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特表2024-540494ブラウザ内でレンダリングされた領域を検索するための方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-10-31
(54)【発明の名称】ブラウザ内でレンダリングされた領域を検索するための方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/954 20190101AFI20241024BHJP
【FI】
G06F16/954
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2024529380
(86)(22)【出願日】2022-11-17
(85)【翻訳文提出日】2024-05-23
(86)【国際出願番号】 US2022080069
(87)【国際公開番号】W WO2023092024
(87)【国際公開日】2023-05-25
(31)【優先権主張番号】63/264,213
(32)【優先日】2021-11-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/266,296
(32)【優先日】2021-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】18/056,045
(32)【優先日】2022-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502208397
【氏名又は名称】グーグル エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】Google LLC
【住所又は居所原語表記】1600 Amphitheatre Parkway 94043 Mountain View, CA U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ユシキナ,ヤナ
(72)【発明者】
【氏名】ゴールドバーガー,ベンジャミン
(72)【発明者】
【氏名】ボーストレーム,ペータル
(72)【発明者】
【氏名】ディッシュリップ,ジェイソン・エドワード
(72)【発明者】
【氏名】セクストン,ニコラス
(72)【発明者】
【氏名】チャン,マーク
(72)【発明者】
【氏名】ポー,ジョン・オリバー
(72)【発明者】
【氏名】マリン・カプリレス,カルロス
(72)【発明者】
【氏名】ペ,ヒョン・ジ
(72)【発明者】
【氏名】シェヒター,グレッグ
(72)【発明者】
【氏名】スタンフィールド,アリソン
(72)【発明者】
【氏名】パーソンズ,ティモシー
(72)【発明者】
【氏名】ウー,デイビッド
(72)【発明者】
【氏名】モヒカ,フアン
(72)【発明者】
【氏名】ゼン,ティナ・リン
(72)【発明者】
【氏名】ラム,カラム
(72)【発明者】
【氏名】エンゲル,ヨーゼフ
(72)【発明者】
【氏名】チェン,サマンサ
(72)【発明者】
【氏名】ルカーシェウィチ,トーマス
(72)【発明者】
【氏名】グッドマン,フランク
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175GB05
5B175HA05
(57)【要約】
一般的な1つの態様では、方法は、ブラウザの表示領域内にウェブページを表示させること、及びウェブページの領域に関連付けられた検索領域インジケータを表示させることを含むことができる。この方法は、検索領域インジケータの選択を受信することを含むことができる。検索領域インジケータの選択が受信されるのに応じて、この方法は、領域に対応する画像を定め、画像に基づいて検索クエリをトリガすることを含むことができる。この方法は、検索クエリに応答して検索結果を受信すること、及び検索結果領域はブラウザ内にある表示領域外の検索結果領域に検索結果を表示させることを含み得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
ブラウザの表示領域内にウェブページを表示させること、
前記ウェブページの領域の選択を受信すること、
前記領域の前記選択を受信することに応じて、
前記領域に対応する画像を定めて、
前記画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
前記検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
前記表示領域外の検索結果領域に前記検索結果を表示させることとを含み、前記検索結果領域は前記ブラウザ内にある、方法。
【請求項2】
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記表示領域を、前記検索結果との前記インタラクションに応じて前記検索結果に関連付けられたコンテンツが表示されるナビゲーション領域に置き換えること、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記表示領域の前記ウェブページを前記検索結果に関連付けられたコンテンツに置き換えること、をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記表示領域は前記ブラウザの第1のタブ内にあり、
前記方法は、
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記ブラウザの第2のタブの前記検索結果に関連付けられたコンテンツの表示をトリガすること、をさらに含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記ブラウザは第1のブラウザウィンドウに対応し、
前記方法は、
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記検索結果に関連付けられたコンテンツの、前記第1のブラウザウィンドウとは別の第2のブラウザウィンドウでの表示をトリガすること、をさらに含む、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記表示領域の大きさは、前記ウェブページの前記領域の前記選択を前記受信する前に、前記表示領域に割り当てられた領域内に前記検索結果領域が表示されるように、変更される、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記画像は前記領域のスクリーンキャプチャである、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記検索結果領域は前記ブラウザのタブ内にある、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記検索結果領域は前記ブラウザの前記第1のタブ内にある、請求項4及び8に記載の方法。
【請求項10】
前記ウェブページは前記ウェブページ内に表示される複数の画像を含み、前記領域は前記複数の画像の少なくとも2つの画像のそれぞれの少なくとも一部を含む、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記検索結果領域が表示されるのに応じて、前記表示領域の大きさは縮小される、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記画像は第1の画像であり、前記領域は、前記ウェブページ内でレンダリングされた第2の画像の少なくとも一部を含む、先行請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
方法であって、
ブラウザの表示領域内にウェブページの表示を行なうこと、
前記ウェブページの領域に関連付けられた検索領域インジケータの表示を行なうこと、
前記検索領域インジケータの選択を受信すること、
前記検索領域インジケータの前記選択を受信することに応じて、
前記領域に対応する画像を定めて、
前記画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
前記検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
前記表示領域外の検索結果領域に前記検索結果の表示を行なうことを含み、前記検索結果領域は前記ブラウザ内にある、方法。
【請求項14】
検索入力領域をアクティブ化することをさらに含み、前記検索入力領域がアクティブ化されたことに応じて前記検索領域インジケータの前記表示が行なわれる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記検索入力領域は前記検索結果領域と対応する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記検索入力領域は、ユーザインタラクションに応じてアクティブ化される、請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
システムであって、
プロセッサ、及び、
前記プロセッサに通信可能に接続されて、複数の命令を格納しているメモリデバイスとを備え、前記複数の命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
ブラウザの表示領域内にウェブページの表示を行なわせ、
前記ウェブページの領域の選択を受信させ、
前記領域の前記選択を受信することに応じて、
前記領域に対応する画像を定めて、
前記画像に基づいて検索クエリをトリガさせ、
前記検索クエリに応じて検索結果を受信させ、 前記表示領域外の検索結果領域に前記検索結果の表示を行なわせ、前記検索結果領域は前記ブラウザ内にある、システム。
【請求項18】
前記メモリデバイスはさらに命令を記憶しており、当該命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信させ、
前記表示領域を、前記検索結果領域との前記インタラクションに応じて前記検索結果に関連付けられたコンテンツを表示するナビゲーション領域に置き換えさせる、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記メモリデバイスはさらに命令を記憶しており、当該命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信させ、
前記表示領域の前記ウェブページを前記検索結果に関連付けられたコンテンツに置き換えさせる、請求項17に記載のシステム。
【請求項20】
前記表示領域は前記ブラウザの第1のタブ内にあり、
前記メモリデバイスはさらに命令を記憶しており、当該命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信させ、
前記ブラウザの第2のタブの前記検索結果に関連付けられたコンテンツの表示をトリガさせる、請求項17から19のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項21】
命令を記憶する機械読み取り可能な有形の媒体であって、当該命令は方法を実行する1つ以上のプロセッサによって読み取られて実行されることができ、前記方法は、
ブラウザの表示領域内にウェブページの表示を行なうこと、
前記ウェブページの領域の選択を受信すること、
前記領域の前記選択を受信することに応じて、
前記領域に対応する画像を定めて、
前記画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
前記検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
前記表示領域外の検索結果領域に前記検索結果を表示させることを含み、前記検索結果領域は前記ブラウザ内にある、機械読み取り可能な有形の媒体。
【請求項22】
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記表示領域を、前記検索結果領域とのインタラクションに応じて前記検索結果に関連付けられたコンテンツが表示されるナビゲーション領域に置き換えること、をさらに含む、請求項21に記載の機械読み取り可能な有形の媒体。
【請求項23】
方法であって、
第1のブラウザウィンドウの表示領域内にウェブページの表示を行なうこと、
前記ウェブページの領域の選択を受信すること、
前記領域の前記選択を受信することに応じて、
前記領域に対応する画像を定めて、
前記画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
前記検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
前記表示領域外で第2のブラウザウィンドウ内の検索結果領域に前記検索結果の表示を行なうこと、を含む、方法。
【請求項24】
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記表示領域を、前記第2のブラウザウィンドウの前記検索結果との前記インタラクションに応じて、前記検索結果に関連付けられたコンテンツが表示される前記第1のブラウザウィンドウのナビゲーション領域に置き換えること、をさらに含む、請求項23に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本出願は、2022年11月16日に出願された米国出願第18/056,045号の継続出願で、その利益を主張するものであり、2021年11月17日に出願された米国仮出願第63/264,213号の優先権及び利益を主張し、2021年12月31日に出願された米国仮出願第63/266,296号の優先権及び利益を主張するものであり、上記の開示のすべては、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
