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特表2024-540436はんだ相互接続部間に配置されたチャネル相互接続部を備えるパッケージ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】はんだ相互接続部間に配置されたチャネル相互接続部を備えるパッケージ
(51)【国際特許分類】
   H01L 25/10 20060101AFI20241024BHJP
   H01L 25/07 20060101ALI20241024BHJP
【FI】
H01L25/14 Z
H01L25/08 H
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024527687
(86)(22)【出願日】2022-10-28
(85)【翻訳文提出日】2024-05-10
(86)【国際出願番号】 US2022048192
(87)【国際公開番号】W WO2023091285
(87)【国際公開日】2023-05-25
(31)【優先権主張番号】17/532,754
(32)【優先日】2021-11-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】パティル、アニケット
(72)【発明者】
【氏名】リスク、ドゥロダミ
(72)【発明者】
【氏名】ウェー、ホン・ボク
(72)【発明者】
【氏名】ペインター、チャールズ・ディビッド
(57)【要約】
第1のパッケージと、第1の複数のはんだ相互接続部を介して第1のパッケージに結合された第2のパッケージとを備えるデバイス。第1のパッケージは、少なくとも1つの第1の誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、第1の基板に結合された第1の集積デバイスとを含む。第2のパッケージは、少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板と、第2の基板の第1の表面に結合された第2の集積デバイスと、第2の複数のはんだ相互接続部を介して第2の基板の第1の表面に結合された第3の集積デバイスと、第2の基板の第1の表面に結合された第1の複数のチャネル相互接続部であって、第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置する、第1の複数のチャネル相互接続部とを含む。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のパッケージであって、
少なくとも1つの誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、
前記第1の基板に結合された第1の集積デバイスと、
を備える第1のパッケージと、
第1の複数のはんだ相互接続部を介して前記第1のパッケージに結合された第2のパッケージであって、
少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板と、
前記第2の基板の第1の表面に結合された第2の集積デバイスと、
第2の複数のはんだ相互接続部を介して前記第2の基板の前記第1の表面に結合された第3の集積デバイスと、
前記第2の基板の前記第1の表面に結合された第1の複数のチャネル相互接続部であって、前記第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置する、第1の複数のチャネル相互接続部と、
を備える第2のパッケージと、
を備える、デバイス。
【請求項2】
前記第2の集積デバイスが、前記第3の集積デバイスと前記第2の基板との間に位置する、請求項1に記載のデバイス。
【請求項3】
前記第2の基板の前記第1の表面に結合された第4の基板を更に備え、前記第1の複数のチャネル相互接続部が、前記第4の基板の一部である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項4】
前記第2の基板の前記第1の表面に結合されたフレキシブルケーブルを更に備え、前記第1の複数のチャネル相互接続部が、前記フレキシブルケーブルの一部である、請求項1に記載のデバイス。
【請求項5】
前記第1の複数のチャネル相互接続部が、前記第3の集積デバイスの下に延びる、請求項1に記載のデバイス。
【請求項6】
前記第2の集積デバイスと前記第1の基板との間の第1の電気経路が、前記第1の複数のチャネル相互接続部を含む、請求項1に記載のデバイス。
【請求項7】
前記第2の集積デバイスと前記第1の基板との間の第1の電気経路が、
前記第2の集積デバイスを前記第2の基板に結合する少なくとも1つの第1のはんだ相互接続部と、
前記第2の基板の前記第2の複数の相互接続部からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、
前記第1の複数のチャネル相互接続部からの少なくとも1つのチャネル相互接続部と、
前記第2の基板の前記第2の複数の相互接続部からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、
前記第2の基板と前記第1の基板とを結合する前記第1の複数のはんだ相互接続部からの少なくとも1つの第2のはんだ相互接続部と、
前記第1の基板の前記第1の複数の相互接続部からの少なくとも1つの相互接続部と、
を含む、
請求項1に記載のデバイス。
【請求項8】
前記第2の基板の第2の表面に結合された第2の複数のチャネル相互接続部を更に備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項9】
前記第1の基板の第1の表面に結合された第2の複数のチャネル相互接続部を更に備える、請求項1に記載のデバイス。
【請求項10】
前記第2の複数のチャネル相互接続部が、第4の基板及び/又はフレキシブルケーブルの一部である、請求項9に記載のデバイス。
【請求項11】
装置であって、
第1のパッケージであって、
少なくとも1つの誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、
前記第1の基板に結合された第1の集積デバイスと、
を備える第1のパッケージと、
第1の複数のはんだ相互接続部を介して前記第1のパッケージに結合された第2のパッケージであって、
少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板と、
前記第2の基板の第1の表面に結合された第2の集積デバイスと、
第2の複数のはんだ相互接続部を介して前記第2の基板の前記第1の表面に結合された第3の集積デバイスと、
前記第2の基板の前記第1の表面に結合されたチャネル相互接続のための手段であって、前記第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置する、チャネル相互接続のための手段と、
を備える第2のパッケージと、
を備える、装置。
【請求項12】
前記第2の集積デバイスが、前記第3の集積デバイスと前記第2の基板との間に位置する、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
チャネル相互接続のための前記手段が、第4の基板を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
チャネル相互接続のための前記手段が、フレキシブルケーブルを含む、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
チャネル相互接続のための前記手段が、前記第3の集積デバイスの下に延びる、請求項11に記載の装置。
【請求項16】
前記第2の集積デバイスと前記第1の基板との間の第1の電気経路が、チャネル相互接続のための前記手段を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項17】
前記第2の集積デバイスと前記第1の基板との間の第1の電気経路が、
前記第2の集積デバイスを前記第2の基板に結合する少なくとも1つの第1のはんだ相互接続部と、
前記第2の基板の前記第2の複数の相互接続部からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、
チャネル相互接続のための前記手段と、
前記第2の基板の前記第2の複数の相互接続部からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、
前記第2の基板と前記第1の基板とを結合する前記第1の複数のはんだ相互接続部からの少なくとも1つの第2のはんだ相互接続部と、
前記第1の基板の前記第1の複数の相互接続部からの少なくとも1つの相互接続部と、
を含む、
請求項11に記載の装置。
【請求項18】
前記第2の基板の第2の表面に結合されたチャネル相互接続のための第2の手段を更に備える、請求項11に記載の装置。
【請求項19】
前記第1の基板の第1の表面に結合されたチャネル相互接続のための第2の手段を更に備える、請求項11に記載の装置。
【請求項20】
前記装置が、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、ラップトップコンピュータ、サーバ、モノのインターネット(IoT)デバイス、及び自動ビークル内のデバイスからなる群から選択されるデバイスを含む、請求項11に記載の装置。
【請求項21】
方法であって、
第1のパッケージであって、
少なくとも1つの誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、
前記第1の基板に結合された第1の集積デバイスと、
を備える第1のパッケージを準備することと、
少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板を第1の複数のはんだ相互接続部を介して前記第1の基板に結合することと、
前記第2の基板の第1の表面の上に第1の複数のチャネル相互接続部をことと、
前記第2の基板の前記第1の表面に第2の集積デバイスを結合することと、
第2の複数のはんだ相互接続部であって、前記第1の複数のチャネル相互接続部が、前記第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置する、第2の複数のはんだ相互接続部を介して第3の集積デバイスを前記第2の基板の前記第1の表面に結合することと、
を含む、方法。
【請求項22】
前記第2の集積デバイスが、前記第3の集積デバイスと前記第2の基板との間に位置する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第1の複数のチャネル相互接続部を準備することが、前記第1の複数のチャネル相互接続部を備える第4の基板を前記第2の基板の前記第1の表面に結合することを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の複数のチャネル相互接続部を準備することが、前記第1の複数のチャネル相互接続部を備えるフレキシブルケーブルを前記第2の基板の前記第1の表面に結合することを含む、請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記第1の複数のチャネル相互接続部が、前記第3の集積デバイスの下に延びる、請求項21に記載の方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
[0001] 本出願は、2021年11月22日に米国特許庁に出願された非仮出願第17/532,754号に対する優先権及び利益を主張するものであり、その内容全体が、その全体が以下に完全に記載されるかのように、かつ全ての適用可能な目的のために、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[0002] 様々な特徴は、集積デバイスを有するパッケージに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] パッケージは、基板と集積デバイスとを含み得る。これらの構成要素は、共に結合されることにより、様々な電気的機能を実行することが可能なパッケージを提供する。より良好に機能するパッケージを提供し、かつパッケージの全体的なサイズを縮小することが、継続的に必要とされている。
【発明の概要】
【0004】
[0004] 様々な特徴は、集積デバイスを有するパッケージに関する。
【0005】
[0005] 一実施例は、第1のパッケージと、第1の複数のはんだ相互接続部を介して第1のパッケージに結合された第2のパッケージとを備えるデバイスを提供する。第1のパッケージは、少なくとも1つの第1の誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、第1の基板に結合された第1の集積デバイスとを含む。第2のパッケージは、少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板と、第2の基板の第1の表面に結合された第2の集積デバイスと、第2の複数のはんだ相互接続部を介して第2の基板の第1の表面に結合された第3の集積デバイスと、第2の基板の第1の表面に結合された第1の複数のチャネル相互接続部であって、第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置する、第1の複数のチャネル相互接続部とを含む。
【0006】
[0006] 別の実施例は、第1のパッケージと、第1の複数のはんだ相互接続部を介して第1のパッケージに結合された第2のパッケージとを備える装置を提供する。第1のパッケージは、少なくとも1つの第1の誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、第1の基板に結合された第1の集積デバイスとを含む。第2のパッケージは、少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板と、第2の基板の第1の表面に結合された第2の集積デバイスと、第2の複数のはんだ相互接続部を介して第2の基板の第1の表面に結合された第3の集積デバイスと、第2の基板の第1の表面に結合されたチャネル相互接続のための手段であって、第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置する、チャネル相互接続のための手段とを含む。
【0007】
