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特表2024-540339高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置及びその制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置及びその制御方法
(51)【国際特許分類】
   A61B 18/12 20060101AFI20241024BHJP
【FI】
A61B18/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024526753
(86)(22)【出願日】2022-11-04
(85)【翻訳文提出日】2024-05-02
(86)【国際出願番号】 KR2022017289
(87)【国際公開番号】W WO2023163316
(87)【国際公開日】2023-08-31
(31)【優先権主張番号】10-2022-0026420
(32)【優先日】2022-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510327194
【氏名又は名称】ウォンテック カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】WONTECH Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】64 Techno 8-ro,Yuseong-gu,Daejeon 34028 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】キム ジョンウォン
(72)【発明者】
【氏名】キム ジョンヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ソ ヨンソク
(72)【発明者】
【氏名】キム ヨンシク
【テーマコード(参考)】
4C160
【Fターム(参考)】
4C160KK03
4C160KK04
4C160KK13
4C160MM22
(57)【要約】
本発明は皮膚と接触して高周波エネルギーを伝達するチップ10と前記チップ10が装着され、使用者によって把持されて前記チップ10を皮膚に位置することができるハンドピース20と前記ハンドピース20を経由して前記チップ10を通じて高周波エネルギーが伝達されるように高周波エネルギーの出力を制御する制御部30で構成され、前記チップ10は前面には接触する皮膚の温度を検出するための温度検出センサーを含み、前記ハンドピース20はチップ10に加えられる圧力を検出する圧力検出センサー21と前記ハンドピース20が移動によって入力される加速度を検出する加速度検出センサー22をさらに含んでなることを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
皮膚と接触して高周波エネルギーを伝達するチップ10と、
前記チップ10が装着され、使用者によって把持されて前記チップ10を皮膚に位置させることができるハンドピース20と、
前記ハンドピース20を介して前記チップ10を通じて高周波エネルギーが伝達されるように高周波エネルギーの出力を制御する制御部30とで構成され、
前記チップ10は、前面には接触する皮膚の温度を検出するための温度検出センサー12を含み、
前記ハンドピース20は、チップ10に加わる圧力を検出する圧力検出センサー21と、前記ハンドピース20が移動に応じて入力される加速度を検出する加速度検出センサー22をさらに含むことを特徴とする高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置。
【請求項2】
前記チップ10は、前記ハンドピース20の一側に着脱が可能に結合され、皮膚と接触する際に、前面に高周波エネルギーを伝達するために具備される電極11をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載の高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置。
【請求項3】
特定の周波数、波形及びパワーを有する高周波エネルギーを生成して前記チップ10に伝達するための高周波発生部40を含み、前記制御部30は、前記高周波発生部40で生成される高周波エネルギーから周波数、パワー及びパルス間隔の少なくともいずれかを制御するためのパルス信号を生成して前記高周波発生部40に伝達し、前記高周波発生部が前記パルス信号に対応して高周波エネルギーを生成することを特徴とする、請求項2に記載の高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置。
【請求項4】
前記制御部30は、前記温度検出センサー12を通じて、前記チップ10が皮膚と接触することにより、接触した皮膚の温度を検出し、検出された温度が予め設定された温度値未満であるか、またはそれ以上であるかを判断して、皮膚との接触の有無を判断することを特徴とする、請求項1に記載の高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置。