ウェブブラウザを使用して、検索エンジンで検索されたコンテンツを表示できる。ユーザが検索結果の1つ以上を選択するのに応じて、ウェブブラウザ内にコンテンツを表示できる。
【発明の概要】
【0003】
本開示は、ウェブページコンテンツの少なくとも一部をキャプチャすることにより、ウェブページに表示されるコンテンツを検索することに関係する。具体的には、ウェブページの領域を選択(例えば、ジェスチャ及び/または入力デバイスを使用して選択)することができ、領域の選択に応じて選択された領域を検索することができる。検索結果は、ブラウザの検索結果領域内、または別のブラウザの検索結果領域に表示できるため、検索結果が表示されている間も、ウェブページのコンテンツはブラウザで維持される(つまり、持続する)。検索結果の少なくとも1つを選択し得、選択した検索結果に関連付けられたコンテンツを表示できる。いくつかの実施態様では、検索結果に関連付けられたコンテンツはブラウザ内のウェブページのコンテンツを置き換えることができる。いくつかの実施態様では、検索結果に関連付けられたコンテンツを別のブラウザ内で表示できる。検索結果のコンテンツがナビゲート及び/または表示されている間も、検索結果は引き続き表示され得る(例えば、維持できるか、または持続できる)。
【0004】
一般的な1つの態様では、方法は、ブラウザの表示領域内にウェブページを表示させること、及びウェブページの領域に関連付けられた検索領域インジケータを表示させることを含むことができる。この方法は、検索領域インジケータの選択を受信することを含むことができる。検索領域インジケータの選択が受信されるのに応じて、この方法は、領域に対応する画像を定め、画像に基づいて検索クエリをトリガすることを含むことができる。この方法は、検索クエリに応答して検索結果を受信すること、及び表示領域外の検索結果領域に検索結果を表示させることを含み得、検索結果領域はブラウザ内にある。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1A】ウェブページ内のコンテンツの少なくとも一部の領域の選択をキャプチャすることにより、ウェブページに表示されるコンテンツの検索を示す図である。
図1B】ウェブページ内のコンテンツの少なくとも一部の領域の選択をキャプチャすることにより、ウェブページに表示されるコンテンツの検索を示す図である。
図1C図1Aに示すブラウザのタブ内のナビゲーション領域にレンダリングされるウェブページのコンテンツを示す図である。
図2】ブラウザのタブ内のナビゲーション領域にレンダリングされるウェブページのコンテンツを示す図である。
図3】ブラウザのタブ内にレンダリングされる検索結果領域とナビゲーション領域を示す図である。
図4図4A及び図4Bは、ブラウザのタブ内にレンダリングされる検索結果領域、ナビゲーション領域、及び表示領域を示す図である。
図5】本明細書に記載の実施態様に関連するセキュリティ機能を示す図である。
図6図6A及び図6Bは、ウェブページ内の複数の要素に及ぶ領域の選択に基づいてトリガされる検索クエリを示す図である。
図7】本明細書で説明する概念を実装するためのコンピューティングシステムと検索サーバを示す図である。
図8】本明細書で説明した概念の少なくともいくつかを実行する方法を示すフローチャートである。
図9】検索クエリに関連する履歴がデバイス間で共有される実施態様を示す図である。
図10】検索クエリに対して選択できる領域のインジケータを示す図である。
図11図11A及び図11Bは、検索領域インジケータをトリガするために使用できる検索入力領域のアクティブ化を示す図である。
図12】本明細書で説明する技術で使用できる汎用コンピュータデバイス及び汎用モバイルコンピュータデバイスの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
本開示は、ウェブページコンテンツの少なくとも一部をキャプチャすることにより、ウェブページに表示されるコンテンツを検索することに関係する。具体的には、ウェブページの領域を選択(例えば、ジェスチャ及び/または入力デバイスを使用して選択)することができ、領域の選択に応じて、選択された領域を検索することができる。検索結果は、ブラウザの検索結果領域内、または別のブラウザの検索結果領域に表示できるため、検索結果が表示されている間も、ウェブページのコンテンツはブラウザで維持される(つまり、持続する)。検索結果の少なくとも1つを選択し得、選択した検索結果に関連付けられたコンテンツを表示できる。いくつかの実施態様では、検索結果に関連付けられたコンテンツはブラウザ内のウェブページのコンテンツを置き換えることができる。いくつかの実施態様では、検索結果に関連付けられたコンテンツを別のブラウザ内で表示できる。検索結果のコンテンツがナビゲート及び/または表示されている間も、検索結果は引き続き表示され得る(例えば、維持できるか、または持続できる)。ブラウザは、オペレーティングシステム(OS)のウィンドウに関連付けられている場合、ブラウザウィンドウと呼ばれることがある。
【0007】
ウェブページのコンテンツに関連する技術的な問題は、コンテンツが容易に選択できない場合があるということ、及び/または検索のためにすぐには処理できない場合があるということである。ウェブページ内のコンテンツをユーザが利用でき、及び/またはウェブページ内のリンクにアクセスできるが、コンテンツ自体は検索エンジンを使用して簡単には検索できない場合がある。例えば、ウェブページ内でのテキストをコピーして検索エンジンに貼り付けることはできるが、このプロセスには複数の手動ステップ、時間、ストレージリソース、及び/またはその他が必要になる場合がある。
【0008】
ウェブページ内のコンテンツに関連するもう1つの技術的な問題は、ウェブページ内で検索するコンテンツが特定された後でも、別のブラウザ、タブ、またはアプリケーションを使用しない限り、検索中にウェブページ内のコンテンツが維持されない可能性があることである。例えば、ウェブページ内のコンテンツをコピーして検索でき、ウェブページを検索エンジンインターフェイスに置き換えられる、または別のブラウザまたはタブを使用してコンテンツを検索できる。
【0009】
上記の技術的な問題に対する少なくとも1つの技術的な解決法は、ブラウザ内でウェブページの領域を選択できるようにすることである。また、選択された領域は、領域の選択に応じて検索されることも可能である(例えば、手動による介入をほとんどまたはまったく必要としない)。検索結果は、ブラウザの検索結果領域内に表示できるため、検索結果が表示されている間、別の表示領域のブラウザで、ウェブページのコンテンツが維持される(つまり、持続する)。
【0010】
この技術的解決法の少なくとも1つの技術的効果は、ユーザが検索結果を使用している間に元のウェブページコンテンツが失われないことである。検索結果領域内の検索結果と表示領域内のウェブページコンテンツは、ブラウザ内(例えば、ブラウザのタブ内)に同時に表示できる。したがって、提案された解決法により、ブラウザの別の領域でユーザが検索結果を利用できるようになり、ユーザが検索結果とインタラクションできるようになる、例えば、提示されるコンテンツが検索結果に関連付けられながらも、同時に、ウェブページ、特に検索クエリをトリガするために使用された選択領域と、ユーザが依然として、また同時にインタラクションできるようになる。
【0011】
いくつかの実施態様では、検索結果領域をブラウザの一部として統合できるため、検索結果領域はサードパーティまたはウェブページコンテンツの所有者によって偽装(模倣など)されることはない。これはセキュリティ機能として実装することができ、ユーザは、検索クエリによって得られる正当な(本物の)検索結果と、サードパーティまたはウェブページのプロバイダによって挿入され得る正当ではない可能性のある検索結果を区別することができる。したがって、検索結果の偽装という技術的な問題は、上記のようにブラウザ内に検索結果領域を統合するという技術的な解決法によって回避できる。ブラウザ内に検索結果領域を統合することによる技術的な効果は、偽装を防止できることである。
【0012】
前述のように、いくつかの実施態様では、検索結果のコンテンツがナビゲート及び/または表示されている間も、検索結果は検索結果領域に表示され続ける(例えば、維持され得る、または持続し得る)ことが可能である。検索結果に関連付けられたコンテンツは、検索結果領域と同時に、ブラウザ内(ブラウザのタブ内など)のナビゲーション領域内に表示できる。したがって、検索結果領域で検索結果を閲覧しながら、検索結果に関連付けられたコンテンツを同時にナビゲートすることができないという技術的な問題は、上記の技術的解決法及び技術的効果によって解決される。
【0013】
本明細書で説明するブラウザは、コンピューティングデバイス内で実行できる。例えば、ブラウザはラップトップデバイス内で実行できる。いくつかの実施態様では、ブラウザをモバイルデバイス内で実行できる。
【0014】
図1A及び図1Bは、ウェブページW1内のコンテンツI2の少なくとも一部の領域SAの選択をキャプチャすることにより、ウェブページW1に表示されるコンテンツI2を検索する様子を示す図である。ウェブページW1は、ブラウザ110のタブ112内の表示領域120内に表示される(例えば、レンダリングされる)。ウェブページW1の領域SAの選択(破線で図示)に応じて、コンテンツI2の部分の検索クエリがトリガされる。したがって、検索クエリは、ユーザによる手動での介入なしに、またはほとんど手動での介入なしにトリガされる。具体的には、ウェブページW1の領域SAの選択が完了すると、手動での介入なしに検索クエリがトリガされる。検索クエリをトリガするための追加のステップ(情報の保存、検索クエリの入力、検索を開始するための別のブラウザなどのユーザインターフェイスとのインタラクションなど)が不要になる。
【0015】
例えば、ユーザがマウスまたはタッチパッド(図示せず)などの入力デバイスを使用して領域SAを選択でき、コンテンツI2の部分の検索クエリがトリガされる。したがって、検索クエリは、領域SAの選択以外、ユーザによる手動での介入なしに、またはほとんど手動での介入なしにトリガされる。検索クエリをトリガするために、選択以外の追加の入力が必要ない場合もある。
【0016】
検索クエリが完了すると、図1Bに示すように、ブラウザ110のタブ112の検索結果領域130内に検索結果S1がレンダリングされる。コンテンツI2の部分のコピーI2’が検索結果領域130に示される。領域I2とコピーI2’の対応が破線の矢印で示されている。いくつかの実施態様では、コンテンツI2の部分のコピーI2’は検索結果領域130に示されない。いくつかの実施態様では、コンテンツI2の部分のコピーI2’は、元の領域SAとは異なるサイズ(例えば、より小さいサイズ)に拡大縮小される。
【0017】
(検索領域SAの選択以外)ユーザによる手動での介入なしに、またはほとんど手動での介入なしに検索クエリがトリガされたことに応じて、検索結果S1を検索結果領域130内にレンダリングできる。いくつかの実施態様では、ウェブページW1の領域SAの選択の完了に応じて、手動による介入なしに、検索クエリと検索結果領域130内の検索結果S1のレンダリングがトリガされる。検索クエリをトリガし、検索結果領域130内に検索結果S1をレンダリングするための追加のステップ(例えば、情報の保存、検索クエリの入力、検索を開始するための別のブラウザなどのユーザインターフェイスとのインタラクション)は、除くことができる。
【0018】
検索結果S1は、領域SA(例えば、領域SAのコピーI2’)に関連付けられたコンテンツを含む、及び/またはそれにリンクされた検索結果(例えば、ランク付けされた検索結果)である可能性がある。いくつかの実施態様では、検索結果S1は、テキストを含み得るか、テキストで表され得る。いくつかの実施態様では、検索結果S1は画像を含み得る。いくつかの実施態様では、検索結果S1はテキストに関連付けられた画像を含み得る。いくつかの実施態様では、検索結果S1は、領域SAに関連付けられたコンテンツ(画像、ウェブページなど)へのリンクを含み得る。いくつかの実施態様では、検索結果S1に優先順位を付けることができ、最も関連性の高い検索結果(またはそのサブセット)が検索結果領域130内にレンダリングされるようにする。いくつかの実施態様では、検索結果S1に優先順位を付けることができ、最も関連性の高い検索結果(またはそのサブセット)が検索結果領域130の上部に向けてレンダリングされるようにする。
【0019】
いくつかの実施態様では、領域SAの検索は画像検索になる場合がある。選択された領域SAは、画像(例えば、画像に関連付けられた、または画像を表すピクセルの集合)としてキャプチャできる。これにより、例えば検索サーバ(図示せず)の検索エンジン(図示せず)は、領域SAのキャプチャされた画像を受信し、キャプチャされた画像に基づいて検索を行うことができる。検索エンジンによる検索クエリは、キャプチャされた画像を含み得るか、キャプチャされた画像に基づき得る。いくつかの実施態様では、キャプチャされた画像は、例えば、ビットマップ形式の画像である可能性がある。いくつかの実施態様では、キャプチャされた画像は、例えば、領域SAのスクリーンキャプチャである可能性がある。
