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特表2024-540184カードリリース方法、装置、機器、記憶媒体、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】カードリリース方法、装置、機器、記憶媒体、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/533 20140101AFI20241024BHJP
   A63F 13/2145 20140101ALI20241024BHJP
   A63F 13/5375 20140101ALI20241024BHJP
   A63F 13/822 20140101ALI20241024BHJP
【FI】
A63F13/533
A63F13/2145
A63F13/5375
A63F13/822
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024525668
(86)(22)【出願日】2022-11-09
(85)【翻訳文提出日】2024-04-30
(86)【国際出願番号】 CN2022130868
(87)【国際公開番号】W WO2023138175
(87)【国際公開日】2023-07-27
(31)【優先権主張番号】202210073064.9
(32)【優先日】2022-01-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517392436
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
【氏名又は名称原語表記】TENCENT TECHNOLOGY (SHENZHEN) COMPANY LIMITED
【住所又は居所原語表記】35/F,Tencent Building,Kejizhongyi Road,Midwest District of Hi-tech Park,Nanshan District, Shenzhen,Guangdong 518057,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】于 ▲清▼波
(57)【要約】
カードリリース方法、装置、機器、記憶媒体、及びプログラム製品であって、インターネット、及びコンピュータの技術分野に属する。上記方法は、ゲームアプリケーションインタフェースを表示するステップであって、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、及び第1カードに対応する複数の候補位置が表示されている、ステップ(210)と、第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示するステップ(220)と、位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、複数の候補位置の中から目標位置を決定するステップ(230)と、第1カードを目標位置のところにリリースするステップ(240)と、を含む。上記方法は、位置選択コントロールを利用してゲームアプリケーションインタフェースにおける目標位置を決定することによって、第1カードを目標位置にリリースする過程を簡略化させ、第1カードをリリースする操作の困難性を低減させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器により実行される、カードリリース方法であって、前記方法は、
ゲームアプリケーションインタフェースを表示するステップであって、前記ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、及び前記第1カードに対応する複数の候補位置が表示されている、ステップと、
前記第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示するステップと、
前記位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、前記複数の候補位置の中から目標位置を決定するステップと、
前記第1カードを前記目標位置のところにリリースするステップと、を含む、カードリリース方法。
【請求項2】
前記複数の候補位置の中から目標位置を決定する前記ステップは、
前記位置選択コントロールに対応する複数のトリガー領域の中から、前記第2操作の属性情報と合致する目標トリガー領域を決定するステップと、
前記複数の候補位置のうちの前記目標トリガー領域に対応する候補位置に基づき、前記目標位置として決定するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記位置選択コントロールに対応する複数のトリガー領域の中から、前記第2操作の属性情報と合致する目標トリガー領域を決定する前記ステップは、
前記第2操作の属性情報に基づき、前記第2操作のトリガー位置点の座標情報を決定するステップであって、前記座標情報は、前記トリガー位置点の横座標と、縦座標と、を含む、ステップと、
前記トリガー位置点の横座標に基づいて、前記複数のトリガー領域の中から第1トリガー領域集合を決定するステップであって、前記第1トリガー領域集合における各々のトリガー領域は、いずれも横座標が前記トリガー位置点の横座標と同じである少なくとも1つの位置点を備える、ステップと、
前記トリガー位置点の縦座標に基づいて、前記複数のトリガー領域の中から第2トリガー領域集合を決定するステップであって、前記第2トリガー領域集合における各々のトリガー領域は、いずれも縦座標が前記トリガー位置点の縦座標と同じである少なくとも1つの位置点を備える、ステップと、
前記第1トリガー領域集合と前記第2トリガー領域集合との共通集合を取り、前記目標トリガー領域を決定するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の候補位置のうちの前記目標トリガー領域に対応する候補位置に基づき、前記目標位置として決定する前記ステップは、
前記目標トリガー領域に対応する候補位置の数量が1つ以上である状況において、前記位置選択コントロールに対する第3操作に応答して、前記第3操作の属性情報に基づいて、前記1つ以上の候補位置の中から前記目標位置を決定するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記位置選択コントロールにおいて複数の指示要素が表示されており、前記複数の指示要素は、前記複数の候補位置に1対1で対応し、前記方法は、
前記複数の指示要素のうちの前記目標位置に対応する目標指示要素と、前記複数の指示要素のうち前記目標指示要素以外の他の指示要素とを区別して表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
位置選択コントロールを表示するステップは、
前記第1カードの表示位置に基づき、前記位置選択コントロールの表示位置を決定するステップと、
前記位置選択コントロールの表示位置のところに、前記位置選択コントロールを表示するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記複数の候補位置の中から前記目標位置を決定する前記ステップの後に、
前記目標位置と、前記複数の候補位置のうち前記目標位置以外の他の候補位置とを区別して表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1操作と前記第2操作とは、連続的な操作である、
又は、
前記第1操作と前記第2操作とは、非連続的な操作である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記第2操作が第1条件を満たす状況において、前記複数の候補位置の中から前記目標位置を決定することをキャンセルするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記複数の候補位置の中から前記目標位置を決定する前記ステップの後に、
前記ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている第2カードに対する第4操作に応答して、前記位置選択コントロールを表示するステップであって、且つ前記目標位置は、選択された状態にある、ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
位置選択コントロールを表示する前記ステップの後に、
前記複数の候補位置のうちの推薦候補位置を初期化の前記目標位置とするステップであって、前記推薦候補位置は、前記複数の候補位置の中から決定された、前記第1カードとの間の適合度が第2条件を満たす候補位置である、ステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ゲームアプリケーションインタフェースにおいてさらに3次元ゲームシーンが表示されており、前記第1カードに対応する複数の候補位置は、前記3次元ゲームシーンに位置している、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
カードリリース装置であって、前記装置は、
ゲームアプリケーションインタフェースを表示することに用いられるインタフェース表示モジュールであって、前記ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、及び前記第1カードに対応する複数の候補位置が表示されている、インタフェース表示モジュールと、
前記第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示することに用いられるコントロール表示モジュールと、
前記位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、前記複数の候補位置の中から目標位置を決定することに用いられる位置決定モジュールと、
前記第1カードを前記目標位置のところにリリースすることに用いられるカードリリースモジュールと、を含む、カードリリース装置。
【請求項14】
端末機器であって、前記端末機器は、プロセッサと、メモリと、を含み、前記メモリにおいてコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによりロードされ、且つ実行されることで、請求項1~12のいずれか1項に記載のカードリリース方法を実現する、端末機器。
【請求項15】
コンピュータ可読記憶媒体であって、前記記憶媒体においてコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによりロードされ、且つ実行されることで、請求項1~12のいずれか1項に記載のカードリリース方法を実現する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、プロセッサが前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータプログラムを読み取り、且つ実行することで、請求項1~12のいずれか1項に記載のカードリリース方法を実現する、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、インターネット、及びコンピュータの技術分野に関し、特にカードリリース方法、装置、機器、記憶媒体、及びプログラム製品に関する。
【0002】
本願は、2022年1月21日に提出された、出願番号が第202210073064.9号であり、発明の名称が「カードリリース方法、装置、機器、記憶媒体、及びプログラム製品」である中国特許出願の優先権を主張し、その全部の内容が引用によって本願に組み込まれている。
【背景技術】
【0003】
ある状況においては、ユーザは、ゲームを展開方向に向けて推進していくために、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されているカードをリリース(「キャスト」とも呼ばれる。)する必要がある。
【0004】
関連技術において、ユーザは、ドラッグによってカードを目標位置にリリースする操作を完了する。まず、ユーザは、長押し、又はタップ等の操作によってある1つのカードを選ぶ必要がある。該カードを選んだ後に、ユーザは、長押し、又はタップ等の操作を引き続き維持しつつ、手動で該カードを該目標位置にドラッグして該カードのリリース操作を完了する必要がある。
【0005】
しかしながら、関連技術において、ある1つのカードを目標位置に手動でドラッグする方法は、ドラッグ操作のドラッグ距離が比較的長くなり、片手での操作には不利となり、そのため、操作の利便性は低くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願は、カードリリース方法、装置、機器、記憶媒体、及びプログラム製品を提供する。上記技術的解決手段は、以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の実施例の一態様によれば、カードリリース方法を提供し、前記方法は、端末機器により実行され、前記方法は、
ゲームアプリケーションインタフェースを表示するステップであって、前記ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、及び前記第1カードに対応する複数の候補位置が表示されている、ステップと、
前記第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示するステップと、
前記位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、前記複数の候補位置の中から目標位置を決定するステップと、
前記第1カードを前記目標位置のところにリリースするステップと、を含む。
【0008】
本願の実施例の一態様によれば、カードリリース装置を提供し、前記装置は、
ゲームアプリケーションインタフェースを表示することに用いられるインタフェース表示モジュールであって、前記ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、及び前記第1カードに対応する複数の候補位置が表示されている、インタフェース表示モジュールと、
前記第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示することに用いられるコントロール表示モジュールと、
前記位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、前記複数の候補位置の中から目標位置を決定することに用いられる位置決定モジュールと、
前記第1カードを前記目標位置のところにリリースすることに用いられるカードリリースモジュールと、を含む。
【0009】
本願の実施例の一態様によれば、端末機器を提供し、前記端末機器は、プロセッサと、メモリと、を含み、前記メモリにおいてコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによりロードされ、且つ実行されることで、上述したカードリリース方法を実現する。
【0010】
本願の実施例の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記記憶媒体においてコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、プロセッサによりロードされ、且つ実行されることで、上述したカードリリース方法を実現する。
【0011】