【請求項5】
前記制御部30は、前記圧力検出センサー21を通じて、前記チップ10が皮膚と接触することにより、前記チップ10に加わる圧力を検出し、検出された圧力が予め設定された圧力値未満であるか、または以上であるかを判断して、皮膚との接触の有無を判断することを特徴とする、請求項1に記載の高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置。
【請求項6】
前記制御部30は、前記加速度検出センサー22を通じて、前記ハンドピース20の移動によって入力される加速度を検出し、検出された加速度が既設定された加速度値未満か、または以上かを判断して、前記ハンドピース20の移動の有無を判断することを特徴とする、請求項1に記載の高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置。
【請求項7】
高周波エネルギーを生成するために、制御部30を通じて高周波エネルギーの出力を制御できる制御信号の入力を取得する段階S10と、
取得した前記制御信号から第1モードであるかどうかを判断する段階S20と、
取得した前記制御信号から第2モードであるか否かを判断する段階S30と、
温度検出センサー12、圧力検出センサー21および加速度検出センサー22それぞれを通じて高周波発生部40の高周波エネルギー生成を制御する個別モード実行段階S40とを含む皮膚治療装置の制御方法。
【請求項8】
前記第1モードであるかどうかを判断する段階S20で、前記第1モードは、高周波発生部40を通じて特定の時間中にのみ入力されるパルス信号に対応する高周波エネルギーを生成するためのモードであり、
前記第2モードであるかどうかを判断する段階S30において、第2モードは、高周波発生部40を通じて特定の時間制限なしに入力されるパルス信号に対応する高周波信号を自動的に反復的に生成するためのモードであり、第2モードは、チップ10に加わる圧力と一緒にハンドピース20の移動を検出する場合に持続的に維持できることを特徴とする、請求項2に記載の皮膚治療装置の制御方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚治療装置及びその制御方法に関するもので、さらに詳しくは、皮膚に高周波エネルギーを特定時間制限なしに自動的に皮膚に高周波エネルギーを伝達して熱効果を起こし、最小侵襲的に皮膚を治療するための高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置及びその制御方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近になって、多様なエネルギー源を利用して皮膚にエネルギーを提供することによって、皮膚の組織状態を変形させたり、組織特性を改善して皮膚を治療する技術が広く適用されている。レーザービーム、フラッシュランプ、超音波など多様なエネルギー源を利用した皮膚治療装置が開発されており、最近ではRF高周波エネルギーを利用した皮膚治療装置に対する研究が活発に行われている。
【0003】
皮膚表面に高周波エネルギーが提供されると、高周波の電流方向が変わる度に皮膚組織を構成する分子が振動しながら互いに摩擦するようになり、回転運動、ねじれまたは衝突運動によって深部熱が発生する。このような深部熱は、皮膚組織の温度を上昇させてコラーゲン層を再組織することで、シワを改善して皮膚の弾力を変化させることができる。
【0004】
また、皮膚組織の血液循環を増進、促進させ、皮膚老化防止をはじめとする皮膚の全般的な状態を改善させる効果を持つ。
【0005】
この時、皮膚組織の治療のための装置に関する従来技術としては、大韓民国公開特許公報第10-2004-0093706号(公開日:2004.11.08.)が提示されたことがある。
【0006】
従来提示された技術は、ハンドピースハウジング、ハンドピースハウジングに除去可能に連結されるように構成された電極組立体及び電極組立体に機械的に連結された流体伝達部材からなる高周波治療用ハンドピースに関連する。ここで、電極組立体が高周波エネルギーによって皮膚表面の下部組織を非浸透式で治療するために高周波エネルギーを組織と電気容量的に連結されるようにし、電極組立体と機械的に連結されるように構成される。また、流体伝達部材を制御するためのデューティサイクル、電極組立体が皮膚表面に対して移動される回数、または電極組立体によって治療される領域の数のうち一つ以上を保存するように構成された不揮発性メモリを含むハンドピース装置について提示している。
【0007】
