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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】骨スクリュ挿入器
(51)【国際特許分類】
A61B 17/88 20060101AFI20241024BHJP
A61B 17/70 20060101ALI20241024BHJP
【ＦＩ】
A61B17/88
A61B17/70
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024526886
(86)(22)【出願日】2022-11-08
(85)【翻訳文提出日】2024-05-24
(86)【国際出願番号】 EP2022081152
(87)【国際公開番号】W WO2023079176
(87)【国際公開日】2023-05-11
(31)【優先権主張番号】63/277,153
(32)【優先日】2021-11-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514046806
【氏名又は名称】メドス・インターナショナル・エスエイアールエル
【氏名又は名称原語表記】Ｍｅｄｏｓ Ｉｎｔｅｒｎａｔｉｏｎａｌ ＳＡＲＬ
【住所又は居所原語表記】Ｃｈｅｍｉｎ－Ｂｌａｎｃ ３８， ＣＨ－２４００ Ｌｅ Ｌｏｃｌｅ， Ｓｗｉｔｚｅｒｌａｎｄ
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】エルサワー・ラミス
(72)【発明者】
【氏名】ハリス・ショーン
(72)【発明者】
【氏名】ルンコ・トーマス
(72)【発明者】
【氏名】ミラー・ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】ソレンティ・マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ビースター・エリック
(72)【発明者】
【氏名】シャートル・ブラッド
【テーマコード（参考）】
4C160
【Ｆターム（参考）】
4C160LL24
4C160LL42
(57)【要約】
骨スクリュアセンブリのねじ山付きシャンクにトルクを印加し、ねじ山付きシャンクを通して骨セメントを導入するためにセメント送達デバイスを受容する骨スクリュドライバが開示される。ドライバへのトルクの印加を容易にするためにドライバに結合するドライバアダプタも開示される。ドライバアダプタは、ドライバと組み合わせたセメント送達デバイスの次の使用を可能にするために、骨スクリュシャンクを埋め込んだ後にドライバから結合解除することができる。デバイスは、再使用可能であり得、保持及び逆トルクスリーブ、駆動ハンドルなどを含む、いくつかの追加の構成要素を採用することができる。更に、デバイスは、完成したアセンブリが、即時使用のために外科医又は他のユーザに渡され得るように、術野外での骨スクリュ挿入器アセンブリのセットアップを可能にすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外科用アセンブリであって、ドライバであって、別の構成要素との間の回転を防止する様態で前記別の構成要素と結合するように構成された遠位先端部と、前記ドライバの最近位端部から前記ドライバの最遠位端部まで延在するルーメンを備えた近位ドライバ本体と、を有する、ドライバと、
遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部とを有するドライバアダプタと、を備え、
前記ドライバアダプタは、前記近位ドライバ本体の一部分が前記遠位アダプタ本体の遠位に面する空洞内に受容されるように、前記ドライバに結合されており、
前記ドライバアダプタは、前記ドライバに回転力を付与するように構成されており、前記遠位アダプタ本体は、前記ドライバ及び前記ドライバアダプタの軸方向分離を防止するように構成されたロックを含む、外科用アセンブリ。
【請求項2】
前記ドライバアダプタが、前記ドライバアダプタの最近位端部から前記遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含む、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項3】
前記ロックが、前記ドライバ上に形成された溝と接合する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含む、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項4】
前記ドライバが、前記近位ドライバ本体上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含み、前記平坦部が、前記ドライバアダプタの前記遠位に面する空洞の内部表面上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部と接合する、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項5】
前記ドライバの一部分にわたって配設された保持スリーブを更に備える、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項6】
前記保持スリーブが、骨スクリュ受容側ヘッドと接合するように構成されたねじ山付き遠位端部を含む、請求項５に記載のアセンブリ。
【請求項7】
前記保持スリーブが、前記保持スリーブ及び前記ドライバの分離を防止するように構成されたロックを含む、請求項５に記載のアセンブリ。
【請求項8】
前記保持スリーブの一部分にわたって配設された第２のスリーブを更に備える、請求項５に記載のアセンブリ。
【請求項9】
前記第２のスリーブが、その遠位端部に形成された、骨スクリュ受容側ヘッドの部分の間に受容されるように構成された複数の剛性延長部を含む、請求項８に記載のアセンブリ。
【請求項10】
前記第２のスリーブが、その近位端部に形成された、前記保持スリーブ上に形成された１つ又は２つ以上の表面特徴部上で偏向してこれを乗り越えるように構成された複数の可撓性延長部を含む、請求項８に記載のアセンブリ。
【請求項11】
前記第２のスリーブは、前記第２のスリーブが前記保持スリーブに結合された骨スクリュ受容側ヘッドに対する回転に抗してロックされる遠位位置と、前記第２のスリーブが前記保持スリーブに結合された前記骨スクリュ受容側ヘッドに対して回転することができる近位位置との間で移動するように構成されている、請求項８に記載のアセンブリ。
【請求項12】
前記ドライバアダプタの前記近位トルク受容端部に結合されたドライバハンドルを更に備える、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項13】
前記ドライバアダプタに結合された外科用ナビゲーションアレイを更に備える、請求項１に記載のアセンブリ。
【請求項14】
骨スクリュドライバアダプタであって、遠位アダプタ本体と、
近位トルク受容端部と、を備え、
前記遠位アダプタ本体は、前記近位トルク受容端部よりも大きい直径を有し、
前記遠位アダプタ本体は、骨スクリュドライバの近位部分を受容するように構成された遠位に面する空洞を画定しており、
前記空洞内の遠位に面する表面は、前記骨スクリュドライバのルーメン内に受容され、前記骨スクリュドライバにトルクを付与するように構成されている、前記遠位に面する表面から遠位に延在する突起を含み、
前記遠位アダプタ本体は、前記骨スクリュドライバ及び前記骨スクリュドライバアダプタの軸方向分離を防止するために、前記空洞内に受容されたときに前記骨スクリュドライバの前記近位部分に係合するように構成されたロックを含む、骨スクリュドライバアダプタ。
【請求項15】
前記近位トルク受容端部が、前記骨スクリュドライバアダプタへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、請求項１４に記載のデバイス。
【請求項16】
前記遠位アダプタ本体と前記近位トルク受容端部との間に延在する中間部分を更に備え、前記中間部分が、前記遠位アダプタ本体の直径よりも小さい直径を有する、請求項１４に記載のデバイス。
【請求項17】
前記骨スクリュドライバアダプタが、前記アダプタの最近位端部から前記遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含む、請求項１４に記載のデバイス。
【請求項18】
前記ロックが、前記遠位アダプタ本体の外側表面に沿って露出された第１の端部と、前記遠位に面する空洞内に延在する第２の端部とを有する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含む、請求項１４に記載のデバイス。
【請求項19】
前記１つ又は２つ以上の枢動ラッチが、前記遠位に面する空洞内で前記第２の端部を半径方向内向きに駆動するように付勢されている、請求項１８に記載のデバイス。
【請求項20】
前記遠位アダプタ本体と前記近位トルク受容端部との間に配設された外科用ナビゲーションアレイマウントを更に備える、請求項１４に記載のデバイス。
【請求項21】
前記遠位に面する空洞が、前記アダプタ本体の外側表面まで延在する、前記遠位に面する空洞内に形成された少なくとも１つの開口部を含む、請求項１４に記載のデバイス。
【請求項22】
前記遠位アダプタ本体の前記外側表面が、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、請求項１４に記載のデバイス。
【請求項23】
前記突起が、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、請求項１４に記載のデバイス。
【請求項24】
前記突起が、上に形成された前記１つ又は２つ以上の平坦部を有する第１の部分と、前記第１の部分の遠位に延在しており、前記第１の部分の直径よりも小さい直径を有する第２の部分と、を含む、請求項２３に記載のデバイス。
【請求項25】
骨スクリュドライバであって、遠位先端部と、
近位本体と、を備え、
前記骨スクリュドライバの最近位端部から前記骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、
前記先端部は、前記骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して前記骨スクリュにトルクを付与するように構成されており、
前記近位本体は、その上に形成された、前記骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された対向する平坦部を含み、
前記近位本体は、前記対向する平坦部の遠位の位置において、前記対向する平坦部間の距離よりも大きい直径を有する、骨スクリュドライバ。
【請求項26】
前記対向する平坦部の近位の場所に形成された結合特徴部を更に備え、前記結合特徴部が、前記骨スクリュドライバ及びドライバアダプタの軸方向分離を防止する様態で前記ドライバアダプタと接合するように構成されている、請求項２５に記載のデバイス。
【請求項27】
前記結合特徴部が、前記近位本体の円周の周りに形成された溝を含む、請求項２６に記載のデバイス。
【請求項28】
前記遠位先端部と前記近位本体部分との間に延在する中間部分を更に備え、前記中間部分が、前記近位本体部分の直径よりも小さい直径を有する、請求項２５に記載のデバイス。
【請求項29】
前記中間部分に沿って形成された第１の肩部と、前記第１の肩部の遠位の位置で前記中間部分に沿って形成された第２の肩部と、を更に備える、請求項２８に記載のデバイス。
【請求項30】
前記第２の肩部が、先細の遠位に面する表面を含む、請求項２９に記載のデバイス。
【請求項31】
前記遠位先端部が、前記中間部分の直径よりも小さい直径を有する、請求項２８に記載のデバイス。
【請求項32】
前記ルーメンが、その長さに沿って、先細の直径を有する少なくとも１つの部分を含む、請求項２５に記載のデバイス。
【請求項33】
前記近位本体の最近位部分が、前記ドライバの前記最近位端部に向かって先細になる直径を有する、円錐形外側表面を有する、請求項２５に記載のデバイス。
【請求項34】
骨スクリュドライバであって、遠位先端部と、
近位本体と、を備え、
前記骨スクリュドライバの最近位端部から前記骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、
前記先端部は、前記骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して前記骨スクリュにトルクを付与するように構成されており、
前記ルーメンの最近位部分は、前記骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を含む、骨スクリュドライバ。
【請求項35】
前記ルーメンの直径が、前記１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を有する前記最近位部分に沿って最大である、請求項３４に記載のデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
（関連出願の相互参照）
本出願は、２０２１年１１月８日に出願された米国特許仮出願第６３／２７７，１５３号の利益を主張するものである。この出願の全内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、２０２１年１１月８日に出願された米国特許仮出願第６３／２７７，１５３号の利益を主張するものである。この出願の全内容は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
（発明の分野）
本開示は、概して、外科用器具に関し、より具体的には、骨スクリュ又は他の埋め込み可能なアセンブリの送達に利用することができるデバイス及び方法に関する。
本開示は、概して、外科用器具に関し、より具体的には、骨スクリュ又は他の埋め込み可能なアセンブリの送達に利用することができるデバイス及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
骨アンカーアセンブリは、治癒、癒合、又は他のプロセス中に骨を固定するために整形外科手術で用いることができる。例えば、脊椎手術では、骨アンカーアセンブリは、ロッド又は他の脊椎固定要素を１つ又は２つ以上の脊椎骨に固定し、脊椎を堅固に又は動的に安定化させるために使用され得る。骨アンカーアセンブリの埋め込みは、ねじ山付きシャンク構成要素を骨の中に前進させるために特殊なドライバの使用を必要とする可能性がある。
【0004】
場合によっては、有窓骨アンカーアセンブリを、骨に打ち込まれた構成要素を固めること及び／又は固定することを補助するために、骨セメント又は他の流動性材料の送達と組み合わせて利用することができる。有窓骨アンカーアセンブリは、長さの少なくとも一部に延在するルーメンを有するねじ山付きシャンクを含むことができ、遠位及び／又は側部開口部が、流動性材料がルーメンから逃げることを可能にする。
【0005】
有窓骨アンカーアセンブリは、セメント又は他の流動性材料の送達を可能にするために、特定の位置合わせガイドを必要とし得る。場合によっては、位置合わせガイドは、セメント送達デバイスを受容することに加えて、スクリュを打ち込むように構成され得る。しかしながら、そのような従来のデバイスでは、組み合わされたデバイスは、多くの場合、単回使用とみなされ、かつ／又は他の既存のハードウェアとの互換性若しくは整合性を欠いている。
【0006】
その上、多くの場合、従来のドライバ及びセメント送達デバイスの使用は、術野におけるデバイスセットアップという性能を必要とした。術野において必要とされる組み立て動作を最小限にし、例えば、使用の準備が整った構成で外科医又は他のユーザに渡され得る、直近の術野から離れた「バックテーブル」におけるアセンブリのセットアップを可能にすることが有利であり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