本願の実施例の一態様によれば、コンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、プロセッサは、前記コンピュータ可読記憶媒体から前記コンピュータプログラムを読み取り、且つ実行することで、上述したカードリリース方法を実現する。
【発明の効果】
【0012】
本願の実施例が提供する技術的解決手段による有益な効果は、少なくとも以下を含む。
【0013】
位置選択コントロールによって目標位置を選択し、ユーザが目標位置を選ぶようにドラッグ操作を行わない状況を回避し、ユーザ操作の簡略化に寄与する。位置選択コントロールの表示範囲がゲームアプリケーションインタフェースより小さいため、位置選択コントロールに対して行われる第2操作の操作距離が短く、目標位置を選ぶこと、及び第1カードを目標位置にリリースすることに必要な時間の短縮に寄与する。そして、ドラッグ距離が比較的遠い状況で、ドラッグ操作を利用してカードをリリースすることは、片手では操作しにくく、操作の困難性が高い。本方法において、位置選択コントロールは、片手で操作することができ、カードをリリースする操作の困難性が高く片手で操作しにくいという課題を回避する。同時に、第2操作は位置選択コントロールに対して行われるものであり、カードを目標位置にドラッグする必要があることに比べて、本方法は、目標位置を決定する過程において、ユーザ操作によるゲームアプリケーションインタフェースに対する遮蔽が少ないため、操作の遮蔽によるユーザ操作ミスにより第1カードを誤った位置にリリースするという状況の回避に寄与する。また、位置選択コントロールによって目標位置を選択するため、操作精度に対する要求が比較的低く、ユーザが候補位置を選ぶために第1カードをある1つの候補位置の応答領域にドラッグする必要がなく、ユーザ操作の簡略化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本願の1つの例示的な実施例が提供する態様の実施環境の模式図である。
図2】本願の1つの例示的な実施例が提供するカードリリース方法のフローチャートである。
図3】本願の1つの例示的な実施例が提供するトリガー領域と候補位置との間の対応方式の模式図である。
図4】本願の別の例示的な実施例が提供するトリガー領域と候補位置との間の対応方式の模式図である。
図5】本願の1つの例示的な実施例が提供する選択キャンセル提示情報を表示する模式図である。
図6】本願の1つの例示的な実施例が提供する位置選択コントロールの表示位置の模式図である。
図7】本願の1つの例示的な実施例が提供する第1操作の操作方法の模式図である。
図8】本願の別の例示的な実施例が提供する位置選択コントロールの表示位置の模式図である。
図9】本願の1つの例示的な実施例が提供する選択キャンセルコントロールを表示する模式図である。
図10】本願の1つの例示的な実施例が提供する指示要素の表示方法の模式図である。
図11】本願の1つの例示的な実施例が提供する提示情報の表示方法の模式図である。
図12】本願の1つの例示的な実施例が提供するマッピング指示線の表示方法の模式図である。
図13】本願の1つの例示的な実施例が提供する第3操作の操作方法の模式図である。
図14】本願の1つの例示的な実施例が提供する第1カードの表示方法の模式図である。
図15】本願の1つの例示的な実施例が提供するカードリリース方法の模式図である。
図16】本願の1つの例示的な実施例が提供するカードリリース装置のブロック図である。
図17】本願の1つの例示的な実施例が提供する端末機器の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本願の目的、技術的解決手段、及び利点をより明確にするために、以下、図面と併せて本願の実施形態を更に詳細に記述する。
【0016】
まず、本願の実施例において関連する名詞を簡単に紹介する。
【0017】
ゲームシーン:アプリケーションプログラムが端末機器において動作するときに表示(又は提供)される仮想環境である。該ゲームシーンは、実世界に対するシミュレーション世界であってもよく、半シミュレーション半架空の3次元世界であってもよく、さらに純粋な架空の3次元世界であってもよい。ゲームシーンは、2次元ゲームシーン、2.5次元ゲームシーン、及び3次元ゲームシーンのうちの任意の一種であってもよい。選択可能に、該ゲームシーンは、少なくとも2つの仮想オブジェクト間のゲームシーン対戦にも用いられ、該ゲームシーンにおいて少なくとも2つの仮想オブジェクトが利用するための仮想リソースを有する。選択可能に、該ゲームシーンは、対称の左下隅領域と右上隅領域とを含み、2つの敵対的な陣営に属する仮想オブジェクトは、それぞれそのうちの1つの領域を占め、且つ相手領域の奥にある目標建物/拠点/基地/クリスタルを撃破することを勝利目標とする。本願の実施例で言及されたゲームシーンは、仮想環境と見なすこともでき、両者は、同じ概念に属する。
【0018】
仮想オブジェクト:ゲームシーンにおける可動オブジェクト、及び非可動オブジェクトを指す。該可動オブジェクトは、仮想キャラクタ(仮想人物)、仮想動物、及びアニメ人物のうちの少なくとも一種であってもよい。該非可動オブジェクトは、仮想建物、仮想植物、及び仮想地形のうちの少なくとも一種であってもよい。選択可能に、ゲームシーンが3次元ゲームシーンであるときに、仮想オブジェクトは、3次元仮想モデルであってもよく、各仮想オブジェクトは、3次元ゲームシーンにおいて自身の形状、及び体積を有し、3次元ゲームシーンにおける一部の空間を占めてもよい。選択可能に、仮想オブジェクトは、3次元人体骨格技術に基づき、構築された3次元キャラクタであり、該仮想オブジェクトは、異なる皮膚を着用することによって異なる外的イメージを実現する。いくつかの実現形態において、仮想オブジェクトは、2.5次元、又は2次元モデルを用いて実現することもでき、本願の実施例は、これを限定しない。例示的に、仮想オブジェクトを制御する方式の差異に基づいて、仮想オブジェクトを、ユーザが制御する仮想オブジェクト、及びサーバが制御する仮想オブジェクトに分けることができる。ここで、ユーザが制御する仮想オブジェクトは、クライアントにより制御されるゲームシーンにおける可動オブジェクトである。サーバが制御する仮想オブジェクトは、クライアント、又はサーバにおける自動制御アルゴリズム、又は人工知能プログラムにより制御される仮想オブジェクトである。サーバが制御する仮想オブジェクトは、ゲームシーンにおける可動オブジェクト、及び非可動オブジェクトを含む。例示的に、非可動オブジェクトは、可動オブジェクトの動きに応答すること、又は影響を与えることができる。たとえば、可動オブジェクトは、非可動オブジェクトを撃破することができ、又は可動オブジェクトが非可動オブジェクトに入るときに、可動オブジェクトは、非表示状態に入る。例示的に、本願における仮想オブジェクトは、クライアントにより制御される仮想オブジェクトである。例示的に、本願における目標仮想オブジェクトは、他のクライアント、又はサーバにより制御される仮想オブジェクトであってもよい。
【0019】
マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム(Multiplayer Online Battle Arena Games、MOBAと略称する):ゲームシーンにおいて、少なくとも2つの敵対的な陣営にそれぞれ属する異なる仮想チームが各自の地図領域をそれぞれ占め、ある一種の勝利条件を目標として競技を行うことを指す。該勝利条件は、拠点を占領する、又は敵対的な陣営拠点を撃破すること、敵対的な陣営の仮想オブジェクトを撃殺すること、指定するシーン、及び時刻内に自身の生存を確実にすること、ある種類のリソースを略奪したこと、及び指定する時刻内にスコアが相手を超えることのうちの少なくとも一種を含むが、それらに限定されない。バトルアリーナは、局を単位として行われてもよく、各局のバトルアリーナの地図は、同じであってもよく、異なってもよい。各仮想チームは、1つ、又は複数の仮想オブジェクトを含み、例えば、1つ、2つ、3つ、又は5つである。いくつかの実施例において、MOBAゲームは、ゲームシーンにおいていくつかの拠点を提供し、異なる陣営にあるユーザが仮想オブジェクトを制御してゲームシーンにおいて対戦する、拠点を占領する、又は敵対的な陣営拠点を撃破する一種のゲームである。たとえば、MOBAゲームは、ユーザを2つの敵対的な陣営に分けることができ、ユーザが制御する仮想オブジェクトをゲームシーンに分散させて相互に競争させ、敵の全部の拠点を撃破する、又は占領することを勝利条件とし、1局のMOBAゲームの継続時間は、ゲームがスタートする時刻から勝利条件を達成する時刻までである。
【0020】
ユーザインタフェースUI(User Interface)コントロール:アプリケーションプログラムのユーザインタフェースにおいて見られる何らかの視認可能なコントロール、又は要素であり、例えば、ピクチャ、入力ボックス、テキストボックス、ボタン、及びラベル等のコントロールがある。ここで、いくつかのUIコントロールは、ユーザの操作に応答する。例えば、スキルコントロールは、仮想オブジェクトを制御してスキルを解放する(スキル発動、スキルキャストとも呼ばれる)。ユーザは、スキルコントロールをトリガーし、仮想オブジェクトを制御してスキルを解放する。本願の実施例において関連するUIコントロールは、スキルコントロール、及び進化コントロールを含むが、それらに限定されない。いくつかの実施例において、ユーザインタフェースは、ゲームアプリケーションインタフェースである。
【0021】
図1は、本願の1つの例示的な実施例が提供する態様の実施環境の模式図である。該態様の実施環境は、1つのコンピュータシステム、例えばインタフェース表示システム、又はゲームアプリケーションプログラムシステムとして実現することができる。該態様の実施環境は、端末機器10を含んでもよい。
【0022】
端末機器10は、例えば、携帯電話、タブレットパソコン、PC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)、マルチメディア再生機器、ウェアラブル機器、スマート音声インタラクティブ機器、スマート家電、及び車載端末等の電子機器であってもよい。1つの例において、端末機器10において目標アプリケーションプログラムが動作しており、該目標アプリケーションプログラムは、ゲーム類アプリケーションプログラム、及びゲーム機能を提供することができる他のアプリケーションプログラムであってもよい。たとえば、端末機器10におけるゲームアプリケーションプログラムは、カード類ゲームアプリケーションプログラムである。目標アプリケーションプログラムのクライアントは、位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、複数の候補位置の中から目標位置を決定し、且つ第1カードを目標位置のところにリリースすることができる。
【0023】
端末機器10において目標アプリケーションプログラムが動作している状況において、該態様の実施環境は、サーバ20をさらに含んでもよい。
【0024】
サーバ20は、端末機器10において動作する目標アプリケーションプログラムにバックグラウンドサービスを提供することができ、たとえば、サーバ20は、目標アプリケーションプログラムのバックグラウンドサーバであってもよい。サーバ20は、端末機器10のために提供されるものであり、サーバ20は、独立した物理サーバであってもよく、複数の物理サーバで構成されるサーバクラスタ、又は分散システムであってもよく、さらに、クラウドサービス、クラウドコンピューティング、クラウド関数、クラウド記憶、ネットワークサービス、クラウド通信、ドメイン名サービス、及び人工知能プラットフォーム等の基礎的なクラウドコンピューティングサービスを提供するクラウドサーバであってもよい。サーバ20は、少なくともデータの送受信、記憶、及び計算機能を有する。
【0025】
以下、目標アプリケーションプログラムがカードゲーム類アプリケーションプログラムであることを例として、端末機器10とサーバ20とのデータ伝送過程を紹介する。
【0026】
1つの例において、端末機器10は、第1カードを目標位置にリリースした後に、端末機器10がサーバ20にゲームデータを送信する。選択可能に、ゲームデータにおいては、第1カードの属性情報、及び目標位置が含まれる。サーバ20は、端末機器10から送信されたゲームデータを受信する。サーバ20は、受信したゲームデータに基づいて演算して演算結果を獲得し、該演算結果を端末機器10に送信する。端末機器10は、受信した演算結果に基づいてゲームインタフェースにおける他の表示要素の属性情報を変える。
【0027】
別の1つの例において、端末機器10は、第1カードの属性情報、及び目標位置に基づいて演算し、演算して獲得した演算結果に基づいてゲームインタフェースにおける他の表示要素の属性情報を変える。選択可能に、端末機器10は、演算結果をサーバ20に送信することができる。サーバ20は、端末機器10から送信された演算結果を受信し、該演算結果をある端末機器に送信する。ある端末機器においては目標アプリケーションプログラムのクライアントが搭載されており、該クライアントは、端末機器10におけるクライアントと同一のゲーム対局にある。
【0028】
図2は、本願の1つの例示的な実施例が提供するカードリリース方法のフローチャートである。例示的に、該方法の実行主体は、図1に記載の態様実施環境における端末機器10であってもよく、たとえば該実行主体は、端末機器10において動作する目標アプリケーションプログラムのクライアントであってもよい。図2に示すように、該方法は、以下の複数のステップ(210~240)のうちの少なくとも1つのステップを含んでもよい。
【0029】
ステップ210:ゲームアプリケーションインタフェースを表示し、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、及び第1カードに対応する複数の候補位置が表示されている。
【0030】