提示された先行技術は高周波エネルギーを人体内部に供給させて皮膚に刺激を与えて治療をしながら制御することを特徴とする。このような過程では、より効率的で安定した治療効果を得るために治療領域の皮膚との接触を維持した状態で一定の電力を持つ高周波エネルギーの持続的な供給と治療領域の皮膚に均一に高周波エネルギーを伝達させることが非常に重要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、皮膚に高周波エネルギーを特定時間制限なしに自動で皮膚に高周波エネルギーを伝達して熱効果を起こし、最小侵襲的に皮膚を治療するための高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置及びその制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した課題を解決するために、本発明は皮膚と接触して高周波エネルギーを伝達するチップ10と前記チップ10が装着され、使用者によって把持されて前記チップ10を皮膚に位置することができるハンドピース20と前記ハンドピース20を経由して前記チップ10を通じて高周波エネルギーが伝達されるように高周波エネルギーの出力を制御する制御部30で構成され、前記チップ10は前面には接触する皮膚の温度を検出するための温度検出センサーを含み、前記ハンドピース20はチップ10に加えられる圧力を検出する圧力検出センサー21と前記ハンドピース20が移動によって入力される加速度を検出する加速度検出センサー22をさらに含んでなることを特徴とする。
【0010】
これもまた、前記チップ10は前記ハンドピース20の一側に着脱可能に結合され、皮膚と接触した時、前面に高周波エネルギーを伝達するために備えられる電極11をさらに含む。
【0011】
特定周波数、波形及びパワーを有する高周波エネルギーを生成して前記チップ10に伝達するための高周波発生部40を含み、前記制御部30は前記高周波発生部40で生成される高周波エネルギーで周波数、電力及びパルス間隔のうち少なくともいずれかを制御するためのパルス信号を生成して前記高周波発生部40に伝達して前記高周波発生部が前記パルス信号に対応して高周波エネルギーを生成する。
【0012】
また、前記制御部30は前記温度検出センサー12を通じて前記チップ10が皮膚に触れるにつれて接触した皮膚の温度を検出し、検出された温度が既に設定された温度値未満かまたは異常かを判断して皮膚との接触有無を判断する。
【0013】
前記制御部30は、前記圧力検出センサー21を通じて前記チップ10が皮膚と接触することによって前記チップ10に加えられる圧力を検出し、検出された圧力が既に設定された圧力値未満であるかまたは異常であるかを判断して皮膚との接触有無を判断する。
【0014】
また、前記制御部30は前記加速度検出センサー22を通じて前記ハンドピース20の移動によって入力される加速度を検出し、検出された加速度が既に設定された加速度値未満であるかまたは異常であるかを判断して前記ハンドピース20の移動可否を判断する。
【0015】
本発明の皮膚治療装置の制御方法は、高周波エネルギーを生成するために、制御部30を通じて高周波エネルギーの出力を制御できる制御信号の入力を獲得する段階S10と、獲得した前記制御信号で第1モードであるか否かを判断する段階S20と、獲得した前記制御信号で第2モードであるか否かを判断する段階S30及び温度検出センサー12及び圧力検出センサー21及び加速度検出センサー22それぞれを通じて高周波発生部40の高周波エネルギーを生成を制御する個別モード遂行段階S40を含む。
【0016】
前記第1モードであるか否かを判断する段階S20で、前記第1モードは高周波発生部40を通じて特定時間の間にだけ入力されるパルス信号に対応する高周波エネルギーを生成するためのモードであり、前記第2モードは高周波発生部40を通じて特定時間制限なしに入力されるパルス信号に対応する高周波信号を自動的に反復的な生成をするためのモードであり、第2モードはチップ10に加えられる圧力と共にハンドピース20の移動を検出する場合に持続的に維持できることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、皮膚に高周波エネルギーを特定時間制限なしに自動的に皮膚に高周波エネルギーを伝達して熱効果を起こし、最小侵襲的に皮膚を治療することができる。
【0018】
また、持続的なハンドピースの移動を誘導しながら特定皮膚だけに高周波エネルギーが伝達されないようにして皮膚が損傷することを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の斜視図である。
図2】本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の概略的な構成要素を図示した概略図である。
図3】本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置におけるチップ10の正面図である。
図4】本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置におけるハンドピース20の斜視図である。
図5】本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置におけるチップ10とハンドピース20と結合状態を説明するための側断面図である。
図6】本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の制御方法を示したフローチャートである。