[0007] 別の例は、パッケージを作製するための方法を提供する。この方法は、少なくとも1つの第1の誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、第1の基板に結合された第1の集積デバイスとを備える第1のパッケージを準備する。この方法は、少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板を第1の複数のはんだ相互接続部を介して第1の基板に結合する。この方法は、第2の基板の第1の表面の上に第1の複数のチャネル相互接続部を準備する。この方法は、第2の集積デバイスを第2の基板の第1の表面に結合する。この方法は、第2の複数のはんだ相互接続部であって、第1の複数のチャネル相互接続部が、第2の複数のはんだ相互接続部のはんだ相互接続部の間に位置する、第2の複数のはんだ相互接続部を介して第3の集積デバイスを第2の基板の第1の表面に結合する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
[0008] 以下に記載される「発明を実施するための形態」を、同様の参照符号が全体を通して対応するように特定されている図面と併せ読むことにより、様々な特徴、性質、及び利点が明らかとなり得る。
図1】[0009] チャネル相互接続部を含むパッケージの例示的な断面プロファイル図を示す。
図2】[0010] チャネル相互接続部を含むパッケージの例示的な断面平面図を示す。
図3】[0011] チャネル相互接続部を含むパッケージ内の例示的な電気経路を示す。
図4】[0012] チャネル相互接続部を含むパッケージの例示的な断面プロファイル図を示す。
図5】[0013] チャネル相互接続部を含むパッケージの例示的な断面平面図を示す。
図6】[0014] チャネル相互接続部を有するチャネル基板を含むパッケージの例示的な断面プロファイル図を示す。
図7】[0015] チャネル相互接続部を有するチャネル基板を含むパッケージの例示的な断面平面図を示す。
図8】[0016] チャネル相互接続部を有するフレキシブルケーブルを含むパッケージの例示的な断面プロファイル図を示す。
図9】[0017] チャネル相互接続部を有するフレキシブルケーブルを含むパッケージの例示的な断面平面図を示す。
図10】[0018] いくつかのチャネル相互接続部を含むパッケージの例示的な断面プロファイル図を示す。
図11A】[0019] 複数のチャネル相互接続部を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンスを示す。
図11B】複数のチャネル相互接続部を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンスを示す。
図11C】複数のチャネル相互接続部を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンスを示す。
図12A】[0020] 複数のチャネル相互接続部を含むチャネル基板を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンスを示す。
図12B】複数のチャネル相互接続部を含むチャネル基板を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンスを示す。
図12C】複数のチャネル相互接続部を含むチャネル基板を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンスを示す。
図13】[0021] チャネル相互接続部を備えるパッケージを製造する方法の例示的なフローチャートを示す。
図14A】[0022] 基板を製造するための例示的なシーケンスを示す。
図14B】基板を製造するための例示的なシーケンスを示す。
図15】[0023] 基板を製造する方法の例示的なフローチャートを示す。
図16】[0024] ダイ、電子回路、集積デバイス、集積受動デバイス(integrated passive device、IPD)、受動部品、パッケージ、及び/又は本明細書で説明されるデバイスパッケージを一体化することが可能な、様々な電子デバイスを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[0025] 以下の説明では、本開示の様々な態様の完全な理解をもたらすために、具体的な詳細が記載される。しかしながら、当業者には、これらの具体的な詳細を伴わずとも、諸態様を実践することができる点が理解されるであろう。例えば、不必要な詳細で諸態様を不明瞭にすることを回避するために、回路がブロック図で示される場合がある。他の事例では、本開示の諸態様を不明瞭にすることがないように、周知の回路、構造、及び技術が、詳細には示されない場合がある。
【0010】
[0026] 本開示は、第1のパッケージと、第1の複数のはんだ相互接続部を介して第1のパッケージに結合された第2のパッケージとを備えるデバイスを説明する。第1のパッケージは、少なくとも1つの第1の誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、第1の基板に結合された第1の集積デバイスとを含む。第2のパッケージは、少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板と、第2の基板の第1の表面に結合された第2の集積デバイスと、第2の複数のはんだ相互接続部を介して第2の基板の第1の表面に結合された第3の集積デバイスと、第2の基板の第1の表面に結合された第1の複数のチャネル相互接続部であって、第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置する、第1の複数のチャネル相互接続部とを含む。以下で更に説明するように、はんだ相互接続部間の第1の複数のチャネル相互接続部の使用は、(i)パッケージ内の信号分離を改善し、(ii)信号経路のもつれを解消し、(iii)パッケージ厚さを低減し、(iv)熱放散を改善し、かつ/又は(v)製造リードタイムを改善するのに役立つ。
【0011】
チャネル相互接続部を備える例示的なパッケージ
[0027] 図1は、チャネル相互接続部を含むパッケージ100の断面プロファイル図を示す。パッケージ100は、パッケージオンパッケージ(package on package、PoP)であってもよい。パッケージ100は、第1のパッケージ101と、第2のパッケージ103とを含むことができる。パッケージ100は、複数のはんだ相互接続部110を介してボード106に結合されている。ボード106は、少なくとも1つのボード誘電体層160と、複数のボード相互接続部162とを含む。ボード106は、プリント回路板(printed circuit board、PCB)を含むことができる。
【0012】
[0028] 第1のパッケージ101は、第1の基板102と、第1の集積デバイス105とを含む。第1の集積デバイス105は、複数のはんだ相互接続部150を介して基板102の第1の表面(例えば、上面)に結合されている。第1の基板102は、少なくとも1つの第1の誘電体層120と、第1の複数の相互接続部122とを含む。第1の集積デバイス105は、複数のはんだ相互接続部150を介して第1の基板102の第1の複数の相互接続部122に結合されている。
【0013】
[0029] 第2のパッケージ103は、第2の基板104と、第2の集積デバイス107と、第3の集積デバイス109と、複数のチャネル相互接続部108とを含む。第2の集積デバイス107は、複数のはんだ相互接続部170を介して第2の基板104の第1の表面(例えば、上面)に結合されている。第3の集積デバイス109は、複数のはんだ相互接続部190を介して第2の基板104の第1の表面(例えば、上面)に結合されている。第2の集積デバイス107は、第2の基板104と第3の集積デバイス109との間に位置する。第2の集積デバイス107は、第3の集積デバイス109の下に配置されている。複数のはんだ相互接続部190は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。
【0014】
[0030] 複数のチャネル相互接続部108は、第2の基板104の第1の表面(例えば、上面)の上に配置されている。図1に示す複数のチャネル相互接続部108は、可能なチャネル相互接続部の概念的表現を表すことに留意されたい。少なくとも図4図9において以下で更に説明するように、複数のチャネル相互接続部108は、複数のチャネル相互接続部、チャネル基板(例えば、第4の基板、パッチ基板)、及び/又はフレキシブルケーブル(例えば、フレキシブル基板、フレキシブルボード)として実装されてもよく、かつ/又はそれらを含んでもよい。複数のチャネル相互接続部108は、チャネル相互接続のための手段であってもよい。複数のチャネル相互接続部108からの少なくとも1つのチャネル相互接続部は、複数のはんだ相互接続部190からの隣接するはんだ相互接続部の間に配置されている。複数のチャネル相互接続部108は、第3の集積デバイス109の下に延びることができる。
【0015】
[0031] はんだ相互接続部間の複数のチャネル相互接続部108は、(i)パッケージ内の信号分離を改善し、(ii)信号経路のもつれを解消し、(iii)パッケージ厚さを低減し、(iv)熱放散を改善し、かつ/又は(v)製造リードタイムを改善するのに役立つ。例えば、いくつかの信号は、これらの信号が他の信号と干渉しないように、複数のチャネル相互接続部108を含む電気経路を通って移動するように構成することができる。いくつかの実装形態では、集積デバイス107への信号及び/又は集積デバイス107からの信号は、これらの信号が集積デバイス105と集積デバイス109との間を移動する信号に干渉しないように、及び/又はそれらの信号から分離されるように、複数のチャネル相互接続部108を含む電気経路を通って移動するように構成することができる。これにより、集積デバイス105、集積デバイス107、集積デバイス109、及び/又はパッケージ100の性能を向上させることができる。いくつかの電気経路は、第2の基板104内の混雑を低減して経路のもつれを解消するために、複数のチャネル相互接続部108を含むことができる。複数のチャネル相互接続部108の使用は、第2の基板104内の金属層の数を低減することができ、それは、第2の基板104及び/又はパッケージ100の全体的な厚さを低減するのに役立つことができる。より少ない金属層を有する基板を使用することは、パッケージ100における熱放散を改善するのに役立ち、これは、パッケージ100の全体的な性能を改善するのに役立つことができる。
【0016】
[0032] いくつかの実装形態では、第2の基板104、複数のはんだ相互接続部112、第1の基板102、及び複数のはんだ相互接続部110の全体の厚さは、約510マイクロメートル以下であってもよい。第2の基板104は、少なくとも1つの第2の誘電体層140と、第2の複数の相互接続部142とを含む。第2の基板104は、インターポーザであってもよい。いくつかの実装形態では、第2の基板104は、2つ以下の金属層を有することができる。第3の集積デバイス109は、複数のはんだ相互接続部190を介して第2の基板104の第2の複数の相互接続部142に結合されている。第2の集積デバイス107は、複数のはんだ相互接続部170を介して第2の基板104の第2の複数の相互接続部142に結合されている。第2のパッケージ103は、複数のはんだ相互接続部112を介して第1のパッケージ101に結合されている。例えば、第2の基板104は、複数のはんだ相互接続部112を介して第1の基板102に結合されている。複数のはんだ相互接続部112は、第1のパッケージ101及び/又は第2のパッケージ103の一部と見なすことができる。
【0017】
[0033] 図2は、パッケージ100のAA断面にわたる平面図を示す。図2は、第2の基板104、第2の集積デバイス107、複数のはんだ相互接続部190、及び複数のチャネル相互接続部108を示す。図2に示すように、複数のチャネル相互接続部108からの少なくとも1つのチャネル相互接続部は、複数のはんだ相互接続部190からの隣接するはんだ相互接続部の間に配置されている。複数のチャネル相互接続部108は、第2の基板104の上に位置する。複数のチャネル相互接続部108は、チャネル相互接続部をパッケージ100内に実装及び/又は配置することができる領域を概念的に表すことができる。図2は、複数のチャネル相互接続部108を1つの構成要素として概念的に示す。しかしながら、複数の複数のチャネル相互接続部108は、1つ又は複数の構成要素として設けられてもよい。複数のチャネル相互接続部108は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。複数のチャネル相互接続部108は、様々な相互接続部の必要性及び/又は設計に対応するために、1つ又は複数の金属層(例えば、1つの金属層、2つの金属層)を含むことができる。複数のはんだ相互接続部190は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。
【0018】
[0034] 図3は、パッケージ100内の可能な電気経路を示す。図3は、電気経路305、電気経路306、及び電気経路307を示す。電気経路305は、第2の集積デバイス107への及び/又はそこからの1つ又は複数の信号のための可能な電気経路を表すことができる。電気経路306は、第2の集積デバイス107への及び/又はそこからの1つ又は複数の信号のための可能な電気経路を表すことができる。電気経路307は、第1の集積デバイス105への及び/又はそこからの1つ又は複数の信号のための可能な電気経路を表すことができる。
【0019】