ゲームアプリケーションインタフェース:目標アプリケーションプログラムに基づいて生成されるインタフェースである。いくつかの実施例において、目標アプリケーションプログラムは、シミュレーションプログラム、バトルロワイアルシューティングゲーム、仮想現実(Virtual Reality、VRと略称する)アプリケーションプログラム、拡張現実(Augmented Reality、ARと略称する)プログラム、3次元地図プログラム、仮想現実ゲーム、拡張現実ゲーム、一人称シューティングゲーム(First-Person Shooting Game、FPSと略称する)、マルチプレイヤーガンバトル類生存ゲーム、三人称シューティングゲーム(Third-Person Shooting Game、TPSと略称する)、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム、及び戦略ゲーム(Simulation Game、SLGと略称する)のうちの少なくとも一種を含むが、それらに限定されない。いくつかの実施例において、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、及び第1カードに対応する少なくとも1つの候補位置が表示されている。いくつかの実施例において、ゲームアプリケーションインタフェースは、さらに、ゲームプロセスを表示することに用いられる。つまり、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて、第1カード、及び第1カードに対応する複数の候補位置に加えて、他の表示内容が表示されている。たとえば、目標アプリケーションプログラムがカードゲームアプリケーションプログラムである場合、ゲームアプリケーションインタフェースに、該カードゲームに関連するゲーム内容、例えば仮想ゲーム要素、及びゲームシーン画面等がさらに表示される。ここで仮想ゲーム要素は、カードのリリースオブジェクト、及び特定の機能を有する位置領域(例えば治癒機能を有する泉、及び範囲攻撃能力を有する防御塔等)を含むが、それらに限定されない。ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている具体的な内容は、カードリリース方法の実際の利用シーンに基づいて決定されるため、本願は、ここで限定しない。いくつかの実施例において、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて、ゲームシーン、仮想オブジェクト、第1カード、及び第1カードに対応する複数の候補位置が表示されている。本願の実施例は、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている第1カード、及び第1カードに対応する複数の候補位置の具体的な位置について限定しない。第1カードは、ユーザUIコントロールの形式でゲームアプリケーションインタフェースにおける任意の位置に現れてもよく、ゲームアプリケーションインタフェースにおける特定の位置に現れてもよく、該特定の位置は、サーバにより予め設定されてもよく、ユーザにより自主的に設定されてもよい。本願は、ゲームシーンの具体的なタイプについて限定せず、3次元ゲームシーンであってもよく、2次元、又は他の次元のゲームシーンであってもよい。いくつかの実施例において、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて3次元ゲームシーンが表示されており、第1カードに対応する複数の候補位置は、3次元ゲームシーンに位置する。いくつかの実施例において、MOBAゲームを例とすると、選択可能に、候補位置は、3次元ゲームシーンにおけるトップレーン(対抗レーン)、ボトムレーン(ファームレーン)、又はミドルレーン等である。選択可能に、候補位置は、3次元ゲームシーンにおけるドラゴンピット位置、防御塔位置、及びクリスタル位置等である。すなわち、第1カードは、ゲームアプリケーションインタフェースにおけるUIコントロールに対応できるが、第1カードに対応する候補位置は、3次元ゲームシーンにある。候補位置は、UIコントロールではない。すなわち第1カード、及び第1カードに対応する複数の候補位置は、異なるレイヤーにある。別のいくつかの実施例において、第1カードに対応する複数の候補位置のうち、一部が第1カードと同一レイヤーにあり、他の部分が第1カードと同一レイヤーにはないようにしてもよい。本願の実施例が提供する技術的解決手段は、候補位置を3次元ゲームシーンに設置することによって、第1カードと3次元ゲームシーンとを動的に併せることによって、カードリリースの面白み、柔軟性、及び操作可能性を向上させて、ユーザのゲームエクスペリエンスを更に向上させることができる。
【0031】
第1カード:目標アプリケーションプログラムにおける仮想アイテムである。本願の実施例は、カードの具体的な形式について限定しておらず、カードは、具体的なカードの形式でディスプレイされてもよく、非カードの形式で提示されてもよい。いくつかの実施例において、第1カードは、特定の仮想オブジェクト、特定のゲームシーン、ゲームシーンの特定の位置、及び特定の仮想アイテム等にリリースすることができる。選択可能に、第1カードは、仮想オブジェクトにリリースすることができ、仮想オブジェクトの属性を変えることに用いられる。いくつかの実施例において、第1カードは、仮想オブジェクトの攻撃属性を向上させ、仮想オブジェクトの防御属性を強化することができるポジティブゲインカードであってもよく、また仮想オブジェクトの攻撃属性を低減させ、仮想オブジェクトの防御属性を低減させるネガティブゲインカードであってもよい。別のいくつかの実施例において、第1カードは、特定のゲームシーンにリリースすることができる。いくつかの実施例において、第1カードは、第1ゲームシーンの色、及びシーンレイアウトを変えることに用いることができる。第1カードは、さらに第1ゲームシーンに位置するすべての仮想オブジェクトにポジティブゲイン/ネガティブゲインを与えることに用いることもできる。他の実施例において、第1カードは、さらに特定の仮想アイテムにリリースすることができる。選択可能に、第1カードは、第1仮想アイテムにリリースされることで、第1仮想アイテムの形態/アイテム属性を変える。本願の実施例において、ゲーム対局外の第三者ユーザにより第1カードをリリースしてもよく、ゲーム対局内の局内ユーザにより第1カードをリリースしてもよく、第1カードのリリース主体については、本願は、限定しない。いくつかの実施例において、ゲーム対局外の第三者ユーザにより第1カードをリリースする場合、ゲーム対局内のユーザにゲーム操作の困難性を高めることで、ゲーム対局の面白み、及び操作可能性を向上させることができる。別のいくつかの実施例において、ゲーム対局内の局内ユーザにより第1カードをリリースする場合には、さらに、ゲーム対局の形勢にマッチすることで予期せぬ効果を高め、ユーザのゲームエクスペリエンスを向上させることができる。もちろん、もしゲーム対局外の第三者ユーザによりカードがリリースされるならば、第1カードが第2仮想アイテムであると見なすことができ、且つ仮想リソースに基づいて交換して獲得することができ、たとえば、金貨、又はダイヤモンド等の仮想リソースを利用して第1カードを交換する。もしゲーム対局内の局内ユーザにより第1カードをリリースするならば、第1カードが第1仮想アイテムであると見なすことができ、且つ仮想オブジェクトによりゲーム中に取得することができる。いくつかの実施例において、特定の一部のユーザアカウントのみがカードを操作してリリースすることができるようにしてもよく、たとえば、特定のアイデンティティを有するユーザアカウント、及び特定の権限を有するユーザアカウント等である。いくつかの実施例において、第1カードは、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている仮想ゲーム要素の属性(例えば能力属性、及び進行方向等)を変えることに用いられる。いくつかの実施例において、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて、第1カード、及びそれに対応する少なくとも1つの候補位置が表示されている以外に、他のカードが表示されている。選択可能に、上記他のカードは、第1カードの種類と同じであるか、又は類似している。たとえば、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、第2カード、及び第3カードが表示される。ここで、第1カード、第2カード、及び第3カードは、いずれもある仮想ゲーム要素の属性に影響を与えることに用いられる。いくつかの実施例において、他のカードに対応する候補位置は、第1オブジェクトに対応する候補位置と同じであり、すなわち、他のオブジェクトも第1オブジェクトに対応する複数の候補位置にリリースすることができる。第1カードに対応する複数の候補位置は、第1カードを表示、又はリリースすることに用いられ、言い換えれば、候補位置は、すなわち第1カードのリリース場所である。候補位置は、1つの点であってもよく、1つの領域であってもよい。第1カードを候補位置にリリースすることで、その作用を発揮し、ゲームストーリーの発展に影響を与える。第1オブジェクトは、候補位置に対応する作用領域における全部、又は一部の仮想ゲーム要素の属性を変えることができる。いくつかの実施例において、第1カードは、任意の1つの第1カードに対応する複数の候補位置のところにリリースすることができる。異なるカードに対応する少なくとも1つの候補位置は、同じであってもよく、異なる第1カードに対応する少なくとも1つの候補位置は、完全に同じでなくてもよい。たとえば、第1カードAの作用は、ゲームアプリケーションインタフェースにおける仮想オブジェクトの属性に影響を与えることであり(例えば、仮想オブジェクトの進行方向を更新する)、第1カードBの作用は、特定機能の位置領域の属性に影響を与えることである(例えば、防御塔の攻撃力を減少させる)。そうすると、第1カードAに対応する候補位置の作用領域範囲内に1つの仮想人物が少なくとも含まれ、第1カードBに対応する候補位置の作用領域において1つの特定機能の位置領域が少なくとも含まれる。従って、第1カードA、及び第1カードBに対応する候補位置は、完全に同じではない可能性がある。
【0032】
いくつかの実施例において、第1カードに対応する候補位置は、第1カードの属性情報により決められる。第1カードの属性情報は、第1カードの表示サイズ、第1カードのタイプ、及び第1カードの作用オブジェクト等の少なくとも1つを含む。いくつかの実施例において、端末機器は、第1カードの作用オブジェクトに基づいて対応する候補位置を決定し、端末機器は、さらに第1カードのタイプに基づいて第1カードに対応する候補位置を決定してもよい。いくつかの実施例において、第1カードの属性情報に基づいて第1カードに対応する少なくとも1つの候補位置を決定する以外に、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている内容以外の他の情報に基づいて少なくとも1つの候補位置を決定することができる。たとえば、端末機器は、カードゲーム対局の異なる段階のユーザの決断に基づいて、ある段階における第1カードに対応する少なくとも1つの候補位置を決定する。ある段階におけるユーザの決断が進攻であると仮定すると、端末機器は、ゲームアプリケーションインタフェースにおける進攻点として適合する少なくとも1つの位置点を候補位置として決定する。
【0033】
ステップ220:第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示する。
【0034】
端末機器は、第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示する。第1操作は、第1カードに用いられ、且つ位置選択コントロールを表示することに用いられる操作である。第1操作は、少なくともタップ、長押し、スライド、ジェスチャー、及び音声等の1つを含むが、本願は、第1操作の具体的なタイプ、及び表現形式を限定しない。いくつかの実施例において、第1操作は、第1カードを長押しすることである。端末機器は、第1カードに対する長押し操作を識別した後に、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて位置選択コントロールを表示する。いくつかの実施例において、端末機器は、長押しイベントの時間長さを検出することによってユーザが長押しイベントを行うか否かを判断する。たとえば、端末機器が長押しイベントが発生するか否かを判断する具体的なアルゴリズムは、以下のとおりである。ユーザがスクリーンを押す時点t0、及びユーザがスクリーンを放す時点t1を記録し、スクリーンを長押しする時間長さtを計算する。ここで、t=t1-t0であり、tがN秒間以上であるときに(Nは、正の整数である)、端末機器は、第1カードに対する長押し操作を識別したと決定する。Nの大きさは、予め設定することによって決定され、たとえば、N=2であると予め設定される。
【0035】
位置選択コントロールは、第1カードに対応する目標位置を決定することに用いられる。いくつかの実施例において、位置選択コントロールは、ユーザインタフェースUIコントロールであり、いくつかの実施例において、位置選択コントロールにおいて、少なくとも1つのトリガー領域が含まれる。トリガー領域と候補位置との間には、対応関係が存在する。いくつかの実施例において、1つのトリガー領域は、1つの候補位置のみに対応するが、異なるトリガー領域は、同じ候補位置に対応することができる。たとえば、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている候補位置は、候補位置1、候補位置2、及び候補位置3を含み、位置選択コントロールにおいては、4つのトリガー領域が含まれており、それぞれトリガー領域1、トリガー領域2、トリガー領域3、及びトリガー領域4である。トリガー領域1に対応する候補位置は、候補位置2であり、トリガー領域2に対応する候補位置は、候補位置3であり、トリガー領域3に対応する候補位置は、候補位置1であり、トリガー領域4に対応する候補位置は、候補位置2である。つまり、位置選択コントロールにおけるトリガー領域、及びトリガー領域と候補位置との間の対応関係によって、あるトリガー領域に対応する候補位置を間接的に選択することができる。本願の実施例において、位置選択コントロールにおけるトリガー領域は、第2操作に応答して表示されてもよく、表示されなくてもよい。
【0036】
いくつかの実施例において、位置選択コントロールの表示サイズは、予め設定することによって決定されてもよく、ユーザがカスタマイズすることによって設定されてもよい。選択可能に、端末機器は、第1カードと最も近い候補位置との間の直線距離を参照して位置選択コントロールの表示サイズを決定する。たとえば、位置選択コントロールの表示サイズは、該直線距離より小さい、又は、該直線距離とほぼ同じである。このような状況において、ユーザが位置選択コントロールに対して第2操作を行う操作距離は、第1コントロールを任意の1つの候補位置に直接ドラッグする移動距離よりも短いため、ユーザがカードのリリース操作を完了する時間長さの短縮に寄与する。位置選択コントロールは、ホイール形式のもの、及びキー形式のものを含むが、それらに限定されない。いくつかの実施例において、位置選択コントロールは、任意の形状、たとえば円形、扇形、及び長方形等のものであってもよく、位置選択コントロールの表示形状は、ゲームアプリケーションインタフェースにおける実際の表示内容に基づいて決定されてもよく、ユーザによって自主的に設定されてもよく、本願は、ここで限定しない。いくつかの実施例において、カードをリリースするユーザは、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて異なる個人的な操作習慣に基づいて異なるスタイルの位置選択コントロールを設定することができる。本願の実施例が提供する技術的解決手段は、位置選択コントロールについて自主的に設定することができ、異なるユーザのニーズを満たすことができ、感度に対する要求が高くないいくつかの操作については、比較的大きなサイズの位置選択コントロールを設置することによって、位置選択コントロールについてのその後の操作をより明確にすることができるため、誤タッチ等のため目標位置の決定ミスを招くことがない。
【0037】
いくつかの実施例において、位置選択コントロールは、第1カードの上の層に表示される。位置選択コントロールは、ゲームアプリケーションインタフェースにおける何らかの位置に表示することができる。位置選択コントロールの表示によるゲームアプリケーションインタフェースにおける他の表示情報に対する遮蔽を減少させるために、端末機器は、ゲームアプリケーションインタフェースにおける他の表示情報がない位置に位置選択コントロールを表示することができる。別のいくつかの実施例において、端末機器は、位置選択コントロールの表示透明度を調節することによって、位置表示コントロールがゲームアプリケーションインタフェースにおける他の表示情報を完全に覆うことがなく、位置選択コントロールの表示によるゲームアプリケーションインタフェースにおける他の表示情報に対する遮蔽を軽減させる。位置選択コントロールのゲームアプリケーションインタフェースにおける表示位置を決定する詳細な内容に関しては、下記の実施例が参照される。
【0038】
ステップ230:位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、複数の候補位置の中から目標位置を決定する。
【0039】