図7】本発明の一実施例による個別モード遂行段階を示したフローチャートである
図8】本発明の他の実施例による個別モード遂行段階を示したフローチャートである。
図9】本発明の他の実施例による個別モード遂行段階を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1は、本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の斜視図である。図2は、本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の概略的な構成要素を図示した概略図である。図3は、本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置におけるチップ10の正面図である。図4は、本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置におけるハンドピース20の斜視図である。図5は、本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置におけるチップ10とハンドピース20と結合状態を説明するための側断面図である。図6は、本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の制御方法を示したフローチャートである。図7は、本発明の他の一実施例による個別モード遂行段階を示したフローチャートである。図8は、本発明の他の一実施例による個別モード遂行段階を示したフローチャートである。
【0021】
以下、添付された図面を参照して本発明の一実施例を詳しく説明することにする。
【0022】
図1乃至2を参照すれば、本発明は皮膚に高周波エネルギーを特定時間制限なしに自動で皮膚に高周波エネルギーを伝達して熱効果を起こし、最小侵襲的に皮膚を治療するためにチップ10、ハンドピース20、制御部30及び高周波発生部40からなることができる。
【0023】
図3を参照すると、チップ10は管理しようとする皮膚と接触して、接触した皮膚に高周波エネルギーを伝達することができる。チップ10は皮膚表面及び組織に対して熱損傷を最小化または防止するために選択された深さで皮膚の組織内の均一な熱効果を提供することができる。
【0024】
チップ10はハンドピース20に脱着され、ハンドピース20から高周波エネルギーを伝達してもらうことができる。チップ10はハンドピース20から伝達された高周波エネルギーに接触する電極11は四角形の形態でチップ10の前面に備えられる。電極11はチップ10の前面中心部の一部に形成されることができる。電極11の主面部は電気的に絶縁されることができ、四角形形態の電極11を通じて高周波エネルギーが放出されることができる。チップ10の内部にはハンドピース20から高周波エネルギーを伝達される回路が構成され、回路は電極11と連結されて高周波エネルギーを伝達することができる。
【0025】
温度検出センサー12は電極11の周囲に少なくとも一つ以上に形成されることができる。温度検出センサー12は一例で、電極11の周囲で電極11の各角部分にそれぞれ配置されることができる。温度検出センサー12は温度を検出して検出された温度によって皮膚と接触したか否かを判断することができる。温度検出センサー12は電極11が皮膚と接触する場合、その接触する皮膚の温度を検出することができる。
【0026】
温度検出センサー12は電極11が皮膚と接触する間、リアルタイムで温度を検出することができる。温度検出センサー12は電極11が皮膚と接触する場合、検出される皮膚の温度が既に設定された基準温度以上に検出されれば皮膚と接触したと判断できる。
【0027】
図4を参照すると、ハンドピース20はチップ10で高周波エネルギーを伝達することができる。ハンドピース20は把持してチップ10を選択的に皮膚に接触させることができる。ハンドピース20はチップ10で高周波エネルギーを伝達するためにチップ10の電極11と電線、ピン、などに連結できる。
【0028】
より具体的に、ハンドピース20は使用者が簡単に把持できる形状に形成されることができる。ハンドピース20は使用者が手で把持できるように人体工学的に柔軟な形状で形成されることができる。ハンドピース20の一側にはチップ10が脱着可能に結合でき、他側は制御部30と電気的に連結できる。ハンドピース20の一面には、高周波エネルギーのパワーをON/OFFしたり、高周波エネルギー伝達をON/OFFするように制御するボタンを備えることができる。ハンドピース20は高周波エネルギー出力強度と出力回数を調節する調節ボタンを備えることができる。ハンドピース20は使用者によって把持された状態でチップ10の電極11が皮膚と接触するように操作し、ボタンを押してチップ10で高周波エネルギーを伝達することができる。
【0029】
この時、ハンドピース20にはチップ10に加えられる圧力を検出するための圧力検出センサー21とハンドピース20の移動を検出できる加速度検出センサー22が備えられる。
【0030】
