキシレートなどのアルキルフェノール/アルキレンオキシド付加生成物;トリデシルアルコールエトキシレートなどのアルコール/アルキレンオキシド付加生成物;ステアリン酸ナトリウムなどの石鹸;ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウムどのアルキルナフタレンスルホン酸塩;ナトリウムジ(2-エチルヘキシル)スルホクシネートなどの、スルホコハク酸塩のジアルキルエステル;オレイン酸ソルビトールなどのソルビトールエステル;ラウリルトリメチルアンモニウムクロリドなどの第四級アミン、ポリエチレングリコールステアレートなどの脂肪酸のポリエチレングリコールエステル;エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのブロックコポリマー;並びにモノ-及びジ-アルキルリン酸エステルの塩;並びに例えばMcCutcheon’s Detergents and Emulsifiers Annual,MC Publishing Corp.,Ridgewood New Jersey(1981)に記載されている更なる物質も挙げられる。
【0069】
農薬製剤に使用され得るさらなる補助剤としては、結晶化抑制剤、粘度調整剤、懸濁化剤、染料、酸化防止剤、発泡剤、光吸収剤、混合助剤、消泡剤、錯化剤、中和剤又はpH調整物質及び緩衝液、腐食防止剤、香料、湿潤剤、吸収向上剤、微量栄養素、可塑剤、滑剤、潤滑剤、分散剤、増粘剤、不凍剤、殺菌剤、並びに液体及び固体肥料が挙げられる。
【0070】
本発明の製剤は、植物若しくは動物由来の油、鉱油、そのような油のアルキルエステル又はそのような油の混合物、及び油の誘導体との混合物を含む添加剤を含んでいてもよい。本発明の製剤中の油添加剤の量は、通常、適用される混合物を基準として0.01~10%である。例えば、油添加剤は、噴霧混合物が調製された後、望みの濃度で噴霧タンクに添加することができる。好ましい油添加剤には、鉱油、又は例えばナタネ油、オリーブ油若しくはヒマワリ油などの植物由来の油、乳化植物油、例えばメチル誘導体などの植物由来の油のアルキルエステル、又は魚油若しくは牛脂などの動物由来の油が含まれる。好ましい油添加剤には、C8~C22脂肪酸のアルキルエステル、特に、C12~C18脂肪酸のメチル誘導体(例えばラウリン酸、パルミチン酸、及びオレイン酸のメチルエステル(それぞれ、ラウリン酸メチル、パルミチン酸メチル、及びオレイン酸メチル))が含まれる。多くの油誘導体は、Compendium of Herbicide Adjuvants,10th Edition,Southern Illinois University,2010から公知である。
【0071】
製剤は、通常、0.1~99重量%、特には0.1~95重量%の、成分(A)及び成分(B)の化合物、並びに1~99.9重量%の製剤化補助剤(これは好ましくは、0~25重量%の表面活性物質を含む)を含有する。市販の製品は、好ましくは濃縮物として製剤化され得るが、最終使用者は、通常は希釈製剤を用いるであろう。
【0072】
施用量は、広い限度内で変動し、土壌の性質、施用方法、作物植物、防除される有害生物、支配的な気候条件、並びに施用方法や施用の時期や標的作物に左右される他の要因次第である。一般的な指針として、化合物は、1~2000l/ha、特には10~1000l/haの割合で施用することができる。
【0073】
本発明に係る一定の混合物組成物は相乗的効果を示し得る。これは、有効成分の組み合わせに係る作用が個々の成分の作用の和を超える場合には常に生じている。組み合わせた2種の薬剤の毒性は、Sun-YP法に係る共毒性係数(Co-Toxicity Coefficient)(CTC)(Yun-Pei,Sun.“Toxicity Index-An Improved Method of Comparing the Relative Toxicity of Insecticides.”Journal of Economic Entomology 1(1950):45-53.)により評価可能である。80未満のCTC値は拮抗的効果を示し、80~120のCTC値は相加的効果を示し、120以上のCTC値は相乗的効果を示す。
【0074】