[0035] 電気経路305(例えば、第1の電気経路、第2の電気経路、第3の電気経路)は、第2の集積デバイス107と第1の基板102との間の1つ又は複数の信号のための電気経路の一例であってもよい。電気経路305は、(i)第2の集積デバイス107を第2の基板104に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、170)と、(ii)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)複数のチャネル相互接続部108からの少なくとも1つのチャネル相互接続部(例えば、複数のチャネル相互接続部)と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、(v)第2の基板104と第1の基板102とを結合する第1の複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つの第2のはんだ相互接続部と、(vi)第1の基板102の第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの相互接続部とを含むことができる。電気経路305の一部である第1の複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つの第2のはんだ相互接続部は、基板102、基板104、及び/又はパッケージ100の周辺に沿って配置されたはんだ相互接続部112であってもよい。いくつかの実装形態では、基板102及び/又は基板104の周辺に沿って配置されたはんだ相互接続部112は、基板102及び/又は基板104の1つ又は複数の縁部に最も近いはんだ相互接続部を含む。いくつかの実装形態では、基板102及び/又は基板104の周辺に沿って配置されたはんだ相互接続部112は、基板102及び/又は基板104の1つ又は複数の縁部に最も近いはんだ相互接続部の列を含む。いくつかの実装形態では、基板102及び/又は基板104の周辺に沿って配置されたはんだ相互接続部112は、基板102及び/又は基板104の1つ又は複数の縁部に最も近い2列のはんだ相互接続部を含むことができる。はんだ相互接続部の列は、基板のX方向に沿った列及び/又はY方向に沿った列を含むことができる。
【0020】
[0036] 電気経路305は、ボード106に結合されているように延長されていてもよい。例えば、電気経路305は、複数のはんだ相互接続部110からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、複数のボード相互接続部162からの少なくとも1つのボード相互接続部とを含むこともできる。したがって、ボード106と第2の集積デバイス107との間の1つ又は複数の信号は、上述のように電気経路305を通って移動することができる。
【0021】
[0037] 電気経路306(例えば、第1の電気経路、第2の電気経路、第3の電気経路)は、第2の集積デバイス107と第1の集積デバイス105との間の1つ又は複数の信号のための電気経路の一例であってもよい。電気経路306は、(i)第2の集積デバイス107を第2の基板104に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、170)と、(ii)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)複数のチャネル相互接続部108からの少なくとも1つのチャネル相互接続部(例えば、複数のチャネル相互接続部)と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、(v)複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの相互接続部と、(vi)複数のはんだ相互接続部150からの少なくとも1つのはんだ相互接続部とを含むことができる。
【0022】
[0038] 電気経路307(例えば、第1の電気経路、第2の電気経路、第3の電気経路)は、第1の集積デバイス105と第3の集積デバイス109との間の1つ又は複数の信号のための電気経路の一例であってもよい。電気経路307は、(i)第1の集積デバイス105を第1の基板102に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、150)と、(ii)第1の基板102の第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)第2の基板104と第1の基板102とを結合する複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの相互接続部と、(v)第3の集積デバイス109と第2の基板104とを結合する複数のはんだ相互接続部190からの少なくとも1つのはんだ相互接続部とを含むことができる。
【0023】
[0039] 図3は、パッケージ性能の改善を提供するのを助けるために、経路混雑を低減し、信号分離を改善し、経路のもつれを解消するのに役立つように、チャネル相互接続部に出入りする電気経路をパッケージ内にどのように実装及び構成することができるかを示す。一実施例では、集積デバイス105は、アプリケーションプロセッサを含むことができ、集積デバイス107は、モデムを含むことができ、集積デバイス109は、メモリを含むことができる。いくつかの実装形態では、基板104は、2つの金属層(例えば、M1、M2)を含むことができる。いくつかの実装形態では、集積デバイス107は、1つ若しくは複数のコア及び/又は1つ若しくは複数の機能を含むことができる。いくつかの実装形態では、異なるチャネル相互接続部は、集積デバイス107の異なるコア及び/又は異なる機能に結合されているように構成することができる。いくつかの実装形態では、複数のチャネル相互接続部108は、集積デバイス107へ、集積デバイス107から、かつ/又は集積デバイス107を通って移動する信号、電流、及び/又は接地のために使用されるように構成されている。
【0024】
[0040] 図4は、チャネル相互接続部を含むパッケージ400の断面プロファイル図を示す。パッケージ400は、パッケージオンパッケージ(PoP)であってもよい。パッケージ400は、パッケージ100と同様であってもよく、パッケージ100と同様の構成要素を含むことができる。パッケージ400は、第1のパッケージ101と、第2のパッケージ103とを含むことができる。パッケージ400は、複数のはんだ相互接続部110を介してボード106に結合されている。パッケージ400は、複数のチャネル相互接続部408を含む。複数のチャネル相互接続部408は、複数の相互接続部108の一例であってもよい。複数のチャネル相互接続部408は、第2の基板104の上に形成及び/又は配置することができる。複数のチャネル相互接続部408は、第2の複数の相互接続部142に結合することができる。複数のチャネル相互接続部408は、チャネル相互接続のための手段の一例であってもよい。複数のチャネル相互接続部408は、第2の基板104の上に印刷(例えば、インクジェット印刷)することができる。複数のチャネル相互接続部408は、1つの金属層を含む。しかしながら、いくつかの実装形態では、複数のチャネル相互接続部408は、2つ以上の金属層を含むことができる。複数のチャネル相互接続部408に対して2つ以上の金属層が存在するとき、複数のチャネル相互接続部408の第1の金属層の上に誘電体層を形成して配置することができ、誘電体層及び第1の金属層の上に第2の金属層を形成することができる。複数のチャネル相互接続部408は、第1の金属層及び第2の金属層上のチャネル相互接続部によって画定することができる。この実施例では、基板104の上の、第1の金属層及び第2の金属層上の複数のチャネル相互接続部408は、複数のはんだ相互接続部190からの隣接するはんだ相互接続部の間に配置することができる(例えば、横方向に配置することができる)。いくつかの実装形態では、少なくとも1つの誘電体層(図示せず)を複数の相互接続部408の上に配置することができる。少なくとも1つの誘電体層は、ポリマー(例えば、純ポリマー)を含んでもよい。いくつかの実装形態では、複数の相互接続部408の上に位置する誘電体層は、第2の基板104の少なくとも1つの誘電体層140とは異なる。
【0025】
[0041] 図3で説明した電気経路305、電気経路306、及び/又は電気経路307は、パッケージ400内に実装することができる。例えば、パッケージ400内に実装される電気経路305は、(i)第2の集積デバイス107を第2の基板104に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、170)と、(ii)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)複数のチャネル相互接続部408からの少なくとも1つのチャネル相互接続部と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、(v)第2の基板104と第1の基板102とを結合する第1の複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つの第2のはんだ相互接続部と、(vi)第1の基板102の第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの相互接続部とを含むことができる。電気経路305は、ボード106に結合されているように延長されていてもよい。例えば、電気経路305は、複数のはんだ相互接続部110からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、複数のボード相互接続部162からの少なくとも1つのボード相互接続部とを含むこともできる。したがって、ボード106と第2の集積デバイス107との間の1つ又は複数の信号は、上述のように電気経路305を通って移動することができる。電気経路305は、基板102及び/又は基板104の周辺部分(単数又は複数)において、基板102及び/又は基板104を通って垂直に延びてもよい。例えば、電気経路305は、基板102及び/又は基板104の周辺部分(単数又は複数)に位置する相互接続部(例えば、ビア相互接続部)を含むことができる。
【0026】
[0042] パッケージ400内に実装される電気経路306は、(i)第2の集積デバイス107を第2の基板104に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、170)と、(ii)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)複数のチャネル相互接続部408からの少なくとも1つのチャネル相互接続部と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、(v)複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの相互接続部と、(vi)複数のはんだ相互接続部150からの少なくとも1つのはんだ相互接続部とを含むことができる。
【0027】
[0043] パッケージ400内に実装される電気経路307は、(i)第1の集積デバイス105を第1の基板102に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、150)と、(ii)第1の基板102の第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)第2の基板104と第1の基板102とを結合する複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの相互接続部と、(v)第3の集積デバイス109と第2の基板104とを結合する複数のはんだ相互接続部190からの少なくとも1つのはんだ相互接続部とを含むことができる。電気経路307は、基板102及び/又は基板104の周辺部分(単数又は複数)において、基板102及び/又は基板104を通って垂直に延びてもよい。例えば、電気経路307は、基板102及び/又は基板104の周辺部分(単数又は複数)に位置する相互接続部(例えば、ビア相互接続部)を含むことができる。基板(例えば、102、104)の周辺は、異なって画定されてもよい。いくつかの実装形態では、基板の周辺部分は、基板の縁部(単数又は複数)(例えば、第1の縁部、第2の縁部、第3の縁部、第4の縁部)と、基板の中心に対してはんだ相互接続部の最も外側の列(単数又は複数)の上又は下に位置する基板の内側部分との間の(例えば、相互接続部を含む)基板の1つ又は複数の部分を含むことができる。はんだ相互接続部の列は、X方向に沿って、かつ/又はY方向に沿って配置されていてもよい。例えば、基板102の周辺は、基板102の縁部(単数又は複数)と、はんだ相互接続部112の最も外側の列(例えば、基板の縁部(単数又は複数)に最も近いはんだ相互接続部の列(単数又は複数)、第1の縁部に最も近い列、第2の縁部に最も近い列、第3の縁部に最も近い列、第4の縁部に最も近い列)の上又は下に位置する内側部分との間の基板102の1つ又は複数の部分を含むことができる。基板104の周辺は、基板104の縁部(単数又は複数)と、はんだ相互接続部112の最も外側の列(例えば、基板の縁部(単数又は複数)に最も近いはんだ相互接続部の列(単数又は複数)、第1の縁部に最も近い列、第2の縁部に最も近い列、第3の縁部に最も近い列、第4の縁部に最も近い列)の上又は下に位置する内側部分との間の基板104の1つ又は複数の部分を含むことができる。いくつかの実装形態では、基板の周辺部分は、基板の縁部(単数又は複数)と、はんだ相互接続部112の最も外側の2つの列(例えば、基板の縁部(単数又は複数)に最も近いはんだ相互接続部の2つの列)の上又は下に位置する内側部分との間の基板の1つ又は複数の部分を含むことができる。
【0028】
[0044] 図5は、パッケージ400のAA断面にわたる平面図を示す。図5は、第2の基板104、第2の集積デバイス107、複数のはんだ相互接続部190、及び複数のチャネル相互接続部408を示す。図5に示すように、複数のチャネル相互接続部408からの少なくとも1つのチャネル相互接続部は、複数のはんだ相互接続部190からの隣接するはんだ相互接続部の間に配置されている。複数のチャネル相互接続部408は、第2の基板104の上に位置する。複数のチャネル相互接続部408は、第3の集積デバイス109の下に延びることができる。複数のチャネル相互接続部408は、チャネルトレース及び/又はチャネルパッドを含むことができる。複数のチャネル相互接続部408は、集積デバイス107の4つの側面の各々に面する。例えば、第1の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第1の側面に面し、第2の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第2の側面に面し、第3の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第3の側面に面し、第4の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第4の側面に面する。しかしながら、複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の4つ全ての側面よりも少ない側面に面することができる(例えば、集積デバイスの1つ又は複数の側面に面することができる)ことに留意されたい。複数のチャネル相互接続部408は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。複数のチャネル相互接続部408は、様々な相互接続部の必要性及び/又は設計に対応するために、1つ又は複数の金属層(例えば、1つの金属層、2つの金属層)を含むことができる。複数のはんだ相互接続部190は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。