圧力検出センサー21はチップ10に加えられる圧力によってチップ10の高周波エネルギー伝達を制御することができる。圧力検出センサー21はチップ10の移動によって入力される圧力を検出することができる。圧力検出センサー21はチップ10の移動によって入力される圧力を検出して入力される圧力によって皮膚と接触したか否かを判断することができる。圧力検出センサー21はチップ10が皮膚と接触してチップ10を移動する場合、移動するチップ10によって入力される圧力が既に設定された基準圧力以上に検出されれば皮膚と接触したと判断できる。
【0031】
図5を参照すれば、圧力検出センサー21はハンドピース20内部に備えられ、チップ10と機械的に連結できる。チップ10は移動によって選択的に圧力検出センサー21に接触することができる。
【0032】
この場合、チップ10の後面には連結部材13が結合されることができ、連結部材13と圧力検出センサー21の間には弾性部14が備えられることができる。連結部材13は一定の長さを持つバー(Bar)の形状で形成され、一端が連結部材13の後面に結合されることができる。弾性部14は弾性力を持ち、一旦は連結部材13の他端と接触し、他端は圧力検出センサー21と接触することができる。弾性部14は一例として「ばね」であることができる。
【0033】
この時、チップ10が皮膚と接触する場合、ハンドピース20の内側に移動し、これと一緒に連結部材13が移動することによって弾性部14に圧力を加えるようになり、加えられる圧力は弾性部14を通じて圧力検出センサー21に伝達されることができる。以後、チップ10が皮膚との接触が解除されれば、弾性部14の弾性復元力によって元の位置に復帰できるのである。
【0034】
これにより、圧力検出センサー21はチップ10がハンドピース20の一側に位置して突出した状態でハンドピース20方向に移動することによって、かかる圧力を検出してチップ10の高周波エネルギー伝達を制御できるのである。
【0035】
加速度検出センサ22は、ハンドピース20の内部に設けられ、ハンドピース20の加速度を検出することができる。加速度検出センサー22は、ハンドピース20が使用者によって把持されるにつれて移動したり、回転するにつれて発生する加速度を検出することができる。加速度検出センサ22は、ハンドピース20の加速度に応じて、移動するのか、停止した状態であるかを判断することができる。加速度検出センサ22は、ハンドピース20の加速度が予め設定された加速度以上に検出された場合、ハンドピース20の移動が行われたと判断することができる。
【0036】
従って、ハンドピース20は、皮膚を治療するためにチップ10を治療対象の皮膚に接触させ、ボタン操作で制御部30から高周波エネルギーを伝達されて皮膚に伝達することにより、皮膚を治療するためのものである。
【0037】
制御部30は、高周波エネルギーの出力を制御することができる。高周波発生部40を制御して、高周波発生部40からの高周波エネルギーの出力を制御することができる。制御部30は、特定の周波数(Frequency)、波形(Waveform)、パワー(Power)などを有する高周波エネルギーが出力されるように高周波発生部40を制御することができる。制御部30は、皮膚特性に応じて周波数、波形及びパワーなどが調整された高周波エネルギーが電極11を通じて皮膚に伝達されるように高周波発生部40を制御することができる。
【0038】
制御部30は、使用者インタフェース(UserInterface)を含み、高周波エネルギーの出力を制御するために、使用者からパワー、パルス間隔などの制御信号を入力することができる。制御部30は、入力された制御信号に応じて高周波発生部40から生成された高周波エネルギーをチップ10の電極に出力することを制御する制御装置である。制御部30は、高周波エネルギーのパワー及びパルス間隔を制御するためのパルス信号(PulseSignal)を生成して高周波発生部40に伝達することで、高周波エネルギーの生成及び出力を制御することができる。
【0039】
特に、制御部30は、高周波発生部40から生成される高周波エネルギーを制御して、チップ10に高周波エネルギーを伝達することができる。制御部30は、チップ10の温度検出センサー12とハンドピース20の圧力検出センサー21及び加速度検出センサー22それぞれから信号を受け、皮膚との接触の有無とともに、チップ10に高周波エネルギーの伝達の有無を制御することができる。ここで、信号とは、温度検出センサー12を通じて検出された温度、圧力検出センサー21を通じて検出された圧力及び加速度検出センサー22を通じて検出された加速度であることができる。
【0040】
この時、制御部30は、温度検出センサー12を通じて検出された温度値を伝達することができる。制御部30は、温度値に応じて、チップ10と皮膚の接触の有無を判断することができる。
【0041】
より具体的には、制御部30は、チップ10が皮膚と接触するように位置する場合、電極11が皮膚と接触しながら温度検出センサー12を通じて温度が検出され、検出された温度値が伝達されると、その温度値が予め設定された温度値以下か、またはそれ以上かを判断して、皮膚との接触の有無を判断することができる。制御部30は、温度値を基準に、皮膚との接触の有無によって高周波発生部40で高周波エネルギーの生成と出力が行われるように、高周波発生部40にトリガー信号を伝達することができる。