いくつかの実施例において、第2操作は、位置選択コントロールに作用して、目標位置を決定することに用いられる操作であり、第2操作は、位置選択コントロールに対して行われるタップ、長押し、スライド、ジェスチャー、及び音声等の操作を含むが、それらに限定されない。いくつかの実施例において、第2操作の操作方法は、位置選択コントロールの表示形式と関連する。たとえば、位置選択コントロールの表示形式がホイールである状況において、位置選択コントロールに対する第2操作は、位置選択コントロールの識別可能な領域内で連続するスライド操作を行うことである。また、たとえば、位置選択コントロールの表示形式がいくつかの連続して配列されたキーである状況において、位置選択コントロールに対する第2操作は、あるキーをタップする、又はいくつかの連続して配列されたキーに対してスライド操作を行うことである。本願は、第2操作の具体的なタイプ、及び表現形式について限定しない。
【0040】
いくつかの実施例において、端末機器は、位置選択コントロールに対する第2操作に応答して第1カードにおける目標位置を決定する。第2操作に基づいて複数の候補位置の中から目標位置を決定する具体的な過程は、下記の実施例が参照される。
【0041】
ステップ240:第1カードを目標位置のところにリリースする。
【0042】
いくつかの実施例において、第2操作によって複数の候補位置の中から目標位置を決定した後に、端末機器は、第1カードを目標位置のところにリリースし、それにより、第1カードは、目標位置の作用領域に作用を発揮して、第1カードのリリース過程を完了する。
【0043】
いくつかの実施例において、第1カードのリリース過程において、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて、たとえば第1カードが目標位置へ移動すること、及び第1カードが星のエフェクトになること等のリリース効果が、さらに同時に表示されることにより、カードのリリースがより鮮明になり、カードリリースの面白みを向上させる。
【0044】
以上のように、位置選択コントロールによって目標位置を選択し、ユーザが目標位置を選ぶようにドラッグ操作を行わない状況を回避し、ユーザ操作の簡略化に寄与する。位置選択コントロールの表示範囲がゲームアプリケーションインタフェースより小さいため、位置選択コントロールに対して行われる第2操作の操作距離が短く、目標位置を選ぶこと、及び第1カードを目標位置にリリースすることに必要な時間の短縮に寄与する。そして、ドラッグ距離が比較的遠い状況で、ドラッグ操作を利用してカードをリリースすることは片手で操作しにくく、操作の困難性が高い。本方法において、位置選択コントロールは、片手で操作することができ、カードをリリースする操作の困難性が高く、片手で操作しにくいという課題を回避する。同時に、第2操作が位置選択コントロールに対して行われるものであり、カードを目標位置にドラッグする必要があることに比べて、本方法は、目標位置を決定する過程において、ユーザ操作によるゲームアプリケーションインタフェースに対する遮蔽が少ないため、操作の遮蔽によるユーザ操作ミスにより第1カードを誤った位置にリリースするという状況の回避に寄与する。また、位置選択コントロールによって目標位置を選択するため、操作精度に対する要求が比較的低く、ユーザが候補位置を選ぶように第1カードをある1つの候補位置の応答領域にドラッグする必要がないため、操作の利便性の向上に寄与する。
【0045】
以下、複数の実施例によって、目標位置を決定する過程に対して紹介、及び説明を行う。
【0046】
いくつかの実施例において、複数の候補位置の中から目標位置を決定するステップは、端末機器が位置選択コントロールに対応する複数のトリガー領域の中から、第2操作の属性情報と合致する目標トリガー領域を決定するステップと、端末機器が複数の候補位置のうち目標トリガー領域に対応する候補位置を目標位置として決定するステップと、を含む。
【0047】
トリガー領域とは、位置選択コントロールにおける第2操作に応答することに用いられる領域を指す。いくつかの実施例において、位置選択コントロールは、少なくとも1つのトリガー領域に対応して第2操作に応答することに用いられる。たとえば、位置選択コントロールは、2つのトリガー領域に対応し、位置選択コントロールに対して縦方向の分割を行い、ここで、分割後に獲得された左側部分は、トリガー領域1に対応し、右側部分は、トリガー領域2に対応する。いくつかの実施例において、複数のトリガー領域と複数の候補位置との間が1対1で対応することとは、各トリガー領域についていずれも対応する候補位置が存在することを指す。同時に、1つのトリガー領域は、1つのみの候補位置に対応することができ、また1つの候補位置は、1つのみのトリガー領域に対応できる。これから分かるように、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている候補位置の数量は、位置選択コントロールに対応するトリガー領域の数量と等しい。
【0048】
いくつかの実施例において、トリガー領域と候補位置との対応関係は、予め設定されたものである。ユーザがトリガー領域と候補位置との間の対応関係を決定することを容易にするために、トリガー領域と候補位置との間の対応関係は、トリガー領域と位置選択コントロールとの間の対応関係、及び候補位置のゲームアプリケーションインタフェースにおける分布状況に基づいて決定することができる。図3に示すように、トリガー領域と候補位置との間の一種の対応方式を示している。ここで、位置選択コントロール310は、対応する3つのトリガー領域を有し、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カードの3つの候補領域が表示される。図3に示すように、3つのトリガー領域は、左から右へそれぞれ第1トリガー領域311、第2トリガー領域312、及び第3トリガー領域313であり、3つの候補領域は、左から右へそれぞれ第1候補位置321、第2候補位置322、及び第3候補位置323である。そうすると、トリガー領域と候補位置との分布関係に基づいて、位置選択コントロール310における最も左側のトリガー領域とゲームアプリケーションインタフェースにおける最も左側の候補位置とが互いに対応すると決定することができる。このように類推すると、すなわち、上記3つのトリガー領域と3つの候補位置との対応関係は、第1トリガー領域311が第1候補位置321に対応し、第2トリガー領域312が第2候補位置322に対応し、第3トリガー領域313が第3候補位置323に対応することになる。
【0049】
いくつかの実施例において、トリガー領域と候補位置との対応関係は、ユーザにより自主的に決定される。ユーザは、操作習慣に基づいてトリガー領域と候補位置との間の対応関係を調整することができる。図4は、トリガー領域と候補位置との間の別の対応方式を示す。ここで、位置選択コントロール410において4つのトリガー領域が含まれ、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて4つの候補位置が表示される。図4に示すように、4つのトリガー領域は、十字形に分布し、平面象限に従って分布しており、4つのトリガー領域は、それぞれ第1トリガー領域411、第2トリガー領域412、第3トリガー領域413、及び第4トリガー領域414であり、4つの候補位置は、それぞれ第1候補位置421、第2候補位置422、第3候補位置423、及び第4候補位置424である。ユーザは、操作習慣によって特定の対応関係を予め設定することができ、端末機器は、上記特定の対応関係に基づいて4つのトリガー領域と4つの候補位置との間の対応関係を以下のように決定する。第1トリガー領域411は、第1候補位置421に対応し、第2トリガー領域412は、第2候補位置422に対応し、第3トリガー領域413は、第4候補位置424に対応し、第4トリガー領域414は、第3候補位置423に対応する。
【0050】
第2操作の属性情報は、位置選択コントロールにおいて行われる第2操作と関連する情報を記述することに用いられる。第2操作の属性情報は、開始位置点、終了位置点、移動距離、方向情報、スタート時刻、終了時刻、及び継続時間の少なくとも1つを含む。ここで、開始位置点とは、第2操作が位置選択コントロールにおいてスタートする開始点を指す。終了位置点とは、第2操作が位置選択コントロールにおいて操作を終了する位置点、又は第2操作をトリガーする位置点を指す。方向情報とは、第2操作の位置選択コントロールにおけるトリガー方向を指す。たとえば、端末機器は、ある第2操作がゲームアプリケーションインタフェースの下部エッジに垂直に向くことを検出した場合、端末機器は、該第2操作の方向情報が下に向くことであると決定する。いくつかの実施例において、方向情報は、さらに開始位置点と、終了位置点との相対位置関係に基づいて決定されてもよい。たとえば、もし終了位置点が開始位置点の上方にあるなら、第2操作の方向情報は、上に向くということである。スタート時刻とは、端末機器が第2操作を識別した時刻を指す。終了時刻とは、端末機器が第2操作の終了を識別した時刻を指し、たとえば、端末機器は、ユーザの指が位置選択コントロールから離れた時刻を終了時刻として決定する。
【0051】
いくつかの実施例において、第2操作の属性情報において少なくともトリガー位置点が含まれる。トリガー位置点とは、端末機器が第2操作に応答した位置点を指す。トリガー位置点は、終了位置点であってもよく、たとえば端末機器は、ユーザによる位置選択機器に対する第2操作を識別した後に、識別したユーザの指がスクリーンから離れた位置点をトリガー位置点とする。端末機器は、第2操作の終了位置点に基づいて第1カードに対応する少なくとも1つの候補位置の中から目標位置を決定する。トリガー位置点は、ユーザが第2操作を1回完了するときに対応する位置点であってもよい。
【0052】
いくつかの実施例において、複数のトリガー領域と候補位置との間は、1対1で対応している。従って、第2操作に基づいて目標トリガー領域を決定した後に、目標トリガー領域に対応する候補位置を目標位置として直接決定することができる。
【0053】
別のいくつかの実施例において、トリガー領域と候補位置との間は、1対1で対応するものではなく、このときに、目標トリガー領域に対応する候補位置を直接目標位置とすることができない。トリガー領域と候補位置とが1対1で対応するものではない状況においては、目標位置を決定する方法に関して、下記の実施例が参照される。
【0054】
いくつかの実施例において、端末機器が位置選択コントロールに対応する複数のトリガー領域の中から、第2操作の属性情報と合致する目標トリガー領域を決定するステップは、第2操作の属性情報に基づき、第2操作のトリガー位置点の座標情報を決定するステップであって、座標情報は、トリガー位置点の横座標と、縦座標と、を含む、ステップと、トリガー位置点の横座標に基づいて、複数のトリガー領域の中から第1トリガー領域集合を決定するステップであって、第1トリガー領域集合における各々のトリガー領域は、いずれも横座標がトリガー位置点の横座標と同じである少なくとも1つの位置点を備える、ステップと、トリガー位置点の縦座標に基づいて、複数のトリガー領域の中から第2トリガー領域集合を決定するステップであって、第2トリガー領域集合における各々のトリガー領域は、いずれも縦座標がトリガー位置点の縦座標と同じである少なくとも1つの位置点を備える、ステップと、第1トリガー領域集合と第2トリガー領域集合との共通集合を取り、目標トリガー領域を決定するステップと、を含む。以下では、位置選択コントロールが3つのトリガー領域に対応し、第2操作が指のスライド操作であることを例として、端末機器が位置選択コントロールに対応する複数のトリガー領域の中から第2操作の属性情報と合致する目標トリガー領域を決定する過程を紹介しており、このような状況における複数のトリガー領域と複数の候補位置との間は、1対1で対応する。
【0055】
トリガー位置点の座標情報=(トリガー位置点のx軸における座標,トリガー位置点のy軸における座標)。
【0056】
位置選択コントロールは、3つのトリガー領域に対応し、それぞれ左側領域、中部領域、及び右側領域である。ここで、位置選択コントロールの左側領域の構成は、位置選択コントロールの左側領域の境界(すなわちこの境界を構成する各座標点)と、位置選択コントロールの中心点を原点として、位置選択コントロールの左側領域の境界を構成する左右両側のエッジ線に沿ってゲームアプリケーションインタフェースのエッジまで延びることで構成した左側領域の内外領域の境界と、を含む。位置選択コントロールの中部領域の構成は、位置選択コントロールの中間領域の境界(すなわちこの境界を構成する各座標点)と、位置選択コントロールの中心点を原点として、位置選択コントロール内の中間領域の境界を構成する左右両側のエッジ線に沿ってゲームアプリケーションインタフェースのエッジまで延びることで構成したホイールの内外領域の境界と、を含む。位置選択コントロールの右部領域の構成は、位置選択コントロールの右側領域の境界(すなわちこの境界を構成する各座標点)と、位置選択コントロールの中心点を原点として、ホイール内の右側領域の境界を構成する左右両側のエッジ線に沿ってゲームアプリケーションインタフェースのエッジまで延びることで構成したホイールの内外領域の境界と、を含む。
【0057】
いくつかの実施例において、端末機器は、上記獲得した各トリガー領域にそれぞれ対応する境界によって、第2操作に対して移動位置の検出判定を行う。
【0058】
もし第2操作のトリガー位置点の横座標、及び縦座標がいずれも位置選択コントロールの左側領域の境界(すなわちこの境界を構成する各座標点)内にあるなら、第2操作の移動位置の検出判定はパスである。
【0059】
又は、もし第2操作のトリガー位置点の横座標、及び縦座標がいずれも位置選択コントロールの中部領域の境界(すなわちこの境界を構成する各座標点)内にあるなら、第2操作の移動位置の検出判定はパスである。
【0060】
又は、もし第2操作のトリガー位置点の横座標、及び縦座標がいずれも位置選択コントロールの右側領域の境界(すなわちこの境界を構成する各座標点)内にあるなら、第2操作の移動位置の検出判定はパスである。
【0061】
又は、もし第2操作のトリガー位置点の横座標、及び縦座標が同じトリガー領域に同時に分布し得ないのであれば、第2操作の移動位置の検出判定はパスではない。たとえば、あるトリガー位置点が左側領域と中部領域との共通の境界にある場合、端末機器は、該トリガー位置点に対応する第2操作の移動位置の検出判定がパスではないと判断する。
【0062】
本願の実施例が提供する技術的解決手段は、端末機器が位置選択コントロールに対応する複数のトリガー領域の中から、第2操作の属性情報と合致する目標トリガー領域を決定することによって、第2操作の属性情報に基づいて目標トリガー領域を決定することができ、すなわち目標トリガー領域の決定は、第2操作に関連した操作である。従って、カードリリースをする者の操作技術に対してより試練を課し、カードの目標トリガー領域の決定方式を豊かにすることにおいて有利であり、ゲームのインタラクティブ性を高める。
【0063】
いくつかの実施例において、端末機器は、第2操作のトリガー位置点の横座標に基づき、第1トリガー領域集合を決定する。ここで、第1トリガー領域集合における各々のトリガー領域は、いずれも横座標がトリガー位置点の横座標と同じである少なくとも1つの位置点を備える。端末機器は、第2操作のトリガー位置点の縦座標に基づき、第2トリガー領域集合を決定する。ここで、第2トリガー領域集合における各々のトリガー領域は、いずれも縦座標がトリガー位置点の縦座標と同じである少なくとも1つの位置点を備える。端末機器は、第1トリガー領域集合と第2トリガー領域集合との共通集合を取り、目標トリガー領域を決定する。たとえば、第1トリガー領域集合は、トリガー領域1、及びトリガー領域2を含み、第2トリガー領域集合は、トリガー領域2、及びトリガー領域3を含み、第1トリガー領域集合、及び第2トリガー領域集合がいずれもトリガー領域2を含むため、端末機器は、トリガー領域2を目標トリガー領域とする。