【0029】
[0045] 図6は、チャネル相互接続部を含むパッケージ600の断面プロファイル図を示す。パッケージ600は、パッケージオンパッケージ(PoP)であってもよい。パッケージ600は、パッケージ100と同様であってもよく、パッケージ100と同様の構成要素を含むことができる。パッケージ600は、第1のパッケージ101と、第2のパッケージ103とを含むことができる。パッケージ600は、複数のはんだ相互接続部110を介してボード106に結合されている。パッケージ600は、複数のチャネル基板608(例えば、第4の基板、パッチ基板)を含む。複数のチャネル基板608は、少なくとも1つのチャネル誘電体層602と、複数のチャネル相互接続部408とを含むことができる。複数のチャネル基板608は、異なる数の金属層を含むことができる。複数のチャネル基板608は、複数のチャネル相互接続部108の一例であってもよい。複数のチャネル基板608は、第2の基板104の上に設けられてもよい。複数のチャネル基板608は、複数のはんだ相互接続部610を介して第2の複数の相互接続部142に結合することができる。例えば、複数のチャネル相互接続部408は、複数のはんだ相互接続部610を介して第2の複数の相互接続部142に結合することができる。複数のチャネル基板608は、チャネル相互接続のための手段の一例であってもよい。図6は、複数のはんだ相互接続部610(例えば、ボールグリッドアレイ(ball grid array、BGA))を介して第2の基板104に結合されている複数のチャネル基板608を示す。しかしながら、いくつかの実装形態では、複数のチャネル基板608は、ランドグリッドアレイ(land grid array、LGA)を介して第2の基板104に結合することができる。いくつかの実装形態では、複数のチャネル基板608の複数のチャネル相互接続部408は、はんだ相互接続部を必要とせずに、第2の複数の相互接続部142に結合することができる。図6は、1つの金属層を含む複数のチャネル基板608を示す。しかしながら、いくつかの実装形態では、複数のチャネル基板608は、2つ以上の金属層上に複数のチャネル相互接続部408を含むことができる。
【0030】
[0046] 図3で説明した電気経路305、電気経路306、及び/又は電気経路307は、パッケージ600内に実装することができる。例えば、パッケージ600内に実装される電気経路305は、(i)第2の集積デバイス107を第2の基板104に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、170)と、(ii)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)複数のチャネル基板608からの複数のチャネル相互接続部408からの少なくとも1つのチャネル相互接続部(複数のはんだ相互接続部610からの(内及び外の)はんだ相互接続部も含むことができる)と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、(v)第2の基板104と第1の基板102とを結合する第1の複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つの第2のはんだ相互接続部と、(vi)第1の基板102の第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの相互接続部とを含むことができる。電気経路305は、ボード106に結合されているように延長されていてもよい。例えば、電気経路305は、複数のはんだ相互接続部110からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、複数のボード相互接続部162からの少なくとも1つのボード相互接続部とを含むこともできる。したがって、ボード106と第2の集積デバイス107との間の1つ又は複数の信号は、上述のように電気経路305を通って移動することができる。
【0031】
[0047] パッケージ600内に実装される電気経路306は、(i)第2の集積デバイス107を第2の基板104に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、170)と、(ii)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)複数のチャネル基板608からの複数のチャネル相互接続部408からの少なくとも1つのチャネル相互接続部(複数のはんだ相互接続部610からの(内及び外の)はんだ相互接続部も含むことができる)と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、(v)複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの相互接続部と、(vi)複数のはんだ相互接続部150からの少なくとも1つのはんだ相互接続部とを含むことができる。
【0032】
[0048] パッケージ600内に実装される電気経路307は、(i)第1の集積デバイス105を第1の基板102に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、150)と、(ii)第1の基板102の第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)第2の基板104と第1の基板102とを結合する複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの相互接続部と、(v)第3の集積デバイス109と第2の基板104とを結合する複数のはんだ相互接続部190からの少なくとも1つのはんだ相互接続部とを含むことができる。
【0033】
[0049] 図7は、パッケージ600のAA断面にわたる平面図を示す。図7は、第2の基板104、第2の集積デバイス107、複数のはんだ相互接続部190、及び複数のチャネル基板608を示す。図7に示すように、複数のチャネル基板608からの複数のチャネル相互接続部408のうちの少なくともいくつかは、複数のはんだ相互接続部190からの隣接するはんだ相互接続部の間に配置されている。複数のチャネル基板608からの複数のチャネル相互接続部408及び複数のチャネル基板608は、第2の基板104の上に位置する。複数のチャネル相互接続部408は、第3の集積デバイス109の下に延びることができる。複数のチャネル相互接続部408は、チャネルトレース及び/又はチャネルパッドを含むことができる。複数のチャネル基板608は、集積デバイス107の4つの側面の各々に面する。例えば、第1の複数のチャネル基板は、集積デバイス107の第1の側面に面し、第2の複数のチャネル基板は、集積デバイス107の第2の側面に面し、第3の複数のチャネル基板は、集積デバイス107の第3の側面に面し、第4の複数のチャネル基板は、集積デバイス107の第4の側面に面する。しかしながら、複数のチャネル基板は、集積デバイス107の4つ全ての側面よりも少ない側面に面することができる(例えば、集積デバイスの1つ又は複数の側面に面することができる)ことに留意されたい。複数のチャネル相互接続部408は、集積デバイス107の4つの側面の各々に面する。例えば、第1の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第1の側面に面し、第2の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第2の側面に面し、第3の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第3の側面に面し、第4の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第4の側面に面する。しかしながら、複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の4つ全ての側面よりも少ない側面に面することができる(例えば、集積デバイスの1つ又は複数の側面に面することができる)ことに留意されたい。複数のチャネル基板608は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。複数のチャネル基板608は、様々な相互接続部の必要性及び/又は設計に対応するために、1つ又は複数の金属層(例えば、1つの金属層、2つの金属層)を含むことができる。複数のはんだ相互接続部190は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。
【0034】
[0050] 図8は、チャネル相互接続部を含むパッケージ800の断面プロファイル図を示す。パッケージ800は、パッケージオンパッケージ(PoP)であってもよい。パッケージ800は、パッケージ100と同様であってもよく、パッケージ100と同様の構成要素を含むことができる。パッケージ800は、第1のパッケージ101と、第2のパッケージ103とを含むことができる。パッケージ800は、複数のはんだ相互接続部110を介してボード106に結合されている。パッケージ800は、複数のフレキシブルケーブル808(例えば、フレキシブル基板、フレキシブルボード、フレキシブルプリント回路板)を含む。複数のフレキシブルケーブル808は、少なくとも1つのフレキシブル誘電体層802と、複数のチャネル相互接続部408とを含むことができる。少なくとも1つのフレキシブル誘電体層802は、ポリイミドを含むことができる。複数のフレキシブルケーブル808は、異なる数の金属層を含むことができる。複数のフレキシブルケーブル808は、複数のチャネル相互接続部108の一例であってもよい。複数のフレキシブルケーブル808は、第2の基板104の上に設けられてもよい。複数のフレキシブルケーブル808は、複数のはんだ相互接続部810を介して第2の複数の相互接続部142に結合することができる。例えば、複数のチャネル相互接続部408は、複数のはんだ相互接続部810を介して第2の複数の相互接続部142に結合することができる。複数のフレキシブルケーブル808は、チャネル相互接続のための手段の一例であってもよい。図8は、1つの金属層を含む複数のフレキシブルケーブル808を示す。しかしながら、いくつかの実装形態では、複数のフレキシブルケーブル808は、2つ以上の金属層上に複数のチャネル相互接続部408を含むことができる。
【0035】
[0051] 図3で説明した電気経路305、電気経路306、及び/又は電気経路307は、パッケージ800内に実装することができる。例えば、パッケージ800内に実装される電気経路305は、(i)第2の集積デバイス107を第2の基板104に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、170)と、(ii)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)複数のフレキシブルケーブル808からの複数のチャネル相互接続部408からの少なくとも1つのチャネル相互接続部(複数のはんだ相互接続部810からの(内及び外の)はんだ相互接続部も含むことができる)と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、(v)第2の基板104と第1の基板102とを結合する第1の複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つの第2のはんだ相互接続部と、(vi)第1の基板102の第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの相互接続部とを含むことができる。電気経路305は、ボード106に結合されているように延長されていてもよい。例えば、電気経路305は、複数のはんだ相互接続部110からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、複数のボード相互接続部162からの少なくとも1つのボード相互接続部とを含むこともできる。したがって、ボード106と第2の集積デバイス107との間の1つ又は複数の信号は、上述のように電気経路305を通って移動することができる。
【0036】
[0052] パッケージ800内に実装される電気経路306は、(i)第2の集積デバイス107を第2の基板104に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、170)と、(ii)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)複数のフレキシブルケーブル808からの複数のチャネル相互接続部408からの少なくとも1つのチャネル相互接続部(複数のはんだ相互接続部810からの(内及び外の)はんだ相互接続部も含むことができる)と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、(v)複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの相互接続部と、(vi)複数のはんだ相互接続部150からの少なくとも1つのはんだ相互接続部とを含むことができる。
【0037】
[0053] パッケージ800内に実装される電気経路307は、(i)第1の集積デバイス105を第1の基板102に結合する少なくとも1つのはんだ相互接続部(例えば、150)と、(ii)第1の基板102の第1の複数の相互接続部122からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、(iii)第2の基板104と第1の基板102とを結合する複数のはんだ相互接続部112からの少なくとも1つのはんだ相互接続部と、(iv)第2の基板104の第2の複数の相互接続部142からの少なくとも1つの相互接続部と、(v)第3の集積デバイス109と第2の基板104とを結合する複数のはんだ相互接続部190からの少なくとも1つのはんだ相互接続部とを含むことができる。
【0038】