したがって、骨スクリュアセンブリを挿入し、そこに骨セメント又は他の流動性材料を送達する際に使用するための改良された器具類が必要とされている。従来の設計の欠点に対処する、例えば、流動性材料を送達可能である再使用可能な挿入デバイスを提供し、既存のセメント送達デバイスと協働し、術野外での組み立てを可能にするといったような改良された器具類が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、従来の設計における欠点に対処し、独自の利点を提供する骨スクリュ挿入器及び方法を提供する。全般的に言えば、本明細書に開示されるデバイスは、骨スクリュアセンブリのねじ山付きシャンクにトルクを印加し、それを骨の中に埋め込むように、かつねじ山付きシャンクを通して骨セメント又は他の流動性材料を導入するためにセメント送達デバイスを受容するように構成された骨スクリュドライバを含むことができる。また、骨スクリュの埋め込み中にドライバへのトルクの印加を容易にするためにドライバに結合することができるドライバアダプタも開示される。ドライバアダプタは、セメント送達デバイスと結合するために必要なドライバの構成を収容するように構成され得、ドライバと組み合わせたセメント送達デバイスの次の使用を可能にするために、骨スクリュシャンクを骨に埋め込んだ後にドライバから結合解除又は解放するように構成され得る。開示されるドライバ及びドライバアダプタは、再使用可能であり得、保持及び逆トルクスリーブ、駆動ハンドルなどを含め、種々のアセンブリを形成するためにいくつかの追加の構成要素を採用することができる。更に、本明細書に開示されるデバイスは、骨スクリュアセンブリを骨に打ち込む際に、完成したアセンブリが、即時使用のために外科医又は他のユーザに渡され得るように、術野外での骨スクリュ挿入器アセンブリのセットアップを可能にする様態で利用され得る。
【0009】
一態様では、外科用アセンブリが開示され、外科用アセンブリは、ドライバであって、別の構成要素との間の回転を防止する様態で別の構成要素と結合するように構成された遠位先端部と、ドライバの最近位端部からドライバの最遠位端部まで延在するルーメンを備えた近位ドライバ本体と、を有する、ドライバを含む。外科用アセンブリは、遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部とを有するドライバアダプタを更に含む。ドライバアダプタは、近位ドライバ本体の一部分が遠位アダプタ本体の遠位に面する空洞内に受容されるように、ドライバに結合されている。ドライバアダプタはまた、ドライバに回転力を付与するように構成されており、遠位アダプタ本体は、ドライバ及びドライバアダプタの軸方向分離を防止するように構成されたロックを含む。
【0010】
様々な代替的又は追加的な特徴のうちのいずれも含めることができ、それらは、本開示の範囲内であるとみなされる。例えば、いくつかの実施形態では、ドライバアダプタは、ドライバアダプタの最近位端部から遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含むことができる。ある特定の実施形態では、ロックは、ドライバ上に形成された溝と接合する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含むことができる。いくつかの実施形態では、ドライバは、近位ドライバ本体上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含むことができ、平坦部は、ドライバアダプタの遠位に面する空洞の内部表面上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部と接合する。
【0011】
いくつかの実施形態では、外科用アセンブリは、ドライバの一部分にわたって配設された保持スリーブを更に含むことができる。ある特定の実施形態では、保持スリーブは、骨スクリュ受容側ヘッドと接合するように構成されたねじ山付き遠位端部を含むことができる。その上、いくつかの実施形態では、保持スリーブは、保持スリーブ及びドライバの分離を防止するように構成されたロックを含むことができる。外科用アセンブリは、保持スリーブの一部分にわたって配設された第２のスリーブを更に含むことができる。いくつかの実施形態では、第２のスリーブは、その遠位端部に形成された、骨スクリュ受容側ヘッドの部分の間に受容されるように構成された複数の剛性延長部を含むことができる。ある特定の実施形態では、第２のスリーブは、その近位端部に形成された、保持スリーブ上に形成された１つ又は２つ以上の表面特徴部上で偏向してこれを乗り越えるように構成された複数の可撓性延長部を含むことができる。第２のスリーブは、第２のスリーブが保持スリーブに結合された骨スクリュ受容側ヘッドに対する回転に抗してロックされる遠位位置と、第２のスリーブが保持スリーブに結合された骨スクリュ受容側ヘッドに対して回転することができる近位位置との間で移動するように構成され得る。
【0012】
いくつかの実施形態では、外科用アセンブリは、ドライバアダプタの近位トルク受容端部に結合されたドライバハンドルを含むことができる。ある特定の実施形態では、外科用ナビゲーションアレイが、ドライバアダプタに結合され得る。
【0013】
別の態様では、外科的方法が提供され、外科的方法は、ドライバを、ドライバの最遠位端部に形成された先端部が、骨スクリュアセンブリのシャンク上に形成された駆動特徴部と接合するように、保持スリーブのルーメンを通して挿入することを含む。方法は、保持スリーブを骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに結合することと、ドライバアダプタを、ドライバの近位部分がドライバアダプタの遠位に面する空洞内に受容され、ドライバアダプタがドライバからの軸方向分離に抗してロックされるように、ドライバに結合することと、を更に含む。方法は、ドライバアダプタを回転させて、ドライバ及び骨スクリュアセンブリのシャンクの対応する回転を付与することを更に含む。
【0014】
本明細書に開示される方法は、本開示の範囲内であるとみなされる様々な追加的又は代替的なステップのうちのいずれかを含むことができる。いくつかの実施形態では、例えば、方法は、ドライバハンドルをドライバアダプタの近位端部に結合することを更に含むことができる。ある特定の実施形態では、方法は、ドライバを、保持スリーブからの軸方向分離に抗してロックすることを更に含むことができる。いくつかの実施形態では、ドライバ及び骨スクリュアセンブリのシャンクの回転は、保持スリーブに対するものとすることができる。
【0015】
いくつかの実施形態では、方法は、保持スリーブを、第２のスリーブのルーメンを通して挿入することを更に含むことができる。方法は、保持スリーブを骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに結合する前に、保持スリーブを、第２のスリーブのルーメンを通して挿入することを更に含むことができる。方法は、第２のスリーブが骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに対する回転に抗してロックされる遠位位置と、第２のスリーブが骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに対して回転することができる近位位置との間で、第２のスリーブを移動させることを更に含むことができる。
【0016】
ある特定の実施形態では、方法は、術野外で、保持スリーブを受容側ヘッドに結合することと、ドライバを、保持スリーブのルーメンを通して挿入することと、ドライバアダプタをドライバに結合することと、を更に含むことができる。
【0017】
いくつかの実施形態では、方法は、ドライバアダプタをドライバから分離することと、ドライバに骨セメント送達デバイスを結合することと、ドライバ及び骨スクリュアセンブリのシャンクを通して骨セメントを送達することと、を更に含むことができる。
【0018】
別の態様では、遠位先端部と近位本体とを含む骨スクリュドライバが開示される。更に、骨スクリュドライバの最近位端部から骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、先端部は、骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して骨スクリュにトルクを付与するように構成されている。また更に、近位本体は、その上に形成された、骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された対向する平坦部を含み、近位本体は、対向する平坦部の遠位の位置において、対向する平坦部間の距離よりも大きい直径を有する。
【0019】
上で開示した種々の態様及び実施形態と同様に、様々な代替的又は追加的な特徴のうちのいずれも含めることができ、それらは、本開示の範囲内であるとみなされる。例えば、いくつかの実施形態では、骨スクリュドライバは、対向する平坦部の近位の場所に形成された結合特徴部を含むことができる。結合特徴部は、骨スクリュドライバ及びドライバアダプタの軸方向分離を防止する様態でドライバアダプタと接合するように構成され得る。ある特定の実施形態では、結合特徴部は、近位本体の円周の周りに形成された溝を含むことができる。
【0020】
いくつかの実施形態では、骨スクリュドライバは、遠位先端部と近位本体部分との間に延在する中間部分を含むことができ、中間部分は、近位本体部分の直径よりも小さい直径を有することができる。いくつかの実施形態では、第１の肩部が、中間部分に沿って形成され得、第２の肩部が、第１の肩部の遠位の位置で中間部分に沿って形成され得る。ある特定の実施形態では、第２の肩部は、先細の遠位に面する表面を含むことができる。いくつかの実施形態では、遠位先端部は、中間部分の直径よりも小さい直径を有することができる。
【0021】
ある特定の実施形態では、ルーメンは、その長さに沿って、先細の直径を有する少なくとも１つの部分を含むことができる。いくつかの実施形態では、近位本体の最近位部分は、ドライバの最近位端部に向かって先細になる直径を有する、円錐形外側表面を有することができる。
【0022】
別の態様では、遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部とを含む骨スクリュドライバアダプタが開示される。遠位アダプタ本体は、近位トルク受容端部よりも大きい直径を有し、骨スクリュドライバの近位部分を受容するように構成された遠位に面する空洞を画定する。骨スクリュドライバアダプタは、空洞内の遠位に面する表面を更に含み、遠位に面する表面は、骨スクリュドライバのルーメン内に受容され、骨スクリュドライバにトルクを付与するように構成されている、遠位に面する表面から遠位に延在する突起を含む。遠位アダプタ本体はまた、骨スクリュドライバ及び骨スクリュドライバアダプタの軸方向分離を防止するために、空洞内に受容されたときに骨スクリュドライバの近位部分に係合するように構成されたロックを含む。
【0023】
上で開示した態様及び実施形態と同様に、様々な代替的又は追加的な特徴のうちのいずれも含めることができ、それらは、本開示の範囲内であるとみなされる。例えば、いくつかの実施形態では、近位トルク受容端部は、骨スクリュドライバアダプタへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦部を含むことができる。
【0024】
ある特定の実施形態では、骨スクリュドライバアダプタは、遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部との間に延在する中間部分を更に含むことができる。更に、中間部分は、遠位アダプタ本体の直径よりも小さい直径を有することができる。いくつかの実施形態では、骨スクリュドライバアダプタは、アダプタの最近位端部から遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含むことができる。
【0025】
いくつかの実施形態では、ロックは、遠位アダプタ本体の外側表面に沿って露出された第１の端部と、遠位に面する空洞内に延在する第２の端部とを有する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含むことができる。いくつかの実施形態では、１つ又は２つ以上の枢動ラッチは、遠位に面する空洞内で第２の端部を半径方向内向きに駆動するように付勢され得る。
【0026】
ある特定の実施形態では、骨スクリュドライバアダプタは、遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部との間に配設された外科用ナビゲーションアレイマウントを含むことができる。
【0027】
いくつかの実施形態では、遠位に面する空洞は、アダプタ本体の外側表面まで延在する、遠位に面する空洞内に形成された少なくとも１つの開口部を含むことができる。ある特定の実施形態では、遠位アダプタ本体の外側表面は、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含むことができる。ある特定の実施形態では、突起は、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含むことができる。いくつかの実施形態では、突起は、上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を有する第１の部分と、第１の部分の遠位に延在しており、第１の部分の直径よりも小さい直径を有する第２の部分と、を含むことができる。
【0028】
別の態様では、遠位先端部と、近位本体と、を含む、骨スクリュドライバが開示される。更に、骨スクリュドライバの最近位端部から骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在する。また更に、先端部は、骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して骨スクリュにトルクを付与するように構成されている。ルーメンの最近位部分はまた、骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を含む。
【0029】
上で開示した態様及び実施形態と同様に、様々な代替的又は追加的な特徴のうちのいずれも含めることができ、それらは、本開示の範囲内であるとみなされる。例えば、いくつかの実施形態では、ルーメンの直径は、１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を有する最近位部分に沿って最大であり得る。
【0030】
本明細書に説明される特徴又は変形例のいずれも、いくつかの異なる組み合わせで、本開示の任意の特定の態様又は実施形態に適用することができる。任意の特定の組み合わせの明確な記述はないが、それは単に、不必要に長くなること、又は繰り返すことを回避するためである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
本開示の態様及び実施形態は、添付図面と併せてなされる以下の詳細な説明によって、更に十分に理解することができる。
【図1】骨スクリュアセンブリの一実施形態と結合された本開示による骨スクリュ挿入器アセンブリの一実施形態の斜視図である。
【図11】本開示によるドライバハンドルの一実施形態の斜視図である。
【図25】本開示によるナビゲートされる骨スクリュドライバ及びドライバアダプタアセンブリの一実施形態の側面図である。
【図27A】本開示による骨スクリュドライバの一実施形態の背面斜視図である。
【図29】骨スクリュドライバ、保持スリーブ、及び第２のスリーブを含む、本開示によるアセンブリの一実施形態の側面分解図である。
【図30】骨スクリュドライバ、保持スリーブ、及び第２のスリーブを含む、本開示によるアセンブリの別の実施形態の側面分解図である。
【図32】本開示による骨スクリュ挿入器アセンブリの一実施形態の斜視図である。
【図40】本開示による骨スクリュ挿入器アセンブリの一実施形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