【0042】
これにより、制御部30は、温度検出センサー12から伝達された温度値が予め設定された温度値未満の場合、チップ10と皮膚の接触が行われなかったと判断し、高周波エネルギーの伝達を遮断することができる。逆に、制御部30は、温度検出センサー12から伝達された温度値が予め設定された温度値以上の場合、チップ10と皮膚の接触が行われたと判断し、安全に皮膚に高周波エネルギーが伝達されるようにこれを制御することができる。
【0043】
また、制御部30は、圧力検出センサー21を通じて検出された圧力値を受け取ることができる。制御部30は、圧力値に応じて、チップ10と皮膚の接触の有無を判断することができる。
【0044】
より具体的には、制御部30は、チップ10が皮膚と接触しながら、ハンドピース20の圧力検出センサー21を通じて圧力が検出され、検出された圧力値が伝達されると、その圧力値が予め設定された圧力値未満か、またはそれ以上かを判断して、皮膚との接触の有無を判断することができる。制御部30は、圧力値を基準に、皮膚との接触の有無によって高周波発生部40で高周波エネルギーの生成と出力が行われるように、高周波発生部40にトリガー信号を伝達することができる。
【0045】
これにより、制御部30は、圧力検出センサー21から伝達された温度値が予め設定された温度値未満の場合、チップ10と皮膚の接触が行われなかったと判断して高周波エネルギーの伝達を遮断することができる。逆に、制御部30は、圧力検出センサー21から伝達された圧力値が予め設定された圧力値以上の場合、チップ10と皮膚の接触が行われたと判断し、安全に皮膚に高周波エネルギーが伝達されるようにこれを制御することができる。制御部30は、圧力値が予め設定された圧力値以上を継続して検出される場合、高周波エネルギーがチップ10に伝達されることを維持することができる。
【0046】
また、制御部30は、加速度検出センサー22を通じて検出された加速度値を伝達されることができる。制御部30は、加速度値に応じてハンドピース20の移動を判断することができる。
【0047】
より具体的には、制御部30は、チップ10が皮膚と接触しながら、ハンドピース20の加速度検出センサー22を通じて加速度が検出され、検出された加速度値が伝達されると、その加速度値が予め設定された加速度値未満か、またはそれ以上かを判断して、ハンドピース20が皮膚上で一定距離移動したかどうかについての移動の有無を判断することができる。制御部30は、加速度値を基準に、皮膚上での移動の有無によって高周波発生部40で高周波エネルギーの生成と出力が行われるように、高周波発生部40にトリガー信号を伝達することができる。
【0048】
これにより、制御部30は、加速度検出センサー22から伝達された加速度値が予め設定された温度値未満の場合、皮膚上でハンドピース20の移動が行われないと判断し、高周波エネルギーの伝達を遮断することができる。逆に、制御部30は、加速度検出センサー22から伝達された加速度値が予め設定された加速度値以上の場合、皮膚上でハンドピース20の移動が行われたと判断し、安全に皮膚に高周波エネルギーが伝達されるようにこれを制御することができる。制御部30は、加速度値が予め設定された値以上に継続して検出される場合、高周波エネルギーがチップ10に伝達されることを維持することができる。
【0049】
従って、制御部30は、チップ10とハンドピース20に具備される各センサーから検出された温度、圧力及び加速度を伝達され、各温度、圧力及び加速度に応じてチップ10と皮膚の接触とハンドピース20の移動を判断することにより、チップ10の高周波エネルギーを制御することができる。
【0050】
例えば、制御部30は、チップ10が皮膚と接触した状態で、温度と圧力を基準に皮膚との接触が行われると、高周波エネルギーをチップ10に伝達し、その後、加速度を基準にハンドピース20の移動が行われると、継続的に高周波エネルギーを伝達して、特定の領域の皮膚により多くの高周波エネルギーが伝達され、皮膚の火傷が発生することを未然に防止することができる。
【0051】
制御部30は、治療時に皮膚上で電極11が接触したり、移動した場合に自動的に皮膚に高周波エネルギーが伝達されるように制御を行うものである。
【0052】
高周波発生部40は、高周波エネルギーを生成することができる。高周波発生部40は、制御部30と一緒に筐体形状のハウジング(未図示)内に具備することができる。高周波発生部40は、高周波発生部で発生される高周波エネルギーは「RF(RadioFrequency)」であることができる。高周波発生部40は、特定の周波数、波形及びパワーで高周波エネルギーを生成することができる。高周波発生部40は、方形波、三角波及び正弦波など様々な波形を有する高周波エネルギーを生成して出力することができる。高周波発生部40は、生成した高周波エネルギーをチップ10に伝達することができる。この時、高周波発生部40は、特定の周波数、波形及びパワーで高周波エネルギーを生成できるように制御部30を通じて制御することができる。高周波発生部40から出力されるエネルギーは、ハンドピース20を経由してチップ10の電極11に伝達することができる。