[0054] 図9は、パッケージ800のAA断面にわたる平面図を示す。図9は、第2の基板104、第2の集積デバイス107、複数のはんだ相互接続部190、及び複数のフレキシブルケーブル808を示す。図9に示すように、複数のフレキシブルケーブル808からの複数のチャネル相互接続部408のうちの少なくともいくつかは、複数のはんだ相互接続部190からの隣接するはんだ相互接続部の間に配置されている。複数のフレキシブルケーブル808からの複数のチャネル相互接続部408及び複数のフレキシブルケーブル808は、第2の基板104の上に位置する。複数のチャネル相互接続部408は、第3の集積デバイス109の下に延びることができる。複数のチャネル相互接続部408は、チャネルトレース及び/又はチャネルパッドを含むことができる。複数のフレキシブルケーブル808は、集積デバイス107の4つの側面の各々に面する。例えば、第1の複数のフレキシブルケーブルは、集積デバイス107の第1の側面に面し、第2の複数のフレキシブルケーブルは、集積デバイス107の第2の側面に面し、第3の複数のフレキシブルケーブルは、集積デバイス107の第3の側面に面し、第4の複数のフレキシブルケーブルは、集積デバイス107の第4の側面に面する。しかしながら、複数のフレキシブルケーブルは、集積デバイス107の4つ全ての側面よりも少ない側面に面することができる(例えば、集積デバイスの1つ又は複数の側面に面することができる)ことに留意されたい。複数のチャネル相互接続部408は、集積デバイス107の4つの側面の各々に面する。例えば、第1の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第1の側面に面し、第2の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第2の側面に面し、第3の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第3の側面に面し、第4の複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の第4の側面に面する。しかしながら、複数のチャネル相互接続部は、集積デバイス107の4つ全ての側面よりも少ない側面に面することができる(例えば、集積デバイスの1つ又は複数の側面に面することができる)ことに留意されたい。複数のフレキシブルケーブル808は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。複数のフレキシブルケーブル808は、様々な相互接続部の必要性及び/又は設計に対応するために、1つ又は複数の金属層(例えば、1つの金属層、2つの金属層)を含むことができる。複数のはんだ相互接続部190は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。
【0039】
[0055] 図10は、チャネル相互接続部を含むパッケージ1000の断面プロファイル図を示す。パッケージ1000は、パッケージオンパッケージ(PoP)であってもよい。パッケージ1000は、パッケージ100と同様であってもよく、パッケージ100と同様の構成要素を含むことができる。パッケージ1000は、第1のパッケージ101と、第2のパッケージ103とを含むことができる。パッケージ1000は、複数のはんだ相互接続部110を介してボード106に結合されている。
【0040】
[0056] パッケージ1000は、複数のチャネル相互接続部108と、複数のチャネル相互接続部1008と、複数のチャネル相互接続部1009とを含む。複数のチャネル相互接続部1008は、図4図9で説明したように、複数のチャネル相互接続部408、複数のチャネル基板608、及び/又は複数のフレキシブルケーブル808として実装することができる。同様に、複数のチャネル相互接続部1009は、図4図9で説明したように、複数のチャネル相互接続部408、複数のチャネル基板608、及び/又は複数のフレキシブルケーブル808として実装することができる。複数のチャネル相互接続部1008は、第1の基板102の第1の表面(例えば、上面)に結合されている。複数のチャネル相互接続部1009は、第2の基板104の第2の表面(例えば、底面)に結合されている。
【0041】
[0057] 電気経路1005(例えば、第1の電気経路、第2の電気経路)は、複数のチャネル相互接続部1008(例えば、複数のチャネル相互接続部408)を含むことができる。例えば、電気経路1005を通って移動する少なくとも1つの信号は、第1の基板102の第1の複数の相互接続部122を通って複数のチャネル相互接続部1008(例えば、複数のチャネル相互接続部408)に出入りすることができる(例えば、第1の基板102の第1の表面を通って入り存在する)。いくつかの実装形態では、電気経路1005は、電気経路305、電気経路306、及び/又は電気経路307とともに実装することができる。電気経路1005は、第1の集積デバイス105、第2の集積デバイス107、及び/又は第3の集積デバイス109に結合された電気経路(例えば、305、306、307)の一部であってもよい。
【0042】
[0058] 電気経路1006(例えば、第1の電気経路、第2の電気経路)は、複数のチャネル相互接続部1009(例えば、複数のチャネル相互接続部408)を含むことができる。例えば、電気経路1006を通って移動する少なくとも1つの信号は、第2の基板104の第2の複数の相互接続部142を通って複数のチャネル相互接続部1009(例えば、複数のチャネル相互接続部408)に出入りすることができる(例えば、第2の基板104の第2の表面を通って入り存在する)。いくつかの実装形態では、電気経路1005は、電気経路305、電気経路306、及び/又は電気経路307とともに実装することができる。電気経路1006は、第1の集積デバイス105、第2の集積デバイス107、及び/又は第3の集積デバイス109に結合された電気経路(例えば、305、306、307)の一部であってもよい。
【0043】
[0059] 本開示で説明する複数のチャネル相互接続部(例えば、108、1006、1008)は、1つの基板、2つの基板、又は3つ以上の基板を含むパッケージの一部として実装することができる。基板は、基板の一方の表面(例えば、上面、底面)又は両方の表面の上に、1つ又は複数のチャネル相互接続部を含んでもよい。いくつかの実装形態では、パッケージは、複数のチャネル相互接続部の異なる設計及び/又は変形形態を含むことができる。例えば、基板とフレキシブルケーブルとの組み合わせを基板と共に使用してもよい。複数のチャネル相互接続部は、異なるサイズ及び/又は形状を有することができる。複数のチャネル相互接続部は、異なる数のチャネル相互接続部を有してもよい。
【0044】
[0060] 集積デバイス(例えば、105、107、109)は、ダイ(例えば、半導体ベアダイ)を含むことができる。集積デバイスは、電源管理集積回路(power management integrated circuit、PMIC)を含み得る。集積デバイスは、アプリケーションプロセッサを含み得る。集積デバイスは、モデムを含み得る。集積デバイスは、無線周波数(radio frequency、RF)デバイス、受動デバイス、フィルタ、キャパシタ、インダクタ、アンテナ、送信機、受信機、ガリウムヒ素(GaAs)ベースの集積デバイス、表面弾性波(surface acoustic wave、SAW)フィルタ、バルク弾性波(bulk acoustic wave、BAW)フィルタ、発光ダイオード(light emitting diode、LED)集積デバイス、シリコン(Si)ベースの集積デバイス、炭化ケイ素(SiC)ベースの集積デバイス、メモリ、電源管理プロセッサ、及び/又はこれらの組み合わせを含み得る。集積デバイス(例えば、105、107、109)は、少なくとも1つの電子回路(例えば、第1の電子回路、第2の電子回路など)を含むことができる。集積デバイスは、トランジスタを含むことができる。集積デバイスは、電気構成要素及び/又は電気デバイスの一例であり得る。
【0045】
[0061] パッケージ(例えば、100、400、600、800)は、無線周波数(RF)パッケージに実装することができる。RFパッケージは、無線周波数フロントエンド(radio frequency front end、RFFE)パッケージであってもよい。パッケージ(例えば、100、400、600、800)は、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)通信及び/又はセルラー通信(例えば、2G、3G、4G、5G)を提供するように構成することができる。パッケージ(例えば、100、400、600、800)は、グローバルシステムフォーモバイル(Global System for Mobile、GSM)通信、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、及び/又はロングタームエボリューション(Long-Term Evolution、LTE)をサポートするように構成することができる。パッケージ(例えば、100、400)は、異なる周波数及び/又は通信プロトコルを有する信号を送信及び受信するように構成することができる。
【0046】
[0062] 様々なパッケージについて説明したが、次に、パッケージを製造するためのシーケンスについて、以下で説明する。
【0047】
チャネル相互接続部を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンス
[0063] いくつかの実装形態では、パッケージを製造することは、いくつかのプロセスを含む。図11A図11Cは、チャネル相互接続部を含むパッケージを提供又は製造するための例示的なシーケンスを示す。いくつかの実装形態では、図11A図11Cのシーケンスを使用して、パッケージ400を提供又は製造することができる。しかしながら、図11A図11Cのプロセスを使用して、本開示で説明するパッケージのいずれか(例えば、100、1000)を製造することができる。
【0048】
[0064] 図11A図11Cのシーケンスは、パッケージを提供又は製造するためのシーケンスを簡略化及び/又は明確化するために、1つ又は複数の段階を組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順番を変更又は修正することができる。いくつかの実装形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、プロセスのうちの1つ以上を交換又は置換することができる。
【0049】
[0065] 図11Aに示すように、段階1は、基板102が準備された後の状態を示している。基板102は、少なくとも1つの誘電体層120と複数の相互接続部122とを含む。基板102は、第1の表面(例えば、上面)と第2の表面(例えば、底面)とを含み得る。基板102は、図14A図14Bで説明する方法を使用して製造することができる。いくつかの実施態様では、コア基板(例えば、コア層を含む基板)が準備される。
【0050】
[0066] 段階2は、第1の集積デバイス105が基板102の第1の表面(例えば、上面)に結合された後の状態を示す。第1の集積デバイス105は、複数のはんだ相互接続部150を介して基板102に結合することができる。はんだリフロープロセスを使用して、第1の集積デバイス105を基板102に結合することができる。
【0051】
[0067] 段階3は、基板104が複数のはんだ相互接続部112を介して基板102に結合された後の状態を示す。はんだリフロープロセスを使用して、基板104を基板102に結合することができる。基板104は、第1の集積デバイス105が基板102と基板104との間に位置するように、基板102に結合されている。基板104は、少なくとも1つの誘電体層140と複数の相互接続部142とを含む。基板104は、図14A図14Bで説明する方法を使用して製造することができる。基板104は、インターポーザであってもよい。
【0052】
[0068] 図11Bに示すように、段階4は、複数のチャネル相互接続部408が第2の基板104の第1の表面の上に形成された後の状態を示す。複数のチャネル相互接続部408は、第2の複数の相互接続部142に結合することができる。複数のチャネル相互接続部408は、第2の基板104の上に印刷(例えば、インクジェット印刷)することができる。複数のチャネル相互接続部408の追加の金属層を、基板104の上に形成することができる。1つ又は複数の誘電体層を、複数のチャネル相互接続部408の上に形成することができる。
【0053】
[0069] 段階5は、第2の集積デバイス107が基板104の第1の表面(例えば、上面)に結合された後の状態を示す。第2の集積デバイス107は、複数のはんだ相互接続部170を介して基板104に結合することができる。はんだリフロープロセスを使用して、第2の集積デバイス107を基板104に結合することができる。
【0054】
[0070] 図11Cに示すように、段階6は、第3の集積デバイス109が基板104の第1の表面(例えば、上面)に結合された後の状態を示す。第3の集積デバイス109は、複数のはんだ相互接続部190を介して基板104に結合することができる。はんだリフロープロセスを使用して、第3の集積デバイス109を基板104に結合することができる。第3の集積デバイス109は、第2の集積デバイス107の上に配置することができる。第2の集積デバイス107は、第3の集積デバイス109と基板104との間に配置することができる。複数のチャネル相互接続部408からの少なくとも1つのチャネル相互接続部は、複数のはんだ相互接続部190からのはんだ相互接続部の間に配置することができる。複数のはんだ相互接続部190は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。
【0055】
[0071] 段階7は、複数のはんだ相互接続部110が基板102の第2の表面に結合された後の状態を示す。はんだリフロープロセスを使用して、複数のはんだ相互接続部110を基板102に結合することができる。段階7は、少なくとも図4において説明したような、複数のチャネル相互接続部408を含むパッケージ400を示すことができる。パッケージ400は、一度に1つずつ製造されてもよく、又は1つ若しくは複数のストリップ若しくはパネルの一部として部分的に若しくは全体として一緒に製造され、その後、個々のパッケージに組み立てられ、若しくは単体化されてもよい。
【0056】
チャネル相互接続部を備えるパッケージを製造するための例示的なシーケンス
[0072] いくつかの実装形態では、パッケージを製造することは、いくつかのプロセスを含む。図12A図12Cは、チャネル相互接続部を含むパッケージを提供又は製造するための例示的なシーケンスを示す。いくつかの実装形態では、図12A図12Cのシーケンスを使用して、パッケージ600を提供又は製造することができる。しかしながら、図12A図12Cのプロセスを使用して、本開示で説明するパッケージのいずれか(例えば、800、1000)を製造することができる。