【0064】
本願の実施例が提供する技術的解決手段は、第2操作の属性情報によって、第2操作のトリガー位置点の座標情報を決定し、トリガー位置の横座標、及び縦座標に基づいて、複数のトリガー領域の中から目標トリガー領域を決定する。すなわち、第2操作の属性情報に基づいて目標トリガー領域を決定することにより、目標トリガー領域の決定は、より正確になる。
【0065】
以下、トリガー領域と候補領域とが1対1で対応しない状況において、たとえばトリガー領域が複数の候補位置に対応する場合の、目標位置の決定方法を紹介する。
【0066】
いくつかの実施例において、複数の候補位置のうち目標トリガー領域に対応する候補位置に基づき、目標位置として決定するステップは、目標トリガー領域に対応する候補位置の数量が1つ以上である状況において、位置選択コントロールに対する第3操作に応答して、第3操作の属性情報に基づいて、1つ以上の候補位置の中から目標位置を決定するステップを含む。
【0067】
いくつかの実施例において、1つのトリガー領域に対応する候補位置は、1つ以上であり、つまりゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている候補位置の数は、位置選択コントロールに対応するトリガー領域の数とは等しくない。たとえば、候補位置の数は、トリガー領域の数より大きい。このような状況において、端末機器は、まず、候補位置を区画し、トリガー領域の数と等しい候補区画を獲得することができ、ここで、任意の1つの候補区画において少なくとも1つの候補位置が含まれる。つまり、1つのトリガー領域に対応する候補位置は、同じ候補区画に属しており、トリガー領域に対応する1つ以上の候補位置は、1つの候補区画と総称されてもよい。たとえば、位置選択コントロールは、a個のトリガー領域に対応し、ゲームアプリケーションインタフェースにおいてb個の候補位置が表示されている。端末機器は、上記b個の候補位置をa個の候補区画に分け、a、及びbは、正の整数であり、b>aである。いくつかの実施例において、少なくとも2つの候補区画において含まれる候補位置の数は等しい。たとえば、1つ前の実施例に従って、最初a-1個の候補区画においては、いずれも[b/a]個の候補位置(「[ ]」は、四捨五入記号である)が含まれ、a番目の候補区画においてb mod a個の候補位置(「mod」は、余り記号である)が含まれる。別のいくつかの実施例において、端末機器は、ゲームアプリケーションインタフェースをc個の領域に分け、ある1つの領域において表示されているすべての目標位置はいずれも同じ候補区画に属する。
【0068】
いくつかの実施例において、ユーザが第2操作を繰り返す回数を減少させるために、候補区画における候補位置の数は、位置選択コントロールに対応するトリガー領域の数以下である。すなわちあるトリガー領域に対応する1つ以上の候補位置の総数量は、位置選択コントロールにおけるトリガー領域の総数量より小さい。たとえば、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて15個の候補位置が表示され、位置選択コントロールにおいて4つのトリガー領域が対応する。そうすると、端末機器は、15個の候補位置を4つの候補区画に分けることができ、それぞれは第1候補区画、第2候補区画、第3候補区画、及び第4候補区画である。ここで、第1候補区画、第2候補区画、及び第3候補区画においてはそれぞれ4つの候補位置があり、第4候補区画において3つの候補位置が含まれる。上記方法によって、ユーザが15個の候補位置のうち任意の1つの候補位置を目標候補位置として決定しようとしても、位置選択コントロールに対して2回の操作(位置選択コントロールに対する第2操作、及び位置選択コントロールに対する第3操作)を行うだけでよい。いくつかの実施例において、候補位置を区画した後に、端末機器は、候補区画とトリガー領域との対応関係を確立するが、具体的な過程は、上記の実施例が参照される。
【0069】
端末機器は、位置選択コントロールに対する第3操作に応答して、第3操作の属性情報に基づいて、1つ以上の候補位置の中から目標位置を決定する。いくつかの実施例において、第3操作と第2操作の操作方法は、類似している。たとえば、第2操作と第3操作とは、いずれも位置選択コントロールの表示位置で行われるスライド操作である。別の実施例においては、第2操作及び第3操作とは異なる操作を指し、第3操作は、位置選択コントロールに作用し、且つ1つ以上の候補位置の中から目標位置を決定することに用いられる操作である。第3操作のタイプは、スライド、タップ、及び長押し等の操作であってもよく、本願の実施例は、第3操作の具体的なタイプ、及び表現形式について限定しない。たとえば、第2操作が位置選択コントロールの表示位置で行われるスライドである状況において、第3操作は、位置選択コントロールにおける任意の1つのトリガー領域をタップすることであってもよい。
【0070】
トリガー領域と候補区画との間に1対1で対応する関係が存在する状況において、端末機器は、第2操作の属性情報に基づいて目標区画を決定し、すなわち、端末機器は、第2操作の属性情報に基づいて目標トリガー領域に対応する1つ以上の候補位置を決定する。目標区画を決定した後に、ユーザは、位置選択コントロールに対して第3操作を行うことができる。端末機器は、ユーザによる第3操作の繰り返しに応答して、第3操作の属性情報に基づいて、目標区画において目標位置を決定する。いくつかの実施例において、第2操作の属性情報に基づいて目標区画を決定する方法は、第2操作の属性情報に基づいて目標位置を決定する方法と類似しており、第3操作の属性情報に基づいて目標位置を決定する方法も、第2操作の属性情報に基づいて目標位置を決定する方法と類似しており、具体的には、上記の実施例が参照される。
【0071】
本実施例において、トリガー領域の数量は、目標位置領域の数量より小さい。このような状況において、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1オブジェクトをリリースすることができる候補位置の数は比較的多く、スクリーンを遮蔽しないためには位置選択コントロールの表示サイズに限りがある。もし端末機器が候補位置とトリガー領域との1対1で対応する関係を直接確立するならば、あるトリガー領域のサイズが比較的小さくなる状況を引き起こす可能性があり、ユーザが位置選択コントロールに対して第2操作を行うことで目標位置を選ぶことが困難になる。第2操作を行うときに、トリガー領域を1つ以上の候補位置に対応させることによって、且つ第3操作によって、第2操作で決定された1つ以上の候補位置の中から目標候補位置を決定する。一方では、候補位置の数量に基づいてトリガー領域のサイズを変える必要がなく、端末機器の計算量の減少に寄与し、他方では、ユーザが位置選択コントロールに対する第2操作、及び第3操作によって目標位置を正確に選択することにおいて有利になることにより、目標位置を選ぶ操作がより容易で迅速となる。
【0072】
上記2つの実施例において、第2操作の目標トリガー位置点により目標トリガー領域を決定し、目標トリガー領域に基づき目標位置を決定する方法が説明されている。別のいくつかの実施例において、端末機器は、第2操作の運動属性に基づいて目標位置を決定する。
【0073】
端末機器は、第1カードに対する第1操作に応答して、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて位置選択コントロールを表示する。選択可能に、端末機器は、少なくとも1つの候補位置の中から初期位置を決定し、初期位置は、少なくとも1つの候補位置に属する。その後に、端末機器は、位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、目標位置を決定する。
【0074】
いくつかの実施例において、端末機器が位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、目標位置を決定するステップは、第2操作が運動条件を満たす状況において、目標位置を決定するステップを含む。
【0075】
運動条件とは、ある運動方向における運動距離が距離閾値以上であることを指す。いくつかの実施例において、端末機器は、第2操作の運動距離、及び運動方向を検出し、第2操作のある運動方向に沿う運動距離が距離閾値を超える状況において、端末機器は、第2操作の運動方向に基づいて、少なくとも1つの候補位置の中から目標位置を決定する。たとえば、端末機器は、第2操作の運動方向が向く候補位置を目標位置とする。また、たとえば、端末機器は、第2操作が運動条件を満たすと決定した後に、第1方向に従って少なくとも1つの候補位置の中から、目標位置を決定する。少なくとも1つの候補位置がゲームアプリケーションインタフェースにおいて重複しておらず、すなわち、少なくとも1つの候補位置の横座標(又は縦座標)が繰り返さないと仮定すると、候補位置の横座標(又は縦座標)に従って少なくとも1つの候補位置を排列させることができる(例えば、候補位置の横座標に従って大から小の順で排列させる)。第2操作が運動条件を満たした後に、横座標が大から小の順序に従って少なくとも1つの候補位置の中から目標位置を決定する。
【0076】
別のいくつかの実施例において、運動条件は、第2操作の操作時間長さが閾値を満たすことである。いくつかの実施例において、端末機器は、第2操作の操作時間長さが閾値を満たすと検出した場合、例えば第2操作がスライド操作であり、操作の終点位置でのスライド操作の滞在時間長さが閾値を満たすと検出した場合、滞在時間長さが閾値を満たす終点位置を目標位置として決定する。別のいくつかの実施例において、カードの数量が1つより大きい状況において、第2操作がスライド操作であり、始点位置の後の、第1位置での滞在時間長さが閾値より大きく、第1位置がスライド操作の中間位置である場合に、第1位置を目標位置として決定し、且つカードをリリースする。このときに、スライド操作が終了しておらず、第2位置での滞在時間長さも閾値より大きいと検出し、第2位置がスライド操作の中間位置である場合には、引き続き第2位置を目標位置として決定し、且つカードをリリースする。このように類推して、カードの全部をリリースするまで続ける。すなわち、1回の第2操作に応答して、複数の目標位置を決定し、且つ複数枚のカードをリリースすることができる。本願の実施例が提供する技術的解決手段は、1回の第2操作によって、複数回のカードのリリースを実現し、カードのリリース効率の向上において有利であり、且つカードのリリース困難性を高め、カードリリースの面白みを向上させる。
【0077】
選択可能に、第2操作は、位置選択コントロールにおいて行われるスライド操作である。位置選択コントロールが押されている状況において、すなわちユーザの指が位置選択コントロールから離れず、端末機器は、第2操作が運動条件を満たすか否かをリアルタイムで判断することができる。第2操作が運動条件を満たす状況において、端末機器は、候補位置の中から目標位置を絶えず再決定する。
【0078】
いくつかの実施例において、端末機器は、第2操作が第1条件を満たす状況において、複数の候補位置の中から目標位置を決定することをキャンセルする。いくつかの実施例において、第1条件は、第2操作の操作タイプが第1操作タイプであることである。いくつかの実施例において、第1条件は、第2操作の操作終点位置が第1領域にあることである。いくつかの実施例において、第1条件は、第2操作の操作方向が第1方向であることである。いくつかの実施例において、第1条件は、下向きのスライド操作である。端末機器は、第2操作に対して下向きのスライド距離の検出を行うことによって、複数の候補位置の中から目標位置を決定することをキャンセルするか否かを決定する。いくつかの実施例において、端末機器は、第2操作の属性情報によって第2操作が下向きにスライドする操作であるか否かを決定する。操作精度の影響を受けるため、ユーザが第2操作を行う過程において、端末機器が検出した下向きのスライドは、必ずしも完全に-90°方向におけるスライド操作ではない。従って、下向きのスライドは、スライド角度が(-90°+e°,-90°-f°)のスライド範囲内にあるスライド操作であってもよく、ここで、e、及びfは、正数である。いくつかの実施例において、端末機器は、第2操作の属性情報に基づいて第2操作の方向情報を決定する。もし第2操作の方向情報に対応する数値が上記スライド範囲に属するなら、端末機器は、第2操作が下向きのスライドに属すると決定する。もし第2操作の方向情報に対応する数値が上記スライド範囲に属しないなら、端末機器は、第2操作が下向きのスライドに属しないと決定する。
【0079】
いくつかの実施例において、端末機器は、属性情報によって第2操作のトリガー位置点の座標情報を決定し、且つトリガー位置点の座標情報と位置選択コントロールの中心点の座標情報との位置関係を比較することで、複数の候補位置の中から目標位置を決定することをキャンセルするか否かを決定する。もしトリガー点の縦座標が位置選択コントロールの中心点の縦座標より小さいなら、第2操作のトリガー位置点が位置選択コントロールの中心点の下方にあることを意味し、且つ上記方向情報が下向きのスライドであることによって、端末機器は、該第2操作が下向きのスライド操作に属すると決定する。選択可能に、端末機器は、複数の候補位置の中から目標位置を決定することの表示をキャンセルする。もしトリガー点の縦座標が位置選択コントロールの中心点の縦座標以上であるなら、第2操作が下向きのスライド操作に属しないことを意味し、端末機器は、第2操作のトリガー点の属性情報に基づいて第2トリガー点に対応する目標位置を決定し、且つ第1カードを目標位置にリリースする。
【0080】
いくつかの実施例において、複数の候補位置の中から目標位置を決定することをキャンセルする前に、端末機器は、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて選択キャンセル提示情報を表示する。選択可能に、端末機器は、選択キャンセル提示情報を第1カードの表示位置に表示する。図5に示すように、端末機器は、第2操作の属性情報が条件を満たす状況において、第1カード510の表示位置に選択キャンセル提示情報515を表示することで、第2操作が選択キャンセル操作に属することをユーザに提示する。選択キャンセル提示情報を表示することによって、ユーザは、第2操作の属性情報を速やかに了解することができ、それにより第2操作の方向、及び範囲等を速やかに調整する。
【0081】
いくつかの実施例において、端末機器は、第2操作が第1条件を満たす状況において、位置選択コントロールの表示をキャンセルする。
【0082】
選択可能に、端末機器は、第2操作の属性情報が第1条件を満たすか否かを判断することによって、位置選択コントロールの表示をキャンセルするタイミングを決定する。位置選択コントロールの表示のキャンセルを増加させることによって、ユーザは、位置選択コントロールに対する第2操作によって目標位置を決定した後に、決定した上記目標位置をキャンセルすることができる。ユーザがゲームアプリケーションインタフェースにおける実際の状況に基づいて戦略を速やかに変える状況において、第2操作は、ユーザが戦略を変えることに伴って速やかに変更することができ、第2操作の柔軟性を向上させる。
【0083】
本願の実施例が提供する技術的解決手段において、第2操作が第1条件を満たす状況において、複数の候補位置の中から目標位置を決定することをキャンセルすることは、誤タッチの状況、又はカードリリース者がリリース過程においてリリースをキャンセルしようとする状況を効果的に回避することができる。従って、リソースの無駄を効果的に回避することができ、カードのリリースをより柔軟的にし、より使いやすくする。