【0053】
以下、本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の制御方法について詳細に説明する。ここで、先に説明した本発明の一実施例による高周波エネルギー伝達装置についての説明と重複する内容は省略または簡略化することができる。
【0054】
図6は、本発明の一実施例による高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の制御方法を示すフローチャートである。
【0055】
図6を参照すると、高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置が高周波エネルギーを生成するために、制御部30を通じて高周波エネルギーの出力を制御できる制御信号の入力を取得する段階S10を含むことができる。
【0056】
高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の制御方法は、取得した入力が第1モードか第2モードかどうかを判断する段階S20を含むことができる。獲得した入力が第1モードまたは第2モードでない場合、制御部30は、高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の動作を停止させることができる。
【0057】
ここで、第1モードは、高周波発生部40を通じて特定の時間だけ入力されるパルス信号に対応する高周波エネルギーを生成するためのモードである。第2モードは、高周波発生部40を通じて特定の時間制限なしに入力されるパルス信号に対応する高周波信号を自動的に繰り返し生成するためのモードである。第2モードは、チップ10に加わる圧力と一緒にハンドピース20の移動を検出する場合に継続的に維持することができる。
【0058】
高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置の制御方法は、個別モード実行段階S40を含むことができる。個別モード実行段階S40で、制御部30は、温度検出センサー12、圧力検出センサー21及び加速度検出センサー22それぞれを通じて高周波発生部40を制御して個別モードを実行することができる。
【0059】
図7は、本発明の一実施例による個別モード実行段階S40を示すフローチャートである。
【0060】
図7を参照すると、個別モード実行段階S40は、選択モードによる高周波発生部作動段階S41を含むことができる。ここで、高周波発生作動段階S41は、制御部30によって実行することができる。
【0061】
個別モード実行段階S40は、温度検出段階S42を含むことができる。温度検出段階S42は、チップ10の温度検出センサー12を通じて、電極11が皮膚と接触することにより検出される温度情報を取得することができる。
【0062】
個別モード実行段階S40は、測定された温度判定段階S43を含むことができる。温度判定段階S43で、温度検出センサー12は、電極11が皮膚と接触され、接触された皮膚の温度が予め設定された基準温度以上であるか否かを判定することができる。既設定された温度は、高周波エネルギーが伝達される皮膚と電極11の接触状態が維持されているときの人の平均温度を意味することができる。
【0063】
個別モード実行段階S40は、高周波発生部作動中断段階S45を含むことができる。高周波発生部作動中断段階S45で、制御部30は、高周波発生部40の作動を中断させることができる。検出された温度が予め設定された基準温度未満であれば、制御部30は、高周波発生部作動中断段階S44を実行することができる。高周波発生部作動中断段階S44の後、制御部30は、温度検出段階S43を実行することができる。
【0064】
個別モード実行段階S40は、終了事由発生有無判定段階S45を含むことができる。終了事由発生有無判断段階S45は、制御部30を通じて実行することができる。個別モード実行段階S40の終了事由が発生したと判断される場合、制御部30は、個別モード実行段階S40を終了させることができる。個別モード実行段階S40の終了事由は、一例として、検出される温度が急激に上昇した場合、または温度判断段階を通じて検出された温度が既設定された基準温度以上と判断した後、検出される温度が下降し、所定時間後に検出された温度が既設定された基準温度以上にならなかった場合、または終了入力が取得された場合である。個別モード実行段階S40の終了事由が発生していないと判断された場合、選択モードによる高周波発生部作動段階S41を実行することができる。
【0065】
図8は、本発明の他の一実施例による個別モード実行段階を示すフローチャートである。
【0066】
図8を参照すると、個別モード実行段階S40aは、選択モードによる高周波発生部作動段階S44aを含むことができる。ここで、高周波発生部作動段階S41aは、制御部30によって行うことができる。
【0067】