【0057】
[0073] 図12A図12Cのシーケンスは、パッケージを提供又は製造するためのシーケンスを簡略化及び/又は明確化するために、1つ又は複数の段階を組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順番を変更又は修正することができる。いくつかの実装形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、プロセスのうちの1つ以上を交換又は置換することができる。
【0058】
[0074] 図12Aに示すように、段階1は、基板102が準備された後の状態を示している。基板102は、少なくとも1つの誘電体層120と複数の相互接続部122とを含む。基板102は、第1の表面(例えば、上面)と第2の表面(例えば、底面)とを含み得る。基板102は、図14A図14Bで説明する方法を使用して製造することができる。いくつかの実施態様では、コア基板(例えば、コア層を含む基板)が準備される。
【0059】
[0075] 段階2は、第1の集積デバイス105が基板102の第1の表面(例えば、上面)に結合された後の状態を示す。第1の集積デバイス105は、複数のはんだ相互接続部150を介して基板102に結合することができる。はんだリフロープロセスを使用して、第1の集積デバイス105を基板102に結合することができる。
【0060】
[0076] 段階3は、基板104が複数のはんだ相互接続部112を介して基板102に結合された後の状態を示す。はんだリフロープロセスを使用して、基板104を基板102に結合することができる。基板104は、第1の集積デバイス105が基板102と基板104との間に位置するように、基板102に結合されている。基板104は、少なくとも1つの誘電体層140と複数の相互接続部142とを含む。基板104は、図14A図14Bで説明する方法を使用して製造することができる。基板104は、インターポーザであってもよい。
【0061】
[0077] 図12Bに示すように、段階4は、複数のチャネル基板608が第2の基板104の第1の表面に結合された後の状態を示す。複数のチャネル基板608は、複数のチャネル相互接続部408を含むことができる。複数のチャネル相互接続部408は、複数のはんだ相互接続部610を介して第2の複数の相互接続部142に結合することができる。いくつかの実装形態では、複数のチャネル基板608からの複数のチャネル相互接続部408は、ランドグリッドアレイ(LGA)を介して基板104に結合することができる。
【0062】
[0078] いくつかの実装形態では、複数のチャネル基板608の代わりに、又はそれに加えて、複数のフレキシブルケーブル808を、第2の基板104の第1の表面に結合することができる。いくつかの実装形態では、複数のチャネル基板608及び/又は複数のフレキシブルケーブル808は、第2の基板104の第2の表面及び/又は基板102の第1の表面に結合することができる。複数のチャネル基板608及び/又は複数のフレキシブルケーブル808は、基板104が基板102に結合される前に、第2の基板104の第2の表面及び/又は基板102の第1の表面に結合することができる。
【0063】
[0079] 段階5は、第2の集積デバイス107が基板104の第1の表面(例えば、上面)に結合された後の状態を示す。第2の集積デバイス107は、複数のはんだ相互接続部170を介して基板104に結合することができる。はんだリフロープロセスを使用して、第2の集積デバイス107を基板104に結合することができる。
【0064】
[0080] 図12Cに示すように、段階6は、第3の集積デバイス109が基板104の第1の表面(例えば、上面)に結合された後の状態を示す。第3の集積デバイス109は、複数のはんだ相互接続部190を介して基板104に結合することができる。はんだリフロープロセスを使用して、第3の集積デバイス109を基板104に結合することができる。第3の集積デバイス109は、第2の集積デバイス107の上に配置することができる。第2の集積デバイス107は、第3の集積デバイス109と基板104との間に配置することができる。複数のチャネル基板608からの複数のチャネル相互接続部408は、複数のはんだ相互接続部190からのはんだ相互接続部の間に配置することができる。複数のはんだ相互接続部190は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。
【0065】
[0081] 段階7は、複数のはんだ相互接続部110が基板102の第2の表面に結合された後の状態を示す。はんだリフロープロセスを使用して、複数のはんだ相互接続部110を基板102に結合することができる。段階7は、少なくとも図6において説明したような、複数のチャネル相互接続部408を含む複数のチャネル基板608を含むパッケージ600を示すことができる。パッケージ600は、一度に1つずつ製造されてもよく、又は1つ若しくは複数のストリップ若しくはパネルの一部として部分的に若しくは全体として一緒に製造され、その後、個々のパッケージに組み立てられ、若しくは単体化されてもよい。
【0066】
チャネル相互接続部を備えるパッケージを製造する方法の例示的なフロー図
[0082] いくつかの実装形態では、パッケージを製造することは、いくつかのプロセスを含む。図13は、チャネル相互接続部を備えるパッケージを提供又は製造する方法1300の例示的なフロー図を示す。いくつかの実装形態では、図13の方法1300を使用して、本開示で説明するパッケージ100、400、600、800、及び/又は1000を提供又は製造することができる。方法1300を使用して、本開示で説明するパッケージのいずれかを提供又は製造することができる。
【0067】
[0083] 図13の方法は、パッケージを提供又は製造する方法を簡略化及び/又は明確化するために、1つ又は複数のプロセスを組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順番を変更又は修正することができる。
【0068】
[0084] この方法は、(1305において)第1の基板(例えば、102)と、第1の基板(例えば、102)の第1の表面に結合された第1の集積デバイス(例えば、105)とを準備する。第1の基板102及び第1の集積デバイス105は、第1のパッケージ101の一部であってもよい。第1の基板102は、少なくとも1つの第1の誘電体層120と、第1の複数の相互接続部122とを含む。図11Aの段階2は、第1の集積デバイスを有する第1の基板の一例を図示及び説明する。図12Aの段階2は、第1の集積デバイスを有する第1の基板の一例を図示及び説明する。
【0069】
[0085] この方法は、(1310において)複数のはんだ相互接続部(例えば、112)を介して第2の基板(例えば、104)を第1の基板(例えば、102)に結合する。第2の基板は、インターポーザを含むことができる。第2の基板104は、少なくとも1つの第2の誘電体層140と、第2の複数の相互接続部142とを含む。はんだリフロープロセスを使用して、第2の基板を第1の基板に結合することができる。図11Aの段階3は、第1の基板に結合された第2の基板の一例を図示及び説明する。図12Aの段階3は、第1の基板に結合された第2の基板の一例を図示及び説明する。
【0070】
[0086] この方法は、(1315において)第2の基板104の第1の表面(例えば、上面)の上に複数のチャネル相互接続部を準備する。異なる実装形態は、複数のチャネル相互接続部を異なって準備することができる。いくつかの実装形態では、複数のチャネル相互接続部408は、図11Bの段階4で説明したように、印刷プロセス(例えば、インクジェット印刷プロセス)によって第2の基板104の上に形成される。いくつかの実装形態では、複数のチャネル相互接続部408は、図12Bの段階4で説明したように、第2の基板104に結合された複数のチャネル基板608の一部である。いくつかの実装形態では、複数のチャネル相互接続部408は、図12Bの段階4で説明したように、第2の基板104に結合された複数のフレキシブルケーブル808の一部である。この方法は、第1の基板102及び/又は第2の基板104の異なる表面の上及び/又は下に複数のチャネル相互接続部を準備することができることに留意されたい。
【0071】
[0087] この方法は、(1320において)複数のはんだ相互接続部(例えば、170)を介して第2の基板(例えば、104)の第1の表面に第2の集積デバイス(例えば、107)を結合する。はんだリフロープロセスを使用して、第2の集積デバイスを第2の基板104の第1の表面に結合することができる。図11Bの段階5は、第2の基板に結合された第2の集積デバイスの一例を図示及び説明する。図12Bの段階5は、第2の基板に結合された第2の集積デバイスの一例を図示及び説明する。
【0072】
[0088] この方法は、(1325において)複数のはんだ相互接続部(例えば、190)を介して第2の基板(例えば、104)の第1の表面に第3の集積デバイス(例えば、109)を結合する。はんだリフロープロセスを使用して、第3の集積デバイスを第2の基板104の第1の表面に結合することができる。第3の集積デバイス109は、第2の集積デバイス107の上に配置することができる。第2の集積デバイス107は、第3の集積デバイス109と基板104との間に配置することができる。複数のチャネル相互接続部408は、複数のはんだ相互接続部190からのはんだ相互接続部の間に配置することができる。複数のチャネル基板608からの複数のチャネル相互接続部408は、複数のはんだ相互接続部190からのはんだ相互接続部の間に配置することができる。複数のフレキシブルケーブル808からの複数のチャネル相互接続部408は、複数のはんだ相互接続部190からのはんだ相互接続部の間に配置することができる。複数のはんだ相互接続部190は、第2の集積デバイス107を横方向に取り囲むことができる。
【0073】
[0089] いくつかの実装形態では、いくつかのパッケージが同時に製造される。そのような場合、この方法は、(1330において)パッケージ(例えば、100、400、600、800、1000)を単体化することができる。他の場合には、単体化は、基板が互いに結合される前に行われる。
【0074】
基板を製造するための例示的なシーケンス
[0090] いくつかの実装形態では、基板を製造することは、いくつかのプロセスを含む。図14A図14Bは、基板を提供又は製造するための例示的なシーケンスを示す。いくつかの実装形態では、図14A図14Bのシーケンスを使用して、基板102を提供又は製造することができる。しかしながら、図14A図14Bのプロセスを使用して、基板104及び/又はチャネル基板608などの、本開示で説明する基板のうちのいずれかを製造することができる。
【0075】
[0091] 図14A図14Bのシーケンスは、基板を提供又は製造するためのシーケンスを簡略化及び/又は明確化するために、1つ又は複数の段階を組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順番を変更又は修正することができる。いくつかの実装形態では、本開示の範囲から逸脱することなく、プロセスのうちの1つ以上を交換又は置換することができる。
【0076】
[0092] ステージ1は、図14Aに示すように、キャリア1400が提供された後の状態を示す。シード層1401及び相互接続部1402は、キャリア1400の上に配置することができる。相互接続部1402は、シード層1401の上に配置することができる。めっきプロセス及びエッチングプロセスを使用して、相互接続部1402を形成することができる。いくつかの実装形態では、キャリア1400には、シード層1401と、相互接続部1402を形成するためにパターニングされた金属層とを提供することができる。相互接続部1402は、複数の相互接続部122からの相互接続部のうちの少なくともいくつかを表すことができる。
【0077】
[0093] 段階2は、誘電体層1420が、第1のキャリア1400、シード層1401、及び相互接続部1402の上に形成された後の状態を示す。堆積プロセス及び/又は積層プロセスを使用して誘電体層1420を形成してもよい。誘電体層1420は、プリプレグ及び/又はポリイミドを含むことができる。誘電体層1420は、フォトイメージャブル誘電体を含むことができる。しかしながら、異なる実装形態は、誘電体層に関して異なる材料を使用し得る。
【0078】
[0094] 段階3は、複数のキャビティ1410が誘電体層1420に形成された後の状態を示す。複数のキャビティ1410は、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチングプロセス)又はレーザプロセスを使用して形成することができる。
【0079】
[0095] 段階4は、相互接続部1412が、複数のキャビティ1410内及びその上を含む、誘電体層1420内及び誘電体層1420の上に形成された後の状態を示す。例えば、ビア、パッド、及び/又はトレースが形成され得る。めっきプロセスを使用して、相互接続部を形成することができる。
【0080】
[0096] 段階5は、誘電体層1422が誘電体層1420及び相互接続部1412の上に形成された後の状態を示す。堆積プロセス及び/又は積層プロセスを使用して誘電体層1422を形成してもよい。誘電体層1422は、プリプレグ及び/又はポリイミドを含むことができる。誘電体層1422は、フォトイメージャブル誘電体を含むことができる。しかしながら、異なる実装形態は、誘電体層に関して異なる材料を使用し得る。
【0081】
[0097] 図14Bに示すように、段階6は、複数のキャビティ1430が誘電体層1422に形成された後の状態を示す。複数のキャビティ1430は、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチングプロセス)又はレーザプロセスを使用して形成することができる。
【0082】
[0098] 段階7は、相互接続部1414が、複数のキャビティ1430内及びその上を含む、誘電体層1422内及び誘電体層1422の上に形成された後の状態を示す。例えば、ビア、パッド、及び/又はトレースが形成され得る。めっきプロセスを使用して、相互接続部を形成することができる。複数の相互接続部1402、複数の相互接続部1412、及び/又は複数の相互接続部1414は、複数の相互接続部122によって表すことができる。誘電体層1420及び/又は誘電体層1422は、少なくとも1つの誘電体層120によって表すことができる。少なくとも1つの誘電体層120は、フォトイメージャブル誘電体を含むことができる。少なくとも1つの誘電体層120は、プリプレグ及び/又はポリイミドを含むことができる。