【0084】
以下、位置選択コントロールの表示位置を決定する方法に対して紹介、及び説明を行う。
【0085】
いくつかの実施例において、端末機器が位置選択コントロールを表示するステップは、端末機器が第1カードの表示位置に基づき、位置選択コントロールの表示位置を決定するステップと、端末機器が位置選択コントロールの表示位置のところに、位置選択コントロールを表示するステップと、を含む。
【0086】
位置コントロールを表示する前に、端末機器は、第1カードの表示位置を決定する必要がある。いくつかの実施例において、端末機器は、第1カードに対して行われる第1操作に基づいて第1カードの表示位置を決定することができる。たとえば、第1カードに対する第1操作が長押し操作であれば、端末機器は、長押し操作のトリガー点に基づいて第1カードの表示位置を決定することができる。別のいくつかの実施例において、端末機器は、第1カードの表示データを呼び出すことによって、第1カードの表示位置を決定する。たとえば、第1カードの表示データにおいて第1カードの中心点の表示座標が含まれる。端末機器は、第1カードの表示座標、及び第1カードの表示サイズに基づいて第1カードの表示位置を決定することができる。説明する必要がある点として、第1カードの表示位置は、第1カードの任意の1つの表示点の座標であってもよく、たとえば第1カードの表示位置とは、第1カードの中心点での表示位置を指し、第1カードのゲームアプリケーションインタフェースにおける表示範囲であってもよく、すなわち第1カードの表示位置において、第1カードにおける複数の表示点にそれぞれ対応する座標が含まれる。
【0087】
いくつかの実施例において、第1操作と第2操作とは、連続的な操作である。連続的な操作とは、第1操作と第2操作との間で、ユーザの指がスクリーンから離れないことを指す。もちろん、もしユーザの指がスクリーンから離れるとすれば、第1キーを利用し、且つ第1操作と第2操作とを同時に、又は前後して実行する方式によって、第1操作と第2操作とを同時に作用させることができ、第1操作と第2操作とが連続的な操作であると見なすこともできる。ユーザの指がスクリーンから離れる必要がないことにより、第1操作、及び第2操作をよりスムーズに行うことができる。ユーザは、第1操作を行った後に、指とスクリーンとの接触位置を変える必要がない、又は指を位置選択コントロールにスライドすることによって、第2操作を直接行うことができる。選択可能に、端末機器は、位置選択コントロールを第1カードの表示位置に表示することができ、それにより、ユーザは、第1操作を行った後に、直ちに位置選択コントロールに対して操作を行うことができる。上記方法によって、ユーザは、第1操作を行う指の接触点を基準として、指を位置選択コントロールに直接移動(又は移動しない)しやすく、第1操作から第2操作への切り替えの困難性を低減させ、第2操作の精度の向上に寄与する。
【0088】
いくつかの実施例において、位置選択コントロールの表示位置と第1カードの表示位置との間の距離を第1閾値以下にするように制御することによって、第1操作と第2操作との操作間隔を縮小し、第1操作と第2操作との間に指がスクリーンから離れる必要性を低減させることができることにより、第1操作と第2操作とが連続的な操作になる。第1カードの表示位置を決定した後に、端末機器は、第1カードの表示位置に基づき、位置選択コントロールの表示位置を決定する。いくつかの実施例において、端末機器は、第1カードの表示位置、及び第1閾値に基づいて、位置選択コントロールの表示位置を決定する。たとえば、第1カードの表示位置とは、第1カードの中心点の表示座標を指し、具体的には(x0,y0)であり、第1閾値が20画素であり、そうすると、端末機器が第1カードの表示位置、及び第1閾値に基づいて決定した位置選択コントロールの表示位置の選択可能な領域は、(x-x0)+(y-y0)=400となる。選択可能に、(x,y)は、位置選択コントロールの中心点の表示座標である。第1閾値は、事前に設定されたものであってもよく、第1閾値の具体的な数値は、第1操作、及び第2操作の具体的な方法に基づいて決定されるため、本願は、ここで限定しない。特に、第1閾値の数値は、0に等しく、すなわち端末機器は、第1操作に応答して、第1オブジェクトの表示位置において位置選択コントロールを表示する。
【0089】
図6は、位置選択コントロールの一種の表示位置を示す。いくつかの実施例において、位置選択コントロール620の表示位置は、第1カード610の表示位置を超えることがない。たとえば、位置選択コントロール620は、第1カード610の上の層に表示される。いくつかの実施例において、端末機器は、第1カード610に対する第1操作に応答して、第1カード610の表示位置から第1閾値より小さい範囲内に位置選択コントロール620を表示する。たとえば、第1操作は長押し操作であり、図7は、一種の第1操作の操作方法を示しており、第1オブジェクト710の表示位置に長押し操作を行って、第1オブジェクト710を選ぶことができ、第2操作は、スライド操作である。端末は、ユーザが第1カードに対して長押し操作を行うことに応答して、第1カードの表示位置との間の距離が第1閾値より小さい位置に位置選択コントロールを表示する。このときに、ユーザは、指を離す必要がなく、又は指の位置を少し移動させるだけで位置選択コントロールに対するスライド操作を行うことができる。
【0090】
位置選択コントロールの表示位置と第1カードの表示位置との間の距離を第1閾値以下にするように制御することによって、一方では、ユーザは、第1カードに対するその第1操作を行った後に、操作位置を比較的大きく変化させる必要がなく(第1操作のトリガー位置点ですら)、位置選択コントロールに対して第2操作を行うことができ、第1操作と第2操作との間の連続性が増して、カードリリース方法の操作ステップの簡略化に寄与する。また、他方では、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている位置選択コントロールによるゲームアプリケーションインタフェースにおける他の表示情報に対する遮蔽の減少に寄与する。また、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて位置選択コントロールを表示し、ユーザによる位置選択コントロールに対する第2操作がゲームアプリケーションインタフェースにおける他の表示情報を遮蔽することによって、ユーザが重要なゲーム情報を漏洩し得ることを回避する。
【0091】
別のいくつかの実施例において、第1操作と第2操作とは、非連続的な操作である。非連続的な操作とは、第1操作と第2操作との間で、ユーザの指がスクリーンから離れることを指す。選択可能に、このような状況において、ユーザは、両手を利用して第1操作と第2操作とをそれぞれ行うことができる。たとえば左手を利用して第1操作を行い、右手を利用して第2操作を行うことにより、第1操作と第2操作とを非連続的な操作にし、操作のリズムを増加させる。また、両手を利用して第1操作と第2操作とをそれぞれ行う状況において、ユーザの両手は、いずれもカードのリリース過程に関与することができるため、操作の快適さの向上に寄与する。いくつかの実施例において、端末機器は、位置選択コントロールの表示位置と第1カードの表示位置との間の距離を制御して該距離を第2閾値以上にすることにより、第1操作と第2操作とを非連続的な操作にする。
【0092】
いくつかの実施例において、第2閾値は、第1閾値以上である。図8に示すように、別の位置選択コントロールの表示位置を示す。いくつかの実施例において、第1カード810は、ゲームアプリケーションインタフェースにおける一方側に表示され、位置選択コントロール820は、ゲームアプリケーションインタフェースの他方側に表示される。図8では、第1カード810は、ゲームアプリケーションインタフェースの左側に表示され、位置選択コントロール820は、ゲームアプリケーションインタフェースの右側に表示される。このような状況において、ゲームアプリケーションインタフェースにおける位置選択コントロールの表示による、ゲームアプリケーションインタフェースにおける他の情報の表示に対する遮蔽の回避に寄与する以外には、第1カードを遮蔽することがない。ユーザが第2操作を完了する前に、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている第1カードの属性情報に基づいて、第1カードを置くか否かを確認することができる。第1カードに対する第1操作が誤っているためにゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている他のカードを誤って選択する状況をもたらすことを回避する。また、本実施例において、第1カードに対する第1操作、及び位置選択コントロールに対する第2操作を、両手で操作して操作の快適さを向上させてもよい。
【0093】
いくつかの実施例において、第2操作が表示条件を満たす状況において、端末機器は、ユーザ表示インタフェースにおいて選択キャンセルコントロールを表示する。図9に示すように、端末機器は、第2操作が表示条件を満たすと識別した後に、位置選択コントロール920の右上隅に選択キャンセルコントロール925を表示する。ユーザが位置選択コントロール920から選択キャンセルコントロール925にスライドした後に、端末機器は、複数の候補カード940の中から第1カード910を選ぶことをキャンセルする。
【0094】
本願の実施例が提供する技術的解決手段において、第1操作と第2操作とを連続的な操作、及び非連続的な操作に分け、操作の形式を豊かにし、更にカードリリースの形式を豊かにすることにより、カードのリリースは、より柔軟性、及び多様性を有することになる。
【0095】
以下において、第1操作、及び第2操作の正確性を向上させる方法に対して紹介、及び説明を行う。いくつかの実施例において、位置選択コントロールにおいて複数の指示要素が表示されており、複数の指示要素は、複数の候補位置に1対1で対応している。この方法は、端末機器が複数の指示要素のうちの目標位置に対応する目標指示要素と、複数の指示要素のうち目標指示要素以外の他の指示要素とを区別して表示するステップをさらに含む。
【0096】
指示要素は、位置選択コントロールにおける目標トリガー領域を指示することに用いられる。いくつかの実施例において、複数の指示要素は、位置選択コントロールのエッジに表示されてもよく、位置選択コントロールの中心位置に表示されてもよい。図10に示すように、それは、指示要素の一種の表示方法を示す。ここで、指示要素1022は、位置選択コントロール1020のエッジに表示される。いくつかの実施例において、複数のトリガー領域と複数の候補位置との間は1対1で対応し、且つ複数の指示要素と複数の候補位置とが1対1で対応するため、複数のトリガー領域と複数の指示要素との間も1対1で対応する。いくつかの実施例において、第2操作のトリガー位置点があるトリガー領域に属する状況において、該トリガー領域は、目標トリガー領域であり、それに対応する候補位置は、目標位置であり、目標位置に対応する指示要素は、目標指示要素である。たとえば、指示要素1は、候補位置aに対応し、トリガー領域1は、候補位置aに対応し、それでは、指示要素1とトリガー領域2との間に対応関係が存在する。
【0097】
端末機器は、目標指示要素と他の指示要素とを区別して表示する。区別して表示する方法は、文字区別表示、色区別表示、輝度領域化表示、パターン区別表示、及びアニメーション区別表示を含むが、それらに限定されない。図10は、指示要素の一種の表示方法を示しており、ここで、位置選択コントロール1020における目標指示要素1023と他の指示要素1022との表示サイズが異なる。
【0098】
ある状況において、ユーザが目標選択コントロールに対して第2操作を行う過程において、指が目標選択コントロールにおける一部の内容を遮る可能性があるが、位置選択コントロールにおいてトリガー領域に1対1で対応する複数の指示要素を表示すること、また目標指示要素以外の他の指示要素を区別して表示することによって、ユーザは、区別して表示されている目標指示要素によって第2操作の目標トリガー領域、及び目標位置を決定することができる。いくつかの実施例において、トリガー領域に対応する指示要素は、トリガー領域の上方に表示される。目標指示要素を区別して表示することによって、第2操作のトリガー点位置を調整することに用いられる方向指示を提供することができる。たとえば、位置選択コントロールにおいて、3つのトリガー領域(トリガー領域1、トリガー領域2、及びトリガー領域3)、及び3つの指示要素(指示要素1、指示要素2、及び指示要素3)が含まれており、3つのトリガー領域は、左から右へ順に並び、指示要素は、対応するトリガー領域の上方に表示される。第2操作のトリガー位置点がトリガー領域2に属するときに、端末機器は、指示要素2を区別して表示し、たとえば端末機器は、指示要素2の表示輝度を向上させる。もしユーザが、選んだ目標位置がトリガー領域2に対応する候補位置の左側に位置することを望むならば、区別して表示されている指示要素2に基づいて、ユーザは、左へ指を移動することができ、それにより、第2操作のトリガー位置点をトリガー領域1に属させることができる。端末機器は、調整後の第2操作に基づき、指示要素1を区別して表示し、且つ指示要素2に対する区別表示をキャンセルすることにより、調整後の第2操作は、ユーザが望む目標位置を選ぶことができる。位置選択コントロールにおいて複数の指示要素が表示されていることによって、ユーザが位置選択コントロールに対する第2操作を行うときに指示情報を提供し、ユーザが第2操作に対応する目標トリガー領域、及び目標位置を識別することを支援することができる。また端末機器は、ユーザが位置選択コントロールにおいて第2操作を行うトリガー位置点で目標指示要素を区別して表示することができ、ユーザが第2操作を行うときのインタラクティブ感の向上に寄与する。
【0099】
いくつかの実施例において、端末機器は、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて提示情報を表示し、提示情報は、第2操作が決定した目標位置を提示することに用いられる。選択可能に、提示情報の表示形式は、目標位置の表示形式を変え、目標位置を区別して表示することと、ゲームアプリケーションインタフェースに第1カードと目標位置との対応模式情報、たとえば提示アイコンを表示することと、提示文字、及びアイコン等を表示することと、を含むが、それらに限定されない。
【0100】
いくつかの実施例において、端末機器が複数の候補位置の中から目標位置を決定するステップの後に、目標位置と、複数の候補位置のうち目標位置以外の他の候補位置とを区別して表示するステップをさらに含む。
【0101】
目標位置と、他の候補位置とを区別して表示する方法は、色、輝度、図形、及び文字を区別して表示することを含むが、それらに限定されず、区別して表示する方法は、実際の状況に基づいて決定されるため、本願は、ここで限定しない。図10に示すように、端末機器は、目標位置1030の外周にリングマーク1032を表示することによって、目標位置と、複数の候補位置のうち目標位置以外の他の候補位置とを区別して表示することを実現する。
【0102】
いくつかの実施例において、提示情報の提示効果を強化することを考慮すると、提示情報は、第1カードから目標位置に向くアイコンであってもよく、たとえば提示情報は、第1カードから目標位置に向く放物線、又は矢印標識等であってもよい。図10に示すように、提示情報1040の一種の表示形式は、第1カードから目標位置に向く矢印である。
【0103】