CTC=(ATI/TTI)×100
成分Aは標準的なAIを表し、成分Bは標準的なAIと混合される成分を表す。
ATI(混合物の実測毒性指数)=(標準的なAIのEC50/混合物のEC50)×100
TTI(混合物の理論毒性指数)=(TIA×PA+TIB×PB)×100
TIA(成分Aの毒性指数)=成分AのEC50/成分AのEC50
A:混合物中における成分A
TIB(成分Bの毒性指数)=成分AのEC50/成分BのEC50
B:混合物中における成分B
【0075】
しかし、殺菌活性に関する実際の相乗作用とは別に、本発明の組成物は、更に驚くべき有利な特性も有し得る。挙げることができるそのような有利な特性の例は:より有利な分解性;改善された毒性学的及び/又は生体毒性学的挙動;又は、有用な植物の改善された特性(発芽、作物収穫高、より発達した根系、分けつの増加、植物丈の増加、より大きな葉身、より少ない根出葉、より強力な分けつ、より緑の葉色、より少ない必要とされる肥料、より少ない必要とされる種子、より生産的な分けつ、より早い開花、早い穀実、より少ない植物の転倒(plant verse)(倒伏)、増加したシュートの成長、改善された植物の活力、及び早い発芽など)である。
【0076】
本発明の組成物は、植物病原性微生物、有用な植物、その生息地、その種苗、貯蔵品、又は微生物の攻撃に脅かされている工業用原体に適用することができる。
【0077】
本発明の組成物は、有用な植物、その種苗、貯蔵品、又は工業用原体が微生物に感染する前に適用されても後に適用されてもよい。
【0078】
適用される本発明の組成物の量は、用いられる組成物;処理の対象(例えば植物、土、又は苗など);処理の種類(例えば噴霧、散布、又は種子粉衣など);処理の目的(例えば予防又は治療など);防除すべき真菌の種類;又は適用時間;などの様々な要因に依存するであろう。
【0079】
有用な植物に適用される場合、成分(A)は、典型的には、成分(B)の1~5000g a.i./ha、特に2~2000g a.i./ha、例えば100、250、500、800、1000、1500g a.i./haと関連して、典型的には5~2000g a.i./ha、特に10~1000g a.i./ha、例えば50、75、100又は200g a.i./haの量で適用される。
【0080】
農業の実施においては、本発明の組成物の施用量は望まれる効果の種類次第であり、典型的には1ヘクタール当たり20~4000gの総組成物の範囲である。
【0081】
本発明の組成物が種子の処理に使用される場合、種子1kg当たり0.001~50g、好ましくは種子1kg当たり0.01~10gの成分(A)の化合物、及び種子1kg当たり0.001~50g、好ましくは種子1kg当たり0.01~10gの成分(B)の化合物、の量で一般的には十分である。
【0082】
なお、参照文献、特許出願、又は特許が本出願の文章中で引用されている場合、前記引用されている文章全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【実施例
【0083】
以降の実施例は本発明を例示する役割を果たす。
本発明の組成物は、低施用量での高い効力により公知の組成物から区別され得、これは、実施例においてアウトラインされている実験手法を用い、必要に応じて、例えば50ppm、12.5ppm、6ppm、3ppm、1.5ppm又は0.2ppmの有効成分といった少ない施用量を用いることで当業者により検証が可能である。
【0084】
配合例
【0085】
【表3】
【0086】
有効成分を補助剤と完全に混合し、混合物を好適なミルで完全に粉砕して、水で希釈して所望の濃度の懸濁液とすることが可能である水和剤が得られる。
【0087】
【表4】
【0088】
有効成分を補助剤と完全に混合し、混合物を好適なミルで完全に粉砕して、種子処理に直接用いることが可能である粉末が得られる。
【0089】
乳化性濃縮物
有効成分[コンポーネント(A)及び(B)] 10%
オクチルフェノールポリエチレングリコールエーテル 3%
(4~5molのエチレンオキシド)
ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム 3%
ヒマシ油ポリグリコールエーテル(35molのエチレンオキシド) 4%