【0083】
[0099] 段階8は、キャリア1400が少なくとも1つの誘電体層120及びシード層1401から分離され(例えば、取り外され、除去され、研削され)、シード層1401の一部分が除去され(例えば、エッチング除去され)、少なくとも1つの誘電体層120及び複数の相互接続部122を含む基板102が残された後の状態を示す。
【0084】
[0100] いくつかの実装形態では、基板は、はんだレジスト層(単数又は複数)を含むことができる。段階9は、はんだレジスト層124及びはんだレジスト層126が、基板102の上に形成された後の状態を示す。堆積プロセスを使用して、はんだレジスト層124及びはんだレジスト層126を形成することができる。いくつかの実装形態では、少なくとも1つの誘電体層120の上には、はんだレジスト層が形成されない場合もあれば、又は、1つのはんだレジスト層が形成される場合もある。
【0085】
[0101] 異なる実装形態は、金属層(単数又は複数)及び/又は相互接続部を形成するために、異なるプロセスを使用することができる。いくつかの実装形態では、化学気相成長(chemical vapor deposition、CVD)プロセス、物理気相成長(physical vapor deposition、PVD)プロセス、スパッタリングプロセス、スプレーコーティングプロセス、及び/又はめっきプロセスを使用して、金属層(単数又は複数)を形成することができる。
【0086】
基板を製造するための方法の例示的なフロー図
[0102] いくつかの実装形態では、基板を製造することは、いくつかのプロセスを含む。図15は、基板を提供又は製造する方法1500の例示的なフロー図を示す。いくつかの実装形態では、図15の方法1500を使用して、本開示の基板(単数又は複数)を提供又は製造することができる。例えば、図15の方法1500を使用して、基板102を製造することができる。
【0087】
[0103] 図15の方法1500は、基板を提供又は製造する方法を簡略化及び/又は明確化するために、1つ又は複数のプロセスを組み合わせることができる点に留意されたい。いくつかの実装形態では、プロセスの順番を変更又は修正することができる。
【0088】
[0104] この方法は、(1505において)キャリア(例えば、1400)準備する。異なる実装形態は、キャリア1400に異なる材料を使用することができる。キャリア1400は、シード層(例えば、1401)を含むことができる。シード層1401は、金属(例えば、銅)を含むことができる。キャリアは、基板、ガラス、石英、及び/又はキャリアテープを含み得る。図14Aの段階1は、準備されたシード層を有するキャリアの一例を図示及び説明する。
【0089】
[0105] この方法は、(1510において)キャリア1400及びシード層1401の上に相互接続部を形成しパターニングする。金属層が、相互接続部を形成するためにパターニングされ得る。めっきプロセスを使用して、金属層及び相互接続部を形成することができる。いくつかの実装形態では、キャリア及びシード層は、金属層を含み得る。金属層は、シード層の上に配置され、金属層は、相互接続部(例えば、402)を形成するためにパターニングされ得る。図14Aの段階1は、シード層及びキャリアの上に相互接続部を形成しパターニングする一例を図示及び説明する。
【0090】
[0106] この方法は、(1515において)シード層1401、キャリア1400、及び相互接続部1402の上に誘電体層1420を形成する。堆積プロセス及び/又は積層プロセスを使用して誘電体層1420を形成してもよい。誘電体層1420は、プリプレグ及び/又はポリイミドを含むことができる。誘電体層1420は、フォトイメージャブル誘電体を含むことができる。誘電体層1420を形成することはまた、誘電体層1420に複数のキャビティ(例えば、1410)を形成することも含むことができる。複数のキャビティは、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチング)又はレーザプロセスを使用して形成され得る。図14Aの段階2~3は、誘電体層と誘電体層のキャビティとを形成する一例を図示及び説明する。
【0091】
[0107] この方法は、(1520において)誘電体層内及びその上に相互接続部を形成する。例えば、相互接続部1412を、誘電体層1420内及びその上に形成することができる。めっきプロセスを使用して、相互接続部を形成することができる。相互接続部を形成することは、誘電体層の上及び/又は誘電体層内に、パターニングされた金属層を提供することを含み得る。相互接続部を形成することはまた、誘電体層のキャビティ内に相互接続部を形成することも含み得る。図14Aの段階4は、誘電体層内及び誘電体層の上に相互接続部を形成する一例を図示及び説明する。
【0092】
[0108] この方法は、(1525において)誘電体層1420と相互接続部1412との上に誘電体層1422を形成する。堆積プロセス及び/又は積層プロセスを使用して誘電体層1422を形成してもよい。誘電体層1422は、プリプレグ及び/又はポリイミドを含むことができる。誘電体層1422は、フォトイメージャブル誘電体を含むことができる。誘電体層1422を形成することはまた、誘電体層1422に複数のキャビティ(例えば、1430)を形成することも含むことができる。複数のキャビティは、エッチングプロセス(例えば、フォトエッチング)又はレーザプロセスを使用して形成され得る。図14A図14Bの段階5~6は、誘電体層と誘電体層のキャビティとを形成する一例を図示及び説明する。
【0093】
[0109] この方法は、(1530において)誘電体層内及びその上に相互接続部を形成する。例えば、相互接続部1414を、誘電体層1422内及びその上に形成することができる。めっきプロセスを使用して、相互接続部を形成することができる。相互接続部を形成することは、誘電体層の上及び/又は誘電体層内に、パターニングされた金属層を提供することを含み得る。相互接続部を形成することはまた、誘電体層のキャビティ内に相互接続部を形成することも含み得る。図14Bの段階7は、誘電体層内及び誘電体層の上に相互接続部を形成する一例を図示及び説明する。
【0094】
[0110] この方法は、(1535において)キャリア(例えば、1400)をシード層(例えば、1401)から分離する。キャリア1400は、取り外されてもよく、かつ/又は研削されてもよい。この方法はまた、(1535において)シード層(例えば、1401)の一部分を除去することができる。エッチングプロセスを使用して、シード層1401の一部分を除去してもよい。図14Bの段階8は、キャリアを分離すること及びシード層除去の一例を図示及び説明する。
【0095】
[0111] いくつかの実装形態では、この方法は、基板の第1の表面及び/又は第2の表面の上にはんだレジスト層(単数又は複数)を形成することができる。図14Bの段階9は、はんだレジスト層(単数又は複数)を形成する一例を図示及び説明する。
【0096】
[0112] 異なる実装形態は、金属層(単数又は複数)を形成するために、異なるプロセスを使用し得る。いくつかの実装形態では、化学気相成長(CVD)プロセス、物理気相成長(PVD)プロセス、スパッタリングプロセス、スプレーコーティングプロセス、及び/又はめっきプロセスを使用して、金属層(単数又は複数)を形成することができる。
【0097】
例示的な電子デバイス
[0113] 図16は、前述したデバイス、集積デバイス、集積回路(integrated circuit、IC)パッケージ、集積回路(IC)デバイス、半導体デバイス、集積回路、ダイ、インターポーザ、パッケージ、パッケージオンパッケージ(package-on-package、PoP)、システムインパッケージ(System in Package、SiP)、又はシステムオンチップ(System on Chip、SoC)のうちのいずれかと一体化されてもよい、様々な電子デバイスを示す。例えば、携帯電話デバイス1602、ラップトップコンピュータデバイス1604、固定位置端末デバイス1606、ウェアラブルデバイス1608、又は自動ビークル1610は、本明細書で説明するようなデバイス1600を含むことができる。デバイス1600は、例えば、本明細書で説明されるデバイス及び/又は集積回路(IC)パッケージのうちのいずれかであってもよい。図16に示すデバイス1602、1604、1606、及び1608、並びにビークル1610は、単なる例示に過ぎない。他の電子デバイスもまた、デバイス1600を特徴とすることができ、それらの電子デバイスとしては、限定するものではないが、モバイルデバイス、ハンドヘルドパーソナル通信システム(personal communication system、PCS)ユニット、携帯情報端末などのポータブルデータユニット、全地球測位システム(global positioning system、GPS)対応デバイス、ナビゲーションデバイス、セットトップボックス、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテイメントユニット、メータ読み取り機器などの固定位置データユニット、通信デバイス、スマートフォン、タブレットコンピュータ、コンピュータ、ウェアラブルデバイス(例えば、時計、眼鏡)、モノのインターネット(Internet of things、IoT)デバイス、サーバ、ルータ、自動ビークル(例えば、自律型ビ-クル)内に実装されている電子デバイス、又は、データ若しくはコンピュータ命令を記憶する若しくは取り出す任意の他のデバイス、あるいはこれらの任意の組み合わせを含む、デバイス(例えば、電子デバイス)の群が挙げられる。
【0098】
[0114] 図1図10図11A図11C図12A図12C図13図14A図14B、及び図15図16に示す構成要素、プロセス、特徴、及び/又は機能のうちの1つ又は複数は、単一の構成要素、プロセス、特徴、若しくは機能に再構成及び/又は組み合わされてもよく、あるいはいくつかの構成要素、プロセス、又は機能に組み込まれてもよい。本開示から逸脱することなく、追加の要素、構成要素、プロセス、及び/又は機能が更に追加されてもよい。本開示における図1図10図11A図11C図12A図12C図13図14A図14B、及び図15図16、並びにその対応する説明は、ダイ及び/又はICに限定されないことにも留意されたい。いくつかの実装形態では、図1図10図11A図11C図12A図12C図13図14A図14B、及び図15図16、並びにその対応する説明は、デバイス及び/又は集積デバイスを製造、作製、提供、及び/又は生産するために使用することができる。いくつかの実装形態では、デバイスは、ダイ、集積デバイス、集積受動デバイス(IPD)、ダイパッケージ、集積回路(IC)デバイス、デバイスパッケージ、集積回路(IC)パッケージ、ウェハ、半導体デバイス、パッケージオンパッケージ(PoP)デバイス、放熱デバイス、及び/又はインターポーザを含み得る。
【0099】
[0115] 本開示における図は、様々な部品、構成要素、物体、デバイス、パッケージ、集積デバイス、集積回路、及び/又はトランジスタの、実際の表現及び/又は概念的表現を表し得る点に留意されたい。いくつかの事例では、図は、正確な縮尺ではない場合がある。いくつかの事例では、明瞭化の目的のために、全ての構成要素及び/又は部品が示されていない場合もある。いくつかの事例では、図中の様々な部品及び/又は構成要素の、位置、場所、サイズ、及び/又は形状は、例示的なものであり得る。いくつかの実装形態では、図中の様々な構成要素及び/又は部品は、任意選択的なものであり得る。
【0100】
[0116] 「例示的(exemplary)」という語は、「例、事例、又は例示として働くこと」を意味するために本明細書で使用される。「例示的」として本明細書で説明されている、いずれの実装形態又は態様も、必ずしも本開示の他の態様よりも好ましいか又は有利であるとして解釈されるべきではない。同様に、「態様」という用語は、本開示の全ての態様が、説明した特徴、利点、又は動作モードを含むことを必要とするとは限らない。「結合されている」という用語は、本明細書では、2つの物体間の直接的又は間接的な結合(例えば、機械的結合)を指すために使用されている。例えば、物体Aが物体Bに物理的に接触しており、物体Bが物体Cに接触している場合には、物体Aと物体Cとは、それらが互いに物理的に直接接触していない場合であっても、依然として互いに結合されていると見なすことができる。物体Bに結合される物体Aは、物体Bの少なくとも一部に結合され得る。「電気的に結合される」という用語は、電流(例えば、信号、電力、接地)が2つの物体間を移動し得るように、2つの物体が一緒に直接的又は間接的に結合されることを意味し得る。電気的に結合されている2つの物体は、それら2つの物体の間に電流を伝播させる場合もあれば、又は伝播させない場合もある。用語「第1」、「第2」、「第3」、及び「第4」(及び/又は、第4を上回るいずれのもの)の使用は、任意である。説明されている構成要素のうちのいずれも、第1の構成要素、第2の構成要素、第3の構成要素、又は第4の構成要素とすることができる。例えば、第2の構成要素と称されている構成要素は、第1の構成要素、第2の構成要素、第3の構成要素、又は第4の構成要素とすることもできる。「カプセル化する」、「カプセル化すること」という用語、及び/又はその派生語は、物体が別の物体を部分的にカプセル化する、又は完全にカプセル化し得ることを意味する。本開示で使用されるとき、第2の物体を取り囲む第1の物体は、第1の物体が第2の物体を部分的に取り囲むこと、又は第2の物体を完全に取り囲むことを意味することができる。「上部(top)」及び「底部(bottom)」という用語は、任意的である。上部に配置されている構成要素は、底部に配置されている構成要素の上に配置されている場合がある。上部の構成要素が底部の構成要素と見なされる場合もあり、その逆も同様である。本開示で説明されるように、第2の構成要素「の上に(over)」配置されている第1の構成要素とは、どのように底部又は上部が任意的に定義されているかに応じて、その第1の構成要素が、第2の構成要素の上方に配置されていること又は下方に配置されていることを意味し得る。別の実施例では、第1の構成要素は、第2の構成要素の第1の表面の上に(例えば、上方に)配置されている場合があり、第3の構成要素は、第2の構成要素の第2の表面の上に(例えば、下方に)配置されている場合があり、この場合、第2の表面は、第1の表面の反対側にある。ある1つの構成要素が別の構成要素の上に配置されている文脈において、本出願で使用される場合の「の上に」という用語は、別の構成要素上に、及び/又は別の構成要素内に存在している(例えば、構成要素の表面上に存在しているか、又は構成要素内に埋め込まれている)構成要素を意味するために使用することができる点に更に留意されたい。それゆえ、例えば、第2の構成要素の上に存在している第1の構成要素とは、(1)第1の構成要素が第2の構成要素の上に存在しているが、第2の構成要素には直接接触していないこと、(2)第1の構成要素が第2の構成要素上に(例えば、第2の構成要素の表面上に)存在していること、及び/又は(3)第1の構成要素が第2の構成要素内に存在している(例えば、第2の構成要素内に埋め込まれている)ことを意味し得る。第2の構成要素「内に(in)」配置されている第1の構成要素は、第2の構成要素内に部分的に配置されている場合もあれば、又は、第2の構成要素内に完全に配置されている場合もある。約X~XXである値は、XとXXとの間の値であって、XとXXとを含む値を意味し得る。XとXXとの間の値(1つ又は複数)は、離散的又は連続的であり得る。本開示で使用される場合の「約(about)『値X』」又は「およそ(approximately)値X」という用語は、「値X」の10パーセントの範囲内を意味する。例えば、約1又はおよそ1の値とは、0.9~1.1の範囲の値を意味することになる。