【0020】
領域SAの検索は、ランドマーク、製品、野生生物、ロゴ、ブランド、及び/またはその他の様々なオブジェクトを識別するために使用される検索であり得る。領域SAの検索は、領域SAでキャプチャされたものに類似したオブジェクトを識別するために使用される検索であり得る。いくつかの実施態様では、領域SAからテキストを識別及び/または検索できる。いくつかの実施態様では、SA領域内のテキストを別の言語に翻訳できる。いくつかの実施態様では、テキストは元のテキストの元の言語とは異なる言語で表現される。
【0021】
少なくとも図1Aに示すように、コンテンツI1、I2、及びT1はウェブページW1内にレンダリングされる。いくつかの実施態様では、コンテンツI1、I2、及び/またはT1は、ウェブページW1内でレンダリングされる画像、テキスト、及び/またはその他である可能性がある。コンテンツI1、I2、及び/またはT1は、ウェブページW1のプロバイダによって供給されるか、または別のプロバイダによってウェブページW1に供給される。
【0022】
いくつかの実施態様では、検索エンジンによる検索クエリは、ウェブページW1でレンダリングされる動的要素(例えば、ビデオ、移動する一連の要素、動いているオブジェクト)のキャプチャされた画像を含み得るか、またはそれに基づく場合がある。したがって、例えばウェブページW1内でレンダリングされているビデオまたはその他の動的要素の一部(例えば、スクリーンキャプチャ)に対して検索を実行できる。
【0023】
いくつかの実施態様では、領域SAの選択は、入力デバイス(図示せず)に応じて実行できる。例えば、領域SAの選択は、タッチパッドデバイス、キーボード、マウス入力デバイス、コントローラ及び/またはその他の入力デバイスに応じてトリガできる。いくつかの実施態様では、領域SAの選択は、ジェスチャ(例えば、タッチパッドデバイスを介してトリガされたジェスチャ、手のジェスチャ、入力デバイスを使用して実行されたジェスチャなど)に応じて実行できる。
【0024】
この実施態様では、領域SAはコンテンツI2の領域と厳密には一致しない。いくつかの実施態様では、領域SAはコンテンツI2の領域よりも小さくなる場合がある。いくつかの実施態様では、領域SAはコンテンツI2の領域よりも大きくなる場合がある。複数の要素にわたる領域の選択に関する詳細は、少なくとも図6A及び図6Bに関連して説明されている。
【0025】
図1A及び図1Bに示すように、ブラウザにはアドレスバー領域114が含まれる。ウェブページW1のアドレスは、アドレスバー領域114(例えば、入力用アドレス領域113)に示すことができる。その他の制御、アイコン、及び/またはその他は、アドレスバー領域114に含むことができる。アドレスバー領域114は、ブラウザ110(ブラウザアプリケーションなど)によって制御され、及び/またはそれと関連付けられることができる。アドレスバー領域114は、ウェブページW1及び/またはウェブページW1のプロバイダではなく、ブラウザ110によって制御できる。
【0026】
図1Bに示すように、検索結果領域130は、線131によってアドレスバー領域114から分離されている。いくつかの実施態様では、セキュリティ上の目的から、本明細書で説明する実施態様のいずれにおいても、線131を削除(省略など)することができる。これは、サードパーティ(例えば、ウェブページW1のプロバイダ)が削除(塗りつぶす、消すなど)できない線である。これは、ブラウザ110のプロバイダ(例えば、ブラウザアプリケーション)によって制御(例えば、提供、削除)される線である。このセキュリティの機能に関するさらなる詳細は、少なくとも図5に関連させて以下で説明する。
【0027】
図1Bに示すように、検索クエリに応じて検索結果領域130がレンダリングされることに応じて、表示領域120のサイズ(例えば、領域)が表示領域125のサイズまで縮小される。言い換えれば、検索結果領域130が表示されることに応じて、表示領域120のサイズが変更される(例えば、サイズが縮小される)。ウェブページW1は、表示領域125に収まるように(例えば、表示に収める)レイアウトを変更(例えば、拡大縮小)することができる。いくつかの実施態様では、図1Aに示す表示領域120は、図1Bに示すように、表示領域125と検索結果領域130とに分割することができる。図1Bに示す表示領域125と検索結果領域130とを合わせた領域は、図1Aに示す表示領域120(例えば、ブラウザ110の元の表示領域)の領域と同じであってもよい。いくつかの実施態様では、表示領域125と検索結果領域130を組み合わせた領域は、表示領域120の領域と異なる(例えば、より小さい、より大きい)場合がある。表示領域120は、領域の選択(例えば、検索領域S1)を受信する前に、表示領域120に割り当てられた領域(例えば、表示領域120全体)内に検索領域130が配置されるように、表示領域125にサイズ変更される。
【0028】
図1Bには示されていないが、検索結果領域130の位置は、図1Bに示されている位置と異なっていてもよい。例えば、検索結果領域130のサイズを小さくすることができる。いくつかの実施態様では、検索結果領域130は、ブラウザ110の異なる側面に沿って(例えば、下部に沿って、上部に沿って、左側に沿って、及び/またはその他に沿って)含められ得る。いくつかの実施態様では、検索結果領域130は、表示領域120の上方に浮いていることがあり(例えば、上方のウィンドウにレンダリングされ得るか、ブラウザ110とは独立して移動する上方のウィンドウにレンダリングされ得る)、図1Aの表示領域120のサイズが、図1Bに示す表示領域125の領域まで縮小されないようにする。いくつかの実施態様では、検索結果領域130は、正方形または長方形ではなく、異なる形状(例えば、円形)になる場合がある。
【0029】
いくつかの実施態様では、少なくとも図1Bに示すように検索結果領域130に検索結果S1がレンダリングされた後に、検索結果領域130を使用して追加の検索クエリをトリガすることができる。例えば、検索結果領域130内の検索結果を選択して、検索結果領域130から選択された検索結果に関連付けられた1つ以上の画像及び/またはテキストのレンダリングをトリガするために使用することができる。
【0030】
いくつかの実施態様では、少なくとも図1Bに示すように検索結果領域130に検索結果S1がレンダリングされた後に、ブラウザ110(例えば、表示領域125)を使用して追加の検索クエリをトリガすることができる。いくつかの実施態様では、追加の検索クエリは、検索領域SA以外のウェブページW1の表示領域125内の追加の領域の選択を含み得る。いくつかの実施態様では、追加の検索クエリは、検索結果領域130の検索結果S1を変更する(例えば、さらに改良する、フィルタリングする)テキストベースの検索クエリである場合がある。追加の検索クエリは、検索結果領域130内の検索結果S1を変更(例えば、さらに絞り込む、フィルタリングする)する画像ベースの検索クエリである場合がある。言い換えれば、追加の検索クエリは、検索結果S1を変更して検索結果S1をさらに優先順位付けする、検索結果S1をフィルタリングする、及び/またはその他にすることができる。
【0031】
いくつかの実施態様では、図示されていないが、検索結果S1はブックマークされるか、ブラウザ110のブックマークに関連付けられることが可能である。いくつかの実施態様では、検索結果の各々はブックマークされるか、ブラウザ110のブックマークに関連付けられることが可能である。いくつかの実施態様では、検索結果の限られた数のみ(または一部のみ)(例えば、上位5件)が、ブックマークされる場合がある。
【0032】
いくつかの実施態様では、図示されていないが、検索結果S1(またはその優先順位付けされたサブセット)は、タブグループ(例えば、コンテンツに基づいて手動で関連付けられたブラウザ110内のタブのセット、及び/またはその他)に関連付けることができる。例えば、検索結果S1からの第1の検索結果は第1のタブ(図示せず)に関連付けることができ、第2の検索結果は、図示されていないが、第2のタブ(図示せず)に関連付けることができる。第1の検索結果と第2の検索結果は、タブグループ(例えば、単一の名前に関連付けられたタグのグループ)に関連付けることができる。いくつかの実施態様では、検索結果の限られた数(上位5件など)のみがタブに関連付けられる、及び/またはタブグループに関連付けられる場合がある。
【0033】
図1A及び1Bに示される実施態様に加えて、いくつかの実施態様では、検索結果領域130が定められた後、アドレスバー領域114の入力用アドレス領域113に新しいウェブアドレス(ウェブページW1のウェブアドレスの代わりに)を入力できる。新しいウェブアドレス領域に応じて、検索結果領域130の検索結果S1を維持しながら、表示領域125のウェブページW1を別のウェブページ(図示せず)(または他のコンテンツ)に置き換えることができる。つまり、ブラウザ110のアドレスバー領域114を使用して表示領域125内を移動している間も、検索結果S1を維持することができる。
【0034】
いくつかの実施態様では、ユーザインターフェイス要素(例えば、戻るボタン、戻る矢印)を使用して、検索結果領域130の検索結果S1を削除(例えば、クリア、別の場所にナビゲート)することができる。いくつかの実施態様では、ユーザインターフェイス要素を使用して、検索結果S1及び/または検索結果領域130を削除(例えば、クリア)することができる。いくつかの実施態様では、ユーザインターフェイス要素を使用して、ウェブページW1、検索結果S1、及び/または検索結果領域130から別の場所にナビゲートする(例えば、戻る)ことができる。
【0035】
図1Cは、図1Aに示すブラウザ110のタブ112内のナビゲーション領域140にレンダリングされるウェブページW2のコンテンツを示す。ウェブページW2のコンテンツは、検索結果領域130の検索結果S1とのインタラクション(例えば、ユーザインタラクション)に応じて、ナビゲーション領域140にレンダリングされる。この実施態様では、表示領域125をナビゲーション領域140に置き換える(例えば、変更する)。この実施態様では、表示領域125に表示されるウェブページW1をナビゲーション領域140に表示されるウェブページW2に置き換える。
【0036】
ナビゲーション領域140は、検索結果領域130の検索結果S1を消費(例えば、探索)するために使用できる。例えば、検索結果S1から第1の検索結果が選択されるのに応じて、ナビゲーション領域140に第1のコンテンツがレンダリングされ得る。検索結果S1から第2の検索結果が選択されるのに応じて、第1のコンテンツの代わりに、またはそれに加えて、第2のコンテンツがナビゲーション領域140にレンダリングされ得る。検索結果S1が検索結果領域130内に維持されている間、コンテンツをナビゲートすることができる。
【0037】
図1Cに示す実施態様に加えて、いくつかの実施態様では、検索結果領域130及びナビゲーション領域140が定められた後、アドレスバー領域114の入力用アドレス領域113に新しいウェブアドレスを入力できる。新しいウェブアドレス領域に応じて、検索結果領域130の検索結果S1を維持しながら、ナビゲーション領域140のウェブページW2(または他のコンテンツ)を別のウェブページ(図示せず)に置き換えることができる。つまり、ブラウザ110のアドレスバー領域114を使用してナビゲーション領域140内を移動している間も、検索結果S1を維持することができる。
【0038】
いくつかの実施態様では、ユーザインターフェイス要素(例えば、戻るボタン、戻る矢印)を使用して、ナビゲーション領域140(例えば、ウェブページW2)にレンダリングされたコンテンツを削除(例えば、クリア、別の場所にナビゲート)することができる。いくつかの実施態様では、ユーザインターフェイス要素を使用して、検索結果S1、検索結果領域130、及び/またはナビゲーション領域140を削除(例えば、クリア)することができる。いくつかの実施態様では、ユーザインターフェイス要素を使用して、ウェブページW2、検索結果S1、及び/または検索結果領域130から別の場所にナビゲートする(例えば、戻る)ことができる。
【0039】
ウェブページW2の関連で説明されているが、いくつかの実施態様では、ナビゲーション領域140にレンダリングされるコンテンツはウェブページではない場合がある。いくつかの実施態様では、ナビゲーション領域140に表示されるコンテンツは、ウェブページではない場合があり、及び/またはウェブページに関連付けられていない場合もある。いくつかの実施態様では、ナビゲーション領域140に表示されるコンテンツは、画像、リンク、ビデオ、テキスト、及び/またはその他の中にある可能性がある。
【0040】
いくつかの実施態様では、インタラクションは選択を含み得る。いくつかの実施態様では、インタラクション及び/または選択(またはその表示)を使用して、アクションまたは結果をトリガできる。
【0041】
図2は、ブラウザ110(例えば、ブラウザウィンドウ)とは別のブラウザ210(例えば、ブラウザウィンドウ)のタブ212内のナビゲーション領域240にレンダリングされたウェブページW2のコンテンツを示す。図2は、図1Aから図1Cに関連して説明した実施態様のバリエーションである。したがって、図1Aから図1Cの説明及びそこに記載されているバリエーションは、図2にも適用できる。具体的には、図1Cは、図2の左側に示されているブラウザ110の状態に対応する。