本明細書に開示されるデバイス、システム、及び方法の構造、機能、製造、及び使用の原理が総括的に理解されるように、ある特定の例示的な実施形態について、これから説明する。これらの実施形態の１つ又は２つ以上の実施例が、添付の図面に例解されている。本明細書に具体的に説明され、添付の図面に例解されるデバイス、システム、及び方法は、非限定的な実施形態である。一実施形態に関連して例解又は説明される特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わされ得る。かかる修正及び変形例は、本開示の範囲内に含まれることが意図される。追加的に、直線寸法、円寸法、又は他の寸法が、開示されるデバイス及び方法の説明で使用される限りにおいて、かかる寸法は、かかるデバイス及び方法と併せて使用することができる形状のタイプを限定することを意図するものではない。かかる寸法に相当する寸法を、異なる幾何学形状などについて決定することができる。更に、実施形態の同様の番号が付された構成要素は、概して、同様の特徴を有するものであり得る。なお更に、デバイスのサイズ及び形状、並びにその構成要素は、デバイスが使用される主体の解剖学的形態、デバイスがともに使用される物体のサイズ及び形状、並びにデバイスが使用される方法及び処置に少なくとも依存し得る。
【0033】
骨スクリュ挿入器、及び、骨スクリュ又は骨スクリュアセンブリの一部を骨に埋め込むための関連する方法が本明細書に開示される。いくつかの実施形態では、本明細書に開示されるデバイスは、骨スクリュアセンブリのねじ山付きシャンクにトルクを印加し、それを骨の中に埋め込むように、かつねじ山付きシャンクを通して骨セメント又は他の流動性材料を導入するためにセメント送達デバイスを受容するように構成された、骨スクリュドライバを含むことができる。また、骨スクリュの埋め込み中にドライバへのトルクの印加を容易にするためにドライバに結合することができるドライバアダプタも開示される。ドライバアダプタは、セメント送達デバイスと結合するために必要なドライバの構成を収容するように構成され得、ドライバと組み合わせたセメント送達デバイスの次の使用を可能にするために、骨スクリュシャンクを骨に埋め込んだ後にドライバから結合解除又は解放するように構成され得る。開示されるドライバ及びドライバアダプタは、再使用可能であり得、保持及び逆トルクスリーブ、駆動ハンドルなどを含め、種々のアセンブリを形成するためにいくつかの追加の構成要素を採用することができる。更に、本明細書に開示されるデバイスは、骨スクリュアセンブリを骨に打ち込む際に、完成したアセンブリが、即時使用のために外科医又は他のユーザに渡され得るように、術野外での骨スクリュ挿入器アセンブリのセットアップを可能にする様態で利用され得る。
【0034】
図１及び図２は、骨スクリュアセンブリ１０２の一実施形態と結合された、本開示による骨スクリュ挿入器アセンブリ１００の一実施形態を示す。骨スクリュ挿入器アセンブリ１００は、骨スクリュドライバ１０４と、ドライバアダプタ１０６と、保持スリーブ１０８と、第２のスリーブ１１０と、を含むことができる。骨スクリュアセンブリ１０２は、例えば、ねじ山付きの埋め込み可能なシャンク１１２と、シャンクに結合されており、かつシャンクに対して多軸移動するように構成された受容側ヘッド１１４とを有する多軸骨スクリュであり得る。他の実施形態では、受容側ヘッドがシャンクに対して単一平面内で移動することができる一平面上骨スクリュアセンブリを利用することができる。更に、いくつかの実施形態では、単軸骨スクリュを利用することができ、この場合、受容側ヘッドが、受容側ヘッドとねじのシャンク部分との間の移動が不可能であるように、シャンクに対する移動に抗してロックされるか、又はシャンクと一体的に形成されている。様々な骨スクリュ又は骨スクリュアセンブリのいずれも、本明細書に開示される挿入器とともに利用することができ、図示される骨スクリュアセンブリ１０２は一例である。種々の骨スクリュ及び骨スクリュアセンブリに関する更なる詳細は、米国特許第７，０８７，０５７号、同第９，１５５，５８０号、同第１０，０３９，５７８号、同第１０，２９９，８３９号、及び同第１０，９８０，５７４号に見出すことができる。これらの特許の各々の全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0035】
骨スクリュ挿入器アセンブリ１００は、骨スクリュアセンブリを骨の中に埋め込むために利用することができる。図示の実施形態では、保持スリーブ１０８は、骨スクリュアセンブリ１０２の受容側ヘッド１１４に螺合可能に結合することができる。ドライバ１０４は、遠位ドライバ先端部が、ねじ山付きシャンク１１２の近位端部上に形成された駆動特徴部と係合するように、保持スリーブ１０８を通して挿入することができる。ドライバアダプタ１０６が、ドライバ１０４の近位端部と結合して、例えば、ドライバアダプタに結合することができるドライバハンドル又は他の器具を介したドライバへのトルクの送達を容易にすることができる。加えて、第２のスリーブ１１０は、取り扱いを容易にするために利用することができ、いくつかの実施形態では、ねじ山付きシャンク１１２にトルクを与えて骨に打ち込むときに、受容側ヘッド１１４に逆トルクを提供するために利用することができる。以下でより詳細に説明され、図２１～図２４Ｂに示されるように、骨アンカーアセンブリ１０２のねじ山付きシャンク１１２に形成されたルーメンを通して骨セメント又は他の流動性材料を送達するために、ドライバアダプタ１０６をドライバ１０４から結合解除することができ、セメント送達デバイスをドライバに結合することができる。
【0036】
図３及び図４は、図１の骨スクリュ挿入器アセンブリの選択された構成要素を図示する。特に、これらの図は、ドライバ１０４と、ドライバアダプタ１０６と、保持スリーブ１０８と、を特徴とする。図３及び図４はまた、ドライバ１０４の最遠位端部に形成された駆動先端部３０２と、保持スリーブ１０８の遠位端部に形成されたねじ山３０４とを示す。特定の用途及び利用される骨スクリュに応じて、図１及び図２に図示される構成要素の全てを特徴とする挿入器アセンブリ、又はそのサブセット、例えば、図３及び図４に図示されるアセンブリを利用することが可能であり得る。例えば、いくつかの状況では、骨アンカーアセンブリの埋め込み可能なねじ山付きシャンクを駆動するときなど、ドライバ１０４及びアダプタ１０６のみを利用することが可能であり得、ここで、受容側ヘッド１１４は、埋め込み後に手術部位でシャンクに結合される。
【0037】
図５Ａ～図６は、ドライバ１０４を更に詳細に図示する。様々な形状及び構成が可能であるが、図示の実施形態では、ドライバ１０４は、遠位ドライバ先端部３０２及び近位ドライバ本体５０２を含む。加えて、ドライバ１０４を通ってその最近位端部から最遠位端部まで延在するルーメン５０４が存在する。ドライバ本体５０２は、様々な直径を有する概ね円筒形形状を有することができる。例えば、図示の実施形態では、ドライバ本体５０２は、近位に延在する縮径セクション５０６を含むことができ、この縮径部分は、その上に形成された、図に示される対向する平坦部などの１つ又は２つ以上の平坦部５０８を含む。いくつかの実施形態では、１つ又は２つ以上の平坦部５０８は、様々な直径の異なるセクションに分割されることなく、ドライバ本体の全長に延在することができる。そのような構成の例示的な実施形態は、図３２～図３９に示され、以下でより詳細に説明される。以下でより詳細に説明されるように、ドライバアダプタ１０６は、その中に縮径セクション５０６を受容するように構成された遠位に面する空洞と、１つ又は２つ以上の平坦部５０８と接合し、ドライバアダプタ１０６がドライバ１０４にトルクを付与することを可能にし得る、空洞内の１つ又は２つ以上の内側に面する平坦部と、を含み得る。他の実施形態では、近位ドライバ本体５０２へのトルクの送達を容易にするために、様々な駆動特徴部のうちのいずれかを近位ドライバ本体に一体化することができる。例えば、いくつかの実施形態では、Ｔｏｒｘ（登録商標）駆動凹部又は１つ又は２つ以上の平坦部分を有する他の凹部などの大きい駆動特徴部が、例えばルーメン５０４を囲繞する、ドライバ本体５０２の近位端部に形成され得る。そのような実施形態では、２つの構成要素が互いに結合されたときにドライバ１０４へのトルクの送達を容易にするために、ドライバアダプタ１０６上に相補的な駆動特徴部を形成することができる。そのような構成の例示的な実施形態は、図４０～図４８に示され、以下でより詳細に説明される。
【0038】
ドライバ本体５０２は、別の構成要素をドライバ１０４に対して結合し、選択的に固定することを容易にするための結合特徴部を更に含むことができる。図示の実施形態では、結合特徴部は、対向する平坦部の近位の場所でドライバ本体５０２の外周の周りに形成された溝５１０を含むことができる。以下でより詳細に説明されるように、結合特徴部は、ドライバアダプタ１０６のロックによって利用され、２つの構成要素を互いに対して固定することができ、同様に、ドライバのルーメン５０４を通したセメントの送達のために、ドライバ１０４と結合するようにセメント送達デバイスによって利用され得る。ドライバ本体５０２はまた、ドライバ１０４の最近位端部に向かって先細になる直径を含む、円錐形の最近位部分５１２を含むことができる。この円錐形プロファイルは、ドライバアダプタ１０６又はセメント送達デバイスなどの別の構成要素を、ドライバ１０４と結合させるときに、位置決めすることを助けるために使用することができる。いくつかの実施形態では、円錐形の表面は、構成要素を互いに対して固定することを容易にするために、溝５１０と併せて利用することもできる。
【0039】
ドライバ１０４の図示の実施形態はまた、遠位ドライバ先端部３０２と近位本体５０２との間に延在する中間部分５１４を含む。中間部分５１４は、概ね円筒形形状を有することができ、特定の用途などに従って様々な直径及び長さを有することができる。図示の実施形態では、例えば、中間部分５１４の長さに沿って異なる直径によって形成された１つ又は２つ以上の移行部又は肩部５１６が存在することができる。１つ又は２つ以上の移行部又は肩部は、先細の円錐形表面又は互いに垂直な段付き表面を有することができる。例えば、図示の実施形態では、第１の肩部５１８が、第１の肩部の遠位の位置の第２の肩部５２０とともに、中間部分５１４に沿って形成されている。以下でより詳細に説明されるように、第１の肩部５１８及び第２の肩部５２０は、ドライバ１０４と保持スリーブ１０８との間の相対回転を可能にしながら、それらの意図しない軸方向分離を防止するために、保持スリーブ１０８のロックを受容することができる、中間部分５１４の長さ５１９を画定する。更に、第２の肩部５２０は、先細の遠位に面する表面及び段状の近位に面する表面を含むことができ、これは、ドライバ１０４が保持スリーブ内に挿入されるときに肩部５２０を乗り越える保持スリーブ１０８のロックを容易にするが、保持スリーブロックの特定の解放なしの分離を防止することができる。
【0040】
図５Ｂは、ドライバ先端部３０２を更に詳細に図示する。図示の実施形態では、ドライバ先端部３０２は、骨アンカーアセンブリ１０２のねじ山付きシャンク１１２の近位端部に形成された相補的な形状の駆動凹部内に受容されるように構成されたＴ２７形状である。しかしながら、他の実施形態では、様々な代替のドライバ先端部形状のいずれかを利用することができる。また、図示の実施形態では、ドライバ先端部３０２は、中間部分５１４及び近位本体部分５０２よりも小さい直径を有する。
【0041】
上述したように、ドライバ１０４は、カニューレ状であり、その長さに沿って延在するルーメン５０４を含み、それを通した骨セメント又は他の流動性材料の送達を容易にする。ルーメン５０４はまた、ガイドワイヤにわたるドライバ１０４及びそれに結合された任意の骨スクリュアセンブリの送達を容易にすることができる。ルーメン５０４は、意図された用途に基づいて様々な直径を有し、その長さに沿って異なる直径の間に１つ又は２つ以上の移行部６０２を含むこともできる。ドライバ１０４の外側表面に関して上で説明した移行部又は肩部と同様に、移行部６０２は、円錐形若しくは先細の表面、又はルーメン５０４の側壁に垂直な肩部を形成する段付き表面を含むことができる。いくつかの実施形態では、先細の又は円錐形の移行表面の使用は、以下により詳細に説明され、図２１～図２４Ｂに示されるように、セメント送達デバイスと関連付けられる細長い管などの、ルーメンを通して挿入されるデバイスを誘導することを助けることができる。
【0042】
ドライバ１０４は、骨セメント又は任意の他の流動性材料の送達前に、例えば、ドライバアダプタ１０６を使用して、骨スクリュシャンクの送達を可能にする。以下でより詳細に説明するように、ドライバアダプタ１０６は、ドライバハンドル又は他の駆動アクチュエータのドライバ１０４への取り付けを容易にすることができる。ドライバアダプタ１０６を取り外した後、カニューレ状ドライバ１０４は、デバイスの取り外し又はセメント送達デバイスの導入を容易にするための任意の付加的な構成要素の位置決めを必要とせずに、それを通したセメントの送達を可能にすることができる。
【0043】
図７Ａ～図１０は、ドライバアダプタ１０６を更に詳細に図示する。ドライバアダプタ１０６は、駆動ハンドル又は他の駆動アクチュエータからトルクを受容するように構成された近位端部７０２を含むことができる。近位端部７０２は、例えば、ドライバアダプタ１０６、及びドライバ１０４などの、それに結合された任意の構成要素にトルクを付与するために利用することができる１つ又は２つ以上の平坦部７０４を含むことができる。図示の実施形態では、近位端部７０２は、正方形の駆動特徴部を形成する２対の対向する平坦部７０４を含むが、他の実施形態では他の構成が可能である。近位端部はまた、その円周の周りに形成された溝７０５を含むことができる。以下でより詳細に説明するように、これは、いくつかの実施形態では、ドライバハンドル又は他の駆動アクチュエータをドライバアダプタ１０６に固定することを容易にするために利用することができる。
【0044】
ドライバアダプタ１０６はまた、遠位アダプタ本体７０６を含むことができる。遠位アダプタ本体７０６は、近位トルク受容端部７０２よりも大きい直径を有することができ、ドライバ本体５０２の縮径近位部分５０６などのドライバ１０４の一部分を受容するように構成され得る遠位に面する空洞７０８を画定することができる。アダプタ本体７０６はまた、その外側表面上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部７１０を含むことができ、平坦部７１０ある特定の実施形態では、ドライバアダプタ１０６にトルクを与えるか、又は別様に、他の器具類を、他の器具類との間の相対回転を防止する様態でドライバアダプタに結合することを補助するために利用され得る。また更に、アダプタ本体７０６は、アダプタ本体７０６内に形成されており、アダプタ本体の外側表面と遠位に面する空洞７０８との間に延在する１つ又は２つ以上の開口部７１１を含むことができる。これらの開口部は、結合又は解放動作中、並びにドライバアダプタ１０６の洗浄及び滅菌中などに、空洞７０８内へのユーザ可視化を容易にすることができる。
【0045】
遠位に面する空洞７０８は、１つ又は２つ以上の平坦部７１２を特徴とする内部側壁を含むことができる。図示の実施形態では、遠位に面する空洞７０８内に受容され得るドライバ１０４の部分上に形成された対向する平坦部５０８と接合するか、又はそれに当接するように構成された、対向する平坦部７１２が存在する。ドライバアダプタ１０６及びドライバ１０４上の１つ又は２つ以上の平坦部７１２、５０８の接合部は、ドライバアダプタに印加されたトルクがドライバに伝達され、次に、ドライバ先端部３０２によってドライバに結合された骨スクリュシャンクにトルクを与えることを可能にすることができる。
【0046】
ドライバアダプタ１０６の遠位アダプタ本体７０６はまた、ドライバ及びドライバアダプタの軸方向分離を防止するように構成されたロックを含むことができる。例えば、ロックは、ドライバが空洞から外れることを防止するために、空洞７０８内に受容されたときに骨スクリュドライバの近位部分に係合するように構成することができる。種々のラッチ、ねじ山、溝、磁気又は電磁引力などを用いるロックを含む、様々なロックのうちのいずれかを利用することができる。ロックは、図示の実施形態に示される対向するラッチ７１４などの１つ又は２つ以上の枢動ラッチ７１４を含むことができる。１つ又は２つ以上のラッチ７１４は各々、ピン７１６の周りを枢動するように構成され得、各々、遠位アダプタ本体７０６の外側表面に沿って露出された第１の端部７１８と、遠位に面する空洞７０８内に延在する第２の端部７２０とを含み得る。いくつかの実施形態では、１つ又は２つ以上のラッチ７１４は各々、遠位に面する空洞内で第２の端部を半径方向内向きに駆動するように付勢され得る。例えば、コイルばね７２２又は他の付勢要素が、第２の端部７２０を空洞７０８内へ半径方向内向きに枢動させるように押しやる方向に、１つ又は２つ以上のラッチ７１４の各々に力を印加することができる。使用時、ドライバ１０４の近位部分がドライバアダプタ１０６の遠位に面する空洞７０８内に受容されると、１つ又は２つ以上のラッチ７１４の各々の第２の端部７２０は、円錐形表面５１２を乗り越え、最終的に溝５１０内に延在することができる。これにより、ユーザが１つ又は２つ以上のラッチの各々の第１の端部７１８を半径方向内向きに押しやって第２の端部を溝から解放するまで、ドライバ１０４を、アダプタ１０６からの軸方向分離に抗して固定することができる。