【0101】
[0117] いくつかの実装形態では、相互接続部とは、2つの点、要素、及び/又は構成要素間の電気的接続を可能にするか若しくは容易にする、デバイス又はパッケージの要素若しくは構成要素である。いくつかの実装形態では、相互接続部は、トレース(例えば、トレース相互接続部)、ビア(例えば、ビア相互接続部)、パッド(例えば、パッド相互接続部)、ピラー、メタライゼーション層、再配線層、及び/又はアンダーバンプメタライゼーション(under bump metallization、UBM)層/相互接続部を含み得る。いくつかの実装形態では、相互接続部は、信号(例えば、データ信号)、接地、及び/又は電力に関する、電気経路を提供するように構成することが可能な、導電性材料を含み得る。相互接続部は、2つ以上の要素又は構成要素を含み得る。相互接続部は、1つ以上の相互接続部によって画定することができる。相互接続部は、1つ以上の金属層を含み得る。相互接続部は、回路の一部とすることができる。異なる実装形態では、相互接続部を形成するために、異なるプロセス及び/又は順序を使用することができる。いくつかの実装形態では、化学気相成長(CVD)プロセス、物理気相成長(PVD)プロセス、スパッタリングプロセス、スプレーコーティング、及び/又はめっきプロセスを使用して、相互接続部を形成することができる。
【0102】
[0118] また、本明細書に含まれている様々な開示は、フローチャート、フロー図、構造図、又はブロック図として示されているプロセスとして、説明される場合がある点にも留意されたい。フローチャートは、動作を逐次プロセスとして説明することがあるが、動作の多くは並列に又は同時に実行することができる。加えて、工程の順番は並べ替えられてもよい。プロセスは、その動作が完了すると終了する。
【0103】
[0119] 以下では、更なる例が、本発明の理解を容易にするために説明される。
【0104】
[0120] 態様1:第1のパッケージと、第1の複数のはんだ相互接続部を介して第1のパッケージに結合された第2のパッケージとを備えるデバイス。第1のパッケージは、少なくとも1つの第1の誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、第1の基板に結合された第1の集積デバイスとを含む。第2のパッケージは、少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板と、第2の基板の第1の表面に結合された第2の集積デバイスと、第2の複数のはんだ相互接続部を介して第2の基板の第1の表面に結合された第3の集積デバイスと、第2の基板の第1の表面に結合された第1の複数のチャネル相互接続部であって、第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置する、第1の複数のチャネル相互接続部と、を含む。
【0105】
[0121] 態様2:第2の集積デバイスが、第3の集積デバイスと第2の基板との間に位置する、態様1に記載のデバイス。
【0106】
[0122] 態様3:第2の基板の第1の表面に結合された第4の基板を更に備え、第1の複数のチャネル相互接続部が、第4の基板の一部である、態様1又は2に記載のデバイス。
【0107】
[0123] 態様4:第2の基板の第1の表面に結合されたフレキシブルケーブルを更に備え、第1の複数のチャネル相互接続部が、フレキシブルケーブルの一部である、態様1から3のいずれか一項に記載のデバイス。
【0108】
[0124] 態様5:第1の複数のチャネル相互接続部が、第3の集積デバイスの下に延びる、態様1から4のいずれか一項に記載のデバイス。
【0109】
[0125] 態様6:第2の集積デバイスと第1の基板との間の第1の電気経路が、第1の複数のチャネル相互接続部を含む、態様1から5のいずれか一項に記載のデバイス。
【0110】
[0126] 態様7:第2の集積デバイスと第1の基板との間の第1の電気経路が、第2の集積デバイスを第2の基板に結合する少なくとも1つの第1のはんだ相互接続部と、第2の基板の第2の複数の相互接続部からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、第1の複数のチャネル相互接続部からの少なくとも1つのチャネル相互接続部と、第2の基板の第2の複数の相互接続部からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、第2の基板と第1の基板とを結合する第1の複数のはんだ相互接続部からの少なくとも1つの第2のはんだ相互接続部と、第1の基板の第1の複数の相互接続部からの少なくとも1つの相互接続部と、を含む、態様1から6のいずれか一項に記載のデバイス。
【0111】
[0127] 態様8:第2の基板の第2の表面に結合された第2の複数のチャネル相互接続部を更に備える、態様1から7のいずれか一項に記載のデバイス。
【0112】
[0128] 態様9:第1の基板の第1の表面に結合された第2の複数のチャネル相互接続部を更に備える、態様1から8のいずれか一項に記載のデバイス。
【0113】
[0129] 態様10:第2の複数のチャネル相互接続部が、第4の基板及び/又はフレキシブルケーブルの一部である、態様8又は9に記載のデバイス。
【0114】
[0130] 態様11:第1のパッケージと、第1の複数のはんだ相互接続部を介して第1のパッケージに結合された第2のパッケージとを備える装置。第1のパッケージは、少なくとも1つの第1の誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、第1の基板に結合された第1の集積デバイスとを含む。第2のパッケージは、少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板と、第2の基板の第1の表面に結合された第2の集積デバイスと、第2の複数のはんだ相互接続部を介して第2の基板の第1の表面に結合された第3の集積デバイスと、第2の基板の第1の表面に結合されたチャネル相互接続のための手段であって、第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置する、チャネル相互接続のための手段と、を含む。
【0115】
[0131] 態様12:第2の集積デバイスが、第3の集積デバイスと第2の基板との間に位置する、態様11に記載の装置。
【0116】
[0132] 態様13:チャネル相互接続のための手段が、第4の基板を含む、態様11又は12に記載の装置。
【0117】
[0133] 態様14:チャネル相互接続のための手段が、フレキシブルケーブルを含む、態様11から13のいずれか一項に記載の装置。
【0118】
[0134] 態様15:チャネル相互接続のための手段が、第3の集積デバイスの下に延びる、態様11から14のいずれか一項に記載の装置。
【0119】
[0135] 態様16:第2の集積デバイスと第1の基板との間の第1の電気経路が、チャネル相互接続のための手段を含む、態様11から15のいずれか一項に記載の装置。
【0120】
[0136] 態様17:第2の集積デバイスと第1の基板との間の第1の電気経路が、第2の集積デバイスを第2の基板に結合する少なくとも1つの第1のはんだ相互接続部と、第2の基板の第2の複数の相互接続部からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、チャネル相互接続のための手段と、第2の基板の第2の複数の相互接続部からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、第2の基板と第1の基板とを結合する第1の複数のはんだ相互接続部からの少なくとも1つの第2のはんだ相互接続部と、第1の基板の第1の複数の相互接続部からの少なくとも1つの相互接続部と、を含む、態様11から16のいずれか一項に記載の装置。
【0121】
[0137] 態様18:第2の基板の第2の表面に結合されたチャネル相互接続のための第2の手段を更に備える、態様11から17のいずれか一項に記載の装置。
【0122】
[0138] 態様19:第1の基板の第1の表面に結合されたチャネル相互接続のための第2の手段を更に備える、態様11から18のいずれか一項に記載の装置。
【0123】
[0139] 態様20:装置が、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンターテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、ラップトップコンピュータ、サーバ、モノのインターネット(IoT)デバイス、及び自動ビークル内のデバイスからなる群から選択されるデバイスを含む、態様11から19のいずれか一項に記載の装置。
【0124】
[0140] 態様21:少なくとも1つの第1の誘電体層と第1の複数の相互接続部とを備える第1の基板と、第1の基板に結合された第1の集積デバイスとを含む第1のパッケージを準備する方法。この方法は、少なくとも1つの第2の誘電体層と第2の複数の相互接続部とを備える第2の基板を第1の複数のはんだ相互接続部を介して第1の基板に結合する。この方法は、第2の基板の第1の表面の上に第1の複数のチャネル相互接続部を準備する。この方法は、第2の集積デバイスを第2の基板の第1の表面に結合する。この方法は、第2の複数のはんだ相互接続部であって、第1の複数のチャネル相互接続部が、第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置する、第2の複数のはんだ相互接続部を介して第3の集積デバイスを第2の基板の第1の表面に結合する。
【0125】
[0141] 態様22:第2の集積デバイスが、第3の集積デバイスと第2の基板との間に位置する、態様21に記載の方法。
【0126】
[0142] 態様23:第1の複数のチャネル相互接続部を準備することが、第1の複数のチャネル相互接続部を備える第4の基板を第2の基板の第1の表面に結合することを含む、態様21又は22に記載の方法。
【0127】
[0143] 態様24:第1の複数のチャネル相互接続部を準備することが、第1の複数のチャネル相互接続部を備えるフレキシブルケーブルを第2の基板の第1の表面に結合することを含む、態様21から23のいずれか一項に記載の方法。
【0128】
[0144] 態様25:第1の複数のチャネル相互接続部が、第3の集積デバイスの下に延びる、態様21から24のいずれか一項に記載の方法。
【0129】
[0145] 態様26:少なくとも1つの誘電体層と複数の相互接続部とを備える基板と、基板に結合された集積デバイスとを含むパッケージを備えるデバイス。デバイスは、基板の第1の表面に結合された第1の複数のチャネル相互接続部を含む。
【0130】
[0146] 態様27:基板の第1の表面に結合された別の基板を更に備え、第1の複数のチャネル相互接続部が、別の基板の一部である、態様26に記載のデバイス。
【0131】
[0147] 態様28:基板の第1の表面に結合されたフレキシブルケーブルを更に備え、第1の複数のチャネル相互接続部が、フレキシブルケーブルの一部である、態様26又は27に記載のデバイス。
【0132】
[0148] 態様29:集積デバイスへの/からの第1の電気経路が、第1の複数のチャネル相互接続部を含む、態様26から28のいずれか一項に記載のデバイス。
【0133】
[0149] 態様30:集積デバイスへの/からの第1の電気経路が、集積デバイスを基板に結合する少なくとも1つの第1のはんだ相互接続部と、基板の複数の相互接続部からの少なくとも1つの第1の相互接続部と、第1の複数のチャネル相互接続部からの少なくとも1つのチャネル相互接続部と、基板の複数の相互接続部からの少なくとも1つの第2の相互接続部と、を含む、態様26から29のいずれか一項に記載のデバイス。
【0134】
[0150] 態様31:基板の第2の表面に結合された第2の複数のチャネル相互接続部を更に備える、態様26から30のいずれか一項に記載のデバイス。
【0135】
[0151] 態様32:第2の複数のチャネル相互接続部が、第4の基板及び/又はフレキシブルケーブルの一部である、態様31に記載のデバイス。
【0136】
[0152] 態様33:第2の複数のはんだ相互接続部を介して基板の第1の表面に結合された別の集積デバイスを更に備え、第1の複数のチャネル相互接続部が、第2の複数のはんだ相互接続部からのはんだ相互接続部の間に位置し、別の集積デバイスが、集積デバイスの上に位置する、態様1から32のいずれか一項に記載のデバイス。
【0137】
[0153] 本明細書で説明されている本開示の様々な特徴は、本開示から逸脱することなく、異なるシステムにおいて実装することができる。本開示の上記の態様は、単なる例に過ぎず、本開示を限定するものとして解釈されるべきではない点に留意されたい。本開示の諸態様の説明は、例示的であることが意図されており、特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。それゆえ、本教示は、他のタイプの装置に容易に適用することができ、当業者には、多くの代替形態、修正形態、及び変形形態が明らかとなるであろう。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11A
図11B
図11C
図12A
図12B
図12C
図13
図14A
図14B
図15
図16
【国際調査報告】