【0042】
この実施態様では、ブラウザ110の検索結果領域130の検索結果S1とのインタラクション(例えば、ユーザインタラクション)に応答して、ウェブページW2のコンテンツがブラウザ210(ブラウザ110とは別のブラウザであり、追加のブラウザと呼ぶこともできる)のナビゲーション領域240にレンダリングされる。これは、ウェブページW2がブラウザ110内(例えば、同じブラウザ内)でレンダリングされる図1Cとは対照的である。ブラウザ210のナビゲーション領域240は、ブラウザ110の表示領域125(図1Cに示すように)を置き換えるものではなく、むしろブラウザ210において開かれる。したがって、ウェブページW1のコンテンツは、検索結果領域130と並んでブラウザ110の表示領域125内に維持されることができる。
【0043】
また、ブラウザ210のナビゲーション領域240にウェブページW2(またはその他のコンテンツ)がレンダリングされることに応答して、検索結果領域130の検索結果S1がブラウザ110に保持される。つまり、ブラウザ210のナビゲーション領域240内をナビゲートしている間も、検索結果S1を維持することができる。
【0044】
図3は、ブラウザ110(例えば、ブラウザウィンドウ)とは別のブラウザ310(例えば、ブラウザウィンドウ)のタブ312内にレンダリングされる検索結果領域330及びナビゲーション領域340を示す。検索クエリが完了するのに応じて、図3に示すように、ブラウザ310のタブ312の検索結果領域330内に検索結果S1がレンダリングされる。コンテンツI2の部分のコピーI2’が、検索結果領域330に示される。したがって、ブラウザ310の検索結果領域330は、ブラウザ110の表示領域120(ウェブページW1を含む)を置き換えない(またはその領域を縮小しない)。
【0045】
検索結果領域330内の検索結果S1は、少なくとも図1Bに関連して上で説明したのと実質的に同じ方法で、ナビゲーション領域340内でナビゲートできる。したがって、ブラウザ310の検索結果領域330及びナビゲーション領域340は、ブラウザ110の表示領域120(ウェブページW1を含む)を置き換えたり(またはその領域を縮小したり)しない。したがって、ウェブページW1のコンテンツは、検索結果領域なしでブラウザ110の表示領域120内に維持されることができる。
【0046】
図3に示すように、検索結果領域330は新しいブラウザ-ブラウザ310-内に生成される。検索結果領域330の検索結果S1はブラウザ310に保持され得る。検索結果S1は、ブラウザ310のナビゲーション領域340内をナビゲートしている間も、ブラウザ310内の検索結果領域330内に維持され得る。したがって、元のウェブページW1はブラウザ110内で維持され得、ブラウザ310で検索結果領域330を維持しながら、ブラウザ310でさらなるナビゲーションが生じることができる。
【0047】
いくつかの実施態様では、検索結果がレンダリングされるブラウザウィンドウは、検索結果ブラウザウィンドウと呼ばれることがある。この場合、ブラウザ310は検索結果ブラウザウィンドウとなり得る。いくつかの実施態様では、ナビゲーションが発生するブラウザウィンドウは、ナビゲーションブラウザウィンドウと呼ばれることがある。この場合、ブラウザ310はナビゲーションブラウザウィンドウになり得る。いくつかの実施態様では、元のウェブページW1を含むブラウザウィンドウをメインブラウザウィンドウと呼ぶことができる。この場合、ブラウザ110はメインブラウザウィンドウになり得る。したがって、図3に示すように、ブラウザ310は検索結果ブラウザウィンドウ及びナビゲーションブラウザウィンドウとなり得、ブラウザ110はメインブラウザウィンドウとなることができる。
【0048】
図4Aは、表示領域120がレンダリングされるタブ112-1(図4Aには示されていない)とは別に、ブラウザ110のタブ112-2内にレンダリングされる検索結果領域130及びナビゲーション領域140を示している。タブ112-1のコンテンツ(既存のタブ、メインタブなど)を図4Bに示す。図4Bは、少なくとも図1Aに示されているものと同様の表示領域120を示している。
【0049】
検索クエリが完了するのに応じて、図4Aに示すように、ブラウザ110のタブ112-2(例えば、新しいタブ、補助タブ)の検索結果領域130内に検索結果S1がレンダリングされる。コンテンツI2の部分のコピーI2’が検索結果領域130に示される。したがって、ブラウザ110のタブ112-2の検索結果領域130は、ブラウザ110のタブ112-1の表示領域120(ウェブページW1を含む)を置き換えない(またはその領域を縮小しない)。
【0050】
ブラウザ110のタブ112-2の検索結果領域130内の検索結果S1は、少なくとも図1Bに関連して上で説明したのと実質的に同じ方法で、ナビゲーション領域140内でナビゲートできる。したがって、ブラウザ110のタブ112-2の検索結果領域130及びナビゲーション領域140は、ブラウザ110のタブ112-1の表示領域120(ウェブページW1を含む)を置き換えない(またはその領域を縮小しない)。したがって、ウェブページW1のコンテンツは、検索結果領域なしでブラウザ110のタブ112-1の表示領域120内に維持されることができる。
【0051】
いくつかの実施態様では、検索結果S1のナビゲーションは、(新しいタブではなく)既存のタブ内でレンダリングできる。いくつかの実施態様では、既存のタブのコンテンツを置き換えることができる。いくつかの実施態様では、選択されている検索結果S2から各検索結果をナビゲートするための新しいタブを開くことができる。
【0052】
いくつかの実施態様では、検索結果がレンダリングされるタブは、検索結果タブと呼ばれることがある(例えば、図4Aに示すように)。いくつかの実施態様では、ナビゲーションが行われるタブは、ナビゲーションタブと呼ばれることがある。
【0053】
図5は、本明細書に記載の実施態様に関連するセキュリティ機能を示す。図5に示すように、ブラウザ110のアドレスバー領域114と検索結果領域130は、1つの連続した領域(例えば、連続領域)に結合されている。この連続した領域(例えば、アドレスバー領域114と検索結果領域130を組み合わせたもの)は、ブラウザ検索領域135と呼ばれることがある。これは、アドレスバー領域114と検索結果領域130の間に連続する灰色で示される。図5に関連して示され説明されているこの実施態様は、例えば図1Aから図4B(及び以下の他の図(例えば、図6B))に関連して上で説明した実施態様のいずれかと組み合わせることができる。具体的には、例として、図5図1Aから遷移したものであり得、ブラウザ検索領域135は図1B及び図1Cに実装することができる。同様に、ブラウザ検索領域135は、少なくとも図2、3、4A、6B、9、11A、11Bなどに実装できる。
【0054】
検索結果領域130は、ブラウザ検索領域135のように、ブラウザ110の一部(例えば、アドレスバー領域114)として統合することができ、これにより、検索結果領域130は、例えば、サードパーティまたはウェブページW1(図示せず)のコンテンツ及び/またはウェブページW2のコンテンツの所有者によって、偽装(例えば、模倣)され得ない。検索結果領域130がブラウザ110のアプリケーションの一部であるため、検索結果領域130の統合を模倣することは困難である。検索結果領域130とアドレスバー領域114の間には明確な分離はない(例えば、別の線はない(例えば、図1Bに示す線131が削除されている))。アドレスバー領域114に適用された背景またはテーマはすべて、検索結果領域130に流れ込んで(また連続して)いる(灰色の領域で示されているように)。連続した背景は、ブラウザ110のアプリケーション内でサードパーティ(例えば、ウェブページW1のプロバイダ)が模倣することが困難である。さらに、ブラウザ検索領域135はセキュリティ機能として実装することができ、ユーザは、検索クエリによって得られる正当な検索結果と、サードパーティまたはウェブページのプロバイダによって挿入され得る検索結果を区別することができる。
【0055】
ブラウザ検索領域135全体(検索結果領域130を含む)にわたる連続した背景は、ブラウザ110によるブラウザ検索領域135全体の制御を示す指標となり得る。ブラウザ検索領域135全体が連続していない場合(例えば、背景テーマ、画像、及び/またはその他に途切れや不連続性がある場合)、これはブラウザ検索領域135全体及び/またはそこに含まれるコンテンツがブラウザ110によって制御されておらず、及び/または本物ではない可能性があることを示している。
【0056】
別の言い方をすれば、ナビゲーション領域140にレンダリングされるコンテンツは、ウェブページW2のコンテンツプロデューサーに帰属させる(例えば、制御される、生成される)ことができる(検索結果S1を介してウェブページW2へのナビゲーションがトリガされた後)。ブラウザ検索領域135内にレンダリングされるコンテンツは、ブラウザ110に帰属する(例えば、制御される、生成される)場合がある。ウェブページW2のコンテンツは、ウェブページW2のコンテンツ所有者によって独立して制御することができ、ブラウザ110とは別個にすることができる。ブラウザ検索領域135内のコンテンツ(具体的には検索結果S1)は、ブラウザ110によって独立して制御(及び生成)され、ウェブページW2と別にすることができる。ウェブページW2のコンテンツ制作者は、検索結果S1を生成するまたは変更することができない。
【0057】
検索結果領域130とアドレスバー領域114を組み合わせることは、検索結果領域130のコンテンツの信頼性を示す指標となり得る。検索結果領域130とアドレスバー領域114が組み合わされている場合、ブラウザ110(またはブラウザ110のプロバイダ)が検索結果領域130に検索結果S1を設けていることを意味する。分離線が存在する場合(例えば、図1Bに示す線131)、検索結果領域130の領域の結果は、信頼できないプロバイダ(例えば、サードパーティ)によって与えられる可能性がある。
【0058】
図5では、ナビゲーション領域140がブラウザ検索領域135(またはその一部)に隣接するものとして示されている。いくつかの実施態様では、表示領域125(例えば、図1Bに示す)は、ブラウザ検索領域135(またはその一部)に隣接するブラウザ110に含めることができる。
【0059】
図6A及び図6Bは、ウェブページW1内の複数の要素(例えば、少なくとも2つの要素または画像)に及ぶ領域SA2の選択に基づいてトリガされる検索クエリを示している。図6A及び図6Bに関連する概念は、図1Aから図5(または図6A及び図6Bの後に説明されている図のいずれか)に関連して上で説明した特徴のいずれかと組み合わせることができる。
【0060】
この例示的な実施態様においては、選択領域SA2は画像I1及びI2の少なくとも一部に及ぶ。したがって、選択領域SA2に関連付けられた画像キャプチャには、画像I1及びI2の一部と、画像I1及びI2の周囲のウェブページW1の一部が含まれる。領域SA2の画像キャプチャは、前述のように検索クエリをトリガするために使用でき、検索結果S1(前述のように永続的になる場合がある)が生成され得る。
【0061】
領域SA2は複数の関心領域(画像、テキスト領域など)に及ぶため、検索をトリガ(実行)する前に、明確化が必要になる場合がある。例えば、検索サーバ(図示せず)は、領域SA2を受信するように構成できる。検索サーバは、主に画像I2に対応する領域I2’で検索をトリガするように構成できる。検索サーバは、検索すべきでない領域(例えば、画像I1とI2の間の領域)を破棄するように構成できる。検索サーバは、領域I2’を検索すべきかどうかを決定するために、1つ以上の基準を適用できる。基準には、画像I2の領域が画像I1の領域より大きいこと、画像I2の検索結果が画像I1の検索結果よりも堅牢(または完全)である、及び/またはその他が含まれるが、これらに限定されない。具体的な例として、画像I2に関連付けられた検索結果が画像I1よりも多い場合、画像I2の検索結果は画像I1の検索結果よりも堅牢(または完全)になり得る。別の具体的な例として、画像I1よりも画像I2に信頼性の高い検索結果(例えば、検索結果ヒットの信頼スコアが高い)が関連付けられている場合、画像I2の検索結果は画像I1の検索結果よりも堅牢(または完全)になる可能性がある。
【0062】
いくつかの実施態様では、複数の関心領域(例えば、独立して検索できる複数の領域)に及ぶ領域SA2などの領域に応じて、複数の異なる検索クエリがトリガされ得る。例えば、検索サーバは、領域SA2に含まれる画像I1の部分に基づいて第1の検索クエリを実行し、領域SA2に含まれる画像I2の部分に基づいて第2の検索クエリを実行するように構成できる。
【0063】
このタイプの複数の検索トリガは、例えばショッピングのウェブサイトをナビゲートするときに役立ち得る。ウェブページW1がショッピングのウェブサイトである場合、画像I1とI2は異なる製品に関連付けることができる。領域SA2を1回選択すると、複数の製品の検索をトリガできる。
【0064】