【0047】
ドライバアダプタ１０６はまた、近位トルク受容端部７０２と遠位アダプタ本体７０６との間に延在する中間部分７２４を含むことができる。中間部分７２４は、様々な長さ、形状、及び直径を有することができる。図示の実施形態では、中間部分７２４は、遠位アダプタ本体７０６の直径よりも小さい直径を有する概ね円筒形の本体である。以下でより詳細に説明されるように、いくつかの実施形態では、中間部分は、外科用ナビゲーションアレイなどの他の構成要素との結合を容易にするように構成された、装着点又は他の特徴部を含むことができる。
【0048】
いくつかの実施形態では、ドライバアダプタ１０６は、その長さに沿って延在するルーメン７２６を含むことができる。例えば、ルーメン７２６は、ドライバアダプタ１０６の最近位端部から遠位に面する空洞７０８まで延在することができる。そのようなルーメンを含むことは、例えば、ガイドワイヤなどと組み合わせた挿入器アセンブリ１００の使用を可能にすることができる。
【0049】
図１１は、ユーザがドライバアダプタ、並びにそれに結合され得るドライバ１０４及び骨スクリュシャンク１１２にトルクを付与することを可能にするために、ドライバアダプタ１０６の近位トルク受容端部７０２に結合され得るドライバハンドル１１００の一実施形態を図示する。ドライバハンドル１１００は、ドライバアダプタ１０６の近位端部を受容するように構成された遠位に面する空洞１１０２を画定する遠位端部を有することができる。空洞１１０２は、ドライバアダプタ１０４上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部７０４に対して形状が相補的な１つ又は２つ以上の平坦部を含み、それらの間のトルクの伝達を容易にすることができる。ドライバハンドル１１００はまた、その遠位部分に沿って形成されたロック１１０４を含むことができ、ロック１１０４は、ドライバハンドルとドライバアダプタとの間の結合を固定するために利用され得る。例えば、ロック１１０４は、構成要素の意図しない分離を防止するために、ドライバアダプタ１０６の近位端部の近くに形成された溝７０５内に押しやられ得る半径方向に並進可能なピンを含むことができる。
【0050】
ドライバハンドル１１００は、ユーザがハンドルを握り、それにトルクを印加することを容易にするために、その近位端部にユーザ把持可能ハンドル１１０６を更に含むことができる。種々の形状及びサイズのハンドルを利用することができる。図示の実施形態では、Ｔハンドル形状が利用される。加えて、ドライバハンドル１１００は、その最近位端部から遠位に面する空洞１１０２まで形成されたルーメン１１０８を含むことができる。これは、ガイドワイヤなどと関連して挿入器アセンブリ１００の使用を可能にするために、本明細書に説明される他の構成要素内に形成されるルーメンと関連して利用され得る。
【0051】
ユーザ把持可能ハンドル１１００が図１１に示されているが、様々な他のドライバアクチュエータのいずれかをドライバアダプタ１０６の近位端部に結合して、それにトルクを付与することも可能である。例えば、ラチェットなどの代替ドライバ又はドリル／ドライバなどの電動ドライバを、ドライバアダプタ１０６の近位端部に形成された正方形のドライブ又は他の駆動特徴部に結合することができる。ある特定の実施形態では、ユーザ把持可能ハンドル又は他のドライバ構成要素をドライバアダプタに一体化して、互いから分離することができないこれらの特徴部を有する単一の構成要素を作成することができる。
【0052】
図１２Ａ～図１４は、保持スリーブ１０８を更に詳細に図示する。保持スリーブ１０８は、概ね細長い円筒形本体とすることができ、骨スクリュアセンブリ１０２の受容側ヘッド１１４の内側表面に形成されたねじ山に係合するように構成された、上にねじ山１２０４が形成された遠位端部１２０２を含むことができる。保持スリーブ１０８はまた、遠位端部１２０２よりも大きい直径を有する近位部分１２０６を含むことができる。近位部分１２０６は、例えば、保持スリーブを骨スクリュ受容側ヘッド１１４と結合又は結合解除するときに、ユーザが保持スリーブを把持し、それにトルクを付与することを容易にするために、一連の隆起部１２０８又は他の表面特徴部を含むことができる。
【0053】
保持スリーブ１０８は、ドライバ１０４などの１つ又は２つ以上の器具を通過させることを容易にするために、その最近位端部からその最遠位端部まで延在するルーメン１２１０を含むことができる。保持スリーブ１０８は、保持スリーブと、例えばルーメン１２１０を通して挿入されたドライバとの分離を防止するように構成されたロックを更に含むことができる。ロックは、近位部分１２０６内に配設され、半径方向並進可能なボタン１２１２を含むことができる。コイルばね１３０２又は他の付勢要素が、ボタン１２１２を一方向に押しやることができ、近位部分１２０６の側壁を通って延在するピン１２１４が、ボタン１２１２内に形成されたスロット１４０２内に乗り、その可動域を制限することができる。ボタン１２１２は、ドライバ１０４を受容するようにサイズ設定することができる、ボタン１２１２内に形成された貫通孔１３０４を含むことができる。以下でより詳細に説明され、図１６に示されるように、ボタン１２１２は、ドライバが保持スリーブ１０８のルーメン１２１０を通して挿入されるときに、ドライバ１０４の肩部５２０を乗り越えることができる。肩部５２０を通過した後、ボタン１２１２は、ユーザがばね１３０２の付勢力に抗してボタン１２１２を押下しない限り、ドライバ１０４と保持スリーブ１０８との分離を防止する様態で、ばね１３０２によって押しやられ得る。
【0054】
本明細書に説明される他の構成要素と同様に、保持スリーブ１０８は、遠位端部１２０２と近位部分１２０６との間に延在する中間部分１２１６を含むことができる。中間部分１２１６は、様々な形状、長さ、及びサイズを有することができ、その長さに沿って直径又はサイズの１つ又は２つ以上の移行部を含むことができる。そのような移行部は、直径若しくはサイズが徐々に変化する先細の若しくは円錐形の表面、又は垂直な肩部を形成し、直径若しくはサイズが瞬時に変化する段部を特徴とすることができる。加えて、中間部分は、追加の構成要素と結合するために利用され得る、１つ又は２つ以上の表面特徴部を含むことができる。例えば、隆起部１２１８が、以下でより詳細に説明されるように、保持スリーブにわたって配設され得る第２のスリーブの所望の位置決めを容易にする場所で、保持スリーブ１０８の円周の周りに形成され得る。
【0055】
図１５及び図１６は、図１の挿入器アセンブリ１００の選択された構成要素を図示する。例えば、図１５は、骨スクリュアセンブリ１０２の受容側ヘッド１１４への保持スリーブ１０８の結合、並びに保持スリーブ及び骨スクリュアセンブリのねじ山付きシャンク１１２へのドライバ１０４の結合を示す。図１６は、図１５に示される構成要素の断面図を示すが、アセンブリ１００の第２のスリーブ１１０も図示する。これらの図において分かるように、保持スリーブ１０８は、受容側ヘッドの内部表面に形成されたねじ山１６０２と、保持スリーブ１０８の遠位端部１２０２に形成されたねじ山１２０４とを使用して、骨アンカーアセンブリ１０２の受容側ヘッド１１４に結合することができる。保持スリーブ１０８は、ドライバのドライバ先端部３０２が、骨アンカーアセンブリ１０２のねじ山付きシャンク１１２に形成された相補的な形状の駆動凹部１６０４内に受容されるように、ドライバ１０４の一部分にわたって配設することができる。更に、ドライバ１０４は、肩部５１８、５２０の間のドライバの長さ５１９に沿って位置決めされたロックボタン１２１２によって、保持スリーブ１０８に対して拘束され得る。保持スリーブ１０８からのドライバ１０４の分離は、ロックボタン１２１２がばね１３０２の付勢力に抗して移動されて、肩部５２０がボタンに形成されたボアを通過することを可能にするまで、防止される。
【0056】
肩部５１８、５２０の間のドライバの長さ５１９は、結合されたときにドライバ１０４と保持スリーブ１０８との間のいくらかの軸方向並進を容易にするために、図示の実施形態のように、ロックボタン１２１２の長さよりも大きくすることができる。これにより、ドライバ１０４がシャンク１１２と接触したままで、保持スリーブ１０８を回転させて受容側部材１１４のねじ山と係合又は係合解除させることが可能になる。代替的に、保持スリーブ１０８は、ドライバ１０４が受容側部材１１４に対して近位に保持されている間に（例えば、肩部５２０の近位面がボタン１２１２に当接するように）、受容側部材１１４内にねじ込まれることができ、これは、保持スリーブが受容側部材内に更にねじ込まれるにつれて、ドライバのドライバ先端部３０２を駆動凹部１６０４とゆっくりと係合させる。言い換えれば、結合されたときに保持スリーブ１０８とドライバ１０４との間のある程度の軸方向並進を可能にすることにより、「ドライバを先に」又は「保持スリーブを先に」のいずれかの方法で骨スクリュと組み立てることが可能になり、それによって、構成要素を用いて作業する外科医及び他のユーザに自由度を提供することができる。
【0057】
図１６には、第２のスリーブ１１０も示されている。このスリーブは、図１７Ａ～図２０により詳細に図示される。第２のスリーブ１１０は、保持スリーブ１０８の一部分にわたって配設されるように構成された概ね円筒形の本体である。第２のスリーブ１１０は、その近位端部と遠位端部との間に延在するルーメン１７０２を含む。スクリュを駆動するときに逆トルクを提供するためにスリーブが利用されるいくつかの実施形態では、第２のスリーブ１１０は、その遠位端部に形成された１つ又は２つ以上の剛性延長部１７０４又は舌部を含むことができる。図示の実施形態では、２つの対向する剛性延長部１７０４が存在する。剛性延長部１７０４は、骨アンカーアセンブリ１０２の受容側ヘッド１１４の対向する部分の間に形成されたＵ字形凹部内に延在するように構成することができる。第２のスリーブ１１０の近位端部には、保持スリーブ１０８の外側表面上に形成された１つ又は２つ以上の表面特徴部上で偏向してこれを乗り越えるように構成された１つ又は２つ以上の可撓性延長部１７０６が存在する。図示の実施形態では、４つの可撓性延長部１７０６は、第２のスリーブ１１０の側壁に切り込まれた４つのリリーフスロット１７０８によって形成されている。更に、溝１７１０が、第２のスリーブ１１０の内周に沿って形成され得、上で論じた隆起部１２１８など、保持スリーブ１０８の外側表面上に形成された表面特徴部を受容するように構成され得る。図示の実施形態では、溝１７１０は、第２のスリーブ１１０の近位端部の近くの可撓性延長部の各々にわたってルーメン１７０２の内周に沿って形成されている。
【0058】
使用時に、第２のスリーブ１１０は、保持スリーブ１０８の一部分にわたって配設され得、図１９に示されるような遠位位置と図２０に示されるような近位位置との間で移動され得る。図１９の遠位位置では、剛性延長部１７０４は、受容側部材１１４の対向する部分によって形成されたＵ字形凹部内に延在することができ、又は剛性延長部が存在しない場合、スリーブ１１０の遠位端部が、受容側部材の近位端部に当接することができる。剛性延長部を含む実施形態では、スリーブ１１０を遠位位置に配設することは、剛性延長部１７０４と受容側部材１１４との間の干渉に起因して、受容側部材に対する回転に抗してスリーブをロックすることができる。そのような構成では、ユーザは、第２のスリーブ１１０を把持し、それを使用して、トルクをドライバ１０４に（例えば、ドライバアダプタ１０６及びそれに結合されたドライバハンドル１１００を介して）第２の方向に印加するときに、逆トルクを一方向に印加することができる。
【0059】
第２のスリーブ１１０は、使用されていないとき、図１９に示される位置から図２０に示される位置まで近位に並進され得る。図２０に示される位置では、剛性延長部１７０４（存在する場合）は、受容側部材１１４の最近位端部を越えて近位に引き抜かれることができ、それにより、干渉することなく受容側部材１１４に対して回転することができる。加えて、図２０の位置では、可撓性延長部１７０６の内部表面上に形成された溝１７１０は、隆起部１２１８にわたって配設され得、それにより、第２のスリーブ１１０は、可撓性延長部を隆起部にわたって偏向させ、遠位に前進させるのに十分な力がユーザによって印加されるまで、近位位置に保持される。他の実施形態では、第２のスリーブ１１０は、保持スリーブの外側表面上に形成されたねじ山と接合することができるスリーブの内側表面上に形成されたねじ山の使用などによって、保持スリーブ１０８に回転可能に結合することができる。
【0060】
上で説明した挿入器アセンブリ１００の種々の構成要素は、ユーザが、アセンブリをセットアップし、それを骨の中への埋め込みのために骨スクリュアセンブリ１０２に結合することを可能にすることができる。有利なことに、そのような組み立ては、「バックテーブル」又は術野に隣接する他の準備エリアなど、術野外で実行され得る。これは、手術の複雑さ及び術野内で手術する人の数を低減することができる。例えば、いくつかの実施形態では、ユーザは、保持スリーブのルーメン１２１０を通してドライバ１０４を挿入することによって、ドライバ１０４を保持スリーブ１０８に結合することができる。第２のスリーブ１１０は、利用される場合、保持スリーブ１０８にわたって配設され得る。ユーザはまた、保持スリーブのねじ山１２０４を受容側部材１１４のねじ山１６０２と係合させることによって、保持スリーブ１０８を骨アンカーアセンブリ１００に結合することができる。加えて、ユーザは、ドライバのドライバ先端部３０２をシャンク１１２の駆動凹部１６０４内に挿入することによって、ドライバ１０４をねじ山付きシャンク１１２に結合することができる。更に、ユーザは、ラッチ７１４が係合して構成要素を互いに対して固定するまで、ドライバの近位端部をドライバアダプタの遠位に面する空洞７０８に挿入することによって、ドライバアダプタ１０６をドライバ１０４に結合することができる。ユーザはまた、例えば、ドライバアダプタの近位端部をドライバハンドル１１００の遠位に面する空洞１１０２内に挿入することによって、ドライバハンドル１１００をドライバアダプタ１０６の近位端部に結合することができる。これらの構成要素を結合させることは、準備又はステージングエリアから、シャンク１１２を骨に打ち込むためにアセンブリを直ちに利用することができる術野内のユーザに渡す準備が整ったアセンブリを作成することができる。更に、骨の中へのシャンク１１２の導入がガイドワイヤにわたって行われる場合、アセンブリ１００を通して提供されるルーメンは、ガイドワイヤをデバイスに通し、誘導送達を進めることを可能にすることができる。
【0061】
アセンブリ１００では、結合の順序においていくつかの変形が可能であり、いくつかの実施形態では、選択された構成要素のみを利用することが可能であることに留意されたい。例えば、ユーザは、いつでもドライバハンドル１１００をドライバアダプタ１０６に結合し、また、これらの構成要素をドライバ１０４に結合することを選択することができる。更に、保持スリーブ１０８は、ドライバ１０４をそこに挿入する前に受容側部材１１４に結合することができ、又はドライバ１０４は、受容側部材及び／若しくはシャンク１１２と結合する前に保持スリーブ１０８に結合することができる。同様に、ドライバ１０４は、保持スリーブ１０８を受容側部材１１４に螺合可能に係合させる前にシャンク１１２の駆動特徴部に挿入することができ、又は反対の結合の順序を採用することができる。
【0062】
骨スクリュアセンブリ１０２のシャンク１１２が骨の中に埋め込まれると、いくつかの実施形態では、シャンクに形成されたルーメン１６０６（図１６参照）を通して骨セメント又は他の流動性材料を送達することが望ましい場合がある。骨セメント又は他の流動性材料は、シャンク１１２から、その遠位端部に形成された開口部１６０８を通って、及び／又はシャンクの側壁に形成された１つ又は２つ以上の開口部（図示せず）を通って流出することができる。そのような実施形態では、セメント送達デバイス２１０２が、図２１～図２４Ｂに示されるように、ドライバ１０４に結合され得る。ドライバ１０４の近位部分は、溝５１０又は他の結合特徴部及び／若しくは円錐形表面５１２など、ドライバアダプタ１０６との結合も容易にする特徴部を使用して、セメント送達デバイス２１０２に係合するように構成することができる。したがって、骨スクリュシャンク１１２を埋め込んだ後に骨セメント又は他の流動性材料を送達するために、ユーザは、例えば、枢動ラッチ７１４の第１の端部７１８を強く押し、第２の端部７２０を溝５１０から解放し、ドライバ１０４に対するドライバアダプタ１０６の近位方向の引き抜きを可能にすることによって、ドライバ１０４からドライバアダプタ１０６を結合解除することができる。