いくつかの実施例において、提示情報は、第2操作の変化に伴って変化する。図11に示すように、第1オブジェクト1110を選んだ後に、第2操作に対応する目標領域は、トリガー領域1であり、対応する目標位置は、第1候補位置1130である。ユーザは、位置選択コントロール1120において指を移動して第2操作に対応する目標領域を変更させることによって、目標領域はトリガー領域3になり、対応する目標位置は第3候補位置1132になり、ユーザが第2操作によって目標領域を変更させる過程において、指示情報1140は、目標位置が変わることに伴ってリアルタイムで変わることができる。別のいくつかの実施例において、提示情報は、第2操作の変化に伴って変化せず、端末機器は、第2操作によって目標位置を決定した後に、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて提示情報を表示する。
【0104】
いくつかの実施例において、第1カードに対する第1操作に応答して、ゲームアプリケーションインタフェースにおいてマッピング指示線を表示する。図12に示すように、端末機器は、第1カード1210に対する第1操作に応答して、ゲームアプリケーションインタフェースにおいてマッピング指示線1220を表示する。いくつかの実施例において、端末機器は、第1カードに対する第5操作に応答して、マッピング指示線が向く候補位置を変える。ここで、第1カードに対する第5操作は、第1カードの表示位置において第2操作のトリガー位置点を小さな範囲で変えることであり、たとえば、指が第1カードの表示位置において小さな範囲でスライドすることである。いくつかの実施例において、第2操作が第1カードの表示範囲を超えた後に、端末機器は、複数の候補位置の中から目標位置を決定することをキャンセルする。
【0105】
本実施例は、位置選択コントロールの代わりにマッピング指示線を利用する方法を提供し、ゲームアプリケーションインタフェースにおいてマッピング指示線を表示することにより、ゲームアプリケーションインタフェースに対する遮蔽がより少なくなる。従って、提示情報を利用して第2操作が決定した目標位置を提示することは、目標位置の位置をユーザに比較的に明確で直感的に指示することができ、カードリリースエラーの発生回数を減少させ、操作の困難性を更に低下させ、複数回の操作ミスによる機器の不要な処理オーバーヘッドを低減させることができる。
【0106】
いくつかの実施例において、端末機器が複数の候補位置の中から目標位置を決定するステップの後に、方法は、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている第2カードに対する第4操作に応答して、位置選択コントロールを表示するステップであって、且つ目標位置は、選択された状態にある、ステップをさらに含む。
【0107】
いくつかの実施例において、第4操作は、第2カードに作用して位置選択コントロールを表示することに用いられる操作である。第4操作は、タップ、長押し、及びスライド操作を含むが、それらに限定されず、具体的な第4操作のタイプ、及び表現形式について、本願は限定しない。ここで、第4操作は、第1操作と同じタイプの操作であってもよく、異なるタイプの操作であってもよい。
【0108】
いくつかの実施例において、第2カードとは、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されており、且つ第1カードに対応する少なくとも1つの候補位置にリリースすることができる表示カードを指す。目標位置を選んだ後に、ユーザは、目標位置のところにリリースする必要があるカードを入れ替えることができる。もしユーザが第1カードを入れ替えることのみを必要とし、変える必要がないのであれば、第2カードに対する第4操作を継続することによって、ユーザは、第2カードを直接選択して第1カードに対応する目標位置を第2カードに対応する目標位置として決定することができる。更に、ユーザは、第2カードを該目標位置にリリースすることができるため、第2カードを選んだ後に、同じ目標位置を再選択する必要がない。
【0109】
いくつかの実施例において、端末機器は、少なくとも1つの候補位置の中から第1カードに対応する目標位置を決定した後に、端末機器は、第2カードに対する第4操作に応答して、位置選択コントロールを表示する。選択可能に、該位置選択コントロールの表示位置は、第2カードの表示位置に基づいて決定することができ、具体的な方法は、上記の実施例が参照される。いくつかの実施例において、目標位置が選ばれている状態にある状況において、端末機器は、第2カードに対する第6操作に応答して、第2カードを目標位置のところにリリースする。いくつかの実施例において、端末機器は、位置選択コントロールに対する第7操作に応答して、少なくとも1つの候補位置の中から第2カードに対応する目標位置を再決定する。いくつかの実施例において、第7操作は、第2カードに作用して位置選択コントロールを表示することに用いられる操作である。第7操作は、タップ、長押し、及びスライド操作を含むが、それらに限定されず、具体的な第7操作のタイプ、及び表現形式について、本願は限定しない。選択可能に、位置選択コントロールに対する第7操作によって決定した目標位置は、第2カードに対して行われる第4操作が選んだ目標位置と同じであってもよく、異なってもよい。いくつかの実施例において、位置選択コントロールに対して行われる第2操作と第7操作とは、同じタイプの操作である。第2カードに対する第4操作に応答することによって、目標位置を再び選ぶステップを減少させ、目標カード(目標カードは、第1カード、又は第4操作を行った後の第2カードである)をリリースする過程における冗長なステップの減少に寄与することにより、目標カードをリリースする過程をより簡潔にする。
【0110】
図13は、第2カードに対する第4操作の模式図を示す。第4操作は、第1カード1310から第2カード1320に向くスライド操作であってもよく、又は、第4操作は、第2カード1320に対する長押し操作等であってもよい。
【0111】
いくつかの実施例において、位置選択コントロールを表示するステップの後に、端末機器が複数の候補位置のうちの推薦候補位置を初期化の目標位置とするステップをさらに含む。ここで、推薦候補位置は、複数の候補位置の中から決定された、第1カードとの間の適合度が第2条件を満たす候補位置である。
【0112】
いくつかの実施例において、第2条件とは、適合度のスコアの最大値を指す。選択可能に、複数の候補位置について、第1カードの属性情報に基づいて、第1カードとの間の適合度のスコアをそれぞれ決定し、複数の適合度のスコアの最大値と対応する候補位置を推薦候補位置として決定する。ここで、適合度のスコアの決定は、ニューラルネットワークモデル等のいくつかのスコア決定モデルに基づき獲得することができるが、本願は限定しない。ここで、第1カードの属性情報は、第1カードのリリースオブジェクトの属性情報、及びカードをリリースするユーザアカウントの属性情報を含むが、それらに限定されない。
【0113】
いくつかの実施例において、候補位置の適合度は、第1カードの属性に関連する。いくつかの実施例において、第1カードの属性とは、第1カードによるゲームアプリケーションインタフェースにおける他の表示内容に対する影響能力を指す。たとえば第1カードは、カードであって、該第1カードの属性が進攻であり、端末機器は、該第1カードの属性に基づいて、ゲームアプリケーションインタフェースにおける進攻に適合する候補位置を初期化の目標位置として決定し得る。
【0114】
いくつかの実施例において、端末機器は、ユーザの操作習慣を記録し、ユーザの操作習慣に基づいて、少なくとも1つの候補位置の中から初期化の目標位置を決定する。たとえば、ユーザがゲームアプリケーションインタフェースにおける左側の候補位置に第1カードをリリースすることに慣れている場合、端末機器は、ゲームアプリケーションインタフェースにおける左側の候補位置のうち任意の1つを初期化の目標位置として決定する。
【0115】
本願の実施例が提供する技術的解決手段は、複数の候補位置のうち第1カードとの間の適合度が第2条件を満たす位置を初期化の目標位置とすることによって、つまり、異なる条件を設定することによって異なる目標位置を決定することができる。適合度が第2条件を満たすことに基づき獲得した目標位置は、ユーザのニーズを比較的に良好に満たし、その後の目標位置についての変え操作を減少させることができ、処理オーバーヘッドの節約において有利であり、操作の困難性を低下させることができる。
【0116】
図14に示すように、第1カードを目標位置に移動する前に、端末機器は、ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード1410を表示する。
【0117】
説明する必要がある点として、目標位置の決定、位置選択コントロールの表示位置の決定、及び第1操作と第2操作との正確性を向上させる方法に関しての上記各実施例の間においては、自由に組み合わせを行うことができる。
【0118】
図15に示すように、それは、本願の1つの実施例が提供するカードリリース方法の模式図を示す。
【0119】
端末機器は、カードに対する長押し操作(第1操作)に応答して、長押し時間の長さが時間閾値を満たすか否かを判断する。長押し時間の長さが時間閾値より短い状況において、端末機器は、該長押し操作が無効であると決定する。長押し時間の長さが時間閾値以上である状況において、端末機器は、トリガー位置点の横座標(縦座標)が少なくとも1つの候補領域に属するか否かを判断する。もしトリガー位置点の横座標(縦座標)が少なくとも1つの候補領域に属さないならば、端末機器は、第2操作がキャンセルであるか否かを判断する。もし第2操作がキャンセル操作であるなら、端末機器は、目標位置を決定することをキャンセルする。もし第2操作がキャンセル操作ではないなら、端末機器は、現在の操作が無効であると判断する。もしトリガー位置点の横座標、及び縦座標がいずれも少なくとも1つの候補領域に属するなら、端末機器は、カードに対応する目標位置を決定してカードを目標位置にリリースする。
【0120】
上記各実施例において紹介されたカードリリース方法は、さらにオブジェクトリリース方法とすることができる。すなわち第1カードは、さらに第1オブジェクトであってもよく、該第1オブジェクトとは、ユーザインタフェースにおいて表示されており、表示位置を人為的に変えることができる表示オブジェクト(例えばアプリケーションアイコン)を指す。該オブジェクトリリース方法は、アプリケーションアイコンをユーザインタフェースにおける目標位置にリリースする応用シーンに応用することができる。それにより、アプリケーションアイコンを目標位置にドラッグしてリリースすることによる不便な操作を解決し、リリース操作の速度を向上させ、リリース操作によるインタフェースに対する遮蔽を減少させる。説明する必要がある点として、第1オブジェクトがアプリケーションアイコンであることは、例示的に説明するものに過ぎず、本方法は、さらにオブジェクトを目標位置にドラッグする他の応用シーンを置き換えることができる。
【0121】
下記は、本願の装置の実施例であり、本願の方法の実施例を実行することに用いることができる。本願の装置の実施例における開示されていない細部について、本願の方法の実施例が参照される。
【0122】
図16は、本願の1つの例示的な実施例が提供するカードリリース装置のブロック図を示す。該装置は、ソフトウェア、ハードウェア、又は両者を併合することによって端末機器の全部、又は一部となるように実現できる。該装置1600は、インタフェース表示モジュール1610、コントロール表示モジュール1620、位置決定モジュール1630、及びカードリリースモジュール1640を含んでもよい。
【0123】
インタフェース表示モジュール1610は、ゲームアプリケーションインタフェースを表示することに用いられる。上記ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、及び上記第1カードに対応する複数の候補位置が表示されている。
【0124】
コントロール表示モジュール1620は、上記第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示することに用いられる。
【0125】
位置決定モジュール1630は、上記位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、上記複数の候補位置の中から目標位置を決定することに用いられる。
【0126】
カードリリースモジュール1640は、上記第1カードを上記目標位置のところにリリースすることに用いられる。
【0127】
いくつかの実施例において、位置決定モジュール1630は、上記位置選択コントロールに対応する複数のトリガー領域の中から、上記第2操作の属性情報と合致する目標トリガー領域を決定することに用いられる領域決定ユニットと、上記複数の候補位置のうちの上記目標トリガー領域に対応する候補位置に基づき、上記目標位置として決定することに用いられる位置決定ユニットと、を含む。
【0128】
いくつかの実施例において、領域決定ユニットは、上記第2操作の属性情報に基づき、上記第2操作のトリガー位置点の座標情報を決定することであって、上記座標情報は、上記トリガー位置点の横座標と、縦座標と、を含む、ことと、上記トリガー位置点の横座標に基づいて、上記複数のトリガー領域の中から第1トリガー領域集合を決定することであって、上記第1トリガー領域集合における各々のトリガー領域は、いずれも横座標が上記トリガー位置点の横座標と同じである少なくとも1つの位置点を備える、ことと、上記トリガー位置点の縦座標に基づいて、上記複数のトリガー領域の中から第2トリガー領域集合を決定することであって、上記第2トリガー領域集合における各々のトリガー領域は、いずれも縦座標が上記トリガー位置点の縦座標と同じである少なくとも1つの位置点を備える、ことと、上記第1トリガー領域集合と上記第2トリガー領域集合との共通集合を取り、上記目標トリガー領域を決定することと、に用いられる。
【0129】
いくつかの実施例において、上記位置決定ユニットは、上記目標トリガー領域に対応する候補位置の数量が1つ以上である状況において、上記位置選択コントロールに対する第3操作に応答して、上記第3操作の属性情報に基づいて、上記1つ以上の候補位置の中から上記目標位置を決定することに用いられる。
【0130】
いくつかの実施例において、上記位置選択コントロールにおいて複数の指示要素が表示されており、上記複数の指示要素は、上記複数の候補位置に1対1で対応している。コントロール表示モジュール1620は、さらに、上記複数の指示要素のうちの上記目標位置に対応する目標指示要素と、上記複数の指示要素のうち上記目標指示要素以外の他の指示要素とを区別して表示することに用いられる。
【0131】
いくつかの実施例において、コントロール表示モジュール1620は、上記第1カードの表示位置に基づき、上記位置選択コントロールの表示位置を決定することと、上記位置選択コントロールの表示位置のところに、上記位置選択コントロールを表示することと、に用いられる。
【0132】
いくつかの実施例において、上記装置1600は、上記目標位置と、上記複数の候補位置のうち上記目標位置以外の他の候補位置とを区別して表示することに用いられる区別して表示モジュールをさらに含む。
【0133】
いくつかの実施例において、上記第1操作と上記第2操作とは、連続的な操作である、又は、上記第1操作と上記第2操作とは、非連続的な操作である。
【0134】
いくつかの実施例において、上記インタフェース表示モジュール1610は、さらに、上記第2操作が第1条件を満たす状況において、上記複数の候補位置の中から上記目標位置を決定することをキャンセルすることに用いられる。
【0135】
いくつかの実施例において、上記コントロール表示モジュール1620は、さらに、上記複数の候補位置の中から上記目標位置を決定する上記ステップの後に、上記ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている第2カードに対する第4操作に応答して、上記位置選択コントロールを表示することに用いられる。また上記目標位置は、選択された状態にある。