いくつかの実施態様では、単一の領域(例えば、領域SA2)によってトリガされる複数の検索からの検索結果を様々な方法で提示できる。いくつかの実施態様では、単一の領域(例えば、領域SA2)によってトリガされた複数の検索からの検索結果を、検索結果領域130にレンダリングすることができる。図示されていないが、いくつかの実施態様では、複数の検索からの検索結果を、ブラウザ110のタブ112内の異なる検索結果領域に関連付けることができる。例えば、第1の検索からの検索結果は第1の検索結果領域に関連付けることができ、第2の検索からの検索結果は第2の検索結果領域に関連付けることができる。
【0065】
いくつかの実施態様では、複数の検索からの検索結果を異なるタブに関連付けることができる。例えば、第1の検索からの検索結果は第1のタブに関連付けることができ、第2の検索からの検索結果は第2のタブに関連付けることができる。
【0066】
いくつかの実施態様では、複数の検索からの検索結果を異なるウィンドウに関連付けることができる。例えば、第1の検索からの検索結果は、第1のブラウザウィンドウに関連付ける(例えば、その内部でレンダリング及び/または起動するようにトリガされる)ことができ、第2の検索からの検索結果は、第2のブラウザウィンドウに関連付ける(例えば、その内部でレンダリング及び/または起動するようにトリガされる)ことができる。第1のブラウザウィンドウに関連付けられた検索結果と、第2のブラウザウィンドウ内に関連付けられた検索結果は、それぞれ第1のブラウザウィンドウ及び第2のブラウザウィンドウ内の検索結果領域内にレンダリングできる。それぞれの第1及び第2ブラウザウィンドウの検索結果領域の1つ以上は、少なくとも図1Aから図5に関連して(または図5より後のいずれかの図に関連して)上で説明したように、永続的な検索結果領域にすることができる。
【0067】
いくつかの実施態様では、複数の検索からの検索結果を単一のブラウザウィンドウ内の異なるタブに関連付けることができる。例えば、第1の検索からの検索結果は、第1のタブに関連付ける(例えば、その内部でレンダリング及び/または起動するようにトリガされる)ことができ、第2の検索からの検索結果は、第2のタブに関連付ける(例えば、その内部でレンダリング及び/または起動するようにトリガされる)ことができる。第1のタブに関連付けられた検索結果と、第2のタブ内に関連付けられた検索結果は、それぞれ第1のタブ及び第2のタブ内の検索結果領域内にレンダリングできる。ブラウザのそれぞれの第1のタブと第2のタブの検索結果領域の1つ以上は、図1Aから図5に関連して上で説明したように、永続的な検索結果領域にすることができる。
【0068】
いくつかの実施態様では、複数の検索からの検索結果を異なるブックマークに関連付ける(例えば、それとして記憶する)ことができる。例えば、第1の検索からの検索結果を第1のブックマーク(後でアクセス可能)に関連付け、第2の検索からの検索結果を第2のブックマーク(後でアクセス可能)に関連付けることができる。
【0069】
図7は、本明細書に示され説明されている概念及び様々な実施態様を実装するように構成されたコンピューティングシステム702及び検索サーバ740を含むシステム700を示している。図7に示すように、コンピューティングシステム702は、ネットワーク750を介して検索サーバ740及び/またはウェブページプロバイダ710(例えば、ウェブサーバ)と通信するように構成されている。コンピューティングシステム702には、少なくともブラウザマネージャ720と選択マネージャ730が含まれる。いくつかの実施態様では、ブラウザマネージャ720は、ウェブページプロバイダ710(例えば、ウェブサーバとも呼ばれる)によって供給されるウェブページコンテンツなどのコンテンツを管理するように構成される。いくつかの実施態様では、ブラウザマネージャ720は、オペレーティングシステム(O/S)729を介して実行されるいくつかのアプリケーション(複数可)728の1つとして動作するように構成される。ブラウザマネージャ720は、本明細書で説明する実施態様に関連して説明するように、ユーザインターフェイス、検索結果、ウィンドウ、及び/またはその他の主要部分を実装するように構成できる。
【0070】
図7に示すように、コンピューティングシステム702には、通信モジュール761、1台以上のカメラ762、メモリ763、中央処理装置(CPU)及びグラフィックス処理装置(GPU)764、1台以上の入力デバイス767、及び1台以上の出力デバイス768を含むいくつかのハードウェアコンポーネントが含まれている。ハードウェアコンポーネントは、コンピューティングシステム702のブラウザマネージャ720、選択マネージャ730、及び/またはその他の動作を容易にするために使用できる。
【0071】
ブラウザマネージャ720には、本明細書に示され説明されているブラウザ110などのブラウザの様々なユーザインターフェイス要素を生成及び/または管理するように構成されたユーザインターフェイス(UI)ジェネレータ721が含まれている。例えば、UIジェネレータ721は、少なくとも図1Aから図1C(及び他の図)に示されている表示領域120、検索結果領域130、及び/またはナビゲーション領域140などのブラウザ110の様々なウィンドウを含むUI要素を生成することができる。
【0072】
ブラウザマネージャ720には、本明細書に示され説明されているように、ブラウザ110などのブラウザの様々なタブを生成及び/または管理するように構成されたタブマネージャ722が含まれている。例えば、タブマネージャ722は、少なくとも図4A(及び他の図)に示されているタブ112-1、112-2などのタブをブラウザ110において生成できる。
【0073】
ブラウザマネージャ720には、検索結果領域130(少なくとも図1B及び他の図に示されている)の検索結果S1などのコンテンツレンダリングを生成及び/または管理するように構成された検索結果マネージャ723が含まれている。ブラウザマネージャ720には、表示領域120、125(図1B及び他の図に示す)のウェブページW1に関連付けられたコンテンツのレンダリングを生成及び/または管理するように構成された表示領域マネージャ724が含まれる。ウェブページW1コンテンツは、ウェブページプロバイダ710によって、コンピューティングシステム702に供給できる。ブラウザマネージャ720には、ナビゲーション領域140(少なくとも図1C及び他の図に示されている)に関連付けられたコンテンツレンダリングを生成及び/または管理するように構成されたナビゲーションマネージャ725が含まれている。
【0074】
図7に示すように、セッションデータ727(メモリ763(図示せず)に記憶可能)は、アプリケーション728の1つとして、またはそれによって管理できる。セッションデータ727は、1つ以上のブラウザセッションに関連するデータを含むことができる。アプリケーション情報726は、O/S729内で動作する、及び/またはO/S729によって実行できる様々なアプリケーションに関連する情報を含むことができる。
【0075】
選択マネージャ730は、検索用に選択された1つ以上の要素を管理するように構成できる。選択マネージャ730からの情報は、検索サーバ740に伝達され、1つ以上の検索クエリをトリガすることができる。選択マネージャ730には、検索対象として選択された1つ以上の領域(図1B及び他の図に示されている検索領域SAなど)を検出できる領域検出器732が含まれている。選択マネージャ730には、領域検出器732によって検出された1つ以上の領域内でキャプチャされたコンテンツの通信を管理できるキャプチャマネージャ731も含まれている。検索対象の1つ以上の領域の選択は、1つ以上の入力デバイス767(例えば、マウス、ジェスチャなど)によってトリガされ得て、選択マネージャ730(及び領域検出器732)に伝達され得る。
【0076】
図7に示すように、通信モジュール244は、1つ以上の通信プロトコルを介して、ネットワーク750を介してウェブページプロバイダ710及び/または検索サーバ740との通信を容易にするように構成できる。カメラ762は1つ以上の画像をキャプチャするために使用でき、メモリ763はブラウザマネージャ720及び/または選択マネージャ730に関連付けられた情報を記憶するために使用でき、CPU/GPU764はブラウザマネージャ720及び/または選択マネージャ730に関連付けられた情報及び/または画像を処理するために使用できる。コンピューティングシステム702には、通信ポート、スピーカー、ディスプレイ、及び/またはその他などの1つ以上の出力デバイス768も含まれている。このアプリケーションで説明されている機能は、メモリ763に記憶されている1つ以上のポリシー765及び/または設定766に基づいて実装できる。
【0077】
図7は、検索サーバ740のいくつかの態様を示す。例えば、検索サーバ740には、1つ以上のプロセッサ746と、1つ以上のメモリデバイス748が含まれる。検索サーバ740には、検索サーバ740で実行できる検索クエリをトリガするために使用できる1つ以上の画像をコンピューティングシステム702から受信するように構成された画像受信部744が含まれる。1つまたは複数の画像は、例えば、検索領域(例えば、少なくとも図1A及び他の図に示される検索領域SA)に対応し得る。検索サーバ740には、検索対象となり得る複数の領域(複数の画像など)が検索サーバ740に送信された場合に、検索対象となる特定の領域を決定するように構成された検索曖昧性解消器742が含まれている。例えば、検索曖昧性解消器742は、図6A及び図6Bに関連して説明した状況のように、複数の画像をカバーする検索クエリを解決するために使用できる。検索曖昧性解消器742は、図6A及び図6Bに関連して説明したアルゴリズムを実装するように構成できる。
【0078】
図8は、様々な図における本明細書で説明される概念の少なくともいくつかを実行する方法を示すフローチャートである。フローチャートの多くの要素は、少なくとも図7に示されているコンポーネントによって実装できる。
【0079】
この方法には、ブラウザの表示領域内にウェブページを表示させること(ブロック802)が含まれる。ウェブページは、例えば、図1Aのブラウザ110の表示領域120に示すように表示することができる。ウェブページの表示は、例えば、図7に示す表示領域マネージャ724によってトリガすることができる。
【0080】
この方法には、ウェブページの領域の選択を受信すること(ブロック804)が含まれる。領域の選択の例は、図1Bに示す画像I2の検索領域SAの選択として示される。ウェブページの領域の選択は、図7に示す選択マネージャ730によって管理することができる。
【0081】
この方法は、領域に対応する画像を定めること(ブロック808)、及び画像に基づいて検索クエリをトリガすること(ブロック810)を含み、両方とも領域の選択が受信される(ブロック806)ことに応じて行われる。例えば、このプロセスは、少なくとも図1Bに例として示されている。検索クエリは、図1Bに示す検索領域SAによってトリガすることができる。領域に対応する画像は、図7に示す選択マネージャ730のキャプチャマネージャ731によって定めることができる。検索用の画像は、選択マネージャ730によって図7に示す検索サーバ740に送信することができる。画像受信部744は画像を受信でき、図7に示す検索サーバ740で検索クエリを実行することができる。
【0082】
この方法には、検索クエリに応じて検索結果を受信すること(ブロック812)が含まれる。例えば、検索結果S1は、図1Aに示すブラウザ110によって受信され得る。検索結果は、検索サーバ740からネットワーク750を介してコンピューティングシステム702に送信できる。検索結果の受信及び処理は、ブラウザマネージャ720の検索結果マネージャ723によって処理され得る。
【0083】
この方法は、表示領域外の検索結果領域に検索結果を表示させることを含み、検索結果領域はブラウザ内にある(ブロック814)。図1Bに示すように、検索結果S1は検索結果領域130にレンダリングされる。いくつかの実施態様では、検索結果のレンダリングは、ブラウザマネージャ720の検索結果マネージャ723によって管理できる。検索結果とのインタラクションによってトリガされる検索結果のナビゲーション領域(例えば、図1Cに示されるナビゲーション領域140など)におけるさらなるナビゲーションは、図7に示されるブラウザマネージャ720のナビゲーションマネージャ725によって管理され得る。
【0084】
図9は、検索クエリに関連する履歴がデバイス間で共有される実施態様を示している。図9の図は、少なくとも図1Aから図1Cに関連して説明した実施態様に基づいている。図9の実施態様は、本明細書で説明する実施態様のいずれにも適用できる。検索履歴は、検索履歴に関連付けられたアカウントの所有者から許可を得た場合に共有され得る。
【0085】
この実施態様では、ブラウザ110はコンピューティングデバイス970のディスプレイ974内に表示される。検索領域SA(または別の検索領域)に関連する検索履歴の少なくとも一部は、コンピューティングデバイス970のメモリ972に記憶できる。いくつかの実施態様では、検索領域SAの選択によってトリガされる検索クエリに応じて、検索履歴を記憶できる。いくつかの実施態様では、検索履歴は、図9、及び図1Aなどの他の図に示される検索結果S1(または検索結果S1の表現)であってもよい。検索履歴の少なくとも一部は、コンピューティングデバイス970を介して付与された許可に基づいて、サーバ980(例えば、図7に示す検索サーバ740)及び/またはコンパニオンデバイス990と共有できる。
【0086】
検索履歴の少なくとも一部は、コンピューティングデバイス970からサーバ980と共有できる。検索履歴の少なくとも一部は、サーバ980のメモリ982に記憶できる。いくつかの実施態様では、サーバ980が検索履歴に関連付けられたアカウントに関連付けられている場合、検索履歴はサーバ980と共有され得る。