【0063】
ドライバ１０４の近位端部が露出された状態で、セメント送達デバイス２１０２は、デバイス２１０２の遠位セメント送達カニューレ２１０４がドライバの遠位端部を越えてシャンク１１２のルーメン１６０６内に延在するように、ドライバ１０４のルーメン５０４を通して挿入され得る。図２１は、セメント送達デバイス２１０２及びドライバ１０４を別個に図示し、一方で、図２２は、セメント送達デバイス２１０２及びドライバ１０４を保持スリーブ１０８と組み合わせて図示する。図２３は、骨スクリュアセンブリ１０２及び第２のスリーブ１１０に加えて、図２２の構成要素を図示する。図２４Ａ及び図２４Ｂは、セメント送達カニューレ及び骨セメント又は他の流動性材料の流路の位置決めを示すために、セメント送達デバイス、ドライバ１０４、及びシャンク１１２を部分的に透明に別個に図示する。
【0064】
図２１～図２４Ｂに示されるように、セメント送達デバイス２１０２は、ドライバアダプタ１０６のラッチ７１４と同様にドライバに形成された溝５１０と係合する弾性クリップ２１０６を用いてドライバ１０４と接合することができる。セメント送達デバイス２１０２はまた、セメント又は他の流動性材料を、セメント送達カニューレ２１０４を通して、シャンク１１２のルーメン１６０６内に導入し、シャンク内に形成された１つ又は２つ以上の開口部１６０８から出すために、シリンジ又は他のデバイスに結合され得る入口２１０６を含む。本明細書に開示されるデバイス及び方法の１つの利点は、それらが、手術中に変更又は特別なアダプタが必要とされないように、既存のセメント送達デバイスとともに使用するために構成され得ることである。例えば、本明細書に開示されるデバイス及び方法は、ＤｅＰｕｙ ＳｙｎｔｈｅｓからのＶｅｒｔｅｃｅｍ（登録商標）及びＣｏｎｆｉｄｅｎｃｅ（登録商標）骨セメントを送達するために利用されるセメント送達デバイスと適合することができる。本明細書に開示されるデバイス及び方法に関連して利用され得るもののようなセメント送達デバイスに関する追加の詳細は、米国特許第９，２６５，５４８号に見出すことができ、その全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0065】
したがって、本明細書に開示されるデバイス及び方法は、異なる構成要素と交換するためにドライバの取り外しを必要とせずに、単一のドライバが、骨スクリュアセンブリを骨の中に埋め込むことと、骨セメント又は他の流動性材料を送達することとの両方のために利用され得るため、従来のデバイスを上回るいくつかの利点を提供することができる。本明細書に開示されるモジュール式ドライバアダプタは、種々のセメント送達デバイスと直接、及びドライバアダプタを介して種々のトルクドライバと接合することができる単一のドライバを可能にすることができる。加えて、本明細書に開示されるデバイスは、取り外し、分解、洗浄、及び滅菌され得るため、本質的に再使用可能であり得る。
【0066】
図２５及び図２６は、ドライバ１０４と結合され得るドライバアダプタ２５０２の代替的な実施形態を図示する。ドライバアダプタ２５０２は、上で説明したドライバアダプタ１０６と同様に動作することができる。しかしながら、加えて、ドライバアダプタ２５０２は、近位トルク受容端部２５０６と遠位アダプタ本体２５０８との間の中間部分２５０４に沿って配設された外科用ナビゲーションアレイマウント２６０２を含むことができる。外科用ナビゲーションアレイマウントは、外科用ナビゲーションアレイ２５１０のドライバアダプタ２５０２への堅固な結合を容易にすることができ、それにより、外科用ナビゲーションシステムは、ドライバアダプタ２５０２の三次元位置を追跡するために外科用ナビゲーションアレイの三次元位置を追跡することができる。ナビゲートされるドライバアダプタ２５０２を提供し、それを上で説明したアセンブリ１００のような挿入器アセンブリの残りの部分に結合することにより、骨スクリュアセンブリの外科的にナビゲートされる埋め込みを可能にすることができ、それに関連する配置の精度及び正確さにおける付随する利点を全て伴う。外科用ナビゲーションアレイマウント２６０２は、様々な外科用ナビゲーションアレイマウント構成のいずれかを利用することができ、他の構成要素のクリアランス要件などに応じて、ドライバアダプタ２５０２に沿った任意の場所に配置することができる。
【0067】
上の説明は、骨スクリュ挿入器アセンブリ１００の一実施形態に焦点を当てているが、様々な変形形態又は修正形態のいずれかを含むことができる他の実施形態も想定される。例えば、いくつかの実施形態では、上に示され説明された種々のデバイス構成を逆にすることが可能であり得る。いくつかの実施形態では、例えば、骨スクリュドライバは、その近位端部に形成された、ドライバアダプタの遠位部分を受容する空洞を含むことができる。更に、いくつかの実施形態では、骨スクリュドライバの近位部分は、ドライバアダプタの遠位部分との結合、並びにドライバ及びドライバアダプタの軸方向分離を防止することを補助するように構成されたロックを含むことができる。上で具体的に示され説明された実施形態に対する任意のそのような変形又は修正は、本開示の範囲内であるとみなされる。
【0068】
図２７Ａ～図３１は、上で説明したモジュール式分離可能ドライバ及びドライバアダプタ構成を利用しない骨スクリュ挿入器の代替的な実施形態を図示する。これらの実施形態では、アセンブリ１００に関連して論じた保持スリーブ、逆トルクスリーブ、及びドライバハンドルなど、上で説明した構成要素の残りの部分に関連して、単一又は一体型の骨スクリュドライバを利用することができる。図２７Ａ～図２８は、ドライバ２７０２の一実施形態を詳細に図示する。ドライバ２７０２は、概ね細長い円筒形形状を有することができ、遠位ドライバ先端部２７０４と近位トルク受容端部２７０６とを含むことができる。これらの構成要素は、上記で論じたドライバ１０４のドライバ先端部３０２及びドライバアダプタ１０６の近位トルク受容端部７０２と実質的に同様であり得る。ドライバ２７０２はまた、その近位端部と遠位端部との間に延在する中間部分を含むことができ、中間部分は、様々な長さを有し、直径の変化、隆起部、肩部、平坦部などを含む、その上に形成された１つ又は２つ以上の表面特徴部を含むことができる。図示の実施形態では、ドライバ２７０２は、その上に形成された３つの肩部２７０８、２７１０、２７１２を含む。これらの肩部は、以下でより詳細に説明するように、保持スリーブに対するドライバ２７０２の相対位置を拘束するために保持スリーブのロックを受容することができる２つの長さ２７１４、２７１６を画定することができる。
【0069】
ドライバ２７０２はまた、その長さに沿って延在するルーメン２７１８を含むことができる。ルーメン２７１８は、骨スクリュを挿入するためのガイドワイヤの使用、並びにルーメン２７１８のサイズが許容可能であり、上で説明したモジュール式かつ分離可能なドライバ及びドライバアダプタの利点が必要とされない場合に、流動性材料の送達を容易にすることができる。
【0070】
図２９は、保持スリーブ２９０２及び第２のスリーブ２９０４と関連してドライバ２７０２を図示する。保持スリーブ２９０２は、上で論じた保持スリーブ１０８と実質的に同様であるものとすることができ、第２のスリーブ２９０４は、上で論じた第２のスリーブ１１０と実質的に同様であるものとすることができる。ドライバ２７０２、保持スリーブ２９０２、及び第２のスリーブ２９０４の長さは、所望の動作を提供するように調整することができる。この図面の図はまた、保持スリーブ２９０２のロック２９０６が、種々の肩部２７０８、２７１０、及び２７１２によって画定される長さ２７１４、２７１６のいずれかの中にどのように受容され得るかを強調する。いくつかの実施形態では、長さ２７１４、２７１６のサイズ及び位置は、ドライバ２７０２が異なるタイプの骨スクリュアセンブリ受容側ヘッドと関連して働くことを可能にするように構成され得る。特に、長さ２７１４、２７１６は、保持スリーブ２９０２が、上で論じた受容側ヘッド１１４のような標準高さの受容側ヘッドと、また受容側ヘッド上に形成されたねじ山の長さを延在する延長縮小タブを有する受容側ヘッドとのいずれかに結合されるときに、ドライバ２７０２がねじ山付きシャンクと正確に接合することを可能にするように位置決めすることができる。そのような受容側ヘッドの一実施形態に関する更なる詳細は、米国特許第１０，４６３，４０２号（例えば、図５Ａ）に見出すことができ、その全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0071】
図３０は、ドライバ３００２と、保持スリーブ３００４と、第２のスリーブ３００６と、を含む、アセンブリの別の実施形態を図示する。これらの構成要素は、図２９に示されるものと実質的に同様であり得るが、異なる長さを有し得る。挿入される特定の骨スクリュ、アクセスされる解剖学的エリア、又は他の特定の用途パラメータに従って、骨スクリュ挿入器アセンブリの種々の構成要素を形成する際に、様々な異なる長さ、直径、又は他の形状のいずれかを利用することができる。
【0072】
図３１は、ドライバ２７０２、３００２のいずれかと同様であり得るが、長さに沿って配設された外科用ナビゲーションアレイマウント３１０４を更に含むことができるドライバ３１０２のまた別の実施形態を図示する。外科用ナビゲーションアレイマウント３１０４は、ドライバが保持スリーブを通して挿入されるときに保持スリーブの近位に留まるように、ドライバ３１０２の近位部分に沿って位置決めされ得る。外科用ナビゲーションアレイマウント３１０４は、上で論じた外科用ナビゲーションアレイマウント２６０２と同様であってもよく、外科用ナビゲーションアレイ３１０６との結合を容易にして、骨スクリュアセンブリのナビゲートされた挿入を可能にすることができる。
【0073】
図３２～図３９は、本開示による骨スクリュ挿入器アセンブリ３２００の別の例示的な実施形態を図示する。アセンブリ３２００は、上で説明したアセンブリ１００と多くの点で同様であってもよく、以下の説明は、これらの実施形態間のある特定の差異に関する詳細を提供する。本明細書で開示される任意の実施形態に関連して図示される種々の特徴のいずれも、他の実施形態と組み合わせることができることに留意されたい。アセンブリ３２００は、ドライバ３２０２と、ドライバアダプタ３２０４と、保持スリーブ３２０６と、第２のスリーブ３２０８と、を含む。
【0074】
図３４及び図３５は、保持スリーブ３２０６を更に詳細に図示する。保持スリーブ３２０６は、保持スリーブをドライバに結合するためのロック３５０２の使用を含めて、上で説明した保持スリーブと同様に動作する。加えて、保持スリーブ３２０６は、その外側側壁に沿って形成された１つ又は２つ以上の凹部３４０２を含む。１つ又は２つ以上の凹部３４０２は、本体を直接握ることによる取り外しが困難な場合に受容側部材から保持スリーブ３２０６を分離することを容易にするために、シャフトの端部又は別のてこ作用増倍器の一部を受容することができる。
【0075】
図３６及び図３７は、ドライバ３２０４を更に詳細に図示する。ドライバ３２０２は、上で説明したドライバと同様に動作する。しかしながら、図示の実施形態では、ドライバ３２０２は、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部３６０４を有する低プロファイル近位本体３６０２を含む。特に、本体３６０２は、１つ又は２つ以上の平坦部３６０４が形成されるその長さに沿って一定の直径を有する外側表面を有することができる。これは、例えば、１つ又は２つ以上の平坦部３６０４の隣接する縁部間のエリアに沿って、近位本体３６０２の長さに沿って単一の直径の連続した表面３７０２を提供することができる。更に、図示の実施形態における１つ又は２つ以上の平坦部３６０４は、近位本体３６０２の長さに沿って途中まで延在して示されているが、いくつかの実施形態では、１つ又は２つ以上の平坦部は、近位本体の全長に沿って延在するように形成され得る。
【0076】
図３８及び図３９は、ドライバアダプタ３２０４を更に詳細に図示する。ドライバアダプタ３２０４は、上で説明したドライバアダプタと同様に動作する。ドライバアダプタ３２０４の遠位に面する空洞３９０２の内部は、２つの構成要素が互いに結合されたときにドライバの１つ又は２つ以上の平坦部３６０４と接合するように構成された１つ又は２つ以上の平坦部３９０４を含むことができる。
【0077】
図４０～図４８は、本開示による骨スクリュ挿入器アセンブリ４０００の別の例示的な実施形態を図示する。アセンブリ４０００は、上で説明したアセンブリ１００と多くの点で同様であってもよく、以下の説明は、これらの実施形態間のある特定の差異に関する詳細を提供する。本明細書で開示される任意の実施形態に関連して図示される種々の特徴のいずれも、他の実施形態と組み合わせることができることに留意されたい。アセンブリ４０００は、ドライバ４００２と、ドライバアダプタ４００４と、保持スリーブ４００６と、第２のスリーブ４００８と、を含む。図４０は、骨スクリュアセンブリ１０２にも結合されたアセンブリ４０００を図示する。
【0078】
図４１及び図４２は、ドライバ４００２及びドライバアダプタ４００４を更に詳細に図示する。図４１は、１つ又は２つ以上のラッチ４１０２が２つの構成要素を軸方向分離に抗してロックし、ドライバアダプタ４００４を利用してドライバ４００２にトルクを付与することができるように、互いに結合された２つの構成要素を示す。図４２は、ドライバアダプタ４００４から軸方向に分離されたドライバ４００２を示す。以下でより詳細に説明されるように、２つの構成要素を位置合わせし、それらの間にトルクを付与するために利用され得る、ドライバアダプタ４００４の遠位に面する空洞４２０４から延在する突起４２０２も見られる。
【0079】
図４３～図４５は、ドライバアダプタ４００４を更に詳細に図示する。ドライバアダプタ４００４は、上で説明したドライバアダプタと多くの点で同様であり得る。しかしながら、上述したように、ドライバアダプタ４００４は、ドライバアダプタの遠位に面する空洞４２０４の遠位に面する表面４３０２から延在する突起４２０２を含むことができる。突起４２０２は、ドライバアダプタ４００４をドライバ４００２と位置合わせすることと、トルクをそれに付与することとのいずれかのために利用することができる。特に、いくつかの実施形態では、突起４２０２は、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部４３０６を有する第１の部分４３０４と、第１の部分の遠位に延在する第２の部分４３０８とを含むことができる。いくつかの実施形態では、第２の部分４３０８は、第１の部分４３０４の直径よりも小さい直径を有することができる。突起４２０２及びその種々の部分は、様々な断面形状のうちのいずれかを有することができ、例えば、図示の実施形態では、第１の部分４３０３は、六角形断面形状を有する一方、第２の部分４３０８は、円筒形又は円形断面形状を有する。しかしながら、他の実施形態では、様々な形状のうちのいずれかが、種々の部分のために利用され得る（例えば、Ｔｏｒｘ（登録商標）ドライブ形状、湾曲ドライブ形状、キー付きドライブ形状など）。いくつかの実施形態では、突起４２０２は、本明細書に説明される部分のうちの１つのみを含むことができる。突起が第２の部分４３０８のプロファイルのようなプロファイルのみを含む実施形態では、遠位に面する空洞４２０２は、上で説明したように、ドライバアダプタとドライバとの間でトルクを付与するために、その他の部分に沿って形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含むことができる。突起が、１つ又は２つ以上の平坦部４３０６を有する第１の部分４３０４など、ドライバにトルクを付与するように構成された特徴部を含む実施形態では、遠位に面する空洞４２０４は、図４３及び図４４に示されるように、実質的に円筒形の外側側壁を有することができる。