シクロヘキサノン 30%
キシレン混合物 50%
【0090】
植物の保護に使用可能である、いずれかの必要とされる希釈度のエマルジョンは、水で希釈することによりこの濃縮物から入手が可能である。
【0091】
【表5】
【0092】
すぐに使用可能な粉剤は、複合物をキャリアと混合し、この混合物を好適なミル中において粉砕することにより得られる。このような粉末はまた、種子の乾燥粉衣に用いることが可能である。
【0093】
押出し顆粒
有効成分[コンポーネント(A)及び(B)] 15%
リグノスルホン酸ナトリウム 2%
カルボキシメチルセルロース 1%
カオリン 82%
【0094】
有効成分を補助剤と混合及び粉砕し、この混合物を水で湿らせる。混合物を押し出し、次いで、空気流中において乾燥させる。
【0095】
被覆顆粒
有効成分[コンポーネント(A)及び(B)] 8%
ポリエチレングリコール(mol.wt.200) 3%
カオリン 89%
【0096】
ミキサ中において、微細に粉砕した複合物を、ポリエチレングリコールで湿らせたカオリンに均一に適用する。粉塵を発生させないコーティングされた顆粒がこれにより得られる。
【0097】
懸濁液濃縮物
有効成分[コンポーネント(A)及び(B)] 40%
プロピレングリコール 10%
ノニルフェノールポリエチレングリコールエーテル(15molのエチレンオキシド) 6%
リグノスルホン酸ナトリウム 10%
カルボキシメチルセルロース 1%
シリコーン油(75%水中エマルジョンの形態) 1%
水 32%
【0098】
微細に粉砕した有効成分を補助剤と完全に混合して懸濁液濃縮物を得、これから、水で希釈することによりいずれかの所望の希釈度の懸濁液を得ることが可能である。このような希釈を使用することにより、生存している植物及び植物繁殖材料を、吹付け、注ぎかけ、又は、浸漬により、微生物による外寄生に対して処理及び保護することが可能である。
【0099】
種子処理用フロアブル剤濃縮物
有効成分[コンポーネント(A)及び(B)] 40%
プロピレングリコール 5%
コポリマーブタノールPO/EO 2%
トリスチレンフェノール+10~20モルのEO 2%
1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン(20%水溶液の形態) 0.5%
モノアゾ顔料カルシウム塩 5%
シリコーン油(75%水中エマルジョンの形態) 0.2%
水 45.3%
【0100】
細かく粉砕した有効成分を補助剤と十分に混合して懸濁液濃縮物を得てからこれを水で希釈することにより、任意の望みの希釈の懸濁液を得ることができる。そのような希釈液を使用して、噴霧、流し込み、又は浸漬によって、生きている植物並びに植物繁殖材料を、微生物による侵入に対して処理及び保護することができる。
【0101】
徐放性カプセル懸濁液
28部の有効成分[成分(A)及び(B)]の組み合わせを、2部の芳香族溶媒及び7部のトルエンジイソシアネート/ポリメチレン-ポリフェニルイソシアネート混合物(8:1)と混合する。この混合物を、望みの粒径が得られるまで、1.2部のポリビニルアルコールと0.05部の消泡剤と51.6部の水との混合物中で乳化する。このエマルジョンに、5.3部の水中の2.8部の1,6-ジアミノヘキサンの混合物を添加する。重合反応が完了するまで混合物を撹拌する。得られたカプセル懸濁液を、0.25部の増粘剤及び3部の分散剤を添加することによって安定化する。カプセル懸濁製剤は28%の有効成分を含有する。中型カプセルの直径は8~15ミクロンである。得られた配合物をその目的に適した装置中で水性懸濁剤として種子に施用する。
【0102】
生物学的実施例1
シルコブトリフルラム(N-[(1,2シス)-2-(2,4-ジクロロフェニル)シクロブチル]-2-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-カルボキサミドのISO名)、フェナマクリル(PHM)、並びに、種々の重量比(例えば、20:1、10:1、1:50及び1:100)でのシルコブトリフルラム及びPHMのこれらの混合物の殺菌・殺カビ活性を、フザリウムプラリフェラタム(Fusarium proliferatum)に対してテストした。