【0087】
いくつかの実施態様では、検索履歴の少なくとも一部は、コンピューティングデバイス970によってコンパニオンデバイス990と共有され得る。いくつかの実施態様では、検索履歴に関連付けられたアカウントの所有者によって許可が与えられた場合、コンピューティングデバイス970によって検索履歴がコンパニオンデバイス990と共有され得る。いくつかの実施態様では、コンパニオンデバイス990が検索履歴に関連付けられたアカウントに関連付けられている場合、検索履歴はコンパニオンデバイス990と共有され得る。
【0088】
いくつかの実施態様では、サーバ980は、検索履歴の少なくとも一部をコンパニオンデバイス990と共有するように構成できる。いくつかの実施態様では、検索履歴に関連付けられたアカウントの所有者によって許可が与えられた場合、検索履歴の少なくとも一部が、サーバ980によってコンパニオンデバイス990と共有され得る。サーバ980から受信した検索履歴の少なくとも一部は、コンパニオンデバイス990のメモリ992に記憶できる。
【0089】
いくつかの実施態様では、コンパニオンデバイス990は、検索履歴の少なくとも一部をサーバ980と共有するように構成できる。いくつかの実施態様では、検索履歴に関連付けられたアカウントの所有者によって許可が与えられた場合、検索履歴の少なくとも一部が、コンパニオンデバイス990によってサーバ980と共有され得る。コンパニオンデバイス990から受信した検索履歴の少なくとも一部は、サーバ980のメモリ982に記憶できる。
【0090】
いくつかの実施態様では、検索履歴は検索クエリの履歴を含み得る。いくつかの実施態様では、検索履歴は、検索された1つ以上のオブジェクト(検索領域SAなど)の履歴を含み得る。いくつかの実施態様では、検索履歴は、検索クエリ及び/または検索されたオブジェクトを識別するメタデータを含み得る。
【0091】
いくつかの実施態様では、共働の目的で、検索履歴をコンピューティングデバイス970、サーバ980、及び/またはコンパニオンデバイス990間で共有できる。例えば、コンパニオンデバイス990は、検索履歴を使用して、検索履歴に含まれる検索クエリをさらに改良することができる。いくつかの実施態様では、改良された検索クエリをコンピューティングデバイス970と共有できる。別の例として、コンパニオンデバイス990は、検索履歴を使用して、コンパニオンデバイス990で使用するためにコンパニオンデバイス990での検索を改良することができる。
【0092】
図10は、検索クエリに対して選択できる領域のインジケータを示す図である。検索可能な領域のインジケータを検索領域インジケータと呼ぶことができる。検索領域インジケータは、本明細書で説明するいずれの実施態様にも適用できる。検索領域インジケータを生成し、ユーザ向けにレンダリングすることができ、ユーザが、検索クエリをトリガするために選択できる領域に誘導される、及び/またはその領域に対して警告されることができるようにする。いくつかの実施態様では、検索領域インジケータは、表示領域マネージャ724によってレンダリング及び/または管理され得る。
【0093】
この実施態様では、検索領域インジケータは、ウェブページW1の1つ以上の部分、及び/またはウェブページW1に含まれるオブジェクトI1、I2、T1の1つ以上の部分に重ねられる円のセットとして示される。円のセットは、検索領域インジケータG1からG5の破線で示されているようにグループ化される。いくつかの実施態様では、検索領域インジケータG1からG5の1つ以上が、図10に示されているものと異なる場合がある。検索領域インジケータG1からG5の1つ以上は、異なるタイプのアフォーダンス、アイコン、及び/またはその他にすることができる。
【0094】
いくつかの実施態様では、検索の可能性が高い領域に対して検索領域インジケータG1からG5を表示できる。検索の可能性は、ウェブページW1のコンテンツに関連する履歴データに基づくことができる。検索の可能性は、ウェブページW1またはウェブページW1に類似したウェブページにアクセスした多数のユーザから収集された履歴データ(匿名化されたデータを使用)に基づくことができる。
【0095】
いくつかの実施態様では、検索領域インジケータG1からG5は、ウェブページW1内でまだリンクされていない領域に対して表示される場合がある。例えば、検索領域インジケータG1からG5の1つ以上を、ウェブページW1内に埋め込まれた画像、テキスト、及び/またはその他に関連付けることができる。いくつかの実施態様では、検索領域インジケータG1からG5の1つ以上を、翻訳可能なテキストに関連付けることができる。
【0096】
いくつかの実施態様では、検索サーバに接続せずに、ウェブページW1の初期分析に基づいて、検索領域インジケータG1からG5の1つ以上を表示できる。例えば、ウェブページW1をレンダリングするコンピューティングデバイスで実行されるローカル検索に応じて、検索領域インジケータG1からG5の1つ以上を定めることができる。
【0097】
いくつかの実施態様では、1つ以上の検索領域インジケータG1からG5をショッピング可能なオブジェクト(例えば、コマースに関連付けられたオブジェクト)に関連付けることができる。いくつかの実施態様では、1つ以上の検索領域インジケータG1からG5を、一般公開されているオブジェクトに関連付けることができる。
【0098】
いくつかの実施態様では、ウェブページW1が読み込まれるのに応じて、検索領域インジケータG1からG5が示され得る。検索領域インジケータG1からG5のうち少なくとも1つを選択すると、検索領域インジケータに関連付けられた検索領域を検索できる。言い換えれば、検索領域インジケータがトリガされたことに応じて、検索クエリをトリガすることができる(検索クエリは、例えば、図1Bに示すようにトリガすることができる)。具体的な例として、画像I2に関連付けられた検索領域インジケータG2を選択することができる(図1Aに示され説明されている検索領域SAを選択する代わりに)。画像I2に関連付けられた検索領域インジケータG2を選択すると、図1Bに示すように、画像I2の少なくとも一部(例えば、検索領域SA)が検索されるに至ることがある。
【0099】
いくつかの実施態様では、検索可能な領域を示す検索領域インジケータは、検索用のユーザインターフェイスがアクティブ化されたことに応じて示され得る。図11Aは、定める(例えば、検索クエリをトリガする)ために使用できる検索入力領域136のアクティブ化(例えば、ユーザによってアクティブ化される)を示す。検索入力領域136は、テキスト及び/または画像入力領域(図示せず)を含むことができ、ユーザは、例えば、テキスト及び/または画像を入力して、検索サーバによる検索(例えば、1つ以上の検索クエリ)をトリガすることができる。検索入力領域136がアクティブ化されるのに応じて、図11Bに示すように、検索領域インジケータG1からG5がトリガされる(例えば、レンダリングされる)。
【0100】
図12は、本明細書で説明する技術で使用できる汎用コンピュータデバイス2000及び汎用モバイルコンピュータデバイス2050の例を示す。コンピューティングデバイス2000は、ラップトップ、デスクトップ、タブレット、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、テレビ、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、及びその他の適切なコンピューティングデバイスなど、様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを意図している。コンピューティングデバイス2050は、パーソナルデジタルアシスタント、携帯電話、スマートフォン、及びその他の同様のコンピューティングデバイスなど、様々な形式のモバイルデバイスを表すことを意図している。ここで示されているコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は、例示のみを目的としており、この文書で説明及び/または特許請求されている本発明の実施態様を制限することを意図してはいない。
【0101】
コンピューティングデバイス2000には、プロセッサ2002、メモリ2004、ストレージデバイス2006、メモリ2004及び高速拡張ポート2010に接続する高速インターフェイス2008、及び低速バス2014及びストレージデバイス2006に接続する低速インターフェイス2012が含まれる。プロセッサ2002は半導体ベースのプロセッサであってもよい。メモリ2004は半導体ベースのメモリであってもよい。コンポーネント2002、2004、2006、2008、2010、及び2012の各々は、様々なバスを使用して相互接続されており、共通のマザーボードに据え付けられるか、または必要に応じて他の方法で存在することもできる。プロセッサ2002は、メモリ2004またはストレージデバイス2006に記憶された命令を含む、コンピューティングデバイス2000内で実行するための命令を処理して、高速インターフェイス2008に接続されたディスプレイ2016などの外部入出力デバイスにGUIのグラフィカル情報を表示することができる。他の実施態様では、複数のメモリ及びメモリの種類と共に、必要に応じて複数のプロセッサ及び/または複数のバスが使用される場合がある。また、複数のコンピューティングデバイス2000が接続され、各デバイスが必要な動作の一部を行う場合もある(例えば、サーババンク、ブレードサーバのグループ、またはマルチプロセッサシステムとして)。
【0102】
メモリ2004は、コンピューティングデバイス2000内の情報を記憶する。一実施態様では、メモリ2004は揮発性メモリユニットまたは揮発性メモリユニット群である。別の実施態様では、メモリ2004は非揮発性メモリユニットまたは非揮発性メモリユニット群である。メモリ2004はまた、磁気ディスクまたは光ディスクなどの別の形式のコンピュータ可読媒体であってもよい。
【0103】
ストレージデバイス2006は、コンピューティングデバイス2000に大容量ストレージを設けることができる。一実施態様では、ストレージデバイス2006は、フロッピー(登録商標)ディスクデバイス、ハードディスクデバイス、光ディスクデバイス、またはテープデバイス、フラッシュメモリまたはその他の同様のソリッドステートメモリデバイス、またはストレージ領域ネットワークまたはその他の構成のデバイスを含む数々のデバイスなどのコンピュータ可読媒体であるか、またはそのような媒体を含むことができる。コンピュータプログラム製品は、情報キャリアに有形に具現化され得る。コンピュータプログラム製品は、実行時に上記のような1つ以上の方法を実行する命令も含むことができる。情報キャリアは、メモリ2004、ストレージデバイス2006、またはプロセッサ2002のメモリなどのコンピュータ可読媒体または機械可読媒体である。
【0104】
高速コントローラ2008は、コンピューティングデバイス2000の帯域幅を多く消費する動作を管理し、低速コントローラ2012は、帯域幅をより少なく消費する動作を管理する。このような機能の割り当ては単なる例である。1つの実施態様では、高速コントローラ2008は、メモリ2004、ディスプレイ2016(例えば、グラフィックプロセッサまたはアクセラレータを介して)、及び様々な拡張カード(図示せず)を受け入れることができる高速拡張ポート2010に結合される。実施態様では、低速コントローラ2012は、ストレージデバイス2006及び低速拡張ポート2014に結合される。低速拡張ポートには、様々な通信ポート(USB、Bluetooth(登録商標)、イーサネット(登録商標)、ワイヤレスイーサネットなど)が含まれる場合があり、ネットワークアダプタなどを介して、キーボード、ポインティングデバイス、スキャナ、またはスイッチやルータなどのネットワークデバイスなどの1つ以上の入出力デバイスに接続できる。
【0105】
コンピューティングデバイス2000は、図に示すように、多くの様々な形式で実装できる。例えば、標準的なサーバ2020として実装すること、またはそのようなサーバのグループで複数回実装することができる。それはまた、ラックサーバシステム2024の一部として実装され得る。また、それはノートパソコン2022などのパーソナルコンピュータに実装され得る。あるいは、コンピューティングデバイス2000のコンポーネントは、デバイス2050などのモバイルデバイス(図示せず)の他のコンポーネントと組み合わせることもできる。このようなデバイスのそれぞれは、コンピューティングデバイス2000、2050の1つ以上を含むことができ、システム全体は、互いに通信する複数のコンピューティングデバイス2000、2050で構成される場合がある。
【0106】
コンピューティングデバイス2050には、プロセッサ2052、メモリ2064、ディスプレイ2054などの入出力デバイス、通信インターフェイス2066、トランシーバ2068などのコンポーネントが含まれる。デバイス2050はまた、追加のストレージを設けるために、マイクロドライブまたはその他のデバイスなどのストレージデバイスが設けられる場合もある。コンポーネント2050、2052、2064、2054、2066、及び2068のそれぞれは、様々なバスを使用して相互接続されており、コンポーネントのいくつかは、共通のマザーボードに据え付けられるか、または必要に応じて他の方法で存在することもできる。