【0080】
図４６及び図４７は、ドライバ４００２を更に詳細に図示する。ドライバ４００２は、上で説明したドライバと多くの点で同様であり得る。しかしながら、ドライバ４００２は、１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分４６０４を備えた最近位部分を有するルーメン４６０２を含むことができる。加えて、いくつかの実施形態では、１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分４６０４を備えた最近位部分に沿ったルーメンの直径は、ルーメンの他の部分に沿った直径よりも大きいものとすることができる。ルーメン４６０２の最近位部分は、例えば、ドライバアダプタ４００４の突起の第１の部分４３０４を受容するように構成することができ、それにより、２つの構成要素間のトルクの伝達を可能にする（例えば、その長手方向軸に沿った構成要素間の相対回転を防止する）様態で、２つの構成要素を結合することができる。加えて、いくつかの実施形態では、上で説明した最近位部分の遠位のルーメン４６０２の部分は、ドライバアダプタ４００４の突起４２０２の第２の部分４３０８を受容するように構成され得る。突起４２０２の第１又は第２の部分の長さをドライバ４００２の相補的なルーメン内に延在させることは、構成要素間のより精密な位置合わせを補助することができる。更に、図示の実施形態では、ドライバ４００２の近位本体４６０６は、より丸みを帯びた外側表面プロファイル、例えば、円筒形外側表面又はその上に形成される小さい平坦部分を有する表面を有することができる。これは、近位本体４６０６の外側表面が、ドライバアダプタ４００４とドライバ４００２との間でトルクを伝達するために利用されないためである。
【0081】
図４８は、ドライバアダプタ４００４及び保持スリーブ４００６へのドライバ４００２の結合を図示する。これは、ドライバ４００２及び保持スリーブ４００６の軸方向分離を選択的に防止することができるロック３５０２と、ドライバ及びドライバアダプタ４００４の軸方向分離を防止することができるロック４１０２を含む。また、ドライバアダプタ４００４上に形成された突起４２０２と、突起４２０２の第１の部分４３０３を受容するルーメンの最近位部分及び第２の部分４３０８を受容するルーメンのより遠位の部分を含む、ドライバ４００２のルーメン４６０２との間の相互作用も見える。２つの構成要素をこのように結合することは、それらの間の改善された位置合わせ、並びに構成要素間のトルクの伝達を可能にすることができる（例えば、それらは、互いに対する相対回転に抗してロックされ得る）。
【0082】
本明細書に開示される器具は、様々な既知の材料のうちのいずれかから構成され得る。例示的な材料としては、ステンレス鋼、チタン、ニッケル、コバルトクロム、又はそれらの合金及び組み合わせなどの金属、ＰＥＥＫなどのポリマー、セラミックス、炭素繊維などを含む、外科用途で使用するのに適した材料が挙げられる。更に、３Ｄ印刷又は他の付加製造技法、並びに成形、スタンピング、鋳造、機械加工などを含むより従来的な製造技法を含む、様々な製造方法が、利用され得る。
【0083】
本明細書に開示される器具及び方法は、最小侵襲性手術及び／又は切開手術で使用され得る。本明細書に開示される器具及び方法は、概して、ヒト患者における手術の文脈で説明されているが、本明細書に開示される方法及び器具は、任意のヒト若しくは動物の対象との様々な外科処置のいずれかで、又は非外科処置で使用することができることが理解されるであろう。
【0084】
本明細書に開示されるデバイスは、１回の使用後に廃棄されるように設計することができ、又は複数回使用されるように設計することができる。しかしながら、いずれの場合も、デバイスは、少なくとも１回の使用後に、再使用のために再調整することができる。再調整には、デバイスの分解ステップ、それに続く特定の部品の洗浄ステップ又は交換ステップ、及びその後の再組み立てステップの任意の組み合わせを含むことができる。具体的には、デバイスは分解することができ、デバイスの任意の数の特定の部品又は部分を、任意の組み合わせで選択的に交換するか又は取り外すことができる。特定の部分を洗浄及び／又は交換した後、デバイスを後の使用のために、再調整施設で、又は外科処置の直前に外科チームによってのいずれかで再組み立てすることができる。デバイスの再調整は、分解、洗浄／交換、及び再組み立てのための様々な技術を利用することができる。このような技術の使用、及び結果として得られる再調整されたデバイスは、全て本出願の範囲内にある。
【0085】
本明細書に説明される様々なデバイス又は構成要素は、外科処置に使用される前に処理され得る。例えば、新品又は使用済みのデバイス又は構成要素は、入手され、必要に応じて洗浄され得る。デバイス又は構成要素は、滅菌され得る。１つの滅菌技術では、デバイス又は構成要素は、プラスチックバッグ又はＴＹＶＥＫバッグなど、閉鎖及び密封された容器に配置され得る。容器及びその内容物は、ガンマ線、Ｘ線、又は高エネルギー電子などの、容器を透過することができる放射線場の中に配置され得る。放射線は、デバイス又は構成要素上及び容器内の細菌を死滅させることができる。滅菌されたデバイス又は構成要素は、滅菌容器内に保管され得る。密封された容器は、医療施設において開封されるまでデバイス又は構成要素を滅菌状態に保つことができる。ベータ線又は他の放射線、酸化エチレン、蒸気、又は液体浴（例えば、寒冷浸漬）を含む他の形態の滅菌も可能である。滅菌技術のある特定の形態は、利用される材料、電気部品の存在などに起因して、異なるデバイス若しくは構成要素又はその一部で使用するのにより好適であり得る。
【0086】
本開示では、「～のうちの少なくとも１つ」又は「～のうちの１つ又は２つ以上」などの語句は、その前に記載される要素又は特徴の接続的なリストとともに用いられ得る。「及び／又は」という用語もまた、２つ又は３つ以上の要素又は特徴のリストで用いられる場合がある。それが使用される文脈によって別途暗黙的又は明示的に矛盾しない限り、そのような語句は、列挙された要素若しくは特徴のうちのいずれかを個別に、又は列挙された要素若しくは特徴のうちのいずれかを他の列挙された要素若しくは特徴のいずれかと組み合わせて意味することが意図されている。例えば、「Ａ及びＢのうちの少なくとも１つ」、「Ａ及びＢのうちの１つ又は２つ以上」、並びに「Ａ及び／又はＢ」という語句は各々、「Ａ単独、Ｂ単独、又はＡ及びＢを一緒に」を意味することが意図されている。また、３つ又は４つ以上の項目を含むリストについても同様の解釈が意図されている。例えば、「Ａ、Ｂ、及びＣのうち少なくとも１つ」、「Ａ、Ｂ、及びＣのうち１つ又は２つ以上」、及び「Ａ、Ｂ、及び／又はＣ」という語句は各々、「Ａ単独、Ｂ単独、Ｃ単独、Ａ及びＢを一緒に、Ａ及びＣを一緒に、Ｂ及びＣを一緒に、又はＡ及びＢ及びＣを一緒に」を意味することが意図されている。加えて、「～に基づいて」という用語の使用は、列挙されていない特徴又は要素も許容可能であるように、「～に少なくとも部分的に基づいて」を意味することが意図されている。
【0087】
上で説明される実施形態に基づく更なる特徴及び利点が可能であり、それらは、本開示の範囲内である。したがって、本開示は、具体的に示され、かつ説明されている内容によって限定されるものではない。本明細書で引用される全ての刊行物及び参考文献は、いかなる定義、主題の放棄又は否定も除いて、かつ組み込まれた資料が本明細書の明示的な開示と矛盾する場合（この場合、本開示の文言が優先される）を除いて、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0088】
上で説明される実施形態の実施例は、以下を含むことができる。
１．外科用アセンブリであって、
ドライバであって、別の構成要素との間の回転を防止する様態で別の構成要素と結合するように構成された遠位先端部と、ドライバの最近位端部からドライバの最遠位端部まで延在するルーメンを備えた近位ドライバ本体と、を有する、ドライバと、
遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部とを有するドライバアダプタと、を備え、
ドライバアダプタは、近位ドライバ本体の一部分が遠位アダプタ本体の遠位に面する空洞内に受容されるように、ドライバに結合されており、
ドライバアダプタは、ドライバに回転力を付与するように構成されており、遠位アダプタ本体は、ドライバ及びドライバアダプタの軸方向分離を防止するように構成されたロックを含む、外科用アセンブリ。
２．ドライバアダプタは、ドライバアダプタの最近位端部から遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含む、請求項１に記載のアセンブリ。
３．ロックは、ドライバ上に形成された溝と接合する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含む、請求項１又は２に記載のアセンブリ。
４．ドライバは、近位ドライバ本体上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含み、平坦部は、ドライバアダプタの遠位に面する空洞の内部表面上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部と接合する、請求項１～３のいずれか一項に記載のアセンブリ。
５．ドライバの一部分にわたって配設された保持スリーブを更に備える、請求項１～４のいずれか一項に記載のアセンブリ。
６．保持スリーブは、骨スクリュ受容側ヘッドと接合するように構成されたねじ山付き遠位端部を含む、請求項５に記載のアセンブリ。
７．保持スリーブは、保持スリーブ及びドライバの分離を防止するように構成されたロックを含む、請求項５又は６に記載のアセンブリ。
８．保持スリーブの一部分にわたって配設された第２のスリーブを更に備える、請求項５～７のいずれか一項に記載のアセンブリ。
９．第２のスリーブは、その遠位端部に形成された、骨スクリュ受容側ヘッドの部分の間に受容されるように構成された複数の剛性延長部を含む、請求項８に記載のアセンブリ。
１０．第２のスリーブは、その近位端部に形成された、保持スリーブ上に形成された１つ又は２つ以上の表面特徴部上で偏向してこれを乗り越えるように構成された複数の可撓性延長部を含む、請求項８又は９に記載のアセンブリ。
１１．第２のスリーブは、第２のスリーブが保持スリーブに結合された骨スクリュ受容側ヘッドに対する回転に抗してロックされる遠位位置と、第２のスリーブが保持スリーブに結合された骨スクリュ受容側ヘッドに対して回転することができる近位位置との間で移動するように構成されている、請求項８～１０のいずれか一項に記載のアセンブリ。
１２．ドライバアダプタの近位トルク受容端部に結合されたドライバハンドルを更に備える、請求項１～１１のいずれか一項に記載のアセンブリ。
１３．ドライバアダプタに結合された外科用ナビゲーションアレイを更に備える、請求項１～１２のいずれか一項に記載のアセンブリ。
１４．外科的方法であって、
ドライバ、ドライバの最遠位端部に形成された先端部が、骨スクリュアセンブリのシャンク上に形成された駆動特徴部と接合するように、保持スリーブのルーメンを通して挿入することと、
保持スリーブを骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに結合することと、
ドライバアダプタを、ドライバの近位部分がドライバアダプタの遠位に面する空洞内に受容され、ドライバアダプタがドライバからの軸方向分離に抗してロックされるように、ドライバに結合することと、
ドライバアダプタを回転させて、ドライバ及び骨スクリュアセンブリのシャンクの対応する回転を付与することと、を含む、方法。
１５．ドライバ及び骨スクリュアセンブリのシャンクの回転は、保持スリーブに対するものである、請求項１４に記載の方法。
１６．ドライバハンドルをドライバアダプタの近位端部に結合することを更に含む、請求項１４又は１５に記載の方法。
１７．ドライバを、保持スリーブからの軸方向分離に抗してロックすることを更に含む、請求項１４～１６のいずれか一項に記載の方法。
１８．保持スリーブを、第２のスリーブのルーメンを通して挿入することを更に含む、請求項１４～１７のいずれか一項に記載の方法。
１９．保持スリーブを、第２のスリーブのルーメンを通して挿入することは、保持スリーブを骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに結合する前に実行される、請求項１８に記載の方法。
２０．第２のスリーブが骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに対する回転に抗してロックされる遠位位置と、第２のスリーブが骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに対して回転することができる近位位置との間で、第２のスリーブを移動させることを更に含む、請求項１８又は１９に記載の方法。
２１．保持スリーブを受容側ヘッドに結合するステップと、ドライバを、保持スリーブのルーメンを通して挿入するステップと、ドライバアダプタをドライバに結合するステップとが、術野外で実行される、請求項１４～２０のいずれか一項に記載の方法。
２２．
ドライバアダプタをドライバから分離することと、
ドライバに骨セメント送達デバイスを結合することと、
ドライバ及び骨スクリュアセンブリのシャンクを通して骨セメントを送達することと、を更に含む、請求項１４～２１のいずれか一項に記載の方法。
２３．骨スクリュドライバであって、
遠位先端部と、
近位本体と、を備え、
骨スクリュドライバの最近位端部から骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、
先端部は、骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して骨スクリュにトルクを付与するように構成されており、
近位本体は、その上に形成された、骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された対向する平坦部を含み、
近位本体は、対向する平坦部の遠位の位置において、対向する平坦部間の距離よりも大きい直径を有する、骨スクリュドライバ。
２４．対向する平坦部の近位の場所に形成された結合特徴部を更に備え、結合特徴部は、骨スクリュドライバ及びドライバアダプタの軸方向分離を防止する様態でドライバアダプタと接合するように構成されている、請求項２３に記載のデバイス。
２５．結合特徴部は、近位本体の円周の周りに形成された溝を含む、請求項２４に記載のデバイス。
２６．遠位先端部と近位本体部分との間に延在する中間部分を更に備え、中間部分は、近位本体部分の直径よりも小さい直径を有する、請求項２３～２５のいずれか一項に記載のデバイス。
２７．中間部分に沿って形成された第１の肩部と、第１の肩部の遠位の位置で中間部分に沿って形成された第２の肩部と、を更に備える、請求項２６に記載のデバイス。
２８．第２の肩部は、先細の遠位に面する表面を含む、請求項２７に記載のデバイス。
２９．遠位先端部は、中間部分の直径よりも小さい直径を有する、請求項２６～２８のいずれか一項に記載のデバイス。
３０．ルーメンは、その長さに沿って、先細の直径を有する少なくとも１つの部分を含む、請求項２３～２９のいずれか一項に記載のデバイス。
３１．近位本体の最近位部分が、ドライバの最近位端部に向かって先細になる直径を有する、円錐形外側表面を有する、請求項２３～３０のいずれか一項に記載のデバイス。
３２．骨スクリュドライバアダプタであって、
遠位アダプタ本体と、
近位トルク受容端部と、を備え、
遠位アダプタ本体は、近位トルク受容端部よりも大きい直径を有し、
遠位アダプタ本体は、骨スクリュドライバの近位部分を受容するように構成された遠位に面する空洞を画定しており、
空洞内の遠位に面する表面は、骨スクリュドライバのルーメン内に受容され、骨スクリュドライバにトルクを付与するように構成されている、遠位に面する表面から遠位に延在する突起を含み、
遠位アダプタ本体は、骨スクリュドライバ及び骨スクリュドライバアダプタの軸方向分離を防止するために、空洞内に受容されたときに骨スクリュドライバの近位部分に係合するように構成されたロックを含む、骨スクリュドライバアダプタ。
３３．近位トルク受容端部は、骨スクリュドライバアダプタへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、請求項３２に記載のデバイス。