【0103】
テストを、Pesticides guidelines for laboratory bioactivity tests, Part 2: Petri plate test for determining fungicides inhibition of mycelial growth(NY/T 1156.2-2006)に従って行った。特に、予備実験の結果に従って、シルコブトリフルラム、PHM及びその混合物に対する病原体の感受性の判定に最良な濃度範囲をそれぞれ判定し、及び、5~7濃度勾配を最低濃度での阻害率が10%に近くなると共に、最高濃度での阻害率が90%に近くなるように設定した。所望の濃度を有するDMSO中のシルコブトリフルラム、PHM及びその混合物の同一体積の溶液をそれぞれ、溶解したPDA培地に添加してテストプレートを調製し、同一の体積のDMSOを有するPDAプレートを対照として用いた。
【0104】
コロニーの縁部の菌糸プラグを直径5mmの穴あけ器により調製した。菌糸体を上向きにして、シルコブトリフルラム、PHM及びその混合物を含有するPDA培地プレートと、対照プレートとの中心に菌糸プラグを移した。インキュベータ中において25℃で3日間、暗中にて培養した後、PDAプレートの全ての菌糸体コロニーの直径を直角に2回計測し、次いで、平均化した。阻害率(%)=(対照プレート上の菌糸体コロニーの平均直径-テストプレート上の菌糸体コロニーの平均直径)/(対照プレート上の菌糸体コロニーの平均直径)×100%。
【0105】
テストした薬剤の各々及び混合物の各々のEC50値を、阻害率の確率値と一連の濃度の対数値との間における線形回帰分析により算出した。混合物の共毒性係数(co-toxicity coefficient)(CTC)を計算し、Sun-YP法に従って評価した。結果を以下の表1に示す。
【0106】
【表6】
【0107】
生物学的実施例2
シルコブトリフルラム、フェナマクリル(PHM)、並びに、種々の重量比(例えば、20:1、10:1、及び1:50)でのシルコブトリフルラム及びPHMの混合物の殺菌・殺カビ活性を、ギベレラフジクロイ(Gibberella fujikuroi)及びフザリウムグラミネアルム(Fusarium graminearum)に対してテストした。
【0108】
テストを、Pesticides guidelines for laboratory bioactivity tests, Part 2: Petri plate test for determining fungicides inhibition of mycelial growth(NY/T 1156.2-2006)に従って行った。特に、予備実験の結果に従って、シルコブトリフルラム、PHM及びその混合物に対する病原体の感受性の判定に最良な濃度範囲をそれぞれ判定し、及び、5~7濃度勾配を最低濃度での阻害率が10%に近くなると共に、最高濃度での阻害率が90%に近くなるように設定した。所望の濃度を有するDMSO中のシルコブトリフルラム、PHM及びその混合物の同一体積の溶液をそれぞれ、溶解したPDA培地に添加してテストプレートを調製し、同一の体積のDMSOを有するPDAプレートを対照として用いた。
【0109】
コロニーの縁部の菌糸プラグを直径5mmの穴あけ器により調製した。菌糸体を上向きにして、シルコブトリフルラム、PHM及びその混合物を含有するPDA培地プレートと、対照プレートとの中心に菌糸プラグを移した。インキュベータ中において25℃で3日間、暗中にて培養した後、PDAプレートの全ての菌糸体コロニーの直径を直角に2回計測し、次いで、平均化した。阻害率(%)=(対照プレート上の菌糸体コロニーの平均直径-テストプレート上の菌糸体コロニーの平均直径)/(対照プレート上の菌糸体コロニーの平均直径)×100%。
【0110】
テストした薬剤の各々及び混合物の各々のEC50値を、阻害率の確率値と一連の濃度の対数値との間における線形回帰分析により算出した。混合物の共毒性係数(co-toxicity coefficient)(CTC)を計算し、Sun-YP法に従って評価した。結果をそれぞれ以下の表2及び表3に示す。
【0111】
【表7】
【0112】
【表8】
【国際調査報告】