【0107】
プロセッサ2052は、メモリ2064に記憶された命令を含む、コンピューティングデバイス2050内の命令を実行できる。プロセッサは、個別の複数のアナログプロセッサとデジタルプロセッサを含むチップのチップセットとして実装される場合がある。プロセッサは、例えば、ユーザインターフェイスの制御、デバイス2050によって実行されるアプリケーション、及びデバイス2050によるワイヤレス通信など、デバイス2050の他のコンポーネントの調整をもたらすことができる。
【0108】
プロセッサ2052は、ディスプレイ2054に接続された制御インターフェイス2058及びディスプレイインターフェイス2056を介してユーザと通信できる。ディスプレイ2054は、例えば、TFT LCD(薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ)またはOLED(有機発光ダイオード)ディスプレイ、あるいはその他の適切なディスプレイの技術であってもよい。ディスプレイインターフェイス2056は、ディスプレイ2054を駆動してグラフィックの情報やその他の情報をユーザに提示するための適切な回路を備え得る。制御インターフェイス2058は、ユーザからのコマンドを受信し、それをプロセッサ2052に送信するために変換する。さらに、プロセッサ2052と通信する外部インターフェイス2062を設けることができ、デバイス2050と他のデバイスとの近距離通信が可能になる。外部インターフェイス2062は、例えば、いくつかの実施態様では有線通信を設け、他の実施態様では無線通信を備えることができ、複数のインターフェイスも使用することもできる。
【0109】
メモリ2064は、コンピューティングデバイス2050内の情報を記憶する。メモリ2064は、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体、1つまたは複数の揮発性メモリユニット、または1つまたは複数の不揮発性メモリユニットの1つ以上として実装できる。拡張メモリ2074がまた設けられて、拡張インターフェイス2072を介してデバイス2050に接続され得、それは、例えばSIMM(シングルインラインメモリモジュール)カードインターフェイスを含み得る。このような拡張メモリ2074は、デバイス2050に追加の記憶スペースを設けることができるか、デバイス2050のアプリケーションまたはその他の情報を記憶することもまたできる。具体的には、拡張メモリ2074には、上記のプロセスを実行または補足するための命令が含まれる場合があり、また、セキュアな情報も含まれる場合がある。したがって、例えば、拡張メモリ2074は、デバイス2050のセキュリティモジュールとして設けることができ、デバイス2050の安全な使用を可能にする命令でプログラムされる場合がある。さらに、SIMMカードにハッキング不可能な方法で配置する識別情報などの追加情報と共に、安全なアプリケーションが、SIMMカード経由で設けられる場合もある。
【0110】
メモリには、例えば、以下で説明するように、フラッシュメモリ及び/またはNVRAMメモリなどが含まれ得る。一実施態様では、コンピュータプログラム製品は、情報キャリアに有形に具現化される。コンピュータプログラム製品は、実行時に上記のような1つ以上の方法を実行する命令も含む。情報キャリアは、メモリ2064、拡張メモリ2074、またはプロセッサ2052のメモリなどのコンピュータまたは機械で可読の媒体であり、例えばトランシーバ2068または外部インターフェイス2062を介して受信できる。
【0111】
デバイス2050は、必要な場合にデジタル信号処理回路を含むことができる通信インターフェイス2066を介して、ワイヤレスで通信することができる。通信インターフェイス2066は、とりわけGSM(登録商標)音声通話、SMS、EMS、またはMMSメッセージング、CDMA、TDMA、PDC、WCDMA(登録商標)、CDMA2000、またはGPRSなど、様々なモードまたはプロトコルでの通信をもたらし得る。このような通信は、例えば、無線周波数トランシーバ2068を介して行われる場合がある。さらに、Bluetooth、WiFi、またはその他のこのようなトランシーバ(図示せず)などを使用した短距離通信が行われる場合もある。さらに、GPS(Global Positioning System)受信モジュール2070は、デバイス2050にナビゲーション及び位置関連の追加の無線データを提供することができ、それはデバイス2050で実行されるアプリケーションによって、必要に応じて使用される場合がある。
【0112】
デバイス2050は、オーディオコーデック2060を使用して音声通信を行うこともでき、それは、ユーザからの音声情報を受信して、それを使用可能なデジタル情報に変換することができる。オーディオコーデック2060も同様に、例えばデバイス2050のハンドセットのスピーカーなどを通じて、ユーザに聞こえるサウンドを生成することができる。このようなサウンドは、音声電話の通話音を含み得、録音されたサウンド(例えば、音声メッセージ、音楽ファイルなど)を含み得、またデバイス2050で動作するアプリケーションによって生成されたサウンドも含み得る。
【0113】
コンピューティングデバイス2050は、図に示すように、多くの様々な形式で実装できる。例えば、それは携帯電話2080として実装されてもよい。また、それはスマートフォン2082、パーソナルデジタルアシスタント、またはその他の同様のモバイルデバイスの一部として実装することもできる。
【0114】
以下にいくつかの例を説明する。
例1:方法であって、
ブラウザの表示領域内にウェブページを表示させること、
当該ウェブページの領域の選択を受信すること、
当該領域の当該選択を受信することに応じて、
当該領域に対応する画像を定めて、
当該画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
当該検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
当該表示領域外の検索結果領域に当該検索結果を表示させることを含み、当該検索結果領域は当該ブラウザ内にある、方法。
【0115】
例2:当該検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
当該表示領域を、当該検索結果領域とのインタラクションに応じて当該検索結果に関連付けられたコンテンツが表示されるナビゲーション領域に置き換えること、をさらに含む、例1に記載の方法。
【0116】
例3:当該検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
当該表示領域の当該ウェブページを当該検索結果に関連付けられたコンテンツに置き換えること、をさらに含む、例1または2に記載の方法。
【0117】
例4:当該表示領域は当該ブラウザの第1のタブ内にあり、
当該方法は、
当該検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
当該ブラウザの第2のタブの当該検索結果に関連付けられたコンテンツの表示をトリガすること、をさらに含む、例1から3のいずれか1つに記載の方法。
【0118】
例5:当該ブラウザは第1のブラウザウィンドウに対応し、
当該方法は、
当該検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
当該検索結果に関連付けられたコンテンツの、当該第1のブラウザウィンドウとは別の第2のブラウザウィンドウにおける表示をトリガすること、をさらに含む、先行例のいずれか1つに記載の方法。
【0119】
例6:当該表示領域の大きさは、当該ウェブページの当該領域の当該選択を当該受信する前に、当該表示領域に割り当てられた領域内に当該検索結果領域が表示されるように、変更される、先行例のいずれか1つに記載の方法。
【0120】
例7:当該画像は当該領域のスクリーンキャプチャである、先行例のいずれか1つに記載の方法。
【0121】
例8:当該検索結果領域は当該ブラウザのタブ内にある、先行例のいずれか1つに記載の方法。
【0122】
例9:当該検索結果領域は当該第1のタブ内にある、例4及び8に記載の方法。
例10:当該ウェブページは当該ウェブページ内に表示される複数の画像を含み、当該領域は当該複数の画像の少なくとも2つの画像のそれぞれの少なくとも一部を含む、先行例のいずれか1つに記載の方法。
【0123】
例11:当該検索結果領域が表示されるのに応じて、当該表示領域の大きさは縮小される、先行例のいずれか1つに記載の方法。
【0124】
例12:当該画像は第1の画像であり、当該領域は、当該ウェブページ内でレンダリングされた第2の画像の少なくとも一部を含む、先行例のいずれか1つに記載の方法。
【0125】
例13:方法であって、
ブラウザの表示領域内にウェブページの表示を行なうこと、
当該ウェブページの領域に関連付けられた検索領域インジケータの表示を行なうこと、
当該検索領域インジケータの選択を受信すること、
当該検索領域インジケータの当該選択を受信することに応じて、
当該領域に対応する画像を定めて、
当該画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
当該検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
当該表示領域外の検索結果領域に当該検索結果を表示させることを含み、当該検索結果領域は当該ブラウザ内にある、方法。
【0126】
例14:検索入力領域をアクティブ化することをさらに含み、当該検索入力領域がアクティブ化されたことに応じて当該検索領域インジケータの当該表示が行なわれる、例13に記載の方法。
【0127】
例15:当該検索入力領域は当該検索結果領域と対応する、例14に記載の方法。
例16:当該検索入力領域は、ユーザインタラクションに応じてアクティブ化される、例14または15に記載の方法。
【0128】
例17:システムであって、
プロセッサ、及び、
当該プロセッサに通信可能に接続されて、複数の命令を格納しているメモリデバイスとを備え当該複数の命令は、当該プロセッサによって実行されると、当該プロセッサに、
ブラウザの表示領域内にウェブページの表示を行なわせ、
当該ウェブページの領域の選択を受信させ、
当該領域の当該選択を受信することに応じて、
当該領域に対応する画像を定めて、
当該画像に基づいて検索クエリをトリガさせ、
当該検索クエリに応じて検索結果を受信させ、及び、
当該表示領域外の検索結果領域に当該検索結果を表示させ、当該検索結果領域は当該ブラウザ内にある、システム。
【0129】
例18:当該メモリデバイスはさらに命令を記憶しており、当該命令は、当該プロセッサによって実行されると、当該プロセッサに、
当該検索結果とのインタラクションの指示を受信させ、及び、
当該表示領域を、当該検索結果領域との当該インタラクションに応じて当該検索結果に関連付けられたコンテンツが表示されるナビゲーション領域に置き換えさせる、例17に記載のシステム。
【0130】
例19:当該メモリデバイスはさらに命令を記憶しており、当該命令は、当該プロセッサによって実行されると、当該プロセッサに、
当該検索結果とのインタラクションの指示を受信させ、
当該表示領域の当該ウェブページを当該検索結果に関連付けられたコンテンツに置き換えさせる、例17に記載のシステム。
【0131】
例20:当該表示領域は当該ブラウザの第1のタブ内にあり、
当該メモリデバイスはさらに命令を記憶しており、当該命令は、当該プロセッサによって実行されると、当該プロセッサに、
当該検索結果とのインタラクションの指示を受信させ、
当該ブラウザの第2のタブの当該検索結果に関連付けられたコンテンツの表示をトリガさせる、例17から19のいずれか1つに記載のシステム。
【0132】
例21:命令を記憶する機械読み取り可能な有形の媒体であって、当該命令は方法を実行する1つ以上のプロセッサによって読み取られて実行されることができ、当該方法は、
ブラウザの表示領域内にウェブページの表示を行なうこと、
当該ウェブページの領域の選択を受信すること、
当該領域の当該選択を受信することに応じて、
当該領域に対応する画像を定めて、
当該画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
当該検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
当該表示領域外の検索結果領域に当該検索結果を表示させることを含み、当該検索結果領域は当該ブラウザ内にある、機械読み取り可能な有形の媒体。
【0133】
例22:当該検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
当該表示領域を、当該検索結果領域とのインタラクションに応じて当該検索結果に関連付けられたコンテンツを表示させるナビゲーション領域に置き換えること、をさらに含む、例21に記載の機械読み取り可能な有形の媒体。
【0134】
本明細書で説明するシステム及び技術の様々な実施態様は、デジタル電子回路、集積回路、特別に設計されたASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/またはそれらの組み合わせで実現できる。これらの様々な実施態様は、ストレージシステムからのデータ及び命令を受信し、ストレージシステムにデータ及び命令を送信するように結合された、特殊または汎用であり得る、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサ、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置を含んだプログラム可能なシステムで実行可能及び/または解釈可能な1つまたは複数のコンピュータプログラムにおける実装を含み得る。