３４．遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部との間に延在する中間部分を更に備え、中間部分は、遠位アダプタ本体の直径よりも小さい直径を有する、請求項３２又は３３に記載のデバイス。
３５．骨スクリュドライバアダプタは、アダプタの最近位端部から遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含む、請求項３２～３４のいずれか一項に記載のデバイス。
３６．ロックは、遠位アダプタ本体の外側表面に沿って露出された第１の端部と、遠位に面する空洞内に延在する第２の端部とを有する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含む、請求項３２～３５のいずれか一項に記載のデバイス。
３７．１つ又は２つ以上の枢動ラッチは、遠位に面する空洞内で第２の端部を半径方向内向きに駆動するように付勢されている、請求項３６に記載のデバイス。
３８．遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部との間に配設された外科用ナビゲーションアレイマウントを更に備える、請求項３２～３７のいずれか一項に記載のデバイス。
３９．遠位に面する空洞は、アダプタ本体の外側表面まで延在する、遠位に面する空洞内に形成された少なくとも１つの開口部を含む、請求項３２～３８のいずれか一項に記載のデバイス。
４０．遠位アダプタ本体の外側表面は、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、請求項３２～３９のいずれか一項に記載のデバイス。
４１．突起は、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、請求項３２～４０のいずれか一項に記載のデバイス。
４２．突起は、上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を有する第１の部分と、第１の部分の遠位に延在しており、第１の部分の直径よりも小さい直径を有する第２の部分と、を含む、請求項４１に記載のデバイス。
４３．骨スクリュドライバであって、
遠位先端部と、
近位本体と、を備え、
骨スクリュドライバの最近位端部から骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、
先端部は、骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して骨スクリュにトルクを付与するように構成されており、
ルーメンの最近位部分が、骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を含む、骨スクリュドライバ。
４４．ルーメンの直径は、１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を有する最近位部分に沿って最大である、請求項４３に記載のデバイス。
１．外科用アセンブリであって、
ドライバであって、別の構成要素との間の回転を防止する様態で別の構成要素と結合するように構成された遠位先端部と、ドライバの最近位端部からドライバの最遠位端部まで延在するルーメンを備えた近位ドライバ本体と、を有する、ドライバと、
遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部とを有するドライバアダプタと、を備え、
ドライバアダプタは、近位ドライバ本体の一部分が遠位アダプタ本体の遠位に面する空洞内に受容されるように、ドライバに結合されており、
ドライバアダプタは、ドライバに回転力を付与するように構成されており、遠位アダプタ本体は、ドライバ及びドライバアダプタの軸方向分離を防止するように構成されたロックを含む、外科用アセンブリ。
２．ドライバアダプタは、ドライバアダプタの最近位端部から遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含む、請求項１に記載のアセンブリ。
３．ロックは、ドライバ上に形成された溝と接合する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含む、請求項１又は２に記載のアセンブリ。
４．ドライバは、近位ドライバ本体上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含み、平坦部は、ドライバアダプタの遠位に面する空洞の内部表面上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部と接合する、請求項１～３のいずれか一項に記載のアセンブリ。
５．ドライバの一部分にわたって配設された保持スリーブを更に備える、請求項１～４のいずれか一項に記載のアセンブリ。
６．保持スリーブは、骨スクリュ受容側ヘッドと接合するように構成されたねじ山付き遠位端部を含む、請求項５に記載のアセンブリ。
７．保持スリーブは、保持スリーブ及びドライバの分離を防止するように構成されたロックを含む、請求項５又は６に記載のアセンブリ。
８．保持スリーブの一部分にわたって配設された第２のスリーブを更に備える、請求項５～７のいずれか一項に記載のアセンブリ。
９．第２のスリーブは、その遠位端部に形成された、骨スクリュ受容側ヘッドの部分の間に受容されるように構成された複数の剛性延長部を含む、請求項８に記載のアセンブリ。
１０．第２のスリーブは、その近位端部に形成された、保持スリーブ上に形成された１つ又は２つ以上の表面特徴部上で偏向してこれを乗り越えるように構成された複数の可撓性延長部を含む、請求項８又は９に記載のアセンブリ。
１１．第２のスリーブは、第２のスリーブが保持スリーブに結合された骨スクリュ受容側ヘッドに対する回転に抗してロックされる遠位位置と、第２のスリーブが保持スリーブに結合された骨スクリュ受容側ヘッドに対して回転することができる近位位置との間で移動するように構成されている、請求項８～１０のいずれか一項に記載のアセンブリ。
１２．ドライバアダプタの近位トルク受容端部に結合されたドライバハンドルを更に備える、請求項１～１１のいずれか一項に記載のアセンブリ。
１３．ドライバアダプタに結合された外科用ナビゲーションアレイを更に備える、請求項１～１２のいずれか一項に記載のアセンブリ。
１４．外科的方法であって、
ドライバ、ドライバの最遠位端部に形成された先端部が、骨スクリュアセンブリのシャンク上に形成された駆動特徴部と接合するように、保持スリーブのルーメンを通して挿入することと、
保持スリーブを骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに結合することと、
ドライバアダプタを、ドライバの近位部分がドライバアダプタの遠位に面する空洞内に受容され、ドライバアダプタがドライバからの軸方向分離に抗してロックされるように、ドライバに結合することと、
ドライバアダプタを回転させて、ドライバ及び骨スクリュアセンブリのシャンクの対応する回転を付与することと、を含む、方法。
１５．ドライバ及び骨スクリュアセンブリのシャンクの回転は、保持スリーブに対するものである、請求項１４に記載の方法。
１６．ドライバハンドルをドライバアダプタの近位端部に結合することを更に含む、請求項１４又は１５に記載の方法。
１７．ドライバを、保持スリーブからの軸方向分離に抗してロックすることを更に含む、請求項１４～１６のいずれか一項に記載の方法。
１８．保持スリーブを、第２のスリーブのルーメンを通して挿入することを更に含む、請求項１４～１７のいずれか一項に記載の方法。
１９．保持スリーブを、第２のスリーブのルーメンを通して挿入することは、保持スリーブを骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに結合する前に実行される、請求項１８に記載の方法。
２０．第２のスリーブが骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに対する回転に抗してロックされる遠位位置と、第２のスリーブが骨スクリュアセンブリの受容側ヘッドに対して回転することができる近位位置との間で、第２のスリーブを移動させることを更に含む、請求項１８又は１９に記載の方法。
２１．保持スリーブを受容側ヘッドに結合するステップと、ドライバを、保持スリーブのルーメンを通して挿入するステップと、ドライバアダプタをドライバに結合するステップとが、術野外で実行される、請求項１４～２０のいずれか一項に記載の方法。
２２．
ドライバアダプタをドライバから分離することと、
ドライバに骨セメント送達デバイスを結合することと、
ドライバ及び骨スクリュアセンブリのシャンクを通して骨セメントを送達することと、を更に含む、請求項１４～２１のいずれか一項に記載の方法。
２３．骨スクリュドライバであって、
遠位先端部と、
近位本体と、を備え、
骨スクリュドライバの最近位端部から骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、
先端部は、骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して骨スクリュにトルクを付与するように構成されており、
近位本体は、その上に形成された、骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された対向する平坦部を含み、
近位本体は、対向する平坦部の遠位の位置において、対向する平坦部間の距離よりも大きい直径を有する、骨スクリュドライバ。
２４．対向する平坦部の近位の場所に形成された結合特徴部を更に備え、結合特徴部は、骨スクリュドライバ及びドライバアダプタの軸方向分離を防止する様態でドライバアダプタと接合するように構成されている、請求項２３に記載のデバイス。
２５．結合特徴部は、近位本体の円周の周りに形成された溝を含む、請求項２４に記載のデバイス。
２６．遠位先端部と近位本体部分との間に延在する中間部分を更に備え、中間部分は、近位本体部分の直径よりも小さい直径を有する、請求項２３～２５のいずれか一項に記載のデバイス。
２７．中間部分に沿って形成された第１の肩部と、第１の肩部の遠位の位置で中間部分に沿って形成された第２の肩部と、を更に備える、請求項２６に記載のデバイス。
２８．第２の肩部は、先細の遠位に面する表面を含む、請求項２７に記載のデバイス。
２９．遠位先端部は、中間部分の直径よりも小さい直径を有する、請求項２６～２８のいずれか一項に記載のデバイス。
３０．ルーメンは、その長さに沿って、先細の直径を有する少なくとも１つの部分を含む、請求項２３～２９のいずれか一項に記載のデバイス。
３１．近位本体の最近位部分が、ドライバの最近位端部に向かって先細になる直径を有する、円錐形外側表面を有する、請求項２３～３０のいずれか一項に記載のデバイス。
３２．骨スクリュドライバアダプタであって、
遠位アダプタ本体と、
近位トルク受容端部と、を備え、
遠位アダプタ本体は、近位トルク受容端部よりも大きい直径を有し、
遠位アダプタ本体は、骨スクリュドライバの近位部分を受容するように構成された遠位に面する空洞を画定しており、
空洞内の遠位に面する表面は、骨スクリュドライバのルーメン内に受容され、骨スクリュドライバにトルクを付与するように構成されている、遠位に面する表面から遠位に延在する突起を含み、
遠位アダプタ本体は、骨スクリュドライバ及び骨スクリュドライバアダプタの軸方向分離を防止するために、空洞内に受容されたときに骨スクリュドライバの近位部分に係合するように構成されたロックを含む、骨スクリュドライバアダプタ。
３３．近位トルク受容端部は、骨スクリュドライバアダプタへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、請求項３２に記載のデバイス。
３４．遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部との間に延在する中間部分を更に備え、中間部分は、遠位アダプタ本体の直径よりも小さい直径を有する、請求項３２又は３３に記載のデバイス。
３５．骨スクリュドライバアダプタは、アダプタの最近位端部から遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含む、請求項３２～３４のいずれか一項に記載のデバイス。
３６．ロックは、遠位アダプタ本体の外側表面に沿って露出された第１の端部と、遠位に面する空洞内に延在する第２の端部とを有する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含む、請求項３２～３５のいずれか一項に記載のデバイス。
３７．１つ又は２つ以上の枢動ラッチは、遠位に面する空洞内で第２の端部を半径方向内向きに駆動するように付勢されている、請求項３６に記載のデバイス。
３８．遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部との間に配設された外科用ナビゲーションアレイマウントを更に備える、請求項３２～３７のいずれか一項に記載のデバイス。
３９．遠位に面する空洞は、アダプタ本体の外側表面まで延在する、遠位に面する空洞内に形成された少なくとも１つの開口部を含む、請求項３２～３８のいずれか一項に記載のデバイス。
４０．遠位アダプタ本体の外側表面は、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、請求項３２～３９のいずれか一項に記載のデバイス。
４１．突起は、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、請求項３２～４０のいずれか一項に記載のデバイス。
４２．突起は、上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を有する第１の部分と、第１の部分の遠位に延在しており、第１の部分の直径よりも小さい直径を有する第２の部分と、を含む、請求項４１に記載のデバイス。
４３．骨スクリュドライバであって、
遠位先端部と、
近位本体と、を備え、
骨スクリュドライバの最近位端部から骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、
先端部は、骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して骨スクリュにトルクを付与するように構成されており、
ルーメンの最近位部分が、骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を含む、骨スクリュドライバ。
４４．ルーメンの直径は、１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を有する最近位部分に沿って最大である、請求項４３に記載のデバイス。
【0089】
〔実施の態様〕
（１） 外科用アセンブリであって、
ドライバであって、別の構成要素との間の回転を防止する様態で前記別の構成要素と結合するように構成された遠位先端部と、前記ドライバの最近位端部から前記ドライバの最遠位端部まで延在するルーメンを備えた近位ドライバ本体と、を有する、ドライバと、
遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部とを有するドライバアダプタと、を備え、
前記ドライバアダプタは、前記近位ドライバ本体の一部分が前記遠位アダプタ本体の遠位に面する空洞内に受容されるように、前記ドライバに結合されており、
前記ドライバアダプタは、前記ドライバに回転力を付与するように構成されており、前記遠位アダプタ本体は、前記ドライバ及び前記ドライバアダプタの軸方向分離を防止するように構成されたロックを含む、外科用アセンブリ。
（２） 前記ドライバアダプタが、前記ドライバアダプタの最近位端部から前記遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含む、実施態様１に記載のアセンブリ。
（３） 前記ロックが、前記ドライバ上に形成された溝と接合する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含む、実施態様１に記載のアセンブリ。