【0136】
いくつかの実施例において、上記装置1600は、上記複数の候補位置のうちの推薦候補位置を初期化の上記目標位置とすることに用いられる初期位置表示モジュールをさらに含み、ここで、上記推薦候補位置である初期位置とは、上記複数の候補位置の中から決定された、上記第1カードとの間の適合度が第1数値、及び第2条件を満たす、上記第1カードに対応する少なくとも1つの候補位置を指す。
【0137】
いくつかの実施例において、上記ゲームアプリケーションインタフェースにおいてさらに3次元ゲームシーンが表示されており、上記第1カードに対応する複数の候補位置は、上記3次元ゲームシーンに位置している。
【0138】
説明する必要がある点として、上記実施例が提供する装置は、その機能を実現するときに、上記各機能モジュールの分割の仕方を例示的に説明しているに過ぎず、実際の応用においては、必要に応じて上記機能を異なる機能モジュールに割り当てて完了させることができる。すなわち、機器の内容構造を異なる機能モジュールに分割することで、以上に記述した全部、又は一部の機能を完了することができる。また、上記実施例が提供する装置は、方法の実施例と同一の技術的思想に属し、その具体的な実現過程は、方法の実施例を詳しく参照することができるため、ここでは再度詳細に説明しない。上記実施例が提供する装置の有益な効果は、方法側の実施例の記述に参照され得るため、ここでも再度詳細に説明しない。
【0139】
図17は、本願の1つの例示的な実施例が提供する端末機器の構造ブロック図を示す。
【0140】
該端末機器1700は、例えば、携帯電話、タブレットパソコン、ゲームホストコンピュータ、電子ブックリーダー、マルチメディア再生機器、ウェアラブル機器、及びPC等の電子機器であってもよい。該端末機器は、上記実施例において提供されたカードリリース方法を実施することに用いられる。該端末機器は、図1に示される端末機器10であってもよい。具体的には、
通常、端末機器1700は、プロセッサ1701と、メモリ1702と、を含む。
【0141】
プロセッサ1701は、1つ、又は複数の処理コアを含んでもよく、例えば4コアプロセッサ、及び8コアプロセッサ等である。プロセッサ1701は、DSP(Digital Signal Processing、デジタル信号処理)、FPGA(Field Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、及びPLA(Programmable Logic Array、プログラマブルロジックアレイ)のうちの少なくとも一種のハードウェア形式を用いて実現されてもよい。プロセッサ1701は、メインプロセッサ、及びコプロセッサを含んでもよく、メインプロセッサは、ウェイクアップ状態においてのデータを処理することに用いられるプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit、中央プロセッサ)とも呼ばれ、コプロセッサは、待機状態においてのデータを処理することに用いられる低消費電力プロセッサである。いくつかの実施例において、プロセッサ1701は、GPU(Graphics Processing Unit、グラフィックスプロセッシングユニット)が集積されてもよく、GPUは、表示スクリーンに表示する必要がある内容のレンダリング、及び描画を担うことに用いられる。いくつかの実施例において、プロセッサ1701は、AI(Artificial Intelligence、人工知能)プロセッサをさらに含んでもよく、該AIプロセッサは、機械学習に関する計算操作を処理することに用いられる。
【0142】
メモリ1702は、1つ、又は複数のコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよく、該コンピュータ可読記憶媒体は、有形のもの、及び非一時的なものであってもよい。メモリ1702は、高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリ、例えば1つ、又は複数の磁気ディスク記憶機器、又はフラッシュ記憶機器をさらに含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ1702における非一時的なコンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶され、該コンピュータプログラムは、プロセッサ1701によりロードされ、且つ実行されることで、上記各方法の実施例が提供するカードリリース方法を実現してもよい。
【0143】
いくつかの実施例において、端末機器1700は、周辺機器インターフェース1703、及び少なくとも1つの周辺機器をさらに選択可能に含む。プロセッサ1701、メモリ1702、及び周辺機器インターフェース1703の間は、バス、又は信号線によって連結されてもよい。各周辺機器は、バス、信号線、又は回路基板によって周辺機器インターフェース1703に連結されてもよい。具体的には、周辺機器は、無線周波数回路1704、表示スクリーン1705、オーディオ回路1706、及び電源1707のうちの少なくとも一種を含む。
【0144】
当業者が理解できるように、図17に示す構造は、端末1700に対する限定を構成するものではなく、図示したものより多い、又は少ないコンポーネントを含む、又はあるコンポーネントを組み合わる、又は異なるコンポーネントの配置を用いるようにしてもよい。
【0145】
本願の実施例は、さらにコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該記憶媒体においてコンピュータプログラムが記憶されており、上記コンピュータプログラムは、プロセッサによりロードされ、且つ実行されることで、上記各方法の実施例が提供するカードリリース方法を実現する。
【0146】
該コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体、及び通信媒体を含んでもよい。コンピュータ記憶媒体は、例えばコンピュータ可読プログラム、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータ等の情報を記憶することに用いられる何らかの方法、又は技術で実現される揮発性、不揮発性、移動可能、及び移動不可能媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)、ROM(Read-Only Memory、読み出し専用メモリ)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ)、フラッシュメモリや他の固体記憶技術、DVD(Digital Video Disc、高密度デジタルビデオ光ディスク)や他の光学記憶、磁気テープカセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶、又は他の磁気記憶機器を含む。もちろん、当業者が分かるように、該コンピュータ記憶媒体は、上記のいくつかに限られない。
【0147】
本願の実施例は、さらにコンピュータプログラム製品を提供し、上記コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムを含み、上記コンピュータプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される。プロセッサは、上記コンピュータ可読記憶媒体から上記コンピュータプログラムを読み取り、且つ実行することで、上記各方法の実施例が提供するカードリリース方法を実現する。
【0148】
理解できるように、本明細書において言及される「複数」とは、2つ、又は2つ以上を指す。「及び/又は」は、関連オブジェクトの関連関係を記述しており、三種の関係が存在できることを示す。たとえば、A、及び/又はBは、Aが単独で存在すること、AとBとが同時に存在すること、及びBが単独で存在することの三種の状況を示すことができる。文字「/」は、一般的に前後の関連オブジェクトが一種の「又は」の関係であることを示す。
【0149】
以上は、本願の選択可能な実施例に過ぎず、本願を制限するためのものではなく、本願の精神や原則内に行われた何らかの変更、均等物への置換、及び改良等は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
【手続補正書】
【提出日】2024-04-30
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器により実行される、カードリリース方法であって、前記方法は、
ゲームアプリケーションインタフェースを表示するステップであって、前記ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、及び前記第1カードに対応する複数の候補位置が表示されている、ステップと、
前記第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示するステップと、
前記位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、前記複数の候補位置の中から目標位置を決定するステップと、
前記第1カードを前記目標位置のところにリリースするステップと、を含む、カードリリース方法。
【請求項2】
前記位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、前記複数の候補位置の中から目標位置を決定するステップは、
前記位置選択コントロールに対応する複数のトリガー領域の中から、前記第2操作の属性情報と合致する目標トリガー領域を決定するステップと、
前記複数の候補位置のうちの前記目標トリガー領域に対応する候補位置に基づき、前記目標位置決定するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記位置選択コントロールに対応する複数のトリガー領域の中から、前記第2操作の属性情報と合致する目標トリガー領域を決定するステップは、
前記第2操作の属性情報に基づき、前記第2操作のトリガー位置点の座標情報を決定するステップであって、前記座標情報は、前記トリガー位置点の横座標と、縦座標と、を含む、ステップと、
前記トリガー位置点の横座標に基づいて、前記複数のトリガー領域の中から第1トリガー領域集合を決定するステップであって、前記第1トリガー領域集合における各々のトリガー領域は、いずれも横座標が前記トリガー位置点の横座標と同じである少なくとも1つの位置点を備える、ステップと、
前記トリガー位置点の縦座標に基づいて、前記複数のトリガー領域の中から第2トリガー領域集合を決定するステップであって、前記第2トリガー領域集合における各々のトリガー領域は、いずれも縦座標が前記トリガー位置点の縦座標と同じである少なくとも1つの位置点を備える、ステップと、
前記第1トリガー領域集合と前記第2トリガー領域集合との共通集合を取り、前記目標トリガー領域を決定するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記複数の候補位置のうちの前記目標トリガー領域に対応する候補位置に基づき、前記目標位置決定するステップは、
前記目標トリガー領域に対応する候補位置の数量が1つ以上である状況において、前記位置選択コントロールに対する第3操作に応答して、前記第3操作の属性情報に基づいて、前記1つ以上の候補位置の中から前記目標位置を決定するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記位置選択コントロールにおいて複数の指示要素が表示されており、前記複数の指示要素は、前記複数の候補位置に1対1で対応し、前記方法は、
前記複数の指示要素のうちの前記目標位置に対応する目標指示要素と、前記複数の指示要素のうち前記目標指示要素以外の他の指示要素とを区別して表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示するステップは、
前記第1カードの表示位置に基づき、前記位置選択コントロールの表示位置を決定するステップと、
前記位置選択コントロールの表示位置のところに、前記位置選択コントロールを表示するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、前記複数の候補位置の中から目標位置を決定するステップの後に、
前記目標位置と、前記複数の候補位置のうち前記目標位置以外の他の候補位置とを区別して表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1操作と前記第2操作とは、連続的な操作である、
又は、
前記第1操作と前記第2操作とは、非連続的な操作である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記第2操作が第1条件を満たす状況において、前記複数の候補位置の中から前記目標位置を決定することをキャンセルするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、前記複数の候補位置の中から目標位置を決定するステップの後に、
前記ゲームアプリケーションインタフェースにおいて表示されている第2カードに対する第4操作に応答して、前記位置選択コントロールを表示するステップであって、且つ前記目標位置は、選択された状態にある、ステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示するステップの後に、
前記複数の候補位置のうちの推薦候補位置を初期化の前記目標位置とするステップであって、前記推薦候補位置は、前記複数の候補位置の中から決定された、前記第1カードとの間の適合度が第2条件を満たす候補位置である、ステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ゲームアプリケーションインタフェースにおいてさらに3次元ゲームシーンが表示されており、前記第1カードに対応する複数の候補位置は、前記3次元ゲームシーンに位置している、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
カードリリース装置であって、前記装置は、
ゲームアプリケーションインタフェースを表示することに用いられるインタフェース表示モジュールであって、前記ゲームアプリケーションインタフェースにおいて第1カード、及び前記第1カードに対応する複数の候補位置が表示されている、インタフェース表示モジュールと、
前記第1カードに対する第1操作に応答して、位置選択コントロールを表示することに用いられるコントロール表示モジュールと、
前記位置選択コントロールに対する第2操作に応答して、前記複数の候補位置の中から目標位置を決定することに用いられる位置決定モジュールと、
前記第1カードを前記目標位置のところにリリースすることに用いられるカードリリースモジュールと、を含む、カードリリース装置。
【請求項14】
端末機器であって、前記端末機器は、プロセッサと、メモリと、を含み、前記メモリにおいてコンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムは、前記プロセッサによりロードされ、且つ実行されることで、請求項1~12のいずれか1項に記載のカードリリース方法を実現する、端末機器。
【請求項15】
コンピュータプログラムであって、プロセッサが前記コンピュータプログラムを読み取り、実行することで、請求項1~12のいずれか1項に記載のカードリリース方法を実現する、コンピュータプログラム。
【国際調査報告】