【0135】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとしても知られる)は、プログラマブルプロセッサのための機械命令を含み、かつ高水準手続型及び/またはオブジェクト指向プログラミング言語、及び/またはアセンブリ/機械言語で実装されることができる。本明細書で使用される場合、「機械可読の媒体」、「コンピュータ可読の媒体」とは、機械命令及び/またはデータを、機械可読の信号として機械命令を受け取る機械可読の媒体を含むプログラマブルプロセッサに提供するために用いられる、あらゆるコンピュータプログラム製品、装置及び/またはデバイス(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブル論理回路(PLD))を指す。「機械可読の信号」という用語は、機械命令及び/またはデータをプログラマブルプロセッサに提供するために用いられるあらゆる信号を指す。
【0136】
ユーザとのインタラクションを提供するために、本明細書に記載のシステム及び技術は、ユーザに情報を表示するための表示デバイス(例えばCRT(ブラウン管)またはLCD(液晶画面)モニタ)及びユーザがそれによってコンピュータへの入力を提供することができるキーボードならびにポインティングデバイス(例えば、マウスやトラックボール)を有するコンピュータ上に実装される。他の種類のデバイスもまた、ユーザとのインタラクションを提供するために用いられることができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、あらゆる形式の感覚的フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であることができ、及びユーザからの入力は、音響、音声言語、または触覚入力を含む任意の形式で受信することができる。
【0137】
本明細書に記載のシステム及び技術は、バックエンドコンポーネント(例えば、データサーバとして)を含む、またはミドルウェアコンポーネント(例えば、アプリケーションサーバ)を含む、もしくはフロントエンドコンポーネント(例えば、ユーザが本明細書に記載のシステム及び技術の実施態様とやりとりできるグラフィカルユーザインターフェイスまたはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータ)を含むコンピューティングシステムの中か、またはかかるバックウェア、ミドルウェア、またはフロントエンドコンポーネントの組み合わせに実装されることができる。システムのコンポーネントは、あらゆる形式または媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によって相互接続されることができる。通信ネットワークの例は、ローカル領域ネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、及びインターネットを含む。
【0138】
コンピューティングシステムは、クライアントとサーバを含むことができる。クライアントとサーバは、概して互いに遠く離れており、典型的に通信ネットワークを通じてやりとりする。クライアントとサーバの関係は、それぞれのコンピュータ上で動作するコンピュータプログラムにより、及びクライアントとサーバの関係を互いに有することにより生じる。
【0139】
数多くの実施形態が説明されてきた。言うまでもなく、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多様な修正が成され得ることが理解される。
【0140】
さらに、図に示されたロジックフローは、所望の結果を成し遂げるために、示されている特定の順序、つまり連続した順序を必要としない。さらに、説明したフローに他のステップが設けられる場合、または説明したフローからステップが削除される場合があり、また、説明したシステムに他のコンポーネントが追加される場合や、説明したシステムから他のコンポーネントが削除される場合もある。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2024-08-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
ブラウザの表示領域内にウェブページを表示させること、
前記ウェブページの領域の選択を受信すること、
前記領域の前記選択を受信することに応じて、
前記領域に対応する画像を定めて、
前記画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
前記検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
前記表示領域外の検索結果領域に前記検索結果を表示させることとを含み、前記検索結果領域は前記ブラウザ内にある、方法。
【請求項2】
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記表示領域を、前記検索結果との前記インタラクションに応じて前記検索結果に関連付けられたコンテンツが表示されるナビゲーション領域に置き換えること、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記表示領域の前記ウェブページを前記検索結果に関連付けられたコンテンツに置き換えること、をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記表示領域は前記ブラウザの第1のタブ内にあり、
前記方法は、
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記ブラウザの第2のタブの前記検索結果に関連付けられたコンテンツの表示をトリガすること、をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記ブラウザは第1のブラウザウィンドウに対応し、
前記方法は、
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記検索結果に関連付けられたコンテンツの、前記第1のブラウザウィンドウとは別の第2のブラウザウィンドウでの表示をトリガすること、をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記表示領域の大きさは、前記ウェブページの前記領域の前記選択を前記受信する前に、前記表示領域に割り当てられた領域内に前記検索結果領域が表示されるように、変更される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記画像は前記領域のスクリーンキャプチャである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項8】
前記検索結果領域は前記ブラウザのタブ内にある、請求項1または2に記載の方法。
【請求項9】
前記検索結果領域は前記ブラウザの前記第1のタブ内にある、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
前記ウェブページは前記ウェブページ内に表示される複数の画像を含み、前記領域は前記複数の画像の少なくとも2つの画像のそれぞれの少なくとも一部を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項11】
前記検索結果領域が表示されるのに応じて、前記表示領域の大きさは縮小される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項12】
前記画像は第1の画像であり、前記領域は、前記ウェブページ内でレンダリングされた第2の画像の少なくとも一部を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項13】
方法であって、
ブラウザの表示領域内にウェブページの表示を行なうこと、
前記ウェブページの領域に関連付けられた検索領域インジケータの表示を行なうこと、
前記検索領域インジケータの選択を受信すること、
前記検索領域インジケータの前記選択を受信することに応じて、
前記領域に対応する画像を定めて、
前記画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
前記検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
前記表示領域外の検索結果領域に前記検索結果の表示を行なうことを含み、前記検索結果領域は前記ブラウザ内にある、方法。
【請求項14】
検索入力領域をアクティブ化することをさらに含み、前記検索入力領域がアクティブ化されたことに応じて前記検索領域インジケータの前記表示が行なわれる、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記検索入力領域は前記検索結果領域と対応する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記検索入力領域は、ユーザインタラクションに応じてアクティブ化される、請求項14または15に記載の方法。
【請求項17】
システムであって、
プロセッサ、及び、
前記プロセッサに通信可能に接続されて、複数の命令を格納しているメモリデバイスとを備え、前記複数の命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
ブラウザの表示領域内にウェブページの表示を行なわせ、
前記ウェブページの領域の選択を受信させ、
前記領域の前記選択を受信することに応じて、
前記領域に対応する画像を定めて、
前記画像に基づいて検索クエリをトリガさせ、
前記検索クエリに応じて検索結果を受信させ
前記表示領域外の検索結果領域に前記検索結果の表示を行なわせ、前記検索結果領域は前記ブラウザ内にある、システム。
【請求項18】
前記メモリデバイスはさらに命令を記憶しており、当該命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信させ、
前記表示領域を、前記検索結果領域との前記インタラクションに応じて前記検索結果に関連付けられたコンテンツを表示するナビゲーション領域に置き換えさせる、請求項17に記載のシステム。
【請求項19】
前記メモリデバイスはさらに命令を記憶しており、当該命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信させ、
前記表示領域の前記ウェブページを前記検索結果に関連付けられたコンテンツに置き換えさせる、請求項17に記載のシステム。
【請求項20】
前記表示領域は前記ブラウザの第1のタブ内にあり、
前記メモリデバイスはさらに命令を記憶しており、当該命令は、前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信させ、
前記ブラウザの第2のタブの前記検索結果に関連付けられたコンテンツの表示をトリガさせる、請求項17または18に記載のシステム。
【請求項21】
命令を含むコンピュータプログラムであって、当該命令は方法を実行する1つ以上のプロセッサによって読み取られて実行されることができ、前記方法は、
ブラウザの表示領域内にウェブページの表示を行なうこと、
前記ウェブページの領域の選択を受信すること、
前記領域の前記選択を受信することに応じて、
前記領域に対応する画像を定めて、
前記画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
前記検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
前記表示領域外の検索結果領域に前記検索結果を表示させることを含み、前記検索結果領域は前記ブラウザ内にある、コンピュータプログラム
【請求項22】
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記表示領域を、前記検索結果領域とのインタラクションに応じて前記検索結果に関連付けられたコンテンツが表示されるナビゲーション領域に置き換えること、をさらに含む、請求項21に記載のコンピュータプログラム
【請求項23】
方法であって、
第1のブラウザウィンドウの表示領域内にウェブページの表示を行なうこと、
前記ウェブページの領域の選択を受信すること、
前記領域の前記選択を受信することに応じて、
前記領域に対応する画像を定めて、
前記画像に基づいて検索クエリをトリガすること、
前記検索クエリに応じて検索結果を受信すること、及び、
前記表示領域外で第2のブラウザウィンドウ内の検索結果領域に前記検索結果の表示を行なうこと、を含む、方法。
【請求項24】
前記検索結果とのインタラクションの指示を受信すること、及び、
前記表示領域を、前記第2のブラウザウィンドウの前記検索結果との前記インタラクションに応じて、前記検索結果に関連付けられたコンテンツが表示される前記第1のブラウザウィンドウのナビゲーション領域に置き換えること、をさらに含む、請求項23に記載の方法。
【国際調査報告】