（４） 前記ドライバが、前記近位ドライバ本体上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含み、前記平坦部が、前記ドライバアダプタの前記遠位に面する空洞の内部表面上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部と接合する、実施態様１に記載のアセンブリ。
（５） 前記ドライバの一部分にわたって配設された保持スリーブを更に備える、実施態様１に記載のアセンブリ。
（１） 外科用アセンブリであって、
ドライバであって、別の構成要素との間の回転を防止する様態で前記別の構成要素と結合するように構成された遠位先端部と、前記ドライバの最近位端部から前記ドライバの最遠位端部まで延在するルーメンを備えた近位ドライバ本体と、を有する、ドライバと、
遠位アダプタ本体と近位トルク受容端部とを有するドライバアダプタと、を備え、
前記ドライバアダプタは、前記近位ドライバ本体の一部分が前記遠位アダプタ本体の遠位に面する空洞内に受容されるように、前記ドライバに結合されており、
前記ドライバアダプタは、前記ドライバに回転力を付与するように構成されており、前記遠位アダプタ本体は、前記ドライバ及び前記ドライバアダプタの軸方向分離を防止するように構成されたロックを含む、外科用アセンブリ。
（２） 前記ドライバアダプタが、前記ドライバアダプタの最近位端部から前記遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含む、実施態様１に記載のアセンブリ。
（３） 前記ロックが、前記ドライバ上に形成された溝と接合する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含む、実施態様１に記載のアセンブリ。
（４） 前記ドライバが、前記近位ドライバ本体上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含み、前記平坦部が、前記ドライバアダプタの前記遠位に面する空洞の内部表面上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部と接合する、実施態様１に記載のアセンブリ。
（５） 前記ドライバの一部分にわたって配設された保持スリーブを更に備える、実施態様１に記載のアセンブリ。
【0090】
（６） 前記保持スリーブが、骨スクリュ受容側ヘッド（bone screw receiver head）と接合するように構成されたねじ山付き遠位端部を含む、実施態様５に記載のアセンブリ。
（７） 前記保持スリーブが、前記保持スリーブ及び前記ドライバの分離を防止するように構成されたロックを含む、実施態様５に記載のアセンブリ。
（８） 前記保持スリーブの一部分にわたって配設された第２のスリーブを更に備える、実施態様５に記載のアセンブリ。
（９） 前記第２のスリーブが、その遠位端部に形成された、骨スクリュ受容側ヘッドの部分の間に受容されるように構成された複数の剛性延長部を含む、実施態様８に記載のアセンブリ。
（１０） 前記第２のスリーブが、その近位端部に形成された、前記保持スリーブ上に形成された１つ又は２つ以上の表面特徴部上で偏向してこれを乗り越えるように構成された複数の可撓性延長部を含む、実施態様８に記載のアセンブリ。
（７） 前記保持スリーブが、前記保持スリーブ及び前記ドライバの分離を防止するように構成されたロックを含む、実施態様５に記載のアセンブリ。
（８） 前記保持スリーブの一部分にわたって配設された第２のスリーブを更に備える、実施態様５に記載のアセンブリ。
（９） 前記第２のスリーブが、その遠位端部に形成された、骨スクリュ受容側ヘッドの部分の間に受容されるように構成された複数の剛性延長部を含む、実施態様８に記載のアセンブリ。
（１０） 前記第２のスリーブが、その近位端部に形成された、前記保持スリーブ上に形成された１つ又は２つ以上の表面特徴部上で偏向してこれを乗り越えるように構成された複数の可撓性延長部を含む、実施態様８に記載のアセンブリ。
【0091】
（１１） 前記第２のスリーブは、前記第２のスリーブが前記保持スリーブに結合された骨スクリュ受容側ヘッドに対する回転に抗してロックされる遠位位置と、前記第２のスリーブが前記保持スリーブに結合された前記骨スクリュ受容側ヘッドに対して回転することができる近位位置との間で移動するように構成されている、実施態様８に記載のアセンブリ。
（１２） 前記ドライバアダプタの前記近位トルク受容端部に結合されたドライバハンドルを更に備える、実施態様１に記載のアセンブリ。
（１３） 前記ドライバアダプタに結合された外科用ナビゲーションアレイを更に備える、実施態様１に記載のアセンブリ。
（１４） 骨スクリュドライバアダプタであって、
遠位アダプタ本体と、
近位トルク受容端部と、を備え、
前記遠位アダプタ本体は、前記近位トルク受容端部よりも大きい直径を有し、
前記遠位アダプタ本体は、骨スクリュドライバの近位部分を受容するように構成された遠位に面する空洞を画定しており、
前記空洞内の遠位に面する表面は、前記骨スクリュドライバのルーメン内に受容され、前記骨スクリュドライバにトルクを付与するように構成されている、前記遠位に面する表面から遠位に延在する突起を含み、
前記遠位アダプタ本体は、前記骨スクリュドライバ及び前記骨スクリュドライバアダプタの軸方向分離を防止するために、前記空洞内に受容されたときに前記骨スクリュドライバの前記近位部分に係合するように構成されたロックを含む、骨スクリュドライバアダプタ。
（１５） 前記近位トルク受容端部が、前記骨スクリュドライバアダプタへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、実施態様１４に記載のデバイス。
（１２） 前記ドライバアダプタの前記近位トルク受容端部に結合されたドライバハンドルを更に備える、実施態様１に記載のアセンブリ。
（１３） 前記ドライバアダプタに結合された外科用ナビゲーションアレイを更に備える、実施態様１に記載のアセンブリ。
（１４） 骨スクリュドライバアダプタであって、
遠位アダプタ本体と、
近位トルク受容端部と、を備え、
前記遠位アダプタ本体は、前記近位トルク受容端部よりも大きい直径を有し、
前記遠位アダプタ本体は、骨スクリュドライバの近位部分を受容するように構成された遠位に面する空洞を画定しており、
前記空洞内の遠位に面する表面は、前記骨スクリュドライバのルーメン内に受容され、前記骨スクリュドライバにトルクを付与するように構成されている、前記遠位に面する表面から遠位に延在する突起を含み、
前記遠位アダプタ本体は、前記骨スクリュドライバ及び前記骨スクリュドライバアダプタの軸方向分離を防止するために、前記空洞内に受容されたときに前記骨スクリュドライバの前記近位部分に係合するように構成されたロックを含む、骨スクリュドライバアダプタ。
（１５） 前記近位トルク受容端部が、前記骨スクリュドライバアダプタへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、実施態様１４に記載のデバイス。
【0092】
（１６） 前記遠位アダプタ本体と前記近位トルク受容端部との間に延在する中間部分を更に備え、前記中間部分が、前記遠位アダプタ本体の直径よりも小さい直径を有する、実施態様１４に記載のデバイス。
（１７） 前記骨スクリュドライバアダプタが、前記アダプタの最近位端部から前記遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含む、実施態様１４に記載のデバイス。
（１８） 前記ロックが、前記遠位アダプタ本体の外側表面に沿って露出された第１の端部と、前記遠位に面する空洞内に延在する第２の端部とを有する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含む、実施態様１４に記載のデバイス。
（１９） 前記１つ又は２つ以上の枢動ラッチが、前記遠位に面する空洞内で前記第２の端部を半径方向内向きに駆動するように付勢されている、実施態様１８に記載のデバイス。
（２０） 前記遠位アダプタ本体と前記近位トルク受容端部との間に配設された外科用ナビゲーションアレイマウントを更に備える、実施態様１４に記載のデバイス。
（１７） 前記骨スクリュドライバアダプタが、前記アダプタの最近位端部から前記遠位に面する空洞まで延在するルーメンを含む、実施態様１４に記載のデバイス。
（１８） 前記ロックが、前記遠位アダプタ本体の外側表面に沿って露出された第１の端部と、前記遠位に面する空洞内に延在する第２の端部とを有する１つ又は２つ以上の枢動ラッチを含む、実施態様１４に記載のデバイス。
（１９） 前記１つ又は２つ以上の枢動ラッチが、前記遠位に面する空洞内で前記第２の端部を半径方向内向きに駆動するように付勢されている、実施態様１８に記載のデバイス。
（２０） 前記遠位アダプタ本体と前記近位トルク受容端部との間に配設された外科用ナビゲーションアレイマウントを更に備える、実施態様１４に記載のデバイス。
【0093】
（２１） 前記遠位に面する空洞が、前記アダプタ本体の外側表面まで延在する、前記遠位に面する空洞内に形成された少なくとも１つの開口部を含む、実施態様１４に記載のデバイス。
（２２） 前記遠位アダプタ本体の前記外側表面が、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、実施態様１４に記載のデバイス。
（２３） 前記突起が、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、実施態様１４に記載のデバイス。
（２４） 前記突起が、上に形成された前記１つ又は２つ以上の平坦部を有する第１の部分と、前記第１の部分の遠位に延在しており、前記第１の部分の直径よりも小さい直径を有する第２の部分と、を含む、実施態様２３に記載のデバイス。
（２５） 骨スクリュドライバであって、
遠位先端部と、
近位本体と、を備え、
前記骨スクリュドライバの最近位端部から前記骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、
前記先端部は、前記骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して前記骨スクリュにトルクを付与するように構成されており、
前記近位本体は、その上に形成された、前記骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された対向する平坦部を含み、
前記近位本体は、前記対向する平坦部の遠位の位置において、前記対向する平坦部間の距離よりも大きい直径を有する、骨スクリュドライバ。
（２２） 前記遠位アダプタ本体の前記外側表面が、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、実施態様１４に記載のデバイス。
（２３） 前記突起が、その上に形成された１つ又は２つ以上の平坦部を含む、実施態様１４に記載のデバイス。
（２４） 前記突起が、上に形成された前記１つ又は２つ以上の平坦部を有する第１の部分と、前記第１の部分の遠位に延在しており、前記第１の部分の直径よりも小さい直径を有する第２の部分と、を含む、実施態様２３に記載のデバイス。
（２５） 骨スクリュドライバであって、
遠位先端部と、
近位本体と、を備え、
前記骨スクリュドライバの最近位端部から前記骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、
前記先端部は、前記骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して前記骨スクリュにトルクを付与するように構成されており、
前記近位本体は、その上に形成された、前記骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された対向する平坦部を含み、
前記近位本体は、前記対向する平坦部の遠位の位置において、前記対向する平坦部間の距離よりも大きい直径を有する、骨スクリュドライバ。
【0094】
（２６） 前記対向する平坦部の近位の場所に形成された結合特徴部を更に備え、前記結合特徴部が、前記骨スクリュドライバ及びドライバアダプタの軸方向分離を防止する様態で前記ドライバアダプタと接合するように構成されている、実施態様２５に記載のデバイス。
（２７） 前記結合特徴部が、前記近位本体の円周の周りに形成された溝を含む、実施態様２６に記載のデバイス。
（２８） 前記遠位先端部と前記近位本体部分との間に延在する中間部分を更に備え、前記中間部分が、前記近位本体部分の直径よりも小さい直径を有する、実施態様２５に記載のデバイス。
（２９） 前記中間部分に沿って形成された第１の肩部と、前記第１の肩部の遠位の位置で前記中間部分に沿って形成された第２の肩部と、を更に備える、実施態様２８に記載のデバイス。
（３０） 前記第２の肩部が、先細の遠位に面する表面を含む、実施態様２９に記載のデバイス。
（２７） 前記結合特徴部が、前記近位本体の円周の周りに形成された溝を含む、実施態様２６に記載のデバイス。
（２８） 前記遠位先端部と前記近位本体部分との間に延在する中間部分を更に備え、前記中間部分が、前記近位本体部分の直径よりも小さい直径を有する、実施態様２５に記載のデバイス。
（２９） 前記中間部分に沿って形成された第１の肩部と、前記第１の肩部の遠位の位置で前記中間部分に沿って形成された第２の肩部と、を更に備える、実施態様２８に記載のデバイス。
（３０） 前記第２の肩部が、先細の遠位に面する表面を含む、実施態様２９に記載のデバイス。
【0095】
（３１） 前記遠位先端部が、前記中間部分の直径よりも小さい直径を有する、実施態様２８に記載のデバイス。
（３２） 前記ルーメンが、その長さに沿って、先細の直径を有する少なくとも１つの部分を含む、実施態様２５に記載のデバイス。
（３３） 前記近位本体の最近位部分が、前記ドライバの前記最近位端部に向かって先細になる直径を有する、円錐形外側表面を有する、実施態様２５に記載のデバイス。
（３４） 骨スクリュドライバであって、
遠位先端部と、
近位本体と、を備え、
前記骨スクリュドライバの最近位端部から前記骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、
前記先端部は、前記骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して前記骨スクリュにトルクを付与するように構成されており、
前記ルーメンの最近位部分は、前記骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を含む、骨スクリュドライバ。
（３５） 前記ルーメンの直径が、前記１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を有する前記最近位部分に沿って最大である、実施態様３４に記載のデバイス。
（３２） 前記ルーメンが、その長さに沿って、先細の直径を有する少なくとも１つの部分を含む、実施態様２５に記載のデバイス。
（３３） 前記近位本体の最近位部分が、前記ドライバの前記最近位端部に向かって先細になる直径を有する、円錐形外側表面を有する、実施態様２５に記載のデバイス。
（３４） 骨スクリュドライバであって、
遠位先端部と、
近位本体と、を備え、
前記骨スクリュドライバの最近位端部から前記骨スクリュドライバの最遠位端部までルーメンが延在しており、
前記先端部は、前記骨スクリュドライバの最遠位端部に形成されており、骨スクリュと接合して前記骨スクリュにトルクを付与するように構成されており、
前記ルーメンの最近位部分は、前記骨スクリュドライバへのトルクの印加を可能にするように構成された１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を含む、骨スクリュドライバ。
（３５） 前記ルーメンの直径が、前記１つ又は２つ以上の平坦な側壁部分を有する前記最近位部分に沿って最大である、実施態様３４に記載のデバイス。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5A】
【図5B】
【図5C】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17A】
【図17B】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24A】
【図24B】
【図25】
【図26】
【図27A】
【図27B】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【国際調査報告】