個別モード実行段階S40aは、圧力検出段階S42aを含むことができる。圧力検出段階S42aは、圧力検出センサー21を通じて、電極11が皮膚と接触または移動することにより検出される圧力情報を取得することができる。
【0068】
個別モード実行段階S40aは、測定された圧力判定段階S43aを含むことができる。圧力判断段階S43aで、圧力検出センサー21は、皮膚と接触または移動して入力される圧力を検出し、検出した圧力が既設定された基準圧力以上であるか否かを判断することができる。既設定された基準圧力は、高周波エネルギーが伝達される皮膚と電極11の接触状態が維持されている程度の圧力を意味することができる。
【0069】
個別モード実行段階S40は、高周波発生作動中断段階S44aを含むことができる。高周波発生部作動中断段階S44aで、制御部30は、高周波発生部40の作動を中断させることができる。検出された圧力が予め設定された基準圧力未満であれば、制御部30は、高周波発生部作動中断段階S44aを実行することができる。高周波発生部作動中断段階S44aを実行し、制御部30は、圧力検出段階S43aを実行することができる。
【0070】
個別モード実行段階S40aは、終了事由発生有無判定段階S45aを含むことができる。終了事由発生有無判断段階S45aは、制御部30を通じて実行することができる。個別モード実行段階S40aの終了事由が発生したと判断される場合、制御部30は、個別モード実行段階S40aを終了させることができる。個別モード実行段階S40の終了事由は、一例として、入力される圧力が急激に上昇した場合、または、圧力判定段階S43aを通じて検出された圧力が予め設定された基準圧力以上と判定した後、検出される圧力が下降し、所定時間後に検出された圧力が予め設定された基準圧力以上にならなかった場合、または、終了入力が取得された場合である。個別モード実行段階S40の終了事由が発生していないと判断された場合、選択モードによる高周波発生部作動段階S41を実行することができる。
【0071】
図9は、本発明の他の一実施例による個別モード実行段階を示すフローチャートである。
【0072】
図9を参照すると、個別モード実行段階S41bは、選択モードによる高周波発生部作動段階S41bを含むことができる。ここで、高周波発生部作動段階S41bは、制御部30によって行うことができる。
【0073】
個別モード実行段階S40bは、ハンドピース移動検出段階S42bを含むことができる。ハンドピース移動検出段階S42bは、加速度検出センサー22を通じて、電極11が皮膚と接触または移動するにつれて検出される加速度情報を取得することができる。
【0074】
個別モード実行段階S40bは、測定された加速度判定段階S43bを含むことができる。加速度判定段階S43では、加速度検出センサ22は、皮膚と接触または移動して入力される加速度を検出し、検出した加速度が予め設定された基準加速度以上であるか否かを判定することができる。既設定された基準加速度は、チップ10が皮膚と接触した状態でハンドピース20が一定距離を移動した程度の加速度を意味することができる。
【0075】
個別モード実行段階S40bは、高周波発生作動中断段階S44bを含むことができる。
【0076】
高周波発生部作動中断段階S44bで、制御部30は、高周波発生部40の作動を中断させることができる。検出された加速度が予め設定された基準加速度未満であれば、制御部30は、高周波発生部作動中断段階S44bを実行することができる。高周波発生部作動中断段階S44bの後、制御部30は、ヘッドピース移動検出段階S42bを実行することができる。
【0077】
個別モード実行段階S40bは、終了事由発生有無判定段階S45bを含むことができる。終了事由発生有無判断段階S45bは、制御部30を通じて実行することができる。個別モード実行段階S40bの終了事由が発生したと判断される場合、制御部30は、個別モード実行段階S40bを終了させることができる。個別モード実行段階S40の終了事由は、一例として、検出された加速度が予め設定された基準加速度以上にならなかった場合、または終了入力が取得された場合である。個別モード実行段階S40bの終了事由が発生していないと判断された場合、選択モードによる高周波発生部作動段階S41bを実行することができる。
【0078】
したがって、本発明の高周波エネルギーの自動出力が可能な皮膚治療装置により、チップ10が皮膚との持続的な接触を維持した状態で安定的に高周波発生部を伝達し、皮膚との接触が離隔しないようにすることができる。
【0079】
特に、本発明で第2のモードを通じて高周波エネルギーが供給される場合、同じ周波数、波形及びパワーなどを多数回繰り返し高周波エネルギーを出力する際、パルス信号に対応する高周波エネルギーの供給が行われた後、再び繰り返し供給される自動化過程で、チップ10に一定又は特定以上の圧力が加えられ、ハンドピース20の移動が行われたかどうかを判断することで、施術時間の短縮と共に安定した高周波エネルギーを伝達することができる。
【符号の説明】
【0080】
10 チップ
20 ハンドピース
30 制御部
40 高周波発生部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】